大学生おすすめアニメランキング 103

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの大学生成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2019年11月18日の時点で一番の大学生おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

75.1 1 大学生アニメランキング1位
風が強く吹いている(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (345)
934人が棚に入れました
夜。逃げるように街を駆け抜ける蔵原走(くらはらかける)。その横に、不意に自転車が走り込んで来る。見知らぬ男が、走に向かって問いかける。「なあ!走るの好きか!」。男の名は清瀬灰二(きよせはいじ)。走は、灰二に導かれるまま、竹青荘という古びたアパートに辿り着く。そこに暮らす個性豊かな9名の住人。最後の空室を勧められ、戸惑いながらも、押し切られていく走。まさか自分が、『10人目の男』だとは、夢にも思っていなかった…。

声優・キャラクター
大塚剛央、豊永利行、内山昂輝、入野自由、榎木淳弥、上村祐翔、興津和幸、株元英彰、北沢力、星野貴紀、木村珠莉、中村浩太郎、河西健吾、日野聡
ネタバレ

ぺー

★★★★★ 4.2

「あり得ない」のその先へ

 ぺー 「敗北を知りたい」
 同窓A「全く強すぎるというのも罪ですな」

仕事始めここ数年では恒例のご挨拶。箱根駅伝は年始の楽しみの一つな私。箱根路を疾走するランナーには遥か及ばないものの自分も走るので、彼らがどれだけ凄いかのさわりくらいなら理解できてるつもりです。

だからこそ視聴する前から「あり得ない」のはわかりきってたこと。ん?それ以前に、ランナーでなくてもそりゃわかるか。素人込みの大学生が箱根を目指す物語だなんて。。。
視聴動機は“三浦しをん”。原作の出来が仮に直木賞作家の駄作だったとしても一定水準は満たしてるやろ、とだいぶ上からの入りでした。どうもすみません。原作も漫画も未読です。


で、掌を返すわけであります。あり得るあり得ないはいったん置いときますね。全23話。ハイジの表情(かお)に全てが集約されてると感じた最終回。
注)いきなり最終回のネタバレなので観終わった人だけ開けてね!

{netabare}ゴール直前で膝爆弾が爆発した瞬間だけ顔を歪めました。しかしその刹那以降、ゴールテープを切るまで苦悶の表情を浮かべることは一度もありませんでした。{/netabare}
{netabare}これには正直やられました。ハイジが倒れるか大ブレーキで足を引きずりながらゴールするかのイメージしか持てなかったからです。脳裏に浮かぶはロス五輪のアンデルセン選手的な展開。{/netabare}
{netabare}9人が繋いだ襷の意味=ハイジが求めた“走る意味”がシンクロし、プレッシャーや不安とは別次元の喜びに満ち足りていたあの表情です。おそらく選手としては人生ラストラン。″頂点”を見つけてカケルのもとまで辿り着き崩れ落ちました。理想の走りに近いと評されたカケル。なぜ走るのか?一生かけても未完で終わるだろう物語の襷はハイジからカケルへと託されたのです。{/netabare}
そのハイジの表情に至るまでの紆余曲折が丁寧に描かれた青春ストーリーでした。

メインは学生寮竹青荘住人の寛政大学に通う大学生10名。


ハイジ(清瀬灰二)声豊永利行
カケル(蔵原走)声大塚剛央
ニコチャン(平田彰宏)星野貴紀
ユキ(岩倉雪彦)声興津和幸
キング(坂口洋平)声北沢力
神童(杉山高志)声内山昂輝
ムサ(ムサ・カマラ)声株元英彰
王子(柏崎茜)声入野自由
ジョータ(城太郎)声榎木淳弥
ジョージ(城次郎)声上村祐翔


すくすく伸びゆく″青竹”の字が逆転していることが何かを指しているのか、皆ここに至るまで何かを諦めたり挫折したり、痛みを抱えている面々です。
メイン10名と登場人物が多い弊害は、2クールかけて各人に焦点をあてられたことであまり気にはなりませんでした。
取ってつけたような理不尽エピソードによるトラウマ発生ではなく、なにかどこかでちょっとボタンを掛け違って停滞してしまった駅伝メンバーたちです。
{netabare}ケガに対して切り捨てる監督と焦るなと慮る監督。結果として教え子二人は走ることに背を向けます。本人の意向より適性を重視する監督もいました。何が正解だったかはわかりません。正解がないからこそそれでももがいて足掻いて答えを見つけ出そうとする彼らに共感を覚えました。{/netabare}


放送が日テレ系と本職の駅伝中継職人だったこともあって予選会を含めたレース再現度は高いです。
そのため走ってる人がついこの間まで素人だったということを除けばレースの臨場感は充分伝わってきました。

よくある高校の青春ドラマと比較して自由度の高い大学生という設定。選択肢が多くある中であえて無理ゲーに挑む彼らの心の変化をぜひ見ていただきたい。
挑む壁は無理ゲーだとしても、挑戦を通して向き合わなければならない自分自身の課題は身近にありそうな素材ばかりです。


 「あり得ない」のその先へ


箱根を目指すという題材のリアリティはほぼ無いといって差し支えがなくても、描かれる人物にはリアリティを感じられる。
本作は後者の視点により軸足を移すことで満喫できました。逆に前者が気になると本作は楽しめません。こういった場合こう思うわけであります。


 物語くらい夢があってもいいよね


嗚呼、久しぶりに使うこのフレーズ。そして物語には続きがあるのです。

{netabare}まずは微笑ましいやつ。。。
・ジョータ続けてるんかい!
と走りに魅せられたこの間までの初心者さん。
・カケルと藤原の終わらない旅
常人には見えない景色を二人は見ていてさらにその先を追い求めて止まないことでしょう。
・ハイジの親父さん
王子の公認記録突破の時のハイジ。大事なところでは寡黙なのは親譲りなのか。
時は流れて、親父さんは妻とは離れた場所で息子を見守る。贖罪?応援?息子への想い? 震えるストップウォッチに父親が息子に抱く感情が痛いほど伝わってくる。父もつらいのだ。
そして、ハイジは父と同じ指導者の道へと進む。{/netabare}


カケル、ハイジ、そして王子の人気が高いようですが、誰が良いとかはあえて触れず。
バラバラだった10名が繋ぐ襷の物語。力作です。


■オマケ1
酒を飲むときくらいはちょっと陸上から離れようかww
{netabare}最終回Cパート。一升瓶の差し入れは右手に『天下の険(麦)』左手に『ニライカナイ(泡盛)』
箱根から理想郷(ニライカナイ)へ(笑)
ユキかニコチャン先輩は気づいてそう{/netabare}


■オマケ2
「予選会は昭和記念公園に隣接する自衛隊駐屯地からスタートする」
軍用飛行場が母体のこのエリア近所には今は社名変わって存続中の“立飛飛行機”があり、冬期作品「コトブキ飛行隊」の“隼”の製作協力をしてたりしました。
軍用研究の名残りなのか同じくご近所には「宇宙よりも遠い場所」でお馴染みの“極地研究所”なんていうのも。聖地巡礼が捗るかもしれません。
{netabare}そういえばハイジの親父さん、一人で見に来てなかったな?これは自信ない。{/netabare}


あー、ちょっと恋要素は蛇足に見えました。



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2019.08.28追記


視聴時期:2018年10月~2019年3月リアタイ視聴

前半ED「リセット」がお気に入り



2019.04.20 初稿
2019.08.28 修正

投稿 : 2019/11/16
♥ : 53
ネタバレ

フィリップ

★★★★★ 4.7

それぞれが感じる、美しきこの世界

アニメーション製作:Production I.G.、
監督:野村和也、
シリーズ構成・脚本:喜安浩平、
キャラクターデザイン:千葉崇洋
原作:三浦しをん

完璧なフォームで走る蔵原走(カケル)。
それを自転車で追いかける清瀬灰二。
猛スピードのなかで、灰二は問いかける。
走るの好きか?

主人公のカケルは、高校時代に
長距離の有望選手だったが、陸上をやめてしまっていた。
ある日、竹青荘の寮長である灰二から誘われ、
カケルは寛政大学の寮に住むことになる。
そこは灰二が何年もかけて計画していた
箱根駅伝を目指す陸上部のための住まいだった。
事情を何も知らされていなかった寮生たちは、
灰二に翻弄されながらも箱根駅伝に向けて走り出す。

どれだけ上手く嘘をついているか。
創作物を目にするときに私が重視していることだ。
サークルにも入っていない大学生たちが
1年足らずで箱根駅伝出場を目指す。
このあらすじを読むだけなら、そんなことは不可能、という
ひと言で終わりだろう。
健康ブームにも乗り、昨今は市民ランナーが増えている。
その辺りの感覚はより厳しくなっていると思う。
ジョギングの経験がある人なら分かると思うが、
1キロ3分は、普段から走っている人でも
才能がなければ、まず難しいスピード。
それを20キロとなると、ほとんど超人だ。
しかし、この作品はキャラクターの心情に寄り添い、
過程をとても丁寧に描いているため、
いつの間にか嘘の物語に引き込まれてしまう。

原作は未読だが、実写映画は視聴済み。
映画は2時間を超える作品だったが、
やはり、そのくらいの時間では
箱根を目指す描写が足りないように感じた。
その点、この作品は23話をかけて、
きっかけから葛藤、10人それぞれの想い、
ハードな練習、予選会などを描き切っている。
主人公ふたりはもちろん、ほかの部員たちの出身や
性格、バックボーン、家庭の事情、
子供のころの出来事など、細部まで考えられていて、
全員の人間像が見えてくる。
生き生きとしたリアルなキャラクター設定。
どの人物も本当に魅力的なのだ。

そして全話を通じて展開がとても上手く考えられている。
メンバーがひとつになっていく心の動き。
いちばん遅い王子の走りを皆で応援するときの団結。
カケルの過去を全員で共有する温もり。
「何のために走るのか」という
ジョージとジョータの問いに対する灰二の答え。
全ての出来事がラストに向かって絡み合いながら
一本の道になっていく。

{netabare}予選会の歓喜の通過後、箱根駅伝に挑む。
1区/王子、2区/ムサ、3区/ジョータ、4区/ジョージ、5区/神童、
6区/ユキ、7区/ニコちゃん、8区/キング、9区/カケル、10区/灰二。
走っているとき、それぞれの心に大切な思い出が蘇る。
全員が色々な想いを抱えて走っている。
秀逸なのがその時に自分の生き方を振り返り、
心のなかで何かが大きく変化する描写だ。

王子は灰二からかけられた言葉、
ムサは風呂場で灰二と交わした会話、
ジョータは弟への期待と葉菜ちゃんへの恋心、
ジョージは戸惑いと後悔、
神童は寛政大学ランナーの全ての想い、
往路5人それぞれの感情と向けられる期待を受け止めて走る。

特に心に残ったのは復路の21話の描写だった。
ユキは、カケルのスピードを箱根の山の下りで感じる。
その世界は美しいが、あまりにも寂しすぎた。
生きた人間には耐えられそうにない。
そのときにユキの母親の声が響く。
母は新しい父との間に妹を身ごもった。
とても柔らかい幸せそうな母の笑顔。
ユキは耐えられず、家族と疎遠になった。
その母が箱根まで来て、妹や義父とともに
息子のために声を張り上げていた。
ユキのなかで世界が変わるのだった。

ニコちゃんにとって走ることは、厳しく、楽ができない世界。
一度は完全に諦めてしまったことだった。
高校時代の顧問に体格の問題から
別競技への転向を薦められる。
走ることが大好きだったニコちゃんは、
そこで気持ちが切れてしまった。
灰二がいたから、また味わえた気持ち。
「走ることが好きだ、愛してる」
改めて想いが強烈にこみ上げてくるのだった。

キングにとっての現実は演じなければいけない場所。
しかし、走っているときだけは演じる必要がなかった。
そこは最も自分自身を感じられる世界になった。

カケルは、走ることについての特別な想いを
走り出す前から噛みしめていた。
そして、幻の自分を前方で見つめながら、
究極ともいえる領域へと踏み込んでいく。

灰二は怪我をしてから、ここまでの道のりを思う。
自分は弱いと思い、強さを求めてきた。
速いことよりも強さが欲しかった。
それを手に入れたことを証明するために、
灰二はゴールを目指す。{/netabare}

走ることによって辿り着くゴールは全員が違う。
しかし、タスキをつないで想いを共有できることは、
かけがえのない、とても幸せなことだった。

美しい世界が、確かにここにあった。

走ることに対するちょっとしたつぶやき。
{netabare}何のために走るのか。
昔は、よく考えた。
走ることは物心がついたころから大好きだった。
空気を切り裂き、筋肉が躍動する。
スピードに乗って加速した世界の変化に夢中になった。
それはユキが感じた「美しきこの世界」のようなものだと思う。

今でもよく思い出すのが中学の陸上部で
先輩たちとともに走ったインターバル練習。
学校の周囲の長い距離をゆっくりと走りながら、
合図とともに100メートルほどのダッシュを何度も繰り返す。
先輩から褒められるごとに自信を深めた。
しかし、学内でいくら速くても、
広い世界に出ると、速い選手はたくさんいる。
たった3キロほどの大会に出ても、
そのほとんどの時間がメチャクチャ苦しくて
耐えられないほど辛いものになる。
自分との闘い。
勝つためには限界を超えた苦しみを
ずっとひとりで抱えなければいけない。
何のために走っているのか分からなくなった。
私は高校生になってサッカー部に入った。

社会人になって忙しくなり、フットサルをやらなくなって
時おり、健康のためにひとりで走るようになった。
私はやはり走ることが好きなのだと実感した。
この作品を観ていると、そんなことを思い出した。{/netabare}

投稿 : 2019/11/16
♥ : 47

四文字屋

★★★★☆ 3.9

十人十美;

十人十色で素直にオーケーなのだが、
あえての、十人十色と十全十美を掛け合わせての造語。
十人十色はその語意のままで、まさに個々人のキャラが、
ひとりを除いて見事に、血肉の生々しさを感じさせる個性がよく描かれていた。
十全十美は完璧を表す意味となるが、
敢えて十美だけを採ったのは、そういう完全な感覚ではなくて、
「十色よりはちょっと上等」ぐらいの意味合いと取っていただければ。


物語は原作準拠というよりは、
大幅にエピソードを盛り足して展開する。
初っ端の、カケルとハイジの出会いのシーンなど、
原作そのままでは万引きしっ放しでちょっと今の時代にはふさわしくないし、
「さ、お店の人に謝りに行こう!」というハイジの一言を加える改変で、
ほどよい感じにまとめられているが、
おそらくは制作陣がこの原作を相当好きだからこそ、
改変や増し盛りが、いちいち的を得ていて、気持ちよい。

そして、実際の、正月の箱根駅伝本番よりも、
そこに至るまでのプロセスが丹念に描かれていたのが印象的で、
(予選会出場資格を得るための)記録会に何度も繰り返しトライするところや、
本線出場を懸けての、一発勝負の予選会での緊張感とリアリティが素晴らしかった。

原作じゃ、
カケルと王子の対立と和解と、お互いを理解しあう姿なんて、
あんなに丁寧にはまったく描かれてないしね。
一方で、扱いに困ったのだろうな、と推測されるのがキング。
原作でももっとも影が薄く、実写版映画化にあたっても随分とぞんざいなキャラ造形だったが、これはアニメでも同じだったようで、
ていねいにやろうとしているのは解るが、
どうにもキャラが安定しないままに終わってしまった感じだ。

まあそうは言いつつ、本戦前日までの盛り上がりはよくできていて、
迫力も感動も大きかっただけに、
本番の駅伝での勝負が選手十人の心象風景に依り過ぎて、
レースとしてのリアル感(←リアリティではない)が不足気味だったのが、
ちょっと、残念といえば残念。
もっとレースならではの駆け引きとか、タイムペース管理とか、いろいろ膨らませることはできた筈。
といったところで、十分楽しめたが、本戦をもうちょっと工夫して欲しかった作品だった。



:::蛇足:::
陸上競技経験がないので、
「半年やそこらであんなに早く走れるようになる訳がない」という、
レビュアー多数の突っ込みの当否は、私にはよくわからない。
自転車競技だと、始めて2ヶ月ぐらいで化け物かと思われるほどに伸びる、
なんてことはよくあるけどね。
そこが、機材スポーツと、肉体勝負のラン競技の違いかな。
私としては、むしろあの酒の飲み方が信じられなかった。
半年で早くなるのを不自然に感じさせない脚本・演出だったとは思うが、
あの酒の描き方はいけない。
自分が酒飲みだからよく判るのだが、
酒はどんなに若くても、確実に、便を緩くする。
あんな宴会のような飲み方をしては、翌日は確実にユルユルな筈。
ましてやランニングという、着地衝撃を受け続け、消化器官にダメージ与え続ける長距離競技を走るなんて、
途中で耐え切れずに暴発するのは必至だろう。
そんな絵を描いたら、王子の嘔吐なんて比じゃない惨劇と化すだろうが。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 33

84.0 2 大学生アニメランキング2位
東京喰種(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (2541)
14023人が棚に入れました
人間世界に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人・喰種が蔓延る東京。ある青年「カネキ」は喰種に襲われ瀕死となるが、喰種の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることになる―――・

監督に本年度米アカデミー賞ノミネートの森田修平を迎え、前代未聞のスタッフ陣によって彩られる「東京喰種」の新たな世界に乞うご期待!

声優・キャラクター
花江夏樹、雨宮天、花澤香菜、宮野真守、菅生隆之、諸星すみれ、小西克幸、中村悠一、豊永利行、浅沼晋太郎、櫻井孝宏、伊藤健太郎、梶裕貴、浪川大輔、速水奨、立花慎之介、津田健次郎、土井美加、仲野裕、釘宮理恵
ネタバレ

かげきよ

★★★★☆ 3.4

喰べたら「ごちそうさま」するまでが作品なのに

人を喰らう正体不明の怪人・喰種。
主人公カネキは喰種に襲われ瀕死となるが
喰種の臓器を移植されたことで半喰種となってしまう。
それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることに…。


凄惨な食事現場で始まり、凄惨な食事現場で終わった一話だったが
その課程には実に多彩だった。
Aパート開始時は安らぎや暖かさを感じさせつつも
黄色い道をゆっくりと歩む美女の姿が「迫る注意」「迫る非日常」を感じさせ
そこから緩急を織り交ぜ喜びから恐怖、救済に戸惑い、葛藤に絶望と
「赤い日常」へと変貌する様を流れるように観せてくれた。
この一話だけでジェットコースター一周分の感情を体感できる様な内容で
すぐにおかわりが欲しくなってしまった。
掴みとしては今期一番良いかも。今後も期待が高まってしまう。

考え過ぎかも知れないが、カネキが半喰種になる課程も単なる偶然とは思えず
どこか作為めいたものも感じている。
医者もグル(グール)かな?…とか、ミステリー好きの血も少々騒ぐ。

またこの世界での半喰種の存在意義がどうなるかにも注目している。
既存のグールなら自我を持っていないので、
その間に当たる半喰種には無条件で価値が生まれるが
この作品の喰種は既に自我や規律すら持ち合わせている模様で
半喰種との違いがどう現れるか気になる。
カネキの葛藤は半喰種ならではのものでずっと続いてしまうのだろうか?

※2話感想{netabare}
ヒデを救うためグールの力を借りグールの力に飲まれヒデを襲う衝動に駆られる…。
泥沼の葛藤が更なる深みへとハマっています。

それでも「人」の事「グール」の事、そして「自分」の事を知ろうとして
向き合う姿は立派でした。
ヒデも勘がいいので判っているご様子。良い友達じゃないか。
血の臭いだけでなく感動の匂いもしてきました。

あと触手を絡めた戦闘シーンもかなり上等で衝撃的でした。
そしてこの作品「目力」がハンパない! 夢に出そう…。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
アンティークを中心に活動するグールの生活が覗けた回。
どうやら安定区と掛けてあるようでグールの中でも穏やかに
生活する者が集まっている様子。
食事も自殺者を確保している様で納得できた。…ここまでは。

でも、他の区に多数の凶暴なグールが居るとなると
描かれている平穏無事で危機感の無い人間社会に疑問が湧く。
グールの数が多すぎる。

設定通り、毎月グールの人数と同じだけの人間が殺されるとなると相当な被害で
もはや警察が事件としてどうこうでは無く
軍が出来て対応していたり半分以上グールとの戦争の状態に成っていておかしくない。
…というか成っていて普通、それくらいの危機だと思える。
面白そうな作品なだけにバランスも考えて練って欲しかったと思ってしまう。

ちょっとケチが付いたが今後の展開で
グールの繁殖方法やジェイソンみたいな奴の素性や存在意義が明かされれば
もう少しは納得行くかも知れない。
【予想】{netabare}グールは元々政府が作り出しているが隠蔽されている{/netabare}
みたいな話なら判らなくもない。期待はしている。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
美食家、月山の裏の顔が見られた回。

人と仲良くしようとして無理矢理不味いモノを食べる霧嶋さんとは対照的に
美食を謳歌する月山。
狂った様に映るけどグールとしてはこちらが正常なのかな。
グールの味覚に着目したこの作品ならではの存在は面白く、次回以降も注目です。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
早くも月山の食指がカネキに迫り、錦の切ない過去も露わに。

前回に続き月山の個性が圧倒的。颯爽登場!宮野真守無双。
狂気の中、生き生きしていてキャラ的にはみんなを喰ってたと思う。

錦もイイ話で単なる憎まれ役から脇役レギュラーへと躍進したかな。
でも、錦自身は内蔵の九割方破損した所から復帰したのに
姉さんは一般人相手に呆気なく死亡。(詳細不明)
そう言えば路地裏でカネキと最初に会ったグールも蹴り一発で死んでたし、
グールの耐久力に差がありすぎてご都合感が出ている。

美味しく質の良い餌を食べると即効でパワーアップ!
ってキノコマリオみたいな事を急に言い出してるし
話が進むにつれ、設定の詰めの甘さが見えて来てちょっと残念にも感じる。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
何とか危機を脱したカネキ達。そして改めて浮き彫りになったグールと人との距離。

グールも人と同様に心があり愛があり家族があり。
「お母さん!」と言うヒナミの叫びがとても痛々しく突き刺さる。
同情できる話で何とかしてやりたいのだが、
「人喰い」…いや「人しか喰えない」と言う生態は致命的で
言葉や理屈が通じ心があるとしても相容れない存在になってしまうよなぁ…。

カネキの存在がグールと人との心の橋渡しになるかも知れないけど心が繋がったとして
約定作って「人を襲わない代わりに故人の体を提供する」って訳にも行かないし…。
設定上では既に詰んでいる…と言える落とし所のない問題にどう挑むのか
見物だと思うけど、ホントどうするんだろう?
バトルで何となく解決した風には成らないで欲しいけどな。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
人にもグールにも義はある。それ故に復讐と憎しみの連鎖は止まらない。

カネキが到着するもヒナミのお母さんを助けられず悲しい結末になりました。
ヒナミにとっては本当に最悪の結末。
でも、母の表情から察するに復讐は望んではいない筈。
それは幼いヒナミに伝わっているのか?理解できるのか?
葛藤の中、芳村さんの道か薫香の道か何を選択するのか
この作品の肝になりそうで興味深いです。

真戸さんはグールにとって脅威だけど人側から観ると逞しい。
彼処まで出来る様になるには相当な修羅場と仲間や知人の死を経験しているのだろう。
グールに情をかけて殺された者もいそうだし、少々壊れてなきゃ務まらない。
悪っぽく描かれているけど背景を察していくと憎めないキャラだと思う。

一人殺されたとはいえ亜門達は何とかクインケ無しで対抗してましたが
身体能力考えると全員瞬殺されて当然なレベルで無理がある気がします。
せめて刃物弾くって設定無くしてくれないと人に勝ち目がなくないかな?
グールって設定自体矛盾だらけなので小さい事は寛容には観てるけど、
バランス感覚がちょっと悪いなって気がします。

次回は真戸と薫香の戦いが更に激しくなりそうで、
そして復讐に走る薫香をカネキはどう見るのかも楽しみです。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
真戸さん亡くなってしまいました…。
良い悪役だっただけにちょっと寂しくもありますが復讐に囚われた者の末路として
意義を投げかけてくれました。

一方ヒナミは復讐に囚われず深い悲しみの中から「生きる」ことを決意。
溢れる涙が心に響きます。強く生きて欲しいですね。

カネキは不戦を貫き悲しみと復讐の連鎖を断ち
グールと人とを繋ぐ希望になって行きそうですが6話感想の懸念が個人的に引っかかる。
共生目指すならグール用の食料開発出来ないものかな?
{/netabare}

※9.10話感想{netabare}
悲しみを乗り越え日常を取り戻そうとするアンティークの面々、
そして新体制でグール対策に当たる捜査官達。

近隣の11区が騒がしく嫌な予感がしていたらやっぱり飛び火です。
捜査官も絡んできてなんだか仁義なき抗争モノの雰囲気が強くなってきましたね。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
人とグールが入り乱れた抗争、そして拷問と血生臭く暴力の砦と化しています。
覚醒しつつある亜門くんをいつの間にやら応援しちゃってます。
現状アンティークの敵ですが何れ手を組む事もありそうですよね。

カネキくんから新たなカネキくんが生まれそうですし、
屋上には何やら怪物が…ってあれまさかマスターなのか!?
次回も気になります。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
心身共に死よりも凄惨な地獄の様な苦しみ中、今までの全て否定し
生まれてしまったダークカネキくん。
これからこの作品はドコへ向かうのか?…って所で最終回!

