クラスメイトおすすめアニメランキング 36

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのクラスメイト成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月01日の時点で一番のクラスメイトおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

84.7 1 クラスメイトアニメランキング1位
SSSS.GRIDMAN(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (991)
3993人が棚に入れました
1993年から放送されたTVシリーズ「電光超人グリッドマン」。
まだパソコンが一般家庭に普及する前に制作された作品にも関わらず、 現代における「インターネット」「コンピューターウイルス」といった概念を先取りした内容で人気を集めた。

そして2018年秋「SSSS.GRIDMAN」が放送決定!
アニメーション制作は、2015年日本アニメ(ーター)見本市で公開された 「電光超人グリッドマン boys invent great hero」を制作したTRIGGERが担当する。
監督は、同作でも監督を務めた雨宮哲。
あの時の未来が現実になった2018年、グリッドマンがアニメーションの世界で蘇る――。

声優・キャラクター
広瀬裕也、緑川光、斉藤壮馬、宮本侑芽、上田麗奈、高橋良輔、小西克幸、悠木碧、松風雅也、鈴村健一、稲田徹、新谷真弓、三森すずこ、鬼頭明里
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ベイビダンダン輝け

2話までの感想{netabare}
元の特撮の方はフィルム撮り“じゃなくなった”影響がどうにも違和感であんまり見てなかった…と思う。
なぜか掃除機が暴走する話だけは覚えてるけど。

んでアニメの方は…グリッドマンの声ちゃんと緑川だ!
カーンデジファーの声ってどんなんだったっけ…これも同じ人?ってかカーンデジファーではない!?
確か脱獄囚みたいなんじゃなかったっけ?特撮の方は。
ってかこっちは現実で戦うのか。
やっぱ怪獣が出たらミニカー蹴飛ばしてナンボだよなぁ…この町破壊シーンはお約束っつーか“オーバーロード”見て「足りてねぇなぁ」と思った部分をガッツリ補完してくれた。
と思ってたら…グリッドマンの登場シーン、平成ウルトラマン(の一番カッコいい所)じゃーん!、「巨大化して登場して地面に着地した瞬間に地表がドバーンってなる」やつ(※)。
(ガイアより前にあったんだっけ?それがウケてかガイアではお約束化されたの…グリッドマン(特撮)ではまだ無かった気がする)
おお、わかってるねぇ。
ってことで1話は大満足、果たしてこのクオリティがどこまで続くのかが気になるトコロ。
でもって2話。
死者が出てても誰も覚えてないという思ってた以上にハードな展開、それでいて主人公達はイマイチ実感が沸かないってのも妙にリアル。
電脳世界じゃなくて現実世界で戦うって方針は正解だったと思う。
こうなってくると「バカヤロー」と言ってるくれる人が欲しくなるのう(ウルトラマンメビウス)。
とはいえ、ひょっとしたら現実に思わせといてーの実は電脳世界でしたって展開あるかも?
このままだとモモデビルークじゃなくてアカネが贖罪し切れないもの。
そんな敵は敵で早くもスペルゲン反射鏡(でいいのか?)を実装、強化はええ。
まぁこれはとっととグリッドマン側にアシストウエポン出させないといけないからね、仕方ないね。
ってかガイア的なドパーンって表現は…えっ、もう終了?
コンピューターの処理速度を重い・軽いって言うけど、それを重量(感)によって表してた?…とすると最適化後はもう重たそうな表現は無くなっちゃう??
悪くはないんだけど、どっちかっつーと特撮寄りではなく勇者シリーズに傾いた予感。
それと特撮の方はコンセントに繋いである・ないし機械制御されてるものが暴走を始めて町はパニックって内容だったけど、こっちはそういったパニック方面は薄味なんかのう?

今のところ非常に良い感じに思えますが、ど~しても旧作と比較してしまいますね、そんな詳しくもないのに。
あと※部分、気になってちょいと調べたらやっぱり「これが良いんだよ」って声は高いみたい、そこだけ編集した動画発見。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm30524641
アニメじゃないしお暇な時に見てやって、いやぁタマランわぁ。

ところで円谷といえば、アイゼンボーグはどうなったんだ?{/netabare}

3話感想{netabare}
おお、ガイア演出復活、2話でグリッドマンがスタっとビルの上に乗った時はヒヤヒヤしたぞ。
やっぱこれだねー、巨大怪獣つったらミニチュアをどれだけ派手に壊せるかだよなぁ、と昔特撮をワクワクしながら見てた頃の記憶が蘇る。

それはそうとやはり現実世界だと思ってる舞台は実は電脳世界って展開じゃないかな。
そう考えりゃ街が戻ったり記憶失くしたり、アカネは贖罪無理じゃね?って問題は全て解決。
怪獣なの人間なの?とか一旦負けた後どこに居たの?とか、それの伏線じゃないかなぁ。
そうなってくると問題はあの世界の住人はNPCなのか中身居るのか…「オレはデータだけの存在だったんだ!」ってなるんかのう?
ってかうっかり「怪獣は人間なのかも?」と洩らしてしまったウツミはどうやらウルトラマンヲタ、カネゴンやジャミラ辺りの知識からそういう推察を立てたんじゃないかなー、と思って調べてみたらウルトラシリーズには結構な数怪獣になった人間ってあるみたい。
じゃあ舞台が電脳世界って作品知っててそこから推察するってことは…無いかな?
大元の特撮版グリッドマンは見てないとして…映画TRONとか。
その、個人的に凄い恐れてるのは“ゼーガペイン”みたいになっちゃわないか、似通ってしまうのは仕方ないにせよ劣化コピーみたいになってしまうのはカンベン願いたい。
ダリフラの前科があるからそこんとこイマイチ安心できない。{/netabare}

6話までの感想{netabare}
ああ、こう来るのか。
常日頃“なろう系”について考えてるワケじゃないけど、やっぱりそれ関係を思い起こしてしまう。
グリッドマンがなろう系ってことじゃなくてね、それへのカンターというか揺り戻しとでも言うべきか。
今やってるソレ系(ゴブスレと転スラ)でも感じてることなのだけど、なろう系でよく目にするのは「自分の作った箱庭世界で気に入らないヤツをぶっ殺す」だけで、そんなのただ見させられてもちょっと…ってのがありまして。
これは“オーバーロード”の感想でも書いたような…って見てみたら「自分が怪獣になったつもりで積み木やミニカーで築かれた町(時にはそれの設定あれこれ考える)を破壊する遊び」って書いてました、自分。
あはは、グリッドマンのアカネのやってることが正にコレ。
別に自分が賢い訳じゃなく、同じように思ってた人は沢山居て、当然アニメスタッフにも居て、そのうち揶揄ったの作られるんじゃない?とは思ってましたが、まさかグリッドマンってかトリガーで来るとはなぁ。
といいつつまだカウンターかどうかは不明か。
今後アカネの行為が正しいって展開になる可能性も…あ、あるのか?そこまでヒネくれてはないと思うんだが。
「こんなこと(なろう主人公プレイ)ばかりやってるとカーンデジファー(詐欺や新興宗教)に付け込まれますよ」って展開だと良いなぁ。

ところで大して詳しくないのに特撮どうこうをよく喋ってるけど、エッセンスとしては昭和ウルトラマンではなく平成ウルトラマン寄りってのはオタ友とも共通見解。
元の特撮グリッドマンもそっち側ってのもあるけど、昭和の方は庵野が使い果たしたからなーってのはオタ友の弁。
確かに実相寺っぽい演出は無くて──これは自分評価してる部分でもあるのだけど、戦闘シーンを明るい日中にやってくれてるのは助かる、その時間帯でないとジャンク屋が開いてないって設定のおかげもあるんだろうけど。
(極端な例では作中夜しか登場しないキャラ(敵でもロボでも)があって、それの玩具見てみたら「え、こんな色だったの?」とビックリする羽目になったり)
その一方でフィルム撮りからビデオ撮りへの移行で余計な部分までハッキリ映ってしまう(影で誤魔化せなくなる)って問題がCGもそんな凄くなかった頃の初期平成ウルトラシリーズにはあって、解決策としてスモーク炊いてたんだけど──防衛隊のコクピットの中を俯瞰で映すシーンとかね、破損してる訳でもないのに──特撮グリッドマンではその処理も無かったんじゃなかったっけかなぁ。
ってことで6話で霧が出たときは「あっ」って思っちゃったよw
で気になるのは…平成ウルトラシリーズにも怪獣が出ない回ってあったっけ?
でもって怪獣好きであるならぶっ壊し甲斐のあるコンビナートを創造しておいて欲しいが…範囲的にアカネの生まれ育った町があの世界の限界だったりするのかね?地元にないものは創られない?{/netabare}

7話感想{netabare}
空を飛んで行ったらバハムートもとい天井があって…おお、この天井のディテールって初代グリッドマンのソレじゃん。
これには初代にそんな思い入れの無い自分もつい感動、CM見てりゃ嫌でも気がつくけど。
ってかこれ、CGを使わず狭いセットものだった特撮とは違ってアニメではどんなに広くもできるぜ、っていう特撮とアニメの違いを見せ付ける演出(意図)なんじゃないかな。
今ならCGでいくらでも出来るんだろうけどさ。

それとアカネの部屋映すときシルバーブルーメと、そこから2つ挟んで(この2つは知らん)ノーバの人形が置いてあるシーンがありまして…前から出てた?
もしこの回が初出であるなら未確認飛行物体が登場する回で円盤生物出すって狙ってのことだろう。
更に深読みすると新章突入の暗示に思えなくもない…マックもといジャンク屋メンバー全滅とかよしてくれよ?
ところでこれまで怪獣はアカネが作ったモノって内容だったので、最後は今まで倒した怪獣を繋ぎ合わせたタイラントみたいなのが出るかも?と思ってたが、その可能性は下がったかな。{/netabare}

8話感想{netabare}
前回書いた円盤生物の件、CMで流れてる怪獣娘のほうで登場するみたい、ああそれでか。
ってかあのジャージ着てたキャラってブルーメだったのか…気付かんかった。

でもって今回の感想。
ウツミとリッカが意見が対立しケンカして、けど最後は仲直りして。
一方アカネは自分と意見の違うヤツは殺しちゃえばいいって考えで、それの対比だったのかな?
「果たしてアカネは、ウツミとリッカの時のように謝ることができるのか?」って方向に話は進むのだろうか。
また、怪獣は復活強化型が登場。
ありゃあ、これで前回も書いた合体型の可能性は更に低くなっちゃったかな?
ってか全合体グリッドマン金色になってるし…ホントこういうの好きねぇ。
最近?だと“フレームアームガールズ”も最後そうなってたのを思い出したけど、これもお約束として定着してると解釈したほうがいいのかね。{/netabare}

10話までの感想{netabare}
9話、ビックリするほど実相寺。
↑で「実相寺っぽさが無いから昭和ではなく平成ウルトラマン寄りっぽい」と書いてたのだけどちょっと訂正、平成に入ってからの実相寺だわコレ。
特に9話はティガの「花」「夢」リスペクト回じゃねーの?とさえ思えたり(もうちょっと頑張って「地平線と平行でないカメラアングル」を意識してくれたら完璧だった)。
ここじゃないどこかでウルトラマンマックスの胡蝶の夢がよく挙げられてるけど、あれも実相寺だし。
そこまでは良いのだけど、それプラス金田or板野要素が加わってプラマイゼロって感じ。
これまで金田臭さは無かったのになぁ…バリ臭はあったけど。
別に金田or板野が嫌いってワケじゃないのだけど安っぽい引用されると冷める、ってかそんなのは伊魔崎にやらせとけばいい。
そうねぇ、この気持ちは伊魔崎じゃないけどゾイジェネの3期ED見てもらえれば分かると思う。
細かいスタッフや制作のスケジュールとかサッパリ分からんが、この回作るタイミングでダリフラの制作が終わってそっちのスタッフと合流したのかな?と思ったり。
ってかね、「実相寺+(金田&板野)=エヴァ」であるならエヴァっぽいと思われてしまうのは仕方ないんだろうけど、個人的にはちと不本意。

そして10話。
心の奥で「アレやってくれないかなぁ…今の時代無理なんかなぁ」と、期待しつつも諦めてたアレがまさかの実現。

八 つ 裂 き 光 輪 キ タ ー

ウルトラスラッシュ?知らんなぁ。
個人的にウルトラマンはスペシウム光線よりも切り裂いてナンボと思ってる部分があって、それをやってくれただけで涙が出る勢い。
敵もケムール人…ってよりもメトロン星人じゃねーか?コレ。
縫いぐるみも最初はわざわざ覗き穴のあるデザインで、特撮好きはゲラゲラ笑うところだと思う。
ストーリーの方は、ゲーム“MOON”というか、アニメなら最近のだと“レクリエイターズ”のような、例え作り物であっても一度人格を与えたら作り手の意のままにはいかなくなる、って展開か。
まぁレクリはアレだったけど…かつてレクリの途中感想で書いた気がするけど、マンガのコマからキャラが飛び出してマンガ家をブン殴る、そんな話だったら良いなぁ。


参考・著作権的にアレかも知れんが消されずに残ってるしってことで…ってかエヴァが流行った頃アニオタなら実相寺作品はある程度チェックしてると思うので、あにこれでは「何を今更」レベルのものかも?
ウルトラマンティガ 夢
https://www.nicovideo.jp/watch/sm12565870
ゾイジェネ3期ED
https://www.youtube.com/watch?v=WKz6v8VX-BA
ウルトラマンは切り裂いてナンボ
https://www.nicovideo.jp/watch/sm22282002
メトロン星人
https://www.nicovideo.jp/watch/sm9932681
おまけ
https://www.nicovideo.jp/watch/sm11358810


それと今回参考動画探すに当たって以前書いた感想に間違いがあったことが分かったのでここで訂正。
フィルム撮り「じゃなくなった」ことで余計な部分までハッキリ映ってしまうことの回避としてスモーク炊いてると書いたけど、実際はそうじゃなくてレンズにワセリン塗ってたらしい。
ティガの「夢」を見ていただければ分かると思うけど…とはいえこれは実相寺回で特例、スモーク炊いてた回もあったような気がするんだけどなぁ。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
アカネの“外の人”は一体どんなんだろう?ってのは気になってて、ひょっとしたら“カリギュラ”のスイートP({netabare}正体は脂ギッシュなラーメン大好きプリパラおじさん{/netabare})みたいかも?なーんて意地悪なことも思ってて。
そして実際最後は実写になって…あはは、さすがにカリギュラまでは行かなかったか、これでも十分「配慮」してるんじゃない?
それと途中「扉を開く」って演出があって、前も書いたけどその時以上に自分ははどうしてもゲーム“MOON”を強く連想してしまい(そっちも実写エンド)、それのせいもあるのかな?
ラストは「まぁこんなもんだろう」と思ってたら…あれ、一部では不評なん?
自分的にはもっとキモヲタデブ使って視聴者に冷や水ぶっかけるオチでも良かったくらいなんだが…。
因みに「エロマンガは作者の顔を知るとヌけなくなる」ってのはよく聞く話で、その気持ちは分からんでもないけど「そんなもんだろ?」とも思ってて…さすがに親しくなったら辛いけどね。

──って、もうちょっと真面目に考えてみよう。
あの世界はアカネが逃避の果てに自分の殻(空想世界)に逃げ込んでたって説明はされている、「ただの夢」ではない。
自分の作り出したリッカに励まされてリアル世界で「外に出よう」と奮起する、つまりは自分で自分を奮い立たせたというオチで、これを「ただの自作自演」と取るか「作り物でもひとたび自我を与えたら制御しきれなくなる・自分の想定を超えた行動をする」と取るかで評価分かれそう。
後者であることの説明も十分されてたと思うのだが…ってかそんなんちょっとネトゲかじる位で分かるっしょ、「開発者の想定しなかった挙動」なんてよく聞くじゃん。
そうでなくても意識して作ったモノでも無意識下の意思が乗ってるとか(※)、自分の与り知らぬ場所で外部からの影響で変質したとか、まぁそんなのはよくある話で。
気になるのはそんな夢の世界に先住民(アノシラス)が居たこと。
夢はそれを見てる個人の内にあるものなのか、どこかとアクセスしてるのか。
多分「今回」空想世界に逃げ込む以前に、幼い頃にまだアカネがリアルに押しつぶされる前に作った存在なんじゃないかなぁ、と解釈してます。
欲を言えばリアルアカネは「自分は孤独だ」として夢の世界に閉じこもって、けど実は気にかけてた人が居て、それがユウタで、つまりユウタにも外の人が居て…って展開の方が良かった気がするが(ってかそういうのを予想してた)ベタすぎかのう、今はそれって嘘臭いになっちゃう?「どこかで誰かがきっと待っていてくれる」はアカン?
けどこっちの方が「キミは、ひ・と・り、じゃ・な・い」って前作グリッドマンのOPに合うような。



他の作品でも同じ事を書くかもしれないので別枠で。
同じトリガー作品の“リトルウィッチアカデミア”の…何話だっけ?魔法のペンの話、超長編小説がリレー小説だったって話。
そこで触れられてたネタが結構印象深い、その内容は──
作家が何気なく書いた・意識してそう書いたワケじゃない描写が、ファンから見ると「このシーンは○○に繋がってる!」と賞賛されるポイントになってて、「え、そこ誉めるの?いやぁ気付かなかったわ」ってのを作者が認めるって話。
果たしてそれは「無意識の内にそう書ける自分は才能がある」と取るか「たまたまの偶然で別に才能があるワケではない」と取るか、どっちがいいのん?って問題提起とも。
モノを作ったことがある人間なら誰もが体験したことがあると思うのだけど、このテーマはエヴァで庵野が精神病患う(劇場版で「こんな糞内容でも誉めるのか?バーカバーカ」とケンカ吹っかけた件)原因だったり、“けもフレ”でいえばプロデューサーが「冷奴」と唾棄したものだったりと、かなり根深い闇を抱えている気がする。
または偶然を才能だと勘違いして天狗になってファンから煙たがられる作者とか…誰とは言わんけど思い当たる人居るんじゃない?
作家と読者の関係だけでなく、作家と創作物との関係でもそういうことは起こって、本気でモノ作りしてる人ほどこの問題に真摯に向き合ってる気がする。
ってかこの問題無視してる・気付かない人は作家として失格でしょう(要は「この場面はこのキャラにこう行動させると楽に展開させられるけど、このキャラはそんな行動しないよなぁ」ってのを気にしない人)、結構見かけるけど。
って書いてたら“ダリフラ”思い出しちゃった…あっちの感想で「いちいち突っ込んでいったらキリが無い」として書かずに居たのだけど、そんなツッコミの一つをここに書いときます。
自分は短命であるってのが分かってて、しかも同胞が次々と体調不良起こして「いよいよあと僅かか」と自覚してるハズの状態で、死ぬかもしれない決断をする時に「ここで何もしなかったら“一生”自分を許せない」と言うシーンがありまして。
ん?その台詞ってこの先何十年も生き続ける前提じゃね?そのキャラにとっての一生ってなんだ?明日をも知らぬ命だったら「生涯(生き様)に悔いを残したくない」とか言うべきじゃね?ってことを思ってしまって。
実際その体質は“後で”改善されるワケだけど、もうそれを知ってる前提での台詞になってて、キャラの声じゃなくて制作者の声が丸分かりで冷めた記憶があります。
些細なことだけどこういう積み重ねは重要でしょう。
なーんてことを考えると、グリッドマンは同じトリガーにしてはよく出来てると思います。


と、先にオチの感想書いてしまったけど、それ以外の途中の感想。
前作OPの挿入はやっぱりクるものがありますね、そこまで前作に思い入れ無くても。
最近だと“魔方陣グルグル”や“シュタインズゲート”が同じことやってて…ってかそれ以外も何かあったハズ…くそう思い出せん。
兎に角前シリーズの曲を流すのは良い文化だ、今後も続いて欲しい。
過去の出来事を写真風に流したアレ、出崎ってよりも自分的にはやっぱり実相寺(出崎だったら劇画タッチにするだろう)。
けどそこら辺意識してるなら(昔の)特撮好き?としては空中戦はもっとダサくして欲しかった、空中戦はヘボくてナンボでしょう。
ウルトラセブンの告白シーンリスペクトはやっぱりこれも最近何かのアニメで見たんだよなぁ…思い出せん、くそうくそう。
これも文化として継承して欲しい。

全体を通してでは、あんまりやり過ぎると「これ分かるかな?クイズ」になって、内輪受けが過ぎて不愉快になりそうになるところをギリギリ踏み止まった感じ。
自分が特撮寄りで(そうなのか?)甘い部分もあるかも。
とはいえ同じ映像作品でありながら特撮きらーいって人はアニメだけ見ててもしょうがない気が…(特撮畑がアニメに関わってることはよくある、雨宮とか井上とか荒川とか)。
ロボアニメ視点としては自分は“フレームアームガールズ”で書いたけど「プラモデル寄り」で物理的に頑丈であることを至上としてるキライがあって、即ち外部パーツはあんまり好きじゃなかったり(ってかフルアーマーだったらせめて鈍重にしてくれと)。
最後ゴチャゴチャ合体した姿じゃなくて初代の素体になってくれたのはホっとすらした。
でもってやっぱり、創作世界で怪獣ごっこ(児戯)をやってるだけのゴミカスヤローは死ね…ってほど強烈ではないにしろ、やんわりと「そうじゃないでしょ?」っていうアンチテーゼは感じた。
ってかこれでクソと断ずる人は「アニメしか見てない人」と分かるのでいい踏み絵かも?
一方で自分はデッドプールだと勘違いしてるゴブスレ作者は絶賛してるみたいだが「お前のこと言ってるんだよ」ってのは気付いてない模様、まぁ海老谷はそんなもんか。
とにかく、だ

視 野 を 広 く し ろ 、 外 に 出 ろ

という、ゲーム“MOON”と同じテーマだった気がする、多分。
そんなん富野がずっと言い続けてたことではあるんだけどね…(※)。
これがエヴァの亡霊を追い続けてる(少なくともダリフラ見た限りでは)トリガーが作ったってのはなかなかに興味深い。
個人的に今期タメを張れるのは“ゾンビランドサガ”だけだったけど、あっちは最後やや失速したのでこれが今期一番かなぁ。


これに関しては最近知ったんだけど、富野のこの主張に対し当時芦田豊雄は「それでいいじゃないか、アニメしか知らなくて何が悪い」と反抗したらしい。
ヲタ友の一人はそれを支持してたらしいのだけど、最近のアレっぷりにはいい加減辟易して「富野のほうが正しかったみたいだ」と考えを改め始めてる模様。{/netabare}

追記{netabare}
某所で考察が捗って、なにやら神様アカネは現実リッカをモデルにしてるっていう説があるみたい。
…。
……。
まんまカリギュラじゃーん。
↑でスイートPのこと触れたけど、それ以上にカリギュラ。
ってかカリギュラ知ってればすぐに思い付く内容で、むしろまさかそこまでのネタ被りは無いだろうと考えないようにしてたくらいで…。
その説を推してる人はカリギュラは見たのかな?
あいや、知らないなら知らないで良いんだ、自分だって見てないアニメは山ほどあるし。
ただちょっとシャレになってないのがアカネの声優が上田麗奈ってことでして…。
えーっと一応カリギュラの設定書いときます。
{netabare}・μ(ミュー):バーチャロイドで架空世界(メビウス)を作った神様的存在。
・リツ(主人公):ミューをプログラミングした人。現実はコミュ障で対人恐怖症でキョロ充でジト目でドモリ(それでもプログラムの腕は一流で社会人)、メビウス内では現実の勤め先の会社のチームリーダー(憧れのコミュ強イケメン)の姿…ってのが明かされるのは11話。{/netabare}
アカネはミューとリツを足したような設定。
テーマ似たようなものだしこれだけアニメの本数が多いとネタ被りは仕方ないことではあるけど、ミューの声、上田麗奈なのよ。
もしその説が本当ならさすがに声優替えるんじゃないかなぁ?どうかなぁ?
アニメの放送時期近かったし自分はパクりだとは言わないけど、カリギュラのゲーム自体は2016の6月発売で、そっちから拝借したら間に合う…のか?
う~ん、否定はしないけど、なんか危うい匂いが…。
ってかね、これを期にカリギュラの評価が上がるってことにはならないかしらん?
グリッドマン本気で考察したい人は見て損は無いと思います。

あーそれと六花ママはトリガーお約束というか…ガイナ時代だけど“まほろまてぃっく”の式条先生や“この醜くも~”のジェニファーポジでしょう(糞嫌いだった)。
今風にリファインされてグイグイ攻めてくるタイプではなくなったけど、なにかあったら(外伝や続編作るとか)そん時の都合に合わせて「実は○○だったんです」って設定追加が出来る便利道具ポジ。
作ってる側は保険として配置しただけでそんなに深くは考えてないと思うので考察するだけ冷奴だと思います。
ってか、ファンの間での考察が進んで「こういうことだろう」って解釈が形成されたところで「そそそ、そうです、そういうことです」とタダ乗りする気配がして、あーんまいい気分ではない。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21
ネタバレ

バンバン さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

この世界、どうなってる?

グリッドマンシリーズに触れるのは今作が初めてだったが、とても引き込まれた。アクションシーンもさることながらドラマパートも高校生っぽさがよく出ていてとても良い。キャラデザも良い。
1話ラストを見るに、この世界もコンピューターの中ということなのかな?今後の展開にとても期待できる1話でした。


2話
{netabare}いかにも悪そうだけど実はすごくいい人なサムライキャリバーがかっこいい。響、内海、六花の3人の掛け合いもいいですね。ここも高校生らしくてじんわりくる。
アカネはかわいいのに、怒りと殺意が暴走するとんでもないサイコ。部屋に閉じこもって怪獣制作から破壊の鑑賞までしてるのを見ると、自分の行為に現実感を持ててないのかな。響たちは怪獣やグリッドマンといった非現実を生身で感じて受容しつつある点との対比だと思えました。{/netabare}

3話
{netabare} 謎の少年の正体が怪獣アンチというのはちょっと予想外。そして強い。まさに名前の通りアンチ・グリッドマンとしてデザインされたキャラという感じがするし、その対比に注目したいですね。アシストウェポン組もキルラキルの四天王みたいでいいキャラしてる。戦闘以外でもグリッドマン同盟をアシストしてくれる頼れる大人感が良い。そして戦闘がアツすぎる。 {/netabare}

4話
{netabare} 裕太の恋煩いというか、主人公らしい面が垣間見えた回。これまで薄かった主人公感が出てきたかな?お楽しみ回のようでアカネの闇は一層深まってきましたね。頑張ってるアンチくんが可哀想になってくる…。新世紀中学生はなんか楽しんでますね。個性的で見ていて飽きない。特にキャリバーさん…。
ラストの六花、性格が良い分他人を疑わないからそう考えてしまうのか…嫌なフラグが立ったようで怖い。次回も楽しみです。 {/netabare}


5話・6話
{netabare}一気にストーリーを動かした回。5話では水着のサービス回でありながら、アカネと裕太の双方がお互いの正体に気づきはじめるという重要な回。しかも舞台になった山間の街の被害はツツジ台と違って何故か修復されない。
その真相は6話で怪獣少女アノシラスによって明らかに。多くで予想されていた通りツツジ台はアカネが作った仮想世界で、「外」には行けないということが判明しました。壊れた街はベノラが直していたのか…。この下りで初登場のアノシラス2代目はめちゃくちゃかわいい。
アンチくんは六花に世話を焼いてもらったことで味方化のフラグがさらに高まった気が。見逃してやるー!の捨て台詞で笑ってしまったw
アレクシスはカーンデジファー同様、アカネの歪んだ心に漬け込んだ悪い奴ということらしいが、宇宙人?との問いかけにアノシラスははぐらかしていたので、まだ得体の知れなさが残りましたね。アノシラスが知らない事情もまだまだありそう。
怪獣戦はなく閑話という感じの6話ですが、これまでで一番の回と感じました。
{/netabare}

7話
{netabare} 裕太が知った真実は内海や六花のは当然受け入れられず…と思っていたら自分から裕太宅に乗り込んできたアカネ!そのままの流れで問川の実家の中華料理店に向かい、敵方と向い合せでの奇妙な夕飯に…しかもそこにアレクシスが参戦。お前はメトロン星人か!
アレクシスはさらっと実体化しておりましたが、アカネの反応を見るに普通のことみたいですね。あの出で立ちでモブに何とも思われていないのは新世紀中学生と同様か。
アレクシスはやはりただのイエスマンではなく、アカネではなくアンチの持ち込んだ怪獣をアカネの意思と無関係に実体化させます。「アンチくんは君よりグリッドマンを憎んでいる」。憎しみが強い怪獣を生むんですね。アレクシスの狙いはやはりグリッドマンを倒すことのようです。やっと動いたヴィット。やる時はやるヴィットの力を借りて上空にいた怪獣とアンチを撃退!…では終わらず、空の雲の上には原作のコンピューターワールドの風景が。1クールなのでグリッドマン同盟がアノシラスの伝えた情報が本当だと知るところまで一気に持って行ったようですね。敗北したアンチくんはアレクシスに用済みとばかりに襲撃され負傷。止めを刺さなかったのは引っ掻き回し役を期待してなのか、それとも。
アレクシスが今回初めて自分の意思で動き、ますます面白くなってきました。アレクシスは裕太を襲うことはなかった辺り、あくまで標的はグリッドマンですね。アンチくんは六花宅に逃げ込んで味方になるのかな?なってほしいです。{/netabare}
今回地味に重要なのは誰かと一緒に食卓を囲むという行為の意味かと。アカネが一緒に食事をする相手を求めているらしいのは今回で明らかだと思いました。彼女の家庭環境が影を落としていそう。次回が楽しみ。

8話
{netabare} アカネは高校の文化祭で怪獣を暴れさせると裕太たちに宣言。作っていた怪獣は1話のグールギラスのメカ化改造版。アカネへの対処でやっぱり喧嘩になる六花と内海…。裕太と内海から文化祭当日以外で怪獣を出せとお願いするもののアカネは一蹴。六花に対してもアカネは同様。しかも六花はアカネを嫌いになれないよう「設定」して「怪獣から作った」のだとか。他の人間についても同じっぽい。皆NPCなのかな?そうすると裕太はますます何者なんでしょうね。というか怪獣?!?
今回初めて新世紀中学生も全員同時出撃し、フルパワーグリッドマンがお披露目。カッコいい。メカグールギラスはやっぱり首を折られる運命。
アンチくんは六花を探しているみたい。そしてグリッドマンの登場にも怪獣化することなく傍観していました。裕太たちのクラスの先生のキャラ変といい、設定されたものを克服しているんでしょうね。このことが、「設定」されている六花や内海他の人たちにとり今後の希望になればな~
{/netabare}

9話
{netabare}先々週のファンネルもどき並に置物のような動きを見せる攻撃性皆無の怪獣は、グリッドマン同盟の3人の精神に干渉して夢の世界を見せる。アカネにとっても3人にとってもある意味理想の世界。「1学期はうまくいっていた」と言うからには元々こんな感じだったんでしょうか?そしてグリッドマンの影に揺さぶられて、3人は夢の世界に違和感を強く持つようになる。大切なあの子がいない、大切な友達がいない、こんなはずじゃないと。この辺の夢の世界の演出・作画はすごく良いと思います。
3人は共鳴し合って夢の世界から脱出。後始末とばかりに新世紀中学生の4人もグリッドマンなしで出撃。4機の合体でパワードゼノンとして怪獣を粉砕!
自分にとって理想だった夢の世界を裕太たちに拒絶されて、アカネは踏んだり蹴ったりですね…ラストはもう生気が無かったけど大丈夫なんだろうか?と自然に思っている自分に少しびっくり。中盤ではこんな外道はやくやっつけてしまえと思うような描写も散見されただけに、アカネをそうした「悪役」から一気に「救われるべき対象」のポジションに持ってきたのはよくできた構成だなと思いました。
六花はようやくアカネから聞かされた話をみんなに打ち明けるのかな?自身の怪獣性を否定されたアンチくんはどう動くのでしょう。次回10話から最終回12話まで3部作とのこと。物語がどう収斂していくのかますます目が離せません。
{/netabare}

10話
{netabare}アカネは完全に無気力状態で、ツツジ台には怪獣が現れない平和な日々が続く。アカネの家を訪れてみたところ、玄関の扉を開いたらなんとその先はコンピューターワールド…裏側というか管理者エリアに逃げられたらしい。
突然また現れた怪獣はいかにもソフビっぽい謎怪獣。突進するばかりであっさりやられます。ところが倒されても消滅せず、不気味に立ち尽くす死体の中からケムール人のような新しい怪獣が出現。ここら辺すごくエヴァっぽくて好きです。
アレクシス曰く「中の人」は謎の機動力で市街を疾走しながらベノラを破壊して回る。フルパワーグリッドマンでも歯が立たないスピードと高火力。この怪獣は今までのSSSS怪獣の中で一番不気味で怖い。
フルパワーグリッドマンも歯が立たず、アシストウェポンを引きはがされて直接攻撃を喰らってしまう。そのピンチに助太刀したのはキャリバーさんやアカネの言葉で吹っ切れたアンチくん、改めグリッドナイト。やっぱりこうなったか(歓喜)
グリッドナイトの活躍でケムール人もどきを倒すも、いやいやアカネそれはいかんよ…
ラストのアカネの行動が予想を飛び越えてて全部持ってかれた感があるのですが、エヴァオマージュのネルフの標語の出し方がいいなと。「神は天に在り、おしなべて世は事も無し」とは、今後はそうもいかんでしょうがこの世界を的確に表してますね。そしてアレクシスの「中の人」という言葉。それに続くアンチ=グリッドナイトの言葉も考えるに、メタ的な意味での「(怪獣の)中の人」がアカネの心の闇であるとはっきり示されたのかな。怪獣役の演者が着ぐるみから出てきてヒーロー役に襲い掛かるという構図であり、それによって舞台セット=ツツジ台も破壊されて紛い物の空も晴れる。まさに「崩・壊」のタイトルが相応しい回でした。
{/netabare}

11話
{netabare}刺された裕太は一命をとりとめるも、昏睡状態が続く。非現実が明らかな街にはそれでも日常の光景が広がり、一方のアカネはひたすら無気力。アレクシスにはグリッドマンがいなくなっても怪獣が必要らしいが…?
アレクシスは業を煮やしてこれまでの怪獣をツツジ台へ適当に投入し始める。そんな中で明らかになったのは、今の響裕太こそがグリッドマンであり本来の響裕太は眠ったままだという真実。どこまでが本来の裕太で、どこからがグリッドマンなのかははっきりしませんが、そういう憑依状態のようですね。そして響裕太本人もこの世界で大きな意味を持っているらしい。
そして復活したグリッドマンは、アシストウェポンや先んじて奮闘していたアンチくん、もといグリッドナイトと共闘して怪獣たちを一掃。同じ頃アカネのもとに辿り着いた六花はアカネと対話し説得を試みるも平行線、そしてアレクシスのアカネに対する驚くべき行動を目の当たりに。
伏線が回収されて、収まるべきところに収まってきましたね。六花ママ、グリッドマン裕太と同じ黄色の瞳なんですがそれは一体…?
アレクシスの素性など肝心なところはまだまだ不明。次回で最終回です。さらなる熱の高まりと大団円を期待したいです。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

退屈な日々にさよなら

1993年~1994年にかけて放映された、円谷プロ制作の特撮テレビ番組「※1電光超人グリッドマン」のリメイク(あるいは続編?)作品。

記憶喪失の少年、響裕太が浅い眠りから目覚めたのは、同級生の宝多六花の自宅兼ジャンクショップ兼喫茶店「絢」のソファの上。店内に鎮座するレトロPC"ジャンク"から聞こえる声に導かれ、裕太はハイパーエージェント"グリッドマン"と出会う。

「思い出してくれ、君の使命を! この世界に危機が迫っている!」

90~2000年代のヒーロー特撮&ロボットアニメのテイストをふんだんに盛り込んだSFアニメ。アニメーション制作は、ダイナミックな構図の取り方や、緩急にメリハリの効いた動き、ビビットな色彩表現に定評のある、お馴染み※2TRIGGER。

構成は、前半のドラマパート、後半のバトルパートと、ウルトラシリーズに代表される特撮ものや、同じく一話完結型のヒーローもののセオリーに従った堅実なスタイル。物語については、古典的な勧善懲悪ストーリーからはやや遠く、大別すれば「新世紀エヴァンゲリオン」を皮切りに90年代半ば辺りから流行り始めた、サスペンス色や人間ドラマに重きを置いた作風です。
{netabare}
本作のイメージに最も近い特撮作品を一つだけ挙げるなら、2004年から放送された異色のウルトラシリーズ「ウルトラマンネクサス」になると思います。非戦闘員でありながら人知れず怪獣と戦うヒーロー、リセットされる記憶、幾重にも折り重なり隠蔽された秘密など、数多くのモチーフがこの作品へと継承されているのを見て取る事が出来ました。
{/netabare}
怪獣を造る少女(少年)、ジャンク、アノシラス、スペシャルドッグ(笑)など、オリジナルの「電光超人グリッドマン」の設定を踏襲している箇所もいくつかあり、※3世界観についても何らかの繋がりがある模様。
{netabare}
6話で明かされる"神様"の存在、ある人物の口から飛び出す「この世界の外には何も無い」発言から、1話から描かれてきた世界は丸ごと電脳世界なのでは? という疑問を覚えた人も多いのではないでしょうか? PCを介して、具現化したり転送されたりする、グリッドマン、怪獣、※新世紀中学生、また、記憶のリセット、町の修復、怪獣(怪人)を認識出来ない人々、"怪獣が聞こえる"などの描写からも、それが示唆されている様に思われました。

もしかしたら(7話終了の時点まで)リアル世界の描写が一切無い(目立たないだけかも)「電光超人グリッドマン」なのかも知れません。

※強くて頼れる大人なマックス、寡黙で口下手、心優しきサムライ・キャリバー、見た目はちびっ子、毒舌でやや暴力的、豪快なボラー、無気力でイーカゲン、でもやる時はやる男?のヴィットの4人のこと。皆どう見ても中学生ではない(笑)

"新世紀中学生"の名称は、過去に世界を救ってくれた中学生に因んだものだそう。(「電光超人グリッドマン」に登場した3人(4人)の事?)一話冒頭にて空で6つに散った光が描かれましたが、それが彼らなら、グリッドマン+5人になるので、もう一人いるのかも。なお、サムライ・キャリバーさんの声を務める高橋良輔さんは、同姓同名の有名アニメ監督とは別人ですので間違えないよーに。
{/netabare}
※1:一貫してリアル世界を舞台にしてきたウルトラシリーズとは異なり、主にコンピュータワールド(電脳空間)内で繰り広げられる戦いを描いた特撮ヒーローもの。主人公の少年少女、敵役の少年はPCを介してグリッドマンや怪獣をサポートする。

※2:「天元突破グレンラガン」の製作スタッフとして活躍していた演出家の大塚雅彦さん、今石洋之さん、プロデューサーの舛本和也さんの3人を中心に、2011年8月22日に設立された。元ガイナックス所属のスタッフが多く参加している。

※3:続編として企画された「電撃超人グリッドマンF(ファイター)」に登場する予定だった、響裕太、新条アカネ、アレクシス・ケリヴなどの名も見られる。幻の企画が25年の時を経て姿を変えて復活! …感慨深いですね。


作画について、トリガーらしい振り切った表現は多く見られるものの、破天荒さは控えめで、円谷プロが描き続けてきた特撮ヒーローもののイメージを崩さない様に細心の注意が払われている事が伺えます。オマージュシーンも満載。※4バンクシーンの使い回しが若干あるもののそれもまたよし(笑)

3Dパートを制作しているのは※5グラフィニカ。スピードや手数の多さで魅せるのではなく、特にグリッドマンと怪獣の戦闘シーンでは、一挙手一投足を丁寧に描写する事で、動作に重みを持たせており、実写特撮張りの迫力と重量感が再現されています。{netabare}さらに空中戦やミサイル発射シーンでは板野サーカスフル稼働! ゴージャス!!{/netabare}

音楽について、ストレートな歌詞に懐かしさを覚える大石昌良さんとTom-H@ckによる主題歌「UNION」は、挿入歌として用いられた時の効果も絶大。重厚なオーケストラサウンドと共にバトルシーンを大いに盛り上げます。

エンディング曲は、昨年放映されたテレビアニメ「クジラの子らは砂上に歌う」のOP「その未来へ」でメジャーデビューを果たしたばかりの、RIRIKOさんが作詞・作曲を担当された「youthful beautiful」。青春時代のほろ苦さを内田真礼さんの優しい声音が爽やかに歌い上げます。

以下は校内シーンにて、合唱コンクールの練習?で歌われている曲の一覧。(7話まで)
{netabare}
「Believe」(第1話、第4話)作詞・作曲 - 杉本竜一
「心の瞳」(第1話)作詞 - 荒木とよひさ / 作曲 - 三木たかし
「あなたへ―旅立ちに寄せるメッセージ」(第2話、第6話)作詞・作曲 - 筒井雅子
「若い翼は」(第7話)作詞 - きくよしひろ / 作曲 - 平吉毅州

まるでアカネちゃんの心情を投影しているかの様な選曲ですね。世界観の謎を解くカギになっている気もします。
{/netabare}
キャラについて、記憶喪失ゆえか、脅威の順応性で非日常を次々と咀嚼していく頼もしき主人公の裕太くん、ウルトラシリーズなら~が口癖の、特撮大好き、熱血純情メガネ男子の内海くん、冷めた態度は常識人の証!母性溢れる博愛の人、六花さん、理想と現実のギャップに苛立ち、ストレートな怒りと殺意を暴走させるアカネちゃん、どのキャラも魅力的です。
{netabare}
1話にて※自分のスペシャルドッグを潰されてキレ、7話にてアンチ君の持っていたそれを踏み付けたアカネちゃんは、自分には甘く、他人には厳しい、思春期真っ只中の少年少女の典型として描かれていますね。自己観察が足りていないと人は誰でもこうなります(体験談 笑)。そう言えば"キレる17歳"なんて言葉が流行った時代もありましたっけ。最近ではキレる高齢者という言葉の方がメジャーですけど(汗)

リアル殺人には手を染めていないと信じつつ、アカネちゃんの心の変化を最後まで見守っていきたい。

※:「電光超人グリッドマン」御用達。野菜たっぷり、輪切りゆで卵の載った美味しそうなホットドッグ。ソーセージがとっても長い!
{/netabare}
実写版から続投でグリッドマンの声を演じる緑川光さんの本作への参加も嬉しい限り。


冗長な展開とは無縁の、捨て回無しのスマートな構成、話数を重ねる毎に着実に丁寧に展開されていく謎、様式美を極めた活劇ものとしてのカタルシス。完成度の高さは豪華スタッフの顔ぶれを見れば一目瞭然、まさしく折り紙つき。

子供向け番組のイメージが強いゆえに特撮ものを嫌煙されている方、食わず嫌いの方に、特にお薦めしたいアニメです。

Amazonプライムにて、本作に加え、前作「電光超人グリッドマン」も配信中なので、ご興味が沸いた方は是非そちらもどうぞ。


君も一緒に、アクセーース・フラッシュ!(笑)


※4:変身や必殺技シーン等で使い回される映像の事。本作では90年代ヒーロー(ロボット)アニメのパロディとして、敢えて使っている様にも(笑)

※5:アニメ制作会社ゴンゾのデジタル部門。ガンダムやマクロスシリーズ等の作画監督、ウルトラマンネクサス以降のウルトラシリーズのCGディレクターを務められた事でも名高い、板野一郎氏がアドバイザーとして在籍。板野氏は本作第7話に登場する怪獣ヂリバーのデザインも手掛けている。


『SSSS.GRIDMAN』ボイスドラマ情報

本編放送後(毎週土曜25時30分~1週間だけ)Youtubeのぽにきゃんチャンネルで期間限定配信されている『SSSS.GRIDMAN』ボイスドラマの第1.1回~第7.7回が、11/24~12/1まで?一挙配信決定! コメディタッチですが、本編を補完する側面もある内容なので、聴き逃してしまった方はこの機会に是非どーぞ!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 56

80.6 2 クラスメイトアニメランキング2位
ロクでなし魔術講師と禁忌教典(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (932)
5075人が棚に入れました
魔術と科学が共に発展した世界――ルヴァフォース。
魔導大国・アルザーノ帝国の南部に位置する「アルザーノ帝国魔術学院」はこの世界で最先端の魔術を学べる最高峰の学び舎である。
およそ四百年の歴史を有するこの学院は魔術の道を志す全ての者の憧れであり、学院の講師や学生たちも自信がその輩であることに誇りを抱いている。

この由緒正しき学院に突如として赴任してきた非常勤講師、グレン=レーダス。
「お前らに、本当の魔術ってもんを教えてやるよ」
《ロクでなし》と呼ばれるこのオトコの破天荒な授業が、今はじまる。

声優・キャラクター
斉藤壮馬、藤田茜、宮本侑芽、小澤亜李、高橋広樹、喜多村英梨
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ワルブレ難民救…ならず

2話までの感想
{netabare}学校の制服が可哀想すぎて辛い、これ年頃の女子には拷問じゃなかろうか、ってのが第一印象。
主人公は教師を辞めたくて仕方ないので無気力なのはさもありなん。
それでいて褒められると悪い気分じゃないってのもさもありなん。
ってことで自分は不思議とイヤミを感じませんでした、ロクでなしと謳ってるのに。
ここら辺は気を使ってるのかねー?
まぁそんなことよりも、ですよ。
学園にテロリストですよ、奥さん。
もう笑いが止まらん…これ、結構面白いかも知れない。{/netabare}

8話までの感想
{netabare}学園にテロリストの次は競技大会!
ここまでテンプレで迫るとホント潔いっていうか…他の方も書かれてるけど、伝統芸能だか無形文化財だかで“やり続けることに意味がある”って作品なんじゃなかろうか。
やんごとなきお方がクラスメイトってのもテンプレよなー。
「なんで処刑するために木に縛り付けるの?」や「正体隠すためにお土産屋に扮してたのに店そのままに立ち去っていいの?」など、突っ込みドコロを入れてるのもワザとなのかも知れない。
でもってお次のテンプレ展開は…リィエル登場で、あ、コレ強化人間ネタか。
戦闘力は高いけど精神が未熟ってヤツ、なにかに依存しててそれ以外の価値観に揺さぶられるってヤツ。
いやぁよくここまでテンプレネタ引っ張ってくるもんだなぁと感心。
更には人口呼吸、笑い殺す気か!
ってかそのネタ入れるなら海水浴も兼ねた社会見学だったんだから普通にそこで溺れたにすればいいのに、この無理やり感はやっぱりワザとだと思う、ギャグとして。
もうグレンは剣刺さったまんまピンピンして動き回らせた方が良かったんじゃないかな?ブラヴォみたいに。{/netabare}

9話までの感想
{netabare}↑の感想で強化人間ネタと書いたが、自分が思い描いてた以上にプルツーしててビビった。
雑誌や公式の予告や原作のネタバレとか一切見てませんぞ?ホウトウデス。
スゲーよまじで、ここまでテンプレに徹するか。
あれ?でも前回人口呼吸がどうこうってのは引っ張ることなくアッサリスルー…今後そのことに触れるのかな?
というより、原作未読でありながらアニメは物凄く急ぎ足だと感じる。
強化人間ネタも本当はもっと時間をかけて心のうつろい様を描くべきだろうに…急展開過ぎて唐突感が否めない。
クローン姉妹を倒すシーンだって凄惨なBGM流してお涙頂戴な方向に持ってくこともできたハズ。
恐らくクライマックスには世界の存亡に関わる大事件を持ってくると思うので、そこまで話を進めなくてはならないとアニメは急いでるんじゃないかなー、と思ったり。
まぁそこら辺も「展開はえーw」「傷治るのはえーw」「あんな血まみれの部屋見て信じて待ちましょうってww」とギャグとして解釈できる逃げ道を用意してあるのはスタッフの手腕かと。
ここまでテンプレ全開で来ると次どんなテンプレが来るのか楽しみではあるのだけど、ちゃんと伏線を回収するのであれば生徒達が一丸となってグレンのピンチを救うってネタが来るハズだが、果たして…。{/netabare}

12話までの感想
{netabare}↑でも書いたように、最後は「世界の存亡に関わる大事件を解決」&「生徒一丸となってグレンのピンチを救う」を予想してましたが、最終回手前の11話でクラス対決を済ませてしまったのでそっち方向にはならないと悟りました。
おや?じゃあ最終回はどんなテンプレネタを突っ込んで来るんだろ?と思いつつ(テンプレネタ入れてくるのは確定扱い)12話を見たら…。

卒業ネタキター!!!!

くっそw思いつかなかった、終末~でヒント出てたのに。
婚約者ネタが出た時点で気付くべきだったか?まさか結婚式挙げるとは思わなかったよ。
それ以上に、その…今の時代「使い古されてそのネタをやるのは勇気が居る」系だと思います、卒業ネタって…ドラクエ8以降なんかあったっけ?
それをやる勇気、すっごいなぁこの作品…。
白猫の両親はどうしたとか突っ込み所を残してあるのはやっぱりワザとか。
というか、もしレオスが本物のままであるなら最大目標は名家?との結婚なので、参列者には国のご歴々を呼ぶハズ→実際はそうじゃなかったので式は急遽行われたもので、レオスも本物じゃないかも?
と匂わすシーンだと思うのだが、なんかアッサリ流しちゃって勿体ないような…尺のせいか?
他にも、グレンは対レオス用に隠し玉(有刺鉄線や菜箸)を準備しといたけど天使の塵中毒者を相手するため(予定外の出来事)に手の内を明かしてしまった!、ってのももうちょっと強調して描いた方が良かったかも?
前回からの“引き”に係わる部分だし、作中描写じゃグレンは勝機ナシで挑んだかのように見えちゃいそう…やっぱり尺なのか?

そんな「どうしてこんなに急ぎ足なのだろう?」という疑問も最終話で解決。
ああ、ワールドブレイク…じゃなくてアカシックレコードっでワードが出るところまで進めたかったのねー。
原作有りのアニメで出来の悪いのがあった場合、犯人は「原作」「アニメスタッフ」「アニメ化しようと決めたヤツ」のどれかに絞られるものだけど、これは…誰も悪くないね。
これを2クール枠でやるってのはまず無理だもんねぇ…やられてもこっちも困るし。
まぁでもラスボス逃走エンドってのは最悪のオチだったかな?ISUCA見てるのかと思った。
ここはアニオリ展開にしてでもスカっと一区切りできる終わり方にして欲しかった。{/netabare}

総評
{netabare}「次はどんなテンプレ展開が来るのだろう?」と予想したり「そのネタやっちゃう?」と驚いたりしながら見るのが楽しい作品でした。
使われたテンプレもラノベのあるあるネタから始まり、ラストは創作物全般にまたがるあるあるネタ(卒業)を突っ込み、原作からしてそうなのかアニメスタッフによるものなのかは不明だけど思い切りの良さは評価したい。
とはいえ、こういう作りって既存作品の知識に胡坐をかいて斜に構えたもの、というのも忘れてはならない…かと。
悪く言ってしまえば寄せ集めのパロディ作品だし、人によっては既存作品を揶揄ってると捉えかねない。
当然作ってる側もそれは承知してて、そこはギャグ寄りってことで「笑って許して」が適用されるようにしてるのは流石というべきか。
(シリアスぶったパロ作品は辛くて適わん)

ラノベテンプレを順手にとったギャグ作品としては“聖剣使いの禁呪詠唱(通称ワルブレ)”が思いつき(このすばは逆手※)、この作品はそれ系統かな?と思ったけど微妙に違いました。
ワルブレはテンプレもさることながら「思い出した→処刑用BGM」で勝利確定という天丼ネタを構築したのに対し、こっちは作品独自の天丼ネタは無し。
毎回ヒロインが攫われるってのを天丼にするのかな?と期待もしたのだけど…。
また、ワルブレはクライマックス用に「原作者も知らない竜」をアニオリで用意したのに対し、こっちはラスボス逃走というガッカリな幕引き。
面白さで言うとワルブレのほうに軍配が上がってしまいますね、あくまでアニメだけで評価した場合ね。
結論としては「惜しい」かと。
あ、それと女生徒の制服は最後まで慣れることができませんでした。
そうさなぁ、10話でルミアが攫われて電流?だか流されるシーン、あそこ電流じゃなくて紐をひたすらペチペチする拷問だったら良かったかも?


※順手と逆手
展開予想に対し「そう来ると思った?そう来ると思った?」→「ハイその通りです」ってのが順手。
「そう来ると思った?そう来ると思った?」→「違うんだなぁ」というのが逆手、かと。
お約束を守るのが順手、破る(皮肉る)のが逆手…って解釈してます。
あくまで個人的なものだし、どこまでを展開予想とするかも曖昧なのでこの場だけでの使い分けです。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

こうへい さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ろくでなし無免許講師です。テンポもオチも毎回良いです!テンプレ具合も満点です(笑)

あらすじ
アルザーノ帝国魔術学院に赴任した非常勤講師であるグレンは授業もせず居眠りばかりのロクでなし。
優等生のシスティーナはそんな彼に耐えきれず「まともな教鞭」を求めて決闘を申し込むことに・・・。


いやー、待ってたよ!久しぶりのコテコテのテンプレアニメ!
深夜アニメ黎明期のあかほりさとる先生の作品を彷彿とさせるなつかしい雰囲気です。
第1話から女子更衣室で百合展開や期待通りのお約束展開があったりと・・・。しかし言及してくるとは、ちょっぴり新しいですねww
ニートになれなかったので、しぶしぶ講師に就職を決意しました。(どっかのラノベタイトルみたいですね(笑))
非常勤講師になるまでの彼のかわいそうな過程も必見ですよ!
はたして2話はまともな講義が始まるのか?テンプレお約束でなぜかヒロインが主人公に落ちてたりするのでしょうか?
どこかの素晴らしい世界のクズマさんとも違うタイプのクズっぷり(笑)
主人公がショボイ!大事なところもしっかり押さえられていて丁寧なつくり!これは面白いです!!

何気に一番キャラが立ってる眼鏡君は毎回出てくるのでしょうか?そちらも期待したいです(笑)


第2話を視聴して、本を釘で打ち付けるところから開始です。
さすがはロクでなし講師ですねw今回もまじめに講義をするつもりはないようですww
魔術に対して良く思っていないグレン先生。彼は過去に魔術で故郷でも滅ぼされたのでしょうか?今のところ彼の過去について語られていないので、これから語られることを期待しましょう!

そして、第2話でもあの眼鏡君にセリフがありましたよwwいやぁ、彼には毎回出てきてほしいですねww
やっとPV詐欺をしていた箇所に今回でつながりました。三節の呪文が四節になるとどうなるか?A:右に曲がる
今回の呪文詠唱改変のくだりは、TVゲームの「ルドラの秘宝」を思い出しました。あのゲームでは自分で魔法を作ることができて魔法に名前を付けることで効果が異なるというものでした。
さて、話が横に反れましたが戻しましょう。
グレン先生曰く、魔術は深層意識の自己暗示とのこと。なんと適当な呪文でも魔術が発動するというものでした。しかし、威力は通常よりだいぶ劣る模様です。

第2話にしてロクでなしがロクでなしでなくなってる!?
なんか最近CMでよく見るリスニングの力が向上するCMを見ているかのような講義でしたw
グレン先生、本気を出すとちゃんと講義できるんですね。学生時代にこんな先生に出会いたかったですね。

そんな中、暗躍する影が・・・。
さあ、みんなお待ちかねのズドンさんの登場です!見た目はザコそのものなのですが、魔術使いとしてはある程度実力があるようです。なにせズドンなんていう適当な呪文にもかかわらずそれなりの威力を誇っていましたので。
そして、メインヒロインの今日付けている下着の色を教えてくれるだなんて、なんて良い人なんだww
そんなメインヒロインはズドンさんに落ちました。あれ?お約束で主人公に落ちるものと思っていたらそっち?ww
そうこうしている間にさっそうと登場するグレン先生。やっぱりチート持ちのようです。
ズドンさん、ありがとうございました。最大級の感謝を(`・ω・´)ゞ
なお、ズドンさんについては原作での立ち絵はなく、マンガ版の絵がそのままアニメに引き継がれたそうです。

ノリノリで講義したり、終盤のバトルもスカッとしてよかったですね。グレン先生のことをクズだと思っていましたが今回で人間くさいところも見れて好感度が上がりました。



「ズボンがドーン!」第3話はこれに収束されます(嘘です笑)
意外な人物が今回の騒動の黒幕でした。しかし、今回の騒動は一旦は解決したものの、あとに引きそうですね。
そして、OPが初解禁です!OPカッコよかったです!


第4話にて、「魔術競技祭」が始まることに。学園ものではおなじみのお祭り会ですね。
今週の解説であるメガネくんやるきないぞー(´・ω・`)それでもメガネくん好きです(笑)

金欠で給料の前借って、やっぱりロクでなしですね(笑)
でもグレン先生はそんなにお金を使うようなイメージがないのですけど何に使ってるんでしょうか?

「自業自得だ。自分の力でなんとかしろ」
「学院長聞きました!?セリカのやつこれだから困るんすよ!」
「なんで私が悪いことになってるんだ?」
「頭潰れる~!助けて~!ママ~!」

富士見ファンタジア文庫でママというと例の全体攻撃を2回攻撃してきそうなママ(CV:茅野愛衣)が思い出されます(笑)
このネタどれだけの人がわかるだろうかww

システィの未来が不安です。グレン先生とのやりとりにおいて勘違いが・・・w

それにしても、ルミアちゃんの過去に何があったのでしょうか?
今回、途中で回想がありましたが・・・。ここまでの流れでなんとなくあの人が関わってることはわかるのですが・・・。
しかし、グレン先生、必殺の固有魔術ムーンサルトジャンピング土下座で・・・ってwあなた毎回土下座ネタを入れないと気が済まないのかww

そして、前シーズンのタイトルとは裏腹に高いレベルの変態指数を叩きだした主人公がいましたが、本作品でもいましたよ!あれとは違うレベルの高さを持った変態がwwww
舌の動きが変態紳士過ぎますwww舌でレロレロしてる様がキモすぎますwww
学園長、グレン先生より彼のほうをクビにしたほうがよいのでは?
漢ジャイルくんもいいキャラでしたね。彼も今後再登場してもらいたいですね。彼はどっかの学戦都市のレスラーさんに似た雰囲気を感じました。

第4話にして、初めてEDが流れました。PVでは少し聞いていたものの、やっぱりかわいい曲ですね♪
そして、OPには登場している気になるあの子も初登場!彼女がグレン先生にどう関わっていくのか楽しみですね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

あれ…そういえば禁忌経典って…?

この作品の原作は未読ですが、早くから視聴を決めていました。
藤田茜さんや小澤亜李さんといったお気に入りの声優さんが出演されるのも決め手の一つでしたが、ラノベ原作で実は大いなる力を宿しているとは思えない一見普通っぽい主人公が複数のヒロインに囲まれて、というお約束の設定が好きだからなんだと思います。
似たような設定の作品…これまでたくさん視聴してきましたが、飽きもせず毎回結構楽しんで視聴しているのが何より「好き」の証拠だと思います。

この物語の主人公は、グレン=レーダス…アルザーノ帝国魔術学院2年2組の担当講師になる前は、ずっと引きこもりのニート生活を送ってきた人物です。
引きこもりのニート生活が一変して学校の先生…そのギャップは大きく直ぐに順応できないのは理解できますが、正直着任早々のグレンの生成としての態度は教師としてあるまじき振る舞いでしかありませんでした。
だから生徒の中でも本気で勉強したい人に先生の態度は耐えられなかったと思います。

物語の進展に合わせていい加減だったグレンの態度の理由も明らかになっていきますが、隙あらば引きこもりのニート生活に戻りたい…という欲求は本物だったと思います。

でも世の中ってそんな簡単に楽ができないような仕組みになっているのでしょうか…
結果的に面倒くさい出来事に巻き込まれ始めて…この作品の面白さが加速していくのですが、同時に輝きを増していくのが3人のヒロイン達です。

システィーナ=フィーベル(CV:藤田茜さん)
この作品のメインヒロインに位置する彼女は、グレンの受け持つ2年2組の生徒…
真面目な性格の持ち主で、一生懸命勉学に励んでいるのはどうしても叶えたい夢があるから…
だから中途半端を許さない彼女の振る舞いは、個人的にグッとくるモノがありました。
でもグレンとの事になると途端に色々と面倒な女の子に早変わり…
そこが彼女の魅力でもあるんですけどね…
CVの藤田茜さんは今期大活躍ですね。

ルミア=ティンジェル(CV:宮本侑芽さん)
システィの家に同居している彼女はシスティのクラスメイトであり良き友人です。
何をするにもシスティと一緒…
優しさで出来ている様な彼女ですが、ここぞという時の彼女の芯の強さは折り紙付きです。
そして…システィが持っていないものをルミアは持っている事から時折嫉妬されるのはお約束…
でも完走して振り返ってみるとルミアが物語のキーパーソンだった…と言っても過言ではないと思います。
もちろん自分がキーパーソンである事を彼女が望んでいた訳ではありません。
それで人一倍苦しい思いを積み重ねてきたのですから…
そんな彼女は私にとって目の離せない存在でした。

リィエル=レイフォード(CV:小澤亜李さん)
リィエルもグレンの教え子でしたが、彼女だけ引きこもる前のグレンを知っている存在…
だから彼女だけ他の二人とはちょっと経歴が異なっています。
彼女も辛い十字架を背負って生きてきた一人でした。
一人で背負うのは重過ぎる十字架…グレンや他の二人ならリィエルの背中を支えてあげた事でしょう…
けれど、真っ先に彼女に手を伸ばしたのはグレン達とは真逆の考えの持ち主で、それらは彼女の心の折り方もちゃんと心得ていました…
一番見ていて心の痛んだ存在でした。

この作品のタイトルは「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」
「ろくでなし魔術講師」については、それなりに回収できていたと思いますが、「禁忌教典」については、殆ど触れていないのではないでしょうか。
だから作品としては結構楽しみながら視聴できましたが、タイトルがしっかり回収されなかったところに少々物足りなさを感じてしまいました。

オープニングテーマは、鈴木このみさんの「Blow out」
エンディングテーマは、ヒロイン3人組が歌う「Precious You☆」
どちらも通勤途中に聞いている曲です。
個人的には勢いのあるオープニングの方が好み…
可愛らしいエンディングも捨て難いんですけどね…

1クール12話の物語でした。
現在オリジナル版は8巻まで発刊されているうち、5巻までを使ってアニメ化されたようです。
続編はもう少し原作のストックが貯まらないと難しいかもですが、続編の可能性はどうなんでしょう…
これで終わってしまったら販促作品…でもそうなるのが勿体ない作品だと思いました。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 24

75.0 3 クラスメイトアニメランキング3位
ありふれた職業で世界最強(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (664)
2959人が棚に入れました
“いじめられっ子"の南雲ハジメは、クラスメイトと共に異世界へ召喚されてしまう。つぎつぎに戦闘向きのチート能力を発現するクラスメイトとは裏腹に、錬成師という地味な能力のハジメ。異世界でも最弱の彼は、あるクラスメイトの悪意によって迷宮の奈落に突き落とされてしまい――!?脱出方法が見つからない絶望の淵のなか、錬成師のまま最強へ至る道を見つけたハジメは、吸血鬼のユエと運命の出会いを果たす――。「俺がユエを、ユエが俺を守る。それで最強だ。全部薙ぎ倒して世界を越えよう」奈落の少年と最奥の吸血鬼による“最強"異世界ファンタジー、開幕!――そして、少年は“最強"を超える。

声優・キャラクター
深町寿成、桑原由気、高橋未奈美、日笠陽子、大西沙織、花守ゆみり、加隈亜衣
ネタバレ

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

原作と脚本と作画三拍子揃った低品質

原作未読で取り敢えず一話を見てみた

意味が、わからない……
クラス転移の経緯がOPで済まされる百錬形式ってのもさることながら、
「錬成師」ってのがどういう職業なのかも、ありふれてるって部分もよくわからない
ついでにいじめも陰謀も描写が一瞬程度だから主人公が闇落ちする理由も薄い
というか時系列が無意味に行ったり来たりしすぎて何を語りたいのか分からない

あらゆるなろう系のなかでもダントツに説明が不十分だし、ダントツに描写自体つまらない
盾みたいに這い上がるのを楽しむんだろうけど、そもそも虐げられる描写が薄すぎてテンプレをなぞる意志しか感じられない
オマケに「錬成!錬成!」とか叫んでるシーンも滑舌が微妙な上に場所のためか録音のためか反響が酷くて「先生!」連呼してるようにしか聞こえない

面白かった点は主人公が異常なまでに現状解説をし続けてくれるところかな
「左腕を食われた!」なんて言ってる場合かよ失血死するやろ!みたいな
「ナカノヒトゲノム」よりずっと実況のクオリティが高いのは思わず笑ってしまった

2話、3話視聴
{netabare}最終話まで2話以降の感想を書く気が無かったけどあまりにもあんまりなので追記
一言で言えば「センスの無さの見本市」

1話でおざなりだった転移の経緯が2話で軽く回想される
まあそのくらいしてくれないと意味不明なだけだしそこは当然
ただ、シナリオの進行上主人公とその他クラスメイトは別行動をとってるわけで、主人公視点の回想じゃないと意味がないだろうと

ダンジョン突入までの主人公の具体的な境遇はカット、転移直後の混乱や職業差別の描写はカット、メインは担任が萌えキャラめいたデザインだってことだけ
1話に登場してない担任の容姿なんざ誰が興味持つんだと
あのデザインだしOPにもでてるんだしどうせヒロイン紹介なんだろうけど、それならせめて主人公視点で回想して、主人公との繋がりを見せろよと
勇者()の道化ぶりと担任のヒステリーだけは伝わったけど、そこに主人公の思考が入らないから主人公の豹変の説明には全くなっていない

というか女キャラが負傷したわけでもないのに何日も眠り続けるとか最早病気だろうと
心労とかそんなのを考慮しても「ショックで何日も意識を失ってました!」なんて有り得るわけないだろうに
というかせっかく挿入した回想ですらこの女キャラと主人公の接点が描かれないから、何日も寝込むようなショックを受ける理由すらあやふやなまま

あとは主人公の行動
各種武器を作れる理由はもう(どうせ理由もないだろうし)気にしないけど、「裏切られたの!」の一言で全部信用するとか有り得ないだろうと
自分自身が裏切られたから同病あい哀れんでってことだろうけど、急激に性格が変貌するような人間不信なのになんで簡単に言い分を信じるんだ?
あれか?裸で金髪で幼女だからか?そのくらい性欲に正直な方がよほど理屈が通るくらいのチョロさ
オマケに強力な吸血鬼を封じるための枷すら簡単に破壊するわけだけど、能力の汎用性高すぎるだろうと
魔物食べただけでそこまで変貌するならそんな職業どこも「ありふれ」て無いだろうと
性格・行動・能力のどこを見ても滅茶苦茶で、どこぞの賢者の孫の方がまだ理解できるレベル

ついでに触れるとお前の故郷どこだよと
自分の故郷の言葉として「月=ユエ」なんて名を吸血鬼に付けたわけだけど、お前の故郷ってのはCCさくらの漫画の中なのか?
そのまま中国語ってことでも良いけど、その場合お前中国人だったのかよっていう疑問すらある
故郷=地球、人類みな兄弟!みたいなグローバル思想でも持ってんのかもしれないけど、お前それなら帰ってきた先がヨーロッパでも帰郷の実感をもてるのかと
銃に名前を付けるくらいの中二病患者だし、発言の一切が雰囲気だけのものって可能性が一番高いのがなによりアホらしい

あとは3話の戦闘全般
吸血鬼のユエはいくら何百年と封じられていたにしても弱すぎるだろうと
最上級魔法があまりにも弱い
弱点を狙ったとは言え、主人公の銃で一撃で倒せる相手に最上級魔法2発撃ってダメージは殆ど無しって…
強大な力を持っているから封じられたにしては弱体ぶりが酷い
新メンバーの強さを示す格好の機会なのに、そこすら見せ場を主人公に譲って仲間は無能として描かれるのは孫と共通する

あとは寄生植物戦
何簡単に吸血鬼が寄生されてるんだと
さっきも言ったけど、お前あまりの強さに封印されたんじゃなかったのかと
オマケに主人公は「魔物を食べてたから耐性が付いてた!」で寄生を無効化するし…
なにが問題って、寄生植物の能力は「魔物を操る能力」なわけで、操られる側の魔物を食べたところで耐性が付くわけがない
ここも、
「主人公は寄生されるけど、吸血鬼は上位種だから操られることなく主人公を助ける」
とすれば武器の威力で勝る主人公と、種族としての基本スペックで圧倒する吸血鬼って差別化ができただろうに
役割分担が出来ないならキャラを増やすなとしか言えない

ついでに作画が酷い
描きにくいだろう部分はざっくりカットして適当に繋ぐ、ちょっとでも動きを見せないといけないものはCGで誤魔化す、そんなんばっかり
主人公に刺さった杭が、抜けたとたんCGになって落ちたのを見たときはさすがに真顔になった
しかも発泡スチロールみたいな軽い動きで跳ねるし…
止め絵できれいに見せかけて、その実作画枚数を極端に削ることに執心してるのが見て取れる

音楽もセンスがない
いや、正確にはお洒落でセンスのある曲なんだけど、この作品には壊滅的に合わない
なんでイキリ主人公がドヤ顔で戦闘するシーンがムーディな曲なんだと
BEMみたいに世界観自体をお洒落にしようとしてるならともかく、そういう要素が皆無なのに曲だけ力を入れてダダ滑りしてる印象
加えて言えば、全編曲の雰囲気を統一すればいいのに、戦闘が終わる直前になると何故か普通のバトルアニメみたいな曲に変化するのも意味不明

あまりにも酷いから吐き出せるだけ吐き出したけど、要するに
脚本の視聴者への配慮の無さ
原作のシナリオの甘さ
作画の作り込みの甘さ
音楽のセンスの乖離
これら諸々が一通り揃ったような出来映え
こう言ってはアレだけど、このアニメで唯一面白いのは雑さの粋を極めたアイキャッチだけだと思う

こんな適当をやって枠をつぶすくらいなら邪魔にならないようOVAでひっそり作ってひっそり消えろと言いたいレベル
{/netabare}

最終話視聴
{netabare}評価については3話視聴時点と特に変更なし
気持ち悪い展開がより重篤さを増したな、という程度
ウサギの追加以降完全にハーレムアニメにシフトしていったけど、ハーレム展開が始まってからのほうがずっとキツかった

スマホ太郎くらい機械的にハーレムを収集する展開なら「馬鹿だなぁ…」と思いつつもまだスルーできる
そもそもスマホ太郎って、あの世界で生活するために繋がりを作って色々やっているからある意味ハーレムを作ろうが問題ないところがあるし
ただ、この作品の場合最終目標が「故郷(地球)に帰る」なわけで、そんなとこに化け物集団を引き連れるなんて控えめに言ってもアホかと
吸血鬼はまだ見た目に問題がないからともかく、ウサギ人間なんて即通報モノじゃないのかと

というかそういう諸々を全部無視したとしても、あのハーレムの作り方は本当に気持ち悪い
主人公が「好きなやつがいる」って言ったそばから「それでも良いからハーレムに加入する!」で主人公がやれやれ顔するって…
「俺は止めたのに女から寄ってきちゃうよーモテて困るわー」って普通に考えると気持ち悪いし最高にかっこ悪いと思うんだけど
主人公・ヒロインの性格や振る舞いも含めて作者の性癖披露会の場にしかなってない

あと、同級生ヒロインへの義理立てだけが目的で馴れ合うつもりが無いって言うなら義理立てを済ませたあとはサッサと帰れよと
同級生相手にマウントとってイキって悦に浸るためだけに同級生とのんびり帰るって思い切り馴れ合う気満々だろうと
「関わりたくないけど優しいから関わっちゃったーやれやれ強い俺ってば頼られて辛いわー」だけで最終話を終えるとかどういう神経してんだか

主人公の性格があまりにも場面ごとに一致せず、言行に一貫性がなく、そのくせ自尊心ばかり大きいのは純粋に不快
その点話はグチャグチャだけどストレスが溜まることがないだけチート魔術師のが若干マシだった
{/netabare}

そういうえば二期が決まったんだとか
どういう神経していればこれの二期なんかやるんだろうと思ったけど、最終話を見て納得した
これ、戦闘シーンがほぼ動かないから作画枚数殆ど要らないんだわ
基本は止め絵で、動くシーンはキャラが一人でクルクル回る場面くらい
あとはカットの切り替えで動きは全部省略
おかげでお絵かきして色塗りパパっと済ませるだけで寄ってたかって「作画綺麗!」って褒めてもらえる
そういうコストの安さと引き込んだ声優のラインナップで視聴者を釣り上げて、中身がどんな汚物でも評価してもらえるってことなんだと思う

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

いつもの

1話感想{netabare}
なんかおっかなびっくり状態で前情報はなるべく入れずにアニメを視聴。
「ありふれた~」って言うから農家かな?と思ったら全然違ってた。
どこがありふれた職業なんだろう?

まぁそんなことよりもですよ、よしもときんじ+アスリードじゃねーか!
よ し も と き ん じ じゃねーか!!!!(二度目)
うっわこれズルい、「あははこの人じゃしょうがないw」と何やっても許せちゃう監督じゃん。
アームス(アニメスタジオ)はやってるんだかやってないんだか分からん状態だし、アスリードってポストアームスよね、これも文句言いにくいw
ってかそういう文句言われにくいスタッフを選んだ?(言われにくいというか、言い疲れちゃったというか…ISUCAとかsin七つのナントカとか)
あいや、“勇しぶ”は結構マトモだったと思うけどね。
さすがにアニメ業界も手を打ってきてる…のか?
“バルキサス”の流れから考えると適任だったりして。

ってことでカット割りがおかしいのはいつものことです、もう監督の名前見た時点で諦めるしかない。
むしろ乳首出なかった方が異常にすら思えるw今後出るのか?(出ても光ってるけど)
レベルアップってそういうことじゃない…そもそも「経験値ってナニ?」ってとこから説教かましたいけどそれはよしもときんじも分かってるでしょう。
まだ始まったばかりであまり言うことも無いけど、コッソリ梅津泰臣が参加するなんてこと、ないかなー?
…ってかアームスって今どうなってんの?{/netabare}

5.5話までの感想{netabare}
えっ、このタイミングで総集編!?
リアルの事件に配慮してってことではないっぽい。
しかも監督がよしもときんじって…これはどうしても“sin七つの大罪”を浮かべてしまうんだけど…あっちは4話と10話の後に総集編や特番だったか。
そのうち声優にボーリングやビリヤードやらせるのかな?…アートランド…うっ頭が。
いやまぁこういうのって経営?が悪くて監督に責任あるかどうか不明だけどね。
作画崩壊で有名な“いもいも”は監督が制作の社長なので言い逃れできないけど、よしもときんじは経営に首突っ込んでるのかね?
ひょっとして「ヤバい案件」の請負人だったりして?

ところでどれだけの方が“sin七つの大罪”を全話見たんだろう?
シリ構は別だけどやっぱり似通ってる部分はあって、分かりづらさというか表現のヘンチクリンさはどっこいどっこい。
ここに文章投稿してる方…そうでなく人と会話するだけでも「果たしてこっちの言わんとしてることは相手にちゃんと伝わってるかな?」ってのは気にすると思うのだけど、よしもときんじはどうにもそれが、変。
必要なカットが足りてなくていちいち脳内補完が必要で、それでもsinは「毎回新悪魔の紹介してけばいい」という大雑把な条件をこなして一応サマにはなってた。
が、こっちは…うわぁい。

と、ちょいと気になって更に調べてみたら、監督よしもときんじ作品には鈴木雅詞がシリ構やってる作品が多いみたい。
先のsinもシリ構じゃなくてメインライター名義だけど組んでる、ああ全然気にしてなかった…。
それ誰?というと空鍋で有名な“シャッフル”や“GIFT”の人…“みなみけおかわり”の方が有名?
キャラを闇堕ちさせるのが持ちネタみたいで、以前やってた“ロードオブヴァーミリオン”も作品としてはイマイチだったけど、今改めて思うと「全キャラ初期段階から闇堕ち状態(頭のおかしい不愉快なヤツしか居ない)」ってコンセプトなのだとしたら徹底してたなぁ、と。
この作品にうってつけじゃん!と思うのだけど、よりによって別の人…な、なんでー?
ってことで、鈴木雅詞がシリ構やってたらもうちょい見れたモンになってたんじゃないかなー?と思うとちょっと残念。

あーそうそう内容についてだけど、総集編やったお陰で話が理解できた気分。
最初からこの展開・時系列順で本編やれば良かったのに…と思わなくもない。
逆に時系列ゴチャゴチャいじくってたのはキャラの性格に一貫性がなくて矛盾が生じるのを誤魔化すためだと思うのだけど、総集編をやったせいで暴いてしまったような?
い、いいのかこれ?{/netabare}

6話感想{netabare}
うわぁ、このウサギのノリは…“サムライブライド”のカネツグや“sin七つの大罪”のレヴィアタンだ。
何度か別の作品の感想で書いてるけど「残念キャラ」が自爆かますネタは嫌いじゃないのだけど、それが行き過ぎてキャラいじめになってるアレ。
ウザいを通り越して「なんでそこまで不快に描いちゃうのよ」と、見てるこっちが頭抱えたくなるアレ。
sinに関しては↑で散々挙げてる通りスタッフが一部一緒だし分からんでもないが、サムライブライドは…アームス繋がり?え、ここで!?
なんでこう行き過ぎたキャラいじりをやってしまうんだろう、これに関しちゃ原作関係なくアニメ制作側のやらかしだと思うのだが。{/netabare}

最終回感想・総評{netabare}
いつものよしもときんじ。
絵描き上がりの監督…特にバイオレンス&エロスをメインとした人、梅津やバリの延長線としてはこんなもんかと。
だからといって評価甘くする気も無いのだけど、アームス・TNK・アスリード辺りはもう「こういう作風」として確立してると思った方が気が楽かと。
そうさねぇ、一騎当千とクイーンズブレイドとハイスクールD×Dを全部と、ついでにサムライガールズ・ブライドとsin七つの大罪と閃乱カグラ東京妖魔編も見れば「いつも通りっスね」で殊更に批判するのもバカバカしくなるというか。
(一騎当千に関してはシアの声が浅野真澄に聞こえて仕方無いのも手伝ってるかも?)
1話の意味不明さも“プリズムアーク”(監督:バリ)に比べれば生っちょろいし、説明の下手さも“弁魔師セシル”(監督:梅津)の有罪判決後の扱いの表現に比べれば全然マシ。
むしろ上記の一連の作品群の中ではWHITE FOXの力か作画良い方だったりするもんだから、これまた余計に酷評しづらい。
敢えて言えば「乳首シーン無いじゃん」って方のが気になる、というか評判悪いのは乳首が無いから?とさえ思えて来たり。
いわゆるお色気アニメとしては及第点だけどそこからお色気を抜いた感じで、果たしてそれで何が残るの?と言われるとなんとも言葉に詰まる。
あと同期に“異世界チート”が放送されてたのも大きいかなぁ、あっちは「まともに“アニメーション”を作る気はありません」って態度で、それに比べれば大分マシ。

内容に関してはハイDと良い勝負かと。
おっぱいおっぱい煩かったのを「ふっ」に置き換えて、部長一筋だったのを子猫一筋にした感じ。
但しやっぱりミュウはキモいね、SAOのユイか“盾の勇者”のフィーロと同じ声優使ったら逆にウケたんだがさすがに避けた?
ってかよしもときんじ監督作品だと小倉唯って“機巧少女~”の小紫や“sin七つの~”のバブやってて結構馴染みがある感じ、一方日笠はどこにでも居る感じ。
そうそう、それと同期放送の“コップクラフト”に川村敏江が居てビビったんだけど、こっちでも9話で関わってるらしいのだがそれは驚かななかった。
“ロードオブヴァーミリオン”の鈴木雅詞繋がりか、普通によしもときんじが顔広そうなので。
でもってこれ以上の内容については二期を見てからかな~?
二期決定といっても別にアニメの評判が良くて決定したんじゃなくて最初から決まってたことでしょ、BD発売決定ってのと同じ。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

つまらないけど、一応最後まで見る

虐げられるところとか迷宮から脱出する過程とか割と大事なところをあっさり流しているせいなのか、全体的に構成が微妙で話がよく分からない。つまらない。それでいて、無駄な好奇心から最後まで見てしまう。
むしろ、原作を改悪しているのでは?わざと面白くないように作っている気がする。同じ時期にやってた異世界~も一緒な気がする。
制作側からの挑戦だね。←一体どこに対して?

自宅のエアコンつけたら、ゴキブリが落ちてきて頭からその光景が離れない。そのせいでつまらないと感じたんだろうな。いや、絶対違うな。でも、どこが具体的に面白くなかったか指摘できるほど見てない。割と流し見だったから、フィーリングの問題か。登場人物がごちゃごちゃしているような。そこかなあ。
それでいて、2期決定とはやりますねぇ!!

