バトルで漫画原作なTVアニメ動画ランキング 96

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のバトルで漫画原作な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月03日の時点で一番のバトルで漫画原作なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

94.4 1 バトルで漫画原作なアニメランキング1位
鬼滅の刃(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1658)
6899人が棚に入れました
血風剣戟冒険譚、開幕。舞台は、大正日本。炭を売る心優しき少年・炭治郎の日常は、家族を鬼に皆殺しにされたことで一変した。 唯一生き残ったが凶暴な鬼に変異した妹・禰豆子を元に戻す為、また家族を殺した鬼を討つ為、2人は旅立つ。鬼才が贈る、血風剣戟冒険譚!

声優・キャラクター
花江夏樹、鬼頭明里、下野紘、松岡禎丞、櫻井孝宏、大塚芳忠、梶裕貴、加隈亜衣、岡本信彦、森川智之、悠木碧、井澤詩織、浪川大輔、山崎たくみ、緑川光、子安武人、坂本真綾、山下大輝、早見沙織、千葉繁、上田麗奈、日野聡、小西克幸、花澤香菜、河西健吾、杉田智和、鈴村健一、関智一、関俊彦、木村良平、福山潤、小松未可子、諏訪部順一、内山昂輝、小清水亜美、森久保祥太郎、白石涼子、稲田徹

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

流行にのってみた

流行にのって視聴。見終えてだいぶ時間が経過して今更のレビュー。

鬼に家族を殺され、妹を鬼にされた竈門炭治郎が妹を人間に戻して敵討ちをするために奮闘する物語。

設定は割とシンプルで見やすいとは思う。
話の分かりやすさと日常的に使いやすい全集中とか~柱(そんなに使いやすくもない?)とかも人気が出た要因の一つかなと思った。
あとはみんな大好き必殺技というか技の名前。
少年マンガにつきものの主人公の成長もあって、やっぱり成長見るの好き。

素直に面白いと思った。流行しただけはあるのでは?
見ていた人多かったから、初対面の人と話すときの話題に困ったときにもしかしたら使えるかもしれない。

何も考えずにボーっと見るのにも良い。

キャラクター達も個性的な設定にしてある。
上半身裸で猪の顔を被った伊之助なんか衝撃的。ご本人の顔とのギャップ。


OP
紅蓮華 LiSA
ED
from the edge FictionJunction feat. LiSA
挿入歌
竈門炭治郎のうた 椎名豪 featuring 中川奈美
紅蓮華やっぱし良いですね。紅白に出るだけのことはある。ずっと聴いていたい。そして、EDの溢れる梶浦由記感。
竈門炭治郎のうたも注目すべき楽曲のようだ。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
時は大正、日本。炭を売る心優しき少年・炭治郎は、ある日鬼に家族を皆殺しにされてしまう。さらに唯一生き残った妹の襧豆子は鬼に変貌してしまった。絶望的な現実に打ちのめされる炭治郎だったが、妹を人間に戻し、家族を殺した鬼を討つため、“鬼狩り”の道を進む決意をする。人と鬼とが織りなす哀しき兄妹の物語が、今、始まる--!

1. 第一話 残酷
時は大正。竈門炭治郎は、家族とともに山でつつましくも幸せな日々をおくっていた。ある日、町で炭を売りに出かけた炭治郎が山に戻ると、家族は鬼に襲われ血だまりの中で絶命していた。唯一、一命をとりとめていた妹・襧豆子を救うべく、降りしきる雪の中背中に背負い必死に雪山を下りる炭治郎。その途中、襧豆子は突然唸り声を上げ、炭治郎に襲いかかる。

2. 第二話 育手・鱗滝左近次
炭治郎は冨岡義勇の導きにより、鬼になってしまった妹・禰豆子とともに狭霧山を目指す。夜の道中、炭治郎はお堂から血の匂いを嗅ぎつける。誰かが怪我をしているのかもしれないと駆け寄ると、なんとそこにいたのは、人を喰らう鬼。突如、鬼に襲われた炭治郎は、斧でなんとか応戦するが、鬼の圧倒的な力に、たちまち鬼に組み伏せられてしまう。鬼がとどめを刺そうとしたとき、助けに入ったのは--。

3. 第三話 錆兎と真菰
鬼殺隊--古より存在し、鬼を狩る組織。入隊のための試験「最終選別」に向けて、鱗滝左近次による炭治郎の訓練が始まった。様々な罠が張り巡らされた山下り、刀の素振り、滝修行、そして呼吸法……。狭霧山に来て一年、鱗滝は「もう教えることはない」と炭治郎へ言い放ち、巨大な岩の前で、最終選別へ行くための条件を突きつける-。

4. 第四話 最終選別
最終選別の合格条件は、鬼殺の剣士が捕らえた鬼たちが閉じ込められている藤襲山で七日間生き延びるということ。若き剣士と鬼の生き残りをかけた戦いが始まる。炭治郎は、鱗滝左近次のもとで身につけた呼吸法と型で着実に鬼を斬っていく。二年にわたる鍛錬は無駄ではなかった。しかし、そんな炭治郎の前に、藤襲山にはいるはずのない異形の鬼が現れる-。

5. 第五話 己の鋼
朝日が昇り、七日間の戦いの果てに生き残った剣士たちはたったの四名だった。生き抜いた炭治郎たちを出迎えた案内役からは、鬼殺隊についての説明が行われる。それぞれに鬼殺隊の隊服、伝令役となる鎹鴉が支給され、最後に、自身の日輪刀を造る玉鋼を選んだ。そして、鱗滝の家へと帰宅した炭治郎を待っていたのは-。

6. 第六話 鬼を連れた剣士
鬼殺隊の隊服に身を包んだ炭治郎。腰に日輪刀を携え、禰豆子が入った鱗滝特製の木箱を背負い、鬼殺隊の初任務として毎夜少女が失踪しているという北西の町に向かう。そこで炭治郎は、恋人をさらわれ、憔悴しきっている和巳と出会う。たしかに、近くに鬼の匂いを感じるが、鬼の姿はどこにも見えない。不穏な事件に鬼の影を疑う炭治郎は-。

7. 第七話 鬼舞辻無慘
三人に分裂した鬼が炭治郎を追い詰める。そのとき禰豆子が鬼に襲い掛かった。鬼になってしまった妹は守らなければいけないほど弱い存在ではない--。意を決した炭治郎は、分裂した鬼のひとりを追い、地面に広がる沼へ飛び込む。沼の中で待ち受けていたものは。

8. 第八話 幻惑の血の香り
次なる任務の舞台は東京・浅草の町。大正の華やかな都会の街並みに戸惑う炭治郎だったが、そこで鬼の匂いを嗅ぎつける。匂いを追った先で出逢ったのは鬼舞辻無惨だった。鬼舞辻を斬ろうとする炭治郎。だが、鬼舞辻は行きかう人間を鬼に変え、町を混乱に陥れる。必死に事態を収拾しようとする炭治郎の前に、 とある人物が姿を現す-。

9. 第九話 手毬鬼と矢印鬼
炭治郎を助けた者は、珠世と愈史郎という鬼だった。珠世は炭治郎たちを、”目隠し”の術を施した屋敷へといざなう。そこで炭治郎は、珠世との会話から、鬼を人に戻す方法についての活路を見出すのだった。そのとき--炭治郎を追うふたりの鬼が屋敷の場所をつきとめ、猛烈な攻撃を繰り出す-。

10. 第十話 ずっと一緒にいる
炭治郎の苦境は続く。矢琶羽が最期に繰り出した血鬼術”紅潔の矢”を、炭治郎は水の呼吸の型を駆使し、なんとかしのいでいた。一方で禰豆子と朱紗丸の戦いは続いており、状況を危惧した珠世は、自身の血鬼術を使い-。

11. 第十一話 鼓の屋敷
鎹鴉から告げられた次なる鬼退治の地は南南東--。その途上で炭治郎は、最終選別で生き残った同期の剣士・我妻善逸と出会う。炭治郎は、善逸の消極的な態度に手を焼きつつも山の奥地へ向かうと、屋敷の前で兄を連れ去られたふたりの子どもたちに出会う。そこで、善逸はどこからか鳴り響く鼓の音を聴くのだった……。

12. 第十二話 猪は牙を剥き 善逸は眠る
鼓を打つ度に、部屋が回転する不思議な屋敷の中で、炭治郎は善逸と離ればなれになってしまう。炭治郎と別れてしまった善逸は正一を連れ、恐怖に絶望していた。その頃、炭治郎は、屋敷の主である鼓を打つ鬼と、猪の頭をかぶった奇妙な姿の男に出会う。

13. 第十三話 命より大事なもの
屋敷の主・響凱が鼓を打つたびに部屋が回転し、炭治郎は苦戦を強いられる。前の戦いで骨折している炭治郎は弱気になる自身を鼓舞して、必死に立ち向かう。響凱が使う血鬼術による攻撃にも圧倒される炭治郎。果たして、無事に響凱の頸を討ち取ることができるのかー。

14. 第十四話 藤の花の家紋の家
死闘の末、響凱との戦いに勝った炭治郎。屋敷の外へ出ると、先に脱出していた善逸と出会う。だが、禰豆子の入った木箱を抱えボロボロになった善逸、そして二刃の日輪刀を抜いた猪頭を被った男が立ちはだかる異様な状況を目の前にする-。

15. 第十五話 那田蜘蛛山
次なる目的地は北北東。炭治郎と禰豆子は、善逸や伊之助とともに那田蜘蛛山へ向かう。その山は蜘蛛の巣が張りめぐらされ、無数の蜘蛛が蠢く山だった--。怯える善逸を残し、山に入った炭治郎と伊之助は、蜘蛛の糸に絡み取られた鬼殺隊員に遭遇する。

16. 第十六話 自分ではない誰かを前へ
蜘蛛の糸に囚われた鬼殺隊員と戦う炭治郎と伊之助。糸を斬り、蜘蛛の巣を破り、ふたりは山の奥へ。森を進むにつれ、蜘蛛の糸がだんだん太くなり、操られている者たちも人間には不可能な動きをしはじめる。操られた隊士たちを、傷つけずに動きを止める方法も困難になる中、炭治郎がとった行動とは--。

17. 第十七話 ひとつのことを極め抜け
ここには鬼舞辻無惨直属の配下・十二鬼月がいる--。那田蜘蛛山の母鬼を倒した炭治郎は、妹の禰豆子を人間に戻す手掛かりになる鬼が、この森にいることを知る。傷だらけの伊之助とともに、ふたりはさらに森の奥へ。一方、ひとり寂しく森を進む善逸の前に、人面蜘蛛が現れる。

18. 第十八話 偽物の絆
那田蜘蛛山の父鬼と対峙する炭治郎と伊之助。応戦する炭治郎だったが、父鬼の怪力に吹き飛ばされてしまう。川の近くに落下した炭治郎は、姉鬼を痛めつける鬼の少年・累と出会う。恐怖と憎悪で結ばれた関係を「家族の絆」と呼ぶ累に、炭治郎は激怒する。累と炭治郎の戦いが始まる。

19. 第十九話 ヒノカミ
鬼殺隊最強の剣士である柱が那田蜘蛛山に到着した。父鬼を一太刀で切り伏せる水柱・冨岡義勇。 その太刀筋を見た伊之助は己との格の違いに興奮し、戦いを申し込む。一方、全身に毒が回り、瀕死に陥っていた善逸の前にも、蟲柱・胡蝶しのぶの姿が--。

20. 第二十話 寄せ集めの家族
累より放たれた血鬼術により死を覚悟した炭治郎。走馬燈の中で亡き父が舞っていた神楽を思い出し、水の呼吸とは異なる新たな技を放つ。”ヒノカミ神楽・円舞”--、相打ち覚悟で繰り出したその技で、ついに累の頸を斬り落とす。満身創痍の中、傷つき倒れる禰豆子のもとに向かおうとする炭治郎の前に現れたのは--。

21. 第二十一話 隊律違反
倒れながらも禰豆子を庇おうとする炭治郎を見て、累の中で過去の記憶がよみがえる。かつて病弱だった彼は、鬼舞辻無惨に出会い、血を分けてもらうことで鬼になった。だが、鬼になった自分を、父と母は殺そうとする。そのときから彼は家族を探し続けてきた。どうしても手に入らない絆を求めて--。

22. 第二十二話 お館様
戦いを終えた炭治郎は、禰豆子とともに鬼殺隊本部へ連行される。そこでは鬼殺隊の当主・産屋敷と最強の剣士・柱たちによる「柱合会議」が行われることになっていた。鬼を庇うという鬼殺隊にあるまじき隊律違反をした炭治郎を、柱たちは糾弾する。そして風柱・不死川実弥は、禰豆子に刀を向けた--。

23. 第二十三話 柱合会議
鬼殺隊の当主・産屋敷が、ついに炭治郎の前に現れた。彼は、炭治郎と禰豆子の入隊を容認するという。だが、柱たちはその判断をすぐには飲み込めなかった。風柱の不死川実弥は自らの腕を傷つけ、禰豆子の前に血を晒して、鬼の本性を引き出そうとする。

24. 第二十四話 機能回復訓練
傷ついた炭治郎と善逸、伊之助は蟲柱・胡蝶しのぶの屋敷で治療を受けることになった。二週間後--炭治郎と伊之助は機能回復訓練を始める。だが、その訓練は過酷であり、炭治郎たちの心はへし折られてしまう。その厳しさも知らず、遅れて訓練に参加した善逸は、女の子を前にしてひと際やる気を見せるが--。

25. 第二十五話 継子・栗花落カナヲ
蝶屋敷で機能回復訓練中の炭治郎は、全集中の呼吸を一日中続けられるように修行に励む。最初は全く敵わなかった同期の剣士・カナヲとの訓練も少しずつ効果を上げるようになってきた。毎日修行を休まぬ炭治郎を見て、善逸と伊之助も訓練に復帰するが…

26. 第二十六話 新たなる任務
炭治郎たちが機能回復訓練に勤しむその裏で、鬼の絶対的支配者・鬼舞辻無惨により、十二鬼月の下弦が集められ、鬼側もあらたに動き出そうとしていた。訓練も終盤をむかえ、カナヲとの訓練も互角の勝負ができるようにまで成長した炭治郎のもとに、鎹鴉より新たな任務が伝えられるのだった。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ヒット作を語らう時の心の姿勢

2020.04.12 追記

思うところがあっての大幅加筆。
視聴後に書いた作品レビューは後段に残しときます。
 ※ごく一部のアニヲタ批判も含んでるので気分害されちゃったらごめんね


作品の良し悪しについて各々語るのがレビューサイトの目的の一つですが、この作品は久々に普段アニメを観ない層を巻き込んで社会現象を起こしたということもあって、その観点で一言申し上げたく候。基本雑談です。


{netabare}とあるコーヒー屋にて見かけた風景。
「こんないいものなのになかなか理解されない」

自身が愛好しているものを理解してほしい。誤解を解きたい。なんなら広めたい。趣味人なら自然と沸き上がりそうな感覚です。少なくとも目の前で熱弁をふるってるこの人はそんなタイプの人。そしてその対象はアニメでした。
一緒にいる相手はそれほど興味のない層。よくありそうなシチュエーションです。
時は2016年。大ヒット中の映画『君の名は。』を映画館に出向き鑑賞し感動したと伝える非ヲタさん。話を合わせただけかもしれませんが、そんな会話のきっかけを全力で折りにいくアニヲタさんがいました。曰く、

「あーあれ話の辻褄全然合ってないんだよね」
「話が頭に入ってこないから全く泣けなかったわー」
「それよりも新海監督の前作がなんちゃらかんちゃら…」
「それよりも同時期の『聾の○』『この世界の何某に』のほうが凄かったけどね」
等々

前段でなかなか理解されないというやりとりを耳にしてたからなおさらかもしれません。

 「そりゃあんた理解しろというのが無理だわ」

単に巻き込みに失敗しただけでなく、むしろ遠ざける逆の効果を発揮するコミュニケーションでした。あほらし…
別にあにこれで同種のレビューを投稿するのは一向にかまわないと思います。同じヲタ同士で一定の土台を共有してますし、節度を保って思うところぶちまけてもらったほうがよいしそういう場です。
そのため「『君の名は。』つまんねーのにそう言っちゃだめなのかよ!」とか「思ってもいないこと(面白くないのに面白いと)言うほうが不誠実だと思うが?」という話では全くないので悪しからず。

せっかく興味のなかった人が興味を示してくれたのに。当のヲタさんだって仲間になりたそうにこちらを見ているのに。…全力でへし折りにいってませんか?です。

 「どこらへん面白かったの?」
 「アニメってどんなの想像してた?」

せめてこれくらいのワンクッション置いてから持論を展開してほしかったところ。
非ヲタさんはアニメを観にいちいち映画館に足を運ぶなんて滅多にないでしょうに。ここらへんの想像力がこのコーヒー屋で出会ったアニヲタさんには決定的に欠けてます。
もうなんというかオタクどうこうよりも単なるコミュニケーション下手かどうかの話のような気もしますが、やらかしがちなので自戒も含めて気を付けましょう。


というわけで何を言いたいかはもうお分かりですね。
4年ぶりに似たような局面がきてるわけですよ。クリスマスや誕生日のプレゼントに単行本をせがまれてみたり、芸能人がファンであることを公言して、なかには椿鬼奴さんみたいに番組内でネタにしてたりもする。LiSAさんが紅白に出場してたりもしましたね。

とはいっても、制作会社「ufotable」。声優「花江夏樹」「鬼頭明里」。一般人はまず知らない単語です。紅白出場したからといってアーティスト「LiSA」さん知らない人だって多いでしょう。今回で興味を持って動画を漁ったとしても客席サイリウムが乱舞してる光景を見たらそっ閉じしたくなるのが人情です。
余計なお世話でしょうが、同好の士を増やしたい私としましては非ヲタさんとのやりとりは「お手柔らかに」と願うところであります。

『鬼滅の刃』気に入ったのならこんなのもあるよ(^^)
そんな展開を夢見て以下、


■映像凄かったっす

作画に触れて制作会社「ufotable」を話の枕に『fate』『空の境界』をご紹介。劇伴も同じ梶浦由記さんだったりします。


■声優さん繋がりも

ベテラン・若手・中堅問わず実力のあるCVさんが多く起用されていた本作です。要は年間通して登板回数の多い人たち。
竈門家だけでも父:三木眞一郎、母:桑島法子、子供たち:大地葉、本渡楓、古賀葵、小原好美とかいう水準です。

 「その○○役やってた人だったら、今ちょうど△△ってアニメに出ているよ」

リアタイものだと「じゃあ明後日チェックしてみよう」と敷居が下がったりするものです。

それに各々代表作を持ってそうですから、そちらへの誘導もありですね。
花江夏樹さんなら『四月は君の嘘』。早見沙織さんなら『あのはな』。あたりは非ヲタ向け鉄板でしょう。「いやそれより『俺ガイル』が鉄板だ!」そのへんはどうぞご自由に(笑)

我妻善逸(CV下野紘)からの『ACCA』ジーン・オータス役。
嘴平伊之助(CV松岡禎丞)からの『SAO』キリト役。
本作での役どころとは違う顔を見せている作品も驚きがあっていいですよね。


自分もそうでしたが、声優さん、制作会社、劇伴担当、キャラデザインあたりの繋がりから広がっていったと思います。

まあそんな感じの世迷い言です。お付き合いいただきありがとうございました。
ちなみに私はこの作品を手放しで褒めておりません。{/netabare}




↓以前投稿した作品についての感想
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2019.10.04記
旧件名:良いほうの『少年JUMP』

{netabare}
艶やかな街の灯り
静謐な山間の雪景色

とにかく綺麗な作品です。
色使いが独特といいますか鮮やかな色の組み合わせが印象に残ります。
主人公炭治郎の羽織(緑と黒)はサムネでも確認できる組み合わせ。

その一方で、毎話冒頭サブタイトルコールの墨色を用いた水彩風の演出にも味わいがある。全体の色味が和風なんですよね。

そしてこれがぐねぐね動くのを目の当たりにすることになります。
バトルシーン。抜刀時の緊張感。連続した体動作の流麗な運び。対立する“鬼対人”の果てなき抗争の物語のためバトルシーンは多くあり、手を替え品を替えての演出に都度唸ることでしょう。


制作会社『ufotable』は、『劇場版 空の境界』でアニメビギナーだった私の心が鷲掴みにされたこともあって、本作『鬼滅の刃』は事前から楽しみにしていた作品でした。

『空の境界』は、和装のヒロインの殺陣がとにかく流れるようだったのとそれを活かすコマ割りで、これまでバトルを“迫力”という概念でしか見れてなかった自分に”美しさ”というものを教えてくれた忘れられない作品です。



さて『鬼滅の刃』に戻ります。
冒頭作画に触れたのは、この一点だけでも「買い」だと思ったから。なお原作は未読です。
週刊少年ジャンプは『ONE PIECE』が連載される前に卒業した私ですが、いかにもジャンプらしい作品と言えるのではないでしょうか。たしか

 “ 努力 友情 勝利 ”

でしたっけ?
その王道を行くかのような竈門炭治郎(CV花江夏樹)が主役の物語。鬼に親兄弟を惨殺され唯一生き残った妹も鬼と化してしまう。その妹竈門禰豆子(CV鬼頭明里)を人間に戻す手段を探るべく、人外なる鬼を討伐する組織へと身を投じていく流れとなってます。

良いですね。
炭治郎が素直で努力家で妹思いで諦めない強い意志を感じさせるいい奴なんです。私としてはこの主人公と冒頭述べた作画の2点推しです。
・・・以上なんですけど一応5項目整理しておきます。


▼物語

あらすじ読むと暗そうな話ですが、実際展開されたのはシビアな場面とギャグパートとのほどよい緩急。すっと肩の力を抜けるポイントが用意されてそこそこ笑えます。
それにインフレし過ぎない敵キャラ。鬼舞辻無惨(CV 関俊彦)を最終目標と定めてのブレない展開も好感。
炭治郎の鍛錬シーンに尺を取り強くなっていく過程を丁寧に描いたことは戦闘の重みや背負うものの大きさなどに説得力を持たせる効果がありました。また、鬼を一方的な悪として描かないこともお家芸とはいえ好きな設定。


▼声優

弱っちいけど芯のある人物を演じるには花江さんの選択は良かったかと。2018年初頭『グランクレスト戦記』『ラーメン大好き小泉さん』でその名を認知したのち、視聴作品が被ってなかった鬼頭明里さんのフルボイスを久々聞けたのは個人的に◎。
敵方の “ 十二鬼月 ” そして鬼殺隊エリートの “ 柱 ” 両陣営にも豪華声優陣を配置。 一部しか登場してないので今後の発展性の面でも楽しみが残ります。

{netabare}禰豆子を人間に戻すためのキーマン珠世を坂本真綾さんが演じられているのも耳に心地よい。もっと珠世を出しておくれ!{/netabare}


▼キャラ

我妻善逸(CV下野紘) 嘴平伊之助(CV 松岡禎丞)の位置づけが絶妙でした。
濃いっすね。途中からお笑い担当みたいになってましたが…
{netabare}協力プレイで敵を撃破!という印象がないのです。
意図したものなのか、兄と妹の絆に焦点あてていて友情プレイは控えめでした。今後の伸びしろを感じるところです。{/netabare}


▼作画

既述。
追加で、室内戦闘の描写もすさまじかったですね。
{netabare}ジャミロクワイの名曲『Virtual Insanity』のPVイメージで、そこの灯りを暗くして動きをめちゃくちゃ激しくしたような響凱(CV諏訪部順一)との戦闘も目を奪われました。鼓を打つ鬼とのバトルですね。{/netabare}


▼音楽

安定の梶浦案件。
地味に評価したいのが2クールの前後半通してOPEDが変更されなかったことでしょうか。昨今のお作法からみても異例な気もしますが不自然さは感じません。
{netabare}後半で曲を一新して、最終話クライマックスで前半OPどーん!演出って分かっていてもアガるんです。でもそれをしない勇気といいますか、作品の一貫性考えると変えないほうがいい気がします。{/netabare}




整理してみると、個別項目でのマイナスはあまりなかったです。
続きは劇場版でということでしょうが、まだ開けてない引き出しも豊富なので不安はないでしょう。

ただし、2クール後半でやたらキャラ増やしてお披露目パートみたいになってたのをどう見るか?
ちょっとイマイチでした。単に私が消化しきれなかっただけで、これも続きありきということなら仕方のないことなのかもしれません。

それに少年漫画らしいシンプルな面白さを追求した感があって、エンタメとして申し分ないわけですが、天井をぶち抜くような破壊力まではありませんでした。あくまで感覚的なものです。

きっと作画表現に度肝を抜かれたこともあって同等かそれ以上のレベル感で「深み(絶望)のある物語」を期待してしまったのではないかと思われます。


いや充分面白いんですよ。今期(2019年9月終了もの)TOP3に入るのは間違いありません。全方位でおすすめです。{/netabare}



視聴時期:2019年4月~9月 リアタイ視聴

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2019.10.04 初稿
2020.04.12 追記
2021.08.11 修正

投稿 : 2024/06/01
♥ : 105
ネタバレ

いしゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

♪強くなれる理由を知った♪~観終わった後の充実感ヤバです!

あらすじはあにこれを参照ください。

放送時間:2019年4月~

◎物語
冒頭から救いのない展開です

大正時代を舞台に家族を鬼に殺され 
唯一の生き残りの妹(禰豆子)も鬼にされ絶望の"炭治郎"が
"冨岡義勇"という剣士に出会い 物語は始まります。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

〇鬼殺隊入隊 1話~5話{netabare}
家族が殺され途方に暮れている"炭治郎"に対して"富岡義勇"が放つ一言

”生殺与奪の権を他人に握らせるな!

みじめったらしく蹲るのはやめろ 
そんなことが通用するならお前の家族は殺されていない!

奪うか奪われるかの時に主導権を握れない弱者が妹を治す?
仇を見つける?笑止千万!!

弱者には何の権利も選択肢もない 
ことごとく力で強者にねじ伏せられるのみ”

厳しいですが真っ直ぐな正論 しかし心の中では

”泣くな 絶望するな そんなのは今することじゃない

怒れ! 許せないという強く純粋な怒りは
手足を動かすための、揺るぎない原動力になる

脆弱な覚悟では 妹を守ることも治すことも
家族の仇を討つことも、出来ない!”

厳しいけど心に沁みるセリフです○o。. 

彼の人柄が見えると同時に 
厳しい世界観を考えさせられる場面でした。 

そして”判断がおそい”
厳しさの中に優しさや思いやりがある
"鱗滝さん"のもとで修業が始まるのですが渋くて格好良いです。

選別試験で現れた手鬼
"錆兎"と"真菰"たちを殺した憎い鬼も最初は人だったんですよね
少し複雑な思いです。

”よく生きて戻った”
"鱗滝さん"が二人を抱きしめるシーンは胸が熱くなりました。
{/netabare}
☆゚・*:.。.☆゚・*:.。.☆☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆☆.。.:*・゚☆

〇鬼舞辻との邂逅 6話~10話{netabare}
”鬼舞辻無惨”の近い鬼から血を採取する!
医者の”珠世さんと”珠世さんラブが深すぎる"愈史郎"の登場で
”禰豆子”を治す方向性が明確になります。

最初に現れたのは 
16歳以上の女は醜いと食べてしまうアホな”沼鬼” 
しかも3体に分身するし歯ぎしりがすごい耳障りでウザ過ぎでした。

さっさと処理して次の目的地東京浅草へ 
薄々感じていましたが
やはり世間では鬼は認知されていなかったんですね

平和な日常を守るため 鬼を狩る鬼殺隊 まるで歴史の闇のようです

そして本来は蹴鞠が好きな小さい子供だったのに
呪いで死んだ"朱紗丸" 残酷だなって思うと同時に 

その人の意思関係なく勝手に鬼にして
蜜をやり操っていると思っていたら
都合が悪くなると殺してしまう ”鬼舞辻”ヤバすぎ許せないよ!

最後に"珠世さん"と"愈史郎"を人と思い守った”禰豆子”に
涙する"珠世さん"に思わず感動 心に響きました。{/netabare}

☆゚・*:.。.☆゚・*:.。.☆☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆☆.。.:*・゚☆

〇仲間との出会い 11話~14話{netabare}
同じ鬼殺隊の”我妻善逸”と”嘴平伊之助”との出会い
そして元十二鬼月の”響凱”との戦いを描いています。

頼りなくて剣士らしくない”善逸”と
猪突猛進でナイスにデレるチョロ男子”伊之助”

10話まで結構シリアスだったからお笑い回かなって思っていたら
良い意味で裏切られました。

”善逸”の気を失ってからの本気! 度肝を抜かれました。
( 剣士らしくないとかいってごめんなさい )

そして骨折してる”炭治郎”が心の中で
”折れてる”炭治郎”もすごいんだというのを見せてやる!”
根性は凄いと認めますが 最近心の声が多くなってませんか?

14話 お笑い回ですね 和みました○o。.。{/netabare}

☆゚・*:.。.☆゚・*:.。.☆☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆☆.。.:*・゚☆

那多蜘蛛山に住む鬼の一家の討伐 15話~21話{netabare}
"炭治郎"と"善逸"そして"伊之助"が向かった先には十二鬼月がいた。
鬼殺隊の柱 "冨岡義勇"と"胡蝶しのぶ"も交えての乱戦が始まる。

そしてついに”累”と対峙する"炭治郎"と”禰豆子”
爆血からヒノカミ神楽への流れの場面から挿入歌エンディングの流れ
すごい!すごい!すごい! ここ何度も観返しました○o。.

その後"冨岡義勇"の凪 
ヒノカミ神楽が動とすればこちらは靜のようです 

美しい!と同時に美味しいところ全部持っていきましたね
嫌でも好感度上がるやつじゃん!

もう一人の柱”しのぶ”登場
黒目大きくて口調も軽やかで可愛いのに
”正しく罰を受けて生まれ変わるのです”
聖女の様な会話がいつのまにか気付けば他人を煽っている
やっぱり柱 一筋縄じゃないようです○o。.。{/netabare}

☆゚・*:.。.☆゚・*:.。.☆☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆☆.。.:*・゚☆

〇柱合裁判 22話~23話{netabare}
"冨岡”や”しのぶ”を観ていて何となく感じてました
彼等人の話あんまり聞かないですよね・・・

期待したほかの柱も自由過ぎでしょ
この中だと”富岡”や”しのぶ”がまともに見えるから不思議
{/netabare}

☆゚・*:.。.☆゚・*:.。.☆☆.。.:*・゚☆.。.:*・゚☆☆.。.:*・゚☆

〇蝶屋敷の機能回復訓練 23話~26話{netabare}
弱くてゴメンね あの元気な"伊之助"が弱って
女子との訓練にこわれる"善逸"(平常運転?)

選別試験以来同期の”カナヲ”や”玄弥”との再会 

"胡蝶しのぶ"と”カナヲ”の過去 
過去を知るまでは何か達観してるような感じにみえた
"胡蝶"と”カナヲ”でしたが 今は180度考え変わりました

最初嫌な奴かなって思わせて 実は・・・
鬼滅の刃ってこのパターン多くないですか?
毎回騙されてる気がする○o。.。
{/netabare}

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

〇キャラ
暗い内容に主人公たちの重い過去
それでも暗くならないのは個性的な彼らのおかげでしょう

幼いのになぜかお父さん目線の炭治郎や
女子大好きな善逸 そして単純な伊之助

そして普段のふわふわしてる態度からは想像できない戦いの顔
このギャップにやられます♪

◎作画
時代背景は大正時代
人物が太く描かれていてかつ背景が落ち着いた配色
凄く丁寧で特に自然現象の表現は綺麗って感じる作画です。

あと この作品で一番好きなのは
夜の闇の背景に華やかで色彩豊かな戦闘シーン!
まるで夜空に浮かぶ花火の様な迫力がある描写はとても優雅です♪

これまでもこういう関係の評価の高かった制作会社ufo
今作は表現に加えて人物の表情が豊かになって凄いと感じました。

〇音楽
OP曲 紅蓮華
ED曲 from the edge 共に歌うのはLiSA安定してますよね
”強くなれる 理由を知った”思わず口ずさみたくなるフレーズです。
{netabare}
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
強くなれる理由を知った 僕を連れて進め

泥だらけの走馬灯に酔う こわばる心
震える手は掴みたいものがある それだけさ
夜の匂いに空睨んでも
変わっていけるのは自分自身だけ それだけさ

強くなれる理由を知った 僕を連れて進め

どうしたって!
消せない夢も 止まれない今も
誰かのために強くなれるなら
ありがとう 悲しみよ
世界に打ちのめされて負ける意味を知った
紅蓮の華よ咲き誇れ! 運命を照らして

イナビカリの雑音が耳を刺す 戸惑う心
優しいだけじゃ守れないものがある? わかってるけど
水面下で絡まる善悪 透けて見える偽善に天罰
逸材の花より 挑み続け咲いた一輪が美しい

乱暴に敷き詰められた トゲだらけの道も
本気の僕だけに現れるから 乗り越えてみせるよ
簡単に片付けられた 守れなかった夢も
紅蓮の心臓に根を生やし この血に宿ってる

人知れず儚い 散りゆく結末
無情に破れた 悲鳴の風吹く
誰かの笑う影 誰かの泣き声
誰もが幸せを願ってる

どうしたって!
消せない夢も 止まれない今も
誰かのために強くなれるなら
ありがとう 悲しみよ
世界に打ちのめされて負ける意味を知った
紅蓮の華よ咲き誇れ! 運命を照らして
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
{/netabare}
挿入歌は中川奈美が歌う”竈門炭治郎のうた”
思わず鳥肌立ちました 何度も見直す場面です。
しかし題名のインパクト凄いですよね 何歌ってるか気になりますよね
{netabare}
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
我に課す 一択を
運命と覚悟する
泥を舐め 足掻いても
目に見えぬ細い糸

泣きたくなるような優しい音
どんなに悔しくても
前へ 前へ 向かえ
絶望を断ち

傷ついても 傷ついても
立ち上がるしかない
どんなに打ちのめされても
守るものがある
守るものがある
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
{/netabare}
映像ばかりに気を取られていたのですが
うん 結構男の子らしい歌詞なんですね○o。.。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

〇観終わって
”禰豆子”を元に戻すために鬼殺隊に入隊し鬼と戦う!
物語の目的しては非常にシンプルで◎

そして鬼との戦いも頭脳戦とか基本無く
力と技のせめぎ合いでこちらもシンプルでわたしは嬉しい。

映像も綺麗ですし流れるような表現の数々には思わず見入ちゃいました
その中でも お勧めしたいのは鬼との戦闘シーン○o。.

鬼殺隊の武器の刀を使った
様々な”呼吸法”による技の表現はまばたき忘れるくらい綺麗!

激しくて荒々しいのもあれば 華やかな中に清々しさがあったりして
背景の黒(鬼は夜しか活動しないので)に広がる鮮やかな色彩は最高!

そして戦闘シーンと日常風景のギャップ

戦いで鬼と対峙して必死に戦ってる彼らも
なんだかんだ言ってもまだ少年 
彼らの会話の掛け合いとても和みます○o。.

まだまだ書きたいことはありますが

映像以外でも声や音などアニメの特色を生かした演出
これらを上手に化学反応させたすばらしい作品だと感じます
どんな変化なのかはその目でお確かめください♪○o。.

原作がマンガで斬新さはあまり無いですが 
それよりも非常に丁寧な作りで観終わった後のこの充実感ヤバです!


そして続きは劇場版 今から楽しみに待っています♪

以上 最後までお読み下さりありがとうございます。












  











 





 






 



 

投稿 : 2024/06/01
♥ : 34

71.3 2 バトルで漫画原作なアニメランキング2位
文豪ストレイドッグス(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (754)
3848人が棚に入れました
実在する文豪をモチーフとした探偵たちが活躍する異能力バトルアクション。アニメの監督は五十嵐卓哉、脚本は榎戸洋司と「桜蘭高校ホスト部」「STAR DRIVER 輝きのタクト」などでコンビを組んだ2人が担当し、制作はボンズが手がける。

声優・キャラクター
上村祐翔、宮野真守、細谷佳正、神谷浩史、豊永利行、花倉洸幸、嶋村侑、小見川千明、小山力也、小野賢章、谷山紀章、花澤香菜
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

とある文豪たちの「華麗なる異能力バトル」 ※萌えは第8話まで我慢

本サイトではいまいち評価の高くない作品ですが、第1期(2016年4-6月)の円盤売上が合格ラインの平均5,000を余裕で超え、順調に第2期(2016年10-12月)も制作された2016年の人気アニメの一角・・・ということなので1-2期併せて24話を一気観してみました。

◆総評

・実在した日本や海外の文豪をキャラ立てした異能力者達が派手なバトルを繰り広げる作品、ということで、見始めの数話は作品世界への違和感が結構キツく、ここで断念してしまう人がだいぶ出る気がしました。
・それから、序盤~中盤(第1-7話まで)は日本の有名どころの文豪キャラ(男)ばかり出て来るので、「これ、女性向けアニメなの?」とどうしても思ってしまう人が多いと思います。
・しかし、第8話で、ようやく{netabare}与謝野晶子&泉鏡花という文豪キャラ(女){/netabare}の活躍が始まり、第10話以降、は{netabare}海外の文豪キャラ(男&女){/netabare}が色々登場してきてストーリーも華やいでくるので、第1期の序盤・中盤がいまいちと思った人も、ここまで我慢して見続けると報われるかも知れません。
・総じて、『とある魔術/科学の~』シリーズや『東京レイヴンズ』『オーバーロード』『デュラララ!!』等の異能力バトルものが好きな人なら、文豪キャラに余り関係なく、まずまず楽しめる作品ではないでしょうか。
・なお、文学をちょっと齧ったことのある人の評価は、「ほんと下らねぇ笑笑笑」となるか「文学を馬鹿にするな!怒」となるか、好き/嫌いのどちらかにハッキリ分かれると思います。


◆作品情報

原作        朝霧カフカ・春河35
監督        五十嵐卓哉
シリーズ構成・脚本 榎戸洋司
キャラクターデザイン 新井伸浩
音楽        岩崎琢
アニメーション制作 ボンズ


◆シリーズ別評価

第1期 ★ 4.1
第2期 ★ 4.2
----------------
総合  ★ 4.1


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


========== 文豪ストレイドッグス (第1期) (2016年4-6月) =========

{netabare}第1話 人生万事塞翁が虎 ★ 中島敦、異能集団武装探偵社(太宰、国木田) 
第2話 或る爆弾 ☆ 谷崎、ナオミ、諭吉、春野綺羅子、入社試験合格
第3話 ヨコハマギャングスタアパラダヰス ★ ポートマフィア(芥川、樋口一葉)、人虎生け捕り指令
第4話 運命論者の悲み ★ 与謝野晶子、黒蜥蜴(広津柳浪、立原道造、銀)の襲撃
第5話 Murder on D Street ☆ 乱歩の真相解明能力
第6話 蒼の使徒 ★ 連続失踪事件、佐々城信子、国木田vs.芥川、蒼き王、蒼き使徒の爆破通告
第7話 理想という病を愛す ★ 続き、数字の刻印、蒼の使徒の正体、国木田の理想
第8話 人を殺して死ねよとて ★★ 列車内テロ(梶井基次郎vs.与謝野、泉鏡花vs.敦)
第9話 うつくしき人は寂として石像の如く ★ 暗殺者鏡花と敦のデート、中原中也、敦拉致
第10話 羅生門と虎 ★★ 太宰の狙い、貨物船の戦い(芥川vs.敦)、黒幕(フランシス.F)
第11話 其の一 彼女に向かない職業/其の二 有頂天探偵社 ☆ 樋口&黒蜥蜴回/敦&賢治回
第12話 たえまなく過去へ押し戻されながら ★★ 秘密結社ギルド、アンの部屋、ルーシー.Mvs.敦&谷崎、鴎外&エリス{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)3、★(良回)6、☆(並回)3、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1

OP 「TRASH CANDY」
ED 「名前を呼ぶよ」


========= 文豪ストレイドッグス (第2期) (2016年10-12月) ========

{netabare}第13話 黒の時代 ★ 四年前、ポートマフィア内の事件(太宰・織田作・坂口安吾)、ミミック
第14話 戻れない場所 ★ 続き、組織の裏切り者、織田作の安吾捜索
第15話 いつか海の見える部屋で ★ ポートマフィアvs.ミミック、ジイドvs.芥川、未来予測能力(ジイドvs.織田作)、三重スパイ安吾、織田作慟哭
第16話 文豪ストレイドッグ ★★ 異能特務課(山頭火)・ポートマフィア(鴎外)会見(異能開業許可証)、ミミック本拠襲撃、ジイド&織田作死亡、太宰転職
第17話 三社鼎立 ★ 尾崎紅葉、ジョン.S、ラブクラウト、異能力戦争の火蓋
第18話 The strategy of conflict ★ ナサニエル.H、マーガレット.M
第19話 ウィル・オブ・タイクーン ★ 夢野久作、ルイーザ.M、坂口安吾との再会
第20話 頭は間違うことがあっても ★★ マーク.T、ハーマン.M、横浜焼却作戦 
第21話 双つの黒 ★★ Q奪還作戦、対ラブクラフト戦
第22話 其の一 ポオと乱歩/其の二 天の海をゆく白鯨のありて ☆ ポオ、白鯨落とし笑
第23話 羅生門と虎と最後の大君 ★★ ゼルダ、フィッツジェラルドの望み
第24話 若し今日この荷物を降ろして善いのなら ★ フョードル.D{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)4、★(良回)7、☆(並回)1、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.2

OP 「Reason Living」
ED 「風が吹く街」


◆視聴メモ

{netabare}・主人公格の太宰治の異能力「人間失格」って、ほぼイマジン・ブレイカー笑。
・準主人公の中島敦の異能力「月下獣」は、つばさタイガーかと思った。
・メインヒロインの泉鏡花は男だって笑(尾崎紅葉も)。
・文豪のチョイスが凄く中二病的で、とくにラスボス(ギルドの長F.フィッツジェラルド)が秀逸。
・但し、武装探偵社社長=福沢諭吉はミスチョイスだと思う(※そもそも諭吉は文豪ではなく、ここは夏目漱石の方が良かった→敵対組織の長が森鴎外なだけに残念)
・第13話のF.フィッツジェラルドの口癖が、「~してくれたまえ。オールド・スポート。」で笑っちゃった(※OLD SPORTは「ねえ君」くらいの意味で、ギャツビーの口癖)。
・「守備範囲は12歳以下」の森鴎外がいつも連れている女の子(エリス)は『舞姫』のヒロインから。
・谷崎潤一郎の妹ナオミは『痴人の愛』のヒロインから。
・国木田独歩と絡む佐々城信子は、独歩の元妻で有島武郎著『或る女』のヒロイン(早月葉子)のモデル。
・第16話中ほどの「一粒の麦、もし地の落ちて・・・」はアンドレ・ジイドの某有名作のエピグラフより。
・「ラスト・タイクン(最後の大君)」はF.フィッツジェラルド最後の小説、ゼルダは同じく彼の愛妻で「華麗なるギャツビー」のヒロイン(デイジー)のモデル。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21
ネタバレ

❣ユリア❣ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

皆が好きなあの偉人たちが、本のタイトルを武器に敵と戦う!!

☆原作未読☆
でしたが、アニメ視聴後、原作読みました☆

~あらすじ~
孤児院を追い出されて、放浪する少年・中島敦は川に飛び込んで溺れかけていた太宰治を助ける。それをきっかけに敦は太宰が所属する武装探偵社で巨大な虎の捜索を手伝うことになる。しかしその虎は敦のもつ異能力のものだと後に知り、驚く敦に武装探偵社で働かないかと誘われるのだが……

ともかく、超ハラハラドキドキします!そしてバトル物?でもあるのかちょっと怖いところもあります(>_<)(グロ要素多少あり)

ですが、コメディ要素もあり、思わず笑ってしまうところも多いので、最後までとても楽しめる作品となっています♪

また、このアニメは原作の漫画と小説を合わせた作品で、いいとこ取りされてる感じです☆
{netabare}
まず、この話のキャラは全て昔の偉人、作家さんとなっています
そして、全員美化されているため、第一声が
美化されてる〜!?かっこいいwwww
でしたw突っ込みどころも満載です!

第2話
社長!なっなんと福沢諭吉ですか~!?
言われてみれば1万円札でもあり、社長でも違和感はありませんが衝撃的でした!!
そして、髪が増えててかなり増えてるなぁ思いましたwwww
もはや顔は原型ないかもですねw

第3話
芥川龍之介…私、本物の作者のお話好きなのに、まさかの悪役!?少しショックでした…でも後半になるにつれ、芥川のいいところも見えてくるので、きっと後に好きになると思います!私はいまでは芥川は好きですよ☆
少し怖いところはありますが殺し方がすごくてw目が離せない人です!

第4話
最悪の状況になりかねないと、意を決して武装探偵社をでていった敦…しかし…
最悪の状況ってこれ!?
お金がかかって下の人に迷惑ががかるから!?(まあそりゃあ困りますけどw)
しかも敵には圧倒的に勝ってたし、武装探偵者って予想以上に強いんですね…!!
すごいなぁと同時に、敦が少しかわいそうに見えました

そして、宮沢賢治!
笑顔でかわいいこといってすごいですw
ほいっほいっさようなら~♪いってらっしゃ~い♪(ニコッ)
ってwあれ下に捨ててよかったのでしょうか??処理大変そうですねw
ってか、江戸川乱歩なんにもやってませんでしたよね?wwww

第5話
江戸川乱歩、やっと活躍する時が!乱歩って今まで全然仕事してない感じだったので活躍に期待してました!
異能力、超推理!…でも実は異能力じゃないなんて!?かなり衝撃的でした!一体どうしたらあんなに頭が良くなるんだ〜!!
一応、メガネでON OFF分けてるみたいですね
江戸川乱歩、恐るべし!!

第7話
ここでは国木田さんと太宰さんのコンビの大切さがとえも伝わってきました☆
国木田さんと太宰さん、ナイスコンビですね!2人で1つ!って感じでした♪

というか、国木田さんの見るだけで鍵の形覚えるとかすごすぎだなぁと思いましたwそして、国木田さんの能力は何にでも、物を出せそうなので便利だなぁと思いました♪

そして太宰さん、異能力はすごいですが、力は弱いんですねw
まさかの佐々木が犯人だったなんて…
しかも六蔵と佐々木がお互いに打たれて死んじゃうなんて…すごく悲しかったです……(T_T)

第8話
与謝野晶子先生の異能力は再生?でしょうか??ちょっと謎ですが、すごいですね!!!不死身?
この時は太宰さんの存在忘れてましたwすいませんw

第9話
鏡花ちゃんかわいいですね♪湯豆腐とウサギが好きとか♪
やっぱり普通の女の子だなぁと思いました
そして地味にクレープおいしそうだなぁと思いました♪
でも、平和だったのに芥川におそわれて…
ウサギちゃんが赤く…(´;ω;`)

福澤社長に、もしできたらほめてやる。
まさかのそれで乱歩さんやる気だすとかw
突っ込みたくなりました!

第10話
二度目はないからね!?あれどういう意味でしょうw?
後、敦は何回も殺されかけたのにまた復活して…ってすごいですね!この虎の能力!
そして、いつのまにそんな強くなったのでしょう?
なんで死なないの!?と疑問に思いつつ、
一番ハラハラした話でした!

第11話
敦、完全復活ですね!ほんとにすごい…

樋口さんのピンチになんと黒蜥蜴が!?ちょっと感動しました!!樋口さん…よかったね…(敵だけど)

そしていよいよ宮沢賢治!超声かわいいんですよねー♡
平和主義でずっと笑顔なんです!
笑顔ってすごいですね!!そのおかげで人気者ですし!
敦のそうなんだ〜!ぱああって顔かわいいw普通信じないでしょ〜!と思いましたがw
確かに国木田さんの言う通り最強最悪コンビですねwww

でも1番衝撃的だったのは…
雨にも負けず、風にも負けず(かわいい声で笑顔で)鉄パイプにもナイフにも金属バットにも負けぬ……
ってえええええ~!?やばすぎでしょ!
しかもタンポポは元気なんです!!
さすが賢治くんって思いました!
この満面の笑みがかわいすぎなんです!ここ注目です!!
1番お気に入りのシーンです♪

最終回!
ついに赤毛のアンまで出てきましたねwwww
なんかすごく怖くなっててちょっと残念でしたw
そしてなんか男、怪しいなと思ってたんですが…
なんと森鴎外でしたかwwww
キャラ違うw
今後はギルドにも注目ですね!

……と、ここで終わってしまいました
正直、超キリ悪いです!でも 続く! と書いてあるので良しとします!
{/netabare}
~OP&ENについて~
第一印象はカッコいい!!
ですが、OPについては、太宰さんが飛び降りるところからの始まりなんですよね‥w
ちょっとビックリでしたw
歌もいいですが、その映像もお気に入りです♪


2期は10月にやる!とのことなので
ぜひぜひ期待して見たいなと思います♪
オススメです♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15
ネタバレ

蟹チャーハン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

著作権の切れた文豪の名前がずらり・・・これで悪役登場だと泣けますね

<全13話。2016秋から2クール目が放送開始らしいですね>

日本の名だたる文豪が探偵として復活し、奇怪な事件を
解決していくストーリーになりそうです ←たぶん間違ってない
太宰治に国木田独歩、与謝野晶子などなど。それはもう豪華です。

それぞれの著作から連想されるキーワードを異能化&武器にするようですが、
肝心の推理だけなら江戸川乱歩先生がひとりいれば十分かなとも(笑)

たしかにネームバリューはありますからね。
いきなり無名探偵を登場させて印象付けていくより、
こちらの方がお手軽ではある。

いずれも大先生でありますからにして、勝手な来歴をつくれないとか、
性格をいじるにしても限界があるでしょうから、そこらの縛りをどうするかですね。
(頭のおかしなキャラにすると遺族やファンに怒られそうw)
とりま自分としては、中島敦は李陵が好きなのに違うのが異能化されて残念でしたw

スタイリッシュなだけを目指す内容だと物足らなくなるだろうし、
大作家の名前を使う分だけハードルも高くなりそうです。
てか、悪役が誰になるのか興味あります。
明治以降の作家が探偵で、それ以前の歴史上の有名人が悪役になるとか?!

以下ネタバレで

3話~ついに悪役登場! ま・さ・か・○○だとぉ!
{netabare}
冒頭は探偵社の面々の前職当てクイズ。
谷崎潤一郎は学生であるとか、いろいろ身内で楽しんでます。
ひとり太宰治だけは謎に満ちていて、答えを当てると高額の報奨金がもらえるとのこと。

そして依頼者と面談。
依頼人は樋口さん・・・あの樋口一葉かw
港のトラブルを解決してもらいたいという。
これから毎回、トラブルを持ち込む依頼人も文豪てこと?
それともダークサイドなのか? ともチラリ。

シーン変わって、黒トレンチ着こんだ芥川が登場。
いよいよ文豪界の巨人がお目見え。
てか、見るからに悪役風でこの次の展開を想像してしまう。
やはりか…交番のおまわりさんを無残にも惨殺してため息。
驚くより、いいんかなぁーという気がw

だって芥川さんですよ。
文豪界があったら漱石と並んでTOPはる人ですよね。
これが悪側ってね。

とりま人気のない場所へ連れてこられた中島と谷崎兄妹の3名。
ここで樋口の態度が激変して、谷崎妹が撃ち殺されてしまう。
さらに芥川もやってきて大ピンチ。
中島は左足をを一本もって焼き消されてしまう。
虎に変身して抵抗するが、いよいよやばいかというところで太宰登場。
芥川中島両名の異能を効果なしにして間にはいる。。。

ついに悪役が判明回でした。
ここで芥川をもってくるのか~という印象。
未登場の文豪の残りといえば漱石がまず浮かぶけど、これも悪側なのか?

まぁ、遊びの範疇とわかっていても、実在した他人の名前を借りて
いじりまくって楽しむてのは下品ですね。
勝手に善人悪人にしたてあげるというのも。

この作者のカフカさんも、自分の名前を勝手につかわれて勝手にキャラ付けされて
アイデアなしの無能漫画家組とかにいれられていじられたら怒ると思うしw

たぶんこの作品のファンは文豪なぞどうでもよくて、ちょいかっこいい絵柄と、
文豪という肩書きが目新しいだけでしょう(文豪がダレかは興味がない)

まぁ、戦争の遺物の擬人化ブームもあって、艦コレやアルペジオ、ガルパンにはいふりも
歴史を愚弄してると思えなくもないし、これだけ取り上げていじめる気はないけど、
自分としては悲しいなぁ。
一応見続けるけどw
{/netabare}

4話~ 見せ場を無視した作りに一気に興味が半減回
{netabare}
樋口から差し向けられた黒蜥蜴なる組織が探偵社を襲撃します。
冒頭、3人の異能者が登場し、さも悪いヤツアピール&強いぞアピールするんですが、
これが本当にひどいレベルでかませ犬。

殴りこみかけた探偵社で秒殺らしき歓迎をうけてあっさり敗退。
てか、異能バトル作品なのに肝心の異能を見せずに終わるって?!
原作にはあっても尺の都合ですべてカットされた???

キャラが一番輝く瞬間のはずだけど、それを見せずに太宰が喫茶店で店員をくどいてるとこ見せたり、
なんか迷走感がはんぱないな~。

前から気にはなっていたけど、やっぱり中途半端なつくりものには抵抗&拒否感があるかもしれない。
すべてがつくりものならそれ前提で見られるけど、過去の文豪を茶化してるのは気分悪いかも。

なんで芥川が悪側なのかとか、なんで樋口一葉が下っ端の雑魚扱いなのかとか、
それぞれを敬愛する人もいるだろうに、作者のおふざけ悪ノリについていけない。
自分はここで断念かなぁ~。
あとはキャプ付きのまとめ記事で追いかけて楽しむ程度にしておきます。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12

75.2 3 バトルで漫画原作なアニメランキング3位
血界戦線(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (1198)
6997人が棚に入れました
異界(ビヨンド)と人界とが交差する変わり果てたニューヨーク、「ヘルサレムズ・ロット」。深い霧に閉ざされ、様々な勢力と様々な種族がせめぎあう危うい均衡の上に浮かぶ街。
クラウス率いる「秘密結社ライブラ」は、いつ破れるとも知れぬ世界の均衡を守るために様々な事件へと挑んでいく。

声優・キャラクター
小山力也、阪口大助、中井和哉、小林ゆう、宮本充、銀河万丈、折笠愛、内田雄馬、大塚明夫、石塚運昇、宮野真守、藤原啓治、緑川光、石田彰、釘宮理恵、水樹奈々、沢城みゆき、各務立基、こおろぎさとみ

TAKARU1996 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

光に向かって一歩でも進もうとしている限り、キミの魂が真に敗北する事など、断じて無い!!

今回は去年(2015年)話題となったアニメ、そして個人的には2015年アニメ内で1番だと思っている作品、『血界戦線』について書いていきたいと思います。
私のつたないレビューで恐縮ですが、読んで下さる心お優しい方はどうぞお付き合い下さい。

まずは簡単なあらすじから
かつてニューヨークと言われた街は、「大崩落」という超常災害によって異界と人界が交差した結果、超常日常・超常犯罪が飛び交う地球上で最も剣呑な緊張地帯、「ヘルサレムズ・ロット」となった。
そんな街でいつ破れるとも知れぬ均衡を守るために秘密裏に活動する者たちがいる。
クラウス・V・ラインヘルツ率いる「秘密結社ライブラ」
彼らはさまざまな能力を駆使し、異界の住人と日夜戦っていた。

主人公、レオナルド=ウォッチは半年前の事件で異界のものに遭遇し、自らの眼をよこせと迫られる。
かろうじて、眼を奪われる難からは逃れたが、結果、妹のミシェーラが対価として視力を失ってしまう
妹を救う術を求めて彼はヘルサレムズ・ロットを訪れた。
ライブラの新人と間違われたことをきっかけに、妹の視力を対価として異界のものから与えられた「神々の義眼」の力で事件を解決し、レオは正式にメンバーの一員として迎えられる。
彼は、クラウスらとともに様々な事件(あるいは異界ならではの日常)へと足を踏み入れていく事になるのだった。

同時期、院内墓地に訪れたレオのもとに自らを幽霊と名乗る少女が現れる。
彼女の名はホワイト
不思議でどこか活発な少女は次第にレオと心を通わせていく事になる。
後にホワイトの兄、ブラックとも出会い、3人は良好な関係を築いていく
そして、少しずつ距離を縮めていくレオとホワイト
しかし、彼女達の背後には自らを絶望王と名乗る少年の姿があった。
彼、彼女の正体、絶望王と名乗る少年の目的、3人の関係、そして彼らが思う真意とは…?
全てが明らかになった時、ヘルサレムズ・ロットに1つの大きな嵐が吹き荒れていく。
主人公レオは大切な人々を救うため、前へと歩き続ける。
血闘で結界を守る、秘密結社ライブラの血界戦線が今、始まろうとしていた…


ここからは私の個人的感想を書いていきたいと思います。
私が全話観終わってまず感じたのは、このアニメはスタッフに愛されて作られた作品だったんだなあという暖かい気持ちです。
随所に作品愛のちりばめられたアニメだったなあと観終えてからは改めて思う事が出来ました。
そもそも、観始めたきっかけといえば、私の好きなバンド2大巨頭、BUMP OF CHICKENとUNISON SQUARE GARDENがOPとEDを担当していた事、内藤先生の前作『トライガン』の大ファンだったからという本作の内容とは全く関係のない理由
まあ、『トライガン』の作者だから、一定水準を満たす位には面白いだろうなと舐めて考えていましたが、正直に言います。
シナリオ、キャスト、演出、音楽、作画、どれも他の同時期のアニメと比べて軒並みずば抜けていました。
最終話を観終えてからは感動で彩られた大きな余韻と上手く収まったという気持ちの良いすっきり感、そして、少しの寂寥感を感じた数少ないアニメです。
まさに感無量でした。
初めて観た時のワクワク感、躍動感は今でも忘れられません…
アニメスタッフの皆さん、ホントにありがとうございました!!

さて、私がこの作品を観続けた理由は他にもあります。
一番の理由は主人公、レオナルド=ウォッチの魅力に取りつかれたからです。
このレオという少年、本当に普通な男の子です。
普通に優しくて、普通に明るく、普通におせっかいな少年
人並みに正義感も強く、仲間思いで、誠実な、極めて普通の少年なんです。
作中でも、「普通」という言葉はよく使われていました(主に彼に対してだけ)
しかし、彼のその人間性は「普通」という言葉では片づけられない程、片づけるには失礼すぎる程、高潔で勇敢です(『血界戦線』のキャラもレオに対してそのように考えています)
他のライブラメンバーのように戦闘に役立つ特殊能力は持っていないし、大人びた考えも持ち合わせていない。
性格はすこぶる良いけど、頼るとしたら少し力不足かなと抱く人もいるかもしれません。
しかし、このアニメを最後まで観ると必ず思います。
真にホワイト達を救う事が出来たのはレオナルドしかいなかったな…と。
一気に視聴してみると、なるほど、改めてそうだと思わせるだけの説得力がこの作品にはありました。
また、ホワイト、ブラック、絶望王のオリジナルキャラクターも作品の雰囲気を壊す事無く、むしろ原作に登場してくれないかなと思わせてくれる程です。
実際、最後のシーンでは私もレオと一緒に涙を流してしまいました…
物事に説得力を持たせるのが一番難しいとされるサブカルチャーにおいて、ここまで思わせてくれた『血界戦線』は実は凄い作品ではないかと思います。
主人公、レオが大切な人達を救うため、非力な自分に何ができるか模索しながらも前へ進んでいく最終話の姿は必見です。
最高にクールだぜ、トータスナイト!!
最高に輝いているぜ、トータスヒーロー!!

上記の反応からも分かる通り、このオリジナルストーリー展開は私個人としてはとてつもなく楽しめました。
短編集のようなテイストの中に1つの軸となす長編が隠されている構成のアニメは他にも多く観てきましたが、これも他の作品とご多分に漏れず素晴らしい出来だったと思います。
ミシェーラの光を頼りに元気に生き延びているレオ
誰にも頼れず、闇に支配されながら生きるホワイトとブラック
希望と絶望で比較された2つの対比関係には私も非常に考えさせられました(もしかしたらレオナルド兄妹も一歩間違えれば…?)
勿論、原作通りの話も同様に面白く、ごちゃごちゃでどたばた、異常が日常のヘルサレムズ・ロットの世界、存分に浸れました。
しかし、1つだけ注意点を
このアニメを見る際は絶対に流し見では駄目です。
話が理解できなくなりますから…
まあ、内藤作品では細かいことは考えたらだめですけどね(笑)

さて、以上でレビューを終えたいと思います。
レオという「リトルブレイバー」がもたらした一世一代の頑張り物語、どうかじっくりと堪能してください…
共に最低で最高な日々を過ごしましょう!!


人の歩みを進めるのは、希望ではなく意思
人の歩みを止めるのは、絶望ではなく諦め


PS.
この後、観る方々に1つ、忠告を
これから観るであろう1話をよく覚えておいて下さい。
今後の彼自身を見つめていく上ですごく重要な回なので…
後に最終話と比較する事で、彼の本質をさらに感じられることでしょう…

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11
ネタバレ

sekimayori さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ハローとグッバイ、音楽と監督についてのメモ書き 【65点】

TRIGUNの内藤泰弘原作、異界と人間界が交差する街を生きる若者と仲間たちの活躍を描くアクションドラマ。


■総評
「ひょうきんだけど熱くて格好いい」漫画を、新進気鋭の松本理恵監督+BONESが「スタイリッシュでカッコイイ」アニメに仕上げた作品。
全体を貫くストーリーはあるものの、短編連作映画的に楽しむのがオススメかも。
正直、各話ごとの満足度の振れ幅は大きいように思えます。
最終2話、{netabare}オリジナルキャラに関するクライマックスも、結末に至る流れはやっぱり分かりづらさが先に立つ印象。
反面、クラウスに救われた少年が今度は双子に希望を見せ手を差し伸べる、という骨格はとても綺麗にまとまりました。
何より、レオとホワイトのコンビに愛着湧いちゃってた身としては、EDの曲名が沁みるぜ……
世界に立派な挨拶を叩き付けた少年が、一方では少女にさよならを言わないといけないの、綺麗な〆だからこそ寂しさが募ります(´・ω・`){/netabare}
物語以外では、良質な音楽と画作りが醸し出す雰囲気は非凡なものがあり、特に中盤5、6、8話あたりはいつまでも、何度観ても浸れる出来。
一点豪華主義的なので、割り切れる方はどうぞ。


■音楽関連、OP・EDとか
{netabare}ぶっちゃけ音楽とOP・ED映像目当てだけで1クール完走できるんじゃってくらい、素晴らしかった。

まず劇伴、ジャジーな曲が中心で徹頭徹尾オシャレ。
演奏はウェストコーストジャズ的な抑制を感じさせつつ、ボーカル曲が多いせいか華やかな印象も強くて。
画面を邪魔せず、かつ意識の底にしっかり音符を刻んで場面を盛り上げてくれる、理想的なバランスだったと思います。
最近無意識に口笛で吹いちゃってたりするのよね。
難しい音楽わかんない人なので、キャッチーなCatch Me If You Canがツボです。

OPは、なんでもありな街・ヘルサレムズロット自体が影の主人公である作品らしく、町の夜明けから始まります。
その街で、当初は雑踏を行くモブ、演劇で言えば観客の一人にすぎなかったレオ。
そんな彼が突如舞台に引っ張り上げられ、周囲の圧倒的個性・強さに臆し、守られながらも、一人画面中央に屹立し、仲間と共に舞台上で優雅かつ茶目っ気たっぷりにお辞儀するまでになる。
まさに、一人の臆病で勇気ある少年のHello, World!を体現したOPでしたね。

そしてなんといってもED、至福の約90秒間。
私の文才じゃ魅力を伝えられないので、内藤先生もツイートしてたあるブログのポストを貼っておきます。
 ub-text.lsxilo.com/diary_log/320150417
とりあえず、5話のEDへの入りはもう、ね、恍惚となったよ。
いつかドライブインシアター、行ってみたいですね。{/netabare}


■松本監督についてメモ
印象論だけど、短編映画は長編よりも監督の色がくっきり出る気がする。
原作からして短編連作っぽさのある本作、アニメは松本理恵監督の個性が大きく発揮された作品になったのでは、と思い、松本監督の特徴と思われる部分をメモ。
と言いつつ、プリキュア観ない人なので松本作品2つ目なんです、と予防線張っとく。
{netabare}
画面構成とか
①ロングショットの多用
 少年漫画だと見開き大ゴマ顔面ドアップで処理しそうな場面もロングで飄々と流し、スタイリッシュな雰囲気に。
②逆光・影の中の光の多用
 光を背負って立ったり、暗い画面全体の中で一部が眩く輝いたり。
 画面全体が金属的光沢を感じさせ、京騒戯画と同じくコントラストは強いですね。
③独特の間やテンポ
 会話、場面転換における、シュールとも間延びとも言い難い、微妙な間の取り方。
 結局は「ヌケ感」の入ったスタイリッシュさに繋がる。
 ただ、前作はもっとリズミカルにアップテンポだった記憶があるので、脚本家さんの色かも。
④浮遊感のあるアクション
 立体的な動きがお好きなんでしょうか、最終話の戦闘は浮遊感+ヌルヌル作画で酔いそうな感覚すら覚えた。

物語とか
①家族
 京騒戯画も一つの街を丸ごと巻き込んだ家族の仲直りの物語でしたね。
 近くにあって遠いもの、でも欠けたら生きてけない、そんな距離感が共通すると思う。
②主人公視点の強い群像劇
 原作はもっと、ライブラ構成員一人一人の活躍を描く連作短編風です。
 アニメは主人公レオにフォーカスした造りで、やはり群像劇だけどコトの印象が強い前作と共通。

ということで、全体的にシンプルかつ強烈な画面構成(と“大人”な音楽)に乗せて、レオの成長物語とホワイト・ブラックの家族の物語をスタイリッシュに描き切ったアニメ。
プロットは軽妙洒脱ながらも画面の情報量が多く(たまに読みづらい^^;)、その勢いがそのまま少年漫画的な熱量、少し泥臭いかっこよさに繋がる群像劇風の漫画。
二つの血界戦線を比べてみるのも、楽しいかもしれませんね。 {/netabare}


【個人的指標】 65点

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

甘くて苦くて目が回りそう…なんです♪

『甘くて苦くて目が回りそうです…♪』

心地よくてカッコイイ!!
気分が上がって何度も聴いてしまう…
そうです、中毒性…あり!ってことです♪

文頭を飾ったこの言葉は私が一気に心を掴まれてしまったED「シュガーソングとビターステップ」のフレーズです♪

これまで例外なく作品の中でアニメソングに出会っていましたが今回は逆になりまして・・・

アニメソングの甘い誘惑に誘われて視聴を決めたのです。
OPとED共に素晴らしい楽曲と映像に仕上がっています。

もしお時間がありましたら是非曲だけでもどうぞ
とオススメしたいのです。
ハイ、こちらです。
ED ;「シュガーソングとビターステップ」
OP;「Hello,world!」

EDではキャラクターが思い思いのダンスを披露していて私も踊りだしたくなるような楽しさが溢れた映像
楽しいリズムとビートに病みつきになりました~!


そして物語ですが私の大好きなジャンルSFです。

舞台は世界で最も危険な都市。

主人公の少年はふとしたきっかけで世界を救う秘密の組織と出会い、そこから物語が動き出します。

アニメだからこそ堪能出来る非日常の光景!
規格外キャラクターたち!(たまにちょとキモチワルイよ)
胸騒ぎが止まらない緊迫感!
華麗なアクションで魅せます…よ!

そう、この世界の均衡を保つために戦う姿がスリリングに描かれていて私を熱狂させるのです。
けれど、それだけではありません。
人びとの苦悩や葛藤を映し出したドラマも折り込まれているのです。

予測出来ない!そんなSFと人間ドラマが絡み合って展開していく作品でした。
{netabare}
個性が抜群のキャラクターが集結
メンバーとのコミカルなかけあいも必見です。
また、クスリと笑いを誘う要因に必ずザップが絡んでいるのは…お約束ですか?

私のお気に入り回は2話あります。

・ネジ君とレオとの友情回
公園のベンチに仲良く肩を並べる二人。頬をピンク色に染めて幸せそうに4個のハンバーガーを均等に食べるネジ君…うん、ホントに可愛すぎです♡

思わぬ事件が起こりお互い記憶が消えたはずなのに、それでもまた二人は出会う…種族の垣根を超えた友情は見ていて心を動かされ、時にホロリとさせられました。

・レオ&ホワイトのデート回♡
世界救済の戦いの行方も気になりますが、
レオとホワイトの関係がどのように進展するのかも興味が尽きないところでしたね。
5話では心の距離が縮まり
身体を寄せてレオの肩を抱き寄せるホワイト
映画のワンシーンのようでとってもロマンティック
エンディング曲が存分に気持ちを盛りあげるように流れ出します。
その一瞬で私の心は取り込まれて曲と共にこの作品で一番お気に入りのシーンとなりました。

エンディングに使われている「シュガーソングとビターステップ」は、あにこれユーザーさんの2015年の曲ベストに多くランクインしているんですよね。
遅まきながら私も曲と出会い。
今回ストーリーに付加されたことで心に何倍も残る曲となりました。

エンディング映像は赤い緞帳にスポットライトがあたり結界キャラクターがダンスのステップを踏み、楽しいステージを作り上げるのです。
中盤にミステリアスなホワイトの憂いを含んだ視線の先に映る映像が印象的でしたね。

また、作品の世界観をピタリと表現したオープニング曲「Hello,world!」に合わせてレオの成長がドラマチックに美しくつづられていきます。
「ハロー どうも 僕はここ」
成長し駆け上ったレオ。メロディと伸びやかな声とが相まって開放感が溢れる大きなスケールで魅せるのです!!
最終話を観た後にこの映像を見返してみると胸が熱くなってしまいました。

~レオの軌跡~
深い絶望を抱えていたレオがこの街でライブラに参加して試練を乗り越えることで希望の光が見えて、同時にメンバーとの間には強固な絆が生まれましたね。

絶望の淵を這い上がり、自信を手に入れたレオがブラックとホワイトの明かされた過去に終止符を打つために後押しをします。
それはレオが成長するために大きな意義のあることでした。

エンディング、私にとって愛着のあるキャラクターになっていたホワイトとの別れには寂しさを感じましたが、皆にとってはこれが良い幕閉めだったのだと信じています。
{/netabare}
原作ではホワイトとブラックは登場しないとのことで、これからチェックしてみようかなと思っています。
感想レビューはいずれ、まんがーれに投稿しますね。

血界戦線の新作アニメ「王様のレストランの王様」も期待値大で視聴しようと思います♪


マーマレード&シュガーソング

ピーナッツ&ビターステップ

甘くて苦くて 目が回りそうです♡

南南西を目指して パーティーを続けよう

世界中を驚かせてしまう 夜になる

I fell 上々 連鎖になってリフレクト♫

投稿 : 2024/06/01
♥ : 60

56.8 4 バトルで漫画原作なアニメランキング4位
世界でいちばん強くなりたい!(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (373)
1715人が棚に入れました
国民的アイドルグループ『Sweet Diva』で人気を二分する萩原さくらと宮澤エレナは、ライバルでもあり、また、お互いを認め合う大切な仲間でもあった。
ある日、TV番組の収録で『ベルセルク』のプロレスラー・風間璃緒と絡んだエレナは、プロレス技を受け怪我をしてしまう。
大切なものを傷つけられたさくらはエレナの仇を取るため、プロレス勝負を挑むのだった。
さくらは戦いの末に何を見つけるのか!?

声優・キャラクター
竹達彩奈、阿澄佳奈、戸松遥、金元寿子、鳴海杏子、花澤香菜、三森すずこ、上坂すみれ、佐藤利奈、大坪由佳、伊藤美来、雨宮天、喜多村英梨、徳井青空、たかはし智秋、立木文彦、岡本信彦、世志琥、高垣彩陽

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

メディア業界のニ○リを目指すアーススター

コミック・アース☆スターに掲載の漫画原作。
ここ数年、ショートアニメ枠で次々とアニメ化を続けてきたアーススターのメディア展開ですが、ついに30分枠でのアニメ化です。
国民的アイドルが、女子プロレスに転向して活躍するという内容。
これまでのギャグや日常コメディではなく、本格的にストーリーのある作品です。


最初はこう思ってました。
ちょっとお色気要素のある、熱血格闘家のサクセスストーリーだと。
しかし実体は
スポーツにかこつけた、局部大写し&悶絶声堪能フェチアニメ・・・・でした。

適切な比喩が難しいですが、あえて言うなら品質の悪いストパン。
誰がみても狙ってるのがわかる下衆な画面構成を真面目なテーマで塗りたくるという変則的なエロですが、ストパンは高い作画のレベルがあってこそのもの。よく動くバトルの動画と非常に可愛いキャラクターで普通に作っても充分なのに、あえて股間の映像にこだわった姿勢がウケたものです。特殊なエロへの拘りだけでは、決して好評価は得られなかったでしょう。
では、本作はどうか?といえば、フェチの着想は面白いと思いますが、アニメーションの質が並以下。
キャラデザインやストーリーも悪くないですが、映像の作り方の粗末さが足を引っ張った、という感想です。


ストーリーは非常に王道。
展開に意外性はないですが、スポーツものとしての面白さを丁寧にキチンと盛り込んであり、尺不足は感じるもののそれなりに楽しめるようになっています。
思いがけないキッカケでプロレスに関わり、決意して、挫折して、修行して、もがきながら泣きながらも強くなりプロレスが好きになっていく。
主人公の成長と変化を中心に、まわりキャラの想いや心情も描いてあって、陳腐ではありますが爽やかに感情移入してみる事ができます。

一方で爽やかじゃないのは映像。
水着女子が技によってあられもない姿を晒す、そしてここぞとばかりに開脚された股間にズームアップ!・・・という画面構成が大半です。さらにそこへ人気声優の喘ぎ声、もとい、苦痛に悶絶する声が乗せられ、ある種の想像力を掻き立てるわけです。う~ん、なかなかマニアックw
しかしまぁ、下衆いのもエロいのも別に構いません。
そんな所も含めて作品の特色、”味”ってヤツです。
でも、それだけやってりゃいいってものじゃないのは当然のこと。エロけりゃ他は適当でも許されるのはエロコメだけです。
本作は一応タテマエではスポーツもの。悲しいかな、その出来がよろしくなかった。

残念なことに、プロレスに迫力がない。
素人の私が演出の事をとやかく指摘するのも憚られますが、カメラワークが画一的すぎてぜんぜん面白くありません。
構図は大体お決まりの局部か表情のアップ。定点的すぎて、多彩で派手な技を誇るプロレスの魅力が半減しています。
もっと引きのシーンを入れて、リング上で何が起こってるか解る様にしないと、打撃技や投げ技がまったく映えない。
ホールの後ろの方で観戦しているお客さんにも楽しんでももらえるようにと進化してきたパフォーマンス性を魅せずして、何がプロレスなんでしょうか。
毎回高いクオリティを維持しろというのは酷ですが、どんな重要な試合だろうがどんな局面だろうが、本作はアニメの質が一定的すぎます。
せめて、試合が決着する見せ場ぐらいは頑張ってくれよ!・・と、思うのは至極真っ当な視聴者の希望だと思うのですが、それに応えてくれることは皆無でした。
試合運びの組み立てなどは良く出来てるのに、映像がそれに追随できないのがとても歯痒かったです。

邪推になりますが・・・と前置きして、
どうしてこうなるかを考えるに、やっぱり予算や制作進行の都合による「手抜き」なんだろうなぁ、と思えてしまします。
作画崩壊と呼べるほど絵は崩れないし、外注による作画のバラツキのようなものは感じません。ひとえに、安定して質が高くない。
低いんじゃなくて、”高くない”んです。
ある意味上手にやりくりしてるとは思うのですが、止め絵と効果線ばっかりの試合シーンでは萎えてしまう一方。前述で指摘した画面構成もそれによるもの。投げ技や打撃なんて真面目に描いてたらアッいう間に動画枚数が増えるのでやりたくても不可能だったんじゃないでしょうか。
結局、低予算でも器用に誤魔化しができちゃったために、メリハリもつけられない凡庸な結果となってしまっている印象です。
作画崩壊ではなく、作画節約。
劣化ではなく、廉価。


原作漫画からアニメ、主題歌やグッズ販売までのメディアミックス展開を全部自前でやっているアーススター。
全国チェーンの大手ホームインテリア店が、
「製造から流通、小売販売まで全部自社でやってるからリーズナブルに提供できます」
と宣伝してるのを思い出しました。
食器や生活雑貨(ショートアニメ)を作っているうちは気になりませんでしたが、白モノ家電や住宅設備(30分アニメ)は2流3流の域を出ていない。
企業としての取組みは評価できますが、製品(作品)を消費者(視聴者)の納得のいくものに洗練させるには、まだまだ長い年月が必要なようです。

我々は、「安いもの」が観たいんじゃなくって、「良いもの」が観たいんです^^;

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23
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GvwT さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

キサマらはこの喘ぎ声に耐えられるか?

原作は「コミック アース・スター」で連載
女子プロレスの取材をすることになったトップアイドル"萩原 さくら"
そこでアイドルを馬鹿にされて頭にきた彼女は、女子プロレスへの道を歩むことになる
というのが簡単なあらすじ


なんていうかさ
喘ぎすぎだよね( ゚Д゚)ヒョエ-
女子プロレスをやってるのは別にいい
というかむしろいい
物語の展開も突っ込みどころが多々あるけど嫌いじゃないし
ただ喘ぎすぎなんだよなあ
もう少し喘ぎとエロ控えめにして欲しかった←完全にこの作品の売りを否定しちゃってる気がするけど
ラストも上手く(無理やり?)まとめてたし、なんだかもったいない作品かな


好きなキャラは福岡 萌ちゃん
元気いっぱいなJKとかみんな好きでしょ!?

