天才で学園なTVアニメ動画ランキング 60

あにこれの全ユーザーがTVアニメ動画の天才で学園な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年06月01日の時点で一番の天才で学園なTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

85.1 1 天才で学園なアニメランキング1位
魔法科高校の劣等生(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (4568)
23465人が棚に入れました
魔法――。それが伝説や御伽噺の産物ではなく、現実の技術となってから一世紀弱。国立魔法大学付属第一高校・通称「魔法科高校」に入学することとなった、ある欠陥を抱える兄・司波達也と、全てが完全無欠の妹・司波深雪。彼らがこの魔法科高校に入学した時から、平穏だった学びの園で、波乱の日々が幕開いた――。

声優・キャラクター
中村悠一、早見沙織、内山夕実、寺島拓篤、佐藤聡美、田丸篤志、雨宮天、巽悠衣子、井上麻里奈、木村良平、諏訪部順一、花澤香菜、中原麻衣、小笠原早紀、戸松遥、杉田智和、松岡禎丞、村瀬歩
ネタバレ

オッス さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

優越感に浸っている者のが真の劣等生ではないか

優越感に浸っている人がより上の存在に出会すと、人一倍に劣等感を感じると思うですよね。優越感は劣等感の裏返しの存在なのだから。

この作品で例えるならば、森崎君は主人公に会うより前には一科生という地位に対して優越感に浸っていたが、二科生の主人公が活躍し始める(九校戦編)と、劣等感を感じていたのだから。

魔法科高校生の劣等感ならば少しは、タイトルに対する批判が少なかったでしょう。
作者は読者・視聴者の劣等感を刺激し過ぎたかなと思いました。

原作最新巻まで既読
漫画も入学4巻九校2巻横浜3巻追憶2巻既読
原作とアニメが相性悪すぎて、アニメだけ観ると説明不足でつまらないです
漫画(分かりやすく説明してる)や原作(4巻から面白い)の方が断然面白いです
原作を全部読んでから見ると面白さが倍以上に感じると思います
だから低評価と高評価で割れていると思います
あとアニメ終わったあとの次の原作8巻(追憶編)を読まないと、司波兄弟の印象が全然違うのも原因かな・・

3話{netabare}
主人公は日本語がとても苦手だけど英語がペラペラな外人だとしましょう。
日本の高校の英語の問題は日本語を完璧にできている前提のテストであり、主人公が日本語が苦手であれば他の人より不利で、主人公のテストの点数は他の人より落ちるはずだ。
本当の英語力は高校受験英語だけでは示せないよって事を言ってるわけです。
魔法科高校の試験は、「魔法発動速度」、「魔法式の規模」、「対象物の情報を書き換える強度」で評価されると言っています。
これは現実で高校受験英語で表すと、高校では「リスニング(聞く力)」、「リーディング(読む力)」、「ライティング(書く力)」で評価されるが、主人公の得意の「トーキング(話す力)」は評価されないって感じです
だから主人公は作中では"魔法科高校"の劣等生となっているわけです
{/netabare}
15話 {netabare}
幹比古は主人公のお陰でエリートだった昔よりも魔法使える様になるのですが、彼に自信がないわけです(主人公は信じれても、自分を信じていない)。要するに、力は戻っても、自信は戻っていないわけです。力があっても、信じて貰える人間が居ないと意味がないと思うですよね。他人に信じて貰うには、まず自分を信じる必要がある。自分を信じることができない人間は他人に信じて貰えることはないからね。
幹比古とエリカの富士山のシーンは幹比古が自信を取り戻すシーンです
{/netabare}
16話(原作で印象に残ったシーン){netabare}
決勝戦まで勝ち抜けたのも、間違いなく、達也の作戦のお陰だ。
このままでは、何もかもが、達也のお陰、になってしまう。
幹比古はそう考えて、自ら唇を噛み切ることでふらつく足に活を入れた。

――何もかもが、達也のお蔭なんて
――そんなことは、僕のプライドが許さない
――何としてでも、一矢を報いる
――自分を地べたに這いつくばらせた吉祥寺真紅郎を
――今度は僕が地面に引きずり倒してやる

あえて高慢に、驕慢に、傲慢に、幹比古は己に対して言い聞かせた。
達也は言った。
彼に、教えてくれた。
幹比古自身の力が足りないのではなく、術式に欠陥があるのだと。
ならば――
(達也、君の言葉を証明させてもらうよ!)

(魔法科高校の劣等生<4>九高戦編(下)325pより引用)
詳しい背景は原作を読んでください
アクションは良かったが、証明させてもらうよをカットしてるが残念
{/netabare}
魔法科の魅力{netabare}
緻密な設定(長所であり、短所)・・・魔法でなんでもできそうで、何かはできないという設定が魅力的というべきか。“死んだ人間”を生き返らせる(再成という魔法を持っている主人公でも無理、使っても綺麗な死体が返ってくるだけ)やドコデモドアはできないけど、色々とできるという夢のある設定。その設定がバトル物として魅力が引き立つ

魔法世界観が魅力的・・・厨二設定ながら社会問題を風刺している世界観が魅力的かと、
だから厨二病の黒歴史ノートという一言では片付けられない面白さは原作にあると感じますね(政治や差別問題を取り上げる黒歴史ノートありますか?)
主人公の存在と強さを除けば、今までラノベ読んだ中で1番リアリティが感じる

妹系・・・ヒロインは俺妹の意思を継いだというべきか、一応、親の都合の政略結婚で、主人公が妹END以外の可能性は十分にあるのでラブコメとしてはまあまあ。

ラノベ原作にしては、サブキャラでも彼女ができる・・・幹比古と美月、レオとエリカ、五十里と花音、壬生先輩と桐原などがある
どういうカップルができるかという予想を立ててくのが面白いかと
毎回ラノベアニメを色々と観たりしてラノベを色々と読んで思いますが、ラノベでは主人公以外にカップル作るのが駄目なルールでもあるですか?と思う
読者が主人公に自己投影してヒロイン全員を独り占めにするラノベは飽きた

登場人物が多い割に、キャラが魅力的・・・原作では主人公よりサブキャラの方が魅力的に感じる。原作はそこを生かしているから面白いですよね。あと一部のシーンがどうみても主人公が悪役にしか見えないですよねw
幹比古や一条とかの方が主人公に見える
主人公(達也)は強いし、禁書の上条さんみたいな綺麗事を言わないからストレスは溜まらず観える点では、悪くは無い
アニメではサブキャラのエピソードや心理描写結構カットしていますので、サブキャラがモブになってしまって、魅力激減で残念ですが

主人公が強すぎる・・・・爽快感があって面白いというべきか、凄過ぎて笑ってしまうみたいな。主人公が居る時は緊迫が無いとも言えるが、逆に言えば、世界観と設定は魅力的ですので、主人公が居ない時のサブキャラのバトルに緊迫感が出て原作は面白い。
主人公(達也)を主人公じゃないと思えば、俺TUEE嫌いでも普通に面白いと言いたい
ここ最近(最新巻読んで)は、主人公以外の人物が問題を解決して欲しいと思うこの頃。
幹比古君に期待
{/netabare}

何故、魔法科高校の劣等生と言うタイトルなのか?{netabare}
作中では、主人公が“魔法科高校”の劣等生という設定だからです。
主人公は小さい頃に人体実験で脳が改造されているため、得意な魔法(分解と再生)以外は上手く使えません。(詳しくは原作の8巻の追憶編で)
主人公が得意な魔法は、世間(一般)では魔法とは認められていないため、学校では劣等生(二科生)になってしまったのです。
具体的には、学校の評価基準では、再生を使わない事を前提に評価されていますし、分解は軍事機密で、殺傷性が高すぎて使えません。主人公はイレギュラーな存在で、学校では評価されないから劣等生なのです。因みに、親にも主人公の魔法は魔法とは認められていません(詳しくは原作の8巻の追憶編で)
因みに電撃オンラインからですが、

――『魔法科高校の劣等生』で佐島先生が描きたいものとは?
それから“劣等生”をテーマにした理由は、組織の評価と本人の価値は別物で、学生は学生だけの存在ではなく学生以外の顔も持っていることを書きたかったからです。主人公たちを高校生にしたのは、高校生ではまだ“高校生としての自分”を自分そのものと錯覚してしまう傾向があると思ったからです。「でも本当はそれだけではありませんよ」と言いたかったわけです。
(http://dengekionline.com/elem/000/000/920/920654/より)
{/netabare}

主人公の強さなどについて{netabare} 
少年漫画の主人公と違って劣等生の主人公は「強敵とやり合う」前に修行と準備をしておくタイプですので、原作を読んでない人からすると努力せずに無敵に見えるかもしれません
しかし、最新巻とか読めば分かるが、主人公の日頃の修練自体がもう狂気のレベルにまで達しています

主人公の強さは時代劇やスーパーマンみたいな作風だとお考えください。
まあ、どうせ最終的には、何故か運よく助かった主人公が覚醒して最強でしたパターンが多いので私は別に構わないと思いますが
無能な主人公を見てもストレス溜まるし、別に最初から最強な主人公でも悪くはないかと。
一応、アニメ終わってから主人公が少しは苦戦したり、ストレスを抱えたり、悩んだりはしますが。(原作13巻){/netabare}

主人公が強すぎて成長する要素なくないか? {netabare}
アニメではありませんが、アニメ終わった範囲だと少しあります
まず、主人公は全知全能ではないです。
全能は置くとして、全知にはほど遠いです。何故ならアニメ17話の小早川先輩の事故を防げなかったからだ。(詳しくは原作の11巻を読んでください)
その全知ではないから、アニメ1話の1年後に、会長(真由美さん)の出会いを通して、「自分のことは分かっているつもりでも本当の自分は分からない」と主人公は気付いたりします(詳しくは12巻)
アニメ14話では、十文字「甘えるな、司波」で主人公がちょっと動揺していましたよね
意見や考えが衝突する時はちゃんとあるんですよね、だから成長する要素はあるかと
今後の展開に期待と言った所か
{/netabare}

魔法科高校の人は普通に人を殺しますが・・、{netabare}
魔法師が公務員みたいなもので、そういう世界です
アニメ1話冒頭の設定の戦争が終わってないという設定で、さらに魔法科高校の生徒の半分の進路は軍隊や警察に入ります。一般人は魔法師を兵器として見ており、悪い印象を持っています。(原作5巻読むと分かります)魔法科高校に「一般人」は余り居ないと考えてください。(アニメ2話の雫の台詞で一般人は居ないと言っていました)
因みに横浜騒乱編だと、桐原君は人を殺す事に一番葛藤していますが、これもカットですね
アニメだけだと(原作の入学編だけだと)、桐原君は愉快な人殺ししか見えなくて残念。
{/netabare}

入学編{netabare}
1話は追憶編の一部の戦闘から始まりが良い出だしであった。
漫画をベースにしている分、アニメ写りは良かったと思う。
正直、原作の3巻まではつまらないと思ったので大健闘だったと思うが、今後の展開を考えると2~3話ぐらい圧縮するべき
{/netabare}

九校戦編{netabare}
OPEDが変わってから面白くなって来た感がある。
OPEDが変わる前は引きが弱いですが,変わった後は引きが上手くなっていると思いました。
原作では幹比古が成長していく心理描写が面白かったのですが、アニメではカットされて残念でした。
モノリスコード以外を機械的に1話ごと原作100ページぐらい進めりゃいいやって感じで、カットの仕方が下手に感じた。特に競技がいまひとつ理解しにくいので、モノリスコードとミラージ・バット以外の競技を原作13巻のスティープルチェース編みたいにもっと大胆にカットして良かったと思う。(原作の今後の展開に合わせた上で、この競技は誰が何位でしたみたいな感じのカットで)
九校戦編は漫画でもまだやっていない所でアニメ化するのが難しいかもしれません。

{/netabare}

夏休み編{netabare}
おそらくカットされるエピソード。
一般人が魔法師をどう見ているのかという事が書いてます。
もしアニメとしてみる機会があるとしたら特典でしょうね。
原作では森崎の活躍が見られるのでぜひとも。。。

{/netabare}

横浜騒乱編{netabare}
主人公がもっとも活躍する機会が与えられ、アニメ写りがいい一番派手な技を使います。
最後の2話が詰め込みすぎ
戦闘シーンの一部がターン制に見える
カットし過ぎて原作読んだ身からすると違和感があります。
入学編と九校編をもっとカットしてよかっただろうに・・・

{/netabare}

追憶編(アニメ1話の冒頭の所){netabare}
最初にちゃんとやっておくべきエピソードだと思いました
これをアニメ化していれば、アニメ組の評価は結構変わると私は思ってます
この原作を読まないと、主人公や妹に全く感情移入できないでしょうね
いやー、正直、追憶編を読む前は、司波兄弟はギャグキャラ的なノリで読んでいました
この追憶編を読んで感動したし、妹に対する評価が良い意味で一転して変わるエピソードなので、アニメ組の人は、是非これだけでも読んで欲しいですね
時系列は入学編の3年前であり、主人公の強さがまだ完成してなくて一番苦戦します。
一番、ネットの評価にギャップを感じたので、個人的には一番面白いと思っています。

{/netabare}

2期の期待と予想{netabare}
横浜騒乱編までは、編ごとの学校行事⇒テロリストが襲ってくるが、テロリストの規模は話が進む度に大きくなり、主人公の本気具合が話が進む度に変わって無双という単調な展開でした。因みに横浜騒乱編が主人公の無双が頂点(核兵器が簡単に使えないのと同じで、都合良くマテリアルバーストは使えません)。です。来訪者編あたりから敵が人間じゃなかったり、相性が悪い敵が来るので主人公が若干苦戦します。追億編と来訪者編は感動のシーンがあるので楽しみ(キャラの表情とかを確認したい)
アニメの1期の流れで進むと予想します
アニメの終了の仕方が追億編をやるオーラが出ていたので
追億編(4話)から始まり来訪者編(12話)で16話、ダブルセブン編とスティープルチェース編で10話、合計26話でちょうどという予想ですかね。

{/netabare}

主人公の魔法(分解魔法が説明不足に感じたので作りました)
{netabare}

分解魔法(ぶんかいまほう)は、分離魔法の亜種。系統魔法の収束、発散、吸収、放出の複合魔法 *1 。
最高難易度に数え上げられる、構造情報への直接干渉の魔法 *2 。
達也が使用する場合はただ「分解」と呼ばれることも多く、「再成」と対をなす魔法である。
物体であれば、その構造情報を物体が構成要素へ分解された状態に書き換え、情報体であれば、その構造それ自体を分解する *3 。
魔法式もサイオン情報体である以上、分解することが出来る *4 。

分解にはグレードの別があり、機械などを部品ごとにバラバラにする *5 、物質を細かな粉末状に分解する *6 、元素レベルの分子に分解する、物質の質量をエネルギーに分解する、の順に干渉の階層が深くなっていく。
この内、元素レベルの分解は雲散霧消、エネルギーレベルの分解はマテリアル・バーストという分解のバリエーションとして呼び分けられている *7 。
部品レベルの分解は銃器などの解体しやすく作られた品物ほど分解も容易く、それ以上の分解は素材が均一であるほど分解しやすい。
(魔法科高校の劣等生@wikiから)


因みにマテリアルバーストは1円玉で原爆並みの威力の爆発を起こせますw
しようと思えば地球を破壊できます・・・
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 71
ネタバレ

Key’s さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

面白いけど説明不足感はあるかな?

あらすじ

かつて「超能力」と呼ばれていた先天的に備わる能力が
「魔法」という名前で体系化され、
強力な魔法技能師は国の力と見なされるようになった。
20年続いた第三次世界大戦が終結してから35年が経つ西暦2095年、
魔法技能師養成のための国策高等学校の一つ、
国立魔法大学付属第一高校に、
エリートとして将来を約束された「ブルーム」(花冠)の妹と、
その補欠である「ウィード」(雑草)の兄が入学した時から、
波乱の日々の幕が開く。



感想

タイトルにも書いてあるように
原作を読んでいる僕からすると
この作品は説明不足だと思った
ただでさえ専門用語が多く
わかりにくい設定が多いのに
これだとアニメ組はわからないと思う

まぁでも原作も好きだし
アニメ化も期待してただけに
バトルシーンなんかは
やっぱり見てて楽しい

作画も綺麗だし
設定や世界観は嫌いじゃないし
これからの展開も楽しみである

あとハーレムっぽい雰囲気出してるが
今後そういうのは少なくなる
詳しくはネタバレになるから書かないが
ほとんど全員主人公以外に好きな人ができる

だからハーレム展開が嫌いな人は安心してほしい
でも僕としてはハーレム好きだったんで
そこはちょっと残念です


ここからはアニメ組の人のために
とりあえず解説というか
わかりにくい所説明しておこうと思います
でも小説の説明を引用すると
かなり長くなるので隠しておこうと思います
{netabare} ~

司波 達也
通常の魔法を使えない生まれつきは、
現代魔法としては最高難度とされる「分解」と「再成」に
生来の魔法演算領域を完全に占有されていたためで、
現在でもこの二つ以外の魔法は全て
「人工魔法演算領域」でしか行使できない。
しかし魔法力の欠陥を補うように魔法関係の知識は豊富で、
魔法工学のエンジニアとして優れた才能があり、
開発者としての収入も得ている。
精神改造の副作用で直観像記憶と似た記憶力を持ち、
高校生離れした知識量はそれによる所がある。


達也が強いけど二科生の理由
基本的に学校の評価は魔法の発動速度や魔法の規模などで
評価されるので達也はそれが低いので二科生である
でもその分CADを自分に合わせ最適化して
発動速度をできるだけ速くなるようにしている
だから学校の規定されたCADを使うと発動にかなり時間が掛かる
それに起動式を読める記憶力や計算能力がずば抜けている
それに体術も九重 八雲に教わっており
体術のみで魔法の発動速度を超えており
魔法で強化した走りにも同等かそれ以上の速さをみせる
というわけで達也は学校では評価されないところばかりが
ずば抜けているのであそこまで強いのである


魔法学校
全国に九校設置されている、魔法技能師(魔法師)の養成を目的に
設立された国策高等学校・国立魔法大学付属高校を魔法科高校と呼ぶ。
各校の校名は略して、「第一高校」「一高」のように通称されている。

個別情報体(エイドス)
事象に付随する情報体を指す。
現代魔法学において魔法を使うということは、
エイドスの「定義」の改変によって、
現実世界における事象を改変することとされている。
エイドスはサイオン(想子)という非物質的な粒子で構成されており、
イデアと呼ばれる情報体次元に存在するとされる。
なお「エイドス」「イデア」という呼称は
ギリシア哲学の用語に由来するが、思想的には無関係である。
現代魔法の用語や理論は情報工学からの借用が多く、
エイドスはコンピュータでいうファイルに相当し、
定義の改変はそのファイルの属性の書き換えに当たる。

現代魔法
「超能力」と呼ばれていた先天的に備わる能力の使用法を
「魔法式」として体系化し、素質ある者が使用できるようにしたもの。
魔法式を構築する行程を挟むため、
超能力が持っていたスピードをある程度犠牲にした代わりに
幅広い汎用性を得ているのが特徴である。
現代の魔法は社会的に認知されてから
約一世紀の時間をかけて理論化されており、
その中でも物質的な事象改変を起こすものは作用面から
〔加速・加重〕〔移動・振動〕〔収束・発散〕〔吸収・放出〕の四系統八種に分類され、系統魔法と呼ばれている。
八種の系統魔法は、更に正負の作用で16にも分類できる。

想子(サイオン)
心霊現象の次元に属する非物質粒子で、
認識や思考結果を記録する情報素子。
人間の体内にはサイオンが保有されており、
それを消費して魔法式は構築される。
イデアに存在するエイドスや、魔法師のサイオンを元に
CADから出力される起動式もサイオン情報体である。
よほどの連続使用でない限り魔法師のサイオン保有量の
大小は問題にならないが、飛行魔法などのループ・キャスト・システムを
利用した継続的な魔法は、短時間に繰り返し発動すると
サイオンの枯渇により体調を崩す恐れがある。

起動式
「魔法式」の設計図となるプログラム。
現代魔法では、魔法式を構築するための電子的データである起動式が
CADに圧縮して保存されている。
現代魔法を使用する魔法師は、CADにサイオンを送り込み、
CADが返したサイオンの信号を起動式として読み取り、
変数と共に魔法演算領域へ入力し、魔法式として出力する。

変数
魔法を使用する状況はその時々で常に異なるため、
起動式には対象の座標、事象改変強度、
魔法の終了条件若しくは持続時間等の要素が敢えて定義されていない。
これらの部分は魔法師が魔法を実際に行使する際に、
その都度状況に応じて言語や数式、映像等によって強くイメージして
追加入力する必要があり、この追加データを「変数」と呼ぶ。
魔法の用途によって、これらの数値の一部を定数として起動式に組み込み、多様性を犠牲にする代わりに魔法式の構築速度を上げる
テクニックも良く用いられている。
一般的に変数化された項目が少ない起動式ほど処理の負担が軽く、
後述の特化型CADの照準補助システムは、
魔法の発動対象のエイドスの座標情報を自動取得して
起動式に組み込むことで魔法師側の負担を軽減させ、
処理速度を早めるためのシステムである。

CAD(シーエーディー)
術式補助演算機(Casting Assistant Device)の略称。
デバイス、アシスタンスとも略される他、
ホウキ(法機)という異称もある。
サイオン信号と電気信号を相互変換可能な合成物質である「感応石」を
内蔵した、魔法の発動を補助する機械。
魔法の行使自体にCADは不要だが、
CAD抜きでは発動スピードが極端に低下してしまうため、
実質的には魔法師にとって必要不可欠なツールである。
なお、魔法科高校での実技試験も
CADを使用した結果を評価対象としている。
現代魔法の優位性を象徴する魔法発動補助具ではあるが、
使用者のサイオン波特性に合わせたチューニングを始めとして、
精密機械であるが故のこまめなメンテナンスを必要とする点で、
古式魔法の伝統的な補助具に劣っている。
そのためハード・ソフトの両面で使用者や使用用途に合わせて
カスタマイズできるエンジニアの需要が高い。
CADの形状は携帯端末型、腕輪型、指輪型、拳銃型など多様であるが、
大別して汎用型と特化型に分けられる。
汎用型CADは多くの起動式(魔法系統を問わず、
最大99種類)をインストール可能であり、
特化型CADは同一系統の魔法のみを最大9種類インストール可能で
魔法の発動速度に優れる。
特化型CADが拳銃形態の場合、
銃身にあたる部分には魔法式の照準補助システムが組み込まれており、
長い銃身であるほど機能が充実している。
特化型はその性質上、攻撃的な魔法がインストールされているものが多い。

武装一体型CAD
何らかの武器に特化型CADを接続し、
その武器本来の性能(貫通力、切断力など)を強化する魔法に
特化させたCAD全般がこう呼ばれる。
別称は「武装デバイス」。
作中では、千葉家の「秘剣・山津波」専用デバイス大蛇丸や
「迅雷斬鉄」専用デバイス雷丸(いかづちまる)などが代表的。
達也が設計した「小通連」もこれに属し、同名の魔法が組み込まれている。試作品はFLTの牛山が作成を担当。
形状は刀剣型で、刀身の半分以上から先を分離させ、
残った刀身との相対位置を硬化魔法で固定し、
遠隔攻撃を可能にするという仕組み。
見えない力場で刀身を延長するのと同じ効果がある。

シルバー・ホーン
達也が所有する、拳銃型特化型CADのモデル名。
「シルバーモデル」の俗称でも呼ばれている。

魔法力
魔法師の持つ才能である、魔法の「処理速度」
「演算規模(キャパシティ)」「干渉強度」の3種を総合して
評価したものが「魔法力」である。
魔法師にとって国際的な評価基準となる。
A級からE級のライセンス査定に用いられるだけでなく、
達也を始めとする二科生(ウィード)を
一科生(ブルーム)と分け隔てる物差しにもなっている。

魔法技能師
略称は「魔法師」。
魔法が実用レベルで使用できる人間を指す。
多くの国で魔法師はライセンス制によって管理されているが、
古式魔法の伝承者達の中には、自らを「魔法師」と称するのは避け、
「忍術使い」といった独自の呼び方を好むケースもある。
日本国内では、実用レベルの魔法を使用できる中高生は
年齢別の人口比でおよそ0.1%で、成人後も実用レベルを維持している者は
更にその10%以下(年齢別で10,000人につき1人以下)とごく僅かである。
中でも「実戦」レベルの魔法力を持っている者は更に少ない。
そのため、ライセンスを持った魔法師は
社会的ステータスが高いエリートとされる。
なお、日本で魔法を学んでいる高校生・大学生と
魔法を職業にした成人の合計数は現在30,000人程度と言われている。

魔法工学技師
魔法師の中でも、魔法機具の作成や調整等を行う技術者を特にそう呼ぶ。
略称は「魔工師」または「魔工技師」。
魔法技能師に比べて社会的なステータスは低いものの、
CADの調整一つ取っても魔工師の存在は不可欠であり、
一流の魔工師の収入は一流の魔法師をも凌ぐほどである。

剣術
日本の刀剣術と魔法を組み合わせた魔法戦闘技術。
特に、「剣の魔法師」と呼ばれる千葉家が体系化した技術を指す。
日本陸軍の歩兵部隊や、警察の機動隊に所属する魔法師の多くが
千葉一門の剣術を学んでいる。
魔法師の世界では「剣術」と「剣道」が区別されており、
魔法を併用するものを剣術と呼ぶ。
そのため、第一高校には「剣術部」と「剣道部」が別々に存在している。

一科生と二科生
魔法科高校は国から予算が交付されている国策学校であり、
一定の成果を求められている。
しかし魔法の才能は心理的な理由によって容易に失われてしまい、
思春期では特にその傾向が顕著である。
毎年それが原因で少なくない魔法科高校の生徒が
魔法力を失い退学してゆく。
そのための彼らの補欠要員が二科生であるとされている。
二科生は一科生とは違い、教師から魔法実技の個別指導を受けられない。
一科生は二科生よりも、平均的に見れば魔法の成績が優秀であり、
このような制度も相まって、一科生は二科生に対して
差別を行うケースがある(一科生全てがそうではなく、中には真由美や摩利、ほのかや雫のような例がある)。
ただし、一科生と二科生の区別はあくまでも実技の授業の都合上、
成績で分けているだけである。
その二科生制度自体も、実際は初期の魔法科高校において、
年度途中に追加募集された生徒を指導するための
十分な数の教師を確保できなかったことから、
苦肉の策として進級するまでは集中的に理論を教え、
実技を二年生以降から教えるという枠組だった筈が、
「補欠」だと誤解されたままになっているだけなのだが、
この事実を知る人間は極めて少ない。

ウィード
第一高校内での二科生への蔑称。
一科生の制服の胸と肩には八枚花弁のエンブレムがあるが、
二科生の制服は無地であるため、
一科生は自らを花の形から「ブルーム」と呼び、
二科生を花の開かない雑草と揶揄して「ウィード」と呼ぶ。
二科生に対する差別発言として、風紀委員の摘発対象である。
また「紋無し」という異称もあり、
こちらも禁止用語に抵触する可能性がある。
なお、この蔑称の由来となっているエンブレムが二科生の制服に無いのは、
年度途中から募集をかけて集められた追加の生徒用の制服が、
発注ミスによりエンブレムが無地の状態で用意されてしまったため。
これも知る者の少ない真相である。

数字付き(ナンバーズ)
日本では、優れた魔法的素質を持つ魔法師の家系は
慣例的に数字を含む名字を持っている。
そのため、数字を冠した姓を持った後述の「十師族」および
「師補十八家」、並びに「百家」の本流は総称して
「数字付き」の隠語で呼ばれている。
数字の大小が実力に直結する訳ではないが、
家名に数字が入るかどうかは、
血筋が大きくものを言う魔法師にとって
力量をある程度推測する目安となる。
ただし、数字付きの慣例とは無関係に、
偶然数字の入った名字を持つ魔法師の家も存在している。

十師族(じゅっしぞく)
日本で最強の魔法師集団。表立った権力を放棄する代わりに、
国家の裏で不可侵に等しい権力を手にしている。

{/netabare}

と今の所でも説明がこれだけあります
これからも多分増えると思います

投稿 : 2024/06/01
♥ : 69
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

第16話でようやく面白さ爆発!!【東アジア・タブーをブッ飛ばす快作】

こういう能力バトルものは敵方が強くないと全然面白くない、ということが本作を見ていてよく分かりました。
とにかく、第1話からずっと肩透かしの連続で、なかなか面白くならなかったのだけど、第16話でとうとう・・・・
これが「さすおに」の魅力だったんですね。本当に待たせやがって。

去年(※2014年)の放送時は九校戦の手前で視聴を断念してしまったのですが、本作の人気の高さはずっと気になっていて、きっとどこかに私の見落している魅力があるのだろうと考えて、再挑戦してみました。

その結果、第16話まで観て、ようやく「おお!」と叫び声を挙げたくなるような展開、そして続く第17話で初めて、「さすがお兄様!」という有名な決まり文句の本当の意味を知りました笑。

本作は、お兄様の格好良さにとことん痺れるのが、正しい鑑賞の仕方だったんですね笑。

そして第三部(横浜騒乱編)は、第1話冒頭ともつながる波乱の展開。
細かく考察すれば突っ込みどころは山ほどありますが、そんなの関係ない、まさに「さすがお兄様!!」の鬼神ぶりでした。

再挑戦して本当に良かった作品!続編を早く!!!!