せめて…せめて外での戦いにケリ付けてくれないと投げっぱなしにも程があるし
痛々しい拷問が最終回ってのも後味が悪すぎる。
この終わりならアニメ化しなくても良いんじゃない?って気さえします。
{/netabare}


【総評】
心理描写や戦闘描写は良く描けているしキャラも立っている。
そして設定上袋小路になっている人とグールの関係がどうなって行くのか
どういう結末になるのか期待と興味を持って観てこれたがとにかく後味が最悪でした。

人として生まれそしてグールとして再生して価値観や感性などを培い
積み上げたモノを最終回に全否定させて結論出さずにハイ退場!!

結局、1話で身体を失い、最終話で心を失った可哀想な青年の怪談のような話で終幕。
闇芝居なら三分で終わるわッ!
中身は投げっぱなしでブッツリ終わるアニメの中でも指折りの作品になってしまいました。
続きやるのですかね? やらない事には話にならないし観る意味もない作品です。
事情があるにせよ、この終わりを平気で観せる制作側の神経を疑います。
期待と観て来た時間までも全否定されるこの終わり方は許容できません。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 64
ネタバレ

超しじみ

★★★★★ 4.1

放送終了当時、ものすごく衝撃を受けた作品

 まさにタイトル通りです!
 この作品をひとことで言い表すなら、“異色”ですね!
 世界観、雰囲気、物語と何から何まで異色です! OPの雰囲気も、最初見たときは<何だこれは!!>って思いました! とにかく独特な味を持った作品です。
 私はグロテスクな作品は苦手なのですが、気付けば最終話まで見ていました!たぶん、この異色な雰囲気にハマっていたのだと思います。

 さて、最も驚くのはやはり{netabare}最終回{/netabare}だと思います!
{netabare} 様々な作品において、キャラクター自身が持つ方向性や信念は、変えなかったり変わらなかったりするものです。ですが、この作品はそういう枠組みに囚われません。
 主人公の金木は、これまでの回では自分自身を“喰種”という存在ではなく、“人間”という存在であり続けようとしていました。何度も「僕は・・・、人間だ!」と言い放ち、喰種の本能ともいえる“食欲”が猛烈な勢いで襲い掛かってきたとしても、それを必死に抑えようと頑張っていました。
 ですが、最終回で金木は「僕は・・・喰種だ。」と告げます。
 ・・・もうとにかく衝撃的でした。これだけ強い信念を持って“人間”であり続けようとしていた金木が、その信念を曲げてしまったのです!本当にビックリしました!残酷で非常な『東京喰種』の世界が、彼の価値観すらも変えてしまったのです!
 その衝撃的な展開を生んだ、金木の性格や過去を交えながら<この世界では、自分の価値観なんて通用しない>と悟らせるシーンは凄かったです・・・!金木に執拗に絡み付いてくるリゼの体や言葉が、どんどん胸を抉るようでした・・・。
 そして、その後に言った、キャッチコピーにもなっている「この世界は、間違っている」というメッセージ・・・。自らの信念を貫き通せなかった悲しさを残しながら変貌をしていくこの瞬間は、とても印象深かったです。
 “異色”な作品ならではの、怒涛の最終回だったと思います。
 あと、この最終回をさらに盛り上げることにつながった、主人公の声を担当した花江夏樹さんの演技も素晴らしかったです!狂気に満ちている迫真の演技でした!
{/netabare}

投稿 : 2019/11/16
♥ : 12
ネタバレ

れんげ

★★★★★ 4.1

おし…え…てよ おしぃえ…てよ…、この…魅力を…。。。

2014年7月放送。
全12話。


【前置き】

ヤングジャンプで連載されている人気漫画のアニメ化ということで、放送前から話題になっていた作品でしたね。
原作未読の私としては、知名度の高い人気漫画なだけに差異の生じかねないうメディアミックスから入ることに少々躊躇いはあったものの、
「アニメだし、実写よりはキッチリ原作再現してくれるでしょ!」
という淡い期待の元、視聴しました。

さて、結果としてこの選択は正しかったのでしょうか…。
おし…え…てよ、おしぃえ…てよ…。



【あらすじ】

人間世界に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人『喰種(グール)』が蔓延る東京。

平凡な大学生『金木 研(かねき けん)』は、好意を寄せていた少女『リゼ』との初デートで、彼女が喰種であることを知ります。
襲われ瀕死の重傷を負った金木ですが、直後にリゼが鉄骨落下事故に巻き込まれ即死状態となるのでした。

病院に搬送された後、医師の判断で金木に喰種であるリゼの臓器を移植したことで、彼は『半喰種』となってしまいます。
それ以来、金木の人間と喰種との間で揺れ動く苦悩と恐怖に満ちた日々が始まります…。


※※※
『カニバリズム(食肉の風習)』を表現する作品は、どうしても内容を説明するに辺り視覚的なグロテスク描写を含みます。
こちらに関しては、ホント人それぞれの許容量の問題なので、見る前に御自身で御判断下さい。



【語ってみる】
{netabare}
まず、見る前と見た後では内容のギャップに驚きましたね。
『半喰種』という主人公の立ち位置も魅力的でしたが、喰種の持つ「赫子(かぐね)」と呼ばれる背中から出る捕食器官に関しては、異能バトルをする上での特殊能力そのものに思えましたので。
しっかり、ヤングジャンプの層をとらえた、バトルを想定した作品だったわけですね。
徹底的に人を喰う葛藤を重厚に描き抜いてくれるのかと思っていたので、そこは少~し残念な気もしましたが…、まぁ売れないよねそれじゃ…。


まず第一話での、その衝撃的展開を彩る作画の気合いの入りようには驚きましたね。
中盤のバトルは、前半と終盤に比べると少し息切れした感もありましたが、それでも常に一定以上のクオリティーを維持したように思います。
ただ、その内容からTV放送にあたっては黒塗りで表現された部分が圧倒的に多く、内容ありきのグロが魅力の一つであろう本作にとっては、残念で仕方ありませんでしたね。
絶妙な隠し具合で、何がどうなっているかは理解出来ない程ではないので、話についていけなくなることはありませんでしたが。

演出面において記憶に残ったのは、オープニング曲「unravel」の絶妙なかかり具合でしたね。
第1話の終わり、そして最終話での終わりでもそうでしたが、あの「おし…え…てよ、おしぃえ…てよ…」から始まる歌詞は勿論、凛として時雨ボーカルのか細い声色の演出が、作中の金木君の内心と非常にマッチングしており、まさに主題歌と呼ぶに相応しい曲だったのではないでしょうか。
曲としてはエンディング曲の「聖者たち」の方が好きですが、アニメ版「東京喰種トーキョーグール」と言えば、この「unravel」ナシでは語れないとさえ思いました。



ただ、そのストーリー展開としては、まさに目まぐるしいと表現するのが一番正しかったように思います。
原作ファンの方は特に声を大にして訴えていたようでしたが、原作の丁寧な感情描写をスッパ抜いて展開が早過ぎるといった具合だったようで…。

原作未読の私からすると、毎回衝撃的な展開が続きヒキも非常に上手いので、毎週見たくはなりました。
ですが、最終話まで見て結果的に面白かったかと問われると、少し疑問が残ります。
なんというか、キャラクターを好きになるタイミングが掴みづらかったといった感じでしょうか…。

本作に限っては、原作漫画を先に見た方が良かったのもしれませんね…。
だとするとアニメ版の本作に、更に不満を言いたくなったのかもしれませんが…。
ストーリーとしては、ある程度魅力的なのは自分の中では間違いなく、それぞれのキャラクターの葛藤も片手間では見れない吸引力がありましたので、いつかゆっくり原作を熟読したいと思います。


人物の葛藤の中でも、とりわけ記憶に焼きついたのは、喰種でありながら平和に暮らしていた母娘

『笛口(ふえぐち) リョーコ』(←美人)と『笛口 雛実(ふえぐち ひなみ)』(←可愛い)

でしたね。
いや…決して双方見映えが良いからとか、そういう邪な気持ちが働いたワケではなく…。

喰種だからと言って、誰もが好きで人を襲って食しているわけじゃないんですね…。
ただ…人間の言う美味しいものを食べても、全く喉を通らない…、吐き出してしまう…。
そういう風に生まれてしまったばっかりに人目を避けなければならず、娘(←可愛い)を小学校にも行かせてやれない母親(←美人)の気持ち。
何も悪いことをしていないその彼女達(←美人母娘)は、人間が組織した喰種対策局により、一方的な制裁を受けることになります。

社会としては喰種は全員駆逐すべきという考えが一般的なようですが、それでもそういった喰種もいるのだと世論が学んだ時、この社会が考えを改める機会がくると良いですね。
決して邪な気持ちによる同情とかではなく。

作中でも、人間と喰種の対比の表現として、ヒロインの『霧嶋 董香(きりしま とうか)』がこう言う場面がありました。

『ねぇ、ケーキっと本当はどんな味なの?

 吐くほど不味いから分かんないんだけどさ、アレ…人間は美味しそうに食べるじゃない。』

「自分がもしそうなってしまったらどうする?」という問題提起を孕んだ本作。
この状況で主人公のように、目の前にある食肉に手を伸ばす自分を律せられるような『人を見失わない人』は、果たしてどれくらいいるのでしょうか…。
平和に暮らしても殺されるかもしれない、この世界で………。



作中で金木は、「あんていく」と呼ばれる初老の喰種が営む喫茶店に身をおき、以降生活をしていきます。
自殺者等を回収し、比較的罪を犯さず食肉を得られる環境を整えた本店は、この区での喰種の生活の支えとなっていたんですね。
当初は「自殺者の数だけで何人も十分に養えるの?」なんて考えておりましたが、日本の自殺者数や行方不明者数を換算して都心部の人口で割り当てた場合、結構まかり通る数なのだそうで…。
日本コワイ…。

金木はそこで、臓器を移植した大喰いの喰種『リゼ』の片鱗を見せながらも、喰種として少しずつ生活に馴染みをみせ始めるのですが…。
喰種対策局や別の区の喰種が、その生活を脅かします。

そして最終話、カタの外れた喰種による度重なる拷問で、『人を見失わない人』であった金木も、遂に『リゼ』の心に耳を傾けるのです。


『間違っているのは僕じゃない、

 間違っているのは…、この世界だ!』


『それでいいのよ金木君…、生きるというのは他者を喰らうこと…。』


ここから白髮と化した金木が魅せた、これまたカタの外れた…というより足首の骨を外した圧倒的な戦闘能力は、気合十分の作画も含めて物語のターニングポイントに感じ惹きつけられましたね。
そこから何の後日談も予告も無く終わってしまうのもこれまた衝撃的でしたが、まぁ…2期はしてくれるでしょうし、ゆっくり通知を待とうと思います。
{/netabare}



【人を喰ったような発言を繰り返す、美食家月山の魅力】
{netabare}
さて、急速な場面展開からも今ひとつ心象に欠けるキャラクターが多い中、それでもやはり異彩を放つ奴が一人。
それが、喰種対策局から「美食家(グルメ)」と呼称される『月山 習(つきやま しゅう)』でしたね。
はぁ…どーしてまたこういうキャラ好きになっちゃうかなぁ…。。。
でも、原作者の石田スイ先生も彼がお気に入りだとか…。
ですよねぇ、キャラの当て方に愛が感じられますもの。

はてさて、そんな月山という男。
見た感じはモデルを思わせる端正な顔立ちで、言葉の節々に英語や音楽用語を用い艶めかしく話すキャラクターです。
呼称としては他にも「20区の厄介モン」「気持ち悪いキザ野郎」「(ストレートに)変態」等多数。
うん、やっぱり愛を感じます。(愛の表し方は、人それぞれです。)


実際、彼は金木君に共通の話題である本を用いて近付くのですが、その本心はまさに彼を食すことであり、彼の血が付いたハンカチーフを鼻に擦りつけて


『柔らかな甘みと、芳醇なハーモニー。

 ああああああぁぁぁ、新しいごちそうの発見はっ!

 人の幸福にとって、星の発見以上のものだ!!!』


と迷言を吐き散らす、まさに変態野郎でしたね。
声を担当された「宮野真守さん」はまさにハマリ役で、「DEATH NOTEの夜神月」等の冷静沈着タイプから「STEINS;GATEの鳳凰院 凶真」といった厨二病キャラまで突き抜けてこなせる宮野さんだからこそ、存分に魅力を見出せたように感じました。


第5話で月山は、金木君をどうやって食べようかと試行錯誤した末、

『金木くぅんンがっ!! 食べながら

 金木くぅんうおっ!! 食べたい!!!』

という奇想天外な発想に辿り着き、人質をとって彼に迫ります。
ここで金木君から「変態」発言が飛び出るのですが、彼は侵害だと返しながらも「そうさせたのは君なのだから責任をとれ」と責任転嫁する天晴ぶり。
中の人繋がりで言うと、まさに「駄目だこいつ…、早くなんとかしないと…」状態でしたね。

ただ、実際に董香が割って入り彼を制止するも、「美食家」を名乗るだけあって良い物ばかりを食してきた月山は、食事が戦闘能力に直結する喰種の中でも、抜群の実力を持っていました。
そこで奇策として、董香が金木を食すことになるのですが、それを見た月山の

『僕のだぞっっ!!!』

発言には、シリアスな場面展開にもかかわらず笑ってしまいましたよ。
きっとそういう方も多いのではないでしょうか。


そんな彼も、金木くんが攫われた終盤では、

『アモーレ!! heartbreak…。

 無二の友人である金木君が…、ワケの分からない連中の手によって危険な目にあってるなんて…

 No kidding!!』

と言い放ち、「あんていく」と共に、彼を助けに?向かいます。
この月山が本作において、こういう味方とも敵とも呼べない立ち位置のキャラになったわけですね、にくい構成でした。
彼の言動を全て「お前が言うな!」で収めてしまうのは簡単ですが、皆さんもどうか彼を温かい目で見て愛でてみませんか?


そうそう、少し余談となりますが。
TV放送のCMを飛ばさない方はご存知かと思いますが、金木君と月山が行なうBlu-rayの販促CMは面白かったですね。

金木「月山さん、イベント抽選券付きBlu-rayが発売ですよ!」

月山「チュレェヴィアアアアァン!!

   イベントと言うことは、皆に祝福されながら、僕達が一緒になる日が遂にやってくるんだね!!?」

金木「人を喰ったような発言はやめて下さい…。」

最期の金木君の冷静なツッコミが良いですね。
これが聴きたくてCMは毎回飛ばしませんでしたよ、私は。
{/netabare}



【総評】

作品として魅力に感じる部分は大いにありましたが、その原作をアニメで100%活かしきれなかったように感じます。
原作未読の私から見ても、全12話で表現しようとするシナリオ構成の幅に、若干無理が掛かったように見受けられました。

それでも、内容として手を抜いた作品では決して無く、演出面にも秀でておりグイグイ見させるだけの吸引力はしっかり兼ね備えておりました。
全般的にシリアスな内容ではありますが、その分Cパートで小ネタを挟み楽しませてくれますしね。
次に見る機会があれは、ちょっと恐いですが黒塗りが無い完全版で是非見たいですね。

2期はやるのか…いつになるのか…。
今現在まだ噂の粋を出た情報はありませんが、どうせなら熱が冷めない内に放送してほしいですね。
展開が早かった分、視聴者の熱が冷めるのも早い気がしますし。

その時は、また作中にハマったを主題歌だと尚嬉しいですね。


ではでは、読んでいただきありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『月山 習』声 - 宮野真守さん

◇一番可愛いキャラクター◇
『笛口 雛実』声 - 諸星すみれさん



以下、カニバリズム(食肉文化)について。
(途中から妄想に突入してしまったので、〆ます。)
{netabare}

ちなみに私は恥ずかしながら、正直なところまだ一度もカニバリズムを体験したことがありません。
偏見を持たず多種多様な食文化に触れることは、人生観を広げる意味でも重要だと私は感じておりますので、ここは偏食なぞせずに、いつか体験しなければいけないなと考えております。

しかし、現代の日本において、そんな「ハンニバル•レクター」みたいな真似が出来る状況は早々ありません。
やはりここでも、『東京喰種トーキョーグール』の世界に妄想を抱くことで、脳内体験するのが社会人として果たすべき選択となるでしょう。


まぁ…どーせ喰べるなら、私好みの『チュレェヴィアアアアァン!!』な人間を捜すことにしましょう。

おっ、かなり好みの人間を発見!!
早速、声をかけてみましょう。


「あっ、お嬢ちゃん可愛いねぇ。

 ヒナミちゃんって言うんだぁ…。

 うんうん、髪型が(私好みな)ショートカットで似合うねぇ。(グヘヘ)

 へぇ、字のお勉強してるんだ、偉いなぁ。

 それならお兄さんが、こっちで詳しく教えてあげるよ。

 さぁ、おいでおいで!!(ゴクリ)」



……さて、数分後。
細切れになった私は、彼女の胃の中にいたワケですが…。

こんな可愛い美少女になら、喰われる側というのもまた乙なものでした。

でも、ちゃんと「ごちそうさま」って言おうね、ヒナミちゃん。
{/netabare}

投稿 : 2019/11/16
♥ : 61

80.3 3 大学生アニメランキング3位
ゴールデンタイム(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (2034)
11122人が棚に入れました
東京のとある私立大学の法学部に入学した主人公・多田万里は、入学式の後に行われる新入生オリエンテーションの会場である学部キャンパスへ移動中、道に迷ってしまう。同じく道に迷ってしまった同学部の新入生・柳澤光央と出会い、意気投合した万里であった。なんとか目的の場所へ辿り着く目処がついたそのとき、2人の前に薔薇の花束を持った美女が現れる。彼女は花束を光央の顔に何度も叩きつけた後、その花束を光央に渡し「入学、おめでとう」とだけ告げ去っていってしまう。スタイルも身につける物も全てが完璧な彼女・加賀香子は光央の幼馴染みで、幼い頃に光央と交わした「結婚」の約束の実現を夢見て、さまざまな形で光央を振り回してきた。そんな香子から逃れるために、有名私立大学の付属高校からこっそり外部受験で現在の大学に進学してきた光央だったが、新入生オリエンテーションの会場でも香子は2人の前に現れる。香子もまた、光央を追って外部受験で法学部に入学してきたのであった。

声優・キャラクター
堀江由衣、古川慎、茅野愛衣、石川界人、木戸衣吹、比上孝浩、佐藤聡美
ネタバレ

エミール

★★★★☆ 3.7

半永久的に愛してよ♡

記憶を失った万里とリア充大学生活&恋愛模様。
こういう学生生活を送っていない人が見ると
ダメージあるかもです笑。

ギャグもあり、リア充でも色んなタイプがいますよね。
愛すべきバカタイプと利口なのか?アホタイプいるけど
これはどっちかっていうとアホタイプだな。いい意味で。
国公立でも笑わせてくれるような子は
知能高めのお笑い提供してくれるので
呆れながらも笑えるユニークな子が多くて面白い。


さて、レビューは以上で終わり。
視聴中ですが、もうそろそろ終わりを迎えるだろうし
いいだろって事で。

清竜人について、語ろうかなと思います(オイw)。

{netabare}

私、色聴もっているんだけど、この人の作る曲は色が凄く沢山ある。
凄い、凄いって感動してしまって、
こんなに色見えるの久石譲さん以来かな。
ニコ動でピアノ弾いてた子も
とても素晴らしかったけど、どこに行ってしまわれたのか。
楽しい!っていうのが凄く伝わって来る曲作るの。
だからこのアニメ、OPとEDで見てた感半端ないw


人は25歳迄に頭角を現すって個人的に思ってるけれど
25歳迄に培って来た物が多分人の基本になると思うんだ。
竜人さんは現在24歳。
伸びしろが凄くありそうで魅力的だなって。
顔はマツケンに似てるけどw
多分、彼は見えてる物が違うと思う。
楽しもうって、楽しいって表現してるのが凄く伝わって来て。
人生って楽しんでなんぼだと思ってる。


個人的にオススメは 

The Movement

http://www.youtube.com/watch?v=8DonVutIst0

Zipangu

http://www.youtube.com/watch?v=Kb3MjItjkw8

MUSIC予告PV
http://www.youtube.com/watch?v=jUe6snnk1kM


聞いていたり、PV見ると
とっても幸せな気分になるのです。

これはまた竜人さんとは別の話。
時々鳥肌がたって涙が止まらなくなるような
曲や歌に出会う事がある。
ああ、天才なのかなって思う。
知らない所で努力続けた人かもしれないけれど。
こんなのに巡り会えるっていうのだけ考えても
生きてるって幸せな事だなって。

今日はバレンタインということで
愛やら恋やらに思い馳せる方もいらっしゃるかと。
こんなのとは無縁なんだよ…とはおっしゃらずに
愛とか恋とか考えてみたり、曲聞いて見たり
本読んだり、アニメ見たり。
胸きゅんする日にしてもいいと思うの。

{/netabare}

って訳でこのレビューを書いてみました。
何でも考え方次第だよねw
とりあえずこのレビューを見た貴方にささやかながらプレゼント。

( ・∀・)っ■  チョコどぞー♪
ささやかながらに愛を込めちょります♡

投稿 : 2019/11/16
♥ : 45
ネタバレ

剣道部

★★★★☆ 4.0

とらドラと比較しないであげて下さいm(._.)m

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
原作者が、「とらドラ」の竹宮さんと言うことで、観られる前からハードルが上がっちゃった可哀想な作品。とりあえず、その先入観は捨ててあげたほうが、自分のためにも、作品のためには良いかもしれたせんね。

ラブコメ、というよりも恋愛もの。ファンタジー要素あり。キャラが変なんでコメディかと感じる時もありますが、本人たちはけっこう本気です。重めの話もチラホラあるんで、シリアス耐性ないとキツイかもしれません。私は結構楽しめましたが♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
大学生の恋愛話を扱ってるのも珍しく、個人的にはプラス査定です。サークルの飲み方とか、校舎での遭遇の感じとか、懐かしくなりました。

私が思う大学生らしさって、「みんなウソついてる」ってことです。正確には、本当のことを言ってない感じ。

(地方出身者からすると)高校までと違い、自分の過去を知る人がいない大学では、ウソをつき放題、というか、格好つけ放題なんですよね。でも、互いに大人ですから、そのウソには薄々気付きつつも、決して触れない。そして、格好つけてる自分自身だって、「多分バレてんだろうな~」と分かりつつも、偽りの自分を演じ続けてしまう。そういう、ウソとウソとで繋がるのが、大学の人間関係です(かなり屈折した意見w)

でも、それじゃあやっぱり寂しすぎる。

だからこそ、酒を飲み、おおいに語らい、少しずつ距離を縮め、ある時、自分を全てぶっちゃける。すると、一生の親友にもなっちゃったりするんだよね、大学の時の仲間って。

その関係性って、ゴールデンタイムの登場人物達にも、共通する部分があるんです。だからこそこの話は、大学が舞台じゃなきゃダメだと思います。

重い話が大丈夫な人なら、とらドラを念頭におかなけりゃ、普通に楽しめると思いますよ。まっ、ラストは賛否あるでしょうが。
{/netabare}

投稿 : 2019/11/16
♥ : 44
ネタバレ

こうもり

★★★★☆ 3.5

良いんじゃないでしょうか

恋愛要素強めでラブコメをマイルドにブレンドした感じですね。

最初に言っておくとこの作品(前半部分のネタバレがあります)
{netabare} 友達以上恋人未満が恒久的に続く類の作品ではありません。序盤で成就し、その上で出てくる問題に向き合っていく類の作品になりますのでご注意を。 {/netabare}

奇人変人ばかり登場するとんでも設定のラブコメばかり見ている人(私もそう)には若干物足りないかもしれませんが、ずっと見てると結構面白いですよー。
基本がラブコメではなく恋愛アニメである事を強調しておきます。

※ゴールデンタイムが皆常識人で恋愛に対して真剣な人ばかりとは言ってませんのであしからず。

舞台が大学ということで、高校生とは一味違う大学生特有の(若干うっとしいw)ノリもリアルに表現されていたり面白かったです。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 4

78.6 4 大学生アニメランキング4位
めぞん一刻(TVアニメ動画)