楽曲と声優は一応評価できる。

OP
FLARE 歌 Void_Chords feat.LIO
ED
ハジメノウタ 歌 DracoVirgo


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
“いじめられっ子”の南雲ハジメは、クラスメイトと共に異世界へ召喚されてしまう。つぎつぎに戦闘向きのチート能力を発現するクラスメイトとは裏腹に、錬成師という地味な能力のハジメ。異世界でも最弱の彼は、あるクラスメイトの悪意によって迷宮の奈落に突き落とされてしまい--!?脱出方法が見つからない絶望の淵のなか、錬成師のまま最強へ至る道を見つけたハジメは、吸血鬼のユエと運命の出会いを果たす--。「俺がユエを、ユエが俺を守る。それで最強だ。全部薙ぎ倒して世界を越えよう」奈落の少年と最奥の吸血鬼による“最強”異世界ファンタジー、開幕!--そして、少年は“最強”を超える。

1. 第1話 奈落の底の化け物
クラスメイトと共に異世界へ召喚された”いじめられっ子”の少年・南雲ハジメはクラスメイトの裏切りにより、迷宮の奈落へ突き落とされてしまう。奈落に潜む魔物に襲われ、必死に逃げるハジメ。しかし、錬成師という地味な能力では太刀打ちできるはずもなく、重傷を負ってしまう。異世界でも最弱の彼は心身共に絶望の淵に立たされ--。

2. 第2話 パンドラの箱
「邪魔するものは誰であろうと必ず殺す」--生きて帰るため、そう誓ったハジメ。変貌を遂げ、強化された能力で錬成した武器・ドンナーを使って、次々と魔物を倒しては喰らい、自らをさらに強化していく。一方、香織はハジメを失った現実を受け入れられないでいた。そして、迷宮を突き進むハジメは、異様な雰囲気を持つ扉を見つける。

3. 第3話 黄金の吸血姫
運命的な出会いを果たしたハジメと吸血鬼の少女・ユエ。突如魔物の強襲を受ける二人だが、ハジメの強化された力とユエの吸血鬼の力を合わせて退ける。お互い”裏切られた”者同士、信頼を築き始める二人。そして、地上への道が迷宮の最深部にある可能性をユエから教えられたハジメは、さらに迷宮の奥へと進んでいく。

4. 第4話 最奥のガーディアン
襲ってくる魔物を倒し、ついにオルクス大迷宮の最深部100階層に到達したハジメとユエ。そこで待ち受けていたのは、六つの頭と長い首を持ち、赤黒い目と鋭い牙を備えた巨大な化け物・ヒュドラだった。二人は錬成した武器と魔法を駆使するも、苦戦を強いられる。そんな中、ハジメはヒュドラの不意を突いた攻撃からユエを庇い--。

5. 第5話 反逆者の住処
ヒュドラとの戦いで気を失ったハジメは、見知らぬ場所で目を覚ます。ユエに尋ねると、戦闘後、「反逆者の住処」と呼ばれる場所への扉が開いたのだという。二人は地上への道を探すため、辺りを散策し始める。一方、訓練を経て強くなった香織たちは、ハジメを失ったオルクス大迷宮65階層に到達し--。

6. 総集編 オルクス大迷宮
“いじめられっ子”の南雲ハジメは、クラスメイトと共に異世界へ召喚されてしまう。つぎつぎに戦闘向きのチート能力を発現するクラスメイトとは裏腹に、「錬成師」というこの世界では地味な能力に加え、訓練で向かったオルクス大迷宮であるクラスメイトの悪意によって迷宮の奈落の底に突き落とされてしまう。絶望の淵のなか、ハジメは吸血鬼のユエと運命の出会いを果たす。

7. 残念なウサギ
オルクス大迷宮からユエと共に地上へ帰還したハジメ。しかし、喜びも束の間、何やらワケありな兎人族の少女・シアと出会い、一族の危機を救ってほしいと依頼される。次の大迷宮攻略のヒントになると考えたハジメたちは彼女の依頼を受けることに。一行はシアの故郷・ハルツィナ樹海へ向かうことになったのだが--。

8. ライセン大迷宮
新たにシアを仲間に加えたハジメたちは、迷宮があると噂されるライセン大峡谷を訪れる。偶然にも迷宮の入り口を発見し、攻略に挑むハジメたち。しかし、かなり曲者な迷宮の主、ミレディ・ライセンが仕掛けたトラップに苦しめられてしまう。数々の罠を潜り抜けた先でハジメたちを待ち受けていたものは--。

9. 過去との再会
ライセン大峡谷の迷宮を攻略したハジメたちは、商業都市フューレンを訪れる。街の冒険者ギルドから、北の山脈地帯で行方不明となった冒険者の捜索を依頼されたハジメ。一行は捜索に向かう途中、湖畔の町・ウルに立ち寄る。そこでハジメはオルクス大迷宮で離ればなれとなったクラスメイトたちと予期せぬ再会を果たす。

10. 黒竜を穿つ者
冒険者捜索のため、クラスメイトや愛子先生と行動を共にすることになったハジメたち。一行は、ギルドの情報をもとに北の山脈地帯に向かう。ハジメたちはそこで魔物による破壊の跡と、かろうじて生き延びていた冒険者ウィルを発見する。話を聞くと、漆黒の竜に襲われたという。その日の夜、ハジメたちの前に巨大な黒竜が現れ--。

11. 女神の剣
美しき竜人族の女性・ティオから、ハジメたちはウルの町が魔物の大群に襲われる危機にあることを知らされる。魔物と戦う準備に取り掛かるハジメは、その仕上げとして、住民たちの前で愛子を豊穣の女神として祀り上げる。戸惑う愛子であったが、住民たちの士気は高まっていく。そして遂に、魔物の群れとの戦いが始まる。

12. 化け物たちの休日
魔物の大群に勝利したハジメたちは、ウィルを送り届けるため、フューレンの街に帰還する。愛子を救ったシアへのお礼も兼ねて、ハジメは二人でフューレンの観光区へデートすることに。デートの途中、地下から人の気配を感知したハジメは、シアと下水道を調べてみることに。そこには薄汚れた海人族の女の子・ミュウがいて

13. 忍び寄る影
ミュウを救ったハジメたちはイルワの手紙を届けるため、宿場町ホルアドのギルドを訪ねる。そこへ、必死な形相をしたクラスメイトの遠藤浩介が現れる。遠藤は迷宮で魔人族に襲われた仲間たちを救うため、助けを呼びに地上へ戻ってきたのだという。ハジメは実力を知った遠藤に、協力を求められるが--。

14. 無能の無双
女魔人族・カトレアに苦戦する香織たちの前に姿を現した白髪眼帯の少年。それはかつて迷宮の奈落に落ちて死んだと思われていたクラスメイト・南雲ハジメだった。それぞれのクラスメイトがさまざまな感情を抱くなか、かつて無能の烙印を押されたハジメが圧倒的な力で魔物たちを蹂躙していく--。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12

56.7 4 クラスメイトアニメランキング4位
王様ゲーム The Animation(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★☆☆ 2.6 (363)
1104人が棚に入れました
遠く離れた高校に転校してきた金沢伸明は、前の学校で経験したある出来事が原因で、クラスメイト達と親しくなることを恐れ、心を閉ざしていたが、体育祭でのクラス対抗リレーをきっかけに打ち解けはじめていた。
 そんな中、クラスメイト全員の携帯に「王様」と名乗るモノからの一通のメールが届く。単なるいたずらだと思って真面目に受け止めないクラスメイト達だったが、その意味を知る伸明だけは、これから始まる「死」のゲームに立ち向かおうと葛藤するのだった……。

声優・キャラクター
宮野真守、浜添伸也、松岡禎丞、辻美優、成澤卓、Pile、内田雄馬、牧野由依、落合福嗣、戸谷公人、福島亜美、結崎このみ、大坪由佳、菅沼久義、赤羽根健治、佐々木未来、柚木梨沙、立花慎之介、鈴木みのり、酒井広大、M・A・O、富田美憂、本多真梨子、鈴木美咲、森嶋秀太、天宮みや、永野由祐、佐々木祐輔、真田侑、藤田咲、堀之内仁、中島愛、堀内隼人、日野聡、鈴木達央、外崎友亮、花倉洸幸、高田誠、花房里枝、鈴木崚汰、打田マサシ、堀江由衣、尾崎由香、上原あかり、優木かな、木戸衣吹、荒浪和沙、木下鈴奈
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

デスゲーム系は苦手ですが、好みと関係なく面白くなかったDEATH(笑)

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
原作(小説)は超有名なタイトルですが、内容は、原作(漫画)を元にしたアニオリらしいですね。

しっかし、なぜこういう有名なタイトルは意外と作画が悪かったりするんでしょうね(苦笑)

感想としては、レビュータイトルに尽きます。まあ、もしかしたら、私はこの手の作品に疎く若葉マークなので、類似の作品をたくさん観てきた方なら気づける良さもあるのかもしれないので、高評価されている方のレビューを楽しみに待ちたいと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
これだけ悲劇的な話なのに、グロさMAXなのに、なぜこうも薄っぺらく感じるのかな? 声優陣は実力派が多いし。作画のせい? 演出?

デスゲーム系って苦手なんですが、あまりに薄っぺらくて、大して感情移入が出来なかったので、逆に観られてしまいました(苦笑)

ちなみに、(どっかのレビューに細かく書いてますが)私は多分「共感性羞恥」というやつで、特にマイナス方面の様々なことに非常に感情移入しやすい性質をもっています(日本人の10%くらいがそうらしいです)。だから、ドッキリ番組とか観られないし、モニタリングとかマジ無理だし、イッテQの出川さんの英語のやつすら(恥ずかしくなって)観られない人なんですが、そんな私に共感性を抱かせないなんて、感服しました(笑)

大体、なんで警察もマスコミも動かないんでしょうね。国家レベルで動く事案だと思いますが。

デスゲーム系の面白さって多分、①主人公の有能さ ②黒幕が誰かを推理する というところでしょう。

①は、理不尽な要求や指令をどう切り抜けていくかという点。②は、いかに被害者面しながら人を殺しているかのトリックの上手さや、それがバレるわずかな綻びかな。

本作の場合、①はほぼ無いと思っていいですね。大抵が、王様の言いなりになるというだけだから。強いていえば、誰を犠牲にするか、どうやって、理不尽な要求をのませるかという点だけが見処かな。

②も、早い段階で潰れてしまいます。それは、死に方や刑の服従・不服従の判定があまりにも人外過ぎて、「多分これ、魔法的なやつか、凄い催眠術的なやつだな」と気づくからだです。こういう、「普通の人間に出来ない行為」だと、後出しじゃんけん感で一気に冷めます。つまり、そこでミステリーの要素を失うからです(特殊能力系の場合、最初にどんな能力かをはっきり示せば、ミステリー要素は維持できます)。

つまり、この作品に薄っぺらさを覚える理由は、①②の消失により、知的な要素を失っているからだと思います。残ったのは、「常軌を逸した残虐な設定」だけ。云わば、ミステリーではなく、B級パニックホラーなんですよね。

「知恵」「謎解き」の要素を失い、残った魅力は「人間」だけですが、ここもイマイチ。デスゲーム系には「極限状態で人間がどう動くか」というものを観る楽しみはあると思うけど、にしてはキャラが薄くてパターンが少ない。だって、登場人物の大半は、おクズさんとおバカさんと脳内お花畑さんばかりで構成されてるから、どんな命令であれ、とる行動が同じになってしまう。もっと、有能な奴とか、金を稼ごうとする奴とか、王様に憧れる奴と、色んな主義、思想、行動理念のキャラが出てくれないと、毎回のように死んでいく「誰か」も、「誰か死んだんだな」としか思えなかったです。

あと、緊迫感が売りのデスゲーム系なのに、頻繁に回想シーンが挟み込まれるので、テンポが落ちてしまったのも残念ポイントのひとつかな。分かりにくくもなったし。

なんの救いもなく、知恵もなく、人がバタバタ死んでいく様子を楽しめるほど心に余裕はないので、☆1ですね。お好きな方には、申し訳ないですが。

結末も、まあ全滅エンドも良いけど、王様の正体は過去の王様ゲームで明らかになっていて、しかも王様ゲームを終わらせることもできず、じゃあなんのために12話も使ったのか、謎でした。もし、「クオリティを下げることで話題作を狙う(ク○アニメ化)」なんて都市伝説が本当にあるなら、辞めてほしいですね(個人的には、狙ってク○アニメを作る人はいないと思いたいです)。

本当に、時間の無駄でした。結末を知りたくて観たけど、やっぱり、時間の無駄でした、、、。

ただ、声優さんには感動しました。作画のヤバさ、アニメのクオリティの低さなんて、(私達以上に)百も承知だろうに、それをおくびにも出さない熱演。プロだな~と思いました。ちー様(ガーリッシュナンバー)なら、確実に手を抜き、ネットで不用意な発言して、炎上ですね(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
いや、授業中いきなり泣き出すとか、キレるとか、情緒不安定過ぎだろw 黒板の字、上手すぎ(笑) こんな奴に優しくする同級生(モブ)は、死亡フラグですね。いや、奈津子がキスをしても良い理由って(汗)
キスのクダリ、ラスト1分からストップウォッチで計ってみたら、ちゃんと59秒でキスしてた(笑) 芸が細かい(笑) これ、奈津子が黒幕? いきなり大量死。

2話目
ん? 過去の話? 分かりにくいな~。生徒が自殺した翌日に、教師が生徒に本当のことを言うわけないじゃん。警察の捜査とか、遺族の意向とかもあるだろうし。音楽が少し「天体観測」っぽいw つか、警察って動かないのかな? う~ん、意味がワカラン。

3話目
また回想? ワケワカラン。緊迫感が大事なデスゲームで、テンポ落としてどうする?

以下は書く気をなくす。

12話目
これ、座間の事件あったし、アウトでしょ。いや、このペース(クラス単位)で王様ゲームやっていっても、人類滅亡なんてしないし。コンピューターウイルスなら、ウイルスバスター的なやつを開発して、やっつけられないのかな?
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 38
ネタバレ

yuuuu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

人がすごくたくさん死ぬのに、命の重さを上手に感じさせる、そんなデスゲーム

王様からの命令に従っていくゲーム。
従わないとバツを受ける。

作画は普通。
OP、EDも結構気に入りました。
原作は読んだことなかったのですが、PVで面白そうだったので見ることにしました!
最初から最後まで展開が読めず、楽しむことができました。人間不信になりそう…笑

各話ごとの感想に移ります

1話
衝撃的な幕開け。
とにかくグロい

すごくなんで?感が強すぎる。
まだ全然展開についていけてなくて、次話以降に期待。

2話
{netabare}なつこの豹変には驚きというか、ショックというか…
のぶあきの過去の話もあったけど、これって誰か1人が生き残るまでやるのかな?

気になる点が多い。
{/netabare}
あと、堀江由衣さんまじやべぇ。半端ないっす(°▽°)

3話
{netabare}なんか、王様の命令が前回と同じ?のもあるみたいで。
伸明の行動力には驚かされます!

あと、罰=死じゃないみたいで…

途中から思ってたけど、この命令高校生だから辛く感じる部分もあるよなぁと思えたり…
{/netabare}
現時点で、今の王様ゲームより、過去の王様ゲームの結末の方が気になる…
同時進行ってのがずるいね(・∀・)

4話
王様の核心に近づくかなと思ったけど、{netabare}そうもいかないみたい…

かなり、非現実的だからなんでもありな気がしていい意味でも悪い意味でも、解決策が全然思い浮かばないですわ

ハッピーエンドに向かってくれればいいけど、すでに友達死んでるしそうはいかんのんだろうな…って感じ(・_・;
{/netabare}
5話
{netabare}リアが王様?説だったけど、…。

やっぱ、毎回同じ内容のメール?なのかな…
泣いたらダメって命令はしんどいなぁ…

こんなん、絶対人格おかしくなるって(´・_・`)

最後に伸明のケータイ拾った人がとてもきになる
{/netabare}
6話
{netabare}ケータイ拾ったの、リアだったのか。
夜鳴村ってほんま何があんだろ…
ていうか、よく考えたら過去の回想の時、伸明以外みんな死んじゃうんだよね…(今更)

サイコロのゲームで6が出るあたり、向こうの策略だよなぁ…
こんなのリアルで見たらトラウマものだよほんと。
直也めっちゃいいやつ…

死に方がいちいちグロい。
進撃の巨人で慣れてたつもりだけど、こっちの方が現実味があってかなり怖い…(´・ω・`)

なんか、科学的に解決できそうだったけど、出来なかったね…。

やっぱ、非科学的なものか(´・_・`)

現在の時間軸で夜鳴村に到着。{/netabare}
いよいよ物語の核心かな!

7話
まさかの展開。{netabare}
奈津子も王様ゲームの生き残りだと判明した!

なんか、意外と設定がしっかりしるのではないかという気がしてきました('ω')

やべ、みずきかわいい。って思った瞬間にヤンデレ化した…
とりあえず、健太イケメンすぎる…(´・_・`)

でも、これで大したことないオチだったら一気に駄作になっちゃう…。{/netabare}

余談ですが、危機的状況で陥った恋もまた、恋だと僕は思います(´・ω・`)

はぁぁ、いい意味で続き見るの辛いなぁ…(._.)

8話
{netabare}奈津子のキャラがすごく立ってる1話。
てるあきが指折ってるとこ見たくないいいい(´・ω・)
ぐろいなぁ…{/netabare}

9話
ほんま、グロいぃぃぃ
死に方がいちいちグロいよこのゲーム…{netabare}
りょうもなんかおかしくなっちゃうし…{/netabare}

10話
{netabare}りおなツンデレいただきました(・∀・)
まさかのラブ展開。フラグじゃね?これオチが読めたかも…
というか、あと2話で決着つくのか?
クラスメイト結構残ってるけど、このあと一気に殺されるのかな…(´・ ・`)
{/netabare}
11話
{netabare}りおな死ななかった!?
読み違い。
あいみ…
最後の命令、王様ゲームを続けるか罰を受けるか選べとか…無理ゲーじゃん(−_−;)
そりゃおわんねーわ。{/netabare}

堀江由衣さんやべぇ
さすがすぎる…(o_o)

12話
やっと最終話!{netabare}
結局ウイルス?だったの?
あまりその辺は明らかにされずに終わりました。

全部見終わって、やっぱり本質的なところがあんまり明らかにされずに終わっちゃったのは残念。{/netabare}{netabare}バッドエンドだったけど、不思議と{/netabare}後味は悪くなかったです。(^_^)
ちゃんとワンクールで上手くまとまってました!

良作だと思います。
恋愛要素も多少含んであり、登場人物がいいヤツ多いからこその死んだ時の重みがずっしりくるところがうまくできてるなと感じました。

とてもオススメできる作品です。
ただ、めちゃくちゃグロいので要注意

堀江由衣さん、宮野真守さんの演技力にはほんと脱帽です(°▽°)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7
ネタバレ

ばぶえたん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

1周してギャグ。ある意味毎回楽しみ(笑)

作品としてはダメだけど、いろいろつっこんだりダメ出ししながら、結局最後まで観てしまいました。
そういう意味では成功作品なのかもしれない作品です。

昔のエピソードと現在のエピソードが2本並行する作りなんですが、前半はよく分かりませんでした。

王様の指令内容や各キャラクターも掴みにくく、ちょいちょい戻して確認してしまいました。
私の頭が弱いだけかもしれませんが(笑)

一番気になるところは、登場人物が基本馬鹿すぎ。
そして恋愛脳な薄っぺらいヤツらはかり。

もっと他にやるべきことや思う事があるだろう。
こんな環境なら、もっと生に執着してもがいたりするだろうに。
得体の知れない事件に巻き込まれた緊迫感もパニックも、生死の間に立たされた人間のリアリティもありません。
(同じむちゃくちゃな状況設定の某邦画BRは、リアルに人間がもがく様の描写が良かったので、設定を責めるつもりはさらさらありません)

そのせいかキャラが弱すぎます。
何の思い入れも湧かないうちに、勝手にとってもがんばって死んでいく。
ひたすらそれを繰り返します。
え、この人誰だっけ?みたいな感じです。

特に主人公が頭悪い。
ぐじぐじしているし、すぐに単独行動して事態を悪化させているかのような印象。
ストーリーの流れも『理不尽』というより『むちゃくちゃ』になってます。
王様の命令に対して、それはいいのにこれはだめなのか、とか主人公有利なご都合展開も多数有り。

だんだん「いやいや、そんな訳ない」とツッコムのが面白くなってしまいます。

というか、これだけ人が死ぬ事件が続いても周り(クラスメイト以外)誰も騒がないとか…。
いや、無理あるだろう。
その割にはネット上では、過去に起こった王様ゲームが簡単に細かい所まで調べられるとか。


基本的には「グロ」と「望まない性交」中心です。
グロといってもいきなりの描写なのでホラー感はなく、イマイチ物足りない感じです。

でもこういうホラー・グロ系作品はとても好きなのに数があまりないので、つい見てしまいますが。。


あまりにもおもしろくなってきたので、ちょいちょいコメント

●11話
{netabare}

まず、主人公が相変わらずハーレム過ぎる。
ぽっと出てきた女の子が、あんたに惚れましたとか都合が良すぎて笑えます。

そして、愛美ちゃん、いつ逆走し出した??
全然わからないまま逆走していました描写で死亡。
しかも主人公に優しくされて正義が芽生えました的なsomething。

過去編、ちえみちゃんが前触れ少なくいきなり死亡。
いやいや、今のはサルでも止められただろう。
がんばって止めるなり、決断をもっと男らしく出してみたり、少しはハリを見せろよ主人公。

みんなが勝手に主人公のために死んでいき、それによって結果生き残れているという、超絶クズなヤツぶりが遺憾なく発揮されています。

そのくせ「あんたはこれから必要な人間」みたいな事を言われているし。。
は、、はぁ…。(どこが?何が??何のために???)

そして、誰か(いまいち何のキャラだか忘れた)の脚を踏むだけで骨折させる奈津子。
実際にあれで骨折するのかもしれないけれど、描写が地味過ぎてただ軽く踏んだだけで勝手に脚が折れたようにしか見えませんでした。

そしてみんながあからさまなフラグを立てながら集合。

もとからひどかったですが、クライマックスに向けてどんどん詰めの甘さが目立ちました(笑)
さて、12話も楽しみです。


{netabare}


●12話
{netabare}
ウィルス!!
100歩譲ってコンピューターウィルスが携帯端末に入り込んだは理解できます。
携帯端末から所有者へ働きかけて、催眠的な効果で死に追い込むというシステムもまぁ流れは解ります。
が、最後に生き残った人間から周りに感染?
どういうシステム??
なら最初からコンピューターウィルスで全世界の携帯端末に広がってもおかしくないだろう。
人間からコンピューターウィルスが広がるの?
ワケがわかりません。

なつこも主人公も引っ張ったわりにはあっけなかったなぁ、と。
というか、ウィルスの仕組みが謎過ぎて入って来ませんでした。

ラストは思わず「スクイズ!?ナイスボート!」と思ってしまいました(笑)
ひぐらしのウィルスとスクイズエンディングで無理やり終わらせた、という感想でした。


{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17

88.5 5 クラスメイトアニメランキング5位
デュラララ!!(TVアニメ動画)

2010年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (5862)
26557人が棚に入れました
東京・池袋。都会の非日常に憧れる少年・竜ヶ峰帝人(りゅうがみねみかど)は、幼馴染の紀田正臣(きだまさおみ)の誘いもあり、地元を離れて池袋にある来良学園に入学することに。正臣曰く、池袋に住む上で敵に回してはいけない存在が何人かいるらしい。特には、喧嘩上等のチンピラ・平和島静雄(へいわじましずお)と、趣味で情報屋を営む折原臨也(おりはらいざや)の二人。そして、奇妙な組織体系を取る詳細不明のカラーギャング“ ダラーズ”。上京した初日、そんな正臣の話に不安をおぼえた帝人が目撃したのは、漆黒のバイクを駆る都市伝説“ 首なしライダー”だった…。さらには連続通り魔事件や池袋に根付くカラーギャング“ 黄巾賊”の存在まで浮上し、池袋の街が壊れてゆく――。

声優・キャラクター
豊永利行、宮野真守、花澤香菜、沢城みゆき、福山潤、神谷浩史、小野大輔、中村悠一、梶裕貴、高垣彩陽、寺島拓篤、堀江一眞、小林沙苗、伊瀬茉莉也、黒田崇矢、藤原啓治、大塚明夫、うえだゆうじ、小山力也、小西克幸、福圓美里、岸尾だいすけ、中原麻衣、高木渉、遠藤大輔、伊丸岡篤、大塚芳忠、戸松遥、岡本信彦、伊藤健太郎、松風雅也、井口祐一、宮島依里、ささきのぞみ、さかいかな、加藤将之、金元寿子、喜多村英梨、藤田咲、大川透、互野ちひろ、高橋伸也、安元洋貴、宮下栄治、松岡文雄、広瀬正志、葉山いくみ、納谷六朗、井澤詩織、仲村萌実
ネタバレ

小歌 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

いびつで純粋な「人、ラブ!」が溢れてる

 ※本編全24話、原作未読
登場人物がとにかく個性的で魅力的なキャラばかり。
群像劇ということでレギュラーキャラの数が多く、
8話くらいまでは人物紹介的なフォーカスの仕方で進行。
そこから一気に、これまで張られてきた伏線が動き出した時の高揚感。
ストーリーは特に好みではないのに惹き込まれてしまったのは、
シナリオ構成の巧みさとキャラの魅力が強かったからだと思う。
特に臨也のアブナイ人っぷりから目が離せなかった。
放送当時、女子人気が高かった理由が分かった気がする…。
それとメインから端役に至るまで、声優陣の豪華さにはビックリしました。

 * * *

 ■第1~10話■
{netabare}第1話 開口一番
 {netabare} 私立来良学園に入学を控え、池袋に引っ越してきた竜ヶ峰帝。幼馴染の紀田正臣に連れられ、初めての池袋の街を歩きまわる。そこで出会ったのはどこか風変わりな人々と、都市伝説・首なしライダーだった。人物紹介に終始していた感じ。都会の夜の喧騒って独特な雰囲気あるけど、上手く描かれてると思う。 {/netabare}

第2話 一虚一実
 {netabare} 第1話で輩に拉致されかけて、首なしライダーに救われた自殺志願の女の子・莉緒が主軸の回。輩から助け出されたあと、運び屋・首なしライダーに雑居ビルの屋上に送り届けられた莉緒。そこで待っていたのは、情報屋・折原臨也だった。なんだろう、臨也がかなりイタい最低人間だっていうのは分かった。 {/netabare}

第3話 跳梁跋扈
 {netabare} “ダラーズ”という、チームカラーのない実体不明のカラーギャングが権勢を強めているらしい池袋。クラスメイトの園原杏里を路地でのいざこざから助け出そうとした帝は、池袋の危険人物・臨也、そして平和島静雄と遭遇してしまう。女子高生のケータイを踏みつけ笑い続ける臨也さんは狂気に溢れていた。 {/netabare}

第4話 形影相弔
 {netabare} 首なしライダーの本名はセルティ・ストゥルルソン。そしてその正体は、アイルランドで伝承的に語られてきた首のない妖精・デュラハンであった。彼女は失くした自分の首を捜しに日本へ渡ってから20年、闇医者・岸谷新羅と共に暮らしていた。新羅も一見まともそうに見えて感覚が普通じゃない人だな…。 {/netabare}

第5話 羊頭狗肉
 {netabare} 帝・正臣と杏里の仲が深まり始めていくなか、正臣には過去の影がちらつく。池袋に最近出没する恐ろしい切り裂き魔、学校に来ない矢霧誠二と行方不明中の張間美香の関係などなど。なんか色々な伏線が張られてきてる感じかな。切り裂き魔のことを「宇宙人だったらどうしよう」と怖がるセルティ可愛い。 {/netabare}

第6話 東奔西走
 {netabare} 馴染みの不法滞在の外国人・カズターノが攫われ、救出に向かう門田・遊馬崎・狩沢・渡草。実は彼らはダラーズの一員なのだった。矢霧製薬による人体実験の素材用に人が攫われていたことが判明。他人の携帯電話に勝手に出て、開口一番「寿司LOVE!」とかのたまう臨也がちょっと好きになってきた。 {/netabare}

第7話 国士無双
 {netabare} 静雄メイン回。弟で人気俳優の幽(かすか)が初登場。兄弟仲は良好なようで微笑ましかった。新羅とは小学校から、臨也とドタチンとは高校から一緒なんだね。暴力は嫌いなのに衝動や怒りを抑えきれないことに実は葛藤を抱えていた静雄。それも多分わかってて静雄に色々なこと吹っかけてる臨也は鬼だな。 {/netabare}

第8話 南柯之夢
 {netabare} “探しもの”がキーワードな回。首を失くした今の自分に疑心暗鬼になりがちなセルティだけど、だんだん心が安定してきた様子。今回明らかになったのは、新羅が矢霧製薬とワケありということと、誠二が連れている女の子を「セルティ」と呼んでいるということ。あの子の首がセルティのものってことかな? {/netabare}

第9話 依依恋恋
 {netabare} 誠二が連れていた女の子は、身体は張間美香で首はセルティなことが判明。歪な愛情を弟の誠二に抱く波江から逃れたい美香を、帝人が偶然保護する。今までじっくり張られてきた伏線が一気に動き出したな。面白くなってきたー。「人、ラブ!」発言が飛び出しました臨也さんが色々裏で糸引いてる感じか。 {/netabare}

第10話 空前絶後
 {netabare} 帝人にセルティと臨也が接触してくる。セルティから首のことを聞いた帝人は美香と会わせようとするが彼女は消え、さらに潜んでいた矢霧製薬の手下に連れ去られそうになる。全ての糸が繋がった帝人は「駒は私の手の内にあります」と臨也たちに協力をあおぎ…。一気に動くね。最後の帝人カッコ良かった。 {/netabare}{/netabare}

 ■第11~20話■
{netabare}第11話 疾風怒濤
 {netabare} 帝人がネット上で仲間と作った架空チーム…それがダラーズの発端だった。池袋に波江を呼び出し対峙した帝人は、美香の件で自首するよう告げる。取り合う気のない態度の波江の前で、帝人は「指令」と題したメールをダラーズメンバーに一斉送信し…。ふっ切れちゃったセルティ、大立ち回る。怒涛の展開。 {/netabare}

第12話 有無相生
 {netabare} 美香の首はセルティではなく、新羅の手で整形された本人の顔であった。そのことを隠していた新羅だが、セルティと和解し愛を誓う。誠二も美香の愛を受け入れることに。そして全ての糸をひいていた臨也は、デュラハンの首を手に入れる。いろいろ歪んだ愛が描かれてるけど、誰より歪んでるのは臨也だわ… {/netabare}

第13話 急転直下
 {netabare} 池袋では再び切り裂き魔の事件が頻発していた。夜の路地で同級生に虐められていた杏里の前にも、不穏な影が忍び寄る。正臣が黄巾賊と関係があったり、帝人セルティ臨也が集まるいつものチャットルームに「罪歌」という荒らしが現れたり…前クールで出てたけど未回収だった伏線が再登場。いやぁ楽しい。 {/netabare}

第14話 物情騒然
 {netabare} デュラハンの首を目覚めさせるため、セルティをある種の抗争間に置こうと目論んでいる臨也。そんな彼の思惑に応えるように、切り裂き魔の正体…人を操り魂を斬る妖刀・罪歌(さいか)の存在は、セルティや周囲に不穏な空気をもたらしていく。前半の岸谷親子とセルティの微笑ましさから一転、暗いなぁ… {/netabare}

第15話 愚者一得
 {netabare} ゴシップ誌記者の贄川は“池袋最強”を特集するため、静雄の情報を得ようと方々に取材をしていた。そんな彼は罪歌に襲われ意識を乗っ取られる。罪歌は杏里を襲おうとするが、そこへ現れた静雄を目にし…。贄川氏の不憫さよ。臨也の取材への対応が意外。 {/netabare}

第16話 相思相愛
 {netabare} 罪歌は全人類を愛するが故、その愛を形にするため人を斬る。斬ることで子供が生まれ、罪歌は増殖する。そして、デタラメに強い静雄の力を求めていた。贄川の娘・春奈も罪歌に取り憑かれており、恋人を盗られたと杏里のことを逆恨みし、彼女を殺そうとするが…。物騒な上にまさかの展開。 {/netabare}

第17話 有為転変
 {netabare} 全ての罪歌の母である妖刀“罪歌”を持っていたのは杏里だった。春奈の心を乗っ取った杏里は、春奈の罪歌が作った子供たち全てを統べる存在となる。こうしてこの事件の黒幕である臨也の企み通り、池袋はダラーズ・黄巾賊・罪歌という3つの勢力に分かれたのであった。しかもそれぞれの頭が来良組って。 {/netabare}

第18話 死生有命
 {netabare} 黄巾賊の“将軍”である正臣は、恋人の沙樹をブルースクウェアとの抗争に巻き込み大怪我を負わせてしまったのをきっかけにチームを離れていた。しかし、斬り裂き事件に巻き込まれた杏里の敵討ちのために再びチームへ戻り…。正臣の過去が明らかに。臨也はどんだけ先を見越して根回ししているんだろう… {/netabare}

第19話 蒼天已死
 {netabare} 正臣の様子に異変を感じた杏里は、彼が黄巾賊のリーダーであることをつきとめ愕然とする。杏里が黄巾賊のアジトから逃れる際にセルティの手を借り、さらに妖刀も使ったことで、正臣らは斬り裂き魔がダラーズだと確信する。こじれるのは大体臨也の所為。杏里に対してお姉さん然としたセルティ頼もしい。 {/netabare}

第20話 黄天當立
 {netabare} 斬り裂き魔とダラーズの関係について確証を得たい正臣は門田たちに相談する。ダラーズの頭を知りたいなら、と門田が教えたのは臨也の連絡先。臨也から、帝人がダラーズのボスだと明かされた正臣は…。なんでみんな、臨也が言うことをホイホイ鵜呑みにしちゃうの。まぁ嘘は吐いてないんだけどさぁ…! {/netabare}{/netabare}

 ■第21~最終話■
{netabare}第21話 五里霧中
 {netabare} 法螺田ら黄巾賊メンバーによるダラーズ狩りはエスカレート。来良の同級生も襲われ、帝人はダラーズの存在は必要あるのかと考え始める。杏里は罪歌の子を使ってこの抗争を止めようと動くが、怪しんだ法螺田達に捕まる。「胸」のキーワードで杏里と気付く帝人と正臣…シリアスシーンなのに笑っちゃった。 {/netabare}

第22話 解散宣言
 {netabare} 帝人の呼びかけでダラーズメンバーがリレー形式で杏里を法螺田たちから逃がし、最終的にセルティが保護する。その後、帝人は「ダラーズは消えます」と書き残し掲示板を閉鎖する。そして正臣が思いあぐねている間に、黄巾賊の暴走は激化し…。完全に3人がバラバラに…。救出リレーパートは楽しかった。 {/netabare}

第23話 千錯万綜
 {netabare} 法螺田に撃たれて治療に来た静雄から、正臣の命令でやられたと聞いた杏里は新羅の家を飛び出す。黄巾賊を追放された正臣は過去から逃げ出すのをやめると決意しアジトへ。帝人もまた、セルティとともに2人の行方を追う。そしてついに3人は対峙し…。いよいよクライマックス。静ちゃんて痛覚ないの? {/netabare}

第24話 則天去私
 {netabare} 黄巾賊もといブルースクウェアの残党に囲まれた帝人たちだが、そこに潜り込んでいた門田らダラーズの奇襲によって救われる。正臣は沙樹と和解し、その後2人で池袋の街から姿を消す。そして僕らの日常は続いて行く…って感じの終わり方がいいねー。 {/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

√3点

それはつまり、このアニメが割り切れないほど面白いという意味です
いやしかし池袋KOEEEEEEEEEEEEEEEE
首なしライダーとか、カラーギャング抗争とか、空飛ぶ自販機とか
池袋ではよくあること、ですか
ですか!?


まぁ成田さんお得意の群像劇で事が運ぶのですが、伏線ありで物語が紐解かれていく時の快楽、伏線なしで物語が弾け狂っていく時の悦楽、うーん如何ともし難く心地よい
ヒロイックとハイの境界線、日常と非日常が交錯する世界で錯綜する様々な人間の様々な想い
それがリアリティ溢れるタッチで視細胞に刻まれる故か、どうしてもアニメだと単純に切り離すことができない
クオリアを感じるアニメとでも言いましょうか、この世界に自分もいるような感覚、作品の世界観に直に触れる感覚
脇の辺りから湧いてくるこのワクワク感、抑えがたし
一筋縄ではいかない展開に、吸いつけられるが如く心が魅かれる作品です

物語は前半と後半で大別されますね、ここ若干ネタバレかも
”池袋の都市伝説が求める首を保有するストーカーに頭を悩ませる巨乳メガネっ娘に恋い焦がれる平凡な少年が憧れる池袋”
日常と非日常をテーマに、すれ違いざまに紡いでいった登場人物の軌跡が終盤で一気に連鎖反応
11話の携帯が鳴るとともに物語に組み込まれていく街の人の演出
徹して灰色でどこか無機質な人たちが”つながり”を介して色がついていく描写は圧巻でしたね
最初は斬新(?)なモブ表現でお馴染の新房監督のリスペクトかと思ってましたが、いやはや、社会派アニメすなぁ
ちなみにこのとき、バッカーノでお馴染みのあの二人が出てきたり

”池袋最強の男を好きでたまらない妖刀を元締める巨乳メガネっ娘を気にかけるカラーギャングの将軍が愛憎相半ばする池袋”
屈曲した愛をテーマに、過去を通して積み重ねてきた登場人物の写像が終盤で一挙に連合反応
「人、ラブ!俺は人間が好きだ!!愛してる!!!」
実に浮世離れした人たちによる、少しばかり変わった愛の陳列棚
前半に半普半特な人物模様がしっかりと描き込まれてますので、親近感を持って見れるとは思います
まぁそのおかげで、自分にも非日常なことが起こらないかなと期待して落胆する日々は続く

「BACCANO! -バッカーノ!-」スタッフ再結集!
監督・大森貴弘氏、構成・高木登氏、キャラデザ・岸田隆宏氏
そして制作はブレインズベース、いやぁこの会社ビンビン来てますね
まず背景美術見てくださいよ、もはや池袋そのもの
これというのもスタッフの愛からなる徹底したロケハンの賜物すなぁ
夜中外人に絡まれたりしたそうですが・・・
本編作画も良回ばっかです、静ちゃんの戦闘作画やセルティのチェイス作画や罪歌のドラッグ作画は極めて素晴らしい
安定した絵作りをしつつ動きで魅せるところはしっかり魅せてくる
とにかく成田節が120%生かされてますね、評価高めです
あと何気に協力すごいっすね、遊馬崎・狩沢コンビの電撃文庫トーク以外にも、シネマサンシャインにソラヲトやDTBなど(アニプレ作品)の看板が出てたりと

バッカーノの時も思ってましたが、声優が半端なく豪華ですよね
沢城みゆき、豊永利行、宮野真守、花澤香菜
豊永利行さんは私あまりご存じなかったんですけど(今でこそおちんこの主役で有名ですが)この方電車男に出てたんですね、ギャルゲオタの人、覚えてますよ
えーそれから小野神谷福山の腐女セット、この三人はほんとよく組みますねぇ
そういえばちょうど放送時期とリンクして、音無と天使ちゃんが殺し合いしてるよwなんて笑って見てたこと
他大塚明夫、大塚芳忠、藤原啓治、小山力也
大御所声優の溜まり場になってますね、うち藤原さんはバッカーノでもラッド役で出てますからこういう場合掛け持ちというのだろうか
しかもーさらにー13巻収録の25話では金元さんとキタエリさんも出てますね、ちょっとしか出てきませんでしたが
この声優力、これだから群像劇ものはやめられないなぁ

はああああああああああああああああああああああ
前期OP「裏切りの夕焼け/THEATRE BROOK」
強烈な曲ですね、強烈、、、ですね。。。イェー♪
映像はというと、出ました!”スナッチ風オープニング”
バッカーノの意志を受け継いでますね
ガラスぶち破るセルティ、携帯→ポストの繋ぎ、遊馬崎のスローカット、この辺は何度見ても飽きませんね
前期EDも一枚絵のスクロールではありますが、これのパロMADが人気上々のようで
後期OP「コンプリケイション/ROOKiEZ is PUNK'D」
こういう系ってあんまり聞かないんですけど、この曲は好きですね
ピッツィカートでしょうか、独特のメロディラインがこれから始まる物語を一相盛り上げます
前期もそうなんですが、歌の合間に前回のダイジェストが流れてこれまたカッコイイ
映像的には、お玉→反射鏡の繋ぎ、電撃文庫が舞うカット、コシュタバワーと公機のバイクチェイス、メガネの光る新羅が良いですね
後期ED、奥行き!?スクロールです

首から上をインナーワールドに求める趣向は結構なことだと思うのですが、残念ながら私にはそのようなきらいはないので
かといって、はちきれんばかりのホルスタインに鼻血が出るほど若気の至りでもないので
まぁ萌えを求めるのは間違いか、どっちかというと、腐ラララ?
「いーざーやーくーーんーー!!!!」
どのキャラも個性的でまた狂人なんですが、ウザヤさんと静ちゃんは格が違いますね
ウザヤさんは主に”言”の面で、静ちゃんは主に”動”の面で、あぁでも一番変態なのは・・・
キャラクターでいえば、もうどれだけツボをついてくるんだっていう、これはもはや愛だああああああ
そしてなぜか離れない蟯虫コール

オールナイト上映会が盛況だったり、大規模なオフ会が賑わってたり、という話を聞いてましたね
まぁアニプレックソの方で二重発券トラブルがあったって話もありますが
DVDなんかも1万人の腐女子ラインで売れてるようですし、評判も堅実です
成田作品だけあって男キャラが多く、また女性に人気の声優が揃っているとあっては、腐アニメ烙印が押されたとしても頷けますが
別に濃ゆいBL描写があるわけでもなく、それで切った人は完全に勿体ないですね


正直ファンですね
公式サイトで1話放送記念にキャスト六名によるサイン入りアフレコ台本のプレゼントキャンペーンなんてものがありまして
ウザヤさんの人間愛に負けるとも劣らない愛を連ねた文を書き添えて応募したところ見事当選
以後額縁に入れて飾ってあったりするわけですが
まさか当たるとは思ってみなかったですね
そんなこんなで大好きな作品です、歪んだ愛の物語、見て損なしです

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23
ネタバレ

キリン  さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

い~ざ~や~く~ん

まずOPからして
コイツはおもしろそうという期待と
ちょっと気合入れて観ないとダメか?という不安が
ありました。

と言うのも、とにかくカッコイイ演出と歌で
一気に世界に引き込まれると同時に、
ちょっと登場人物いきなり多くない?
全然名前憶えらんねぇよというくらい
バンバン登場してくるからです。

でも心配無用です。
ちゃんとスポット当てて
紹介されるので、ストレスを感じず
自然にキャラを憶えていきます。
ただし一話も見逃せないです。

どうしても不安な方は
一気に全部観ることをオススメします。
日が経つと忘れるという心配もありますしね。
(適度な休憩を挟んでくださいね)

はじめのうちは、
都市伝説やら不思議新入生やら
最強伝説やら恋愛フラグやら
これでもかってくらい
謎を投げかけてこられますが
後で点と点が線で結ばれていく感覚が
気持ち良くて、たまりません。

リアルな世界観を装いながらも
大胆な設定のキャラも数人いるので
「有り得ない!」って思うより
こんな人ホントにいてほしいと
素直に感じました。

主な登場人物達も
誰が主人公でもおかしくない程
各キャラ深く設定されています。
実際、話によっては主役を張ったキャラは沢山存在します。
ただ単に
今回は主人公の仲間Aにスポットを当てた話
来週はBの過去の話というようなアニメは多くありますが、
『デュラララ!!』の場合は
主人公以外のスポット回の放送が終わっても、
まだこれを本筋にして続きが
盛り上がりそうな、気がするので
全員気になります。

伏線を回収したかと思いきや
新たな謎を残したりと
話の至る所に仕掛けが施されているのに
難解なアニメという感じはしないです。

昔ヤンキー漫画が好きだった方に
オススメかもです。


以下、いつものバカ話です。レビュー関係ないです。
{netabare}「ジャッジメントですの!」
とか、思わずマネして言いたくなる
アニメのキャラのセリフってありませんか?
私の場合『デュラララ!!』では、
静ちゃんの
「い~ざ~や~く~ん」が耳に残ってしまい
似てないけど、雰囲気だけモノマネしてました。

ある日
公園の公衆トイレで
誰もいなかったので、
ドンドンダンドン ドンドンダンドン
ドンドンダンドン ドンドンダデルェ~ン♪
とopのイントロを口ずさみながら登場し
小をしながら、
「い~ざ~や~く~ん」
と練習を兼ねて、一人で言っていました。

すると、全く音がしないまま
スゥーっと大コーナーのドアが開き
小学生の男の子が現れました。
私はめちゃくちゃビックリして
一瞬でトイレは
私の小の音だけが情けなく鳴り響く空間に変わり
すげぇー気まずい雰囲気になりました。
その男の子は不自然な程に、私と目を合わさず
0.2秒だけ私をチラ見して
手も洗わず出て行きました。

ホッとしたのもつかの間、
その男の子はトイレを出た瞬間
「ちょ、たなべぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーっ!!!」
と叫びながら猛ダッシュで
恐らく友人の所へ走って行きました。

私は「アイツ!トイレに変な人がおる」とか
言うんじゃねぇのかと思い
急いで小を終えようとしましたが、
アッと言う間にガヤガヤと
5~6人のガキ共の気配が
トイレに近づいて来ました。

「ヤバイッ!外に出れない」と判断してしまった私は
おもわず大コーナーに隠れてカギをしめました。

(・・・・・・・)
(うわ!くっっっさ!!)
(アイツ流してねぇじゃねぇか!!)
(最悪や!!くっっっっさ!!)

言うてる間にガキ共が
ぞろぞろトイレに入って来た気配がしました。
「どこ?」
「おらんやん」
やはり私を見に来たようです。

(早よ、どっか行ってくれーっ)

「中入ってんちゃうん?」
「うわっ臭ない?」
「お前言うなって」

(ちゃうし!!俺じゃねぇし!!
そこにいるお前等の友達が犯人じゃぁぁ!!)

私は一切音を立てず
ガキ供との持久戦を覚悟しました。
子供のしつこさが半端無いのは知っていましたが・・・

(ヒマか!?お前等ヒマか!)

私も、こうなったら絶対勝つ
あいつ等が諦めるまで、絶対に出ん!!!
と意地になり、携帯を取り出し
ネットを見始めました。←コイツもヒマ

籠城から約20分
おっさんらしき人がトイレに入って来て
ガキ共の気配が散っていきました。


(・・・・・・勝った)


・・・・・・・ガチャ
ドアを開け勝利を確信し
トイレを出ると、
出口のすぐ横にいた5人の子供が
私を見て笑いながら去っていきました。


俺もダラーズに入ろ{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 41

84.0 6 クラスメイトアニメランキング6位
電脳コイル(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1967)
11138人が棚に入れました
今よりもちょっと未来…子供たちの間では街のどこからでもバーチャル世界=コイルに接続できる電脳メガネが大流行していた。小此木優子(おこのぎ ゆうこ)は、小学校最後の夏休みを前に、父親の仕事の都合で最新の電脳インフラを擁する地方都市・大黒市に引っ越すことになる。
優子は、その街で出会った友達と電脳空間で次々と巻き起こるフシギな出来事を体験する…。

声優・キャラクター
折笠富美子、桑島法子、矢島晶子、小島幸子、斉藤梨絵、鈴木れい子、野田順子、小林由美子、梅田貴公美、山口眞弓、沼田祐介

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

最高のNHKアニメ

完全に思い出補正は入っているわけだが、拡張現実というものを取り入れた作品で小学生らしさも全開なこの作品好きだった。

優子と勇子の関係性もだが、ハラケンも良かったぞ。

思い出補正なんでどこがどう良かったかなんて具体的には語れないのが悔しいが、言葉にするとそうでもなかったなあという気がしてくるので、あえて言葉にはしない。
Don't think, feelの精神貫きます。

子供心ながら最後のほうはハラハラドキドキしていた。ヌル怖い。


OP
プリズム 池田綾子
ED
空の欠片 池田綾子
池田綾子さんはこの作品でしか見かけてないような気がするが、昔聴いてた裏組曲なるものにも使われていたし、プリズムはずっと聴いていたいと思えるほどの良曲。
勿論、空の欠片もEDにぴったりでノスタルジックな気持ちになる。


アマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. メガネの子供たち
金沢から大黒市へと引っ越してきたヤサコこと小此木優子と妹の京子。ヤサコは謎の電脳生物を追いかける京子と電脳ペットのデンスケとはぐれてしまった。電脳メガネでデンスケを見つけたのはいいが、なんとデンスケはヤサコの目の前で、謎の電脳生物と共に壁の中へと消えてしまった! ヤサコはたまたま出会った自称コイル探偵局員の女の子・フミエと共にデンスケ捜索を開始する!

2. コイル電脳探偵局
サッチーの攻撃をなんとかかいくぐり、デンスケの救出に成功したヤサコとフミエ。しかしなんとデンスケは謎の電脳ウイルス「イリーガル」に感染していた!戸惑うヤサコを助けたのは、フミエの親玉にしてヤサコの祖母「メガばあ」だった。メガばあは様々な電脳グッズを駆使してデンスケの治療を試みるのだった。一方、謎の少女イサコがデンスケを狙って、手下の電脳生物モジョを差し向けてようとしていた・・・。

3. 優子と勇子
大騒動の翌日、ヤサコは転校初日を迎えた。留守の間に、メガばあの応戦も空しく、モジョによってデンスケが誘拐されてしまう!再びデンスケ救出に向かうヤサコとフミエ。モジョの反撃を受けながらも必死の追跡を続ける二人の前にサッチーが立ちはだかる!! 混乱のさなか、一旦は助けたデンスケをイサコに奪われてしまう。果たしてデンスケを無事取り戻せるのか?そして謎の少女イサコの狙いとは一体!?

4. 大黒市黒客クラブ
ヤサコに続いて6年3組にやって来た第二の転校生、それはなんと昨日デンスケを誘拐したイサコこと天沢勇子だった。イサコは、ダイチがリーダーの「大黒黒客」へと勧誘されたが、これを冷ややかに断ったことで、ダイチたちに目をつけられてしまう。ヤサコはイサコと友達になろうと話しかけるのだが、イサコはヤサコにひどく冷たい言葉を投げ返す。放課後、ダイチたちはイサコに電脳アイテムで攻撃を仕掛けるのだが…!!

5. メタバグ争奪バスツアー
この街のどこかにメタバグが大量に埋まっているという噂を聞きつけたダイチたち。そんなダイチたちに「在りかを知っている」と近づいて来たのは、なんとイサコだった。メタバグ探索に向かうイサコたちの後をつけるヤサコとフミエ、そしてイリーガルの研究をしているという「生物部」の部長ハラケン。ダイチたちが辿りついた先は、電脳霧がたちこめる「バスの墓場」だった!イサコはダイチたちにバスの床を掘るように命じる。果たしてイサコの目的とは何か!?

6. 赤いオートマトン
ヤサコたちのピンチに、襲いかかるサッチーに命令をして停止させたのは、なんとハラケンだった。サッチーはハラケンのペットだったのだ!ハラケンの正体を探ろうとするフミエとヤサコは、まずは生物部らしくサッチーの生態を探ることから始めるのだった。しかしハラケンの行動を知るうち、二人はハラケンの意外な過去を知ることになるのだった…。

7. 出動!コイル探偵局
ヤサコとフミエはコイル探偵局メンバーとしてメガばあに緊急招集される。依頼は電脳ペット「マンタ」の捜索だった。一旦は断ろうとするヤサコたちだったが、報酬を聞いて目の色が変わる。その報酬とはメタバグの30倍もの値がつくといわれているキラキラ輝くキラバグだったのだ…!目撃情報を元にヤサコたちは廃工場へと向かうが、そこには偶然、イリーガルを捕まえようと、イサコが様々な罠を張り巡らしていた。イサコの暗号式に足を踏み入れたヤサコは、なんとイサコと一緒に密室に閉じ込められてしまった!

8. 夏祭り、そして果たし合い
一学期最後の終業式の日。すっかり黒客を支配下におさめたイサコがダイチたちにある命令を下す。イリーガル探索になにかと邪魔となるフミエたちに果たし合いを申し込み、これに勝利してフミエたちから電脳メガネを取り上げろというものだった。ケンカばかりしているが、実はフミエに片想いだったダイチ。夏祭りの雰囲気に飲まれたせいか、なかなかフミエに果し合いを言い出せない。黒客と恋心に揺れるダイチの男心は、果たしてどんな結論を導き出すのか?

9. あっちのミチコさん
ついに黒客とフミエたちの果たしあいの日がやって来た! 生物部の合宿、深夜の学校で肝試しを行い、負けた方はメガネを捨てなければならないのだ!ダイチやヤサコたちは競い合って校舎内のあちこちに電脳トラップを仕掛けていく。そこへ現れたのは学校を調査すべく、サッチーと一緒に潜入してきたオバちゃんだった。すべては学校内に逃げ込んだイリーガルを捕まえようとするイサコの陽動作戦だった!

10. カンナの日記
なんとヤサコの目の前でキラバグを体に吸収し、イサコはサッチーを倒してしまった!「残りも私が手に入れる」と、オバちゃんに宣戦布告をするのだった…。イサコによって黒客から追放されてしまったダイチはデンパと共に「元祖黒客」を旗揚げする。一方、ヤサコとフミエはハラケンに協力して、ハラケンが手に入れた道順を辿る事に!!そこで、ヤサコは遠い昔の記憶を思い出す。それは「4423」と名乗る謎の少年との想い出だった…。

11. 沈没!大黒市
イリーガルを捕まえて、メタバグを稼いでやる! ダイチが苦難の末に見つけたのは、小さな金魚のイリーガルだった。がっぽりメタバグを稼ぐため、ダイチは金魚を育てることにした。ところが、金魚はひたすら巨大化を続け、ついにダイチの家から飛び出してしまった!! 巨大化した金魚は街をどんどん水浸しにしていく。事態を収拾するため、結集するヤサコたちコイル探偵局メンバー!果たして、ヤサコたちは街を救うことができるのか!?

12. ダイチ、発毛ス
懲りないダイチはイリーガル捕獲を企むが、いっこうに見つかる気配がない。そんなある日、ダイチが電話で「ボッサボサ」という謎の言葉を残して姿を消してしまう。心配するヤサコたちの前に現れたダイチの顔には電脳ヒゲがびっしりと生えていた。しかもヒゲは、強い感染力を持っていて、男女の区別もお構いなしに、ヤサコたちにも次々と伝染、一同は大パニックに陥ってしまう !! このピンチにメガばあが作ったのは、なぜか翻訳機。ダメもとでヒゲたちの声を翻訳してみると。

13. 最後の首長竜
カンナの日記を手がかりに、古い空間を見つけたヤサコとハラケン。そこは電脳霧が立ち込めるグラウンドだった。そこでヤサコたちはイリーガルのクビナガ竜を飼うデンパに出会う。皆には内緒にしておいて欲しいというデンパだったが、グラウンドで新しいビルの建設工事が始まることが判明!! このままではクビナガ竜の命が危ないと、別の古い空間を探して移動させることに。果たして、デンパたちは無事にクビナガ竜を助けることが出来るのだろうか!?

14. いきものの記録
電脳猫ミゼットを使って、姉のフミエの行動を記録するアキラ。なんとミゼットは見た映像や聴いた音声を記録できるのだった。自分への虐待(?)の映像を、いざというときの証拠のために残していたアキラに思わぬ落とし穴が待っていた!! 一方、大黒市で起きた出来事を調べているという青年・猫目と出会うハラケン。イリーガルの研究について相談をもちかけたハラケンだったが、猫目から返ってきたのは意外な言葉だった…。

15. 駅向こうの少年
デパートからの帰り道に、ヤサコは道に迷ってしまう。しかも、なぜかイサコと間違えられて、「キラバグを出せ!」と、見知らぬ少年たちに追われるハメに! そんなヤサコを助けてくれたのは、タケルと名乗る少年だった。タケルと仲良くなり、駅まで送ってもらうヤサコ。だが、そこは幼い頃に来た覚えのある道だった。昔の記憶を辿りながら、ヤサコは夢で見た階段鳥居を探しはじめる。ヤサコの過去には一体何があったのだろうか!?

16. イサコの病室
夏休みも終わりに近づいたある日、ヤサコは病院までギックリ腰のメガばあを迎えに行く羽目に。そこでヤサコが見かけたのは、病院内で盗み撮りを行うアキラの姿だった!アキラを問い詰めるヤサコだったが、映像の中にイサコの秘密を見つけ驚く。そこでヤサコが見たものとは一体?! 一方、図書館でメガネの事件を調べていたハラケンとフミエは、ある新聞記事を発見するのだが…。

17. 最後の夏休み
イサコの秘密を知って動揺するヤサコ。ハラケンにもそれを伝えるヤサコだったが、どこか思い詰めた様子のハラケンの姿に不安を覚える。だが何事もないように振る舞うハラケン。一方、ガチャギリ・ナメッチを従えイリーガルを追うイサコに、奥の手を繰り出し決戦を挑むオバちゃん!ついに追い詰められるイサコ、しかしそのイサコの前に意外な人物が現れるのだった…!

18. 異界への扉
壮絶なバトルの末に、ついにキラバグを集め終わったイサコ!!イサコが暗号式で出現させたのは、謎の電脳空間「通路」だった。虚ろな目で「通路」の中に足を踏み入れようとするハラケンだったが…。ハラケンに歩み寄ろうとするヤサコは、カンナをめぐる心の傷の前にただ立ち尽くす事しか出来ない。落ち込むヤサコを心配し一緒に家に泊まるフミエ。しかし、その二人に不気味な電脳霧が迫りつつあった。

19. 黒い訪問者
突如停電したヤサコの家。湧き上がる電脳霧から現れたのは「通路」と謎のイリーガル「ヌル」であった!京子を襲い、その電脳体を連れ去ってしまうヌル!!闇の中を追い詰められるヤサコとフミエであったが、間一髪メガばあの結界に救われる。メガばあの助言を得て、なんとか京子救出を試みる二人だが…?!果たして、ヤサコたちは京子を無事に助け出すことができるのか!?

20. カンナとヤサコ
次々と出現するヌルに囲まれたヤサコたち! 間一髪で救出したのは、バイクで駆け付けたオバちゃんとメガばあだった。一方、再び通路へと向かったハラケンの身にも危険が迫まる! ハラケンの後を追うヤサコとオバちゃんだったが、そこでオバちゃんは自らの過去を語るのだった…。そしてハラケン救出のため、ヤサコが取った思いがけない行動とは!?

21. 黒いオートマトン
今日から新学期。学校は新しい駅ビルに移転し、第一小と合併することに。タケルとの再会に喜ぶも、目覚めないハラケンの事が気がかりなヤサコだった。一方、何故か第一小の生徒たちから執拗な嫌がらせを受けはじめるイサコ。更に、学校で流れる悪い噂に、次第に追い詰められていく…。

22. 最後のコイル
新型サッチーに追い詰められたイサコ。助けに来たヤサコに案内され小此木家に避難するが、そこで京子にデンスケの治療を頼まれるのだった。デンスケを調べていくうちに、イサコはデンスケに“ある秘密”が隠されていることに気づく!しかし、その直後に小此木家に新型サッチーが侵入してくるのだった!!

23. かなえられた願い
大規模なフォーマットが繰り広げられる中、京子とデンスケを守るために逃げ回るダイチたち!そして危険な状態に陥りながら、逃げ惑うヤサコとイサコ!そんな中、幼い頃の記憶が蘇ってきたイサコの元に、猫目からの電話が掛かる。それは、デンスケを助けるためには、ある場所にデンスケを連れて来いというものだった…。 そこでヤサコとイサコを待ち受けるものとは一体!?

24. メガネを捨てる子供たち
昨夜の事件で気を失い、病院で目覚めたヤサコ。イサコの噂はすぐに広まり、子供たちは親にメガネを取り上げられてしまうのだった…。現実を受け入れられず、自問自答を繰り返すヤサコ。“いま、本当にここにあるものって何?”一方、イサコを助けるため都市伝説を調べ直していたオバちゃんが気づいた事実とは一体!?

25. 金沢市はざま交差点
イサコを助けるために、金沢に向かったヤサコ。都市伝説に出てくるはざま交差点の手がかりを求めて、元クラスメイトのマユミに会うのだった。アッチの空間に侵入するヤサコだったが、その行動を阻むかのように新型サッチー2.0が来襲、さらに猫目の魔手が迫る!胸の痛みを強く信じて、イサコを捜すヤサコの目の前に現れた光景とは一体!?

26. ヤサコとイサコ
遂に明らかになった4423の謎。ヤサコもまた隠された過去の記憶を呼び戻す。4423と出逢ったあの時、いったい何が起きたのか!?その記憶を辿りながら、次々と明らかになる謎の数々…。アッチとは何か?都市伝説の少女ミチコさんの正体とは?猫目の目的とは?そして、ヤサコはイサコを救出することができるのか!?すべてが終わったとき、二人が迎える結末とは…!?

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6
ネタバレ

wkr さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

電脳世界の深部へ

個人的総評

{netabare}物語☆4.5
一番の魅力は世界観の面白さと設定の作り込みだろう。現実世界に電脳世界の情報を重ね合わせて見せる「電脳メガネ」が普及した近未来の日本(wikiより引用)という童心をくすぐられる様な世界観であり、多数の機能、現象、電脳体が登場する。しかしそれらはかなり複雑である。電脳メガネを使う小学生達のストーリーや会話に多数の設定が絡むため、恐らく設定に慣れないと上手く楽しめないだろう。更には情報量が多く、正直なところ観るのに少し気力を使う。特に序盤と後半(個人的に16話から)は設定や機能の説明が多く、それに並行しキャラが行動し、掘り下げられる為キャラの行動の理屈や説明をよく理解するにはシーンを理解まで見直すか、メモをする事が必須だと考慮する。24話からは展開がより複雑かつ難解になり、細かく理解をするためには何周かするか、調べるしかない。しかし意外にもそれらが最終話には綺麗に纏まるので、思わず感服してした。更にはイサコの成長を描かれていた所も良かった。個人的に世界観と設定だけでも☆4.2程の評価をする。
〜苦言〜
小学生のキャラがメインなこともあり、ノリが少し稚拙である所も好みが出るだろう。また、最終話で猫目兄弟をほったらかしにして終わるのが残念だった。設定を大きく広げた割には小さいスケールで終わったのも少し物足りなさを感じた(これは別に良いのだが)。また、25,26話は少し駆け足にも感じた。12話13話の話は端折って良かった気もする。タイトル回収も少し拍子抜け。

全体的に世界観と設定が秀逸であり、前半で小学生達の日常を描きつつ伏線を張り、後半で伏線回収の流れは見事であり、謎が解けていくさまは爽快。話の整合性も非常に緻密であり、SF好きには十分におすすめ出来る作品であるだろう。

作画☆5.0
丁寧で安定感のある作画のお手本の様な出来。少しノスタルジーを感じる背景や色使いも魅力。何よりCGのレベルが当時としては段違いの出来である。背景や作画と上手く馴染んでおり、更には動きに緩急がありとても機械らしい(そこが良い)。見た目は絶妙な非現実感を待ち合わせて、現実と電脳の世界と上手く差別化出来ている。それなのにキャラと並べても浮いていないのは物凄いと感じた。レーザーや暗号、メタタグの表現も見事。当時では京アニと肩を並べるかそれ以上だと言える。

声優☆3.5
ヤサコとキョウコの声が好きだった

音楽☆3.5
op曲好き

キャラ☆4.5
ヤサコ、イサコ等のメインキャラは勿論、ダイチ、アキラ等のサブキャラもかなりキャラが立っており、生き生きしている。それに加え、物語の後半に関わってくるキャラにはしっかりとした信念や欲望があり、心理描写が秀逸である。名前が覚えやすかったのもありがたかった。だが、キャラの精神年齢が年齢と離れているように感じる(特にイサコ)。また、キョウコの台詞が5,6割「うんち!」だったり、かなり幼稚で好みが分かれると思う(園児だから仕方ない気もするが){/netabare}





ダラダラ実況(ネタバレ)

{netabare}1話
00年代によくある少しくすんだ色使い好き(昔のマッドハウスらしい)。情報量が多くて難しそう。世界観はよくわからないけど近未来感が童心をくすぐる。CGがよく馴染んでいて作画も流石マッドハウス

2話
情報量多い...コイルと現実が共存してるのかな、特産物とか出てきて複雑。うんち!の子が子供らしくて好き。カレーのシーンは笑った。後おばあちゃん凄い。

3話
世界観がゲームっぽい?小学生がこれしてんのか...

4話
流れ変わったな
対決シーンの作画が見事

5話
有電波体質。フミエ弟いたのか。展開作りに小学生設定が生きた回

6話
自由研究が話の本筋になる?
少し地味な回だった印象

7話
イサコ友達なるかも!イサコはキラバグが目的なのかな。それと精神年齢が高い

8話
バイクの作画凄い。ギャグ要素少し強くてクスッとできた。浴衣姿を見た男子小学生の反応が割とリアルwイリーガルの正体の足掛かりになりそうな描写!

9話
ダイチいい奴だったのか。フミエ弟w名字澤口は笑った。合宿楽しそう。学校泊まってみたかったな。
今回凄い!

10話
4423そういう事か。キラバグを体に取り込むって何?キラバグの設定の掘り下げに期待。どんどん増えていく謎が期待感を煽る。最後の人は4423?うーん複雑。

11話
設定すごいなー。古い空間水になった!作画凄い。イリーガルの設定が複雑になっていく...メガ婆とおばさんに因縁あったのか

12話
モザイクが意味ない!髭が良くも悪くも記憶に残った
。古い空間が体につくってどういう事?なんかシムシティっぽいwギャグセンス凄くて哲学的。面白かったけどこの回いるかな

13話
デンパの発言の地味な伏線回収。切ないなあ。

14話
前半再放送か。分かりやすい解説ありがたい。フミエ小さすぎる気が...10話の最後の人イサコの兄さんなのか。イサコ兄の存在で話が動くのかも

15話
新キャラ!鳥居の場所あったのかって思ったら違った...イマーゴ!?謎が増えた。引き上手いなー

16話
4423!イサコの目的これか?イサコ兄ぽい人猫目っていうのか。伏線張る回なのか?猫目は兄じゃない?
ヤサコは事件に遭ったのか?情報量多いけど今回凄い!

17話
イサコの目的確定?ハラケン諦めきれないんだな
暗号のルーツがメガ婆。おばさん辛辣w面白くなっていってる

18話
イサコ猫目と繋がってるのか?演出凄すぎ。先生って誰だろ。冒頭の都市伝説本当だったのか!!16話からめっちゃ面白くなるやん

19話
こんな展開なるとは。デンスケ置いていかれて可哀想。ハラケンとメガ婆タイミング悪いな。設定少し忘れてたwイマーゴの逆説に納得した。ハラケンメガネあるんかい。メガ婆知ってるのか何かあったのかな。鳥居の階段出たー。デンスケ迷い込んでたのか。普通に怖い。

20話
「私の古い記憶によると」って何だwおばさんとメガ婆来たー!サッチーw前回のやつカンナのメガネの伏線回収だったのか。顔変わった。タイトル回収!久しぶりに情報量が多い。おばさんとメガ婆の因縁そういうことか。サッチーとキューちゃんがこんなに頼もしくなるとは。ヤサコの行動の説明が上手い。おばさん誰と戦ってるんだ?作画のレベル高杉。謎が解けていく面白さ。

21話
ビルの上に学校すごいな。15話の子と繋げる展開作りは少し強引な気も。イサコに借りが出来たからこれから協力する流れになるのか?イサコいい奴やん。ここでいじめ要素が出てくるかー。ソウスケ=猫目でいいのか?伏線回収きたー!展開がエグい...鳥居の中に入れるってことは政府のモノじゃないのか。今回凄いな

22話
猫目≠ソウスケ ソウスケ誰だろ。沢山の人使ってたんだねメガネ。「新しいペットを購入しますか?」の文字列が不愉快。タケルの兄だったんか猫目。行動の理屈も納得。デンスケキーパーツ!?伏線回収きたー!キューブ型のやつ行政とメガマスが使ってるのか(ピクシブ百科事典で調べた)コイルスが出てきて話が難しい(ーー;)肩が光るのは伏線だろう流石に。猫目古い空間出せるのか(どういうこと?)イサコが痛がってるのはイマーゴの副作用かな。

23話
肩が光る伏線回収意外と早かった。コイルス関連の設定が難しい...猫目=ソウスケじゃないかこれで3回目だぞwイサコ良かったね。タケルは細工した奴らと関わってたのか?そうじゃないと不自然。デンスケやばいことになるやんやめて。警備員の気持ち分かる。イサコー!メッセージ性あるなー。またまた凄い展開に

24話
少し胸糞だけど仕方ないか。猫目がサイトやってたのか。おばさんナイス。イサコ可哀想やな。22?胸の痛みの展開めちゃ良い。猫目最低やな。ダイチ👍
転校した人の伏線回収!キャラが多くて混乱する..ヤサコの使ってるメガネに何で画像入ってるんだ?いじめ関連の展開きたー!ここまでやるのか

25話
通路見つけた。ヌルキャリア!乗り物だったのか。何となく理解。ヌル暴走してたのか。2.0とサッチー入れるのか。コイルスのメガネだから画像あったのか。何で撮ってあるんだw本社やばいな。猫目は誰と繋がってるんだ?サッチーシュールwイサコだからキレてたのか。タマ...タケルナイス。うわー猫目、行動理屈がわかったのがありがたい。イサコ可哀想やん
ミチコを助けたのがソウスケってどういうこと?難し過ぎる...物凄いどんでん返し

26話
22の伏線回収!解説助かる。まだ2分なのに難し過ぎる...

(メモ)実験医療空間が4423で原型?イサコ兄が死んだのはイサコがミチコに願ったからではない。イサコ兄は事故の直後死亡。イサコはショックで意識を閉ざす。心の傷を癒す為に作られた空間心を埋めるモノをイマーゴを通じて電脳物質の形で生み出す空間←何らかの原因で変質し治療中のイサコとイサコの生み出した心の世界と共に停止。おじじがイサコを救う為にヌルキャリアを用いて医療空間に入りイサコは救われたが、おじじは戻って来なかった。イマーゴは大人にはうまく適合しない為おじじの身体に負荷がかかり死亡。実験空間は人知れず"あっち"に変異。しばらくおじじの意識はイサコを探し求めて"あっち"を彷徨っていた。15話の回想、ヤサコがデンスケについて来たらあっちに迷い込んでしまっていた(多分デンスケの能力であっちの入り口を開いてしまった)。回想のヌルはおじじ。デンスケは治療施設の一部。首輪はおじじの物でデンスケの機能を封じる為に付けられた。
始まって4分でこの情報量w

お前が1番かw室長なのも納得。暗号の組み方とか分かるのか、熱い展開!ハラケンよかった!タケルーー!これ12分で終わる?何となくわかるよ何となく。伏線回収しまくり!イサコの最後の台詞、成長したんやな,..観てよかった{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

眼鏡型ARデバイスってあり得ます?それとヤサコに感情移入できるのかがわかりません。

 今さらなんでこんな事書いているかと言えば、つまらないが少数意見なんですよね…更にいうと評価全般が眼鏡デバイスを肯定してるんですよね…本当かなあ…と。自動車のスピードメーターをガラスに表示するのが危険だといかいう実例もあるんですけどね…。

 つまり、この追記は私が本作をちゃんと見れてないのかなあ…という不安からなんですけどね。ただ、上の疑問はいろんな設定とか他のレビューとか見てもいわれてないんですよね。むしろ、未来のデバイスは眼鏡でARだ、みたいな感じのほめ方が多くて。時代を先取りしてる、みたいな。それ本当なんですかね?

 本作の評価って、①眼鏡型のデバイス②魂と電脳空間の関わり、がSF的に評価されて、あとはストーリーとして③デンスケ④イサコ、ヤサコ、兄の謎と伏線回収⑤ハラケンの過去とヤサコのラブストーリーが評価されているいる感じなんでしょうかね。設定として、電脳空間が歴史を積み上げているような雰囲気は良かったですけどね。

 私的には③と⑤が分からなくは無いですけど、肝心の①②が駄目な上に④がキャラも設定も伏線も全く納得できませんでした。つまり電脳をギミックにした学校の怪談かなあ…と

 以前ゴチャゴチャと面白くなかった理由を書いていますが、要するにイマーゴと電脳コイル…魂あるいは人格が、なぜARデバイスを通じて電脳空間に行ってしまい、人間の肉体や精神にまで影響するのか、というのが概念の説明をセリフでしているだけでした。

 いくら伏線とか説明があっても、そのメカニズム…SF的な裏付けが全く読み取れませんでした。そこがSFのFの部分でフィクションというなら、その前提条件って何か説明ありましたっけ?そういう現象があるとは言っていましたが…それがイマーゴなり電脳コイルというなら説明がトートロジーな気がします。

 それとやっぱり最後の方の話の展開が設定と裏事実をセリフで説明している気がしてなりません。キャラ設定というか性格造形が極端で不自然でした。特にヒューマンドラマの人物の造形や行動の中心となるヤサコの動きや来歴が不自然で、家族関係もかなり後付けでした。

 まあ、そもそもはじめの3話まで面白いんですけど、その後の話に飽きちゃうんですけどね。



以下 電脳メガネとAR設定に対する私の疑問です。まあ、物語のギミックとしての発想は面白いですけど、これが近未来の姿だと言われると…


 社会インフラとして眼鏡型デバイスというのが私は絶対にありえないと思っています。そもそもARが現実との境界があいまいで危険ですし、メンタル面でも相当危ういと思います。この面を強調して、電脳眼鏡を最後に否定してくれればよかったんですけどね。

 それと、まだ男たちが主人公ならわかるのですが、特に女の子たちが眼鏡デバイスを受け入れると思えまえせん。アメリカではマスクが嫌われているように、特に日本の女性においては眼鏡の拒否反応は想像以上に大きいと思います。そこに企業がマーケティングをしないで生活のプラットフォームレベルの投資をするとは思えません。

 この場合ソフトウエアだけでなく、カメラとマイクを日常生活に細かく設定していかないといけないし、壁や道路どころか生活用品のマッピングをして座標を設定するセンサーとサーバーが必要です。まあ、ドローンが当時は無かったので今なら多少補完できますけど、眼鏡否定派の大人もいて全員がそれがないと暮らせない状態には見えないんですよね。この辺りが「アクセルワールド」とかと比べるとお粗末なんですよね…

 つまり実現するだろうリアリティがまったくなく、結果としてSFとしてセンスオブワンダーを感じませんでした。それはARと社会インフラの関係も眼鏡デバイスを想像した後のもう1歩先の発想力がなかったと思います。2007年ならこういうのがリアリティがあったんですかね…スマホ前史だと…2022年なら、スマホでいいよね…が正直なところです。







以下、前回のレビューです。


評価高いようですが、ごめんなさい、あまり面白くなかったです。

 SFとして発想には関心しました。ですが、評価ポイントははっきり言えばそこしかありません。
 思っていたよりも不満が大きかったです。SFの大作ということで、見ないわけにはいかないと、何度か挑戦して、初見では4話切り、2回目は流し見で中盤で切り、3回でやっと話を追えました。

 不満点を書きます。初出が2007年で14年前ですがそれは考慮していません。もちろん私の誤解や理解不足があるかもしれまん。
 そもそもSFではなく、学校の怪談やトイレの花子さんのアップデート版というなら、それでもいいですが(実はこの可能性が高い気がしています。クリエータの作成意図は、ヒロインの年齢、作画、話の展開からいってジュブナイルではないでしょうか)、ならばSFの評価の話ではなく、私のテリトリーではない、という意味でつまらなかったです。

SF設定について
・これだけ大規模なAR(拡張現実)を実現させるには相当社会インフラとの連携が必要になると思います。にも拘わらず、メガネが必需品のように描かれていません。
・電脳ペットが覗き見して録画録音している場面がありました。これは、個室や廃墟、庭や空き地にまでオンラインのカメラやマイクがあるのでしょうか。電脳ペットはプログラムであってセンサーは持っていません。メガネ社会の設定の肝になる部分です。この話のAR設定全般にいえますが、ここで手を抜いてはいけません。(アクセルワールドの設定はここが緻密でした)
・電話のゼスチャー、恥ずかしくてできません。
・電脳コイルとかイマーゴって、この話の中核ですよね。うーん、ここが観念的で理屈が説明できてないですよね。イマーゴ持ち特有の症状でもなさそうですし。意識が分離することと、電脳体と現実体が分離する、ということを同一視していて、説明が正直わからなくてずっとモヤモヤしてます。
・メタタグやメタバグを組み合わせてプログラムを構成しているようですが、普通メタバグやメタタグを解析して、プログラミングする方法を考えますよね。
・今、日本の大学生の近眼者のコンタクト率は6割だそうです。特に女性を考えた場合、生活インフラのデバイスとして眼鏡を使うでしょうか。企業が眼鏡型デバイスを発明するでしょうか。結構疲れますよね。まあ、完全フレームレスな眼鏡をこめかみで支えているようなモノもありましたが…。
・交通信号をメタタグで変えられる交通インフラのセキュリティって何なんでしょうか。よくそれで、事故はあり得ないとか言えますよね。
・サッチーです。物価の水準はわかりませんが、行政のプログラムが違法性の程度を問わず4万円の損失をあれだけ頻繁に小学生に与えて、問題にならないでしょうか。
・郵政省は国の行政機関ですよね。地方公共団体の管轄で郵政省管轄?うーん、未来の話だから?まあ、セイフティーゾーンを作るためのアイデアなのでしょうが。

ストーリーについて
・大人も子供もなんといいますか、知能指数低すぎでしょう。判断基準が近視眼過ぎます。人信じすぎです。何回同じ人に騙されるんですか。
・コミュニケーション不足で事件が複雑になりすぎ。もっと人の話を聞きましょう。イライラします。
{netabare}・ヤサコの性格は、まあ、最後のほうでクズなことが金沢で明かされましたが、人の話に首突っ込みすぎ、行動力も知力もないのに。いじめられたと思って、引っ越してきたんでしょ?その割には直情的で発言も考え無しでした。
 それと性格とか行動原理がイマイチ理解できず、感情移入できずらかったです。甘酸っぱい初恋はいいんですけど…。
・魚とかヒゲとかクビナガとか、うーん。あそこ、連続していたので、乗り切るのが辛かったです。
・父さん母さんの復讐って…あれ?ちょっと因縁話が錯綜しすぎて、何が言いたいかわかりません。
・このレベルで事件事故が起きているのに、動いている人間が低年齢すぎます。行政や企業の介入が少なすぎます。ミチコさんが問題だとわかっているなら、企業が何とかするでしょう。数年も都市伝説でほっときますかね。JKじゃなくて。まあ、最終回にいろいろ言ってますけど…。
・最後になって実は父さんは…は、うーん。
・メガネを捨てよ=スマホ・テレビ等のデバイスを捨てよ、とならなかったのはなぜ?{/netabare}

 有名な作品で、かなり評価が高いのはわかっていますが、どうしても私には駄目でした。リアルタイムでみていたら、4話切りしてそのままだと思います。
 やっぱりNHKですもんね、作成意図は小~中学生向けにチューニングしている気がします。だとするとSFとして見るからつまらなく感じるだけで、見方を変えると面白いのかもしれません。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

78.4 7 クラスメイトアニメランキング7位
ましろ色シンフォニー -The color of lovers-(TVアニメ動画)

2011年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1486)
8357人が棚に入れました
ごく普通の中流家庭の人々が住む「新市街」と、裕福層が主に暮らす「旧市街」の二つの区域から成る町「各務台 (かがみだい)」。
新市街に住む少年「新吾」が通っていた「私立各務台学園」が、経営難に陥ったことで旧市街の名門女学校「私立結姫(ゆいひめ)女子学園」、通称「結女(ゆいじょ)」への統合が計画された。試験期間として設けられた仮統合前日、選抜生徒のメンバーとなった新吾は、いつもの様に迷子になった妹の「桜乃」を迎えに行き、彼女を連れた少女「愛理」と出逢う。

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

癒し猫発見d(=^‥^=)b ニャッ!

■「ましろ色シンフォニー」ってどんなアニメなのかなぁ(゚∇゚ ;)エッ!?
高校生のピュアな恋愛を描いたストーリのようですね!
それと、原作の・・・ゲロエ・⌒ ヾ(*´ー`) ポイッって感じの作りになっているみたいですね♪
久しぶりに綺麗過ぎるほどの純愛ストーリーが見れるのでしょうか?(^ー^; )"~サア?
英語版タイトルで「Pure White Symphony」なので、「ましろ色」って「まっしろ」って事でいいのかな?
無垢で、純真な、ピュアな恋愛をどのように見せてくれるのでしょうね♪
 
ちなみに舞台背景は旧市街と新市街が混在する各務台[kagamidai]っていう街なのです。
旧市街にあった共学の高校が、経営難で閉鎖することに・・・アラアラ('-'*)マアマア
そのため、新市街の私立結姫女子学園に生徒を受け入れてもらうことになるのですけど、まだ仮統合なので一部の選抜された生徒達だけが試験的に結女に通えることになるのでした♪
そんな新しい学園生活で、きっと新しい恋が生まれていくのですね♪
 
 
■「ましろ色シンフォニー」と出逢った日の日記((φ(~∇~*)
やっぱりこの手のアニメはキャラがみんな可愛いですよね(⌒^⌒)b
でも、ちょっとキャラデザが似通っていて個性が薄い印象ですね!
第一印象は髪型とか髪の色で判別するようなイメージだったのでもうちょっと個性的にしても良い印象を受けました。
ところが一人だけ・・・じゃなくって一匹だけ愛嬌を振りまいている個性豊かな生物がいたのですw
その名は「ぱんにゃ」
猫の様なのですけど、鳴き方が「うりゅ~♪」って鳴くんですよ(*´∇`*)
あぁ~こんな所に癒し猫発見なのです♪
なんだか「ぱんにゃ」だけで十分満足できちゃいそうなので、この作品は完走決定です∑('◇'*)エェッ!?
 