※2018.10.2.追記
『劇場版 魔法科高校の劣等生-星を呼ぶ少女-』(2017年6月)は残念ながらイマイチの出来でした。


◆制作情報
{netabare}
原作ラノベ       佐島勤(『電撃文庫』2008年10月-刊行中)
監督           小野学
キャラクターデザイン 石田可奈
メカニックデザイン   ジミー・ストーン、出雲重機
音楽           岩崎琢
アニメーション制作  マッドハウス{/netabare}


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得のいかなかった疑問回

================= 魔法科高校の劣等生 (2014年1-3月) ==============

 - - - - - - - - - - - - - - - 入学編 - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
  ~~~~~~~~~~ OP「Rising Hope」、ED「ミレナリオ」 ~~~~~~~~~~
第1話 入学編Ⅰ ★ 司波兄妹の第一高校入学、学内差別 ※冒頭に沖縄防衛戦
第2話 入学編Ⅱ ★ 生徒会からの誘い、模擬戦(達也vs.服部副会長)
第3話 入学編Ⅲ ☆ 達也の自己修復魔法、風紀委員の任務
第4話 入学編IV ★ 壬生先輩の不満、反魔法結社ブランシェの校内暗躍
第5話 入学編V ☆ 二科生(ウィード)の校内反乱、公開討論(生徒会長の決意表明)、テロリストの高校襲撃
第6話 入学編VI ★ 続き(美雪の冷却魔法&千葉エリカの剣術魔法発動回) ※ウィード自身の自己否定の問題を指摘したのは◎
第7話 入学編VII ☆ ブランシェ日本支部への極秘襲撃、十師族「四葉家」当主(真夜)登場{/netabare}

 - - - - - - - - - - - - - - 九高戦編 - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
第8話 九校戦編Ⅰ ☆ 美雪の九校戦出場、達也のエンジニア着任、独立魔装大隊・風間少佐からの連絡
第9話 九校戦編II ★ お兄様の真の立場(トーラス・シルバーのリーダー、美雪のボディガード)、精霊魔法の使い手(吉田)、バス移動中の不審事故
第10話 九校戦編III ☆ 続き(市原の原則魔法・深雪の冷却魔法・十文字のファランクス・達也の術式解体)、九校戦懇親会 ※変なサウナ・シーンあり
第11話 九校戦編Ⅳ ☆ 九校戦開幕 ※達也モテモテ・・・
第12話 九校戦編V ☆ 大会中の不審事件(渡辺先輩の怪我、CADへの細工、深雪のMB代役出場)
第13話 九校戦編VI ★ エンジニア達也の実力、司波兄妹の目的(四葉の事情)、深雪のMB初戦

  ~~~~~~~~~~~~~~~ OP「grilletto」、ED「Mirror」 ~~~~~~~~~~~~~~

第14話 九校戦編VII ★ 三校(一条将輝&吉祥寺真紅郎)の挑発、深雪vs.北山雫(アイス・ピラーズ・ブレイク新人戦決勝)、モノリス新人戦選手の負傷、達也への出場依頼、達也の人選
第15話 九校戦編VIII ☆ 西条レオンハルト&吉田幹比古モノリス参戦
第16話 九校戦編IX ★★★ 対第三高校戦(草原ステージ、達也の自己修復術式発動)
第17話 九校戦編X ★★ ノーヘッドドラゴンの露骨な干渉、深雪装着用CADへの細工発覚、深雪の飛行魔法・MB優勝、ジェネレーター襲撃未遂事件
第18話 九校戦編XI ★ 戦略兵器・司波達也、ノーヘッドドラゴン東日本支部壊滅、大会終了(十師族の懸念){/netabare}

 - - - - - - - - - - - - - 横浜騒乱編 - - - - - - - - - - - - - -
{netabare}
第19話 横浜騒乱編I ★ 10月新生徒会発足、論文コンペ、司波小百合(義母)来宅、大亜連合のレリック略奪計画
第20話 横浜騒乱編II ☆ 大亜連合特殊部隊エース・呂剛虎(リュウ・カンフウ)
第21話 横浜騒乱編III ☆ 論文コンペのスパイ事件、狙われた達也
第22話 横浜騒乱編IV ★ 続き(ロボ研への侵入者、千葉兄vs.呂)
第23話 横浜騒乱編V ★ 呂再来襲・撃破、論文コンペ開会、敵襲・横浜騒乱開始 ※深雪が実は義妹(従妹)と知らないと微妙な展開だと思う・・・
第24話 横浜騒乱編VI ★★ 続き(軍人・達也の能力全開モードへ) ※「お兄様、ご存分に」「行ってくる」
第25話 横浜騒乱編VII ★ 敵の正体は大亜連合(*)特殊部隊、ラストの復元魔法は・・・どうみても反則でしょ笑
第26話 横浜騒乱編VIII ★ 対馬防衛作戦~鎮海軍港(**)の敵艦隊殲滅{/netabare}
----------------------------------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)2、★(良回)13、☆(並回)10、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.4


◆以下、注釈メモ。

(*)大亜連合(The Great Union of Asia)は第1話冒頭シーンに登場する地図によれば、現在の中国・北朝鮮・韓国を併せた領域を持つ国家。

→同地図により、本作の世界には、大亜連合の他に、①Japan(日本)、②United States of North American Continent(北米大陸合衆国)、③The League of South-East Asian Nations(東南アジア諸国同盟)、④The Federation of India and PerSIA(インド・ペルシャ連邦)、⑤The League of Arabian Nations(アラブ諸国同盟)、⑥The Federal Republics of Soviet(ソヴィエト共和国連邦)、⑨East EU(東EU)、⑩West EU(西EU)などの国家が設定されている。

(**)鎮海軍港は、かって日本海海戦(1905年)当時、日本艦隊の出撃地となった朝鮮半島南部にある軍港で、現在も韓国海軍最大の軍港として使用されている。

→このように本作は、つい5-10年ほど前までは人気マンガやテレビアニメ等でも顕著だった「東アジア・タブー」(アメリカやロシアを連想させる国々を日本の敵国として描いても特に問題とされないが、東アジア諸国を連想させる国々をあからさまな敵国として描くことは忌避ないし抑圧された傾向のこと)を明確に突破し、なおかつ大人気を得た作品として注目できると考えます。

→逆にいうと、特に明確な理由もなく(例えば『コードギアス』は高評価しているのに)本作を著しく低く評価している方は、いまだに「東アジア・タブー」(そしてその根底にある“自虐史観”(戦前の日本は東アジアを侵略した悪の国である、とする戦後にマスコミ・日教組等が流布させた虚偽の疑いの濃い歴史の見方))に囚われている人である可能性が高いと思います。

→いずれにせよ、私個人としては、本作は、『攻殻機動隊』とか『残響のテロル』みたいな、シナリオ書いた人が如何にも70年代の全共闘世代(よど号ハイジャック事件起こして北朝鮮に逃亡したり日本赤軍を名乗って色々と世間様に迷惑をかけたヒトが多数輩出された世代)の捻じ曲がった思考を引き摺っているような作品よりも、ずっと面白いし評価されてしかるべきだ、と思っています。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 76

88.5 2 天才で学園なアニメランキング2位
さくら荘のペットな彼女(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (5362)
26073人が棚に入れました
学園の問題児の巣窟『さくら荘』に住む高校2年生の神田空太は、変人たちに振り回されながら、『脱・さくら荘!!』を誓う毎日。そんなある日、『さくら荘』に、可愛くて清楚で、しかも世界的な天才画家である椎名ましろが越してくる。彼女を寮の変人達から守らねば!と考える空太だったが、ましろにはとんでもない秘密があった。なんと彼女は外に出れば必ず道に迷い、部屋はめちゃくちゃ、ぱんつすら自分で選べないし、穿けない、生活破綻少女だったのだ!空太は寮生たちによってましろの“飼い主”に任命されてしまう。こうして凡人・空太と天才少女・ましろの“飼い主とペット”生活が幕を開け―?この物語は、変態と天才と凡人が織りなす青春学園ラブコメである。

声優・キャラクター
松岡禎丞、茅野愛衣、中津真莉子、高森奈津美、櫻井孝宏、堀江由衣、豊口めぐみ、浅野真澄、小倉唯
ネタバレ

ゆ~ま さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

24話鑑賞後。第1稿。採点も若干修正。

原作小説2巻途中、コミック4巻まで既読。

2クール、きっちり完走できて嬉しい限りです。
録画をミスることもなく、酷く溜め込むこともなく。

一通り観終わって・・・良い意味で泣かされたタイトルだったなぁと。特に終盤は毎週毎週ティッシュ箱を傍らに置き、涙を拭いつつの視聴でした。

総評は後日させて頂いて、とりあえず24話後の感想を。

{netabare}
24話鑑賞後---------
普段アニメの視聴は
『録画しておいて、翌日仕事から帰宅以降』
というスタンスなのですが。
最終話ということなのか、気合を入れて普段より早く起床して、観てから仕事にいきました(結果的に正解だったわけですが)w

冒頭寮生達が全て立ち去ってしまいそうないきなりな展開に「!?」と困惑したわけですが、仁・七海・リタの見送りだったということでホッと胸を撫で下ろした次第です。

とりあえずまずは・・・七海さん、お父さんから正式に許可を貰っての再チャレンジ、良かった。本当に。
このまま彼女が物語から脱落してしまうのは、どういう意味でも勿体無いといいますか、考えられない考えたくなかったので。

本意かどうかはともかく・・・龍之介&リタの関係も安泰なようで何よりです。大胆というか行動力があるというか・・・予想通りではありましたが、さすがリタ嬢w

美咲先輩は・・・まさかそう来るとはw というかどんだけ稼いでるでしょう、彼女。 しかも婚姻届提出済み!?w 早いよ、先輩w
以前1回だけ出てきた例の「ブツ」がここで生きてくるとは思ってもいませんでした。

結局、空太の気持ちはハッキリ示されることはありませんでしたね。何となく感じるレベルでは有ったように思えますが、言葉にはされておらず。
冒頭の看板を打ちつけるシーン。「何かデジャヴ」と思っていましたが、よくみると桜を意識したような模様になっている気がして、良かったと思います。

ましろは・・・無垢さは相変わらず、でも初回の時のような無感情無表情的な部分は無くなって、やはりこの娘も可愛いよな~と。

「はうはう」の弟君がさくら荘入りというのはともかく、トップで入試をパスした娘がというのは甚だ意外でした。
しかも一般寮を出るきっかけを作ったのが優子でw 普通追い出される(?)立場が逆だろう?とw というか合格しているとは全く思わず。
今後色々な意味で賑やか(騒がしく?)なりそうなさくら荘だな~と思いました。

終盤毎回クライマックス的な流れだった分、ラストの平坦さ(普通で考えればそうでもないですが)は意外でしたが、良かったと思います。

2期をやりたい意思の見える終わり方だったと思います。
個人的には是非続きを観たいタイトルになりました。
・・・といいますか、原作読みたいですw 限界です。
アニメとは異なるお話なのかもしれませんが、それでも。

余談ですが。
BD&DVD3巻のジャケットは美咲でしたが・・・メイン張ってる回では無かったようなw 収録話から選ぶなら・・・優子か龍之介かリタかw

23話鑑賞後---------
19話辺り以降、毎回ティッシュが手放せない展開が続いてますね~。今回もそうでした。

元生徒会長が答辞で何かやらかしてくれるかと思いきや、その役目自体を美咲に譲り渡す(上手い表現がみつかりません)という行動にw まさかそう来るとは、全く予期せぬ展開でした。

何処か大人らしい達観した立ち位置で、空太弄りにしか出てこなかったような印象の千尋先生ですが、ここ2話では特に重要な役割を演じていたように思います。
少なくとも、彼女なりのさくら荘への思い入れは有り。そして彼女がいなければ今話の3年生の企ては実行すら出来なかったわけですから。

龍之介&リタの桜のバッジ、3年生の企て。どちらも偶然それぞれが思いついたことなのでしょうけど、結果見事なまでに噛み合っていたな~という印象です。

これでさくら荘存続は確定ということで良いのでしょうか?
校長・理事長・オーナー辺りが汚く展開してくれなければ良いのですが・・・。

残りは・・・1話?2話? どちらにしても寂しい限りですが、何事にも節目、切れ目、出会い、別れはあるわけでして。
現状を円満解決するのには・・・。

22話鑑賞後---------
前回はましろがさくら荘を後にするところで終わっており、色々心配でしたが・・・なんとか戻ってきてくれたようで一安心です。
ただ、未ださくら荘の廃寮そのものは消えていないわけでして、しかも卒業式当日なわけで余談を緊迫した状態ではあるわけです。

七海さんは・・・本当に健気といいますか、自制の出来る娘といいますか。タイミングはちょっと微妙だったかもしれませんが・・・彼女自身の心の内を正直に吐き出してしまっても、僕的には責められたことではなかったように思います。
ただ・・・このことも彼女の判断や決めた事なわけで、これはこれで1つの形だと思います。

ましろへの想いを、表も裏も含めて初めて言葉にした空太だったわけですが・・・結局肝心なところは「七海とましろの友情」に持っていかれた感がw 元々ましろの感情は、偏ってはいても一つの形を示していたわけですから、ある程度の答えは見える気がしますがw

残る問題は今のところ、僕が考えられるだけで2つ。
・さくら荘の今後
・七海の今後

仁&美咲が元生徒会長カップルを巻き込んで何かやらかしてくれそうですが・・・今から次回が楽しみです。
正直・・・この2人は正式に答えを出せたら一歩下がった立ち位置になるかな?と予想していたのですが、意外と要所要所で表に出ていますね。

追記で。
藤沢さんの会社の行動については・・・千尋先生のおかげでちょっとは溜飲が下がった気分ではあります。
別チームの行動ということなら、いくら売れっ子クリエイターといえど会社の全体を把握し切ることは難しいとは思います。が・・・同じ会社・業界の人間としては批判は避けられないとも思います。

21話鑑賞後---------
前話では気丈に署名募集活動をしているような気がしていた七海さんですが・・・やっぱりそう簡単に割り切れませんよね。廃寮阻止に向けての彼女の気持ちは嘘偽りでは決して無いのでしょうが、そればかりなわけでもなく。
どんな形にしても、吐き出す機会は必要だったと思います。

逆に想いを抱え込むしか無かったのが空太なわけでして、タイミング悪かったな~と。気持ちの整理をつける時間も、七海における空太みたいな相手も無く・・・。
ましろを引き抜こう(上手い表現がみつからない)とする企業の姿勢を、「そう」感じてしまうのは無理からぬところだとは思えました。が・・・何事もこう考えるのは邪道ですが、色々タイミングが違っていたら、と思えなくもないですね。

そして何が一番の要因になるのかわからないですが、やはりさくら荘を後にしたましろ。彼女の生活と気持ちと想いが大丈夫なのか、かなり不安です。

20話鑑賞後---------
こう言っては何ですが・・・。
思ったより正攻法で廃寮に対して動いていて驚きました。
ご都合主義全開でやるならもっと超展開とか特殊スキルに訴えるとかあるでしょうに。そうせず署名活動などで地道に(?)動いている様は意外でした。(決して否定的な意味ではないです。)

しかし・・・学校としては「画家としてのましろ」に期待して編入をさせた(してもらったのが正解か?)わけで、その思惑に沿わず漫画家としてデビューまでされてしまったのは、到底認められる話ではないのでしょうが・・・。

だからと言って「耐久性」に託けて、その辺の軌道修正しようとする行為自体も認められるわけでもなく。クラッキングという手段で得た情報とは言え、学校側の言い分はどうしようもない物ですね。

ましろの両親はまだ登場してませんが、どういうスタンスなんでしょうね。画家としてのましろに肩入れするのか、漫画家としての娘に理解を示すのか。原作での展開を知らない身ではありますが、その辺考えると・・・学校側の行動はどっちにしても自らの首を絞めるものでしかないと思えています。

DVD2巻のジャケットを見て、最近改めて「七海も可愛いな~」と再認識したところなのですが・・・残念ながら最終オーディションは不合格だったようで・・・。正直思ったよりダメージ受けてます。
2クール目辺り(それ以前も込みで)からの七海さんの言動を改めて見てみると、結構切ない。この先の物語は知りませんが、以前見た時とは異なった感想・印象が湧いてきます。正直涙無しでは観られないです・・・。

都合の良すぎる展開を期待しているとは思いますが・・・3年生の卒業は避けられないとしても、2年生sは揃ってさくら荘にいて欲しいと思っている(20話観た今でも)ので・・・。

ましろの「わたしがさくら荘を守る」というセリフの意味が、一体何を指すのか少々不安ではあります。いざとなると、結構突拍子もない行動してるので・・・。

19話鑑賞後---------
前回ED明けにて、急展開を見せたわけですが・・・。

今回は、空太が猫を拾ってさくら荘に飛ばされた直後からのお話。

一番印象は・・・やはりゲームが古いという点でしょうかw
今回は「餓狼」もしくは「KOF」。あまり昔の格ゲー、詳しくなくてw ハードは・・・NEOGEOですかね~。

特にこれというポイントは無かったように思いますが、やはりどんな物語でも「ファーストコンタクト」というのは感慨深いものがありますね~。その作品が好きなら尚更でしょうか。

廃校・廃部みたいな流れの作品は(最近?)多々ありますが、このさくら荘は抗う方向でお話が進みそうですね。最終的にどんな決着が待っているとしても、「最後に一花」みたいなノリではない展開を期待しています。

18話鑑賞後---------
「宇宙人に初恋」というタイトルだけあって、やはり仁&美咲のエピソードでしたね。

仁が無事大阪の大学に合格して、報告・話進展かと思いきや・・・美咲がTELやメールをスルーという反応に。
どう解決するのかと思いましたが・・・。

仁の予想も見事に正解でしたが、今回ばかりは2年生トリオの絆が上回っていましたね。

空太と仁の殴り合いという構図になりましたが、結局はやはり仁自身がどう折り合うのか、どう納得するのか・・・そこが肝だったように思います。

仁と美咲の間が、1つの形を結べたことは良かったと思います。屋上での2人のやりとりは感動してしまいました。
といいますか、歳のせいか涙腺が緩くなっているんでしょうか、結構泣ける機会が増えたな~とw

ED明けに「さくら荘取り壊し」という衝撃の展開が・・・。
どの面々にとっても後の無い展開だなと。
七海にとっては、どうしても離れてしまいそうな。
ましろが独りで生活できるはずが無く。
龍之介も引き篭もっていられるわけでもなくなって。
空太は・・・。

16、17話鑑賞後---------
年末年始の帰省後のお話ですね。
この2話は緩急の差が激しいな・・・というのが、まず第一の感想です。「空太プレゼン」「優子受験」「14日」と1ヶ月ちょいの時間経過があるのですが、17話は実質14日のみのストーリーと、すごいバランス配分ですw

(16話)
空太君、プレゼン突破おめでとうございます。
ところでこういう「企画オーディション」は実在するのでしょうか?
あると仮定して、合否をこんな風にその場で決めてしまうものなのでしょうか?(これだと、合否待ちになった時点で不合格みたいなものに見えるので)
空太の参加は複数回目なわけで、今までのものも含めて判断されたということなのでしょうか?
原作ではどう描かれているのか、気になるところではあります。

神田父からの伝言「2人のどっちが本命?」ですが。
確かにそろそろ空太自身、胸の内に気がつくべき頃合かな?と。「七海が自制できる子」で「お互いに遠慮していない」から、この3人の関係が大荒れにならないのだと思いますが・・・普通の恋愛物だったら・・・。

16話のサブタイトルみて。
てっきり七海が告ってしまうのかと思いました。
なるほど、台本のセリフですか。焦った焦ったw

(17話)
2月14日。七海オーディション当日。バレンタイン。
各人、色々動きのあった回でした(現状はそれほどでもないですが)。
リタさん襲来とか、宮原君再登場とか。
ましろに急な仕事とか。

ましろへの仕事。表紙ですか。大役ですね~。
彼女自身既に仕事持ちなわけですが、やっぱり空太・七海が頑張っている部分ですから、こういう展開は欲しいですよね。後々に影響していくのか、今は知る由もありませんが。

リタさんは久々なのに・・・。
龍之介の女性嫌いは一体何が原因なのか。今後そのことに触れられるのでしょうか。
今回のは可哀想だったので。

七海のオーディションは順調に進むかと思いきや、事故で電車がストップ。大ピンチに。
ましろとの約束があっても助けに行こうとする空太。
どうするのか?と思いましたが・・・とりあえずましろを気にする余裕はあったようで安心しました。放置とかだったら洒落にならないので・・・。

オーディション会場までの道程でのやりとり、その後学校での出来事を見た限りで・・・。空太の心の内は、もう決まっているんじゃないかな?と思えました。本人が気付いているかはともかく。
まぁ・・・ましろの手作りチョコなんて、ありえませんよねw
ちょっと期待しちゃいました。

次回は・・・仁のエピソードでしょうか。

14、15話鑑賞後---------
他の新番組の方にかまけてレビューが滞っておりました。
色々思うところもありまして纏めてになったわけですが・・・上手く書けてるか大変不安です。

(14話)
ということでクリスマスのお話。
結局ましろの送迎の間に、七海とのプチデート?をするという展開に。13話の時は結構深刻なお誘いなのかと思っていましたが、美咲の為に一時的にさくら荘を空にする口実でもあったわけで・・・その辺上手いこと有耶無耶になった気がしないでもないですが。

仁は・・・美咲以外の方向には余計なくらい気が回っているんですが、彼女のことだと本当に・・・。考え過ぎなのか、空回っているというのか。
仁本人の中では「美咲とどうしたい」「どうありたい」と明確な理想像(?)があるようですが、それを彼女に伝えることもできず。「そのままで」という曖昧なことしか伝えられない。
言い方は悪いですが・・・「美咲を振り向かせたい」ではなく、詰まるところ、彼自身がどう自分に納得するか満足するか、だと思うんですよね。

さくら荘にきて以来のましろといえば、基本漫画に没頭していて、空太もその部分を目にすることが多かったわけですが・・・。
文化祭辺りのことで「ましろの中に重要な物が増えた」「新たな感情を知った」ことで、異なった一面を見せ始めたのだと思います。
何に向かっても真っ直ぐ。ましろそのものがブレてしまったわけではないのだと思います。

「まだ届けられない想い」。本当に七海さんはストイックですよね。とりわけ自分に対しては厳しすぎと思える程かと。空太は何のことかよく分かっていない様子ですが・・・。
個人的には、結果の成否に関わらず想いを届けて欲しいな、と思いますが・・・どうなるのでしょうか。

そんな意味でも空太君には、もう少し周りからの想いに気付いてあげて欲しいな、と。企画オーディションとか自らのことで精一杯かもしれませんが。
そして自分の想いの在り処にも。

このお話のタイムリミットは約2年後だと思っていましたが、実際はその半分なんですね。

(15話)
千尋先生のヴァカンスの為に、急遽帰省することになったお話。女の子3人連れてって、何てエロゲですか?とw そりゃ妹も驚きですよ。

仁さんの云わんとすることはわかりますが・・・もう少しはっきり応えてはあげられないものか?と思えてならないのですが・・・。

この回は全体的に感想書くのが難しいですね。
「美咲らしさ」・・・元々前向きな指向の彼女ですから、答えに辿り着ければ大丈夫だと思います。グルグル想いの迷宮を100周もしているだけでも大したものだと思いますけども。
「努力は報われると証明して欲しい」・・・そう思うのも分からないでもないですが、それは自分ですべきことかな?と。でないと、自分だけがダメだった場合、自分の結果を人の所為にすることにも繋がりかねないので。

長文で失礼をば致しました。

13話鑑賞後---------
年も明けて、物語もガラリと変わるのかな?と思いきや・・・意外にも空港シーンからでした。

今後は空太・ましろ・七海の3人の関係が厳しくなりそうですね・・・。方向はともかく、空太の思いの質は一体何なのか? ましろの自覚はどの程度なのか? 七海さんはまぁ本人も分かっての行動でしょうが・・・。

漫画を描くことよりも空太へのアクションに比重がいくという、ましろの姿は衝撃でした。空太の思いもわからなくは無いですが、主人公補正にしても鈍い・・・。
同時に七海からのアプローチもあったわけですが、そんな安請け合いして。思わず「いいのか~?」と口を出てしまいました。
この人間関係は果たして・・・。

ふと思ったこと。
やっぱ企画オーディション、そこにはしない方が・・・。他にもあるならそっちへ・・・。今回は一次でダメだったようですが、最悪、意図的に落とされている可能性すらありそうなので。空太なりの思い入れや憧れはあるでしょうけど。
と、本人にはそんなことを知る由も無く・・・。

12話鑑賞後---------
まず・・・年内に一区切り付けてもらえて何よりです。11話のままで越年とか、いろいろきつそうなのでw

物語としては大筋予想通りの展開でした。個人的には空太が、更にもう一歩踏み込んでくれるかな?と期待していましたが。ま~あと1クールありますので、そちらで期待しますw

叫ぶましろという構図は予想していなかった部分ではあります。と同時にcvの茅野さんの演技を意識して聴くの初めてなので、印象大でした。ガルパンとか他にも出演作品見てたようですが・・・。軒並み主演クラスは外してたようです。

「恋を教えて」というお願いに、これで1つ答えられたことになるようですね。主に「ドキドキ」させる方面。
それでもやはり、七海を意識したり、妹に張り合ってみたり、(これは異なるかもしれませんが)リタを助ける空太を敵認識してみたり・・・「恋」に近い感情は持っているように思えますよ?w

藤沢さん・・・。個人的にはあまり好きなキャラではないので、顔見ると少々イラっとしてしまうのですが・・・。
卒業生で千尋先生と知り合いで、おまけに元さくら荘住人となると、結構な立ち位置でしょう。う~む。
確かにプレゼン回見直したところ、履歴書?に住所まで書いてありましたね。

七海さん。一発勝負での、ヒロイン役兼進行役お見事でした。さすがというのかなるほどというのか、良かったと思います。

結局リタさんの思惑通りだったんでしょうか~?
一度彼女に、龍之介にこだわる理由を訊いてみたいですw

ミートボール。直訳すると肉球。今更気付きました。
猫好きな方は、食べるのためらったりするんでしょうか?w

11話まで鑑賞後-----
10話にて、リタさんにも何となくでも理解してもらって、ましろの味方になってくれるか~?と思いきや・・・「待つのは文化祭まで」「しかもましろ父の差し金(11話にて)」と、納得されていない模様。
う~ん、困ったものです。

