ファンタジーでコメディなおすすめアニメランキング 72

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのファンタジーでコメディな成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月04日の時点で一番のファンタジーでコメディなおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

95.4 1 ファンタジーでコメディなアニメランキング1位
この素晴らしい世界に祝福を! 第2期(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (2184)
11695人が棚に入れました
不慮の事故により異世界に転生した、ゲームを愛するひきこもり・佐藤和真(カズマ)は、「RPGゲームのような異世界で、憧れの冒険者生活エンジョイ!めざせ勇者!」という夢はイマイチ叶わないものの、なんとかそれなりに、異世界での日々を送っていた。転生特典として道連れにしてきた女神・アクア。一日一発しか魔法を撃てないアークウィザード・めぐみん。攻撃が当たらないクルセイダー・ダクネス。能力は高いのにとんでもなく残念な3人のパーティメンバーたちとも、なんとかそれなりに、クエストをこなしていた。―――そんなある日。機動要塞デストロイヤーの脅威からアクセルの街を救ったカズマたちに、王都からやって来た使者は言い放った。「冒険者、サトウカズマ。貴様には現在、国家転覆罪の容疑がかけられている!」……平凡な冒険者・カズマが過ごす異世界ライフの明日はどっち!?

声優・キャラクター
福島潤、雨宮天、高橋李依、茅野愛衣、原紗友里、稲田徹、堀江由衣、豊崎愛生、諏訪彩花、江口拓也、生天目仁美、西田雅一
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

この素晴らしいアニメに拍手を…贈ろうと思う

今期一番の期待作品が始まりました。さてさて、どんな冒険(?)が待っているのでしょうか。

1話…やっぱりこの連中はこうでないと
{netabare}完全に一期の続きです。あのタイーホから始まりました。
クズ…カス…カズマが国家反逆罪容疑で捕まり、取り調べ。救おうとアクア達が動くが、相変わらずすっとんきょうな感じで役に立ちません。裁判ではララティーナ(ダグネス)のおかげで処分保留。が、領主屋敷の弁償として12億ものの借金を背負うことに。

この感じ、良いですね。難しく考える必要なし。クズマとダメガミと爆裂娘とMお嬢様の冒険ではない冒険譚。ファンタジーとは言いがたいファンタジー、クスクスしてしまう笑。やっぱり面白いです。
作画がなんか変です。狙い?万策尽きる前のギリギリ?原作の挿し絵やなんかは可愛いのに。{/netabare}

2話…黒歴史は涙無しには見ることが…
{netabare}あの場面、見たことあるぞ、そう、∀ガンダムだ。黒歴史とは過去の恥じではない、恥ずかしいだけだ。

ダグネスが一晩経っても帰ってこないことに悶えるカズマたち。そんな折りにデカガエルの退治を命じられる。ドタバタしながらも退治を試みるが、残りにパクリでピンチ。ピンチを救ったのは「ゆんゆん」。自称、めぐみんのライバルで、紅魔族の長の娘。めぐみんが主席でゆんゆんは次席という立場だったらしい。
ゆんゆんに勝負を挑まれるものの、卑怯(?)な手でかわすめくみん。
家に帰り、カズマの挑発に乗って一緒に風呂に入るめぐみん。結局アクアにバレてカズマは「ロリニート」の称号を得た。
カズマ達がウィズの店へ行くと、偶然を装って店にいたゆんゆん。再びめぐみんに挑もうするも、仲良くなるための魔法の水晶を使う(その間にウィズの胸をモミモミするちょむすけが気になった)。そこで映し出されためぐみんとゆんゆんの過去があまりにもな…めぐみんは貧乏すぎる過去が、ゆんゆんは超ボッチなとが明らかになってしまった。

ゆんゆんが思った以上に可愛くデザインされていました。豊崎さんの声も合っています。これからどんな活躍(?)を見せるのか楽しみです。{/netabare}

3話…アクアって女神だったんだなぁ…
{netabare}大借金を背負ったカズマ一行。それでもめぐみんの爆裂魔法の日課を欠かせない。
新しいダンジョンが見つかり、お宝があれば借金返済の足しになると挑むカズマ。カズマは新たなスキルをマスターしており、未知のダンジョンもなんとか進むが、待ってろと言ったのにアクアがダンジョンに。アンテッドが襲うけど、アクアが清めて浄化。そしてリッチと遭遇。そのリッチは過去に結構な魔法使いとして活躍していて、王の妾の一人を解放し、一緒に行動していたが、彼女が重い病になり、それを解き放つためにリッチとなったのだとか。
すでに彼女も亡くなり、アクアに浄化してほしいと願う。アクアは願いを聞き入れ、魂を導いた。

何、この感動系の話は?…このすばっぽくない。でも所々笑いぶっ込んでくるので飽きないです。アクアは女神だったんだなぁ…
前回と今回は作画がきれいだったような…{/netabare}

4話…ララティーナ(本名)は真性の…
{netabare}カズマとアクアが戯れる(日常)なか、飛び込んできた謎の美女、ララティーナ(ダグネスとも言う)だった。何でも見合いさせられるという。
パーティーで冒険を続けたいララティーナは見合いを破談させようとカズマたちに頼み込みにきたのだ。寿退社ならやめさせる理由にもってこいと考えたカスマは屋敷へ向かう。
屋敷ではララティーナが見合い相手の話をするが、どこをどう考えても良縁である。ララティーナからぶち壊すように頼まれていたものの、臨時執事で見合いを成功させようとする。見合い相手はイケメンな上に性格も良し、本当は断るつもりできたのが、ララティーナを気に入ってしまった。何とかしたいララティーナは本性を見せつけ、カズマと決闘。カズマとの仲を勘違いしたのか何だか分からない感じで破談になる。しかも、お腹にはカズマの子を宿していると爆弾発言を残して。

今週も腹抱えて笑いました。ダグネスの真性っぷりが良いです。2週物語から離れていた分、爆裂した感じです。
このすばは展開だけでなく、細かいところも爆笑できるんですよね。今週はアクアに笑いを持っていかれてます。冒頭のでかいコブ、米粒を使った紙の修復、鯉の呼び寄せなど。本当に面白いです。{/netabare}

5話…オチは?
{netabare}セナにモンスターの出現がカズマのせいと疑われるが、ダンジョンにアクアが魔方陣を張ったせいだった…
仮面を被ったちびモンスターは爆発するものだったがダグネスには効かない。カズマとダグネスがダンジョンに入り、魔方陣を消すことに。すると、魔王軍幹部のバニルが待ち構えていた。バニルはダグネスタイプのM持ち、どんなやられ方するのが楽しいか考えていた変態混じり。但し、能力は確かで、見通す力や土から人形系モンスターを発生させるなど優秀。
が、ダンジョンからモンスターがいなくなったことのが女神であるアクアのせいだと怒り、アクアを倒すことに動く。そこをダグネスの剣がたまたまカズマがこけたせいで当たり、倒す。と思ったら、仮面だけで乗り移れる能力を持っており、ダグネスに乗り移る。ダグネスとバニルの一人漫才が始まる。バニルに乗っ取られながらも最後まで精神的な抵抗をし、最後はめぐみんの爆裂魔法をダグネスに放ち、バニルを倒した。
この件を一部始終見ていたセナからカズマの嫌疑は晴れて無罪放免。しかも、幹部を倒した功績によって借金完済どころか、莫大な恩賞を得ることに。

あ、あれ? こんなキレイなオチでいいのか?
ダグネスとバニルの漫才が面白かったです。掛け合い上手いものだなと感心です。しかしまぁ、魔王軍の幹部は変なのしか居ないのか? 魔王は更にいっちゃっているんではないか?{/netabare}

6話…ちゅんちゅん丸と聞いて、ピュンピュン丸と反応した人は…
{netabare}年齢がばれてしまいます。
バニルは生きていた。というより、仮面にⅡとあり二号機のようだ…。バニルからカズマの世界の商品を売ったら儲かると言われ、カズマは早速コタツを製作。あまりの気持ちよさにコタツムリになるカズマ(熱源はなんだろうか?という突っ込みは…)。ダグネスとめぐみんにコタツごと外に投げ出され、ようやく動くことに。
カズマが新たな武器として日本刀を製作をしたが、商品やドアに引っ掛けてしまい、結局は短刀に(背中に背負うとか、武士のごとく脇に差すとかすればいいものをという突っ込みは…)。かっこいい名前をつけようとしたら、めぐみんが勝手に「ちゅんちゅん丸」と名づけてしまい涙目のカズマだった。
リザードランナー(80年代に一世を風靡したあおのトカゲ)を退治するクエストに挑む一行。珍しくカズマが完璧な作戦を立てたものの、フラグでしかない。見事にアクアがぶち壊してしまい、アクアは悶絶。ダグネスは群れにぐちゃぐちゃにされ喜ぶ…。カズマがキーポイントのモンスターをかっこよく(このシーンは本当にかっこよい描写)討つものの、登っていた木から落下、首がグシャ…。気がついたらエリス様の前にいて、生き返りを進めるものの、ふと考えるカズマ。なんと、現世に生き返りたいと言い出す。
アクアが説得するものの、動じない。めぐみんが体にいたずらをしていると聞き、あわてて戻ることに。目を覚ますと涙目のめぐみん、なぜかこらえるダグネス(泣いているように見えたのだが…)、やれやれという感じのアクア。
家に戻り、風呂に入ろうとすると、下腹部に「聖剣エクスかリバー」のいたずら書きが。

今週も爆笑でした。どうせやられると言ってダダこねるアクアの動きが妙におかしくて。エリスが可愛いのと、めぐみんの涙目がキュンときました。{/netabare}

7話…どんどん優雅になっていく…あってはいけない
{netabare}めぐみんはゆんゆんのところから帰ってきて焦った。なぜかカズマとアクアが優雅なティータイムを送っていたからだ(ただし、紅茶はアクアによって浄化され、単なるお湯になっているが)。バニルがやって来て、カズマにカズマが用意したグッズを一括なら3億で、月々なら百万で買い取ると言うのだ。すでにセレブ気分だった。冒険しようとめぐみんは言うが、カズマは首折れたばかり、よくなるまで休みたいと言い、それなら温泉にと言うめぐみんの誘いに乗った。
温泉行く前にウィズの店に寄ったら、ウィズがボロボロになっていた。売れそうもない商品を仕入れてきたウィズにバニルが撃ち込んでいたのだ。温泉にはウィズも連れていくことになった。
温泉へ行くための馬車乗り場でゴタゴタするカズマ一行。ようやく出発したら、なんか走ってくる影が…どうも、ダグネスの着ている防具に寄せられたらしい…。

安定感抜群の面白さです。留守中に乗り込んでくるゆんゆんの孤独さたるや…。
作画がこれまでのなかで一番綺麗だったような気がします。アクアの斜め上からの目線が綺麗で、めぐみんの表情が可愛くて。まぁ…この作品は作画が云々ではないのですが、それでも綺麗な方が良いのは確かです。
{/netabare}

8話…前半珍しい冒険譚、後半詐欺話
{netabare}ダクネスに突進してくる鳥たち、相変わらずダクネスは嬉しそう…。カズマの機転を利かせた対処で一難を乗り越える。その夜、野宿でカズマは違和感を感じる、それはゾンビだった。どうやらアクアに寄ってきたらしい…。ウィズが川を渡りそうになるが、アクアが退治した。カズマはお礼の受け取りを拒否した…すみませんと言いながら。
目的地の温泉に到着、そこはアクシズ教の総本山だった。カズマに近寄ってくる人々は詐欺師…アクシズ教に入信させるためにあの手この手で迫ってくる。エリス教のダクネスには物凄く冷たい。あまりのしつこさに流石にキレたカズマだった。

今週も安定したお笑いでした。ダクネスのMっぷり、アクアのダメっぷりが絶妙。ウィズの川を渡りそうになる場面にはそう来たかという感じで。
女神がアクアですものね、そりゃあ信者もそうなる…。エリスを目の敵にしているのもね(笑){/netabare}

9話…アクシズ教は詐⚪集団?
{netabare}キレたカズマは教会に乗り込む。そこにはシスターが居たのだが、やっぱりおかしい…。傍らでめぐみんはアクシズ教の恐ろしさに震えていた。
懺悔室に入ったカズマ、答える女の子はどこからどう見てもアクアだった。調子に乗っていたアクアにカズマは容赦なく攻める。半泣きのアクアは陥落した。
アクシズ教の信者はそれほど多くはないらしい。なので、アクアは信者をどんなことをしても守るのだという。
目的だった温泉、当然のように混浴に向かうカズマ。そこにはカップルみたいな男女がいた。男はアクシズ教の勧誘にぐったりだった。女はカズマの熱視線を浴びてあがっていった。女風呂にダクネスとめぐみんが入ってきて…。
風呂上がり、アクアが泣いていた。なんでも、温泉を浄化してしまい、女神だと言い張ったのに信じてもらえなかったらしい(当たり前である)。だが、温泉が毒で汚染されているとのこと、何とかしようとがんばるアクアだが…

今回もたっぷりと笑わせてもらいました。アクアとカズマの教会でのやり取り、「エリスの胸はパッド入り~」、ウィズが浄化されそうになるときの場面、風呂場のカズマとめぐみん&ダクネスのやり取り、カズマのガン見、噴水前での演説などなど、本当に飽きません。アクシズ教、怪しすぎ…て、女神が女神だしね~
今回もゆんゆんの手紙で締めたけど、どんどん悲壮な感じになっていくのだが…気になります。
おや?次回で終わり? 早いよ~{/netabare}

10話…このおかしな一行に祝福を
{netabare}アクシズ教徒から追われるアクシズ教の女神アクア(ちょっとかわいそう)。毒が混入されている原泉に向かうが、追い返されそうになる。そこはララティーナ(ダグネス)の家の威光で入れることに。するとそこには怪しげな男が何かしていた。ウィズが思い出す「ハンスさんですよね」。なんと、魔王軍の幹部で強いと言われる毒スライムだったのだ。スライムと聞いてカズマは余裕ぶっこいていたが、スライムは弱くはない(それはドラクエのイメージだ)、焦って逃げ出すカズマたちだったが、後ろからはアクシズ教徒の集団がやって来ていた。原泉を浄化しようと突っ込むアクアにカズマは観念して戦うことを決める。ウィズはハンスが管理人を食ったことに激怒して氷の魔法で攻撃する。カズマの自己犠牲を伴った戦略でハンスを弱め、どこからどう見てもホイミスライムとなったハンスをアクアのゴッドブローが襲う。そして、原泉も浄化され、一件落着。
だったはずだが、アクアが温泉を完全浄化してしまったため、町を追われてしまう。蘇ったカズマ、始まりの街に戻り、中間たちとの日常が一番と感じておしまい。

アクシズ教、これはいかん…。教義、笑ったけど、真を突いているところもあったりするところが憎いです。まぁ女神が女神だけにねぇ…。でも、アクアが教徒を守ろうとする気持ちはかっこよかったです。
カズマも同じ、何だかんだ言いながらみんなを守るところが何とも良いです。
それにしてもバトルの場面、メチャクチャカッコいい感じがしたのですが…。この作品は作画まで含めて笑ってくださいということなんでしょう。
三期の予告期待したのですが、何故かカウンターに置かれたパンツが…。まったく、最後の最後まで笑わせてくれる。{/netabare}

二期も一話から最終回まで楽しめました。大爆笑というより、クスクスが連続でやってくる感じがこの作品の持ち味です。また、下手な人情話はないけど、時おり仲間や町の人たちのことで行動するようなところが良い感じになっています。
一本の流れはなく、一話から数話で話をまとめていて、中だるみも、飽きることもありません。

クズマ…カズマと3バ…3人のヒロインたちの関係は相変わらずの距離感で本当に良いです。カズマも言っていたとおり、見た目は良い3人なので普通ならハーレムアニメになるんですけどね…付かず離れず、恋愛にもならず、かといって互いに嫌な感じもしない。これこそ「このすば」の魅力なんだと思います。

作画ですが、OP1話ED見たとき、このままずっとこれではさすがに…と思ったのですが、毎回のように違い、7話や最終回のバトルは本当に美麗にさえ感じ、何が本当なんだかよく分からないのが「このすば」。作画まで「ネタ」なんでしょうね。

三期の予告を期待したのですが、ありませんでした。このあとも(というより、このあとの方はもっと)面白そうなので、アニメにしてほしいです。ともあれ、この作品に祝福を!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 59
ネタバレ

チョビ0314 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

この素晴らしい石鹸なんか食えるか!!

この素晴らしい世界に祝福を!二期の感想になりますが長文なので、読んで戴く場合はその点をご理解下さい。

まず結構感心したのがオープニング&エンディング。
一期のオープニングは物語の始まりらしく、メインキャラの特性と今後登場するキャラの顔見せ的な構成でした。
これに対して二期は場面変化と共にキャラが徐々に汚れ表情も変化させ、各々の得意技を披露してから締め括り冒険成功の報酬をGETするまでを1つの物語として描きます。
これによりクエストをこなし糧を得られる様な冒険者への成長具合も分かる様に構成されていました。

エンディングの場合一期と同様アクセルの街と各キャラの一日を描き、冒頭等で流れるチルトシフト調の風景が余計に生活感を増させつつ生活状況の変化を自然と織り交ぜています。(チルトシフトはミニチュア風に写す技法の事です)
例えばカズマが一期と違い釣りが上手くなり、アクアは子供に対しての人気がやたら上昇。
メグミンはリンゴを勝手に取る事を止め猫を飼い始め、ダクネスは以前より街に馴染んだ感じ。(売り物のリンゴを盗ったらダメですしね)
そして帰る場所が馬小屋から屋敷に変わるが、帰宅する順番が重要です。
一期では最後にトボトボ帰ってくるカズマが一番先に戻って魚を焼き出迎える。これは彼が役立つ存在へと成長しパーティの要になったと様に感じました。

オープニングは仕事という日常、エンディングは休日という日常。
タイプの違う日常を短い時間で上手に描いている良い演出だと思います。

次はストーリーについて…また思い切った展開ですよね。
{netabare}主人公はいきなり囚人で裁判を受けるも何とか死刑を回避!するのですが膨大な借金を背負わされる。
しかもメインヒロインの一人ダクネスが丸々二話ほぼ出てこないという思い切りっぷり。
ここから先の話は暫くほぼララティーナことダクネス無双。
その変態性…いやいや問題児っぷりを存分に発揮しドン引きさせてくれると同時に盛大に笑わせて貰いました。
まぁなんやかんやで魔王軍幹部のバニルさんを討伐し汚名返上名誉回復、借金問題もなくなり似非セレブ候補になります。
そして4話を跨ぐ温泉回が始まりますが、肝である入浴描写は1話のみという構成。
代わりに一番多く描かれているのが温泉街の特異性で、簡単に言うと怪しげな新興宗教団体の異常行動の数々を赤裸々に描きます。
それはそれは恐ろしく街中に張り巡らされた勧誘トラップの数々…偶然を装った出会いから貴方の為に祈らせて下さいコンボ…飲める洗剤やら食べれる石鹸ってアム◯ェイ?果ては子供すら囮に使う徹底ぶり…みたいな感じで妙にリアル…もし自分があの街に行ったなら精神に異常を来たす自身があります…(登場人物の一人は異教徒に対する仕打ちを楽しんでたが…)
この手の方々の一番怖ろしい所は「純粋に良かれと信じやっている」点でして、ホント怖いなぁ…
で、またなんやかんやでラスボス「デぇっドリぃポぃぞンスラぁイムのハぁンス」との戦闘へ突入します。
各キャラが特性を活かし神作画の戦闘に勝利するのですが、{/netabare}ここで一番肝心なのがカズマの行動。
ご存知の通り主人公パーティはカズマ以外個々の能力が非常に高い。しかし各々問題があるのでそのままでは額面通りの能力を発揮できません。
カズマの機転と的確な指示、自らを囮とした誘導なくして強敵の{netabare}デぇっドリぃ以下略に勝利する事は叶わなかった筈。{/netabare}
つまりカズマはエース、ジャック、クイーン、キングを最適に運用出来る繰り手であり自らも化け戦うジョーカーという立場です。
エンディングの事でも少し触れましたけど、やはりカズマは無くてはならないリーダーではないでしょうか。

妙に主人公カズマの事を書いてしまったので、もう少し彼について考えてみたいと思います。
ダクネスが「アイツはどういう男なのだ?保守的で臆病かと思えば、身分の差を気にもせず貴族相手ですらひどく強気な時もある」と疑問を呈した通り、彼の行動はかなり変わっています。
周りからカスだのクズだの言われてるけど、本当にカスでクズなら貰えるお金を選んだりしませんし、強い相手には媚を売り諂い(へつらい)役立たずと知れば途端に縁を切る筈です。しかし彼は一概にそうしません。
どうしてかというと、彼はたぶん自分のルールに従順なだけではないでしょうか。
根性はないが自分が納得したら躊躇せず動くし、納得出来ないならば断固として断るという行動がそれを物語っています。
それに欠点のある彼だからこそ、同じ様に凸凹なパーティの欠点を理解し補うことが出来る様に思えます。
妙に褒めてしまいましたが、正直品性は汚いし小狡い…でもそういう彼を本気で嫌う人は少ない…不思議と愛される魅力があるという事ですね。

少し脱線してしまいましたが、前作と同様に全話を通じテンポ良く進むストーリーで一気でも個別でも視聴しやすいですから、色々な人に楽しんで戴きたい良作です。

えっと後、少し謎に思っている事を…
{netabare}カズマってスティールを使うと女の子のパン…下着をほぼ確実にGETしますよね。
でもアクアの場合だけは羽衣を剥ぎ取れました…これってアクアがノーパ…いやいや下着を付けてないから羽衣だったの?
む?そうなるとデュラハンのベルディアもそうだったのか?男だったから?
いやはや謎は深まるばかりですね。

で、やっぱり気になってグーグル先生に調べて貰った所、同じ様な疑問を感じてる方々のスレへ行き着きました。
それによりますとアクアのリアルなフィギュアではTバックを着用していて、ディフォルメされた「ねんどろいど」では未着用だったそうです。
う~ん…まぁどっちでもいいやw{/netabare}

一期のレビューもありますので、良かったら読んで戴けると嬉しいです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 37
ネタバレ

赤緑 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

2期も良かった ただし作画は・・・ ハーレムのようでハーレムじゃない男子向けファンタジー

1期が好きなら楽しめると思う。
しかし、作画は1期より平均レベルが下がったように見える。
あと、めぐみんファンにはちょっと物足りないかも。
男子向けというのはお色気が多めという意味。


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あにこれ始めてから初のリアルタイム視聴アニメ。


ラノベ原作の、異世界転生RPG風ファンタジー、ただしギャグ。
詳しい説明は1期のレビューを参照。


2期はダクネス無双だった。(※ひいき目。実際はアクアも同じくらいだったと思う。)
その代わり、めぐみんが第2話を除いてちょっと目立たなかった気がする。
とにかくダクネスを堪能できた。注目しているのは、エロのところじゃなくて、お嬢様のところね。

新キャラもたくさん出てきて楽しい。
特にバニルがいいキャラ。人気も高いらしい。
バニルに言葉責めされているダクネス、いいね。


ただ、作画がちょっと・・・。1期にも増して悪いところが目に付いた。
第5話が一番良くて、第1話が一番悪かった、かな?
あと、後半はちょっと勢いが失速したと思う。さすがにマンネリになってきた気もする。
最終回はカッコ良かった。


最終回のエンドカード、原作のイラストの方が書いてるんだけど、何これ可愛い。
ダクネスが手前にいるから一番大きく描かれているわけだが。


《総合評価》

作画が良くないが、ギャグかキャラが気に入れば楽しめる。
見た目も好きなキャラがいるのに作画は評価できないということがあるのだろうか。


物語:
主にギャグの評価。
ストーリーは特に注目すべき点はない。
アルカンレティア編(温泉の都)は同じネタが続いて飽きた。

作画:
正直良くない。全編で第1話の水準だったら観てられなかった可能性が高い。
第5話で3.0、第1話で1.7、平均で2.2弱くらい?
OP・ED作画もあまり良くないのが悪印象になっている。

声優:
茅野さんあってのダクネスだ。
他のみなさんも、サブキャラ含めて良かった。
ただし、好みでの評価であって、総合的には最高とまでは言えない。

音楽:
劇伴のアコーディオンの曲が笑える。
OP曲、ノリがイイ曲。
ED曲は1期と同じノリのカントリー風。

キャラ:
ダクネス。
カスマさんも相変わらず。
アクアとめぐみんも割と好き。
過度な巨乳キャラが多すぎるのがちょっとマイナス。



以下、放送中に書いた駄文。

{netabare}
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▼第1話~第4話 - ララティーナ可愛いよララティーナwww

1話目での作画崩壊でどうなることかと思ったが、2話目からは何とか持ち直した。
ただ正直なところ、面白さの勢いは失速してしまったかな。

でもアクアの不憫さとダクネスの可愛さでまだ走り続けられそうだ。
拗ねてるダクネス超かわいい。


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▼第5話 - 作画が安定してきた(このすば基準)

今回もダクネスが大活躍。
中身がアレでも見ている分には問題ない!
あー可愛かった。

アクアもあいかわらず。

めぐみんの影が少し薄かった。

あと、すごくどうでもいいこと。→最奥は「さいおう」と読む。姑息そうな男、は誤用な気がする。


そして今回作画が、このすば史上最高品質だったのでは?


締めのシーンで、ガリル(角が生えた鉄のお面みたいのつけてる冒険者)が
前回の私の投稿のタイトル(↑第1話~第4話)と全く同じセリフ言ってて笑った。
(原作未読。)


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▼第6話 - 中休み回

今回は久々にロープレらしい展開。
・・・いや、前回は中ボス討伐だったはずでは。
前回のはカズマとダクネスの暴れっぷりが凄すぎて、中ボスバトルのイメージが無さ過ぎた。(褒めている)

安定の駄女神。


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▼第7話 - うちのがすいません

ストーリーがダクネス中心で進んでいる気がしてならない。

ところで、もしかして、めぐみんも履いてない?(いや、黒いの履いてるはず)

バニルいいキャラしてるな。


いざ、冒険に出発。
しかし、音楽が無駄にカッコいいなー。

「そんなスキル使ってません」「バインド」・・・ダクネスもう隠す気ないだろ。

カズマの名ゼリフ→すいません、うちの変態がすいません!


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▼第8話 - 美しい景観の街。景観は良かった、景観は。

やはりダクネスの登場シーンが多い気がするのはなぜだ。
私得じゃ・・・語呂悪いな、「俺得」じゃないか。

今回は作画がダメな部分が目立ったな。第1話ほどではないが。


カズマ、鬼畜とはいえ、なぜダクネスの言うとおりにした。(引き摺り)

そういえばトンビだったか、あのダチョウ。

ターンアンデッドの時のアクアの表情がヤバい。そういえば特徴に「顔芸」を付けてなかったな。

ウィズをもっと心配したげて。
ところで、ウィズを背負ったらスゴイことになりそうだが、平気なのかカズマ。

作画が悪い作品だけに、アルカンレティアの到着シーンは作画がんばったのか、美しかった。
アクアの同類がたくさんいるところを除けば良いところだな。

しかし後半はちょっと同じネタがクドかった。
最後のオチも読めたし。
幼女の叫び声は良かったが。

作画の悪さと髪型服装の違いもあって、街を散策した時のダクネスが誰だお前状態に。
キャンプ時の黒い私服のダクネスは可愛かった。そしてちょっとエロかった。


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▼第9話 - 温泉いきたい

また作画が良かった。もち(ry
特に、ヒロインたちが3割増しくらいで可愛いな。風呂だからとかそういうのではなく。
カスマが壁に耳つけているときの顔がウケる。

あと、ネコ(ちょむすけ)も可愛い。

ウィズは不憫属性が上がった。


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▼第10話 - カッコいい!

カズマの捨て身の策で
ハンスを倒すシーン、絵面はカズマを除いてカッコよかった。

{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21

87.6 2 ファンタジーでコメディなアニメランキング2位
転生したらスライムだった件(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1368)
6349人が棚に入れました
スライム生活、始まりました。

サラリーマン三上悟は気がつくと異世界に転生していた。
ただし、その姿はスライムだった。
魔物種族と仲間となり、獲得したスキルを駆使しながら、
さまざまな問題を解決していくスライム創世記。

声優・キャラクター
岡咲美保、豊口めぐみ、前野智昭、花守ゆみり、古川慎、千本木彩花、M・A・O、江口拓也、大塚芳忠、山本兼平、泊明日菜、小林親弘、田中理恵、日高里菜

leone さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4

時々アニメでは、あまりにも友情が多すぎる時点が来ます。

時々アニメでは、あまりにも友情が多すぎる時点が来ます。つい数秒前まで敵だったキャラクター達が突然何の理由もなく大親友になる。悪意やわだかまり、猜疑心も何もない。何の問題もなく、ただ1つの幸せな大家族団らん。利便性的同盟もなければ、裏切られる恐れ、ゆっくりの関係の解凍もない。説き伏せて敵対関係から脱するという考えを理解できます、でもちょっと待て。一言二言を言うだけで、これでよしと、未来永劫親友同士のできあがり? これが完全に皮肉ではないと受け止めるべきですか?

そしてどうやらこれはすべて、新しいリーダーとして突然選ばれた主人公をめちゃくちゃ尊敬するらしいから。はい、そうです、彼らは真の愛であるリムル=テンペストを見つけた。彼への愛は余りにも莫大で、彼をはべるため、あるいは彼と友達になるために以前の怨嗟すべてをわきへやる事ができます。ナノ秒単位ですべてが許され、全員が完全調和として一緒に暮らすこたができます。2番目のエンディングがこの問題を如実に物語っている:ほぼキャスト全員が皆で楽しくやっている。何もかかっていない、何の対立もない。ただ毎日、四六時中バラ色で晴れやか。


リムルには人生の目標は何も持っていない。彼自身は何も欲していない、その代わりあちこちにさまようではゆきずりの人々を助ける。人々が彼の周りに集まっては、同様に彼らの有りふれた問題の助けに時間を捧げる。なお、これを非常に受動的な態度で行われている。何か新しいことが起こったとしたら、彼は反応、例えば理由もなく現れたジェネリック一般的悪役をぼこぼこにする。長期的な目標を獲得した時点でも、それらも単にほとんど知らない他者から預かれたもの。そのうちのひとつのケースでは、もちろんこれが筋書きを進めるための最適解だったらしい、その人の重要さをあらかじめ予言によって知らされていたのだ。このふたりは会ったことないにもかかわらず一緒になる運命なので、その理由は。。。運命か何か。

どうやって私がそのような人に共感できる?天使が羨望に赤面する、あまりにも利他的な主人公をわざわざ書いている。やりすぎたのだ。特にに危険に満ちた不思議で新しい世界には、このように振舞う人は実在しない、それでも、もし実在したとしてもそれはまったく感動できない人になる。人々は典型的な英雄主人公じゃない。人はよりきめ細かい、そして欠点を持つもの。想像してみてください、出会ったことがない適当な人達があなたの所に入り込んで報酬もなしに用事の助けをするように頼んでくる。これを繰り返しに。もちろん、彼らの要望を毎回律儀に行ってあげますよね?何の苦情もなしに、自分の願望を何も持てないに?

しないだろうと思います。なにせ、大半の人は天使ではない。


ちなみに、リムルの性格についてほとんど知ることはなく。これは私たちが知っているほとんどすべてです:

1)ある程度で二次元は好きで
2)適当な良きことを、適当なジェネリック悪役に対してしばしば行う。

乳腺を好むという事と、ジェネリック悪オーバーロードを嫌うという事以上、特に明確な信念または興味を持っていなさそう。それと積極的にワイフを探しているわけでもない。何人かは自分の意志で彼らと一緒に加わるが、彼女らの存在を楽しんでいるとしても、別に積極的一緒に行動したいや彼女らとの関係を発展させようとしているわけでもないし。こんなにたくさんのエピソードの後にも関わらず、何が彼に行動を起こさせているのかを未だわからない。ただ。。。受動的に時間を過ごしていると、問題の解決を彼に押し付けている周りの人たちの助けをしていることだけが。


転生の後、ほぼ瞬時にリムルは神のような力を手に入るので、彼にとってほとんど誰も大きな脅威となることはない。出生時に受け取ったチート能力のせい、ほとんど努力することもなしに。スライム ー 弱いはずだったモンスター ー は即座に神的なものなので、まるでスラームに転生したという点をほとんど無意味にする。圧倒的な力を持つ主人公を扱う方法があるでしょう。せめてそれに基づいた気の利いたセリフや一応まともな冗談を送る。チート主人公に関しての嫌みも。もしかしたら主人公が面白い使い方で能力を利用する、画策したり、困難な道徳的判断を下すとか。自分の冷酷さを強調することも場合によっては面白い。残念ながら、リムルは機械的情報の長文やジェネリック超利他的なセリフを好むので、ここにあたった。

圧倒的な能力と完璧な利他主義でキャラクターは困難な道徳的判断を回避できるため、ひどい組み合わせです。彼らは簡単な方法を取り、ほとんど努力をせずに何でも解決することができます。つまり、私たち全員がその例に従い、私たちが遭遇するあらゆる問題を解決すべきと暗示しています。 しかし、残りの私たちは神のような力を持っていないので、どうしてほしいていうの?時には難しい決断をしないといけない、それらはフィクションの中でも最も面白いものになる傾向がある。


残りのキャストは大抵、さらに酷い。先も言っていたように、ラムルは疑いもなく彼を崇拝するファンクラブに囲まれている。彼らは各エピソードの間に彼を何度も称賛することなので、すぐに飽きがくる、そしてこれはキャラクター間の対話をほとんど損なわせる。彼らもこれを超えた特性をほとんど持っていない。このファンクラブにはもちろん当然のことながら彼に欲望する女性は含まれている。本物のハーレムかどうかを議論できるが、どちらにしてもこれはファンクラブメンタリティの一種。これは実際の人々がお互いに話す方法ではない、少なくとも正直に話をしている場合。主人公を熱狂的ファンクラブに24/7囲まれているのを見たくはない。

敵対役はどういうわけかさらに酷い。基本的に2つの種類がある:

1)一般にアニメやフィクションの悩みの種である筋金入りのひげを生やしている黒マントの悪役。痛いほど明白に「悪」。何せ主人公が難しい道徳的判断を行うとか、このようなことはあってはならない。それに敵対役達はほぼゼロ性格描写とゼロ面白いセリフを貰うので。もちろん期待するほど無能ですから、ここも減点。

2)はなからリムルを敵対するつもりもない「敵対役」達。実際には、数分それを与えると、お互いは親友になっている。この心の変化の理由はそれほど些細なものであるため、最初から本物の衝突もなにもない。

このアニメはなんて勇敢な姿勢を取っている。良きものは善、悪しきものは悪。良きもの全員は主人公を好き。実際、ー 前に述べたようにーとにかく彼らは主人公と友達になっているため、悪者らしい奴らの多くは実際悪ではない。時には戦うこともなく。飴をいくつかあげてみてください、これで間に合うかも。ちなみに、この世界では 「魔王」は 「公式の友情使節」の略ですか?なにせ、ー登場する魔王達による判断ではーそう見えてもしかたない。なんてのんきな人達の集まりなのでしょう。何やら、なるためには「堕落」する必要があると言っていたのだけど、おそらく冗談と受け取っても差し支えない。


プロットにどう影響するか恐らく察することができるでしょう。敵は即座に友達になるため、作者は物語を進めるために何ができるかな?「新しい敵を突然出現させる」と推測し場合、正解だ、これが結果です。根本的なテーマやメッセージもなくて、プロットはあるポイントから別のポイントに突然移行し、出来事に考える必要な時間を与えることもなく。

リムルはジェネリック悪(または「悪」)役Aを倒す
- >
リムルはジェネリック悪(または「悪」)役Bを倒す
- >
リムルはどこかに旅して日常の用事Xを解決します。
- >
リムルはジェネリック悪(または「悪」)役Cを倒す
- >
リムルはランダム場所Yに移動し、複雑専門用語病気やらから連中を救い。

そして、これらすべてから何を得たのか?まとまったプロットではない、それは確かです。面白いテーマもない。


コメディーも同様に受けづらい。その理由の一部は私が延々と語るのと同じ友情。何千回も見たことあるどたばた喜劇と、同様に予想可能なジェネリックファンサービスで構成されている。あまり期待してはいけないことをわかっているが、このアニメはブラックコメディや容赦ない解説のほんの少し一片でさえも挙げることを恐れている。ここには嫌みや反語、あるいは最も単純な皮肉の一片もない。自己認識はない。見ることができる限りサブバージョンはない。既存慣行に対する愚痴はない。ここではすべてが明白で、額面どおりでとても陳腐ですが、コメディーはそれが意外と大胆であるからこそ効果はあるのだ。このアニメは安全であることを満足している。どんな形ででも波風を立てるを恐れて。結果として、明らかになろうとしている時でさえ、それは面白くない。

さらに、リムルの会話内容は、内的独白を含めて、めちゃくちゃジェネリックでドライに聞こえる。彼と彼の情報吐露説明能力 ーつまるところはロボット ーは単に周囲の出来事について説明し、個人的な観点やより深い思考に関してはほとんど提供してこない。世界観構築の間違った方法は単に情報をダンプして、「うーむ?、そういう事ですか。」で、それで終わり。もちろん、リムルはこの情報を利用して目の前の敵を倒すかもしれないが、これは常に非常に機械的で、ありのままな方法に行われる。戦術に関してはほとんどない。世界は明白に白黒であるので、どんな道徳的議論はさらに少ない、気まぐれの情報吐露はこれを助けるためにほとんど役立たないことになる。それも対話が書かれた方法に関する問題でもあり。台詞は単純化でありきたりな方法で送られてくる。せめて個人的なアイデアや気の利いた発言でそれを盛り上げてください、しかしもちろん残念。正しくは、リムルは時々ジョークを伝えようとするが、それらは上で概説した理由で失敗に終わる。


「でも明確な個人的信念を持つ主人公は困る。どうやって他の人が自己投影するのか?」

まあ、もしかすると自己投影は必ずしも必要ではない。しかし望んだとしても問題は逆。どうやってこんなにも受動的でイニシアチブを欠いてる人に自己投影すろのか?段ボールの切り抜きや白紙の状態で自己投影したくはない。

面白いキャラクターは実際に何かを信じる。人生に目標を持ってなお、それらを達成するのに苦労する。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

羊頭狗肉ってことなんかなぁ ※酷評注意

原作未読


ユルく楽しんで気にしなければよい。まあその通りなんですよね。ただ・・・

 これいつになったら面白くなるんだろう?

2クール。本編23話+外伝+閑話の計25話の物語。
2018年秋期開幕時点で、『SAO』『色づく世界の明日から』と並んで本命視されてた作品だったと思います。
受け止め方は漫画やラノベなど原作既読勢とアニメ勢とで差がある気がしてます。賛否両論ある本作について、自分は弾かれてしまった側でした。
鑑賞のお作法を知らないだけかもしれません。ネガティブに捉えてしまう事象が積み重なって何回かあった敗者復活のチャンスを自ら潰しちゃいましたって印象です。

2クールかけて平坦な流れ作業を追った感じと言いましょうか。以下、ユルく楽しめなかった理由です。


≪転スラがダメな3つの理由≫


■{netabare}【ホップ】{/netabare}スライムである必要あった?
まずはこれでしょう。転生したところでスライムじゃあお先真っ暗ですがな~の先入観をどう面白く覆していくのか?が皆無です。
{netabare}第1話でチートスキル連続ゲットといきなり最強となった日には、{/netabare}タイトルから想像するに、今後の物語の中で小出しにすればよいカードをいきなり捨てる行為です。タイトル詐欺と呼ばれた良作はこれまでもありましたが、本作はそれとは違う悪質なものを感じます。
モンスターの知名度ではトップクラスのスライムで客寄せして、店頭に並んでさえくれたらOK!と作者の安直さが透けて見えるのです。これはJAROの出番でしょう。
さらに、その後の展開の不味さでネガティブ評価が確定しました。

スライムの見た目だったり弱小イメージを全く活かせてないのです。
ゲル状で変身のエフェクトがかけやすいというのは他でも代替可能です。「このスライムごときが!」とは口だけ。{netabare}あっさり軍門に下るか、なぶる前にリムルの魔素量に実力を認めた状態から初対面、のどちらかです。{/netabare}
出オチと見せかけて実は、、、が無かったことでまさに“羊頭狗肉”の詐欺商売に堕してしまった感があります。
これならゴブリンでもドラキーでもおおなめくじでも、なんならミジンコやアリさん、出川○朗とかインパクトがあればなんでも良かったと思います。プロの仕事ではありません。



■{netabare}【ステップ】{/netabare}なんだこの安易な国造り
所感は以下↓
1.薄い 2.浅い

1.については過程を説明する時間が短すぎます。
{netabare}※()内は種族のリーダーさん
第2話  ゴブリン(リグルド)
第3話  我狼族(ランガ)
第5話  ドワーフ(カイジン)
第10話 オーガ(紅丸)
第15話 オーク(ゲルド) リザードマン(アビル)

シズさん回の第6~8話と、1クール終了間際の中締め回の第11~14話を除き、“強敵(または難課題)出現”⇒“リムルワンパン”⇒“仲間となり忠誠を誓う”の短いサイクルでのワンパターン。これ飽きますって。{/netabare}

2.については闘いの後に焦点絞ると見えてくるでしょう。ざっくり言うと変わり身が早過ぎるのです。
{netabare}“敵対”⇒“リムルワンパン”⇒“リムル許す”⇒“なんて寛大なリムル様~”&“被害を受けた側もあっさり無問題”

なわけありますかいな!? これで被迫害・被虐殺側の感情のしこりが一切無くなるわけないでしょうに。{/netabare}

せめてもの、争いは何も生まないとか憎しみの連鎖は次の悲しみを生むだけだぜい、といったメッセージが見えるわけでもなく、単純に “話せば分かり合える” それと “俺(リムル)の寛容さを受け入れるよね?” せいぜいこの程度です。理解が追いつきません。

本作の製作者は人間(いやモンスターなんだけどね…)の感情の機微を理解しているのでしょうか。これが原作の落ち度なのか、製作にあたってしょぼい選択をしたのかは不明です。
規模拡大の過程がイージー過ぎるのが前半パートを平坦な物語にしました。逆にストレスなく観れたという捉え方もできますが、統治の仕方にも不味さが垣間見えて追い打ちをかけます。

 {netabare}①為政者(リムル)は常に正しい判断をする
 ②為政者が方向性の指示に留まらず方法まで口を出す
 ③臣下は為政者に対する異論を持っていない
 ④臣下間での感情の軋轢がない
 ⑤生産の量と質は期待値を下回ることはない

ジュラ・テンペスト連邦国で繰り広げられるのは上記5点を前提とした国造り。大衆が夢見るユートピアでありちょっと小狡い誰かが政権奪取に向けて民衆に説く方便みたいな何か。{/netabare}

単に人間観察の質量が不足しているか? それとも空想平和主義思想に耽溺するオツムが残念な人なのか?
後者であれば時代錯誤も甚だしいところですが、連邦国の拡大のプロセスと統治のしかたが、まるで独裁者が権力取得前に国民に語るそれと酷似してて気持ちが悪いのです。
リムルはいい奴なんだけど、圧倒的な力を有した者が制圧する構図はわかりやすく、それでいていっさいの軋轢がないという違和感の処理に困ってしまいました。
繰り返しますが、アニメくらい夢があっていいじゃん?のスタンスなり気にしなければまだ許容できるものだとは思います。リムルはいいやつだしね。



■{netabare}【ジャンプ】{/netabare}嗚呼 静江さん
ほぼ結論ですので軽く。この後どうすんのさ?

{netabare}第1話アバンの伏線をあっさり(第6~8話シズさん回)と回収し過ぎ。しかもこれまた拍子抜けするほど軽い。{/netabare}
{netabare}レオンにシズさんの存在確認ができればOKなの?レオンを一発殴ればOKなの?{/netabare}
{netabare}しかもそのレオンにかすりもせず2クール終了とはこれいかに? ※追記:2期決定なのでそこで描かれるのかも{/netabare}



2期ありきはいいとして、原作のストックがまだまだ残っているのもいいとして、何をしたかったのかよくわかりませんでした。
スライム設定を活かすつもりもなく、国造り(仲間集め)を安直なものにし、謎要素は早々に開放して長らく迷走することになりました。

以上、自分がこの作品を受け付けられなかった3つの理由でございます。




あとはボヤキ・・・

■だから童○は!と○貞を腐すような設定
原作第一巻の発売が2014年ということは、執筆時点での37歳設定は就職氷河期どストライク世代です。非正規が多く結婚できないとかパラサイトシングルとかタイミング逃して彼女いない歴=年齢な殿方が多いのは事実かもしれません。
マーケティングとしては正しいかもというのはお断りしておきます。ただこれは私の好みと関係しますが、オタク趣味をもってる層へのステレオタイプなネガティブイメージそのまんまなのがちょっと。すなわち “童貞” “引きこもり” “コミュ障” “ロリコン” 。こういったのが活躍するものを作れば、お前ら勝手に自己投影して盛り上がってくれるんでしょ?が透けて見える作品が好きではありません。
{netabare}ゼネコン勤めの経験を活かして、との描写もありアラフォー主人公の理由はあったと思います。{/netabare}
{netabare}30歳まで云々だから大賢者も取得したのか、ってのもまあ理解できる。{/netabare}
個人的嗜好ですね。おそらく今後こういう系統の作品は積極的に観ることは無いと思います。


■CMでヘビロテしてた前半OP曲のPVがダサい
最後はこれ。
現在の声優さんはアフレコ以外の仕事も多く大変です。
ただ今回に限ってはPVでの本人映像はやめとけば良かったのに。声優さんの歌の上手さって声のトレーニング(ボイトレ)に立脚してるもんだと思ってます。
声の使い方のプロですので、よっぽどでない限り歌も技術でなんとかなります。ただパフォーマンスは別でしょう。声の表現には長けてても体の表現はよっぽど練習するかライブを繰り返すでもしない限り素人さんです。

仮に寺島さんがライブを相当数こなしているパフォーマーなんだったとしたら、撮影スタッフはもうちょい格好よく撮ってあげてくださいな。
これまで作品自体にプロの仕事を感じられなかったのでそれと連結して考えちゃったところもあります。完全とばっちりの寺島さんと寺島さんのファンには申し訳ない!



以上、なんだかなぁ・・・のボヤキ2点でした。いいがかりみたいなもんかなとも自覚してます。



※リアタイ所感
少し気の毒だったのは、年末年始を挟んで一呼吸おいての敗者復活チャンスをみすみす逃しちゃったところでしょうか。
{netabare}15話で仲間集めに一区切りつけたのはギリ間に合うタイミングでした。同じ路線ならインフレしていくしかなくなったからです。{/netabare}
{netabare}そこで16話から登場の“魔王”の皆さん。切れ味鋭い変化球はもちろんミリム。トカゲのガビルもネタキャラとして可能性を感じる後半の出だしではありました。{/netabare}
{netabare}起承転結の転を受けてふくらますかと思いきや、もういっぺん“転”が来て尻すぼみ不時着というのが正直なところです。言うまでもなくシズさんの教え子の子供たち編ですね。{/netabare}


一気見だとさらに辛いかもしれません。
原作やその他メディアミックスと合わせて楽しむくらいじゃないと厳しいものがあるんじゃなかろうか。


{netabare}結局24話の外伝が一番面白かった。これシズさんロスなんかなぁ。{/netabare}



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2019.08.26追記


視聴時期:2018年10月~2019年3月リアタイ視聴


なろう系の中でも特に打率の低い異世界転生もの。リアタイ視聴を止めて評価の高いものを選んで後追いで鑑賞することを決めた2019年夏。
そういえばきっかけは『転スラ』でした。すでにこの時、「今後積極的に観ることはない」と言ってますね。
トレンドなのか新作けっこうな比率で異世界転生ものがリリースされてますもの。これらを対象から外すと余裕あるスケジュールを組めそうです。とはいえ、がちがちのルール縛りもつまらないのでユルめに運用するつもり。



2019.04.08 初稿
2019.08.26 修正
2019.09.17 誤字修正

投稿 : 2024/06/01
♥ : 80
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

流行?の俺つええ

異世界転生+俺つええ。俺つええは結構シンプルで爽快感を感じる。少し飽き飽きするところもあるが。あとは仲間集めの規模がでかすぎる。登場人物がとにかく多い。把握するのが少し大変だったかも。大賢者役の豊口めぐみ上手かった。23話のドヤなんか特に好き。
シズが登場するあたりが切ない。別れのシーンはうるっときた。{netabare}現代日本ではないが母親の元に戻れた。最後は託されたシズの教え子を救うことができてめでたい。{/netabare}
オークの王の話も地味に感動を覚えた。{netabare}腕を食べさせて飢餓を少しでもなくそうとしていたなんて。生きるためには犠牲を払うものかも。オーガの郷を襲ったのもいいように操られただけ。喰われそうな状態で逆に喰うのはさすがスライム。{/netabare}
ミリムの扱い方が雑だったのはちょっと許せない。主人公より強いのになあ。
オーガ優秀な部下として成長してるし、これからも楽しみ。シオンとシュナ好き。
全25話だけど、23話がもはや最終話みたいな感じ。TRUEの挿入歌と共にこれまでを回想するのは凄くノスタルジック。アニメは終わったけど、まだ色んな怪しいキャラクターがいる模様。別れは辛い。{netabare}食べたヴェルドラがこれからどうなるか楽しみ。人型になったガビルの妹にも注目したい。{/netabare}

続きは見る予定。

OP
Nameless story 歌 寺島拓篤
メグルモノ 歌 寺島拓篤
作詞も寺島拓篤本人がやっている。2クール目がより好きかな。前奏部分が特に。2期のOP映像で精霊王が悪い奴っぽく見えるが良い奴。
ED
Another colony 歌 TRUE
リトルソルジャー 歌 田所あずさ


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
第1話 暴風竜ヴェルドラ
ゼネコンに勤めるサラリーマン、三上悟は通り魔に刺されて死んだ。ところが意識が戻ると三上はなんとスライムへと転生していた! しかも300年前に封じられた暴風竜ヴェルドラが話しかけてくる。スライム三上の運命は……!

第2話 ゴブリンたちとの出会い
スライム三上は暴風竜と友達になり、互いに名前を送り合う。かくしてスライム三上はリムルと名乗ることになった。リムルはヴェルドラを封印から解放しようと試みるが、それは周辺諸国に大きな衝撃を与えることになる。

第3話 ゴブリン村での戦い
洞窟を出たリムルが出会ったのは、牙狼族の襲撃に追い詰められたゴブリンたち。なりゆきでゴブリンたちの戦いの手助けをするリムル。そしてその夜、ジュラの森の支配者の座を狙う牙狼族が襲ってきた!

第4話 ドワーフの王国にて
リムルたちは、衣食住を支えてくれる技術者を求めてドワーフの王国・武装国家ドワルゴンを訪れる。ところが入国の際のトラブルでリムルたちは牢獄に囚われてしまう。そこに鉱山でアーマーサウルスが暴れているという報告が入る!

第5話 英雄王ガゼル・ドワルゴ
鍛冶屋カイジンのピンチを救ったリムルは、エルフの店で祝杯をあげていた。そこに現れたのはカイジンを目の敵にするベスター大臣。大臣がリムルをバカにしたため、カイジンはベスターを殴り飛ばしてしまう。

第6話 シズ
近隣のゴブリンたちも合流してますます賑やかになる村。そんなある日、リムルは自由組合(ギルド)の冒険者、カバル、エレン、ギドと遭遇する。そこにはリムルと同じ日本から呼び出された、召喚者のシズもいた。

第7話 爆炎の支配者
魔王レオン・クロムウェルによって、空襲に燃える東京から召喚されたシズ。彼女はレオンによって上位精霊イフリートを憑依させられていた。そのイフリートがシズの体を乗っ取り、暴走を始める。

第8話 受け継がれる想い
魔王レオンのもとにいたシズを救い出したのはある勇者だった。その勇者のことを胸に、長い間、人々を救うために働いてきたシズ。そしてシズは今、最期の時を迎えようとしていた。シズはリムルに最期の願いを伝える。

第9話 大鬼族の襲撃
リムルたちの村の開発は着々と進んでいた。ひとり洞窟で新たなスキルを試していたリムルに救援要請が入る。駆けつけると、6人の大鬼族(オーガ)がいた。大鬼族(オーガ)は言う。「正体を現せ、邪悪な魔人め」

第10話 オークロード
大鬼族(オーガ)たちは、豚頭族(オーク)の軍勢に襲われた生き残りだった。豚頭族(オーク)たちは武装し、道化の仮面の魔人も同道していたという。リムルは大鬼族(オーガ)に自分の部下にならないかと持ちかける。

第11話 ガビル参上!
大鬼族(オーガ)のベニマルたちを迎え入れ、さらに仲間が増えたリムルの村。そこに蜥蜴人族(リザードマン)のガビルがやってくる。ガビルは、豚頭族(オーク)の侵攻に怯えるゴブリンの村々を従えようとしていたのだ。

第12話 狂いゆく歯車
災厄の魔物・豚頭帝(オークロード)と、豚頭族(オーク)の軍勢がジュラの森を席巻しようとしていた。この危機に動いたのは大森林の管理者・樹妖精(ドライアド)のトレイニー。彼女は森で台頭してきたリムルに目をつけていた。リムルに豚頭帝(オークロード)の討伐を依頼する。

第13話 大激突
蜥蜴人族(リザードマン)と同盟を結ぶため湿地帯を目指すリムルたち。道中、リムルたちは豚頭族(オーク)に襲われていた蜥蜴人族(リザードマン)を助ける。それはガビルの妹だった。ガビルの妹は、先走る兄を助けてもらえるようリムルに懇願する。

第14話 全てを喰らう者
ついに魔人ゲルミュッドが姿を現す。ゲルミュッドの真の狙いは豚頭帝(オークロード)を豚頭魔王(オークディザスター)へと進化させ、ジュラの森を支配させることだった。ゲルミュッドの真意を感じ取った豚頭帝(オークロード)はある行動に出る。

第15話 ジュラの森大同盟
豚頭族(オーク)との戦いの戦後処理が始まった。そこでリムルは豚頭魔王(オークディザスター)・ゲルドの最期に「リムル自身がオークの罪を背負う」と約束をしたと打ち明ける。それを聞いた蜥蜴人族(リザードマン)、大鬼族(オーガ)がとった行動とは…。

第16話 魔王ミリム来襲
穏やかな日々が続くある日、破壊の暴君(デストロイ)のふたつ名を持つ魔王・ミリムが突如、中央都市リムルを襲撃する。その強大な力の前に圧倒されるランガやベニマルたち。果たしてミリムの狙いは…。

第17話 集う者達
中央都市リムルを、魔王・カリオン配下の三獣士のひとり、魔人フォビオが来襲する。だがフォビオはミリムの返り討ちにあい瞬時に倒されてしまう。リムルたちはフォビオに、この国を訪れた目的を問いただす。

第18話 忍び寄る悪意
ミリムに負けた怒りが収まらないフォビオ。その前に現れた、中庸道化連の2人の道化は、フォビオも魔王になればミリムに対抗できるとそそのかす。暴風大妖渦(カリュブディス)の力を使えばそれが可能になると言う。

第19話 暴風大妖渦(カリュブディス)
封印を解かれた暴風大妖渦(カリュブディス)は、空泳巨大鮫(メガロドン)を引き連れて、中央都市リムルを目指して進む。リムルたちは総力をあげてこれを迎え撃とうとするが、暴風大妖渦(カリュブディス)はあまりに強い。

第20話 ユウキ・カグラザカ
リムルは夢を見る。それはシズがイングラシア王国で、召喚された子供たちの先生をやっている夢だった。シズの未練を晴らすため、イングラシア王国の王都を目指すことを決めるリムル。そこにはシズの教え子たちが待っているのだ。

第21話 シズさんの教え子達
シズの教え子たちの先生となるリムル。しかし、一方的に召喚され、限られた寿命となった子供たちの胸中は複雑で、リムルにも反抗的な態度をとってくる。そこでリムルは、模擬戦をしようと子供たちに持ちかける。

第22話 迷宮攻略
自由学園の子供たちはやがて死ぬ運命にあった。だが、リムルは上位精霊を宿らせれば子供たちを救うことができると考える。そこでリムルは子供たちとともに、上位精霊がいるという「精霊の棲家」へと足を踏み入れる。

第23話 救われる魂
うまく精霊を呼び出すことができるのか。精霊の棲家の最深部にたどり着いた子供たちは、順番に光の台座の上で精霊を呼び出すことに挑戦する。それを見守るリムル。そして、子供たちに応えるように姿を現す精霊たち……。

第24話 外伝:黒と仮面
これはリムルが転生してくる前の物語。フィルウッド王国が多くの冒険者を集めて、復活した悪魔の退治を依頼する。そこには「爆炎の支配者」の二つ名で知られるシズの姿もあった。だがこの依頼には大きな裏があった。{netabare}退治が無理だと帰りたがる奴が切られるわけだが、悪魔に憑りつかれていた。怪しげな魔法使いが冒頭で女の人に召喚され、依頼された悪魔で皆殺ししようとするがシズによって阻止される。原初の悪魔ぽい。本当は王国が冒険者を魔族に生贄として捧げていた。国家全体が悪魔に支配されていた。オルトスはシズを生贄にしようと攻撃してくるが、原初の悪魔と思われるクロが助けてくれる?圧倒的強さでスカッとした。彼との会合が楽しみ。{/netabare}

第25話 ヴェルドラ日記
{netabare}イフリートを捕食するシーンから。ヴェルドラは将棋相手が欲しかったようだ。ツンデレやら、久しぶりに喋るための努力が語られる。見た目に反して超繊細で寂しがり。お触りして温かいとかも。シズの教え子応援もするぞ。いつの間にか将棋の実力が逆転してる。{/netabare}総集編と所々、作品に関連する語り。作中で前野智明に出番がほとんどなかったから、作ったのかな?

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

88.5 3 ファンタジーでコメディなアニメランキング3位
はたらく魔王さま!(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (5729)
27540人が棚に入れました
「はたらく魔王さま!」は勇者に敗れ、異世界エンテ・イスラから現代日本の東京にやっていき魔王サタンが、日本経済の荒波にもまれながらフリーターとして働く庶民派ファンタジー。
魔王を追って日本にやってきた勇者エミリアもまた、テレアポとして生計を立てている。

魔王と勇者でありながら、額に汗して働く二人が東京で再会することになり――?

声優・キャラクター
逢坂良太、日笠陽子、東山奈央、小野友樹、下野紘、伊藤かな恵、西明日香、内山夕実、浅倉杏美、安元洋貴、宝亀克寿
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

庶民派魔王誕生

異世界の魔王が現代の東京(笹塚)にやって来て、
庶民的な生活を送りながら異世界への帰還を探るお話です。

出だしとのギャップはツッコミたくなります。
勇者も含め安易な名前の付け方にもツッコミたくなります。
コメディ枠としてはかなり良い手応えで気楽に観続けそうです。
作画も良いですしね。 
声の影響で今は俺修羅の中2病状態と被りますが。

注:【考察・予想】というのが時折出ますが、原作を知らない状態で書き込んでいます。
ネタバレとは異なりますが先入観を持ちたくない方はスルーしてください。

※1話感想{netabare}
今回の成分 魔王4:バイト生活4:勇者1:カツドゥーン1

魔王が庶民派生活って良いアイディアですね。
流石(?)魔王、適応能力が早いです。真面目だしバイトとしては重宝されそう。
その代わり威厳は急速に下降してしまいましたが。
早くも勇者と出会いましたがどうなるのか期待しています。
{/netabare}

※2話成分{netabare}
今回の成分 痴話喧嘩2:節約生活2:ストーカー2:一宿一飯2:襲撃1:地震1
{/netabare}

※3話感想{netabare}
今回の成分 デート5:地震2:脅迫1:身元保証人1:電波1

魔王は善人ですね。あちらの世界でも人と共存出来ても良さそうなのですが。
毒も抜けてしまったのでしょうか?
これならモテてもおかしくはないです。

ちーちゃんも実に可愛らしい娘ですね、デートの服もさわやかでイイ。

地震が起きて地下街が潰れたみたいですが地下街の耐震強度を考えると、
地上はさらに大変な事になってやしないでしょうか!?
まぁ都合良く被害がこの地下だけでも勇者たちも集まっていたからと考える事にします。
(一時的に2話を見逃していましたのでこう書いてますが、やはり超局地的なものですね)

とりあえず脱出ですが姿か少し戻ったのは闇のせいかな?
謎の通信と関係しているのかな?

襲撃とか脅迫とか【予想】(一応伏せます){netabare}オルバ{/netabare}が怪しくないですか?

次回も楽しみです。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
今回の成分 復讐心3:友情2:優しさ2:離別1:修羅場1:大家1

当初コメディだと思っていましたがコレは想像以上にストーリーがしっかりしています。
(おかげで成分難しい…)
魔王の優しさに触れ勇者の思い描く魔王像とのギャップに葛藤が生まれてきました。
今までの彼女の人生ごと揺れ動いている様でしたが無理もないです。
本当に「勇者」である事が全てだったのですから…。

勇者と梨香の間だの友情も深くなり物語とどう絡むのか楽しみになって来ました。

黒幕(?)のルシフェル登場でバトルの色も見えてきました。
アルバートやエメラダという勇者一行も次回登場しそうです。
それでも【予想】(一応伏せ){netabare}オルバと今回で教会も雲行きが怪しい{/netabare}という予感は変わりませんが。

そして大家さんは何者なのでしょうか?気になります。
魔王同様名前ならシヴァっぽいですが神話違うしな…。
今回でかなり物語に広がりが見え楽しみが増しています。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
今回の成分 共闘5:魔力2:裏切り2:バイト1

前回、物語に広がりが見えたのですが早くもコンパクトに纏めてしまいました。
まるで続編ありきの最終話の雰囲気。

オルバや教会が裏で糸を引いている事も露わになりましたが、
もう少し引っ張っても良かったんじゃないでしょうかね。

魔界復帰よりもバイトを選ぶなど、その言動にも違和感が残っています。
結局「魔王にバイトさせる」為に都合良く話を持っていった感じになりました。
キャラの魅力が高く、コメディ路線の方が無難にウケるとは思いますが、
ここまで良い盛り上がりだったのでもったいない気がします。
ストーリーを真剣に考えてみていた分、ちょっとした失望感が…。
キャラものと割り切って観ていた方が良かったのかな?と思ってしまいました。

魔王はかなりの善なので魔界の状況との落差があります。
エミリアの親殺し他、教会が相当悪い事をしてないとこの矛盾が払拭できませんから、
今後は教会を悪く描いて行くのだと思います。
ただストーリーとしては単純になりすぎて面白味を感じられるのか心配になってきました。

まだ序盤なのでまだもう少し期待して観てみます。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
今回の成分 学校の階段4:ネット開通2:同居1:写真1:異端審問会1:肉1

ルシファーくんはとりあえず許して同居までさせてあげてました。やはりお人好しです。
教会自体もさほど悪くもなさそうなので魔界の状況には謎が残ります。
オルバ一人の背信とも思えないので教会内でも派閥があるのかな?
そのオルバは捕まっちゃったみたいで暫く出て来ないかも。
でも何の罪なんだろ?前回の事は一応無かった事になってるんだよね??

夜の学校探索では勇者がドタバタ暴れていました。
落ち着きなさいって!
出し渋っていた聖剣も出しちゃってますが、魔力的なの平気なんですかね。

神隠しで向こうに行った人間がいるのならその点も気になりますね。
そして「おうどん」は何なんでしょうか?

大家さんの写真は凄い破壊力です。見たい気もするけど。
次回以降もキーアイテムになるんじゃないでしょうか?
多分、意味のある物だと思うのですが。
今回は意外と謎をばらまいた気はしています。気のせいかも知れませんが。

次回は口封じの刺客がくるのかな?
っと思ったらお隣さんに可愛い子が越してきたみたいです。
まさかこの子なのでしょうか?
{/netabare}

※7話感想{netabare}
今回の成分 ライバル3:刺客2:ストーカー2:弁当1:うどん1:ホーリービタンβ1

なんだか裏の有りそうな鎌月さん登場。
魔王狙いってどういう意味なんでしょうかね。やはり怪しいです。
弁当やうどんで素直に近づいているのか?
それとも薬(毒)入りで魔力弱らせてるのかな?
前回もうどん出てましたし芦屋くん体調崩すから色々勘ぐってしまいます。
普通に恋のライバルでもちーちゃんにとっては危機ですけどね。
バイトもライバル店登場だし勇者にも刺客が現れて今後色々な事が激戦になりそうです。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
今回の成分 修羅場3:刺客2:時代劇2:ちびっ子店長2:グリーンランド1

5話で一旦ストーリーを纏めてしまいましたが、
その割には良く話を盛り返している気がします。

ちーちゃん純粋で本当に可愛いです。応援してあげたくなります。
世界や種族を越えて結ばれちゃってもいいんじゃないでしょうか?
でも怒った時の膨れ顔が可愛いから上手く行き過ぎるのも良くないかな。(^_^;)

んで鎌月さんはやはり刺客審問官でしたね。
魔王狙いもやはりそっちの意味でした。
今後彼女の動向も気になってきそうですが、なんとなく魔王一行に感化されそうな予感。
時代劇に流されたり天然な所に魔王や勇者と同じ仲間の匂いがします。

【予想:猿江について】(隠す程でもないけど一応){netabare}
ちびっ子店長は色々な意味で怪しいです。
ちーちゃん狙いも去る事ながら、前回勇者襲ったヤツっぽいです。
証拠のペイントはグラサンと香水で誤魔化されてしまいましたけど。
目出し帽姿ならペイントの跡は目の周りでしょうしね。
襲撃犯だとすると向かいに建てられたセンタッキー自体も裏で組織が関わってるのかも。
それと勇者、尾けられてないですかね? 見切れる車が何となく気になります。
怪しい奴ついでですがオルバはオルバで最近現れないですね。
何の罪で捕まったか分からないですがそろそろ現れてもいい気がします。{/netabare}

次回はマグロVSセンタの店対決になるのでしょうか?

余談ですが個人的には
チキンはセンタでボテトはマグロのが好きなのですが、
好きな物同士、両方テイクアウトして家で食べたら脂っこく相性が悪かったです。
センタのチキンにはセンタのもしゃほくポテトが合いますし、
マグロのカリカリポテトにはマグロのバーガーが合うように出来ているみたいなので
変にハシゴするのは止めておきましょう。

あと昔、ビックマグロを頼んだらパテが二つとも下の段に入っていた事がありました。
食べたら食感が結構違ってビックリ! 内容物的には合っているんですけどね。
…マグロのお客様センターレビューになっちゃうのでこの辺で。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
今回の成分 修羅場2:例え話2:七夕祭り2:リサーチ2:客争奪戦2

サブタイトルでは恋の修羅場を予感させましたが、
時間帯責任者としての修羅場の意味合いが強かったですね。

芦屋君、流石参謀だけあって話が上手いです。
実力の一端は見られました。ちょっとばかり頬痩けすぎてて心配ですがね。
梨香が存在感を高めどうやらこちらにも恋のフラグが立ちつつあります。

ちびっこ店長は相変わらず怪しさが漂います。
梨香の言うように面倒抱え込んでそう。
アイスコーヒー2つとアイスティー、メープルビスケットで一万円渡して、
お釣りが小銭しかなかったように見えたんですが、ぼってないですか?

魔王の指揮っぷりもなかなかでこちらも実力がちょっと出ましたかね。
現代日本のサービス戦争もなかなか激しいものがありますからね。
笹の登場により形勢が良くなって来ましたが、魔力が関わっている気配も。
恐怖だけでなく願いの感情も別のベクトルで魔力に影響してないですかね?
ひょっとしたら魔王も天使も似たような存在、元々は同じ存在なのかも知れない…。
あまりの魔王の善人ぶりもあり、そんな気もしないでもないです。
善行で向こうに帰れればハッピーエンドなのですがね。
って、怪しんだ審問官が睨んでる睨んでる。怖い怖い。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
今回の成分 富島園2:お化け屋敷2:爬虫類2:賞味期限2:水着1:サダオ1

休日サービス回で水着も観られました。
ちーちゃんやはり大きいです。(*^_^*)

あのお化け屋敷は怖い怖い。あのレベルだと営業向きではないですが…。

ワニワニパニックになりましたが魔王の魔力で一件落着。
魔王さまの善人ぶりがまた引き立ちました。
魔王はエンテイスラに帰る気あるのでしょうか?
全ワニ同時服従させずとも、上手くやれば魔力押さえられたのではないでしょうか。
前回から鎌月さんが怪しげな目を見せていましたが、
魔王の善行が納得できていなかった目だったのですね。
教会から無言のプレッシャーをかけられている感じで近々一悶着ありそうです。

芦屋くんは何をやっているんでしょうか?
食い過ぎとしても賞味期限が多少過ぎてたとしてもお腹弱すぎ!
{/netabare}

※11話感想{netabare}
今回の成分 任務4:口論2:策謀2:バトル1:バザー1

物語も佳境に入って動いてきました。

鎌月さんは昔から汚れ仕事をしていた様で今回も葛藤しながらも
任務(魔王暗殺)を果たそうとしているみたいです。
今までそういう生き方をして来たのですから止めようもないハズなんですが、
必死に食い下がるちーちゃんの純真さが力強く逞しい。
互いの立場で正論をぶつけ合うシーンは聴き応えがありました。

エンテイスラの状況と魔王の性格や言動がカイリしている矛盾は
まだ埋まっていない状況なのでどちらが正しいのか分からないですが、
今まで観た範囲ではどうも魔王は悪とは思えないので、
一部の魔族や教会の人間の策謀や天使の介入により
混沌とした世界になってしまっている気はします。
今後この辺りのことに触れてくるでしょうから楽しみでもあります。
「魔王が悪でない」のなら「天使も善ではない」のかな?
っという気はしますけどね。

芦屋くんの腹痛もちょっと異常なので謀略の匂いがしますね。
大家さんの送ったアイテムも意味深で伏線になっていそうです。
(魔力回復グァバジュースとか聖放器(漢字コレ?)補助仮面とかかな?)
大家さんって審判的な役割の存在なのかな? こちらの正体も明かされるんですかね?

ちびっこ店長が正体を現し(←ペイントってそんなに強力!?何日経ってんの?)、
オルバもやっとお目覚め(←寝すぎじゃオッサン!心配しちゃったじゃないか!)で
腹黒そうな人も役者が揃ってきて物語が締まって来そうで面白くなってきました。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
今回の成分 バトル5:月3:天使1:魔王1

魔王=善、天使=悪。
シンプルに善悪をつけたバトルになりました。
もうちょい色々事情が絡むかと思いましたが、
ラストに向け分かりやすくスッキリさせてきました。
予想を裏切る驚きの展開を期待していた部分もありますが、
まぁ嫌味もないしこれはこれで良いかな。
雑念無くバトルで魔王応援できましたし。

エンテイスラの状況やエミリアの親殺し等も
裏で天使や教会が手を回してたってな事になりそうですね。
一部手の付けられない魔族も居そうですけど、
魔王自体には大きな非がない状況になるのだと思われます。
二期やるつもりなら触れないかも知れませんけどね。

次回で終わりの様だけど向こうに帰れそうもないし
このままバイトしつつ二期あるかも的で爽やかな終わりでしょうね。
アルバートやエメラダはもうちょい活躍して欲しかったですが仕方ないか。
それと私が気になっている大家さんの謎は解明されるのでしょうか?
謎のままなら神様と認定しちゃいます。
{/netabare}

※13話感想{netabare}
今回の成分 詐欺5:夢2:派遣1:クーリングオフ1:カツドゥーン1

あれ。コレ最終回? 魔王一行の日常回のようなお話で締めましたね。
カツドゥーンに始まりカツドゥーンで終わるのもこの作品らしいかも。

クーリングオフって未成年じゃないと使えないの!?
訪問とか衝動的な契約なら使える制度では?
っと思ったのですがあまり詳しくはないのでそういう物って事にしておきます。
それにしても漆原くんはトラブルメーカー。きっとこの後も問題起こすんでしょうね。
そして魔王が尻拭いをしていくのでしょう。
そんな日常がまだまだ続く事を感じさせる終わり方でした。
いつの日か二期が観られるといいですね。

…ちびっ子店長は妙な属性が付いてしまいましたしペイント跡は全然消えないですね。
{/netabare}

【総評】
開始当初の雰囲気で深みのあるストーリーを期待しましたが
底浅で「魔王を働かせる」事を貫いたコメディでした。
って書くと悪印象な感じになってしまいますが、
勝手に重厚な話を期待した私が悪かっただけで爽やかで軽快な良いコメディです。

魔王や勇者という概念を利用しそれを乱す事により楽しさを生み出しています。
魔王や勇者だけでなくどのキャラも優しさ満点で可愛さがあって好印象でした。
特にちーちゃんが良いですね。

二期あれば是非みたい作品。
どなた様でも安心して気軽に楽しめるコメディになっています。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 67
ネタバレ

かおーん さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

原作との差分

進撃の巨人、俺妹、電磁砲とビッグタイトルと同期で、まったく注目されない完璧なダークホースでした。
制作のWhiteFoxは、同時期に公開の劇場版シュタインズゲートと並行作業だったはずなのに、この評価。恐れ入ります。

1話を見て面白かったので、Koboでポイントを使い原作を購入してみました。

原作はジャンルとしてはライトノベルですが、文章・文体は文学のそれと変わりません。風景描写も細かく、夏場の暑さの表現、食事の描写などはなかなかの物で、筆者の力量を感じさせます。「敵同士の恋愛模様」という古典バリバリな内容ですが現代に置き換えられると想像以上に楽しめます。

4話までのEDテーマ「月花」の歌詞は壮大なネタバレを含む可能性あり?かもです。Angel Beats!ばりに、終わってみたらまんまやん、になるかも。「月」「涙」「許す」「守りたい」。

原作を読んで解るQ&A
Q:魔王たちは魔力を取り戻す方法がわかったのに、なんで地球を制覇しようと思わないの?
A:魔王はその方法での制圧を望んでいません。エンテ・イスラ侵攻についても後悔している節があり、また今後の制覇計画も持っている様子です。詳しく語られませんが、「これまでのやり方ではダメなんだ!それがなぜ解らん!」と、好戦派の部下を叱咤する場面があります。
魔界の制圧、エンテ・イスラ侵攻も、魔王サタンは今までの悪魔とは違った方法を取っていました。代表例が、倒した相手を仲間に組み入れること。アルシエルも一度は敵対する仲でした。

Q:なんで魔力が戻ったのにゲートを開いてエンテイスラに戻らないの?
A:戻ったら勇者エミリア御一行にそっこーで殺されるからです。聖剣と天銀を有した恵美の力はチートばりに圧倒的です。力と計画を蓄えてから侵攻する計画があるようです。

Q:なぜエミリアは父の敵、人間の敵である魔王をソッコーで殺さないの?
A:勇者は死刑執行人ではありません。悪の象徴サタンなら斬れますが、清貧に真面目に労働する若者、それは正義そのもの。そんな真奥を殺すことができないわけです。

Q:なぜ魔王はエミリアに寛大で気に掛ける?
A:いろんな理由がありますが。1つは、命の恩人である天使ライラの娘だから。容姿は瓜二つのようすです。

{netabare}

作品はガチでファンタジーです。アニメはバイト等のリアル描写とギャグ主体で進みますが、ファンタジーを嫌う人にはキビシイ作品になっていくかもしれません。

原作ではエンテ・イスラに関する解説、設定、説明が細かく描写されます。既得権益にすがるため、勇者暗殺を目論む教会。そして勇者の持つ力を、「人間が手にしてはいけない力」として回収しようとする天使。ダラダラと設定を広げられて無駄のように感じる人も多いかもしれませんが、私は、これでも編集さんと相当削った結果だろうな、と感じました。本作品を楽しむには必要不可欠な、ギリギリのウンチクにとどめていると思います。ナルトのように誰得な謎設定と回想がぶちまけられているわけではないです。

1話
カツドゥーンはアニメオリジナルです。マクドナルドの前にも、マオウと芦屋はバイトしてましたが、派遣会社の違反行為で無職に。ちーちゃんのポテトばらまきもアニメオリジナル。ドジッ子属性を付加したのでしょうか。

2話
特売・銭湯はアニメオリジナルです。狙撃に対して、二人が共に防衛・逃亡し、勇者を泊めた理由のひとつとして、痴話げんかで警察に調書を取られたばかりで片方が死亡、では魔力を失ったこの世界で詰む可能性があるから。

3話
デュラハン号は、被害者ということで警察が直してくれました。テレアポセンターへの直通電話は、ルシフェルのハッキングによるものです。

4話
エミリアが教会にさらわれ(?)、騎士団として修行を積み、初陣にでて、16歳で聖剣を宿し勇者として魔王討伐に挑むところなどが、原作では細かに描写されます。聖剣はオリハルコンのような天の金属で、これを体に宿して聖剣化する天使の力として設定されています。

シバミキことミキティー、ジヴァ=大黒からみて神がらみの存在なのでしょう。彼女の姪っ子の名前が大黒天祢であることからも推測できます。

5話
恵美の魔法のような力、聖法気の回復手段がないため全力は出せず、聖剣は第1進化の形しか取れない、鎧も一部だけという説明がされています。
ちーちゃんを抱き留めた際にエミリアは片足を骨折しています。脂汗を出しながらも立ち上がり、その後の変身で聖法気を使い全開し、体の傷を全て回復させています。
変身後の重要なセリフ、「聖法気を遣いきって良いのか」「真面目に働いていれば良いことあるわ」があります。
飛行能力?で全盛期でも劣ったエミリアは苦戦を強いられます。それをアルシエルが作った足場で補いながら共闘する描写がされています。
アルバートのソナーの受信条件「魔王のことを四六時中考えている人間」で恵美が受け取れなかったのは圏外だったため。この会話は原作では魔王も立ち会って聞いています。ちーちゃんの真意がバレて、二人はしばらくバイトで気まずい雰囲気ではたらくことになります。
恵美は、ルシフェル戦終了後、5000円もする高級紳士傘を魔王にプレゼントします。

エメラダがゲートを開けたのは天使ライラからある羽根を受け取ったから。その天使はエミリアの母で、魔王は面識があるようすで、すでにそのことを覚っていました。エミリアはライラからの伝言「あなたの父親はいい男だった」と、その羽根を受け取ったため、いつでも聖法気なしでゲートを開けられるようになりましたがエンテ・イスラに帰りません。魔王を倒すのが自分の仕事だから、が理由です。魔王に二度とエンテ・イスラの地を踏ませないことを誓い、地球に残留します。アルバートとの会話で、あなたなら今の魔王を殺せる?と聞くシーンがあります。勇者は死刑執行人ではないので、善良な一市民として真面目に生きる青年をむげに殺すことが出来ない葛藤が深く書かれています。

6話
オリジナル回とのことですが、焼肉屋と教会でのやりとり、階段落下は原作をほぼ忠実に描写しています。

エミリアが聖法気の補充の心配が無くなったのは、エメラダから宅配便で定期的にリポDの瓶に入った聖法気が届くようになったから。ゲートは母からアイテムを受け取ったため。


7話
ほぼ原作通りの回でした。細かい差分としては・・・

鈴乃が大家の写真を出しそうになったところは、光速で制止するところをアニメではスローを使って表現してました。感服。

エメラダとの会話で、やはりエミリアの母親について触れられてませんね。作品全体としてカギを握る人物なのに登場させないのはこれいかに?