ストーリーは何となく安心できるようなベタな展開になるような予感がしますね♪
まっしろな恋心がどんな色に染まっていくのでしょうね。。。o(゚^ ゚)ウーン
まさかのドロドロ展開で「ドス黒シン腐ォニー」なんてならないでしょうけど(*゚v゚*)ププ
この作品には特に奇抜な展開は求めてないので、爽やかな恋愛感と心温まるピュアラブな展開を存分に見せて欲しいと思ってます♪
 
 
■総評
久しぶりに良い純愛ラブストーリーに出逢えたって感じでしたぁo(*^▽^*)o~♪
主人公の新吾くんの立ち振る舞いはとってもよかったです(o^∇^o)ノ
キザすぎず優柔不断でもなく、細やかな目配り気配りができるので協調性もあって、こんな好青年を女の子は放っておかないですよね(・-・*)ヌフフ♪
新吾くんはどんな女の子とラブラブ街道まっしぐらなのかなぁって思いながら毎話楽しく見させてもらいました♪
そして最終的に新吾くんが、新しい学園生活を前向きに考えられるきっかけを与えてくれた女の子の事を、最終的に好きになったのは、アタシσ(゚-^*)的にはとっても自然で納得できる綺麗なハッピーエンドだったと思っています!
 
また、癒しのオーラ全快で、いつもヾ(@~▽~@)ノホヘーってさせてくれた「ぱんにゃ」はただの癒し系キャラでは終わらなかったですね♪
「ぬこ部」って部活の設定も物語の良いアクセントになってたなぁって思いました(*・ω・)(*-ω-)(*・ω・)(*-ω-)ウンウン♪
まだ見ていない人は「ぬえ部」って∑(-x-;)ナ、ナニッ?って思うかもしてませんけど、その活動内容と「ぱんにゃ」の存在は「ましろ色シンフォニー」っていう作品に個性という色を付けてくれていたように思えます((゚ー゚*)ンダンダ
 
恋愛って十人十色で色んな感情や表情を見せてくれるものですけど、「ましろ色シンフォニー」では前向きな恋愛模様を中心に描かれていましたね♪
恋と好意の微妙な気持ちや、好きと伝えられない恋心、などなど・・・
もちろん、恋叶わずに辛い思いをする子もいる訳ですけど、気持ちの切り替え方なんかの描き方も、あっさりし過ぎず、うじうじし過ぎずの絶妙なサジ加減で描かれているのが印象的でした♪
 
またそれ以外では、「ありがとう!」って言葉がとっても印象に残ってるんですよね♪
さりげなく使われているのですけど、気まずい雰囲気の関係の中でも「ありがとう!」って言えるって大切ですよね(^-^)
そういった言葉を上手に使って心情描写がなされているのもこの作品の印象を良くしていたと思ってます♪
 
派手な演出や展開など、刺激を求めて見るようなアニメではないので、綺麗な純愛ストーリーを見たいなぁって思ったら是非見て損はない作品だと思います♪
σ(・・*)アタシが泣かされたキャラは・・・もちろん「ぱんにゃ」でした♪o(=´∇`=)o


■MUSIC
OP曲『Authentic symphony』
 【歌】ちょうちょ
 神様のメモ帳の「カワルミライ」に続く2ndシングルですね♪
 歌い方に飾り気はないのですけど、心にストレートに響く美麗で可愛い歌声がいいですね♪
 疾走感がある楽曲で着々とファンを増やしてる感じですねv(´∀`*v)

ED曲『水彩キャンディー』
 【作詞・作曲・編曲・歌】marble
 ましろ色シンフォニーにぴったりなナンバーですね♪
 色鮮やかな恋愛模様の甘く切ない気持ちを歌いあげてましたね(*^_^*)
 かなりキャッチーな曲ですけど飽きが来なさそうでこの中で一番好きかも♪
 marbleは、たまゆらの第4話で「やさしさに包まれたなら」を挿入歌として歌ってたんですよ♪
 
挿入歌『さよなら君の声』
 【歌】美郷あき 
 この曲聴くと紗凪ちゃんの失恋シーンを思い出しちゃいますq(T▽Tq)
 「こんな悲しいなら出逢わなきゃよかった」って歌詞が胸に突き刺さりますw
 ストレートな歌詞としっとりとした曲調で切なさをかもし出しているナンバーです♪
 

2011.10.17・第一の手記
2011.12.24・第二の手記(追記:■総評)
2012.01.09・第三の手記(追記:■MUSIC)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 68

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

素敵なタイトルですね!

恋する少年少女に贈るピュアラブストーリー。

◆この作品の概要は・・・
経営悪化になったお嬢さま学校が経営を立て直す為に他の学校の生徒を実験的に編入。
今まで女子高だった学校に主人公の瓜生新吾など男性生徒も入ってくることになるのだが、そこから繰り広げるピュアなラブストーリー。

◆タイトルがとても素敵ですね・・・
ましろ色とはどんな色でしょうか?
『女の子は何色で男の子は何色か?
女の子は赤?男の子はなんだろう、よくわからない。
何色かをした女の子、何色かをした男の子、そんな2人が出会ったらその間は一体何色なんだろう?
きっとまだ真っ白。
設えたばかりのキャンバスのようにこれからの色をしている。
だからきっと恋の色は白い色。
2人の色で染めてゆける無垢で純真な白い色。』
第1話冒頭に流れるこの素敵なフレーズからも、とても純粋な展開が期待されます。

◆第1話視聴・・・
登場する女の子達がみな抜群に可愛いですね♪
元はエロゲ原作なので、てっきり最近流行りの第1話に過剰なおパンツ描写を持ってくるようなアニメかと思っていましたが、ちょっとだけサービスシーンがあったぐらいで、あとはそのような描写は全くありませんでした。
ピュアストーリーと銘打っているだけあって、このまま素敵な物語になるといいですね♪

◆前半視聴・・・
元々女子高だった学園に別の高校の生徒が編入する事によってどう周りと打ち解けていくのか?
女子ばかりの所に男子が入りどう打ち解けていくのか?
このあたりの描写はなかなか良かったと思います。
注目すべきは瀬名愛理の瓜生新吾に対する態度ですね!
瀬名愛理が初めて出逢った時に見せた爽やかな笑顔とは一変、学校ではツンツンした態度を見せますが、この先2人がどう仲良くなっていくのか楽しみです。
良い感じのツンデレぶりが期待できそうですね♪

◆後半視聴・・・
私このレビューで素敵なピュアな作品で期待できると記載してしまったので、もしエロ路線に走ってしまったら赤っ恥だー(///o///)ゞと危惧しておりましたが、そんな心配は全く無用でした^^
純粋なラブストーリーであると共に動物愛護の展開へ。
ただラブよりも動物愛護の描写が大きくなっていきます。
そして終盤は恐らく誰もが『なんだとーーーーーーーーー』と声を上げた事でしょう^^;
もちろん私も上げました^^;
ちょっと私的には納得のいかない複雑な展開になってしまいましたが、ぱんにゃの可愛らしすぎる姿に胸がキュンキュンしっぱなしだったのでこれはこれでよし(*'-')b OK!
おそらくぱんにゃを前面に出したかったからこういう展開になったというところでしょうか。
とはいえ、恋が成就する人もいれば恋が叶わなかった人もいます。
ありきたりな表現ですが、恋愛というモノは甘いモノだけではない、失恋から学んで立ちあがって強くなっていく。
この作品の恋愛観についてはデレデレな恋愛描写よりも、むしろその裏に描かれた恋が叶わなかった側の描写の方がとても切なく丁寧に描かれていて心に残りました。

◆声優陣は・・・
瓜生新吾 : 水島大宙(コードギアスのロロ・ランペルージ)
瀬名愛理 : 小野涼子(俺たちに翼はないの玉泉日和子)
瓜生桜乃 : 後藤麻衣(恋姫†無双の劉備)
天羽みう  : 力丸乃りこ(To Heart2の小牧愛佳)
アンジェ  : 壱智村小真(11eyesの広原雪子)
乾紗凪   : 吉田真弓(俺たちに翼はないの渡来明日香)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 55

ks さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

PCゲームのアニメ化の模範的な成功例です!

原作プレイ済み!全ルートクリア済み。

思いのほか、悪くないです。絵にそんなに違和感もないし
さらに原作から声が変わってないのは嬉しかった!

第一話
掴みとして悪くないスタートを切って安心した。
女の子が可愛くて生き生きしてると思う。
続きが気になる良い所で終わらせたので初見の方も次回が観たくなるでしょうね。

第二話
環境はあまり良くない状態からの生活は見てて可哀想と思うけど、元が女子高なのだからああなるのは仕方ないのかな?
自分だったら心折れますね間違いなく。瓜生君は(主人公)良い子だな。しかし、瀬名 愛利は手ごわそう…。頑張れ!瓜生!

第三から五話まで
瀬名が可愛い感じにデレテきてやばい…。恋する乙女になってきた!「瓜生は他の人とは違う…。」最初出会ったときからこうなるなんて誰も予想がつかなかったでしょう。
え?そうでもない?ゴホン。
とにかく面白くなってきた!アンジェもまた変化しつつあるようで。さて、瓜生はアンジェの頼みを受け入れるのかな?
受け入れたら…ルート確定?

六話
どうやらアンジェは勝手に上がりこんだ様子。食事にお風呂に添い寝か…。うらやましい。けれど瓜生は人畜無害な子。手を出しません。いえ、違います。出せません。彼はそういう人なのです。展開は少しオリジナルを交えてきましたね。原作ファンなら色々と違いに気づけるかも?
瀬名はもうベタ惚れだ。一緒に風呂だと?二日つづけて女の子と?もう勘弁して下さい。

七話
ぬこ部のお話っていうか、乾のお話がメインでした。
原作をPCとPSPどちらもプレイした私からすれば、やっほおおおおおおお!!!でした。可愛いすぎて死ねる。
ココア買ってきたけど、素直になれず、渡せずじまい。王道だけど、いい。むしろいい。
新吾君モテすぎwwwwワロタwwwワロタ…。




最終回の前

終わりまでレビューを書くつもりはなかったのですが
あの展開を見て書くしかないと思い、こうして書いてるのですが…。いや、まさかの展開でしたね。ほんと。
新吾が頬を染めてる時点で予感はしていたのですが…。

私は乾が大好きなので、正直ショックすぎて言葉が出なかったです。これ以上書くとあの人の事を書いてしまいそうだ。
また最終回で…。

最終回。

私はぱれっと(ましろ色の制作会社です)はあえてこの展開にしたんだと思います。
前半と中盤で愛理やアンジェ、そして紗凪。この三人の可愛いさをだしてファンを獲得しつつ、更に私のような原作組も満足させつつ最期にみう先輩で終わらせる。

こうすることにより原作組ではない方は見ていく中で好きなキャラが出来てくるはず。
その上でそのキャラと主人公が恋人にならずに終わる。原作が気にならないはずありませんね。
もちろん原作組も十分に楽しめる展開になっていたので問題なし。あのインパクトは当分忘れられないです。

もともとPCゲームやギャルゲーのアニメ化は新たなファンを増やしたり、ゲームを買わせるため等が理由ですが、ここまで計算つくされていたのは驚きです。

ここまで書いておいてなんですが、あくまでこれは私の想像です。考えすぎかもしれません。
ただゲーム自体は面白いしやって見てほしい位なので、別に困るわけではないし、むしろ嬉しいくらいです!

この作品はいい出来でした!それは間違いありません!
見てない方は是非!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 31

77.6 8 クラスメイトアニメランキング8位
宙のまにまに(TVアニメ動画)

2009年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (1344)
7777人が棚に入れました
主人公・大八木朔は、かつて暮らしていた町に引っ越してきた高校生。朔は読書好きで、静かで平凡な学園生活を望んでいた。\\nしかし、そんな朔の前に現れたのは、過去にこの町に住んでいた時の幼なじみ、明野美星。朔にとって美星との過去はトラウマになっていた。\\nそんな中、美星が作った天文部に入ることになった朔。そして、天文部を舞台にしたドタバタラブコメディが、いま始まる。

声優・キャラクター
前野智昭、伊藤かな恵、戸松遥、小清水亜美、早見沙織、高木礼子、間島淳司、チャン・リーメイ、松風雅也
ネタバレ

シス子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「あれがデネブ、アルタイル、ベガ」君は指さす夏の大三角♪

原作は未読で視聴しました

ジャンルは学園ラブコメ
舞台となるのはとある高校の天文部です

天文部で思い出されるアニメ作品といえば
他には
「えびてん」くらいでしょうか

そこで早速
本サイトの売り(?)である成分タグで"天文部"タグを見てみました・・・
・・・?
・・・ま~置いといて^^!
※「えびてん」は「天悶部」でした^^

かなりマイナーなジャンルですね^^!

登場人物は
主人公で高校1年生の大八木朔(おおやぎさく)くん
高校2年生の明野美星(あけのみほし)ちゃん
朔くんと同じクラスの蒔田姫(まきたひめ)ちゃん
そして
"その他もろもろ"・・・(ちょっと多め)


さくくんはメガネをかけたちょっとイケメン
みほしちゃんに対する幼い頃のトラウマが残っています

みほしちゃんはさくくんが小学校2年生までのお友達の・・・
そう
恋愛作品では定番の「幼なじみ」

ひめちゃんはというと
さくくんラブの可愛い女の子
さくくんにいつもまとわり付いてるみほしちゃんにちょっと嫉妬ぎみ

さらに作品を構成する要素が
学園・・・
高校生・・・
部活動・・・
星・・・
夜・・・(^^!
プラネタリウム・・・
暗闇・・・(--!

このなんとなく意味深なシチュエーションで考えられるとしたら・・・!!
青春真っ只中の熱いラブストーリー!?
それとも
ドロドロドロロ君の"修羅場"展開!?
キャ~~~!!(ホラーじゃないよ^^)

って
絶叫覚悟で
期待して最後まで観てたのですが

ラブ・・・ほとんどありません

終始
みほしちゃんと"その他もろもろ"のハイテンションコメディ
後半はみほしちゃんがちょっとウザいくらいで
私のテンションが持ちませんでした^^

ただ
最終回では
{netabare}"その他もろもろ"の中の二人に恋が芽生えてしまって
なんだかちょっとだけ照れましたよ^^{/netabare}

それより
この作品
デザインがとても良かったですね
特に星空の描写がすご~く綺麗でした

ちなみに
作品名でググってみると
「星空の作画は通常のアニメではスパッタリングなどの手法により適当に星をちりばめることが多いが、本作では原作者の柏原麻実と制作スタッフが実際に天体観測を幾度も敢行して時間帯、方角、星の位置関係などを研究したという。加えて、アストロアーツの全面協力を得たことで、劇中で取り扱われる星空に限らず、背景イラストに及ぶまで手の込んだものとなっている」(wikipediaよりコピペ)
※スパッタリング・・・塗料などを小さな粒子として飛ばし付着させる手法

という具合に(手を抜いてゴメンナサ~イ)
星空の作画にはかなり力が入っているようです

天文部が舞台の作品だけあって
部活動での天体観測では星空が映し出されるシーンが多く
実際に
私が小学生の頃に使っていた星座板(まだ充分使用に耐えうる程ですよ(汗)
を引っ張り出してきて
見比べてみたのですが
星の位置などがとても正確に描写されていました

それに加えて
作中での天体観測の説明がとても分かりやすかったですね

印象的だったのは
第5話「言葉の星」の
天文部と文芸部の合同合宿でのお話です

{netabare}天文部がある理由で文芸部のみんなを急遽天体観測に招待したのですが
まだ星座初心者であるひめちゃんの最小限の説明を聞いただけで
文芸部員のみんなが星座板もなしに星座を言い当てしまいます
実は天文部が事前に配った
観測のためのチラシに書かれていた星座にまつわる「物語」から
星座を頭のなかにイメージ出来たんですね{/netabare}

ま~
{netabare}文芸部だから言葉をイメージ化することに長けているという
前提もあるのですが{/netabare}

そして
そのときのさくくんと
琴塚文江(ことづかふみえ)ちゃん(愛称:フーミン)
(生徒会長・文芸部員・メガネっ娘・ちょっと堅物)
の会話がステキでした

{netabare}(さ:さくくん、ふ:ふみえちゃん)
{netabare}さ:星座ってはじめに物語があって
  あとでそれを当てはめたものが多いんです
{netabare}ふ:"言葉の星"ね・・・
  伏線が回収されていく感じ・・・
  言葉はパズルのピース・・・
  組み合わされるのをまっている・・・
  知らずに見聞きした言葉が私の内に溜まって
  こうして空を見上げるのを待っていたのね
(全部書いちゃった^^)

かっけ~!!
これ本当に高校生どうしの会話かよっ!?{/netabare}{/netabare}{/netabare}

ていうか
{netabare}このあたりから
この二人の関係も
結構気になりだしたのですが
それはこの作品を観てのお楽しみです{/netabare}


ラブコメはともかく
天文学や星座を扱うジャンルとして
新鮮な感覚で見られた作品でした


最後に・・・
もうすぐ七夕(レビュー投稿日:7月1日)
せっかくだから
引っ張り出してきた星座板片手に(もう片方はチューハイ^^)
一人寂しく星空にお願いしてやる~(T_T

{netabare}そこのモテナイ君
お目当ての女の子を落としたいなら
お星様にお願いしてみては?{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

君といっしょに観る星空は、ずっとずっときれいだよ(※作品紹介レビューとして更新)

「夏に見たくなるアニメ」シリーズの第2弾です。星を観る。そんな何気ない行為の奥にある、本当の魅力を味わっていただけたらと思います。

※この作品については以前レビューを書きましたが、この度大幅に加筆修正してあります。


◆作品情報◆

ジャンル、原作、監督、話数、放送期間、アニメーション制作会社の紹介です。(wiki参照)

{netabare}ジャンル:学園、ラブコメ、天体
原作:柏原麻実さん(漫画、月刊アフタヌーン)
監督:高松信司さん
話数:全12話
放送期間:2009年7月~9月
アニメーション制作会社:スタジオコメット{/netabare}


◆キャラ&声優さん紹介◆

キャラ名、(声優さん名)、二言紹介、で書いてあります。(wiki参照)

{netabare}大八木朔(前野智昭さん)・・・本作の主人公。本当は本が好きなのに、天文部に籍を置いているイケメンメガネ。
明野美星(伊藤かな恵さん)・・・本作のヒロインで、朔の幼馴染。ただ真っ直ぐに、星が大好きな女の子。
矢来小夜(早見沙織さん)・・・美星と同級生で、小学校からの親友。美星のよき理解者で、黒髪ロング美人。
蒔田姫(戸松遥さん)・・・朔のクラスメイト。朔のことが大好きで、近づこうと天文部に入った健気な女の子。
路万健康(間島淳司さん)・・・天文部部長。本当は、熱い気持ちを内に秘めている病弱メガネ。
江戸川正志(高木礼子さん)・・・朔のクラスメイト。本当は写真部だけど、なぜか参加しているお調子者。{/netabare}


◆あらすじ◆

みんなで星を観に行く、本格的な天文部のアニメです。7年ぶりに、小学生の頃に住んでいた街に戻ってきた主人公の朔(さく)。彼が幼馴染で星が大好きな美星(みほし)と高校で再会し、天文部に勧誘されるところから物語は始まります。


◆オススメポイント◆

① 誰かと星を観に行きたくなる

ふと空を見上げて星を見ることってよくありますけど、一人で見る星はどこか切ないような寂しいような、そんな感じがしますよね。でも、誰かといっしょに観る星空はとても感動的で、なんだかいつもより輝いて見える。この作品では、天文部のみんなで星を観に行くシーンが何回もあるわけですが、いっしょに星を観る楽しさがとてもよく伝わってきます。私はこの作品を見る度に、「私も誰かと星を観に行きたいな」と思ってしまいます。


② 星座がきれいでわかりやすい

星の描写はとても美しく表現されていて、思わず見入ってしまいます。またそれと同時に、星座の解説がわかりやすくて、とても勉強になります。「このアニメでもっと勉強して、実際に星を観に行きたい」と素直に感じました。(ただし本当に星座の知識を身につけるためには、別に本か何かで勉強する必要があるかとは)


③ 仲間との楽しくてちょっと切ない青春物語

仲間といっしょに星を観たり、部員の勧誘をしたり、文化祭を頑張ったり。どれも派手なものではありませんが、なんだか楽しそうで心地よく感じました。高校生らしい気持ちのすれ違いもよかったです。


④ 音楽が素敵

主題歌や挿入歌はもちろん、星空を観察している時のBGMもとてもいい。特に、OPの「Super Noisy Nova」がよかったです。全12話を一気に観ましたが、OPは飛ばさずに全部見てしまったくらいです。ちなみに、高垣彩陽さん、寿美菜子さん、戸松遥さん、豊崎愛生さんの4人の声優さんたちからなる「スフィア」というグループが歌っています。


◆注意点◆

① 派手なストーリー展開はありません

基本的に、天文部のみんなが星を観に行くお話なので、派手な展開はほとんどありません。季節によって変化する、星空と人の心を楽しんでもらえたらいいんじゃないかと思います。


② ギャグシーンは好み次第

星を観るシーンはとてもきれいで幻想的。その一方で、日常シーンではメリハリをつけるために、ギャグやパロディが多用されています。なんとなく、君嘘のそれに似た感じです。私は好きなのでいいですが、人によっては合わないかもしれません。


◆感想&まとめ◆

おそらくこの作品が伝えたかったのは、「みんなで星を観るのは楽しいよ」ということだと思います。

そして、星座には物語があって、それを知るともっと楽しむことができる。そんなこともちゃんと届けてくれる作品です。難しいことを考えずに見ていただいて、みなさんが「星の魅力」を少しでも感じ取れればいいのかなと思います。

何故だろう。夏になると、無性に星を観に行きたくなります。今年の夏は、行けるといいな。(たぶん、私は無理でしょう)


~友と観た 星降る夜よ 胸の中~


最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。


オススメ度 ★★★★★★★☆☆☆



◇余談◇

『プロフィール、更新しました』

※どうでもいい情報かもしれませんが、私のプロフィールを更新しました。アニメ以外の趣味なども書いたので、興味のある方はご覧ください。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 47

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

忘れ物を思い出させてくれるような素敵な作品です(-ω☆)キラリ☆彡

■「宙のまにまに」ってこんなアニメなんです☆彡
月刊アフタヌーンで連載していた柏原麻実さんの漫画をアニメ化した作品なのです☆
この作品のテーマはずばり『星』なんですよ☆彡
 
主人公の大八木 朔[ooyagi saku]くんは読書好きで目立たない・・・いや、目立ちたくない高校生活を送ろうとしていたのですけど、そんな彼の平穏な日常を見事に打ち破ってくれる存在がいたのですw
その存在とは・・・明野 美星[akeno mihoshi]ちゃんなのです!
実は朔くんの1つ先輩で幼馴染なのですけど、星空を見られないと衰弱してしまうほどの「星」大好きっ子でもあるのですよ♪
美星ちゃんはかなりの暴走列車っぷり&トラブルメーカーなので、朔くんの理想だった平穏な日常は彼女に振り回されてサヨーナラー(_´Д`)ノ~~.。・:*:・゚`☆、。・:*:・゚`★* なのでしたw
そんな2人が所属している天文部を通して、繰り広げられるほのぼの青春ラブコメディーなのです♪
しかも、星の魅力をたっぷり堪能できちゃう『癒し』のおまけ付きなので、アタシσ(゚-^*)の大好物な作品であることは間違いありませんでした(o^∇^o)ノ
 
 
■総評
この作品は見る人の感性によって評価が分かれるんじゃないかなって思ってます!
評価目線が萌えとか、ラブストーリーとかだとちょっと物足りなく感じるかもしれませんね♪
でもこの作品の最大の魅力は、普段忘れがちな「星」という素敵な存在を思い出させてくれた事なんじゃないかなってかってに思っちゃってるのです(´- `)フッ(´ー `)フフッ(´ー+`)キラッ
 
古今東西、四季折々に変わらない表情を見せてくれる夜空に輝く満点の星達☆彡
街の明かりにその美しい表情をみる事が出来なくなってきている今日この頃でですけど、きっと誰もが星空をながめてその美しさに酔ったことがあるんじゃないかな?って思うのです♪
忙しない日常が、そんな綺麗な星空を眺める事さえ忘れさせてしまってるんですよね・・・!!
そんな忘れてた感動や感情を思い出させてくれたのがこの「宙のまにまに」でした♪
 
ラブコメ主体のストーリーの方もとっても爽やかで好印象でした!
特にお気に入りのキャラは姫ちゃんですね(*^o^*)
くせっ毛で湿気が天敵でドライヤーにこだわりを持っている姫ちゃんには共感しまくりですw
アタシσ(゚-^*)もちょっとくせっ毛なのでマイナスイオン発生装置付きじゃないと・・・とかのこだわりがあるんですよ(*'ー'*)ふふっ♪
美空ちゃんと朔くんがまだ付き合ってないって事だけで前向きにがんばっている姿や好きな人に少しでも可愛く見られたいって言う気持ちや表情がとっても良く描かれていてとっても可愛かったです♪
 
それと、後半登場のキャラが近江 あゆみ[oumi -]ちゃんの存在は爽やかな印象を与えてくれました♪
積極的なお嬢様キャラなんですけど、嫌味がなくってそれでいて一途な彼女のサイドストーリーは見ていて清々しさを感じました!まだ見てない人は必見です♪
 
お笑い担当の江戸川君も大好きなキャラの一人です♪
ちょっとエッチな写真部の男子なんですけど、朔くんよりも頼りになるし天文部には欠かせない存在になってて何故もてないのかなぁ・・・身長低いとか・・・エロイとか・・・暴走するとか・・・w
 
この作品はもっとたくさんの人に見てもらいたいなって思います♪
天文学なんか全然わからなくっても楽しめるし、今度星空でも見に行ってみようかなって思ったり、星座からギリシャ神話を覚えてみようかなって思ってもらえたらいいなって思います♪
美星ちゃんも言ってたように、たくさんの人達と星の魅力を「共有」できたら素敵ですよね☆彡
 
 
2011.11.05・第一の手記

投稿 : 2024/06/01
♥ : 52

93.7 9 クラスメイトアニメランキング9位
月がきれい(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1798)
7566人が棚に入れました
キャッチコピーは「I love you をそう訳したのは、太宰だったか、漱石だったか……」で、中学3年で初めて同じクラスになって出会った水野茜と安曇小太郎の成長、周囲との関わり、思春期の恋などが描かれる。

声優・キャラクター
千葉翔也、小原好美、田丸篤志、村川梨衣、筆村栄心、金子誠、石見舞菜香、鈴木美園、千菅春香、井上ほの花、広瀬裕也、石井マーク、白石晴香、熊谷健太郎、岩中睦樹、東山奈央、岡和男、井上喜久子、斎藤千和、前川涼子
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

思春期の出来事と恋の話を詰めこんだ作品…多くの人が通りすぎたあの頃を描いた傑作

岸誠二監督というと、瀬戸の花嫁、AB!をお気に入りの作品に入れています。作風が違うのですけど、場面の転換がすごく上手くて、ところどころに入れるホロッとするようなシーンがすごく印象深いなと思います。予告見て絶対に見ようと思っていた作品です。青春のほのかな、そしてグッときそうな予感がします。このような話は大好物なだけに期待します。

1話…出逢い
{netabare}中学3年の新学期。人見知りする茜はクラス替えで緊張していた。友人と戯れる小太郎は教室に入ってきた茜に目が行く。小太郎は小説好きで自分でも書いている少年。一方の茜は陸上部に入っているスポーツ少女だった。
ある日の夕方、家族でファミレスへ行く茜。そのファミレスには小太郎の家族も来ていた。互いに存在に気づいて気まずくなる二人。上手く言葉も交わせず、見栄をはって珈琲を選択してしまう小太郎。帰り際、内緒にしてほしいと茜は小太郎に頼むが、茜は堂々と学校のジャージを着ていた。
体育祭の用具係になる小太郎と茜。係りを集めるにはLINEを使うといいというクラスメイトのアドバイスを受けた茜だったが、小太郎だけは声を掛けられないでいた。
ある日の放課後、小太郎は係りの仕事をサボったことを叱られるが、小太郎には連絡が届いていなかったのだ。居合わせた茜が小太郎に謝り、仕事を手伝う。そしてLINEのことを教え、二人は初めてLINEのやり取りをするのだった。

うんうん、実に青春。あるある、分かる分かるの連続で、見ている方が何故か赤面したくなります。小太郎が茜を目で追いかけるシーンは本当に…懐かしい感情だ。好きになるちょっと手前の感じです。
桜がすごく綺麗です。今期は桜の綺麗な作品が多くて嬉しい限り。背景がとても丁寧なのが良いです。
キャラデザインですが、横顔がどことなくあだち充風に見えましたがどうでしょう。額から鼻のラインが特徴的です。今期の茜は綺麗な茜ということで…。
はっぴいえんどを出すとは渋い。あんな本屋が少なくなってきているだけに、貴重ですね。
始まりがすごく丁寧で、これからの展開が楽しみです。陸上部の彼は必ずや絡んでくるんだろうな…。{/netabare}

2話…体育祭
{netabare}夜遅くまで制作に没頭する小太郎。朝は眠そう。母から体育祭行こうかと聞かれるも断る。父からは好きなことをやれと励まされる。
体育祭当日。200メートル走に出場する茜。緊張を解すために人形をモミモミ。スタートすると圧倒的な速さでぶっちぎり。走る姿に見とれる小太郎。
小太郎が走る、しかしコケる。傷の手当てに行くと茜の友人の千夏がいて、はねてる君のあだ名を聞き、雑ながらも手当てしてもらう。
準備係の作業中に人形を落とす茜。焦って探すものの見つからない。借り物競争の準備物もままならず、小太郎がフォロー。そして締めのリレー。選手だった茜だが、バトンを落とすミス。
落ち込んで帰るところに現れたのは人形を見つけた小太郎だった。茜にそのままでいいと精一杯の励ましを送る小太郎。二人の距離が少しずつ縮まる。小太郎も少しずつ前向きに。それまで誰にも見せなかった小説原稿を見てもらい、アドバイスを受けるのだった。

等身大な話でとても良いです。両親もリアルなデザインでさらに共感できます。茜と小太郎の距離感がスゴく初々しくて、あぁ…始まりってこんな感じだよね、思い出しますね。
この作品見てるとどうしても村下孝蔵の「初恋」が頭に浮かびます。「放課後の校庭で走る君がいた、遠くで僕はいつでも君を見ていた」この世界観なのかな?だとすると儚い…{/netabare}

3話…中間テスト(1学期)と部活動
{netabare}中間テストが始まる。冴えない顔の小太郎。実は応募した小説が選考から漏れていたのだ。勉強に身が入らない小太郎は思いきって茜にLINEする。何気ないやり取りに元気が出る小太郎と明るくなる茜だった。
中間テストが終わり、部活解禁。大会も近い茜は走れることが嬉しそう。部活に行く途中、小太郎を見つけた千夏が声をかける。友達になったという千夏にキョトンとする茜。部活では修学旅行前に付き合い始めた同級生がいるとの話題。比良のことでけしかけられるも、戸惑うばかり。一方、小太郎は茜が気になるが、帰りに千夏たちの会話が聞こえ、さらにやきもき。
小太郎は茜とLINEを続けていた。茜が出場する大会の日は、祭りの太鼓の稽古がある小太郎。神社でお祈りするからと約束。稽古前にお祈りをする小太郎。走る茜。
茜の結果が気になり稽古に身が入らない小太郎。LINEが入ってこないためにさらに身が入らない。茜の携帯は充電切れだった。落ち込んで帰る小太郎の前に現れたのは茜だった。茜は神社に小太郎がいると思って来たのだ。
月夜で会話する二人。LINEだと気軽なのに、直ではぎこちない。思いが募る小太郎、好きを伝えるには「月がきれい」ということをとっさに思いだし、「月が…」で止まる。茜が「月、きれいだね」という言葉に小太郎は「付き合って」と告白したのだった。

最後の3分、なぜかこっちまで緊張してしまいました。よく言った小太郎。
もう二人の互いに目で追うシーンがほんと、胸が締め付けられます。意識しあっているけど、目が合わないようにそらしている風がなんとも言えません。LINEだと気軽なんだけど、直ではなかなか話せないところも初々しくてもう…。時代は違えど、そんなもんだよね、電話や手紙みたいなのだと何でも話せる感覚なんだけど、あったあった。
さて、小太郎の告白、どうなるんでしょ。千夏と比良も絡みそうだし、先が気になります。

初恋、まさかBGMで使うとは…。原曲使ってほしかったけど、あの雰囲気だとバラードっぽい方が良いのかな。それにしても、この作品、余計な説明台詞がないのが良いです。会話と場面だけで情景わかるし、流れる雰囲気がとっても良いです。それと、個人的な感情の台詞を無意味に入れないのも良いです。{/netabare}

4話…修学旅行
{netabare}東京駅、修学旅行への出発。小太郎は茜を、茜は小太郎を見てもどかしくなる。小太郎の告白は保留だったのだ。先生の荷物検査をろまん君の機転ですり抜ける小太郎のスマホ(ポテチの袋ね…どっかで見た気がする…)。
それぞれ友達と旅行を楽しむが、何か気が気でない微妙な二人の距離感。土産物売り場で茜と千夏が部員たちへの土産を選んでいるとひょっこり現れる小太郎。千夏が気づき、土産物はどれが良いと気軽に聞いてくる。茜はそこそこと逃げて、小太郎が気づく。
夜、小太郎が茜にLINEしようと悩む。茜はクラスメイトと恋ばな。茜は気になる人と、告白されたことを話すが、小太郎のこととは知らない。繋がる二人、が、小太郎はろまんたちとのいざこざからスマホを没収されてしまう。しかも、茜に待ち合わせの時間と場所だけ伝えて。
翌日は自由行動だった。小太郎のLINEが中途半端で気になる茜だが、友達と出掛けることに。茜を見つけても話せない小太郎。
時間が気になる茜。友人にも本当のことが話せない。それを悟り、茜を一人にする友人。茜は指定場所で待つが小太郎は来ない。小太郎も雨の中、傘も差さずに向かうがすれ違う。千夏を見つけ、思いきってスマホを借りるが、茜の番号が分からない。千夏が気づき、茜に繋ぐ。ワケわからないといぶかる茜。
改めて二人きりになる。茜は小太郎に今の気持ちを伝える。「もっと安曇くんと話したい」と。それが告白の答えだった。

くぅぅぅぅ~、何で毎回ラスト3分、心が締め付けられるんだよ‼ もう…茜の答えがキュンキュンするんですが‼ ちくしょう、あの日に帰りたくなる。
スマホがあってもすれ違いはこうして起こるんだ、それをうまく描いていたなと思います。それと、京都の景色が綺麗。だからこそ、良い話に見えるんですよね。作画班、素晴らしいです。
今はまだ、二人のことが周りにはバレていない状況の話で、千夏だけが気づきはじめている感じです。これから二人は付き合うことになるのだろうけど、友人やクラスメイトに知られるようになったときにどんなに状況になるのか、気になります。まず間違いなくこの辺りの話が描かれるのでしょうけど、どうなることか。
気になると言えば、茜のスマホはどう検査をすり抜けたのでしょうか。気になります。{/netabare}

5話…日常
{netabare}小太郎と茜が付き合い始める。教室で顔を会わせるも、目線で照れる二人(実に初々しい)。
テストの成績が思わしくない小太郎は先生から呼び出し。その帰りに千夏に呼び止められ会話する。なぜか張り切る千夏。
付き合いということがよく分からない小太郎と茜。それぞれ人に聞いたり、ネットで調べたり。いつもの通りLINEでやり取り。図書室へなにげに誘う小太郎に行くと返事する茜。翌日、図書室で待っている小太郎のもとを訪ねたのは千夏。
急いで図書室に向かう茜が見たのは小太郎と千夏が会話しているところだった。小太郎の通っている塾を紹介してほしいとのことだった。茜は軽く嫉妬した。
競技のタイムが上がらない茜。気持ちが乗っていない。比良に励まされるも、比良も頑張れと言うのが精一杯。小太郎には千夏が塾についてきていた。。
茜の周りでは茜が誰かと付き合っていることは感づいている。なかなか状況が厳しい。古書店に誘われる茜。小太郎と二人きりになれる。お互いが好きなことを確認できる。そのとき、千夏から茜にLINEが。それは千夏が小太郎のことが好きになったという内容だった。

「手~を、繋ごうよ」CHARAで来たか。そのシーンはぎゅううううぅっと来るのよ。もう見てるこっちが恥ずかしくなるのは何故だ!二人ともかわいいのなんのって。
千夏が絡むとは思ったけど、ストレートすぎて。普通(ってなんだと言いたくなるが)だと茜の好きな人を奪いたいという展開なんだろうけど、この物語だと純に好きになっただけだと思うんだよね。要は小太郎と茜が付き合っているのを周りが知らないから起こることだと思います。こそこそ付き合うから小太郎も茜もどうしようにもなくもどかしくなっていると。でも…そこがいい。二人とも純すぎて、周りに付き合っていると言えないタイプだろうし。どうしたら良いか分からないんだよね。でも二人きりになると本当にお互いが意識しあっていることが確認できて、それも燃えるんだよね。
さて、三人の関係はいかに…でも、どろどろにはならないと思うんだよね。この作品には合わないもの。切ない話しにはなると思うけど。{/netabare}

6話…日常その2
{netabare}千夏メールが気が気ではない茜。その事は知らず祭りの稽古をする小太郎。
朝の図書館で会う二人。小太郎は出版社から電話があったことを伝える。小太郎が出版社に行く日は茜の大会がある日で、二人は頑張ろうと指切りした。が、茜は千夏のことを伝えられなかった。
出版社に向かう小太郎。大会に挑む茜。しかし、待っていたのは現実だった。小太郎は担当者から純文学では話しにならない、ラノベ挑戦しろと言われる。茜は最後まで集中できず予選落ち。二人は落ち込んだ。その夜、会いたいというLINEで気持ちを伝える。
翌朝、図書館で結果を伝え会う。茜が好きなことをしているので頑張ると言い、小太郎も気持ちを新たにする。
帰り、茜が千夏に小太郎と付き合っていると告白する。千夏は知っていた。そして、諦めるために小太郎に告白すると宣言した。

「3月9日」はこのバックには違う気がしました。
二人の気持ちが支えになっているのに、その事で新たな悩みも抱えてしまうのはツラいね…。千夏は真っ直ぐなので共感できるけど、展開的には邪魔な存在になってしまうには可哀想な気もします。千夏は告白すると思うのですが、どう答えるんでしょうか、小太郎は。ここ、中盤の見せ所ですよね。
小太郎と茜の近づき方が本当に良いんですよね。今時こんなピュアがあるかい!と突っ込みたくなる人も多いと思いますが、中学生のころの恋って、こんなものじゃないかなと思います。だからこそ、多くの人が共感できる作品なんだと思います。{/netabare}

7話…デート
{netabare}千夏が父親からもらった遊園地のチケット、茜と小太郎を誘う予定が、いつの間にか茜の女子グループや、比良や、ろまんも一緒に行くことに。
千夏以外、小太郎と茜が付き合っているのは知らない。千夏は小太郎と仲良くしたい。そのため、小太郎と茜はチグハグ。比良と茜を仲良くさせようとする女子たち。小太郎は面白くない。逆に千夏と小太郎がいい雰囲気になっているのが気になる茜。
ろまんが熱中症でダウン。小太郎が駆けつけ、話の中で小太郎が茜と付き合っているのを察した。そのとき、LINEで比良と茜が二人きりになっていることを知る。小太郎は茜を探す。
茜を見つけた小太郎は、比良に茜と付き合っていることを告白する。戸惑う比良だった。小太郎は茜を連れて二人で駆けていく。その姿をみた千夏は涙した。
仲間とはぐれ、二人で楽しむデート。二人が付き合っていることを知った周り。それぞれの中で花火がうち上がる。

小太郎は肝心なところで男になる。こういうところがもてちゃうんだろうか。
二人の初々しいデート、見てる方が恥ずかしくなる。見てる方が恥ずかしくなるシーン、何回あるんだ? キスはお預けね。
とうとう周りみんなが付き合っていることを知りました。これまでは序章。二人が付き合っていくことに、周りがどう動くか。節子たちは小太郎とは全く考えてなかったから、茜とどう接するのか。諦めてなさそうな比良、諦めきれなさそうな千夏。それから入試に向けて、特に小太郎は成績が思わしくなく、母親も絡んできそう。けっこう重たくなって来そうな予感。そんな中、二人はちゃんと向き合っていけるのか。後半も楽しみです。{/netabare}

8話…夏休み
{netabare}小太郎と茜が付き合っている話はLINEであっという間に広まった。夏休みの登校日、クラスではその話で持ちきりのようで、小太郎と茜が教室に入ると注目の的になったが、友人たちは普通に接してくれた。
その日、小太郎と茜は部活後に二人で昼食を食べ、小太郎の稽古に茜が同行する。稽古が終わり、二人は風鈴祭りに出掛ける。二人はデートを楽しむ(後略)。

この回は内容云々書いてもしょうがない。それくらい幸せそうな二人の回でした。壁がボコボコになった人多数ではないかと(笑)。このままラブラブで終わっていい…というわけにはいかないんだろうな…。
茜は小太郎の稽古を見て顔を赤らめ、小太郎は茜の浴衣姿に顔を赤らめ、もうね、二人とも純で良いよ。デートでも二人とも思いやりが伝わる行動とるし、これは互いに惚れちゃうでしょう。登校日に茜が節子たちどこが好きか問われて、「分からない」と言っていたのに、休み明けに同じこと問われて今度は「一緒にいると安心する」ですってよ!でだ、最後の場面、分かっていたけど、あれを見せられると、もう勝手に幸せになってくださいというしかありません。(見ててほっこりやら、にやにややらが止まりません)。二人にとって大切な夏休みだったのでしょうね。実に気分が良くなる回でした。
細かいけど、千円を援助してくれたおじさん、本当にGJ。中学生の千円は大きいんですよね。茜が誕生日のプレゼント買うにもお金で躊躇したように、このアニメ、中学生の金銭感覚や金銭事情もきちんと描いているところが好感持てます。{/netabare}

9話…進路
{netabare}進路調査で悩む小太郎。茜とどこへ進むか話す。その夜、茜は父親から転勤になると言われ、戸惑う。小太郎は母親から進路についてキツく言われる。
茜にとって中学最後の大会。小太郎は大会を見に来ないでと言われていたが、こっそり見に行った。茜は自己ベストをマーク。小太郎はそれを見届けて帰る。
小太郎は父親から進路について励まされる。いつものように小太郎と茜はLINEで会話。小太郎は大会を見に行ったことを伝え、茜は引っ越すことになりそうなことを伝える…。

そんなに幸せな時間は続きません。進路、茜の引っ越し、中学生である小太郎にとっては、すごく大きな問題に感じることでしょう。これから卒業までの半年でさらに大きく変わっていくはずです。二人はこのまま付き合っていけるのでしょうか…。
小太郎の両親、父親と母親の対比が実にリアルです。男から見ると父親の励ましかたを見習いたいものですが、現実にはなかなか言えないものです。母親の言っていることも本当のこと。小太郎が進路を本気で考えていないことを見抜いての小言です。でも、これって、子供にとっては本当に「嫌」なんですよね。嫌でも言わなくちゃいけないほど、小太郎が心配なのも気持ちわかります。難しいものです。{/netabare}

10話…祭
{netabare}茜の引っ越し話に動揺する小太郎。茜は三者面談で千葉の高校に進むことを話す。
川越祭の当日。小太郎の晴れ舞台である。茜は陸上部の面々と見物。茜の前を小太郎の山車が通りすぎる。茜は見とれていた。その後、茜は比良と二人になる。比良は茜に告白した。しかし、茜は断った。その様子を見ていた小太郎。
休憩時間に逢う二人。しかし、小太郎の様子がおかしい。茜に対してぶっきらぼうだ。茜は戸惑う。正直に聞かせて欲しいという茜に対して、小太郎は比良と二人きりで話していたのが気に入らなかったのだ。そして茜を突き放すように去っていく。茜は泣いた…。
小太郎は自分自身に苛立っていた。そしてひとつの決意を固める。
茜が塾へ行く茜が目指している高校の本が置いてあった。気づく茜、小太郎を追いかける。小太郎は茜に自分も茜の高校を目指すこと、ずっと一緒にいたいことを伝え、先日のことを謝った。茜は小太郎に抱きついた。

いや~最後のキスは「もうどうにでもなれ、このやろう!」(ニヤニヤ壁ドン!)という感じでした。幸せそうで何より、というか、このまま幸せな形で終わるのだろうかっていう、ラスト2話が怖いです。

小太郎の嫉妬、ものすごく分かるわ…。このくらいの年齢の時の恋愛って、好きな娘が他の男子と話しているだけで嫉妬しちゃうんですよね。しかもそれが彼女だったら気分最悪。ゆとりがないというか、独占欲というか、もしゃもしゃするんですよね。それが彼女に伝わって微妙な空気になると、後は「選択」。どう転ぶかは二人次第。そのままダメになるパターンもあるし、今回の二人のようになる場合もあるし、難しいものです。茜は良すぎる子ですね、小太郎にはもったいない(笑)。いや、小太郎は男子中学生の「理想」かもしれません。いざというとき男になるし、気づかいできるし、やさしいし、一直線だし。どこにでも居そうな男子なんだけど、実はなかなかいない(というより行動できない)。このあたり、実にうまくキャラ設定しているなと感じました。{/netabare}

11話…クリスマス、そして受験へ
{netabare}小太郎の三者面談。勉強しだした小太郎に期待をかけるようになる母親。しかし、小太郎は茜が受験する高校を受験すると言う。家に帰り、母親から叱られ、反抗する小太郎。それでも本気な小太郎は勉強を続けるものの、母親とはしっくり行かない。小太郎の部屋を掃除した母親は小太郎の本気を感じて…。
一方、茜はクリスマスプレゼントに贈るマフラーを編んでいた。姉から小太郎とは別れることになるかもしれないと話されるが、ひかない茜。
クリスマスのデート。家族の応援は大切だと話し合う二人。茜は高校に合格した。
ある日、父親から受験しても良いと伝えられる。そして、母親が小太郎が本気になっているので受験させてあげたいと担任に話したことを教えられる。
さらにがんばる小太郎。母親の話もチキンと聞くようになった。そして受験当日を迎える。


う~ん…「未来へ」はダメだ、泣けと言っているようなものだ。実際泣いたけど…。今回は両親との話、特に母親と子供のすれ違いに、本気の子への両親の思いがすごく良く伝わってきた回でした。そうだよね、本気になっている子供を押し付けるような親では、親ではない(当然、間違った方向でないことが条件だが)。小太郎が反抗する気持ちもよく分かる。が、そこで本気で挑んでいることが大切なんでしょね。中途半端は見抜かれますから。
茜の姉が言っていたことも正論。今の二人には通じない言葉だろうと思いますが、実際はそうなんだよね。このあたりも実にリアルだなと思います。

さて、もう最終回になってしまいます。たぶん、小太郎の受験は失敗すると思います。これまで成績が悪いと散々描いているわけですし、上がった描写もないです。このアニメの作り方を見る限り、二人揃って合格ハッピー!はありえません。あったらかえってがっかりです(超個人的な考えだが)。二人、離れ離れになってどうなるかがこのアニメの最大の評価になる、そんな予感がします。千夏がずっと切ない表情なのも気になるんだよね…。
どんな結末になろうが、お気に入りを変えるつもりはありません。それだけのものを見せてもらいましたし。楽しみだ。って、BS11、放送日変更?少し我慢しろってか!{/netabare}

12話…卒業
{netabare}小太郎の受験は失敗だった。落ち込む小太郎を慰める茜だったが、小太郎と離れるのが不安だった。小太郎は大輔から小説を書くことを勧められる。
市立の合格発表。小太郎は合格。そこに千夏が現れ、千夏も合格したこと、小太郎と一緒なのが嬉しいこと、そして…小太郎が好きだと告白した。小太郎は断った。
千夏が茜に合格と告白したことを報告。茜は動揺する。
卒業式当日の教室では思い出づくりが行われていた。小太郎と茜は友人たちに急かされ、一緒に写真に収まる。ろまんから小説を投稿したらと勧められる。
茜の引っ越しが近づく。小太郎と茜がデートをするものの、茜の気持ちが溢れ出す。小太郎への思いと訳の分からない不安と、ぐちゃぐちゃな心。キスをして走り去る茜。小太郎もどうして良いか分からず立ち尽くすことしかできなかった。
茜が旅立つ日。千夏から小太郎の小説のことを知る。小太郎が投稿した小説は茜との出合いからこれまでの軌跡だった。
小太郎がコメント欄を見て茜が読んでいたことに気づく。終章を読む茜。小太郎の思いを知り泣き出す。小太郎は追いかける。茜の乗った電車に心の底から「大好きだ!」と叫んで。二人の中学での恋は終った。

最後の最後までグッと来る展開で、本当に良かった。茜が不安でどうしようにもない切ない思いと、それを見てもどうすることもできない小太郎の戸惑い、見ていて痛々しいし、互いが本気で好きなんだというのが伝わりました。幼い恋心だと思っていたのが、本物になっていった過程を見たなという感じでした。
EDでの種明かしは薄々気づいていたとしても、絵を乗せられると感動すらします。小太郎が叫んだところで終わっても全然良かったのですが、これは見ていた人へのボーナスだと思いました。中学の頃の恋がそのまま伴侶になる例は多くはありませんし、ましてや遠く離れて別の高校時代を過ごして一緒になるなんて…。でも、この二人ならそうあってほしいなという、どこか願ってしまうくらい、良いものを見せてもらったと思います。
Cパートカップルや主人公のその後も見たかったですね。なにか動きがあればなと思います。
全12話、素晴らしい青春+恋愛ストーリーを堪能させてもらいました。{/netabare}

個人的には今期一番の作品となりました。文句の言いようがありません。中学時代の恋と悩み、友人関係、親子、それを丁寧に丁寧に描いていたと思います。
軸は小太郎と茜の恋模様なんですが、じれったいのとキュンキュンするのと、ワケわからない感情が毎回続いて、最後まで掴んで離しませんでした。

1話ごとのレビュータイトルには話に織り込まれた行事を入れたのですが、見直してみると夏休みが8話なんですね。つまり、二人の出会いから恋心を抱いて、カップルになっていく過程をじっくりと描いたということです。恋ってこの過程がもっとも重要なんだなと改めて思いました。

小太郎と茜の気持ちや行動に心動かされる人が多かったのはそれだけ多くの人が思い当たる過去があったからだろうと思います。もちろん、逆もしかりで全く理解できないという人もいたことでしょう。この作品の最大の見所は「どこにでもありそうな」という話をアニメにしたことだろうと思います。そしてもうひとつ重要な点はどこにでもいそうな人物でありながら実のところそうはいないという点です。
小太郎の行動はまさに「理想」。茜への思いを伝えるシーンや一途で千夏に振り向きもしないところなんかなかなかな男前。そして小太郎の両親も理想過ぎる両親像。こうあれば、こうであったならば、そんな理想像が共感を得たのかもしれません。

難癖つけるとすると東山さんの歌。東山さんの声は大好きなんですが、歌となると別です。川嶋あいの曲、イメージにぴったりですが、一週間フレンズのイメージが強いだけに、ここは歌がとても上手い人を使っても良かったのではないかと思いました。作画もキャラデザインもイメージに合ったものだと思います。それ以外にも書きたいことはヤマほどあれど、もう二周くらいしてから書こうかと思います。まずは素晴らしい作品をありがとうです。

青春の甘酸っぱく、純でピュアな作品が見たいという人にお勧めします。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 70
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

愛とは互いに見つめ合うことではない。ふたりが同じ方向を見つめることである。 ~「恋」が「愛」に育つ物語~

[文量→特盛り・内容→考察系]

【総括】
まず、かなり好評価です。その上でこの作品をアニメにする意味があるかと問われれば、正直微妙なのですが、美しい風景は十分に視聴者を引き付けるし、「響け ユーフォニアム」の「黄前久美子」を彷彿とさせる、「小原好実」さんの押さえた演技は作風にピタリと合っていました。音楽も素晴らしいです。たくさんの言葉や大袈裟な事件を重ねるのではなく、細やかな描写の積み重ねで人物の心象に迫る手法は、まさに小説そのもの。いずれにせよ、純愛モノとしては、過去を見てもかなり高水準な、あるいは新しいタイプの良作だったのではないでしょうか。

もちろん、私はオッサンなので、「キュンとする」というより、「生暖か~い目」で、若人達を見守っていましたが(笑)


【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
不易流行(変わらないもの、変わり続けるもの)がテーマだと思う。

例えば、教科書にも載っている、与謝野晶子の有名な短歌。

「なにとなく 君に待たるる ここちして 出でし花野の 夕月夜かな」

(なんとなく、あなたが待っている気がしたから、外に出てみたら、美しい月明かりに照らされた花畑が広がっていました)

なんて、ロマンチックな経験をすることは、今はもうないのだろう。

スマホでいっぱつ、「今、何してる?」で、事足りるからねw

自分らが中学の時の恋愛も、今よりもっと不便だった。家電(あれ? 死語?)にかけて、親が出るとか、お姉ちゃんが出たのに勘違いしてタメ口きいちゃって、「あっ、妹に替わります」なんて気まずさ、今はないんだろうなw

つまりは、文明の利器(あれ? 死語?)により、いつでも意思の疎通が「可能」になった時代。それが、本作の舞台。

その「時代の変化」が、「流行」。

でもそれは、「can」であって「do」とは限らない。

伝えられても、伝えられない気持ちもある。

そこに漂う、もどかしさや切なさといった人の心は、科学技術の進化にとらわれず、不変で普遍のものである。

という「人間」が、「不易」。

最終話、LINEを止めて、「走って」「大好きだ」と「叫んだ」ところなんて、分かりやすい。「走って大好きだと叫ぶ」なら、平安時代でもできるしねw

男と女、というより、男子と女子の恋愛を徹底して描いた作品だったと思う。綺麗なだけじゃなく、ドロドロも微エロも爽やかも、色んなものがあった。

この作品の上手さは、茜と小太郎に、互いの愛を確信できる「何か」が、ずっとなかったという点だろう。二人は幼馴染でもなければ、世界を救う仲間でもない。部活も違うし、これといって何か重大な事件を乗り越えたわけでもない。ただ、「なんとなく惹かれ」「なんとなく付き合っているだけ」。そんな二人だから、自分達の恋愛に自信が持てず、相手の気持ちや行動を疑ったりもする。実に普通の中学生だ。というか、その「確信」を探し続けている期間を、「恋」と呼ぶのかもしれない。


さて、この作品、「愛を日本語に訳す際に、月が綺麗ですね、と夏目漱石が言った」という話を大事に使っている。

その逸話自体は都市伝説だが、ただ、当時の日本に「I love you」にあたる日本語がまだなく、沢山の翻訳家や学者が苦労して捻り出していたのは事実。つまり日本人は、「愛とは言葉にして伝えるものではなく、自然と伝わるもの」だと考えていたようだ。

つまり「I love you=月が綺麗ですね」は、「同じものを観て、同じことを感じられるのが、愛だ」ということ。それはレビュータイトルのサン=テグジュペリの言葉とも重なる考え方だ。

第3話、神社での告白シーンであり、タイトル回収の重要な場面。両者とも、「月が綺麗」という感想では共通していたものの、茜は空の月を見ていて、小太郎は水面の月を見ている点に、二人の微妙な違い、まだ交わりきっていない心を観ることができた。その伏線が、最終話にしっかりと生きてくる。

最終話、「大好きだ」という小太郎の力強い再告白。(ネット小説も含め)ここで二人は、微かな「確信」を得たのだろう。そこに登るのは、「昼の月」。3話とは違い、二人が同じ月を見ているという点で、「恋」から「愛」に成長している描写にしたのは上手い。しかし、そもそも「昼の月」とは、「見えてはいても存在感の希薄なもの」という意味もある。所詮は、15,6歳の恋愛なんてそんなもんだろう。

だが、それを一気に深めたのが、ED。結婚→出産まで見せちゃう流れは、蛇足か? とも思ったが、LINEの文面までしっかり読んでいくと、実に微笑ましく、「これはこれでアリ」と思えた。小説が大事なテーマだけに、「行間を読め」ということかな。

結局二人には、その後も大きな事件は起きなかった。それでも、共に過ごす「時間」を、「日常」を大切にしていくことで、「自然」と、「恋」を「愛」に変えるような確信がもてたのだろう。

そんな、いわば「普通の恋愛を普通に描いた」作品であるため、ともすれば退屈に思えてしまうのがやや難点ではあるものの、アニオリで12話で破綻なく、ブレずに純愛アニメをやりきった制作に、拍手を送りたい。
{/netabare}


【余談 ~サブタイまとめ(文学部的レビュー)~】
{netabare}
1話目「春と修羅」{netabare}
宮沢賢治が生前に唯一刊行した詩集として有名。表題作である「春と修羅」は、美しい現状(春)についていくことのできない自分(修羅)の心の揺らぎや(特に妹を失った)悲しみを描いていると思うんだけど、この第1話との繋がりは特に見えてこないな。これが自分の読解力の無さ故のものなら良いんだけど、「春」「四月」なんて単語に引っ張られているだけだったら、正直がっかりかな(文学好きな主人公だけに)。{/netabare}

2話目「一握の砂」{netabare}
石川啄木の歌集として有名。「春と修羅」もそうだけど、中には色んな詩や歌が入ってる(し、全部理解している訳でもない)から、もしかしたらなんかぴったりのがあるかもしれない。ただ、個別のタイトルまで示されているわけではないから、表題作を考えるしかないんだけど、確か二首目に「一握の砂」というワードが使われていたはず。その意は「一人一人のちっぽけな人間、一瞬一瞬を大切に生きていこう」みたいなことだったかと。う~ん、まあ、関係あると言えば、関係あるか? 無いと言えば無い。

ところで、なんで賢治と啄木が続いたのかな? 二人の共通点と言えば、「岩手県出身」「売れる前に若くして死んだ」ってことだけど、調べたら監督も構成も関西だから、岩手は関係ないか。まあ、「若くして死んだ」ってことで、「命短し恋せよ乙女」的ななんかなの?{/netabare}

3話目「月に吠える」{netabare}
日本近代詩の父と称される、萩原朔太郎ですね。「月に吠える」は全編を通し、死や絶望といったネガティブな雰囲気満載だけど、まあ確かに新人賞に落ちた話だし、ネガティブと言えばネガティブ。ただ、それを茜に慰められニヤニヤしてるくらいだから、朔太郎の雰囲気は感じられない。

過去3話の共通点、「岩手」「夭逝」は崩れたけど、「その詩人の第1詩集」という共通点は生まれたかな。「若さ」ってこと?

いや、これは、1話「始業式→春」、2話「体育祭→砂」、3話「月」という、なんの深みもないサブタイですな。。。{/netabare}

4話目「通り雨」{netabare}
……誰の作品かな? これまでのパターンだと、近代に活躍した詩人や歌人なのかな? 正直、分からない。なんなら、「雨ニモマケズ」で良かったんじゃ?
→ニャンキチ君さんから、情報提供。宮本百合子さんの小説と判明。短編だったんで、青空文庫で読んでみました♪
→確かに、雨宿りの小説だったんで、これまでで一番作品の内容の繋がりが深い。そして、これまでで一番マイナーな作品。邪推すると、「今までのサブタイはタイトル重視でメジャーな作品を選び、今回はたまたま、小説の内容も知っていたから、本編との内容まで関連させてみた」とも考えられますね。{/netabare}

5話目「こころ」{netabare}
夏目漱石の代表作ですね。まあ、三角関係繋がりで分かりやすい。にしても、じゃあ最後に、茜も千夏は自死を選択することになるのかな、「こころ」展開なら(もちろん、それはないけどw) 「しかし、 君、恋は罪悪ですよ」{/netabare}

6話目「走れメロス」{netabare}
ここでようやく、太宰ですね。有名な短編だからしっている人も多いだろうけど、友の命をかけて走る話で、「信頼」「真の友情」なんかがテーマ(ほんとはもっと深い解釈はあるけど)。まあ、茜が陸上部で「走る」つながり、親友の告白を許容できるかで、「真の友情」と、内容とも少しリンクするサブタイでしたね。{/netabare}

6.5話目「道程」{netabare}
高村光太郎の詩。海外留学を通し、これまでの自分の人生のルーツを考えてきた時に、自らに流れる父親の教えや日本の文化が根底にあったことを自覚し、今後の人生を自らの力で切り開いていこうという、「自立」「決意」の詩。まあ、これは内容には関係なく、(これまでの)「道程」をおさらいするという、タイトルだけで決めた感じですね。{/netabare}

7話目「惜しみなく愛は奪ふ」{netabare}
よく分からんからググったら、有島武郎の評論集? 当然、読んだことないよ(笑) wikiによると、「人を愛するということは、相手の全てを奪って自己のものにする」という思想(エゴイスティックな愛)を表しているらしいけど、なんか、「アイラブユー=月がきれい」と、逆の捉え方じゃない? このタイトルで、良いのか? {/netabare}

8話目「ヰタ・セクスアリス」{netabare}
森鴎外の小説だね。ラテン語で性欲求的生活。まあ、二人とも、芽生えてたしねw{/netabare}

9話目「風立ちぬ」{netabare}
言わずと知れた、堀辰雄さんの小説。ジブリで一気に知名度上がりましたね。愛する男女の別れ。まあ、遠恋にかけてるんだろうね。{/netabare}

10話目「斜陽」{netabare}
またもや太宰。サブタイでの同一作家は初めてですね。つかこれ、没落貴族を題材にした、滅びの美がテーマなのだが、二人の恋愛は崩壊していくってことかい?{/netabare}

11話目「学問のススメ」{netabare}
言わずと知れた、福沢諭吉の名著。まあ、勉強しろってことですねw{/netabare}

12話目「それから」{netabare}
まあ、あんまり深い意味はなく、「それからの二人はどうなった?」だけだと思います。一応、「それから」も恋愛の話で、主人公が結婚を決意する話だけど、もし、「それから」の主人公を小太郎に重ねるのなら、小太郎は無職のロクデナシなのに、茜を嫁にもらったということになるよ(笑){/netabare}

〈結論〉
多分、サブタイは響きやタイトルの言葉の意味だけで使っていて、その小説の中身とアニメの内容まではリンクさせていない。いや、一部リンクはしてるんだけど、まあ、「内容まで合うなら合った方が良いよね~」くらいにしか感じない。途中でそれは分かったんだけど、書き始めたから最終話まで書かなければいけないという、苦行だったw
{/netabare}

【各話感想(アニオリのため、ここも長いw)】
{netabare}
1話目
{netabare}
犬大大募集のクダリは、(大人から見れば)クダラナイことでも楽しんでしまう子供の有り様を表したいんだろうね。鍵の貸し出しBOXとか部活の雰囲気とか、結構リアルです。格好つけてアイスコーヒーね。親同士の挨拶とか、マジ恥ずかしいよね。親に思春期と言われる恥ずかしさw ヒロインの声、棒かリアルか悩むところ。作風には凄く合ってるけどね。男子中学生なんてホントにちょろいから、あの程度のことでもちょい好きになっちゃうよね。
{/netabare}

2話目
{netabare}
中学生があまり太宰に傾倒するのは感心致しませんなw 茜のフォームだけ、ちゃんと陸上部っぽく描いてるのは芸が細かくて○。目線がいちいち男子中学生だなw 女子中学生も、嫌な感じw
{/netabare}

3話目
{netabare}
修学旅行前に付き合う? ドコノセカイノハナシデスカ? うちの学校は海外だったからか、男女別でしたよ(涙)。陸上の大会の雰囲気はかなりリアルだね。作法をやたらしっかり守った参拝。小太郎と拓海、静と動の対比ですな。ここで、「月が綺麗」……なんかこう、痒くなるなw 両者とも、「月が綺麗」では共通してるものの、茜は空の月を見ていて、小太郎は水面の月を見ている点に、二人の微妙な違い、まだ交わりきっていない心を観ることができて、そこは上手かったです。
{/netabare}

4話目
{netabare}
まあ、そこに携帯隠すのは、女子ならすぐに思い付くよね。修学旅行初日に箱菓子買うなんて、旅行初心者だねw 送信だけで、スマホ没収はなかなか良い展開。色んなパターンいけるね。でも、最近の修学旅行でスマホ持ち込み不可とかあり得ないと思うんだけど、安全面考えても。学校も持ち込みOKでしょ、授業中にいじらなければ。そこで不機嫌になる茜、なかなか萌えポイント高し。ここで付き合うということは、この後色々波風がたつのでしょうね。そして、最後に同じ月を見られれば、3話での伏線が生きてくるけど、果たして二人の見る月の違いが伏線だったかは、微妙かな。それはともかく、Cパート、修学旅行で当たり前のようにラブホに行くカップルって、(茜達との対比かもしれないけど)作品の世界観、ぶち壊してない? あそこ、慢喫じゃあダメだったの?
{/netabare}

5話目
{netabare}
誰にも知られずに付き合ってる、思春期特有のあの感じ、良いよね♪ なんか少し、少女漫画展開? 付き合うってなにするの、ね。検索世代めw しかしこの作品、不易流行というか、(スマホを使いこなす)最近の中学生の中にある、昔から変わらない部分(純愛)を徹底して描いてますね。自分が中学生だったら、普通に千夏の方に惹かれるかも。小太郎が千夏と昼休みを過ごすのは嫉妬するのに、自分が拓海と放課後を過ごすのはOKなんて、ホントに女子ですね、茜さん。漱石はまあ、三角関係好きだしねw あと、漱石はアイスクリーム好きです(関係なしw) 最後のは、太宰の「斜陽」の一節ですね。この展開、千夏が「茜が小太郎を、もしくは小太郎が茜を好き」なことを知ってるか知らないかで、小夏の評価って180度変わるよね。
{/netabare}

6話目
{netabare}
アイス一口頂戴って、彼氏はあげないよってことの伏線だね。出版社からの呼び出しが大会当日って、これは、夢か恋か?の展開になるのかな。470円が高いと思うなんて、中学生だな~。なぜ、3月9日? 先にちゃんと言う茜は偉いが、分かった上での行動なのね、千夏さん。千夏の評価は、ややダウン? まあ、確かに純文学は儲からんが、その言い方は、純文学にもラノベにも角川(山)文庫にも失礼じゃ? 渡されたラノベ、「小林さんちの台所事情」って、なぜに異種間交流させようとするかな(笑) 夜に「会いたい」「私も」なのに、あくまで朝早く図書室ってところが、中学生(笑) 小夏、ちょっとやりすぎ暴走しすぎで、中学生らしいけど、評価は下がるだろうな。
{/netabare}

前半抄
{netabare}
ガチの総集編だった。新カットもないし。OP映像だけ変わったけど。Cパートでもなんでも、少しくらいおまけがあっても……。まあ、ここまでかなり作画は頑張っているので、許します(上目線)w 後半もファイトです!
{/netabare}

7話目
{netabare}
東京ドームシティ、大学近かったから、何回行ったか分からんくらい行ったな。千夏さん、(このアニメが好きな層からの)好感度だだ下がりっすね(汗) ここまでプラトニックな恋愛や、中学生ならではの不器用な恋愛を描いてきて、それが好評だった中での、この三角関係展開。吉と出るか凶と出るか。コタ君、格好良いな~。まあ、ヒラ君からすると、「ふざけんなよ~。思わせ振りな態度とりやがって~。」だよな。千夏さんの涙で好感度回復した剣道部は、ちょろいw すごいどうでも良いんだけど、今、たまたまレンタルで観てるのが「私モテ」で、落差がパナイ(笑)
{/netabare}

8話目
{netabare}
いや、よほどの有名人以外は、付き合ってる程度で注目されんでしょ、今日日。まあ、同じクラス内でってのは気まずいし、リスク高いけどね。宿題のワーク(表紙)、超リアルw 両者とも、浮かれてますね。いや、握らせるの千円って、ケチか(笑) アホだな~、中学生の恋愛なんて、金使わずに楽しめることこそ、醍醐味なのにね。大人になったら、金使わずになんて無理だし。いちいち許可制ってのが、中学生だね。先週からキスしか頭にないね。夏祭り、やっぱ良い曲だよね~。
{/netabare}

9話目
{netabare}
進路と恋愛。遠距離になりそうですね~。茜と小太郎、どっちが相手に依存しているのかな? どっちもかな? 女子で13.70は、普通に考えて速いけど、まあ、市ではというレベルで、県には届かない感じですね。千夏さん、ヒラ君、未練ですな~w
{/netabare}

10話目
{netabare}
県外なのに一緒の学校受けるとか、引くわ~。と、ならないところが、中学生だね。中学生通しの寒いノリがリアル。ちなみに、男にとって、純粋な意味での女友達なんていないけど、女性には純粋な意味での男友達がいるというのは、自分の経験則です。小太郎、の心狭~い。中学生の恋愛、暴走中ですね(笑)
{/netabare}

11話目
{netabare}
親が金ださなけりゃ、県外の私立なんて行けないしね。お姉ちゃん、正論w まあ、親が死んでも腹は減る、とも言うしな。まあ、普通は引くよな。親の心、子知らず。まあ、中学生なんてガキんちょだという話。試験に落ちる展開を期待してしまうな、リアル路線できているだけに。
{/netabare}

12話目
{netabare}
やはり落ちたね。まあ、そうだろうね、この作風なら。流石に、受験に落ちた程度で、人間失格はやり過ぎw 千夏さん、もう少し待ったらチャンスくるのに(笑) まあ、そこまで打算的に動けない、ということかな。いや、普通は告られたことなんて、言わないよ(苦笑) 千夏さん、どうやって見つけたの(笑)
{/netabare}

{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 70
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

今宵の月はどんな色?

オリジナルアニメ 全12話

漱石の逸話をご存知であれば、文学の香り漂う静の佇まいをタイトルから感じとれるでしょう。
総合9位(2020年11月)。旧採点方式でも一桁台だったような… 名作の誉れ高きラブストーリーの逸品。
とっとと観ればいいのにあにこれ登録ごくごく初期から『観たい』棚に入れたままようやくやっと。心が整った時に…とワケわからん理由で寝かせておりました。例によって期待値コントロールが重要なやつですね。フラットな心持ちで臨まれたし!

結局、心が整ってたわけでもないまま突入。読後…じゃなくて視聴後の感想は『大満足』でした。

 中学三年生の男女の恋物語

はい。太宰読みました。漱石読みました。尾崎豊も聴いてました(違っ)。“なろう”前夜でラノベの始祖スニーカー文庫なんてのも身近にありました。私の中学生時代。
色恋話は無縁だったので、噂になった男女にはやっかみ半分でひやかしたりゲスな問い詰めをしたものです。そんなんでは噂になりたくない気持ちは痛いほどわかります。

 こうしてなにかしら過ぎ去りし日々とピントが重なる瞬間に出くわします

それにビンゴと言いますかあくまで友達の話ですけど…好きな子が陸上部の有力選手だったりして村下孝蔵「初恋」{netabare}(※第3話の挿入歌){/netabare}に自分の心情を重ねていた思春期。目で彼女を追っちゃうんですよね。それに部活違うから同じ部員同士で仲良くしてるのを見かけると無駄に焦っちゃうみたいなところある。えぇ…友達の話(キリッ)

 酸いも甘いもそこらじゅうに仕掛けられたキュン死地雷を踏み抜くと沼確定です


ついつい主人公安曇小太郎(CV千葉翔也)を通してヒロイン水野茜(CV小原好美)に恋をしてしまうおっさんの私。わりと気持ち悪い構図です。正確には中三の自分に戻って恋をしていた…なんでしょうけど。

 あの時こうはできなかったな~
 なんであんなことしたんだろう
 
リアル寄りと言われております。具体的には“見ための再現度”“心情の再現度”作画や脚本部分のアニメーションがまさにそう。そこに“自然体の演技”が加わり作品の世界観を構築している。
だからこそ我々にあの頃を想起させるのです。酸いも甘いもと言いながらほとんど酸っぱめというかほろ苦い記憶と共に。
ハーレムや変な部活は無し。父と母は普通のおじちゃん/おばちゃん。一人だけ髪がピンクなのおりますが特殊な女の子が出てくることもありません。はっきりいって地味です。
そんなリアル寄りの“見ための再現度”“心情の再現度”“自然体の演技”3点について触れとくので、興味を惹いたら是非!


■見ための再現度

冒頭1話。中3男子の制服袖が短い。急激に大きくなる身体。あと1年だから新調したくない親の思惑。
頭身デフォルメや萌え仕様とは一線を画したキャラ造形の地味さは当たり前として、背景・小道具などに作品のこだわりを感じます。


■心情の再現度

同じく冒頭1話。近所のファミレスでばったり鉢合わせた二人のよそよそしさと距離感が物語のツカミとして完璧。
※ストーリーに影響はないけど一応隠します↓
{netabare}・家族といるとこ見られるのが恥ずかしい中学生男子
・ファンタメロンを選びかけてつい見栄張ってコーヒーを入れてしまう
・「お父さん、そういうのやめてあげて頂戴。小太郎も思春期なんですから」むしろ母親それやめて!
・帰宅後にシャワーも浴びずジャージのままって異性を意識する前ならではよね
・「学校では言わないで。恥ずかしい…」中学生女子も恥ずかしいようです{/netabare}

親といるのが恥ずかしがったり異性とのちょっとした接触でドキドキしたりなんてことは、たとえ『LINE』みたいにツールが発達した今も関係ないのでしょう。年相応の心の動きはいつの時代も一緒なのです。そうはいっても
・学校では会話できないのにLINEなら饒舌になる
時代性も踏まえている。実際そういうものらしいですしね。


■自然体の演技

二つあります。ひとつは抑揚と緩急に乏しいアニメアニメしてない発声その他。声演技のプロなんだし演技指導少しすれば早速演出に沿ったものが出てくるのでしょう。そんな“自然体の演技”を演技されてます。気心知れた仲間や家族との会話のテンションに差があることもしっかり表現されてました。
もうひとつはこの作品でのお芝居の要と断言できるコレ↓

 「ん…」「ハァー…」「…うん。」

短いセリフに様々な感情を込めたり、セリフなしの吐息だけで情感を伝える声の演技が秀逸。テクニカルな意味だけではなく

 {netabare}どんな言葉を伝えたらいいのかわからない{/netabare}

この作風には必然だったのではないのでしょうか? 小利口になるのはこれより後、年齢を重ねてからでよいのです。



まとめ

単純にリアルだったら良いわけではありません。この作品を観るとあの時の自分や周りの人に対して抱えていた想いは、振り返れば些細なことで、それでも当時は一大事だったことを思い出します。
そんなリアルな感覚を視聴者に感じさせる演出・脚本は計算されていて素晴らしいものがありました。
その分キャラクターはガチガチに作り上げられたものではなくて、曖昧で感情的な10代の揺らぎが存分に発揮されていました。万能感を感じながらも簡単なことで感情や考えが揺らいで進んだり戻ったりしてましたよね?貴方も私も。

そしてリアルに寄せた物語だからこそなのでしょうか。「まあ普通こうだわな」で終わらずに「こうであったらいいな」おとぎ話ほどではないけれども細い糸を手繰り寄せたかのような結末に感動する1クールです。
{netabare}※ちなみに第1話古本屋の主人が引っ張り出したLPレコード『はっぴいえんど』ですっかり幸せな結末しか信じてませんでしたがかなり不穏だった最終盤の展開でした。{/netabare}

続編は不要ですね。きもちいいくらい「きれい」な物語です。




※ネタバレ所感

■日本人が好きな“好き”

「直接じゃないけどどう考えても“好き”ってことが伝わるほうがよくね?」
「むしろラブソングでまんま“I love you”ってダサいっしょ」

作詞に悩む某氏の言。たしかに『トリセツ』には好きだの愛してるの一言が一切ない。また「ブレーキランプ5回点滅」は未だに語り継がれております。

{netabare}「もっと喋りたい…安曇くんと」

上記のセリフが「付き合いたい」「私も好きよ」に置き換えられるとエモーショナル成分が格段に落ちるのがわかります。それで大事な一言は溜めて溜めて…ドーンでしたからね。{/netabare}

万葉集あたりの恋の歌からしてそうじゃないですか。そのまま字面を追っただけでは歌意を捉えることができません。。ものによっては暗号です。
日本人が…は盛ってるかもしれませんが、自分は「好きだ」「愛してる」を連発するのよりはこっちのほうが好みです。


■30秒の功績

{netabare}Cパートですね。だいたい15秒or30秒のエピソードが毎話2.3本。{/netabare}

{netabare}いわゆる脇役たちのキャラ回に相当するパートをここが担ってましたね。
本編はほぼ二人に焦点を絞っていてどのシーンでも小太郎か茜が登場するのでした。陸上部のイケメン比良君やショートカット千夏ちゃんらキーマンは適度に顔見せしながら、同級生’SはCパートで人となりを説明します。
こうして二人をがっつり掘り下げ、学園群像劇らしく脇役にも視聴者の目を向かせて12話に纏める。春から卒業までの一年の物語を追ったわりには駆け足と感じない構成の妙でした。{/netabare}


■太宰治のビフォアアフター

小太郎のペンネームは「安曇治」。太宰好きの中三と聞くとそれだけでめんどくさそうな子です。

{netabare}「或る実験報告。人は人に影響を与えることもできず、また、人から影響を受けることもできない。」
『もの思う葦』に登場する一節。父に「小説書いてるのか?」と聞かれ浮かんだフレーズ。{/netabare}

{netabare}「少くとも恋愛は、チャンスでないと思う。私はそれを、意志だと思う」
『チャンス』に登場する一節。小太郎が図書館で手にした一冊から引用。{/netabare}

{netabare}「人が人に影響されないなんて、大嘘だと知った」
体育祭でべにっぽを見つけた後のやりとりは示唆に富む。
太宰の否定ではなく太宰からの解放というべきか。
一方で小太郎は自身の恋愛において太宰が言うように勇気を出して意思を示し続けてたと思う。

 実践の無い知識は無用の長物

使える太宰と使えない太宰。初めての恋で手探りしながら頑張ったからこそ手にしたものが血となり肉となる。こうして経験値は溜まっていくのだと思います。{/netabare}


■最終回※未見者開いちゃダメ、絶対!

振り返ってどんな話だったかは小太郎と茜の掛け合うようなモノローグで全て説明がつきます。

{netabare}小太郎<初めての恋だからまだ何も知らなかった>
   <すごい緊張して手の繋ぎ方、キスの仕方、友達にも秘密で、恥ずかしくて>
茜  <いつもどうしていいか分からなくて…だけどあの時勇気を出して伝えてくれたから>
   <ずっと一緒に歩いて行けるって信じられた>
小太郎<好きな人が自分を好きになってくれるなんて>
茜  <奇跡だと思った>{/netabare}

めちゃくちゃ一生懸命な二人の恋を応援した全12話でした。

{netabare}女の気持ちはわからんので小太郎について
A.「なんかうじうじして煮え切らん」
B.「お祭りの日もお前なにキレてんの?」
C.「最終回、泣いてる茜ちゃん追いかけろよ!」
ABCすべからく出来ないのが普通ですよね。小利口になるのは先で良い。
なんなら今でもやりだしかねん既婚俺氏。

最終回一つとっても。。。
まずはお姉ちゃんの煽りがありました。「遠距離なんて無理」と。
⇒どうなるかわからないのだから年長者のもっともらしい一言で揺れます。そんなことあったとは小太郎もつゆ知らず、茜も「お姉にこんなこと言われてさ」と小太郎に話を振ることができない。
その流れで、千夏と小太郎が同じ高校になり、千夏の告白を断ったのは千夏から知らされてたけど、小太郎がその話をしない。
⇒茜にとっては離れている間に千夏と何かあっても内緒にされそうに感じて不安になるし、小太郎にとっては余計な心配かけたくないからだしと擦れ違いが生じる。

それこそどうしたら信頼や愛情を確かめられるかわからなくて、それがキスという形になった。
もうそうするしかなかったんだろうってのが泣ける。
なんというか、べにっぽ(芋)を置いてこうとしたり、二人ベンチに座っているところ川を流れてる重なった落ち葉がすっと二つに分かれるところを見たりしてたので、今生のお別れコースかと思いました。{/netabare}

{netabare}陸上部のイケメン君もショートの親友ちゃんもグッジョブでした。
イケメンが告白のタイミングを逃しまくるのはしょうがない。あの頃言いたくても言えなかったよ。
親友ちゃんの“どうせフラれるんだから筋を通して告るだけしときたい”も責められませんよ。

かませ犬じゃなく千夏の告白時に真正面からのカットを用意するスタッフにも優しさを感じました。
それに主役二人が頑張ったからかな。千夏が告白した橋は小太郎と茜がキスした思い出の場所だったし、胸元に飛び込んでもそこには手編みのマフラーが。魔除け…じゃなかった…しっかりセーフティが働いてるようにも思えた最終回。{/netabare}




※最後に

『徒然草』の月を使った一節にこういうのがある

「花はさかりに 月は隈なきをのみ見るものかは」

桜は満開、月は満月の夜を見るものですか?いや違うでしょうの意です。そこから、雨の夜に見えない月を想い、どこにも出かけず過ぎ去る春を想うのも良し、と続きます。
それだけで終わらず…これは男女関係も同じで、本能の赴くままアレするのが全てではなくて、逢えないつらさを胸にかかえ 果たせなかった逢瀬を想って長い夜を一人で明かす。遠い空のかなた あの人はいる・・・ 

「浅茅(あさじ)が宿に昔を偲ぶこそ、色好むとは言はめ」

と荒れ果てた家で懐かしいあの頃を思い出したりする。恋愛の情緒を知っている人とはそういうもんだよ。と締めます。

月は満月・新月・半月・三日月といろんな表情を見せますよね。
今のご時勢だと下弦・上弦なんてのもあります。

重ねた月日の分だけ“今宵の月”はいろんな顔を見せることでしょう。それでも兼好法師が言うところの“恋愛の情緒を知っている人”よろしくどの月も“きれい”だったと振り返ることのできる人生を送りたいものです。

たぶん小太郎と茜はそんな感じ。


長文お読みいただき有難うございました。



視聴時期:2020年11月 

-----
2021.09.16 追記

緊急事態宣言期間の合間で川越行ってきました。聖地云々抜きにして趣きや良し。
たまたま宿の裏が3話に登場した{netabare}(小太郎が告った){/netabare}神社でした。「月がきれいだね~」と家族に振ったら「そう?半月じゃん」とむべなるかな…



2020.11.22 初稿
2021.09.16 タイトル修正/追記

投稿 : 2024/06/01
♥ : 70

74.4 10 クラスメイトアニメランキング10位
落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1372)
7446人が棚に入れました
魂を魔剣に変えて戦う現代の魔法使い“魔導騎士”。

その学園に通う黒鉄一輝は魔法の才能がなく落ちこぼれた“落第騎士”だ。

だがある日、異国の皇女にして“A級騎士”のステラから『敗者は一生服従』という決闘を一方的に挑まれ―勝ってしまう!