1986年春アニメ
★★★★★ 4.3 (546)
2216人が棚に入れました
時計塔のある古い木造二階建てアパート一刻館。そこには詮索好きで宴会好きの一の瀬夫人、年齢、職業不詳でのぞきが趣味という四谷さん、スナック「茶々丸」に勤める六本木朱美、浪人生の五代裕作が住んでいる。住人たちは毎夜、五代の部屋で宴会をする。その為、こんな所に居たら人生台無しになると思った五代は出て行くと宣言した。そこへ新しくアパートの管理人になったという美人で若い女性、音無響子が犬の惣一郎を連れてやって来た。響子に一目惚れした五代は、出て行く決心など跡型もなくしてしまう。ある日、五代は偶然見かけた響子を尾行するが・・。

声優・キャラクター
島本須美、二又一成、千葉繁、三田ゆう子、青木和代、矢田稔、坂本千夏、神谷明、冨永みーな、渕崎ゆり子、鶴ひろみ、古川登志夫、田中秀幸

- JIN -

★★★★★ 4.2

二人の距離は近くて遠くそして・・・不朽の恋愛作品

この作品は傷心の想い人を愛する難しさとその愛し方を描いており
当時青年だった私の人生観を大きくしてくれた大切な神作品です
興味を持って頂いた方に鑑賞方法のご提案です
全96話の完全ストーリー型の作品でDVDだと全24巻になります
これは単純計算で34時間、レンタル料金1万円弱に相当します
アニメサイトとして邪道ですが、原作のマンガから入った方が
費用と時間効率の点でよろしいかと思います(全15巻 各550円)
きっとだれか(友人の兄弟、親戚)持っているので借りればおk
.
アニメは原作通り忠実に進行しますのでご安心くださいな
原作を知ったとしてもアニメ版はDVD23巻,24巻(完)が必見です!!
(私の再鑑賞パターンですので異論は認めますw)
子供向けにちょっと変更がありますが、原作には描かれない
オリジナルエピソードが追加されていますよ、お楽しみに
アニメはマンガのように手を止めて泣くことを許してくれません
.
アニメを繰り返し見たことのある私がもう少し細かく解説すると、
アニメ序盤とそれ以降とでは監督?が変更になったためか、作画が
大きく異なっております。中盤以降が原作に近い作画ですね
原作を知らない状態で序盤の作画が気に入ると中盤以降に幻滅、
作画気に入らなければそのまま完走せず、と残念な結果に・・・
.
感想や考察は枯れ尽くされているので別の方にお任せします
.
結論:涙が出てきて感想なんて書けないよ(´;ω;`)ブワッ

投稿 : 2019/11/16
♥ : 10

ななろう

★★★★★ 4.1

おもしろいです

ちょっと時代遅れ感がありますが大学浪人生から話が始まり管理人さんと結婚するまでを描いた今では珍しい全96話のおすすめ大作です。

「時計坂」という町の坂の途中にある「一刻館」という古いアパートに住む浪人生五代裕作と、その「一刻館」に管理人としてやって来た若い未亡人音無響子を中心としたラブコメディーストーリー。

五代裕作と、管理人の音無響子と、常識はずれの住人たちが「一刻館」を舞台に、妄想と言葉の聞き違いや受け間違い、すれ違い等によって生じた誤解等を元に、おかしく物語が展開していきます。

実在した地名や風景と緻密な時間設定とキャラクター設定で原作やアニメが描かれてました。

特に原作は、現実社会とめぞん一刻が同じ時間で進み、当時は実在するという錯覚さえもありました(笑)

どこにでも居るような陽の目の見ない浪人生が、一刻館というアパートで住人や管理人さん、そしてそれを取り巻く個性豊かな多くのキャラクターが関わりコメディー満載で楽しめるアニメです。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 6

大和撫子

★★★★☆ 3.9

心温かい作品

純愛アニメの代表的作品。
少し古いアニメですが、現実的で感情移入がしやすく青春を感じられます。
恋愛アニメなのですが、周りの宴会キャラがドタバタ盛り上げてくれて非常に面白いです。
四谷さんが非常にいい味を出しているキャラでしたね。
それにしても現在の日本に一刻館のようなアパートはあるのでしょうか?
お互い無関心の人達が生活しているアパートより、貧乏でも一刻館のような交流のある温かいアパートなら暮らしてみても悪くないと思います。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 8

81.6 5 大学生アニメランキング5位
パパのいうことを聞きなさい!(TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (2360)
11910人が棚に入れました
主人公『瀬川祐太』は多摩文学院大学文学部国文科に合格し新生活をスタートさせたばかりの大学一年生である。小学生の頃に両親と死に別れ、当時高校生だった姉『祐理』に育てられるも、中学生の時にその姉がバツ2で2人の子持ちの男性『小鳥遊信吾』と結婚。義兄となった信吾への嫉妬と姉の家庭と幸せを壊したくないという思いから姉夫婦の家庭とは距離を置き一人暮らしをしていた。そんなある日、姉がアパートに突然訪ねてきて半日だけ3人の娘達(『空』、『美羽』、『ひな』)と共に留守番を頼まれる。渋々頼みを引き受けるが、そこで幸せそうな姉夫婦と子供たちの様子を垣間見、下らない子供染みた嫉妬心で姉家族と距離を置いてきた事を後悔し、今までの不義理を返し姉家族との関係を修復しようと決心する。そんなある日、姉夫婦の乗った飛行機が行方不明となり、姉夫婦は消息不明のまま政府発表では死亡したことになってしまう。残された3人の娘達は親族会議の末、全員バラバラにされそうだった所を見かねた祐太は全員自分が引き取ると宣言し、6畳一間のアパートで4人暮らしをスタートさせたのだった。

声優・キャラクター
羽多野渉、上坂すみれ、喜多村英梨、五十嵐裕美、堀江由衣、小野大輔、間島淳司、大原さやか

cross

★★★☆☆ 2.6

萌え要素とシリアス要素の配分が逆転すれば面白かったのかなと感じた作品。【総合評価:54点】

2012年冬に全12話で放送された作品。

まず最初に断っておかなければならないのは私、crossは「萌え」と言う要素を売りにされたアニメがそんなに好きではない。
「萌え」要素を売りにした作品を幾つか視聴してきましたが、どれも面白さが見出せないタイプです。
あくまで「萌え」要素に面白さを見出せない人の評価ですので、世間一般がこの作品をどう評価するのかは見当も付かないです。
故にこの作品に対するレビューはどうしても中立な立場で評価できていない事を前もってお知らせしておきます。


作画の感じから「萌え」が売りなのは感じていましたよ。
基本的にはキャラ萌え作品で、シリアス要素はおまけ、少し感動を持たせる為ってのは理解していたのですが……
やはり、もっとシリアスな要素をふんだんに盛り込み、それを乗り越えての感動をより追及した方が面白かったように思える。

「萌え」要素に面白さを見出せない。そんな自分の好みを分かっていながらも、視聴を続けたのはやはり初期設定にあります。
両親を事故でなくしバラバラに引き取られそうになる三姉妹を大学生の叔父がまとめて引き取って暮らしていく。
この以下にもありがちですが、とてもシリアスかつハートフルな展開で感動できそうな初期設定にやられました。
厳しい現実や、両親を亡くした三姉妹の心の傷、突如変わった生活に対する苦悩、と言ったシリアスな要素
そして、そんなシリアスな面を互いに支えあい、少しずつ家族としての絆を深めていく、家族愛溢れる物語
こんな風に自分好みの作風に展開できる設定から、都合の良い期待を持って視聴を続けていった感じでしたね。

勿論、上で挙げたようなシリアスな要素は作中でも表現されていました。
ですが、どうにもシリアス要素は表面的で薄っぺらな感じで、実際そこまでの緊迫感を感じられない。
更には「萌え」の要素が勝ちすぎて、シリアスな展開ながらも、それを打ち消してしまっていた感じです。

「萌え」アニメを否定するわけでは勿論ありません。
確かに「萌え」アニメに需要があることも理解しているし、食わず嫌いの偏見でもありません。
視聴しても、「萌え」を楽しめない。つまり自分に合っていなかったんです。
「萌え」の要素に対し、面白さを見出せる方にはシリアスな展開とそれを乗り超えて深まる家族の絆と言ったハートフル展開もある作品。
自分の場合、「萌え」要素に対して、面白さを見出せないタイプなので、主成分が「萌え」であるこの作品に物足りなさを感じた。
まぁ、主成分を拒絶してしまえば、スカスカに感じ物足りなさを覚えるのは当然
つまり、自分のアニメを見極める能力が低かったと言うだけの話です。

作品としては、萌え全開でシリアス要素からのハートフルな展開も有り
自分のように「萌え」に面白さを見出せない人には、ハートフル展開が弱く物足りなさを感じてしまい不向きかもしれません。
しかし、「萌え」を主体に楽しめるなら、ハートフルな要素も加わった良作になりえるかもしれませんね。
と言うわけで、この作品に関しては視聴者の「萌え」に対する受け入れ方によって、面白さは変わってくるのではないでしょうか。
「萌え」要素、全然OK!!楽しめるぜ!!って方には結構オススメ出来るのではないとか個人的には思っております。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 68

takumi@

★★★★☆ 3.9

パパじゃなくても子は育つ

幼い頃、両親が亡くなり、姉に育てられた経験を持つ
大学に入学したばかりの瀬川佑太が主人公。
その姉までもが旅行中の不慮の事故で夫とともに亡くなり、
残された彼らの娘3人を引き取って一緒に暮らす決心をするが・・というお話。

思春期の女の子2人と3歳の幼女との賑やかな暮らしの中、
彼らがどんな変化を見せるか、そこに焦点を当てた展開になっていた。

およそ10歳とは思えないほどませた言動をする次女、
シャイでややツンデレ気味の思春期真っ只中の長女、
両親の死を知らされないまま無邪気で明るい三女。
男の人を意識するようになった年頃の女の子の心情は、
とてもリアルに描かれていたような気がするし、
三女のひなちゃんも、かわいらしく描かれていたと思う。
ようするに萌えアニメなんだなと思ったものの、
エロさを売りにしてるわけでもなく、
祐太の大学の友人や先輩たちも、近所の人々も
みんなあったかく優しく、観ていて微笑ましい部分はあった。

両親が亡くなって直後から、ケラケラと明るくはしゃげるかどうか、
それが子どもらしいかどうか、それはまぁ置いておいても、
素朴なひとつの疑問として、なぜ彼女達が住んでいたあの一軒家に
一緒に住めないのか?とか、両親の生命保険はどうなん?
ってところで、妙に引っかかってしまう物語でもあった。
現実的に考えたらツッコミどころ満載なのだが、
唯一、それらの疑問を無視すれば、ハートフルなストーリー。

だけどタイトル、思い切り強引だよね。
「パパ」にこだわらなくても良いような気がするけれど、
祐太的には、「パパ」でありたかったのかな。

個人的には、大学の路上研究会での先輩の織田 莱香さんの
あの淡々としたキャラが面白くて好きだったし、
祐太の友人の仁村浩一が、自分の友人にそっくりなので
ついつい比較して笑ってしまった。
あと、堀江由衣さんの唄うED『Coloring』がとても好きだった。

しかし、子育ては決して親にとって犠牲じゃないよね。
祐太の伯父さんからの手紙の一文、あれは親という立場を
経験している大人が書くべき文章ではないなと。
あの伯父さん夫婦をもう少し魅力的に描いてくれていたら、
この作品、もっと好きになれたかもしれない。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 71

偽ニュー隊長

★★★★☆ 3.2

色々バランスがおかしい(62点)

全12話。
ラノベ原作。原作未読。

個人的満足点:62点
アニメ系統:これなんだろうw

変態系ロリコンラブコメかな?なんて思っていたのだが、
物語自体は家族のハートフルな物語だった。

ハートフルな物語というと良さそうな感じではあるが、
このアニメ色々バランスがおかしく感じた。

まず、必要以上の萌えとリアリティに欠けるキャラ。
シリアスなのに色々と突っ込みどころのある設定。
その上にハートフルな話を乗っけましたってところかな。

まあ、そんな感じなので難しく考えず、キャラにほどよく萌えて
ハートフルな話でほっこりしておけば、そこそこ楽しめるかと。

くれぐれも「ちょwwwそれはないwww」とか突っ込まないようにw

しかし、これ原作の1巻相当の部分をアニメ化したようで
原作はこのあと色々あるらしい。(衝撃的内容も)
興味のある方は原作を読んでみてはいかがでしょうか。


と、まあなんだか色々不満の残るアニメではあったのだが
つまり、何が言いたいかというと

不覚にも最終話で涙腺をもっていかれかけた。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 31

73.6 6 大学生アニメランキング6位
のだめカンタービレ(TVアニメ動画)

2007年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (654)
3885人が棚に入れました
天才と称される音大生・千秋真一は、世界的な指揮者を目指すも様々な壁にぶつかり将来を思い悩む日々が続く。
すっかり自暴自棄になっていたある日、千秋は一風変わったピアノソナタを耳にしながら目を覚ます。
そこで千秋が目にした光景は、ゴミだらけの部屋でピアノを弾く野田恵(通称:のだめ)だった。
のだめとの出会いで、エリートコースを歩む千秋の未来が少しずつ不協和音を奏ではじめる。

声優・キャラクター
川澄綾子、関智一、小川真司、川田紳司、織田圭祐、生天目仁美、松風雅也、小林沙苗、中井和哉、諏訪部順一、能登麻美子

ビタミン700

★★★★★ 4.7

モーツアルトはピンクだけどス○トロw

なんて、無駄なマメ知識まで詰まったアニメw

以前、たぶん三谷幸喜だったか「泣かせるのは簡単。しかし笑わせるのは大変」と作品製作について語っていました。
すごく納得したのを覚えています。
コメディ上手い人は、人が死ななくても泣ける。

そしてそれを踏まえた上で、のだめは面白い!
会話のテンポ、言葉遊び、言葉選び、距離感、空気感、音楽の天才で愛すべき変態w
原作も大好きですが、音楽が実際にあるアニメも何度の見たくなります!

その他の日常部分も、ある意味手抜きのない手抜きだらけの生活が、まったく飽きずに展開されていきますw

投稿 : 2019/11/16
♥ : 17

ato00

★★★★★ 4.5

クラシックなラブコメ

音大が舞台のラブコメです。
堅物指揮者の千秋と野生児ピアニストののだめの出会いと成長物語です。
脇役陣も個性的で、この作品に華を添えます。

特別大きな事件はありません。
が、所々に感動的な場面を散りばめながら、ナチュラルかつドタバタと物語が進行します。

クラシック演奏は、画像演出や楽器演奏時の詳細描写により、臨場感があります。
アニメならではですね。

個人的余談。
大学時に好きだった娘に影響され、クラシックをよく聴きました。
とくに、ベートーベンの交響曲第七番には思い入れ大です。
今となっては、甘酸っぱい思い出ですが・・・。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 37

じぇりー

★★★★★ 4.2

やっぱり、音楽っていい

音大を舞台にしたコメディータッチのアニメ。主人公の「のだめ」は、ピアノ科に通うマイペースで天然かついい加減な、どちらかといえば天才肌の女の子。
それに対し、のだめが恋する先輩・千秋真一は努力家で研究熱心、優等生タイプの指揮者。
そんな凸凹コンビが織りなす、音楽に満ち溢れたドタバタだけど感動のストーリー。

クラシック音楽を知らなくても、オーケストラというセッションがもたらす高揚感みたいなものが生き生きと伝わってくる。
また、のだめの弾くピアノが譜面通りではないデタラメでも、それが本来の音楽の姿なのかも、と思わせる無邪気さも良い。

設定上仕方のないこととはいえ、オーケストラには参加できないのだめと、オーケストラを指揮する千秋のストーリーがバラバラに展開していったのは少々残念だ。
さらに、どの楽器においても演奏シーンの指の動きがCGに切り替わるのが分かりやす過ぎた。アニメーションがせっかくのクラシック音楽を表現するのについていけていない感じがした。
特に、千秋の指揮の動きが彼の指揮者としての成長を感じとっていくことが出来ないほど、うまく描かれていない点が最も残念だ。
あとは、「音楽」をテーマにしている作品であるにも関わらず、OP/EDテーマのクォリティも今一つといった感じだ。

…と、不満を書き連ねてしまったが、ストーリーやキャラクターは文句なしに面白い。
硬くなりがちなクラシック音楽の世界に入り込みやすいよう、キャラクターの個性がそれぞれ際立っていて、心理描写も巧みに描かれている。大抵がギャグなのだけれども、ほろり、とくる場面もあったりしてうまく緩急がつけられている。
ストーリーも、前述の通りのだめ編と千秋編とを分けて見てしまうことにはなるが、「音楽」に向き合う姿勢が正反対の二人が、それぞれの道を模索しつつ成長していった先に待っていたラストは微笑ましい。

音大を卒業した後の厳しい世界、プロの世界はそう甘くないという現実がありつつも、そんなことを忘れさせてくれるワイワイとしたキャンパスライフを描いた本作、少女漫画原作だが、万人受けする良い作品なのではないだろうか。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 7

69.8 7 大学生アニメランキング7位
げんしけん(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (625)
3533人が棚に入れました
笹原完士は大学入学を機にそれまで秘めていた「漫画・アニメ・ゲーム」への思いを分かち合えるサークルへ入ることを決意した新入生。
見学で訪れた「現代視覚文化研究会(げんしけん)」の個性豊かな「現視研」のメンバーと行動をともにしていくなかで、笹原はこの道に進む覚悟を決めていく。
ゆるやかなキャンパスライフの中にも笑いあり、涙あり、恋愛あり!?の笹原のオタクライフが始まるのだった。

声優・キャラクター
大山鎬則、斎賀みつき、ゆきのさつき、檜山修之、関智一、乃村健次、川澄綾子、清水香里、うえだゆうじ

セメント

★★★★★ 4.9

ホモが嫌いな女子なんかいません!

今日の私の礎を築いた作品です
自分ってオタクかもって思ってきたら、是非この作品を見てください
主客不可分アニメ、まさに有意義な時間の消費を実現した、そんな作品でした


げんしけんというタイトルにまず原始時代を想像した私ですが
そんなはじめ人間的な要素は皆無で、「現代視覚文化研究会」という大学サークルによる、ゆる~いオタライフを描いたものです
私が見てきた中では、「オタ中心アニメ」の最頂点に位置しますのが、このげんしけん
今や、萌え系作品には、必ずと言っていいほど、サブキャラにオタク系が入り混じってます
あるいは、俺妹や神のみのようにメインすらはることもあります
しかし彼奴等と来たらイメケンでノンケとも社交的で、オタクの何にも理解していない
結局は自身の願望を極限に膨らませたキャラクターたちの量産に繋がるわけです
と・こ・ろ・が、このげんしけんは、原作者・木尾士目氏がオタク観察に尽力を注いだであろうことが見て取れる、登場キャラたちのリアルな描画、素晴らしい
もちろん、ストーリー進行上、フィクションな部分は出て来ますが、キャラのオタク性がブレることはないです
二期のことは言わないでくれッ
あれぞオタライフのあるべき姿、目指すものです
手のひらサイズの願望でもって、三次元現実にも心地よい刺激を与えてくれる物語です

作画はかなり古臭い感じです、2004年ということもあって
OVAではスタッフも一新され、絵も格段にきれいになってはますが
1期もOVAも、変わらない良さがあり、温かさがあります
それに、咲さんや大野さん、荻上といった女キャラは、案外というか、かなり可愛いです、要素に飾られないナチュラルな可愛さがあります
また演出面では、間の入れ方が上手く、キャラの心情を際立たせれてます
そもそもまず、1話の構成からしてレベル高いです
劇中に出てくる「くじびきアンバランス」は、げんしけんのヒットを受け、まさかのアニメ化、しかも第二シーズンまで作られてます
次いでパロネタに関しては、もっとはっちゃけて欲しかったですが、如何せん・・・

声優さんは、合ってる合ってないなど考えもせず、すべてをそのまま受け入れた口です
ですので、かなり補正効いてますが、言わせていただくと、もう最高です
どの方も素晴らしい演技をしなさってます
笹原役の大山鎬則さん、脱力系ボイスが癖になるぴったりのキャスチングです
斑目役の檜山さん、檜山さんと言えば熱血ボイスですのでギャップがすごいですが、もう最高、素晴らしい
何かと”斑目”と縁の深い檜山さん、いつもとは違う檜山さんが堪能できます
田中役の関智さん、声幅広いですよね、こういう野太い声はあんま聞いたことなくて新鮮でした
くがぴー役の乃村建次さん、どもった喋りの、いかにもオタクな感じが出てて見事です
大野さん役の川澄さん、8話のプラモ壊された時の泣き演技にはお世話になりました
くっちー役の石田さん、”うんこにょ~”にはクッソワロタw

音楽はどれもピカ一、manzoによる「マイペース大王」「青春として」、アツミサオリさんによる「びいだま」
マイペース大王のOPでは、ギルティギアがそのまま出てたりを、青春としてのOPでは、くじアンのOPのオマージュだったりをします
歌詞がいいんですよねぇ、ほんと
”「日本中で誰にも負けない一つ」があるにはあるけど 悲しいかな、人知れず”
なんてフレーズとか、分かりすぎて聞く度にうんうん頷いてます

さて、キャラですが、語りたいことが数多くありますが、それを語るには、余白が狭すぎます
もう、敢えて何も言わないで締めたいと思います


ちなみにタイトルはOVAのネタです
最近、アフタヌーンにて、二代目の連載に沸いて、またアニメを見返してました
いやぁ面白い、何度見ても面白い
私の大好きな作品です

投稿 : 2019/11/16
♥ : 20

ジョニー

★★★★☆ 3.5

珍しい

オタクの部活アニメという珍しいタイプのアニメですが、これが意外と面白い。
似た趣味のオタクでも、それぞれが色んな意味で個性があるので日常系ではあるものの飽きる事なく、ニヤニヤ笑いながら見れます。
オタクの部活でありながら一人だけ一般人の我が強い女の子が居るのですが、その子がとても良い事言います。
またオタク側も違った意味で名言を残してくれますw
クオリティは低めですが、オタクであるなら一度見てほしいアニメです。
ちなみに一期と二期でキャラデザが変わります。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 3

ねこmm。

★★★★☆ 4.0

ココニイル。  【ねこ's満足度:81pts】

『現代視覚文化研究会』・・・略して『現視研』。
とある大学のサークルに所属する、オタク学生たちの姿をコミカルに描いた物語です。

「オタクはなろうと思ってなるんじゃない。気づいてたらなってる。だからやめられない。」
(作中の某キャラのセリフ)

今ならこの気持ちよくわかります(笑)。だからこそ面白かった。
原作である漫画を読んだのは、もう10年近くも前のこと。
同人誌やらコミケやらといった”オタク文化”を初めて知ったのはまさにこの作品でした。
あの頃は別次元の生き物としか思えなかった登場人物・・・時が経つのは恐ろしいものです(笑)。

1話のアバンはある意味衝撃的。
「『げんしけん』だと思ってDVDを入れたら、なぜかロリっ娘が泣いてたでござる・・・。」
うん、大丈夫。あなたは間違ってない。そのまましばらくお待ちください(笑)。

主人公は、妙なプライドからいまひとつオタクに染まりきれないでいた新入生・笹原完士。
そんな彼も、迷い無く趣味に興じる先輩らの中に混じることで徐々にその殻を破っていきます。

しかし、その笹原くんもこの1期ではほぼ空気。
実質的な主人公は、サークル唯一の非オタ・春日部咲(さき)ちゃんです。

超異質なオタク・高坂くんと付き合うという茨の道を選んでしまった咲ちゃん。
そのあまりに報われなさすぎる奮闘ぶりは、ホント涙無しには語れません(笑)。
この作品がオタクだけのただのドタバタ劇で終わらないのも、そんな彼女の頑張りのおかげ。
もうひとりの裏主人公である斑目との”温度差”も、この作品の見所であり楽しみの一つです。

基本的なペースは終始変わらず。
まったりとサークルメンバーの日常を描いていますが、最終話では大きな転機が訪れます。
この先の展開に関わる重要事項の決定、EDではとある重要キャラクターがついに初登場。
彼らのオタクストーリーはまだまだ終わりません。続きはOVA(全3話)&2期で♪



今回のオタ名言・・・『血の繋がった妹なんているわけないじゃないか!!』

投稿 : 2019/11/16
♥ : 50

80.2 8 大学生アニメランキング8位
NEW GAME!!(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (741)
3512人が棚に入れました
————かなえたい、夢がある! 「まんがタイムきららキャラット」にて連載中の大人気4コマ「NEW GAME!」のTVアニメの続編が待望の製作決定! 高校卒業後、ゲーム制作会社「イーグルジャンブ」に入社した涼風青葉は、幼い頃に夢中になって遊んでいたゲームソフト「フェアリーズストーリー」のシリーズ最新作「フェアリーズストーリー3」の制作に携わることに。 キャラクターデザイナーを志すきっかけになった八神コウとの出会いを始め、頼りになる先輩たちに助けられながら少しずつ成長していく青葉。 そして「フェアリーズストーリー3」も無事に完成を迎え、青葉が入社してからちょうど1年が過ぎ、イーグルジャンプに新入社員が入社する季節がやってきた。 右も左も分からない新入社員だった自分が、ついに先輩になることを考えると、どうしようもなく胸が高鳴る青葉。 「先輩の涼風青葉だよ!よろしくね!」とイーグルジャンプの入り口で青葉は挨拶の練習を繰り返すのだが……。 ゲーム会社で働く女の子たちの日常を描いたお仕事ガールズコメディが再び幕を開ける!