以下各話感想的なもの
第1話
{netabare}プロレスを言い訳にした、ただのエロアニメじゃないですかww
てかこのままプロレスだけやるのかこの主人公?
それはもったいない気がする
視聴継続は微妙かなあ・・・
{/netabare}

第2話
{netabare}第2話にしてさくらちゃんの目が死ぬなんていいのかよ
そしてさくらちゃんへの期待の高さは何なんだよww
アイドルとしての復帰はもう無理だろ
あんなに筋トレしちゃって・・・
意外とスポ根なのですね{/netabare}

第3話
{netabare}50連敗ってマジかよ・・・
少しは逆エビ対策とかしないのかね?
スポ根なのになんか笑ってしまう不思議
{/netabare}

第4話
{netabare}やっと逆エビ対策を教えてもらったのか
でも負けちゃうのね・・・
アイドルもプロレスも本質は同じ
そこに気づけたあなたなら勝利は目前よ!
ということで弟子入りしたさくらちゃんの運命やいかに!?
{/netabare}

第5話
{netabare}とうとう65連敗を達成
オメデトウ(^▽^)ゴザイマース
あんなに過酷なトレーニングを積んでいるのに・・・
というわけで価値をたぐり寄せるための秘策
そう、それは必殺技!!
必殺技はプレスラーにとっての翼s(・`ヘ´・;)ゞ
風間 璃緒との再戦はいかに!
{/netabare}

第6話
{netabare}いや〜熱い試合でした
安定の逆エビも今回で見納めになるかな
真面目にやってるのにカメラアングルのせいでつい笑ってしまうんだよな〜
まさかの待ちガイル炸裂!
そして一生プロレス宣言!!
先が読めないです・・・
これはエレナちゃんもデビューしますよきっと{/netabare}

第7話
{netabare}さくらちゃんの髪が伸びてる
美咲さんプロとしてそれはダメだろ・・・
上からヨシコにクソワロタww
しかも世IV虎さんって実在する選手なんだね(俺より年下)Σ(゚д゚lll)
覆面レスラーが出たあああああ
一体何者なんだ!?
{/netabare}

第8話
{netabare}対戦相手として選ばれてしまったさくらちゃん
意外といい試合を見せてくれた・・・のか?
私は世界で一番強くなりたい!!
いい最終回だったwww
と思ったらパンチラ新人キタ━(゚∀゚)━!{/netabare}

第9話
{netabare}新人がまさかのJK
しかも空手の世界チャンピオン( ゚Д゚) ス、スゲー!
こりゃあさくらちゃん勝てないんじゃないか?
1話で2回も噛ませ役を演じたリオ先輩には脱帽ですww
今日のMVPです!!{/netabare}

第10話
{netabare}さくらちゃんVS萌ちゃん
萌ちゃん強かった
バカだったけどヽ(´▽`)/
そしてブルーパンサーとの勝負
マスクをかけた試合のはずなのに始まる前に正体バラしちゃう漢気www
しかも中身は・・・
{/netabare}

第11話
{netabare}ブルーパンサー・・・いや、宮澤エレナ強し!
アイドルやりながらここまで強いとかセンスの塊やんけ
それだけ努力したということなんだろうけど
ピュアというかヤンデレすぎます
そして膝はやばいよ(>_<)
壊れたら大変なことになっちまう
ラストのあれは落ちてるだろ(-_-;)
{/netabare}

第12話
{netabare}普通に回復したさくらちゃん
再び始まる技の応酬
そしてフィニッシュは無駄に美しいジャンプのプレス
あんなに回転とひねりを加える必要があったのか?
アイドルとプロレスの両方を続けることに!
こいつらタフすぎるwww{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

チョビ髭 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

1話視聴(原作未読)

今季話題のダークホース
わかりやすいキャッチフレーズで注目を集めるエロアニメ。
新しい試みもあるが要はおっぱいプリンプリン云わせながら戦う武将ものやハーレム系の、湯気や光の活躍を楽しむアニメ枠。
エロとアニメを融合させるな、といった批判はあるかもしれない。
しかし青少年の発育過程でエロへの好奇心は必須。ロリ成分少なめで構成されていた1話を見た限りこれはむしろ健全とさえ思える。

知ってる方も多いとは思うが、あずにゃんこと竹達彩奈がプロレス技を決められ、あられも無い描写と共に卑猥な苦痛を演じる悶絶アニメ。
かく言う私もPVを見て耐性を付けた上での視聴だったが、これがなかなかw

国民的アイドルグループのセンターボーカル“さくら”がひょんな取材から女子プロレスに挑戦するといった無難な内容だったが、安定したニーズに裏付けされたユーティリティを発揮している。
明らかにナンタラ48意識ではあるのだが別に○○娘でも○○クローバーでもいいわけだ。
いや、清楚なイメージをもった女性へならば誰であろうと聖者の経験を積んできた勇者であれば変換可能だろう。

そんなさくらが露出の激しいコスチュームでトップアイドルの意地を賭け、片やプロレスを舐めた物言いに腹を立てたヒールが我々の願望を遂行してくれる。
なかなか理に適ったお膳立てだ。

見所と成っていたのは、お互いの意地を賭けたデスマッチがTVカメラを迎えた特設会場にて行われるのだが、その中でさくらの懸命の抵抗むなしく実力派レスラー(名前わすれた)にいたぶられるシーンだ。

苦悶を浮かべながらもこれまでの活動で培われた負けん気により必死に堪えるのだが、それを見てとったレスラーは恥ずかし固めという頭上に両足を大きく広げ、あらわにされた股間を観衆に晒す決め技でさくらの羞恥心をも攻め立てる。
アイドルであるさくらのそんな姿にファンやテレビレポーターは悲鳴を上げる者もいるが興奮しシャッターを連写する者もいる。
撮られる当の本人は堪ったものではない。商業イメージだけでなく自尊心をも壊され兼ねない。
やめてぇ、痛いィ、見ないでぇ~こんな言葉が竹達彩奈により発せられ続ける。

恥ずかし固めのシーンのまま一時停止)
このアニメはここが肝だろう。実際視聴者は他のコンテンツを通しアダルト系の映像を容易に摂取できる時代だ。虹だろうが三時だろうがこれ以上過激な表現を見たことが無いという人は逆になかなか居ないだろう。
しかしこれはTOKYO MX 22:00だ。(精力溢れ妄想たくましいガキどもの前や、お茶の間にふとした瞬間あずにゃんの官能的なry)まさしくヒロインと立場が被ってくる。ここをおもしろいと思えるかどうかで評価が変わってくる作品だろう。

みんなのアイドルあずにゃんがテレビを通し卑猥な悲鳴をあげつづける。別に聞きたくなければ見なければいい。実際に汚される訳ではない。苦しむキャラクターの声を演じているだけだ。
しかしそれを俯瞰できない人がいる事も確かだ。見なかったからといって塩梅が変わるものでもない。むしろ、視聴者の悲鳴、これが萌えのスパイスだったりするわけだ。

複雑なファンの心理をもてあそぶかのこの演出が、萌えエロ枠の新境地。
さて、こんなアニメだがあなたはどうする?(シーン再生



◆このアニメを見る方に薦めたいのは『こえでおしごと!』これを見ればきっと本作を120%で楽しめる

こえでおしごと!  OVA全2話(2010年~2011年)
内容:女子高生がエロゲの声優に挑戦!?

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9

76.5 5 バトルで漫画原作なアニメランキング5位
ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1042)
5704人が棚に入れました
舞台は1987年の日本。100年の時を経て、ジョナサンの肉体を乗っ取ったDIO(ディオ)が復活した。それと共鳴するかのようにジョセフの孫の空条承太郎に、幽波紋(スタンド)という能力が発現する。DIOの影響によって危篤に陥った母の空条ホリィを救うため、承太郎はジョセフらと共にDIOの潜むエジプトを目指す。

声優・キャラクター
小野大輔、石塚運昇、三宅健太、平川大輔、小松史法、子安武人
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

タイトルなし

第3部ということで1989年のアジアとエジプトが舞台
主人公はジョセフ・ジョースターの孫・空条承太郎

前半の本作は送られてくる刺客を倒しつつ時には仲間にしてエジプトを目指していく

ポルナレフお調子者すぎて良いアクセント

OP
STAND PROUD 歌 橋本仁
ED
スターダストクルセイダース 作曲 菅野祐悟
Walk Like an Egyptian 歌 The Bangles
The Banglesは好きだなあ。エジプトじゃないのにWalk Like an Egyptianだ

{netabare}
原作セリフたち
「“悪”とはてめー自身のためだけに、弱者を利用しふみつけるやつのことだ!!」(承太郎、花京院に)
「フフ…やはりこのままいさぎよく焼け死ぬとしよう…それが君との戦いに敗れた私の君の“能力”への礼儀…自害するのは無礼だな…」(ポルナレフ)
「やれやれだぜ」(承太郎)
「アヴドゥルなにか言ってやれ」(承太郎)
「おれは“恐怖”を克服することが“生きる”ことだと思う。世界の頂点に立つ者は!ほんのちっぽけな“恐怖”をも持たぬ者ッ!」(DIO)
「ジョセフ・ジョースター!きさま!見ているなッ!」(DIO)
「これがおれの本体のハンサム顔だ!」(イエロー・テンパランス)
「弱点はねーといっとるだろーが 人の話きいてんのかァ、この田ゴ作がァー」(イエロー・テンパランス)
「ドゥー・ユゥー・アンダスタンンンンドゥ!」(イエロー・テンパランス)
「JOJO、そのチェリー食べないのか?ガッつくようだがぼくの好物なんだ…くれないか?レロレロレロ」(花京院)
「ア…アヴドゥル、これがインドか?」「ね、いい国でしょう。これだからいんですよ、これが!」(ジョセフとアヴドゥル)
「バ…バカな…か…簡単すぎる…あっけなさすぎる…」(花京院ポルナレフに)
「カモオ~ン、ポルポルくう~ん」(ホル・ホース)
「我が名はジャン・ピエール・ポルナレフ。我が妹の魂の名誉の為に!我が友アヴドゥルの心の安らぎの為に!この俺が貴様を絶望の淵へブチ込んでやる」(ポルナレフ)
「グピィーッ!」(ホル・ホース)
「あたいが『女帝』よッ!チュミミ~ン!!」(ネーナ)
「ジョセフ・ジョースターが闘いにおいて、貴様なんかとは年季が違うということを思い知らせてやる」(ジョセフ)
「“相手が勝ち誇ったとき、そいつはすでに敗北している”これがジョセフ・ジョースターのやり方。老いてますます健在というところかな」(ジョセフ、エンプレスに)
「たとえるなら!知恵の輪ができなくてカンシャクを起こしたバカな怪力男という感じだぜ」(ポルナレフ)
「勝ったッ!第3部完!」「ほーお、それで誰がこの空条承太郎の代わりをつとめるんだ?」(ズィー・ズィーと承太郎)
「穴がボコボコにあけられているぞッ!トムとジェリーのマンガに出てくるチーズみてーに!」(ポルナレフ)
「脳みそズル出してやる!背骨バキ折ってやるッ!」(エンヤ婆)
「そこの4人…お命ちょうだいいたします」(スティーリー・ダン)
「史上最弱が…最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も最も、最も恐ろしィィ、マギィーッ!!」※最も×22回!(ラバーズ→ハイエロファント&チャリオッツに)
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ、オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラーッ!オラアアアアアアアアァァァァァ、オラオラオラオラオラオラオ、オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラーッ!!」(ラバーズのスティーリー・ダンに。総計オラX52回、オだけ1回)
「フハハックックックッヒヒヒヒヒケケケケケ、ノォホホノォホ、ヘラヘラヘラヘラ、アヘアヘアヘ」(花京院)
「俺と同じリアクションするなーッ!!」(ポルナレフ)
「さあ、お仕置きの時間だよベイビー」(花京院)
「モハメド・アヴドゥル!」「YES I AM!」(ポルナレフとアヴドゥル)
「に…にゃにお~んッ!そこまでやるか…よくもぬけぬけとテメーら仲間はずれにしやがって、グスン」(ポルナレフ)
「一度あんたの素顔を見てみたいもんだな。俺の好みのタイプかもしれねーしよ。恋に落ちる、か、も」(承太郎)
{/netabare}


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
時は1987年――ジョセフ・ジョースターと柱の男たちとの死闘から49年後…。ジョセフは「悪霊に取り憑かれた」という孫・空条承太郎に会うため、極東の地・日本を訪れる。そして承太郎に対し、悪霊――「幽波紋(スタンド)」が突如発現した原因を語る。

1. 悪霊にとりつかれた男
1987年、日本。ジョースター家の血を引く青年・空条承太郎の母・ホリィは「自分には悪霊がとりついている」と釈放を拒む承太郎を案じ、アメリカにいる承太郎の祖父・ジョセフに助けを求めることに。すぐさま来日したジョセフは、友人のアヴドゥルと共に承太郎のもとへ向かい、承太郎に対し「悪霊の正体を全て知っている」と告げる。

2. 裁くのは誰だ?!
ジョセフが語った“悪霊”の正体――「幽波紋(スタンド)」の力を隠しながら、日常生活に戻る承太郎。だがある日の登校中、不自然な現象で軽傷を負ったことをきっかけに、花京院典明と名乗る転校生と知り合う。医務室で傷の治療を行おうとした承太郎は、花京院からのメッセージに気が付く。

3. DIOの呪縛
覚醒したスタンド能力で、DIOの刺客・花京院を打ち破った承太郎。傷つき倒れた花京院の身柄を確保し、DIOの情報を得ようとするが、ジョセフは花京院の脳に「肉の芽」という、摘出不可能なDIOの細胞が植え付けられていることに気付く。

4. 灰の塔(タワー・オブ・グレー)
50日以内にDIOを倒さなければ、ホリィの命が危ない――。承太郎たちはDIOを打倒するため、彼が潜んでいると思われるエジプトへの旅を開始する。道中の飛行機内、承太郎たちは再びDIOの放った刺客と遭遇!それは、破壊と災害、そして旅の中止を暗示するという凶悪なスタンド「灰の塔(タワー・オブ・グレー)」であった。

5. 銀の戦車(シルバーチャリオッツ)
DIOからの新たなる刺客、ポルナレフに襲われた承太郎たち。彼のスタンド「銀の戦車(シルバーチャリオッツ)」の鋭い剣さばきに圧倒されるが、ポルナレフの挑発に応じたアヴドゥルが「魔術師の赤(マジシャンズレッド)」で立ち向かう。

6. 暗青の月(ダークブルームーン)
新たな同行者を加えた承太郎たちは、スピードワゴン財団の協力をうけて海路で次の目的地・シンガポールへと向かう。その道中、船内から密航者が見つかり騒ぎが起こるなか、承太郎が海中から敵スタンドに襲われてしまう。

7. 力(ストレングス)
ニセ船長の仕掛けで爆破された船から脱出し、救命ボートで広大な海を彷徨う承太郎たち。そこに姿を現したのは、巨大な貨物船であった。疑心暗鬼になりながらも、一行は助けを求め、貨物船に乗り移る。だが、船は正常に稼働しているにも関わらず、船内に人影はなく、いたのは檻の中のオランウータンが一匹だけ…。

8. 悪魔(デビル)
シンガポールに到着した承太郎一行は、宿泊先のホテルで別行動をとる。ホテルの部屋で一人になったポルナレフを待ち受けていたのは、「呪いのデーボ」として怖れられる新手のスタンド使いだった。

9. 黄の節制(イエローテンパランス)
「我々の中に裏切り者がいる、花京院に気をつけろDIOの手下だ―」ハーミットパープルで念写された奇妙なメッセージを前に、とまどうジョセフ達。一方、それを知らない承太郎は、花京院やアンとシンガポールを散策していた。

10. 皇帝(エンペラー)と吊られた男(ハングドマン) その1
シンガポールを出国し、無事インドに入国を果たした承太郎たち。文化の違いに驚きながらも、レストランで小休止をとる。そこで、鏡の中だけに見える謎のスタンドに襲われるポルナレフ。

11. 皇帝(エンペラー)と吊られた男(ハングドマン) その2
ポルナレフを庇い、敵スタンド攻撃の前に倒れたアヴドゥル。それを目の当たりにしたポルナレフは、ショックで冷静さを失っていた。そこにつけ込んだJ・ガイルはスタンド「吊られた男(ハングドマン)」で猛攻撃を始める。このままでは敗北必至と踏んだ花京院は、ポルナレフと共に逃亡をはかる。

12. 女帝(エンプレス)
ガンジス川のほとり、聖地ベナレスをめざす承太郎一行。その道中、ジョセフは自分の腕に奇妙な腫れ物があることに気付く。最初は気に留めていなかったものの、徐々に大きくなっていく不気味さもあり、医者に看てもらうことに。

13. 運命の車輪(ホウィール・オブ・フォーチュン)
インドからパキスタンへの道のりを四駆車で飛ばす承太郎たち。運転手を任されたポルナレフは、荒れた山道で前を走るボロ車を強引に抜き去ってしまう。しばらく快調に車を走らせる一行だったが、先ほど抜き去ったボロ車に後ろからあおられ、先を譲ることに。

14. 正義(ジャスティス) その1
承太郎たちは敵スタンド使いの妨害を乗り越え、ようやくパキスタンに入国を果たす。だが、周囲が濃霧に包まれてきたため、近くの町で宿を探すことに。一行が到着した町は、異様なほどに物静かで、住民もそっけない対応ばかり。

15. 正義(ジャスティス) その2
エンヤ婆がDIOの新たな刺客であることに気付いたポルナレフ。この事実を仲間に知らせようとするポルナレフだったが、エンヤ婆のスタンド「正義(ジャスティス)」に操られた多数の死体に襲われてしまう!町全体が、すでにエンヤ婆の支配下に置かれていたのだ。

16. 恋人(ラバーズ) その1
エンヤ婆を生け捕りにした承太郎たちは、パキスタンの首都・カラチに入る。その地で彼らを待っていたのは、DIOからの新たな刺客・鋼入りの(スティーリー)ダンと名乗る男だった。ダンはDIOの命令に従い、仲間であるはずのエンヤ婆をためらうことなく殺してしまう。

17. 恋人(ラバーズ) その2
ジョセフの脳内に入り込んだダンのスタンド「恋人(ラバーズ)」。ジョセフの命を握ったことで圧倒的優位に立ったダンは、承太郎に対して卑劣な行為を繰り返すが、逆らえない承太郎は怒りを抑えつつその命令に従う。

18. 太陽(サン)
アラブ首長国連邦に到着した承太郎たちは、砂漠を横断するためラクダで移動することに。移動中、仲間以外は誰もいないはずの砂漠で何者かの気配を感じていた。承太郎がスタープラチナで確認しても不審なものは見当たらず…。だが、気付けば午後8時を過ぎているというのに、太陽は沈むどころか西からのぼり始めている!

19. 死神13(デスサーティーン) その1
花京院典明は夢を見ていた。赤ん坊の泣き声が響く奇妙な遊園地で『死神』のタロットを見つける花京院。花京院はカードの中から飛び出した死神の大鎌をとっさにかわすと、鎌は傍らにいた犬を切り裂いた。叫び声を上げて目覚めた花京院だったが、悪夢の内容は思い出せない。

20. 死神13(デスサーティーン) その2
花京院の赤ん坊が怪しいという訴えを誰も信じようとはせず、逆に花京院の異常を疑う仲間たち。なんとか誤解を解こうと、花京院が夢の中で自ら傷つけた腕の傷「BABY STAND」を見せても、ますます誤解を深めるばかり。追いつめられた花京院はスタンド攻撃による強硬手段をとろうとするが、ポルナレフの当て身で気絶させられる。

21. 審判(ジャッジメント) その1
ある人物に会うため、紅海に浮かぶ孤島へ向かった承太郎たち。島に到着した一行が出会ったのは、白髪以外はアヴドゥルにうり二つの男――アヴドゥルの父親だった!男は承太郎たちとの対話を頑なに拒み、家に閉じこもってしまう。

22. 審判(ジャッジメント) その2
勢いで口走った自分の願いで復活した妹・シェリーに襲われ、傷を負ったポルナレフ。「審判(ジャッジメント)」の暗示を持つ敵スタンド使い・カメオは、ポルナレフの第3の願いを叶えると告げ、死んだアヴドゥルをも復活させた。シェリーとアヴドゥルは、2人がかりでポルナレフの肉体を食いちぎろうと襲いかかる。

23. 女教皇(ハイプリエステス) その1
新たな移動手段として潜水艦を手に入れた承太郎たち。紅海を抜け、アフリカ大陸――DIOのいるエジプトへの上陸を目指す。潜水艦のソナーで外部の反応を探りながら、静かに海中を進む一行。

24. 女教皇(ハイプリエステス) その2
敵スタンド「女教皇(ハイプリエステス)」の襲撃で、沈没寸前の潜水艦からの脱出をはかる承太郎たち。海中を自力で泳ぐためにスキューバ用の装備を着ける一行を、再び敵スタンドが襲いかかる!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

景禎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

パン・ツー・まる・見え

ジョセフ・ジョースターのお話である前作から約50年後。ジョセフの孫、空条承太郎(くうじょうじょうたろう)のお話し。すでに一般名詞化されるほど有名な「スタンド」と「スタンド使い」という言葉が、始めて使われた漫画史に残る作品のアニメ化。

100年前に死んだと思われていたディオがジョナサン・ジョースター(初代ジョジョ)の肉体を乗っ取って復活。ディオはスタンド能力を発現させるが、その能力はジョナサンの肉体を介してジョースター家の血を引く子孫にも影響を及ぼす。抵抗力のないホリィ(ジョセフの子・承太郎の母)は危篤状態に。ホリィを救うため、ジョセフと承太郎、そしてユカイな仲間たち(?)は一路デイオのいるエジプトへ。しかし、行く先々でディオの放った敵のスタンド使いが立ちはだかる。という設定。

続編なので、前作の「ジョジョの奇妙な冒険」を見ておいたほうがいいかどうかですが、ほぼ不要です。ボスキャラのディオがジョジョの家系と何か深い因縁がある・・程度の理解で充分。

2014年春~夏の2クール24話で、Part3「スターダストクルセイダース」の前半分部、ジョジョ御一行様が、東南アジアからインド中東を経て、ディオのいるエジプトへ入るまでのお話しが描かれます。後半のエジプト編は1クール休んで2015年冬クール開始ということらしいです。

一応、ジャンルはアクション・アドベンチャーということですが・・・Partを重ねる毎にシリアス要素がどっかへ飛んで行き、代わりにギャグ要素が降臨するという現象が起きております。Part3の現時点で、もはやギャグ要素はシリアル要素を凌駕したのではないか?と個人的には思っています。なので、わたし的なジャンルはムキムキマッチョ・ファンタジー・ギャグ・アドベンチャー。

日本を出てからエジプトに着くまで、各地で出会うスタンドとの闘いが、1話~2話構成で描かれます。その都度、新たな仲間が加わったり、別れたりの、ちょっとしたドラマもあったり無かったり。

スタンドとは、それを使うスタンド使いの精神的なパワーが具現化したもので、それぞれタロットカードに暗示された能力を持っている、という設定になっています。承太郎に現れたスタープラチナというスタンドは「オラオラオラオラ・・・」と言いながらひたすら殴るだけの能力(とは言っても精度は異常に高い、という設定)で、能力的にも姿形もオーソドックスな部類ですが、物語りが進んでくればくるほど、奇想天外な能力と姿かたちをもったスタンドが現れ、よくもまあ、こんなスタンドを考えたもんだなぁ、と関心させられたりもします。

登場人物のキャラは前作と同様濃すぎるぐらい濃いのですが、全体から受けるハードボイルドっぽい印象は前作に比べてかなりマイルドになっているように感じます。というか、物語の設定と登場人物の見た目からは想像できないことで、キャラのかっこよさとか追求する人にとっては認めたくないことかもしれませんが、・・・もうこれはほとんど「ギャグもの」と言い切っていいかもしれません。見るからにギャグっぽい登場人物はいないのですが、ポルナレフなんかはギャグキャラに近いですね。また、承太郎や花京院なんかはマジメな顔でニコリともせずにギャグるので、かえってウケる。

旅の途中に出会う敵スタンドと、そのスタンド使いからもギャグっぽい面白さが感じられますし、設定そのものがギャグとしかいえないようなスタンドがいたりもします。

静止画としての漫画の手法を幅広く積極的に取り入れているのは前作と同じですが、今作はけっこうよく動きます。つまり動く静止画。なんか、矛盾したような言い方ですが、つまり、完全に止まった静止画が映るのではなく、漫画のコマ割りのようなカットなのですが、そのコマの中の人物なりが動いている・・・みたいな感じ・・・って、何言ってるかわからないですよね。百聞は一見いしかず。一度見ていただければ、どういうことが言いたいのかが分かってもらえると思います。

昭和臭プンプンなのは前作と同じです。このレビューのタイトルにさせて頂いた「パン・ツー・まる・見え」、これは最終回に絶体絶命の状況でポルナレフがやるギャグです。これは実際、昭和50年ごろ、当時小学校で行われていたスカートめくりをした後にやったギャグです。現代ではスカートめくりは立派なセクハラ行為であり、たとえ小学生と言えども、やったら即訴えられるので、このギャグもろとも絶滅しました。(ほんまかいな?)

ジョセフ・ジョースターの声優は、今回は杉田さんではなかった。前作の最終回のラストシーンには、歳とったジョゼフが日本への旅立ち直前の空港のシーンがあり、そのときの声は当然杉田さんだったので、今作も引き続きジョセフの声をやってくれるものとばかり思っていいました。石塚さんは石塚さんで良いのですが、杉田さんの強いアクを引き継ぐのは無理っぽく、ちょっと残念。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22
ネタバレ

田中タイキック さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

みんながいたから この旅は楽しかった

2014年4月~ TOKYO MX、毎日放送、BS11他にて放送
全48話(分割4クール) 原作未読


1部のジョナサンから4代にわたって続く因縁、宿敵のDIOを倒すため
日本からエジプトまでの道程と戦いを描く物語


{netabare}ホラー、ゴシックな雰囲気を強く持たせ正義と悪、誇りと野望の激突を描いた第1部「ファントムブラッド」
コメディ色を多分に含みつつ戦闘の規模、果ては人類の存亡をかけたスケールの大きい話に昇華した第2部「戦闘潮流」


そのどちらの要素を踏襲しながらもロードムービーの流れを全面に押し出した第3部「スターダストクルセイダース」

基本的には主人公、空条承太郎とその一行が
DIOの放つ刺客と戦いながらも目的地であるエジプトのDIOのいる屋敷を目指す

ただそれだけ!

40話までずーーーっとその繰り返しです
冗長、中だるみ、この敵と戦う必要あるの?
そんな気持ちを心の隅に抱えながらも後半「エジプト編」に入ったあたりから
さながらサザエさんを視聴しているような気分で見てました
「お、今週も承太郎たちやってんな」みたいな、妙な安心感が芽生える始末
だからこそ42話でヴァニラ・アイス登場以降の緊張感ある演出が良い対比となっているのもありますけど

個人的には34話 ダービー(兄)登場から加速度的に面白くなってきて
最終話まで一切減速しなかったのが印象的でした



~空条承太郎くんじゅうななさい~
本作の主人公。
鎖をつけて改造された学ラン、2重掛けのベルト、うしろ髪との境目が分からない帽子
見た目と気性の荒さから不良のレッテルを貼られているが
根は正義感が強く優しい性格で序盤はジョセフのことをおじいちゃんと呼ぶかわいい一面もある

魅力的なキャラが多すぎる3部の中で個人的に最初から最後まで一番好きなキャラ

承太郎って何が正義で何が悪かっていう判断基準が法律や倫理には無くて
自分の感情こそが絶対的な基準でそこに一切のブレを見せないんですよね
だからこそ母ホリィの危機、ジョースター家とディオの因縁を聞かされても
悩みや葛藤が一切なくエジプトへ旅立てたんだと思います
少々完成されすぎた人格だと感じたけど改めて俺強い主人公の魅力を再確認できたキャラでした

後はやっぱりやる時はやる所。それも徹底的に
受けた屈辱、言動はそっくりそのまま綺麗に包装して洒落たリボンを付けて殴り返すってスタイル
決め技がオラオララッシュくらいしか無い中でマンネリせず痛快さを保てたのも
悪を許せないっていう正義や激情的な面を持ちつつも相手をおちょくったり皮肉を効かせた言動による所が大きいのかも
その辺はジョナサンとジョセフ両者の性格を色濃く受け継いでいる証でしたね


そんな承太郎の個人的ベストバウトはイエローテンパランス戦
3部の中でも随一の口の悪さと自分のことをハンサムだと言い切っちゃうナルシストキャラがツボ
承太郎に対して「何がオラァだ!」というシンプルかつ的確な返しに声優さんの憎たらしい言い方が素晴らしい
そうとう口汚く煽ってたけど最後はプッツンされることもなく呆れられてぶっ飛ばされる小物っぷりが好きでした
ンドゥールとかダービー兄弟、DIOと名勝負は沢山あるけれどイエローテンパランス戦が一番ということで


ドゥーユゥーアンダスタンンンンドゥ!


【総評】
原作未読で1部、2部のアニメもそんなに気合入れて見てたわけでもなく
正直ポルナレフの超有名なあの場面を見たくて視聴してたって感じでしたが
いやはやこんなにも熱くなれるとはッ!
中盤の面白いんだけど何か物足りなさをずっと抱えていて視聴断念しそうになったけど本当に見てよかったッ!
自分でも驚いたんだけど後半の引き込み具合というか引力の強さというか
いったい誰のどんなスタンド能力なんですかね?
25年以上コアなファンを生み続けている作品の1、2を争う人気エピソード
その魔力じみた魅力の片鱗を味わったぜッ…!

最終話まで手を加えていたOPやEDの演出、声優さんの熱演、音響のセンス
原作を読んでなくたって伝わるスタッフ陣のジョジョ愛
愛が強いゆえに完璧な映像化をしたくても出来ない場面が結構見受けられたんだけど


でも楽しかったよ。みんながいたから、このアニメは楽しかった!


ということで、なーーんのまとまりもないレビューでしたが
思った以上に自分の中で味わい深い作品になったので感想程度に書きました
また近々To Be Continuedしそうな感じですよね
自分の中ではものすごく大団円だったので4部がどう繋がってくるのか気になりますッ!!{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 24

90.9 6 バトルで漫画原作なアニメランキング6位
進撃の巨人(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★★ 4.2 (6381)
28868人が棚に入れました
突如現れた多数の巨大生物「巨人」の侵攻により、人類は存亡の危機に瀕する。生き残った人間達は、三重に築かれた巨大な城壁内側に生活圏を確保することで、一時的な安全を得るに至った。 城壁による平和を得てから約100年後。城郭都市の外縁地区「ウォール・マリア」南端より突出したシガンシナ区にて、父・グリシャと母・カルラ、幼馴染のミカサと暮らす少年エレンは、親友アルミンと共に、幼い頃から「壁の外に出て世界を探検すること」を夢見ていた。 エレンが10歳を迎えた年、突如として現れた「超大型巨人」によりシガンシナ区の壁が破られ、多数の巨人が市街地に侵入する。

声優・キャラクター
梶裕貴、石川由依、井上麻里奈、谷山紀章、嶋村侑、小林ゆう、三上枝織、下野紘、逢坂良太、細谷佳正、橋詰知久、藤田咲、藤原啓治、神谷浩史、小野大輔、朴璐美
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

アンチ巨人

この作品、あらすじ大部書き過ぎてて序盤ネタバレしてしまってますね。
事前知識を入れないで楽しみたいタイプなのでもう少し控えめにしてほしいです。

ストーリーは衝撃的で刺激のある作品が手薄な今期では貴重なテイストを味わえそうです。
パニック映画でもある程度対抗策があったり、脱出の手段があるので、
ここまでの力の差や絶望感がある作品は珍しく新鮮です。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

※1、2話感想{netabare}
百年もの間の平和によって危機意識が薄れてしまった様です。
鳥かごの様な生活に順応したため
壁の改良や対抗兵器、巨人の生態観察に否定的であったようです。
せめて一匹くらい捕らえて観察して欲しかった…。
危機感を持っていれば結果が変わったかもしれません。
油断が招いた悲惨な結果とも思えます。
現代人の生活にも言える事かも知れませんが。

それにしても巨人の正体なんなのでしょうかね?
【巨人について考察】{netabare}
野蛮で本能のまま動き知能的には低そうです。
会話もしていません。服もないので夜寒くないですかね。
人間や動物を繁殖させてから食べる事も考えていないですね。
服や装備ごと食べたら食感悪そうだけど気にしないのかな?
猿でもバナナ皮ごとは食べないと思うんですが…。

あの図体だと相当カロリー摂取しないと生きていけないでしょうから、
外でどういう生活をしていたのか疑問が湧きます。
百年放って置いたら自然と自滅しても良さそうなんですけど。
もしかして他にもコロニーがあって食べ頃になったら襲ってるのかな?
…待てる程の知能はないかな。

超大巨人や体当り巨人は機械兵器の様に感じました。
(超大は現れ方が転送っぽく感じましたし。)
こいつが居たら内側の壁の意味もなさそうですがとりあえずは襲ってこない様です。
巨人自体もバイオモンスターや機械兵器なのかも知れません。
(総合するとこの線が有力かなと思っています)
どこかに優れた文明があって、巨人達を飼って(操って)いて人の群に放ち
様子を伺っているのかも知れませんね、虫かごを覗くように。{/netabare}
こいつらの正体や目的も回が進めば判って来ると思うので楽しみの一つです。
(全く謎のままのパターンもあり得るけど(^_^;))

絶望的な力の差のある相手に逃げ場のない人間がどう戦っていくのか、
大きな憎しみを持ったエレンが今後どうやって巨人に復讐していくのか気になる所です。
「注射」と「鍵」は今後絡んできそうですね。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
それぞれの戦う動機や信念の確認とイモ女の回。
皆それぞれ思うところがあり人間味を感じられました。
いも女は面白可愛いです。
みんな生き残ってくれるといいのですが…。
エレンは取りあえず合格出来て良かったね。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
訓練が終わりみんな成長して強くなってますね。
立体機動のアクションはなかなかカッコいいです。
アニメならではのスピード感があるしアングルも面白いです。
訓練ではうなじに斬撃与えてましたが、ここが弱点なんですかね?

みんなの卒業と共に大巨人が現れていよいよ対決。
いきなり背後にあんなの現れたら腰抜かしそう。
やっぱり相手は強そうだけど、反撃の狼煙を上げて欲しいです。

【巨人と戦術を考察】{netabare}
何度見ても超大巨人の現れ方は転送っぽいです。
やはり普通の生物では無い気がします。
タイミングも偶然とは思えないので、こちらを監視した上で襲わせている様に思います。

訓練の様子を見るとどうやら、
うなじ辺りが弱くここに斬撃を加えるというのが退治方法になっているようです。
神経か回路が集まってるのでしょうかね。
矢や銃撃ではなく斬撃に拘っていそうなので断ち切るという所がミソな気がします。
次回対戦が見られそうなのでもう少し観察したいですね。

<戦い方>
立体機動にケチを付けては折角の世界観否定になってしまい
ツッコんではいけない部分なのは承知していますが余興として書きます。

まず操作の難しさや射出した杭の先が上手く引っかかるものなの?
という点が疑問です。
操作はトランポリンの選手とかでも空中姿勢制御出来そうもありません。
ワイヤーが絡まるのがオチでしょう。
飛んだとして着地の衝撃がキツそうです。
それに平地では全く使いようがないので調査兵団が苦戦するのは当然です。
有用に使うとすれば、ワイヤーを巻き取る機能を利用して
直接首周辺に杭を打ち込んで巻き取りながら接近し
斬撃を決める様な使い方になるんじゃないでしょうか。

拳銃と大砲がある世界なのでこちらを改良したり訓練する方が現実的かと思います。
(火薬がそんなに無いのかもしれませんが。)
命中精度がいくらかある大口径ライフルが出来れば良いんですけどね。

斬撃に拘るなら立体機動だけでなく
ブーメランや大型手裏剣、手投げ斧なんかも行けそうな気がします。
ブービートラップで足止めや転ばせるのと絡めたいです。
投網も出来れば動きを妨げ人が登り易くはなると思います。

それと兵士は猛毒を携帯してはどうでしょうか?
喰われても自身が毒のカプセルになれば無駄死にしないで済みます。

壁なんですがもう少し城郭建築を取り入れた形にならなかったんですかね?
お城みたいに攻められても相手が密集する作りにして命中率上げて
首の高さに狭間を作ってそこから銃や大砲やらを撃てるようにした方が戦える気がします。
高い壁の上に大砲があってもなかなか下にいる者には当たらないと思います。
遠くから数をなして攻め込まれたり大巨人用ならまぁ納得しますけど。
高さもあるので壁沿いでうろうろしている
巨人に上から落石させる方が効果は高いと思います。
後は壁の下部に人が通れる位の非常口があっても良いかな。
強度に影響しない程度に数カ所にあればヒットアンドウェイで戦えます。
{/netabare}{/netabare}

※5話感想{netabare}
巨人の強さが圧倒的過ぎて勝利などほど遠い事が分かってしまいました。
体に似合わず動きも俊敏で立体機動にもついて来れるのではかなわないです。
もう、地下掘って逃げ暮らす位しかないかも…。

喰われるという描写はより恐怖を引き立てます。今回も怖くて痛々しかった。
そして仲間が喰われていく絶望の中エレンまでその餌食に。
次回どうなるのかすごく気になるのですが、
やはりあらすじを読んでしまったことが悔やまれます。

【巨人考察】 {netabare}
今回の授業シーンを中心にいろいろ分かってきました。
やはり「生物ではない」という線が濃厚です。
人間以外の環境には優しいエコ兵器っぽいです。
宇宙か海か別の大陸か高度な文明が関わっていそうです。
殺戮時に「食べる」という行動を取っているので、
人類の行動や容姿を模倣しているのでしょうね。
消化器官とかはどうなっているのだろうか不思議です。

首後部を切り落とせば良い様なのできっとそこには核となる物があると思われますが
大きさや力だけでなく再生能力やあれだけ俊敏な所を見せられちゃうと
戦術を練っても勝てる気がしないですね。
どうしたら抗えるのだろうか?

超巨人には知性もある様なので寧ろこちらが本体か
誰かしら操縦しているのだろうという気はします。

早々に人類を戦滅できるのにそれをしないので、
試しているのか遊んでいるのか…目的が気になります。
{/netabare}{/netabare}

※6話感想{netabare}
凄惨な一話でした。怖いけど目が離せなくなりました。
好きだった人や友達が無惨に殺される地獄の状況では自分を保てないでしょうね。
アルミンやクリスタの行動が恐怖を引き立ててくれました。

ミカサは巨人の動きについていける逸材なのは人類にとって良い知らせかも知れません。
これが今話唯一の救いかな。

ミカサの過去はまた凄惨でした。
両親を殺されまた殺しをしてしまうという最悪の出来事。
唯一の拠り所のエレンも食べられてしまった今、彼女も地獄を感じるかも知れません。
次回も目が離せなくなりそうです。

【巨人考察】{netabare}
首の後ろ斬られたら丸焦げになってました。
普段高熱なのでこの部分が冷却の役割を果たしている気がします。{/netabare}
{/netabare}

※7話感想{netabare}
立体機動ってガスで動いてたのですね。
圧縮の技術は随分進んでいるみたいです。

ミカサはこの世を弱肉強食な世界だと心底認めていてその中で精一杯戦って
来れたので死を覚悟したとき「いい人生だった」と言う言葉に繋がったんでしょう。
なんとも辛い言葉で考え方ですけど…。

しかし言葉とは裏腹に体が動き生きる事を諦めていませんでした。
エレンが心の中で生き続けミカサを動かしてくれたのだと思います。
絆の深さを感じます。

巨人を倒す巨人が現れ今後の展開がますます気になります。

【巨人考察】{netabare}
巨人を倒す巨人は鍛えた兵士の容貌や動作でした。
各個体でモデルになっている人がいて、
その人間の生きる行動原理(普通の人は『食べる』)が反映されるのでしょうかね?
人をある程度殺すと殺した人の影響を受けた個体が生まれ
繁殖するシステムなんですかね?
うーむ。本当にまだまだ謎だらけです。
{/netabare}
{/netabare}

※8話感想{netabare}
取り残された隊員達の本部への突入は成功。
犠牲は出ましたがやっと作戦として成功する場面が観られました。
ガスを補充し、巨人を倒す巨人のお陰もあり退却出来て
ほんの少し良いニュースになりそうです。

…っと、思っていたら巨人の中からエレンが復活する大ニュースが飛び込んできました。
手足復活してますし、どういう事だかまだ分かりません。
薬や鍵が関係しているのですかね?
来週以降も早く観たいです。

しかし今後で少し心配なのはエレンがウルトラマンのようになってしまうパターン。
巨人が現れた→エレン変身→再生能力(カラータイマー)が切れるまで戦う
…みたいになると大味になるのでやめて欲しいです。
もしミカサ達まで巨大化したりしたら作品壊れるかも知れません。
あくまでも人間対巨人として描いてくれることを期待しています。

それと15m級とか3m級とか○○級って呼称すると、
なんとなくトータルイクリプス思い出します。
力任せに接近してきて喰い殺す行動パターンも被ります。

【巨人考察】{netabare}
巨人は大きさだけでなく能力的にも個体差がある様に感じます。
エレンのチームを襲った巨人の素早い運動能力が全個体にあるわけでは無さそうです。
「奇行種だ!(漢字合ってますよね)」とか叫んでたのでやはり特別な個体なのでしょう。
…まぁそうはいってもどの巨人もイメージより結構素早いですけどね。(^_^;)

巨人を倒す巨人の中からエレンが出てきました。
エレン自体は意識が無かったみたいですが、
その行動にはエレンの思いが反映されていた様なので、
巨人にモデルがいてその人の潜在意識や行動原理が影響している線は遠くない様に思います。
絶命せず飲み込まれれば巨人として復活している可能性もほんの少しあるのかな?
ただエレン以外に巨人から人が出てきて居ないので良く分からないですね。
(弱点斬った時に人が入ってたら気付くでしょうしね)

薬の影響があったのでしょうか?
薬の影響だとすると調合した者、喰われた時の巨人への対策を知る者が居るわけで、
巨人自体、元々人が作り出してしまったモノの可能性が出てきます。
再生とかバイオ技術、中世ファンタジーぽく言うと錬金術はもの凄く進んでいた世界なのかも。
ただ、超大巨人のモデルは壁を壊すことを生き甲斐、行動原理としていた大物だ。
…と言っても説明に無理がありますね。 アレには一体に複数人が影響してるのかな。

それともエレンは人ではないのかも知れません。
実は捨て子で向こうの文明(?)の子供だったとか。
あの鍵で入れる部屋には何があったんでしょうか? 
少しエレンやエレンの親父さんの素性も気になっています。
{/netabare}
{/netabare}

※9話感想{netabare}
才覚のある人も居るようで局地的には駆逐できたりしてるようですが
まだ絶望的な差があるようですね。

脅威になる可能性のあるエレンですが、巨人を駆逐する可能性もあるので、
人情を抜きにしてもこの時点で殺してしまう判断は早い気がします。
巨人を駆逐していた報告が弱かったのですかね?
絶望的な現状と比べればエレンに賭けるのも悪くないと思いますが…。
問いかけも意味なく「人間だ」と言っても「巨人だ」と言っても
結局は殺すと言う判断でしょうしね。

「薬」は記憶に影響しているだけで巨人になったのはエレン自身に要因がありそうです。
地下室やエレンの記憶の隙間には何が隠れているのでしょうかね?
{/netabare}

※10話感想{netabare}
アルミンの魂の籠もるいい演説で思わずこちらも力が入りました。
この三人は互いの信頼も深くバランスの取れた良いトリオですね。
今後も三人で難局を切り抜けていって欲しいです。

【巨人考察】{netabare}
エレンが変身する巨人は願望や意志が反映された形になるようです。
巨人はエレンを襲いますがその容姿ではなく、
この意志を感じ取って人と同様に攻撃対象としている様に思います。
アルミンが茫然自失の時襲われなかったのも偶然ではないかも知れません。
「動物や巨人」と「人」との区別はその辺りで付けているのではないでしょうか。
{/netabare}
{/netabare}

※11話感想{netabare}
嫌でも怖くても守りたい者を守るには使命感を持って立ち向かうしか無い時があります。
現代のサラリーマンにも当てはまりそう。頑張れ人間、頑張れお父さん。

エレンには不確定要素が大きいですが巨人との圧倒的な差を考えれば、
掛ける価値はあります。
何とか上手く行って欲しいのですが…って、あらら、エレン暴走気味!?
また次週が気になります。

【巨人考察】{netabare}
人類同士が争ったりせず一枚岩になる為に共通の敵として
「巨人」の存在があるという可能性もある訳なんですが、
その存在を望んだり作り出してもほぼ意味がないです。
現状の様に人類が淘汰されるか、
駆逐してまた元の人間世界に戻るかしかないですからね。
作ったとしたら人類の終焉が見えて切羽詰まっていたのでしょうけど、愚かしいです。
なんにしろ結局は人間同士で秩序を構築していかないと未来はないです。
{/netabare}
{/netabare}

※12話感想{netabare}
意識を保てないのでエレン巨人は作戦向きでないですね…。
再生もしていないのは疲労だけなのでしょうかね?
まぁ今回は基本寝っぱなしでこちらに関してはあまり観るべき所が無かったかな。

逃げるだけでも二割も減るって、厳しい設定の上を行く厳しさです。
ちょっと過剰かなとも思います。
その分エレンの価値は高まりましたがエレン一本頼りになるのはちょっと…。
人間対巨人として物語を観たいので複雑な気持ちもあります。

アルミンは勇気ある行動でエレンを叩き起こしたので次回エレン行動に期待しています。
{/netabare}

※13話感想{netabare}
前回その意志を保てなかったエレンですが、
アルミンの勇気ある行動により自分を保ち巨人の体をコントロールして作戦は成功しました。
ただし死傷者や損害も多すぎて諸手で喜べないですが領地奪還は嬉しいニュース。

エレンは次回も巨人になった自分をコントロールできるのか?
そもそも何度も変身できるのか?
兵団の戦力や士気はこの先も保てるのか?
等々、課題はありますが領地奪還に向けてがんばって欲しいです。
望み通り調査兵団に編入されたエレンの活躍に期待します。

【巨人考察】{netabare}
今回エレンはその意志を持って穴を塞ぎましたが、
壁を壊した巨人にも壁を壊すという意志があった様に思えます。
巨人側にも人を憎み駆逐してやると思っていたり、
壁を壊してやると強く思うエレンの様な存在がいるのかもしれません。

また今回食べた物を吐き戻していた事が分かり、
5話の考察で書いた消化器官への疑問は「ない」という事が判明。
ただ、もし丸飲みされたら腹斬って脱出!…は出来ないですよね。
中の圧力には勝てないだろうし窒息しちゃうでしょうし。
{/netabare}
{/netabare}

※13.5話は総集編
1クールが終わり折り返し地点ですがエレンの家の地下室
鍵で開けた扉の先には何があるのか予想してみます。
【地下室考察】{netabare}
①トンネル・転送装置
 私の推測の本命は「巨人は高度な異文明のバイオ兵器」なので(1,2話感想参照)
あちらの文明に繋がる道があるのではないかな?という推測です。
エレンの父はあちらの文明出身ながら壁の中の人を救うために飛び出して来た者か
あちらの監視官だと読んでいます。この辺りは全然情報がないのでカンに近いですけど。
エレンもきっとあちらの人間なのではないかな?と思っています。

②実験施設
 これは巨人とは人間が創り出してしまった者(物)という仮定から。
創るに至った資料や薬品などの痕跡が地下室にあるのかも。

③地下基地
 地下は巨人を繰り出す管理基地になっているというもの。
牧場の管理小屋みたいなもの。
壁内の人間の様子を見つつ牧羊犬を放つが如く巨人を放っているのでは?
エレンの父はそこの関係者かな。

④コレクション
 エレン父が必死に集めた命より大切なフイギュアのコレクションが眠っている。
人類が滅びようとも魔女っ子○○たんは残さねば!!

⑤その他
 皆さんで考えて楽しんでみてくださいませ。
{/netabare}

※14話感想{netabare}
OP、EDも変わって新たにスタートしました。
裁判を経て調査兵団入りが決定。
前回と結局同じくリヴァイにとりあえず預けるという結論ですが
わざわざ裁判を見せた事の意義が出てくるのですかね?
物語を深める意味があるなら文句はないのですが時間稼ぎな感じも…。
ただ気になったのは壁の存在が神聖と捉える人がいる点。
この壁って元々人間が作ったものではないのかも?
って少し思っていたのでその可能性が少し上がったように感じています。

ともかく次回から怖い怖いリヴァイと共に巨人への反撃が始まるのでしょうか?
エレンは人の姿のままでも再生能力が高いようですが
最初の巨人化以降なんでしょうか?子供の頃も治り早かったんですかね?
いつからなのかちょっと気になってしまいました。
{/netabare}

※15話感想{netabare}
調査兵団は変人の巣窟でした。
何処かイカレている位でないと長く持たないのかも知れません。
ハンジはその中でも抜けた存在の様ですが
敵を知るのは重要ですしその探求心は必要な事だと思います。
逆にもっと研究者が居ても良い様に思います。

エルヴィン団長も何か策を隠している様です。
巨人の献体を殺させたのは彼の策でしょうか?
何を見ているのか気になります。

【巨人考察】{netabare}
今回は日の光が活動に影響している事、痛覚がある事、
見た目と実際に差異がある事などが判明。
謎がまた深まっています。

光合成してるんですかね?
ミドリムシみたいな単細胞生物までは行かないけど、細胞は少なく分裂が早いのかな。
{/netabare}
{/netabare}

※16話感想{netabare}
それぞれが自らの意志で兵団に志願。
まず命を落とすのが分かりながら調査兵団を選択した者達の勇気に拍手。
そして遂に戦いの扉が開かれました。
団長が何を考えているのかも気になるところで次回が待ち遠しいです。
{/netabare}

※17話感想{netabare}
やはりこのアニメの醍醐味は圧倒的な差の中での人対巨人の戦い。
後半(2クール目)に入りちょっと長く感じていましたが今回は短く感じました。

女っぽい韋駄天巨人が登場。実写なら谷口真里を使いたい所です。
どうやらエレンを探している様子。
知能もあり、うなじを斬り開いたら人が出てきそうな感じでした。
何故探しているのか気になります。仲間なのかな?

ちょっと都合よく主要キャラが生き残ってる気もしますが楽しめました。
一部壊滅してしまいましたが意味のある行軍になるのか次回も楽しみです。
{/netabare}

※18話感想{netabare}
なんだろうこの作戦。
エルヴィン団長の思惑通りに事が運んでいる気もするけど部下に教えず多くの犠牲も出ていて…
そこまでの価値が有るのだろうけど納得行くものなのかな?
女型を森におびき寄せエレンと会わせ様としているのでしょうか?
あの森に意味はあるのかな?これから行われる事の目撃者を少なくするためなのか?
この先どういう事が起こるのか興味津々です。

それにしても女型強いですね。
不謹慎ながらエレンに辿り着く様に少し応援しちゃってる所もあります。

しかし毎回、復習が長いです。もう1、2話分作れるレベルでは?
なんとなく収集できず中途半端な終わりの予感もしてきました。
2期が有るならそれもいいのですが考察もしてきた作品が
投げっぱなしになると寂しいです…。あと6話程でどうなるのかな?

不満ついでにもう一点。
兵士も貴重貴重と描かれつつもどうも湧いて出てきている感が否めません。
毎回3割も減る兵団が存続している時点で数合わせを考えてはいけないのだろうけど
絶望感を増すために矛盾を感じます。
12話感想にも書きましたが、もうちょっとバランスを考えた設定にならなかったのかな?
{/netabare}

※19話感想{netabare}
この作戦は生け捕りが目的だった様です。
今回使われたワイヤーランチャーってかなり有効な気がします。
生け捕り用だけでなくもっと実戦配備して駆逐にも使えばいいのに。

調査兵団は思ってた以上に情報収集・分析力があるみたい。
内密な作戦だったという事は報告などはしていない情報って事かな。
エレンを見れば中に人が居るかもという予想は出来ても、
追いかけて来るという予想はどうやって出来たのだろうか?
団長は何を何処まで知っているのかに注目ですね。

エレンが変身するには「自傷」だけでなく「目的」も鍵でした。
って事は女型の中の人はエレンを見つけるのが目的だったって事かな?
次回どんな人が出てくるのでしょうか?上手く出せると良いのですが…。
{/netabare}

※20話感想{netabare}
やっと中の人が見られるのかと思ったら
逃げられた上に襲われてまたエレンがピンチのようです。
ピンチの後にチャンスあり、チャンスの後にピンチありな展開で面白くはありますが
あれだけ用意周到で正体まで予期しておきながら詰めが甘くモタモタして残念です。
結局犠牲が無駄になってしまいました。
リアルに考えると団長への責任問題は免れないでしょうね。
相手が襲って来てくれたのでまだ捕獲の目はありますがとても残念です。

【巨人考察】{netabare}
巨人側にも何者かは不明ですが人類の影が見えてきました。
調査兵団に紛れていたり埋伏している可能性が高いのですが
時期的な事も考えるとエレンの同期かも知れません。
女型は容姿的にアニっぽい気がしますが…そんなに単純ではないかな?

今まで急に現れて転送の様に見えた
超大巨人や鎧の巨人もエレンの様な変身だった可能性が高まりました。{/netabare}
{/netabare}

※21話感想{netabare}
分かってはいましたがやはり絶望が待っていました。
人類が戦術技術連携をいかに磨いても抗えない事が本当に確定。
結局エレンの巨人の力が頼りになりそうです。
今回喰われてしまいましたが人外ですし前回同様なんとかなる…かな?
あくまでも人VS巨人が観たかったのですが、
今後は巨人VS巨人にシフトして行きそうな予感がします。
格闘技的にはマウントとっておきながら
大振りすぎてパンチ外す技術の低さが気になってしまいました。
{/netabare}

※22話感想{netabare}
エレンは無事救出できました。
喰われては居たけれど二回目だし心配はしてなかったですけどね。
結局成果も無く敗走…死者には構う余裕のない無慈悲な敗走でした。
20話でも書いた通り団長らは責任をとるようです。
犠牲も大きく結果が出ていないので仕方ないでしょうね…。
これからも気になりますが、これはもう2クールでは終わりそうもないです。(^_^;)
{/netabare}

※23話感想{netabare}
やっぱりか。予想通り女型の巨人はアニでした。
容姿とか雰囲気とか出てましたからね。
ついでに捕獲した巨人も葬って居たようです。
視聴者が疑ってた点は調査兵団も疑っていたみたいです。
でもアニは人のあるべき姿を真っ直ぐに観察していた感じがするので
単純に巨人=敵って感じでもなく色々と含みがありそうです。

また人類が追いつめられている中でも憲兵団の腐り具合を見ると憤りも感じます。
こんなのばかりでは人として生きている価値も下がってしまいます。
人類が窮地を招いているのは日頃の行いというのももありそうです。
{/netabare}

※24話感想{netabare}
「何やってるの?」エレンの役立たずっぷりにハラハラさせられてしまいました。
作品の意図にまんまとハマってるなーっと分かっていても引き込まれてしまいます。
やはり魅力的な作品です。
早くも次回が最終話アニ捕獲は叶うでしょうか?
そして続きも気になりますし、いずれ続編も観られると早くも期待しています。
{/netabare}

※25話感想{netabare}
最後は力の入る巨人同士の戦い。
エレンの執念とミカサのフォーローにより技術に勝るアニに勝利。
捕獲できそうだったのに硬化してしまい何も聞き出せそうになく残念な結果に。
街中で暴れた事により被害も甚大…この作戦自体賛否あるよねそれは。
正解は分からないけど巨人相手だと最善の先を行かなければ
延命はあっても勝利はないですからね。
それをわきまえているエルヴィン団長はブレずに貫いています。

そして残念ながらここで一旦終了。
多くの謎が残ったままなので何れ2期があると思います。
これで無かったら怒ります。
{/netabare}

【総評】
中途半端に終わりましたのでストーリー評価は-1.0にしてあります。

圧倒的な絶望感と格好いいアクション&スピード感を味わえました。
ストーリーも先が見えず、絶望の中足掻く人間模様をあぶり出し
巨人とは何なのか?という大きな謎にも満ちていてかなり興味を惹きつけてくれました。
テンポも概ね良かったのですが中盤にダレてしまったのは勿体無かったです。
続きはきっとあると思いますが巨人対人間という事を忘れずに描き切って欲しいですね。

作画は静止画が気になりましたがDVDだと直っているのかな?

音楽も気分を高揚させてくれるOPで熱くなります。

まだストーリーの途中なのでお勧めって訳にも行きませんが、
2期が決定すればその前にぜひ観ましょう!
残酷なのが苦手でなければ楽しめます。条件付きでお勧めいたします。

<雑記>
他のレビュアーさんの実写化配役という遊びが面白いので真似てみます。
(お許しは得てます。ありがとう。)
{netabare}
年齢とか気にすると新人ばかりになるので気にしてません。
()内は洋画。超有名どころのみで遊んでみます。
エレン 小栗旬 (トムクルーズ)
ミカサ 黒木メイサ (アンジェリーナジョリー)
アルミン 成宮寛貴 (ダニエルラドクリフ)
ジャン 桐谷健太 (マットデイモン)
コニー 中尾明慶 (ブールースウィリス)
教官 今井雅之 (エドハリス)
ハンネス 伊原剛志 (ニコラスケイジ)
巨人A演技派枠 大地康雄 (ロバートデニーロ)
巨人B特別出演枠 ジャイアント白田 (ジャイアントシルバ){/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 86
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

二期マダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン(最終話まで

遂にきました。待ちに待ったアニメ化!!!
原作読んで無いんだけど、
なんかナウシカの巨神兵を思い出す。
きっと面白いだろうといつかアニメ化されたら見たいと思っておりました。

今季アニメの期待値MAXアニメ


◎関連サイト
・番組公式サイト
http://shingeki.tv/
・番組公式Twitter
http://twitter.com/anime_shingeki
・まとめwiki(※ネタバレあり)
http://www44.atwiki.jp/sinngekinkyojin/


各話感想
{netabare}1話早々圧倒的な絶望感。


2話いきなり泣けた。
「俺に勇気が無かったからだぁ…」
男泣き。

平和ボケ日本へ現実を突然突付けるかのような圧倒的な絶望感。
絶望に落とされれば落とされるほど最高のハッピーエンドへの期待感のハードルが上がる。
最後どうまとめんだろうこれ。
ってか原作完結してないんじゃ…

ミカサがいちいち女子力高いのはこっそり楽しむとしよう(笑


3話~
完全にギャグ回だろこれw
・芋女
・立体機動装置()
・勝手に振られた気になる男
・エレンと一緒に行くから…ファ?
・装備の欠陥ェ…
・ミカサたん自信過剰
なんなんだよこのギャグアニメw
あれ?このアニメってギャグアニメだっけ?w
この先生き残れるのか…?w
立体起動装置を誰かわかりやすく説明して欲しいんだが…
どうしてこんなサーカス団になっちゃったの?
突っ込まざるを得ない。


4話
冒頭はキャラ紹介ですね。
えっと…主人公弱すぎないか?いや寧ろ女キャラ強すぎないか?
女尊男卑アニメですか?
「破けちゃうだろうが!」には超吹いたw
「サシャが放屁した音です」さすがに鼻から色んな物が飛び出したwww
「すん…」なんじゃこりゃww
エレン泣いてるのはもう男と女が逆転してないか?
このアニメ…力も頭も涙も…
「一人で一個旅団並みの戦力があるってよ」一人旅団www
エレンの走り方が女の子走り… これ業とやってないか?
フェミ臭がプンプン臭ってきた…
「あの、皆さん。上官の食料庫から食料取って来ました」芋女がキチガイすぎないか?w
何この流れは、原作通りなの?なんかイラっとしてきた。
っと思った次の瞬間やべえええええええええ!
引きがやばすぎる。これは凄い。

しっかしOPかっこいいよなぁ~
カラオケで歌うとこの歌どうなるんだろうコーラス部分とか…
覚えたいなぁ…


5話
巨人に知性があったのか!
巨人が消えたってどういうこっちゃ?ワープ性能あったのかよ…
ミカサがいちいちイケメンすぎて困る。

巨人の説明内容がひどいw

トーマス食われたけど誰だっけ…
おいおいエレンの足が食われたぞ!!!
あれ?エレン食われたwww
どうなってんだ!?


6話
アルミンが壊れた…
結婚してくれだと?これはギャグなのか!?笑えない。
ミカサの女子力(物理)がいちいち強すぎて吹くw
フランツ\(^o^)/あれ?あんまり感情移入出来ない。
商人の積荷はちょっと強引すぎる展開だなぁ…
っておいいいいいい。巨人の特攻糞ワロタwww
あれ?ミカサ最強すぎないか?w

ここから過去回想
ミカサ…
えっと親父の位置が移動していたのはどういうわけなんですかね?
まぁ恐らく作画ミスだろうけどひどいな。
ミカサ覚醒か…。ちょっと理由付けが弱い気がする。
マフラーの巻き方自重しろwww良いシーンが台無しだろw
あれ?エレンもういなくね?まぁなんかしら生き返るんだろうけど…


7話
う~ん色々と設定が甘いなぁ…
えええええ自殺かよその銃…
ん?巨人が群がってる?なんか良くわかんないんだけど…
なんでガスに巨人が群がるんだ?

でもなんかしらエレンは復帰するんでしょ?
ミカサの目がヤバイ… ミカサ暴走かよ…
おっと煽る流れになったかww
無双始まったか!ってか設定破綻してないかw
ミカサ墜落フラグ回収早すぎw
あれ?主人公生き返らない感じなのか?
え?巨人が巨人を殴っただと!?何が起きた…
ちょw生首ぶっ飛んだの完全にギャグだろwww


8話
しっかしOPいいよなぁ~カラオケ向きでは無い感じはするけど歌ってみたい。
アンチ巨人!?どういうこっちゃ…
そうかそういうことか!阪神ヲタだったのか原作者は!
なわけねーかw
机の下で体操座りは完全にギャグですよね?w
思わず吹き出しちゃったじゃないですかーやだー!
巨人がにっこり覗きすぎでしょww
って犬神家かよwwwくっそ吹いたw
アンチ巨人強すぎww
アルミンの作戦が陳腐すぎ…なんだこりゃ…ツッコミ所しかねぇじゃねぇか…
紙芝居すぎ… おいおい作画頑張ってくれよ…
「後ろから大変失礼しました」って完全にギャグになっとるがなwww
「あとでたっぷり軽蔑してやる」吹いたwww
共食いだと!?
ええええええええええええええええええええええええええ?
エレンキタ――(゚∀゚)――!!
なんじゃこの展開!!!!!!!!!!!
これはヤバイヤバイヤバイヤバイ!
巨人ってロボットだったのか!?え?なに?どういう事?
ミカサにもらい泣きした…
なんなんじゃあああああああああ!
こりゃヤバイ。次が気になってしょうがない!!!
超展開でしたね。EDいいね!


9話
一人旅団wwこっちにも出てたんすかw
巨人のポーズなんとかならんのかよww
うお!ありゃりゃぎさんも出演してたんですか!
コメントの温泉回に吹いてしまったww
巨人から巨人が生まれた!?エレンゲリオンw夢?
まぁ悪魔の証明だな。
え?手噛むと巨人になんの?ウルトラマンなの?
なんかコレジャナイ感がハンパない…
人間vs巨人が見たかったのに巨人vs巨人なの?


10話
え?どういう原理だよこれ。
アルミンやじゃるん!
なんだよ地下いかねぇのかよ。引っ張るなぁ。


11話
作画が仕事してねぇw
なんで吹いたしwww
アルミン参謀気質だったのか。
口減らし?なんでそんな必要があんだ。
酒の味で決めるんかいww
しかし静止画の多いアニメだなぁ。
エレンゲリオンwww
このアニメもうウルトラマンだな。なんか色々ガッカリした。
ってエレン暴走かよw

あまりに爆笑してしまったのでMAD動画紹介。
検索キーワード「進撃の巨人小ネタ集」
ニコ動にあるので是非一度ご覧あれ!
クオリティー高杉wアニメを沢山見ている人ほど爆笑間違いない。


12話
一々回想が長い。
約二割の兵を失いました。このアニメ一々数がおかしいだろ。
自分の顔面殴って倒れるんかーい!w
おいおいいい加減話引っ張りすぎだろ。
穴塞ぐだけで何話費やす気だよ。いつになったら地下行くんだよ…
一々静止画ばっか。BD当たりで修正されるんだろうか?
巨人がエレンに惹かれる理由はこの先書かれるのだろうか?
何か適当な感じがする。
アルミン強くなったなー(棒)
え…
なんというテンポの悪さ。これはひどい。

物語が進めば進むほどなんかこれじゃない感が強くなってきてもうギャグアニメとして見ないとつまらなくなってきた。
絶望感も「ぼくらに」の足元にも及ばない。
色々欠陥ありすぎてもうなんだかなぁ…


13話
いやぁやばかった。完全に忘れかけてた。夏アニメで埋もれてた。
危ない危ない。撮り忘れすら起こしそうだった。撮り忘れてたら見てなかった。
OPやっと覚えてきたぜ。カラオケでそろそろ歌いたいな。
しかしOPフルverの後半どうしてこうなったんだろう。謎すぎる。
悪いわけじゃないけど同じテンポでよかったのに。
なんか作画が間に合ってないとか色々あったようで。
ジャンピンチ。そこへマルコ何をする?
トリガー?ワイヤーのトリガー?スライディング巨人w
エレンやっと復活か。何ヶ月も待たせるのかと思ったわ。
まさにドラゴンボールスタッフが作った進撃の巨人かと思ったわ。
あれ?誰か捕まったぞ。女も捕まったか。
誰か食われた。誰だっけ… ミカサ△
なんかBGM的に感動なんだろうけど大した感動が無かった…
ヤバイなしばらく離れたせいで思い入れなくなっちゃったかな。
やっと入り口封鎖出来たか。長かった。1ヶ月位待ったぞ。
一体化しかかってる?自分の体じゃないの?ようわからんな。
誰よ。神谷浩史だったwテライケメンw
えっ壁上固定砲?そんなのあるなら最初から使えよww
4mと7m生け捕り…だと!?死者行方不明者207名。負傷者897名。あまりに多かったの?良くわからない。
マルコって誰だっけ。ヤバイもう忘れてる/(^o^)\坊主だっけ?目が死んでる。
え?消化器官が無い?じゃあどうやって生きてるんだ?
なんで食ったら吐くんだ?ってそもそも消火器かんないのになんで食うんだよw意味がわからんぞw
駄目だファンタジーすぎる。ファンタジー好きなはずなのにおかしい。色々突っ込まざるをえない。
やっと地下室の話が出てきたか。だからさっさと地下室行こうよ。


13.5話
あれ?音楽変わった?なんだOPあるじゃん。
.5話ってもしかして総集編?分割でもないのになんで総集編?
なんか作画が間に合わないから総集編って話もあるけどどういう事なの?
ってか一々前回のあらすじとか糞長いしさらに総集編とか馬鹿なの?アホなの?死ぬの?
って事で1ヶ月見なくても丁度よかったようだwなんか色々忘れてたし丁度いい。
イェーガーのいぇーがー!うっはここのMAD面白すぎて駄目だ吹くw
なんだほんとただただ総集編なんだな。やっぱ飛ばしますた。
なんでループしてんだよw尺足りなくてループしちゃったの?
やっぱり作画が間に合わなくて総集編しちゃった感じか。


14話
まーたのっけからループ。もうここ3回目ですけど…
あれ?もしかして2クールで終わらせない気か!?
これだけ引っ張ると言う事はそういう事なのか?
ってあれ?OPどうして変えたんだ…やっぱ2クールか。
前のでよかったんじゃないのw
なんか音楽と声の音量バランスあってない気がするんだけど気のせいかな。
ってかもしかしてこのアニメ本来朝とか夕方に枠を取る予定で作られたのかな?やむなく深夜枠になっちゃたのかな。
えっエレン処分するのかよ。ザックレーがエレン処分を企んでるのか。
ザックジャパン舐めんなよ!w
ベンジョニーwってかいつになったら地下室行くんだよ引っ張りすぎだろ。
え?誰この眼鏡w分隊長様お二人様ですか。って男はホモかよ…
盲信?妄信?問診?聞信?
魔女裁判か?ホーエンハイム?声違くね?見た目それっぽいけど。
憲兵団か調査兵団か。まぁどうせ死なないんだけどな。
なんか茶番だな。
「腰抜けどもめ!いいから黙って俺に投資しろ!」えっ?
神谷先生怖いっすw折れた歯持ってくるなw
もう歯が生えてるだと!?なんか色々チートすぎる。
駄目だこりゃ茶番劇になってきた。EDがOPっぽい。


15話
舌噛むとかだっせぇ。リヴァイの真似とか似てなさすぎる。
女房気取りってなんだこいつ。
ペトラ可愛いじゃん。エルドジン。精鋭陣なのか。
寝ぼけて巨人化とかマジ笑えないわな。
ミケは鼻が利くのか。
神谷さんカップの持ち方おかしいですよ!
実験ってなんだ?おいなんで逃げたw話が長い感じなのか?
巨人の貼付けw
人喰い一族そんな気持ち悪いか?人間が家畜にしてるのと変わらないじゃん。
7mビン4mソニン。ビンはビンビンってか!w
日光で栄養を得てるのか?まるで植物だな。光合成でもしてるのか?
痛覚の確認。なんだこれギャグにしかみえないんだがww
巨人の体が軽いだと?中身空っぽなのか?どういう事だってばよ!
おい話カットしちゃうのかよww
まさかの朝チュンエレンの顔が死んでるww
え?被験体が殺された?なんで?あれか憲兵隊の奴らの仕業かな?
ハンジ分隊長ご乱心だなw
巨人の秘密が気になる!


16話
マルコ…死に急ぎのバカは言い過ぎだろ。
憲兵団のほうが生存率高いのかな?
あらら地下室の話全員に言っちゃうのか。
調査兵団の6割り以上w一々数字がおかしいだろw
死亡する確率は3割り。ほとんどが死んだら誰も残らないだろw
もうこの辺一々突っ込んでもしょうがないんだろうな。
ってか調査兵団って何をするんだろうか。
怖さがあまり伝わってこない。
どうせ街にいたってバタバタ死んでるんだから大差ないんじゃなかろうか?
ミカサあのちびっておいww
マントかっこいいなwなんか無駄に感動した。
ハエを叩こうとしてって理由がおかしいだろw
自由の翼って言うのか。一体何処へ行くのよこれ。
なんでそんな危険な任務をする必要があるのか。
地下室行くためだっけ。どんだけ遠いんだ…
次回に期待。


17話
領土の奪還か。日本も竹島と樺太北方四島奪還しないとな。
おかなの中に何が入ってるのか私、気になりますってかw
俺も気になるわwエルタソ入ってたらどうすんだ!w
また新しいMADが出来ちゃうなこれw
また舌噛んだww
おっ兵の位置わかりやすいうまい構図だな。かっこいい。
作画GJってところだな。
シンエンダン赤に赤で答えたら位置わからないんじゃないか?
四つん這いの巨人こええwリッカーかよw
奇行種の動ききめぇwバイオっぽいw
え?女巨人超つええなんだこいつw
知性があるだと?どういう戦いなんだよこれw
なんで知性ある巨人が攻撃してくんだ?
え?なんで顔を覗いてスルーしていった?
いいケツっておいww巨人女いいケツだったのかw
うむ確かにいいケツだ!w prprしたいw
友人に巨大女もののフェチがいたがなんか少し分かった気がする。
誰かを探すだと?何故エレンを?
なんで情報がめちゃめちゃなんだよ。
ジャンに失礼ジャンwなんだ覚醒でもしたかw
何故エレン以外は殺せないんだ?
なんだ巨人も疲れるのか。
何故動きが止まったんだ…何がおきた?
うわっ食わずにプチッとなったwと思ったら出てきたw
どういうことなのwなんでお帰りになるんだ?
エレンピンチ…なのか?気になる。
テンポもよくなって色々新しいのも出てきて面白い。
次回に期待。
そういやこれ全何話なんだろうか。26話位あるのかな?


18話
今月始め頃にカラオケ行ったけどOP紅蓮の弓矢がまだ入ってなかったのにガッカリした。
なんで口笛ならしてるのかと思ったら馬を呼んでるのか…
3人で馬は乗れないのかな?なんだ馬無事だったのか。
女神w結婚したいwwどういう事?w
右翼側ほぼ壊滅。
黒の煙弾、奇行種の合図なんだっけ。
貴公子に聞こえたのは俺だけじゃないはず。
女巨人が走る姿を前から見るとなんかウルトラマンみたいww
女巨人強すぎる。ちょw振り回すなwwwヨーヨーじゃねぇんだぞw
全滅したのか…
巨大樹の森の木がめちゃめちゃでかいな。
5m級の走り方が完全にネタだろww
アルミンの足元巨人集まりすぎだろw
リヴァイ兵長吹っ飛んだ!?と思ったら兵長じゃなかった。
リヴァイどうしたんだ…何故返事をしない。
耳を塞げ?なんか新しい弾持ってるのかな?


19話
毎週毎週の回想いらないよなぁ…ジャンプ漫画じゃあるまいし。
音響弾なんて持ってたのか。ってか効いてたのか?なんかなんともなさそうだな。
ハエたたきのごとく潰されていくな。
エレン若いな。ぎゃーぎゃーうるさい。
うおっ変身するのか?地下室行かないのかよ。
エレン当初の目的忘れてないか?
手足切ってもトカゲみたいに生えてくるのかよw
実験すんのかよ。
え?巨人になれないだと!?発動条件噛む事じゃないとか?
不安定な設定だな。
え!?スプーン持った瞬間変身?随分中途半端に変身してる…
リヴァイ班うっせぇのばっかだな。
ハンジwww
スプーンちゃんと巨人の指で掴んでるw
巨人化する為には目的が必要なのか。
先輩達指噛んでエレンに信用してもらいたかったのか。
腕や足をぶった切る実験続きどうなったんだ…
なんかすげぇ装置で女巨人捉えたか。
中の人と会うのか…一体どうなってしまうんだ…
一気に巨人の秘密が明らかになりそうでwktkが止まらない。


20話
しっかり首元は隠してるんだな。
学習能力があるのか巨人にも…ってか中の人全部の巨人にいるのか?
巨人になるような人間…諜報員…
5年前から生き残っている人間…リヴァイ班真っ黒なのか?
オルオww嘘乙w
巨人のおしりアタックはなんだったんだww完全にギャグだろw
女型いいケツしやがってwwむらむらしてくるぜまったくw股間がどうなってるか猛烈に気になるんだが…
兵長ビックリしたのかよww
なっ仲間を呼んだのか?スライムじゃねぇんだから。
サシャどうしたのww
作画ひどくないか?何が起きてるかわからんのだが…
自分事巨人に食わせて情報を抹消だと!?さっきの叫びはそういう合図だったのか?
撤退…
オルオが一々面白いキャラしてるなw
空中でまき散らしたって事なんですかwwww爆笑したよw
女型中身を食われていないだと?我々と同じ制服を着ただと?
うわうわうわ。犯人はヤス!!
メッチャ面白い流れになってきた。
だけど中途半端に話しが終わると思うと素直に喜べない…


色々もやもや不満まとめ
{netabare}①「何故、立体機動などというファンタジー装置のアンカーは巨人に打ち込めるのに銃は当てられないという論理が成り立つのか?」
②「弾速では捉えることができない(と信者様が語る)スピードを誇る巨人が何故立体機動で動く人間の速度ごときに捉えられるのか?」
③「何故立体機動なんていうとんでも装置は量産できるのに銃器は造らないのか?」
④なぜガスをボンベに溜め込み保存可能にもかかわらず、気球を作れないor使わないのか?
まぁ作者の都合上と言えばそれまでだがやっぱりもやもやした不満は残るよね。
ゲームとかでもそうだけど刀と銃がゲームバランス的に同じ強さになっててそれぞれの特化部分の設定があったりするのも沢山あるからまぁしょうがないけど。もう少し練ってくれればなぁ…
そもそも巨人という化物倒すのに主人公まで化物になれちゃう設定はなんだかなぁ。{/netabare}


21話
毎度毎度回想いらなすぎる。でも2週間開けても思い出せて以外と役立っている件。
練度があるのか。
エレンの巨人化を見ていた誰かって誰だ。
再び巨人化だとおおおお!?なんてチート設定なんだよw
全力でエレンを守るのか。
目を潰したか。1分間なのか。中の人は痛みを感じるのだろうか?
やべぇリヴァイ班超つええな。やられフラグ立ちすぎだが…
うわーやっぱ食われた。固めだけ優先して回復だと?
ペトラアアアアア!え?カキーンだと?
あの青いのなんだ?
エレン巨人化やっちゃったか。怒りのエレンゲリオンだなw
巨人のプロレスごっこ始まっちゃったw
兵長激おこプンプン丸か。
シカいたけど動物いる森なんだ。
なんかエロい格好してんなw肘使えよw
また青くなった。すげぇカウンター入ったなw
えええええええええ?首ぶっとんだ…
あっまたエレン食われただと!?いやこれはあれか回収か?
いやいや二回目はダマされないぞwまぁそもそも一回目も死んでなかったしw
スーパーミカサ無双w
なんだなんだあの青いのカッチカチなのか?
ここで兵長か。なる程追跡開始か。
巨人は何故エレンを拐ったのか…
ってかそもそも中の人が味方の格好してるとか何がどうなってんだ?
すげぇ気になる。今日また続き楽しみ。


22話
そもそもリヴァイ何してたんだっていう。
兵長強すぎw足逝ったか…
エレン取り戻したか。随分あっさりだったな。
女型なんで泣いて動けなくなってんだ?すぐ修復出来るんじゃなかったの?
いつの間に死体回収してたんだ。
死体回収で死んじまったらもともこもないな。
そういや馬の回収はしてるんだろうか?
なんだよその腕の形w一々巨人の格好が面白いなw
そういや今まで捕らえた巨人の中には人入ってなかったのか?
死体を囮にするのかと思ったけど軽くするだけだったのか。
ドッグタグみたいに名前でも入ってないと誰のかわからんだろ。
ん?過去回想?夢か。ミカサの馬何処行ったw
街の住人クズしかいねぇのかよ。支持者は子供だけか。
ってかそういや何しに調査しにいったんだっけ。
地下室いつになっても行けねぇんだな。
エレンの魔女裁判でもまたやるのかな?
しっかしまぁ話が進まない事このうえ無いな。
巨人の中身が出ると思いきや出ないし、どっか行って何か成果が出るわけでもないし。
原作終わってないしやっぱ俺達の戦いはこれからだENDなんだろうか…


23話
あら?いきなりOPか。初めて回想無し回か。
うわっ台風情報うぜぇ…
ヒッチ性格うざいな。確かにごそうだんを何から守るんだ。
上官やる気ねぇな。腐った組織だから入ったってどういう事。
こいつら憲兵団なのね。
エレンの事か。エレンが好きなのか?
横流ししてんのか。銃突きつけて縛って出すとこ出せばいいのに。
やらんのかい。エレンならやってただろうな。
あれ?アルミンとアニって知り合いなんだっけ。
アニってそもそも前から出てきた事あったっけw覚えてないw
キャラ多いと覚えられないなぁ。まともに覚えてるのエレンミカサアルミンリヴァイしかいないや。
そのうちまた見直してみるかな。
エレンを何処に逃すんだ?審議会勢力をひっくり返すだと?
保身で自滅に進んでるのか。アニ乗るのか。指輪は何だ?
ジャンが影武者ってww全然似てないな確かにw
似たような悪人面ってwwアルミンww
地下都市の廃墟なんてあんのか。
アニは閉所恐怖症なのか。
か弱い乙女だったのかよwギャグなのか?w頑なに何故拒否してるんだ?
あっバレテーラ。
えっ他人の立体機動装置持ってるだと?
生け捕りの巨人殺したのもアニだったの?女型巨人もアニだったの?
なんか色々話飛んでないか?
エレンとかミカサとかは女型巨人って分かってるのか?
なんだ知ってたのかよ。
なんだアニ確保の為に人集めてたのか。なんかわけわからなくなってきた。
前回から今回の流れなんかすげぇ飛んでないか?
アニはなんでエレンを捕まえようとしてたのか?とか
そもそも壁外調査で敵だったのにアルミンはなんで仲間にしたんだ?
かまなくても体に傷が付けば巨人になれるの?
なんか解らない事が山程出てきたな。フラグは回収されるんだろうか。後二話だし無理か。
すげー続きが気になる最終回になりそうだなぁこれ…


24話
リヴァイ兵長やっぱ足怪我してたのか。
なる程これが23話前の話なのね。
どうしてそれがわかったんですかー!
アニレオンゲリオンか。
エレン奪ってどうするつもりなんだよ。
都合よくまた発動しないのかよww
ミカサ煽っていくぅw
相変わらずアルミン説明係w
顔がアニに似ているってそうか?w
なんで戦えないんだよエレン。仲良しだったっけ?
またもやスーパーミカサモードかと思ったけどそうでもなかった。
リヴァイ戦えないから服装違うのな。
おーすげー連携技なんて出来たのかよw
まぁジャンの言いたいことはわかるがそれどころじゃないだろ。
なんとエレン放置かw
ハンジぐだぐだすんなと思ったらほらみろw
完全にエレンゲリオンの暴走w


25話
何この壁教信者wくそわろたwww
憲兵団しょぼすぎw
完全にウルトラマンだなw
エルヴィンおとなしいな。
覚醒したか。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
融合だと!?さすがリヴァイ兵長って足どうしたw
すっげぇ見入ってしまった。
アニはどうなったんだこれ。凍結したのか?
一体何がアニをこうさせたんだ。
巨人に精神的に食われそうって事なんだろうか。
そういや鍵どうなってんだよww
しかし最後の人類が進撃する番ですには感動した。
壁の外から覗いてるのかよw
いやぁしかし色んな設定ミスはあったけど勢いある話で面白かった。二期出るのかな?{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 80

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「進撃の巨人」で好きな男性キャラクターランキング

いよいよ実写版映画公開となり、話題を呼んでいる『進撃の巨人』。斬新なストーリーはもちろん、個性豊かなキャラクターも見どころのひとつ。そこで今回は、アニメ『進撃の巨人』の好きな男性キャラクターについて探ってみました。
■アニメ「進撃の巨人」で好きな男性キャラクターランキング

1位:リヴァイ
2位:エレン
3位:ジャン

1位は《リヴァイ》でした。調査兵団の兵士長であり、人類最強の兵士と呼ばれる《リヴァイ》。その圧倒的な戦力とクールなキャラクターは「カッコイイ」「強すぎる」と男女共に大人気。その戦力は1人で平凡な兵士100人に相当すると言われています。しかし、映画実写版には登場しないことで、ネット上では波紋を呼んでいます。
2位は《エレン》でした。本作の主人公であり、壁の外の世界に人一倍憧れを抱く少年。勇気と意思の強さを持ち、周囲の人を惹きつけて戦う姿に心を奪われる人が続出。映画実写版では三浦春馬が演じており、これには「イメージにピッタリ!」など好意的な意見が多いようです。
3位は《ジャン》でした。ニヒルで小憎たらしい発言が多い現実主義者である《ジャン》。《エレン》とは常にぶつかり合い、敵対関係にあるがどこか魅力的なキャラクターとして上位にランク・イン。映画実写版では三浦貴大が演じています。
このように、《リヴァイ》が2位以下に大差をつけダントツの1位に輝きました。そんな一番人気のキャラクターの《リヴァイ》が映画実写版には出てこないということで、ガッカリする人も多いかと思いますが、その分原作には出てこないオリジナルキャラクターが多数登場するそう。みなさんはどのキャラクターが好きですか?