一輝は魔法の代わりに剣技を極めた異端の実力者だったのだ!

「なんでもいうことをきかせればいいじゃない!えっち!」

悔しがりながらも一輝に惹かれ始めるステラ。

そして騎士の頂点を争う戦いの中、かつての“落第騎士”は“無冠の剣王”としてすべての騎士からも注目され始める!

最底辺から並み居る強敵をなぎ倒して駆け上がる学園ソードアクション開幕!!

声優・キャラクター
逢坂良太、石上静香、東山奈央、浅沼晋太郎、小林ゆう、金元寿子、東内マリ子、相坂優歌、井口裕香、橘田いずみ、M・A・O、潘めぐみ、松岡禎丞、細谷佳正、有本欽隆

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

妄想を超えて

【2015/12/20 視聴完了して改稿】*少しだけ修正


学園魔法バトルハーレム物。

外見的には一言で表せるほどライトノベル周辺では定型化された物語形態で、もはやテンプレートとも言えるかもしれない。
類似設定の作品は枚挙にいとまがないのだが、しかし、本作を視聴すると、類似の諸作に比べ、意外なことに厨二臭が著しく少ないことに驚かされる。

特に同期に同時スタートした、その第一話が同じシナリオから映像化したのではないかと思われるほど似通った展開であるのが話題になった別アニメと比べると、厨二臭という点で、最初からはっきりと異なる感触があることが印象付けられる。

「厨二臭」は「妄想性」と言い換えてもいいだろう。


架空の物語というフィクションは、当然ながら現実とは全く異なる、空想力の世界だ。
同じ「空想」の中でも「妄想」を特徴づけているのは、妄想は他者と共有できない/共有が困難な「自分にだけリアリティを持つ」想像である、という点にある。

物語的想像力の少なくとも一部は「妄想」を出発点としているであろうことは疑いないが、妄想を垂れ流したのでは物語「作品」として成立しない。
物語=広く他者と共有可能な空想世界として提出するためには、「一般化」を施して妄想を他者にも共有可能な形に変換しなくてはならない。物語作者は、生の「妄想」を共有可能な形に変換していく作業によって「作品化」していく者だとも言えるだろう。

「厨二病」的空想がいたたまれない気恥しさを感じさせるのは、「一般化」に無自覚で、当人の内面や欲望を露骨に表現する「妄想」を露わに見せつけるところにある。
ライトノベルはこの「いたたまれなさ」に寛容というか、いたたまれなさの共有を指向するところがあって、通常であれば「独りよがり」と評される「一般化」の度合いが弱い作品でも許容されやすいようだ。

「学園魔法バトルハーレム物」はそんなラノベ的環境を象徴するジャンルだ。
妄想を一般化する作家的な努力や力量のある種の軽視が、テンプレという形で「妄想」→「作品」化作業の省力化として現れている。(ついでだが、この辺を批評的に暴露して主題化したのが『異能バトルは日常系の中で』だろう)

一般化の弱さが「妄想性」=厨二臭さとして前面化する結果、作品内容よりも単なる好みで語られることが多くなるのだが、特別にラノベに馴染みのない視聴者の視点からは、このテンプレの核となる妄想は、承認欲求、平たく言えば「みんなからチヤホヤされたい」という欲望に駆動されているように見える。

「みんな」の器としての『学園』で、「チヤホヤ」の具現としての『ハーレム』を実現するため『バトル』を行うのだが、そこで主人公が都合よく勝利するため、やれデバイスだの発動条件だのとルールが自由に作れる『魔法』が要請される。

学園魔法バトルハーレムの出来上がりだ。

視聴者から見て問題になるのは、このテンプレ自体ではなく、一般化の弱さ、つまり「チヤホヤされたい」という欲望が露骨に透けて見える「妄想性」が露わになって共感が損なわれることだ。
よく言われる「俺TUEEEE」という揶揄は、この「一般化」の弱さに対する批評性の表れと言えるだろう。

特に承認欲求が肥大化して「世界」から「チヤホヤされ」たいと妄想するとき、困難が増幅される。
「バトル」による勝利が「世界」からの承認に直結するためには、「魔法バトル」を規定する「ルール」が「世界」を支配する価値基準と直結して世界を駆動しているのだと示さなくてはならないが、主人公に都合よい恣意的なルールが世界自体を支配していると「一般化」して説得力を感じさせるのは容易ではない。
困難の表れが、一般化しきれていない「妄想性」=厨二臭さであり、甚だしい場合は、物語「世界」が視聴者を拒絶して意味不明となる。

いや、書店の新書コーナーにズラリと並ぶ、日本は世界中から尊敬と称賛を受けているといったタイトルの数々をみると、学園魔法バトルハーレムに限った話ではないのかもしれないが。



前置きが長くなった。

本作で主題化されているのは、スポーツにかける青春といった、いわば古典的な物語だといえる。
特徴的であるのは、主題ではなく、その表現方法のほうだ。

本作においては、テンプレ的な物語設定に寄りかかって「妄想性」を垂れ流すことをせず、強力に「一般化」を指向しているように見える。

まず、物語の「世界」全体の描写が排除され、「バトル」の価値が世界全体から承認を集めるような支配的な価値観と同一化される無理がないことが大きい。
作品上からは、世界の根本的な運営とは関係なく、「騎士」はメジャーなスポーツや格闘技のスター選手のような常識的な尊敬を集める存在として描写されているようにみえ、一般的な理解を拒むものではない。

原作小説がどのような筆致で描かれているか知らないので、この強力な「一般化」指向が原作の作者によるものかアニメ製作者によるものなのかは分らないが、主人公の造形と「バトル」の「ルール=決まり事」の関係性に、妄想性の拒絶が現れている。

特殊な「能力値の高低」が人格の価値まで決定するような評価軸に対し、能力は戦闘力に反映されることが価値の根拠であるのだから、「実戦の力」が評価軸であるべきだとする主人公の信念は、自分の「実戦力」への自負から生じるものだ。
自分には「能力値」とは別種の能力があるのだ、と。

この自負心は、主人公にとって自分の存在価値と直結するものであると描写されている。「実戦力」の証明は、何よりも自分が自分であるというアイデンティティのために必要とされているのであり、「決闘」=バトルへと向かわねばならない必然が、一般的な視聴者にも共感できる表現として提出されているものだ。

実戦力を獲得するために努力と研究を怠らない克己心も、バトルのルールとの関係において「妄想性」の打ち消しに大きく作用している。
この点で巧妙なのは、「実戦力」による評価軸の導入は、主人公をスタート地点に立たせるためのもので、主人公を有利にするわけではないという設定だ。そもそも「公式戦」のルールには、「実戦」での勝利以外に評価軸は存在していない。

努力によってかろうじて獲得する「能力値」以外の「実戦力」だが、諸作品でありがちな「能力値」そのものを無効化するような特殊能力は与えられないし、「ルール」もまた「実戦力」を基準にすることによって主人公を圧倒的な有利に導く「都合のよさ」を設定されてはいない。
「能力値」は実戦において強力な要素であることには変わりがなく、才能ある騎士の「能力値」による強力な「実戦力」に、主人公の自身の全てを懸けた「実戦力」で立ち向かわなくてはならない。
主人公のキャラづけに不可欠な不断のトレーニングもまた、これによって必然化される。

これは同時に、計測器によって測定される「戦闘力」の数字の大小で強さを「保証」される「トーナメント・バトルもの」やゲームの制度性への批判ともなっている。
実際に「下駄をはくまで分らない」現実の勝負事へと通じる本作の「実戦力」は、「制度」のコマにとどまらないキャラクターの存在感を呼び込む。

映像表現上でも、主人公や生徒会長が試合中に見せる、人相が一変する阿修羅のような歓喜の表情は、「騎士」の「試合」が、「妄想」に要請される承認調達の儀式ではなく、キャラクター自身の内部から湧き出る欲望に駆動されているのだと、説得力のある巧妙な描写となっている。
それはまた、主人公の自己証明の戦いが、いつか「勝利」という承認を必要としない、「敗北」しても失われないアイデンティティを獲得するだろうと予感させるものだ。

主人公のキメ台詞のリアリティはここから生じる。
厨二臭いキメ台詞は、妄想性を脱色されて、ごく普通のキメ台詞に聞こえるようになる。


ここまで物語の根幹部分をしっかり「一般化」して造り上げていると、「女子とイチャイチャ」するもう一つの妄想性は相対化されてあまり気にならなくなってくる。

女子とのお色気イベントやイチャイチャしたりの場面で、あわてながらも自然に振る舞う主人公の態度は、ハーレム欲望の妄想性から要請される性格設定というより、青春のエネルギーの全てを自身の存在証明に捧げて修行に明け暮れる主人公のストイックな造形と矛盾しないもので、ここでも妄想の操り人形的な不自然はない。(実際、妄想の要請に強制されて、二重人格のように表現される作品はうんざりするほど多い)

早々にチョロい(褒め言葉)ヒロインとステディになる展開も、妄想性よりも、一般的な納得を引き寄せるものだ。
大望を果たすまで一線を超えるのは控えたいという高校生である主人公の潔癖さは、年長者からは若い男子の犯しがちな間違いに見えるが、このようなカン違いもまた青春という物だろう。

妄想の共通了解を踏み絵として視聴者を選別するようなラノベ的テンプレアニメの中、本作の「一般化」指向は興味深い。
「妄想」という合言葉をかわさなければ扉を開いて物語の中へ入り込めない、会員制クラブのようなアニメ作品に比べ、門戸を開け放っているような風通しの良さがある。


繰り返すが、根幹部分が「一般化」されていることの効果が、他の生徒に剣術を教えたり、対戦者の罠を許したりと、一見するとキレイ事ばかりに見えながら、主人公の行動からわざとらしさを排除することにつながっている。

強さをひけらかして重ねた勝利をバックに「キレイ事」を言われても都合のよさしか感じないという感想もあるかもしれないが、敢えて言えばそれは感受性というか、好みの問題だろう。
娯楽活劇において主人公が勝利することまで都合のよさを感じるというのであれば、殆どの活劇を楽しむことに向いていない。
極端なことを言えば、桃から人間が生まれたり、亀に乗って海中旅行しても溺れないことに不合理性を感じるようであれば、そもそも物語というものに入り込むことはできないだろう。
問題は「おやくそく」が描かれることではなく、「おやくそく」をもたらす理由が説得的に感じられるかどうかだ。

集まってくる弟子志願者たちは、主人公を「チヤホヤ」する妄想性のために召集されている木偶人形なのではない。
彼らを、主人公のメソッドで「強く」することは、主人公の唱える「実戦力ベース」の評価軸の正当性の証明と流布に直結するもので、実戦力の自負心によってアイデンティティを支える主人公にとって、これを行わないことは、自身の価値観の否定とアイデンティティの喪失に結び付く。

主人公が「自分が自分である」アイデンティティを必要とする限り、「キレイ事」は必然化されているのだ。

主人公の「一般化」された設定が構築されている事が、このような描写を基礎づけていることは、たとえ「キレイ事」が嫌いであっても見て取ることはできるだろう。
少なくとも、「勝利」は、「妄想」に歪められた世界から「与えられて」いるのではなく、「勝ち取った」ものであると受け取れる程度には、一般化は成功している。


この10年近く、アニメの世界では体制を守ることを絶対視した主人公ばかりであるかのような印象があった。
「日常」とは貴重なものであるという文脈から生じた傾向かもしれないが、「妄想」的な「世界」にもかかわらず体制を乱すもの=悪と決めつけて体制を維持することを神聖化し、これをもって「特務機関」に所属して特権を与えられる事を目的化したような主人公たちは、かなりグロテスクに見えた。

この1年ほどで、体制を自身に敵対するものとみなして破壊的な行動をとる作品もチラホラと見受けられるようになったが、本作もまた、その流れの中にある。

作品内で描かれるのは「騎士」による「武闘会」という一種のスポーツの世界での反抗だが、あえて類型的な舞台設定において、「妄想性」に頼らず「一般化」によって「おやくそく」の数々を実現して見せる挑戦的な表現方法自体が、テンプレ的な設定の「制度」性の破壊を志向しているようだ。


表面的な要素を過度にパターン化してラベリングする事により分った気になるのは危険であると、同時スタートした、設定の制度性に埋没しきった別アニメと本作を比較することで、改めて思う。
好き嫌いは別として、両者が「かぶっている」アニメであるとはとても見えない。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

12話まで視聴済。感想と採点をば。総評は近く追記できたらと思います。

原作関連未読で視聴を始めましたが・・・
最終的にはコミックスを買ってしまう位には気に入ってます。
(キャラの心情や背景など詳細が分かって買って良かったと)

採点について-----
●物語●
{netabare}
正直・・・物語について特筆すべき点は無いようにも感じてます。
それでも「凡庸」というわけでは無く
「王道」と表現するのがしっくりくるかと思います。
{/netabare}
●キャラ●
{netabare}
物語と重なる部分もありますが、
この作品の良かった部分の1つがこの項目かと思います。
ビジュアル面や属性面ではテンプレとも思いますが
・ハーレム物にみえてハーレムでは無い
・主人公に目的目標がハッキリあってブレない
・惹かれる理由が描かれている
・実はチョロインだった
・ブラコン(?)ではあるが分別も持ち合わせている etc・・・
観ていて飽きさせない登場人物達が魅力だったように思います。

実は・・・。
1話での一輝とステラのファーストコンタクト。
トレーニング帰りで半裸のステラと鉢合わせるところ。
あのシーンの一輝の対応で「継続視聴しよう」と心に決めましたw
{/netabare}
●声優●
{netabare}
この項目について視聴前は、
珠雫役・東山さん以外は注目する要素がありませんでした。
最終的にはトータル的に皆さんの演技に依る部分も
大きかったかな?とも思えています。
特にステラ役・石上さんは序盤こそ疑問符でしたが、
話が進むにつれてしっくりくるようになってました。
アリス役・浅沼さんは・・・相変わらず幅広いかったですし。
桐原役・松岡さんは久しぶりに悪役(?)だな~とw
{/netabare}
●作画●
{netabare}
この作品の良かった部分その2。
剣士殺し編は若干怪しいところもありましたが、
概ね高い水準で描かれていたと思います。

何より特筆すべきは、感想内にも書きましたがバトルシーン。
アングル・動き・エフェクトなど、とても良かったと思います。
「見せ方」とでもいいましょうか。
バトルではありませんが、9話の山小屋でのシーンも同様。

OPのサビのバックでの映像が
章によって変化していく様も丁寧だなと感じました。
{/netabare}
●音楽●
{netabare}
一番採点評価し辛い部分w

酒井ミキオさんは僕としては初めて耳にした方でして。
基本男性ボーカル曲というのは積極的に聴かないのですが
中盤からは「これぞ落第騎士~」みたいな位には
馴染んでいたと思います。

EDのアリプロジェクトは・・・
何ともコメントできないです。すみません。
{/netabare}


12話まで視聴後-----
{netabare}
正直・・・黒鉄父と赤座さんについては触れたくないですね。
ネチネチと執拗に嫌がらせてくる腰巾着。
「考えてないわけではない」と言いながらも
自身の立場でしか考慮できない父親。
(考えた上での一輝への対応がアレなら何もしてないのと同義)
最終的にはバーミリオン父娘のおかげで溜飲は下がりましたが。

家に頼らず独力で何とかしてきた感の強かった一輝ですが、
やはり根底には「父(家)に認めてもらいたい」
という欲求はあったんですね。
結果的には叶わない流れで終わってしまいましたが、
それを補ってあまりある「家族(彼女込)」「理解者」「仲間」が
新たにできて良かったな~と思います。

それにしても・・・終盤はバトル描写に気合が入っていたな~と。
10話の珠雫vs会長戦は駆け引き・戦術、心理、動きなど
細かく丁寧に描かれていたと思います。

12話の一輝vs会長戦は・・・
一輝の収監~拘束・査問の流れから
一撃勝負という展開も相俟って、
短いながらも手に汗握る闘いだったと思います。
一刀羅刹の一輝の表情・肉体状況なども
彼の心情を描けていたと思いますし、
モノクロ+1色という極端な配色もむしろ
一輝・会長の様子をよく表していたと思います。

会長に打ち勝って「伝えなきゃいけないこと」が何なのか
薄々は読めてはいましたが・・・まさかプロポーズまでくるとはw
「お嫁さんにしてください」と答えるステラの嬉しそうなこと。

続きを作ってもらえるのか甚だ不明ではありますが・・・
できればお願いしたいタイトルの1つになりました。
七星剣武祭の手前で終わっているので続きはできそうですが・・・。
{/netabare}

9話まで視聴後-----
{netabare}
剣士殺し編については・・・
絢瀬さんが見事なまでに舞台装置と化していて、
むしろ目立っていたのは蔵人君という・・・。
(絢瀬父を含めてもいいかもしれないw)

これまでは、
生い立ちに悲観せずにストイックに我が道を行く、
そんな一輝の姿がクローズアップされてましたが
8話で戦闘狂っぽい所も見せてました。
蔵人と笑いながら闘っている姿は
「コイツらバカだな(良い意味で)w」と思える物でした。

選抜戦の絢瀬とは一刀修羅無しで闘ってましたが、
蔵人戦はどっちだったんでしょう?
多分使用してないのだと思ってますが・・・。
それと「天衣無縫」はどんな剣技なのでしょうか?
イマイチ伝わってこない描写だったかな?と思います。

9話は何と言いますか・・・。
色々書きたいことはありますが、果たして書いて良いのかw
Aパートへの気合の入り具合が尋常では無かったな~と。
時間配分とか演出とか。

ヘタレと言ってやりたい展開でもありましたが、
様々な『状況・現状』を考えた上でのことみたいなので。
一輝の「興奮具合」に触れる展開というのも珍しいですよね。
というか、普通の作品ならその辺スルーしますよね。
さすがステラ。物言いがストレートですw

ついに生徒会長登場。
ベスト4の実力者ということですが、
最低同レベル以上が他に3人もいるのかと思うと
一輝の先々は前途多難だな~と思います。

vs絢瀬で浮かんだ疑問が『ブレイザーとは?』。
「魔法や固有スキルの使える剣士」という概念でみてましたが、
彼らが世界でどんな立場なのか、イマイチつかめていないので。
調べてみようかと思いますが・・・ネタバレになりませんようにw
{/netabare}

6話視聴後-----
{netabare}
OPとサブタイトルに騙された感がありますw
勝手に「剣士殺し=絢瀬さん」だと思い込んでいた上に
OPアニメからステラと闘うものだと決めつけていたので・・・w
(5話からOPアニメが少し変わっていたのには気づいてました。)

指導の為でしょうが・・・
そうペタペタと女の子の脚を触りまくるのは、正直どうなの?w

そして心配と嫉妬からでしょうが、
ド直球でその感想を尋ねるステラも大したものだとw
素直に言葉に出来る甘えられる相手がいるというのは、
良いことだと思いますし羨ましいことですw

何かにつけてステラに厳しい珠雫さんも口が悪いw
まぁ、あの量を平らげてあのスタイルですから、
もしかすると・・・いやいや標準です、きっと。

白装束の絢瀬さんに呼び出されたところで次回へですが、
また凄い気になるタイミングだな~と思います。

あ・・・アバンの生徒会メンバーはいろんな意味で可哀想でしたね。
ステラと闘った人は・・・回してる間に攻撃しちゃダメなのかな?と
空気の読めないことを考えてしまいました。
{/netabare}

5話視聴後-----
{netabare}
ステラがどんな「体験」するのか?と
勝手にハードル上げてましたが・・・。
思ったより普通の(?)痴話喧嘩でしたw
CM明け辺りからは何となく流れは読めてましたが、
まさかプールでそのままとかは予想外でしたね。

水深が謎なプールとか、
2話の水着に比べれば・・・とか、
クラスメイトの手のひら返しっぷりとか、
気になる点はあるはずですがw

作画はちょっと雑だったかな。

まぁ・・・お付き合い始めて2週間で、
何も無くて欲求不満(?)気味というのは分からなくもない。
しかしまぁ・・・1話前半辺りの姫様と比べると
変わる物ですね~としみじみ感じてますw

ニヤニヤという意味でも
微笑ましいという意味でも
面白いという意味でも
笑わせて頂けた回だったと思います。
{/netabare}

4話まで視聴後-----
{netabare}
放送が無かったり、既に切った作品もありますが
今期のラノベ枠の中では一番楽しめるタイトルと思います。
1話での展開や設定などが『アスタリスク』似ていることで、
巷で話題になっているのを知った上で視聴開始しました。
(我が家付近では先に『落第』、2日後に『アスタリスク』の順)

1話だけ観て・・・気に入りましたw
確かに他のラノベタイトルが思い浮かんでしまう程に
何処かで観たことがあるような設定や展開でした。
が・・・登場人物の行動や心理面で
こちらの予想の斜め上を行ってくれたことが
ポイント高かったです。
2話も大体同じ点で楽しめたと思います。
3話・4話はどちらかというと王道な展開で、
むしろ普通に感じていました。

作画や声優さんについては特に文句も無く。
当初ステラ役の石上さんはどうかな?と思ってました。
しかし話数が進むにつれてしっくりくるようになりました。

物語のテンポが良いのも特徴でしょうか。
原作からなのかアニメになってなのかは不明です。

登場人物について。
●一輝●
まさか本当に落第してるとは思わなかった。
落第生というか劣等生かと思いましたが、
やはり特殊能力持ちでした(さすおにかw)
かなり不遇な幼少期から現在にも関わらず、
性根が腐って無いのがまずポイント高い。
素直ですし、努力家ですし、難聴でもないですし。
4話でキッチリ答えをしてる辺りも良かった。

●ステラ●
自分史上、最速でデレたヒロインかと思いますw
チョロいと言うか、何というか。
(ハーレム物では無いそうなので、それも有りかと)
1話の時点で結構、好意(と興味か?)が漏れてるのが見え見え。
と言うか・・・主人公よりこの娘のが変態な気がするw
寝込みを襲って?みたり。
自身を下僕と公言してみたり。
いきなり風呂に乱入してみたり。
(こちらも4話ですが)
それでもしっかり好意を口にできる所や
真っ直ぐな物言いは、とても良いと思います。

●珠雫●
まず東山ボイスというだけでポイント高い。
しかもヤンデレ(ぽい展開だった)キャラは珍しいw
兄想いなのは間違い無いと思われます。
が・・・登場シーンがインパクト大すぎるw
実妹なのに、出会い頭にあんな「糸引く」展開とは。
血縁であることと、一輝にパートナーができる?流れから
ヒロインという立ち位置では無さそうですが
今後どう絡んでくるのか楽しみです。

●凪●
公式サイトに「男の身体に生まれた乙女」とあるので・・・。
いきなり珠雫の相談役(ルームメイト)になったり。
事情通だったり。
結構食わせ者な気がしないでもないですが、
今は黒鉄兄妹の助けになってくれると信じています。
信じていますが・・・
シャワールームは女子用で大丈夫なの?w
(また4話について・・・)
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22
ネタバレ

愛花 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

個人的には秋アニメ1のダークホース*\(^o^)/*

このアニメ、最初は見るつもりもなかったんです。
アスタリスク観るしいいやって。。
でも落第騎士とアスタリスクに第1話が似すぎているという評判を聞いてどんなものかって観てみると。。

まずOPから惹きつけられました。。
ちょっとかっこいい入り出しで男性の方が歌っていて、アニメーションも白黒に赤が映えてクールで、お、これは何か違うぞ!という予感がしました。
曲は酒井ミキオさんの『アイデンティティ』です。

EDは久方ぶりのアリプロさんでしたね。
アニメーションはこれどうなの、って感じでしたが歌は良かったです♪
というか彼女おいくつなんでしょう。。
相変わらずの歌声でした(@_@)‼︎

第3話あたりからとても面白くなってきました。
バトルシーンは動きがとても細かくて迫力があってかっこいい!
主人公最強系と違って、主人公がボロボロの血だらけになりながら勝っていく様もめちゃめちゃかっこいい!!


1-4話
{netabare}
1話
一輝、ステラの着替えを見てしまう→相手の一生服従権をかけて決闘→一輝勝利

2話
一輝、妹と再会(キス。。)

3話
一輝、ステラ、珠雫、有栖院、ショッピングモールの立てこもり事件に巻き込まれます。
一輝かっこよし。。。めちゃつよーい!
有栖院の影を操る能力も気になりますねー(´・_・`)

4話
一輝と桐原の試合。
前半ズタボロの一輝、ステラの呼びかけに冷静になり、桐原の言葉、行動パターンなどから「桐原の思考を掌握」し桐原に打ち勝ちます。
一輝かっこいいよ!!!
その後。。一輝とステラが正式に恋人関係になります(^-^)♡
ヒロインたちの間でどっちつかずの、というより露骨なアタックを受けているにもかかわらず好意を寄せられていることにも気付かないようなラノベあるある主人公より、こういう方が好感持てます!
(妹からの好意にはとても鈍い一輝ですが(笑)まぁそこは、例の"お兄様"同様ということで。)
わ〜〜これからが楽しみです♡♡
{/netabare}

5-8話
{netabare}
5話
ゆる会です(笑)
一輝に剣術の教えを請う学生に、一輝は嫌な顔1つせず剣術を教えます。
その流れで生徒たちとプールに行くことに。ステラも誘われます。

張り切って水着を着てきたステラですが、一輝は生徒につきっきりでステラは不満顔。

ステラは日下部の計らいでやっと一輝と2人きりになりますが、一輝が話があると切り出すとステラは別れ話だと勘違いし、2人で口論になります。

喧嘩の末お互いが想い合っていることがわかり、今したいことを同時に言おうということになると、2人とも小さい声で「キス…」と…\(//∇//)\
いやいや、こっちまで赤面してしまいますよ笑笑

キャバルリィのこういう感じ、他のラノベ作品には無くて凄く好きです‼︎
一輝がステラと恋人関係になったのはかなり正解だったと思います♪

6話
新キャラ綾辻が登場。
父を超えられないという悩みを抱えて一輝に近づいて、一輝の的確なアドバイスを受けます。

教える過程で一輝が綾辻の太ももから股関節にかなり近いところまで触ってギャーーってなりました(^^;;
「自分でやっておいてなんだけど大丈夫だった?」と一輝が聞いていたことから、自覚はあったとわかってちょっとホッとしましたよ←

綾辻は次一輝と対戦することになりましたが、一輝を夜中屋上に呼び出して、何か仕掛けてきそうな気配です。。

7話
絢辻の策略は試合当日に一輝に一刀修羅を使わせて試合で使えなくさせるってことでしたね…
そして試合でも反則をします。
一輝は予め反則を予測しながら、一刀修羅無しで絢辻に勝ちます。
それにしても一輝いつも血まみれですね…OPもそうですが…
いや、かっこいいですね(*σ´ω`*)σ

8話
絢辻の道場を取り返すべく倉敷に決闘を挑む一輝。
剣を交える中で、絢辻の父は無念の内に倉敷に敗れ道場を追われた訳ではなく、嬉しかった、そして相手に無礼のない剣を振るう力が残っていなかったことを申し訳なく思っていたのだとわかる。

まったく予想外の展開で素晴らしかったです‼︎倉敷って乱暴者ですが剣客ですね…!かっこよく見えてきました(^_^*)笑
{/netabare}



9~12話
{netabare}

9話
いわゆるサービス回というやつですかな(・Д・)ノ
いや、でも不自然な感じがなくてよいです!
落第騎士の、ラッキースケベのような控えめなエロではなく遠慮なくエロい展開になるとこ、わりと好きですよ!!
一輝が真面目な性格なのも好感持てます(*^^*)
一輝のおかげでエロいシーンも女性にあまり反感(?)持たれにくい気がします(´・ω・`)

それから我らが生徒会長東堂刀華の初登場回です(*^_^*)

10話
しずくvs生徒会長
バトルが熱すぎる!!
動きが細かすぎです。迫力満点!
文句なしの神回です!
バトルだけでなくしずくの心理描写も盛り込まれているのもよかったです。

11話
赤座の陰謀により一輝が査問にかけられ、監禁されます。
心のどこかで信じていた父親にも突き放され、一輝はどん底へと落ちていきます。

12話
最悪のコンディションの一輝に赤座は刀華との試合を仕組んできます。
絶望のどん底まで落ちきった一輝を、ステラやこれまで一輝が助けてきた仲間たちが引っ張り上げてくれました。
刀華との試合は、今までのどんな試合よりも短く一瞬で終わりましたが。。
ここの作画も本当に素晴らしい!
一輝が集中して世界が白と黒に変わっていき、OPのような作画になったと思ったら、一輝は血まみれになって、牙もむき出して、まさにOPそのものでしたね!
最後に手を突き上げて拳を握り締めるところまで!
本当に、巧いなって感動しました!
一輝と刀華のセリフをぴったり重ねてきたとことも美しかった!
声優さん、絶対に何度も合わせたんだろうなあ。。

一輝のプロポーズも素敵♡
結婚してくださいではなく、家族になってくださいっていうのが実に一輝らしいですね(*^^*)

最終回にふさわしい回だったと思います*\(^o^)/*

{/netabare}

こんなに面白い作品になるとは思っていませんでした‼︎
2期に期待してしまいます(*σ´ω`*)σ

投稿 : 2024/06/01
♥ : 42

84.2 11 クラスメイトアニメランキング11位
ReLIFE(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (1359)
6929人が棚に入れました
海崎新太(27歳)は、新卒として入社した会社を3ヶ月で退職。
その後の就活もうまく行かず、親からの仕送りも打ち切られ田舎に戻ることを迫られる。
悩みを打ち明けられる友達も彼女もいない……
途方に暮れる海崎の前に謎の人物・夜明了が現れる。
夜明は海崎にニートを対象にした社会復帰プログラム「リライフ」への参加をもちかける。
その内容は、謎の秘薬で見た目だけ若返り、1年間高校生として高校に通うことだった――。

声優・キャラクター
小野賢章、茅野愛衣、木村良平、戸松遥、内田雄馬、上田麗奈
ネタバレ

カボチャはんたー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ニートしてたら高校生やり直すことになりましたヽ(´▽`)/

ニート更生プログラムリライフ…
たしかに高校3年生からやり直せるのなら
多少はやり直したいことあるので受けてみたいな~
ニートになろうかな~

1話 {netabare}
この主人公わざとスーツ着て飲み会いってるよ
絶対こんな飲み会楽しくないわwお母さんにそりゃ怒られるわwww
仕送りももうなくなって…27歳に仕送りはきついわなwwww
新太、大学院まで出てるのね

新太の前にリライフ研究所の夜明さんが
リライフの被験者?実験期間は1年間
最終的に就職先まで用意してくれる胡散臭い仕事先(笑)

新太若返ってる~(笑)
見た目が高校生くらいまで若返る薬(・∀・)イイネ!!
この春から1年間高校生になって高校に行けとか
もう一回やり直してみたいって意味では行きたいかもね(*’ω’*)

夜明、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
大人のクズ褒められた(*’ω’*)
生活全部保障っていいよね
高校生でもう一回やり直すかどうかは新太次第

本当に来ちゃった新太君(笑)
しかも3年生から
いきなりコミュ障かましてる(笑)
夜明も一緒のクラスかーい(笑)

夜明去年もここに通ってたのかw
最初に新太が絡んだのは秀才タイプの千鶴ちゃん
高校生らしい自己紹介じゃない新太
さらにいきなりテストキタ━(゚∀゚)━!www

まず筆箱がない学生www
新太感覚がクズだなぁwww
そして隣の席の狩生さんは優しい子だな~(。-∀-)
狩生さんはこのテストに賭けてるのな

数学ってもうできないよな~(笑)
職員室に呼ばれる新太、怒られてる(笑)
年下に怒られる新太さん
新太の諦観具合の羨望w
先生に対してトラウマがあるのかね?

出た!夜明!高校生なのか大人なのか?
記録員の夜明(。-∀-)こいつ性格ドSだなあ~
研修がてら去年も

リライフはニートを更正させるプログラムなのね
なんていうか…リライフしたいよーな…したくないよーなヽ(*´∀`)ノ

新太、被験者2号なのね
ってことは1号は?
{/netabare}

海崎 新太(かいざき あらた)
27歳無職・大卒院卒。初めての就職先で社会に絶望し退職。
友人たちとの差に焦りつつ日々を送る。 “リライフ”という実験の被験者に選ばれ、 高校三年生に戻ることを選択。

2話{netabare}
社会復帰プロジェクトちょっと受けてみたいな~(笑)
早起きマジで辛いは同期
新太のテストの点数ひどいな( ̄∀ ̄)w

チャラいのに頭いいとかすげぇな
大神のコミュ力すごいな~
機嫌悪くても…狩生ちゃんw
ひとつでも赤点あったら再テスト(笑)
エンドレス再試wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
新太って墓穴掘るタイプよねw
大神っていいやつだな、さらにメガネっ子小野屋さんもw
上には上が居るが下には下も(沙*・ω・)

大神(おおが)、思春期は人の恋模様に機敏よね~
お揃いのピアスなんだヽ(・∀・)ノ
狩生ちゃんかわいい子だなwツンデレだなwでも自分を追い詰めちゃう子なんだなw
二人でクラス委員したかったんだろうな

新太と小野屋のナイスコンビネーションw
4点でタバコの人だと日代さんに思われてるw
なかなか難しいタイプの子だな(笑)
大人だと思われた新太wまぁそうなんだけどw
笑顔の日代さん( ・∀・) イイネ!

シルバーピンすげぇ
新太なんか大物だと思われてるw
そういえば夜明は一人飯(ぼっち)なのねん

今度は1000円も追加されてるw
結構思ってることを口に出しちゃうのね(笑)
社会人やると人の感情や言動に機敏になるよね

日代さんもなかなか考えてるんだなぁ
敬語で話すのもキャラになっちゃえばとっつきにくくなくなるよね
日代のニコニコwwwwwwww

自然に友達はできないよなー
当たり前の未来なんてそうそうこないよなー
いきなり携帯くれ発現www
アドレス的なものを教えてってことよねw

日代さん頑張ったヽ(・∀・)ノ
夜明の観察者っぷりな

案外、タバコのこと気にしてる新太(笑)
記憶消えちゃうのね
リライフの他言も禁止

記憶のないまま気づいたら28歳になっちゃった…恐ろしいな…
日代さん丁寧でいい子だな
新太勉強しろよw
EDホットリミットなんだけどwww

{/netabare}

日代 千鶴(ひしろ ちづる)
女子成績学年1位の秀才。
極度のコミュニケーション音痴。
わからないことをすぐネット検索に頼るクセがある。

3話{netabare}
下駄箱に手紙とかヽ(・∀・)ノ
日代さん案外お茶目でかわいい♪好きだわ~♪
まず下駄箱って響きが懐かしいw

日代さんさすがネットの申し子w
だけど真面目キャラ(笑)
夜明の笑顔が怖い(╬゚◥益◤゚)
大神は大神なのねw
再試の方が悪くなる新太と杏
駄目だこいつ認定されてる大神(笑)

事実想像以上のバカ新太さん
カズ君って誰も呼んで…おっと日代さんだけ(笑)
ニコニコの意味が間違ってるw
もうこの時期の女の子こわーいw
運動とかいつぶりってなるよなw

男女体育教師対決w
朝地君地味にすげぇw
最近の子は体型かっこよくて羨ましい
犬飼君こえー

大神運動ダメなのね~ヽ(*´∀`)ノ
生まれ持った運動センスなーw
新太歳のせいで肩が回らなくなってるw
大人って急に動いたら危ないんだな

女子のも見れるのいいね~
狩生ちゃん運動神経いいのね
玉来さんめっちゃ運動神経すごいのな
なんていうか…狩生ちゃん…JKのキャッキャはいいね

犬飼めっちゃ絡んでくるなw
狩生と日代さん相性悪いのな(笑)
名前覚えてもらえてないとか一番ショックよね∑(O_O;)

夜明の平均値すげぇな~

新太足を痛める不祥事wwwww
もう身体がついていかないのねw
膝グロテスクwそして朝地がちょうイケメンなことについてw
お姫様抱っこされてる(笑)

傷の治りが遅いのも…日代さんにいつかバレるんじゃね(笑)
狩生さんびっくりしてる日代の笑顔
めちゃくちゃ勘違いで問題が起こる予感
去年の被験者とは違いが大きい

毎回ED変わるのね
歌のチョイスで年代わかるよね(笑)

{/netabare}

大神 和臣(おおが かずおみ)
チャラいイメージだが実は成績クラス男子1位。
ピュアな一面もあり、 恋愛に疎い。運動音痴。

4話{netabare}
狩生はステータスと大神の隣に入れることが…
千鶴と大神の感じにwwwカズ君定着してるのねwww
狩生と千鶴の一触即発(一方的)起こりそうな予感w

狩生ちゃんめちゃくちゃ不機嫌(*’ω’*)
千鶴のゲス顔を思い出してイライラw
玉来ちゃん、ご飯の時も牛乳っ子、身長ではなく胸に全部栄養が(笑)
なんというか一番になれないし…千鶴のニタ顔wwwwwwwwww
大神の努力実らずw新太も小野屋もまったく成長せず(笑)

千鶴も誘って二人のシルバーピンパターンw
新太の空気読むスキルぱないな~(笑)
そして大神はバカだった(笑)
大神のジト顔嫌いじゃないw
新太空気読めるなりの疲れがあるよね

千鶴のぼっちスキルぱないなw
友達もできそうな感じ、しかも狩生とだと!!w
勘違いはなはだしいな(笑)

もう一人のボッチw夜明www
夜明は仕事上、千鶴を誘うことができないらしい
周りを綺麗にしときすぎるのも…
二回目の青春のあがきが凝り固まっていた心を揺らぎ解かす

リライフ生活1か月経過
大神がいなくても再試のプリントやらんとねw大神怖いwww
狩生と目が合っただけで仲いいと思ってる日代さん

狩生の負のオーラが溜まってるなー(笑)
玉来親衛隊だな~(*’ω’*)☆
負けず嫌いと嫉妬と不安な気持ちで押しつぶされそうなのなー
アラサーになると身体の治りが遅くなる

おっと…嫉妬の気持ちが歪んだ方向に~
ナイスタイミング?バットタイミング?で新太と遭遇
揺らぐ心(=゚ω゚)ノ

ある意味青春の一ページ
というか事故…そして当事者の意識がない千鶴が二人を発見

EDのチョイスが素晴らしいな
ラルクのHONEYとか熱い!!
{/netabare}

狩生 玲奈(かりう れいな)
負けん気の強い性格で、成績優秀・スポーツ万能。女子バレー部所属。
だが、そんな自分に満足せずに常に上を目指すストイックなツンデレ。

5話{netabare}
物音を聞いて駆けつけた千鶴が目にしたのは階段から落ちて倒れてる二人…

目覚めたら保健室のベッドの上
男の子(27歳)にはきついなー
社会では自分のせいでなくても謝らなくてはいけないこともある
みんな蹴落とさないと上にあがれなく…

人を落とすことは自分を落とすことにもなる
狩生ここで負けるな~(=゚ω゚)ノ
頑張っても報われないこともある…よなー

新太大人だなー(27歳)
なんつーブーメラン戦法(笑)
おっと千鶴キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!待ってたー
千鶴のコミュ音痴はなはだしいw
鈍感に悩む千鶴…人の気持ちって難しいよな~
気にしすぎちゃうとこっちが疲れるし…千鶴の頭がショート寸前☆
もやっとした気持ちは後回し

新太も二人を観察、さらに夜明もいたのねw
これは狩生と千鶴で解決しなきゃいけない問題だもんなー

千鶴の鈍感さ、すごいよなー(笑)
まぁある意味ドストレート(笑)
案外新太の言葉は人に突き刺さり影響を与えるのね
狩生の勘違いと整理wwww
なんていうかこのくらい不器用だと面白いよなw
分析能力に長けてても人との付き合いはわからない

なんていうか青春(笑)
二人の仲を取り持った新太
ただ…自分の放ったきれいごとが正しかったかどうか…
夜明なかなかドSだなぁ

今日のEDはパフィー♪
狩生ツンデレキャラみたくなってるwツンデレかw

{/netabare}

夜明 了(よあけ りょう)
リライフ研究所の サポート課職員。海崎のReLIFE実験担当者。
いつも朗らかだが“くえない”性格。
高校生の姿になり、海崎の同級生としてサポートしている

6話{netabare}
千鶴…もしかして恋をしちゃってる?w
あれOPの最初こんなだったっけ?…まぁいいや(*´▽`*)
千鶴のひきつった笑顔好きだわwww

新太GW油断しすぎwwww
10分間で片付けられるのか(*´▽`*)
新太必至に片づけと消臭したなぁ
勉強会というよりどれだけごまかせれるか
今どきの子はMD知らない٩( ‘’ω’’ )و

新太が入学できたのは…w
小野屋さん謎な子だよなー
社会人的付き合いってだるいからなぁ
そして二人は勉強のし過ぎでショート(笑)

再試のあとには中間テスト…再試無限ループ(笑)
新太頑張って隠し通せるかな~(´・ω・`)
新太突然のバイト…コンビニでやってたのか~
コンビニ大変だよなぁ٩( ‘’ω’’ )

二人きりだとまずい発想がない…純粋な大神なwww
二人きりはきまずい新太であった(*‘ω‘ *)
何状態観察って?(笑)
そんなこともできるのか?プライバシー筒抜けだな(笑)
おっと小野屋にカレンダーのこと聞かれて…ピンチ!!

そりゃ夜明もドキドキだわな
アルバイトでごまかした~(笑)
おっと駅前のコンビニでバイトしてたか…新太と以前あったというが…

小野屋眼鏡外すとかわいいなカワ(・∀・)イイ!!
小野屋と新太急接近?w頭に気になる子出てきてるやんw
小野屋可愛いなぁカワ(・∀・)イイ!!

夜明駆ける(*´▽`*)
そしてドアから登場w
小野屋もそっち側の人なんだろうな~
やっぱりなー(‘ω’)ノとりあえず小悪魔だなw自由奔放w
サポート課はふざけてルやつばっかり

今日は新太の人間性を試す実験だったらしい
ニコニコしてる二人怖いなー(笑)
新太を選んだのは小野屋らしい

半分本島で半分嘘の真実とは…ね
今日はセンチメンタルバスか
{/netabare}

小野屋 杏(おのや あん)
海崎と同じく3年生から編入してきた。
楽観的で何を考えているのか、むしろ何も考えていないのか、分からないところがある。

7話{netabare}
夜明さん上からの圧力すごいな~
自分の立場なー…

そういえば被験者1は誰なんだろう?
適正調査?被験者2?なるほど少し過去回想なのか
普通に小野屋はメガネじゃない方がかわいい気が(*´▽`*)
距離感は確かに難しい…

毎日毎日レポート書いてるのね
被験者1号は何の変化も見られなったのね…
小野屋いい後輩だな( ;∀;)

夜明さんの切り替えすごいな~w
小野屋も夜明も一体何歳だろう?
本来の夜明は茶目っ気あるのな

夜明視点の話も面白かったな(*´ω`*)
EDサウダージとか熱すぎるな!!
{/netabare}

8話{netabare}
テストの実力は変わらずじまい(笑)
小野屋は赤点回避w先生に呼ばれるとかある意味オワタ新太w

先生にも真面目に心配される…新太さんである
何のミスもなくそれですか(*‘ω‘ *)
諦めても逃げずに立ち向かう…

出た!玉来ほのかちゃん
この子も赤点5つ取ってるww
新太仲間できて嬉しそう
先生いいこと言うやん
男子バレー部だって頑張ってるんだようwww

ほのかはスポーツ推薦で入ったから勉強が少し苦手
青葉を選んだのはあきちゃんとのぶちゃんw
青春だなぁww

出た!日代さん(*‘ω‘ *)
急にシャットダウンしてるwww
みんな大神と小野屋の関係を気にしてるw
狩生愛されっぱなし(*‘ω‘ *)笑
はい喜んで~(笑)

戸惑う狩生はかわいいぞカワ(・∀・)イイ!!
ほのかってこういう噂話とか悪意とか…弱そう
狩生もほのかもいい友達持ったな~

あきちゃん程度www
のぶちゃんは寝るの早いw
部活やる前に再試…

夜明、新太に再試がなってよかったね~
小野屋混ざるとクールな夜明がwww
ほのかは合格
新太はまた来週w

ほのか寝不足で…てか保険医って犬飼の姉なのか(*‘ω‘ *)
大神、新太がダメで嬉しそうwww

唐突にシャットダウンしちゃうのが人間…
あー穂乃果が倒れて拍子にボールが転がって狩生が避けようとして
捻挫してしまって…

亀裂とはこういうことか…
なんで…こうなっちゃうのかしら…青春って残酷な一面もあるよな
ED雪の華なのもいいな
{/netabare}

玉来 ほのか(たまらい ほのか)
女子バレー部のキャプテン。 マイペースでおっとりしているが、スポーツ万能でまさかの怪力の持ち主。 犬飼&朝地とは幼なじみで、二人からは「タマ(ちゃん)」と呼ばれている。

9話{netabare}
日代んって呼ばれてるのか千鶴
あれからほのかと狩生は…

千鶴ってぐさぐさいくのなw
だけど変に鈍感な千鶴さんなのである(笑)
あーあ狩生これ間に合わないやつだな…全治2週間か…

狩生…もうこのまま引退するつもり…かー
さすがの千鶴も何か気づいたかな?(笑)
ほのか…話しかけたいけど言葉が出てこない…わかんないよな~
逃げるしかないのか…

気が早いなーあきちゃんw
おっさんの粋な計らい…ここでかーw
負けず嫌いだな狩生wまったく間の悪い大神さんであるw
まったく大神はいいやつだなーw

狩生は自分に素直になれないのなー
いやー楽しそうだな~小野屋(笑)
被験者がいないところでいろいろ事件がな…
主人公はまだ気づかず…

今日はオムライスにしたけれど一人な千鶴…さすがに様子がおかしいことに気づいてる
お!さすがに新太も気づいたか!この妙に居心地の悪い感じ…
新太は味わったことがある…あの感じ…

千鶴…お部屋の前まで来てたとかww
相談したいことがあるから直接とかw電話という発想に思いつかなかった千鶴さんw
新太の方が動揺すごいなww
超監視されてるwww

千鶴空気を読めるようになった?
自分のことじゃないなら空気読める
理不尽でも正しくても…抑えなくてはいけないものがあるのか…
感情だけではどうにも…

新太のトラウマ的な部分に…自責の念が暴走しちゃってww
新太の先輩…

周りからしてあげたい気持ちもあるが踏み込んでいいのかどうなのか…怖いよな
千鶴いいこというな!リベンジ!しかも一緒にとか
ふぁいおーwww

ほのか調子出ないよな~
千鶴のリベンジマッチ
本当にほのかも狩生も愛されてるなw

セッティングは完了…あとは動き出すリライフ
今日のEDは…カボチャ知らない( ゚Д゚)
と思ったらブリリアントさんかー!
{/netabare}

犬飼 暁(いぬかい あきら)
無口で無愛想だが正直な性格。
口より先に手が出るタイプ。
玉来&朝地からは「アキ(ちゃん)」と呼ばれている

10話{netabare}
ほのか思いのたけを告白…
頑張れば頑張るほど周りを傷つけるって…辛いよな~

狩生の負けず嫌い最初からだな~w
たしかに初対面ならなんなのこの子~だよなw
手を抜いてるかどうか確かめたかったのね(^-^)

拒絶されたらどうしよう…怖いよな~
転校が多いと心がどんどん麻痺していくのか
人とかかわるのをあきらめたらこの様ですw
新太ナイスサポートするよな

ほのかの笑顔が見れただけでwこの間は不細工www
本当にチャンスは突然訪れる( ゚Д゚)
ほのかと狩生…このままでは…
まったく素直じゃないんだから~狩生~
まぁこういうのも青春の1ページか

夜明から急に感謝…w
また明日ってことは夜明も来るのかwってことは小野屋もw
狩生が来ることを信じるしかない
トーナメント戦だから勝たなかったら…

千鶴、引きずってまで狩生連れてくるつもりなー
過度な干渉はダメだけどこういうのは手助けしたくなっちゃうよな~w
逡巡しちゃったのな狩生
踏み込んでこないでか…きついよなー

気持ちがわからなかったら心配しちゃだめなのかな~…か
手を出すこともあるのねwww
千鶴が言うと説得力あるな~
わがままを通しに来たのな~千鶴
どうでもいいけど転校しない一番最初の千鶴さんかわいいなw

狩生は愛されてるな~
最後の試合にでてほしいはみんなのわがままは一緒
1セット目は取られて…ペースはあっち…
新太も千鶴もナイスフォローだな

まぁ話は終わったらだよねw
こっからが試合本番よね~♪
まぁでも終わっちゃったものはしょうがないし千鶴は真ん中に座ってしまったんだろうw

一件落着かね(^-^)
犬飼さんお礼とか言えたのねw

おいED最強かよ
泣かせる気まんまんだろ青春かよw
{/netabare}

朝地 信長(あさじ のぶなが)
温厚で優しい性格で人当たりも良い。
運動神経抜群。 玉来&犬飼からは「ノブ(ちゃん)」と呼ばれている。

11話{netabare}
元に戻る薬が欲しいらしい…新太トラウマと向き合う覚悟を決めたのか
やっぱり先輩は死んじゃってたのね…

夜明も同行するつもりらしいw
首元はやっぱりトラウマの…
夜明も同行するなら新太お墓参り許可される

千鶴から声かけるとかたしかに珍しいな( ゚Д゚)w
夜明は起きられないタイプの人らしいw
起こすのに疲れるタイプらし夜明www

大人になるまであっという間(*´▽`*)
小野屋は何を頼まれたんだろう?
新太はお話ができる人なのかww

佐伯先輩かっこいいな憧れちゃうな
人ひとりの命より仕事だー、会社だー、自分の昇進だー…
っていやになることもありますよな…

大人になるってこういうことなのかな
就活するってなるとぞっとするよな
ちょっと…新太の死んだかおといったらw

今にも切れそうな糸を必死に…
新太新卒には…ヒーロー扱いされてるのな
行動は意外なところに…

新太の言葉に重みがあってカボチャ泣きそう
優しいヒーロー先輩♪
まぁ仕組まれてはないけど動向はやっぱり

小野屋www
素直じゃないお二人だこと(*´▽`*)

今の若い人はchemistry知らないのに驚愕Σ(゚Д゚)
ってわけで今日のEDはけみすとりー
{/netabare}

12話{netabare}
最近自分から声をかけられるようになった千鶴
二人からヘアゴムをもらったらしい( ´艸`)
小野屋の名前はまだ覚えてないw三つ編みメガネw

夜明があんなダッシュするなんてw
下の名前で呼んでたww
新太さん青春送ってるな~
夏休みに浮かれる気持ちは…
期末の再試合格してないと夏休み中も…
受験とか懐かしいな(*´▽`*)

ちょっと新太この生活が好きになってるねw
制服で乾杯してる~wwwwww
経費で飲む、お酒と飯はうまいw
こいつら楽しそうだな~(‘ω’)ノ

本人の気持ちが大切よねー
そっかこの日々は忘れさられてしまうのか
大神の女子力高いな~( ゚Д゚)

もう新太が再試ダメなのはですよね~レベルw
大神…ピュアかよーww
夜明が笑っちゃってるよな~ww

大神ピュアかよ~(笑)もう一回言うわ(笑)
すごいブーメラン自爆使いだな新太w

狩生といつかの後輩君…
なんていうかいい雰囲気でよかった大神と狩生w
素直すぎて不気味wwww
いつもどおりが楽しくて♪

大神、やっと狩生のことを意識し始めたよw
おっさんはどうするのかね(^-^)
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!ニヤニヤが止まらないw

花火大会なんていいチャンスの場所
なんか色々と集まってきたw
女子?戦力外?ついでw

なんか千鶴さんが怖いのはw
サポート課はこういう時助けてくれません(笑)
打ち上げ花火~♪

EDのチョイス今日も最強かよw
夏祭り~♪

狩生ドキドキかよw
とりあえずみんなに送ってるうやつ
だけど…
{/netabare}

13話{netabare}
千鶴も浴衣を買ったのね~(*´ω`*)
おっと二人が告白することを知ってしまった千鶴さんw
離れることになるとわかっていて好きになるって無駄?それとも?
時間に遅れたからっていう自分への攻めwww
混雑に慣れてないのねwww

それとなーくw
新太も色々と勘違いを繰り返していく(笑)
みんなのサポート課wwwお祭りハンターw
祭りはいっかなって感じなのかw

サポート課は新太を動かす気だなw
大神と狩生の方が先に気になるよな~(笑)
こんなにドキドキしたのは久しぶりだわ(*´ω`*)ほっこり
恋愛ものってあんまし見れないけれどこういうのは本当に好き♪
ヒロインは暴力混じりなの大事w

冷静になると時間差で恥ずかしくなってくるパターンのやつw
手をつなぐのにこんなドキドキするのあれよね…久しぶりかもしれないw
朝治君のおかんオーラ(笑)

サポート課やるな~(‘ω’)ノ
新太もハメられたのかw
花火のタイミングなー(‘ω’)ノ

正直花火どころじゃない二人は置いといて٩( ‘’ω’’ )و
新太動揺してるのか?お?お?w

どうせ消えてしまう幻…
千鶴が第一号だったのか!!
なんかうまくいったみたいでにやけちゃうよなw

人酔いわかる~٩( ‘’ω’’ )و
言わないと後悔してしまうけれども…
後のことを気にしてももったいないのかもしれない…か

新太って本当にブーメラン使うよなw

神様とか運命って本当にナイスタイミングするよなーw
さてと…これに続きはないのかな?

2学期の担当小野屋になるのね…千鶴w
あーwwwだからww
花火は消えてしまうが思い出は消えないか
一瞬一瞬を大切に!!
{/netabare}

いやー最後に伏線も回収して…
だけど夏休みまでの話だったので
ここからの新太とそして被験者第一号さんの
続きが気になるので…早く2期を~

それにしてもEDのチョイスと
タイミングだったり音楽の演出が上手かったな~
なんかよりドキドキしたりしたな~٩( ''ω'' )و

投稿 : 2024/06/01
♥ : 18
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

約束しなくても友達に毎日会える。そんな奇跡に、あの時気付いていたらな。 by ナカムラミツル

「アオハライド」「君と僕」などが好きな方は合うかもしれません♪

[2016夏 個人内ランキング 1位]

書いてて、同年代(20代後半~30代前半)にしか、伝わらないダメレビューになりました(汗)

大人になると、友達に会うって、ハードル高いんだよね。必ず約束しなければならないし。学生時代って、ホントに閉ざされた奇跡的な世界だよね、今になって思うと。多分このアニメ、主人公と同世代「25~30歳」くらいにはドンピシャだと思います。

《以下ネタバレ》

【各話感想(ED、毎回感想書いてしまったw)】
{netabare}
OPの歌、映像ともに、NHK臭がするのは、私だけw?
さあ、MDを何人ググったかが気になる、MD世代ど真ん中の剣道部っす(笑)

第1話
「笑ゥせぇるすまん」や、森絵都さんの「カラフル」を思い出した。なんか、(ジャニタレとかで)ドラマ化できそうな感じだね。メガネ女子は、最高(^.^) てか、やはり「カラフル」をパクってないかい?

第2話
女子、イイね、3人とも! 特に、杏と千鶴は可愛い! 見た目的には杏でしたが、「にゃあ」にやられて、千鶴派に(笑)

てか、ED,毎回変わるんかい! 全部どストライク世代だよ! ズルいよw

蛇足
いや~、100㍍のくだりは、あるあるですな、イメージに現実が追い付かない(笑) 私も、大学卒業後はほぼ剣道やってなくて、付き合いと義理で年に一回やるかどうかです。その時、自分の技の遅さにびっくりします。んで、思うのは、「悔しい、情けない」ではなく、「技に申し訳ない」という、不思議な感情。自分の剣道を支え、何度も厳しい場面を救ってくれた得意技が、見るも無惨な姿になっている。得意技に対し、「自分の不摂生のせいで、申し訳ない」と、土下座したい気分でした。なんか、「共に命を救い合った戦友が、アルコール漬けの日々を送っていることに対するやりきれなさ」的な感情を感じました。これは、伝わらないな(笑)

第3話
千鶴の魅力が増す一方。メインヒロインは確定なんで、こうなると、杏の存在意義が気になる。もしかして、杏もReLIFE被験者かな?

ED、いや~ウリナリって楽しかったよね~(遠い目)

第4話
安定した千鶴の黒笑顔w 夜明の言うことには、ホントに同意。職場にも20代前半の若い子はいるけど、あんまり仕事(正解)教えたくないしね。せっかく若いのにこっちのやり方真似されても、当たり前だけどこっちには勝てないわけで。若いからこその無茶や熱意を期待したい。それがたまに、経験を上回る大当たり(利益)を生み出すことがあるから。ホントにヤバイ時は止めるし、多少のミスならカバーできるからこその中堅なわけで。若いうちから小利口に立ち回るな、と(ハッ、若い子が引いてるわ)。

ED、どちらかと言うと、Driver's High のが好きだけど、どちらも良い曲♪

第5話
コミュオンチって、良い言葉だね♪ 千鶴にピッタリ! コミュ障よりやわらかくて、ずっと良いね♪ 千鶴の連続笑顔、鉄板w 新太、悩んでるけど、基本的にアドバイスなんて自分を棚にあげないとできないよ。じゃないと、誰もイチローに野球のアドバイスできないことになるし。それに、自分のアドバイスの「お陰で」相手が変わったなんて、傲慢な考え方だと思う。人生の選択権は常に本人にあるんだから、それは、相手が自分のアドバイスを受け入れるという「決断」をしたに過ぎない。だから、狩生が変わったなら、それは狩生の力と責任であって、新太は単にきっかけをあたえただけ……と、新太より更に年上の私は、彼に説教してしまうと思う(笑)

今回のEDはPUFFYか! 千鶴に初めて同性の友達ができた回にふさわしい選曲だね♪

第6話
千鶴の「(新太に対しての)恋があり得ない」ってのは、「自分がReLIFE経験者だから、年下の高校生に対しての恋なんてあり得ない」ってことかな? 杏にMDが通じたことが怪しい。杏回でしたね。う~ん、杏の魅了半減(汗)いや、ここから大人の魅力で挽回か? いや、JKに迫られたら……(以下略)w

ED、イントロ1秒で気付いたよ! 青春の一曲だよ! センチメンタルバス解散してるけど、臨時収入やね(笑) 多分、いつか川本真琴の1/2が出るなw

第7話
夜明回だね。杏がReLIFEの観察員だとすると、やっぱ、被験者No.1は、千鶴(杏が夜明の後任)? そうじゃないと、新太との恋愛が成就しても先が甲斐がないからね。大人に戻って、大人同士の恋愛を続けるんだろうね。千鶴の残念可愛い部分が視られず、残念な回。

ポルノも良いね~♪ カラオケじゃあ歌いこなせないけどw

第8話
強いチーム(部)じゃないのにスポーツ推薦枠あるの?という疑問はともかく、私もスポーツ推薦で高校入学しましたが、特待生ってもっと厳しい世界だから、甘々の面々にはあまり共感はできず。まあ、団体競技と個人競技の違いはあるけど、団体競技でダントツのエースに嫉妬ってするか? ポジションの違いもあるだろうし。

edは(良い曲だけど)イマイチ選曲意図が分からず。てか、千鶴要素が足りない~。つまらな~い。

第9話
だから千鶴要sog……(以下略)。Bパート冒頭で、ようやく本領発揮w 怖い怖い怖い怖い(爆笑) 千鶴の私服がダサい(オバサンっぽい)のが、このアニメの場合、逆に良いね! 「私は感情が馬鹿」……また良い表現使ったね! 「コミュオンチ」といい、作者の、ReLIFE体験者(社会に上手く適合できなかった人達)に対する優しさというか、愛情が言葉の端々から滲み出ている。こういう、語感の良い作品は文学好きとしては大好物♪ 「個として正しい行動が、集団として正しいわけじゃない」……理解はできるけど、納得はできない理屈だよね。てか、それが大人だとしたら、納得できないし、納得しちゃいけないとまだギリギリ思える自分は、良いのか、悪いのか。ホント、アラサー(と、青春の心を忘れてないover30w)向きの作品。

ブリグリの声質ってホントにonly oneで、声聞くだけで胸が締め付けられるわ! 「大きな曲がり角を曲がったら走りだそう。とまどうことはもうやめて。その先に何があるかは分からないけど、そう、強くなるために」って、内容と歌詞合いすぎだろ! むしろ、この曲ありきか! 鳥肌たったわ!

第10話
「このざまです」w「人格を疑います」w いや~安定感ある千鶴の毒舌♪ 千鶴姐さん(確定w)、素敵だ♪ たかが2週間、大したブランクじゃないけどね。負けても笑えるのは素敵なことだけど、正直、試合開始時にいなかった選手をゲームに入れるのは、自分がチームメイトなら、イラッとするけどね(部活ものに厳しい剣道部w)。ED、「I WISH」の「明日への扉」は名曲! でも私は、「川嶋あい」さんのファンなんで、「旅立ちの日に」の方が好き♪

【蛇足】
実は大学の同期に、「あいのりに出てフラれて帰ってきた男」がいた。そこそこのイケメンなのに、変に有名になっちゃって、女子は寄り付かないし、男子には小馬鹿にされてるで、いっつも屋上で一人、カレーパン食ってたな……。テレビって、人って怖いな~と思った。

第11話
トラウマ……そりゃそうだよね。以前も観た回想シーン中心なのに、こんなに長々流す必要あるか? でもこれは、日本社会に実際にある闇のひとつだよね。有名な話で、松下幸之助さんは、経営不振でリストラをしなければならないと言われた時に、社内放送で「誰もリストラしない」と宣言したことで、社員のモチベーションを上げ、業績回復させたって逸話がありますね。ブラックは、やっぱり本当の利益も出ないと思うんだけど、理想語りすぎかな?

ED 「半端な夢の一欠片が、ふいに誰かを傷つけていく」「君に言いそびれた言葉が、ポケットの中にまだ残ってる」……って、選曲上手すぎだろ! むしろ「曲ありきでアニメ作ってんの?」ってレベルだわ!

第12話
ニヤニヤが止まらない回でしたな。「へ~海崎さんは女性経験でいらっしゃるんですか。大人ですね(黒笑顔)」「あ、いや、普通だよ、もう高三だしね」「それはすみません、私が異常で」……のやりとりは、鉄板で笑えるw 12話まできて、まだサブキャラの掘り下げをやっていて、千鶴好きとしては不満でたまらないけど、まだ夏休みだし、原作連載中だし、これは2期ありきか? だとしたら、許しますw

EDは、Whiteberryの「夏祭り」。「JITTERIN'JINN」のカバー曲だって、若い人は知らないだろ~な~。次話、最終回で夏祭り回で告白だろうから、次話にこそぴったりだけど、今回使うってことは……やっぱり次回EDは、川本真琴さんの「1/2」とみたw

第13話
冒頭のヒシロン、可愛い♪ いや、だからヒシロンの浴衣がダサイ(そこが良い!)ってw 狩生たちはニヤニヤですな。最近、花火の作画にだけ異常にこだわるアニメが多いけど、これは普通(ショボいw)で、逆に良いね! そこが魅せ処ではないし。具合が悪い人にミネラルウォーター買うって、ちょっと大人だよね。高校生ならジュース買いそうw 最後のヒシロンの黒笑顔……最高www

EDは、なしか。絶対「1/2」だと思ったのに(笑)
{/netabare}

【視聴終了】
{netabare}
ストーリーもキャラも音楽も秀逸だった。ただ、評価が難しいのは、「これが一期だけなら3の上」。2期前提なら「5」ってところです。(だから間をとって4)

もし2期前提なら、サブキャラばかりを掘り下げた今期は英断です(2期はヒシロンが大暴れできる土壌を作ったことになるし)。ただ、1期で終わりなら、多少原作を無視してでも、ヒシロンを生かして欲しかった。

いや、もうとにかくヒシロンが可愛いくて……。

極々個人的な話ですが、私の好きなヒロイン、1位はダントツで河合律(河合荘)。2位は山神ルーシー以下略(サーバント×サービス)。3位は青山素子(ラブひな)。4位は稲葉姫子(ココロコネクト)。5位は鶴来民子(花咲いろは)。ここに新興勢力として、アクア(このすば)と日代千鶴(ReLIFE)が入ってこようとしています。(基本的に、不器用である意味ダメな黒髪キャラが好きなんで)

アニメ好きで、100単位で観ている方なら分かると思うんですが、好きなヒロインTOP5が変わりそうって、結構大変なことっすよね?

だ、か、ら、こそ、2期をつくり、ヒシロンをもっと活躍させて、彼女に幸せな結末をぉぉぉ……!

(゜ロ゜; 取り乱しましたw

でも、そのぐらい2期を期待している、2期がなくてはいけない作品だってことです!
{/netabare}

【総括】
ニヤニヤが止まらないって、こういうアニメですな。高校生の恋愛にガッツリ焦点を当てながらも、それが少女漫画のようにクドくならないのは流石(いや、私は少女漫画のクドさ好きですがw)。それはやはり、主人公が独特の設定のため、1歩引いた位置から俯瞰しているためか。

とにかくまあ、色んな意味で、20代後半から30代中盤で、それなりに高校生活を謳歌しつつも、やはり悔いが残る人にドンピシャなアニメか。

まあ、高校生の恋愛も楽しいだろうけど、大人の恋愛も負けてないよって、感じました♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 41
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

青春のやり直し、この物語は青春ものの名作と思います

2016夏期アニメ流行のやり直し、変えたい系のひとつです。原作等知らないので真っさらな状態で見れました。
作画もまずまずで期待大でした。何より…1話のEDが民生だったのが良い!!しかもイージューライダーじゃないか!! これだけで完走決定しましたた。

1話…始まり始まり
{netabare}就活してもニート扱い。ニートの定義は分からん。3ヶ月リタイアに対する現実突きつけているようだが、現実はどうなんだろう。にしても、27で仕送り打ちきり、当たり前と思ってしまう自分は年取ってる?
タバコに酒、そういや、高校ではダメなの当たり前だった…戸惑うのも無理はない。けっこう現実を見るような感じで考える作品かな。リライフの本当の目的とか、面白そうです。{/netabare}

2話…携帯の持ち込みは禁止
{netabare}いや待て、俺の時は携帯なんて無いし、ポケベルすら無いから…
ちょい大人と高校生の会話、良くできてます。そうだ、27のころに高校の問題解いたことあったが、まさに…何で大学まで行けたんだろうか?全くもって不思議。
海崎と千鶴の大人の会話、最後はみんなと別れるのでしょうけど、この二人の関係が気になっていています。{/netabare}

3話…27歳で体力落ちたとか言ってたらさ…
{netabare}俺はどうなるんだよ…と思った方、けっこういるのでは? はい、自分はその通りです!
体力測定をして、海崎がおのれの年齢を認識しするという回。肩が回らない、足がもつれる…あるよね~(泣)。1か月で高校生活に馴染んで、サンプルとしては上々のようです。
人間関係を構築してくなかで、合わないような人同士がどうなっていくのかというのも物語で面白い部分です。狩生と千鶴がどうなっていくのか見ものです。千鶴が狩生のこと分からなくなっているのは№001の伏線なのでしょうね。にしても、面白い。大笑いというより、くすくす笑えるところがいいです。大人のアニメという感じですね。{/netabare}

4話…その階段落ちで入れ替わったら…
{netabare}「転校生」だよね。あ、小林聡美と尾美としのりの方です、世代的に…。
千鶴の不可思議な笑顔が不幸を招くとは…。若い者の悩みは若い者同士で解決しないとね。自分は説教したら敗けだと思っている、普段から。アドバイスはいくらでもするけどね。狩生の闇なんて、闇じゃないんだけど、その世代だと、深いんですよね。スゴく理解できましたし、そこがうまく表現できていたと思います。{/netabare}

5話…友達になろう
{netabare}階段落ちした二人は保健室へ。海崎は狩生に説教。説教しながらも海崎はそれまでの現実に葛藤。
狩生は千鶴と正面から向き合うことに。狩生と千鶴は互いに思っていることを語り合う。そこで初めて千鶴の本当を知る。他人に全く興味がないこと、変えようとしてること、不器用なこと。そして友情の握手。
海崎は夜明と酒飲みながら語り合う(姿は高校生だった気が…)で終了。

狩生への説教は完全に大人目線だよね。悩んでいる若者見ると言いたくなるのはよく分かる気がする。でも、説教ではないです。アドバイスだと思う。けど、高校生にはオッサンの説教にしか聞こえないかもね。狩生の反発も高校生らしくて良いです。
千鶴の他人に全く興味がないまま生きてきたという設定も良いです。被験者1番が彼女なのが分かるように誘導してます。千鶴が海崎に意識し始めた描写があったので、千鶴の変化が今後の見処ですね。

3頭身転換の流れ、場面の作り方、心理描写、本当に上手です。{/netabare}

6話…メガネ女子がメガネを外すとき
{netabare}可愛いのがアニメである。これは譲れない(何が?)
大神と杏がのんびり休みを過ごしている海崎の家に押し掛けて勉強会。海崎はビール缶とタバコを隠して…。大神は良いヤツ過ぎだけど、鈍い。海崎と杏の大人のツッコミにも動じない。狩生の思いは届くのだろうか…。
杏は夜明の後輩でした。Jkでないのは分かりきっていたけどね。海崎に気があるのは間違いないんだろう。海崎と千鶴が良い感じになったらどうなるのか見ものです。
千鶴も海崎も互いに意識してきているのですが、互いに被験者と気づいたらどうなるかも見ものです。{/netabare}

7話…研究所も組織にかわりはない
{netabare}今回は海崎が被験者になる前の夜明の話です。被験者001がうまくいかなくて、夜明の立場がないような状態。上司からは詰められ、悩む夜明。そんな時に被験者候補の海崎をチェックして…。杏と夜明の関係とか、見ごたえある回でした。
そうか、研究所とはいえ、1組織にしかすぎませんね。嫌な上司もいるだろうし、うまくいかず悩むことだって有ります。海崎だけでなく、夜明の方まで描くとは思わなかった。心情が読み取れて面白いです。夜明も杏も意外とリライフを楽しんでいるのかもしれません。
しかし…フリーザ様と貝木が上司にいた気がする…。これが上司って、想像しただけで嫌だ…{/netabare}

8話…狩生が不憫すぎる…
{netabare}海崎はまたもや赤点いっぱいの追試モード…。本当に院まで進んだ人なんだろうか…。
そしてタマがやっぱり赤点追試。まさかのスポーツ推薦入学とは思ってなかった。無理してはダメです。その結果が狩生のケガに…。狩生を追い詰めるアニメだな…。タマはタマで、トラウマ抱えてた。言われたくない一言を親友に言われたら辛いよね。幼馴染みがなんとかせねば。でも3人の関係も微妙そう。青春ものだなと思う。
肝心の海崎と千鶴は、なんか良さげ。最近、千鶴の存在が薄いのでちょっと寂しい…。メインヒロインだよね?
良い感じで話が進んでいるけど、どう見ても夏で終るよね。早くも二期を期待してます。
にしても、モブ女子高生に水瀬さんの名前があったのは驚いた。先週の上司といい、隠れキャラみたいな感じで面白いです。
{/netabare}

9話…千鶴養分たっぷり
{netabare}狩生のケガはけっこうな重症。優しくする大神、話すことができないタマ、自分が嫌になる狩生…狩生の闇は深くなるばかり。
さすがの千鶴も雰囲気に気付いて相談しに海崎の家に(大胆なのか、鈍いのか)。二人の会話聞く杏と夜明。海崎はすこし前のできごとを思い出して…。

千鶴たっぷり。この子が先を考えているようです。{/netabare}

10話…先生…バス…バレーがしたいです…
{netabare}千鶴に告白した「試合がしたい…」はまさにあの有名なシーンのオマージュじゃなかったかと。

たまちゃんの思いにアドバイスする千鶴と海崎。そのなかで千鶴にの過去が明らかに。小学生の時は普通だったのに…。コミュ障害だったとは思えないくらい、きちんと話して、自然な笑顔で対応できてるじゃないか。何気に背中を押す海崎も男前。

話し聞いていた狩生、本当にめんどくさい。試合がしたいけど、行けない。最後に押したのはやはり千鶴。結局試合は負けたけど、たまちゃんと狩生が得たものは大きかったようで。二人の笑顔がその証拠。にしても、めんどくさい女子を演じたら戸松さんに敵う人いないんじゃないかな? 本当にめんどくさいんだもん。

やはり千鶴が被験者001なんでしょう。発言が大人だし、夜明の嬉しそうな感じで分かります。今回は青春ものの極みみたいな話で面白かったです。千鶴も大活躍だったし。{/netabare}

11話…大人になれ…ってどういう事よ?
{netabare}いまだに良くわかりません。我慢? それは違うと思う。ただただ人生積み重ねていくだけの事ではないかな。

重い回でした。海崎の人生を変えたであろう、会社の出来事が回想されました。面倒を見てくれた教育係の先輩は出来すぎな人で、周りからやっかみにあい、陰湿な嫌がらせを受けます。我慢できない海崎の気持ちが爆発、その結果、嫌がらせは加速、そして自殺…発見したのは海崎。社長は会社で自殺したのは会社愛があったからだと言い、反抗した海崎は会社を退職…で、今に至ると。
海崎が墓参りに訪れと見知らぬ若者が。聞けば海崎の後輩だという。海崎は後輩から伝説の社員と崇められているというところで次回へ。

なぜ海崎がリライフに至ったのかという核心の話でしたが、2~3話くらい使ってもいいような内容だったと思います。が、これでは短い。先輩の自殺が本当はなんだったのかは実はよくわかりません。また、腐っている会社の中身も分からないし、社員もこんな連中だけではないだろうし…って、それやったら実写ドラマになってしまうか。

この話し、夜明も自らリライフしているんですよね。自分の置かれている立場が海崎の過去と重なるようになって、会社やめた海崎を実は尊敬している節が見受けられます。

にしても、このアニメ、本当におもしろいな。もう終わりになるのか…もっともっと見たいです。{/netabare}

12話…君がいた夏は遠い夢の中♪…JITTERIN'JINNでしょ?
{netabare}えぇっ!!Whiteberry?…て、時代的にそうだよね~
長期休みのありがたさは卒業して初めて分かります…でも海崎には補習という変わらない日常が待っているわけで。
制服でビールかい、しかも経費でだと?なんて贅沢な。う、羨ましくなんか…羨ましい…。
にぶちん大神がとうとう気持ちもに気づいた。これを見守ったり、冷やかしたりするアラサーの面々。大神は告白を決意して、そして次週、最終回へ。
って、来週最終回かい!!面白いのに、なんて半端な…。{/netabare}

最終話…告白って、いろんなパターンあったんだよなぁ…
{netabare}夏祭りは心も盛り上がるよね~そうだったな~懐かしいなぁ~
とうとう大神が狩生に告白、狩生は狩生で告白を決意していたとは。ピュアだわ…見てる方が恥ずかしいわい。うまくいったね、当たり前だけどさ。
でも本当の主役は海崎と千鶴でした。千鶴が被験者だったことが回想されました。分かっていたけど、最終回で持ってきたね。二人とも同じ感情を持ってしまって、気持ちあるのに、忘れてしまうことが怖くて、言い出せない。切なくて、切なくて、それでも辛くしないのがこのアニメのいいところ。二期に繋げる終わり方でした。それにしても千鶴は可愛かった。{/netabare}

おもいっきり青春ものというところと、大人目線で見た青春、これにやり直しという設定も加わり、さらには社会の重さまで重なるという、ちょっと間違えたらグタグタになりそうなところをうまくまとめて、本当に面白い作品でした。
海崎、千鶴、夜明、杏の大人組、狩生、たま、大神の現役組、キャラも良くて、展開もすいすい進むし、ちょっと考えるところもあれど、難しくはありません。そこが良いのだと思いました。

作画はまずまず、デフォルメのシーンも無駄なものではなく話に溶け込んでかえって良かったなと思います。OPのボタンは今期一番好きな曲でした。EDはすべて歌ってました。久々にカラオケにも行きましたし。

二期あることを信じたいです。卒業は多分、泣くな…。来年4月にイベントあるということは…二期の発表で逢ってほしいです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 60

72.6 12 クラスメイトアニメランキング12位
好きっていいなよ。(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (1134)
5554人が棚に入れました
16年間、彼氏も友達も作らずに生きてきて、周りからは暗いやつと思われている、橘(たちばな)めい。ある日、ひょんな誤解から学校一のモテ男・黒沢大和(くろさわやまと)にケガをさせてしまうが、なぜか大和はめいを気に入って一方的に友達宣言、むりやりケータイ番号を押しつける。めいがストーカーにつきまとわれた時、呼んだらすぐにきてくれた大和は、めいを守るためとキスまでしてきて……!?

声優・キャラクター
茅野愛衣、種田梨沙、櫻井孝宏、島﨑信長、内山夕実、寿美菜子、前野智昭
ネタバレ

ヒカリ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

甘酸っぱくて、切なくて、胸がいっぱいになる作品


友達がいない歴16年・橘めい
学校1のモテ男・黒沢大和

そんな2人のラブストーリー。


大和くんの友達、中西くんがめいちゃんのスカートをめくろうとした→そばにいた大和くんにめくられたと勘違いするめいちゃん。→回し蹴り

少女マンガあるあるの出会いから始まります。

いきなり回し蹴りをしてきためいちゃんに、他の女の子にはないものを感じて、1話目から大和くんはめいちゃんに猛アタック。

だけどめいちゃんは、携帯のアドレス帳に自宅とバイト先しか入っていない、16年間、友達がいない女の子。

とりあえずアドレス帳には「黒沢大和」が増える事になるのですが、

めいちゃんは大和くんにとまどい、抵抗を続けます。

それからめいちゃんはストーカーにあい、大和くんにとっさの電話。そうしてストーカーを撒くため2人はキスをします。

ここまでがよく「好きっていいなよ」のあらすじとされる部分です。


★{netabare}私は再視聴で作品に良さに気付く事が多いのですが、この作品もそのパターンでした。

理由は大和くん。
大和くんがめいちゃんに猛アタックして、2人は恋人となるのですが、めいちゃんは友達いない歴16年に対して、大和くんは学校1のモテ男。
それも君に届けの風早くんタイプではなく、女の子と結構遊んでるタイプの男の子です。

そんな2人が付き合い始めて、めいちゃんはおどおど、大和くんは余裕の笑み。
恋人ができても女の子と出かけることもあるし、モテるし、そりゃめいちゃんの立場になって考えると、
「どうして私なんか…」ってなりますよね。
でも大和くんはキスしてきたり…

そんな大和くんに不信感を覚えてしまった私は、あまりこの作品の良さに気付けず…(もったいない!)