声優・キャラクター
高田憂希、日笠陽子、茅野愛衣、山口愛、戸田めぐみ、竹尾歩美、朝日奈丸佳、森永千才、喜多村英梨、大和田仁美、石見舞菜香、名塚佳織、鈴木亜理沙
ネタバレ

noindex

★★★☆☆ 2.9

前半の良さを台無しにする後半の中途半端にすら及ばない浅い安易なリアル志向。きらら系のレゾンデートルを自ら否定

1話
NEWGAME二期を先行配信するとはさすが赤字200億のAbemaTVである。
前の声優の番組で声優陣が喜多村英梨を「キタエリさん」と呼んでいたのが気になった。

{netabare}2年目の春からスタート。新入社員は無し!
八神さんの第一回のパンツは赤!
ねねっちが自作したNENEQUESTはフラッシュゲームみたいやなw
プログラムのコードも出てきたけど言語はC++だね。調べたけどVC++のデバッグビルドのみで出るエラー「BLOCK_TYPE_IS_VALID」で、ポインタを移動した後に開放しようとしたり、開放したポインタにアクセスしたりすると出る。「何度も同じ処理をしていた」とはそういうことだろう。
現役ゲームPGに指導してもらうとか恵まれてるなあねねっち。そのせいで後で…おっと。

一応会社なのでみんなの評価面談。女性しかいないのはたまたまですか。
遠山さんはレズ化が進行してるw
うみ子さんの面談も相手が葉月さん遠山さんだけどプログラマの上長を出して欲しかった。メインPGに昇進したけどもともとメインだと思ってたが。
はじめは企画に転向したがってる?
ゆんはいずれ辞めるつもりなの?
OPEDの映像はまだみたい…。EDに流れた曲はOPだろうけどいいんじゃない。満開ステップステップ♪{/netabare}
23分が早いなーやはりそこらの日常アニメとは格が違った。

2話
きらら難民「今期はNEWGAMEで癒させてもらうか」→「おいなんだよこれ…」
{netabare}ついにコンペのギスギス展開炸裂!もはやいつものきらら系ではない!
自分の都合の良い先輩像を押しつけてくる青葉に八神さんが苛立って青葉を怒鳴りつけ、涙を流す青葉。こういう展開はきらら難民には不評そうだな~。
「あんな八神さんは見たくなかった」という相手の気持ちをわかってないセリフから青葉はまだまだに感じる。共同でやるというオチもなあなあ感はある。
ゆんも周りの頑張ってる人を「どうせ結果は出せないのにカッコワルイ」と見下していた卑怯な胸の内をさらけ出したね。その考えは改めたけど。
ずいぶんリアルなドラマになってきた。でもキャラデザの師弟関係話はSHIROBAKOのゴスロリ様と井口さんで先にやったけどね。ゴスロリ様の「その遠慮は何なのですか?」が印象に残っている。井口さんは青葉より大人だったからな。
ギスギス展開は今後もあるみたいやね。{/netabare}
ED曲が公開されたけど、マーチ曲みたいな感じ。一期のED曲が凄く好きだったが今回は普通の声優ソングだな。

3話
{netabare}焦る青葉。1年でステップアップしすぎた弊害が出てきたね。
ファーシェーディングは確かアルファブレンディング使うから重くなるんだよな(今はシェーダか…)。
青葉との百合カップル相手はひふみ先輩で決まり?一期ではねねっちか八神さんだと思っていたが。
ねねっちが読んでたのはロベールのC++入門のパロディだなw
ねねっちのメガネの友人は誰なんだろ。
二期はキタエリの出番が多いなwプロトタイプ制作の段階なら仕様変更も仕方ないと思うが。{/netabare}

4話
{netabare}今回はひふみん回。ひふみんキャラリーダー就任。
それにしても遠山さんのレズはいい加減どうにかして欲しい。
どうでもいいけどこのゲームあまり面白そうに思えないなw
デベロッパーとパブリッシャーの関係はこれから描かれるんだろうか。{/netabare}

5話
なんか二期は見ててストレスがたまるな…。内容がステラのまほうっぽく冗長になったような。セリフもトゲがあることが多い。一期はふわふわしてたけどそれを意図的に除去してガチにした感じ。
{netabare}はじめは企画志望なら大量のアイデア出して選ばせるくらいじゃないと。
このゲームって制約多くて爽快感がなくてつまんなそう。
青葉はコウに対する嫌味が多いよな。上司への不満がたまってる。まぁリアルではあるがNEWGAMEってリアルでいいんだろうか。
いきなりほたるんとか新キャラ登場で旅行の風呂で百合百合するのは唐突過ぎたw脚本が原作者なのでアニメ脚本のことがわからなかったからだろう。原作者だから他が直しづらいだろうし。{/netabare}

6話。神回!ゆるい日常は終わり男と男の勝負!あ女か。
{netabare}コウと青葉の勝負再び。青葉は全力を尽くしたが及ばず…敗北を悟り涙するが、慰めを振り切り最後までやり遂げる姿がせつない。青葉はもうブラックコーヒーが飲める大人だからね。でも土日は自宅作業とか労基的には完全アウトやなw
絵の絶対的な優劣は決められないが、青葉の絵は窮屈な感じがするね。コウの絵のほうがダイナミック。
イラストレーター同士の勝負はアニメ制作会社にも切実な問題なので力が入るね。SHIROBAKOで有名なゴスロリ様を無名の井口さんに変えたらナベPが怒ったのを思い出す。
前半のねねっちのゲームのお披露目がふっとんじゃった感あるな。{/netabare}

7話。いよいよ地獄の門が開く…NEWGAMEに癒しを求めて円盤予約している人は今日の話を見てキャンセルするのだろうか?
{netabare}最初はねねっちの面接。友人を面接官にするのがいやらしい…ねねっちが真面目にならなかったら落とす可能性はあったんだろうか?ねねっちの志望動機はなし崩し感があって綺麗じゃないけど嘘言ってもしょうがないしね。3カ月更新の厳しい契約だが人気ゲーム会社ならこれが現実。
大和さんの話は前回カットされたとか言われてたけど今回に持ってきた。嫌われていると思いこんじゃうことはあるよね。向こうは良く知らない人としか思ってないのに。大和さんが言ってたフランスの会社はUBIでゲームはアサシンクリードかな。
…そして…ついに…インターンの新人二人が到来!!きらら系だし二人をかわいいゆるふわな子にするという選択肢もあったのだろうが、原作者はそうしなかった。元ゲーム開発者としてここは譲らず現実を描きたいというプライドがあるのかな。
かわいい後輩を期待していた青葉にとって紅葉は真逆の子だった。宣戦布告できらら系らしからぬギスギス空気が漂う…でも新EDに紅葉が加わってニコニコしてたからいずれ打ち解けるのだろう。
…もう一人の一見まともそうに見えるツバメのほうがもっとやべーんだよなw{/netabare}

8話
{netabare}前半は一期みたいなユルいノリだったな。二期はキタエリの出番多い。
不愛想な新人の指導に苦慮するひふみリーダーが面白い。
紅葉は少しずつ打ち解けてきたけど青葉への敵意は抜けないな。競走社会だしずっとこうなのかもしれない。青葉も腹くくった感じはある。
ねねっちとツバメはすぐ打ち解けた様に見えるが…次でアレが来るのかな。
ねねっちは大学があるから不利だよね。{/netabare}

9話
ついにツバメのあの発言がさく裂!!
{netabare}…でも見てるとその前のねねっちの不真面目な発言の方が悪いと感じた。ただツバメもうみこさんまで悪く言うのはアカンな。ねねっちをコネ呼ばわりするだけならまだしも。
ねねっちは自分は目的意識の無いテキトーな奴だと自嘲する意味で言ったのだろうが、ツバメには嫌味に聞こえたんだろうね。
その後のツバメと紅葉のシェアルーム生活のエロエロシーンでギスギスの流れを中和したように見えた。
その前にゆんとハジメの過去話をやったけど、二期はキャラを掘り下げる話が多いね。{/netabare}

10話
{netabare}はじめがこんな後手後手で仕様変更してるとディレクターなんかいらない、プログラマーだけで作ればいいって思っちゃうよな。
ツバメがどっちの責任になるのかとか鬱陶しいこと言ってるけど、確かにはじめも悪い。はじめがディレクターとして経験を積めば最初からいい仕様を出せるようになるのかというと…そうでもないんだよなぁ~w
ツバメとねねっちはだいぶ差が開いたように見えるが…追いつけるのかな。ツバメが態度を軟化したのも、もう追いつかれないだろうと思ってるからだろうし。
コウと遠山さんはレズレズしいなw
ここまで強烈なイベントがある回ばかりだったけど今回は中休みだな。{/netabare}

11話
{netabare}ツバメの悪行三昧でさすがのねねっちも人間関係に疲れてしまう。うみこさんの前で評価が下がるようなことを言うなとか、見ててムカムカしてくる。円盤の予約もかなりキャンセルされてるんじゃないかな。
紅葉はねねっちとは相性良さそう?ツバメが見苦しく必死になっている理由を教えてくれた。
ここまでのツバメの暴言を全て水に流すねねっちは聖母マリアのように神々しいな。こんなサッパリした性格の女なんか現実にはおらんわ。
そしてマスターアップ。やっぱりこのゲームあまり面白そうに見えないw
コウは海外に行ってしまうわけだが…遠山さんはレズレズしてないでいい歳なんだからしっかりしろと言いたい。{/netabare}

12話
{netabare}二期がダメになった最大の戦犯はツバメだが、レズおばさん遠山りんもなかなかに酷い。20代の百合は見苦しい。
フランスに行って勉強って言うけど、アメリカのほうが良くね?フランスもUBIとかあるけど今の落ちぶれた日本でもフランスには負けてないだろ。{/netabare}
PS2の時代まではゲームは日本が世界一だったのになあ…。

【総評】
二期を駄目にした鳴海ツバメについて、SHIROBAKOの平岡やサイコパス2の霜月と比較して悪役キャラクター論を展開するつもりだったが、駄作に労力かけるのもアホらしいのでやめた。あにこれが金くれたら書くけど!
でも一言だけ言うと、ツバメのような奴は現実にいるとかいないとか、そういう問題ではない。業界で抑圧されてきた平岡に比べると小娘のツバメの醜態には全然リアリティも共感も無いし、霜月のような悪役としての一貫性も存在意義もないからただ不快にさせただけで…おっと、長々と語りそうになってしまった。簡単に言うとそういうことなのだが。
それと遠山りんについての描写も稚拙で見苦しく、これでさらに追い打ちをかけてしまった。
12話はツバメと遠山の顔を見るのも嫌で、苦痛でたまらなかった。

一期の円盤を買った人の多くは「見るストレス解消薬」のつもりで円盤を買っているはず(一期の内容で売れたのだからそれが事実)。今回はどういう数字が出るのか注目している。もちろん二期は下がるのが普通なのでそこは勘案する必要もあるが。
かつて「天体のメソッド」のつまらないギスギス展開が叩かれていた時に、以下の言葉が非常に印象に残った。このアニメの後半を見てそれを思い出した。
「こんなアニメの円盤誰が買うんだ。不快になるためにわざわざ買うのか」


あと最近、この作品のキャラクター構成が「あずまんが大王」に酷似していることに気付いた。そもそも全てのきらら系があずまんが大王の影響を受けてはいるのだが、それでも他のきらら系の人気作のキャラはここまでは一致していない。
青葉=ちよ(一人だけ若い主役、まじめで前向き、見た目からして似てる)
ゆん=大阪(関西人)
ねねっち=智(アホ、トラブルメーカー)
はじめ=神楽(体育会系の巨乳)
葉月=暦(眼鏡ロング髪で腹黒い)
ひふみ=榊(気の小さい無口キャラ、巨乳)

投稿 : 2019/11/16
♥ : 24
ネタバレ

scandalsho

★★★★★ 4.7

《前半》毎週ワクワクが止まらない➝《後半》ん~?あれあれ・・・?

原作未読。最終話まで視聴。
この作品は、前半と後半で評価を分けた方が分かり易いような気がする。

《前半》
圧巻の第1話。
他の追随を許さない、圧倒的なほのぼの感。
待っていた甲斐があった。
第2話以降も、毎週ワクワクが止まらなかった。

第4話は、私のとって”前半の象徴回”
『はじめとゆんが面白可愛い』からの『ひふみんが最高に可愛い』神回。
逆に、主人公・青葉の出番が極端に少ない。
この回以降も青葉の出番が少ない回があったが、青葉の出番が少なくても全く問題なかった。
第1期では主に青葉の成長を描いたのに対し、第2期では、全員が少しずつ成長していくさまが描かれていた。
その象徴回だと思います。

神回は第6話。
6話のタイトルにもなっている、青葉の『あぁ・・・、すごいなあ・・・』は泣きそうになった。
高田憂希さんの好演が光る。

{netabare}キャラデザからキービジュアルに至る『少々ギスギスする展開』も、コウや青葉の成長を描くためと思えば納得がいく。{/netabare}

《後半》
専門学校からのインターンシップという形で、青葉にとって念願の後輩がやってくる。

{netabare}紅葉:コミュ障なのは良いとして、青葉にいきなりの戦線布告って・・・。
ツバメ:一見まともそうだけど、突如、辛辣キャラに豹変・・・。{/netabare}

前半のギスギス感とは明らかに異なる、きらら系らしからぬ展開。
{netabare}まあ、2人の立場を考えると、その行動も理解できなくはないけど、{/netabare}視聴者を少しイラつかせるギスギス感。

{netabare}極端な二面性を印象付けたツバメは、これ以降、どんなに明るく振る舞っていても、笑えないキャラになってしまった。{/netabare}
この作品の最大の魅力である「ほのぼの感」を犠牲にしてまで登場させる必要があったのかな?
正直、新キャラの2人には、あまり魅力を感じなかった。

ほのぼのとギスギスは相性が悪すぎると実感した。

《第2期全編を通じて》
第1期もそうだったけど、リアルな所はリアルに描くのがこの作品の魅力の一つ。

そういう意味で、キャラデザにまつわるコウと青葉のギスギス感は、後味の良いものだったし、キービジュアルの件で発生したギスギス感も、心地良い形で回収されていた。

最終話。
{netabare}コウが青葉に言った『青葉。ここまで登っておいで』は、泣きそうになった。
ラストの、ゲームパッケージの大写し。『キャラクターデザインに新進気鋭の涼風青葉を据え・・・』も感動した。{/netabare}

ほのぼのと感動は本当に相性が良い。

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第1期で、しっかり者の良きお姉さんキャラだった”りん”が、第2期では百合要素ばかりが目に付く残念キャラに・・・。
プロデューサーになってグラフィックチームから抜け、青葉たちとの交わりが少なくなったせいもあるんだろうけど・・・。

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逆に、りんの抜けたお姉さんポジション(?)に収まった”ゆん”。(特に”はじめ”の・・・(笑))
第1期と比べても、可愛さ増し増し。

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第7話から変わったED。5人Verに。
最終話のEDは最終回にぴったりで、とても心地良く感じた。

OPも作品のイメージに良く合っていた。とても心地良かったです。

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第1期と比較して、物語とキャラの項目が低評価に。
足を引っ張ったのは{netabare}、ツバメの極端な二面性。{/netabare}
初見の時、さすがにちょっと引いちゃったので・・・。マイナス評価。

とはいえ、第1期同様、ほのぼの明るいお仕事アニメ。
登場人物全員の成長も含めて、かなり楽しめた作品でした。

第3期もあるといいなぁ!

投稿 : 2019/11/16
♥ : 63

えたんだーる

★★★★★ 4.3

1期目よりもストーリーは重め(とはいえそんなに重くはない)→新ED、良いです!

『NEW GAME!』(1期目)の続編。
原作マンガ(「まんがタイムきららキャラット」掲載作品)は既読です。

「登場キャラクターの成長」という意味では、もちろん1期目にもその要素はありますが、2期目の本作品の方がその要素は大きいと思います。

2017.8.24追記:

終わるまではレビューを更新する予定はなかったんですが、7話目から変更になったED歌詞が、2期目の最終回と想定されるエピソードを想うと素晴らしいものだと思えたのでメモ…。

2017.9.27追記:
最終回まで視聴終了。ED主題歌は想定通り最終回の内容にふさわしいものになりました。

思えば、OP主題歌も2期目を通しての「社会人としての成長・キャリアアップ」という内容にマッチした良い曲でしたね。

アニメ2期目も(1期目にも増して)面白かったです。原作はまだ続いています。これからも追っていくつもりです。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 45

64.6 9 大学生アニメランキング9位
すべてがFになる THE PERFECT INSIDER(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (717)
3211人が棚に入れました
森博嗣の『S&Mシリーズ』が原作。

映像化するのは、「エルフェンリート」の神戸守監督とA-1 Picturesのタッグ!


理系の女子大生の西之園萌絵と工学部建築学科准教授の犀川創平が難事件に挑むサイエンスミステリーとなる。

声優・キャラクター
加瀬康之、種﨑敦美、木戸衣吹

Ka-ZZ(★)

★★★★☆ 3.6

日間賀島じゃなくて妃真加島だったんですか・・・^^;

この作品の原作は未読です。個性のあるキャラデザとノイタミナ作品・・・という事で視聴を決めました。
物語の進展に伴い、「ヒマカ島」という地名が登場しました。「日間賀島」は愛知県の沖合にある島でタコとフグの里海として知られています。個人的に私も行ったことのある島だったので、俄然興味を持って視聴に臨みました。

この物語の主人公は、大学の助教授である犀川創平(さいかわ そうへい)。
彼は研究室に出入りしているヒロインの西之園萌絵(にしのその もえ)と一緒に、真賀田研究所に行くこととなります。
真賀田研究所には優秀な人材が揃っており、その研究所のトップが現存する最高の天才と名高い真賀田四季博士・・・ですが彼女は過去に人を殺めた事から、研究所の一画に長期に渡って隔離されていました。

そして、いざ博士と面会しようとすると博士の部屋の中から奇妙な物体が姿を表し・・・ミステリー作品として物語が動いていきます。

・・・完走しましたが正直難しい作品でした^^;
一言で表すと「完全密室殺人事件」になるわけですが、その手口の巧妙さ・・・色んな事象が細い線で繋がっていましたが、その細い線は私にとって「見えない線」でした。
関係する事柄が多い上に一つ一つが複雑なので、一つ一つのピースがしっかり嵌った感触が全容が明かされてもイマイチ無いんですよね^^;
きっと物的証拠だけではなく、時間・空間・暗号といった因子を折り込み固定概念を排除したその先の事象を見る必要があるのかな・・・
でも、そこは私の考えられる範囲の遥か彼方でした^^;

この事件の犯人は凄い人・・・
この手口を暴いた人も凄い人・・・
そして、この物語を考えた著者は凄い人・・・
これ初見で犯人を暴ける人っていないんじゃないでしょうか^^;?

作品的には難しいですが、だからといって視聴できない訳ではありません。
全然検討もつかない方向から突然手がかりが降ってくるので、意外性とその内容の深さに触れるだけでも面白さは感じられると思います。

でも作品の中で気になったのが一つだけ・・・
犀川先生は極度の愛煙家で、所構わず煙草を吸っていましたが、今の時代こんなにプカプカ吸えるところはきっと無いと思います。
と、思える位喫煙シーンを多く見たような気がします。
犀川先生の喫煙はきっと何か意味があったのかもしれません。
ですが、何に繋がっていたのか・・・正直今でも分かってません^^;

オープニングテーマは、KANA-BOONさんの「talking」
エンディングテーマは、シナリオアート/CHRYSANTHEMUM BRIDGEさんの「ナナヒツジ」
この作品・・・歌は格好良いのですが、実際に歌おうとすると難易度が高かったです^^;

1クール11話の作品でした。
ラストは意味深なシーンで終幕しました。
今回登場した主要登場人物である3人(犀川創平、西之園萌絵、真賀田四季)は、著者森博嗣先生に執筆する他の作品にも登場しているようなので、その布石だったのでしょうか・・・
あと1話位タネ明かしをして貰えたら、もう少し事件への理解度が高まったかもしれません。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 34
ネタバレ

shino73

★★★★☆ 3.7

感覚の病的な鋭さ

森博嗣メフィスト賞受賞の本格ミステリー。
その後多くの続編を生んだ傑作シリーズの始まり。

混乱を覚えます。
すべての言葉が意味をなさないんじゃないかと。
1つの事件を極めて丁寧に描いてくれていますが、
事件の全貌が見えてくると同時に、
犯人の動機がとても繊細で観念的な方向へ進むからです。
そして告白しなければいけません。
その動機をどこか「理解できる」のです。
極めて理性的で合理的な方、
真反対に精神薄弱の方にはお勧め出来ません。
そのどちらでもない自分ですら、
見入ってしまう瞬間がありますから。

ここでは劇中で交わされた、
印象的な独白をピックアップして、
皆さんの判断を仰ぎたいと思います。
物語の根幹に通じる独白ですので、
少しでも興味のある方は開かないで下さいね。

{netabare}子供の頃は誰だって1つの人格ではなかったはずだ。
常に矛盾し、今よりもっと多様な考え方をしていた。
それが成長するにつれて矛盾を統合し、
1つの人格になろうとする。
大人になるとは1つの精神、肉体に縛られることだ。
ただ「解き放たれたい」その為の儀式。{/netabare}

問いかけに立ち止まってこその人間だと思う。
あらゆる束縛と寄り添って歩むのが人生だと思う。
もしどこかで出会えたら、
聞いてみたいことがたくさんあるな。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 68
ネタバレ

血風連あにこれ支部

★★★★☆ 3.8

理系ミステリィ

森博嗣氏の理系ミステリィデビュー作。
理系ならではの会話は原作ファン向けに原作準拠で作ってあるというイメージを持ちました。
原作の達観したようなキャラをうまく再現できていると思います。
櫻子さんが感情比多めなキャラばかりなのに対して、理論先行で視聴できるのは考えに没頭できるから安心できるんですよね。(これは好みにもよるでしょうけど)
----------------------------
6話まで視聴。
{netabare}んー。わかっていた事ですけど、想像以上に展開遅いですね…。
やっぱり「F」だけで1クールやる構成だったのか。
謎の不可解性はいいんですけど、六花の勇者しかり1クールに一つの事件ってのはやっぱエンタメ的に退屈と言わざるを得ないです。

それだけならまだいいんですが、各話にチラホラある外伝の四季描写が疑問。
演出としてはありかと思ったんですが、まだ推理中なのに核心部分の描写までやってしまうのはいかがなものかと思えてならなかったです。{/netabare}
----------------------------
9話視聴。密室の真相が明らかに。
{netabare}映像ファイルが残っていなかったのは、同じ名前のファイルが生み出されると上書き保存されるというコンピュータの性質を利用したトリック。
これはWINDOWSの場合だと消えずに複数ファイルが生成されるので、WINDOWS主流の人には理解しがたいかも知れませんけどね。
LINUXの人は割りと納得できるんじゃないかと思います。おそらく、作内のレッドマジックもLINUXに近いプログラムなんでしょうね。
しかしアレだな…。原作では、密室トリックに関する仮説がもう一つあって、私はその仮説結構気に入ってたんですけどね。何故かアニメではカットされてたみたいです。何でカットしたんだろうなぁ…。尺は十分にあったと思うのに。{/netabare}

11話視聴。
{netabare}アニメは二箇所大きな改変が加えられていましたね。
一つ目は、第三の殺人(山根が殺される)が無くなっていた事。まあこれは不必要な殺しだったので、改変して良かったと思いますが。
二つ目が計画の変更(娘が殺しの計画に疑問を持ってしまう事)が萌絵の面会時の言葉「あなたは誰ですか」により行われる事。
本来の計画は「娘が母を殺す」だったのですが、その場合はメディアに露出させるのは最初から母でないと面が割れるので話の筋が通らなくなります。
原作では娘がもっと早い段階で母の思想を理解できなくて、計画の変更(母でなく娘の方を殺す。そのために娘をメディアに露出させる)に着手したと思っていたんですが。
この変更は……どうなんだろう。若干、歪が出来ている気がする。台無しってほどではないんだろうけど。
トリックは論理的で好きなんですが、着地点には少し納得いかなかったりします。{/netabare}

全体的に見ると、VRの映像表現とかはすごく凝ってて好きだったりするんですが、色々癖のある作品になってます。
動機部分は原作のモノローグがないので相当理解しにくいものになってます。(まあ、これは無理もないかな……)
アニメだけ見てたら理解不能と言うか、不快に感じる人もいるかもしれません。感情表現よりも理論を重視する人の方が向いてる作風だと思います。
森博嗣色は相当再現されていたように思えますが、アニメで一般視聴者にもわかるように表現されていたかどうかは、私には判断しにくいです。
エンタメ重視の人には厳しそうですが、哲学とか、インテリな雰囲気好きな人にならいけるかもしれません。


っていうか森博嗣なら「F」以外にも面白い話はあるんだからエピソードは2つ以上にして欲しかったな(ぼそ
あと、この作風に魅力を感じたなら「スカイ・クロラ」も合うと思うのでお薦めしておきます。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 16

80.1 10 大学生アニメランキング10位
盾の勇者の成り上がり(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (637)
2626人が棚に入れました
図書館で出会った一冊の本。そこから勇者として異世界に召喚されてしまった主人公・岩谷尚文。盾を使う能力を持った彼は、陰謀と裏切りに会い、異世界ですべてを失ってしまう。どん底からの成り上がりを描いたヒロイック・ファンタジー!