コンビニで購入したのはボリュームの割りにカロリーの低いカレー。恵美は日本に来てカレーに惚れ込んでいます。それと、エクレアとカップスープ。ガラスに突撃してきた不審人物は、釜でエミリアを切り上げます。近づいてきた店員を突き飛ばしてそれをよけるとき、カレーとエクレアはグチャグチャに。戦闘後に案内された控え室でスープだけ食べます。


8話
この回も、原作とほぼ変わりません。原作の内容を尊重しながら作成されていることがよく解ります。
恵美をお姫様抱っこしたとき、魔王は朝早くから地域の清掃に参加した後でした。
恵美はかなり時代劇好き、とくに怒りん坊将軍は携帯待ち受けにするくらい好きなんですが(勇者という職にダブるのでしょうか)、鈴乃と趣味が合う?という期待は外れました。あっさり否定されます。
鈴乃はエンテ・イスラから持ち込んだ高級品を質入れする部分、アニメでは指輪が描写されていました。高級すぎる雰囲気出てて驚き。アニメならではの表現ですね。
木崎さんの、売り上げ前日比80%のくだり、原作では前年比になっています。
ちーちゃんがデュラハン号を奪って逃走したあと、魔王と鈴乃の会話では、魔王は鈴乃の正体に気がついていながら、ちょっと気にかけるような、魔王様らしいキレものぶりを発揮してます。
原作ではなかなか書きにくい季節描写、七夕が近いことが風景の中で描かれていました。
木崎さんとのグリーンランドの会話、「グリーンランドに人住んでるんですか?」「グリーンランドの人に謝れ」と、グリーンランドに関するウンチクがあったのですがカットされてます。


9話
原作では会話中心に進むパートです。アニメでセリフ責めにするのか?コーヒーミルクをこぼす、みたいな映像を挟んでしゃべらせるのか?と、どうやって映像化するのか楽しみでしたが、これはちょっと外した結果なのでしょうか。内容がダルいですね。

梨香さんがウザくなっちゃってます。ちょっと色恋沙汰が好きな素直で良い子なんですけど。芦屋のことが気になり、恵美に突っ込まれるところとか、原作では笑える部分なんですが描き切れてないですね。

鈴乃さんは基本的静かです。原作でも静かです。今後もずっと静かです。で、今回は、魔王の勤務先を見たかった、異端審問官として恵美の動向をチェックする必要がある等の理由で、梨香にいろいろけしかけてます。修羅場をわざと演出してるのですが、これも描けてません。

芦屋の、「魔王組」の例えの下りは、原作でも屈指の笑えるパートなんですが、見事に外してました。原作でも文章で、「人材派遣=悪魔軍侵攻」「建築=魔王城築城」をイメージさせているのに、映像化しなかったのは失敗でしょう。あの映像は、エンテ・イスラでの過去をまがまがしく描くべきだった。
魔王組=魔王軍、たしかに暴力団。鈴乃は「言い得て妙」と絶賛。恵美もなぜ自分にそのような発想がなかったのか、と知将アルシエルを賞賛します。四天王に任せていたら管理しきれず、勇者の出現で次々に領土を落とされていき、最後に撤退に追い込まれた部分を見事に現世に例えているんですが・・・

恵美の勇者は派遣、について原作では、聖騎士団員として月給もらってるわけじゃなかったから確かに・・・と、もっと細かく書かれています。

マグロナルドでの、表でちーちゃんが販売したりする部分はオリジナル。


10話
完全なオリジナル回。


11話
ほぼ原作通りの内容。鈴乃のゲタに発信器を取り付けたのはオリジナル。恵美のカバンに取り付けてある分も、まだ恵美にも魔王にもバレておらず、「ちーちゃんが!」という魔王の電話に、漆原が答える形でした。


12話
ほぼ原作通りです。アルシエル入院、点滴、遅れて到達はオリジナルです。オルバ・ルシフェルもオリジナルです。
ベルのことはみんな気づいていました。彼女が付く料理は聖法気が含まれる「毒」なようなもので、悪魔には基本有害です。が、家計を助けるために気にせず食べていました。

サリエルの目から出る光線は、聖なる魔法?「聖法気」を無効化するレーザーのようなものです。これをエミリアに浴びせ続けることで、体内にある聖剣ベターハーフと、なんとかの衣(ごめん忘れたw)を取り返そうとしています。
聖法気使いには効果バツグンの光線ですが、もとより魔力を使う魔王軍にはなんの効き目がありません。

原作では月が大きくなってパニックで魔力が集まったのではなく、鈴乃が新宿駅の変電所を破壊し、ダイヤが大幅に乱れた怒りで魔力を復活させました。鈴乃曰く、「乗り合い馬車でも、時間通りに来ないとみんなイライラするだろう?」とw

魔王が、妙にサリエルについての情報に詳しかったりするのは、若き幼き魔王が傷つき瀕死だったところを、ある天使に助けられて、さまざまな知識を与えられます。その天使こそ、勇者エミリアの母親です。今後も現れる天使の刺客ミカエル、ガブリエル等々についても、魔王は博識です。そして、ただのサタン(ありふれた名らしい)ではなく、かつて災いをもたらした「大魔王サタン」を臭わせ、天使たちを震撼させるようなできごとも。

サリエルを殺さず、ゲートに捨てた理由は、まだ魔王軍は天界と一戦交えるつもりはないから。
魔王がゲートを使って帰らなかった理由は、もどったところで勇者エミリア一座にそっこーで殺されるからです。全開の勇者エミリアはそれほどまでの戦力を誇っています。

13話
これは・・・詐欺事件からのクーリングオフ、これは原作7巻の話です。芦屋が派遣された先が悪徳業者になっていますが、原作では違います、塾講師で子供達に教えていました。魔王も、工事現場で働いていません。
高級紳士傘(5000円)のプレゼントを、最後に持ってきてましたね。

傘=雨を防ぐもの、守ることの象徴ととれます。魔王からのビニール傘=小さな守護、共存を拒否し、日本でも対立しあうことを決めた恵美ですが、ちーちゃんや梨花、鈴乃との出会いや真奥貞夫との日々で自身の考えが変わり、高級傘=勇者からの停戦・共闘・共存、そしてその他を約束される、と言う意味でしょう。
とかお堅いあとがきに書かれそうですがそれは考えすぎですねw


2期があるかもしれませんが、エミリアの母親について一切触れていない、伏線を張っていないことが心配です。1期のみとしての設定で、削ったように見えるのです。
原作では、この先で大きく話が動きます。七夕から数日が経ち。お盆の時期にそれは起こります。突如いつものヴェラローザ笹塚にゲートが開き、ある少女が転送されてきます。その子は、魔王を「パパ」、勇者を「ママ」として慕います。

漆原のGPS発信器の金額を工面できない魔王たちは、大家ミキティーの斡旋で、千葉・銚子の海水浴場までバイトに行きます。ここでもまた、大騒ぎが・・・。

原作未完の作品ですが、8巻まで読んでみて思ったのは、魔王は日本に来てから、一貫して守るためだけに労働し、戦い、傷つきながら前進していることです。

魔王自身が直接エンテ・イスラからの刺客に狙われる事はありません。狙われているのは「勇者エミリア」で、彼はそのおまけみたいなものです。それでも彼はかつての部下、バイトの部下、なりゆきとはいえ勇者エミリアを守り続けます。
時には娘を守るため難敵に取り付き、母エミリアに「自分ごと切れ!」と言い放つ。
先の大戦の悪行が許されるわけがない魔王は日本での生活を選ぶ方向にいくのか。エミリアと娘を救いにエンテ・イスラに乗り込み、エンテ・イスラを良い方向へと導くのか。原作も目が離せない展開となってます。

{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 38
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

もし仮に勇者と魔王が働いたら 魔王は守りました。店長代理として 2期を切実に願う

RPGでは主人公と悪役の立場になっている勇者と魔王ですが
この2人が現代で働いていたら?っていう「もしも」を象徴としたアニメだった
それと主人公は魔王です
ヒロインが勇者です(「まおゆう」とは真逆です)

魔王が「お兄ちゃんだけど愛~」の秋人さんじゃん
アルシエルは善吉か
勇者は澪ちゃんだし 胸BSC
ちーちゃんはユーギリだし 胸EXT
マックの店長さんは「貧乏神が!」の紅葉だし(彼女はパロディ演技、上手でした)

初回 ペコポンへの初陣
{netabare}「アニメ間違えたかな?」っていう感じの戦闘でした(FF並みの、いやそれ以上かも)
そして逃げて日本へワープした件(どうにかJapaneseも習得しました)
日本では魔力出ませんから!
最初っからツッコミ満載だ
アルシエルが普通にカツ丼食ってた件wwwそして綺麗に食べろwww
発音のイントネーションもおかしいwww
アルシエルのポーズを見てると中二病患者だと思ってしまうwww
それとガスで魔力を使っちゃあいけんよ
そして、帰れるのだろうか、この面々...{/netabare}

2話 澪ちゃんはアドリブ上手 「馬鹿!やめろ!オイ!」並みかそれ以上か
{netabare}百均で買ったナイフで襲いかかった澪ちゃん
でも結局警察に世話になってしまったwww(途中で音楽止まったぞ)
テレアポのオペレーターやってんだ
そういえば豆腐屋のラッパも珍しくなったなあ...
勇者の晩飯:ご飯はチンする奴かはともかく、炭水化物多いぞwww太るぞwww
で、魔王城にやってきました
「蹴るよ!いいの!?」「例のアレ出すよ!?」等のアドリブwwwそれと後で泊まりました、財布なくしたから

本来は友と一緒に行こうとしたのだが、ゲートが閉じたため単身で赴くことになったと...そりゃあ精神にくるわな
バイトから正社員になってそこから日本を乗っ取ることは可能なのだろうか(ああ、多分無理だ、プリキュアでいうナイトメアやエターナルとは全く違うから)
「今どきの名前じゃないわね」ってそれは言っちゃアカン...
魔王の生活は一ヶ月一万円生活を思い出すな
それと戦闘と銭湯を勘違いする件
それと同時に群発地震も起こっている模様、何を隠そう雑兵達がやってきそうだ
次はユーギリとデートです、新宿で{/netabare}

3話 デートに付き物と言えば...
{netabare}テレホンセンターから勇者へ宣戦布告
どうやら魔王と勇者を倒しエンテ・イスラを乗っ取りたい輩のようだ。当たり障りのない欲望だこと
(こんな系統、ゲームにあったような
ああそうだ、デイメーンか。奴の欲望は執念が足りなかったな)
「ちょちょ、おっきいわね...」は澪ちゃんのアドリブです(前の回にもあります)
確かに胸があると戦闘の邪魔になると思うが「閃乱カグラ」だと十分に反するし、スカート穿いて戦闘すると気が削がれることってごまんとあるんだよねwwww
女同士なら大丈夫だけど...男がいるとね...お互いに精神力も鍛えないと駄目だよね
アルシエルの「ちょっと待てーーーーーーー!!」でwwwwww
デートにおいてああ、修羅が来てしまった(宿敵と後輩)
豹変したら顔が怖い...(BASARAや輪廻のラグランジェを思い出すな)

だが、それを遮るように地震が襲いかかった
そして、魔王は一時的に覚醒した(見た目がトリコでした)
よし脱出だ
澪ちゃん「何故、人を助けるの!?」
勇者は昔のゲームみたいに感情が一定だった。じゃあ感情を増やしたらどうなるのだろう。何が生まれるのだろう{/netabare}

4話 揺らぐ勇者の心
{netabare}勇者澪ちゃんの系譜はドラクエⅣと似ているのだろうか(やってないから分からん)
そして、阪神淡路大震災のオマージュも...(当時俺は物心ありませんでした)
同僚の過去で揺らぐ勇者の心...
反面、魔王側のアルシエルはダメだ...使えん
何気にデュラハン号(自転車)が直ってたwww

でも、魔王が奪ったものは変わりないんだ
親も土地も世界も...勇者は異常なまでの敵意を持っていたんだ
他のRPGの主人公もそんな心情を持ってたのだろうか...

っていいシーンなのにユーギリが...で逃げたwww
大家さんがいろいろと知ってる!?まかさ...
そしてゲートから勇者の友達が来ました(もう少しかかりそう)
同時に悪魔大元帥ルシフェル(明久君)も圧参した
さあ、暴れるぜ!{/netabare}

5話 first party これは映画でなく現実です
{netabare}勇者の仲間だったオルバもルシフェルについていたとはな...ha!笑わせてくれる
最初らへんは本気(血ブシャーは無かったけど)
戦闘の合間合間にギャグを挟むのも楽しいねえ!
空中機動はやっぱ楽しすぎる(オラオラオラの部分もあったし)
そうか、人の絶望(欲望を出さなくする)があれば魔王は元に戻るのだな(故にエネルギーの一つとしても言い切れる、別世界のバッドエナジーだろう)
澪ちゃんは覚醒で髪変わってたし
中二病の変身台詞をCM前とCM明けで2回、お疲れですwww善吉はマントを取りに帰ってたしwww
凄まじい刹那で0距離からのトドメはスターライトブレイカー(鉄拳制裁)でしたwww
戦闘後、皆来ました(ユーギリにも正体を明かしました)
でも、魔王は帰らねえ、そんだけです{/netabare}

6話 魔力回収の旅
{netabare}最初っから焼肉って贅沢な...
困ったときは勇者澪ちゃんに電話ってwwwwwww
そうかあのハゲは捕まったのかwww
で、大家さんからの水着写真...「止めろ!サーティーン、それはあまりにも危険すぎる!!」
ちーちゃんのダチ=かなりの妄想癖、故に腐ってます
ちーちゃんの高校の旧校舎へやってきた御一行(剣出して人体模型を斬るな澪ちゃん...「よし!」じゃねーよ!!)
開かずの間でルシフェル(神にーさま)からの電話
「そこにPSP落ちてたろ?持って帰ってきて~」
よし、帰って殴ろうか(斬ろうか)www
最後に早苗も来ました(ゲートから){/netabare}

7話 鈴乃の推参
{netabare}いきなり鈴乃(エルシィ)が来ました
ホーリビタンβ=リポビタンDじゃんw
アルシエルは夏バテの模様
勇者澪ちゃん、貴女は完全にストーカーですwwwww
魔王はマックの店長代理になりました888
でも澪ちゃん、階段でまーた転んでるし(罠?を学習していない素人ゲーマーじゃあるまいしwww)

手作り弁当
上:おせち 下:♥を模った飯
アッーーーーーーーーーーーーーー!!

勇者サイド
コンビニ強盗なのに魔法使ってきやがった。オマケに魔力封印付きかよ!?
アニキ!次、深夜恒例の「アレ」ですぜ!!
ならぬ!ゴールデンで「アレ」はなりませぬぞ!!
そうです、修羅が訪れます{/netabare}

8話 帰ってきた...
{netabare}ユーギリの顔芸から、ああ修羅は始まるんだ...
早苗ぇ...料理ではできるな...
饂飩の段ボールで寝ていたのか、神にーさま...
秋人「なら、うちの店に来れば」⇒カッ!×4(修羅だ...)
駄目だ...こっちの秋人さんも恋に無頓着すぎる...
すぐに告白したユーギリはえらい子です!
反面勇者はやっと早苗がエンテイスラから来たことを理解
そして言い争いに...またか...
でも言い争いはなく、新宿へ。そこでお願いが
エルシィ「私と協力して魔王を倒してほしい」
澪ちゃん「断る」
でいいのか?
向かいにできたケンタッキーの店長が宣戦布告
調査のためにアルシエルを使うのかwww
負けたらグリーンランド行きってwww
次も修羅は続きます{/netabare}

9話 ライバル会社の調査
{netabare}同僚も関わってきやがった
ケンタッキーに対抗するためにアルシエルは調査(現金を犠牲は当たり前)
そうかルシフェルはパンチンググローブ替わりかwww
七夕ということで笹を飾ったら客が来たぞ!?
(「まーた魔力使ったんでしょ」な2人w)
ボランティアをする魔王か...威厳が無くなったな...{/netabare}

10話 戦闘以外の神回 胸EXTは罪か?
{netabare}ふしまえん...?ああ、としまえんか
富士急ハイランドか芝政ワールドの方を思い出したな
アルシエルは下痢で欠席w

別支店の店長さんがお市さんだと!?
ああ、ちーちゃん...貴女の胸はどこまでEXT過ぎるんだ
バイーンバイーンだし...何だこの悪意ある編集wwwwwwwグレモリーさんにしか見えねえwwwww
beatmaniaやGITADORAだったら人間が対応できる域を超える...
反面勇者澪ちゃんは...ああ、BSC過ぎる...両備の変身前と一致...目を死なせるな(bad end空間に入ってらあwww)
バーガーで分かりやすくしやがってwwwww

「クッソォ...」も澪ちゃんのアドリブですwww
これが深夜で俗にいう「胸囲の格差社会」です
おい早苗!!それは海女さんじゃねーか!!「さー仕事仕事」wwww
じぇじぇじぇ!?とツッコもうwwwww
駄目だあ魔王さん、秋人さんと同じく鈍感すぎるwww
何で「似合ってるよ」って言わないんだ?
ちーちゃん、貴女も目ぇ死なせないで...(結局bad end空間入りじゃんwww)

お化け屋敷+日笠さん=澪ちゃんだったらまた白化する...富士急のお化け屋敷を思い出したな、あのホテルは母がかつて泊まっていました
蜥蜴のスケールが全然ちげーよ!(庶民と勇者で)
そしてフラグの建設ラッシュラッシュ
でも魔王が鰐に魔力を使ってしまってまーた振り出しに
最後、ケンタッキーの店長...アンタまかさ...もう一回暴れないとな!{/netabare}

11話 パーリィ前夜 ちーちゃんの怒りと涙
{netabare}アルシエルは腹痛で病院送り(あのハゲもいたぞ)
ルシフェルの扱いひでえ...(明久君も同じだったからお相子で)
別れたら記憶と痕跡を抹消するということはちーちゃんの記憶も...
でもそうさせたくはないのは同じ気持ちだ
鈴乃は魔王を殺せるか?エンテイスラでは悪行をやってたあの魔王は地球に来ていい人になってしまった
何かしらの策を持っているかもしれないかも分からない相手を殺せるか?
話が終わった後、襲いかかったのはケンタッキーの店長!
奴は天使だった
ちーちゃんはまた眠らされた(前と同じ)
さあ、最後のパーリィを都庁でやろうぜ!!{/netabare}

12話 final Party
Are you ready? Here we go!!
魔王、魔王はなあ!ここに健在なのだあ!!
{netabare}サリエルを異常なまでに変態扱いしちゃあキレるわ!例え天使でもwww
だってゲス以上に、痴漢、変質者、根性曲がり、覗きクソ野郎、下着ドロボーとか言うんだもんwwwwwww

真の変態はSAOの...(奴の欲望は殺意以上の何かが湧いてくる、もう見る価値無い。『満たされた欲望』って存在するのか?)

奴は澪ちゃんから聖剣を取り戻し、エンテイスラに持ち帰りたかった。同時にちーちゃんも研究したかっただけだ
奴はやはりEXT好みでしたwww
オマケに武器はサーシャと同じじゃん
助けるのは当たり前だがあくまでちーちゃんはヒロイン扱いではなく、部下としてだ!⇒デスヨネーwww
どうしてヒロイン扱いじゃないんだろう...泣

オルバがサリエルの力を増強していたが、同時に人間から欲望が無くなったことで無事に魔王は変身完了!
ハゲはニート(SNEP)が昇竜拳で片付けました(例え働かなくても輝けるんです)
ちょ...ちーちゃんが殴ったあ!?(それは質量がある幻影だ)
っつーかパンツ一丁で戦う魔王ってwwwwwww
じゃあな...デッキブラシ(聖剣)からの雷刃封殺爆滅剣ーー!!
はー終わった終わった。じゃあ街直して帰ろうか!
そしてアルシエルは援護射撃遅せえ...ファンネルの代わりにもならねえ...だからマントいらないから!!{/netabare}

13話 2人は当たり障りのない日常を過ごす
{netabare}いきなりちーちゃんの夢落ち...でも別れるのかな...
勇者澪ちゃんも別の夢を見ました(魔王が笹塚乗っ取って次にグリーンランドを乗っ取ろうとする夢www)
変態天使はエンテイスラに返した模様
と思いきや冷凍庫から帰ってきやがった...オマケに両奈みたいなマゾになりやがった...つまり無力化だwww
あれ?ハーレムっちゅう地獄が構築されてらあ
魔王城に大量の荷物が、あれなんだ?
どうやら発信機の代金を払うために工事現場のバイトをしてた魔王
詐欺に引っかかったニート...ああ、また出費か...
直談判に行った矢先にアルシエル!?なんでここに?
アンタ元々悪魔大元帥だろ?どうして騙されるんだ!?
契約した人が未成年、よしクーリングオフ使え!
魔王「俺の勝ちだ!」
最後はカツドゥーンで締めでしたwww
じゃなくて最初の傘のやり取りでした。これで借りができてしまったな...{/netabare}

これ2期確定っしょ!!無かったらおかしいし
巨人もいいけどこっちの方が本気で楽しかったわwww
今は漫画版のアラス・ラムス編を見ています

投稿 : 2024/06/01
♥ : 111

90.3 4 ファンタジーでコメディなアニメランキング4位
この素晴らしい世界に祝福を!(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (3253)
15556人が棚に入れました
ゲームをこよなく愛するひきこもり・佐藤和真(カズマ)の人生は、交通事故(!?)によりあっけなく幕を閉じた……はずだった。
だが、目を覚ますと女神を名乗る美少女・アクアは告げる。

「ねぇ、ちょっといい話があるんだけど。異世界に行かない? 1つだけあなたの好きなものを持って行っていいわよ」
「……じゃあ、あんたで」

RPGゲームのような異世界で、憧れの冒険者生活エンジョイ!めざせ勇者!
……と舞い上がったのも束の間、異世界に転生したカズマの目下緊急の難問は、
なんと生活費の工面だった!

声優・キャラクター
福島潤、雨宮天、高橋李依、茅野愛衣、原紗友里、稲田徹、諏訪彩花、安元洋貴、江口拓也、堀江由衣
ネタバレ

mio♡美桜 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

このすご!

・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:


「この凄く楽しい作品に祝福を!」

略して

「このすご!」

はい、感想タイトル通りこの作品、すご〜く楽しかった。
うん、めちゃくちゃ楽しかったです。

第1話からぐいぐい引き込まれちゃって10話があっという
間でした。

もの凄〜く簡単なあらすじとしては、
ひょんな事故?(事故なのかどうかわかりませんが…
とってもバカバカしいです…いきなり笑えました)
で亡くなった主人公が天界で出会った女神に異世界で
魔王を倒したら1つだけ望みが叶えられると持ちかけられ、
次々と加わる仲間と共に異世界で起こる出来事を乗り越え
ていくドタバタギャグコメディかな。

私はこの作品は全くの前知識を持たずに見たので

「この素晴らしい世界に祝福を!」

というタイトルに何故か、
「これ絶対感動する作品だ」、「泣けちゃう作品だ」
と思って見てしまったので、第1話での私の勝手な作品への
思い込みとのギャプが凄いでした。
このギャプがある意味「はたらく魔王さま」と似た感じが
あって凄く嬉しかったかな。

RPGの様な世界でおバカなキャラがワイワイガヤガヤ。

作品の世界観やキャラ設定は今までの作品でもありがちと
言えばありがちみたいな作品なんだけど、こういう世界観
の作品で細かいツッコミとネタで最後まで笑えるのが凄く
なんだか新鮮な感じがしました。

キャラデは私的には「おっー!」って思うほど綺麗でも
可愛いくも無く逆に崩れてない?って思う時もあるけれど
基本ギャグ路線なので逆にそこが良かったりする感じ。

妙に合ってたりして…

お話が進むに連れてキャラの設定やおバカな世界観に
マッチした楽しい雰囲気に溶け込んでいく感じが不思議。
だんだんキャラが可愛くなって愛おしくなっちゃう感じ。
そんなデザインです。

ゲームとかあまり分からない私にもRPGの世界ってこんな
感じなんだなぁって、楽しみながら理解出来るのが嬉しい
ですね。

制作は「地獄少女」「Fate/stay night」「ひぐらしのなく
頃に」「薄桜鬼」「昭和元禄落語心中」などなど人気作の
多いスタジオディーンさん。

監督はアニメーターで「これはゾンビですか?」「東京レ
イヴンズ」「ルパン三世 princess of the breeze 〜隠され
た空中都市〜」などで監督を務めた金崎貴臣さん。

そしてシリーズ構成・脚本に上江洲誠さん。
もう私でも知っている方なので有名ですね。
「瀬戸の花嫁」「刀語」「宇宙兄弟」「結城友奈は勇者で
ある」「暗殺教室」「アルスラーン戦記」などなど、
私的には「蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-」が
最近では1番印象的な脚本家さんです。

声優さんでは私の最近視聴した作品の中では久しぶりに
雨宮天さんが出演されていたのが嬉しかったかな。
この雨宮さんのアクアの演技が楽しくて可愛くて。

茅野愛衣、堀江由衣さんは言うまでもなく、「俺ガイル」
のヒッキーこと江口拓也さん、「アルペジオ」刑部蒔絵
ちゃん役の原紗友里さんなど意外におっ!って思っちゃう
役者さんが楽しいです。

そしてそして何と言っても昨年あたりから活躍が目覚ましい
めぐみん役の高橋李依さん。
がっこうぐらし!の直樹美紀、それが声優の一ノ瀬双葉、
乱歩奇譚 Game of Laplaceのコバヤシなどなど主役、
準主役級に多数抜擢。
今年も当作品のめぐみんをはじめ魔法つかいプリキュア!
でも主人公:朝日奈みらいを演じるなどこれから凄く楽しみ
な声優さんなんです。
今年の3月に行われた第10回声優アワードで新人女優賞を
上坂すみれさん、田中あいみさんらと共に受賞。
私的にこれから要チェックな声優さんです。

オープニングテーマ「fantastic dreamer」を歌うのは
ホリプロで田所あずささんと同期のMachicoさん。
アップテンポな曲が楽しいオープニングアニメーションと
マッチしていて、見る前からワクワクさせてくれます。
オープニングの途中でお話しのタイトルが出るのもなんだ
か斬新でいいですね。

エンディングテーマ「ちいさな冒険者」を歌うのは
アクア:雨宮天さん、めぐみん:高橋李依さん、ダクネス:
茅野愛衣さんのヒロイン3人。
凄〜くのんびりした曲でいっぱい笑った後にこの曲を聴く
ととっても癒されます。
一回リセットしてまた新たな楽しみがあるみたいな。
最後は「ほけっー」とした気持ちにさせてくれるのが嬉し
いですね。
劇中でのBGMもシーンに合わせての細かい演出がとっても
ストーリーの魅力をアップしてくれてたと思います。

全10話で軽く笑えながら最後まで視聴出来ますので興味の
ある方は第1話だけでも視聴して欲しいな。
ハマる方は第1話でいきなりハマっちゃうと思います♪

私のハートを鷲掴みにした逸品。
早速、2期も決まっているみたい。
楽しみです♪


・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:..。o♬*゚・*:


【作品DATE】
{netabare}
《staff》
{netabare}
原作 - 暁なつめ
原作イラスト - 三嶋くろね
監督 - 金崎貴臣
助監督 - 吉田俊司
シリーズ構成 - 上江洲誠
キャラクターデザイン - 菊田幸一
美術監督 - 三宅昌和
美術設定 - 藤井一志
セットデザイン - 青木智由紀(第6話 - )
色彩設計 - 吉田沙織
撮影監督 - 浜尾繁光
3D監督 - 今垣佳奈
編集 - 木村佳史子
音響監督 - 岩浪美和
音楽 - 甲田雅人
音楽制作 - 日本コロムビア
アニメーション制作 - スタジオディーン
製作 - このすば製作委員会
放送局 - TOKYO MX、BS11ほか
放送期間 - 2016年1月 - 3月
話数 - 全10話
{/netabare}

《cast》
{netabare}
佐藤和真(サトウ カズマ) - 福島潤
アクア - 雨宮天
めぐみん - 高橋李依
ダクネス - 茅野愛衣
ウィズ - 堀江由衣
クリス - 諏訪彩花
ルナ - 原紗友里
荒らくれ者 - 稲田徹
デュラハン - 安元洋貴
ミツルギ - 江口拓也
{/netabare}


《songs》
{netabare}
オープニングテーマ
「fantastic dreamer」
作詞・作曲・編曲 - 園田智也 / 歌 - Machico
第1話ではエンディングテーマ。
第10話では挿入歌として使用。

エンディングテーマ
「ちいさな冒険者」
(第2話 - 第10話)
作詞・作曲・編曲 - 佐藤良成 /
歌 - アクア(雨宮天)、めぐみん(高橋李依)、ダクネス
(茅野愛衣)
{/netabare}
{/netabare}

【mio's café】
ここからはネタばれですので
視聴済みの方だけ見てね♪

{netabare}
もう1話目からスっごく笑っちゃいました。

このお話し、ストーリー云々よりもキャラの魅力、セリフ
の魅力が8割方を占める作品だったかなって感じ。

カズマの死に方の滑稽さもさることながら、
(医者にも親にも笑われながら亡くなるって…
ある意味幸せ?)
女神・アクアの毒舌能天気ポンコツキャラに一目惚れ♡
私、こういうキャラやっぱり好き。
雨宮さんの演技が凄くいいですね。
声を聞いてるだけでウキウキしちゃう感じ。
声にならない絶叫してるところとかもう…

カズマCV:福島潤さんとの絡みが最高。
会話の間とテンポが凄く良くて笑いが止まりません。
変わり者が多いとされるアクシズ教の御神体。
変な意味で恐れられているのがなんとも…
職業はアークプリースト(上級職)で強気の発言でわがまま。

でも駄女神呼ばわりして突き放すカズマに最後は
必ずすがってしまうかまってちゃんぷりも可愛い。
誰かに似てるなって思ったら強気でワガママな性格と
スタイルバツグンで青くて長いロングの髪。
そうアルペジオのタカオちゃんだぁって思ったの私だけ?
タカオちゃんよりもっとポンコツキャラなんだけど…。
そんな2人の絡みだけでも充分楽しいのにこの2人に割って
入る様に登場しためぐみん。

凄いですね、魔法の威力もさることながらこのキャラの
魅力の破壊力。
魔法能力が高いと言われる紅魔族の中でもトップクラスの
実力を持つ天才魔法使い。
爆発系最上級魔法「爆裂魔法」の使い手で職業は
アークウィザード(上級職)。

「爆裂魔法しか愛せない」

なんとも…

1日1発しか撃てない「爆裂魔法」への愛情はただならぬ
ものがあり、中二恋のあのキャラを彷彿させる中二病ぷり
にさらにおバカ値を+10足した様ななんとも言えない
愛すべきキャラ。

登場した第2話からいきなり爆裂魔法を使った後動けなく
なってパタリ…。
「ヤバイです。喰われます。」
「すみません、ちょっと助けて…うっ、くぱっ…」
ってカエルに食べられるし、
「カエルの中って臭いけどいい感じに温いんですね。」
とか凄く笑っちゃいました。
って言うかセリフの1つ1つとキャラの表情、高橋李依さん
の演技がとても楽しくて笑いが止まりません。

これこそ、エクスプロージョン!

こんな3人にこれでもかととどめを刺す様に加わったのが
職業クルセイダー(上級職)でありながら、皆の盾になる事を
異様に好むドMの騎士、ダクネス。

最初は見た目と裏腹なそのキャラクターに目を奪われちゃ
ったけど途中からはちょっとドMキャラに飽きた感じも
したかな?
でも茅野愛衣さんの演技がアドリブも含めて本当楽しい!
デュラハンとの戦い、最終話での役所とても楽しかっ
た。彼女が高貴な貴族の娘っていうギャップも良かったで
すね。

そして後半で登場のウィズ。
堀江さんの演技もさることながら、そのキャラが私的には
結構ツボでした。
えーっと、なんだっけこのアクアとウィズの絡み、どっか
で見た事あるなぁって思ったら、ハルヒとみくるちゃんの
絡みみたいだぁって思っちゃった。
弄られまくり…。
過去の出逢いのお話をすっ飛ばしての登場だったから
??ってなっちゃう部分があったけど楽しかったです。

10話のバトルシーンなんだか凄くカッコ良く見えちゃう
不思議。
ウィズとめぐみんのダブル爆裂魔法!
バトルの途中で初めてOPが流れる王道的な演出や作画も
これが最後だと言わんばかりに気合いが入っている様に
見えたのはエクスプロージョン効果でしょうか…
初の1日2発目の爆裂魔法。

「エクスプロージョン!」

この作品を通して見てやっぱりギャグ、コメディのアニメ
ってテンポと間が凄く大事なんだなぁって思いました。
そしてこれだけの魅力的な女性キャラの中で空気にならな
かったカズマのキャラ立ち。

私の中ではカズマが「MVP」です。

まさに彼がこの作品の監督であるかの様に周りにいる魅力
的な女性キャラクターを上手く使って演出した様にも感じ
ました。
プレイイングマネージャーって感じ?

上げるところは上げる、落とすところは落とす。
毒舌で弄りながらも周りのキャラクターの魅力をアップ
させ、自身の存在感もさりげなく主張するツッコミが
楽しかったです。

そして助演男優賞はデュラハン‼︎
いいですねー!
特に私が好きなセリフが「きっちぃー!」です♪
アドリブのエピソードを聞いて思わず笑っちゃいました^ ^

2期もカズマを中心としたドタバタ、楽しみにしています♪
{/netabare}


【おまけ】
やっぱりこの作品の魅力大半ははおバカ?なセリフ数々。
名言?迷言⁇
2期放送開始を記念して言葉だけでもシーンが蘇る私の
お気に入りのセリフをピックアップ!
お気に入りといってもどのセリフも楽しいからいっぱいに
なっちゃったw
セリフを忠実に抜き出すのって大変ですね。でもこのすば
もう1回じっくり見れて楽しかった♪
かなり長いのでお時間と興味のある方は見てね♪
とりあえず5話まで。


{netabare}
(第1話)
{netabare}
カズマ「は?じゃあ何?俺の死因はトラクターに耕された
ってこと?」
アクア「いいえ。ショック死ですけど。トラックに轢かれ
たと勘違いして。」
カ「ショック死〜!」
ア「プッ!あっははははぁ、あははははぁ!
あたし長くやってきたけど、こんな珍しい死に方したのは
あなたが初めてよ。プークスクスクスクス!」
カ「初対面でなんだろう…この子…。」
ア「あなたは轢かれそうになった恐怖で失禁!
気を失い近くの病院に搬送。医者や看護師に笑われながら
心臓麻痺ぃ!」
カ「やめろぉぉぉ!聞きたくない!聞きたくない!
聞きたくなぁぁぁーい!」
ア「あなたの家族が病院に駆けつけ、その死因に家族さえ
も思わず吹き出し…。」
カ「あーやめて!やめてぇーーーへぇっーー!」
ア「さて、私のストレス発散はこのくらいにしておいてぇ…♡」
カ「コイツ…。」

*これだけのセリフで私のハートは鷲掴み!
このやりとりだけで視聴決定したと言っても過言ではない
ですね。
特に「プークスクス」が最高でしたw

ア「その世界は長く続いた平和が魔王の群勢によって
脅かされていた!
人々が築き上げてきた生活は魔物に蹂躙され、魔王軍の
無慈悲な略奪と殺戮に皆怯えて暮らしていたぁはぁっ!
いたぁはぁっ!」

ア「副作用として運が悪いとパァになるかもだけれど、
だからあとは凄い装備か能力を選ぶだけね。」
カ「今重大な事が聞こえたんだけどぉ、パァがなんだって
ぇ?」
ア「言ってない♡」
カ「言ったろ」

ア「ねぇ〜早くしてぇ、どうせ何しても一緒よっ。
引きこもりのゲームオタクに期待はしてないからっ。」

カ「コ、コイツ〜。ちょっとばっかり可愛からって調子に
乗りやがってぇ〜っ!」

ア「うっ、嘘でしょ!いやいやいやぁ〜っ!
ちょっと、あの…お、おかしいからぁ!女神を連れてく
なんて反則だからぁ〜。無効でしょ〜こんなの無効よねぇ
ー!待ってぇ!待ってへへぇぇぇぇぇ〜。」

カ「ふふふふふっ、散々馬鹿にしてた男に一緒に連れて
いかれるってどんな気持ちダァ?
あっははははぁ、あんたは俺が持っていく物に指定された
んだぁ。女神ならその神パワーとかでせいぜい俺を楽させ
てくれよぉ!」
ア「いやはぁぁぁぁー!
こんな男と異世界行きなんて、いやはぁぁぁぁーっ!」

カ「さようなら、引きこもり生活!
こんにちは、異世界!」

カ「見ろよこの格好。ジャージだよ。せっかくの
ファンタジー世界なのにジャージ一丁ですわぁ〜。
ここは必要最低限の装備…」
ア「あゔぇぇへっへっ…あゔぇぇへっへっへっー」
ーPAUSEー
「あゔぇぇへっへっ…あゔぇぇへっへっへっー」


ア「なっ、ゲームオタクの引きこもりだったはずなのに
何故こんなに頼もしいの?」

ア「女神なのよ、そんな下々のことイチイチ知るわけ無い
でしょ。」
カ「コイツ使えねー。」

ア「あっ、待って!こんなに出来る男の感じなのになんで
彼女も友人もいない引きこもりのオタクだったの?
なんで毎日閉じこもってヒキニートなんかやってたの?」
カ「ヒキニートはやめろ。クソビッチ!
引き篭もりとニートを足ぁすな!」

ア「いきなり頼り甲斐が無くなったわねぇ。
まぁしょうがないわね、ヒキニートだもんね。」
カ「ヒキニート言うな。」

ア「そこのプリーストよ!宗派を言いなさい!私はアクア。
そう、アクシズ教団の崇める御神体、女神アクアよぉ!
汝!もし私の信者ならば……お金を貸してくれると助かり
ますっ!」
プリースト「エリス教徒なんですが。」
ア「なゔぁっっ…!」
カ「なぁっっ…!」

ア「えふっふふふふ…。女神だって信じてもらえなかった
んですけど…。
ついでに言うとエリスは私の後輩の女神なんですけど…。
私後輩の女神の信者の人に同情されてお金貰っちゃったん
ですけどぉ……。」
カ「おっ…おうぅ…。」

カ「そういうイベントは俺に起こるんじゃぁ?」
ア「さぁ、今日から冒険者生活よぉ!カズマ!」
カ「お前心底嫌がってただろ。」
ア「そうだったかしら♡?」

カ「って、ちがーーーう!」
{/netabare}

(第2話)
{netabare}
カ「最低賃金?労働基準法?なにそれおいしいの?」

カ「あーーーっ!助けてくれアクア〜!ふぁっ!ふぁっ!
助けてくれ、うわっ!」
ア「プークスクス、ヤァばい!ちょーウケるんですけど!
カズマったら顔真っ赤で涙目でちょー必死なんですけどぉ
ぉぉ!」
カ「あいつ後で埋めて帰ろう!」
ア「助けてあげるわよヒキニート、そのかわり明日からは
崇めなさい!」

カ「喰われてんじゃねーーー!」
ア「うぇっっ…うっうっう…。
あっ、ありがとうカジュマー…ありがとぅ、ありがとうね
ーーーうぇっっへっへっへっへ…」
カ「生グセーーー!」

ア「私はもう汚されてしまたわぁ…。
今の汚れた私をアクシズ教徒が見たら信仰心なんてダダ下
がりよぉー!これでカエル相手に引き下がったとか知れた
ら美しくも麗しいアクア様の名が廃るわぁー。」
カ「日頃大喜びでおっさん達と汗まみれになって、風呂上
がりの晩飯と酒を何よりも楽しみにし、馬小屋で涎垂らし
て寝ている奴が汚されたとか今更…。」

ア「ウゥゥァァァァァーーーーーーーー!
神の力思い知れっ!私の前に立ち塞がった事、そして神に
牙を剥いた事、地獄で後悔しながら懺悔なさいっ!
ゴッドブロオオォーー!」
カ「おおぉっ!」
ア「ゴッドブローとは女神の怒りと悲しみを乗せた必殺の
拳っ!相手は死ぬっ!」
ア「クッ…。カエルってよく見ると可愛いと思うの〜♡
キャッ!」

ア「このあたしがいるんだがらながまなぁ…。」
カ「飲み込めー!飲み込んでから喋れ。」
ア「んっんっ、プハァーー!わたしは最上級職のアークプ
リーストよぉ。どこのパーティも喉から手が出るくらい欲
しいに決まってるわぁ!そんなわたしがちょろっと募集か
ければ、お願いです連れてって下さいっていう輩が山ほど
いるわぁ。わかったらカエルのから揚げもう一つよこしな
さいよ!はむっ!」
カ「へぇーーえ。」

ア「急募!アットホームで和気藹々としたパーティです♪
美しく気高きアークプリーストアクア様と共に旅をしたい
冒険者はこちらまで。
『このパーティーに入ってから毎日がハッピーですよ。
宝くじにも当たりました。』
『アクア様のパーティーに入ってから病気も治って
モテモテになりましたぁ♡』
採用条件、上級職の冒険者に限ります。」

めぐみん「募集の張り紙見させてもらいました。
ふっふっふっ、この邂逅は世界が選択せし定め。
わたしはあなた方のような者達の出現を待ち望んでいた!
我が名はめぐみん‼︎アークウィザードを生業とし最強の
攻撃魔法、爆裂魔法を操る者‼︎」
カ「えっと………。」
め「ふふんっ、あまりの強大さ故、世界に疎まれし我が
禁断の力を汝も欲するか。」
カ「ハァァァ?」
め「ならば我と共に究極の深淵を覗く覚悟をせよ!
人が深淵を覗く時、深淵もまた人を覗いているのだぁ。」
カ「冷やかしに来たのか?」
め「ちっ、ちがうわーいっ!」

カ「その眼帯はなんだぁ。怪我してるならコイツに治して
もらったらどうだ。コイツ回復魔法だけは得意だから。」
ア「だけぇっ⁈」
め「フッ…これは我が強大なる魔力を抑える、まずぃっく
あいてむぅ!もし外される事があればこの世に大きな災厄
がもたらされるであろう。」
カ「封印…みたいなものかぁ!」
め「まぁ、嘘ですがぁ。単にお洒落で着けてるだけ。」
カ「んーん‼︎
め「あぁ!ごめんなさい!引っ張らないでください!
やめ、やめろぉーーーっ!」

め「あぁぁ、ちょっとやめて下さい。今手を離したら…。
いいですか、ゆっくりですよ、ゆっくりいけば、
ちょっと、あぁーっ!いったい!目がぁーーっ!」
カ「悪い。からかってるのかと思った。訳の分からない事
ゆうしー、変な名前だしー。」

カ「因みに両親の名前は?」
め「母はゆいゆい、父はちょいざぶろーー!」

ア「見てなさいカズマぁ!今日こそは女神の力見せて
やるわぁーー!
震えながら眠るがいい!ゴッドレクゥイエムッ!
ゴッドレクイエムとは女神の愛と悲しみの鎮魂歌。
相手は死ぬっ‼︎やばっ…。」
カ「さすがは女神。身を呈しての時間稼ぎか。」

め「黒より黒く闇より暗き漆黒に我が深紅の混淆を望みた
もう。覚醒のとき来たれり。無謬の境界に落ちし理。無行
の歪みとなりて現出せよ!踊れ踊れ踊れ、我が力の奔流に
望むは崩壊なり。並ぶ者なき崩壊なり。万象等しく灰塵に
帰し、深淵より来たれ!これが人類最大の威力の攻撃手
段、これこそが究極の攻撃魔法、エクスプロージョン‼︎」

カ「めぐみん!一旦離れてっ‼︎えっ……?」
め「プッ!我が奥義である爆裂魔法はその絶大な威力故、
消費魔力もまた絶大。要約すると限界を超える魔力を使っ
たので身動き一つとれませぇん。」
カ「へぇぇぇーー。」
め「近くからカエルが湧き出すとか予想外です。
やばいです。食われます。すいません、ちょっと助けて…
うっ、クパッ…!」
カ「お、お前らー喰われてんじゃねーーー!」

ア「なまぐしゃいよぉ〜なまぐしゃいよぉ〜。」
め「カエルの中って臭いけど、いい感じにぬくいんです
ね」

カ「爆裂魔法魔法は緊急の時以外は禁止な。
これからは他の魔法で頑張ってくれよぉ。」
め「使えません。私は爆裂魔法しか使えないんです。
他には一切魔法は使えません。」
カ「マジか…」
め「まぁじです。」

め「私は爆裂魔法をこよなく愛するアークウィザード。
爆発系統の魔法が好きなんじゃないんです。
爆裂魔法だけが好きなんです!
もちろん他の魔法も覚えれば楽に冒険が出来るでしょう。
でもダメなのですっ‼︎私は爆裂魔法しか愛せないっ‼︎
たとえ1日1発が限度でも魔法を使った後に倒れるとして
も!それでも私は爆裂魔法しか愛せないっ‼︎
だって私は爆裂魔法を使う為だけにアークウィザードの
道を選んだのですからぁっーーーー‼︎」
ア「素晴らしい!素晴らしいわぁー‼︎非効率ながらも浪漫
を追い求める姿に私は感動したわぁー!」
カ「まぁーずい、この魔法使いはダメな系だぁ。
よりによってアクアが同調しているのがその証拠だ。
俺はこの2回の戦いでどぉーもこの女神ちっとも使えないん
じゃないかと疑っている。
はっきり言ってこれ以上問題児は…。」

め「我が望みは爆裂魔法を撃つことのみ。なんなら無報酬
でもいいと考えています。
そう、アークウィザードの強力な力が今なら食費と雑費だ
けでぇ…。
これはもう長期契約を交わすしかないのではないだろうか
っ…。」

め「どぉんなプレイでも大丈夫でぇすからぁー‼︎
先ほどのカエルを使ったヌルヌルプレイだって耐えてみ
せ…。」

カ「年上の美人相手ということで緊張し若干上擦った声に
なってしまったぁぁ。長い引き篭もり生活の弊害だぁ。」
ダクネス「んっはぁ〜///私の名はダクネス、ク、クルセイ
ダーを生業としているものだ。んっ、はぁ〜はぁはぁは
ぁ…是非私を、是非この私をっ///パッ、パパパパパパパー
ティーにーー‼︎///」
{/netabare}

(第3話)
{netabare}
ダクネス「さっきのドロドロの2人はあなたの仲間だろ。
一体何があったらあんな目にっ!///」
カズマ「あーいえー、ジャイアントトードに捕食されて
粘液…」
ダ「なぁはっ‼︎想像以上だ…///」

ダ「ちょっと言いづらかったのだが…私は力と耐久力には
自信があるのだが、不器用で…その、攻撃が全く当たらな
いのだ」
カ「やはり俺のセンサーは正しかったらしい…」
カ「あーわかった…こいつも性能だけでなく、中身も駄目
な系だぁ…」

アクア「あっ見て見てカズマ。どぉーよ、新しく習得した
スキル。水の女神たる私にふさわしいと思わなーい?」
カ「宴会芸じゃねえか、この駄女神」

めぐみん「さあ!私と一緒に爆裂道を歩もうじゃないです
かっ!んんっ!」
カ「あぁ、顔が近い…。」

カ「ちょっ、おち、落ち着けロリっ子。つか今3ポイント
しかないんだがぁ…」
め「ロリっ子………」
カ「あれっ?」
め「プッ……このわれがロリっ子……」

カ「宴会芸のくせに5ポイント!高ぁーーー!」

カ「おぉ!当たりも当たり!大当たりだぁーー‼︎」
クリス「いっ、いやぁー!パ、パンツ返してぇーー‼︎///」
カ「いーやっはぁーはっははぁー!うわぁーはっはぁー
ー‼︎」
ダ「何という鬼畜な所業…。やはり私の目に狂いはなかっ
たぁーーっ‼︎///」!

ク「財布返すだけじゃダメだって、じゃいくらでも払うか
らパンツ返してって頼んだら自分のパンツの値段は自分で
決めろって…」
カ「待てよっ!お、おい!待てぇー!間違って無いけど。
本当待てぇーー!」
ク「さもないともれなくこのパンツは我が家の家宝として
奉られることになるってぇ…」
カ「ちょーっ、まわりの女性冒険者達の目まで冷たいもの
になってるから、本当に待てって!」
ク「べぇ♡///」

め「なんですか、Lvが上がってステータスが上がったか
ら、冒険者から変態にジョブチェンジしたんですか?
あの…スースーするんでパンツ返して下さい///」

カ「特にダクネス。女騎士のお前なんて魔王に捕まったり
したら大変だぞぉ。それはもうとんでもない目にあわされ
る役所だっ!」
ダ「あぁ、全くその通りだ。昔から魔王にエロい目にあわ
されるのは女騎士の仕事と相場は決まっているからな。
それだけでも行く価値はある!///」
カ「えっ、あれっ?」
ダ「なっ、なんだ。私は何かおかしな事を言ったか?」

カ「緊急クエストってなんだ、モンスターの襲撃なの
か!?」
ア「言ってなかったっけ?キャベツよキャベツ!」

ダ「倒れたものを見捨てるなど…できる、ものかー!」
ダ「見られている。むくつけき男達が私の肌を見て興奮
しているっ!
何という辱しめっ‼︎///汚らわしいっ!どうだっ‼︎///」
カ「悦んでるッッ!」
冒険者「あんなになってまで人を守るなんて!」
冒険者「俺も騎士として見習わなければ。」
カ「ちがーう!みんな誤解してるぞ!」

め「我が必殺の爆裂魔法の前において何者も抗うことなど
叶わず。」
カ「ここにもややこしい奴がぁーーーーっ‼︎」
め「ふふふふふ、あれほどの敵の大群を前にして、爆裂魔
法を放つ衝動が抑えられようかぁ………いや、ないっ!」
カ「いやあるよぉーーーーっ‼︎」
め「光に覆われし漆黒よ。夜を纏いし爆炎よ。紅魔の名の
もとに原初の崩壊を顕現す。終焉の王国の地に、力の根源を
隠匿せし者。我が前に統べよ!エクスプロージョン‼︎」

ア「あの鉄壁の守りにはさすがのキャベツたちも攻めあぐ
ねていたわ」

ダ「それではカズマ。これからも遠慮なく私を囮や壁がわり
に使ってくれっ、うっふっ♡///」
カ「こいつはアレだ。ただのドMだ…。」

ダ「パーティーの足を引っ張るような事があれば、強めに
罵ってくれっ!なんなら捨て駒として見捨ててもらっても
いい。
うっ…そ、想像しただけで武者震いが…///」
{/netabare}

(第4話)
{netabare}
ダ「カズマはどんな時でも容赦ないな…へへっ…///」
カ「今はかまってやる余裕はないぞぁ。お前を超えそうな
勢いのそこの変態をなんとかしろよ。」
め「ハァッ///ハァッ///魔力溢れるマナタイト製の杖の
この色艶っ…ハァッ///ハァッハァッー///」

ア「カーズーマーさん?今回のクエストの報酬わぁ、
おいくら万円?」

ア「カ、カズマ様~!前から思ってたんだけど、
あなたって、その…そこはかとなく良い感じよね!」
カ「特に褒めるところが思い浮かばないなら無理すんな
ぁ!」
ア「かじゅまさ〜ん!私、今回の報酬が相当な額になるっ
てふんで持ってたお金全部使っちゃたんですけどぉーー!
ていうか大金入ってくるって見込んでこの酒場に10万近い
ツケまであるんですけどぉーーー‼︎」
カ「知るか!今回の報酬はそれぞれの者にって言い出した
のお前だろ!」
ア「だって私だけ大もうけできると思ったのよぉ!」
カ「最低ぇーだな…。」

ダ「ハァッ!免疫まみれっ!///」
カ「お前今興奮したろ」
ダ「してない…///」

め「紅き黒炎、万界の王。天地の法を敷衍すれど、我は万
象昇温の理。崩壊破壊の別名なり。永劫の鉄槌は我がもと
に下れ!エクスプローーージョン!」
め「燃え尽きろ、紅蓮の中で………はぁっ…
最高…デェス」

め「エクスプロージョン!」
め「ロージョン!」
め「ジョン!」
カ、め「ばっくれつ!ばっくれつ!ばっくれつ!」
め「ン!」

カ「ナイス爆裂!」
め「ナイス爆裂!カズマも爆裂道がわかってきましたね
ぇ。」

カ「この宴会芸しか取り柄のない穀潰しがっ!」

ア「いやぁぁーーっ!回復魔法だけはいやよぉぉぉ!
私の存在意義をうばわないでよぉぉぉー!私がいるんだか
らいいじゃないーーっ!」
め「カズマは結構エゲツない攻撃力がありますから遠慮
なく本音をぶちまけると大概の女性は泣きますよ。」
ダ「ストレスが溜まっているのなら代わりに私を口汚く
罵ってくれても構わないぞっ///」

デュラハン「ハァッ…ハァッ…毎日毎日毎日っ!
おぉっ、俺の城に毎日欠かさず爆裂魔法を打ち込んでく
る、あぁ、あ、頭のおかしい大バカはどぅあれだぁーー
ー‼︎」

デ「お前が…お前が毎日毎日俺の城に爆裂魔法をぶち込ん
でくる大バカ者かぁー!俺がぁ魔王軍の幹部だと知ってい
てケンカ売ってんなら堂々と城に攻めてくるがいい。
その気がないなら町で震えてるがいいー!
ねぇ?なんでこんな陰湿な嫌がらせすんのぉー?
どうせ雑魚しか居ない町だと放置しておれば調子に乗って
毎日毎日ポンポン!ポンポン!ポンポン!ポンポン!
打ち込みに来おって!
あったまおかしいんじゃないのか貴様らーー!」
め「我が名はめぐみん!アークウィザードにして爆裂魔法
を操る者っ‼︎」
「…………」
デ「めぐみんってなんだぁ?馬鹿にしてんのかっ!」
め「違うわいっ‼︎」

め「無理です。紅魔族は日に一度、爆裂魔法を撃たないと
死ぬんです」
デ「おーい!聞いた事がないぞそんな事!適当な嘘をつく
なよ!」

め「余裕ぶっていられるのも今の内です。
先生ぇーーっ!お願いしますっ‼︎」

ダ「なんて事だ…。つまり貴様はこの私に死の呪いを
かけ、呪いを解いて欲しくば俺の言う事を聞けと…
つまりはそういう事なのかっ‼︎」
デ「はっ⁈」
カ「ダクネスが何を言ってるのか理解したく無い」
ダ「呪いくらいではこの私は屈しはしない。
屈しはしないが、ど、どーしよぉー!カズマーー!///」
カ「はい、カズマです。」
ダ「見るがいい。あのデュラハンの兜の下のイヤラシイ目
をっ!
あれは私をこのまま城に連れ帰り呪いを解いて欲しくば
黙って言う事を聞けと凄まじいハードコア変態プレーを
要求する変質者の目だっ///」
ダ「この私の身体は好きに出来ても心まで自由に出来ると
は思うなよっ!城に囚われ魔王の手先に理不尽な要求を
される女騎士とか…
あーどーしよぉー!どーしよぉーカズマ///」
カ「はいはい、カズマです」
ダ「予想外に燃えるシチュエーションだぁ!
行きたくはない!行きたくはないが仕方がない‼︎
ギリギリまで抵抗してみるから邪魔はしないでくれー///」
ダ「では、行ってくりゅー///」
デ「きっちぃー!」
カ「やめろ行くなー!デュラハンの人が困っているだろぉ
ー!」

カ「勝手に盛り上がっていた俺とめぐみんのヤル気を
返せぇ…」

ア「よっ!勝利の花鳥風月!」
{/netabare}

(第5話)
{netabare}
ア「もぉー限界!借金に追われる生活!クエストよ!
あのデュラハンのせいでキツいクエストしか無いけど受け
ましょう‼︎お金が欲しいのっ‼︎」
ダ「わ、私は構わないが…///」
ア「おっ、お願いよぉーー!もう商店街のバイトは嫌なの
よっ‼︎コロッケが売れ残ると店長が怒るの!頑張るから!
今回私全力で頑張るからぁーハァッハァッハー!」
カ「惨めだ……この自称女神……」

ア「あたし、今から売られていく希少モンスターの気分
なんですけど…」

カ「決して使えない女神を湖に投棄しにきたわけでは
ない。」

ア「あたし、ダシをとられてる紅茶のティーバッグの気分
なんですけど…」

カ「水に浸かりっ放しだと冷えるだろうー。トイレー、
行きたくなったら言えよぉー!」
ア「うぅっ…アークプリーストはトイレなんか行かないし
ーー!」
め「なんだか大丈夫そうですね。
ちなみに紅魔族もトイレなんか行きませんからっ!」
カ「お前ら昔のアイドルかっ!」
ダ「わ…私もっ…///くぅるせいだぁーだからぁ…///
トイレはぁ…トイレはぁ…///うっ…ぬぬっ…///」

ア「檻がぁー!
檻が変な音立てているんですけどぉーーーー‼︎」

ア「ヒァーッ!メキっていったぁ!
今、檻から鳴っちゃいけない音が鳴ったぁぁぁ!」

ダ「あの檻の中ちょっとだけ楽しそうだな…///」
カ「行くなよ。」

カ「お…おーい。いい加減檻からでろよぉー。もうワニは
いないからぁー。」
ア「このまま連れてって……。」
カ「なんだって?」
ア「檻の外の世界…怖い…このまま街まで連れてって…」

ア「るーるーるるる♪でーがらーしーめーがみが
運ばれてーくーよー♪
きーっとーこーのーまーま売られていーくーよー♪」
キョウヤ「女神様ぁーーーー‼︎」

ア「さぁ!女神の私に何の用かしらっ♪
あんた誰ぇ?」

カ「言いたい放題だなぁ、この野郎。アクアの事ろくに
知りもしないくせに。」

ダ「おい!いい加減その手を離せ!礼儀知らずにも程があるだろっ!」
め「ちょっと撃ちたくなってきました…」
カ「って、それはやめろ。俺も死ぬ。」

カ「だいたいこいつらが優秀?そんな…片鱗…
一度も…見たことが…なぁいんだがぁっ‼︎」

ア「ちょっとヤバいんですけど…
あの人本気で引くくらいヤバいんですけどぉ…
ナルシストも入ってる系で怖いんですけどぉ…。」
ダ「どぉしよぉ…あの男は生理的に受け付けない…
攻めるより受けるのが好きな私だが、あいつだけは無性に
殴りたいのだが…。」
め「撃っていいですか?撃っていいですか?」

カ「真の男女平等主義者な俺は女の子相手でもドロップキ
ックを喰らわせられる男…。
手加減して貰えると思うなよ…
公衆の面前で俺のスティールが炸裂するぞ!」
カ「ぬっ…へへへへへへへっ…さぁどうする…
ぬぁっははははぁー!ほほほーれっ…ほほほーれっ…
あっ…いや…」

ア「あの男!今度会ったら絶対ゴッドブロー喰らわして
やるんだからっーー!」

キ「探したぞ!サトウカズマっ‼︎」
「君の事はある盗賊の少女に教えてもらったよ。
パンツ脱がせ魔だってね!他にも女の子を粘液まみれに
するのが趣味だとか噂になっているそうじゃないか。
鬼畜のカズマだってね‼︎」
カ「おーい!待てっ‼︎
誰がそれを広めたのか詳しくぅーー‼︎」
キ「アクア様。僕は必ず魔王を倒すと誓います。
ですからこの僕と同じパ………」
ア「ゴッドブローォォォォォォォォーーーー‼︎」
キ「はぁぁぁぁぁぁぁーーーー‼︎」
ア「ちょっとあんた、壊したオリの修理代払いなさいよ!
30万よ‼︎30万‼︎」

カ「さっき20万って言ってなかったかぁー?」

デュラハン「きっさまらぁー。なぁーぜ城にこないのだぁ
ー!このぉっ!人でなしどもがぁぁぁぁーー‼︎」
カ「はぁいっ⁇」
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 112
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

この可笑しくも愛すべき彼らに祝福を!

テンポがとってもいいのと、間の取り方が絶妙です。
笑いのツボを外さない快作だと思います。

これは楽しく最後まで完走できそう。

キャラはいろいろ散々ですが、
スタッフは愛情込めてキャラたちを
おもちゃにして遊んでる感じがよいです。

エンドの手紙、誰のアイディアなんだろう?
原作未読ですが、原作にもあるんでしょうか?
無いとしたらシリーズ構成の上江洲誠さんかな?それとも監督?
好きですね、これ。
朗読を途中までで切ってしまうところとか。

上江洲さんはシリーズ構成&脚本家として、
センス抜群だと、かねがね思っています。
原作から旨味を拾い出し、作品を構成する絶妙なセンス。

上江洲さんがシリーズ構成で参加した作品の中で
私のお気に入りでは、
『瀬戸の花嫁』『天体戦士サンレッド』『人類は衰退しました』
『ディーふらぐ!』『暗殺教室』『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』など。
アルペジオでは、基本シリアスでもセンスの良い笑えるーンに癒された。

今作の金崎貴臣監督と、上江洲さんのコンビ、
過去の同コンビ作『これはゾンビですか?』は未視聴。
これを機に、近い内にたぶん観ると思います。

音楽では、OPは回を追うごとに好きになりましたが
それ以上に、2話から始まったEDの曲と画がとても好いです。
騒々しい本編で笑った後にピッタリ。
ゲームグラフィック風の街並みとリラックスしたキャラ達。
ほのぼのしてて、キャラに親しみを感じてほっこりします。

作画は、このぐだぐだなギャグコメディにぴったり。
ちょっとくらい残念な方が作品にはむしろ合ってる。
作風とのバランス取れてるので若干評価高めです。

<各話レビュー>
★ 第1話「この自称女神と異世界転生を!」{netabare}

人生は先が分からないから面白い。

引き籠りニートだった主人公、
ある日あっという間にリアル冒険者。

勇者の道も地道な一歩から。。。

霊界の案内係だった女神アクアを道連れに、
今回のクエスト?は土木建築工事。
まずはがむしゃらに働いて日銭稼ぎの日々。

来る日も来る日も
肉体労働して少しずつ衣食住を整える。

労働の後の毎日通う銭湯。
洗い場で頭からお湯被る。
風呂上りは、必ず腰に手を当てて「この一杯っ!」
酒場で吐くまで飲む。
明日のために気持ちよく爆睡する。

同じパターンが繰り返される演出。

キャラたちが汗水流して毎日生活してるんだと伝わる。
以前住んでた世界より、生命を満喫しているように見える。
生き生してる姿がとても微笑ましい。

どうやらポンコツ女神とタッグを組んでしまったカズマに祝福を!
{/netabare}
★ 第2話「この中二病に爆焔を!」{netabare}

肉体労働おつかれ~
ようやく本来の勇者活動スタート!

今回の討伐クエストは、
3日間で『ジャイアント・トード』を5匹討伐せよ!

<一日目>
えっ、これでモンスター?
緊迫感ない巨大カエルはちっとも怖くない。
ジャンプで迫ってくる、口にくわえる、以外はほとんど動かない。
無表情だし…見た目弱そう。

ああ、女神様、あなたはなんて献身的…
足止め要員さえいれば討伐は意外と簡単だった。
カズマは運が強い。
おかげで初日は2匹討伐成功。

しかしアクアは、面目駄々下がり。
でもあれじゃ、男の父性本能が放っておけないな。

<二日目>
「中二病でも魔女がしたい!」…「このすば」原作第2巻のタイトル
なるほど納得のキャラ、めぐみん初登場。

後ろ姿に、コスプレの長門有希を思い出す。
自信溢れる魔法使いから素の女の子に戻った時のギャップが楽しい。
こういう、不器用な、うざ可愛いキャラは好みです。

高橋李依さんの演技が冴えてます。「目がー!」で(爆)
なおかつ台詞にイカ娘まで混入させるというハイブリッドさ。
「私の両親について言いたいことがあるなら聞こうじゃなイカ!」は、
マジで金元寿子さんかと思った。
高橋さんの台詞の抑揚の付け方、語尾の処理の仕方が好いです。

残り3匹はめぐみん加えた三人で討伐することに。
足止め要員二人だったからこそ見事に?クエストクリアできたニューパーティであった…(~_~;)
カズマはやはり運が強い。

ようやく仲間と出会い居場所を見つけられためぐみんに祝福を!
{/netabare}
★ 第3話「この右手にお宝(ぱんつ)を!」{netabare}

一番強そうなのに一番ダメな系、ダクネス登場
ダクネスの本質をいち早く見抜くカズマ。
最弱と言いつつ、意外と冷静で的確な判断力を持つ常識人、
一旦仲間になったらそれがどんなにダメな系でも
受け止められる包容力が感じられます。

今回彼が習得したスキル、全くもってしょうもない、と思いきや
突如発生したクエストのポイント獲得にはちゃっかり貢献。

<華麗なるハロ…、じゃなくてキャベツどろぼう、カズマ>
今回のクエストとなった、空飛ぶキャベツの大群を大量ゲット。
なおかつそれらは経験値豊富な価値の高いもので
得られた報酬は大きいようだ。やはり彼の運は強い。

カズマの「ヘェー」、トリビアの泉の如くよく出てきますけど
ニュアンスの演技が絶妙で可笑しい。
僕街の「馬鹿なの?」ほどじゃないけど、いい味でてます。

話自体は、冷静に観るとナンセンスでばかばかしいと思います。
しかし、キャストの皆さんの演技に乗っかると楽しくてしょうがないです。
毎回、アドリブらしき台詞と間の取り方が実に上手いと思います。

アレで残念ながら打たれ強いダクネスに祝福を!
{/netabare}
★ 第4話「この強敵に爆裂魔法を!」{netabare}

前回のクエストで小金持ちになったカズマ。
今回、ようやくジャージを卒業、冒険者らしい出で立ちに。
ゴマするアクアがイタくも可愛い。

<魔王の幹部は、それはもう。お怒りだった>

おおー!ようやくまともな対戦相手登場か!?

そりゃ、自分の家が毎日一発爆裂魔法攻撃されたらたまったもんじゃない。
でも、なんで一発目で報復しなかった?
大らかで忍耐強いのか、魔王の幹部は?

仕返しで、結果的にダクネスに呪いの魔法掛けられちゃったけど
ノリが子供の喧嘩に見えて可笑しい。
素直に居城に出向き、彼を気分よくさせれば
呪いなんてあっさり解除してくれそうな気がします。

見た目と中身のギャップの可笑しさ。。。
去年の夏クールのオバロのアインズ様を思い出しました。

<どう?どう?私だってたまにはプリーストっぽいでしょう!>

ずーーっと一番残念なキャラだと思ってたアクア。

欠点:腹黒、傲慢、お調子者、お人好し。
長所:素直な所もある、働き者(但しあんまり頭使わない仕事)、
花鳥風月(宴会芸)、回復魔法

と思ってましたけど、今回ようやく回復魔法の出番。、
しかし今回、空気読めない、というのも彼女の欠点に加えよう。

今回、二体の天使が、ダクネスから
呪いの黒いスライム状のものを抜き取る演出がなかなか。

勝手に盛り上がって花鳥風月に興じるアクアに祝福を!
{/netabare}
★ 第5話「この魔剣にお値段を!」{netabare}

借金地獄の負のスパイラルから抜け出せないアクア。
売り子や内職のバイトより、
得意の花鳥風月で稼げば効率的で一番手っ取り早いと思うのですが
知力が足りないというのはこういうことなのか。

一攫千金の高額クエスト望み、毎度お馴染み泣き落としスキル発動。
涙も花鳥風月(水芸)の一種なのだろうか?
すっかり呆れられ、アクアに相応しいクエストを選択するパーティ一行だったが…。

<ルールールルル♪出がらし女神が運ばれてくよー♪
きーっとこのまーま売られていくよー♪>

ずっとブレない痛い性格が玉に傷ながら、
アクア様の水の浄化力すごいです。
ぜひ環境問題止まらない現代日本にお招きして
その力を存分に発揮してもらいたいものです!

その能力だけ着目したら立派な女神様なんですが…
普段の行いでカズマ以外、女神だと全く信じてもらえないポンコツさ。
やっぱり内面伴わないと、ありがたみがすべて吹き飛んでしまうのですね。

<今回の犠牲者、ミツルギ キョウヤ(CV:江口拓也)>
前回のデュラハンさんに続くカズマたちの第二の犠牲者。
イケメンで正義感強くても苦労知らずの自己中ナルシストは嫌われる。
それでも一応善意での決闘だったのに、
自分を英雄たらしめていたアイテム取り上げられて
しかも売られちゃたまりません。
笑えますけどさすがにちょっと可哀想。

カズマの鬼畜さがよく伝わる回でした。

この作品は、アニメでよくある、
いきなり頭身替えたり、極端に絵柄替えたりして
笑いを誘う作画と演出がほとんど不必要。
(2話でカエルにゴマするシーンのアクアの表情は効果的でしたけど)
キャラが見事に立っており、
後はキャストの演技力と間合いで十分笑えます。

作画も、狙ってる感すらあるチープな部分と、
今回のカズマの指の動きのように拘るところが
妙に混在してるのが可笑しい。

放置され、しっかり弄ばれてる感のデュラハンさんも再登場。

なんだか良識ありそうな魔王の幹部と意外と鬼畜なカズマたち。

はてさて次回はどんなやりとりが見られるのか?

高い授業料でクズマさんとアクア様の恐ろしさを学んだキョウヤに祝福を!
{/netabare}
★ 第6話「この強敵に爆裂魔法を!」{netabare}

<なぜ城に来ないのだ!この人でなしどもがー!!>
デュラハンさん、お気の毒。
律儀に待ったにも関わらず、シカトされ誰も彼の居城に訪れず。

その間、めぐみんの居城への爆裂魔法の日課は、成され続けられていた。
めぐみん曰く、爆裂魔法のターゲットは大きくて硬いものでなければ我慢できない体になったそうな。
カズマには秘密で、そして爆裂後のめぐみん回収役はアクア。
デュラハンのクレーム後、頭の良いカズマに共犯者はすぐにバレ、
口笛吹いてごまかそうとアクア。
ここはお約束だが、スカスカな音なのがアクアらしい(笑)

しかし真の怒りは、爆裂魔法の被害以上に、
呪いを掛けたダクネスをほったらかしたカズマ一行に向けられていた。
デュラハンは、アクアのチートな能力の存在なんか知る由もなし。

アクアの、ある意味最強、かつズルい能力と低俗で幼稚な中身。
めぐみんの、おとぼけ自己中ぶり。
ダクネスのエロカッコよさ。
賞金貰えてもそれを上回る借金こさえるパーティ一行。

今回も楽しかった~
展開は先読み可能だけど、テンポと演出がいいのと
キャストが楽しんで収録してる感もあって相変わらずのクオリティです。

今回のエンドの作文は、メグミン。
いかにもな中二キャラらしくて面白い!
手書きしたのはキャストかな?

なんの悪さもしてなかったのに弄ばれ、
悪者になって成敗されちゃったデュラハン(ベルディア)さんに祝福を!
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 34
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

のさばらし異世界に祝福は訪れるのか?

原作未読


劇場版公開前の地上波再放送にて。※我慢できずに配信で完走

特筆すべきは話数。1クールを12~13話に収めるのに苦労している作品が多い中、本作は全10話です。
異世界転生“ものながら”とことんお笑い。2~3話くらい経過すると視聴のお作法もわかり、{netabare}ギルドの緊急招集にも心拍数が上がらないくらい{/netabare}肩の力を抜いて楽しめるという安定したコメディでした。
“ものながら”としたのは、数多ある異世界転生もののテンプレ、例えばハーレム、俺TUEEE、バトルものの先入観を軽く裏切ってくれたから。多くの作品を鑑賞済みの方には変化球と映ったのかしら。あにこれでの高評価は新鮮味も加味してるかもしれないな。そんな作品です。

テンポや掛け合いの間も良く、ありきたりなほのぼのコメディでもなく、

 ≪ドタバタ系の完成度の高いコント≫

を見ているかのようでした。お気に入りシーン(コント)は一つや二つではありません。
それこそ笑いのベクトル合えば問題ないでしょうが、冒頭イマイチと感じても、話数を重ねる毎にパワーアップしていきますし、全10話と短いため空き時間でサクッと完走することも可能です。

シチュエーションは“笑点”に近い。{netabare}毎度ギルドからのクエスト依頼に主人公パーティが応えてくスタイルで、{/netabare}圓楽師匠や歌丸師匠からのお題に木久扇、好楽、小遊三さんら個性的な実力者がキャラに合った回答をしていく大喜利との既視感を覚えました。
そして「ウケてる時は同じボケを続けろ!」
{netabare}・序盤の働いて飲んで風呂入ってのリピート。
・「そういえば頭は悪いが…」の冒険者順繰りでのめぐみんご指名。{/netabare}
たしかこれ言ったのは萩本欽一さんだったか。大将の金言も活きています。
場面は笑点、時々、欽ちゃん。古典にして王道。パッと見のテンションの高さに隠れて、冒頭『安定のコメディ』と評した理由でございます。

演者にも救われました。女性3名はキャラ被りがないのは当然ながら、揃いも揃ってハイスペックでポンコツというギャップの美学。加えてメインどころ経験有りの実力派声優の掛け合い。
佐藤和真(CV:福島潤)、アクア(CV:雨宮天)、めぐみん(CV:高橋李依)、ダクネス(CV:茅野愛衣)です。安定の茅野節や意外性あるハイトーン雨宮さんに耳がいきがちですが、彼女ら3人のバランサーとして職務を全うした福島さんも良かった。テンポと間が悪いと台本よくても作品が死にますから配役は成功してたと思います。


なお物語は進みません。そういった意味では日常系っぽいかもしれない。
OPEDでは特にED。3人組担当の声優さん達が歌う「ちいさな冒険者」がお気に入りで、ここにもギャップの美学らしきものが垣間見えます。
例えるなら、「ポンキッキーズEDのパレード(山下達郎)」「ひょうきん族EDのDown Town(EPO)」のような視聴感といった感じでしょうか。このへんのネタは年寄りしかついて来れないでしょうが、ドタバタコメディの後のしんみり曲ってなにかしら相性の良さを感じるのです。
バンジョー目立つカントリー調ながらティンホイッスルやたぶんフィドルとか入ってるケルト風な仕上がり。打ち込みの電子音が目立たないこのような曲にはやはり暖かみを感じますね。


“異世界転生ものへの苦手意識はこの際捨てちゃってOK!”
“好きな人はそのまま体あずけちゃえばいーじゃない!”

けっして得意ジャンルとは言えない私でも楽しめた良作でした。いつもながら地上波再放送よ、ありがとう。こういうの敢えて見ないもん。



(オマケ)
■やっぱ男はこれだよね
お色気シーンの配合が按配良かった。おっぱい揺れるのに効果音入ってました。
{netabare}そして、サキュバスの淫夢屋を守るために立ち上がる男達。しょーもないことで吹っ切れるのが男という生き物であると仮説立て。本作で一番感動したかもしれん。{/netabare}

■とはいえささいな不満もある
1.ダクネスさんそこはもうちょっと
{netabare}一応ドMキャラで通してますが、シラフでわかりやす過ぎるのは違うのでは?真性はなんかこうもうちょっと…(自粛){/netabare}
2.そこはもうちょっと出番増やせませんか?
{netabare}女神エリスとダクネス友人の盗賊娘。{/netabare}2期に期待です。
3.顔がちょっとどころでなく
{netabare}崩れてません?一方で爆裂魔法やスキル発動時のゲノムの螺旋的演出は終始安定してました。
メリハリということなんでしょう。{/netabare}



■異世界転生もの

現実世界の描写は第1話Aパート止まり。異世界転生ものの様式美といっていいかもしれません。
ある日突然どこか飛ばされて新しい人生を歩む。物語は楽しんでナンボ、夢があっていいじゃない。
なのですが、そもそも創作物なんだから始めから異世界スタートでやってもらって構いません。転生した異世界で、もと来た現実との相関が薄いのであればわざわざ転生させる必要はないでしょう。たまに観たり読んだりする分には“人生リセット系”も良いのですが、こうも多いとね。
おおむね初っ端の「現実は〇〇でした」部分の多くが無駄に感じるため私は好きではありません。

・現世と異世界でギャップを演出できるか?(金持ち⇔貧乏、イケメン⇔ブ男、男⇔女、リア充⇔非モテ、同じスペックだが環境がまるで違う、etc)
・転生先で現実世界と物語がリンクするか?(未練でもなんでも…)

あまりAパート止まりの現世部分を引っ張ったところでその後の没入感が削がれるためこの手のものはさじ加減が難しいのです。そして上手く処理できてない作品まさに死屍累々が現状かと。

という観点で本作のいいところ。
{netabare}カズマの現世でのオタぶりをいじるアクアさんだったり、冬将軍エピソードで現世/異世界が交錯しそうな話を持ってきたりと、転生ものならではの体裁は保ってました。{/netabare}

ダメなところ。
{netabare}とりわけ他の作品でも主役率の高い“引きニート”設定が活かされてましたか?{/netabare}
第1話Bパート以降に文句はないのです。
普段から人と話す訓練をしてないのが、いきなりナイスコミュニケーターになれる確率なんてミリあるかどうかでしょうに。
ましてや不特定多数と生の会話をこなす、いきなり的確なツッコミ入れる&ツッコミ入れ続ける芸当なんて万が一も不可能ですよ。


本作にひっかかりを感じるのはこの一点。そしてこのヒキコ無双設定が私には影を落とした感じ。
それ以外は文句はありません。素晴らしい作品でした。



視聴時期:2019年1月~3月再放送

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2019.08.08追記
《配点を修正》+0.1(作画分)
 ※作画乱れを作品の特長としたことを評価

2期の再放送も終わって劇場版のレンタルがそろそろかという頃合い。
2周めいきましたがネタわかってても笑えますね。良く作られてます。
レビューアップ後のレビュアーさんとの意見交換にて、
「転生の設定活かされてんじゃん?あそことかこことか」
のご意見いただいて確かにその通りだな、と。

どうやら“ヒキコ無双”に条件反射で噛みついちゃったみたいです。



2019.03.21 初稿
2019.08.08 追記
2020.12.08 修正

投稿 : 2024/06/01
♥ : 109

93.6 5 ファンタジーでコメディなアニメランキング5位
小林さんちのメイドラゴン(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (1692)
8102人が棚に入れました
朝、会社に出ようとしたらドラゴンがいた。
茫然とする小林さんの目の前で、そのドラゴンは角あり尻尾ありのメイド服を着た美少女へと変身した。
トールと名乗るそのドラゴン娘は「今日からメイドとして働かせてください!」と申し出る。
どういうことか分からず尋ねると、昨夜酔った勢いで小林さんが家に誘っていたようだった。
「人を雇う余裕はない」と断る小林さんだったが、会社に遅刻してしまいそうな時間だと気づき―。

声優・キャラクター
田村睦心、桑原由気、長縄まりあ、高田憂希、高橋未奈美、小野大輔、中村悠一、加藤英美里、後藤邑子、石原夏織
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

鶴の恩返しならぬ竜の恩返し? 萌えあり、神話・伝説ネタあり、ほっこり笑えるホームドラマ

ある日ある夜、お酒に酔った小林さん、前後不覚の千鳥足、足向く先は何と山、そこで会ったはドラゴンさん。つるぎ刺さった巨体見て、絆され助けたその翌日に、メイドラゴンのトールさんがやって来た。

OLでオタクで死んだ魚の目(笑)の小林さんとメイドラゴンのトールさんが織り成すの笑い多めの日常もの。

多忙で笑いのない日々を送っていた小林さんのお家に、ドラゴンだけどメイドで、天真爛漫で元気印のトールさんが住み込んで、賑やかな生活のはじまり、はじまり~というお話。寂しさの立ち込めていた小林さんちに新たな家族?の到来で赤々と火が灯った様です。

トールさんが小林さんの服を口に含んで洗濯?したり、自分のしっぽを切って食卓に出したりとギャグは概ね万人向け(笑)クトゥルー神話ネタで一部視聴者を置き去りにした「※1這いよれニャル子さん」みたいな、分かる人にしか分からない神話・伝説ネタとかも若干ありますが、あまりくどくないので気にせず楽しめると思います。酔っ払った小林さんの持ってた一升瓶に"竜殺し"とかの小ネタも笑えました。鬼殺しより遥かに強烈そう‥。

でもあれこれ知ってると面白い場面も‥。私的には1話の電話越しからトールさんに怖ろしげな支持を出すファフニールさんの声(小野大輔さん)に爆笑。彼の※生い立ちとか末路とか考えると無理もない台詞でした(笑)

大まかな印象はありがちなご主人様とメイドのお話で、トールさんが強大な力を持っている所とか、小林さん好き好き(笑)な所は、上でも引き合いに出した「這いよれニャル子さん」に良く似ていますが、女性同士のお話なのでやらしさが全然無くて、老若男女見やすいアニメになっているのではないでしょうか? 主人公に一目惚れというよりは助けてもらった恩返しという所にも好感が持てました。

ご近所さんや商店街の人たちも一緒になって物語に絡んでくる場面などもトールさんが妙に馴染んでいて何となしに顔がほころんでしまいます。ツノあるのに‥(笑)ツノは出せるけどしっぽは出せないという所はトールさんと小林さん以外の人間達との距離感を表している様でした。ツノは出せるんだ‥(笑)

2~3話
{netabare}
2話ではトールさんを慕う同じくドラゴンの幼女のカンナちゃんことカンナカムイちゃんも登場し、ホームドラマ色やほのぼの色がより強くなった印象。お父さん役の小林さんとお母さん役のトールさん、子供役のカンナちゃんとくれば、まるで仲の良い3人家族ですね(笑)

3話には、電話の声の印象ではかな~り怖そうだったけど、実の所は割と優しいファフニールさんが人間の姿で登場。いつもニコニコ穏やかなケツァルコアトル=ルコアさんも加わり、ますます賑やかな雰囲気に。
{/netabare}
4話
{netabare}
カンナちゃんが小学校に通い始めるというお話。

文房具から体操服から上履きまで、結構色々買い揃えなければなりません。ランドセル38000円もするんだ‥とか小林さんみたいに思いつつも6年間使える上等なものなら安いものですね。小林さんの僅かな動揺を見逃さず、カンナちゃん気にしてましたが、こちらもとてもリアルな描写でした。ちょっとした言葉の端でも子供はお金の話に敏感に反応する事があるものです。小林さんの方もちゃんとそれに気付いてて、言葉じゃなくて行動で「大丈夫だよ」って伝えられた様で‥こういう気遣いは大人として見習いたいものですね。

そして場面変わって小学校。おっとりだけど何でも出来ちゃうかンなちゃんはあっという間にみんなの人気者。小林さんの言いつけで、カンナちゃんの学校生活を監視するトールさんは過保護で文句たらたらなお母さん(お父さん)状態。気持ちは分かりますが、全国のお父さんお母さん真似しちゃいけませんよ? 木の枝の上に横たわったり、草むらの影から頭を出したりしながら人類批評するトールさんの図がちょっとドラゴンっぽくもあり、シュールでもあり何気に笑えました(笑)

後半はいい年した大人(ドラゴンだけど)が子供と一緒になって思いっきり(殺さない程度で)爆風ドッヂ。島本和彦先生の漫画「炎の転校生」とかから脈々と続く、ありがちで伝統的なギャグなんですがフツーに笑えました。ファフニールさんいつになく燃えてるなぁ(笑)地面えぐれたり木とか折れたり色々とメタメタになってましたが、ツノとかしっぽ隠すよりもそっちを心配した方が良いかもとか思ったり‥でもルコアさんが全部元に戻せるそうでヨカッタヨカッタ?