再視聴で大和くんにも悪気がないんだし、何より当事者のめいちゃんが幸せならそれで…ということに気付き、好きっていいなよってこんなに感動ものだったっけ?と涙しました。

それともう1つ、この後手つないで、キスして…と物語の先が見えて、冷静に視聴できたからかもしれません。{/netabare}


★この物語のテーマとなっている「人を信じるということ」
それは
ヒロインのめいちゃんにあてたものでもあり、大和くん、そしてライバルとして登場するめぐみさん。
色んな人に、というか観ている側の私たちにも、語りかけてくれているような、そんな気持ちになって、いろんな感情がわっと溢れてきます。

各キャラの「人を信じる」エピソードをかいたので長くなりました。ほんとに全部かいてあるので、視聴予定の方は注意してください{netabare}
☆大和くんと付き合うようになって、めいちゃんには、信頼しあえる友達・あさみちゃんができます。

{netabare}あさみちゃんは友達もいるし、大和くんとも仲のいい、華やかな子なんですが、それゆえに嫉む人だっているんですよね。

巨乳のあさみちゃんは、胸をたとえて「スイカ」とバカにされて、あげく大和くんの友達、中西くんに自分の事を「巨乳で可愛い」としか思われていないと思って…
でも中西くんは本当にあさみちゃんの事を可愛いと思っていて、背中を押してくれたのがめいちゃん。

あさみちゃんと中西くんは恋人になり、あさみちゃんとめいちゃんは親友になって、
めいちゃんはそれを「黒沢のおかげ」といって。
あさみちゃんにお揃いのストラップをもらって、嬉しそうなめいちゃんは本当に可愛らしかったです{/netabare}


☆それから、初めてのライバル愛子ちゃん。
{netabare}初めてのデート中、こちらもまたデート中の愛子ちゃんに出会って、4人でポウリングに。

そこで愛子ちゃんは、大和くんに好かれてるくせに、そっけないめいちゃんが気に入らなく、大和とは1度関係を持ったといい、動揺しためいちゃんは帰ってしまいます。

でもめいちゃんが大和くんに対して本気なのを認めて、それから話数を重ねていくごとに、めいちゃん、あさみちゃん、愛子ちゃんの3人で過ごすことが増えていますね♪3人とも恋人がいるので6人でいることも。{/netabare}


☆そして、一番やっかいだった、最大のライバル・モデルの「めぐたん」ことめぐみさん。
{netabare}人気読者モデルのめぐたんがめいちゃんの学校に転入。そして大和くんと出会います。
放課後、めぐたんは
「私ぃ~大和くんに一目惚れしちゃってぇ~、彼女がいてもいいから、付き合おうよ。私たち、ハイレベル同士で♡」

え?モデルやってるんだったら、大和くんじゃなくても、お気に召す人が周りにいるんじゃ?と思ったのはさておき。

大和くんは「そういう見た目しかみてないやつは嫌い。俺には彼女がいる」
と言いばっさり。
こうして観てみると、そうして1度目の視聴で大和くんの、こういう一途なところに気付かなかったんだろう…と思いますね笑

次の日めぐたんは「ごめんなさい」と謝り、大和くんとは友達になりたい、と友達に。もうこのときからすでに、悪い方向へ進んでいるのが見えますよね笑

それから大和くんをモデルに誘い、「めいがカッコいいって言ってくれてるし」と大和くんはモデルになって…
あさみちゃん達もやりなよ~と盛り上がってる中、不安だからといって止められないですよね。うん、いいと思う、とめいちゃん。

雑誌に、大和くんはめぐたんとカップルみたいに載っていることも多くて、もう観てるこっちがハラハラ。
2人ほんとのカップルみたい!橘よりどう考えてもめぐたんの方がお似合いだよね~
周りもそんな感じで、めいちゃんの耳にも入って。
それからめぐたんの家に大和くんが出入りしているろいう噂(これは本当)

やっぱりこんなとき支えてくれるのは、友達なんですよね。
あさみちゃんと愛子ちゃん、それぞれの慰め方で、めいちゃんも少し元気が出たみたいでとりあえずホッ。

これからも色々、もうほんとに色々あるんですが長くなるのでとりあえずは省きます。


そんなこんな、めぐたんでしたが、やっぱり大和くんが選ぶのはめいちゃん。
どうして私じゃないの?とあさみちゃんたちを誘って、めいちゃんを誘わなかったり、こわっ!女子こわっ!
愛子ちゃんがびしっと「私らはテメーのペットじゃねーんだよ」とびしっと言ってくれました!女子に人気が出そうなヒールキャラですね♪♪

ネット上でもめぐたん性格わるい、ブス、早くやめろ
と書き込まれまくって、(女子こわい!)
今まで、我慢してたポテチなどなどを買い込み、引きこもり、両親とも仕事先とも、連絡をたって、

そこで現れた“ももちゃん”という存在。ももちゃんは前からめぐたんのことを気にしていたんですが、幼なじみだったんですね!

そんなもももちゃんが家に来ても「あんただってバカにしてたんでしょ!」
と拒絶。大和くんがきて、ももちゃんはめぐたんに
「周りからどう思われたっていいじゃん!私はめぐが1番カッコいいって思ってるよ。」

めぐたんはやっと出てきて、ももちゃんはずっとみてきてくれてたのに、と気づきます。

大和くんを追いかけてきためいちゃんをひと睨み。
めぐたんにとってはすべての元凶だもんね。。

実はめぐたんも昔、ブスブス!と長身をバカにされていた過去があって、こうやったら可愛いじゃんと、声をかけてくれたのはももちゃん。

イジめてたくせに、可愛くなったら、なかったかのように声をかけてくる男子に嫌気がさして、スカウトをきっかけにモデルになって、、
自分は全部「めぐたん」を演じてきたんだと、髪をばっさり。

最後には、
えー大和くん今日風邪なの?お見舞いいこっかなぁ?
はいはい、とももちゃんに引っ張られるすごいいいキャラになってくれました☆彡{/netabare}


☆そしてやっぱりめいちゃんと大和くん
{netabare}めいちゃんが友達を作らなかった理由。それは小学生のころ、学校で飼っていたウサギに、クラスメイトがお菓子などをあげて、
ウサギが死んでしまって、どうしたの?という先生に
めいちゃんが~と言われ、それから人は人をすぐ裏切るから、
となったからでした。

そんなめいちゃんにまっすぐぶつかってくる大和くん。
実は大和くんも、中学生の時、1番仲の良かった友達がイジめにあって、表面上はみんなと一緒にイジめて、裏で話していて、結局その友達は転校してしまった過去があった。だからめいを見たとき、惹かれたんだと言いました。その友達も登場しますね♪

ほんとにどうして私は大和くんのこういうところを観てこなかったんだろうと思います笑

大和くんの妹、凪ちゃんは不登校で、学校は楽しいよって教えてあげたのはめいちゃん。人は人を裏切るけど、そんな人ばかりじゃないんだよって
きちんとわかってるめいちゃんだからこそ、できたのでしょうね。
{/netabare}

すごく長くなってしまいました…。特にめぐたんの話はすごく印象ぶかくて…
{/netabare}

OPはフルーツバスケットの主題歌などの岡崎律子さん。
とっても優しいメロディと歌声で、大好きです。

それからめいちゃん役の茅野愛衣さん。
大和くんに話しかかられて、照れながら「ぅん…」というのがとーっても可愛らしかったです。
あさみちゃん役の種田梨沙さんも「あ~またいちゃついてる~」とめいちゃんと大和くんをからかうのが、とっても可愛くて、きゅんきゅんしました!

お2人のが好きな方はぜひチェックしてくださいね♡ ♥/●´v`)┃(´v`●\♥♡

長くなりましただが、読んでくださった方、ありがとうございます。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 30
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

<最終回まで視聴完了> なんだんねんw

いろんな意味で、少女マンガの王道だったかもだね。
誰かの嫉妬から嫌がらせを受けたりして傷ついたり、
ありもしない噂流されたら本人に確認する前に信じちゃったり、
そういう人間くさい愚かな部分を描きつつ、恋を実らせ育んでいく2人。

やきもきしたり、じれったかったり、イラッときたりしながら
最後まで観たわけだけれど、う~ん・・笑っちゃったな。

期待しすぎてしまったのかな。もう少し感動が欲しかったんだと思う。
なぜそこでそう思う・・?ってことがあまりに多くて
それは、めいにも大和にもすごく感じた。
{netabare}
しかも、めいと大和の間に会話はあまりないようで、
お互いがもっといろんなことを何でも話し合ってる仲だったら
こんなことにならないのに、ってことが多かった気がする。
付き合いが浅いからこそ、たくさん話をすべきだし
それがないから、すごく好きなのに信頼関係が浅いってことに
なってしまうんだろうね。
{/netabare}
でも、愛子やあさみっち達のようにいろんなカップルがいるわけで
その2人だけのカラーみたいなものは確かにあるし、
めいと大和も、これまでの経験と教訓を生かしながら
今後はもっともっと会話に花を咲かせたり、信頼関係を深めていくのかも。
そう思わせてくれる可愛く初々しいい話ではあった。

ちなみに、愛子やカイがいてくれたから成り立ってたし
この2人がとても魅力ある人物で、けっこうお気に入りだった。

展開的には前回(12話)のほうがよほど最終回にふさわしい内容で
盛り上がれたような気がするなぁ・・

リアルだなとは思うのだけれど、せっかくのアニメ作品だし
もう少し見せ場が欲しかったのは正直なところ。
それでも、作画は毎回美しかった。
背景がきめ細かく、隅々まできれいに描かれていて
つい見落としそうな小道具や部屋のインテリアや
置いてあるものなんかで、キャラ設定もわかりやすかったし、
そういう行き届いた想いが伝わってくるのは嬉しかった。

それに表情の微妙な変化なんかも細かくて。
あと、OPに岡崎律子の歌が起用されていたことも嬉しかった!
彼女のやさしい歌声とメロディーはとてもピッタリだったと思う。

一応、原作が手元にあるのでこれから読んでみるつもり。
----------------------------------------
<8話の感想>

モテるからって恋愛上手なわけじゃない。
大和は確かに八方美人なところ、あるよね。
誰にでも優しくしてしまうのは、中学時代・・苛められないよう
表面を取り繕ってた時から変わってないんだなぁ。
嫌われたくない思いと、女の子は大事にしたいって思いは
わかるけれど、目先だけで動いてしまうんだろうなぁ。
あとは実際、恋愛経験が少ないから気が付かなさ過ぎてるだけ。
でも本気で好きな子がいるなら、その子を不安にさせちゃダメだよね。
めいみたいな子と出逢ったことで、これから彼もわかっていくんじゃないかな。
めいも大和と出逢って、自分の気持ちを表現するにはって悩みながら
どんどん変わっていってるしね。
新キャラの男の子、大和を昔から知ってるような感じだったし
今後どう絡んでくるのか楽しみ。
-----------------------------------------
<7話の感想>

読モのめぐちゃんは、自分に正直な子。
しっかりしたところもあって決して悪い女の子ではない。
愛子はけっこう冷静に観察しているけど、情に厚い姉御肌。
{netabare}
デリカシーないのか?と思ったあさみっちも、実はちゃんと気づいてた。
大和は、心変わりや裏切りなどしてないし、
めいには誠実なんだけど彼女の本音までは見抜けなかったかもだね。
ずっとメールを待っていためいが、大和からのメールに
「遅かったね」と打ちそうになったのを「おつかれさま」に
変えた気持ちが痛いほどわかる。
{/netabare}
でも、やっぱり気持ちは伝えないと伝わらない。
お互いが本音に気づいてあげられるほどの関係じゃないから、なおさら。
嫌な噂を耳にして、不安が疑惑に変わってしまったり
理解してるつもりで本音を隠し、いい子ちゃんぶってしまう・・
誰にでもよくあることかもしれない。
でもそのままにしておくと、気づかないうちにどんどん歯車がズレていく。
いつのまにか離れてしまってた、なんてことがないように
大切なその自分の想いをまずは信じて、勇気出すしかないのだよね。
{netabare}
愛子やあさみっちに気持ちを打ち明けためい、一歩前進できて良かった。
大和を想う気持ちの分だけ、少しずつ髪が伸びていっているめい。
気持ちをわかってくれる友達もできて、ますます変化が楽しみ。
{/netabare}

------------------------------------
<6話の感想>

ふたりで下校中の夕焼け空を一直線に横切る飛行機雲が、
一途な思いを揶揄しているように見えた。
でも、めいが久しぶりに1人で下校したときの夕焼け空は
どこか淋しげに映った。
だけど彼女は、今まで恋をした経験も友人もいなかったわけで
大和に対しても好意は持ちつつ、まだ自分を見失うほどの情熱には
発展していない段階なのだよね。
大和や他の登場人物の言動によって、自分の気持ちに少しずつ気づいたり
相手のことを信じれるようになったり、全部まだこれからって状態。
そんな中、大和の気持ちが今のところ揺らがずにいてくれてるのが
せめてもの救いだし、安心して観ていられる。
1クールなのかな?だとしたらそんなに話も入り組めないから
めいが今後、心乱されながらも大和と信頼関係を築いて
ほんとうに「好き」って言えるまでを描くのかもしれないね。
-------------------------------------
<5話の感想>

猫を通してさらに距離が縮まっていく流れがいい感じ。
生真面目で優しい、めいのキャラがとてもよく表現された回だった。
そして、大和のちょっとだけ生意気な妹の繊細な気持ちが
いろいろな言動に表れていて、思わず抱きしめたくなった。
オーブン電子レンジからケーキを出すあの後姿が、めちゃ可愛い!
子供の頃の自分と重なる想いやエピソードもあって切なくなったけど
彼女には めいがいてくれて良かった。
-------------------------------------
<4話の感想>

大和の友だちである早川君、音立てて汚い食べ方(苦笑)
イヤ~な奴の描き方がすごくわかりやすいよね。
それぞれの人物の細かな表情の変化、しぐさ、目線、指先。
そういう演出がとても良いと思う。
場面によっては、こっぱずかしくて赤面しそうなんだけど
それは、そのピュアさが今の僕に無くなりつつあるからなのかな。
大和とめいの信頼関係が少しずつ少しずつ深まっていくのは
心地良いし、素直に応援したくなる。
毎回OP聴いてるだけで泣きそうになるんでホント反則だぁw
--------------------------------------

<3話の感想>

この作品、OPがものすごく好きだけれどEDもいいな♪
歌だけでなく、あの紫陽花色のイラストの数々がすごく好きだ。

人には多少なりとも心の傷があったり
罪悪感や劣等感を持ちながら前へ進んでいるよね。
そんな自分の心のうちを大切な人に打ち明けることで
お互いの距離を縮めたり、理解したり、しようとしたり。
大人ならさらっと流してしまうことでも、彼らは高校生。
ひたむきさ、みたいなものが伝わってきて
大和やめいはもちろんだけれど、波乱因子になりそうな愛子のことも、
ちょっと憎めないものを感じた。
それにしても、大和モテすぎだろww
まぁ、実際ああいう人いたけどね(笑)
{netabare}
チャラいようで実は、めいを好きになった理由がちゃんとあったってことが
今回は言いたかったみたいだね。
{/netabare}
-------------------------------------
<2話の感想>
{netabare}
中西くんが意外にいい奴で、初々しくも想いをはっきり伝えてるところ
なんかけっこう好感持てた。
あさみっち、ライバルになるのかと思ったら、
いいお友達になれそうだしホッとした~
にしても、あのチュー攻めは観ててニヤケながら複雑というかw
思わず顔がほてったww いったいどんな展開が待ってるやら。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 63
ネタバレ

plm さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

典型的チャラ男&ビッチ像を眺めるアニメ

純愛ものを期待している人には基本的におススメできない。
この作品の楽しみ方は、ちょっと偏った見解によって生み出されたかのようなキャラクター・恋愛観を、
少し離れた位置から生暖かく傍観する感じがよろしいかと思います。
ある意味作者のこういうのを描きたい!みたいのがその都度わかりそうなので、
穿った見方で読み解こうとするレビュワーにとっては良い題材、もしくは曲者かもしれない。
そういうわけで感想たくさん書けたけど、やっぱり色んな意味で上級者向けアニメ、という感じ。

以下視聴時感想
{netabare} 君に届けに邪気を振り撒いたような・・ってそれもはや君届じゃないけど、キャラの立場的にはそっくり。
怪物君といい {netabare} ウサギ死ぬのといきなりキスするのは {/netabare} お約束なのか。
今期は対比するのが面白いアニメが多いかも。怪物君の主人公は自らの意志で
他人と関わろうとしなかったけど、こちらはトラウマを抱えて他人と関われないタイプ。
そしてお相手の男はあからさまにいけ好かないイケメン君で、
この時点で対等ではなく、上から目線感がヤダー。女視点だと王子様なのこれ?

都合のいいことに{netabare} ストーカーが、都合のいいことに電話番号が!
イケメン展開のために都合のいい悪を用意するっていうのが、もうシナリオにあんまし期待できない。
しかもストーカー実質何もしてないし見せつけたっただけやんwwあれで解決した気になるのはおかしい。
主人公ちゃんもトラウマのわりに対人スキルが結構高い。2日目ですでに普通に会話できてるよ。{/netabare}

ただ見所は演出が凝ってる気がする。音楽切って電車ブオーンとかコマ割ったり。
定番でもそれなりに面白そうではあるけど、私的には怪物君の方がいいかなー。

ー2話ー
{netabare}ウオエアアアアアアアアアアアアヴォエアアアアア キャラも展開も節操が無さ過ぎて胃がキリキリ
開幕から終わりにかけてもがき苦しんだ2話。君に届けと似た境遇なのになんだろうこの差は。
人の事を考えてる、思いやってる?いやいや、理性もリミッターもない短絡思考な人しかいないの?!
主人公もかなり直球だけど唯一まともに見える。イケメンさん回想の時の髪型なら良かったよwww
最後のアレは「これは○○の分、これは○○の分、そしてこれは俺の分だァーッ!!」的な
少年漫画展開を思い出した。少女漫画風にするとこうなるのか。もうやだこのアニメwww{/netabare}

ー3話ー
{netabare}道を歩くだけでイケメンイケメン言われてるwwwww
過去語りのカメレオンのように過ごしてきた……それはまぁわかるが、
ならどうして今そんな浮いてるのか?!チャラ男になってる意味はないよね……!?
新キャラの女は尻軽女のステレオタイプで、これは作者による風刺なのか皮肉なのかと思う程。
惚れる理由がまたちょろいwwwともかく周りを下げて、主人公を際立たせる構成なのかなぁ。
こういうのが絡んでくる原因を作ってるのは外面ばかり良く言行の軽い黒沢くんのせいなわけだが。{/netabare}

ー4話ー
{netabare}もはやつっこむ方が無粋なのかもしれないが……
まず第一に黒沢くんは早川くんのどこをみて紹介しようと思ったのか?
さらに状況把握してるわけでもないのに「たかがあんな女」発言だけで手がでる大和氏。
こんな理不尽な態度にでたら余計な恨み買って、結果めいに迷惑かかると思うんですが。
一方で盗み聞きしつつ追い打ちをかけるめいさんぱねぇ。
めいさんがバッサバッサと人の悪を斬り捨てる勧善懲悪的なアニメなのかもしれんね。{/netabare}

ー5話ー
あれ……!?今回いい話だった。どうしたことなの……こんなの好きなよらしくないよ……。
もしかして恋愛が絡まなければいい話書けるんじゃないのかこれ。

ー6、7話ー
あ、これこそ好きなよwwwあさみっちさんいい子じゃないか、大和よりこちらの良さに気付くべきやで。

ー8話ー
グアアアめんどくさいwwwこういう色恋沙汰は嫌やなほんと……。でも少しありそうなのか生々しい。
これこそが好きなよ……!とな怪や神はじとは一線を画すベクトルが、何か存在する……!

ー9話ー
{netabare} めいさんもう完全に落ちてますよね。成就した恋ほど語るに値しないものはないとは四畳半のお言葉。
完全にのろけ話になってるが、この先は嫉妬に狂う人やぽっと出ライバルとの取り合いが見所になるよう。
愛子さんはすっかり姉御肌キャラになってるけど、自分のこと棚に上げすぎではないのかこれ。
仕返しの考えは別に悪くないと思うけどなぁ、めいさんがそれっぽいこと言って、
さも正しいことを諭した風になってるのが解せぬ。あなた反撃で後ろ蹴り喰らわしたでしょうに。
そりゃやられたことを別の誰かにやる、っていうならやってきたやつと同じことだが、
やってきた相手に対してやり返すのは同じことではないだろ……。 {/netabare}

ー9話ー
{netabare} 海君がいいやつすぎて、もはやめいも大和も霞む。 {/netabare}

ー最終話ー
{netabare} まさかのギャグ回wwwシュールでシリアスな笑いにかなりツボった。
最初の頃は刺激的な展開が多かったのに、最後になるにつれ丸め込まれていく感触。
どちらかというとアンチな感想を書いていたのに、ここにきて、この作品に対して言わなければならんのか
案外……好き、だったよ {/netabare}{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19

71.3 13 クラスメイトアニメランキング13位
LEVEL E [レベルイー](TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (930)
4599人が棚に入れました
高校進学に伴って山形で一人暮らしを始めることになった筒井雪隆は、引っ越したその日に自分より先に自分の部屋で勝手に生活している記憶喪失の宇宙人を自称する男に出会う。追い出そうとする雪隆だが、男に言いくるめられ、結局男を同居させた上、宇宙人である事も認めざるを得なくなってしまう。落ち着く間もなく雪隆の周りに男をめぐって、人間の宇宙人研究機関員、宇宙からやって来た男を王子と呼ぶ護衛達、更には山形周辺を縄張りとする好戦的な宇宙戦闘民族ディスクン星人まで動き出し、風雲急を告げ始める。しかし雪隆達の不安をよそに、当の本人は全く緊迫感無く悠々とショッピングを楽しんでいた。

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

感想、そして雑談(宇宙人)

冨樫義博さんが1995年から作成した漫画が原作の今作品はSF、オカルト的内容を含むギャグアニメです。

オムニバス形式の今作品は「地球来襲編」「食人鬼編」「原色戦隊カラーレンジャー編」「高校野球地区予選編」「バカ王子・結婚編」などの複数パートから構成されています。

私は地球来襲編や結婚編などが好みでしたが、どの回も面白い内容で満足できました。
特にバカ王子のボケと筒井雪隆のツッコミが良いですねw

オカルト的内容は実に興味深く、SFとして完成度の高いものとなっていたと思います(まぁSFなんてあんまり見ないんですがw)

しかし、一番面白いのは、作品の設定でしょうね。宇宙人が地球上に既に飛来してきているような説は沢山ありますが、それを実際に物語として視聴したのはこれが始めてでした。

複数の種族が存在する中、どのような世界観が生まれるのか。あまり本編では触れていませんでしたが、それでも片鱗は垣間見ることが出来ました。
というか山形県怖すぎだろw

音楽の方はOPが特に気に入りました。元々栗山千秋が好きな私にはたまらんかったですw


さて、突然ですが、皆さんはフェルミのパラドックスという言葉を聞いたことがあるでしょうか。
まぁその内容は知らずとも、多分一度は聞いたことはあると思われるこのパラドックスは有名な物理学者、エンリコフェルミが指摘した論理です。
フェルミのパラドックスとは地球外文明の存在の可能性の高さと、そのような文明との接触の証拠が皆無である事実の間にある矛盾のことを指摘したものです。
広大な宇宙から見たら地球はごく小さい星でしかない。宇宙の長さと恒星の数を考慮した時、地球のような生命が住める状況の恒星があっても不思議ではない。いや、むしろ地球の様な恒星が存在していない筈がない。
しかし、現に地球には宇宙人は来ていない。この矛盾をどう証明するのか?という質問です。
これに対する回答は複数存在します。
・宇宙人は既に地球に来ている(レベルE)。
・宇宙人は何らかの制限または意図があって接触していない。
・宇宙人が恒星間を移動する手段を持ち得ていない。
・この宇宙には宇宙人は存在しない

科学的、フェルミのパラドックス的思考から判断すると一個目と四個目は定義そのものを否定することになるのであり得ません。
すると二番目と三番目が一番有力になります。

しかし、二番目は一つおかしな点があります。我々地球人が宇宙に探索機や電気信号を宇宙に発信していることから判るように外に存在する宇宙人が彼らの存在を発信していない訳がありません。

という訳で三番目が一番有力な説になる訳ですが、これには色々なアディショナルな説明があります。

宇宙人の科学的、技術的恒星間移動は可能なのかもしれませんが、その移動を可能にするだけのエネルギーが足りないということです。これは世界初の SETIであるオズマ計画を実施したフランクドレイク天文学者が提示した定義です。
相対性理論から成る高速度不変の原理で定義される内容から考えれば地球から出た宇宙船が光の99.9999999%の速さで地球から一番近い恒星に往復恒星移動をしても8年掛かる計算でした。また、そのほぼ光の速さで移動する為に必要なエネルギーは莫大であり、とても一つの宇宙船が積み込めるものじゃない。
よって宇宙人が如何なる文明を用い様とも我々地球人に接触は不可能だ、という説。
または(これの詳しいことは知りませんが)一つの恒星で文明が続くのは長くても一万年という謎の法則があるらしく、よって恒星移動技術が発達する前に文明が滅びるという内容でした。

私は(アメリカでは必修科目では無いので)物理というものを習ったことが無いので何とも言えませんが、これらの法則は「宇宙の膨張は光速を超えることが許される」という定義の基考えられる宇宙空間歪曲航法を考慮すれば可能になるのではないのでしょうか。

まぁワープなんてものが実際に可能かどうかなんて無知な私には理解出来る筈も無く、ただ単に宇宙人に会えるのならそれはそれで良いかな~なんて適当に考えている次第でございますw


別の考えも書いておきます。その考えとは地球人が宇宙上で一番科学技術が進歩した恒星であり、他の生命体が生存している恒星ではまだまだ宇宙に進出することはできない。だから、地球との接触が無い。
まぁこれはぶっちゃけ説得力に欠けますよねw
人類が宇宙に進出したのはつい最近のこと。しかも宇宙には地球より何万年と古い恒星が存在しますからね。

最後に、フランクドレイクの定義が気になった方がいたのでしたら(私が書いたのはほんの少しだけです)ネットで調べてみるのも良いかもしれませんね。まぁ多分、その為には↓を理解しないといけないでしょうが・・・汗w

N=N*×fp×Ne×fl×fi×fc×fLxL

例↓

N*:銀河系の星の数(4000億個)
fp:惑星系を持つ恒星の割合(3分の1)
Ne:生物が存在しうる環境にある惑星の数(2)
fl:実際に生物が存在する割合(3分の1)
fi:知的生命が存在しうる割合
fc:通信技術を持つ宇宙人の存在する割合(fi×fc 100分の1)
fL:技術文明が存在する寿命(100万分の1%~1%)
L:一万年

これはドレイクの方程式と言われ我々の住む銀河系の中で、コンタクト(接触)することが可能な地球外知的生命体の数を推定するものです。
まぁ興味のある方は調べて見てください^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

時計仕掛けのりんご さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ドグラ星の王子は宇宙一頭の切れるバカ王子

多少古い作品ですが、2018年秋現在スカパーで再放送中、なので。各社ケーブルテレビ類でも多分同様でしょうし。


冨樫義博原作、コミックス3巻までのオムニバス的中編。
設定やあらすじは今更言うまでもないかなと思うし、文脈によっては適宜入れてくので、長くなるから省きます。
ただ私はとにかく大ファンで、暗記するほど単行本を読み返したものです。

アニメ化が決まったのは連載がとっくに終ってから。
「何で今更...」と自分で思うまでもなく、ジャンプの速報でもツッコまれてました(笑)

放映時は夜中にアニメを見る習性など無かったため、パソコンのオン・デマンドで見ていた。
多分一通り見たんじゃないかと思うけど、その辺の記憶はちょっとあいまいです。それもあって再放送を視聴中。


今改めてテレビで見てみると、原作が冨樫義博、シリーズ構成が花田十輝、他脚本がふでやすかずゆきらと、見かける名前が並び、この辺なんだか豪華な感じがする。

でもやってることは大体原作通りで、あまり変わらない。
ほぼ同じ内容で、テレビ的にきわどいネタ等が無難なものに置き換えられたりカットされたりしている分、単純に原作の方が面白い。
無駄に豪華なスタッフだったような気にもなるが、よく出来た原作を敢えて崩してくれなかったのは、ファン的には嬉しいかな。
原作が大変面白いので、大体忠実なアニメの方もやっぱり楽しめる。そういう点ではグッジョブだったんだろうか。



強いて言えば、ストーリーの根幹に関わるし、ぱっと見何てことないんだけど、少々きな臭いかなと思えるネタが、「見えない胃袋」のエピソード。

食事したところで決して治まらないもう一つの「空腹感」があるという宇宙人の話。
「空腹感」があるといっても胃袋の様に器官が存在して、そこがカラだと訴えているわけではない。そんな器官はどこにもないし、満たさなければ命に関わるという訳でもない。しかし寝るなと言われても眠くなってしまう様に、確かに存在して宇宙人を苛み続ける。
その「空腹感」の根源をその宇宙人は「見えない胃袋」と呼んでいる。

その空腹を治めるためには人間を食べるしかないのだけど、食べたら無くなってしまう。その人がいなくなってしまう。
例え「見えない胃袋」を満たすために食事をしたところで、満たされるのは「胃袋」だけ、そしてやってしまったという思いと消えた人間。それでも「胃袋」は存在し続けており、その言うがままにまた「空腹感」に苛まれ続けなければならない。


私は喫煙者及び中程度のカフェイン中毒のため、これらがないと割と大変だったりする。気を紛らわせるために暴れてみたり、かと思うとふらついてろくに立ってもいられなくなったりとか...
そんな状態で自販機を求めて街中を徘徊する様は、夜中にコカインを切らしてしまい、薬局の扉をガンガン叩いて大騒ぎしたというバロウズの記述と比べても、他人事とは思えない。

そう、「見えない胃袋」=「依存性ドラッグの血中濃度」、という暗喩だ。
と、少なくとも個人的には解釈している。


宇宙人が人間を食べるだけなら古典的、むしろ普通とすらいえる展開。
なのに「見えない胃袋」を満たす事に対し、冒頭で「代用品」をむさぼっても治まっていないところとか、治めるためには薬が必要になるところとか、ことさら罪の意識を強調しているところとか、逃れようにも依存性そのままに繰り返し付きまとってくるところとか、そして遂に誘惑に負けてやってしまった後にくる苦悩とか。

もしこれら手の込んだ描写が、本当に敢えて裏を読ませようと誘導しているものだとしたら、作者にはそこで表面的描写とは別の、誰にでも訪れかねない危険な「深淵」を匂わせる意図があるのだろう。
裏側に存在するにはそれ相応の苦悩と、そして勿論それに伴うであろう「満腹感」も。


これは気軽に見てても面白いけど、こういう穿った楽しみ方も出来る作品。単行本何度読み返しても飽きなかったのも、見方によって様々な色合いが楽しめたからだと思う。


まあこのエピソードはたまたま先日録画を見たから取り上げてみたというだけでもあるんですが。
しかし、私の事は反面教師にしておいて、ニコチン・カフェイン・アルコールの合法ドラッグ三種の神器も程々にしておきましょう。
「見えない胃袋」に苛まれない様に...

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

富樫仕事しろ、富樫の世界、富樫の才能についてⅠ

この作品の原作者、冨樫義博さんについて、主観まみれのお話です。

■なぜ今更アニメ化か
主観ですけど、時代が富樫の天才さに追いついた。つまり、
「一般ウケしにくいけど見る人が見れば素晴らしさを理解できるタイプ
 の作品をアニメで流しても良い」時代になった。

幽遊白書やハンターハンターと違い、富樫の秀才的な面よりも天才的な
面が強い作品だから、中々ウケはよろしくない。自分は富樫作品じゃこれ
が一番好き。で、周囲のアニオタ連中もやっぱりこれを一番評価してる。


■天才と秀才(努力家)と、大衆に媚びる人間(作品)について

こっちも主観(周囲のアニオタ共とは見解が一致しているので完全な主観
って事でもない。)なんですけど、漫画やアニメを数見てる人だと理解して
貰えるんじゃねーかなと・・。この区別ができない人とはアニメ、漫画を
本気で語りたくはない。未熟者としてみてしまう。


天才系
田中芳樹、尾玉なみえ、富樫、福本、富野(ガンダムの監督)、あとは刃牙、
ジョジョ、蒼天航路、(攻殻)の作者、(多分、浦沢直樹もこっち)

超秀才系作品
(攻殻)、コードギアス、銀玉、とある魔術、ハルヒ、エヴァ、まどかマギカ

媚びてる系作品
テニプリ、ワンピ、コナン、けいおん、他大衆狙いの単純、萌え、感動、エロ作品
(あとコードギアス)


攻殻をどっちに分類するか微妙なんですけど、超秀才系作品は凡人の才能の
加算の延長線上にあって、天才のそれは加算では永久に届かない別領域。

秀才のそれは基本模倣と研究にあり、天才が生み出した作品、キャラ、個性、
世界をいかに上手く模倣、応用、バレないようにパクれるか。あとはその時代の
人、流行が何を求めているかを研究、推測しそれを適切に作品に反映させる事。

見ているものが天才の場合は自分の世界であって、秀才は読者、視聴者、時代。
媚びてる系作品は愚民、大衆を相手に悪く言えば「売り上げのみ」を見ている。
あとは作者自身がたまたま大衆の中で作品を書く程度の才能があった、とか。


で、上に上げた天才系の中で同時に超秀才でもある人間は田中芳樹、富樫の2人

この2人は「天才的に独自の世界を構築しつつも、その話で多くの人を楽しませて
あげよう」って意識がある。だから強い、だから話が面白い、評価する人が多い。

そして田中仕事しろ、富樫仕事しろと言われる、言われ続ける。


んじゃもう一回まとめますね。

富樫、田中の異常な才能
見ているものは自分の世界かつ、読者、視聴者、時代。天才にして秀才

普通の天才、
見ているものは自分の世界、やりたい事をやる、面白くなきゃ読むな、見るな系。
あるいは自分が面白いと思っているものが、一般的な感覚とはズレている。
悪く言えば傲慢、マニア向け、それ故に個性が目立ち一部の熱狂的なファンが付く
作品、他の誰にも作れない独創的な作品になる。

超秀才作品
見ているのは脳筋以外の一般的な視聴者、一定以上の年齢~大人、目の肥えた人
原作者1人~スタッフ全員にその意識があるか様々だが「これなら絶対面白いだろ、
完成度高いだろ、ここまでやってやったんだから買ってくれ」な作品。

媚びてる系作品
見ているのは脳筋、低年齢層、他作品と区別が出来ない人間、多数決的な大衆
重視しているのは「単純さ、楽しさ、(萌え、エロ、感動、愛他)シンプルな成分」
作品を書く、作るのが簡単かつ、売れやすい、商業的に見れば一番正しい選択。
特にコードギアスは凄いと思う。超秀才系作品でありながらも、こっちのユーザーを
かなり巻き込む形の、ある意味芸術。詳しくはあっちのレビューに書いたけど。
やり口が個人的には好みではないってだけで、作品の中身は色々な面で評価してる。


大分長くなったので、あとはハンターハンターの方に書きます。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17

71.6 14 クラスメイトアニメランキング14位
ハロー!! きんいろモザイク(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (841)
4488人が棚に入れました
アリス・カータレット、16歳。金髪碧眼のイギリス少女ですが、1年前から日本にホームステイ中。親友の純和風女子高生・大宮忍の家に迎えられ、日本の高校生活をめいっぱい楽しんできました。ところが、きらきらと輝いていた毎日に事件が! 高校二年生に進級するとき、忍と別のクラスになってしまったのです。一度はまっしろになるアリスですが、忍は言いました。「アリスは海を越えて来たんですよ、それに比べれば全然です!」例えクラスが離れても、心の距離は変わりません。 アリスに忍、凸凹コンビの小路綾&猪熊陽子、もう一人の金髪イギリスっ子・九条カレンたち5人の絆は、今日もきんいろにきらめいています!日英美少女ゆるふわ学園コメディ第二弾、はじまるよ!!

声優・キャラクター
西明日香、田中真奈美、種田梨沙、内山夕実、東山奈央、田村ゆかり、諏訪彩花、佐藤聡美、大西沙織、潘めぐみ、村川梨衣

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

『きんいろモザイク Pretty Days』2016年11月12日から劇場公開予定

アリス・カータレット、16歳。
金髪碧眼のイギリス少女ですが、1年前から日本にホームステイ中。
親友の純和風女子高生・大宮忍の家に迎えられ、日本の高校生活をめいっぱい楽しんできました。
ところが、きらきらと輝いていた毎日に事件が!
高校二年生に進級するとき、忍と別のクラスになってしまったのです。
一度はまっしろになるアリスですが、忍は言いました。

「アリスは海を越えて来たんですよ、それに比べれば全然です!」

例えクラスが離れても、心の距離は変わりません。
アリスに忍、凸凹コンビの小路綾&猪熊陽子、もう一人の金髪イギリスっ子・九条カレンたち5人の絆は、今日もきんいろにきらめいています!
日英美少女ゆるふわ学園コメディ第二弾、はじまるよ!!

Episode 1「はるがきたっ」
高校二年生に進級したアリス。
日本での二度目の春。
新しくA組の担任の久世橋(くぜはし)先生も加わって、忍、アリス、綾、陽子、カレン、仲良し五人組の「きんいろの日々」は今日もキラキラと輝きます!!!とはいえ忍とクラスが離ればなれになったのがショックのアリス。
「もっとシノのことを知りたい! 」 知っているようで知らなくて、実は結構謎めいている忍を少しでも理解したくて、みんなも巻き込んだ「忍の極秘調査」が開始されることに…!

キャラクターコメンタリー
出演:小路綾、猪熊陽子、九条カレン

「どきどき!!ホームビデオ鑑賞会」
綾、陽子、カレンの三人で始まった「どきどき!!ホームビデオ鑑賞会」
「しのファンクラブ」もとい「シノ部」の話題のはずがカレンの提案でなんと「ヨーコ部」も発足!
慌てる綾への陽子の冗談に、ついに大天使アヤエルさまが怒りの降臨!?

Episode 2「プレゼント・フォー・ユー」
久世橋先生は悩んでいた。
可愛く思っている生徒たちに怯えられてしまう。
どうしたら仲良くなれるのかな…? 
そんな時、いつも生徒と仲良しの烏丸先生を見て感動した久世橋先生は「生徒と打ち解けるコツ」を教えてほしいとお願いする!!一方、英国式お茶会を計画する忍。
手作りのお菓子やケーキスタンドも用意して、本格的にやりたいとはりきっているけれど…徐々にわき起こる不穏な空気にお茶会は無事に開催できるのかが心配!?

キャストオーディオコメンタリー
西明日香、田生真奈美

Episode 3「あなたがとってもまぶしくて」
「実は私わたし、イギリス人じゃないし金髪は染めてるんだよ! 」アリスの衝撃的告白に綾は大ショック!
でもそれはアリスとカレンが仕組んだ「エイプリルフールごっこ」だった。
ジョーク好きのイギリスではエイプリルフールの日だけは新聞もテレビも大々的に嘘をつくのだ。
そんな中、常日頃から「嘘つきブラザーズ」こと双子の弟妹「空太」と「美月」に騙されている陽子は少し困り顔。
そこに当の双子がやってきて驚きの嘘を連発。
楽しい「エイプリルフールごっこ」のはずが、その場はしっちゃかめっちゃかに・・・!?

キャストオーディオコメンタリー
西明日香、内山夕実、東山奈央

Episode 4「雨にもまけず」
“おつかいくらい、ひとりでいけるのに”。
いつも子ども扱いする忍にアリスは少々ご立腹。
そんなとき街中で、変なポーズをとっている綾に出会う。
どうしたのかと尋ねると、なんと中学生に間違われてショックを受けているということ。
アヤもそんなことがあるんだね!同じ悩みを持つもの同士、二人は意気投合する。
でも大人の女になるにはどうしたらいいのかな?いつも大人っぽい勇(いさみ)の驚きのアドバイスを受けたアリスは、綾と一緒にイメージチェンジ! なんと不良になってしまう!?

キャラクターコメンタリー
出演:アリス・カータレット、小路綾、烏丸さくら、久世橋朱里

「どきどき!!ホームビデオ鑑賞会その2」
アリス、綾と共に、今回はなんと烏丸先生と久世橋先生も参加!
学校の施設で個人鑑賞会を行うことに戸惑う久世橋先生だが、烏丸先生の癒しの肩もみ攻撃に久世橋先生も思わずリラックス!?

Episode 5「おねえちゃんとあそぼう」
妹の忍とは対照的にいつもキリッとかっこいい勇(いさみ)。
だが最近やることなすことトンチンカン。
今日も麦茶に大量の塩を入れたりと、一体どうしちゃったんだろう?
実は… と、忍が言うには、どうやらモデルの仕事のことで悩んでいるよう。
みんなの憧れ(?)の勇がスランプだなんて!
勇を励ましたい五人は気分転換に勇をショッピングモールに連れ出す。
次々に飛び出す元気付けるためのアイデアで、無事いつもの勇に戻ってくれるのだろうか!?

キャラクターコメンタリー
出演:大宮忍、猪熊陽子、大宮勇

「どきどき!!ホームビデオ鑑賞会その3」の舞台は大宮家!
忍、陽子に今回は勇が初参加。
小学生時代からの付き合いの3人のコミュニケーションはバッチリでまるで三姉妹!?
普段はクールでなかなか聞けない勇の裏話も聞けるかも!

Episode 6「きになるあの子」
お腹がすく季節(?)。
食品サンプルにまで食いついちゃう陽子に、カレンは超特大パフェの大食いチャレンジを提案する。
私はこのために生まれてきたのかもしれない! 一気に燃え上がりすぎる陽子には、思わず綾もツッコミ。
自分で提案しておきながらフードファイトの危険性を説くカレンだが、陽子の燃える思いはとめられない。
そしてついに「危険な」大食いチャレンジに挑戦すべく、五人は目当てのレストランに旅立つ。
そこで出会った意外な人物とは…?

キャストオーディオコメンタリー
出演:田中真奈美、種田梨沙、東山奈央

Episode 7「マイ・ディア・ヒーロー」
だんだんと近づいてくる夏の匂い。
そんな匂いに惹かれて、カレンもついに夏モデルに!
そのあまりのワイルドなスタイルに困惑するみんなだが、陽子の「いいかげん親呼び出されるかもな」の一言にカレンはおびえてしまう。
カレンのママは怖いらしい。
そんな相変わらずのカレンだが、今日はパパが限定品のネックレスを買ってくれると大はしゃぎ。
放課後、みんなへの挨拶もそこそこに家に飛んで帰るカレンだったが・・・

Episode 8「もうすぐ夏休み」
もうすぐ夏休み。
「今年こそは計画的に遊びたい! 」と燃える陽子の提案で、今年は海へ行くことに! でも楽しい夏休みの前には期末テストが・・・。
目の前の現実に落ち込む忍と陽子とカレン。
みんなで一緒にテスト勉強をする事になるが、陽子たちのまったくやる気の感じられない勉強態度に綾は不安を隠せない!?

Episode 9「とっておきの一日」
今日から夏休み。
朝寝坊できる幸せをかみしめるアリスに近づく怪しいカゲは・・・
一方、毎年夏休みの宿題のノートを陽子に貸している綾は、今年こそちゃんと宿題をさせようと『今年こそ最終日で泣かないための宿題消化スケジュール』を作成する!
いざ陽子に渡そうとする綾だが、緊張して電話もままならない。
フォローのメールも上手くできず思わず家を飛び出すが・・・
はたして『今年こそ最終日で泣かないための宿題消化スケジュール』はちゃんと届けられるのか!?

Episode 10「海べのやくそく」
待ちに待った海水浴の日。
みんな朝から待ち遠しくて仕方がない。
海までの道中も五人なら楽しくて、ついついはしゃいじゃう。
目指す海はもうすぐです!ビーチに到着した五人の前に広がるのは、青い空と青い海。
砂浜にずらり並んだ海の家。
浮き輪も日焼け止めも用意したし、とっておきの水着も見せ合って準備完了いざ海へ!
そんななか忍は「海の泳ぎ方」を意気揚々とアリスに教えるが実は・・・!?

Episode 11「ほんのすこしの長いよる」
夏休みももう中頃。
青々とした木々の葉が揺れるなか、今日も部活に精をだす穂乃花。
金髪をフューチャーした謎のかけ声で、最近は調子も良い感じ! 
部活の後、海に行ったお土産をカレンから受け取る約束をしていたけれど、カレンの姿が見当たらない。
きょろきょろと辺りを見回す穂乃花にカレンから謎の電話がかかってきて・・・。
導かれるままに校舎に入る穂乃花。
一体そこに待ち受けるものは!?

Episode 12「なによりとびきり好きだから」
緑の多い夏の風景。
はちみつ色の可愛い家々。
アリスはポピーと小道をゆく。
ただいまイギリスに帰省中のアリスとカレン。
久しぶりに家族に会えたのはうれしいけど、やっぱり忍がいないのはちょっと寂しい。
でも離れた距離が二人の絆をもっと強くする。
夏が終わっても、忍、アリス、綾、陽子、カレン、仲良し五人組の日々はこれからもキラキラきんいろに輝きつづけます!!!

2016年3月26日に開催された『AnimeJapan2016』のステージイベント『ハロー!!きんいろモザイク&ゆゆ式 合同同窓会』にて、スペシャルエピソードの製作が発表され、同年6月に『きんいろモザイク Pretty Days』のタイトルで2016年11月12日から劇場公開予定であることが発表された。

アニメは制作会社で選ぼう!
【Studio五組】
結城友奈は勇者である(2014)
エスカ&ロジーのアトリエ 〜黄昏の空の錬金術士〜(2014)
この中に1人、妹がいる!(2012)

視聴回数2回以上の作品
きんいろモザイクシリーズ
ハロー!!きんいろモザイク(2015)
きんいろモザイク(2013)
咲-Saki- 全国編(2014)
咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A(2012)
Aチャンネル(2011)

Studio五組はGONZOスタッフが独立し、2010年に設立。全作品のヒロインたちを自宅に持って帰って愛でたくなるかわいらしさ。

NHK「恋愛しない若者」特集に共感の声も 楽しみはビール片手にきんモザ観賞
■ 帰宅後ビールにアニメ
話題になっているのはNHK「おはよう日本」(2015年10月19日放送)の中でオンエアされた「恋愛しない若者たち」という特集だ。

この企画を担当したディレクター自身もここ数年、恋人はおらず、楽しみは「ちょっとだけ高いビールを飲みながらテレビを見ること」。ディレクターの普段の生活を撮影した映像では、帰宅後にリラックスできる格好に着替えてから、買ってきた弁当を食べつつ350ミリリットル缶のクラフトビール「よなよなエール」を飲んでいた。視線の先にあるのは、テレビ画面に映るアニメ「きんいろモザイク」だ。女子高生キャラたちの掛け合いに、ときどきムフフと笑う。

番組を見たTwitterユーザーは、
「家帰ってビール飲みながらきんモザみてて死ぬほど親近感湧いた」
「恋愛よりアニメって人映って親から『これあんたやんwww』って弄られた」
「インタビューに答えた青年が自分の時間を大事にしたいみたいな事を言ってたんですけど、みんな色々忙しいんですよねぇ」
などと反応した。

『ハロー!!きんいろモザイク』の締めくくりに相応しい高密度な爆笑イベント!「KIN-IRO MOSAIC Festa2」レポート
2015年9月20日(日)、江戸川区総合文化センターにて、TVアニメ『ハロー!!きんいろモザイク』のイベント「KIN-IRO MOSAIC Festa2」が開催された。このイベントは『きんいろモザイク』(1期)の放送終了後に開催され、大いに盛り上がった「KIN-IRO MOSAIC Festa」(2013年12月29日開催)の第二弾。昼公演と夜公演では、コーナーやライブで披露された曲が若干異なっていた。

出演は『きんモザ』のメインキャストの西明日香さん(大宮忍役)と田中真奈美さん(アリス・カータレット役)、種田梨沙さん(小路綾役)、内山夕実さん(猪熊陽子役)、東山奈央さん(九条カレン役)の5人。この5人は声優ユニット「Rhodanthe*」としても活動を続けており、これまでに数々のイベントをこなしてきた。2013年の結成から2年が経過し、チームワークはバツグン。そんな5人によるイベントとあって、会場周辺には早い時間から大勢のファンが詰めかけていた。

■ Rhodanthe*のイベントはオープニングトークから全力投球の大爆笑
イベントがスタートし緞帳が上がると、ステージには学校の教室が作られていた。そして、教室の上方に設置された巨大なスクリーンに大宮忍の映像が映し出されると、ステージ奥の扉から西明日香さんが飛び出してきた。今日のイベントは「ハロウィン」がモチーフになっているため、いつもの制服ではなく新規にデザインされたきらびやかな衣装。これにはファンも驚いたようで、大きな歓声が上がった。続いて田中真奈美さん、種田梨沙さん、内山夕実さん、東山奈央さんがひとりずつ現れ、出演者が勢揃いした。

全員が揃って挨拶をした後、それぞれが着ている衣装の説明を始めた。今回用意された衣装は、西さんがシンデレラ、田中さんが赤ずきん、種田さんが人魚姫、内山さんが妖精、東山さんが魔女だった。まさに「THE Halloween」といった様相。各自、衣装の注目ポイントなどを紹介し始めたのだが、衣装が野菜に似ている話や、東山さんが「ちょっとスタッフさんに確認してくる」と舞台から一時的に消えてしまうなど、Rhodanthe*の5人はやりたい放題。オープニングトークから実にゆるふわな雰囲気で、これから始まるFesta2を大いに期待させる内容だった。

さらに夜公演では、東山さんが自己紹介の流れで「今日は(天衝)監督さんも来てくださっています」と、最前列で見学していた監督をファンに紹介。突然のフリに照れている天衝監督だったが、さらに東山さんは「監督は会場に来るまで迷いそうになったけど、カレンパーカーの人についてきたみたいです(笑)」と暴露し、1500人の客席を笑わせた。

極めつけに東山さんは、スタッフから借りてきたというデジカメを手に取り、記念撮影を撮りたいと言い出した。東山カメラマンは客席をバックに集合写真を撮影し、「かわいい~♪」とご満悦の表情。昼公演以上に自由すぎるオープニングトークだった。

■ これまでの思い出を振り返る「にじいろトーク」のコーナー
イベントが本格的にスタートすると、昼公演は種田さんが進行を担当する「にじいろトーク」のコーナー。ここでは用意されたトークテーマをもとにフリートークが行われた。「Rhodanthe*のフリートーク」とは、一度でも『きんモザ』関連のイベントに足を運んだことのあるファンならば予想がつくと思うが、本当に台本一切ナシのフリーダムなトークショー。Rhodanthe*の5人はまるで楽屋トークのような雰囲気で楽しそうに会話を始めた。

唯一、司会を任された種田さんだけマジメに進行しようとしていたが、最終的には5人でフリートークを展開。スタッフは8つのトークテーマを用意していたようだが、話を膨らませすぎたため、結局使用されたのは「一番心に残っているシーン」と「パレードイベントで起きた印象的な出来事」の2つのみ。今日もRhodanthe*は平常運転だった。

このコーナーの後半は、「きんモザ思い出 五・七・五」。事前に5人が書いた「初句」、「中句」、「結句」のパーツを組み合わせ、おもしろい俳句を作って発表してゆく。Rhodanthe*の5人はワイワイとはしゃぎながら句を選んだ。しかし自分が作りたいと思っても、適切なパーツが見つからなければ何かで代用しなければならず、完成した俳句は以下だった。

●西明日香さん
江戸川区 鬼畜こけしが バカやろう

●田中真奈美さん
いつの日か ペロペロハァハァ…… おうじさま

●内山夕実さん
Hey!タイショー! むかえに来てね かっちょぶー

●東山奈央さん
ゴミですか? はい、わたしです ありがとう。

●種田梨沙さん
まなみんが リボンなしでも 大興奮

トップバッターは西さんだったのだが、いきなり爆笑モノの俳句を詠んでしまったので4人はやりにくそう。内山さんは自身が流行らせようとしている(らしい)「かっちょぶー(カッコイイという意味らしい)」を自分で選んで組み込んでみたり、なかなかの力作ぞろいだった。

■ 夜公演の「にじいろトーク後半」はキャッチコピーを考えてみるコーナー
昼公演では俳句を作ったが、夜公演は『きんいろモザイク』の「新キャッチコピーを考えよう」のコーナー。司会は田中さんが担当。スクリーンには公式で使われているキャッチコピー「私たちの毎日は――きらきらしたきんいろです!」が例として映し出された。

事前に考えてきたネタをひとりずつマイクの前に立って発表していくのだが、司会の田中さんは「それでは田中さん、パネルを持ってお進みください!」と、4人に無許可で一番手に名乗り出てしまった。最後のほうに発表するのはプレッシャーなので、なるべくならば最初に発表したい4人。声を揃えて「待って! 待って! 横暴だ!(笑)」と阻止しようとするが、田中さんは「さっさと発表して司会業に専念したい」という理由から一番を譲らなかった。そして、それぞれが発表したキャッチコピーは以下。

●田中真奈美さん
多岐にわたる制服コーデ!! 好きな着こなしでEnjoy your intercultural life!

●西明日香さん
モザイクのかけら高価買取いたします。まずはお電話を!

●種田梨沙さん
いつでもすこやか! 深夜に見てもゴールデンタイム

●東山奈央さん
TOKYO MX、NHKほかにて毎週日曜日朝9:00から元気に放送中!!

●内山夕実さん
私たちだって心はぴょんぴょんしています。

田中さんは流暢に英語を読み上げ、西さんはどこかで聞いたことがあるようなネタ、種田さんは本当にありそうなくらいキレイなキャッチコピー、東山さんは願望を込めたキャッチコピーだった。そして一番会場を沸かせたのは内山さん。公式でもコラボをした過去がある作品の「ぴょんぴょんネタ」を読み上げると、場内は大爆笑。さらに両作品に出演している種田さんが、ボソっと「今日は『きんモザ』だから……」とコメントし、場内の笑いを加速させた。

■ KIN-MOSA Festa2は催し物がたくさん!
続いての「きんモザファイト!!」のコーナーは、キャストと客席の勝負対決。昼公演では、白紙のポエムを読んでいる人を当てるゲームと、客席から14人のこけしを探すゲーム。夜公演ではブラインドボックスに手を入れて探り、何も無いのに演技をしている人を当てるゲームと、1500人の観客が一斉に発した5つのキーワードを当てるゲームが行われた。

前回の「KIN-MOSA Festa」で好評だった参加型ゲームコーナーがここまでパワーアップして帰ってくるとは、おそらく誰も予想がつかなかっただろう。キャストの5人とスタッフが「集まってくれた1500人のみんなと楽しめるイベントにしたい」と企画した結果が、このゲームコーナーというわけだ。一般的によくあるアニメイベントではめったに見られない、客席といっしょに遊べるユニークな催し物だった。

■ アドリブ満載の大爆笑アフレココーナー「きらきらメモリー」
ステージに5本のマイクが運ばれ、生アフレコのコーナーがスタート。「きらきらメモリー」と名付けられたこのコーナーは、アニメに名シーンの映像に合わせて5人が生で演じた。昼公演と夜公演で若干異なっていたが、第10話『海べのやくそく』や第12話『なによりとびきり好きだから』など、ファンなら誰でも心に残っている場面がチョイスされていた。

会場内に「あの名場面が生で聞けるのか……」などと考えていたファンがいたかどうかはわからないが、残念でした! いざアフレコが始まるとRhodanthe*の5人はアクセル全開。オリジナルの台詞とはかなり異なる、アドリブ合戦が開幕した。しかし5人の息はピッタリなので、アドリブなのに会話がキレイにつながっている。普段から仲が良いRhodanthe*の、チームワークがなせる業なのだろう。演技力もさることながら、「トークがおもしろい」という理由で一部からは「声優コント集団」と呼ばれている所以だ。詳しくレポートできないが、最後にキャスト一同が「原悠衣先生に謝ろう! ごめんなさい」と頭を下げて会場を沸かせたことだけは記しておく。

『きんいろモザイク』聖地イギリスをめぐるツアー、お値段は30万円!
4月より放送中のTVアニメ『ハロー!!きんいろモザイク』の舞台のモデルとなった、イギリス・ロンドン市内やコッツウォルズ地方をめぐる公認ツアーの募集が、5月25日より開始された。

出発日は、6月3日(水)から9月30日(水)までの毎週水曜日から選択可能で、最少催行人数は各日4人。旅行代金は1人につき298,000円(9月23日出発のみ328,000円、いずれも燃油サーチャージ除く)となっている。
『ハロー!!きんいろモザイク』は、芳文社の4コマ漫画雑誌『まんがタイムきららMAX』で2010年より連載中の、原悠衣さんの漫画を原作としたアニメ『きんいろモザイク』の第2期。

純和風女子高生・「シノ」こと大宮忍と、イギリスから彼女の家にホームステイに来ているアリス・カータレットを中心とした、5人の女子高生の日常を描いた作品だ。

本ツアーは、『きんいろモザイク』の第1期、2期に登場するスポットを専用車でめぐる5日間のツアーとなっている。

1日目のロンドン市内観光では、ビッグベン、ピカデリーサーカス、ロンドンアイ、アビーロードなど、観光地としても有名なスポットをめぐる。

また、2日目と3日目にまわるコッツウォルズ地方では、アリスの家のモデルとなったB&B(安価で泊まれる宿泊施設)「フォス・ファームハウス」に宿泊する。第2期のシーンのモデルとなった場所に行けるオプショナルツアーも用意されているようだ。

参加者には、旅のしおりやオリジナルグッズ、第2期7話に登場するイギリスのシーンの絵コンテがプレゼントされるとのこと。

聖地巡礼はもちろん、イギリスの文化も十分に堪能できる旅になりそうだ。

Rhodanthe*の5人が作った“オリジナルこけし”のデキは!? 『きんモザ』のデジタルフリーペーパー『こけし堂プレス』発刊!
テレビアニメ『ハロー!!きんいろモザイク』のグッズを展開するムービックが、Rhodanthe*のメンバー(西明日香さん、田中真奈美さん、種田梨沙さん、内山夕実さん、東山奈央さん)の活動をレポートしたデジタルフリーペーパー「こけし堂プレス」を発刊した。

2巻目となる今回は、3月29日に開催されたイベント「パレードからコンニチハ!」の宮城と、4月4日に行われた広島のレポート記事を掲載している。

誌面ではイベントレポートだけでなく、その際にキャストが観光した「弥治郎こけし村」(宮城)と「安芸の宮島」(広島)の様子やオフショットも紹介。特に白石蔵王にある「弥治郎こけし村」では、Rhodanthe*の5人がオリジナルこけし制作にチャレンジ。メンバーの5人が作った、自信の演じるキャラクターのかわいい“オリジナルこけし”は必見です!

なお、茨城(3月8日)と栃木(3月15日)のイベントをレポートした第1巻も、同サイトで閲覧できる。未見のファンは、こちらも合わせてご覧ください。

2014年3月21日に続編の製作が発表され、4月19日にテレビアニメ第2期として製作されることが正式に発表。7月19日のアニメ公式サイト上にて、第2期のタイトルが「ハロー!!きんいろモザイク」になることが発表された。それに伴い公式サイトがリニューアルされ、新キービジュアルが公開された。2015年4月からの放送に先駆けて2015年1月7日から3月25日までサンテレビにて第1期が再放送され、その最終話で第2期につながるエピソードが放送された。きららMAX作品において2度アニメ化されるのは本作が初。

第11話Cパートは第1期第10話の嘘予告をアニメ化。衣装デザインは原悠衣によるもの。

オープニングテーマ
「夢色パレード」(第2話 - 第9話、第11話 - 第12話)
第1話ではエンディングテーマとして使用された。
第5話からはラストの部分がこれまでのダイジェスト映像から、キャラクターが輪になった状態で手を繋いで順番にジャンプ(または手を上げる)していく映像に変わった。
曲の始まりの歌唱担当者は回によって異なり、歌詞も異なる。

「きらめきいろサマーレインボー」(第10話)

エンディングテーマ
「My Best Friends」
第1話では本曲のほうが先に流れた。また、第5話からは一部静止画だった場面が動くようになっている。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 46
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

最終話まで視聴済。貴重な日常枠が~。採点内に追記。総評を追加。

原作は雑誌ペースで既読。
アニメ1期視聴済。

何は無くとも、2期を待望していた作品です。

採点について-----
●物語●
{netabare}
原作組故にネタそのものは知っているので目新しさは感じません。
が、ネタのチョイスと展開が上手い。

ポピールンバや海回、カレンと穂乃花の触れ合いなど、
結構アニメオリジナルな部分が見受けられたと思います。
どれも雰囲気を損なわず、楽しく受けいれられました。

1話2話で、
意図を感じさせずにナチュラルにキャラ紹介をしつつ、
新キャラである久世橋先生を推したてるのは良かった。

「1期を踏襲してる」と2話までは感じてましたが、
3話以降を観て、テンポという意味では
かなり変えてきたかな?と思えてます。
{/netabare}
●声優●
{netabare}
1期組の面々については何の違和感も無く聴けました。
久世橋先生がどうなるか?と思っておりましたが、
こちらも問題無いと思います。
アリス役・田中さま。英語セリフ、頑張ってください。
カレン役・東山さま。某艦娘と被りますが、
個人的にはカレンを推したいと思います。
こういうキャラが似合っていると思います。
{/netabare}
●キャラ●
{netabare}
『アリス』
クラスが別々になったからでしょうか、
シノ依存症が重症化してますw
あと若干シノの鬼畜さがうつった?w
『綾』
こちらもクラス分けのせいか、
陽子への想いが隠し切れなくなっているようなw
『陽子』
綾絡みについては相変わらずの鈍感っぷりw
アリスとの絡みは互いに色々厳しくないですか?w
{/netabare}
●作画●
{netabare}
1期と全く遜色無い、というか違いが無い画でビックリです。
演出がオーバー気味になってエフェクトが付くようになったのは
1期と変わったポイントだと思います。

服や小物がカットによって違ったりしていたのは、
気になりましたね。ので当初の採点から-0.5点。
{/netabare}
●音楽●
{netabare}
やはりOPがお気に入りになりました。
1期を意識して作られているな~と感じられる
良曲だったと思います。
冒頭を各キャラのバージョンで変えてみたりしたのは
面白かったと思います。

もちろんEDも良かったと思います。
{/netabare}
●総評・その他●
{netabare}
「総評」という程でもないですが、
何処に収めるか迷った事柄などを。

絵柄・全体的な雰囲気こそ1期と変わらなかったように思いますが、
最終話まで観終わってみると他の部分では変更あるな~と。
ネタのテンポはどちらかといえばスピーディに。
要所でアニメオリジナル要素を混ぜつつ。

1期は「12話で1年」でしたが、
2期は「12話で1学期と夏休み」と狭い範囲でした。
あまり原作を消化してしまうわけにはいかない。
でも引き伸ばすだけではテンポが悪くなる。
1期と同じペース配分でやっていたら、
結構アンバランスになっていたのでは?と思います。
そういう意味で絶妙なバランスの出来だったかと。

元々原作ファンで、
1期も円盤揃えてしまうくらいハマって、
散々ハードルが上がっていた2期ですが。
12週、毎週楽しみに視聴できました。

これで重要な癒し枠が1つ終わってしまうと思うと、
寂しい気持ちになります。
7月から同じような日常系作品は・・・無さそうなので。
『WORKING!!!』とか期待してますけど、系統違いますし・・・。
{/netabare}

12話まで視聴後-----
{netabare}
・11話
海回からの、帰省編その1。

今回はシノの鬼畜要素ほか、
いろいろな表情が見れたと思います。
アリスの不在に寂しがってみたり。
陽子と綾に甘えてみたり。

帰省するにあたって、
カレンとホノカのパートが濃かったのが良かった。
アニメオリジナルですね。
相変わらずホノカのカレン愛がヤバかったw
ホノカへのお土産のTシャツって・・・カレン着用済の?w

ホノカにとってのカレンは、
お姫様でもあり、小悪魔でもあり、そして親友でもあり。
そんな感じなのでしょうか?
いちいち翻弄されている彼女の姿が幸せそうなので、
まぁ良いのかな?と思います。

2期前半では、どちらかといえば
アリスの「シノ依存」が強かったように感じてましたが、
その逆も然りw 綾とアリスが重なって見えるとか・・・。

陽子のパジャマ姿、確かに違和感はあるけど可愛くもあったかと。

まさかのCパート。
いつぞやのミュージカルネタか?と思いましたが・・・
まぁ夢オチですよねw
陽子の魔法少女(?)姿は某アニメを連想させました。
中の人つながりか、制作会社つながりか。

・12話
2期もいよいよ最終回。
4月に始まって、あっという間だったな~と。

ということでまずは帰省先でのアリス&カレンから。
アリスとカレンとアリスママの会話が日本語だったのは、
やはり意図的にそうしてたんだな~と。
アリスパパが蚊帳の外になってないか、ちょっと心配でしたw

今時の女子高生のお話にしては、
シノとアリスはケータイもスマホも持っていないという、
珍しい関係性なのだな~と改めて。
シノの性格や趣味が要因なのかもしれませんが・・・。
しかし、そのおかげでふたりの関係性が
むしろ強く感じられる。そんな気がします。
伝えたいことは、顔を合わせて直接。
現代では口で伝える機会さえ減ってきているように思いますので。

アリスの「コニチワ」は「コンニチハ」に変化しているのに、
シノは相変わらず「ハロー」の一本槍で・・・成長してるのか?w

「シノに会いたい、しょんぼりアリス映像集」が
見てみたい。是非w
特典とかで収録されないかな?

シノの才能については・・・
現状では通訳者より服飾関連のが向いてる気が。
とはいえ「好きこそ物の上手なれ」な結果であって、
決して通訳者が無理か?というと・・・
努力の方向性次第では変わってくると思います。

綾の腹話術が上手かった。
というより素直だったw

Bパートは特に山のあるお話では無かったと思いますが、
いつも通りの5人。
いつも通りの友人・家族・先生達。
いつも通りの持ち場。
いつもの関係性が描かれていたと思います。

ラストは「See You」で締められていました。
「またね」という意味らしいので・・・
3期を期待したいと思います。
{/netabare}
10話視聴後-----
{netabare}
ということで海回。
原作を確認してみたら1話分だったことに驚きました。
よく30分アニメに展開したな~と。

今回は特殊?OP。サウンドブックが楽しみになります。

浮き輪は現地で膨らまそう、カレンw

シノの金髪愛が冒頭から暴走気味。

日本の小旅行=冷凍ミカン&ゆで卵というのは?と調べてみたら、
昭和中期(で良いのか?)では定番アイテムだったようですね。
ちなみに僕にはその記憶は無いですね。
プラスチック(?)容器に入ったお茶は覚えてます。

原作では終盤だけだった先生2人に、
序盤から結構出番があって良かった。
クッシーちゃんって、烏丸先生とアリスに甘いですよねw

各々の水着については文句の付けようも無く。
ましてや言葉にするのも憚られるので、特に記載無しでw
ただ・・・着衣水泳はかなりシャレにならないので、
緊急時以外はオススメしません。
普段泳ぎ慣れていてもキツいので、アレ。

「焼き豚ごっこ」の内容はともかく・・・。
いつからか、海辺や水辺で塗るオイルの意味合いが変わったな~と。
ビールのポスターとか。

ジュースを買いに行っている間に、シノが迷子に。
でもアナウンスはアリスがなっている風w
しかも今回はほんの5分でw 前回は30分だったのに・・・。

「冷え冷えの冷やし中華」て・・
「ホットでお願いします」の再来かw
「鬼コーチ・カレン」とか、
以前のネタが結構使われてました。

海水浴のあとは海中公園へ。
ここからの流れはアニメオリジナルですね。
先生達の出番とかや細かい所まで含めて、
今回はアニオリ要素が結構占めていたと思います。

帰るのが名残惜しいということで、
先生達は温泉へ(泊まり?)。
さすが社会人w

次回はアリス&カレン帰省編ですね。
まずは日本で留守番(?)の3人のパートからかな?
残り話数的に夏休み編で区切りになりそうかな?と思ってます。
秋に入るとイベントが続きますし。
何より原作ストックが・・・w
(1期のラストでも同じこと考えてたな~と)
{/netabare}
9話視聴後-----
{netabare}
・8話
「打ち水」。1期2話辺りであったな~と。
まだ若干のズレや偏りのある、
アリスの日本の知識ですが、
それでも成長はあるのかな?と。

もうすぐ夏休みということで、
1期に比べると物語のペースはダウンしてますね。
2期は秋口までか文化祭までか。
原作にかなり追いつきつつあるので。

何だかんだで、夏休みまで一月ほどあるのですが
陽子のテンションがおかしなことに。
そして陽子vsカレンの「行きたい所勝負」が再び。
と思いきや、今回はカレンが譲る展開に。

海に行くのを嫌がる綾ですが、
水着になりたくないかららしく。
去年のインドア派な意見からしたら、
彼女も変化があると言えるのでしょうか。

しかしまだ期末試験が残っているということで、
シノ、カレン、陽子のテンションがだだ下がりw
テスト勉強を兼ねて(?)、ファストフードのお店へ。
僕も久しぶりに行ってきましたが・・・
実際に「スマイル1つ」と言ってる光景は見たことないw
当然自分がしてみる勇気なんて、ありません。

ケチャップを服に落として、
陽子に拭いてもらう妄想炸裂中の綾ですが・・・
制服ではヤメときましょうw
もうちょっとダメージの無い服のときに、どうぞ。

アリスの成長の流れから、
一度里帰りしてみては?との話に。
とりあえず帰省編のフラグでしょうかね~。
約1年半帰ってない理由に「シノ」を挙げてますが・・・
「シノが心配」ではなく
「シノがいない生活に耐えられない」からですよね?
アリスのシノ依存レベルが重症レベルw

Bパートでは終業式。1学期終了。

綾の潔癖症は・・・陽子限定のテレ隠しですね。
彼女の中での「陽子像」は美化されてますね。
男前といいますか。

九条家の車が「ミニクーパー」というのが、らしいというか。
ユニオンジャック柄と赤のボディペイントが良いですね。
維持費とか考えないで良いなら乗りたい車ですね~。

さぁ次回から夏休み。
しかしまだ通知表という難題がw
しかも母親より前に立ちはだかるのは、
勇姉だったりするわけでw

次回予告での「セミ発言」とか、
久々に鬼畜こけしな一面が見られた回だったようにも思います。

・9話
アバンは某テニス漫画のパロディからスタート。
OPは綾バージョン。

9話は綾×陽子がメインの回だったと言えましょうか。
というか・・・
『陽子の天然っぷりに振り回される綾の話』かな?w

相変わらず陽子宛の電話は怪しい、綾w
ハァハァて・・・。
昔なら下着の色を訊かれそうな勢い。

Bパート。
2期に入って初では?と思えるレベルで作画ミス。
カレンのヘアピンとか気にして観てましたが、
今回のは結構目立つかと。

某グラフィティでも出てきましたが・・・
「流しそうめん」ってポピュラーな食事法なの?
設備や場所を考えると、結構大変だと思うのですがw

Bパートでも綾の暴走っぷりは健在で。
部活に勧誘される陽子への想いが漏れまくってましたw

大宮家の女性キャラって・・・皆前髪パッツンですよね。

次回は海回かな?
エンドカードのこけしは、
一体何処に行こうというのでしょうか?w
{/netabare}
7話視聴後-----
{netabare}
クール折り返しで衣替え。
原作ストックから考えても、
2年生が終わるまでは行かないですね。

今回のOPはカレンバージョン。
聴いただけでは何て英語で発しているのかわからず、
海外の反応系サイトへw なるほど、助かりました~。

衣替えしても
あまりクールじゃない面々に笑わせて頂きましたw
ワイルドなカレンにしても、
一応夏仕様なクッシーちゃんにしても、
半袖ジャージや、着ぐるみのカラスちゃんにしてもw
着ぐるみに対する生徒たちの反応はクールだったかとw
(普通に引いてた、戸惑ってたw)

父親と喧嘩して家出をしてきたカレン。
超早口(だと思う)な英語セリフ、東山さんご苦労様でした。
ゆっくりでも聴き取れないのに、この速度だと何がなんだかw

急な大宮邸へのお泊りですが、
大宮母の反応をみて「シノの母親だな」と実感しましたw
血は争えないというか、蛙の子は蛙なのか。
カータレット家とも実は「金髪つながり」だったり?w

カレンに対抗意識を燃やすアリスですが・・・流し、狭いからw
金髪2人にくっつかれて、
大宮母が嬉しそうな気がしないでもないw

喧嘩の原因であるネックレスは
カレンパパの「権力」でゲットできたらしく。
とても仲直りとネックレス、
両方の意味で嬉しそうなカレンが可愛かった~。

で・・・「権力」って何?w どんな力なの?
さすがマンション一棟借り上げちゃう九条家。
イギリスの本邸(?)もデカいw

Bパートはアリスとカレンの昔話。

このところ、若干「狂気」「暴走」といいますか
「ヤバい」方向に話が流れがちでしたが・・・
普通に「良いお話」だったと思います。

日本語の練習に没頭して相手をしてくれない
そんなアリスの気をひく為に、
日本のゲームをとりに帰るカレン。
途中、橋の欄干(手擦りというのか?)から転落。
うん・・・結構高いんですが。
捻挫だけで済んだのは、良かったというべきでしょうか。

そんなエピソードも、アリスとカレンのやり取りからも、
彼女達のキャラクターや関係性が見て取れたと思います。
今の体格はともかく、
やっぱりアリスが「お姉ちゃん」なのだな~と。

気を利かせてアリスとカレンを二人にできる陽子は、
空気が読めてさすがだな~と思いました。

7話は全体的に英語のセリフが多い回だったと思います。
(次回予告を含めて)
日本の4コマ原作で、日本製の日常系アニメなのに、
ここまで真剣に英語セリフに取り組んでいる姿勢は
素直にすごいことだと思います。
英語を話してる体という設定で、
日本語でアフレコしてしまっても
それほど問題にならないことだと思うのですが、そうしない。
特にメイン2人のキャスト様は本当に凄いと思います。

次回は夏休み直前付近のようですが・・・
どのネタ使うのかな?
楽しみにしております。
{/netabare}
6話視聴後-----
{netabare}
穂乃花参戦のAパート。
カラスちゃんとクッシーちゃんの高校時代のBパート。
どちらも面白かったですが、
あえて甲乙付けるなら・・・Aパートで。

超無謀パフェに挑む為に訪れた先は・・・
実は穂乃花の家ということで。
というか観直すまでシノの頭に付いてる物に
気付きませんでしたw 衣か?w千棘か?w

カレン達に気付いて正体を隠す穂乃花ですが・・・
声だけでアッサリとバレてましたねw

アリスとカレンは何故だか手伝いをしてますが・・・
アレは大丈夫なのでしょうか?w

超無謀パフェ(画で見ても結構な大きさですが)を前に
貴重な女子アピールをする陽子ですが、状況的に意味が無いw
しかもギブアップしてるようでしたが・・・
8000円払ったのかな?
4人に手伝ってもらったのかな?
というか・・・
「チャレンジメニュー」に助太刀って有りなの?w

1年生時は同じクラスだったのに、
メアド訊いて無いとか・・・w
いや、学校ではほぼ毎日会うのですから、
その必要が無かったということでしょうか?
あれ?今も同じクラスですよね?w
どっちにしても・・・メアドを知りたい穂乃花がヤバいw
『大丈夫・・・何も入ってないから・・・』と
真っ赤な顔でハァハァされてたら、引くでしょうw
(今週のMVPは「ハァハァしてた穂乃花」ということで)

改めてシノと金髪同盟結成。
セリフも雑誌もヤバい。
あの雑誌、月刊誌かw

Bパートはカラスちゃんとクッシーちゃんの
高校時代のお話。
お下げ&メガネ無しのカラスちゃん、可愛かったw
(やはり僕はメガネ属性は持ってない模様)

先生2人が渡り廊下で寸劇始めるとか、
よく考えてみると、結構シュールw

LL教室の場所を下級生に訊いたり。
懐からパンが出てきたり。
トーテムポールの歌を歌いだしたりw
(この頃から有ったのか!?とw 何がツボなのだろうw)

次回はアリス&カレンの幼い日の話かと思います。
{/netabare}
5話視聴後-----
{netabare}
OPはシノからスタート~。

OPとED共に変更がありましたね~。
これで両方共完成形というところなのでしょうか?
EDについては1枚絵中心でも良かったとは思いますが、
制作スタッフが納得いかないのであれば・・・w

Aパートは「おねえちゃんとあそぶ」話。
原作の中でも好きなネタです。
カレンと私服クッシーの絡み、
金髪シノの自撮り(?)がツボでした。
(アニメオリジナルだったはずの)旅行パンフネタも良かった。
1日1旅。パンフで妄想できるなら、かなり安上がりw
というか、それ全部返すんかいw

ルンバ提供者の勇でしたが、カメラまで譲ってるようで。
おねえちゃん、アリスに甘いw
そしてどんだけの経済力を持っているのかw

ちりつも貯金。1日10円。1年で3650円。
先は長いですね・・・。

勇がシノの制服で変装・・・というより「コスプレ」では?w
シノの格好のが目立って、違和感は少ないですが・・・。

雑誌名が「モザイク」て・・・。
いかがわしい内容しか思い浮かばないです。

Bパートはわらしべ長者ネタ。
これも好きなネタ。
「おねえちゃんに(もて)あそばれる」話。

陽子とのツーショット写真に対する綾の反応が、もうw
何も隠せてないし、本音しか漏れてないw
(勇のスランプと並べたのは、この為なんですね~)

カラスちゃんの所持品も謎が多い。
猫耳とか兎耳(バージョン違い含め)とか。
犬耳に至っては持ち歩いてましたしw

わらしべプロトコルにより「兎の被り物」は
陽子の手に渡るわけですが・・・
以降出番の度に被っているのが微笑ましいw
校内でも下校中でも。まさか授業中も被ってたとか?w

カレンとアリスを前にしての、
穂乃花の反応がヤバいw
アリスとの面識もできましたし、
次回(以降)で本格参戦でしょうかね~。
{/netabare}
4話視聴後-----
{netabare}
アリスと綾が不良に・・・w
近頃の「不良」というと、どんな風なのでしょうか?
アリス・綾とカレンの例は理解できますが、
今風では無さそうだな~とw

仲直り為にアリスを捜す4人ですが、
明らかにシノ以外はどさくさ紛れに
カミングアウトしてるだけですよね?w
特にカレンw

可愛い物好きで、強く頼まれたからと言っても、
等身大(?)マクラ(抱き枕?)作ってあげちゃうのはどうかとw
烏丸先生への信仰具合といい、久世橋先生が段々ヤバい方向へ。

「年相応(?)に見られたい」ということで、
綾の「前髪事件」につながるわけですが・・・あれは綾が悪いのか?w

ダンボールを被って髪を隠す綾ですが、
個人的にはアレは有かとw
ダンボールを被ったままでも赤面できる綾がすごいのか、
ダンボールの上からでも読み取れる陽子がすごいのか。

次回は「おねえちゃんとあそぼう」なので、多分あのネタでしょう。
ちょっと期待値が高まってます。
1期ではサブタイトルは
「おねえちゃんといっしょ」でしたっけ?
{/netabare}
3話まで視聴-----
{netabare}
1期が好き過ぎた為、
できる限り意図してハードルを下げ気味に期待していたのですが・・・。

何といいますか、良い意味で1期から「変わっていない」
というのが初見での印象でした。
キャラ同士の空気とか、ギャグやネタの展開とか。
キャストさんの演技も。
画的な部分も1期と比べて違和感が全くないレベル。

何度か観てみると
テンポは早めになっているように感じますし、
演出にオーバーめなエフェクトがかかっていることが
1期に比べ多いかと。

それでも総合的に見てネガティブに考えてしまうポイントは
全くと言って良いほど感じられませんでした。
超ハイレベルな作画や腹筋崩壊レベルのネタなどは
期待しておりません。
このままの出来で2期目を楽しめたらと思います。

今のところツボは、やはりカレン&久世橋先生の組み合わせ。
相性は良いと思います。でも間が悪いw

追記で。
3話の犬型掃除機は面白かった。
シュール過ぎるw
何気に勇がルンバ(?)を買ってきてるのがw
経済力的にも、アリスへの愛情的にも凄いことです。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20
ネタバレ

どらむろ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

新キャラ追加、百合微増、シノ鬼畜度低下代わりに伝染?1期から勢い衰えず♪

きんモザの2期です。
久世橋先生とほのかちゃんという新キャラ加わり、増々もって日常系萌えと楽しさ増してます。
可愛さも楽しさも1期と全く遜色なし!すばらしい♪

{netabare}『物語』
相変わらず和気あいあいと日常過ごします。
時間経過して関係も深まっている為か、1期よりも踏み込んだ仲の良さ見られます。
新キャラの久世橋先生(通称くっしー先生)とほのかちゃんも大活躍。
…キャラ萌え作品なので、キャラの項目で語るべき内容殆どですねw

まず、新キャラ加入でコメディー面がパワーアップ。
久世橋先生とカレンの掛け合いは終始微笑ましく、(二人とも)可愛い上に楽しかった。
烏丸先生の持ち味も1期より発揮され、先生コンビの掛け合いも良し。
全般にシノの鬼畜度が若干おとなしくなった代わりに、ほのかちゃんのシノを上回る金髪至上主義っぷりがヤバかった(でもかわいい)。
日常系萌え作品としての萌えのバリエーション増えているので、マンネリにならずに勢いが衰えていないのが良いのかも。

百合寄りの萌えが強化されていたのも、百合好きとしては歓迎♪
水着回も、素直に萌えました♪
イギリス編の幼女アリス&カレンの可愛さ、終盤の帰郷時の寂しがりっぷりも良し。
カレンが大魔王になって陽子の弟と妹を手下に暴れる寸劇が一番面白かった。
カレン大魔王はまり役でした♪

…総じて
いや、あまり個別に記述する事が浮かばないのですが。
1期と遜色ないレベルで毎話、毎シーン楽しく萌えました。
1期ラストに比べると2期の寂寥感は若干控え気味ですが、これも(2期やったんだから3期も当然あるよね!?)という期待感故。
本当に、素直に楽しく、素直に可愛くて萌えました♪
強いて難を言うと、1期の「イギリスの石」「鬼畜こけし」に相当するインパクトのあるエピソードやネタは無い位か。
でも平均アベレージが大変に高くて大満足は変わりません!