ということで変わって11話。
というか文化祭パート長いですね。次で4話目。

七海さんのメイド姿がまずは・・・可愛いです。過去に美咲さんと比較して謙遜してますが、十分すぎるほどですよ、ホント。嫌味や情けとかじゃなく。
出展物作りにあまり手を貸せないと気にされているようですが、実際に発表の場で観客を扇動するというのも十分大役だと思いますよ。やり直しはきかないし、その場が全て彼女にかかっているんですから。

ましろの猫娘姿と聴いたとき、空太とほぼ同じ想像してました。どうせ裏切られるに決まってるのいるのにw
入り口で看板持って呼び込みしている着ぐるみ娘・・・「看板娘」では無いですよね?w あれはあれで可愛いのでアリですが、美咲さん話盛り過ぎでしょう。
しかも着ぐるみ内部はパンツのみて・・・。
いつもはパンツを信じてない様相ですが?w 最近信仰するようになったとか?w

森の作品展とかとか。
ましろによるケチャップ絵が、あまりにガチ過ぎる。似顔絵レベルじゃないw

龍之介&リタという組み合わせは不吉すぎですねw
「自動メール返信プログラム」のはずのメイドちゃん、結構独立して動けてる気がしますが・・・?w
この話での龍之介メイド仕様のおかげで、彼の性別がどっちなのか全く読めなくなってきました。ビジュアル的な問題だけではないのかもしれない、と深読みしてみたり。

藤沢さん再び。
卒業生だったんですね。
それでもやっぱり、アレは無いなと。

美咲さん、お姉ちゃんとホントそっくりですね。強いて違いを探すなら・・・総合的な輪郭でしょうか?
普段は結構お気楽(とはいえ行き過ぎている感はありますが)に対応できる仁さんですが、美咲さんが絡むと途端に余裕が無くなりますね。大阪に進学予定ですが、ダメージ受けるのは結構彼なのかもしれません。

仁さんとの関係に悩んだりで結構感情の起伏が激しい美咲さんですが、それでも持ち前の「前向きさ」はこのアニメでかなりの救いだと思います。本当は無理しているだけなのかもしれませんが、どちらも本当の彼女だと思います。
会いにいくのに気軽に「飛行機」「新幹線」と言える辺り、ブルジョワなのか愛が成せるわざなのかw

「ましろがイギリスへ」というのは、現段階では空太の思い込みという部分がありますよね? リタさんの言葉も真実では無いでしょうし。
それでも何か行動を起こそうとしている空太に期待したいです。何となくシナリオは読める気はしますが、ドキドキしてますw 2人の関係が良い方向に進みますように。

これで「恋を教えて」に繋がるのでしょうか?
多分・・・もう既に彼女の中には「恋」があると勝手に思っております。後は「周囲の人の」ではなく、自分の内に気付けるか、だと思います。

9話鑑賞後----------
先回のプレゼンシーンでの謎は・・・観返してみても、やはり意味不明。これについては友人とも同じ見解でした。
今のところでは「藤沢さんの何らかのコンプレックス、もしくは思い込み」にしか思えないですね。
これは原作を読んでみないと納得いかない点かもと思えたり。

で9話。
8話での次回予告がリタさんだったので、彼女メインの回かと思いきや・・・。
個人的には、龍之介君(?)に持って行かれてましたw
いえ物語の展開的にはリタさんが引っ掻き回した感が強いんです。

が・・・いかんせん、登場タイミングが・・・。
そもそも引きこもり設定キャラが急に現れたときの想定なんてありませんでしたw
ビジュアル的な部分については何処かで見かけていたので、それほどでもありませんでしたが。
メイドちゃんのcvがあえて(?)「???」になっていたのにはちょっと納得しました。いえ、先々の展開もある程度勝手に予想した上で、堀江さんの男子(?)役も「ありえる」とは思っていましたがw

リタさんの登場、イギリスに連れて帰る宣言から何となくお話はわかる気はしますが・・・リタさん&空太くんに一言。ありきたりな内容ですが・・・誰が何をするのか決めるのは、本人だよ、と。今のましろさんの判断や思いや方向性が将来正しいのか、そんなことは誰にも分からないでしょう。が、他人が決めることでも無い、とも思います。
言い方は悪いですが・・・ましてやリタさんは・・・。

8話鑑賞後----------
折角の「水着回」も、先週に比べたらその方面ではイマイチ威力に欠けると言いますかw

空太君の挑戦第1回は・・・良くも悪くも予想通りで。
いや・・・いくらさくら荘の面々が変人ばかりで、練習や修正を繰り返したと言えど、人生初プレゼンなんてそうは上手くできるはずもなく。
次に向けて、前向きに進んで欲しいです。
※この作品みて、自分以外に向けて「がんばれ」という言葉をかけることが、どれほど無責任なのか痛感した気がします。ましてや自分が出来ていないのならば、尚更ですね。

審査員(?)の中にいた藤沢さん(でしたっけ?)、プロフィールを見て急に思い立ったように質問をしていますが・・・どんな意図があったんでしょう。追々語られることとは思いますが・・・。個人的に関わりがあるのか、何なのか。
ただ・・・「そういう」質問はプレゼンが終わった後でも良かったんじゃないのか?と思いますが。
プレゼンを聴く必要がないと思えたなら、端から落とせば良い話ですし。
まだ1回観ただけなので、再度視聴~検証してみたいと思います。

7話鑑賞後----------
神田妹、登場~。
個人的にここまでテンション高めな小倉さんは初でしたので、何か新鮮でした。

進路相談(本人曰く建前とのことですが)の為に襲、訪問とのことでしたので、ちょっとはシリアス目な展開かな~?と思っておりましたが、それほどでも無く。
このエピソードが原作にあるのか分からないですが、あるようでしたら読んでみたいところです(現在アニメを追い越さないよう調整しつつ原作追従中)。

次回は水着回とのことですが、今回で既に結構肌色率高かった気がしますがw

妹vsましろも面白かったですが、七海さんが色々焦ってるのが特にツボでした。この娘も良いな~。

6話鑑賞後----------
今回は「FightingVipers」かw
ちょっとかじった程度ですが・・・でも懐かしいw

「8月10日」という日付には、もう1人の行動も含まれていたんですね。ましろデビュー、七海の中間発表会。それらに触発されてのエントリーだったのかもしれませんが。

「ましろ当番」という、ある意味七海さんには関係の薄い仕事に固執した理由は、果たして・・・。
純粋な「使命感」のようなものなのか。
(超)遠回りをした上での空太君への想いの欠片なのか。

結果的に体調不良に陥り、発表会に無理して出席して場を壊し・・・。それらの行動への評価は様々とは思いますが・・・僕としては悪くない選択だったかな?と。
そしてそれらの行動を後押ししたましろ。
あれも彼女なりの気遣いというか、気持ちの汲み方といいますか、そんな一面だったように思います。さくら荘の面々に頭を下げた手伝ったりしてる様は、また彼女の違った面が見られて良かったと思います。
この2人の関係はこれからどう動いていくのでしょう。楽しみです。

「ましろ」と名前を呼ばせるのは恋愛感情というより、「特別」という意味合いのが強いのかな?と感じた回でした。

仁さんの進路は・・・彼は彼の考えあってのことなんでしょうね。推薦蹴ってまで、というのは冗談ではないでしょうし。
そしてそれを察してしまう美咲さん。
・・・切ない。切な過ぎる。
そして色々な人間関係に接する空太君もつくづく絶妙な位置にいるな・・・と。

次回予告が意味不明すぎるw 空太の妹さんの出番なようですが。

例の変更点については・・・。
確かに・・・必要性はあったのか?よりによってこんなご時勢に?と疑問が無いわけでもないですが・・・。
過剰反応はいかがなものかと思います。

5話鑑賞後----------
七海さん、さくら荘へ~の回。
何より、途中の「サムスピ」?ぽい画が気になって気になってw いや~懐かしいなぁ。

先週読んだコミック3巻の後半部分からになると思うのですが・・・。(これでまたアド無しにw)
4話での次回予告とコミックを見比べて、ましろ追試前日辺りのお話は無しかな?と思っていたのですが・・・ありましたね。アニメでは色々軽めな扱いだったように思います。
個人的に前夜のやりとりは面白そうだったので。

それにしてもまぁ・・・ましろさんのスキルは反則でしょうw 詐欺とは言わないまでも、凶悪といいますか。漫画を描くため、テスト突破のために発揮される辺りが、嫌味にしない要因でしょうかw

そういえば・・・空太の家庭の話知らないな、と改めて。

七海さん、色々頑張り過ぎてる気がしますね。
この作品自体、何処かに「陰」と言いますか「裏側」と言いますか、そんなテーマが感じられるので、彼女のポイントの1つなんだろうな、と勝手に想像していたりします。

4話鑑賞後----------
個人的な未知数部分に突入しました。

そしてこの作品を観始めて、初めてましろさんに明確な表情が見えた回でもあったように思います。これまでは、あまり表情が伺えなかったように記憶していますので。
そして改めてましろさん可愛いなぁと。

4話を観て率直に思ったこと。
この作品に対するコメントが安定しないのは多分、登場人物達や物語に自分自身の心が激しく揺らされているからなんでは?と思えました。
方向性は異なりますが、TARITARI5~6話辺りを観た時似た感覚を覚えたような気がします。

来年発売予定?のゲームのCM観て。
七海さんもさくら荘に入るみたいですね~。次回予告の内容から、5話からでしょうか?

※11/3追記
コミック3巻の該当部分を読んでみて・・・。
漫画が原作通りであるならば、空太の心情が分かり易かったことが良かったですかね。アニメではその辺、急展開だった気がしないでもないので。
ただアニメの展開でも悪くはないと思います。

SAOもですが、原作が気になるタイトルです。
でもやはり時間が無い、とw

3話鑑賞後----------
ここまで観た時点で・・・コミックによるアドバンテージがほぼ消えました。 ここから先は殆ど展開も何も知らない状態になります。(注:一応コミック3巻買ってあります。元々読んでいたので。これ書いてる時点で未読です。)

ラブホ取材の件は、結構アッサリだったなと感じました。小説では分かりませんが、コミックでは結構ページが割かれていたように思いましたので。
たぶん・・・美咲さんのお姉さん(でしたっけ?)の話があまりされてなかった分、短く感じたのでしょうか(その話はもう少し後でしたっけ?)。

ましろさんの瞳(心と書いて良いのかな?)。
綺麗なことは変わらずですが・・・純粋でまっすぐで、心に刺さりますね。空太君にも悪意や邪気は無いのでしょうが、アレは結構効くでしょう・・・。

録れてる分を何度も観かえしていましたら、何となくましろさんの表情が分かったような気がしてきました。・・・気のせいな感じが否めないくらいの自信ですが。

2話鑑賞後----------
2話になりましたが・・・やっぱりなかなか纏まらずな感じで。
すみません。

今回までで、まず印象に残っているのは・・・ましろさんの瞳でしょうか。形とか輝き?とか。(意図的なのか)目で物を語っていないように感じるのでミステリアスと言いますか。

空太君絡みになると途端に表情がクルクル変わる青山さん。天才なのか変人なのかイマイチ本音を見せない美咲さん。
どの娘も魅力的ですね。

ましろさん、さくら荘の住人、たくさんの猫達に振り回される空太君・・・。いろいろ、がんばれw

1話鑑賞後----------
コメディっぽい感じが表に出てるように感じますが、コミック読む限りではそれだけでは全く済まないというのが印象なので・・・色々この先、一波乱も二波乱もありそうで。

・ましろさんがいい感じ。
・自動メール返信プログラムのメイドちゃんがw

今のところ書けそうなのはこれくらいです。
期待していた割に、こんなコメントしかできず・・・すみません。2話の時にはもう少し纏まった文章が書きたいと思います。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 55
ネタバレ

助手さ~ん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

それぞれの恋と夢の行方。 21話までの感想追加!

さくら荘に住む変人達ととある理由からさくら荘に入れられた普通の少年の物語です。
さくら荘に住んでいる人達はそれぞれ優れた所がある天才なんですが変人ばかりですww
この作品のヒロインもそんな感じです^^
主人公は普通の少年ですがツッコミは優れていて面白かったですw
ヒロインのましろ可愛かったですね^^
ヒロインをはじめとする変人達に巻き込まれていく普通の少年の今後が気になりますね!
(こういうアニメよく見かける気もしますがw)
やっぱり天才はどこか変な所があるんでしょうかね?w
2話も見てみます^^

【2話感想】
ましろは思ったよりもヤバイですねw
あれは1人では生活出来ないレベルでした・・・
どうやら主人公のソラタがましろを介護して行くお話になりそうです。
ソラタのツッコミは相変わらず面白かったです。
僕には天才の考える事はよく分かりませんw
ましろのこれまでの人生は絵にしか興味がなくて絵だけを磨いて来たのかなと思いました。
しかしソラタに少しずつ興味を持ち始めている様子でした。
これからお互い何を学び成長するのか注目ですね^^
{netabare} 栄光のキャベツロードやバームクーヘン勝手に食べた所は面白かったですwアニメならではですね!(実際にあったら笑えないかもですが・・・)
青山さんの関西弁が可愛かったです^^
恋の行方も気になりますね!{/netabare}

【3話感想】
今回は近すぎて遠いと自分の居場所がテーマですね^^
{netabare}自分がいないとダメだと思っていたましろが実は世界的な天才画家でしたと知ったら落ち込みますよね~
ましてや自分には何も夢中になれることや目標が無いからなおさらですね。
アニメ脚本家のジンさんと美咲さんもなんかギクシャクしてましたね。天才でも悩みはあるものですね~
今回の話は後半シリアスが多めでしたね^^
ソラタはさくら荘を出て行くのか・・・
僕は出て行かないの思いますがww
自分の居場所やソラタとましろの距離感などを感じる回でした。今回はあまり話的には面白くないですが物語的には良かったのかなと思いました^^
次回が楽しみです^^ {/netabare}

【4話感想】
ましろの表情の変化やソラタの思いの変化など今回もシリアス多めでしたが良かったです^^
自分のやりたいことから逃げて才能が無いからできない失敗するのが怖いなどやる前から諦めてしまう事ありますよねw
恥ずかしいことかもしれませんが僕も良くあるので・・・
ちょっと主人公に共感できました。

「この道を行けばどうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし  踏み出せばその一足が道となり その一足が道となる 迷わず行けよ 行けばわかるさ」

という詩があるのですが最近知ったので紹介です^^
この詩今回の話見て思い出したのでw
このアニメ学生とかに人気ありそうですね~
一歩踏み出せばそこから自分の道が広がり世界の色が変わるのかと感じました。
あなたは何色になりたいですか?
僕も自分の色が見つかるといいな^^

【5話】
{netabare} 今回は前回とは違って笑わせてもらいましたw
ソラタのツッコミがオーバーでましろは淡々とボケるところが得に。ましろはボケてるつもりはないんだろうけどw
ましろは本当に絵に対して努力してきたのは分かるけれどテストの答えすぐ暗記とかいう設定はちょとw
何でもありかよ的なw
ものすごい敗北感orz

青山ちゃんがついにさくら荘にやってきました^^
青山は親に声優の勉強するの反対されてそれでも1人でバイトも勉強もして頑張ってるのは凄いと思いました。
でも人を頼ることを知らずに自分で抱え込んでしまう感じでした。
ましろはソラタと青山の恋の展開も気になるね^^{/netabare}

【6話感想】
{netabare} 青山ちゃんは頑張りすぎましたorz
声優の練習にバイト、ましろ当番までやって疲れきってましたね。
せっかく練習してきたのに。。。
熱を出した青山ちゃんをましろは行かせましたね。
まさかあのましろが頭を下げるとは!
それだけ夢に対して純粋なのかなって思いました^^
僕だったら休めばいいと言ってしまいますねw
青山とましろの距離が少し縮まったかな。
サムゲタンはスルーでw
青山とソラタの会話も良かったですね^^
青山は誰かに優しい言葉をかけてもらいたかったんだね。{/netabare}

【7話感想】
{netabare}ソラタの妹が登場。
最近は妹押しが多い気がするw(他のアニメも)
妹の声優は小倉唯さんでしたね~
やっぱりああいうキャラが似合いますw
メイドちゃんは怖いです(^^;)
ましろはいつも意味深な事言ってるけど天然なんだよね?w
誤解されるような事ばかり言ってますww
だんだんハーレムっぽくなって来てますね。
青山ちゃんの関西弁が可愛いですね^^
次回は水着回ですか~
おにあいよりはまともだよねw{/netabare}

【8話感想】
{netabare} 今回はプレゼンと水着回でした。
そらたは一次審査に合格しました^^
頑張ってるソラタはちょっとかっこよかったです。
でも二次審査のプレゼンの方は残念な結果に。。
やっぱり本番になると緊張するよね(^^;)
ましろは落ち込んでるソラタに声をかけちゃいましたね。
ああいう時は声かけてほしくはないのかもだけどましろはいい子だよね。
水着回かと思いどうなるのかな~って思ってたけど結構いい話でした。
ソラタは本気になれる事を見つけれて楽しそうでした。
さくら荘のメンツは学校のプールに不法侵入とは流石ですねww
プールで鍋しようとしてたしw
edでみんなが走る演出は良かったです。
青春って感じですね~{/netabare}

【9話感想】
{netabare} 二学期が始まりました。
開始そうそうソラタの部屋が大変な事に・・・w
空太、宮原、青山の三角関係になりそうですね(^^;)
そして新キャラのリタが出てきました。
ましろのイギリス時代の友人みたいですね。
ましろをイギリスに連れて帰るために来たみたいですね。
どうなるのやら。
ついに赤坂が登場しました!
学校で授業受けながらパソコンってw
トマト丸かじりww
やっぱり天才は一味違うものなのか。
先生もああいう生徒がいるとやりにくそうだね(^^;)
リタとソラタがデートだと。
どうなることかと思ったけどそういうことねw
リタが見せたましろの絵はとても綺麗で人々を引き付けるそんな絵でした。流石ましろw
これはイギリスに帰れっていう理由も分からなくはないですね。
ただましろの気持ちはどっちなんだろう?
次回も楽しみです^^{/netabare}

【10話感想】
{netabare}さくら荘のみんなで文化祭に何かやることに。
ニャボロンを作る事になりました!
そしてプレゼンをソラタがやることに。
全開は失敗しちゃったけど今回は頑張って!

リタと赤坂の言い合いは凄かったです。
赤坂も良くあんなにハッキリ言えますねw
でも赤坂の言ってたことは間違いじゃないですね。
リタとましろは10年も一緒に絵を書いてたんですね。
リタも天才だけどましろはさらにその上をいく天才。。
リタはましろに対していろんな思いがあったんですね。
絵をやめていく人達の中で残ったリタは凄いと思いました。
リタも絵がとても好きなんだと思いました。
そしてましろの事も。
ましろはやっぱり人の感情とかは分からないみたい。
でもましろはリタの事も絵もとても好きだったんだと思いました。
ましろの「リタと絵を書いていてとても楽しかった」って思いはリタに届いて良かったですね^^
ましろは人の気持ちや感情がわからないかもしれないけれどいつか分かる日が来るといいなと思いました。 {/netabare}

【11話感想】
{netabare} 文化祭のお話です。
文化祭でのニャボロンづくりにみんなとても疲れてるみたいでした。
青山の格好は可愛かったですね^^
ソラタ褒めてあげてww
疲れててそれくらいはできるくらい可愛かったです!
ニャボロンに何かつけたそうとしてソラタは愛のパワーを加える事にしましたね。
人の心を動かすには自分の心を揺さぶらないといい作品は出来ないんですね。
でもこれは正しいと思いました。
この作品とは全く関係ないですが僕は歌が好きです。
やっぱり人の心に届く歌を歌うには自分の心も揺さぶらせないと歌えないと思います。
無感情で歌う歌など誰の心にも届かないかと思います。
それと同じじゃないかな。
まあ僕はプロになろうとか思ってませんし上手くもないですがやっぱり歌うの好きだし楽しいかな^^
だから今回のお話はそうだなと思えました。{/netabare}

【12話感想】
{netabare} 文化祭でいよいよソラタ達の出番。
ニャボロンは評判良かったですね。
あんなもの普通作れないですww
でもソラタが新しく導入した愛を叫べはやっぱり抵抗ありましたね。
ましろやみさき先輩が叫んでくれたおかげで無事に成功に終わりましたね。
楽しそうでしたね~
ミートボールビームはもう少し他の名前なかったのかと思いましたがww
でもそれも個性!w
駅でソラタがましろを引き止めるところは良かったですね。
リタは赤坂の事が好きみたいだね^^
不意打ちキスとかずるいわww
あの笑顔は本物だったね!
ましろの「これって恋」っていうセリフのあとの演出綺麗でしたね~
次回が気になります!{/netabare}

【13話感想】
{netabare} いよいよ2クール目に入りましたね!
op、edも変わりましたね。
サビは好きですが前のop、edの方が個人的には好みでした。
fullが早く聞きたいです。
内容としては前回の続きからです。
ましろは今までになかった気持ちが何なのか分からずに戸惑ってるみたいでした。
ましろは感情というものが少しずつ出てきて前よりも可愛いですね。
でもソラタは自分のゲームの応募が落ちた事も重なりましろが手をぬいてるとイラだってました。
分からなくもないですが(^^;)
でもましろは悪くないですね。
次回はクリスマスイブのお話ですね!
青山さんと美咲先輩には頑張ってもらいたいです。 {/netabare}

【14話感想】
{netabare}今回はクリスマスイブのお話。
それぞれの恋とキャラが可愛い回でした。
いきなりopから気合入ってましたねw
最終回かと思いましたよ。
opは青山さんのキャラソンみたいでしたね~
今回はとにかくキャラが可愛かったですw
青山さん、ましろ、美咲先輩みんなそれぞれの思いがあって良かったです。
青山さんのスカート姿、関西弁は可愛かったです。
アレはデートですw
青山さんも可愛かったけどましろもなかなかw
自分の気持ちが何なのか分かってないけどソラタが元気になるようにバームクーヘンを渡し続けましたね。
バームクーヘンっていうのがましろらしいw
ましろとソラタが抱き合ってるの見てた青山さんは切なかったです。。(;>_<;)
ジンさんは今まで女好きだったかもしれないけど美咲先輩のことは本気なんですね。
でもジンさんは美咲先輩と両思いだと分かってても美咲先輩の思いを受け止めてはくれませんでしたね。。
美咲先輩は可愛そうでした。
ジンさんは多分脚本家としても美咲先輩の隣に立ちたいんだと思いました。
決意が固いですね。
でも美咲先輩にとってはそんなことどうでもいいんじゃないかな(^^;)
それぞれの夢と恋の行方が気になる終わり方でした。{/netabare}

【15話感想】
{netabare} ソラタの実家に泊まることになった、さくら荘の女子たち。
美咲先輩はいつもと違ってテンションが。。
ジンさんは自分の夢に対して、美咲先輩への思いが強いんだと思いました。
美咲先輩とジンさんには上手くいってもらいたいです。
ソラタと青山さんはお互いの事を気遣ってて夫婦みたいでしたw
青山さんも応援したいけどましろもだんだん良くなってきました。
ましろはソラタの好きな自分になろうとしてました。
ましろは自分の気持ちがなんなのか分かってませんしソラタも気づいていないのか。。
ましろの自分らしさって何なんでしょう?
ましろはさくら荘と出会い、ソラタと出会い少しずつ変わってきてるけどそれをソラタという存在が止めてるように思えます。
ましろはどんな色(自分)を見つけるのか注目ですね。
それぞれが前に進もうと頑張ってるところ応援したいです。{/netabare}

【16話感想】
{netabare} バレンタインデーへのつなぎみたいな話でした。
ソラタはプレゼンで今度は緊張せずに出来て良かったです。
半分合格という形でしたが合格と同じようなものだと思いました。まだこれからが難しいと思いますがw
青山さんの台本の練習は気持ち入ってました。
ずっと好きでしたってお芝居じゃなく本当に言える日が来るといいなと思いました。
美咲先輩のウシガエルの真似は面白かったです。
せめて猫の真似とかにしてww
美咲先輩は手作りチョコ作るみたいですね。
渡せるといいですね。
妹はテンション高いですねw
妹も受験頑張って欲しいです。
ましろがソラタにチョコを渡すのかどうかも気になります。
修羅場になるのかな(^^;
次回は赤坂とリタの話になりそうですね~
バレンタインデーの行方が気になるところです。{/netabare}

【17話感想】
{netabare}バレンタインのそれぞれのお話です。
リタは赤坂に会いたいがためにわざわざ日本に来たのに冷たい態度でした。
赤坂は後で手紙送るくらいはしてあげて欲しい。
これじゃリタが可愛そうです。。

宮原くんはかっこよかったですw
この前、青山さんに振られたけどソラタから青山さんがピンチと聞いて助けに行くところが良かったです。
最後はソラタに任せましたが青春ですね~
青山さんの告白は演技でしたねw
本当の告白かと思いましたけどそれは後になるのかな?
ましろは今回も可愛かった。
流石に手作りチョコじゃないけど良かったと思いました。
たけのこ派が多すぎww
ただ今回の話でソラタは2人の気持ちに気づき初めました。
このまま2人にフラグ立てたままずるずる行くと見てるこっちが辛くなる。。
ソラタはどっちを選ぶのか気になりますね。
うん普通ならましろなんだろうけど気になるw
美咲先輩はジンさんにチョコ渡せなかったみたい。。
来週も楽しみです~{/netabare}

【18話感想】
{netabare}ジンさんと美咲先輩のお話は良かったです。
ジンさんとソラタの殴り合いはリアルでしたw
美咲先輩、ジンさん、風香さんの関係がよく分かる回となっていたと思います。
美咲先輩とジンさんは幼なじみで昔からずっと一緒だったことが分かりました。
美咲先輩は宇宙人と呼ばれていて凄く頭も良かったみたいでした。(どこのハルヒw)
最初は美咲先輩はジンさんのことを「一緒にいるのが当たり前」、ジンさんは「ほっとけない」という思いでいたんだと感じました。
そして2人ともどこか一人ぼっちで周りに自分たちの事を本当に思ってくれる人はいなかった。

この2人の感情を「恋」だと気づかせたのが風香さん、背中を押してくれたのがソラタ達、そんな気がしました。
ジンさんが風香さんと付き合ったことで美咲先輩は自分の気持ちに気づき、ジンさんも風香さんと付き合っていたけど気持ちは美咲先輩へと強くなっていったんだと思いました。
風香さんはそれを分かっていたように感じた。
風香さんはそれでもジンさんのことが好き(美咲に傷つけられるとこを見てられない)で、きっと妹(美咲先輩)のことも気にしてたと思う。
ジンさんと風香さんの恋は本物じゃなかったけど必要なことだったんだなと思いました。
風香さんに悔いはないと思う。
そして風香さんの分まで2人には幸せになってもらいたいと僕は思いました。

長い時間がかかったけど2人は結ばれて良かったです。
2人はいい後輩に恵まれさくら荘にきて良かったと感じました。
でもさくら荘潰れる話が出たみたい(^^;
ソラタの方の三角関係はまだ決着しそうにないですねw
最終話までまだまだ楽しめそうです。{/netabare}

【19話感想】
{netabare} ソラタがさくら荘に来たばかりの頃のお話。
ソラタのツッコミが忙しい回でしたw
さくら荘は一般寮の人達から見るとやっぱり問題児の集まりみたいな感じですね。
流石に宇宙人(美咲先輩)、幽霊(赤坂)がいるのは予想できないよw

美咲先輩は自由人すぎます。
まさか後輩君と呼ばれるまでにあんなに他の名前で呼ばれてたとは・・・ソラニン(有機化合物)は面白かったww
美咲先輩の頭の中はどうなってるのか謎ですw
赤坂は部屋からほとんど出ないみたいです。
メイドちゃん機能凄すぎww
便利だけど・・・w
赤坂とメールのやり取りは疲れそうです。
でも意外と先生が一番問題児なような気がするのは気のせい・・・?w
怪奇レモン星人ww
先生管理人なのに適当すぎる。

さくら荘は変な人ばっかりだけど暖かい場所ですね。
住めば都のさくら荘は納得!
美咲先輩とかいい先輩だと思いました。
BGMはとてもせつないですね。。
次回も期待したいです。{/netabare}

【20話感想】
{netabare}さくら荘が取り壊しにならないように署名活動が始まりました。
さくら荘取り壊しとましろの存在が関係あるみたい。
ましろが漫画家になろうと別にいいと思うんですが。
ましろがやりたいように生きればいいと思いました。
赤坂は相変わらず正論を言ってました。
ソラタはやっぱり理想論というか感情で動いてますね。
赤坂の言ってることは最もですがソラタのさくら荘の誰一人欠けて欲しくないという思いも分かります。
これからどういう展開になるのか気になります。

赤坂も過去にいろいろあったみたいです。
天才というのも大変なんだなと思うようになりました。
メイドちゃんはまるで一つの人格があるみたいな感じですw
あれでAIとは思えません。
青山さんはオーディションの結果がorz
笑って無理してました。
青山さんの努力は報われて欲しいです。
来週も楽しみです。{/netabare}

【21話感想】
{netabare} ソラタが審査会でまた落ちたり青山さんが・・・だったりと鬱展開でした。。
ソラタは流石にキツイだろうなと思いました。
今回で落ちるの何回めだろう。。
さくら荘がなくなるかもしれないから頑張ってる最中にこれは辛い。
しかもましろが良いとこどり。
ソラタも青山さんも頑張ってきたと思うから今回の話は少し悲しくなりました。
しかもさくら荘も・・・orz
ただ一つ言えることがこのアニメの主人公たちはまだ高校生なのに夢とか自分の目標持っててそれに向かって頑張るだけでも凄いと思った。(結果はともかく)
高校生らしい自分や周りとの葛藤を良く表していると思いました。
このアニメは何かと失敗→挑戦→失敗が多い気がする。
でもその中に少し良い事があってそして周りに仲間がいたり目標がいたりするのが普通なんじゃないかなって思う。
だからこのアニメはその辺は上手いと思う。(ちょっとやりすぎ感はあるけどw)
最後はスッキリ終わらして欲しいと思います。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 65
ネタバレ

ゼロスゥ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

それぞれの夢に向かって

俺は物語も作画も声優も音楽も全部良いと思ってますが、何よりも素晴らしいのがキャラですね。
あれだけ個性派なメンバーが揃っていておもしろくならないはずがないです(^_^)v
特に空太のツッコミが神すぎるw
些細なギャグでも爆笑に変えてくれます。

一番好きなキャラは七海です。
マジで可愛すぎる。
ちょっといじられるだけですぐ顔を真っ赤にしてあわててw
空太が絡むと特にそうなります。
でもって純情で努力家!
完全にメインヒロインでしょう((´∀`*))

以下各話レビューです

2話感想
{netabare}
ましろちゃんアウトオオオォォォ!
同学年の男子に何を聞いとるんじゃおのれは!?
だが可愛いから許す!!