「進撃!巨人中学校」、10月にTVアニメ化! 「進撃の巨人」スピンオフの学園パロディ
「進撃!巨人中学校」のTVアニメ化が決定。10月に放送が始まる。

「進撃!巨人中学校」は、アニメ版が大ヒットを記録している人気マンガ「進撃の巨人」の公式スピンオフとして累計発行部数180万部を超えるマンガ作品。人類と巨人との壮絶な戦いを描きつつ世界の謎に迫っていく本家「進撃の巨人」に対し、本作は中学校が舞台。巨人を全世界から駆逐することに燃えるエレンは幼なじみのミカサとともに「進撃中学校」へ入学したが、そこは、人間と巨人がともに通っているうえに「巨人に逆らってはいけない」という校則が存在する学校だった…という学園パロディになっている。

スタッフは、監督が井端義秀さん、シリーズ構成が後藤みどりさん、キャラクターデザインが八尋裕子さん。制作はProduction I.Gが担当する。キャストは、「進撃の巨人」と同じ。放送局は、MBSほか。

なお、2016年内には、本家「進撃の巨人」のTVアニメ第2期がスタートする予定。

<ストーリー>
今日から中学一年生。学校中、いや世界中の巨人を駆逐してやる!そんな夢と希望を胸に入学式の朝を迎えたエレンはさっそく寝坊してしまう。幼馴染のミカサに起こされ、遅刻ギリギリに家を飛び出すエレンは通学路を爆走するなか、サシャ、ジャン、コニーといった他の小学校出身者たちと出会う。
「ここが進撃中学校か」エレンたちが見上げる先にはそびえ立つ巨大な壁と校門。ここをくぐれば入学式が待っている。しかし、エレンは知らなかった。この学校には、人間は決して巨人に逆らってはいけないという校則があることを。果たしてエレンは巨人を駆逐することができるのか?!?

「進撃の巨人」締め出し=上海の国際映画祭
上海国際映画祭の一環として13日から上海市で開催される「日本映画週間」で、人気アニメ「進撃の巨人」の劇場版が上映できなくなったことが10日、分かった。中国側が日本側に通知してきた。「進撃の巨人」は最近、中国当局によって国内でのインターネット配信が禁止されており、その影響を受けたとみられる。
今回で10周年を迎える日本映画週間は上海の映画ファンにとって楽しみの一つ。今年も「進撃の巨人」や「ビリギャル」など日本で評判の最新8作品をそろえ、開演を待っていた。
8作品とも中国当局の審査を通っており、日本の実行委員会は「禁止措置があっても国際的な映画祭は影響されない」と考え、「進撃の巨人」上映を楽観していた。9日遅くになって中国側から「上映できない」と通知があった。
中国メディアによると、中国文化省は8日、「未成年者を犯罪に誘い、暴力と欲情を誇張した」と断定し「進撃の巨人」や「寄生獣」を含む日本アニメ38作品のネット配信を禁止した。

優しさ?厳しさ?それとも指導力?アニメファンが選ぶ「もっとも上司にしたいアニメ・漫画のキャラ」
第1位には、実写映画化も話題となっている、圧倒的な力を持つ巨人に抗う人間たちの戦いを描いたファンタジーバトル漫画『進撃の巨人』から、刈り上げ頭と三白眼が特徴で「人類最強の兵士」と讃えられる「リヴァイ」兵(士)長が選ばれた。常に人を威圧するような冷徹な雰囲気を持つ一方で、上に立つ者として相応しく仲間想いでもある。

今人気の声優さんは誰?アニメファンが選ぶ「声優人気ランキング2015(男性声優編)」
第1位には、昨年の「声優人気ランキング2014」でも首位だった「神谷浩史(かみやひろし)」さんが選ばれ、堂々の2連覇を達成。『進撃の巨人』の「リヴァイ」、『黒子のバスケ』の「赤司征十郎」などクールな役柄をはじめ、多彩なキャラを演じ分ける演技力とそのイケボはもちろん、ラジオでのトークなどにも高い評価が集まったようだ。

続いて第2位に選ばれたのは、昨年の3位からひとつ順位を上げた「梶裕貴(かじゆうき)」さん。『進撃の巨人』の「エレン・イェーガー」、『七つの大罪』の「メリオダス」、 『マギ』の「アリババ・サルージャ」など、甘く優しい声質で人気作品の主役を演じる事が多い。また、その声にぴったりの甘いマスクにときめいている女性ファンも多いようだ。

そして第3位には、昨年の5位から2つ順位を上げた「小野大輔(おのだいすけ)」さんがランクイン。。『進撃の巨人』の「エルヴィン・スミス」、『黒執事』の「セバスチャン・ミカエリス」、『黒子のバスケ』の「緑間真太郎」、『デュラララ!!」の「平和島静雄」など、幅広い声や安定した演技力はもちろん、さらにその“ハンサムフェイス”と人柄に対して多くの票が集まったようだ。

諫山創さんの人気マンガが原作のテレビアニメ「進撃の巨人」の第2期が2016年に制作されることが22日、明らかになった。22日から上映中の劇場版アニメ「劇場版『進撃の巨人』前編〜紅蓮の弓矢〜」で発表された。同日、新宿バルト9(東京都新宿区)で、劇場版アニメの舞台あいさつが行われ、第1期や劇場版を手がけた荒木哲郎監督は、第2期について「僕も楽しみです。『さあ、来いよ!』という感じ」と意気込みを語った。

舞台あいさつには、エレン・イェーガー役の梶裕貴さん、ミカサ・アッカーマン役の石川由依さん、アルミン・アルレルト役の井上麻里奈さんが調査兵団のジャケットを着て登壇。約50メートルある超大型巨人の頭部の100分の1サイズのケーキも登場した。

「進撃の巨人」は、圧倒的な力を持つ最大約50メートルの巨人たちを相手に人類が絶望的な戦いを挑む姿を描いた作品。諫山さんのデビュー作で、09年9月に月刊マンガ誌「別冊少年マガジン」(同)の創刊タイトルとして連載を開始した。コミックスは14巻まで発売されており、累計発行部数は4000万部以上を誇る。

テレビアニメ第1期は13年4〜9月に放送された。劇場版「前編〜紅蓮の弓矢〜」はテレビアニメ第1期を再編集したもので、「後編〜自由の翼〜」は15年に公開予定。15年夏に前後編2部作で公開予定の俳優の三浦春馬さん主演の実写映画も話題になっている。

アルミンは女? ファン大混乱で「ネタでしょ!?」
人気漫画『進撃の巨人』の作者・諫山創氏が9日発売の漫画雑誌『別冊少年マガジン』で、作中のメインキャラクターであるアルミン・アルレルトが実は女性であることを示唆。ファンの間に衝撃が走っている。

同誌11月号では、諫山氏がファンの質問に回答。そのなかの「ミカサ(ヒロイン)と一番仲がいい女子は誰か」という質問に、「アルミンです」と答えていた。

アルミンは、長めの髪で小柄な体型をしているが、作中では少年として扱われていた。それだけにネット上では、「え?????え?????」「ネタでしょ!?」「まさかすぎる」とファンの驚きの声が相次いでいる。

漫画好きとして知られる女優・足立梨花も9日、「ネタなの?笑 わかんない(。ω。;)笑 あたしはわかんない!笑」とTwitterで困惑を示す。人気漫画家・種村有菜氏も同日に自身のTwitterで、「別マガ確認したら本当に書いてあった」と驚愕。「アルミン…アルミンちゃん…(ネタだと思って遊んでます)」と語っていた。

諫山氏流の冗談ではないかとの声も上がるなか、アニメ『進撃の巨人』でアルミン役を担当した声優・井上麻里奈は、「アルミンは男子だよ!!!!」とTwitterで断言。「ミカサの中でのアルミン観が曖昧なんだそうです」と諫山氏の言葉の裏側を説明し、騒ぎを治めた。

9月1日放送の『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日)では、「漫画・アニメに規制は必要か? 徹底討論スペシャル」と題し、規制賛成派と反対派が激論を交わしたが、その内容がネットで大荒れしている。

巨人が人間を喰らうシーンを放送。“過激な暴力描写”が見られる作品としていた。

リヴァイ兵長のスピンオフ「悔いなき選択」がアニメ化!
別冊少年マガジン(講談社)で連載中の諫山創による大ヒット漫画「進撃の巨人」の人気キャラクター・リヴァイ兵長の過去を描くスピンオフ漫画「悔いなき選択」が、アニメ化されることが発表された。

本作は、前編・後編の2部構成となり、「進撃の巨人(15)限定版」と「進撃の巨人(16)限定版」に付属するオリジナルアニメDVDとして製作される。またアニメーション制作はWIT STUDIOが手掛け、荒木哲郎監督や浅野恭司(キャラクターデザイン)、小林靖子(シリーズ構成)が参加するなどテレビアニメ版「進撃の巨人」のスタッフが勢ぞろいするようだ。
突如現れた人型の「巨人」と人類の戦いが繰り広げられる漫画「進撃の巨人」で、人類最強とうたわれる兵士として登場するリヴァイ。スピンオフ漫画「悔いなき選択」では、そのリヴァイがまだ窃盗団のリーダーだった時代からスタートし、彼の上司となるエルヴィンとの出会いや、いかにして人類最強の兵士となったのかが明かされていく。ストーリー原案は砂阿久雁(ニトロプラス)、作画は駿河ヒカル。
「進撃の巨人」は本日8日発売のコミックス14巻で累計発行部数4,000万部を達成。また、テレビアニメ版の総集編『劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~』『劇場版「進撃の巨人」後編~自由の翼~』の公開が控えているほか、2015年夏公開の実写映画も現在製作中だ。
「DVD付き 進撃の巨人(15)限定版」は2014年12月9日発売 2,840円(税抜き価格)※申し込み締め切り2014年9月19日
「DVD付き 進撃の巨人(16)限定版」は2015年4月9日発売 2,840円(税抜き価格)※申し込み締め切り2015年1月23日

放送期間は2クールを予定していると発表され、#概略年表における850年のストヘス区でのアニ身柄拘束作戦の完了までを、第13話と第14話の間に総集編の第13.5話を挟んだ全26回で描いている。

ストーリーは基本的に原作に忠実だが、原作とは違い、ほとんどが時系列に沿って話が進んでいく構成になっている。また、前述のようにキャラクター名が変更されたりオリジナルキャラクターが登場する、原作にあった展開が削除されたりアニメオリジナルの展開が追加されるなどのアレンジが加えられているが、中にはアニメのスタッフからではなく原作者の諫山創から提案されたものも含まれている。

2013年8月9日に発売された原作単行本第11巻限定版には当初、OVAとしてテレビ未放送の前日譚を描く特別編「イルゼの手帳」(『週マガ』に出張掲載された読み切りのアニメ化)が収録される予定だったが、テレビアニメ本編の制作遅延の影響を受けて第12巻限定版へ延期された。

テレビアニメシリーズの総集編を前後編二部作として、2014年冬から随時公開予定。音声を5.1chサラウンド仕様にアップグレードするなど、細かい仕様変更もある。

劇場版「進撃の巨人」前編~紅蓮の弓矢~
テレビアニメ1話~13話までの総集編。2014年の冬公開予定。

劇場版「進撃の巨人」後編~自由の翼~
テレビアニメ14話~25話までの総集編。2015年公開予定。

『アニメ流行語大賞』 2013年銀賞:「駆逐してやる」

オープニングテーマ
「紅蓮の弓矢」(第1話 - 第13.5話)
「自由の翼」(第14話 - 第25話)

エンディングテーマ
「美しき残酷な世界」(第1話 - 第13.5話)
「great escape」(第14話 - 第25話)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 41

91.9 7 バトルで漫画原作なアニメランキング7位
鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★★ 4.2 (3320)
18037人が棚に入れました
錬金術、それは「等価交換」の原則のもと、物質を理解、分解、そして再構築する、この世界で最先端の学術である。
この錬金術において、最大の“禁忌”とされるもの「人体錬成」。亡き母親を想うがゆえ、禁忌を侵し、全てを失った幼き兄弟。巨大な鎧に魂を定着された弟、アルフォンス・エルリック。機械鎧(オートメイル)をまとい、「鋼の錬金術師」の名を背負った兄、エドワード・エルリック。
二人は失ったものを取り戻すため、「賢者の石」を探す旅に出る。兄弟は「賢者の石」の真実に近づくにつれ、大きな陰謀の渦中へと突き進んでいく…。

声優・キャラクター
朴璐美、釘宮理恵、高本めぐみ、三木眞一郎、折笠富美子、内海賢二、藤原啓治、うえだゆうじ、佐藤美一、柿原徹也、浜田賢二、名塚佳織、柴田秀勝、三宅健太、井上喜久子、白鳥哲、高山みなみ、吉野裕行、沢海陽子、中井和哉、大友龍三郎

スガル72 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

錬金術について考えてみました

【鋼の錬金術師】は魅力的なキャラが多いと思います。
エドワード・エルリック、アルフォンス・エルリック、ロイ・マスタング、マース・ヒューズ、キング・ブラッドレイ、アレックス・ルイ・アームストロング、ヴァン・ホーエンハイム、グリード、リン・ヤオ。
ウィンリィ・ロックベル、イズミ・カーティス、リザ・ホークアイ、オリヴィエ・ミラ・アームストロング。
女性作家だと、男同士の友情を描くのが苦手な作家さんもいますが、荒川弘は男性キャラも女性キャラも、素晴らしく魅力的な描き方ができる作家さんですよね。

エドとアルは目的のために手段を選び、自分が救われるための他者の犠牲を受け入れません。
ロイ・マスタングは目的のために手段を選ばず、全てを救うために軍での出世を求めます。
ウィンリィはエドとアルが帰って来られる場所であろうとし、ホークアイは依存することなくロイ・マスタングの側にいて彼を助けます。
皆、魅力的ですね。

私が特に好きなのは、グリードとリン・ヤオの関係です。
グリードは創造者により造られたホムンクルスであるという支配関係に囚われず、リン・ヤオは数多くの怨嗟の中に居ても自分を失いません。
二人共、何に対して強欲になればよいのか、それに気づいてるんですね。


最後に、荒川弘に敬意を表して、私も錬金術について少だけ語っておきましょう。
賢者の石が赤い色をしている理由など。

錬金術師達は、賢者の石を追い求めていました。
賢者の石は、不老不死と知恵をもたらすものだと信じられていました。
錬金術には西洋の系統のものと東洋の系統のものが存在しますが、その根は同じです。
賢者の石が赤い色をしているのは、その材料が赤い色をした硫化水銀だからです。
硫化水銀は硫黄と水銀の化合物です。
錬金術では、硫黄は火に例えられ、水銀は水に例えられます。
その化合物は賢者の石と呼ばれ、別名を赤い黄金と呼びます。
錬【金】術と呼ばれる所以です。

古代中国では、錬金術は錬丹術と呼ばれました。
丹とは赤い硫化水銀の異称です。
錬丹を行う技術は仙術や方術と呼ばれ、不老不死薬は金丹と呼ばれました。
金丹は赤い黄金という意味です。
これを服用した者が仙人と呼ばれます。

北欧神話においては、赤い黄金はカワウソの賠償と呼ばれる神話に登場します。
あるときオーディンと旅をしていたロキという神が、カワウソを殺してしまいます。
しかしそのカワウソは、オトという者が魔法で変身した姿だったのです。
オトの父はオーディンの身柄を拘束し、ロキにカワウソの賠償を求めました。
そこでロキは、アールヴ(エルフ)の国に住むドヴェルグ(ドワーフ)のアンドヴァリの持つ赤い黄金を奪い、オーディンの身代金に充てました。
この赤い黄金は、竜に化身したオトの兄弟ファーヴニルによって永い時を守られていましたが、英雄ジークフリート(シグルズ)によって奪われてしまいます。
ジークフリートはこの竜を倒してその心臓を食べ、知恵を手に入れます。
そのとき竜の血を浴びて不死も手に入れたそうです。
伝説ではこの後、ジークフリートはその血を唯一浴びなかった箇所を狙われて、死んでしまいます。
その後赤い黄金はジークフリートの妻の兄弟に渡り、フン族(古代中国の漢と敵対した匈奴の一族)の計略(ジークフリートの元妻と結婚し、その兄弟を祝宴に招く)により、ジークフリートの義理の兄弟は囚えられますが、その兄弟の兄が弟の心臓を要求してこれを殺し、自分も自殺して赤い黄金の秘密を守りました。

このフン族は、考古学的にはアジアからヨーロッパに向かった匈奴族のこととされます。
中国と敵対していた匈奴は、冒頓単于(ぼくとつぜんう)の時全蒙古を支配し、漢の劉邦を降しました。
後漢の時、匈奴は南北に分裂し、五胡十六国の乱に活躍した南匈奴は、北魏の華北統一後に漢人と融合同化し、北匈奴は2世紀の中頃カザフスタンに移住します。
4世紀ヨーロッパを荒したフン族が、この北匈奴の子孫だとされます。

司馬遷の史記、匈奴列伝より
『冒頓単于(前209-前174)の時、匈奴の騎兵隊は、西方の軍がすべて白馬、東方の軍がすべて青ぶちの馬、北方の軍がすべて黒馬、南方の軍がすべて赤みがかった栗毛の馬に乗っていた。』

旧約聖書ゼカリヤ書には、天の四方に向かう風と呼ばれる赤・黒・白・まだらの四種類の馬の引く戦車が登場します。

新約聖書ヨハネ黙示録には、赤・黒・白・青白の、世界の四分の一ずつを支配する馬が登場します。

古代インドには、マハーバーラタにも登場する、王者の行う祭式の中でも最高位のものとされる馬祀祭(アシュヴァメーダ)というものがありました。
それは太陽の象徴である神聖な馬を、東西南北の四方位に導く祭式です。
アシュヴァメーダの祭詞
『汝は天界に三個の親縁を有す。三個それは水中に。ゆえにヴァルナと同一』

エジプトはもともと太陽崇拝の国ですが、ピラミットの四辺は正確に東西南北に面しているそうです。
四辺+頂点で、四角錐を作れますよね。
ちなみに、ピラミッドは中南米にもあります。

マヤ族の神話には、チャクと呼ばれる四方位神が登場します。
東のチャク・シブ・チャク(赤い人)、北のサク・シブ・チャク(白い人)、西のエク・シブ・チャク(黒い人)、南のカン・シブ・チャク(黄色い人)。

中国には東海青竜王・南海紅竜王・西海白竜王・北海黒竜王の、四海竜王の伝説があります。
また玄武、青竜、朱雀、白虎の思想は、中国の戦国時代(前403-前221)頃に現われたそうです。
黒い玄武は北を表し、青い青竜は東を表し、赤い朱雀は南を表し、白い白虎は西を表します。
中国の四方位神の一人である白虎は、金星の化身とされ、艮(ウシトラ)方位の鬼門の魔神とされます。
白虎は別名を金神(こんじん)、太白(金星)、白帝、西海白竜王といいます。

アステカの神話では、四方位神の一人、西を守護する白いテスカトリポカ(人類に文明と火を与えた白蛇神ケツァルコアトルの別名)の心臓が、炎の中で焼け残り、天に登って金星になったといいます。
ちなみに東を守護する赤いテスカトリポカ(別名はトナティウで人身御供を司る神)もいます。
アステカ人は、生きた生贄の心臓を太陽神に捧げていました。
伝説では、トピルツィン・ケツァルコアトルという、ケツァルコアトル神の名を持つ首長は、生贄の風習に反対して敗れ、『黒と赤』の国に去ったそうです。

ジークフリートは竜の心臓を食べて知恵を手に入れ、竜神ケツァルコアトルの心臓は天に昇って金星になります。

金星は、古代インドでは知恵を授ける星とされました。
菩提樹の下にいた釈迦も、明けの明星(金星)を見て悟りを開いたそうです。
仏教では金星は虚空蔵菩薩と呼ばれ、知恵の化身とされます。
漢訳された虚空蔵菩薩の『虚空』とは、サンスクリット語ではアーカーシャといいます。
アーカーシャとは古代インドの思想で、過去・現在・未来の全ての知識が収められた空間のことです。
つまり『過去・現在・未来の全ての知識』を蔵した菩薩が、虚空蔵菩薩というわけです。

日本に真言密教を伝えた空海は、この金星の化身である虚空蔵菩薩の修行法(虚空蔵菩薩求聞持法)を行い、金星が口中に飛び込んだ幻を見て、どんな経典でも一語一句違わずに暗記できるようになったそうです。

日本の陰陽道とは中国の仙道(道教)が伝わったものですが、陰陽道では金星の精を金神(こんじん)と呼び、艮(ウシトラ)方位の悪神として、鬼門の神と呼びます。
陰陽道の金神は、別名を白虎といい、黄帝を頂点にした四方位神の一人です。
この黄帝を頂点にした四方位神は、木火土金水(もくかどごんすい)で表され、五行と呼ばれます。
図にすると五芒星(ペンタグラム)になります。
陰陽師の安倍晴明は、この五行印を好んで使用し、家紋にも用いました。
安倍晴明が使用した五芒星は、晴明桔梗と呼ばれます。

この五芒星は古代バビロニアでは、ギルガメッシュ王が不老不死を求めるきっかけとなった、金星の女神イシュタルの象徴でした。
ギルガメッシュ叙事詩の中でギルガメッシュは、不老不死を求めて太陽の通り道を辿ります。

五芒星は黄金比を持ちます。
円に内接する正五角形の構成要素である、二等辺三角形から作られる二種類の菱形。
この細い菱形と太い菱形の比が黄金比ですが、太い菱形の内角は72° と108°で構成され、細い菱形の内角は36°と144° で構成されます。

ヨハネの黙示録には、144000人の信者・42ヶ月・1260日・3日半・獣の数字666という数字が登場します。
42ヶ月は日数に直すと1260日なので、この二つの数字は同じものです。
3日半を年として考えれば3年6ヶ月です。
3年6ヶ月は日数に直すと1260日なので、この三つの数字は同じものです。
3年6ヶ月の36という数に注目して、1~36までの数字を順番に足してみると(1+2+3+・・・36)、答えは獣の数字と同じ666です。
そして144000が36を四倍した数144を表していると考えれば、
12×3=36
36×1=36
36×2=72
36×3=108
36×4=144

ヒンドゥー教の神話では、世界は生滅を繰り返していて、
その1サイクルは四期に分けられ、それぞれの期間はユガと呼ばれます。
第一期のクリタ・ユガは172万8000年続き
第二期のトレーター・ユガは129万6000年続き
第三期のドヴァーパラ・ユガは86万4000年続き
第四期のカリ・ユガは43万2000年続き
世界の消滅の後、また世界は生成され、同じサイクルを歩みます。
現在の人類は四番目のカリ・ユガに生きているとされます。

この数字が何を表しているかというと、

第四期のカリ・ユガの43万2000年を二倍すれば
第三期のドヴァーパラ・ユガ86万4000年になり

第四期のカリ・ユガの43万2000年を三倍すれば
第二期のトレーター・ユガ129万6000年になり

第四期のカリ・ユガの43万2000年を四倍すれば
第一期のクリタ・ユガ172万8000年になりますよね。

そしてこの四期を一年の4季節、春夏秋冬と考えれば、
一年の12分の1、つまりカリ・ユガ43万2000年の三分の一は
144000年になります。

つまり
144000×3=43万2000
43万2000×1=43万2000
43万2000×2=86万4000
43万2000×3=129万6000
43万2000×4=172万8000

太陽は黄道12星座の上を、右回りに巡行して行きますが、基点とされる春分点における太陽の位置は、72年で1°づつ、背景の黄道12星座に対して、左回りに逆行して行きます。
一周は360°ですね。
25920年で一巡し、この春分点における太陽と、太陽の進行方向と逆方向にスライドして行く背景星座との見かけ上の関係を歳差と呼びます。
25920÷12は2160年です。
2160年毎に天の春分点における太陽の背景12星座の位置は、スライドして隣の星座に移り、古代の神秘主義者はその背景星座を時代の星座と呼びました。

漢初までに作られたと言われる易の解説書、繋辞上伝によれば、
天を表す数は1・3・5・7・9
地を表す数は2・4・6・8・10
天数と地数の合計は55(1+2+3+・・・10)で、この55の数が全ての変化を表すとあります。
さらに易の乾(天)の策数は216本、坤(地)の策数は144本、合計360本で一年を表すとあります。

ヨハネ黙示録ではサタンは赤い竜の姿で現れ、イエスは子羊の白い血に染まった白い衣を着て、明けの明星(金星)と呼ばれます。
イザヤ書では、バビロンの王は天から落ちた明けの明星(金星)と呼ばれます。
西洋の伝説では、光の天使だった堕天使ルシファー(明けの明星を表すラテン語)も、天から落ちた明けの明星(金星)と呼ばれます。

リグ・ヴェーダ
『言語は四個の四分の一と測定せられたり。バラモン達は熟慮してこれを知る。三個は、秘密に隠されて運動せしめられず。言語の四分の一を人間は語る。』

『されどプルシャはさらに強大なり。万有は彼の四分の一にして、彼の四分の三は天界における不死なり。プルシャは四分の三をもって高く昇れり。彼の四分の一は、下界にありて新生せり。』

ブラーフマナ
アグニは始め四つに分かれていた。彼らが最初にホートリ祭官の職に選んだアグニは逃れ去った。第二番目に選んだアグニも逃れ去った。第三番目に選んだアグニも逃れ去った。そこでこの現在のアグニは恐怖のために身をかくした。彼は水の中にはいった。彼を神々は発見して、無理に水から連れ戻した。』

チャーンドーグヤ=ウパニシャッド
『心臓には褐色の微細な脈管がある。白色のもの、青色のもの、黄色のもの、赤色のものなどがある。この太陽も褐色であり、白色であり、青色であり、黄色であり、また赤色である。』

旧約聖書の創世記では、知恵の木の実と命の木の実の生えるエデンの園には、四つの川が流れています。

無量寿経より
『さまざまな宝石よりなる青蓮華、紅蓮華、黄蓮華、白蓮華に満ちた、美しい川や池を見たであろうか』

中国の仙界である崑崙は、四階層に分かれていて、この人間の世界はその最下層にあるとされます。
この崑崙の上層には、玄武・青竜・朱雀・白虎に四方位を守護された、黄帝が住むそうです。

玄武・青竜・朱雀・白虎は別名を黒帝・青帝・赤帝・白帝と呼ばれ、中心の黄帝と合わせて天帝と呼ばれます。

中国には易経に載る、四象(ししょう)というのがあります。
太陰(吸気)・少陽・太陽(呼気)・少陰です。
この四象は太極という一点から生じます。

インドのウパニシャッドによれば、白い心臓には四方位と上方を守る五人の門番がいて、上方の道を辿ると太陽に達し、人は不老不死になるそうです。
この五人の門番は、呼気・吸気・腹気・体気・上気と呼ばれます。
四辺+頂点で、四角錐を作れますね。
この四辺を円=球で表現したものは宝珠と呼ばれます。

ユダヤ教神秘主義思想のカバラによれば、世界は四階層に分かれていて、この人間の世界はその最下層(最外層)にあるそうです。
そしてこの四階層世界は、アイン・ソフという一点から生じます。

仏教では第八識である阿羅耶識(あらや識)を最高の境地とします。
第一識~第五識までは五感の対象世界で、この物質世界のことです。
第六識は意識界で第六感の対象世界です。
第七職はより高次の末那識(まな識)界です。
第八識はさらに高次の阿羅耶識界です。
こうして見ると四階層ですよね。
さらに八識である阿羅耶識の清浄な面を九識として捉える考え方があり、その場合の九識を阿摩羅識(あまら識)と呼びます。
これも螺旋として見れば、四角錐を作れますね。

キリスト教の十字架も、四方に伸びています。
エジプト、南米、ケルト、インドにも、十字架が象徴として存在します。

前ニ世紀の漢初に成立した淮南子より
『天の道を円といい、地の道を方という。方は幽をつかさどり、円は明をつかさどる。円は気を吐くもの、そこで火を外景という。幽は気を含むもの、そこで水を内景という。気を吐くものは万物に施し与え、気を含むものは万物を同化する(淮南子・天文訓)』

カバラの聖典セフェールイエツィラーから
『上には竜座が、下には世界が、そして最後に人間の心臓がある。
  その真中に神があり、万物を支配している。
  第一元素とは、風、水、火である。
  火は上に、水は下にあって、風の息が両者の均衡を保っている。』

創世記のエデンの園におけるアダムの創造神話では、『主なる神は、土の塵で人を形づくり、その鼻に命の息を吹き入れられた(創世記2.7)』とあります。
創世記のノアの時代には、『その鼻に命の息と霊のあるものはことごとく死んだ(創世記7.22)』とあります。

詩編
『(神の)御口の火は焼き尽くし、炎となって燃えさかる(詩篇18.9)』
『あなた(神)の怒りの息に世界はその基を示す。主は高い天から御手を遣わしてわたしをとらえ、大水の中から引き上げてくださる(詩篇18.16)』
『御言葉によって天は造られ、主の口の息吹によって天の万象は造られた(詩篇33.6)』
『息吹を取り上げられれば彼らは息絶え、元の塵に返る。あなたはご自分の息を送って彼らを創造し、地の面を新たにされる(詩篇104.29)』
『人間は息にも似たもの(詩篇144.4)』
『御言葉を遣わされれば、それは溶け、息を吹きかけられれば、流れる水となる(147.18)』

エズラ記
『水と火の間には、たった一本の道しかなく、しかもそれは一人の人がやっと通れるくらいの小道である(ラテン・エズラ記7.8)』
『あなた(神)は今、母胎の中に体を形づくってこれに命を与え、器官を与えられると、この被造物は火と水の中で守られます(ラテン・エズラ記8.8)』
『知恵の火をあなたの心にともそう(ラテン・エズラ記14.25)』
『主は人を造って、体の真ん中に心を置き、それに霊と命と知性と全能の神の息吹を送り込まれた(ラテン・エズラ記16.62)』

ヨハネ福音書
『初めに言葉があった。言葉は神と共にあった(ヨハネ福音書1.1)』
『彼らに息を吹きかけて言われた。聖霊を受けなさい(ヨハネ福音書20.22)』
新約聖書の中でイエスはしきりに、『わたしを信じる者には永遠の命を与える』と語っています。

ギリシア語で書かれた新約聖書では、神はアルファでありオメガであるものと表現されます。
そして、神は始めであり終わりであるものと説明されます。
これはギリシア語のアルファベットの最初の文字がアルファで、最後の文字がオメガという所から来ています。
さらにこれは、仏教等のインド哲学で用いられる、阿吽(あ・うん)の思想とよく似ています。
阿吽とはサンスクリット語のアルファベットで、それぞれ最初の文字と最後の文字のことです。
阿吽とはインドの聖音オームを分解した文字で、寺社の門前の狛犬や仁王像が、一方では口を開き、他の一方では口を閉じているのがこれを表しています。
阿吽の阿は真我(アートマン)を表し、吽は梵天(ブラフマン)を表し、個人の真我は世界に遍在する梵天とかわらないという意味で、梵我一如と表現されます。
阿(a音)である真我(アートマン)とは、元々呼気を擬人化したものです。
聖書では、創世記で神の息を吹き込まれて生命を得たアダムや、ヨハネ黙示録で神の息を吹き込まれて復活する二人の証人等があります。

古代中国の思想では、人は魂魄(こんぱく)の融合から生じます。
魂は陽の気で、天に昇るほどに軽くて澄み、魄(はく)は陰の気で、地に下るほどに濁りて重いと説かれます。
呼吸の呼気を火(陽気・魂=こん・円)、吸気を水(陰気・魄=はく・方)として表現する道家の思想です。
東洋思想の『気』とは、ギリシア語での『アウラ』(原義は息や風のそよぎで、人間の身体を包んでいるとされる光彩=オーラ)と同じものを指します。
またギリシアでの魂(プシュケー)は、息という語源を持ちます。

ブラーフマナより(前800年頃成立)
『アグニ(言語と火の神)は始め四つに分かれていた。彼らが最初にホートリ祭官の職に選んだアグニは逃れ去った。第二番目に選んだアグニも逃れ去った。第三番目に選んだアグニも逃れ去った。そこでこの現在のアグニは恐怖のために身をかくした。彼は水の中にはいった。彼を神々は発見して、無理に水から連れ戻した。』
『いかなる人にもあれ、その人が病患なく生存するようにと願うならば、その人に口を開かせて息を吹きかけるべきである。アムリタをもって実に彼に息を吹きかけることとなる。』

ウパニシャッド(前五世紀頃から形成される)

チャーンドーグヤ=ウパニシャッドより
『人はヴァーナ(体気)こそウドギータ(サーマ・ヴェーダの吟誦)と崇むべきである。吸気がプラーナであり、呼気がアパーナであり、そしてプラーナとアパーナの結合がヴャーナである。ヴャーナとは言語である。その故に、人は呼吸することなく、言語を発する。』
『かの(白い)心臓には、神の出口が五つある。
その東の出口とは、プラーナ(吸気)であり、目であり、太陽である。
その南の出口とは、ヴャーナ(体気)であり、耳であり、月である。
その西の出口とは、アパーナ(呼気)であり、言語であり、火である。
その北の出口とは、サマーナ(腹気)であり、意であり、雨である。
その上の出口とは、ウダーナ(上気)であり、風であり、虚空である。
ブラフマンのこれら五人の従者は天国の門番である。』
『かのブラフマンは四足である。
言葉はその一つ足である。
生気はその一つ足である。
眼はその一つ足である。
耳はその一つ足である。』
『(白い)心臓には褐色の微細な脈管がある。白色のもの、青色のもの、黄色のもの、赤色のものなどがある。この太陽も褐色であり、白色であり、青色であり、黄色であり、また赤色である。』
『(白い)心臓には百と一の脈管があり、それらの一つは頭から出ている。
それを通って上昇し、不死に赴く。
他の脈管はあらゆる方向に出口がある。』
『彼(プルシャ)にはヒターと称するそれらの脈管があり、一本の毛髪の千分の一ほどに微細で、白、青、黄、緑、赤色の液で満たされています。』

プラシュナ=ウパニシャッドより
『かのアートマンは実に(白い)心臓の中にある。そこには101本の脈管があり、それらの一本ごとに百本ずつの小脈管があり、この小脈管の一本ごとにそれぞれ72000の毛細管がある。ヴァーナ(体気)はそれらの中を速やかに動きまわるのだ。次に、一本の脈管によってウダーナ(上気)は上昇し、善行によって福徳の世界へ、悪行によって禍悪の世界へ、善悪両行為によって人間の世界に導く。』

リグ・ヴェーダより(もっとも古い部分で、前1200年頃成立とされる)
『十二輻を有する天則の車輪は、天の周囲をたえず回転す、そは老朽におちいることなければ。子らは、アグニよ、対をなしてその上に乗りたり、720。』
『言語は四個の四分の一と測定せられたり。バラモン達は熟慮してこれを知る。三個は、秘密に隠されて運動せしめられず。言語の四分の一を人間は語る。』
『されどプルシャはさらに強大なり。万有は彼の四分の一にして、彼の四分の三は天界における不死なり。プルシャは四分の三をもって高く昇れり。彼の四分の一は、下界にありて新生せり。』

ヘルメスのエメラルドタブレットより
水銀の循環の結果、『黒いねばねばした物質ひき蛙(錬金術用語)が出来るにちがいない。これは完全なる腐敗または化合物の死を意味する。この黒い粘り気のある物質はやがて、必ず白化し、次には赤化するだろう。』

1606年にナポリで作られたヘルメスと錬金術の図より
『彼は、黒そしてその次に赤のために、白い衣服を持つ。』
『この新しく生まれた黒い息子はエリキサーと呼ばれ、純白化されるであろう』
『黒い雲が過ぎ、偉大な白が完成された』
『私を白くするものは私を赤くする』

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7
ネタバレ

アリス★彡 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

現実(旧作)は厳しいものですが、工夫(本作)すれば、こういう結末もあるんだよ?

結末が素晴らしい....。


http://www.anikore.jp/review/1001599/
の続きみたいなものです。

■少年向けテイストな本作

手塚治虫「子供の夢を無くすことは漫画で絶対にしてはいけないこと」

wikipediaで鋼の錬金術師の項目を調べてみると、旧作と本作でジャンルが違うって知っていましたか?
「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST」は、ジャンルがファンタジーになっているのですが、旧作の「鋼の錬金術師」はダーク・ファンタジーになっているのですよね。それほど作風が違うということです。

私が、旧作よりもこちらを支持している理由は、手塚治虫の言う通りですね。漫画やアニメの支持層が子供が多かったということもありますがが、「鋼の錬金術師」は少年向けなので、この台詞を引用しても良いはずです。

本作は、少年向けテイストとして作られています。もちろん、あにこれのタグに女性受けが良いと書いているように、様々な層から支持を受けているアニメです。

そのため、旧作に比べると観やすく、様々な年代におすすめできる作品です。

■エンターテイメント性

エンターテイメント性が高く、キャラクターの魅力や驚きの展開を使って、旧作よりも上手くバトルシーンを描いています。ただちょっと冗長なシーンがあったので、そこはマイナスポイントです。
{netabare} 対エンヴィー戦で、エンヴィーがホークアイ中尉に化けてマスタング大佐を襲おうしている風に視聴者に思わせて、実はエンヴィーが化けていたのはマスタング大佐の方で、ホークアイ中尉を襲おうとしていたという展開が上手かったです。トリックが上手で、思わず「あっ」と驚いてしまいました。モブとの戦いは、ただ力を押しの展開が多くて面白くなかったですね。

「マスタング大佐 対 ラスト」が一番面白かった印象があります。マスタング大佐の魅力が存分に発揮されたからという理由もありますが、テンポが良く、まさか手負いのマスタング大佐が、火で体を炙って戻ってくるとは、想像もしませんでした。
ドクターマルコーが、エンヴィーを捕えるために作戦も工夫されていて面白かったです。{/netabare}

ストーリーについては、後半がだらだらとしている印象を受けましたが、ラストの締め方がとても上手かったので、非常に救われた気分になりました。旧作で深く掘り下げていたシーンは、軽く扱われており、あまり違いにびっくりしました。
しかし、中盤にしっかりドラマを描いてくれたので、終盤は心打たれる良い展開が多かったです。{netabare} アルがエドの腕を治そうとするシーンなんて、あまりに胸を打つ展開で、感化されて泣いてしまいました。 {/netabare}

政治的な争いも、少年向けらしくあまりドロドロせずに、エド達の仲間が大円団になって、かつ心理戦が面白い抗争を繰り広げています。誰が大総統になるかという落としどころも良かったです。

サブキャラクターの扱いも凄く良いのですよね。
グリードとリン・{netabare} ヤオの組み合わせは凄く良くて出来ているなと思いました。グリードが最初は仲間のことなんて大切に思っていなかったのに、リン・ヤオの考え方に影響されて、自分は仲間がほしかったことに気づきます。
マスタング大佐が、ひゅーずの仇を打つために必死になっていたのを、エド達が諭したシーン。大総統になる人間が、復讐に染まって道を踏み外してはいけないというエド達の考えに凄く胸が打たれました。
エンヴィーが人間に嫉妬していたというのも、かなり納得がいく展開で、加えて驚きと、感動も得られる良いシーンだと思いました。
序盤のエンヴィーの人間を小ばかにしていたような台詞やシーン。実はそれが嫉妬によるもので、序盤からそういう伏線を張っていたと考えると、遥か先まで見通していて、凄いな、と思います。{/netabare}
そういう所が、旧作よりも優良な作品ということを窺わせます。
{netabare}
ハボックの扱いもそう。
このままリタイアかな、と思いきや、しっかりと最後にフォローされています。

スカーも良く成長したなぁ、と思います。作者は、復讐に対してあまり寛容な考えではないようですね。復讐は新たな復讐を生むだけだ、とか、復讐するのではなくて、内部から変えていく方が、今度のためになるとか、色々と多様的で冷静な意見が好まれています。
スカーはこの国を変えるために、個人的な私怨は捨てて、エド達の計画に協力するわけです。やっぱり、作者は復讐について、私怨は捨てて、目的のために行動するべきだという考えを持っていそうですね。

ウィンリィ・ロックベルとエドの関係についてもしっかり消化。

旧作に比べて、イズミ・カーティスさんの負の部分があまり強く描かれていないな、とは思いました。ホムンクルスのラストもそうですが。
キンブリーもあまり強く描かれていません。旧作よりあっさりご退場してしまいます。グラトリーも然り。

ラースとプライドの過去が強く描かれています。敵キャラクターですが、そういった過去を描くことで、倒される時に深い感情を生み出すことが出来て、さらに鋼の錬金術師を彩ります。あとは、人気稼ぎのために用意したキャラクターや展開をスムーズに進めるために用意されたキャラクターが殆どでした。そこはもうちょっと工夫して欲しかったです。(尺が足りなくなってしまいますか){/netabare}

■結末の巧さ

何と言っても、評価したいのは結末の巧さですね。
本作を最初に観た時に、真理に奪われたアルの体をどうやって取り戻すのだろう、というのをずっと考えていました。賢者の石は、人の命が使われているため、エドとアルは使わないわけですし、そうなると旧作のように、エドとアルのどちらかが犠牲になって、どちらかの幸福を手に入れる結末かな、と思っていました。
{netabare} しかし、良い意味で予想を裏切ってくれましたね。意外なところにあったアルの体と釣り合う通行料。それは自分自身の錬金術の才能でした。本当にそれでいいのか、と真理に問いただされますが、エドは錬金術よりも友情や愛を取ると真理に伝えました。そうすると、真理は笑って、「お前は俺に勝った。持っていけ」というニュアンスのことを言い、アルの体をエドに引き渡します。この問答は、とてもクールで清々しい気分になりました。{/netabare}

「鋼の錬金術師」の伝えたいこと、テーマというのは、ここにあるんじゃないですかね?
{netabare}
エドは、ずっと錬金術で取り戻そうとしていました。そうじゃなくて、錬金術の才能を捧げれば、いつでも手に入れることは出来たんです。何を犠牲にするか、人体錬成をしようとする人間は醜いものです。そのために争って、また不幸になる人間が増える、負の連鎖ですね。何の代償も無しに、何かを得ようとして、本当に人間というのは愚かだと思います。けれど、エドは自分自身の才能を真理に捧げることで、アルを取り戻すことが出来た。それこそが真理。
答えはすぐ傍にありました。{/netabare}

私は、旧作を観て湿っぽくてセンチメンタルなラストに、心を痛めました。
本作を観て、少年向けとして夢も壊さずに、世の中の法則(等価交換の原則)にも逆らわないラストを描いてくれたことに、とても感動しました。現実(旧作)は厳しいものですが、工夫(本作)すれば、こういう結末もあるんだよ、と勝手に解釈しています(笑)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 28
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

アルフォンスが良い奴すぎて・・・長いけど最後まで見て良かった作品

※旧作(2003年版)の少なくとも前半まで(第25話まで)を事前に視聴しておくと、本作をよりいっそう楽しめるかも。

◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


======= 鋼の錬金術師 FULL METAL ALCHEMIST (2009年4月-2010年7月) =======

{netabare}- - - - - - - OP「Again」、ED「嘘」 - - - - - - -

第1話 鋼の錬金術師 ☆ ※話は派手で面白いが、作画の雑さが気になる
第2話 はじまりの日 ★ ※エドは意外と英雄気質
第3話 邪教の街 ☆  
第4話 錬金術師の苦悩 ★ 綴命(ていめい)の錬金術師ショウ・タッカー ※ダークで意外な展開 
第5話 哀しみの雨 ★ イシュヴァールの民
第6話 希望の道 ☆ 賢者の石の手掛かり、オートメイルの修理
第7話 隠された真実 ☆ 賢者の石の正体
第8話 第五研究所 ★ エドvs.№48、アルvs.№66

<----- 第8話の途中まで旧作第20話までと同様の展開。以降別展開 ---->

第9話 創られた想い ★★ 兄弟の絆
第10話 それぞれの行く先 ★ ヒューズ中佐の死
第11話 ラッシュバレーの奇跡 ☆ 
第12話 一は全、全は一 ★ エリック&アルの師匠
第13話 ダブリスの獣たち ☆ グリード(強欲)&キメラ登場
第14話 地下にひそむ者たち★★ アルの記憶回復、大総統の正体(憤怒=ラース)、黒幕登場

- - - - - - - OP「ホログラム」、ED「LET IT OUT」 - - - - - - -

第15話 東方の使者 ☆ シン国の練丹術師(メイ)・王子登場
第16話 戦友の足跡 ☆
第17話 冷徹な焔 ☆ マリア・ロス少尉逮捕
第18話 小さな人間の傲慢な掌 ☆ クセルクセス遺跡
第19話 死なざる者の死 ★ 大佐vs.ラスト(色欲)、父親との再会
第20話 墓前の父 ☆ 人体練成の謎、兄弟の新たな決意
第21話 愚者の前進 ☆ 
第22話 遠くの背中 ☆ スカーとウィンディの因縁
第23話 戦場の少女 ☆
第24話 腹の中 ★ エンヴィ(嫉妬)・グラトニー(暴食)戦
第25話 闇の扉 ☆
第26話 再会 ☆ 真理の扉の前でアルと再会 ※話の雑さが気になる

- - - - OP「ゴールデンタイムラバー」、ED「つないだ手」 - - - -

第27話 狭間の宴 × エド&アルの父親の話だが、80%はこれまでの総集編
第28話 おとうさま ☆ 黒幕との邂逅、リンのグルード(強欲)化
第29話 愚者の足掻き ☆ 
第30話 イシュヴァール殲滅戦 ☆
第31話 520センズの約束 ☆ キンブリー出獄
第32話 大総統の息子 ☆
第33話 ブリッグズの北壁 ☆ スカーvs.キンブリー、オリヴィエ少将登場
第34話 氷の女王 ☆ スロウス(怠惰)登場
第35話 この国のかたち ★ 建国以来続く陰謀
第36話 家族の肖像 ☆ レイヴン将軍の最期
第37話 始まりの人造人間(ホムンクルス) ☆ セリムの正体=プライド(傲慢)
第38話 バズクールの激闘 ★ スカーvs.キメラ2人、エドvs.キメラ2人、エドvs.スカー

- - - - - - OP「Period」、ED「瞬間センチメンタル」 - - - - - -

第39話 白昼の夢 ★ キンブリーを欺く策略
第40話 フラスコの中の小人(ホムンクルス) ★ ヴァン・ホーエンハイムの過去(クセルクセス壊滅)、イズミ回復
第41話 奈落 ★★ エドvs.キンブリー、自らの命を賢者の石に
第42話 反撃の兆し ☆ 新たな国土練成陣、ホーエンハイムの宣戦布告、ドラクマ軍来襲
第43話 蟻のひと噛み ★ エンヴィーvs.マルコ、メイ帰国へ
第44話 バリンバリンの全開 ☆ 不死の軍団、アルと父の再会、エド回復
第45話 約束の日 ★ ラース(大総統)vs.グリード(リン)、エドとグリード(リン)再会
第46話 迫る影 ☆ 約束の日前日の様々な策動
第47話 闇の使者 ★ エドと父の再会、プライド(セリム)vs.エド&グリード、グラットニー退治(ランファン再登場)
第48話 地下道の誓い ☆ 対プライド戦(続き)、ブラットニーの最期、大総統婦人誘拐
第49話 親子の情 ★ 対プライド戦(続き)、アルの決断、夜明け
第50話 セントラル動乱 ☆ マスタング大佐の作戦始動

- - - - - - - OP「レイン」、ED「RAY OF LIGHT」 - - - - - - -

第51話 不死の軍団 ★ 続き、プライド&エンヴィー復活、賢者の石を使え
第52話 みんなの力 ★ アルvs.プライド&キンブリー、その他いろいろカオス状態
第53話 復讐の炎 ★ エンヴィーvs.マスタング大佐
第54話 烈火の先に ★★★ エンヴィーの最期(※本作屈指の感動)、アームストロング少佐見せ場
第55話 大人たちの生き様 ☆ スロウスの最期、親玉ホムンクルスvs.ホーエンハイム
第56話 大総統の帰還 ★ 続き、ラースvs.グリード
第57話 永遠の暇 ☆ 続き、対金歯医師戦、真理の扉(第一段階)
第58話 ひとばしら ☆ 続き、バッカニア大尉殉職
第59話 失われた光 ★ マスタング大佐を使った人体練成、スカーvs.ラース、アルの体
第60話 天の瞳、地の扉 × 日食、練成陣(第二段階)、※奇を衒っただけの話だったのか(失望)
第61話 神を呑みこみし者 × ホーエンハイムの大仕掛け、ラースの最期、プライドの最期 
第62話 凄絶なる反撃 ★ アル消滅、エドvs.親玉ホムンクルス、※脚本・演出の雑さは気になる
第63話 扉の向こう側 ☆ 親玉ホムンクルスの最期、アル救出、ホーエンハイムの最期、※同上 
第64話 旅路の涯 ★ それぞれの後日譚(アルの旅立ち、エドの告白etc.){/netabare} 
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)3、★(良回)23、☆(並回)34、×(疑問回)3 ※個人評価 ★ 4.0


============ 鋼の錬金術師 嘆きの丘(ミロス)の聖なる星 (2011年7月) ==========

{netabare}全1話 ☆ アメストリスとクレタの狭間にある小国ミロスの独立の話 評価3.5{/netabare}


◆総評

原作マンガの第4巻までの内容を、旧作(2003年版)は20話かけて丁寧に描き出していたのに対して、この新作(2009年版)は8話に圧縮して描いているので、そこだけは旧作の方が良いと思いました。

旧作では後半のオリジナル展開で散漫となってしまったストーリーラインや作品テーマが、最後まで原作準拠となっている新作では、さすがに確りしていて、その分評価が高くなりました。

やっぱりその作品ならではの感動ポイントがあるアニメは良いですね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 45

86.0 8 バトルで漫画原作なアニメランキング8位
青の祓魔師[エクソシスト](TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (2980)
16928人が棚に入れました
主人公・奥村燐は修道院で暮らす少年。同じ修道院に住み、有名高校へと進学する燐の双子の弟・雪男とは違い、就職先が見つからずにいた。修道院の神父である藤本に薦められ、料亭の就職面接に向かう途中、燐は奇妙な光景を目の当たりにする。

声優・キャラクター
岡本信彦、福山潤、花澤香菜、中井和哉、遊佐浩二、梶裕貴、喜多村英梨、佐藤利奈、置鮎龍太郎、柿原徹也、神谷浩史、藤原啓治
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

運命なんてくそくらえ(75点)

全25話。
ジャンプスクエア連載中の漫画原作。
原作未読。

個人的満足点:75点
アニメ系統:ファンタジーバトル

ジャンプ物らしく王道といえば王道。
エクソシストになるため仲間と共に成長していく。

ストーリーは単純明快で、ギャグ回あり、シリアス回ありと欲張り。
設定も個人的には好きな部類の設定。

主人公「燐」は王道で剣もってますがw
そして特殊な能力を発揮して強い。
燐の双子の弟「雪男」もなかなかかっこよく強いメガネ男。
まさに少年向けの設定である。
個人的には「勝呂」がいい味だしてると思う。
あの外見とは裏腹の頭脳派キャラがいいw

対して個人的には女性陣がちょっと弱いかと。
どの娘に対してもいまいちな印象がぬぐえない。
「しえみ」はちょっと性格と乳がw
花澤さんファンにはこれはこれでたまらないのかもしれない。
「出雲」はツンデレちゃんだが、あの眉がどうしてもw
と、もう少し魅力的な女性キャラが欲しいところ。

作画は後半キャラが少し変わったかって印象を受けた。
序盤より女性陣が可愛い印象だったかな。

ストーリーはぐだぐだ回をはさみつつも
シリアス回で話を進めている感じか。
原作では完結していないようだが、
まずまずの着地だったのではないかと思う。

音楽は初期OP曲が何故ラップと突っ込みたいところだが、まあ悪くない。
後期OPの方が個人的には好きかな。
EDは前後期ともまずまずだったかな。
作中の音楽もまずまず。

原作ファンには物足りないかもしれないが
原作未読ならそれなりに楽しめるのではと思う。
全体的には無難な作りだったかなと思う。

映画化も決定し、そちらも気になるところ。


と、まあ色々書いてきたが
つまり、何が言いたいかというと

ユリをもっとだせ!


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以下、各話ごとの感想。
ネタバレを含むので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
これは期待通りの面白さ。
何この浦飯幽助設定(笑)
サタンの子供が悪魔退治?するって展開かな。
おやじもいい味だしてる。
音楽もいい感じ。
次週も楽しみ。

2話視聴。
おやじがなんてこったい。
おやじ渋い。
おやじかっこよすぎだ。

そしてサタンの息子がエクソシストに。
期待通りの展開。
次週も楽しみ。

3話視聴。
弟があああああ
面白い兄弟設定だわ。
原作読んでみたいが我慢我慢。
次週も楽しみ。

4話視聴。
のっけからギャグ風味w
しえみちゃんマジ中の人天使。
なんかいい話だった。
しえみちゃんが今後どう絡んでくるのか楽しみだ。

5話視聴。
なかなか熱い展開だった。
トサカなかなかあいい奴だわ。
髪止めには吹いた。
メフィスト・フェレスはいったい何者なんだ?
来週も目が放せない。

6話視聴。
くそ笑ろたwww
なんかこのアニメの方向性がわからんw
1話の時はシリアス系かと思ったが
なんかギャグ満載なんですがw
ウコバクかわいい。

7話視聴。
エクソシストには種類がある
という設定がなかなかいい。
ドラグーン 重火器で戦う
ドクター  薬品使うのかな?
アリア   呪文で戦うぽい
テイマー  悪魔召還
ナイト   剣で戦う
どれも興味深いね。
しえみちゃんはテイマーのよう。
今回のしえみちゃんがんばった。
ストーリーもなかなか良かった。
次週も楽しみ。

8話視聴。
今回もなかなか良かった。
そして物語が動き出した。
リンは今後どうなるんだろう。
次週も見逃せない。

9話視聴。
リンを取り巻く人たちが動きだした。
メフィストっていったい何者なんだろう。
サタンと関係がありそうだが。
次週も楽しみ。

10話視聴。
今回はちょっといい話だった。
そしてオヤジがすげえ。
ここまで存在感のあるオヤジいいねえ。
最近オヤジキャラにしびれるわw
リンもかっこよかったし。
このアニメ、ギャグ回あり、シリアス回あり
そして、いい話回ありとなかなか欲張りだな。

11話視聴。
出雲ちゃん回。
水着、お風呂w
サービスサービスw
出雲可愛いよ出雲
以上www

12話視聴。
のっけからギャグw
はにはにシスターズに吹いたwwwwwww
りんとしえみが青春して
今回は青春ギャク回かと思いきや
後半はバトルへ。
アマイモン強し。
リンのピンチに新キャラ登場。
なかなか面白かった。
まあ、しいて言うなら今回はおっぱい回でしたw
けしからん!

13話視聴。
じじいの過去が少し語られた。
じじいカッコイイ。
やっぱりじじい最高だわ。
そしてりんもちょっとカッコイイ。
ただ能力が段々強くなってきたのか?
この先色々問題がでてきそうな展開。

そしてシュラまったくもってけしからんチチだw

14話視聴。
森で訓練。
ベタな展開。
そしてベタなオチ。
だがそこがいい。
りんは来週どうするのか。

15話視聴。
勝呂熱い、そしてかっこいい。
マジ惚れそうだわw(そっちの趣味はないよw)
こういう友情ものに弱いんだよね。
そして、リンも良いところ魅せた。
このアニメ熱いから好きだわ。

16話視聴。
最近、勝呂がかなり目立ってる。
やはり名わき役がいるアニメは面白い。
展開もぐっと加速して盛り上がってきた。
来週はアマイモンの逆襲。
どうなるのか来週も楽しみ。

17話視聴。
りんがいよいよ悪魔の力をコントロールするために修行を開始。
今回はギャグもあり、シリアスもありでなかなか良かった。
そして、雪男に・・・・・・
来週への引きもまずまず。
来週も楽しみ。

18話視聴。
子猫丸回。
なかなかいい話だった。
こういうベタだが熱い展開は個人的に好み。
そして雪男はどうなるのか?
来週は誰かさんのおまちかね志摩くん回かなw

19話視聴。
久しぶりにギャク&日常回。
なんかニヤニヤしながら観てしまった。
志摩くんけっこうチャラいキャラだったのねw
パクさん、何かいように可愛く見えるし。
なかなか楽しめる日常回だった。

そして、シリアスな引き。
来週は再びシリアス回のようだ。
とても収集つくような展開ではないが
これは2期とかありそうな気がしてきた。
とにかく残りもわずか。
今後も見逃せない。

20話視聴。
リンついにコントロール。
雪男の体はどうなるのか?
学園長もどうなるのか?
最後でてきたやつもいったい何なんだろうか?
まだまだ色々ありそう。
原作も終わってないし、
後5話程度で収集つきそうにない気がする。

21話視聴。
なかなかいい話だった。
そして、じいさんと雪男が何かやるようだ。
とりあえずは、聖騎士団対新勢力といった構図になるのかな。
そこで、決着つけて終わりって展開ぽいけど。
さてさてどうなるのやら。
雪男の体の謎も残ってるし、まだまだ何かありそう。

22話23話視聴。
いよいよクライマックスか。
ついに直接対決。
リン達はどうするのか?
後2話楽しみだわ。
「私としたことが胸が高鳴るじゃないか」

後、えっと
らんま・・・じゃないし
綾波・・・でもなくて
灰原・・・でもねえしなんだっけ?

ああ、そうそうユリw
なかなかいいんじゃない。
青エクの女性キャラの中で一番いい気がする。
出番が少なすぎるのが残念だわ。

25話視聴。
まあ、なんと言うか、少年向けの無難な閉めだったかな。
青い火の鳥にはおいおいと思ったがw
映画化も決定したようだし、見てみたい気はする。

それよりも原作が気になる。
ちょっと原作読んでみようかな。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 32
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

双子兄弟の《バディ(相棒)もの》として楽しめました。

←ジャンルとしては、悪魔×祓魔師《異能バトルもの》です。

『灼眼のシャナ』は紅蓮の炎を放つ日本刀を携えた長髪の少女の物語でしたが、本作は青い炎を封じ込めた日本刀(=降魔剣・倶梨伽羅)を背負った熱血少年の物語です。
マンガ原作者(加藤和恵氏)が女性ということもあってか、その主人公の少年と双子の弟との感情のやり取りに大きな見どころがあり、その点でエド&アル兄弟のやり取りに見どころがあった『鋼の錬金術師』と共通していると思いました。
(※逆に言うと、女性キャラがやや印象が薄い←男性視聴者向けではない?)
第1話から飽きのこない良シナリオで、最後まで楽しめましたが、{netabare}ラスボス(サタン)の語り口が下種っぽくて余り威厳が感じられない点{/netabare}にガッカリ。。
(※個人評価が余り伸びなかった原因)
それにしても、今放送中の『とある魔術の~』もそうですが、本物のヴァチカンよく怒らないな笑。


◆視聴メモ
{netabare}
・第1-2話視聴終了時点
展開が早く世界観がよく練り込まれている印象で掴みは◎
・第3話視聴終了時点
昼間の正十字学園に加えて放課後は祓魔師(エクソシスト)養成塾へ。
秀才の弟(講師)とダメ兄貴(ペイジ=祓魔塾生)の対比が巧に描けている点は〇
・第9話視聴終了時点
「祓魔塾生(ペイジ)」→「候補生(エクスワイア)」へ昇格
・第15話視聴終了時点
やっと少し見どころのあるバトル回(ギリギリ初の★★(優秀)回認定)
・第17話視聴終了時点
この回の後半以降、原作マンガからのシナリオの逸脱が加速。
・第20話視聴終了時点
エルンストは原作マンガにない完全オリキャラ。{/netabare}

◆制作情報
{netabare}
原作マンガ       加藤和恵(『ジャンプスクエア』 2009年5月-連載中)
監督          岡村天斎(第1期)、初見浩一(第2期)
シリーズ構成      山口亮太(第1期)、大野敏哉(第2期)
脚本          山口亮太、高橋ナツコ、大西信介、高橋郁子、大野敏哉、渡辺雄介、高木聖子、木戸雄一郎
キャラクターデザイン 佐々木啓悟
音楽          澤野弘之、KOHTA YAMAMOTO(第2期)
アニメーション制作   A-1 Pictures{/netabare}



◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

================= 青の祓魔師 (第1期) (2011年4-10月) ===============

 - - - - - - OP「CORE PRIDE」、ED「Take off」 - - - - - -
{netabare}
第1話 悪魔は人の心に棲む ★ 修道院の兄弟(ダメ兄貴と秀才の弟)、サタンの子・奥村燐、アスタロトの出迎え
第2話 虚無界の門(ゲヘナゲート) ★ 続き、降魔剣、サタン憑依(養父・藤本獅郎)、燐覚醒・養父の死、メフィストフェレスの出迎え、燐の選択
第3話 兄と弟 ★ 正十字学園入学、祓魔塾入塾、講師・奥村雪男(双子の弟)の真意
第4話 天空(アマハラ)の庭 ☆ 祓魔用品店の娘・杜山(もりやま)しえみとの出逢い
第5話 祟り寺の子 ★ 勝呂竜士(すぐろ・りゅうじ)の個人事情(16年前の「青い夜」事件)、「地の王」アマイモン
第6話 まぼろしの料理人 ☆ 使い魔ウコバクvs.燐(料理対決)
第7話 友千鳥(ともちどり) ☆ 強化合宿、使い魔召喚(神木出雲、杜山しえみ)、グール来襲
第8話 此(ここ)に病める者あり ★ 強化合宿(続き)、グール再来襲(ページ達の協力)
第9話 おもひで ★ ネイガウス講師の恨み(青い夜の生き残り)、エスクワィア昇格
第10話 黒猫(ケットシー) ★ 兄弟喧嘩、唯一最強の祓魔師「聖騎士(パラディン)」(養父・獅郎)、使い魔「クロ」凶暴化・説得
第11話 深海の悪魔 ☆ 出雲と海辺の少年、巨大イカ・クラーケン ※人情噺
第12話 鬼事(おにごっこ) ★ 遊園地のゴースト捜し(しえみ活躍)、アマイモンvs.燐、フードの男?の素顔{/netabare}

 - - - - - OP「IN MY WORLD」、ED「Wired Life」 - - - - -
{netabare}
第13話 証明 ★ 霧隠シュラ(ヴァチカン本部上級監察官)の密命、正十字騎士団日本支部、養父の弟子(魔剣使い)の尋問、養父の思い出、霧隠講師着任
第14話 愉しいキャンプ ☆ 夏休み、林間合宿(提灯探し、協力訓練)
第15話 やさしい事 ★★ 続き、八候王の一「地の王」アマイモン来襲、燐の力解放・暴走
第16話 賭 ★ アーサー・オーギュスト・エンジェル(現パラディン)登場、メフィスト・フェレス懲戒尋問、降魔剣「倶梨伽羅」修復(十一代目吉国)、アマイモン再来襲
第17話 誘惑 ★ 燐復活・アマイモン撃退、燐の扱い決定、子猫丸の動揺・悪魔憑き ※雪男に最初の異変兆候
第18話 颶風(グフウ) ☆ 続き、人工生命研究所跡
第19話 なんでもない日 ☆ 神木の誕生日(9/27)、奥村兄弟の誕生日(12/27)のこと、ラストで修道院の異変
第20話 假面(カメン) ☆ 続き、ネイガウスの不審行動、メフィスト・フェレスへの逮捕状、青い炎マスター(燐)、祖父エルンスト・フレデリク・エギンの雪男呼出
第21話 秘密の花園 ★ 母ユリ死亡の真相、反魂(ネイガウスの妻ミシェル)、オーギュスト卿vs.燐、ラストでヴァチカンの政変(三賢者(グリゴリ)解任、エルンスト全権掌握)
第22話 悪魔狩り ★ メフィスト・フェレス理事長解任、雪男日本支部長就任・パラディン昇格、教皇エルンストの“聖戦”宣言、非情な悪魔狩り(雪男)、ゲヘナゲート開通の生き贅(燐)、ラストで雪男変貌
第23話 真実 ★ ゲート開通、メサイア不発、青い夜の真相、兄弟出生の真相、サタン降臨(雪男憑依)
第24話 魔神の落胤(サタンのこ) ☆ サタンの目的(ゲヘナとアッシャーの融合)、雪男意識回復、サタン追い出し成功
第25話 時よ止まれ ☆ 溢れ出す悪魔、奥村兄弟共闘、サタン撃退、一ヶ月後{/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)14、☆(並回)10、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.1

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22
ネタバレ

なる@甘口評価 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

なにこれ!やばい!

全話見終わりました!!
2話を見て泣いてしまい、
それからというものほとんどの話で泣いてしまいました。
自分の涙腺が弱いということもありますが
普通に泣けると思います。



2話感想です
{netabare}

1話に続き
サタンの手先との戦いが始まりました。

悪魔であることを再認識させられ
親子の間に小さな亀裂が入ります。

そんな中サタンの手先は修道院に攻め込み
大きな戦闘となります。

ようやく
戦闘が終わったものの
ゲヘナの王サタンが燐の父親に憑依します。

ゲヘナゲートが開き燐は取り込まれます。
しかし、エクソシストである父親は自ら自害を決します。

このシーンは号泣でした。
2話で泣いてしまうとは思いませんでしたが
泣いてしまいました。

そして燐は
コウマケンを引き抜きます。
ゲヘナゲートを叩き切りその場は収まりました。


父親の葬儀も終わり
立ち尽くす燐は父親の親友である人に電話します。
するといかにも怪しいエクソシストが・・・

そこで燐は悪魔の子でありながらエクソシストになることを誓います。父親の意志を継いで・・・・



次回は正十字学園での物語りかと思います
楽しみです!
{/netabare}

作画もキレイでいいんですが
これは私にとってすごい泣けるアニメです。
13話まで視聴しましたが
各話で父親の回想シーンが出てくる度に涙してしまいます。
実際2話から泣きっぱなしです・・・。

どれもこれもいい話ですごいいいアニメです!
全部見ます!!




最後見た感想です
{netabare}


このアニメは
父と子
兄と弟

といった家族愛を感じるアニメでした。
バトル系の要素も強いのですが
家族愛をテーマとしているのか
本当に泣けてしまいます。


私にとって悪魔との戦闘シーンは
余興で、その戦闘があったことで
各キャラクターにいろんな変化があって
変わっていく

それがとても気に入りました。



最終話、
まさか弟の雪男である体に
サタンが憑依します。

そうかつて
藤本獅郎に憑依したように。


その時雪男には
サタンと母親のゆりの記憶を見てしまいます。

そこにはエクソシストとしてのゆりが
ゲヘナの王であるサタンを自ら受け入れ
サタンを改心させます。


サタンはそのうち
ゆりと心を酌み交わすうちに
命のありがたみを知ります。

このとき思ったのは
サタンは実はやさしい心の悪魔であると思いました。




ですがゆりは
サタンとの間に子どもができ
産むことを決意。

そのため
魔女と呼ばれ
実父から殺されそうになります。

それに激怒したサタンは
「青い夜」の元凶となり
ゆりを救い出します。

そして
命からがら逃げ
自分の命と引き換えに
双子の燐と雪男を産みます。

その場に立ち会った
藤本獅郎はこの二人を育てることを決意します。

当時の獅郎は「冷徹なエクソシスト」で有名で
その場にいたメフィストも半信半疑でしたが
その場を押し切り育てることにした。


という事実があり
それを知ったらまた涙。

いろいろと食い違ったせいで
サタンも狂ってしまったのかもしれない。



そして雪男に憑依し、
兄を殺そうとしましたが
燐は呼びかけに成功。
雪男を取り戻します。


しかしそのときはすでに遅く
ゲヘナゲートは侵攻し始めます。


その後は
勝呂らの活躍でバチカンから太陽光を導き
悪魔の活動を抑え

燐と雪男はクリカラで覚醒し
炎を見事に操り
ゲヘナゲートを打ち破ります。


1ヵ月後、
メフィスト(ヨハン4世)は学園に復帰。
雪男はパラディンから中一級に降格
燐たちはいまだエクスワイアのままで終わりを迎えます。



最後、
メフィストから渡された鍵で
燐と雪男は実母がいたされるある場所へ向かいます。

そこは雪男がサタンに見せられた
記憶の場所と一致していた場所でした。


そこで
実母ゆりが燐と雪男を産んだとされる
場所へ行くとそこにはお墓が。

そこで雪男が
「僕たちは生まれてくるべきだったのか」
と問いかけますが、
燐は「ジジイや母さんが一生懸命がんばってくれたんだ」
とやさしく説きました。


このシーンで
思わず声を荒げて泣きそうでした。

今こうやってレビューを書いていても
泣きそうです。


{/netabare}


最後に、
このアニメは
「家族愛」「絆」
など、人と人とのつながり
温かみを感じるアニメです。

途中からはこのアニメの世界観に
飲み込まれてしまいました。



「家族愛」「絆」
どれもきれいごとに聞こえるかもしれません。
ですが、これは再認識すべき問題なのです。

あの大きな震災から歳月は流れ
もうすでに過去として処理し始めています。

しかし、
家族愛や絆は途絶えることはない、
なぜ、今自分がここにいるかを考えさせられるアニメでした。

とてもよかったです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8

86.3 9 バトルで漫画原作なアニメランキング9位
東京喰種(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (2769)
15615人が棚に入れました
人間世界に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人・喰種が蔓延る東京。ある青年「カネキ」は喰種に襲われ瀕死となるが、喰種の臓器を移植されたことで、半喰種となってしまう。それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることになる―――・

監督に本年度米アカデミー賞ノミネートの森田修平を迎え、前代未聞のスタッフ陣によって彩られる「東京喰種」の新たな世界に乞うご期待!

声優・キャラクター
花江夏樹、雨宮天、花澤香菜、宮野真守、菅生隆之、諸星すみれ、小西克幸、中村悠一、豊永利行、浅沼晋太郎、櫻井孝宏、伊藤健太郎、梶裕貴、浪川大輔、速水奨、立花慎之介、津田健次郎、土井美加、仲野裕、釘宮理恵
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

おし…え…てよ おしぃえ…てよ…、この…魅力を…。。。

2014年7月放送。
全12話。


【前置き】

ヤングジャンプで連載されている人気漫画のアニメ化ということで、放送前から話題になっていた作品でしたね。
原作未読の私としては、知名度の高い人気漫画なだけに差異の生じかねないうメディアミックスから入ることに少々躊躇いはあったものの、
「アニメだし、実写よりはキッチリ原作再現してくれるでしょ!」
という淡い期待の元、視聴しました。

さて、結果としてこの選択は正しかったのでしょうか…。
おし…え…てよ、おしぃえ…てよ…。



【あらすじ】

人間世界に紛れ込み、人を喰らう正体不明の怪人『喰種(グール)』が蔓延る東京。

平凡な大学生『金木 研(かねき けん)』は、好意を寄せていた少女『リゼ』との初デートで、彼女が喰種であることを知ります。
襲われ瀕死の重傷を負った金木ですが、直後にリゼが鉄骨落下事故に巻き込まれ即死状態となるのでした。

病院に搬送された後、医師の判断で金木に喰種であるリゼの臓器を移植したことで、彼は『半喰種』となってしまいます。
それ以来、金木の人間と喰種との間で揺れ動く苦悩と恐怖に満ちた日々が始まります…。


※※※
『カニバリズム(食肉の風習)』を表現する作品は、どうしても内容を説明するに辺り視覚的なグロテスク描写を含みます。
こちらに関しては、ホント人それぞれの許容量の問題なので、見る前に御自身で御判断下さい。



【語ってみる】
{netabare}
まず、見る前と見た後では内容のギャップに驚きましたね。
『半喰種』という主人公の立ち位置も魅力的でしたが、喰種の持つ「赫子(かぐね)」と呼ばれる背中から出る捕食器官に関しては、異能バトルをする上での特殊能力そのものに思えましたので。
しっかり、ヤングジャンプの層をとらえた、バトルを想定した作品だったわけですね。
徹底的に人を喰う葛藤を重厚に描き抜いてくれるのかと思っていたので、そこは少~し残念な気もしましたが…、まぁ売れないよねそれじゃ…。


まず第一話での、その衝撃的展開を彩る作画の気合いの入りようには驚きましたね。
中盤のバトルは、前半と終盤に比べると少し息切れした感もありましたが、それでも常に一定以上のクオリティーを維持したように思います。
ただ、その内容からTV放送にあたっては黒塗りで表現された部分が圧倒的に多く、内容ありきのグロが魅力の一つであろう本作にとっては、残念で仕方ありませんでしたね。
絶妙な隠し具合で、何がどうなっているかは理解出来ない程ではないので、話についていけなくなることはありませんでしたが。

演出面において記憶に残ったのは、オープニング曲「unravel」の絶妙なかかり具合でしたね。
第1話の終わり、そして最終話での終わりでもそうでしたが、あの「おし…え…てよ、おしぃえ…てよ…」から始まる歌詞は勿論、凛として時雨ボーカルのか細い声色の演出が、作中の金木君の内心と非常にマッチングしており、まさに主題歌と呼ぶに相応しい曲だったのではないでしょうか。
曲としてはエンディング曲の「聖者たち」の方が好きですが、アニメ版「東京喰種トーキョーグール」と言えば、この「unravel」ナシでは語れないとさえ思いました。



ただ、そのストーリー展開としては、まさに目まぐるしいと表現するのが一番正しかったように思います。
原作ファンの方は特に声を大にして訴えていたようでしたが、原作の丁寧な感情描写をスッパ抜いて展開が早過ぎるといった具合だったようで…。

原作未読の私からすると、毎回衝撃的な展開が続きヒキも非常に上手いので、毎週見たくはなりました。
ですが、最終話まで見て結果的に面白かったかと問われると、少し疑問が残ります。
なんというか、キャラクターを好きになるタイミングが掴みづらかったといった感じでしょうか…。

本作に限っては、原作漫画を先に見た方が良かったのもしれませんね…。
だとするとアニメ版の本作に、更に不満を言いたくなったのかもしれませんが…。
ストーリーとしては、ある程度魅力的なのは自分の中では間違いなく、それぞれのキャラクターの葛藤も片手間では見れない吸引力がありましたので、いつかゆっくり原作を熟読したいと思います。


人物の葛藤の中でも、とりわけ記憶に焼きついたのは、喰種でありながら平和に暮らしていた母娘

『笛口(ふえぐち) リョーコ』(←美人)と『笛口 雛実(ふえぐち ひなみ)』(←可愛い)

でしたね。
いや…決して双方見映えが良いからとか、そういう邪な気持ちが働いたワケではなく…。

喰種だからと言って、誰もが好きで人を襲って食しているわけじゃないんですね…。
ただ…人間の言う美味しいものを食べても、全く喉を通らない…、吐き出してしまう…。
そういう風に生まれてしまったばっかりに人目を避けなければならず、娘(←可愛い)を小学校にも行かせてやれない母親(←美人)の気持ち。
何も悪いことをしていないその彼女達(←美人母娘)は、人間が組織した喰種対策局により、一方的な制裁を受けることになります。

社会としては喰種は全員駆逐すべきという考えが一般的なようですが、それでもそういった喰種もいるのだと世論が学んだ時、この社会が考えを改める機会がくると良いですね。
決して邪な気持ちによる同情とかではなく。

作中でも、人間と喰種の対比の表現として、ヒロインの『霧嶋 董香(きりしま とうか)』がこう言う場面がありました。

『ねぇ、ケーキっと本当はどんな味なの?