終幕前の子供間のマジやべぇ伝染には‥(汗)でした。子供の前で軽率な言葉は使わない様にしたいものですね。

今回も楽しいお話でした。
{/netabare}
5話
{netabare}
今回は小林さんの事をもっと知りたいトールさんのお話とファフニールさんのお家探しのお話、トールさん、人間の超能力に驚愕というお話の3つ。お約束のカンナちゃんと才川さんの「萌え~(笑)」なオマケもあちこちにありました。盛り沢山ですね。

最初のお話はトールさんが認識阻害(透明人間みたいになる事)を使って小林さんの職場見学するというもの。

人の働く姿をドラゴン視点から見下ろすトールさんでしたが、どことなく興味深げ。

でもパワハラ上司の登場でそんな心持ちも一転、小林さんを罵倒する所長の姿を見て激怒、を通り越して殺意を抱くトールさん。憎き敵を抹殺せんと‥足かけて転ばせただけ(笑)これも小林さんへの愛ゆえですね。

繰り返し同じ言葉で罵倒する人って現実にもいますけど、このアニメで描かれている様に、特に社会的地位のある程度高い年かさの人に多い気がします‥。自分よりも落ち着いていたり、優れていたりする人間に対して攻撃的になるのは、多分自分が見下されていると思い込む心の裏返しなので、怒りの燃料は主に劣等感と被害妄想、ゆえに無尽蔵、なので非常に性質が悪いのです。

所長の2度目の登場シーン、ここでもほぼ同じ問答が繰り返されトールさんのささやかな復讐あり、所長、殺されなかっただけでも幸いでした。小林さんに感謝しなければなりませんね‥パワハラの証拠録られてクビになったけど。リアルでもこういう風に因果応報が上手く機能してくれるといいんですけどね‥(汗)

それはそれとして、人に頼られ、黙々と仕事をこなす小林さんの姿を見て、トールさん、ますます小林さんの事が好きになった様子。恋する人の美点を見つけて歓喜してしまう所など女の子っぽくて可愛らしかったです(笑)

次のお話はファフニールさんのお家探しのこと‥「人類など滅ぼしてくれん」とか突発的に口走るファフニールさんですが、テレビゲームにご興味を持たれた様で(笑)街頭での呆然とした面持ちでのエアプレステ?笑かさせて頂きました。

トールさんの指示に従って人間のやり方で人間界に住む事に決めたファフニールさん、不動産屋さんに「お予算は?」って聞かれて金塊をゴトって‥流石です。いくらでも持ってますものね、この人(笑)

あれこれあって、行き着いた先はオタクモードの「ヤンス」の語尾が面白い滝谷君のアパート。快くファフニールさんを同居人として受け入れてくれました。かな~りいい人。ファフニールさん、ゲーム狂の素質が見え隠れするので滝谷君と仲良く出来そうですね(笑)良きゲーム仲間の誕生?楽しいコンビになる予感がします。

最後はトールさんがテレビで見た人間の超能力に興味を持つというお話。最初のお話の延長上にあるお話ですね。好きな人やものに関する事なら何でも知りたい!と思うのは、人でもドラゴンでも同じな様です(笑)小林さんの事を知りたい、小林さんは人間だから人間の事も知りたいという様に‥よ~く分かります。トールさんの愛と笑いに溢れたお話でした。

今回も充実した内容でした。次回もとても楽しみです。
{/netabare}
6話
{netabare}
新キャラのジョージーさんと翔太君の登場回。

OPで竹とんぼみたいにくるくる回ってるメイド姿の人がジョージーさんなんですが、才川さんのお姉さんで、メイドさんではなく、ただのメイドマニアの人でした(笑)

今回登場したジョージーさんといい、小林さんといい、女性でメイド好きの人って稀だと思いますが、漫画「エマ」の作者の森薫先生とか思い出すと、重度のメイドマニアって案外女性に多いのかもって気になります。(服着れるし)

続いてはお約束の才川さんとカンナちゃんパート。部屋で一緒にゲームとかして遊んでいただけなんですけど、事ある毎にカンナちゃんと密着してしまう才川さん大変でしたね(笑)

性差のはっきり表れる前の子供時代の方が、男女ともに心も体も中性的で、同性や異性の区別無く好きになっちゃう事が多いと思うので、描写は色々とあざとかったんですけど、わたしには割と自然で微笑ましい光景に見えました。

翔太君とルコアさんのお話では、ルコアさん、気まぐれに翔太君の作った魔法陣から現れたものだから最初は悪魔と間違えられ、結局は風貌や態度から淫魔と見なされてしまいました(汗)3話ではトールさんがファフさんの姿に注文付けてたシーンもありましたし、ルコアさん元神だし、外見の融通は利くと思うんですけど‥ルコアさんもトールさんみたいに今の自分の姿を気に入っているのかも知れませんね(笑)

このお話では"魔法使いの家系"という言葉も出てきましたが、メイドラの世界にはハリー・ポッターにあるみたいな魔法界らしき場所がある様子。トールさんの元いた世界との関連は今の所不明。

最後は滝谷君とファフさんの同居生活のお話。2人が仲良くプレイしてた対戦ゲームは「※スパイVSスパイ」(パロディですが)。レトロゲーマーとしてはチョイスが渋くてこういうの見るだけでも嬉しくなります。

でもアニメ内で頻繁に見られる、ゲーマー=ネトゲ廃人=アイドルオタクというテンプレはちょっと控えて欲しい気が‥。3つとも当てはまる人もいるにはいると思いますけど、大抵はどれか一つか二つだと思うので(笑)

ゲームは情報媒体が基板だったり光ディスクだったりするだけで、本や映画と同じで内容は千差万別。誰だって数学の問題集と芸能人のゴシップ本を一緒にしないですよね‥。当然ゲームにも色々あります。ゲーム文化の歴史はまだまだ浅いので、一般的な認知が甘いのは仕方ありませんが、こういった混同は"ゲームはゲームでしょ"という誤解を生む原因になるので、この作品に限らずきっちりと区別して欲しいと思う事はあります。

それはそれとして、ファフさん、イベントのオタ芸?練習とか食事の片付けとか案外人間の世界に馴染む為の努力もしている様で(笑)尊大な口調とは裏腹に結構健気でした。

今回も短編3つ+の構成で飽きずに楽しめました。次回にも期待。

※:VSをアンドと読む。すなわちスパイアンドスパイ。敵を倒すのは目的ではなくあくまでも手段という、アクションながら知恵比べに重点を置いた割と珍しいタイプの対戦ゲーム。罠の仕掛け合いや白兵戦などで相手を出し抜きつつ、フィールド内に隠されたアイテムを集め先に脱出するのが目的。続編とかもある。
{/netabare}
7話
{netabare}
今回は水着回、後半にコミケのお話。

海の家を見て何の気無しに口にした小林さんの言葉の端から、小林さんの家族に興味を持ち始めたトールさん。トールさんに訊かれて小林さん、自分の家族を"普通の家族"という言葉で表現。彼女の社会的立場や温厚な人柄とかを見ると、かなり恵まれた環境で育った人だという事が察せられますので、謙遜した表現というか、事実から大きく外れた表現と感じました。日本人は特に、とかく自分を普通と思いたがる癖がありますよね(汗)

作中で触れられたのは人とドラゴンの常識の違い云々の話でしたが、人同士の家族を比べてみても、それぞれの持つ常識にあれこれと違いはあるものです。国とか地方とか、環境が大きく異なれば尚更の事。どっちが恵まれているとかは一概には言えませんが、小林さんの言う普通の家族ってかな~り貴重なものなんじゃないかと思われます。出来れば"いい家族"と言って欲しかったシーンでした。

次のコミケのお話はその場にしかない一体感、ライブ感を知るトールさんのお話。このあにこれでも新しく参加する人もいれば、去って行く人もいます。代わりになる人など一人も無く、今ここにある巡り合わせはこの時だけのもの。嬉しい事も寂しい事もありますが、この場に身を置く限り、一期一会の気持ちでその時その時を大切にしたいものです‥。

オマケのカンナちゃんパートでは、夏休みの理科の宿題に昆虫採集が含まれている事(選択性ですが)とプリントに"集めた昆虫を貼ろう!"って書いてあるのに唖然。しかもバッタ、チョウ、セミの指定が‥(汗)

虫に防腐剤注射したり、ピンで刺したりするのは知ってますが、"貼る"とはこれ如何に? 昆虫の死骸をボンドとかで紙に貼っつけて提出するんでしょうか? 見るからにおぞましいプリントの束になりそうです(汗)まぁ選ぶ子供(特に女子は)少ないと思いますが‥。

カンナちゃんはと言うと、虫を貼り付ける欄に食感を擬音とかで書いただけでした(笑)貼り付けられるにしても食べられるにしても虫たちの末路は同じですね。合掌‥。

水着回の後にコミケネタと今回は2本立て、単純なギャグになりがちな舞台やテーマを扱ったお話でしたが、家族における親子の関係、人同士の繋がりについてちょっと考えさせられる、メイドラらしい、しみじみとしたお話でした。

他のアニメだと水着回を捨て回みたく思ってるブリキ男としては嬉しい誤算。

次回も楽しみです。
{/netabare}
8話
{netabare}
最初のお話はお弁当対決。

審査員役のファフさんの立ち居振る舞いが堂に入っていて、グルメマンガ張りだったのには笑えました。

お題目はサラダ、肉、デザートの三種、定番からゲテモノ!まであれこれ登場しましたが、弁当作りの経験割とあるやつとしてはトールさんのシーザーサラダは量さえ加減すれば、お弁当箱とは別の密閉容器に入れて有りだとか、小林さんのベーコンエッグは弁当にはおかしいとか思ったり‥。ベーコン使うならアスパラとかにんじんのベーコン巻き、タマゴ使うなら玉子焼きがあたりが妥当なんじゃないでしょーか? 色々と気になってしまいました。最後にヘンテコ生物食べてしまった小林さんがちょっと心配になったお話でもありました(笑)

次のお話では新キャラのエルマさんが登場。いつぞやのシーンのトールさんの台詞の中で彼女と死闘を繰り広げたと言うリヴァイアサン(レヴィアタン)がこの人の様です。中々の純朴(天然)キャラですが、何の冗談か小林さん勤めてる会社にしれっと入社しちゃいました。PC見た事も無いのに入れるSE関係の会社なんて無いと思うので魔法でも使ったんではないでしょ~か?

最後は人に求められるのに慣れていないと、どう応じて良いか分からないという小林さんのお話。愛される事に慣れていない人は愛する事も苦手だったりする事がありますが、小林さんは両親から愛されて育ったはずなのに、何でそんな風になっちゃったんでしょうね? 愛情の匙加減が分からない様です。わたしも多過ぎたり少な過ぎたり、若干そんななので、ちょっと心に痛いお話でした(汗)

最初のお話に"仲良くケンカ"というファフさんの言葉がありましたが、あれも上の話と同じで、ある程度の互いの信頼無くしては出来ない事ですから、小林さんもトールさんに甘えていると見て取れます。愛情表現にも色々とあるのです(笑)

本筋とは関係ありませんが、神と敵対しているはずのトールさんが指で十字架を作ってポーズ決めている図には大きな違和感が。何かの伏線だったりして‥。
{/netabare}
9話
{netabare}
今回は運動会のお話。

前回の小林さんの"求められる事に慣れていない"理由の一端が描かれました。

運動会に両親揃って来てくれると子供はそれは嬉しいものですが(特に低学年の子は)こういうのを見ると家族の人が誰も来てくれなかった子の事も思い出してしまいます。そういう子は大体の場合、友達の家族とかと一緒にちょっと萎縮した面持ちでお弁当を食べるのです。子供にも寄りますけど‥。そう言えばみなみけにもそんなエピソードがありましたね‥。

今回のエピソードを見ても分かる通り、愛情表現の不器用な小林さんもトールさんもカンナちゃんも、欠けたものを互いに補い合って助け合って生活している者同士。これはもう立派な家族と言う印象でした。こういう家族の形もあってもいいんじゃないかとわたしも時たま思います。現実では法律やら何やらで不可能だったり、手続きが面倒だったりするんですけどね(汗)
{/netabare}
10話
{netabare}
今回はほぼ演劇の話一本、老人ホームでボランティア上映と言うお話。

演出担当のファフさんが料理回に続いて例の感じのキャラになっていたのには若干のマンネリ感が‥。でもお約束の笑いは頂けました。ご馳走様でした(笑

上映会の話。結局出来上がったのは、童話にアニメに、老人向けという事で忠臣蔵要素を加味したごたまぜ劇でした。見ていてちょっと恥ずかしい気持ちになるのはルコアさんの衣装のせいではなく(笑)素人の作る劇というのはこのアニメで描かれている様に得てしてオリジナリティが希薄で、どこぞから借用したものの継ぎ合わせである事が多いので、それを見ている気になるからなんでしょうね。わたしも子供の頃そんな劇に参加した事がありました。まぁ劇の内容はともかく、子供が頑張っている姿を見れれば大抵の大人は満ち足りた気持ちになれるんじゃないでしょうか(笑)

オマケはクリスマスのプレゼントのお話。サンタの姿を一目でも見たいという気持ちが子供の眠気を強力に退けると言うのはよくある話ですが、例に漏れずカンナちゃんも頑張ってました(笑)

サンタの存在を疑い始めた頃、わたしも同じ様な事した事ありますが、結局の所、大人の愛と辛抱強さの前には負けてしまってました‥。幼少期を思い返した時、私は大人に関する良い思い出をあまり見つけられないのですが、愚直ながら愛情を注いでくれた人もいたのだと改めて思い出させて頂いた次第。感謝したいですね。

サンタの存在をいつまで子供に隠し通せば良いのか、そもそも隠す必要はあるのか? 疑問に思う方もいるかも知れませんが、私的にはなるだけ隠しておいた方が大人も子供も楽しめるので良いのかと(笑)ネットの普及してしまった現在では秘密を死守するのが困難でしょうけど(園児とかでもサンタ信じてなかったりして?)‥この世には不思議な事が沢山あるのだと夢中でいられる時代というのは、儚くも貴重なものだとも思いますので。
{/netabare}
11~13話
{netabare}
最終話にかけて各話レビューサボっちゃいましたので色々と端折って。

11話は年末年始の小林家の様子を描くごく普通の日常もの、12話はトールさんの過去のお話、最終13話はトールさんとそのお父さんの親子のお話という流れ。

後半にかけて小林さんの態度が若干横柄になり、トールさんの遠慮が薄くなりましたが、これはとても自然な流れで、二人の信頼が強まった事の表れと私は感じました。やはり最初の印象から遠からず、小林さんとトールさん、何となく夫婦関係みたいに見えます(笑)

最終回の中盤、トールさんを失った後の小林さんの心境もよ~く理解出来ました。人との繋がりが深ければ深いほど、その人が去ってしまった時の喪失感は強くなるものです。でもトールさんすぐに戻ってきてくれて良かったですね(笑)

最後はトールさんのお父さんと小林さん&トールさんの対決というお話。

お父様の言う秩序の話ですが、トールさんが人間界に下っても、便乗や混乱は起きないとわたしには思われました。これまでのお話にも異界からいろんな人が来て人間と仲良くやってる描写がありましたし、ドラゴンだって何人か来ていますものね。ファフさんとかルコアさんの方が影響力ありそうですし‥。そんななのでお父様が理屈を盾に無理に説得している様にも見えてしまいました。そとみは厳格で怖そうでしたけど、本当は娘が可愛くってしょうがない優しくて心配性な、割と普通なお父様だったのではないでしょーか?

小林さんがトールさんを"私のメイド"と言うシーンは今回のハイライトですね。好意を素直に受け、与える事が出来る様になった小林さんの成長が伺えました。

その後もあれこれと問答がありましたが、大まかな流れとしては、ドラゴンと人間の立場の違い(人間同士で言うと身分の違いとかに置換出来そう?)はあるものの「娘さんを私にください!」「娘はやらんっ!」な古典的なお芝居に近かった気がします。ただそこに至るまでの過程はちょっと変わったファンタジーで、概ね小林さんとトールさんのラブストーリーという体で上手くまとめた最終回だったのではないでしょうか?
{/netabare}

小林さんの同僚の一見爽やかイケメンの滝谷君も面白い。オタク話になると声の高さもテンションも異常に上がり、出っ歯が生えてメガネ着用、語尾には何故か「ヤンス」が付いてしまいます。もはや変態!もとい変身としか‥それにしてもスゴい変わり様です‥(笑)

スゴい変わり様と言えば、小林さんの酒癖の悪さはかなりのもの(汗)こちらはちょっと不快に感じる人もいるかも知れません。アニメではこういう表現が割と目立ちますが、酒飲み本性違わずという言葉がある様に、しらふでも怒りやすい人は酒を飲んでも怒りやすく、怒らない人は怒らないというのが私が経験上知っている酒飲みの性質です。酒を飲んで人格が豹変する様に見えるタイプの人はしらふの時でもぴりぴりしていて、怒りを抑えている印象を受ける事が多いのです。小林さん、多忙過ぎてストレス相当溜まってるんじゃないかな?とか余計な事考えちゃいました。明るいトールさんとかわいいカンナちゃんとの生活で心癒されて、酒癖の悪さも治るといいですね(笑)

あとちょっとした事ですが、場面が変わる時に表示される格ゲーの必殺技コマンドとか、一見ほぼ無意味なんですけど、シンプルながら気持ちを切り替えるいい演出になっていたと思います。これのおかげでだだ漏れ感が無く、快適に視聴出来る気がしました。

OP「青空のラプソディ」は溌剌としていて動きも多くて見てるだけで楽しくなってしまいますし、ED「イシュカン・コミュニケーション」もちょっぴり邪悪なドラゴン視点の歌詞が印象的。

行き場を失ったドラゴンさんたちが小林さんちに集まって、擬似家族みたいになっていく、笑かされほっこりさせられるアニメです。



最後まで見終えて

原作者のクール教信者さんが重度のおっぱい好きなそうで(笑)趣味全開の描写が毎回の様に有りましたが、男視点からでも目に余るものがありました。女性からはひんしゅく買いそう‥。おっぱいが揺れるのってオタクアニメでは定番の表現だと思いますが、メイドラのはちょっと度が過ぎる‥。よく言えば奔放に作られていると言えるし、悪く言えば節操が無い気がします(汗

全編を通して、日常ギャグ、家族ドラマとして安定した作りだったと思います。キャラ魅力も十分。登場人物の大半をうら若い女性が占めてしまうアニメよりも、このメイドラの様に、滝谷くんやファフさんみたいな男性キャラ、商店街のおじさんとか近所のおばさんみたいなモブキャラ、才川さんや翔太君みたいな子供キャラを、バランス良く登場させているアニメの方が私はずっと落ち着きます。「みなみけ」なんかでも保坂先輩とか藤岡(あえて敬称略)がいなかったら、雰囲気全然違っただろうなぁとか思い出したり(笑)

ちょっとわざとらしい演出が気になるルコアさん関連のお話が苦手でしたが、全編を通してとても楽しく視聴させて頂きました。

2期あれば是非見たいアニメです。

駄文お読み頂きどうもありがとうございました。


※1:人間の真尋君に一目ぼれしたニャル子さんこと邪神"ニャルラトホテプ"とその愉快な仲間たちが繰り広げる、アニメ、特撮、クトゥルー神話ネタ多めのラブコメ&ドタバタギャグアニメ。

※2:財産の為に弟と共謀し父を殺害、後に武力で弟も退け呪われた指輪を含む財宝を独り占め。ファフニールは元々人(もしくはドワーフ)の姿でしたが、洞窟に納めた宝を守るために竜の姿に変身し、その上に横たわりました。宝を奪われる恐れの為、毎日決まった時刻に湖に水を飲みに行き、その時の他は洞窟の外に出なかったという‥。

※:スピンオフ作品(web漫画)「小林さんちのメイドラゴン カンナの日常」も面白いですよ。ニコニコ静画(http://seiga.nicovideo.jp/manga/?track=home)で無料で読めます。(ちょっと重いのでコメントOFF推奨)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 60
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

感情的な場面の積み上げ…という京アニの手法の典型例?

追記 改めて再評価してみました。破壊と悪意、自己保身や欲望があるので日常系ではないと思いますが、だからこそ面白かったと思います。ブラックユーモア的…というとちょっとオチが人情味的すぎますね。

 で、本作を見ていてちょっと思ったのが、京アニのアニメって、面白い、感動的という評価をされてもテーマの深さで評論の対象にならないですよね?ちょっと気が付いたことがあります。京アニのアニメの作成の手法についてです。

 面白そうな「場面」をしつこいくらいに積み重ねているというか…その作品のニーズに対して感情に訴えかける「場面」をこれでもか、と入れてくる感じですね。それを驚異的な作画と感情たっぷりの演技・演出で飾るので、心を強引に揺さぶってきます。

 だから感情は動かされますが、後になにも残らないのでしょう。テーマが無くモチーフと設定しかないからだと思います。逆に言えばだから普通はアニメ化の選択をしない4コマや4コマモドキのマンガ、特に評価が高くない(失礼)原作を、面白いアニメに仕上げられるのだと思います。原作改変が批判されない理由も、この辺にあるのでしょう。

 つまり原作のつまみ食いして良い意味でも悪い意味でエモい場面にどんどん変換して行く感じでしょうか。だから視聴中、視聴後感は感情が高ぶってものすごくレベルが高く感じるんですけど、後になって振り返ると「あれ?」何を得たのだろう?という感じですね。

 京アニの作品が2期になってより感情的になるのは、この動かすべき感情の「ニーズ」がはっきりするからでしょう。ですから私は京アニの2期は、1期の微妙なバランスのチューニングがずれてしまっていてほぼすべて嫌いです。

 特に「らきすた」以降かなあ…「けいおん」はこの手法が上手くいった例でしょうね。ここで、この4コマ的なマンガをアニメにする独特のアニメ制作手法を完成させた感じでしょうか。

 それ以前にフルメタのふもっふの評価が高くてセカンドレイドの人気がない理由もこれが原因でしょう。境界の彼方も深そうでいて内容が無くエモい場面とセリフばっかりですしね。原作をきっちり映像化した「氷菓」と「聲の形」が良かったですね。
 ユーフォの特に2期とヴァイオレットは更にこの感情を強引に揺さぶる手法を進化させた感じですね。


 違う話ですが、本作の小林さんですが、後半に行くにつれ、小林さんが聖女になって行くのは、ドラゴン達がボケで小林さんがツッコミに回ったからだと思います。当初は小林さんも特に対トールではボケてたんですけどね。その比率が下がってゆく気がします。話を回すためにドラゴンの種類を増やしたからこその変化でしょう。

 あとケツァルコアトルが不気味なのは目が見えないから…そして目が見えた時の目の異様さ、でしょうね。



以下 1回目のレビューです。

{netabare} 結論から言って面白いです。といっても日常系やギャグとして面白いというのではなく、価値観がまったく違うドラゴンという種族が、小林を中心とした人間との出会いで考え方に変化が起きる話としてです。また、考え方の変化も必ずしも人間の道徳をそのまま受け入れるのではなく、可能性を感じる程度でとどまることです。

 ファフニールがその意味では一番わかりやすくて、人間の文化と同居人との生活で、人間世界を破壊するデメリットを感じ同居人に対する信頼は得ますが、それでも人間そのものに対しては距離を置きいつかは決別する可能性も理解しています。ですので、ファフニールのパートはギャグにしてもどこかダークな雰囲気が漂います。

 もちろんカンナおよびカンナと才川についてが癒しパートとなります。が、才川の性格や今までの孤独を考えると、あのメイド萌えの姉の存在が少々異質に思えてきます。カンナに対する才川の異常な執着が、才川の両親との関係性の歪みの象徴に見えて少し切なくなります。

 トールそのものも人類をあからさまに信頼していませんし、人命に価値を置いていません。もちろん大量に殺戮を繰り返していたのでしょう。つまり、小林を含めたこの世界の人間は、トールがいる限り死と隣合わせにいるわけです。エルマとの対立もあります。むき出しの悪意に癒しはありません。原作がそうなのか京アニチューニングかわかりませんが、1期を見る限りギャグとして振り切れない裏の設定を強く感じました。

 小林という人物。文句を言いながらもトールやカンナを受け入れて仕方なく同居を始めるというところまではいいのですが、カンナの小学校の道具を用意するところは「こんなにいい人なんだよ」というエピソードが表面にですぎました。このチューニングが以後続いて行きます。

 小林というキャラが謎でした。マイペースで人情的ではあるのですが。我々が漠然と善と見做す価値観を物語に当て嵌めて生まれたような人物像ですね。というより、小林が本当はそうじゃないんだけど「善」とか「道徳」に縛られて、自分の本来の欲望とは違う価値判断をしているというか。だから酒を飲むと性格が変わるのかもしれません。モノローグはたっぷり見せてくれているんですけど内面が見えない人物でした。
 ひょっとしたら現代人の感覚に近いのかもしれません。善悪の判断とか行動の基準が外部の価値判断に縛られているというか。いや、なんか違いますね。そこまで不自然ではありません。カンナによる母性の発露とトールとの出会いによる成長?最終回を見るとそうかもしれません。でも、やっぱり謎でした。この辺りは2期を見終わると言葉になりそうなので追記するかもしれません。

 ケツァルコアトルと少年の部分はなぜか全く面白くありませんでした。エロが過剰というよりも、ケツァルコアトルの少年の扱いが愛情故というより玩具にしか見えないせいかもしれません。このケツァルコアトルというキャラも内面が分からず少々不気味です。いざというときに仲間になる感じもありませんし。
 あと、トールのしっぽを食べるとか舐めて奇麗にするとか、少しリョナというかグロ的な部分もあって、少し気持ちが悪くなったこともありました。

 これらを考え合わせると本作を単純にギャグとみるには「行間」にあるダークな部分や寓話的な何かが表現されすぎています。まして「日常系」にはとてもではないですが、見られませんでした。

 とはいえ、アニメ作品としては面白いです。ドラゴンと人間の価値観の違い的なストーリー部分ですね。ギャグとしてもまあまあですが、笑えたところはあまりなくほっこりもしませんでした。人情もの…でしょうかね。あとはカンナが可愛いくらいでした。どちらかといえば演出とかアニメ表現とかメタ的な視点で、アニメの出来の良さを楽しむという意味で面白かったということかもしれません。

 ただ、京アニのハルヒ、けいおん、氷菓、ユーフォの流れの超一級の作品ではなく、演出と細かいエピソードの積み重ねで何となく話を進めて行く、らきすた、日常の次くらいの流れに属する作品かなあと思いました。ただ、この2作よりはストーリー性がありますので、あるいはまったく違う系統なのかもしれません。 {/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 26
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

日常の大切さを知る系アニメ

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
祝! 2期放送開始ヽ(´∀`)ノ

一言で言うと、「流石、京アニ」。

この時期は「響けユーフォニアム」など、シリアスで芸術性の高い作品が続いていた(そしてそれが大好きだった)けれど、むしろこういう日常系が、本来の京アニらしいんだよな、と、京アニの守備範囲の広さを再確認。

癒し、萌え、を求めている方は是非! 私は、残業の後に観るようにしてましたw

作画は抜くところは可愛く抜きつつ、魅せるところではガッツリ魅せてくれ、かなり良かったと思います。

あと、OP、EDはどちらも良かったです。OPは私の好きな「fhana」さん(河合荘の主題歌)。EDも可愛らしくて良い感じ。久々に、どちらも飛ばさずに全話観ました♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
このアニメの成功の大きな要因は、小林さんを、中性的ながらも「女性」にしたことだと思います。

話の筋的には、小林さんが男であっても成り立つものばかりです。というか、もし、萌えの方向にもっていきたいなら、「男性」の方が良いくらいです。

この作品は、「日常系」ではありますが、トールの背景には大きなシリアスがありますし、「いつか死が二人を分かつまで」という「期間限定の日常系」です。もし定義するならば、「日常の大切さを知る系」と言っても良いでしょうか(小林さんの社畜感含めw)。

そういう作風の中で求められるのは、「萌え」や「燃え」以上に「癒し」。その「癒し」を演出する上で、小林さんを女性にしたのは、必然性がありますね。

例えば最終回、トールと終焉帝の戦いに小林さんのが割って入るのだけれど、もし小林さんが男だったら、どうしたって打算的な部分が入ると思うんですよ。いわゆる、「男女間に純粋な友情が成り立つか否か」という命題的なアレですよ。

うん、やっぱりなんか違ってくると思う(終焉帝にしたって、娘が現状から逃げて男のところに転がり込んでたら、流石に最後まで許さないでしょうしw)。

トールは小林さんを愛し、小林さんもトールを愛しているけれど、その愛は、「恋愛」に属するものではなく、キリスト教における「隣人愛」に近いものだと感じました(いや、私はキリスト教徒でもなんでもないですが)。だから、この作品は「百合」ではないのかな、と(まあ、トールは怪しいですがw でもあくまで、トールは小林さんを尊敬し、敬愛していると思うのです)。

私はこのへん、「のんのんびより」に近いものを感じました。サンクチュアリ感というか、なんというか。自分的にどストライクでした(音の少なさ、台詞感のたっぷりとした間、というのも共通点ですね)♪

この作品、キャラの良さも光りました。

特に、小林さん。小林さんの良さは、1拍おくところなのかな。

ガーッと感情的になることは少なく、必ず考えてから言葉を発します。その思いやり方が実に微妙で絶妙で、「あぁ、優しい人間ってこうだよな」と思います。小林さんの言葉で、心に残ったものはいくつもありました。

例えば、第2話の「誰かを信じたから友達や恋人になるのではなく、友達や恋人になった後に誰かを信じられる」というのは真理をついていると思うし、第7話の「大体の人って、大人になったんじゃなくて、子供でいれなくなっただけ」とかは色々考えさせられた。第8話の「あの子はメイドだけど、友達でも良いと思ってるよ」は、温かい言葉だし、第11話の(いつも通り尻尾を食べさせられそうになり)「来年も再来年もムリ」という発言は、来年も再来年も一緒にいることが前提ってことで、これ、最終回での終焉帝との問答の伏線になっていたのですね。

などなど、他にもたくさん。これだけ名言が出るアニメも珍しいです。

それだけ思慮深く、ともするとドライな小林さんが最終回に発した、(トールがもう戻らないと聞き)「マジか……」の一言は、胸に突き刺さりました。「マジか」なんて、もしかしたら日本人が一番日常的に使っているかもしれない言葉にここまで実感を込められるのは、逆に新鮮でした。

他にも、トールのドラゴンならではの思考回路や、倫理観、突拍子のない行動も笑えたし、そういう「異種間コミュニケーション」も見所のひとつでした(そこも書くと更に長くなるから割愛します)。
{/netabare}

《以下ネタバレ》

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
衝撃の開幕(笑) かなり良い設定とテンポ。1期にひとつは必要な作風だね。私の尻尾焼き、は笑った(笑) 最後にちょいシリアス。

2話目
カンナカムイ、アイヌの神様だね。「誰かを信じたから友達や恋人になるのではなく、友達や恋人になった後に誰かを信じられる」ってのは、なかなか深いと思う。戦闘シーンの作画は、流石に京アニ!
ふ~ん、なんかやっぱり深みがありそう。

3話目
なんか、いいほんわかさ。「のんのんびより」「甘々と稲妻」以来だな。小林さんの枕元に、寝たまま電気消せるスイッチあった。面倒くさがりの小林さんらしく、細かい作画○。ケツァルコアトルって雄の蛇神じゃなかったっけ? 酒飲んで妹に手だしたはずだし。

4話目
文房具の進化って、計り知れないよね。余談ですが、最近個人的ヒットの文房具は、1位スタンプのり 2位ライフスタイルツール。トールの人間評がいちいち辛辣w 才川さんもなかなかナイスなキャラw

5話目
ルコア、ファフニール、それぞれが人間世界に、それぞれのペースで溶け込んでいるのが良かった。

6話目
ガチのメイドおたく(笑) ホントに刺激的で平和な世界。

7話目
水着回。小林さん、貧乳でgood(笑) 蟹食うなや(笑) 史上最も残酷な西瓜割り(笑) 「大体の人って、大人になったんじゃなくて、子供でいれなくなっただけ」……深いな。コミケを観て、「訓練なしに統率とれてる」って、流石ドラゴン的思考w

8話目
いつもと少し違う作風、小林さんの「あの子はメイドだけど、友達でも良いと思ってるよ」は、温かい言葉。新キャラ登場。OPにいたのに、ホントに「やっと」出てきたね(笑) 百合なんだけど、なんか好きな百合だ。「友達はいたけど、親友はいなかった」……響くな~。

9話目
運動会、相変わらず良い話。余談だけど、最近の学校って、運動会の選手宣誓で、「最後まで戦い抜く」じゃなくて、「最後まで競技する」って言うそうですね。

10話目
婆さんの笠、燃やしたw 爺さん達、大喜びw

11話目
お正月、いつもの尻尾ネタ。でも小林の「来年も再来年もムリ」という発言は、来年も再来年も一緒にいることが前提ってことですね。良い感じ♪

12話目
どんな掃除の歌だw ここで0話に戻るんですねw 酒でグダまいて意気投合かw

13話目
小林さんの動揺。「マジか」の一言が、逆に新鮮。そして、1話目に戻る。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 78

85.8 6 ファンタジーでコメディなアニメランキング6位
オーバーロード[OVERLORD](TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (2382)
12624人が棚に入れました
時は2138年。

仮想現実の中を自由に遊ぶことのできる体感型ゲーム全盛の時代に一大ブームを巻き起こしたオンラインゲーム《ユグドラシル》は静かにサービス終了を迎えるはずだった。

しかし、終了時間を過ぎてもログアウトしないゲーム。突如として意思を持ち始めたNPCたち。ギルドの外には見たこともない異世界が広がっていた。

現実世界ではゲーム好きの孤独で冴えない青年が、骸骨の姿をした最強の大魔法使い・モモンガとなり、彼の率いるギルド《アインズ・ウール・ゴウン》の伝説が幕を開ける!

声優・キャラクター
日野聡、原由実、上坂すみれ、加藤英美里、内山夕実、加藤将之、三宅健太、千葉繁、沼倉愛美、白熊寛嗣、子安武人、M・A・O、五十嵐裕美、渡辺明乃、村瀬歩、悠木碧、稲葉実

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

主役はダークヒーロー?

ネトゲ廃人がサービス終了後なのにゲームから離脱できなくなってしまった
しかもアンデッドで勇者に倒される側という

ヒーローと言っていいのかは分からない
初期設定?と言っていいのか分からないがめちゃ強い。あと設定のおかげでモテモテ。
いつの間にか見た目だけじゃなく、心も人間から遠ざかっている

他の幹部キャラクターも設定の癖があって個性的。

対峙する相手も死亡フラグたてまくりで好き。


OP
Clattanoia OxT
ED
L.L.L. MYTH & ROID
MYTH & ROIDもええな。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 終わりと始まり
広大な世界と高い自由度を誇るDMMO-RPG《ユグドラシル》。一時は爆発的な人気を博すが次第に低迷し、ついにサービス終了が決定した。そして最終日、ギルド《アインズ・ウール・ゴウン》の長・モモンガは、本拠地のナザリック地下大墳墓で仲間の訪れを待ちわびていた。しかし、すでにほとんどのギルドメンバーは引退し、久しぶりにログインしてきた仲間もすぐに帰ってしまう。モモンガは1人で最後の時を迎えるのだが……。

2. 階層守護者
突如《ユグドラシル》からログアウトができなくなり、NPCたちがまるで人間のように動き出した。モモンガは混乱する一方で、NPCたちに設定されていた絶対の忠誠にも変化が生じているのではないかと危惧する。しかし、ナザリック全NPCの頂点に立つ守護者統括のアルベドをはじめ、各階層守護者たちは心から主への忠誠を示す。そんなアルベドたちの期待を裏切らぬよう、モモンガは完璧な支配者として振舞おうとする。

3. カルネ村の戦い
マジックアイテム《遠隔視の鏡》の使い方を確認する中、モモンガは人間が暮らす村を発見する。その小さな村は騎士団と思しき戦士たちに襲われ、女や子供も容赦なく殺されていた。アンデット化のせいか悲惨な光景を目にしても平静なままのモモンガ。最初は村を見捨てようとするが、考えを変えて己の力を試してみることに。モモンガは村に転移し、村を襲う騎士たちと対峙。強力な魔法で敵の力を量ろうとするが……。

4. 死の支配者
リ・エスティーゼ王国辺境にあるカルネ村を襲ったのは、他国の騎士を装ったスレイン法国の特殊部隊《陽光聖典》であった。彼らの真の狙いは王国最強と名高い戦士長ガゼフの抹殺。当のガゼフはそれを察しつつも、村を救うべく陽光聖典と戦う道を選ぶ。しかしマジックキャスターを擁する敵の強さは圧倒的で、ガゼフの部下たちは次々と地に倒れていく。ガゼフも武技を駆使して奮戦するが、数多の傷を負い、ついには力尽きてしまう。

5. 二人の冒険者
カルネ村の事件の後、アインズは戦闘メイド(プレアデス)のナーベラルを供に連れ、リ・エスティーゼ王国の城塞都市《エ・ランテル》にやってきていた。二人はモモンとナーベという名前で冒険者組合に加入し、情報や金銭を得るべく名を上げようとする。しかし、最も低いランク《銅(カッパー)》の冒険者には簡単な仕事しか得ることができない。そんな中、モモンたちは《銀(シルバー)》の冒険者チーム「漆黒の剣」から一緒に仕事をしないかと誘われる。

6. 旅路
薬師のンフィーレアから護衛を頼まれたモモンは、《漆黒の剣》と共にモンスターを狩りながらカルネ村を目指す。見事な連携を見せる《漆黒の剣》のメンバーたちだったが、二振りのグレートソードを軽々と振るい、モンスターを薙ぎ倒していくモモンの力に度肝を抜かれてしまう。生きる伝説とも言われる《アダマンタイト級》にも匹敵するかのようなその強さに感嘆した《漆黒の剣》の面々は、尊敬と好意を持ってモモンに接するのだが……。

7. 森の賢王
カルネ村まであと少しのところで、村の変化に気づいたンフィーレア。周りを物々しい柵で囲った村の様子をいぶかしむ。すると突如、武装したゴブリンたちが出現し、一行は取り囲まれてしまう。緊迫した空気の中、村から駆けつけてきたのはンフィーレアが好意を寄せる少女・エンリだった。エンリからカルネ村が襲撃に遭った経緯を聞いたンフィーレアは、村を救ったアインズ・ウール・ゴウンの正体がモモンであることを察し……。

8. 死を切り裂く双剣
モモンは森の賢王に騎乗してエ・ランテルに帰還し、計画どおり冒険者としてその名を町中に広めていく。一方、バレアレ家ではクレマンティーヌがンフィーレアの帰りを待っていた。悪意と狂気を隠そうとしないクレマンティーヌにペテルたちは危険を感じ、身を挺してンフィーレアを逃がそうとする。しかし、冒険者組合で用事をすませたモモンがバレアレ家を訪れたとき、すでにンフィーレアはさらわれていた。

9. 漆黒の戦士
モモンが乗り込んだ墓地では、秘密結社ズーラーノーンの幹部・カジットがエ・ランテルを死の都に変えるべく儀式を執り行っていた。カジットの相手をナーベに任せ、モモンはクレマンティーヌと対峙する。英雄級の実力を誇るクレマンティーヌに対し、モモンはレベル補正によって肉体能力こそ高いものの、剣士としてのスキルはない。戦いの中でそれを見抜いたクレマンティーヌはモモンをなぶり殺そうとする。

10. 真祖
時は少し遡り──エ・ランテルに出立する前、シャルティアに魔法や武技といった特殊な能力を持つ人間の捕獲を命じていたアインズ。シャルティアは行方不明になっても表沙汰にならない犯罪者に狙いを定め、盗賊まがいの傭兵団のねぐらを襲う。圧倒的な力で傭兵たちを蹂躙するシャルティアだが、しだいに血に酔って我を失い、一部の者を取り逃がしてしまう。すると、そこに異変を察知した冒険者のグループがやってきて……。

11. 混乱と把握
シャルティアが反旗を翻した──不測の事態に混乱しながらも、アインズはまずシャルティアの居場所を探すことに。<水晶の画面(クリスタル・モニター)>に映し出されたシャルティアは、森の中で立ち尽くし、手には神器(ゴッズ)級の武器があった。シャルティアが必殺の武器を出さねばならない事態に陥っていることに、衝撃を受けるアインズ。急ぎ現地に向かおうとするが、冒険者ギルドからヴァンパイア出現の知らせを受ける。

12. 鮮血の戦乙女
軍勢も護衛も連れず、アインズはたった1人でシャルティアと対峙する。ユグドラシルには復活の魔法が存在していた。しかしこの世界で使用できるかどうかは確認できていない。文字通り命がけとなる戦いを前に、アインズは念入りに準備を整える。時を同じくして、ナザリックではデミウルゴスが憤りを露わにしていた。忠誠を誓うべき最後の主を失うわけにはいかないと、部下を率いてアインズのもとへ駆けつけようとするが……。

13. PVN
シャルティアに苦戦を強いられる中、アインズは即死系魔法を発動し、組み込まれたスキルの効果で、即死効果に完全耐性を持つシャルティアとその眷属を全て滅ぼそうとする。しかし、肝心のシャルティアは所持していた蘇生アイテムを使い、魔法の効果を打ち消す。MPやスキルを使い果たした両者に残されたのは、シャルティアにとって圧倒的に有利な接近戦のみ。勝利を確信するシャルティアに、アインズは全てを明かす。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 10
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

無課金勢は白旗を揚げる

原作未読 全13話


まずはじめに言いたいのがこの1期終了時点で完全に2期を視野に入れた畳み方をしてること。むしろ「絶対終わらせまい!」という確固たる意志すら感じた最終回。1期が2015年夏で2期が2018年冬。あのまま終わってたら清々しいまでの俺たたENDだったでしょう。結果オーライなんでしょうがよくこんな終わらせ方したなとそのことにびっくりです。

有名タイトルだしレビュアーさんからの推薦もある。なぜか2期を地上波再放送やるってんで廃…じゃなかった配信で1期を観ることにしました。

とあるVRMMOがサービス終了するタイミングで、その重課金ユーザーかつギルドの長まで登りつめた男が感傷に浸りながら最終日を噛みしめてたらそのまま異世界に転送されちゃって、ログアウトも管理者アクセスもできず「さてさてどうしたもんか」というところから始まる物語。

そこから紡がれたお話は大人気となったわけですが、要は主人公最強系の異世界モノなわけです。
2020年現在でトライする場合、このテのジャンルには半信半疑で

 「この時期にはまだ珍しかったからウケたんじゃねーの?」

先入観バリバリっすよ。

 …それでも面白かった。

  …どうしてなんだろう?

有名タイトルでも苦手分野だから躊躇することってあると思うんですけど、私にとって“主人公最強系”がまさにそれに該当します。
結局楽しめてたんで杞憂に終わった『オーバーロード』で気づいたことがいくつかありました。これまでは下手に言い訳じみたものより清々しいまでに最強だといいかな…くらいの認識だったのです。


■楽しめる条件其の壱

一つ目。理由が“そりゃそうだよね”と納得感がある。

理由なき最強はぺらっぺらに見え時間の無駄と感じる確率が極めて高い。そしてそんなん山のようにあったからこその不信感なわけです。たぶんなにかしらウケたやつがあってその後バッタもんが粗製濫造されちゃってブランド毀損しちゃったんでしょ?とありがちなやつだと思ってます。
『オーバーロード』での最強理由はいたって明解。

 {netabare}重課金ネトゲ廃人だから{/netabare}

チートなはずです。理由が理由だけにコメディにも化ける。


■楽しめる条件其の弐

二つ目。イキってるの見るのしんどい。

其の壱をクリアしてないイキリ主人公だと即離脱対象です。そこをクリアしててもちょっとしたことで離脱対象になりがちなのがこれ、イキリの有無。さらに今回の気づきのが以下↓

 {netabare}謙遜 VS 謙虚{/netabare}

似て非なるんですけど主人公が“謙虚”なほうが楽しめます。自分が強いのを理解してて力の行使は惜しまずさりとて背伸びせず。
これが“謙遜”タイプだとふとしたことで傲岸不遜な態度に早変わりしがちです。「いやいやそんなことないですよ~」が嫌味に聞こえちゃうのを指します。なにせ力はあるのにへりくだるポジショニングをするわけですから。このタイプは自分を客観視できていないため周りが求める役割を担わず時期を逸し状況が悪くなってから土壇場で力を発揮する、みたいな。


こんな諸条件をクリアした主人公アインズ・ウール・ゴウン / モモンガ (CV日野聡)は安心銘柄です。
あくまで私基準で“主人公最強系ウザい”方向けに「大丈夫ですよ」と言いたいレビューでした。



※ネタバレ所感

■『オーバーロード』のこういうところは面白い

1.煽る煽る

いわゆる敵がイキりまくるわけで、本人の死亡フラグをばんばん立ててくれるわけです。観てる方は結果だけは知っているので神座の視点から高みの見物。イキリのボルテージが高ければ高いほど面白い。『ワンパンマン』なんかもそうですね。
{netabare}クレマンティーヌ(CV悠木碧)は最高でしたね。顔芸もさることながら悠木さんの怪演。基本ご機嫌なんだけど感情の起伏が激しい。興奮して早口で罵詈雑言をまくしたてるのがなんとも。緩と急とそれ以外も高速回転しながら目まぐるしく変化する彼女は1期のみどころです。{/netabare}

2.アンチヒーロー

本人も骸骨なんですけど、本拠地「ナザリック大墳墓」で従えてるNPCたちもヴァンパイアやインプなど人外さんです。悪役の悪役たらんとしてる振る舞いと根はいい人みたいなギャップは面白かったです。

3.ところどころ気を抜く

同じLV100でもNPCはプレイヤーには勝てないだろうねって基本ルールなんだと思います。NPCはプレイヤーに逆らえないという力関係が眼前としてあるみたい。

{netabare}・プレイヤーのハンドルネームがひどい
 →“ぶくぶく茶釜”“ペロロンチーノ”“たっち・ミー”センスが…
・レアアイテムのネーミングセンスもこれまたひどい
・現実世界でのプレイヤーがチラ見できる
 →いくらひどくても“至高の御方”の崇高なお考えで納得できるNPCたち{/netabare}

4.アインズ様

日野さんのオフィシャル声とモノローグ声の演じ分けがナイスでした。日野さんあってのアインズ様だったと思います。他にも

{netabare}「お前のミスをすべて赦そう」
「お前のすべてを差し出せ」
「お前に罪はない。この言葉をしかと覚えておけ」

至高の御方として振る舞うべく努力されてたお姿が印象的です。
そんな横で創造主の名前がふざけ過ぎてて膝から崩れ落ちるんですけどこのへんのギャップで魅せるやり方は成功してましたね。{/netabare}


■まあでも結局は…

{netabare}たしか41人。廃課金者の元気玉で勝利を収めたラストがとても清々しいのであります。

もっともアインズ様の心が乱れたといいますか激昂してた箇所覚えてますか?

{netabare}夏のボーナス全部つぎ込んだ課金ガチャでゲットしたアイテムが無効化された時{/netabare}

ネトゲ廃人の生態をよく表わしてました。そういえばシャルティア復活も5億枚の金貨を“溶かす”ことで成就してましたが、こういう細かいメタも好まれる理由でしょう。{/netabare}


課金課金で隆盛を極めたソシャゲも一段落。『あつまれ どうぶつの森』などコンシューマー機器とネットワークとの融合にて課金せんでも楽しく遊べるゲームも出てきており、数年後に振り返ったら

 「課金って何?」

と新卒社員に不思議がられる時代がくるかもしれませんね。
そうなると本作は歴史的遺産の意味合いも出てくると思います。



視聴時期:2020年10月 

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2020.10.17 初稿
2021.09/04 修正

投稿 : 2024/06/01
♥ : 65

keylove さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

予想を裏切られました、良い意味で。バーチャルMMOのこの展開はやっぱり!

まずはじめに、最近わかったことですけど。
これの評価はそれほど高くないですけど、あにこれの評価の傾向は、新しいものに高い評価が付き難いっていうことだと思うんですね。
他にも名作だと思われるものでも、意外に低いのに驚きますから。

何が言いたいかというと、あにこれの評価以上にこのオーバーロードは面白い作品だということです。
もちろん好き嫌いはありますけど、確実に名作であると思いますし、他の方のレビューを見てもそう感じていましたから。
ただ、個人的にはパッケージデザインで観るのをためらっていた作品なので、そういう人がいるなら、観たらきっと思ってるのと違いますよということもあわせて言っておきたいです。


これはライトノベルが原作のアニメ作品ですね。

そりゃそうだ、って思っちゃいますね、こういう設定のものを観ると。
アニメ好きの人なら、ある程度は感覚でわかっちゃうところがあるんじゃないでしょうか?

もちろん、異能の力、異世界、バーチャルMMORPGの設定を書いている漫画もあるのかもしれないけど、SAOやこの作品みたいに緻密に世界観を描けるのって、文章でしかない気もするんですよね。

ゲームの中に閉じ込められるお話で、その中の国の名前やキャラ、技の名前にゲーム設定の細かい説明。
これらはやっぱり漫画じゃ不可能に近いんじゃないかと思います。
ワンピースクラスなら別かもだけど。

キャラの描き方なんかは漫画が一番良いんだとは思いますけどね。


でもって、この作品もSAO(ソード・アート・オンライン)と同じく、近未来にもしかしたらできるかもって想像されているバーチャルMMOというゲームのお話ですね。

そしてそのMMOの技術というのはゲームや娯楽だけに活用されるものではなく、医学や異文化交流など、あらゆる可能性を秘めた夢のような仮想世界なので、世界は本当に本気で取り組んでいるような気もしますね。



あ、話が逸れましたが、このオーバーロードは、その伝説のオンラインゲームになぜか突然取り残された主人公のお話です。

SAOはたくさんの人たちがログアウトできなくなって、寂しくないですよね。
でもこのお話は、それまで一緒に戦ってきたメンバーがいないお話なので少し寂しい感じが最初はします。

でもすぐにその暗い感覚は払拭されて、パッケージデザインとは少し違う、なぜかのほほんとした気分になれるキャラたちの掛け合いが楽しめます。

見た目は怖いグロテスクな絶対支配者なのに、これはゲームなので実はちょっとあれ?っていうような人物が主人公だったりします。
なので人間味があるし、意外と親近感が湧きますね。

でも、この主人公はその一つの国の絶対的支配者であり、創造の神です。

あとは視聴して確かめてもらうのが一番かと思います。


それと、SAOと明らかに違うのは、あんなにきれいに死にません。
けっこうリアルに死にますし、グロと言えばグロのシーンもあるかもです。
それに、あくまでも悪の支配者という名目なので、そういう意味では無慈悲なところもあるかと思います。


ではキャラが魅力的だったので紹介しておきます。
全部は無理なので、好きなキャラだけ。


アインズ・ウール・ゴウン(モモンガ)- 日野聡さん
本作の主人公。
もともとこのゲームにおいての絶対的支配者たちの一員であり、アンデッドという種族の中での最高位(オーバーロード)として崇められるほどの存在だったのが、ゲームの世界が本当の世界のようになってしまったあとではそのギルドの唯一の絶対的支配者で、誰もが固い忠誠を誓う、神のような存在。
まあよくあることですけど、反則レベルです。
cvの日野聡さんは、灼眼のシャナ、ゼロの使い魔、ハイキュー!!、など多数で活躍されています。
この演技はかなり上手かった気がしますけど、どうなんでしょうか?


ここから下はもともとNPC(ノンプレイヤーキャラクター)であったものが感情を持ってアインズに忠誠を誓った者たちです。

アルベド(albedo)-原由実さん
種族:子悪魔、職業:ガーディアン
階級守護者統括でありナザリック地下大墳墓に存在する全NPCの頂点に立つ存在。
絶世の美女という設定なのですけど、個人的にはあまりそういう風に思わなかったかな?
ただ、底知れぬ実力の持ち主であり、ちょっとビッチでもあります。
cvの原由実さんは、THE IDOLM@STER、黄昏乙女×アムネジア、うたわれるもの 偽りの仮面、などで活躍されています。

シャルティア・ブラッドフォールン(shalltear bloodfallen)-上坂すみれさん
種族:真祖(トゥルーバンパイア)、職業:カースドナイト
ナザリック第1 - 3階層「墳墓」の守護を任された階層守護者。
外見は幼い感じがあって、でもきれいなところもあって、一番魅力的だと思いました。
それに、めちゃくちゃ強い戦闘特化型。
cvの上坂すみれさんは、中二病でも恋がしたい!、ガールズ&パンツァー、艦隊これくしょん -艦これ-、など多数で大活躍の若い声優さんでこれからが注目です。


ナーベラル・ガンマ(narberal・Γ)-沼倉愛美さん
種族:二重の影(ドッペルゲンガー)、職業:ウォー・ウィザード
ナザリックにおいて戦闘能力を持つ6人のメイド、チーム「プレアデス」の1人。
常に冷静沈着で何事にも動揺しない、戦闘メイド。
このメイド、強すぎます。
というか、この最初に出てきたレベルでこの強さなら後のメイドや階層守護者たちの強さとはどんなに強烈なのでしょう?
ということを、このメイドさんをみて思いました。
cvの沼倉愛美さんは、THE IDOLM@STER、恋愛ラボ、悪魔のリドル、など多数で活躍されています。



ここまで、この一期(二期もあるでしょうもちろん)において、特に目立っていたキャラたちを紹介しました。


曲も良かったです。

オープニングテーマ「Clattanoia」
作詞 - hotaru / 作曲 - 大石昌良 / 編曲 - Tom-H@ck / 歌 - OxT

エンディングテーマ「L.L.L.」
作詞・作曲・編曲・歌 - MYTH & ROID

これもチェックしてみてください。


ということで、オススメできます。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 32

83.7 7 ファンタジーでコメディなアニメランキング7位
慎重勇者 ~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (861)
3496人が棚に入れました
超ハードモードな世界の救済を担当することになった女神リスタ。チート級ステータスを持つ勇者・聖哉の召喚に成功したが、彼はありえないほど慎重で......?「鎧を三つ貰おう。着る用。スぺア。そしてスペアが無くなった時のスペアだ」異常なまでのストック確保だけに留まらず、レベルMAX になるまで自室に篭もり筋トレをし、スライム相手にも全力で挑むほど用心深かった!そんな勇者と彼に振り回されまくる女神の異世界救済劇、はじまる!

声優・キャラクター
梅原裕一郎、豊崎愛生
ネタバレ

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

異界の診断基準

*極微修正*


まるでホストクラブの源氏名のような名前の主人公だが、名は体を表す(?)ようにルックスも態度も俺様ホストのようで、女神たちをたぶらかして最強ぶりを見せつける。
主演声優のせいか、主人公がコメディ化した「ゴブリンスレイヤー」に見えるのは気のせいだろう。


「俺TUEE」と称されるアニメは数多いが、TVアニメには、その歴史の最初期に、どんなピンチでも一切の説明抜きで表情も変えずに高笑いして粉砕する『黄金バット』という「強い!絶対に強い!!」先達が存在する。(いや、表情の変えようはないけれども)

後出しジャンケンのような追加設定の小出しや、作者が設定しておいたセキュリティホールを突かせて「主人公最強」を演出する、スケールの小さい「TUEE」たちに今更どんな感心のしようも無い。

無表情ぶりは先達を見習ったかのような主人公の「最強」は、「後出しジャンケン」の説明それ自体ではなく、「後出し」ではなく最初から準備していた「先読み」なのだという曲がりくねった理屈付けが主眼であり、要するに、どう「屁理屈」を捻り出すのかという無理やり感が笑いを生む面白さの源泉だ。

おそらく自分は「慎重」なのではなく「普通」なのだと思っているに違いない主人公が、案外と視聴者に違和感を持たせないのは、現代人の視聴者には、保険やリスク管理の仕組みが日常的なものであるからだろう。

保険料は基本的に、事故の起きる確率と発生する損害額を掛け合わせて算出されるが、確率が低くとも損害額が膨大であれば、保険料は高額になる。

あるいはリスク管理で「低リスク高頻度」と呼ばれる範疇。
ある作業で致命的な事態が発生する確率が1%であっても、毎日その作業を行うのであれば、1年に3回は致命的な事態が発生する。

「世界」と「生命」を賭けて「頻繁に」戦闘を繰り返すのであれば、手間暇を掛けてありそうもない事態に備えるのは、保険料を払うのと同じことだ。
主人公の度を越した「慎重」が、ほんの「ちょっとだけ」度を越しているに過ぎない程度に見える距離感は、現代人の普通の感覚に支えられている。


「異世界」では「病気」と言われてしまう主人公だが、精神科医が「異常」であるとの診断を下すためには、意外に社会通念や常識が大きく考慮されるものだそうだ。

もしも「世界中の人間が俺を見張っていて、悪口を電波で広めている」と訴えれば、30年前なら間違いなく妄想と診断されただろうが、誰でもスマホでツイッターする現代では、必ずしも病理学的な妄想とは診断できないかもしれない、らしい。

現代日本人の素人目には強迫神経症を発症しているほど「異常」とは見えない主人公の「慎重」ぶりが、「異世界」では「被害妄想」の「病気」と云われてしまうのは、つまるところ現実と「異世界」の社会通念=常識の違いを現しているという事になるだろう。

「異世界転生もの」では、「現実」と「異世界」の常識の違いは、現代人には「常識」であることが「転生先」の異世界では「特別」に凄い=有利に働くように描かれることが殆どだが、凄い「病気」と表現するところに批評性が感じられる。

必ずしも意図して込められた批評性ではないかもしれないが、「(現代)日本人なら説明抜きで異世界と転生の設定を納得する」という、ネタを割るような第1話の冒頭の女神のセリフからして「異世界転生もの」への批評的視線が織り込まれている。

「転生先で女神から聖なる天命を授けられ、剣と魔法の異世界で魔王を斃すべく戦いに挑む」

ゲームファンなら感涙にむせびそうな展開は、現代の日常語に翻訳すれば、

「未知の超常力で不可解な場所へ拉致され、物理法則さえ不確かな異次元で命がけの戦闘を強制される」
になるわけで、未知の不審人物=自称女神の言葉を鵜呑みにして、戦いに赴けるものかどうか。
ステータスに魔法が表示されているなら「異世界」の物理法則は「現実」とは異なることを意味する。まず石を落として万有引力が存在することを確かめてからでなくては、うっかり歩き始めることすらできないだろう。
賭けられているのは「世界」の命運以前に、自分の生命なのだから。

あまたの「異世界もの」の「勇者」が、女神の言葉のままにいきなり「冒険」に飛び込んでいけるのは、主人公を「病気」と診断する異世界の「診断基準」=常識をまるで疑わないからだが、「信憑」できるのは、女神のセリフのごとく「異世界」「クエスト」「魔法」「ステータス」「ギルド」などなどの「お約束」に無批判であるからだ。

「俺TUEE」系の異世界アニメの視聴では、とかく「感情移入」が特権化され、ヒーローに一体化して視聴できるかが問題視される。
一体化すれば全世界を手中にする全能感はあるものの、逆に言えば一体化に失敗すれば何も得るものが無いという事だから、それも当然かもしれない。
ヒーローに一体化するとは、視聴者が「お約束」と一体化する事でもある。

だが、本作の、現代日本人の普通の感覚を維持した主人公に「感情移入」して「世界」を眺めるとき、主人公=普通人の視線の前では、この「世界」は「創りもの」の「お約束」に乗っかった不確かなものであり、あまたの「俺TUEE」ヒーローの「TUEE」は、恣意的な「お約束」の上で「後出し」や「意図的なセキュリティホール」に演出されているだけに過ぎないことが、嫌でも意識化されてしまう。

主人公に一体化する「俺TUEE」アニメの視聴マナーで視聴することで、嫌でも「俺TUEE」の空想性が暴露されてしまうという本作の批評性が、「屁理屈」のこね合いに不思議な説得力と笑いを生み出すのだろう。



「診断基準」の差を強調する、(現代人には)当たり前の用心を「ありえない」と連呼する「異世界」人の描写は、後半へ進むに従い、連呼するシーンが増え、その分、わざとらしさも増えて屁理屈のひねりが無くなり、笑いのボルテージが下がるのが残念。

終盤では、{netabare}主人公や女神の前世などの設定が明らかにされ、なにやら、「あり得ない」の連呼は「現代」と「異世界」の差異を表現する仕掛けではなく、単純に「異世界」では「あり得ない」異常な能力だと示しているに過ぎないかのような印象に変わってしまう。


作画も展開も粗雑さを感じさせる物語を視聴し続けられたのは、「空気を読まない」主人公に、ある種の爽快感があったからだ。

往々にしてラノベの主人公は、異世界であろうが、学校であろうが、周囲の人間の顔色をうかがう「空気を読む」描写が過剰で、辟易させられることが少なくない。
俺TUEEの活劇の最中でさえ、見得を切りながら横目で顔色を窺って、「称賛」や「承認」を得られているかどうか、こっそり確認している姑息さが透けて見えて、うんざりすることも珍しくない。

「空気を読まない」爽快は、しかし終幕での数々の「設定」の暴露で、結局は主人公に「承認」をかき集めたい欲望には逆らえなかったのだな、と落胆を感じさせた。

前世「設定」の暴露は、主人公の「慎重」は異世界の「あり得ない」能力か、それとも「現代」の「ありふれた」常識か、という「診断基準」を巡る緊張感を無化して、「あり得ない」能力に一元化する。
現代目線では「ありふれた」用心ではないかという批評的な視線を放棄し、「あり得ない特殊能力だ」と特別視されて絶賛されるとは、まさしく恣意的な「俺TUEE」そのものだ。

「現代人」と「異世界の勇者」の差異の交点としての主人公に感じられていた「厚み」は、「暴露」によって、主人公が「異世界の勇者」へと一元化されて平面化することで、タイトル通り俺TUEEに回収され、消失した。

結局、類のない勇者という「承認」と「称賛」と引き換えに、「差異」が生み出していた主人公の「厚み」は消失して、「異世界もの」の物語群にありふれた「俺TUEE」勇者が一人追加されたが、凡庸な勇者の列の末尾に主人公を付け加えることは、差異の批評性の消失と引き換えにできるほどの価値はあったのだろうか。

それでも、最終話の後半では主人公は一切画面には登場せず、ドヤ顔で「称賛」を受け取る様を描写せずに主人公不在のまま幕を閉じたところは、かろうじて多少の批評性は残っていたという事かもしれない。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8
ネタバレ

wkr さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

「きっと、今日この時のために、私は女神になったんだと思います」

あらすじ:
超ハードモードな世界の救済を担当することになった新米女神のリスタ。チート級ステータスを持つ勇者・竜宮院聖哉の召喚に成功したが、彼はありえないほど慎重で?
(http://shincho-yusha.jp/より引用)


これは良いタイトル詐欺!
近頃飽和する駄作なろう作品の要素を前面に押し出した良くも悪くもインパクトのあるタイトル。そんな俺TUEEE要素も展開次第ではどうにでもなることを思い知りました。内容はこのすば的なギャグかつバトル物。{netabare}だけかと思いきや、散々と見せられる聖哉の慎重さは失敗からの後悔と深き愛ゆえの行動、この物語は実は聖哉の因果を結ぶ愛妻物語だったのでした。このレビュータイトルは最終話のリスタルテの台詞です。思わず泣いてしまいました。{/netabare}ですが、個人的には惜しいところも少し。一つ目はバトルが毎回後出しジャンケンみたいになってることです。タイトル通りなのは良いですが、バトル物としてはなんでもありにも思えるので好きとは言えない展開でした。二つ目は作画が良くないこと。作品自体の評価にも現れてはいますが、動きは良く作画の崩れもギャグ的演出として活きてはいましたが、真面目なシーンでも崩れていたりシンプルに絵のクオリティがしょぼいので敵キャラにあまり迫力が無かったり、後半はかなり作画の悪さが気になります。
全体的な評価としてはギャグも面白く終盤の展開や伏線回収も見事。締め方も綺麗で予感の残るラストも良かったです。素晴らしい作品でした。



1話
{netabare}女神リスタルテは難度Sの世界を救うことになった。勇者としてチート級ステータスの龍宮院聖哉を召喚することに。しかし、聖哉はありえないくらい慎重なやつだった。

豊崎さんこんな演技も出来るんですねw演技の幅広くて凄いです。明るくて情緒豊かなリタルテと慎重すぎて冷たい聖哉のキャラが自然とツッコミとボケの関係になっていてバランスが良く、演技力の高さも相まって面白いです。この回の作画は良いですが、作品自体の作画評価があんまり高くないのが唯一の不安要素...{/netabare}

2話
{netabare}四天王の1人に急襲され、一時撤退する2人。その間、街に危機が迫る。

なろう感が出てきました。でも一応タイトル通りで安易に恋愛展開にならない設定があるのは良いところ。ハーレム展開にはなりそうですが聖哉の性格なら大丈夫そうですね。リスタルテのカットがよく挟まるのでギャグ感があるのは特徴、ギャグ顔も豊富です。最終的に2人が悪役扱いになるのは笑いました。作画はまあまあいい感じです。粘れ...{/netabare}

3話
{netabare}聖哉が筋トレではレベルが上がりづらくなり、神たちに稽古をしてもらうことに。次の街で竜族の末裔の2人(マッシュ、エルル)が仲間に。

立場逆転してて笑いました。演技もいい味出してる。1、2話単色背景だったのは単にED映像完成してなかっただけなんですねw{/netabare}

4話
{netabare}マッシュが人質に。

女神が飛んでからの流れが面白かったです。乳首映ってましたけどモザありだし酷いギャグ顔なので全くエロになってなかったですw女神様の髪の毛も優秀すぎるwギャグ回かなと思ったらシリアス。空間転位形の攻撃は女神もよくわかってないし聖哉の強さにもちょっと限度がなさすぎるかな。「成長しましたね...」ってことは聖哉は偉いおばあさんと関係があった?剣神が人間→神になったとかの話もあったしそれと関連があるかな。{/netabare}

5話
{netabare}マッシュとエルルが弟子(仲間)に。修行するもエルルのレベルが殆ど上がらない。

剣神が調子の良いやつで好感度下がりましたwマッシュも聖夜に染まりかけてるのがまた面白い。紫髪の女神もはや誰だよ。
{/netabare}

6話
{netabare}聖剣を求め竜族の里へ。竜族に歓迎されるも、聖剣はエルルの命を犠牲にしなければ手に入らないことを知る。

クッキーのくだりで女神と聖夜の信頼度が上がっているのが伺えていいですね。女神は可愛いのにギャグ顔が酷いwマッシュとエルルの純愛いいゾ〜^これ{/netabare}

7話
{netabare}騎士団に力を貸すことに。聖夜と考え方が真逆な女騎士と出会う。マッシュとエルルが封印の女神に稽古をつけてもらう(秘められた力を引き出してもらう)

なんとなくギスギスしたけどキャラの濃さでギャグに移るのが良い。あの女を見ているとイライラする、は伏線っぽい描かれ方。エルルが可愛い。アデネラのくだり面白かったです。ヒップホップは特にツボに入りました。{/netabare}

8話
{netabare}2人は無事秘められた力を引き出す。伝説の鎧の情報を教えてもらう

初っ端から面白かったです。おまけに封印の女神と聖夜の繋がりも匂わせる描写も。弓の女神も下品で面白いwしかし作画に陰りが...ギャグ演出で崩してるところもあると思いますが、時々ギャグじゃない所でも崩れています。絵のレベルも少し落ちたようにも感じます。ですが、今のところ作品自体はかなり面白いです。バトルは後出しみたいになってるのは気になりますが...他にもわざわざED削ったりして話を進めてるところがこだわられていて好きです。{/netabare}

9話
{netabare}道具屋の商人が四天王の1人で、謎の敵を召喚してしまう。

ヴァルハラさんがなんとかしてくれましたね。やっぱり聖夜は神達と関係があったのか。それと女神は臭いのかあ...まだ仄めかす程度ですけど。やっぱりギャグ演出と動きは全然悪くないですが絵のバランスやクオリティははあんまり。四天王の中でも最強のキャラに迫力が無いw{/netabare}

10話
{netabare}仮の魂と共に本来の魂をも破壊することもできる魔道具が先帝の手に。先帝は魔王に畏怖し、懐柔され武器を手に。

本来の魂は深海に保管されており、普段は仮の魂で生活している。それゆえに深海に本来の魂がある限り永久に生き続けることができる。


今回作画微妙だなあ、自分は作画の評価はちょっと甘いけど、今回絵のバランスが悪いところが多いし絵もあまり動かない。作画のことばかり気になっていたらまさかの展開。「まるで、幾度の死線を潜り抜けた戦士...」は伏線かな。看取るシーンキツい...{/netabare}

11話
{netabare}過去回

これは凄いなあ...過去のドラマ性、伏線回収が見事すぎる。でも作画はちょっと勿体無いw{/netabare}

12話
{netabare}ギャグ作品だと思ったら深い愛情の物語だった。ギャグではあるけど{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 2
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

いつもの異世界転生ね。と思っていたが

リスタは女神なのに扱いが雑で乳もろだしになるとか置いてけぼりにされかけるとか。イケメンじゃん、やったーだっただけに余計に可哀想。
結局、ところどころで興奮してるけども。

主人公は俺強ええなのに、石橋を叩きすぎる性格。
まず、自分の信念を貫く。リスタの言うことは聞かない。
ひたすら筋トレするだけで強くなるし、セルセウスが精神を病むくらいトレーニングに付き合わせる。そして、能力隠匿を徹底する。
ザコ敵でも塵になっても攻撃の手を緩めない。周囲を信用しない。それが功を奏したことも。
{netabare}司教に聖水をぶっかけてゾンビを見抜くとか。{/netabare}
それに、女子供に優しくするということがない。慎重さに関しては兎に角徹底する。
リスタの握ったおにぎりしか食事は信用しないというのも。リスタは嬉しかったみたいだが。

三石琴乃さん演じる淫乱ミティスとか尋常じゃないメンヘラのアデネラと強烈なキャラクターもいる。アデネラとかあれだけメンがヘラってたのに、簡単におちて許すのはなんでやねん。
アデネラはとても可愛かった。恋して可愛くなってくのも良い。扱いが酷かったのは残念だが。

こんな調子でいつもの異世界転生と思いきや、終盤の急展開よ。
{netabare}リスタは過去に聖哉を呼び出していて、世界を救うために戦っていた。その時の聖哉は敵との実力差は気合いでどうにかなるし、レベルを上げるよりも、先に進みたい気持ちが強かった。故に、ラスボスとの戦闘で倒したと思ったのに、復活して襲われ、妊娠していた恋仲のヒロインを失い、自らも戦闘に負けてしまった。この経験から慎重さを忘れるなというメッセージを残し、2度目の転生では過去の出来事を覚えていなかったにもかかわらず、徹底するに至った。辛い過去を記憶から消されたリスタが選ぶのも実は運命で繋がっており、必然だったというわけ。聖哉も無自覚にリスタを愛していたのだろうな。多分。{/netabare}

{netabare}必死の戦闘でラスボスを倒すも聖哉は必殺技の代償で死んでしまう。その後、喪失感に苛まれるリスタには泣けた。{/netabare}

綺麗に話を完結させていて、終盤は思わず感動してしまった。
最初、微妙だと思っても見続けると感動することもあるという教訓。


OP
TIT FOR TAT MYTH & ROID
ED
be perfect, plz! 安月名莉子
TIT FOR TATはdescribes actions taken as revengeでしっぺ返しという意味。
正直、この作品の楽曲はあまり響かなかったかも。
EDのダンスも割と謎。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
超ハードモードな世界の救済を担当することになった女神リスタ。チート級ステータスを持つ勇者・聖哉の召喚に成功したが、彼はありえないほど慎重で......?「鎧を三つ貰おう。着る用。スぺア。そしてスペアが無くなった時のスペアだ」異常なまでのストック確保だけに留まらず、レベルMAXになるまで自室に篭もり筋トレをし、スライム相手にも全力で挑むほど用心深かった!そんな勇者と彼に振り回されまくる女神の異世界救済劇、はじまる!

#1 この勇者が傲慢すぎる
駄女神リスタは超難度の異世界救済を任され、高スペックな勇者・竜宮院聖哉を召喚。だが聖哉は異常なほど慎重だった!リスタは用心深すぎる勇者に振り回されっぱなしで……

#2 新米女神には荷が重すぎる
魔王軍四天王に急襲される聖哉とリスタ。聖哉は持ち前の慎重さで一時撤退。神界に戻り、相変わらずのレベル上げに励む。だが異世界では四天王による、村人の虐殺がはじまっていた……

#3 この勇者は身勝手すぎる
村を後にした聖哉は、さらなる強敵に備え、またしても神界でのレベル上げ。剣神セルセウスを修行に無理矢理付き合わせ、新たな町で待望の仲間と出会うのだが……

#4 仲間なんて超いらなすぎる
聖哉は新たな仲間、マッシとエルルと合流。そんな折、アンデッドの大軍が村に迫っているとの情報が入る。聖哉は一人で戦いに向かうも、マッシュが敵に捕らわれてしまう……

#5 この女神が不気味すぎる
聖哉はマッシュとエルルを仲間にするも、いつものように神界へ。今度は不気味すぎる軍神アデネラに稽古をつけてもらった後に、伝説の武器を求め、竜族の村へ向かうのだが……

#6 竜王なのにズルすぎる
聖哉たちは最強の剣を求め、竜族の里へ。勇者として竜族の歓迎を受けるも、なんと最強の剣を手に入れるためには、エルルの命を犠牲にしなければならないという……

#7 この女騎士が犬っぽすぎる
竜族の里を後にした聖哉たちの前に、ロズガルド騎士団が現れ、力を貸してくれという。だが、そこで出会ったのは聖哉と正反対の無謀な性格を持つ女騎士のロザリーだった……

#8 清楚なくせに淫乱すぎる
難敵ベル=ブブを倒すため、神界にて修行する聖哉。弓の女神ミティスのもとで特訓するも、一見は清楚に見えるミティスには、とんでもない秘密があった……

#9 死神がとにかく無敵すぎる
聖哉は信じられない強さの死神と対峙。いつものように神界へ戻るも、死神は神界まで追ってくる。死神の圧倒的な強さに数多くの神々が倒され、絶体絶命の危機に……

#10 老人なのに強すぎる
聖哉とリスタは、再びゲアブランデへ。そこで戦帝ことウォルクス=ロズガルドなる、人類最強騎士の強さを目の当たりにする。だがウォルクスには、とある秘密があった……

#11 その真実は重すぎる
魔王に心酔する最強の敵、戦帝を退けた聖哉たち。その後、リスタは魔王との戦闘を前に、しばしの休息を提案。聖哉も珍しく休暇を受け入れるのだが……

#12 この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる
たった1人で魔王討伐に向かった聖哉。リスタは人間だったころの聖哉と自分の過去を知り、愛する聖哉のため、魔王のもとへ向かう。女神としての資格を剥奪される覚悟で……

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16

83.2 8 ファンタジーでコメディなアニメランキング8位
問題児たちが異世界から来るそうですよ?(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (2783)
16467人が棚に入れました
世界に飽きていた逆廻十六夜は届いた招待状を開けたことで“箱庭”と呼ばれる異世界に飛ばされてしまう。そこにいたのは、猫を連れた無口な少女・春日部耀と高飛車お嬢様の久遠飛鳥、そして彼らを呼んだ黒ウサギ。箱庭世界の説明が始まる前に、十六夜は魔王を倒すことを提案する。

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、野水伊織、ブリドカットセーラ恵美、中島愛、五十嵐裕美、三上枝織、新井里美
ネタバレ

助手さ~ん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

中二系バトルアニメが好きな方にオススメですよ?