あと、勝手に勘違いしてあわてる七海も可愛い。

でもってキャベツを食べてもらえなくて地味に落ち込む先輩も可愛い。

・・・あれ?俺可愛いしか言ってないねw{/netabare}

3話感想
{netabare}
仁さんもましろもかっこいいです。
こうして空太もまた成長したのだと、そんな風に思える話でした。
空太が仁さんを殴ろうとしてもろにカウンターをくらった瞬間はおもわず吹いてしまったw
てか、三咲先輩のテンションって、とらドラのみのりんみたいだな~って思ったのは僕だけですかね?
あんな明るくておもしろい先輩は最高ですね。{/netabare}

4話感想
{netabare}
神回だった!
空太も夢に向かって歩き出しましたね。
ましろもデビューすることが決まったし。

しかし、こうなると七海のことが気になってきますね。
七海が空太のことが好きっていうのは十中八九間違いなさそうですし、一般寮で一緒に暮らしたいでしょうから。
まぁ次回予告でましろが思わせぶりなことを言ってたから何となくこの先の想像は付きますがw

後、気になるのは仁さんと三咲先輩の関係ですね。
この2人もうくっついちゃえばいいのにw

そして赤坂・・・
あんたはいったい何者なんだ!?
そろそろ正体を明かしてくれませんかね。
ついでにメイドちゃんの中の人もw{/netabare}

5話感想
{netabare}
ついに七海もさくら荘に来ましたね。
これでより一層おもしろい展開が待ってると思います。

てか、ましろ天然すぎ!
空太が寝かしてくれないだの、下手なのに何度もするだの、挙句の果てに話の途中で寝るって何だ!?
空太のツッコミで爆笑したわ!!
でもってメロンパンの下りでも空太の話は全く聞いてないしさ(;゚∀゚)
まぁ可愛いは正義だから俺は別にいいんだけどさw{/netabare}

6話感想
{netabare}
七海が倒れてしまった!
でもさくら荘の人たちはいい人ばかりです。
その中でも仁さん!
なんかあの人は全てのことを見透かしているような気がしま
すねw
料理もうまいって万能すぎんだろ。(でも、何故サムゲタン?w)
今回は名言(迷言)も飛び出しましたしね。

仁さんに振り向いてもらえず落ち込む先輩も可愛い。
てか、普通に仁さんに「付き合ってください」って言えばいいんじゃないかな?

ましろは七海のことをしっかり理解している、七海は空太に弱さを見せることができた・・・
このアニメはホントに毎週が神回です。{/netabare}

7話感想
{netabare}
なんかもぉ色々とカオスすぎる(;゚∀゚)
超が付くほどのギャグ回ですw
前回のシリアス回とのギャップが半端ねぇ!
ほんとに同じアニメかこれ?
けど入浴シーンがあったからそれだけで万事OKだよねw

だだん♪だんだ♪だん!♪
妹ちゃんがさくら荘に来ました。
お兄ちゃんっ子ってのがいいね。
自分でも言ってるしw

ましろは今回初っ端から飛ばしすぎw
悪意があって言っているようにしか思えんわ。
だが、爆笑したから許す!

七海は純情すぎて可愛い。
ましろや妹ちゃんのぶっ飛び発言に過剰に反応して顔を赤らめる姿がヤバいです。
襲いたくなりましたw

先輩は今回出番が少なかったけどインパクトは抜群でしたね。
何か免許取ってたし、これからの話の伏線ですかね。{/netabare}

8話感想
{netabare}
前回の予告からして今回はみんなでてきとーにプールで遊んで終わりかと思いきや全然違った(;゚∀゚)

プレゼンは落ちてしまったか・・・
そんな時でもみんながいてくれれば大丈夫♪
かなり独特の励まし方だったけど空太が元気になったから万事OKだねw

あと、メガネの七海もかわいい。{/netabare}

9話感想
{netabare}
オープニングにすっげー可愛い子がいたから「誰なんだ?」と思いきやまさかの龍之介でしたw
あれが男とか初見でわかるまいよ(;゚∀゚)

あと外人枠としてリタがさくら荘に来ましたね。
イギリスでのましろ当番だったみたいだけどリタも結構常識外れな気がしますw

今回一番おもしろかったとこは、ましろが「空太のバカ・・・」と言い続けるとこですね。
メールのとこは盛大に吹きましたw{/netabare}

10話感想
{netabare}
赤坂がすげぇ良いキャラしてるね。
言いたいことはズバズバ言って、ついでに女嫌い。
今回のことは赤坂がいなかったなら解決しなかったよね。
最後リタと七海に挟まれて焦ってた赤坂を見てすごい和んだわw

てか、リタが赤坂に興味を持っちゃいましたか。
また新たなラブの予感がしますな・・・

どーでもいいけど美咲先輩のエレベーターが地味に進化してましたねw{/netabare}

11話感想
{netabare}
どのアニメでも文化祭ってのはいいもんだ。
EDでましろや先輩が着てた着ぐるみは文化祭のものだったんだね。
赤坂の女装姿を普通に可愛いと思ってしまった・・・
何かに目覚めそうだw
リタに嫉妬してるメイドちゃんも可愛かったですね。
てか、そろそろリタもOPとかEDに出してやれよ(;゚∀゚)
住人ではないけど一緒に住んでんだし。

そーいや先輩のお姉さんが出てきたね。

「美咲を傷つけたくないから私を抱いているんでしょ?」

仁さんはお姉さん付き合ってたらしいですけど、あの時の仁さんは正直よくわからなかったですね。
美咲先輩をより傷つけてるような気がするんだが・・・{/netabare}

12話感想
{netabare}
ましろのいるべき場所はさくら荘。
この辺は予想通りって感じでしたw

美咲先輩と仁さんの方も進展がありましたね。
仁さんも叫んだらよかったのにw
龍之介もリタに少し関心がでてきたみたいですし。{/netabare}

これで前半戦は終了かな。
物語も折り返しってとこですね。

13話感想
{netabare}
後半戦突入です!
2クール目に入ってOPとEDが変わりました。
ちゃんとリタも入れてくれてました
OPの方はすごく良かったんですが、EDの手抜き感が半端ないです(;゚∀゚)

物語が後半に入ったことでより恋愛の要素を強めてきました。
しかしギャグの手を抜いたりはしない素晴らしさ。
料理の件が特におもしろかったw
これから先の話がより楽しみになる良い展開です(^_^)v

空太とましろはまた変な感じになってしまいまして・・・
前も空太が落ちた時にこんな感じになったよね。
そんな中で七海とデートすることになるってなんじゃい!?そんなことをする暇があったら新しいゲームの企画を練りなさい。
そしてデートの権利を俺に譲りなさいw
美咲先輩も仁さんに勝負を仕掛けるためにイブに何か計画してましたね。

後半戦最初は女の子たちのアプローチ回でした。{/netabare}

14話感想
{netabare}
今回はめずらしく千尋先生が活躍したんじゃないか?
あの言葉があったからこそ空太とましろが元通りになれたと思うんだ。

だがしかし、報われないのが美咲先輩(T_T)
結局仁さんが何を言ってるのか俺も全然わかりませんでした
先輩立ち直れんのかな?

あと、空太がましろを好きだと言った時七海は何を思ったのだろう・・・
二人の前では明るく振舞っていたが、やっぱり内心スゲー泣きたい気持ちになったんじゃないだろうか。
でも空太のプレゼン資格ゲットによりそういった気持ちは全部吹きとんだようにも見えましたね。
がんばれななみん!
スカート姿も可愛かったぞ!!{/netabare}

15話感想
{netabare}
前回一人だけ報われなかった美咲先輩だがバッチリ復活してくれました。
やっぱり元気な先輩が一番いいですよね(^_^)v
よくやってくれたぞましろ!!あと妹ちゃんも!
仁さんは仁さんでちゃんと考えていてくれて安心しました。
何の意味もなく美咲先輩距離を置いた訳じゃなかったんだね。

空太に対するましろと七海の好感度もグングン上がっていきました。
それぞれ二人きりの時間のときに色々と見つけたものがあったみたいです。
七海の方は最後にましろが着ちゃったけどねw

あと空太のお父さんがおもしろすぎますw
見た目と裏腹に超ギャグ担当じゃないですか。
風呂での会話には爆笑しましたw
空太のツッコミスキルが妙に高いのは確実にこの人のせいですねw{/netabare}

16話感想
{netabare}
空太のプレゼンがついに通りました!!
千尋はなんだかんだでやっぱり良い先生だよね。

バレンタインが近づいてきてさくら荘の空気も何だかそわそわしてきましたね。
ましろや七海は一体どうするのだろうか?
そして空太のその答えは・・・{/netabare}

バレンタインってどこもかしこも恋愛ムード一色で、すごく楽しそうなイメージがあるけど、実際楽しいのはイケメンに限るよね(;゚∀゚)
俺みたいにアニメばっか見てるような残念な奴にはいつもとなんら変わりないつまらない一日が過ぎていくだけなんですよ。

だが、しかし!
今年の2月14日はいつもと違うのです。
さくら荘のゲームがPSPで発売されるので今年は一人でも寂しくないのさ!

・・・そうやって言ってる時点でなんかもう既に寂しいのです(T_T)

17話感想
{netabare}
話の内容自体はすごく良い・・・
良いんやけどあかん!!
このままやとななみん負け戦や(T_T)
自転車乗ってる時のセリフ練習でついに告白キタ━―━―━―(゚∀゚)━―━―━―!!とか一瞬思ったけど、まぁそういうわけにはいかんよねw
やっぱオーディションに受かってからじゃないと。

しかし、これでななみんルートに近づいた・・・かと思いきやましろとの屋上での出来事・・・
これはヤバい・・・
空太もうほぼ落ちてるわこれ(;゚∀゚)
結局空太はどっちを選ぶのだろうか?
頼むからななみんを泣かせんとってくれよ~(+_+)

ところで宮原くんのあの自転車の件は必要だったのかな?
何かちょっと不自然だったような気もするんですよね。
自転車だけ貸してくれて最初から空太一人の方がしっくりきたんじゃないかとw{/netabare}

18話
{netabare}
ようやく仁さんと美咲先輩が結ばれた感じですね。
空太と仁さんが殴りあった時はどうなるかと思いましたが、やっぱり自分の気持ちを思いっきりぶつけることは大切ですよね。(空太が一方的にボコられてただけな気がしないでもないがw)
仁さんには空太たちのような一生懸命になってくれる人がいれくれてホントに良かったです。
空太たちがいなければ二人が結ばれることはなかったでしょう。

まぁちょっと詰め込みすぎた感もあるんですけどね(;゚∀゚)
1話完結じゃなくて、2話ぐらいに分けた方が良かったんじゃないかと俺は思いました。

仁さんの話に目が行きがちですが、空太のゲーム制作の話も進んでいます。
優子の合格発表を見に行く時の三人の会話は見てておもしろかったですねw
ましろは嫉妬してるし、空太と七海は顔を真っ赤にして慌ててるし・・・
仁さんたちは無事ハッピーエンドだが、この三人の最後はいったいどうなるのだろう・・・{/netabare}

19話感想
{netabare}
さくら荘を取り壊すことが決まり、空太は初めてさくら荘に来た時のことを思い出していました。
空太が自分の部屋に入り、押し入れを開けたらそこには美咲先輩(宇宙人)が!

現在のシリアス展開とは打って変わっていきなりギャグをぶちかましてきましたw
美咲先輩とのコントはホントにおもしろいですね。
他にもさまざまな変人たちに翻弄され続けられたのも今では空太にとって良い思い出になっているのでしょう。

みんながどのような方法で取り壊しを阻止するのか楽しみです。
思い出のたくさん詰まったものをいきなりぶっ壊されるなんて納得がいくはずないですよね。

ただそれ以上に気になるのが、次回予告でのななみん・・・
おそらくオーディションの結果の話でしょうが、その結末やいかに・・・{/netabare}

20話感想
{netabare}
ななみん落ちちゃったのか・・・
それでも明るく振舞ってる姿が見てて辛いです(T_T)
ななみんが空太に伝えたいことがあるっていうのは一体どうなってしまうのだろう・・・
そこが一番気になるところです。

龍之介の過去にも色々あったんだね。
でも今は空太たち・・・さくら荘のメンバーがいてくれる
もう一人になることはないでしょう。{/netabare}

ところで最近の空太はやたらキレやすくないですか?(;゚∀゚)

21話感想
{netabare}
今回ヤバいなー。
ななみんが泣いてるところでガチ号泣してしまったよ(T_T)

努力しても報われない・・・
ほんとに世の中って理不尽です。

空太の方もタイトル審査に落選・・・
さくら荘取り壊しの署名も集まらず・・・
何もかもがうまくいかないという現実がそこにはありました。

暗い・・・話が暗すぎる・・・

そして責任を感じてさくら荘を出ていくましろ・・・
一体これからどうなってしまうでしょうか?{/netabare}

22話感想
{netabare}
神回でした・・・

さくら荘を出て行ったましろをみんなが必死に探します。
そして駅のホームでましろを見つけた空太・・・
ここでの二人の会話がヤバかったです。
ましろは「自分がいるからさくら荘が無くなってしまう」そう思っていました。
しかし、それは間違いでした。

「ましろがいるからさくら荘が無くなるのではなく、ましろがいなくなればさくら荘でなくなる・・・」

あのオンボロな建物がさくら荘ではなく、そこに住むみんながさくら荘そのものだということに気付かされました。

ここはホントに号泣・・・何か俺もう毎週泣いてる気がするよ(;゚∀゚)

七海は結局告白できずに終わってしまったみたいです。
ましろを探すためにかけていく空太を見送る七海がすごく切なかったです。
このシーン・・・「とらドラ」の「ジャイアントさらば」のとこを思い出しました。
{netabare}主人公が本当に好きな人のもとに行くのを恋に敗れたもう一人のヒロインが見送る{/netabare}ってとこがすごくシンクロしてた気がします。

千尋先生は物語が終焉に近づくにつれてカッコいいところを見せてくれますね。
何だかんだでさくら荘のみんなを信じているんですね。{/netabare}

23話感想
{netabare}
ついに卒業式が始まりました。
今回は「美咲先輩回」って感じでしたね。
さくら荘での様々な思い出を語ってくれて、空太や七海はもちろんのこと、千尋先生までもが泣いていました(T_T)
当然俺も泣きましたが何か?w

元生徒会長たちと仕組んでさくら荘の取り壊しも中止となり、大盛り上がりを見せました。
本当に良かったです。

すごく楽しんで見てた「さくら荘」も次回ついに最終回・・・
空太とましろ、そして七海の結末はいかに・・・{/netabare}

最終話感想

ついに終わってしまったかー・・・
一番楽しんで見てたアニメだけあって終わってしまった時の寂しさが半端じゃないですね・・・

でも原作はまだ続いているし、2期を期待しちゃってもいいんですよね?
だったら気持ちを切り替えていつも通り明るいレビューを書きましょう!
{netabare}
まずはななみん、お父さんとちゃんと話をすることができて良かったね。
これで堂々と声優になるという夢に向かって頑張り続けることができるし、まださくら荘に住むことができますね(^_^)v
ホントに良かったよ・・・
これでななみんだけ一人実家に帰らされるんじゃあまりに悲しすぎるもん。
こんどこそ声優になって、そして空太に・・・頑張れ!

仁さんも最後までカッコ良かったね。
駅でのプロポーズにはやられましたよw
・・・だから美咲先輩待ってあげようよ!
何一人で勝手に婚姻届だしちゃってるんですか!?
「二人で出しに行こう」って仁さん言ってたじゃん!!
あんなにカッコよく告白した仁さんがなんかかわいそうになってくるじゃないか(;゚∀゚)
これじゃあ帰って来た時もう苦笑いしかできないですよw

そして最後には新しいこーはい君たちも登場しました。
こんどはこのメンバーでどんなハチャメチャ騒動を起こしてくれるのでしょうか?w{/netabare}

俺はこの作品にどれほど笑わせてもらったのでしょう・・・
現実で悲しいことや辛いことがあってもこの「さくら荘」のおバカな日常を見てると自然と顔が笑っていました。

それと同時にこの作品一つで何回も泣かされました。
感動の涙もありましたし、悲しみ涙もありました。

たくさん笑わされて、たくさん泣かされて・・・
そして「夢を叶える」ための勇気をもらいました。
この作品に出合えたことに感謝です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 138

86.7 3 天才で学園なアニメランキング3位
神のみぞ知るセカイ(TVアニメ動画)

2010年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (5009)
24408人が棚に入れました
舞島学園高校に通う桂木桂馬は恋愛シミュレーションゲーム、いわゆる「ギャルゲー」が好きな高校生。その腕前から「落とし神」と称されている彼は、ギャルゲーの登場人物である2Dの女をこよなく愛している。そんなある日、彼の目の前で空から1人の少女が舞い降りる。その少女の名はエルシィ。地獄からはるばるやってきたという彼女は、桂馬に「駆け魂」の捕獲を依頼する。その方法は、取り付かれた人間を恋に落とし、心のスキマを埋めること。現実の女性とは関わり合いにすらなりたくも無い桂馬は当然断るが、この契約に自ら(とエルシィ)の命がかかっていることを知ると渋々承諾する。こうして、ギャルゲー界の「落とし神」桂木桂馬の3D女性攻略が始まった。

声優・キャラクター
下野紘、伊藤かな恵、竹達彩奈、悠木碧、東山奈央、花澤香菜、櫻井智

司狼神威 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

OPが・・・まさかの神曲wwwwwww

原作は漫画です。
週刊少年サンデーで只今連載中の人気作品ですね。
作者は若木民喜。

2012年12月29日現在で漫画は20巻まで発売されてますw
アニメが気に入ったのなら原作もぜひw

ただ・・・漫画の絵をよく見て買ってねw

神のみぞ知る世界は1期・2期と放送終了しています。
どちらも全12話。
でも確か1期に0話があったから・・・全13話かw
だから、1期+2期で全25話。

1期のOVA『4人とアイドル』と
2期のOVA『天理編・前編[再会]』『天理編・後編[邂逅]』の2話が加わって・・・・


総合で・・・・全28話w
最初からそう言えって話ですな・・・。
すんません・・・。

3期は既に決定しています。
まだ今のところはっきりとした時期は不明ですがw

2013年のどこかであると思いますw
お楽しみにw
ですねw



主なストーリーは・・・・
舞島学園高校に通う桂木桂馬は恋愛シミュレーションゲーム、いわゆる「ギャルゲー」が好きな高校生。その腕前から「落とし神」と呼ばれる彼は、ギャルゲーの登場人物である2Dの女をこよなく愛している。

そんなある日、桂馬のもとに「攻略してほしい女がいる」というメールが届く。「無理なら絶対に返信しないように」という挑発的な文面に憤慨し何も考えずに返事をした途端、彼の目の前に空から1人の少女が舞い降りる。少女の名はエルシィ。地獄からはるばるやってきた悪魔だという彼女は、桂馬に「駆け魂」の捕獲を依頼する。その方法は、取り憑かれた人間を恋に落とし、心のスキマを埋めること。現実の女性とは関わり合いを持ちたくない桂馬は当然断るが、先のメールに返事をしたことで悪魔との契約が成立していること、この契約は自分とエルシィの命がかかっていることを知ると渋々承諾する。

こうして、ギャルゲー界の「落とし神」桂木桂馬の3D女性攻略が始まった。

参照ですがw
ってことですw


結構タイトルとか絵とかに偏見持ってる方いると思いますが、普通に面白く見れる作品です。


一応部類はラブコメですw
学園のラブコメでハーレムってなんかドロドロしてるイメージありますよね?

でも大丈夫!!!!!
そゆのないッスw

女子が見ても全然イケる作品ですw
ってか・・・むしろ女子のが好きなんじゃね?こゆ作品って思ったりもしましたw

ウチはかなり好きな世界観でしたw


結構パロディが盛り込まれてる作品なんで楽しみながら見れますw

バカテスが好きな人達にはもう超絶お勧めの作品ですねーw
ぜひ、バカテス好きは観てくださぁぁぁいw


まぁ、そうじゃない人もぜひw
あ、これ観てバカテス観てない人がいたら、バカテスも見てくださいw
コレ好きならきっと好きな世界観だと思いますw
それに主役の声一緒だしwwwwwwwwwwwwwwwww

めんどいんで1期、2期、OVAも全部一緒に載せときますw


【声優】

桂木 桂馬/下野紘 (バカテスの吉井明久)

エルシィ/伊藤かな恵(とある科学の佐天涙子)

ハクア/早見沙織(そらのおとしもののイカロス)

鮎川 天理/名塚佳織(ギアスのナナリー)

中川 かのん/東山奈央(輝きのタクトのスガタメ)

汐宮 栞/花澤香菜(サイコパスの常守朱、つかこの人は分か         るかw有名すぎるもんなw)
高原 歩美/竹達彩奈(ソードアートの直葉)

青山 美生/悠木碧(屍鬼の桐敷沙子)

春日 楠/小清水亜美(エウレカのアネモネ)

小阪 ちひろ/阿澄佳奈(WORKINGのぽぷら)

長瀬 純/豊崎愛生(UN-GOの因果)

二階堂 由梨/田中敦子(攻殻の素子)


こ・・・こんなもんでいいかw
悪魔達のフルネームは長いのでカットwwwwwww

誰の声かは・・・独断と偏見で好きなアニメ、キャラの中で個人的に有名なキャラであろうと・・・思ってチョイスしましたwwwww




このアニメのもう一つの魅力はなんといってOPの神曲!!!