『作画』
相変わらず非常に可愛いです。あややの赤面かわいい。
水着回あるのでお色気面でもおいしい♪
カレンちゃんマジ天使でしたが、先生組の大人の色気も良いですな。
カレン大魔王回での魔法少女シーンも可愛かった♪

『声優』
相変わらず。英語セリフ多目で、田中真奈美さん東山奈央さんお見事。
久世橋先生の大西沙織さんはウィクロスのピルルクたんの人、クーデレっぷりがはまり役でした。
ほのかちゃんの諏訪彩花さんも良い感じ、割と役の幅が広いなぁ。
潘めぐみさんのショタ声が意外と良い感じ。
村川梨衣さんの大人しい幼女も地味にかわいいです。

『音楽』
OP「夢色パレード」が相変わらず楽しく可愛い良主題歌でした。
ED「My Best Friends」も可愛い上に何故だか終わってしまう寂寥感を感じる…
素晴らしいのですが、好みとしては1期の方が強く印象に残ってます。


『キャラ』
シノの鬼畜度が若干低下してやや大人しかった感。
それでも持ち味である金髪萌えや天然さは健在、素直に大和撫子的な可愛さましてたような。
その分アリスの方がシノ中毒深刻になっていたような…
綾は「あややはガチ」状態が一層進行、百合ツンデレ最高ですなぁ♪
※「ファンタジスタドール」の「小明(あかり)はガチ」からの派生ネタか。
陽子も相変わらず名前通り太陽のように明るい天然ジゴロかわいい。

久世橋先生が新キャラとして大活躍。
大人なのにサイドテールというのがまず可愛い、強面クールかと思いきやのデレるとちょろい感じが可愛い♪
クッシー先生も割とガチ(先輩の烏丸先生に)というか、2期は全般的に百合度増してるような(大歓迎)。
ほのかちゃんはシノのお株を奪うきん!ぱつ!信者ぶりがすごい。
その(ちょっと危うい)純粋さが実にかわいい♪

空太(こうた)君と美月ちゃんも大変に可愛らしい。
やっぱり小学生は最高だぜ!
意外と姉陽子よりしっかりしてたり、おマセさがたまらん!
カレン配下として悪落ち状態でもかわいい♪

2期で一番輝いていたのは、カレンだったのでは。
クッシー先生との人懐っこい劣等生と新米教師のやり取りは終始微笑ましい。
ほのかちゃんも含め新規二人と一番よく絡んでますし。
「でーす!」
1期に輪をかけて本領発揮、見ているだけで和む可愛さでした。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 41

64.3 15 クラスメイトアニメランキング15位
BLOOD-C(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (894)
4418人が棚に入れました
古くから湖への信仰が残る風光明美な町にある浮島神社。そんな浮島神社の巫女 更衣小夜(きさらぎ さや)は、神主である父親 更衣唯芳(きさらぎ ただよし)と二人暮らしをしている。小夜は 私立・三荊(さんばら)学園に通う高校2年生で普段はクラスメイト達との学園生活をめいいっぱい楽しんでいるのだが、一方で、父の命を受け ある「務め」を果たしていた。それは、『古きもの』と呼ばれる、人を遥かに凌ぐ力を持ち、人を喰らうモノを狩ること--。『古きもの』を唯一倒すことができる小夜は、人を『古きもの』から守るため、大好きな父親のため、浮島神社に伝わるという御神刀を手に独り、戦う。果たして小夜に待ち受ける運命とは!?

声優・キャラクター
水樹奈々、藤原啓治、野島健児、浅野真澄、福圓美里、阿部敦、鈴木達央、宮川美保
ネタバレ

シス子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

例えるなら、私の作ったスィーツがマズいかマズくないかではなく、食べられるか否か、ぐらいの評価レベル

(補足説明にカッコ書きを多用していることをご容赦ください)

グロいです^^

とても見ていられませんでした
(でもしっかり見たんですが^^)

主人公の「きさらぎさや」ちゃんが
なんか
理由がよく分からないのですが
襲ってくる
化け物を
刀で切っていくお話
(とても説明を簡潔にしています)

血しぶきがぱないです^^

グロいシーンは
かなり効果的に"ぼかし"みたいな映像効果が入っていましたが
それでも
直視するのは
結構キツいです
(でもかなり凝視したのですが)

ストーリーがものすごいですね

さやちゃんが
自分の住む町を守るため{netabare}(と勝手に思い込んでいる){/netabare}
学校を守るため{netabare}(と刷り込まれている){/netabare}
友達を守るため{netabare}(と騙されている){/netabare}

「古きもの」とよばれる怪物たちと
夜な夜な死闘を繰り広げます

その理由が最後まで
全くわからない
(最後まで観たけどやっぱりわからない)

しかし
そのうちに
「古きもの」はお昼にも現れるようになり
町の人たちが襲われ
学校のお友達も襲われてしまいます

そして
最後は

あっ!!
というか

えぇ~!?
というか

ガシャン!!いてて!
って椅子から転げ落ちるくらい
(実際椅子に座ってお菓子を食べながらまったり観てました)

驚いてしまう終わり方なのですが
ネタバレの危険があるため
それは観ていただくとして
(どこがどうネタバレするかよくわらないんです)

それよりも
驚愕したのが
さやちゃんのキャラです

古きものと戦うときの
鋭い目つき

躊躇なく
古きのもを
切って
切って
切りまくって

返り血を浴びながら
たまに"ドヤ顔"になりながら
平然と
仕事(古きものの退治)をこなしているのに

普段はおかしいくらいの天然でドジっ娘

ブリっ子するのもたいがいにしてぇ!
何人ものイケメンを誘惑すんじゃねぇ!
(男の子はなにげにイケメン揃い)

って
思わす怒ってしまいました
(普通に年増女のひがみです)


真相の分からない
ストーリーと
さやちゃんの似非天然キャラに
毎回
呆然とするばかりでした

最終回は
{netabare}えっ
さやちゃんってマジ天然だったの?
そこまで種明かしされてるのにまだボケるかい!
って疑いたくなるシーンもありました{/netabare}
(もうどっちでもいいや)


まあ
最後まで
よく分からない内容で
違う意味で
目が離せませんでした^^

これ
劇場版も観ようっと^^


余談で

(長いです。作品の内容とあまり関係ないのでスルーしてもらっても問題ありません)

{netabare}最近
アニメ作品の中で興味が沸くテーマやアイテムなどがあると
すぐ実行に移してしまう私

この作品でも気になるアイテムがあり
実際に"手に入れたり""作ったり"してみました^^


ひとつめは
作中に出てくる
カフェ「ギモーブ」店長の
「ふみと」くんの謎のお部屋にあった
「ガリレオ温度計」

最初
これがなんなのか全く分からず
興味本位だけが
むくむくと膨らんでいたのですが
ある日偶然
とある理由でいただいた
某シャ○ィのカタログギフトでそれを見つけてしまい
迷いなく
注文してしまいました

ブツは
ガラスで出来た円筒の中に液体が入っていて
その中に浮いている"球"が温度によって
浮いたり沈んだりすることで温度が分かるというものです

最初見たときは

おっしゃれ~^^

って喜んでいたのですが
ガラス製なので
置く場所が限られるわ
温度が18度~26度の間でないと意味ないわで
結局
キッチンの隅っこに放置されっぱに・・・

真冬の間はほとんど"球"が上がったまま
逆に
真夏は下がったままであまり使い物になりませんでした


もうひとつは
「ギモーブ」というお菓子
なんだか
マシュマロのような
ゼリーのような
不思議な食感のお菓子だそうで

作中で
ふみとくんがさやちゃんに度々ふるまっていたお菓子で
(まあ結構問題ありのレシピだったのですが^^!)
前述のカフェ「ギモーブ」の名前もそのお菓子の名前から
付けたということです

というわけで

実際に
「ギモーブ」を作ってみました~^^

題して
シ○コの3分・・・へたすりゃ3秒ハッキング~^^
(よく考えたらかなり問題ありそうなタイトル)

♪タラランタ・・・・・・・・♪(^^!
(3分クッキングのテーマ曲は表記が難しいので省略)

材料:(2人分)
牛乳・・・・・・1/2カップ(少なめのほうが弾力が強くなります)
マンゴー・・・・40グラム(今回はバナナで代用)
卵白・・・・・・1個分 (※1)
砂糖・・・・・・小さじ2
粉ゼラチン・・・5グラム
水・・・・・・・大さじ1.5
フレッシュミント(適当に)
愛情・・・・・・必要以上に(これ重要)
(レシピは"ミルクギモーブ"のものです)
(※他サイトより引用しました)

これらの材料を適当に混ぜ合わせて・・・
以下省略!(詳しくはネットで検索してね)

3センチ角程度の大きさに切り分けて

いきなり完成~!

早速
実食っ!!

まいう~!

我ながら会心の出来です
(っていいながら1回失敗しました~)

まったりとして
口に入れた途端じゅわ~って溶けて
舌に絡みつくような食感(適当に言ってますよ)

なんか"おとうふ"っぽいかな (※2)

そうか
これが
ふみとくんが言ってた
"人間の内臓"の感触なのか・・・?

うえぇぇぇ!・・・ゲホッゲホッ・・・

いらんこと思い出した~


上手に作るコツは(私が言うのもなんですが)

卵白(メレンゲ)はしっかり泡立てる

材料は人肌くらいに暖めて混ぜる
(冷めているとゼラチンがダマになりやすい)

そしてなにより
"愛情"です^^

自分で食べるモノでも
自分自身に愛情を込めて作ると
きっとおいしくできますよ(ちょ~悲し~T_T)

「ギモーブ」
みなさんもお試しあれ^^

※1あまった卵黄はあとで納豆に混ぜておいしくいただきました^^
※2実際思ってたよりちょっと柔らかめになってしまいました^^{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 31
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

やっちまった(50点)

全12話。
CLAMPが手掛けるアニメオリジナル作品。

個人的満足点:50点
アニメ系統:異能バトル(グロ注意)

主人公小夜が「古きもの」という化け物と戦う話。
序盤は妙に日常パートが多く、この日常にも違和感があり
少々退屈で意味が分からないのだが、
後半に入ればぐっとシリアス調になってきて
序盤の日常パートにも意味が出てくる。

後半の展開はなかなか良かった。
バトルにも力が入っていたし、スピード感もあった。
ただ、グロがかなり目立ってくるので
グロ耐性が無い方は気をつけたほうがいいであろう。

そして、クライマックスでやっちまった。
続きは映画かよ。
何も解決しないまま、映画にもちこしやがった。
こういうやり方は好きじゃない。
話的にはかなり面白くなっていただけに残念で仕方ない。

曲はED曲がいい。
安心の水樹奈々さんが歌う「純潔パラドックス」。

作画はバトルシーンがよく動いていてよかった。
キャラデザは個人的にはあまり好きではないので評価は低め。

点数を50点とさせていただいたが、
ポテンシャルは75点ぐらいあるんじゃないかと思っている。
ただ、結末がまったく見えていないので点数のつけようがないのが本音。
あえてアニメだけで評価するとやはり映画にもちこした分をマイナスして50点としておく。


と、まあ色々書いてきたが
つなり、何が言いたいかというと

映画来年6月・・・・・・・だ・・・と・・・・。
待てるか!
それまでに忘れちまうわ。

-----------------------------------------------------

以下、毎話後の感想。
ネタバレを含む場合があるので
未視聴の方はスルー推奨。

-----------------------------------------------------

{netabare}
1話視聴。
正直まだよく分からない。
主人公小夜が「古きもの」という化け物?と戦う話か?
学園生活と戦いの時の小夜のギャップがなかなかいい。
そして戦闘も結構動いていたように思う。

EDが安心の水樹奈々さんだった。
小夜の声も担当している。
この辺りは安定しているかと思う。

しかし、いかんせんストーリーがよく分からない。
シリアス系のようには思うが、どんな展開になるのだろう。
まだまだ様子見といったところ。

ただ面白くなりそうな雰囲気だけはある。


2話視聴。
なんだか、よく分からない。
バトルと日常のギャップがどうにもなぞ。
小夜のギャップもすごいがw
あまりにもかけ離れているように感じる。
これがどうからんでくるのか。
来週には少し見えてくるのだろうか。


3話視聴。
相変わらず、話が見えない。
日常パートの後に、化け物「古きもの」と戦う。
今のところ面白みがほとんどない感じ。
一応継続はする。


4話視聴。
今日もいい天気毎回歌ってるなw
それは置いておいて、未だによくわからない。
「古きもの」が一般的にいう化け物ではなさそうだが。
約定とはなんだろう?
どんな話になっていくのだろうか?
一応継続。


5話視聴。
少し物語りが動き出した感じ。
意味不明の日常パートも減ってきて
ここから少しずつ面白くなってくるのかな。
来週からは少し期待できそうなか。
小夜の体の変化は?
約定とは?
色々興味がでてきた。

6話視聴。
何か盛り上がってきたんだが。
どんどんシリアス鬱展開が強くなってきた。
まだほとんど伏線回収されてないが
ここから回収が徐々にはじまるのか。
これは続きが気になってきた。

7話視聴。
6話から徐々に盛り上がってきた。
シリアス展開に伏線がより明確になってきた。
今後の展開がかなり楽しみになってきた。
父親は何かを隠しているようだが
それが真相につながるのだろうか?
あのイヌは何者なのか?
今後に期待。

8話視聴。
かなり面白くなってきた。
しかし、グロシーンも増えてきた。
ほとんど、真っ白でよく分からないがw
グロ苦手の人は一応注意。
サヤの過去も何かありそう。
来週も楽しみ。

9話視聴。
結構面白くなってきたよ。
やべえ。
グロ多発。
グロ苦手な人にはこれはきついなあ。
そして、大量死。
ここまで爽快に人が死んでいくのは
「ふはははは、見ろ、人がゴミのようだ」って感じw
まだまだ謎だらけなんだが、少しずつ真相に近づいてきた。
残り3話どんな展開を見せるのか。

10話11話視聴。
ちょちょちょ。
なんだなんだ。
超展開。
物語の世界を完全にぶっ壊した。
なんというシナリオ。
来週最終回。
どんな閉めになるのか楽しみ。

12話視聴。
あちゃあ、やっちまった。
尺が足りない気はしてたんだよね。
続きは映画でパターン。
正直この時点でこのアニメ評価するのは厳しい。
結局のところ何も解決してない。
これから核心にせまるところで終わりとか
映画まで待たないといけないのかよ。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 25
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

期待値は高かったが、ハリウッドの「C」級スプラッター映画を観ている気分⬇

[文量→大盛り・内容→酷評系]

【総括】
グロ注意です。

良いか悪いかと問われれば、「分からない」。得意か不得意かと問われれば、「不得意」。好きか嫌いかと問われれば「嫌い」。そんな作品でした。

多分、評価が割れる作品だと思います。好きな方は好きなんでしょう。むしろ、たまらない作品かもしれません。それだけ突き抜けた作品ではあります。

ただ、「BLOOD+」をイメージすると、大分イメージが違う作品だとは思います。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まず、良かった点としては、小夜の調子っぱずれの歌が可愛らしかったこと。BDやDVDの宣伝ソングは、妙に心に残ります。あと、序盤の平和な日常回は悪くなかったかな。悲劇の前の平和な風景は基本だしね。

正直、そこぐらいしか(汗)

まず、「BLOOD+」を念頭に置くから批判されるという意見もあるけど、別に比べなくったって、批判はされると思います。

感じたことのひとつは、CLAMPさんの絵と虐殺劇の噛み合わせの悪さ。ギャップを狙ったのかもしれませんが、ギャップが強すぎて、ついていけない(汗)。普通に「こばと。」や「ちょびっツ」のような、平和な、あるいは不思議な作品が似合うと思います。

次に思うのは、とにかく、「無意味な死」が多すぎること。しかも、死に方も悪趣味。

私はいくつかのレビューで書いていますが、とにかく「無意味な死」を嫌います。アニメという作り物の世界においても、人の命は尊いと思うからです。別に、登場人物を絶対に殺すなとは言いません。その作品内において、その死がストーリー上、不可欠であったり、大切に扱われる、「価値ある死」なら許容できます。しかし、単に悲劇やグロさを演出したいがために、人をバッタバタ殺していくのは、不快でしかありません。

最後に、とにかく脚本が悪いです。登場人物の心理描写がほとんどないままに人が殺されていくので、後味の悪さしか残りません。冒頭のムダなナレーション(声)のお陰で、黒幕もバレバレ。ミステリー要素もなくなりました。11話の「種明かし」も、二重の意味で、茶番劇(作中の茶番劇を明かした結果、作品自体が茶番劇になるという皮肉なオチ)でした。

そこは一応、制作陣的には狙いがあるようで、Wiki情報ですが(長いからたたみます){netabare}「作劇的には、主人公の周囲にアニメの約束事に沿った人物を配置しつつも、敢えて序盤から登場人物同士の人間味や感情の交流を描かないようにすることで視聴者の感情移入を妨げ、物語全体に「薄っぺらくて気持ち悪い」印象を漂わせる手法で描かれている。また、終盤において役割を捨てて本性を現す際には多くの人物が憎まれ役として描写され、視聴者に「殺されて当然」という感情を抱かせることが意図された。脚本を担当した大川によれば、こうした作劇によって「皆を守る」ために戦う主人公の動機に説得力を持たせないようにし、主人公の空虚さや孤独を描くと共に、視聴者に対して退屈でテンプレート化した日常が事件によって破壊される高揚感を抱かせたり、物語のラストシーンでようやく戦う動機を得て不愉快な舞台を後にする主人公に対して共感を持ってもらったりすることが意図されていたとされる。」{/netabare}とあり、要は「主人公は薄っぺらい存在であり」「その日常も偽物で空虚」「主人公以外もみんなクズだから、虐殺されてもOK」ということらしいです。

まあ、そういう意図(Wiki前半)ならば、一応の成功はしているかもしれません。でも(Wiki後半にある)、「そんな空虚な日常の破壊に高陽感を覚えてほしい」「主人公に対して共感を抱いてほしい」って、マジですか? サイコパスですか? 私は、それが無関係な人間であれクズであれ、人がバタバタ虐殺される様子に高揚感を感じることはありませんし、共感もできません。イスラ○国かって話です。むしろ、虚無感と嫌悪感しかありませんでした。

自分的に、様々なアニメの中でも、かなり嫌いで苦手なアニメです。最後まで観るのは本当に苦行でした。でも、☆1をつけて強く批判する時は、それなりの根拠と覚悟と責任感をもってするべきだと思っているので、最後まで頑張って観ました(作ってくれた人、好きな人もいるわけだから)。まあ、あまり良いアニメの見方ではありませんね。

総括で述べたように、好みが分かれる作品です。「アニメは所詮、嗜好品」。良し悪しではなく、好き嫌いで語るべきだと思います。ですから、この作品が好きな方がいても、全然OKだと思いますよ。


〔まとめ〕
○小夜の調子っぱずれの歌
×絵柄と作風のミスマッチ
×登場人物の、無意味で悪趣味な死
×狙いからして狂ってるダメ脚本
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17

71.5 16 クラスメイトアニメランキング16位
キズナイーバー(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (774)
3694人が棚に入れました
舞台は、埋立地に作られた街・洲籠市。

かつては未来型都市として栄えたこの街に住む高校生・阿形勝平は、なぜか痛みを感じない不思議な身体を持っていた。

夏休み目前となったある日、勝平は謎の少女・園崎法子の手引きにより、痛みを共有する仲間「キズナイーバー」の一人に選ばれてしまう。

そして、同様に「キズナイーバー」として繋がれたクラスメイトたち。

しかし、彼らは本来なら仲良くなることのない別々のグループに属していた。

園崎は言う「これは、争いに満ちた世界を平和に導くための実験なのです。」

その言葉とともに数々の試練が彼らに降りかかる。

互いの傷を背負うことになった、少年少女たちのひと夏の物語がここから始まる!

声優・キャラクター
梶裕貴、寺崎裕香、島﨑信長、久野美咲、山村響、前野智昭、佐藤利奈、西山宏太朗
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

強制的に突き崩される『ハリネズミのジレンマ』

いきなりですが『ハリネズミのジレンマ』って言葉、
実は『ヤマアラシのジレンマ』というのが大元らしいですね。
心理学で言うところの『Porcupine Dilemma』。

それが新世紀エヴァンゲリオンの三話でリツコとミサトに語られ、
さらに四話「雨、逃げ出した後」のサブタイトルに、
「Hedgehog's Dilemma(ハリネズミのジレンマ)」ってついていたことから、
日本にハリネズミが定着したとかしないとか。

ただし、英語圏では
『Porcupine Dilemma』『Hedgehog's Dilemma』どちらも用いられていて、
(実際、WIKIにはHedgehog's Dilemmaで載ってました)
『Hedgehog』ならハリネズミで正解じゃん、との声もあり、
この辺になると僕ごときの語学力では何が真相なのかちっともわかりません。
  誰かわかる人教えてくださいませ。

閑話休題。

さて、本作はTRIGGER制作、岡田麿里脚本というビックカップルの作品です。
そして僕が個人的に思うには、
あにこれで最も過小評価されているTRIGGER作品でもあります。

これまでTRIGGERが制作したアニメで
ショ-トアニメ『宇宙パトロールルル子』を除くあにこれ総合順位は
  キルラキル            171位
  ダーリン・イン・ザ・フランキス 282位
  SSSS.GRIDMAN          282位
  リトルウィッチアカデミア    325位
  異能バトルは日常系のなかで   701位
  BNA ビー・エヌ・エー      905位
  SSSS.DYNAZENON         914位
  本作              1217位
と、ぶっちぎりの最下位。まさかの「ベスト1000落ち」です。
いやよくここまで嫌われたもんだ。

もちろん人さまの評価をあれこれ言うつもりはありませんし、
そんな資格など誰にもないわけですが、
僕は個人的にこの作品を、TRIGGERの代表作の一つに位置付けています。

物語は、とある実験都市で、
自分または他者の痛みを公平に分配して共有する仕組み、
『キズナイーバー』の手術を無理やり施された七人の高校生たち、
そしてそれを推進する謎の美少女高校生を含めた
八人の群像劇として進行していきます。

  まず、この設定が示唆に富んでいて抜群に面白い、です。

自分の好きな人ともっと親しくなりたい、距離を詰めたいという思いは、
誰にでもあるものだと思います。

だけど相手との距離が近づけば近づくほどに
  見せたくないものを見られ
  見たくないものを見せられ
というリスクが少しずつ膨らんできます。

それは、言葉を変えて表現するなら
  自分が傷つきたくないという身勝手な気持ち
  相手を傷つけたくないという思いやりの気持ち
が綾のように折り重なっている状態です。
それにより人は、人と距離を詰めることに二の足を踏んでしまいます。 

ところが本作『キズナイーバー』では、
外科手術により、まず『身体の痛み』という領域で、
このジレンマが強制的に取り払われます。

  一人の痛みを数人で分配し、分かち合う。
  これによって一人が受ける痛みの量は軽減されますし、
  他人の痛みを知ることもできます。
  こんなに素晴らしい、
  人と人が仲良くなれる画期的システムは他にありませんよ。

そういう、新興宗教の戯言みたいな考え方によって、
七人の若者が強制的に手術を施されて繋がれ、
さらに、様々な『仲良くなるための課題』に取り組まされるわけです。

もう、この段階で、
「友だちとの絆がいちばん大事」「みんながいるからがんばれる」
なんて言ってる安物アニメへの強烈なアンチテーゼになっています。

  同じ部活だから、同じ魔法少女だから、
  そういう『たまたま一緒になった』ことが絆を築く理由になるのなら、
  『たまたま手術で繋げられた』もアリだよね、と。
  痛みを分配して分かち合っているぶん、
  むしろこっちの方が『絆』は最初から深いわけで。

もちろん本編では、繋がれた七人は、そんなことに納得はしません。
夏休みが過ぎたらキズナが解除されるということで、
いやいや、しぶしぶ、計画にお付き合いすることになります。

そして、なんのかので関係性が深まっていくうちに、
その刻まれたキズナの効果に、
思いもよらなかった画期的な変化が生じます。

{netabare}
  他人の『心の痛み』を感じるようになる。

それは、最初はもわっとしたようなどんよりしたような、
単純に重苦しいだけのイヤな感覚でした。
だけど、その感覚が次第に研ぎ澄まされています。

  そしてついに嵐の夜、『心の声』が聞こえるようになります。

もはやこうなるとヤマアラシもハリネズミもありません。
聞かせたくない声、知られたくない思いがダダ漏れ状態です。
結果として事態がよくなることは何もなく、
七人はボロボロに傷つき、
散り散りに家路へついて夏が終わるまで引きこもることになります。

しかし、これがそもそも『キズナ計画』の目標でした。
ただ『痛み』を分配するのが目的ではなく、
むしろ技術的に『痛みぐらい』しか共有・分配できなかったのが、
この実験で大進歩をしたと、
研究者たちは手放しで大喜びをします。

もうなんか、痛い痛いと言ってるハリネズミたちを、
紐でぐるぐる巻きにして強制的にくっつけ喜んでいるみたいな、
マッドサイエンティスト色が濃厚だなあ、と。

ただ、その研究者たちにしても、
過去の失敗により廃人同様にしてしまった子供たちや、
投薬がなければ日常生活も送れなくなった園崎法子を何とか助けたい、
その一心で非道上等と腹を括ってやっており、
そこには救いようのない負の連鎖が存在しているわけです。

{/netabare}
そして、物語が後半に近づきキズナ計画の真相が明らかになるにつれて、

  そもそも人と人とのキズナとはなんぞや、

みたいなことにお話がフォ-カスしていきます。


通常生活において他人との『絆』を見い出せず、
キズナシステムへ狂信的に傾倒してしまう園崎法子。
そのキズナシステムが解除サされ、
改めて『絆』というものへフラットに向き合い、
おそるおそる足を踏み出す被験者たち。

最終話では双方が激しくぶつかり合い、せめぎ合います。
{netabare}
  そしてついに法子が、
  『キズナ』を手放すことで『絆』を手にいれる一歩を踏み出すという、
  それしかないよね的な大団円を迎えます。
{/netabare}
事件後、ほのぼのとしたエピローグの中で、
最後の最後に見せた法子の笑顔は、
悔しくなるぐらい素敵な、魂の込められたラストカットです。


ちなみに原作の岡田麿里さんは、
小学五年生から高校卒業まで筋金入りの不登校児でした。
集団生活の中で自分を動かす『絆』を見いだすことができなかった、
まさにリアル園崎法子だったんですね。

だから言葉が鋭い。まさにキレキレです。

被験者たちを『七つの大罪』に例えてこきおろすところなんか、
ああ、岡田さんにはクラスメイトがこんなふうに見えていたんだなあ、
そう思わせるだけの圧倒的なリアリティがあります。

そんな岡田さんだからこそ、この作品が書けたんじゃないのかな、と。

同じ学校、同じクラスに押し込められる。
そんなのは『キズナ』であって、決して『絆』なんかじゃない。
  じゃあそれを『絆』に昇華させるにはどうしたらいいんだろう?
  私は学生のとき何を見誤っていたんだろう?
そういう自戒と過去の自分への決別がこの作品の原点であり、
同時に根底に流れるテ-マであるのかな、と。

もちろん、そんなのをストレートに書いても鬱アニメにしかならないわけで、
いろんなギミックを仕込んでエンタメ作品に仕上げてますが、
それにしてもこんな難しいテ-マ、よく1ク-ルでまとめたもんだなあ、と。

ただ、他の方のレビューを読ませていただくと、
ギミックが強烈過ぎてテ-マが全然伝わっていないという、
残念作品の典型みたいになっちゃってますが。


作品のおすすめ度としては、僕の趣味嗜好が入ってますが、Aランクです。

よく練り込まれ、メッセージ性に富んだ脚本。
トリガーさんらしい、ちょっと荒いようで実は繊細な作画。
動と静のメリハリが見事で、見せどころをきっちり魅せる演出。
世界観をしっかり織りなす劇伴とOP、ED。
欠点らしい欠点が見当たりません。

  ただ、ギミックに目を奪われ過ぎると何も見えてこなくなるので、
  しっかりお話を楽しみながらも、
  ちょっと俯瞰的な視点を持つことが必要かも。

キャラ、お芝居という観点からは『秀逸』の一言です。

痛覚がなくなったことで感情の起伏を失った主人公の勝平と法子。
この二人は「起伏を失った」だけで、
綾波レイみたいに感情を「知らない」のではなく、
個人としての感情は、動きにくいだけで、残っているんです。

この難しい役どころを、
梶裕貴さん、山村響さんがしっかり演じきっています。

この二人が『静』のキャラである分、
天河、仁子の二人がややデフォルメ気味な動的キャラに描かれ、
しっかりメリハリがついているのも、さすがだな、と。

そして『凡人』キャラの千鳥と由多が物語にリアリティを持たせ、
さらに『変態』キャラの日染が、一歩高い位置で全体を俯瞰しています。
素晴らしいキャラ構成ですし、
それぞれの役者さんが期待された役割をきっちりこなしています。

そして、なんと言ってもレールガンこと佐藤利奈さんのお芝居がすごい。

ク-ルを装いつつ見事によじけた穂乃香というキャラが、
佐藤さんの力で何ランクもパワーアップしています。
{netabare}
とりわけ第九話の名シ-ン、
台風の中での語り言葉に続く「なっちゃいけない」というモノローグは、
聴く者の心臓をわしづかみにするような、後世に残したい名演です。

  ちなみに、穂乃香といえば七話のBパ-ト最終カット、
  「わたしも……」という台詞からED曲につながる演出も秀逸ですが、
  あれ、レッド・ツェッペリンのセカンドアルバム、
  『Heartbreaker』から『Livin' Lovin' Maid』への繋ぎの、
  素晴らしく出来のいいオマージュではないかと。

  わかる方、ぜひぜひ聞き比べてみてくださいませ。
  絶対、わざとやってますから。
{/netabare}

話は変わりますが、ED曲の『はじまりの速度』って、
作詞は岡田麿里さんなんですね。
ほんと名曲です。個人的に何回聞いたかわからないほどに。

この曲、三月のパンタシアのメジャーデビュー曲ですね。
それ以来気にかけてはいるのですが、
いまだにデビュー曲を越えられないでくすぶっているようです。

なんとかがんばって欲しいです。
てか、
いまさらじん君の曲なんか歌わないで欲しいんですけど。個人的に。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17
ネタバレ

westkage。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

どこか次世代のアニメを感じさせる作風は高く評価したい。但し独特すぎる部分も多くアニメ初心者には理解されにくい為、多くの支持を得られないという課題を抱えた作品☆

本作は「キルラキル・ニンジャスレイヤー」などを手掛けた「株式会社トリガー」によるアニメ作品です。キャラクター原案にPSP専用ソフト「セブンスドラゴン2020」のキャラ原案なども担当した‘三輪士郎’を起用。 各作品で絵コンテや演出などを担当してきた経歴を持つ‘小林寛’の初監督作品となりました。2016年の4~6月において全12話が放映されています。


あらすじ…主人公の阿形勝平は「身体の痛みを感じない」という特異体質の持ち主であった。そしてその特異過ぎる体質のせいで、幼いころから同級生たちに殴られ放題の文字通り「サンドバック」のような扱いを受けていた。
ある日彼が通う「私立洲籠高等学校」から勝平を含む男女6人が謎の組織に拉致監禁される。何らかの手段で意識を失わされていた6人は目を覚ますと1つの部屋に集められ、少女「園崎法子」と対面する。そして困惑する勝平に彼女は告げた。
「これはお祝いです。貴方がたは何よりも強い傷の絆で結ばれた。」
「この世界は争いが絶えません、我々には自分以外の他者の痛みを知りようが無いからです。他者の痛みを、苦しみを、自分の事のように考え譲り合う事が出来たら争いなど起こりようが無い。けれど人の想像力には限界がある。」
園崎は意識を失っていた6人の身体に手術を行い‘キズナシステム’という処置を施した事を説明した。キズナシステムとは「一人が受けた痛覚を同じシステムにリンクしている他者に等しく分配する」というシステムである。余りに突飛過ぎる話に困惑する6人だが、勝平が園崎にスタンガンを浴びせられた衝撃を5人全員が同時に受ける事で、この話が事実である事を確信する。
そして園崎は高らかに宣言する。
「キズのキズナで結ばれた仲間と数々の難関に立ち向かっていく。そう、今日から貴方がたは、キズナイ―バーなのです!」


この作品の評価に移る前に一つ語っておきたい事があります。それはこの作品の主題歌を担当している「BOOMBOOMSATELLITES(ブンブンサテライツ)」についてです。彼らは1990年に結成されたロックバンド。だが彼らを‘ロックバンド’と一言で括るのは余りにも失礼、それほど偉大なミュージシャンでした。狭義としては「ビックビート」と言われるテクノから派生したジャンルに属します。ジャンルで言われてもピンとこない方は代表格である「ケミカルブラザーズ」や「プロディジー」と聞けば解るだろうか。テクノとロックを融合させた彼らの音楽は聞く者を魅了し、海外でも高い評価を受けています。
そんな彼らが2016年5月、26年に及ぶ音楽活動に終止符を打ちました。そして彼らの最後の作品となるのが本作の主題歌「LAY YOUR HANDS ON ME」です。勿論私自身も若い頃から大好きなミュージシャンの一人でしたので活動終了は残念に思いますが、最後に彼ららしく素晴らしい曲を聴けたなと感じました。
実はキズナイ―バーを視聴する前に彼らが主題歌を担当している事実を知らなかったので、最初に聴いた時は鳥肌が立ちましたね。こう言うアニソンがもっと増えれば良いのに、と心から思います。


総評として…「どこか次世代のアニメを感じさせる作風は高く評価したい。但し独特すぎる部分も多くアニメ初心者には理解されにくい為、多くの支持を得られないという課題を抱えた作品。」と言った感じです。難しく言えば「抽象絵画のような作品」。簡単に言うと「ふわふわしている作品」という表現になるでしょか。アニメーションや漫画の様に空想的な世界を表現する作品は「どこまで空想を取り入れるか」によって分類されると考えられます。
レベル1(全てありうる)=ちびまる子ちゃん・サザエさん・クッキングパパなど…いわゆる大衆アニメ
レベル2(世界設定が有り得ない)=ドラゴンボール・ワンピース・ガンツ・進撃の巨人など…準大衆アニメ。世界設定に空想が入るが、登場する人物の内面的な部分には共感できる部分が多く、感情移入が誰にでも見込める作品。
レベル3(内面的なキャラ設定が有り得ない)=我々が愛するほとんどのアニメ…「こんな人間が現実に居る訳無い」と考える人にとっては感情移入しづらいため、受け入れられる人口が限定される。外見では無く、あくまで内面である事に注意。
レベル4(キャラクターの行動原理が理解できない)=本作はここに位置します。理不尽な要求にも関わらず、本作の登場キャラクター達は意外と素直に展開を受け入れます。また、途中で何度も襲われる敵キャラクターに関しても「既に身内である事が明らか」になっているにも関わらず真面目に応戦します。悪く言えば「とんだ茶番」ですよね。


上記では4つに分類しましたが、もっと細分化する事も可能だと思います。ただ余りにも長くなるため割愛しました事をご了承ください。ひとつ言える事として、アニメと言うものは「?」が増えるたびに「受け入れられる人口の絶対数が減少していく」という構図が存在する事は理解頂けたと思います。つまり有り得ないが多すぎて‘ふわふわしている’と言う事ですね。


さて、どうもここまでの解説では「本作を酷評」しているようにも思えますが、決してそんな事はないのです。上記分類では「レベル4」と位置付けましたが、本来「行動原理が理解できない作品」は「駄作」と紙一重なのです。ですが本作を決して駄作とは思いません。では本作と駄作は何が違ったのでしょう?
答えは「アニメを形作る‘外枠’がしっかりしている」という事だと考えます。つまり眼に見える部分がしっかりしていると言う事です。キャラクターのデザイン・アニメーションの作画・構成・音楽がしっかりしているからこそ、この作品は中身がふわふわしているにも関わらず外側でそれを漏らす事がなかったのです。これは非常に高いレベルを維持しないと実現しない事だと思いますので、その点に関しては監督の力量を伺えた作品であったと評価したいと思います。


一言でまとめますと「一部のマニア受けはするものの一般的な人気を確立出来ない」作品ですね。ただトリガーの作品はどれもそう言った作品が多いので、これは社風なのかもしれません。‘気の合う仲間たちが集まって自分達のやりたい事をやっている’というべきでしょうか?そう言った社風は「クリエイティブな活動」が可能となるので、当たり外れはあれど‘新しい物を作っていく’という原動力に満ちていると思います。そこがこの作品に感じた‘次世代のアニメ’という印象なのかもしれませんね。新しい物は反論も多くなる、これはもはやアニメに関わらず宿命かもしれません。ただ‘自分達のやりたい事をやる’という事は一般的な同人誌の活動と根本的な所では同じです。トリガーが「革新的な作品を生み出して皆をあっと言わせる会社」になるのか「いつまでも利益を追わない作品ばかりで世間に見放されていく会社」になるのか、今後の活動に期待したいところであります。


*以下はネタバレを含むため閲覧注意です!

{netabare}
11話後半で漆原睦が「ありがとう。キズナシステムが無くても、それが可能だと教えてくれて」と言いましたが「10代の若者が気付けないならまだしも、20代の大人なら自分で気付けよ」と感じたのは私だけでしょうか?山田と漆原はのりちゃんに負い目を感じているからこそ、そこに気付いてはいても‘彼女のやりたいようにやらせてあげている’のだと思っていましたので、ちょっと違和感を受けてしまうセリフでした。

そもそも感情が繋がれてしまったら人類はそこで停滞します。何もかもが1つの意思にまとめられてしまうので、競争が起こらず、イコール発展は存在しえません。もし1つの意思にまとまってしまえば人類は人類で無い‘別の何か’となるでしょう。そしてその‘何か’は‘大いなる意思’のままに行動をする…それでは‘自然現象’と何ら変わりは無いのです。人類は宇宙の自然現象の一部としての活動を繰り返す事になるでしょう。今までの人類を、過去を否定する事は未来を否定する事に他なりません。人類は今までの過ちを認め、決して無かった事にしてはいけないのです。
そこに気付かず、大真面目に研究を取り組んでいたのでは「危ないカルト集団」と言わざるを得ませんね。

良かった所はやはり9話後半でしょうか。グラウンドで皆の心の声がキズナシステムによって漏れてしまう所、溢れだす若い感情がとても良く描かれていました。声優陣の演技も迫力が伝わってとても良かったと思います。あとニコちゃんの切ない願望が良かったですね。「要らないならテンガくん頂戴…」のセリフが切なすぎて可愛いです。‘ちょっとドロドロし過ぎて観ていられない…でも指の隙間からこっそり観ちゃう’みたいなシーンでしたw この辺りの演出は優れているなぁと感心できました。
前述しましたがキャラクターデザインも好感が持てましたね。昔のアニメって原色に近い色合いが多かったですが、今作は色づかいもキレイでセンスが感じられました。今作に限らず、最近はそういうアニメが増えて嬉しいです。

あにこれでも‘悪くは無いけど…’くらいの評価が多いのではないでしょうか?点数も伸び悩んでいる感じですね。どこか幻想的で定義しづらい作品でしたが、ピンポイントで良い部分も沢山見る事が出来た作品でした。トリガーの次回作に期待です。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 43

タケ坊 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ユニークかつ興味深い設定と巧みな脚本構成で描き切った青春群像劇

原作TRIGGER&岡田麿里による1クール、オリジナルアニメ。

タイトルの「キズナイーバー」とは一見意味が解りませんが、
内容を観ていくと、「キズ(傷)」「キズナ(絆)」「ナイーブ(繊細な)」な「バー(~な者達)」
という4つの単語を組み合わせて作られたものだということが解ります。
そして、タイトルロゴの「ナ」の部分だけ赤字で(ネタバレになるので書きませんが)ここも凝ってますね。


世界平和を目指すという崇高な目的の名のもとに、
キズナの会によって選ばれた、本来なら出会う事も仲良くなることもない7人のクラスメートが、
キズナシステムで強制的に「痛み」を分け合うキズナイーバーとして繋げられ、
夏休みが終わるまでの間、課されるミッションをクリアしていく事になる...といった感じのあらすじ。


☆物語の見どころ☆

最初は純粋に「肉体的な痛み」を分け合うだけだったキズナイーバーたちが、
ミッションをクリアしていくなかで、分け合うものが変化、増加していく過程。

キズナ実験の真の目的とは?

キズナイーバーの中でもひときわ閉鎖的な(ホノカ)が抱える心の闇、トラウマとは?

痛みを感じない、感情に乏しい主人公(カツヒラ)がなぜそのような体質になったのか?

(ノリちゃん)が頑なにキズナシステムで繋がることに拘る理由とは?
(カツヒラ)と同じく感情に乏しく見える(ノリちゃん)が抱えている秘密とは?
この二人の過去&「12年前のキズナ実験」が明らかになる終盤は特に観ごたえがあり、
物語はクライマックスへと向かいます。

キズナイーバー達の男女間に芽生える恋愛感情、
純粋に恋愛物語としてもキャラクターたちの心情が細やかに描写されており、充分楽しめると思います。


☆感想☆

1話観ただけではちょっと地味で面白そうにない!?と感じるかもしれませんが、
観終わってみれば、前半から終盤までよく練られた構成で、各エピソードの繋がりがスムーズで、
尺が足りないということもなく無駄がない。

そして尻上がりに物語は盛り上がっていき、最後はとても綺麗に纏まっていて、
ここ最近の作品の中では、シリアスでありつつ、かつユニークで興味深いテーマ&設定で、
ここまで巧く描き切った本格的な青春物語は稀だったように思います。

本作は同じく岡田麿里さんの手がけた作品「あの花」と比較してみても面白いと思いました。
「あの花」は過去に繋がっていた友人同士の絆を再び取り戻す事を目的とした物語でしたが、
本作は強制的にシステムで繋げられた、「作られた関係」から、
登場人物たちがお互いをさらけ出し、感情を理解&共有することを経て、
システムに頼らない本物の絆、友情で繋がっていく過程を描いた物語。

恋愛面や各キャラの内面の描き方など、なるほど同じ人が作ってるなぁというのがよく判ります笑
「あの花」ほど泣きの演出が全面に押し出されていなかった事もあり、
分り易い感動や泣き、というのは得られ憎いかもしれませんが、
こちらはジワジワと来るものがあり、
テーマ&設定の妙、シナリオの完成度的には勝るとも劣らないくらいによく出来ていると自分は思います。


自分はまずキズナシステムが目指したもの、コンセプト自体が非常に興味深いと思いました。
第一話で「争いが絶えないのは他者の痛みを知りようがないから」「人の想像力には限界がある」
とは(ノリちゃん)が語った言葉ですが、まさしくこれは的を得ていると思うし、深い言葉ですよね。

他人が受けた「痛み」はいくら「共感」することが出来ても、
その人が受けた痛みと同じだけのものを感じることはどう頑張っても出来ない。
所詮は他人事なんですよね。。

でも他人事だからこそ、痛みを感じることが出来ないからこそ、
如何に接し振る舞うべきなのか、「他者への思いやり」と言ってしまえば軽いですが、
人間としての生き方や本質に関わってくるところですよね。。

また、一話(ノリちゃんの)「みんな誰かと繋がっていたい」というのもよく理解できるところ。
自分含め皆さんが「あにこれ」を利用しているのも、きっと誰かと繋がりたいから、なはず。
昔に比べて社会での人間関係、地域でのコミュニティが希薄化してきつつある現代においても、
やはり人は誰かと繋がっていたいんですよね。
だからこそ、SNS等様々なツールを使って繋がろうとする。
そんな現代に則したようなテーマと内容は興味深く、また観るべき意義のあるものでした。

本作では友情という絆で繋がっていく青春物語の方向へ物語が向かいましたが、
キズナシステムが世界中に広がった後の世界、を描く社会派SF作品、
という物語でも非常に面白い壮大なスケールの作品が作れそうな気がしました。


☆声優☆

個性豊かなキャラクター一人一人に合わせたキャスティングが見事にハマってますね。
人気や経験だけじゃなく、キャラクターのイメージを第一に考えて選んだんだろうな、というのが本当によく判ります。
もちろん個々の演技も感情を豊かに表現するキャラの演技、
逆に感情の起伏を極力現さないキャラの演技はとても良かったですね。

中でもニコを演じた久野美咲さんは、キャラ的にもとてもハマっていましたが、
演技自体もこれまで観た作品の中でも特に上手く演じられてたなぁと思いました。


☆キャラ☆

登場人物個々の特徴や個性が非常に豊かでありつつも、かつ多すぎないので、
1話観ればほぼ全て覚えられますね。
そして、各キャラの抱えている想いや苦悩といったものも、丁寧に掘り下げられており、
視聴者に解りやすく共感ができるように描かれているのは好感が持てます。

TRIGGERの「熱さ」、岡田麿里さんの「繊細さ」、
この組み合わせの相乗効果がよく表れている描かれ方のように思います。

突拍子もない不思議系でありながら、ここぞという場面で重要な役割を果たす(ニコ)、
変態的な性癖を持ちつつも、実は周りの状況を一番冷静に俯瞰で見ていた(ヒソム)、
この二人のキャラが居ることで、作品がシリアス一辺倒にはならずに、
ユーモアにも溢れた絶妙のバランスを保つことに貢献していたと思います。

「あの花」に出てきた(あなる)と本作の(ちどり)の描かれ方なんかは、
主人公との関係性も含めて、凄く似てましたね笑


☆作画☆

TRIGGER作品以外では殆ど見られないようなキャラクターデザインが特徴的で個性的。
一人一人の特徴を解りやすく捉えて区別して描かれていますね。
また、色彩感覚がとても美しく鮮やかなのも印象的で、
作画全般良い仕事をされてるなと思いました。


☆音楽☆

OPは幻想的かつ浮遊感のある楽曲で、個人的に春アニメでは一番お気に入りの曲だったので、
最終話までOPを省かずに流してくれたのは嬉しかったですね。
英詩ですが作品の内容、OPアニメーションとの相性も抜群でした。

EDの方が楽曲的にはOPよりも個人的には印象は薄いんですが、
こちらは脚本の岡田麿里さんが歌詞を手がけているんですよね。
さすがに作品そのものの世界観をずばり歌われてて、この点はアニソンとして高く評価するべきでしょう。

OP,EDの出来に比べると、やや作中のBGMは盛り上げ方が少々地味だった気もしますが、
(音量がちょっと小さいかも?)、
逆にあまり入ってこないくらい集中して観ることが出来たのかも知れませんね。


「オリジナルの1クールアニメ」としては、派手さも控えめで馬鹿でも楽しめるようなエンターテイメント性も薄く、
正直爆発力は無いとは思いますが(唯一惜しい点)、非常に真面目な作風で好感が持てます。
声優、作画、音楽などのクオリティ面も優れており、完成度の高い作品に仕上がっていると思いますね。
なんとなしに観るんじゃなく、最後までじっくりと作品を観れる方にはオススメしたいですね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12

69.8 17 クラスメイトアニメランキング17位
Classroom☆Crisis(クラスルームクライシス)(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (605)
3301人が棚に入れました
火星に作られた日本の新たな都道府県のひとつ、「第4東京都」。この都市の経済特区である「霧科市」に、
航空宇宙事業で名をあげた超一流企業、「霧科コーポレーション」があった。
この会社は様々なジャンルにシェアを広げつつ、「霧科科学技術学園」という私立学校も運営していた。
これだけでも特殊なのだが、さらに異彩を放つクラスが学園内にある。
昼は学園で生徒として勉学に勤しみ、放課後は社員として会社に出社し発展型試作ロケットの開発という重要なプロジェクトに携わっているのだ。
それが「霧科コーポレーション先行技術開発部 教育開発室」――通称「A-TEC」である。

この部署の室長を務める若き天才エンジニア瀬良カイトは、学園に通うA-TECの生徒達の
担任教師でもあり、熱血ロケット先生と呼ばれ親しまれて(?)いた。

物語はこのA-TECに転校生・霧羽ナギサがやってくることから始まる。
創業者一族の名を冠するこの男は、先行技術開発部部長に就任するやいなや、A-TECがこのまま高コストのお荷物部署であり続けるようならばメンバーをリストラし、部署を解散させると宣告する。
それを防ぐには今まで湯水のように使ってきた予算を節約し、開発コストを大幅に削減しなければならない……。
今まで目を逸らし続けていた現実をつきつけられたカイトは、果たしてA-TECの危機を乗り切ることができるのか。
そして霧羽ナギサの真の目的とは――。

声優・キャラクター
森久保祥太郎、雨宮天、小澤亜李、洲崎綾、夏川椎菜、津田美波、豊永利行、南條愛乃、近藤孝行、堀江由衣、阿澄佳奈

nk225 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ClariSデビュー5周年×キキ&ララ誕生40周年、一緒にWアニバーサリーをお祝い♪ なんとコラボシングルが発売決定に

火星に作られた日本の新たな都道府県のひとつ、「第4東京都」。
この都市の経済特区である「霧科市」に、航空宇宙事業で名をあげた超一流企業、「霧科コーポレーション」があった。
この会社は様々なジャンルにシェアを広げつつ、「霧科科学技術学園」という私立学校も運営していた。
これだけでも特殊なのだが、さらに異彩を放つクラスが学園内にある。
昼は学園で生徒として勉学に勤しみ、放課後は社員として会社に出社し発展型試作ロケットの開発という重要なプロジェクトに携わっているのだ。
それが「霧科コーポレーション先行技術開発部 教育開発室」――通称「A-TEC」である。
この部署の室長を務める若き天才エンジニア瀬良カイトは、学園に通うA-TECの生徒達の担任教師でもあり、熱血ロケット先生と呼ばれ親しまれて(?)いた。
物語はこのA-TECに転校生がやってくることから始まる。
新しい仲間を迎え入れようとするA-TECだが、火星へ向かう途上で転校生が誘拐されてしまう事件が発生。
この難局を乗り切れるのは自分たちだけだと判断したカイトはA-TECのメンバーたちと共に、前代未聞の救出作戦に乗り出した――

第1話「遅れてきた転校生」
新たな仲間を迎えようとする、ある日のA-TEC。
しかし、火星へ向かう途上で転校生が誘拐されてしまう事件が発生。
この難局を乗り切れるのは自分たちだけだと判断した室長の瀬良カイトは、A-TECのメンバーたちと共に前代未聞の救出作戦に乗り出す。
しかし、遂に姿を現した転校生・霧羽ナギサの正体は、実は自分たちの上司だった。
ナギサはA-TECがこのまま高コストのお荷物部署であり続けるようならばメンバーをリストラし、部署を解散させると宣告する――。

※キャラクター原案、キャラクターデザイン:かんざきひろ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』
EDテーマ - ClariS『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』、『魔法少女まどか☆マギカ』、『ニセコイ』
第1話で「アネモネ」が聴けず残念。

第2話「リストラの教室」
遅れてきた転校生・霧羽ナギサ。
創業者一族の名を冠するこの男は、先行技術開発部部長に就任するやいなやA-TECの面々に、リストラを宣告。
動揺する生徒たちを尻目に早速、A-TECを臨時休業にしてしまう。
そんな中、テレビではA-TECを取り扱うドキュメンタリー番組が放送される。
追い詰められた瀬良カイトは自分も出演したドキュメンタリー番組内の自身の言葉に激励され、反撃の狼煙を上げようとナギサのオフィスへと向かうのだった―。

第3話「経理部から来た女」
ナギサの兄であり、専務取締役・霧羽ユウジはA-TECの予算カットを宣告。
ユウジの動きを不審に感じたナギサは自身の懐刀である経理のプロ、アンジェリーナを呼び寄せる。
彼女の徹底した財務管理でA-TECはさらに追い詰められていく――。

第4話「激突!ユニオンバトル」
ファクトリーもない、金もない、仲間もいない―。
完全に追い詰められたカイト率いるA-TEC。
だがそんなカイトに霧科コーポレーションの労働組合が救いの手を差し伸べる。
カイトは組合に対し、経営陣からA-TECを守ってもらうよう嘆願し、組合も全面協力を約束する。

第5話「旅の恥は上書き」
ナギサとアンジェリーナも引き連れ、A-TECは修学旅行へと旅立つ。
海、そして温泉と束の間の休息を満喫するA-TECの面々。
しかし、ナギサのタブレットが壊れてしまうトラブルが発生。
しかもナギサには今日中にやり遂げねばならない業務があり……。

第6話「忸怩たる一族」
霧科学園の定期試験。
しかしA-TECの専門的分野の試験に、これまでビジネス漬けだったナギサは思いがけず、苦戦を強いられていた。
そんな姿を見かねたミズキは、ナギサに自身の過去を教えてくれることを交換条件に教師役を買ってでる。

第7話「服部花子のいちばん長い日」
性能向上とコスト削減のための勉強会を経たA-TECの生徒達。
大破したX-2に代わる新型試作機X-3の開発も、低予算で何とかやりくりしている。
そんななか、イリスはテストパイロットの講義を受けるため、引率の花子とふたりで出張に出かけていた。
しかし、帰りの便に乗り遅れたふたりは、偶然乗り込んだ霧科の社用機内でトラブルに巻き込まれてしまう――。

第8話「金と選挙と学園祭」
霧科科学技術学園にも文化祭の季節が到来。
A-TECは名物の“ロケット飛行ショー”を今年も出展することになり、クラス総出でその準備に励む日々を送る。
一方、世間では解散総選挙が近付きつつあり、カイトも労働組合へ協力を仰いだ際につながりを持った大宇宙党の村上サダユキ議員から応援演説を依頼されるのだった。

第9話「歓喜なき勝利」
なんとしても大宇宙党の村上議員を潰せ―。そうユウジから命を受け、ミズキとの学園祭の約束を破り、ナギサが向かった先はある料亭だった。そして、そこに現れたのは意外な人物で―。一週間後、いよいよ選挙公示日前日。大宇宙党の村上の動向には未だ大きな変化はなく、やきもきするユウジ。しかし、そこにナギサから一本の電話が掛かってくる―。

第10話「常務 霧羽ナギサ」
選挙戦が過ぎ、新たな年を迎えた霧科市。A-TECは、ひと月後に迫った報告会でのプレゼンに向け、着々と準備を進める。なかでもミズキは寝食も取らず、調整作業に没頭していた―。一方、ナギサはこれまでの功績を認められ常務へと昇進する。そして重役会に加わったナギサはある行動を開始するのだった。

第11話「それぞれの逆襲」
テストフライトの失敗から、なんとか意識を取り戻したイリス。しかし、完成したロケットはスクラップ同然の状況になっていた―。一方、カイトは恩師であるジェイソン・リーと再会する。リーは現在、霧科の社員としてある研究開発に取り組んでいた。そして、そこでカイトは霧羽カズヒサが抱くある野望を聞かされる―

第12話「希望と野望と絶望と」
花子との連絡を最後に行方知れずとなってしまったナギサ。A-TECの面々は花子からナギサの危機を知らされ、捜索に動き出す。一方、カイトはナギサの記したある資料を見つけるのだった―。

第13話「史上最大のプレゼン」
A-TECが団結し臨んだ救出作戦もむなしく、拉致されたナギサを乗せたロケットは無情にも発射されてしまう―。そしてナギサを取り戻せないまま、A-TECの存続を決する最後のプレゼンの時間も刻一刻と近づいていた。絶望的な状況のなか、ミズキはある作戦に打ってでる。

ClariSデビュー5周年×キキ&ララ誕生40周年、一緒にWアニバーサリーをお祝い♪ なんとコラボシングルが発売決定に
これまで数々のアニメ作品とタイアップしてきた、人気ガールズユニット「ClariS」は、本年デビュー5周年! なんとこのたび、本年誕生40周年を迎えた株式会社サンリオの人気キャラクター「リトルツインスターズ(愛称:キキ&ララ)」とのコラボが決定! ダブルアニバーサリーコラボシングル「Prism」が、11月25日(水)に発売されると明らかになりました!

本CDはキキ&ララ誕生40周年を記念してサンリオが実施している、キキ&ララが実現したいさまざまな夢をウェブサイト上で発表し、一般の方から目標数以上の賛同を得ると具現化するイベント「キキ&ララ ドリームファンディング」により実現したもの。「ClariSのクララちゃんとカレンちゃんと一緒にアニバーサリーをお祝いしたいな☆」「アニバーサリーソングを一緒につくりたいな☆」という5つ目のキキ&ララの夢が多くの方々の賛同を得てコラボシングル化が決定しました。

★ClariS 13枚目のシングルとなる「Prism」の完全生産限定盤は、大判の絵本仕様で10,000枚完全生産限定(シリアルNo.入)! ジャケットにはキキ&ララ風のキャラクターとなったClariSメンバーのクララとカレン、キキ&ララが一緒に登場。また、完全生産限定盤特典DVDにもジャケットと同様の世界観で制作された特別なMusic Videoが収録され、ClariSファンだけではなく、キキ&ララファンにとってもマストアイテムとなっています。

★表題曲「Prism」はClariSとキキ&ララのダブルアニバーサリーを祝うキラキラのポップチューン。奇跡的にベストマッチした両者の世界観を描いた歌詞、音で紡がれた必聴の作品に仕上がりました。作詞・作曲はClariS 11thシングル「border」や、AKB48、藍井エイルさん、遊助さんなども手掛ける重永亮介氏。Music Videoは宇多田ヒカルさん、Charaさん、中島美嘉さん、VAMPSなどを手掛ける喜田夏記監督の作品となっており、楽曲だけではなく注目が集まります。

◆ClariS×リトルツインスターズ(キキ&ララ)シングルCD商品情報
★今回特別に描き下されたキキ&ララ×ClariSのコラボデザインパッケージの゛完全生産限定盤゛と゛通常盤゛2形態で発売!

【タイトル】「Prism
【アーティスト】ClariS
【発売日】2015年11月25日(水)
【価格】
 ・完全生産限定盤 ¥2,000(税抜)
 ・通常盤 ¥1,167(税抜)
【収録曲】
1.Prism 作詞・作曲・編曲:重永亮介
2.SECRET 作詞・作曲・編曲:丸山真由子
3.セピア 作詞・作曲・編曲:KOH
4.Prism -Instrumenatal- 作曲・編曲:重永亮介

『クラスルーム☆クライシス』EDテーマはClariSの「アネモネ」に決定! コメントも大公開!
エンディングテーマは、これまでも数多くの人気アニメを手掛けてきたClariSに決定です! コメントも到着したので、ここに公開しましょう。

◆メンバーのコメント公開!
クララさん:「アネモネ」は恋をしている女の子の少し苦しくて切ない気持ちを疾走感のあるサウンドにのせて歌っています! 切なさが皆さんに伝わるといいなと思います。サビなどはとてもキャッチーで覚えやすい曲だと思うので、アニメと一緒に楽しんで頂けたら嬉しいです! 私も「Classroom☆Crisis」はどんなストーリーなのか、曲とどんな風にリンクするのか今からとても楽しみにしています♪ 皆さん一緒に楽しみましょうねっ!

カレンさん:アネモネという曲は私にとって、とても等身大な歌詞で、気持ちが込めやすい楽曲でした!! アネモネの花言葉も意識しつつ、好きな気持ちを言いたいのに言えないもどかしさや、一方的な想いの辛さや不安の中にも少しづつ前を向いていく恋心を思って歌いました(*^^)是非楽しみにしていてください☆彡 私もこの曲がアニメとどうリンクして物語が進んでいくのか今からとても楽しみです♪♪

ここからコネクトしていく新たなClariSの物語――「ClariS 1st Live“扉の先へ“」
2015年7月31日(金)、現役女子高校生新感覚☆レトロフューチャーポップユニット・ClariSのワンマンライブ「ClariS 1st Live“扉の先へ“」がZepp Tokyoにて行われた。2010年から活動を開始し『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』や『魔法少女まどか☆マギカ』、『〈物語>シリーズ』など大人気アニメの主題歌を担当、2015年4月には初のベストアルバムもリリースし、その勢いは年々増していくばかり。本稿では、そんな彼女達の5年間の集大成とも言える初のワンマンライブの模様をレポートしていく。

●ClariS城を舞台に紡がれる新たな物語の始まり!
ライブの開演数分前、今か今かと始まりを待ち侘びる観客の前に現れたのは、ClariS城の執事を名乗るウサギのアイマスクとタキシードに身を包んだ1人の男性。軽快なジョークと共に諸説明が語られると、ちょうどライブ開始時刻の18時。すると男性は「さてさてそろそろ出発の時間にちょうどいいかな。皆様も私の後に離れず付いてきてくださいね」と言い残し舞台から立ち去り、観客を物語の世界へと誘っていった。

間もなくして眩いライトに照らされながらも、純白の衣装に身を包んだClariSの2人が姿を現し「reunion」を歌いつつ登場、開始早々に観客を大きく沸かせていく。そこから息つく間もなく「Clear sky」「irony」「border」を続けて披露。名曲のオンパレードに観客のボルテージは天井知らずでどこまでも上昇していく。

次曲「CLICK」の前奏中に2人は「皆さん「ClariS 1st Live“扉の先へ“」へようこそ! 一緒に盛り上がっていきましょう!」と声高らかに観客へ歓迎の挨拶を述べた。また、時にお互い背中を合わせながら歌う姿にファンのテンションもヒートアップ。2人を眩ませていた薄いカーテンが消え、姿が明確に視認できるレベルまで姿が明かされていった。そして「Reflect」ではカレンのキレのあるダンスや観客と共に大きく手拍子を打つクララと、2人のテンションもまさに最高潮。最後に背中合わせの2人が、互いの片手でハートを作り会場内に大きな歓声が響き渡った。

●ノンストップで駆け抜けるClariSワールド!
夜空に広がる無数の星をイメージした演出を背景に2人が披露したのは、本公演2日前に発売したばかりの新曲「アネモネ」。好きなのに本当の気持ちは言葉に出来ない、そんな切ない歌詞に思いを込めて2人は歌い上げ、対する観客は彼女らの歌声を一言一句零さぬよう聞き入るのみ。会場内はまさに至福の時間に包まれていった。その後は「アネモネ」のカップリング曲である「YUMENOKI」「paste」を続けて出し惜しみなく熱唱。その際2人は、自らのイメージカラーのパステルピンク(クララ)とパステルグリーン(カレン)に輝いたペンライトを手に、観客と会場を光の海に包んでいった。

曲が終了し、突如として激しい雷雨と轟音が響き渡った会場。次第に雨が止み、雫が落ちる音を合図に「rainy day」を歌いながら登場した2人。可愛らしいレインポンチョと長靴を着こなしながらも傘を手で回しつつ、雨上がりの無邪気な少女を連想させる振る舞いでパフォーマンスをしていった。

また「ナイショの話」の際にも早々と衣装チェンジ。素顔が明らかになりそうな程ギリギリなサングラスに、黒を基調としたスカートを身にまとい「みんなー! 盛り上がってるー?」「一気に行くよー!」と口にしステージを駆け巡り、会場は更なる盛り上がりを見せていった。

その後も「with you」や「RESTART」などをミックスしたDJ和によるメドレー「ClariS Special mix」や、各々のイメージカラーで彩られたドレスを纏いつつも思い思いに「ルミナス」「眠り姫」「コイノミ」を歌い、本公演の幕が閉じていった。

●アンコールでファン待望の全国ツアーがついに発表!
観客の熱いアンコールに応え再びClariSはステージに姿を現した。真っ白なフリルがふんだんに施された衣装に身を包みながら歌った楽曲は「カラフル」。お互いの周りをグルグルと回りながら、時に見つめ合い、時にダンスを踊り、仲睦まじくパフォーマンスをしてみせる。

曲が終了するや否や、本人達からお知らせがあるとのこと。なんと2016年の春から初の全国ツアーが行われる旨が、この場を持って発表された。この報告に対し、跳んで喜ぶ観客や歓喜の声を上げる観客が多数見られるほど。この時を持って会場内の熱気は最高点に達し、ラストナンバーである「コネクト」が彼女達から届けられることとなる。そして再び相見えることを願うかのように2人は指切りを交わし、ClariS初のワンマンライブの幕が下りていった。

クララとカレンが今、目の前に。素顔を隠した新感覚☆レトロフューチャーポップユニット、ClariSの1stライブは大盛況!
2015年7月31日、Zepp Tokyoにて、ClariS(クラリス)のファーストライブが行われた。

2014年11月に、卒業したアリスに代わってカレンが加入し、クララとカレンの新体制となったClariS。それ以前に企画イベントを開催したことはあったが、ワンマンライブは今回が初めて。もちろんチケットはソールドアウトで、フロアは超満員。新生ClariSをその目で見られるということで、観客のボルテージは開演前から高まっていた。

まずは進行役として、うさぎの仮面を被った執事が登場。「ClariS城にお越しいただき、ありがとうございます」とあいさつ。

ステージの巨大スクリーンにCGによるClariS城が映し出され、観客はそこに招待されるという趣向だ。

柱時計が6時の鐘を鳴らすと、重厚な扉が開き、いよいよライブがスタート。クララとカレンがステージ上段に姿を見せると、大歓声が上がる。

デビュー以来、素顔はずっと秘密にされてきたClariS。記念すべき初ライブでも、2人が立つのはスクリーンの向こうだが、姿形や衣装まではっきりと見える。顔の上半分は白いベールで覆われていたが、歌に合わせて動く唇としなやかなダンスは、ずっとCDでその声を歌い続けてきた彼女たちが、今、目の前にいることを強烈に印象づけてくれた。

クララのパステルピンクと、カレンのパステルグリーン。2人のイメージカラーを使ったカラフルなCGをバックに、1曲目の「reunion」から、2曲目の「Clear sky」へ。

「reunion」はクララとアリスの頃に行われたイベントで、2人がシルエットで初めてファンの前に現れた時に歌った曲。「Clear sky」は、クララとカレンになって最初に発表した曲。1曲目から2曲目への流れは、ClariSの進化を表現しているように感じられた。

3曲目の「irony」では、曲間で2人が観客に声をかけ、ここでも大歓声が上がった。

今回のライブのタイトルは“扉の先へ”。CGの扉がひとつ開くごとに、ClariS城の中へと入りこんでいく。

7曲を歌い終えると、再びうさぎの執事が登場。「今宵は晩餐会が執り行われます」「晩餐会では、初お披露目の曲をご用意させていただいています」と、観客を晩餐会へと招待する。

スクリーンに城の大広間が映し出される中、クララとカレンが歌ったのは、最新シングル「アネモネ」。そこから「YUMENOKI」「pastel」と、カップリング曲もまとめて披露していく。

やがてClariS城は朝を迎えて、2人もパジャマ風のドレスに衣装チェンジ。寝室のCGをバックに、クマのぬいぐるみを抱いての「Wake Up」、長靴とレインコート姿になっての「rainy day」と、それぞれの曲のイメージに合わせた姿に。

「ナイショの話」では、初めてステージ下段に。顔を覆っていたベールの代わりにサングラスをかけただけの姿でフロアに近づき、このライブでもっとも2人の素顔に近づけた瞬間となった。

DJ和の“ClariS Special mix”で盛り上がった後、いよいよライブはクライマックスに。「ルミナス」「眠り姫」と続いた後、「ラストー!」の声とともに「コイノミ」を歌い上げ、2人はいったんステージを後にした。

アンコールでは、肩を露わにした大人っぽいドレスに着替えて登場し、まずは「カラフル」。

ここで2人の初めての長いMCが。
「みなさん、本日はお越しいただきありがとうございます」「ここでみなさんにお知らせがあります。来年の春に初の全国ツアーが決定しました!」
クララとカレンの肉声によるインフォメーションに、会場からは大歓声が。
そしていよいよ最後の曲へ。歌われたのは「コネクト」。アンコールの2曲は「魔法少女まどか☆マギカ」つながりとなった。

クララとカレンがステージから去ると、再び柱時計が現れて、時計の針が戻っていき、6時へ。

まるでこの夜のライブが夢か幻であったかのような演出が施され、うさぎの執事の「またお会いしましょう」という別れの挨拶で、ライブは終了した。

素顔を見せることのないClariSが、大勢のファンの前で繰り広げたファーストライブ。それはクララとカレンらしいガーリーな世界観に満ちたCGや、白のかわいい衣装とともに、CDでおなじみの歌声を聴かせてくれた、不思議な空間だった。2人の表情は秘められていたが、そのステージには確かにClariSがいた。

7月31日開催「ClariS 1st Live“扉の先へ“」のセットリスト公開! 先日発売したばかりの新曲もお披露目!!
デビュー5周年を迎え、4月には待望のベストアルバム、7月29日にはTVアニメ『Classroom☆Crisis』のEDテーマ「アネモネ」をリリースし、更なる躍進が期待される新感覚☆レトロフューチャーユニット・ClariS。そんな彼女たちが新たな扉を開くステップとなるワンマンライブ「ClariS 1st Live“扉の先へ“」が、2015年7月31日(金)、Zepp Tokyoにて行われました。

新生ClariS初となるワンライブは「irony」や「ナイショの話」、「ルミナス」などの人気楽曲から、先日発売したばかりの新曲「アネモネ」までを披露しました!
チケットはもちろん即完売となったこの公演に集まったファンが埋め尽くす超満員の会場は、開演前からすさまじい熱気に包まれた。

18時ちょうどにライブはスタートし、遂にClariSの2人がステージに登場。色鮮やかな映像が織りなすClariSワールドの中、デビュー以来謎のベールに包まれていた2人の姿が紗幕越しにはっきり見え、衣装のベールで顔の半分ほどは隠れたままだったが超満員の会場は大熱狂。アンコールを含め全19曲を披露し、最後のMCでは来年に全国ツアーを実施する事が発表された。遂にその姿を現し始めた驚異のユニットClariSから目が離せない。

■「ClariS 1st Live“扉の先へ“」
2015年7月31日(金)@Zepp Tokyo

[セットリスト]
M1 reunion
M2 Clear sky
M3 irony
M4 border
M5 CLICK
M6 STEP
M7 Reflect
M8 アネモネ
M9 YUMENOKI
M10 pastel
M11 wake up
M12 rainy day
M13 nexus
M14 ナイショの話
M15 ルミナス
M16 眠り姫
M17 コイノミ

EN1 カラフル
EN2 コネクト

ClariSニューシングル「アネモネ」MVは、初のノーアニメ&ノーCG!? 30以上の仕掛けを盛り込んだ立体絵本が解禁に
2010年のデビュー以来、CD総出荷枚数が100万枚を超え、快進撃を続ける “新感覚☆レトロフューチャーポップユニット”ClariS。このたび彼女達のニューシングル「アネモネ」の発売を記念し、ClariS史上初! ミュージックビデオフルバージョンがYouTubeにて公開スタートしました!

公開は、ニューシングル発売から1ヶ月間の8月28日(金)23:59までの期間限定。総撮影時間は24時間という、これまでのMVとは異なり、一切アニメーションやCGを使用していません。クラフト感あふれる手作り立体仕掛け絵本が主役のミュージックビデオになってます。

◆これまで敢えて踏み込まなかった、ノーアニメ、ノーCG!
★今回のミュージックビデオでは、一切アニメーションやCGを使っていません。顔出しをしていない二人の唯一のイメージソースである、二人のイラストを中心にミュージックビデオが作られることの多かったClariSの、初めての試みです。

◆あちこちに仕掛けが組み込まれた立体絵本
★オリジナルストーリーに合わせて制作された手作りの仕掛け絵本は、見開き26ページ、その厚さはなんと13センチと、非常にボリューミー。綿密に計算されたページ構成と仕掛けの数々は必見です。

★アネモネの花から涙の雫が落ちたり、イルカが飛び跳ねたりといった仕掛けの数は、細かいものも含めると30ヶ所以上にものぼり、総撮影時間は24時間に及んだとのことです。ファンなら気付くであろう小ネタや伏線も仕込まれており、自転車のシーンではビルボードにClariSのイラストが登場するなど、随所にこだわりがちりばめられています。

◆アネモネ頭の少女と、人間の少年の恋物語。
★今回のミュージックビデオは、タイトルの「アネモネ」にあわせ、人間の少年に恋をした白いアネモネの花が、人間の体を得て少年を探し旅に出るというストーリー仕立てになっています。アネモネの花言葉や曲の歌詞から連想される切ない展開と、ClariSらしい柔らかくファンタジーな世界観が合わさった見応えのある1本です。

★人間の体を得たアネモネ少女は、地球上を探しまわり、ついにはロケットを作って宇宙へ。ブラックホールに突入し、現実世界とつながる扉をひらく。現実世界に登場したアネモネ少女は、絵本の中の自分を前ページへと遡らせ、少年との再会を果たす。好きな人に会いたいという一途な気持ちが、自分を花から人間へと成長させたというおとぎ話になっています。

『ClariS』デビュー5周年!正体不明!?の現役高校生アイドルユニットの魅力
今年デビュー5周年を迎え、4月15日に初のBESTアルバムをリリースした高校生デュオ『 ClariS 』。

2010年に当時は『アリス』と『クララ』の二人による現役中学生デュオという触れ込みでメジャーデビューを果たし、現在まで数々のアニメタイアップ曲をリリースしてきた。
15歳でアニソングランプリを制した『鈴木このみ』さんや『春奈るな』さんなど、今や10代でメジャーデビューを果たす実力ある若いアニソンシンガーは珍しくなくなってきた。
その中でも、中学生にして動画サイトへの投稿動画から目にとまりスカウトに近い形で『リスアニ!』というアニソン雑誌の記念すべき創刊号の付録CDでインディーズデビューを飾りその年にアニメ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の主題歌『irony』でメジャーデビューという、まさにシンデレラストーリーのような大抜擢デビューを果たした。
『supercell』やアニサマにも出場経験のある『ピコ』などを初めとした、動画サイトから火がついた方たちが次々とデビューをする、という気運が高まっていた当時に置いてもかなり鮮烈なデビューであることが伺える。

大人びた歌声とキレイなハーモニーが冴えるClariSのアニソン
彼女たちの楽曲の多くは、ローティーンとは思えない大人びた歌声の中にも垣間見える幼さの残る声と、ハイトーンなふたりのキレイなハモリが特徴的な、キュートでそして切ないガールズポップサウンド。

メジャーデビュー曲となった『irony』はゆったりとしたメロディラインに、『俺妹』のヒロインである中学生の桐乃のような、思春期特有の素直になれないツンデレちっくな歌詞を乗せた曲で、キャラクターと同世代の当時中学生であったふたりが歌うということのリアルさと作品との親和性が図られた楽曲となった。

そして、社会現象とも称された『魔法少女まどか☆マギカ』の主題歌である『コネクト』は作品のヒットとともに『ClariS』の知名度と人気をも確立した曲でもある。

鬱屈とした徐々にダークになっていくアニメの内容に反して、爽やかな映像と疾走感ある曲調で長らく『OP詐欺』だと言われていましたが、10話で明かされたとある過去にぴたりとシンクロする壮大な歌詞は、まさしく作品と楽曲の最高のマッチングが生まれた。

この曲を作詞作曲した『渡辺翔』さんはアニメの展開を聞かされずにこの曲を作り上げ、奇跡的にシンクロしたというからさらに驚きである。
曲のよさに加え作品との相乗効果で何倍にも素晴らしい出来となったClariSの代表曲だ。

9枚目そして記念すべき10枚目のシングルとなった、第2期が2015年春アニメとして放送された『ニセコイ』の第1期の主題歌『click』と『step』。

既に多くのアニメタイアップ曲をリリースしてきたふたりがデビュー曲『irony』を担当した「kz」さんと再びタッグを組んだ楽曲。

どちらも『ニセコイ』の主題歌らしい前向きな恋の歌詞に、アッパーチューンでバンドサウンドが強めのかっこいい音に透明感あるコーラスが映える曲だ。
clickでは作品のキャラの名前が隠された歌詞にも注目して聞いて欲しい。またアリスとクララで歌う最後の曲となったstepは文字通り、次なるステップへと踏み出す節目の曲となった。

最後に、新メンバー『カレン』を迎え新生ClariSとなって初のシングルとなった『border』は『物語シリーズ』ではおなじみの「megrock」さんによる作詞の曲。

卒業したアリスとの別れを惜しむような表現にも捉えられる切ない歌詞と、今までのClariSとも劣らないふたりのハモリが心地よい曲となった。
そのほかにもまだまだオススメの曲はあるので、是非ベストアルバムで堪能してほしい。

『Classroom☆Crisis』内田雄馬さん・小林ゆうさんらも出演! もうひとりの主人公の正体は……!?
遂に放送開始となった、TVアニメ『Classroom☆Crisis』。今回、新たなメインキャストが公開となりました。主人公・瀬良カイトと対立する、上司であり生徒でもある、もうひとりの主人公・転校生 霧羽ナギサ役を内田雄馬さんがそして霧科コーポレーションの経理部予算管理室のアンジェリーナ役を小林ゆうさんが演じます。

また併せて、公式サイトでは新キービジュアルも公開となりました。遂に物語の全貌が明かされ、ますますの盛り上がりを見せる『Classroom☆Crisis』から目が離せません!

■追加キャスト発表
◆霧羽ナギサ(CV:内田雄馬)
転校生としてA-TECに所属する、高等部3年生。だが実は異動した笹山前部長の後任としてやって来た、先行技術開発部の新部長だった。霧羽カズヒサ、ユウジに並ぶ創業家一族の三男である。人質事件に巻き込まれた際、救助のために奔走したA-TECメンバーに会うなり「最悪の判断だ」と言い放つ。

◆アンジェリーナ(:小林ゆう)
霧科コーポレーション、経理部予算管理室所属。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 27
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

最初の1~3話からは想像できない面白いシナリオです。

十分楽しめる作品です。最初の印象とは全然違う話になっていき、1話目からは全く想像できない最終話でした。私は今夏の作品の中で一番好きな内容でした♪

最終話{netabare}
霧羽ナギサ救出作戦とA-tecの新エンジン公開プレゼンを同時にやってのけ、霧科コーポレーションから独立宣言をするカイトとナギサ。爽快な終わり方で良かったと思う。ただ、続きがあるんじゃないかな・・・?と思わせるエンディングで2期があったらいいなぁ…とも思うが、これはこれで、完結ということでも十分に楽しめたシナリオでした。{/netabare}人間関係とビジネス感の融合度合いが非常にいい割合で、一定の距離感がある人間関係の構図がうまく描けていたと思う。グダグダでドロドロな人間関係に陥らず、常に前向きな方向へ動こうとするカイトとA-tecの仲間たちの爽快さが観てて気持ち良かった。淡白な人間関係に見えて芯では結びついている信頼関係の描写はしっかりと受け止めることができました。
12話{netabare}
ユウジに囚われの身になったナギサの救出のために、ハナコ達はユウジのアジトを突き止めるが、ナギサは救出できず、ナギサは超高性能なロケットエンジンを積んだ宇宙船でコールドウッドへ飛ばされ、7時間後にはそのまま爆死ということになるのだろう。ハナコはユウジに銃で撃たれるし、緊迫の展開でした。来週はどうなるんだろうか・・・。本物の科宮ナギサ(イリス)は守れたわけだが、コールドウッドへ向かったナギサ(霧羽)を救えるのはA-tecの再生計画のプレゼンで使うジェットだけじゃないかな?カイトはその腹づもりみたいだし、来週も緊迫した内容になりそうだ。ハナコは生きてて欲しい!!{/netabare}
11話{netabare}
ナギサを中心に目まぐるしく変わる状況の推移が非常に分かり易く紐解かれてきました。自分が守ろうとしたA-tecをカズヒサの策略から守りきれないと一度はあきらめるが、ミズキのひたむきなエンジニアとしての生き方に触れ、ナギサはカイトと共にA-tec再建計画を図ろうと動き出し始めた矢先に・・・なんと、ユウジに刺されてしまう。
また、イリスは幼き頃のナギサとのいきさつの記憶を徐々に取り戻し、ナギサに話そうとするが、ミズキとナギサの抱擁・キスシーンを目の当たりにし走り去ってしまう。記憶を失くす前のイリスはナギサを好きだったんだろうな・・・と思わせる描写に見えたが・・・。
しっかりと考えられた展開で、事件と人間模様が絡み合っていて、よくできたシナリオだと思います。今夏NO.1といえる内容じゃないかな?次週、ナギサとイリスがどうなるのか・・・また、A-tecは存続できるのか、興味は尽きない緊迫感のある状況となります。{/netabare}
10話{netabare}
常務取締役に昇格したナギサは役員会でA-tecの存続を訴えつつ、カズヒサの解散政策に批判的なプレゼンをするが、ナギサ以外の全員が反対に回り、権力構造の中の裏切り・策略の罠にはまった感じがする。一方、A-tecでは新型のロケットを開発し、イリスがテスト飛行に出るが、アクシデントに見舞われ、過去の記憶が呼び覚まされていく。イリスは自分が科宮ナギサであることを思い出す。会社で窮地に追いやられた霧羽ナギサとパイロットのイリス(科宮ナギサ)との関連性はかなり明確になったが、A-tecc存続のために霧羽ナギサがこれからどのように奔走していくのか、色々と興味は尽きない。見続けてよかった♪どんどん面白くなっていきます。{/netabare}
9話{netabare}
ナギサはA-tecを踏み台にしてユウジとカズヒサへの復讐を仕掛ける。まずはユウジを蹴落とすことには成功。カズヒサとの抗争が見物です。
しかし、A-tecを見捨てるような今回の行動は当然カイトを怒らせた。
今後はカズヒサとの抗争がメインになるのか・・・。
しかし、ナギサとイリスとの関係が曖昧だし、イリスの記憶に関しても未だ謎。A-tecのロケット開発の話がここで流れるような感じでもないので、A-tecと霧科コーポ抗争をどう絡めていくのかが非常に興味深い。なかなか面白いです!!{/netabare}

8話{netabare}
A-tecの予算を不正流用していることが判明し、霧羽ユウジをどう追い込んでいくのかが今後のみどころの一つです。ユウジの不正を暴けば、A-tecの開発予算も作れそうだし、霧科コーポレーションも大きく変わりそうです。
宇宙開発費用を捻出するために、やはり政治家やスポンサー会社が必要で、それを悪用する人をどう成敗してくれるのか・・・ナギサ君の手腕が試されるとこだね。{/netabare}

7話{netabare}
話が複雑になってきていますが、最初の頃よりもずっと面白くなってきています。霧科コーポにおける覇権抗争もありそうで、A-tecのメンバーがどのようにナギサの心を動かしていくのか、物凄く興味深い感じに深まっていきそうです。アンジェリーナ先生強い~~!!カッコ良かった!!
{/netabare}

5・6話{netabare}
霧科コーポレーションの内部事情は込入っているけど、話の辻褄は合っていると思う。ナギサの本心はどうなのか・・・?
ストーリーの焦点はどこにあてられているのか明確ではないけど、これから面白味が増しそうな予感もするし、学園青春ものに落ち着いていくような危惧もある。{/netabare}
 
4話
ようやくこの作品の面白い部分が見えてきた感じです。イメージとしては学園の予算を確保するための{netabare}半沢直樹的な感じの話になるのかな?エンジニアの資金確保の難しさを通して、アニメ制作における資金集めの大変さがメタファーとしてあるのかもね?
お仕事アニメのカテゴリーに突入していくようなら、{/netabare}それはそれで面白さがある。興味深くなってきました!!
 