全10話
異世界から集められた主人公を含む3人が箱庭の世界でギフトゲームと呼ばれるゲームをし、コミュニティの拡大、再建を目指すお話。

中二系アニメ、キャラ重視の方にオススメです。(レビュータイトルの「?」は特に意味はありませんw)
この作品は10話で終わることもあって単純に何かアニメみたいなって思った時に何も考えずに見れるアニメかと思います。(約4時間20分で見終われると思うとお得かも)


【物語とキャラの感想】
物語としては面白くないというより何も感じませんでした。
バトル一つ取ってもあんまり盛り上がりがなく、淡々と終わる感じです。
印象に残ったことは主人公強すぎ、黒ウサギ可愛い!くらいですかねww
コミュニティ再建していく中で主人公が成長していったり何か大きな困難に立ち向かう感じがあったら良かったのにと思います。
多少はあると思うんですが主人公がチートすぎて台無しにしてるような気がします。(最初からステータス高すぎw)
10話だけあって説明不足があるのもやっぱりダメなのかな。

キャラについては可愛いキャラがたくさん出てきて飽きませんでした。
女性キャラに関してはロリキャラが目立ってるような気もするけど比較的バラエティ豊かなキャラが出ますw
自分は黒ウサギが好きでした!
十六夜と白夜叉のコンビは面白かったですw
キャラを楽しむ分にはオススメの部類に入るアニメですね。

ただ敵キャラにはゲスイキャラも出てきます。(ネタととらえて見ればいいかも)
もしこの手のキャラが苦手なら注意です。
後は主人公をある程度許せるかですねw
この作品の主人公はとにかく強い。
最初から強く最後まで強いw
しかも意味がわからないww
{netabare} 足一つで敵の攻撃弾くところとかw{/netabare}
能力の説明も曖昧で結局どんなギフトなのか分かりませんでした。
序盤は主人公は好きではなかったですが中盤以降も強さはとどまることを知らずもう笑うしかなかったですw
この主人公は心底ゲームを楽しんでるのが伝わってきます。
それが緊張感をなくしていると言えばそれまでですが何故か笑いが・・・w
最強系主人公が好きな人は最初から楽しめそうです。


【曲の紹介】
・「Black † White」 歌 - 野水いおり
この作品のopです。
映像での歌詞字幕と中二臭い歌詞が目立つダサかっこいい曲ですw
これゾンのopと同じく野水いおりさんが歌ってます。
イントロと曲調がかっこよく個人的には好きです。
1、2、3がいいですねw

・「To Be Continued?」 歌 - 佐土原かおり
この作品のedです。
映像の黒ウサギが踊るシーンが可愛くて癒されますw
曲的にも映像とあってて好みです。
ただシリアス展開で繋ぐときにこの曲は少し向かない気がしたのでもう1つ別のedがあっても良かったかもしれませんw

・「ぼくたちの星座」 歌 - 佐土原かおり
第10話だけのed
この曲があったから最終回が綺麗に終わったと思います。
最終回の雰囲気にあってたと思いました。
fullも聞いてみたいと思いました。


【最後に】
いろいろ分からないところもありましたが結構楽しんで見ることが出来ました。
もし2期があるのならまた見てみたいです。
王道的なアニメだと思いました。




【ここから下は各話の感想です】
{netabare}

【1話感想】
{netabare} 今期の中二アニメみたいでしたw
異世界から集められた主人公を含む3人が箱庭の世界というとこでギフトゲームとかいうのをやるみたいです。
特殊な能力をもった主人公達の異能力バトルみたいな感じですかね。
期待はしませんw

主人公の性格があんまり好きではないですが強かったです。
どっかで見たことあるようなアニメでしたw
黒ウサギちゃんは可愛かったです^^
なんかそれしか印象に残らなかったです(^^;)
主人公達は飲み込みが早く物語は結構早い感じで進んでいきますね~
こういうアニメは気がついたら完走してることが多いのであんまり気にしませんw
細かい事は僕は書けません(^^;)
感じたことはこのアニメどうするんだろう?w
くらいですね。
どうなるんだろう?じゃないところがポイントです。
特に続きが気になるわけでもなくかといって簡単に切ってもいいのかなみたいな感じです。
そう言いながら僕は最後までみちゃう人なんですよw
野水いおりさんのed(次回からop)は好きでした^^
かっこいいですね。
2話も見てみます!{/netabare}

【2話感想】
{netabare}レビュータイトルは2話で出てきた新キャラが黒子(超電磁砲)の声優さんだったため「ですの」を使ってるだけで深い意味はありませんw
1話よりはしっかりしてたと思います。
何を目指すのかはっきりした所が良かったです。

黒ウサギ達のコミュニティ、「ノーネーム」は3年前に魔王にギフトゲームに負けて地位や旗を奪われてしまった。
それを取り返すために主人公達は箱庭の世界に呼ばれたみたいでした。
打倒魔王を目指して戦うみたいです。
どっかのアニメは魔王と勇者が協力してるけどこっちは普通みたいですw

敵キャラのガルドはゲスかったです。
久遠さんの能力強すぎww
相手に無理やり喋らせましたね。
どこのギアスw
春日部さんも凄いですね。
動物と会話できるだけじゃないですね。
逆に相手に喧嘩(ギフトゲーム)を吹きかけてしまいましたねw
そこが問題児なのかな?w
新キャラの白夜叉は名前はかっこいいけど見た目は子供でした。
だけど強そうですね~
久しぶりに新井里美さんの声を聞いた気がします。
黒ウサギとの絡みが黒子そっくりでしたw
今回は意外と楽しめました^^
主人公の能力は不明ですね。
今週の黒ウサギも可愛かったですw
来週はいよいよギフトゲームですかね~
タイトルからしてそうは見えないけどw
次回も見てみます。{/netabare}

【3話感想】
{netabare} いよいよギフトゲームが開始されました。
ギフトを使わず指定された武器で相手を倒すというルールがあらかじめ決められてました。
最初はどうなるかと思いましたが飛鳥さん、春日部さんは強すぎる(^^;
ギフトなくても十分やれますね。
春日部さんは負傷しましたけど。
飛鳥さんのギフト能力は判明されましたね!
支配するギフトみたいです。
飛鳥さんはガルドに直接的にギフトは使ってないけど間接的には使ってました。(倒すとき)
ただイマイチ敵に手応えを感じませんでした。
あっさりやられちゃった感が(^^;
主人公が戦わずとも勝っちゃいましたしw
妥当魔王を掲げコミュニティを大きくするのはいいけど主人公は状況を楽しんでいるとしか思えないw
でもそれくらいしないといけない状況ですかね。。
次回の予告タイトルも怪しいw
風呂シーンに対しての感想は無しの方向にしますねw
edの映像は可愛らしいですね~{/netabare}

【4話感想】
{netabare} 元ノーネームの仲間レティシアを連れ戻す(助ける)ためにギフトゲームをやることになりました。
レティシアはノーネームに戻りたいはずですが状況がそうもいかないみたいです。
また敵キャラはゲスですね。。
こういうアニメにはつきものかもしれませんが(^^;
今回も主人公はチートでしたね。
主人公がやれば何とかなってしまいそうな感じがするので見てる側としてはあまり面白くはないですw(ゲームしてる主人公は楽しいかもですがw)
黒ウサギは可愛いだけじゃなくて強そうですね!
ゲームには条件が合わないと参加できないみたいですが。。

主人公がチート、敵キャラがゲスい、主人公ハーレム、この辺は王道のイメージがあるのは僕だけでしょうか?
主人公ハーレムは今の所なさそうですが他の2つは当てはまりますw
王道アニメ、聞こえはいいかもですがマンネリ感とか感じざるおえないです。
主人公が勝つのは別に構いませんがそれまでの過程を工夫して欲しいところ(^^;
次回はギフトゲーム開始ですね。
主人公のチート能力だけで勝たないことを期待したいです。{/netabare}

【5話感想】
{netabare} 今回は2回目のギフトゲーム。
飛鳥や春日部も活躍してたので一安心w
春日部さんは体術強かったです。
飛鳥さんはギフトを使いこなしてました。
2人は自分の役割をこなして、チームプレーらしさは出てたので良かったです。(ボス戦除く)

ボス戦はもう笑うしかないw
敵の元魔王様もチートだってけど十六夜はそれを上回るチートで・・・w
視聴者を置いてけぼりのチート展開。
凄く主人公が楽しそうなのが伝わってくるけど最終話までに1回は負けて欲しいw
結局十六夜のギフトは何なのか分かりませんでした。
ヘッドホン毎回つけてるけどアレは関係あるのかな?
取りあえずこのアニメはキャラを楽しむアニメなんだろうと改めて思いましたw
今回も微妙でしたが微妙なら合格点として見ていきたいと思います。
レティシアは戻ってこれて良かったです。{/netabare}

【6話感想】
{netabare} 十六夜達がお祭りに行くために脱走するお話。
十六夜達と黒ウサギの鬼ごっこみたいな感じでしたw
問題児らしさが出てたお話でした。
コメディが多めで意外と楽しめました。

十六夜はあんまり好きじゃないけどついて行ったら面白いことに出会える感じはするw
飛鳥や春日部は十六夜に付いてく理由が分かる気がする。
みんな違う時代から来たけどそれぞれ退屈な日々をおくっていたんだと思いました。
みんな楽しみたいだけ、そんな気がするw

今回は特に飛鳥が可愛かったです!
飛鳥が好きな人は是非w
白夜叉はやっぱり黒子にしか聞こえないw
テレポートもしてた(^^;w
テレポートのレベルが違うけどw

黒ウサギと十六夜のゲームは2人とも早すぎw
十六夜は街まで壊してムチャクチャやってるしw
迷惑とか考えてないなこの人(^^;w
サラマンダーのコミュニティに目つけられた。。
次回に続く!w{/netabare}

【7話感想】
{netabare}ギフトゲームやると思ってけど次回に持ち越しw
どちらかというとサービス回でした。
十六夜達が祭りに呼ばれた理由は魔王がらみでした。
飛鳥が知り合った可愛い生き物はどうやらラッテンフェンガーとかいうコミュニティで魔王はいかみたいでした。
op映像で飛鳥が使ってるディーン(ロボットみたいなやつ)が少し出てきました。
飛鳥の活躍に期待したいです。
レティシアはやっぱり元魔王だけのことはあります。
吸血鬼。。忍を思い出しましたw

前回の同じく飛鳥が可愛い回でした。
温泉とか浴衣とか力が入ってましたw
白夜叉と十六夜は息がぴったりでした。
緊張感の欠片もないおバカ様でしたww
黒ウサギの衣装は変わるのかな~
密かに期待w
春日部にも頑張ってもらいたいです。{/netabare}

【8話感想】
{netabare} 今週はギフトゲームも始まり盛り上がると思ってんですがそこまで。。w
春日部とかぼちゃのギフトゲームはなかなか良かったけど終わり方が中途半端でしたw
かぼちゃは思ったよりいいやつでした。
春日部はこれからですね。

いよいよ魔王が攻めてきました。
白夜叉は手出しできないみたいなので少し残念。。
十六夜は相変わらず突っ込んで行って強すぎるw
十六夜の能力は未だに説明されてないのに。
頭もいいけどどこでそんな知識を得てるのかも分からないw
下手すれば十六夜、一人でも倒せるんじゃないかと思えるぐらいの補正。。
イマイチ盛り上がらない理由の一つかもしれません。
ギフトゲームは次回に続くので来週も観ます。
最後に黒ウサギの足はいいよ!w{/netabare}

【9話感想】
{netabare} ギフトゲームも本格的に始まりました。
魔王サイドは結構強そうです。
十六夜にダメージが通りましたねw

ペストVS黒ウサギ、サンドラ
ヴェーザーVS十六夜
ラッテン、シュトロムVS飛鳥、レティシア
という感じですね。
飛鳥がロボ(ディーン)を仲間にして最後に登場したシーンはかっこよかったです。
盛り上がってきたところですが次回で終わりみたいです。
無事に終わるのか心配ですが飛鳥や黒ウサギの戦闘に期待したいです!
10話完結は少し短いですね(^^;
白夜叉の力はアニメで見れそうにないのかな~
原作は読んでないので少し気になるだけです。
十六夜のギフトも分からずに終わるのかな?
春日部の出番もあるといいです。 {/netabare}

【10話感想】
{netabare} 10話で最終回と短かったですが思ったより綺麗に終わってて良かったです。(ed補正があるけど)
ヴェーザーVS十六夜は十六夜さんが楽しそうで何よりでしたw
結局最後まで不明なギフトでしたがここまでチートだともう何も笑うしかないw(足が万能すぎるww)
飛鳥が使ったディーンは思ったより強かったです。
バトル中のキャラソンみたいなのはフルを聞いてみたいと思いました。
一つ気になるのが敵キャラが負けた時に消滅したんですが何故消滅したのか分かりません。
良くわからないところが他にもあるので今更気にするほどでもないですがw
最終的に魔王を倒して危機はさりました。
10話はやっぱり短いのでもう少し見たかったです。
2期があればまた見たいです。{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 66
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

強い主人公が好きなら楽しめるかも。

異能の力を持った3名の問題児が箱庭という世界で大活躍!なストーリー。

何だかうまく開かないみたいなので行数調整します。




※1話感想(批判的){netabare}
最初は中高生が好きそうな主人公最強&ご都合主義アニメがまた来たかと思ったんですが…。

神すら倒す戦闘能力の持ち主
無条件で絶対服従のギアス的なのが使える者
動物と話せ情報収集に長ける者
…と推測できますが

1話の段階でここまで強いと流石に中高生も引くんじゃないでしょうか。
もちろん私には到底ついて行けないでしょう。

まだ異世界から現代に現れるファンタジーなら理解する気になりますが
現代から異世界に行っているので理解不能です。幾ら何でも無茶です。

問題児って事は何かいざこざを起こしバラバラな三人が最後に力を合わせるんでしょうかね。
異世界から来るそうですよ?って事は逆輸入もあるのかな?

幾らストーリーが凝っていたとしても
その世界すら覆せる力を持った主人公がいては紙切れストーリーになりそうで怖い。

黒ウサギって見た目は黒くないんですが腹黒なんですかね?
苦労詐欺と掛けてるのかな?

1話の段階なので推測で好き勝手言ってますが
もう観るとしてもネタ決定アニメでしょう。
{/netabare}

※2話感想{netabare}
1話感想で現実→異世界と言ってしまいましたが、
異世界→異世界の様なのでハードルは一つ下げます。

それでもムチャクチャ設定なので真剣考察には至らないアニメですけどね。
動物使いの女の子の過去描写や
魔王被害による深刻な背景があるようですが考察スルーします。
2話にして強さのインフレが起こってます。
最後の方どんなになっちゃうのかと言う楽しみはあります。

新井里美さん好きなのでその点はいいです。
次回はギアスの女の子が活躍する回でしょうかね。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
ギアスの女の子活躍回でしたね。
でも強い敵には直接は効かないのかな…
今後、場当たり的に効果の成否が決まるなら良くない傾向かも知れないけど、
コレ以上の強敵には効果が無く、知恵を絞って間接的にやり通すなら評価します。

一応、当主が居て弱きを助け強きを挫くそれらしいストーリーになって来たようです。
でもいつでもストーリーごと
ひっくり返したり、裏技が使える状態の主人公が居るので安心できません。

ヒヤヒヤしながらもとりあえず視聴は続けます。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
なんだか勧善懲悪ものらしくてホント分かりやすい悪、嫌われる悪ですね。
もうちょっと悪の華というか悪の美学を魅せてくれないと
つまらなく、薄っぺらに感じてしまいます。
良い作品は悪に魅力があるもんですが…
ストーリーも単純そうで私の期待に応える作品にはならなそうです。

今回は前回見えた飛鳥の限界が更に浮き彫りになりました。
この先、役立つのか不安がありますね工夫かレベルアップが必要そうです。

逆に底を見せない十六夜。
さっそく裏技っぽく2個の玉をゲットしました。
シナリオを壊しかけてるので違う意味で不安があります。
結局コイツの思うがままか…と思うと緊張感がなくなってしまいます。

次回はアノ嫌なヤツと戦うのかな。
十六夜出しゃばるとツマらないので飛鳥が雪辱を晴らす展開がいいな。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
飛鳥が露払い、春日部が補佐、十六夜がボス狩り。
これがひとつのパターンになりそうです。

十六夜がシナリオを壊しかけていて心配でしたが、
どうやら壊す様が楽しいアニメのようです。
ボス戦も負ける匂いが全く無く、緊張感が湧きませんでした。
結局、十六夜の一人芝居アニメかと思うと…。
元々期待していませんがストーリー重視の私にはやはり残念なアニメです。
十六夜が努力したり必死になる姿が見られるなら感情移入出来たかも知れないですが…。

飛鳥は何となく好きなのでキャラ目当てで一応最後まで観るつもりです。

それと、あまり問題児らしさを感じないのは…私だけ?
{/netabare}

※6話感想{netabare}
問題児らしくないと言ってたら、今回は問題児らしさが出た回でした。

箱庭ってデカいんですねー。恒星レベルらしく驚きました。
つい悪い癖で重力キツくない?とか思っちゃいました。

今回は変な鬼ごっこをしていました。
壊された建物の所有者が哀れで、
けが人が出ないのが不思議ですが良かったです。
実際やったらフェンシングみたいになりそうですね。

春日部は地道に強くなっていきそうです。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
あの猫、丹下ぶってましたね…。

お風呂サービス回みたいなんだけど、
このアニメは服着てた方が可愛いので余計なお世話です。

前回のことは強引な大岡裁きが出てお咎めなしに。
十六夜には都合よくしてやらんでもいいのに。

飛鳥は能力に行き詰まっているけどその苦悩が報われる時が来て欲しいな。

箱庭デカいから1クールで終わらなさそう…打ち切りみたいな嫌な終わり方の予感も。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
ありがちで見慣れた王道展開な上に十六夜にも感情移入してないので、
ストーリー物としては楽しめてなく普通なら断念酷評レベルですが、
変に人が死んでないですしコメディとして成立してるかなと思って観ております。

ハラハラもしてないですが一応ピンチっぽくなってます。
飛鳥はがんばってー! 弱っちいと応援してしまう。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
あれ、もう最終回だったんですね。
良い作品風の終わり方でしたがやはり感情移入できてないので
「終わったか」と思う程度でした。
最後の方は名前とか難しくて複雑そうな雰囲気だったのでちょっと疲れました。
すっきり決着という感じではないですし、
まだまだ箱庭は大きそうなので続編があるかもしれません。
{/netabare}

強い主人公が弱い者のために動いていたので内容的には嫌みはなく観る事ができました。
心に残る程の作品ではなかったですが、
一応最後まで観られたのでまずまずだった思います。
個人的には『頑張らない主人公』の時点で評価としては低くなってしまいますが、
強さに憧れられたり、ノーネームのメンバーが好きなら楽しめる作品だと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 31

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

黒ウサギが可愛すぎる。ウサギ耳にはまりそう。そして、何より逆廻十六夜がかっけーですな。何ですか、あのかっこよさ。人間ですか!(惚れ)

ストーリー

この作品の問題児たちの逆廻十六夜、久遠飛鳥、春日部耀はある特殊な能力ありまして、現実に飽き飽きしていました。ある日、その三人の問題児に謎の手紙が送られて着ました。その手紙を開けると三人は見た事も無い謎の異世界へと飛ばされました。その異世界はさまざまな種族や修羅神仏の集まる箱庭の世界でした。そこで呼び出した張本人の黒ウサギとジン・ラッセル、彼らが所属するコミュニティ“ノーネーム”に出会いました。そして・・・

私の感想。

おもしろいです。
本当におもしろかったです。少しねじれたおもしろさがおもしろかったです。
しかし、結構具体的になるので、具体的に言います。

まず、この作品のキャラクターデザインが最高に面白合ったです。少し似たようなキャラクターデザインは見たことがありましたが、この作品のように激しく動く作品は初めてしてた。とてもキャラクターが生き生きしていると思いました。なんと言いますか、黒ウサギのスカートが一番最高でしたね。フワっとしていて、ぎりぎり見えるようで見えない所が最高でした。次に気に入ったキャラクターは逆廻 十六夜の超最強な所です。彼は最強すぎましたね。すごすぎです。もうあんなに最強なキャラクターは珍しいですよ。って言いますか、普通最強なキャラクターは普通はじめは最強ですが、途中からもっと強いキャラクター出てきてしまい、修行か、新しい能力を得るのですが、このキャラクターははじめから最後まで最強でした。ですので、やられる心配をしなくて良かったので、安心して見れました。

次に世界観でしょうか、なんていいますか、話の内容というのでしょうか。この作品の敵やキャラクターは昔の神や神話を元にしているといいますか、なんと言いますか、パラレルワールドをメインとしているので、世界観がきちんとしていますが、時間線はごちゃごちゃです。そこがこの作品の魅力の一つだと私は信じています。ってか私にとっての魅力です。いろいろな事が混ざっている所が最高でした。

次に好きな所はもちろん。はい。ロリキャラクターが満載な所です。この作品にはとても魅力的なロリ体系キャラクターが結構います。可愛いです。先ほど言いましたようにこの作品のキャラクターデザインが最高にヒロインたちを可愛く引き立てているので、このロリキャラクターたちがかなり可愛く描かれていて、私の心を持っていかれそうでした。ってかもっていかれました。可愛いですよ~本当に。最高です。目が離せません。PCのバックグラウンドにしたくらいでしたらね~ 私が一番気に入っているロリキャラクターは白夜叉です。あの最高なロリ体系でも性格は残念なおっさんのような性格がたまりません。最高です。私、ああいうギャップが最高にすきなんですよね。

最後に私がこの作品で気に入っている所はアホなキャラクターがいない事です。もちろんアホなキャラクターもおもしろくて好きですが、たまにアホすぎたりしてイラっときます。けれどこの作品に出てきます、キャラクターはどのキャラクターも頭の回転が速くて最高に頭が良いとおもいました。そこがこの作品のおもしろさを引き立てていると私は思います。頭の回転が速いっといいますとこの作品は結構話の進み具合が早いです。けれど、その速さは私たち視聴者がわからないような速さではありません。ついていけますが、ゆっくり過ぎて、もっとテンポを上げてほしい! 見たいなシチュエーションがないって事です。最高ですな~

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

この作品のもう一つの魅力はエンディング後の来週の予告にネタバレが一切なく、そしてその時間で行われているトークがとてもおもしろい事です。普段行われているようなトークが見れて最高です。そして、その後の有名なイラストレーターさんが書いてくださるキャラクターたちがどれも独特で最高です。私もそのイラストを壁紙にしたいくらい最高です。是非エンディング後も楽しんでみてください。

オープニング

「Black † White」
最高です。キャラクターの見よくが最高に出ています。そして、この曲とその曲にあわした画像が最高です。きちんと歌詞が入っている所がポイントだと思います。最高です。ネタバレは他所ありましたが、あまり気にするほどありません。そして、一瞬ですので、そのキャラクターやイベントが出てくるまでその事がどういう意味なのかは謎ですので、ご安心を。このオープニングの一番の特徴は脳内侵食度がかなり高い事です。最高です。私なんか一回見ただけで半分くらい脳内を侵食されてしまいました。それくらい最高って事です。是非一度は聞いてみてください。

エンディング

「To Be Continued?」
可愛い曲です。最高です。黒ウサギが最高に可愛いです。もう、このエンディングを見て黒ウサギに萌えなかった人は人間ではありません。もう、「GO! GO! 黒ウサギ」ですよ。かわいいですよ。歌詞も最高に可愛いです。キャラクターがかわいいです。ミニ版になると男性キャラクターもあれほど可愛くなる物なのですね。

「ぼくたちの星座」
最終回いふさわしい曲だと思います。曲は私はあまり気に入っていませんが、最終回でのあの流し方は最高だと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 31

84.2 9 ファンタジーでコメディなアニメランキング9位
リトルバスターズ!(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (2409)
13019人が棚に入れました
あの,一番辛かった日々。毎日ふさぎ込んでいた日々。そんな僕の前に,四人の男の子が現れて,僕に手を差しのばしてくれたんだ。「強敵があらわれたんだ! きみの力がひつようなんだ!」そう彼らは訴え,僕の名を訊いた。「…なおえ,りき」「よし,いくぞ,りき!」一方的に手を掴んで,僕を引きずるように走り出す。「ね,きみたちは!?」転ばないように必死についていきながら,そう訊く。「おれたちか? 悪をせいばいする正義の味方。ひとよんで…リトルバスターズさ」歯をにやりと見せ,そう名乗った。ずっと,そうして彼らと生きていたら,僕はいつの間にか心の痛みも寂しさも忘れていた。ただただ楽しくて…いつまでもこんな時間が続けばいい。それだけを願うようになった。

声優・キャラクター
堀江由衣、たみやすともえ、緑川光、神奈延年、織田優成、やなせなつみ、すずきけいこ、若林直美、田中涼子、巽悠衣子、徳井青空
ネタバレ

カルマるかIS さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

J.C.STAFFの本気(最終話までの感想&各キャラ√考察)

         ~各キャラ愛称チェック~
第十九話の最初にでてきた内容をかってに愛称ということにして作りましたw

~目玉焼きにかける調味料は?~

1、ケッチャップ      2、塩コショウ

3、醤油          4、マヨネーズ

5、醤油とコショウ     6、ソース

7、何もかけない 七個のうちどれかを選んで下さい

~結果発表~
{netabare}1のケチャップを選んだあなたは「子毬」との愛称がいいですね。甘いお菓子を食べればいいことあるかも

2の塩コショウを選んだあなたは「美魚」との愛称がいいですね。若山牧水の短歌や本を読めばいいことあるこも。

3の醤油を選んだあなたは「クド」との愛称がいいですね。犬とじゃれあったり平行宇宙論の勉強をすればいいことあるかも。

4のマヨネーズを選んだあなたは「葉留佳」との愛称がいいですね。ラッキーアイテムとしてビー玉をもっていればいいことあるかも。

5の醤油とコショウを選んだあなたは「鈴」との愛称がいいですね。たくさんの猫とじゃれてみんなに名前をつけてあげればいいことあるかも

6のソースを選んだあなたは「姉御」との愛称がいいですね。全国学力テストで一桁になればいいことあるかもw

7の何もかけないを選んだあなたは「真人」との愛称がいいですね。筋肉をつけまくってムキムキになればいいことあるかも{/netabare}



このアニメはKeyというゲームブランドの第六~七作目のゲームをアニメにしたものです。僕的にKeyのアニメにはそれぞれコンセプト?といいますか題材があると思って見ていました。
「CLANNAD」には「人生」
「AIR」には    「家族」
「Kanon」には  「奇跡」
のようなものを題材にしてるのかなと思います。もちろん今作のリトルバスターズにもあると思います。それは「友情」です。「青春」と思う方もいると思いますが僕はこの「友情」を意識しています。人それぞれ自分の感じるように見てくれればよりいっそうリトルバスターズを楽しめるはずです!
今までのKeyのアニメと違う点が一つありそれはアニメーション製作会社が「京都アニメーション」から「J.C.STAFF」に変わってしまったことです。今まで京アニに見慣れた方は抵抗が強いと思いますが大丈夫です!とてもうまくまとめられていて面白&泣けます。

      
         ~製作スタッフ紹介~
企画者は「麻枝准」さん。麻枝准さんの紹介だけは少し長めにさせていただきます。お付き合い下さい
麻枝准さんはKeyを人気ゲームブランドにした人物であり泣きゲーを作った第一人者とも言われています。 麻枝准さんのすごいところは、ゲームシナリオライターのほかに脚本や作詞、作曲もやっておりほとんどの製作に関わっています。「麻枝准」さんの企画したアニメはリトルバスターズのほかに「AIR」「CLANNAD」の作品があります。知る人ぞ知る名作ばかりです
企画ではないのですが「Angel Beats!」の脚本も書かれています。

「原画」は「樋上いたる」さんと「Na-Ga」さんです
「シナリオ」は「麻枝准」さん「樫田レオ」さん「都乃河 勇人」さんで後1~2人いらっしゃったと思いますが忘れてしまいました。ごめんなさい
「音楽」は「麻枝准」さん「折戸伸治」さん「戸越まごめ」さん「MintJam」さんです。上と同じく...本当に申し訳ございません

         ~OP&ED紹介~
OPは「Little Busters! ~TV animation ver~」
作詞、作曲とも麻枝准さん 編曲がMintJamさん
歌手がRitaさんです

EDは「Alicemagic~TVanimation ver~」
作詞が都乃河 勇人さん   作曲が折戸伸治さん
編曲がMintJamさん  歌手がRitaさんです

なんかすごい長くて見づらいレビューですいません。忘れてしまったり誤りがある可能性もあるのでまた再更新します


~葉留佳√考察~{netabare}美魚とは違い複雑すぎる内容が少ないからここでは内容の補足と原作との違いを中心的に書いていこうと思います。(前回と少し違う書き方をするので見にくくなるかもです。)

1~真実を知っていることで見える違い~
まずは原作プレイ組としての言いたいことですね。初視聴の方は葉留佳に必要以上に強くあたるかなたに少し怒りを覚えたかと思います。もちろん僕も最初にやったときはそうなりました。だけど真実をしってから見たこのアニメは最初とはまったく違う思いが生まれ、感動が二倍になりました。何回も言っているのですが、もう一度葉留佳√を見直してください。今の状態でスッキリした方も多いでしょうがそれとは違うよさが見つけられますよ^^

2~かなたが葉留佳に強くあたる理由とは?~
まあ、最後まで見た人は答えが見つけられてると思いますがアニメでちょっと薄くなってる場所があるので補足します。
この二人は時期跡継ぎを決めるために比べられてきました。なにをとっても全てを葉留佳の上をいくかなたは一つだけ「卵料理」は出来ないと嘘をつき葉留佳に「希望」をあたえます。だけどそれだけでは葉留佳の精神がもたないと思ったかなたは「自分を憎ませる」ことで生きる理由を葉留佳に与えました。アニメであったように本当はかなた自信そんなことはやりたくなかったけど大切な「妹」を失いたくないがために何十年間も同じことを続けました。自分が絶対にやりたくないことをやらなければ救えない。なんて理不尽なんでしょうね。

3~じゃあアニメと原作ではなにが違うの?~
大きな内容としてはほとんど変わらずに再現されていたかと思います。最後の写真といい伝えるべきことは伝えてありました。けど唯一大きく違うのは理樹の関わりでしょうかね。アニメでは「友情」メインなのでたくさんのメンバーが関わっていましたが、原作では理樹が本当に一生懸命葉留佳のために協力をして時には仲間と協力し問題の解決をしていました。かなたの腕の傷についてですが、気になる方も多いでしょうが二期があったときにかなた√をアニメ化する可能性もあるので伏せておきます

4~三枝昌が葉留佳に真実を伝えなかった理由~
アニメではここも薄かったきがしました。まあ、きずいてる方もいると思いますが結論から言うとかなたと葉留佳の二人で行ったからです。ほとんど内容として出てこなかったもう二人の親と決めてあったようです。もしかなたと葉留佳の二人が「一緒」に聞きにきたらそのときは真実を伝えようという決まりでした。だけど葉留佳は最後に聞くのを断りました。それはもちろん真実をしってもなにもないからです。もう恨むこともやめたのでそれを聞いたところで変わらないときずいたんでしょうね。結局どっちがどっちの子供かはあかされていなかった気がします

とまあ、このくらいでしょうかね。今回も長々とすいませんでした。また気がついたことがあったら追加しておきます
(前回も言ったとうりあくまで僕の考察なので信じすぎにはきをつけてくださいね^^){/netabare}


~美魚√考察~{netabare}ここではあまり美魚√に関心がもてなかった人、持てたけどあまり意味が分からなかった人に僕なりに考えた美魚√の解説をしていこうと思います(わかりにくい部分が多いかもしれませんが僕なりにがんばるつもりなので多めにみてください)
まずはアニメの中でもあったセリフなどの伏線回収をしていこうと思います。重要な部分やセリフは「」で囲みますね。

「終わりの始まる場所」これは前回の第十三話のタイトルですね。この物語の始まりとなった場所である海辺、それが「終わりの始まる場所」ということです。美鳥と再開し美魚が消える場所。美魚はここを自分が消えるべき場所であり、美鳥と入れ替る場所と決めていたんでしょうね

「風に乗り 白い翼で 君と行く 青の狭間の 常夏の島」美魚が短歌コンクールに応募したものですね。この短歌から感じてほしいのは美魚は優勝しようと応募したのではなく今の自分の気持ちを短歌にこめています。じゃあ、なにが言いたいの?ということで部分的に解説します。この短歌は第十二話での美魚の気持ちを表しています。「風に乗り 白い翼で」これはそのときに見た紙飛行機をたとえたものですね。順番がかわりますが「青の狭間の 常夏の島」同じときに理樹と美魚が行きたいと言っていた場所であるハワイを指していますね。次がもっと重要な「君と行く」このセリフに本当の美魚の気持ちがでています。理樹は美魚が「白鳥」のように一人になりたいと思っていますが、このセリフから分かるように「君と」いわゆる理樹やリトルバスターズのメンバーと一緒にいたいという気持ちがでていますね。

「白鳥は 哀しからずや 空の青 うみのあをにも 染まずただよふ」若山牧水の短歌であり美魚√の最重要の鍵でもあります。この短歌はなにものにも染まらないでたった一人で海にいる白鳥の切なさを歌っています。美魚もそのようなセリフをよくいうかとから上のように理樹が勘違いをしていて、物語を複雑にしています。この短歌の「白鳥」のたとえを「美魚」ではなく「美鳥」に変えてみて下さい。そしたらだいぶ謎が解けてくると思います。ここからは美魚の視点でいきますね。美魚は美鳥という存在をなにもない世界においてきてしまったことをとても後悔しています。このことがあってから孤独の白鳥である「美鳥」と変わってしまおうと思い始めます。そしてその入れ替わる場所は海辺。つまり「終わりの始まる場所」と繋がるわけです。

最後は「美鳥」と「美魚」そのものについての解説をしていきますね。子供の頃のおとなしい自分ではなく、自分にたりていない明るい心をもった美魚が自分自身で作りだしたもう一つの自分というものが「美鳥」という存在にあたります。「美魚」と「美鳥」の二人がそろうことで本当の自分と認識していますところが日がたつにつれて「美鳥」の存在が「美魚」の心の中から消えていきます(病院にいっていたことから精神安定剤のような薬を打っていたのかもしれませんね)そして完全に「美鳥」を忘れてしまったことにより二人で一つだった関係が崩れてしまい、不完全な自分になってしまったから「影」がなくなってしまいました。「美鳥」を消してしまったという罪を感じている「美魚」は孤独の白鳥は自分がなるべきで、「美鳥」はこの世界にいるべきなんだと理解したことにより孤独になろうと願い続けることになります。海辺で消えようとした「美魚」を理樹は「生きよう」という強い思いにより消えるはずの「美魚」を助け出すことに成功しました。「美魚」と「美鳥」がちゃんと一つになることで最後にみせた「笑顔」を取り戻すことができたわけです。

もう一つだけ言い忘れたことが一つあったので追加します
「善意と悪意」これを言わずに美魚√は語れませんね。アニメではあまり強調していませんでしたが原作ではいい方向に進むか悪い方向に進むかを決める重要な部分になります。まず、この「善意と悪意」というのは簡単に言えば「美鳥」の言葉を信じるか信じないかです。「美魚」のいる場所を海辺と教えてくれた「美鳥」の言葉を善意と取った理樹はその言葉を信じて海辺に行き「美魚」に会うことができました。この部分をおろそかにしてしまったのはちょっとマイナス点ですが本当の真実を知ることでそういう矛盾や疑問を解いてくれればなによりです

(決め付けてるような部分がおおいですがあくまで僕自身の解釈なので信じすぎるとまったく違う部分もあると思うので気をつけてください。とても見にくくなっていますが自分なりの解釈もまぜて本当の意味で理解してくれるとありがたいです{/netabare}

最終話「最高の仲間たち」視聴しました~{netabare}言葉にはできないような気持ちが今ものすごく高ぶっています。とりあえず半年の間スタッフのみなさんありがとうございました。個人的に大満足です。まあ、こういうのはおいといて感想ですね。理樹がリーダーになりポジションや作戦を悩んでる理樹を見て助けの手を差し伸べる女性キャラのやさしさはいいものでした。理樹自身あまり気付いてないけど助けられたから助け返しその助けられた人は本当に感謝しているということも理解できたと思います。いつもだったら困ったら恭介に相談し解決していますが今回は自分の力で解決できましたね(女性キャラの手助けはさっきも言ったとうり理樹が救ったから救い返されたので理樹自身の力といってもいいでしょう)理樹の生長が見られたということです。一期目はとてもさわやかに終わり気になった方もいるとおもいますがCパートで「リフレイン」というのがでてきましたね。簡単に言えば二期であり、リトルバスターズの答えです。そしてリフレインこそが本当のリトルバスターズの始まりでしょう。言い方が悪いかもしれませんが一期はリフレインのための伏線です。ここまでのつなげ方がとてもうまかったこともあり早く続報がこないか待ち遠しいです。一期にちりばめられていた気になるところはリフレインを見て解決してみて下さい
とりあえずここまでお疲れ様でした!ありがとう!リトルバスターズ最高!{/netabare}


第二十五話「最後のひとり」視聴しました~{netabare}今回は感動、笑い、熱血ととても詰まっていましたね。最後の謙吾がホームランをうつシーンは書き方を変えてたしゲームだと簡単に打っていたけどアニメでは古式に大切なものを伝えるために諦めずにがんばっていた謙吾には胸を熱くさせられましたね。リトバスのいいところのひとつとして女子キャラだけではなく男子キャラもしっかりと目立てているところですよね。むしろ男子キャラがめっちゃかっこいいというのが一つの特徴であるとも思えます。このあとの野球もきになるでしょうがやはり物語の真相も気になっている人も多いでしょうが一期はそろそろおわってしまいそうなので寂しいですね。次回も熱い展開に期待です{/netabare}


第二十四話視聴しました~「鈴ちゃんが幸せならわたしも幸せだから」視聴しました~{netabare}今回は鈴と子毬が主役てきなポジションにいた回でしたが物語の核の部分を少しずつついていました。子毬といるときの鈴の笑顔は本当にほほえましいですね。さらに今回は子毬の助けをかりながらも一人で課題を解決するという鈴自身の成長を感じました^^最後の屋上のシーンの演出はスタッフに本当に感謝です。最高の雰囲気のなか子毬らしさを前面におしだし重要な伏線もしっかりと残していたので文句のいいようがありませんでした。次回は誰もがきにしていた野球の試合っぽいです!新キャラもでてくる可能性が高いのでとても楽しみですね{/netabare}


第二十三話「あなたの大切なもののために」視聴しました~{netabare}あ~なんか惜しかったな。さすがに複雑すぎるクド√をうまく再現するのは難しかったようで、雰囲気は本当によかったのですが内容が少しかけている気がしました。アニメしかみてない人もそうですがゲームをやった人からみても「ポカーン」としてしまう場面が多かったです。しかしここで解説をしてしまうと物語のネタバレも含んでしまうので今回は√考察ができないのが残念です。このアニメが完全に終わってからみればクド√は今の状況よりも解決できますが他の人の考察なども見たほうがいいかもです。(絶対に今の状況で考察などは読まないでください。)そろそろ最終回がまじかです!いつ野球やるの?と思っていますが気にせずにいきましょう!{/netabare}


第二十二話「わたし、必ず戻ってきます」視聴しました~
{netabare}「悲しい思いをするくらいなら辛いことから逃げてもいい」これは鈴の考え 「この先に悲しいことがあっても辛いことに立ち向かうべき」これは理樹の考えとクドの答え。みなさんはどちらが正しいと思いますか?そんなことはその状況にならないとわからないですよね。だけど、そういう考えをこのクド√では感じてほしいのが僕の願いです。
今回も話の作り方は文句のいいようがないできでした。それぞれのキャラにそれぞれの思いがあり、クドを思う気持ちがうまく現れていました。話のスケールがおおきすぎて感情移入がしにくいという人はもっと簡単に考えてください。仲の良い人が自ら辛い道に行こうとしていたらなんと声をかけますか?理樹も言っていたとうり言葉にすることは簡単です。そういう思いと照らし合わせてみるのもいいですよね。次回も楽しみです{/netabare}


第二十一話「50ノーティカルマイルの空」視聴しました~{netabare}
クド母がロリロリしてましたね~クドのメイドも可愛い~とか思ってたらあれですよ...クドと理樹が外で喋ってる場面は雰囲気のつくりかたとBGMがよかったと思います。来週からはクドの鬱展開が始まりそうです。クド√はいろいろとややこしいのでがんばってほしいですね{/netabare}

第二十話「恋わずらいをいやせ」視聴しました~{netabare} 鈴がめちゃくちゃ可愛い。いや、くちゃくちゃ可愛いですね!今回はいつも以上に演出をがんばっていましたねw日常回としては相当レベルが高いきがしました。ゲームでは描かれていなかった相川の顔と鈴が佐々美にメアドを聞き出すシーンがあったのでうれしかったですね。次回からまたクド√に戻るみたいですね。次回も楽しみです{/netabare}



第十九話「きっと、ずっと、がんばるのです」視聴しました~{netabare}なんかクドがちゃんとでる回は作画とシナリオからものすごい本気を感じますね。製作側はぜったいにクド推しですねwテストのときに「雨のち晴れ」の印すとがながれたのはうれしかったですね。
なんだかんだでいい回でしたがところどころにちりばめられてますね。ちゃんとクドが年下ということを説明していたし、はるちんとかなたが一緒に勉強というとてもほっこりな場面もありましたね。マークシートのずれは結構あるあるですよね。僕もわからない問題を飛ばして次の問題を進めてくとつめて書いてしまうことがありましたがさすがに気付きました。姉御は本当にかっこよくてまさに姉御!ってかんじです。今回のMVPははるちんですね。あの場面でいっしょに補習をうけるやさしさは一人がつらいことを知っているはるちんだからこその行動ですね。今回のオリジナルエンドはとてもよかったと思います。とんちんかんなクドも大好きだー!クド√に入るかと思ったらここでいったん休憩でだいぶ前にやった課題の話ですね。あんまり覚えてない人が多いんじゃないかな?次回はまさかのささささささささ(笹瀬川佐々美)の再登場ですw次回も楽しみですね{/netabare}



第十八話「答えは心のなかにあるんだ」視聴しました~{netabare}
~ひとりが辛いから二つの手をつないだ。
ふたりじゃ寂しいから輪になって手をつないだ~               
                 byリトバスOPより
リトルバスターズのOPの歌詞であるこの部分はもっとも葉留佳√に関係するきもしますね。ひとりじゃつらいときは葉留佳とかなたの二人で乗り越え、それでも寂しいなら家族や仲間といっしょにいよう。葉留佳も言っていたように自分の居場所でありとっても簡単な答えだと思います。
今回のエンディングのもって行きかたといい原作をも亮がする完成度だと思います。もっとちゃんとした感想は√考察の場所で喋りますね{/netabare}     

第十七話「誰かにそばにいて欲しかったんだ」視聴しました~{netabare}胸が苦しくなりもうやめてあげてほしいと思う方が続出しそうなくらいとても重い話でしたね。最後の引きがとてもよかった印象を受けました。双子の入れ替わりトリックは「ひぐらし」でもありました。この二作品を見て思ったのは双子のキャラは声優が同じことがありますが瞬間てきに声を変えるのは本当にすごいことですよね。この話に終止符を打つであろう次回がとても楽しみです。
ここからはリトバスの原作ファンとしていいたいことを言っていきます。美魚√でも言ったように恋愛が出来ないから友情メインで進んでいるアニメバージョンですがこれもまたいいですよね。真人や恭介のちょっとした言葉一つ一つにとても心を打たれます。次の感想でも言うと思いますがこのはるちん√が終わったらもう一度見てください。新しい視点でみれるかと思いますよ。{/netabare}


第十六話「そんな目で見ないで」視聴しました~{netabare}今回から僕の一番好きなはるちん√突入ですね。話数が少ない分やはり展開が速いですね。たぶん原作未プレイの方はついてこれてないと思いますがここで喋るとうっかりネタバレ発言をしてしまいそうなので難しいところは√が終わってからまとめることにします。今のところ順調にきているので個人的に一番の難関であるはるちん√をどうアニメらしくするかが期待ですね{/netabare}

第十五話「ムヒョッス、最高だぜ」視聴しました~{netabare} 濃厚なホモ&百合回でしたが個人的には「ムヒョッス最高だぜw」の一言です。ゲームだと理樹視点だったぶん原作組も初視聴の方もおおいに楽しめたんじゃないでしょうかね。OPとEDの映像にも変化があって胸が熱くなりましたね。美魚√が終わってからちゃんとOPもEDも美魚の日傘をちゃんとけしていて細かいところまで気を使ってくれたことに感謝です。今からちゃんと感想書いていきますね。シリアスが終わってお疲れ回をかねたリトルバスターズの女子メンバーの日常的な一面がきれいにでてました。美魚もちゃんと和のなかに入って楽しそうにしていたのでほほえましいです。理樹と恭介のホモ疑惑はおいといて新聞紙ブレードをここに組み込んできたけど違和感なく進んでいき、おもしろいネタをが満載のちょう豪華で大満足です。こういう日常からのシリアスが本当に弱いんで心してかかろうと思います。次回からはまちにまったはるちん√です!個人的にめっちゃ好きなのでこの短い話数でうまくまとめれるかが大きなポイントになってきますね{/netabare}


第十四話「だからぼくは君に手をのばす」視聴しました~{netabare}恋愛がないから少し心配していた美魚√でしたが完璧なまとめかたで感動しました。作画も10点演出も10点まとめ方も10点でもんくなしの満点でした。原作未プレイの方の反応はどうなんでしょうかね。少しポカーンとなる部分もあったと思いますが、時間があれば十二話あたりから見直すの良いかもしれませんね。雨のち晴れも最高によかったです。次回はちょっと一休みでお泊り回でしょうね、とっても楽しみです{/netabare}


第十三話「終わりの始まる場所へ」視聴しました~{netabare} 今回は突然のファンタジーで驚いた方がほとんどだと思います。美魚によく似た美鳥この二人の関係がとても気になる回でしたね。今回の回にそれぞれ10点満点で点をつけると、作画が4点 演出8点 まとめ方10点でなかなかよかったと思います。次回も楽しみです{/netabare}


第十二話「無限に続く青い空を」視聴しました~{netabare}完全に美魚ルートにはいってきましたね。僕の大好きな「さらば諭吉っ!」のネタをやってくれたのでとても満足ですw美魚の腐女子っぷりもみえて、なおかつちゃんと他のキャラを立たせるところでたたせて全員がしっかりと印象に残りました。そして最後の引きがなんといってもうまかった!本当に次回が楽しみですね{/netabare}


第十一話「ホラー・NO・RYO大会」視聴しました~{netabare}今回はメンバー全員がめちゃくちゃ可愛くて最高の回でした。みんな騒いでリトルバスターズらしくて、クドの犬耳も再現されていて鈴と子毬の仲がだいぶよくなっていたのでほほえましいかぎりですw
なんといっても今回一番可愛かったのははるちんですね
怖がっておびえてるはるちん最高でした{/netabare}


第十話「空の青 海のあを」視聴しました~{netabare}今回はまちにまった美魚回でしたね
声優が変わってたけどまあ、あまい違和感もなくさらに可愛さに磨きがかかってたのでよかったです。
これでやっとリトルバスターズのメンバーがちゃんとでてきたので話が進むと思ったら今度は肝試しに1話つかうっぽいのでこのスピードでいいのか心配ですね{/netabare}


第九話「学食を救え!」視聴しました~{netabare}今回は前回と同じく神回でしたね
原作プレイの人も楽しめるオリジナルもあったし、もちろん原作のミニゲームもあって誰もが楽しめてよかったと思います。キャベツ定食やゼリーだらけになった思い出がよみがえりましたねw{/netabare}


第八話「れっつ、るっきんぐふぉーるーむめいとなのです」視聴しました~{netabare}今回は完全にクド回でしたね
もう可愛すぎて死ぬところでしたwパジャマのシーンはとくに破壊力抜群でした。だけどクドが入団テストやるときにもっとドジをやってほしかったですね。なんか全て完璧みたいになってたから
西園さんは声もよかったしめちゃくちゃ可愛くなってたのでよかったですね{/netabare}


第七話「さて、わたしは誰でしょう?」視聴しました~{netabare}今回ははるちんがメインの回でしたね
まさに青春!みたいな気もしましたが、笑いが多くとてもおもしろかったです。「クズ」のやりとりをやってくれたので個人的には満足です
動くはるちんは想像以上に可愛かったですね。くるくる回っている姿が多くもっと動いても全然いいですね。
二木はだいぶ声が変わっていてびっくりです
次回予告のクドの破壊力は絶大でした。たった10秒くらいでもやばかったので、次回は萌え死にそうですねw{/netabare}


第六話「みつけよう すてきなこと」視聴しました~{netabare}これこそがJ.C.STAFFの本気ですよ。
本当に素で泣けました。話数が少ないぶんぐだぐだになって原作と比べて残念なことになるかとおもいましたがなんにも
心配することなくて、たった三話でここまでまとめれたことにとても感動です。
リトルバスターズのメンバー全員とても思いやりにあるいいやつらばかりでこれが青春だなと思い、原作では表せなかった部分もしっかりと見れて本当によかった
ゲームでは子毬がもっと鬱状態になり理樹がもっと悩んでいたところをアニメでは他のメンバーが積極てきになり悩んでいる理樹を恭介が背中をおしていて友情メインでしたがそれが大成功だったと思います。
もっともよかったと思うのは鈴で「何かできることがあるかもしれない」と言って学食を後にしたとき鈴のお盆の上にカップゼリーがあったのがお気づきでしょうか。鈴はカップゼリーが大好きなんですよ、そりゃあ親友がああなったらそんなことしてる場合じゃないけど、それでも心に伝わる部分があると思います。そんな何気ない一シーンでも伝わるものがあるということです{/netabare}



第五話「なくしものを探しに」視聴しました~{netabare}今回は子毬の過去を少しだけ明かしたシリアスな回でしたね
たぶん人は日常のゆったりとした雰囲気から突然のシリアスに弱いんでしょうね。少し展開が速いでしょうがこのぐらいでやらないと終わらない可能性があるのでこのまま進んでいきそうですね{/netabare}


第四話「幸せのひだまりを作るのです」視聴しました~{netabare}まちにまったクドの登場です。思ったより出番が少なくてとても残念ですwまあそれはともかく子毬ルートに突入しましたね。視聴者を置いて行っているきがしますね。感情移入がしずらいので少し心配ですね{/netabare}


第三話「可愛いものは好きだよ、私は」視聴しました~{netabare}姉御にはるちんの登場。ゲームと比べてキャラが可愛くなりすぎてやばいですね。姉御の入団テストが省略されたのは残念ですね。次回はやっとクドがでてきますね{/netabare}


第二話「君が幸せになると、私も幸せ」視聴しました~{netabare}ついにこまりが登場しましたね。やっぱりこれは完成度が高いですね。BGMなどもゲームどうりでしたし、笑わせるところはしっかりと笑わせにきましたね
ちゃんとバトルに負けたら称号がもらえるという設定もかわってないんですねw次回は姉御がでてきます。早くクドをー{/netabare}

第1話「チーム名は…リトルバスターズだ」視聴しました~{netabare}第一話の感想はとりあえず名言の紹介をしておきます(少しちがうかも)
1 鈴に神なるノーコンの称号を与える
2 猫も棒から落ちる
3 こいつ馬鹿だ!
4 んまっ つぁ ちょぎっ!{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 43
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

リフレイン10月放送決定キタ━(゚∀゚)━!

リフレイン公式サイト
http://www.litbus-anime.com/
泣きまくれるんですねわかります。
いやぁKey史上最高に好きなのでもう期待値∞です。
早く見たいいいいいい!!!!


□関連URL
http://litbus-anime.com/ 今までのリトバス公式
http://litbus-anime.com/refrain/index.html リフレイン特設
http://www.litbus-anime.com/ リトバスリフレイン公式

クラナドから正妻を引いて青春と人数増量って感じでした。
2期に大いに期待出来そうです。

無駄な記憶が無ければもっと楽しめたかもしれない。
クラナドの事を知らない状態でとか色々記憶を消したフラットな状態で
見ることが出来たらもっと感動出来たんだろうと思います。
歳を取るって本当に嫌なものだなぁと思ってしまいました。

2期が終わったら点数調整改めてしたいと思います。

しかし今回は惚れるキャラがいなかったなぁ…
強いて言えば西園さんがましって感じかなぁ

──────────────ゲーム感想────────────

我慢できなくてゲームやっちゃいました。
マジで最高でした。クラナドよりこっちの方が全然好きです。
最高に青春であり最高の仲間でした。
2期のリフレインは完全に青春でしょうねっていうかそっちが本編ですね。
1期見てハーレム系とか思った方は是非とも2期に期待して欲しい。
超青春物語がリフレインでは始まるので期待して欲しいです。

アニメとゲームでの印象の違い
こまりちゃんの印象とクドの印象が全然違った。
それと見た目が凄い違うのが三枝。
まったく違うと言っても良いくらい違うけどアニメのほうが断然良い。

まぁアニメはじっくり見てなかったせいもあったのか…
ただアニメのほうが全員可愛く見える。
このアニメは本当にリフレインまで見ない事には評価は出来ないものだと思います。
1期を見たなら絶対2期も見て下さいね!
待ちきれない人はゲームをやってくださいね!
泣ける度合いで言えばクラナドの方が高いかもしれないけれど、リトルバスターズはリフレインで全ての期待に答えてくれる物語です。
いやぁ本当に良い話しでした。
ってか無茶苦茶好きになっちゃいました。
ゲームを終わってからもアニメを何度も見返してしまいました。
ゲームではリキ(主人公)以外の視点もあるので超お勧めです。
同じシーンを何度も繰り返しますが、視点が違うのでその時思っていた事等が詳しく伝わってきてとても感情移入しやすい形になっています。
強いて言うなら主人公の声を全編フルボイス化して欲しかった…

これぞ青春物語ですね!
2期でどの程度何処がどう採用されるかかなり不安ですけど期待したいです><
BEST10が入れ替わるアニメ確定。
2期が終わったら書き換わる予定です。
────────────────────────────────

アニメ見ながらコメント的なノリでメモった感想は↓

ニコニコで1話見ておっこれはまさか青春物語が始まるのか!?
何かワクワクするじゃんどうなるんだろう!
きっと面白いものが見れるに違いない!おっ野球か!いいね!
そしてメンバー集め…あれ?女の子?あぅあぅぁ~^q^?
なんか変だと気付いたのでググったらなんと…

18禁恋愛アドベンチャーゲーム…えっ… あっ…

おいっ俺の青春を返せ!
いや違うな…
おいっ俺の期待を返せ!

謎のあぅあぅぁ~キャラがイライラする^q^
しかしコメントもあってかツッコミが入るので面白いかも
あれ?実はこまりちゃんいい子だったのか!?

{netabare}老人ホームでご奉仕とか素晴らしい子じゃん!
うーんしかしこの声受け付けないなぁ…
やたらと切ない儚げな話ばかりする子だなぁ…そして謎の猫の死体。

グッときました。一気に引き込まれました。

昔のお兄ちゃん…もうなんかこの辺から涙腺が…
画面が見えなかったんですよコメント的な意味で!
いや違うか…
目から汗が止まらない…{/netabare}

あぅあぅぁ~とか言ってスイマセンでした;;
もう二度とそんな事言いません( TДT)ゴメンヨー
{netabare}こまりちゃん{/netabare}ルートでしたね。

────────────ここから7話──────────────

雰囲気は一気に変わり明るい展開に!あれ…
なんかまた続々と女の子が増えていく…

{netabare}風紀員がエンジェルなんとかの主人公っぽい見た目の…二木さん!
三枝さんやんちゃだなぁ~っと思ったらチョロインだったのか…
なんだこの白い帽子の帰国子女どっかで見た事あるような…なんとかインデックス!
能美さん犬だったのか… しかしクドリャフカってなんだよ!
西園さんなんかどっかのKEY系の天才少女系!?
佐々美さん@がんばらない

ナルコレプシーってなんぞ!?何が起きた…
なんか思わせぶりだったけどすぐ起きてんじゃん。同じ日なんでしょ?これ…

う~んどれもこれもどっかで見たようなのと同じような感じだなぁ…
しっかし一気に増えたな女の子ばっか…{/netabare}

やっぱりハーレムアニメだったのか
ここまでキャラ紹介ばっかでしたね。ってかキャラがやたらと多くね!?

────────────ここから10話──────────────

{netabare}西園さん{/netabare}ルートかな

{netabare}なんかほんとどっかの天才少女ことみちゃんっぽいなぁ…
あれなんのアニメだっけなぁしかしまぁなんだ眠い…
ってあれそういやいつ野球するんだよこのアニメ…
サッカーのほうが好きだから別にいいんだけどさ
Pちゃん…なんだろうこの取ってつけたような感じの話は…
だんだん忘れていく設定なんかうる星やつらの映画で同じようなネタあったような
いやあれは違ったかな他にもなんかあったような
双子?影が無い…二重人格だったのか幻覚障害だったのか{/netabare}

なかなかいい話だったなぁ…

────────────ここから15話──────────────

なんだこののっけからのホモ展開…
っと思ったら今度はハーレム展開…


今回は{netabare}三枝{/netabare}ルートかな

{netabare}なんだこの茶番裁判…切れた…
風紀委員長と三枝は髪の毛の色が同じだけどなんかありそうな予感と思ってたらやっぱりか…

3Pしたって事?両方と同時期にやってたって事?なんかよくわからんのだけど
なんなんだこの糞設定… ってか犯罪者親父が恭介にしか見えない件
糞設定のせいで入り込めない…ってかこれまた女の子の分裂話…こっちは本物か…
なんか色々設定がありえないだろう{/netabare}

あれ…? 目から鼻水が止まらない… あれ…? なんか鼻水まみれに…
何を言ってるかわからないだろうけど俺も何を言ってるのかry
むっちゃクチャいい話しじゃねぇか馬鹿野郎!

────────────ここから19話──────────────

おいおいこまりちゃん設定がおかしくね?アホの子じゃなかったのか…
モブがクズすぎて清々しい

{netabare}クドは天才なのか馬鹿なのかわけわからん
言語が苦手な割に並行宇宙論とか矛盾してないか?
っと思ったら特化型の天才だったのか
{/netabare}
いい仲間になってきたな!青春だ!
あっあれ?なんだここで終わりか。

20話

{netabare}さささささ ささみ ざざみ さささささ ささっさささ
おいっ「さ」ばっかじゃねぇか!わけがわからんぞ
ってか印象うっす{/netabare}

どうやらルート分岐なくなったのかな…

────────────ここから21話──────────────


{netabare}クドリャフカ{/netabare}ルート

{netabare}喋り方が凄く凄く…
いやいやいや脱ぐなよそりゃ無いわ引いたわ。
まぁ所詮18禁ゲームだもんなぁ
昆布食いたい… っておーい話が急に壮大だな!
星空を見ながらあれはデブルックスってこの演出どっかで見たぞ
なんとか語のやつじゃねぇか!
ロケットェ… ちょっとこれはわざとらしい展開に…
のめり込めない…

22話

唐突に思い出したなぁ 牢獄ってなんだ…
お母さんがロボティクスなんとかの萎みたい
シリアス場面なのにいちいち人数多いのに吹きそうになる
また同じ時間を?また?まただと!?おい恭介何を知っている!
急にざーさん登場!電話のシーンはリーディングしゅーくりーむか?
ニプーハニピアー いつの間にか凄い引きこまれてた

23話

おいおい話が壮大だなぁ暴動とか いきなり大爆発…
鎖に繋がれて急に陳腐になっちゃった…
また同じ時間を… 一体何が… は?え??えっとなんで鎖が取れたの?
なんで裸マント!?え?なに?いつ脱がされたの?色々イミフすぎる…
え?日本に着いてる?は?なんだこれ… ママン結局どうなったんだ?
完全に理解不能なんですけど…{/netabare}

────────────ここから24話──────────────

{netabare}すっかり忘れてた謎の手紙…これが超展開の鍵なのか?
手紙の主… 白猫… 初めて見た絵本…
悩みが晴れた小人さんたちは消えていく…
なんかエンジェルなんとかみたいな匂いがしてきた。

25話

謎の絵本は一体… いきなり野球の試合ってどういう事?
練習いつの間にやってたんだよ!そうか画面凝視してなかったから
俺の知らない所で練習してやがったのか!
飛び降りても死なない…だと…!?なんですかこの壮大な茶番激は…
やっと青春らしくなってきたなぁ

最終話

えっとけんごのキャラ壊れすぎてつまらない…
最終回のノリってやつなのかこれ
結局まともに野球やったの最後だけじゃないのか?
まぁ世界の秘密は2期リフレインに期待ですね!
エンジェルビーツ臭がプンプン漂ってくる…{/netabare}

────────────ここまで────────────────

アニメ好きな人は皆知ってるのかな?ラジオ番組がある事を…
最近知ったばっかでまさか08年からずっとラジオやってたなんて全然知らなかった。
「ナツメブラザーズ!」「リトルバスターズ!R」
近頃聞いてます。ハマってます!
※変態しかいないラジオですので要注意!!
ネタもいちいち古いので30以上の人向けな感じがしてならないw

某サイトでコメント見れるので一緒に見ると盛り上がるかと…
なんか内容がぼちぼちエロい事もしばしば…
露骨なエロと言うよりは恭介の策略にハマる鈴。
恭介が自らエロボイスも豊富!
16回目はエロすぎてやばいので要注意ww

男向けでもあるし、恭介ファンにとっても腐女子にとってもかなり満足出来る内容になっている気がします。
いやぁ実に面白い!男も女も恐らく楽しめる。
ヒロイン役はエロゲ声優ばっかなんですね!
声優もちゃんとエロ枠と一般枠があるのは知りませんでした。
民安ともえ(鈴)のファンになりました。
緑川さん(恭介)は声だけはずっと知ってたけど調べたらこんなに私の知っているアニメに出てたとは…
なんか過去の記憶が全てつながった気がしました。
この人面白いわw

※ってか露骨な下ネタまみれですwもうエクスタシー付けろよレベルw
緑川さんあんた天才だよ!罠にかける天才すぎるって!
爆笑したよ本当にw

「ナツメブラザーズ!(21)」になってからはぶっ飛ぶすぎてヤバイですねホントにw
酒飲みながら見てると素晴らしく美味しい酒の肴になりますね!
やこちゃん(クドリャフカ)が可愛すぎてヤバイヤバイやばい!!!
年上の女性を可愛いと思ったのは今まで生きてきた中で初めてかもしれない。でも結婚してらっしゃるようなので旦那さん羨ましすぎる><仲良くいつまでも暮らして欲しいです!


現在も続いてるラジオ番組↓「リトルバスターズ!R」
http://www.onsen.ag/program/litbus-r/index.html

近頃アニメのラジオにハマりすぎてアニメ本編が捗らない(;´Д`)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 45
ネタバレ

アスピリン さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

続きのRefrainが楽しみすぎる!!!

ついにリトルバスターズが終わってしまいました。
本当にいろいろなことがありましたが、ここまで素晴らしい物語を見せてもらったので大満足です!

ただ、このリトルバスターズの尺は相当長いらしく1期では収まりきらなかったようですw

そして続きがRefrainとして放送されるみたい!!!(時期は未定の様ですね?)

やっぱり世界の秘密とか謎な部分はまだ多いわけでその辺をRefrainでは紐解いていくのでしょうか?
如何せんものすごく楽しみであることには変わらないかな。
(待ちきれない気がしますがw)

1期の総括としては製作会社について放送前は憶測が飛び交っていましたが、JCさんでよかったと個人的には思えるぐらい素晴らしい出来栄えでした!
是非2期も継続してもらいたいですね!

とにかく素晴らしい作品に感謝したいと思います!




19話感想 {netabare}

三枝回が終わって今回はクド回だったわけなんですが、なんというか友情をすごく感じて感動しましたね・・・

短かったですが、クド回もすごく内容があってよかったな~
ってしみじみ感じた19話でした {/netabare}

18話感想 {netabare}

感動しました・・・

これまでのしがらみを一気に吹っ飛ばした姉妹の会話からの三枝さんの決断、そして家族の写真ときたら・・・
本当に感動しか言葉が出なかったです。

そこまでのヒントを与えたリトルバスターズのメンバーも素晴らしいですし、すべてが良かった最高の18話であり三枝、二木回でした! {/netabare}

17話感想 {netabare}

またもや重い感じな話になってきてすごく作品に引き込まれましたねw

OPのあの背中はやはり二木さんのものなのだろうかとか?とか色々と考えさせられましたね・・
三枝さんの苦労は随所に表れていてわかりましたが、二木さんもあんなに難しい過程で育っていたなんて・・・

来週が楽しみでしかたがないです!!

リトルバスターズは本当に名作だとようやく確信できました。 {/netabare}

16話感想 {netabare}

15話のハーレムを経て16話から三枝回に入ってきました。
大分重い感じの話になってきましたね~・・・

以前から三枝と風紀委員長の髪色が同じということでなんかあるなーって思っていたんですが、やはりそうゆうことでしたか。

ほんとに三枝のお茶目で元気なところを1日もはやく観たいです・・・

リトバスは本当にストーリーが素晴らしくて言うことがありませんね!!!
(新仕様OPのクドの感じもなんかありそうで期待できる!) {/netabare}


14話感想 {netabare}

まずここまでのリトルバスターズは各メンバーの個別説明回が多く、小毬さん以外は感動っていうほどでもなかったんですが、今回の西園さんのストーリーは感動がすごかったです。。。

強い友情を感じそして最後の西園さんの笑顔を見た瞬間に一気に心が晴れました・・


まだまだリトルバスターズは続きますが、本当に今日が最終回でも文句が付けられないほど素晴らしい14話 西園ストーリーだったんじゃないかと感じました。{/netabare}

13話感想 西園回{netabare}

ここまでもリトバスの新メンバーの話が触れられてきましたが、こんな展開が待っているとは思いませんでした・・

西園さんの話を最後に持ってきた意味が分かった気がしますよね・・。
しかし、非現実的とはいえなんとなくここまでの流れを見ていると、どことなく現実味があり すごく淀んだ感じが出ており評価できます。

原作は知らないんですが、やはり評価され続けている作品だけはあるなってことを今頃になってわかってきました。

西園さんの話以外にも、今後もリトルバスターズから目が離せないです!! {/netabare}

8話感想{netabare}

今回は前回の三枝さんに続き新たなメンバーとしてクドをスカウトしたわけなんですが、
そのクドにはルームメイトがいなくその新たなルームメイトをを探すってお話でした。

最終的にはここまでいいとこなしの風紀委員長が自ら名乗り出てくれて一件落着!いいとこあるっていうか実際のところ普通に委員長はいい人そうですけどね~
今後彼女がそのくらいストーリーに絡んでくるのかも楽しみかなw

来週は佐々美さんの回になるのかな? {/netabare}

7話感想 {netabare}


前回で小毬さんの心の闇を払ったところで、今回から再びメンバー集めに!
その新たなメンバーとして理樹が選んだのが三枝と書いて、さいぐさ さん!

嘘をつきすぎるあまりに風紀委員に信じてもらえなくなり困っているところにリトバス登場!!

あんな感じで何のためらいもなく救えるっていうのはすごいよね~(金額は微々たるものかもしれないけど、あのためらいのなさは本当に素晴らしいよ~)

次回のミッションはクドになるのかな??

楽しみですね! {/netabare}

6話感想 {netabare}


前回の最後のシーンで来週は大変になりそう(俗に言う鬱展開的な)だなって思っていたんですが、予想通りで小毬さんが変化してしまいましたね。

ただ、この鬱展開を引きずらすに1話(6話)の中で解決出来たのはすごくテンポが良くていいなーって思いました。
(結構鬱展開って評価が分かれるし、長々されても水を差される感じで気持ちがいいものではないので。)

そんなこんなで小毬さんが元気というかトラウマから解放されてよかったし、それを全力でサポートしたリトバスのメンバーの暖かさが感じられた素晴らしい6話でした!!

次回以降もこんな感じの素晴らしいストーリーに期待したい。 {/netabare}

5話感想 {netabare}

こまりさんの過去に関する5話、
トラウマか何かで忘れていた記憶が戻ってきてしまい、そこをこれからリトルバスターズのメンバーで
どのようにして癒していくかといった感じになりそうですかね?

こんな感じで今までのほのぼのありつつ他愛もない話をしているのとは一転してくるあたりは やはり注目作だけあるなって気します。(ギャップが一番効果的ですから)

次回以降どのくらいこまりさんの話に突っ込んでいくかはわかりませんが、是非とも素晴らしい展開であることを期待したいと思います!


余談かもしれませんが、ここまでのJCのいい意味での期待の裏切り方には
驚かされますね!今後もどんどんいい意味で期待を裏切って欲しいと思います!{/netabare}



3話感想 {netabare}


もう話の内容っていうよりも完全に個人的な意見に近くなってますが、鈴がものすごくかわいいですね~ 本当に。(予想以上の可愛さで驚いたし、鈴がいる限り必ず最後まで見れる自信が付きましたw)


私は原作ストーリーがわからないので、今後どういう展開になっていくかは予想出来ないんですが、一端は9人のメンバーを集めるところから始まるのかな?って気がします。

その後にストーリーが動き出しそうな感じでしょうかね?


まだ3話ですが、ここまでは期待に十分応えていると言っていいんじゃないでしょうか?
毎週楽しく見させてもらっているし、不満な点が見つからないのがすごい。 {/netabare}

2話感想 {netabare}


良かったです!すごく良かったです!!

原作を知らない私は1話だけでJCを疑ってしまいましたが、2話を見終わった後で「ああ~、いい作品だな~」って素直に思いました。

まだ2話終わっただけなのですが、なんとなく原作が評価されている理由がわかりつつあります。
だって、こんなに微笑ましすぎる作品はめったにお目にかかれないんだろうなって。(笑える作品は多いけど、結構最近は無理な設定が多かったり非現実的で感情移入できなかったりすることが多々あるしね)

また原作が少し時間をさかのぼることで、CVが非常に新鮮味があってよかったかなって。
やっぱりありきたりというか使いまわし感があるキャスティングは萎えてしまうし、個性が出る意味ではいいよね!
(唯一、主人公を堀江さん=女性っていうのは少しどうなんだろうって気もしなくもないけど。。。
まあそういう女っぽいっていう設定なのかな?)


今後はどんどん新キャラが出てくると思うので更に期待して見ていきたいと思ってます!! {/netabare}

1話感想 {netabare}


掴みとしてはすごく良かったし、青春アニメって感じはすごくしてよかったな~。(特に今クールは青春アニメっていう作品が少ない中で貴重な作品になってもらいたいです)
ただ、タイトル通りでJ.C.STAFFは腐ってもJ.C.STAFFなんだよね~(いい意味でも悪い意味でも・・・・)


これは作画に期待するっていうより展開に期待したほうがよさそうですねw真面目に。


ある意味割り切って今後もリトルバスターズに期待していきたいと思います! {/netabare}

放送前レビュー {netabare} 注目度もさることながら期待度もものすごく高いリトルバスターズ!

今年の秋アニメは正直言うと、あまり期待できるものがない(RNは期待しているけど、ゲームでは神でなく良作という位置づけで終わってしまっている・・・)ので得にこの作品には期待しています。


問題は他の方がおっしゃっている通りでJ.C.STAFFが製作するということ・・・。
別に嫌いではないし、王道の可愛い感じで作り上げる技術はすごいんだけど、やっぱり革新的ではない。
髪の表現がモッサリだったり、背景絵の雑さが多々見られたりするのが心配要素です。

J.C.STAFFにはこの作品を通して1皮も2皮も向けてもらいたいです。

放送日は最速MXが10月6日とのことです。


1日も早く見たい期待度最高の秋アニメです! {/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19

84.8 10 ファンタジーでコメディなアニメランキング10位
人類は衰退しました(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (2326)
11688人が棚に入れました
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は”妖精さん”のものだったりします。平均身長10センチで3頭身、高い知能を持ち、お菓子が大好きな妖精さんたち。わたしは、そんな妖精さんと人との間を取り持つ重要な職、国際公務員の”調停官”となり、故郷のクスノキの里に帰ってきました。祖父の年齢でも現役でできる仕事なのだから、さぞや楽なのだろうとこの職を選んだわたしは、さっそく妖精さんたちに挨拶に出向いたのですが……。

声優・キャラクター
中原麻衣、石塚運昇
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

[追記あり]不条理ギャグとブラックユーモアが詰まったSF童話(原作ファンによる解説付)

原作は田中ロミオのライトノベル
田中ロミオはかつては山田一という名義で
アダルトゲームのシナリオライターをされていた方だと言われています

私はアダルトゲームは大分昔に卒業してしまったので
最近の事情はさっぱり分かりませんが
彼のデビュー作である『加奈 〜いもうと〜』
その少しあとに出た『家族計画』
の二つは友人の勧めでプレイしています
もう10年以上前の話なので記憶も不確かですが
どちらもどちらもシナリオに関しては高い評価をつけられる作品だったように記憶しています
原作者が7巻あとがきで「ファンが中年男性ばかり」
なんてネタにしていましたがこの辺に原因があるのでしょうね

まぁしかしそれらとはちょっと毛色が違う作品なのが
この「人類は衰退しました」です

科学文明は衰退の一途を辿り
もはや人類の滅亡は秒読みに入っている
そんな退廃的な世界設定とは裏腹に
不条理ギャグで展開されるようせいさんワールド
童話のようなほのぼのとした一面を見せたかと思えば
次の瞬間には風刺の効いたブラックユーモアが炸裂する
このジェットコースターのような目まぐるしい物語の起伏から
振り落とされずについていけさえすれば
このアニメを楽しむことができると思います
ただしアニメの方はいろいろ端折っていたり
時系列がめちゃくちゃだったりするので
無用な混乱を避けるためにも
原作で予習しておくといいかもしれませんね

以下原作ファンによる各話補足です
原作未読かつアニメ未視聴な方は対象外
無駄に長いので時間の無い方にもおすすめしません
{netabare}
episode.01&02 妖精さんの、ひみつのこうじょう
{netabare}
4巻前半エピソード

エピソードの順番変更には賛否両論ありますが
これを先頭に持ってきたこと自体は正解だったと思っています
最近のアニメは最初の数話で視聴者の心をがっちりつかまなくてはいけません
原作通りに「妖精さんたちの ちきゅう」
を先頭に持ってきていたら
あまりに地味すぎて見向きもされなかったでしょう
そういう意味でアニメの掴みとしては
チキンの反乱や食パンの自害など
シュールで強烈なインパクトがあるこの話
アリだったんじゃないでしょうか?