ここで全部の曲を紹介w
1期も2期もOPは常に神曲なのでお見逃しなくw


【曲紹介】

[OP]
第1期 「God only knows 第三幕」
作詞 - 西田恵美 / 作曲 - 前口渉、木村香真良 / 編曲 - 前口渉 / 歌 - Oratorio The World God Only Knows / ボーカル - ELISA

第2期 「A Whole New World God Only Knows」
作詞 - 西田恵美 / 作曲 - 川崎里実 / 編曲 - 前口渉 / 歌 - Oratorio The World God Only Knows

[ED]
第1期 「コイノシルシ」
作詞 - 漆野淳哉 / 作曲 - 須田悦弘 / 編曲 - 前口渉

歌 - 神のみぞ知り隊 feat. 高原歩美 starring 竹達彩奈(第1話、第2話)
歌 - 神のみぞ知り隊 feat. 青山美生 starring 悠木碧(第3話、第5話、第6話)
歌 - 神のみぞ知り隊 feat. 中川かのん starring 東山奈央(第9話、第10話)
歌 - 神のみぞ知り隊 feat. 汐宮栞 starring 花澤香菜(第11話)

第2期 「アイノヨカン」(第1話 - 第3話、第5話 - 第7話、第9話 - 第11話)
作詞 - 漆野淳哉 / 作曲 - 須田悦弘 / 編曲 - 前口渉 /
歌 - 神のみぞ知り隊(第2期) エルシィ(伊藤かな恵)、ハクア(早見沙織)、春日楠(小清水亜美)、小阪ちひろ(阿澄佳奈)、長瀬純(豊崎愛生)

「アイノヨカン from 駆け魂隊」(第4話、第8話)
歌 - 駆け魂隊 エルシィ(伊藤かな恵)、ハクア(早見沙織)

「God only knows 第三幕」(第12話)
歌 - Oratorio The World God Only Knows / ボーカル - ELISA

[挿入歌]
第1期 「初めての色」
作詞 - 酒井伸和 / 作曲・編曲 - 天門 / 歌 - 飛鳥空 starring 櫻井智(第4話)

「ALL 4 YOU」
作詞 - zopp / 作曲 - 飯田清澄 / 編曲 - 前口渉 / 歌 - 中川かのん starring 東山奈央(第5話、第6話)

「LOVE KANON」
作詞 - zopp / 作曲 - 飯岡隆志 / 編曲 - 増田武史 / 歌 - 中川かのん starring 東山奈央(第5話)

「ハッピークレセント」
作詞 - zopp / 作曲 - 山口朗彦 / 編曲 - 前口渉 / 歌 - 中川かのん starring 東山奈央(第5話、第6話)

「らぶこーる」
詞 - 若木民喜 / 作曲 - 川崎里実 / 編曲 - 前嶋康明 / 歌 - 中川かのん starring 東山奈央(第7話) 「恋、ヨロシクお願いします!」

「Oh!まい☆GOD!!」
作詞 - 六ツ見純代 / 作曲 - M.C.E. / 編曲 - 前口渉 / 歌 - エルシィ starring 伊藤かな恵(第8話)

「God only knows」
作詞 - 西田恵美 / 作曲 - M.C.E.、前口渉、木村香真良、柳田しゆ、mixakissa、すみだしんや / 編曲 - 前口渉 / 歌 - Oratorio The World God Only Knows(第11話、第12話)


第2期 「初めて恋をした記憶」
作詞・作曲 - mixakissa / 編曲 - 渡辺拓也 / 歌 - 小阪ちひろ starring 阿澄佳奈(第7話)

「YES-TODAY」
作詞 - zopp / 作曲 - 渡辺拓也 / 編曲 前口渉 / 歌 - 中川かのん starring 東山奈央(第6話、第8話)

「HAPPYEND」
作詞 - 若木民喜 / 作曲 - 川崎里実 / 編曲 - 前口渉 / 歌 - 桂木桂馬&杉本四葉 starring 下野紘&丹下桜(第12話)

「ウラハラブ」
作詞 - zopp / 作曲 - 福本公四郎 / 編曲 - 大久保薫 / 歌 - 中川かのん starring 東山奈央(第12話)


曲が気になった方は参考にしてくれると嬉しいです。


でわでわ神のみぞ知る世界をお楽しみくださいv(o ̄∇ ̄o)

投稿 : 2024/06/01
♥ : 13
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

飽きずに楽しめる良作ではあるが、内容に深みを求めると肩透かしを喰らうかも

※第1~3期およびOVAすべて含めた感想・レビューです。

ラブコメ・タグで『とらドラ!』に次ぐ堂々の2位、かつ昨年には3期まで制作・放送され完結した人気シリーズということで、相応の期待をもって視聴してみました。

◆期別評価

1期  ☆ 並 3.9 (78点相当)
2期  ★ 良 4.2 (84点相当)
OVA  ☆ 並 3.5 (70点相当)
3期  ★ 良 4.0 (80点相当)
----------------------------
総合 ★ 良 4.0 (80点相当)


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== 神のみぞ知るセカイ (2010年10-12月) ================

{netabare}第1話 世界はアイで動いている? ★ エルシィ登場、高原歩美(陸上部)回
第2話 あくまでも妹です/ベイビー・ユー・アー・ア・リッチ・ガール ☆ 青山美生(元社長令嬢)回
第3話 ドライヴ・マイ・カー/パーティーはそのままに ☆ 続き
第4話 今そこにある聖戦 × クソゲー攻略回
第5話 IDOL BOMB!! ☆ 中川かのん(アイドル歌手)回
第6話 ワタシ平凡? ☆ 続き
第7話 Shining Star ★ 続き
第8話 Coupling with with with with × エルシィの料理回
第9話 大きな壁の中と外 ☆ 汐宮栞(文学少女)回
第10話 あたしの中の…… ☆ 続き
第11話 おしまいの日 ☆ 続き
第12話 神以上、人間未満 ☆ 落とし神モード発動{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)2、☆(並回)8、×(疑問回)2 ※個人評価 ☆ 3.9


OP 「God only knows 第三幕」
ED 「コイノシルシ」他4曲


========== 神のみぞ知るセカイ ll (2011年4-6月) ================

{netabare}第1話 一花繚乱 ★ 春日楠(武術家)回
第2話 一挙落着 ☆ 続き、ラストにハクア登場
第3話 地区長、来たる。☆ ハクア(上級悪魔)回、レベル3の強敵駆け魂
第4話 地区長、誇りを取り戻す。★ 続き
第5話 たどりついたらいつも雨ふり ★ 小阪ちひろ(典型的なリアル女子、歩美の親友)回
第6話 10%の雨予報 ★★ 続き、恋愛コーチング(一度でいいから本当の・・・) 
第7話 Singing in the Rain ★ 続き、初めて桂馬の心がリアル女子に揺れ始める
第8話 はじめての☆おつかい/3人でお茶を。 ☆ ハクア再来訪 
第9話 2年B組 長瀬先生 ☆ 長瀬純(教育実習生、鳴沢教育大学4年)
第10話 スクール☆ウォーズ ★ 続き
第11話 いつも心に太陽を ★ 続き
第12話 サマーウォーズ × ストーリー本筋に余り関係のないパロディ回{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)6、☆(並回)4、×(疑問回)1 ※個人評価 ★ 4.2


OP 「A Whole New World God Only Knows」
ED 「アイノヨカン」


========== 神のみぞ知るセカイ OVA =============

{netabare}4人とアイドル(2011年9月) ☆ バンド(ちひろ・歩美他)、かのんの記憶
天理篇 前篇 「再会」(2012年10月) ☆ 夏休み、鮎川天理(幼馴染)回、ノーラ・浅間登場
天理篇 後篇 「邂逅」(同上) ★ 続き、ディアナと天理の出会い、旧悪魔を封印した者
マジカル☆スター かのん100%(2013年6月) ☆ かのんが魔法少女になるファンサービス回{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)1、☆(並回)3、×(疑問回)0 ※個人評価 ☆ 3.5


========== 神のみぞ知るセカイ 女神篇 (2014年4-6月) =============

{netabare}第1話 When the Sun Goes Down ★ アポロ登場、ユピテルの6姉妹、地獄の者(ヴィンテージ)
第2話 スクランブルフォーメーション ★ かのんの危機、女神捜索
第3話 5 HOME ★ 5人同時攻略戦(九条月夜、ちひろ、歩美、栞、五位堂結)開始
第4話 Doll Roll Hall ★ 九条月夜回、ウルカヌス登場、天使の羽根
第5話 ぱんちDEでーと ☆ 五位堂結回、マルス登場
第6話 私について。 ☆ 汐宮栞回、ミネルバ登場
第7話 Bad Medicine ★ ちひろ・歩美回
第8話 めがみみっくす ★ 続き、学園祭、ハクアの危機
第9話 Absent Lovers ★★(前半)☆(後半) 続き、メルクリウス登場、舞島学園の秘密
第10話 ラビリンス × 続き、旧悪魔の策動・・・唐突な展開で少し残念
第11話 SHOW ME ★ 続き
第12話 初めて恋をした記憶 ★ 続き、落とし神の涙{/netabare}
--------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)1、★(良回)8、☆(並回)2、×(疑問回)1 ※個人評価 ★ 4.0


OP 「God only knows -Secrets of the Goddess-」
ED 「キズナノユクエ」他3曲


◆総評

上記のとおり第2期が一番面白く、第3期もまあまあの出来と思いました。
ただ、物語全体の締めとなる第3期は、もう少しシナリオを確りと練ってくれれば、と惜しく思いました。

とくに、{netabare}それまで何人もの少女たちを恋に「落とす」その達成感にばかり酔っていたオタメガこと桂馬君の心が、少女たちの真摯な想いを前にして、戸惑い・揺らぎ出す様子をもう少しハッキリと描き出してくれたら個人的にはもっと高評価していたのですが(最終回に桂馬君が人知れず涙を流す・・・という演出だけでは物足りなく感じてしまいました){/netabare}。

ただ、本作のメイン・ターゲット層はギャルゲー・ファンと思われるので、{netabare}ギャルゲーの神が、リアル女子の魅力の前に膝を屈する、といった展開{/netabare}は、やはり難しかったのかも知れませんね。

そういった限界も含めて、過度の期待を持たずに視聴すれば、程よく楽しめる良作ではないでしょうか。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 44
ネタバレ

cross さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

一風変わったアイディアは秀逸、テンポ重視のラブコメ【総合評価:76点】

2010年秋に全12話で放送された作品で、第二期、第三期と続き、OVAも発売されています。

現実には目を向けず、何時もギャルゲーにしか興味を示さない様な生活を送る主人公、桂木桂馬。
ギャルゲーこそ人生と言わんばかりの主人公はギャルゲーにおいて攻略できない女子はいないと豪語、ギャルゲー界では『落とし神』と言う異名すら持っている。
そんな『落しが神』の情報を聞きつけた悪魔は、身体を取り戻し再び悪事を働くべく人間界へと逃げ出した『駆け魂』と呼ばれる罪人の魂を回収する部隊、『駆け魂隊』の隊員のバディー(協力者)として契約を持ちかける。
その際のメールの文面から勘違いで契約を結んでしまった主人公の前に現れた『駆け魂隊』のエルシィ。
人間の女性の人の心のスキマ(=悩み)を隠れ場とし、心のスキマに由来する負のエネルギーを糧としている為、その心のスキマを恋愛で埋める事で『駆け魂』を追い出し、『駆け魂』の回収を狙っていたのだが、エルシィも又、『落し神』と言う異名がゲームの女子に対しての物だと知り落胆。
しかし、一度結ばれた契約は絶対、契約不履行は悪魔とバディーの両者の死を意味する。
こうして、主人公は己の培ってきたギャルゲー攻略の知識を駆使して、リアルの女子を攻略していく事となる。

と、大筋はこんな感じのラブコメ作品です。

ギャルゲーと言う現実味の無い知識を駆使して女子を次々と攻略と言う、この一風変わったアイディアは秀逸だったと思います。
周囲からは、変人扱いされている主人公が、ギャルゲーの圧倒的な知識と情報でそのマイナス印象を覆して恋愛感情を芽生えさせる。
ギャルゲー理論と現実のギャップに苦戦しつつ、ヒロインの心のスキマを見極めて、的確にヒロインを攻略する。
その過程がとてもコミカルに描かれていて、恋愛物のまどろっこしい部分は無しに、テンポが良く恋愛物としての要素よりコメディ色が前面に出ています。


この次々と女子を攻略していくと言う部分から、このアニメがハーレムアニメだと感じられるかもしれませんし、実際にハーレムアニメだと思って敬遠されている方も多いのでは?
自分も基本ハーレムアニメは煙たいと思っている傾向にあります。
ですが、攻略された側にはその攻略時の記憶が無くなると言うハーレムアニメ化を防止する、作品のある意味一番秀逸だと思える設定があるんです。
ですので、ハーレムアニメだろと思い敬遠されている方にも視聴をオススメできます。


かなり独特な主人公はキャラクターとして十分すぎるキャラ立ちがあります。
その上で重要となってくるのが、攻略される側の女子。

・元気一杯のスポーツ少女。
{netabare} かなり王道な設定ながら、当時かなりの勢いを持っていた竹達彩奈を起用。
第一話の内に攻略を完了、時間の関係上、キャラの掘り下げは流石にできませんが、彼女の心のスキマをしっかりと見極め、それこそギャルゲーの様な展開のラストで攻略。
この作品の所謂チュートリアル的な感じですが、第一話の掴みとしては非常によかったのではと思います。{/netabare}

・ツンデレな金持ち少女。
{netabare} これまた王道設定、しかもチビでつり目で金髪と容姿も王道。
大企業の令嬢として有名な彼女でしたが、実は大企業の社長であった父が亡くなり、現在は母親との貧乏生活を送っている。
父の教え、令嬢としての振る舞いや心構えを忠実に守っていれば父は自分の心の中で生き続けると金持ちの生き方を曲げずにいる。
唯一、彼女の境遇の知る主人公との秘密の共有と言うこれまたベタな展開での攻略、これまた1話半と言う短い時間ながら良く出来ていると思います。{/netabare}

・大人気のアイドル。
{netabare} 人気急上昇中の新人アイドル。
昔は地味でその頃の存在感が無く周囲から忘れられる事が多く、自身を認識されていない事にトラウマを抱えている。
普段の明るい表情や性格とは裏腹に非常にネガティブな思考の持ち主で些細なことですぐに落ち込み、トップアイドルになったにもかかわらず自分のことを知らない人がいると情緒不安定になる精神的な弱さが目立つ。
ゲームにしか興味を示さない主人公は、現実のアイドルを知るわけも無く、その事にショックを受けて自らアプローチをかけて行く。
前の2人とは違い、3話を使った攻略となり、アイドルと言う設定もありキャラソンも数多く、確かアルバムまで発売され、OVAでも主役を張ったりと何かと愛されキャラです。
3話と言う長さとしては絶妙な話数で非常に良かったと思います。{/netabare}

・本が大好きな図書委員
{netabare} これまた王道、花澤香菜の起用で可愛さ倍増でした。
図書委員から連想できる口数の少ないタイプ、無口でほとんど話さず頭の中では常に色々なことを考えているが、それらを口に出して他人に伝えることが苦手な軽くコミュニケーション障害
自分のコミュニケーション障害に絶望しながらも、本の世界に傾倒し心を閉ざしている。
それでも、本当は他人とコミュニケーションを取りたいと言う意志が心のスキマとなっている。
『本』と『ゲーム』の違いはありますが、自分の世界を持ち、それに傾倒するあたり 主人公と似たもの同士。
独特の世界観を持つもの同士とあって、BGMなどで今までと少し雰囲気が違う仕上がりになっていました。{/netabare}



攻略される側のヒロインはギャルゲーでは王道設定。(実際、ギャルゲーをやった事はありませんが……)
それでいて、皆心にスキマを抱えていて、とても魅力的に仕上がっていて、その結末もしっかりとしていて後味も良い。
声優とキャラのイメージも自分の中では見事にマッチングしていたので、キャラクター面は非常に満足です。

魅力的キャラクターの恋愛がテンポ良く進むとあり、物語としては非常に満足でした。
しかし、一点だけ不満を挙げるとしたら、正直、いらない話をちょいちょい挟んでくる面です。
女子を攻略する話は大満足なんですが、その間に入ってくる日常回がどうにも面白みに欠け、そこでテンポを損ねていた感は否めません。
正直、不要な日常回を削ればもう一人ぐらい攻略できたでしょうに……



そして、特徴的で耳に残るOP曲も大好きでした。
EDは攻略したキャラクターが徐々に増えてくるタイプ、その地味な手の込みようも好印象でした。


次々と女子を攻略していくと言う一辺倒な構図ではありますが、コメディ色が強めでお気軽に見れる上に攻略までの時間も長くないので、観ていて飽きない作品だったと感じます。
ハーレムアニメとも違いますので、その手が嫌いな方も視聴できるでしょう。
是非とも観視聴の方は一度視聴して見てください。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 68

87.6 4 天才で学園なアニメランキング4位
咲-Saki-(TVアニメ動画)

2009年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (3256)
15631人が棚に入れました
宮永咲(みやながさき)は高校一年生。奇跡的な麻雀を打ってのける(毎局プラスマイナスゼロで和了(あが)ることができる)美少女。
原村和(はらむらのどか)の天才的な打ち方に感化され麻雀部に入部することを決意する。二人の天才美少女がインターハイの頂点を目指す。

声優・キャラクター
植田佳奈、小清水亜美、釘宮理恵、伊藤静、白石涼子、福山潤
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

第1回、勝手に秋の咲祭り ~麻雀って楽しいよね~

始まりました、「第1回、勝手に秋の咲祭り」。季節も秋に変わったので、お気に入りシリーズを順番に紹介していこうと思います。本編よりも気合を入れ過ぎた「余談」もあるので、麻雀の魅力を味わっていただけたらと思います。


◆この作品で伝えたかったこと◆

この作品で伝えたかったこと、それは「麻雀って楽しいよね」ということだと思います。

本作の主人公の咲は子どもの頃家族と麻雀を打っていたが、家族がバラバラになってしまったのと同時に、麻雀から離れてしまった。

しかし、高校生になって和と出会ったことによって麻雀部に入部することとなり、多くの人たちと対戦することによって心の奥底に沈んでいた気持ちを思い出す。そんなストーリーだと思います。

麻雀って聞くと、なんだか暗くて危ないにおいがする。賭け麻雀だったり、雀荘のタバコのにおいだったり。

でも本当は、音楽やスポーツとおんなじで、麻雀も人と人とをつなぐもの。新たな出会いをくれるもの。

山の嶺に咲く花のように、麻雀は私たちに美しい世界を見せてくれるのかもしれません。


◆高校別好きなキャラ選手権◆

私の好きなキャラを高校別に選出しました。基準は見た目、ではなくて、「性格」と「プレースタイル」を重視です。

☆清澄高校
{netabare}竹井久(伊藤静さん)・・・清澄高校麻雀部部長にして、中堅。あの「悪待ち」はまったく真似できませんが、自分のスタイルを貫き通す姿は魅力的。ちょっとおばさん臭くて、まとめ上手なところも私は好きです。{/netabare}

☆風越女子高校
{netabare}福路美穂子(堀江由衣さん)・・・名門風越の部長にして、先鋒。閉ざされた青い右目を開くと、場の状況を的確に把握し、自分に有利となる高度な打牌を見せます。密かに久に想いをよせているところが、またGood。{/netabare}

☆鶴賀学園
{netabare}加治木ゆみ(小林ゆうさん)・・・部長っぽいけど実は部長じゃない、大将。特別な力は持っていませんが、その場に応じた臨機応変な打ちまわしが上手いです。落ち着いた雰囲気と、冷静で的確な判断力も魅力的。{/netabare}

☆龍門渕高校
{netabare}天江衣(福原香織さん)・・・前年度インターハイ出場校の、大将。「一向聴地獄(イーシャンテン地獄)」や「海底摸月(ハイテイラオユエ)」などの強力な必殺技をもつ、まさにラスボス。でも本当は子どもで、さみしがり屋なところがかわいい。{/netabare}


☆おまけ~ルックスランキング~

{netabare}1位、東横桃子(斎藤桃子さん)・・・加治木を慕う姿と、よくわからないけど見た目がなぜか好き。あと○が大きい。
2位、福路美穂子(堀江由衣さん)・・・一番の美人はやっぱり福路さん。青い目もきれいです。あと○が大きい。
3位、原村和(小清水亜美さん)・・・エトペンを持っている姿と、頬を染めた表情がかわいい。あと○が大きい。{/netabare}


◆忘れられない思い出◆

この作品も私がアニメを見始めた「初期の作品」なので、忘れられない思い出が詰まっています。

{netabare}私が学生だった頃、バイト仲間と「チーム麻雀」というものをつくり、毎晩毎晩朝まで麻雀を打っていました。バカみたいな毎日でしたが、今思うと懐かしく楽しい時間だったように思います。

そんな麻雀を打ちながらよく見ていたのが、この「咲」という作品。特に県予選決勝戦の大将戦のラストは、飽きるくらいに見返しました。

『清一 対々 三暗刻 三槓子 赤1 嶺上開花 32000です!』{/netabare}

咲という作品があったからこそ、私の若かりし青春があったのかもしれません。


◆まとめ◆

咲の大きな特徴の一つに、「麻雀を知らない人でも楽しめる」ということがあると思います。

私も咲と同じように子どもの頃から家族と麻雀を打っていたので、ルールはそれなりに理解していますが(符の計算はできませんが)、麻雀のルールはかなり複雑で細かいです。

でも、この作品はそんなことを知らなくても十分に楽しめる。「バトルアニメを見てるのかな?」と見間違うかのような派手な演出と、常軌から逸した異能バトルによって、よくわからないけど面白い。あと何故だか「百合展開」も織り交ぜてくるので、飽きずに見ることができます。

それでもやっぱり、麻雀のルールを知っている方が楽しめますよね。

ぜひ咲を見て、麻雀の秋を味わってみてください。


最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。



◇余談◇

『第1回、松実玄の麻雀入門教室 ~麻雀入門は、おまかせあれ!~』

※ 「勝手に秋の咲祭り」ということで、またまた勝手に私(玄)が阿知賀編に登場する松実玄ちゃん(現在のサムネの女の子)に扮して麻雀教室を開催致します。麻雀を知らない方でも理解できるように努めましたので、興味のある方はぜひご一読願います。(ただし超絶長いです、ごめんなさい)

{netabare}
☆自己紹介☆

玄 :こんにちは。阿知賀高校麻雀部の「松実玄(まつみくろ)」です。今回は私が講師となって、みなさんに麻雀のルールや魅力を紹介させて頂きます。精一杯頑張りますので、おまかせあれ!

玄 :それでは、今回いっしょに麻雀教室をやってもらう特別ゲストを紹介します。どうぞー。
和 :こんにちは。清澄高校麻雀部1年、「原村和(はらむらのどか)」です。玄さん、今日はよろしくお願いします。
玄 :和ちゃん、久しぶり。今日はよろしくね。
優希:清澄高校麻雀部1年、「片岡優希(かたおかゆうき)」だじぇ。ところで玄さんは、のどちゃんといっしょでおっぱいが大きいじょ。
和 :こら!優希!
玄 :そうですね。和ちゃんは小学生の頃からいい物をお持ちで・・・。今では、私よりも大きそう。
和 :玄さんまで・・・。
玄 :それではお二人とも、今日はよろしくお願いします。


☆大まかなルール☆

優希:で、何から始めるじぇ?
玄 :まずは、大まかなルールを説明をしたいと思います。和ちゃん、麻雀ってどんなゲームかな?
和 :そうですね、麻雀は麻雀牌を使って遊ぶテーブルゲームです。最初に牌(13枚)を配ってスタートし、親から順番に山から牌を引いて手を変えて、一番早く「完成の形=あがりの形」をめざす競技です。
優希:さすが、のどちゃん!あとは、あがった手の形(強さ)によって相手から取れる点数が変化するんだじぇ。
玄 :二人とも、そのとおり!麻雀は「手を完成させるスピード」と、「手の強さ」で勝負を競う競技なのです。


☆麻雀牌とその種類☆

玄 :それでは、優希さんに質問です。これは何でしょう?
優希:何って、玄さん。これは「麻雀牌」だじぇ。(※みなさんも、Google先生で「麻雀牌」と画像検索してみてください)
玄 :優希さん、そのとおり。絵や文字が書かれているこれらの牌を『麻雀牌』と言います。麻雀牌には1~9までの数字が書かれている『数牌(スウハイ)』と、「東」や「中」といった漢字が書かれている『字牌(ジハイ)』があります。
和 :「数牌」は大きく3種類に分類できますね。赤い文字で「萬」と書かれている『萬子(マンズ)』、青色で「丸」が描かれている『筒子(ピンズ)』、緑色の「竹」の絵が描かれている『索子(ソウズ)』の3つです。
優希:「一萬(リャンワン)」や「六筒(ローピン)」、「七索(チーソウ)」みたいに、それぞれに1~9までの数字があるから、数牌だけで27種類の牌があるじょ。
玄 :すごい!優希さん。これも算数ドリルの成果ですね!
和 :いえ、玄さん。これはただの九九の問題です。特別すごくはありません。そもそも何で、玄さんが算数ドリルのこと知っているのですか。
優希:のどちゃんはおっぱい大きいのに、意地悪だじぇ。ちなみに、「字牌」には方角が書かれた『風牌』と『三元牌』ってのがあるんだじぇ。
玄 :「三元牌」は何も書かれていない『白(ハク)』、緑色の文字の『發(ハツ)』、赤文字の『中(チュン)』のことだね。この三元牌は3枚そろえると、「役」がつきます。
和 :「風牌」は『東(トン)』、『南(ナン)』、『西(シャー)』、『北(ペイ)』のことですね。それぞれにあった条件で3枚そろえると、風牌も「役」がつきます。
優希:二人とも、初心者の人にはまだ「役」はわからんじょ。字牌は東、南、西、北、白、發、中の7種類だから、麻雀牌は全部で34種類。それぞれにおんなじ牌が4枚ずつあるから、全部で34×4=「136枚」の牌を使ってゲームをするんだじぇ。
和 :これはさすがに算数ドリルの成果ですね。
玄 :優希さん、すごい!この麻雀牌を13枚配った状態でゲームはスタートし、順番に山からに1枚ひいてはいらない牌を捨てる。1枚ひいてはいらない牌を捨てる、を繰り返して「上がりの形」をめざすのです!


☆上がるための条件その1☆

玄 :それでは、優希さん。上がるためにはどうしたらいいでしょう?
優希:タコスをたくさん食べることだじぇ!
和 :優希、この場合タコスは関係ありませんよ。
優希:のどちゃん、タコス力は重要だじょ!
玄 :私もおもち好きだよ。
和 :玄さんまで・・・。「上がるための条件」は大きく分けて、「2つ」あります。一つ目は『4面子1雀頭』といわれる『上がりの形』をつくることです。(※Google先生で、「麻雀 アガリ形」と検索してみてください)
優希:『面子(メンツ)』は、「3枚の牌でつくる1グループ」のことだじぇ。『雀頭』は、「同じ牌2枚でつくる、2枚1ペア」のことだじぇ。
玄 :つまり、3枚1グループが4つ(4面子)と2枚1ペアが1つ(1雀頭)の「14枚」で上がりの形になります。基本的に手札に13枚の牌を持った状態でゲームは進行するから、最後に14枚目をひいて上がりの形が完成するんだね。
和 :3枚1グループの面子には、『順子(ジュンツ)』と呼ばれるものと、『刻子(コーツ)』と呼ばれるものがあります。『順子』は「2-3-4」や「7-8-9」のように「同じグループの数牌を連番で集めること」です。『刻子』は「中-中-中」や「三萬-三萬-三萬」のように「同じ牌を3枚集めること」です。
優希:『雀頭』はさっき言った「同じ牌2枚でつくる、2枚1ペア」のことだじょ。通称、『頭(アタマ)』とも言うじぇ。
玄 :この「頭」を1つと、「順子」か「刻子」を4つ組み合わせて、上がりの形をつくります。たとえば、「二萬-三萬-四萬-三筒-四筒-五筒-七筒-七筒-七筒-五索-五索-六索-七索-八索」といった感じになります。(※Google先生の2番目の画像のアガリ形の手です)


☆上がるための条件その2☆

和 :それでは、二つ目の条件ですね。二つ目は『1ハン以上の役が必要』ということです。
優希:さっき玄さんが言った手を子が門前(メンゼン=鳴かないこと)でつくった場合でドラを「五索」とすると、最高で「リーチ、一発、ツモ、タンヤオ、ドラ、ドラ」で跳満(ハネマン)12000点だじぇ。
玄 :そう、今優希さんが言った「リーチ」、「一発」、「ツモ」、「タンヤオ」、「ドラ」が役です。6つ(5つ)全てが1ハンの役なので、合計6ハンで「跳満(ハネマン)」となります。(※詳しくは次回説明予定)
和 :麻雀には何種類もの役(全37種類)が存在しますが、一番基本的なのは『リーチ(立直)』だと思います。
優希:のどちゃん、「リーチ」ってなんだじぇ?
和 :『リーチ』とは、「上がりの1つ手前の状態になったことを相手に宣言すること」です。このリーチ宣言をすることで、1ハンの役がつきます。
玄 :ちなみに、『テンパイ(聴牌)』っていうのは、「あと1枚牌がそろえば上がりの形になる状態」のことだね。反対に、「上がりの1つ手前の状態にないこと」を『ノーテン(不聴)』と言います。
和 :ただし、リーチをする時には以下4つのことに気をつけなければなりません。一つ目、門前でないと、リーチの役はつきません。二つ目、リーチをする時には、供託金として1000点を場に支払わなければなりません。三つ目、リーチ後は、自分の手をいじれません。四つ目、自分の捨てた牌と同じ牌でロンすることはできません。
優希:さすが、のどちゃん!まるで先生みたいだじぇ。のどちゃんの場合は、エロっエロっな先生だけど。
和 :優希、何を言っているのですか。先生なら、私は玄さんの家庭教師に興味があります。赤縁のメガネもかけていただいて、ぜひ個別指導していただきたいです。(※ごめんなさい、私のただの妄想です)
玄 :私に家庭教師できるかな。ところで、『ロン』っていうのは「相手の捨て牌から上がること」だよ。それに対して、「自分がひいた牌で上がること」を『ツモ』って言います。
和 :『ツモ』という言葉は、もともと「自分が山から牌をひくこと」を意味しますね。ただし門前でツモって上がった場合は、『門前ツモ』という役がつきます。
優希:でも、のどちゃん。最初のうちは「門前ツモ」だけで上がることはほとんどないと思うじょ。
玄 :そうだよね。だから最初のうちは手を組み替えて「テンパイ」の状態にして、「リーチ」をするのが一番確実に役がつく方法かな?
和 :そうですね、玄さんの言うとおりだと思います。


☆鳴くよ~ポン、チー、カン~☆

玄 :ところで、門前ってどういう意味なのかな?
優希:『門前(メンゼン)』は、ポンやチーみたいに「鳴いていない状態のこと」だじぇ。
和 :『鳴く』とは「山から牌をひく代わりに、相手の捨て牌をもらうこと」ですね。ちなみに「鳴く」は通称で、正式には「フーロ(副露)」と言います。
玄 :この「鳴く」には「ポン」と「チー」があるんだよね。
優希:『ポン』は「同じ牌を2枚持っているときに、誰かが捨てた牌を3枚目として吸収して刻子をつくること」だじぇ。たとえば、手持ちに「中-中」を持っていて、誰かが「中」を捨てたときに「ポン」と言って自分の牌としてもらうんだじぇ。ちなみに、ポンの場合は「誰からでも」鳴くことができるじょ。
和 :『チー』は「順子(数字の3枚続き)の欠片を持っているときに足りない牌を吸収して順子をつくること」です。手持ちが「一萬(イーワン)-二萬(リャンワン)」だったら「三萬(サンワン)」を、「七筒(チーピン)-八筒(パーピン)」の時は「六筒(ローピン)」か「九筒(キューピン)」を鳴くことができます。ただし、「チー」の場合は、「自分の前の人(左隣に座っている人)からしか」鳴くことができません。
優希:あと、咲ちゃんが得意な「カン」もあるじぇ。
玄 :たしかに、刻子ができている状態(同じ牌を3枚持っている状態)で「カン」って鳴くこともできるよね。ただ「カン」についてはルールが複雑だから、また今度専門の人に説明してもらおうと思います。
和 :ところで、玄さん。「ポン」「チー」「カン」と鳴きの説明をしてきましたが、初心者の方は鳴かない方がいいですよね。
優希:なんでだじぇ?のどちゃん。
和 :たしかに鳴くと手の進み(完成する速さ)は速くなりますが、先ほど説明した「リーチ」という役で上がれなくなってしまいます。「リーチ」以外の役を自由に使いこなせるようになるまでは、無闇に鳴かない方がいいと思うのです。
玄 :そうだね、和ちゃんの言うとおりだね。初心者の方は無理に「鳴かずに」「テンパイ」して、「リーチ」をするのが私もいいと思うよ。


☆実際に麻雀をやってみよう!☆

玄 :これで今回説明する内容は以上です!
優希:じゃあ最後に、のどちゃんがまとめをするじぇ。
和 :それは玄さんがしなくていいのですか。
玄 :和ちゃん、お願いします。
和 :わかりました。今日の麻雀入門教室のポイントは以下の3つだと思います。

①2枚1ペアの「頭」を1つと、3枚1グループの「順子」か「刻子」を4つつくること
②手を組み替えて「テンパイ」の状態にして、「リーチ」をすること
③「ポン」「チー」「カン」の鳴きは極力使わないこと

玄 :うん、そのとおりだね。
優希:あと、麻雀に興味をもった人は実際に打ってみることだじぇ。
和 :そうですね、今の時代はネット麻雀などもありますから、一人でも打つことができますよね。
玄 :うん、あとはスマートフォンのアプリでも無料でできるから、いろんな人に麻雀やってもらいたいね。(※オススメは一番下に記載)
優希:そのためにも、のどちゃんと玄さんが一肌脱ぐじぇ。
和 :なんでそうなるんですか!
玄 :まあまあ。それはともかく、麻雀に興味をもった方は、ぜひやってみてください!今日は和ちゃんと優希さん、お手伝いしていただき本当にありがとうございました。
和 :いえいえ、こちらこそありがとうございました。とても楽しかったです。
優希:そうだじぇ。次やる時も呼んでほしいじぇ。
玄 :そうだね。ただ次回はまた違うゲストの方に来てもらうから、麻雀教室ではこれでお別れなのです。
和 :そうなのですか、それは残念です。また必ずどこかで会いましょうね。
優希:今度は卓の上でだじぇ!
玄 :うん、お互い頑張ろうね。二人とも、本当にありがとうございました。

玄 :麻雀入門教室を読んでいただいたみなさん、本当にありがとうございました。来週も頑張って開催する(※予定)なので、その時はぜひよろしくお願いします。次回は、「役を覚えて、強くなろう!(仮)」です。
玄 :それではまた来週も、おまかせあれ!


