ミリタリーTVアニメ動画ランキング 24

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画のミリタリー成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月29日の時点で一番のミリタリーTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

88.9 1 ミリタリーアニメランキング1位
ヨルムンガンド(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (2879)
15447人が棚に入れました
―――僕は、武器商人と旅をした。
両親を戦争で失い、武器に関する一切を憎む主人公の元少年兵ヨナは、神の悪戯か、若き女性ウェポンディーラー、ココ・ヘクマティアルと、その部下である「ヒトクセもフタクセもあるが優秀な」私兵8人と世界各地を旅する事になる。

声優・キャラクター
伊藤静、田村睦心、石塚運昇、大原さやか、乃村健次、小西克幸、四宮豪、勝沼紀義、羽多野渉、箭内仁、松風雅也、冬馬由美、小山剛志、神田朱未、土師孝也、加藤沙織、高島雅羅、堀内賢雄、高梁碧、松本大、藤原啓治、阿澄佳奈、小柳良寛、保村真、磯部勉
ネタバレ

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

Her name is Koko. She is loco. I said "Oh,No". だけどオイラが送りたい言葉は驚嘆でも、落胆でもなく、「ハートフル」のただ一言

すげぇw
自分でもビックリですが思いのほか高評価をつけてしまいました^q^


そもそもに“気品”と“優雅さ”と“機転の良さ”に“破天荒”と“大雑把”をプラスした上でアルビノっていう“神秘さ”まで兼ね揃えたココ・ヘクマティアルという主人公
さらには銀髪褐色の少年兵ヨナ
そして個性豊かなココの私兵たち・・・


この強烈なキャラクターの多さだけでも十二分にオイラのツボを刺激し、視聴の価値に値する上で、その彼らが作戦を遂行する際のチームワークたるや・・・
力強くて、スマートで、美しい、そう感じますね


ヨナの勉強の面倒を交代制で見るくだりも大変お気に入り^^
もう単純に「ガンアクションかっこいい!」「ギャグが笑える!」といったキモチを軽く通り越し、オイラには彼らチームが“一つの大家族”のように思えてきて・・・あれだけ沢山の人が死んでいる冷酷なストーリーを自覚しつつも
「微笑ましい^^」
「ハートフルでアットホームだ!」
とすら思うほど(マジで


だめだorz
もう既にオイラはココ・ヘクマティアルという娘の魅力に捕り付かれているのでしょうw
これはもう世界の果てまで彼女に付き従うしかあるまい!


是非2期でも今後の彼女が“やらかしてくれること”を見届けさせていただきたいと思います










スタッフは『刀語』の元永慶太郎監督とホワイトフォックスのタッグに加え、『学園黙示録』以来のミリタリーモノってことでオイラが尊敬して止まない黒田洋介さんが全話脚本


ホワイトフォックスという制作会社は個人的には大好きでして
『年間でテレビアニメ2クール分の仕事しか元請は受けない』というルールがあったりと、儲け主義でもクオリティ主義でもない、【クリエイターの労働条件主義】を掲げる岩佐Pの下、会議室にコタツがあるだとか、契約社員ですら公式にプロフィールをうpするとか(最近更新サボってるけどw)『みんなで作ってますよ』感がまさにこの作品に登場するココのチームようで、「応援したいっ!」って気持ちにさせてくれます^^b










レギュラー、ゲスト問わず声優陣はめちゃくちゃ上手い
ヨナ坊を演じた田村睦心さんは『ソーニャちゃん』からの続投でまたも殺し屋と戦ってるのには笑いましたがw5話の演技など、マジの気合が入ってて素晴らしい
それと神田朱美さん(チナツ)


あとこれはまったく個人的なジンクスなんですが、松風雅也(キャスパー)をわざわざ重要なポジションにキャスティングする作品はどれも名作のかほりがしますw










劇伴はカッコよくてアッタリマエダのクラッカー
だってけみさんがイチオシする岩崎琢さんですもん♪
ロック、オーケストラ、エレクトロ系はただの序の口
今作では砂漠っぽいカントリー、そしてヒップホップを取り入れたのは確かグレンラガン以来だっけかな?
岩崎さんの凄さってのは『アニメーション制作』×『楽曲制作』×『音響制作』っていうそれぞれ独立した作業の垣根を取り払ったことなんですよね
(暇さえあればダビング作業に付き合うことで有名、普通は監督と音監の仕事なので作曲家が立ち会うことは無い)


川田さんのOPテーマもカラオケでマイク握り締めながらヘドバンし過ぎてお立ち台からコケるぐらい好きです(笑)










最後に、本当なら一人一人語り尽くしてやりたいほど愛して止まないキャラクター達
その中でもオイラがココ様やヨナ坊やショコラーデよりも惚れたのが・・・{netabare}バルメさんであることをカミングアウトします^q^
いやさぁねwオイラ筋骨隆々とした『マッチョ美人』ってジャンルがマジで大好きなのですよw
あの凶悪ボディとお近づきになりてぇっす
(吹っ飛ばされるんだろうけどw)
ってことでバルメさんグッズカモンですよw{/netabare}

投稿 : 2024/05/25
♥ : 37

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

それぞれの持ち味 それぞれの魅力

1期が最終回を迎え、少し寂しい気もするが秋には2期放送。
ラストシーンに2期への伏線があったので、今から楽しみ。

とにかくこの作品、武器商人がこんなにも戦闘するのか?
ってところが面白いし、斬新な切り口ではあるなと思った。
そして凛々しいながらもユーモアと少女っぽさを残し、頭が相当にキレる
女性ボス、ココ・へクマティアルの魅力が満載。

彼女を好きになれるかどうかで、きっとこの作品の評価が
大きく変わるんじゃないだろうか。
はじめのうちは、その青白い外見が気になっていたけれど
観ていくうち、逆にカリスマ性の高い彼女らしい雰囲気だなと。

男性たちも地味ながら、それぞれにいい持ち味があり、魅力的だった。
また、ココを慕うバルメもいい味を出していたし、
無口ながらも、みるみる成長を遂げたヨナの機転も素晴らしかった。

悪人同士が戦闘してると思ってしまえば、もうそこには勝敗しか残らない。
どれほど残虐な殺し合いがあって、血しぶきが飛び散っても、
どれほど本当は世の中を不幸にするはずの武器を使っていても
国と国の戦争ではないことと、殺しあうのは当事者達だけであって
どこかの国の罪もない一般人がテロなどの影響で
大量に殺されてしまうのとは違うので
なんとなく安堵めいたものがあるせいか、
単純にガンアクションを楽しんでしまっている自分がいた。

兵器、銃器、戦闘機などが好きなくせに、世界平和を願っている自分と
ココたちの中の矛盾はほんの少しだけ似ている気もする。
------------------------------------------

<7話まで視聴中>

武器商人の一団と1人の少年のロードムービーという感じで
北から南へあちこちへ旅をしながら、ヨナ少年の表情がどんどん豊かに
変化するようになったことと、彼の大人顔負けな頭脳的戦略が
なかなか的を得ていて、面白い!
子どものうちって本当に、成長スピード早いよね。

ココをはじめ、登場人物それぞれのエピソードも増え
ようやく厚みを増してきた感のある7話。
1期の折り返しはどう展開していくのか、楽しみにしながらも
待ちきれずにとうとう原作を読み始めてしまってる。

白っぽい眉毛やまつげはちょっと気になるものの、
全体的にキャラデザは好みだし、鈍い輝きを放つ薬莢が
スローモーションで宙に舞い落ちるシーンは、何度見てもワクワクする。

(以下は第1話を観た直後の感想)
=============================================

武器を作る者、武器を売る者、使う者。そして戦争。
両親を戦争で失い、武器に対して深い憎しみを持つ元少年兵 ヨナが
皮肉なことに武器商人と出会い、世界各地を旅することになる
ガンアクション中心の物語になっていくらしい。

今のところ、1話視聴済み、原作は未読。

1話の隅から隅まで、テンポの良いセリフ運びと展開で
迫力ある銃撃戦や、女性ウェポンディーラーであるココの
少しコミカルな側面を、緊張感漂う空気の中、
うまい具合に取り込んでいて楽しかった。

青白い顔にロングボブ銀髪、色素の薄い碧眼のココは、
知的でシャープな雰囲気ながら、さらなる奥にたくさんの顔を
見せてくれそうで、その多面体的な魅力は個人的にすごく好み。

対して・・・瞳の奥に哀しみを携えつつ、
本人自身が武器のひとつになってしまったかのようなヨナ少年の、
これから変化していくであろう意識と、戦闘能力も見逃せない。

また、それぞれ個性豊かな私兵8人の優秀なチームプレーや、
銃器商人としてのビジネスでのクールな駆け引き、
実在する銃器のリアルなシーンなども、とても楽しみだ。

作画も音楽も、黒田洋介氏の脚本も予想以上に良かったし、
今後の展開に期待度は急上昇。
それに何より、原作が読みたくなってしまった。

情報によれば、分割2期ということが決定しているとのこと。
じっくり味わいたいなと思う。

ちなみに、川田まみの歌うOP「Borderland」
やなぎなぎの歌うED「Ambivalentidea」
2曲とも、とても良かった。

というわけで、もちろん今後も視聴は継続。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 102
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

予想外の安心感と、眼力<●><●>

原作未読。

武器によって両親を失い、武器を憎む少年ヨナ。
彼はココという女性に拾われる。
しかし、皮肉なことに、ココは武器商人の一団のリーダーだった。


設定を見るかぎり、シリアスで重苦しい雰囲気だと思っていました。
しかし、実際見てみるとそうではありませんでした。
銃撃戦が多く、死人も出る話なのに、妙な安心感があります。

・毎回のように入るギャグやツッコミ(ドリフのコントばりにずっこけてくれます)
・独特な絵柄

この辺がポイントになっていると思います。
特に、目の描き方に特徴がありますね。
穏やかさと鋭さが同居した、不思議な絵柄です。
目に陰影を付けるだけでイメージががらっと変わります。


銃撃戦は丁寧な印象。
弾丸に重みを感じますし、ナイフなどを使った肉弾戦もスタイリッシュ。
ガンアクションものとしては十分だと思います。
まあ、メインメンバーになかなか弾が当たらないのはご愛敬。


キャラクターは、主人公の少年ヨナより、リーダーのココが目立っていますね。
あどけなく、かわいらしさがあるのですが、眼力のせいか、どうにもキツネにつままれているような感覚になります。
こう、常に何かを隠している感じ。

ヨナの成長にも焦点が当てられているようなのですが、余り目立っていません。


また、出てくる敵対者も、唐突に現れ、唐突に去っていきます。
単に話を盛り上げるためだけに現れている感じがしますね。
{netabare}
特にオーケストラは何のためにいたのか分かりません。
あとで何かやらかしそうな雰囲気を醸し出していたのに、あっさり退場。

・武器商人と殺人集団は敵対関係にある
・ココは容赦がない

ただその事実を説明するためだけに出したキャラクターたちなのでしょうか、うーむ……。
{/netabare}

悪人はいかにも悪人らしく描かれています。
良くいえば分かりやすく悪く言えばひねりがない。

単調な話ですが、テンポの良さと、ギャグのおかげで、比較的見やすいアニメです。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 79

83.7 2 ミリタリーアニメランキング2位
神様のメモ帳(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (2591)
14098人が棚に入れました
「ただの探偵じゃない。ニート探偵だ。世界を検索し死者の言葉を見つけ出す」路地裏に吹き溜まるニートたちを統べる“ニート探偵”アリスはそう言った。高校一年の冬に僕と同級生の彩夏を巻き込んだ怪事件、都市を蝕む凶悪ドラッグ“エンジェル・フィックス”―すべての謎は、部屋にひきこもる少女探偵アリスの手によって解体されていく。 「真実はきみの平穏を破壊する可能性がある。それでも知りたいかい?」 僕の答えに、普段は不真面目なニートたちが事件解決へと動き出す! 情けなくておかしくて、ほんの少し切ない青春を描くニートティーン・ストーリー。

声優・キャラクター
小倉唯、松岡禎丞、茅野愛衣、生天目仁美、松風雅也、宮田幸季、櫻井孝宏、小野大輔

星斗 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

とりあえずの感想。

原作既読。ニート探偵団たちがいろいろな事件を解決していくストーリーです。


1話はアニメオリジナルと聞いていたのでいろいろと不安でしたが予想以上に出来が良かったので嬉しかったです。原作読んでない方にはちょっと説明不足かもしれませんが。



ちなみに原作のアリスいわくニートの定義によると労働していても雇用されていなければニートになるので自分んで探偵をしているアリスはニートということになります。



ニートとはいっていますがそれがメインではないのでそこらへんの設定はあんまり気にしなくてもいいかなと思います。



話は結構シリアスです。あと萌えアニメだと思われがちですが男キャラがメインで活躍するので女の人でも楽しめると思います。ほかの方もおっしゃってますがデュラララと少し雰囲気が似てますね~


放送終了したらまた評価し直します。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 12

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

スズケンの歌声に惚れちゃいました(#⌒∇⌒#)ゞ

■神様のメモ帳の監督さんって誰!?
まず・・・私の思い出の場所『渋谷』が舞台となっている事を知って勝手ながら印象度アップです(゚゚;)
 
エェー、コホンッ!(;-o-)o"
本作品の監督、桜美かつしさんの事は良くわかりませんが、萌えや残酷な描写は好まず、さわやかさ
と、余韻の残る作品作りを心掛けているそうなので、ちょっと期待してみていきたいと思っています♪
 
 
■主要キャラクター
・アリス(声:小倉 唯・・・本作品でヒロイン役抜擢、特徴・・・ちょっと舌たらずなしゃべり方)
 自称NEET探偵。ドクターペッパーを愛飲してる。
 クラッキングで得た情報と鋭い洞察力で事件を解決していく♪
 
・藤島鳴海(声:松岡禎丞・・・本作品で主人公役抜擢、女性が大の苦手という欠点を生かせるのか!?)
 四代目にも物怖じしない言動も、無鉄砲なだけ?子分からはゴットハンドと一目置かれている。
 
・篠崎彩夏(声:茅野愛衣・・・あの花「本間芽衣子」めんまちゃんだ(゚ロ゚;))
 鳴海を園芸部に誘い半ば強引にNEET探偵の一員に誘い込んだ。ラーメンはなまるのアルバイト員。
 
・ミンさん(声:生天目 仁美・・・灼眼のシャナ「マージョリー・ドー」俺妹「沙織」)
 『ラーメンはなまる』のオーナー。巨乳の美人姉さん!
 
・テツ(声:地獄少女「一目連」DEATH NOTE「魅上照」)
 NEET探偵の一員。元ボクサー、ギャンブル好き。特攻隊長的存在?
 
・少佐(声:宮田幸季・・・バカとテストと召喚獣「土屋 康太」)
 NEET探偵の一員。ミリタリーマニアで諜報活動もおてのもの。
 
・ヒロ(声:櫻井孝宏・・・コードギアス 反逆のルルーシュ「枢木スザク」)
 NEET探偵の一員。ホスト風の美青年。色んな女性の「ひも」として生活をしている。
 女友達が街中にいるため、その情報網が色々役に立っている。
 
・四代目(声:小野大輔・・・AIR「国崎往人」黒執事「セバスチャン」デュラララ!!「平和島静雄」他)
 「平坂組」の組長。NEET探偵と深く関わっていく。機械音痴の子分達は鳴海の事を一目置いている。
 
 
■神様のメモ帳と出逢った時の日記φ(*'д'* )
1つの依頼を数話で完結していくタイプなので、私好みのシナリオ構成なので好印象です♪
鳴海以外のキャラクターの役割分担がはっきりしているので、NEET探偵に関わって、これといった特徴の無い鳴海がどう変化していくのか、期待してみていこうと思います♪
また、本作品の主人公とヒロイン役に抜擢された声優さんが、どのようにキャラクターを演じてくれるのかも注目していきたいと思います♪
ミステリー的要素はあまり期待せずに、キャラの使い方で楽しませてもらいたいです♪
 
 
■総評
1話の1時間回は原作とは違った、オリジナルな内容だったのですね♪
まぁ私は原作は未読なのですけど、全体を通して十分アニメだけで楽しめる内容に満足です♪
 
園芸部で藤島中将こと鳴海君は1話では何のとりえも無いキャラで、主人公らしくなかったのですけど、後半にかけて主人公として十分な魅力を放ってましたね♪
声優の松岡さんも頑張って感情の起伏を表現出来ていて、今後の活躍に期待したいと思いました♪
 
キャラの動かし方はとっても良かったと思います。
各キャラの出来る事、出来ない事を明確にした動かし方は、分り易くてストレスを感じるような場面はなかった気がするのです♪
鳴海が徐々にNEET探偵の中心になっていく様子も、鳴海に触発されて黙ってても手を差し伸べてくれる仲間達との関係もうまく描かれていて、こういう関係っていいなぁって思いました♪
 
また、麻薬を題材にした最終話に向けてのストーリーでは、アニメでは描かれていない彩夏ちゃんの隠された想いが痛いほど伝わってくる内容で本当に感動しました(/□≦、)
ちょっと切なく悲しい結末でしたけど、綺麗に最後をまとめた印象ですね♪
オレンジ色の花の「ナガミヒナゲシ」、しっかり覚えましたよ(*^-^)
ちなみに、阿片の原料となるアルカロイドは含んでないのであしからず♪
 
1クールで終わってしまうのが寂しいですね♪
2期が作られる事を期待して待っていたいと思います(*^-^)
 
 
■MISIC
OP曲『カワルミライ』
 歌:ちょうちょ
 アップテンポの軽快な曲に優しい歌声でとっても気持ちの良いナンバーです♪
 
ED曲『あすなろ』
 歌:鈴村健一(平坂錬次)
 錬次役の鈴村さんが歌詞も書いたお気に入りのロックナンバーです♪
 さすが声優さんだけあって、声に深みがあってとってもかっこ良い、歌も上手なのでびっくりです♪
 
ED曲(1話限定)『Colorado Bulldog』
 歌:MR.BIG
 まさかのMR.BIGのエンディングでアメリカンハードロックなナンバーでしたね♪
 洋楽好きの私にとっては嬉しい限りです♪ポール・ギルバート様のギターが聴けただけでd(>_< )Good!!
 
2011.07.25・第一の手記
2011.09.25・第二の手記(追記:■総評、■MUSIC)

投稿 : 2024/05/25
♥ : 53

SKY さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

神様のメモ帳・・・素敵なくらい無責任な言葉だろう

見終わっての感想

全体的に少しストーリーが薄っぺらい印象でした。
期待していただけに、残念です。
最後の話は良かったかな。



以下、過去レビュー

探偵アリスと、それをサポートするニート達で構成される「ニート探偵事務所」に平凡な高校生が仲間入りするという話。


初回60分だったり、作画やOP、EDなど、かなりこの作品に力を入れてるなという印象を受けました。

特に、作画はすばらしいです。


事件の内容は若干鬱ですが、最後はそれをフォローするような感じで終わったので、それほど鬱には感じませんでした。


まだ1話なのでなんとも言えませんが、今後期待できる作品だと思います!


2話の感想

1話から2週間も空いたので、キャラの半分の顔を忘れる始末w

相変わらずアニメのクオリティーは高いのだが、残念ながらストーリーは地味な印象です。

このまま2話完結のペースで行くのですかね。

期待している作品なので裏切らないで欲しいものです。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 19

93.7 3 ミリタリーアニメランキング3位
幼女戦記(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (2178)
10463人が棚に入れました
統一暦1923年6月。
金髪碧眼の幼女、ターニャ・デグレチャフは帝国軍士官学校の最終課程、
部隊勤務の一環として北方軍管区ノルデン戦区の第三哨戒線で研修に励んでいた。
航空魔導師として輝かしいキャリアを踏み出すための第一歩である研修は
何事もなく無事に終わるはずだった。

しかし事態は思わぬ方向へ転がっていく。
協商連合の越境侵犯をきっかけに帝国と協商連合は戦争状態に突入。
戦時体制への移行に伴い、観測任務が割り当てられるも、
協商連合軍による奇襲が発生し、
ターニャは敵の魔導師中隊と単独で交戦しなければならない事態に陥ってしまう。
多勢に無勢で味方が到着するまで持ちこたえることなどできるわけもなく、
しかし逃げようものなら敵前逃亡で死罪は免れないという絶望的な状況。
何としても生き延び、上層部に対して最善を尽くしたとアピールするため、
ターニャはとある作戦に打って出るのだが……。

“其れは、幼女の皮をかぶった化物――。”

声優・キャラクター
悠木碧、早見沙織、三木眞一郎、玄田哲章、大塚芳忠

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

見た目は少女、中身は・・・おっさん!?

原作未読。最終話まで視聴。

【物語】
1話を視聴し終わった時には、単なる「主人公最強系」かと・・・。
それにしては、主人公が『幼女』っていうのが意味が分からなくて・・・。

2話を視聴して初めて物語の世界観が分かった。

一見、現実の世界とリンクしているようで、でも『魔導師』なんて現実には存在しない存在がいるという不思議な異世界。
現実世界と異世界が入り混じった世界観が好きでした。

【作画】
背景や登場人物はとても綺麗に描かれていたと思います。
主人公の目は、主人公のひととなりを表しているというか何というか・・・。
セレブリャコーフ少尉は、もう少し可愛く描いてあげれば良かったのに・・・(笑)。

【声優】
何と言っても、主演の悠木碧さん。最高でした。

【音楽】
OP・EDとも作品の雰囲気に合っていて良かったと思います。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 114

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

戦闘シーンが生々しい。1、2話のエピソード順はこれで正解じゃないかな…。

[2017年冬作品1クール視聴終了時ランキング] コメントより
==
1月末から順位は落としましたが、面白かったです。ただ、原作はもっと面白いと思いました。
==

小説投稿サイト「理想郷(アルカディア)」発らしい。原作があるはずですが、未読です。

ドイツ帝国っぽい「帝国」と周辺諸国(協商連合、共和国、連合王国、連邦)が、第一次世界大戦レベルの武器+魔法で戦争をしている状況らしい。普通の魔道士が観測兵として迫撃砲の命中精度を上げたり、飛行兵として空中から銃器で歩兵を攻撃するのがせいぜいっぽい世界で、「幼女の皮を被った化物」と呼ばれるターニャ・デグレチャフ少尉は戦術級の強大な魔法攻撃で無双している感じです。

このターニャと、その部下であるヴィーシャ伍長が中心人物のようですね。

協商連合のモデルは良くわかりません(ベルギーとか?)が、共和国はフランス、連合王国はイギリス、連邦はロシアがモデルでしょうか。

1話ではライン戦線の現状が、2話では時間を遡ってターニャが何も任官するまでの経緯が語られました。

魔法が普通に軍事技術化しているのは中々面白そうです。しばらく注目して観てゆきたいですね。

2017.1.23追記:
→アニメの第2話まで観て面白かったので、原作を読み始めました。2巻目まで読み終わりましたが面白いです!
戦記としての面白さとギャグ要素のバランスが良いですね。

2017.3.2追記:
協商連合は、帝国との国境位置的にフィンランドですね。

2017.4.1追記:
アニメ化部分よりも先に原作を読み進んで、既刊分7巻まで読了後にアニメを観終わりました。

原作のグランドストーリーに大きな影響のある改変は無いものの、ちょこちょこと改変はあります。私は原作原理主義者ではないので、現状レベルの改変ならOKです。でも、これだけ高い点数を付けたアニメよりも、原作の方が面白いと思います。

私は原作に出会わせてくれたことを本作品に感謝します。でも、そうさせてくれたのは「存在X」ではないと思っています(笑)。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 81
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

小さなACABCモンスター

原作未読、コミカライズは読んでいます。

ある人物がある理由により戦時下へと異世界転生する物語。
「見た目は子供。頭脳は大人。その名は、ターニャ・デグレチャフ」。


時代背景は第一次~第二次世界大戦ごろによく似ています。
地形なんかはそのままですが、

* 魔導師が存在する(生存率が高いなど、話に色を付ける程度の魔法使い)
* 1910~20年代にしては科学テクノロジーがやや高い

という違いがあります。

また、地域名が分かりにくいので整理しておきます。
{netabare}
国勢図が異なるので現在のおおよその位置です。

| 国名 | 呼び名 | 現実世界との対応 | 解説 |
| --- | --- | --- | --- |
| ??? | 帝国 | ドイツ | ターニャの国 |
| レガドニア | 協商連合 | スウェーデン・ノルウェー | スキー板 |
| ノルデン | ノルデン | デンマーク | 紛争地域 |
| ダキア | ダキア | ルーマニア | 大歩兵部隊の国 |
| フワンソワ | 共和国 | フランス | 空飛ぶ木馬 |
{/netabare}

歴史の流れも似ているため、ターニャは知識的に最初から有利です。
また、元の能力の高さと、転生の因果が重なって、ものすごい優秀。

そんな人物が軍に入り、世界大戦への情勢の中で奔走し、活躍(?)する物語です。


さて、イラストを見ればわかると思いますが、この幼女、怖いです。
原作絵や漫画版はもっとキュートなんだけど……(EDの絵)。
アニメでは顔芸と動きに特化したデザインになっています。


ターニャは人命を非常に軽視しているフシがあります。
演技で道徳心を装うことはありますが、見破られています。

これを聞いて湧いてきたキーワードが「サイコパス」。

人に共感せず、人を操り、衝動性が強く、責任感が欠如している。
これが「サイコパス」、後天的であれば「ソシオパス」の特徴です。

しかし、ターニャは責任を最後までしっかり果たす人物です。
決して衝動的ではなく、論理的に思考してから行動します。
また、自分で自分の性格の歪みを認知しています。


* 固定観念、目的意識が強い
* 冷淡で、マイペースで、情に動かされない
* 強引に人を釣り、自分に従わせるが、責任はしっかりとる
* 職務上では間違いなく尊敬を得るが、社交上では敬遠される

うん、こんな感じ。


あ、これ……私が考えたターニャの紹介文じゃないです。

性格テストで有名な「エゴグラム診断」の「ACABCタイプ」の診断結果です。
[エゴグラムによる性格診断結果](http://www.egogram-f.jp/seikaku/kekka/acabc.htm)
アニメを見た人はわかると思いますが、これとってもターニャっぽくないですか?