声優・キャラクター
石川界人、瀬戸麻沙美、日高里菜、松岡禎丞、高橋信、山谷祥生
ネタバレ

Takaさん

★★★★☆ 3.3

復讐の盾

異世界モノだけど主人公のポジションが違うやつ。
某人気ラノベ&アニメの主人公の外見と中の人同じはダメでしょ…

{netabare}
マインと王とアホ3勇者が、見ていて胸糞悪いので、
最初で切っちゃう人多いかも…
{/netabare}

22話~25話
{netabare}
水着回ありの更に異世界の勇者がいて同じように戦っていますからの
俺タタエンドだった…

3バカとビッチ、クズに話数を割き過ぎたのか、
はたまた原作ストックなのかわからないけど、
2期は無さそうな感じ。

もっと、サクサク進んでくれたらもう少し面白かったのかも。
{/netabare}

21話
{netabare}
21話目でやっとと思いきや…
女王したたかすぎでしょう。

アホ3勇は変わらずアホだけど、
ナオフミはどこに行くのだろう???

あと3話ぐらいで、どう終わるのか?
{/netabare}

18話~20話
{netabare}
3勇教 vs 盾+アホ3勇

結局、美味しい所は、女王が持っていくという…
強いし、勇者召喚必要じゃなかったのでは?と。
{/netabare}

17話
{netabare}
フィーロがフィロリアルの次期女王候補になって
あほ毛が1本生えた。

あほ毛は異世界まで浸透しているとは…
{/netabare}

16話
{netabare}
フィロリアルの群れとフィロリアルの女王が登場。

女王が、四聖勇者が仲良くできないなら、
殺してしまえば=リセットできるの?と思ったのと、

四聖勇者以外にも勇者が存在すること!

2クールでどこまでやるんだろうね?
ビッチとクズ王は処罰されて欲しい。
{/netabare}

15話
{netabare}
小悪党 vs ラフタリア

幼馴染の男の方は生きていたけど、
女の方は…このアニメって悪党に甘くない?
{/netabare}

14話
{netabare}
スレイヤーズのゼロスみたいな貴族が出てきた。
どうやら、ラフラリアの村を滅ぼした輩の模様。
次回で、成敗されるんだろうけど、ビッチと愚王は
何話まで無双できるの?

死刑になるんだよね?王家だから死罪なしはないなー
{/netabare}

13話
{netabare}
メルティも、大概あれだなぁと。

自分の父親が何をしたかを聞かないと!
って、今更聞いてるし、聞かないでナオフミと
交渉していたとは…

王は婿養子、マインはクズ、そして、3勇教とかいう
盾の勇者以外を崇拝する宗教と、
間違いなくグルだよね。

自分の国に戻ってこない女王も大概だけど、
次回、マインの攻撃をどう回避するのかな?
{/netabare}

12話
{netabare}
まさかの2クールだったのは意外…

扇子の人、日笠さんの方が合っているかもなのと、
クズ王のセリフからすると、マインって、
女王との子供ではないのかな?

髪の色、どちらにも似ていないし。

しかし、メルティは何がしたいのやら…
現状を把握していないのかな?
挙句、姉から刺客を差し向けられるし、
次回からは、逃亡生活回になるのかな?
{/netabare}

11話
{netabare}
波で、まったく役に経たない3馬鹿。

ゲーム感覚は捨てろと盾に言われているそばから、
剣(キリトさん)は…適応力はあるけど、
敵にすら、勇者は1人のみと言われる始末w

1クールでキリが良い所となると、
女王が出てきて、王とマインが裁かれて、
俺たちの戦いはこれからだ!エンドかな?
{/netabare}

10話
{netabare}
自分の落ち度を認めるキリトさんと、
認めない弓の勇者。

10話時点のクズ度

槍>>>超えられない壁>>>>弓>>>>剣

女王も状況分かってて動かないとか、
この国の王族は…
{/netabare}

9話
{netabare}
教会に盾の紋章?だけなかったのは何か怪しいな。

それと、マインの妹で第一皇位継承権持ちの妹が
出てきたけど、今までの経緯からすれば、
主人公は、門前払いするよね…
{/netabare}

8話
{netabare}
今度は、槍の尻拭い。
成り上がりではなく、尻拭いばかりで大変だ。

ラフタリアの治癒には聖水が必要みたいだけど、
教会が売ってくれるのかな?
盾の勇者は嫌われ者になってしまっているけど…
{/netabare}

7話
{netabare}
槍の尻拭いと、ラフタリアとフィーロの盾への
プレゼントを探すぞ!回。

初めて胸糞悪くない回だったね。
{/netabare}

6話
{netabare}
盾の勇者が王都以外では聖人様化。
まぁ、金と引換とはいえ人助けしていればそうなるかな。

商人としてのノウハウを教えたオジサンの技術は今後役に立ちそう
なのと、難病?のお婆さんは、後に恩返ししそうな感じで、
描かれていた感じなので、期待。
{/netabare}

5話
{netabare}
卵ガチャからのフィロリアルの誕生。
2日で成長とか、盾の勇者の恩恵なのかな?

あと、女王が出てきたけど、この人、王とマインより
権力持ってそうだから、登場シーンに期待。

マイン達は、また、イカサマしても盾に勝てないとは…
女王も、忍者潜ませているなら、王とマインを
さっさと斬首にすればいいのに…
{/netabare}

4話
{netabare}
決闘でもイカサマとか槍のアホだけど、
マインクズすりる…
流石に、弓と剣も正しい方向に介入してきたのは救い。

現在のクズ度:槍>>>弓=剣

盾はまとも
{/netabare}

3話
{netabare}
亜人、成長する!
どういう仕組みなのだろうか?
ちゃんと栄養取れたから?

3勇者がクズすぎて…
いつ天罰が下るのだろう?

盾はロリコンディスリの常識人なので好感が持てるので、
早く、盾の勇者ってだけでの差別から解放されて欲しい。
{/netabare}

2話
{netabare}
盾の勇者、亜人を買い、育成する。

緒方賢一さんが出るとは予想外。
{/netabare}

先行1話
{netabare}
図書館で本を読んでいたら異世界に召喚された主人公。
そこには、4人の違う時間軸から同じく召喚された日本人が…

召喚された世界で、何故か盾だけ嫌われているのは、
何故か理由があるのだろうけど、他の3人の勇者の微妙なクズっぷりに爆笑。

ハニートラップに引っかかった主人公が勇者ではなく、
復讐者になるのはなかなかよい展開。

タイトルに「成り上がり」とあるから、地道に強くなるのだろうけど、
剣の勇者がキリトなのと、武器やのオヤジがエギルなのは、
もう少しキャラデザなんとかしてよーと。
{/netabare}

投稿 : 2019/11/16
♥ : 6
ネタバレ

sudasouich

★★★☆☆ 3.0

今回の転生はいかに???

■1話目
転生したら{netabare}不遇職(盾)でそれでもまぁポジティブに行こうとあれこれ期待していたら
美人のお姉さんに嵌められて財産全部奪われて転生仲間に見下されて闇落ちして
不貞腐れながらも再起を目指して頑張っていたら超怪しい奴隷商人に袖引かれて
しかたなくついていったら檻の中に亜人の女の子が{/netabare}・・・・・というところで続く。
作画が結構しっかりしてるので、1話目を観た限り今後に期待しているんですよ。
そうそう、武器屋のおっちゃんはいい人だなぁ。

■2話目
{netabare}ヒロインがおねしょするのは良アニメ。{/netabare}
・・・・・多分な(笑)

■3話目
{netabare}いや成長しすぎだろ。
ケモミミ幼女に戻して!!!
(更に成長するらしい・・・・・){/netabare}

■4話目
面白そうだったのでコミック版をまとめて買ってきた。
{netabare}これねぇ・・・・・肝心な部分で心理描写が無理やり過ぎるというか、描ききれて
ないんだよ。
その点はコミック版も同様だった。
だから自暴自棄となった主人公と、それを救うヒロインとのやり取りが滑稽にすら
映ってしまうんだな。
その辺はアニメ化するにあたって脚本と演出と劇伴で何とかしてくれと思うのだが、
どうにもならなかったようだ。
ただ、以降は単純に勇者物として面白くなっていくはずなので期待している。{/netabare}

■5話目
{netabare}ヒロインがゲロ吐くのは良アニメ。{/netabare}
by女神アクア

■6話目
このアニメ(というかコミック版も)、戦闘パートより日常(冒険)パートの方が
よほど面白いかも?
{netabare}今回はロリ鳥がメインの話だったが、ニンマリするシーンが多くて楽しめた。
ちょっと下衆っぽい主人公というのがいい意味でアクセントになっている。
ここまでの話数で所々アニオリに差し替えられているけど違和感はないな。
この調子で頑張って欲しい。{/netabare}

■7話目
盾の勇者の風呂上がり。
{netabare}つーことで、テコ入れ回というか温泉回というか。
何だかコミック版の5割増しくらいでラブコメ要素強調してる気がする。
ニヤニヤできる範囲なら大歓迎だけど、やり過ぎるのは勘弁だな。{/netabare}
今更だがEDの歌は俺的今期ナンバーワン。
ストーリーの内容をしっかり踏まえた歌詞が素晴らしい。
フルバージョンでも手抜きがないのは感心。
既にDL購入済みなんだけど、シングルCDでは販売しないの???
だったらハイレゾ版出してくれよ・・・・・。

■8話目
奴隷より働き者のご主人様。
{netabare}今回は怒り・憎しみ覚醒のテンプレ展開。
そもそも闇落ちした主人公の強さはそこに由来する訳だし問題ない。
作画も劇伴もかなり上等な部類。
ここまで崩れることもなく適度なアニオリと省略でテンポもいい。
制作陣の頑張りが伝わってくるアニメ。{/netabare}

■9話目
第三のロリ登場。
{netabare}人をダメにするソファ・・・ではなくて生きた羽毛布団フィーロ。
包まれた者はみな睡魔に襲われるという。
狸娘のゲロインはまだ治ってなかったようで。
聖水を手に入れるために訪れた教会のシンボルには、なぜか盾だけが無い。
今期の試験に出るからよく覚えておくように。
それと何か困った事が起きたら武器屋にGOだ!{/netabare}

■10話目
盾の周りはロリばかり。
{netabare}・・・という状況で始まったが、今回は決戦前夜的なお話。
フィーロとラフタリア(の尻尾)が可愛過ぎて困る。
奴隷商のおっさんも成金みたいな風体になって登場。
常にキーポイントで現れる重要人物(笑)
話自体に大きな動きはないけど凄く面白かった。
未来の別れを匂わせるような会話もあったが、さすが盾の勇者様はブレないな。
この世界に愛着というものは微塵も無いらしい。
「フィーロを売るの?」 ・・・・・・・・・・この破壊力w{/netabare}

■11話目
便利な怒りパワー覚醒。
{netabare}これは4話目と同様に、肝心な場面で視聴者心理置いてきぼりパターンか。
(コミカライズ版も似たようなもんだけど)
アニメ制作にあたっては、こういう舌足らずな描写をうまく処理して欲しいのよ。
今回にしても、倒されたドラゴンの憎しみをもっと掘り下げて凄惨に描かないと
全く感情移入できないわ。
日常回が思ってた以上に面白い作品なので、なおのこと残念でならない。{/netabare}

■12話目
ゲス顔勇者の俺ターン。
{netabare}感想は前回と全く同じで、戦闘シーン以外はとても楽しめた。
戦闘シーン以外は・・・・・(鉄扇女の攻撃が想像以上にダサかった件)。
盾の勇者が真のゲス顔を披露するまでもう少し。
そこだけは上手く描いてもらいたい。
頼みますよ、いやホントに。{/netabare}

■13話目
2クール目突入。
{netabare}糞○ッチのターン。
う~ん・・・・・もうちょっと声優さんたち頑張れ。{/netabare}
今回からOP・EDが変更。
曲に関しては、前のより数枚落ちる印象かな。
EDの曲を歌っている藤川千愛という名前で検索すると、元アイドルだったらしい。
今後更に経験やレッスンを積めば、いい感じな歌い手になってくれるかも?
期待の意味を込めて、今回のED曲も購入予定。
(またDL版のみか?)

■14話目
感情を隠せない狸の尻尾。
{netabare}今回と次回はラフタリアの過去がメイン。
ムチ使い胸糞貴族の頭部には要注意だ!{/netabare}
前回の感想で「曲に関しては、前のより数枚落ちる印象」なんてことを臆面もなく
書いていた俺だが・・・・・ごめんなさい、謝ります。
{netabare}YouTubeの藤川千愛公式チャンネルで今回のED曲のフルバージョンPVが
観られるんだが、これがまた予想外の良曲でびっくり。
特に2番のBメロからサビ、そしてCメロに至るまでの一連の歌詞がいい。
前作「きみの名前」と同様、ちゃんと主人公と狸娘の境遇を汲んでいる。
来月発売の1stアルバム(限定版)もAmazonで早速予約。
個人的にアニメ本編より歌曲を重視することが多いので、こういう掘り出し物的な
出会いは嬉しい限り。{/netabare}

■15話目
盾の従者の茶番劇。
{netabare}ちょっと尺を取るシーンを間違えてやしませんかね?
アニオリで狸娘の残虐性を薄めるのはなぜなんだろうか?
禿のズラは放送コードに引っかかるのか?
・・・・・などと疑問符付きまくりの回だった。
2クール目に突入してから中だるみ気味になってきたなぁ。{/netabare}

■16話目
第四のロリ登場。
{netabare}今までを通して一番作画が冴えていた。
ここまで散々戦闘シーンを貶してきたが、今回は別格。
脚本・絵コンテ・演出の中山竜という人は、若手の有望株らしいですよ奥さん!
(さすがに夜ノヤッターマンは黒歴史だろうな・・・)
2クールもそろそろ終盤にさしかかる。
あとはゲスの勇者の憂さ晴らしまで上手く運んで欲しい。
その後、どこで区切りをつけるのかは少々不安だけどね。{/netabare}

■17話目
アホ毛ゲット。
{netabare}またつまらない戦闘に戻ってしまった。
全体的に観ているのが苦痛なくらいダメダメ回。
前回と比べて一気にテンションが急降下。
つーか今更だけど、フィーロとフィトリアのCVはミスチョイスだろこれ(笑)
次回に期待・・・・・も構成的に厳しいか?{/netabare}

■18話目
いよいよ絵も怪しくなってきた。
{netabare}前回の感想でフィーロとフィトリアのCVはミスチョイスとか書いてしまったが、
主人公とヒロイン、そして鍛冶屋のオヤジと奴隷商以外は全部ミスチョイスに
思えてきたわ。
戦闘シーンが冴えないのはそのせいだったりして?
特に魔法の詠唱シーンは最悪。
コミック版では気にならなかったが、アニメ化で一番のマイナス要素。
散々アニオリぶち込んできたんだから、その辺も何とかすればいいのに。
まぁこの作品に限った話でもないけど、詠唱が格好いいアニメもある訳で・・・。
結局は、声優さんの力量次第ということか。{/netabare}
早速BD1巻と藤川千愛の1stアルバムを購入。
やっぱりEDの2曲は最高だわ(笑)

■19話目
教皇様が一言・・・・・
{netabare}「いやはや、見るに耐えませんなぁ」
まさしくその通りの回だった。
既にBD1巻を買ったことを後悔している。
全話観終えるまで待つべきだったか (-_-;)
ついでに評価も下方修正。{/netabare}

■20話目
盾の勇者の総集編。
{netabare}つーか中ボスにどんだけ尺取るわけ?
正直しらけ過ぎて辛い。
そして声優さんたちのベタ演技が追い討ちをかけてくる。
主人公の怒りと憎しみが上手く伝わってこないのはコミカライズ版も同じだが、
それをさらにこじらせてどーするよ(笑){/netabare}

■21話目
盾の勇者の憂さ晴らし。
{netabare}この回を期待してたんだが・・・う~~~~~~~~~~~~~~~ん。
以前のラフタリアの件もそうだったけど、肝心な部分で非情さを薄める理由は何?
残り3話とするなら、ひどく中途半端に終わる予感しかしない。
つーか、EDを省略されると俺的評価はどんどん下るわ(笑){/netabare}

■22話目
盾の勇者のダダ下がり。
{netabare}そろそろ書くことも無くなってきたな。
2クールの使い方を誤ったとしか思えない脚本・構成の酷さ。
もしかして最初から2期ありきなのか?(笑)
評価は更に下方修正。{/netabare}

■23・24・25話目
うん、無難に終わったね。
{netabare}先走って購入したBD第1巻はヤ○オクで処分済み。
これがこのアニメに対する俺の評価の全て。
ヒロインである狸娘との絡みが減るに連れ、視聴意欲も削がれていったかな。
日常・行商パートはすごく楽しかったんだがねぇ。
まぁ最大の不満点は声優陣・・・・・かも?
主人公と狸娘と奴隷商と武器屋のおやじ以外はミスチョイスに思えてならない。
反して、EDの2曲は俺にとって今年最大の収穫だった。
藤川千愛というシンガーを知ることができただけで大満足ですよ!{/netabare}

投稿 : 2019/11/16
♥ : 16

ISSA

★★★★☆ 3.9

やさぐれ勇者の成り上がり と 使えぬ勇者の成り下がり

ED曲 「きみの名前」
藤川千愛

抜け殻みたいな 空に何を見ていた
目覚めた理由ですら 分からなかった

信じ抜く事に 酷く怯えていた
だって全部 捨てたんだ

こんな世界ならもう 消えてしまえと
憎んでいたんだ 張り裂けそうだよ
信じても?

ほらキミの声が僕を救うよ
何度も呼び覚ますよ
キミが教えてくれた想い
そう何度だって キミの名前を叫ぶよ
強くその手を握って
もう離さない決して
どんな未来も キミとなら逃げない


ボウリング場で投げてたら流れてきたので…
聞いた事ある いい曲、何だってけ?
としばらく謎…調べたら盾だわ(笑)
改めて聴いたら、凄くいい曲でダウンロード。


1話視聴

なろう系でスマホ太郎の兄弟って言われてたので期待せずに視聴。
最近よくあるなろう系ぽいけど、視聴時間短く感じたし、作画もそこそこ…
スマホ太郎の二の舞にはならないと思います。

キャストが前期の青春ブタ野郎はバニーガールの夢を見ない…と同じキャスト、石川界人さん&瀬戸麻沙美さん
ここでも松岡君が松岡君してたのに笑った。

連続2クールらしいし設定もしっかりしてそうなので視聴継続。


とりあえず13話まで視聴
ちょいやさぐれ感のある盾の勇者が面白い、あと ただただアホの槍の勇者、気持ち悪い属性も付与…

2クール目のOP.EDもいい感じなので、そんなに期待せずに2クール目も視聴継続です。


視聴完了
製作陣はよく頑張ったアニメ、原作がしょせんなろう系…
原作ファンには申し訳ないけど、原作以上の物をアニメでは出せてたと思います。

純文学でも叙情的な物語でも無い限られた枠での演出。
最後まで落ちなかった作画、安定した声優陣。
OP.EDも2クール共にいい曲。

今期ショートアニメ増えたけど、1クール10分アニメだと6倍、15分アニメだと4倍の労力が単純計算で必要…
クオリティ保ったままで終えたのは評価に値すると思います。
社会人として物作りに携わる者としては、ショートアニメより評価下にするのは忍びないです。

この製作陣で2期するなら視聴はしたいですね。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 33

67.3 11 大学生アニメランキング11位
STEINS;GATE [シュタインズ・ゲート] 改変版23話 -境界面上のミッシングリンク-(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (306)
2234人が棚に入れました
絶望に押しつぶされた岡部を気遣うまゆり。岡部は、紅莉栖を救うことを諦め、世界の命運を背負うその重責から解放される。

だが、そこは紅莉栖との出会い、ラボメンとして過ごした日々がなかったことになっている世界線であった。

罪悪感を抱えたまま過ごす岡部に、“β世界線”はどのような未来を見せるのか?
ネタバレ

ぺー

★★★★☆ 3.5

シュタゲの整理体操でありシュタゲゼロの準備運動

2018.10.12記


この一話のみで何かを語ることはあまり意味をなさないとは思います。
ただ前後のテレビ本編両方にとって意味のある一話になっているため、配点はデフォルトに+0.5点上乗せしときます。

さて、視聴にあたってはシュタゲ全24話を完走してからというのが前提条件になります。
時系列だけ整理しておきましょう。


STEINS;GATE  全24話+オマケ1話 ※シュタゲ
STEINS;GATE0 全23話      ※シュタゲゼロorゼロ


{netabare}ラジ館屋上でまゆりが岡部をビンタせず、牧瀬紅莉栖を救いに行かなかった世界。{/netabare}
シュタゲ23話の改変版に該当します。
“世界線”作品の主要ワードの一つですが、シュタゲ本編で提示されたいくつかの世界線のうち主要な3つのうちの1つになることから押さえておきたいお話にはなります。
{netabare}
α世界線:椎名まゆりを救えず世界はCERNに支配されてしまう
β世界線:牧瀬紅莉栖を救えず第三次世界大戦になってしまう
STEINS;GATE:ふふふ 名作たる所以
{/netabare}

ファンのためかスタッフの遊び心か、シュタゲ本編で完結を見た物語に“if”ストーリーを与えてます。しかも最終盤の大事なところでの改編。
視聴者の反発があるかと思いきやあまり悪評を聞いたことがありません。各世界線を作中でも描いていた、という本編自体がサイドストーリーを受け入れる素地があったからです。

なお改変23話はBOX特典映像で初出し、これまで何回かの再放送で目にすることができました。
ひとつは、ゲームSTEINS:GATE 0の発売に絡んで。
もうひとつは、アニメSTEINS;GATE 0の放送に先立って。

シュタゲゼロの前段階、前提のお話でもあります。むしろゼロにとって重要なお話ですね。


シュタゲのifストーリーとして、そしてシュタゲゼロの前奏として。この一話の意味ないし役割です。

冷静に考えるとちょっとした行動の違いで未来が変わるのは、実際そうなんでしょうけれども、これだけワールドワイドになっちゃうと本人たちはたまったもんじゃないだろうな、と同情したくなります。



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2019.04.06追記

投稿 : 2019/11/16
♥ : 49
ネタバレ

ato00

★★★☆☆ 3.0

ゼロへの布石<追記;ゼロへ向けての再視聴>

シュタインズゲートの感動を追体験するべく再放送を視聴。
ところが23話途中からサプライズ分岐、β世界線のまま終了。
制作者のいたずら心?
このゲームの醍醐味をアニメで表現?
はたまた、新作ゲームの販促?
私の23話と24話を返しておくれ!
もっとも気に入ってる感動場面なのに。

ゼロ、アニメ化のようですね。
当然、今までを上回る感動ですよね。
反対に、盛り下がったら許さないんだから。
ゼロに期待してもいいんですよね。
制作者殿!心して仕事をするように!