1~2話のテーマは食糧生産と生命倫理
人間を含めて動物というものは
基本的に他の生き物を食べないと生きていけません
海外ではでは食事の際に神に感謝し祈りを捧げたりしますが
日本では古来より食べる相手に対して
命を譲り受けることに感謝の意を表してきました
「いただきます」というのはつまり「お命頂戴します」という意味です
しかし、その命を分け与えてもらうという感覚は
食品が加工された状態で手に入ることが当たり前の現代では
ついぞ忘れてしまいがちなものですね

1話の冒頭で「食べる」=「殺す」の方程式を
まざまざと思いだす事になった「わたし」ちゃん
調査のために向かった食品工場では
責任者たちさえその工程を知りません
そこで起こっていたのは
人間に食べられるために生み出された
すなわち殺されるために生み出された者たちの反乱でした
しかし、運命への反乱を企てた彼らでしたが
抵抗むなしく結局は人間の糧となってしまうのでありました

ちなみに調理の手間を省くために
品種改良で羽根の無い鶏を作るという計画は
既に 実 現 し て い る という事を
皆さんはご存知でしょうか?
興味のある方はこちらをどうぞ
http://karapaia.livedoor.biz/archives/52076503.html
{/netabare}
episode.03&04 妖精さんたちの、さぶかる
{netabare}
6巻後半エピソード

テーマは娯楽作品の在り方

「Y」が発掘されたマンガをもとにBL同類誌を発行
それが世界レベルで伝播していって
クスノキの里にて大規模な即売会が開かれるに至る
何がすごいかってここまで大事になっているのに
この段階ではまだようせいさんが全く関与していないこと
「Y」・・・おそろしい子・・・

漫画の世界に囚われてからは
人気至上主義のサバイバルゲーム
露骨に実在の作品をにおわせるような風刺や
作品の人気とと本質的な面白さの乖離についての議論など
ある種の業界批判に近いものもあるので
割ときわどいネタだったように思います

2番目のエピソードとしてこれを持ってきた理由は
制作サイドの中でこのお話の評価が高かったからではないでしょうか?
このお話のテーマはアニメ業界にも通じるところが多々あると思うんですね
原作と放送順を変えてきたことだって
「Y」がやった場当たり的な人気取りの手法と紙一重だと思いますし
実際にアニメ制作にかかわっているような人であれば
この話にはいろいろと思うところがあったのでしょう

ちなみに原作だとその後も里では即売会が続き
「わたし」もこっそりサークル参加を試みるのですが
断片データとして発掘された古典文学の抄訳集
なんてニッチなものをを出品した挙句
「Y」に見つかって上から目線でバカにされ
売れ行きも散々という落ちがつきます
{/netabare}
episode.05&06 妖精さんの、おさとがえり
{netabare}
3巻エピソード

他の巻は1巻2話構成になっていますが
この巻だけは1巻1話構成になっている長編です
他の話と同じ密度でやろうとすれば4話必要になる計算
それを2話で強引にまとめた結果・・・大惨事

つぎはぎだらけのアニメ版「おさとがえり」
テーマもぶれていてよくわかりません
本来は2巻後半で初めて登場した「助手さん」と「わたし」
が、大冒険の末に絆を作っていくお話であり
P子とO太郎を巻き込んで(というより捲き込まれて?)
ドタバタ話がとんでもない方向に進んでいくのを楽しむ作品だったはず

ようせいさんまぬある(マニュアル)に説明されていた通り
一時的なようせいさん不在により
どんなに破天荒でも絶対安全な不条理ギャグモードから
生命の危険に満ちたシリアスモードに突入
ようせいさんの加護の無い状態で遭難した二人は
古代遺跡の中を彷徨うも一向に出口は見つからず
次第にに水と食料は底をつき
ついには二人の気力と体力も尽き果てて・・・

というあたりの描写はほとんどカットに近いレベルで
かる~く流されていましたね
こうなるとまぬあるが出てきた意味がほとんどないですね
まぁ「じかんかつようじゅつ」より先に放送しているので
「助手さん」との交流のお話は大幅カットなんでしょうね
正直この順番で放送する意味がまるで理解できないです

後半の怪獣大決戦はアニメにすると絵になるシーンなのはわかりますが
そこだけに力入れてもらっても
そこに至るまでの過程による盛り上がりがないので
ちっとも面白くなかったですね
ラストのP子&O太郎の正体とその後の話も尺不足の中に
無理やり突っ込んだだけという感じで
本当にひどい回になってしまいました
{/netabare}
episode.07&08 妖精さんたちの、じかんかつようじゅつ
{netabare}
2巻後半エピソード

本来は助手さん初登場のはずのエピソード
つまり読者も「助手さん」について全く知らない状態から始まり
不確実で不明瞭な存在だった助手さんを
「わたし」たちの妄想と願望を練り合わせて
「わたし」好みのショタっ子に染め上げるお話のはずです
つまり助手さんは謎の新キャラでないと意味がありません
このエピソードがアニメ中盤に持ってこられている時点で
もはや話の骨組みが半壊状態ですね

しかしこの不明瞭で不確実な人間というのは
活字で表す分には簡単ですが
アニメでは表現が難しかったのかもしれません
アニメは小説よりも情報が多すぎるのです
それはこの話以外でも随所で問題を起こしています
このシリーズはいわゆる叙述トリックのようなものが
小ネタとっしてちょこちょこ仕込まれていたりします
「ひみつのおちゃかい」におけるクリケットなんかもそうですね
映像化してしまったら身も蓋もないようなものは
アニメスタッフとしても手に余るものだったのでしょう

今回の話でも、もう一つ映像化がうまくいかなかった部分がありました
森の中で「わたし」が「わたし」に遭遇するシーンですが
原作では「わたし」は最初相手のことに気が付いておらず
面識のない女性という表現になっています
そりゃまぁ面識はないですわな
しかし同じ時間を繰り返していくうちに
どうも目の前の相手が自分であることに勘付いていきます
そしてお茶会で助手さんについての噂話を終え
タイムスリップする直前になって
同世代だと思っていた自分の話し相手が品のいい老婆であり、
周りの「わたし」たちの年齢もまちまちであることに気が付いたところで
バナナでスリップしてタイムスリップ

そしてそのあと、ようせいさんから最新型のバナナを受け取るのですが
ようせいさんの説明によると
「ずれなくなりました」
「あと、ちゃんともとのもどるです。ちょーおっけーです」
「ずっとおめしあがりいただけます」
後日事務所の外にバナナの木が植えられているのが見つかります
そのバナナを食べると転んでしまうのですが
怪我をすることも意識が途切れるようなこともありません
バナナは食べても食べても次の日には実をつけています
転んでしまうことにさえ目を瞑れば
つまり一生食べ放題なわけですね

さて…助手さんついて噂をしていた「わたし」たちですが
アニメのように事件前後の「わたし」を集めたのか
小説のように一生分の「わたし」を集めてきたのかで
その噂話の意味合いというか重みが全く変わってくる気がしませんか?
だって「たまには」「大胆?」ですよ?
{/netabare}
episode.09 妖精さんの、ひょうりゅうせいかつ
{netabare}
4巻後半エピソード

原作で3本の指に入る良エピソードだと思います
なのになぜか今までと違って1話構成
2話使ってもっとしっかり作ってほしかった
...というようなような気もしますが
一気に盛り上がって一気に終息を迎える
あの何とも言えないお祭り感は
一話の中にギュッと凝縮して詰め込んだ方が
上手く表現できるのかもしれませんね

この話のテーマは文明の発達と衰退
どうやら人口の爆発が社会の歪みを生むのは
人間だけでなくようせいさんも同じだった様子
愛くるしいようせいさんの口から飛び出した
「おめーのせき、ねーです?」の衝撃といったら!
そうやってコミュニティからはじかれた者たちが
新天地で新しい文化の華を咲かせていくというのは
出エジプトやら西部開拓やら
人類史でも多々見られることですね

ようせいさんの逞しいフロンティア精神(?)のおかげで
何もない不自由な暮らしが
何も不自由ない暮らしに早変わり
しかしここで重要なシーンが一つカットされているのが
どうも納得いかないんですよねぇ

それは、すっかり女王様気取りの「わたし」のところに
臣下のようせいさんたちが発電所の建設許可をもらいに来た時のことです

以下原作より抜粋
「してその方ら、使い道は置いておくとしても、いかような方式で発電するのかね?」
ちょっとロイヤルに話してみました。
目をそらしながら、監督さんが答えます。
「げんしはつでん」
「原始的な発電だから?」
こっくりと妖精さんはうなづきます。
「原子力発電なんて言い出したらロイヤルにとめてましたよ」
妖精さんたちは口々に囁きあいます。
「やばかたっ」「げんしりょくやばかたな!」「やらんでよかた」「あれかんたんだから」「でもばっちいです?」「んだ」「よごれるです」「かくぶんれつはなー」「おもしろさてきにも、どらいあいすのほうがうえだ」「どらいあいす、にえゆにぶちこむです」
やばかったらしい……。
「原始的な発電。結構じゃないですか。あなたたちはもっと素朴であることの美徳を学ぶべきですね」
「はー」

このエピソードの核心部分の一つといっても過言ではない一節
よりにもよってここを切り捨てやがりますか・・・
大人の事情だか何だか知らないけど
ここをカットしちゃうような連中には
このさくひんにかかわるしかく、ねーです?
{/netabare}
episode.10 妖精さんたちの、ちきゅう
{netabare}
1巻前半エピソード
ようせいさんたちと「わたし」との邂逅を描いたシリーズ第一作
アニメ1話目に持ってくるには地味すぎですね
地味すぎて話が膨らみません・・・ハイ
{/netabare}
episode.11&12 妖精さんの、ひみつのおちゃかい
{netabare}
5巻前半エピソード

原作でもアニメ版でも一番好きなエピソードです
ラストはきっとこの話で〆るのだろう
という予感はしていました
なぜならOPの最後にほんの少しだけ
のばら会のメンバーが映っていたからです
個人的にはラストにこれを持ってきて
他の回よりいろいろ力を入れてあるというだけで
このアニメ化に満足です

ただし、気になるところがないわけではありません
いくつか納得のいかない部分はありました

一つ目は時間的な都合だと思いますが
のばら会の活動がだいぶカットだれているおかげで
彼女らの持っている二面性のうち裏の部分だけが強調されてしまっている点
せめて〈花先輩〉と〈魔女先輩〉の卒業シーンくらい
もう少しちゃんとやってほしかったなぁ
留め絵二枚って・・・

二つ目はおそらく話を簡単にするためでしょうか?
本来なら冒頭にあるはずのようせいさんの町内会旅行の話を丸々カット
卒業直前の壊れかけたRYOBO230rのセリフ
「その後、ご学友はできたでしょうか」
「これからもあなたに、妖精の加護があり続けますように」
もバッサリと削除
さらにRYOBO230rから出てきたようせいさんが一人に変更
物語全体の意味合いがだいぶ変わってきちゃいますがいいんですかね?
あの終わらせ方で「ついしょうめつ」の補足もなしとなれば
「わたし」はようせいさんの言うところのロボットの魂を理解できず
妖精のお茶会は結局見つからなかった
というようにしか受け取れないと思うんですが・・・
話をシンプルにしようとして逆に謎だらけになっているような気がします
原作未読の方はあの話を理解出来たのでしょうか?
{/netabare}
時系列を弄ったのが成功だったのか失敗だったのか
なんとも微妙なところだと思いますね
順番を弄る必要はあったが
結果的に出来上がった放送順にも問題があった
といったところでしょうか?
個人的には「ひみつのこうじょう」のインパクトで客を集めたら
「ちきゅう」から初めて時系列順に展開がベストだった
という気がしてなりません
あと妖精さんの いちにちいちじかんは入れてほしかったなぁ・・・{/netabare}

追記

長い沈黙を破りついに出た最新刊はまさかの最終巻
人退原作完結いたしました
完結はしたもののこれからも短編集を出していくという事なので
それ今までと大差ないんじゃ・・・
という気もいたしますが
一つのSF作品としてしっかりと区切りとオチをつけたことは評価したいです
これまでのお話の意味が根底から変わってしまうという意味で猿の惑星並の衝撃でした
彼らの正体、人類の末期、そして・・・
つまりは{netabare}人類は衰退しました{/netabare}ってことだったんですね!

おまけ

春にBOX化されてだいぶお安くなったので
そのBOXよりさらに安い値段になった初回盤6巻セットを入手
まぁ朗読CDより特典小説のほうが欲しかったし?
でもってそこに入っていたアレにも解説を入れておきましょう

特典映像 人間さんの、じゃくにくきょうしょく
{netabare}
2巻前半エピソード

一話2分の6話構成で
本当にあらすじだけをなぞったような作品
まぁ円盤買うような人が小説持ってないわけがないので
本当にファン向けのオマケ程度の代物です
アニメだけではストーリーをぼんやりと追うのが限界で
人退らしい風刺部分などもかなり抜けています

原作未読の方に向けて説明して何とかなるレベルではないので
原作既読で特典映像を見ていない方向けのキャスト情報
白イタチ:中尾隆聖
妖精:緒方恵美
つまりフリーザ様に襲撃されてシンジ君に救出されるわけですよ!
本編では全く出ていない二人の大物声優が
なんでこんなところに贅沢に使われているんだかw
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 47
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

12話鑑賞。一応総評的なものも。

原作未読。
原作では背景とか細かい部分、どう書かれているんでしょうか。元を作った人が凄いのか、それを映像化した人が凄いのか。原作への興味が尽きないタイトルではあります(読む時間ありませんがw)。

総評的なものとしましては
・所々に散りばめられた「黒い笑い」が何よりツボでした。
・それに対を為すかのような妖精さんの可愛らしさ、どこかマッタリ感じられる画が良い味でした。
・ツッコミたいポイントを的確かつ冷静?に口にしてくれる「わたし」ちゃんに大いに笑わせてもらいました。
・個人的には「ひみつこうじょう」「さぶかる」「ひょうりゅうせいかつ」「ちきゅう」「おちゃかい」の回が好きです。

{netabare}
12話鑑賞後---------------
Yさんとの関係の深化と「お茶会メンバー」との関係の変化が主なお話だったでしょうか。
「お茶会メンバー」につきましては・・・うん、怖いw 半ば狂気ともいえる執着っぷりで。廃校になるまでよく上手く付き合い切った(表現悪いですが)ものだと。

妖精さん(11話から出てた)と寮母ロボの件は、もう一度通して観てみないとコメントし辛いですね。

11~12話も面白かったですが、一応最終回という立場上なのか、勝手に自分がそう期待していただけなのか、今一つオチが弱かったかな?とも。

11話鑑賞後---------------
10話より更に過去へ。幼少期?少女時代?
Yさんの登場が早くてちょっと意外でした。

登場時の「わたし」は暗いといいますか達観してるといいますか、そんな印象でした。それも表向き?のようで終盤には違った面が見えるようには感じました。基本的には黒くて明るい娘さんかとw

白くて角ばってるサンドウイッチはダメで、白い角砂糖は可と・・・。幸せの白い粉~。

10話鑑賞後---------------
このところ時系列的に逆流しているような展開ですね。
「わたし」がクスノキの里に来た頃のお話のようです。

9話では技術力・進化速度などの面がクローズアップされていた気がしますが、10話ではもう少し妖精さんの根本的なところに焦点が当たっていたように思います。

前任者の手記(?)が、あからさまにバイオハ(略w
相変わらず食べ物の素材は謎なんですね。

今回は神様扱い。以前似たネタあったような?と思ったら、その時は女王様扱いでした。
毎度毎度、妙なカリスマを発揮なさる女性だw

ナカタさんはこの時からナカタさんなんですね。どこら辺が日系っぽいのか謎ですがw

9話鑑賞後----------------
ずいぶんとテンションの低い妖精さんからスタートだな~と思ったら、後半に進むにつれて恐ろしいほどの展開にw

というか文明の発達速度が尋常じゃないw 何も無いところからあそこまで発展するのに1ケタ日数とは。

今までも色々やらかしてくれた妖精さんですが、今回は彼らの怖さがよ~く感じられたと思います。

そして相変わらず「わたし」ちゃんは神経が太いといいますか動じないといいますか・・・w

7~8話鑑賞後-------------
え~と、助手さんとのファーストコンタクトのお話ということで。

8話観てないと、一体何周目なのか、どう展開しているのかサッパリでw いえ、正直に言えば、時計の件とか時間が微妙にズレていたりする辺りとか理解できていなかったり。

おじいさん・・・「チャリをとりにいく」って、「チャリオット」かよ!?とw 思わず画面にツッコんでしまいました。


5~6話鑑賞後-------------
ここ2話は・・・今一つ話の方向性がよくわからず。のでコメントできずにいましたw 6話まで観た今でも・・・よくわかってません。

相変わらずツッコミたい所は多数。心でツッコむと、ちゃんと「わたし」がリアルにツッコんでくれるので、快適w

1話でのベリーショート以下の髪型は、ココからだったんですね。
・・・あれ? では、「同類誌」の話は何処に入るんでしょうか?
原作読めばいいんでしょうが・・・やっぱり時間足りませんw

4話鑑賞後----------------
絵描きでも物書きでもない身なので、コメントがしづらいw

いえ楽しかったです。
色々台無しな展開だったようにも思いますがw
「引き」だけで点数稼ぎてw

稼業(家業)を継ぐ呪いというのは、「わたし」だけに降りかかる物だったんでしょうか? Yさんとか助手さんは?

妖精さん方、編集作業ご苦労様でした。

3話鑑賞後----------------
確かにいきなり白背景では、状況が不明ですがw それにしても前振りが長いw

雪の上で車を意のままに操り現れたYさん・・・てか本当に「Y」なんですね~。
で中の人は沢城さん。
そして何故か話は「同類誌」(個人的にですが同類誌って響きは微妙に感じ悪いw)の話へ・・・。
・・・あれ?絵は違うのに話の流れと声のせいか、軽くデジャヴといいますか、別のキャラが頭にw

一応電気は通っているんですね~w コピー機動かせるのか不安でした。

キャスト・スタッフロール内に山本麻里安さんの名前を見つけて、ビックリしました(1話だったか2だったかの絵本のナレーション(川村さん)にも驚きました)。

次回はどうお話が展開するのか・・・全く読めませんw(次回予告がないのもありましょうが)

2話鑑賞後----------------
いや~今週も黒くて良かったです。

意訳~翻訳(意訳)眼鏡(字幕かよとw)辺りのコンボはかなりツボでした。
髪の毛のオチもw

といいますか随所にネタが仕込まれすぎ。そして先が読めない。で黒い。いい感じで楽しめてます。

裏の番組(DOGDAYS2期)との競争は・・・結局両方録る、両方観る。そんな方向で決着しました。

1話鑑賞後----------------
意外にもストライクゾーンな作品で、困っております。
冒頭の鶏をしめる話から満遍なく、どちらかというと「シュール」といいますか「黒い」といいますか、そんなネタを淡々とこなしていく様を個人的に評価しています。
元々黒めなジョークやギャグが好きなので・・・。

それでも2話からは時間がカブるため、どうしたものかと。
録るには録れますが、HDDの容量が・・・。
これなら観なかった方が良かったのかも?ともw
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23
ネタバレ

moaimoai さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

好き嫌いというより興味深い作品

全12話
ライトノベル(全10巻)原作 未読

科学が進んだ(終焉した)未来の社会を舞台とする、ファンタジー溢れるお話(メルヘンチックなSFモノ)。
基本的には、主人公が語り部として自身の経験を物語っていく。一種の私小説形式

"物語の展開"・"キャラデザインをはじめとする画"など、作品の表層は穏やかな癒しの雰囲気。
だが本作品の本質は節々に散りばめられた毒素溢れるブラックユーモアにある

原作者がSF好きのようで(資料を見た主観です)、パロディ・オマージュの多さも特徴

『Angel Beats!』など多くの人気作品を手がけた岸誠二さんが監督

一部覗き二話(前・後編)構成で展開


■さくっとあらすじ

物質文明が終焉を迎え、人類は2種類に

「旧人類」…主人公をはじめとする人間のこと

「新人類」…"妖精さん"と呼ばれ、旧人類よりも遥かに高度な文明をもつ。見た目・言動はとかく可愛い(笑)
背丈が10cmほどでエルフのマスコット?的な愛らしさ。
但し、妖精さんを目撃する旧人類は極めて少ない

主人公は妖精さんと旧人類との関係を取り持つ役目「調停官」として、妖精さん達が原因?の奇妙な出来事に巻き込まれていく…


■感想

不思議な作品でした

『電波女と青春男』の視聴後と似たような感覚。笑

一見、言動が穏やかでわかりやすい毒素は弱い印象がありましたが、

1話ごとに考察していくと、際どい風刺やテーマ自体がブラックユーモアだったりと

風刺やテーマの考え方はともかく、単純な好き嫌いとは違う興味深い作品でした


ただ本作品
「過去」と「現在?」の時系列が混合しており、特に初回は何の説明もないまま展開されるので、まあまあの困惑フェイスに…笑

※"時系列シャッフル"(原作とアニメ版は時系列が異なる)についてアニメ製作サイドは
「インパクトのあるお話を最初に」のもと、より印象に残る順番で見てもらえたら。とのこと


●第1、2話「妖精さんの、ひみつのこうじょう」

正直初回視聴時の印象は、ローテンポで主人公の毒素も痛烈な類ではなく"本音にそこそこの知識を足しただけ"
と、ブラックユーモアに強烈な毒素を求める末期の中毒者としては「…寝そうだ…ぜ…zzZ」ヘタリア寸前。笑

しかし3話のY(声:沢城みゆきさん)登場で萌え豚は悶え苦しむことに…笑

後後でテーマを考察すると
{netabare}「食糧と生命」という、銀匙の豚エピソードと似ているようで
こちらはより風刺寄り{/netabare}

本作はこうした{netabare}根底にあるブラックユーモア{/netabare}が興味をひきます


●Yが登場した第3、4話 「妖精さんたちの、さぶかる」

{netabare}サブカル(同人誌)の歴史を、例えば「まんがで読破」シリーズで論語を学ぶかのごとくわかりやすく表現されてて面白かったです。

それでいて人気と面白さの不条理など、際どい風刺も根底にしっかりとあります。笑

それにしても漫画をコマの中、真っ白な世界から作っていく展開にワクワクしちゃいました。笑{/netabare}

この回から、主人公のブラックユーモアが「本音」というより「本質」ベースなんだなと理解し始め一気に観やすくなりました


●第5、6話 「妖精さんの、おさとがえり」

{netabare}水樹奈々さんと檜山修之さんのオンエアバトルw

ロボットの倫理はSFの話から、最近は現実でも議論になってますよね
{/netabare}


●第7、8話 「妖精さんたちの、じかんかつようじゅつ」

{netabare}エンドレスエイトのトラウマ(全視聴した時間、プライスレス)が蘇るタイムパラドックス展開

あれだけ犬がサブリミナルされると最後のオチは自然と予想…笑

初見だけでは理解に苦しむ内容

でもシュタゲよろしくSFモノとしては王道で、「時間改変は心地良いもの?」という問いにおいては、
「不明確」というキーワードは、"理解・認識出来ないもの・ことの不気味さ"
もっと言えば「人智の及ばぬ領域への恐れ」も感じられました。{/netabare}


●第9話 「妖精さんの、ひょうりゅうせいかつ」

{netabare}「物質文明のディストピア」というブラックユーモア(笑)

メッセージ性の強弱で意見が別れるかもしれませんが、表層が愛くるしい"癒し"の妖精さんとお嬢さんなので
個人的には笑って観れました。笑

麻薬表現の毒素はツボ…笑{/netabare}


●第10話 「妖精さんたちの、ちきゅう」

{netabare}「あれ?これが初回っぽくねえか?」と感じ調べると
やはり原作第一巻の内容。笑

登場人物など(妖精さんは相当数出るが)情報量が限られており、わかりやすさではこちらが初回向け(原作では初回なんだから当然。笑)

ただ、アニメ版初回が説明されないまま展開されたことで疑問が多々浮かび
その問いを各話で自分なりの答えに咀嚼していったことで作品にそれとなく思い入れが育まれ
妖精さんの愛くるしさがより引き立って感じれました。笑{/netabare}


●第11、12話(最終話) 「妖精さんの、ひみつのおちゃかい」

{netabare}不覚にも胸がキュッとなる終わり方…泣

作品を通じてドライな印象の主人公の内面描写が、喜怒哀楽鮮やかに表現されていました

また、他登場人物の、特に巻き髪のヤンデレ具合は予想していたとはいえウケました(巻き髪は攻め担当)。笑


古い宿舎でボロボロの旧型ロボットに独り言を語る日々…

でも、独りじゃなかったんだ

寄り添う思いやり


涙は流さなかったけれども、胸がキュッとなる締めでした{/netabare}



とまあ、総括するとめちゃくちゃ面白い!!!!

という作品ではなかったのですが、

単純でわかりやすい表現ではなく

各話の舞台やテーマそのものがブラックユーモア

謎解きはディナーの後でではないですが、

問題定義としては興味深い

そんな不思議な魅力のある作品でした


以上
EDからあずまんのOP連想する
かぐら・Y押しのとあるショートカット愛好家がお送りしました

ご静聴ありがとうございました♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8

82.3 11 ファンタジーでコメディなアニメランキング11位
有頂天家族(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (1677)
8063人が棚に入れました
京都には人間と狸と天狗が住んでいる。下鴨神社・糺(ただす)ノ森に暮らす下鴨家。狸界の頭領であった父・総一郎は、ある日何の前触れもなく狸鍋にされたのだが、その経緯は今も謎に包まれていた。残された四兄弟のなかでも偉大な父の「阿呆の血」を色濃く継いだ三男・矢三郎は「面白きことは良きことなり」をモットーに、生真面目だが土壇場に弱い長兄・矢一郎、蛙の姿で井戸にこもっている次兄・矢二郎、臆病ですぐに尻尾を出してしまう末弟・矢四郎、そしてタカラヅカ命の母に囲まれて暮らしていた。隠居中の大天狗・赤玉先生の世話を焼いたり、神通力を得た人間の美女・弁天に振り回されたり、はたまた五山送り火の夜空で宿敵・夷川家と空中決戦を繰り広げる日々の果てに、突如下鴨家を襲う絶体絶命の危機! 父が鍋にされた真相が明らかになるなか、固い絆で結ばれた一家の運命はいかに!

声優・キャラクター
櫻井孝宏、諏訪部順一、吉野裕行、中原麻衣、能登麻美子、井上喜久子、石原凡、佐倉綾音、梅津秀行、飛田展男、西地修哉、畠山航輔、樋口武彦
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

今期一番まとめが完璧だった!(最終話まで

全13話。原作小説未読。

京都を舞台に、狸と天狗と人間が入り乱れて繰り広げる波瀾万丈のハイセンスコメディドラマ!


●関連URL
・番組公式サイト:http://uchoten-anime.com/
・番組公式Twitter:http://twitter.com/UchotenAnime


※相関図
http://p.twpl.jp/show/orig/wjOMs


最初はたぬき合戦ぽんぽこ的なジブリ風のアニメになるのかなぁと想像していたんですが、まさかの四畳半風味!
なんか主人公のセリフ回しが凄く四畳半っぽい。
四畳半凄い好きだったので期待値8/10。
絶対最後まで見る。


原作未読の人向け、ネタバレ無し補足説明

・主人公・矢三郎はタヌキ
 天下の大ダヌキ・下鴨総一郎の息子四兄弟の三男

・赤玉先生は天狗
 4兄弟のもと先生。赤玉ポートワインが好物。弁天にベタ惚れ。昔は名を馳せていた凄い天狗だった

・弁天(鈴木聡美)
 天狗の赤玉先生にさらわれてきた、もと人間
 修行の末、ほぼ天狗になった
 大人になったのか、もともとの性格なのか、先生をほったらかしで遊び回っている

・金曜倶楽部
 京都の重鎮たちのよりあい。月イチで宴会をする。メンバーを七福神の名で呼び合う
 忘年会で毎年タヌキ鍋を食うのがなわらし


○総評
いやぁ実に良いアニメだった。
弁天キャラが全然好きになれなかったので途中で見るのを放置していたが実に良いアニメだった。
この辺で断念した人もいるのではなかろうか?惚れた理由は結局明かされなかったって言うか最初のあれでって事なのかな。
最後まで魅力は感じなかったが。
しかしこのアニメ弁天の話が中心ではない。人間と天狗と狸の三つ巴の話なのである。
主軸は要するに勢力争い見たいな話。なのでちょっと話がややこしいので一気見とかの方がお勧めかも?
キャラの名前や誰が何処の勢力かとか覚えてないと分かり辛い話かもしれない。
簡単に言うと大人版たぬき合戦ぽんぽこ?ジブリ?みたいな感じw
萌え路線のアニメにうんざりした人やジブリ好きにはお勧めの作品です。
あと化物語っぽい会話劇も特徴かな。じっくり話聞いてないとわからなくなる感じがあるかも。


各話感想
{netabare}2話
ママンの話かな。なんで主人公はいつも女装してるんだろう。
アニキはカエルに化けてるのね。
招き猫はさっきの双子が化けたのかな?
何故口が動かないんだ。手抜きなのか化けてるから動かないのか。
虎でけぇ!なんか妖怪大戦争みたいになってきたw
何処噛んでるんだよw
結局オカッパ双子も狸だったのね。
兄さん絶望先生っぽいなwさすが同じ作者のデザイン。
母上なんで狸になっているんだろう。
母上また人間に化けたか。
父上は弁天に食われたのか?金曜クラブに食われたのか?
うーんそのうち鍋にされて食われちゃいそうな予感がしてきた。
弁天はやっぱ敵なんだな。何故惚れたし。


3話
うーーん弁天が本当に良くわからない。なんで惚れたんだ?
なんか漂うビッチ臭が気に入らない。
しかし相変わらず背景の映像が綺麗だなぁ。良くも悪くもジブリっぽい。
クジラのしっぽが引っ張ってみたいとか意味がわからない。

弁天にイラっとしてから見てなかったが再開。


4話
母上はなんでいつも宝塚の格好なんだろう。
先生入り口で何してんだwなんともへそ曲がりなじいさんだw
弁天キャンセル多いなw
ちらし寿司食べたくなってきた。なんとも便利な茶釜エンジン。
たんぽぽくらいの毛玉って随分ちっちゃいんだな。
蔵馬天狗vsヤクシボウ&父上って事か。偽如意ヶ嶽事件。
なんかホント弁天イラっとするキャラだなぁ。
なんという花火戦争w
風神の扇子かなんかなのかな?
貴重な燃料ワインを飲むなw
風神雷神の扇無くしちゃったのか。
逃げの弥三郎w


5話
金曜クラブのトップは弁天なのかな?
お茶飲んでる相手は誰なんだ。今日も牛丼かw
なんで慌てているのか。ダルマに変身したか。
箪笥の引き出しに入ってるのは金角と銀閣の妹だったのか。
あぁそういやあの空飛ぶ家壊したらって約束してたっけ。
ってか胸が口元と一緒に動いてるw
すき焼きうまそうだ。ホテイさんと肉の取り合いw
この集まりは人間の集まりなのか。
この弁天の上から目線な感じがうざいなぁ。
ホテイさん見とれすぎだろw
狸は雑食なのかな?雷を怖がるってもしかして母上か?
食べちゃいたいほど好きなのだ。なんだこの人もかw
弁天ホント嫌なキャラだなぁ。わがまますぎる。まるでバブル女だな。


6話
連れ去っちゃったのかよw師匠となった赤球を蹴り落としたとか何がどうなってんだw
ホテイさん無理し過ぎだろw
父上が食われた夜にホテイさんは惚れたのか。
ん?弁天泣いてるのか?
葉巻のポイ捨てかよ。まぁフィルター無いから問題無いか。
なんで握り飯と酒持ってんだよw
焼きおにぎりはうまいよなぁ。味噌焼きオニギリが好きだ。
一風変わったと言うより一昔前のバブル女じゃないか。
毒の入ったものでも食うもんなぁ人間は。発酵食品だの腐ったもんでも食うしな。
なんか銀の匙みたいになってきた。
狸に食われるのが良いだと?ホテイさん上級者すぎて付いて行けない。
昔そう言った狸がいたって父上か。やっぱりか。
立派な狸だからおいしいって理論はおかしいだろ。
やっぱり母上を救った人だったのね。
キスしただけで惚れたとかって理由なら実に下らないな。まぁよくある話でもあるけど。
弁天はなぜ泣くのだろう?


7話
酒は飲めるうちに飲んでおくことだ。良い事言ったように見せかけてそうでもない罠。
弟可愛いな。先生天狗風を吹かすって天狗じゃないのかw
香水ってファブリーズ?w先生力が無くなってるww
なんともうまい流れを作ったもんだ。ちゃんと風呂行くきっかけを作ったわけか。まるで秘書とか官僚みたいだ。
それでも先生なかなか入る気無いのかww子供か!w
どうしようもないエロじじいだなぁまったくw
おい股の手ぬぐいで殴るなきったねぇww
今度は風呂に使ったら出ないのかよwwまったくどうしようもない大人の子供はこれだからたちが悪いw
何気に弥三郎を気にかけてるのな。
なんだなんだここは両国の風呂なのか?夷川親衛隊とはなんだ?タダ飲みの愚連隊なのか。
まーた金角と銀閣か。相変わらず弱いこの小物感が実に良いキャラしてるw
誇大広告って四文字熟語じゃねぇw前の樋口一代もあれだったがw鉄のパンツってなんだよw
いやいや兄上おまえが風呂に放り込んだんだろwアッー水風呂はやめたげてw
捕まった日誰かとぐでんぐでんになるまで飲んでいたのか。一体誰と…弁天か?
なんとカエル兄貴と飲んでたのか。
もしかしてカエルから戻らないのも責任を感じてとかかな?
酔っ払った父上をほったらかしにしたのか。やっぱりそれで責任を感じて井戸から出ずにカエルから戻らずにいるのか。
生きている限り必ず別れはやってくるからな。ある程度一線置いて事前に受け入れておかないと辛いものになってしまうんだよね。
あれなんか深い話になってきたかな?


8話
おや兄さんえらくゴキゲンの悪い声だ。
元気そうだね阿良々木君、何かいいことでもあったのかい?を思い出した。
京都で一番やる気のない狸とは誰の事だ?カエルの兄様か。
弥三郎の許嫁に恋しちゃったのか。えびす川カイセイ…
父上になんでも相談してたんだな。人間ならそうそう無いだろうなこういうの。父親と仲良くやっている友人を見た事が無い(男限定だが)。
うーむしかし酔っ払っている風ではなかったよなぁホテイさんの話だと。
勝手に勘違いして責任感じちゃってる感じかな。なる程ねぇ。
しかし間々で入ってくる絶望先生風?のMOBがシュールw
乳ではなく父だろw何がそんなにおっぱいに魅力があるのかわからない。おっぱいよりケツだろ!
父上に最後にあったのは先生だったのか?化けられる身ではないとはいかに?
え?死んだ後の話なのか?それとも先生の妄想なのか?それとも死ぬ事を覚悟しての発言なのか?
母上だったのかこの人。変身するとわけわからんな。
カイセイが好きだった事を言っちゃうのか。なんだ母上は知ってたのか。
弥一郎(´;ω;`)ブワッ
「1つの大きなさよならが残された者達をつなぐこともある」名言(/_;)


9話
なんかややこしくなってきた。カイセイの名は父が考えたのか。
ちょwホテイさんバームクーヘンどんだけ重ねてるんだよw
なんという大食いw一口で飽きるわこんなのw
後三週間で狸狩りが始まるのか。
あぁなるほど双子の妹ちゃんがカイセイだったのか。未だ姿を見せないから覚えられない。
弁天の前だと化けれないってどういう事?魅了されちゃってって事なのかな?
さてどちらが後釜になるのやら。師匠に託しちゃうんかいw
女の子はオシリを冷やすと子宮に影響があるからなっておいお前は男だろw
先生相変わらず動かないのなwきっかけ作るんだろうなまたwなんともツンデレであるw言い換えれば不器用ってとこか。
実にうまく交渉したもんだな。
だからなんでそんなシリを温めたいのよwカイセイの声!?いい加減姿を表したらどうなんだ…
なる程女湯から話してたのかw割りと可愛かったw
妹ちゃん兄貴をバカアニキと言いつつも慕ってるんだな。
生天狗か。まぁ狸の天敵だもんな。
元許嫁だったのかよ。今は違うのか。あれ?そういやどっかでそんな話あったような…
謝罪のコメントはなんだったんだろうか。


10話
偽えもんを決める日がやってきたか。
父上に憧れていたのか兄貴。夷川が何か企んでるのか。
父の死んだ日だったのか。兄貴気をつけろよってなんか死亡フラグな気がしてくる…
弟ちゃんまた騙されてるのかよ。やっぱり閉じ込められたか。
ヤジロウはほっとけばいいって完全にフラグだよな。
フライドチキンを食べるカエルってなんかシュールだな。歯が無いのにw
父上の最後の言葉…
何か大変嫌な事が起こりそうなのか。雷神が来たのか。
風神雷神の扇拾った奴は誰なのか。
恐らく金曜クラブに拐われたか…?
鍋にされるのかやっぱ。おじさまを鍋にしたのは私の父だと!?妹ちゃん姿現すの初めてじゃないか。
なる程妹ちゃん変身したまま話聞いてたのか。弁天…
なんで兄弟を売ったんだ。そしてまたこいつの策略か。


11話
弁天は味方になるのか。弁天うぜぇ…
都合よく天狗だの人間だの言いやがって。ツンデレかよ。
淀川教授なんで変身して店員になったんだ。母上まで捕まってたのかよ。
なる程薬を混ぜるためだったのか…って金閣銀閣だったのかよ。
あーあ皆捕まっちまったか。完全に悪代官w
なんだよその鉄のおむつw
そういやカエルの兄さんだけか捕まってないの。
なんだ妹に弱いのかよw
卑怯極まりないな夷川。まるで天狗や人間のする事…
ドナドナドーナードオナー…
おっ妹ちゃん赤色灯に気付いたか。見つかるの早っ!何故巴投げw力つええw


12話
カエルの兄ちゃんまた変身出来るようになるのかな?電気ブランで燃料投下か!?
キタ━(゚∀゚)━!
なんつう酔っぱらい運転w逆に捕まえたかwなんだこいつらが扇持ってたのか。
「おもしろきことはよきことなりー」
自転車は押して歩きましょう。ってのがシュールw
電車の外の背景が永遠ループしてるんだが…やっぱりか。
なっいつの間に電話をしてたんだ!おいおいET並に空飛んでるなw空飛べるのかよwww
そーっと所じゃねぇwwwぶっ飛んだぞw
檻を開ける作画省きやがった。
母上の事か…潜入捜査かよwなんだ弁天さっきの耳打ちで告げ口したのかと思ったら違うのか?それとも…
選挙のほうがせまってきているのか。先生ナイスタイミングwwしかも泥酔状態w間に合ったか。
うわっ金曜クラブも来たのか同じ所に…何か大変なことになりそうだな。
うおー凄い盛り上がり方が良い!遂に次回最終回!


13話
人間と狸と天狗の三つ巴。さてどう結末が着くのだろうか。
むしろ弁天が何を企んでるんだ…
あっそうだ!ホテイさんそういえば母上助けたんだったっけ…鳥肌立った。
遂に鉢合わせたかw
ん?なんでそこまで夷川が母上に固執するんだっけ?
さすがホテイさん!w待ってました!いいぞもっとやれ!w
まぁ矛盾があるのが人間だよな。さぁて弁天どう動く?
っと思ったら師匠www何してんのww浮気の現場wうまいなw
アッー!全部ふっとんだーw先生激おこプンプン丸w
師匠相変わらずちょろいなww
あれそういやカエルの兄さんもう変身戻れるのにw
ヤジロウ兄さんとお母さんの会話でなんか泣けた(´Д⊂ヽ
ホテイさんと話してる時の後ろで弟の仕草が可愛いw
カイセイちゃんマジヒロイン!
最終的にこのセリフに落ち着くな。「おもしろきことはよきことなり」
いやぁ今期最高にうまいまとめだったのではなかろうか?実に良いアニメだった。
本当に面白かった。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 63
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

一つの大きなサヨナラが、遺された者達を繋ぐこともある。

2013年7月放送。
全13話。


【前置き】

原作者は、メディア芸術祭アニメーション部門大賞のアニメ「四畳半神話大系」も書かれた『森見登美彦さん』。
(本作は、森見作品の中では「毛深い子」という愛称で呼ばれていたりするそうですww)
そして制作は、安定と信頼の作画で定評ある『P.A.WORKS』。

『森見登美彦』に『P.A.WORKS』
どちらも、私にとっては名前を聞くだけで条件反射してしまう単語です。
事実、本作の放送が始める少し前、来期のアニメ一覧を眺めていた中で本作『有頂天家族』を見つけた時も、私の…今思えば「阿呆」の血が無性に騒いだのを覚えています。

『うむ。これは、見ないわけにはいくまい。

 これも、阿呆の血のしからしむるところだ。』

なんて台詞、本作を見る前は出る筈も無かったわけですけどね。



【あらすじ】

千年の都・京都。
ここでは古来より、人に化けた「狸」と「天狗」が、人間に紛れ暮らしておりました。

狸一家『下鴨(しもがも)家』の三男であり、偉大な亡き父から「阿呆」という一点の血を受け継いだ主人公『矢三郎(やさぶろう)』も、その中の一人。
狸界では「名家」であることも顧みず、彼は日々をただ面白可笑しく過ごしていました。

しかし周囲では、その偉大な亡き父の遺志を継ぐ、次期頭領を決める「偽右衛門(にせえもん)選挙」で、躍起立つ者(狸)が出始めておりました…。



【論じてみる】
{netabare}
正直、序盤の数話は
「本当にこれから、四畳半の時のようにドンドンと面白くなるのかな?」
と、半信半疑でした。
理由として、キャラの立ち位置や関係性が分かりにくく、どういう風に話が進んでいくのかも明確でないので、続きが全く気になる感じになれなかったのです。
上記のあらすじにしても、第1話の時点ではよく見えてこなかったですし。

第4話「大文字納涼船合戦」にしても、内が見えないキャラクター達がドンチャン騒ぎをしていても一緒に楽しめるワケもなく、ただただ温度差を感じました。
「四畳半神話大系」の実績が無ければ、まず間違いなく切っていたことでしょう。


ただ、P.A.WORKSの作画は流石の一言。
久米田康治さんが描く、角張った特徴的なキャラクターデザインをアニメ的に上手く表現しながらも、緻密に描き込まれた舞台背景は、見ているだけで心地良かったです。

京都という舞台上どうしても人通りが多いわけですが、そのモブも事細かに動きますので、スタッフの職人魂を感じましたね。
退屈な序盤を視聴継続出来た要因としては、この作画は非常に大きかったと思います。


そして中盤より、やっとこさ

「偉大なる父親狸が、狸鍋にされ人間に食べられてしまった。」

というエピソードを元に、徐々にそこに関わっていたキャラクター達が浮き彫りになっていき、少しずつ物語にも魅入るようになっていきました。

ストーリーとキャラの立ち位置が明確になってくると、序盤とは打って変わりの面白さ。
もぅ毎週、楽しみで仕方無くなっていました。

特に第8話「父の発つ日」にある、次男であり蛙でもある「矢次郎(やじろう)」の回想語りは、胸に響きましたね。


『その当時の俺は、厄介な問題を抱えていた…。

 俺は大いに悩み、その想いを父に打ち明け…判断を仰いでいた。


 俺は…、カタのつけようのない恋をしていた…。』


作中ずぅぅっと引っ張ってきた次男坊の本心。
そして、それを軸に語られる偉大な父の死の真相。

あくまで自分の中でですが、数多あるアニメ作品の中でも間違いなく、私にとって数少ない『神回』と言える一話でした。


ラストに関しても、とんでもないドンデン返しはありませんが、良い意味で予想通り気持ち良く楽しく終わっていたので、本作としては丁度良い塩梅でした。
予想が出来てしまい、そのまま予想通りでも、その絵が見たくて楽しみで仕方無い。
そんな気持ちで、ラスト3話は見ていた気がします。
{/netabare}



【偽右衛門 下鴨総一郎】
{netabare}
さて…「毛深い」だけでなく中々「味のある」キャラクターの多い本作。
その中でも、特に魅力的で味わい深いキャラクター、偉大な父親狸『下鴨 総一郎(しもがも そういちろう)』について、じっくり語りたいと思います。

この父親は、まさに「カッコイイとはこういうことさ」と言わんばかりの立ち振舞いでしたね。


山に化けることが出来る程の、非凡の化け力を持っていた父。
しかし突然、狸を食べる会「金曜倶楽部」に捕まった父親は、その人間達に鍋にされ食べられてしまっていました。

中盤、その父を食べた張本人の一人、大学教授の「淀川 長太郎(よどがわ ちょうたろう)」と矢三郎は奇しくも出会うのですが、そこで語られた父の最期は、想像していたものとは随分と違っていたのです。

その淀川は、人間であるから狸を食うのは当然と言いながらも、「食べることは愛すること」とも言い、狸に対し深い愛情を抱いていました。
そんな淀川に対し父は、狸界のタブーを破り…こう言葉を交わしていたのです。


「俺はコレまでにやりたいことは全てやり、子供達も大きくなった。

 末はまだ小さいけれども、兄たちが居るから…あとは助け合って立派にやっていくであろう。

 俺は種をまき、そこそこ育てた。

 一匹の狸としての役目は全うしたんだ。

 残された日々は天恵である。つまりは儲け物である。

 したがって…、まあ…ここであなた方に食われたところで一向に構わない。

 食いたければ食うが良い。」


狸が喋ったことに驚く淀川にも井を返さず、


「貴方ならば喋っても構わんかな…と、ふと思ったのだ。

 我が生涯最後のイタズラと言うべきか、阿呆の血のしからしむるところだ…。」


と、落ち着きながらも…「狸らしい」個性そのままに、それから食べられるまでの時間を、父は淀川と語り合っていたのでした。

父親の最後となったこのエピソードは、はたから見た残酷さとは裏腹に、まるで長年信頼しきった間柄のような会話を見せており、良い意味での違和感を生む演出がなされていました。
しかしまぁなんと潔い狸(おとこ)でしょうね、惚れ惚れいちゃいましたよ。


そんな父を想い返し、矢三郎は終盤前(第8話の最後)に、こう語っておりましたね。


『この世にサヨナラするにあたり、我らの父は、偉大なるその血を律儀にも四つに分けた。

 長兄は、責任感だけを受け継ぎ、

 次兄は、暢気な性格だけを受け継ぎ、

 弟は、純真さだけを受け継ぎ、

 私は……、阿呆ぶりだけを受け継いだ。

 てんでバラバラの兄弟をつなぎとめているのは、海よりも深い母の愛と、偉大なる父とのサヨラナである。

 一つの大きなサヨナラが、遺された者達をつなぐこともある。』


私はこの2つのシーンが作中でも大のお気に入りで、特にこの矢三郎の台詞の一連シーンでは、演出や音楽の挿入も抜群に良かったのも重なり、不覚にもボロ泣きしてしまいました。
正直、今もこの台詞を読み返すだけで、目頭が熱くなってしまう程です…。


下鴨家を始め、本作を彩るキャラクター達は皆どこかで、この父と繋がっていて、良くも……そして悪くも触発されていました。
それほど、この父親狸『下鴨総一郎』は、大きな存在だったんですね。

今もサントラで、このシーンの曲を聴いています。
曲のタイトルは、『一つの大きなサヨナラ』です。

アカン、泣けてきてしまった……。。。
{/netabare}



【総評】

初見では、序盤で人物設定や世界観が掴み辛く、馴染みづらい点は大きなマイナス。
原作ファンや前知識を持つ人でなければ、ここで切ってしまう人も多かったのではないでしょうか。

ですが後半は、そのマイナスを補って十二分に余りのある、大変面白く心動かされる「馬鹿馬鹿しい狸活劇」となっておりました。

しかし、いやはや序盤の悪印象から、まさかボロ泣きに発展するとは……。
これだから、物語は追ってみないと分かりません。
勿論、数多ある原作の中からアニメ化された作品なので、誰が見ても面白くない内容だなんてことはありえない、と思って一応追ってはおりましたが。
(と言いつつも、やっぱり自分には合わないケースがよくありますので、こういう風に覆るケースは珍しかったです。)


私は、ラノベ作品によくあるような、いわゆる萌え系のアニメも喜んで鑑賞します。
付け加えるなら、本作と同時期に放送されていたアニメを見て、「小学生は最高だぜ!」とも言っていた、本当どうしようもない阿呆の萌え糞豚です。

それでも、このような大人の鑑賞にも十分耐えうる、でもそれでいてカッコ付けて高尚ぶらずに面白いものを描く、こういう作品も大好きです。

この作者が描く「阿呆」に、私はたまらなく魅力を感じてしまうんですよね。
それが面白い出来事に繋がり、それが面白い周囲を呼び込んできてくれるのですから。

そして、まさに『四畳半神話大系』がそうであったように、それが周囲を巻き込んだ「良きこと」にも繋がっていくのですから…☆彡


まさに「面白きことは、良きことなり。」でした。

読んでいただき、ありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『下鴨 総一郎』声 - 石原凡さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『夷川 海星』声 - 佐倉綾音さん



以降、獣に当てた駄文なので〆ておきます。
{netabare}
さて…、これまで美少女にのみ、その欲情を露わにしていた私ですが…。


本作を見てからというもの、私は

『美少女』

ならぬ

『美少狸』

にまで、欲情の目を向けてしまいかねないようになってしまいました。

これに限っては、オスだろうが問答無用で手を出しかねない勢いである。


野生の狸は危険? 気性が荒い? 疫病も持っている?

ノープロブレム。

本能の赴くままに行動している時の私の気性の荒さは、野生の狸を凌ぎます。

爪も使います。

歯も使います。

舌も出します。

何より、私もこの通りの病気持ちです。


以降、私が京都に赴いた際は、町に隠れ住む『美少狸』は、決して私に近づいてはいけないと警告しておきます。


もし私に発情期があるとするならば、狸とだけは同時期でないことを願ってやみません。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 43
ネタバレ

しんばくん さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

たぬき・天狗・人間 さて、どんな話でしょう。

物語:4.3 作画:4.7 声優:4.3 音楽:4.2 キャラ:4.6 【平均:4.4】                           (82.4)

ジャンル        :コメディ、群像劇
話数          :全13話
原作          :森見登美彦(小説)
アニメーション製作 :P.A.WORKS
監督          :吉原正行
シリーズ構成     :菅正太郎
脚本          :菅正太郎、檜垣亮
キャラデザイン    :久米田康治(原案)、川面恒介
音楽          :藤澤慶昌
主人公声優      :櫻井孝宏
OP           :「有頂天人生」作詞・歌 - milktub / 作曲・編曲 - 宮崎京一
ED           :「ケセラセラ」作詞 - 林英樹 / 作曲 - 佐藤純一 / 編曲・歌 - fhana

参照元        :Wikipedia「有頂天家族」

【あらすじ】
 千年の都・京都。ここでは古来より、人に化けた狸と天狗が、人間に紛れて暮らしていた。糺ノ森に住む狸の名門・下鴨家の父であり、狸界の頭領「偽右衛門」でもあった総一郎はある年の瀬、人間たちに狸鍋にされ、帰らぬ狸となってしまった。遺された息子たち「下鴨四兄弟」の三男で「面白く生きる」がモットーの矢三郎と、それを取りまく狸と天狗と人間たちの奇妙で多彩なキャラクターが繰り広げる奇想天外なコメディドラマ。 Wikipedia 有頂天家族「物語」より

【特徴】
①独特のセリフ回し
②コメディだけどシリアス
③家族、兄弟
④事件の真相
⑤好事家

【長所】
①謎多きキャラの行動が意味深
②微笑ましい家族模様が描かれている
③狸、天狗、人間の関係が面白い
④独特のセリフ回しが見所

【短所】
①日常会話で使われる事の無い語句を多用するため、煩わしく感じる事もある
②一見すると何について描いた物語か分かり辛い

【理由】
{netabare}[ 長所 ]
①作中にしっかりヒントが隠されていました。この謎は物語の引きの強さに寄与していると感じました。
②物語の温か味を感じられる部分です。また、感動する部分は家族関係の話になります。
③3つの種族が狸界の下鴨家と夷川家の争いに深く関わる物語です。この3種族の事情は各個にあり、物語の構成を面白くしていると思いました。 
④本作の目立つ特徴のうちの一つ。特に主人公である矢三郎のセリフが個性的。

[ 短所 ]
①要するに、人によっては何を言っているのか分からないという事になるかもしれません。よって、独特のセリフ回しは長所にも短所にもなると考えます。
②作品のジャンルがはっきりしません。楽しめる事が出来れば大した問題ではありませんが、結局何を描いた物語だったのかが分かり難く感じる事もあると思います。{/netabare}

【総括】
 様々な要旨を題材とした作品です。どの様な作品かという事をはっきり断言出来ませんが、【特徴】【長所】に挙げたような事を描いた作品でした。そして物語は最終話でしっかり締まります。また、上記には挙げませんでしたが作画、音楽共に綺麗で、キャラに至っては扱いも丁寧です。更に、キャラデザインはクセが少なくとても見易いです。尚、笑いを取るタイプのコメディ作品ではありませんが総じてクセが少なく見易いので、万人にお勧め出来る作品だと思いました。



【思った事・蛇足】

●どんな内容?
群像劇、家族愛、その他諸々描かれていましたが
私が思うに本筋は何かと言うと

『下鴨家、夷川家、両狸一族における頭領の座を掛けた争い』

だと思います。
その争いの中で家族愛だったり、種族ごとの群像劇が描かれていました。



●見所が多いと思ったキャラクター

1.矢三郎
  群像劇というよりこの矢三郎メインで進行する物語でした。
  主人公で下鴨家の三男。

2.矢二郎
  カエルから元に戻れなくなった下鴨家の次男。

3.弁天様(鈴木聡美)
  うーん・・・ ちょっと変わってました。
  天狗の妙技を赤玉様に伝授された人間。
  金曜倶楽部メンバー

4.布袋(淀川長太郎)
  大分変わった人でした。
  大学の農学部教授。
  金曜倶楽部メンバー



●好事家
この表現で正しいのか分かりませんが
人生を面白おかしく生きるキャラクター達が多数登場します。

観終えると
人生を面白おかしく生きる方法を模索したくなる!
…かもしれませんw



●阿呆の血のしからしむるところ

意味:アホの血統がそのような愚行を行わせているのだ。

私「あほうのちからしむところ…??」(汗)


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視聴前はタイトルやサムネ画像から作品の雰囲気を想像出来ず
積極的に観たいと思える作品ではありませんでした。
それにジャンルはコメディとwikiに書かれており
笑いのツボに入らなかったら楽しめないかもしれないと
そんな風に思ってました。


しかし
いざ観てみると違いました。


コメディはコメディでも
「笑いを取るタイプのコメディ」ではありませんでした!
コレ重要です!
更には話が進むにつれてシリアス度が上がります。


こんな具合に書くと「堅苦しい雰囲気なのか?」と思うかもしれませんが
そういう訳ではありません。


あらすじにも書かれていますが
ある日、主人公を含む狸一家(下鴨家)の父が人間に食べられてしまうのです。
そして物語は
偉大な父が人間に捕まってしまうという経緯に
徐々に隠された真実が明らかになって行くといった構成になります。
(※勿論明らかになった後も物語は続きます。)
なので
真実に迫るにつれてしんみりする場面や
家族の温もりを感じる場面などがあり
笑いとは程遠い内容だと思いました。


ですが!
描かれるキャラクター達は
わがままな天狗のおじいちゃんだったり
おかっぱ頭の四字熟語を使いたがる双子の狸だったり
はたまたやる気のないカエルだったり。
他にも個性的なキャラクターが登場し
これらのキャラクター達のおかげで堅苦しい雰囲気にならず
最後まで気楽に見ることが出来ました。




総括に書きましたが
兎に角クセが無く見易いので
万人にお勧め出来るのではないかと思います。



●グラフ[物語の転機が分かってしまう可能性あり※閲覧注意]
http://shinbakuns.blog.fc2.com/blog-entry-31.html

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14

72.8 12 ファンタジーでコメディなアニメランキング12位
ささみさん@がんばらない(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (1335)
6833人が棚に入れました
引きこもりの「ささみさん」と奴隷体質の「お兄ちゃん」のささやかな生活に降りかかる、八百万の神々による怪奇現象。
そして、個性あふれる「邪神三姉妹」とのありえないラブコメ。
そんな日常系として描かれる非日常の物語。

声優・キャラクター
阿澄佳奈、斎藤千和、花澤香菜、野中藍、大塚芳忠、沼倉愛美、日高里菜
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

がんばらないで見るのが調度良い、シャフト演出が光る作品

2013年1月より放送
全12話。


【前置き】

「物語シリーズ」「まどか☆マギカ」等で有名なシャフト制作。
放送当時も見ておりましたが、ふともう一度この独特の世界観に触れたくなりDVDで視聴しました。

シャフト制作アニメは毎作DVD版で、「そこまでこだわらなくて良いでしょ!」って思う程の異常な量の作画修正をしてくれるので、2度見するのもまた楽しいですしね。



【あらすじ】

主人公、『月読 鎖々美(つくよみ ささみ)』通称「ささみさん」は、ヒキコモリです。
着替えるのも、食事をするのも、とにかく「がんばらない」。
その生活の面倒を見るのは、異常なまでの奴隷体質の「お兄ちゃん」唯一人。

そんな彼女は、実は神霊「最高神のちから」をその身に封じた『月読の巫女』であり、これまでの環境や辛く非人道的な修練の日々から、遂に逃げ出して来ていたのでした…。

この兄妹と、難癖もある『邪神(やがみ)三姉妹』を中心に、八百万(やおよろず)の神々による怪奇現象が、面白おかしく時に残酷に…彼女の身に起こっていきます…。


【論じてみる】
{netabare}
本作は、シャフト制作作品の中では今一つの知名度ですね。
しかし、その独特の雰囲気や演出は、まさにシャフトらしさに溢れています。
前知識が無くても、これ「物語シリーズ」っぽいっと思った方もいらっしゃったのではないでしょうか。

キャラクターも皆可愛らしく描かれ、それを彩る作画に関してもシャフトの中でもかなりのクオリティ。
ささみさんの部屋でのみ入る、シャボン玉越しに画面を眺めているような淡い七色タッチの演出も、とても独創的でしたしね。
本編が終わったかと思えば、エンディングでは毎回キャラクター達のガヤが激しかったり、次回予告でも趣向を凝らしたヒキコモリ小ネタが色々と用意されたり…。

こういう、普通ならただ仕上げるだけで終わるところに
「もう一癖入れてやろう!」
という製作者の心意気を感じたのが、私が本作をもう一度見たくなった理由だったのかもしれません。

ただ…、肝心のシナリオに関しては、改めて観直してもイマイチでしたね。
原作が完結していないこともあり、全12話で全容が全く描ききれていない…、もとい描き切ろうとする感じすらなかった点が、何よりの残念要素だと私は思います。



冒頭は、まさに謎だらけのキャラクター達の理解不能な展開が続き、置いてけぼりをくらいます。
(この時点で、既に初見の人は視聴をやめかねないかもしれませんね…。)

世界観の説明は、第3話での「ささみレポート」。
ここでやっと、この「日本神話」を主軸にした世界観と、人物設定が明かされていきます。
ささみさんが、これまで色々な柵に縛られていた自分を断ち切る為に、あえて今は「がんばらない」ことにしていることが垣間見えてきましたね。

ただ「最高神のちから」と一言で言われても、意味不明な人も多かったかと思います。
とても分かり易く言えば「涼宮ハルヒ」に近いチカラを、ささみさんも持っていると思えば大きな差異もないかと…。
ただ、ささみさんはハルヒと違い、その自身のチカラを理解し、コントロールしようとしているのですが…。



さて、どこかファンシーな ささみさんの雰囲気とは違い、描かれるのは日本神話を元とした八百万の神々達。
これを、シリアスに見たらいいいのか、気楽に見たらいいのか…。

それこそ、タイトル通りの「がんばらない」。
世界観や台詞を覚えて、シナリオを熟知しようというよりは、基本的に演出や小ネタを見て気楽に楽しむが一番の作品のように私は思いました。
そうして身構えていないからこそ、世界観がガラリと変わった時も余計に楽しめるかと思いますしね。

何より、キャラクターがそれぞれ可愛いので、そう楽しむのが一番です。
変に萌えに走りすぎていないキャラクターデザインも、個人的には好みでしたし。


ささみさんは、阿澄佳奈さんの声が非常にマッチしていて、気怠さと頑張らなさ加減が光っていましたね。
「邪神三姉妹」も、でっかいロリから、ロリババァに加え、メカ女子高生と、バラエティーに富んでますし。
この姉妹に関しては人によって好みが大きく分かれるので、論争の火種にもなりそうですが…(笑)

ちなみに私は断然、次女のメカ女子高生『邪神 かがみ』派でした。
ちびまる子ちゃんのような黒髪ショートの髪型は勿論のこと、特徴的な「~のです」の喋り方や、時に挟む暴言、さりげないオヤジギャグ等々。
そしてそして、毎度眠たがる際の彼女の

『ふにゃぁ~~♪』

に、私はもぅイッチイチと悶え苦しんでおりました。
(この苦しみには、恍惚がブレンドされています。)

声を演じられているのは大人気声優の「花澤香菜さん」。
私としては、彼女が演じた数多くキャラの中でも、このかがみが個人的にかなり上位に食い込む程大好きなのです。
「千石撫子」「黒猫」「結城美柑」「天使ちゃんマジ天使」と、少し上げるだけでも名立たる超有名キャラが揃い踏みですが、それでも決して負けてはいません。
不器用ながら、とても友達思いの良い子ですしね。

いやまぁ、後の姉妹も良いんですけどね。
ロリにロリですし(*´Д`)ハァハァ



さて、物語としては中盤の、ささみさんとお母さんとの回が最高潮でした。
ここに関しては、本作をアニメ化にまで押し上げる人気となっただけの良エピソードだったと思います。
あのお母さんの、頑なな姿勢とその反面の内にあるデレっぷりは、とっても可愛かったですしね。
(しかしまぁ「働きたくない」「がんばりたくない」に加え「死にたい」を連呼するお父さんといい、ささみさん一家のキャラは濃すぎますね…。)

ただ、以降のエピソード「悪徳オカルト結社『アラハバキ』との一戦に関しては、かなり投げっぱなしで終わっている感が強く、多くが謎のまま先の展開を暗示せず物語が終わります。
この点が、本作最大の短所と言えるでしょう。
シャフト制作では、原作シナリオを忠実に再現することが多く、このように話が途中で終わるケースが多少ありますが、「化物語」などはそれでも物語の区切りはしっかりしておりました。

今現在の話題性を顧みて、まず2期がないことを考えると、本作は結局ただの原作販促アニメでしかなくなってしまい、非常に残念です。
決して内容が悪くないだけに…、余計にそう思います。
{/netabare}



【変態お兄ちゃん、月読 神臣(つくよみ かみおみ)】
{netabare}
さて、前述でも述べた通り本作は、ささみさんや邪神三姉妹が、可愛く個性的なキャラ立ちを見せるのですが……。
私的には、この奴隷体質の「ささみさんのお兄ちゃん」の強烈なキャラ立ちに、全部食われてしまったのでは…とすら感じましたね。

作中一切顔を見せないその風貌だけでも、既にかなり異質に見えるのは当然として…。
(この顔を見せない演出も見所!)
その行動や言動は、全て妹のささみさんへの溺愛に満ちており、


『お兄ちゃんはいつでも、ささみさんの側にいますよ~。

 お兄ちゃんを1人見かけたら、30人はいるものと思って下さ~い。』


なんてゴキブリ染みた変態発言は、最早日常茶飯事。

彼女への奴隷的な振る舞いも非常に板についており、回転寿司での一コマでは会話の合間にある

「あっ、次サーモン」「シャリ半分にして」「ワサビ嫌い」「シャリにお醤油付けたら殺す」「フーフーして」

という、ささみさんのワガママ要望に全て迅速に対応したりと…、気持ち悪い反面なんだか私もこんなお兄ちゃんが欲しくなっちゃいました。
…いやまぁ、その後すぐ全裸になって、

「僕を…、僕を食べて下さ~~~~~い!!!」

と言って、回転台から流れてくるような人なんですけどね……。
まぁ一応ちゃんと、お寿司を乳首に乗せてはいたようですけど。(←なんのフォローだ!)


ただ、基本的にゴキブリのような扱われ方をされているワケですが、その実ささみさんも

「お兄ちゃんが変態だったから、私は落ち込んでいる暇もなくって…。

 ……おかげで救われた。」

と言っているシーンもしっかり描かれているのが、また良いんですよね。
にくい兄貴ですね、こういうキャラクターはホント大好きです。


声優「大塚芳忠さん」(ワンピースの「Z」や、NARUTOの「自来也」等を担当されています)の起用は、「お兄ちゃん」というにはいささか高齢の声に思えましたが、それを補って余りある演技力に脱帽しました。
あの低い声での剽軽な言動の数々は、非常に耳に心地良かったです。

彼のその異質さの起因は結局、作中で明らかになることはありませんでしたが…、そのミステリアスさも含めて作中でもダントツのインパクトでした。
お母さんから「哀れな存在」と呼ばれていた彼ですが、その言葉にはこの個性以上の何かが、きっとあるのでしょうね…。
{/netabare}



【総評】

やはりアニメ単体として見る限り、説明不足で尾を引く展開のまま終わっていることは大きなマイナス。
あえて説明していない点があるにしても、それが人気に繋がらなければ商業作品としては失敗と言っていいでしょう
そういう点からも、人には自信を持ってオススメは出来ない作品です。

ですが中盤までの展開は、日常とシリアスを上手く表裏させた作りで、高クオリティの作画で彩られる可愛いキャラクターと、その演出や多くの小ネタも含めて、個人的には大いに楽しませてもらいました。
オープニングの「Alteration」(ZAQ)も、とても好みでしたしね。


しかし、やはりなんといっても…、ささみさんのお兄ちゃん。

『婚姻届は既に、ささみさんの名前を書くだけのものを用意してありますからね!

 法律だけが、僕らの敵ですねぇっ!!!』

なんて異常な台詞を繰り返す、この上なく残念なキャラクターを愛でる、そんな作品でした。
視聴の際は、是非がんばらないで♪


ではでは、読んでいただきありがとうございました。


◆一番好きなキャラクター◆
『月読 神臣(お兄ちゃん)』 声 - 大塚芳忠さん


◇一番可愛いキャラクター◇
『邪神 かがみ』 声 - 花澤香菜さん



以下、私がもし「お兄ちゃん」になったら……。
(※どーでもいい話なので〆ますね。)
{netabare}

ちなみに私も、ささみさんのような可愛い妹がいたら、

きっと本作のお兄ちゃんみたく、この上無い愛情を行動で示そうと躍起立つのではないかと思います。


ともすれば当然、私も彼と同じように、妹に美味しく食べられたいという気持ちから、

回転寿司で、妹の眼前に全裸で流れてしまうのでしょうね。


あぁ一応、ネタとしては「おいなりさん」となります。


どうでしょう…。

こんなお兄ちゃんで良かったら………。。。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 41
ネタバレ

泉 時雨@ゆーたくん さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

予想以上にファンタジー

予想以上に面白かったです。

私の考察的にはラブコメハーレムものかと思っていましたが、
けっこうファンタジーものじゃないですか。
世界観があり表現の仕方や背景が独特というか。。

なんでも、ほかの方のレビューを読むとアニメ制作をしているシャフトというのはすごいところらしいですね!
私はシャフトの作品はあまり見てないので、初めて知りましたよ^^;
興味深い会社になりそうですw

また、opもとってもかっこよくてお気に入りの曲の一つです!
edはとっても笑えますねw

兄役の大塚さんは50代なので、そんな大御所が
「ささみさーん」を言っている姿を想像すると恥ずかしさと笑いが出てきます^^


~12話~(最終回)
{netabare}よかったね、仲直りできて。
友達というのは裏切られる時もある、喧嘩するときもある。
だけど、そういうことを繰り返して仲直りして、
どんどん仲が深まっていくんだよね^^

少し微笑ましかったです。

でも、逃げちゃえばいいんだよってそ、それはうーん・・
確かに頑張りすぎちゃうのはダメだけど、頑張らなきゃいけない時もあるような・・?
少しその言葉が意味深で深くて印象的でしたね。

ファンタジックな友情&家族愛な物語でした!{/netabare}


~11話~
{netabare}あんなに友情って深いものですっけ?
確かに、仲いい子が別の子と仲良くしたら嫉妬するかもだけど、
あんなにゆりゆりしいですっけ?w

このアニメは裸シーンが多くて、ゆりゆりしいですねー。

とにかく、友情パワーを見せつけられて
羨ましいし悔しいです。

また、最後のシーン気になりました。
つるぎってもしかしてお兄ちゃんのこと・・!?

次回が気になります^^{/netabare}


~10話~
{netabare}つるぎって私と似てるなぁ。
勇者っぽくていいやつなのは私と違うけど、
変態なところが私と同じ。

デュフフいってよだれ垂らすなんて私と同一人物としか思えませんね。

ということで少しニヤニヤ笑うことができた回でした。

あと、最後の愛媛みかんのダンボール!
やっぱりみかんは愛媛ですよね~。

和歌山という人もいるけど、質や種類の多さは愛媛の方が多いと思うし、
昔からのみかんという歴史があるのですから。
量だけで勝った気になるのはよくないですよ。

愛媛の温州みかん美味しいのでぜひ食べてね!

・・・話逸れましたね。{/netabare}


~9話~
{netabare}ちょっと急展開過ぎてついていけませんでした。

まとめると、
ささみさんは過去を後悔していたので、
つるぎとねの国から戻ったお母さんと過去へ行くことになって、
誤解なども解け過去に後悔はなくなりました。

そして、無事現実に戻ったらまた新キャラ登場で波乱の予感。

これぐらいのだいたいな感じはわかりました。

また、疑問点がひとつあって
現実に戻ってきた時にお母さんも一緒にいましたよね?
ということはこれからもお母さんは一緒ということなんでしょうか?

生き返ったんでしょうか?

次回にはわかるといいですね・・{/netabare}


~8話~
{netabare}ささみさんが太ったのを解決するため過去へ行くことに。

だけど、覚えがないようなことが起きて、
あの怪物が言うにはどうやらここは過去ではないようで。。

「あなた、過去を変えたくない?」
この一言、ささみさんはきっと母親のことで過去に悔いがあったはず。
次回もまた波乱の予感ですね。{/netabare}


~7話~
{netabare}こういう展開になっちゃいましたか・・
私としては、お母さんが悲しい展開になるのは少し辛いね。

だけど、ささみさんも一緒だよね。
大好きなお母さんだったよね。。一緒にクレーンゲームして楽しかったよね。。

ささみさんが泣いてる姿を見ていると私も釣られて涙が出てました。

ひどいことをしたけど、ささみさんにとってはずっと大切で大好きだったお母さんだったと思います^^

今回感動してましたが、少しツッコミどころがありました。

え、愛媛みかんのダンボール!びっくりで嬉しかったです!

あと、最後の頑張らないランキングにすごく共感しました。
アームやインクのないボールペンも頷いてしまったし、
なんといっても予告頑張ってないよね、うん。{/netabare}


~6話~
{netabare}どっちもどっちってやつだね。

確かにささみさんは子供で自由にするのが最も。

だけど、ささみさんの気持ちや行動によって世界を変えるのは事実。
人類は大事だから、修行をしないといけないのかもしれない。

ささみさんのお母さんはそんなに悪い人には見えないけれども・・
これからどうなるんでしょうか?{/netabare}


~5話~
{netabare}あれ・・ささみさん、こんなキャラでしたっけ?w
兄にはあんなにツンなのに、
かがみには百合と間違えるほどデレデレしてるよ?

かがみと話してる時のささみさん、兄ぐらいデレてるもの。
(これささみさんに言ったら殴られそうだな)

人によって態度が変わる子みたいですね。

友達はいいなっと改めて思いながら羨ましく(少し妬ましく)なるお話でした。

・・しかし、ささみさん本気になれば歌上手いなぁ。
見直したぜ!w{/netabare}


~4話~
{netabare}兄。。それ映画泥棒。。ツッコミ入れたくなりました。
あと、ささみさんはけっこう大人のとこ行けるほど、普通に変態かと思ってましたが、
純情な乙女のようです。

少し今回は1話と同じくらい??のまま終わった感がありました。
「あの宇宙人は一体なんなんだろう・・姿1回も見てない・・、急展開だな・・」
ですね。

ものすごく、ファンタジー詰め込んでて、こういうものは初めて見るので
理解しがたいところがあります^^;

これからも、戦いとかありそうですね。{/netabare}


~3話~
{netabare}二話に続き、さらに謎が解けました。

兄は力を持っているわけではないんですね。
ささみさんが兄に幸せになって欲しいという願いを持っていたから、神々が兄の願いを叶えていたと。
まんまと私も勘違いしてましたw

そして、ささみさんとそのの周りの人達の過去のお話も聞けてよかったです。

ささみさんは、十分頑張っていましたよね。
何度も外に出ようとして兄を連れ戻そうととして・・
頑張ってるじゃないですか!
これからは、もっともっと頑張ることができそうです。

少しでも私と同じと思った自分。。^^;{/netabare}


~2話~
{netabare}最初のシーンで1話の謎溶けましたね。

不思議な現象(怪変)が起きるのはお兄ちゃんが願ったことを叶える(神がご機嫌を取ろうとして)ためだった。
で、能力者の邪神3姉妹が世界を元通りにしていると。

なるほどなるほどですねw

ちなみに、私もささみさんと同じでpcをよくするので
お菓子を食べた手で触ったり食べ物をこぼすのはしてほしくないかもですねw

そんなこんなだから、ささみさんとかなり共感するみたいです^^;
これからも。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

12話鑑賞後。第1稿。間隔開いてしまいましたので総評のみでお願いします。

原作小説・コミカライズなどはノータッチ。

新房シャフト製でなかったら、切ってたタイトルです。続けておいて良かったと感じております。

物語:先々の展開は全く読めませんが、テンポなど合っているようで素直に楽しめているので、4.0。次回予告&EDも好評価です。
声優:良くも悪くも、いつもの面々で、安心して観られます。やっぱ千和さん&花澤さんは良いですね~。いえ他の方もOKだと思います。4.5。
キャラ:話が進まないと細かいところは見えてこないのだと思いますが、問題無くいけました。4.0。
作画:こちらも問題無く観ています。このタイトルは「よく動いているな~」というのが印象。シャフトの印象というと、やはり「美麗さ」「細かさ」「独特さ」でしたので。4.5。
音楽:ZAQさんのOP、鎖々美さんのED。どちらも良いですね~。EDはそこで展開されている物語も面白いです。4.0。

総評っぽいもの。
{netabare}
・ストックすることもなく、順調に消化していました。のですが・・・神話(のような物)をベースにしたお話なのは理解できたのですが、そちら方面の知識が足りなく、コメントができずに終わってしまいました。
・個人的な評価としましては、確実に面白いと思える部類でした。
・ただのヒッキーかと思いきや頑張る鎖々美さん。いつも顔を隠していて謎ですが妹思い(?)な神臣さん。ビジュアルと年齢が真逆な鎖々美さんの応援団(?)邪神三姉妹。メインキャラからサブキャラまで見た目も立ち位置もわかり易いキャラ立てしてたと思えます。
・物語は基本先が読めない物で、次回予告もあれど予告するつもりが全く無いことが伺えつつも、面白いものでした。下手すると本編を台無しにし兼ねないEDも毎回楽しみでした。
・ただ・・・恐らく原作小説の方は終わってなさそう(あくまで推測)な上に、途中までのアニメ化っぽいでの・・・中途半端さが拭えない点が悔やまれます。
・一度ED曲をフルコーラスで聴いてみたいです。が・・・これも手に入れるには(以下略)。
・新房シャフト作品では常連のキャスト様達含め、声優陣の方々におかれましては素晴らしいクオリティだったかと思います。
・画的な方面では・・・個人的に「シャフト」といいますと「静」的な綺麗さを思い浮かべるですが、この作品では戦闘シーンを始めとした動きのある部分も印象に残りました。
・2期があるなら観たい作品です。
{/netabare}

以下各話レビュー(4話までですが・・・)
{netabare}
4話鑑賞後-----------
3話までで各キャラの設定や背景・立ち位置などが一通りわかって、「さぁどうなる?」と構えてみたわけですが・・・。

1回目では「???」となる展開でしたw
つるぎ先生のセクハラやら、月読兄のカブリ物とか、その他諸々のネタは楽しかった、そんな感想でした。

2回目でようやく、特に前半部分の、意味が理解できたわけでして。一筋縄では行かないな~と、しみじみ感じた次第です。

今でこそ続けておいて良かったと思えるタイトルです。
が、前情報無しで観始めていたら・・・とも思います。

(追記)
同僚に「明るい家族計画」について質問しまくってみました。いや・・・場合によってはセクハラなんですが、答えて頂けました。

とりあえず・・・わからない世代、いましたw
正直ショックでしたw ヒントを幾つか出して、ようやく正解にたどりつく始末でしたw

3話鑑賞後-----------
前回「改変=兄の力」と踏んでいたわけですが・・・見事に裏を掻かれたようですw 原作側にしてもアニメ側にしても、僕は思惑通りに観てしまったわけですね~。脱帽しました。

この回は各キャラの説明などが主だったと思いますので、ストーリー的な部分はスルーで。
ただ1つ思うのは・・・力の継承の為とはいえ、薬を使って意識を混濁させてまでというのは、正直重いといいますか、引くといいますか。
「外の世界を知らなければ」「何の疑問も持たなかった」のかもしれませんけども。

邪神三姉妹の助力を得たEDでしたが・・・やっぱりちゃんと歌えてないw
次回予告は「料理番組」という体裁でしたが、レンジでチンしただけな上に、作ってるのはお兄ちゃんという、これまたがんばれてない仕様w
でも面白いので有りです。

2話鑑賞後-----------
「改変」の原因がお兄ちゃんにあるんではないのか?ということに気付いたのは、1話を繰り返し観ていたときのことです。しかも結構何度も観て、ようやくw

世界観みたいなところは見えてきましたが、
・アマテラスの力は何時お兄ちゃんに移ったのか
・三姉妹の(力の)正体
そこら辺が現在抱いている謎です。

1話で家の外に出ようとしては、ケロケロして戻るというのを繰り返していたのは・・・兄妹どちらかの「力」によるものなのでしょうか。

がんばらない占いのみずがめ座の結果を楽しみにしていたのですが、占いですら無かったw ちなみに僕は「非リアの山羊座」ですw
今回はがんばらない天気予報。札幌、東京、名古屋、大阪、長崎しか無いって・・・アバウト過ぎw もうちょっとがんばってw

OP好きです。今回のZAQさんも良いと思います。咲阿知賀編の時から気に入ってます。音使いとでもいいますか、その辺り。
ED好きです。でも今回はボーカル無かったようなw でもエンドロール内では「歌・月読鎖々美」ってw がんばれ大塚さん。

1話鑑賞後-----------
と書いてみましたが、冒頭にありますように、肝心な部分が不明すぎです。ので真っ当なレビューには・・・。

・やさぐれ気味な阿澄さんが新鮮でした。
・三姉妹のサイズがおかしくないですか?w
・お兄ちゃんは妹を溺愛してますが、逆方向は? 監視装置ってw
・鎖々美さん、どれだけ体力無いの?w それとも何か要因が?
・徐々にでも肝心なところは明かされていくでしょうから、そこら辺期待してます。

{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 25

86.5 13 ファンタジーでコメディなアニメランキング13位
亜人ちゃんは語りたい(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1117)
5435人が棚に入れました
サキュバス、バンパイア、デュラハン。僕ら人間とちょっとだけ違う、それが「亜人」。
そんな亜人の生態に興味を持つ高校生物教師・高橋鉄男と、生徒である「亜人」ちゃんたちとの少しだけ刺激的な新学期がスタートした!

声優・キャラクター
諏訪部順一、本渡楓、篠田みなみ、夏川椎菜、日笠陽子、Lynn
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

悪意の中で生きるか、善意の中で生きるか。

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
久々に観直してみたのですが、改めて素晴らしい作品だと思いました。

私はストーリー重視でアニメを観るので、実は、2周以上するアニメってかなり少ないんです。ガンダム系を除くと、10作品あるかどうか。

本作は、とても優しくて、とても深い、稀有なアニメです。基本はラブコメや日常系的ですが、その枠に留まらず、人生にとって豊かな指針を与えてくれるようなアニメです。心が疲れた時に観るには、すごくぴったりな癒し系アニメ。

剣道的に、かなりオススメのアニメです。未視聴の方にはぜひ観て欲しいですね♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
この作品は、全編を通して徹底されて貫かれる、優しく温かな視点に心が洗われます。

それは、同じく亜人(デュラハン)を愛した、「デュラララ!!」の「新羅」とはまた違う、もっと広義での愛の視点。

亜人という特性を、「そんなの関係なく、君は君じゃないか(数多の亜人系アニメ)」なんて綺麗事で片づけるのではなく、また、「だから良いんだよ~(新羅)」とマニアックに振り切るのでもなく。

短所は短所、長所は長所と認めつつ、基本的に受容するという態度が貫かれていました。

「亜人だから苦労している」「亜人でも関係ない」というのは、どちらも真実なんでしょう。亜人ちゃん達が普通の日常を送るためには、普通じゃない努力をしていて、そのことを真っ直ぐに理解してあげることが大切なんですね。

現代のヴァンパイアが血を吸わないことを、「ベシタリアンみたいなもん」とサラッと言ったり、(あくまで友達のノリの中で)、「デュラハンなんだから、Hで特殊なプレイができそう」といじってみたり、本当にフラットな視点が貫かれていました。あんな風にみんなが思えたら、様々な差別とかも次第に無くなっていくのかな、と思えたり……。

私は、人外萌えしないというか、容姿があまりにも人と離れるのは苦手なのですが、マチは例外! かなり良い娘でした♪

という部分に集約されるように、とにかくキャラが良いアニメでもありました♪

メインの四人は、本当に甲乙つけがたい。

まず、ひかりは、私が好きな「ダメな娘」と見せつつ、意外としっかりしてたり、弱さもあったりで、お調子者でいたずら好きで憎めなくて、ホントに良い子! これまでの視聴アニメの中でもかなりお気に入りのヒロインでした♪

マチは作中最も成長した人物で、容姿は最も「亜人」らしい。けれど、好きです。高橋先生にベタ惚れなところも可愛い。(私は巨乳は苦手ですが)ああいう、控え目な隠れ巨乳には萌えますw ヒロインズの中では、一番高橋先生とくっついて欲しいかな♪

ユキは4人の中では一番キャラが弱かったのですが、ギャグ漫画のクダリでハネましたね♪ 今後、皆に属性がバレた後のユキも観てみたいです(笑)

佐藤先生は、ド下ネタに笑ったw 最近、年のせいか、女子高生キャラより、大人なキャラに萌えるw 一緒にお酒呑みたいですね~♪ サキュバスなのに、ウブなのが良い(耳年増的なw)。

EDは、このアニメの良さを象徴していますね。スケッチブックに手描きしたような柔らかなタッチと、音楽は、このアニメの空気感そのもの。次第についていくカラフルな色は、亜人ちゃんを含め、「十人十色(個性の尊重)」を暗示しているようでもあり、高橋先生と出会ったことで色づいていく、亜人ちゃん達の心情を表しているようでもあり。名EDでした♪
{/netabare}


【余談 ~差別についての私見~】
{netabare}
胴体と首が離れた「デュラハン」の同級生(女子高生)がいて、あなたならどんな声をかけますか?