決して多くはありませんが、大人では一種の典型的な性格。
つまり、小さな女の子がこの性格で凄むから目立つわけです。


さて、「社交上では敬遠される」とある通り、ターニャはなるべく関わりたくない人物です。
キャラとしては立っているけど、現実にいたら嫌なタイプ。
(サイコパスはむしろ魅力的に映る)

そんなターニャが楽をするために策を巡らせます。

「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」

結果、評価され、より重大で危険な任務を任されてしまいます。

「最悪極まる!!!」

外目には成功するものの、本人的には失敗。
完全にギャグになり、笑えます。

外目には失敗するものの、尊敬に値する行動を取ることもあります。
この場合は嫌なやつなのに意外性が生まれ、ギャップ効果で普通以上に感心できます。

つまり、成功も失敗も楽しめるんですよね。
そういったキャラクター設定、ストーリー運び、演出がとても上手な作品です。


歴史物、戦争物としても楽しめます。
戦術もなかなか練られています。
ターニャはめちゃめちゃ強いのですが、戦争はひとりの戦力でどうにかなるものではありません。
戦術単位では高度差だとか陽動だとか、作戦レベルでは一点突破や電撃作戦等、説得力のある描写も多々見られます。

戦争の歴史を、

* 知らない人は混乱しつつも、ギャグやアクション等に引き込まれる
* ちょっと知っている人はどちらも楽しめる
* よく知っている人は設定の粗探しを始めてしまう

くらいであり、それなりに重厚だと思います。

「この番組はフィクションであり、
登場する人物、団体、場所、『法律』、名称等は
実在のものとは一切関係ありません」

「法律」ってのがいい。

ただ、空中戦で空気抵抗の高そうな木馬に乗っていたり、ゴーグルをかけていなかったりします。
アニメでは映像的なわかりやすさを優先しているのでしょう。


映像、音楽、効果音はレベルが高いです。
OPもEDもかなりカッコよく、何度も見たくなりますね。
話の内容に合わせた曲の使い分けにも注目です。


1クールながらまだまだ書けることはあります。
属性の非常に多い作品であり、展開の余地も大きいです。
「物事の二面性」のようなテーマにも触れつつあります。


タイトルから誤解を受けますが、このアニメの幼女に萌えるのは難しいです。
しかし、それ以外の目的なら満足できる可能性が高い作品です。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 72

86.1 4 ミリタリーアニメランキング4位
ヨルムンガンド PERFECT ORDER(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (1790)
9833人が棚に入れました
両親を戦争で失い、武器に関する一切を憎むようになった元少年兵ヨナは、ひょんな事から若き女性武器商人ココ・ヘクマティアルと、彼女が率いる私兵達と共に世界中を旅する事になるのであった……。

声優・キャラクター
伊藤静、田村睦心、石塚運昇、大原さやか、乃村健次、小西克幸、四宮豪、勝沼紀義、羽多野渉、箭内仁、豊口めぐみ、松風雅也、冬馬由美、奈良徹、小清水亜美、加藤沙織、磯部勉、久川綾
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

<最終回まで視聴完了> ヨルムンガンド計画の全貌を知った上でみつめる世界はどう見えるのだろう

原作は未読だけれど、1期から視聴してきた。
この作品を観るとき、銃撃戦にワクワクしてしまう気持ちと同時に
いとも簡単に人が殺されていくことに対しての麻痺に恐怖を感じ
ちょっと複雑な想いに駆られる。

両親を戦争で亡くし、武器に深い憎しみを抱きながらも
武器商人であるココたちと行動をともにし、自分と彼女達の身を守るヨナ少年の
心境にはまるで及ばないにしても、少し理解した気持ちにはなれる。

兵器や武器は人を殺す道具であると同時に、身を守るものでもある。
兵器や武器は憎しみを生む道具であると同時に、
一部の平和は保たれているという現状。
無抵抗ではやられてしまうだけなのだ。
だから戦うしかない。
生きるために。後世のために。
だから兵器や武器は作られ続け、それを売る人がいて使う人がいる。
だったら・・本当の平和はいつやってくるのだろう?
ココが言う世界平和とは?そう思って最終回までを見届けた。
彼女の考えに賛否は分かれるかもしれないが、僕は概ね共感できた。
もしそれが実現したとして、いったい誰が実現させるかで
世界は大きく変わってしまう恐れはあるけれど、
少なくとも武器を持つ戦争はなくなるのだろう。
しかし同時にそれは、武器に変わる新たな戦法でしかなく
この地球に人間が生きている限り、その危険は続くのかもしれない。

ミリタリー的なものが好物な自分にとって、もしかしたら永遠のテーマかも。
リアルな銃声や映像に心躍らせつつも、単純にカッコいい!と喜ぶだけじゃ
なんだか不謹慎な気持ちになり、綺麗ごとでもなく、
この想いを追求したくて「戦う作品」をついつい観ている自分がいる。

特にこの『ヨルムンガンド』はスケールの大きさや、リアルさが
演出や作画、脚本ともに際立って感じるのでなおさらなのだ。

今回の2期は、やたらドンパチやっていた1期に比べ
人間ドラマのほうを深く描いていたので、感情移入もハンパなかった。
とにかく、納得のいく良い最終回だった。
ちなみに、OPは相変わらずカッコいい曲なのだけれど
EDは正直、1期のほうが好みだったな~
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<8話(20話)の感想>

おぉ、ついに「ヨルムンガンド」動き出すのだね。
今回は女性陣の活躍が中心で、観てて楽しかった。
アマーリアさん鋭いし、寡黙なカレンさんクールだし
料亭?っぽい座敷でのミルボとカレンの殴り合いが始まったのに
無視して話し合いを続けるDrマイアミたちも可笑しい。
さてさて今後はぐんぐん山場になっていくのかな。
次週が待ち遠しいです。
--------------------------------------
<7話(19話)の感想>

緊迫感の連続で、今回はすごく面白かった!
OPなしで始まったのに、あっという間に次回予告になってた。
銃撃戦以上に、人間の悪意と良心、計算高さや洞察力が
とても興味深かった。いいなぁ・・・ワイリのキャラ。
ヨナも冗談が言えるほどになって、随分と変わったよね。
冷静に考えれば、とんでもないことが起きているのに
ワクワクしてしまう・・・許してくり(苦笑)
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<6話(18話)の感想>

海ほたる懐かしい。って思ってられないほどの緊張感。
気づいたら握りこぶしになって身を乗り出してたし(汗)
後半、なんとも日本人らしいというかなんというか。
なかなか渋いまとめ方だったけれど、底知れぬ怖さがあるよね。
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<5話(17話)の感想>

舞台は日本に。
よく知った場所や建物が見れるのはなんだか嬉しいけど
ホテルでの血しぶき飛び散るドンパチ見ながら
「あらあらあらあら」と『ARIA』のアリシアさんみたいに
心の中でつぶやいてしまった。
でも今回は空港での飛行機の描き方、カメラワークが
すごく好みだったので特に嬉しかった!
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<4話(16話)の感想>

1期の1話の冒頭シーンが再び映し出された。
ヨナのいきさつを知り、これまでを見てきた今もう一度観ると本当にせつない。
{netabare}
かつて一緒にいて、今は日本で保護されている子ども達を
車越しにみつめるヨナのホッとした笑顔が、たまらなく泣けた。 {/netabare}
寡黙なヨナの気持ちを想うとき、いつも胸が締め付けられる。
そしてキャスパーがヨナに言った言葉が、どうにも引っかかって気になった。
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<3話(15話)の感想> 真実より事実

哀しかった。でも救われた部分もある。
{netabare}レナードの真実と事実。{/netabare}
ココ同様、事実を大切にしたいと思った。
いつも以上に深く、いつも以上にきめ細かく
ココの中にある憎しみ、怒り、そして哀しみを感じた回だった。
今回だけなのかな、EDもいつもと違っていた。
やなぎなぎの唄う「真実の羽根」がとてもせつなかった。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 70

log さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

屈指の名作、アニメ化後編

全11巻の漫画原作を2期分割でアニメ化した後編。
原作を尊重しその面白さを損なうことなく、より判りやすくアニメの利点である動きと音を実に上手く使っている。
センスの良いガンアクションは必見。

主人公である少年兵ヨナの視点を通した武器商人ココ・ヘクマティアルとその傭兵達の戦いは、登場人物全員のキャラがしっかり立ちガンガン状況が変化していく為、片時も目が離せない。
散りばめられた伏線も絶妙で、完結した暁には原作と同じく「何度だって見たい作品」になってくれることと思う。


今作PERFECT ORDERは全24話と予想される13話からのスタートなので、是非前期の1話から見て欲しい。
攻殻機動隊やカウボーイ・ビバップを愛好する人には満足を保証する作品だ。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 20

銀兎の夢 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

この面白さ~凄さ~格別

見る人によって大きく評価が分かれる作品かもしれないけど
女武器商人ココのブレない鉄の心と、まだうら若き女性としての心。そのスタビライザーとして存在するかの如くココの支えであり癒しであるヨナ
ラノベを適当にアニメ化して小銭を稼ぐのがスタンダードな昨今~これ程キチンとテーマに沿ってストーリーが紡がれてラストへと誘われる作品は残念ながら極僅か…
社会の成り立ち構造~裏表~光と闇、いかに現代が抱えている問題が、聖者を名乗る詐欺師の論法に基づいた、圧倒的暴力に支配されているのか~改めて考えさせられた。

現人類の抱える不変の難題に対する一つの回答を告げている点、そこに辿り着くまでの描き方~素晴らしいっす。大好きな作品です。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 11

85.3 5 ミリタリーアニメランキング5位
フルメタル・パニック? ふもっふ(TVアニメ動画)

2003年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (1410)
7820人が棚に入れました
世界中の紛争の火種を秘密裏に消して回る軍事組織ミスリル。その中でも選りすぐりの傭兵の相良宗介に与えられた今回の任務は、「ウィスパード」と呼ばれる特殊な能力を持つ日本人の女子高生・千鳥かなめを護衛すること。
原作の短編をアニメ化。そのためシリアス要素がほとんどなく、完全にドタバタ学園ラブコメディである。本編が現実の政治、世界情勢を織り込んだシリアス調なだけに、180度違った趣向・演出がなされており、かえって笑いが引き立つ。

声優・キャラクター
関智一、ゆきのさつき、木村郁絵、森川智之、田中理恵、金田朋子、福山潤、吉田小百合、能登麻美子、夏樹リオ、ゆかな、根谷美智子、三木眞一郎、大塚明夫、西村知道、平松晶子、青野武、菊池志穂、浅野まゆみ、浜田真瑞、池水通洋、宮本充

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ラウ・ル・クルーゼさえも和むボン太くん

フルメタ1期の学園コメディの要素に絞った作品。

◆この作品は・・・
戦争ボケの主人公が何をしでかすかわからないというワクワク感と期待感が常に感じられ、主人公から目が離せませんでした。
また主人公だけではない、一部のキャラ達も主人公の近いボケをしてくれて楽しませてくれます。

◆1期よりも優れているところ・・・
このアニメが1期より優れているところはなんといっても「ボン太くん」の存在。
「ふもふも」言いながらドタバタする姿はとても可愛らしく、余談ですが「スーパーロボット大戦シリーズ」などのゲーム作品にて敵キャラ達がその姿に驚愕するほど。
「ファミコンウォ―ズ」を知っている人は思わずニヤリ。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 24

DEISU さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

一話一話のクオリティが高い神アニメ

これは、人を笑わせるのが上手い作品だと思いますw
主人公の反応や言葉や解釈が面白く、どうやったらこんなに笑える話を作れるのかなと思いました。

主人公もそうですが周りのキャラの反応やツッコミ、
物語の一話一話が面白く時間が経つのが早く感じます。

軍事物が好きな方なら、拳銃やナイフ、爆弾などの武器が多数出てきて面白さも一段上がると思います!

そして恋愛の話やバトルをする話などもあり!その内容も面白く。
『ヤバイ・・・面白すぎだろ・・・神アニメだなw』
と声に出して呟いてしまうほどです。

キャラの絵の方も自分的には質は良く。
逆に可愛いなと思う人の方が多いいと思います^^

本当に面白いです!感想を参考にしてもらえると幸いです!

投稿 : 2024/05/25
♥ : 12

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ギャグアニメ最高峰

SFミリタリーアクション作品であるフルメタルパニックシリーズの中でも
本作はシリアス一切なしの学園ギャグコメディに特化したもの。
一般社会の常識が全く通用しない戦争ボケ軍人(相良宗介)を
平和な学園に放り込んだらどうなってしまうか・・・これを徹底的にギャグとして描いてます。

京アニだけあって全体的に作画は小奇麗で、大胆な絵の崩しとかはないけど
とにかくよく動くし、演出もキレッキレ。キャスト陣の演技も絶品の一言。
宗介の非常識な言動に対する、かなめの切れ味鋭いツッコミ(ハリセンでスパコーン!)
これが実に爽快で、本作の様式美となっています。
回によって当たりハズレはあると思いますが
ツボにハマった時の破壊力は凄まじく、呼吸困難になるほど笑えましたw

本編は未視聴ですが、これ単品でも十分いけます。ギャグアニメ好きなら文句なしにお勧め。


※個人的にめっちゃツボった回

「妥協無用のホステージ」
不良グループに拉致されたかなめを救出すべく、宗介が講じた奇策とは?
その奇策があまりに鬼畜外道過ぎて放送禁止になったことでも有名な回。

「空回りのランチタイム」
とにかくテンポが素晴らしい回。特に前半の宗介とかなめのやり取りは
あまりのテンポの良さに思わず何度も見返してしまったw
後半の婦警とのカーチェイスバトルも見所。作画凄すぎ。
ちなみにこの回の演出は、京アニ期待の新人だった頃のヤマカン。

「女神の来日(温泉編)」
テッサ可愛いよテッサ
風間の覚醒シーン(種割れならぬ「パンツ割れ」(ガンダムSEEDのパロ))がツボ。
オチも秀逸w

「五時間目のホット・スポット」
細菌兵器により狂乱の渦と化す学園w
これもオチが秀逸。そしてこの回を最後に持ってくるセンスにも脱帽。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 61

83.4 6 ミリタリーアニメランキング6位
GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 炎龍編(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.9 (1237)
7482人が棚に入れました
異世界戦争勃発!陸上自衛隊員達の運命は――? 20XX年、突如として東京銀座に「異世界への門(ゲート)」が開かれた。中からあふれ出た「異世界」の軍勢と怪異達。陸上自衛隊はこれを撃退し、門の向こう側『特地』へと調査に赴く。第三偵察隊の指揮を任されたオタク自衛官の伊丹耀司二等陸尉は、巨大な炎龍に襲われる村人たちを助けたことで、エルフや魔導師、亜神ら異世界の美少女達と奇妙な交流を持つことになるが……。

声優・キャラクター
諏訪部順一、金元寿子、東山奈央、種田梨沙、戸松遥、日笠陽子、内田真礼、安元洋貴、石川界人
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

レレイにまた会えてうれしい

原作はコミック版は既刊の第8巻迄、小説版は本伝全5巻は読了済です。

<2015年の夏クールにスタートしたアニメ、GATE>
原作小説の本伝全5巻のうち
2巻目途中までの描写で1クール12話までで一旦終了。

そして、しばらく間を置き、後半の2クール目スタート。
(あえて2期ではなく、2クール目とするのは、今作は、
はじめから分割2クール全24話として構成されて制作されたため)

2クール目は炎龍編~動乱編の物語。
原作小説3巻目までアニメは描かれました。
全体の流れは割と原作に忠実。
その影響で後半は、群像劇の色合いが濃厚になりましたね。

そのため正直、個人的に1クール目ほどには盛り上がれませんでした。
主人公、伊丹とメインの3人のヒロインたちの存在感が
希薄になる話が続いたりしましたから。

アニメで一番好きなキャラになったのはレレイでした。
そのため、彼女がほとんど出てこない回では、
欲求不満のストレスが溜まりました。

また群像劇としては、尺の問題もあり仕方のないこととは言え、
キャラ描写の大幅な簡略化が多かったのが不満です。

コミック版も含め原作で面白いと思えた部分のカットも散見、
単なるイベントの羅列で、ダイジェストを観ている気分になることも多々あり。
結果、特に19話以降に散漫な印象が強い。

そのため物語評価は、前半12話分までは4.5に対し、
後半12話分は4.0に下がりました。

キャラ評価も、キャラ自体は立ってて魅力あるけど
描写不足で魅力を十分引き出していたとは思えないので
視聴終了後に5.0→4.0で最終更新しました。

とは言え、最終回はとてもいいと思えました。
終わりよければすべて良し。
結果的には、お気に入り作品のひとつとなりました。
原作尊重の姿勢が好ましいラストでしたね。

<ぜひ第2期作って欲しい!!>

最終話までずっと、続編につながるフラグが立ち続きました。
大人の事情で制作が途絶えれることのないよう祈るのみです。

細かいことは、以下の各話レビューで記載します。


以下は、視聴開始の頃の投稿のアーカイブのためタグで閉じます。
{netabare}
分割され、3か月の休止期間があったため誤解を招きやすいですが、
これは第2期ではないでしょう。第1期の2クール目と思われます。
従って初回は、第1話でなく第13話です。

2クール目も京極監督と脚本の浦畑達彦さんはさすがに上手い。
特に、「ラブライブ」の監督さんが仕切ってるだけあって
萌ポイントは決して外さない印象で、相変わらずとても面白いです。

<原作の広範囲な内容をアニメ化>
ところで、BD/DVDの発売予定で判明しました。
この作品は分割2クール全24話ですが、
以下のような構成になってるよう。

・接触編:第01話~第10話
・炎龍編:第11話~第18話
・動乱編:第19話~第24話

てっきり炎龍編の締めが第24話だと思い込んでいました。
ふたを開けたら動乱編まで描くことになっていてとても意外。
どうまとめ、どう締めくくるんでしょうか?
非常に興味深いところです。

アニメの17話までは、ほぼコミック版の第7巻迄を基に
構成されていたように見受けられました。
しかし18話からは、小説版の本伝が基になっていると思われます。

<音楽>
新OP「GATE II 〜世界を超えて〜」
作詞・作曲:岸田 / 編曲・歌:岸田教団&THE明星ロケッツ

新ED「いつだってコミュニケーション」
作詞・作曲・編曲:山田高弘
歌:テュカ&レレイ&ロゥリィ(金元寿子&東山奈央&種田梨沙)

共にとても好み。

特に自分は、ロック大好きなので
岸田教団&THE明星ロケッツのロック魂が最高!!
音楽評価はこの1曲だけで、もう満点。
画も見事に嵌っててカッコいい!!

OP最後の集合写真で、栗林だけ接写ドアップなのも
彼女らしさが出てて上手いレイアウトだと思います。

EDは、自衛隊の一日入隊体験のスナップと思しき
隊員服着た3人のメインヒロインに釘づけ!
{/netabare}

以下は、かなりネタバレあります。
未視聴の方は読まないほうがいいでしょう。

<各話レビュー>
★ 第13話「開宴」{netabare}
コミック第4巻:第29話「講和への第一歩」、第30話「驕傲の皇子」
第31話「地揺れの夜」より(第4巻終了)

1クール目最終第12話は、
コミック第4巻第28話「絶望のヤオ」で締めくくられました。

2クール目も、今のところはコミックの流れに忠実。

貴族の令嬢シェリーをツインテールにして、
コミックより少女の可愛さを引き出した点、
小説版本編は未登場、コミック版では
ほとんどモブのミューティを
魅力あるキャラに昇格させた点など、
いい感触ばかりの2クール目のスタートでした。

○ンコ頭の伊丹とか、
ヤオがミューティと居酒屋で酒を飲み交わすシーンとか、
ほのぼのするアニメオリジナルの遊び心も、とても好い。

今回、キャラデザは違えど
言動は、ほぼ原作同様で存在感あった
天使の羽をもつ娼婦ミザリィも、
今後どう描かれるかちょっと楽しみ。

残念だったのは、
メイン3人のヒロインは
今回ほとんど出番なかったことくらい。
コミック版の流れを尊重するためでしょう。
でも、その不満はEDの彼女たちで一瞬で吹き飛びました。

次回、コミック第5巻の物語に突入。
今のところコミック原作すべての伊丹の行動の中で
個人的に一番好きなシーンが観られそうで楽しみです。
そこは栗林にも注目!
{/netabare}
★ 第14話「帝都激震」{netabare}
コミック第5巻:第32話「帝国の心臓」、第33話「栗林乱舞」
第34話「震える日」、第35話「賢愚の皇子達」より

地震により、裸足で着の身着のまま
外に飛び出したピニャが可愛すぎる!
伊丹を頼りにする乙女度マックスの彼女に萌えました~。

ここでの地震が、伊丹たちの皇帝謁見のきっかけとなりました。
(実は帝国での史上初めての地震は、炎龍編以降の物語の重要な伏線でもあります)

<ゾルザルと伊丹たちの邂逅>
「栗林君、しゃべりたくなるようにしてあげなさい 殺しちゃだめよ」(コミックでの伊丹の台詞)

栗林「やる気のない玉無しは武器を捨てなさい!」(コミック)
⇒「やる気がないなら武器を捨てなさい!」(アニメ)

アニメでは、望月紀子の存在そのものが
カットされるかもと少し危惧していたので
少しマイルドにはなってますが、
ちゃんと再現してくれてうれしい。

コミックでは、アニメ以上に紀子が悲惨に描かれいて
このシーンでは、ゾルザルが最高に忌むべき存在に思えたものです。

その上での伊丹の男らしい振る舞いと栗林無双。
アニメでもスカッとしました。

今回のF-4ファントムの作画も、力入ってて素晴らしい!

さて、今回もメインヒロインの3人の出番はほとんどなし。
しかし次回、テュカに赤信号が…。
{/netabare}
★ 第15話「テュカ・ルナ・マルソー」{netabare}
コミック第5巻:第35話「賢愚の皇子達」、第36話「紀子の帰還」
第37話「テュカの瞳」、コミック第6巻:第38話「任務放棄」より

かなり原作をアレンジして話を詰め込んでいましたが
とても素晴らしい演出だったと思います。
伊丹と同じ気持ちになって、
なんとかテュカを救いたいと思えました。
概ね満足です。

<悲しみのエルフ>
3人のメインヒロインの筆頭なのに、今までほとんど見せ場のなかったテュカ。

今回、テュカ役の金元寿子さんにとっては、
今迄では最も出番が多く、やりがいのある回だったのではないでしょうか。

今回、コミックと比べて、伊丹たちを取り巻くキャラを
必要最低限まで減らしたことが、テュカと伊丹の物語性を深めていたと思います。
デリラが出てこなかったのはちょっと寂しかったですが…。

雑味を減らし、スポットライトの当て方が巧みだったので、
伊丹たちが、非常に困難な炎龍討伐に向けて覚悟を決め、旅立つ流れが、
1話分という短い尺ながらも自然なものに感じられた。

伊丹の背中を押すことになった、エルベ藩王国のデュラン王との
初対面のシーンもなかなか味わい深く好かったです。

<伊丹のトラウマ>
残念だったのは、伊丹の学生時代の回想。
中途半端な描き方で原作未読だと解り辛いかもしれません。

アニメでは、もうあれ以上は描写しない可能性があるので
ネタバレというより、補足のつもりで書かせてもらうと…

伊丹の父親は、伊丹が中学の頃、
家庭内暴力が原因で妻である伊丹の母親に刺殺されます。

法廷では正当防衛が認められ無罪になったものの、
母は自責の念や罪悪感のあまり精神を病んでしまう。

病は改善されることはないまま母子家庭となった伊丹家。
伊丹の高校時代、アニメでも描かれたあの失言で
彼の母はついに精神崩壊。
彼は母の焼身自殺未遂の現場を見ることになってしまう。

アニメでは、焼身自殺までは触れられていない。
また、20年前ということになっていたので、
中学時代に既に母の精神崩壊を起こしたことに
設定変更したように見受けられます。

母は現在、措置入院として精神病院に入院中。
(措置入院とは、入院させなければ自傷他害のおそれがある場合について、
これを都道府県知事の権限と責任において強制入院させること。)

家庭内暴力と自分が母親を極限の精神状態に追い込んでしまった、というトラウマ…
私が伊丹というキャラに魅力を感じられるのは、そんな設定があるから。

重い過去があるからこそ、他人に本当に優しい大人の男、伊丹耀司。
この設定は、今迄と今回の伊丹の行動原理を察することができます。

理不尽な暴力には、立場を忘れるほどに許せず思わず手が出てしまうような彼。

自分を家族として慕ってくれる心を病んだテュカを、任務放棄してまでも救おうとする彼。

一身上の都合で部下を死地に追いやることは絶対にしたくない彼。

彼を慕う異性が多いにも関わらず、踏み込んだ関係を自ら積極的には出来ない彼。

ならば、現実から離れた、夢とロマン溢れるオタクの世界という
安らぎの場が彼にとって必要不可欠なのも理解できます。

単なるモテモテのラッキーなオタク、という設定だけだったら
それほど魅力を感じられないキャラだったかもしれません。

もしかすると、苦労した大人で、人の痛みがよく解るキャラだから
イタミという名前が与えられたかもしれませんね。

次回、いよいよメインキャラたちによる本筋スタート。
炎龍編は、事前の分類上、第18話までらしいので残り3話で決着つけるのかな?
{/netabare}
★ 第16話「炎龍再び」{netabare}
コミック第6巻:第39話「デリラの決断」、第40話「自衛隊、動く」
第41話「ダークエルフの谷」より(第6巻終了)

動乱編のための伏線も織り込んでの炎龍バトル第二弾の巻

前回でも感じましたが、原作のまとめ方に関しては、
コミックと比べてしまうとどうしても薄味な印象が拭えません。
尺の問題からやむを得ないんですけど…。

でも構成力は素晴らしい。

魅せ所のポイントを決して外さないので30分はあっという間。

作画に力入っていてた炎龍のシーンは非常に迫力ありました。
炎龍、ロウリィ、ファントムの真に迫る躍動感が見事です。

ゴジラのような下半身デブな炎龍。
そんなキャラデザが効を奏し、地上に降り立った時の威圧感も圧倒的。
ドラゴンというより、まさに怪獣です。

今回で、作画評価を満点で更新しました。
{/netabare}
★ 第17話「決戦」{netabare}
コミック第7巻:第42話「龍の巣」、第43話「死闘」
第44話「炎龍墜つ」、第45話「冥王の使徒」より(第7巻了)

炎龍バトル第三弾にして決着。
今回、第7巻の内容を駆け足で一気に消化しました。
せめて2回に分けて丁寧に描いて欲しかった所です。

一番残念に思ったのは、尊い犠牲者になったダークエルフの援軍が
人物描写がごっそりカットされ、ほとんどモブ化してしまったこと。

その変わり前回同様、作画が非常に素晴らしく、
バトルのテンポも良く、目が離せないほど観応えありました。
おかげで、いろいろ簡略化されてる割には意外と濃厚な印象が残りました。

<死ね!くそったれのトカゲ野郎>
レレイのキャラが一瞬だけ別人になるクライマックス。
実はこの台詞、原作の中でも非常にインパクトあったので
これを聞くのがちょっとした楽しみでした。
アニメで再現してくれてうれしかった。
ただ、もうちょっと感情を押し殺した方が好かったかな。

今回と前回、原作からのカットが多く展開が駆け足すぎて
興ざめした部分も多々あったので、今回で物語は5.0→4.0に評価下げました。
{/netabare}
★ 第18話「魔法都市ロンデル」{netabare}

<伊丹の運の強さと彼のハーレム絶好調!>
炎龍討伐を果たし、無事アルヌスへ帰還した伊丹たち。
伊丹は、任務放棄を冒したため隊長職は解かれ、2週間の停職処分となった。
反面、日本人拉致被害者救出の功績も認められ防衛大臣から一級賞詞も与えられる。
さらには、炎龍駆除の功績によりエルベ藩国、ダークエルフの部族などから感謝され
様々な形での報酬を得ることになった。

停職解除後は単独での資源状況調査を命じられる。
特地を好き勝手に移動して資源を探すという自由な役割。
現地協力者として、レレイ、ロウリィ、テュカ、ヤオも雇うことが認められて同行可能。

さっそくヒロイン4人を引き連れ、
導師号を目指すレレイの学会発表のついでもあって魔法都市ロンデルに向かう。
そこでは、レレイの物騒な姉と遭遇、ひと悶着起こすことになる。

一方、炎龍討伐はあらたな波紋を呼ぶ。
ゾルザルとテューレによる陰謀がうずまき、きな臭さの増す特地であった…。


OP前のアバンタイトルまでが炎龍編で、それ以降は動乱編。

今回と、次回も予定のロンデルでのレレイの姉のアルペジオとのエピソードは、
原作コミック第8巻では描かれていませんでした。

アニメは、この回含めあと残り7話分。
アニメで未消化のコミック版の残りは、2016年2月現在、第8巻+α(未出版分)しかないので、
ここからはオリジナル小説(本伝、外伝)の素材から限られた話数で構成していくのでしょう。

実は小説に忠実なら、動乱編だけでは、ゾルザルとテューレとの決着はまだつきません。

最終回を一体どう締めくくるのか。
動乱編以降のアニメ化未定でのオンエア中の今、
アニメがいろいろ宙ぶらりんで終わってしまう可能性もあります。

もし二期実現の目処が立っていないのなら、
アニメオリジナル展開でも構わないので上手くまとめて欲しいところです。
期待半分、不安半分で最後まで見守りたいと思います。

原作と比べてしまうと構成や演出に不満はありますが、
アニメでのメインの3人のヒロインや、ピニャ、シュリーは原作以上に可愛い。
また、前回初登場のジゼルなど、他の多くのキャラも魅力あるので観てて楽しい。
炎龍も素晴らしかったので、今回でキャラ評価を4.5→5.0に引き上げました。

今期中に、ロウリィの苦手とする冥府の王ハーディ神も登場しそうですね。
とりあえず次回、壮絶な姉妹バトルが観られそうで楽しみです。
{/netabare}
★ 第19話「危険な姉妹」{netabare}

現状は、ゾルザル主戦派vsピニャ講和派&日本、伊丹一行vs笛吹男の
二つのドラマが同時並行で描かれています。


テューレの暗躍により毒を盛られ意識不明となった皇帝。

この機に乗じ、クーデターを起こした主戦派ゾルザル。
彼は、帝国内の日本との講和派を弾圧、政治の中枢から排除することで元老院を掌握。
実権を手中に収め意のままに国を動かそうとする。

その状況でなす術もない講和派の皇女ピニャは孤立。
現状を憂い、唯一頼りな次兄ディアボに助力を求めるが彼は首都から逃げ出し途方に暮れる。

また、レレイは炎龍退治の英雄としてプロパガンダにその名を利用された。
そして、テューレは笛吹男(バイパー)を雇い英雄レレイを亡き者にしようとする。
笛吹男とは、人心掌握巧みに暗躍し、自ら手を汚さずターゲットを仕留める狡猾で超一流の暗殺者。

一方、ロンデルでは、街中でのはた迷惑なレレイvsアルペジオの喧嘩が始まる。
レレイ初登場時、カトー老師から「どうせのっかるならボン、キュ、ボンのレレイの姉」
と言われたほど容姿の成熟度はアルペジオが勝る。
しかし、8歳年下にも関わらずそれ以外は何事も敵わない妹に対する長年のコンプレックスがあった。
つにその確執が、姉を差し置き導師号に挑む妹との再会で爆発、火がついてしまった。
そのどさくさに紛れ、笛吹男の差し向けた魔の手がレレイに及ぶが……。

ゾルザルとテューレを中心に、情勢はあらたな動乱を生み出そうとしている。


バトルシーンは今作の最も得意とするところ。
姉妹喧嘩のシーンは流石でした。
レレイ1番大好きの私としては今回は大満足!
{/netabare}
★ 第20話「こいびと」{netabare}

12歳の令嬢シェリーに降りかかる突然の悲劇。
そこで明らかにされる彼女の運の強さと天才的な駆け引きの才能。
彼女の必死の行動は、結果的に戦争への引き金になってしまったようだ。
しかし、彼女は将来的に日本と帝国の外交上の重要なキーパーソンになっていくかも。

今回は、伊丹一行の出番は冒頭のみ。
まるで伊丹に感化されたかのような外務省官僚の菅原の男らしさが光る話でした。

今回は、1話の中で描くべき人物を絞り込んだ構成が効を奏し、
原作のいい部分をうまく再現していてとてもいい出来だったと思います。
{/netabare}
★ 第21話「デッドライン」{netabare}

前回同様、コメディ要素がほとんどなしのシリアス回。
いろいろなキャラの思惑が複雑に絡み合い展開する人間ドラマ。
特に今回は、描くメインキャラが明確だった前回と対照的に
群像劇の色合いが濃厚でした。

今回は、政治、利権、復讐などをめぐる人間の醜さ、愚かさをクローズアップ。
暗愚なゾルザルや、保身に余念のない森田首相、偏見だらけのジャーナリストなど、不快に感じるキャラでお腹一杯。
フィクションでも妙にリアルな生々しさ。
萌えや癒しを重視するアニメファンの一部の方々にとっては賛否両論ありそう。

しかし、伊丹や菅原を温かく見守り、必要とあれば
しっかりフォローしてくれそうな有能上司、権力者キャラ、
嘉納外務大臣や白百合副大臣、狭間陸将などが、
地味ながらも頼もしい存在に描かれたのが今回の救いですね。

次回、いよいよゾルザル派に対し自衛隊の実力行使が見られそうな予感。
今回再登場のニュースレポーターの栗林妹も活躍の場があるのかな?
{/netabare}
★ 第22話「奴隷服を着た皇女」{netabare}

相変わらず笛吹男に振り回される伊丹一行、攻防に疲弊した薔薇騎士団。
そしてとうとうピニャ殿下も囚われの身に。

話しの引きはとても上手い脚本だと思います。

19話~今22話に亘って、レレイのバトルシーンと菅原の決断以外は
カタルシスがなく、ストレスの鬱積もマックス。
今回のラストでようやく自衛隊と伊丹一行が帝都に向かい動き出した。

原作改変により残り2話でゾルザルとテューレの決着を前倒しにして一応の決着をもたらすのか?
それとも、原作通りに「俺たちの戦いはこれからだ」で終わってしまうのか?