 吐くほど不味いから分かんないんだけどさ、アレ…人間は美味しそうに食べるじゃない。』

「自分がもしそうなってしまったらどうする?」という問題提起を孕んだ本作。
この状況で主人公のように、目の前にある食肉に手を伸ばす自分を律せられるような『人を見失わない人』は、果たしてどれくらいいるのでしょうか…。
平和に暮らしても殺されるかもしれない、この世界で………。



作中で金木は、「あんていく」と呼ばれる初老の喰種が営む喫茶店に身をおき、以降生活をしていきます。
自殺者等を回収し、比較的罪を犯さず食肉を得られる環境を整えた本店は、この区での喰種の生活の支えとなっていたんですね。
当初は「自殺者の数だけで何人も十分に養えるの?」なんて考えておりましたが、日本の自殺者数や行方不明者数を換算して都心部の人口で割り当てた場合、結構まかり通る数なのだそうで…。
日本コワイ…。

金木はそこで、臓器を移植した大喰いの喰種『リゼ』の片鱗を見せながらも、喰種として少しずつ生活に馴染みをみせ始めるのですが…。
喰種対策局や別の区の喰種が、その生活を脅かします。

そして最終話、カタの外れた喰種による度重なる拷問で、『人を見失わない人』であった金木も、遂に『リゼ』の心に耳を傾けるのです。


『間違っているのは僕じゃない、

 間違っているのは…、この世界だ!』


『それでいいのよ金木君…、生きるというのは他者を喰らうこと…。』


ここから白髮と化した金木が魅せた、これまたカタの外れた…というより足首の骨を外した圧倒的な戦闘能力は、気合十分の作画も含めて物語のターニングポイントに感じ惹きつけられましたね。
そこから何の後日談も予告も無く終わってしまうのもこれまた衝撃的でしたが、まぁ…2期はしてくれるでしょうし、ゆっくり通知を待とうと思います。
{/netabare}



【人を喰ったような発言を繰り返す、美食家月山の魅力】
{netabare}
さて、急速な場面展開からも今ひとつ心象に欠けるキャラクターが多い中、それでもやはり異彩を放つ奴が一人。
それが、喰種対策局から「美食家(グルメ)」と呼称される『月山 習(つきやま しゅう)』でしたね。
はぁ…どーしてまたこういうキャラ好きになっちゃうかなぁ…。。。
でも、原作者の石田スイ先生も彼がお気に入りだとか…。
ですよねぇ、キャラの当て方に愛が感じられますもの。

はてさて、そんな月山という男。
見た感じはモデルを思わせる端正な顔立ちで、言葉の節々に英語や音楽用語を用い艶めかしく話すキャラクターです。
呼称としては他にも「20区の厄介モン」「気持ち悪いキザ野郎」「(ストレートに)変態」等多数。
うん、やっぱり愛を感じます。(愛の表し方は、人それぞれです。)


実際、彼は金木君に共通の話題である本を用いて近付くのですが、その本心はまさに彼を食すことであり、彼の血が付いたハンカチーフを鼻に擦りつけて


『柔らかな甘みと、芳醇なハーモニー。

 ああああああぁぁぁ、新しいごちそうの発見はっ!

 人の幸福にとって、星の発見以上のものだ!!!』


と迷言を吐き散らす、まさに変態野郎でしたね。
声を担当された「宮野真守さん」はまさにハマリ役で、「DEATH NOTEの夜神月」等の冷静沈着タイプから「STEINS;GATEの鳳凰院 凶真」といった厨二病キャラまで突き抜けてこなせる宮野さんだからこそ、存分に魅力を見出せたように感じました。


第5話で月山は、金木君をどうやって食べようかと試行錯誤した末、

『金木くぅんンがっ!! 食べながら

 金木くぅんうおっ!! 食べたい!!!』

という奇想天外な発想に辿り着き、人質をとって彼に迫ります。
ここで金木君から「変態」発言が飛び出るのですが、彼は侵害だと返しながらも「そうさせたのは君なのだから責任をとれ」と責任転嫁する天晴ぶり。
中の人繋がりで言うと、まさに「駄目だこいつ…、早くなんとかしないと…」状態でしたね。

ただ、実際に董香が割って入り彼を制止するも、「美食家」を名乗るだけあって良い物ばかりを食してきた月山は、食事が戦闘能力に直結する喰種の中でも、抜群の実力を持っていました。
そこで奇策として、董香が金木を食すことになるのですが、それを見た月山の

『僕のだぞっっ!!!』

発言には、シリアスな場面展開にもかかわらず笑ってしまいましたよ。
きっとそういう方も多いのではないでしょうか。


そんな彼も、金木くんが攫われた終盤では、

『アモーレ!! heartbreak…。

 無二の友人である金木君が…、ワケの分からない連中の手によって危険な目にあってるなんて…

 No kidding!!』

と言い放ち、「あんていく」と共に、彼を助けに?向かいます。
この月山が本作において、こういう味方とも敵とも呼べない立ち位置のキャラになったわけですね、にくい構成でした。
彼の言動を全て「お前が言うな!」で収めてしまうのは簡単ですが、皆さんもどうか彼を温かい目で見て愛でてみませんか?


そうそう、少し余談となりますが。
TV放送のCMを飛ばさない方はご存知かと思いますが、金木君と月山が行なうBlu-rayの販促CMは面白かったですね。

金木「月山さん、イベント抽選券付きBlu-rayが発売ですよ!」

月山「チュレェヴィアアアアァン!!

   イベントと言うことは、皆に祝福されながら、僕達が一緒になる日が遂にやってくるんだね!!?」

金木「人を喰ったような発言はやめて下さい…。」

最期の金木君の冷静なツッコミが良いですね。
これが聴きたくてCMは毎回飛ばしませんでしたよ、私は。
{/netabare}



【総評】

作品として魅力に感じる部分は大いにありましたが、その原作をアニメで100%活かしきれなかったように感じます。
原作未読の私から見ても、全12話で表現しようとするシナリオ構成の幅に、若干無理が掛かったように見受けられました。

それでも、内容として手を抜いた作品では決して無く、演出面にも秀でておりグイグイ見させるだけの吸引力はしっかり兼ね備えておりました。
全般的にシリアスな内容ではありますが、その分Cパートで小ネタを挟み楽しませてくれますしね。
次に見る機会があれは、ちょっと恐いですが黒塗りが無い完全版で是非見たいですね。

2期はやるのか…いつになるのか…。
今現在まだ噂の粋を出た情報はありませんが、どうせなら熱が冷めない内に放送してほしいですね。
展開が早かった分、視聴者の熱が冷めるのも早い気がしますし。

その時は、また作中にハマったを主題歌だと尚嬉しいですね。


ではでは、読んでいただきありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『月山 習』声 - 宮野真守さん

◇一番可愛いキャラクター◇
『笛口 雛実』声 - 諸星すみれさん



以下、カニバリズム(食肉文化)について。
(途中から妄想に突入してしまったので、〆ます。)
{netabare}

ちなみに私は恥ずかしながら、正直なところまだ一度もカニバリズムを体験したことがありません。
偏見を持たず多種多様な食文化に触れることは、人生観を広げる意味でも重要だと私は感じておりますので、ここは偏食なぞせずに、いつか体験しなければいけないなと考えております。

しかし、現代の日本において、そんな「ハンニバル•レクター」みたいな真似が出来る状況は早々ありません。
やはりここでも、『東京喰種トーキョーグール』の世界に妄想を抱くことで、脳内体験するのが社会人として果たすべき選択となるでしょう。


まぁ…どーせ喰べるなら、私好みの『チュレェヴィアアアアァン!!』な人間を捜すことにしましょう。

おっ、かなり好みの人間を発見!!
早速、声をかけてみましょう。


「あっ、お嬢ちゃん可愛いねぇ。

 ヒナミちゃんって言うんだぁ…。

 うんうん、髪型が(私好みな)ショートカットで似合うねぇ。(グヘヘ)

 へぇ、字のお勉強してるんだ、偉いなぁ。

 それならお兄さんが、こっちで詳しく教えてあげるよ。

 さぁ、おいでおいで!!(ゴクリ)」



……さて、数分後。
細切れになった私は、彼女の胃の中にいたワケですが…。

こんな可愛い美少女になら、喰われる側というのもまた乙なものでした。

でも、ちゃんと「ごちそうさま」って言おうね、ヒナミちゃん。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 61
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

喰べたら「ごちそうさま」するまでが作品なのに

人を喰らう正体不明の怪人・喰種。
主人公カネキは喰種に襲われ瀕死となるが
喰種の臓器を移植されたことで半喰種となってしまう。
それ以来、カネキは苦悩と恐怖に満ちた日々を送ることに…。


凄惨な食事現場で始まり、凄惨な食事現場で終わった一話だったが
その課程には実に多彩だった。
Aパート開始時は安らぎや暖かさを感じさせつつも
黄色い道をゆっくりと歩む美女の姿が「迫る注意」「迫る非日常」を感じさせ
そこから緩急を織り交ぜ喜びから恐怖、救済に戸惑い、葛藤に絶望と
「赤い日常」へと変貌する様を流れるように観せてくれた。
この一話だけでジェットコースター一周分の感情を体感できる様な内容で
すぐにおかわりが欲しくなってしまった。
掴みとしては今期一番良いかも。今後も期待が高まってしまう。

考え過ぎかも知れないが、カネキが半喰種になる課程も単なる偶然とは思えず
どこか作為めいたものも感じている。
医者もグル(グール)かな?…とか、ミステリー好きの血も少々騒ぐ。

またこの世界での半喰種の存在意義がどうなるかにも注目している。
既存のグールなら自我を持っていないので、
その間に当たる半喰種には無条件で価値が生まれるが
この作品の喰種は既に自我や規律すら持ち合わせている模様で
半喰種との違いがどう現れるか気になる。
カネキの葛藤は半喰種ならではのものでずっと続いてしまうのだろうか?

※2話感想{netabare}
ヒデを救うためグールの力を借りグールの力に飲まれヒデを襲う衝動に駆られる…。
泥沼の葛藤が更なる深みへとハマっています。

それでも「人」の事「グール」の事、そして「自分」の事を知ろうとして
向き合う姿は立派でした。
ヒデも勘がいいので判っているご様子。良い友達じゃないか。
血の臭いだけでなく感動の匂いもしてきました。

あと触手を絡めた戦闘シーンもかなり上等で衝撃的でした。
そしてこの作品「目力」がハンパない! 夢に出そう…。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
アンティークを中心に活動するグールの生活が覗けた回。
どうやら安定区と掛けてあるようでグールの中でも穏やかに
生活する者が集まっている様子。
食事も自殺者を確保している様で納得できた。…ここまでは。

でも、他の区に多数の凶暴なグールが居るとなると
描かれている平穏無事で危機感の無い人間社会に疑問が湧く。
グールの数が多すぎる。

設定通り、毎月グールの人数と同じだけの人間が殺されるとなると相当な被害で
もはや警察が事件としてどうこうでは無く
軍が出来て対応していたり半分以上グールとの戦争の状態に成っていておかしくない。
…というか成っていて普通、それくらいの危機だと思える。
面白そうな作品なだけにバランスも考えて練って欲しかったと思ってしまう。

ちょっとケチが付いたが今後の展開で
グールの繁殖方法やジェイソンみたいな奴の素性や存在意義が明かされれば
もう少しは納得行くかも知れない。
【予想】{netabare}グールは元々政府が作り出しているが隠蔽されている{/netabare}
みたいな話なら判らなくもない。期待はしている。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
美食家、月山の裏の顔が見られた回。

人と仲良くしようとして無理矢理不味いモノを食べる霧嶋さんとは対照的に
美食を謳歌する月山。
狂った様に映るけどグールとしてはこちらが正常なのかな。
グールの味覚に着目したこの作品ならではの存在は面白く、次回以降も注目です。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
早くも月山の食指がカネキに迫り、錦の切ない過去も露わに。

前回に続き月山の個性が圧倒的。颯爽登場!宮野真守無双。
狂気の中、生き生きしていてキャラ的にはみんなを喰ってたと思う。

錦もイイ話で単なる憎まれ役から脇役レギュラーへと躍進したかな。
でも、錦自身は内蔵の九割方破損した所から復帰したのに
姉さんは一般人相手に呆気なく死亡。(詳細不明)
そう言えば路地裏でカネキと最初に会ったグールも蹴り一発で死んでたし、
グールの耐久力に差がありすぎてご都合感が出ている。

美味しく質の良い餌を食べると即効でパワーアップ!
ってキノコマリオみたいな事を急に言い出してるし
話が進むにつれ、設定の詰めの甘さが見えて来てちょっと残念にも感じる。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
何とか危機を脱したカネキ達。そして改めて浮き彫りになったグールと人との距離。

グールも人と同様に心があり愛があり家族があり。
「お母さん!」と言うヒナミの叫びがとても痛々しく突き刺さる。
同情できる話で何とかしてやりたいのだが、
「人喰い」…いや「人しか喰えない」と言う生態は致命的で
言葉や理屈が通じ心があるとしても相容れない存在になってしまうよなぁ…。

カネキの存在がグールと人との心の橋渡しになるかも知れないけど心が繋がったとして
約定作って「人を襲わない代わりに故人の体を提供する」って訳にも行かないし…。
設定上では既に詰んでいる…と言える落とし所のない問題にどう挑むのか
見物だと思うけど、ホントどうするんだろう?
バトルで何となく解決した風には成らないで欲しいけどな。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
人にもグールにも義はある。それ故に復讐と憎しみの連鎖は止まらない。

カネキが到着するもヒナミのお母さんを助けられず悲しい結末になりました。
ヒナミにとっては本当に最悪の結末。
でも、母の表情から察するに復讐は望んではいない筈。
それは幼いヒナミに伝わっているのか?理解できるのか?
葛藤の中、芳村さんの道か薫香の道か何を選択するのか
この作品の肝になりそうで興味深いです。

真戸さんはグールにとって脅威だけど人側から観ると逞しい。
彼処まで出来る様になるには相当な修羅場と仲間や知人の死を経験しているのだろう。
グールに情をかけて殺された者もいそうだし、少々壊れてなきゃ務まらない。
悪っぽく描かれているけど背景を察していくと憎めないキャラだと思う。

一人殺されたとはいえ亜門達は何とかクインケ無しで対抗してましたが
身体能力考えると全員瞬殺されて当然なレベルで無理がある気がします。
せめて刃物弾くって設定無くしてくれないと人に勝ち目がなくないかな?
グールって設定自体矛盾だらけなので小さい事は寛容には観てるけど、
バランス感覚がちょっと悪いなって気がします。

次回は真戸と薫香の戦いが更に激しくなりそうで、
そして復讐に走る薫香をカネキはどう見るのかも楽しみです。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
真戸さん亡くなってしまいました…。
良い悪役だっただけにちょっと寂しくもありますが復讐に囚われた者の末路として
意義を投げかけてくれました。

一方ヒナミは復讐に囚われず深い悲しみの中から「生きる」ことを決意。
溢れる涙が心に響きます。強く生きて欲しいですね。

カネキは不戦を貫き悲しみと復讐の連鎖を断ち
グールと人とを繋ぐ希望になって行きそうですが6話感想の懸念が個人的に引っかかる。
共生目指すならグール用の食料開発出来ないものかな?
{/netabare}

※9.10話感想{netabare}
悲しみを乗り越え日常を取り戻そうとするアンティークの面々、
そして新体制でグール対策に当たる捜査官達。

近隣の11区が騒がしく嫌な予感がしていたらやっぱり飛び火です。
捜査官も絡んできてなんだか仁義なき抗争モノの雰囲気が強くなってきましたね。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
人とグールが入り乱れた抗争、そして拷問と血生臭く暴力の砦と化しています。
覚醒しつつある亜門くんをいつの間にやら応援しちゃってます。
現状アンティークの敵ですが何れ手を組む事もありそうですよね。

カネキくんから新たなカネキくんが生まれそうですし、
屋上には何やら怪物が…ってあれまさかマスターなのか!?
次回も気になります。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
心身共に死よりも凄惨な地獄の様な苦しみ中、今までの全て否定し
生まれてしまったダークカネキくん。
これからこの作品はドコへ向かうのか?…って所で最終回!

せめて…せめて外での戦いにケリ付けてくれないと投げっぱなしにも程があるし
痛々しい拷問が最終回ってのも後味が悪すぎる。
この終わりならアニメ化しなくても良いんじゃない?って気さえします。
{/netabare}


【総評】
心理描写や戦闘描写は良く描けているしキャラも立っている。
そして設定上袋小路になっている人とグールの関係がどうなって行くのか
どういう結末になるのか期待と興味を持って観てこれたがとにかく後味が最悪でした。

人として生まれそしてグールとして再生して価値観や感性などを培い
積み上げたモノを最終回に全否定させて結論出さずにハイ退場!!

結局、1話で身体を失い、最終話で心を失った可哀想な青年の怪談のような話で終幕。
闇芝居なら三分で終わるわッ!
中身は投げっぱなしでブッツリ終わるアニメの中でも指折りの作品になってしまいました。
続きやるのですかね? やらない事には話にならないし観る意味もない作品です。
事情があるにせよ、この終わりを平気で観せる制作側の神経を疑います。
期待と観て来た時間までも全否定されるこの終わり方は許容できません。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 64
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

嫌われたっていいじゃないか 人喰いだもの

2018.08.17記


原作既読。いや、アニメ観てから原作揃えた人。
もともと職場の子から原作を薦められてたんだけど、その時スルーしてたのを後悔するはめに・・・


マンガはけっこうな売れ行きで、アニメも海外含め評価が高く、そのあと実写化までした大ヒット作です。
なにせ人を喰うおどろおどろしいバケモノの話なので、実写映画版では出演女優さんの一人が良心の呵責を覚えてなのか出家してしまうという騒ぎを起こしたほどです。
タイトルだけ見たら、人間視点でバケモノとの闘いを描いたバトルものか、グロ主体のホラーみたいなのを想像しがちです。そう、頑張れ人間!

 嫌われたっていいじゃないか 人喰いだもの

はいこれミスリードです。
ん?みんなもう知ってるって?

スプラッタホラーか超絶バトルものはちょっと、、、という先入観で本作を避けてしまうのはもったいないと思われ、むしろその先入観、この際棄ててもらってかまいません。

人間と喰種を分かつもの、それはたまたま人しか喰えない種族としてこの世に生を受けたか?そうではないか? 細かいところを除けば一点それだけ、この作品の基本設定です。

時には人間、時には喰種側の視点で
何が正しくて、何が間違っていて
勝利も敗北もないまま 孤独なレースは続いていきます

{netabare}8話戦闘シーンでの言葉の応酬に端的に表れてます。

亜門VS金木戦での亜門
『罪のない人々を平気で殺め…己の欲望のまま喰らう』『親を殺された子供たち…残された者の悲しみ…孤独…』『貴様はそれを考えた事があるか?』

真戸VS董香戦での董香
『訳もなく命を狙われる恐怖 あんたにわかる?』『大切な人が虫けらのように殺される あんたにこの気持ちわかる?』{/netabare}

単純に視点をどちらか一方のサイドに寄せて、というわけではない極めてドラマ性の高い作品といってよいでしょう。グロやバトルは作品を飾る要素として欠かせませんが、メインはあくまで人間?ドラマです。


そして人間でも喰種でも多少の個体差はあれ自分サイドの視点しか持ち合わせてません。
そこに{netabare}「もとは人間、今は半分人間半分喰種の」{/netabare}主人公金木研くんがどう割って入っていくかが作品の見どころとなってます。

{netabare}『自分の意思と無関係に、自身の体に改造がなされる。』
このへんは初代仮面ライダーみたいです。世の少年少女たちが心躍らせる伝統芸と言えるでしょう。
昭和の本郷猛はいかついあんちゃんでしたが、平成の金木研はナイーヴ優男である、というのも時代の流れでしょうか。{/netabare}


OP『unravel』は物語にドはまりしてる秀曲です。ムービー含めてインパクトがあり、カラオケのアニソンランクでも上位に食い込んでます。ただし、これ原キーで歌いきれる人っているんだろうか??
OPに隠れてますが、EDもクールダウンにちょうど良い曲です。ED後の巻末4コマ的なショートアニメもほっこりできますよ。


キャラは喰種も人間も多士多彩で登場人物多めです。
1期1クール12話で全員掘り下げきれるわけにもいきません。2期待ちか必要最低限か、私は掘り下げ不足を理由に感情移入できないといったことはありませんでした。

声優さんもキャラの多さに合わせて人数多めです。回によってはEDクレジットで3カット分使うほど用意してました。そして無駄に豪華です(褒め言葉)。
{netabare}
※印象深い演者さん
■金木研:花江夏樹
悲鳴に近い絶叫を担当するのに適任でした。梶さん(今回はアヤトの役)の絶叫も捨てがたいがよりナイーヴな感じを出すには花江さんじゃなきゃ無理かな。
■ウタ;櫻井孝宏、月山習:宮野真守
ハマってることはハマってるんだけど逆も見てみたい。
■エト:坂本真綾
ただ私が好きなだけです。
■真戸呉緒:大川透
マジキチぶりが伝わる好演。 病気からの復帰おめでとうございます。(2018年8月現在)
■鈴屋什造:釘宮理恵
意外な組み合わせ。什造を女性声優でというのはすごいアリ。什造の「見た目は青年中身は子供」感がよく出てました。
{/netabare}


※以下ネタバレタグは本当にネタバレ

引き込み充分な第一話。
{netabare}リゼを媒介におどろおどろしい喰種をまずは視聴者に印象づけます。そうですよね、人を喰うんですから我々人類の敵ですよ。
それで喰種の生態やら人間と喰種の関係性など適度にレクチャーが入るので初見殺しにはならない設計。Bパートからは半喰種になってしまったカネキ君の苦悩です。そしてクール通じてカネキ君は悩みに悩みます。{/netabare}
第二話アバンで物語のコア部分に触れるので、ノリが合わなさそうなら撤退を視野に入れてOK!
{netabare}
金木「僕は人間だ。お前らバケモンとは違うんだ。」
董香「どう?あたしがバケモノならあんたはなんなんだよ?」
金木「お願いします。教えてください。僕はどうしたらいいんですか?あの日から全てが最悪なんです。」
董香「最悪か?あたしだって教えてほしいよ。」
  「ねぇ?ケーキって本当はどんな味なの?吐くほど不味いから分かんないんだけどさ、あれ、人間がおいしそうに食べるじゃない?」
  「平和な生活はどうだった?CCGやグールに怯える必要のない日々は?
全てが最悪?ざけんなよ!」
  「だったらあたしは生まれた時から最悪ってわけ?なああんた!教えろよぉぉぉ!!」

・・・からの『おっしぃえってよっ』unravelインですからねぇ。カッコよすぎです。
{/netabare}
序盤に世界観の提示がなされるので、そこに抵抗がないなら最終話までいけるでしょう。無駄回無かったと思いますよ。1期の区切りもあの箇所までだったら納得です。


グロですか?

カレー食べながら観ることができましたので平気です。
そのへんは所詮アニメーションということで実物の映像とは違いますし、規制も効いてることから血しぶき+α程度のグロです。
{netabare}ただし画よりも音が嫌だということはあると思います。11話12話の拷問シーンでの悲鳴絶叫はきつい人にはきついでしょう。画はそうでもありません。{/netabare}
受け入れる視聴者側も、進撃の巨人あたりがこのへん切り拓いてくれたおかげで、出来上がった土台に乗りやすかったかもしれません。


さてさて金木くんは葛藤の末、どういった結論を出していくんでしょうか?

 しあ○せはいつも じぶんのこ○ろがきめる

最後に一つの結論を出します。共感するもしないもそういう物語なのでね。


続きは2期で!



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2019.06.28追記
《配点を修正》


視聴時期:2017年11月

シリーズは2018年秋クールまでの全48話をもって完結しました。
金木くんやトーカちゃんをはじめ、1期ではまだ子供っぽさの残る登場人物らが次第に深みを増していきます。
残念なことにあにこれでは期を重ねるごとに評価を落としていきましたが、私は好きですね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 36

88.9 10 バトルで漫画原作なアニメランキング10位
ヨルムンガンド(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (2879)
15446人が棚に入れました
―――僕は、武器商人と旅をした。
両親を戦争で失い、武器に関する一切を憎む主人公の元少年兵ヨナは、神の悪戯か、若き女性ウェポンディーラー、ココ・ヘクマティアルと、その部下である「ヒトクセもフタクセもあるが優秀な」私兵8人と世界各地を旅する事になる。

声優・キャラクター
伊藤静、田村睦心、石塚運昇、大原さやか、乃村健次、小西克幸、四宮豪、勝沼紀義、羽多野渉、箭内仁、松風雅也、冬馬由美、小山剛志、神田朱未、土師孝也、加藤沙織、高島雅羅、堀内賢雄、高梁碧、松本大、藤原啓治、阿澄佳奈、小柳良寛、保村真、磯部勉
ネタバレ

ポル さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「ふふーんふ」ココとヨナの旅

1話目から引き込まれました。
主人公はおそらく少年兵ヨナだと思いますが、武器商人ココが中心となって話を進めていくのでココも主人公っぽい。ココの商人としての頭の回転の速さ駆け引きのうまさも見所ありました。ヨナも少年なだけに経験未熟ながら並外れた戦闘力の才能があり活躍が期待されます。
武器を扱うわけですから暗い話が多いのかと思いましたが物語はシリアスなのにシュールな笑いも含まれておりところどころでププっと笑ってしまう場面も。
もちろんグロぃ部分や残酷なシーンもけっこうありますがそういった部分もやわらげてくれる話の流れでした。
武器や兵器には詳しくありませんがすごくリアルに描かれており、またそういう関連の知識がなくともわかりやすく物語が進められておりストレスなく見ることができました。
銃の他に戦闘機、戦闘ヘリから対戦車ミサイル、色々出てきてすごかったです。武器商人のココの私兵メンバーも個性的でかっこいい。
これからどんな感じでストーリーが続くのか毎回期待しながら見ることができました。

話数ごとの感想↓
1話 ガンメタル・キャリコロード
{netabare}
褐色で銀色の髪の少年ヨナ。私兵メンバーに紹介する前、ココがヨナに銃を持たせた意図に作為(いたずら)が感じられてしょうがない。ココさん勢いよくドアを開け、ドアの横にいたおっさん兵士は開いたドアにおもいっきりぶち当たりワイングラス落として口から血がしたたっている(笑)ヨナの紹介をするココ。私兵メンバーの心の声「新しいメンバー少年兵だったのか、チャカ持ってる怖ぇぇ」
車で移動中、ヨナが淡々と状況を把握いきなり銃をぶっぱなす行動を見たココの反応(驚きでビビって半泣き)には笑えた。
武器商人ココの武器を売る目的は世界平和だという。
武器があるから戦争がおこるんであってその考え方に疑問を感じる。
どうなるんでしょうか?
{/netabare}
2話 PULSAR
{netabare}
武器を輸送中、戦闘地域に巻き込まれ仕事仲間や会社と連絡通信さえできなくなる。
戦闘地域の兵士たちピリピリしてて怖い。
そういう緊張感の中、ココの状況判断と機転で銃を使うことなくピンチを切り抜けたのはスゴイと思いました。
少年ヨナの少し嬉しい気持ちもわかるような気がしました。
バルメはココが好きというのはわかりましたが女性同士なのでちょっと気持ち悪い思ったです。
ライバル社の武器商人、生きてたのか(笑)
{/netabare}
3話 ムジカ・エクス・マキーナ phase.1
{netabare}
数学の勉強をサボるヨナ、意外とずる賢い一面が可愛いね。殺し屋オーケストラに狙われるココ、バルメ負傷する。オーケストラの少女チナツ可愛い子だけどどこか人間性が壊れているという印象でした。ココを守るためヨナは突撃、レームのおっさんに止められて助かったのかな?突撃するヨナの行動を抑え、冷静さを取り戻すよう話しかけるレームさん、かなりの実力ありそうな感じでかっこいいですね。
それにしてもチナツ、ココの手を掴む暇あったら銃撃ってあっさり殺害できたのでは?とツッコミを入れたい。
{/netabare}
4話 ムジカ・エクス・マキーナ phase.2
{netabare}
オーケストラの師匠と呼ばれていた男、あっさり狙撃され死亡。狙撃担当のルツはもう一人が少女だと気づくと射殺できずチナツは逃亡。ココはそのあと警察に捕まり街の騒動の後始末のため一時拘束されるがあっさり釈放。怒ったアメリカ諜報員スケアクロウに殴られる。私兵が一時的とはいえ拘束されココを守るものがいないと気がついた彼女は一歩も動けず怖ばっていた。
ヨナが迎えに来たときの安心感。ココって強がってはいるが弱い一面もあるんだなと思いました。
3日後チナツが屋上から侵入、それを待ち伏せていたココたちと対峙、狙撃者が師匠を殺害したものより手練と感じたチナツはあっさり負けを認め銃を捨てる。ココに聞かれパンツをはいてない理由には(笑)チナツの質問、いずれ殺されるとわかっていて何故武器商人をやっているのか?伏せられており聞こえなかったがチナツの怯えようからしてとんでもない事なんでしょうけど謎ですね。
美少女チナツをあっさりと射殺したレーム。ルツは撃てなかったので何故と気になっている様子。レームのおっさん、過去に見逃したかわい子ちゃん女兵に仲間を5人殺された経験があると。けっこうイタイ過去あったんですねレームのおっさん。美少女チナツ死亡。なにかもったいないですね。ヨナを気に入っていたようですし仲間になれたかもしれないのにと。とこれは男だからそういう風に見ちゃうのかなw今まで何人も殺害してきた殺し屋なんですよね彼女も。
{/netabare}
5話 Vein
{netabare}
ヨナが武器商人ココと出会う前のお話。ココの兄で同じ武器商人のキャスパーさん涼しい顔してかなりのドS。ヨナいじめられてたんですね。かわいそうに。武器商人に対してヨナは世の中を操作する悪の根源と思ってるっぽいですね。実際、ラスボス武器商人ってイメージありますから。それにしてもヨナの戦闘力は恐ろしいですね。奇襲とはいえ一個小隊壊滅させたんですから、数分で。
{/netabare}
6話 African Golden Butterflies phase.1
{netabare}
今回は話の展開が色々動きをみせていました。
開始早々海賊に襲われているココ達。毎回戦闘に巻き込まれていますね。
船に侵入してくる海賊に少年兵、ヨナは命は取らず助けるがイタイ目にあう。同い年くらいの男の子なのでかわいそうに思ったんでしょうけどヨナは優しい子ですね。
スケアクロウはチェン・グオメンに目をつけていたようで色々取り調べを行っていましたが逃げられました。カレン美人なのに怖い。スケアクロウの護衛と思われるマッチョ男がボコボコに。このアニメに出てくる女性って強い女が多いですね。
朝、バルメにナイフのトレーニングに付き合うことに。バルメは強いですね。ヨナはかなりの手練と思うのですがまるで歯が立ちません。ナイフさばきの腕が違いすぎましたね。
アフリカに上陸し、マイアミ博士に会いに行くというココ。必ずといっていいほど彼女の作る物は軍事転用されてしまう、ロボット技術のスペシャリストである。1年前から会う約束をしていたらしいが約束をすっぽかされる。博士は絶滅危惧種である美しい蝶を個人で追うほどの蝶マニアで、ネットで最新の情報を聞き、蝶を探しに冬山奥深くへ出かけた模様。
以前から博士の技術を手に入れようと目論んでいる中国系の武器商人と思われるチェン・グオメンとココが武器の展示会場で出会う。前回のお話でキャスパーに気をつけろと忠告を受けていたこともあってチェン・グオメンに警戒しているココ。食事に誘われたようだが裏ではマイアミ博士をめぐっての争いの気配を見せている。
冬山へマイアミ博士を保護とそれに歯向かう敵の撃滅というミッションが開始された。撃滅という言葉と同時に全員の目が赤く光る(☆∀☆)怖いですねココの私兵たち。
向かうココの私兵らと、チェン・グオメンの部下カレンの部隊と戦闘が始まった。ヨナの機転で敵の待ち伏せを避けることができたのですが、ヨナ優秀ですね。そんな中、2本の銃剣付きピストルを所持してるカレンの姿を見たバルメの顔が怖い。過去に何かあった感じがしますね。
{/netabare}
7話 African Golden Butterflies phase.2
{netabare}
バルメとカレンの戦闘シーンはすごかったですね。このアニメに出てくる女って怖いよ。
中華料理店でココが食事を終わらせる頃にはカレンの部隊を誰も欠けることなく無事殲滅してました。ヨナのアイデアとはいえ、一人でほとんどの兵士を射殺したレームさんはすごいですね。バルメは頭部に軽い負傷、ルツはケツに負傷してましたが(笑)
スケアクロウの部下のショコラーデがいいキャラしてますね。ココとトイレで取引してるシーンはウケました。
最後、空港でヨナの注射嫌いがわかったときの皆のズッコケは作風に合わない感じでしたが笑っちゃいました。
{/netabare}
8話 モンド・グロッソ
{netabare}
前回、ルツだけが敵の跳弾によりケツに負傷したことでバルメに叱られ、バツの意味も含め訓練としてルツとヨナの山岳地帯での模擬戦が行われた。ルツボロ負け。罠を貼り、ルツを身動き取れなくする手際の良さ、ヨナは山岳兵としてかなり優秀ですね。ルツとヨナの模擬戦は面白かったです。
ショコラーデ、ココにダイヤ(賄賂)を渡されいいように使われそうな感じである。
元有名舞台女優にして引退後兵器ディーラーのアマーリアさんとココの対立抗争が始まる。ココより先に取引を決められかなり苦しめられたが、ショコラーデを使って動いていたためココの逆転勝ちで終わる。取引内容とかよくわからない曖昧な感じ。株を大量に公開買い付けされ、対策のためにイギリスを去っていく人。ココの策略によってドイツとスペインがUAVを購入したことによりココと交渉するために席を立つ人。何がすごかったのかよくわかりませんでしたがココ頑張ってたんだなと思いました。
{/netabare}
9話 Dragon Shooter phase.1
{netabare}
開始早々、海水浴をしてるシーンで、バルメにセクハラをしてるアールがぶっ飛ばされるところは笑いました。いったい何言ってるんだかよくわからないが飛ばされながらの断末魔の叫び。
マオがヨナへの「授業」では理科を担当、話をはぐらかされて授業が進んでなさそう気の毒に。ヨナも中々にしたたかである。

今回の話は空輸。兵器と一緒に人道支援団体の医師たちを追加ではこばなければならないという無理強いを強いられた模様。T共和国において戦争犯罪を繰り返す民兵組織「バルカン・ドラゴン」(通称「バルドラ」)のリーダーのドラガン・ニコラヴィッチが現地におりトラブルの予感しかしない。案の定、積み荷の医師たちのことがバレておりトラブル発生。うまくやり過ごして逃げる予定だったが、医師長の独断の行動により事態は悪化する。
ココの持ってくる仕事の空輸では毎回トラブルが発生してるようでありどうなることやら。
{/netabare}
10話 Dragon Shooter phase.2
{netabare}
バルドラの軍隊からなんとか逃げなければならなくなったココたち。
122mm野戦砲のマオが輸送機からフレシェット弾を発射シーン。恐ろしい兵器だった((;゚Д゚)ガクガクブルブル 爆発と同時に6000本の鉄の矢が降り注ぐ。一発で壊滅、大量虐殺兵器である。

スケアクロウに電話で「バルドラのリーダーを見つけた」と取引を持ちかけるココ。スケアクロウはプライドのせいか断るのだが、そのすぐあとにショコラーデに「バルドラのリーダーを楽に捕獲できるよう手配した。これ買わない?」ショコラーデ「買うっす(*°∀°)=3」スケアクロウ「Σ(゚д゚;)なにぃ」のやり取りはココのイタズラ心がみえて面白かった。

人を大量に殺戮しまくる人はある日ドラゴンに変わると言われている。医師団の女性にココもドラゴンなのでは?と言われたときの気持ちは心中穏やかではなかったのでは?ショックだったのではと思いました。それだけココたちの力はスゴイってことでしょうけど。
{/netabare}
11話 滅びの丘 phase.1
{netabare}
バルメが復讐を遂げるための旅に行っちゃいました。それを予見してついて行くヨナ。ココのもとへ帰りなさい言われヨナ殴られる(っ・д・)三⊃)゚3゚)'∴:. ガッ バルメって凶暴だなぁ。ヨナは付いてきた理由はココのためだという。理由を知ったバルメは殴ってすみませんでした。(*-ω-)ヾ(・ω・*)ナデナデ二人で大星海公司(ターシンハイコンス)へ陳国明(チェン・グオメン)を倒しに行く模様。いくら化物なみに強いとはいえ無謀すぎるような。

取引先で金の代わりに麻薬を渡される。キレたココは冷静さはなくいつもの不敵な笑みは見せず。バルメと過ごした時間は親や兄妹よりも長く、ココの気持ちの中では姉、教師、非常に大事な人となっている模様。心配でしょうがないって感じなんでしょうけど。ヨナはココのためバルメを無事連れ帰ることができるのでしょうか?心配です。

そんな隙をついてココたちを暗殺しようと新たな殺し屋たちが襲撃開始。開始早々ルッツのケツ負傷(笑)、最強のレームさんすでにやられてウゴもザックリ。うわー絶体絶命っじゃん。
{/netabare}
12話(最終話) 滅びの丘 phase.2
{netabare}
レームさんウゴくん生きてた。ピンチを乗り切り殺し屋3人捕獲。見逃す代わりに雇い主を暴露した模様。レストランよっぽどひらきたかったんですね。殺し屋稼業も見切りをつけたがっていたようですし。

睡眠薬の眠気をも跳ね飛ばしピンチを救ったヨナはすごいですね。普通の子供ではないよホントに。復讐を果たし、帰ろうとしてたバルメとヨナの前にカレンが襲撃。壮絶な結末である。「こんな世界やだぁあぁ!!」と叫んでいたカレンの気持ちイタイほどに伝わります。やられたら、やり返す。倍返しだ!の繰り返しじゃ負の連鎖、いつまでも終わりませんよね。

なぜか場所は変わり、ブラック課長の日常風景の描写。このおじさんは一体?CIA所属の課長さんらしいが。
ココの私兵のアール。CIAのブラック課長と秘密裏に会う場面で終わりました。ブラック課長が話していたオペレーションアンダーシャフト計画とは一体?2期へ続く。
{/netabare}

個人的評価↓

悪い点
{netabare}
●褐色少年が主人公という珍しいキャラなので好みが分かれる。
●武器商人らしい取引の描写が少なく毎回ドンパチやってるのが好みでない人もいる。
●淡々と人を殺害、グロぃ部分がある。
●何か特殊な性癖、もしくは趣味を持っているキャラがいるため見てて不快に感じる人そうでない人に分かれる。
●暗殺者で美少女を殺害処理したことでガッカリした人もいる。
●武器関連リアルに描かれてはいるが使い方に問題がある場合あり。実際の兵器に詳しい人に言わせれば、ありえないとかなんとか。
●アクションシーン、銃撃戦など単純に描かれていてガンアクション好きからは批評っぽい。
●武器商人自体悪の組織ラスボスイメージが強いので目的が「世界平和」と言われてもピンとこない。
{/netabare}

思いつく限りの悪い点を考えてあげてはみたものの個人的にはあまり気にならなかったのでとても良い作品と感じております。

良い点
{netabare}
○武器商人の取引描写は少ないが現地へ直接運ぶシーンが多く臨場感があって良い。
○キャラ(主人公とそれを取り巻くメンバー)魅力ある。
○ガンアクションものが好みでない人もわかりやすく見やすい。
○シリアスな笑いがある。
○OPも物語に挿入されてる音楽も良い。雰囲気を盛り上げる感じで良い。
○敵(ライバル社の武器商人・ココを狙う暗殺者)に魅力あり。ココほどではないにしろキャラはいい小悪党っぷりで良い。
○戦闘以外での日常のシーンがあり、暗いシリアスな雰囲気を緩和させホッとさせられる。
{/netabare}
総評
{netabare}
私はとても面白くて一気に見てしまいましたよ。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9
ネタバレ

シェリー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

武器嫌いの少年兵と平和を願う武器商人

武器を嫌う少年兵ヨナ。世界平和を望む武器商人ココ、とその私兵8人。
矛盾を抱えた2人は、それでも銃の引き金を引き、たくさんの殺人マシーンを売り続ける。
自分達の仕事のためにたくさんの人を殺す。必要ならば戦争だって促す。
しかしその果てに何があるのか。
矛盾と不条理が漂う悲惨で不公平な世界。ヨナにだって忘れられない過去がある。でも世界は好きだと彼は言う。
ヨナは決める。武器を扱うにも関わらず異質な空気を纏うココになにかを願い、ついていくことに。
誰かに告げる物語。「ぼくは武器商人と旅をした。」


ガンアクションで終わらない面白さがある本作『ヨルムンガンド』。
もちろんガンアクションはどの作品よりも秀でています。
銃の発砲音、被弾の瞬間、重厚感、またその場の緊張感もありありと伝わってきます。
いささかココのチームが強いので一方的な殲滅になることもしばしばですが、その圧倒的戦力はすがすがしいです。
他にもバルメの格闘シーンやウゴのカーチェイスのシーンも鳥肌が立つくらいすごい!
けれどそれだけでは終わらない。作中に登場する人物たちはみなそれぞれの考え、信念をしっかり持っています。
物語の駒じゃない。みんな地に足の着いた人間です。形而下の物事だけでなく形而上のことにもちゃんと手を伸ばします。
自分が誰なのか、どこに行こうとしているのか。直接語らずとも言葉の端々にそれが感じられました。
もうひとつ良いところはユーモア。
はっきりこちらに向けるというよりも作中の人たち同士でのコミュニケーションの自然なもので、彼らも笑っているのが良かったです。
実際にそういう場面で笑っていると、作中の人物たちも笑っていてそれがなんか面白かったです。変な共感でしたw
その場の空気がしっかりと描けていてとても良いです。

1期は銃撃戦中心にスイスイ進んでいくので非常に面白いです。
このまま2期も行くのかと思いきや、残念ながらそうはなりませんでした。
2期ではココの秘密裏に行われていた計画始動に向けて動き出すと同時に、敵も動き出します。
単純なドンパチが激減し、敵組織の語りや話し合いや説明がだらだらだらだらだらだらだらだらと続きます。
このせいか1話1話の構成もすごく下手です。キリが見えなくなっています。これは期待していた分すごく残念でした。

けれど作品としては全体的に良い作品でした。なかなかそこらにはない面白さです。
登場人物たちも良かったです。
ココのミニスカートが似合ってて好きでしたw伊藤静さんの声もばっちりです。
レームも好きだった。石塚運昇さん流石です。彼をおっさんと呼ぶ東條も好きです。笑えるw
チェキータもかっこよかったです。でも一番はワイリかなwあの笑みでの爆撃最高ですw


ヨナとココの抱える矛盾が向かう先は何処でしょう。
「僕は武器商人と旅をした。」この物語はヨナに何をもたらしたのでしょうか。




{netabare}

ひとつ許せないのはたびたびココがホテルの窓際に座ったり立っていること。
狙われている人が窓際にいちゃあダメでしょ!簡単にスナイパーに狙撃されちゃうよ!
まあそれだけ(笑)


ココのチーム内にスパイがいたというのはいささか安易なストーリーでした。
Rの告白のシーンの演出も微妙だったなー。それでもとすがるココの描写は良かったです。


計画「ヨルムンガンド」。
空にいる70万人を殺し、事実上世界を再構成する計画。
ヨナが向けた銃口の先は正しかったと思います。そしてそのまま殺すべきだった。
捨てに捨てられなくなった武器。どうして。この世界のどんなものより憎んでいるのに。
嫌っていたものでも、使うことを余儀なくされ、だんだんと手に馴染み、最後にはそれがなくては不安で生きられなくなってしまう。
まるで『ショーシャンクの空に』でモーガンフリーマンが言った台詞そのままです。
『ショーシャンクの空に』では、初め囚人たちは刑務所に入れられて当然不機嫌です。
なによりも目立つのが自分たちを逃がさないために高くそびえたつ壁。
彼らはそれを意地汚い憎しみと怒りでその壁を見つめ生活をします。
しかし、日数を重ねる内に刑務所での生活にも慣れ、力を絞りながらも娯楽を見つけて過ごします。
ある人にとうとう保釈の日がやってきました。おそらく60過ぎの老人。
彼は外に出ることを恐れていました。何十年も刑務所で暮らしていたのでは今更外での生活なんてロクにできっこありません。
釣り上げられたコイが陸で生活しろと言われているのとなんら変わりありません。
そしてやはり外でのスーパーの仕事や生活は上手くいかず、とうとう自殺してしまいました。
その後刑務所にそのことが伝わりレッド役のモーガンフリーマンが言います。
「最初は嫌っていた壁も、だんだんと慣れ、ついにはそれに寄り掛かることなしで生きられなくなる。」と。
悲惨です。言葉にならないほど悲惨です。
別にこれは違法した連中に限定したことではなく、同じことは僕らにも十分に起こり得ることです。
それがたとえ、嫌悪を抱かないものでさえも。
だからこそ悲惨で、とても恐いです。



でもね、ヨナくん。君がヨルムンガンドの発動を求めたのは自分勝手じゃないかと僕は思うよ。
君は両親を殺されたし、マルカも殺された。と、同時にたくさんの人を殺していきた。
だから殺された方の痛みも殺した方の痛みも深く感じ、理解することができる。
それでもヨルムンガンドの発動で犠牲者を出すことは絶対にしてはならなかった。
結果的に、武器の流通を牛耳り、世界を掌握することができるかもしれない。(それも崩壊は時間の問題ではあると思うけど。)
でもあの瞬間の君の叫びは君の苦しみでしかないんだ。死んだ人は声を出さない。
いくら世界がひとつであろうと、君が銃を持たざるを得ない世界で僕は持たなくてもいい世界にいる。
それはいつか交じり合うだろうし、科学の進歩につれて殺傷能力を高めた武器は僕らの頭部や内臓をいとも簡単に食い破る。
それが実際にどこかで起こっていたとしてもテレビを通して見るために現実感はひどく虚ろになっている。
「ふーん、可哀想だね」「大変だね」「あそこに生まれなくて良かった」なんて感想はザラだ。
テレビを切れば何事もなかったように自分の世界に戻っていく。
大してそれについて考えなければ、無差別に自分が殺されることもなく、さらには一生武器にすら触らないで死んでいくと思ってる。
同じ世界にいながら明らかに違う世界にいるんだ。
それを前提に言わせてもらうよ。僕らの世界にだって十分辛いことはある。ほんとうにどうしようもないことだってたくさんある。
どれだけもがいたって叶わないことがたくさんあるんだ。
「それは死ぬより辛いか?」正直僕にとってそれは微妙なところだ。まだ若いからってのもあるかもしれない。
けれどほんとうに微妙なところ。生きていればと思い直せるほど簡単ではないってことだよ。今の僕には。
でも君はヨルムンガンドに手を伸ばした。空が血に染まり、血で血を洗う戦いに拍車をかけたんだ。
止まらないさ。止まるはずがない。人の悪を君はまだ知らないんだ。ココも。
理論は理論だ。それだけさ。
君はオルフェウスと同じようにある意味の冥府へ下ったんだ。いいかい、最後に振り返るなよ。
さようなら、ジョナサン・マル。



{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 28
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

第2期のラスト2話手前までは良かったのに・・・無茶しやがって。

※1-2期すべて含めたレビュー・感想です。

◆総評

原作マンガが完結したあとにTV放送が始まっており、原作に準拠した無駄のない緊密なシナリオ構成・脚本になっていて、かつ制作スケジュールも分割2クールと余裕を持たせたので作画・演出とも最後まで安定して高水準にまとまっている面白作と評価できると思います。
とくに第1期は、息もつかせぬ緊密な構成でなかなか楽しめましたし、第2期もラスト2話手前の{netabare}ココの計画発表{/netabare}までは良かったのですが・・・

ねぇ、原作者さん、「正義は天秤と剣のイメージ」って知ってました?
裁判所の前によく置かれている「正義の女神(Lady Justice)」って必ず「天秤(英語で balance バランス)」をその手に高々と掲げているって知ってました?(もう一方の手には「剣」を握っています)

※こんな感じで
http://www.google.co.jp/search?q=%E6%AD%A3%E7%BE%A9%E3%81%AE%E5%A5%B3%E7%A5%9E&biw=1366&bih=622&source=lnms&tbm=isch&sa=X&sqi=2&ved=0ahUKEwjA69_o5KLOAhVLFpQKHV89Bh4Q_AUIBigB&dpr=1

最後に来て、{netabare}ココが問答無用で「天秤が欠けた剣だけの正義」{/netabare}を振り回し始めたのを見て、彼女が急に{netabare}バランス感覚を失って錯乱{/netabare}したのか?と思ってしまいました。
この一点でかなり本作の個人的評価を下げてしまいました(これがなければ評価点数4.0以上は確実だったのですが)。

※因みに、{netabare}「天秤(バランス)」を欠いた手前勝手な「正義(Justice)」{/netabare}を振り回すキャラというと、真っ先に思い出すのは、『ジョジョの奇妙な冒険』に出て来るエンヤ婆さん!(ジャスティスのタロットカード)→ココの最終イメージはエンヤ婆さんになってしまいました。


以前に見た同じヴァイオレンス・アクション系の面白アニメ『BLACK LAGOON』の方は、ちゃんと最後までエンターティンメントに徹していたので、個人評価を4.1としました。
それと比較しても本作は、作画・演出のレベルでは制作時期が新しいだけにさらに高評価しても良いくらいだったのですが、最後の最後でコケた・・・というか、もともとそういう結末に向けて走っていた作品だったのでしょうけど、個人的にはかなり残念な印象となりました。

いや、別に「{netabare}ワラワが正義じゃ!{/netabare}」でもいいんですけどね。
それだったら、最初から「これはそういう作品です」ということをちゃんとチラ見せしておいて下さいよ(ギアスみたいに)。
そうしてくれたら、それをネタに最後まで確り楽しめたのに・・・。


◆シリーズ別評価

第1期   ★   良 4.1 (82点相当)
第2期   ☆   並 3.6 (72点相当)
---------------------------------------------
総合    ☆   並 3.8 (76点相当)


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回


================== ヨルムンガンド (2012年4-6月) =================

{netabare}第1話 ガンメタル・キャリコロード ☆ 東欧の港湾都市、少年兵ヨナのココ・チーム入隊初日
第2話 PULSAR ★ 東欧の戦場、武器商人のポリシー
第3話 ムジカ・エクス・マキーナ phase.1 ★ 中東の湾岸都市(オーケストラ2人組との銃撃戦)
第4話 ムジカ・エクス・マキーナ phase.2 ★★ 続き ※ED 「白くやわらかな花」
第5話 Vein ★ アフリカ沖合いの輸送船、西アジア某国、キャスパーとの商談成立
第6話 African Golden Butterflies phase.1 ☆ 対海賊戦、南アフリカ上陸、Dr.マイアミ(ミナミ博士)警護
第7話 African Golden Butterflies phase.2 ☆ 続き、バルメの追うもの
第8話 モンド・グロッソ ☆ ロンドン、UAV(ドローン)売込競争、アマーリアとの商談
第9話  Dragon Shooter phase.1 ☆ バルカン半島T共和国、医師団空輸、民兵組織(バルドラ)との衝突
第10話 Dragon Shooter phase.2 ★ 続き
第11話 滅びの丘 phase.1 ★ 北アフリカ、バルメの過去、殺し屋ドミニク襲撃
第12話 滅びの丘 phase.2 ★★ 続き、大星海公司(ターシンハイコンス)襲撃、CIAブラック課長(オペレーション・アンダーシャフト){/netabare}
---------------------------------------------------------------
内訳 ★★★(神回)0、★★(優秀回)2、★(良回)5、☆(並回)5、×(疑問回)0


OP 「Borderland」
ED 「Ambivalentidea」


========== ヨルムンガンド PERFECT ORDER (2012年9-12月) =========

{netabare}第13話 天を仰ぐ蛇 ☆ 最終ロケット打上げ(ココ-ミナミ博士)、アールの事情、ヘックス軍事担当工作員
第14話 Dance with Undershaft phase.1 ☆ フランス、アール&ヘックスの過去、迫るCIAの影
第15話 Dance with Undershaft phase.2 ★ プラハ、ヘックス隊の襲撃、内偵者アール死亡、愛国者ヘックスの最期 ※ED 「真実の羽根」
第16話 キャスパーとヨナ ☆ ジャカルタ、日本 ※過去シーンの使い回し多く×
第17話 嘘の城 phase.1  ☆ 東京、対SR班戦
第18話 嘘の城 phase.2  ★ 続き、東条の過去、日野木一佐
第19話 Pazuzu ☆ イラク、ワイリの過去(1991年湾岸戦争)、エクスカリバー社襲撃隊との交戦
第20話 NEW WORLD phase.1 ☆ 南アフリカ、ココとミナミ博士の約束、ヨルムンガンド命名
第21話 NEW WORLD phase.2 ☆ バブーリン博士救出、ココの策動、ブラック課長の警告、グアンタナモ基地襲撃計画
第22話 NEW WORLD phase.3 ★ お喋りラビットフット奪取戦(対米海軍特殊部隊ナイトナイン)、電子戦、ココの計画発表
第23話 ウォーモンガー ★ ココの本心吐露、ヨナ逃亡・キャスパー隊へ、ココ情報の神になる ※都合良過ぎる脚本は×
第24話 恥の世紀 ☆ 2年後、第3次世界大戦前夜、空の退行(ヨルムンガンド発動) ※ ED「虹航海」{/netabare}
---------------------------------------------------------------
内訳 ★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)4、☆(並回)8、×(疑問回)0


OP 「UNDER/SHAFT」
ED 「ラテラリティ」

投稿 : 2024/06/01
♥ : 26

85.1 11 バトルで漫画原作なアニメランキング11位
ノラガミ(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (2449)
14213人が棚に入れました
黒いジャージにスカーフ姿の“夜ト”。夜トは祀られる社の一つもない~貧乏でマイナーな神様。自分の社を築くべく、自分の携帯番号を街なかやトイレの壁に書き込み、賽銭<5円>で人助けをする、自称“デリバリーゴッド”である。良家の令嬢・壱岐ひよりは、交通事故に遭いそうになった夜トを助けようとして、代わりに自分が交通事故に巻き込まれてしまう。それがきっかけで“半妖(魂が抜けやすい体質)”となったひよりは、その体質を治してもらうために夜トを追いかけ、次第に行動を共にするようになる。さらに、夜トに拾われ、神様が使う道具“神器”となった“雪音”も仲間に加わり、人間に害を与える“妖”と戦いを繰り広げる一方で、夜トの秘められた過去がひもとかれていく。

声優・キャラクター
神谷浩史、内田真礼、梶裕貴、豊崎愛生、小野大輔、沢城みゆき、福山潤、今井麻美、小松未可子、大川透、釘宮理恵、井上和彦
ネタバレ

yuuuu さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ヤトの憎めなさが好きですわぁ(゚ω゚)

原作をそこそこ読んでのアニメ鑑賞!
ヤトが神谷さんなのはほんと、申し分ない!完璧や…
OP、EDすごくよかった!
特にEDが好きかなぁ!

原作から省かれた部分が多々あるようですが、アニメとしては12話で結構きれいに収まっていたように思います(`・∀・´)

さてさて、各話ごとの感想といきます^_^
1話{netabare}
伴器を解雇して、神器がいなくなったヤト。
そんなヤトを助けたひより
ひよりはよく体を落とす人となりました( ̄▽ ̄)
{/netabare}1話をみて、作画が結構いいなぁと率直に思いました!(゚ω゚)次回以降にも期待っ

2話{netabare}
ついに神器を手に入れたヤト。
けど、それを手にしたヤトには涙が…(°_°)
雪音は生意気そうで、前途多難な予感…
{/netabare}
3話{netabare}
天神さんからの依頼で踏切にいた妖を無事倒しましたとさ。雪器はまだ制御が難しいみたい(ーー;)
伴器は天神さんのとこにいたのねー
ひよりが無茶しすぎでそのうち大変なことになりそう…
雪音は年頃の男の子って感じ。ヤトも苦労しそう(°_°)
雪音はどうして死んじゃったんだろう…
{/netabare}
4話{netabare}
小福ちゃん登場!!あの二人やっぱ好きだわぁ( ̄▽ ̄)
ヤトは自分が万一の時の行き先を作ってあげたんだね
やっぱ、優しい。

野良も最後に出てきたけど、ヤトにも野良にも複雑な過去がありそう…(°_°)
{/netabare}
5話{netabare}
雪音がひよりの家に居候することに!
なーんか、ちょくちょく悪さをするから、ヤトがさされまくって辛そう…
最後雪音の意に沿わない形でヤトが妖を切ったから、この後雪音ともめそうだなぁって感じ(ーー;)
{/netabare}
6話{netabare}
毘沙門と遭遇。めっちゃ神器連れてた!
なんか、過去にヤトが毘沙門の神器を切ったらしく、凄い勢いでヤトを殺しにかかってた…
ヤトは、うなじのところがすごく黒くやすんでて、お清めしても浄化しきれないでいた…
雪音は店の商品勝手に持ち出したりとかいろいろしてたから、多分それが原因なのかなぁ(°_°)
{/netabare}
7話{netabare}
野良の名前の由来…たくさんの主をもつ
ヤト、コンビニで働いてたし…
雪器がなまくらになってた(°_°)
これは行いが原因?
最後にノラの横に立ってた人(神様かな?)が木になる(゚ω゚)
雪音が早くヤトに心を開いてくれないかなぁ…
みてて辛い(´;ω;`)(いい意味で)
カズマが言ってた、早く手を打たないとヤトは死ぬって言葉。
どうやら、ヤトに危機が迫ってるようです。
{/netabare}
8話{netabare}
いじめを受けてたまなぶくん(見知らぬ人)の悩みを聞く話。まなぶくんは自力で踏みとどまれてよかったよ(´;ω;`)
ヤトもたまにはいい仕事するやん^_^

この事件がひと段落ついたと思ったら、ついにヤトの全身までやすみが広がっててピンチ
顔まで変色してきて、ほんとにやばそう
雪音くんがそれをみて変わってほしいなぁ…

小福さんのところに助けを求めに行ったら大黒さんが一線を!?
ヤトの命運やいかにのところで終わるから続きが気になる…
一気見でよかったぜ(`・∀・´)
次みよ次!
{/netabare}
9話{netabare}
みそぎの時間。
ひよりが毘沙門のところまで行ってカズマを呼び、カズマと伴器と大黒でみそぎを行った
服を脱いだ雪音の背中には凄い数の妖が取り付いてて、すごくやばいってのが伝わったきた(°_°)
ヤトもめっちゃ血を吐くし…

ひよりが妖と化しそうな雪音を呼び止めたおかげでなんとかみそぎは成功、ことなきを終えたとさ(ーー;)

これで、雪音がいい子になってくれたらいいのになぁ

…毘沙門と会議っぽいことしてたカズマは抜け出してきて大丈夫だったのかなぁ
あと、大黒運転できるんだ笑

EDのあと、白髪の男がノラからラボって呼ばれてた
一体何者だろうか
続きがきになる!!!
{/netabare}
10話{netabare}
うお!雪音くん掃除しとるやん!

ひよりの友達がラボの話ししてた
いなくなってほしい人を消すって、怖っ!Σ(゚д゚lll)

雪音くんと息バッチリで、ヤトも絶好調!
だけど、なんか昔はもっと強かったらしい?

今度はノラが絡んできてちょっと面倒なことになりそうだなぁ
最後に、ひよりが「どなたですか?」って言っちゃってるし!?
{/netabare}
11話{netabare}
ノラのせいでヤトに関する記憶を失ったひより。
でもそれで半妖にならなくなったから、これでいいんじゃないかとも思うけど、どうやらそうはいかないみたい…
この話では、ヤトがひよりの記憶を戻そうと頑張るけど、どうやらラボを倒すしかないみたい(ーー;)
ヤトにはめんどくさい過去があって…

いよりの中にはうっすらとヤトと雪音が残ってるみたいで、最後ヤトと雪音を前にして泣いてた。
あれはなんの涙だったんだろう(゚ω゚)
{/netabare}
12話{netabare}
なんとか、ラボも倒し、いよりの記憶も戻り、めでたしめでたしみたいな感じだったけど、ノラがちょっと不穏な空気を残していたなぁ
二期への布石かなぁと思っております(゚ω゚)
{/netabare}
全話視聴して感じたのが、あれ、原作こんな感じだったっけなぁというのが正直なところです
(読んだのが結構前なので曖昧ですが)
なんというか、作品全体の雰囲気が少し違っていたと思いました

戦うシーンはかっこよかったし、豪華声優陣によってキャラがすごくたっていて良かったです

しかし、どこか物足りなさを感じてしまいました。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

夜卜神が「なんで神社アニメ特集に俺っち載ってないの?」とお怒りのご様子です。

・・・あんた影薄いからねぇ
(貧相な主人公・夜卜神より、羽振りの良い天神様の方がよっぽど目立ってた気が・・・)

日本の神々をモチーフとする設定が凝っていて興味深くはある作品なのですが、シナリオが場当たり的で余り面白くなかったのがとても残念でした。

どちらかというと女性ファン向け作品ということで、ヒロイン壱岐ひよりの印象も薄い感じ。
原作マンガの方はまだまだ絶賛連載中とのことなので、アニメの方ももし続々編があるのなら、もう少しアニメファンの好みを研究して頑張って欲しいと思う作品でした。

天神様に免じて評価点数は心持ち高めに付けておきます。


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ      あだちとか(『月刊少年マガジン』2011年1月-連載中)
監督         タムラコータロー
シリーズ構成     赤尾でこ
脚本         赤尾でこ、福田裕子、和場明子
キャラクターデザイン 川元利浩
音楽         岩崎琢(第1-2期)、小西香葉・近藤由紀夫(第2期)、ELECTROCUTICA(第2期)
アニメーション制作  ボンズ {/netabare}


◆期別評価

(1) 第1期 (計12話) ☆ 3.7
(2) 第2期 (計13話) ☆ 3.5
-----------------------------------
  総合  (計25話) ☆ 3.6    


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

================ ノラガミ (第1期) (2014年1-3月) ===============
{netabare}
第1話 家猫と野良神と尻尾 ★ 夜ト神と壱岐ひよりの出遭い、ひより生霊になる
第2話 雪のような ★ 神器・雪音召喚
第3話 招かれた厄災 ★ 天神(菅原道真)の依頼、真喩(まゆ、元夜卜の神器・伴音)、自殺を誘う妖
第4話 しあわせの在処(ありか) ☆ 貧乏神(小福)と神器(大黒)、縁切り、本当は怖い夜卜
第5話 境界線 ☆ 雪根の迷い、一線を引く
第6話 コワイヒト ★ 最高の武神(毘沙門)の襲撃、浄めきれない傷と野良の囁き
第7話 迷い事、定め事 ☆ 不吉な忠告、進行する夜卜の病(やす)み
第8話 一線を越えて ★ 風穴の開く場所、学校のいじめ、雪根の一線、夜卜の危機
第9話 名前 × 禊(みそぎ=身を削ぐこと) ※作画・演出は良いけど脚本が粗雑で残念
第10話 忌むべき者 ☆ ひよりの初詣・記憶喪失(夜卜)
第11話 棄てられた神 ☆ 禍津神(まがつかみ)蠃蚌(らぼう)の襲撃、ひよりの記憶喪失(雪音) 
第12話 一片(ひとひら)の記憶 ★ 蠃蚌VS.夜卜、記憶回復、禍津神の死{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)6、☆(並回)5、×(疑問回)1 ※個人評価 ☆ 3.7

OP 「午夜の待ち合わせ」
ED 「ハートリアライズ」


=========== ノラガミ ARAGOTO (第2期) (2015年10-12月) ==========
{netabare}
第1話 諱(いみな)、握りて ☆ 毘沙門天の死霊救済、雪根と鈴巴(毘沙門天の神器の一人)の出遭い
第2話 彼女の思い出 ☆ 野良・陸巴(くがは)暗躍、毘沙門天一家の軋み
第3話 イツワリノ絆 ★ 兆麻(かずま)破門、藍巴(あいは)の夜卜襲撃、陸巴vs.兆麻
第4話 願(ねがい) ★ 陸巴の罠(神同士の殺し合い、代替わり)、夜卜vs.毘沙門天、兆麻の打ち明け話(麻一族全滅の真相)、雪根絶命?
第5話 神祝(かむほさ)き、呪(ほさ)きき ★ 祝(はふり)の器、毘沙門の病(やす)み進行、兆麻の制止・犠牲
第6話 為すべきこと ☆ 誤解解消、陸巴破門、面の妖退治
第7話 神様の祀り方 ★ ひより高校進学、恵比寿の祝の器買取申込み、道標、ミニお社
第8話 禍津神 ★ 夜卜の高天原引っ越し、緋(ひいろ)と面の妖、夜卜軟禁・汚れ仕事、父(とと)様の解放条件
第9話 糸の切れる音 ☆ 黄泉の言の葉、恵比寿への嫌疑、イザナミ、忘却寸前
第10話 斯く在りし望み ☆ 梅雨(梅の精)、黄泉からの脱出行
第11話 黄泉返り ☆ 続き
第12話 君の呼ぶ声 ☆ 続き、魂呼び、夜卜の真名、天の討伐軍、神薙の陣
第13話 福の神の言伝 ☆ 恵比寿の代替わり、緋器(ひき)破門 ※シナリオとっても残念{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)5、☆(並回)8、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.5

OP 「狂乱 Hey Kids!!」
ED 「ニルバナ」

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

宿無しジャージ神(全12話)

オープニングカッコ良いです。
原作の絵を生かして、細いきれいな線で、丁寧によく動いているという印象。

妖の目玉キョロキョロぐにょぐにょしたやつらは、実線がビビットに映える中に対照的な色が混ざって、目にビックリする感じでポップですね。あ、苦手な人もいるかも…?

笑えるシーンを人物を遠目にして引いて見せているのが、冷静な目線なような、地味なような。地味…丁寧すぎて地味な感じも拭えんかもしれん。

第一話は、社も持てないモテない神様・夜卜と、格闘マニアのフラフラ幽体離脱お嬢様・ひよりの出会いまで。
神器と呼ばれる武器となる霊体を上手いこと多く養えるほど、強い神になってゆくんですが、初っ端からたったひとりの神器に三行半を叩きつけられ
(手汗サイアク〜!とか言われ…){netabare}(でもあの神器さん、ゆくゆくは再登場するはず){/netabare}、
ソロ神様になってる夜ト。
いつか立派な社の設立目指して、デリバリーゴッドと称してチマチマした依頼を引き受けてはお賽銭をいただく…その日暮らしのジャージ神の、明日はどっちだ!


月刊マガジンがよく家に転がっているので、原作を読んでいまして、あの美麗な絵がどう動くのか気になって観てみます。
タイトルになっている「ノラガミ」エピソードはまだ解決されていないので、毘沙門天ヴィーナの話が一段落するあたりまででしょうか。楽しみです。 →ヴィーナまでやらず、オリジナルキャラクターのエピソードで締めるようですね。

公式サイトのおみくじ引いたら末吉だったトホ(_ _)

(最終話まで観て)
途中心配になるくらい淡々とした演出だったのですが、カッコいいところはカッコよく人情くさい所はとても人情くさく、まとまりよく終わった気がします。


各話感想**************
{netabare}
2話
丁寧に進んでるけど遅いような気も。こんなもんか?雪音登場。
3話
ひよりと夜トそれぞれの思いやりある所が見え隠れ。退治時の音楽が一風変わってますね。家も無く寝起きするってシンドイだろうなぁ…。

4話
テンポよく楽しい話だった。小福ちゃんの寝ぐせかわいい。

5話
普通に物分りのいい家政婦さんなのかと思いそうになるけど、「見えてない」のね。お父さんとの空気感とか、ジワジワ分かる違和感がおかしいけど、演出がすごくなんというか…奇をてらわないですね。今時地味でストイックだなぁ。
夜トの説明不足とお嬢様のおせっかいが絡まって…「雪音くんはいい子です」って言葉が切なく漂う。
浮遊霊の女の子の話、原作で哀しくてイヤだったんだ…。うう
報われないものを見せる割には、あんまり、現実的な想いが込められたエピソードじゃないなって気がして。無念さを見せるのに子供を交えるのは残酷な使い捨て感だと思ってしまうのは、私がヤワなんでしょうか。連載初期で荒削りだと感じた。アニメでもそのままなのね。残念。

6話
毘沙門との対決。
小福ちゃんのはた迷惑な活躍がかわいい。「魔が差す」=主を刺す、のがわかってない雪音。むつかしー思春期に手を焼いてる夜トです。

7話
雪音の不良化進む。魔が刺した時の夜トへのダメージ、きっと大げさなアニメなら効果音とフラッシュな感じで…(推理もので犯人わかった!的なシーンでピカーンとなるような風に)見せるんじゃないかと思うんですが。数人の登場人物の中、俯瞰で「ツッ…」って、心配なくらい説明的なことをせず地味なんですが。

8話9話
学校生活を覗くことで、雪音のおいてきぼり感が暴れ出して。
雪音の声優さんすごく自然な息づかいでうまいですね。
保健室の寝起きの夜トと掴んでるひよりがかわいかったな。
これまでの地味な演出で細かい内容は伝わってるのかな?という疑念がありましたが、「伝わってるよー」というメッセージもいただき、そっか心配しすぎかぁ?と気を楽にして観ることに決めた。

ごめんなさーい!!ってやっぱり雪音の声優さんうまい。
鼻水たらしてもらい泣く大黒は、身体に合ったごつい車乗ってたね。でもチャーハン作ってくれるんだ、いいなー。

さてヴィーナが動くかなー?