「大変そうだね?」「何か手伝おうか?」「私達は何も変わらないよ!」

いずれも間違っていないし、優しさ溢れる、素敵な言葉だと思います。

本作の主人公、ひかりは、こう言います。

「特殊なエッチプレイができそうだね」

私はこの言葉に、度肝を抜かれました。一見、危うく差別的に見えるこの言葉には、凄く深い部分での「公平」な視点があることに気づきます、作品を見て、ひかりのキャラクターを掴めば、必ず。彼女が差別的な意図をもった発言をする人じゃないことは分かります。

日本人はよく、「人種差別に対する意識が低い」と言われます。アメリカとかフランスとかみたく、「なぜ、戦わ(デモをし)ないんだ」とか、「配慮が足りない」「相手の文化や背景を知ろうとしない」とか。

いままあ、それは確かにそういう一面もあるでしょう。

でも、それは日本人の「差別意識の少なさ」故だと思うんですよね。「(差別をしないし、されないから)差別に興味がない」と言い換えても良い(まあ、一歩海外に出ると、黄色人種が被差別階級だと感じますが、日本国内で暮らしてるとね)。

だって、アメリカとかフランスとかの方が、絶対に差別も差別意識も凄いでしょ。目に見えやすい部分だけを取り繕っているだけでしょ。と、冷めた目で見てしまっています(苦笑)

若い時ですが、車を修理した時に代車がなくて、しょうがなく実家から親父のBMWを借りて仕事に行ったことがありました。その時の職場には60台くらい車が並んでたんですが、次の日には言われたんですよね。「BMじゃん。買ったの?」みたいなことを何人かに。

正直、「怖っ」って思ったんです。

だってそれ、まず「あ、駐車場に昨日まで無かったBMWがある。誰乗ってるんだ?」「(たくさんの車の中から探して)あ、剣道部の車がない。じゃあ、剣道部がBMW買ったんだ」ってことじゃないですか(気付き+疑問+捜査)。

私、それまでも自分がどんな車乗ってるかなんて特に公表してませんでしたし、職員の誰がどの車に乗ってるかもほぼ知りませんでした。

だって、興味がないから。

まずそもそも車自体に興味が薄いし、誰がどんな車に乗ってるかなんてもっと興味がないし。

でも、世の中には「誰がどの車に乗ってる」かを凄く気にしている人もいるし、その中には、人の価値の一部を乗る車のランクで考える人もいる(実際、前述のBMの件では、ややヒガミを感じることもありました)。若い時、そんなことを感じました。

おそらく、普通に日本で生まれ、日本で暮らしてきた日本人の多くにとって、人種差別はとても縁遠いものでしょう。また、日本人は基本、自己肯定感が低く、海外の文化や人をリスペクトですからね。無条件に「スゲェー」って思っちゃうというか。

昔、外国のある記事で「日本人は黒人を差別している。なぜなら、アニメに出てくる外国人の多くが白人であり、日本人キャラですら、白人のような肌の色をしている」というバカみたいなものを読んだ。

いやいや、そんなに深く考えてないから(苦笑)

多分、作り手には何の差別意識もない。が、普段から差別について敏感な(=差別されたり差別したりしている)人からすれば、そう見えるのだろう。

もし、作り手に恣意的なものがあるとすれば、「黒人キャラを出したら、あえて黒人にした意味を持たせる必要がある(面倒くさい)から」かな。

それを、「ほら、白人中心の社会を受け入れてるじゃん」と言われれば、まあ、確かにそうだが。ただ、多分、「あえて出す方が差別っぽい」というところもあると思う。

例えば、ハリウッドでは出演者の人数比を、肌の色で均等にしていくみたいな方向性にあるが、日本でそういう議論が出ないのは、「そういう風に、配慮して取り上げることが、逆に差別的じゃないか?」と考える人が多いからじゃないかと。

これに関しては、どちらが正しいとか間違ってるって話じゃないだろうけどね。

というか、多分、もっとシンプルな問題で、「単純に白人の女の子の方が可愛く感じてる」からじゃないかなと。

私個人の好みを言えば、白人女性と黒人女性なら、一般的に、白人女性の方が可愛いと感じます。黒人女性の「強い」顔があんまり好みじゃないんです。というか、白人女性の整った顔よりも、日本人女性の「優しい」顔立ちの方が、なお、好みだしね。

これって、、、差別なのかな? 別に、黒人女性のような顔立ちや、東南アジア系が好きな人がいても全然良いと思うし、なんなら黒人男性とか格好良くて、若干憧れるしね。

話はズレましたが、おそらく、悪意の中で生きていた人は、他人の悪意に敏感になるし、自分の中の悪意や、悪意と思われてしまうかもしれない言動に敏感になる。

逆も然り。善意の中で生きてきた人間は、他人にも優しくなれたり、他人からの悪意に気づきにくかったり、自分の発言で相手を傷つけてしまう可能性にも無頓着になってしまう気がします。

ひかりの「特殊なエッチ」発言もそう。(下世話で申し訳ないですが)だって、普通の女子高生同士だって、例えば体操部でめっちゃ身体柔らかい同級生とか、吹奏楽部でオーボエ吹いている同級生に、下ネタトークしてもおかしくないじゃないですか(知らんがw)。

ひかりの両親が、ひかりのヴァンパイアとしての特質を、配慮する部分と配慮し過ぎない部分をちゃんと区別して、「双子の妹」と同じ温度感、愛情をもって育てたことが、ああいう感性をもった子供に育つのでしょう。

本作は、めっちゃ萌え度も高い上に、こうい小難しいことも考えさせてくれる懐の深さもあるから、私は好きなんですよね~。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆
ヴァンパイアが血を吸わないのを「ベジタリアンみたい」。デュラハンに対して、「(首持ってるから)カバンとかもてなくて大変そう」など、なんかスゴくフラットな目線に好印象。小鳥遊ひかりは、どことなく、「ちー様」っぽいかな。

2話目
京子回。デュラハン=寂しがり屋 って、なんて優しくて新しい解釈。「先生も首が飛ぶ」って、デュラハンギャグw エッチで特殊なプレイ(笑) 薄い本が出そうだ(笑)

3話目
佐藤先生回。サキュバスの現代的な悩み。家呑みしてる眼鏡女子に萌えるw サキュバスなのに、いや、サキュバスだから純情なんだね。ひかりも馬鹿可愛いw 図書室のシーン、空いてる本棚の横でずっと映っている本が、森鴎外の「ウィタ・セクリアス」ってのが良いね。(内なる性欲を)暗示してる。

4話目
雪女ちゃん回。とみせかけて、ひかり回。いや~、ひかり妹が、可愛いドラキュラのキャラのキーホルダーをつけてるとか、良いね~。おっ、デュラハンちゃんに巨乳要素を付け加えるわけですな。屁理屈デミ好き教師w しかも否定しないとかw

5話目
雪女回。悲しい涙は凍るけど、嬉し涙は凍らないとか、素敵だな。ひかりのカジカジ、可愛いなw 佐竹君、良い感じのキャラだw

6話目
ひまり回。ひかりとひまりの姉妹喧嘩がウケたw 血の慣用句連弾w アニメでは珍しい、仲良し家族にほっこりする♪ ひかりの通常の髪型も良いね、てかあの髪型、セットしてるんですね。ひまり、良い娘やな~。ラストのマチと先生のクダリも胸キュンですね♪

7話目
佐藤先生、テンパり過ぎw 男と男の会話やな~。良い感じ。

8話目
雪の「ウソです」からの独白、かなり笑ったw 普通に良い娘過ぎて、デミ3人娘でキャラ負けしてたけど、ここにきて挽回だね。テストか。まあ、ひかりの期待を裏切らない馬鹿っぷりがナイス! ひまりはプライスレスとか、いちいち視点が温かい。

9話目
佐藤先生の、冒頭の一人呑み、ウケたw 「三角定規が~三角の部分が、え? 分度器もなんですか? チョークもお願い! 教育されちゃう~」って、ド下ネタですやんw このアニメ、たまにぶちこんでいく下ネタも良いよね♪ 眼鏡をとった佐藤先生、可愛い! 宇垣さん→佐藤先生にも、温かい視点があるね。雪のツッコミ、なんか可愛くて良い感じ。

10話目
デュラハンの便利さw 説教されて泣くマチ、可愛い。ひかり、LINEでドラキュラのスタンプ使うんかいw ん? 大学のつくり(内部)が、ウチの大学にそっくりなんだが。あ~でも校章的には普通に武蔵野大学がモデルか。まあ、ウチの大学、文系だしな。マチに夢が出来た。素晴らしい夢だね♪

11話目
少しだけシリアス回。まあ、亜人というより、障害を持っている方への差別という視点もあるんだろうね。ビデオレター、ひかりだけないのが、また良い。信頼感やな。はい、ひかりさん、正論です。素敵♪ なんだよ、教頭も良い奴かよw

12話目
はしゃいで恥ずかしがるひかり、可愛いw アクティブな佐藤先生、可愛いw ゆきの笑いのツボが浅いw たかだかプールの中も、生まれて初めて見たなら感動するよねw 最後の遅刻のクダリも良いね♪
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 57

gazabata さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

正座をして懺悔をしながら見ましょう

このレビューはレビューというよりもエッセイに近いのでこのアニメが面白いかどうかということに関してはあまり触れない。だが一応最初に全体的な感想は言っておこうと思う。

全体的な感想:
ストーリー、アニメーション、声優、大して気になるようなことは見つけられなかった。1~3話はすっごく良い。4話は個人的にはそこまでの面白さが全部なくなるほど嫌なことに気づいたのでそこから面白さはほとんどなくなった。ただ普通にみる分には問題はない。大して変化を感じることはないだろう。

アニメとしての点数:6/10

ここからはこのアニメのとても否定的で屁理屈じみた分析を試みるのでこのアニメが大好きな人は読まないほうが良いかと思う。あとこれは結構実験的なのでうまくできていない可能性が高い。暇な方だけ読んでいただけると嬉しい。


ではこれからは、このアニメの世界についてとこのアニメの登場人物と原作の作者について、の2つに絞って話していきたいと思う。長くならないようになるべく簡潔にいきたい。

キャラ/作者:
私はこのアニメ/漫画の作者のキャラの使い方は好きではない。
アニメの4話は最悪だったと先ほども言ったがその理由がこれである。4話で大きなシーンが二つある。それはひかりが陰口をしていた女の子に立ち向かうシーンと、先生がひかりの妹のひまりに亜人の個性についてどう思うか説明するシーンだ。このシーンの両方が本当に説教臭い。作者が正しいと思っていることをただただ聞かされるためだけに存在するシーンである。なんかもう正直聞いていて胃が痛くなるほど気分が悪かった。あの言葉から感じられる優越感はもう半端ではなかった。「私は正しい意見を持っていて批判のしようがない」という様に構築された文章だった。その証拠に先生がひまりに説明した後、ひまりが「うっ、非の打ち所がない」みたいなことを言っていた。どれだけ自分が大好きなのだ?原作者は大真面目に自分が考え付いた亜人の扱い方について視聴者に説教をした後その考え方に「非の打ち所がない」と別のキャラに言わせたのだ。原作者はここまで自己認識力が低いのか?
そしてひかりのいじめっ子に対するスピーチも似たようなものだ。いかにも何時間もかけて考えた陰口に対する返答。「陰口はしていいけど私がそれを見つけたら絶対に文句を言うからね!」みんながこのようにすればいじめはなくなる。いじめは論破された。このように考えつくされた「いじめ」に対する返答はまるで作者が「俺がもし学校に戻っていじめを見つけたら絶対にこう言う。そしていじめっ子を論破するんだ」と思って考えられた返答に思える。そして作者は間違ってはいない。間違ってはいないが論破をしたところで何も変わらないことに作者は気づいているだろうか。いじめは論破するものではないのではないだろうか?実際アニメでもいじめっ子たちを変えたのはひかりのうざいスピーチではなく、そのあとに続いた感情ではないのだろうか?にもかかわらずなぜあのスピーチをそこまで重要視したのだろうか?
このような説教じみた、作者のエゴを膨らませるような内容がいっぱいちりばめられている。
他にも道徳的でない部分でも作者の見せびらかしは止まらない。デュラハンの首のワームホールがどうのこうのとか、雪女の物語はどうして似通っているのかとか、このようなことを説明するときに使われるのが主に主人公の先生である。しかもその説明の仕方が変だ。普通自分の世界を作ったときはその世界のルールは常識として説明されることが多い。歴史の授業だったり、年寄りが説明してくれたり、だがこのアニメは違う。このアニメにおける我々の世界とは違う「常識」はいつも「発見」として提供される。主に先生が「よく考えてみたらこうかもしれない」と誰かに教えるのだ。ではなぜこの「常識」を「発見」として提供されたのか。もちろん発見したほうが面白いからという理由もあるのだが原作者が頑張って考えた設定を視聴者に説明してすごいと思ってほしいからではないかと思う。常識として説明してしまえばそのすごさはなくなってしまうから、ちゃんとどういう風にその結論にたどり着いたか過程も加えて説明すれば視聴者もこの「常識」がどれだけすごくて、これを思いついた人がどれだけ頭がいいかわかってくれるはずだ。こういうことではないだろうか?

原作者は主人公の先生を自分であるかのように扱っているような気がする。もちろん他のキャラを通して原作者の「説教」を聞くこともあるのだが先生を通して聴くことが一番多い。個人的には先生が原作者の代わりであるということだと思うのだがそう思うちょっと面白い根拠を一つ。
最初の三話の中で先生が一度自分のことを「屁理屈野郎」だと言うシーンがある。だがその三話の中で先生が「屁理屈野郎」だと感じるシーンは一つもないしアニメの中でも一度もない。多分この「屁理屈郎」は原作者が現実でよく言われていたのではないだろうか?それで自分を漫画に入れるときに、自然と「屁理屈野郎」と言ったのではないだろうか?とまああんまり説得力はないかもしれないがもし本当だったら面白いなと思う。
話題は戻して、もし先生が原作者の代わりであれば、(そうであると言っているわけではないが、その可能性は高いと思う)原作者のナルシシズムはスピーチだけでは止まらない。先生は完ぺき人間だからだ。欠点がひとつもない。いや、二つある。一つは「女たらし」であるということ。もう一つは「頑張りすぎ」であるということ。アニメの中では欠点であるかのように提供されていたがこれは欠点だろうか?自分で言う欠点が欠点でないどころか、見方によれば誉め言葉ではないだろうか?実際頑張りすぎなのは後でひかりに「頑張る人に追いつけないからと言って頑張るなというのはおかしいと思う」と言われていたし。
それに加えて先生による数々のセクハラとも呼べる行為を合わせるとまた嫌な気分になる。自分の生徒に「吸血は性的な要素があるならセックスと比べてどうか?」と聞く教師がどこにいるだろうか?それでもって許しがたいのが、そのセクハラとも呼べる行為が「熱中するとデリカシーがなくなるから」ということで正当化されているということだ。生徒になれなれしすぎだ。疑似デートに出かけたり、ハグをしたり、生徒にキスをされても何も言わなかったり、関係性が完全におかしいのはよく分かる。「鈍感」や「デリカシーがない」で正当化できるものだろうか?しかも挙句の果てには最終話で「生徒は自分の子供みたいにしか見れません。恋愛感情はありません。」と何の信ぴょう性もないことを言う。これは最初の何話かで済ませるものではないだろうか?本当にこの方向性で行くつもりだったのだろうか?最終話でやってしまっては今まで視聴者からの関係性への疑問や心配への投げやりな返事のようにしか見えない。批判を緩和する目的にしか見えない。やり方が卑怯臭くないか?先生が生徒に対して恋愛感情がないということは最終話の感動的なシーンで言うようなことではありません。
先生はモテる。先生は頭がよくて筋肉がある。先生は亜人を理解して受け止めてくれる。先生は生徒に人気がある。
要するに原作者のナルシシズムでてんこ盛りなアニメだと言いたいのだ。少しだけならまだしもここまでひどいとさすがに引いてしまう。

もう一つだけ言いたいことがある。十一話くらいに先生とサキュバスの先生が「話し合い」をするシーンがある。その中でサキュバスの先生が「人と話するのは楽しいなぁ。意見が一緒じゃなくても意見の言い合いをするのは楽しい」に似通ったことを思うシーンがあるのだがそのシーンはものすごく変だった。
まずサキュバスの先生が自分の意見を言う。次に先生がその意見は違っていて自分が正しいと思う意見を言う。するとサキュバスの先生のさっきのナレーションが流れる。で何か反論していたがナレーションがかぶさっていたので何を言ったかは分からない。もしかして作者は自分が考えた意見に対する反論を思いつけなかったのではないだろうか。この作者なら考えられる。意見の言い合いは楽しいと言いながらも自分の意見の反論を思いつくことすらできない。結局は自分が考えた問題に関する答えを出していただけで会話にすらなっていなかったのではないだろうか。このアニメはそういうのが多い。会話と称して実はただ作者が自分で思いついた問題に自分で結論を言って、周りのキャラはみんな納得する。いっつも納得してちゃ口論じゃないじゃん。結局は一人芝居なのだ。
あと社会に当てはまらない人を受け入れるアニメにしては意地悪なジョークがあったと思う。柔道技かけられてクラスメイトの前で自分がMであることを知られたあの子は本当に可哀想だった。それを笑いのネタにするのは意味が分からない。いじめっ子だったからよかったと思っただろうか?結局いじめをする人は悪なのだろうか?

この部分の結論として言いたいことがある。
これを読んでいる人は自分の言葉に酔った人を見たことはあるだろう。アニメのレビューサイトにいれば見たことがあるのは当たり前である。もしかしたらこのレビュー自体がそうかもしれない。そしてこのアニメは私から見れば、自分の言葉に泥酔して中性アルコール中毒になっているひとが作った話である。それが言いたかった。以上。


一番言いたかったことはここまでなので疲れた人はここで終わってもらって構わないです。ここから下は追加というか、続きみたいなもんです。暇な方はどうぞ。

アニメの世界:
私はこのアニメの世界があまりうまく作られていないように感じる。亜人が実際存在したということだけが我々のいる世界との違いなわけだが、このアニメはとても現実的な取り入れ方をしている。市役所には亜人科という部署があり、ヴァンパイアには国から血が支給される。だいぶ細かいところまで考えられているのはとても良いことなのだが、細かいせいで逆に気になるところが無数に出てきて大変だ。このアニメはもぐらたたきのように出てくる問題をとりあえず解決していたわけだが全然追いついていない。結局は説明がつかないようなことがあったり現実世界では考えられないような部分があったりする。
まずはこのアニメの人たちは亜人に対する知識において考えられないほど無知であるということがある。
主に主人公が気づいたり、考察したりして出た結論は明らかに一般知識であるべきだと思う。それまで実験はされなかったのか?学者は亜人を研究しようとは思わなかったのか?人類は理解ができないことができる人を快く受け入れることなどはしない。勿論このようなことはあまり考えたくないような内容ではあるが、そのような質問をされてもおかしくないような世界であることは分かっていただけるだろうか?
この細かい疑問を相殺するとしたらいくつか理由が考えられるわけだが個人的にはただ単に作者が怠けているだけだと思う。亜人がいる世界が作りたいけど主人公に亜人たちの手助けをしてほしいし、でも障害者の比喩だからちゃんと社会になじみこんでないとだめだし、でも自分で亜人の秘密を発見してほしいから亜人の性質が知れ渡っていると困るし、とまあこんな感じで現実との比喩と自分の妄想の中間をとることでこのようなとっ散らかった説明のしようも無い世界ができるわけだ。
あと一つものすごく気になったのはサキュバスが教師になれるということ。無理だろ、どう考えても。別にサキュバスに対して差別とかそういう意味でなくて、現代でサキュバスが存在したとしたら、世界(特に日本)は絶対に学校で働かせることなどしないはずだ。あと毎朝早く学校に行かなくても車の免許取ればよくないか?


読み返してみたらこれは良いレビューではないな。長すぎるし。うるさいし。好きだったアニメがダメになるのって悲しいですね。せっかく楽しみにしてたのに。最初の三話だけまた見ようかな。残念...

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
ネタバレ

鰺鱒 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

どっこいそれでも生きていく

原作知らず。

楽しく笑い、そして、ちょっと世の中について考えるきっかけになる。コメディーと問題提起との二面性を併せ持つ、上質の作品と思います。多くの方にご覧いただきたい作品の1つです。

―― 以下、ヒトと表記する場合は生物種としてのヒト(=ホモ・サピエンス・サピエンス)を指します。ひと・人・人間と表記する場合は、社会的存在としてのひと(人格を有するもの)を指します。センシティブな事柄も含むので気をつけて書いてはいるつもりですが、問題に思えるものが合った場合にはお目こぼしいただければ幸いです。 ――

ほとんど我々の世界と同じ世界。でも、ここでは基本はヒトだけど、ヒトとはちょっと違うバンパイアや雪女などが稀に生まれてくる。彼・彼女らは「亜人(あじん)」と呼称されるが、女子高生など若い子の間ではこれを「デミ」と呼ぶ。そんな世界のとある高校に通うバンパイア、デュラハン、雪女の女子高生、勤務するサキュバスの先生と、生物担当の屁理屈デミ好き教師(ヒト)・高橋鉄男を中心に描くセミファンタジー日常もの。


―― お話・物語・キャラ
基本はコメディー。かなり上質と思う。設定の妙味を軽快なテンポと実力十二分のキャスト、随所に見せる「顔芸」、そして不意に放り込まれる下ネタで展開していく。デミちゃん達の性質を、とても上手く笑いにつなげている。

ほとんどヒトだけど、ヒトとは異なる存在「デミ」が話の中心になるのだが、この設定がほどよく練りこまれている。デミがヒトとは異なりながら同時にひとであること、それによって生じる苦労や悩みを、時に面白可笑しく、時にシリアスに描いている。もちろん、「この先は深く考えてはならない」が結構露わになっているが、デミそれぞれに対する設定が面白さにもシリアスさにも大きく寄与している。

全体としては、高校を舞台としたデミ女子高生、デミ女教師と男性教諭の日常もの。だが、脚本・構成が秀逸で各エピソードがあっというに感じる。エピソードの引き方がうまく、ほっこりとした気持ちで終われることが多い(緊迫した終わりのエピソードもあるにはある)。終盤のドラマ(第11話)はclichéではあるが、"機能するCliché"であり何ら問題ない。むしろ、、よかった。ぐすん。最終12話は1つ前のエピソードで展開されたドラマから、「せんせーとデミちゃん達の日常」にきっちりと戻しつつ、第1話を踏襲しながら上手くまとめていたと思う。とても良い幕の引き方だった。

お話の中心となる高橋教諭を(僕でも声だけでわかる)諏訪部順一氏、バンパイア女子高生・ひかりを本渡楓氏が演じている。ひかりがとにかくかわいらしい。元気はつらつな女子・・・高校生にはあまり見えないのだが・・・自身がデミであることでの「陰」をもちながらも、元気に明るく過ごす女子を好演している。

―― 作画
静止画としても動画としても上の上。
キャラデザはいずれも好ましい。デミ3人娘はいずれも可愛らしく、デミ先生もサキュバスの名に恥じない。比較の問題でThe最高とはいえないが、アニメーションとして上質。特にバンパイア娘・ひかりの細々とした動きは愛らしく、みていて楽しい。顔芸もふくめた表情の描写が秀逸だし、3枚絵回しを上手く使ったコミカルな演出も良かった。

随所に「視覚言語」を盛り込んでいて({netabare}ひまりと高橋先生の下校シーン、車道外側線を挟む二人→おなじ歩道を歩く二人、など{/netabare})、こった作りになっている点も良かった。図書室で並べた本のタイトルには結構笑った(視覚言語ではないですが)。

―― 声優・演技・演出
会話が軽快に交わされる会話劇の側面もあるが、先に述べたとおりキャストのいずれもが秀逸。
高橋先生とひかりの会話は聞いているだけで楽しい。サキュバス先生の表の声と裏の声はさすがのひとこと。後半にキャラ崩壊を起こしていく雪女・ゆきも楽しい。全話を通して、ひかりの演技は賞賛に値すると思う。個人的には、第1話のデュラハン・まっちーの愛想笑いのシーンの演技が作画面も含めてとても良かった。

また、脚本のせいか原作のせいかはわからないが、作中で語られる日本語が綺麗だと思った。ひかりの話す言葉は少し強調された軽いノリの現代の女子高生なので例外だが、たとえば京子や雪が高橋に向かって話す言葉や小鳥遊家での会話シーンなどでは「丁寧な日本語」で脚本が作られている印象を受けた。舞台が高校であり、対話の一方は「先生」なので当たり前と言えば当たり前なのかもしれないが、良い意味で気になった。

―― OP・ED・劇伴
OPは、おそらくこの作品のために作られた楽曲だと思う。OP作詞が彼の方で驚いた。作品によくマッチしていて、気分をあげてくれる良い楽曲だと思う。EDは一転して落ち着いた雰囲気。気持ちの底を持ち上げてくれる気がして、こちらも好き。本編中の劇伴は「使い方がうまい」という印象を持った。曲自体はこれといって印象に残っていないものの、とにかく使い方、さし込み方がうまい。

以下、思うこと(長い・・・長いです){netabare}

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そうはいっても、頭を手で持って運ぶのはやっぱり怖く、いかがなものかと思う。

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「海外の反応」とあわせてみていた。「海外の反応」動画としても、結構楽しい。

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サイエンスフィクションっぽい一面もあるが、そちらに関しては粗っぽい印象はある。雪の氷・冷気の発生に関しては、熱力学の大原則が抜けていて「そうはならんやろ」な部分もある。京子の「首」の理屈には無理があると思う(量子云々は深く知らないので何とも、でも、10話での量子論の説明自体は「おっ」となった)。サキュバスの能力は科学的論証ゼロだった。なんとなく辻褄が合いそうなのは、バンパイアだけだったかな。いやでも、経口摂取で貧血おさまるものなん?

一方で、細部の理屈には違和感を感じるところがあるものの、作品が語る人文学的・倫理的主張にはおおむね同意する(↓)。

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自称社会派・人権派やらフェミニストやらにこそみてもらいたい。そして、本作に対する感想なりレビューなり考察なりを公開してもらいたい。それを元にその人を信用するかしないかを判断したいので。特に、前半のエピソードに対して、テレビや雑誌やらで物言う「ゆうしきじん」な方々がどのような言葉を並べるか、興味がある。

・・・僕自身の人間性を疑われることを覚悟をしつつ。{netabare}

本作のデミなる存在が、社会的マイノリティーの代置たり得るという点は、いまさら指摘するまでもないことと思う。作中でも「差別」を口にしている。

ところで、「個性化・多様化」に関連して道徳の教科書に採用されたり(おくすり問題で)議論を呼んだりしたあの有名な楽曲、「世界で一つだけの花」が僕は大嫌いである。おくすり問題はラチ外なので気にもしていない。この詩がもともとはまるで違う観念のなかから出てきたものだということもよく知られた話だが、言葉は受け取った側が解釈するものなので、作詞者の実態もここでは考えていない。

嫌いな理由は、この詩が100点満点にすると50点にしかならないと思うから、そして、詩自体に矛盾が見えてしまうから。以下に対しては、批判や反論は当然あるものと思いますが、僕の一方的な主張として流していただければ幸いです。

A) どんなヒト(ここは「ひと」でも可)でもみんなOnly Oneなのだから、君は君のままで良い。

これはその通りだと思う。現実はどうか。こと、日本においては「みんなとおんなじOne of them」に押し込めることから始まるように思う。
これはこれとして、しかし、

B) そんな君のまま、君はひと・人間として生きていく

がこの詩にはない(バケツの中、花束をどう捉えるかによるが、Only Oneほど明示されていない)。

A)の上にB)が成立して初めて、つまりはどんな形であれ他者と関わってはじめて、「ひととして生きる」が充足されると思っている。別に経済活動に参加しなきゃならないとか、社会貢献がーとかではなく(あればなお良いのはその通り。でも、なんなら、ここ[あにこれ]でぽちぽちサンキュー押すのだって他者との関わりだと思ってます)、他者との関わりを考えずに「とりあえずそのままでいいよ」は無責任だと思う。だから50点。もちろん、状況によっては簡単にB)を実現することが出来ない場合もあるだろう。それは承知の上で。

歌詞の中に「それなのに僕ら人間はどうしてこうも比べたがる?」とあるが、これが矛盾だと思うところ。はじめて聴いたときから「馬鹿なのかな?」と思っていた。当たり前じゃないの、比べるからこそ「他とは違うonly one」たり得る。この「比べる」が順位付け(No.1)に対する批判として持ってこられたのは間違いないだろう。でも、1番2番を比べるのも、同じか違うかを比べるのも、本質的に同じではないだろうか。ヒトは物事を比べる生き物であり、そうであるからこそ、ひとはひと同士の間で比べられるものだと考える(ヒトに限らず、でしょうけど)。比べる・比べられることなく存在する「only one」が成立する世界は、個体数1の世界でしかない。比べた上で理解・認識されたOnly Oneだからこそ、その違いが何に由来するのかがわかり、かつ、必要であれば助けることも助けられることも可能になる。大前提ではないか、と。

僕にとってこの曲はダイバーシティ・多様性の尊重をうたったものではなく、手段の伴わない目標、すなわち夢想にしか思えない。見たい側面だけを見て、コインの裏側をさも忌避される物のような雰囲気に仕向けている様に思えてならない。だから、この曲が嫌い。

では、いかなるOnly Oneなものも「ひと」としてあるためには、すなわち、A)かつB)が満たされるためにどうしたら良いか。ここまで偉そうに言っておきながら、残念ながら答えはわからない。でも、可能性があるとすれば(これもありきたりですが)C)相互理解と(お題目ではなく手段/実践としての)多様性の尊重だろうと思う。

本作では、第1話からこの点に真っ向からぶっ込んでいる。先に挙げた町京子とクラスメート(ひかり以外)と会話しているシーンがこれにあたる。"デュラハンである自分の体質"を町が口にしたとたん、クラスメートは腫れ物に触ることを避けるかのように話題を変える。「違う」ことには触れない、触れてはいけないというこの空気。相互理解の真逆を行く日本の風潮をスタート時点でぶち上げている。そして、作品全体を通してB)彼女らがデミ、かつ、ひととして生きる姿を描き、C)相互理解/違いの尊重にむけた「デミの特徴・性質」の理解を高橋教諭が実践している。それが、第11話でC)に向かう学生の意識変化として結実する、という展開となっている。もちろん、第11話はデミちゃんsと高橋先生の間でのハートウォーミングなお話しが主題だが、その土台にあるのはA)->C)の展開だと思う。

僕が本作を評価するのは、お題目のみの「Only One」やら「共生」やら「相互理解」をぶち上げるのではなく、「ちょっと違うけど、ひととして生きていく」ことを全面に押し出しているから。その上で、ともすれば暗い物語になりかねない問題を真正面から扱いつつも、コメディーとして成立させていることがすばらしいと思う。

上で述べた問題は突き詰めるというか並行するものとして、さらにドロドロとした事柄を孕む。が、コメディー作品としてきっちりまとめた作者・アニメスタッフの意を汲むなら、必要以上に踏み込むべきではないのかもしれない。という建前で、ここら辺で留める。{/netabare}
{/netabare}

[2020/09/07 v1]

投稿 : 2024/06/01
♥ : 29

71.2 14 ファンタジーでコメディなアニメランキング14位
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (987)
5221人が棚に入れました
イリヤは穂群原学園に通うごく普通の女の子。ある日、飛来してきたカレイドステッキの人工天然精霊マジカルルビーによって、強制的に契約を結ばれ、魔法少女プリズマイリヤになる。本来のカレイドステッキの持ち主の魔術師・遠坂凛に命令され、冬木市に眠るというある危険なカードの回収の手伝いをすることになる。

声優・キャラクター
門脇舞以、名塚佳織、植田佳奈、伊藤静、高野直子、松来未祐、杉山紀彰、七緒はるひ、宮川美保、伊藤美紀、伊瀬茉莉也、加藤英美里、伊藤かな恵、佐藤聡美
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

長期に亘る外伝アニメ化シリーズの礎を築いた偉大な?ロリ作品

『Fate』シリーズのイリヤが魔法少女に!?
外伝漫画シリーズ(未読)のアニメ化作品の第1期目。


【物語 4.0点】
単体で観ると、どぎついロリ成分と、マニアックな萌えに時々むせ返りそうにはなるもののw
『Fate』を魔法少女物の王道に置き換えた、まずまずのスピンアウト。


ですが、その後、4期『~3ドライ!!』+劇場版まで視聴した上で振り返ると、
優秀な1期目だったと評価がアップします。


ロリっ娘コスプレ趣味に訴求した「クラスカード」設定も、
『~3ドライ!!』までにこのシリーズなりの「聖杯戦争」として、
ある程度説明が成され。

美遊の過去も『~雪下の誓い』にて判明。


その上で本作を観ると、
イリヤの弱気で泣き虫という平凡な魔法少女属性についても、
冷徹な魔術理論に基づいた『Fate』の世界観に対して、
理論をひっくり返す奇跡をもたらす魔法少女像が追求されていると分る。

ライバル魔法少女・美遊の、
不器用で、ボッチになりがちだけど寂しがり屋な属性についても、
理由を知った上で再確認すると、いじらしくてニヤニヤできる。

など、この1期は後で壮大な展開を上乗せしても崩れない土台となるよう、
考え抜かれているな~と感心します。


一方で、肝心のイリヤの正体など、謎も多く、
シリーズは未だ底を見せていない。


私のツボ:{netabare}第四話にてイメージだけで空を飛んでしまうイリヤと、
物理法則に基づいて足場を築いて空を“跳ぶ”美遊。
による性格の違いの明確化。{/netabare}


【作画 3.5点】
描き込んだのは、入浴多めなイリヤちゃんの、
透き通った小学生の白肌だけじゃない!

シリーズ通じて、高橋 賢氏をアクション作画監督に据え、
戦闘シーンが熱い『Fate』ブランドに寄与している。


【キャラ 4.0点】
ここは魔境・深夜アニメ。女児に夢と称して玩具を売りつける必要がない。

それを良いことに?視聴者に魔法幼女萌えを煽るロリコン・ルビーさん
&生真面目な毒舌でキャラを貶める・サファイアさん。
両・魔法ステッキが大放言w


その他、“年増ツインテール”こと遠坂凛
VS“高慢ちきな金髪縦ロール”ことルヴィア
のギリギリ魔法少女舌戦。

より“お兄ちゃん”属性に拘束された衛宮士郎。

実は高校より小学校教師の方が似合っている?藤ねえ。

などなど『Fate』キャラを絶妙に壊し、ファンの腹筋を攻撃w


一方、イリヤ同級の小学生たちもやがて、
元気属性は無邪気過ぎてアブナく、
“腐る”女子は朽ち果てて{netabare}BL{/netabare}の沼にハマっていくことになるが、
本格的に壊れるのは2期『~2ツヴァイ!』からで、
1期は種蒔きのクール。

ただ、最後は、{netabare} 魔法少女ペアの濃厚接触
→地球より重た過ぎてドン引きする二人の友情(※一方通行){/netabare}
で締めくくり、波乱の次期に向け助走は十分で、
“大きなお友達”だけに向けて暴走する方向性が確定w


【声優 4.0点】
イリヤ役は本編と同じく門脇 舞以さん。
時に、ロリ特有の気の遠くなるような情けない高音域をかすれさせながら、
平凡な日常をぶち壊す各種ハプニングにツッコむ。

けど、やる時は涙を堪えて、勇気を振り絞るピュアな女の子を熱演。

(この外伝に慣れてしまうと、バーサーカーを引き連れている方のイリヤちゃんは、
一体、どこで道を間違えたのだろう?と悔恨してしまいますw)

美遊役の名塚 佳織さんも寡黙で、時にズレた真面目発言を重ねるなど
周囲がボケ通し、ネタを提供しまくるので、ツッコむイリヤ役の負担は大きいw


その他、本編からのキャラ役も含めキャストはシリーズ通じてほぼ不動。

それだけに、「カレイドステッキ」サファイア役・松来 未祐さんの早逝は、
ポッカリ穴が開いたようで、返す返す惜しまれます。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は加藤 達也氏。明快なメロディーでギャグと魔法戦に無難に対応……。
と行きたい所ですが、問題は曲名。

「少女の日常」に「少女のじゃれ合い」。「少女、絡まる」に「少女よ星になれ」
と全曲名に“少女”を付す執念で、ロリアニメのアイデンティティーを確立w


『Fate』と言えば処刑用BGM「エミヤ」。
数あるバリエーションの中でも実は本作の「少女進化!」が私のお気に入りだったり。


OPはChouChoの「starlog」。他に挿入歌も一曲。
後に4期『~3ドライ!!』のOPも歌う。
『イリヤ』とは『ガルパン』に次ぐ縁の深さ。


EDは声優ユニット・StylipSの「Prism Sympathy」が、
小学生イリヤのキラキラした日常を既成事実化。

(因みに、後に、この曲が再起用された『~3ドライ!!』4巻付属OVAの運動会ダンスは、
ロリコンを即死させる危険な宝具らしいので、該当者は絶対観ないようにw)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 25

tachibana さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

実はFate 全部見てないんですよね~

何がいいか、もちろんopです。w
素晴らしいメロディーのこのopはChouChoさんの『starlog』です。
いや、もう。何と言えば伝わるのか分かりませんが、Chouchoさんには珍しい(?)アップテンポ(?)な曲でテンションがあがりますよね!
このアニメを見始めてopがChouChoさんだと分かった瞬間、視聴が決定しましたww(元々ChouChoさんのファンだったので)
9話の挿入歌「kagami」もこのChouChoさんが歌っており、テンションが上がり、一回転して感動しました。(笑)

ここで、少しChouChoさんの曲のステマ(?)…………もとい紹介をしておきたいと思います
ChouChoさんは
『カワルミライ』(神様のメモ帳op)
『authentic symphony』(ましろ色シンフォニーop)
『ハルモニア』(空の軌跡ed)
『優しさの理由』(氷菓op)
『DreamRiser』(ガールズ&パンツァーop)
『空と君のメッセージ』(翠星のガルガンティアop)
などの曲を歌っていらっしゃいます。(正確には『優しさの理由』より前は「ちょうちょ」という名前)
是非聴いてみて下さい!おすすめです!!
ん?紹介になっているのか、これ?

因みに二番の途中で「彼こそ~~」って言っているように聞こえる部分(笑)は「kaleidoscope」って言ってます。
kaleidoscopeの意味は「万華鏡」です。
どーでもいいですか、そうですか。

edは………………普通の良edです。
StylipSが歌っている『Prism Sympathy』です。コレ聴いて寝るとよく寝られそうな気がします。(適当)
作詞はこだまさおりさんが担当しています。
こだまさおりさんについては『氷菓』のレビューにでも書きたいと思います。

さっきから()とか「」とか『』とか打ちすぎて疲れました。
どーでもいいですか、そうですか。


疲れたので、そろそろ本編のレビューを書きたいと思います。(笑)

最初に言っておきますが、この作品はFate/stay nightや、Fate/Zeroを見なくても全然ついていけます。
まあ、ぶっちゃけギャグアニメみたいなもんなんで、気楽に見ればいいと思います。(笑)
イリヤの性格とかが変わっていても無視です。いやー並行世界って便利っすねー(棒)


さて内容ですが、このアニメのストーリーを表すのにぴったりな二文字があります。
ズバリ!
『王道』
です。これに尽きます。

このアニメはとにかく魔法少女もののテンプレストーリーをそのまんまなぞっています。
なので、「面白くないと思う人もいるんだろうな~」という感じでした。
しかし、友人の言葉を借りると、「王道だから強い」のです。
テンプレというものは言わば完成されているので、ある程度は満足できるんです。そこにないのは意外性だったりするわけですが。(杖が喋ったりするのもな○はさんで見ちゃいましたしねww)
あとこのアニメの特徴はとにかくあざとい!
「あ〜狙ってますね~~~(・。・)」
みたいな構図、シーンが多いこと多いことww
もう少し自重して、もっとやって欲しかったです。(錯乱)
まとめると、
・魔法少女ものが見たい
・Fateのキャラが見たい
・ロリ成分が欲しい
・ChouChoさんのopを聴きたい
なんて人なんかは見るといいのかもしれません。


ここで豆知識なんですが、これでもかっ!というほどあざとかったイリヤちゃんについて。
実はこの作品がやっていた2013年夏期にこのアニメの主人公(イリヤ)の中の人、門脇さんがこの他にもう1作品主人公を務めていました。(幻影ヲ駆ケル太陽の太陽あかり)
当時、私は門脇さん大丈夫かな~って思ってましたね。

知ってるだって?そんなもん関係ねぇ!!
オチ?そんなもんねぇよ!!(`・ω・´)

幻影ヲ駆ケル太陽のopも超良作ですよ~!!
どーでもいいですか。そうですか。

最後に、
今回のレビューは特にグダってましたが、最後まで見ていただき、ありがとうございました。
m(_ _)mm(_ _)mm(_ _)m

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6

あしすと さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

自分はB級アニメが好きなのだということをつくづく実感しました(笑)

現在放送中のFateを、1期も含めてハードディスクで寝かせているのですが、それ以前のシリーズを全く見たことがなかったので、ここ数週間で頑張ってFateシリーズを一気見しました。

疲れましたw

実は最新シリーズはまだ見ていないのですが、それはFate/stay nightのルート違い版でしょうから、現時点でFateシリーズの世界観自体はだいたい分かったと言ってしまうことはお許しを(笑)


それで話を戻しますが、自分はFateの中ではこのプリズマイリヤが一番好きでした。

その理由が、タイトルのように自分が「A級アニメ」よりも「B級アニメ」のほうが好きだからです。





以下、例によってプリズマイリヤのレビューではなく、私個人のアニメの趣味嗜好の話題になりますw


まず、私がどのような作品を「B級アニメ」と考えるかですが、結論からいうと
・【物語重視】のアニメがA級、【キャラクター重視】のアニメがB級と考えています。
・つまり、キャラが【あざとい】作品がB級ということです。
・極端なことを言えば、主要キャラをハゲでデブのおっさんと大阪のおばちゃんに置き換えたとしても面白い作品ならA級、そうすると面白くなくなるならB級です(笑)

あ、もちろん、A級B級の基準は人それぞれだと思いますし、そもそもそういう分類をしない人もいるでしょうから、この分類は一般的なものではなくあくまで私の個人的なものと思ってください。

また、A級のほうがB級より優れているということではありません。
アワビやらフカヒレやらの中華料理フルコースと、ラーメン餃子チャーハンセットがあったとして、どっちのほうが料理として優れているというわけではないと思いますし、さらに言えばそもそも比べるものではないでしょう。


で、そんな中で私は、迷うまでもなくB級アニメが好きだという話ですw

Fateシリーズの中では、stay nightとZeroのいわゆる「本編」はA級でプリズマイリヤがB級ですね。

自分にとってのこの作品の一番の魅力は、魔法少女やらバトルではなく、イリヤのツッコミ可愛いところでしたw

なんていうか、イリヤはツッコミの言葉のチョイスが上手いキャラだと感じたのです。

いじられツッコミ型という意味での同タイプキャラとしては、自分がかなり好きなキャラとしてトリニティセブンのリリス先生が思い浮かぶのですが、むしろイリヤのほうがツッコミのバリエーションが豊富だった気がします。

近々作ろうと思っているBEST10の「ツッコミキャラランキング」では、イリヤはかなり上位にランクインしそうな気がしています。(…といっても、それは私のさじ加減ですが 笑)





余談ですが、同タイプ設定の作品ならやっぱり自分はB級のほうが好きかなぁと思います。

結城友奈(まどマギは未視聴)とプリズマイリヤだったら前者はA級、後者はB級だと思っていて、個人的にはイリヤのほうが好きですし、
私がこよなく愛するストブラはB級ですが、アニメ化範囲内では設定が似ているのは事実であろう禁書はA級(B級寄りではあるがA級だと思っています)であり、もちろん個人的にはストブラが神アニメですし(笑)、
最近の話題作品ならSAOはA級(これもB級寄りではあるがA級かな、と)、ダンまちはB級という感じですが、アニメとしてはおそらくSAOのほうが好きかもしれないんですけど、原作に進む可能性が高いのはダンまちのほうという気がしています。


ま、例によって脈略のないレビューでしたが、これは仕様ということでお許しください(笑)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

68.6 15 ファンタジーでコメディなアニメランキング15位
夜桜四重奏 ハナノウタ(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (756)
4514人が棚に入れました
あの世とこの世の間に存在する桜新町では、次々と奇怪な事件が頻発していた。ツンツンしつつもすぐに凹む“ツンヘコ”町長のヒメ、ヒメを支える秋名、妖怪サトリのアオ、半妖で言霊使いのことは、4人組が事件解決に挑んでいく。

ヤスダスズヒトのマンガ「夜桜四重奏」はテレビアニメ第1期、OVAと2度アニメ化されていて、今回のテレビアニメシリーズが3度目のアニメ化。

声優・キャラクター
福圓美里、梶裕貴、藤田咲、沢城みゆき、小野大輔、戸松遥、又吉愛、茅野愛衣、桑谷夏子、松本さち、田中理恵、大久保藍子、関智一、加瀬康之、高垣彩陽、いのくちゆか、水原薫
ネタバレ

千秋 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

妖怪、半妖が共存できる街。摩訶不思議なハチャメチャノリ。

全13話

焼き直しで前期未視聴で問題ないと聞いたが話がよくわからないまま進んだ。登場人物が多く誰がどんな人物で妖怪なのかなかなか入ってこず。面白そうな雰囲気はあるが、キャラも悪くなさそうだが…。不思議なほど面白くなかった。7話までわけがわからず進みようやく理解してきたがたいした盛り上がりもなくラスボスとの対決が終わった・・。2期あるのかな。

はちゃめちゃなノリが苦手なのが大きいかもしれないが、その中ではギリギリ完走できたかな。
姫が町長である意味あったのか?わかりづらくなっただけで、必要なかったように思えてならない。

{netabare} あちらの世界と融合する事の重大さが今一つ伝わらない。
敵の正体とその目的が不明の為に危機感を感じないまま進む。7話でようやくわかって来たが、それまでは妖怪がどうこうより、町長である話が重要かのようだった。姫が町長である意味を感じないのに強調されても。
「事件」頻発ってあるけど何の事件が起こってるのかさっぱりだった。
敵の目的も町長選の為の汚い手を使った人がいるくらいしかわからんかった。話も根本は面白いんだけど持ってき方があんまりにもだな。9話からやっと面白いと思ったけど、う~んやっぱり終わりが面白くなかった。あと・・妹の存在も微妙。何であんなに鬱ってたのか不気味。手品の域を越えすぎだし妖怪にしか思えん。 {/netabare}

舞台
人間と妖怪が共存する桜新町。

登場人物
{netabare} ヒメ:高校生。町長である事の責任を強く感じている。らしい・・・。
恭介:姫の秘書で目付役。正体は鬼の18歳。本気になるとツノが生える。秋名と幼馴染。シスコン。
桃華:恭介の妹(正体は鬼。16歳。)
小姫:ヒメの従妹。隣町の町長に立候補。
秋名:真人間。比泉生活相談事務所の所長。チューニングのお役目を継ぐ家系。
アオ:心を読んだり精神干渉出来るサトリ。比泉生活相談所の所員。15歳。動物の耳。
ことは:言葉を物質化できる言霊使い。半妖。比泉生活相談所のバイトで高校生。メガネっ子。
じゅり:桜新町の唯一の妖怪医だがエロそうなナース服を着ており町のアイドル。

リリィ:桜新町に迷い込んだ迷子の少女。
{netabare} 雄飛:桜新町の区の区長で、その区の土地神。。少年の様な外見の推定年齢200歳以上。
八重:雄飛の妹。土地神。
マリアベル:雄飛の付き人。22歳。元人間で一度死に生き返った人造人間。不死。
館林水菜:桜新町の住人の双子の片割れ。5歳。吸血鬼と人魚のハーフ。人魚の血が濃く水に浸かると成長する。血、水、日本酒が好き。
館林火菜:桜新町の住人の双子の片割れ。5歳。吸血鬼の割合が濃く血を飲むと成長する。水菜とは正反対の性格で大人しい。
観月獅堂:警官で館林姉妹の保護者。怪力?
東 鈴:ラーメン屋(宝々蘭・ほうほうらん)の住み込みバイト。15歳。不死人。
円神:桜新町で起こる奇怪事件の黒幕。かつて人柱にされた円陽の子孫。七郷を使い二つの空間を繋げようとしてる。この世で唯一あの世を知っている。
{/netabare}
元老院:妖怪を監視し人間を守る組織 {/netabare}

{netabare} 1話
{netabare} ノリが何となく面白そうだけど・・。とりあえず様子見。 {/netabare}

2話
{netabare} パンツとか微エロ入ってるけど許容範囲内。面白くなりそう。 {/netabare}

3話
{netabare} いつもマフラーしてる、おやつにラーメン摂取しすぎな子・ヒメが主役かと思ってたけど、事務所の所長が主役なの?ヒメかなぁ?
妖怪が本来住むべき世界は少し違う時間に存在していて、そちらだと老いず、不死身。今の世界だと老いて死ぬ事もある。あちらに帰すチューニングの役目を担うのがアキナ(男で事務所所長)だけど、妖怪でも能力を抑える何かを身につけていれば見た目は人間だし友達だし、世界がいいところかわからないし、チューニングすると消えてしまうから殺人と同等だと本人は思っているからしないみたい。とりあえず設定が少し判明した。
絵は好きだし色使いも好き。雰囲気はすっごく面白くなりそうなんだけど、ここまで人物もほぼ理解出来なかったし、今でも少しわかっただけ。つかみどころがなくて3話見てる間も切ってしまいそうな勢いだったけど、今後に期待して継続。 {/netabare}

4話
{netabare} チューニングや、妖怪の世界とこっちが同一化され元々いる妖怪達に影響が出るかもな話が20分のうち5分程しかない。関係なさそうに見える町長の話や桜が咲いたことに危機感なくエロ日常回が延々と続く。町長である部分を何故そんなに強調?姫と呼ばれる女の子が、親から受け継いだだけ。 {/netabare} {/netabare}

あらすじあにこれの
{netabare} あの世とこの世の間に存在する桜新町では、次々と奇怪な事件が頻発していた。ツンツンしつつもすぐに凹む“ツンヘコ”町長のヒメ、ヒメを支える秋名、妖怪サトリのアオ、半妖で言霊使いのことは、4人組が事件解決に挑んでいく。 ヤスダスズヒトのマンガ「夜桜四重奏」はテレビアニメ第1期、OVAと2度アニメ化されていて、今回のテレビアニメシリーズが3度目のアニメ化。 {/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 24

ARENO さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

みれば絶対に好きになる!キャラクターたちに注目!!

~☆要素☆~
妖怪×人間×半妖×共存×バトル


まず、基本情報から(^^)/
夜桜四重奏~ハナノウタ~は、2006年に放送された夜桜四重奏~ヨザクラカルテッド~のリメイク版です。
声優こそ変わらないものの、こちらの方が絵柄もストーリー構成も親しみやすいと思います。
個人的には、ハナノウタのほうが好き♪
原作はヤスダスズヒト。デュラララやデビルサバイバーのキャラ原案などで携われている方です。

ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・--・-・-・-・-・-・-・

上記の通り、ヤスダスズヒトさんを意識されたのだろうと思われる点が
アニメにたくさん隠されています。
たぶん、デュラララを知っている方なら、にやにやできるところが
多いはず!!たとえば、あるキャラがデュラに出てくる誰かさんに
そっくりだったり。あと、OPでは夜桜のある人物の行動がデュラの某有名キャラを連想させるワンシーンがあったり…それがなんと、2つのアニメで同じ声優さんが演じられているんです!(偶然?)


ストーリーは、かなりおもしろかったですっ(*^-^*)


ただ、問題点は少しあって…
まず、1話から4話ぐらいまでは、はっきり言って面白くないし、
意味不明な点も多々。
たとえば、話のつながりがほとんどないので(4話までは)ストーリーが
単調だったり、キャラが使う技にも慣れるまでは分かりにくかったり
するかもです。


でも、5話からは、話に一気に深みが増してぐんと面白くなる
ので、そこまでは辛抱してぜひ視聴し続けてほしいと思います!!


5話から7話までは、ストーリーのテンポもよく、バトルシーンなど
登場人物1人1人の活躍がすごく楽しめます!
町民を守ろうと奮闘するヒメちゃんがかっこよかった♡


それから、8話以降はじゅりさんの姉妹話に泣かされました。
それから、元老院でのやり取り。
秋名がヒメのマフラーつかんで引き寄せたシーンには
きゅんと来ました( *´艸`)
ただ少し残念だったのは最終話ですね~。
もう少し、ギンと秋名のはっきりした決着が見たかったです。



あと、私がこのアニメで好きになったのは、キャラクター達です!
全話視聴後には、本当にみんなお気に入りになりました♪

個人的な感想ですと、ビジュアル的にはアオが好き(*^^*)
ちょっと天然っぽかったり、言動とかいちいちかわいいです!

でも、やっぱり全体的に見ての一番はヒメですかね~。
戦っているときはかっこいい、でもいつもは恭介を困らせてばっかで
大食い、泣いたり笑ったり自由なところが好き。
そういえば、最終話のエンドロールのお祭りシーン。秋名と並んで
いたときのヒメがすっごくかわいくて印象に残ってます。


区長も謎キャラだから面白いし、ことはも頼りになるキャラ♪
りらも、悪役のように見えて最後にはお姉ちゃん思いの妹でよかった!

忘れちゃいけない秋名も!
比泉家とお役目のことで苦悩してましたね。
ちなみに、私は普通の秋名よりも、力を使った副作用で
髪の毛が伸びたバージョンのほうがいいな~って思ってました。
(最終回のはやりすぎだけどww)


あーそうだ、問題点その2!
パンチラとかがちょくちょく出てきます。
まあ、許容範囲だと思うのであまり過敏にならず、ちょっと
目をつぶってストーリー重視でお願いしますm(__)m
(もし、そういうのが苦手な方は!)

OP,EDはどちらもとってもいい曲で、iPodに入れて
よく聞いてます♪

特にOPは聞いてるだけで元気になれる曲!
UNISON SQUARE GARDEN の歌う「桜のあと」
おすすめの1曲です


それから、声優紹介!!
秋名役、梶裕貴 ・ことは役、沢城みゆき ・恭介役、小野大輔・
・アオ役、藤田咲 ・桃華役、戸松遥 ・リリィ役 茅野愛衣

などなど!!すごーく豪華!
ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-

このように、見ているうちにストーリーもキャラも大好きになっちゃう
作品です。
そんなのアリーって突っ込みたくなる部分もちょっとありますが、
それも一緒に楽しんじゃってください(^^)/


ぜひ1度、観てもらえたらなぁ~っと思います!!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

2度目の正直

漫画原作。
同作者が関わったアニメ化作品としては、『デュラララ!』があります。
デュラララ!は小説原作で、夜桜四重奏の作者のヤスダスズヒト氏はイラストを担当。
だから内容が似るという理屈にはなりませんが、キャラ立ちが抜群によく、特定の主人公だけでなく全登場キャラにドラマを持たせる作風。アカ抜けした洒落た雰囲気などは何故か通じるものがあります。

じつは、夜桜四重奏の名を冠するアニメは以前にも存在しており今回が初のアニメというわけではありません。
お、アレの2期が今更か?
と、このアニメが発表されたときは一瞬思いましたが、蓋を開ければ続編ではなくリメイク。
前回は色々と微妙だったので、リメイクになるのも納得ですが(^_^;


大まかにザックリと一言で表現するなら、”妖怪バトルもの”といって差し支えない本作。
人間と妖怪とが共存する町で起こる、様々な事件がストーリーとなります。
野望や陰謀、裏組織や町を取り巻く歴史など、舞台背景や設定などはそれなりに用意されていて、要所要所でそれが明るみになり物語が動いていく構成。
ですが、本作の主軸はその謎や事件を追うことではなく、そこに暮らすキャラ達の人間ドラマが中心になっています。
主人公格は町長を務める女子高生と、妖怪を別世界に送り出す能力を持った一族の青年ですが、この2人の物語だけでなく、様々な事情を抱えた人間&妖怪達が何を思い、何を悩み今に至っているのかを、日常のエピソードと発生する事件を通して描いています。
このへんがリメイク前の前作との違い。
前作は1クールにまとめて納めるために多少原作をイジって、一つの大きな事件を中心にした構成になっており、事件解決で物語が畳まれている。いわゆる王道的なバトルものの体。
一方の本作は原作準拠。バトルや事件も発生しますが、数話で決着する短編エピソードの集合体といった形態です。

一長一短はありますが、このスタイルのほうがサブキャラを活かすには合っています。
根底にはシリアスで重いストーリーが流れているんですが、エピソードが分割されている事と、日常パートが比較的明るい雰囲気なので視聴してて鬱な気分になることは少ない。ガス抜きが上手く出来ています。
この、いい意味での軽さは前は感じられなかった良さ。
パンチラ、というよりパンモロといった方が正しい下着の見せ方も然り。
ああもアッサリと露出されると、エロさはあまり感じないッスよね。まあ、それでも目はいっちゃいますがw
パンツの柄や色もキャラの個性に富んでます(〃'▽'〃)


各人の個性や能力のバリエーションの広さも手伝って、バトルは結構な見応え。
よく動くし、見せ方にも迫力があり映像的な出来としては高い水準だと思います。ただ、物語の内容のせいでイマイチ爽快感に欠けるのが難点。
結局、大騒ぎした戦闘の割には結末が曖昧でスッキリしない。
敵を調伏しない場合、主人公側の活躍に圧されて敵が撤退していく、というのはバトルの決着の基本ですが、半笑いで余裕を持って退却する敵の姿なんか見せられてもモヤっとするだけです。
この作品、そんなのばっか。
原作が連載中だし伏線を残したいのは重々承知していますが、おかげで視聴終了しても”終わった感”がまったくありません。
ちゃんと続編が作られるならそれでもいいですが、このまま2期がないとしたら?・・・・
オリジナル要素を入れてでも区切りを付けたリメイク前の方が、まだ誠実な作り方だった、とも思えます。
アニメ出来も、キャラの魅力も、こっちの方が上なのは間違いないんですが、難しいところです。


ともかく、続編ありきの作品。
本作だけだと「序章」といったところ。
いろいろとバラ撒いて終わっているだけなので、もし2期があるなら、その時に合わせてご覧になった方がよろしいかもしれません。
さすがに、3回目のリメイクはないでしょうからw

投稿 : 2024/06/01
♥ : 27

66.1 16 ファンタジーでコメディなアニメランキング16位
アルカナ・ファミリア -La storia della Arcana Famiglia-(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (703)
3984人が棚に入れました
地中海に浮かぶ小さな島「レガーロ島」を舞台に、特殊な力を持つ組織「アルカナ・ファミリア<神秘の家族>」のボスの娘・フェリチータ(主人公)を中心とした運命と絆を描く。フェリチータがアルカナ・ファミリアの一員となり3ヶ月が経ったある日、父のモンドは「アルカナ・デュエロの優勝者にボスの座を渡し、俺の娘のフェリチータと結婚してもらう」と宣言する。アルカナにまつわる真実を知るために、フェリチータはデュエロでの勝利を目指す。
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

最終回・・・あの謎は今?

<最終回(12話)の感想>

いよいよアルカナデュエロ開催の日がやってきた。
果たして、決着はつくのか・・・と期待に胸膨らませて観始めたw

{netabare}がしかし、うーん、、やっぱりそうなるか。 {/netabare}


強くなければ優しくなれない、優しくなければ・・というセリフ
どこかで聞き覚えが・・で、結局「成長」がテーマだったのかな。
{netabare}
しかし、いくつかの謎が解けてないままだよ~
眠りから目覚めない両親やホムンクルスはどうしたら良いのだ。 {/netabare}

まさか2期で? 2期があったとしても親ばかは健在なのだろうなぁ。

でもこの作品、あらためて音楽だけじっくり聴くと
なかなかOSTは良いのです。
声も豪華だったしね。 でもそれだけだったなぁ。。

--------------------------------------

<10話までの感想>

アルカナ能力に秘められた共通点と、フェリチータの葛藤。
パーパの思惑やジョリーの企み。
それぞれが、さまざまに絡み合う中、たぶん今後はあるひとつの
真実に辿り着いて、決着をつけることになるのだろうなぁと。
けっこう先が読めてきた。

恋は一人では成立しない。
ファミリーとは、大切なものを守るためにある。
当たり前のようでいて大切なこの2つが印象に残った。
------------------------------------

<6~8話までの感想>

謎の多いジョリーをはじめ、メインの登場人物1人ずつにスポットをあて
それぞれのアルカナ能力に関してのことや、個々に抱える問題など
展開していっているが、まだ不透明な部分は多い。

しかしジョリー見ていると、話し方といい雰囲気といい
某ミュージシャンそっくりで、なかなか楽しい。
---------------------------------------

原作は乙女ゲームということで、ヒロインのほかはほとんどが
男性キャストという逆ハーレムだけど、タロットを元にした
アルカナ能力でバトル展開があったりする。
でも、今のところバトルとはいえすごく平和的に見えるバトルw
女性向けに作られているからなんだろうか・・・?
個人的にはそういう性別による差異をつけるのって、
あまり好みじゃないのだけれど、エログロや血なまぐさいマフィアものに
しないほうが、この物語は良いだろうね。
だってそうしてしまうと、ギャグがあまりに冷え冷えしたものになりすぎるし
目的が別方向にいってしまいそうだしね。

今のところ、新しいボス&娘の結婚相手を決めるためのデュエロを目標に
物語が進んでいるのだろうけれど、結果は見え見えなので(笑)
まさかそれだけでは終わらないだろう、終わらないでくれと、内心期待しつつ
なにはともあれ、耳が一番喜んでいたりする作品。

アルカナに関しては、もう少しキャストの面々がその能力を発揮する
また別の機会に感想とともに書く予定。

ちなみに、これまで観た時点での印象としては、ヒロインより
いろんな個性あふれる男たちのほうが魅力的。
中でも個人的に好きなのは、ルカ(中村悠一)とバーチェ(杉田智和)かなぁ。
ルカの髪型って『氷菓』の折木くんそっくりで、しかも声まで同じ人だから
別のこと考え始めてつい集中できなくなったりするけどw 
ヒロインやバーチェ、デビトと幼馴染で執事というあのキャラは良い♪

それと、ルカの幼馴染であり、ラザニア好きの食いしん坊で、
陽気なメガネくん、バーチェのムードメーカー的なキャラと
ギャップ萌えの期待ができそうなアルカナ能力に、
彼のバトルシーンが今から楽しみだったり。
ああいう普段は不真面目でちゃらんぽらんそうな人が
いざとなるとめちゃ強くてカッコいい展開っていうのが好み。
あーそれって必殺仕事人の主水みたいだけど、おじさんは苦手なのw

欲を言えば、キャラデザとシナリオにもう少しだけクールさがあったほうが
大人っぽくて良いなあと思うのだけど、見慣れれば今のままでも嫌いじゃない。

とりあえず、3話までは何したいのかあんまり見えてこなくて
ダレるものの、5話以降で面白くなってきたからホッとしている。
ちなみに、5話でのヒロインの幼女時代が可愛すぎ!!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 29
ネタバレ

けみかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

面白いか、という話の前にまず“萌えるのか”、という話をせざるを得ないぜ・・・(´q`)

原作は乙女ゲー
少年マンガの要素を孕んだアツイ展開が売りの乙女ゲーらしいですが回りくどいこと言うなw
ようはリボーンじゃないかいw


でも単刀直入に言うと同じ乙女ゲー原作ですと代表的成功例の『薄桜鬼』はおろか、低評価が多い『緋色の欠片』の方がまだまだ面白かったですね;
まあお話を二の次、と考えても重要なのは数々のイケメンキャラがかっこよく描けているのか否か
或いは主人公たるフェリチータが可愛いのかどうなのか
っちゅー部分でそ


その辺この作品はからっきしダメダメでした┐(´`)┌
まずもうせっかくフェリチータに能登さんの声まで就けたのにも関わらず、衣装チェンジが回想と妄想の中だけってのが終わってるw
あとは2話だったかのドレスか
いくらスーツ萌えアニメだからって、スーツ姿だけ押されてもぉ・・・ギャップが必要やろ!そこは!
あれは手抜きと受け止めざるを得ない;


それに戦いの中に身を投じるキャラでありながら、フェリチータはイケメン達に守られてばっかなのはいただけない
大体がフェリチータ自身の目論見で戦いに巻き込まれているのにあれはないw
なのに最終回では意味不明に強いっておまw
これじゃただの破天荒娘やろ


イケメン達も同じ
お話の基本はノヴァとリベルタとフェリチータの三角関係、それと各々の過去と能力にまつわるトラウマの克服をめぐる成長劇
特に6話までがそーゆー展開
三角関係はまあ{netabare}(曖昧に終わることがなんとなく目に見えてましたけど){/netabare}w肝心なのはそれぞれトラウマとして深い傷を負ってる割には解決の仕方がかなりあっさりしてたところっすね
もっとドロドロの暗い話でよかったと思います
その方がイケメン達に感情移入でけたんや!


結果、面白かったのはルカ、デビト、パーチェのお笑い担当三人組(+ダンテのおっさん)にまつわる部分だけですw
真面目にw
声優評価とキャラ評価が甘いのはそのせい
特に個人的にはデビトさん、イチイチ面白いぞこんちくしょうw
たまにCパートで入る【懺悔の時間】が至高
あれだけが今回のアニメの功績と言えるw
でもたま~にしかないのよねぇ・・・それが残念ド畜生なのですよ


てか結局これってずっと内輪話でしたよねw
アルカナデュエロで勝てばお嬢様と結婚、っていう何気に重たい問題提起をしといて、アルカナファミリアっていう組織の内部分裂がちょっとづつ起こっていく・・・
でもこれがまずヌルイんよ!w
イタリアンマフィア(劇中ではあくまで自警団ですけどw)をモチーフに持ってくるのなら、もっと抗争劇ってかアウトレイジな話でええやんけw
しかも肝心のアルカナデュエロを最終回まで引っ張っておいて、バトル描写がテキトー
まさに茶番


バンクばっかりですよwどーゆーこと?w
ああ、このアニメ、、、作画がイイのは11話のフェリチータが溺れるところだけっすw
(なんであそこだけ作画いいのかw)
それ以前に事実上J.C作画陣よりもワンパック作画陣の方が仕事してましたし?


それとノヴァとリベルタのラストバトルでのつばぜり合い、最後に出した光ってあれなんや?www
君達のアルカナ能力ってそんなんちゃうやろw
なんかもうメチャクチャ\(^O^)/


っていうかその辺はもう目を瞑ります!
イチバン納得いかないのは【三角関係にさらに水を差す存在たるエルモ君(ホムンクルス)の扱いを放り投げやがったことですよw】
あの子フェリチータにときめいてたでしょ!?w
実は隠し攻略可能キャラってオチじゃないの?
もう少し絡ませようよ!お話にさぁ!
ダメだこのアニメ・・・早くナントカしないと・・・;


いやはや;
しかしまあ、ハラダチャンが歌うOPテーマだけはホント素晴らしかったと思いますわ
あれは夏期アニメで最高の曲
でもハラダチャン本編には一切出て無いってェ・・・

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19
ネタバレ

★mana★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ふりだしに戻ったので、もう一周してみたけれど、やっぱりふりだしにも・ど・る♡

乙女ゲーム×少年漫画をコンセプトにしてる作品。
逆ハーレムが乙女ゲームの部分で、アクション・ファンタジー部分が少年漫画?
いや、しかし完全女子向けな事は違いないから
無理矢理そんなコンセプトはいらないと思う!

レガーロ島を舞台にアルカナファミリアという自警組織が
トップの座(パーパ)をかけアルカナデュエロに向け一人づつが成長してく物語。
アルカナという事で、キャラ一人一人タロットの大アルカナと契約していて、
それぞれ特殊な力を有しています!

主なメンバーをmanaランキングと共に紹介しよう(・∀・)ニヤニヤ

1位・リベルタ【愚者】福山潤じゅんヤンチャボイス♪
照れた顔が可愛過ぎて悶絶♡スーツの着こなしが一番好き!
2位・デビト【隠者】吉野裕行癖ありボイス♪
シニョリーナとシエスタするのが好き!
髪下ろすと最強にかっこいい♡右目には秘密が・・
3位・ルカ【節制】中村悠一甘えちゃんボイス♪
スティングマータが舌にあるのがセクシー過ぎる♡
お嬢様大好きっ子!シルクハットが素敵!
4位・ジョーリィ【月】遊佐浩二もっと大きな声で話してボイス♪
デビト・ルカ・パーチェに毒づきながらたまに突っ込むのがまじウケるw
きっと悪い人じゃない!何だかとても大人の色気を感じる♡
5位・ノヴァ【死神】代永翼大人びたボイス♪
ノヴァの幼少期かわえすぎ♡クールぶってるけど、フェルの事想ってて素敵!
ジャッポーネ大好き、峰打ち得意!
6位・パーチェ【力】杉田智和食いしんボイス♪w
どんだけ食うの!でも、仲間想いだよねぇ♫眼鏡が黒縁なら尚ナイスだったのに…
7位・ダンテ【皇帝】小杉十郎太ベテランボイス♪
おっさんには興味はない( ー`дー´)キリッ
全力で親父ギャグばっかりじゃないかwそもそも、何で攻略キャラなんだ?w
☆特別枠☆フェリチータ【恋人達/運命の輪】能登麻美子お嬢様ピッタリボイス♪
絶対領域の持ち主、全部が可愛過ぎる!しかし、実は強い信念の持主なのだ!!