個人的には『アルスラーン戦記』ように
「俺戦」で終わって1年以内に二期が欲しいところ。

・今迄が細かいところは別として大筋上は本伝の原作に忠実だった。
・一期は全24話で動乱編迄と明確に描く範囲を限定してる。

以上から個人的に、残りの総撃編・冥門編も作ろうという、
制作者の意志を感じ取れるのが今のところの救いです。

ロウリィの口からよく名前の出されたハーディとの絡みもまだだし、
ゲートの謎にまつわる伏線も回収出来てない。

原作付のアニメでは、原作ファンはどうしても期待値上がってしまう。

もし残り2話に、話を詰め込みすぎたり、
続編望み薄な無難な最終話で締めくくるようでは、
観終わった後にアニメの物語評価は下げざるを得ないでしょう。
{/netabare}
★ 第23話「空挺降下」{netabare}

無駄のない作戦行動を実行し、戦果を上げる自衛隊は頼もしい限りです。
これをご覧の自衛官の皆さんは、ご自身の職に誇りと自信を持たれることでしょう。
日々の国防の任、ご苦労様です。

ただ、自衛隊をせっかく取材できたんだからと
あれもこれも入れよう的な欲張りな脚本と演出だった気がして
今回は、ちょっとしらける部分がありました。
伊丹一行が帝都に到着間に合わずパッとしなかったこともあり
丁寧すぎる自衛隊描写に広報アニメ臭が若干漂う。

一番気になったのは、空挺部隊の降下時の機上のシーン、
特に、機上でお礼を言う件などアニメで描く必要なかったと思います。
自衛隊を格好よく描こうとすること自体はいいんですが
リアルとファンタジーの配分を間違えると、
ふと我に返って話に没入できなくなります。

次回はとうとう最終話。

伊丹たちの活躍をビシッと決めて
上手くまとめて欲しいところです。
最終話こそ、伊丹やヒロインたちの活躍を期待します。
{/netabare}
★ 第24話(最終話)「斯く戦えり」{netabare}

22,23話としばらく不満が続いたものの
最終話は、かなり楽しめて今迄の不満もどこかに消えました。

実は、原作(動乱編)と同じような締めくくり方だと
面白くないだろうと思っていて、最終話はちょっと不安でした。

<ロウリィ、レレイ、テュカと伊丹のパーティがメインでこそ面白い>
大好きなレレイの見せ場もしっかりあったのもポイント高い。
国境超えたカップル4組成立と、明確に描写したのもよかった。
続編あればボーゼズの愛娘、舞ちゃんにも会えるかも。
状況は殺伐としたままなのに、ちょっと和ませてくれてひと安心。

しかも、1話の冒頭と同じ状況+ヒロイン3人で締めくくるとは…
上手い締め括り方ですね。

梨紗の思わぬ登場もいい。
ヒロインたちがいつもの衣装で日本に来たらああなるのは当然。
まあ、ギャグなのでツッコミは無粋です。
ロウリィ様、そりゃ警察に連行されますよー。
パトカーのトランクからハルバートが飛び出してるのがwww

1クール時のOPで最後を締めたのも、
ありきたりな構成ながらベリーグッド!!

<続編ありき、俺戦エンド>
厳密には「女帝ピニャvsゾルザルの戦いがこれからだ」エンド。
私は、中途半端かつ強引な形ですべて決着などという終わり方より、
こっちの方が断然いいです。

嫌みなジャーナリストや栗林の妹など、
続編がないと登場させない方がよかったかなと思ったキャラもあった。
ハーディとの出会い、ジゼルや紀子などの今後など、
ゾルザル派との戦い以外に描くべきことは山ほどある。
テューレの悲しみの記憶を描いたのも、続編あること前提だからでしょう。
次巻、総撃編以降にテューレの物語が本格化しますので。

ゆえに、続編なければ中途半端過ぎて非常に悲しいパターンではあります。
{/netabare}

<後半クール:第13~24話の総評>{netabare}
コミック版第8巻から小説での外伝の話も加わるので
アニメでは、レレイの義理の姉アルペジオとのエピソード以降、
本伝の流れに沿って話が進みました。

どうしても描く範囲が広がると、ダイジェスト風味で物足りなくなる。
個人的には、1クールを炎龍編のみで丁寧に描いて欲しかったところです。

<キャラ描写の不満と良かった点>

一番の不満は、炎龍バトルのクライマックスが尺足らずで
尊い犠牲者となったダークエルフたちのキャラに深みがまったく無くなった点。

次に、伊丹と彼の母親との過去の確執描写もあっさりし過ぎた点。

コミック読んだ時、心温まり好きだったのにカットされたシーン。
炎龍討伐後に、伊丹はヤオを含むヒロイン4人と梨紗の合計6人で
車で母親の入院する病院にお見舞いに行く…
伊丹は、テュカを救うことでひとつのトラウマを
乗り越えたように思えた味わい深いシーン。
私が密かに期待していたのは、全24話をこのシーンで締めくくることでした。

他にも、デュラン王が炎龍討伐時に自衛隊に同行する件や
16話の柳田とデリラの件も簡略化しないで欲しかった。

以上のように、残念な点は多々ありましたが、
今クール新登場のキャラでは、特にシュリーがシリアスな役回りで
出色の存在感を放っていて一番魅力あった。
菅原と彼女の試練は、コミック版では描かききれていない部分の
映像化だったこともありとても好感持てました。
{/netabare}

以下は、さらに放映前に初投稿したものです。(2016.01.02 13:26)
これもアーカイブなのでタグで閉じます。
{netabare}
★★★★☆ 4.1
物語 : 5.0  作画 : 3.5  声優 : 4.5  音楽 : 3.0  キャラ : 4.5

放映前の物語&キャラ評価は、原作での評価です。

物語のゴールも明確だし、炎龍とのバトルシーンなど
炎龍編はアニメ化に最も向いている巻と思います。

一期の構成から察するに、
おそらく原作上の炎龍編をアニメ向きに毒抜きすることはあっても
改悪することはないと信じたいので評価高め。
作画評価も炎龍編PVでかなり期待できそうなのでやや高め。

異世界ヒロインズ・・・
今はレレイ、ロウリィ、ピニャにまた会えるのが非常に楽しみです。

伊丹の活躍も一期以上となると予測できるし、
一期では影がまだ薄かったテュカ、ヤオもどう描かれるか。
PVもいい感じで期待値どんどん上がってます。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/25
♥ : 33

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

原作よりも政治色薄目(それでもTVアニメとしては濃い方?)

※本レビューを読む場合、原則として1クール目視聴済みであることを前提としています。

分割2クール作品の2クール目。原作は同タイトルのライトノベル(柳内たくみ著)。

原作(書籍版)は下記のとおり。下記は単行本形式での刊行単位で、各巻を上・下巻に2分割して刊行された文庫版も存在する。

文庫版にはカラー口絵が付いており、アニメ班のキャラクターデザインは主に文庫版イラストに基づいたものと思われる。

本編5冊:<接触編>、<炎竜編>、<動乱編>、<総撃編>、<冥門編>
外伝4冊:<南海漂流編>、<黒神の大祭典編>、<黄昏の竜騎士伝説編>、<白銀の晶姫編>
外伝+(プラス)1冊:<特地迷宮攻略編>

外伝4冊は事実上本編5冊の続編であり、いわゆる通常の意味の「外伝」は外伝+の<特地迷宮攻略編>のみである。

本作2クール目は原作の<炎竜編>1クール目残り(6話)+<動乱編>(6話)で計12話構成となっている。

2クール目は1クール目に引き続いての視聴で、視聴時に原作の本編5冊+外伝4冊&外伝+を読了済み。

1クール目終盤以降、皇女ピニャの仲介により日本政府と特地の帝国は非公式ではあるが外交交渉を持てる状態になっている。

2クール目序盤で炎竜退治には出かけるものの、この戦闘でも大規模な部隊動員は様々な事情によりできず、1クール目よりも「自衛隊無双」度は低め。

帝国が<講和推進派>と<徹底抗戦派>に分裂しかけており、この状況下で日本政府が「帝国との講和」という政治目標を達成できるかが物語のカギとなる。

特に<動乱編>以降、原作では地球側の各国の特地への介入を日本政府が防ぐ描写が増えていくが、アニメでこのあたりの細かい描写は省かれていると言って良い。

また<動乱編>で2クール目を終了するにあたり、原作では帝国側の状況が落ち着かないのでアニメオリジナルエンドに近い感じで<動乱編>終盤が原作からかなり改変されている。

おそらく2期目の制作は期待できないためこのような形になったと思われるが、原作の政治面や文化面の描写に面白みを感じている私としては、2クール目については1クール目よりも評価を下げざるを得ない。

1クール目終盤で新キャラとして追加されたヤオも、結局「原作に居るから居るだけ」みたいな感じになってしまい、アニメではあまり「ヤオの不幸体質」が実感できないので残念な感じがする。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 41
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

私はファンタジー側の住人です(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
自衛隊が異世界でドンパチ無双して、主人公がハーレムウハウハするアニメの2期です。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
「自衛隊がタイムスリップして、オーバーテクノジーを駆使して大活躍する」というモチーフ自体は、これまでもいくつかあったと思います。半村良さんの「戦国自衛隊(小説)」や、かわぐちかいじさんの「ジパング(漫画)」などは有名どころですね。

「GATE」は、タイムスリップではなく異世界モノですが、同じようなもんです。すでに似たアニメに「アウトブレイク・カンパニー」がありますしね(アウトブレイクは文化的侵略でしたが)。設定が注目されることも多いですが、今述べた作品は全て観ているので、私は「ふ~ん」という感じでした。

「GATE」を見る場合、主に二通りの見方があると思います。現実の法律や外交、自衛隊の存在意義などを踏まえ待つつ観る「社外派アニメ」としての側面。もしくは、異世界と現代の争いを純粋に楽しむ「エンターテイメント作品」としての側面。

前者で観ると、例えば1期で銀座が攻められ、国民に被害が出たことから、日本は「自衛」を建前にし、あくまで「外交的解決」を目指していますが、現実的にはただの「侵略」だということが気になりますね。「外交」も、「武力を背景にした交渉」が基本で、対等な交渉とは言えませんし。このへん、集団的自衛権の拡大解釈やら、安倍さんの政治姿勢やら、何かと訴えがありそうです。

でもまっ、私はその辺、あまり知識がないですし、そもそも興味も薄いので、気にしていませんでしたw

私は後者の立場で楽しんでいました。なんか、ハリウッド映画を観るような感じ。単純に、ミリタリー格好よし! 剣と魔法格好良し! それが融合すると、最高! てな感じです。

が、心情的には帝国含め、ファンタジー寄りでしたw 如何せん、ロードス島戦記を愛する者としては、剣と魔法にもっとがんばって欲しかった(笑)!

例えば、単純な武力では勝てなくても、武器なしの身体能力では(毎日鍛えてるわけだから)勝てるわけだし、数は圧倒しているし。それに、魔法の中には精神操作系とか、姿を消す系とか、現代の科学を凌駕するものもあるはずだから、その辺を上手く使えれば、もう少しなんとかなったのでは?

個人的ベストシーンは、シェリーと菅原の結婚発表の場面! 別にロリ属性はないがw、シェリーの聡い感じは元々好きだったし、菅原も男らしくて良かった(犯罪臭いがw)! 菅原、ちゃんと責任とれよ(笑)

ベストバトルは、レレイVSアルペジオ戦w アルペジオ、好きだわ~。あの、ダメだけど芯にある優しさや強さ。最近、(このすばのアクアなど)ダメな人にばかり萌えている気がする(笑)

ただ、最終話付近の、自衛隊による敵軍の虐殺は、正直に言って不快だった。問題提起をしたいのだろうけど、作風に合わないと思う。だったらもっと、最初から社会派アニメに寄せていかないと。

それに、2期の最初のあのエロシーンも、(後々の大事な伏線になったとはいえ)作風に合っていなかったな、と。特に、最初にヤルことではないな、と。そこはマイナス評価です。

そこが残念ではありましたね。
{/netabare}

【余談~ ロードス好きの視点から ~】
{netabare}
ファンタジー好きとしては、一方的に負け続け、色々残念だった本作。

でもまあ、炎竜退治とか、ずっとロードスを思い出してニヤニヤしていました。原作者か監督か知らないけど、確実にロードス島戦記読んでるでしょw ファンタジー側の類似点挙げればきりがないけれど、特に、ロードスの中でもかなりページ数をかけて描かれた「魔竜(炎竜)シューティングスター」との対決。火山の火口に住んでいるのは定番として、ダークエルフ達の狼狽ぶりには、ニヤリ。あれは、ダークエルフがただ恐怖で混乱したように想われますが、多分違います。これまで炎竜と幾度か対峙し、死を覚悟した戦士達なので、あそこまでビビるのは不自然。しかし、ロードスでは、ドラゴンの固有スキルとして、「ドラゴンの咆哮」があり、これは、「竜の鳴き声は、人の心を恐怖に陥れるという、一種の魔法」として扱われ、同作では、「ドラゴンブレス(炎)」以上に厄介なものとして描かれています。なんか、そんな裏設定があったのかな(笑)

勿論、ただのパクりなんかではなくて、レレイの魔法(と隠れた本性w)は格好良かったし、テュカの雷撃魔法→C4の流れは心が熱くなった(ただし、ファンタジーファンからすれば、エルフの使う精霊魔法はその場に働くマナの力、つまり場所に大きく影響されるのが定番。あの場所は火口だから、火と土の精霊の影響が強いはずだけど、その中であのレベルの雷魔法は撃てるのかが疑問。空が見えていて曇っているから、ギリギリOKか?)。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/25
♥ : 29

78.5 7 ミリタリーアニメランキング7位
蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1399)
7044人が棚に入れました
2039年、人類は温暖化に伴う急激な海面上昇により、地上での版図を大きく失った。
それに呼応するかのように、霧を纏う謎の軍艦群「霧の艦隊」が世界各地の海洋に出現、搭載した超兵器で人類の艦を攻撃し始めた。
人類は持ちうる戦力を投入し、最終決戦「大海戦」に臨むも、「霧」の圧倒的な武力の前に脆くも敗れ去った。
すべての海域、運搬経路を「霧の艦隊」によって封鎖され、政治経済は崩壊、人類は疲弊の一途をたどっていた―――――――
「大海戦」から7年。
士官候補生・千早群像の前に現れた「霧の艦隊」の潜水艦「イ401」。
敵であるはずの「イ401」、そのメンタルモデル「イオナ」との出会いは群像に、そして人類に何をもたらすのか?
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

アルペジオ2周目の感想 & 「艦これ」との比較

(※アルペジオ劇場版が公開された2015年当時の投稿内容です。)

①1月末から総集編映画が公開され、その後に完全新作の続編映画の年内公開が控えていること(10月3日封切り予定)
②本作と同様に旧日本海軍艦艇をモチーフとした話題の新作アニメ『艦これ』がTV放送中であること(加えて両作はコラボしていること)
③最近視聴した、本作と同じ監督(岸誠ニ氏)&シリーズ構成(上江洲誠氏)の組み合わせのTVアニメ『結城友奈は勇者である』(2014年秋)が、予想外の良作で、このコンビの作品に俄然興味を持ったこと

・・・以上3つの理由から、本作品について2013年秋のTV放送時以来、2周目となる全話視聴を行い、レビューを全面的に書き換え、併せて「艦これ」とのコア・コンセプトの違いを考察してみました。


◆各回の評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- (2013年9-12月) =========
{netabare}
第1話 航路を持つ者   ★ 航海の目的、イオナとの出逢い
第2話 嵐の中へ     ★ 対タカオ戦
第3話 要塞港、横須賀 ☆ 軍との対峙
第4話 横須賀急襲    ★ 対キリシマ・ハルナ戦
第5話 人ならざる者  ☆ メンタルモデルと人の接触
第6話 ともだち    ★ メンタルモデルと人の接触(続き)
第7話 硫黄島      ★ コメディが面白い回
第8話 人形の家    ★ 兵器が「愉しい」という感情を持つな
第9話 決死の脱出行  ★★ 対コンゴウ戦1、ED後に急展開
第10話 その身を捧ぐ  ★★ イオナ・タカオに生まれる恋情
第11話 姉妹      ★★★ 対姉妹艦(イ400・402)戦
第12話 航路を拓く力  ★ 対コンゴウ戦2、余韻を残すラスト{/netabare}
----------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)2、★(良回)7、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3


※上の★表記のように、本作は外れ回が少なく(全12話で☆は2回)かなり濃い楽しみ方が出来ました。
※特に終盤の第8話後半から第11話までの展開は見事だと思いました。
※最終回(第12話)は本作としてはイマイチの感がありましたが、それでも悪くない出来と考えます。
※まとめると、現時点では自分にまだ上手く表現し切れない特有の面白さがある作品と考えますが、以下のように考察を進めて、なるべく明瞭に本作の美点と欠点を抽出していきたいと思います。

◇各話内訳
{netabare}
バトル回=計5話(第2/4/9/11/12話)
メンタルモデルと人との交流回=計5話(第1/5/6/8/10話)
その他の回=計2話(第3/7話)
{/netabare}

◇登場するメンタルモデル
{netabare}
※全部で以下の9体

大戦艦コンゴウ ※他のメンタルモデルとの間に感情発生
大戦艦キリシマ ※蒔絵との間に感情発生
大戦艦ハルナ ※蒔絵との間に感情発生
大戦艦ヒョウガ ※他のメンタルモデルとの間に感情発生

重巡洋艦タカオ ※群像との間に感情発生
重巡洋艦マヤ ※感情プログラムは実装されていない

潜水艦イ400 ※他のメンタルモデルとの間に感情発生
潜水艦イ401(イオナ) ※群像および他のメンタルモデルとの間に感情発生
潜水艦イ402 ※他のメンタルモデルとの間に感情発生

※その他にメンタルモデルを持たない艦艇が多数登場(ナガラ級軽巡洋艦、アイオワ級などアメリカ方面の霧の艦隊)
{/netabare}


◆内容考察

(1)本作の他にない美点
{netabare}
・フル3DCGIによる迫力の艦隊バトル描写
・バトル描写と並行して、メンタルモデル同士の謎空間での緊張した対話を描出している点(非常に斬新な印象を受けました)
{/netabare}

(2)明白な欠点
{netabare}
・メンタルモデル同士の対話の描写が秀逸なのに比較すると、人間とメンタルモデルの交流の描写が
 ①余り洗練されておらず、少し古臭い(蒔絵とハルナ・キリシマの交流)か、
 ②感動できるが、初見では分かり辛く、ハイライト(第10話)に後述するようにせいぜい半分程度の理解に留まってしまい、非常に惜しい(群像とイオナ・タカオの交流)こと
・シリーズ構成が甘いこと、特に
 ①第1話が分かり辛く、余り後の話に上手くつながっていない点
 ②軍との関係の描写がストーリー全体から見るとほとんど無駄になって浮いている点
 ③さらに最終第12話の盛り上がり方・まとめ方がイマイチで期待外れだった点
・ナノマテリアルが万能すぎて(それさえあれば、どんな物体でも自由に再生できてしまう)、設定の縛りの無さに時々白けてしまう点
・タカオ、マヤのギャグ設定までは良いとしても、ヒョウガのギャグ設定が作品に不必要に安っぽい印象を与えてしまっている点(ギャグが滑っていてこれもかなり白ける)
{/netabare}

(3)現時点で評価保留の点
{netabare}
・《論理思考ルーチン》に過ぎないメンタルモデルに、《論理》を超越した《感情》や《意思》が生まれてしまう、という《心身問題》を本作はどのくらいの深度で描いているのか、その深さや意味合いが自分の現時点の知識では掴めない点

※興味はあるけれども現時点では私には確り調べる意欲が欠けています→詳しい方がいたら簡潔に教えて欲しいところです(以下は参考サイト)

¶心身問題(mind-body problem)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E8%BA%AB%E5%95%8F%E9%A1%8C

¶心の哲学(philosophy of mind)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E3%81%AE%E5%93%B2%E5%AD%A6
{/netabare}


◆本作のハイライト

※現時点では以下の2点と考えています(ただし今後、第12話も追加する可能性が高い)。

◇第10話『その身を捧ぐ』
{netabare}
10分過ぎ、艦内気温が低下し群像の呼吸が乱れているいることに気付いたイオナが、「私は擬似的に代謝機能を再現して体表温度を上げることは可能」といって自分の両掌(てのひら)を見つめて、その後、少し戸惑った表情で群像に視線を移し「だけど・・・」とつぶやくシーン
群像が、あれっと少し驚いた表情を浮かべて、それからフッと笑って「そうだな。エネルギーは節約すべきだ。救命キットからブランケットを持ってきてくれないか」

*つまり、イオナは自分が群像と抱き合えば、艦内気温を上げなくても群像の体を温めることが出来ることに気付くが、同時にそうすることを躊躇(ためら)う感情が彼女に生まれており、群像もそれに気付いて「ブランケットを・・・」と婉曲に彼女の行動を脇に逸らしている。
*イオナのこの躊躇(ためら)いは、メンタルモデルらしからぬ乙女の羞恥心ないし淡い恋情の発生と解釈できる。
*そして、これが、16分過ぎに来る「嫌(いや)。私は、私は一人になりたくない」というイオナの発言と行動につながっていく。

→しかし第1回目の視聴時は、私はそこまで気付かず、この後に来るタカオの群像への切ない恋情だけを認識できていた。

*タカオ「全く、本当にあんたってば。これじゃ・・・私の入り込む隙間なんて、どこにも無いじゃない」は、イオナの恋情のもたらした行動に気付いた彼女が意を決してつぶやいた言葉。
*「自らを犠牲にして他者を救う、それは本来、霧には有り得ない行動。まさかイオナ姉様がそんな選択をするとはね。そしてあんたも」(ヒュウガ)「それが艦長の、千早群像の望みならば」(タカオ)

→つまり、イオナに発生した群像への恋情(※但しイオナ自身はそれが恋情であるとは気付いていない)が彼女を自己犠牲へと向かわせ、そしてその行動がさらに、タカオの恋情を募らせて、その第二の自己犠牲をもたらした、と解釈できる。

*タカオの恋情はともかく、イオナの恋情は視聴1回だけでは分かり辛いと思うので、この回の評価を★★としました。
{/netabare}

◇第11話『姉妹』
{netabare}
20分近くで、イオナが姉妹艦を喪失してしまうシーン
*メンタルモデル同士の心理的なやり取りの描写が秀逸。
*ここの演出は第10話よりもずっと分かり易く優れていると思うので、この回の評価を★★★としました。
{/netabare}

※なお、第12話『航路を拓く力』は、現時点では残念ながら、第10話・11話に比べると内容が幾分雑で感動が少ないように感じてしまいました。
→本作の私の全体評価を、もう一つとした原因のひとつ。
→ただし、この回については、前記した◇(3)現時点で評価保留の点、に直接関係する箇所なので、時間を置いて再々視聴し、考えを整理したいと思っています(その際には評価が変わる可能性が高いです)。


◆『艦これ』とのコア・コンセプトの違い

・アルペジオの艦は、{netabare}
 ①旧日本海軍艦艇の艦容そのままの外形を保ちつつ、
 ②別に、メンタルモデルという人型の制御ユニットを持っている。{/netabare}
・このメンタルモデルは、{netabare}
 (1)「人間のような感情を持つことなど、兵器である自分には不要かつ異常である」と自己定義していたはずなのに、
 (2)人間ないし人間に感化された他のメンタルモデルとの接触によって次第に、「後悔」「恋慕」「憤怒」「愛惜」といった人間的な「感情」{/netabare}に目覚めていってしまう。
(※ここが本作の最大の注目点)

・これに対して、艦これの艦娘(かんむす)達は、
{netabare}その身にまとう艤装(ぎそう、船の装着物のこと)を別とすれば、最初から生身の人間と変わらない極めて豊かな喜怒哀楽の感情に溢れた存在{/netabare}として描かれている。
・ただし、艦娘たちは、
{netabare}あくまで「先の大戦当時に実在した軍艦の擬人化」であり、自身が軍艦であることを自明とする発言や行動をとっていて、なおかつ、先の大戦での個別エピソードに由来する悲劇的な運命を背負わされていること、{/netabare}がストーリーの端々(はしばし)から予感される描き方をされている。
(※ここがアルペジオとの最大の違い→アルペジオの艦は、{netabare}ただ単に日本海軍艦艇の外形を模倣しているのみであり、それとの内面的ないし運命的な繋がりは切断されている{/netabare})

・以上まとめると、『アルペジオ』も『艦これ』も、{netabare}
 ①先の大戦当時の日本海軍艦艇をモチーフとして、
 ②人間側ではなく、擬人化した艦側の《悲劇》を描き出す作品{/netabare}
と要約できると思いますが、
その描き出される{netabare}《悲劇》{/netabare}が
 ①『アルペジオ』の場合は、{netabare}艦(メンタルモデル)が人間的な感情に不可逆的に目覚めていく点{/netabare}にあるのに対して、
 ②『艦これ』の場合は、{netabare}艦(艦娘)が先の大戦でのエピソードを運命的に踏襲してしまう予感に満ちている点にある、{/netabare}
と考えます。

・このどちらに、より心惹かれるか(あるいは惹かれないか)、は個人の好みによると思いますが、私個人は現時点では、後者(艦これ)の側に、より強く心を惹かれています。

・いずれにせよ、1月末公開のアルペジオ劇場版総集編およびその後10月初めに公開予定の完全新作続編が楽しみです。


◆追記:続編映画の評価

(1)劇場版蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-DC   ★  4.0
(2)劇場版蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-Cadenza ★★ 4.5

※(1)は、約2/3がTV版の総集編、残り1/3(正味30分強)が新規の展開
※(2)は、フル新作で、TV版のコンセプトを引き継ぎつつ、この手の作品に求められる要件を十分に満たしてストーリーを完結させている。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 73

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

僕はストライク! マニアおすすめ!!

原作 漫画(2013年12月現在 既刊8巻) 未読

全12話

ジャンル:SF海洋アクションファンタジー


突如、世界各所に現れた、超兵器を搭載する“霧の艦隊”(正体不明の艦船群)と呼ばれるその軍艦群に人類は敗北を喫し、制海権を失う
“霧の艦隊”と戦えるのは、人類側についた“霧の艦隊”の潜水艦・イ401に乗る士官候補生の千早群像のみ。。。

霧の艦は、それぞれ自分の意思を持つ女性の姿(メンタルモデム)をしていて、
イコール艦艇のパーソナリティと言う設定。


“霧の艦隊”は、外観が第二次世界大戦時の艦艇を模しているので、海洋マニアにはたまりません。
だけど、中身は未来型なので現代の通常兵器では全く歯が立たない
そこで主人公が潜水艦のイオナ【イ401】の 艦長として霧と戦うんだけど、単艦で航行していく所が
自分の好きな漫画「沈黙の艦隊」によく似てるな~っと。

でも、あまりマニアックな専門用語が出てこないので、自分にはちょっと物足りなさを感じました。
もっと専門用語出てくれば、マニア心をくすぐられて、もっと良かったのにな~^^
でも、普通の人には、こっちの方がいいんだろうけどね。。。

話が進んでいくと、いろいろと突っ込み入れたくなる設定あったけど、海洋マニアな自分には、十分惹きつめられる魅力がありました。

それに、妙に納得できたのが
霧のメンタルモデルが皆 女性型なのは、「大抵の人類の言語で、艦船を指す場合に女性形で語られるから」って言う説明があったのでw
上手い事言うな~っと^^


キャラでは、ツンデレ タカオが好きかな ^^
一番 愛深き女性に感じました

それと「シャキーン」が可愛い 金髪ツインテール ハルナ

あと、コンゴウ役がユカナさんなんだけど、
「IS」のセシリアや「げんしけん」の大野さんの声のイメージが強いんですが、
コンゴウ役では、今までと全然ちがうキャラ声だったので、ちょっとビックリでした。^^;


映像綺麗だし、CGもそんなに違和感なかったです

OP&ED曲も良かった
特にOP曲、カッコいいですね!