<追記;ゼロへ向けての再視聴>
{netabare}両23話を再視聴。
平手打ちから分岐したんですね。
あの時ああしていれば、ああなったかも。
良く思うことです。

画面内クリスは岡部に何をもたらすのか?
シュタインズゲートへいざなわれる物語?
どんな時もあきらめなければ、良い方向に物事は進んでいくはず。
シュタインズ・ゲート ゼロ、やっぱり楽しみです。{/netabare}

投稿 : 2019/11/16
♥ : 47

伝説のししとう

★★★★☆ 4.0

再放送詐欺www

再放送23話はまさかの続編「シュタゲ0」に繋がる新作アニメ!
…メールが来なかった世界
…ビンタがなかった世界
…でもこれじゃあ初見の人ついていけないでしょw

いや〜これは予想外でした。
流し見してたらBパートから内容変わっててびっくり!最終話を拝むことはできませんでしたが、楽しませていただきました。
あ、Cパートもあるので最後まで見てくださいねー

続編のシュタゲ0もいつかはわかりませんがアニメになるということなので、私はそれを待ちたいと思います。
…シュタゲ0がシュタゲに相応しい完成度であることを願います。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 42

74.7 12 大学生アニメランキング12位
ぐらんぶる(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (363)
1567人が棚に入れました
北原伊織は大学進学を機に、伊豆にある叔父のダイビングショップ「グランブルー」へ居候することになった。
聞こえてくる潮騒、照り付ける太陽、一緒に暮らすことになるかわいい従姉妹…
青春のキャンパスライフ!
そんな伊織を待ち受けていたのは――野球拳以外のジャンケンを知らない屈強な男どもだった!!

入学早々大学のダイビングサークル「Peek a Boo(ピーカブー)」に目をつけられてしまった伊織は、会長の時田信治と、三年生の寿竜次郎に唆され、いつの間にかサークルの一員としてバカ騒ぎに加わることとなる。

大学で知り合った、イケメンだが残念なオタク・今村耕平も加わり、彼らの青春はどんどんおかしな方向へと転がっていく。

居候先にはかわいい従姉妹である古手川姉妹がいるのに、
妹の千紗には汚物扱いされるし、姉の奈々華は重度のシスコンで相手にされず。

愛すべき全裸野郎どもに囲まれた伊織の大学生活、一体どうなってしまうのか……。

声優・キャラクター
内田雄馬、木村良平、安元洋貴、小西克幸、安済知佳、内田真礼、行成とあ、阿澄佳奈
ネタバレ

ぺー

★★★★★ 4.4

全力でトッキー先輩とブッキー先輩を擁護するスレ

2018.08.12記

原作はちょっと既読。

まずは番組冒頭に必ず流れる注意書き ↓

======================
この番組はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴席での破廉恥な行為等についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグアニメとしてご覧ください。
なお本作の登場人物は全て20歳以上の成人です。
======================

推して知るべし、です。
そして、そういうものとして受け入れましょう。


東京から伊豆大学入学を機に叔父のもとに越してきた新入生北原伊織(20)が主人公。叔父はダイビングショップ『Grand Blue』を経営。そこを根城にしてる大学サークル『Peek a Boo(PaB)』の面々に巻き込まれ気味に新生活スタート。同居する従妹に美人姉妹を据えてむさ苦しさに一石投じてます。

大学デビューを狙って空回るアホな面々をアホだなーって堪能するアニメです。酒と裸を主成分にした「稲中」「アフロ田中」と思えばわかりやすいかも。

作中では大学ということもあって、サークル活動、講義(ガイダンス)、女子大との交流(インカレ)、学園祭、合コン、バイトといった要素が万遍なくちりばめられてます。普通の大学生なら必ず通る道ばかり。
現役世代はもちろん、その時代を通り抜けた社会人にこそ観てほしい作品です。


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2018.10.06完走後追記


↓視聴後

毎週楽しく、次の回が待ち遠しい、そんな秀作ギャグアニメでした。
間違いなく今年の10本には入ってきそうです。

酒と裸(×繰り返し)→学内イベント→酒と裸(×繰り返し)→無駄に豪華なMIXVOICE→酒と(・・・しつこい)→やっとダイビング

だいたいこんな感じです。
繰り返し褒めますが、堪能しました。笑いました。そして涙が出ました(?)。

概要は前述の通り。
乱痴気騒ぎに目がいきがちなものの、けっこうギャグの鉄板どころをおさえています。

・美女を複数配置
 ⇒やらかす男をゴミを見る目で蔑むキャラは必須。他、天然、素直な子、奔放、と役被りががない。
 ⇒なお、ぶちゃ子を入れるとピントがぼけそうなので入れないで正解。
・メインに二人を据え掛け合いを見せている
 ⇒ぶつかり合う。墓穴の掘り合い。共闘して失敗する。そしてたまに友情、というギャップ。勢い重視の作品においての掛け合い漫才は必要。
・緊張と弛緩の連続
 ⇒まじめパートから落とす。恋愛モードから落とす。一話の中で複数回訪れるため、テンポが良く中弛みしにくい。

お笑いほどツボに個人差があるので、「ひとまず観てみよう」以外の言葉が見つからないところですが、わりと正統な作りをしてますので見た目ほど受けつけ難いということはないと思います。

それでも、お酒が絡んで脱いでのバカ騒ぎという題材からして入口で拒否感を持たれてしまうことはしょうがなく作品の宿命だとは思います。
さらに、大学生活でのイベントをわりと忠実に描いてる分、自身の大学生活を思い出し場合によっては悪感情が生じて途中断念もあり得るでしょう。

なので、そういう場合は早々に撤退して他の作品鑑賞に時間を費やしましょうね。

 誰一人嫌悪感を抱かないお笑いは毒にも薬にもならない!

のです。



それでは本題。

大学時代、PaB気質のサークルに身を置いていた経験のある知人の言を借りまして、作中では悪魔の如き、時田信治&寿竜次郎の両先輩の魅力について語ってまいります。彼に言わせるとPabは「全くもってヤリサーとは根本的に違う」とのことです。 


まず飲み会には暗黙のルールがあるようです。※以下、文調が変わります。


その1 「当たり前!」
男には弁解の余地なし。命令は絶対。それで結束を強めていくんだよ。場合によっちゃ命の危険があるスキューバだからこそ、バディとの絆は絶対だろ。そりゃ無茶してさらけ出してーの飲みニケーションが手っ取り早いわ。
灯油ポンプ持ってこないだけでもマシってもんだろう、このサークル。

その2「女には酒を無理強いしない」
男がバカやってるのを遠巻きに見れる位置、というのを男は死んでも守れ。決して無理に酒を勧めてはいけない。宴席の場で手を出してもいけない。そうしないと女は離れてく。たまに新入生あたりがオイタしにくるからその時はヤキを入れろ(=呑ませ潰す)。ただ女を過剰に守ってはダメ。必ず1~2杯ぐらいは振って「あたしさっき飲んだわ」と言い訳できるようにさせとけ。疎外感を感じさせちゃいけない。
梓はともかく古手川姉妹、ケバ子らがなんだかんだサークルを辞めないのは、ここらへんトッキーやブッキー先輩あたりがにらみを効かしているからだろう。テニサー「ティンベル」のギスギスぶりとの違いはここにある。

その3「地味男、地味女を舞台に上げろ」
ノリのいい奴だけで固まるな。無口な奴、ブサ男、童○、その他実生活で日の当たってなさそうなのにスポットライトを浴びせ、そいつのキャラを引き出すんだ。そこが彼らの居場所になる。
そうやって鍛えられたのが、最終話でいきなり出てきたように見えるこれまでモブだった横手先輩と東先輩だ。根拠はないが、風貌から大学デビューに間違いない!3年になった彼らを見てみろ、頼もしいじゃないか。

その4「そもそもヤリサーって」
外部(他大学)調達しないとまわらん。近場で手を出せば女は去るからな。そんな集団で女を酔い潰すマネするくらいなら、ストリートに出て自分磨くわ。
あーただ「王様ゲーム」やっちまってたな。アニメ仕様でソフトにしてたがリアルじゃしゃれならんことになるで。


以上



先輩たちは酒の席とスキューバの時とでガラッと変わったように見えますが、違います。大なり小なり危険なスポーツに取り組むとか団体スポーツをやってるという場合は激しい飲み会を経て結束を深める、という手法は合理的であるように思えます。
時田&寿先輩はサークルメンバーは仲間だと思ってるからこその愛に満ちた行動(スピリタス)なんでしょう。{netabare}事実、バイト先のBarでの寿先輩は紳士的ですし、引っ越しバイト中の時田先輩はとても謙虚です。{/netabare}

メリハリが効いてその振れ幅が広いというギャップ。ガタイの良さ。そこそこ見れる顔。まあ普通にモテるでしょう。
{netabare}その点、宮古島の空港に着いていきなりOrion空けようとする伊織と耕平はまだまだ1年生って感じですね。{/netabare}
まだまだこれからの1年生コンビですが、シラフの時はそこそこ気が回りますし、これから年次を経て成長していってほしいと思います。それでギャグとして面白いかどうかまでは責任取りません。


OPEDは作品に合ってるというか、飲んだ後のカラオケで盛り上がれる仕様になってます。こだわりなのかどうかはわかりませんが細部まで飲み会重視と徹底しているのも好感です。


ということでみなさま、お酒は飲んでも飲まれるな。自分の限界を知って楽しくお酒を飲みましょう。
そして、お酒の限界値をなるべく若いうちに伸ばしときましょう。
大人になって無茶すると、しばらく前にあった「草○クン、六本木の公園で全裸で逮捕」みたいなニュースの発信源となりかねませんから。



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2019.03.16追記
《配点を修正》

投稿 : 2019/11/16
♥ : 49

明日は明日の風

★★★★★ 4.3

青い海と青い空の青春物語…という幻想の作品

【6話まで】
原作未読。

湘南乃風のOP、青空と海、大学生のキラキラな青春物語…ではありませんでした。でも、突き抜けて面白いです。自分の笑いの線にぴったり合ったため、毎回腹抱えて笑っています。

酒が主役(?)のため、一年生なのに無理やり二十歳以上の二浪にしてしまうあたり、いかにも現代の世相が反映されて残念な感じもしますが、差し引いても面白いです。

「汚いあまんちゅ」との評もありますが、全部引っくるめて誉め言葉だろうと思います。暑すぎる夏、これだけ頭の中空っぽにして見れる作品はかえって清清しい(すがすがしい)です。

【視聴を終えて】
暑い夏のせい…を理由にしたいくらい、この作品が気に入りました。
頭空っぽにして、笑ってみているだけでOK。
このご時世、コンプラだかテンプラだか分からないが、クレームを気にしすぎて表のTVは優しいものばかり。ネットや深夜に昔見ていた「なんでもあり」を期待するしかありません。とはいえ、この作品も酒が入るので年齢あげたり、けっこう気を使って作っているのが分かりました。

とにかくテンポもいいし、キャラもたっているし(たいがいアホだがそれが良い)、無駄な場面も無駄に感じないくらい流れが良いです。下らなすぎる話も良いですが、個人的には伊織と千紗、愛菜の微ラブコメチックな関係も良かったと思います。

けっこうネットでは好きなヒロインで千紗派と愛菜派に分かれていた感じですが、断然、愛菜派。ケバコとのギャップ、ケバコのくせに突っ込み役、伊織へのほのかな思いで顔赤くなったりするところが可愛い。

来年の夏、また暑ければ見直してみたい。頭空っぽにして。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 37
ネタバレ

ドリア戦記

★★★☆☆ 3.0

ストレスが溜るアニメ

色々と言いたいことが沸々と湧きがるんですよ。これ見ていると。
以下、くだらない仕事の愚痴なので畳みます。
{netabare}

原作者の井上氏は私とほとんど年齢は変わりません。
はい、いわゆる「就職氷河期世代」って奴ですね。
井上氏はこの世代の御多分にもれず
不景気とリーマンショックを経験したため危機意識があるのか
設計士と漫画家の二足の草鞋を履いている方です。
まあ、「おバカ」アニメを描いていますが
きちんと人生のリスク管理をされている方です。


まあ何が気にくわないかといえば、
モロに世の中は「同質」の人間社会で成り立っているという
私の一つ上の世代の「習慣」「思い込み」をご丁寧に尊重しているところです。
これ不思議と右左関係ないのが興味深いですね。
その人がどういう人なのかに左右されます。
同質社会ではアルハラなんてありません。
みんな「仲間」ですから強要しても
それは「悪乗り」「イジリ」で済まされるのです。
酒に酔って女の子の前で裸になってもそれは「悪ノリ」です。
今の時代の企業でやる馬鹿はたまにいますが、
アンタ、そのリスクわかってんのと首絞めて殺したくなる時があります。

タバコもそうです。このアニメではないですが。
たばこ部屋で案件を話し合うことを求める上の世代は多いです。
でもね、タバコ吸えない後輩もいるし、女性もいる。
アンチスモークの外国人だってもう職場にはいっぱいいる時代なんです。
「外の奴ら」と外部から委託で来ている人材を
露骨に除外しようとする人もいます。
ただ、そういう人に最新技術の仕事を頼まないといけない、
内部で出来ない問題を真剣に考えているのかと思います。
案の定、大手有名メーカーも45歳以上の人材を
大量にレイオフし始めました。
委託でしのいでいたけど、もうそんな余裕がないから
レイオフし始めたのでしょう。

どやしつけたくなるのを我慢しながら、
下の世代と上の世代の間を取り持つのが、貧乏くじを引いた私の世代です。
このアニメの先輩らと同じ、価値観と価値観の橋渡しを穏便にしようと生きてきた世代とも言えます。下に押し付けずにね。

雇用の流動化や女性の社会進出という点だけでなく、
技術革新のスピードが速すぎる。
とりわけ私が進歩の速い業種にいるからこういうイライラに悩まされるわけですが
そういった「dog year」どころではない速さで進むと、
新しく入ってきた人材と古い人材の間でもう差はないも同然なのです。
いえ、もしかしたら新しい人材の方がAIやデータマイニング等、
必要とされる新技術を身に着けており、生産性が高いかもしれません。
昔ながらの先輩後輩という上下関係より
パートナーに近い関係を築かなければやっていけない。
このアニメの人間関係は企業においてはもう古いんです。
後輩や先輩と言って余裕かましてる場合じゃないんです。
しかも「同質」で何やっても許される社会ってもう終わったんです。
やたらとんでもなく高スペックの外国人技術者や
門戸が狭いゆえに優秀な人材が淘汰されて入ってくる女性
スペシャリストとして短期で荒稼ぎする高度な技術者
私の部署にはLGBTを公表している人もいます。
仕事はできるけど無理解な人もいるので色々と大変です。

みんな似たような同質でヨーイドンの「楽園」は崩壊したんだよ
ってことに気づいていない人が多い。

急激な時代の変化に見舞われて、多様化する人材が行き交う職場で、
何とかコンプライアンスを維持しようともがくのが私の世代です。
「同質」でないってことはそんだけ気を遣うんです。大変なんです。
ピリピリしますよ。違う人種や国籍や出身階級が混じると。
それをわかっていない人がかき回すと問題が起こる。
私の職場の状況は10年後の社会でしょう。多分そうなるでしょう。


しかし、時代の変化に気づいていない人もいます。
人をキリキリさせる発言を呑気に咬まし続ける人もいます。
同質の「楽園」社会を過去のもの「ファンタジー」なのだと
はっきり認識しているなら救いようがありますが、
なぜか、わかっていません。
いつまでも続くと思っているボケナスがいます。
まずます激しくなる多国間の企業の生存競争に勝つってことは、
この多様化と局所的な人材の専門化を受け入れるしかないのですが
どこまで抵抗する気だろうと思います。

これが親の庇護を受けるのが当然の
高校生や中学生なら笑って見逃したでしょう。
大学生だから腹が立つ。
今時の大学生はもっと真剣ですよ。
年齢設定間違えてませんかね。
こういう大学生が通用したのは遥か昔ですよ。
昔はこれで良かったのですが、今はそうではない。
今の若者はそんな楽じゃねぇよと思います。
ファンタジーなんだと描いてほしかったですね。
中途半端にリアルだから認識不足が垣間見えイラっとします。
アニメは若者のものではなく
中高年が見て昔を懐かしみ、
在りし日の思い出にひたる後ろ向きのものになったんでしょうかね。
{/netabare}

投稿 : 2019/11/16
♥ : 1

75.6 13 大学生アニメランキング13位
私に天使が舞い降りた!(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (404)
1369人が棚に入れました
オタクで、人見知りな女子大生みやこが出会ったのは、まさに天使な小学生!?妹が新しく連れてきた友だちの花ちゃんを見た瞬間、ドキドキが止まらなくなってしまったみやこ!!どうにか仲良くなろうと奮闘するのだが……。超絶かわいいあの娘と仲良くなりたい系スケッチコメディー、開幕♪

声優・キャラクター
上田麗奈、指出毬亜、長江里加、鬼頭明里、大和田仁美、大空直美
ネタバレ

noindex

★★★★☆ 3.1

白咲花=まどかが別に好きではない暁美ほむら(原作者がpixivでまどか絵7枚投稿)

視聴前
動画工房の2019年冬アニメだが…前期の「うちのメイドがウザすぎる!」と似たような作品にしか見えない。
そこでpixivコミックにある原作を5話まで読んでみたが…

・共通点
{netabare}主人公がキモいロリペドお姉さん
主人公が本命の幼女に固執している
本命の幼女がツンデレ
主人公が攻略したいロリ少女を食べ物で釣る
主人公は料理や服を作るのが得意{/netabare}

・相違点
{netabare}主人公はマッチョではなく身体能力が高くはない
主人公が内気(でもキモさでは決してつばめに引けを取らない。つばめと違い陰キャなのでむしろキモさが際立つ)
ツッコミ役の常識人な妹がいる(ここが一番の違いに感じる)
主人公は本命の幼女にコスプレ衣装を着せて撮影をするのが目的、また自分も着る
主人公は幼女たちから弄られることが多く、本命の子以外からは好かれていて幼女ハーレムである{/netabare}

相違点はあるものの、やはり似ている。読み進めるほどうちのメイドが~と差異を感じなくなってくる。
同じ制作会社なら作りも似るだろうし、似た様な作品を連続でやるのは得策と言えないのではないか。

1話
切るつもりだったのにやはり0話切りできなかった…。
{netabare}フレンチトーストを作る作画は良かった。さす動画工房。
クレしん演出は笑う。
なんか見てるとひなたがみやこに片想いしてるみたいでかわいそうになってくるな。{/netabare}
ニコ動で声優つながりでみやこがアカネくんとか言われてて笑った。
アニメになると狂気が増す感じだな…ウザメイドよりヤバげ。

2話
{netabare}みやこはノアより花のほうがかわいいと言い切る所は偉いよなw
やっぱりひなたが誰からも愛されて無くてかわいそうに感じる。
出崎演出好きだなw
後半に入ってみやこは早くも幼女の相手するのが面倒な大人感出てきたな。{/netabare}
やっぱこのアニメって絵が綺麗なだけで内容無さすぎに感じる…って動画工房はいつもそうか。にしてもその中でもさらに無いわ。作画が並だったら切ってるな。

【総評】
2話切りしていたが評価が高いので最後まで見てみたものの、やはりあまり面白く感じなかった。
原作者はpixivでまどかマギカの絵を沢山描いているのだが…不思議な事にまどかファンの原作者のアニメは大のまどかファンの自分に合わないことが多いんだよね。合ったのは「ゆゆ式」「アリスと蔵六」くらい?
この作品は作者(みゃー姉)がほむらちゃん(花)に美味しいお菓子を沢山食べさせてあげたいと思った所が出発点なのかなと思った(原作者はpixivでまどほむの絵をいくつも描いているし、{netabare}9話で赤フレーム眼鏡のメガほむパロをやったので{/netabare}やはり花はほむらが元ネタなんだろう)。
ストーカー松本のモデルは二次創作で名高い変態ほむらさんだろうか。原作者が二次創作の感覚で描いてるから面白くないのかもしれない。
人気になったのは、みゃー姉がSSSS.GRIDMANのアカネに似ているのでGRIDMAN難民に受けたのが大きかったのだろう。

ただキャラデザ・作画は素晴らしく良い。8話の買い物の時の背景は実写っぽかったけど。
でも12話の賛否両論のアナ雪臭いミュージカルは、私もファンタジー映像ではなくリアルな演劇として見せた方が良かったと思った。
{netabare}あとあの天使はレズビアンを増やすので、子供を生まれなくして世界を滅ぼす悪魔に見えたwもっともあの世界では女同士で子供が生まれるようでもあるが。{/netabare}

この作品はロリキャラがメインのアニメではなく、クズでロリペドの女子大生、みゃー姉の成長物語と捕らえるべきなのだろう。{netabare}8話の母親とのやり取りがやけにリアルで(作者の実体験?)自分が大学生の頃を思い出してしまった。みゃー姉は中二病だった時期があるのでワタモテのもこっちにも似ている。
ただ、いつも客観的なスタンスで状況を俯瞰して見ている乃愛が主人公のように感じる時も多かった。ひなたの中ではみゃー姉に次ぐ存在とわかっていても、なお振り向けるひなたへの愛はけなげに感じる。彼女だけがガチレズの素質があるように感じた。{/netabare}

声優については長江里加がひなたの醸し出す重度のシスコンなサイコパス感をよく出せていた。さすがあそびあそばせのオリヴィアを好演しただけはある。Twitterを見ると微妙に狂気を感じるのでそういうことなのかもしれない。アイマス声優だけに歌も上手いし、今後ブレイクするのではないだろうか。
逆にストーカー松本を演じたLynnはもう少し怖さを漂わせるべきだったと思う。狂気演技をやらせたら上田麗奈が絶品なので、みゃー姉と松本は逆の方が良かったのかも。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 7

えたんだーる

★★★★★ 4.3

終わってみれば面白かったです。第12話(最終回)に、動画工房の本気を見た!

原作漫画は読んでいません。(「コミック百合姫」掲載らしい。)

ぼっちの星野みやこの下に、年の離れた妹である少額5年生のひなたのクラスメイトである白咲花(しらさき はな)や姫坂乃愛(ひめさか のあ)が現れるようになり、特に花の愛らしさに惹かれたみやこが妹の同級生たちとの距離をだんだんと縮めていくといった感じのお話。

歳が離れていてみやこがひなたの面倒を見ていたため相互に極度のシスコン状態です。

登場人物としては話数を重ねていくにしたがってみやことひなたの母親である千鶴、花の母親である春香、乃愛の母親であるエミリー、ひなたのクラスメイトである種村小依(たねむら こより)、小之森夏音(このもり かのん)、みやこと高校の同級生だったという松本香子(まつもと こうこ)などの面々が出てきます。

ED主題歌はひなた、花、乃愛、小依、花音の担当声優によるユニット「わたてん☆5」が歌っています。

原作掲載誌がコミック百合姫というだけのことはあってみやこ×花の他、カップリングはかなりハッキリと意識したストーリーになっているようですね。

第1~10話まで、ほぼほぼ人間関係の進展具合を追うようなストーリーの中にコミカルな描写を織り交ぜていくスタイルです。こういった人間関係にフォーカスを当てた作品は退屈に感じるという人もいるかもしれません。ただ、私は大変良かったと思います。

またみやこや松本の行動が一般論的にある種「危ない人」であるところもあり、人によっては拒否反応があるかもしれません。

しかしみやこはコスプレ衣装作りとお菓子などを作る料理、松本も同じく衣装作りにおいては能力的にはその怪しさに見合わないハイスペックぶりで、そのあたりのギャップも本作の魅力と言えます。

こういった日常回を重ねつつ第10話では最終回的なエピソードを持ってきています。そしてそれまでの話数での人間関係を踏まえた11話におけるひなたたちのクラスの劇の準備、12話での劇本番といった構成です。

この第12話での劇中劇が「天使のまなざし」がアニメとしてはかなり本格的なミュージカルで、しかもダイジェストではなくフルに上演場面が出てくるという異例の脚本になっています。

この劇中劇の楽曲レベルも結構高くて、歌唱や劇の場面の描写も含めてかなり本気で作られています。「日常アニメにそんなものは求めない」という声も聞かれますが、私はこの劇中劇により本作をかなり気に入りました。

余談: そういえば香子を「こうこ」と読むのは珍しい。『ゴールデンタイム』ではそうでしたけど。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 34
ネタバレ

すがさ

★★★★★ 4.4

も う 1 回 !