10話
今月の月刊少年マガジンの紹介見たら、アニメに「オリジナルキャラクター登場」とな。それが今回のラボウ(蠃蚌って書くんだって)。
じゃあ、ヴィーナまで話は進まないね。

ゆきねの勉強見てる時のラクガキで「働け!」ってやつの、まさにソレを技に働いてた姿が、今月の原作連載話で読めますよ…。まさかの…利用法⁉


12話
ひよりの記憶を取り戻せ!
ってとこを混ぜる事で、ゲストキャラとの対決を違和感なく混ぜ込み。
ラボウ、{netabare}原作のとと様とヴィーナさんとこの謀反薬師がまざった{/netabare}ようなキャラかなー、という気もしましたが

いけずなノラちゃん、「とと様」の話をチラつかせましたね??
続き、やってくれるんですかね??
やるならばぜひ、「シケた学園だぜ…」のひより様が見たいです。(≧∇≦) {/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 44

87.1 12 バトルで漫画原作なアニメランキング12位
BLACK LAGOON The Second Barrage[ブラックラグーン・ザ・セカンドバラージ](TVアニメ動画)

2006年秋アニメ
★★★★★ 4.1 (1855)
10856人が棚に入れました
日本の商社マン岡島緑郎は、東南アジアへ出張中に、海賊まがいの運び屋「ブラック・ラグーン」のメンバーに誘拐される。商社は機密保持の為、傭兵を使って人質の岡島ごと全てを殲滅する行動をとるが、岡島の機転で絶対絶命の危機を脱した。あっさりと会社に見捨てられた岡島は、名も立場も捨て、”ロック”としてブラック・ラグーンの一員となる。
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

きかせてバラライカ

あいかわらずピュアな殺意が夜空で弾け飛びそうに輝いてるヴァイオレンス大作。
夜ですね夜。夕闇や片割れ時の半端な時間帯でなく真正の夜闇に紛れ込んだ気にさせる一品。

1期の続きです。こっちの2期のほうが自分好み。
基本評価は1期レビューにて。さてこの2期はざっとですが以下

1.コスプレ映えするキャラの逐次投入
2.覚悟決めやがれ

です。容赦ないヴァイオレンスが気にいって継続視聴と相成るわけですが
{netabare}・メイド服着た眼鏡っ娘殺戮マシーン(元FARC)
・ショタ?屈託なきローティン双子殺戮マシーン
・尼さんの恰好をして銃をぶっぱなすリアル尼さん(CIA?)
・ダッフルコート女子高生もなかなか…{/netabare}

やってることはきっちり外道なのですが大きいお友達好みの外道がこれでもかと登場するあたりはアニメーションらしい。コッポラや世界のキタノの作品には絶対出てこなさそうな外道。あ、でもタランティーノならワンチャンあるかも。
近距離で銃乱射しても一発も当たらなかったりするシーン演出と合わせて、実写では醸し出せない雰囲気を纏っているのが心地よいですね。だからアニメを観ているのです。実写だと一気に陳腐化しそうなキャラ造形を面白がれたのが一点め。
二点めは覚悟。覚悟を決めるよう迫られるのは熱帯でもネクタイを外さない本編の主人公です。1期の海底でレヴィとひと悶着した一件から後を引いてるものについての結論を出して物語は着地。
このへんの機微が実に繊細ゆえに評価を上げました。

このまま終わっても綺麗ですし、続きがあっても驚かない綺麗な着地だったと思います。
その上で先述の通り“アニメ”でヴァイオレンスやる場合のお手本みたいになってます。
さらに一言申せば、キャラ掘りの具体的説明をあえてぼかしておきながら各々の背景が分かるつくりになっていること。これがプラスαになってることで単なるみためだけの評価にはならないことですかね。良作であることは間違いないでしょう。




※ネタバレ所感

■ソ連崩壊の記憶

忘れそうになるんですけど90年代の設定なんですよねこれ。
WWⅡ以降の冷戦スキームと一緒にいろんなものがぶっ壊れてしまい情勢が不安定になった頃合い。その震源地旧ソ連のお歴々が物語の中心にいる点が示唆に富みます。

{netabare}なによりもバラライカ(CV小山茉美)が煽りをくらってますね。軍志願はそもそも五輪選考を有利に働かせるためだったのに、84年ロス五輪はソ連のボイコットで出場叶わず、そのまま軍人してたらソ連崩壊で軍籍剝奪だったかと。おリンピック出場しメダルでも獲得してたらまた違った人生だったんでしょう。
ロベルタ(CV富沢美智恵)が所属していたコロンビア革命軍(FARC)は南米の共産主義武装組織ですし、ヘンゼル(CV南央美)グレーテル(CV金田朋子)もいわゆる東欧ルーマニア独裁政権の残滓であります。
スターリン・毛沢東・ポルポトのようなメジャーどころではないところを持ってくるあたりもマニア心をくすぐります。一方で1期の締めを飾った日本赤軍崩れのタケナカ(CV佐々木勝彦)は登場せず。{/netabare}

時代考証はきっちりしてそう。
ある意味冷戦崩壊のひずみの結実した形が“9.11”なわけで、その20年後節目のこの時期(2021年)の再放送は意味のあることに思えます。
さらに関連するアフガンからの米軍撤退の年とも重なりやや数奇なものを感じますね。


■キャラ堀りの優先度

具体的説明をけっこうぼかしてます。【対象キャラ / キャラ掘り説明の具体性】で並べると

 通常作品 / 〇
 名作傑作 / ◎

これが普通なんですがことブラックラグーンになると

 レヴィ / ×
 その他 / △

なのです。通常は回想シーンに頼るところをレヴィは徹底排除。ときおりフラッシュバックのような一枚絵が挿入されるだけ。他のキャラも似たり寄ったりでレヴィよりちょい多いかな程度でした。
おおむねセリフで代用してます。他作品の場合、映像無しでありがちなのが「こいつ(キャラ)の行動原理が分からんので薄っぺらに感じる」なんですけど、幸いなことに本作では感じませんでした。

現在進行形のキャラの行動と、時折挿入される回想っぽいセリフとの一致を感じることが要因でしょう。よくできてます。



■(主題)三人の女

主題と言いつつさらっと。

 {netabare}バラライカとレヴィと雪緒 VS ロック{/netabare}

{netabare}作中表現で言えば“夜”VS“夕闇”となります。
お作法として“朝”や“昼”を全く考慮してません。暗がりに迷い込んだ朝昼の住人例えばニセ札のおねーちゃんは登場させますけど、夜闇と接点のないロックの家族は顔出しすら許しません。多くは朝昼の住人であるはずの視聴者側も一種の異世界ものねと面白がれば良いのでしょう。

夜闇の3名に共通するのは各々ロックに「お前はどうなんだ?」を問いかけているところであり2期のメインテーマでした。そのテーマに沿って各々の関わり方の差が作品の魅力を引き出してます。
一方で「ロックが銃を手にせずに済んでることは俺達には最大級の幸せなんだぜ」とダッチ(CV磯部勉)とベニー(CV平田広明)の男同士の会話だとこうなっちゃうのも悪くはないのです。{/netabare}



■(余談)終戦直後の日本の女

こちらもさらっと。

{netabare}8月15日の玉音放送からほどなく。。。いち早く立ち直ったのは男性よりむしろ女性だったとの話をどっかで聞いたことがある。
もちろん男性よりも女性のほうが平和で反戦的だったというしょぼい理由ではございません。置かれた状況でできる精一杯のことをやるという女性のリアリストな側面が色濃く出たのだと。イデオロギーやロマンチック大好きな男連中とは違うということらしい。

 しょうがないじゃん 目の前こうなんだもん

環境への順応と言ったらまんまそうなんですが、価値観の転換を迫られるくらいの深い衝撃を受けて、不可逆的な状況かもしれんとなった時に、パッと切り替え新しい環境でなんとかする覚悟を見せるのは女性のほうかもしれませんね。{/netabare}



視聴時期:2020年7月~9月 地上波再放送

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2021.09.12 初稿

投稿 : 2024/06/01
♥ : 29

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

事実はお祭りの灯りより儚くグリム童話より残酷で…

本作品は、BLACK LAGOONの2期に位置する作品です。物語の内容に繋がりがあるので、前期未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

ラグーン商会の仕事も徐々にこなせるようになってきたロック…ロアナプラの街並みも来たばかりの頃とは違って見えるようになってきた頃…
そして仕事仲間との絆の深まりを実感できるようになった頃…
そんなところから今回の物語は始まります。

これまでもたくさんのドンパチを見てきました…
時には鉛の様に重く…時に真綿の様に軽く扱われた数多くの命…
銃は引き金を引くだけで全てを終わらせることのできる代物…
だから取り扱いには本当に気を付けなければいけない物…
こんな当たり前の事を当たり前の様にこの作品でも感じてきましたが…

ここから先は明らかにこれまでと指向が異なっていました。
その事実に驚愕し…思わず号泣してしまったのが「ヘンゼルとグレーテル」の物語です。
といってもグリム童話に出てくる口減らしをテーマにした物語ではありません。

「姉様」と呼ぶ幼い男の子がヘンゼルで「兄様」と呼ぶ幼い女の子がグレーテル…二人は双子の兄弟です。
物語は双子の二人がロアナプラに入りいつも通りのお遊戯を…
でもお遊戯といっても二人のは我々がこれまで慣れ親しんできた物と全く異質で硝煙と死の香りに噎せ返りそうになる類のもの…
そしてそれはロアナプラの極めて短い導火線に火が付くのは一瞬の事でした。
こうして街は争いの場へと一気に様相を変えて物語が動いていきます。

でもこの物語で私が心を震わせたのは街全体のドンパチでもなければラグーン商会の活躍でもありません。
何故「ヘンゼルとグレーテル」の様な子供が生まれたのか…
結果的にグリム童話に立ち還ってくるなんて…運命の無情さを感じずにはいられません。

旧共産主義時代の独裁者だったニコラエ・チャウシェスクの政策の一つである「国力とはすなわち人口なり」の考えに基づき、避妊及び人工妊娠中絶が禁じられた時代…
でも共産党政権崩壊以降…法が残したのは養いきれない大量の子供たち

人間としてみんな平等に生まれてきただけなのに…
子は親を選べないと同時に親も子を選べない…だからたくさんの無償で包んで育てるのは人間に均等に与えられた権利であると共に、進化の過程で人間が選択してきた事だと思います。
赤ちゃんはヤギや馬の様に生まれてすぐ自分の力で立つことなんてできません。
他の生物と明らかに異なるのは赤ちゃんをその様な無防備な状況で産んでも育てられる土壌を我々人間が作ってきたからに他なりません。

それを勝手な理由を背景にこれまで培ってきた権利を放棄するのは人としてあまりにも横暴…
親の立場から見ると横暴なんて言葉で片づけてしまうのはあまりに非礼な事だとも思います。
本当に子どもをバッサリと切り捨てる親なんていないの分かっていますから…
人生のトリアージ…順番的には子供が親より早く死んではいけません。
でももしその親がいなかったら残り9人の子供も見殺しにしてしまう…
この場合、私たちは生きる事を選択した親を責める事は絶対にできません。
だって、この親は良心の呵責に悩まされながら9人の我が子と向き合い続けなければいけないのですから…
それに一度手を放してしまった子供の…記憶は絶対に消えないから…

こういう背景があると知っていても…特に金田朋子さんの演じたグレーテルの話にはグッとしかきませんでした。
誰もが優しくなれない場所がある…頭では理解しているつもりです。

「私…いい人を見分けるのも得意なのよ…」
と笑って、ちょこんとロックの膝の上に乗って話を始めるグレーテルの姿を思い出すと今でも涙が溢れそうです…
だってそこにはは本来あるべき普通の少女のありのまんまが…そこには殺し屋なんて雰囲気は微塵も感じさせず、年相応の女の子がお父さんの温もりについて真正面から受け止めるだけのかけがえのない空間が広がっていて…
彼女は凄い殺し屋なのかもしれません。けれど、それが似合わない空間を持ち合わせている少女である事もまた事実です。

だから思わず考えてしまいます…
でももし…大人が二人の手を引いていたら、少なくてもマフィアから命を狙われる存在になんてならなかった…
死ぬほど殴られ蹴られ…血のオシッコが止まらなくなるなんてことなかった…
そしたら南の海で真っ青な空を見上げる事もなかったのに…

誰でも一度は頭に思い浮かべたことがあるのではないでしょうか…
日本の極道 vs 世界のマフィアという強さの構図を…
銃 vs 剣…それはルパン3世の世界の中だけではないことを…
この作品ではそんな我々の描いた構図を具現化してくれる物語が準備されています…
まぁ、今回の場合、マフィアの代表として名乗りを上げたのがパラライカ率いるホテル・モスクワなので、マフィアの常軌…範疇を逸脱していると言われてしまえばそれまでですけれど…

一つ思ったのは、これから目指す山が高ければ高いほど心の弱さは具体的変化として如実に現れるということ…
己の信念を貫き通す事…

そして巨大な組織 vs 組織の戦いの渦中でもロックとレヴィは確かにそこに存在したこと…
ロックの生まれ故郷である日本を訪れてレヴィは何を思うのか…
こちらの展開からも目が離せません。

この他にもいくつか物語が纏められており、1クール計12話の構成になっています。
ロックとレヴィのコンビは相当良くなっていると思います。
お互いを認め合っているから…?
或いはそれ以上の何か…?
いずれにしろこの作品の魅力にすっかり吸い寄せられてしまったみたいです。
引き続き「BLACKLAGOON Robertas Blood Trail」を視聴します。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 26
ネタバレ

いしゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

お前 生きようとしたな。 Ⅱ期はハード成分マシマシ!バトルもパワーアップ!

あらすじはあにこれを参照ください。
放送時期:2006年10月~12月

Ⅰ期からの続きです。
OP/ED は変更なし 
好きな楽曲だから 嬉しかったです♪。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

◎物語
”双子の殺し屋編” ”偽札編” ”日本(鷲峰組)編”の三部作です

〇双子の殺し屋編 
強烈なキャラが登場しました!
お互いを”兄様””姉様”と呼び合う幼い双子
その名もヘンゼルとグレーテル
斧と自動小銃を武器にロアナプラで暴れます

双子の依頼された標的はホテル・モスクワ
バラライカ姐さんとのパワーバトルは必見です!
{netabare}
仲間をやられ  
非情に双子を追い詰めるバラライカ姐さん やっぱり怖かった!

また 幼い双子の凄惨な過去を知ってから 
とても複雑な思いになりました
最後青空を見つめながら・・・の場面は泣きました{/netabare}

〇偽札編
精巧な偽札原版データを巡って
ロアナプラ中の殺し屋たちが争います!
さっきまで一緒に酒を酌み交わした人と次の瞬間殺し合う
そんな この街の日常が垣間見える所が面白かったです。
{netabare}
ただの戦闘狂かなって思っていたエダの秘密がアレってビックリ!
思いっきり騙されました○o。{/netabare}   

〇日本(鷲峰組)編
舞台は日本! やくざ同士の抗争に
ロアナプラからバラライカ姐さん参戦します!
{netabare}
どうなるのかなって?
やくざ同士の抗争のルールを
ヌルイやりとりと感じ取り
”日本の連中に戦の作法を教えこめ!”と号砲を発する姐さん

”我々はリスクの多くを負担している
つまり 全ての決定権はあなた方でなく 我々にある”
自身の将来を案じるやくざと今を生きているバラライカ!
勝負は予想通りの展開でした♪。{/netabare}

.。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎*:..。o◎

◎感想
〇全体的
Ⅰ期は派手なガンアクションや刺激的な物語が中心だったのですが
Ⅱ期は+α”狂気””非情””哀愁”などの要素が加わります

そのため 描写や展開は最近のアニメではあまり見ない
ハード成分マシマシ!バトルもパワーアップ! 
確実に危険度のリミッターを外しにかかってます♪。

今回色々な”深み”を増した分 アクの強い内容になってます 
きっとディープな世界観にどっぷり浸かれますよ。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

〇最後に
運命に翻弄される”ロック”
Ⅱ期はそのロックが悩みながらも成長していく過程が個人的には◎
この先彼がどんなロアナプラの住人になるのか注目しています。

その ロックが体験したⅡ期の出来事を下記にサラッとまとめました。
{netabare}
Ⅰ期では商社の社員から裏の世界に飛び込んだばかりで
ルーキーだった彼を Ⅱ期になると 
周りはもう新人と見ていません。

それでも 表と裏との間で悩み葛藤している彼に
裏の住人たちが色々な形で問いかけます

”お前は 何者か?”

そして”バラライカ”には

「自分の力を行使するでもなく
他力本願で他の誰かの死を願う。
お前の言う正義だって 随分と生臭いぞ」

と弱さを見透かされ 
さらに表の世界の住人と思っていた雪緒からも

「選ぶということは 何かを捨て 
何かを残す そういうこと

貴方は何も負おうとしない 
自分で捨てたはずのものにさえ 
まだ憧れの一欠片を抱いている

そんなことで いったい誰を守れるんですか
そんなことで 誰を助けるなんて言うんですか!」。

こう諭されてしまう。

ついに覚悟を決めたロックの答えは 
バラライカからこの言葉を引き出します

「悪党だなロック 正しい判断だ! 
いい悪党になるぞ・・・お前は。」

ロックの決して目をそらさない瞳から
秘めた決意を感じ ゾクッと感じる場面でした。{/netabare}

このまま終わるのかなって思っていたのに
ラストのあの展開は何!? この先どうなるの!? 知りたい!!
う~~~!! Ⅲ期も見逃せません!

以上 最後までお読み下さりありがとうございます。
 
 

投稿 : 2024/06/01
♥ : 33

86.1 13 バトルで漫画原作なアニメランキング13位
ヨルムンガンド PERFECT ORDER(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (1790)
9833人が棚に入れました
両親を戦争で失い、武器に関する一切を憎むようになった元少年兵ヨナは、ひょんな事から若き女性武器商人ココ・ヘクマティアルと、彼女が率いる私兵達と共に世界中を旅する事になるのであった……。

声優・キャラクター
伊藤静、田村睦心、石塚運昇、大原さやか、乃村健次、小西克幸、四宮豪、勝沼紀義、羽多野渉、箭内仁、豊口めぐみ、松風雅也、冬馬由美、奈良徹、小清水亜美、加藤沙織、磯部勉、久川綾
ネタバレ

ポル さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「ふふーふ」2期の感想

2012年4月から6月まで第1期12話まで放送、同年10月2期として13話から放送で物語の続きである。1期から見ることをオススメします。

各話の大まかな展開と感想↓
1話(13話) 天を仰ぐ蛇
{netabare}
前回カレンは陳国明(チェン・グオメン)をバルメに殺害されたことに怒りバルメを2発銃を撃ち込んだ後にヨナに撃たれ深手を負った。命をとりとめたものの、病院を抜け出し行き場もなく元チェンの中華料理店だった場所に座り込んでいたところ、アマダ博士に引き取られ秘書(おそらく護衛)として雇われることに。アマダ博士に振り回される日が続く描写。カレンは元敵でしたが良かったですね。

ある日アマダ博士とともに旅行へ行くことに。行った先はココたちがおり、何かの計画の海上からのロケット打ち上げ現場だった。バルメとカレン殺意むき出しでにらみ合う、それをアマダ、ココの二人に(`・д・´)コラ、ヤメタマエ!!とてもシュールだった(笑)
今回が最終ロケット打ち上げで126機目だと言う。アマダ博士とココが何か企んでいるようであり、ヨナはそれをなにか感じ、恐ろしいと思っている。

CIAのブラック課長はココとアマダ博士との計画をいち早く察知し、2年前からアールを仲間になりすましスパイとして送り込んでいたようである。なんの計画か知りたいだけなので、ココを暗殺されては困るらしい。ブラック課長らの計画がバレることを恐れ、CIAの中にココを暗殺しようと企んでいる者がいることに気づき調べるらしい。

CIAのブラック課長の部下ヘックス。今までココを狙う暗殺者を送りつけていた張本人と思われる。ココに対して過去に恨みがあるようである。ヘックスはブラック課長から作戦名しか聞いておらず動いていたようである。元同僚にオペレーションアンダーシャフトとは?と誘惑?尋問し、武器商人ココ・ヘクマティアル篭絡計画であり親族が経営するHCLI社の情報網を利用し軍にプラスにしようという計画だということが判明。上司であるブラック課長は裏切ることはできず、ココを苦しめるには何が効果的なのか?ヘックスは考え始めた矢先、ヨナの様子が映る。嫌な予感しかしない。
けっこう場面が変わり今回は色々詰め込んだ内容でした。
{/netabare}
2話(14話) Dance with Undershaft phase.1
{netabare}
CIAブラック課長の繊細が明らかに、右腕アール、左腕ヘックスとのこと。
護衛の訓練中のヨナたち。なんかかっこいいですね。
アールはヘックスのことをブラック課長に聞くが、どうやらヨナが狙われていることをアールに見殺しにせよと。
{/netabare}
3話(15話) Dance with Undershaft phase.2
{netabare}
アールってただのスケベだと思ってたが撤回します。かっこいい。
なんとかブラック課長(通称ブックマン、アールからソウ)を説得できたアール。ヨナは注射を射たれ意識が朦朧としていてピンチ。ココ「ヨナぁぁΣ(゚д゚lll)」ココにアールは「お嬢、俺はブックマンのエイジェント、つまりはスパイだ!」潔すぎるだろ。ココ真っ白に!( ゚д゚ )アール「ヘックスを倒したら俺もお嬢の前から消えるから」ココ「スパイでもいいからいてくれるよね?みんなには黙っておくから」(つд⊂)一連の会話のやり取りを見ていてなんか悲しくなりました。お互いに好きな仲間だからこそ裏切られてるとしてもそばにいて欲しい気持ち。
でもヘックスと相打ちで死んでしまうとは。ヘックスはかろうじてスコープのおかげで助かったようですが2人の生き残りと撤退したあと山岳部へ逃げ込んだ場所で、ココの逆鱗にふれてしまった彼女は戦闘機の空爆で死亡。
しかしまさか3人を殺るだけなのに空爆って過激すぎる気もします。山が消し飛んで。やりすぎだろ。
こうして欲深なCIAブラック課長の右腕アール左腕ヘックス両方失うことに。
{/netabare}
4話(16話) キャスパーとヨナ
{netabare}
キャスパーは仕事がうまくいってません。邪魔する敵に宣戦布告の意味であるリゾート地の館を襲撃する。チェキータさんの骸骨マスクこわいですねぇ。暗殺者っぽくて。

前回アールを失った暗い雰囲気を変えるため、日本で作戦行動する前に遊び倒すココたち。ヨナは日本に暮らす以前基地にいた子供達3人の様子を知るためキャスパーとともに見に行くことに。平和で清い生活をしていることを知ると3人の子供達に会わずに帰ることに。キャスパーに殺意むき出しだった頃と比べるとだいぶ変わりましたね。

日本で合流した理由は、キャスパーの仕事の邪魔をしてる敵を排除するためココたちと行動をともにする作戦らしい。
{/netabare}
5話(17話) 嘘の城 phase.1
{netabare}
東條のSR班の話、説明が長く難しくヨナ寝てしまいました(笑)
SR班インドネシアのジャカルタを拠点に活動する、日本の秘密諜報組織が宣戦布告してきた。日本は安全、キャスパーの言うことは信じられると嬉しそうに話していたヨナですが、メンバー全員武装命令でガッカリの様子。
キャスパーとの会合に来たSR班の秘書と思われる女性のベルトに仕込んだ剣にはビックリしました。それにしてもキャスパーさん楽しそうですね。どこか精神が壊れてるような気がします。チェキータさん「どうしてこんなふうに育ってしまったんでしょうね。昔は可愛かったのに。」
{/netabare}
6話(18話) 嘘の城 phase.2
{netabare}
SR班は壊滅。キャスパーは大喜び。日野木一佐は戦う場所を彼らに与えたのだという。本人の思惑とは異なり暴走を始めた部下たちを止めることはできなかったのだという。なんかつまらない幕引きでしたね。子供が本当の娘と気がついたときはびっくりしましたね。ウソでタイ人の妻と結婚してるのがウソだったとは。
{/netabare}
7話(19話) Pazuzu
{netabare}
荒野を大型トラック10数台で輸送中、エクスカリバー社の連中、関係のない民間の車を攻撃。怒ったココはお前たちはクビだと。仕事をクビになった逆恨みから、おとなしく帰ったふりをして待ち伏せし攻撃をしてこようとするエクスカリバー社。ワイリの有能さもあって返り討ちにあう。
ワイリの話はウケました。頭部の剃り込みの話、湾岸戦争中、敵の秘密の化学武器工場を破壊するミッションで負傷した側面頭部に毛が生えなくなったためバランスをとった((´∀`*))ヶラヶラ
ワイリの爆弾テクすごいですね。レームがワイリのヤバィ話をしたのがきっかけで怯えまくりのヨナ。ヨナ「ワイリの授業はまじめに受けないとヤバィ」
{/netabare}
8話(20話) NEW WORLD phase.1
{netabare}
以前ライバルだった武器商CCAT社カリー社長。マイアミ博士との会話で武器商人廃業宣言。ココとアマダ博士の目的、存在を危惧、また中堅の小火器商人が食いつなぐのは不可能と察しており次の職業としてレストランの経営を画作してるようである。部下のミルドは「カリーが軍需産業で食いつなぐことはもう不可能」と発言したドクター・マイアミに激昂して食ってかかるが、ドクターの護衛であるカレンによってボコボコに叩きのめされた。わざと殴られていたようでもあり、何か悲しいものがありますね。
ブラック課長、ヨーロッパ系兵器ディーラーのアマーリア、ココの計画に気づき始めてるような感じである。
アマダ博士とココしか知らないヨルムンガンド計画とはなんなのか?
{/netabare}
9話(21話) NEW WORLD phase.2
{netabare}
各地で優秀な学者が謎の部隊により誘拐される事件が起こっていた。ココたちの仕業であり、世界中を駆け巡り派手に行動をおこしているようである。

ハンバーガー店で待ち伏せしていたCIAブックマン課長。ココの計画が気になってしょうがないみたいである。

ブックマン課長らの話によると量子コンピュータを作ろうとしているのではないか?現在の最速スーパーコンピュータで数千年かかっても解けないような計算でも、例えば数十秒といった短い時間でこなすことができる、とされている。実現すればあらゆる暗号セキュリティが紙切れ同然になるという話だ。

次に狙われるのはレイラ・イブラヒム・ファーイザなのではないかと予想しているブックマン。量子物理学博士にして活動家。「情報革命ネットワーク」を立ち上げ、中東ネット界を荒らし回った。様々な密約・機密資料をハッキングにより公開。その巧妙な手口から、「おしゃべりラビット・フット」の異名で呼ばれる。

誘拐のミッションが立て続けにあり不安を感じるルッツ。ココの考えてることはなんなのか?これからの展開が気になります。
{/netabare}
10話(22話) NEW WORLD phase.3
{netabare}
量子コンピューターを使って敵の衛生地形情報を書き換え、嘘の情報を流すことで特殊部隊から逃げることができたヨナたち。
ヨルムンガンド計画の全貌をココの私兵メンバーたちに明かす。全境の空の封鎖。それによって現在飛行中の人々約70万人は死ぬと言う。戦争でこれから死んでいく人数を考えれば微々たるものだと。ヨナは「そんなノダメだ!」とココに銃を向ける。
{/netabare}
11話(23話) ウォーモンガー
{netabare}
ヨナはココの部隊をやめ、示し合わせたかのようにキャスパーが勘を働かせヨナを待っていた。ココの兄だけあって鋭いですね。
CIAブックマン課長がこのままだと立場が悪くなるだろうとココに忠告を受け指示通りに行った先で襲撃にあうが別の軍に助けられる。武装グループに襲われると同時に助けられる、作戦名は自分が命令をだしていないのにオペレーションアンダーシャフト作戦だという。まるでリアルタイムで情報操作されてるようでココは情報界の化物を通り越して神になった。最強の力を持ちながら何故世界征服をしないのか?ココの作る「新世界」を心の底から見てみたいと思い、ブックマン課長はココに篭絡される。武器商人ココを篭絡させる作戦だったブックマン課長のアンダーシャフト作戦は逆篭絡、ココに利用される側になってしまったという、なんというか滑稽ですね。
{/netabare}
12話(24話)(最終話) 恥の世紀
{netabare}
2年後。少し背が伸びたヨナ。結局ヨナはココのもとへ帰ることに。別れ際のチェキータさんヨナを気に入っていたようで最後までキャスパーに不満って感じでしたね。
ヨルムンガンドが発動した姿は結局みることはできませんでしたが、空の封鎖された今後の世界、続編があるなら見てみたいですね。面白かったです。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

戦闘と会話がこの作品の売りだと思う、体を揺さぶる砲撃あるいは心を貫く弾丸のような

悪くないが、期待していた面白さではない。
ヨルムンガンドの全容が明らかになるまでと、それを実行するまでの話。

1クール、シリーズものの2期で最後、漫画原作
1期の感想はこちら→ http://www.anikore.jp/review/637825/

※ネタバレのオンパレード感想


{netabare}原作遵守がアニメの正解とは限らない。
正直、原作が制作のポテンシャルに追いついてない感じ。・・・原作知らないけどw

ココの計画へ向かう話だから、それについての話が多い。
だが、それに関わる話があまり面白くない。ココの計画に群がるヤツの話も微妙。
どうしても政治的というか、内部工作的な話になる。

1期では毎回必ず攻撃、口撃の応酬があり、どの編にも魅力的な敵か戦闘があったのになぁ。


この作品の微妙さは、
①魅力的な敵と戦闘が少ない
②締めとなる大きな戦闘、イベントがない

戦闘に関わる敵は、CIAパラミリ?のヘックス、日本のSR部隊?のヒノ(キ)、イラクのギャングみたいなヤツら、アメリカ国防省?のヤツとナイトナイン?、
かな。
正直、魅力的な敵はヘックスだけだった。
魅力的な編は「嘘の城」。アール・ヘックス編もまあまあ好き。
ワイリの話も好きだが、その後のチンピラが興ざめ。自分としてはワイリが一番輝いた瞬間はバルドラを狩るときだし。

ヘックス戦でアールと相撃ち(ヘックスは生存)のシーンがあるんだけど、両方同時に撃って当たるっての白けるんだよね。片方が死亡か致命傷、もう片方は当たらないかかする程度ならまだいいけど。

チェキータさんと流浪人剣心のオロチ使いみたいなヤツ、SR部隊との戦いは中々好き。
やっぱ、ああいう超近接戦のプロが複数いる自陣に飛び込まれると撃ち様がなくなるのかな。ヴァルメも同様。

んで、一番大きな戦闘となるのがナイトナインとの戦いに当たると思うんだけど、
最強の敵でせっかく力が均衡している戦いなのに、その凄さが分からない。そしてその戦闘の終わり方が虚しい。敵も味方も死者が出なかったことが、凄さではあるが。


こういう展開になったのはココの計画(ココとミナミ博士の計画だけど)、ヨルムンガンドの性質によるものが大きい。
正直、この計画自体は好きだ。
ルルーシュのフレイヤや、シュタゲのタイムマシンより現実味がある。実際、今リアルにあるこの世界でも似たようなことはできそうな気がする。

ここで結末の話するが、
ある意味、予想外で拍子抜けした。最悪ではないが、下から三番目ぐらいの悪さ。
ワースト一位『夢落ち』(意味不明なハッピーエンド、頭がイカレルも大体同じ)、二位 『世界崩壊』か主要キャラ『皆殺し』。
『俺たちの戦いは続く』が来るとは思っていなかった。
これ自体はあり得るのだが、問題なのはそれ単品で来たこと。
計画を実行してから、あるいはこの作品の象徴となるような大きな戦闘が終わってからであれば、そこまで微妙にならなかった。それらがなかった。

ヨルムンガンドの計画を実行する能力があれば、20世紀に入ったばかりか、それ以前の時代にあったシステムを世界に強要できると思う。
それに対する意見は、キャスパーが言ってくれたから控えます。

惜しかったなぁ。
まず、ヨナの総集編回をもっと短くして「砂の城」回にぶち込み、
最終回のAパートを最後の戦闘、Bパートをヨルムンガンドの実行とその被害を見せて欲しかった。

具体的に話すと、
ヨナが「それでもココと旅をする」
→大きな戦闘、勝つ
→ヨナとココが笑顔
→ヨルムンガンド実行
→地球儀を回すように世界の被害を映し出す、あるいは新聞に「世界で同時に飛行機墜落、約70万人死亡」とか。

まあ、何にしても余韻のない結末だった。
ちょっとフロントミッション1の終わり方に雰囲気似てたけど、中身が全然違うしな。
最後の会話なんて、ルツ以外は印象に残っていないし。

アニメではこの微妙な最後を見せたかったのだろうか?
だったら、最後までそこに向かうためにお金を稼ぎ、色んな敵と出会い、闘う姿を見せて欲しかった。
そうしている間に時間切れ(2期終了)でも良かったんじゃないかな。

やっぱ(主役が武力を行使する)軍事モノって過程を楽しむものだな。アクション映画に近い。
シリーズものはどうしても1期と比較されてしまうのはツライところだが、
1期が良かったからその良さを貫いてほしかった。

OPは後の方になると感慨深かった。
アールが戦死した回でのEDは良かったな。
{/netabare}


余談だが、{netabare}
ココたちはタイムマシンのない小さなSERN、ココは表に出ないルルーシュ、
みたいに慣れる可能性はあったけど、ココには無理なんじゃないかなって思った。
アールやエコーが殺されただけであれほど心を動かされているのに、70万人を自分の手で殺せるとは思えない。
マオなんか家族がいるのに、計画を実行した後、正気を保てるのだろうか。

量子コンピューターなら殺さずに、空を飛んでいるのは半強制的に着陸させ、飛んでないのは飛ばせない、とかできそうだから、
あの回から2年も時間あったから飛行機全部墜落させるって考えは改めてたのかも、とか色々思ってた。

良かろうと悪かろうと、見せて欲しかったなぁ。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

<最終回まで視聴完了> ヨルムンガンド計画の全貌を知った上でみつめる世界はどう見えるのだろう

原作は未読だけれど、1期から視聴してきた。
この作品を観るとき、銃撃戦にワクワクしてしまう気持ちと同時に
いとも簡単に人が殺されていくことに対しての麻痺に恐怖を感じ
ちょっと複雑な想いに駆られる。

両親を戦争で亡くし、武器に深い憎しみを抱きながらも
武器商人であるココたちと行動をともにし、自分と彼女達の身を守るヨナ少年の
心境にはまるで及ばないにしても、少し理解した気持ちにはなれる。

兵器や武器は人を殺す道具であると同時に、身を守るものでもある。
兵器や武器は憎しみを生む道具であると同時に、
一部の平和は保たれているという現状。
無抵抗ではやられてしまうだけなのだ。
だから戦うしかない。
生きるために。後世のために。
だから兵器や武器は作られ続け、それを売る人がいて使う人がいる。
だったら・・本当の平和はいつやってくるのだろう?
ココが言う世界平和とは?そう思って最終回までを見届けた。
彼女の考えに賛否は分かれるかもしれないが、僕は概ね共感できた。
もしそれが実現したとして、いったい誰が実現させるかで
世界は大きく変わってしまう恐れはあるけれど、
少なくとも武器を持つ戦争はなくなるのだろう。
しかし同時にそれは、武器に変わる新たな戦法でしかなく
この地球に人間が生きている限り、その危険は続くのかもしれない。

ミリタリー的なものが好物な自分にとって、もしかしたら永遠のテーマかも。
リアルな銃声や映像に心躍らせつつも、単純にカッコいい!と喜ぶだけじゃ
なんだか不謹慎な気持ちになり、綺麗ごとでもなく、
この想いを追求したくて「戦う作品」をついつい観ている自分がいる。

特にこの『ヨルムンガンド』はスケールの大きさや、リアルさが
演出や作画、脚本ともに際立って感じるのでなおさらなのだ。

今回の2期は、やたらドンパチやっていた1期に比べ
人間ドラマのほうを深く描いていたので、感情移入もハンパなかった。
とにかく、納得のいく良い最終回だった。
ちなみに、OPは相変わらずカッコいい曲なのだけれど
EDは正直、1期のほうが好みだったな~
---------------------------------------
<8話(20話)の感想>

おぉ、ついに「ヨルムンガンド」動き出すのだね。
今回は女性陣の活躍が中心で、観てて楽しかった。
アマーリアさん鋭いし、寡黙なカレンさんクールだし
料亭?っぽい座敷でのミルボとカレンの殴り合いが始まったのに
無視して話し合いを続けるDrマイアミたちも可笑しい。
さてさて今後はぐんぐん山場になっていくのかな。
次週が待ち遠しいです。
--------------------------------------
<7話(19話)の感想>

緊迫感の連続で、今回はすごく面白かった!
OPなしで始まったのに、あっという間に次回予告になってた。
銃撃戦以上に、人間の悪意と良心、計算高さや洞察力が
とても興味深かった。いいなぁ・・・ワイリのキャラ。
ヨナも冗談が言えるほどになって、随分と変わったよね。
冷静に考えれば、とんでもないことが起きているのに
ワクワクしてしまう・・・許してくり(苦笑)
------------------------------------- 
<6話(18話)の感想>

海ほたる懐かしい。って思ってられないほどの緊張感。
気づいたら握りこぶしになって身を乗り出してたし(汗)
後半、なんとも日本人らしいというかなんというか。
なかなか渋いまとめ方だったけれど、底知れぬ怖さがあるよね。
-------------------------------------
<5話(17話)の感想>

舞台は日本に。
よく知った場所や建物が見れるのはなんだか嬉しいけど
ホテルでの血しぶき飛び散るドンパチ見ながら
「あらあらあらあら」と『ARIA』のアリシアさんみたいに
心の中でつぶやいてしまった。
でも今回は空港での飛行機の描き方、カメラワークが
すごく好みだったので特に嬉しかった!
-------------------------------------
<4話(16話)の感想>

1期の1話の冒頭シーンが再び映し出された。
ヨナのいきさつを知り、これまでを見てきた今もう一度観ると本当にせつない。
{netabare}
かつて一緒にいて、今は日本で保護されている子ども達を
車越しにみつめるヨナのホッとした笑顔が、たまらなく泣けた。 {/netabare}
寡黙なヨナの気持ちを想うとき、いつも胸が締め付けられる。
そしてキャスパーがヨナに言った言葉が、どうにも引っかかって気になった。
------------------------------------
<3話(15話)の感想> 真実より事実

哀しかった。でも救われた部分もある。
{netabare}レナードの真実と事実。{/netabare}
ココ同様、事実を大切にしたいと思った。
いつも以上に深く、いつも以上にきめ細かく
ココの中にある憎しみ、怒り、そして哀しみを感じた回だった。
今回だけなのかな、EDもいつもと違っていた。
やなぎなぎの唄う「真実の羽根」がとてもせつなかった。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 70

79.3 14 バトルで漫画原作なアニメランキング14位
ウィッチクラフトワークス(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1456)
8754人が棚に入れました
平凡なスクールライフを送る男子高校生・多華宮仄と、文武両道、容姿端麗で絶大な人気を誇る学園のマドンナ・火々里綾火。クラスメイトながら住む世界が違うふたりであったが、仄に隠されたある秘密から、主従関係を結ぶことになる。仄は姫として、綾火は彼を護る炎の魔女として――。仄の「白いアレ」を巡り繰り広げられる、魔法少女たちの可憐で壮大なバトルの火蓋が今、切って落とされる!

声優・キャラクター
小林裕介、瀬戸麻沙美、茅野愛衣、川澄綾子、釘宮理恵、井澤詩織、夏川椎菜、麻倉もも、日岡なつみ、飯田友子、大原さやか、大地葉、阿澄佳奈、又吉愛、白石真梨、黒田友佳、平野綾
ネタバレ

dolcetto さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

もっと気楽に見なよー

ファンタジーを主軸としたドタバタコメディ。

主人公は”白いアレ”を持っているだけの凡人以下の天然良い人キャラであり、周りのぶっ飛んだ個性豊かなキャラで笑いをとっていくスタイルだと思います。

登場人物が増えていく中盤がコメディとして楽しめるはずです。
4話を見て面白いと感じたのであれば、6話は必見です。

ストーリーが進むにつれイメージが変わってくると思います。

ちなみに終盤に向けて、謎だった部分を少しずつ明らかにしていくようなシリアスな展開になります。
物語としてはそれで良いんじゃないかなと思います。

王道バトルもの?
ヒロインの強さがチート級なので基本戦闘シーンはあっさりしてます。4話で妹がプロレスしてますが、原作ではワンパンです。終盤は苦戦する展開はありますが・・・

ラブコメ?
塔の魔女は主人公の中の”白いアレ”を狙っているだけであり、ヒロインと妹が取り合う程度です。そもそもヒロインが無表情なので恋愛感情を持っているのかどうか謎。使命感で守っている感じ。

学園もの?
と言うよりは日常系だと思います。ただそこに工房があるだけです。授業,部活,行事等で何かしらのストーリーが展開される要素は少ないです。

個人的には妹が一番面白いキャラだと思います。
おそらく6巻までの内容となるので少し残念です。
声優としてはケモミミこと倉石たんぽぽ(CV:井澤詩織さん)は癖になる声ではまり役だと思います。

1話~8話おさらい
{netabare}1話
多華宮君が塔の魔女ケモミミとエンカウントし、姫様が助けに入る。
隠す必要がなくなったので、姫様の密着始まる。KMM団全員集合。

2話
KMM団相手に姫様が圧倒的な戦力差を見せつける。多華宮君の弟子入り志願とその準備。
黒幕存在の予感。塔の魔女星組とエンカウント。これからの危険諭す。
一方、お祭り大好きくぎゅノワール様が町にやってきて、工房長に挨拶。

3話
くぎゅノワール様とエンカウント。白いアレの封印を解くキーアイテムを貰う。
弟子として修行開始。ローブと箒の使い方を覚える。

4話
Q.姫様がいない時は誰が守ってくれているのか?
A.妹登場。ぬいぐるみプロレスで遊びだす。

5話
姫様との同棲生活が始まろうとした矢先、脱走したメデューサ様とエンカウント。
絶体絶命のピンチに陥り、キーアイテムを使用。白い能登さん召喚。

6話
ジョジョ先生に白い能登さん事件がバレる。その秘密が工房長にバレるとヤバいと諭される。
それを知った妹が多華宮君を守る?為に拉致する。茶番は姫様の圧勝で終わる。

7話
KMM団のせいで姫様が理事長と戦う事になりあっさり敗北。
工房長は拷問を楽しむ為にメデューサ様をお持ち帰り。
刺青の姉妹がナイスタイミングで回収しに現れ、秘密はバレずに助かる。

8話
姫様とその付き人の昔話と言う夢を見た。
姫様による多華宮君の地位を確立させる為の根回しにより、学園が世紀末化する。
この日はくぎゅノワール様が一日理事長を務め、カオスを楽しむ。

9話
黒幕登場
{/netabare}

6話を見終えて
{netabare}空中戦は迫力があったのですが、コメディとしては漫画の方が好きです。原作を読んでない方もこの6話でヒロインと妹のキャラの異常性に気付いたはずです。7話以降もコメディとして楽しめると思います。キャラとしては妹の師匠の登場が楽しみです。師匠だと分かるのは終盤ですが・・・{/netabare}

7話を見終えて
{netabare}やっぱり、コメディとしては漫画の方が好きです。アニメはこれはこれでテンポが良くて悪くないと思います。来週はヒロインの過去回で、脇役としては1話で主人公に理不尽な制裁を行っていた親衛隊のリーダーと元副生徒会長の副副生徒会長がどんなキャラなのかが分かるはずです。あと主人公の決闘編もあるのかな?{/netabare}

8話を見終えて
{netabare}原作ではあった台詞等が大幅にカットされてますが、それでアニメとしては上手くまとめていたと思います。熊殺しさんの迫力はイマイチでした。漫画では額の傷から血を流しながら凄まじい形相になります。ちなみに最後に元生徒会長が説明していますが、決闘の結末は根回しのイレギュラーな展開なので、ケモミミを囮に姫様の不意打ちが炸裂しています。そのシーンで察しの良い方は気付いているとは思いますが、熊殺しさんの正体は・・・来週かな?そして、ガチで白いアレを取りに来る魔女が現れます。{/netabare}

9話を見終えて
{netabare}原作の3話分を1話に詰め込んだせいか、かなりカットされた場面があります。残りの話もそんな感じになりそうです。来週からはシリアスな感じになりますが、KMM団や姫様が普段通りそれなりにやらかしてくれるはずです。{/netabare}

10,11話を見終えて
{netabare}ここでまたオリジナルのぬいぐるみ戦を入れてくるとは思わなかった。残りの話が多くてギュウギュウなはずなんだけど・・・。残り2話だけど、+1話かオリジナル展開があるのかな?最後は丁寧に仕上げたいが為に余裕を持たせたのかな?スイッチを押されてバッドエンド。それを救うのは?そして、その代償とは?{/netabare}

最終回を見終えて
{netabare}原作にはなかったオリジナル展開?が加えられてました。最後はKMM団が再登場して、姫様に返り討ちEDになってましたが、原作ではメデューサ様に拉致られた後、KMM団再結成されるまでにたんぽぽの多華宮家ペット生活が描かれています。アニメの終わり方を見る限り、何話か省いて2期が始まるか、また1話目から作り直されるかのどちらかかな?どちらにしろ2期は何年も先の話になると思います。残念ですが2期の期待はしない方がいいかも・・・{/netabare}

私は主人公みたいなキャラ嫌いじゃないですね。天然で良い人で恋愛には奥手なところはブレない。草食系なところは情けないですが、主人公キャラとしては寧ろありきたりではない。人間味のある主人公とロボットみたいな姫様、結構相性良いと思うよ。最後まで姫様に守って貰う系なのか?それとも、立場が逆転しちゃうのか?少しずつ超人化していく主人公の今後の展開が楽しみになってきます。

続きは原作でね・・・

投稿 : 2024/06/01
♥ : 24

コマキノ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

バトル系コメディーアニメの【隠れた名作】

かなりの長文になります
アニメの細かな内容については極力抑えました

【前置き】
J.C.STAFFの作るアニメは数々の名作タイトルが並びつつも、あまりに酷い原作レ○プに悶えた「夢喰いメリー」以来どうにも拒否反応が出てしまい、当時はさっぱり見る気になれませんでした。
そんなJ.C.を見直すきっかけとなった作品がコレ
バトル系コメディーアニメとしては【名作】と呼んで疑いません(パチスロは糞台)

レビューの前に私事(というか蛇足)ですが、私は基本的にいかにも典型的な「ラノベ!」といった作風のものが好きではありません。ラノベ主人公特有の寒いノリに可愛らしい女の子を数人添えてどこか見たことのあるようなストーリー。3話あたりで付いて行けなくなってしまいます
しかしラノベ的なノリを含みつつもそんな概念を払拭してしまうほどの魅力が、このアニメにはあります


【あらすじや登場人物をざっくり説明】

主人公の多華宮仄はどこにでもいる平凡な男子高校生というお決まりのアレ。しかし彼の体内には白姫と呼ばれる魔女が封印されており、その強大な力を手に入れようと彼のもとに次々と魔の手が襲いかかります。
温厚で正義感の強い性格ですが魔法の使えない一般市民であるため本作では弱小ポジション
本作のお姫様系主人公

ヒロインは仄のクラスメイトで学園のマドンナの火ヶ里綾火。
彼女は仄を愛して止まない炎を操る魔女であり、本作では仄の内に眠る白姫の力を利用することで最強クラスの戦闘力を保持し、仄を魔の手から守ります
全ては仄のため。仄Love。クールで常に真顔
本作の王子様系ヒロイン

この作品の世界には工房の魔女と塔の魔女という2つの魔女の派閥が存在し、綾火は前者に属します。仄以外の登場人物のほとんどはこのどちらかに属する魔女です。が、数が多すぎるためここでの細かな紹介は割愛します

主に仄の内に眠る白姫の力を奪いに迫る塔の魔女の手から仄を守るため、綾火が返り討ちにするというものがストーリーの大部分を占めます


【コメディー要素とシリアス要素の飽和】
ここが一番長いです。
この作品に登場する魔女たちはそれぞれが強烈な個性を持っており、良い意味で常識がありません。(恋愛)コメディー要素はほとんどがギャグであり、ヒロイン共々ぶっ飛んでいます
特に主人公とヒロインの掛け合いは、他噛ませキャラの存在も相まって非常に見応えのあるものになっています

しかし、バトルになると話は別
バトルシーンは誰か死んでしまうのではないかと思ってしまうほど迫力満点であり、シリアスなシーンも多々見られます。正直殺し合いに近いです。

ただ、ウィッチクラフトワークスというアニメには、滅裂なバトルが初回から最終回まで続こうとも誰一人として死人は愚か怪我人も出ないし、誰一人として不幸せな結末を辿ったキャラもいません。町が滅茶滅茶になろうとも魔法の力で元通りという有り様

それでも彼女らはごっこ遊びをしているのではなく、ホンマもんの闘争をしています。ただホンマもんの闘争をしつつも、どことなく悲惨な結末にならない【安心感】や最後まで安心して見られる事への作品に対する【信頼感】が本作には存在するのです

まとめると、誰も死なないという安心感や信頼感とその気持ちを持ってもなおのめり込める白熱したバトルシーンやシリアスシーン、そしてバトルの合間合間に差し込まれるコメディー要素。
これらが【黄金比的バランス】で飽和しているが故に、どんなにハチャメチャな展開になろうと最初から最後まで気持ち良く視聴でき、見る者に飽きや不快感を与えないのです。
このアニメの最大の魅力はそこにあります


【ストーリーの纏まりと奥深い世界観】
詳しい内容はここでは割愛しますが、これも重要。
この作品は最初から最後まで、ストーリー、演出、作画と非常に丁寧に作り込まれている印象を受けました

ストーリー展開はやや早めですが、最後まで非常によく纏まっており、悪い意味で気になった点はほぼありませんでした。
原作漫画を読めば、この作品は世界観やキャラクター設定が非常に奥深く、年密に組まれていることが伺えます。アニメでも視聴者に考察を迫られるシーンが幾つも見え隠れしますが、豊富な設定が考察の価値を高めているようにも思えました


【総評】
コメディー要素とシリアス要素の見事な飽和、また悲惨な結末になることはないという安心感に浸ることで最後まで満足して見ることができます
そして非常に丁寧なストーリー設計と豊富な世界観やキャラ設定、高度な演出と作画も合間見え、非常にレベルの高い作品であると評価しています。
私の最もオススメするアニメの内の1本です。暇潰しにどうぞ

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「私が多華宮君を守るから。多華宮君は私のお姫様だから。」

タイトルに”ウィッチ”がついていることからも想像できるように、

魔女さんがメインのお話です。

主人公の男の子がそれはそれは見事なヒロインなので、

男キャラに男らしさを求めている人は気を付けてくださいね(笑)

全12話です。


● ストーリー
何の特徴もない、真面目で平凡な高校生・多華宮仄(たかみや ほのか)。

突然校舎が空から降ってきて…!

それを助けてくれたのは、学校一の有名人・火々里綾火(かがり あやか)。

彼女は”炎の魔女”であり、多華宮君を守る使命があるという。

秘密の力を持っている多華宮君を魔女たちが取り合う、ファンタジー作品。


ストーリーのテンポは独特でした。

多華宮君を守るという点では、真面目でシリアスなストーリー。

なのですが、合間で挟まるのは
緊張感のないキャラ達によるお笑いパート。

急に挟まれる力の抜ける笑いパートによって、見事にテンポがずらされるw

まるでシリアスとギャグの不協和音だと思いながら観ていました。

このテンポ、はまる人には「新しい!」となるだろうし、

テンポのずれを不快に思う人には「邪魔!」となるでしょうね。

私はシリアスとギャグ、どっちつかずな印象を受けました。

シリアスなストーリーは真剣に観たいし、
ゆるい話は力を抜いて楽しみたいので^^;


また、
魔女に襲われる

多華宮君が守られる

火々里さんがピンチになる

多華宮君がべそをかく

ピンチを乗り越える

という似たストーリー展開が多いです。

いや、ちょっとずつ多華宮君や火々里さんの秘密が
明らかになる点では進展があるんですけどね。

シリアスパートについて言えば、

ラストのウィークエンド編が楽しめたぐらいで、

他のバトルシーンについては早々に飽きてしまいました^^;

火々里さん強すぎるから見せ場は一瞬で終わるしなww


● キャラクター
主人公、多華宮君。

男の子なんだけど、見事なヒロインキャラです(笑)

そんなかわいすぎる多華宮君に私はもうメロメロ。

・お姫様だっこ(される側)が似合いすぎる。か、かわいい…。
・つっこんでいるのか、ボケているのか。切れ味の鈍いつっこみがたまらんw
・と思ったら、「んなわけねーだろ!」とつっこまずにはいられない
 本気の天然ボケww
・ペンギンが大好き。部屋はペンギングッズだらけ。何これ萌えるww
・純情。恥じらうところがかわいすぎる。
 観ているこっちが興奮してしまうww
・いい息子、いいお兄ちゃん。
 妹の暴走に対する「お兄ちゃん怒るよ。」のセリフは破壊力抜群でした。
 このセリフで私の中の未知なる扉が2つほど開かれました…。

箇条書きにしただけでこんなにもw

妹の霞(かすみ)ちゃんも大好きでした♪

私が火々里さんや周囲に言いたい文句を霞ちゃんが全部言ってくれましたww


日常・ギャグパートの多華宮君は最高でしたが、

シリアスパートの多華宮君についてはいまひとつ好きになれませんでした。


守りたいものがあるのに、力がないから何もできない。

そんな無力さがたまらなく悔しくて、守りたいものを守れる力が欲しくて、
私は今の仕事を選びました。

力がないのに何もかもきれいに守ろうなんて無理がある。

自分の力と守れるものをちゃんと把握しなさい、

自分があれこれしようとするんじゃなくて、

自分にできること、1番守りたいものを考えるところから始めなさいって
真面目に説教したくなりましたw

でもなんだかんだ、
うまく守れちゃうところに複雑な気持ちを持ってしまったりね。


とりあえず、多華宮君の魅力に(*´Д`)ハァハァするなら、日常パートがベスト。笑

多華宮君、将来はペンギンを飼いたいそうですが、
ペンギンに似ていると言われる私を飼うのはいかが(ry


● 音楽

【 OP「divine intervention」/fhána 】

この曲大好き♪お気に入りです♪

fhánaは今気になっているグループですし^^

それに歌詞がいい!この作品にぴったり♪

「身を焦がし 君のため戦おう」のフレーズは
現在私のスローガンとなっております。笑


【 ED「ウィッチ☆アクティビティ」/KMM団(作中に登場する5人組) 】

曲も悪くないですが、なんせアニメーションがインパクトあったww

まさかの拷問コレクションww


● まとめ
ギャグとシリアスの不協和音が独特な作品でした。

特別おもしろかったわけではないけれど、

それなりには楽しめた作品でした。

私は多華宮君に出会えたので満足していますww

投稿 : 2024/06/01
♥ : 44

75.0 15 バトルで漫画原作なアニメランキング15位
トリニティセブン(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1338)
8751人が棚に入れました
「傲慢」「嫉妬」「憤怒」「怠惰」「強欲」「暴食」「色欲」
それは、王立ビブリア学園に君臨する、7人の少女に科せられた罪(テーマ)。世界を取り戻すため、少年はこの罪(テーマ)を支配することを決断した――
その少年、春日アラタの知る日常は、「崩壊現象」と呼ばれる不可思議な事件によって、従姉妹の聖ごと異空間に消えてしまった。崩壊現象を解明し、聖を取り戻すため、王立ビブリア学園に入学したアラタ。そこに待っていたのは、罪(テーマ)により魔道を操る7人の少女たちだった。


声優・キャラクター
松岡禎丞、原由実、諏訪彩花、内田彩、佐倉綾音、日笠陽子、柚木涼香、村川梨衣、東山奈央、洲崎綾、釘宮理恵、三木眞一郎、赤﨑千夏、福原綾香、山下七海

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

声優豪華では?

特に内容が面白いわけではないが、とにかく声優が豪華でその点は幸せ。
こういうお馬鹿なエロも割と好き。トリニティセブンのみんなはそれぞれ可愛い。

最初はシリアス展開中心かと思わされたけど、意外とそうでもない。

OP
Seven Doors 歌 ZAQ
ED
BEAUTIFUL≒SENTENCE 歌 メイガス・トゥー[浅見リリス(原由実)、神無月アリン(内田彩)]
SHaVaDaVa in AMAZING♪ 歌 ユイレヴィ♡[風間レヴィ(佐倉綾音)、倉田ユイ(村川梨衣)]
ReSTART "THE WORLD" 歌 TWINKle MAGIC[リーゼロッテ・シャルロック(東山奈央)、セリナ・シャルロック(洲崎綾)]
TRINITY×SEVENTH+HEAVEN 歌 Security Politti[山奈ミラ(日笠陽子)、不動アキオ(柚木涼香)]
TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDが全作詞・作曲・編曲を担当。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
「傲慢」「嫉妬」「憤怒」「怠惰」「強欲」「暴食)」「色欲」それは、王立ビブリア学園に君臨する、7人の少女にかせられた罪(テーマ)。世界を取り戻すため、少年はこの罪(テーマ)を支配することを決断した--その少年、春日アラタの知る日常は、「崩壊現象」と呼ばれる不可思議な事件によって、従姉妹の聖ごと異空間に消えてしまった。崩壊現象を解明し、聖を取り戻すため、王立ビブリア学園に入学したアラタ。そこに待っていたのは、テーマにより魔道を操る7人の少女たちだった。

1. 魔王候補と第三の選択
高校生・春日アラタは、けしからんオッパイの美少女に生命を狙われる。生命を救う代わりに記憶を消すという魔道士リリスにアラタは、生命も記憶も奪わせない第三の選択をする。しかし、行き着いた魔道学園の男風呂には、なぜか、全裸の美少女が?

2. 空間閉鎖と王立図書館検察官
魔道士になるためには、7つの大罪をアーカイブする研究テーマが必要だ。寮でテーマを考えているとき、アラタたち4人は結界に閉じ込められる。出口はどこにもない。その時、リリスたちがオシ○○をもよおしてきた。大変だ! 美少女たちのオシ○○の危機だ!

3. 魔導士と錬金術
夏の海、南国の島、水着姿の美少女たち……。なぜかアラタは焼きそばを焼いている。仕方がない。彼のせいで崩壊した学園を、学園長が修復しているらしい。美少女たちと混浴温泉を楽しみながら、魔王候補アラタはテーマを決定する「支配」だ!

4. 巨大迷宮と魔銃起動
学園の地下から強大な魔力が流れ出てきた。その崩壊現象から学園を守るため、アラタたちは、巨大迷路に向かう。モンスターどもを倒し、最深部にたどり着いたとき、異変が起こる。「ぐあああっ! なんだ、この力は!?」アラタの背にドラゴンの翼が!

5. 夢の世界と第二の魔王候補
体操着姿の美少女たちのランニング。揺れる胸。アラタの心はときめく。学園生活をエンジョイしているとき、図書館に幽霊が現れる。調査に向かったアラタたちは「永劫図書館」に強制移動させられた。そこには、行方不明になっていたトリニティセブンの一人が!

6. 悪の魔導士と学園襲撃
永劫図書館の中に現れた最後のトリニティセブン、リーゼ! 彼女は魔王の刻印を受けた魔王候補だった。そして聖を救うなら、悪の道を選べとアラタを誘惑する。ためらうアラタに突然のキス!「ぐわあああっ」アラタの魔力が吸い尽くされる!リーゼはビブリア学園に襲い掛かる。

7. 秘奥義と異変解決
学園長の魔道書『ソロモンズゲート』が発動した。高位の魔道士でも長く見すぎれば、発狂する。しかし、リーゼは学園長との戦いを潜り抜け、アラタたちを襲った。そして究極の「秘奥義」ラスト・クレストを発動させる! 時間が止まった--その時、西の学園が消滅した。

8. 魔道勉強と安息日
なんと、なんと、なんと! アラタが検閲官セキュリティセカンドに任命される。そしてリリスたちと消滅した『王立リベル魔道学園』の近くに空間転移される。しかし、そこには、アラタが捜し求めていた従姉妹の姿が……!?

9. 魔道書戦闘と過去記憶
アラタたちの着いた場所は、多元宇宙の狭間を浮遊した異世界だった。次々と魔物たちが襲ってくる。現れた伝説の魔道書『イーリアスの断章』が、『アスティルの写本』に戦いを挑んできた。時間も空間も止まった世界で『アスティルの写本』は封じられ、消滅!?怒りに駆られたアラタの邪悪な力が目覚める!

10. 支配者と憤怒の魔人
究極の魔王アストラル・トリニティが現れる。それはアラタが変身したその異形の姿--。目の前に現れた聖は高位魔道士だと判明する。しかし、聖の目的はアラタを殺し、魔道学園を消滅することだった。「なぜ--!?」困惑。危機。崩壊。「福音探求会」イシュ・カリオテがビブリア学園へ攻撃に向かう。

11. 光輝剣士と姉妹の絆
学園にルーグが襲ってきた。アラタやミラたちは遠い地で足止めされている。学園を守るため、ユイは皆を夢の世界に避難させ、ただ一人、レヴィだけが戦いを挑んだ。しかし、相手は魔王因子を得た魔王候補だ。レヴィは、斬られ、打たれ、倒される。そして巨大な魔力を持った、聖が現れた!

12. 聖戦少女と魔王世界
最終回! ついに聖とアラタは直接戦う! ルーグが参戦し、リリスが、レヴィが、アリンが、ミラが、アキオが、ユイが、リーゼが、トリニティセブン全員が参戦する。いったい何のために聖はアラタを襲うのか? 強大な魔力と魔力がぶつかり合い、ついに魔王候補アラタの秘密が解き明かされる!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

アラタ君・・・色々と羨まし過ぎですよ^^;

この作品の原作は未読、事前情報も特に無く視聴を始めた作品です^^
魔法系の作品は嫌いじゃないので、どんな作品も一度は目を通すようにしているのですが、この作品・・・魔法とハーレム要素を組み合わせた王道的展開の作品でした^^

この作品の主人公は、17歳の春日アラタ・・・彼は一緒に住んでいる春日聖と平穏な日常を過ごしていました。
でも、ごく当たり前の日常に違和感を覚えたアラタに対し、これまで優しかった聖の態度は一変し・・・アラタの目の前から消えてしまうのです。

目の前でいなくなった聖を救いたい・・・
その一心で彼は聖を救うことのできる唯一の手段である魔道士になる事を選択し・・・物語が動いていきます。

アラタは、魔導学校である王立ビブリア学園に入学し自らを鍛えるため、それぞれ魔法の奥義を極めたトリニティセブンに接触するのですが・・・7人のトリニティセブンは全員美少女魔道士だったのです^^

主人公が唯一無二の力を持っていて・・・その周りには7人もの美少女が取り巻く・・・
そのトリニティセブンの皆さまはそれぞれタイプの異なる美少女揃い・・・
アラタ君・・・極めて羨ましいじゃありませんか^^
と序盤で激しく思ってしまいました(//∇//)

浅見 リリス:スタイル抜群で容姿端麗な彼女・・・そして極度の恥ずかしがり屋さんです。
神無月 アリン:失踪した聖と瓜二つの彼女・・・アラタを「旦那さま」と呼んでいます。
風間 レヴィ:くノ一で戦闘能力が極めて高い彼女・・・語尾に「〜ッス」を付けるのがが特徴です
山奈 ミラ:最初はアラタに対して全く好意的ではなく氷のような彼女・・・でも、氷って溶けるんですよね^^
不動 アキオ:ミラといつも行動を共にしている長身の彼女・・・一見ぶっきらぼうに見えますが、結構面倒見が良いんですよね^^
倉田 ユイ:新たに対する態度が一番ストレートな彼女・・・夢の中の彼女はスタイル抜群なんですよね^^
リーゼロッテ=シャルロック:トリニティセブンの中で一番色っぽい彼女・・・出番も多いので彼女の魅力を堪能する事ができます^^

このような様々な設定が盛られた7人の美少女が紆余曲折ありながらも、皆んなの好意がアラタ一点に集中していくのを指を咥えて見ている・・・というだけでなく、アラタって、ラッキースケベの塊みたいな存在なんですよね〜^^
こんなラッキーが何故起こるの・・・? という展開が次々と繰り広げられます。
アラタハーレムが徐々に出来上がっていく様を指を咥えて見ているしかできないのは少々歯痒いというか、癪という感じなのですが、それを差し引いても戦闘や日常シーンにおいて彼女たちはしっかりと堪能させてくれます^^

肝心の物語の方ですが・・・正直良く分からないというのが本音です^^
聖を助けたいアラタの気持ちは分かりますが、どの方向に転がっていくかが全く見えないうちに物語が終わってしまったような感がありました。

これで終わってしまったら、正直勿体無いと思います。
個々のパーツはどれも面白いし魅力的です・・・それらを組み合わせたその先が見えると、より良かったように思います。

オープニングテーマ
「Seven Doors」歌 - ZAQさん
エンディングテーマ
「BEAUTIFUL≒SENTENCE」歌 - メイガス・トゥー[浅見リリス(原由実)、神無月アリン(内田彩)]
「SHaVaDaVa in AMAZING♪」歌 - ユイレヴィ♡[風間レヴィ(佐倉綾音)、倉田ユイ(村川梨衣)]
「ReSTART "THE WORLD"」歌 - TWINKle MAGIC[リーゼロッテ・シャルロック(東山奈央)、セリナ・シャルロック(洲崎綾)]
「TRINITY×SEVENTH+HEAVEN」歌 - Security Politti[山奈ミラ(日笠陽子)、不動アキオ(柚木涼香)]
ZAQさんのオープニングは最高でした^^ でも歌うのが難しい曲です^^;
エンディングも覚えようと試みましたが、一番最初のリリス先生の曲で断念してしまいました(難しかったッス)^^;

1クール12話の作品でした。魔法モノですがハーレム色の強い作品だったと思います^^
作品自体の方向性が良く見えなかったので、続編でそのモヤモヤが解消できれば・・・と思っています^^;

投稿 : 2024/06/01
♥ : 36
ネタバレ

NEOたちばな さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

アーカイブに接続してテーマを実行( ..)φメモメモ

友人に「ハーレムものでおすすめアニメ教えてー」と聞いたら、このアニメの名前が!

友人のためにもレビューはしっかり書かないと!と思っているのだが
物語の中身が「無」←仙石さん!旗印パクらせてもらいました!
女の子はみんな可愛い(*'▽')!
{netabare}魔導書が可愛いって何なんですかねー(遠い目){/netabare}

トリニティセブン+主人公のまとめ(個人的メモ、見返し用)
{netabare}
浅見リリス:専門術式は錬金術(アウター・アルケミック)
「書庫」は色欲(ルクスリア)、テーマは不明
赤毛のロングヘアで縞パンツ着用、そして巨乳(これ大事)

神無月アリン:専門術式は聖儀術(カオシック・ルーン)
「書庫」は憤怒(イラ)で、「テーマ」は崩壊(ルイーナ)
水色っぽい髪色で聖によく似てて天然無表情、胸はCカップ(ちょうどええ)
個人的に1番好きなキャラ、旦那様って呼ばれてぇー

風間レヴィ:専門術式は忍法術(シャーマニック・スペル)
「書庫」は嫉妬(インウィディア)で、「テーマ」は期待(エクスペクト)
めっちゃ忍者、左目隠れて見えないから見てみたい
水着でもマフラー外さないのねw

山奈ミラ:専門術式は映晶術(ゲヘナ・スコープ)
「書庫」は傲慢(スペルビア)で、「テーマ」は正義(ユースティティア)
ツンデレ!
金髪でウサギ柄の下着着用、アキオとはぶっちゃキスしてもいいみたい
アキオとソフトな百合疑惑

不動アキオ:専門術式は真言術(マントラ・エンチャント)
「書庫」は暴食(グラ)で、「テーマ」は信仰(フィデス)
胸以外ほぼ男、だが巨乳、しかしそそらない
マントラ・エンチャントって無性に口にしたくなるオノマトペすぎるw

倉田ユイ:専門術式は重唱術(アーク・シンフォニー)
「書庫」は強欲(アワリティア)で、「テーマ」は友情(アミキティア)
夢の中で過ごしていた魔道士の少女って理解できない設定、かなり強いらしい
夢の自分とか夢の中にみんなを避難させるとかあんまり分からんかった
ロリ巨乳と妹キャラのWパンチ、サイコーかよ
おにーさんって呼ばれたすぎる

リーゼロッテ=シャルロック:専門術式は数秘術(ロゴス・アート)
「書庫」は怠惰(アケディア)で、「テーマ」は停滞(スタグナ)
魔王候補でセリナと双子、メイガスモードの服装が露出しすぎ
金髪ダイナマイトバディー、キスが濃厚すぎる
超高速の世界に独りぼっちらしい、かわいそう

春日アラタ:「書庫」は傲慢で、「テーマ」は支配(インペル)
アスティルの写本とかいう魔道書(ソラ)がかなり可愛い
自分のこと最強だと思ってる(けっこう弱い)
すぐに魔力なくなりがち
すっぽんぽん魔術、それほしいのだがw

頑張って書いたけど、別に書庫とかテーマとかぶっちゃけあんまり関係ないのは内緒、知らなくてもいいというか覚えられませーん!!!
{/netabare}
ハーレムものだが、変な心理描写やダラダラ展開がないからテンポはGOOD!
中身はないけど!!!

とにかく中二病的なカタカナが多いこと多いこと{netabare}
ゲイボルグとかミストルティンとか聞くとファイアーエムブレムしか思い出さんのだがw{/netabare}
同じ北欧神話あたりがベースなんでしょう

-OP&ED考察-
OP曲「Seven Doors」
歌:ZAQ
OP映像かなり評価してます、これ見るだけでトリニティセブンの面々がどんな能力(攻撃方法)もってるかある程度分かるし
{netabare}リリスが闊歩するシーンなんか曲と超絶シンクロしてると思う{/netabare}
曲もアニメの世界観にあってる、音作りがいいと思います

EDは4曲ある
「BEAUTIFUL≒SENTENCE」浅見リリス&神無月アリン
「SHaVaDaVa in AMAZING♪」風間レヴィ&倉田ユイの友達コンビ
「TRINITY×SEVENTH+HEAVEN」山奈ミラ&不動アキオの百合疑惑コンビ
「ReSTART "THE WORLD"」リーゼロッテ=シャルロック&セリナ=シャルロックの双子コンビ
個人的には 「TRINITY×SEVENTH+HEAVEN」がおすすめ

可愛い女の子と少しのエロを欲するときに観るべきアニメ!
ハーレムものが見たいという欲求を満たしてくれるアニメなのは間違いない

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12

75.5 16 バトルで漫画原作なアニメランキング16位
東京喰種√A(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1514)
8637人が棚に入れました
「 悲劇、2周目。」人間の死肉を喰らう怪人"喰種"が潜む街――東京。大学生のカネキは、ある事故がきっかけで"喰種"の内臓を移植され、半"喰種"となる。人を喰らわば生きていけない、だが喰べたくはない。人間と"喰種"の狭間で、もがき苦しむカネキ。どちらの世界にも「居場所」が無い、そんな彼を受け入れたのは"喰種"芳村が経営する喫茶店「あんていく」だった。そしてカネキは自らが"喰種"と人間、ふたつの世界に「居場所」を持てる唯一人の存在であると知る。互いが歪めた世界を正すため、カネキは"喰種"と人間の想いが交錯する迷宮へと立ち入るが…。――僕は"喰種"だ――全てを守れる「強さ」を欲したカネキが取った究極の選択は、

声優・キャラクター
花江夏樹、雨宮天、宮野真守、菅生隆之、諸星すみれ、浅沼晋太郎、梶裕貴、小西克幸、釘宮理恵、豊永利行、遊佐浩二、下野紘、悠木碧、戸松遥、井上和彦、瀬戸麻沙美、近藤孝行
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

√Aの歩き方

2018.08.19記


原作既読。1期から続けて視聴。

※1期ネタバレ含む。以下、1期視聴前提です。

1期から3か月空けての2期。時差がそれほどありません。実質分割2クールです。
本作2期√aはアニメオリジナル展開となることから、少し時間を空けたことで良いハーフタイムとなりました。

そうです。アニメオリジナル展開です。
結末は原作とほぼ変わらないので、そこに至るプロセスの違いをどう受け止めるか?は原作組の楽しみになるのではと思います。
あわせてアニメ作品として、作画やストーリーなどアニメ1期からの継続作品として原作とは分けてどう評価するか?がアニメ組原作組双方にとって楽しみになるのではと思います。

私は原作組になるかと思いますが、アニオリ展開を充分楽しめました。


ただ、なかなか好意的に受け止められてないようで、はじめにイマイチポイントを整理します。
・説明不足など伏線の回収が間に合わない

{netabare} ナシロとクロナの登場とか{/netabare}
{netabare} なんで金木君アオギリの樹に入ったの?とかね{/netabare}

尺不足を理由にするのは安易でしょうが、ストーリーを展開する上での演出には、技術的な粗さが散見されます。
アナザーストーリーを受け入れる土壌は確かにあったものの結果としてあまり好感をもたれてない。
原作組もなにがなんでも原作に忠実に、という方は少数でしょうが、〈原作の改悪〉と受け止められた向きがあります。

・作品の雰囲気が変わっている

1期は喰種と人間との間に挟まれた半喰種カネキ君の葛藤が物語の軸としてわかりやすく提示されてましたが、2期は葛藤度合いが薄めです。笛口家の悲劇のような象徴的なエピソードもなく、淡々と不穏な空気を孕みながら話数を重ねる感じですね。
{netabare}ひとつ例として、劇伴でしょうか。ピアノが主でたまにアコギ入れるみたいな抑え目で抒情的なつくり。詩的な印象づけを意図的に演出していると思われます。{/netabare}
要所要所での物語の盛り上がりに欠けるためエンタメ要素が少なく、アート寄りな作りと受け止められ、こういったところにとまどうかもしれません。


これから観られる方、もしくは再視聴される方向けに
こういったマイナス評価がある中で、前向きに捉えられるものはあるか。
見逃せない√aの要所があります。マイナスを補って余りある視点があります。

それは、

 ~~喪失の物語~~ 

前述のカネキ君の葛藤は、1期8話で人間と喰種の架け橋になることを自覚し、同じく1期11話で力をつけて大事なものを守ると覚悟を決めたことで、一定の結論を出してます。
「我太平洋の架け橋とならん」新渡戸稲造と「正しいことをしたければ偉くなれ」和久さんとの掛け合わせ的な結論です。
軸の定まったカネキ君は以降こちらを礎に行動に移していきます。並行して1期の見所であったカネキ君の葛藤は表向きには鳴りを潜めます。

 『この世の不利益はすべて当人の能力不足』

それが正しいか正しくないかは当の本人もわかってないでしょう。選択肢はなくそれを選ばらざるを得なかったのです。
1期終盤で覚醒した白カネキ君が原作とは違うアオギリの樹加入というルートを辿ってどこへ向かうのか?
哀しみの戦士カネキ君だけではない、あんていくの面々、CCGの捜査員たちも何かを得る以上に何かを失っており、そんな多くの登場人物の抱えた想いが交差しながら物語は進んでいきます。
成長する、勝利する、溜飲を下げるなどの描写はほとんどありません。
それがいいんですけどね。

積み上げていくもの 失っていくもの
生まれくるもの 亡くなっていくもの

東京喰種本筋の楽しみである人間と喰種の果てなき闘争に『喪失の物語』要素が加わり、物語はある結末に向かっていくのです。

ここまで観るとピアノ主体の劇伴の意図もわかりそうです。
結末がバッドエンドかハッピーエンドか自身で確かめてみてください。

多少の粗さに目を瞑り、作品が伝えたかったことに共感するかたちでの視聴となった私です。1期から継続視聴されてる方で違和感を感じられた場合は、視点を少しずらしてみると楽しめるかもしれません。良作です。

{netabare}例えば会津戦争の白虎隊が好きでしたら親和性ある気がします。最終話EDは堀内孝雄の「愛しき日々」でも良かったくらいです(嘘){/netabare}



※以下、がっつりネタバレ注意

■ボタンの掛け違い
各々が良かれと思ってとった行動が裏目に出ることはままありますが、そこが描かれていることも私にとっての作品の魅力のひとつです。

{netabare}カネキ君の場合
カネキ君のアオギリ加入は身近な人を守るため。アヤトと似たような動機かと思います。ただ、眼帯のグールがCCGに認知されて足がつき、そこをエトらに利用されて、と大きな流れには逆らえませんでした。原作でも結末は似たような感じだったので、カネキ君がどんなルートを辿っても行き着く先は変わらない、というのがアニオリで製作側が訴えたかったことなのかもしれません。

CCGの場合
20区の喰種に秩序をもたらしていた存在を潰したことになります。その先には、混沌かさらにたちの悪い連中による支配のどちらかでしょう。警備コストは増えることになり、良い手だったとは到底思えません。

どちらにとっても結果としては良手ではありませんでした。しかしながら局面の判断としては間違っていたとは言えない。
なんともやるせない話です。
{/netabare}

■私の大好きな第8話
ボタンを掛け違った結果の第8話です。
1期も2期も第8話は好きな回です。そういえば某吹奏楽部アニメ1期の8話もなかなかでした。1クールもので終盤に向けて加速するのに頃合いがいいのかもです。

{netabare}芳村店長と篠原特等があんていくのカウンターで珈琲を一緒に飲むシーン。
2018年8月現在、3期まで観終わりましたが全期通じて一番好きな描写です。
一言でかたずけると、二人の人生が詰まっています。

避けられない対決を前にしての一時の邂逅。あれくらいの歳の男にしか出せない渋みをぜひご堪能くださいませ。{/netabare}



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2019.06.29追記
《配点を修正》


視聴時期:2017年11月(無印とセットで)

8話を観るためにという理由だけでも価値のある2期。
マンガですが、『花の慶次』幸村と砂霧の茶会シーンに匹敵する名シーンだと個人的には思うわけであります。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 26
ネタバレ

ゆう。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

最終回が一番良くわからなかった。

カネキなんでああなった?

1話感想
{netabare}
1話目から凄まじい戦闘シーンと言う怒涛の展開だったのだがカネキの変貌振りがいきなり過ぎて少しついていけなかった。

1話の最後ではカネキがアオギリに入ると言う1話目にしては展開が早いなと感じる流れでした。
今後どうなる?
{/netabare}

2話感想
{netabare}
今回はCCGの話がメインでした。

亜門さんの新しいパートナーとして紹介されたのは真戸さんの娘の暁(あきら)。
父に似て癖の強いキャラでしたね。

今後現場でこのコンビがどう立ち回っていくのか楽しみなところ。
{/netabare}

3話感想
{netabare}
3話ではヒナミが会った作家の先生がカネキのことを知っていることや碧眼の少女二人が登場したりなど謎が深まる回でした。

謎がいくつも重なる感じで少しわからなくなってくる部分が多いかなとも感じたかな。
{/netabare}

4話感想
{netabare}
コクリアグール収容施設での話しだったんですが今回は今までと打って変わって戦闘ばかりの話でした。

しかしグールは二期になってから話がごちゃごちゃしすぎている、これが戦闘になると正直ストーリー(主な内容)的な物が色々飛ばされる形で戦闘ばかりになるので何故この様なことになっているのかなどわからない場面などが多かったです。

かつて亜門がいた養護施設の神父が何かあると言うのはわかったのですが金木の戦闘が良くわからなかった。
その謎は来週に持ち越しってことでしょうか。
{/netabare}

5話感想
{netabare}
金木の様子がおかしかったけれどあれはリゼに侵食されてたのかな?

こんかいはバトルが多い中人間が押し気味でアオギリを倒しかけてはいたがあの双子のグールは元人間で亜門の教え子か何かなのかな?
亜門も見た時に覚えている様だったけれどどんな経緯でグールになったんだろうか。

狂った金木は亜門によって止められ正気に戻っていたようだったけど回収されてしまった。
食べたくないと言っているのに何故アオギリに入る道を選んだのかな?
{/netabare}

6話感想
{netabare}
前半は主にジューゾーの話、後半は亜門とアキラの話という回でした。

ジューゾーは明らかにおかしいというのは知っていましたがグールに育てられた人間だったんですね、純粋な人間だけどグールに育てられ、調教されて身体能力が異常な数値になったようです。

人間の親の感覚と言うのがわからない感じでしたがパートナーである篠原さんに少し親に近い感情を抱いてるんですかね?篠原さんも我が子のように接しているようにも思えるかな。

亜門さんはやはり凄いタフで良い男だと思ったけど「部下の自宅で筋力トレーニングに励む変態捜査官」だったとは・・・

普通腕立て7000回とかできんわw

アキラも少しずつ心を開いてきたようですね。
{/netabare}

7話感想
{netabare}
とうとうはとにあんていくの事がバレてしまうという回、バレると言っても攻撃を受けるとか言うものではなくお互いわかってはいるがあえて口に出さないといった状況かな。

高槻泉によって話が動き始めたという感じですがジューゾーは取材の時勘みたいなので何か嫌な予感みたいなのはしてたのかな?

金木がアオギリに入った理由って皆を守りたかっただけなの?皆を守るため強くなりたいからアオギリに入ったのか。
もう少し複雑な理由かと思ってた。
{/netabare}

8話感想
{netabare}
あんていくの店長による昔の話があったがフクロウはどうやら店長の息子のよう、グールと人間の間に出来た子だが普通であれば生むことは無理だがウキナが愛ゆえに人間でありながら人を喰らい生むことが出来たようです。

あんていくからはトーカとヒナミは何も知らせず避難させるような形になったようです。

お店の物も処分し残ったのは店長と最後まで付き合うといった店員2人、店長はやはり気づいていたようですね。

来週あたりから戦いが始まりそうです、20区の中でも平和な方だったあんていくはどうなるのでしょうか?
{/netabare}

9話感想
{netabare}
戦いが始まったのですがあんていくの店員だった2人も有名なグールだったみたいですね。

なんかすごい数の部下みたいのを連れてきたし。

お互い過去の因縁などもある間などもいるみたいで、戦いが激しくなりそうです。

店長かなり強いな、とても同一人物には見えなかった。
{/netabare}

10話感想
{netabare}
あんていく側のグール達は過去に過ちを犯したかもしれない、でも今回CCGとの抗争はなくてもよかったのでは?と思わせるような部分が多かったです。

人との共存を選び平穏に過ごしていたのに人間がそれを崩してしまった、どちらが正しいのかわからない。

人間が人間を巻き添えにしようとしグールがそれをかばうという場面もありました、それだけあんていくのグール達は共存を望んでいたのかと思います。

人間によってそれが崩されました。

金木とのバトルはどうなるのでしょうか。
{/netabare}

11話感想
{netabare}
今回も沢山のバトルがありました。

正直意味があるバトルなのか?と思う部分がありました、完全にCCGはフクロウを勘違いしていたんですね。

亜門さんも出会い方が違かったらと金木とはお互い戦いたくないと言う気持ちはあるようでしたがそういうわけにもいかなく本気でぶつかり合うことに。

一番驚いたのはフクロウの正体があの小説家だったこと、彼女は何を考えているのか?