原作がまだ続いていようなので、2期が見たいです!

海洋マニアや、「艦これ」が好きな人にはオススメです!


OP:「SAVIOR OF SONG」(第2話 - 第8話、第11話)
歌 - ナノ feat.MY FIRST STORY

ED:「ブルー・フィールド」(第2話 - 第4話、第6話 - 第8話)
   歌 - Trident(渕上舞、沼倉愛美、山村響)
  「Innocent Blue」(第5話、第9話)
   歌 - Trident(渕上舞、沼倉愛美、山村響)
  「Our Story」(第12話)
   歌・作詞 - ナノ


PS:面白かったので、原作漫画 購入しようか検討中です ^^;

投稿 : 2024/05/25
♥ : 87

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

うれしい~♪♪♪蒼き鋼のアルペジオ、映画化なのです♡♡♡♡♡

今日、お昼休みに何気なくネットを見てたら・・・・
蒼き鋼のアルペジオ、映画化決定のうれしいニュースが!
ヽ(≧▽≦)ノ ワーイ ウレシイナ♡

発表は6月29日とのことで、千葉・舞浜アンフィシアターで開かれたイベントで発表されたとのことです(イキタカッタナ~)。

映画は2015年に2回上映で、最初がアルス・ノヴァの総集編、2本目が新作とのことでした。でも、こちらは都会じゃないし、近所の映画館ではあまりアニメは上映されませんので、そのときは遠征するしかないですよね。p(*^-^*)q

第1回目の総集編ではオリジナルストーリーも少し入るようですので、とても楽しみです。早く来年、来ないかな~


【2013/12/30】
最初見たときは淡々としていて、後半こんなに盛り上がるとは思いませんでした。

ハルナとキリシマあたりから面白くなって、10話ではタカオが~~~で、涙、涙でした。最終回、コンゴウを説得するイオナ、荒れるコンゴウの場面ではゆかなの演技が圧倒していました。
作品的にもクオリティが高く、2期もぜひ作ってほしいです。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 76

76.2 8 ミリタリーアニメランキング8位
ソ・ラ・ノ・ヲ・ト(TVアニメ動画)

2010年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1222)
6714人が棚に入れました
『ソ・ラ・ノ・ヲ・ト』はA-1 Pictures制作のYVアニメ。月刊コミック電撃大王にて連載も予定。略称は「ソラヲト」。テレビ東京とアニプレックスが展開するオリジナルアニメプロジェクト「アニメノチカラ」の第1弾作品。

空深カナタは廃墟で女性兵士と対面する。彼女はトランペットを手にしていた。喇叭手に興味を抱き、軍に入隊すればトランペットが吹けると勘違いしていたカナタは軍に入隊することを決心し、セーズの街の駐留部隊である第1121小隊に配属される。彼女が水かけ祭りの日にセーズで騒動に巻き込まれる所から物語は始まる。

声優・キャラクター
金元寿子、小林ゆう、喜多村英梨、悠木碧、遠藤綾、福圓美里、石塚運昇、八十川真由野

しょうすけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

予想通り最終話じゃボロボロでした(T∇T)ゞ 

子供と一緒でも見れる感動ストーリー系?w

絵もNHKか?ってくらいな完成度で雰囲気的に名作劇場か?って感じでしたねぇ(* ̄。 ̄*)ウットリ
展開も1話から引き込まれる感じでツカミは(o^-')b グッ!
音楽はOPとEDの雰囲気逆じゃない?って感じだったんだけどw1話のエピソードを見てOPを見てると最後は号泣な予感はしてたが。。。
そして予想通りに…w

キャラもとっても気に入ったし♪ラストはこれ以上ないって感じで名作ランキングベスト3くらいに入るお気に入りになりました☆彡

はぁ良かった(*´ェ`*)ポッ

投稿 : 2024/05/25
♥ : 13

. さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

素直に感動をいただきました。良い作品との巡り会いに感謝します。

この作品は残念ながらこちらのサイトでの評価は低めの様です。ただ、私は大変楽しく視聴する事が出来ました。また感動を受け素直に涙する事が出来ました。ですので、私の感じたことをレビューとして残したいと思います。お付き合いいただけますと幸いです。


本作品のキャラクタですが、一目見て解るほど「けいおん!」の登場人物達と似ています。主人公の”彼方”は「けいおん!」の唯ですし、”フィリシア”は「けいおん!」のさわ子先生でしょうか。他にもエヴァを彷彿とさせる独特の喋り方のキャラクタも登場します。アニメの本数を多くご覧になっている方ほど、この事に違和感を感じ、また受け入れがたい事となってしまうかも知れません。


お話は12話から構成されます。比較的短く、休日1日があれば一気に鑑賞出来てしまえる長さかと思います。DVD/BDでは番外編として7.5話と13話が収録されています。7.5話はお遊びの回でしょうか。シリアスな本作品の登場キャラ達が、とっても真剣にお馬鹿な姿を見せてくれますよ。私、根が単純な人なのでお腹の底から笑わせていただきました。とっても楽しかったです^^ 13話は後書き的なエピソードでしょうか。主人公の”彼方”を中心に”夢”について追求していくと言う内容になります。


物語についてです。時は遙か未来。戦争によって荒廃した仮想の世界でのお話。国境防衛と警備を担当する通称「時告げ砦」に駐屯する小隊メンバー5人(全員10代のうら若き少女達)の日常と、戦争によって滅びた古代文明の遺品である超科学兵器、そして古(いにしえ)の言い伝えが絡み合って物語を構成していきます。
この世界設定、正直に言うとジブリ映画であるナウシカやラピュタの影響を強く受けていると感じます。実際、描写されるシーンでも影響を感じたと思わせる点は多々ありました。残念ですが、ここも人によってはマイナスと受け取られる点かも知れません。


本作ではタイトルからも解る通り、”音”がとても重要な要素として描かれます。ある時は物の”響”であり、そしてある時は”音楽”であったりします。”音”が人を結びつけ、”音”が人から人へメッセージを伝えていきます。
そうした描写の中で、本作品は素晴らしい音楽を用意してくれました。「アメイジング・グレイス」と言う名曲です。この名曲が物語の重要な変化点で演奏されます。私はこの演奏を聞いて、自然に涙しました。音楽がメッセージを伝え、物語を語ってくれていると感じました。


この作品は先にも述べました通り、批判されても致し方無い点が多々あります。ですが、私としてはそれを差し引いても、良いと思える点を沢山感じました。
ほのぼのとした風景、街の描写、生き生きとした登場人物達。1話時点から感じたやすらぎ感・・・。そして美しい音楽。この作品との出会いはとても素敵な出会いだったと思います。
私のとても好きな作品になりました。「ソラノヲト」と言う作品にこう言いたいです。「感動をくれてありがとう!」





投稿 : 2024/05/25
♥ : 30

たにゃーん さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

個人的には癒し、感動、笑い、萌え、音楽すべての要素を含んだ神作です

一般的には評価は低いようですが、個人的には物語や登場キャラクター、声優、主題歌どれをとっても大満足でした。

作画は「けいおん」のパクリだの言われて叩かれていましたが、けいおんが好きな方や、癒し、感動、格好良さを求める人にはとても楽しんで見ていただけるアニメだと思います。

また学園などではなく軍隊物のアニメのなかでこれらを表現するソラノヲトは新鮮かつ魅力的だと思います。

特に最終話は鳥肌がたちました。まじお勧めです。
番外編までしっかり見ることをお勧めします。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 9

81.9 9 ミリタリーアニメランキング9位
ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (928)
4454人が棚に入れました
銃と鋼鉄の世界《ガンゲイル・オンライン》でソロプレイを満喫している女性プレイヤー・レン。
可愛いものが大好きな彼女は全身をピンクの装備で統一し、コツコツと地道にプレイを重ね、実力をつけていた。そしてとあることからPK――プレイヤー狩りの面白さに目覚めたレンはPKにのめり込み、ついには「ピンクの悪魔」と呼ばれるまでになる。
そんなレンは美人でミステリアスなプレイヤー・ピトフーイと出会い、意気投合。彼女に言われるがまま、チーム戦イベント《スクワッド・ジャム》に参加することになる。

声優・キャラクター
楠木ともり、日笠陽子、興津和幸、赤﨑千夏

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

そこにゲームがあったなら、デスゲームじゃなくて普通にゲームするでしょ!(第12話: ピトフーイ「え?」レン「え?」)

……なんてことを考えながら時雨沢恵一先生は本作の原作を書いていらっしゃるんじゃなかろうかなどと考えてしまう、『ソードアート・オンライン』(以下、SAO)のシェアワールド物ライトノベルが原作です。

ですがストーリー的にはSAO本編とは独立性が高く、SAOを観ていない・知らない人でもたぶん置いてきぼりにはならないと思います。

『クローバーズ・リグレット』(こちらはSAO本編<マザーズ・ロザリオ編>に出てくるギルド「スリーピング・ナイツ」のメンバーが出てくる外伝)との知名度の差は桁違い、とかそういう話は置いておきます。
(※2018.7.14:『クローバーズ・リグレット』の説明を加筆修正)

原作は『ソードアート・オンライン』本編において<ファントム・バレット編>の舞台になったゲーム「ガンゲイル・オンライン」(以下、GGO)および「現実」を主な舞台とするお話ですね。

時系列的にはレンがGGOを始めるあたり以外は、SAO本編で死銃(デス・ガン)の事件があったBoB(Bullet of Bullets)の少し後の話です。SAO本編での出来事やキャラは他人事として客観的には出てきますがストーリーに直接関係はしません。

アニメでも「現実ではできないことをゲームでやる」という描写にはこだわりがある作品になると思います。時雨沢先生はGGOが実在したらきっと自分も遊びたいんでしょうね、と思わせるようなお話ではありますね。

「全日本マシンガンラバーズ」とか、まさに楽しくゲームであるGGOを遊ぶためのチームで微笑ましいですよね。

まあ、レン的にはいろいろありますがそれはそれ……。

おまけ: 時雨沢恵一関与作品には定番のトリガー・ディシプリン(発砲意思のないときには引き金に指を掛けない)は、本作でも徹底されるのでしょうか…(笑)?

2018.4.22追記:
第3話、原作者本人がモデルのキャラのキャストとして時雨沢恵一先生ご本人登場(笑)。年齢設定も作中の年代にバッチリ合わせてあって笑いを禁じ得ません。

2018.5.6追記:
第5話:「いい最終回だった。」

香蓮ちゃんとJKがリアルの部屋で和んでいた伏線が回収されて、キリ良く原作第1巻分終了。今のところシリーズ構成、GJ!

2018.5.13追記:
第5.5話: GGO内場面に絞った総集編、と見せかけてピトさんとエムさんの会話にはさりげなく本編情報も。OPアニメに銃器などのSEが付き、昔のロボットアニメなどを思い出す演出でした。

「あとがき」は原作者である時雨沢先生のシナリオによる本編映像を使ったショートギャグで、面目躍如(笑)。

ということで、次回6話をお楽しみに!

2018.5.20追記:
第6話: ピトさんのおかしさ爆発。動くフカ次郎はおあずけ。あんな入浴シーンは、原作にはない…(笑)。

2018.6.4追記:
第8話: アルドノア・ゼロ2期目でも思ったけど、「砲兵」と「観測兵」っていうのは、やっぱり戦場ロマンだな。原作を読んでいて楽しみなピトさんの大活躍は、次回にお預け。

2018.7.1追記:
SJ2が大団円。そして、視聴者にもピトさんのリアルが明らかに。

原作3巻の名台詞が再現されていて、私は大満足です。
ピトフーイ「え?」
レン「え?」

投稿 : 2024/05/25
♥ : 66
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

SAOのGGOが舞台の物語

原作未読。最終話まで視聴。

SAOの「ファントムバレット編」の、別作家によるスピンオフという位置づけでいいのかな?
「GGO(ガンゲイルオンライン)」の世界が舞台の物語。

良いですね!第1話から、一気に引き込まれちゃいました。
普段、ゲームは全くしないんですけど、「GGOの世界観って本当に面白い!」って、率直に思いました。

第5話のCパート。{netabare}SHINCのメンバーとリアルで出会うシーン。{/netabare}
こういう話を引っ張らないのは高評価。

終盤のバトルが少々グロ展開になったのは残念だったかな。
{netabare}ピトさんは魔王だからいいとしても(笑)、レンちゃんが最後、噛み殺しちゃう場面とか。{/netabare}

OPは藍井エイルさん。本家と同じですね。
制作サイドのこだわりが感じられて、非常に良い。
EDも良い曲でしたね。

声優良し、作画良し、動き良し。
非常に面白い作品でした。

続編とかあるんだったら、レンちゃんとピトさんの共闘とか、もう少し見てみたいかな?
あと、キリトはともかく、シノンさんとの共闘orバトルとか。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 54
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ソード(が毛ほども出てこない)アートオンライン

2018.07.01記


原作未読 SAOはⅠ,Ⅱ,劇場版視聴済み

スピンオフで時系列的には劇中の会話などからⅡのフェイタルバレット編よりも後の話のようです。SAOファンの知人はキリト・アスナ・シノンの登場を熱望してたきらいがありましたが、結局出てこずだったのでオールドファンにとってはそのへん評価に影響しているかも。
SAOの設定を借りてはいるものの完全に独立した作品となっていることは一定の評価ができ、これはこれで良いと思ってます。

Ⅰ,Ⅱともに現実と仮想の境界線の引き方、相互作用など、結構考えさせられる内容であり、このスピンオフでも本編へのリスペクトを感じられる物語になってました。
SAO本編では必ず現実と仮想でこじらせちゃっているキャラがでてきてましたが、今回その役はピトフーイさんが担当してます。

川原さんの本編に敬意を払いつつ、時雨沢さんというSAOファンがオマージュ作品を仕上げたよ!っていうものなのでしょう。
SAOファンはもとよりニューカマーも受け入れられる内容にはなってると思います。
難点を挙げるとすれば、闘う動機づけが弱いか合理性に乏しいと感じられるところ。あと個人的好みですが、劇半が梶浦さんじゃないところとか。{netabare}緑髪の女の子や両刀で男アバター使ってる子とか深掘りしてくれても良かったのにとかいうのはありました。{/netabare}


オマケで一言
■私的日笠陽子さん評
{netabare}最近アニメ観始めたもので、日笠さんと言えばこんな感じ↓
・宇宙よりも遠い場所 / 前川かなえ
・されど罪人は・・・ / ジヴーニャ
・風夏        / 友美先生
・響け!ユーフォニアム / 斎藤葵
・ハイスクールD×D  / リアス
落ち着いてるというか大人っぽいというか艶っぽいイメージ持ってたんですが、そういえばけいおんで秋山澪役やってましたよね。
そんな1オクターブ高めの日笠さんの演技を久々に堪能できるのが最終話。{/netabare}



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2018.12.07追記


もともと世界観が独特というか、ひとつ出来上がった土台があるSAOだからこそ、スピンオフが成り立つ背景があるんじゃないかと思います。
賛否両論ある本作ですが、この世界観は独自のものとも思えるので、これにめげず製作陣はどんどん遊んじゃって次なるスピンオフでもなんでも作ってくれると嬉しいですね。
目下、アリシゼーションが放送中ですが、こちらも楽しみながら視聴中です。


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2019.09.22追記
《配点を修正》 -0.1


視聴時期:2018年4月~6月 リアタイ視聴



2018.07.01 初稿
2018.12.07 追記
2019.09.22 追記/配点修正

投稿 : 2024/05/25
♥ : 55

74.5 10 ミリタリーアニメランキング10位
ハイスクール・フリート (はいふり)(TVアニメ動画)

2016年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (946)
4060人が棚に入れました
「海に生き、 海を守りて、 海を往く--- それがブルーマーメイド!」今からおよそ100年前、 プレートのずれにより、 多くの国土を水没によって失った日本。国土保全のため、 次々と築かれた水上都市はいつしか海上都市となり、それらを結ぶ航路の増大に伴い、 海の安全を守る多くの人員が必要となっていった。それに伴い、 働く女性の海上進出も進み、海の安全を守る職業「ブルーマーメイド」が女生徒たちの憧れとなっていった。そんな時代、 幼馴染の岬明乃(みさきあけの)と知名もえか(ちなもえか)は、「ブルーマーメイドになる」という同じ目標を持つ仲間たちとともに、 横須賀の海洋高校に入学する。

声優・キャラクター
夏川椎菜、Lynn、雨宮天、古木のぞみ、種﨑敦美、澤田美晴、田中美海、丸山有香、田辺留依、中村桜、久保ユリカ、五月ちさと、大地葉、宮島えみ、山下七海、藤田茜、小林ゆう、黒瀬ゆうこ、大津愛理、麻倉もも、伊藤かな恵、阿澄佳奈、高森奈津美、相川奈都姫、小澤亜李、金子彩花、新田ひより、大橋歩夕

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

女子高生たちが戦艦に乗り込み戦い、悩み、喜び仲良くなるアニメ

戦艦の女性艦長=ブルーマーメイド(作中の日本において、海の治安を守る女性だけで構成された組織。)を養成する学校「横須賀女子海洋学校」へ入学した主人公の岬 明乃(みさき あけの)CV夏川椎菜 と明乃が艦長を務める戦艦「晴風(はれかぜ)」の乗組員でありクラスメイトの31人の少女たちが公開実習中のアクシデントで反乱の疑いを掛けられてしまって、事件の真相を確かめるために航海をするさまを描いたアニメです。

また横須賀が登場してコラボもしています。聖地アニメでもあります。

登場する艦隊もリアルに描かれており、戦闘シーンは迫力あります。

ノリはガルパンみたいですが、戦闘は安全ではなく怪我もするようです。なのでスリルもあります。

総じて面白く一気に視聴してしまいました。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 33
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

女子高生と軍艦<追記;OVA前編><追記;OVA後編>

またアニメ界に萌ミリタリーものが誕生した。
冒頭こそ平和的だけど、事件が起こる起こる。
いつのまにか謎の海戦に突入だぁ。

主人公ミケちゃんが乗る春風は小回りがきく小型艦。
個性的なクルーで構成されます。
皆の力とアイデアを結集し、大型艦に立ち向かう。
その海戦映像が迫真。
船の旋回、砲撃、魚雷発射。
なんかリアルでいちいち興奮。
映像毎に体が左へ右へ、マジ戦ってる気分です。

このアニメ、大量の女性キャラが登場。
ええい、いちいち名前を憶えてられねえってんだ。
もっともお気に入りの機関長。
べらんめー口調の江戸っ子だ。
チャキチャキの職人気質が気持ちいい。

次が記録員?
自信満々の一人芝居で悦に入る。
その言葉は、広島弁か。
金髪ドイツ娘との掛け合いは結構ツボです。

最後に航海長。
気弱ですぐ目に涙をためる表情がキュート。
いっぱいいっぱいの振る舞いもキュート。
さらにさらに、OP時の胸騒ぎの腰つきがもっともキュート。

当初の雰囲気からは想像もしなかったストーリー。
{netabare}1話が終わってアニメタイトルも変わるわけだ。{/netabare}
意表を突く感動もある意外な良作です。

<追記;OVA前編>
{netabare}あの騒動より1か月後、季節はすっかり夏です。
春風クルーに解散の危機?

相変わらずキャラが多いです。
誰が誰だかわからないし、名前も全く覚えていません。
記録員が主人公なので、名前を調べました。
ココちゃんって言うんですね、メモメモ。
彼女のお家芸、一人芝居が楽しいです。
OVAの感想が唯一これのみとは寂しいかぎり。

なんとOVAが売れないと2期がないですとぉ。
これが噂の2期ちらつかせ商法か。{/netabare}

<追記;OVA後編>
{netabare}春風クラス解散阻止に向け必死の署名活動?
いやいや、再度のキャラ紹介でした。
結局ラストは・・・もちろんご想像の通りです。

さあ、2期に向けて、全速前進ヨーソロー。
そう言えば、OVAは売れたのかな?
2期の話が聞えてこないところをみると・・・撃沈{/netabare}

投稿 : 2024/05/25
♥ : 53

やまだ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

SFサスペンス海戦バトルアクション

ストパンガルパンの鈴木氏のやつ。

とても危険なアニメです。
キャラの名前が覚えられないと死んでしまう方は試聴をお控えください。

ほりさげがああああああああああたりないよおおおおおおおおおお
なまえがあああああああああああおぼえられないよおおおおおおお
ほりさげほほっほほりっげえほっほおーーほりーーさげへええええ
アニメでえ何よりもおお大事なのはああほおおりいさげええだぞお


主人公船の乗員は31人。クソアニメです。
人数が余りにも多すぎ。クソアニメです。
人数は4、5人にすべき。クソアニメです。
名前が覚えられません。クソアニメです。
掘り下げが足りません。クソアニメです。
爆撃だけで終了じゃん。クソアニメです。
船見せたいだけですね。クソアニメです。
飛行機がない世界って。クソアニメです。
チーム名がついてない。クソアニメです。
リアルじゃないんです。クソアニメです。
ガルパンの方があああ。クソアニメです。
ストパンの方があああ。クソアニメです。
しぐるり……?そんなものはしらんなあ。


ますYoutubeでOPを聴きましょう。TrySailさんの神曲です。そしてこれが最終話のラストバトルでかかります。しかもフルコーラス。これだけに観るに値する気がしませんか。しませんかそうですか。

ガルパンに比べキャッキャウフフよりもバトルの比率を上げた印象。船同士のドンパチはかなりのド迫力。船員は明確なチーム分けもなく、またチーム名などもないため各個人の詳細な把握は難しいとは思います。最初の宣伝が萌えアニメっぽいフェイクだったみたいで、騙された方はブチ切れ案件。広い船内でメインキャラがか艦内全ての作業が出来るわけもなく、画面に映る場所とキャラが頻繁に変わります。部室内や車内など狭い空間での4、5人のキャッキャウフフが見たい方にはそりゃあとんでもないクソアニメでしょうね。

こんなのリアルじゃないフンガーの方はかわぐちかいじでも観ましょう。

要するにバトルアニメとしてめちゃくちゃ面白かったです。
アツくて爽やかでやさしくて頼もしい晴風の皆さんは最高でした。
アクションものが不人気なのってみんなスマホで観てるからなのかなあ。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 20

74.9 11 ミリタリーアニメランキング11位
終末のイゼッタ(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (796)
3904人が棚に入れました
西暦1939年、帝国主義国家ゲルマニア帝国は突如隣国に侵攻を開始した。その戦火は一気に欧州全域へと拡がり、時代は大戦の渦に巻き込まれていく。そして1940年、ゲルマニアはその矛先を美しい水と緑に恵まれたアルプスの小国エイルシュタット公国に向けようとしていた。

声優・キャラクター
茜屋日海夏、早見沙織、内田彩、東山奈央、花澤香菜、諏訪部順一、高橋広樹、花江夏樹、KENN、細谷佳正、遊佐浩二、置鮎龍太郎、間島淳司、平川大輔、森川智之、山寺宏一
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

第二次大戦を下地にした魔女と王女の物語…信じ尽くす大切さを問う物語

この秋、ユーフォ二期とともに期待した作品でした。第二次世界大戦のヨーロッパをモチーフに、小国の皇女が大国に立ち向かう。それに加わる魔女、これは面白そうだし、1話で引き込まれてしまいました。展開しだいではそうとうな作品になる予感がしました。

1話…あっという間に引き込まれてしまいました
{netabare}小国の皇女(モチーフはスイス?…ではなくリヒテンシュタインだったようだ)フィーネが、大国で戦争しかけているゲルマニア(どう見てもドイツ)の脅威から自国を守るために、同盟を求めてイギリスっぽい国にいく話でした。
道中で敵から逃れるために奮闘するフィーネ。従者は倒れ、自国はとうとう戦争に巻き込まれ、自らも囚われとなっても信念を曲げないフィーネがカッコいいです。それからキャラデザインも良いです。最後に主役のイゼッタが登場してフィーネを救う場面で次回へ。箒でなく銃に乗った魔女のイゼッタ、こんな設定もありかと。

1話があっという間に終わった感じです。これは面白そう。最後までこの面白さが持続しますよう祈ります。{/netabare}

2話…二人の絆
{netabare}フィーネのピンチを救ったイゼッタ。国にたどり着いたは良いけど、フィーネは重傷。イゼッタとフィーネの関係が深いものだった事が分かり(1番肝心なところは後回しみたいだが)、イゼッタはフィーネの国を救うことを決意する。

魔女狩りのピンチをフィーネが体を張って救ったのかなと思いますが、イゼッタがどうしてゲルマニアに連れられそうになったのか、興味がありますね。とにかく深そう。まだ2話か、先が楽しみで仕方ないです。{/netabare}

3話…最終兵器魔女
{netabare}大国に攻められる小国、兵士たちのフラグたちまくりのなか、戦闘は圧倒的不利な状況。大国の軍は余裕降りまくり、これフラグだよな?
そこにイゼッタが参戦、なんだこの魔女は?圧倒的ではないか!ランスのファンネル?楯?おいおい、つえぇぇぇぇぇl!
ピンチはたった一人の魔女によって救われた。という展開。それと、フィーネの心の強さと王的資質いったら…惚れます。これは思っていた以上に面白い。つかみはすごく良かったです。でも、鬱な話も有るんだろうな…{/netabare}

4話…魔女の秘密
{netabare}魔法が使えるのは特定の場所のみ。そこから外れると使えないという。
フィーネの父、つまり王が亡くなり、フィーネが王位へ。そこでイゼッタを登場させて白き魔女の再来を告げ、他国への牽制も狙うという。
イゼッタとフィーネの過去が明らかとなり、イゼッタが忠誠を誓う理由が分かりました。それにしてもフィーネがカッコいい。

白き魔女の裏切り、気になります。イゼッタがゲルマニアに捕らえられていたこともあり、再び捕らえられて洗脳させられ…なんてことないよね? あまりにもフィーネとイゼッタの絆が強いから、イヤなフラグに感じます…{/netabare}

5話…探り探られ
{netabare}フィーネの王位継承式でイゼッタを面前に披露。その能力を世界発信して、他国を牽制させる狙いだ。
白き魔女の末裔の存在はやはり影響が大きく、小国を無視できなくなっていた。が、ゲルマニアはその存在を見透かし、イゼッタに弱点が有ることを察知する。
ゲルマニアの侵攻が再びはじまるが、そこは魔法が使えない場所。フィーネ達は策を練り、その侵攻を食い止める。という展開でした。

大国対小国の心理合戦、なかなかの筋書きでした。ただ、ゲルマニアの諜報部員が入り込み、イゼッタの弱点がバレそうな気配、眼鏡君も加わりそうな気配が…眼鏡君、いっぱいフラグ立てているからなぁ…。

ここに来て、ちょっと粗が見えてきた気が…。近衛が全員女子というのはさすがにないかと。しかも、先祖伝来って言うからね。近衛師団の女子団っていうことにしていいのかな? ま、細かいことだけど。{/netabare}

6話…貴重な眼鏡君
{netabare}小休止の日常回…と思ったのは前半だけ。ゲルマニアには何か研究施設があったり、新型戦闘機が製作されていたりと着々と準備始めてます。研究ってまさか核じゃねぇよな?
ブリタニアで会議が行われるためイゼッタ、フィーネが向かうことに。その頃、スパイの報告が入り、ジークが向かい、イゼッタの秘密を知っている眼鏡君を射殺…そうだ、この話は戦争の物語だったね。ジークの決意を聞いたときに、そういう役目を負う人間が必要だよねと思った。

バチバチ戦う以上に緊張感あるストーリーだったように思います。前半の日常も良かったですけどね。フィーネの可愛い部分が見えて。ただ、パイを食べているフィーネがどうしても小鳥ちゃんに重なったのは何故だろうか…。{/netabare}

7話…いっしょにおいで
{netabare}ブリタニアに到着したフィーネとイゼッタ、そこにはゲールに対抗する諸国のお偉いさんが会議をしていた。ゲールは空母を完成させ、さらに強力な力を手にしていたという。フィーネはイゼッタが空母を蹴散らすと告げる。
魚雷を従えて空母に向かうイゼッタ。しかし、空母はすでに出航、敵に動きが読まれていたのだ。待ち構えていた敵兵に狙われるイゼッタ。4発あた魚雷は2発失い、しかも海に墜落。魔法使える地場からずれたのだ。魔力使えるポイントには空母が、そこでイゼッタは空母の隙を狙い、魚雷をぶち込む。見事空母を撃破。しかし、その動きでベルクマンに弱点がばれてしまい、しかも、なぞのカプセル登場で次週。

ゲルマニアはイゼッタのほかにも魔女を捕らえていたようだ。ということは、イゼッタを逃してものうのうとさせていたのは、魔女の力がどんなものか、弱点は何かを探っていたということなのかなと思う。ゲルマニアも実際に魔女の力がどんなものか計りかねていたのではないだろうか。
イゼッタが戦っているシーンは痛快なんだが、服の汚れぐあいとか、一生懸命さとか見ていると、なんか切なくなる。不幸な話にならないでほしいと心から思います。{/netabare}