3話{netabare}
3話でアンジェリーナという経理のプロが登場し、ごもっともな経費論を盾にAtecの杜撰な現状を戒めにかかる。当然のことではあるが、ビジネスにはコスト意識が必要だ。ただ単純に夢だけ追い求める若者や教師の話で終わらないのなら、もっと視聴しようと思う。社会の薄汚い一面も影に隠れていそうだし、展開次第ではもっと面白くなりそうな気がします。
先生が、自分の思い通りにいかなくてホッピー飲んで騒いで酔い潰れるシーンは同情もできないし、逆にこんなやつが過去の栄光を背負って教師面してんなよ・・・とも思ったが、この先生も含めて、残った生徒達の奮闘も今後の楽しみな点です。
論理的なアンジェリーナは色ボケしなければ、個人的にはとても好きなキャラだったのだが・・・。
{/netabare}

1・2話
正直パッとしないお話で始まりましたが、キャラは嫌いじゃないし、ただの学園ものでもなさそうなので、一応継続視聴してみます。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 26

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「ね・・・最後までいっしょにあがこうよ・・・」

この作品・・・オリジナルアニメ作品だったんですね^^;
レビューを書くためにwikiをチラ見するまで全然知りませんでした^^;
しかも、放送開始までストーリーの概要は公表されなかったそうなのですが・・・そのトラップにすら全く気付いていませんでしたが、雨宮さんと小澤さんが出演される事を知り即視聴を決めた作品です^^
雨宮さんと小澤さんの組み合わせでって・・・私の思考はモン娘と同じパターンだったようです^^
でも演じているキャラがモン娘とは全然違うし・・・声優さんの演技の幅って本当に広いですね^^

「霧科科学技術学園」にはある特殊学級・・・昼間は学生として勉学に励む一方、放課後は学園の経営母体である「霧科コーポレーション」の社員として新型ロケットを開発する、通称「A-TEC」と呼ばれる組織がありました。
これまで「A-TEC」は数々の新型ロケットを開発してきましたが、ここのところ目立った成果が上がっていない上、開発には莫大な費用を要する事から「A-TEC」は解散の危機に瀕してしまいます。
「A-TEC」で働く教師や学生達の今後の処遇が気になるところですが、この作品・・・でっかい爆弾を抱え込んだまま物語が動いていくのです。

「A-TEC」に所属する教師・学生は、「A-TEC」で遂行している仕事に誇りを持って取り組んでいます。
何せ取り扱うのは新型・・・つまり世の中の最先端を突っ走って「新たな技術を創造し続けるモノ造り集団」という事になるわけですから当然といえば当然なのですが・・・
そういう組織であるが故、好不調の波があるのは仕方の無い事だと思いますし、個人的には研究開発の手を止めたら、その企業の発展そのものが止まってしまうと思うのですが、会社って利益にならない部署を切り捨てようとするんですよね^^;

そこで、本作の主人公である「A-TEC」室長の瀬良 カイトは、「A=TEC」を守るために奔走するのですが、霧科コーポレーションの創業家の三男で、瀬良 カイトの上司となる霧羽 ナギサが編入してから「A-TEC」解体が現実味を帯びてくる事になるのですが・・・
振り返ってみると、この編入は霧羽 ナギサにとって貴重な体験だったと思います。

人間が知識を得る方法は幾つかありますが、一番確実なのは「見て触れる」事だと思います。
ナギサは編入によって「AーTEC」の技術レベルがいかに高いか・・・を知る事ができました。
「自分」という物差しを使えば簡単に分かる事です。

そして、今回の編入で彼は「人間味」を知る事が出来たのではないでしょうか。
これまでの彼の周りの人間は、敵か出世のための道具でしかありませんでした。
でも、「A-TEC」の皆んなは敵でもなければ道具でもない・・・
立ち位置は違えど同じ目標を目指す仲間なんですよね^^

「A-TEC」に所属する皆んなは自分の力量を雄弁と語る術を持ち合わせていません。
皆んなの幸せを願いながら黙々と目の前の課題をクリアしていくだけ・・・
彼らモノ造り屋さんは、自分の技術で他人の口を動かせれば良いのだと思います。
そんな「真のプロ集団」に触れたナギサは何を思うのでしょう・・・

レビューの冒頭で、でっかい爆弾を抱え込んだまま・・・と記載しました。
記憶・・・トラウマ・・・思い・・・残す・・・守る・・・人間らしさ・・・
様々な言動と思いが交錯しながら物語の真相が明らかになっていくのですが、本件については、これ以上は触れないでおこうと思います。
気になる方は是非本編をご覧下さい^^

オープニングテーマは、TrySailさんの「コバルト」
エンディングテーマは、ClariSさんの「アネモネ」
どちらの曲も大好きです。この前カラオケで「アネモネ」を歌ったので、今度は「コバルト」に挑戦してみたいと思います♪

1クール13話の作品でしたが、終盤がやや駆け足気味で急展開のオンパレードだったのは気になりました。
終盤の展開をもう少し時間をかけてしっかりと描かれていたら印象がだいぶ変わるのに・・・と思うと、その部分は残念です。でも私にとって総じて楽しめた作品でした^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23

67.4 18 クラスメイトアニメランキング18位
ベイビーステップ(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (517)
2813人が棚に入れました
勉強にしか興味のなかった主人公・栄一郎(15歳)は、運動不足解消の為に立ち寄ったテニススクールでの出会いをきっかけに、テニスの奥深さに目覚める。 全くの素人だった栄一郎は、身体面での不利を、持ち前の観察・分析力と、徹底して身に付けたボールコントロールで補っていく。
初めは栄一郎のことを相手にしていなかったジュニアテニス界の強豪選手たちも、彼のひたむきな姿勢に触発され、少しずつ意識を変化させていくことに…。

声優・キャラクター
村田太志、寿美菜子、浪川大輔、寺島拓篤、下野紘、柿原徹也、優希知冴

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

序盤はいまいちだったけどじわじわ調子を上げてきて・・・

原作は週刊少年マガジン連載中のテニス漫画
最近のスポーツ漫画の中では群を抜いて面白いので
アニメにもかなり期待していたのですが
開始一月にしてこれは既に黄色信号という感じです

放送局こそ違えど
日曜17:00からハイキュー!!
17:30からベイビーステップと
3大少年誌連載中のスポーツ漫画が
新アニメとして連続で放送されていると
どうしても比較しちゃいます

ハイキュー!!には原作既読で先を知っていても
それでもなお引き込まれるだけの熱量がありました
漫画の良さをしっかりと残したうえで
そこにアニメならではの+αが加わっています

それに対してベイビーステップは
ところどころ端折りつつ淡々と原作を消化するのみ
まぁ原作自体面白くなってくるのは
もっと真剣に上を目指すようになってからだという気もしますが
だとしてもこの辺でアニメ版の良さを示してもらえないと
漫画版でいいやになっちゃうと思います

漫画版の魅力の一つは
技術的な部分と精神的な部分の非常に細やかな描写
これが試合にリアリティと臨場感を与えています
試合中に乗り越えなくてはいけない課題を明確にし
そこに色々な角度でアプローチしながらも失敗し
その失敗を繰り返し繰り返しフィードバックしながら
試行錯誤の末に壁を乗り越えていく
そんなエーちゃんの姿は
読者に困難に立ち向かう姿勢の大切さを教えてくれます

アニメ版の序盤からはそんな哲学は微塵にも感じられません
最近は最初の3話までで視聴者の心を掴まないといけない
なんて話をよく耳にしますがNHKはそんなトレンドなんてどこ吹く風
原作未読でアニメから入るならば
しばらくだらだらといまいち面白みに欠ける話が続くのを我慢しましょう

アニメも2クール目あたりからじわじわ面白くなってきます
緊張感のある試合描写がこの作品の持ち味の一つ
技術的な面と精神的な面と二種類の駆け引きが不可分に融合した
緊迫感のある試合展開はやっぱり面白い
ただ週刊誌連載ならではの毎週の引きが
アニメになってしまうとほんの一瞬
原作だと少しずつ試行錯誤しながらも失敗して追い詰められ
ギリギリのところで数週間粘って何とかものにした勝利が
アニメで1話にまとまってしまうとどうしてもあっさりし過ぎかな

繰り返しになってしまうけどその点やっぱりハイキュー!は凄い
原作はどちらかというとハイキュー!のほうが淡白なイメージなのが
アニメではくどすぎるくらいに強調して一つ一つのシーンにメリハリを出してる
このへんがアニメとマンガの見せ方の違いってやつなんだと思う
原作をただそのままにアニメ化する以上の効果を引きだせる
メディアに合った表現方法ってものがわかってるんだろうなぁ

終盤になってようやくエーちゃんがプロの道を決意
そしてこの辺からが本番だってあたりで1期終了
同時に来年春からの2期が発表されました

中盤以降は物語面の面白さに加えて
作画もだいぶ良くなっていました
どこも均等にいまいちだったものが
キャラを崩して手を抜けるところで手を抜いて
しっかり見せるべきところは力を入れる
という本当に基本的なことがやっとできるようになった感じです

漫画版ファンの間でよく話題になるアニメの課題の一つに
アニメ版のなっちゃんがいまいちかわいくない
ってのがあったわけなんだけど
最終話のなっちゃんはしっかりかわいかったよ!
途中で切った原作ファンは最終話だけ見てあげても
罰は当たらないと思います
最終話の改変もすごく良かったです
この二人がここからもう一歩進むまでにもう2クールくらい必要だし
このくらいやってあげてもいいよねw

ちなみに池爽児のモデルは
先日全米オープン準優勝でお茶の間を沸かせた錦織圭
2~3年前にはマガジン本誌で市場対談みたいなのもやってましたw

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

フェレールって、なだぎ武とちょっと似てる気がする

<2024/5/13 追記>
視聴完了、録画、Blu-rayにコピー済み
自分の中で評点の基準を変えたので、修正レビューです。
(4.6→4.2)

テニスアニメとしては白眉
80点/100点満点


<2017/10/9 初レビュー>
王道のリアル系テニス漫画のアニメ化。
元々原作が好きでしたがアニメ化も完璧。
さすがNHK。

以下、多少のネタバレ含まれますが軽いものですのでご容赦ください。

主人公は文化系ガリ勉秀才優等生の超真面目な丸尾(マルオ)くん。
そう、あの国民的日曜夕方アニメの丸メガネ委員長と同じ名前。
丸メガネ委員長からメガネ外して少し爽やか、更にメンタルを強烈にタフにすると、ベイビーステップのマルオくんとほとんど区別つかないと思います。

そんなマルオくんが高校に入り、健康のために丁度良いスポーツはないかと探すところから、この物語は始まります。
勉強が大事なので部活のような本気の体育会系ではなくて、手軽にできる全身スポーツを。

こんな感じでいろいろ探してるうちに、テニスクラブと出会ってしまい、ヒロインと出逢い、いろいろあってマルオくんはついにプロテニスプレイヤーになることを目指してしまいます。
(ちなみにテニスは野球などと違い、本気で上を目指す人は部活ではなく、民間のテニスクラブに所属することが多いようです。)

とは言っても高一で文化系人間がテニスのプロを目指すって尋常じゃない 笑。
もちろんマルオくんにも強みはあるのですが、テニス選手としては体格的に恵まれていない方です。
ましてやプロ目指す連中なんて小学生からバリバリやってるのばっかなのに。

でも、この漫画はそんなマルオくんを可能な限りリアルに描いてます。
だから、夢があっていいなー。と。

マルオくんは一つ一つ、それこそタイトル通りの「よちよち歩き」で、でも着実に成長していきます。
最初はど素人の打ち方から始めて。
体力もごく普通の高一から始めて。
人一倍を通り越した粘り強い努力と精神力で。
周囲も「いつの間に?」という勢いで伸びていきます。
でもでもプロへの道のりは果てし無く遠い。
更に挫折も味わいます。
それでもやはり並外れたメンタルで乗り越えていきます。
このマルオの精神力なら、どんな業界でも大成功修めるんじゃないかな 笑
そうやって少しずつ、ちょっとずつプロに近づいていくストーリーです。

そんなマルオくんのプレースタイルは、スペイン人プロのフェレールみたいな感じ。
強靭なフットワークから生み出される正確で粘り強いグランドストロークを、戦略と戦術で活かしていく。
いわゆる"シコる"タイプ。
地味です。
ビッグサーブも相手を圧倒するフォアもありません。もちろん某テニス漫画の様な物理法則を無視した必殺技もありません。
でも、いやだからこそ面白い。
細かな駆け引きや、自分のメンタルの揺らぎとどう向き合うかといったところから、やはりスポ根で一番大事な「熱い想い」「闘う意思」といったものまで、プレースタイルが地味な分、より一層生き生きと描かれています。

マルオくん以外のテニス選手もたくさん出てきます。
みなキャラはもちろんプレースタイルにリアルな個性があります。
テニスファンならそのプレースタイルから「あ、この人はフェデラーだな」「これは錦織だよね」「これはナダルか?ナダルだな?」「もしかしてデルポトロ」「まさかこれモンフィス?」などという楽しみ方もできます。

ベイビーステップは、テニスファンなら見逃せませんし、テニスに興味ない方でも一度は手に取っていただきたい作品です。

あと一応恋愛もあるよ!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19

だわさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

テニスの話ならいろいろ語りたいことがry

【箇条書きアニメスペックメモ】
・全25話
・NHKスポ根
・割とリアルなテニスが描かれていて杉山愛も絶賛
・作画動かない。これから見る人は最初から期待しない方が吉。
・恋愛も少々。
・来年春~2期
・主人公が理屈っぽいので自分で自分を解説する分かりやすいスポ根
・試合中の心技体の駆け引き面白い


【錦織とベイビーステップ】
 錦織の今年の大躍進はテニス知らない人でも知っているんだろうけど、そんな一大旋風を巻き起こした錦織が今の日本人に一番足りないモノは、「自分を信じる力」と言っていたのを覚えている。ベイビーステップのOPのBlieve in yourselfの言葉まさにそのものだ。これは偶然だろうか。自分は相手より優れていると信じて戦う「自分を信じる力」とは、自分の才能や努力を最後まで疑わず戦い抜く力だと思う。これは本当に難しいことだと思う。結局、才能や努力の結果云々なんて言葉たちは他人が結果に対して使う極めて勝手な言葉である。なぜなら、自分自身が今まさに現実に相手と対峙する際には、これらの言葉は自分が乗り越えるべき言葉なんだと思うから。才能賛美でも努力賛美でもなく、才能が至らないかも知れないと思う自分の気持ちと戦い、打ち勝つ力こそ新世代スポ根なのではないでしょーか。そしてこれはベイビーステップ(意:よちよち歩き)の根本的なメッセージであるというのは深読みし過ぎだろうか。


【テニスしてる人目線で見ると】
 まず、WOWOW契約してテニス観戦している等、知ってる人ならOPがウィンブルドンであることは分かる。しかも、ベースラインとサービスラインの芝がハゲているとかかなりリアルなこだわりを感じて知ってる人はなんか燃えるだろうと。他にも、知っている人向けだなーと思ったのは各キャラのテニスのフォーム。江川逞はフェデラー、荒谷寛はナダルを明らかに意識したフォームの1コマがあるのもわかる人にはわかる作り。池爽児も2カットくらい錦織っぽいフォームのカットがあった。
 こういう風に知っている人向けの楽しめる要素を盛り込んであることに対して自分にとっては好感が持てるが、逆に知っているが故に不自然だと思うこともあったと思う。テニスのフォームが不自然なときがかなり多かった。特にフォアの高い打点。あんなにラケット立ててトップスピンとか無理。とか色々。仕方ないのかな。全体的に作画悪いし。あと展開分かりにくいので上空からのラリー3D視点入れて欲しかった。
 次、戦略の話。主人公が試合中に戦略をいちいち立てるのは面白かったし、その戦略が結構リアルだった。コートチェンジで戦略を立てたり、相手のフォーム見てコース読むのはテニスやる人ならみんなやる。ただ、ボールのコース配分を数字で確立計算するやつは今まで会ったことないけど笑。目の前の劣勢に対して原因の欠片を見出し、クリアするために試行錯誤しながら追求していく流れの描写が非常に繊細で細やか。そしてリアル。ただ丸尾の戦略が残念ながら2D過ぎる。オープンコートの作り方が速さと角度(コース)に限定されているのは残念。いやでもこれはテニスコンテンツの中では最優秀とも言っていい程現実的だったと思うから残念だったとはいえ賞賛に値するレベルかなと思う。
基本が弱点な話とか特にリアルですっげー面白かったし。


【余談】
EDがゆったりしていていい曲で超好きだった。
「また あしたねって 手を振って」
のところが
「なま あし らめぇって 手を振って」
に空耳で聞こえてしまって自分で自分に変態か!ってツッコミ入れたのは秘密
( ゚∀゚)ノオワリ

投稿 : 2024/06/01
♥ : 29

62.8 19 クラスメイトアニメランキング19位
実は私は(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (495)
2674人が棚に入れました
隠し事が出来ないことから『穴の開いたザル』、通称『アナザル』と呼ばれている高校2年生の黒峰朝陽。
彼には、密かに想いを寄せる相手がいた。ミステリアスなクラスメイト、白神葉子だ。しかし、彼女もまた、ある秘密を抱えていた。
実は彼女は……吸血鬼だったのだ!!しかも、正体がバレたら即退学!!そんな葉子の正体を知ったアナザル朝陽。吸血鬼だとバレてしまった葉子。
2人は秘密を共有し、一緒に高校生活を続けるため『秘密がバレたことを秘密にする』決意をする……が、学校では一筋縄じゃいかないアホカワ・ダメカワ・エロカワなヒロインたちがノンストップで大暴れ!!
朝陽は本当に秘密を守りきれるのか!?“ちょいアホ人外ヒロインラブコメ”の明日はどっちだ!!

声優・キャラクター
花江夏樹、芹澤優、水瀬いのり、上田麗奈、内田彩、M・A・O、新田恵海、平川大輔、羽多野渉、下野紘
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

最終話まで視聴済。採点に変更・追記。総評を追加。

原作未読でアニメ視聴スタート。
アニメ中盤辺りで耐え切れず1巻を読んで・・・
10話付近で残りを大半読んでしまう。
そんな展開でしたw

●総評●
{netabare}
2015年夏クール作品として最大のダークホースは、
このタイトルだったかと思います。

原作も知らず情報も特に仕入れず。
唯一公式サイトの画を見ても、
取り立てて萌えるようにも感じず。
何故かこのクールに多かった「人外物」としても
上位に入れるか疑問。
それがこの作品への当初の感想だったと思います。

結果的にはクール上位になるほどに気に入ってしまい、
冒頭に書きましたように、原作を読んでしまう展開にw

セールスポイントとしては、
同期の作品に比べて飛びぬけた物は無いと思います。
しかし総合的には高い水準だったと思います。

感じたこと等は各項目に記載したいと思います。
{/netabare}

●物語●
{netabare}
要所でギャグを挟みつつ(つまらない物もありましたが)も、
それでもちゃんとラブコメ要素が感じられて面白かった。
同期に多かった「人外物」の中でも
地味だったとは思うが、
一番微笑ましく観られたかな?

結構なペースで登場人物が増えていったが、
物語の中心になるであろう
朝陽・葉子・渚の3人に割り込んでいく展開でなかったのが◎。
(本来みかんもその枠に入るべきなのですが・・・)
増えても基本コメディ要員か、物語を転がす要員。

2期もやれる分のストックはあるが・・・
みかんさんのエピソードを軒並み避けてきたので
やる予定は無さそうかな?と思います。

それでも朝陽と葉子の関係がどうなっていくのか、
描いて欲しい気持ちはありますね。
「朝陽くん」「葉子さん」と呼んではいますが、
やはり何かしら形として観たいな~と。
{/netabare}

●声優●
{netabare}
個人的にはあまり馴染みの無いキャストさんで
大変コメントし辛いのですが・・・。

獅穂役・内田さんといえば、
僕の中ではラブライブ・南ことり役だったのですが、
全く違う方向性でビックリしました。

渚役・水瀬いのりさんも
こんな凛々しい(?)感じは初めて聴いたように思います。
{/netabare}

●キャラ●
{netabare}
真面目な恋愛要素以外では、基本アホなキャラばかりでw
悪意で介入してきて、引っかき回すだけの輩がおらず、
気持ちよく視聴できた要因はここら辺にもあると思います。

・朝陽
よくある(?)ラブコメ的な流れ・アクシデントに
巻き込まれずにはいられない如何にもな主人公だが、
葉子一筋で、ブレない自身の想いが良かった。

・葉子
正直緑髪のキャラには良い記憶が無いのだが、この娘は良かった。
正体がバレる前と後の表情や口調のギャップも良かったし、
自身への好意に鈍いところとか、
何処かズレてるアホなところも可愛かったと思う。

・渚
過去に朝陽をフッた身ではあるが、
改めて自身がどう思っているのか再確認してからの
テンパり具合というか、焦りっぷりが面白かった。
求愛時にのみ光る触手が光ってるのに、
肝心の自分では確認がし辛いというのは・・・w
(鏡や暗いところで確認できそうではある)
3人の気持ちを掴めてはいるが為に、
様々な葛藤に苦しむところが、
ある意味彼女の見せ場なのかな?とも思える。

・みかん
外道ぶってはいるが、実際はそうでもなく。
朝陽への想いがあるが故に、それを隠す為にそうしている。
アニメになって色々出番削られてるのは彼女かな?
その辺ちょっと不憫ではあります。
しゃべるメガネについてもあまり言及無かったですし。
{/netabare}

●作画●
{netabare}
原作と比べてかなり見易いデザインになっていたと思う。
原作では、ギャグの顔芸含めて結構特徴的な画だったので。
それでも若干の古さのような物は
否定できないキャラデザだったと感じたが、
雰囲気とは合っていたように思います。

作画も一貫して安定していたと思います。
{/netabare}

●音楽●
{netabare}
1話(もしかすると2話)で抱いた
「何でこのOP(ED)曲にした?」
という当初の感想は、半分は覆されました。
ヒルクライムのEDについては、
思ったより作品のことを考えられていて
最終的にはこれはこれで有りかな?と思えてます。
OPは・・・正直アニメーションに救われてるかなと思います。
曲自体覚えてしまいましたが、
CD借りてまでのレベルでは無かったかと。

急に流れる挿入歌がMINMIだったり、
EDのヒルクライム起用だったり、
どんな狙いだったのか、知りたい部分ではありますw
{/netabare}


6話まで視聴後-----
{netabare}
朝陽・葉子・渚の3人の思惑が錯綜しつつ。
みかんの立ち位置がはっきりしないのだが、
今後描写はされるのでしょうか?
(というか原作と登場順が異なるのは驚きました)

4人目のヒロイン(?)の獅穂さんと
狼男・獅狼が同一人物というのは、完全に予想外w
変身する上に、性別まで変わる別人格というのは
さすがに色々混乱しますねw

6話まで観てみても、取り立てて不満な点は無いですね。
このまま最終話まで視聴続けられると思います。
(色々)がんばれ朝陽!!
{/netabare}

2話まで視聴後-----
{netabare}
今クール目立っている(と思う)人外物の1つ。
原作未読+ノーマークだった分意外にも面白くて、
今クール内では上位に位置してるタイトルです。

2話の時点では音楽面以外で気になる粗も無く。
恐らくは1クールでしょうが、
どう話を進められるのかな?という不安はあります。

『黒峰朝陽』
今後ハーレム的な方向になるのかわかりませんが、
白神さんへの想いを貫いてくれる限りは、
嫌なキャラにならなさそうな印象。
「嘘がつけない」というのは悪くないと思います。
(わかっていて知らないフリするキャラの多いこと・・・)

『白神葉子』
緑髪のヒロインでも受け入れられそうなキャラ。
当初のミステリアスさと実際のギャップが良かった。
(というか『萌え』の基本はギャップにあると思う)
朝陽への視線の、本当の意味するところは・・・?

『藍澤渚』
cvは水瀬さんか。全く気付かなかった。
頭に刺さってたのはネジではなくて、
コクピットのハッチだったのねw
今後の関係性はどう変わるのでしょうか。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

キャッチフレーズは「ちょいアホ人外ヒロインラブコメ」

この作品の原作は未読で、キャラデザも好みという程ではありませんでしたが、水瀬さん、内田さん、M・A・Oさん、新田さんが出演されるとの事で視聴を決めた作品です。

この物語の主人公は、高校2年生の黒峰 朝陽(くろみね あさひ)。思っている事や考えている事がすぐ顔に出てしまうので隠し事ができません。本人に悪気は無いのですが・・・きっと根が素直なのでしょうね^^;
物語の中で友達と「ババ抜き」をするシーンが描かれているのですが、どのカードがジョーカーなのかが朝陽の顔を見ていると一目瞭然・・・というくらい分かり易いんです^^;

そして・・・彼は惚れっぽいんです^^;
人を好きになること自体は悪いことではありません。
個人的に「好き」という気持ちを自分の中で温める時間って大切だと思うのですが、しっかりと気持ちが固まるまで気持ちは胸の中にしまっておきたいと考えると思います。
でも、そんな気持ちすら相手にダダ漏れになってしまうのは・・・堪らないですね^^;

気がつけば目で好きな人を追っていて・・・その人がたまたま視線に気付いて振り向くと、こっちを妙な目線と表情で見ている・・・なんて事になると相手が引くのも必然・・・
きっと今まで何度も苦い思いをしてきたことでしょう・・・
でも、朝陽が凄いのは「挫けないところ」なんですよね^^
壁にぶつかって転んでも必ず立ってもう一度走り出す・・・
その不屈の精神・・・見習わなきゃです^^;

そして・・・朝陽はまた恋をするのですが、その女の子・・・とんでもない秘密を隠していた事を朝陽は偶然知ってしまうんです・・・
その秘密は、仮に周囲に広まってしまうと、もう二度とその子に会えなくなる位、重く・・・大切な秘密だったんです。
「秘密を守る」たったそれだけの事が自分の不甲斐なさで、彼女に迷惑なんてかけられない・・・
こうして物語が動いていくのですが、この作品のタイトル・・・本当に素晴らしいです。
蓋を開けてみると、「実は、私は・・・」「実は、私は・・・」「実は、私は・・・」・・・
次から次へと「実は、私は・・・」のオンパレードって感じです・・・^^;
朝陽・・・本当に秘密を守れるんですかね^^;?

そしてもう一つ・・・この作品は「恋心」を上手に描いています^^
一つは「成熟」、もう一つは「変化」といったところでしょうか^^;?

私はこの作品で描いている「変化」がとても好きです^^
最初はそんな事なんて微塵も考えなかったし思わなかった・・・
時折見せてくれる分け隔てない優しさとはにかんだ笑顔が印象的で・・・
人に言われるまで気付かなかった・・・いや、気付かないようにしていた!?

もしかして・・・?

一度自覚してしまったら、想いはつのるばかり・・・
何もかもが好きだから何もかも変わって欲しくないのに・・・
登場人物の揺れる気持ちがしっかりと描かれているので、見応え十分でした^^

オープニングテーマは、アルスマグナさんの「ひみつをちょーだい」
エンディングテーマは、Hilcrhymeさんの「言えない 言えない」
オープニングの明るさも悪くありませんが、個人的にはラップ調のエンディングの方が好みでした^^
挿入歌としてMINMIさんの「ホログラム」が物語の中で何度か流れます。
視聴前にこの作品とMINMIさんの曲風とのギャップにイメージが合いませんでしたが、視聴してビックリ・・・絶妙なタイミングで流れるんですよね^^
とても良かったと思います^^

1クール13話の作品でした。物語としては綺麗に終わっていますが、原作は未だ連載中のようですし、続編があってもおかしくない終わり方だったと思います。
続編・・・どうなんでしょうね^^;?

投稿 : 2024/06/01
♥ : 35

ダークフレイムマスオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

相変わらず内容に触れることはほぼないで~す♪みんなの気持ちの代名詞といえばコレでしょ。

※今回は妄想系です。いつものダスオ節全開ですが視てくれてる貴方に聞きたいのです...


視聴は大分前に終わりました。特段取り立てていい!というわけでもなく極々普通のラブコメディーであるのですが,
この《タイトル》はもう既に現代においては必要不可欠になってる命題なのではないのでしょうか?(作品自体は王道だと思いますので本当に普通よりいい印象です)

人間誰しも年齢を重ねるとその時代では当然だと思っていたことが、10年後には変化するのがよくあります。太陽の黒点周期と女の子のスカートの丈の長さの流行が一致してる説があるらしいのですが(11年周期で短くなるらしいw)10年は多少ですが20年後にまさかこうなってるとは想像もつかないものでした。

YouTuberが生活できる。一億総携帯普及。個人情報規制。~etc。20年前には想像つきませんでした。もはや個人情報晒すのはダメージが大きすぎるので倫理的にNGなものはほんんと「実は私は」でなくてはならない世の中になりました。そして尚且つ非リアでも受け入れられる素晴らしい世界になりましたw(のかな?)

そっちの世界の話はのちのレビューにとっておいてですね、今回は「実は私は」に絞るとペンという武器を全員が持つ社会になりました。銃社会は来ませんでしたが(北斗の拳みたいな世界w)良くも悪くも生まれたときから死ぬまで家から出なくても生活できるかもしれません。サイコっぽい妄想ですが在宅で仕事できメディカルチェックを回線使いやり取りして、死んだらその始末を代行する業者と生前契約していれば可能かな?教育もバーチャルですれば可能かな?結構YouTubeの世界史講座とかみてますが高校レベルの教養はつくと思います。

誇大妄想かもしれませんが、翻訳ツールが量子コンピューティングシステムが発達して即時にヘッドフォンなりに同時通訳できれば世界の大学だって行けちゃう♪そんな時代来るのですかね~。(例:あのインドの数学者の講義わかりやすいわ~とか。)アニメでは普通がいずれ来るでしょう。

あっそうか!それ以外を恋愛で使うのか…

なんて騙されちゃった貴方。それは絶対ない。なぜなら第一次にしろ第二次にしろきちんと働く人がいてこその社会。また完全に健康であるなんて70超えたらほぼ無理。介護の産業が増えるのはこの先確実でしょう。(多分)

そんな建前以前に、ブロイラーみたいな人生ならいらねーって思うのが自然。それがアーティストの原動力。画なり詩なりが出てくる。それさえもない社会なんて平和であることが当然すぎて呆けてしまっただけです。「実は私は」より「私はこうだ」が若者の特権です。いや、法に触れない限り言い続け行動することが重要と、思ってます。

この手の話って石油が2025年にはなくなるって言ってた1990年代の経済学者に聞かせてやりたい。それぐらいの与太話と考えてくださいね。腐〇子の妄想と大して差ありません。

結論:ダスオ節も言い続けたらえーのんかーw

※お相手はハートフルサイコなダスオでした
それではSee you next time.一会儿见

よ~し、ぶっこいたんでいっぺーやっか~(=^~^)o∀ウィーw

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

70.6 20 クラスメイトアニメランキング20位
賢者の孫(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★☆☆ 2.9 (602)
2566人が棚に入れました
ある青年が事故をきっかけに、異世界に赤ん坊として転生。そんな彼を稀代の魔術師・マーリンが拾い、シンと名付ける。シンはマーリンの孫として育てられ、魔術も学ぶ。だがマーリンは、常識を教えるのを忘れていた……。

声優・キャラクター
小林裕介、小松昌平、本泉莉奈、若井友希、屋良有作、高島雅羅、森川智之
ネタバレ

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

今回の「SILVER LINK.」は・・・・・・・・・・・・ツッコミ満載!!

2019.04.11【第1話を見て・・・】

作品ごとに出来栄えがが、
①大変良い。
②良い。
③普通。
④悪い。
⑤かなり悪い。
と、なかなか「安定したした作品」を出さない「SILVER LINK.」制作。(笑)

今回はズバリ!『中途半端』に感じます。(笑) 厳密に言えば③④の間ぐらい。

毎期、毎度毎度の「テンプレ異世界転生モノ」。テンプレは嫌いではないですが「作り方」がヘボ過ぎると大嫌いです。(笑)

今回は、
・主人公は(定番の)現代社会のサラリーマン(養育向け「科学雑誌」編集?)が事故により死亡しファンタジー異世界に赤子として転生。
・「シン」と名付けれた赤子は老賢者の孫として育てられる。(定番のメタ情報=前世の記憶アリ)
・恵まれた師匠筋により魔法・剣術がその年齢にそぐわない(定番の)「チートパワー」を身につける。

15歳の(この世界では)成人を期に魔法学校に入学・・・「パワー」は凄いが「(社会)常識知らず」というシチュエーションでラブコメ学園・アドベンチャーといった展開になるのだろうか?


[作画面]
普通に見られる範囲ですが、厳密に言うと「微妙にヘボい作画」です。「微妙にヘボい作画」です。(大事な事なので2回言いました)

[ドラマ]
少々稚拙なラノベ文章を「そのまんま」仕上げたような印象。1話は、やたら説明を多く織り交ぜ過ぎてるせいで「ドラマティックな面白味」が全然無く、用意したシーンを「事務的に展開」したような感じ。 「ヘボい構図」や「単調な演出」のせいもあって面白味が無いです。
「面白いモノを作る」という意気込みが感じられず、「仕事だからやっている」感が、ものすごく伝わってきます。(笑)

[リアクション]
その作品の風格に合った「ズッコケ」や「ギャグ・コント」「サプライズ」というものがありますが・・・何か不自然すぎてシラけてしまいます。

[魔法演出&アクション&キャラ紹介の見栄]
ヘボいドラマパートからみて、全くの別物! ココだけ『変』にチカラを入れ過ぎて『変』にキレッキレにカッコイイのが「妙に不自然」!


まるで『企業PR』を見せられたような印象の第1話でした。(笑)
しばらく様子見ですが、「視聴切候補」として挙げます。



2019.04.17【機会があったのでコミカライズを一気読み・・・】
主人公(シン)の凄く都合の良く伸びる成長と、ひねくれ者の居ない仲間たちや、シンの周りにいる大人はやたら高名な人徳ある実力者、など「ご都合主義過ぎの展開」をまずストーリーとして考え、後付けで「敵・敵対勢力」を無理くりに組み込んだ印象なので全体的な構成がチョット甘々な感じもします。 テンポのいい進行は気持ちいいかもしれないけど、やはり深みが薄いような気がするなぁ。(まぁソコが良くて好まれてるのでしょうが)

なので、
・無垢な「小学上級生~中学初等」あたりが、心地よく喜び(ウケ)そうなストーリー。
・「お出かけ女子」で、やたら小物をバッグにドッサリ詰め込んで用意する(あんな時にはコレ使おう。こんな時にはアレしよう・・・みたいな)タイプ。
のような印象でした。(笑)
今後、{netabare}
・ポンポン発明される魔導具の数々。
・シン&シシリーの見てて背中がカユクなるピュアなリア充ぶり。
・残虐描写(斬首、断胴など)のアニメ表現。
・早くも野望達成した魔神シュトロームの今後。
など{/netabare}
どうなりますやら・・・




2019.06.29【まさに中学生のオ〇ニー・アニメ!】(加筆修正2019.07.02)
視聴切ろうかと思いましたけど、結局最後まで見てしまった。(笑)
面白そうな『素材』でありながら、全然面白く活かせてないのは世間の不条理・不合理など「マイナス感」をあまりよく実感していない『中学生坊ちゃんが考えたような脚本・構成』のせいか?
なので「万人受け」にはならず「中学生坊ちゃん男子」受けになるような展開に「(情けなくて)恥ずかしかった」です。(笑) 各所、叩きまくってますが私も苦言を。


さて、テンプレートは「異世界転生」。主人公ステータスは、お馴染みの「チート(最強)能力」。『中学生坊ちゃんが考えたような脚本・構成』なので、{netabare}
【シン・ウォルホードは中学生坊ちゃんが考えたような『理想』の主人公】
・最初から(才能やら何やら)「持っている」ので、何をやらせても技能的に上手くこなすという『都合の良さ(ご都合主義)』。 なので、何かを得るための苦労や苦悩・努力の描写が全然無いせいか、人間味が(空っぽで)薄く感じられ魅力的には思えません。
・シンの、その若さで持っている強大な魔力に周りから感嘆・称賛などチヤホヤされる様子は「中学生坊ちゃん男子」の抱く『超・理想』。(笑)
・彼女となるシシリーに対して、双方オンリーワンの恋愛事情。ウブウブな態度は別にイイのですが、恋仇・こじれる人間関係などストレスを感じさせる状況を「一切排除」している『都合の良さ』。(なんと都合の良い人間関係!)
・シンのバックボーンに、名だたる賢者・導士、タメ口が許される国王・王子、元騎士団長、宮廷魔法師団所属の魔法使い、近衛騎士団所属の騎士と何かと常人が逆らえない後ろ盾があるという『都合の良さ(ご都合主義)』。 
・これだけ色々持ってるのに傲慢にもならず、人当たりのイイ好少年に育っているという『都合の良さ』。(笑)
まさに「(作者:吉岡剛の?)自己満足的な理想」のヒーローのように見えました。(笑)

【道を示す助言者、アウグスト=フォン=アールスハイド(オーグ)】
・シンの学友で王子様。彼の立ち位置はおそらく「作者(吉岡剛)本人」の分身でしょうね。 空っぽなシンに対してイジりまくり、シンを盛り立てたり話を都合よく進め(勧め)たり纏めたり。 作者の理想なのかツンデレな許嫁をあてがったり。(笑) 王族らしからぬワールドワイドな視点と知識と素養・良識的な人間性が、いかにも『作者本人』の理想に思えます。(笑)

【彼女にするなら、こうであれ!(?)】
・優しくて美形、おとなし目で恥じらいのある淑女、そこそこ発育のいいプロポーション、捻くれてなく素直な性格、好きな人の為ならば覚悟を決める潔さ・・・そんなシシリーは中学生坊ちゃんが萌える理想像?(笑)

【早くも野望達成した敵は、使いどころが浮いたまま!!】
本来、(都合よく)ストレス・レスな冒険ファンタジー物をしたかったのかもしれませんが、敵が居ないと盛り上がらないという編集者の入れ知恵で作ったような敵役・シュトローム。 魔人堕ちした悲惨な生立ちは、話としては良かったものの、早く(シュトロームを)排除したいせいか、あっさり彼の目的である帝国への復讐を終わらせてしまい、無理くりにでもシンと敵対させようとする強引で「不自然」な展開が駄目に思えました。(笑)

【友達は多い方がいいし楽しい!・・・でも、】
・マリア(シシリーの親友)
・トール(オーグの護衛で眼鏡男子)
・ユリウス(オーグの護衛で大柄な体格でござる)
・トニー(チャラ男剣士)
・リン(寡黙な天然暴発女子)
・アリス(元気なおこちゃま体型)
・ユーリ(おっとりボン・キュ・ボン!)
・マーク(鍛冶屋の息子でオリビアとは幼馴染で恋人同士)
・オリビア(食堂の娘でマークとは幼馴染で恋人同士)
、とまあけっこう出てましたが、・・・個性的ではあるものの、なんか引き立て人員な役割で「立ちんぼ場面」も多く、印象が薄かったです。(もっと掘り下げればいいのに、ソコまで采配する頭(知恵)が無かったのか?)

【通常パートはヘボアニメ。しかし・・・】
視聴した方々は判ると思いますが、日常パートはヘボい「ノッペリ作画」にヘボいアングル(画面構成)にヘボい演出、的外れに入れるギャグ漫画まんまのような「寒いコントリアクション」、背景担当のスタッフらはイメージの悪さの所為か「このすば!」から参考(というか、殆どパクった)建物や都市の俯瞰の数々。
しかし、『魔法バトル』になると空気が一変!!
キレッキレのアクションに派手な魔法演出や爆発効果の「超・特化作画」!中学生坊ちゃんが喜びそうな展開ですが・・・・・『通常パート』もコレだと良かったのに。(笑)

【イベント絡みの縁で使ったVTuber】
OPの「i☆Ris」の曲は悪くなかったケド・・・OPアニメの『センス』は酷かった。(笑)
2018年11月のイベントの縁で起用したED担当のVTuber「吉七味。」も「曲」は悪くなかったケド・・・6話で登場したミランダの声優役&EDアニメのVTuberキャラダンスに各所大、大、大ヒンシュク!(笑) 推してる方々には申し訳ないけど、ヤッパリ声優としては「下手クソ(滑舌悪い)」ですしEDアニメも世界観が全然シックリしてなかったと思います。(あとメイ役のVTuber「雛乃木まや」も(滑舌悪くて)酷かったでしゅ・・・でしゅ)出来がヨロシク無いのに起用されるなんて、『裏』で何かあったと勘ぐられそうです。内輪ウケにはいいけれど、一般にはまだまだ、マダマダ認めてもらうのは厳しいと思います。

【「常識をブっとばせ!」がフレーズになってますが・・・】
型苦しい枠に縛られない自由な発想として魅力的な語感の「響き」ですが、まず「常識を知らない」のに言ってほしくはないですネ。(笑){/netabare}


と、いうように毎回「強・ツッコミ(いやいや、オカシイだろコレ)」を入れずにはおけないようなアニメ。 そういう「悪い意味」で物凄く盛り上がって楽しい(?)アニメでもありました。(笑)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7

ストレスが無いのがストレス

6話までの感想{netabare}
前情報で身構えてたせいもあるのかも知れないが、実際見てみたらそこまで酷くないじゃん…と思ってました。
聞くだけでサブイボが立ちそうな「え、ボクまた何かやっちゃいました?」も、あくまで周囲はドン引きという描写が多く、てっきり賞賛ばかりが続くのかと思ってたのでそれよりは随分マシかなぁ、と。
…。
と、ツッコミどころはあれどソコソコ好意的に見てたところで6話のエンディングですよ。
ナニコレー!?
スタッフは叩かれないようにマトモなものを作ろうとしてるのか、叩かれて上等の炎上商法紛いの路線を狙ってるのか、どっちなんだか分からなくなってきたぞ?
ってかスポンサーにゴリ推しされてボイコットでもしたのか?とさえ思えてきたり。
そんなことってあるのかなー?
と、以前やってた某アニメが頭をよぎる…メカクシなんとかだけど、円盤版では修正されたけどTV版では作画がくっそ酷い回があって、だけどプロデューサー(だったかな?)はノリノリだったらしい。
所詮プロデューサーは調子のいいことを言うだけなので本意かどうかは不明だけど、賢者の孫も同じ感じだったりして?
視聴者ドン引きで身内だけで盛り上がってるっていう…。

6話エンディングについてだけでは寂しいので他のツッコミ。
5話で帝国が戦争を企んでることについて「何故?」という問いに「そんなの向こうに聞いてくれ」と返す王子、理由については興味無さ気。
そんなことある?理由が分かれば回避方法も見付かるかも知れないじゃん?探ったけど全然分からなくて不思議だなーって態度でもないし…。
と思ったら6話で理由(原因)はシュトロームによるものだと判明…まんまと術中に嵌ってやんの。
う~ん、最初から馬鹿キャラならまだしも、ストーリーの進行上突如キャラが馬鹿になるのはキツいですなぁ。{/netabare}

9話までの感想{netabare}
「大量に発生した魔人と対決予定で、無事に生きて帰って来れるか分からないから色恋事に性急」ってことなら分かるんだ。
けど実際は死の匂いからはずっと遠い、見え見えの神(作者)の手で安全が保証されてのほほんとした部活動の延長のノリでしかないから色々と気持ち悪い。
なんだっけ、最近見た別アニメのセリフが頭をよぎる、「自分が死ぬとは思ってないんだろ?」。
婚約披露も、若いカップル(特に片方は将来国の中枢を担うのが明白)の誕生を見て、二人の幸せを守るために戦うぞと奮起する老兵でも映せばいいのに。{/netabare}

10話感想{netabare}
今回は途中から“ブラッククローバー”を見てる気分だった、ってか今週のとネタ被りまくってて吹いた。
87話だけでも見るといいかも?
あっちは「我らロイヤルナイツが白夜の魔眼を倒すぜ」と宣言して終了、こっちは「我らアルティメットマジシャンズが魔人を倒すぜ」と宣言して終了、わぁい。
そもそもあっちは“テラフォーマーズ”も裸足で逃げるくらい、どんなザコだろうが対決する度に「コイツにはこんな暗い過去があったんだー。こんな辛い過去があったんだー」と回想が入るんですよね、体感全体の半分は回想。
ナルトもそうなのかい?ペイン編までしか見てないんよ。
で、自分はもうそういうのに慣れちゃってるせいか「あ、そう」って感じ。
そうはいってもねぇ、ブラクロは最終回がいつか不明な引き伸ばし上等の作品(それが好きか嫌いかは置いといて)で、最終回がいつか決まってる深夜アニメで同等のノリをやられても困るんだけど…。
ってか敵側の悲しい過去回想するにしても主人公と何か因縁持たせようよ、なーんも繋がり無くないか?{/netabare}

11話感想{netabare}
いやいやいやいや。
政治的なことはなるべく考えないようにしてたけど、わざわざ王太子が宣言しちゃうんだからどうしようもない。
放送があるワケじゃないので国内でアルティメットナントカを宣言してはいるけど、国外ではあくまで「ナニそれ知りませんなぁ」って素振りでないと(それでもかなり無理があるけど)色々とマズくね?
アルティメットナントカはあくまで「国籍不明で無償奉仕してくれる謎の正義の味方」でないと色々と問題発生しちゃわない?
作中のやり方では領地拡大を狙った魔人とアルティメットナントカによる自作自演だと疑われかねない気ががが。
魔人大量出現も異常ならそれをサクサク倒せる連中の登場も異常だもの。
魔人出現が超異常事態でリアルとは比較しづらいとはいえ、アメリカだけが核兵器持ってるような状態で、魔人退治が終わったら今度はアルティメットナニガシが人類の敵になりそう。
当人がそう思ってなかろうが「彼らの機嫌を損ねたら何をされるか分からない」「彼らを賞賛(領地明け渡しでも財産献上でも)しなければ今後魔人が出たとき退治してくれないかも…」と無言のプレッシャーになるもの、人類からしたら。
そこら辺の問題踏み込んでくれるのかな?
また、せめて「死力を尽くしてなんとか撃退」ないし「身内にも少なからず犠牲が出た」ならまだしも、あんまりにも余裕綽々だと「それだけ余裕あったのならもっと早くから手を打てよ」と思ってしまう。
私自身だけじゃなくて作中の「ただの一般人」がそう思うって…思わないんだろうけどね、都合よく。
これって“劣等生”でも強く感じたけど、主人公に能力盛りすぎると起こる弊害、「どんなにスペックあってもそれを使いこなせない無能」って俺TUEE系はなりがちで、そこんところは細心の注意払ってくれないとちょっと…。

というか、魔人狩り楽しんでない?ウサギ狩り感覚で。
どっちが魔人だか分からなくなってきたぞw{/netabare}

12話感想{netabare}
聖女ネタ寒っ。
こんな時でも結局主人公の方が秀でてないと気が済まないのか、「この分野は○○のが上」ってのがそんなに耐えられないのか。
そして連合加盟への働きかけって、断れるワケないじゃん。
「断った国は魔人現れても助けません(ニッコリ」と脅迫してるのと大差ないと気付いてないのかな?
眉間に銃押し付けて「なぁ、オレの頼み聞いてくれよー」と言ってるようなモンで…なにが「失礼の無い様に」だよ。
他の国がアールスハイド王国の属国だとか、もし滅んだら王国が経済的に損するとか、見捨てたら王国が何か割を食うのなら言い分の一割は理解できるけど、帝国が亡んでも「別に関係ないね」って他人事な振る舞いをしたせいで全く説得力が無い。
難民一人も居ないんでしょ?
魔人からの警護を口実に支配地域の拡大を狙ってるように見えて仕方ない。
そう考えれば暢気にビーチバレーに興じてたのも頷けてしまうから困る(=魔人を意図的に泳がせてた)、ってかアニメが続いたらそういうことにする予定とか?
せめて主人公ヨイショするにしても、アルティメットなにがしの噂を聞きつけて「我らも庇護下に置かせてください」と向こうから頼み込んできたとかにすりゃ良いのに…それでも「うわぁ」となるけど、それより酷いって何なんだ。
そうねぇ、王大使が普通に腹黒キャラで、影でニヤリと邪悪な笑みでもしてればまだ見れた…か?
主人公がまんまと利用されてるのが耐えられない?ってか気付かない賢者がアホ過ぎてやっぱダメかー。
で、支配地域を増やすためにルーラ登録の旅に出ますねエンド。
かーらーのルーラによるMP消費がゼロないしコストが安いので、宿屋はタダのアリアハンで済ますオチ。
…。
そう。{/netabare}

総評{netabare}
これを見てアニメを嫌いにならないでと祈りたい気持ち。
あ、けど作画はところどころ良かった、頑張ったアニメーターはもっと良い作品に係れるようになってくれたら良いな。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ある種の鏡

*蛇足追記


転生したサラリーマンが、異世界で想像しうる限りの能力と承認を集めて称賛の的になる様を描く物語。

「世界」の設定とエピソードの全てが主人公の全能感に奉仕するために創られた物語は、最近では「なろう系」と呼ばれているらしい。
が、『小説家になろう』というサイトが、そうした物語だけを提供するよう専門化されている、というわけではないだろう。
そこに集まる小説が、いわゆる「なろう系」と定型化されるのは、つまり読者の好みがそうした「定型」に集中している、言ってみれば或る種のマーケティングの結果なのかもしれない。

主人公に「能力」や「勝利」が集中することに、何ら必然性や納得感を感じさせる設定を創ろうとはしない「世界」は、妄想だけが先走った手抜きとも見えながら、ある意味では「健全」なのかもしれないとも思わせる。

数年前を振り返れば、ライトノベル原作の活劇アニメの主人公は、国家の「特務機関」や「秘密結社」の構成員ばかりの印象があった。
「世界」の命運を左右する「全能感」の発揮のために、後ろ盾として「国家権力」しか発想できなかった限界性から比べると、「何も説得的な設定を創らない/創れない」という事態は、「創れない」とみれば後退だが、「創らない」とみれば(或る種の)健全化ではあるだろう。
「健全性」に魅力を感じるかは別の話だが。

いずれにせよ、表現を支える手段はどうであれ、描きたいものは「主人公の」全能感であることだけは不変のようだ。

活劇において主人公が強いのは当たり前だと言える。
しかし、描くものが主人公の「強さ」であるのか、「全能感」であるのかでは作品の性質はまるで異なるものとなる。
説得的で客観性のある「世界」でも主人公の「最強」を描くことはできるが、「全能感」は描けない。
主観的な妄想性こそが「全能感」の源泉であろうから。


製作者の妄想じみた「全能感」の物語は、視聴者が望むからこそ制作されるのだろう。
いや、視聴者の妄想を映し出している(と信じられている)からこそ、製作者は作り続けることができる。

言ってみれば初歩的な「マーケティング」の産物だが、「創作物」がマーケティング手法だけで創れるものだろうか。
「笑える、わかりやすい、ウツな重苦しさのない、スカッとさせる」=「全能感」を堪能させるアニメが観たいという最大公約数的な「マーケティング」で制作されたかのような、スマートホンがどうこうしたという異世界転生アニメがどのような出来であったか、思い出してみるのもいいだろう。

日本のアニメがANIMEとして全世界的に熱心なファンを獲得しているのは、日本のアニメがエンタメとしては例外的に過剰な作家性を発揮していたためだと思われる。
視聴者が「消費者」のように妄想の実現を求め、製作者がそれを拾う「マーケティング」の向こうに、ANIMEの特異性、優位性は発揮し得るものなのだろうか。

何十年か前、中国のとある工場を訪れた際、日本では機械化されている工程を人海戦術の人力で行っていた。
社長曰く「工作機械を購入するより人件費のほうが安い」とのことだったが、現代では経済誌のインタビューに「人件費が安いから日本の工場に下請けさせる」と語る中国人経営者も登場してきた。

経済=マーケティングの論理は、冷徹に環境を反映し、世界を「数字」の相関へ還元する。

作家性=創作は、いってみれば経済に代表される即物的相関の非情性への「アンチ」だ。

エンターテインメント・アニメのスタンダードは、マーケティング=経済=売り上げ規模からいってディズニー・スタイルだろう。
ANIMEは、スタンダードへの「アンチ」として支えられている。
マーケティング主導(に見える)「なろう系」アニメは日本独特に違いないだろうが、ANIME=日本アニメとして「アンチ」を支えた過去の作家主義的なアニメ監督たちの作品に匹敵する強度が、果たしてあるのだろうか。



「全能感」を支える妄想充足的なご都合感を、「なろう系」と嘲笑するのは容易だ。

が、「なろう系」の本質がマーケティングであるとすれば、こうした作品群は自らの「消費者」的な欲求の反映ではないかという視聴者の自省も、同時に必要ではないだろうか。

つまらないと感じたアニメに対して「クズ」「カス」「ゴミ」と罵言を投げつける人も多いが、本作のようなアニメに対しては、マーケティング用の統計データを与えてあげているだけのことで、マーケティング創作を強化することにしかならない。
作家性を挑発したいのであれば、単なる罵言以外の言葉が求められる。


作品とはあまり関係のない感想が生まれたのは、本作がこうした傾向の作品群を純化したような象徴性があるためだろう。
好き嫌いや評価を別として、「マーケティング」アニメの代表としての「純度」はあるように思える。


【蛇足】
一年後には忘れていると思うので控えておきたい。

2019/5/17現在、出版社の幻冬舎が、自社の出版物を批判した小説家の文庫出版を差し止め、それを暴露した小説家に対し、社長が「あの作家の本は売れていない(から出版しない)」と誹謗するツイートを発している。

このサイトでもアニメ番組を「作品」と表記することが通例であるように、「創作物」は市場に流通する「商品」であると同時に、「作品」であるという二重性を持つ。

どれだけ売れたか=金銭を稼いだかはアニメの「商品」価値だが、「作品」の価値とは無関係だ。
「売れない」アニメでも優れた「作品」はあるし、また、優れた「作品」が商業的に大ヒットすることもある。
繰り返すが、端的に「無関係」だ。

小説の売り上げで「価値」を測る出版社社長のツイートは、経営的に正しいように見えて、自らの扱う「創作物」という特異なモノの性質を正しく把握していない、商売人としての無能力を暴露している妄言に過ぎない。


そもそも視聴者が「売上」に代表される現実的原則を絶対化する感性の持ち主ならば、アニメのような非現実のフィクションに魅かれて愛好するはずがない。
おそらく視聴者にとっては「作品」の出来のほうが価値を持っていたのだろう。
これまでは。

しかし、「作品」を観て「満足」の多寡を計量する視聴は、「商品」価値に接近しているような気がする。
「神」「最高」、あるいは「カス」「クソ」といった感想は、購入商品に対して返送する「お客様アンケート」のようだ。

どれだけ金銭を集めたかがアニメの「商品」価値だとすれば、どれだけ「お客様アンケート」以外の言葉を集めたかが「作品」価値なのだろう。


本作に価値を感じる視聴者も、膨大にいることだろう。
マーケティングに貢献する「アンケート」以外の言葉が集まるようであれば、本作のような作品群も将来に残り続けるのであろうけれど。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12

67.0 21 クラスメイトアニメランキング21位
おしえて! ギャル子ちゃん(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (473)
2365人が棚に入れました
見た目はどこからどう見ても金髪ギャルで遊んでそうに見えるけど 、実は純情な女の子。
そんなギャルな外見と素直で優しい内面のギャップが可愛らしいギャル子を中心に、眼鏡で背の小さなオタ子、おっとり天真爛漫なお嬢の三人が、いろんな場所でガールズトークを繰り広げる日常コメディ!

声優・キャラクター
和氣あず未、富田美憂、高橋未奈美、櫻井孝宏、小野大輔、松岡禎丞、木村珠莉、諏訪彩花、石上静香、本渡楓、飯田友子、芳野由奈、加隈亜衣、久保ユリカ、鈴木絵理、古川慎、八代拓、天﨑滉平、熊谷健太郎、小林裕介、村田太志、中村悠一、藤井ゆきよ、大西沙織、千本木彩花、能登麻美子
ネタバレ

keylove さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

直球の下ネタと能登さんGJ!でも良いお話をぶっこんできてるからすごい

僕は能登麻美子さんが好きです。
ウィスパーボイスで優しくて穏やかで上品で癒し系でちょっと天然の。

でもこの中での能登さん、いつもの能登さんじゃないーーー(号泣)
ってなっちゃうかもですよこれ!

能登さんになんてこと言わせてるんですか!
ストレートすぎるじゃないですか!
嬉しいじゃないですか!


というわけで笑
まあ男子なら素直に喜んでおきましょう!
的なアニメでしたね。


一話8分ほどのショートアニメなのでさくさくっと観れますし、テーマが重いわけでもなく、作画がそれほど悪いわけでもないので、軽い気持ちで観たらいいと思います。
dアニメストアで観たので繋がってましたけどね。


一つ思ったのは、これ無駄に声優さん超豪華じゃん!
ってこと。

いや、無駄って言っちゃうとこの作品をくだらないもののように捉えてるって思われちゃうから誤解を招かないようにしておくけど。

この作品は、短編で一話完結ってもので、それほどストーリー重視のアニメでもないんですよね。
ガールズトークをメインにした他愛もないギャグアニメなんです。
それほどまでに声優さんの質を問うものじゃない気がするんです。

でもすごい人たちが名を連ねてます。
そんなにセリフもないのに。

そこがまた必見です。
ぜひ声の心地よさを堪能してください。


ということで全編を通して、ストレートで小気味の良い下ネタガールズトークと、男子たちのスケベ心を、それあるある!
的なノリで展開させていってます。

そういうラッキースケベを楽しむ程度で観たらいいんだけど、この作品の主人公であるギャル子が、見た目とはまったくのギャップという性格の持ち主で、そこがとっても良いです。



学校に遅刻しても授業中に寝てても気にしないし、「サーセンサーセン」で済ませてしまう、まさにギャルなんだけど。


{netabare}
人のことをバカにしないし、陰口を叩いたりしない。

人が困っていると助けたくなる。

人の気持ちになって考えることが自然にできている。

誰にでも平等に接することが当たり前な性格など。

で、心が温まるエピソードも描かれています。
それがとても高感度が高くて素敵でした。
{/netabare}


ではキャラの紹介を簡単にしておきます。

{netabare}
ギャル子-和氣あず未さん
本作の主人公でギャルの雰囲気満載の女子高生で巨乳。
見た目がチャラチャラした雰囲気があって、取り繕うこともないことから、周りからビッチだとか遊んでるとか言われるんだけど、実は素直で純情な処女です(笑)
cvの和氣あず未さんは、これから活躍が期待される人ですね。
2015年から活動開始されていますから。


オタ子-富田美憂さん
クラスでは本来であれば隅っこでおとなしく過ごすようなオタク趣味のなのだけど、ギャル子と仲良くなってから、いつもギャル子たちと一緒にいるようになった子。
cvの富田美憂さんは、なんと16歳ですね。
経歴なんてあるはずもなく、これからがものすごく楽しみな声優さんです。


お嬢-高橋未奈美さん
ギャル子たちと仲良しの令嬢でいつもガールズトークの聞き手になっている天然でマイペースな女の子。
このキャラがいるからこの作品が下衆いものじゃなくなってる感がありますね。
cvの高橋未奈美さんは、多数でサブキャラとして活躍されています。


その他に
櫻井孝宏さん、小野大輔さん、松岡禎丞さん、中村悠一さん
中原麻衣さん、日笠陽子さん、加隈亜衣さん
など多数が出演されています。
{/netabare}


能登さんのちょっと嬉しそうで淡々としたナレーションで必ず笑えますし、その他にも直球のエロ話で笑えますので、お気軽に過ごしたい時に、
おすすめしますよ。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 25

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

能登さんのナレーションに感じる背徳感はいったい・・・!?

この作品の原作は未読です。ショート枠の作品は大概録り溜めして一気見するのですが、この作品は毎週欠かさず視聴していました。
ジャケットの見た目・・・タイトルの「ギャル子」から、女子高生を題材にした作品というのは理解できるのですが、今回一発で射抜かれたのは能登さんのナレーションでした(//∇//)

能登ボイスを聴けるのは純粋に嬉しいです・・・
何といっても爽やかですから^^
でもその爽やかさとガールズトークの内容が極めてアンマッチなんです^^;
そして能登さんのナレーションは、例えどんな嵐が来ようとも爽やかさが揺るがないんです・・・
それは「これ聴き過ぎると中毒になるんじゃ・・・」と思えるくらい危険な媚薬・・・
ただ作品を視聴しているだけ・・・能登さんのナレーションを聴いているだけなのに感じる背徳感・・・
実は毎回このギャップが堪らなく恋しくなり・・・結果的に毎週欠かさず視聴する作品となりました(//∇//)

この物語はギャル子(CV:和氣あず未さん)、ヲタ子(CV:富田美憂さん)、お嬢(CV:高橋未奈美さん)の3人が繰り広げるガールズトークが中心に描かれています。
まだ高校生のガールズトークなので基本的には可愛い題材ばかり・・・
それに皆んなすぐ赤くなるし・・・^^
そんなガールズトークに関する反応は殆ど変わりませんが、3人の容姿は著しい違いがあるのです。

ギャル子:今時のギャル風で爆乳巨尻なナイスバディの持ち主。一見チャラい感じにも見える彼女ですが、見た目と中身はまるで別人なんです。
料理が得意で親切・・・そして周囲への何気ない気配りができる女の子です。

オタ子:髪の毛はボサボサのショートヘアで小柄なメガネっ娘です。

お嬢:黒髪ロングの正統派美人という見た目ですが、中身は天然がぎっしり詰まったお嬢様です。

この見た目がまるで違う3人が親友同士・・・という設定が良いです。
勉強、スポーツ、ファッション・・・きっかけは無数にあると思いますが、同じ集まるなら同系で固まる事が多いと思います。
それはきっと共通の話題が精神的苦痛を和らげてくれたり、同じ目標を目指す際に取捨選択するレベル感が合っていたり・・・共通項が多ければ多いほど集団になりやすいと思います。

でもこの3人は共通項なんて何一つありません。
それでも3人が親友でいられるのは、本音で付き合っているからだと思うんです。

年齢を重ねれば重ねるほどそういう親友を作るのが難しくなっていきます。
ましてや就職でもしようものなら、そのハードルは更に跳ね上がります。
お互いの生活があり・・・やがて結婚によって軸足は完全に仕事と家庭に向いてしまうので尚更です。
高校生の頃の友人・・・きっと一生モノの大切な存在になると思います。
ギャル子達には是非その3人の関係を大切に育んでいって欲しいと思います。

オープニングテーマは、ギャル子、オタ子、お嬢による「YPMA☆GIRLS」
この作品は購入しなかったのでテレビで流れた分の情報しかありませんが、この歌と能登さんのナレーションが被って始まるのがこの作品のお約束だったので、印象に残っています。

1クール12話の作品でした。現在の女子高生のガールズトークに興味ある方、背徳的な能登さんボイスを堪能されたい方にはお勧めできる作品だと思います。
ショート作品の最大の魅力は、フルタイム作品より少ない時間で完走できる事だと思います。
今後もそのメリットを最大限に享受しながらショート作品の視聴を進めていきたいと思います^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 26
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

最終話まで視聴しました。どのエピソードまで?と思ってましたが、そこですか~。

視聴開始時点では原作未読でしたが
かなりツボだったので、すぐに買いに走りました。
原作3巻まで既読です。

採点と追記(?)-----

●物語●
{netabare}
女子高生あるあるなのかは謎ですが、
基本はメインキャラ3人を中心に
お下の話題を転がす展開です。
ですが、別段下品でもないですしエロくも無いです。

寧ろ『なるほど~』と思わせてくれる雑学を入れてきたり、
ちょっと良い話を挟んでみたり。

ほぼ原作既読で視聴したのですが、
アニメでどんな描写をしていたのか見直したいですが・・・
地上波無いので録画なんてできるはずもなく。
円盤待ち(レンタル)の状態です。

ショートアニメですが、
同時期の某作品に比べれば尺はあるので
結構味わえてる感覚はあります。
{/netabare}

●キャラ●
{netabare}
メインである「ギャル子」「オタ子」「お嬢」を中心に
脇を固める人物も中々の曲者揃いで。
本名を用いず、あくまで「仇名」で進むので分かり易かったかと。
(名前が使われてそうだったのは先生だけかな?)

仇名とはいえ「肉子」とか
実際に付けてたらイジメと認識されかねないですがw
クラスの雰囲気が全くそういう方向を感じさせないのも凄いです。

原作にはクラスメイト各々の描写もされてるので
気になるキャラがいましたら、そちらもオススメします。

やはりイチオシはギャル子。
見た目からは明らかに・・・なのですが
その実、優しくて純粋で。
男女問わず人気があるのも納得できます。
ビジュアル的にも破壊力大。
そのギャップが良いのでしょうね。
{/netabare}

●声優●
{netabare}
何というか・・・無駄に豪華w
脇役やチョイ役に有名どころを起用してるのが印象的。
先生やクラスメイト、果てはバフンウニまでw
そして更にはナレーション&SE。

主人公であるギャル子の声優さんは
デレマス早苗さん役の和氣あず未さん。
ほぼ平行時期にデレステイベントで報酬になっていた為、
声聴くとどっちのキャラも思い浮かんでしまいますw
{/netabare}

●作画●
{netabare}
ネット配信を無課金で視聴した為、
作画についてはコメントし辛いです。
ですがそれを考慮に入れても
安定した作画だったのでは?と思います。
心底円盤で視聴してみたいので期待しています。
(近所のレンタル屋さん、入れてくれるよね?)

原作に比べて一般受けしやすい(?)デザインかと。
スタイル的には変更無しだと思いますがw
{/netabare}

●音楽●
{netabare}
CDを聴いてビックリ。
まさかの、能登さんナレーション付きw
毎回OPのラストにキャラ紹介的に入ってたわけですが、
原作枠外のキャラ紹介文がベースと思われるので
全くのナレーション扱いかと思いきや・・・。
一番オーソドックスなパターンでしょうが収録されてますw

キャラソンも収録されてるのですが・・・
ギャル子のキャラソンが古めのダンスミュージックのようでして。
前述のデレマス「早苗さん」のソロ曲もそんな雰囲気の曲調で
2曲ですが、『和氣さんのイメージなのか?』とw
{/netabare}

●追記●
{netabare}
2016冬クールタイトル内では上位。
ショート部門としても「大家さん」を抑えてトップかと。

まともな画質で視聴し直したい作品なので、
円盤期待してます。ホントお願いします。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

77.3 22 クラスメイトアニメランキング22位
異世界かるてっと(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (504)
2319人が棚に入れました
「オーバーロード」「この素晴らしい世界に祝福を!」「Re:ゼロから始める異世界生活」「幼女戦記」。総シリーズ累計1600万部超え、BD&DVDシリーズ総売上枚数50万枚超えを誇る4作品が、ぷちキャラアニメになって大暴れ!ある日突如として現れた謎のボタン。ポチっと押すと、なんとさらなる異世界へ転移してしまう!!そこには他世界から転移したキャラクターたちも大集合していて…!?

声優・キャラクター
日野聡、原由実、上坂すみれ、加藤英美里、内山夕実、加藤将之、三宅健太、福島潤、雨宮天、高橋李依、茅野愛衣、小林裕介、水瀬いのり、村川梨衣、新井里美、子安武人、悠木碧、早見沙織、濱野大輝、笠間淳、林大地、三木眞一郎、玄田哲章、大塚芳忠
ネタバレ

TAMA さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ピンポ〜ン…から始まる異世界学園生活!

『オーバーロード(ぷれぷれぷれあです)』『幼女戦記(ようじょしぇんき)』『この素晴らしい世界に祝福を!』『Re:ゼロから始める異世界生活(Re:ゼロから始める休憩時間 / Re:プチから始める異世界生活)』の4作品のミニアニメを1つにまとめたカオス作品。


原作・?
アニメ・全話視聴。(全12話・15分アニメ)

↓(2019:4/18に執筆)
{netabare}

全作品好きでミニアニメの方も視聴してたので現段階で放映されてる2話まで観ましたが、私的にはお気に入りです。
『このすば』のお陰で「オチ」というか「ボケとツッコミ」というかギャグキャラが居るからストーリーもスムーズに進んでると思います。

うん、気になるのはパワーバランスがどうなってるかが知りたいですね。異世界特有の『魔法』とか『特殊能力』とかこの世界ではどうなってるのか?そして誰がこの世界に彼等彼女等を転生させたのか?これからの展開が楽しみです!


OP曲は『大石昌良さん』の作詞作曲だったので世界観に合った歌でした。
ED曲は作曲が『ヒャダインさん』とドット絵がマッチしてたと思います。
…しかしED曲名『異世界ガールズ♡トーク』なんですがそのセリフ部分で「女子会」ってフレーズが出てきたんですが…おやおや?
あれ?『ターニャ』は「女子」で良いのかな?
確かに身体は幼女だけど中身は確か…(笑)


4作品が1つになってるので声優さんが2キャラ演じたりなどCVには大変な作品になるかもだけど最後までしっかり演じて欲しいですね。
…ん?あれ?『このすば』ってミニアニメあったっけ?特典で『ロック○ン』みたいなんはあったけど。…あれれ?


個人的には『異世界転移物』では無いけどミニアニメで『少女終末旅行』もKADOKAWAチャンネルでやってたので登場しないかな?と淡い期待を…って無いですよね。
教室の机は何個か空席あったしやってくれないかな。

観終わったらまた書きます。

{/netabare}


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

↓※追記+視聴後感想など。(2019:06/30執筆)

おいおいおいおい!15分アニメでこんな贅沢な声優さん達を主演させるなんて!4作品好きな私にはとても楽しめた作品です♪

しかし『このすば』の『バニル』と『オーバーロード』の『宮野』…あ、違う。『パンドラズ・アクター』が揃うととても鬱陶し…あ、いやいや、とても面白かったです(笑)
この組み合わせは絶対アドリブふんだんに入れてるだろうなぁ。現場大変そう。(編集の意味で尺も)


この4作品の共通点は『異世界』に『転生』または『召喚』された主人公。(KADOKAWA作品のみ)
それぞれの世界のサブキャラ達含めまた違う『異世界』に行って一緒に過ごすと言うもの。パワーバランス(ステータス込み)やスキル等は制限や改変されてるようだけど詳細は不明。
ハッキリしてるのは『死んだら生き返らない』ことくらい。(スバル、どうする?(笑))
なぜこの『異世界』に【転生】されたのかも詳細は分からず、この世界では『学園生活』をやらなければならない。
断ると「校則違反につき、指導が入る」らしい。
【指導】とは何か?
とりあえず学園生活を崩壊させないように過ごす事になるのだが…
って感じですね。ここらへんは2期決定したからそっちで分かるのかな?と思います。


『転生』と『召喚』で思ったんですが、『ターニャ』と『カズマ』は死んで異世界へ、『アインズ』と『スバル』は生きていて異世界へ、もし異世界から帰る事が出来たとしても『アインズ』と『スバル』しか帰れないんだなと…。
ま、そこは別に良いとしてこの関係性もこの『異世界』ではパワーバランスとかに影響するのかな?とか考えたりちょっと変な楽しみ方をしてました。


さてさて感想も書きます。

4作品を知っててミニアニメも許容出来る方なら楽しめるかもしれない作品ですね。欠点は4作品の世界観を壊したくない、4作品のどれ1つも知らない等の方にはつまらないかもしれませんね。
つまり『ファンの為の作品』だと私は感じました。

…同級生に幼女や悪魔が居るってどんな感じだろう(笑)鬼っ娘メイドや他クラスには戦闘メイドも…って設定、強いな。
しかし『アインズ』も大概だが『ラインハルト』はチート過ぎる。


ギャグ作品としても楽しめましたがキャラの組み合わせやCVの組み合わせ、作品を知ってれば笑いどころが多々あったり、かと思えば#5のED曲『Hollow Veil』が流れなぜかしんみり展開に…、ED曲後の1枚絵もコラボ作品だからこそ描ける組み合わせなど本当に贅沢な時間を楽しめました。
『ラム』と『コキュートス』の組み合わせは意外な笑いが産まれ、CV『小林 裕介さん』と『高橋 李依さん』は『スバルとエミリア』と『グランツとめぐみん』で趣き深かったです。
『グランツとめぐみん』の絡みは絶対意識したな、『エリスとシャルティア』の【パッド】も(笑)

後半では『このすば』の『駄女神(アクア)』の立ち位置が危うくなり『クリス』が!?
『カズマ』はこの世界でも『クズマ』加減を!?
だからかも知れないが『スバル』が凄くまともに見える。『アインズ』も『このすば』のキャラ達の扱いも笑えた。
ただ今回『カズマ』のスティールは不発多し。2期では誰かのパン○をやるのか!?

空席もやはり意味があったみたいでラストに「今日から転校生が入って〜…(終了、2期へ)」
と、2期も凄く楽しみな作品です!






『ゆんゆん』、この世界でもやはり扱いが…(泣)

2期で3組にも転校生が来ればいいね(汗)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(2019:12/12更新)

2020年1/14から第2期が放送決定ですね。
今から楽しみです!
なんと転校生はティザーで紹介されましたが『盾の勇者の成り上がり』のキャラクターに決まりました!このキャラ達がカオスな連中とどんな効果をもたらすか、楽しみですね。

3組には果たして転校生が来るのか…??



しかし『異世界かるてっと』ですけど『盾の勇者の成り上がり』のキャラクター足したら5作品ですよね?『五重奏』や『クインテット』…作品的に『異世界くいんてっと』とかにならないのかな?

後は2020年4月から『RE:ゼロから始める異世界生活』の2期が始まりますがその場合『異世界かるてっと』の世界から一時離脱するのかな?…って別世界の話だから関係ないか(笑)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

キャラクター濃すぎ

異世界キャラクター大集合のギャグアニメ。キャラクター達が個性的で面白かった。
中でも安定のクズマ含めたこのすばメンバーが好きだった。これはターニャにしばかれてもしょうがない。

プレアデスいなくて残念だなあと思ったけど、いてくれて安心した。もっと出番ください。

もう一回それぞれを見返したくなるような作品だった。それに、それぞれを見てから見たほうが絶対面白いはず。

2期あるみたいだから楽しみ。転校生は誰だ。

OP
異世界かるてっと 歌 アインズ(日野聡)、カズマ(福島潤)、スバル(小林裕介)、ターニャ(悠木碧)
ED
異世界ガールズ♡トーク 歌 アルベド(原由実)、アクア(雨宮天)、エミリア(高橋李依)、ターニャ(悠木碧)
Hollow Veil 歌 nonoc


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
「オーバーロード」「この素晴らしい世界に祝福を!」「Re:ゼロから始める異世界生活」「幼女戦記」。総シリーズ累計1600万部超え、BD&DVDシリーズ総売上枚数50万枚超えを誇る4作品が、ぷちキャラアニメになって大暴れ!ある日突如として現れた謎のボタン。ポチっと押すと、なんとさらなる異世界へ転移してしまう!!そこには他世界から転移したキャラクターたちも大集合していて…!?監督・脚本≪芦名みのる≫、キャラクターデザイン・総作画監督≪たけはらみのる≫、アニメーション制作は≪スタジオぷYUKAI≫が担当。「ぷれぷれぷれあです」「Re:プチから始める異世界生活」「ようじょしぇんき」と、ぷちキャラアニメ界を牽引してきたスタッフ陣が、異世界系ライトノベル4作品のクロスオーバーアニメーションに挑む!

1. 集結!かるてっと
カズマたちはひょんな事から、異世界へ転移する謎のスイッチを押してしまう。アインズ、そしてターニャもスイッチを押してしまい、異世界へ転移!転移先はまさかの……!?

2. 緊迫!じこしょうかい
唐突に始まってしまった学園生活。緊張した面持ちの面々を気にすることなく、担任のロズワール先生は彼らに自己紹介をさせるのであった。そして放課後の帰り道、アインズ達を待ち受ける者がいる。それは……!?

3. 膠着!くらすめいと
とりあえずは学園生活を送るしかないと覚悟を決める一同。そんな中、ターニャは同級生の中に、自分を異世界に転生させた自称神こと「存在X」がいるのではないかと疑いを持ち始める。

4. 邂逅!くらすめいと
一触即発状態になってしまったアインズとターニャ。しかし、アインズのある一言をきっかけに状況は一変する。一方、スバルはカズマにある確信をもった問いかけを投げかける。

5. 炸裂!こんしんかい
ロズワール先生の計らいにより開催された懇親会。親睦を深めるため、くじ引きで選ばれた者が「かくし芸」を披露することに。果たして選ばれるのは…!?

6. 決定!いいんかい
懇親会も無事に終わり、ほっと一息ついた一同。ところがまたしてもロズワール先生の一声で、今度はクラス委員を決めることに!?

7. 遂行!いいんかい
とうとう始まった委員会活動。これまで関わったことのないクラスメイトたちが一緒に行動することに。

8. 準備!りんかいがっこう
臨海学校で行うアクティビティを決めるため、緊急ホームルームが開かれる。ところが、すんなりと話が進むはずもなく……

9. 満喫!りんかいがっこう
いよいよ、待ちに待った臨海学校!アクティビティ盛りだくさんの楽しいイベントになるはずが、単なるバカンスでは終わらないようで…!?

10. 参戦!らいばるたち
楽しかった臨海学校も終わり、いつもの日常が戻ってきた。ところがひょんなきっかけから、別クラスの存在が明らかになり…!?

11. 協力!たいいくさい
ついに、クラス対抗の体育祭が開幕!一進一退の攻防が続く中、まさかの参戦者が…!?

12. 団結!かるてっと
先生チームにまさかのデストロイヤー参戦!果たして2くみは勝利を掴み、元の世界に戻ることができるのか…?

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

イッツ ア ”ぷち”ワールド

この作品のタイトルだけ見ても何の作品なのかは全然分かりません。
ですが、ジャケットを見たら錚々たる顔ぶれに誰もが度肝を抜かれることでしょう。

この作品は、以下の4作品のクロスオーバー作品なんです。
『幼女戦記』
『オーバーロード』
『この素晴らしい世界に祝福を!』
『Re:ゼロから始める異世界生活』

それぞれの作品の主要キャラがぷちキャラとなり一堂に会する…
正に「KADOKAWA」ならではの作品だと思います。

正直、これまで「KADOKAWA」にはあまり良い印象を持っていませんでした。
もう少し続きが見たいのに、というところで終わってしまう「角川10話枠」作品…
勿論続編が制作された作品もありますが、物足りなさを感じるるのは否めません。

ですが、やはり一番印象に残っているのは、「そらのおとしものFinal 永遠の私の鳥籠」でしょう。
もともとは、3期の制作が決まっていた作品です。
それがいつの間にか劇場版になり、待ちに待って公開された作品はたったの50分…
しかも、冒頭から全く物語についていけない展開…
もともと「そらのおとしもの」は素晴らしい作品だと思います。
どういう大人の事情があったのかは分かりませんが、原作をもっと大切にして欲しかったと本気で思いました。

でも、この作品の制作に踏み切ったのは英断だと思いました。
4つの作品の主人公に共通しているのは、みんな異世界に飛ばされていること…
一度飛ばされたのだから、もう一度くらい飛ばされたって良いじゃない…みたいなノリには若干の雑さは感じましたが、面白ければ結果オーライなんだと思います。

それに、これらの作品の融合により面白さがより付加されたと思います。
例えば、女神アクアはアンデッドであるアインズに対してどんな反応を見せるのか…
めぐみんの「エクスプロージョン」と、ターニャの魔法はどちらの方が威力が強いのか…
少し考えただけでもこんなに面白そうな要素があるんです。

キャストについては今期一番の豪華声優陣だったのではないでしょうか。
それぞれの作品の主要キャラが総出演しているんです…
キャラが多すぎて、存在感の薄いキャラもいましたし…
贅沢と言えなくもありませんが、時折無駄遣い感を感じたのも事実です。

それと配慮されていたと思ったのが、声優さんと物語の関係でした。
今回りえりーはめぐみんとエミリア、うっちーはマーレとパックが配役となっていますが、同一回で二役同時に登場することは無かったと記憶しています。

作品を完走して感じたのは、皆さんとてもマイペースだったということ…
主人公の異世界転生は2度目なので、多少なりとも耐性はあると思いますが、その他のキャラは転生自体が初めてであるにも関わらず割とすぐ馴染んだ感がありましたし、日々の行動も基本的には作中の印象通りで、イメージが崩れることもありませんでした。
それでもそれぞれの作品がしっかり融合しているのですから、相乗効果はあったんだと思います。

総シリーズ累計1600万部越え、BD&DVD総売上枚数50万枚を超える4作品が勢揃いするこの作品…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、アインズ、カズマ、スバル、ターニャによる「異世界かるてっと」
エンディングテーマは、アルベド、アクア、エミリア、ターニャによる「異世界ガールズ♡トーク」
それぞれのキャラの特徴を素で楽しめる楽曲だったと思います。

1クール全12話の物語で、しっかり堪能させて貰いました。
そして嬉しいのは、最終回の最後で2期制作が発表されたこと…
続編の情報を楽しみに待っています。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17

74.9 23 クラスメイトアニメランキング23位
ラーメン大好き小泉さん(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (569)
2287人が棚に入れました
今日もどこかで、彼女はラーメンを食べているー
クールで無口な美人女子高生の小泉さんは毎日おいしいラーメンを求めて食べ歩く生粋の“ラーメン通”だった。
小泉さんはラーメン以外のことには興味がなく他人と馴れ合わない。ただひたすら求め続けるのは“ラーメン”のみ!
ラーメンあるところに小泉さんあり!ひたすらストイックにラーメンを食べ続けるその姿は見る人すべてを魅了する。
ガツンと本格派ラーメングラフィティ、いざ着丼!