観終えた感想として、内容が広く浅過ぎて気になる事を中途半端で終わらせ過ぎ(´-ω-`)
例えば{netabare}ノヴァの親だったり(最終回の発言的に目は覚ましたっぽいけど)デビトの目の謎だったり、パーチェの母親だったり…) {/netabare}
そして、いきなりの最終回!
確かに最終回はアルカナデュエロで終わるのは分かってたけど、
色々作りが雑じゃない?私的にはもっとキャラの過去とかを掘り下げても面白かったんじゃないかと思う・・

残りの全ては秀逸!
作画はブレずにキレイだったし、音楽も良かった♫

特に恋愛要素を押していなかったから、
逆ハーレムのようで、逆ハーレムでもない作品だったかな?・・

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

75.3 17 ファンタジーでコメディなアニメランキング17位
金色のガッシュベル!!(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (539)
3383人が棚に入れました
高嶺清麿は、普通の中学校に通う、見た目は普通の中学生。だが、MIT(マサチューセッツ工科大学)の論文さえもたやすく理解してしまう頭脳の持ち主である。そんな彼はクラスにも馴染めず、不登校を繰り返し、鬱屈した日々を送っていた。
ある日、清麿の家に謎の少年ガッシュ・ベルが現れる。彼は清麿の父親から「息子の友達になってくれ」と頼まれ、はるばるイギリスからやってきた元気な男の子。退屈な日々は終わりを告げ、ガッシュとの騒々しい毎日の幕が開く。やがて清麿とガッシュの前に次々と敵が現れ、一つの事実が明らかになってくる。実はガッシュは千年に一度行われる魔界の王を決める戦いに参加させられた、100人の魔物の子の一人だったのである。
次々と襲ってくる魔物たちとの戦いの中で、『やさしい王様』になるという志を抱くガッシュ。然し彼らの前にはさらに強力な魔物が…。

声優・キャラクター
櫻井孝宏、大谷育江、秋谷智子、前田愛、釘宮理恵、折笠富美子、小嶋一成、高橋広樹、菊池正美、こおろぎさとみ、置鮎龍太郎、山崎和佳奈、山田きのこ、桑島法子
ネタバレ

スガル72 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

すごい人間達の物語

【金色のガッシュベル!!】は、清麿とガッシュの友情を軸とした、とても暖かい物語です。
私はガッシュも清麿も、その仲間たちも皆大好きですが(恋人にするなら素敵な恵か一途なスズメがいいな)、一番尊敬するのは、イタリアの大スターパルコ・フォルゴレです。
とてもオチャメで、皆から愛されるキャラ。
原作では、アニメが終了して以降のクリアノート編で描かれる、カバさんの話としてパルコ・フォルゴレという男が描かれます。
私はパルコ・フォルゴレのような有名人になりたいと思ったことはありませんが、若い頃はフォルゴレのように誰からも好かれる人になりたかったです。
私もフォルゴレのように、恐れられるよりは侮られる方がいいと思ってきました。
まあ、私なんてパルコ・フォルゴレの足元にも及ばないんですけどね。
もういい歳だし・・・
ああ、私もいつかガッシュのように、優しい王様を目指したいものです。

アニメでは当初、清麿のクラスメートであるスズメを、天然ボケの陽だまりのような本来の姿から外し、ありがちなアニメの可憐なヒロインとして描き、オリジナルキャラに行動させてスズメのパンチラを出したりとか、『どうするんだこれ、金色のガッシュはこれじゃない』感がすごくありましたが、その後すぐに軌道修正され、原作を理解した素晴らしいアニメになったと思います。
パルコ・フォルゴレの迷曲『チチをもげ』や、ガッシュに片思いのパティのパンチラ、エロザルモモンの女の子の下着への執着は、原作でも子供が喜ぶシモネタの範囲として楽しく描かれますが、こういうのはそれを踏み越えるととたんに下品になるんですよ。
その辺の微妙な線引きは、家族団らんで視聴する時に皆で笑って見られるか、気まずくなって沈黙が訪れるかの違いじゃないかと思います。
(これは昔、タイムボカンシリーズが逆転イッパツマンまでは健康的なお色気で家族団らんで見れたのに、20話で打ち切りになったイタダキマンでは、気まずいエロ要素を詰め込んだことで、それまでファミリー向けとして認識されていたタイムボカンシリーズにとどめを刺した感があるように、一番やってはいけないことです。)

私は金色のガッシュという作品には二つの特徴があると思います。
一つは悪人も長く付き合っていると、いつの間にか愛すべきキャラになっているという、人間賛歌的な部分です。
典型的なのは、清麿のクラスメートで後にツチノコ好きが属性になる金山です。
彼は最初の登場ではどうしようもないクズで、清麿や他の多くの生徒を傷つけていました。
清麿の担任の先生も初めは嫌な奴でした。
それがいつの間にか愛すべき存在に変わったのは、作者の人間関係に対する、こうあって欲しいという願いなのではないでしょうか。
原作での金山は、いつの間にか愛すべきキャラになっていますが、アニメではオリジナルシナリオで、清麿に救われる展開を経て愛すべきキャラになります。
オリジナル回のこういう使い方はいいなと思いました。

金色のガッシュという作品のもう一つの特徴は、すごい(「優れた」ではない)人間がたくさん出てくる所です。
天才・・・高嶺清麿、アポロ(大富豪)、ナゾナゾ博士、デュフォー
大スター・・・パルコ・フォルゴレ、大海恵
マフィアの娘・・・リィエン
大富豪・・・シェリー
その他、肩書がなくてもすごい人間がたくさん出てきます。
魔物の子なんかも、魔法が使えるので才能の宝庫ですね。
しかし才能や肩書は味付けに過ぎず、これらの味付けを活かせる、人間的に魅力的なキャラという所が重要です。
誰が小人(しょうじん)同士の物語を観たいでしょうか。
(デスノートでLが死んでから後を蛇足と感じるのは、デスノートという作品は、単に天才がライバルだから面白かったのではなく、その天才を活かせるLというキャラに魅力があったから、面白かったんだと思います。)

原作者が連載の途中で利き手を骨折したため、アニメの終盤はオリジナル展開になり、強引に伏線を回収して行ったため、とても安っぽいドラマの連続になってしまいました。
原作者が連載復帰した後は、物語も上手く進み、最高のエンディングを迎えたので、同じスタッフで再アニメ化してほしいです。
小学館との大人の事情も色々あるんでしょうけど、まだまだ日が当たってもよい作品だと思います。

最後にどうでもいいことですが、金色のガッシュベル!!の放映当時は子供たちが高価なものを食べたがって親御さん達は苦労したのではないでしょうか。
ガッシュの好物のブリと、ビクトリームの好物のメロンは高くついたでしょうね。
テッドの好物の玉子焼きと、キースの好物のイモ天には救われたんじゃないかと思います。
あと欲を言えば、なおみちゃんには研ナオコに声を充ててもらいたかったです。



以下、蛇足的に取り留めのない感想です。

{netabare}アニメ104話の、皆でウマゴンのパートナー、サンビームさんの引越し祝いを買いに行く話では、恵がスズメを恋のライバルとして認めたという部分が、原作未読の視聴者には分かりづらかったかもしれません。
アニメでは、原作18巻168話『贈り物を探せ!』中の、いつもは誰にでも優しい恵が、対等の立場でスズメにイジワルをする場面で、原作ではティオが側で見ていて、「め、恵がイジワルしてる!? こーゆーとこではいつも優しいのに…」と思う場面がカットされています。

アニメ129話では、清麿が斧で攻撃する魔物ブザライのパートナーの女の動きを見て、テコンドーの使い手だと言うのは、原作にはないので違和感を感じました。
原作では特にブザライのパートナーとの格闘シーンもなく、アニメでは尺を稼がないといけないのでテコンドーの使い手にしたんでしょうけど。
金髪碧眼のキャラでなぜテコンドー・・・

ガッシュの声は大谷育江がハマっていただけに、141話~150話(最終話)までの声優交代ではすごく違和感を感じました。
シナリオが少々お粗末でも、声優が合っているとなんとか見れますが、声優が合っていないと苦痛度が増しますね。

145話~のテッドとチェリッシュの戦いでは、ガッシュと清麿達は先に進んで早くファウードを停めないといけないのに、なぜ皆でのんびり観戦しているんでしょうか。
いくら原作が存在しないオリジナル展開でもこれは・・・
ファウードを停めないとあと二時間ちょいで日本が滅亡するという時に、戦い疲れたテッドの為に、心の力が満タンの恵とティオのペアが残るのもすごい違和感でした。
その後の話でさすがに皆に追いつきますが、時間がないんだからおぶって先を急がないと。

147話、ゼオンの本格登場から最後までは、原作に比べれば内容がスカスカですが、原作のプロットをなぞったような感じで、オリジナルにしては中々良かったです。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

シェリー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

まっすぐな意志と強き思いはやさしさから生まれる

電撃を吐く子どもと分厚い赤い本でおなじみの『金色のガッシュ!!』
すっごい好きです。なのでその良さについてだらだらと書いていきたいと思います。

天才が故に孤独を強いられてしまった中学二年生の高峰清麿。
そんな息子の状況を見たイギリスの大学教授である父から送られてきたのがガッシュだった。
バカみたいに正直でまっすぐなガッシュが清麿の卑屈になり深く埋まってしまった優しさを
泥まみれになりながらも心の中から掘り出す、友情を力強く語る情熱的な一話から始まり
多くの悲しみと苦しみと悪に立ち向かう小さな戦士たちの物語です。

100人の魔物の子どもの中から魔界の王を決める戦いに参加しながらお話は進んでいきます。
自分が許せない物事に関してはとことん前へ前へと突き進むガッシュやその仲間たちはかっこいいです。
でもまだまだ子どもな彼らにとってはキツイこともたくさんあるし、たくさん泣いてしまいます。
この作品の良いところはその涙を流しつつも、さらにはそれをもバネとし恐いものへ立ち向かっていく姿にあります。
グッときてしまうこともしばしば。
魔物は自分の本を燃やされてしまうと魔界へ帰ってしまうのですが、
そのパートナーとの別れも感動的だから涙腺の緩い僕は忙しかったですw

アニメは原作と違うところはすべて飛ばして観たのでそっちの方はわかりませんが
好きなキャラはガッシュ、ティオ、コルル、ダニー、レイラ、バリー、ロデュウ、ウォンレイ、フォルゴレです。

ガッシュ、ティオはもちろん好きです。
コルルに物語の中で非常に重要な役目を持たせたのはすごく良かったです。
彼女の思いがガッシュの意志となりちゃんと生き続け、振り返る度に不憫な目にあった彼女を思い出す構成は素晴らしいです。
ダニーはいいですね!ホント好きです。別れ際のじじいもキザだねえ!かっこいい!
レイラは単に可愛かったのもありますが、恐怖の中でも信念を突き通そうというその姿に感動しました。
バリー、ロデュウはあの別れのシーンにグッときてしまいました。いや、ホントはグッとどころかムチャクチャ泣きましたがw
バリーの読者への裏切りとも呼べる自己犠牲の行為とグスタフとの別れはとても涙を我慢できませんでた。
敵ながらロデュウも◎。強引にチータを引きずり回していたかと思えばすごく彼女のことを考え、励ます彼のギャップにやられました。
彼はやっと最後に自分を取り戻せましたね。よかった、よかった。
ビジュアルが一番かっこいいウォンレイとリイェンの関係は出番こそ少なかったけれどなかなか泣かせてくれました。
フォルゴレの病院コンサートは良かったです。あの背中は忘れられない。


今作の主人公は「こども」でした。
彼らは数多の作品で愚直なまでのまっすぐさと純真な心で、
成長するにつれて社会やルールに縛られ大事なものが見えなくなってしまった
「こども」ではない人々の心を洗い流し、今一度大事なものはなにか問いかけてくれています。
また、大きなところではピーターパンは幻想の国で永遠に生き続け、星の王子さまは希望を残し夭折しました。
そうやって彼らが社会の外れで存在することはわれわれにとって救いにも似た思いを馳せる場所であると思います。
杜にあるほこらのように、深海に生きる生物のように、地の底を這う地底人のように、
また『ハチクロ』の観覧車のように、腐海のように、ラピュタのように、はたまた全知全能の神のように。
それはどこにもないようで、われわれのすぐそばにあるとても尊いものです。

この作品はいつ観ても笑えますし、微弱ながらも励まされます。
アニメだと大谷育江さんのガッシュの声が聞けるのでなおのことです。
あの声は普段は王様口調と相まってすごくかわいいし、シリアスな部分でもとっても映える声です。

とっても好きな作品です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9

めいろ* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

お前に清麿の何がわかる

今の年代の方がどれだけ本作品を認知しているかどうか、それこそ僕の認知が及んでいない訳ですが、大衆作品の中から3つ好きな作品を選べと言われたら、必ず本作品を選ぶでしょう。

僕の世代から言わせてもらうと、本作品を見たことが無い人なんてまずいないと思っているのですが、もし、本作品を見たことが無い人がいるのであれば、それが衝撃的だと感じる程の事であります。


大衆作品と言うのは、対象となる年齢幅が広い作品に限られてそういったジャンルになるのだと思います。
しかしながら、大衆作品とは言っても、犬夜叉なんかはある年齢層の人間が真剣に見ると実に深い作品です。そんな作品も大衆向けに属してしまう事を僕は非常に勿体無いと感じるのです。

これはジブリでも言えることでしょう。
と言うのは、何だかその作品の本質は棚にあげられがちだという印象を僕は持っているのですが、これが一般的な印象と相違があれば申し訳ありません。


本作品を僕はもっと子供の頃に見ました。

その本質をきっと理解していないだろう子供の頃の僕が本作品を見て、毎週のようにボロボロと泣いたのです。

結婚して、子供もできた現在の僕が本作品をもう一度見返して、またしても良い大人がボロボロと泣いたのです。

突然ですが、題名に回帰します。


「お前に清麿の何がわかる」


というのは、ガッシュベルの放った台詞です。
主人公の清麿の想いを踏みにじった人間に対して、ガッシュベルがそれを言ったのです。

本作品の大きな特徴として、仲間を想う気持ちの強さが他作品と比べても尋常じゃなく大きい作品です。

誰かが傷ついている時は、身を呈しても、蔑まれたって、どんな事があっても必ず助ける。そういう強い想いです。

本作品には、そういった正義感について作者の想いがとても思い切りよく乗った作品だったと思います。

誰だって最初は弱くて、上手くいかない時もあるけれど、絶対に侵害してはいけないところを踏みにじられた時、果たしてそれを諦めることができるでしょうか。

これだけ強い想いで人間を想う事ができる世界がもしどこかにあるのなら、それこそ金色に輝く素敵な世界なんだと思います。


人間が持つべき根本的な想いを、大人になると忘れがちです。

だからこそ、今見るべきなんです。
本作品を当時と違った視点で、その本質を僕たちは今、感じるべきなんだと思うのです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

78.6 18 ファンタジーでコメディなアニメランキング18位
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかII(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (658)
3374人が棚に入れました
その街には多くの神々が住まい、その街の中心には地中奥深く――深淵へと至る『ダンジョン』が存在する。その街の名は迷宮都市オラリオ。女神ヘスティアと冒険者ベル・クラネルは、相も変わらず主神とたったひとりの眷族という最小構成。だが、世界最速のランクアップという偉業を成し遂げたベルには、これまでにないほどの視線が注がれ始めていた――迷宮・出逢い、そして冒険――これは再び綴られ始めた、――少年が歩み、女神が記す【眷族の物語】――

声優・キャラクター
松岡禎丞、水瀬いのり、内田真礼、細谷佳正、赤﨑千夏、早見沙織、大西沙織、渡辺明乃、千菅春香、KENN、逢坂良太
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

つなぎの2期

今作はダンジョン攻略よりもファミリア同士の抗争が主眼。
またもベルが大活躍。

最初はアポロン・ファミリア。因縁をつけられて決闘という事態になってしまうが、色々あっても解決。この辺りはまだ面白さが水平線。

次は色街を取り仕切るイシュタル・ファミリア。この話が個人的に熱かった。一気に面白いと思うに至った。イシュタルがエッチすぎる。この魅力には逆らえないのも分かる。春姫も可愛くてたまらないんだけど、なんだかんだ姉御肌で面倒見が良いアイシャも好きだったな。最後まで春姫思いで優しい。
フリュネは怖すぎた。自称美しすぎる女だけど、サイズがおかしい。とはいえ、やられかたがちょっと可哀想。
フレイヤに対して嫉妬に狂っていたイシュタルが途中から完全に負け確実な行動になったのは草。少々寂しくもある終わり方。
この話でまた一人ハーレム要員増えたな。いちゃいちゃしてヘスティアが嫉妬するのも頷けるなあ。

最後は兎に角戦いたいけど、滅茶苦茶弱いアレス・ファミリア。若干のドタバタあったけども、ヘスティアとベルの絆が強くなってこれからの3期に向けてどうかというところ。アイズの少しだけ伏線ぽい{netabare}憎しみが垣間見える{/netabare}シーンも気になる。

面白いし、続きを早く見たいけれど、キャラクターが増えすぎて時々分からなくなりそうになってしまう。そこは難点。


OP
HELLO to DREAM 歌 井口裕香
ED
ささやかな祝祭 歌 sora tob sakana


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
第1話 神の宴(パーティー)
18階層にて黒い階層主(ゴライアス)を撃破し、無事に生還した【ヘスティア・ファミリア】所属のベル・クラネル。ダンジョン探索の合間に開かれたささやかな酒宴。その席でベルは、他の冒険者から、あからさまな挑発を受け、乱闘騒ぎを起こしてしまう。乱闘騒ぎの相手は【アポロン・ファミリア】。その団長であるLv.3の冒険者、ヒュアキントスを相手に、ベルは完膚なきまでに叩きのめされる。そして後日、ベルとヘスティアのもとに一通の書状が。それは、アポロンが主催する神の宴への招待状だった--

第2話 太陽神(アポロン)
神の宴で主催者のアポロンから、ベルを賭けた派閥間の決闘--【戦争遊戯(ウォーゲーム)】を持ちかけられたものの、これを断固拒否したヘスティア。しかし翌朝、ベルとヘスティアの本拠地(ホーム)に【アポロン・ファミリア】の襲撃が。アポロンが気に入った子供は、地の果てまで追い回される--かつて同じ憂き目に合ったダフネとカサンドラから、そう聞かされるベル。街中に追手が配置され、ベルとヘスティアが提案を呑むまで、どこまでも追い込む……それこそがアポロンの狙いだった。そしてヘスティアを連れ、逃げ惑うベルの前に、【太陽の光寵童(ポエブス・アポロ)】ヒュアキントスが立ちはだかる--

第3話 集結(コンバージョン)
タケミカヅチやミアハの協力を得たことで【アポロン・ファミリア】の襲撃を切り抜け、アポロンに宣戦布告を叩きつけたヘスティア。ベルをアイズとの特訓に向かわせ、自身はアポロンとの【戦争遊戯(ウォーゲーム)】開催に伴う交渉に臨むことに。一方で団長・ザニスの手により、半ば強引に【ソーマ・ファミリア】に連れ戻されたリリ。必死の思いで主神・ソーマに派閥からの脱退を願うものの、聞き入れらることはなかった。アポロンとの交渉を終え、タケミカヅチ、ミアハと共にリリの救出に向かうヘスティア。ベルとの約束を果たすため、そして大切な仲間を救い出すために--

第4話 戦争遊戯(ウォーゲーム)
神酒(ソーマ)の魅惑に打ち克ったリリ、友を助けんと名乗りを上げたヴェルフと命の三名が新たに【ヘスティア・ファミリア】に改宗(コンバージョン)。更にヘルメスの助力もあって、派閥外の助っ人としてリューが参戦。未だ歴然とした物量の差はあれど、ベルたちを取り巻いていた絶望的な状況には、光明が差し始めていた。迎えた【戦争遊戯】当日。好奇、憂慮、期待、信頼--迷宮都市(オラリオ)中の様々な目が見守る中、リューの魔剣が、命の魔法が、開戦の狼煙を上げる--

第5話 竈火の館(ホーム)
【戦争遊戯(ウォーゲーム)】に見事勝利し、ベルを守りきった【ヘスティア・ファミリア】。リリも正式な手続きを経て改宗(コンバージョン)を済ませたことで、派閥は主神も含め総勢五名に。本拠地(ホーム)についても、先の騒動で破壊された教会に代わり【戦争遊戯】の副産物として手に入れた【アポロン・ファミリア】の巨大な館に引っ越し、新たな門出としては、まさに順風満帆。更に特筆すべきは、史上最速でLv.3に到達という快挙を成し遂げたベル。それに伴い、派閥の名声はうなぎのぼり。この機を逃すまいと、ヘスティアは更なる団員の増強を画策するが--

第6話 淫都(イシュタル・ファミリア)
夜な夜な不審な動きを見せ、出歩く命を心配し、後をつけることにしたベル、リリ、ヴェルフの三名。【タケミカヅチ・ファミリア】の友人である千草と合流し、命が向かった先は、オラリオが誇る、もうひとつの顔--大歓楽街だった。命と千草が歓楽街を訪れた理由は、昔なじみの友人が働いているという噂を聞きつけたからという話……だが、尾行のさなか人混みに揉まれて、ベルは仲間たちとはぐれてしまう。そして、迷い込んだ歓楽街で、肉感的な魅力を放つ娼婦・アイシャに目をつけられ、半ば強引に彼女の客となることに--

第7話 狐人(ルナール)
娼館で出会った狐人(ルナール)の娼婦・春姫の助けで、アマゾネスの娼婦たちから命からがら逃げ出し、なんとか貞操を守りきったベル。だが、望まぬ形で娼婦となり、助けられる資格もないと救いを諦めている春姫に、疑問を覚える。更に命の尋ね人が当の春姫であったこと、そして彼女が所属する【イシュタル・ファミリア】が第一級冒険者まで擁する大派閥で、非常に狡猾で好戦的であることを知らされ、ベルの疑問は、苦悩へと変わっていく。その頃、フレイヤを目の敵にするイシュタルは、ベルがフレイヤの寵愛の対象であることを知ることに--

第8話 殺生石(ウタカタノユメ)
春姫を身請けするため、ダンジョンに潜り、モンスターを狩り続けるベルたち。しかし、ダンジョン内の食料庫(パントリー)で突如襲撃してきた【イシュタル・ファミリア】により、ベルと命は捕らわれの身となってしまう。拘束され、監禁された状態で目を覚ましたベル。眼の前には、肉欲を剥き出しにし、ベルを慰み者にせんとするフリュネの姿が。恐ろしい第一級冒険者に手篭めにされ、廃人となるまで絞り尽くされる--悪夢すら生易しいと思えてしまう現実からベルを救ったのは、またしても春姫だった--

第9話 戦闘娼婦(バーベラ)
術者の生命と引き換えに、狐人(ルナール)が持つ妖術を無制限に使用可能とするアイテム『殺生石』。『階位昇華(レベルブースト)』という破格の妖術を有する春姫の過酷な運命を知り、立ちつくすベル。脆い覚悟をアイシャに見透かされ、言い返すことすらできなかった。ベルが憧れ、そうありたいと願う英雄の姿とは--為すべき行動を思ったとき、ベルの右手が白い輝きを放ち始める。『春姫の英雄』になることを誓ったベルは立ち上がり、再度【イシュタル・ファミリア】の本拠地(ホーム)へ乗り込む--たったひとりの少女を救うために。

第10話 英雄切望(アルゴノゥト)
捨て身の行動により命が開いた血路に飛び込み、殺生石を砕いたベル。その状況にあってなお、救いを求めようとはしない春姫に、ベルは思いの丈を叩きつける。春姫の本当の願いを聞かせてほしいと。詠唱された『階位昇華(レベルブースト)』の妖術が加護を与えた先はベル・クラネル。偽りなき願いを叫ぶ春姫を背に、ベルは第一級冒険者たるフリュネを迎え撃つ。同刻、紅く燃え盛る歓楽街の一角。その中心にはオラリオ最強の冒険者、そして--最強を束ねる美の女神(フレイヤ)の姿が--

第11話 進軍(ラキア)
女神イシュタルの天界への強制送還を以て歓楽街の一角は壊滅。春姫も晴れて解放され【ヘスティア・ファミリア】へ改宗(コンバージョン)も決まった。そんな中、国家系派閥【アレス・ファミリア】によるオラリオ襲撃の一報がもたらされるものの……圧倒的な戦力を有する迷宮都市が普段の営みを乱すことはなく。ベルも穏やかな日常を送っていたが、ほんの些細な言葉の行き違いから、ヘスティアが本拠地(ホーム)を飛び出してしまう--

第12話 女神と眷族(アイノウタ)
オラリオを襲撃中のアレスに捕らえられてしまったヘスティア。アイズやアスフィの協力もあり、ヘスティアの元に辿り着いたベルだが、不慮の事故により、ベル、ヘスティア、そしてアイズは谷底の濁流に呑まれてしまう--ベルたちが流れ着いた先は山間の集落・エダス村。強大なモンスターの庇護に預かる平和な村で、ベルとアイズは、体調を崩したヘスティアの看病、そしてアレスの動向を警戒しつつ、村の世話になることに。ヘスティアの回復を見守る日々の中、村では豊穣を祈願する祭の日が近づいていた--

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

さらに暇を持て余した神々の遊び

かつて「タイトルで損をしてる」とも謳われた『ダンまち』こと『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』の2期でございます。

意外にも真面目にダンジョンRPGしてたことを好意的に捉えられてたのは周知の事実かと思います。
外伝を挟んだり、劇場版を挟んだりしてからの満を持しての2期でした。そしてのっけから重要なこと↓

 {netabare}今回はダンジョンに入りません!{/netabare}

真面目なダンジョンRPGを期待してたところ肩透かしを食らいました。
ここは評価別れそうなところですね。「タイトルで損をしている」なら可愛いほうで「タイトル詐欺じゃん」となると穏やかではありません。面白ければ不問に付される程度のことでしょう。
ダンジョン入らずに何するの?は本編でご確認ください。ちなみに私は特に気になりませんでした。
やや人の出入りはあるものの1期で良いと感じた部分はそのままに、世界観を拡げてくれたと感じられたことが理由です。

【1期で良いと感じたポイント】
 1.ナメたタイトルのわりにはまともな内容
 2.ヘタレな主人公が苦難を乗り越え成長していく
 3.ハーレムは申し訳程度(と感じる)そして俺TUEEEも申し訳程度(と感じる)
 4.緩急つけた魅力的なキャラたち

この1.~4.がブレてないんですよね。外形は変わっても脈打つものは何だろう?に着目すると一本筋が通っている。そんなお話になってます。
原作が長寿シリーズであり、世界観がきちっと固まっていると思われる作品です。
導入部分は正統派ダンジョンRPG(1期)。実は群雄割拠であることを説明する目的でロキ・ファミリアをピックアップして作品の幅を横に拡げた外伝。
そして第2期。オラリオという世界の中心みたいな場所があって、神々と眷属がファミリアを形成していることが前提だったこの世界の根本部分の説明がなされます。

オラリオ外の地域や人について言及がなされ、その比較文化的観点からダンジョンのある都市オラリオの世界での位置づけがわかってきます。
さらに、本作の特徴でもある神々と眷属の関係性や異なるファミリア間のルールなどにもメスが入ります。1期の時から小出しにはなっていた


 “なんでダンジョン中心の世界観形成がなされてるの?”


神々の思惑やこれまでの歴史を踏まえて明らかになっていった2期でした。
私は1期のレビュータイトルに “ 暇を持て余した神々の遊び ” とネーミングしたわけですが、暇かどうかはさておいて、奇しくも そのような様相を呈していったわけです。

1期のおさらいを兼ねた特別編の第0話を除いての全12話。
{netabare} 終わってみれば「3期あるよ!」アナウンス込みの俺たたエンドではありますが、{/netabare}世界観を拡げてくれた第2期となりましょう。
1期気に入った方は放っといてても鑑賞候補に挙がるでしょうから、その時に「ダンジョン入らないけど意味はあるよん」くらいの構えで楽しんでいただけたらよろしいかと思います。
OPEDは特に印象に残らない普通の曲でした。




※ネタバレ所感

■全12話の構成

{netabare}大きく3篇に別れてましたね。

#1~#4 アポロンとのいざこざ
#6~#10 イシュタルとのいざこざ
#11~#12 痴話喧嘩{/netabare}

{netabare}日常回の果てに視聴者が食いつきそうな見せ場(10話の春姫救出バトル)を提示してちゃんちゃんではありませんでした。

前2つのアポロン編とイシュタル編。
前者でヘスティアファミリアの増員、後者で春姫とベルくんのやり取りを通じ英雄の定義を試みます。
最終2話で「神の思惑」「ダンジョンクエストの最終到達地点」「オラリオとオラリオ外」を提示しての終幕でした。

興味深かったのはアポロンとイシュタル双方に対するフレイヤの態度。ベルくんにご執心な女神様がアポロンにはやや寛容でイシュタルには観た方はご覧の通りなほぼ真逆な対応をしました。この境界線って何だろう?
酒場のシルちゃんから貰った緑色の石がヒュアキントス団長の即死攻撃からベルくんを守りました。割れた石の下にはフレイヤの刻印。なんでシルちゃんがそんなマストアイテムを持ってたかは不明ですが、あくまで間接サポートです。対してイシュタルにはカチコミ入れての吉原炎上。

ベルくんが超えられそうな壁なら捨て置いてるというのか?
ベルくんに興味を示した面々のベルくんへのアプローチの仕方によって態度が変わるのか?

未だ私にはよくわかっておりません。{/netabare}


■神と眷属の関係
神と眷属の関係、ファミリア間のルールなど詳細がわかってきました。

{netabare}・別のファミリアは抗争に口を出せない ギルドもファミリア間抗争に口出しできない{/netabare}
{netabare}・ファミリアの移籍には神の許可が必要

成文法はなく暗黙の了解みたいなものが多いようです。ギルドも仲裁の権限を与えられてるわけではないというのは驚きでした。控えめにいって神々の匙加減、悪くいえば気分次第。
ふざけてそうでフレンドリーそうでそうは言っても神は神で絶対なものであることが伝わってきます。{/netabare}


■ベルくんが主役の理由
みんなベルくん好きですね。

{netabare}オッタルに「ここにミノタウロスの群れを呼べないかしら?」と表情変えずに嫉妬するフレイヤを筆頭にメインネタだったアポロンとイシュタル。ヘスティアは言わずもがなです。
ヴァレン某との初ダンスのサポートをするミアハやヘルメス。援軍かけつけのタケミカヅチその他神様たちに愛されております。
その理由の一端が明かされてましたね。ベルくん本人の英雄願望と辻褄の合うネタ明かしでした。{/netabare}



※オマケ

■春姫さん正妻説
海外の映画を観るとよくわかるんです。娼婦がヒロインの作品はとかく暗い話が多い。
立場を超えた愛を描いた『プリティウーマン』『ムーランルージュ』などの名作も入りは男が上、女が下からスタートします。
対して日本はびっくりするほど対等な目線で描かれることが多いと思います。

{netabare}本作のイシュタル編もまさにそんなお話。娼館というより遊郭の佇まいであったことも大きいかしら。身請け制度は海外にはなかったと思います。
ちょっと日本式の捉え方について海外の反応なんて眺めるのも面白いかもしれません。
ヒロイン春姫さんだけでなく、アマゾネスを統括していたアイシャを2期屈指の好キャラとして描いてもおりました。職業に貴賎なしは言い過ぎかもしれませんが、対等とするに抵抗はない。日本人の皮膚感覚です。{/netabare}

{netabare}イシュタル編はベルくんと春姫を通しての英雄の定義と申しました。

別の作品レビューで触れた記憶があるお話。海軍大将を務めあげ、第16、22代総理大臣となった山本権兵衛の妻ときは遊女です。
詳細は他に譲るがこの男。ときを貰い受けるために身請けではなく強奪という手段を強行し(結局身請け金は支払った)、晴れて夫婦になって以降は、生涯を通じて妻に尽くした剛と優の者であったとされています。ときも出自をわきまえ公の場には一切出てこなかったとのこと。

ベルくん↓
「あなたが娼婦だからですか?英雄にとって娼婦は破滅の象徴。あなたはそう言いました。だけど僕とあなたが憧れた英雄はそんなんじゃない!たとえ娼婦でも!恐ろしい敵が待ち受けていたって!英雄は見捨てない!」

日本人にとって“英雄”という概念は欧米人と比較すれば希薄なところではありますが、前に出過ぎない春姫の印象と合わせて、実在したとある夫婦を想像させるものでした。{/netabare}


{netabare}ただちょっとねというかなんというか。
なにがなんでもヒロインは生娘にするという断固たる意志を感じるところがいやはやなんともw{/netabare}



視聴時期:2019年7月~9月 リアタイ視聴

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2019.10.02 初稿
2020.04.18 修正
2021.10.15 修正

投稿 : 2024/06/01
♥ : 64
ネタバレ

toshi1015 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

原作既読 英雄に憧れるベル君の冒険譚

※アニメを見終わるまで☆評価は3のまま変えていません
原作ラノベ 「大森藤ノ」GA文庫 1〜15巻
漫画「九二枝」ヤングガンガンコミックス 1〜10巻
(2019.07.12外伝ラノベ ソードオラトリア12巻発売)

【裏表紙の紹介文】
アニメ2期
※原作ラノベの裏表紙の説明文なので、結末などは書いてませんが、展開など若干ネタバレがあるのでご注意を。7巻以降はアニメが追いついて来てから追記予定です。

6巻
{netabare} 「ヘスティア、君に『戦争遊戯(ウォーゲーム)』を申し込む!」「なんだとアポロン!?」
『戦争遊戯(ウォーゲーム)』ー対立する神々の派閥が総力戦を行う神の代理戦争。勝者は敗者の全てを奪う。そして敵神(アポロン)の狙いはー
「君の眷属、ベル・クラネルをもらう!」
戦闘開始までの期限は一週間。更に追い打ちをかけるように今度はリリが【ソーマ・ファミリア】に捕らえられてしまう!
もはや絶望的な状況。それでも少年と『出会い』、幾多の『冒険』を経た絆が今ここに集結する。全ては勝利するために!
『上等だ、アポロン!僕等は受けて立ってやる、この戦争遊戯(ウォーゲーム)を!』
これは、少年が歩み、女神が記す、ー【眷属の物語(ファミリア・ミィス)】ー {/netabare}

アニメ1期
1巻
{netabare} 迷宮都市オラリオー『ダンジョン』と通称される壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。未知という名の興奮、輝かしい栄誉、そして可愛い女の子とのロマンス。人の夢と欲望全てが息を潜めるこの場所で、少年は一人の小さな「神様」に出会った。「よし、ベル君、付いてくるんだ!【ファミリア】入団の儀式をやるぞ!」「はいっ!僕は強くなります!」
どの【ファミリア】にも門前払いだった冒険志望の少年と、構成員ゼロの神様が果たした運命の出会い。
これは少年が歩み、女神が記す、ー【眷属の物語(ファミリア・ミィス)】ー {/netabare}
2巻
{netabare} 「はじめまして、白髪のお兄さん」
ベルに声をかけてきたのは、自ら《サポーター》を名乗る少女・リリだった。半ば強引にペアを組むことになった少女を不審に思いながらも、順調にダンジョンを攻略していく二人。束の間の仲間(パーティー)。
一方でリリが所属する【ソーマ・ファミリア】には悪い噂が絶えない。その先には、人の心までも奪うとされる《神酒(ソーマ)》の存在がー?「神様、僕は……」「大丈夫、ベル君の異性(ひと)を見る目は確かなのさ。神(ぼく)のように、きっとね」
これは少年が歩み、女神が記す、ー【眷属の物語(ファミリア・ミィス)】ー {/netabare}
3巻
{netabare} 「……君は臆病だね」「!?」「臆病でいることは冒険で大切なこと。でもそれ以上にも、君は何かに怯えている」
突如憧れの女性【剣姫(けんき)】アイズと再会を果たしたベル。そこで突きつけられてしまった事実。自分を抉る最大の因縁。紅い紅い、凶悪な猛牛・ミノタウロス。
少年はそんな自分を情けなく思った。そして少年は始めて思った。
僕はー英雄になりたい。『偉業を成し遂げればいい、人も神々さえも讃える功績を』
これは、少年が歩み、女神が記す、ー【眷属の物語(ファミリア・ミィス)】ー {/netabare}
4巻
{netabare} 「「「Lv.2〜〜〜〜〜!?」」」
先のミノタウロス戦での勝利によりLv.2到達、世界最速兎(レコードホルダー)となったベル。一躍オラリオ中の注目・羨望を集めることとなった少年の元には、仲間(パーティー)への勧誘が絶えない。廻り巡る環境(せかい)。そんな折「俺と契約しないか、ベル・クラネル?」偶然にも自分の装備《兎鎧(ピョンキチ)》を創った鍛冶師(スミス)のヴェルフと出会い、仲間を組むことに。しかも、彼は圧倒的な力を誇る《魔剣》唯一の創り手らしいのだが……?
犬人(シアンスローブ)ナァーザ、そして女神ヘスティア、ベルが交わした2つのアナザーエピソードも収録!
これは、少年が歩み、女神が記す、ー【眷属の物語(ファミリア・ミィス)】ー {/netabare}
5巻
{netabare} 「リリ達は囮にされました!すぐにモンスターがやって来ます!」「…そんなっ」「おいおいっ、冗談だろ?」
鍛冶師(スミス)のヴェルフを加え中層へと進んだベル達。しかし他パーティの策略により一転ダンジョン内で孤立してしまう。
ヘスティアはベルを救うため、Lv.4の元冒険者・リュー、さらには神・ヘルメスと共にダンジョン侵入を試みるが……
「ー階層主(ゴライアス)!?」立ち塞がる最凶の敵が、ベル達を更なる絶望へと追いつめる。希望(ひかり)を求め、決死行が繰り広げられる、迷宮譚第五弾!
『限界までー限界を越えて己を賭けろ』
これは、少年が歩み、女神が記す、ー【眷属の物語(ファミリア・ミィス)】ー {/netabare}


15巻まで読みましたが伏線など小難しい事は考えなくてOKです。
迷宮の謎やらベル君の祖父やら色んな派閥の思惑的な描写や、外伝でもアイズ視点から色んな派閥や謎的な事を書かれてますが、気にしないで下さい。
伏線っぽい話しを蒸し返すときはその都度説明があるのでヘーキです。
ベル君の冒険をただ楽しみましょう

1期では1〜5巻まで今回2期は6巻からスタートになります。
なお漫画側はまだ単行本になって無い雑誌側でアニメ2期の話しが始まったばかりなので「1期の復習は漫画1〜10巻オススメです。」話しの先を知りたい方はラノベ6巻からどうぞ

【世界観】
永遠の時間に飽きた神々が神の力を使わない事で人と共存する世界。
・神の力を使わない事で人と暮らす神様達は恩恵を与える事でファミリアと言う派閥を作り眷属達には力を、神には恩恵を失わない為にも神様を守る。
・経験を積むだけではLVは上がらない。己の器を乗り越える事でランクアップLVが上がる。

【迷宮都市オラリオ】
地下迷宮の上に作られた都市オラリオ
・己の器を超える鍛錬、モンスターを倒す事で得られる素材など、ドワーフノーム獣人ホビットエルフ様々な種族職種、神々のファミリアで溢れる都市。

20190803 追記 1〜4話視聴
原作6巻の【ソーマファミリア】神とリリ、【ヘファイストスファミリア】神とヴェルフ、【タケミカヅチファミリア】神と命、と各ファミリアの神と子供の関係と各子供の決意からの【アポロンファミリア】との戦争遊戯だったわけですが…

個人的には1期の山川吉樹監督の演出の方が好みでした。

各話に盛り上がりを入れ視聴者を飽きさせず増やす為だとは思いますが結構端折っていて原作未読な方達は置いてきぼりにならないか心配です…。(とある3期の二の舞いにならなければ良いけど…)

個人的には原作>コミック>アニメ な感想ですカメラワーク?が漫画よりアニメの方が単調に感じました。

原作1冊を4話ペースなら9巻までやるのかな〜今回の【J.C.STAFF】はどう転ぶか…とある原作未読者置いてきぼり演出になりませんように…。

【裏表紙の紹介文】
7巻
{netabare} 新生【ヘスティア ファミリア】始動!
『戦争遊戯』という激戦を乗り越えた新に眷属となったリリ、ヴェルフ、そして命。ベルのもう一つの家族。深まる絆。だが、
「ここは私達のホーム、女主の神婦殿さ」
 命を追ってベルが迷い込んでしまったのはオラリオの歓楽街【イシュタルファミリア】が管理する『夜の街』。
「私はこの歓楽街に買われた身です」
 そこで少年は囚われの身である極東の少女、春姫と出会う。蠢く陰謀に呑み込まれるベルが下す選択はーー。
『これっきりでいい なろう、あのひとの英雄にーー』
 これは、少年が歩み、女神が記す、ー【眷属の物語(ファミリア・ミィス)】ー {/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

61.6 19 ファンタジーでコメディなアニメランキング19位
エスカ&ロジーのアトリエ~黄昏の空の錬金術士~(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (476)
2633人が棚に入れました
ここは何度目かの黄昏を迎え、徐々に終わりの時を迎えつつある世界。
その世界に存在する「黄昏の大地」の 遙か西方にある、かつて錬金術で繁栄した国家が存在した地方。
そこではいつか訪れる「黄昏の終わり」の到来を回避するため、失われた錬金術の発見と再生に力を注いでおり、再生された前時代の技術は「中央」と呼ばれる錬金術研究都市に結集されていた。
主人公は中央から配属された錬金術を研究している青年と、辺境の小さな街に暮らしている少女の二人。

少女の名はエスカ。
人々の役に立ちたくて自前の古い錬金術の知識を使い頑張っているうちに、開発班に配属されることになった。

青年の名はロジー。
中央で最新の錬金術を学んでいたが、とある事情で地方へ異動することとなり配属先の開発班でエスカと出会う。

二人は協力して錬金術の力を駆使し、開発班をもり立てていこうと約束する。
錬金術が紡ぐ、少女と青年の物語。
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

うわぁ~~~あいかわらずガストさんはOPもEDもおんがくもいいなぁ~ 追記★今期順位

以上。


★2014年、春アニメマイ楽しんだ度ランキング~{netabare}

自分の中では恒例行事なのに、最後に書いた感想が弱虫ペダルで、
こういうの入れたくなかったのでこっちにした。

マイベストで作ればいいのにね~w

ということで、ランキング♪



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


特別枠① となりの関くん
特別枠② 弱虫ペダル
1位 河合荘
2位 ごちうさ



==========大満足の壁



3位 ノーゲーム・ノーライフ



4位 ブリュンヒルデ

----------楽しかったの壁







5位 ブラックブレット
~~~~~~~~~~許容範囲の小川







6位 ノット
\/\/\/\/\/視聴スラッシュ


7位 エスカロジー※










8位 あーす
9位 ケロロ(存在を忘れてたww)


※アトリエファンとして最後まで観ました(うそ)
 周囲(1人)の後押しがあり、何とか最後まで耐え抜きました


今期11本も見てたんだな~、ノットとエスカロジーは3,4話で切るべきだった。

夏アニメどうしようかな~、何があるのか分からんな~

★{/netabare}




















と、感想を終えてもよかったwwwww

まあ、宣伝にはなったと思う。
黄昏シリーズ、シャリーのアトリエやってみたいなぁ~。
変な帽子かぶってる方のシャリーでやってみたいな。



・・・ええっと、
アトリエシリーズの良さが伝わらず、
雰囲気は~~~伝わってないね。
ネガキャンにもなりかねない感じだけど、知名度は上がったよね?


そうだね・・・湯気!湯気がメッチャがんばってた!!

以上!!!



≪昔の感想、アトリエシリーズの解説とか~≫{netabare}

2014.04.13 12:15 未評価
【アトリエシリーズ初心者のための用語辞典(適当w)+概要っぽいの】

☆☆☆概要☆☆☆
エスカロジーのアトリエは
「錬金術士=何でも作る屋さん」が「砂漠だらけの世界で人間が住めるように開拓&快適化」するため、
「モノづくりの材料を集める」ためにも「仲間と共に冒険」しつつ「仲間の目標達成・問題解決」しながら、
最終的に「エスカが目標とする空の遺跡」に到達すること。
☆☆☆かな☆☆☆

アトリエシリーズって最終目標が「つくる」か「行く」が多いから、こんな感じだと思う。


                                 ここから下は2014.04.12 16:39の文章だよ~


ええな♪
けど、アトリエシリーズを知らん人には確かに導入から厳しいかもね。
というわけで、大事な言葉を3つを始めに適当に解説します。

タル → タルは樽
ウニ → ウニはウニじゃありません
錬金釜 → 材料と謎の錬金術の技術さえあれば何でも作れます、最初の頃はよく爆発しますw

錬金術士 → 錬金釜で何か作って問題を解決、トータルソリューションですw 『師』でなく『士』です
ファッション → 奇抜ながら中世っぽいです、錬金術師は特にw
女 → かわええ
男 → かっこええ、子どもからジジイまで
主人公 → かわええ女の子、最近の作品では男もいるとかいないとか
カップリング → たくさんあります、乙女だけではなく男も楽しめます
アトリエシリーズ → ファミレスじゃないガストさんの屋台骨ゲーム、作品によって目標が異なります、
RPGっぽいのもあるとか、
ミリオンセラーとかないが一部で熱狂的に、あるいは生活の一部として愛されています


こんなもんかな。
もうちょっと掘り下げつつザックリ話すと、

~~~
アトリエシリーズは、
錬金術士は錬金釜のあるアトリエを持っていて、
様々な目標・目的を持ってせっせせっせと釜をグルグルします。
基本として依頼を受けてモノを作り、お金を稼ぎ、信頼を得て地域の中での地位を得(てしまい)ます。

錬金術でモノを作るためには材料が必要です。
かわいいスライムっぽいのや小動物からドラゴンや神獣すらも、
バッタバッタと狩りで捕獲したりビビらせて一時的な退去を強いて、守られている財宝を奪いますw