8話…スパイと近衛の小さな恋物語
{netabare}エイルシュタットに潜入したリッケルト。目指すは旧城、その途中で出会ったのがビアンカとロッテだった。ロッテの実家の宿屋に宿泊し、ビアンカとも仲良くなるが、目的である旧城に潜入。そして発見した白き魔女の秘密。その証拠を持ち帰る途中に近衛に見つかり、ビアンカに撃たれて絶命するリッケルト。ビアンカもまさかの展開に呆然とするしかなかった。リッケルトに証拠を託されたローレンツもまた、近衛に狙撃され死亡する。証拠は謎の住民に引き継がれ…
一方、ブリタニアでは仮面舞踏会が開かれ、フィーネとイゼッタが外で踊ろうとしたところに現れたベルクマン(なぜお前がここにいる?)と謎の少女。謎の少女はイゼッタの唇を奪い、口を切らせて血を吸う。その瞬間、謎の少女は白目を剥き気を失う。
イゼッタの力を知ったアメリカ…アトランタ合衆国ではこの戦争に本格参戦を決定した。それはゲルマニアとともに、脅威となってきたエイルシュタットも撃ち滅ぼすために…

後半の伏線を張った回でした。ゲールの魔女は何なんだろう?人工物?となると、イゼッタを捕まえていたのはイゼッタの魔力を抽出するためだったのか?
アトランタの本悪参戦で戦局ががらりと変わるんだろうな。エイルシュタットはどうなってしまうのか…。
なんだか悲しい結末待っているのではないかとハラハラします。ED物悲しいし…{/netabare}

9話…展開急変、あぁ…ヤバい…
{netabare}ブリタニアの会談から3ヶ月、包囲網が築かれつつあり、ゲールの動きが鈍くなっていました。イゼッタは世界から注目されるようになり、エイルシュタットも束の間の休息感に浸っていました。
そこから一転、ゲールが西を囮に東から攻めてきました。イゼッタは新兵器とともに向かいますが、打ち込んだミサイルが何者かに撃退されてしまいます。なんと、ゲールが送り込んだのは魔女。しかも、伝説の白き魔女(のクローン)なのです。クローン技術使ってきやがった! 伝説の白き魔女はイゼッタに止めよう説得しますが、フィーネのために戦うと言う。イゼッタは白き魔女と戦うけど、魔法使える場所なのに墜落、白き魔女はアンチ魔法の道具使えるものと思われます。敗れたイゼッタは鎖に吊るされ…
イゼッタの敗北により、空ががら空きとなり、ゲールはエイルシュタットに突入。首都がぼろぼろ…

急展開でした。どうなるのか気になって仕方ありません。いちおう、これまでの伏線を回収しつつ、次の展開に入ってきてますが、一気に重い展開になってしまいました。白き魔女の過去に何があったのか、戦争はどうなるのか、イゼッタはどうなってしまうのか…。

これ、一期で終わるのかな? どうせなら丁寧に描いてほしいので、二期までいかないかな? このままだと半端になってしまう気がします。面白いだけに、丁寧にいってほしいです。{/netabare}

10話…絶望か、希望か、どっちに進む?
{netabare}イゼッタが捕らえられ、エイルシュタットは首都が陥落。イゼッタを命がけで救うエイルシュタットの兵士たち。イゼッタはなんとか救われ、首脳陣たちが避難した防空壕兼秘密基地で療養。
そのころ、ゲルマニアはゾフィーの力を使い、ブリタニアに大量のミサイルを撃ち込み、ロンドン…ロンデニアを木っ端微塵に。ゾフィーがゲルマニアの兵器として確立したことにより、ベルクマンがお役ごめん。ほぼ捨てられて状況に。ゾフィーの量産化が図られ、さらにはどう見ても「核爆弾」を開発したゲルマニア。もはや怖いものなしとばかりに各国に講和の条件を突きつけ、さらには東の大国ソ連…ヴォルガ連邦と不可侵条約結んで(当然表面だけ、侵攻する気満々)、最後はアメリカ…アトランタを攻める気でいる。

ジークから白き魔女の秘密が語られ、その力の源になっている魔石の半分を見せられたイゼッタは…で次週。

フィーネがその先をどうするのかを迷い、イゼッタは姫を助ける決意は変わらない。どう転んでも魔石を使うんだろうね…となると、イゼッタの命は…。
ゲルマニアの先も見えてきたようです。二次大戦をトレースしているので、ゲルマニアは連合国から逆襲され、首都陥落、皇帝自殺(もしくは暗殺)という全体の流れなんでしょう。しかし、イゼッタ対ゾフィーの決着はどうなることやら…なんとかイゼッタが生き残れる決着にならないだろうか…イゼッタがあまりにもけなげ過ぎて、見ていると切なくなるんだよね…{/netabare}

11話…そういう展開になるよね…
{netabare}秘密の基地がゲール軍に発見され、急襲される。フィーネは投降を覚悟し、絶体絶命のピンチ。そこに魔法を使って救出するイゼッタ。魔石の片割れを使い、魔法を使えるようになったのだ。それはつまり、命を削ること。フィーネが弱気になっているのを檄するイゼッタ。フィーネも覚悟を決めて最後まで戦うことに。
ゲール軍に付いてきたベルクマン。ベルクマンは自分が生き残るためにゲールの情報を伝えた。その内容は国の終末を意味し、それを阻止する必要があり、フィーネとイゼッタは最後の決戦に向かう。

かなりすっ飛ばしましてつじつま合わせがスゴいのですがが、内容は濃かった回でした。ベルクマンとジークの会話が良かったです。
えっ?もう終わり?…やっぱり一期では短い…イゼッタ、生き残って幸せな結末になってほしい…。{/netabare}

12話(最終回)…「地球のみんな!ちょっとずつ元気を分けてくれ!」
{netabare}ゾフィーとイゼッタの最終決戦はこんな感じでした。
ゲールが主催する会談に向かうフィーネ一行に立ちはだかるバスラー。これを振り切り会場へ向かうが、その途中、ジークが倒れる。彼が最後に観たのは眼鏡君の幻だった…。
一方、ゾフィーとイゼッタの最終決戦は魔石の力を全解放した激しいものとなる。二人は信頼する者のために戦い、一方は裏切られ絶望し、一方は最後まで信じ抜くことで戦った。ゾフィーがイゼッタとの戦いから離れられないことに、ゲールの部隊はミサイルを発射する、クローンの力を使って。
ゲールと諸国の会談に現れたフィーネ。フィーネはイゼッタがゾフィーと戦っていることを伝え、終息させると宣言する。しかし、魔女が残ると同じことになると憂慮する首脳たち。それに対しフィーネは言う、すべての魔力をこの世から無くすと。これはイゼッタからの提案だった。
イゼッタはすべての力を使い、この世にある魔力の全てを吸い上げる。ゾフィーの魔力もゾフィーのクローンの魔力も、ミサイルに搭載された爆弾の魔力も…。
これによってゲールの力は弱まり、大戦の流れも変わり、3年後にはゲールが敗れる。フィーネはとある森にあるコテージを訪ねる。そこには成長したロッテに車イスを押される赤い髪の女性が待っていた。

終わっちゃった…どんな終わり方するかと思ったら、あるあるな感じでした。イゼッタが全てを背負い、最悪をを除去する。よくある。生きていたことを示唆する終わり、あるある。
ゾフィーが救われなかったのは可哀想かな。最後に何かしら笑顔にできるシーンがあってもよかったように感じます。{/netabare}

第二次世界大戦をトレースしたこの物語。キャラは本当に良かったです。イゼッタは最後の最後までブレませんでした。とにかくフィーネのために戦い、やり遂げました。綺麗な衣装着てボロボロになるイゼッタの姿は切なかったです。フィーネは小国ではあるが国王として苦労と悩みを抱えながらも国のために戦いました。エイルシュタットの幹部、ゲールの幹部、それぞれ曲者揃いだけど個性強くてそれが絡んで物語を盛り上げました。

ストーリーは12話でギリギリまとめた感じは否めません。世界観が大きいのに、こじんまりとテンプレのようなまとめ方です。これだけのキャラと内容なら二期とは言いません、せめて5話くらい余裕があったらもっといい作品になったと思います。映像は好きでした。特に戦闘の場面は滑らかで迫力ありました。

魔女と王女の世界を変えるための戦い。戦争をモチーフにしてますが、人間の物語が強くなってます。期待分のものは見れたように思います。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 53

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

西暦1940年…そして少女たちは、世界に挑む。

この作品は亜細亜堂さんの制作したオリジナルアニメだったみたいですね。
正直存じ上げない会社だったのでwikiでググってみたところ、制作元請の下で制作に協力する体制で制作に参画するケースが多い会社みたいです。
この会社が元請として入ったのは、直近では「北斗の拳 イチゴ味」が該当するようです。
でもはやみんと東山さんが出演される事を知り、早々に視聴を決めていた作品でした。

物語は第2次世界大戦時のヨーロッパのような世界を舞台としています。
ゲルマニア帝国は、欧州の中でも大国で圧倒的軍事力をによって周辺諸国の支配に乗り出します。
そしてそれは辺境の小国であるエイルシュタット公国も例外ではありませんでした。
欧州全域を舞台に激しい火蓋が切っておとされ…物語が動いていきます。

エイルシュタット公国の第一皇女であるフィーネは、ゲルマニアと敵対する隣国の要人と会談するため秘密裡に動いていました。
そんな激動の真っただ中…それぞれ敵国の囚われの身となっていたフィーネと…この作品の主人公であるイゼッタが劇的な出会いを果たし…物語が動いていきます。

この作品…枝葉を取り除いて幹だけを見ると、主人公であるイゼッタと、イゼッタの友人でエイルシュタット公国の第一皇女であるフィーネの…二人の物語だったと思います。

1話での出会い…本当は再会で、前に二人が会ったのはどちらも幼かった頃…
でもその頃には、現在のフィーネの下地は出来上がっていました。
大切な国と国民を守るためには、自分の身を厭わない強さです。
持って生まれた資質…といっても過言では無いと思います。

イゼッタの脳裏に焼き付いているのは、両手を広げて自分を守ってくれている幼いお姫様の姿…
ふと気づくと、目の前の状況はまるで昔をフラッシュバックしているかのよう…
きっとここで会うべくして出会った2人なんだと思います。

あの時と一緒…何度だってお前を守ってやる…
あの時は守って貰ってばかりだった…だから今度こそ私が絶対に姫様を守る…
お互いがお互いを思い合う気持ちが随所に感じられるんです…

イゼッタは魔女一族の末裔です。イゼッタは手に触れたモノは自在に操れる魔力を持っていますが、これは本来人が持ちえない力…だからイゼッタはこれまで力を隠しながら暮らしてきました。
これは一族の掟でもある絶対遵守事項…

だからイゼッタは人前で魔力を使う事は絶対しない…そんな女の子でしたが、フィーネが困っているとなると話は別です。
ゲルマニアの猛攻によりエイルシュタットは、選択肢が殆ど無くなってきています。
選択肢が無くなるという事は、それほそのまま国の敗北に直結するのです。

姫様が…国民が笑って明日に迎えるならと…禁忌を冒すのを厭わないイゼッタ…
本当は苦しい時こそフィーネが国民にかけてあげたい言葉があるのをイゼッタは知っています…
でもそんな状況を作れなかったフィーネは自分を不甲斐無いと責めるんです…
次期大公として背負わなければならない荷物は、フィーネにはまだ重すぎるのかもしれません。
でも自分の立場をわきまえたフィーネは国民に対してどこまでも真摯…
そんなフィーネだからイゼッタも心が動かされたんだと思います。

でもイゼッタの申し出を二つ返事で了承するようなフィーネではありません。
何故なら自分の命令によって、イゼッタを最も危険な最前線に送り出す事になる訳ですから…
いつ命に重大な危機が訪れるかもしれない最前線…大切な友人に「死んでくれ」と言っているようなものです。
だから一度は申し出を拒否はするものの…2度目は拒否できないのがフィーネなんです。
だって、イゼッタが最前線に赴かないとそこで苦しい思いをするのは同じエイルシュタットの大切な民なんですから…
只のお涙頂戴的物語ではなく、頭首の聡明さが垣間見えたところでもあったと思います。

数あるフィーネの命令の中で…やはり物語終盤のイゼッタへの命令が一番我が身を切られる思いをしたのではないでしょうか…
そう…イゼッタがフィーネにお願いする時って…いつも笑ってるんですよね…
一片の曇りのない本心からのお願いをしているんです…
この二人のやり取りには何度も目頭が熱くなりました。

だから後戻りのできない崖っ淵での最後の勝負…一筋の光を見てフィーネが号泣するのも納得です。
こうなる事は分かっていたし予見もしていた…けれど、想像と実際とでは雲泥の差がありますよね…
本当に悲しい時って…きっと人目を憚る事なんてできないんだと思います
こんな二人の絆の物語…こう書いてしまうと軽いですが中身のギッシリ詰まった重厚な物語の上で展開される二人の立ち回りの気になる方は、是非本編でご確認下さい。

オープニングテーマは、AKINO with bless4さんの「cross the line」
エンディングテーマは、May'nさんの「光ある場所へ」
どちらも物語の重厚さを支えた素晴らしい曲だったと思います。
これもアニソンBEST10行き決定です。

1クール12話の作品でした。
この作品の様な終わり方…大好きです。
世の中は絶望と悲しみだけで出来ている訳じゃない…そんな気持ちを持つ事ができました。
物語もしっかり纏まっていたと思います。しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 37
ネタバレ

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

戦争+魔女=?(絶賛レベルではないですがまあまあ面白かった)

原作なしのオリジナルTVアニメ作品。

W主人公二人(公女フィーネと魔女イゼッタ)の名前を合わせると、タイトルの『終末のイゼッタ』になる(?)といういきなりのタイトルネタ回収…。
(真面目なドイツ語のタイトル "Izetta, Die Letzte Hexe" は「最後の魔女、イゼッタ」の意味。"fine" はイタリア語での「最後」の意味なので本気にしないでくださいね…。)

話の設定としては、現実に似ているっぽい架空の歴史を舞台とする『GOSICK』方式ですが、年代は『GOSICK』よりも後で第二次世界大戦相当の時代が舞台です。似たような設定の『ストライクウィッチーズ』よりはリアル寄りな感じ。

国の名前はぼかしてあるけど、モデルとしている国はまあ普通にわかる。

エイルシュタット(フィーネの故郷)= リヒテンシュタイン
ゲルマニア帝国 = ドイツ第三帝国(あえて「第三帝国」表記(笑))
ブリタニア = イギリス
テルミドール = フランス
ウェストリア = スイス
リヴォニア = ポーランド

ゲルマニアがリヴォニアに電撃侵攻して同盟国のブリタニアとテルミドールが参戦することで欧州大戦となったという経緯もほぼ史実通り。

ゲルマニアの使用している兵器も当時のドイツ軍が使用していたものがモデルになっているようですね。

そしてエイルシュタットでは、ドイツ語が話されているっぽい。そして史実のリヒテンシュタインとはきっと異なる過程を経て{netabare}ゲルマニアによる占領を免れて{/netabare}終戦を迎えます。

{netabare}ドイツ語タイトルの方がストーリーとマッチしている気がするけど、軽いネタばれ感。{/netabare}

なお、作中登場兵器の実戦投入時期は史実と若干のズレがある模様。それを細かく気にするのか、あるいは戦史自体が異なっているから気にしてもしょうがないと考えるかで視聴者の軍事面の描写に関する評価は別れるかも。

ちなみに私は「戦史自体が異なる」派かなあ。あと、フィーネとイゼッタの関係をあえて性的なものに見えるように演出している感があるのも賛否別れるかなあ…。

音楽については、特に劇中音楽はかなり良かったと思います。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 62

83.6 12 ミリタリーアニメランキング12位
少女終末旅行(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (969)
3883人が棚に入れました
繁栄と栄華を極めた人間たちの文明が終わりを迎えてから長い年月が過ぎた。人間たちのほとんどが死に絶え、生き物さえもいなくなった終わりを迎えた世界。複雑に建造された都市はまるで迷路のような廃墟となり、整備するものがいなくなった機械たちは徐々にその動きを止めていく。いつ終わってしまったのか、いつから終わっているのか、そんなことを考えることさえなくなった終末の世界であてのない旅を続ける二人の少女。チトとユーリは今日も愛車ケッテンクラートに乗って廃墟の中を彷徨っていた。

終末の世界をほのぼのと生き抜くディストピアファンタジーが今、幕を開ける。

声優・キャラクター
水瀬いのり、久保ユリカ
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

その先にあるのは希望か、絶望か?

原作未読。最終話まで視聴。

【物語】
終末を思わせる風景の中を、二人の少女が旅をする物語。

何故、世界は終末を迎えてしまったのか?
何故、チトとユーリは二人きりで旅を続けているのか?
何故、何故、何故・・・?

物語が進むにつれて増えていく疑問点。

そして、それらが一気に解き明かされる{netabare}最終話{/netabare}。

素晴らしい物語・演出だったと思います。

【作画】
ほのぼのしたキャラデザと、すっかり荒廃した近未来の風景のミスマッチが良かった。

私もチトちゃんと同様に高所恐怖症なもので・・・。
第8話のらせん階段の迂回路のくだりは、見ているだけなのに心臓がバクバクしちゃいました(笑)
見ているだけなのに・・・。
本当に見事だったと思います!

【声優・キャラ】
水瀬いのりさんと久保ユリカさんの好演が光ります。
時折、暴走しすぎるユーリが評価の分かれ目か?

【音楽】
物語には合っていたと思います。
私の好みではありませんでしたけど・・・(笑)

投稿 : 2024/05/25
♥ : 91

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

終末旅してますか? 燃料ありますか? ごはんもらっていいですか?(3の倍数になると「短編映画」になっちゃう!)

同タイトルのマンガ原作は未読です。

第1話を観た限りでは、なんで世界が「滅んで」いるかは視聴者には良くわからないまま、少女ふたりが世界をさまよう「日常」を追いかけるお話のようです。

背景とか物とか人物の動きとか、作画はけっこう良いですね。

なんで乗り物がケッテンクラートとか、ふたりの服は軍服っぽく見えるし銃器もあるけど元軍人というわけでもなさそうだしとかツッコミどころはありますが、ツッコんだら負けな感じですね。

基本的に「生産」というものが行われていない世界のようで、食料も燃料も基本的には遺物に頼るしかなさそうな世界観。

一応、世界が滅ぶ原因は戦争だったようなことは風景やふたりの会話の内容でわかりますが、どんな戦争だったのかは謎でした。

頭脳担当のチトと体技担当のユーリ、非日常的世界のなかでの「日常」を描く物語のようで、この先も楽しみです。

2017.10.14追記:
「エンディングアニメーション: つくみず」- 原作者本人、マジか(笑)!

2017.10.16追記:
原作マンガを読み始めたら止まらなくて一気読みしてしまいました。ちなみに未完です。どこまでアニメ化されるんでしょうね。あと、原作のこの先も楽しみ。

2017.11.4追記:
第5話、音響最高! 演出最高!! 特殊ED最高!!!

2017.12.23追記:
最終話まで視聴完了。うーん、「アート」だなあ…。

シリーズ構成でわざとそうしたのかたまたまなのか知らないんですけど、3の倍数回はわりとその1話でも観れてしまうような「短編アニメ映画」的になっています。

アバンタイトルからのタイトルの出し方や、EDでのクレジットの出し方、脚本(本編中でのイベントの配置)…。

これはやっぱり、狙ってやっていると考えた方がしっくりきますね。

やー、こいつはスゲーや…。

2018.7.18追記:
情報更新。原作は全6巻で完結しています。それと、公式アンソロジー・コミックが1巻出ていて、つくみず先生本人の8ページ作品も収録されています。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 86

のび太 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

終末を旅行しようw

原作は、つくみずによる漫画作品。

全てが廃墟になって何十年もたったような地球で、チトとユーリという二人の少女が、食料や燃料を求めてあてのない旅を続けるという物語です。

少し変わっているのが、彼女たちの乗る乗り物ケッテンクラート。
文明としてはかなり未来の世界みたいなのに、第二次世界大戦で使われていた車両が妙にマッチしていましたw
こういう雰囲気が好きな人は、結構はまるかも。

ごく稀に、他の生存者にも出会いますが、基本は二人旅の日常を描いた作品です。
チトの考察とユーの迷言wで、廃墟の世界でゆっくりとした時間をのんびりと楽しめます。

けど、一気見すると少し退屈かもしれませんw

本当にいい終末でした。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 33

69.2 13 ミリタリーアニメランキング13位
戦場のヴァルキュリア(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (665)
3855人が棚に入れました
時は征暦1935年。ヨーロッパ大陸は東西の二つの大国に分断されていた。
鉱物資源・ラグナイトをめぐり勢力争いを広げる専制君主国家「東ヨーロッパ帝国連合(通称・帝国)」と、王政を廃した共和国の連邦国家「大西洋連邦機構(通称・連邦)」の両国がついに開戦する。
争いは、武装中立を国是とする小国・ガリア公国へも飛び火し、国境の町・ブルールで出会った少女アリシアと青年ウェルキンは、「必ず故郷へ戻る」ことを誓い、義勇軍への入隊を決意する。

声優・キャラクター
千葉進歩、井上麻里奈、櫻井孝宏、桑島法子、皆川純子、乃村健次、田中敦子、福山潤、大原さやか、大塚明夫、大塚周夫

DEISU さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

戦闘だけじゃない神アニメ。

ストーリーが面白く一く話見たら止まらなくなりました。
そして戦闘では戦略や戦い方が色々あって次の戦闘はどんな風に戦うのかなとワクワク出来ます。

まぁちょっと主人公専用の戦車の性能が著しく高く。
無敵だろ?と最初は思っていましたがあとあとものすごい性能の兵器が出てきてバランスが取れた気がします。

あまり言ってはいけないと思いますが。
人種により迫害を受けるシーンが自分的にはちょっとムカつきました。(アリシアが正規軍に移動する時などの)
ですがそのシーンのお陰で、
(連れ戻そうとするのかな?どう行動するのかな?)
と次の話への興味も沸かせてくれたので+-0ですね^^;

そして戦闘だけだと思っていましたが。
恋愛の方にも力が入っており、かなりリアルに恋愛を描いているなと自分的には思いました。
恋愛系を見たいと言う方でも楽しめるレベルだと思います。

物語で色々な出来事が起こり見ている自分も色々と考えさせられます。
考えさせられるアニメだからこそ感動もあり涙もあり・・・
見終わったあとに名残惜しさがこみ上げてきてもう一度見ようかなとも思いました。

かなり面白いアニメでした。
色々と納得がいかない時もあるけど最後まで見てもらえると幸いです。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 10

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

優男に期待し過ぎた。

見たのは結構前。
期待したのは画像の優男で、雰囲気、台詞、危機へ冷静な対処、司令官、
~の英雄絡み、考え方、上官にしれっとした顔で言う態度、取る戦術とか、
おそらく銀英のヤンがモデルだと判断したんだけど、検索で調べてみたら
やっぱりそう思ってる人は結構いた。多分間違いない

帝国の福山マクシミリアンは銀英のラインハルト・・ってか福山が万能
声優過ぎて、ちょっと動画見直してたけどかなり良いキャラ

優男に期待しまくったせいで、思ったより活躍しないのが凄い残念だった
記憶がある。もっと格好良く知的に派手にやって欲しかった・・
あと画像みたいな関係になるには、ちょっと話足りなくね?とか思った


だから作品はアリシアとセルベリアと、あと福山のキャラ用品かな
あまり出番なくても美味しいキャラは結構いる。美形も美形じゃないのも
とにかく数は多い。腐用品としても結構優秀な作品かも。

銀英のパクりで良いからコードギアス並に仕上げて欲しかったなー。
作画はかなり良い、というか好きな質で、キャラも良いからあとは脚本が・
あ、これは良いド無能 と 美形の能登もいるね。

20話以降はもう戦術とか戦略とかあんまり関係ないんで、
これ評判悪いけどさ、俺はこーゆー展開アリだなw途中まで楽しませて
くれてたら何の文句も無かった。てか、色々パクりすぎだろこれww


シリーズ構成(脚本&脚本監督)が・・横手 美智子

代表作・は、聖闘士星矢 冥王ハーデス十二宮編、げんしけん、侵略!イカ娘

ああ、なんか妙に納得した。


ストーリー以外は評価できる作品。やっぱりキャラ用品だな

投稿 : 2024/05/25
♥ : 6
ネタバレ

吉鷹望夢 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

最近では、本当に珍しくなってしまった恋愛ファンタジー

 この作品を観ようと思ったきっかけは、最近発売の発表されたゲーム「戦場のヴァルキュリア リマスター」が理由です。ゲームの「戦場のヴァルキュリア」はとても評判がよく、気になってアニメ版を観ることにしました。正直全く期待はしていなかったのですが、思いの外とても面白く完走してしまいました。{netabare}物語評価は☆5.0にしていますが、これは気持ちです。確かに、とても面白かったのですが単調であり壮大な故に説明しきれてない部分が多くある作品です。なので、実際のところは☆3.5~4.0といったところでしょう。ですが、26話で「しっかり物語を終わらせられた」と言う点では評価できます。{/netabare}
 最近では、珍しくなってしまった「恋愛ファンタジーもの」。少し言い方を変えて「純愛ファンタジーもの」だったとも言える本作。最近の流行りだから仕方がないのですが、普通の「恋愛ファンタジー」よりも「ハーレムファンタジー」が多くなっているなか本作は僕の好きな「恋愛ファンタジー」だったので観ててとても気持ちが良かったです。
 ゲーム原作と言うこともあり、一歩引いてしまう人がいるかもしれません。しかし、本作はゲーム原作アニメの中でもとても良くできている方だと思います。{netabare}でも、仕方がないのかも知れませんが、ゲームでは描かれていた事や説明が省かれている事があるそうです。原作をプレイしてない僕でさえそれは感じました。ゲームはとてもボリュームの有るものが多いですし26話でまとめるのは難しかったのだと思います。本作は、原作の設定に重心をおいたと言うよりは人間ドラマに重心をおいたのだと思います。まあ、物語を確り終わらせることが出来ただけ良かったと思いますが。
 もっと詳しいことを知りたければゲームをやれって感じの漂う作品でしたが、そうさせてくれるだけの魅力は十分あると思います。点数的には70点~78点位ですかね。見る価値はあると思います。{/netabare}

投稿 : 2024/05/25
♥ : 3

59.3 14 ミリタリーアニメランキング14位
特例措置団体ステラ女学院高等科C3部(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.1 (689)
3094人が棚に入れました
高まる鼓動、膨らむ妄想・・・。
憧れていた「ステラ女学院」への入学が決まり、
高校での新生活に胸を躍らせる大和ゆら。
「もしかしたら……ここなら私、変われるかも!」
期待に胸を膨らませ寮の自室で横になると枕の下に「デザートイーグル」がっ・・!!
女子高生!?C3部(しーきゅーぶ)!!?サバゲー!!!?
そんな青春サバゲーストーリーが今・・はじまる!

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

♪〜コマンド・・コントロール・・コミュニケーション・・C3部〜♪

この物語の主人公は、ステラ女学院高等科の1年生に入学してきた大和 ゆらちゃん。
奥手で引っ込み思案な性格を何とか変えたい・・・と考えていた彼女は、部活動の勧誘でサバイバルゲームを体験します。
そこで、サバゲーに対する鹿島 そのら部長の考え方に共感できる部分があったと共に、他のメンバーの優しさにも触れ、C3部に入部する決意をします。

もともと、サバゲーそのものを知らなかった彼女・・・なので、銃を撃ったこともありません。
でも、たまたま寮で同室となったそのら部長の指導もあり・・・徐々に腕を上げていきます^^

私はサバゲーという言葉程度しか知りませんでしたが、色んな大会が開催されているような事はまるで知りませんでした・・・知力と体力とチームワークを駆使した立派なスポーツだったんですね^^
ホント面白そうなスポーツです。ゆらちゃんを始めとするステラのみんなが一生懸命頑張るのが分かる気がします^^

でも、ある一件以降・・・ゆらちゃんとみんなとの間に溝が出来始めてしまいます^^;
自分が原因だ・・・自分が事件を起こしてしまって・・・こんな事になってしまった・・・
今、自分にできる事は何だろう・・・今、自分が返せるモノって何だろう・・・
みんなが手にしたいと願っているモノを手に入れるには、どうしたら良いだろう・・・

どうやら彼女は責任感もだいぶ強かったようです・・・一生懸命考えて、一生懸命行動します。
その気持ちと行動は十分理解できるものでした・・・私が彼女の立場だったら、きっと同じ事をしたと思います。
ただ・・・もう少し彼女に周りが見えていれば、もっと違う結果が得られたように思います。
色々と紆余曲折がありましたが、結果オーライ・・・という事なのでしょうか・・・^^;?