金木はあんていくで目覚めることになりましたがそこには永近がいて久しぶりの再開、次回どうなるのか?
{/netabare}

12話感想
{netabare}
今回が最終回。

金木が苦しんでる中永近は永近なりに金木のために何かしてやれないかと頑張っていたんですね。

トーカの知らないところで色々事が進み大切な場所あんていくが燃えて無くなり大切な人達までも失うと言う事が一気に起きました。

正直、話自体は金木と永近がほとんど進めてあとはよくわからない状態だったかな。

トーカは立ち直って自分で喫茶店を営業していたけどヒナミはどこ行ったんだろう?
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9
ネタバレ

ぽんちぃ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

2期決定。予想通りだったけど、ほっとした。

10月11日のイベントで、2期の発表があったらしいです。
予想どうりでしたが、ちょっと心配だったので、ひとまずほっとしました。
中途半端でもやもやしてた方、よかったですね。
(情報のみなので、サンキューは不要です。)

TVアニメの第2期は、2015年1月よりスタート
石田スイのオリジナル原案によるアニメーション
花江夏樹、雨宮天、花澤香菜、宮野真守らキャスト陣が続投。
監督は、森田修平監督が引き続き担当

森田監督コメント
「東京喰種2期! 皆さまに発表できる日が来たことをうれしく思います。
僕たちの使命は、1期以上にみなさんが楽しめるアニメ東京喰種にする事です。
是非、アニメ東京喰種をお楽しみにしていただければと思います!」


▼以下は、配信記事
===================================
「東京喰種」ファンイベントでアニメ2期&「東京喰種;re」連載開始発表!
[映画.com ニュース]2014年10月11日 21:50 より
{netabare}
石田スイ氏の人気漫画「東京喰種」のファンイベント「東京喰種 24区 SECRET RECEPTION」が10月11日、都内で開催され、アニメ版の声優を務めた花江夏樹(金木研役)、雨宮天(霧嶋董香役)、森田修平監督、本作の大ファンというタレントの小島瑠璃子がトークショーに出席した。

「東京喰種」は、人を食べる化け物・喰種(グール)がはびこる東京を舞台に、半喰種として生きることを余儀なくされた普通の大学生・金木研が真実を追い求める姿を描く。9月18日発売の「週刊ヤングジャンプ」(集英社刊)で唐突な最終回を迎えており、ファンの多くは今後の展開に大きな期待を寄せていた。

そんななか、イベントでは特報ムービーでアニメ版第2期の制作が発表。さらに、同誌編集部「東京喰種」担当編集の松尾淳平氏から、続編である「東京喰種;re」の連載開始が公にされると、客席から割れんばかりの歓声があがる。石田氏からもファンに向けた感謝のメッセージが寄せられており、会場のそこかしこから喝さいが沸き起こっていた。

この発表に、単行本全巻を大人買いしたという小島は「やったー!」と大興奮。アニメ第2期には「“白”カネキくんが動く姿が見たかったので、本当にうれしいです」と目を輝かせ、新連載については「PVの中でかなり謎があって、それも伏線になっていくんだろうな。ドキドキしています!」と胸おどる様子だった。

この日の会場は作品の世界観を忠実に再現した都内某所の施設で、ファンのテンションはのっけから最高潮。壇上では喰種が人間とコーヒー以外の物を口にすると吐しゃ物のような味に感じてしまう設定にちなみ、小島と森田監督に「激マズサンドイッチ」がふるまわれたほか、静止画MADコンテスト表彰式や特別プレゼント抽選会が催され、100倍を超える倍率をくぐり抜け集結したファンは大盛り上がりだった。

「東京喰種」アニメ版第2期は2015年1月放送開始予定。
「東京喰種;re」は10月16日発売の「週刊ヤングジャンプ」第46号から新連載。
{/netabare}

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『東京喰種』主人公を一新した新章連載が決定、アニメ第2期は2015年1月開始
マイナビニュース 10月11日(土)21時31分配信 より
{netabare}
先日公式サイトで「:re」「石田スイ」「…始動。」という予告がアナウンスされ話題となっていた、石田スイによる人気漫画『東京喰種トーキョーグール』の続編連載が11日、明らかになった。また、TVアニメの第2期も2015年1月より放送がスタートする。

続編のタイトルは『東京喰種トーキョーグール:re』。10月16日発売の『週刊ヤングジャンプ』46号から連載を開始する。主人公を一新した新章になるという。

そして、2015年1月よりスタートするTVアニメの第2期は、石田スイのオリジナル原案によるアニメーションとなり、花江夏樹、雨宮天、花澤香菜、宮野真守らキャスト陣が続投。監督は、2013年度米アカデミー賞短編アニメ賞にオムニバス映画『SHORT PEACE』の「九十九」がノミネートされた森田修平監督が引き続き担当する。森田監督は「東京喰種2期! 皆さまに発表できる日が来たことをうれしく思います。僕たちの使命は、1期以上にみなさんが楽しめるアニメ東京喰種にする事です。是非、アニメ東京喰種をお楽しみにしていただければと思います!」とコメントを寄せている。

『東京喰種トーキョーグール』は、漫画誌『週刊ヤングジャンプ』(集英社)で2011年より連載がスタートし、9月18日発売の42号にて連載を終了。人を喰らう怪人"喰種(グール)"が跋扈する東京が舞台で、喰種に襲われ瀕死となった平凡な大学生の金木研が、喰種の臓器を移植されたことでその能力を受け継ぐ半喰種に。人間でありたいと願いながら、人を喰いたい衝動に耐える金木研が、自分の存在に疑問と葛藤を抱きつつ、喰種と捜査官、そして謎の組織との過酷なバトルに身を投じていく姿が描かれた。

コミックスは現在13巻まで発売され、累計発行部数は720万部を突破。巻数を重ねるたびに人気を獲得していき、9月の突然の連載終了から続編を求める声が多く上がっていた。TVアニメ化も果たし、2014年7月より9月までTOKYO MXほかにて放送。なお、10月17日にはコミックス14巻とフルカラーイラスト集『東京喰種トーキョーグール【zakki】』の発売が予定されている。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16

82.4 17 バトルで漫画原作なアニメランキング17位
ジョジョの奇妙な冒険(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (1691)
8331人が棚に入れました
古代メキシコで繁栄を遂げた太陽の民アステカ。

彼らには奇妙な 「石仮面」が伝わっていた。
それは、永遠の命と真の支配者の力をもたらすという奇跡の仮面。だが、ある時を境に歴史から姿を消すこととなる。

やがて時は過ぎ、19世紀後半。人々の思想と生活が激変していた時代に出会った、ジョナサン・ジョースターと ディオ・ブランドー。2人は少年時代から青年時代を共に過ごし、やがて「石仮面」を巡って数奇な運命を辿ることとなる――。

声優・キャラクター
興津和幸、子安武人、塩屋翼、上田燿司、川澄綾子、杉田智和、佐藤拓也、伊丸岡篤、田中敦子、井上和彦、藤原啓治、大塚明夫、乃村健次
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

さすがジョジョ

1~9話がpart1で1880年の英国が舞台 ジョナサン・ジョースターが主人公
10~26話がpart2で1938年の欧米が舞台 孫のジョセフ・ジョースターが主人公
まとめておかないと忘れてしまいそうだ。
ジョースター一族とディオとの因縁の戦い。
やっぱりスタンドじゃなくて波紋ですよ。
波紋の呼吸をしてくれー。実際に真似して命に関わった人がいたとかいないとか

以下好きだったセリフたち
ふるえるぞハート!燃えつきるほどヒート!!おおおおおっ刻むぞ血液のビート!

ズキュウウウン

そこにシビれる!あこがれるゥ!

ディオォォオオーッ!君がッ!泣くまで!殴るのをやめないッ!

俺は人間をやめるぞ!ジョジョーッ!

貧弱!貧弱ゥ!

無駄無駄無駄ーーーっ!!

き…切れた。ぼくの体の中で何かが切れた…決定的な何かが…

う~ううう、あんまりだ…HEEEEYYYY!あァァァんまりだアアアア
ていうエシディシなんか可愛くて憎めないなあ

{netabare}
原作第一部での名セリフたち
アニメでもほとんど再現されていた。
「なっ!何をするだァーッ!ゆるさんッ!」(ジョナサン)
「さすがディオ!俺達に出来ないことを平然とやってのけるッ!そこにシビれる!あこがれるゥ!」(お調子者たち)
「ディオォォオオーッ!君がッ!泣くまで!殴るのをやめないッ!」(ジョナサン)
「ディオ!おまえのくだらないキスがこれを狙っていたのなら予想以上の効果をあげたぞッ!」(ジョナサン)
「君らとは闘う動機の「格」が違うんだ!」(ジョナサン)
「ハッタリぬかすなよーッ!金持ちのアマちゃん!」(スピードワゴン)
「こいつはくせえッー!ゲロ以下のにおいがプンプンするぜッーッ!!こんな悪(ワル)には出会ったことがねえほどなァーッ!環境で悪人になっただと?ちがうねッ!!こいつは生まれついての悪(ワル)だッ!」(スピードワゴン)
「俺は人間をやめるぞ!ジョジョーッ!!」(ディオ)
「ちがうッ!あの父親の精神は…息子のジョナサン・ジョースターが立派に受け継いでいる!それは彼の強い意志となり、誇りとなり、未来となるだろうぜッ!!」(スピードワゴン)
「くっそー!侵入罪でとっつかまろーと、この部屋へ入って思いっきり祝ってやるぜーッ!!」(スピードワゴン)
「スピードワゴンはクールに去るぜ」(スピードワゴン)
「まあ!なんてこと!骨折している腕で私を!」「いつだって支えるさ」(エリナ&ジョナサン)
「運命か…人の出会いってのは運命できめられてるのかもしれねえな…」(スピードワゴン)
「ウホホホッホッホーッ!」(ツェペリ)
「関節を外して腕をのばすッ!その激痛は波紋エネルギーでやわらげるッ!」(ジョナサン)
「パパウ!パウパウ!波紋カッターッ!!」(ツェペリ)
「人間讃歌は「勇気」の讃歌ッ!!人間のすばらしさは勇気のすばらしさ!!いくら強くてもこいつら屍生人(ゾンビ)は「勇気」を知らん!」(ツェペリ)
「お前は今まで食ったパンの枚数を覚えているのか?」(ディオ)
「『波紋』?『呼吸法』だと?フーフー吹くなら…このおれのためにファンファーレでも吹いてるのが似合っているぞッ!」(ディオ)
「意外!それは髪の毛ッ!」(ジョナサン)
「逆に考えるんだ。“あげちゃってもいいさ”と考えるんだ」(ジョースター卿)
「ふるえるぞハート!燃え尽きるほどヒート!!おおおおおっ、刻むぞ血液のビート!山吹き色(サンライトイエロー)の波紋疾走(オーバードライブ)!!」(ジョナサン)
「お前…俺が途中で剣撃を止めると…そこまで信用して攻撃してこなかったのか!そこまで人間を信用できるのか!」(ブラフォード)
「三百年たった世界の友人よ。おまえの名をきかせてくれ」(ブラフォード)
「ねーちゃん!あしたって今さッ!」「こ…こわい…の…は、痛みじゃあ…ないぜ…。ヘ…ヘヘヘヘ…」(ポコ)
「自分の運命に満足しておる…すべて受け入れておるよ…」「わしはこれからお前の中で生きるんじゃ」(ツェペリ)
「そしてジョジョはまた受け継ぐ。彼の生き方とその精神を…」(ナレーション)
「礼儀を知らん者は生きる価値なしだな…」(ディオ)
「ルン!ルン!ルン!ぬウフフフフ、たまげたかァああ!」(ドゥービー)
「やれやれだ」(ジョナサンがドゥービーに)
「かかったなアホが!稲妻十字空烈刃(サンダークロス・スプリットアタック)!」(ダイアー)
「カエルの小便よりも…下衆な!下衆な波紋なぞをよくも!よくもこの俺に!いい気になるなよ!KUAA!」(ディオ)
「猿が人間に追いつけるかーッ!お前はこのディオにとってのモンキーなんだよジョジョォォォーーーッ!!」(ディオ)
「おれはいつでまでも応援するし困ったときはいつでもどんな所でもかけつけるつもりだぜ!もっともかえって足手まといかな」(スピードワゴン)
「神がいるとして運命を操作しているとしたら!俺たちほどよく計算された関係はあるまいッ!」(ディオ)
「き…切れた。ぼくの体の中で何かが切れた…決定的な何かが…」(ジョナサン)
「ジョジョ!ジョジョ…!?こ…こいつ…死んでいる…!」(ディオ)

第二部の名セリフたち
こちらもしっかり再現されていた
「個人の主義や主張は勝手!許せないのは私どもの友人を公然と侮辱したこと!他のお客に迷惑をかけずにきちっとやっつけなさい!」(エリナ婆ちゃん)
「ストレイツォ容赦せん!!」(ストレイツォ)
「気づくのが遅いんだよアホレイツォ!」(ジョセフ)
「わたしは後悔していない…醜く老いさらばえるよりも、一時でも若返ったこの充実感を持って地獄へ行きたい…」(ストレイツォ)
「我がドイツの医学薬学は世界一ィィィ!できんことはないィィーッ!!」(シュトロハイム)
「(ジョセフ)テキーラ酒の配達なのよ~」「お前みたいにデカくて筋肉質の女がいるか!スカタン!」(ドイツ兵)
「飲んどる場合かーッ」(シュトロハイム)
「ドジこいたーッ!」(シュトロハイム)
「サンタナさん、さあ、ごいっしょに…さん…しー、
ハッピー、うれピー、よろピくねー」(ジョセフ)
「ジョジョおまえ何しとるんじゃ!」(スピードワゴン)
「人間の寿命はどうせ短い。死にいそぐ必要もなかろう」(ワムウ)
「なぜだ、その不敵なまなざしの理由は?」「聞きたいのか?本当に聞きたい?」「いや!聞かんでもいい!やはりすぐ殺すことにした!」(ワムウとジョセフ)
「(ピクピクピク)ハッタリをかますなよJOJOとやら!」(ワムウ)
「あ…あの女の目…養豚場の豚でも見るかのように冷たい目だ。残酷な目だ…“かわいそうだけど明日の朝にはお肉屋さんの店先に並ぶ運命なのね”って感じの!」(ジョセフ)
「わたしってどうしてこう…変な男ばかり寄ってくるのでしょう…」(リサリサ)
「ほう…鋭い…いい目をするようになたな…。だが、そのようなまなざしを持つ者がおれに会った時…そいつは早死にする」(エシディシ)
「どけい!」「俺がどくのは道にウンコが落ちている時だけだぜ」(エシディシとジョセフ)
「う~ううう、あんまりだ…HEEEEYYYY!あァァァんまりだアアアア」
(エシディシ)
「顔に血管針をつきさして沸騰血を体内に送り込み、お前の顔面をグツグツのシチューにしてやる…くらってくたばれ『怪焔王』(かいえんのう)の流法(モード)!!」(エシディシ)
「あのな…こーやって腕を組んで目を閉じる笑いは、勝利の笑いだぜ」(ジョセフ)
「俺はこいつ(エシディシ)と戦ったからよく分かる…こいつは誇りを捨ててまで、何が何でも仲間のため生きようとした…赤石を手に入れようとした。何千年生きたか知らねえが、こいつはこいつなりに必死に生きたんだな…善悪抜きにして…。こいつの生命にだけは敬意を払うぜ!」(ジョセフ)
「きたきたきたきたきたきたきたきたきたーっ!!」(シュトロハイム)
「おれが最期にみせるのは代代受け継いだ未来にたくすツェペリ魂だ!人間の魂だ!」(シーザー)
「(血のシャボンを見て)くれてやる…人間のようにセンチになったからではない…俺にとって強い戦士こそ真理…勇者こそ友であり尊敬する者!!俺はお前のことを永遠に記憶の片隅に留めておくであろうシーザー。シャボン玉のように華麗ではかなき男よ」(ワムウ)
「オーノーだズラ。おめえ、もうだめズラ。逆にお仕置きされちまったズラ。波紋を流されてしまったズラ」(ジョセフ)
「フフ…」「ワムウ!」「失笑でしたカーズ様」(ワムウとカーズ)
「一緒に戦ってくれ!シーザー!」(ジョセフ)
「へっへっへっへっへっ、またまたやらせていただきましたァン!」
(ジョセフ)
「おめーの次のセリフはこうだ『決闘を侮辱するなJOJO』」「俺の前で決闘を侮辱するなJOJO!はっ!」(ジョセフとワムウ)
「俺はお前に出逢う為に1万数千年もさまよってたのかもしれぬ」(ワムウ)
「カーズ様が!おおおおおカーズ様がアアアーッ!!戦闘態勢にはいったーッ!!」(吸血ゾンビ軍団)
「カーズ!てめーの根性はッ!畑にすてられ カビがはえて ハエもたからねーカボチャみてえにくさりきってやがるぜーーッ!!」(ジョセフ)
「たったひとつだけ策はある!!とっておきのやつだ!いいか!息がとまるまでとことんやるぜ!フフフフフフ。逃げるんだよォォォーッ」(ジョセフ)
「溶岩でも倒せない!か…『神』だ!や…やつは『神』になったんだ…!我々…人間は、か…『神』にだけは勝てない!服従しかないんだ!」(シュトロハイム)
「無限の谷底へッ 溶けて流れ落ちろォォォォ!」(カーズ)
{/netabare}


OP
ジョジョ 〜その血の運命〜 歌 富永TOMMY弘明
BLOODY STREAM 歌 Coda
第25話のみ効果音が付加されている。第26話ではエンディングテーマに使用。
ED
ROUNDABOUT 歌 YES
OPは盛り上がること間違いなし。時々一人で歌っては興奮してる。
EDはYESの楽曲を使うとは!石仮面が震えながら眼の部分が赤く光るのが不気味。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
古代メキシコで繁栄を遂げた太陽の民アステカ。彼らには永遠の命と真の支配者の力をもたらすという奇妙な「石仮面」が伝わっていたが、ある時を境に歴史から姿を消す。やがて時は過ぎ、19世紀後半。人々の思想と生活が激変していた時代に出会った、ジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドー。2人は「石仮面」を巡って数奇な運命を辿ることとなる――。

第1話「侵略者ディオ」
ある雷雨の夜、馬車事故に遭った英国貴族のジョースター卿。偶然その場に居合わせたブランドーは、自分が命を救ったようにふるまい恩を売りつける。それから12年、ブランドーの死後、その息子であるディオがジョースター家に招かれた。ジョースター卿の子ジョナサンは、同い年のディオと仲良くしようとするが、強く拒絶されてしまう。

第2話「過去からの手紙」
大学生となったジョナサンとディオ。ジョースター家の正式な養子となっていたディオは、かねてから進めていたジョースター家乗っ取り計画、ジョースター卿の毒殺を目論む。一方、偶然ブランドーの手紙を発見したジョナサンは、父が衰弱していく原因が毒ではないかと疑い、調査のためロンドンへ向かうことに。

第3話「ディオとの青春」
解毒剤の入手に成功し、屋敷に戻ったジョナサン。ディオの行った悪事を暴き、彼を追及するジョナサンに、殊勝な態度で反省をみせるディオ。だが、ジョナサンに同行していた暗黒街出身の男・スピードワゴンは、ディオに対し「こいつは生まれついての悪だ」と断じて警戒を促す。窮地に陥ったディオは、自ら石仮面をかぶることで「人間を超越」しようとする。

第4話「波紋疾走(オーバードライブ)」
ディオとの戦いで重傷を負ったジョナサンは、再会したエリナの手厚い看護で傷と心の両方を癒す日々。ある日、惨劇の現場である屋敷跡を訪れたジョナサンは、発見されなかった石仮面を案じながらも、事件を忘れようとする。だがその帰り道、ツェペリと名乗る男と出会い、彼の運命は再び大きく動き出す。

第5話「暗黒の騎士達」
険しい断崖に囲まれた町、ウインドナイツ・ロット。町の外れにたどり着いたジョナサン一行は、スリの少年ポコと出会い、ついにディオ本人との対面を果たす。暴帝としての貫録を見せるディオに波紋攻撃を繰り出すツェペリとジョナサンだったが、ディオの気化冷凍法により、波紋エネルギーを封じられてしまう。

第6話「あしたの勇気」
ジョナサンとブラフォードの死闘が続く。これまでの闘いでジョナサンから勇者の素質を感じ取ったブラフォードは、互いの最大を尽くした闘いを要求。死闘の末、ジョナサンの波紋で人間としての痛みと高潔な魂を取り戻したブラフォードは、ジョナサンに「幸運と勇気の剣」を託して消滅する。改めてディオへの怒りを燃やすジョナサンたちに、タルカスの刃が迫る。

第7話「うけ継ぐ者」
ポコの勇気ある行動によって、ジョナサンが捕らわれた双首竜の間への扉は開かれた。すぐさまジョナサンの救出に向かうツェペリだったが、その脳裏にあったのは、かつての師であるトンペティから告げられた「死の運命」――!

第8話「血戦!JOJO&DIO」
修練場からの脱出後、ツェペリの師・トンペティとその弟子たちと合流したジョナサン一行は、町民たちのゾンビ化が進んでいることに焦りを隠せない。一方、ゾンビによる制圧を待つディオは、ポコの姉に自らの仲間となるよう誘いをかけるが・・・。

第9話「最後の波紋!」
ついに、ディオとジョナサンの長き因縁に終止符が打たれた。死闘を終えたジョナサンは、自らを献身的に支えてくれた愛する女性、エリナとの結婚を迎える。アメリカ行きの蒸気船でハネムーンに出発したふたりは、幼少期の思い出を語り合いながら幸せなひとときを過ごす。だがその時、ジョナサンが倒したはずのディオの部下、ワンチェンを視界に捉える…!

第10話「ニューヨークのジョジョ」
1938年、アメリカ――。亡くなった祖父の知己、スピードワゴンの誘いで、祖母エリナと共にロンドンからニューヨークに越して来たジョセフ・ジョースター。到着早々、トラブルに巻き込まれながらも、生まれつき備わる波紋の力と誇り高き血統の片鱗を見せるジョセフ。一方、遺跡調査中のスピードワゴンは、同行していたストレイツォの裏切りに遭っていた…!

第11話「ゲームの達人」
ジョセフの前に現れたのは、吸血鬼となったストレイツォだった!機先を制して機関銃をブッ放すものの、全くダメージを与えられず戦慄するジョセフ。対するストレイツォは必殺の一撃で決着を狙うが、ジョセフのトリッキーな策で思わぬ反撃に遭う。

第12話「柱の男」
ストレイツォが遺したメッセージ「柱の男」の謎を探るべく、一路メキシコへ向かったジョセフ。現地でスピードワゴンの生存情報を耳にし、思わぬ朗報に喜びを隠せない。一方、スピードワゴンが囚われている地下実験室では、ドイツ軍による「柱の男」の研究が行われていた。

第13話「JOJO vs. 究極生物」
ついにメキシコの地下研究所に辿り着いたジョセフ。「柱の男・サンタナ」との対面を果たし、互いに戦闘態勢へ突入。だが、ジョセフの波紋エネルギーはサンタナの身体に反発してしまい、外部からの攻撃は届かない。そこでジョセフは、サンタナの体内から直に波紋を流そうと苦肉の策にでる。

第14話「太古から来た究極戦士」
サンタナ以外にも「柱の男」は存在する――。その事実を知ったジョセフは、シュトロハイムの遺言に従い、スピードワゴンと共にローマへと飛び立つ。そこで待っていたのはウィル・A・ツェペリの孫、シーザーだった。直情型のジョセフと気障なシーザーは相性が悪いのか、互いに反目しあう。仲違いしたまま、ドイツ軍が発見した「柱の男」の元へと向かうふたり。

第15話「ヒーローの資格」
復活した「柱の男」――ワムウ、エシディシ、カーズの3人に友を殺され、怒りに震えるシーザー。満を持して必殺技「シャボン・ランチャー」を放つものの、ワムウの対波紋ワイヤーによって、あっけなく弾かれてしまう。

第16話「波紋教師リサリサ」
再戦の誓いとして、心臓と喉に「毒の指輪」をはめられたジョセフ。33日以内にワムウとエシディシに勝たなければ、指輪の呪縛からは解放されない。だが、今の実力ではワムウたちに敵わないと悟ったシーザーは、ジョセフと共にヴェネチアにいる波紋の達人を訪ねることに。

第17話「深く罠をはれ!」
ジョセフに課せられた最終試練、それは師範代・ロギンズとの戦いに勝利すること。だが彼が向かった先の試練場に待っていたのは、ロギンズではなく「柱の男」、エシディシだった。

第18話「シュトロハイム隊の逆襲」
エシディシに勝利したジョセフは、状況報告のためリサリサのもとへ向かう。そこで、使用人のスージーQがリサリサを襲おうとしている場面に遭遇。倒したはずのエシディシが彼女にとりついていることを知ったジョセフは、シーザーとの合体技でエシディシを消滅させる。

第19話「死の崖へつっ走れ」
「赤石」の送り先には、サンタナ戦で木端微塵になったはずのドイツ軍人シュトロハイムの姿があった。全身を機械化したシュトロハイムは、「エイジャの赤石」を求めて現れたカーズと戦闘を開始する。超人的な戦いを繰り広げるものの、「光の流法」を操るカーズはシュトロハイムを圧倒。死闘を見守るジョセフは・・・。

第20話「シーザー孤独の青春」
シーザーの秘められた過去――。それは、シーザーの父・マリオを襲った悲劇の物語でもあった。ツェペリ一族の積年の恨みを晴らそうと意気込むシーザーは、父の仇であるカーズを倒すため、単身敵の拠点へと侵入する。

第21話「100対2のかけひき」
シーザーの死を悼む間もなく、ジョセフとリサリサはカーズとワムウが待つ部屋へと向かう。そこにはカーズたちの他に、100体もの吸血鬼が待ち構えていた。圧倒的な敵の数を前に焦りを隠せないジョセフだったが、リサリサはカーズに対し「エイジャの赤石」を賭けた決闘を申し出る。

第22話「真の格闘者」
ついに古代環状列石の闘技場にて、ジョセフ対ワムウの戦車戦が開始!様々な小細工でムウを出し抜いたジョセフは、第1レース目の武器、大型スレッジ・ハンマーの獲得に成功する。勢いに乗ったのも束の間、カーズをして「戦闘の天才」と称するワムウは、ジョセフの発想の上をいく策略でジョセフを迎撃する。

第23話「風にかえる戦士」
ジョセフとワムウの死闘も、両者が一歩も譲らないまま佳境へと突入。ジョセフの抜け目ない策略により致命的な一撃を受けたワムウは、最後の切り札として最終流法・渾楔颯を放つ。だがジョセフは、その攻撃をも逆手に取ることでワムウに勝利する。シーザーとの誓いを果たしたジョセフは、その場で「毒の指輪」の解毒剤を口にする。残るはリサリサとカーズの一戦――。

第24話「JOJOを結ぶ絆」
瀕死状態のリサリサをエサにして、ジョセフを心身共に追い詰めようとするカーズ。しかし騙されるより騙すことを得意とするジョセフは、絶妙な奇策を練り、死力を尽くした波紋攻撃でカーズを打ち破る。ここに、誇り高き戦士たちの戦いは終結を迎える。

第25話「超生物の誕生!!」
「エイジャの赤石」をはめ込んだ石仮面の力で、復活を遂げるカーズ。太陽を克服し「究極の生命体」となったカーズは、もはや無敵状態。圧倒的な実力差を感じ、一目散に逃走を始めたジョセフたちは、その最中にドイツ軍の戦闘機を発見する。

第26話「神となった男」
ジョセフの特攻で溶岩の中へと落ちたカーズ。だが、それでもなお復活を果たしたカーズにジョセフは腕を切り落とされ、絶望の声を上げる。死を覚悟したジョセフに、カーズがとどめを刺そうとしたその瞬間、ジョセフが手にしていた「エイジャの赤石」が波紋エネルギーを増幅させ、ヴォルガノ島の火山が噴火活動を始める。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9
ネタバレ

カリューム さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ジョジョと言う作品を表現できるのか?ーー視聴後ー→こいつはすげぇーッ!スタッフの愛をヒシヒシと感じるぜッーーーッ!!(CMについて追記)

===視聴前の感想===
ジョジョは大好きな作品なので、アニメ化されるのはとても嬉しいです
ただ、アニメには向いていないと言うのが原作ファンの共通認識ではないでしょうか(^^;

なんというか、ジョジョの世界観、や面白さというのは、『漫画的表現』だから面白い、と言う感じなのです
『漫画的表現』とはつまりコマ割りとか擬音とか、ページをめくって、読み進めていくときに、目が読み取ることで効果的に読者に世界観を伝える・・・みたいな感じと言えばいいでしょうか?
音がなく平面で描かれる漫画という媒体で、表現の限界に挑戦している・・・それがジョジョだと思うのです
つまりはそんな『漫画的表現』の限界に挑戦するジョジョを、アニメという媒体で表現して、はたして面白くなるのか疑問なのです
ただ、ストーリーなどの中身に関してもちゃんと芯の通ったものがあるので、そういった部分では面白くできるとは思っています

まぁ、原作ファンは台詞を聞いたり、キャラクターが出てくるだけで原作のシーンを思い返せるのでいいのですが、未読の人たちにいかにこの『ジョジョの世界』を伝えられるのか!!
アニメーターさんに期待です!!



===視聴後感想===
上に書いたように観る前の不安は半端なかった・・・
ジョジョは好きだけど、アニメ化して原作派、アニメ派みたいになっちゃうんじゃないかと思った・・・
作画がしっくりこないんじゃないか、とか
くせの強いキャラが普通になっちゃうんじゃないか、とか
独特のノリをスタッフは理解できるのか、とか
・・・いろいろ不安だった
無難なアニメ化をしてしまうんじゃないか、と思っていた・・・




だけど!スタッフの理解力が半端なかったよ!!
声優陣ジョジョ好きすぎだよ!!
擬音描いちゃったよww(^∇^)
音楽こりまくってるよww(⌒▽⌒)
声優さんの熱の入り方半端ないよww(_≧Д≦)ノ
『「まさか」って感じだがグッときたぜ!!』
こんなうれしいことはないです(^^)

そしてラストまで観終わったら
『スゲーッ爽やかな気分だぜ
新しいパンツをはいたばかりの正月元旦の朝のよーによォ~~~~ッ』
ってな感じでしたが、なななんと!!{netabare}第三部導入が!!!{/netabare}
『グレートでスよこいつはぁ~~っ』

漫画原作作品はアニメにすると、漫画家さんの特徴を殺してしまうことがいつも残念でならなかったのですが、ジョジョは違った!!
そして、ジョジョが大好きな自分にとってこれほどうれしいことはありません!!
このままバンバンアニメ化していってくれーーーーー!!!!

・・・ちょっと落ち着こうかな(^_^;)
正直評価に関しては気持ち的に5をつけさしてください・・・
本来ならもっと冷静に評価しなきゃいけないところなんだけど、感情移入し過ぎてしまって・・・
マイナス点といえば、やはり描写だろうか?生理的に無理な人がいるかもしれない
それと展開か?ノリで押し切る感があったり、説明がくどいとこもあっただろうか?
しかし、見るに堪えないほどの作りではなかったと思う!
話構成も、表現も工夫されていたと感じた
評価さげれない(^_^;)
個人的にドツボにはまってしまってるので、誰かのマイナスレビューを読んで、ちょっと頭冷やさなきゃですね(^_^;)
ジョジョに関してはこの評価しか自分は出来やせん。すいやせんm(_ _;)m


OPについて
{netabare}
一部、二部ともに神風動画さんがおつくりになっているのですが、「素晴らしい!」の一言ですね(^^)
個人的には一部のOPが好きでした
最初に各部のジョジョがマンガのコマで写り、一部のジョナサンが最後にアニメの絵となりタイトルが現れる!!
『一部はジョジョという作品の始まりである』と訴えかける出だし!!
そしてスタッフがアニメ原作作品であることを強調しているというところに、原作への強いリスペクトを感じました!

そして注目したいところは、ジョナサンが階段を駆け上がり、顔がアップになるところ!!
ここでジョナサンの目には炎が宿っているのがわかります
この炎が黒い炎に変わり、ディオに殴りかかる
原作を読んでいる人はここでこの黒い炎がジョジョ7部に出てくる『漆黒の意思』をもった人間が目に宿す炎であることがわかります
そしてその炎をOP中に描くということは、神風動画さんは7部の内容を一部分でも知っていたということ!!
スタッフの一人がジョジョファンだっただけかもしれませんが、原作ファンにとってこれほどうれしいことはない!!
作り手側が原作ファンにも楽しめるようにと細かいところに配慮してくださる・・・グラッツェ!!神風動画!!
{/netabare}

CMについて
{netabare}アニメ放送中、
BD/DVD、
ウルトラジャンプ(ジョジョ8部が連載中)、
スタチューレジェンドシリーズ(ジョジョのフィギュア)、
OP、
ジョジョオールスターバトル(PS3用ゲーム)、
ジョジョ関連ではこれらの宣伝CMが流れていました

OPとフィギュアの宣伝は普通でしたが、他のCMは凝ってましたね(^^)
BD/DVDはなんと毎話ちがうCMでしたww
全26パターンのCMッ!!
別にBD/DVDが全26巻ってわけじゃないんですよ(⌒▽⌒)
第一巻のCMだったら第一巻収録内容の映像を使うのが普通だろうに・・・

それとウルジャンのCMは第四部のキャラが宣伝するというサプライズッ!!
ジョジョゲーのCMも面白かったし、CM中も退屈させないとはッ!!
憎いねッ!!{/netabare}