そんなことするにはか弱い?女の子1人じゃできないので、
仲間を雇ったり、ボランティアで狩りの冒険に付き合ってもらいます。

なんだかんだしている内に上手く行けば、伝説の錬金術士として名を轟かせます。
上手く行かないこともあります。
~~~

ってやったことあるのマリーだけで、他は見たことしかないけど、
オレもアトリエシリーズは大好きです♪

1話観て気に入った♪
あの雰囲気が維持されていて、あの錬金術のシュール感がたまらないので、
エスカさんにがんばってもらい、
マリー、ロロナ、トトリもアニメ化してもらいところです。

とりあえず、応援したい気持ちもあるし、最後まで観ます♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 18

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

この作品・・・原作はゲームだったんですね^^

この作品の原作は、「アトリエシリーズ」のゲームだったようです。
シリーズというからどの位あるのかな・・・と思ってwikiで調べてみたら、現時点で16作品もありました。
私はゲームは未プレイですが、そんなに続くなんて・・・よほど根強い人気のあるゲームなんでしょうね^^
そんな16作品の中の15番目に位置付けられているのが、本作・・・エスカ&ロジーのアトリエになっています。
オープニングの前に「A15」という文字がチラリと見えます・・・最初は何か分かりませんでしたが、この作品の番号だったようです。

物語の舞台は、文明の発達と衰退を繰り返しながら、徐々に「終わりの時」に向かって動いている世の中・・・人々は錬金術を使って暮らしているのですが、緑豊かなコルセイトという世界の辺境の街に中央から錬金術師がやってくるところから始まります。

ゲームでは、2人いる主人公のどちらかを選択してゲームを進めるようですが、アニメではエスカとロジーのダブル主人公で物語が進んでいきます^^

2人とも錬金術師なのですが、まず目を惹かれたのはエスカの錬金術でした・・・
なんと大釜に色々な材料を入れてグツグツ煮込むと、そこから色んなアイテムが飛び出してくるんです^^
1話目からエスカは魅せてくれます・・・私の知る限り作り方は全く違うはずなのに、グツグツ煮込んで待つ事30分・・・
一番最初に作り出したアイテムにはビックリでしたね^^;

そして次に目を惹かれたのは・・・エスカのもふもふしっぽ(//∇//)
このしっぽには意志と感情があるの・・・?
と思えるくらい表情豊かな動きをするんです^^
このしっぽについては、本編でも触れられているのですが・・・
優しさと愛情がたくさん詰まったしっぽだったと思います^^

一方、物語の方は序盤はエスカのれ直向きさとロジーの実直な性格が描きつつ、魔法使いのウィルベルや薬師のニオが介入してきて、物語の幅の広がりを感じながら進んでいきます。
普段はほんわかしているのですが、時折難しい依頼に挑んだり、遺跡を調査したりもするので、軽い緊張感を心地良く感じながら視聴していました。
普段のほんわかした雰囲気を醸し出しているのが、古くからコルセイトのリンゴ園を管理してきたクローネの存在です。彼女は代々エスカの家系と一緒に過ごしてきたのだそうですが・・・

物語の終盤・・・エスカの夢・・・ロジーの過去・・・そしてクローネの存在・・・
全ての謎が徐々に明らかになり、この作品の全体像が見えてきます・・・
想いを・・・願いを叶えるためだった・・・
でも、気の遠くなるほどの時間の作用は、思いと記憶を留めていられなくなること・・・
でも、きっかけさえあれば記憶も・・・約束だって思い出すことができる・・・
今を良くしたいと思って頑張る気持ちがあれば、間違った道を選んでも次にその道を通る人が直せば良い・・・
そして「ありがとう」の一言に胸が熱くなり物語は終幕するのですが・・・
最後の最後に心の震える展開が待っていてくれました^^;

オープニングテーマは村川梨衣さんの「アスイロ」
テンポの良い軽快な曲調が印象的でした^^
エンディングテーマは霜月はるかさんの「ふゆみどり」
最終回の物語からエンディングへの導入は秀逸だったと思います^^

1クール12話の作品でしたが、アニメ化まで2年を要しただけあってゲームの内容が分からなくても十分に作品を楽しめる内容になっていたと思います。
この手の作品は評価の分かれるかと思いますが、私は楽しませて貰いました^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 28
ネタバレ

どどる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

荒廃した世界の再生

雑と言えば雑で、ゲーム原作の悪いところも出ているアニメです。
ところどころ重大な問題を「ここは流れで」という感じで違和感をサクっと流してしまう部分があり、減点で見るタイプの人、減点してしまう気分の時は乗り切れないであろう作品。
ゲームだと自分のプレイで埋まる部分のシナリオの空白のいくつかがうまく補完できなかったのかなという印象。
もっとアニメに最適化した流れが作れていれば一段上の作品になったという余地はあります。

ジャンルでいうと終末ものの中でも特に「心地よい破滅」がピタっとはまる作品で、世界全体は楽観できる状態ではないが、主人公たちの生存圏は直接的にはおびやかされていないという世界観。
しかし、破滅に任せるでなく再生を目指して生活を営んでいるのが特徴です。

良いところは、作中で荒廃した世界が提示されていること。
街をちょっと出ると砂漠や荒れ地になっていて、そういう場所を通る場面があるので、荒廃した世界と小さな社会の実感をともないます。
また良いのは、そういう世界で暮らす人たちがけっして荒れていないこと。
持続性のある方法で土壌を改良しようとしていたり、個人がそれなりに夢を持ったりしています。
破滅と再生は素晴らしいテーマですが一度破滅する必要から話が重くなりがちです。
エスカ&ロジーのアトリエは破滅を世界の方に委託していて「キャラクターに今まさに差し迫っている破滅」は無いので重さが緩和されていて、再生のストーリーの心地良さも持っている。
お得!

細かい話で特に気に入ったのは、
{netabare}
リンゴ園が重要な部分をになっていることです。
主に6話と12話でリンゴ園の話が上がってきます。
一本の苗木から始まったリンゴ園が少しずつ広がっているということに作中時間の流れを感じますし、確かな再生を感じるのが心地よい。
スケールの大きさを表現する終盤も具体的に何百年と言わずに「一本の苗木だったリンゴが、大きなリンゴ園になるまでの時間」というばくぜんとした表現が使われているのはとてもポエットです。

また他に良いことは、主人公2人はもちろん、登場するすべてのキャラクターがぜんいん異なる目的を持っていることです。
これは私にとっては超重要なことです。
人間それぞれ違うことを考えて生きていて、仲が良いあの子にも私の知らない友達がいるし、私の知らない生活がある。
同じような目的を持っている仲間を見つけたとしてもその強度が違うのが当然。5を目指す人間と10を目指す人間では生き方も変わってきます。
そして、そういうバラバラで当たり前の人たちの目的が一致する瞬間というのがカタルシスで、エスカ&ロジーのアトリエはまずまずそれを満たしていました。

その瞬間のあと、エスカはコルセイトの町を維持し良くしていくのが目的で、ロジーには飛行船の開発をしたいという目的があってそれは中央でやることだから、同じ場所にいてはおたがいの目的には叶わない。
目的のために1つになった仲間が、また目的のために別れてゆく。
こういうの好きです。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5

63.8 20 ファンタジーでコメディなアニメランキング20位
BRAVE10 [ブレイブテン](TVアニメ動画)

2012年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (479)
2597人が棚に入れました
時は戦国――関ヶ原の戦いが始まる約1年前のこと。信ずるべき道を見出せずに生きていた若き伊賀忍者・霧隠才蔵(キリガクレサイゾウ)は、出雲から逃げてきた巫女・伊佐那海(イサナミ)が刺客に襲われるところに出くわす。伊佐那海は徳川家康の手の襲撃者に出雲大社の全てを焼かれ、信州の真田幸村(サナダユキムラ)を頼ろうとしているところであった。一方、その真田幸村は、乱世の切り札となる10人の強者―「真田十勇士」(サナダジュウユウシ)を集めようとしていた。
続々と集結する猛者たちが繰り広げる戦いの中で、伊佐那海に
秘められた不思議な力が発動して・・・?!史上最高に美しい、華麗なる真田十勇士! この10人が歴史を変える力となる・・・!
ネタバレ

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

外見はいいけど中身がね、羊質虎皮とはこの事です(^▽^;)

■BRAVE10ってこんなアニメです (`・∀・´)!!
『真田十勇士』を題材にしたアニメなので知ってる人はわかりますね♪
おそらくストーリーは、真田幸村(信繁)に仕えた10人の勇士達が、大阪の役で宿敵徳川家康に挑んでいくという内容なのでしょうね♪
十勇士のメンバーの中で名前が変わっててわかり辛いのが、ヒロイン役の伊佐那海[isanami]ちゃんが三好伊三入道で、アナスタシアが穴山小介って事ですねw
他のメンバーはそのまんまの名前で登場するのでイメージしやすいかも知れませんね♪


■BRAVE10と出逢った日の日記 φ(・・*)ゞ
間違いなくこの作品は完走することでしょうw
えっ何故かって…モジ(((*´ε` *)(* ´З`*)))モジ
豪華声優陣ですしねぇー(● ̄▽ ̄●;)ゞキャラもカッコいいし♪
もちろん歴史物が好きって事もあるんですけどね!
女性キャラでは伊佐那海ちゃんもそーとー可愛いので、アナスタシアの登場までは伊佐那海ちゃん一人勝ちってところでしょうねw

キャラ毎に特殊な能力や武器などの演出も現代風にアレンジされていて戦闘シーンを盛り上げてくれそうな気がします♪
女性キャラを二人十勇士に設定してる事からも、彼女達がストーリーのアクセントになって行くのかなぁって印象も受けました!
現代アニメ風にアレンジされた『真田十勇士』をしっかり観せてもらいたいと思ってます(๑・`ω´・๑)


■総評
今風に洗練されたキャラデザと作風に、百戦錬磨の豪華声優陣の演技力でどんな『真田十勇士』が見られるのか結構期待していました。
そんな期待を見事に裏切ってくれましたね・・・( #` ¬´#) ノ コラ-!
『BRAVE10』を料理で例えるなら…c(゚^ ゚*;)ウーン…あっさり、さっぱり、うす味時短クッキングってところでしょうか(^▽^;)
どんなに良い食材を揃えても、どんなに高価な調味料をつかっても、出来上がりまでのプロセスが粗雑だと美味しい物ってできないんですよね。
とにかく雰囲気はあるけど言葉の重みもが無ければ、ストーリーに深みも感じられない内容でした(/∇≦\)アチャ-!

真田幸村が真田十勇士を集める過程のストーリーを描いているのですが、1クール12話の枠で収めようとしたことがそもそもの間違いだったと思うのです!
ちなみに、NHKで真田十勇士の人形劇なんて第435話もあったんですからね.....∑ヾ(;゚□゚)ノスゲーーー!!
オリジナリティあふれる面白みのある真田十勇士の物語を作ろうとするのであれば、真田と勇士一人ひとりの関係をもっと深く描くべきだったんじゃないのかなぁってねd(・・〃)?
鎌之助なんて、ただ才蔵にくっついてきて「これもなんかの縁だし」みたいな感じでしょ(^.^;
才蔵になんでそんなに固執しているのかもイマイチ不明だしねw
とにかくノリが軽いから、出会いがあれば誰でもいいの?って印象でした…
伊佐那海ちゃんの恋心の描き方も雑でしたね…
一目惚れにしてもねぇ…いきなりLOVE度MAXってのはちょっと面白みに欠けちゃうよぉ...アラアラ('-'*)ウフフ
挙げ句の果ては、ラストの戦闘シーンですね…
{netabare}
伊佐那海ちゃんの闇の力に半蔵が突っ込んで勝手に死んじゃったり…
瀕死状態の勇士達が闇の力のお陰?でいきなり復活したり…
{/netabare}
とにかくあっけない逆転劇に(゚O゚;エッ! エッ!(゚ρ゚;∑(・◇・*;)エェー!?でした!
個々の戦闘シーンの演出はスピード感があって良かったのにね♪

本作品はストーリーを楽しむというよりもプロローグ的なシナリオ構成なので、どうせならもっと凝縮してOVAで制作した方が良かったかも知れませんね。
それで真田十勇士が全員揃ってるところから、大阪の陣での活躍とかをTVアニメ化でスタートされればよかったのにって思います
原作の方はストーリーが続いているようなので、もし2期あるようなら人間模様をもっとしっかり描写して欲しいです(*・人・*) オ・ネ・ガ・イ♪


■おまけ
伊佐那海ちゃんのかんざし『奇魂(くしみたま)』についてちょっとメモφ(≧▽≦)モメモメ
神様って荒魂(あらみたま)と和魂(にきみたま)っていう2つの霊魂をもってるんだって♪
「神の祟」は荒魂を表していて、「神の加護」は和魂を表しているんです(・0・。)
和魂はさらに幸魂(さちみたま)と奇魂(くしみたま)2つに分けられてて、前者は人々に直接的な幸を与えていて、後者は奇跡的な幸を与えているんですって♪
ちなみに一霊四魂って言う心の構造を表す思想があって、人の心もこの「荒魂」「和魂」「幸魂」「奇魂」のバランスによって支配されているんですよ (^ー'*)b

BRAVE10で「奇魂」はとっても禍々しい闇の力として描かれていたみたいですけど、どんな意図があったんでしょうね?
ちょっと気になるので続きは2期かな・・・!?


■MUSIC♫
OP曲『精霊飛来』
 【歌】霧隠才蔵(小野大輔)、猿飛佐助(柿原徹也)
OP曲『天下を躍る』
 【歌】真田幸村(森川智之)、海野六郎(神谷浩史)
 どちらも90年代の日本のロックシーンを思い出すようなノスタルジックなナンバーでした♪


ED曲『艶男。-adeosu-』
 【歌】ADAPTER。
 ベースとギターとドラムと三味線のセッションはかなり新鮮な印象を与えてくれました(o^-')b
 まず三味線を使って「和」を演出しているのが第一のポイントです♪
 ヴォイスチェンジャーをつかってテクノポップ風にアレンジされているところも注目♪
 疾走感溢れるデジタルチューンサウンドを是非d(*'-'*)b


2012.01.21・第一の手記
2012.08.17・第二の手記

投稿 : 2024/06/01
♥ : 38
ネタバレ

★mana★ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

真田十勇士?否、これは鎌之介を愛でるアニメです(*´Д`)

最初から分かってました、「釣り」だって事は!
だから釣られてやりました、美味そうだったし(*´∀`*)
それは、男性諸君にも言える事ですよー!
可愛い巫女だったり、
プルプルのくノ一だって登場しちゃいます♥

え?真田十勇士?「知りません( ー`дー´)キリッ」
むしろ、知らないと楽しめないの?
否、「真田幸村を護衛する、10人の家臣」的な感覚でよかとです!
私は、その程度のスキルで観てました♪
初心者の私が察するに、むしろ、あんま関係ないんじゃね?
逆に意識して観た方が違和感がありそうな感じじゃね?

だって、服部半蔵ボディピ!何連してんの?
現代のうちだってバーベル2個だよ(;´∀`)みたいなw
ちなみに、時代は関ヶ原の戦いの1年前、
安土桃山時代の世界観で描いておられます!
そんな時代からピアスの文化はあったのでしょうか?
おまけに、衣装が妙に透け透けで、エロいっす!(注:半蔵は、もち男!)
そんな事を言い出したら、くノ一のアナスタシア・通称「アナ」
なんて とんでもなくエロいし、露出度高めのわがままばでぇですがw
(原作1巻を立ち読みしましたが、原作では真っ裸のシーンがありましたが、
アニメでは規制されてました・・(´;ω;`) ww)
何でか、脇役の半蔵と、十勇士の一人のアナの話をつらつらと書いてしまいましたが・・

私が最も語りたい事はそんな事ではなく、
真田十勇士の一人で、実際に存在したとされる「由利鎌之介」たん・・に関してです♥
彼?彼女?は3話で初めて登場しますが、
最初は、ただのイカレた野郎かと思ってたんですよね。
でも、あるシーンで顔を赤らめた時に全部持ってかれました(*゚∀゚)=3ハァハァ
もうそこから、鎌に夢中ですよ!で、6話の温泉ですよ!mana撃沈すよ!まさか鎌が・・
{netabare} 女の子だったなんてー!?(wikiによると、性別不明)余計萌えるじゃねぇか!w
ISのシャルよろしく、 男の子だと思ってた子が実は女の子だったと、いう状況に私は弱い模様。
(もしかしたら違うかもしれませんが、鎌のあの身体つき絶対女の子です(・∀・)ニヤニヤ)
{/netabare}
更に好きになりました、可愛い過ぎる見事なツンデレキャラです♥
まぁ、「ツン」の部分がツン過ぎて怖い位ですがね~何てったって鎖鎌振り回してますからww
ちなみに声は「高城元気さん」♫

そんな感じで、徐々に集まって行く十勇士メンバーなんて気にもならず、
鎌ばっか観て(・∀・)ニヤニヤしてましたww
(いや、1人だけ突っ込みたい!根津甚八、君は独眼竜か、はたまた三刀流の海賊か?(´・ω`・)エッ?w)
11話とか、鎌ファンにはたまんなかったですねぇ!
どこかの黒執事かと思いましたがw
って、肝心な主人公やら真田幸村の事は完全そっちのけ!
他にも突っ込みたいキャラばっか出てきますが、勝手にやってて状態でしたねw

基本、作画は美しくて、みんなかっこ、かわいいです!
おまけに声優人も豪華で、これは素敵なワンダーランドです☆

そして、ストーリーについて一言だけ言いたい事が・・
なんだかやっと十人集まって、もしや、戦か?
って感じの真田幸村の伏線のような台詞で終わっちゃいましたが、続きあり?
私は是非希望します!!これからが面白くなりそぉですし♪

肝心なとこを突っ込むのを忘れたので最後に・・
あのOPはなんですか?
基本、「精霊飛来 」:霧隠才蔵(小野大輔)+猿飛佐助(柿原徹也)
たまに、「天下を躍る」:真田幸村(森川智之)+海野六郎(神谷浩史)
2曲とも もう何と言うか、格好良すぎて笑っちゃいますよね(´;ω;`)アハハ・・
あんな濃いアニソンを聴いたのは、初めてだったかもしれませんw

投稿 : 2024/06/01
♥ : 19

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

この先にある戦いを前にした序章

時代は関ヶ原の戦いが始まるおよそ1年前。
伊賀の忍者 霧隠才蔵が、出雲の巫女伊佐那海と
出会うところから物語はスタート。
彼女は信州の真田幸村を頼ろうとしているところであり、
真田幸村は10人の同志を集めている最中だった。
出雲で何が起きていたのか、伊佐那海が付け狙われる理由は?
真田幸村の本当の思惑とは?伊佐那海に秘められた力とは?

やがて揃う10人に陰謀が・・・というお話。

真田十勇士の物語は子供の頃から好きだったので、
放送開始前からとても楽しみにしていたのだけれど、
1話ごとに新たな人物とバトルしては1人ずつ勇士を
集めていく・・というそのスピードのゆるさに、
なんだ、10人集まってから活躍する話ではないのかと
少々落胆し、実は5話あたりで一度断念してしまった。
でも、軒並み今期のアニメが最終回を迎え、
この作品を最後まで観ていないことがなんとなく気がかりで、
昨日、5話から最終話まで一気に視聴を終えたというわけ。

史実に忠実に基づくのは、所詮無理なようだったので、
戦国時代の名のある人々をベースにしたフィクション活劇として
あたたかく見守ることにした。

キャラデザはなかなかカッコ良く、まぁ個人的には
どうなのその服装?って部分も無きにしも非ずではあったものの、
先日出かけた京都の太秦にある東映映画村で、
このBRAVE10のコスプレをした男女含む、多くのレイヤーさんたちに
出くわし、やっぱり人気あるのだなぁとw
アニメのキャラデザを考える時、フィギュアやグッズなどの
商品化だけでなく、やっぱり彼らの存在も意識して
作られている部分は大いにあるのかもしれないなと、
あらためて思ったりして。

また、出演されている声優さんも豪華だし、
挿入曲などの音楽はけっこう好みだったし、
女性向けと言われがちな雰囲気は確かにあるものの、
自分はそれだからといって敬遠するよりむしろ、そういう作品も
どんどん観て楽しめる部分を探したい派なので、
それぞれに立っていたキャラも魅力は充分あったと感じる。
結果的には、楽しめる部分がたくさんあったということ、
そこはしっかり、ここに書いておきたいと思う。

ただ最後、え~~この先の話が観たかったんだよ。。。と
思ってしまったので、もしかしたら2期があるのかも???
もしあるなら、2期のほうには飛びつきますw


■キャスト■

霧隠才蔵 (小野大輔)
伊佐那海 (佐藤利奈)
猿飛佐助 (柿原徹也)
海野六郎 (神谷浩史)
アナスタシア(浅川悠)
筧 十蔵 (置鮎龍太郎)
由利鎌之介(高城元気)
三好清海入道(庄司宇芽香)
望月六郎 (橘田いずみ)
根津甚八 (中井和哉)

真田幸村 (森川智之)
伊達政宗 (子安武人)
石田三成 (緑川光)
直江兼続 (三木眞一郎)

服部半蔵 (櫻井孝弘)


投稿 : 2024/06/01
♥ : 22

73.3 21 ファンタジーでコメディなアニメランキング21位
うらら迷路帖(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (524)
2556人が棚に入れました
迷路町――そこは"うらら"と呼ばれる占師の町。
うららになることを目指して国中から少女たちが集まってくる中、
山育ちの女の子・千矢(ちや)もある思いを抱いて迷路町の門をくぐる―。
果たして彼女を待ち受ける運命とは?
占い乙女達の夢物語、ここに開幕です!

声優・キャラクター
原田彩楓、本渡楓、久保ユリカ、佳村はるか、茅野愛衣、諏訪彩花、高倉有加、咲々木瞳

rFXEy91979 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

TBS制作アニメ、また外れになっちゃうのかな…と思いきや、どっこいまさかの今期当たりアニメに逆転しました!!

一占「少女と占い、時々おなか」
元々さほどの期待もなく何となく触れてみたけど、う~ん世界観どころか需要すらも見えてこないな。山育ちの野生児ガールが迷路町って町に下りて、うらら(=占い師みたい)目指す話らしいけど、本題からいちいち外れて満腹のお腹と謎の謝罪。どうもこれは僕が好きなタイプのアニメじゃなさそうかも…。まあそんなこと言うんだったら、見なきゃいいって言われそうだが、生憎こうして触れた以上、ちゃんと最後まで見なきゃボロッカスに貶す権利はないと思う次第なので、最終回までしっかり見て答えをまとめようと思う。まあ美味しい役回りのキャラクターはいるから良いけど。

二占「探し物と夢、時々甘味」
一種の階級制というのが迷路町にはあるんだね(そんな風ではないんだろうけど)。そこに(言い方が悪いけど)世間知らずで無知な千矢が入り込んで大騒動。決して悪い女の子ってわけじゃないんだろうけど、軽率な行動が多々ありすぎて共感できない…。うんやっぱりこのアニメ、二話もそりが合わないな。
マツコさんのエピソードは大変面白かったから(ちょっとホラー風味なのが、なおスパイス効いてたし)、できることならノノ関連のエピソードをもっと求む。

三占「仲間と友達、時々ライバル」
弁天さんの声がねえ、夏木マリさんそっくり(笑)これ初見の人、勘違いする人何人かはいたでしょ(実際は井上喜久子さんだったが)。店内の内装ゆえか『千と千尋の神隠し』みたいだし。
それにしてもやっと今回、楽しく見れるポイント得られた。前半だと紺のコスプレ七変化(ていうか四変化?)が男子アニメファンサービスwああいう真面目で和が合う子の変化って面白いね。そこはとっても弁天さんに画面の外から感謝しました。
後半はのっけから百合アニメ臭全開!佐久ビジョンも百合アニメ色を余計に盛り上げてるし、あれこんなにニやつくアニメだったっけ?面白いぞ。なお今回もマツコさん、非常に美味しい役でした(感謝)

四占「良いこと悪いこと、時々くすぐったい」
前半はこれまでより不満なく楽しんでた。凶に戦々恐々な三人とすべてを楽しむ千矢。初めて千矢の奔放さを有難いと感じました。怖がるより楽しむスタンス、そこは見習うべきでしょうね。
後半戦はまたもや紺が男子サービスくれましたwこのアニメ、ちょいちょい百合をぶち込むようになりましたね(元の原作も同じ場面があるのかな。ちょっと気になる)。最初の頃よりアニメの方を大分好きになってきたかも。
ところでさ確認だけど、佐久隊長は男子じゃないよね?

五占「花嫁と神様、時々はっくしゅん」
男いたのねこの世界(笑)てっきりいないと思ってたから。大分アニメに慣れてきたのか、落ち着いて見れてきました。千矢が神様と思わしき何かに酔った状態で出会う場面、千矢が神様を見たかもしれない事実に少し嫉妬する紺。やっと抑揚の効いた流れに進んだようで安心しました。もしこのまま同じ流れなら、切ること本気で考えてたかも。
あとやっぱり女の子はお色直しをすると変わるね。千矢なんかめんこい子に大変身遂げちゃってるし、この面白さを序盤で既に確立してたら良かったのに…。

六占「恋と追跡、時々よーしよしよし」
”天然痴女”と”妹バカ”で幕開けるとか笑っちゃうな。佐久隊長は変装スキルの勉強が必要ですし、おもわぬ形でニナ先生の運命の人認定にwで、結局ニナ先生の件はどうなったの?
後半はコックリさんに取り憑かれた紺回でした。まさか友達申請を断られた過去持ちとか、取り憑かれた紺さんは動きも行動も大胆そのもの。てか狐のコックリさんはM属性をお持ちですか?

七占「祝詞と魔女、時々覚悟」
前半回はうらら界の”祝詞”事情とノノ回でした。祝詞勉強に悩める姿は受験生の悩みと同義で、まさに王道展開を紺は地で行ってました(徹夜で目の下もう真っクマ)wあとノノが自分の特技を皆と一緒の勉強の中で、見つけて発揮する様はちょっと嬉しくなりました。やっぱり壁を打破する子は無条件で魅力的です。
初めて小梅がメインを張った後半回はビターでした。偏見にも異能に対する恐怖心にもあっけらかんと構えていられる魔女のマリに小梅がずっと憧れるのも分かります。最初からあっけらかんとできたわけではないだろうけど、苦労を一切感じさせないマリの笑顔は強くて素敵で、”ああ、自分もこんな風に強くなれたらいいな”って、感想文を打ってる今、ふいに思ってしまいしました。珍しく今回は特に不満ナシでした!なのでちょっと星の方も上げました!次はどうだろ!?

八占「いけないこととわかんないこと、時々すっぽこぽん」
紺ってたまに”ド天然の問題発言”ブチかますよねwこういう真面目なガリ勉キャラがいかがわしいことを言うと、通常よりもその威力が一気に倍になるんですよね。
八占は紺がどれほどいい子か伝わる回でした(ドンドン面白くなってるよ)。どれだけうららで過ごす日々や千矢たち皆が大好きか、とてもこっちに伝わったし、ますます紺株上がりました。
あとニナ先生、だらしない(苦笑)

九占「母と心得、時々あなたのため」
紺の母さん登場とノノ厄災防止回です。歌歌って空元気の紺、揺るがない千矢ちゃん。そしたらまさかの試験オチで落とし込むとは、先生怖いw
九占のテーマって”一人よりも、皆で挑む”?「三人いれば文殊の知恵」のことわざがあるように、一人よりも皆で挑んで、切り開ける道もある。よく聞く言葉だろうけど、その大事さは一生不変。1占頃よりこのアニメ、今はホントに楽しいです!

十占「四人と昇格試験、時々試練」
紺ママコワい(震)”全員公平に厳粛に、ぶっ潰すつもりでいきます”って…。あと紺、ハチマキが”よかったあ”になってたぞ(できれば『クレヨンしんちゃん』みたいにちょいちょい違う文字出て欲しかった)。ショッカーみたいな鬼も出るし、佐久隊長はトドメを刺される(破廉恥なニナ先生に)。笑いどころが沢山あって、笑ったなあ。楽しかった!
今回まさか次回へ続くエピソードとは思わなかった。壁の眼が千矢のことを既に知っているようだったし、そろそろ千矢とうららの神様の関連性が分かるかな?

十一占「千矢とくろう、時々涙」
神様の事は分からなかったけど、千矢の母さんはうららの何かから”裏切者”になってるみたい。娘・千矢を狙う黒手に壁一面にビッシリの目。うららの裏の脅威なのか、それともまさか一番占?脅威を救った謎のくろうは、神様じゃなくてマスコット(占いの)?とても沢山の謎はあるけど、らびりんすの皆が一緒に九番占へ昇級したから、まあ今はいっか(千矢と紺と同じですね)w
ちょびっとホラーテイスト入って、ワクワク一気に高まったけど、次でいよいよ最終回か。もうちょっと見ていたかった。

十二占「お風呂とお祝い、時々笑顔」
ただの祝勝会(回)でした。一発芸を披露するわ、酔い潰れて湯当たりするわ、とにかくメチャクチャ騒いでましたが、それがとにかく楽しかった!仕事疲れを忘れました。
あとやはり千矢と紺はベストカップルすぎますね。この二人が一緒に出るとき、雰囲気全然違いますもん。二人でいっそ『桜trick』ゲスト出演しちゃえばいいのに(笑)
ぶっちゃけ途中で切ろうかなって開始頃は考えてたのに、今はあそこで切らなくて良かったと思ってます。TBS制作アニメで、やっと当たりに出会えました!!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 5
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

やっぱりべっかんこーって言いたくなるよねぇ

自分、嫌いじゃないのだけど日常系ってなかなか完走できません。
どうしても途中で見逃す回が出来て、その後はもう見なくていいかって気持ちになってフェードアウト…。
各話に跨るストーリーがあればそんなことは起こさないのだけど、1話完結型で繋がりもあんまりない系統だとどうしてもそうなっちゃうんだよねぇ。
嫌いじゃないんですよ?

で、そんな中この作品は問題なく完走できました。
うっすらとではあるけど「この世界ってどうなってるん?」「主人公たちはどこまで占いが上達できる?」っていうストーリーがあったお陰だと思います。
とはいえ繰り返しになるけどストーリー部分は非常にうっすら、そこら辺期待しても大した掘り下げ・進展はありません。
一方でストーリーはナシでひたすら日常を眺めていたいって人にとっては邪魔な存在だったっぽい?
その結果中途半端になっちゃったってことなのかなぁ?
コレ系で自分が完走できただけでも評価に値するのだけど、世間的にはそんなにウケてはない…のかな?

{netabare}まず世界観だけど、女性だけしか占えないってことで女性だけが住む占いの町=迷路町ってのがある。
15歳を過ぎると占い師見習いとして迷路町入りが許され、10段階ある占い師ランク(下から十番)を上げるべく親元を離れ住み込みで修行する。
…って感じで女性しか登場人物が居ない理由付けをしてるのだけど…その…時代が江戸だか明治時代っぽい感じで、町のすぐ隣にお歯黒ドブが流れてそうな印象を持ってしまうのは自分が汚れてるせいだろうか。
迷路町外に住みつつ修行に通うってことではなく、住み込み必須な丁稚奉公みたいなシステムがそう思わせてしまうのだろうか。
将来茶屋から暖簾分けしようってことでもなさそうだし、茶屋そのものが繁盛してるようにも見えないせいもあるかな?他にもっと稼ぎのいい“副業”があるように感じてしまってのう。
いや、それが占いなんだろうけどさ…ひょっとしたら見習い受け入れで奨励金が出てるのかも?

で、物語の方だけど、2話までかけて世界観(あとキャラ)の説明をこれでもかというくらい丁寧に続けます。
てっきり客から難題な占いを頼まれて4人+人形一体であくせくしながら解決してく話なのかと思ってたら、まだ客を取れる立場ではないらしい。
かといって一心不乱に修行に明け暮れることもない。
まぁそこはそれ、基本日常系なのでのほほんとゆる~く修行をしていきます。
が、そんな中たまに見せる不気味な部分が、自分が見続けることが出来たポイントになるかな?
上で書いた色町っぽいことや神を探ってはいけないこと、ニワカがヤバい占いに手を出して大変なことになるんじゃないか等々。
実際千矢がいなかったら紺の行ったキツネ憑きは結構危なかったんじゃ?
可愛い女の子たちを「あーもう危なっかしいなぁ」とハラハラしながら見守るってのがこの作品の視聴姿勢なのだと思う。
…って、オッサン向けやーん!
思えばタイトルからして「うらら」と聞いたら「べっかんこー」と答えたくなるような人を選別する、踏み絵みたいなものだと思えなくもないようなそうでもないような??

あ、それとこの作品はあえて花に注目しながら見ました、これも全話完走できた要因かも?
普段は気にしたところで作ってる側もそこまで徹底はしてないだろうってことでスルーしてたんだけどね…この視聴姿勢ならきらら系は完走できるようになるかも?{/netabare}


園芸ネタ
{netabare}各キャラごとのシンボルフラワー
・千矢:サクラソウ
・紺:ワスレナグザ
・小梅:梅
・ノノ:ヒイラギ
マツコさんは無いっぽい、見落としてるだけかも?

・ニナ:ヒルガオ(ナツメじゃないんだ)
・佐久:アサガオ
・大島:絵だけでは同定不可、順当にノギクの一種と思う
・塩沢:ペンタス?ランタナ?ちと分からん。よく見たら4弁なので…ライラック?バーベナ?花弁数を気にしなければペンタスが一番近いんだが…
・時江:ネモフィラ?(これも自信ナシ)

・棗屋内にある一輪挿しはコスモス(恐らく造花)、鉢植えはハートホヤ

作中の季節は春~夏(初夏)までの間。
9話で縁起物としてナンテンを探す話があったが、単にナンテンってだけならそこら中にあるハズ。
リアル自分の家の近所でもそこかしこに植えられてる(勝手に生えたものもある)し、占いの町であるなら尚更のことかと。
ヒイラギナンテンやホソバナンテンも含めれば頻度は更に増す。
ただ“実付き”を探してたのであるなら季節的に困難なのも納得、と解釈。

12話、風呂や池?の手前の植え込みで咲いてた花はぱっと見た感じ椿、けど季節的に合わない。
ハマナスかとも思ったが違う。
次の候補として夏椿が浮かんだが、あれ?桃花の夏椿って流通しだしたのは最近だったような…。
んで更によく見てみると…ああ、これフヨウだ。
シベの描き方や絞り咲きのせいですぐに思いつけなかったけど、草姿としてこれが一番近いかと。
むしろ作中では酔っぱらうネタがあるので、絞り咲きなのはスイフヨウ(酔芙蓉)を表してるのだとしたらなかなか小洒落た演出かと。
同12話後方でオレンジの花を着けてる樹木は…季節と花のまばらさからしてザクロ?
ややマニアックな気がするけど(メジャーならノウゼンカズラを木に絡ませる)古い民家なんかだとよく見る光景か。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「日常の迷路で人は時に道を失う、そんな時占い師は君に選択の矢を与えるだろう…それを操る条件は15歳を過ぎた少女であること…時に女神、時に魔女、占い街の乙女たち」

この作品の原作は未読ですが、きらら系の作品と知って視聴を決めました。
そしてキャスティングを聞いて大喜び…
主人公を演じるのは、「月曜日のたわわ」でアイちゃんを演じた原田彩楓さんじゃありませんか…
アイちゃんで原田さんは私の中でブレイクしました…でも、それだけじゃありません。人気赤丸急上昇中の本渡さん、はいふりの鈴ちゃんを演じた久保ユリカさんに、SHIROBAKOの安原絵麻を演じた佳村はるかさん…
キャスティングに関する作り手の気合を感じながら視聴に臨みました。

この物語の主人公は15歳になったばかりの千矢…
彼女はずっと前から決めていた事が一つありました。
それはもう顔も覚えてないけれど、15歳になったらお母さんに逢えると言われている迷路町に行く事…
だからずっと15歳になる日を待ち続けていたんです。

そしてとうとうその日がやってきました。
彼女は見習いうららになるための紹介状を手に迷路町への向かうのですが…
これまでずっと山の中で過ごしてきた自由奔放な千矢の毎日は常に山の動物たちと一緒…
だから集団でたくさんの人が住む場所での生活とは雲泥の差があったんです。

見渡す限りたくさんの人・人・人…
それにちゃんと「ごめんなさい」って謝っているのに誰も聞いてくれない…
お母さんに逢いたいだけなのに…

でも、そんな独りぼっちは千矢だけではありませんでした。
迷路町で一緒になった紺、小梅も千矢と同じ紹介状を持っていたんです。
こうして3人は迷路町の一番外れとなる10番占で、かやのん演じるニナ先生のもとニナ先生の妹であるノノも見習いうららとして一緒に勉強していく事となり物語が動いていきます。

一刻も早くお母さんを探したい千矢でしたが、迷路町には自分が持っている札までしか立ち入ってはいけないという絶対遵守事項がありました。
だから9番占の札を持っていない見習いうららは10番占しか出歩く事が許されないんです。
しかも一つレベルアップするには難しい試験を突破しなければならないとか…

きっとはやる気持ちで一杯だったと思います。
お母さんは千矢が逢いに迷路町に来ている事を知らないかもしれない…
そしたら、千矢がお母さんのもとに辿り着くまでにどこかへ行ってしまうかもしれない…
こんな不安な気持ちだってゼロじゃなかったと思います。

でも千矢は偉かったと思います。
ズルをする事無く迷路町のルールをしっかり守って、その上でお母さんを探すと決めたから…
きっと一人だったら…これまでの千矢だったら絶対選択できなかったと思います。
だって山の中ではそんな窮屈な決まりは無く、やりたい事をやりたい時にやりたい様にできたのですから…

千矢が人の全うな道を選択できたのは、3人のかけがえのない仲間ができたから…優しい先生がきちんと諭してくれたから…
何より千矢にとって大切な居場所ができたから…

でもこの物語の主軸はあくまでもうららとしての占い道です。
最初から何事も上手くなんてできません。
だから一生懸命練習して…自分だけの占い方法を見つけていくんです。

すごく短い間でしたが色々な事がありました。
良かれと思ってやった事が必ずしも良い結果に結びつくとは限らない事を知って…
直向きに向き合った…ただそれだけなのに、超えてはいけない一線に一喜一憂したり…
物事の優先順位…いつの間にか自分が2番になっているのがとても自然で…
不安で圧し潰されそうな時、涙が堪え切れない時…必ずみんなが傍にいてくれるのが当たり前になって…
そんな4人を背中をそっと押すニナ先生の全てを包み込むような優しさはやっぱり偉大な先輩うららである事を実感して…
4人はまるで新緑の若葉の芽吹きの様に真っ直ぐ成長したと思います。
彼女たちの成長の真価…どの様な形で視聴者の気持ちに応えてくれるのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、見習いうらら4人組で構成されたユニット らびりんずによる「夢路らびりんす」
エンディングテーマは、Luce Twinkle Wink☆さんの「go to Romance>>>>>」
4人の可愛らしさが上手く表現された曲と背景だったと思います。

1クール12話の作品でした。
放送途中に、この作品の評価がちらほら聞こえた事もありましたが、私的には評価の高い作品です。
キャラの可愛さ、作画の綺麗さは言うに及ばず…
目標に向かって努力している人ってやっぱり輝いています。
一生懸命向き合いながら流す涙…とても綺麗だと思います。

頑張り方や力を入れるタイミングやポイントは人それぞれ…
だけど、何があっても4人一緒に…の心を持ち続けたみんなは輝いていました…
こういうキャラの輝いている作品…大好きです。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22

64.5 22 ファンタジーでコメディなアニメランキング22位
キューティクル探偵因幡(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (456)
2476人が棚に入れました
狼男探偵・因幡洋のもとに警察犬時代の相棒、荻野警部が事件への協力を求めてきた。
事件の首謀者はイタリアンマフィアの首領(ドン)・ヴァレンティーノ。
明らかにヤギにしか見えない首領・ヴァレンティーノの前に、赤毛フェチの因幡とゆかいな仲間たちがグダグダで立ち向かう、“ヤギ大増量毛探偵ギャグ物語”。

声優・キャラクター
諏訪部順一、入野自由、下田麻美、森川智之、大川透、小杉十郎太、日笠陽子、巽悠衣子、鳥海浩輔、深田愛衣、斎賀みつき、杉田智和、瀬戸麻沙美、岡本信彦、志村由美、日高里菜、子安武人、浅沼晋太郎、黒田崇矢、檜山修之、福山潤
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

探偵らしい事をあまりしない+悪役に魅力がある作品

(2013.1/11 1話:偽造通貨印刷事件・因幡洋誘拐事件)
{netabare}真面目な探偵アニメかと思いきや、ギャグアニメなのか?

毛に触れただけで個人を識別する。だからキューティクル探偵なのねwww
子山羊さん、変身後の因幡に恨みを持ってるみたいだね^^;3匹の子豚じゃあるまいし…
ロレンツォ(CV:小杉十郎太さん)なのかww

首領・ヴァレンティーノが主人公より良いキャラしてますね。
と言うか、全然探偵らしい事してないwww{/netabare}

(2013.1/19 2話:機密文書事件・母子ストーカー事件)
{netabare}首領が可愛すぎでしょwww 首領を愛でる為に観るわwww

緒方の犬好きに警察犬がストライキ(その中に因幡もwwwって犬扱いか!?(゚д゚;)){/netabare}

(2013.1/26 3話:チョコレート悩殺事件・狼少女暗殺事件)
{netabare}Aパート、安定のヴァレンティーノ回でした(*´▽`*)

ユータくん、勘が鋭いなwww
ココアと日本庭園のミスマッチ=和洋折衷だな。それにしてもヤギ可愛いであろー、ヤギwww

KEIJI、因幡より強いだろww

Bパートも、安定のヴァレンティーノ回でした( ´ー`)
やめて~ヤギだけは殺さないでくれ… この作品の魅力が無くなるからwww
ベルサイユ宮殿の「ベ」はベニヤ板の「ベ」とかww(。・w・。 ) ププッ

それじゃ、キューティクル探偵因幡の「バ」は「ヴァレンティーノ」の「ヴァ」wwww{/netabare}

(2013.2/2 4話:制服警官襲撃事件・猫バカ洗脳事件)
{netabare}ヤギ、肉と紙(紙幣)食べてるしwwww
日本国民ヤギ好き化計画って紙の消費ハンパなく上がりそうwwww

へぇ~、犬用の爪切りで日本刀って切れるんだー(棒)

遥が持ってたぬいぐるみの中、狼いたよねwww 首領、大丈夫か?{/netabare}

(2013.2/10 5話:天才タッグ結束事件・慰安旅行極楽事件)
{netabare}じゃあ、次はヤギでお願いしますwww
妄想を現実に…それだけ首領の妄想がくだらない事を証明しているんだな(゚д゚;)
ってか刑事、カテキン摂りすぎwww

「あろー、あろー、あろー、であろー」ヤギ、It's Cute!wwww

「そっちのヤギが首領で良いじゃん!」とか言うなよ…orz

そんな怪しい慰安旅行あるか!(x_x) ☆\( ̄ ̄*)バシッwwww

「おのれ、デリケートさん!」が何か知らないけどツボwwww

この回が一番面白いwww{/netabare}

(2013.2/16 6話:黒幕”黒い牙“到来事件・オオカミの家)
{netabare}聡明さん:「ウール、ウールwww(面かせや!)」

弥太郎、杉田さんだったんか(゚д゚;) 喋らんから分からなかった^^;
今回、ヤギ成分少なめ?

リアルヤギ恐っ( ̄■ ̄;)!

EDだけが救いでしたwww{/netabare}

(2013.2/23 7話:毛立キューティクル学園入学・バー・ラグドール・キューティクルLIFE 13年前の馬鹿息子&10年前の馬鹿息子・九条組組長暗殺事件)
{netabare}圭くん相変わらずのツッコミ(´▽`) ノ

チャイムがヤギの鳴き声とかないわ~(-_-;)あと、鞄がダンボールに見える…
緒方と山羊が絡んでるシーンで首領が居なかったぞ!(-д-;)ドーイウコト?

ドン可愛いであろー。リアルヤギ、声だけならカッコいいであろー。
ん!?ヴァレンティーノファミリーってこんなに格好良かったっけ?

いつものヤギが良いですwww{/netabare}

(2013.3/2 8話:佐々木優太誘拐事件・因幡親子決裂事件)
{netabare}「あろあろあろあろあろっ」ヤギの扱いがwwww
ヤギ基、首領は非戦闘員というよりマスコットキャラですwww
ヤギは、どうでもいい…だと!?

遥、それを世間ではブラコンと言うのだよ。
しかし、良い所で終わったなぁ~^^;{/netabare}

(2013.3/9 9話:因幡親子誘拐事件(後編)・恋愛フラグ乱立事件)
{netabare}荻さんの前髪大好きなんですね、因幡w
「鬼が金棒2本持ってるよ!(゚д゚;)」wwww
いや、茶髪の特殊能力じゃなくてそれ、茶羽根の通常能力だからwww

あれっ!?今回ヤギの出番は?(-_-;)

ヤギ来たであろーъ( ゚ー^)
その、ドンのぬいぐるみ欲しいww

優太、ジェイソンマスクと太刀持って街中歩くな!ヾ(-д-;)ぉぃぉぃ

なっちゃんの想い、報われるといいな…{/netabare}

(2013.3/16 10話:ヤギ園満事件・首領パワースポット陰謀事件)
{netabare}ヤギは、首領を知って好きになりましたwww ドンみたいなヤギなら触れ合い大歓迎です(´▽`)
「残像だ…」by飛影

捨て駒って、おいっヾ(ーー )ォィ

私にも首領パワー下さいww

ロレンツォ、イケメンwww{/netabare}

(2013.3/24 11話:首領・ヴァレンティーノ脱獄事件)
{netabare}動物愛護団体が黙っちゃいないZE☆
「人成らざる者の刑務所」それは動物園か何かですか?荻さんwww
そんな島、アルカモネ(゚ー゚☆キラッ
まぁ、確かに“無人”島ですね^^;

結構、いい話だったり?


「ハローであろー」の後の照れてるヤギカワイイな(*´▽`*)

今更な感じだけど、秋吉って聡明さんの前の器だったんだな。

今までで一番いい話(゚ーÅ) ホロリ{/netabare}

(2013.3/31 12話:「キューティクル怪盗誕生事件」「悪の組織拡大事件」)
{netabare}さすが、キューティクル探偵www
ダイヤ!?氷かと思ったw ダイヤモンド・ヴァレンティーノ!!カワイ過ぎ(*´▽`*)

毛、バファ○ンかよ!

ヤギ、元気ィィィィィ!wwww
えっ!?何この、急なホラー展開!?

福潤さん!!(ルルーシュ!) 楽しそうですねwwww{/netabare}

2期ありますよね、首領!?

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13
ネタバレ

 BlackCat さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ギャグを貫き通して欲しかった。でも、毎回安定して笑えます^^

原作:漫画
ジャンル:ギャグ
話数:12話

      ~物語のあらすじ~
元・警察犬である因幡がどんどん、犯人を捕まえていく話で、警察の荻野と犯人を追いかけていく話

あらすじを見ただけでは「探偵」「警察」とシリアスな物語かなと思ったりすると思います。 それは誤解です!w
めちゃくちゃギャグですww しかも割とハイテンションで物語が進んでいきます。普通のアニメだったらシリアスな雰囲気なシーンでもギャグに見えて笑ってしまいますw

登場人物も個性豊かなです。
山羊だったりダンボールかぶってたりもやし(笑)だったり。
でも、真面目なキャラも1人だけいましたね^^;
もう登場人物を全体で10とすると
ボケ:ツッコミ=9:1 
もしかすると 10:0 
ってぐらいみんなボケていますw

しかも、どの話も安定して面白かったです。
これといって盛り上がりをみせた話もありませんが
毎回面白かったですw

ただ、途中であった若干シリアスな話はいらなかったと思いますねw ギャグをずっとして欲しかったです。 さらにギャグアニメとして見てるので感じるものはこれぽっちもありませんw 
あと、最終回をどうにかして欲しかったです(^^;
なんだあのニートって感じでしたww 
でも、ギャグアニメとして見ていたおかげでなんとか笑って見終わることが出来ました^^
ただ、落ち込んでいる時や元気がないときに見ると
うるさく感じることもあると思いますが
ギャグアニメを見たい、好きな人にはおすすめしますね!

OPは主人公の因幡さんが歌っていてけっこうかっこいい歌だと思います!
EDはドンバレンティーノが歌っていてかっこよくはないですけどあまり聞かない曲調でしたw 演歌っぽいかな?


  
    【 1~4話の感想 】
1話の感想
{netabare}最初のシーンとは裏腹にギャグ中心でしたねw
木造平屋にマフィアがいるとはwwww
さらに荻野の復活の仕方やなんか最近の文化じゃないような作画、登場したものもありました^^{/netabare}

2話の感想
「機密文書盗難事件」と「母子ストーカー事件」
{netabare}一応圭がツッコミをしてますが、やはりツッコミを心の中でしてしまいますw 機密文書盗難事件なのにすごろくをしてタイムスリップして、母子ストーカー事件なのに犯人であるヴァレンティーノをてなずけたりと、、、もうこの設定で笑えてきますw 内容はもっと面白いです!ww
梓はお父さんより仕事が出来そうですねwwww
いろいろとwww
{/netabare}

3話の感想
「チョコレート悩殺事件」と「狼少女暗殺事件」
{netabare} バレンタインの話ですかね?w
ロレンツォは男の気持ちをよく分かってますねww
ガブリエラの目面白いですねwwww古い感じですね(^^;
あれ?優太の灼熱ジェラシーは・・・ド○ゴ○ボールのあれじゃ?(^^; あの気の高まりと言いw
最後はまさかオヤジギャグで終わるとは・・・意外ですw
ステラは可愛いですね^^ でもやっぱりボケのインパクトが強いですwww ステラの情報収集の仕方がなんか心配です(^^; でも、血じゃなくて本当に良かったです^^
{/netabare}

4話の感想
「制服警官襲撃事件」と「猫バカ洗脳事件」
{netabare}
因幡さんの弟の探し方が無茶すぎますねwwww
あれ?弟らしき人物がドンと話してますねww
いきなり事件に巻き込まれましたねww
因幡さんのホイホイって言動・・・まさかゴキブリホイホイの伏線?ww しかもバカだwww さらに弟発見! 急展開すぎw 鬼ごっこなのにずれてるww しかも弟息切れ早いw そうめいさんもツッコミどころですねw
殺すの!って思ったら旗でしたねwwww

猫好きを犬好きに・・・w ちなみに僕は犬好きですww なぜにヤギ好きになって世界征服wwww 
スフィンクスこええええwwww つっこめええええww
着ぐるみと猫を見間違えるとはw 誰か因幡さんのツッコミじゃあ足りないww 
弟は心が読めるみたいですね(゚д゚lll)琴(ry
洗脳マシンは本格的ですね。 本当に犬好きになったみたいですねw ってか舐められすぎだろw 
まさかのあの電撃で・・・(;_;) と思ったら生きてるねw
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 26
ネタバレ

ローズ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

100人乗っても大丈夫!キューティクル探偵因幡物置!!

警察犬(シークレット・ドーベルマン)として働いていた因幡洋(いなば ひろし)は、行方不明になった弟を探すために警察を辞めて探偵となる。
警察時代の同僚だった荻野邦治(おぎの くにはる)の依頼により、首領(ドン)・バレンティーノ一味と関わる事となり、犬猿の仲のような関係の狼山羊の仲(?)になってしまう。

警察・探偵・マフィア(バレンティーノ一味)など、ハードボイルド系の作風になりそうなのですが、探偵物などを期待した方は残念でした。
探偵などの設定をしたコメディー作品と考えたほうが、しっくりときます。


登場する人物は、かなり個性的です。

首領(ドン)・ヴァレンティーノの外見はヤギそのもの。
根っからの悪人という感じではなく、少しとぼけた面もあります。
「シャーシャシャシャ」という笑い声や語尾に付ける「~であろう。」は印象に残ります。

警察時代の因幡と共に行動していた荻野邦治(おぎの くにはる)は、超人的な肉体を持っていて優秀な人物なのかと思いきや、こちらも少し間の抜けた所があります。
ただし娘のことになると性格が変わり、鬼のような形相に・・・

テロリスト集団・野羅(のら)の名目的トップであり、洋の弟である因幡遥(いなば はるか)も登場しますが、虚弱体質のせいか、すぐに倒れたり寝込んでしまいます。
もう少し活躍してもいいのではと心配になります。

ほとんどの登場人物がボケの役割になっていて、ツッコミ役は探偵事務所に勤める野崎圭(のざき けい)しかいないので、ツッコミの重要性が分かります。
(1話だけ、ボケ役に変身してしまいますがw)

その他の登場人物も全て個性的なので、お気に入りのキャラを選んでおくのもいいかもしれません。


個人的には、首領・バレンティーノ(ヤギ)が笑いのツボであろうw
ヤギとオオカミだったらヤギを応援するであろう。
送りオオカミが嫌いなので、日本狼と同じ境遇にしてやるであろう。
と言う訳なので、ヤギ推しであろう。


最終的には、警察&探偵VSヴァレンティーノファミリー&野羅という構図が出来上がりますが、緊迫感がほとんど無く、それぞれのメンバーの個性・設定を活かしたコメディー作品であろう。

探偵事務所でお茶を出されるシーンがありますが、意味が分かったであろうか。
炊飯器にお茶を入れてお茶漬けとなりますが、京都でお茶漬けを出されたら「帰って下さい」という合図になるので、それを狙ったのであろう。


OP曲
「遥か、日常の中で」
歌 因幡洋

ロック調の曲であろう。
アニソンらしい曲なので、因幡役の声優・諏訪部順一さんのファン向けのような気がするであろう。

ED曲
「プリマ・ステラ」
歌 首領・ヴァレンティーノ

所謂、”ムード歌謡”というジャンルであろう。
電波系とは違うと思いますが、聴いているうちにクセになっていくような・・・w


この作品を視聴する事に対して・・・・・

     こ~と~ば~なんて~♪ いらないであ~ろ~う♪♪♪



{netabare}誰にも気づかれずに途中から吾輩がレビューを書いたであろう。この作品を通じてヤギのファンを増やすであろう。シャーシャシャシャ!{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13

67.2 23 ファンタジーでコメディなアニメランキング23位
SHOW BY ROCK!!(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (416)
2462人が棚に入れました
音楽都市【MIDICITY】。ゴスロリ好きなネコの女の子【シアン】は、通りすがの怪しい音楽事務所社長【有栖川メイプル】にスカウトされる。優等生ウサギの【チュチュ】、ネットギークイヌの【レトリー】、宇宙ヒツジ?の【モア】、3人の仲間と出会い、ガールズバンド【Plasmagica(プラズマジカ)】を結成。バンドで世界の頂点を目指す事になる。
だが、トップバンドへの道は長く険しく、ノリが大事。数々のクセのあるアーティスト達と対バンし、Plasmagicaは少しずつ成長して行く。やがてMIDICITYの音楽シーンを牽引する存在にまで上り詰める・・・かも?
Gonna be a music millionaire!(音楽で億万長者になってやる!)


声優・キャラクター
稲川英里、上坂すみれ、佐倉綾音、沼倉愛美、谷山紀章、内山昂輝、柿原徹也、細谷佳正、潘めぐみ、早見沙織、松井恵理子、宮野真守、逢坂良太、村瀬歩、日高里菜、茅野愛衣、村川梨衣、五十嵐裕美

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

3DCGによる驚異のクオリティのライブパートは必見!(追記アリ

視聴前レビュー

サンリオの音ゲーSHOW BY ROCK!!のアニメ化です
サンリオというと女性向け子供向けというようなイメージが強いですが
サンリオ社内で男性をターゲットにした作品を作ろうという形でスタートしたのがこの企画

しかし出来上がったスマホ向け音ゲーは
音ゲーマニアからすればゆるすぎる代物で
結局居ついたのは元々のサンリオの顧客だった女性客が中心のようです

私自身はアニメ化の話が持ち上がった頃に
アニメ化されるくらいだから面白いのかな?
と少し気になって始めた感じなのですが
音ゲーとしてはちょっと物足りない感じでした

しかし、オリジナルのバンドと
実在ミュージシャンとのコラボバンドと
合わせて20組にも及ぶバンドの奏でる
100曲近い多彩な音楽に強く惹かれて
そのまま継続して遊んでいます

オリジナルバンドの中では
「徒然なる操り霧幻庵」が推しバンド
もともと和ロック大好きなんです

タイアップバンドの中では
植田真梨恵さんとコラボした
「しにものぐるい」が好み

一昔前の音ゲーは曲追加ごとにお金をせびられるものでしたが
全楽曲が無料で遊べるスクフェスのヒット以降
ゲーム内楽曲は客寄せのために無料にして
それ以外のところで稼ぐスタイルの音ゲーが増えています
コレもその一つでガチャを無視すれば
基本無料でだいぶ遊び倒せます

ほんとに多彩なバンドが揃っているので
多分誰でも一つか二つかは琴線に触れるバンドがあるんじゃないでしょうか?
という事でシステムが若干微妙ですが
曲はガチなのでゲームとしては十分お勧めできます

まぁでもそれとアニメが期待できるかってのとはまったくの別問題ですよね
そもそもゲーム内にストーリーと呼べるほどのものは無いので
PVには原作:サンリオなんて書いてありますが
ゲーム原作というよりはゲームキャラを使ったオリジナルアニメだと思っていいでしょう
アニメとして面白くなりそうなのかどうかは
正直全くわかりません

なので個人的な興味はアニメ化によって追加される楽曲にあります
ただし一部ゲーム版とキャスト変更があるようなので
その辺ちょっと心配です

キービジュアルにあるバンド「プラズマジカ」が
OPEDと挿入歌を発売することが発表されています
シアン:稲川英里
チュチュ:上坂すみれ
モア:佐倉綾音
レトリー:喜多村英梨⇒沼倉愛美
レトリーのキャラソン好きだったので
キャスト変更はちょっと残念に思っていましたが
アニメジャパンのレトリーコスのぬーぬーがかわいかったので
なんかどうでもよくなりました(何
まぁぬーも歌唱力の高さは文句ないですしね

中二病バンド「シンガンクリムゾン」は挿入歌一曲発表
クロウ:谷山紀章
アイオーン:柳田淳一⇒内山昂輝
ヤイバ:市来光弘⇒柿原徹也
ロム:丹沢晃之⇒細谷佳正
こちらは大幅にキャスト変更されていますが
ヴォーカルはクロウのみなので特に問題はなさそう

個人的イチオシ「徒然なる操り霧幻庵」も挿入歌一曲
阿:?⇒早見沙織
吽:松井恵理子
ダル太夫:潘めぐみ
ヴォーカルは阿ですが
今まで歌ってたのははやみんではない(と思う)
ので歌手自体が変更になるのか
演技部分と楽曲部分で分ける形で行くのか気になります

シンガンと腐女子人気を二分するゲームの稼ぎ頭「トライクロニカ」
シュウ☆ゾー粕谷大介⇒宮野真守
カイ:逢坂良太
リク:村瀬歩
こちらもヴォーカル変更なのか
演技と歌で分けるのか気になるところ

ゲーム内未実装のアニオリバンド「クリティクリスタ」
ロージア:日高里菜
ツキノ:茅野愛衣
ホルミー:五十嵐裕美
ジャクリン:村川梨衣
ゲームがいまいち男性層の囲い込みに失敗しているので
テコ入れで別路線のバンドを投入という事なんでしょうかw
睦月あるいは延珠
めんまあるいは白
ひなだお!あるいは杏
りえしょんだけは一条蛍くらいしか思いつかないけど
幼女役で名を馳せた声優を集めました!
って感じのユニットなのはわかりますw

プラマジの挿入歌は両A面であるそうなので
OPED+挿入歌6曲?
結構豪華な感じですね
アニメジャパンのステージ観に行った時の話だと
「ライブシーンも結構多い」ということでした
その辺も少し気になりますね

アニメがどんな感じになるのかは
とりあえず来週末の先行上映会行ってみてきますn(・x・

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

一話視聴後レビュー

一話上映会に行ってきました

2等身のミューモン体の3DCGによるバトルシーンと
擬人化verをメインに使った作画で構成される日常シーン
元々のゲームPV内の説明だとテンションが上がると擬人化体になる
という話だったような気がするけどまぁどうでもいいや

第一話なので当り前ではありますが
CGパートも作画パートもクオリティ高いです
でもふたつセットにして説明なく出したら
ご新規さんは混乱するだけだと思うんだよね
なにしろゲームプレイヤーでも展開に置いて行かれそうになったので

今回のアニメ化の目的は男性客層の開拓にある
というような話がアニメジャパンであったので
新規層にやさしい導入が必要だったと思うんだけど
その辺かなり強引な印象を受けました

あとキャスト変更のあったバンドは
歌も変更後のキャストにやらせるみたいですね
元のバンドよりもアニメのキャラソンっぽさが増してる感じ
開拓したい客層を考えるとまぁコレはこれでいいのかな?
しかし今は音楽を題材にしたアニメで溢れているうえ
そうでないアニメからもキャラソンなんかがガンガン出ている時代です
アニオタの嗜好に合わせてしまうと他の作品との差別化が難しくなるので
元のゲームが曲の多彩さ幅広さが売りなのを考えると
そのままの路線を貫いた方がオンリーワンなアピールができた気もするんだよねぇ

とりあえず2話以降も継続して観ていきますが
他人に勧めるならアニメより先にゲームかな?

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

最終話視聴後レビュー

話の大筋は深夜アニメというよりは
夕方に放送される子供向けアニメです
そこに原作ゲーム組や大友向けのネタを
ちょいちょい差し込んだような作りになっています
実際深夜に最速放送されているだけで
そのあと夕方にリピート放送されているので
深夜の客層にちょっと配慮しつつも
基本は夕方アニメだと思えば良いでしょう

純粋に深夜放送のオリジナルアニメとしてみた場合
キャラが多すぎる分掘り下げが足りないとか
何だかよくわからないバトル展開から
なし崩し的にすべて解決する
おおざっぱなストーリー展開とか
色々気になる点は多かったです

ただ3DCGシーンのクオリティだけは異常に高かったです
綺麗にデフォルメされたミューモン体の豊かな表情と滑らかな動きは
3DCGアニメーションとしては最高峰クラスだと思います
制作費の桁が一つか、下手したら二つくらい違うディズニーアニメと遜色ないレベル
これみてるとなんか他の国産CGアニメ(劇場版除く)がものすごく粗悪に見えてきます

あとはOP/EDから挿入歌の数々まで
中々クオリティが高かったのでゲーム組としても満足です
特にED曲のhave a nice music
挿入歌の迷宮Destiny&流星ドリームライン
とプラズマ絡みの曲はミューモンCGによる演奏付きで
すごく良いPV映像だったと思います
挿入曲2種に関しては最終回での使われ方もバッチリ!
あれはバンド演奏シーンで使った曲を
最終回で使いまわしたというよりも
最終回のクライマックスシーンに合わせて作った曲に
あとからCGアニメーションをつけてライブシーンを作ったのかもしれませんね

一応(?)音楽を題材にしたアニメですし
音楽部分がしっかりしていないと話にならないんですが
ゲーム内でもしばらくはアニメ曲がプレイできる形になっていたので
楽曲でアピールして本家の音ゲーへユーザーを呼び込むのにはまぁまぁ成功していたようです

ゲームユーザーの中には
アニメ化によるボーカル変更に抵抗のある方もいるようですが
宮野版シュウ☆ゾー(通称宮ゾー)以外は違和感ありませんでした
宮ゾーもまぁあれはあれで別物と割り切れさえすれば悪くないと思います

一番心配していたのは徒然なる操り霧幻庵でしたが
はやみんの歌唱力が尋常じゃないことを再確認させられて終りました

沼倉レトリーも悪くなかったですね
ちなみに沼倉さんはオーディションで選ばれたそうなのですが
最初呼ばれたのはクリティクリスタのオーディションだったそうで
自分に中学生役ができるか悩んでたところに
後からレトリー枠が追加されたんだそうな
おそらくその間にキタエリからNGが出たんでしょうねw
スケジュール合わなかったのかな?

シンガンに関してはVo変更ではなく追加だったこともあって
こちらは全く違和感なしでした
ちなみにシンガンの曲を作ってるのはボカロPのマチゲリータさん
ボカロ界では割と知られた鬼才ですね
かなりぶっ飛んだ曲を作ってるイメージしかなかったので
正直同じアーティストが作ったものとは思えませんでしたw

アニメではライブパートをもらえなかった
それ以外のグループもちょこちょこ出てきていたのが
ゲーム組には嬉しい演出でしたね
楽屋で一緒になる雫シークレットマインド
MIDICITYの音楽イベント情報を視聴者に伝える
チョイ役の田舎者集団ウワサノペタルズ
トライクロニカの追っかけでライブの最前列にいた豚は
ゲーム組以外はただのモブにしか見えなかったと思いますが
実はドーリィドルチというガールズバンドのメンバーですw

しかし一番優遇されていたのはしにものぐるい
ゲーム内でも特に人気の高いバンドです
アニメに出てきた中では唯一
ゲームオリジナルではない
実在アーティストとのコラボユニットなので
たぶん大人の事情でライブ披露とはいかなかったんだと思いますが
なんと個別回をもらう程の厚遇ぶり
さらにゲームでもまだ出てきていない「つぎはぎ」の擬人化Verが
緑髪のショタキャラとしてお披露目されて驚きました

そんな感じにゲーム組視点でみると
ファンサービスに溢れたいいアニメでした
あくまで純粋にアニメとして評価したので
ストーリーの☆評価は高くしませんでしたが
ゲームの販促映像としてはとてもよくできていました

アニメからのファンをゲームへ誘導し
ゲームからのファンへのサービスも欠かさず
さらに従来のサンリオファンにもアピールできるような
深夜アニメとしては相当マイルドなつくりで
老若男女問わず楽しめる作品になりました
これはスマホゲー原作のアニメとしては
大成功だったんじゃないでしょうか?

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

11月8日に行われたガールズバンドフェスティバル
昼の部&夜の部ともに参加してまいりました
歌える人気声優がずらりと並ぶ姿は壮観でした

対バンニコニャマの出張版も楽しかったし
各バンドの楽曲が生で聴けて最高でしたが
まぁそれはアニメとはあまり関係ないので割愛するとして

夜の部のラストに今後の展開についての新発表がありました
アニメと関係あるものだけ上げておくと
各バンドをフィーチャーしたショートアニメと
そしてTVアニメ2期の制作が決定しました

キービジュ一枚とキャッチフレーズのみの発表でしたが
その場にいたキャストさんたちにもサプライズだったようで
みなさん驚いていました

これは今後の追加情報に期待ですね!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 30

nk225 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

サンリオキャラに異変?6頭身のアニメ調キャラが人気!“萌え”に本腰

サンリオキャラクターの人気投票企画「2015年サンリオキャラクター大賞」の結果が27日に発表され、ハローキティなどの人気2頭身キャラクターを生み出してきたサンリオのイメージを覆すような、等身&デザインのキャラクターがトップ10の4割を占めていることが注目を浴びている。

その代表格が、18年ぶりの1位に輝いたポムポムプリン(獲得票数:27万837票)に続いて2位に入った「シンガンクリムゾンズ」(獲得票数:27万802票)だ。イラストには、ハイライトや影などの表現や色を多用したアニメ調で、少なくとも6頭身以上ある男性4人組が描かれている。彼らからはほかのサンリオキャラが醸し出す、ゆるさはみられない。そんな「シンガンクリムゾンズ」は、トップ10で同じく異彩を放っている「プラズマジカ」「トライクロニカ」「徒然なる操り霧幻庵」と同じキャラクタープロジェクト「SHOW BY ROCK!!」によって誕生した。

「SHOW BY ROCK!!」は、サンリオ初のゲーム・アニメファン向けのプロジェクトとしてスタート。音楽とバンドをテーマに、キャラクターたちが世界一のバンドを目指す過程が描かれている。2013年7月にはリズムアクションとキャラクター育成ゲームの要素を組み合わせたスマートフォン向けゲームアプリを配信し、2015年4月にはテレビアニメの放送を開始した。そして「サンリオキャラクター大賞」の上位を占めるほどの人気を誇ることになるが、グッズはサンリオの公式オンラインショップで検索しても見当たらない。ここに子供や女性を中心に人気を集めてきた従来のサンリオキャラクターとの違いがある。

ゲームアプリは、音楽に合わせて三つのボタンをタッチするという子供や女性を含むライトユーザーも取り込みやすいつくりになっているが、テレビアニメは基本的に夜22時や27時の「深夜アニメ」として放送。子供向けの朝・夕方ではなく、コアなアニメユーザーを取り込める時間帯に設定された。限定グッズも、ゲーマーズやアニメイトなどアニメファン御用達の店で販売。これにより、子供や女性を中心とした幅広い客層を対象とするほかのサンリオキャラと一線を画し、「SHOW BY ROCK!!」は層を絞り、ニッチなファンの声にも対応しやすいキャラとして差別化した。

以前、ハローキティのファン「キティラー」をキャラクター化した「ハローキティといっしょ!」が、“オタクの祭典” コミックマーケットに出展したことが話題を集めたが、こちらはサンリオの子会社であるサンリオウェーブが展開。そのため、「SHOW BY ROCK!!」は、サンリオが“萌え”路線に本腰を入れた作品ともいえる。また今回「サンリオキャラクター大賞」の上位に入ったことにより、マクドナルドのハッピーセットのおもちゃになることも決定。よりサンリオキャラとして周知されることで、サンリオにどのような変革がもたらすのかにも注目だ。

【サンリオ大賞2015】ポムポムプリン18年ぶり1位 キティ19年ぶりTOP3圏外
今年で30回目を迎えるサンリオの人気キャラクター投票企画『2015年サンリオキャラクター大賞』の最終結果が27日、東京・サンリオピューロランドで発表され、27万837票を獲得したポムポムプリンが大賞に輝いた。デビュー翌年の1997年に初参加した際に大賞と新人賞をダブル受賞して以来、18年ぶり2回目の快挙。また、ハローキティは他キャラクターの躍進を受けて7位にランクインし、19年ぶりにTOP3圏外となった。

初日速報5位、中間発表3位とじわじわ順位を上げて、ラストスパートをかけたポムポムプリンが、2位のシンガンクリムゾンズとの大接戦をわずか35票差で制し、大逆転劇を繰り広げた。3位はシナモロール、4位にはぐでたま、5位にマイメロディがランクイン。

20位から順にランキングが発表され会場が大いにざわつくなか、最後に1位の大賞として名前を呼ばれて登場したポムポムプリンは小さな手を大きく振って喜びを表現。感想を求められると「はい! 僕、プリンです。みーんなが応援してくれたおかげで1位になれました。これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします! 本当にありがとうございました! 僕、プリンでした」とファンに感謝を伝えた。

『サンリオキャラクター大賞』は1986年にサンリオの月刊『いちご新聞』誌上でスタート。節目の30回となった今年も総勢100組のキャラクターがエントリーし、投票数は歴代最多の376万5250票を記録した。5月10日の初日速報から波乱が巻き起こり、音楽ゲーム&アニメファン向けキャラクタープロジェクト『SHOW BY ROCK!!』のシンガンクリムゾンズが暫定首位に。続く中間発表でも暫定首位を独走していた。

バンドをテーマにした『SHOW BY ROCK!!』は、今年4月にテレビアニメがスタートしてキャラクターの認知度が上昇。大人のアニメ・ゲームファンの投票により票が伸びていたとみられ、最終的にはエントリーした5組中4組がTOP10にランクインする大健闘をみせた。

『SHOW BY ROCK!!』のランクインを受け、シンガンクリムゾンズ(2位)のギター&ボーカル・クロウの声優を務める谷山紀章、プラズマジカ(6位)からギター&ボーカル・シアン役の稲川英里がサプライズゲストとしてステージに登場。イベント後、取材に応じた稲川は「たくさんのキャラクター、伝説的に有名なキャラクターもいる中、6位という栄えある順位をいただいて本当に嬉しく思います」と喜んだ。また、7位のハローキティのひとつ上という順位には「ありがたい気持ちと、キティ先輩すいませんという気持ちとで複雑です」と恐縮しきりだった。

▼『2015年サンリオキャラクター大賞』TOP10
1位 ポムポムプリン(27万837票)
2位 シンガンクリムゾンズ(27万802票)
3位 シナモロール (26万2274票)
4位 ぐでたま(22万3336票)
5位 マイメロディ(20万3883票)
6位 プラズマジカ(18万5381票)
7位 ハローキティ(14万3342票)
8位 トライクロニカ(14万2673票)
9位 リトルツインスターズ(13万8926票)
10位 徒然なる操り霧幻庵(12万7936票)

世界観など大きな点はゲーム設定をそのまま使用、TVアニメ用にオリジナルストーリーとして制作され、プラズマジカのシアンの設定、各バンドのミューモンの担当声優など、一部変更点がある。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 18
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

オレのギターが真っ赤に燃える、おまえに届けと火を噴き叫ぶぅ、響けぇひぃ~っさつのぉおレーーーーーッドトマホゥーーーーーク! Beat END!!

ただ、これ(出来は38点のタイトル)を言いたかっただけなんだ。

さて、萌え燃えもえもえキャラアニメなのでキャラ紹介だけします。
※公式と異なるかも知れませんが悪しからず


♡シアン♡{netabare}
私、ひじりかわしあん♪
入学したばかりのごくごく普通の女子高生☆ ギターが好きなメガネっこ♯
軽音部に入ろうと思ったんだけど、もう4月も終わっちゃう!
GWには合宿もあるっていうし早く入らなくちゃ!!
・・・でも勇気が出ない、人見知りの小猫ちゃん、
もうビビリかわダメやん!!!

そんなこんなで自分の部屋でスマホゲームしてたら、あれあれ、
怖い画像が現れて喋ってきた!
えっ、どこに連れていくの!!!!!

なんだかんだでゴスロリファッションのスーパーギタリストとして、
プラズマジカでギターを奏でるにゃん♪

あと、なんかゴスロリファッション好きとか誰かが言ってるけど、
好きだけど、そういう服は1つも持ってないです☆

女の子がマリスミゼルみたいな恰好は好きだけど、男はやめてほしいにゃん!
{/netabare}

うさこ
プラスマジカのギターでリーダー、バニー服は夏に快適ですの♪

ぴるみ
プラスマジカのドラマー「ぴる」じゃなくて「ぴゅる」だぴゅる~!

めがつー
プラスマジカのベーシスト、ネット(だけ)は友達♯

社長{netabare}
ドMの覗き魔{/netabare}

秘書
セクシー


以下、Shingancrimsonz{netabare}

クロコリン
聞こえるぜ、家畜共の叫び声、
ギターで響かせて、声で震わせて、歌で燃え上がらせて!
・・・待つ必要はない、オレならいつでもココにいる!!
その渇きを炎で、この赤で、この魂で満たしてやる!!!
叫べ、喚け、求めろ、
おまえたちが望むのなら何度でも奏でてやる、この紅蓮の轟きを!!!!
さあ、オレのギターが真っ赤に燃える・・・!!!!!

アイオーン
我、闇の太陽神は聖なる太陽と交わらぬ、
唯一無二にして絶対なる存在。
さ、最近、プラスマジカもメンバー増えて、その、
我が禁じられた黒衣の波動を纏うホーリーアークにその身を焦がさぬよう、
はな、離れるがよい。
おい、か弱き小動物よ。
昏き玉座に傅くのは其方だけで十分過ぎる。
まずは100mから、と伝えてこい。

この対なす鏡が見るは真の闇。内なる黒き影に染まりし毒蛇。
その邪悪さ故にか弱き背丈の小さなものは下がるがよい。
磨かれしこの肉体、この魂を共にするは故に、
拙者の得物は森羅万象を司る真髄 
龍虎無双神威流 故に龍剣伝 刃 参上

労務
・・・音楽を続けるとは、そういうことだ。

{/netabare}以上

あと、その他いろいろ。


そう、何を隠そう、
シンガンクリムゾンズとシアンが好きだ!!!!!
wikiとかセリフ集とか見ずにイメージだけだと、
シンガンのカッコよさが伝わらないな。
ロム、ちゃんとカッコイイです。

この作品はシンガンのカッコよさとかわいさと、
シアンのかわいさだけで出来ていると言っても過言ではない。

シアンの声がええ☆
あのちょっと籠ったちょっと低めのちょっとハスキーで
一言に高低さがある、なんだろ、
アニメ声って言うのかな?
あの独特の声と、
猫耳と特に髪が湿ったときの巻き毛伸び伸びヘアーがええ。

あとベリーさん書き忘れたけど、{netabare}
おねえ言葉やめて欲しかったな。別に面白くも何ともなかったし。
普通にカッコよかったのになぁ。{/netabare}

別にケモナーではない。というかこれだけは覚えてほしい。
かわいい女の子がケモ耳や尻尾を付けているからかわいいのであって、
獣がケモ耳と尻尾を付けたところで、獣は獣だ。
つまり、
人間の女の子がケモ耳を付けた姿を見たいのであって、
マスコットを見たいわけではない、断じて。
そこのところ勘違いしないでよね。

素晴らしい3Dを見せてくれたが、
あの滑らかなピン○ーみたいなのは2Dと合わない気がする。
何より人間の面影が何一つない。
猫耳王国め!

さて、サン○オは活き活きとこの作品を作ってたんだろうな。
最近規制が煩い中、漆黒の闇を悠々自適に飛び回る梟のように!!!!!


というわけで、
シンガンクリムゾンズかシアンが好きになったら最後まで割と楽しめると思います♪


音楽も結構いいけど、
対バンにこ生を見ると{netabare}「ロックをぐぐれ」と萎える。
ロックのことを有名どころしか知らない自分でも思うよ。{/netabare}
そもそもニコ生って面白いのあんまないかも。ものすごいファンよりの作品。

変化するOPから分かるように萌え燃えキャラアニメなので、
ストーリーには期待しないでね、
それじゃあみんなBooDooKanでオレサマたちに握手!しに行こうぜ♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14

82.6 24 ファンタジーでコメディなアニメランキング24位
まちカドまぞく(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.9 (652)
2398人が棚に入れました
15歳のある朝、封印されし「魔族」の力に目覚めた吉田優子の任務は、ご町内に住む「魔法少女」を倒すこと!? ツノと尻尾は生えたけど、力は普通の女の子以下な優子が“月4万円生活の呪い"解除めざして奮闘する、逆転マジカルヒロインストーリー!

声優・キャラクター
小原好美、鬼頭明里、高橋未奈美、高柳知葉
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

これで勝ったと思うなよぉ!!

原作未読
魔法少女枠かな?完全にダークホースでした。

お話のざっくり概要
優子はある日、突然魔族として覚醒。
普通の女子には生えないものが生えてしまいました。
その後あだ名が定着してしまい、本名で呼んでくれるのは母だけ。
魔法少女から生き血を奪う為、鍛錬の日々…小遣い月500円にUP!
だが、魔法少女は片手ダンプ…その戦力差は圧倒的!!!
ドアストッパーと共に魔法少女から筋トレ指導を受けるが
夢の中で好き勝手やられたりと散々な日々
ご近所に2度見され気まずくなり回覧板デビュー待ったなし
だが、懸命に頑張る努力のへっぽこ娘「時は来た…(イケボ)」
ってな感じ

書いてるうちに混乱してきました(苦笑)
魔法少女物かな?と視聴前は少し身構えてました。
そんな必要無縁のへっぽこ娘に癒されるアニメ。

主人公であるシャミ子は、へっぽこ魔族です。
もう清々しいぐらいに。
でも、怖くても家族の為に魔法少女へ挑み続ける
…けなげ(ホロリ)すっかりファンになりましたw
モデルは多摩市。
めっちゃみた事あるような既視感を感じます。

●魔法少女(モモ)戦について
なんというか魔法少女側は命かかってるからかなり強いんですよね。
対するシャミ子は…まぁ、へっぽこです。
情けをかけられてからの「これで勝ったと思うなよぉ」コンボです。
モモは色々と言葉足りてないと思いますけど、結構シャミ子に優しい。
自己ベストは{netabare}シャミ子のソーセージ{/netabare}を救出する際に更新
…とても強い(小並感)

アルバイトの着ぐるみはバク宙からの熱々オデンらしいです。
意味不明ですけど、ちょっと見てみたい…先代はドアラさんなのか?
それにしても魔法少女みかん回(8話)は爆笑しましたw
{netabare}
「コスプレぶらり旅ですか?」「ううん、通りすがりの魔法少女」
「とんでもないざっくり系です!!!」
「早く脱いで!」「脱ぎなさない!」「脱げません!!!」
「通報しようか迷ってた」
「年いくつ?」「これで勝ったと思うなよぉ」
{/netabare}
流れと勢いが凄かったです。怒涛のジャブラッシュ。
一つ一つは威力無くても、畳みかけられるとボディに効きます。
ぶらり旅も通りすがりも少しワードを足すだけで、
超パワーワードになるという良い例ですね。
ワードセンスが素晴らしいです。
{netabare}「安心して、峰打ちするから」「拳の峰打ちはただの裏拳です!」{/netabare}
じわじわと効いてくるこのセンス…たまらないw

あと、危機管理で発覚したのですがシャミ子はすんごい着痩せします。
凄いの持ってるよこの娘。
「私シャドウミストレス優子15歳{netabare}どこにでもいる町の変質者{/netabare}」
ご先祖はすごくポンコツなご先祖です。
ただ、衣装のデザインセンスは素晴らしいですね。(よくやった!ご先祖!!)

母も妹も健気で良い家族…月4万の極貧生活は辛いですね。
点数は中間評価です。
頑張れシャミ子!負けるなシャミ子!大きな魔族になるんだ!

―――――――――――――――――――――
シャミ子の声優(小原好美さん)、完璧です。
擬音というか言葉にならないようなセリフとか
(「あじゃぱー」とか「ぽがー」とか)
あと、へたれ具合とか、勝ち誇った感じとか
器の小ささをしっかり出してて素晴らしいww

母…ご先祖にも主導権を渡さない吉田家の主
良子…デジタル盛り技術に精通した吉田家軍師
ごせん像…アイドルにしてへっぽこ家計の元凶

後から気づいた事
{netabare}
2話のモモ戦の7-1の見事な負けっぷりって
元ネタやっとわかったw
ワールドカップのドイツ-ブラジル戦かwww
「1点は入ってましたか?」
「うん。友達だからおまけで1点入れといた」
優しさが切ないwこれは目汁だ!涙ではない!
{/netabare}

モモの名言
{netabare}
「出せるか出せないかじゃない。出すんだ。出していこう」
シャミ子と一緒のツッコミを画面に言ってましたw
{/netabare}

領収書まで噛むってどういうことなんだろ?w
{netabare}
テスト答案にも、もう本名じゃないのかwww
ついでに、ご先祖も張り出されてるし
この学校カオスすぎるwそして小倉が何か怖いw
{/netabare}

1話から見直してみて、改めて面白さを確認。
気づけばシャミ子の大ファンに…
ふぐふぐ? えぐえぐ? してる顔が好み
守りたい…このへっぽこw

2019.09/28 見終わって追記
すんごい面白かった。
今まできらら枠って、割と面白いぐらいの域を出なかった
だけど、本作は凄くネタが細かくって
見れば見るほどドンドン魅力が増していき
最終的にはシャミ子のファンになりましたw

色々と思った事
{netabare}
OPのネタについて
まぁとにかくサビのカオス感は凄いw
メタ子とたまさくらちゃんの存在感!w

シャミ子がみかんに「みせろ」ハラスメントしてたけど
毎週さらっと流されてるけどOPで撃ってるよねw
超一瞬だから分かりづらい

OPのドラクエ風の部分、
ボスリリスの危機管理フォームだwww
ま:99が魔法少女LV99として
「のろい」のバステも分かるけど、まひはなぜ?

ご先祖は酒に使ってたり、隣に水筒もあったり
タコさんウインナーは顔がご先祖彫りだしw
アンリのバーではご先祖とミカンがボトルキープ
あのメタ子の写真って多分、良ちゃん提供だよね
(モモ宅で、無防備メタ子を激写しまくってたしw)
みかんとのツーショットは映画館構成だけど
後ろのフィルムに映ってるご先祖は3Dメガネかけてるし
シャミ子の体操服ランニングがバインバインだったり
本編のダイジェストが詰まってるOPだなぁ~w

露出魔族だったり、飯炊き魔族だったり、
かよいづまぞくだったりする、シャミ子です。
魔法少女を{netabare}餌付けで配下にする{/netabare}などお手の物。

すごい細かい所でネタや表現を仕込んでるので
見つけるのが楽しい
{netabare}
ご先祖の来てた服、さらっと流してしまいそうだけど
「My blood sugar level is dangerous」
⇒血糖値、気を付けてぇ!ご先祖ぉぉぉ!!!
⇒{netabare}「コーラうめぇ!」って{/netabare}血糖値の原因それじゃね??
ひじきは実は鉄分が少ないポスター
飼い主募集ポスター⇒まだあの鳥、手元にいるんすねw
補習の実施についてポスター⇒シャミ子や…(´;ω;`)
でも、ちゃんと修羅場回避の所の「これから補習なので」
に繋がってるの凄いw
モモ自宅の表札…あの余白は桜さんだったのか…細かい
リリスの辛かったこと日記⇒No.5963って多過ぎw
ご先祖テレフォン⇒ミリオネアかな?
あれ?銃の引き金ってどんなだったっけ?⇒引き金が逆w
夢の中のメモ帳⇒ゆメモ帳…ちょw細けぇw
入れたばかりの色のついてない麦茶⇒確かに薄いw
段ボールがお父さんだと分かってから
⇒それまで乗せていた麦茶を床に置く優しさ
熱にも、油にも、衝撃にも強い段ボール!⇒ずっと出演w
投げられたご先祖…封印の呪いに犬あったからそこなのか
ラスト変身バンク+ミカン呪い=ワカメシャミ子98円
⇒「余もこんなんなったぞ」超笑ったw
「今のモモは無理してるように見えます」⇒背伸びww
あの犬、「いぬ」って名前なのかよwwwネーミング雑w
スルー力がハンパナイ⇒なるほど、シャミ子通報回避w
{/netabare}

■シャドウミストレス優子
体が弱くて運動神経もダメダメだが胃袋は最強クラス
ご近所さんに二度見されるのを恥ずかしがるぐらいには
普通の羞恥心を持ち合わせている女の子
(だが、命の危機であれば、露出魔族も辞さないw)
「こ…これで勝ったと思うなよ…じゃ!」
亜種バージョンのノルマも割といいw
シャミ子はお母さんを信じるとてもいい子なんですよ。

■魔法少女モモ
はーい、肉の魔法少女だよ。
バーベル片手で何キロ持てる?
あとそのままスクワットしようか?
そんな感じw
シャミ子が「頭にササミとプロテインが詰まっている」
と評していたほどの脳筋…だが頭脳派物理少女だった。
それにしてもダンベルと同時期だったせいもあって
ダンベル700回を数日に分割払いも笑った
たまさくらちゃんの熱烈なファンみたいっす
買い支える義務感…w

■魔法少女ミカン
女の子のタイプとしては一番好み…呪いさえなければ…
状況を知らない系女子だけど、
常に相手を心配し気にかけたり、幼い子に優しく接したり
正統派魔法少女やってる(ピンクの誰かさんと違ってw)
映画館のチヨモモは呪いかと思ったけど、あれ任意装着w
「そこにアイスはやめて!呪い出ちゃうから!」
一体、どこにアイスしたんですかね???
配下になったけど、モモの被害も甚大(呪い出まくりw)
大蛇がパピコ飲み込んでるのが笑ったw
ワープして気遣いフルーツをお勧めする系女子
フルーツの盛り付けすんごい女子力高い!

■小倉しおん
倫理が壊滅的にダメな人w絶望のオーラ習得済みなの?w
草葉の陰からいつも見守ってるストーカー的な人
実験したいから友達になりたいって…それ友達なのか?w

■ご先祖(闇を司る魔女リリスさん)
「嘘だろシャミ子、正直な感想を述べてみよ。見よぉ」
ニューご先祖は面白だったw
意外に頭良いみたい。超ポンコツなのにw
最終回の色々の回想の中に入ってくんなニューご先祖w
笑っちゃうだろーwww

■吉田家
シャミ子の家、ブラウン管TVなのにゲームソフト大量w
4万円でどうやりくりしたんだろう??
お茶は7~8回は出すらしい、それほぼお湯じゃんw
お母さんは良くクルクル回ってます。超かわいいw

ちょっと待って…モモのチャンネルに入る為に
良ちゃんが撮ってると思われる枕元に置いた写真…
どうやってモモの変身シーン撮ったの?すごくね??
0.01秒の中のシャッターチャンス
ってかあんな安物だとブレブレで見れたものじゃない
はずなのにこれが魔族の力なのか…良ちゃんおそるべし

お母さん、なんでこの嘘を言う事になったんだw
「原子力潜水空母でイカ釣り」
「宇宙戦艦で空気清浄機の買い付け」
ドジっ娘成分と巨乳はお母さん譲りだったのか~w

お父さんは{netabare}このミカン箱に封印されてい{/netabare}ます!
ええええええええwwww 観ててリアルで声出たっすw


■夢の中
メタ子の見た目のインパクトが強すぎるなぁw
あと、地味に武器を想像するのって難しそう。
あの様子だと正確にイメージできないと創れないみたい
重量や質感、細かい形状まで諸々イメージしきるのは
手に持ったことがある範囲のものじゃないと難しそう
(実際、シャミ子が出したのって持った事あるやつだし)

モモの名言2
{netabare}
「今ちょっと夢が立て込んでるから起こさないで」
なんぞそのワードwみかんナイスフレンドリファイア!
{/netabare}

{/netabare}

ED曲はすんごいノリが良くって好きです~
曲としてはEDの方がOPより好き
BGMもかなり良いです!

最初見始めの頃は、結構おもろいなー
ストライクゾーン入ってるぐらいだったのが
観てる内にどんどん、自分の方が矯正されてしまい
いつの間にかストライクゾーンど真ん中になってた…

ほんと細かい所、一杯あって何周しても違うの発見します
既に5周してますw 原作買いに行く予定っすー
(円盤も買うかも)

2019.10.03追記
もう3件も探してるのに2巻が見つからないぃ(´;ω;`)
(1巻と3巻は買いました!あとラインスタンプもw)
円盤も少なくなってるらしいしはよ買いに行かなきゃ…

あ、どうでもいいですがくだらない宣伝を思いついた
{netabare}
清子「お父さんはBlu-rayボックスの中にいます!」
優子「ええええ!…ってBlu-rayってなんですか?」
良子「宣伝も頑張るお姉はやっぱり凄い!」
{/netabare}
ってCMを妄想するまでは一瞬でしたw

2019.10.16追記
原作やっとゲットできましたー 面白いです!
それでアニメも神編集・神構成だったと分かりました。
(評価変更します)

思いついた宣伝パート2
{netabare}
清子「桃さんがDVDを見る権利をくれました。拝みましょう!」
優子 \眩しい!/
良子 \眩しい!/
モモ「違います!…普通にプレイヤーで見て下さい。」
リリス「シャミコ- 早くお供えしておくれ」
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 59
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

友人曰く覇権アニメ

いきなり魔族に目覚めたとか言われてもねえ。
魔法少女にかけられた呪いのせいで生活費が制限されているという割ときつい仕打ちうけてる。だから、血を邪神像にかけろとか言ってたし、まさかきららなのに血みどろの戦いがあるのか?と思ったけれど、魔法少女と魔族の温かい交流が見られるほのぼのとした作品。

名前がシャドウミストレス優子になって角が生えても周囲が違和感なく接してることにびっくり。適応力高い。

ご先祖様の扱いが結構雑なところは面白かった。{netabare}変なところに足が生えてカサカサ動くあたりとか。{/netabare}

お父さん・・・{netabare}段ボール箱だったのかあ。何気なく使っていたことにびっくり。だから、強度高かったのか。しかも、シャミ子をずっと応援してたナレーションが父ヨシュアだったのは感動的。見守ってる。{/netabare}

友人が覇権アニメと言いたくなる気持ちも分からないでもないという感じ。安定のきらら枠の中でも面白いと感じるほうだった。DVDの重版が決定したらしいし、人気があることも伺える。

OP
町かどタンジェント 歌 shami momo[吉田優子(小原好美)、千代田桃(鬼頭明里)]
ED
よいまちカンターレ 歌 コーロまちカド[シャミ子(小原好美)、桃(鬼頭明里)、リリス(高橋未奈美)、ミカン(高柳知葉)]
OP割と好きだったかも。

以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
ご近所まぞく、はじめました!ある朝突然闇の力に目覚めた女子高生・吉田優子は一族にかけられた呪いをとくため魔法少女を倒すことになってしまった!!だけど相手は命の恩人!?そもそもく勝てそうにない!?ポンコツ系庶民派まぞくとクール系筋トレ魔法少女が織りなす日常系マジカルコメディーはじまります!!!

1. 優子の目覚め!家庭の事情で今日から魔族
どこにでもいる普通の女子高生・吉田優子は、ある朝目が覚めるとツノと尻尾が生えていた。パニクる優子に母・清子が告げたのは衝撃の事実。「吉田家は古代より闇を糧とするもの……封印されし『闇の一族』の末裔なのです」一族の封印を解くべく、闇の力に目覚めた優子と一族の宿敵・魔法少女との戦いが今、幕をあける……?

2. スポ根ですか!?万物は流転する
魔法少女・千代田桃との歴然とした力の差を見せつけられたシャミ子。桃を倒すため特訓を決意したのも束の間、いつの間にか近くで話を聞いていた桃に勢いで決闘を申し込んでしまう。決闘の日は週末。果たしてシャミ子はそれまでに強くなれるのか!? そして増額してもらったシャミ子のお小遣いの行方は!!?

3. 悪夢か吉夢か!?闇のドアストッパーさん降臨
休日に惰眠を貪っていたシャミ子は自分の名前を呼ぶ何者かの声に気づく。まどろみの中で目を開けると、そこにはなんとなく見覚えのあるツノと尻尾の生えた金髪の女の子が! 「余はおぬしの祖先‼ 闇の一族の始祖だ‼」ご先祖さまはシャミ子が魔族として目覚めてからの活動について何か言いたいことがあるようで……

4. 心研ぎ澄ませ!!魔法少女の新たなる力
ご先祖像に謎のスイッチがあるのを発見した桃は、自分が対処できるうちにと迷わずオン! 出し抜けな桃の行動に文句を言うシャミ子であったが、不意に気が遠くなり……気づくとそこはご先祖様のいる封印空間!? 謎のスイッチの正体--それは、ご先祖様が子孫の体を借りて戦うことができる「ごせんぞスイッチ」だった‼

5. 町内は罠だらけ??崖っぷちまぞくの新たなる能力
バイト代で桃への借金を完済したシャミ子。残りのお金で良子にプレゼントをしようと商店街で待ち合わせするも、いつの間にかついて来ていた桃を良子に目撃されてしまう! 良子に語っていた魔法少女との戦いの話が盛りに盛った嘘だとバレてしまうのを恐れたシャミ子は、桃を魔法少女ではなく親友として良子に紹介するのだが…

6. あすへの決意!!重いコンダラ止まらない
リリスの企みに乗せられて桃の潜在意識へと侵入することになったシャミ子。目的は桃が起きたあと自ら生き血を献上するよう暗示をかけること。しかし侵入した空間はヘドロまみれで、そこにいたのは今よりも髪が長くて背の小さい子供の桃だった! 戸惑うシャミ子、果たして思惑通り桃の生き血を手に入れることができるのか!?

7. 桃色メソッド!!丸いタイヤは運命の輪!
シャミ子の活躍により一族の封印の一部が解除された! 「吉田家家訓! いいことあった時は家族で鉄板を囲むのがテッパンです!!」清子の申し渡しで喜びを分かち合う吉田家。しかし、一得一失。魔力が減少した桃との約束で町を守るのを手伝うことになったシャミ子の修行は一段と厳しくなり、そして、新たな刺客も--!?

8. 呪われた果実!!すっぱいミカンにご用心!!
新たに現れた魔法少女は桃が助っ人に呼んだ陽夏木(ひなつき)ミカンだった! ミカンの持つ“呪い”に翻弄されながらも打ち解けるシャミ子。そして、ミカンも加えたある日の放課後トレーニングの最中、いつにも増して強引な桃に尻込みしながらも、ミカンが漏らした桃の秘密を聞いたシャミ子の心に、ある思いが生まれる--

9. 期末テスト!!今日の私は頭脳派まぞく!
桃に認めてもらいたいシャミ子は、頭脳戦で勝とうと期末テストでの勝負を申し込む。思いのほか成績の良い桃に負けまいと必死に勉強に励むシャミ子だったが、本番前日、リリスからある提案が……。果たしてシャミ子は悪魔の囁きに乗ってしまうのか!? そして、ミカンの言う“桃に内緒で付き合ってほしいこと”とは!?

10. ご先祖は進化する!!メガネが映す暗黒部屋
小倉しおんに強引にラボに連れ込まれたシャミ子は、ご先祖様の新しい依代を作ることに。シャミ子が心を込めて作った依代の出来栄えや如何に!?また別の日、調子の悪くなったパソコンを見てもらうため良子を連れて桃の家へと出向いたシャミ子は、桃が魔法少女であることを良子に打ち明ける決心をするのだったが……

11. 夢ドリーム再び!!桃色防衛線を突破せよ
桃の心を開く決意をしたシャミ子は再び桃の潜在意識へと突入する。しかし、そこに居たのは覚醒状態の桃だった。話し合いの末、浮かび上がったシャミ子の家の秘密。鍵は母・清子だと確信し吉田家へと向かう桃。そして、覚悟を決めた清子の口からお父さんの謎が今、明かされる!!

12. 伝えたい想い!!まぞく新たなる一歩!!
自分自身の戦う理由をやっと見つけられたシャミ子は傷心の桃を追いかけ町を奔走する。放っておくと自分の前から居なくなってしまいそうな桃。引き留めるため、シャミ子は桃を探すことを決意する。町を見下ろせる高台で桃を見つけたシャミ子。果たしてシャミ子が桃に語る誘惑の言葉とは--? そして桃の返答は--

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

過去最弱の魔族(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
きらら系らしい、ほんわかしたファンタジーギャグ日常系アニメ。

期待値は高くなかったのですが、ギャグがなかなかに面白く、妙な中毒性がありました。

今期(2019夏)のダークホース枠ですかね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
とにかく、ギャグの質が高かったです。

爆発力ある笑いというより、クスりとさせられるギャグの連打。しかも、あったかい。一括返済を却下されるとか、「人を傷つけない笑い」に感心しました。そもそも、「必要最低限しか稼げない呪い」という設定がユニークな上に、「医療費、教育費、ライフラインは別腹で稼げる」という親切具合が絶妙なラインでした。貧乏ネタは、下手すれば人をバカにしたようは不快さが漂うけど、ちゃんと笑える、微笑ましいモノになっていました。

あと、シャミ子の立ち位置。普通なら、ボケキャラだと思う設定ながら、周りが変人ばかりなので、ツッコミにまわっていました。「困りツッコミ」とでも言いたくなるような、微笑ましく笑える秀逸なツッコミキャラ。実はシャミ子が1番常識人だというところが(笑)

それから、シャミ子が「実は巨乳」というのも、なかなかにポイントが高い。そういうアニメじゃないからそこまで押さないけど、ああいうアワアワポンコツ系が、「脱げば凄い」というのは、アリですよね(笑)

ラストの2話は、ややシリアス系というか、ストーリーを追いかけてきました。最初は、「日常系ギャグで通した方が良いのでは?」とも思いましたが、結果、ちゃんと笑えてしっかり感動できる、素晴らしいクオリティに。まさか、語り手が父親だったとは、、、メチャクチャ素敵なオチやん♪

これは、一期でも綺麗にまとまってるし、二期もできる流れだし、素晴らしいね。いやはや、最初に観たとき、ここまでハマるとは思いませんでした♪
{/netabare}

【余談~ シャミ子のレシピで作ってみたw ~】
{netabare}
ちょうど家に材料全部あったんで、10話の「シャミ子風焼きうどん」を作ってみました(笑)

材料「冷凍うどん、キャベツ、しめじ、人参、ネギ、えのき、ツナ。昆布つゆ、ごま油、オイスターソース、酒、砂糖、チューブ生姜」

細かい分量や手順は示されていないので、映像から読み取れる範囲と、あとは目分量でw

①電子レンジで、冷凍庫うどんを3分解凍。

②めんつゆ+オイスターソース+砂糖+酒の、調味液を作っておく。

②野菜ときのこは一口大に切り、ツナ缶の油は切っておく。
(映像から、調味液にツナの油が浮いていないため、捨てると判断。後でごま油入れるから、油っぽくなりすぎないようにかな?)

③うどん、野菜、きのこ、ツナをフライパンに入れ、ひたひたになるくらい、調味液を入れる。
(正直、この段階でめんつゆやオイスターソースを、しかもあの量入れるのは疑問。でも、なるべく映像通りに。おそらく、水分を飛ばしながら、炒め煮みたいにしていくものと考える。その方が麺に味が染みるからかな? ただ、オイスターソースと合わせること考えると、めんつゆはかなり薄目でOK)

④蓋をしめ、しばらく過熱。
(まあ、この行程もよく分からんが、映像通りに。少し煮込みます)

⑤蓋を開け、強火で炒め、鍋を振り、水分をとばしていく。

⑥水分がとんだら、最後に、ごま油を回しかけ、生姜を入れて完成!

では、実食!

「うむ、ウマイ。ただ、うどんはかなり柔らかめです。煮込みうどんの汁無しって感じかな。味的には、中華と和食の中間、やや中華寄りです。オイスターソース入れたからか、少し煮込んだからか、ちょっととろみが出たのが餡掛けみたいで旨かった。この料理、最後に入れる生姜がポイントですね。グッと味が引きしまりました。絶対に生姜が必要です」

「この料理、何気に考えられているのが、昆布つゆのグルタミン酸、ツナ缶のイノシン酸、きのこ類のグアニル酸と、三大旨味成分がちゃんと入っているところ。さらに、オイスターソース(牡蠣)の風味や旨味も加わるので、非常にバランスが良い。しかも、安い。ツナ缶1つで3人前って考えると、1人前130円くらいかな?」

「ただ、個人的にはやはり、もう少しウドンにはコシがあり、野菜はシャキシャキした方が好きなので、調味液を入れるタイミングはもっと後で良いし、量も少なくて良かったと思います」

結論

「好みはあるものの、アニメで作られる料理の中では、普通に作れる上に、トップレベルにウマイっす♪」
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
ユルい日常系かな。ユウコのキャラが見処かな。

2話目 ☆


3話目 ☆3
家事スキル0(笑) ファミレスは必殺技みたい(笑) 魔法少女、良い子♪

4話目 ☆3
あの形状で、あのスイッチで、エロい意味での怪しさしかないんだがw 医療費、教育費、ライフラインは別腹で稼げるて、親切(笑) 後ろ、タコさんに像混ざってる(笑)

5話目 ☆3
一括返済、却下された(笑) メチャ良い子(笑) 兵法書w 尻尾でバレる(笑) 学校のPC教室の活用(笑) シャミ子、意外と巨乳(笑) ドーナッツ型の枕(笑) Aパートだけなら、☆4でも良かったんだけどな。

6話目 ☆


7話目 ☆4
残念な微調整w 酒びたしw 肉なしが貧乏の象徴は、もうないよな。野菜、高いし。オカラと小麦粉なら、小麦粉の方が安くない? 筋肉(笑) ちょろい(笑)

8話目 ☆3
新キャラ、良い子なんか。不器用なフォローw

9話目 ☆3
シャミ子、良い子だな~。ご先祖の小さな叫びw ちゃんと、ご先祖の分、お金払うんだなw

10話目 ☆4
尻尾のつかいかた(笑) テレパシーで丸聞こえ(笑)
ポイントカードまで作ってる(笑) よし、うどん、作ってやろう(笑) いや、りょうちゃん(笑) 顔芸までこなすか(笑) ふわたり銀行のペン(笑)

メモ「冷凍うどん、キャベツ、しめじ、人参、ネギ、えのき、ツナ。→昆布つゆ、ごま油、オイスターソース、酒、砂糖、チューブ生姜」

11話目 ☆3
少しシリアスというか、ストーリーを見せにきたか。これじゃない感は正直あるけど、まあ、ラスト2話をちゃんとストーリーでまとめようという姿勢自体は好きかな。それはそれ、これはこれ(笑) どんな寝言だよ(笑) 対峙と退治、アンジャッシュネタ(笑) オブラートを諦めないで(笑)

12話目 ☆4
素敵な最終回に、満足。これ以上良い話の闇堕ちもないなw まさか、語り手が父親だったとは、なんて素敵なオチだろう♪
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 38

67.4 25 ファンタジーでコメディなアニメランキング25位
八犬伝ー東方八犬異聞ー(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (416)
2354人が棚に入れました
5年前、突然謎の疫病が広がり、大塚村は周囲の村々に飛び火するのを防ぐために焼き尽くされることになった。
信乃、荘介、浜路の3人は生き残り、村はずれの教会に保護されて静かに暮らしていた。
事件以来、信乃は年を取らなくなり、荘介は犬に変身するという特殊な能力を持つようになっていた。
ネタバレ

千秋 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ストーリーはわかりづらいけど面白い。

全13話

ファンタジー

特殊な力を持つ主人公・信乃は13歳の少年の見た目のまま成長しない。中身は18歳。
普段はカラスのムラサメ・妖刀を右腕に宿している。

八犬伝といえば伝奇小説ですが、これはどんな話だろう。
8個の玉と持ち主を探し出し願いを叶える?フセ姫はあまり登場してなかったので、どんな話にしていくのか今一つつかめませんでしたが面白かったです。
1期では登場人物と現状をご丁寧に見せてもらったという感じであまり進んでないような。
人外生物、妖怪とか?にも思いがあるというのが描かれていてところどころグッときました。
主人公は普通…死を前にした人間かも?の人間や妖怪?や何かの思いに影響する力があるようです。

更に、この1期では、登場人物が多すぎて名前も苗字や下の名前で呼んだり、非常に覚えづらいのが難点。相関図を見ないでただ見ていたので終盤まで中々、関係性が掴めませんでした。
それに多分まだ{netabare} 2犬登場していない。八犬のうち、5犬までが揃います。もう一犬登場したけど仲間だと気づいてない。 {/netabare}

2期ではフセ姫が残した怨念が関わっていくのか?ムラサメと言う怪物をうちに抱えてしまった主人公と、人外生物になってしまった周囲が今後どうなっていくのか楽しみです。

ここからはただの各話内容と、あらすじのみです。
[1話]
{netabare} 尾崎家のゴコ(五狐)が来たけどムラサメで退けてしまう。これ以上関わると危ないから健太に2度と来るなという。蜘蛛の妖怪に捕まる健太。駆けつけるシノとソウスケ。 {/netabare}
[2話]
{netabare} 狐の家に拉致されたハマジ、一緒にいる尾崎。しょうげつ院の協会に連れてかれそうになったシノたちの後見人として面倒を見ると申し出たしじゅうしん家のサトミリオ。黒いマリモの正体は何でしょう。鬼は人の心が作る物で妖を喰らう。黒髪の鬼が寺に捕まってる。ムラサメの代償としてシノは年をとらず寿命を全うできない。ソウスケは当時の記憶がほとんどない。人になつかない大きい犬をなでることができたソウスケ。ソウスケには犬が何匹も懐いて集ってくる。捕まってる鬼はゲンパチ。坊さんの耳に虫が入り込んでる。怖い。 {/netabare}
[3話]
{netabare} ゲンパチは亡・ヌイという女性に会いたい。サトミに3人は助けられていた。ソウの「儀」とシノの「孝」の玉。他に6個計8個。フセ姫と8人の若者に由来する、その持ち主と玉を捜せと。鬼に変身したゲンパチはシノとソウスケの元へ。しょうげつ院に襲われ川に落ちる3人。 {/netabare}
[4話]
{netabare} 学校へ行く事になったハマジ。黒マリモに助けられる3人。ゲンパチの弟分ヌイの弟・コブンゴの所へ。幸の日に鬼となり死ねない体になったこの2人も玉の持ち主。院の人が攻めに来た。妾の子、尾崎はハマジの事が好き。ハマジの顔に傷つけた院・義兄を倒す。 {/netabare}
[5話]
{netabare} シノたちを救ったのはサトミ。院は今後は大人しいはず。ソウスケはサクの日は眠い。院の大蛇チカゲ(ヒビキ)の加護を受ける少女・ミズキアヤネ。アヤネとハマジは友人になり灯篭流しへ。 {/netabare}
[6話]
{netabare} 玉を落とし山神の猿に会うシノ。追いかけるソウスケ、ゲンパチ、コブンゴ。山をシノたちが離れることを寂しがる猿。病に罹っている可能性ありと捕まる4人。アサケノがソウスケに以前殺されたと切りかかる。 {/netabare}
[7話]
{netabare} アサケノに殺されかけるソウスケ。アザが八犬に共通するみたい。村人と山に入るシノ、アサケノたち5人。守るべき物が無いと猿神暴走し人間殺す。先生が子供の頃に猿神様に名前つけてて会いに来たら暴走止まった。神様も一人で寂しかったんだ。 {/netabare}
[8話]
{netabare} 山で遭難しかけた少年・犬山ドウセスがユキに助けられる。列車で旅立つ4人はドウセスと知り合う。ユキはドウセスを救う為に声を失った。以前、雪姫にシノも森で遭難しかかったとこ助けられた。むつき?って誰。 {/netabare}
[9話]
{netabare} ハマジは医者になりたい、寮に入る事に。寮に届け物をしにいったシノは人形の幽霊を見て気絶。ケノ、ソウスケ、シノは確かめに行くが人形の幽霊はヌイグルミで寮の違反者を取り締まるためにいるような・・・。正体はハマジの同室と思ってたスズでヌイグルミだった。゚+(。ノдヽ。)゚+。シノが早く友達が出来るよう願ったから現れたみたい。 {/netabare}
[10話]
{netabare} シノが協会で会ったお姉さん・コハクに神のご加護を。ココノエって髪の長いお姉さん夜叉姫の心臓がケノの中に。ケノは心臓をとられても生きていた少年。コハク病気で今にも死にそう。金色の目をくれたら、望みを叶えると、ソウスケにそっくりの人外のものに言われる。ムラサメはソウスケの影だという。強く願えばそれは必ず叶うとシノが言ったと影は言う。ソウスケの欠けた魂の半分だと。 {/netabare}
11話
{netabare} ここまで玉一個も見付かってないけどええのんか。コハクの宿の主人に銃を撃たれ死にそうなシノ。撃ったやつを丸ごと食ったムラサメ。脈もなかったけど生き返った。ムラサメがシノの中で大きくなっている。足りなくてサトミを少し喰うムラサメ。 {/netabare}
12話
{netabare} コハクが女の人食べちゃった。目と引き換えに人外のものになった。シノが見た目18歳に急に一時的に成長した。シノがコハクを殺してあげた。 {/netabare}
13話
{netabare} ケノの心臓もコハクの目も必要な物だから貰った。ソウスケの影が光になろうとしてる。上下関係教えるのに小遣いなしが一番だね、シノ。フセ姫が誰だかよくわからなかった。寺の誰かみたい。文字が書いてある玉を手のひらに握って生まれてきた八犬。 {/netabare}

あらすじ
{netabare} 5年前、突然謎の疫病が広がり、大塚村は周囲の村々に飛び火するのを防ぐために焼き尽くされることになった。 信乃、荘介、浜路の3人は生き残り、村はずれの教会に保護されて静かに暮らしていた。 事件以来、信乃は年を取らなくなり、荘介は犬に変身するという特殊な能力を持つようになっていた。 {/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

世界観と微BLを乗り越えて楽しみました

里見八犬伝をモチーフにした妖退治モノっぽいです。

歴史・伝記モノには興味あるんで観てみました。
ブレイブ10くらいのライトな作品なら観ようかと思ってますがどうでしょうか…。

作画や雰囲気は案の定、
緋色の欠片や薄桜鬼っぽくて女性向きの印象で男性には敷居がありそうです。
また絵自体は綺麗なんですが、構図が単純すぎて面白味が無いように思います。

世界観は、なんか想像と違っててよく分からなかったです。
里見八犬伝の時代&地域かと思ってたんですが、
基本みなさん洋服で、詰め襟 ポロシャツ Tシャツ トレーナー色々取り揃えてて
汽車走ってるし まばらに電線あるし 子供はバンドエイド貼付けてるし
家は茅葺きだったり洒落た洋館だったり欧州でしか見かけない様な吹抜けの聖堂があったり…
私は何処に連れて来られちゃったんでしょうか?
納得行かんけど大正昭和初期あたりの日本かな?オリジナル異世界?

↓※1話目の雑なあらすじ メモなんで見ないでもいいヤツ
{netabare}
どうやら主人公達は全滅した村の出身者で村の人に忌まれて森でひっそり暮らしている様です。
ごちゃごちゃっと説明っぽいものをEDテロップと同時にやるから気が散って良く分かんなかったけど、ほかにも勢力があってそこに女の子が一人連れ去られたみたいです。
{/netabare}

※2話感想{netabare}
うわー優男増殖したー。苦手分野です。
結局誘拐された女の子何でもなかったです。前回の引きは何だったんでしょうか。
都会に来るためだけに用意された感じです。
人物紹介回ですかねストーリーは来週から動き出しそう。

世界観は相変わらずですね…
これは里見八犬伝と切り離さないといかんね。
やはり大正昭和初期っぽいんだけど、町並みは当時の中国っぽいですし(孫文先生出てきそう)、東京タワーみたいなのあるしねー、ツジツマ合わないの嫌なので個人的には異空間としておきます。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
やっとストーリーが動き出しました。
犬士集め始まりそうでしたが、クソ坊主のせいで川へドボン。
多分辿り着いた岸で鬼といきさつ話すのではないかと。

まだクソ坊主の真意も不明です。単純に鬼を捕らえ殺そうとしたわけではなさそう。
ただし、なんとも判りやすいストレートな悪者です。
もうちょいオブラートに包んだ悪の方が面白味出ると思うのですが。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
世界観と微BLのハードルさえ越えれば何とか見られそう。
ストーリーとしては悪くはないね。
浜路ちゃんの顔に傷付けちゃった使い魔のせいで、
尾崎の逆鱗に触れてクソ坊主は死んじゃったみたい。
もっと違う悪い事いっぱいしてそうなんですが…。

分かり易い敵が居なくなりましたので妖退治にシフトしていくのかな?
ラストシーン、半裸で主人公を見初めていましたが、ギャグだよね?
そういう展開になったら無理だから。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
屋敷の奥で他との交わりを避け土地神に護られた少女とお友達になるお話でした。

この屋敷って驚くほど広かったんですね。
今回は繊細な展開でしたが彼女が今後どう絡んでくるかが物語の鍵なのかな?
クソ坊主の死亡(行方不明?)により物語の方向が判らなくなりましたが、
次の展開に期待しています。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
新しい展開に入り謎が散りばめられ膨らんでいきそうです。
憎しみを買っている様ですが荘介と彼(彼女?)との関わりは?
山や村の秘密は? 玉の行方は? 大猿は? あれは金塊?

ミステリー好きにはなかなか良い展開ですね。
{/netabare}

※7話感想{netabare}
ミステリーって程の内容になりませんでしたね。
既視感があるちょっと切ない話になりました。
なんか観たことあるんだけどな、どこで観たんだっけかなー?

村人死んじゃったり嵐起こしちゃったりあの村は大変でしょうが、
何だか爽やかに村を去りましたね。
あの美女軍団はまた絡んできそうです。
そしてあの男女は結局どっちなんだろうか?
{/netabare}

※8話感想{netabare}
結構良い話だったんですが、道節はなぜあの格好で雪山に入ったんでしょうか?
妹さんは浜路に似ているような…。今後絡んできそうです。

それにしてもこのアニメに出てくる坊さんはみんな不憫ですね。
なんだかんだで八犬士登場した様です。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
ここに来て学園ものが始まり1クールで収まり付くのか分かりませんが、
不思議で優しく切ない良い話で少しほろっとさせてくれました。
ココ数話こういうのが続いてますが個人的には好きなのでOKです。

あれ?そういえばいつの間に毛野達一緒に住んでるの?
村雨も窓に挟まったままじゃないかな?
{/netabare}

※10,11話感想{netabare}
希望や出口のない救いようのない話でした。
琥珀さん慰みの言葉はありましたが
生きていた意義を見出せないまま信乃の手で逝ってしまったようです。
信乃の心の中には居るのでしょうが、あんまりです。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
どうやら里見八犬伝の転生した人達のお話のようです。
かといって世界観には納得したわけではありませんけどね。
一つ謎は明かされましたが中途半端な所で終わりました。
区切りが良いとも言えず、続きを観てみないと評価しづらいです。

最終回に出てきたお姉さんは好みでしたのでもう少し観たかった…。
もう少し序盤に出てきてくれたら見る目が変わっていたかも知れません。

そんなに印象深く観ていたわけではないので夏まで記憶が持つのか心配です。
{/netabare}
なんだかんだで観てしまいました。
2期も多分何だかんだで観ると思います。
オススメとまでは言えませんが、微BLな所もある作風が大丈夫な方は
それなりに楽しめる作品だと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

2期で物語は進むのでしょうか?

(2013.1/11 1話:境界)
「通称:八犬伝」未読。

{netabare}八犬伝を拝読してないと分からないかな?
動物が喋るし、人間だと思ってたのが動物になる始末。

冒頭の台詞は、どういうことなんでしょう?{/netabare}


(2013.1/19 2話:人鬼)
{netabare}BGMがLAST EXILEやコードギアスなどで有名な黒石ひとみ(hitomi)さんなんですね!

物語に関しては、まだまだ分からない事だらけ…(゚д゚)

四獣神家や、シノと里美の関係さらにはシノと犬飼に共通してある刺繍は何なのか?
とりあえず気になるので続けて観ます。{/netabare}


(2013.1/27 3話:鬼追)
{netabare}1話冒頭での台詞は、シノと里美のやり取りだったのな。
里美から八玉を集めるようにと聴いた時は…EDさんに分けてやって下さいよ、ホントに(w_-; ウゥ・・{/netabare}


(2013.2/4 4話:帰郷)
{netabare}死に際に里美が表れると、その人は生き残る事ができる?
コメディパートが今の所多めなので、そろそろ切り替えてほしいかも…{/netabare}


(2013.2/9 5話:加護)
{netabare}加護ではなく、その子の枷になってしまっていた。というか外に出られたのなら加護はもう必要ないんじゃないか?
話の展開が遅いですが、2クール作品なんですかね?
八玉の内、(鬼の兄弟も含めて)4つしか集まってないけど大丈夫か?{/netabare}


(2013.2/17 6話:外待)
{netabare}スキンヘッドで眼鏡はオネエって相場が決まってるんか。
オネエ、檜山さんかwww

荘介は人殺しで毛野の全てを奪った男?
「義」玉を失った荘介の過去に迫る?{/netabare}


(2013.2/23 7話:約束)
{netabare}「みんな、荘介の善人面に騙されやがって」
花形の痣を持つ者達が着々と集まり、それに伴って八玉も集まりつつある。
それは何を意味するんだろう?

変わるのは人だけ…{/netabare}


(2013.3/2 8話:邂逅)
{netabare}「だから…生きて側に居てやりたい。」
「見てみたいよな、真夏に降る雪。」
道節は浜路の兄? その道節に憑く雪姫はシノにとっての邂逅。
約束それは、いつか会いに行くよ…{/netabare}


(2013.3/10 9話:番人)
{netabare}荘介、料理上手!(=^▽^=)
現八さん私、ドン(ヤギ)のぬいぐるみが欲しいですww

「つよくて、やさしいおともだち~♪さびしがりやの、あなたのほしいもの~♪」

信乃の願いが番人に届いた結果なんですね。{/netabare}


(2013.3/16 10話:孤影)
{netabare}毛野の大切な人を奪った男が街に!? 毛野の心臓は夜叉姫の心臓。夜叉姫は妖怪だから心の蔵を失っても生きていられるのか…

信乃の「強く願えば必ず叶う」の言葉を受けてその男は何を願ったのか?{/netabare}


(2013.3/23 11話:現身)
{netabare}小文吾、今更気づいたのかwww
お前こそ何をしている、買い物なら他の者に行かせればいいだろww

あぁ、EDさん玉探しなら順調ですよww

何あれ!?村雨の真の姿なのか?

急に信乃が成長したのは、村雨と何か関係が?{/netabare}


(2013.3/30 12話:代償)
{netabare}金色の瞳をヤツに与えてしまった「代償」が枯渇?
血に飢える身体となってしまった琥珀。

天使と悪魔は表裏一体の存在…

生きる意味、死ぬ意味も忘れた。その事が琥珀の代償なのか。
たった一人の温もりを得ることができたなら、こうはならなかったのに。{/netabare}

(2013.4/6 13話:宿縁)
{netabare}村雨:「菓子ぃ~」さすが岡本さん、甘いモノ好きですねwww
謎の男は、荘介の影。だとしたら本当の荘介は、幼い頃の記憶を失くしてはいない?

音楽は、黒石ひとみさんなだけあって壮大で透明感のある物なんだけど、EDの映像と合ってない気がする…{/netabare}

2期決定してますが、観るかと言われたら微妙ですね^^;
とは言いつつ何だかんだで観てしまいそうですが。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 8
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