この作品は、ネットでも色々と取り上げられているようですが、私はこの作品の視聴を楽しみにしていました。何といってもCVが豪華なんですよね〜^^

大和ゆらちゃん  :牧野由依さん
鹿島 そのらさん :沢城みゆきさん
初瀬 カリラちゃん:茅野愛衣さん
陸奥 ほのかちゃん:斎藤千和さん
霧島 れんとちゃん:西崎莉麻さん
日向 八千代ちゃん:米澤円さん

そうそうたる顔ぶれです。私は主人公のゆらちゃんを牧野さんが演じると知った時、咄嗟に「ARIA」の歌が脳裏をよぎってしまいましたけれど・・・^^;

今回の作品は1クール13話で終幕しましたが、私にとっては総じて楽しめた作品でした。
強いて言うなら、ゆらちゃんには最後までゆらちゃんらしさを貫いて欲しかったかな・・・と思いました^^;
でも、それも伏線・・・と考えると納得できるのかもしれません。
ゆらちゃんは、どれだけ腕を上げたのか・・・ステラのみんながどこまで上り詰めるのか・・・そして、決着を付けるべき相手との勝負の行く末は・・・?
などと考えると、次期の視聴が楽しみになってきます^^

投稿 : 2024/05/25
♥ : 26

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

☆サバゲーの青春

command(指揮)、control(統制)、communication(通信)
からCの3乗(Cube)である部活での女学院というあり得ない
設定です。

さばげぶっ! みたいな、おちゃらけた内容でなくわりとまじめです。
エンディングが可愛いです♪


アニメーション制作/GAINAX

TBS 2013.7.4-9.26木曜25:28-25:58(全13話)



主観的評価(B)



追記欄_

掲載「月刊ヤングマガジン」2012.6号-2014.1号

投稿 : 2024/05/25
♥ : 2

bakio さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ガイナックス・エヴァの系譜

ステラの後に放送され好評を得たトリガー制作「キルラキル」がトップをねらえ!の系譜であるのに対し、本作は空気系部活アニメという前評判を裏切り、鬱屈としたエヴァンゲリオンの系譜を継ぐ作品である。賑やかで明るい"だけ"の「部活アニメ」を期待していた視聴者は阿鼻叫喚、主人公を叩き、やれ声優が下手だのガイナックはカラーとトリガーにスタッフを取られたオワコン制作会社だと言うのである。
全くもってそんなことはない。
作画のクオリティだけでも同クールではトップレベル、練られた構図や色・光を使った演出、今までにない視点から部活動を描いたまごうことなき名作である。
しかし本作は興行的には大きく失敗し、一部の人間が絶賛するのみで一般的には非常に評価が低い。本作の抱える大きな問題は2つ。ルーザーの物語であること、サバゲーという未だメジャーとはいえないジャンルであることである。
前評判やキャラクターデザインから見ても、本作を見ようと思うアニメ視聴者たちは明るく賑やかなアニメを期待するが、本作はルーザー、今風に言えばコミュ症の主人公を描いたアニメであり、到底見ていて気分の良いものとは言えない。サバゲーないしミリタリーを描いた作品では、近年でも大きな成功を収めた明るい部活アニメ「ガールズアンドパンツァ」ーや、サバゲー好きには好評だったと言える「うぽって」などがあるが、本作はどちらかと言えば「サバゲー(ミリタリー)」ではなく「部活動」に寄り添った作品であり、サバゲーファンとしては喜ばしくない描写も多い。
もし未視聴の方でこの作品を見てみようと思う人や、視聴したが主人公のことが理解できなかったという人がいれば、臆病でも真剣に部活に取り組もうとする、今まで誰にも認められてこなかった不器用な主人公・大和ゆらの気持ちを少し考えていただければ、この作品の面白さが伝わるのではないかと思う。

ストーリーの構成にはもう少し改善の予知のある本作だが、あまりの評価の低さに少し今のアニメ視聴者の眼を疑ってしまう。硬派を自称して"ストーリー"を評価するなら、ストーリーを見せるための演出にももっと着目しても良いのではないか。視聴者を楽しませる作品もよいが、本作のように表現の手段としてのアニメがもっとあっても良いのではないか。
最後まで読んでくださった方には本作ステラ女学院高等科C3部監督・川尻将由の名を覚えてもらうと共に、監督の自主制作アニメである「ニッポニテスの夏」を視聴していただきたい。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 5

63.1 15 ミリタリーアニメランキング15位
うぽって(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (612)
3013人が棚に入れました
青錆学園に赴任してきた、新米教師はいきなり病院送りに…。それもそのはず、彼の生徒達は突撃小銃だったのです!? 個性豊かなてっぽう少女が大暴れする、学園美少女“てっぽう”コメディ♪ただいま、ゆる?りと制作中

シュガー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

銃のことを詳しい人もそうでない人も楽しめるアニメ!?

銃をネタにしたギャグ学園アニメです。

私は銃のことについての知識は全くありませんが
重要なところには説明が入ったりするので銃の知識が身について勉強になりました。

キャラは銃を擬人化したもので個性があり銃の特性があって見てて楽しいです。

細かい設定もあって見てて感心しました。
例えば銃を分解するときは下着姿になるなど

上級者アニメだとか言われますけど、知識なくても全然楽しめるアニメでした。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 4

プテラスピス さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

かなり無茶な設定とは思いますが

長らくアニメから遠ざかっていた自分がまた観始めるきっかけになった作品なので思い入れがあります。

もともと銃が好きで、さる通販サイトで銃関係の書籍を購入いたためか、ある時お勧めとしてこの作品が上がっていました。なぜこの少女はFNCなんてマイナーな銃を抱えているの
だろうかと、少し興味が湧き調べてみるとテレビ放送が間もなく始まる事が判り視聴してみました。

まずは作画レベルの向上に感嘆しました。デジタル技術の進歩も大きいのでしょうがテレビシリーズでもこれ位が当たり前になっていたのですね。

登場する少女たちが銃であるという特異性を除けば、日常的な学園生活が描写され、そう大きな展開はありません。ただ
登場する銃関連の知識は正確であり、それなりに楽しめるものでした。

正直最初はくだらないのだろうと思っていましたが、結局最後まで観てしまいました。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 5

こたろう さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

バトルも、萌えも、良質でした

擬人化。しかも銃。
銃といってもただの銃でなくアサルトライフルって、またニッチな・・・(^_^;
でも面白い。
当たり前ですが、銃に関するウンチクが満載で銃撃戦もしょっちゅう。それを可愛い萌えキャラに擬人化して学園生活をおくらせているという異色作です。


まずは、銃について。
当然なんですが拘りがハンパないです。
私はそんなに詳しくありませんが、素人目にも設定や考証がしっかり作り込まれているのは理解できます。
擬人化されている銃の特性や製造されたメーカーやその過程、戦争での実績などを、にキャラの性格や人間(?)関係に反映してるし、銃の口径によって、小学校、中学校、高校と別れていたり、同シリーズだと姉妹や親戚関係になっていたりで、芸が細かい。
戦闘シーンも各員の特性が活かされており作画も見事です。普通に銃撃戦のバトルものとして観ても充分に面白い出来。

キャラアニメとして。
擬人化されて、見た目も行動も人間の女の子そのものですが、あくまでも彼女達は「アサルトライフル」、銃としての本分を守って生活しています。銃だから撃たれても死なないし(故障や部品の欠損はするけど)、ジャム(弾詰まり)を起こせばお腹を壊す、撃ちすぎると体(砲身)が熱くなるし、部品の結合が甘いと服がずり落ちたりします。
銃のくせに、妙にエロかわいい。性格も開発国のお国柄を反映してバラエティに富んでいて萌えアニメとしてもそれなりにできてます。
ちょっとユリ要素も入ってます(≧▽≦)


題材はイロモノではありますが、思っていたより造りはしっかりとした作品でした。擬人化アニメとしては良作といっていいのではないでしょうか。
萌えアニメとかがお嫌いでなければ、御視聴いただきたいです。
軍事知識などがなくても、解説が親切なんで敷居は低いので安心ですよ。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 30

63.6 16 ミリタリーアニメランキング16位
ブレイク ブレイド(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (462)
2779人が棚に入れました
化石燃料が採れないクルゾン大陸では、人々は石英に命令を与えることで動力源や熱源にしてて暮らしていた。この力は「魔力」と呼ばれほとんどの人々が持っていたが、ライガット・アローは生まれつき魔力を持っていなかった。そのため、能なしと呼ばれ続けてきたが、あるとき、地中から発掘されたゴゥレム(魔動巨兵)「デルフィング」は魔力を持たないライガットでなければ動かすことができなかった。折しも、ライガットの暮らすクリシュナは隣国アテネスとの戦争に臨んでおり、親友であり国王のホズル、同じく旧友で王妃のシギュンを助けるため、ライガットはデルフィングを駆り、戦いに身を投じることになる。

声優・キャラクター
保志総一朗、斎藤千和、中村悠一、神谷浩史、花澤香菜、井上麻里奈、鳥海浩輔、白石稔、河相智哉、菅原正志、緒方賢一、葛城七穂、柳沢真由美、浅野真澄、中井和哉、寺島拓篤、白石涼子、土師孝也、喜多村英梨、林和良、宝亀克寿、ささきのぞみ、井上喜久子

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

勿体ない

原作:漫画 未読

全12話

ジャンル:ロボットアクションファンタジー

劇場版:第一章~第六章まで 未視聴


感想

作画は奇麗ですね。

戦闘シーンは、凄くリアルで迫力ありました。
結構死人がでるので、手に汗握る緊張感もあります。
けど、なんだろう?
キャラに感情移入しにくい。

原作読んでる知人に聴いたら、9巻分だったかな?(違ってたらすみません)
それを12話に詰め込んでるから、端折り過ぎてて見せられてる感じ。
主要部分をダイジェストで纏めてる感じかな~。
場面がころころ変わり過ぎだし、展開早すぎる。

キャラ同志の関係性や、立場、過去の出来事等が理解できないまま進むし、重要人物とか簡単に死んでるし・・・(これから!って言うキャラとかが)
正直ついていけない。

これ、2クール×2クールの48話で製作してくれたら、すっごく良い作品になるんじゃないかな~?
って思いました。

もしかしたらこのTV版って、原作紹介アニメなのかもね。
面白く感じたらコミック買ってね!みたいな ^^;
それか、原作ファン向け的な作品なのかな?
まぁ、そんな事ないと思うけど、こんな風に思わせる作品、最近多いですよね!
(2期あるのか解らない、投げっぱなしの作品とか!)

自分としては、ここ数年、毎期放送されるアニメ作品の数が多くなってて、全部観たいけど、現実 時間がなくて観れないから、切らなくちゃいけない訳で・・・
なので、できればアニメ化する作品は、人気がある原作が、終わりそうになったらしてくれればいいな~っと思います。

それか、せめて原作が10巻くらいまで出て、ちゃんと原作通りに製作して、上手く奇麗に〆て欲しいです。

だから、この「ブレイク ブレイド」勿体なかった気がします。


原作ファンならいいかもですが、知らない人にはあまりおススメできないですね。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 55

たにぐー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

久々に、熱くなったよ、、、

1話を観た感じは、なんかありきたりなお話になりそうで特に面白くなるとも思わなかったし、とりあえず全然ワケわかんなかった。
でも、見続けてたら、俺、こういうロボットアニメ好きだなって思いました。

とある拍子に、今まで田畑を耕すしかしてこなかった主人公ライガットが古代のロボットデルフィングに乗ることになります。
そうすると、当然ロボットなんか動かしたことのないライガットの操縦はかなり大雑把な感じになってしまいます。
なので、動きはでたらめです。でも、そのでたらめな動きが個人的にはかなり好みでした!

もちろん、実践経験もないど素人なので、戦場にでても計算して戦うことが出来ず、とりあえず、敵を倒せばいいんだろ的な感じで後先考えず突っ込みます。それがいいんです!
その、ライガットのでたらめな操縦と、デルフィングのこの世界ではありえない機能性がマッチして、久々にロボットアニメでこんなにも熱くなれました。

とある話で、デルフィングに乗ったライガットが敵に向かって一直線に突進するシーンがあったんですが、そこが一番興奮しましたね。
デルフィングに向かってプレスガンを連射する敵、それでも止まらないデルフィング、そして衝突し吹き飛ぶ敵、飛び散る破片、、、ヤバイです!興奮しすぎて鳥肌がたちました!

終わってみればけっこう面白かったです!
ジルグもかっこ良かった!
クレオには驚いたな、、、あれでそれはなしでしょさすがにw
作画もきれいだったと思います!
ストーリーは正直理解できていない部分もありましたが個人的には良作です!

投稿 : 2024/05/25
♥ : 22

うっきー星人 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

バトルシーンかっこ良すぎてチビるw

【総評Sランク】
S:特別好きなアニメ A:かなり良い B:なかなか良い C:普通 D:微妙 E:くそ

ロボットアニメで一番戦闘がカッコイイアニメは何ですか?と聞かれた時、俺がオススメしたいのは絶対これ!
レーザーぶっぱ系ロボではなく主に接近戦、格闘戦重視ですが、
そこがリアルで良いし、戦闘に物理的なというか空気の「重さ」を感じる
スピード感もあるんだがそれ以上にパワー感を感じるアニメ

作画、音楽ともに最高で鉄と鉄のぶつかり合う感じがたまらず興奮します
鉄血のオルフェンズの戦闘シーンが好きな人に合うと思う、雰囲気はそれに近いタイプだから
特に全身重鎧なタイプで突進するライガットVSゼス戦と、ジルグの無双シーンが印象的でした
ジルグの戦闘なんてボロボロの機体を極限まで使いこなして容赦なく敵を虐殺していく様がヤバイし、
華麗に銃弾を交わすシーン、折れた足の骨で操縦部をブッ刺すシーンなんかは惚れそうですわ!!

ストーリーは人間関係の描写と心理描写が上手いと思ったなあ
敵であろうと殺したくないという自分の甘さのせいで死んでしまった人へのやりきれない罪悪感
唯一理解し合えた親友と戦わなければならない心境、
特に恋愛描写なんかはリアルで結構面白く、
シギュンとライガットなんか素直になれず切ないスレ違い方しちゃってて親友にNTRれちゃってますが、
逆にNTR返しそうな雰囲気もあって、この「友達を裏切れないが恋愛感情にも嘘をつけない」感じがたまらん
誰にでも過去に素直になれなかった事ってあるだろうしこのジレンマは結構経験してると思う

でもライガットVSジルグのシーンには特に納得がいかなかった
ライガットは稼働時間的にあそこに留まるしかなかったんだろうが味方同士そんなことしてる場合か?とw
それでもドラマ部分も素晴らしくマイナス部分よりプラス部分の方が大きく評価できるアニメと思います

主人公も最初は無能タイプかと思いきや、おまいらの大好きな最強系に近い
だからNTRアレルギーなんか発症してないでそういうのが好きなおまいらも観ろよな!!

投稿 : 2024/05/25
♥ : 5

64.1 17 ミリタリーアニメランキング17位
シュヴァルツェスマーケン(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (326)
1678人が棚に入れました
アージュの人気ゲーム『マブラヴ オルタネイティヴ』のスピンオフ作品。

1983年のヨーロッパを舞台に、東ドイツ軍の戦術機部隊“第666戦術機中隊”(通称:黒の宣告(シュヴァルツェスマーケン))に所属する青年・テオドールの物語が描かれる。

声優・キャラクター
鈴村健一、田中美海、山本希望、南條愛乃、安野希世乃、安済知佳、加藤英美里、村瀬迪与、三宅健太、田村ゆかり、成田剣、沼倉愛美

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

期待薄で入ったが

原作がエロゲのスピンオフ作品か…

期待薄で入ったが、あら?これってロボットというよりはミリタリーなんじゃね??
ライデンフィルムxサンジゲンというのもあって、面白いじゃん!!

東西分断されたドイツを舞台にしているというのもいいが、一匹狼揃いの東ドイツ軍小隊666は漢だな!!

気色悪いデザインの異生物の圧倒的な戦力に力及ばず散っていく東ドイツ軍部隊…
フラグ立てるから解るんだけど、辛いっすね…

人類が劣勢になっていくのに、政治的な陰謀や人間関係のドロドロもありで、そんなことやってる場合じゃね〜だが、そういうのも含めて見応えがあった。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 3
ネタバレ

アトランティス さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

こういう設定に弱い!

あにこれでキャッチの御方から
トータル・イクリプス(4年前のSFアニメ)と同じ世界観を持つアニメだということを聞いて、早速視聴しました。

トータル・イクリプスを見たのは4年前、
レビューを書いたのは3年前

ということで僕が本格的にクールでアニメを見始めたころ、、
懐かしいですね。

このシュヴァルツェスマーケンも
トータル・イクリプスも
同じマブラヴシリーズの作品です。


トータルイクリプス世界から戻って27年前、
冷戦の真っ只中、東西に分裂していたドイツは
突如現れた宇宙生物「ベータ」による激しい攻撃に合った。
東のドイツ、西のドイツ、お互いを敵として生きる両者。
そして時は経ち十年後、一つの希望が前線地「東ドイツ」へと舞い降りる。
……果たして彼女は西と東を繋ぐ希望となるのだろうか。

といったストーリーです。

まず設定がドイツ東西分裂を扱っていて
話の内容や、登場人物は
各々様々な信念や偏見、思い、目的を持っているので
妙にリアルです。

僕は歴史好きなこともあって
それに加えて久しぶりのBETA作品を楽しみにしていたこともあって
すごく楽しめました。(こういう設定に弱いんだなぁ…評価は割増高いです。)

前作のトータルイクリプスではマイナスの要素となった人間同士のいざこざが
こちらは冷戦を経て、本気で自分たちを敵として見ているので
「誰も信じられない、俺たちは何故何のために戦っているんだ」
といった世の不条理というか、
共同作戦でさえ、自らの私利私欲が出てしまうような
諜報戦的な展開も楽しめます。

シュヴァルツェスマーケンとは日本語に訳すと
「黒騎士」
東ドイツが誇る最強の戦術部隊のことです。

この部隊の人たちがメインで話が進むことになるのですが

2つの戦争を通して揺れ動く思いの連鎖が
非情な選択を要求されたり、時には自らを死に追いやるような戦闘に
発展するなど、展開としては重い内容が多いです。


しかし
2つの国の陰謀に振り回されながらも
東西ドイツを和解、共闘関係へ持ち込もうとした
{netabare}カティアやベルンハルトの思いを
最後まで見届けられたことは、自分にとっては
すごく光栄なことだったと感じます。{/netabare}


最後は視聴者側も感動のラストでした。
{netabare}ベルリンの街を見ながら、ベルンハルトが息を引き取る最期の瞬間は
胸にこみ上げるものが……
東西ドイツはこうして、一つとなった。{/netabare}

史実ではないけれど
リアルを感じたというのが率直な感想です。

もちろん戦術機の戦闘を良かったし
BETAのレーザー級、
キャラの可愛さも一級でしたが

僕は作品を通じて、汚い部分やいい部分全てを通して人間というものを見ていた印象が強い

マブラウの外伝にあたる作品なので
BETAについて知らない方でも視聴できる作品だと思いました。

OPも南條さんでfripSideも絵理も好きなので
聞いていてテンション上がりました。


P.S. シュヴァルツェスマーケン小説の作者は内田弘樹さん。
艦これ小説「鶴翼の絆」の著者の方です。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 17

ざっくり侍 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

BETAよりも政治色強し

12話まで視聴完了。

もともと『進撃の巨人』『マヴラヴ オルタネイティヴ トータルイクリプス』みたいな絶望的状況から現状を打破していく話が好きで、その流れで見始めた作品。

『マヴラヴ オルタネイティヴ トータルイクリプス』より政治色が強く、BETAとの戦いよりも人間同士のドラマの方が色濃く描かれている気がした。
個人的にはBETAとのヒリヒリした戦闘と絶望感溢れる世界観のトータルイクリプスの方が毎話ドキドキしながら観れたけど、こちらはこちらで色々考えさせられる面白さがある。

観ているとすごくゲーム版がやってみたくなった。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 2

66.2 18 ミリタリーアニメランキング18位
ブレイブウィッチーズ(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (345)
1568人が棚に入れました
扶桑国佐世保航空予備学校に通う生徒・雁淵ひかり。
エリートウィッチで佐世保の英雄でもある姉・雁淵孝美に少しでも追いつくため、
日々努力を重ねる魔法少女は今日も一人山道を走っていた。
そんなある日、父の務める無線発信所に一報の電信が届く

「今日の午後、第三航空戦隊が入港する」

「三航戦・・・お姉ちゃんだ!」

喜ぶひかりは居ても立ってもいられず、その場を飛び出すのだった。

声優・キャラクター
加隈亜衣、末柄里恵、村川梨衣、高森奈津美、原由実、照井春佳、五十嵐裕美、佐藤利奈、石田嘉代、水谷麻鈴
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

“勇敢な魔女たち”を応援したくなる、レニングラード攻防戦モチーフ《架空戦記》

『ストライクウィッチーズ』(2008年)(※個人評価 ★ 4.2)、『ストライクウィッチーズ2』(2010年)(※個人評価 ★ 4.3)に続く「ワールドウィッチーズ」シリーズのTV企画第3作です。
そして、この3作の中で、個人的には一番好きで高く評価している作品(※個人評価 ★★ 4.6)であり、本作の第1-2話をたまたま視聴していなかったら、前2作に再挑戦して完走する気にならなかっただろう、と思うくらいに良い意味で刺激を受けた作品でした(※その辺の事情は、『ストライクウィッチーズ』のレビューに書きました。)

・・・ただ、この手の作品(※WWIIの出来事をモチーフとするミリタリー系作品)は、どうしても極端に低い点数を付けるアンチが涌くのか、それとも、既存のあにこれ評価をみて何となくそれに合わせて低めの点数を付けてしまう自分の目に自信のない人が多いのか、本サイトでの評価が意外にも低めになってしまっているのは、とても残念な気がします(※円盤売上がコンスタントに5,000枚を超えるヒット作だったのにね)。

・・・ということで、本作の実際の面白さは、個々人が自分の目で見て確認して下さいね。
以下のレビューは、その魅力の一端の紹介です。


◆まずは、作品舞台である聖ペテルブルグ市街の描写が圧巻

本作のヒロイン達が所属する「ブレイブウィッチーズ」と呼ばれる航空戦隊の基地があるオラーシャ帝国のペテルブルグ市は、現ロシア連邦の聖(サンクト)ペテルブルグ市がモデルであり、作中に登場するラドガ湖や北海・ネヴァ河といった地名、またペトロザヴォーツクやムルマン(スク)は実在の地名や都市名で、本作はロシアの中でもフィンランド(※作中ではスオムス共和国)の国境に近い一番北側の地方を舞台としています。

で、ネヴァ河の河口付近にあるペトロパヴロフスク要塞(※作中で幾何学的な外癖に囲まれたウィッチ達の基地がある小島)から自然河川と運河を介して東西南北に広がり、朝は霧が立ち込め、昼は青空が広がり、時に冷たい雨や雪に見舞われ、冬はオーロラ・初夏は白夜に包まれる、幻想的な聖ペテルブルグ市街の様子が、かなりの再現度で美しく描き出されている点が、まず素敵だと思いました。

歴史好きな人は御存じかと思いますが、この聖ペテルブルク市は、ロシアの名君として知られるピョートル大帝が、それまでバルト海周辺を支配していたスウェーデンとの激しい戦争(北方戦争)に打ち勝って、ようやく手に入れた海への出口に、それまで内陸国であり文化的・経済的に立ち遅れていたロシアに先進的なヨーロッパの文化・技術を招き入れる拠点とすべく建設した人工都市であり新都であって、その都市建設(1703年)・モスクワからの遷都(1713年)から、ロシア革命によるソヴィエト政権の成立とモスクワへの再遷都(1918年)までの間、約200年に亘ってロシア帝国の首都として機能した街です。

そして新都の建設の際に、ピョートル大帝が旧都モスクワの貴族や商人達に強引に移住を促し、また彼らが住みやすい環境を整えるために運河の開削を進めたことから、聖ペテルブルグ市は、モスクワのような自然発生し拡大した都市には有り得ない人工的な景観が与えられ、ことに運河の多さから、“北方のヴェネチア”とも称えられる美しい街並みを今に至るまで保っています。

ただ、どうしても気候環境が厳しく、とくに暖房の効く室内の空気と壁との温度差が大きいことの影響なのか、聖ペテルブルグの建物は外観はともかく、室内の壁がその境目部分からボロボロになってしまうそうで(※同市で一番の有名施設であるエルミタージュ美術館(※もとロシア皇帝の冬の宮殿)の各室内がそうなっています)、アニメでもウィッチ達の基地の室内の壁がやはり境目からボロボロになっている様子が忠実に描き込まれている点にも好感を持ちました。

あとは、ロシアの中央部から北は小麦が取れず、従って白パンが作れないので、より冷涼な気候に強い大麦・ライ麦から作る黒パンが主食になっていることが確り描写されている点も好印象でした。


◆次に、軍人の本分を体現しているキャラが多くて好印象

詳しくは、『ストライクウィッチーズ』のレビューの方に書きましたが、私が最初に同作の視聴を始めた頃、その1/3も見終えないで視聴を断念してしまったのは、そこに描かれる主人公・宮藤芳佳の、たとえ巻き込まれた結果とはいえ、一旦は軍務を任された者に似つかわしくない無責任な行動・思考パターンに納得いかなかったこと、が一つの大きな原因でした(※もうひとつは、不必要にしつこいパンツ押しに嫌気が差したためです笑)。

ところが、本作の主人公・雁淵ひかりや彼女の姉・孝美は、その正反対で、第1-2話から存分に飛ばしてくれます。

まさに、“軍人の本分は、後に続く者を信じて前進すること”
涼宮ハルヒ風にいえば、“Super Driver 突進まかせて 何てったって前進”(※第2期OPの歌詞より)

・・・この気概がなければ、そもそも軍隊なんて機能するはずがありません。
どれだけ優秀な作戦を立案できる参謀や、最適な決断を下せる指揮官がいようと、最後に事の成否を決するのは軍人の行動力であり、その行動力を奮い起こすのは彼らの気概でしかあり得ません。

前作・前々作(『ストライクウィッチーズ』1-2期)も、最初は遠慮がちながらも、結局のところは、そうなる道理を描き出すしかなかったわけですが、それから制作時期が下った本作では、世間一般の空気の変化にも後押しされてか?、最早、それまであったしつこいパンツ押し(※これは軍人を描いた作品ではなくてただのギャグなんですよ・・・だから目くじら立てて怒らないでね評論家さん!という制作側の苦心のアリバイ作り?)なども脱ぎ捨てて、真正面からそうした道理を描き切った点に、私は非常な好感を持ちました。

なお、ここで「なんで女の子が軍隊に?」という問いを持ち出すのはナンセンスです。
だいたい、この手(※いわゆるミリタリー系)の作品に女性視聴者が余り付くとは思えませんし、そうした専ら男性視聴者をターゲットとした作品にするんだったら、彼らが見易く応援しやすい設定にして人気が出るのを狙うのは当然の制作方針でしょう。
何のことはない、彼らは女の子キャラに仮託しつつ、実際のところは(特に性別に関係のない)その気概や心情に共感し応援しているわけですから。

・・・思うに、前々作の宮藤芳佳や、古くは『機動戦士ガンダム』のアムロのように、結局は軍務に就いて散々に敵主力を撃滅するキャラに成長しようとも、少なくとも作品登場当初、あるいは軍務に就くことになってからも相当の長きに亘って、「軍隊なんか大嫌いだ、自分は戦いたくない」と憤(むづか)って(=機嫌が悪くなり、泣いたりすねたりして)周囲に迷惑をかけまくるのがデフォルトの主人公が要求された(※そういう主人公にしないと、アニメ雑誌などの安保闘争世代(団塊世代)やベトナム戦争世代(全共闘世代)の評論家に叩かれたり無視されて、そういう評論に影響されがちだった一般視聴者にも人気が出にくかった)時代がようやく終わり、そういう変なアリバイなしに、堂々と正面から軍人の本分を描き出す作品が、それに相応しい評価と人気を獲得できる時代に回帰しつつあるのではないか(※例えば、かって『宇宙戦艦ヤマト』や『太陽の牙ダグラム』が人気を博したように)。

・・・そういう取り留めない期待をふと感じた作品でした。


※以下は、本作登場キャラの簡単な紹介です。
(本作は設定が凝っているので、視聴を始める前に予め登場キャラとその属性をある程度把握しておくと便利です。)

◆連合軍第502統合戦闘航空団(ブレイブウィッチーズ)メンバーと階級・固有魔法
--------------------------------------------------------------
{netabare}(1) 雁淵ひかり (扶桑皇国=日本) 軍曹 接触魔眼 ※負傷した姉に代わり入隊志願
(2) 雁淵孝美  (扶桑皇国=日本) 中尉 絶対魔眼 ※配属前に負傷し長期離脱
(3) 管野直枝(愛称ナオ)  (扶桑皇国=日本) 中尉 超硬シールド
(4) 下原定子  (扶桑皇国=日本) 少尉 複合魔法視力 
(5) グンドュラ・ラル (帝政カールスラント=ドイツ) 少佐(※司令(隊長)) 偏差射撃 
(6) ヴァルトルート・クルピンスキー (帝政カールスラント=ドイツ) 中尉 マジックブースト
(7) エディータ(愛称パウラ)・ロスマン (帝政カールスラント=ドイツ) 曹長(※教育係)
(8) ジョーゼット(愛称ジョゼ)・ルマール (自由ガリア=フランス) 少尉 治癒魔法
(9) アレクサンドラ(愛称サーシャ)・I・ポクルイーシキン (オラーシャ=ロシア) 大尉(※戦闘隊長) 映像記憶能力
(10)  ニッカ(愛称ニパ)・エドワーディン・カタヤイネン (スオムス=フィンランド) 曹長 超自己回復魔法{/netabare}
--------------------------------------------------------------
※このようにウィッチーズの国籍分布は、日4、独3、仏・露・芬(フィンランド)1・・・の計10人で、各々そのお国柄を反映したキャラ設定になっています。

※なお、本作の開始時期は、 『ストライクウィッチーズ』(第1期)のラストに描かれた、宮藤たち第501統合戦闘航空団(通称“ストライクウィッチーズ”)によるガリア地域のネウロイの巣破壊・同地域解放(1944年9月)から間もなくの頃、という設定です。