声優・キャラクター
竹達彩奈、佐倉綾音、鬼頭明里、原由実、中村悠一、植田佳奈、豊崎愛生
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

LaLaLa♪ ラーメン大好き剣道部(さん)w

[文量→小盛り・内容→各話感想系(てか食レポ)w]

【総括】
レビュタイ通り、私は無類のラーメン好きです。最後の晩餐はラーメンが良いと公言していますし(笑)だから、かなり楽しめました。が、本来はショートアニメの方が良さそうな作風でしたね。

日常系ラーメンアニメ。まあ、唯一無二の作品として、アニメ(ラーメン)好きなら見る価値はあるかと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
てゆーか若い方は、「ラーメン大好き小池さん」を知らないんじゃないかな? なんて心配をしたり(笑)

これは各話感想が中心なので、そちらに!
{/netabare}

【~ラーメンアレンジレシピ作ってみた~】
テレビとかで紹介するモノを、実際に作った時に追記をしようかと思います。

《ジョブチューン 超超超簡単な大人の塩レモンラーメン ★★★》
{netabare}
先日放送の、第3回アレンジラーメン大会で優勝したレシピ。らぁ麺杉本発案。

①無糖レモンサワー500mlを2分沸騰させ、アルコールを飛ばす。

②サッポロ一番塩ラーメン(1袋)とあさりの水煮缶を汁ごと入れて、3分煮る。

③粉末スープと付属のゴマ、シーチキン(油ごと)を入れる。

以上。簡単ではあるが、1から材料を揃えると、1人前500円程度と、そこまで安くはない。

味は、レモンサワーの酸味と苦味が味に深みをつけ、アサリとカツオの魚介系の旨味がガツンとくる、結構濃厚で、食べごたえのあるラーメン。上手いは上手いし、500円なら、そんじょそこらのラーメン屋よりは上。

ただ、レシピ通り作ると、やや塩味が強い。使うあさり水煮缶やシーチキン缶の種類にもよるが。

個人的には、水煮缶は小さいものか、半分くらいの量にするか、単純に、水とレモン汁で作っても、安くて良いと思った。よって、評価は★3。作って後悔はないが、もう次は作らないかな? という感じ。興味があれば作ってみても良いかなというレベルでした。
{/netabare}


【各話感想(ラーメンレビューw)】
{netabare}
1話目
タイトルだけで、二郎だと分かるよねw 二郎は、7~8回食べたかな(私は池袋の二郎中心)。 あんまり好きじゃない(7,8回も食べといて笑) 二郎って、最初の三口は世界で一番旨い。しかし、中盤になると、う~むとなってきて、終盤は、二郎に来たことを後悔する(笑) でも、2、3ヶ月くらいすると、な~んか食べたくなる。んで、また後悔するw いや、肉ダブル野菜マシはキツイって、よく完食したな(笑) 二郎は、ある意味戦いだよね(笑)

熊本ラーメンといえば、桂花はたまに行ったな。マー油使えば、学食の安いラーメンでもそこそこ旨くなるよね。

天一は、あんまり行かないんだよな~。2、3回くらいかな? でも、京都に一人旅した時に、本店には行った(笑) 最初は京都で「鴨蕎麦」「鰊蕎麦」「茶蕎麦」なんか食べてたけど、コッテリが恋しくなってw

2話目
蒙古かいw 池袋西口店は何度か行ったな。入り口入ってすぐにポケットティッシュが100個くらい積まれてて、最初は何かと思っていたけど、食べて納得。口やら汗やら拭くのに1つ使うんだよねw 北極、1度だけ完食したな。自分は、「味噌タンメン(ちょい辛)」に「プチ麻婆丼」を食べてた、軟弱者です(笑)だって、蒙古のラーメン、ジャリジャリするんだもんw 普通に、味噌タンメンがピリ辛で一番旨いと思うんだけどw

お? 小泉さん、岩手来てくれたの? アザっす♪ レアチーズキムチ納豆、、、柳屋さんかな? まあ、旨いよ。でも、正直、「ラーメン」の旨さとしては、東京の名店の足元にも及んでない。試しに、カップラーメン(味噌か醤油が良いけど、豚骨でも、最悪塩でも良いです)に、納豆とキムチとチーズ入れてみて下さい。そんな味です。いや、勿論店だからカップラよりは旨いしバランスもとってるけど、やっぱり強すぎるからね、発酵トリオが。岩手は推したいけど、ラーメンではウソをつけないな、、、。岩手に来たら普通に、冷麺かじゃじゃ麺を食って下さい(汗)。

パイナップルラーメン。食べたことないけど、多分、不味くない。昔、行きつけだったラーメン屋が、(つけ麺の)隠し味に使ってるって言ってたし。酸味と甘味は、ラーメンと相性良いし。

3話目
ハワイのマックって、そうなってるんかい(笑) 一蘭ね。1回しか行ったことないな。湯気通しを分かっているとは、流石、小泉さんw

最近のインスタントラーメンは、凄いよね。アレンジ楽しいし。今までのラーメンで一番旨そうかもw 音楽の感じは、「孤高のグルメ」を意識してるのかな?

4話目
たいめいけん は1回行ったけど、普通にオムライス食ったな。ラーメンコーナーがあるのも知らんかった。

一風堂ね。自分は赤だな~。世界進出してるんだよね。まあ、ベーシックだしね。個人的には、もっとコッテリが好き。

カップラーメン、レベル高いよね。多少高いヤツなら、ヘタな店より旨いことあるし。まあ、女子高生二人でコンビニでラーメン食ってたら目立つよね。


5話目
トマトラーメン、この店かはわからないけど、昔、東京駅のラーメンストリートで1回食べた記憶が。イマイチだったなw

ミドリムシラーメンは、知らんかったw

無敵屋、池袋を根城とする者にとっては身近な存在。確かに、旨い。しかし、正直「行列ほど旨くない」と、勇気をもって言いたい。歩いて数分の範囲に、あまり並ばずに食べられる、光麺池袋本店、麺屋武蔵二天さんをオススメする。10分程度歩いていいなら、BASSOドリルマン、俺の空池袋店なども良い。無敵屋のすぐ近くに「ばんから」もあって、味的にはまあまあだが、すぐに濃厚系を食べられるし。池袋のラーメン店は、学生時代にガチで全部食ったからな(笑)


6話目
新宿の凪さんですね。ここは有名店だし、行ったことある。クオリティは高かったけど、極煮干し系はあまり好みじゃないんだよね。朝ラーは、私もしますよ。冷やしラーメンって、山形に行った時に食べたけど、正直微妙でした(その店が不味かっただけかもしれないけど)。冷やすという性質上、油が固まって気持ち悪くなるから、どうしてもアッサリ目になる。んで、私はコッテリが好きだから好みじゃない。だったら普通に、冷やし中華とか冷麺、なんなら素麺とか蕎麦の方が旨いと思うんだよね。

ラーメン博物館は楽しいよね♪ 志那そばや は、池袋に店があった時に行った。「まずまず旨いけど、面白くない味」ってのが感想です。素人が普通に作った味のバランスなんですが、単純に最高級のものばかり使ってるから旨く感じるって感じ。まあ、二度目食べたいとは思わなかったかな。

7話目
純粋な日常系としては、やはり面白くないw 浅草シリーズ。食べたことあるのは与ろゐ屋だけかな。シンプルに旨かったな~。

ただ、青森には住んでいた時期もあるので、青森ラーメンには詳しいっす。今回紹介してたのは、現地では津軽ラーメンと呼ばれていて、青森県の西側で食べられているものですね(油使わないやつ)。本当に、蕎麦の汁にラーメン入れたみたいですよw 他にも青森県のご当地ラーメンといえば、「味噌カレー牛乳ラーメン」と「極(ごく)煮干しラーメン」なんかがありますね。「味噌カレー牛乳ラーメン」は、なかなかカオスだけど美味しいよ。試しに、インスタントで良いから、味噌ラーメンにカレー粉と温かい牛乳とバター入れてみて下さい。最近はチーズも入れたりしますw 「極煮干し」は、今は青森では一番メジャーですね。煮干しが滅茶苦茶濃くて、やや苦味やえぐみを感じるレベルですが、それが旨さに繋がるよう、下処理を丁寧にしてるんですよね。私はあまり好きではないのですが。

8話目
袋ラーメンの店、昔にぷっすまかなんかで観たかな? 袋ラーメン、ほぼ知らない(汗) 普通にサッポロ一番とかを豆乳で作ったりはするけど。小泉さんの香りってw

家系は結構好き。吉村家も行ったし、当然、六角家にも行った。ご飯にホウレン草乗っけてノリで巻いて食うと旨いよね。私もそれやります。ラーメンのノリはダシの味変を楽しむんだよ。ラーメンは基本的に、具を動かさず、ノリの周り、チャーシューの周り、ネギの周り、それぞれのスープを楽しむんだよ。私は大抵、1回目は普通に。2回目は濃いめ多目硬めです。まこと家は旨かったな~。


9話目
山でラーメン。経験なしw どちらかといえば、うどんが食いたくなるな。

秋葉の野郎ラーメンは有名店だし、行ったことあります。まあまあだけど、2度行こうとは思わなかったな。二郎の方が旨い。ナンバー86は知らんかった(笑)

背油チャッチャ系は大好きです。ホープ軒も当然いきました。アニメのは国立競技場のとこの? 私は大塚に行くことが多かったかな。野方ホープも行ったし、無鉄砲も行ったな。この中だと、野方ホープが一番旨かった印象。

10話目
あんまりこういう、イロモノ系はいかないな。コワイコワイコワイ(笑)

回転寿司のラーメン、最近レベル高いらしいね。回転寿司自体にあまり行かないからな(普通の寿司屋はよく行くけど)。

神楽坂飯店には行ったことないな。ギャル曽根さん並みに食うな(笑)


11話目
神座さんは、池袋東口店に1回行った。大阪の人気店という触れ込みだったのですが、ちょいがっかりしましたね。不味くはないけど、私はもっとコッテリが好きだし。確かに、すき焼きの後にスープで割ってラーメン入れた感じ。白菜は、もっとシャキシャキが好き。まあ、本店の味は知らないけど。

丈六? 大阪のラーメン屋さん? 大阪、行ったことないしな~。どの店も知らない(汗) 鳥白湯は好きだけどね。まあでも、大都市大阪のラーメンが不味いわけないよね♪ あれ? ラーメンのサイドメニューじゃなく、たこ焼き食うの? 意外。

12話目
名古屋は一回だけ、剣道の大会で行ったな。前泊して、2泊3日で。大抵、どこに行ってもラーメンを食べる剣道部も、流石に名古屋ではラーメンを食わなかったなw 食いたい名古屋飯が多過ぎて(笑)

台湾ラーメンは、東京で食ったな。味仙さん。上手かったけど、ラーメンという感じは薄かったな。でも、辛かった。

さて、ラーメンレビューの〆としては、やはり、「俺のNo.1ラーメン店」を挙げなければならないだろう。。。

これは、正直、ツライ作業。No.1にしたい店が30店舗くらいある。。。

東京で初めて食ったラーメン、「光麺 池袋本店」の衝撃は、今でも忘れられない。「俺の空」はリスペクトしている。「BASSOドリルマン」の油そば超ウマイ。「巣鴨の 蔦」は、流石にミシュランだった。とんこつなら「無鉄砲 中野店」だろうか。

本当に迷うけど、一番「感動した」という観点なら、東十条にある「麺処 ほん田」。ここのつけ麺に感動した。麺は極太で、始めは 「ん?」と思ったが、食べて納得。濃厚なつけ汁をつけると、最初ははバーンとつけ汁の香りが立つけど、噛んでいるうちに、麺の小麦の香りとまざり、絶妙な味を醸し出す。そして、ちょうど噛み終わるタイミングで、つけ汁は気配を消し、最後は小麦粉の豊かな香りだけが鼻から抜ける。

私はここでつけ麺を食った時、初めて、「綿密な計算」を感じて。なんか、どのくらいで客が食い終わるかとか、どう楽しむとか、ちゃんと計算しているんだと感じた。私が、ラーメンにハマるきっかけになった店です。

ということで、私のNo.1ラーメン店は、「東十条 麺処 ほん田」です。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 51
ネタバレ

おぬごん さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

小泉さんのおかげでラーメン屋に行く頻度が増えました…

ただでさえ体重気にしてるのに……

……じゃなくて、実写ドラマ化もした人気漫画が原作です。木曜飯テロ枠その1ですねw
ちなみに私がこの作品を知ったのは、よく行く近所のバーミヤンのテーブルに「バーミヤンが漫画で紹介されました!」って貼り紙が貼ってあったのがきっかけだったりしますw

基本的には美少女JKの小泉さんがラーメンを食べるだけの話なのですが、それだけに視聴者を飽きさせない工夫が見事でした
ラーメンに合わせた話作りもそうですが、相方(?)の悠と、いかにもJKな美沙と潤の使い分けが良かったですね
特に一話通じて悠が登場しなかった9話からの、続く10話のギャップは凄まじいものがありましたwww
Abemaの最速放送だと前回→最新回と2話連続放送なので、その落差がより際立ったんですよねw

ラーメンの紹介も丁寧で、かつ薀蓄や美味しく食べるポイントなどもしっかり抑えていて好印象でした
特に印象的なのが、小泉さんが他人に「それ美味しいの?」と聞かれた時に必ず言う「私は好きです」という言葉です
作中登場する尖ったラーメンの数々は、人によって好き嫌いが分かれて当然
それを分かった上で「美味しいよ!」「絶対食べてみて!」と言わず「私は好きです」と言える小泉さんに(作者に)、確かなラーメン愛を感じました
あと、つけ麺や汁無し麺に逸れず、ラーメンだけで完走したのも評価したいですね

メイン4人のキャスティングには実は結構こだわりがあって、恐らくオーディションじゃなく指名だったんでしょうね
小泉さん役は声優界の食いしん坊代表・竹達彩奈、悠役は百合が大好きで花澤香菜について語り出すとかなりヤバイあやねる、美沙役はラーメン屋でバイトするほどのラーメン好きの鬼頭明里、そして潤役は声優界きってのラーメン好きとして有名な原由実
食いしん坊やラーメン好きが演技に活かされていたのかはちょっと分かりませんが、あやねるの悠は演技なのか素なのか分からなくて、毎回笑わされましたw
『ゆるキャン』のレビューで「なでしこの『リンちゃ~~~ん!』は何度聞いても幸せな気持ちになれる」と書きましたが、悠の「小泉さあああん!」は何度聞いても笑ってしまいますw
あと麺をすする音、あれどう録ってるんでしょうか
『うまるちゃん』では田中あいみが実際にカップ麺を食べてましたけど、この作品で毎回麺を食べてたら声優の負担が半端ないでしょうし…w

酷い歌詞(褒め言葉)なのにいい歌なOP、EDも好きです
インスタントorカップラーメンのCMパロディと、テレビの変遷を描いたEDも素晴らしかったですね
余談ですが、放送前は「ドラマ同様にOPかEDのどっちかはあの曲のカバーになる」と予想…いや、確信していたんですが、違いましたw


明るく楽しく丁寧で、多種多様なラーメンのように飽きさせない作りで、毎回飯テロされていました
タイトルのとおり、小泉さんのおかげでラーメンの魅力を再確認し、ラーメンの消費量が増えてしまいました……
ダイエットアニメはよ……



~以下、ラーメン好きとしての余談~
実は私、あにこれに来る随分前はアニメじゃなくラーメンのレビューサイトにいたほどのラーメン好きですw
というわけでこの作品に出てきたラーメンについていくつか語っていきます
※アニメ本編にも触れてますが、ほぼ自分語りです
{netabare}
・一杯目「ヤサイマシニンニクカラメ」
言わずと知れた「ラーメン二郎」。このアニメを見て数年ぶりに池袋店に行きましたw
不意打ちを食らった悠がちゃんと完食したのはかなり好印象でした
私は「ヤサイマシカラメニンニク少なめ」でいつも頼んでます。ニンニクあんまり好きじゃなくて
ただ私は、二郎を食べることに全く苦痛を感じないタイプです。最初から最後まで美味しく完食します
ちなみに私の青春だった高田馬場店は私の卒業と時を同じくして閉店し、現在は花屋になっていたり…
その後早稲田通りにできた用心棒にもよく行ったんですが…そこも潰れたんですよね
ジャンクガレッジも潰れちゃいましたし、早稲田~馬場はJ系に厳しい

・一杯目「こってり」
こちらも言わずと知れた「天下一品」。そしてこちらもアニメを見て2年ぶりくらいに食べましたw
サイドメニュー含めてカロリーと味の暴力ですよねw
大学時代たまり場だった友人の家の近くにあったので、私にとって天一は大学時代を思い出す一杯です

・二杯目「北極」
こちらも有名な「蒙古タンメン中本」。放送期間中、EDを歌っている西沢幸奏とコラボしていましたねw
私は辛いのが苦手なので、いつも味噌タンメン野菜増しを頼みます
蒙古タンメンくらいなら完食できるんですけど、翌日の腹と肛門が……

・三杯目「味集中カウンター」
こちらも有名店「一蘭」ですね。ここを選ぶ小泉さんが非情すぎて笑いましたw
味は王道を征く豚骨ラーメンで美味しいと思いますが、福岡県民的には値段が…(後述)

・四杯目「ようしょくてん」
たいめいけんにラーメンがあるのは知っていましたが、あんな裏口みたいな所があったんですね!
オムライスしか食べたことないけどw
ボルシチとコールスローの味と安さは衝撃的でしたね~

・四杯目「赤or白」
「一蘭」と双璧をなす豚骨ラーメンの有名店「一風堂」ですね。
ちゃんとモヤシに触れていたのは素晴らしいですね!モヤシあってこその一風堂です!
ただ一風堂はぶっちゃけそこまで美味しいとは思わないんですよね…そして一風堂も値段がネックで…
福岡のラーメンって400円~600円+替え玉100~150円あたりが相場なので、普通の福岡県民は一蘭や一風堂をはじめ、博多の駅ビルに入ってるような700円超のラーメン屋に入るのは躊躇しちゃうんですよね~

・五杯目「行列」
池袋の「無敵家」!懐かしいな~、行列に引かれて大学入ったばかりの頃よく行きました!
でも無敵家は確かに美味しいんですが、あれだけ並んで食べるほどかと言われるとまた微妙でして…w
池袋には他にもっと美味しい店があると気付いてしまったので、もう何年も行ってないですね~

・七杯目「全国」
「与ろゐ屋」と「伊藤」はラーメン狂時代に行きました!
どっちも浅草らしい、シンプルに出汁と醤油で勝負する素晴らしい味でした
ちなみに放送当時「与ろゐ屋じゃん!」ってツイートしたら、与ろゐ屋の公式アカウントにファボられましたw

・八杯目「家系」
家系は男の味ですよね!男回にしたのほんと分かってるな~!
まあ普段出ないキャラな分、この回だけちょっと台詞回しが下手だったけど…
家系は大好きなんですが、恥ずかしながら吉村家はまだ行ったことがないんですよね~
球界を代表するラーメン通・阪神メッセンジャーが最も愛する吉村家…いつか行ってみたいです

・九杯目「背脂」
同じ背脂でも燕三条系ラーメンは好きなんですが、背脂チャッチャ系はあんまり好きじゃないんですよね…
この回にも出てきた無鉄砲なんかは、一緒に行った友達は絶賛でしたが私は無理でした

・十二杯目「名古屋」
台湾ラーメンは微妙ですが、台湾まぜそばは大好きです!
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

今は無きTVチャンピオン「ラーメン王選手権」を想う。(登場ラーメン店視聴メモを追加)

第2話までを視聴済みで、これを書いています。有名タイトルである原作マンガですが、未読です。
(→ その後、原作コミックスは既刊分を読みました!)

ある意味「美麗な女子高生の好物がラーメン」という出オチで終わってしまっているという見方もありますが、小泉さんのラーメンを食べる姿勢、態度はたぶんラーメン好きな人のそれであろうと思いますので、好感度は高いです。

ところで二十年以上前から十数年前までの間、テレビ東京系の番組で『TVチャンピオン』という雑学や特技などを決められたテーマで出場者が競う番組がありました。

この番組は現在も特番として放送される『元祖!大食い王決定戦』のご先祖様なのですが、そのTVチャンピオンの競技のひとつとしてラーメン店に関する知識を競うという「ラーメン王選手権」というのがありました。

私自身はラーメンは嗜む程度ですが、過去にこの番組は好きで観ていたので、小泉さんが語るラーメンについての蘊蓄は頷けるところも多々あって面白いです。ちなみに私も小泉さん同様、基本的にラーメンは独りで食べることが多いです。

ということで個人的には小泉さんのように熱心にラーメンを食べまくることはありませんが「ラーメン図鑑」的な興味は引き続き持っているので、おそらく視聴し続けると思います。

あ、「出前一丁」とかは凄くわかりやすいですが、ED主題歌での背景アニメのいろいろなインスタントラーメンやカップラーメンのTV CMのパロディは面白いですね。

ちなみにキャラクターのビジュアル的には、小泉さんよりは大澤悠(おおさわ ゆう)の方が好みです。見方によっては、ただの小泉さんストーカーですけどね…。

おまけ: ところで私の好きな「太陽のトマト麺」はパスタの亜種という見方もできるとは思いますが、小泉さん的に「ラーメン」にカテゴライズされるのでしょうか?(ちなみにこの店の初心者に私がお勧めするのは「太陽のチーズラーメン」Bセット(セット提供がなければ「太陽のチーズラーメン」+「らぁリゾ」)
→ 軽くググってみたところ、原作コミック4巻で取り上げられているようですね。

以上、「どこがアニメのレビューやねん」ということで失礼いたしました。

== [登場ラーメン店視聴メモ] ==
一杯目: 春木屋、ラーメン二郎、天下一品
二杯目: 蒙古タンメン中本、パパパパパイン
三杯目: (ハワイの)マクドナルド、天下一品(喜連瓜破店)、一蘭
四杯目: たいめいけん、一風堂
五杯目: トロケの台所、太陽のトマト麺、山手ラーメン本郷安庵、麺創房無敵家
六杯目: すごい煮干しラーメン凪、ミスタードーナツ、麺ダイニングととこ、支那そばや+無垢ツヴァイテ+YUJI RAMEN(新横浜ラーメン博物館)
七杯目: 浅草名代らーめん与ろゐ屋、自家製麺伊藤、中華そばつし馬、佐賀ラーメン美登里、博多らーめんいのうえ、らーめん弁慶
八杯目: ラーメン甲子園居酒屋さくら、吉村家
九杯目: 野郎ラーメン、ホープ軒
十杯目: 楽食拉麺 菊や(閉店)、スシロー、神楽坂飯店
十一杯目: どうとんぼり神座(かむくら)、麺屋丈六、ぼっこ志、龍棋信RIZE、ラーメンstyle JUNK STORY、麺のようじ、カドヤ食堂、世界一暇なラーメン屋
十二杯目: スガキヤ、味仙(みせん)、藤一番(ふじいちばん)、春木屋

※店舗名はあったりなかったりしますが、気にしないでください…。

※原作を読みました。4巻で出てきた店舗は新宿ミロードにある「太陽のトマト麺 NEXT」っぽいですね。ちなみに「らぁリゾ」(ふりかけのかかったライス:
シメに使う)にはちびリゾ(小ライス)もありますよ。 (2018.1.20追記)

2018.1.25追記:
次回予告からすると「太陽のトマト麺」くるのか!?

2018.2.2追記:
第5話: 来ましたね太陽のトマト麺。店舗は新宿MYLORDにある「太陽のトマト麺NEXT」ですね。小泉さんのチョイスもこの店では鉄板メニューの「太陽のチーズラーメン+らぁリゾ」でした!

2018.2.9追記:
第6話: 小泉さんの言葉の通り、関西で「冷麺」といえばいわゆる「冷やし中華」のことですね。そして小泉さんは浴衣姿で夏のイベント開催中のラー博へ…。

2018.2.16追記:
第7話: 原作エピソードに心当たりがないのでアニメオリジナル回でしょうか。作中では季節は夏のようです。サブタイトルは『全国』ですが、小泉さんは日本中のラーメンをいかにして食べ歩くのか…(笑)?

そして悠は安定のストーカーぶりですね。そして美登里はたぶんもうお店はやっていない…。

2018.2.25追記:
第8話: ご当地ローカルな全国のインスタントラーメンをお店で作ってくれる居酒屋さくらと、家系ラーメン総本山の吉村家。家系だと私は職場の近所にある武蔵家の支店をよく利用していますが、けっこう長いことやっていたトッピングのタイムサービスが無くなった代わりにライスが無料になりました。

2018.3.2追記:
第9話: マルタイ棒ラーメン。そこにラーメンがあるから食べるのだ。小泉さんがガスコンロで野外クッキング。お餅も入れてましたね。

豚野郎ラーメンと背脂チャッチャ系は、個人的にはほぼ見てるだけ…(笑)。

2018.3.12追記:
第10話: 北千住にあった、おかしなメニューばかりの菊やはもうありません。小泉さんとの会話が悠の脳内で、すべて都合よく改竄されている…。

このえぴーソードの後でのアイキャッチでのジングルが、普段とは違う変調されたアレンジバージョン(イ短調?)になっていましたね!

ちなみに私は回転寿司屋で麺類を頼んだことはありません。

2018.3.16追記:
第11話: 悠のラーメン再現力がヤバい(笑)。そして大阪ラーメン食べ歩きがヤバい。新キャラで、原作で潤(委員長)と並んで私が好きな悠の従姉である絢音(あやね)さん登場!

2018.3.23追記:
第12話: エピソード「名古屋」は原作コミック2巻に収録。悠ちゃん、小泉さんとの初メールがそれで良いのか(笑)!?

2018.12.21追記:
新宿ミロードの「太陽のトマト麺 NEXT」の業態が「太陽のトマト麺 with チーズ」に変わっていました。ちなみに竹下通りのお店も12/15から「太陽のトマト麺 with チーズ」の業態で営業するらしいです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 84

80.2 24 クラスメイトアニメランキング24位
「ReLIFE」“完結編”(OVA)

2018年3月21日
★★★★☆ 3.9 (458)
2106人が棚に入れました
「ReLIFE」は社会で挫折を味わった27歳の主人公・海崎新太が、とある研究の被験者になり高校生活をやり直す姿を描いた作品。テレビアニメは2016年7月より放送され、完結編ではテレビアニメ全13話の続きとして海崎のリライフ実験が終了するところまでが描かれている。

声優・キャラクター
小野賢章、茅野愛衣、木村良平、戸松遥、内田雄馬、上田麗奈、茜屋日海夏、杉山紀彰、浪川大輔、沢城みゆき、羽多野渉、白石涼子
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

青春のやり直し…その結末

あの続きを見ることができる、本当にありがたい。すでに全話が出ていますが、AT-Xで1話ずつ放映してくれるので、そこまで待っていました。続きなので、前回に重ねていこうと思います。

14話…そして気づいた
{netabare}相変わらず千鶴はかわいい。というより、可愛くなったと言って良いのでしょうね。表情も変わる、笑顔も出る、友達とも気軽に会話できる。本当にこの子は大丈夫か?という最初の頃が懐かしい。
千鶴が新太を被験者と疑いはじめたけど、それは新太を意識しているからこそ。まぁ、新太も千鶴も考え方や行動が大人だから分かりやすいんだけどね…。了から杏へのバトンタッチ、杏も相変わらずよい。
文化祭実行委員に選ばれた新太と自薦の千鶴。本当に似合いはじめている。そして、自分の気持ちに正直になった新太。「日代さんが好きだ…。」おぉ、おぉ!その言葉を待っていたぞ!
そういや、学園もので文化祭をまともに話に入れる作品て、最近少ないような気がする。けっこう楽しみ。{/netabare}

15話…他人の記憶には残らなくても
{netabare}文化祭、新太たちのクラスはカフェ。執事&メイドで賑やかに。
千鶴はもやもやの気持ちを確認するかのように新太に対して積極的に。嗜める新太だけど、逆に思いが深くなる。クラスメイトととの交流で、このまま成長できないかと思うようになるが、了から色好い返事はないが、新太の変化がとても良い方向だという。
卒業の記念写真。新太も千鶴もこの写真から消えることになっている。それでも撮影は行われる。離れた二人が見つめ合いながら。

千鶴が積極的だ。好きな子にあんなにグイグイ来られて嬉しくないはずはない。けど、新太のどうしようにもない気持ちがとても切ない。見ている方ももやもやだよ…。{/netabare}

16話…デートします(by戦場ヶ原ひたぎ)
{netabare}押してもダメなら引いてみなと試す千鶴。玲奈に促され、千鶴は新太をクリスマスデートに誘う。二人で楽しいひとときを過ごす。二人を見守る杏と了。でも、見守る方も切ない…。プレゼント交換する二人。新太も千鶴も先が見えているだけに気持ちが揺れる。が、互いに気持ちが同じだったことを理解する。ようやく通じあった二人だった。

やばい、ラストのシーンから涙止まらなくなった…。EDの入れ方の絶妙さ、そして二人を描いた絵の美しさ。これまで見守ってきた二人の関係がここで通じあったことへの思いも重なって、本当に涙なくしては見れなかったです。でも、もう最後が待っているんだな…切なくて切なくて…。

デートシーンの動かし方、上手かったな。予算が少ないなかで精一杯描いた感じが交換持てました。あのプレゼント、きっと最終回の重要アイテムになるんだろうな。あぁ、もう終わりか…。{/netabare}

17話…思い出とともに去りぬ…けど、思いはきっと通じる
{netabare}卒業が迫る。新太のリライフ実験は成功と判断された。千鶴と新太の関係は心が繋がったまま終えることになる。
卒業式。仲間たちとの別れ、それは仲間たちから新太と千鶴の記憶が消えていくことを意味していた。そして、新太と千鶴も別れのとき…。「忘れたくない」「忘れない」本当のことを伝えないまま、そのときは訪れた。
実験の終了。新太、千鶴ともに薬を飲んで実験を終えた。千鶴がそっと手に書いた文字を見て涙が止まらない杏だった。
ちょっとだけ時が過ぎる。新太はリライフ研究所に就職していた。その飲み会の席で偶然にも千鶴と出会う。千鶴もリライフ研究所に就職していた。しかし、二人が過ごしたことだけは思い出せないため、初対面の感じである。その帰り際、二人はまた合う。被験者を隠さないでいた新太に千鶴は自分も被験者であったことを告げる。その思い出を語るなか、二人は互いのことを思い出す…。

もう、卒業、杏の号泣、ラストのシーン涙止まらなかった。切ないやらほっとしたやらで。最後はこうなるだろうと、なってほしいと願った通りの終わり方だったなと思います。千鶴のリライフ就職は了と杏の置き土産だったんだな。そりゃ、二人のことを了も杏も何とかしてやりたいけど何もできないもどかしさが強かったしね。いい繋ぎ方だ。それと、新太の訪れた先が大神というのもね、そういや、兄貴のことで悩んでたっけ。
これにてリライフの物語は終了。良い物語でした。{/netabare}

良いラブストーリーでした。って、本来は青春群像劇だったんだけど…。まぁ、4話に綴じ込めようと思ったら、新太と千鶴の二人の物語にしないとまとまらないです。ほのかと二人のこと、リライフ研究所の中身と本当の目的、了と杏のこと、そのほか、たくさん積み残したまま終えてしまいました。二期は無理だと思っていただけに、二人の結末を見ることができただけでもありがたいことではあります。

千鶴と杏の二人、茅野さんと上田さんが本当に良かったと思います。最終回のデキは秀逸。絵はきれいなんだけど、ちょっと違和感がある場面もあったかな。モブが単なる影の表現は寂しいですけど、時間がないなか、予算が限られるなかでの手段だったのだろうと思い、それはスルーしておきます。

青春のやり直し、あの頃に戻ってやり直したいな、そう感じるちょっと疲れた大人に見てもらいたい、そんな青春ものです。興味を持った方は一期から通してみることをお勧めします。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 31

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

とっくに通り過ぎた青春時代をもう一度体験してみて、その結果得たものは…。

ReLIFE(リライフ)のOVA。

アニメ「ReLIFE」の続編で、
この4話で作品は完結します。

TV版もよかったけど、
この完結編はたった4話でTV版に匹敵する満足度が(*´ω`*)

TV版だけで終わっているともったいないです!
完結編まで見届けて初めてこの作品の良さが味わえました^^

OVAは全4話です。


● ストーリー
27歳の海崎新太(かいざき あらた)は、
仕事をやめてニート生活。就職活動も難航。

そんな時にリライフ研究所の夜明了(よあけ りょう)に声をかけられ、
一年間高校生として過ごすという実験に参加することに。

夏休みも終わり、2学期。

進路相談など、高校生活の終わりが見えてくると同時に、
その先のみんなの中に自分はいないことを考えてしまう。

そして日代(ひしろ)さんへの気持ちも加速していき…。


たった4話しかないので、
時間の経過がものすごく早いです。笑

文化祭して、クリスマスがあって、あっという間に卒業式…。

周りに恵まれ、楽しい高校生活が送れて、
幸せですね^^

いつでもみんなとのにぎやかな日々があって、
それを噛みしめるたびに終わりの時を寂しく思う新太。

卒業したらみんなの中から自分は消えるとわかっていて、
だからこそ日代さんへの気持ちも押し殺そうとする。

TV版では悩みや葛藤に苦しむ登場人物たちが描かれ、
新太はサポート的な立ち位置にいましたが、

OVAではみんなが楽しそうな描写で、
悩んだり葛藤しているのは新太や日代さんです。

自分のこの気持ち(ズバリ恋心)にどう向き合うか。

ハッピーエンドになってほしいけど、
都合の良い展開では満足できないぞーと思っていましたが、

設定に矛盾の生じない、かつ、個人的に納得のいく終わり方で、
私はとても満足です^^


≪ 新しい自分へ ≫

人生に行き詰まったとき、
ゲームのように簡単にリセットはできない。

だけどもし、リセットすることができたら、
新しい自分になって、また進み始めることができるかもしれない。

人の心の問題は、
人の中でしか癒されない。

人との関わりの中でしか、
本当の自分も、新しい自分も見つけることはできない。

生きていくことの基本は、
やっぱり人と関わることなのだなあ。

関わりなしで有意義な人生を送ることはできないし、
輝く自分を見つけられない。

自分がここにいる喜びを感じることはできないし、
自分をまっすぐ見つめることはできない。

この作品が直接的に、
説教的にそう語っているわけではないけれど、

新太たちの姿を見ていると、自然と考えさせられます。
人との関わりはいいものだと。かけがえのないものだと。

リライフして、手に入れた新しい人生と新しい自分。

きっと今までよりも自信を持って、
自分のことが好きになって踏み出せますね^^


● キャラクター
TVシリーズからの変更はありません。

強いて言うなら、登場人物以外のモブがほとんど、
影でしか描かれてないのがホラーでしたw

OVAだし、そこまで手がかけられなかったのかな?

でもやっぱり登場人物たちは安定しています。

私が好きなのは変わらず大神(おおが)くんです。

狩生さんの話で照れて赤面する大神くん可愛すぎてやばい(*´Д`)
ピュア大神最高(*´Д`)

新太もかっこよかった♪
優しい新太は、いい旦那さんになりそうです^^

日代さんを思う切ない新太を演じる小野賢章さんの声がよかったです。
きゅんとした(*´Д`)


● 音楽
【 OP「ボタン」/ PENGUIN RESEARCH 】

TV版と変わらないOPです。

でもこの曲大好きだから、問題ないです♪


EDはTV版同様、“新太が高校時代に聴いていたMDに入っている曲”というコンセプトの選曲。

選曲もいいし、今回はアニメーションとの相性もよかったです^^


● まとめ
リライフ生活は、
リセットされた環境での一からのスタート。

今いる自分を殺さずに生まれ変わらせるって、
真面目に考えてみると、結構実用的な実験だよね。

実際にこれからあってもおかしくなさそう。笑

いい青春物語でした。

OVAは話数が短いけど、
ちゃんと完結まで描いてくれて嬉しかったです♪

TV版も良かったけど、
このOVAはさらに良かった。

見てよかったと思いました^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 31

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

海崎新太(27・無色)のやり直し青春ライフ、ついに完結…。

2016年の夏アニメで放送されてから約2年…
まさかこの作品の完結編が出るとは知らなかったので、私にとっては嬉しいサプライズでした。

アニメ本編では、海崎が3年生に入学するところから始まり1学期と夏休みまでの出来事が描かれていました。
この完結編では、思い出の詰まった夏休みが終わり2学期を迎えたところから物語が始まります。
もちろん、物語の内容は本編から繋がっているので、本編未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

この完結編の見どころは…私は「気付き」だと思います。
高校生になって個性的なクラスメイトと知り合って友情を育んでいく…
そこには高校生ならではの葛藤や悩みが溢れていて、27歳の海崎にとっては良い刺激だったのではないでしょうか。
社会人が道を決めて踏み出す一歩と、高校生の一歩は重みが違います。
そりゃ、背負っている荷物の大きさが違うから当然といえば当然です。

でも、この作品を見て思ったのは学生時代に踏み出した一歩によって自分に跳ね返ってくる責任・感情・事象…
これらは社会人として一歩を踏み出すための貴重な経験だった…ということです。
だから重さではなく踏み出すことが大切なのだと、この作品を見て思いました。

彼らは一歩ずつ歩んでいきます。
そして誰もその歩みを止められない…
その道は順風満帆で良い事ばかり…ということは決してありません。
悔し涙を流したり、死ぬほど後悔したり…
全ては人として成長する過程であり、これは誰もが通る道だと思います。
きっとこれが学生の本分なのかもしれませんね。

この物語は、学生の本分を噛み締める一方で、もう一つの気付きを与えてくれます。
ゼロからのスタートで最初は何でもなかった…
でもある日ふと気付くと視線が…きっとこれも誰もが通った道だと思います。

自分の意のままに行動する…もちろん縛りはありますが、これは学生に与えられた特権の一つです。
周りは当然の様にその特権を行使します。
でも、自分自身の枷がその特権に歯止めをかけるんです…
だって学生であって学生じゃないから…

だからこの葛藤も気付きが与えてくれた恩恵なんだと思います。
進みたい思いを必死にこらえて…でもまた直ぐ壁に直面して、そんな堂々巡りの繰り返し…
でも仕方無いんです…これが自分の選んだ道なんだから…

だから課せられた運命は受け入れる必要がありました。
それが最初の約束でもあったから…
でも、気付きから生まれてこれまで大切にしてきた気持ちが、運命を受け入れつつも抗わずにはいられなかった…
正直こんな展開は予想だにしていませんでした。
だって、全然抗うこと自体想像できなかったから…
だからそれがどれほどの効力があるかは分からない…
それは自らの記憶に刻むため…そして未来の自分の可能性に賭けた最後の足掻き…
私も小野屋と一緒にボロ泣きでしたよ…

この完結編における「気付き」とは何なのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。
そしてラストの同調連鎖からの気付きはもう堪りませんでした。

オープニングテーマは本編と同じ…
エンディングテーマも本編同様、懐かしい歌が目白押し…
でも、16話のエンディングが久保田利伸 with ナオミ・キャンベルさんの
「LA・LA・LA LOVE SONG」で良かったと本気で思いました。
ここぞっ、という絶妙のタイミングで流れてきましたから…

サプライズって、嬉しい事ばかりじゃないのは分かっています。
それでも、この完結編は私にとって間違いなく「嬉しいサプライズ」でした。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 24

74.6 25 クラスメイトアニメランキング25位
スロウスタート(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (490)
1970人が棚に入れました
この春から高校一年生になる、人見知りな女の子、一之瀬花名。彼女はとある理由から都会の両親のもとを離れ、いとこの志温が管理人を務めるアパート“てまりハイツ”で暮らしている。新しい高校、新しい毎日の中で起こる、素敵な出会いの数々。花名はまわりの人たちとゆっくり心を通わせて、楽しくてきらきらとした時間を過ごしていく。子供みたいにはしゃいだり、大人みたいにドキドキしたり……かわいさ溢れ、心あたたまる、スロウな成長物語。

声優・キャラクター
近藤玲奈、伊藤彩沙、長縄まりあ、嶺内ともみ、M・A・O、内田真礼、沼倉愛美
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

12話まで視聴済。採点項目「キャラ」を追記。

連載ベースで原作既読。
コミックスも購入してます。

視聴タイミングは可能な限り最速(=寝起き)なのですが
この地域の放送が火曜深夜なので・・・
なかなか感想が追いつきませんw

余談ですが「まんがタイムきらら」連載作品内で
欠かさず読んでる物を一度記しておきたいと思います。
(2018.02.18現在)
・スロウスタート ・ゆゆ式 ・三者三葉
・うらら迷路帖 ・甘えたい日はそばにいて
・城下町のダンデライオン ・おとめサキュバス
・あっちこっち ・にーにといっしょ ・佐藤さんはPJK
・三時限目は魔女の家庭科

ということで『スロウスタート』レビューに戻ります。


採点について-----
●物語●
{netabare}
原作を追っている身としましては、
エピソード入れ替えやカットは気にならないといえば嘘になると思います。
しかしチョイス自体は悪くなかったとも思いますし、
必要な部分をつなげて、それでも大きな違和感にならないよう
配慮はされていたとも思います。

中盤以降は特にアニメオリジナルが目立っていたとは思います。
1クールという時間的な制約はありますし、
水着回のように原作通りにやっていたら・・・
と思える部分もありましたので。
原作に拘り過ぎず、オリジナルで雰囲気を損なわない。
絶妙な匙加減だったかと思います。

1話の構成は賛否あるのかもしれません。
原作から知っていれば「何処で明かすのかな?」で済みますが
アニメからの方々には変に身構えてしまう要素になってしまったかも。

えーこと冠の出会いについては、チラっと触れられただけで
結局は詳細には描かれず最終回を迎えてしまって
消化不良を感じている視聴者はそれなりにいそうです。
(原作5巻にありますので、気になる方はそちらもどうぞ)

何より花名の秘密についても3人に明かしていないので
そういう意味でもキリの悪さを感じている人はいらっしゃるでしょうが・・・

そもそも原作がまだ夏休み明けてすぐ位ですから・・・。
花名も誰にも話してませんからね・・・。

「兆」の付くキャラが登場します。
{/netabare}
●作画●
{netabare}
原作のデザインを損なうことも無く、
とても可愛いキャラデザだったかと。

色々な仕草や描写など、
普通に動かす必要の無さそうなところまで
細部に拘って描かれていた点も好感触だったと思います。

苦言を呈するなら、
話数によって作画が安定しなかった所でしょうか。
荒れてるな~という程酷くは無いのですが、
寄り引きで差があったりしてたのが勿体無い。
{/netabare}
●声優●
{netabare}
メイン4人については・・・
冠役・長縄さんは結構『カンナ』そのままだったな~とw
たまて役・伊藤さんは「バンドリ」以来ですが、
テンション高めで明るいたまてにハマリ役だったかと。
近藤さんと嶺内さんについては、僕的には初めましてなので
何ともコメントし難いですが・・・
原作組として違和感は全く感じないボイスだったと思います。

先生役・沼倉さんは・・・聴くたびに異なる雰囲気・声質で
12話観た今でこそ慣れましたが、相変わらず凄いな~と。
{/netabare}
●音楽●
{netabare}
OP、ED、BGMどれも耳に残る出来だったと思いますが、
やはり個人的には『ne!ne!ne!』が良かったですね。
こういう系がツボなんですよね、やっぱり。
{/netabare}
●キャラ●
{netabare}
・花名
病気で1年周回遅れで高校生活をすることになり、
元々の気質もあるのだと推測しますが、
最初はネガティブさが目立っていたように思います。
しかし、たまて・えーこ・冠の3人に出会えたことや
いとこの志温や近い境遇の大会と触れ合っていくことで
彼女本来の優しさ・柔らかさが発揮されるようになったかと。
まだ3人に自身の秘密を明かせてはいませんが、
何時どんな状況で話すことになるのか・・・。
言葉はヘンですが楽しみにしております。

・たまて
オタクっぽさもみせつつ、
明るく元気、誰とでも打ち解けることができる。
(グイグイではなく自然に打ち解けられるタイプ)
家では家計(?)を預かるしっかりもので、
料理スキルも高い。そして部屋着が和服。
うん・・・スペック高いですよね、たまちゃん。
冠と組むと話があらぬ方向に転がっていきそうですが、
息ピッタリで面白かったです。
個人的には彼女が好きなキャラです。

・えーこ
たまてとは異なる方向での女子力の高さを、
そしてコミュ力を誇る女子高生。
初対面でもグイグイと相手の懐に入り込んでいく・・・。
唯一の弱点(?)は防御力と、榎並先生w
「ああいうタイプが好き」との本人談ですが、
どういう意味なのか全く伝わってきませんが
「好みであること」は理解しましたw
冠とは小学生時に数日遊んだだけなのですが
恐ろしいまでの仲の良さといいますか、
距離の近さといいますか。
コミュ力と榎並先生に隠れがちですが
他人の気持ちを配慮できる優しい娘さんでもあります。
大人びてる側面もあるかもしれませんね。

・冠
えーこにかなり依存してる節はありますが、
慣れればちゃんと話もできる気遣いもできる、
この娘も良い娘だと思います。
花名・たまてとの距離が徐々に近づいていく様子は
感慨深く見守っておりました。
アニメでは語られませんでしたが、
幼い頃のえーこにかなり人生(?)を左右されていて、
両親すらも冠への考えが変わってる位なので
この2人の関係性が特別なのも当然のことなのでしょう。
とりあえず・・・よく食べよく寝るのですが、
体格については小学生時代から変わらないようですw

・志温
高校生活を送る花名の保護者代理で、
アパートの管理人さん。就職浪人中。
何がとは言いませんが・・・とにかく大きいです。
終盤に語られた花名の引っ越し時のエピソードや
就職浪人についてのエピソードはとても良かったと思います。

・大会
大学受験浪人中の20歳。
当初はひきこもり気味だったが、
花名たちに出会い、ついには予備校に行けるまでに。
彼女も一歩ずつゆっくりではありますが
前に進んでいると感じられるキャラだったと思います。
彼女自身もなのでしょうが、
花名に、自らと近い境遇の人がいて
似た想い・感情を共有できるという環境を
提供できたというのは、
大会の一番の功績なのでは?
以降はえーこのオモチャになる展開多数w

・榎並先生
サッパリした物言いで、カッコいい担任の先生。
どういう意味でなのか不明だが、
えーこがアタックしている相手ということですね。
大抵最終回で逆転勝利してる展開多数w
これもアニメで描かれておりませんが、
甘味巡りで冠と意気投合するエピソードは
是非観てみたかったですね~。
{/netabare}



各話感想・気になった点など-----

●1話●
{netabare}
原作とは描く順番を変えて、
花名の秘密を最後に明かすスタイルに。
アニオリ部分と組み合わせると
見直してみた時に、なるほどと思える演出だった思います。
【ちゃんと高1にみえるかな?】
原作を読んでる身としては
何を意味しているのか自然と分かってしまうセリフですが
ご存知無い視聴者には何気ない日常会話に聴こえたはず。
志温の反応もかなりナチュラルに返していたわけだが、
彼女は知っている側の人物だからで・・・。
【遠回りして良かったでしょ?】
桜並木を見ているシーンでのえーこのセリフ。
展開と彼女の立場から深読みする必要のないはずの物だけど
おそらく二重の意味を持たせているのだろうな~と。
原作には無いシーンですね。
【一之瀬花名】
アニメを観てみて、改めて考えてみると・・・
・1歳年上であることの「いちのせ」
・「最初」という意味での「いち」「はな」
・春生まれという意味での「花名」
・部隊装置として(名簿順)の「一」
等々勝手に深読みしていたりします。
{/netabare}
●2話●
{netabare}
たまて、えーこ、冠との距離が近づきつつの日常パートや体力測定回。
【春休み】
順当に学年を経ていれば1ヵ月にも満たない期間ですが
花名にしてみれば・・・志温との暮らしと勉強に費やした時間なわけで。
そんな生活ならば体力も落ちますわね・・・。
【受験】【体調】
話題としてはえーこの妹なのだが、
花名としては3人に明かせていない部分に関わるワード。
過剰な勉強や不摂生な上での浪人ならばまだしも、
おたふく風邪となると・・・。
【ひとり暮らしをして、一年間やり直す】
受験をすることすら叶わず、ひきこもる宣言をする娘に
そう提案する母親の姿ですが・・・。
病院の発言やそれまでのノリをみる限りでは
若干不安になりかねない内容ではありますが。
実際は花名のことをちゃんと前向きに考えた上で
解決案を話してくれる、温かい家族だと思います。
この辺はcvの日笠さんの力量でしょうか。
【百地家の料理番でして】
オタクっぽい言動やノリの良さからは想像し辛いですが、
実は高スペックなたまちゃん。
4話で見せる和服姿と合わせて、この意外性にヤラれてます。
【いつかこの娘の味見をしたいって、ずっと思ってたのよ】
うん・・・知ってたから驚きはしませんが、
色々単語が足りてないですよね?w
何の味見をするの!?w
{/netabare}
●3話●
{netabare}
【GWの出来事】
原作最新巻が夏休み~休み明けなので
結構なペースで進んでるな~と感じたのがこの3話でした。
水着回位まではアニメ化するのかな?という予想をしてます。
Aパートは家族での話。Bパートは勉強会パート。
【両親の来訪】
今回は父親も物語に絡んでの家族フェイズ。
深刻になりすぎず、軽すぎず。
それでいてちゃんと言葉にして表現してくれる
そんな両親とのやり取りがとても良かったと思います。
ここでの小山さん&日笠さんも良い雰囲気を作っていたかと。
【勉強会】
各々の予定を過ごしていたAパートとはうって変わって、
後半は4人で勉強会in花名の部屋。
それから不意討ち気味な誕生日会。
【同い年ですね】
原作では「うれしさなのか」「うしろめたさなのか」という
花名の胸の内を描いてましたが、アニメでは詳細は無し。
ですが・・・これまでのアニメの描写で彼女の想いが
全く計れないわけでもないので、これはこれで有かと。
このシーンも初見~数回繰り返すまでは自然と泣いてました。
【花名orたまてと冠】
この回まで、えーこ不在時の冠は
他の2人に対しておっかなびっくりな反応だが・・・
これはこれで可愛いですね。
{/netabare}
●4話●
{netabare}
【万年さん】
原作組のくせに・・・名字の読みを間違ってました。
すみません。下の名前は覚えていたのですが。
同じ下宿に住む、もうひとりの「浪人」キャラ。
まだかまだかと思ってましたが・・・原作だと1巻終盤だったんですね。
色々勘違いしてましたね・・・。
【万年さんの部屋】
これまた原作組としてはアレですが・・・
もっとカオスな様相だと思ってました。
通販の荷物が行方不明になるレベルということは
もっと雑然としてるかな?と考えてました。
【たまてと冠の部屋着】
冠の部屋着も可愛いのだが、
やはりたまての和服姿がインパクト大。
料理番と相俟って、
えーことは違った方向性での女子力を感じます。
花名との電話シーンで、
スマホに空いてる片手をあててるのが
古風といいますか、似合っていたと思います。
{/netabare}
●5話●
{netabare}
【えーこと冠の物語】
えーこと冠の関係の一部を描いたのが今回かと。
同時にえーこと先生の描写がされた回だと思います。
えーこと冠の1stコンタクトについては
最新巻のネタですので、アニメが追いつくのかどうか。
【えーこと先生】
この先の話は・・・描けるのかどうか、若干謎(まだ7話観る前です)。
個人的にガッツリ百合描写というのは
『桜Trick』くらいしか経験無いので・・・。
【冠との距離感】
3話でのポイントの続きになるのですが、
GW時に比べて距離は詰まった感が感じられます。
花名とふたりでもえーこと変わらない反応してますので。
こういう所は観ていて感慨深いですね。
【妹汁ちゃんこと光希登場】
cvは『きらファン』の主人公きらら役の方。
【焦がれるあまりに、幻が現れたのかと思った】
光希が口にした学校名が
冠に外部受験を決心させたわけで。
このシーンはかなり泣けました。
えーこのセリフはどういう意味でも彼女らしく
限りなく本音でもあるんだろうと考えると・・・。
えーこに小学生時代と変わらない姿を改めて指摘されて
むくれてる冠が可愛かったです。
{/netabare}
●6話●
{netabare}
【たまて回】
アバンからCパートまで、たまちゃんの良さが盛り沢山。
原作でも家族構成は祖母2人しかわかってませんが、
今後の彼女のポイントになるんでしょうか?
【GBA SP】
と思われるゲーム機持参のたまちゃん。
ポケットラブはともかく、本体は今でも持ってます。
今時の携帯ゲーム機と比べると小さめですが、
当時としましては十分な大きさで便利な機体でした。
ポケラブは・・・プレイしたことないですw
現在はTV出力も可能なんですね。
【うなぎ】
職業体験ネタからCパートに上手に繋げてきたな~と。
生焼けの何が問題なのか調べてみましたら・・・
うなぎの血液って毒素があるんですね。
この年齢になって初めて知りました。
まぁ・・・うなぎ屋で持ち込み弁当というのは切ないですよね。
【えーこににおい】
たまて曰く、うなぎに引けを取らない良い匂いのようです。
(一応7話へにつながるネタと言えるますかね)
【百地家の料理番】
一月分の食費をたまてがやり繰りするというのが
百地家のスタイルのようですが・・・
予算内に収めるたまてが凄いのか、
彼女のお小遣いを含めて渡せる祖母達が凄いのか。
そりゃ当然余剰分も含めて渡してるとは思います。
【チヤホヤ】
いつものノリで自分を褒めるように煽るたまてですが・・・
想定外の直球でチヤホヤされて、逆に照れる展開に。
いや~可愛いかったですね。煽るところも照れるところも。
6話で一番好きな部分でしょうかね~。
【お泊りで勉強会】
この4人、揃うと結構な頻度で勉強会してるような。
後々は遊んだり出かけたりするのですが・・・。
原作では万年さんは勉強会までの参加ですが、
アニメでは変更されて夕食までの出番に。
アニメ化されて削られてるシーンや展開・セリフなどもありますが
逆に追加されてるオリジナル描写もあったりして、
個人的には悪くないと思っております。
しかしそういうツボは視聴者それぞれなわけでして
真逆の感想・印象を抱いてる方もいらっしゃるのでしょう。
【お風呂パート】
「とろみ入浴剤」て・・・排水口は大丈夫なのでしょうか。
【ポケットラブ】
娘さん5人集まって、何故にギャルゲ?w
【たまて】
根本的にとても良い娘なんですよね。
オタクな側面や高めなテンションがまず注目されますが、
彼女の行動や言葉の端々に優しさや配慮が見て取れるかと。
1話の花名の自己紹介のパートから、
ずっと描かれているように思います。
というか・・・コミュ力や女子力を合わせると、
かなりの高スペックな娘さんだと思います。
{/netabare}
●7話●
{netabare}
原作では散らして描かれていた、
えーこと先生のエピソードを纏めて描写した回かと。
原作通りでも構わないとも思いますが、
集めた方が印象には残りやすいとは思います。
(例外は時系列的に重要な場合)
【頭がおめでたい感じだったので、つい・・・】
いや・・・ニュアンスとか字面次第では
悪意にしかならないそんなたまてのセリフですがw
時系列シャッフルということになるのでしょうか、
えーこの誕生日エピソードがココにきました。
ヘアピンに掛けてゼムクリップというチョイスをする先生に
ハート形に変形させて意趣返しをするえーこ。
ゼムクリップをあの形にするの、結構大変なのですがw
せめてラジオペンチが1本欲しい。
【花名に学校生活について尋ねる】
内容的には不自然さは無いとは思いますが
唐突さは否めない流れだったかな~と思います。
原作では直前に母親が泊りにきてまして、
母娘の心温まるエピソードがあります。
そういえば先生も花名の秘密を知っている人物なんですよね。
【えーこのヘアピンの出所】
アニメオリジナルになりますが、
Bパート終盤への伏線?になってたんですね。
【えーこと先生 その2】
これまでのスロウスタートとは少々異なる雰囲気のBパート。
先生の部屋でのパートはほぼBGM無し。
それに加えて濃いめの百合展開(で良いんですかね?)。
ということでかなり異色だったかと思います。
Aパートではクリップで一矢報いた?えーこですが、
Bパートでは本人談な通りに見事な逆転負け。
基本的にはマイペースで懐に押し入れる彼女ですが、
榎並先生だけは一筋縄ではいかない模様。
【えーこの秘密】
Aパートで隠していた、ヘアピンの出所がここで。
原作ではもう一歩踏み込んで、
知られた上で義理?で買われたくないという心情を明かします。
自身の秘密を、
明かせない花名に、
初めて明かすえーこ、という対比。
ここまでゆっくりと着実に距離を詰めてきたふたり(4人)の
すがたや関係性がみえていて良かったと思います。
初めて自身の作品を買ってくれた人を目の当たりにしたえーこに
涙脆いながらも共感できる花名も、やっぱり良い娘だな~と。
【7話はまとめるのに苦労しました】
更に言うのであれば、
感じたこと思ったことの
一体どれだけが文章にできているのか・・・。
本当に力不足を痛感した回でした。
【追記】
榎並先生と飲んでた方、男性なんですよね・・・。
{/netabare}
●8話●
{netabare}
かれこれもう夏という場面で、
クラスの半分と話したことが無いという花名。
・・・わかるわ。
えーこやたまちゃんみたいなタイプからすれば
今一つピンとこないのでしょうけども。
先生の言う「自分のペースで」というのも正論ですし、
4話の万年さんの「多少強引にでも」というのも正論でしょうし。
1年スロウスタートしてるという引け目もありながら、
それでも前に進んでいる花名の成長が観られる良い回だったかと。
【キャラ追加~】
まずは同じ日直だった高橋さん。
インパクト大ですよね。何がとは言いませんがw
それから椿森さん。
エイコサペンタエン酸て。いわゆるEPAと略される成分のことなんですね。
【水着を買いに】
先々を知っている身としましては、
これで水着回への振りが完了したな~とニヤついておりましたが・・・。
というかこれでも十分水着回で良いんじゃないでしょうか?w
【志温と大会の昼食風景】
花名が忘れていったお弁当と、
大会さんのお昼を交換しようという展開ですが・・・
何ですかね~この等価交換。
ええ、オチは知ってましたが・・・アニメはアニメで面白かったです。
【Bパート終盤の部活風景】
この部分はアニメオリジナルですね。
原作の耳栓回を若干ブレンドした感じですかね。
cv担当は水瀬いのりさんということで、
個人的にはとても意外な演技・声質だったと思います。
{/netabare}
●9話●
{netabare}
「プールも海も無い水着回キター」と思ったら、
Bパートがオリジナル展開でした・・・w
【前日の泊り部分から描く時点でフラグ・・・】
まぁ素直に描くなら、こういう回は早朝スタートですよね。
実際は当日朝から雨が降って、
部屋で水着というカオスな展開になるわけですが・・・。
原作では5話分かけた部分でして、
アニメでどれ位かけるのか心配していたパートではあります。
【たまちゃんのオッサン具合が・・・】
この回は特に発言がおっさんっぽいw
【せめて水着だけでも・・・ということで】
学生時代は水泳部員だったので、
一時的にでも水着だけで過ごすというのは慣れてますが・・・
特に用も無いのに室内で、という経験は無いですね~w
【ゴリラのみずぎ】
タイトルは、花名のお胸が成長してるのでは?
という所からの流れですが・・・。
このアニメ・・・妙な知識が身に付くな~と。
というか何故にえーこが謝っても許してくれないのでしょうか?w
【ライチ】
OP後の提供バックで冠が何を持ってるのかわからなかったのですが
一度観終わってみて、なるほど~と。
一人暮らしの娘の所に大量のライチを送ってくる親って一体?
といいますか・・・今後ライチを見かける度に乳首を思い出すでしょう。
【アニメオリジナル満載】
部屋で水着とか、ライチが乳首だったりとか、既にカオスな様相ですが・・・
ここに志温も参加するオリジナル展開に(Aパート)。
更にはBパートがほぼアニオリという贅沢な構成で、
エステシーンとか下着姿とか、ありがとうございました。
【部屋に下着を忘れてくる】
原作では危うく忘れそうになる展開だったのですが・・・
アニメではガッツリ置いてきてますね。
志温の「忘れてると思って買ってきた」というのは一体・・・w
{/netabare}
●10話●
{netabare}
【中とか外とか】
ライチとか全裸とか、ナチュラルにネタを突っ込んできますよね。
【言わなきゃいけないとは思うけど・・・】
今後への伏線みたいな物になっていますね。
友達なら秘密も全て明かせるはず、なのか。
全て明かしたら友達になれる、なのか。
【えーこ作のブローチ】
原作だと基本白黒なので色彩を意識してなったが
アニメで色がついてみてナルホド~と。
クローバーがモチーフというのも。
「ご笑納くださいな」と自然に口にできる女子高生とは・・・。
(気のせいかOPのブローチ、途中まで緑だったような?)
【浪人、してるんだって?】
Aパート最後で爆弾発言が~。
とまぁ原作読んでる身としては、志温の事だとしっていましたが・・・
アニメからの視聴者には結構な衝撃展開だったと思います。
OPにて花名・志温・大会のカットで背景に「RONIN」と描かれていたんですよね。
【サメのパジャマ】
とても寝辛そうですよね。仰向けとか無理そう。背びれついてますしね。
それでも律義にうつぶせでピチピチしてる花名がかなりツボでした。
引っ越ししてきた直後の結構重要なシーン描いてるんですどね~。
{/netabare}
●11話●
{netabare}
ついに夏休み~ということで、
冒頭からツッコミ処満載なたまちゃんですが・・・
一番目立ちそうなランドセルはスルーですか?w
インディーズの八百屋さん含みのアニオリ回でした。
【言農追分駅】
聖地っぽいな~と思ってましたら、やはりモデルがあるようで。
「信濃追分駅」から「ヘン」を取り除いたんですね。
【四天王最弱の将】
言わんとすることは伝わりますが、
元ネタが何なのか気になって調べてみましたが・・・色々ありますね。
個人的には「FF4」とか「聖剣2」が馴染みでした。
【祖母に普段の発言をバラされるたまちゃん】
朝からテンション高めな彼女ですが、
普段3人をどう思っているかを暴露されて
また違った方向で高めにw
画面が揺れているかのように描いているのが
また細かいな~とw
【Bパート・夏祭り】
クラスメイトから先生まで、一通り登場させて。
1話早いですが最終回的な雰囲気を醸し出していたと思います。
とにかく食べてる冠。短いながらも印象的なえーこ&先生。
ゲタの鼻緒の件のつばきち(たまちゃんが・・・)。
【神社でのお参り】
神様への参拝には「お願い」だけでなく
「お礼」という意味合いもあるようで。
やっぱり花名は優しい良い娘ですよね。
【遠回りして良かったでしょ?】
【遠回りして良かったよ】
良いタイミングでの打ち上げ花火に、
1話での桜並木を思い出す花名。
あのセリフをここでもう1度使うのか~と感動しました。
アニオリ多めで、主だったキャラも登場させて、
こういう流れを持ってきて・・・
正直最終回でもいける構成だったかと思います。
{/netabare}
●12話●
{netabare}
11話でも十分最終話としての風格があったと思いますが、
日常系としては「いつもの」で締めるというのも、
コレはコレで王道と言えると思います。
アバンとCパートは明らかに1話を意識した構成だったかと思います。
【登校日~服を買いに】
水着回や夏祭り回などアニオリで特殊さを見せつつも
最後に日常パートに戻ってきた感が強い今回。
原作の他のネタを混ぜつつも
主だったところは4巻まで収めたというとことでしょうか。
【えーこの飴】
えーこと先生の絡みは最終話まで健在w
えーこの口にねじ込んでおいて、戻ってきて「飴は?」てw
そりゃ無くなりますよ~。
【都合の良い夢、再び】
何というか・・・ツッコミ処が多すぎて追いつきませんw
金のたまちゃんとか銀のたまちゃんとか。
志温が泉の精に就職とか。
「あなたが突き落としたのは、どちらのたまちゃんかしら?」とか。
(突き落とした前提ですか?)
えーこ(20)とか。
【まぐろの解体ショー】
コールドチェーン様々ですね。
たまちゃん&冠のコンビもなかなか転がり甲斐ありますよね。
あらぬ方向に唐突に転がっていきそうではりますがw
(たまちゃんのスキンシップにすっかり慣れた模様)
花名&えーこという組み合わせも終盤目立っていたように感じます。
【えーこと冠の誕生日に】
4人でお揃いのぬいぐるみをプレゼントすることに。
そして花名の部屋に一緒に置いておくと・・・。
この4人の仲も1話に比べてみれば進んでいるんだな~と。
相性とかもあるのでしょうが、基本的に4人共優しいんですよね。
【ED曲はne!ne!ne!のcw曲】
聞き覚えのある曲だと思ったら・・・。
【Cパート】
自分で選んで購入してきた服を写真に撮ってもらう。
志温の制服姿。
「花名ちゃん、高校生っぽくなったわね」
とこの辺は1話との対比ですね。
【一之瀬花名、17歳。
まだ友達に秘密は言えてないけどいつかは自分の口から言えたら良いな。
遠回りになったけれど、私の幸せは、ゆっくり始まる】
1話での不安やとまどいのスタートから、
彼女がここまで前向きに思えるようになれて、
何よりの12話だったと思います。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

lateなstartをslowなtempoで♪

[文量→大盛り・内容→感想系]

【総括】
レビュータイトル、「いっこ深い、きらら系日常アニメ」と悩みました。

キャラデザやら雰囲気やら、色んなものが「普通」のきらら系日常アニメ。に、見えますが、キャラの背景とかセリフ選びとか、1個分だけ、深いです。

ここ最近観た日常系では、上位に楽しめました♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
書きたいこといっぱいあるから、スイマセン、ダラダラ書きますm(._.)m

日常系としてのユルさや、百合っぽさはしっかりあります。その中に深みを与えているのは、「高校浪人」という、珍しい立場。その悩み、葛藤の中で、友人達からの(無自覚による)助言で、ほんの少しずつ進んでいく、花名。

私自身は浪人の経験はありませんが、大学時代に一番仲良かった友達が浪人してて、彼がそれを悩んでいたから、花名に感情移入しながら観ていました。

2話、サプライズ誕生会で、「同い年だね」って言われて、涙する花名。切ない。

5話、スカートをはき忘れた冠を心配するも、「いろいろ考えすぎ、もっと気楽に」とアドバイスされる花名。切ない。

6話、お泊まり会でネジが落ちる音に怖がっていたら、たまちゃんから「ギャルゲも色んなキャラがいるから、皆違って良いんですよ」と慰められる花名。良い話。

7話、栄依子からアクセサリー作りの秘密を告白され、嬉しくなるけど心苦しくなる花名。切ない。

10話、栄依子から貰ったプレゼントを大事にしようとし過ぎて、「貰った瞬間から、壊れた時のことを考えない」と注意される花名。友達になった瞬間から、嫌われた時のことを考えないってことだね。深い。

そんな感じで、友達の「何気ない一言」に、励まされ、気づかされ、成長していきます。その「何気ない一言」は、花名が高校浪人しているという事情さえ知らなければ、日常会話の中に溶け込んでしまいますが、花名の事情を知っている花名自身(や我々)にとっては、胸に響く言葉になります。この辺が、上手いな~と思う作品でした。

また、花名が一番信頼しているのが、微妙に栄依子ってのも上手い。てか、よくそれをやったなと。

こういう、「グループでキャッハうふふ」しているものだと、うっかり「みんな同じくらい大好き! 同じくらい大切!」ってなりがちだけど、実際、そんなことはないでしょう。我々バカ男子から見ればみんな仲良しな四人組に見える女子グループの中にも、絶対に微妙な温度差があると思います。(ゆるゆり のように、カップリングにしたり、ギャグテイストにしたりせず)そこにしっかりと踏み込んだ百合アニメもなかなか珍しいです(あっ、ゆるゆり も好きな作品ですよ♪)。

勿論、花名は、たまちゃんも冠も大好きで超大切なんです。それは大前提にしながらも、やっぱり栄依子を一番信頼しています。最終話の下着選びの件からも、ハッキリ分かります。それは多分、栄依子が花名に「秘密を告白した」からですね。

こういう感情の機微の描き方が抜群に上手い作品でした。原作者は多分、女性なんじゃないかな? と思いました。こういう繊細なの、男は苦手なので(苦笑)

一方で、今回アニメ化された中で、一番「本性」をさらけ出していたのも栄依子でした(ガチ百合とか)。だから、たまちゃんと冠は、まだ(キャラとしての)伸び代があります。なんか、このアニメのキャラはみんな微妙に歪んでいて、裏(心の闇や何らかの事情、秘密)がありそうです。今後、たまちゃんや冠もそれらを吐き出してくると、おそらく花名の中で更に大切な存在になり、そこでようやく、花名の「告白」に到るのでしょうね。楽しみです。

たまちゃん、特に良かったですね♪ なんか、「メッチャ良い子になったユタカ(Aチャンネル)」って感じでw 環のダーティさも、笑。

ただ、そんな中でダントツで一番好きだったのが、万年大会さん。なんか、ダメな大人で可愛らしくて、自信がなくて、でも実は優秀で。萌えました♪ 途中から、万年さん目的で観てましたよw 登場回の4話はかなりの良回。ギャグでしっかり笑わせつつ、花名との友情に万年さんの成長と、メッチャ面白かったです!

あとはまあ、特徴としてはハッチャケ女子トークでしょうか。お泊まり回とか水着回とか、他にも結構な下ネタが(笑) まあでも、女子だけならきっとあんな感じか、もっとえげつないんでしょうね。知りませんが(笑)

とまあ、ダラダラと書いてきましたが、とにかく魅力的で楽しかったです。本当は、花名の告白シーンまで観たかったのですが、最終回の最終シーンを観ていると、なんか「焦らず、スローなペースで良いじゃない」と諭されているような気分になりました。

まあ、あれで最後に花名が、「トランキーロ、、、焦んなよ」って言ってくれたら、私なんかは爆笑でしたが(分かる人には分かるはず)w

2期、期待ですね♪
{/netabare}

【視聴終了(要約バージョン小盛りレビュー)】
{netabare}
友達との何気ないやりとりが、花名の事情を知っていると深く心に響くようになるという台詞回しや、女子の友情の微妙な心理(温度差)を描く繊細さが秀逸。女子のハッチャケトーク含め、女性的な観点で描かれた作品。キャラはいずれも素晴らしく、特に万年さんに萌えた。結末を焦らず、2期を待とう!
{/netabare}


【余談~ slow start な友人 ~】
{netabare}
過去にいますね、浪人してた友達。

結論としては、「周りは大して気にしない。でも、本人が一番気にしている」かな。

彼は、学生時代の友人でした。大学で、初めての講義でたまたま隣に座り、そこから4年間ずっとつるんでた仲間。そいつが、2年になった頃、数人で一緒に呑んでたら、「実は、俺、一個上なんだ」とわりと深刻なトーンで告白してきました。まあ、本人は1年間ずっと悩んでいたんでしょう。

それに対して自分らは、、、「はあ? なんだよそれ? お前まさか、一個上だからって自分が偉いと思ってんの?」「何? それでこれまでのいじられキャラを卒業できると思ってんのかよ? 調子のるなんよ!」「お前が俺らの中で最下層なのは変わんねぇからな!」とか、散々罵ってやりましたよw

もちろん、ワザとですけどね。

本人がずっと嘘をついてきたことを気に病んでることも分かりましたし、このまま嘘をついていくことも可能な中、自分らに告白してきた意図も分かるし、多分、今までと変わらず付き合ってほしいであろうことは想像できるし。変にシリアスにしたくなかったから、その話題はわずか数分で切り上げ、あとはいつも通りのバカ話をしてましたね。

飲み会が終わって、彼と分かれた後、(その場にいた)友達と「あれで良かったよな?」「良いんじゃね?」という会話をしたのも覚えてます(実は自分達も驚いてはいたので)。その後、彼の年齢については、「基本的に触れない。たまにいじる」という方針が、暗黙の了解として仲間内にありましたね。彼は彼で、それで居心地良さそうでしたし。

今回、このアニメを観て、そんなことを思い出しました。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
携帯が古いし、LINEじゃないのがね(笑) なんか、風? モモチに裏があったら面白いかな。古い感じの日常系百合アニメ? 2話連続は観られない作風だな。1話と1話の間に間をとりたい感じ。

2話目
私立なんか、どっかでどうにかできそうだけどな。しかし、何気に重い設定だ。スロウスタートのSlowって、そういう意味か。でも、lateの方が適切じゃない? ゴロの問題かな?

3話目
百合百合してますな~。あの涙は、なかなか来たな。良いシーンだった。何気ない会話で、辛くなったんだね。周りがそれを、感動の涙だと勘違いできることも、序盤であることを考えると上手いシーンだと思った。

4話目○
浪人違い(笑) でも、浪人を告白して、いじられて済ましたいという欲求でもあるかな。ローニンズ byラブひな(笑) 私の方がずっとマシ(笑) 三猿(笑) ギャグが冴え渡る回だな。可愛いスウェットを誉めてほしい(笑) 好奇心>思いやりw 万年さん、良いキャラしてるな。二人の友情も良い感じ。ラストも、管理人さんが深入りしないのも素敵。これは良回だな。

5話目
スカートのはき忘れが、留年の告白に繋がるとか、上手いね。きっと、キャラ全員になんらかの秘密があるんだな。

6話目
日に日に緩むw 中華丼上手そうだな。中華料理屋行っても、なんか安っぽく感じてしまって頼まないしな。最後、ちょっと良い話を入れてくるんだね。あまり乳首と連呼するなやw

7話目
あんまり百合百合されるとキツいな。なぜ、縛られてる?? エイコ、かなり危うい感じだな。先生はノーマルなんだろうけど。ハナの秘密暴露まで、スロウだけど、確実にステップ踏んでるね。

8話目
高橋さん? 巨乳で怖いw 万年さん、この人観たくて観てるようなもんだな~。なんかいっぱい出てきたな~。最後に風呂って、ひだまりスケッチ意識してる? ヒマワリって、よく見るとグロい花No.1だと思うんだけど、それって私だけ(笑)?

9話目
貧乳はステータスだ、希少価値だ(笑)! JKにオモチャにされる万年さん、良いな♪ 万年×大家さん、このコンビ好き♪ エステで綺麗になっても、見せるのはコンビニ店員だけ(笑) たまちゃんも、かなり良いキャラしてるよね♪

10話目
ド下ですやん(汗) 貰った瞬間から、壊れた時のことを考えない=友達になった瞬間から、嫌われた時のことを考えない、だね。一言一句同じでも、深みが違う(笑) 深いw 言い話だな~。

11話目
擬態って(笑) 夏祭り行くと、ついお好み焼きを買ってしまう。値段のわりに腹膨れるからw 逆に絶対に買わないのが、チョコバナナ。だって、所詮はバナナだし(笑)

12話目
友達の洋服選びからのパフェ。正しい女子高生(笑) メッチャイチャイチャしてる(汗) もう二十歳。なんか、闇を感じるw 頑張れ、万年さん!
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 30

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

スロウでも1周遅れでも、スタートすれば勝者(完走)の権利が発生するんだぜ。(複数回視聴予定)

いや、タイトルに書いたような熱い展開がある訳ではないんだけれども・・・。

めちゃくちゃ好みの作品でした(異論は認める・・・)。

日常系のアニメの「これ見とけ」に入っていたので、観ることにしたのですが、
雰囲気、キャラクター、会話のセンス(所々に出てくる「なんと!」がお気に入り)、ギャグのセンス、ちょいエロのセンス(無理矢理ボヨンボヨンさせる所がない、一か所除く)、ちょい百合のセンス、総合的に大好きになりました。
きっと、また見るな。


百合要素が苦手な人には、なかなかお勧めはできないかもだけど、
クオリティは恐ろしく高いと評価しました。
どうやら、「青ブタ」を手掛けた制作会社さんらしいですね。
それは、クオリティが高いのもうなずける。

物語は、まぁ日常系なので、日々の出来事の中でキャラを愛でる、ていう。
大筋では、受験のタイミングおたふく風邪をひいてしまい、中学→高校で浪人をしてしまった一之瀬花名を中心として、友達ほかとのなんやかんやを描いています。
花名は一浪を大変コンプレックスに感じており、もともとの性格もあってか、積極的になれない、そんな中で出会って、仲良くなった友達に隠し事(一浪していること)をしているのは、どうなんだろうか・・・、と思い悩みながらも・・・。

てなところでしょうか。


作画については、ぽわんとした絵柄ですが、細部までしっかりと、乱れることなく綺麗に描かれており、素晴らしいと思います。
「青ブタ」ほどシャープではないですが、これは、好みになるかもしれません。が、安心して観れます。

声優さんも、私は特に破綻がないと思いましたし、満足できました。
何より、会話のテンポやギャグ的絡みの雰囲気、とても楽しめました。
冠はちょっと、某小林さんの登場人物と被っちゃいますね。


音楽は、OPが素晴らしいですね。
楽曲と絵のマッチングとしては一級品の部類に入ると思います。
ま、これも好みだからなのでしょうが「NEW GAME」みたいなOPがもともと好きなので、これも大好きな部類になります。
楽曲もクセになる要素持っていると思いますね。
各キャラが歌っているようですし。

さて、キャラクターについては、容姿的な特徴は特筆すべき点はあまりなく、中の上と言ったところなのですが、やはり作品全体の総合力として、十分な魅力と個性を持っていると思いました。

一之瀬花名:主人公、ちょっと人見知り。浪人コンプレックス有り。
消極的主人公、友達、他との付き合いで徐々に変わっていく。

十倉栄依子:静的ペースメーカー、もしかしたら(性的)かも。
ちょっと大人な雰囲気、そこはかとなく、色々なところに余裕が感じられる。百合的要素の中心人物かも。とても魅力的なキャラクター。

百地たまて:動的ペースメーカー。
エロ系会話も容赦なし、キンキン声が気になるが、色々と楽しい。
が、実は料理も得意、ばあちゃん子っぽい、明るい、元気、性格も良さそう。
いいお嫁さんになりそうキャラ。

千石 冠:マスコットキャラかな。
某小林さんのカンナの高校生版なんて言われているらしい(メタ要素すみません)。所々で、いい味の突っ込み、応答、「おなか減った」を繰り出す。
可愛らしい。栄依子大好き(←これは百合要素になるのか?お母さん要素的な側面も・・・?)


京塚志温:花名の住むアパートの大家さん。ポヨンポヨンキャラ。
実は、ある意味、浪人仲間?
ポイントポイントでいい味を出してくる。


万年大会:花名のアパートの住居人。
実は浪人仲間、大会(ひろえ)さんと読む。
やっぱり、浪人の影響で引きこもりチックになっていたが、花名ほか、の影響で徐々にスタートを切り始める。
ある意味、もう一人のスロウスターター。
キャラクター的には好きなキャラ、今後が気になる。

榎並清瀬:花名たちの担任の先生。
栄依子と怪しい関係・・・に見えるポイントがある、がどうなんだろう。
気になるw。
ちょっとイキな先生に見えるが、どうだろう。

実は、このほかにも多数のキャラクターが登場している。
どのキャラも機会があれば、各々のエピソードを観てみたいところなんだけれども・・・。

もののサイトによると、続編シリーズ(2期)はなかなかにキビシイとの評価らしい。
大変残念、機会があれば、ぜひ制作してほしいものです。



ちょっと調べてみると、同時期に「ゆるキャン△」が放映されていたそうな・・・。
ゆるキャン△は私も大好きな作品なので・・・、なるほど、あれが相手なら、少々、埋没気味になってしまうことはあり得るのか・・・。

魅力的なキャラクター、きれいな絵柄、健全で、流行りのキャンプネタ。
解らないでもない。


それでも、スロウスタートもまだまだ、未活躍のキャラもたくさんいますし、メインキャラたちの今後も観てみたい。
学校生活だけを描いても、まだまだ、学年も時間も残っているのに・・・。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11
12
ページの先頭へ