※ 最後までお付き合いいただいたみなさん、本当にありがとうございました。もし何かご意見やご質問があったら、メッセージボードまでお願いします。

※ あと、初心者にオススメの無料スマホアプリは「麻雀雷神」の一人打ちです。リーチや上がりなどのアシスト機能がありますし、対戦相手がそこまで強くないので、初心者の方でもおそらく楽しめると思います。興味のある方はお試しあれ。


{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 38
ネタバレ

智慧ノ輪 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

個人用メモ

【製作】
GONZO(第1局 - 第14局)
ピクチャーマジック(第15局 - 第25局)
【CV】
宮永 咲 - 植田佳奈
原村 和 - 小清水亜美
片岡 優希 - 釘宮理恵
染谷 まこ - 白石涼子
竹井 久 - 伊藤静
須賀 京太郎 - 福山潤
天江 衣 - 福原香織
龍門渕 透華 - 茅原実里
国広 一 - 清水愛
福路 美穂子 - 堀江由衣
池田 華菜 - 森永理科
加治木 ゆみ - 小林ゆう
東横 桃子 - 斎藤桃子
宮永 照 - 中原麻衣
藤田 靖子 - 浅野真澄
三科 健太 - 白石稔
{netabare}
※はいてない&つけてない女の子しか存在しない、そんな楽園の様な(笑)世界における、麻雀を題材にしたアニメ。
百合要素も結構あるかな?
しかし…視聴者を引き込む為、普通じゃない魅力的な打ち方がキャラ付けに必要とはいえ、超能力の分野でしょ、ここまで行くとw
でも牌譜監修が現役のプロ雀士(たっきー)だったりで、実はきちんとしてたりします。
ちなみにタッキーって麻雀プロなのに、なぜか衣装のスポンサーついてたりする、イケメン雀士なので興味ある人は「滝沢和典」でググってみたらいいよw
作品的にはキャラ押しなんで、麻雀わからなくても見れるかな?
対戦相手とか登場人物が多いから、好みにうるさい人でも絶対にお気に入りの子が見つかるハズ!
ちなみに自分は鶴賀学園のステルスモモちゃんにヤラレました♪存在感薄いはずなのにキャラ立ってるんだよな。{netabare}胸も意外とあるしw{/netabare}
{/netabare}
ここから咲…じゃなかった、先は麻雀知らないと読んでもつまらないかもしれない。
…ハイソコ!麻雀知ってるけど面白くねーよとか言わない!(苦笑)
{netabare}
『流し見してて、お!?って思ったシーンを書いてみる。』

【4話、咲と和がカツ丼プロとの対局の場面】

状況はオーラスの0本場 ドラ5

東家 22700 知らんおっさん
南家 18500 咲
西家 25700 カツ丼さん
北家 33100 のどっち

ここでおっさんが気合い入った声で曲げて(リーチして)くる。捨て牌が2段目ラストぐらいだから10~12順目辺りかな?煮詰まってるねぇw
おっちゃんは親だから連荘あるんで安手でもいい状況だけどリーチの声からしてこの局で逆転できそうな手を仕上げてきたっぽいねw
そこに咲ちゃんがノータイムで宣言牌のまたぎ、⑥を一発目で切る。

ちなみにそんときの咲の手牌は

南南南北北二二二三四五七九

とツモorトップ直撃で逆転な手をダマテン中。まぁ⑥は怖いトコだけどラス目だし行くしかないわなw
リーチかけないのはツモか和から出る以外は見逃す&六や北引きでの手変わり待ち…ってとこかな?
…実際のトコはカンしてリンシャンに八がいるのを知ってたからリーチせずだったっぽいが。。。なにそのチート能力w

その同順、トップ目の和の手が

②②④赤⑤⑥三四四赤五六赤578 ツモ八

赤ガメてんのねwこれで他家にドラ爆の可能性少ない&アガリトップな状況からベタオリはしないけど八は切りにくい。とりあえず②落としで回し打ちへ。

実はこの2順前からカツ丼プロは

八八222234②③④⑤⑥

って感じでテンパイしてる。
テンパイ時に後ろで見てた眼鏡副部長が「リーチかけず?」って言ってるがトップと7400差な状況で逆転するには高めツモ&裏1条件。
2位でもOKだってんならともかく、トップ狙うんだったらリーチはありえねーっつのwどーした副部長w

ここで次の藤田プロ(カツ丼)のツモがドラの5。(ね?副部長、リーチしてたらカンもできなかったよ?w)
すかさず2カン→リンシャン牌が咲の当たり牌な八(だから咲さん、なぜ分かるんだw)→打⑥
このときに咲が一発目で⑥を強打しているってのが活きてるんだよね。
しかも少考しての安全牌な②切りだから、回し打ちつまり対子落しの可能性も高い。
受けを変えるなら絶好のチャーンス!

そして見事に和の②でロン、直撃3900で逆転トップ…と。

一見カツ丼プロがのどっちの②対子落しを読み、3面張崩して②待ちにしたっていう華麗な打ち筋に見えて、実は無理のない、理にかなった麻雀だった…という。
流石プロだね!!


…って…ちょっと待ったあぁぁ!!

のどっちの②落とし、少しヌルくね??
親のリーチ一発目はもう1つの現物、8切りでシャンテン維持がベターじゃないかなぁ。。。
少なくともおいらなら8切りだぬ。
②落としでシャンテン数落とすのは、この順目だと命取りかと。
対子落しで回すのは次順以降のツモによって判断すべきだねw

ちなみにこれは結果論だけど、②落としてなければ藤田プロもノベタン受けを打⑥と打②の選択になって、そこでもし打②を選んだら次順以降の振り込み回避の可能性も出てくるんだよね。
怖くて切りたくないって言ってた八も七引き→打四で一応役ありテンパイできるし。(四もすっげー怖い牌だけど、親の第1打が浮いてる字牌処理より先に一切りなので配牌に四を持ってる可能性が高い=五-八待ちより四-七待ちの方が”少しだけ”可能性が低い)
のどっち…さては弱気になってひよったな?w



『なんで主人公の能力をコレにしたん??』

街を歩いて近所の雀荘の看板を見てもらえばわかるけど、ほとんどのトコが【雀荘〇〇】じゃなくって【リーチ麻雀〇〇】って名前になってる。
つまりは「リーチ」が主流なんですよ、麻雀って。
なのに咲は主人公がリーチをかけづらい能力にしちゃってるんです。。。

なんでリーチしにくいかって??
それは麻雀のルールで咲ちゃんの得意なリンシャンに必要なカンはリーチ後だとできない場合があるんです。

具体的に言うと、
その1 待ち牌が変わるカン
その2 ツモ牌以外でのカン(送りカン)
その3 待ちの形が変わってしまうカン
その4 面子構成が変わってしまうカン
…の4つかな?
ちょっと分かりにくいので説明しますねw

まず、その1「待ち牌が変わってしまうカン」

西西西二三四四五六⑤⑤⑤⑥ ツモ⑤

これで⑤をカンしちゃうと④⑥⑦待ちが⑥のみになってしまう。これが「待ち牌が変わる」場合です。

次に、その2「ツモ牌以外でのカン」

上で述べた藤田プロの手牌がそうですね。

八八222234②③④⑤⑥ ツモ5

ここで2をカンした場合が「ツモ牌以外でのカン」です。これは「送りカン」とも言って、リーチ後ではできません。

そして、その3「待ちの形が変わってしまうカン」

②②②④⑤⑤⑤七八九234 ツモ②

こんな形でカンした場合、カンをしても待ち牌の数は③④⑥で変わらないのですが、カンをした場合はカン③待ちっていう形が無くなってしまう。
これが「待ちの形が変わってしまうカン」です。

最後に、その4「面子構成が変わってしまうカン」です。これは本当にややこしいw

東東東①②二二二三四五五五 ツモ二

これだと一見カンできそうだけど、したらチョンボになっちゃうんで注意!
カンする前の状態だと雀頭が二でも五でもとれる形なんだけど、二でカンしちゃったら雀頭が五で固定されちゃう。つまり二三四って面子がなくなってしまう。
わかりにくいかな?そしたら…少し変えて…

234②④二二二三四五五五 ツモ二

これで考えてみて下さい。二でカンしちゃうと二三四って面子がなくなる…つまり234の三色がなくなってしまう。
これが「面子構成が変わってしまうカン」です。

ね?面倒くさいっしょ?こんなルールがあるんで咲ちゃんの能力だとリーチがかけられない場面が多くなっちゃう。
勘違いしないで欲しいんだけど、”リーチしたら”カンできない状況だからね
リーチしてなければ上で挙げた全部カンできますよw

あ・そいえばレアな「カンができない状況」あったの忘れてたw
それは…

一一一二四四五六七八九九九 ツモ一

これは一二三って形で一は使ってないし、待ちもカン三のみだし、一をカンしても大丈夫そうだけど…九連宝塔っていう「役満」が無くなってしまうのでカンができませんw

え?こんな状況でリーチしねーだろって??デスヨネーwww
まぁネタ的に覚えておいてもいいんじゃないか程度のシロモノだって事ですよw

…とまぁこんな縛りがあるリーチとは相性が悪いともいえるカン(リンシャン)を主人公の能力にしちゃったんだろうw
やっぱ派手な役だからなのかな?



ここまで長々と書いてしまいましたが…
こっから先は本当に独り言なので〆ちゃいます。
半分(つーかほとんど)愚痴になってしまうので開けるの注意してね。。。
{netabare}
この咲って漫画(アニメ)のおかげで麻雀人口増えたねー。
普及って点では凄い効果だと思います。
そのおかげで昔はいわゆる「鉄火場」みたいだった雀荘も、女性でも入りやすい、綺麗な雀荘に変わったりしてるしね。

でも、そんな影響が大きい漫画(アニメ)なので言わせて貰いたい。

「登場人物の麻雀マナーが悪すぎる!!」

打牌の強打、ロン時の片手倒牌、引きツモ、点数申告etc挙げたらキリねーって感じ。。。
自分がフリーで打っててこんな客と同卓になったらソッコーでラス半入れるゎw

おいらがマナー厨に近いってのもあるかもだけど、点数申告に「ザンク」とか「チッチー」とかってキャラに略語で言わせるなよ。
あげくの果てにゃ跳満の点数申告時に「ツモ!6000-3000」とか親の点数から言う場面もあったぞ(17話の衣とか)

相手を煽るような行為をこんだけ連打されたら麻雀そのものを否定されてる気になっちゃうんだよな…
やっぱ麻雀は対人間のゲームなんだから対戦相手には敬意を持ってなくちゃいけないと思う訳ですよ。
人気があって影響力の強いモノだからこそ、マナーに関してはしっかりとしたのを描いて欲しかったな。

以上、麻雀好きなおっさんの愚痴でしたw
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9
ネタバレ

GvwT さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

感想

再放送がやってるということで視聴開始
麻雀が主みたいだけどどのくらいやるんだろ?

第1話
{netabare}待て待て、あのおっぱいはおかしいだろヾ(・・;)ォィォィ
全自動卓いいなあ
麻雀ができる女の子っていいなあ
そしてくぎゅうううううううううううううう
3連続プラマイ0(つまりは毎回30000点で終局)を狙ってなんて圧倒的じゃないか( ゚Д゚) ス、スゲー!

咲ちゃんはもう一回麻雀部へ
東風戦でプラマイ0はできるのか?
70符2飜を出さないとプラマイ0にならないぞう
どうするんだろと考えてたら嶺上開花で出しやがった・・・
圧倒的すぎて涙が出てきた{/netabare}

第2話
{netabare}初っ端からダブリー一発ツモ
こんなんされたら心が折れますよ(>_<)
またもや嶺上開花で今度は四暗刻かよ
強運すぎるだろ!!!

和ちゃんが泣いて走っていっちゃった
こんな負け方したら悔しいだろうけどね
咲ちゃんが入部!
これは全国も楽勝だろ{/netabare}

第3話
{netabare}記者の人が、2週間後に県予選があるとサラっと言いやがった
展開早いな(゚Д゚)ノ
和ちゃんの気持ちは妥当だよ
あんなに嶺上開花されたらね・・・

和ちゃんが怒って出て行っちゃった
全力を出していない咲ちゃんに起こっている様子
和「私も楽しませてください」可愛すぎワロタ
ちょっと百合っぽい感じがたまりませんな(*´Д`)ハァハァ{/netabare}

第4話
{netabare}なんで和ちゃんはすぐに顔を赤らめてしまうんですか?
そしてこの作品に男はいらない!
メイド喫茶、ありがとうございまーす!
やはり和ちゃんはおかしいと思うな・・・

新しく来た女性客から変なプレッシャーを感じ取った咲ちゃん
超強いじゃんと思ったらプロの方でしたか、、、
でもそのプロより強い奴が龍門渕高校にいる!?
というわけで強化合宿だ!!{/netabare}

第5話
{netabare}まずはやっぱり温泉!
べ、別に入浴シーンなんて期待してないんだからねっ
一年生'Sに個別に特訓を言い渡した部長さん
なんだかんだでよく考えてらっしゃるな部長さんは

おっぱいでイカサマってどういうことだ?
俺も麻雀合宿したいな
多分すごい辛いけど・・・
咲ちゃんが天然で和ちゃんを落としにかかってる!?{/netabare}

第6話
{netabare}天江衣ちゃんはプロも注目しちゃうレベルなんですね{
副将が和ちゃんで大将が咲ちゃんか、妥当ですね
5人全員が半荘打つのはめっちゃ長いんじゃないか?
なんやかんやで予選開始!

中堅戦まで終わって清澄が1、いや3歩はリード
主将さんの打ってる姿は今回も見れずか・・・
いつになったら見れるんでしょうね
次は和ちゃんの番
和ちゃんのデジタル打ちは成長してるのでしょうか?{/netabare}

第7話
{netabare}ネット麻雀会の伝説「のどっち」が現実世界に降臨!
圧倒的な力量差ですね
ペンギンの力は偉大ですww

咲ちゃんが46800点持ってる奴を飛ばしやがった!?
風越の耳が生えちゃってる娘が可愛すぎる〜
そして風越のコーチがうぜええええええ
龍門渕の先方が10万点飛ばし!?
もう訳が分からないよ・・・{/netabare}

第8話
{netabare}咲ちゃんと和ちゃんはラブラブだなまったく┐(´д`)┌
部長さんがしおらしいぞ
珍しいこともあるもんだ
そして可愛いぞおおおお

あれがデネブ、アルタイル、ベガですね
君が指さす夏の大三角ですね!
麻雀のメンツを集める大変さはよく分かるぞ和ちゃん!
風越の部長さんはマジでいい人だなヽ(;▽;)ノ{/netabare}

第9話
{netabare}決勝は半荘2回、、、つまりは一荘戦ってことかよ
これはハードすぎる
"タコ"が付いたらなんでもいいのね優希ちゃん
でも優希ちゃんは一度もあがれなかったぞ(>_<)

相手の牌譜の調子を見極めて麻雀するとか凄すぎるなあのイケメンちゃん
このまま独走かと思いきや、開眼した風越の部長さんが猛追
したたかなお方です・・・{/netabare}

第10話
{netabare}優希ちゃんが泣いちゃった(>_<)
俺ももらい泣きしちゃいそうだじぇ
2回戦は全員メガネさんだじぇ
初心者の娘が可愛いとか思ってたら四暗刻出しよった!?!?

衣ちゃんマジ幼女www
そして和ちゃんのペンギンちゃんが迷子ちゃんです
そんなことよりやっと
やっと部長さんの麻雀がお目にかかれるのですね!{/netabare}

第11話
{netabare}冒頭の女の子たちはたどり着けるのでしょうか??
地獄単騎は俺も好きだぜ部長さん!
そしてあがっちゃうところが流石ですね
これは風越の人が可愛そうだな、、、

部長さんのツモの仕方がかっこよすぎる!
透華様の勧誘が強引すぐるよ(;´д`)
エトペンちゃんが逝ったああああああああああ
予想通りだああああああ{/netabare}

第12話
{netabare}ここにも百合の香りがするぞおおお
てかあちらこちらに百合の香りがするぞおおおお
エトペン復活!
あの執事はなんでもできるんだな

衣ちゃんは何を言ってるかよくわからないぜ
順位がまるっきり入れ替わった中堅戦
部長さんは頼りがいがありますね
あの娘達なんとか間に合ったみたいですε-(´∀`*)ホッ
咲ちゃん実は運動できるんじゃないか?{/netabare}

第13話
{netabare}咲ちゃんがニュータイプ並の感覚で衣ちゃんの存在を感じ取ってる!?
透華さまもデジタル打ちなのか〜
デジタル同士の地味な戦いが繰り広げられてますね

のどっち降臨!
のどっち以外焼き鳥という悲しい状況に
それにしても頬が蒸気してしまうのはなぜでしょうか?
(゚Д゚)ノちょっと待て
麻雀と戦闘シーンは関係がないだろ!{/netabare}

第14話
{netabare}目立ちたいがためにデジタルを捨てた!?
しかもツモってあがってるし・・・
お化けみたいな娘がいるぞ
ステルス桃ちゃんというのか〆(._.)メモメモ

麻雀中に存在を消せるとか、どこぞのバスケの人よりも消えるのうまいんじゃないかな?
声が聞こえなくなるなんてヤヴァイよ
捨て牌まで消しちゃうとかどういうことだよ!?
{/netabare}

第15話
{netabare}ステルス桃ちゃんをのどっちが封じた
のどっちってやっぱ凄いんだな
透華様全然目立てずww

気をつけろ!
この卓には魔物が2人いるぞ!!
咲ちゃんの嶺上開花2連続キタ━(゚∀゚)━!!
嶺上3回目来るかと思ったら槍槓しやがった!?
敦賀の部長さんもやりおるな{/netabare}

第16話
{netabare}ラスト一巡目でリーチだとおお
まさかなのか?まさかするのか!?
やっぱり海底撈月がキタ━(゚∀゚)━!!
こんなのありえないよ(>_<)

敦賀の部長さんが部長さんじゃなかった!?
でもナイス差し込みです
衣ちゃんは海底撈月だけじゃないのか
あのスピードで対々和作られたらどうしようもないじゃん
みんなボロボロだよ(´;ω;`){/netabare}

第17話
{netabare}龍門渕以外の高校は皆いい関係ですね
いや、別に龍門渕が悪いんじゃなくて、他が良すぎるってことだよ(^_^;)
これは後半戦に期待大ですねヽ(・∀・)ノ

あれあれー?
猫耳ちゃんが狙い撃ちされて0点になってるぞー
絶対絶命のピンチに咲ちゃんが槍槓をさせてあげるという神プレイ
マジで神だな{/netabare}

第18話
{netabare}猫耳ちゃんが復活&数え役満!
これは凄すぎるぞΣ(゚д゚lll)
そして敦賀の部長(仮)もあがった
みんな調子いいですね

咲ちゃんが靴下脱いだ
これは覚醒クル━━━━(゚∀゚)━━━━!!
2000点の安手が倍満に変わった!
これはもう悪魔ですよ(>_<){/netabare}

第19話
{netabare}衣ちゃんが完全に超能力者な件について
咲ちゃんの親番を海底撈月で流した衣ちゃん
相変わらずの鬼畜ぶりです

麻雀は楽しい!
これは真実ですね
ただ、目の前で3連続カンをされたら普通は心がへし折れますよ(^_^;)
ここ数話で麻雀の無限の可能性を見た気がするww{/netabare}

第20話
{netabare}とうとう咲のお姉ちゃん"照"ちゃんの顔見せですか
いきなり水着回キタ━━( ゚∀゚ )━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━( ゚∀゚ )━━!!!!
和ちゃんがダイナマイト!!
衣ちゃんは個人戦には出ないのか・・・

ボクっ娘の一ちゃんの服装がエキゾチック(;゚Д゚)!
個人戦は何人が全国へいけるんだろ?
人数によっちゃあ厳しい展開になるだろうなあ
お姉ちゃん怖いよ((((;゚Д゚)))){/netabare}

第21話
{netabare}個人で全国に出れるのは3人だけか・・・
これは咲ちゃんが遠慮しちゃう展開が目に見えるぜ
透華様が初心者の妹尾ちゃんに役満振り込んじゃったよwww
そして東風戦の鬼、優希ちゃん絶好調!!

とうとう部長同士の戦いが勃発
福路部長の綺麗な目を見てようやく思い出した竹井部長
熱い友情ですね(>_<)
いや、熱くはないか・・・{/netabare}

第22話
{netabare}二日目は半荘戦か
優希ちゃん終わったか・・・
半荘10回やって、合計点TOP3が全国行きか
南浦さんという南場限定の強キャラがキタ━(゚∀゚)━!
あらら、咲ちゃんプラマイ0やってるよ

和ちゃんの激励で本気を出すことを決意した咲ちゃん
追い上げるものの、9戦目で竹井部長さんたちにカンを防がれる展開に
そして桃ちゃんのステルスが発動
これは(○゚д゚)ャバィカモ・・・{/netabare}

第23話
{netabare}桃ちゃんのステルスは超集中すれば打ち破れるってことかな?
咲ちゃんが跳満あがって逆転勝利
そして最終戦の組み合わせがすごいことにΣ(゚д゚lll)

やっぱり咲ちゃんの異常性には南浦さんも勝てなかったか・・・
やはり注目すべきは部長戦(仮)ですね
その部長戦を制したのは竹井部長
清澄強すぎワロタwww{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14

95.6 5 天才で学園なアニメランキング5位
かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 4.0 (1695)
7425人が棚に入れました
家柄も人柄も良し!!将来を期待された秀才が集う秀知院学園!!その生徒会で出会った、副会長・四宮かぐやと会長・白銀御行は互いに惹かれているはずだが…何もないまま半年が経過!!プライドが高く素直になれない2人は、面倒臭いことに、"如何に相手に告白させるか"ばかりを考えるようになってしまった!? 恋愛は成就するまでが楽しい!!新感覚"頭脳戦"ラブコメ、開戦!!

声優・キャラクター
古賀葵、古川慎、小原好美、鈴木崚汰、花守ゆみり、青山穣
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

かぐやさん可愛いくてたまらない。

このアニメを見て原作を読みたくなった。かぐやさんのあまりの可愛さにキュンキュンしっぱなし。古賀葵の演技も役にぴったりで好き。心の機微が何とも言えない。所々、バカップルと化している。
お仕えしている早坂も好き。

続きもアニメ早く。

印象に残ったところをネタバレ込みの感想
{netabare}
最初はお互いに告白するというなら付き合ってやらないこともないみたいな感じだったけど、いつの間にか両想いに。
会長は子供が9人欲しいだなんて。
7話の石上君の彼女持ち運動部嫌いの話は凄く共感してしまった。
ちんちんで爆笑するという小学校低学年で経験することを高校生になって経験するかぐやさんはツンツンしつつも、面倒見も良い。
11話。駄菓子屋のじいちゃんに謝れ。
唐突に始まるグルメ。謎すぎるラーメン戦。豚骨とかバリカタとか福岡好きなの?ラーメン四天王濃い。
ずっとコメディできてたのに、急にかぐやの切ないエピソード。呼びつけておいて放置プレイする父親くそすぎて腹立つ。予定を変更してまで行こうとした花火大会に行くことを許されない。自転車を飛ばしてかぐやさんの元へ向かう白銀と早坂の協力を得て屋敷から脱出し、ラーメン四天王の運転するタクシーに乗るかぐやさん、行き違い。さらに、花火に間に合わず、泣いて悲しむかぐやさんの元に白銀が花火を見せてやると登場するとかかっこいい。ラーメン四天王の力を借りて千葉までぶっ飛ばす。かぐやさん惚れるに決まってる。気持ちは分からんでもないけど、格好良かったから後からそんなに恥ずかしがらなくても。かぐやさんの好き避けで余計に辛い。CROSSOVERからのアスタリスク、デルタ。良い雰囲気になったのに、最後をしっかりギャグで締めてくれて最高。痛いの意味が違う。そして、例のカップルうぜえ。
{/netabare}

OP
ラブ・ドラマティック feat. 伊原六花 歌 鈴木雅之
アニソン界の大型新人。こんな凄い人が新人だなんて半端ないって。映像のキャラクターの動きが演出と相まって癖になる。千花の動きも良い。
ED
センチメンタルクライシス 歌 halca
チカっとチカ千花っ♡ 歌 藤原千花(小原好美)
ダンスが可愛いと少し話題に。一回しかEDで使われなかったのは残念。ドーンだYO♬



以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. 映画に誘わせたい/かぐや様は止められたい/かぐや様はいただきたい
将来を期待された秀才が集う秀知院学園。その生徒会副会長・四宮かぐやと会長・白銀御行は互いに惹かれているはずなのだが、プライドが高く素直になれない2人は、面倒臭いことに、“如何に相手に告白させるか”ばかりを考えるようになってしまう。何もないまま半年が経過したある日、書記の藤原千花が懸賞で当てた「男女で観に行くと結ばれるジンクスのある映画のペアチケット」をきっかけに、”恋愛頭脳戦”の火蓋が切って落とされる…。

2. かぐや様は交換したい/藤原ちゃんは出かけたい/白銀御行は隠したい
恋愛は百戦錬磨というイメージを付けられていた白銀は、交際経験がゼロなのにもかかわらず、ある男子生徒から恋の相談を受けてしまう。もしここでボロを出してしまったら、生徒会長としての威厳が保てない。焦った白銀は「恋愛のことなら俺に任せろ!」と無理を承知で引き受けてしまった。その様子を見ていたかぐやは、会長の恋愛観を探るチャンスを逃すまいと盗み聞きをするが、白銀のアドバイスはあまりに予想外で……。

dアニメストア for Prime Videoで観る
3. 白銀御行はまだしてない/かぐや様は当てられたい/かぐや様は歩きたい
校長が没収してきた不健全な雑誌をチラ見した藤原は「初体験はいつだったアンケート」のページを読んでしまい大慌て。なんと高校生の34%が経験済みだという。実際はそこまで高くないはずと藤原をなだめる白銀に対し、かぐやは「私は適切な割合だと思います」と言い放ち、自分はすでに経験済みだと告げる。恋愛をしたことがない白銀は突然の告白にショックを受けるが、その反応を好機と見たかぐやは「彼女居ないんですか?」と煽ってきた!