※また、レビュータイトルにある「レニングラード」は、ソ連邦(ソヴィエト政権)時代の聖ペテルブルグの呼び名で、ピョートル大帝の名前にちなんだ「ペテルブルグ」から、ロシア革命の指導者レーニンにちなんだその都市名に改名されていました(ソ連邦崩壊後に再改名)。
そして、第二次世界大戦中の1941-44年、長期にわたるドイツ軍とソ連軍のレニングラード攻防戦が繰り広げられ、その中には本作に描かれた北海沿岸ムルマン(スク)への英国艦隊の補給作戦やドイツ軍の巨大列車砲グスタフ&ドーラの戦線後方搬入も史実としてあったそうです。


◆制作情報
{netabare}
原作          島田フミカネ&Projekt World Witches
監督          高村和宏
シリーズ構成      ストライカーユニット
脚本          鈴木貴昭、浦畑達彦、あおしまたかし、村上深夜
キャラクターデザイン  島田フミカネ(原案)、高村和宏
軍事考証・世界観設定 鈴木貴昭
音楽          長岡成貢
アニメーション制作   SILVER LINK{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

================ ブレイブウィッチーズ (2016年10-12月) ===============
{netabare}
第1話 佐世保の魔法少女? ★ 佐世保航空予備学校1年・雁淵ひかり(14歳)、姉の一時帰国、欧州派遣軍選抜試験
第2話 羽ばたけチドリ ★★ 北極海ネウロイ迎撃戦、絶対魔眼、ひかり出撃、BW来援、入隊志願
第3話 第502統合戦闘航空団 ★ ひかりの魔法力不足、ラドガ湖周辺の戦(ひかり/菅野/ニパ、剣一閃)
第4話 戦いたければ強くなれ! ★ ペテルブルグ軍集団結成、ロスマン先生の期限付き特訓、接触魔眼 ※オベリスク登りが◎
第5話 極寒の死闘 ★ ジョゼの治癒魔法、定子の博識、吹雪のペトロザヴォーツク戦(ジョゼ/定子/ひかり)
第6話 幸運を ★ ネウロイのゲリラ攻撃、対擬態ネウロイ戦(サーシャ/ニパ/ひかり) ※ペテルブルグの街の描写は◎
第7話 聖なる夜に ☆ ネヴァ河畔の氷床、ひかりの風邪、補給不足、サトゥルヌス祭、SW来援(エイラ&サーニャ)
第8話 君の瞳にぶどうジュース ★ ブリタニア船団護衛任務(クルピンスキー/ひかり/ニパ/菅野)、クルピンスキー奮闘・負傷
第9話 ブレイクウィッチーズ ★★ 補給路の危機、菅野&ひかり共同作戦(接触魔眼、剣一閃)、孝美の目覚め ※宮藤ちょい出
第10話 姉と妹と。 ★★★ フレイヤー(グリゴーリ撃滅)作戦、孝美BW着任、ひかり転属命令、姉妹の魔眼能力の優劣
第11話 やってみなくちゃわからない ★★ 作戦開始、列車砲グスタフ&ドーラ護衛・コア特定任務、魔導鉄鋼弾投下、真コア捕捉作戦
第12話 ひかり輝いて… ★★ 続き、グリゴーリ撃滅(剣一閃、幸運の一撃){/netabare}
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)4、★(良回)6、☆(並回)1、×(疑問回)0 個人評価 ★★ 4.6

OP 「アシタノツバサ」
ED 「LITTLE WING ~Spirit of LINDBERG~」


============ ブレイブウィッチーズ (特別編)(OVA) (2017年5月) =========

全1話 ペテルブルグ大戦略 ☆ 3.5 ※第7-8話の間の日常回(エイラ&サーニャ活躍)

投稿 : 2024/05/25
♥ : 12
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

東部戦線異状あり。極寒の地での激熱物語

501部隊が西部戦線で勝利。
そのころ、東部戦線では502部隊によるペテルブルグ攻防戦が行われていた。
扶桑からの帰任中の雁淵中尉はネウロイの急襲により重体。
その代わりに、見習いとして妹のひかりが着任した。

ひかりは、やる気と根性と体力は一人前。
しかし、魔法力は足りず、ウィッチとしては力不足。
とても危険な特技、接触魔眼が唯一の武器です。
彼女の成長がこの作品の見どころといってよいでしょう。

やってみないとわからない!
彼女の無茶な申し出。
{netabare}対立はありつつも、仲間と共闘し次第に認められるひかり。
とくに熱血漢菅野中尉との関係が特筆すべき。
当初はひかりを認めない菅野中尉。
しかし、最終的には相棒に。
最悪な関係からの好転は、ひかりの前向きな明るさによるものでしょう。
{/netabare}全身全力でぶつかるひかり。
学ぶところ大です。

最終決戦は{netabare}激熱。
私、これまでの想いがこみ上げ、目がウルウルです。
極寒の地であの格好。
寒いを通り越して痛いでしょう。
そんなことを忘れるほどの熱い熱い戦いでした。

春3月。
ひかりは温かい日差しの元、502部隊に正式着任。
そして新しい戦いが始まるのです。たぶん・・・{/netabare}

投稿 : 2024/05/25
♥ : 25

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

どんなことでも、やってみなくちゃわからない!

「ストライクウィッチーズ」と同じ時代・同じ世界で戦う、
別の部隊「ブレイブウィッチーズ」の物語。

設定や世界観は全く同じですが、
「ストライクウィッチーズ(通称ストパン)」とは切り離された物語なので、
ここから視聴することも可能です。

ストパンのキャラも何人か登場するので、
ストパンファンにも嬉しいかも^^

雰囲気も似ているので、
ストパンが好きだった方はこちらも楽しめるのではないかな。

私もとても楽しめました^^
やっぱりこのシリーズは安定して面白い♪

全12話です。


● ストーリー
突如世界に出現し、
ヨーロッパを征服した異形の敵・ネウロイ。

ネウロイに対抗するために結成されたのが、
“ウィッチ”と呼ばれる魔力を持つ少女達。

雁淵ひかり(かりぶち ひかり)は、姉の孝美(たかみ)のような、
立派なウィッチになることを目標にして訓練に励んでいた。

姉のヨーロッパ行きに影響されて、
自分もヨーロッパ行きを志願する。

姉の代わりに連合軍第502統合戦闘航空団、
通常「ブレイブウィッチーズ」への入隊を志願。

実力不足だからダメだとされながらも、
あきらめの悪さと根性で少しずつひかりは成長し、
ウィッチとしてネウロイと戦う。


世界観や設定、時代はストパンと同じです。
時系列的にはストパンより後のお話です。

ストパンは501部隊で、今回は502部隊だから、
舞台となる部隊が違うだけです。

キャラが全く違うので、
その辺りで好みは分かれるかもしれませんね。

私はどちらのキャラも好きなので、
どちらがより好きというのはなく、どちらも好きです♪

最初は、こちらの方がキャラは微妙かなーと思ってましたが、
掘り下げ方や仲間としてのつなぎ方がとてもうまかったです。

ひかりと接点を持たせながら、
そのキャラを掘り下げ、よさを引き出していく。

もちろん、ネウロイとの戦いも並行しながら。

キャラを見せることに重点を置いたストーリーと、
ネウロイとの戦いに勝って平和を手に入れるという中心ストーリー、
その2つの物語のバランスが非常によかったです^^

そのバランスの良さがあったから、
最初から最後まで飽きずに楽しめたのだと思いました。


≪ ケモ耳 ≫

ウィッチたちは魔法力を発動させたとき、
その力のコントロール役として使い魔となった動物の力を借ります。

そのため、魔法力を発動させたときには、
その動物の耳と尻尾が出てきます。

これがなんとも愛らしくて萌える(*´Д`)

緊迫しそうな戦闘シーンもそれほど重たくならず、
スピード感や美しさを楽しむシーンとなるのに一役買っていると思います。

戦闘は真剣だけど、見た目はずっと可愛いという、いい塩加減です^^


≪ 服装 ≫

このシリーズの特徴といえば、服装ですね。
私もレビュー書くたびに触れていますがw

ストライカーと呼ばれるユニットを履くため…と言われれば、
確かにそうなのでしょうが、下半身が非常に軽装ですw

ひかりを例に挙げると、
水着の上にセーラー服の上だけを着用している状態。
下半身寒いよ!お腹冷えちゃうよ!

だけどこの世界ではこれが普通の恰好であり、
パンツのようなものはパンツではなくズボンらしいので(無理あるw)、
別に恥ずかしくない服装なのです。

ミニスカートやタイツ、長めのトップスを着ているので、
ワカメちゃん状態にはなりませんが、
空を飛んだり激しい動きをすると見えちゃいます。

キャラのイラストだけ見たらよくない受け取り方をされるのでしょうが、
でもこれが不思議とアニメの中では下品に見えないんだなー。

むしろ、大きなユニットを履いて空を飛ぶ姿と非常にマッチしていて、
可愛さすら感じるのです。恐ろしいww

ブレイブウィッチーズでは、
これまでよりも下半身強調は少な目だったと思いました。笑


● キャラクター
主人公のひかり。
私はひかりのキャラ、好きだったなー。

決して実力や才能があるわけではないけれど、
根性とあきらめの悪さは誰にも負けない。

努力と“やってみなくちゃわからない”精神で突き進む主人公です。

そんなひかりは、気が付けば仲間とつながって、
気が付けばみんなの中心にいて。

なんとも主人公らしい女の子だなと思いました。
ぐいぐい突き進むから自然とみんなを引っ張っていきます。

うっとうしがられても自分の信念を曲げずに突き進む図太さ、
見習いたいですw

そんなひかりと共に戦う502の仲間達もいいキャラしていて、
それぞれの魅力や可愛さがあって…ここじゃ語り切れない!笑

口も態度も悪い菅野(かんの)は、私は最初は苦手でしたが、
最後には大好きになってましたね。

菅野が変わったんじゃない。
ひかりが関係を変えたんだなーと、ひかりのすごさも感じます。


● 音楽
【 OP「アシタノツバサ」/ 石田燿子 】

この曲大好きです♪
私の好みドンピシャです。笑

歌詞も曲調も、
前向きなひかりのキャラにぴったりだし^^

この曲を脳内再生させながら原付乗ってまっすぐな道を走っていると、
すっごく気分がいいですw

エンジン音の効果で、
ストライカーユニットで空を飛んでる気分に♪笑


【 ED「LITTLE WING 〜Spirit of LINDBERG〜」 】

LINDBERGの曲を、
回ごとにいろんなキャラがカバーしています。

…こちらは特に印象に残らなかったかな。笑
歌を聴いても誰が歌っているのか、あまりわからなかったし^^;


● まとめ
面白かったです!

キャラの関係が温かい仲間で、
見ていて気持ちがいいし、感動もします^^

ストーリーもすっきりと終わるし、
満足度の高い作品でした♪

投稿 : 2024/05/25
♥ : 15

71.8 19 ミリタリーアニメランキング19位
フルメタル・パニック!Invisible Victory(IV)(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (281)
1313人が棚に入れました
相良宗介たち「ミスリル」に、敵「アマルガム」が逆襲!
今度は本気の闘いだ!!

敵<アマルガム>のガウルン、ゲイツといった強敵を倒し、いつもの平和な日常が戻った「陣代高校」。
しかし、そんな日々は長くは続かなかった・・・。
失態続きの<アマルガム>は、本気で相良宗介たちに襲いかかってくる。
世界各地の<ミスリル>の基地が強襲される!
テッサ率いるトゥアハー・デ・ダナンが格納されている「メリダ島」もたくさんのミサイル、アームスレイブによって攻撃される。
一方、日本の宗介、かなめにも魔の手が追っていた!!

再び、宗介、かなめ、テッサたちに試練が訪れる!!!

声優・キャラクター
関智一、ゆきのさつき、木村郁絵、森川智之、夏樹リオ、ゆかな、三木眞一郎、根谷美智子、大塚明夫、西村知道、浪川大輔、山路和弘、杉田智和、てらそままさき、井上麻里奈、内田彩、茅原実里、津田健次郎、玄田哲章、速水奨、山口勝平、遠藤大智、斉藤次郎、代永翼、櫻井トオル

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

最終エピソード(11、12話)が、ひっそりと延期に…。最速はAT-Xで7/18、その他MX、サンテレビ、BS11で順次放送予定。

「Invisible Victory」の頭文字を取るとローマ数字のⅣ(4)になるという、なかなかにオシャレなタイトルを冠しての登場だった<フルメタルパニック!>シリーズの最新作。

今作ではミスリル的にはけっこう受難、アマルガム的にはしてやったりな展開になりました。

前作から間が空いたこともあり放送前にはシリーズの前の作品を再放送するなど、盛り上げにはそこそこ力を入れていたと思うのですが途中で製作が遅れてしまうなどして総集編をちょくちょく挟み、結局は放送予定の話数を6月いっぱいで使い果たしてしまったために10話が放送された時点で残りの2話の放送が延期となってしまいました。

幸い、残りの2話についても7月中に放送されることにはなったようです。けっこう面白かったけど、2018年春クールのベスト10には絶対に入れてやらない(笑)。

2018.7.25追記:
観終わってたけど更新し忘れ。面白かったです。1クールですけど、作中時間はけっこう経ってましたね。ナムサク編がエピソード的にもスケジュール的にもいろいろと辛かった…。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 26
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

今回のフルメタは死者・怪我人続出の本気戦闘モード!

本シリーズに関しては、サブヒロインのテッサ隊長が可愛いだけの、温(ぬる)くて展開の散漫な「なんちゃってロボット&学園ラブコメ」アニメとばかり思っていて、この新作の視聴前はほとんど期待していなかっただけに、第1話から・・・ちょービックリ!!!!
前作まで(1~3期+OVAの計50話)は、長~い前座だった!?

何か見続けているうちに、主人公=宗介君が『装甲騎兵ボトムズ』のキリコ君に見えてきた!
これは、《リアル志向ロボット&軍事アニメ》の思わぬ拾い物でした。

チンタラしてなかなか話の進まなかった前作までを余り確り見ていない私が、この新作はこれだけ楽しめたということは、コレ単独で新規に見始めてもいい作品なのかも?
というか、私の場合、この新作を見終えて、初めて前作の方をじっくり再視聴してみたくなりました。
原作の方は、さらにこの後シリアスな展開が続くそうなので、何とか最後までアニメ化して欲しいところです。


◆制作情報
{netabare}
原作ラノベ      賀東招二(『富士見ファンタジア文庫』1998-2011年刊)
監督         中山勝一
シリーズ構成・脚本  賀東招二
キャラクターデザイン 堀内修
メカニックデザイン  海老川兼武、渭原敏明
音楽         佐橋俊彦
アニメーション制作  XEBEC{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

======== フルメタル・パニック! Invisible Vicrory (2018年4-7月) ========
{netabare}
第1話 ゼロアワー ★ テロ組織「アマルガム」の本気宣言(レナード)、普通の学園生活の終り、世界各地のミスリル基地への大攻勢開始
第2話 損害制御 ★★ メリダ島基地への敵襲、宗介&かなめへの襲撃、スペック伍長懲戒(テッサ大佐)、かなめ動揺
第3話 BIG ONE PERCENT ★★ ベヘモス迎撃(スペック戦死、キャステロ中尉戦死)、Mr.クラマの卑劣な罠(人質・常盤恭子)、宗介とかなめの約束
第4話 オン・マイ・オウン ★★ 学園の戦闘(人質解放、レナード来襲・かなめ投降)、メリダ基地放棄・テッサ隊脱出、宗介の決意{/netabare}

 - - - - - - - - - - - シナリオの切れ目 - - - - - - - - - - -
{netabare}
第5話 WELCOME TO THE JUNGLE ★ 東南アジア・ナムサク市編(AS闘技場(アレーヌ)、ナミ&レモンとの出遭い、参戦)
第6話 腐敗のまどろみ ☆ 続き(地元警察署長の接触、宗介の目的)
第7話 ジャイアント・キリング ★ 続き(闇バトル(ロートル機サベージvs.最新鋭機M9)、再びクラマの卑劣な罠(人質・ナミ))
第8話 ワン・マン・フォース ★★ 続き(ナミ死亡、宗介の復讐戦、クラマ戦死・宗介重症、かなめの行方) ※ED「Remained dream」{/netabare}

 - - - - - - - - - - - シナリオの切れ目 - - - - - - - - - - -
{netabare}
第9話 堕ちた魔女 ★★ 旧アーバレストAI(アル)の機能回復、テッサ大佐サンフランシスコにて発見、アマルガムの尻尾あぶりだし作戦
第10話 前へ、前へ ★ レモン隠れ家への襲撃、囚われのかなめ、フロリダ軍事キャンプ(宗介回復)、カリーニン少佐の裏切り
第11話 ストーミー・ナイト ★★ メキシコ・レナード隠れ家強襲、かなめ奪還作戦(クルツ&メリッサ合流)、レナードの待ち伏せ
第12話 メイク・マイ・デイ ★★ かなめ奪還失敗、新機レーバティン無双(AIアル&宗介のコンビ復活)、かなめからの連絡・約束、テッサとの再会・宗介&アル原隊復帰{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)7、★(良回)4、☆(並回)1、×(疑問回)0 個人評価 ★ 4.3

OP 「Even...if」
ED 「yes」

投稿 : 2024/05/25
♥ : 16

〇ojima さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

千鳥かなめ(が)かっこいいじゃないか!

正直中盤の闇バトルの物語は何の作品か分からなくなりましたが
最後まで観ていると繋がりとして必要なのですね。
この4期、最後4話からすっごくかっこいいです
テッサの回。楽しめました。
そして、かなめと宗介。お互いの思いを伝える場面はいまどき無いセリフですよ。
いいね直球!!ストレート!!
わかりやすいシチュエーションは大好きです!
テッサの恋心がなんとなく可愛そうですが。。。

次期
Ⅴ期待ちますよ。でも、なるべく早く観たいですね。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 23

71.8 20 ミリタリーアニメランキング20位
ジパング(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (255)
1261人が棚に入れました
西暦200X年の6月。日米新ガイドラインの下で海上自衛隊の自衛艦隊が海外派遣でエクアドルへ向かう途中、その中の最新鋭イージス艦みらいがミッドウェー沖合で突如嵐に巻き込まれ落雷を受ける。
その直後からレーダーからの僚艦喪失や故障していないにも関わらず衛星通信が不能になったり、雪が降るなどの不可思議な現象に直面し、さらに戦艦大和以下大日本帝国海軍連合艦隊に遭遇。ミッドウェー海戦直前の1942年6月4日の太平洋上にタイムスリップした事に気づく。
そこで帝国海軍通信参謀、草加拓海少佐を救助し、彼に未来世界の情報を公開したことから、みらいは徐々に変化してゆく歴史の流れに巻き込まれてゆく…。

声優・キャラクター
稲田徹、東地宏樹、星野貴紀、うえだゆうじ、屋良有作
ネタバレ

☆★暗落亭-苦来★☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

止められない、止まらない

【おすすめしたい人】
■ ハラドキしたい時に!
■ 歴史物好きな人に。
■ タイムスリップモノが好きな人

【2004年 秋】
【総合得点ランキング】
●第610位 (2013/9)

【オススメ度】星3.8 ★★★★☆

【感想】
絵は苦手、けど物語がヤバかった。
終わりまで終始、続きが見たい×2と止まれなくなる作品です!

【視聴メモ】
{netabare}続編凄い見たい。原作が気になってしょうがない。{/netabare}

【NEXTオススメ】

【対馬丸-さよなら沖縄- 】
【はだしのゲン】
【紺碧の艦隊 】

次に見るのに何か役にたてたら幸い

投稿 : 2024/05/25
♥ : 18

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

海上自衛隊+タイムスリップの本格派、軍事SFモノ。

講談社『モーニング』連載。かわぐちかいじ原作作品。

旧海軍の戦艦や空母が好きなら一見の価値ありなアニメ。

何度もアニメ等の題材で扱われる戦艦「大和」は勿論のこと、
「赤城」「加賀」「蒼龍」「飛龍」などの空母も登場します。

このアニメは本当に渋い作りなので、可愛い女子キャラが出てこないと見る気が起こらない人や、恋愛要素、ギャグが
無いと見続けるのが厳しいという方には全くオススメできません。近年でも自衛隊が題材になった作品で陸軍ですが
「GATE ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」は、それらすべてを備えた良作なので、そちらをオススメします。

この時代の最新鋭機である艦「みらい」がタイムスリップし、第二次世界大戦中の海域に現れてしまうという展開が
見どころではありますが、それよりも本格的な潜水艦、軍艦、空母、航空機などの海戦が見どころです。逆を言えば
シリアスでリアリティのある人間ドラマもあるのですが、戦闘中の艦内を見たり、衣食住はどのように行われているか
などを楽しめない方は少し飽きが来るかもしれません。

原作が終了していなかった事もあるので、終盤は続きが気になる展開で終わってしまい、そこから先は原作で追う事に
なりますから、もし「ジパング」のストーリーを見たいなら素直に漫画を読んで下さい。名作ですよ。

役者の演技や取材に基づいた丁寧な兵器の描写などを見たい方は、アニメをご覧ください。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 16
ネタバレ

lZQnV50529 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

正直さが感じられた

 日本の最新鋭のイージス艦が1942年の太平洋のど真ん中にタイムスリップしてしまうお話で、総じて、単なるミリタリーもの、タイムスリップものと簡単に片付けられない真面目さ、正直さを感じた作品です。
 まず、{netabare}40機のドントレス(という戦闘機)と戦闘するシーンでは、技術的にはシースパローや主砲を使ってイージス艦が圧勝するはずなのに、ちょっとした心の緩みからハットン中佐の操縦によるドントレスの船舶への体当たりを許してしまうところなど、戦闘シーンは、リアルで正直だと思いました。イージス艦を圧勝にさせないところが感心しました。{/netabare}自衛隊は普段から十分演習をしているようですけど、実戦に出ればこんなもんかもしれません(自衛隊の人読んでいたらごめんなさい)。
 太平洋戦争末期の日本の都市への空襲や広島長崎における原爆で死んだ人の数はとても多いので、1942年を生きる人なら誰でも、もし未来を知れば、空襲や原爆を避けたいと思うもの。さらに、大日本帝国と敗戦後の日本のどちらも見てしまったために、そのどちらでもない新しい日本(ジパング)を作っていきたいと思う草加拓海の心の動きと行動はとてもよくわかる。他方で、自衛隊の理念をこの時代に入っても困難を伴いながら貫きたいという「みらい」クルーの気持ち、帝国海軍将校のあるものは「みらい」を活かそうと考え、またあるものは「みらい」を沈めてしまおうと考えており、それぞれの思惑もとてもよく描けています。
 これらの登場人物の気持ちをしっかり描きつつ、みなさんの思惑が絡んで新しいタペストリーが作り出されて、事態が進んでいくところがとても上手いと思いました。おそらく、こういう設定を設けて、現代と戦前の違いを浮き彫りにし、現代のいい点と問題点を探るというのがこのアニメの意図の一つのように思えます。圧巻なのは、最後の方に出てくる{netabare}米内光政の日本批判でしょう。米内は、日本が帝国主義など100年早い。日本国100年の計にとってこの戦争は勝ってはならない。日本はいま蜃気楼を見ている。敗戦という現実でしかその夢は覚めない。と当時の日本を強く批判し、「みらい」に、この横須賀のドックで鉄くずになって欲しいと要求します。米内光政という人物をここまで踏み込んで描いたところに作者の強い歴史観を感じます{/netabare}。ここは見ものです。
 また、過去へのタイムスリップというのは、物理学者ホーキングの発言からもわかるように、まず不可能だと言われています。このお話では過去へのタイムスリップが可能だとすると起こりうる矛盾の問題「母殺しのパラドックス」に近いお話を取り入れておりここにも正直さを感じました。すなわち、{netabare}「みらい」が横須賀に入港したとき、角松二佐は父の子供のころの様子を見に行こうとします。父の生家のあたりを見に行くと、なんと父は、海軍の車のよそ見運転のために轢かれて死亡しており、そのよそ見運転は、「みらい」が60年後から来た船でありそれが信じられないと軍人同士が運転中も雑談したことが原因だったというものです。因果的に「みらい」が1942年世界に現れたため角松二佐の父が死亡してしまったということになります。{/netabare}
 このアニメ、テーマからややとっつきにくい方もいると思いますが、淡々と正直に事象を描いていくところをもっと評価されてもいいと思います。
 
 

投稿 : 2024/05/25
♥ : 11

66.6 21 ミリタリーアニメランキング21位
AKIBA'S TRIP(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (259)
1145人が棚に入れました
秋葉原——初心者から上級者まで受け入れてくれる懐の深い街。ひとりでも、アキバに行けばわかってくれる誰かがいる。何かができる、できそうな自由なところ、身もココロもハダカになれる街。アニメもゲームもメイドもアイドルもジャンクパーツもB級グルメも、全ての“アキバ"を詰め込んだその街で、破繰者<バグリモノ>と戦う、不退転の『ボーイ・ミーツ・ガール』ストーリ-、始めます!

声優・キャラクター
石谷春貴、高橋李依、高野麻里佳、長久友紀、久野美咲、中田譲治
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

電波と欲望飛び交う秋葉原に、オタクの中のオタク伝木凱タモツあり

ゲームにフィギュアにアマチュア無線、サバゲー、プロレス、カードゲームなどなど。趣味にバイトにバトルはちょっと。サブカルキーワード盛り沢山のギャグアニメ。最初に言っておくと概ね男子向けの内容です。

勧善懲悪を描く時代劇みたいに、終盤には必ずバトルシーンあり。毎回の様にほぼお決まりのパターンで破繰者(バグリモノ)の服を剥ぎ取って成敗する訳ですが、だらだらとバトルが続くアニメと違って見苦しい所もなく?殆どの場合一瞬で片が付いてしまうので、かなりさっぱりとした印象です。(色々な意味で)

面白かった回について

5話:CAPCOMお墨付きゲームネタ満載のお話。
{netabare}
ゲームの腕前を上達させる為にそれとは全く関係の無い訓練をするというのは古いゲーム漫画(スポーツ漫画でも似たのがある)では割とおなじみの描写ですが、本作の特訓内容は一味違います。過激さ甚だしく訓練や拷問を通り越して最早処刑行為。ロードローラーで轢いてプレッシャーに耐える特訓とか、何となく!火炙りとか、ハカセのこじつけ発想と投げやり度合いが常軌を逸しており、ビジュアル的にかなり危険でした。タモツ君もされるがまま‥。でも全力で馬鹿な事をやる作風ゆえか、こんな残虐シーンでも笑えてしまうから不思議。バグリモノのタモツ君でなければ即死な特訓ばかりでしたけど‥(笑)

格ゲー大会当日のシーンでは、かつてのゲーム界のアイドル高橋名人の得意技16連打と「ゲームセンターあらし」のパロディもあり。倒立姿勢からの高速レバー操作による※炎のコマのシーンにおいては、実況の「おーっとぉ!タモツ選手(中略)アタマがおかしくなったのかー?」などの台詞回しの振り切りっぷりまで昔のゲーム漫画風味で笑かされました。

ストVとかのゲーム画面をそのまま映したり、プロゲーマーとして名を馳せているウメハラさんと同じく格ゲーの達人として有名なときどさんと、よ~く似た方々がゲストキャラとして出演していたりと、最初から最後までパロディ尽くめ、わたしは格ゲーは殆どやりませんが知識はそれなりにあったので、色々と徹底していて面白いお話と感じました。

まとめさんのかなり恥ずかしい放送事故みたいなのも(笑)

※:1秒間に200万回以上レバー操作をする事によりCPUの処理落ちを狙うバグリワザ(笑)人間業ではないとだけ言っておこう。
{/netabare}
7話:メイド・執事居酒屋でバイトのお話。
{netabare}
(お金を稼ぐ)手段が目的に、目的が義務に、義務が依存へと変化していく過程が描かれました。どこにでもありそうな話ですが、こういうのは仕事だけじゃなくても、このあにこれみたいなSNSとかでも、人から感謝したりされたり頼ったり頼られたりすれば必ず行き当たる問題で、長く続けていればいるほど依存度が高くなるものだと思います。

レビュアーとしてブリキ男があにこれで活動し始めたのは一年位前ですが、振り返ると(面白いアニメを紹介する)手段が目的に、目的が義務に、義務が依存へと変化していく過程を一通り踏んで来た気はしています。こういうのは良否の問題ではなくバランスの問題で、のめり込み過ぎてちょっと危険かな?と頭を過ぎった事もしばしば。それと言うのも昨年は私にとってはアニメ一色の年で、そういう年もあっていいかなと思いつつ、仕事以外のやった方が良い事、やりたい事を殆どうっちゃってしまっていましたので(汗)

このアニメでは主人公のタモツ君が仕事(というか"ありがとう")に依存して、思考停止状態に陥る光景が描かれましたが、確かにリアルでも狡猾な経営者と言うのはアメと鞭を使って人をコントロールする(やる気を出させる)術を良く心得ているものです。冗談みたいな話ですが、心にも無い計算ずくのおだて言葉にいい気持ちになっていると、自ら進んで奴隷になる様に洗脳されちゃうという事もあり得ます。と言うか良くある話です。そして洗脳された側が今度は無自覚で洗脳する側に回ると言う事も‥。店長とかリーダーに当たる人が新人に対して「君は覚えが早いねぇ~」とかは常套句ですね(汗)

責任感とか、先行きの不安とかで、後ろ髪引かれる気になっても、こういうのは辞める判断は早ければ早い方が良いと私的には思います。ブラックな会社に奉仕して死ぬほど疲弊よりはまだましだと思いますので。それでもいいっていう人が犠牲になって経済とかを回しているっていう現実もあるんですけど‥。私もタモツ君みたいに半ば自爆気味に物事に没頭する性質があるので、ギャグですけど良い警告として受け取りました。
{/netabare}
8話以降
{netabare}
8話。プロレス好きじゃないのでほぼスルーでしたが、転売と言う迷惑行為をアニメで堂々と扱っていたのにはびっくり。拍手したいです。