いよいよ第二期が始まりますね
はやくみたいなぁ~


~~~視聴中感想~~~

~第一話~
{netabare}あれ?結構いいかも?
週刊連載用の話構成をアニメ用に再構成しているわけだけど、コンパクトにまとめつつも、原作の主軸をしっかりおさえた充実の三十分でした
台詞の言い方なんかも自分の想像とそれほど変わらなかった
しかし、説明臭い台詞や補足的な話はカットされてしまったので、初見の人にはちょっと世界観があっさりとしか伝わっていないかも(ダニーとの絆とか)
でも出だしとしてはいいんじゃないですかね?

作画や演出に関しては、なんだかFlashアニメとか飛び出す絵本みたいに見えるけど、ある意味ジョジョっぽい・・・かも?擬音を使ったのも悪くないと思います
アニメでは、音を文字で表現する必要なんてないのですが、やっぱジョジョは擬音があってこそ、ってところがあると思うので
しかし、顔の堀の深さが明らかに足りないし、色もテカテカな単色ばかりなので、かなりツルツルしたキャラクターに見えます
作画にはなにかが足りない気がしますが、「原作ある作品ではよくあることだ」と割り切ります

・原作の『漫画的表現』を可能な範囲で再現しつつストーリーもまとまっている
・原作の絵だけは再現しきれなかったけど、独特の雰囲気みたいなものはできている(原作とはちょっと違うけど)

原作ファンの自分にはこのように映りました
観る前は不安ばかりだったけど、案外大丈夫かも。今後に期待できそうです
それにしてもディオの存在感は異常(笑)セリフ回しが面白いんですよね(^^){/netabare}

~第2話~
{netabare}OPに驚いた!!なんて愛を感じるOPだろうか!!
ジョジョ第一部の世界観を見事に表現している素晴らしいOPでした!!
なんだか本編作画の乏しさが浮き彫りになってしまった感じですが・・・

相変わらず話の構成もいいと思います
よくまとまっているし、次回が気になる引き
原作は単行本で読んだので、こうして来週のジョジョを楽しみにできるなんて、嬉しいです(^^)

作画はますます不安になる仕上がりでしたが、放送前の懸念は払拭されつつあります!!
(でもディオが『うげぇッ!』って飛ばされるシーンは、原作を再現しすぎてたと思う・・・){/netabare}

~第三話~
{netabare}第一部の名場面!そして名台詞のオンパレード!!
第一部はディオの邪悪さ、傲慢さに対する、ジョナサンの誠実さ、誇りと優しさといった構図がメインだと思うのでこの回は作中屈指の名場面だと思います!!
特に注目してもらいたいのは、ジョジョの父:ジョージ・ジョースター!彼あってのジョジョ!!
そして、彼らを騙し利用するダリオ、ディオに対し、彼らを認め、尊敬し、共に闘ってくれるスピードワゴン達!!この構図が大好きです(^▽^)
このあと2部、3部4部・・・と続いていくジョジョですが、根本には常にこういった構図があり、まさに受け継がれていく物語って感じです(^^)

作者が描きたいものが何年も変わらないのはすごいですね
そして長く愛されているのも筋の通った作品だからではないでしょうか(^^)
ちょっと熱くなって脱線気味ですが、要はここまで観て『面白いッ!!』って思えたなら、最後まで見れるはず!!

それはそうと、第一部はホントホラーな作風だと改めて思いましたね
正直ゾンビとかは気持ち悪くて生理的に苦手なのですが、そういった「人外」を敵に据えることで人間の良さが効果的に演出されているので、ジョジョはなんだか許容できるんですよね

個人的に好きなセリフ抜粋↓
{netabare}「おれぁおせっかい焼きのスピードワゴン!」
「こいつはくせぇッ!ゲロ以下の臭いがプンプンするぜッーーーッ!」
「おれは人間をやめるぞ!ジョジョーーッ!」
「彼はこう言わなかったかね?『この指輪は私にもらった』・・・と」
「ちがうッ!あの父親の精神は息子のジョナサン・ジョースターが立派に受け継いでいる!それは彼の強い意志となり、誇りとなり、未来となるだろうぜッ!」
「ふつうおれは自分が困ると泣きぬかす甘ちゃんは大っきらいだがよォ!この親子はちがう。自分たちのしたことを後悔しない最高の大甘ちゃんだぜ!」
「UREEYYY(ウリイイイイ)」「UUURRRRYYY(ウウウリーイイイ)」「KUAAA(クーアアア)」
「貧弱!貧弱ゥ!」「無駄無駄ッ!」「URRRRRRY(ウリリリリリリイ)KUA!(クア)」
「GooD Bye jojooo!(グッドバイジョジォー)」
「父親の死体とともに死ねてうれし涙流しな・・・マヌケ!」
「うおおおおこのナイフはッ!!このナイフは君が父さんに突き立てたナイフだァーッ!!」{/netabare}

原作から書き写しました(^^)好きなセリフばかりで書ききれないぜ!!
そんでもってスピードワゴンとディオ率が高いな・・・
書き写してて気付いたんですが、どうやらディオ役の子安さんはUREEYYYを原作の綴り通り喋ってるみたいですね。スゲェ・・・
ていうか原作の綴りは同じだと思っていて、アニメの子安さんの言い方に「イメージと違う(`・ω・´)キリッ」と偉そうに上から目線で思っていた自分が恥ずかしいですorz
スピードワゴンの声優さん:上田耀司さんも素晴らしい演技でした(^^)これはツェペリさんの登場にも期待せざるをえないな!

最後に作画に関してですが、やっぱり微妙かな?ディオの肌の色が灰色みたいだったのは火傷の演出なのかな?
だけど、色使いは特徴的で面白かったかも。紫や黄色のフィルムをかぶせた証明で照らしたみたいな背景や顔色になって、恐怖や戸惑いがうまく表現されていると思います
ジョジョの作風を演出出来ていると思います
{/netabare}

~第四話~
{netabare}ツェペリさん登場!原作のイメージとしてはもっと渋めを想像していたのですが、お茶目な部分を強調するならこっちの声の方があっているのかも?
エリナさんも再登場するもすぐ引っ込んでしまう・・・原作より可愛くて好きなんですが、まぁしょうがないですね
てか脇役だけど切り裂きジャックの声優さんが名演技でしたねw「ぜぇぇつぅぼぉうに身をよじれぇーー!!」がやばかったwww

話のテンポも相変わらずいい感じ(^^♪
そして何より熱いセリフについ拳を握り締めて一緒に叫びそうになりました(#^.^#)
「勇気とは怖さを知ること!恐怖を我がものとすることじゃ!」「人間讃歌は勇気の讃歌!!人間の素晴らしさは勇気の素晴らしさ!!」
「ふるえるぞハート!燃えつきるほどヒート!!そこだ!!吸血ゾンビ!!壁を伝われ波紋!仙道波紋疾走(せんどうはもんオーバードライブ)ッ!!」
あと「パパウパウパウ」面白い(笑)
「波紋疾走」を「オーバードライブ」と読むんですが文字表現なので分かりづらかったと思います。まぁ技名はノリでなんとかなるよねw
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 24
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

王道かつエキセントリックな世界観を映像化した名作

2012年10月~2013年3月放送のTVアニメ。全26話。
ご存知のとおり原作は荒木飛呂彦先生の有名漫画作品。
本作では第1部と第2部をアニメ化しています。
原作は借りて一周読んだのみの状況で、最近になってOPを見て視聴を決めました。
現在は原作入手したので、見比べたりもしています。


ジョジョはメインのストーリーラインは王道のバトルものでありながら、そこにサスペンスやホラーの要素が入り、キャラクターの考え方や生き様といった地に足のついた要素が描かれ、さらに荒木先生のアイディアと独特の美術趣味が加わってビジュアル的にもストーリー的にも独特な作品です。

1部と2部は連載されていたのも30年も前なので古風な部分もあり(当時としては少年漫画として新しい要素も少なくなかったと思いますが)、その熱量はアニメにもしっかり盛り込まれています。
荒木先生のカラー絵の構図や配色には古びないモダンな魅力もあり、ジョジョ立ちと言われる不思議なポージングも含めて映像に反映されていてかなり驚かされました。
漫画の世界観をどうやってアニメに落とし込むかがよく考えられており、思い切った手法を取った作品になっています。

物語とキャラクターはほぼ原作通りですが、二部以降追加された設定などをしっかり織り込み、ストーリーのカットの仕方も流れを壊さず、必要な描写を補完していて完成度が高い。
1部序盤は特にカットが多く急展開と感じるところはありましたが、それ以降は違和感のないペース配分になります。
尺不足ゆえにEDまで食い込むことも何回かあり、話数によっては時間のやりくりに苦労が見受けられますが、それも演出にしていたりして個人的にはかなり好きです。

コンテ演出にもとても力が入っていて、色彩にもこれでもかとこだわっています。
止め絵を最大限活かすようになっていて動かないとも感じる人もいるかも。原色もずいぶん使っていますし、この辺りは合わない人は辛いと思います。

私の場合は、ジョジョ立ちは歌舞伎の見得切りみたいな感覚でシュールさも楽しんでいて、長台詞は舞台やお芝居を思い出しながら見てました。
バトルの作画にはかなり力が入っていますし、緩急の付け方や動きの少ないシーンでの演出も上手で、サスペンスやホラーの要素が活きていると思います。

グロいシーンもありますがデフォルメがかなりきいているので、割と苦手な私でも辛くは感じませんでした。
※…色んな人の感想をあらためて読んでみると、残酷描写が多いってコメント意外と多いですね。
私のはあくまで個人の感想ということでお願いします;

【音楽】
{netabare}
OPとBGMは1部と2部で雰囲気に合うよう別の作曲家が作っていて、私はこういう例を聞いたことが無かったのでかなり驚きました。

1部は連載していた時代のアニソンを反映したような熱血系で、歌手も上手で曲に合っています。CGアニメーションも完成度が高く、(やりすぎじゃね?と思ったくらいw)漫画が動き出すという演出がにくい。
2部は歌はモダンなジャズ調になり、歌手も渋い声質に洒落た印象もあり良く合ってます。演出もがらりと変わり、CGをメインに手描きアニメーションを上手く織り込んでいて素晴らしいです。

EDはフル8分ある洋楽を編集して使い、回によってはラストの雰囲気に合わせて全く別の部分を使う凝りよう。アニメーションも演出こそシンプルですが、キャラクターのイラストがジョジョらしい奇抜な格好良さで、その回の登場キャラクターに入れ替わるので飽きが来ません。

BGMも1部はオーケストラ調メイン、2部はジャズ調メインで作曲者が違います。それぞれに穏やかな曲と癖の強い曲があり、意識的に使い分けされていた印象。各部2枚ずつ、2クールアニメとしては破格の計4枚のサントラがあったりします(未収録分はあるのかな?)。
劇中で一回しか流れないものも結構あった気が…映画かよ!と突っ込みたくなる贅沢さでしたw

ちょっとBGMは使い方がくどいと感じる部分もありましたが、演出、演技、作画がしっかりできていて、音楽で無理矢理感動させようとしているとは感じなかったので、まあ許容範囲内ですね。
{/netabare}

【作画と演出】
{netabare}
これはもう個人的には文句付けようがないくらい好きです。

キャラクターデザイナーは清水貴子さんで、原作のマッシブさをうまく取り入れながらも、シャープさやタッチの柔らかさも感じさせる良い絵で、雰囲気が本当にジョジョらしくなっていると思います。
特に衣装替えが多い1部2部では服装のブラッシュアップも大切な要素で、そのセンスも良かったと個人的には思いますし、ジョナサンとジョセフの雰囲気の違いもよく出せています。(この二人原作でも雰囲気は違うんですが、顔はほぼ同じなので場合によっては見分けがつかないことも)

原画で強弱を付けた線のタッチを完成時点まで残すよう努力しており、絵コンテも原作の構図を上手く取り入れながら、それ以外の部分も工夫されていてかなり良いと思います。
BD付属の原画集を見て、手描きの線のタッチがデジタルアニメーションには反映されにくいのがとても惜しいと感じました。でもセルアニメだと本作のような色彩は使えないでしょうし、あちらを立てればこちらが立たず、といったところですかね。悩ましい…

擬音を文字にする演出は最初は馴染みませんでしたが、使いどころを選んでか次第に少なくなっていったので気にならなくなりました。
お芝居のような長台詞も原作のままですが、それも折り込んだ演出がされていたと思います。

彩色では独特の色使いと繊細なテクスチャを使ってエキセントリックな雰囲気を作り上げていて、テクスチャの模様も一部と二部で雰囲気を変えるために大分変えています。二部では特にセンスが爆発していますねw
色彩設計は村田恵理子さんが担当されていて、少しだけ観た岩窟王でもこういう感じだったなあ、と少し懐かしかったですw

単純に作画だけなら本作より良いものは少なくないと思いますが、原作の雰囲気を出す映像作りに力が入っていますし、この時代だからこそできるやり方だとも感じられて面白いです。
{/netabare}

【キャラクターとキャスティング】
{netabare}
癖の強いキャラクターが多いですが、配役もどのキャラもぴったりで本当にいくら書いてもキリが無いくらいです。

本作でジョナサンの魅力を再発見できた感じ。想像以上に男前度(紳士度かなw)が増したように思うのは声優さんのおかげでしょうね。
興津和幸さんは優しい声質がジョナサンに嵌っていて、普段の穏やかな演技と熱い叫びが素晴らしかったです。エリナとの会話では毎度優しい声になってて和むやら切ないやら…

ジョセフは動くとさらにやんちゃに見えますねwでも大事な人のために命を掛けられ、時には涙を見せる、とても良い奴なのもしっかり出てます。
杉田智和さん、まるっきりジョセフ本人でしたw滑稽なシーンも熱いシーンも体当たりで、でもジョセフらしい余裕もあって良かったです。通称テキーラ娘(海外ではジョセフィーヌなんて呼ぶ人もw)が生き生きしてて笑いましたw

スピードワゴンは、まさしく1部2部の立役者ですね。上田燿司さんは成年時代と老年時代を全く違和感無く演じ分けていて、熱い心と義理堅いキャラクターも声質と演技に良く出ていて素敵です。もちろん解説も良いw

ポコやスモーキーのように一面では視聴者の代理ともとれるサブキャラクターが作品に厚みや味を出していて、本作ではメインのみならずそういった脇役のキャスティングにも非常に力が入っています。
{/netabare}

【ストーリー面】
{netabare}
1部2部をまとめてアニメ化したのは、石仮面の物語としてきれいな区切りになっていて、かつジョナサンの死では終わらずきちんとハッピーエンドになるので良い選択だったと思います。  

第一話の冒頭ではジョナサンとディオの生い立ちが交互に描かれます。原作からのブラッシュアップのし方もとても良かったですし、対となるキャラクターとして上手く演出されていて惹き込まれました。
第1部ラストの二人の死に様まで、正反対の人間性をずっと一貫して描写していたのが素晴らしかったです。この二人のぶつかり合いは全て名シーンでした。

ただ一つだけ、エリナとスピードワゴンの初顔合わせは入れて欲しかったです。その後家族のような信頼関係を築いていくにもかかわらず、二人が会話してるシーンは本当に少ないんですよね。確かに必要ないといえばないのですが、間の50年を想像する上では欠かせないシーンだと思います。

カーズの動植物への描写は人によっては矛盾を感じるところだと思いますがそのまま入っていましたね。私も気になるわけではないですし不満というわけでもないのですが、これを削って他のシーンに尺を回してもよかったかも知れません。(まあ毎回尺が足りないわけではないとは思いますが)
{/netabare}


【個人的に好きなシーンやら雑感やら】
{netabare}
いろいろありすぎて書ききれないですが…
まず嬉しかったのがスージーQが原作よりも丁寧に、可愛さを強調して描写されていたことですね。原作でも会話などはほぼそのままですが、結婚相手の割には描写があっさりめだったので。
ジョセフの女性のタイプ「ばかでもいい。かわいければ」ってwこの言い方、解釈はそれぞれでしょうけど、スージーQを見ていて「抜けてはいても一緒に居て幸せな気持ちになれる女の子が好きなんだな」と思いました。リサリサが傍に置いてたんだから頭は良くなくても愚鈍な娘ではないでしょうし。めっちゃ大事な電報を忘れてましたがw
第1部でのエリナやポコの姉もそうですが、緊張したシーンの連続でも個性的な女性キャラが場を和ませてくれたり締めてくれたり、良いメリハリを作ってくれますね。こういうところは原作から上手で、アニメでもきちんと汲み取ってくれているのが嬉しいです。

それから、ジョセフとシーザーとリサリサの三人が一緒だとなんとなく和むw原作の方がほのぼのするシーンは多めでしたが、アニメでも距離感はうまく表現していたと思います。
リサリサはシーザーに波紋を教えながらも、四年間ずっと複雑な心境だったでしょうね。生まれたばかりで手放した我が子に近い年齢だし、慕ってくれているし、リサリサにとってもシーザーの死はなんとも切ない…ジョセフと親友になったことも感慨深かっただろうと思うのですが。
シーザーの死ぬシーンは演出もかなり凝っていて見所も多く、皆どこかで泣くと思うんですけど、私はやっぱりいつも気丈なリサリサ先生が泣いてくず折れた所でした。
ワイアードベック対リサリサは削られてなくて嬉しいです。リサリサ先生実はかなり怒ってるなーと原作読んで思っていた部分なので。

あとはファッション!
原作の衣装をいくつも丁寧に描き起こしてくれていて、EDやCDジャケットのイラストはオリジナルらしい衣装も見られて凄く楽しいです。
普通は手間を考えてアニメでは同じ服装になりがちで、もちろんそれでも構わないのですが、ジョジョに限ってはどの衣装も格好良くて使わないのはもったいないですから!キャラクターも男性は体格がよくて女性はメリハリボディなのでwどんな洋服を着せてもよく似合う。
カーズのコート姿とリサリサ先生のお召し替えがとっても好きです。

{/netabare}

本当に楽しめたアニメ化でした。
アニメスタッフの原作愛とプロ意識が凄いと心底思わされました。OPと本編を作っている会社は別ですが、どちらも同じ印象を持っています。
私は好きな漫画作品がアニメ化するとき、ストーリー面でも映像面でもいいのでアニメ独自の個性を何か一つでも加えて欲しいと考える方なんですけど、本作はあらゆる点で満足しています。(2016.2)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23

74.7 18 バトルで漫画原作なアニメランキング18位
終わりのセラフ Seraph of the end(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (1346)
7813人が棚に入れました
ある日突然、未知のウイルスにより世界は滅びた。生き残ったのは子供だけ。そして、その子供たちは地の底より現れた、吸血鬼たちに支配された。百夜優一郎は、家族同然の絆を持つ百夜ミカエラら孤児たちと、吸血鬼に血を捧げることで生きていた。家畜同然の扱いに耐えかねた優一郎は、ミカエラや幼い孤児たちと共に、外の世界へと脱出を図るが……。時は4年後。百夜優一郎は日本帝鬼軍の吸血鬼殲滅部隊「月鬼ノ組」に入隊。恐るべき吸血鬼たちとの戦いに、その身を投じていく…!!

声優・キャラクター
入野自由、小野賢章、中村悠一、櫻井孝宏、早見沙織、岡本信彦、石川界人、井口裕香、前野智昭、鈴木達央、悠木碧、鈴村健一、種﨑敦美、石川由依、小野大輔、嶋村侑、山村響、永塚拓馬、梅原裕一郎、古木のぞみ、日笠陽子
ネタバレ

♡Sallie♡☆彡 さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

え。めっちゃ面白いんですね…!?

これ,絶対自分好きなやつだと思ってもったいなくてずっと観れてなくてそのまま忘れてたシリーズです。
まぁ,正確には2話までは観てたのですが,1話があまりにもショッキングで,「これこのまま観続けても絶対また誰か次々に死んでくやつじゃん(>_<)」って勝手に推測しちゃって観る気失せてた。
でも,きっかけがあって「観てみるか★」という気になって全話一気に観てしまいました。
そしたらめっちゃ面白いです!!
アニメは名古屋決戦編まで全て観終わったのですが,結局2期は作られていないのでフラストレーションがたまり,原作の漫画&小説を読みました。
こちらはまだ連載中なんですね。
大分前のアニメなのでとっくに終わっていると思ってました。
漫画は既刊のコミック分は取り敢えず全部読み,小説は「一瀬グレン、16歳の破滅」&「一瀬グレン、19歳の世界再誕」の現在刊行されてる2巻まで読みました。
それでわたしが勝手に勘違いしてたところもあるのでレビュー書き直します。
原作の内容もあるので(核心には触れませんが),嫌な方はタグを開かないでくださいね。

まず,キャラクターデザインがわたし好み♡
主人公もさることながら吸血鬼ミカエラくんのキャラデザまじで神がかってるんですけど!!
もう王子じゃん!!天使じゃん!!
あんな容姿でヴァンパイアってそそられます♡
後述しますが,OPの少年の人間ミカの影から現れる青年の吸血鬼ミカがほんとに美しすぎる。
あの演出印象的だと思います。
あと,あの真っ白なふんわりクローク。装飾的なゴールドの留め金。
ラクスとか他の一般吸血鬼たちも着てたからお仕着せなのかな??
あのデザイン素敵すぎません!?
そしてサイハイブーツに剣。やっぱ王子じゃん!!
フェリド・バートリーと一緒に十字型の柱(?)に座ってるとき片膝に肘をのっけてるのがまじでかっこよかった。
あと,主人公である優ちゃんとフェリドくんと深夜のキャラデザが好きです。

ストーリーですが,この第1クールに関しては特に問題ありません。
とっても面白いです♪
この物語で1番好きな点は優ちゃんとミカエラの友情です!!
この2人離れ離れになって,4年経ってもまだずっとお互いを強く想い合ってるのがなんだか美しくも切ないなぁって思いました。
{netabare}ましてや,優ちゃんの方はミカはもうこの世にいないと思っちゃってるわけだし…。
ミカは優ちゃんとの再会をずっと願ってきただろうし,優ちゃんは家族を殺された復讐心ですよね。{/netabare}
ただこの第1クールだけだとやっと物語が動き出してきたなってところで終わっちゃうので,第2クールはやって当然だと思いました。
わたしは9話~11話が特に面白かったです。
{netabare}10話のミカエラとグレンの戦いはやばすぎて震えました。
バトルシーンが良いというよりはこのキャラ同士が戦うんだ!?っていう点で…です。
でも,グレンもっと強いと思ったよ~。
ミカを手玉に取るくらいかなと思ったら,1対1だとミカが勝っちゃいますね。
まぁグレンが弱いというよりミカが強すぎるのか。
あの高慢な態度をとってるだけのことはあるなと思いました。
「どこに僕の負けがある?」とか言ってるミカがかっこよすぎるし,さらに「ほら チェックメイトだ吸血鬼」のグレンもかっこよすぎてわたしの方が死ぬかと思いました。{/netabare}
それ以外にもグレンの「お~っとやべぇ この距離で気付くのかよ」とか「今のよけんのかよ たまんねぇなおい」とかがヴァンパイアの強さを表現していてこっちも興奮できました。
「五士 幻術展開」「もうやってる」のやり取りとかセリフもいちいちかっこよくて頼もしいなって思いました。
グレンは性格もそうだけど,細かい所作というか仕草までもかっこよく描かれていてこれはグレン隊の女子たちみんな惚れちゃうなって思いました。

―って,グレンの話になってきちゃったので,このままキャラクターについて書いていきます。
グレンは,あれで24歳なんですね。びっくりです。
若くても26,7歳くらいかなと。
30代って言われても驚かない。老けて…じゃなかった貫禄ありますよね(^▽^;)
まぁ24歳ならあの好戦的な感じとか会議途中で抜け出す件とか分かる気がする。。
あとはグレンは優ちゃんとのやり取りが好きです。
お子ちゃまを手玉にとってる感じが(笑)。
あとは,優ちゃん。
優ちゃんの1番好きなとこはミカをずっと想ってるところかな。
4年経っても鬼とのやり取りで必ずミカが出てくる辺り,彼の中で深い傷になっていて癒えることはないんだろうなって思いました。
優ちゃんの中ではミカが1番って感じがしました。
確かにあんなに好意を全開にされたら好きになっちゃうよねぇ。
それにあのサングィネムで兄弟たちを2人で守ってきたんだもんね。
だからグレンに「昔の家族はもう忘れろ 過去には何もねぇぞ」って言われたの,シンプルに胸に突き刺さったんじゃないかな。
ずっと過去に囚われていて,でもそれが今の生きる意味になってるわけだから。
あと言っておきたいのはこいつ天然女たらしだなってことです(`Д´)
三葉をぐいって引き寄せて助けたりとか,シノアの首元を確認するときとかさ!!
あんなの好きになっちゃうよ!?三角関係になっちゃうよ!?
{netabare}小説だとグレンの方もハーレムになっててそこら辺はやっぱ男の子向けだなぁと思いました。
それにシノアはさ,初め三葉のことをからかってたくせに自分の方が好きになるのかよ!?{/netabare}
シノアは決して嫌いじゃないんだけど,ちょいちょい妙に芝居がかったしゃべり方をするところがなんかうっとうしいなって思いました。
恋愛面に関してはこの物語は描かれないと思って観てたから正直意外でした。
三葉も嫌いじゃないけど,シノアと同様わたしの好みの女の子ではないんだよね。。
あんまり好きなタイプの女の子が居ないことが残念だったなぁ。
強いていうなら小百合かな♪
このアニメだけ観てると小百合や時雨が従者って知らなくて「あ グレン様!」「小百合か」ってやり取りで「様?ただの教官の同僚じゃないんだ?」ってなったんですけど,美十と典人の立ち位置もアニメだと分からないので小説読んで良かったと思いました。
次にミカエラ。ミカはわたしの1番の推しです!!
少年のミカは可愛すぎる。
「ねね 優ちゃん」「いま忙しい」「ねねねね 優ちゃん」のとことか!!
そもそも優ちゃん呼びが可愛いんだよね。
物語が始まるまでの4年間は優ちゃんも苦しんできただろうけど,ミカも自身が自分が憎んでいるはずのヴァンパイアになってしまって,更にそのヴァンパイア達の世界で家族もなく友達もなくたった一人でサングィネムに取り残されて孤独に生きてきたんだなって思ったら,優ちゃんよりも辛かったんじゃないかなと思いました。
そして,優ちゃんが外の世界でちゃんと生き延びることができてるのか,だとしたらどんな生活を送ってるのか気になって仕方がなかったろうな。
少年ミカと青年ミカのキャラの違いがヴァンパイアの世界で生きていくために培ってきたもの(もしくは捨ててきたもの)なんだろうなって考えたら辛くなりますよね。。
個人的にはあの高慢で自信家(フェリド様は傲慢とおっしゃってましたが)なところは大好きですが…♡
そして,フェリドくんですね★
ミカでも及ばないような圧倒的な強者感!!そして色気!!
「あはぁ~」が若干口説く感じられることもあったけど,声がめっちゃ合ってますね。
好きなキャラでありつつも優ちゃんに倒してほしいヴァンパイア№1です。
―って思ってたんだけど,原作を読むとそうでもなくなります。
悪役だと思って観てたけど,どちらかというとトリックスターなんですね。
何考えてるか分かんない感じもそうだし,銀髪ロングヘアをリボンで結んでてサイハイブーツ!!なキャラクターデザイン。
あの若気た感じ。
上にも書いた十字の電柱に立ってるときの佇まいかっこよすぎるし,フェリドくんだけグレンに気付いてるんだよね。やば~。
そしてOPでは歩いてるだけでめっちゃ強いことが分かるってどゆこと!?
個人的には優ちゃんに銃でうたれて髪がほどけてるのも色っぽくて好きでした。
それにしても,フェリドくんとミカくんの関係も微妙じゃないです?
少年(人間)のとき,血をあげてただけだよね!?
なんか他にいけないこと(あんなことやこんなこと)されてないよね!?
―って邪推しちゃいません(笑)?
ミカがあまりに美少年だからね。。
{netabare}ロリコンって言ってたし…(^▽^;){/netabare}
そのフェリドくんも「異常なほどに美しい顔」らしい。
それに,クローリーくんと何気にお互い君付けで呼び合ってるの可愛すぎるんだが…。
あと言及しておきたいのは深夜かな。
彼もフェリド同様色っぽさと強者感,そして飄々とした感じが好きです。
彼のことは小説を読んで更に好きになりました。

そして作画ですがとってもきれいです。
ミカのお仕着せ(他に言い方ある!?)も細かくて面倒臭そうだけど,グレン達上層部の人達が来てる軍服(隊服?)も凝ってて描くの面倒そうですよね。
でも,あの人間とヴァンパイアの装飾的な衣装かっこいいんだよなぁ。
人間も遠目になるとテキトーになっちゃってるのが残念ではありましたが,アップのキャラは常にきれいでしたぁ。
そしてあの地下都市サングィネムが素晴らしかったなぁ。
それでいうと,わたしは1話で世界が滅亡したときに吸血鬼がどこからともなくやってきたのだと思って視聴していたんですが,違うんですね。
そう思ってたからサングィネムの昔から存在するようなヨーロッパ風の街並みに違和感があったけど,このアニメの世界には吸血鬼は元々いて共存していた―という感じみたいです。
あとは荒廃した東京。
あんまりディストピアな話は好きじゃなかったけど,今回はSFよりファンタジー寄りのアニメだからなんとか観れました。
あと普通に缶ジュースとか存在してたけど,外の世界はあんななのになんか変じゃないですか?
一体どういう風に経済とか回ってるんだろう―なんて考えてしまいました(^-^;
まぁ,作画がきれいなだけにバトルシーンは残念でした。
だめってわけじゃないけど,やっぱ鬼滅の刃とかに慣れちゃうと動いていない画にがっかりしちゃう。
1話のヨハネの四騎士のシーンはモブの隊士からカメラが回ってきて優ちゃんの後ろ姿が映るっていうカメラワークでとても良いと思ったのだけど,ミカとグレンの戦闘シーンの方に力を入れてほしかったな。。

あと1番疑問に思っているのは元人間以外の吸血鬼っているのかな!?って点です。
レーネが「素性はどうあれ元は人間でしょう 所詮はあさましい人間あがりよ」ってミカのことを言っていたから,レーネは生まれたときから吸血鬼で元人間の吸血鬼はあんまりいないのかなと思ってたんですが,{netabare}原作を読み進めるとわたしの知る限り上位の始祖たちもみんな元は人間なのよね。{/netabare}
それと与一が「優くんは子供の頃吸血鬼の都市で監禁されてたから読み書きは日本語より英語やラテン語の方が得意なんだよね」なんて言ってたし{netabare}原作でクローリーくんが「まず日本語で出すのがいじわるすぎない?」って言ってて…。{/netabare}
吸血鬼は普段英語やラテン語を使ってるのかな!?
吸血鬼がラテン語を使うってのもなんだか変な感じはするけど…。
実は英語で会話してるって設定なのかな??

そしてOP&ED!!
上にもちょっと書いたけど,アニメーションも音楽も素晴らしいです♪
音楽はどっちもめっちゃかっこいい。
OPは上記のミカエラくんはもちろんのこと,キャラがミカの後から次々に入れ替わるように出てくるのも好きだし,優ちゃんとミカが顔を寄せ合うのも好きだし…。
あとEDのアニメーションは切なくなりますね。
まだ少年だったころの優ちゃんとミカが笑ってるところから青年ミカがすとんと落ちる(下りる)ところの対比がなんとも…。
何もかも変わっちゃったんだなって何度見ても悲しくなっちゃいます。
それと作中でグレンがレコードを流しているシーンがあるんですが,それが「My Foolish Heart」っていうジャズなんです。
{netabare}グレンが主人公の小説で真昼がジャズが好きだと言っていたのを思い出して「だからジャズなんだ!!未だにグレンは真昼のことを想っているのね。悲しい( ;∀;)」って思ってたんです。
が,よくよく考えてみたらあそこは鬼に憑りつかれた方のグレンで,だから鬼である真昼が好きなジャズを聴いてたんだ!!って気付いてぞっとしました。
そもそも恋人の好きだった曲を聴くとかいうのもなんだか女性的な感じがしてグレンはしなそうですしね。{/netabare}

2期のレビューは「吸血鬼ミカエラの物語」を読み終わり次第書きたいと思っています('ω')ノ

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

westkage。 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

第1話はめまぐるしい物語の展開だが、それ以降は起伏が少ない展開が続く。減点する部分も少ないが、加点する部分も少なく感じる平均点な作品☆

本作はジャンプスクエアで連載中の漫画を原作とした作品です。原作者の鏡貴也はライトノベル作家であり、代表作としては「いつか天魔の黒ウサギ・伝説の勇者の伝説」などがあります。漫画の作画を担当する山本ヤマトはイラストレーターと漫画家の2つの顔を持ち、代表作は「紅kure-nai」です。コンテ構成を担当する降矢大輔は漫画家であり、代表作は「猫又マタムネ」です。累計発行部数は2014年に180万部を突破した人気シリーズです。

あらすじ…突如、世界中のほとんどの人間が致死性のウイルスにより死亡する。しかしウイルスに感染するのは14才以上の人間であり、子供たちは世界に取り残される事になった。人間に代わって世界を牛耳る事になったのは‘吸血鬼’彼らは生き残った子供たちを「血を吸うための家畜」として捕え、地下の施設に収容していた。主人公の「百夜優一郎・百夜ミカエラ」は捕えられた人間の子供たち。ある日、吸血鬼が支配する地下生活から脱出しようと目論むが…??

総評として…「第1話はめまぐるしい物語の展開だが、それ以降は起伏が少ない展開が続く。減点する部分も少ないが、加点する部分も少なく感じる平均点な作品」と言った感じです。
視聴を続ける中でストレスに感じる事は全くありませんでしたが、逆にハラハラする事も少なかったように感じます。物語が進む中でいくつか見せどころがありますが、予想どおりと言いますか…仮に予想を裏切ったとしても‘予想できる範疇の予想外’とでも言いましょうか。なので予想外というよりはもう予定外といった言葉がしっくりくるかもしれません。とにかく意外性が少なく、王道アニメの部類に入れても差し支えないでしょう。
ワクワク・ハラハラ出来ないもう一つの要因としては「戦闘作画の手抜き加減」が挙げられます。1枚絵を上から下にスクロールさせて「うぉー!」って言われても…と感じる部分がいくつかありました。全体を通して動きが少ないですね。これは王道バトル漫画のアニメとして致命的に感じます。これならマンガを読んでいる方が良いのかもしれません。

キャラクターデザインとしては高評価です。どのキャラクターもカッコいい&可愛いキャラばかりで、また人間側の‘吸血鬼殲滅部隊’の制服もカッコいいですね。軍服と学ランの中間デザインと言いますか、女性ウケしそうな‘耽美系’のデザインですね。キャラクターの設定としましても優秀です。男性キャラとしては「俺についてこい」という強引な雰囲気を出しながらも情に厚そうな「君月くん」や「グレン中佐」は確実に女性ウケしそうなキャラクターですね。その2人が拾い損ねたファン層も放っておけない系の「百夜くん」と「早乙女くん」がガッチリとキャッチする、まさに安心の2重構造ですw
そう考えると、やや女性キャラクターの方が弱い印象ですね。ツンデレの「三葉ちゃん」や感情の起伏が少ない系の「シノアちゃん」の2人が安定して可愛いので違和感としては少ないのですが、やはり男性陣のバリエーションの多さには一歩譲っている気がします。

この違和感に関しては「最近のアニメの女性キャラの多さ」に慣れてしまっている環境が大きいのではないかと考えます。昔は「力仕事は男の役目・支えるのは女の役目」というのが2次・3次を問わず世間一般の常識でした。しかし最近の2次作品では「戦うのも女性、支えるのも女性、何だったら戦艦まで女性」といったように何もかもが女性化しており、男性キャラクターの居場所が減ったように感じます。もうここまでくると「男女雇用機会均等法」どころの騒ぎではありません。作品によっては男性キャラが一切出ない作品までありますからね。ハーレム系の作品が多い昨今のアニメ事情から見れば仕方ないのかもしれませんが、こういう男女比が普通の作品を見ると「もうむしろ女性向けなのか?」と錯覚してしまいそうです。それでも昔の作品に比べれば十分女性キャラも多いハズなんですけど…慣れって怖いですねw

‘アニメなんだから女性キャラが多い方が売れる’という風潮はまだまだ続きそうです。しかしある意味、2次元でも3次元でも女性に活躍の場を奪われ続け、それを良しとする男性が増えているのか…と考えると少し怖くなってしまうのでした。

さて少し話は脱線してしまいましたが、まとめますと‘登場キャラクターの魅力が光る’所が印象的な作品です。個人的な好みとしてはもう少し意外性が欲しかった所ではありますが、王道系の作品が好きな方なら安心して視聴できる作品と言えるでしょう。2期も予定されておりますので、これからの展開に期待です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 40
ネタバレ

ユキオウ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

別世界へ吸血鬼退治!

全24話(分割2クール 第1クール:第1~12話、第2クール:第13話~第24話) ラノベ・漫画原作

■あらすじ・作品紹介
―ある日突然、未知のウイルスにより世界は滅び、生き残ったのは子供だけ。(13歳以下)
その子供たちは吸血鬼たちに支配されてしまう。
主人公:百夜優一郎は家族のような絆で結ばれた百夜ミカエラら孤児たちと、吸血鬼に血を捧げることで生きていた。
そんな現状に我慢ならない優一郎は、ミカエラや孤児たちと共に外の世界へと脱出を図る…

―原作者・鏡貴也先生がアニメ用に原作を先行執筆!
・アニメの最終話(第24話予定)までの脚本が鏡先生完全監修の下で作成される。
・原作準拠で最終話まで制作されると発表。

■ネタばれしない程度に視聴後の感想
・物語…あらすじの通りな感じの話です、少年が吸血鬼と戦います。

・声優…主人公が入野自由さんで合っていると思います、1話終了時なので特筆なし。

・キャラ…主人公が打倒!吸血鬼が表面に出てて好感が持てます、今後の話でクセのあるキャラやむかつく敵が出てきたら嬉しい。

・作画…背景がとても綺麗です、キャラの顔のパーツが細かく動いていたのが印象的。2話以降のクオリティに期待。

・音楽…『ガンダムUC』の澤野さんプロデュースで壮大な楽曲が楽しめます。

【第1話】
{netabare}
『血脈のセカイ』
テロに遭う街、謎の黒装束。
致死性のウィルスが蔓延しており、13歳以下の人間には感染しない。
子供たちは保護され、その中には百夜優一郎、百夜ミカエラがいる。
―吸血鬼の世界
吸血鬼の貴族、フェリド・バートリーが登場する。(腹黒そう)
ヒロインぽい茜ちゃん。
家族に良い思い出がない優一郎。
食卓に並ばないミカエラに言い淀む優一郎。(吸血鬼を倒すのが目標な二人)
フェリドの屋敷から町の地図と銃を持ってきたミカエラ。(有能)
逃げだそうと言いだす。(先のことは考えていない模様)
あともう少しで外の世界に戻れるところでフェリドに発見される一行。
フェリドに殺される子供達。(茜ちゃん脱落…)
ミカエラが銃を片手に立ち向かうが胸を貫かれる。
優一郎はフェリドの頭をミカエラが落とした銃で打ち抜く。
元の世界を目指すゆうちゃん
―雪が降り積もる廃墟になった京都
吸血鬼退治に利用させてもらうと言う一瀬グレンらと出会う。
―4年後
優一郎(16歳)

冒頭からバスがビルに突っ込みジェット機が墜落するなど衝撃的な展開です。ウィルスが蔓延している世界というとバイオハザードが頭に浮かびますよね。
主人公の優一郎は吸血鬼に殺された家族(ミカエラ等子供たち)のために殺気立っています、次回予告で学園モノみたいになっていたので展開がまだまだ予想できません。
{/netabare}

【第2話】
{netabare}
『破滅後のニンゲン』
学校に通っている優一郎。
柊シノアは軍からの監視官で優一郎の後ろの席だ。(友達ができないかぎり監視される)
―4年前
人間界で本当はウィルスにより人口は10分の1になった(大人も生きている)、黙示録のラッパで変な生き物が現れた。
一瀬グレンは日本帝鬼軍の中佐で吸血鬼殲滅部隊「月鬼ノ組」の一員。
不良にいじめられる少年(早乙女与一)と仲良くなる優一郎。
与一は帝鬼軍に憧れており、自分をかばって吸血鬼に殺された姉の敵を取りたいと言う。
学校に吸血鬼登場。(お約束な感じですね)
優一郎の窮地を救うグレン。
与一と友達になったことで優一郎は帝鬼軍「月鬼ノ組」に入る。

唐突な学園展開にはびっくりしましたが吸血鬼が言っていたのは嘘だということが判明でなんとなく腑に落ちました。
学校は安全だったのに…という定番もあったので街はどうなってるのかが気になります。
作画と音楽は安定して高クオリティ、もっとバトル展開があって殺伐とするかと思いましたがギャグも挟んだりしていて違和感が…。
戦闘シーンがいいので学園の日常シーンはあまり出ないといいなぁ。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

79.2 19 バトルで漫画原作なアニメランキング19位
To LOVEる-とらぶる-ダークネス(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1218)
7458人が棚に入れました
物語は『TL』最終回の数日後から始まる。ララが結城家の居候となってからリトの日常は大きく変化し、現在の結城家は、従来の住人であるリト、美柑の兄妹に加え、ララや彼女の妹であるナナ・アスタ・デビルーク、モモ・ベリア・デビルークも居候する状態となっていた。姉のララ同様、リトに恋心を寄せるモモは、『TL』最終回でリトが春菜に告白しようとする場面を目撃していた。その後、ララの言葉を聞いたモモは、自分やララ、春菜など、リトに思いを寄せる女子が全員幸せになる方法としてリトを中心とした美少女ハーレムを思いつき、その実現を目指して行動を開始する。一方、リトの命を狙う刺客として登場した宇宙人の殺し屋・ヤミは、リトやララとの交流を経て、地球で平穏な生活を送っていたが、ある日、彼女に一人の少女が話しかけてきた。その少女は黒咲芽亜といい、彼女のマスター・ネメシスとともに、ヤミを殺し屋として復帰させる「ダークネス計画」を目論んでいた。こうして、モモが実現を目指す「ハーレム計画」と、ヤミをめぐる「ダークネス計画」の2つの計画を軸に、物語が展開されていく。

声優・キャラクター
豊崎愛生、福圓美里、渡辺明乃、戸松遥、矢作紗友里、伊藤かな恵、花澤香菜、名塚佳織、柚木涼香、新井里美、能登麻美子、櫻井浩美

nk225 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

Rayさん待望のニNEWシングルが7月29日リリース! 7月より放送のTVアニメ『To LOVEる‐とらぶる‐ダークネス 2nd』のOPテーマに!

ララが結城家の居候となってからリトの日常は大きく変化し、現在の結城家は、従来の住人であるリト、美柑の兄妹に加え、ララや彼女の妹であるナナ・アスタ・デビルーク、モモ・ベリア・デビルークも居候する状態となっていた。
姉のララ同様、リトに恋心を寄せるモモは、リトが春菜に告白しようとする場面を目撃していた。
その後、ララの言葉を聞いたモモは、自分やララ、春菜など、リトに思いを寄せる女子が全員幸せになる方法として「リトを中心とした美少女ハーレム」を思いつき、その実現を目指して行動を開始する。
一方、リトの命を狙う刺客として登場した宇宙人の殺し屋・ヤミは、リトやララとの交流を経て、地球で平穏な生活を送っていたが、ある日、彼女に一人の少女が話しかけてきた。
その少女は黒咲芽亜といい、彼女のマスター・ネメシスとともに、ヤミを殺し屋として復帰させる「ダークネス計画」を目論んでいた。
こうして、モモが実現を目指す「ハーレム計画」と、ヤミをめぐる「ダークネス計画」の2つの計画を軸に、物語が展開されていく。

第1話「Continue 〜コンティニュー〜」
モモとナナが同居を始めてから、リトの日常はますます大混乱!
目を覚ますとモモがベッドに潜り込んでいたりと、リトの気は休まる暇がない。
ある日、モモたちはララに内緒で彩南高校の一年クラスに転入を決める。
モモはさっそくクラスの男子に囲まれ、ナナはそれが面白くない。
そんな中、ナナは窓際に立つお下げの少女に目を留めた・・・。

第2話「Doubt and Dish 〜疑惑と料理〜」
先日リトを襲った謎の敵の目的は、ヤミを本来の殺し屋に戻すことだった!
ヤミを信頼しつつも、どこか不安をぬぐえないリトとモモ。
そこに美柑に料理を習うため、ヤミが結城家を訪れる。
まるでリトを狙うかのような包丁使い、ふるまわれる謎のたい焼き入りみそ汁...と、
ヤミの真意が分からないリトは緊張の連続に...!!

第3話「Each speculation 〜それぞれの思惑〜」
リトに興味を持った芽亜はトランス能力でリトの精神にダイブし、そこで「ハーレム計画」を知る。
自分とモモ、どちらがヤミを引き入れることができるか...このゲームに芽亜は目を輝かせるのであった。
一方、新たな「ハレンチ要員」芽亜の登場に、唯はリトへの意識を強めていた。
しかも偶然リトと一緒に下校することになり、唯のドキドキは最高潮!
その様子を見かけたモモは、唯をハーレムに引き入れるべく裏工作を開始する!!

第4話「True smile 〜過去と友達と笑顔と〜」
芽亜と彼女のマスターの手引きで、宇宙の殺し屋・「暴虐」のアゼンダが彩南町に現れる。
かつてヤミに倒されて名声を失ったアゼンダは、復讐の機会を求めていたのだ。
一方、ヤミは殺し屋としての自分の立ち位置に迷いつつも、美柑と一緒の平凡な毎日に満足を覚えていた。
そんなヤミの腑抜けた姿を見たアゼンダは、卑劣な策を胸に密かに笑う...。

第5話「A Man? Woman? 〜変わり行くもの達〜」
アゼンダを攻撃しなかったヤミを問い詰める芽亜。
しかしヤミは妹に「人のぬくもり」を知って欲しいと説く。
姉の言葉の意味が分からず、芽亜は混乱。
沈んだ様子の芽亜を心配したナナは、彼女を元気づけるため、春菜の飼い犬のマロンやペットたちを紹介する。
可愛い動物たちに囲まれ、芽亜は自然と笑顔になっていく...が、マロンたちの間では、プライドを賭けたペロペロ合戦が始まろうとしていた!?

第6話「Metamorphose 〜変わり行く時…〜」
ララの発明で女の子(リコ)になったリトは、着替え中にモモ&芽亜に乱入され、裸をもてあそばれて大変なことに!
その最中、芽亜はモモのハーレム計画への協力を申し出る。
互いに何やら企みを抱きつつも、モモと芽亜の同盟が結成されるのであった。
その後、何やら悩んだ様子のルンがリトを訪ねて来る。
ハーレム計画を進めるため、モモはルンとリトのデートのセッティングを買って出るが・・・!?

第7話「Sisters 〜幸せの発明品〜」
ララの発明品で大騒ぎのいつもの結城家。
今回の発明品は、ナナのおっぱいを大きくするという画期的アイテムだった!・・・が、案の定欠陥品で、今度はモモが貧乳になってしまった!?
そんなララの発明品がらみのトラブルは昔からのことらしく、モモは子供の頃の思い出を楽しそうにリトに語る。
しかしララのトラブルの裏には、ララの妹たちへの深い思いやりがあって・・・。

第8話「Bad mood 〜幸せの絆〜」
ここ最近、頻繁にリトの布団に潜り込んだりと、妙に積極的な様子のモモ。
兄の様子を監視しつつも「二人が恋人同士になってしまったら...」と、美柑のドキドキは高まるばかり。
そしてその気持ちは、いつしか自分の居場所がなくなる不安に変わっていった。
その心労もあってか、美柑は夏の日差しにあてられて下校中に倒れてしまう!
その時美柑を助けたのは、沙姫に仕えるクールな先輩・九条凛だった。

第9話「True self 〜闇の中の素顔〜」
セリーヌが学校に持ち込んだララの発明品で、リトとヤミの手がくっついてしまった!
発明品の効果が切れるまで、二人は手をつないで過ごすことに...。
かくしてヤミは結城家に泊まることになるが、トイレもお風呂も一緒という境遇に、リトは緊張で爆発寸前!
その一方、ヤミはリトの手の温もりから、過去に自分を育ててくれたある女性を思い出していた...。

第10話「Past 〜明日につながる記憶〜」
セリーヌが学校に持ち込んだララの発明品で、リトとヤミの手がくっついてしまった!
発明品の効果が切れるまで、二人は手をつないで過ごすことに...。
かくしてヤミは結城家に泊まることになるが、トイレもお風呂も一緒という境遇に、リトは緊張で爆発寸前!
その一方、ヤミはリトの手の温もりから、過去に自分を育ててくれたある女性を思い出していた...。

第11話「The right thing 〜生き方って何?〜」
リトたちの協力により、再会を果たしたヤミとティアーユ。
不器用ながらも生みの親を思いやるヤミの姿に、見守るリトたちもほっと胸をなで下ろす。
そんな二人の様子を知った芽亜は、ティアーユに自分たちの「兵器」としての側面を否定されたと感じて、感情をたかぶらせる。
事情を知らないナナはそんな芽亜を心配し、何とか元気づけようとするのだが...?

第12話「Room 〜乙女の想い〜」
彩南高校に、モモに憧れる男子たちのファンクラブ「V・M・C」が発足!
大勢の男子に囲まれて悪い気はしないモモであったが、どこへ行くにもファンクラブがつきまとってきて、
自由にリトに近づくことができない。
しかもその日から、リトは父親の手伝いで仕事場に泊まり込み、家でも会うことができない...。
会えない寂しさが募るモモは、リトを体育倉庫に呼び出して熱烈アプローチをかける!!

Rayさん待望のニNEWシングルが7月29日リリース! 7月より放送のTVアニメ『To LOVEる‐とらぶる‐ダークネス 2nd』のOPテーマに!
TVアニメ『To LOVEる‐とらぶる‐ダークネス 2nd』OPテーマでRayさんの6枚目のシングルとなる「secret arms」のが7月29日にリリースされることが発表されました。また、この楽曲は作詞作曲をClariSの「コネクト」やLiSAの「oath sign」などを手掛けた渡辺翔さんが担当しています。

【アニメキャラの魅力】ハレンチは許しませんっ!鉄壁ガードの風紀委員「古手川唯」の魅力
『To LOVEる -とらぶる-』は、可愛くてセクシーな美少女に定評のある『BLACK CAT』でお馴染みの、矢吹健太朗先生&長谷見沙貴先生が贈る、主人公「結城リト」を中心に描かれたラブコメ作品。そして「古手川唯」は、リト達の通う学校の風紀委員をしています。今回は、そんな彼女の魅力について紹介したいと思います。

■鉄壁ガードの女の子
長い混じりけのない真っ黒な黒髪にきっちりとした凛々しい顔。 性格も生真面目一筋で、風紀委員らしく学内の風紀を乱す行為は許せません。やりたい放題な「リト」や「ララ」に対しても、容赦なく取り締まろうとします。

口癖は『ハレンチな!』。特に主人公の「結城リト」に対して、強く敵対心を抱いており、彼のせいで学内の風紀が乱れるのだと決めつけています。あまりにも堅苦しく、何でもガチガチに規制してしまうのも良くないとは思いますが、自分の芯をしっかり持っている女の子は信頼できて好感が持てますよね。少しだけ“お固すぎる感”は否めないですが、彼女の持つ“いかにも大和撫子”という雰囲気は本当に素晴らしいです。ちなみに着痩せするタイプのようで、文化祭の衣装のために採寸を測られた時には他の女子達も驚いていました。

■鉄壁の内に隠された優しさ
リトが学校の風紀を乱していると校長に申し出て、リトに「停学」もとい「停女子との会話」を執行します。しかし、リトが女子と話さなくなってからも相変わらず学内の風紀は乱れたまま・・・。もしかしたらリトのせいではなかったのでは?と考えます。しょんぼりしているリトを見て、勘違いならば酷いことをしたと反省・・・。彼の様子を観察して、本当のリトは人のために自ら飛び込んでいける、とても優しい男の子なのだと気付くのです。

リトに対しての誤解が解けた唯の“もじもじしている姿”はとても可愛らしく、リトも思わず赤面するほど。キリッとした唯も凛々しくて素敵ですが、緊張や堅苦しさの抜けた彼女は、思わずドキッとしてしまうほどの美少女っぷりです。しかし、結局はリトがまたハレンチをやらかしてしまい、元の彼女に戻ってしまうわけですが・・・(笑)。少しだけ前よりも変わったような気もします。

■唯の正しさ、みんなの正しさ
文化祭のため、張り切って出し物の案を考えてきた唯。しかし、用意してきたのは「書道の展示」に「地域研究」と、あまりにも堅苦しい選択肢であったために皆の反応はイマイチ・・・。見かねた猿山が代わりに場を取り仕切り、皆の意見をうまく吸い上げてアニマル喫茶をしようとまとめ、みなも乗り気になりすぐに役割分担も決まりました。

一生懸命考えて来たのにどうしてだろう・・・?と悩む唯。後に夕暮れの校舎裏でひとりポツンとしているところを、春菜に話しかけられて全てを打ち明けます。「家族みんながだらしがなくて、せめて自分だけはしっかりと間違いのないように生きてきた。」「間違っていたのかな・・・」とつぶやく唯に、春菜は「間違ってないよ」と励まします。誰かが正しくて誰かが間違っているというわけでなく、文化祭はみんなで楽しんで協力してやるのだというリトの言葉を教えてくれました。

その後唯は、張り切って文化祭の準備を始めます。それを見たクラスメイト達は、悩みを克服した彼女を優しく迎え入れるのでした。

黒い長髪に生真面目な性格と、古風な美少女を思わせる「古手川唯」。だらしのない家族を引っ張るため、せめて自分だけはと頑張ってきた彼女。ララや春菜といった友人たちとの付き合いの中で、自分や誰かを否定するのではなく、人それぞれの正しさを受け入れることを学びました。家族のために厳しくなった唯もひとつの魅力的な姿ですが、皆に優しく微笑む唯もまた、隠されたもうひとつの魅力的な「古手川唯」なのです。

2012年4月1日の「アニメ コンテンツ エキスポ2012」にて制作が発表された。
同年10月より12月までTOKYO MX、サンテレビ、BS11他にて放送された。全12話。4年ぶりにBS放送局でも放送されるが、第1期でのBS-TBS(旧:BS-i)からBS11に変更となった。
なおお色気シーンではこれまで同様白光、湯気などで自主規制が行われている(第2期と違い、AT-Xにおいても解禁はされていない)。
内容的には原作19話までと幾つかの番外編がOVAも含めて、ほぼ忠実に再現されている(中には幾つかの話が結合されていたり、順番が入れ替わっている話もある)。
2013年3月17日に行われたイベント「To LOVEる-とらぶる-ダークネス ~ハッピー・サンデー~」にて、新作アニメの制作が発表された。コミックス第5巻限定版に短編と第0話を収録したDVDが同梱され、コミックス第6巻、第8巻、第9巻各限定版にもDVDが同梱された。

オープニングテーマ
「楽園PROJECT」(第1話 - 第10話、第12話)
第11話はOPがないため未使用。

エンディングテーマ 「ファールプレーにくらり」
(第1話 - 第9話、第11話 - 第12話)
第10話はEDがないため未使用。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 27
ネタバレ

yapix 塩麹塩美 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

アカデミックな手法によるダークネスの存在意義への一考察

VMC影の総帥かく語りき(前に書いたレビュー)
{netabare}『To LOVEる -とらぶる-』 → ハチャメチャエロラブコメfeaturing戸松遥
『もっとTo LOVEる -とらぶる-』 → ハチャメチャエロコメ ハーレムソース ラブを添えて
と前2作にキャッチフレーズを授けた私であるが、
今作のレビューにあたってはたと困ってしまった。
1作目→2作目と進化(?)してきたこのシリーズであるが、
事実上の3作目となるこの作品で幾分趣を異にしたように感じられる。
この趣の変わったところをどう表現すればいいのか?
エロコメと言っていいのか?
エロ要素もコメ要素も主成分であることに疑いの余地はないのであるが、
エロコメと言ってしまうとちょっとニュアンスが違うような・・・
「エロコメ」という言葉は「ラブコメ」の派生語というか
その延長上にある言葉であり、どうもしっくりこない。
この作品においてはラブストーリーという側面は大きく後退している。
前2作の主要テーマであった「リト・ララ・春菜」の三角関係は、
今作においていは脇へ追いやられてしまった。
変わって今作の主軸となったのは、一つは「リトのハーレム計画」であり、
もう一つは「金色の闇の過去とこれから」である。
「ハーレム計画」の方はエロ要素をグンと高める効果が、
「金色の闇の~」の方はストーリー性を増す効果がそれぞれある。
これらを踏まえて、あえて名付けるなら・・・
ハーレムエロストーリーwithコメディバトルアクション 時にはラブも込めて
かな?

ダークネス最高!!
モモがエロくて可愛くて!
闇がえっちいのが嫌いで可愛くて!
古手川が真面目で可愛くて!
ナナがツルペタで可愛くて!
みかんが小学生で可愛くて!

なんかダークネスになってから色々吹っ切っているような気がする。
前からエロ全開だったんだけど、
エロに理由なんかいらないよね?
必然性がないと脱ぎませんとか関係ないよね?
みんなエロが大好きだよね?
って言う製作陣の気持ちがビシビシ伝わってくる!
そうだよ!
みんなエロが大好きなんだ!!
おっぱいもお尻も全裸もパンチラも大好きだ~~~!!!
エロい声はもっと好きだ~~~~!!!!!

モモの気持ちは恋なのか?
自覚が無いゆえのハーレム計画なのか?
とても気になる。
明らかになった闇の過去、
芽亜とマスターとの今後の展開は?
凄く気になる。
早く2期やってくれー。

おまけ
ザスティン・・・回想シーン以外に出番なし。それも1回きり。
校長・・・意外と出番あり。相変わらず作品1の変態。
霧崎 恭子・・・出番なし。

最後に、
私が気づいた限りのパンツの色を記すことでこのレビューを締めたい。
モモ ピンク
ナナ 薄い水色若しくは白
古手川 イエローと白
闇  白
芽亜 ピンク縞々
春菜 ブルー
ティア 紫{/netabare}

2ndに向けて復習することとする。
今回は学術的なアプローチを用いダークネスの真髄に迫ろうと思う。

第一話
モモ  半裸 全裸 パンチラ(白?)×3
ララ  全裸 パンチラ(薄いブルー?)
闇   パンチラ(白)×2 
古手川 パンチラ(ピンク)

第二話
芽亜  パンチラ(ピンクと白の縞)×2
モモ  パンチラ(ピンク)×3
闇   全裸(美柑とセット)
美柑  全裸(闇とセット)
古手川 パンチラ(薄いブルー)

第三話
芽亜  全裸 パンチラ(ピンクと白の縞)
モモ  全裸(追憶) パンチラ(ピンク)×5 ヨダレ顔×3
ナナ  パンチラ(水色)
古手川 パンチラ(ライトイエロー) 下着姿(上下ライトイエロー)→全裸→シャワー→裸ワイシャツ

第四話
闇   パンチラ(白)×2 鞭に打たれて半裸
美柑  着替え パンチラ(白?)
ララ  バスタオル
モモ  シャワー
ナナ  裸(上半身)
春菜  パンチラ(水色)

第五話
ナナ  スク水 パンチラ(白?)×5 舌技責め(愛玩動物系)
芽亜  スク水 パンチラ(ピンクと白の縞)×4 舌技責め(マロン)
闇   スク水 パンチラ(白)
モモ  スク水
春菜  触手責め(巨大軟体動物系)
リコ  パンチラ(イエロー) 着替え(パンツ一丁)

第六話
リコ  パンツ一丁(イエロー)→一糸纏わぬ姿 弄ばれ(モモ&芽亜) 
モモ  パンチラ(ピンク)
芽亜  パンチラ(ピンクと白の縞)
ルン  パンチラ(ピンク?) メタモルフォーゼ→全裸

第七話
モモ  パンチラ(ピンク)
闇   極限まで食い込むパンツ→ノーパン制服(静のサイコキネシス)
ララ  パンチラ(ライトブルー&グリーン(追憶)) ショートパンツの脇からチラリ(ピンク)×2 着衣の著しい乱れ(半裸)

第八話
モモ  パジャマの上&パンツ(白)
古手川 シャワー→下着上下(薄ピンク)
美柑  シャワー パンチラ(薄ピンク)
九条  下着(スポーツブラ&白)→全裸

第九話
静   シャワー&洗いっこ(with御門) 全裸(憑依中)
御門  シャワー&洗いっこ(with静)
闇   パンチラ(白)×2 トイレ姿(降ろされたスカートとパンツ) シャワー&洗われ(byナナ)
ナナ  脱衣&シャワー

第十話
闇   全裸(幼少期)
ティア パンチラ(紺) 全裸(眼鏡&ストッキング着用)

第十一話
ナナ  パンチラ(薄いブルー?)
芽亜  パンチラ(ピンクと白の縞)×2 おっぱいポロリ
静   触手責め(植物系)
ティア 触手責め(植物系)

第十二話
ナナ  パンチラ(薄いブルー)
ララ  パンチラ(薄いブルー)
古手川 パンチラ(薄いピンク)
天条院 パンチラ(薄紫?)
モモ  入浴 スク水アイス(妄想) ショートパンツの脇からほんのチラリ(色判別不能)

結論
えっちぃのは大好きです。


 





 

投稿 : 2024/06/01
♥ : 35
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

劇薬臭が極端に上昇してます 3人の頭脳戦が光る リューク「やっぱ宇宙人っておもしれー」でも欲望に忠実にならないで

メアの中の人は小日向未来
ネメシス様はラストオーダーか(戦国乙女桃色のヒデヨシ)
劇薬臭が大きくなっているかどうかが分からない
描写にもよるけど

矢吹健太朗さんはジャンプスクエアに異動した矢先リミッターやフラストレーションを解除したみたいに描写を濃くしたからなあ
でも自分はジャンプの方がまだ良かった。こっちではまだ制限があるからね

皆は宇宙人に対してフランクな対応をするのだろうか
ケロロの場合でもそんなに驚くことは無かった日向一家もその一つだ
悪いが純情にとってのハーレムは地獄の一環にすぎない

武器が人間ごっこをやってて楽しいか?
ヤミは武器の心を思い出してリトを無事に殺せるのだろうか?
まあ殺したってアニメが成り立つかどうかは分からないけどね

3人の頭脳戦を今後原作でも期待します
{netabare}ドSと植物使役を武器にハーレムという地獄(天国)を創造することを目論むモモ
リトを殺すために宇宙から来たヤミだが、人間の心を理解しつつある途中である。このまま心が変換されるのだろうか。そして母との再会は心に更なる変化が生じるのか
ハーレム計画を阻止し、ヤミに武器の心を植えつけ、リトを殺すことを促すため宇宙から来た第二世代のアサシン、メア。
彼女も人間の心を植えつけられるのだろうか
マスターの謀略で自らが捨て駒扱いとなり、殺されるのだろうか
それとも全く別の結末が起こるのか?
ララと春菜達は蚊帳の外になったのだ・・・多分{/netabare}

原作ではついにマスターであるネメシス様が現れた
貴女を倒せば全てが終わるんだ・・・
それともモモのドSな心に負けて人間の心を植えつけられるのだろうか(ラスボスだから精神力で根負けすることはないだろう)

漫画における追記
{netabare}ネメシス様強かったな(ドS部分では、あのモモが押し負けてたぞ!?動きは完全にトキィです)
でも力押しはせず様子を見るのは悪役らしいな、ヤミさんのダークを見るまで様子を伺うようだ
同時にフッケバイン一家や沙倉さんを思い出した
さていつになったらラストバトルをすることやら{/netabare}

音楽はやっぱ前回と同じくボケっとしてはいるが戦闘が入るとかっこよくなる
白い盾がしっかりと張られているな
それでいいのです。(でも数は前のシーズンと比べて多い、視聴対象は17禁でもいいレベル)
また、少し描写が暗めに設定してある
流石ダークネスだ
OVAと5話の舐める行為は流石に危険と思った
(いいイメージとは全く言えない)

4話
{netabare}捨て駒(暴虐のアゼンダ)の登場です
んでもって俺の大嫌いな凌辱の時間です(こんなものに愛は一切含まれていない。全て破壊するべきだ)
深夜アニメだったら友達を殴ってナンボだが
モモはやっぱネウロ並みのドSを振りまくな(でも本当のドSはダウンタウンの浜ちゃんだと思う、アニメだったらぷるるんやネウロやカーチャさんを越えられるか?){/netabare}

7話
{netabare}何気にオリジナル要素も入れてきました
モモさんアンタ余計なイメージを膨らまし過ぎだ(それは考えられないフラグだから)
ララさんは非常に妹思いなんだ(嬉しい限りだ)
これをアスナさんの声質でやった方が良かったかも{/netabare}

ヤミさんの母親も来たし、メアの闇も判明した
ここまでは原作通り、これで完全な終わりは無くなった
早く原作が進んでほしい

12話
{netabare}欲望のみに走るVMCの面々の登場です
「お前らみてえな一兵卒に用はねえ!何もすんじゃねえ!!」
って言いたくなる
因みに代表は2人だけですwww
欲望に走る男は(基本は)主人公になれないって深夜では相場が決まっているからな{/netabare}
今後の修羅も期待します
尚、2014年に発売されるゲームは17禁です
スタイルは完全に閃乱カグラを真似ている模様、衣服破壊あるのだろうか?

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21

93.1 20 バトルで漫画原作なアニメランキング20位
進撃の巨人 Season2(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (1281)
7183人が棚に入れました
超大型巨人の出現により人類の平和と幻想が破られたあの日から、エレン・イェーガーの果てしない戦いの日々は続く……。抵抗する術もなく巨人の餌となった母の最期を目の当たりにして、この世から巨人を一匹残らず駆逐することを誓ったエレン。しかし、過酷な戦いの中で彼自身が巨人の姿に変貌してしまう——。人類の自由を勝ち取るために巨人の力を振るうエレンは、ウォール・シーナのストヘス区において「女型の巨人」と激突。巨人同士の激しい戦闘は、辛くもエレンの勝利となった。それでもエレンに、そして人類に、休息の時は訪れない。次なる戦いは既に始まりを告げている。ウォール・ローゼに迫り来る巨人の大群に、人類はどう立ち向かう!?

声優・キャラクター
梶裕貴、石川由依、井上麻里奈、谷山紀章、嶋村侑、小林ゆう、三上枝織、下野紘、細谷佳正、橋詰知久、藤田咲、神谷浩史、小野大輔、朴璐美、藤原啓治
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

陰謀がありそうなのを匂わせる2期

2期目。終盤あたりの話以降は原作を読んでいないので、どうなるのかドキドキしつつ見ていた。

早く謎を明かしてくれ。猿が気になる。という気持ち。

今作も結構人が死んじゃうし、強い人の死に様が悲しすぎる。やっぱり辛いなあ。
それに、より登場人物の感情に焦点を当てている気がするから余計に。
ただ、話の流れでリヴァイの活躍少な目なのはちと物足りない。

{netabare}ユミルは小さめ俊敏巨人だし、宗教関連のせいで巨人になったような節があるから、人間を強制的に巨人にする何かがありそうだ。本名がヒストリアのクリスタも宗教の秘密を握っていそうだし。
鎧の巨人ライナー、超大型のベルトルトも訳知りぽくて早く教えてくれ。
エレンが最後に見せた巨人を操る能力もこれからの話において鍵を握ってきそうな予感。
壁の秘密も早く知りたい。{/netabare}


OP
心臓を捧げよ! Linked Horizon
ED
夕暮れの鳥 神聖かまってちゃん
EDのサウンドが独特。神聖かまってちゃんは名前だけしか知らなかったけれど、独特な世界観を持っているんだなあ。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
超大型巨人の出現により人類の平和と幻想が破られたあの日から、エレン・イェーガーの果てしない戦いの日々は続く……。抵抗する術もなく巨人の餌となった母の最期を目の当たりにして、この世から巨人を一匹残らず駆逐することを誓ったエレン。しかし、過酷な戦いの中で彼自身が巨人の姿に変貌してしまう――。人類の自由を勝ち取るために巨人の力を振るうエレンは、ウォール・シーナのストヘス区において「女型の巨人」と激突。巨人同士の激しい戦闘は、辛くもエレンの勝利となった。それでもエレンに、そして人類に、休息の時は訪れない。次なる戦いは既に始まりを告げている。ウォール・ローゼに迫り来る巨人の大群に、人類はどう立ち向かう!?


1. 獣の巨人
女型の巨人との戦闘の後、壁の中から発見された巨人。その正体を聞き出そうと、ハンジはニック司祭を激しく責め立てるが、ニックは脅しに屈することなく黙秘を貫くのだった。遡ること12時間前、ウォール・ローゼ南区で待機するコニーやサシャら104期生のもとに巨人が多数襲来したとの情報が伝えられる。巨人の群れが進む先には、コニーの故郷の村があった。コニーたちをそこへ向かわせるため、分隊長のミケがとった行動は……?

2. ただいま
巨人発見より5時間後、北の森に向かったサシャは故郷の村まで到達する。サシャの胸中によみがえる、父親との苦い思い出……。3年ぶりの故郷は最早、人の住める土地ではなく、その先に見つけた新しい村でサシャは凄惨な光景を目の当たりにする。一方で、急ぎウォール・ローゼをめざすエレンたちだったが、同行者の中には何故かニックの姿があった。ウォール教が知る壁の秘密を開示するべきか、彼は自分の目で確かめるという。

3. 南西へ
コニーの故郷に人影は一切なく、代わりに残されていたのは一体の巨人が仰向けに倒れた姿のみ。失意のコニーの耳に届く、微かな声。それは巨人が発したように思われたが……。時を同じくして、リコ率いる駐屯兵第一師団精鋭部隊は東防衛線で巨人と交戦し、ハンネス率いるウォール・ローゼ対策部隊は壁沿いの道を偵察するも未だ一匹の巨人とも遭遇しないままだった。それぞれに胸騒ぎを覚えたまま、巨人出現から最初の夜が訪れる。

4. 兵士
コニーやライナー、ベルトルトのいる南班、そしてクリスタとユミルがいた西班は暗闇の中で合流し、ウトガルド城という古城跡で共に夜を明かすことになった。だが、見張りが気づいたときには既に城の周りを大勢の巨人が取り囲んでいた。戦闘用の装備を持たない104期生たちは塔の中へ一時避難するが、突破されるのは時間の問題だった。巨人の侵入を防ごうと孤軍奮闘するライナー。彼の脳裏にフラッシュバックする記憶とは……?

5. ヒストリア
エレンたちがまだ訓練兵団だった頃。とある雪山での訓練を終えた後、ふと気づくとクリスタとユミルの姿が見えなくなっていた。クリスタは訓練中に体調を崩したダズのそばについていて、また、ユミルはそんなクリスタに付き合っているうちに遭難してしまったのだ。吹雪の中、すっかり日も暮れて、息も絶え絶えなダズを引きずって山のふもとをめざすクリスタ。このままでは3人とも助からないという状況で、クリスタのとった決断は!?

6. 戦士
ウトガルド城を取り囲んだ巨人の群れはユミルの活躍と、駆けつけた調査兵団の主力部隊によって撃退された。重傷を負ったユミルは治療のためトロスト区に送られることとなり、残った調査兵団は壁の修復作戦を再開することに。ところが、穴の位置を知らせに来たはずのハンネスは「穴はどこにもない」と報告する。穴がないのだとしたら、巨人はどうやって壁の内側に現れたのか? 疑問を抱えたまま、エレンたちはトロスト区で待機する。

7. 打・投・極
「鎧の巨人」と「超大型巨人」がエレンの目の前に出現。激昂したエレンはすぐさま巨人化し、鎧の巨人の顔面に拳を叩きこむ。一方、超大型巨人は調査兵団が待機していた壁を破壊し、昏睡状態のユミルを捕らえて自らの口の中に放り込むのだった。調査兵団はハンジの号令のもと、一斉に超大型巨人へ襲いかかるが、巨人が全身から蒸気を噴出させたため、近づくことすら不可能となった。その頃、鎧の巨人を相手に苦戦するエレンは……?

8. 追う者
エレン巨人は鎧の巨人をあと一歩のところまで追いつめたが、超大型巨人の頭部が落下してきたことにより形勢は逆転し、エレンは鎧の巨人に連れ去られてしまう。さらに、超大型巨人の発生させた熱と風圧が、その場にいた兵士たちに甚大なダメージを与える。倒れたミカサが目を覚ましたときには、既にエレンの敗北から5時間が経過していた。エレンを想って、涙するミカサ。そんなミカサやアルミンを、ハンネスは勇気づけるのだった。

9. 開口
鎧の巨人との戦いに敗れたエレンは、巨大樹の森で目を覚ます。そこにはエレンと同様に巨人化の能力を有する者たちがいた。巨人の巣窟となった森では、たとえ巨人になったとしても生き抜くことは困難であり、そもそも戦い終えたばかりのエレンには巨人になれるだけの体力はない。即ち今のエレンに出来ることは、巨人が動かなくなる夜まで大人しく待つことだけ。そんなエレンに、ある人物が「俺達の故郷に来てもらう」と語りかける。

10. 子供達
日没まであと1時間。調査兵団の精鋭たちがついに巨大樹の森に到達した。目的はあくまで戦闘ではなく、エレンを見つけ出し奪還すること。だが、それでも危険な作戦であることに変わりはない。そんな中で、クリスタだけは絶対に助け出さなければならないと、ユミルの心に焦りが生じていた。ユミルは思い出す。貧民街で暮らしていた幼い頃と、その後の数奇な運命、そしてクリスタとの出会いを――。はたして、ユミルはどう動くのか!?

11. 突撃
森に突入しようとしていたエルヴィンの前に姿を現す、鎧の巨人。その肩には、ある人物の背中に括りつけられたエレンの姿があった。巨人に連れ去られる前に、何としてでもエレンを救い出そうとする調査兵団。しかし、鎧の巨人とその協力者に攻撃を仕掛けるミカサを、もう一体の巨人が何度も妨害するのだった。その巨人を殺さなくてはならないと、敵意を剥き出しにするミカサ。彼女の前に立ち、戦いをやめるよう呼びかけたのは――!?

12. 叫び
エルヴィンが引き連れてきた巨人の大群が、鎧の巨人に襲いかかる。まるで地獄のような光景が繰り広げられる中、調査兵団はエレンの奪還に何とか成功した。だが、退避する兵たちに向けて、鎧の巨人が他の巨人を投げつけてくる。その衝撃で落馬したエレンとミカサの前に出現したのは、5年前のあの日、エレンの母・カルラを食った巨人だった。憎き仇との因縁に自らの手で決着をつけるため、エレンは巨人となって戦おうとするが……。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9
ネタバレ

くっく さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

世界は残酷だ

その日人類は思い出したー。ヤツらに支配されていた恐怖をー。鳥籠の中に囚われていた屈辱をー。5年前、突然の「巨人」の襲来によって人類は、絶滅の危機に遭った。辛うじて生き残った人類は、3重の城壁を作り、100年以上平和を守っていた。しかし、その平和の象徴の壁がまたも「巨人」によって破壊されてしまったー。人類は一つ目の壁を放棄し、後退した。人類は少しながらも巨人の正体を解いていく。ある日、また壁が破壊され、巨人たちが侵攻してきた…。

登場人物

エレン・イエーガー
ミカサ・アッカーマン
アルミン・アルレルト
エルヴィン・スミス
リヴァイ・アッカーマン   など

てか登場人物多すぎて全員書けねぇわ。それもそのはず。スケールが他の漫画・アニメとは違いますから。人類vs「巨人」の全面戦争なのですからね。

やはり2期になってもグロいです。人が喰われているのは見るに耐えません。ホラー無理な人にはキツいかもですね。

OP「心臓を捧げよ!」進撃の巨人のために作られたOPって感じですね。私的に、1期のOPにより劣っている感じがしますが、いいですね。

これから1話ごとの感想と印象に残った言葉を書きたいと思います。

26話  『獣の巨人』
{netabare}
「人は戦うことをやめた時、初めて敗北する。戦い続ける限りはまだ負けていない!」

いい言葉ですよね。リヴァイに続く実力者であるミケの言葉です。この信念ゆえにミケは死んでしまうのですが。

漫画は15巻まで読んでいたのですが、3年前位に読んでいたので完全に忘れていました。獣の巨人は立体起動を知らないんだよな?中誰入ってるんだ?まあいいや、27話を待とう!
{/netabare}
27話  『ただいま』
{netabare}
「走らんかい!!」


これはサシャの言葉です。サシャの訛りが出ました!?今回はこの言葉の周辺の展開ですね。あの辺の展開は泣きそうになりました。

{/netabare}
28話  『南西へ』
{netabare}
    「できそうかどうかじゃねぇだろ。やれ。やるしかねぇだろ。」

コニーの故郷にいた巨人、コニー。おかえり。て言ったよな??あの巨人はなんだ?壁に穴が開いていない?巨人はどこから入ってきたのか?謎が多すぎる。リヴァイってケガしていたんだ。いつケガしたんだ?ようやく人間側の反撃が始まるのか?やっぱリヴァイはかっこいいですね。このセリフはいいですね。

{/netabare}
29話   『兵士』
{netabare}  「お前、胸張って生きろよ。」

さすが調査兵団!巨人らをバッサバサ。
って馬~~!?獣の巨人何がしたいねん。って巨人が大量に来たよ。巨人の団体行動怖っ。やっぱ巨人が人を喰らうシーンは思わず目をそらしてしまいますね。
そして、ユミルが手を切って、
きょ、巨人化したーーーー。

知ってたけどね。てか指切るの痛くてできなくないか?あの局面なら迷ってるヒマないか。



{/netabare}
30話  『ヒストリア』
{netabare}
「自分なんて生まれてこなければよかったと思ってた。ただ存在するだけで世界に憎まれたんだ。私は大勢の人の幸せのために死んであげた。でもそのときに心から願ったことがある。もし生まれ変わることができたなら、今度は自分のために生きたいと!」

おお、珍しく長いセリフですね。

ユミル巨人化。
え、この巨人って、29話にあったライナーとベルトルトの故郷で巨人に襲われて仲間?が喰われていたときのあの巨人じゃねぇか!!何があったんだろう………。
「何いい人ぶってんだよバカ!そんなにかっこよく死にたいのかこのアホが!今更天国に行けるとでも思ってるのか!自分のために生きろよ!こんな塔を守って死ぬくらいならもうこんなもんぶっ壊せ!!」

こっちも同じくらい長い。びっくりするほど二つのセリフが対応している。どちらも身にしみます。
ユミルが喰われたー。久しぶりにミカサ、アレン来たー。この調子だとユミルはいきているのかな。

{/netabare}
31話 『戦士』
{netabare}
「この裏切り者が!!」

さらっとベルトルトとライナー自分が巨人って暴露したぞw。何でエレンを連れていきたいかわからん。調査兵団もベルトルトとライナーが巨人だって気付いた。それにしてもアルミンは冴えてるな~。ベルトルトとライナーが巨人化したーー。そしてそれに対抗するようにエレンをも巨人化したーー。巨人同士の大乱闘じゃん。壁は大丈夫なのか?(それは気にしてはいけない)
{/netabare}
32話  『打・投・極』
{netabare}
 「吐き気がしてくんだよ。このデケェ害虫が!今から俺が駆除してやる!」

エレンvsライナーが白熱しております。ライナー優勢!エレン全く手が出ません。おおっと、エレンがライナーの攻撃を避けた!あのデカイ図体で良くできましたね。エレンが絞めた!ライナーも苦悶の表情です。エレンがライナーの腕をもぎ取った!これは勝負ありでしょうか?ライナーがタックル!しかし、エレンもう一度絞めた!これは決まったでしょうか?もう首がちぎれそうです。って、上からベルトルトが降ってきたーー。避けれるのか、エレン。
(今回はバトルメインだったので実況風にお送りしました。)
{/netabare}
33話  『追うもの』
{netabare}
「俺も行くぞ。お前ら3人が揃ってねぇと俺の日常は戻らねぇからな。」

上からを超大型巨人が!エレンが連れ去られてしまった。昔の回想シーン、やっぱミカサのエレンへの過保護っぷりが凄い!ハンネスかっこいいこと言うじゃんかよ。調査兵団メンバーがきたぞー。よし、エレン奪還だ!
{/netabare}
34話  『開口』
{netabare}
「ああそうか。お前らな、お前らは兵士でも戦士でもねぇよ。ただの人殺しだ。」

腕がなくなってて会話中ずっと蒸気が出てるのすっごい気になるww。ハンジさんの予想が的中しすぎなんですけど。ライナーとベルトルト結局何がしたいか全く分からん。故郷に帰るのにわざわざ壁壊す必要ないよな!?本当にお前らクリスタ大好きだな!
{/netabare}
35話  『子供たち』
{netabare}
「私は思った、これは罰なんだって。誰かの言いなりになって多くの人たちを騙したことへの罰じゃない。人の役に立てていると自分に言い聞かせ自分に嘘をつき続けたことへの罰なんだって。」

コニーの村の巨人、まさかのコニーの母さん!?エルヴィン団長、特攻か!ユミルの過去があきらかに。ユミル巨人化して、クリスタを食ったーーーー。いやまぁ、くわえただけだろうけど。次は、調査兵団vs裏切り者だな。
{/netabare}
36話  『突撃』
{netabare}
「進めぇぇーー!エレンはすぐそこだ!進めぇぇー!」

ミカサのエレン愛が強すぎる。団長の右腕がーーー。って団長生きてたのか。エレンを助けて救出!ってライナー巨人投げてきたー。そして、エレンの目の前には因縁の相手が…。
{/netabare}
37話  『叫び』
{netabare}
「我々はいずれ突き破る。真実を隠している、壁を。」

ハンネスさんめっちゃ頑張ってる。ハンネスさんが喰われたーーー。ってエレンすっごい能力持ってたのな。だから、ライナーたちは連れていこうとしたのか。巨人は人間だったのか。けど、どうやってそうなったか気になる。

って最終回ーーーー!?まだまだ続くと思ってたのに。
{/netabare}



《総評》
一期とは違い、調査兵団精鋭が減った。そして、巨人の正体にも大分近づいた。そして、人類と巨人の他に、第三勢力{netabare} (ベルトルトとライナー) {/netabare}が出たな。後、リヴァイ全然動いてなーい!アルミンは洞察力が非常に高かった。ミカサは、ひたすらエレンのことしか考えてなかったな。最後はかわいかった。
まさかここで切るとは思わなかった。進撃の巨人の漫画が終了してから、一気に最終話に行くのかな?2018年三期放送か。また話忘れてそうだな。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

史上最強?の第104期訓練兵団卒業生

原作既読


2013年1期全25話+OAD5話、2017年2期全12話。
私のような後追い組ならいざ知らず、リアタイ組には長い待ち時間だったでしょう。ちょいとクールダウンしちゃったか、はたまた期待値が上ブレしちゃったか、伝え聞くところで、「物事には適切なタイミングってあるよね」不遇な2期という噂です。

第2期1話が作中で“第26話”と扱われていることもありますが、前提は1期視聴済であること。第3期1話も“第38話”とルールは踏襲されていて、完結までは話数が上乗せされていくのでしょう。
おそらく70話以上を要するんじゃないでしょうか。
私たちは未だ巨人と人類を巡る一大叙事詩の途上にあるのです。

そんな途中経過の2期。
アニがアレしてこの後どうなるんだろう?からの続きになります。2期では1期での謎の一部が解明され、そして新たに謎が提示され、が並行するミステリの様相を呈してきます。

思えば1期は“圧倒的な力を持つ巨人”対“立ち向かう人類”というシンプルな二項対立。一枚岩ではない人類の描写が秀逸でもありました。圧倒的な力に蹂躙されるそんな“絶望的な世界で抗い続けることができる強い意志”を持った主人公エレンや調査兵団に共感や畏敬の念を抱きながらも心躍らせた傑作アニメです。

捕食した人間で胃が満たされたら吐き出すという生態は「食物連鎖とも関係ない。巨人の栄養にすらならない」ただ被殺戮対象としての人類という存在を浮かび上がらせ、戦慄を覚えたものです。

翻って2期はその巨人の謎が徐々に解明{netabare}(巨人が実は人間?){/netabare}され、見えない恐怖が可視化されていきます。巨人の恐怖というものが物語の面白みを担保する屋台骨であった以上、そこにメスを入れたことでのデメリットもありました。

これは作品の魅力の軸がシフトしたことを意味します。擁護すると、スプラッタホラー味の対巨人バトルで押し通せば、巨人の絶滅orボスの討伐といった少年ジャ○プ的インフレ展開しか残されておらず、結局「1期で終わっときゃよかったのに」となったでしょう。そこはマガ○ンだったのでそんな選択は取らなかったのかもしれません(嘘)。
魅力の軸がシフトとはあくまで好意的な解釈で、当然ながらこれを作品のブレと捉える向きもゼロではなかったでしょうね。

ただしブレはブレでも2期で私が感じた“ブレ”とは、これとは違うもっと絶望的なもの


“心臓を捧げる先である人類への迷い”


絶対真理と思っていた憎しみの対象“巨人”という前提が揺らぎます。
さっそく第1話(26話)で私の大好きなウォール教の司祭(注:1期レビューでボロクソ書きました)がまたやらかしました。{netabare}壁の中にいる巨人の存在をこれまで隠してきたのです。{/netabare}人類への裏切りです。
人類の進撃の糧に!と心臓を捧げた兵士たち。折り合いつけるかつかないのか、九死一生に煩悶して任に着いた調査兵団の一員たるエレンですら話数を重ねる毎に「俺たちは何と闘ってるんだ?」という状況がやってくる。そんな2期でした。

そして、1期と比較し市井の人の出番がめっきり減ります。兵士たち(特に調査兵団)の話がほとんどとなり、より狭い空間での兵士たちの選択や葛藤を追っているというのも2期の特徴です。
中核はエレン・ミカサ・アルミンその他第104期訓練兵団卒業生たち。良きにつけ悪しきにつけ、彼ら彼女らが『進撃の巨人』という物語の中心であることがほぼ確定となりました。
{netabare}余談ですが、エレンの同期達って何個師団分くらいの軍事力あるのだろう?少なくとも兵団のなかでは歴代最強のメンバーには違いありません。{/netabare}
1話分の引きがとても良いので次が気になりあっという間の全12話でした。今から視聴組は1期の勢いそのままに2期に突入できますね。ラッキー!


OPは1期に続いてLinked Horizonが担当。曲は「心臓を捧げよ!」

“捧げよ 捧げよ 心臓を捧げよ”

まるでそう言い聞かせないと正気を保てないような展開が兵士たちを待ち受けてました。
明確な敵設定できるうちはまだマシだったかもしれません。
そして謎がこれから徐々に明かされていく手前の物語序盤。


{netabare}「人は戦うことをやめた時初めて敗北する」{/netabare}


手練れのミケ分隊長が発したセリフが意味するところを兵士たちも視聴者である私たちも、それが如何に困難な道程かを思い知ることになるのでしょう。

「諦めたらそこで・・・以下略」
言うは易し 行うは難し です。普段できてる気がまるでしません。


■オマケ
巨人の捕食シーンはヴァリエーションが増えてた気がする。

{netabare}ミケ分隊長:獣の巨人に装置取られた実力者。いやぁ、ちょっときつい。{/netabare}

{netabare}ナナバ:古城で奮闘した先輩の女性兵士。いやぁ、これまたちょっときつい。{/netabare}




視聴時期:2018年11月

-----
2019.11.08追記
《配点を修正》 +0.1

3期が終わりFinal seasonを残すのみ。
視聴当時は1期と比較しややパワーダウンの印象を受けたが、2期で開示された情報は物語上不可欠なものでありのちに回収されます。
物語構成の良さを評価し加点しときます。



2018.12.18 初稿
2019.11.08 追記/配点修正
2022.02.27 修正

投稿 : 2024/06/01
♥ : 67

78.5 21 バトルで漫画原作なアニメランキング21位
蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1400)
7044人が棚に入れました
2039年、人類は温暖化に伴う急激な海面上昇により、地上での版図を大きく失った。
それに呼応するかのように、霧を纏う謎の軍艦群「霧の艦隊」が世界各地の海洋に出現、搭載した超兵器で人類の艦を攻撃し始めた。
人類は持ちうる戦力を投入し、最終決戦「大海戦」に臨むも、「霧」の圧倒的な武力の前に脆くも敗れ去った。
すべての海域、運搬経路を「霧の艦隊」によって封鎖され、政治経済は崩壊、人類は疲弊の一途をたどっていた―――――――
「大海戦」から7年。
士官候補生・千早群像の前に現れた「霧の艦隊」の潜水艦「イ401」。
敵であるはずの「イ401」、そのメンタルモデル「イオナ」との出会いは群像に、そして人類に何をもたらすのか?
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

アルペジオ2周目の感想 & 「艦これ」との比較

(※アルペジオ劇場版が公開された2015年当時の投稿内容です。)

①1月末から総集編映画が公開され、その後に完全新作の続編映画の年内公開が控えていること(10月3日封切り予定)
②本作と同様に旧日本海軍艦艇をモチーフとした話題の新作アニメ『艦これ』がTV放送中であること(加えて両作はコラボしていること)
③最近視聴した、本作と同じ監督(岸誠ニ氏)&シリーズ構成(上江洲誠氏)の組み合わせのTVアニメ『結城友奈は勇者である』(2014年秋)が、予想外の良作で、このコンビの作品に俄然興味を持ったこと

・・・以上3つの理由から、本作品について2013年秋のTV放送時以来、2周目となる全話視聴を行い、レビューを全面的に書き換え、併せて「艦これ」とのコア・コンセプトの違いを考察してみました。


◆各回の評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- (2013年9-12月) =========
{netabare}
第1話 航路を持つ者   ★ 航海の目的、イオナとの出逢い
第2話 嵐の中へ     ★ 対タカオ戦
第3話 要塞港、横須賀 ☆ 軍との対峙
第4話 横須賀急襲    ★ 対キリシマ・ハルナ戦
第5話 人ならざる者  ☆ メンタルモデルと人の接触
第6話 ともだち    ★ メンタルモデルと人の接触(続き)
第7話 硫黄島      ★ コメディが面白い回
第8話 人形の家    ★ 兵器が「愉しい」という感情を持つな
第9話 決死の脱出行  ★★ 対コンゴウ戦1、ED後に急展開
第10話 その身を捧ぐ  ★★ イオナ・タカオに生まれる恋情
第11話 姉妹      ★★★ 対姉妹艦(イ400・402)戦
第12話 航路を拓く力  ★ 対コンゴウ戦2、余韻を残すラスト{/netabare}
----------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)2、★(良回)7、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3


※上の★表記のように、本作は外れ回が少なく(全12話で☆は2回)かなり濃い楽しみ方が出来ました。
※特に終盤の第8話後半から第11話までの展開は見事だと思いました。
※最終回(第12話)は本作としてはイマイチの感がありましたが、それでも悪くない出来と考えます。
※まとめると、現時点では自分にまだ上手く表現し切れない特有の面白さがある作品と考えますが、以下のように考察を進めて、なるべく明瞭に本作の美点と欠点を抽出していきたいと思います。

◇各話内訳
{netabare}
バトル回=計5話(第2/4/9/11/12話)
メンタルモデルと人との交流回=計5話(第1/5/6/8/10話)
その他の回=計2話(第3/7話)
{/netabare}

◇登場するメンタルモデル
{netabare}
※全部で以下の9体

大戦艦コンゴウ ※他のメンタルモデルとの間に感情発生
大戦艦キリシマ ※蒔絵との間に感情発生
大戦艦ハルナ ※蒔絵との間に感情発生
大戦艦ヒョウガ ※他のメンタルモデルとの間に感情発生

重巡洋艦タカオ ※群像との間に感情発生
重巡洋艦マヤ ※感情プログラムは実装されていない

潜水艦イ400 ※他のメンタルモデルとの間に感情発生
潜水艦イ401(イオナ) ※群像および他のメンタルモデルとの間に感情発生
潜水艦イ402 ※他のメンタルモデルとの間に感情発生

※その他にメンタルモデルを持たない艦艇が多数登場(ナガラ級軽巡洋艦、アイオワ級などアメリカ方面の霧の艦隊)
{/netabare}


◆内容考察

(1)本作の他にない美点
{netabare}
・フル3DCGIによる迫力の艦隊バトル描写
・バトル描写と並行して、メンタルモデル同士の謎空間での緊張した対話を描出している点(非常に斬新な印象を受けました)
{/netabare}

(2)明白な欠点
{netabare}
・メンタルモデル同士の対話の描写が秀逸なのに比較すると、人間とメンタルモデルの交流の描写が
 ①余り洗練されておらず、少し古臭い(蒔絵とハルナ・キリシマの交流)か、
 ②感動できるが、初見では分かり辛く、ハイライト(第10話)に後述するようにせいぜい半分程度の理解に留まってしまい、非常に惜しい(群像とイオナ・タカオの交流)こと
・シリーズ構成が甘いこと、特に
 ①第1話が分かり辛く、余り後の話に上手くつながっていない点
 ②軍との関係の描写がストーリー全体から見るとほとんど無駄になって浮いている点
 ③さらに最終第12話の盛り上がり方・まとめ方がイマイチで期待外れだった点
・ナノマテリアルが万能すぎて(それさえあれば、どんな物体でも自由に再生できてしまう)、設定の縛りの無さに時々白けてしまう点
・タカオ、マヤのギャグ設定までは良いとしても、ヒョウガのギャグ設定が作品に不必要に安っぽい印象を与えてしまっている点(ギャグが滑っていてこれもかなり白ける)
{/netabare}

(3)現時点で評価保留の点
{netabare}
・《論理思考ルーチン》に過ぎないメンタルモデルに、《論理》を超越した《感情》や《意思》が生まれてしまう、という《心身問題》を本作はどのくらいの深度で描いているのか、その深さや意味合いが自分の現時点の知識では掴めない点

※興味はあるけれども現時点では私には確り調べる意欲が欠けています→詳しい方がいたら簡潔に教えて欲しいところです(以下は参考サイト)

¶心身問題(mind-body problem)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E8%BA%AB%E5%95%8F%E9%A1%8C

¶心の哲学(philosophy of mind)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E3%81%AE%E5%93%B2%E5%AD%A6
{/netabare}


◆本作のハイライト

※現時点では以下の2点と考えています(ただし今後、第12話も追加する可能性が高い)。

◇第10話『その身を捧ぐ』
{netabare}
10分過ぎ、艦内気温が低下し群像の呼吸が乱れているいることに気付いたイオナが、「私は擬似的に代謝機能を再現して体表温度を上げることは可能」といって自分の両掌(てのひら)を見つめて、その後、少し戸惑った表情で群像に視線を移し「だけど・・・」とつぶやくシーン
群像が、あれっと少し驚いた表情を浮かべて、それからフッと笑って「そうだな。エネルギーは節約すべきだ。救命キットからブランケットを持ってきてくれないか」

*つまり、イオナは自分が群像と抱き合えば、艦内気温を上げなくても群像の体を温めることが出来ることに気付くが、同時にそうすることを躊躇(ためら)う感情が彼女に生まれており、群像もそれに気付いて「ブランケットを・・・」と婉曲に彼女の行動を脇に逸らしている。
*イオナのこの躊躇(ためら)いは、メンタルモデルらしからぬ乙女の羞恥心ないし淡い恋情の発生と解釈できる。
*そして、これが、16分過ぎに来る「嫌(いや)。私は、私は一人になりたくない」というイオナの発言と行動につながっていく。

→しかし第1回目の視聴時は、私はそこまで気付かず、この後に来るタカオの群像への切ない恋情だけを認識できていた。

*タカオ「全く、本当にあんたってば。これじゃ・・・私の入り込む隙間なんて、どこにも無いじゃない」は、イオナの恋情のもたらした行動に気付いた彼女が意を決してつぶやいた言葉。
*「自らを犠牲にして他者を救う、それは本来、霧には有り得ない行動。まさかイオナ姉様がそんな選択をするとはね。そしてあんたも」(ヒュウガ)「それが艦長の、千早群像の望みならば」(タカオ)

→つまり、イオナに発生した群像への恋情(※但しイオナ自身はそれが恋情であるとは気付いていない)が彼女を自己犠牲へと向かわせ、そしてその行動がさらに、タカオの恋情を募らせて、その第二の自己犠牲をもたらした、と解釈できる。

*タカオの恋情はともかく、イオナの恋情は視聴1回だけでは分かり辛いと思うので、この回の評価を★★としました。
{/netabare}

◇第11話『姉妹』
{netabare}
20分近くで、イオナが姉妹艦を喪失してしまうシーン
*メンタルモデル同士の心理的なやり取りの描写が秀逸。
*ここの演出は第10話よりもずっと分かり易く優れていると思うので、この回の評価を★★★としました。
{/netabare}

※なお、第12話『航路を拓く力』は、現時点では残念ながら、第10話・11話に比べると内容が幾分雑で感動が少ないように感じてしまいました。
→本作の私の全体評価を、もう一つとした原因のひとつ。
→ただし、この回については、前記した◇(3)現時点で評価保留の点、に直接関係する箇所なので、時間を置いて再々視聴し、考えを整理したいと思っています(その際には評価が変わる可能性が高いです)。


◆『艦これ』とのコア・コンセプトの違い

・アルペジオの艦は、{netabare}
 ①旧日本海軍艦艇の艦容そのままの外形を保ちつつ、
 ②別に、メンタルモデルという人型の制御ユニットを持っている。{/netabare}
・このメンタルモデルは、{netabare}
 (1)「人間のような感情を持つことなど、兵器である自分には不要かつ異常である」と自己定義していたはずなのに、
 (2)人間ないし人間に感化された他のメンタルモデルとの接触によって次第に、「後悔」「恋慕」「憤怒」「愛惜」といった人間的な「感情」{/netabare}に目覚めていってしまう。
(※ここが本作の最大の注目点)

・これに対して、艦これの艦娘(かんむす)達は、
{netabare}その身にまとう艤装(ぎそう、船の装着物のこと)を別とすれば、最初から生身の人間と変わらない極めて豊かな喜怒哀楽の感情に溢れた存在{/netabare}として描かれている。
・ただし、艦娘たちは、
{netabare}あくまで「先の大戦当時に実在した軍艦の擬人化」であり、自身が軍艦であることを自明とする発言や行動をとっていて、なおかつ、先の大戦での個別エピソードに由来する悲劇的な運命を背負わされていること、{/netabare}がストーリーの端々(はしばし)から予感される描き方をされている。
(※ここがアルペジオとの最大の違い→アルペジオの艦は、{netabare}ただ単に日本海軍艦艇の外形を模倣しているのみであり、それとの内面的ないし運命的な繋がりは切断されている{/netabare})

・以上まとめると、『アルペジオ』も『艦これ』も、{netabare}
 ①先の大戦当時の日本海軍艦艇をモチーフとして、
 ②人間側ではなく、擬人化した艦側の《悲劇》を描き出す作品{/netabare}
と要約できると思いますが、
その描き出される{netabare}《悲劇》{/netabare}が
 ①『アルペジオ』の場合は、{netabare}艦(メンタルモデル)が人間的な感情に不可逆的に目覚めていく点{/netabare}にあるのに対して、
 ②『艦これ』の場合は、{netabare}艦(艦娘)が先の大戦でのエピソードを運命的に踏襲してしまう予感に満ちている点にある、{/netabare}
と考えます。

・このどちらに、より心惹かれるか(あるいは惹かれないか)、は個人の好みによると思いますが、私個人は現時点では、後者(艦これ)の側に、より強く心を惹かれています。

・いずれにせよ、1月末公開のアルペジオ劇場版総集編およびその後10月初めに公開予定の完全新作続編が楽しみです。


◆追記:続編映画の評価

(1)劇場版蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-DC   ★  4.0
(2)劇場版蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-Cadenza ★★ 4.5

※(1)は、約2/3がTV版の総集編、残り1/3(正味30分強)が新規の展開
※(2)は、フル新作で、TV版のコンセプトを引き継ぎつつ、この手の作品に求められる要件を十分に満たしてストーリーを完結させている。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 73

るぅるぅ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

魅せる戦艦バトル作品

ジャンル:SF戦艦バトルアニメ
製作会社;サンジゲン
監督:岸 誠二

久し振りに何も考えずに カッコイイ!!! と褒めたくなるほど夢中で楽しく観れた作品。小難しいことを考えず4話まで観て判断してもらえると嬉しい。正直、1話は概要で不安要素たっぷりです(苦笑) 基本的に戦艦バトルがメインとなるドンパチ合戦の作風に加え、キャラを含めほぼフルCGの映像美になっている。さらに艦これブームも相まって期待値は上げられた。実際、BD売上も1万枚と好調なスタートとなっているようで私的ながら嬉しい限りである。超重力砲連射の勢いで2期作成して欲しい気持ちがいっぱいです(笑)

先ほど述べた艦これ(正式名:艦隊これくしょん~艦これ~)と比較される理由の多くは、萌キャラとの一体感ある構図が類似している。戦艦の名前と同じキャラ名に加えキャラデザの違いといった比較要素も多いと思います。実際、どちらのキャラデザが好みかはユーザー次第ではあるが、これはこれ、それはそれと楽しんだもの勝ちと感じている。

あえて区別するなら、
艦これ:萌キャラだけに留まらずミリオタ向けに作られており戦艦の名称・由来といった綿密さ、自分の戦術を楽しむ

アルペジオ:萌キャラどんぱちフルCG戦艦アニメ

という具合です。そもそもアニメとブラウザーゲームと路線が違うが、今年夏アニメ化される艦これの出来栄えに期待しつつアルペジオを超えるクオリティになるのか怪しいところではある。

ストーリーはシンプルで、霧と呼ばれる謎の艦隊から人類の危機を救う為に未来を模索する千早
群像と霧の裏切り者である401イオナの航海。その行く先を阻む霧の刺客達もイオナと群像に影響され自我を持ってしまう。戦艦に芽生えた感情という不確定な思考ルーチンは、何の為に獲得するのか未だわからない道筋となっている。

戦う萌キャラにしか見えないが、突如、人型に擬似化された戦艦AIという設定・人類を滅ぼす目的、アドミラリティ・コードとは何を指すのか?その意志はどこにあるのか?と伏線ばかりではあるが、最終的には人類と未知の人種(戦艦)を受け入れる共存を描く王道な作りを漂わせている。
その過程において、意思とは何か?人間とは何か? 個としての尊厳を問う哲学的な側面を描きつつ切っても切れぬ科学と人を結びつけたヒューマンドラマ性を植え付けている。
原作とアニメ版では改変されているらしいが、1クールで終わらすには勿体無い作品だと感じる。

それもストーリー展開はテンプレではあるが、戦艦バトルシーンは心熱くさせる絵の魅力が一番の見所となっていた。それだけに同じカットを無駄に観ていたら、気づくと2週目していた(笑)
最近はCGを使うアニメが多いなか違和感もなく目立った粗さもなく溶け込んでいたと感じる。
特に超重力砲発射シーンは圧巻。私の下手な文章で説明するよりPVを観る方が確実と思う(笑)
是非、観てから判断して欲しい。