4. かぐや様は愛でたい/生徒会は言わせたい/かぐや様は送らせたい/白銀御行は話したい
パリの姉妹校との交流会に向けて、藤原のアイディアでなぜかコスプレをすることになってしまったかぐやと白銀。かぐやは内心くだらないと思いつつも、猫耳を付けて「にゃあ…」とポツリ。だが大の猫好きである白銀にとって、その姿がまさかの大ヒット。あまりのキュートさに平常心が保てなくなっていく。さらに白銀も猫耳を付けると、今度はかぐやが大興奮。可愛いという気持ちを隠しきれず、だんだん二人の様子がおかしくなっていき……。

5. かぐや様はこなしたい/白銀御行は見せつけたい/かぐや様は差されたい
勉学において右に出るものはいないものの運動センスは絶望的な白銀は、放課後の体育館でバレーボールの練習に励んでいた。しかしどうやっても成長の兆しすら見えない。バレーの授業は来週に迫っており、このままでは完璧な生徒会長というイメージが崩れてしまう。そう一人落ち込んでいたところに、藤原がやってきた。白銀は恥を忍んで教えを請い、藤原の熱血指導によるトレーニングの日々が始まった。果たして人並みのサーブを打てる日はやって来るのか?

6. 石上優は生き延びたい/藤原千花はテストしたい/かぐや様は気づかれたい
生徒会第4のメンバー・石上優は、1年生であるにもかかわらず白銀にスカウトされ、生徒会の会計を任された逸材である。根暗な性格ゆえに普段はあまり目立たないが、彼なしで生徒会は成り立たない。そんな石上が突然「生徒会を辞めたい」と白銀に話を持ちかけてきた。必死の説得にも応じず、彼の決意は固い。どうやら止むに止まれぬ事情があるようだ。そして石上は目に涙を浮かべながら、そのワケを語り始める。「僕、多分殺されると思うんです」と……。

7. 白銀御行は働きたい/かぐや様は入れたい/かぐや様は堪えたい
柏木の彼氏から、またしても恋愛相談を受けてしまった白銀と、またしても盗み聞きをしようとするかぐや。白銀のアドバイスのおかげで柏木と付き合うことはできたが、付き合って1ヶ月が経つのに、まだ手も繋いだことがないのだという。「どうやったら手を繋げますかね!?」という低レベルな質問にかぐやは呆れかえるが、白銀は交際経験がなくても答えられそうな悩みに一安心。だが白銀のアドバイスは今回も予想外の方向に……。

8. かぐや様は呼ばせたい/白銀御行は負けられない/そして石上優は目を閉じた
期末テストが迫った生徒会室では、いつも以上のプレッシャーの中で、かぐやと白銀の心理戦が繰り広げられていた。白銀に勉学では勝てないことにプライドを傷つけられた万能型の天才・かぐや。生徒会長として学年トップの座を誰にも譲るわけにはいかない努力型の天才・白銀。二人は相手を出し抜くために嘘を付き合い、権謀術数をめぐらせていく……。ついに訪れた期末テスト当日。勝利の女神は一体どちらに微笑むのか!?

9. かぐや様は送りたい/藤原千花は見舞いたい/四宮かぐやについて①
かぐやが風邪で学校を休んでしまい、白銀がプリントを届けることになったと話すと、藤原は「私が行きます!」と大興奮。藤原が言うには、風邪を引いたかぐやは「あまえんぼ」になってしまうそうだ。素直で可愛いかぐやの姿を妄想してドキドキの白銀だったが、生徒会メンバー全員で家に押しかけたら迷惑がかかる。そこで誰がお見舞いへ行くのか、神経衰弱で決めることに。石上も巻き込み、真剣バトルがスタートした!

10. かぐや様は許せない/かぐや様は許したい/白銀御行は出かけたい
お見舞い事件のせいでケンカをしたかぐやと白銀は、お互い素直になれず険悪なムードになってしまう。そんな中、かぐやは恋人がいる柏木に、友だちの話だと偽って恋愛相談をしてみることに。その一方、白銀もラブコメ好きの石上に、どうしたらケンカした異性と仲直りできるのかを相談してみたところ、石上のテンションがどんどんヒートアップしていく……。様々なアドバイスを聞いているうちに、かぐやと白銀は自分の本当の気持ちに気付き始める。

11. 早坂愛は浸かりたい/藤原千花は超食べたい/白銀御行は出会いたい/花火の音は聞こえない 前編
学校が夏休みに突入してから半月、生徒会がないため白銀と会うことができず、かぐやはもどかしい日々を過ごしていた。しかし夏休みの後半には、生徒会のメンバーと花火大会へ行く約束がある。財閥の令嬢として厳しく育てられたため、夏休みの思い出を作れてこなかったかぐやは、皆と一緒に遊べる日が来ることを心待ちにしていた。ついに花火大会当日、夏らしく浴衣を着て出かけようとしたかぐやのもとに、父の執事が現われ……。

12. 花火の音は聞こえない 後編/かぐや様は避けたくない
生徒会のメンバーと花火大会へ行く約束をキャンセルしてしまったかぐやは、暗い自室に一人閉じこもっていた。落ち込んだ様子を心配した侍女の早坂はかぐやを励まし、屋敷を抜け出す計画があることを告げる。執事たちの目をかいくぐって、何とか会場に辿りついたかぐやだったが、花火大会はすでに終わっていた……。皆と一緒に花火が見たかったと涙するかぐや。そこに「だったら俺が見せてやる」と懐かしい声が響く。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

満足のいくアニメ化でした!2期にも期待!

~・~・~・~・~・~・~・~放送前レビュー~・~・~・~・~・~・~・~
1~2話先行上映に行ってきました

ヤングジャンプ(以下YJ)連載中のギャグマンガ
もともとはミラクルジャンプつまりはYJの増刊号での連載でしたが
人気が出たのでYJ本誌へと栄転してきました

移籍後も高い人気は維持されており
これまでにも何度かアニメ化のうわさが流れ
そして今回ついに待望のアニメ化となりました

しかしYJ作品のアニメ化ですが
まず非常に打率が低い・・・
そして数少ない当たった作品も
原作がアニメ化以降急に失速したりと
まぁとにかくYJ作品にとってアニメ化は鬼門です

何度か他作品のレビューにも書いているので
現在連載中の作品に絞ってみましょう

キングダムのCGは伝説級のクソ
原作は今でも変わらず面白いですが
アニメが函谷関目前で終わって
続編の報が途絶えてしまったのは
明らかにあの同人レベルのCGのせいでしょう
今度実写映画もやるみたいですが・・・

ゴールデンカムイもはっきり低予算でした
しかしアニメだけ見ている人達にはそこそこ好評で
原作の売り上げもだいぶ上がったようなので
商業的には低コストな分だけ
コストパフォーマンスが上がっているとみることもできます
個人的にはだいぶ不満が残りますが
アニメ化自体は成功といっていいでしょう
しかし連載中の原作のロシア編が
どうしようもなくつまらないんですね
どうしてこうなった・・・

テラフォーマーズのアニメはよく知りませんが
原作がそもそも読む価値のないレベルの出オチ作品なので
あれをアニメ化してしまったこと自体が
YJの生み出した不幸の一つとしか言いようがありません

銀河英雄伝説に関してはYJからのアニメ化
と言うにはだいぶ語弊があるので
今回は評価対象外としておきます

とまぁネガティブな情報ばかりを並べましたが
かぐや様はいったいどんなひどい目に遭うのか?
もういっそYJ作品はアニメ化なんてしない方が幸せなんじゃないか?
なんて思いつつ観に行った先行上映会の感想は・・・

藤原書記がとてもかわいい!!!

もうこれだけでこのアニメは安泰ですねW
他の部分で何をどんなにやらかしても
これだけで十分アニメ化の価値はありましたd(・x・

という冗談はさておき
原作信者目線で気になった点を何点か

アニメ版は非常にテンポよく進みます
上映会はもともと1話の先行上映という触れ込みでしたが
サプライズで2話まで見せてもらいました
多少順番が前後はしているものの
アニメ1話2話どちらも
原作1巻から3話分ずつ抜き出してありました
基本的にギャグアニメなので
テンポがいいことは悪いことばかりではないのですが
話がサクサク進み過ぎて余韻が足りないイメージを受けました
あくまで原作ファンだからそういう印象になっただけで
アニメから入った場合は気にならないのかもしれません

もう一つはナレーション
登場人物たちの状況・心情などを
セリフを使わずコマの中で言葉で解説してあるものが
全部ナレーションという形で入るのですが
そのナレーションがオーバーアクションというか仰々しすぎる
イメージとしてはカイジですかね
あの作品も状況説明などを文で入れてあり
アニメではかなりアクの強いナレーションがつきました
あれはあれで慣れると癖になるというか
漫画を読んでいても勝手に脳内再生されるくらい
最終的には違和感が無くなったので
もしかしたらこの作品でも
しばらく見ていたらいつの間にか気にならなくなっている
あるいは原作未読なら最初から気にならない
という可能性はあるかもしれません

あと、スピンオフでYJに本家と一緒に連載されている
かぐや様を語りたい
の連中が今のところ顔見世程度ではあるものの
原作以上に出てきているので
あのスピンオフが嫌いな人は今後要注意かもしれませんね

最近になってOPは鈴木雅之が担当すると発表され
放送開始前から話題になっていますが
先行上映では1話はOP・ED無し
2話はOP無し・ED映像なし楽曲のみでした
2話ラストに真っ黒な背景にテロップだけの状態で流れていたのは
halcaのセンチメンタルクライシス
年末に新宿ReNYでのLiveにて初披露されていたのを
既に生で聞いていたのもあって
どうせならOPを聞いておきたかったところです

~・~・~・~・~・~・~・~舞台挨拶レポート~・~・~・~・~・~・~・~

先行上映の後は舞台挨拶もありました
{netabare}
四宮かぐや役
古賀葵

落ち着いたかぐやとは違いだいぶ天然系
話が要領を得ないのが笑いを誘うタイプ
残念ながらラジオ等と違い面白い部分だけを使えないので
舞台挨拶だとただの時間ドロボーに成り下がる
かぐや役と千花役が逆だったらすごく納得していたと思う

白銀御行役
古川慎

上映会は男女半々くらいでしたが
女性はだいたい彼のファンだった模様
YJ作品の読者層が男女半々なわけがないですよね
ツイッターフォロワー限定の無料イベントだったので
単純な抽選じゃなくてツイート内容から精査してるのでしょうね
そして女性を集めていったら
原作ファンではなく声優のファンが集まったと・・・

印象に残った回を聞かれて
バレーボールの特訓回と答えた際
会場の原作ファンから歓喜の声が上がってました
うん、特訓シリーズ面白いよねw
千花役の小原さんは
演じてるうちにイライラしてきて
素で切れてたら
「もう少し藤原に寄せてください」
とダメ出しをもらったそうな
これは放送が楽しみですね!

藤原千花役
小原好美

印象に残った回を聞かれてあげたのは
ラップパート
原作にもある千花のラップパートですが
台本には歌詞だけが載っており
メロディは演者が即興で作るという
とんでもない声優泣かせのトラップ
共演者の弁によると
初回の時よりも緊張してガチガチだった
のだそうな
何という無茶ぶり・・・

石上優役
鈴木崚汰

石上がでるのはまだ先のようで
今回はまったく出番がないのに
舞台挨拶だけ呼ばれたようです
メイドインアビスといい流行ってるのかな(--;
出番がないということは
当然アフレコにも参加していないということです
1話2話の映像に関してはジャンプフェスタで見せてもらったそうで
視聴者の目線で会話に加わりたいと思います!
と意欲は見せたものの
あまり見せ場を作れず終わりました
これまたなんという無茶ぶり・・・ {/netabare}

~・~・~・~・~・~・~・~1話見て~・~・~・~・~・~・~・~

なんですかね・・・
曲が悪いとまでは言いませんが
作品にマッチしているとも
強烈なインパクトがあるともいえない
ただ大御所連れてきました!ってだけですね

鈴木雅之はアニソンを担当するのは
今回が初めてだそうです
しかし、彼が活躍した時代を考えると
正直それで喜んでる世代の中に
このアニメの視聴者となる層がどれほど入っているんでしょう・・・
たぶんここに鈴木雅之を起用することが面白いと感じてしまう
そんな世間との感覚のずれが
YJアニメを屍の山にしてしまったような気がしてなりません

いろいろ不安要素はあるものの
普通に作れば十分に佳作となるはずなので
変な冒険せずに無難にアニメ化してほしいものです

~・~・~・~・~・~・~・~全話観て~・~・~・~・~・~・~・~

全体的によくできていました
石上は声がついて原作以上に味のあるキャラになりました
また、3話のEDは驚異のクオリティで話題になりましたが
逆にそこがピークなんて評価に落ち着いてしまった感もあります
終盤にもう一回くらい特殊EDを入れられれば
もう一段階ブーストできたかもしれません

全体的にラブ<コメディな作品ですが
終盤にシリアス回を持ってきたのは好みが分かれるところかもしれません
基本的にバカバカしいギャグ作品をやっている中で
ときどきがっつりシリアス展開をやるのはこの作品最大の魅力であり
そのギャップがそれぞれの良さをグッと引き立てていると思いますが
前情報なしに単純にコメディ路線だけを期待していると
終盤に肩透かしを食らって消化不良に終わりそうです

原作ファンからするとYJ作品には珍しい
非常に恵まれたアニメ化になったと思います
評判も上々のようなのでこのままぜひ2期へとつないでほしいですね!

仕事はできるが性格的にはかなりポンコツ揃いの生徒会ですが
2期になればあの中に混ぜても石上に並ぶレベルのポンコツ
会計監査伊井野ミコが登場します
個人的には作中ヒロインの中で一番(お)かわいいと思っているので
早く2期をやって動くミコの姿を拝ませてほしいですね

投稿 : 2024/06/01
♥ : 39

ossan_2014 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

メガネの色

OP主題歌の鈴木雅之が、なんとも強烈だ。

現代的なアニメ絵の映像なのに、歌のパワーだけで視聴者の時間を90年代へ引き戻す。
いや、OP映像の終わり近くの、女子キャラの「チェキッ」ポーズも、ひょっとして『め組のひと』のオマージュなのだろうか。(わからない視聴者は、お父さんかお母さんに訊いてみよう)

劇番の中に『ラブストーリーは突然に』を思わせる曲が混じっているのも、90年代トレンディドラマを意識しているようだ。


頭脳戦、というキャッチコピーだが、展開されるのは、素直に好きだといえない高校生男女のすれ違いを描くラブコメディ。

思春期男女のよくある自意識のコジレが駆動するラブコメは、しょうもない、と苦笑しながらも(生)暖かく見守ってしまう。

全体に微笑ましく笑えるコメディだが、興味深いものを感じるのは、このコメディを視聴者に提出するための「舞台装置」の方だ。


フィクションは、何のメディアであれ、受け手=読者=視聴者の現実感覚に接続する「設定」を設けて、作中世界へと引き込まなくてはならない。

それこそ90年代のニューアカかぶれのテクスト主義者であれば、読者が解読する「正解」としての作者の「意図」などないと妄言を吐くのだろうが、妄言に過ぎない。

〈作者-読者〉間で、何らかの理解の共有がなければ、そもそも物語を語り=読み取る視聴体験など生じるはずがない。
物語を受け手に理解可能な形で提出する手段として、まず各種の「設定」が作者によって構築される。

本作では、自意識こじらせ男女のすれ違いを笑わせるために、すれ違いは、まず「頭脳戦」として設定されている。
「先に好きだと打ち明ける」ことは「負け」=将来的に「損」、という了解が、ラブコメを「頭脳戦」と規定する設定を生み出すのだが、なるほど「損得という考え方をしていれば『恋愛』なんてできるはずは無いよなあ」という視聴者の納得を喚起して、すれ違いの物語へ入り込む導入口の役割を巧妙に果たす。

いよいよ興味深いのは、この「頭脳戦」を導くものは、主人公たちが「天才」であるから、という理由付けであることだ。

作中の「天才」性の描写は、彼らが成績優秀者であると描写することに終始するが、いかにも偏差値教育的な偏見を感じさせる。

偏差値とは、言うまでもなく特定集団内での「順位」を示す指標だ。
「天才」を証拠立てる描写として、作中では一貫して成績の学内順位ばかりが描かれるが、しかし、集団全体の能力が低ければ、その集団内での順位=偏差値は、能力の高さを保証しない。
まして、「順位」を高めるための手段が他者の足を引っ張ることに終始するならば、なおさらだ。
「天才」という絶対値での「頭のよさ」を根拠づけるには、相対順位である「偏差値」はほとんど説得力がない。

ここで作者=製作者の設定が杜撰であると指摘したいわけではない。
読者=視聴者に「天才」と納得させるためには、偏差値=順位を持ち出せば有効だろうと作者=製作者は判断した、その判断が興味深いと感じたという事だ。
多くの視聴者=読者にとって、「頭がいい」とは「順位」が高いことなのだろうと作者=製作者は判断している、という事が。

「頭がいい」が「順位」という「上下」関係に規定されている、という設定は、「なぜ」ヒロインは「天才」なのかという理由付けが、「家柄がいい」からである、という設定へと進んでいく。
「上流」の、格「上」の家庭に生まれたことが、成績「上」位の天才である理由付けになる。

要するに「貴族」のように、生まれによって決定されているのだ。

いや、本物の貴族制では、貴族様と庶民は全く接点も相互理解もなく、互いに「そういう存在」としか認識されていない。
が、「家柄がいい」から「頭がいい」という理由付けは、「頭がいい」から支配する権利があるという循環論法として、「貴族」に支配される「庶民」が自分を納得させてしまうという点で、なお悪質と言えるかもしれない。

作中のナレーションではおざなりに否定されているが、そもそも舞台の学園が「良家」の子女が集まる「名門」校であり、ここでも「生まれ」によって特権を相続する新たな「貴族」階級が形成されている設定が貫かれている。

繰り返すが、作者や製作者による社会認識が前近代的であるとか言いたいわけではない。

21世紀の読者=視聴者は、「いい家柄」に「生まれついて」既得権や財産を継承する者は「頭のいい」天才であると思うはずだ、と作者=製作者によって判断されているという事が興味深いのだ。


自意識をこじらせたドタバタコメディを笑うには、コメディを乗せた舞台が「現実」と接点があると視聴者を錯覚させなければならない。
もしも原作マンガが人気を博し、アニメが好評であるとしたなら、この錯覚は成功しているという事になるだろう。

作中に登場する、コイバナに喰いつく「恋愛探偵」は、ピンクの色のついた色メガネでネタを探す。

「上流」の「いい家柄」では子供に既得権を引き継いでも当然であり、特権を引き継ぐ「から」頭のいい「天才」であっても当然であると設定を了解する視聴者は、どんな色のついた色メガネで社会を眺めているのだろうか。

それとも、作者=製作者の判断とは無関係に、別種のリアリティに支えられてコメディを笑っているのだろうか。

いずれにせよ、「頭脳」戦として「損得」を過剰に意識する「偏差値」の高い「天才」の「頭の良さ」は、「世襲」される「いい家柄」のハビトゥスと「既得権」に保証されているという設定を提出することは、作者=製作者が、読者=視聴者をどういう視線で捉えているかを暴露しているとはいえるだろう。

本作を視聴していて、時折『ブギーポップ』を想起した。
両作とも、製作者の目には90年代のままの視聴者が映っているようだ。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

85.3 6 天才で学園なアニメランキング6位
となりの怪物くん(TVアニメ動画)

2012年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (2540)
13602人が棚に入れました
成績にしか興味のなかった冷血女子・水谷雫は、プリントを届けたことがきっかけで問題児・吉田春に気に入られてしまう。そして、それをきっかけに雫の人間関係が著しく変わっていく。

声優・キャラクター
戸松遥、鈴木達央、種﨑敦美、逢坂良太、寺島拓篤、花澤香菜、中村悠一、樋口智透、阿部敦、小野友樹、ささきのぞみ
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

<最終回まで視聴完了> いつもの彼ら いつもの日常

全13話ということで、1クールだったから仕方ないかもだけれど
最終回には最終回らしい感動が欲しかったっていうのが
真っ先に浮かぶ感想ではある。

何度もくっついたり離れたり、心は行ったり来たりだった雫と
思い返せば実は一途だった春の2人が、穏やかに笑えていれば
それで幸せなのかもしれないけれどね。
視聴者的には、もう一歩か二歩踏み込んでも良かった気がするし
なつめちゃんの告白も有耶無耶なままだし、
優山がなぜあれほどまでに春以外の人からも恐れられてたのか
描ききれていなかった。

これで終わってしまうなら、数話前のほうがよほど最終回に
ふさわしい内容だったと思うんだよなぁ・・
でも、これが彼ららしさだと言われれば頷ける部分もあって。
逆に、2期へ期待しちゃってもいいのかな?なんてことも感じたり。
あぁそうか、春と雫がどうなるかを描くのが目的じゃなく
何らかの問題をそれぞれ抱えた高校生たちが関わり合って
少しずつ「本当の友達」になっていく話だったのかもだね。
それならちょっと納得できる。

まぁ何だかんだ言いつつも、共感する想いや、
リアルな自分と現在進行形で重なる部分もあったりで
毎週楽しめたのだから良しとしよう。
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<9話の感想>

なつめちゃんが、春や雫たちを見てひとりで心配してるのが面白いし可愛い。
方向音痴の秀才ヤマケンは立ち位置的に、ライバルと言うよりは
協力者だと思っていたが、今後の動き方次第では、さらに面白くなりそう。
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<8話の感想>

文化祭、楽しそうだった。
学校舞台にした作品観ていていつも楽しみなのが文化祭編だったりする。
そんなことは置いておいて(笑)
やっと自分の本当の気持ちに気づけたらしい雫が
戸惑いながらも今後どういう変化を見せてくれるのか楽しみ。
一歩踏み込んだ内容で面白かったけれど、確かに悩むよね。
今まで友だちも彼氏もあえて作ってこなかった彼女なのだし
自分に素直になりたくても怖いから、再び勉強に逃げ込む。
それは彼女にとって、勉強が将来の夢を叶えるためという以前に
心の鎧であり、自分の居場所だからなんだろうね。
でも、今のままじゃ、一途を通してきた春が哀れ。
じれったいけど両者の気持ちが痛いほどわかるので、見守ろう。
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<7話の感想>

(仕事や勉強)>(恋愛)って決心を孕んだ距離って難しいよね。
このままどうなってもアリっていうのとは全然違うから。
難しいというのは自分だけの想いと決心だけで成り立つわけではなく
相手にも想いや考え方があるからね。
両者とも同じ意見なら問題ないのだけど・・
影響力の強い相手だったり、自分の中に少しでも迷いがあれば
足元をすくわれてしまう。
「こぼれた水は戻らないから大事にする」のか「鉄は熱いうちに溶かせ」か。
{netabare}
答えが決まってるのに期待させるのは良くないって言って
勉強を優先して打ち込む雫にはすごーく共感するものがあるけれど、
進展させなくても、傍にいられる喜びを楽しもうとする春の気持ちも
ものすごーーくわかる(笑)
{/netabare}
で、ここで第1話を思い返してみると、2人とも人との距離感や態度が
随分変化したよねぇ。互いの影響力たるやすごいものがあることは確か。
彼氏彼女の関係にならなくたって、同等の影響は与え合えているのだよね。
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<6話の感想>

原作読んでいないからわからないのだが、
2人が無事相思相愛を認め合って、ちゃんとつきあうっていうのが
ラストではないような気がしているのだけれど違うのかなぁ?
それまでの間に紆余曲折、一進一退を繰り返しつつ、
でもそれだけで終わってしまったら平凡だし。
底が見えそうで見えないラインを保ってる感覚。
純朴通り越して鈍感な2人なのに妙な部分が敏感で、なんだかおかしい。
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<5話の感想>
{netabare}
春がお兄さんを避ける理由、お兄さんの言い分が判明。
でもまだ何かありそう。
そして前回から登場している新キャラの女の子。
学級委員だったんだね。すごくわかりやすいタイプ。
彼女の気持ちに雫がいち早く気づいた模様。 {/netabare}

次回からしばらく「起承転結」の「転」突入かな?
-------------------------------------

<4話の感想>

春のブレイクが可笑しかった。
可笑しかったけど、人間の印象は笑顔ひとつで変わるんだ
ってことだよね。と、あらためて思った。
雫の家でスイカ割りしてる時、彼女のタンクトップが
グリーンと黒のボーダーで、それはまるでスイカみたいで、
なんとなく、彼女の心をだいぶ開いたのを揶揄してる気がした。
それにしても春の兄弟関係が気になる。何があったんだろう?
-----------------------------------

<3話の感想>

人物が増えて話に奥行きが出てきた。
春も第一印象からすると随分落ち着いてるし
雫の微妙な心の変化もわかりやすく描かれていると思う。
個人的な好みを言ってしまうと、雫のモノローグはもう少し
抑え気味にして、仕草や表情(頬を赤らめる以外で)心理描写を
してくれるともっと好きな作品になる気がするのだけどね。
でもコミカルに描きたいようなので、これはこれでアリかも。

ところで・・・
{netabare}
新しく登場した優山くんって、春にそっくりだったから
たぶん兄弟なのだろうけれど、春になぜあれほど避けられているのか
雫との恋愛の行方なんかより気になった(笑)
しかも声が中村悠一さんではないか~
今後の楽しみが増えたw
{/netabare}
---------------------------------------
1話はさすがにハイテンションで、一時はどうなるかと思ったが
実際あそこまではいかなくても、春や雫に近い人っている。
頭に思い描いたことが即座に行動に出てしまったり、
相手がどう思うかより自分がどう思ってるかだけで物事を進める人も、
頭に何か浮かんでも自分には無関係、と冷静かつ冷淡に遠巻きでいる人も
結局は、人間関係においての距離感をうまくコントロールできずに
心の殻に閉じこもってしまうタイプ。
だけど、そんな人にも理解者とみなせる相手が現れた場合は
自分を変えていけるほどの影響力があるわけで・・・

まだ2話までしか観ていないけれども、この作品はおそらく
そういう部分を友情や恋愛を絡めながら描いていくのじゃないかなぁ?
それに春も雫も本当はすごく優しい子っていうのが観ていて心地良い。
周囲からはいろいろ誤解を受けやすいタイプかもしれなくても、
真剣に怒ったり、純粋な涙をこぼしてみたり、優しく微笑んだり
顔を赤らめ照れてみたり、そんなふうにコロコロ変わる表情が、
とても素直でいいなと思う。

とりあえず、このままベタベタアツアツモードになるのではなく、
乙女な想いを自覚した雫が今後しばらくは
振り回されるのだろうけれど
まだまだ面白く個性豊かなクラスメイトが登場しそうなので
今後も引き続き、楽しみに見守っていこうと思う。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 88
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

Q&A リサイタル!の印象強い

不器用な女の子と不良?少年とのラブコメみたいなやつ。時折、ドキドキさせられて面白かったけど、その時は原作が終わってなかったからしょうがないだろうが最終話が個人的に謎すぎていまいち評価しにくい。

{netabare}勉強できて滅茶苦茶けんか強いっていうのは凄い。そんな春のキャラクターをあまり好きにはなれてない。{/netabare}

なんかOPの印象は凄く残っているけれど、内容のインパクトはそこまで強いというわけでもなさそう。

OP
Q&A リサイタル! 歌 戸松遥
ED
White Wishes 歌 9nine


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
1. となりの吉田くん
となりの席の問題児、吉田春にプリントを届けたことがきっかけで、友達認定をされ懐かれてしまった水谷雫。目標のため、他人に構わず勉強一筋で過ごしてきた雫は、春のペースに巻き込まれたじたじ…。そんな2人の前にヤマケン達が現れる。春のことを友達だと言う彼らの行動に対して、正直に思ったことを口に出した雫だったが、その言葉に春は怒ってしまって……!?