9話のカードゲームとオタサーの姫のお話も、やはり現実にも起こり得そうな事を誇張して描いたパロディですが、こちらも白眉の面白さでした。

劇中の架空のカードゲーム"バトルクリーチャー"のモデルは子供から大きなお友達?まで大人気の遊○王ですね。昔かじった事があるのであれこれ知ってますが、超有名なカードゲームの割にはルール整理が徹底していなくてKONMAI(K○NAMIの誤植)語と揶揄される公式の質問回答文の解釈が奇天烈な事でも有名です。

本編にあった「無効にする効果を無効にする効果を無効にする効果を無効にする」みたいなのは全然優しい類の問答なので、誰が聞いても分かりますが、送るのではなく捨てる?とか、時ではなく場合!とかを含む、もっと珍奇な言葉遊びがあった方が、既知の人はもちろんの事、そうでない人にもさらに意味不明な印象を与えて面白かった気はします。バトクリスト達の熱い闘いを見守るまとめさんの冷めた視線と真っ当な意見はナイスでした(笑)

オタサーの姫については、あにこれにも姫と形容出来そうな方がいらっしゃいますが、SNS参加が始めての私にとっては、初期の頃は特に、その儚げさや摩訶不思議な存在感が、心配だったり興味の的だったりしてました。目の前にいる人間じゃないので事情はちょっと違いますが、まぁこのお話で描かれた男子達の様にその一挙一動に過度に反応するのは色々とダメなんでしょうね。適度に離れた距離から暖かい目で見守るのが最良なのかなと段々分かってきました(汗)

10話は大食い競争のお話。ラーメンに水を投入して冷まして食べると言う邪道行為あり(汗)大食い競争自体が食べ物に対する感謝を忘れている行為という気もしないでもないですが‥実は現代ほど食生活が豊かじゃなかった神話や伝説の時代から、飲み比べとか大食い勝負ネタって結構有ります(笑)フードファイトに魅力を感じる人の心境は、食欲を満たしたいけれども出来ない事情が有り、その代償行為として見る事を求めているというものなのでしょう。昔と今とでは理由が大分違いますが‥。
{/netabare}
11話以降
{netabare}
最後の3話はオタク文化弾圧の危機という趣のお話。アイドルネタとゲームネタ少々、バトル成分多めの急展開でしたが、飽きさせない工夫が随所にありダレずに楽しめました。

最終話のパッド型コントローラーと門という組み合わせを見た時、シュガーラッシュのワンシーンを思い出しましたが、案の定、上上、下下ときて、やっぱり※例のアレなのかなとニヤけながら見ていたら、延々と続く続く‥タモツ君大変でしたね(笑)しかも最後は2コンマイクで止めという隙の無さ。捻ってきました。冗談事みたいですが、これに匹敵するくらい複雑な裏技コマンドってファミコン時代のゲームにはざらにあります。いいパロディ頂戴しました(笑

続くシーン「せっかくだから俺はこっちのドア‥」もゲームネタ。この台詞は知る人ぞ知る迷作ゲーム「デスクリムゾン」のOPデモからの引用ですね。何故"せっかく"なのかさっぱり分かりませんが、元ネタもそうなので私にも分かりません(笑)さらに次のシーン、幾多の罠に自ら突撃していくタモツ君の姿あり。一見ただのおばか行為に見えますが、好奇心全開のキャラの性格を顕著に表していてちょっと面白かったです。斧とか矢とか頭に刺したまま割と平気に歩いているタモツ君と(とばっちりを受けた)まとめさんの姿にも笑かされました。

最後はウルトラマン。エースとかネクサスとか? アキバのみんなの声援から力をもらうという展開は、最近別のアニメでも似た様なのを見ましたので、またかという感じでしたが、そっちはシリアス、こっちは完全にギャグ。"ご都合主義極まり無い"って作中人物がはっきりと言い切っていましたので、その開き直りっぷりにむしろ清々しささえ感じました(笑)

※:通称コナミコマンド:上上下下左右左右BAで発動する禁じ手。左右の箇所がLRとかになっていたりする場合も‥。これで一瞬でフル装備っ(ズルイ!)でもたまに自爆するからご注意を(笑)
{/netabare}

悪玉のバグリモノが金銭などを搾取する一方、善玉のタモツ君や有紗さんの様なオタクが常に消費する側に立つという図式は、軽い社会風刺を含んでいる気もしますが、庶民思考のわたしも億とも知れぬ大金を溜め込んでいる人達って一体何がしたいんだろうって思う事はあります。恐らくは安心の為なんでしょうが、あるいはお金そのものが目的の人もいたりして‥。もし後者だとしたら手段が目的化している危険なヤツだ‥というのは冗談として、自分の頑張りとか才能を数字で確認したいのでしょうか? ‥趣味としてはかなりシンプルな気はします。

わたしはお金と言うより資源の浪費を抑えるたちなので、かなり物持ちが良く、次々とお金の使い道を見つけてしまえる人達の気持ちはちょっぴりしか分かりませんが、それでもタモツ君みたいに手に入れた物に責任を持ち、それに時間と情熱を注ぎ込み、熟達せんとする気概を持つ人の姿勢については尊敬すべきものがあると思ってます。時間が無いからとか、今日は疲れたからとか、あれこれ自分に言い訳して何もしないのよりはずっと良い事ですよね?

設定や台詞回しが余りにもばかばかしくて、早々に切ってしまいそうになりましたが、5話のゲーム回で興味を持ち直し、7話のバイト回では戦慄(笑)し、以後楽しく視聴しています(笑)

作風が単純かつ極めて明るいので、脱衣シーンが毎回入っていても何となくえっちくなく(!1話のセツリゴエのシーンは除く)ダークな内容もギャグ+ちょっといい話に昇華されており、後味も上々、テーマはアキバそのものと言う珍しくも愉快なアニメになっていると思います。

非オタクで大食いで常識人のまとめ、拳法の達人で天才だけどオタクの道を歩み始めた有紗、にわかオタクでお兄ちゃん想いのにわか(笑)の3人の主要キャラを始め、らきすたのこなたみたいなゆる~い口調からクレイジーな言動を繰り出す博士とか、Fateシリーズの言峰(外道)神父さん役とかで大人気の中田譲治さんが演じている、どことなく闇が深そうなかげさんなど脇役の魅力も十分。

イヤホンズと串田アキラさんによるOPテーマ「一件落着ゴ用心」も勢いがあって爽快な曲です。

訪れる人によっては地獄でもあり天国でもある所、電波と欲望飛び交う怪しげな街アキバに繰り出してみたくなったら、どうぞ覚悟して御視聴あれ。

最後まで観終えて

全体的にノリだけで突っ走る感じのアニメでしたが、全編を通してブラックなネタやパロディが満載で、色々な種類の笑いを味わわせて頂きました。テーマがテーマなので一見すると欲望を全肯定している様にも見えますが、それとの付き合い方を善玉と悪玉の対立を交えて暗に示している点も良かったです。バランスは大事ですよね。

それでは最後に一言、素晴らしき大バカ者伝木凱タモツと電気マヨネーズの愉快な仲間達に祝福あれ(笑)


※:ただし女子にはNGなシーンがてんこ盛りなのと、本編とは無関係ですが、真ん中のCMに差し挟まれるセーラー服おじさんの映像にはご注意を。後者の不意打ちは特に男子には破壊力バツグンです(笑)

投稿 : 2024/05/25
♥ : 23

Progress さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

オタクカルチャー欲を満たしたい方にオススメ

あらすじ
バグリモノと呼ばれる敵からアキバの町を守るため、伝木凱タモツとチーム電気マヨネーズの仲間たちは今日も戦う!

【オタク心を刺激される、秋葉原コメディ】

オタク文化の発信地、秋葉原を舞台にしている本作品は、オタクの心を刺激する、様々なジャンルを取り上げています。

まずアイドル。秋葉原と言えば有名アイドルから地下アイドルまで様々なグループが活動しています。電気マヨネーズの女性メンバーがなんやかんやあってアイドルになっちゃいます。(この回はオーディオ関連の話も入ってます)

次に無線。またディープな世界を。バグリモノがアキバに毒電波を垂れ流す中、タモツ達はブラジルにいるとある人に無線でメッセージを送ります!そんな事が出来るのか!

そして5話では格ゲー!今やeスポーツと呼ばれプロゲーマーもいる熱い世界!
さらわれた妹を救うためにタモツは死ぬ気で特訓し、プロゲーマーも参加する大会に挑みます!ぼかしなしのSTREET FIGHTER完全協力!

今後もマニアックな世界が取りあげられそうな本作品、秋葉原という空間に抱くマニアックな世界への憧れの気持ちを満足させてくれるかもしれません!

【オタク心を満たしてくれるOPとED曲!】
OP曲は「それが声優」で結成された「イヤホンズ」の「一件落着ゴ用心」。疾走感がとても良く、アニソンらしさがある中毒曲です。

ED曲はなんと10組のアーティストが参加!各話ごとに曲が変わります!私のオススメはイヤホンズの「サンキトウセン!」です。ゆいかおりやA応Pなど今アニソンカルチャーのなかでも熱いアーティストが参加してます!

【人気声優も多数参加!声オタなら楽しめる!】

バグリモノ(敵)は毎回人気声優が起用されています!玄田哲章さん、たかはし智秋さん、竹達彩奈さん、悠木碧さん。今後のバグリモノのキャストも楽しみですね。

また、タモツ達を影で支える博士役に特徴的なロリボイスの久野美咲さんや、アキバの主といわれるかげさん役にイケボなおじさん声の中田譲治さん、フリーのメイドのツクモモモ役にシュタゲでフェイリスを演じた桃井はるこさんという、アンテナにビビッとくる声優さんが多数起用されています!

【最後に - オススメです!オタク心をくすぐる作品】

この作品をオススメしたくなった理由は、アキバ文化に触れている満足感を感じたからです!

アイドルにしても無線にしても格ゲーにしても、入れば深いジャンルです。この作品は一つのジャンルを掘り下げまくるのではなく、アキバにある文化を広く浅く取り上げています。

私はにわかですので、色んなジャンルを見聞きするだけで満足してしまうような人間ですが、この作品は秋葉原の文化を感じて満足感を得たい、私のようなにわかオタク人間が楽しめるような作品だと思います!

投稿 : 2024/05/25
♥ : 29

Derp さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

最高に馬鹿馬鹿しい

アキバズトリップって敵を脱がせて倒すゲームなんですけど、原作ゲームの設定なんて知ったこっちゃないってくらいハチャメチャをやっている作品です。

基本的に秋葉原を滅ぼそうとする連中が出てきて、主人公達「電気マヨネーズ(略して電マ)」がそいつらを成敗する感じなんですが、それよりもむしろ主人公のマニアックな趣味がメインに。

主人公のタモツが秋葉原らしいマニアックな事に色々手を染めるのが毎回面白い。お前何歳なんだよという幅広い知識。

20歳以下の若い人ついてこられるのかというようなネタの数々。
その切り口やギャグセンスも素晴らしく笑えます。
めちゃくちゃ馬鹿馬鹿しくて、ヒロイン達そっちのけなのがまた面白い。というか、ヒロインが敵にボコボコにされることがよくあります。

ボケは放置して視聴者に突っ込んでもらうスタイルです。要はツッコミキャラ不在。

ネタも物凄く攻めていて、なおかつセンスが良い。何気ない会話シーンでも面白いこと言ってたり。

扱うネタのバラエティも多彩で、アマチュア無線だったりブラック企業だったりWWEだったり遊戯王だったり・・・。

意外と作画も良いです。(モブキャラが尋常じゃないほど簡素ですが。)
演出も冴えてます。

メインの声優陣は皆素晴らしい演技をしていて笑わせてくれます。
ゲスト声優陣もいきいきとした芝居をされてます。

キャラクターは名前がぶっ飛んでます。「にわか」「まとめ」「アホカイネン」等。
個人的なお気に入りは博士です。出てくるだけで笑ってしまう。

馬鹿馬鹿しいアニメとマニアックなネタを求めている人におすすめです。
刺さる人には物凄く刺さるアニメです。

エンディングテーマが毎回変わる豪華仕様。しかも毎回違う歌手。


【全話観終わっての追記】
なんだかとても懐かしいアニメを見ているような気分になりました。

当たり前のようにパンツを見せていくスタイル・・・ですが、いやらしさが全然なくてギャグとして面白い。

どのキャラも少し滑稽だけど可愛らしく、深く印象に残りました。

一応ボーイ・ミーツ・ガール要素もあって、主人公と万世架まとめの2人は結ばれるのですが、見ていてとても清々しい気分になる良いカップルでした。

とにかく台詞回しが上手かったです。

キャラクターが生き生きと動いていて見ていて楽しかったです。
全体通してユニークなアニメで、色々な要素がごちゃ混ぜになっていて飽きが来なかったです。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 9

56.2 22 ミリタリーアニメランキング22位
みりたり!(TVアニメ動画)

2015年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (203)
938人が棚に入れました
宗平の父はクラコウジア公国とグラニア共和国との戦争で公国側に戦況を傾かせた奇跡の男。

そのため宗平は命を狙われ、護衛としてやってきたルト中尉・ハルカ少尉と暮らすことに。

しかも、宗平の命を狙う共和国の兵・シャチーロフは隣人の水野さん宅に居候し、不安な日々を送る。

声優・キャラクター
東山奈央、佐倉綾音、山谷祥生、水瀬いのり、鈴木美咲、寺﨑彩乃、黒田崇矢、櫻井孝宏、茅野愛衣、チョー、新井里美

61.8 23 ミリタリーアニメランキング23位
アズールレーン(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (194)
682人が棚に入れました
物語の舞台は、我々の知らない、地表の71%が水で覆われた青き星。異世界より突如現れた、異形の敵「セイレーン」。圧倒的な力を有する外敵に対抗するべく、人類は4大陣営を中心に世界的な連合組織「アズールレーン」を結成した。自由を敬う「ユニオン」栄光を重んじる「ロイヤル」結束を讃える「鉄血」羈絆を尊ぶ「重桜」そんな人々の英知を結集した「キューブ」を用いて誕生されたのは、鋼鉄の艨艟(もうどう)たちの力を有する少女たち。時に勇壮、時に美しく、時にダイナミック――陣営の垣根をも乗り越えた彼女たちの活躍により、セイレーンの侵攻が食い止められ、その勢力がほぼ撃退されたように見えた。しかし「セイレーンの力を用いるべきか否か」という理念の違いからか、はたまたフネではなく、ヒトとしての彼女たちの思いからか――「重桜」と「鉄血」に代表された一部の勢力が「アズールレーン」から離脱し、「レッドアクシズ」として活動を開始した。そんな「レッドアクシズ」の動向を監視するため、「アズールレーン」は大洋の中で新たな基地を新設し戦力を集結。状況は一触即発。少女たちの運命はまだ誰も知らない……

声優・キャラクター
石川由依、堀江由衣、中原麻衣、大地葉、長縄まりあ、山根希美

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

碧き航路に祝福を…

この作品の原作がゲームであることは知っていましたが未プレイです。
昨年の秋頃に秋葉原に行った際、この作品が様々な場所でPRされていたのを見て「これがこの作品への期待の表れなんだろうなぁ…」と思ったのを覚えています。
正直、艦これの2番煎じ感は否めませんでしたが、監督が天衝さんと知り視聴意欲が俄然高まりました。

でも、艦これの2番煎じ感を感じたのは私だけじゃないはず…と思いましたが、完走してwikiをチラ見してみると、やはり「艦これ」のことも記載されていました。

以下はドワンゴ取締役の栗田穣崇さんのコメントです。
「艦これで泣くことはあってもアズールレーンで泣くことはなさそう」
「アズールレーンは艦これをよく研究して作られているだけに楽しいことは間違いないが、艦これが持つ悲壮感は全く持ち合わせておらず、単なる艦隊モチーフのアイドルアクションゲームだと思った。
艦これの持つ最大の魅力は日本海軍の悲哀なんだよなあ」
なるほど、この様な視点で見ると両者の違いを見い出すことが出来るんですね。
その感覚はありませんでしたが、何となく腑に落ちた気がしました。


物語の舞台は、我々の知らない、地表の71%が水で覆われた青き星。
異世界より突如現れた、異形の敵「セイレーン」。圧倒的な力を有する外敵に対抗するべく、
人類は4大陣営を中心に世界的な連合組織「アズールレーン」を結成した。

自由を敬う「ユニオン」
栄光を重んじる「ロイヤル」
結束を讃える「鉄血」
羈絆を尊ぶ「重桜」

そんな人々の英知を結集した「キューブ」を用いて誕生されたのは、
鋼鉄の艨艟(もうどう)たちの力を有する少女たち。
時に勇壮、時に美しく、時にダイナミック――陣営の垣根をも乗り越えた彼女たちの活躍により、
セイレーンの侵攻が食い止められ、その勢力がほぼ撃退されたように見えた。

しかし「セイレーンの力を用いるべきか否か」という理念の違いからか、はたまたフネではなく、
ヒトとしての彼女たちの思いからか――
「重桜」と「鉄血」に代表された一部の勢力が「アズールレーン」から離脱し、
「レッドアクシズ」として活動を開始した。

そんな「レッドアクシズ」の動向を監視するため、
「アズールレーン」は大洋の中で新たな基地を新設し戦力を集結。
状況は一触即発。少女たちの運命はまだ誰も知らない……

「アズールレーン」の少女たちは、
世界の外より訪れた謎の敵「セイレーン」の大攻勢を退けた。

しかし、戦いはいつの世も変わることはない。

かつて人類が海の覇権を争ったのと同じように、
理念の違いから「アズールレーン」と「レッドアクシズ」は対立。

そして時は流れ――


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

この作品は2019年の秋アニメとして放送されましたが、第11話と第12話の放送がそれぞれ2020年3月13日(金)、3月20日(金)に変更されました。

視聴を楽しみにしていただけに放送の延期は残念に思いましたが、第11話と第12話の放送を見て遅れたのにも納得しました。

きっと目指していた高みは遥か彼方だったんだと思います。
ですが、物語を見ていたらそれがどんなに困難な道程であったかは一目瞭然です。
あの数のキャラをぬるぬる動かすのは限界への挑戦以外のナニモノでもありませんよ。
だから時折刺さり込んでいた止め絵についてのコメントは差し控えたいと思います。

もし、これがNETFLIX作品だったとしたら…?
もしかすると怒涛の如くキャラの動き回る史上稀に見る作品に昇華していたかもしれません。
でも作り手の精一杯がしっかり感じ取れた作品だったと私は思っています。

この作品を完走して思ったこと…
やっぱり良い意味で「艦これ」の2番煎じだと思いました。
確かに艦これは日本海軍の悲哀を魅力にしているのかもしれません。

ですが、エンタープライズを始めとする海外の艦船にだって悲哀はあるでしょう…
それに、日本の艦船だって山ほど出てくるんですから、そもそも悲哀とは切っても切れる筈がないんです。
でも、私は「艦これ」の2番煎じであることは悪いことでも劣っていることでも無いと思っています。
世の中に輩出された順番がたまたま艦これの方が早かった…
ただそれだけのことだと思います。

そして嬉しいのは、どちらの作品も登場する艦船をとても大切にしていること…
きっとゲーム・アニメ作り手もプレイヤーも…そしてアニメの視聴者だって、自分なりの思い入れや拘りを持ってそれぞれの作品に接すれば良いのだと思いました。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、May'nさんの「graphite/diamond」
エンディングテーマは、鹿乃さんの「光の道標」
加えて、この作品を下支えしているのがたくさんのキャラソンです。
キャラクターソングシングルがVol.1~10まで、バディキャラクターソングシングルがVol.1~5まで存在するようですので…
(レビューを書いた3月21日時点でバディキャラクターソングシングルのVol.4とVol.5は未発売です)

1クール全12話の物語でした。
序盤から中盤まで物語が難解だと思っていましたが、完走するまでにほぼ謎は解き明かされるので、見終わったあと、妙にすっきりした感が味わえたのは良かったと思います。
何にせよ、無事に完走することが出来て良かったと思いました。
しかも、続編に繋がりそうな意味深な場面もチラホラ見えたり…
これは続報からも目が離せませんね♪

投稿 : 2024/05/25
♥ : 18

どどる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ソーシャルゲームの人数を生かした群像劇

ソーシャルゲームのアニメは色々ありますが、アズールレーンの特色はとにかく人数を投入してきたこと、その人数を生かしたことです。

エンタープライズをヒーローとして据えつつ、両派の和解はちびっこ主人公組が探り、ストーリーを動かすのは感情の激しい重桜と主に三軸。
この群像劇であることは好みを左右するはずです。

メインだけでも結構多いのに、さらに複数のサブキャラクターがいるので、関係性に厚みが加わっています。
私の友達のあの子には、私が知らない友達もいる。
そういう部分もあります。

多くのキャラがわちゃわちゃ出てきてそれがメリットになっていて、ソシャゲのアニメに向いたお話作りではないでしょうか……と思うのですが、やはり作画コストなど多面で大変な試みではあったようです。
放送延期した上で、まだ完成とは言い切れない部分もありました。


内容の方は各キャラ、群像劇らしく個性がはっきりしていてかなりおもしろいです。
日本に当たる重桜に感情が重いキャラクターが多めなのは日本人ってそういう思い込むところあるよな~~~とめっちゃ分かってしまいます。
わたしは特にベルファストが好きになりました。
決断的な女、かっこよい。

群像劇は視点があちこち変わるのでメインストーリーの進みは遅い傾向があります。
あいだあいだに挿入されるキャラクターの心情が見たい人にオススメです。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 8
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

かなり意外。。萌えだけじゃないモノがここにはある・・かもw

 
略称「アズレン」。「艦これ」に次いで視聴。
ハードル下げてたせいかめちゃくちゃよく出来てた印象が。。

■キャラ
~{netabare}
序盤、幼女系多くね?
と思ったけど、終わってみればそうでもなかったですねw
宙に浮けるキャラ、艦船擬人化としては反則では・・
魚雷に当たらないしw
戦艦が艦載機に乗るシーンは目からウロコw
{/netabare}~
ヒロイン級のキャラが目白押し。。
キャラもcvも覚えきれないw
でもそれぞれにちゃんと存在感がある。

■エピソード/演出
~{netabare}
出だしは世界観の説明。頭使わずに観られるのは助かるw
戦闘から入ると思いきや、日常系から。
パンチラ、サービスショット満載。
第6話の大浴場回、そんじょそこらのOVAを凌駕してるんじゃw
自分が観たのはボカシなしでした。
{/netabare}~
”間”がいい。
静と動のコントラストがいい。
背景も音楽もよかった。

■総評
「もしも魔法少女が艦娘(かんむす)になったら・・」
的なアニメを想像していましたが、ちょっと違いました。

まず、キャラも背景も含め、絵はとにかく美麗。
バトルも見応えがある。
OP/ED、BGMも秀逸。

キャラは多くそれぞれが可愛いしサービスショットが多い。
キャラが多いワリに各キャラが凄く立っててそれぞれに感情移入もしやすい。
たったの12話なのに全体も各キャラの話もよくまとまった感がある。
そして、演出がとにかくいい。。というか好き。
涙ドバーではなくじんわりする感じが自分的に好み。

とてもよく出来てると思う。
だけど・・
「艦これ」ほど後を引かないのはなぜだろう・・
~{netabare}
メインキャラの撃沈があれば、切なさがUPして余韻にも浸れたかな。。
「艦これ」と違って頑張って強くなった感がなかった。
やっぱ悲愴感が足りないから楽しむ方向性が強かったかな。それでいいという向きには良いけど。
「艦これ」はEDが圧倒的に神すぎたから仕方ない面もあるかも。
{/netabare}~

・原作:「中国製日系」のスマホゲーム
  ゲーム音声は日本語で声優も日本人。
  ジャンルはアクションRPG。
  「艦これ」のインスパイアを受けたゲームの
  ひとつらしいですね。
・制作:バイブリーアニメーションスタジオ
  本作がテレビアニメシリーズ初作品らしい
  ですが、それがシンジられないくらい、
  いい仕事してるかと。
  キャラは自分の好みに合っている感じが
  します。
・監督:天衝
  WHITE FOX出身?
  作監作品が多いですね。
  「School Days」や「刀語」は観ました。
  監督作品ではこの「rewrite」かな。
・キャラデザ:野中正幸
  J.C.STAFF出身?
・放送:2019年秋(全12話)
・視聴:2021年冬(dアニメ)

■キャスト(自分用メモ)
~{netabare}
米英 v s日独の構図なんですね。。

== アズールレーン ==

<ユニオン> 米国っぽい
★エンタープライズ:石川由依
 ラフィー:長縄まりあ
 クリーブランド:堀籠沙耶
 ヨークタウン:優木かな
 ホーネット:山本希望
  うわー山本さん久しぶりかも。
  応援してますw
★ヴェスタル:マイア
 ハムマン:伊藤あすか
 サンディエゴ:伊藤あすか
 モントビリア:高橋李依
 マサチューセッツ:高橋李依

<ロイヤル> 英国っぽい
★ベルファスト:堀江由衣
 ジャベリン:山根希美
★ユニコーン:加隈亜衣
 イラストリアス:雨宮 天
 プリンス・オブ・ウェールズ:橋本ちなみ
 クイーン・エリザベス:上坂すみれ
 ウォースパイト:上坂すみれ
  「艦これ」のヒロインがw
 フッド:田中敦子
 シェフィールド:小原好美
  ギク。。気付かなかったw
 エディンバラ:後藤邑子

== レッドアクシズ ==

<重桜> 日本ぽい
 赤城:中原麻衣
 加賀:茅野愛衣
 綾波:大地 葉
★瑞鶴:種田梨沙
 翔鶴:種田梨沙
 高雄:加隈亜衣
★愛宕:茅野愛衣
 明石:上坂すみれ
 長門:久野美咲
 雪風:優木かな
 夕立:高森奈津美
 時雨:桑原由気
 吹雪:M・A・O
 長良:鬼頭明里
 五十鈴:鬼頭明里

 もうどこをどうツッコんでいいやら・・

<鉄血> ドイツぽい
★プリンツ・オイゲン:佐倉綾音 
 Z23(ニーミ):阿部里果
 Z1(レーベ):高森奈津美
 ケルン:小野涼子
 アドミラル・ヒッパー:山岡ゆり

これで全部じゃないらしい。。
{/netabare}~
 

投稿 : 2024/05/25
♥ : 13

67.5 24 ミリタリーアニメランキング24位
ストライクウィッチーズ 501部隊発進しますっ!(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (141)
576人が棚に入れました
人類の防衛線『第501統合戦闘航空団』に宮藤芳佳が入隊!・・・しかし、肝心の敵・ネウロイはなかなかやってこず、戦闘ではなく炊事洗濯の毎日に追われる日々。個性的な隊員たちに振り回されたり、ツッコミを入れたり、フォローしたりと、そんな芳佳と愉快な魔女(うぃっち)達のおかしな日常が始まる!

声優・キャラクター
福圓美里、世戸さおり、名塚佳織、沢城みゆき、田中理恵、園崎未恵、野川さくら、斎藤千和、小清水亜美、門脇舞以、大橋歩夕

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ストライクウィッチーズの戦闘パートを排したコメディーパート一本槍のスピンオフ!

『ストライクウィッチーズ』(以下、「本編」)は謎の敵ネウロイと戦う魔力を持つ者の精鋭部隊のお話なわけですが、本編においても各メンバーの出身国(のモデルになった実在の国)の製品や国民性、あるいは各キャラに設定された特技や性格などをネタにしたコミカルな描写が所々にに見られました。

このような描写は本編において主に戦闘とは別の日常パートに多く見られたのですが、本作はそんな日常パートばかりを集めてコミカルな描写を集めたもののようです。

タイトルに「501部隊発進しますっ!」とありますが彼女たちが発進して空戦や哨戒を実際に行うシーンは描写されません。

ということなのでネタ元として本編を知っている必要はあるのですが、その前提でコメディーとして本作を楽しむとこれが意外と面白かったりします。

実のところ、私自身は本編よりも気軽に観られて自分の性には合っているような気がします。15分枠なのも幸いしているのか、私はけっこう本作を楽しく観ています。

作画は空戦シーンなどもある本編とは比べるべくもありませんが、キャラクターの作画が崩れるのは、もうコメディー作品だから敢えてこれで良いと開き直っているのかもしれません。

幸い各キャラは出身の軍の軍服などをそのまま着用していることなどもあって「誰が誰だかわからない」といった事態は発生しませんし、背景のパースなんかは意外とちゃんと描けていたりもするので、作画は本当にこれで良いのかもしれないと思います(笑)。

投稿 : 2024/05/25
♥ : 22

ikageso さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

501発進しません!

 1期からファンで、漫画も追いかけてました。あの「発進しません!」がアニメ化ということで、ワクワクしながら毎回拝見しています。
 たしかに、内輪ネタ感はすごく、初心者お断りな話満載ではありますが、私は決して面白くないことはないと思っています。原作のテンポの良さやギャグセンスをよく表現されていて、毎回笑わされています。
 アニメを拝見して漫画の方を見たことない方はWEBで連載中のものもあるので、是非一度、読んでみてほしいです。(502の漫画の方は、むしろアニメよりもキャラが立っていて、良かったです。)

投稿 : 2024/05/25
♥ : 4
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