ドンパチ合戦の構図が多いのだが撃ち合いシーンを盛り上げる要素として戦術の描き方がシンプルに魅せることで、ここから熱い展開が来るぞ! と観ている方も夢中になってしまう。
基本的に 潜水艦 VS 大戦艦 とのバトルで勝てる可能性はない。危機的状況から覆す博打勝負となる。王道ではあるがワクワクドキドキ感が絶えずズルズルと観てしまう中毒性がある。
相乗効果としてBGMの使い方もセンスも巧く一体感が生まれていた。

また、各話のシナリオ構成も戦艦バトルを見所にする尺の取り方にしている。
多くの作品は1話のバランスとして起承転結で物語運びをする構成にしている。視聴者に結にあたる次回への引きとして、来週も見て欲しい為である。要は気になる終わりにして来週も見てね と、モヤモヤ感を与える。実際、好きな作品ほどこれは効果覿面となるが、その続きに拍子抜け・期待ハズレといった感性を与えることにもなる。そこで打切る判断材料になる。

だが、アルペジオはどうだろうか。1話に結をいれない構成にしている為、起承転となり引きが弱くなっている。当然、単調な物語運びとなるのだが見せ場である戦艦バトルに1話まるごと使う構成にすることで見応えが生まれる。1話 起承転 2話 結 と2話セットにしている。
ただ、序盤の物語の掴みがわからない為に不安を抱くが、加速していく4話辺りから引き込まれる。
超展開要素もあるが展開として妥当だと思う。 ただ、戦艦同士の融合には唖然としたが、カッコイイから許してしまう気持ちとツッコミしかなかった(苦笑) この辺りは派手さを魅せる意味もあるが、危機感の装置にもなっており、最後の悪あがきを誇示している。特撮によくある敵の巨大化演出みたいなものと解釈するといいかもです。

また、政治・経済といった戦略的な深みとなる演出をほぼ省くことで、戦術の見せ場である絵を重視した見やすい作品に仕上げている。萌キャラに戦略的な深みを備えれば銀英伝に次ぐ作品・・・と無謀かな(苦笑)  ただ、このクオリティの高さでリメイクやこれから発信される作品に転用できれば、もっと充実する作品が増えることは確かだろう。

キャラ設定。
自我が芽生え意思を持つという共通事項をベースして個性を植え付けている。思考ルーチンが乏しい為、興味対象に沿った行動心理が優先になっており、全体的に単純だけど許せるバカという可愛げあるティスティングにしている。無機質な戦艦であると同時に成長段階の子供といったギャップがコメディ要素を膨らませ愛着を持たせている。あえて心情描写を掘り下げる展開はないので気楽に観れる。

私の好きなキャラは、ちょろインなあの子です(爆)
最近ちょろインな子がツボですね~某アニメではちょろインしかい出てきませんが(苦笑)

少し内容が逸れたが萌要素も過不足なく織り込んでいる。
ベタなキャラ設定と感じるかもしれないが、これぐらい良い案配と思う。
それも最低限のキャラ立ちすることでバトルに箔をつける意味を成している。

それだけにキャラ・序章に近いストーリー展開は全てはバトル演出を盛り上げる為に構成していたと感じる。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 46
ネタバレ

ほったっる さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

留守番嫌いっ、お出かけ好きっ、一人はさみしっ、二人は楽しっ、私はマーヤ、友達コンゴウ!

原作未読

絶賛ハマっている「艦これ」のコラボイベントから興味を持って観たアニメです。

突如現れた圧倒的力をもつ霧の艦隊が世界の海を制圧し、世界が遮断されてしまう。(通信も妨害されている)陸に直接攻撃してくることはないが、人類も霧の存在に危機を感じている。
主人公の千早群像は霧でありながら群像に従う伊401と出会い、政府にも霧にもつかず、現状を打破する力を求め、霧に対抗するカギとなる兵器をアメリカへ届ける依頼を引き受ける。

とまぁ、話だけ聞いても「ん?」となるような内容ですのでつべこべ言わずに見た方が早いかと・・・笑

ざっくり言うと、人類の存続をかけて艦が擬人化した女の子と一緒に、これまた艦が擬人化した敵と戦うという感じですね。(適当)

つまんねーこと言わずに要点だけまとめていきます。
このアニメはとにかくかっこいいのです。

かっこいいところその1:音楽
OPからかっこよすぎます。特に蒼き鋼のクルーが海を眺めているシーンはしびれます。イオナがいつもの定位置でのそのそしているのもかわいいですね笑
OPだけではありません。戦闘中を始め、BGMが本当に最高。戦闘がBGMでより一層、緊迫感を増していきます。

かっこいいところその2:艦
すべて3DのCGで描かれているため、登場する潜水艦や重巡洋艦、戦艦がかっこよく描かれております。そのため、登場人物がかくかくしているように思えますが、そこに目を瞑らずともなおあり余る圧倒的な作画と言えます。潜水艦の修理シーンや補給シーンなどでそのすごさを体感できるはずです。特に霧の最強兵器とも言える超重力砲が出るシーンは圧巻です。

かっこいいところその3:専門用語
戦闘シーンではなにやら難しそうな言葉が飛び交っています。ATフィールドならぬクラインフィールドや、浸食魚雷や超重力砲、アクティブデコイ。戦闘中はとにかく忙しそうなので、聞いてるだけで「お・・・お、おお、なんかすげぇ」という感じになります。(結局稚拙な感想で申し訳ない)

かっこいいところその4:構図
ここはネタバレを含む私なりの考察なので長くなります。読むのは面倒だと思いますので、一応隠しておきます。
{netabare}
一見するとこのアニメはSFもののような気もします。
しかし構図で言えば現在の世界となんら変わりはないと私は考えます。

アルペジオでは「人類」と圧倒的力をもつ「霧」が対立しています。
その霧に対抗するために、人類は振動弾頭と言う最先端の兵器をデザインチャイルドという倫理的にも問題がある手法で開発に成功します。
そして主人公である群像はこういった旨の発言をします。
「振動弾頭が人類の未来であり、これがあれば霧と対等になれる」※原文ままではありません

これを聞いたときにすぐに連想したのが、現在の「核兵器」です。
核兵器が開発されて以来、どの国も核兵器をもつ国に対抗するために核の保有を行ってきました。最たる例がご存知、冷戦です。
一体、なんのために核の保有が増えていくのか。それはやはり「対等になるため」でしょう。

私は大学で中国人留学生と核に関してのディスカッションをしたことがありますが、彼ら曰く
「中国は核兵器を保有できたからこそ、アメリカのような先進国と初めて対等になり、外交ができるようになった」
との旨の意見をいただきました。
すでに力の差がある状態で外交なぞできないというのが彼らの言い分です。

実際、そうなのかもしれません。
例えば北朝鮮も核兵器を持っているということをちらつかせ、先進国に支援物資などをねだっております。つまり核兵器と言う力で他の先進国と対等になり外交を行えると考えていることが窺えます。
これがもし、北朝鮮のようなならず者国家が核兵器を開発できていなかったら、世界は大して相手にしていなかったでしょう。
これは外交と言うより一種の脅しに近いかもしれませんが、実際、核兵器をもったことで(あるいは持つように見せかけることで)世界は北朝鮮について真剣に考えるようになったのは間違いありません。
もちろん対極的な方法としては、核を放棄し、支援を真摯にお願いするという平和的な方法も行えますし、それも実現可能なのかもしれません。
このような素晴らしい方法がありながら、悲しいかな、人間は「抑止力」なる兵器を持たずには相手との議論を行うことができないという考えが一般的なようです。その考えも無理はないでしょう。過去の戦争などを見れば、人類は「力」に頼ってしまう弱さをもった生物なのだとわかるはずです。(あ、なんかキザだ)

それ以前に、そもそも交渉というのは立場が有利なものが有利に事を進めようとするのが、ごく自然のことなのです。

本作における千早群像も敵のメンタルモデルと和解するために最大限の努力はしますが、最終的には敵を沈めることを厭いません。
彼は振動弾頭を手に入れ、霧と人類が対等になり、そこで初めて霧と和解できると考えているかもしれません。
もし振動弾頭が量産されるようであれば、霧も容易に攻め込むようなことができなくなり、和解のためのテーブルに座ってくれるかもしれません。

まぁこれは全て私が勝手に考えたことなので、軽く流してください笑 正直、知識も乏しいので。
{/netabare}

見所は戦闘シーンに留まらず、ちょっとした日常パートのようなものもあります。
関連して言えば、このアニメの良いところとして、いちいち山場をつくろうとしていない所が挙げられるかもしれません。
日常系でもない限り、どうしてもアニメは1話で1つの山場を作りたくなりますが、本作品では話の最後に山場が来て、次週最初から最後までクライマックス!といった展開が結構あります。

日常パートではギャグ展開も見られ、和みもあります。
{netabare} どの艦も戦闘するまでは気難しそうな子ばかりですが、一度負けると一人残らずギャグ要員になっているのはおもしろいですね笑
コンゴウはさすがに除きますが{/netabare}

とにかくかっこいい本作品。ぜひご視聴ください。

原作も読みたいなー。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21

79.9 22 バトルで漫画原作なアニメランキング22位
FAIRY TAILフェアリーテイル(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (1148)
6870人が棚に入れました
世界中に幾多も存在する魔導士ギルド。そこは、魔導士達に仕事の仲介等をする組合。

立派な魔導士を目指す少女・ルーシィは、ひょんな事から火を食べ、火を吐き、火を纏う滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)ナツと出会い、ナツの所属するギルド「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」に加入する。しかしそこは、ルーシィの想像を超えた荒くれ者が集まるギルドだった。

問題児だらけの「妖精の尻尾」だが、ルーシィとナツは順調に依頼をこなして行き、次第に魔導士としても成長していく。

声優・キャラクター
柿原徹也、平野綾、釘宮理恵、中村悠一、大原さやか、辻親八、小野涼子、岸尾だいすけ、喜多村英梨、伊瀬茉莉也、小西克幸、浪川大輔、柴田秀勝
ネタバレ

沙祈 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

FAIRY TAIL

週刊少年マガジンの看板漫画のアニメ。
ニコ生で1話から175話まで一挙していたのでこの機会に全話視聴。

エドラス編と大魔闘演武編が好き。
1期目は大魔闘演武の途中で終わってしまうのがちょっと残念。

キャラはジェラールとミストガン、ハッピーとロキ、メイビスが好き。
声優が意外と豪華。

冒頭のあらすじが雑な気がする。
予告のナツとハッピーの掛け合いが面白い。
魔方陣が凄く綺麗。

SEの「あーん」「わーお」が多様されてて面白い。
流血描写がないので安心して観れる。

OP,EDは1クール事に変わる。OPの映像はネタバレ多め。

各話感想↓(☆はお気に入り回)
1話 妖精の尻尾 (OP/Snow fairy(FUNKIST) ED/完璧ぐ~のね(渡り廊下走り隊))
{netabare}乗り物酔いの主人公。
ルーシィちょろい。仕事が雑な精霊。
炎を食べるナツ。
街が大変な事に。{/netabare}

2話 火竜と猿と牛
{netabare}ミラちゃん可愛い。
ギルドに入るのって簡単なのね。{/netabare}

3話 潜入せよ!! エバルー屋敷
{netabare}ぷるぷるしてる精霊。
メイドルーシー似合ってる。
美しい…娘? B専だった…。
この屋敷の住人はなぜ床を突き破るのだろうか。{/netabare}

4話 DEAR KABY ~親愛なるカービィへ~
{netabare}床に潜る魔法だった。
キャンサー…強く見えない。
いい話だ。{/netabare}

5話 鎧の魔導士
{netabare}空中に文字を書けるのって羨ましい。
ナツが「アイ」しか言わなくなった!
エルザの荷物多い。
またナツをのせた列車が発車しちゃった。{/netabare}

6話 妖精たちは風の中
{netabare}グレイっていつの間にか服が逃げる魔法でもかかってる?
エルザ強い!変身した!{/netabare}

7話 炎と風
{netabare}ハッピー凄い!!!
エルザの目が凄い事に。{/netabare}

8話 最強チーム!!!
{netabare}ハッピー頭いい。
はだかマフラー…。
笛がモンスターに!
エルザ変身、今回は可愛い。
ギルドマスターって戦わないのかな?
山が1つ2つ消えた。{/netabare}

9話 ナツ、村を食う
{netabare}美味しそうに見えない魚。まずかったんかい!
エルザのお腹の音が凄い。
二人ともきのこ生えた。{/netabare}

10話 ナツ vs. エルザ
{netabare}突然のエルザ逮捕。
入れ替わってたナツ。
ナツの女装が酷い。{/netabare}

11話 呪われた島
{netabare}グレイ追いつくの早い。
おじさんが…消えた。
村長、すっごいもみあげ!
船のおじさん…幽霊!?{/netabare}

12話 月の雫 (OP/S.O.W. センスオブワンダー(アイドリング!!!) ED/追憶メリーゴーランド(onelifecrew))
{netabare}あらすじ改変されてる!
火で溶けない氷。
エルザ!!{/netabare}

13話 ナツ vs. 波動のユウカ
{netabare}調子に乗るルーシィ。
ナツが落とし穴にひっかるのかと思ったら、ほんとに落ちた。
敵がバカだった。
ルーシィピンチ!{/netabare}

14話 勝手にしやがれ!!
{netabare}1話ぶりのアクエリアス。敵も巻き添え。
あら、かわいい戦い。
怖いよエルザ。{/netabare}

15話 永遠の魔法
{netabare}ショタリオンあんま可愛くない。
キタエリグレイ。
脱げば力が手に入る。脱ぎ癖ついた!!
逆恨みだった。{/netabare}

16話 ガルナ島 最終決戦
{netabare}建物元に戻った。
ウルは生きている!
ショタナツ、ロリエルザ可愛い。
封印解ける!{/netabare}

17話 BURST
{netabare}デリオラ復活!弱かった。崩れていく。
村人の謎。
落とし穴に引っかかったエルザ。何事もなかったかのようだ!
今からあの月を破壊する!!{/netabare}

18話 届け あの空に
{netabare}邪気の膜壊れた!!
船のおっさん!て、天使?
エルザの海賊船。
ウルの娘!?
アレって何なんだ!?{/netabare}

☆19話 チェンジリング
{netabare}みんな入れ替わった!声優の本気!
エルザの胸固い。
30分以内に入れ変わらないと!
スク水エルザ!口から炎が!氷が!最弱のチームに!
ナツとエルザたち戻ってない!他の人も入れ替わった!大惨事!
投げっぱなしで終わる!!{/netabare}

20話 ナツとドラゴンの卵
{netabare}大きなタマゴ。
やんちゃなミラさん…。別人すぎる。
リサーナ今何処に…。
産まれる!!
写真じゃなくて絵だった。
成長したリサーナ可愛い。{/netabare}

21話 幽鬼の支配者
{netabare}ギルドが凄い事に。
エルザまで不法侵入。
レビィちゃん…。{/netabare}

22話 ルーシィ・ハートフィリア
{netabare}仲間を踏み台にするナツ。
ただのじいさんになったマスター。
お嬢様ルーシィ{/netabare}

23話 15分
{netabare}ハウルみたいに城が歩いてきた。
金剛の鎧が…。{/netabare}

24話 その涙を見ない為に
{netabare}ひどい戦い。
ミラ、エルフマン、リサーナは兄妹だったのね。
リサーナ…。{/netabare}

25話 雨の中に咲く花 (OP/ft.(FUNKIST) ED/南波志帆)
{netabare}OP変わった!次の敵はこの人たちか。
一目惚れ!キュンキュンしてるジュビア。情緒不安定。{/netabare}

26話 炎の翼
{netabare}あっさり倒した!エルザ強い。{/netabare}

27話 二人の滅竜魔導士
{netabare}ドラゴンスレイヤー同士の戦い!
サジタリウス…変な精霊。
スパルタエルザ。{/netabare}

28話 フェアリーロウ
{netabare}ただの妬みだった。
マスターカッコいい!{/netabare}

29話 あたしの決意
{netabare}ミラの絵は独特。
ルーシィのお嬢様姿!{/netabare}

30話 NEXT GENERATION
{netabare}裁判中に寝るマスター。
孫のラクサス登場。
フェアリーテイルの皆が応援団。
エルザは本番に弱い。
建物壊れた!なぜか好評。{/netabare}

☆31話 空に戻れない星
{netabare}微妙な観光地。
鎧のまま温泉に…。
ロキって精霊だったのね。{/netabare}

☆32話 星霊王
{netabare}ロキの主人だったカレン嫌な女。
精霊王!
エルザ…消えるのか?{/netabare}

33話 楽園の塔
{netabare}エルザのお話かな。
グレイが溶けた!{/netabare}

34話 ジェラール
{netabare}双子だったのか。
ナツが船に乗ってるのに船酔いしてない!
戦うしかない!{/netabare}

35話 闇の声
{netabare}おじいちゃん…。
エルザ覚醒。{/netabare}

36話 楽園ゲーム (OP/R.P.G.~Rockin' Playing Game(SuG) ED/君がいるから(下川みくに))
{netabare}かぶりものなのに表情変わる。
シヨウってヤンデレ…?{/netabare}

37話 心の鎧
{netabare}ユニゾンレイド!
エルザが初めてフェアリーテイルに来た日。
ナツが食べられた!{/netabare}

38話 運命
{netabare}あと7分!
エルザかっこいい!{/netabare}

39話 聖なる光に祈りを
{netabare}エルザ無事だった!
双子かと思ったら一人の人間だった!
やっとナツ登場。{/netabare}

40話 妖精女王、散る
{netabare}壊しまくりなナツ。シモン…。
エーテリオンを食べるナツ。{/netabare}

41話 HOME
{netabare}エルザのお墓…。という夢だった。
立派なフェアリーテイルの城が出来てる!
ジュビアの髪型変わってる。ガジルも新メンバー。
ミラちゃんが歌う!ガジルも歌う!{/netabare}

42話 バトル・オブ・フェアリーテイル
{netabare}ショタラクサスとエルザのゴスロリ可愛い!!
ナツが結界から出られなかった!80歳以上…?{/netabare}

43話 友の為に友を討て
{netabare}ガジルも80歳以上なのか!?
燃やしたら戻る…?エルザが戻った!!{/netabare}

44話 神鳴殿
{netabare}石化とけた!!
レビィさん流石!
レオかっこいい!!{/netabare}

45話 サタン降臨
{netabare}ジュビア…いい子だ。
ガジルはスパイだった。
ミラ覚醒!{/netabare}

46話 激突! カルディア大聖堂
{netabare}聖堂壊れた。という夢を見た。
ミストガンの顔、ジェラール!?そっくり。{/netabare}

47話 トリプル ドラゴン
{netabare}時間増えた?
テレパシーで喧嘩!共闘だ!
3人目のドラゴンスレイヤー!{/netabare}

48話 幻想曲
{netabare}イグニール登場!
ナツがなんて言ってるか分からない。
ガジルの通訳凄い。なんで分かるんですか。
ラクサス丸くなった。
二重スパイだったガジル。
いいパレードだった。{/netabare}

49話 運命の出会いの日(OP/エガオノマホウ(MAGIC PARTY) ED/HOLY SHINE(Daisy×Daisy))
{netabare}ルーシィをとことん無視する記者。{/netabare}

☆ 50話 特別依頼。気になる彼に注意せよ!
{netabare}ルーシィがナツを意識した!ニヤニヤ展開。ルーシィ、ナツを美化しすぎ。
確かに怒りの熱い視線。
マスターは酒、エルザは柱にお熱い視線。{/netabare}

51話 LOVE & LUCKY
{netabare}中身は変わってなかったルーシィ父。
不審な半裸グレイ。
40万の仕事キャンセルしちゃったのか。もったいない。{/netabare}

52話 連合軍、集結!
{netabare}ルーシィがバイト。エルザノリノリ。
リオン久々登場。
ウェンディ現る。{/netabare}

53話 六魔将軍現る!
{netabare}ハッピーがシャルルに一目惚れ。
話を聞いていなかったナツ。
一夜もうやられてた。{/netabare}

54話 天空の巫女
{netabare}ウェンディとハッピーつれていかれた。
ジュラ復活!
ウェンディはドラゴンスレイヤーだった!!
噂に尾ひれがつきすぎ!
ジェラール封印されていた。{/netabare}

55話 少女と亡霊
{netabare}一夜捕まってる。29歳…?
グレイの凍りって乗り物…?{/netabare}

56話 デッドGP
{netabare}頭にアップル。
いきなりレースに。
リオンが…逝った?{/netabare}

57話 闇
{netabare}エルザ治った!{/netabare}

58話 星霊合戦
{netabare}グレイが悪人面に。
アクエリアスの彼氏が…。キャラが変わってる。怖いよアクエリアス。
カレンを始末したのがエンジェルだった。{/netabare}

☆ 59話 追憶のジェラール
{netabare}ナツは未だいかだの上。
ショタミストガ…ジェラール可愛い。
ジェラールは記憶喪失だった。
ペアルック、ナツとルーシィ。
リオン生きてたー!!!{/netabare}

60話 破滅の行進
{netabare}ジェラールの腕を掴んでたエルザ。
エルザとジェラールまるで恋人みたいだ。どぅぇきてる~。{/netabare}

61話 超空中戦! ナツ vs. コブラ (OP/Fiesta(+Plus) ED/-Be As One-(w-inds.))
{netabare}心の中を聞く魔法って凄い。
毒のドラゴンスレイヤーだった。
落ちた瞬間酔うナツ。
耳がいいのも考えもの。{/netabare}

62話 聖十のジュラ
{netabare}ナツが闇ギルドにスカウトされた。
ウェンディー有能。{/netabare}

63話 君の言葉こそ
{netabare}リチャード…罠だった。
杖が喋ってる!!!{/netabare}

64話 ゼロ
{netabare}弱点2つ!
ジェラール食べられた。夢でした。
義眼便利。
醜い争い。{/netabare}

65話 天馬から妖精たちへ
{netabare}一夜さん役に立たない。
魔力の消費激しそう。
ナツの方に!!!!
ジェラールの記憶が戻る?悪い顔してる。{/netabare}

66話 想いの力
{netabare}あらすじ長い。
ナツはとりあえず殴る。敵の前だけどな。
一夜さんどうやって壊すんだろう。{/netabare}

67話 私がついている
{netabare}嘘あらすじ。
タウロスの見せ場!
ナツが取り込まれた!?イグニール!!
ルーシィの星霊勝手に出て来る。
グレイとルーシィはジェラールの顔知らなかったか。
一夜…邪魔するなよ…。閉じ込められた…!{/netabare}

68話 たった一人の為のギルド
{netabare}ルーシィの服可愛い。
400年!?みんな消えるのか…。
いい話だった。{/netabare}

☆ 69話 竜の誘い
{netabare}ルーシィの星霊が3人も増えた!
猫が欲しいガジル。
ミストガンはすぐ消えちゃう。{/netabare}

70話 ナツ vs. グレイ!!
{netabare}脱いだから本物か!?{/netabare}

71話 友は屍を越えて
{netabare}ドラゴン飛んだ!!
村の人と約束していた。
7年ぶりぐらいに約束を果たす。{/netabare}

72話 フェアリーテイルの魔導士
{netabare}グレイが裏切った理由が意味わからない。あの説明で許されちゃうんだ…。
視聴者のグレイ株は下がったまま…。グレイのフォローは…?このアニオリ必要だった?{/netabare}

73話 虹の桜 (OP/Evidence(Daisy×Daisy) ED/ひとりさみしく(ShaNa))
{netabare}虹色の桜ってどういう原理なんだろう。
ルーシィかわいそう。{/netabare}

74話 ウェンディ、初めての大仕事!?
{netabare}あ、あの劇団か…。
謎の組み合わせ。
エルザが壊れた。
フリードは味音痴だった。{/netabare}

☆ 75話 24時間耐久ロードレース
{netabare}ミラさんは参加しないんですか。誰が優勝するのかな。
ナツたち最下位。{/netabare}

76話 ギルダーツ
{netabare}賃貸より寮のが料金高い。ウェンディ金持ち?
街が変形した!!!
最強のギルダーツが100年クエスト失敗。生還しただけで凄いのね。
2年前に死んでたリサーナ。{/netabare}

77話 アースランド
{netabare}猫を探してるガジル。
ミストガンとウェンディが…出会う!{/netabare}

78話 エドラス
{netabare}おなかの音がうるさいハッピー。緊張感なさすぎ!
ハッピーの変装ひどい。
みんなの性格が逆になってる…。
カナ…誰だお前。ヤンキールーシィ。{/netabare}

79話 妖精狩り
{netabare}ミラは変わってない…?エルザはどうなってるんだ。
ウェンディがいる!大人の姿で!?
別人だったか…。
エルザは敵なのか。{/netabare}

80話 希望の鍵
{netabare}大人ウェンディ胸でかい。ツンデレルーシィ。
ガジルの頭は固いまま。
こわいルーシィは役にたつ。
アースランドのルーシィ!
ルーシィの鍵は使える。
このパーティだとアースランドのルーシィが最強なのかな。{/netabare}

☆ 81話 ファイアボール
{netabare}時計の星霊凄い。
トリプルーシィにダブルガジル。
ロキが役にたたない。
ナツ!エドラスのナツは乗り物に乗ると性格変わるのね。{/netabare}

82話 おかえりなさいませ
{netabare}大きなラクリマ。切られてて大丈夫なんですか…。
ナツは学習しない。{/netabare}

83話 エクスタリア
{netabare}砕けば元に戻るんですか…?
シャルルが初めてハッピーの名を!{/netabare}

84話 飛べ! 友のもとに!
{netabare}ハッピーのお母さんかな?
飛んだ!!!{/netabare}

85話 コードETD
{netabare}なんて酷い…。
ハッピーが漢だ!
グレイとエルザ!{/netabare}

86話 エルザ vs. エルザ (OP/The Rock City Boy(JAMIL) ED/Don't think. Feel !!!(アイドリング!!!))
{netabare}どっちのエルザが勝つのだろう。
広場にあったラクリマがエルザとグレイだった。
エルザから逃げてきたナツ。
グレイの扱いが酷いウェンディ。{/netabare}

87話 命だろーが!!!!
{netabare}すぐに壊される遊園地。
アクエリアスが役に立たない…だと。
ガジルよりルーシィのが重い。
ルーシィのコスプレ。{/netabare}

☆ 88話 星の大河は誇りの為に
{netabare}ルーシィの新しい武器可愛い。
たこの敵の声が聞きとりづらい。
グレイの戦闘がギャグにしか見えない。面白い。{/netabare}

89話 終焉の竜鎖砲
{netabare}このエルザは演技派のエルザさんかな。{/netabare}

90話 あの時の少年
{netabare}エクシードの翼が綺麗。
ラクリマが…消えた。
エルザが追いかけてきた!{/netabare}

91話 DRAGON SENSE
{netabare}親子にしてはまったく似てない。{/netabare}

92話 生きる者たちよ
{netabare}デート終わったロキ。
エドラスのフェアリーテイル!!
島を吹き飛ばしたダブルエルザ強い。{/netabare}

93話 オレはここに立っている
{netabare}3つの咆哮!
あのドラゴン飛べるのか。
島が落ちてきた!!{/netabare}

☆ 94話 バイバイ エドラス
{netabare}演技楽しそうな、ナツ。
ミストガン、素手も強い。フェアリーテイルの掟いいな。
エクシードたちもアースランドへ。
ミストガンカッコいい。エドラス編終わったら、もうミストガンが見られなくなるのが悲しい。{/netabare}

☆ 95話 リサーナ
{netabare}シャルルもハッピーも実の親に気付かない。
みんな腕の動きうつってる。
リリーちっちゃ!可愛い。
リサーナ!!エドラスに飛ばされていた。{/netabare}

96話 生命を消す者
{netabare}後日談!か…か弱い?
ギルドに知らない子がいっぱい。
エドラスのあの王様がマスターだったか。
黒髪の人は例のゼレフさんかな。{/netabare}

97話 ベストパートナー
{netabare}今度はカナが不法侵入。
ルーシィがギルドに入ってまだ半年だった。
フェアリーテイルの人多い。
S級昇格試験だった。
ナツ、グレイ、ジュビア、エルフマン、カナ、フリード、レビィ、メスト。
グレイはロキをパートナーに…。なんて勝手な星霊なの!?{/netabare}

98話 運がいいのは誰?
{netabare}グレイ全裸。
フリードの術式チート。
エルザと闘いたい、ナツ。
カナチームはリベンジ戦。
カナとアクエリアスでダブルキタエリ!自演の喧嘩…。
お姉さんがいっぱいで気持ち悪い。まさかの勝利。ただの茶番だった。{/netabare}

99話 ナツvs.ギルダーツ (OP/永久のキズナ(Daisy×Daisy) ED/この手伸ばして(Hi-Fi CAMP))
{netabare}ジュビアがエルザに当たっていた。
エルフマンvsミラ。みんな本気だった。
ナツが粉々に…。増えた。うるさい。
ナツが降参!{/netabare}

100話 メスト
{netabare}メストvsグレイ!
ウェンディの弱点いじめが酷い。可哀想に。
メスト…謎なやつ。
レビィが静ルート。
エルフマン勝ったの…勝ったのか?
結婚ネタでミラの気を引いた。ミラの想像した赤ちゃん怖い。{/netabare}

101話 黒魔導士
{netabare}久々のウルティア。{/netabare}

102話 鉄の魂
{netabare}メストがきもい。
刀も食べられるガジル。
敵の情報を教えてくれる敵。
メスト…敵だった?{/netabare}

103話 進撃のマカロフ
{netabare}評議員だったメスト。
敵のボスがまさかのフェアリーテイル2代目マスター!?{/netabare}

104話 失われた魔法
{netabare}マスターが…。
ゴッドスレイヤー…?{/netabare}

105話 火竜 vs. 炎神
{netabare}ナツが恐怖してる。
龍と神の炎!{/netabare}

106話 大魔法世界
{netabare}時間が…。
ゼレフとウルティア邂逅。{/netabare}

107話 具現のアーク
{netabare}ウルティアヤンデレっぽい。
1割しか魔法持ってなかった。
ウルティアの匂い覚えてた、ナツ。
星霊カプリコーン。美味しそうな名前。{/netabare}

108話 人間の扉
{netabare}ジュビアの妄想が面白い。
融合した人間だったカプリコーン。ロキの顔色が…青く。
中身が出て来た!
みんな生きてた。{/netabare}

109話 ルーシィファイア
{netabare}自分を呪う…。頭悪い敵。
アクエリアスと旅行中だった…。あとが怖い。
なんという偶然のナツとルーシィ。
ルーシィの扱いが酷いナツとハッピー。{/netabare}

110話 絶望の袋小路
{netabare}グレイが1位…?
ウルティアとの因縁がここで…。
ジュビア怖い。ヤンデレの本気。{/netabare}

111話 愛と活力の涙
{netabare}グレイとばっちり…。感情も繋がった。
ルーシィの新服かわいい。
ゼレフさんいつまで寝ているのだろうか。
一人だけずぶ濡れ。{/netabare}

112話 言えなかった一言 (OP/I Wish(Milky Bunny) ED/Boys Be Ambitious!!(Hi-Fi CAMP))
{netabare}ロリカナ。マスターの邪魔が…。
初代って女性!?男だと思ってた…。
ギルダーツ!!{/netabare}

113話 天狼樹
{netabare}まだ話してたグレイとウルティア。
天狼樹が倒れる!
フェアリーテイルの命の加護と魔力増強をしてた天狼樹。{/netabare}

114話 エルザ vs. アズマ
{netabare}誘惑の鎧なぜ買った、エルザ。
久々のジェラール。どぅぇきてる~。{/netabare}

115話 凍える闘志
{netabare}ゼレフの扱いが酷い。
ウルティアはゼレフさえ手に入れればいいのね。
一撃…ウルティア弱い?{/netabare}

116話 生なる力
{netabare}ジュビアがグレイの声で目を覚ます。
足が折れてるからって…怖いよジュビア。
ウルティア幼少期可哀そう。
海に流れたウル…伏線だった。{/netabare}

117話 雷鳴響く
{netabare}リリーは雷が苦手なのね。可愛いよリリー。
ゼレフ起きた。
カッコいいチーム戦!
ウェンディ消えた!?ホロロギウム有能。という事は全裸…。
ラクサス登場!{/netabare}

118話 紋章を刻まぬ男
{netabare}ラクサスカッコいい。
ガジルとルーシィが倒したやつらが…。
フェアリーテイルは呑気。{/netabare}

119話 深淵の領域
{netabare}無能評議員。
敵のタマゴを食うのか。凄いなエルフマン。「食ったら力が~」ってお前もか。
雷炎龍の咆哮!巻き添えが…。
リリー、ガジルに似て来た。{/netabare}

120話 暁の天狼島
{netabare}イグニールのマフラーが…。
猫組優秀。
天狼島が復活!?ウルティアが改心!
いい話だった。
ジュビアの動きがきもい。{/netabare}

121話 愛する資格
{netabare}ウルティアとメルディいいな。
マスター手負いでも強い。
ギルダーツの驚き様が凄い。浮気性でした。
ナツとハッピー号泣。{/netabare}

122話 手をつなごう
{netabare}グレイがジュビアに座った。
これがドラゴン…!!
みんな戻ってきた。誰も撤退しない、いいギルド。
島が消えた!
もう7年。主人公交代か!?{/netabare}

123話 X791年・妖精の尻尾
{netabare}ギルドがボロボロに…。
マカオがマスターに。主力メンバーみんないなくなったから弱小ギルドに…。
初代マスター、メイビス可愛い。島ごと復活!
ナツが埋まって…。
ロメオカッコいい。
みんなー帰って来た!!!!{/netabare}

☆ 124話 空白の7年
{netabare}頼りないマスター…。がっかり感凄い。
ウエンディは胸が欲しいのね。
家賃7年分取られる。解約しない大家さん優しい。
みんなの貯金が無くなった…!金庫がなくなってたナツ。可哀そう。
1ヵ月前に…。もっと少し早かったら…。大家さん優しい。
泣けるシーンなのにナツで台無しに。{/netabare}

125話 魔法舞踏会 (OP/はじまりの空(+Plus) ED/Glitter (Starving Trancer Remix)(Another Infinity feat. Mayumi Morinaga))
{netabare}エルザの踊りが酷い。お前もかリサーナ。
フェアリーテイル、ダンス大会になった。
コピー能力凄い。
犯人プロポーズ。イイハナシカナー?
まだ踊る。{/netabare}

126話 真の悪ケツプリ団
{netabare}ナツの顔が凄い事に。この依頼ナツに向いてないじゃない。
ウェンディの服可愛い。
汚い技。
敵を治してあげるウェンディ優しい。
汚い話から綺麗なEDに。{/netabare}

☆ 127話 透明ルーシィの恐怖!
{netabare}ルーシィ全裸で歩く。
喧嘩そして、エルザに被害が。
服着た。
ルーシィの顔の落書き大会が始まった。
フェアリーテイルの皆が消えた!{/netabare}

128話 父の遺品
{netabare}山賊がきもい。{/netabare}

129話 怒涛の対決!ナツ vs. ラクサス
{netabare}ジュビアの握力凄い。
巻き添えくらいそうな観客。
一撃瞬殺。ラクサス強い。
ガジルが逃げた!{/netabare}

130話 狙われたルーシィ
{netabare}エドラスの敵たちが、アースランドでも敵なのか。
成済まし詐欺。ルーシィが増えた。
エルフマンはムリだろ。
突然出て来るバルゴ。{/netabare}

131話 レギオンの猛威
{netabare}同じ魔法なら食えるんじゃ…。{/netabare}

132話 星空の鍵
{netabare}無能な評議員。
ギルダーツ、カナにデレデレ。キャラ崩壊。
シャルルの預言怖い。
元ルーシィの家が…。
ナツが小人に。{/netabare}

133話 旅の仲間たち
{netabare}ちっちゃいナツ可愛い。
戦力が不安なチームだらけ。
やっと逃げたガジルさん登場。
エルザのピクニック。{/netabare}

☆ 134話 迷宮狂想曲
{netabare}ジュビアちゃん頭いい。
鼻から出て来た…ナツたち。
いきなりのBLっぽい展開。{/netabare}

135話 神話の足跡
{netabare}貴重な遺跡が…。
ハッピーが巨大に!
リリーが質の悪い冗談を…。{/netabare}

136話 真の悪、ふたたび
{netabare}ケツプリ団再登場。{/netabare}

137話 計算をこえるもの
{netabare}紙芝居が始まった。
人魚リサーナ可愛い。{/netabare}

138話 聖戦のゆくえ (OP/「テノヒラ」 (HERO) ED/YELL ~輝くためのもの~ (サーターアンダギー))
{netabare}エルザチームがケツプリ団の格好してる…。
今度はムネプリ団!?{/netabare}

139話 動き始めた刻
{netabare}ハッピーがカッコいい台詞を言ってるのに後ろでギャグやってるせいで耳に入らなかった。
エルザたちも来た!{/netabare}

140話 新生六魔将軍現る!
{netabare}エンジェルとミッドナイト以外忘れた。
無能評議員。{/netabare}

141話 無限時計を追え!
{netabare}キナナがコブラの乗ってたあの蛇だったのか…?
カナの魔法便利だ。{/netabare}

142話 戦いの不協和音
{netabare}7年後のメストさん。見た目随分変わった。
アクエリアスさんデート中だった。
チームワーク悪いナツチーム。
ゾンビみたいできもいシスターだな。{/netabare}

143話 アンチリンク

144話 解き放たれた絶望
{netabare}カナも操られて…!?ナンテコッタ。
スロット壊した!{/netabare}

145話 リアルナイトメア
{netabare}ケツプリ団!
ケツに火がついた!{/netabare}

146話 時のスパイラル
{netabare}ガジルがおじいちゃんに…。仲間がいろいろ変に…。戻った!{/netabare}

147話 無限城へ!
{netabare}敵は髪の毛だった!?
ギルダーツとガジル強制退場。
ミッシェルがヤンデレに。{/netabare}

148話 天使の涙
{netabare}ルーシィ元カノになっていたか…。
エンジェル可愛い。{/netabare}

149話 友の声が聴こえる
{netabare}ルーシィの目が…。
大司教様治った!{/netabare}

150話 ルーシィとミッシェル
{netabare}ミッシェルの人形はずっと置きっ放しに…。
ルーシィパパは気付いていた。
タコが仲間に。{/netabare}

151話 剣咬の虎 (OP/Breakthrough (GOING UNDER GROUND) ED/キミがくれたもの (工藤静香))
{netabare}宴だー!!
新たなドラゴンスレイヤーとエクシード組登場。
EDの初代可愛い。{/netabare}

152話 そしてオレたちは頂上を目指す
{netabare}マックス強くなった。…7年前のマックス覚えてないけど。
ラクサス破門解除。マスター返還されたマカロフ。
ポーリョシカはグランディーネと同じ声と匂い!?エドラスのグランディーネだった。
金のために参加を決めるマカロフ。{/netabare}

153話 星々の歌
{netabare}海合宿!
バルゴが変なとこから出て来た!宴だー!
プルーがいっぱい。
修行がオワタ。ヒゲー時間返せ!!!{/netabare}

☆ 154話 すれ違った時間の分だけ
{netabare}やっとジェラール再登場。登場シーンカッコいい。
ビンタされた後のジェラールの顔がかっこいい。
押し倒した!どぅぅぅえきてるぅぅぅ。
エルザとジェラールには幸せになって欲しいです。なって欲しいです。
ヘタレジェラール可愛い。{/netabare}

155話 花咲く都・クロッカス
{netabare}三か月(5日)の修行終了。
エルザさんめっちゃくつろいでる。
ジュビア可愛い。リオンの乱入。
第三世代のドラゴンスレイヤー。
ウェンディどうなるのか。{/netabare}

156話 空中迷宮
{netabare}メンバー変更できた。
ルーシィの新しい星霊。コンパスの前には役に立たなかった。
エルフマン凄い。
フェアリーテイルのみんな悪い顔してる。
最下位だった。ギリギリ!{/netabare}

157話 新規ギルド
{netabare}エルフマンがでかすぎてウェンディの服が小さく見える。
結局エルフマンの服間に合った。
初代マスター!メイビス可愛い。紋章つけてないと見えないのか。
フェアリーテイルBチーム。勝てる気がしない。{/netabare}

158話 星降ル夜ニ
{netabare}みんなのコピーがいっぱい。
ルーファス強い。
グレイ倒され過ぎ!{/netabare}

159話 ルーシィ vs. フレア
{netabare}人質とるなんて卑怯だ。ナツ有能。
初代が落ち込んだ!
不正だらけだった。{/netabare}

☆ 160話 凶瑞
{netabare}ルーシィのシャワーシーン見たいのか、ナツ。
もじもじしてる初代可愛い。
エドラスのミストガンの魔法コピーしてたジェラール。付け焼刃の魔法だった。
ジェラール隠す気ないよね。
ウルティア酷い。酷いギャグだった。公開処刑やめてあげてよ。
ルーシィやっと立ち直った。{/netabare}

161話 戦車
{netabare}カナが飲み比べで負けた!
ナツ不利すぎる競技。ガジルもか。ドラゴンスレイヤーには不利な勝負だった。
ナツの台詞がカッコいい。
観衆が手の平返ししてきた。{/netabare}

162話 エルフマン vs. バッカス
{netabare}少女誘拐とは…。
エルフマン漢だー!
ウェンディ治った!
また星霊魔道士狙われていた。{/netabare}

☆ 163話 ミラジェーン vs. ジェニー
{netabare}水着対決!どうしてこうなった。
他の人も乱入!初代が水着持ってきていた。
ガジル。なんで出て来た。
ナツとリサーナかと思いきやルーシィ乱入。
お婆ちゃんの水着は誰得なんですかね…。
瞬殺!ミラを怒らせるの恐い。
命がけの対決…。{/netabare}

164話 カグラ vs. ユキノ
{netabare}ユキノも星霊魔道士だった。
カグラさん強い。{/netabare}

165話 怨みは夜の帳に包まれて
{netabare}ジェラール恨まれてる。エルザ辛い。
ナツが殴り込み!{/netabare}

166話 伏魔殿
{netabare}忍者みたいなのが10番以内の強さ…。
ハッピーいつの間にか捕まってた。
今度のゲストは評議員。
泣いてる初代可愛い。
エルザかっこいい!100体倒せるのだろうか。{/netabare}

167話 100対1 (OP/フェアリーテイル ~約束の日~ (米倉千尋) ED/We're the stars (愛美))
{netabare}99体も倒したエルザ強い!
S級ちっちゃ!
カナ飲み過ぎ!!
魔力の数値全員の知りたい。
また貸したフェアリーグリッター。数値はカンストでした。{/netabare}

168話 ラクサス vs. アレクセイ
{netabare}一夜さんの入浴シーン…。
見張るフェアリーテイル軍。
6代目大丈夫か。
幻影だった。反抗期終わったラクサスはカッコいい。{/netabare}

169話 ウェンディ vs. シェリア
{netabare}ラクサス相手だとレイヴンテイルが弱く感じる。
ドジっ子同士、風魔法同士、ツインテール同士の対決。
シェリアはゴッドスレイヤーだった。
自己回復とは厄介だな。{/netabare}

170話 小さな拳
{netabare}ナツさんどっちの応援してるの。
時間切れとかあったのか。
ドランバルトさん邪魔。
見つかったジェラール…。
泣いてる初代可愛い。{/netabare}

171話 海戦
{netabare}エルフマン可哀そうな言われよう。エヴァに惚れた?女だ!
どうなってんだグレイの服。
レヴィが不吉な事言ってる。
海戦…女の子達の戦い!一人男が…。
解説がいろいろ酷い。
ジュビア場外。
ルーシィ vs ミネルバ
痛めつけられるルーシィ。なんて酷い。{/netabare}

172話 君に捧げる香り
{netabare}ポイント低い方に合わせるってなんか酷い。
フェアリーテイル再編成!
ナツ、グレイ、エルザ、ガジル、ラクサス!
いけ…めん?
エクシードのニチヤだった。この酷い回想やだー。{/netabare}

173話 バトル・オブ・ドラゴンスレイヤー
{netabare}ジュビアの妄想が酷い。
初代ドジっ子。
猫だからネズミが好きなのか…?遊ばれてる。
夢のドラゴンスレイヤー対決!{/netabare}

174話 四人の竜
{netabare}火の竜と鉄の竜 vs 白の竜と影の竜かな。
凄まじい破壊力。
味方で喧嘩するなよ。
ガジルが可哀そうな事に!{/netabare}

175話 ナツ vs. 双竜
{netabare}ユニゾンレイドを打ち破るナツ!
いい戦いだった。
ガジルはどうなった?ドラゴンの墓場!??
エクリプス計画は2期かな。
レビィの語りが不穏。
続きが気になる終わり方だった。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

rFXEy91979 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

爽快で痛快な、魔導冒険ファンタジー!!!

1「妖精の尻尾(ようせいのしっぽ)」
劇場版2本を経て遂にTVシリーズですが、これが『FAIRY TAIL』か~と非常に楽しく見れました。力任せが気持ちいいナツの豪快ぶりもだけど、ルーシィの天真爛漫・なびかない色気のシーン、ハッピーの役だったか分からないポンコツぶりと、劇場版の倍はもうエキサイトしてました。
王道のバトル漫画を直球で攻める姿勢や、待ち受ける冒険譚へのワクワクが止まらなくて、なるほどこれは人気になるのも納得ですと頷きました。
劇場版の残念ぶりが尚更悔やんでしまいますが、それをナツが火炎と一緒に吹き飛ばしてくれました!ここまで気持ちいいアニメ、触れたの久しぶりだった!!

2「火竜と猿と牛(かりゅうとさるとうし)」
3「潛入せよ!! エバルー屋敷」
4「DEAR KABY 〜親愛なるカービィへ〜」
5「鎧の魔導士」
6「妖精たちは風の中」
7「炎と風」
8「最強チーム!!!」
9「ナツ、村を食う」
10「ナツ vs. エルザ」
11「呪われた島」

12「月の雫(ムーンドリップ)」
13「ナツ vs. 波動のユウカ」
14「勝手にしやがれ!!」
15「永遠の魔法」
16「ガルナ島 最終決戦」
17「BURST」
18「届け あの空に」
19「チェンジリング」
20「ナツとドラゴンの卵」
21「幽鬼の支配者」
22「ルーシィ・ハートフィリア」
23「15分」
24「その涙を見ない為に」

25「雨の中に咲く花」
26「炎の翼」
27「二人の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)」
28「フェアリーロウ」
29「あたしの決意」
30「NEXT GENERATION」
31「空に戻れない星」
32「星霊王」
33「楽園の塔」
34「ジェラール」
35「闇の声」

36「楽園ゲーム」
37「心の鎧」
38「運命(デスティニー)」
39「聖なる光に祈りを」
40「妖精女王(ティターニア)、散る」
41「HOME」
42「バトル・オブ・フェアリーテイル」
43「友の為に友を討て」
44「神鳴殿」
45「サタン降臨」
46「激突! カルディア大聖堂」
47「トリプル ドラゴン」
48「幻想曲(ファンタジア)」

49「運命の出会いの日」
50「特別依頼。気になる彼に注意せよ!」
51「LOVE & LUCKY」
52「連合軍、集結!」
53「六魔将軍(オラシオンセイス)現る!」
54「天空の巫女」
55「少女と亡霊」
56「デッドGP(グランプリ)」
57「闇」
58「星霊合戦」
59「追憶のジェラール」
60「破滅の行進」

61「超空中戦! ナツ vs. コブラ」
62「聖十(せいてん)のジュラ」
63「君の言葉こそ」
64「ゼロ」
65「天馬から妖精たちへ」
66「想いの力」
67「私がついている」
68「たった一人の為のギルド」
69「竜の誘い」
70「ナツ vs. グレイ!!」
71「友は屍を越えて」
72「フェアリーテイルの魔導士」

73「虹の桜」
74「ウェンディ、初めての大仕事!?」
75「24時間耐久ロードレース」
76「ギルダーツ」
77「アースランド」
78「エドラス」
79「妖精狩り」
80「希望の鍵」
81「ファイアボール」
82「おかえりなさいませ」
83「エクスタリア」
84「飛べ! 友のもとに!」
85「コードETD」

86「エルザ vs. エルザ」
87「命だろーが!!!!」
88「星の大河は誇りの為に」
89「終焉の竜鎖砲」
90「あの時の少年」
91「DRAGON SENSE」
92「生きる者たちよ」
93「オレはここに立っている」
94「バイバイ エドラス」
95「リサーナ」
96「生命(いのち)を消す者」
97「ベストパートナー」
98「運がいいのは誰?」

99「ナツ vs. ギルダーツ」
100「メスト」
101「黒魔導士」
102「鉄の魂」
103「進撃のマカロフ」
104「失われた魔法(ロスト・マジック)」
105「火竜 vs. 炎神」
106「大魔法世界」
107「具現のアーク」
108「人間の扉」
109「ルーシィファイア」
110「絶望の袋小路」
111「愛と活力の涙」

112「言えなかった一言」
113「天狼樹(てんろうじゅ)」
114「エルザ vs. アズマ」
115「凍える闘志」
116「生なる力」
117「雷鳴響く」
118「紋章を刻まぬ男」
119「深淵の領域」
120「暁の天狼島」
121「愛する資格」
122「手をつなごう」
123「X791年・妖精の尻尾(フェアリーテイル)」
124「空白の7年」

125「魔法舞踏会」
126「真の悪(ワル)ケツプリ団」
127「透明ルーシィの恐怖!」
128「父の遺品」
129「怒涛の対決!ナツ vs. ラクサス」
130「狙われたルーシィ」
131「レギオンの猛威」
132「星空の鍵」
133「旅の仲間たち」
134「迷宮狂想曲」
135「神話の足跡」
136「真の悪(ワル)、ふたたび」
137「計算をこえるもの」

138「聖戦のゆくえ」
139「動き始めた刻(とき)」
140「新生六魔将軍(オラシオンセイス)現る!」
141「無限時計を追え!」
142「戦いの不協和音」
143「アンチリンク」
144「解き放たれた絶望」
145「リアルナイトメア」
146「時のスパイラル」
147「無限城へ!」
148「天使の涙」
149「友の声が聴こえる」
150「ルーシィとミッシェル」

151「剣咬の虎(セイバートゥース)
152「そしてオレたちは頂上を目指す」
153「星々の歌」
154「すれ違った時間の分だけ」
155「花咲く都・クロッカス」
156「空中迷宮(スカイラビリンス)」
157「新規ギルド」
158「星降ル夜ニ(ホシフルヨルニ)」
159「ルーシィ vs. フレア」
160「凶瑞」
161「戦車(チャリオット)」
162「エルフマン vs. バッカス」

163「ミラジェーン vs. ジェニー」
164「カグラ vs. ユキノ」
165「怨みは夜の帳に包まれて」
166「伏魔殿(パンデモニウム)」
167「100対1」
168「ラクサス vs. アレクセイ」
169「ウェンディ vs. シェリア」
170「小さな拳」
171「海戦(ナバルバトル)」
172「君に捧げる香り(パルファム)」
173「バトル・オブ・ドラゴンスレイヤー」
174「四人の竜(ドラゴン)」
175「ナツ vs. 双竜」

投稿 : 2024/06/01
♥ : 0

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「妖精に尻尾はあるのかないのか? 永遠の謎、故に永遠の冒険」

この作品の名前は前々から知っていました。でも、175話というあまりの話数の多さに完全に腰が引けてしまい、手が出せずにいた作品でした。

ところが、2014年春アニメからこの作品の「新作」が放送される事を知り、「新作だったら、これまでとの関係は無いのかな?」と考え4月を迎えた訳ですが・・・物語の内容が思い切り前作からの続きである事が発覚した瞬間・・・しばし呆然としちゃいました^^;

「よし・・・175話を制覇しよう^^;」
と決意し、視聴の準備を進めゴールデンウィークの全てを掛けて完走しました^^

私は、1話見たら止まらなくなる系の作品をよく一気見する事があります。
でも、175話の一気見はこれまで経験した事がないので、頂上の見えない登山を永遠と続けるような気持ちで恐る恐る視聴を始めましたが、そんな不安は序盤で完全に吹き飛んでしまいました^^


この物語の舞台には、同じ志しを持つ魔道士が集まって結成された「ギルド」という組織があります。
このギルドは、所属している魔道士に仕事を仲介する役目があり、世界中に数多くのギルドが点在しています。

その中の一つに「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」というギルドがあります。
このギルドは、普段皆んなが気軽に集まれる・・・まるで我が家の様なアットホームな雰囲気の空間で、所属している魔道士一人一人が気兼ねする事なく様々な時間を過ごしている・・・そんな場所であると共に、この物語の主人公とその仲間が所属しているギルドでもあります。

ルーシーは、見習い精霊魔道士・・・でも将来は立派な魔道士になる夢を持ち、ギルドを探していた際、火を纏ったり吐いたりする事のできるドラゴンスレイヤーのナツと運命的な出会いを果たします・・・
ナツは、ルーシーの憧れていた「フェアリーテイル」に所属する魔道士でした。
ルーシーのギルドに対する思いを聴いたナツは、ルーシーの手を引いて・・・ここから「壮大」という言葉では表現できない程の冒険物語が始まります。


2009年10月〜2013年3月にかけて175話という膨大な話数が放送された訳ですが・・・これほどの長寿番組になる理由が、物語の序盤で分かります。

ナツやルーシーを始めとするフェアリーテイルには、手を変え品を変え様々な危機や苦難が訪れます・・・
ギルド存続の危機も一度や二度ではありません・・・
でも、危機や苦難を乗り越える度に強くなっている仲間の絆・・・助け合いの心・・・
そして、自分の所属するギルドを絶対の誇りとしていて、ギルドや仲間を守るための一体感が半端無いんです・・・
加えて、一人一人が抱えるこれらの熱い思いを爆発させながら繰り広げられるバトルシーン・・・

絆の強さ・・・仲間を思いやる気持ち・・・これらの熱い気持ちを感じる作品はたくさんあります・・・
でも、こんなにも気持ちの強さを感じられる作品に・・・私は初めて出会ったように思います^^;
そのくらい、衝撃的な作品でした。

そう思う理由も分かっています・・・たくさんの物語が紡がれるのですが、1クール以上を使って一つの物語が描かれているのです・・・物語も、登場人物の心理状態も、しっかりと深掘りされ丁寧に作られています・・・
そのため、垣間見える皆んなの成長ぶりを感じつつ、物語に没頭できるんです・・・
登場人物への思い入れも大きくなるのは、ある意味当然なのだと思います。

最近、宣伝的な意味合いを兼ねて完結しない中途半端な状態の作品があるのが実態ですが・・・
それに反して、腰を据えて制作して頂いているという事は嬉しい限りです^^


話数の分だけたくさんの登場人物が出てきます・・・フェアリーテイルの皆んなはそれぞれ格好良いです^^
でも一番の推しは、やっぱりヒロインのルーシーです(//∇//)
元々持っている彼女の優しさ・・・そしてフェアリーテイルに入って皆んなから学んだ勇気・・・
着実に成長を遂げていく彼女に、色々と持って行かれてしまって・・・今も持って行かれっ放しです(//∇//)
物語の中で、彼女も色々なピンチに遭遇するのですが・・・その度に胸を痛めながら視聴していました^^;
今後の彼女の活躍に期待したいと思います。

175話あるので、完走するには時間が掛かります。
でも、時間を掛けた分だけたくさんの感動が得られました・・・
声優陣も超豪華です・・・完走して今期の176話目に物語が繋がった時にはある種の達成感を感じる事ができました^^
視聴して良かったと思えた作品にまた出会う事ができました♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 27

76.7 23 バトルで漫画原作なアニメランキング23位
ローゼンメイデン(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1154)
6801人が棚に入れました
引きこもりの日々を過ごす少年・桜田ジュン。彼はネット通販で買った商品を、期限ギリギリでクーリングオフしてスリルを楽しむという、鬱屈した性格の少年であった。
ある日、彼は怪しげなダイレクトメールを受け取る。そこに書かれた、「まきますか まきませんか」との問いに、軽い気持ちで応えてしまう。すると翌日、薔薇の装飾金具の付いた重厚な革製の鞄が送り付けられて来た。
鞄を開けると、中にはまるで生きているかのように精巧に作られたアンティークドール(少女人形)が収まっていた。興味半分にジュンが螺子を巻くと、人形は目覚め、「ローゼンメイデン(薔薇乙女)の第5ドール真紅」と名乗り、ジュンに対して、自分と契約して家来となる事を要求する。
最初こそ真紅の尊大な態度に反発したジュンだったが、突如窓ガラスを割って侵入してきた人形に命を狙われ、訳も分からぬうちに真紅と止む無く契約を交わしてしまう。こうして、真紅に関わる事により薔薇乙女達の争いに巻き込まれてしまったジュンは、様々なドール達やその関係者達との出会いを通じて、その心を成長させていく事になる。

声優・キャラクター
真田アサミ、沢城みゆき、野川さくら、田中理恵、力丸乃りこ、倉田雅世、桑谷夏子
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

生きることは闘うこと。そのために一歩踏み出す勇気。

1クールと見やすいので久々に見直してみました。
今見ると稚拙な部分も見られますが、非常にメッセージ性の強い作品なので評価の高さも妥当だと思います。

あらすじ
{netabare}
引きこもりの中学二年生、桜田ジュン。彼は毎日ネット通販で怪しげなものを買っては暇をつぶしていた。
ある日受け取ったダイレクトメールの「まきますか まきませんか」の文面に「まきます」と答えたことで、後日謎の鞄がジュンの家に届く。
鞄から出てきたのは一体の美しいアンティークドール。ゼンマイを巻くと生き物のように動きだし、自分は真紅だと名乗る。
彼女は只のドールではなく、至高のドール‘アリス’を目指す内の一体、‘ローゼンメイデン’であり、姉妹達と戦う運命にあると告げる。
ジュンは成り行きで真紅と契約を結ばされ、ローゼンメイデン達の争いに巻き込まれることに。
{/netabare}


この作品が評価されている要因は、まず人間でなく人形-ドール-がヒロインとなって多数登場するところです。

顔、特に口元辺りが整っていたり、豪華なドレスを纏っていたり、足取りもチョコチョコと可愛らしくて非常に人形じみた外見が魅力的です。

歩く人形が自分を慕ってくれたり罵ってくれたりするなんて、なんと羨ましいことでしょう。

どのドールも個性が際立っていて等しく美しさがあります。

{netabare}
真紅はプライドが高くより高貴であろうとする格式高きドール。金髪の長いツインテールで赤い衣装に身を包んでいます。

雛苺は無邪気で一番子供らしい甘えん坊なドール。頭に大きなリボンを付けて、全身をピンクの可愛らしい衣装で包んでいます。

水銀燈はクールで誰とも馴れ合おうとしない孤高のドール。銀色の長い髪をなびかせ、モノクローム?の一番シンプルな衣装です。

翠星石、蒼星石は二人で対になる鏡合わせのようなドール。勝気な姉と寡黙な妹で正反対の性格をしています。瞳は同じくオッドアイで、翠星石は緑を基調にした衣装、蒼星石は青を基調にした衣装に身を包んでいます。

金糸雀は賢いけれどおっちょこちょいなドール。巻き髪がかった髪型に全身黄色の衣装で可愛らしいです。(一期だと未登場)
{/netabare}

そんなドールがジュンと共に戦い、ときに守りときに守られる。視覚的に満足度の高い光景です。


そのドール達の内面、そして繰り広げる闘いは外見に反してとても人間臭く、ギャップに魅かれる面もあります。

‘アリスゲーム’と呼ばれる闘いは、最後の一体になるまで争わなくてはならない辛く残酷なドール達に課せられた宿命。

真紅がジュンに向かって言った台詞「生きることは、闘うことでしょう?」。この台詞は強く心に響いてきますね。

ドール達が愛ゆえに苦しみ翻弄される様は、やはりどこか美しい。


主人公のジュンが現実を拒絶し自身の殻に閉じこもっている現状から、少しずつ立ち直っていって自分と現実に向き合う姿も、視聴者に大なり小なり共感を与えたのではないかと思います。

完全に心を閉ざしていた彼は、ドールとの交流によって少しずつ心を開いていき同時に生きることの過酷さを学んでいきます。

ドール達の闘いに接して、nのフィールド(もう一つの世界)で自身の現実と直面し、並の人間なら立ち直るどころか心折れてしまう状況でむしろ強く立ち上がるジュンはやはり強い人間だと思いました。



何よりこのアニメに欠かせないのはALI PROJECTの主題歌です。
これが元々のローゼンメイデンに加えてさらに華々しいイメージを作り出しています。
OPは映像も美しくて曲との相性が良いと思います。シリーズが進むごとに映像クオリティも上がってます。

EDでkukuiが歌う「透明シェルター」も透き通った歌声に非常に癒されます。

どちらも作品の雰囲気に合っているから聴いていて違和感がないのだと思います。


欠点としては作画がイマイチな点です。
もう10年前になるので仕方ないですがバトルにもあまり迫力は見られなく、あまり期待してはいけないです。

キャラデザはとても可愛らしいので、作画が良いときは中々に見栄えが良いものです。


キャストは今も活躍している方もおり、それだけ良い人材が揃っていたということかもしれません。特に沢城みゆきさん、桑谷夏子さん、田中理恵さんは凄いですね。


そう、あと素晴らしいのは音楽です。光宗信吉さんの手がけるBGMはどれも感動的に響きます。


意外とコメディ要素が強めですが、ドールとジュンのやり取りは心温かくなる所や胸打たれる所があり、ドールの可愛さと可憐さは今見ても変わらないものでした。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

美しい人形が背負った運命。夢を叶えるために、彼女は闘う。

美しいアンティーク人形が動いてしゃべって、
さらには物も食べて(笑)、

ある目的のために戦ったりもするお話。
激しい戦闘というほどではないけれど。

どんな目的のために戦っているのかなど、
物語の核心は後半以降に明かされるため、

それまではもやもやとしてしまいます。

いろいろと明らかになった後で
ようやくこの作品を理解できた気がしました。

1期は全12話です。

2期はまだ見ていないのですが、
1期だけでも物語はきれいに完結していました。


● ストーリー
学校に行かず、部屋に引きこもっている
中学2年生の桜田ジュン(さくらだ じゅん)。

彼はネット通販でオカルトグッズを購入し、
期限ギリギリでクーリングオフをすることが趣味だった。

そんなある日、
家に届いた美しい人形。

その人形はネジを巻くと動き出した。

“ローゼンメイデン”であるという真紅(しんく)は、
ジュンと主従の誓いを結ぶ。

真紅は“アリスゲーム”という戦いに身を置いており、
狙ってくる敵やライバルたちと戦う運命にあった。


最初は設定が不透明な部分も多くて、
あまり引き込まれませんでした。

“ローゼンメイデン”、“アリスゲーム”、
そしてジュンが引きこもりになった理由。

物語の核となる、これらのことはぼかされていて、
後半以降に明確に語られました。

それがわかると、登場人物たちにもこの作品にも、
それまで以上に魅力が感じられたので、

少し我慢が必要な作品かもしれません。笑


ジュンと真紅は、
主従関係を結んだといっても、

ジュンが下僕という、
彼にとっては納得のいかないものであり、

出会った当初からかみ合っていなくて、
ジュンは怒ってばかり。

二人が信頼関係を結ぶなんて姿、
想像すらできませんでした。笑

だけど、騒がしい日常を経て、
気が付けばお互いに大事な存在となっている。

信頼関係を築く過程が
とても自然に感じられて、羨ましくもありました^^


アリスゲームという戦いが起こる日もあれば、
人形たちが引き起こす騒がしい日常もある。

1つの作品で2つの側面を楽しめるのは、
飽きさせない点では有効だったように思います♪

個人的には人形たちに隠された秘密を知ることが
一番面白いと感じられたポイントでしたけれど。


● キャラクター
主人公・ジュン。

引きこもっている彼の態度が、
クズ過ぎて最初は腹が立ちましたw

彼に寄り添い世話をする高校生の姉・のりに対する態度が、
ひどかったなあ。

だけど、真紅たちと出会い、
彼女たちの力になるため行動を起こすことで、

少しずつ彼の心が成長し、
現在の苦しみを乗り越えていこうとする姿が描かれていたのは
よかったです。

なのでこの作品は、
ジュンの成長物語でもあるかな。

真紅たちとの出会いや冒険が、
ジュンの心を変えた。

そして勇気を与えた。

生きることは戦うこと。
それを知っただけでも大きいよね。

苦しんでいるのは自分だけじゃない。
みんなそうして、それぞれの戦いをしているんだ。


≪ ローゼンメイデン ≫

“ローゼンメイデン”とは、
ざっくり言うとローゼンさんが作った人形のこと。

美しい人形たちです。
細かな設定は物語の中で語られるのですが…。

ジュンの目の前に現れたのは、真紅。

その他にも、
何体かのローゼンメイデンが登場します。

真紅はずっと見ていたくなる美しさ^^

他のドールたちの中では
翠星石(すいせいせき)&蒼星石(そうせいせき)が好きです♪

が、翠星石は口も性格も悪くて、
見た目はかわいいけれど大好きにはなれないキャラなのがもったいない。笑

このドールたち、
己の個性を貫くことにためらいがないので、とにかく騒がしいw

でもそんなほのぼの日常回もまた、楽しめました♪


● 音楽
【 OP「禁じられた遊び」/ ALI PROJECT 】
【 ED「透明シェルター」/ refio+霜月はるか 】

どちらも作品の雰囲気とは合っていると思いますが、
個人的にはあまり好みではありませんでした^^;

ALI PROJECTのホラーな曲調苦手なんだよね…。


● まとめ
設定はおもしろそうに感じるけれど、
いまひとつつかめないまま進むので、もやもやでした。

終盤は少し盛り返して、全話見終わった今では、
どちらかというと好きな作品となっています♪

ローゼンメイデンに隠された秘密、
真紅たちの戦い。

まだまだ掘り下げれば面白そうだと感じたので、
2期も視聴しようと思います^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 30
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

真紅との絆、心の成長物語

原作 漫画 未読

1期 全12話


引きこもりの中学生 桜田ジュンに、ある日 アンティークドール(ローゼンメイデン第5ドール 真紅)が届き、ストーリー上、真紅と止む無く家来になる契約を交わしてしまいます・・・

この人形達は、顔も柔らかくて精巧に造られてます。

人形なのにしゃべるし、感情もあります。
それに、紅茶も飲むし涙も流します。
トイレはどうなのかな~? そういうシーンはなかったですが・・・σ( ̄∇ ̄*)

真紅(しんく)声 - 沢城みゆき
何処となく大人びた感じの少女。
クーデレで、デレはちょっとだけですが、とても綺麗で可愛いドールです。
普段クールな分、時折見せる優しい笑顔の目に癒されます。(●´ω`●)ゞ
沢城みゆきさんの演技も声も良かったですw  (@´▽`@)

主人公 桜田ジュン 声 - 真田アサミ
最初 引きこもりの自己中です。
家の外には出たくないみたいで、どうしても出る時は帽子を深く被って人目を避けて出歩きます。

そんなジュンの事を、真紅が暖かい目と心、時には厳しい言葉で彼の冷えた心を優しく包み溶かして行きます・・・


桜田のり(さくらだ のり) 声 - 力丸乃りこ
主人公 ジュンのお姉さん。
眼鏡を掛けたお人良し。
ジュンの事が心配でならない優しい性格のドジッ子。



ドール達は、「アリスゲーム」と云う、互いのローザミスティカ(魂)を奪い合うバトルロワイヤルの戦いがあり、全てのローザミスティカを集めた勝者は、「アリス」となり、ドールを作った人形師(父)ローゼンに逢えると云うものです。

故に、真紅はジュンに{netabare}「生きる事は戦う事」と、教え諭すのです。{/netabare}
う~ん、この言葉・・・リアルでもあてハマリ、奥が深いです・・・。(。-`ω´-)


ドールは真紅以外にあと4体出てきます。

雛苺(ひないちご)声 - 野川さくら
精神年齢が幼稚園生並で、泣き虫で甘えん坊な少女
口癖は「…なの〜」「…のよ」「うにゅ〜」。

翠星石(すいせいせき)声 - 桑谷夏子
蒼星石の双子の姉
見た目は綺麗で清楚な少女だが・・・
ツンデレで、計算高く高飛車。容姿に合わずかなりの毒舌家。

蒼星石(そうせいせき)声 - 森永理科
外見はシルクハットを被り、白いブラウス、青いケープとニッカーボッカー風の半ズボンを履いた男の子?
性格は真面目で寡黙。

水銀燈(すいぎんとう)声 - 田中理恵
この作品の悪役の少女
ローザミスティカを集め、「アリス」になる為、真紅にアリスゲームを仕掛けてきます。
{netabare}
最終話で分かるのですが、実は腹部が無い未完成品のドールで、ジャンク(壊れた子)と言う言葉に自分を連想するのか?非常にヒステリックになります。
それ故、自分を造りかけで居なくなったお父様に、誰より逢いたくて「アリスゲーム」を仕掛けてくる可哀想な子なのです。。。(-ω-)
{/netabare}

最終話では・・・
{netabare}
ジュンが男を見せてくれました!
カッコ良かったぞ~! 
ちょっと見直しました。  !(*^ー゜)b! グッ

バトルでは、真紅との絆を感じる事ができました。これも良かったです。

水銀燈との戦いが終わり、真紅達ドールとの悲しいお別れがあった後、ジュンが帽子を被らず、人目も避ける事無く外出できるまで成長できた事に、ちょい感動でした!
(*´∀`*) 
そう感動してたら・・・
帰宅したジュンの部屋には真紅達ドールが帰って来てて・・・
自分まで嬉しかったです。   (●´ω`●)ゞ

そして、いつもツンとしてる真紅が、首をかしげ、優しい目をして「ジュン・・・・だっこしてちょうだい」と言う、ちょっと甘えたシーンに、何とも萌えました!
( ̄▽ ̄)=3 ムハーーー可愛い~!

最後のカットで、自分の名前が入ったバッジを着けた学生服が、部屋の壁に出され掛かってたのには、良かった良かったですw 
o(〃^▽^〃)o
{/netabare}

あと、どうでもいいけど・・・{netabare}
姉の のりに思いを寄せてる?山本と云うキャラがほんのチョイだけチラッと出て来てたけど・・・何だったのアレ?
(;゜∀゜)?
2期にも出てくるのかな? (^^;
上手く行けばいいのにな~って思ったw ⊂( ^ω^)⊃ {/netabare}

総評すると・・・
とても良い作品でした~ 面白かったです! !(*^ー゜)b! グッ

まだ2期と続くので勿論視聴します!^^

ゴスロリ、ツンデレ、沢城みゆきさんが好きな人にはオススメです! 

(=´ω`)ノシ

投稿 : 2024/06/01
♥ : 47

70.9 24 バトルで漫画原作なアニメランキング24位
ブラッドラッド(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (1037)
6624人が棚に入れました
魔界のとある地区で“ナワバリボス”をしている吸血鬼・スタズ。吸血鬼然としている事が嫌いで、ジャパニーズカルチャーを愛する彼のナワバリにある日、日本人の少女・柳冬実が迷い込んでくる。ナマの人間、しかも日本人に会えたスタズのロマンチックは止まらない! だが、ちょっとナワバリを狙った侵入者を退治している間に、冬実がモンスターに食べられて死んでしまった!! 幽霊となってしまった冬実を前に、必ず生き返らせると血意したスタズだが・・・!?

声優・キャラクター
逢坂良太、野水伊織、寺島拓篤、ブリドカットセーラ恵美、木村良平、南里侑香、斎藤千和、米須太一、山本和臣、遊佐浩二、稲田徹、梶裕貴、浅野真澄、岸尾だいすけ、徳本英一郎、ロア健治、白川周作、松田健一郎、イッキ、菊タロー、明平鉄平、つぶやきシロー、三石琴乃、藤原啓治、若本規夫
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

中途半端すぎ(最終話まで

全10話。打ち切り?


●関連URL
・番組公式サイト:http://bloodlad.jp/
・番組公式Twitter:http://twitter.com/anime_bloodlad
・原作漫画特設サイト:http://www.kadokawa.co.jp/sp/201108-01/


あらすじ

東魔界でナワバリボスをしているオタクな吸血鬼・スタズのもとへ、ある日、人間の女子高生・柳冬実が紛れ込んでくる。
戸惑いながらにも冬実に会ったスタズは、自分の中から湧いてくる気持ちを整理出来ずにいた。
しかし束の間、冬実はナワバリ破りに来た魔物に喰われ、幽霊となってしまう。
スタズは自分の気持ちの整理のためにも、彼女を生き返らせようと「血意」する。


どうやらはたらく魔王さまの吸血鬼版って感じですね。
取り敢えず見てるけど取り立てて面白いわけでもないしつまらないわけでもないから困る。


各話感想は1~4と8話~
{netabare}1話
吸血鬼の話なのか。
なんか自分語りがどっかで見たことあるような。
はたらく魔王みたいな感じのアニメかな?
OP見る限りキャラ多いな…
Ω\ζ°)チーン骨でした。
魔界なのかここ。なんで吸血鬼が惚れてんだよ普通逆だろ。
おい世紀末な服が転がってるぞww
すしTシャツwwwお前は外国人かw
チンピラ同士の縄張り争いアニメなのか…
あのゲームってFF書いてあったぞ今ww
あら?急に漫画みたいにセリフ出てきた。
完全に今季のはたらく魔王枠だな。こっちはチャラいがw
心臓がパンッ!超良い音だったぞwww
食われてるうううううううううwwww
えええええええええええええw
/(^o^)\
衝撃的すぎるww
って全裸になってただけかww何があったんだww
うわー食われて死んだのかよww
VVV1話ばりの衝撃度w生き返らせる事が出来るのかよw
あったまっちゃうwwエロいなw
人間じゃなくなっただけで手のひら返しすぎだろw
どらがむぼーるw
7つの玊集めるのかよww神龍ww
ふっかつのじゅもんwwぱわすわーどだろそれw
ブラックカーテン。
三つ目がとおるwww
見破りのサーチアイズ!?キッラキラしてんな。
占いでもなんでもねぇw
これはパンダみたいなのが本体なのか?
ミミック吉田w
眼鏡が三つ目分だけあったwww
ミミックさすが変身能力。
トイレちけえええええw
なんか黄色目のハゲがバトーさんに見える。つちのこ!?


2話
まさかのシリアス展開で消えちゃうのかと思った。
なかなか吸血鬼様がカッコイイ。給血鬼!w
オニクロw
ブラックカーテンどういうシステムなんだ。
何故ダーリンにするんだw
オニのパンツってそれラムちゃんのじゃねぇのか!w
給血鬼強いなw 人体蘇生の書!
次の敵はウルフか。幼馴染であり宿敵なんですかー(棒
どうせ大した奴じゃないんだろw


3話
縄張りボスwあれなんか想像と違うキャラだった。
「持ってんじゃん」
なんだそのすげーアイテムw異次元パンチだな。
DBだかでそんな敵がいたようないなかったような。
ハトムネ運送w クルゥックゥククルゥって鳩ってどこでも同じ鳴き方するよなぁ。
仲良しだったのかよ。
女をやるなw顔がひどくて吐いてるんじゃないだろw
絶対ハトムネ運送酔だろ!
なんでボーリング… え?ボクシング?わけがわからないよ。
ふゆみwwラウンドガールwどんだけおっぱいでかいんだよ。
おいハムスターじゃなくて三つ目の動物なんで頭にウルトラマンの仮面かぶってるんだw
今度はあれか明日のジョーのおっさんか。
元に戻してやりたいって理由が希薄だよなぁ…
え?何処に消えたんだ?
謎の女だな。人体蘇生の書持ってたのかよ。
なっ!?

うーんどうも面白い展開になる気がしない…
微妙すぎる。まぁもうちょっと見てみるか。


4話
なんだアニキ吸血鬼の王なのか。どうせ大した事無いんだろうw
殿堂魔界…超強い奴の集まりなのか。
なんだ狼結構強かったのか。
巨大リュック女はホント何のためにいるんだかわけわからんな。
くまのぬいぐるみ目が3つあるw
服アホっぽいってより子供っぽいな。
フユミも泣いてるw
巨乳女の下乳いいなぁ。私が見たいもの?モノ?完全に誘ってやがるw
なる程力が封印されてるのか。兄さん怖いwまるでアダムスファミリーだなw
スタズ頑丈だなおいw
魔力を抑えこむ拘束弾。なる程封じるためだったのか。
スマホに興奮すんなw
トレジャーハンターだったのか。ただの巨乳だと思ってた。
ほう。強いのかこいつ。あれ?異次元に取り残された?
あっ足また消えてる。あれ?魔界じゃなかったっけ?
ただ眠いだけかと思ったらそういう事か。
リズ?妹?姉貴?何者だ?ダースベーダーか?
フランケンシュタインが医者なのかw
妹だったか。
ジャッジメントインパクト。なんか凄そうだ。
最大にして最強の刑務所。おもちゃ箱なのか。
なんのボタンなんだ…処刑でもされんのか?
むむっゾンビでも出るかと思ったらなんか違うようだ。
なかなか次週が気になる。


8話
割りとOPが良いんだよなぁ…
何故ここまで人気が出ないのか不思議だ。そこそこ面白いんだけどなぁ。魔法少女モノよりよっぽど良い気がするんだが。
謎だ謎すぎる。エロや萌えが無いからなのだろうか?
負け犬の首輪。アンダーチョックチョーパー?
リズは常に仮面外しておけばいいと思う。ってかなんで付けてるんだか。
HEYYOU!耳が魚だよ!
雪男がつぶやきシローっぽいしゃべり方だなwってかつぶやきシローなのか?
妥協ラーメンってなんだよ何に妥協したんだよw味か?味なのか?味玉妥協すんなw
フユミなんでそんなとこにいんだっけ?ダメだすでに先週の記憶が無い…
フユミの股間キックwひどいw
おまえら姉弟だったのか。ママセクシーすぎんだろw
足をちょっとだけだして逃げるのかよw
限定一点物w完全にフィギア感覚だなw
何この異次元使い。強すぎ。スタズもっと強かったw
ぜっ全裸だと?wうっはパンツスーハーしちゃうのかよwこれは下半身が反応してしまうw
どういう理由でパンツをお宝認定してんだw
ベルどんだけスタズ好きなんだよw下半身スッポンポンじゃないかw


9話
何者が心臓を握っていたんだ…
なんか新しいの出てきた。眼鏡好きなのか。
お宅の可愛い部下に拘束?
お父さんのそっくりさん?
若本さんだと!?かっけぇw王様なのか。
ベル移動が自在過ぎるなほんとwえ?ベルとラブラブ中だと?
スタズは連れなのか。男連れ…余計ヤバイ気が。
はい惚れてます。
スタズいきなり振られたw鳥頭かよw
ベル側のおかあさんか。なんでフユミを知ってんだよ。
マグカップまで眼鏡かよ。
王様は何処の王様でなんなんだ?
王への宣戦布告しにきたのか。
なんかよくわかんないけど戦争になりそうだ。
なっなんだ?自分でかみきって何がどうなってんだ。
って首輪を外すためだったのか。
なんかすげぇ転がってるなww
ベルママとフユミママ同一人物だったのか。
血を操れる特権魔術便利だなぁ。
あれ?ってかフユミとベルは種違いかなんか?あれ?同じ人間ならこいつらも一緒になるはずじゃ?
あっ生き返ったら寧ろくっついちゃうのか?
わけがわからないよ。しっかしまぁこれからって所で終わっちゃうんだなぁ。10話までとかどうなってんだ。


最終話
謎のドラゴン現れる。
ベルの親父だったのか。なる程フユミをこっちの世界の子にするのか。
そりゃ女の取り合いになるよなぁ…子供もだけど。
フユミは一人で育てのか…いいおやじだな。
なんだフユミはスタズの事気になってたのかよって生き返ってみなきゃわからないってなんじゃそりゃw
呪いの団子。近い破れば死ぬのか。
何このりかちゃん人形…wっておっさんが持ってたフィギアかよw
フユミなんで下着なんだよw
母親だけ傲慢だな。ベルの親父もフユミの親父も良い奴だ。
クールデシジョン。頭に触れないと発動出来ないとかしょぼいw
リズ間に合ったか。なんかカッコイイ戦闘だったな。
クソでかい神?ベル親父は神だったのか?
あら?スタズおかしいぞ?
なんだか魔界も荒れてるな。ハト郵便懐かしいww
生き返ったら記憶無くなるのか…
フユミ空気読めない子ww
工エエェェ(´д`)ェェエエ工
これで終わりかよ…なんという中途半端感。
元々10話のつもりだったのか打ち切りになったのかどっちなんだろ。
残念過ぎる。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 43
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

楽しめた吸血鬼コメディでしたが…

オタク文化を愛する吸血鬼:スタズが死んで幽霊になってしまった少女:柳冬実を救い
元の人間に戻そうとする吸血アクションコメディ。

※1話感想{netabare}
今回の成分 吸血鬼3:幽霊2:血意1:オタク1:ナワバリ1:影武者1:カーテン1

期待していませんでしたが1話目から面白そう…というか面白かったです。
会話のテンポも良くギャグもプッと笑えますしアクションもなかなか。
カーテンや影武者がタイミング良すぎるなど都合の良さはありましたが
広がりそうなストーリー性もあってラストは少し感動の予感もします。
万人にウケそうでコレならもうちょっと今期注目作の上位に来ても良さそうなんですが。
(現在16位以下)
…話題性がないのかな?癖のある作画かな?

物語としては柳さんが魔界に来た理由が気になります。偶然ではない様に思いますが。
誰がブラックカーテンを用意したのでしょうか?裏で何者かが動いている気配がします。
次回は人間界に乗り込んじゃうみたいですがどうなる事やら楽しみです。
{/netabare}

※2話感想{netabare}
今回の成分 マインドコントロール4:空間魔術師4:給血2

前半で冬実の設定を固めました。
生き返る希望が見えているので気楽にコメディが楽しめます。

そしてハッチャケた魔術師が土足で登場。
ブラックカーテンは盗まれた物のなのでしまえないらしい。
もっとシリアスな理由があるのかと思ってたけどそうでもなさそう。
ご都合主義もスゴいけどこのコメディ展開なら気にならないからまぁいいか。
深く考えず楽しみます。

次回は魔界に戻り狼男との戦いが待っているようです。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
今回の成分 ライバル4:ボクシング3:ウェスタン1:鳩1:人体蘇生の書1

西魔界でライバルの狼男と対決でシリアスになるかと思ったけど仲良いのか。
もう茶番な対決なんだけどなかなか楽しめたからいいかな。
ミツ目の小動物は意外と出番が多そう。
ミート君&丹下はチョット古い気はするけど。
次回はお兄さんの所に行くらしい。フルッフー♪
{/netabare}

※4話感想{netabare}
今回の成分 兄弟(妹)4:殿堂魔界3:監獄1:好奇心1:マッドサイエンティスト1

テンポ早くて目まぐるしいです。
監獄入れられるとは思いもしなかったわ。
空間魔術師のサービスカットがありましたがどうも色気を感じない。(^_^;)
明るくて嫌いではないんだけどな。
次回は監獄から出る様です。冬実もビンチみたい。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
今回の成分 封印5:人造魔人4:魔素1

もう封印解いちゃいました。このアニメ全然引っ張らないのか。
何故封印したのかという秘密も想像通りでした。
スタズがナワバリを統一してからこんな展開になるのかなと思ってたのですが
スキップして初期設定は踏み台だったみたい。
息切れしないで何処まで行くのか見物になってきました。

フランケン先生の理論はよく分からないけれど
冬実の方もスタズの血を飲ます設定を早くも捨てて純粋な幽霊になるみたいです。
現世には戻れなくなっちゃわない?とも思うけど人体蘇生成功させれば良いか。
次回は人造魔人(正確には魔造魔人かな)退治の様です。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
今回の成分 タイマンバトル5:親友3:空間転移1:雑種1

このアニメどこ行っちゃうのかと思いましたがやっと伏線と繋がってきました。
オタク設定にも意味が出てきましたし魔道具泥棒とも関わりが見えてきて
ストーリーとしてまた楽しめそうです。

スタズガ強くなりすぎてバランスおかしくなるかもと心配しましたが、
パロディを織り交ぜつつ激しいバトルは観ていて楽しめました。
ウルフくんの意地も見えました。今後、彼も強くなって欲しいですね。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
今回の成分 魔界体験7:誘拐2:巨乳1

リズが世間というか魔界を知る話。
リズの掘り下げでキャラに魂が入りました。可愛くて好感触。
今まで孤独で兄しか居なかったのだろうけど
冬実の優しさに触れて心が少し動いたみたいです。
「魔界には悪い子しかいねーんだよ」の決めゼリフもやっと活きて来ました。

拉致された冬実は何処に?そして何故!?ベルは鳴るのか!?いざ南魔界に!
結構面白くなってきました。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
今回の成分 異空間バトル4:姉弟3:恋愛1:ぱんつ1:つぶやき1

まさかコッチも姉弟でしたか…そして母の存在まで。
冬実に何の用なんだろう?バトルした理由は?気になります。
それにしてもベルは乙女らしい。
ちょいちょい態度に出てたけど完全にスタズに惚れてたんですね。
何時何処で惚れたのだろうか?
{/netabare}

※9話感想{netabare}
今回の成分 血3:ドッペルゲンガー2:メガネ2:姉妹1:玉座1

あーなるほど、ドッペルゲンガーだったのか!
…とはならないよね。まぁ強引な設定に丸め込まれてあげるけど。
何だかんだ言いながら楽しめたこの作品も早くも来週最終回みたいです。
まだ色々あるけど上手く纏まるかな?
リズ回のキャラ掘り下げが良かっただけに他のキャラの掘り下げも観たかったな。
{/netabare}

※10話感想&総評{netabare}
今回の成分 ダークヒーロー3:呪い2:父親2:ハイドラ1:作り笑い1:ライバル1

それにしても親兄弟が小出しに出てくるアニメですね。
そして予想通りやはり戦いはまだ続くEDでした。
期待してなかった分気楽に楽しめはしたんですが、これ続編やるのかな?

完全に中途半端で色々気になるこの段階ではきちんと評価出来ないです。
キャラについてもリズ以外は出ただけで掘り下げが足りないので感情移入出来ませんでした。
あえて強引に走る展開は嫌いではないですけど、
ここで終えられてしまうと何の印象も持てません。
詰まらなくはないですが終わりが締まらないと結局は時間の無駄に感じてしまいます。
続編が出ない事には誰にもお勧めできません。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 36

ギータ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アニメって1話にしてこれだけ評価が変わる作品もあるんですね

切りました。
ある意味衝撃的な作品でした。

1話と2話であれだけ評価が変わってしまったのはこの作品が初めてだし、おそらく最後になるのではと思わせられるほどでした。


このアニメでの失敗、いや大失敗といえる設定が2つあります。

①死んでしまったヒロインに対して主人公が全く魅力を感じなくなってしまったこと
せめてですよ、全くではなく、魅力が半減したくらいに抑えてほしかった。
1話では私もヒロインに魅力を感じていましたし、死んだのも面白かったですが、それで主人公が魅力を全く感じなくなると、不思議と視聴している私も魅力を感じなくなってきます。
アニメキャラとの共感を考えれば、この設定は大失敗です。
キャラが笑っているからこっちも笑顔になる、泣いているからこっちも悲しい、同じように魅力を感じないからこっちまで魅力を感じなくなってしまう。この考えはそんなに的外れではないはずです。
また、主人公がヒロインを生き返らせたい執着心が全く見えてきません。
これもヒロインの魅力を下げることに拍車をかけています。
ヒロインが死んだ後だけでなく、生前も魅力がなかったかのような気分になります。
生き返らせたいという行動はでていますが、心情描写や表情の表れ、回想などそういうものが弱く、行動と心情が一致してないように感じました。

②死んだヒロインがわりと普通の生活を送ってる
これで完全に冷めました。
2話にして「もう無理かも」と思わせるほどでした。
主人公はヒロインが死んだことによって魅力を感じなくなった、しかし視聴者側からすれば三角布がついただけにしか見えないんです。
その上で、他の人の記憶に影響が出ているものの、普通に学校に行ったりと「は?」となるような描写をしてきました。
「えっ?死んで魅力がない設定にしたヒロインに普通の生活させるの?それでなくても、死者が生きている人達と学校で勉強するっておかしいのに?」
※見返してないので曖昧です。大きく間違ってはいないはずですが、間違っていたらすみません
→ちょっと見返しました。そういえば不思議スプレーがありましたね。んでもって生き返った時のヒロインに配慮した行動だったと。主人公の行動には納得できました。でも、設定、アニメ全体を考えたらやっぱ変な気がします。なんかどうしても噛み合わない。

視聴者側からすればヒロインは普通の生活をしている、生前とあまり変わらないように見えるのに、主人公は魅力が全くないと申しているんです。
全く噛み合いません。感情移入しろと言う方が無理だし、感情移入したらさらにヒロインに魅力感じなくなりますよね(笑)
2話にしてこのアニメが大崩壊したように感じました。


そのほか気になるところや見どころがあれば視聴も続けたのですが、1個も見出せなかったので切ります。
ヒロインの魅力すら否定してるわけですからね(笑)
まぁ珍しいものを見れた気分にはなったので、これはこれであr…いや、ねーべ。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

82.8 25 バトルで漫画原作なアニメランキング25位
NARUTO ナルト(TVアニメ動画)

2002年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1077)
6407人が棚に入れました
忍者を目指しアカデミーに通う主人公うずまきナルトは、忍者アカデミーの超問題児で毎日イタズラ三昧。
落ちこぼれで、3回卒業試験に落第していたが、自分の身を呈して守ってくれた教師うみのイルカの行動をきっかけとして目覚め、何とか下忍になる。下忍になったナルトは、うちはサスケ、春野サクラと共に、上忍はたけカカシの班に配属される。
カカシから鈴を奪い取るサバイバル演習では自分たちの未熟さを思い知るが、“仲間の大切さ”に気付き、これまで合格者を出したことのないカカシから正式に下忍として認められ、以後一人前の忍者となるべく様々な任務をこなして成長していく。

声優・キャラクター
竹内順子、杉山紀彰、中村千絵、井上和彦、関俊彦、森久保祥太郎、柚木涼香、水樹奈々、柴田秀勝
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

これはNARUTOの罪?

<2018/9/16初投稿>
原作もアニメも途中で挫折しました。
めちゃくちゃ面白かったですよ。
でも長過ぎて
どこまで読んだっけ(´・_・`)?
どこまで観たっけ(´・_・`)?

と、どこから再スタートしてよいかわからなくなり挫折です。

朧な記憶を辿るとたぶん{netabare} 「イタチが死んだとこ?」{/netabare} ぐらいまで観た(読んだ)ような。
雑な記憶です。

なのであらすじなどはWikiとかをご覧ください。

それにしてもスペシャルな作品ですよね。
その人気は凄まじいの一言。

海外人気も忍者ものというプラスαがある分、その熱はONE PIECEを上回ってるような気がします。

カロリーナ・ステチェンスカさん(ポーランド)という外国人初の女流プロ棋士がいます。
(その名前からカロリーメイトのCMにアニメで出たりしてるのでご存知の方もいるかも)
彼女はナルトで将棋というゲームを知ったそうです。
カカシ先生が縁側で将棋を指すシーンを見て興味を持ったのだとか。
つまり東欧ポーランドでも大人気

この作品を始めて読んだのはジャンプ掲載の第1話。
その絵柄のセンスの良さに眼を見張ったことを今でも覚えています。
とにかくデザインがカッコ良く、強烈な個性がありました。

同じようなインパクトを私が受けた作品はこの「ナルト」の岸本斉史先生の他、

「Dr.スランプ」「ドラゴンボール」の鳥山明先生
「ONE PIECE」の尾田栄一郎先生
そして「ソウルイーター」大久保篤先生
があります。

どの作品にも私のようなど素人にまで一目で違いを感じさせる「力」がありました。

惜しむらくはどの作品もジャンプの悪習である「人気作はいつまでも引き伸ばし」にあってしまったことでしょう(ソウルイーターは会社違うから違いますね 笑)。

で。
ようやくアニメの話です。

アニメもほぼ原作読んだとこまでくらい観たと思います。
基本原作に忠実によくできてます。
ナルトの声は初めて聞いた時全く違和感ありませんでした。
もう今では竹内さん以外考えられないんじゃないでしょうか。
口癖の「だってばよ」
決めセリフの「まっすぐ自分の言葉は曲げねえ!」
これらのセリフをたまに他作品などで見かけますがその度に脳内で竹内順子さんの声が自動再生されます。
最新作「ボルト」での大人ナルトも竹内さんが演じてて、その違和感の無さにびっくりしたのは最近の話。

他のキャラクターも一人一人個性的でアニメでもよく表現されてます。

そんなナルトですが一つ罪があると思うんですよ。

それは「走り方」
両腕を後ろに伸ばしたままテケテケ走るいわゆる「ナルト走り」

ナルト以降、バトルもののアニメではこのナルト走りが標準になりました。
リアル志向なもの、ハードボイルドなものとか以外のファンタジー要素が入ってるような作品はみーんな「ナルト走り」。
なにこれ?
なんで走るのに両手振らないの?
ウサイン・ボルトが見たら怒るよ。

ナルトはいいんですよ。
それまで前例が少なかった(※1)し、忍者(※2)だし、何より作品の雰囲気に合ってる。

(※1)思い起こすとサザエファミリーも走る時両腕横に広げてますね。ナルト走りの元祖かな。
(※2)忍者ものアニメは古来よりあんま腕振ってなかったような気がします。あと忍者は特殊だしね。

ぱっと見かっこいいからってなんとかのひとつ覚えみたいになんでもかんでも「ナルト走り」はどうなの?と思ってしまいます。
やっぱ作画が楽なんでしょうかねぇ。

できれば普通に走って欲しいし。
そうでなければそろそろ新しい走りを導入しても良いのでは?
例えば十傑集の走り方とか斬新すぎて寧ろ可愛いですよ。

ナルトがここまで人気を博さなければもしかしたらここまで「ナルト走り」は普及しなかったかもしれません。
これはナルトの罪なんだろうか?

という難癖でした 笑

投稿 : 2024/06/01
♥ : 26
ネタバレ

ロボ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

『悪者見参』うちはサスケ 【R-15指定】

まず初めに
このレビューは正義や悪
加害者や被害者についての
レビューなので、未成年者や
嫌な思いをするかもしれない方は
読まないで下さい。

こちらを聴きながら
読んでいただけると嬉しいです♪
テーマ曲
http://www.youtube.com/watch?v=lZAU_xj-U28&feature=youtube_gdata_player
テーマ曲2
http://www.youtube.com/watch?v=H1z86xGB6WA&feature=youtube_gdata_player

疾風伝で、たまに過去のサスケが
出てくると思わず泣けてしまう(;_;)

あにこれレビューを読んで
考えさせられてしまうのが
争いあってる者どうし
どちらも正義でどちらも悪?
ただ多数派が勝つから
多数派が正義で少数派が悪?
「絶対的な悪者は生まれない。
絶対的な悪者は作られるのだ」
by『悪者見参』
僕はルルーシュが好きだし
夜神月、キラ推進派だし
サスケが好き…悪?ですか^^

法治国家なのに
法で守られるのは加害者だけ…
法で裁きを受ける?
自分の概念を守りたい弁護士が
加害者ではなく自分の為に
被害者家族を更に傷つける…
救われない…
二人以上殺さなければ
死刑にならないのなら
殺人者の命は被害者の倍重い?
許せないし、許したくない…
個人的には
罪をもっと重くしてほしい…
被害者家族を救ってほしいのと
被害者を加害者を
増やさないでほしい…
犠牲者は被害者と被害者家族…

被害者家族と少年法に
一石を投じた東野圭吾の小説
『さまよう刃』。
加害者家族について書かれた
『手紙』は感動作(T-T)
全ての作品で一番泣けました!
一番好きなのは『秘密』(^^)
面白いのは『殺人の門』『変身』
話しの面白さをなくして
心理描写だけで見せつける作品☆
小説苦手な方も読めるかも^^
~~~~~~~~~~~~~~~
以前、ダウンタウンの松っちゃんが言った発言が面白く印象的で
『明日から犯罪したら撃ちます
ってしたらえ~のに…』
万引きする人にばきゅ~んて^^
(驚いて手を引っ込める素振り付き)
あれは半分冗談で半分本気の話し
~~~~~~~~~~~~~~~
ロボのおまけ曲
メッセージソング編
必ず聴いて、忘れてはいけない曲

http://www.youtube.com/watch?v=q_rY6y24NAU&feature=youtube_gdata_player

気分直しに、真逆の素敵な原曲を♪

http://www.youtube.com/watch?v=TeSoBpjPeRI&feature=youtube_gdata_player

最初から反れてしまいましたが…
イタチの真実からのサスケ
{netabare}木の葉への復讐…
やはりサスケの気持ちが
分かってしまうんです(><)
木の葉への復讐=悪と思われる方
ほとんどがそうかもしれませんが
ちょっとだけ待って下さい!
自分に置き換えて一番大切な人で
考えてみると
復讐を選ばなくても
理解はできてしまうかも(><)
個人的には主人公が
NARUTOではなくJIRAIYAから
SASUKEみたいな感じですが
今後サスケが木の葉を滅ぼして
Bad Endになったとしても
イタチの真実を観たからには
一番好きな作品です^^
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

敬遠しがちな人はとりあえず再不斬と白までどうだろう?

この物語は主人公のナルトが里で一番偉い「火影」を目指すお話。
彼は天涯孤独の身で忍者としても才能の欠片もない落ちこぼれで、さらにある理由で里のみんなから蔑まれている。
けど頑張っちゃうよ!みたいな、純・少年漫画です。

その中でも最初の任務である波の国のタヅナの護衛。
そこで襲ってきたのは忍刀七人衆の1人である桃地再不斬。そして彼に仕える白という少年。
物語も最初なので任務を請け負った第七班唯一の上忍カカシを除けばナルトたち他三人はペーペー。
ですがそんな彼らが限られた力で戦うさまは観ていてドキドキハラハラです。
なんでもできちゃうすごい能力をして戦うより弱いけれどなんとか勝ちにいく方が観ていて面白いです。
そんな魅力も薦める理由の一つですがもう一つありまして、それは再不斬と白の死です。
再不斬は自分の里を抜け今や追われる身です。そんな中で拾ったのが白。
白も全てを奪われ生きることを見失いかけた時に再不斬に救われました。
再不斬は彼を道具として扱い、彼もまたそれに忠実に生きることに喜びを感じていました。
人の生きてきた人生の価値があるのだとすればそれは死ぬ時に明らかになると言われていますが、
まさにそんな彼らの最期は皮肉にもとても美しいものでした。
ここの話はぜひ見てもらいたいです。僕はナルトの話の中ではここが一番好きです。

話は原作に沿って作られていますからやはりいい良いものです。
アニメらしさといえば、それは戦闘シーンに大いに表れてきます。
そこには妥協がないです。かっこいいです。
戦いメインになると画を変えて動きが柔らかくて、迫力も増します。

他に好きな話はと聞かれればイタチ関連とクシナです。
昔からイタチは見た目も好きでしたがあんな過去があったなんて。
クシナには今までで一番泣かされました。ダメですね、我慢できません。
簡単な気持ちでは観られない、読めないみたいなものってありませんか。
ある時期を見計らったり、欲しくなるタイミングがあったり、
感動を汚したくないのもそういう理由の一つではあるけれど、もっと本質的な部分に関わるものがあります。
僕にとってクシナの話はそういう類のものです。

イタチとクシナが好きで画像もナウシカで
なんや、お前は自己犠牲好きなんか?と言われそうです。
んー、どうなんでしょう。でもそうなのかな?w
まあ、利益を計算したり、見返りを求めるといった
いわゆる、ありきたりの基準でものごとを考えない人は好きです。現実でも。

原作はすでに佳境です。
なんかもうめちゃくちゃですができれば気持ちよく終わって欲しいです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7
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