いつも ハッピハッピ(o`-´)o フレンズ(\`Δ´)/

ずっと ハッピハッピo(`-´o) フレンズ\(^。^/)


コメディ調のロリ+百合アニメ。
松本が出てきた辺りからカオスになってきたが、まあそれはそれで楽しかった。
なんだかんだ2019年冬クールで一番生きがいにしてたアニメ。


【私が感じた『わたてん』のイイところ3つ】
{netabare}
①みゃー姉と花ちゃんの距離感

"お互いに"ツッコミを入れられる関係が温かい。
花ちゃんは、みゃー姉の変態行動に警戒はしているけど根っこの部分ではちゃんと信頼があって、
例えば、誕生日にヘアピンをプレゼントしたりする。

みゃー姉の愛は一方的でも、花ちゃんがその気持ちに真っ向から反発するようなことがないので、安心して観ていられた。

{netabare}
②みゃー姉のダメ人間っぷり

"ダメ人間あるある"が面白可笑しく散りばめられている。
休日に外出しただけでみんなからびっくりされるのは涙が止まらない。

{netabare}
③みゃー姉のCVが上田麗奈さん

『サクラクエスト』のしおり(「だんないよ~」のコ)、『ReLIFE』の杏(三つ編みメガネ)、『グリッドマン』のアカネ…とかの声をやっていた方。
特にアカネは秋クールで大きな話題を呼びましたね。

松本のLynnさんもそうだけど、声質が柔らかい雰囲気なので変態キャラでも可愛げがあった。
寧ろ小学生組よりコッチの方が好きだったかもしれない(ロリコン失格){/netabare}{/netabare}{/netabare}


【結論】
{netabare}このアニメは私の性癖に刺さっています!
2期やって!!{/netabare}

投稿 : 2019/11/16
♥ : 36

61.9 14 大学生アニメランキング14位
亜人 第8巻 OAD付き限定版(OAD)

2016年5月6日
★★★★☆ 3.5 (28)
145人が棚に入れました
国内初の亜人を巡る壮絶な物語をアニメ化したオリジナルアニメを収録。亜人管理委員会を恐れる最悪の事態「中村慎也事件」の真相が明らかとなる。

63.5 15 大学生アニメランキング15位
スーパーヅガン(TVアニメ動画)

1992年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (14)
48人が棚に入れました
主人公、豊臣はかつて常に学力No.1を誇るエリート高校生だったが、織田率いる不良グループに絡まれ、麻雀ですってんてんにされてから、全てのツキを奪われてしまう。そんな中、彼のことを密かに思っていたヒロイン、早見明菜は自分の想いを告白、豊臣に麻雀をやめるように懇願する。
しかし彼は腐れ縁の連中と麻雀を断ち切ることができず、痺れを切らした早見は素人ながら麻雀を覚え、彼の仇を取ろうとする。しかし早見自身が驚異的なツキの持ち主であったために、今度は彼女もすっかり麻雀の虜になってしまうのだった。
その後は主人公豊臣とヒロイン早見、そして不良グループの織田、明智、徳川などを中心に、色んなゲストキャラを巻き込み、面白おかしい麻雀シーンが描かれていく。

声優・キャラクター
山口勝平、大坪純子、山寺宏一

◇fumi◆

★★★★☆ 3.3

初の本格深夜アニメにしてノイタミナの源流。90年代アニメの珍品です。

1992年放送のテレビアニメ 全21回

原作 片山まさゆき 監督 西村純一 脚本 時村尚 山口亮太 キャラデザ 中島敦子
制作 スタジオディーン

「近代麻雀オリジナル」に81年~89年にわたって連載されたギャグマンガ。
片山さんは同時期にヤングマガジンに「ぎゅわんぶらあ自己中心派」と言うのを連載しており、
たぶんこっちのほうが有名だと思います。

とことんツキのない主人公が、一発でハネマンに振り込んだりすることを、
ツキがない⇒つかん⇒ヅガン⇒スーパーヅガンとなるわけで、
たまに(ある理由で)ツイたりすると有頂天になる駄目主人公のお話です。

豊臣秀幸 CV山口勝平
早見明菜 CV大坪純子 ヒロイン ネーミングのセンスが80年代
織田信太郎 CV山寺宏一
明知光一 CV難波圭一
徳川康兵衛 CV龍田直樹
ババプロ CV玄田哲章 プロ雀士の馬場裕一

放送回数は21回で一回2話の構成。
当時、初の本格深夜アニメと注目されました。
放送局はフジテレビですので、ノイタミナの源流と言えるでしょう。

ギャグアニメですがマジで金を賭けた成人向け麻雀アニメでもありました。
ですが、物語のキモは主人公とヒロインのラブストーリーだったりします。

スーパーヅガンでありながら、麻雀に取りつかれた豊臣と、
神のようなツキを持った幼馴染で美人の明菜ちゃんの、
マジだか何だか分からない、うる星やつら風ラブコメディです。
名作でもなんでもない、単なる深夜アニメの黎明を飾った作品ですが、
一部、連続ドラマの部分はちょっとドキドキしたりする部分もありました。

主人公がせこい、調子に乗る、人に頼るなど最悪の性格の上に、モテない。
この状況で献身的美女「早見明菜」が映えるわけですが、ラムほど盲目的でもなく、
どっちかと言うと、惨めな主人公を憐れむタイプの作風です。

懐かしい作品と言う価値しかありませんが、時代の変化を感じさせる記念作として書いてみました。
制作年度を理解して珍品として楽しんでもらえる人も居るかもしれません。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 29

nk225

★★★★☆ 3.3

2000年代にはCS放送局MONDO21で放送され、2014年頃にはAT-Xでも放送されている(再放送ではあるが、初放送扱い)。

1992年10月~1993年3月まで、当時としてはまだ珍しい深夜アニメとして、フジテレビ系列にて放映。全42話(総放送回数21回)。制作はキティ・フィルム。アニメ制作はスタジオディーン。平均視聴率は2.7%。

エンディングテーマは三波春夫が歌う『ジャン・ナイト・じゃん』(作詞:三波春夫、作曲・編曲:CHOKKAKU)。オープニングテーマはなく、パトカーのサイレン音をバックに刑法186条の条文(当時の刑法は文語体)が表示されるのみであった。ABパート間のアイキャッチには馬場プロ製作の「何を切る?」を採用、毎回異なる問題が出題され、CMをはさんで解答が表示される趣向となっていた。

月刊連載をアニメ化する場合、作品量が少ないためアニメ版オリジナルエピソードが作られることもあるが、当作は既に連載終了していたため全てのエピソードが原作から採用された。原作では全員が高校・大学・社会人と成長していったが、アニメ版においては主要キャラは全員20歳で固定となっている。それゆえ、原作連載時の時系列は大きく異なっているものがある(たとえば、早見との再会話は、アニメでは第1話となっており、尾沢竹書坊初登場話『無敵のムカフーン打法』はその後のエピソードだが、原作では尾沢竹書坊初登場話の方が連載順序が古い)。

この番組を最後に、1981年10月スタートの『うる星やつら』以来11年半続いた、フジテレビとキティフィルム共同制作のアニメ番組シリーズは廃枠となった。また、フジテレビにおけるスタジオディーン作品の放映は、1995年4月開始の『クマのプー太郎』(水曜19:30-20:00)まで2年間のブランクが生じることになる。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 2

石川頼経

★★★★☆ 3.5

このアニメが深夜アニメの走りかもしれません。そういう意味でミレミアムな作品かもです。

当時、このアニメが深夜の時間帯に放送されると聞いて、「えっ、アニメなのに深夜なの!?」と非常に驚いた記憶があります。
今では、むしろアニメの主流放映時間になっている、深夜アニメというものは当時としては非常に斬新というか、常識外れとも言っていいものでした。
そういう意味で非常に記憶に残ってますし、ある意味、アニメの流れを変えた作品と言えるかもしれません。

さて、作品内容としては「本当に麻雀を具体的にしている点」が良いです。
将棋とか囲碁の漫画、アニメの多くが人間ドラマが主流で盤面描写はあまりないのですが、
この作品はちゃんと麻雀やってます。原作者の片山まさゆきさんはアマチュアの麻雀大会で何度か優勝している雀豪ですしね。

声優評価が低いのは「演技が下手なのではなく、合ってないキャラがいる」からです。
昔のアニメとしては作画を高く評価したのは、原作の片山先生が「自分は絵が下手だ」と言っているのに比べて、アニメ絵はまあまあだからです。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 9

84.9 16 大学生アニメランキング16位
C - The Money of Soul and Possibility Control(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (3465)
18249人が棚に入れました
余賀公麿(よがきみまろ)は都内の経済学部に通う大学生。彼の夢は平凡に暮らすこと。公務員になりマイホームを持つこと。そんなある日、ミダス銀行の真坂木と名乗る、怪しい男が公麿の前に現れる。「あなたの未来の可能性を担保に、お金をお貸します。そのお金を、あなたの才覚で運用してみませんか?」と誘う真坂木。戸惑い恐れながらも、うながされるまま、真坂木に案内されてたどり着いたところ… それが“金融街”だった。ノイタミナほかにて完全オリジナル作品『C』放送開始!

声優・キャラクター
内山昂輝、戸松遥、櫻井孝宏、三ツ矢雄二、細見大輔、後藤沙緒里、牧野由依、浅野まゆみ

ぶっかけ

★★★★☆ 3.5

金は大事がぜよ 資産を賭けて、さぁデュエルだ$\

金は怖い…金は魔性
巨万の富を築くことは本当に幸せなことだろうか
身の丈を超えれば、歪みは生まれる
際限なく欲する人間のエゴイズムにメスを入れ、社会経済を揶揄した異色作
展開されるバトルシーンは『遊戯王』の要領で、HPを資産に置き換えての戦闘となる
カードで召喚される魔物は、この世界でアセットと呼ばれ
各プレーヤー固有の守護者として描かれるが
作中、このプレイヤーとアセットの関係性は、登場人物と金の付き合い方を暗に示したものとなり、各々の個性を光らせる
ちなみに前述した『アセット』だが、これは経済用語で『運用される資産』を表す
他にもこの様な用語を作中で引用しているので、チョットしたお勉強になるかもしれない

ただ、ぶっちゃけて言ってしまうと、放送局によって放送の時間帯がどうなっているか未確認だが、後ろにはノイタミナ2枠目として、あの怪物が控えているので、前座として消化するくらいの位置づけになってしまうし、その程度のチカラしか無い

ぐぬぅ…無念 チーン
あ、EDはカッコイイ♪

投稿 : 2019/11/16
♥ : 15

aki

★★★★★ 4.8

毎回「おもしろい」と思わせてくれる良いアニメ!!

まず良かったのが世界観と設定。
題材は「金融」
お金の取引(英語でDEAL)を戦闘に置き換えて表現するのが、本当に面白いアイディアだと思った。
また主人公の資産(Asset)である真朱をはじめ金融街の面々はとてもキャラクターの濃い人?が多く見てて飽きなかった。
個人的に残念なのが1クールで終わってしまったところ。
最終的にはいい終わり方だったと思うが、改めて振り返ってみると、もう1クールあった方が内容ももっと濃くなり、金融街の謎も明らかになったと思う。
ただ逆に謎を残して終わったというのも、ある意味不気味さや、まがまがしさを表現したかった製作者側の思惑かもしれないと思った。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 35
ネタバレ

偽ニュー隊長

★★★★☆ 3.6

買い戻せ、未来!

お金の意味を題材にしたオリジナルアニメ。
お金で物が買えるのはなぜだろう?
お金に価値を持たせているものはいったい?

そんな深い話が根底にある本作。
テーマが難しいだけに用語等も難しい。
だが、そんな意味を是非考えて観ていただきたアニメ。

物語はどう展開するのか?
そして主人公の公麿はどんな結論を出すのか?
公式HPに出ている「買い戻せ、未来」の意味を是非確認していただきたい。

個人的には、このテーマにこの世界観かなり好みだった。
だが、やはりテーマが難しく、説明不足感は否めない。
こういうテーマが苦手の方には少々きついかもしれない。
個人的には結構楽しめたのだが。

ラストもかなりの駆け足だったため
少々置いてきぼりを感じてしまうのは勿体ない。

11話という短さでは仕方ないのかもしれないが
テーマが面白かっただけに残念である。
もう少し丁寧に描写してくれれば名作になりえた。

一言で言えば「惜しい作品」といえる。

とかなり堅苦しく書いてきたが
何が言いたいかというと

はなびの出番を増やせ!


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以下、これまでの感想。
若干のネタバレが含まれている可能性もあるので
未視聴の方はスルーをお勧めする。

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{netabare}
1話視聴。
不思議な世界、金融街。
未来を担保にお金を。
不思議な世界観で面白そう。
今後に期待。

2話視聴。
少し設定が見えてきた。
主人公がこれから金融街と
どうかかわっていくのか。
今後楽しみ。

3話視聴。
説明回。
それぞれのキャラの設定が大分見えてきた。
これから少しずつ本筋に入っていきそう。

6話視聴。
なかなか考えさせられる。
公麿のこころの葛藤がなかなかいい。
現在か未来か。
自分ならどうするだろう。
公麿は今後どんな答えを出すのだろう。

7話視聴。
壮一郎の過去が語られた。
説明回かな。
公麿の揺れる心情。
そして、ましゅの心の変化。
最後に気になる引きを見せ来週へ。
いよいよ核心に迫っていくのかな。
来週に期待。

8話視聴。
深い話になってきた。
非常に興味深い。
そろそろ書くのが難しくなってきたかな。
後は全部視聴後になるかも。

9話視聴。
すごい展開になってきた。
公麿はどうするんだろう。
未来を手にいれられるのだろうか。

10話視聴。
いよいよクライマックス。
公式サイトの「買い戻せ、未来」の意味が
ようやく分かった。
来週が最終話となるようだ。
公麿は未来を買い戻せるのか。
{/netabare}

投稿 : 2019/11/16
♥ : 32

81.3 17 大学生アニメランキング17位
神様のメモ帳(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (2479)
13284人が棚に入れました
「ただの探偵じゃない。ニート探偵だ。世界を検索し死者の言葉を見つけ出す」路地裏に吹き溜まるニートたちを統べる“ニート探偵”アリスはそう言った。高校一年の冬に僕と同級生の彩夏を巻き込んだ怪事件、都市を蝕む凶悪ドラッグ“エンジェル・フィックス”―すべての謎は、部屋にひきこもる少女探偵アリスの手によって解体されていく。 「真実はきみの平穏を破壊する可能性がある。それでも知りたいかい?」 僕の答えに、普段は不真面目なニートたちが事件解決へと動き出す! 情けなくておかしくて、ほんの少し切ない青春を描くニートティーン・ストーリー。

声優・キャラクター
小倉唯、松岡禎丞、茅野愛衣、生天目仁美、松風雅也、宮田幸季、櫻井孝宏、小野大輔
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす

★★★★☆ 3.6

原作の魅力を表現しきれていないのが残念(原作ファンによる補足付)

はじめに断っておくとこの作品は本格ミステリではありません
そのように書くと「本格的ではない子供騙し」
というような勘違いされる方が出てきそうですが
「本格」ミステリというのは黎明期のミステリのもつ
推理パズル的な要素を前面に押し出した作品のことです
そもそも「本格」という表現で幅を利かせているのは日本だけで
海外では「パズラー」あるいは「フーダニット」という
ミステリのジャンルの一つ程度でしかありません

ミステリの歴史として犯人あてゲームのフーダニットから
トリックの妙にフォーカスをあてたハウダニット
動機や背景に力をいれた社会派のワイダニットと流行が移っていき
最近「新本格」のように原点回帰した作品が評価されたりもしていますが
もはやミステリに疎い方がイメージするミステリ(=「本格」ミステリ)は
ミステリのジャンルの一つに過ぎないということをご理解ください
そしてはじめに述べたようにこれは「本格」ミステリではありません

また、アリスが部屋から動くことなく事件を推理することから
安楽椅子探偵ものと評されることもありますが
これもやや語弊があると思います
安楽椅子探偵はもともと前述の「本格」ミステリにおいて
ドラマ性などを廃し謎解き部分に特化させるための手法です
たしかにアリスが現代版安楽椅子探偵なのは間違いないでしょう
謎が解ければ事件が解決するのが「本格」ミステリですが
現実世界じゃこれっぽっちも謎なんてなくても
簡単に解決しない事件が山ほどあるわけです
この作品はそんな事件の解決のために奔走するナルミとニートたちの物語であり
安易に安楽椅子探偵ものという括りに入れてしまうのは乱暴すぎます

ついでにもう一つ誤解を解いておくと
ニートのもとになった英国におけるNEETの本来の意味は
Not in Education, Employment or Training
教育、雇用、職業訓練に参加していない 16〜18歳の若者というもの
それが捻くれて日本で変な意味で定着しているものですから
日本人がニートと呼んでいるものの大半は
年齢的に、本来NEETではないというのは確かです
そしてその定義を言葉通りにとれば
専業主婦や病気療養者、個人事業主なんかも立派にNEETです
そういう意味でニート探偵というものに何ら矛盾はありません
それでも年齢的に上限か下限を振り切っている作中のニートたちは
本来の意味でNEETを名乗る資格がないので
作中のニートの定義がおかしいと言われると
擁護しきれない部分は確かにありますね
ちなみに原作者の肩書きも「小説家・ニート」です

原作者杉井光は2005年に第12回電撃小説大賞において
デビュー作「火目の巫女」が「狼と香辛料」と並んで銀賞を受賞
その後トントン拍子に2008年のアニメ化までこぎつけた「わっち」とは対照的に
陰鬱で救いのないストーリー展開のデビュー作の続刊をぽつぽつ出すのみ
デビュー作以外でははじめての作品となる
2007年の初めに刊行された神メモ一巻も
間違ってもアニメ化の話が舞い込んでくるような内容ではありませんでした
しかし、その後の神メモ続刊や別シリーズで無駄に暗いだけの作風から脱却
シリアスからコメディまで書けるマルチな作家として
各社から引っ張りだこになりました

その原作者の談によると
アリスのキャラはもともとニートのおっさんだったそうです
それが担当との打ち合わせで読者層を考えて幼女に変わったわけですね
そしてそこに岸田メルが絵をつけた

この作品がアニメ化された最大の理由はおそらく
岸田メルがイラストを担当していたから
アニメやゲームで岸田メルがちょうどブレイク中なので
ブームに乗っかってのアニメ化を考えたのでしょう
だからアニメスタッフはメル絵の女の子を動かすことにしか興味がなかったわけです
原作ではアリスと同程度には活躍している男性陣
そこそこ優遇されていた四代目はともかく
テツ、ヒロ、少佐はそれぞれが主役を張っている3、6、7巻がアニメ化されず
ほかのエピソードでも活躍をいろいろ削られてしまっています
逆に彩夏の出番は原作のエピソードの順番をいじってまで増やしています
男性陣をもっと魅力的に描くことができれば
原作のファンに評価してもらえただけでなく
別の層にも人気が出たと思うのですが・・・
なんにせよ強引に改変した代償は大きく
物語のあちこちにひずみが現れています
ハテナ?とおもったら下記の補足を参考にしてみてください

1話補足
{netabare}
オリジナル回です
原作者が案を出していたようなのですが
ほとんどボツになったとかで
アニメが終盤に差し掛かったところで発売された
8巻に近いエピソードが収録されています

まず、最初に補足しておかなくてはならないのは平坂組について

一巻ヒロとナルミの会話から抜粋
「平坂組って知ってる?」
「暴走族でしたっけ?」
「違う違う。走ってないよ。ただこのへんの喧嘩っ早いのとか騒ぐのが好きな子供が大勢集まってやくざ気取ってるチーム。四代目はそれの頭なんだ」
「四代目の頭だから四代目って呼ばれてたんですね」
「いや、平坂組は初代だよ。あいつが作ったの。あいつ以外にあんな連中全員締められる奴いないよ」
「え、じゃぁなんで四代目なんですか?」
「それはね、関西の方に実家があって、逃げてきたらしいんだけど、そっちの四代目なんだってさ。そっちは本職のヤのつくお仕事」
しかしこれはただの噂話で誤情報
ヤクザではなく商家の四代目だったと
後になって本人の口から明かされます

つまり平坂組は渋谷にたむろしている不良組織の最大派閥で
四代目はそこの頭目というわけですね
アニメだけ見て本職のヤクザだと勘違いしている人がいそう
というか、確実に居ますよね・・・

そんな四代目が1巻でアリスのもとに依頼に来た際
部外者で高校生のナルミを追い出そうとするのを
アリスがそれはボクの助手であると口からでまかせを言って妨害します
そしてそのあとアニメ最終話の事件に巻き込まれたときに
ナルミは真実を知るためアリスに依頼し
その対価として正式にアリスの助手になりました

どちらのエピソードもアニメでは最後まで語られずに
視聴者ほったらかして進んでいきましたが
オリジナルにするならばその一話目の中に
必ず入れておかなければいけない部分だったとおもいます
{/netabare}
2話補足
{netabare}
「メ」の後に微妙な伸ばす音が続き、「オ」は奥に引っ込むような「ウ」に近い付属音で、日本語にはない響きだった。(原作より)
アニメ化されるので生の発音が聴けると期待してたんですが
普通に日本語っぽくメオって発音してるだけじゃないですか!
こういう活字では伝えきれない部分にこだわってこそのアニメだと思うのに

ストーリーも端折って意味わかんないところがありますね
原作ではナルミが地道に探偵しています
メオの住んでいたハローパレスに聞き込みに行って
張り込んでいたヤクザに追いかけられることに
さらに草壁の目撃情報をもとに張り込み開始
二日目にして草壁を発見し尾行潜伏場所を突き止める
そしてそこで草壁の電話を盗み聞きする
しかしそこに先ほどのヤクザが現れ・・・
そんな紆余曲折を経て出てきた推論が
「メオを置いて一人で逃げようとしている」
だったはずなのですが
アニメ版の働かないナルミはなんの裏付けもなく
思いつきだけでメオを傷つける心無い発言
あれじゃナルミはただのイタイ子ですね・・・
{/netabare}
3話補足
{netabare}
まずは兄弟杯について
四代目は一巻でナルミに借りを作ったので
困ったことがあったら助けてやるとナルミに言っています
そのためナルミはメオを匿って欲しいと頼みますが
助けるのは身内とそのダチまで、ヤクザともめてまでメオを助ける義理はない
とにべもなく断られます
そのために杯を交わして身内になってしまおうというのがナルミの作戦
ただし、高校生では親子杯は受けられないので兄弟杯という話になった訳です
ですが1巻の事件もない上に、今回の事件でも全く自分で働いていないナルミを
四代目が認める理由がどこにも無い以上
あの状態では兄弟杯なんて受けてもらえる訳がありません

ハローコーポについて
ハローコーポレーションは人材派遣会社という表向きの看板で
実際はアジアからの出稼ぎ女性に風俗業を高給で斡旋し
給料の海外送金の際に上乗せした分の給料を回収するという
マネーロンダリングのための組織です
草壁はそのマネージャーとして女性たちと
ハローパレスという社宅に住んでいました
しかし、その資金洗浄能力は億単位の金を処理できるほど高くなく
資金はだぶついていくばかり
草壁は資金洗浄が上手くいっていないのが露見し
ハローパレスの女性たちが行き場を失うのを防ぐため
2億を自分が着服した事にして事態の発覚を先延ばしにして
逃亡しながらも別の資金洗浄の方法を探るものの
そこから足がついてヤクザに捕まったというわけです

ラストは草壁を取り返して終わりでしたが
あれでは何も解決していません
ヤクザを襲撃して武力で解決!めでたしめでたし。
なんて、そんないい加減な話通るわけがないでしょう
お金だって結局草壁の講座に振り込んで戻しただけですし
お金を持ち出した経緯に付いても触れていませんから
草壁は一時的にやくざの手から逃げただけ
つまり草壁が逃げ出した作品冒頭の状態に戻っただけで
事件は何一つ解決していないのです
これでは草壁親娘(と出番のなかったハローパレスの女性たち)のお先は真っ暗ですね

原作では実際に草壁に振り込んだのは一千万だけで
アリスの指示した様々な名義の講座へ細かく分散して振り込まれています
それらはアリスがネットで拾い上げた岸和田会の講座
つまり草壁にできなかったマネーロンダリングそのものを
アリスが強引な方法でやってのけた訳ですね
「岸和田会も今頃は横領の真実を知っただろう。だからといって、草壁昌也が背負わされたものは消えない。美河がやったことの落とし前は、彼と会社がつけなきゃいけない。それがやくざの世界の絶対だ。それに、洗浄能力がもはや限界であることも変わりはない。ごくわずか、崩壊までの猶予が伸びただけだ。」
原作ではそんなアリスの科白で事件は締めくくられます

とまぁ真面目な話はここまで
3話で一番納得がいかないのは置き手紙ですね
2巻の冒頭でラーメンはなまるの暖簾が読めず
「ごめんなさい漢字あんまり読めないんです」
漢字は使ってないと告げると
「じゃぁこれはなんて読むんですか」
とナルトの絵を指さす
それはただのナルトの絵だと伝えると
「これでナルトって読むんですか。日本語って難しい」
そんなメオが漢字使った置き手紙なんてできるわけがないじゃないか!
{/netabare}
4話補足
{netabare}
4話は5巻の4話入りの短篇集の中から取られています
そのため今回はカットらしいカットがありません
つまり4分の1巻で30分がちょうどいい消化ペース
逆に言うとほかの話は4話使うべきボリュームを
2話で強引に終わらせているわけですね・・・

補足が必要な部分はほとんどありません
あえて言うなら話の一部は6巻への伏線になっていますが
それは6巻が発行される前に5巻を読んでもわからないわけですから
ここで補足を入れる必要はないでしょう
気になる方は小説版をどうぞ
{/netabare}
5~6話補足
{netabare}
5~8話は原作4巻を4話使って展開しています
無理のないペース配分なのでかなり原作に近い物語になっています
私が一番好きなエピソードもこの4巻なのでこれは嬉しいですね

しかしながら割と重要な人物が一人ざっくりやられています
ナルミを褒めていたデザイナーの女性「美嘉さん」
彼女にワカギ手芸店のヨシキさんを紹介して
バンドのTシャツを発注するシーンがカットされ
路地裏で偽平坂組に襲われたときも
原作では彩夏ではなく彼女が一緒でした
っていうか仕事になんで彩夏連れてくんだよ!
アニメはテツが助けに入るタイミングが早く彩夏は無事でしたが
原作では美嘉さんは一晩入院させられることになります

錬次とチンピラのときもそうですが
流血沙汰の描写がスパっと抜かれていたり
かなりおとなしくなっているのは
公共の電波に乗せる以上仕方ないのでしょうね

仕方ないと言えばもう一つ
カピバラの人形に文句をつけるアリスのシーンですが
原作で彼女が否定していたのは「カピバラさん」です
そのままでは到底使いようもないネタなのは分かりますが
変に歪めるならこういうところこそカットすればいいのに
{/netabare}
7~8話補足
{netabare}
毎回描写が足りなかった話ばかりでしたが
なんと今回は逆なのです
あえて描写しないでおいた部分が
アニメではうまく表現できなかったのですね

今回の主要キャラの一人ヒソン(喜善)は
事件の際にヨシキ(善喜)と名を変え
手切れ金で手芸店を構えたわけですが
ヒソン=ヨシキを匂わせる描写が露骨すぎて台無し
いや・・・そこでお腹を抑える描写はやりすぎだろう

そしてもう一つは終盤の神明裁判
すなわち「タイマンで勝ったほうが正しい」
という錬次が作った組の掟
その最中の錬次と四代目の会話です
アニメはどれが誰の人影かわかる中での殴り合いでしたが
原作ではもっと暗い中ナルミには二人の判別がつかない中での殴り合い
そしてどちらがどちらのセリフかも明示されずに
二人の会話が展開されていきます
勝ったのは関西弁の男、つまりは平坂錬次・・・ではなく
このとき二人はお互いの大切なもの(言葉)を返した状態で
勝ったのは関西弁を話している四代目でした
「お互いの大切なもの(言葉)を交換した」という伏線を
ある種の叙述トリックとして使ったのですね
小説を読んだ時はこのクライマックスの演出に唸らされましたが
まぁアニメで再現するのはちょっと難しかったですね

しかし一方ではいつもどおり足りていない描写もあります
まずは錬次の動機
アニメ版では単純に4代目への怨恨のようでしたが
原作では元々バンドのプロデュースは
柳原会の息のかかった芸能ゴロが請け負っていたものを
ロクに仕事をしなかったことにバンドのリーダーがキレて
柳原会に睨まれながらでも動ける平坂組のところにまわってきました
表立って平坂組とことを構えるのを避けた柳原会は
東京を離れている間に借金で首が回らなくなっていた錬次に目を付け
その債権を手に入れて、飴と鞭を使って錬次を平坂組にけしかけました
そのため、組を潰せなかった錬次は柳原会への負債が残ったままなので
東京にいることができなくなり高飛びすることになりました

また、風俗嬢だったヒソンに関して調べる際に
情報収集のためその道のプロのもとを訪ねています
アジア人女性が勤める水商売の店の元締め
そう、メオの父親である草壁昌也です
草壁昌也に会いに行ったハローパレスで
2話でカットされた風俗嬢の依林(イーリン)が
ヒソンと親しかったことが分かり
その口からヒソンの彼氏は後藤田組組長だと知らされます
このへんのくだりはまとめてカット
2話がアレじゃ仕方ないかなぁ
{/netabare}
9話の補足?
{netabare}
予想通りひどい出来でした

まずはパワレボの選手データに関しての解説から一部抜粋
「どうやらネットに蓄積された何らかのデータをいじくって生成しているらしい。」
「たとえばセナとかプロストとかシューマッハとか入れるとすさまじい俊足選手になる。」
「もちろん野球選手の名前を入れれば、それらしいデータが出てくる。」
「桑田がボールを投げる前にボールに向かってぶつぶつ言ったり、清原がデッドボールを喰らいまくったりするといった細かい癖まで反映されているのも評判を呼んだ」
今回の話で一番大きな伏線ですがえらくいい加減な処理のされ方でしたね

そして今回の話のメインキャラの西村さん
「おどおどした感じの眼鏡のお兄さん」(おい!眼鏡どこいったw)
店のオーナーの息子であり病気で入院中の父親にゲーセンの経営を任されています
「店の前を通るたびにガキどもの野球の知ったかを耳にするのは腹たつ」
というネモさんの最初の要求は「パワレボ」の撤去でしたが、
「パワレボ」を撤去したら店を続ける意味がないとそれを拒んだ西村さん
今回の250%(アニメ版は25%)の賃上げ要求には
何もできずオロオロするばかりでした。
野球で決着をつけると勝手に約束してしまった少佐が
バッティングセンターでゲーセン仲間を対象に入団テストを始めるも
ゲーセン浸りの連中は100km/hの球にキリキリ舞い
しかし、そこに現れた西村さんは140 km/hの球を軽々と打ち込んでいきます
実は彼もかつてはエースピッチャーとして都大会準決勝まで行った元高校球児だったのです
そして「やくざなんかと関わらないでいつもどおり遊んでいってほしい」とお客を解散させ
「やくざと揉めても大丈夫なメンバーだけを集めて欲しい」と少佐に頼むのでした
こうして甲子園勝利投手のネモさんと都大会準優勝の西村さん
二人の元高校球児による投手戦が展開されることに・・・はなりませんでした

「試合は正午からやけど会場は11時からとってあるから11時集合や。ちっとは球場で練習したいやろ」
そんなネモさんの計らいにメンバーたちは11時に到着するも西村さんの姿が見えません
そして西村さんから父の病院に向かっていると連絡が入ります
野球の試合と並行して契約書にハンコを押せと病院までやくざが押しかけていたのでした
試合開始までには戻ると言って電話を切る西村さん
しかし「この場所、昼の1時までしか借りてへんのや。さっさと始めんと時間内に終わらんで」と
12時開始のはずの試合は11時に始まってしまいます
急遽ピッチャーに抜擢される4代目とライトに入る彩夏
ナルミは西村さんを連れ戻すため自転車で疾走することに

病室に駆け込んだナルミの前にはベッドに横たわる老人と4人のヤクザ
そして反対側の椅子に座ってナルミの登場に驚く西村さん
もう試合が始まっていることを告げるとベッドの老人が口を開きます
「……ほんとに野球なんかで決めようとしてたのか。馬鹿かおめえは。あんな店、もうめんどくせえだけじゃねえか。放り出せっつってんだろ」
「親父、頼むよ。やらせてくれよ。俺、あの店続けたいんだよ」
「負けたらどうすんだ、一文ももらえず放りされたら踏んだり蹴ったりじゃねえか」
「親父!頼むよ、負けっぱなしは嫌なんだよ!野球で勝負なんだ、俺それ以外なんの取り柄もないんだ、親父も知ってんだろ。野球だけなんだよ!ど真ん中に絶好球が来たのにバットも振らずに見逃せってのかよ!」
やくざたちが引き剥がそうとする中で、必死に食い下がろうとする西村さん
「負けたらはっ倒すぞォッ」
その熱意が伝わり親父さんは契約書をビリビリに引き裂いてしまいます

二人が戻ると8回裏3-2で負けている中での1アウト1塁
彩夏がバッターボックスに入ろうとしているところに代打西村
そしてそれに呼応しての投手交代ピッチャー根本貴一です
しかしネモさんの剛球に西村さんもミンさんもあえなく三振に切って取られます
続く9回表は西村さんが緩急をつけた地味なピッチングながらきっちりと3人で抑えるものの
9回裏2番バッターから始まる好打順も2番3番と簡単に打ち取られてしまいます
4番の岩男がデッドボールで出塁するも退院明けで8回を投げ抜いてきた5番の4代目は限界
全員の視線がナルミに集まる中、ネモさんの剛速球に腰が引け縮こまって動けないナルミ
そこにアリスが一声
「審判、選手交代!代打、ぼくだ」
慌てて止めようとするナルミ
「なんだい、まさかきみが打席に立つとでも?今の君の萎えた心じゃ十中八九、三振でおしまいだ引っ込んでいたまえ。監督命令は絶対だ!」
そして、なんの冗談だ?と訝しむタコ坊主に
「冗談でもなんでもないよ。ぼくはプレイングマネージャーだ。きみは関西生まれの野球人だったのだから、当然ながら初代ミスタータイガース藤村富美男のこともよく知っているだろう。『代打わし』の恐怖に震えるがいい」
たとえ四球で1,2塁としても逆転は難しい場面が
アリスの機転、振り逃げ偽装で2、3塁と一打逆転のチャンスに
しかしそのまま正規の6番(=電柱)にまわせば敬遠されて満塁策で打ち取られる可能性が高いところ
「封殺の起きない絶好機でタコ坊主が勝負してくれるとしたら、このチームで誰よりも雑魚の僕しかいない」
自分を奮い立たせて打席に立つナルミ
諦めて歩かせる選択を取られないようにとフルカウントを避け
ボール球にも必死に喰い付きファールで望みを繋いでいく
それが実ったのは9球目、セットポジションのネモさんがチラリと2塁のメオを見たのです
「2塁にランナーを背負って決め球のフォークを投げるとき、握りを見られていないか一瞬確認する」
それこそがネモさん、そしてゲームの中の根本貴一が持っている癖でした

こうして辛くも勝利を収めたニート達でしたが
今回の助っ人たちには少佐がお金を払って仕事として依頼していました
そのため少佐が立て替えた分を西村さんに請求することに
ただしそれはお金ではなく現物支給
野球の面白さに目覚めたニートたちのため
西村さんには報酬がわりにコーチをしてもらうことになりました
めでたしめでたし

・・・というわけで、今回の話は
ネモさんの、西村さんの、そしてニートたちの
三者三様の野球への愛がこの話の根底にあるわけで
それを通じて見える著者の野球愛は
端々に散りばめられたプロ野球ネタからも一目瞭然
江夏の二十一球をもじった題名からもはっきり読み取れるでしょう
きっとアニメのスタッフは皆、野球に興味がなかったのでしょうね
まさかこの話から野球バカが一人削られているとは思ってもみませんでした
{/netabare}
10~12話補足
{netabare}
ほとんど補足する必要ありませんでした
ちょいちょい削ってあったり順番いじってありますが
重要な部分はほぼ原作1巻そのままですね
テツと四代目の神明裁判とか削られてたのはまぁ予想通り
アリス以外のニートは相変わらず冷遇されてます

ドラッグの売人つかまえるために
高校生がドラッグをキメるお話

どうも文壇やら芸能界やらは
良い作品を生み出すための必要悪として
薬物に関して寛容な傾向がありますが
ジュニア向けのレーベルで
主人公の高校生がトリップしちゃうのを
まるでそれが最善の選択肢であるかのように描く
というのはいくらなんでもどうなんだ?
と思っていたのですが
アニメの大トリにもってくるくらいのイイ話
というのがアニメ製作者たちの評価なんでしょうか?

アニメ全体としては
原作は良かったけどアニメは・・・
という部分が多かったですが
この話に関しては原作もアニメも問題外
というのが私の評価です

投稿 : 2019/11/16
♥ : 51
ネタバレ

偽ニュー隊長

★★★★☆ 3.8

今失われた言葉を暴こう(74点)

全12話予定(1話目60分)
ラノベ原作。原作未読。

個人的満足点:74点
アニメ系統:シリアス系

舞台は渋谷で主人公「藤島鳴海」がニート探偵「アリス」の
助手をつとめ、暴力団やドラッグなどの事件とかかわり解決していく物語。

全12話だが物語り構成は
1話・2、3話・4話・5~8話・9話・10~12話
6つの事件を解決する。
6つの事件のうちで好き嫌いがでてしまうだろう。
どの事件もあまり好きでないとこのアニメは少々きついと思う。
個人的にはやはり最後の10~12話が好き。
5~8話の事件も後半良かったが、前半がちょっと分かり辛い。
このようにどうしても凸凹が出来てしまうのは仕方ないところ。
しかし、全部観ていただければ気に入っていただける話は
あるのではないかと思う。

キャラに関しては萌えアニメというわけでもないが
唯一アリスには萌えを感じるかもしれない。
セリフは厨二臭いがそれはそれで味があっていいと思う。
そして、女性陣は皆なかなか可愛い。
男性陣は癖のあるキャラばかりである意味好感がもてる。

作画は綺麗で観やすい。
音楽も作品にあっていて雰囲気を盛り上げてくれている。

全体的には結構よかったと思う。
シリアス路線が好きな方なら結構いけるのではないかと思う。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

アリス可愛いよアリス

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以下、毎話後の感想。
少々ネタバレが含まれる場合があるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
設定、作画ともなかなか。
ストーリーも結構しっかりしているように思う。
個人的には好みの雰囲気。

また、アリスが可愛い。
僕っ子で貧ニューw
喋りも結構好き。

と全体的に好み。
今後の展開に期待しておきたい。


2話視聴。
次なる依頼開始。
テーマとしはなかなか。
現実社会の裏側を扱っている感じか。
現実と非現実のマッチングとでもいうのだろうか。
実に興味深い。
アリスとナルミの存在感も出てきて今後も楽しみだ。

最近のアニメはぶっ飛びすぎなものが多い。
この現実から少し離れた感が興味をそそる。

3話視聴。
ちょwww
ぶっ飛んだぞ。
鳴海の行動原理がよくわからんが
あまりのぶっ飛んだ展開にあぜんとした。
一応2つ目の事件もこれで解決。
これどうなっていくんだろうか。

4話視聴。
今回は1話完結だった。
いい話はいい話だったが
若干失速ぎみを感じる。

しかし、アリスはブラがいらないぐらいの貧ニューなのかな?
偽ニュー隊長としては、ここは触れないわけにはいかないw


5話視聴。
アリスが可愛すぎる。
何か話がどうでも良くなってきたんだがw
アリスに萌えるためのアニメに見えてきた。
真っ赤になるあたりが可愛い。
これもツンデレか。
ああ、アリス可愛いよアリス。

6話視聴。
ちょっと盛り上がってきた。
今度は2話でも決着つかず。
もう数話あるのかな。
これぐらい引っ張ってくれたほうが
個人的にはいいと思う。
しかし、アリス可愛いわw

7話視聴。
いいねえ。
ぐっと盛り上がってきた。
ソウはどうなるのか?
レンジは?
来週ぐらいで今回の話に決着がつきそうだが
どんな決着がつくのか、来週楽しみになってきた。

8話視聴。
ナルミかっこよかった。
ソウとレンジの話に決着。
この話はかなり面白かった。
アリスも可愛かったしw
さて、次はどんな話なのかね。

9話視聴。
野球回。
ちょっと生き抜きだったかな。

10、11話視聴
最後の事件。
あやかがががががががが
かなりショックだったんだが。
そして、なるみがいよいよ動いた。
NEETどもかっこいい。
いよいよ最終話。
かなり楽しみだ。

12話視聴。
ナルミ無茶しやがる。
その無茶で事件は解決。
最後のアリスがすごくよかった。
{/netabare}

投稿 : 2019/11/16
♥ : 35

星斗

★★★★★ 4.2

とりあえずの感想。

原作既読。ニート探偵団たちがいろいろな事件を解決していくストーリーです。


1話はアニメオリジナルと聞いていたのでいろいろと不安でしたが予想以上に出来が良かったので嬉しかったです。原作読んでない方にはちょっと説明不足かもしれませんが。



ちなみに原作のアリスいわくニートの定義によると労働していても雇用されていなければニートになるので自分んで探偵をしているアリスはニートということになります。



ニートとはいっていますがそれがメインではないのでそこらへんの設定はあんまり気にしなくてもいいかなと思います。



話は結構シリアスです。あと萌えアニメだと思われがちですが男キャラがメインで活躍するので女の人でも楽しめると思います。ほかの方もおっしゃってますがデュラララと少し雰囲気が似てますね~


放送終了したらまた評価し直します。

投稿 : 2019/11/16
♥ : 12

87.5 18 大学生アニメランキング18位
四畳半神話大系(TVアニメ動画)

2010年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (2649)
12251人が棚に入れました
『四畳半神話大系』(よじょうはんしんわたいけい)は、森見登美彦の小説。冴えない生活を送る京都大学3回生の「私」は、期待していたバラ色のキャンパスライフを求めてもう一度ピカピカの1回生に戻ってやり直したいと願う。本当はあったかもしれない学園生活が、4つの平行世界で繰り広げられる。

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、坂本真綾、吉野裕行、藤原啓治、諏訪部順一、甲斐田裕子

うい

★★★★★ 4.6

最近つまらないと感じてる人におススメ

この頃、なんかつまんないと思ってる人におすすめです。
このアニメは、あらすじにもあるよう大学生活でもしも別の道に進んでたらっていう話で展開していきます。

アニメ見終わって、大学生活とかいろいろやり直せたらな~なんてついつい思ってしまいましたが
そうではなくて劇中のセリフ
「今なら踏み出せる何十歩でも何百歩でも」とあるように、つまらないと思える今を変えるために行動を起こそうよという,メッセージだと勝手に解釈してます。

普段はツンデレアニメとかばっかり見てますが、たまにこういう作品を見るのもいいかなと思いました。



でもやっぱり明石さんがかわいいw

投稿 : 2019/11/16
♥ : 78
ネタバレ

noindex

★★★★★ 4.8

私の二番目に評価の高い深夜アニメ※「四畳半王国見聞録」読了

私がこの作品を見た動機は、魔法少女まどか☆マギカが第15回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で大賞を受賞した時、まどかが深夜アニメ初でなく二番目だと知ったショックからである。
最初に受賞したのがこの作品と知り、まどかに勝るアニメがあるわけねえだろ…という不純な動機で見始めたのだが…感想は「参りました。ほぼ互角か?」だった。それに近い感想は他は化物語くらいかな。

私はまどかがこの世で一番面白いアニメだと思ってるが、その信念をグラっと揺らがせたのは、たった一つ、この作品だけ。それ以外、どのアニメを見ても「まあまあだがまどかには遠く及ばねーな」「やっぱりまどか以外のアニメはつまんねーな」のどちらかの感想しかない。

{netabare}一番好きなシーンは11話で過去の平行世界を振り返り、どの世界も、サークルに入らず孤独な今よりはずっと充実していたと悟り涙するところ。
「小津はたった一人の私の親友らしかった」
あ…これ、まどかより先に近いテーマをやってるじゃん!性別の違いはあるけど。ショックだったね。
そして小津を救いに行くシーンで感動。数多の平行世界の蛾の力を借りるというのも面白かった。
この辺のシーンのクラシカルな音楽も良い。OP・EDの曲も好き。

この作品の唯一の欠点は終盤の無限四畳半が映画CUBEに似ていることだが、原作でそれをどこかの映画で見たような設定と認めてたのは笑ってしまった。
原作は毎周明石さんと結ばれるし最初に蛾の大軍が出てきたりと構成が違うが、アニメは上手く改変したと思う。{/netabare}

それと声優について、坂本真綾の明石さんが凛としていて素晴らしい。私はゲームのぼくのなつやすみ1から彼女を知っているが、このキャラが一番彼女にあっていると思う。

追記
ようやく原作を読み終えた。{netabare}原作はサイクリングやヒーローショーや飛行船などの話が無くてアニメはオリジナル要素が多いことがわかった。
一番の違いは最後の無限四畳半が、原作では主人公がサークル無所属ではなく福猫飯店を辞めた後の話になっているので、小津を知っている所だろう。
アニメは上手く感動的な終わり方にしていると思う。
あと原作では無限四畳半でカステラと魚肉ハンバーグだけでなくビタミン剤も摂ってるので栄養バランス考えてるんだなとか思った。{/netabare}

追記2
「四畳半神話大系」「夜は短し歩けよ乙女」が好きなので森見登美彦のデビュー作「太陽の塔」を読んでみた。
これが大当たりで、四畳半には及ばないものの夜は短し~よりもお気に入りの作品となった。
太陽の塔も四畳半や夜は短し同様、非リアで卑屈な京大生男が主人公で、3つ併せて非モテ京大生三部作と言ってもいいのではないだろうか。

太陽の塔が四畳半や夜は短し~と違う所は、{netabare}主人公が彼女に振られたところから始まる点である。主人公が元彼女の水尾さんを女性の研究と称してストーキングして、警察を呼ぶぞと他人に注意されるくだりはとてもリアルで、まさか森見先生の実体験が綴られているのでは…と思ってしまった。主人公の名前が森本で作者と同じ農学部だしw
ストーカー話の後は主人公と同じ非リアの友人達との、打倒クリスマスファシズム(この言葉は強く印象に残った)に向かいながらのグダグダ日常が描かれ、これもまた心地よかった。友人たちは四畳半の小津のような飄々とした男ではなくそれぞれ鬱屈していて、共感できる愛すべきキャラクターに思えた。でも親友の飾磨は小津のモデルになっているようにも思える。海老塚は四畳半の城ヶ崎で、高藪は夜は短し~のパンツ総番長かな。
出番が少ないヒロインの水尾さんはかなりの不思議ちゃんで、後の明石さんや黒髪の乙女の萌芽が見受けられる。ただその二人よりもキツい性格でリアルな女性として描かれている(招き猫を貰っての部屋に無駄な物を置きたくない発言には現実女の残酷さを感じたw)。明石さんや黒髪の乙女よりもずっと主人公に厳しい。
ファンタジー要素は一カ所のシーンのみで、これも作品の面白みを増していると思う。その一カ所の水尾さんとの夢の中での邂逅は幻想的で風景をありありと想像することができた。クライマックスのええじゃないか作戦はファンタジーではなく、実現は十分可能なのではないかと思える。

唯一残念な点は分量が231ページしかなく、綺麗に終わる四畳半や夜は短し~と比べて打ち切りのような終わり方になっていること。その後の主人公が水尾さんとヨリを戻せたとは思わないが、この世界をもっと味わいたかった。今からでも続編を出してくれないだろうか。{/netabare}

下鴨幽水荘や猫ラーメンと言った後の作品のネタも見られ、森見作品のベースになっているのは明らかなので(Key作品で言えばKanon)、四畳半や夜は短し~が好きな人は是非読んでみるといいだろう。アニメ化する価値も十分あると思う。ラストにアニオリ要素追加は必要だろうけど。

追記3
私が他所で「太陽の塔をアニメ化するべきだ」と言っていたら、それより「聖なる怠け者の冒険」をアニメで見たいと言われたので読んでみた。
この小説は他の森見作品と同様に京都が舞台だが、主人公が京大生ではなく社会人のサラリーマン(研究職)であることが最大の特長になっている。主人公の小和田は作者と同じ京大農学部卒なので作者の分身なのかもしれない。
そして小和田の性格が「太陽の塔」「四畳半神話大系」「夜は短し歩けよ乙女」(以下、京大三部作)とは違ってのんびりした性格になっている。京大三部作の主人公のように女をゲットするためにストーキング…ナカメ作戦をするなどガツガツしてたりはせず、週末は何もせず寝てるだけという怠惰な日々を過ごしている。
私はどうもこの主人公に感情移入できず、作品にのめりこめなかった。京大三部作の焦燥感の塊のような痛い主人公の方が共感できた。作者が結婚したせいで男汁が出なくなり、京大三部作のようなギラギラ感が失われたのだろうか…。
ストーリーもミステリーなのかと思ったらそうでもなく中途半端なグダグダ展開に感じた。作品テーマはしいて言えば「ヒーローの孤独」「仕事では無理をしない」だろうか。{netabare}小和田がぽんぽこ仮面の正体を声で気づかないという矛盾をどうにかして欲しかった。{/netabare}
終盤は他作品と同様スケールの大きいファンタジーな光景が描かれるが、このアニメ映えする特長のおかげで森見作品は多くのアニメ化に恵まれているのだと思う。
ラストは{netabare}後藤所長が浦本探偵に依頼を話そうとするところで終わり、で{/netabare}続き前提になっているのは残念だった。この点はアニメ映画化には向いて無さそう。

{netabare}下鴨幽水荘、閨房調査団、テングブラン(偽電気ブラン)、金曜倶楽部{/netabare}といった森見作品おなじみのネタも出てくるがマンネリ感も漂う。なおこの作品は京大三部作よりも「有頂天家族」寄りの内容になっているのでそっちが好きな人には勧められる。

夏公開の「ペンギン・ハイウェイ」が成功したらこれもアニメ化の可能性もあるかもしれないが、そんなに森見作品ばかりアニメ化しなくてもいいだろうにとも思う。

追記4
「四畳半王国見聞録」読了。「四畳半神話大系」が好きなので読んでみた。
作者のブログで言う通り、四畳半が売れたのでそれに便乗して出