2. 変
ニワトリを拾ってきたり、急に逃げ出したりする春の奇行には慣れてきたものの、露骨なアプローチにどう対応していいか困り果てる雫。しかし、一緒に過ごす中で確実に春を意識していると気付き始めていた。そんなある日、下校途中に同じクラスのあさ子から勉強を教えてほしいと頼まれる。事情を知った春は、あさ子に勉強を教えることになったが、勉強会での2人の様子を見て、雫は思うところがあるようで……。

3. やっかい
正直に自分の気持ちを伝えたのに、春からの思いもよらない返事に戸惑う雫。そんな雫をよそに、春が拾ったニワトリ「名古屋」を学校で飼うことが決まり、あさ子、ササヤンと共に鶏小屋を作ることになった。休日に集まった4人はホームセンターへ向かうが、そこでヤマケン達と再び遭遇。予期せぬ再会に逃げ出す雫だったが、ひょんなことから一緒に鶏小屋を作ることになり……。

4. 夏ブレイク
相変わらずクラスメイトから怯えられている春。しかし、雫からのアドバイスを実行したことにより、女子達の間でまさかの人気急上昇!!そんな状況下でむかえた球技大会当日、春は女生徒が上級生に詰め寄られている現場に遭遇する。割って入ったことにより絡まれてしまい、キレた春は相手に殴りかかるが、気が付くと周囲は距離を置くように春を見ていて……。

5. 吉田くんちの事情
春の中学時代や、実の兄・優山の話を聞いた雫は、その話題になると“詮索するな”と言う春に、どこまで踏み込んでいいのか思いあぐねていた。そんな時、ふたりの前に突如現れた優山は、雫に用事があると言い彼女を連れ出す。一方、一瞬にしてその場から逃げ隠れた春は、偶然居合わせた球技大会の一件で見知った同級生・大島に優山の様子を探らせるが……。

6. 彼女達の憂鬱な日々
優山との話し合い以降、春を失いたくないと自覚した雫。しかし、思わしくない模試の結果や、急浮上した大島の存在に動揺を隠せない。ある時、大島を巻き込んだある作戦会議の場で口ゲンカしてしまう雫と春。それをきっかけにして話し合いを始めたふたりだが、どうにも会話がかみ合わない…。間で聞いていた大島は、その状況にやきもきして、ついにはあらぬ事を咆哮してしまう。

7. 2人の距離
自分の気持ちの整理をつけた雫と、雫への想いを自覚した春。すれ違ってしまった気持ちにへこんでいた春だが、大島との会話やあさ子の喝により、昔ある人に言われた言葉を思い出し、改めて雫に告白する。雫の答えは決まったものでも、気持ちが溢れてしまった春は、いつも以上に雫に付きまとうように…。そんな中、松楊高校では文化祭の準備が着々と進んでいた。

8. おいでませ!松楊祭
雫は文化祭に遊びに来て迷子になっているヤマケンと出会う。彼を案内しようと連れ出すがふたりが一緒にいたことを知った春は不満を隠せない。そのころ、春の知らぬところでは文化祭を満喫している優山と、それに付き合わされている満善の姿があった。

9. 0と1
朝、雫が目覚めるとなぜか自分の部屋に春の姿が…。話しをするうちに、父・隆司の店がまた潰れたと知った雫は、最初こそ驚いていたものの冷静に店の整理をし始める。追い出された春は勉強会に合流。あさ子に聞かれ、雫との現状の関係を報告していた。

10. クリスマス
あさ子企画によるクリスマス会が開催されることになった。買い出しに付き合う雫は、最近、いつも以上に自分の傍で怯えるように周囲を警戒する春に、伝えたいことを言えずにいた。そして、店でヤマケン達とばったり再会する春、雫、あさ子。警戒心むき出しの春はヤマケンにパーティー参加拒否を付きつける。その理由が雫に惚れているからということをみんなの前で言い放ってしまい…!?

11. 山口さんちの賢二くん
ヤマケンこと山口賢二は、自らをエリートと言い切る自信家。予備校の冬期講習に雫と一緒に通うことになり、さりげなくアピールしようとするも、プライドが邪魔して素直に自分の気持ちを表せないでいた。一方、雫はヤマケンからのアドバイスで春に向き合う決心をしたのもつかの間、春はヤマケンの存在を意識しすぎて……。

12. 年は暮れゆく
みっちゃんへの想いを自覚し始めたあさ子は、本人とうまく話せないことをササヤンにこぼすと、“好きだからでしょ”と一刀両断。否定をしつつも、恋心は大きくなるばかり…。冬休みに入り、いつもの様に雫たちに会えない日々が続いていたが、ある電話で寂しさが爆発したあさ子は水谷家にお邪魔することになり!?

13. 春遠からじ
みんなで迎えた騒がしい年明けも終わり、平穏な日々が戻ってきた。雫は元旦以来会っていない春を気にかけていると、突如部屋の窓から春が現れた!異様な格好をしている春は、何か“さがしもの”をしているらしいが……。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4
ネタバレ

メルヘン◆エッヘン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

(2期、3期希望)ジェットコースター感覚の恋愛模様――キャラ配置の妙、美しい作画にまいりました。

あー、続きが観たい。
放映と並行して追いかけてから時間が経過して、さらにその思いが強くなってきました。1クールの限界だったのですね。

わたしにとって、文句をつけようがないほどすばらしい(前半)でした。作画は好みというか、びっくりするほど。主役ふたりのキャラデザ最高。

本作については入れ込みが強すぎるので未だに冷静になれません。よって、断片的に記述していきます。

■冒頭から;自分の中で傑作になりそう。いきなりはまってます。(結果、そうなりました)

恋愛物が好きな方には特におすすめしたいし、ぜひ一度ごらんください。やめるのはいつでもできますから。捻りのある恋の話かな、と。

いい意味でのもどしかさ100%。いらいらします。どきどきさせてくれる序盤エピソードのいくつかで、となり怪物くん「ハル」君のすこし謎めいた生活がすこしづつがあきらかになってくるのです。

油断しているとヒロイン雫とハルの関係性の変化を見逃してしまいます。じっくりご覧になることをおすすめします。微妙な言動を集中することで味わえるかもしれません。

ヒロイン主人公・水谷雫(シズク)は、成績上位を維持することにに関心が強い、{netabare}2番あることには耐えられないほど屈辱を感じるし、全国レベル模試で、上位30位になったとことで満足しない上昇志向の強い女の子である。はっきり言って日本の大学で入れないところはないのだし、現実的にはアメリカの有名大に行けばと突っ込みたくなった。ごめんなさい。

また、勉強などしなくても学年トップの成績をらくらくとってしまうハルには{/netabare}複雑な感情をいだかざるをえない。うまい設定だ。また、この少しだけ不自然な背景設定を乗り越えてしまえ。物語はそれからだ。

そして、{netabare}ヒロインが奪われるいきなりのキッス、これは普通ないですよね。最近では当たり前のストーリーづくりなのかもしれませんがわたしには衝撃でした。物語のラストが冒頭で「解決」と。{/netabare}

その後、友だちと恋人の境界線のはざまでふたりの葛藤、少年期にありがちな心のズレが繰り広げられる。微妙なすれちがい、タイミングの悪さ、いつのまにかふたりを応援する立場になってしまう。

すでに、ここでハルとシズクに目を離せない。相性120%どこにも文句のつけようのない設定。

理想的ともいうべき背景処理のうまさ、パースも狂うことなく時間予算が限られた中で、よくここまでやっているとほんとうに敬服します。キャラクターデザインも同じく好みで、背景との関係や撮影処理、溶けこむように考えられた色彩計画もとてもうまくできています。

■ネタばれではないけど{netabare}散発的に

※はじまり

シズクが、始業式早々、先輩にからまれていた同級生を救うことで停学処分を受けたハルが停学処分あけになっても登校しないために、担任の依頼でプリントを届けることになる。理由は吉田くん隣席であるというだけで、特に必然というわけではなかった。

ハルは、真の友達{netabare}がいないことがを気にしている面が伺える。ハルもシズクをともだちとして気に入る。雫の存在はハルの心を溶かしたのか、しっかりと登校をはじめることになる。この変化を解くのは笑えるほどの{/netabare}ハルの友達願望がある。

物語は続くのだろう。アニメの句切りとしての終わらせ方も悪くありませんでした。最初の数話のもっていかれる感覚はなかった全体でしたが。

※過去を遡るシーン

うさぎの死に対する悲しみもなく、周囲から「ドライアイス」と呼ばれたものの、決して残虐性を持った性格でもないことが観る者には、伺える。彼女はアイスドールではなく、家族の事情などをくみとれるほんとうは優しい女の子なのだ。他の生徒、児童たちとは価値観と行動が異なるだけの話で、実は誠実な生き方をしているといえる。

ドライアイスとたとえられるほど冷徹なキャラクターように見せながら自分の立場がわるくなることを厭わず、ハルの「軽い友人たち」に思い切った反論、意見を伝えることのできる、勇気のある女性でもある。

もともとの彼女であれば、こうした変化は想像できなかったものだ。彼女は、ハルとの関係性の中で変化をはじめたのだろう。{/netabare}

そして、2人の感情に友情以上のものが芽生ことはたしかなのだが、導入話でいきなり{netabare}ハルはシズクにキッスをするなど、恋愛感情をいただいているのはないかとも思える行動に出る。やがてハルはきちんと登校を始め、シズクの助言で、他のクラスメートなどとの関係も変化し、人間関係が大きく変わっていくなかで、恋敵の出没{/netabare}などで、シズクの気持ちは新しいステージへの突入していくのであった。

やっぱり今後もアニメ化希望です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 53

92.9 7 天才で学園なアニメランキング7位
かぐや様は告らせたい?~天才たちの恋愛頭脳戦~(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★★ 4.1 (963)
4437人が棚に入れました
秀才たちが集うエリート校・秀知院学園その生徒会で出会った副会長・四宮かぐやと生徒会長・白銀御行誰もがお似合いだと認める2人の天才は、すぐに結ばれるのかと思いきや高すぎるプライドが邪魔して告白できずにいた!!“如何にして相手を告白させるか"という恋愛頭脳戦に知略を尽くす2人…その類い稀な知性が熱暴走!!もはやコントロール不可能!!恋が天才をアホにする!!新感覚“頭脳戦"?ラブコメ、再び!!秀才たちが集うエリート校・秀知院学園その生徒会で出会った副会長・四宮かぐやと生徒会長・白銀御行誰もがお似合いだと認める2人の天才は、すぐに結ばれるのかと思いきや高すぎるプライドが邪魔して告白できずにいた!!“如何にして相手を告白させるか"という恋愛頭脳戦に知略を尽くす2人…その類い稀な知性が熱暴走!!もはやコントロール不可能!!恋が天才をアホにする!!新感覚“頭脳戦"?ラブコメ、再び!!

声優・キャラクター
古賀葵、古川慎、小原好美、鈴木崚汰、富田美憂、花守ゆみり、麻倉もも、日高里菜、八代拓、青山穣
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

久々の可愛さと思わず涙

前作と変わらず千花を目の敵にするかぐやさん。
嫉妬が可愛い。そして、お互い意識しすぎるあまり、より一層ポンコツに。特にかぐやさんのポンコツっぷりが発揮されてしまいます。
あれ?今作は全然駆け引きしてないな。

伊井野ミコの登場や石上君の切ない過去を掘り下げるなども面白かった。
同級生の女の子に恨まれつつもその娘の平和を守った石上君とどん底に落とされた石上君を助けた生徒会もかっこよかった。

あと、どうでもいいけれど、クリムくんではサキュ嬢にシコられ、ミコちゃんでは風船をシコる富田実憂って一体?
古賀葵と小原好美の演技も相変わらず最高です。


OP
DADDY! DADDY! DO! feat. 鈴木愛理 鈴木雅之
ED
風に吹かれて 福原遥
挿入歌
やさしさの記憶 maimie
またもOPは鈴木雅之。豪華だなあ。大型新人すぎる。
EDはまいんちゃん。作中でもちょっと出てる。可愛らしい歌声。



1話感想
{netabare}
いきなり早坂愛が活躍するのだが、かぐやさん会長を眠らせたのに肩に頭を乗せられて緊張で何もできない。もう可愛い。

続いてのろけに来るあいつ。なんやねん。さらに、謎のトーマスパロ。

新作ゲームを千花が持ってきて生徒会で楽しむけど、石上君真っ先に死んじゃうし、かぐやさんはお目当ての結婚はできず、お金だけは稼いで空しい気持ちに。
誕生日を祝わないとか1年前に言ってしまったばかりに葛藤が生じる。
{/netabare}

2話感想
{netabare}
会長の誕生日プレゼントに何が良いのか探ることも兼ねて白銀の妹・圭、藤原姉妹とウィンドウショッピング。藤原妹の抱える闇が怖いわ。
圭が兄に似すぎて思わずドキドキするかぐやさん可愛い。それに、血迷ってウエディングケーキを作ってしまう。恥ずかしさのあまり、脳内裁判。プレゼントをなんとか渡して頑張った。
さらには、兄妹揃ってかぐやさん好きすぎてマウント合戦の始末。
{/netabare}

3話感想
{netabare}
お月見回は月に夢中になるあまり、白銀がかぐやさんの想像を先回りした行動を無意識に行ってしまう。もう付き合ってしまえ。
感傷に浸った後生徒会解散してから名前をどう呼ぶか問題。でも白銀は続投を決めてドヤ顔。生徒会長になれば将来が約束されるなんて良いなあ。
{/netabare}

4話感想
{netabare}
かぐやさんの挑発により早坂は会長をオとすことに。パソコン作成に精通していたり、物を破壊している謎動画を見ていたりするのに、教えて作戦や可愛い動画を見ていると装う。さらには寝たふり。普通の男なら簡単にオちるテクニックを駆使する。会長の固い意志には勝てなかったようでほっとするかぐやさん。そして、好きではなくても振られると悔しい早坂。
続いて生徒会の選挙活動。
白銀はかぐやさんに演説を頼みに行くわけだが、学校中で謎の噂が立ち、全校生徒が見守る中、告白する流れに。かぐやさんも期待していたのに、白銀は迷った挙句、演説依頼のみ。せっかくの雰囲気だから告白しろよ。と思わずにはいられない。
常に学年一位を貫く伊井野ミコに対して白銀は劣等感を抱くし、伊井野ミコが千花を副会長にしたいとかいうから、千花が寝返ろうとする。結局、公約が男子坊主頭、女子おさげとか時代錯誤甚だしいもので白銀は勝利を確信してしまう。石上君はライバル視してるのかしてないのかわからん。
{/netabare}

5話感想
{netabare}
寝不足が解消され、隈がすっきりなくなり、寝癖も消えて優しいイケメンの生まれ変わった白銀。普段は話かけられないのに、挨拶されたりカラオケに誘われたりとモテ期到来。しかし、かぐやさんには響かない。そして、柏木にトゥルーラブについて相談する始末。結局、翌日選挙活動で眠れなかった白銀は元通りになってしまい、それに興奮するかぐやさんの性癖が露呈されただけであった。
白銀が校歌を口パクしているところを千花に目撃されてしまう。歌が下手でそうしているようだ。ここで過去白銀にバレーボールの指導をした辛い過去を思い出す。躊躇うが、少し下手なだけという言葉を信じ、案の定後悔する。上手にできたことにほっとして指揮しながら思わず泣き崩れる千花。お疲れ様です。
白銀を会長にするため、根回しをするかぐやさん。ライバルのミコにも協力を要請する。ミコはずるいという点でお似合いだと言ったのに、かぐやさんはお似合いという言葉しか頭に入らず、嬉しくて照れちゃう。
{/netabare}

6話感想
{netabare}
ついに選挙演説。かぐやさんの過去の実績を示す完璧なプレゼンとは対照的に家庭の事情もあり、兎に角真面目で常に人間を注意するせいで周囲と敵対してしまったミコは普段口うるさいのに、大勢の人間を前にするとほとんど声が出なくなる。それを普段敵対する人間たちが笑いものにしている。石上君は努力している人間を笑う奴らが許せないし、白銀も悪役に徹して彼女にナイスアシストをする。その優しさにかぐやさんは思わず嫉妬。
最終的に白銀が当選したものの、めっちゃ僅差やん。
{/netabare}

7話感想
{netabare}
お着替えシーンで始まる。やったぜ!と思ったら、石上君かよ。しかも、ブリーフ派。それを千花とかぐやさんに見られてしまう。千花はブリーフを馬鹿にする。それに対して石上君は女子が好きなボクサーパンツはヤリ○ンだと主張する。これを聞いたかぐやさんは白銀がどんなパンツを履いているのか猛烈に気になる。紅茶をわざとこぼして「やったパンツ見えたー」というお馬鹿思考が一瞬駆け巡るものの、冷静にどんなパンツが好きか訊いてみることに。白銀は女性のパンツの好みを質問されたと勘違いしてしまうが、かぐやさんと話が噛み合わず、白銀がボクサー派=ヤリ○ン認定されてしまう。生徒会室に入ろうとしたミコはドン引き。石上君はあれだけ熱く語ったのに、速攻でブリーフ辞めるというオチも。
次に、白銀がヤリ○ンだと勘違いしたかぐやさんは浮気しないようにする方法を早坂に相談する。ホルモンが大切だと聞き、マッサージをすることに。一心不乱に行うマッサージが滅茶苦茶痛いのだが、耐えているところをミコが目撃したところ、行為をしていると勘違いしてドン引き。
最後は圭が漫画を読んで号泣。馬鹿にする白銀だったが、自身も読んで号泣し、良い恋がしたいと考える。後日、かぐやさんに読ませてラブラブ作戦を
実行することにした。まず、石上君に読ませる。感動させようとしていると冷めた感じで読み始めるのだが、やはり感動。第三者を利用してかぐやさんに読ませる作戦。千花も愛読しており、いけないネタバレをするため、口封じでガムテープを口に貼られる。ミコが悪いタイミングで入室したため、勘違い。武器?を持ってミコが再度入室した際はかぐやさんを除く3人がガムテープを口に貼っており、ドン引き。漫画を読まないと言っていたかぐやさんは結局、早坂と一緒に読んで恋愛脳に。EDの後は少女漫画風の作画に様変わりし、乙女なかぐや様は告らせたいシンドロームが始まる。白銀と石上君と恋愛模様を繰り広げ、プリンに水族館の入場券を仕込む作戦をちゃっかり行う。千花だけには適用されないみたいで空気ぶち壊し、しかも一人でプリンを完食。見かねた白銀はかぐやさんを連れて水族館へと誘うのだが、「ここが水族館」というよく分からない理由で断られて素に戻り、ショックを受ける白銀とドキドキして純粋なかぐやさんがすれ違ってる。男2人の水族館も楽しくて良かったね。
{/netabare}

8話感想
{netabare}
相変わらず千花信者のミコは生徒会メンバーは千花を見習うべきだとか言い出す。思想が偏ってるぞ。それを利用して千花はミコに何があっても怒らない練習をするように言う。石上君の平常運転にも我慢し、写真加工アプリで遊ばれる。かぐやさんもついでに変顔させられるのだが、男性陣の反応が酷い。優しくしてあげて。かぐやさんは白銀とお似合いと言ってくれるミコのこと気に入っているみたい。
そして、青春ものにはつきものである体育倉庫イベント。お約束の扉が開かない展開だが、お互いに策略を張り巡らしていると勘違いしてしまうせいで、深刻さ皆無。本当はやばいぞ。いろいろあって白銀がかぐやさんを押し倒したところをミコが扉を開けて目撃してしまう。言い逃れできんな。さらに、ミコから誤解されてしまう。
最後は髪に付いた糸くずを白銀に取ってもらった直後に倒れたかぐやさん。元から体が弱かったということで心配され、大学病院の有名かつ四宮家専属の医師である外科教授の診察を受ける。結果はなんと恋の病。認めたくないのか最新の機械で検査。完全なる健康体でした。早坂は恥ずかしくてたまらない。心臓に穴空いてたら死んでるぞい。
{/netabare}

9話感想
{netabare}
スクール・ウォーズと色々混ざったパロ。さらに、さすがにまずいぞピーナッツのパロ。そして、こばちの説明により、ミコの中での生徒会に対する誤解が解けたと見せかけて誰かを悪者にしないと気が済まないのか、かぐやさんが諸悪の根源という扱いに。「白銀会長のことどう思っているんですか」と罵声のつもりで放った言葉がかぐやさんは勘違いして、複雑な乙女心を見せるのであった。
会長のことを意識しすぎて上手に話せなくなったかぐやさんは早坂の勧めによりルーティーンを身につけることに。頬に右手を当てることでどんな状態であっても一瞬でリラックスする術を身につけるも、かぐやさんとどうにかして会話したい会長に右手を握られ、何が何でもルーティーンを行うために合気道2段柔道2段が炸裂してしまう。勝負に勝ったけれど、負けてしまった。
続いて石上君が勇気を出して応援団に入り、普段なら絶対に交流することのない陽な人種と交流する。応援のテーマが男女で制服を入れ替えるというもの。当然?借りるあてのない石上君だったが、意外にもかぐやさんが優しく、貸してくれると言う。かぐやさんは石上君が自分の制服を着たことを面白がって、石上君にメイクを施して遊びだす。それを白銀が羨ましそうに隠れて見ている。なんだこれ?
{/netabare}

10話感想
{netabare}
かぐやさんに避けられていることに落ち込む白銀。妹の圭は非常に気になるのだが、ふだん圭のためを思ってかガミガミ五月蠅いため、絶賛反抗期。勿論、上手に訊けないので、罵倒風質問。丁度帰ってきた父親はストレートに訊く。これもパパとしての活動略してパパ活らしい。違うもの想像するわ。
続いて白銀があまりにも酷いソーラン節を踊っているシーン。千花はまたも指導するハメに。エクソシストもびっくりな踊りに匙を投げるのだが、かぐやさんが代わりに指導しているところを見て不貞腐れる複雑もとい面倒臭い乙女心。芸術に対するスタンスの違いも相まって大岡越前の逸話顔負けの腕引っ張り合いをする。結果、引っ張られる気持ちを理解した白銀の踊りが上達するという。
{/netabare}

11話感想
{netabare}
応援団としての役割を全うしてちょっぴり陽キャの仲間入りした気分だった石上君だったが、石上君の過去に大きく関わる大友京子に「ずいぶん楽しそうになってるんだね?」と声をかけられたことから一気に地の底に落とされた気分になってしまい、周囲がどんなに話しかけても上の空となってしまう。
石上君の過去回想へ。近寄り難い雰囲気を醸し出して友達が少ない学生生活を送っていた石上君だったが、そんなことを気にせず大友京子は気さくに話しかける。そんな彼女の優しさが少し嬉しい石上君であった。
そんな折、大友京子に演劇部部長の荻野コウという彼氏ができた。そして、石上君は偶然、影で悪さをしている様子の荻野に気付いてしまう。彼の妙に中二病じみた正義感が悪を許せず、特に優しい大友京子を守りたいという気持ちから、証拠を突き出して交渉するも、京子のリベンジポルノ?写真をネタに口封じを迫られ、正義感からさらに激高し殴ってしまう。
その状況をクラスメイトに見られた上に、石上君は京子のことを好きだったわけではないのに、荻野が演劇の強みを生かした芝居により、一方的に悪者にされ、荻野に嫉妬して一方的に殴ったストーカー扱いされてしまう。京子にも蔑まれ、停学処分を言い渡された。高校に進級できない可能性もあったが、ミコが実はファインプレーしてたんだよなあ。停学処分期間中に反省文を書くように教師に指示されるも、自分の気持ちや京子の気持ちを考えると、どう頑張っても書くことができない。さらに、先生も荻野のほうの肩を持つことが余計に許せない。そして、反省文さえ書けば、停学処分が解除されるはずなのに、それをせず、ひたすら引きこもっていたところを白銀が颯爽と救いの手を差し伸べに家にやって来る。しっかり石上君について調べて石上君の気持ちを代弁してくれる「うるせぇ、バァカ!!」と。思わず泣いてしまう石上君は本当に胸熱だった。白銀のかっこよさよ。僕自身もこのシーンには泣いてしまった。それを思い出して吹っ切れた石上君は京子にむかって「うるせぇ、バァカ!!」と言ってのける。かっこいい。これまた胸熱。団長のピンチヒッターで出場したリレーでは惜しくも勝つことはできなかったが、応援団の仲間が駆け寄って励ましたり、褒めてくれたりする。真の陽キャの優しさを実感するとともに今まで描写されていなかった仲間の顔がしっかり描写される。石上君の心の傷も少しは癒えたんだなあ。にしても、つばめちゃんは本当に良い娘。泣いて駆け寄って来るのが可愛い。
そして、最後まで京子は荻野と付き合えてたのにと呑気なことを友人と話している。彼女の平和を石上君が守ったことを知らないなんて。なんだかなあですよ。ていうか転校したのは純粋に学力が足りなくて進級できなかっただけかよ。バカを否定できんやんけ。友人も否定してないのは草。荻野も実は転校していてかぐやさんが手を回したのかもしれん。
{/netabare}

12話感想
{netabare}
学園のパンフレットを作ろうというお話。最初は嫌がりつつも、学園長の口車に乗せられて段々とノリノリになって写真をたくさん撮影されるミコ。この娘簡単に騙されそうやな。そして、石上君と一緒に写真を撮ろうとなると一転して険悪に。でも、髪を下ろしてかっこよく決まってる。一方、かちこちな白銀と千花。かぐやさんは家庭の方針で写真に写ってはいけないというので、学園長は白銀とかぐやさんの代わりに千花が恋人みたいな雰囲気を作って写真を撮ろうとする。かぐやさんは学園長に怒り心頭だったが、本当はかぐやさんが恋人役に最適だったのにという嘆きでむしろ感激。やっぱり全員で集合写真撮影しようとしたその時、長年使い続けたガラケーを落として壊してしまう。思い出がたくさん詰まったガラケーが壊れたことにショックを受けるかぐやさん。スマホを買いに行くかぐやさんだが、白銀とおそろいがいいと言い出し、それをネタに白銀にイジられると早坂は言い出すのだが、彼女は乗ろうとしない。翌日、スマホを持って生徒会室へとやってきた
普段と違って素直にラインのIDを交換する彼女に様子がおかしいと感じる生徒会役員。変だからこそ、いつもどおりで接しようと決める。今までスマホを持っていなかったかぐやさんを仲間外れにしないようにと作っていなかった生徒会役員のライングループを作ってこれまで撮ってきた写真をクラウドにあげようと提案する千花。その写真につながりを感じるかぐやさん。失ったのは携帯ではなく、そのことだったことに気がつく彼女は感動しきり。
「何回でもシコシコしてよくって、でも、最低一回はシコっとしなきゃいけなくて、限界に達した人が負けってゲームしませんか?」最後は千花のこんな一言。てっきりエッチなゲームだと思いこみ、俄然ヤル気の男ども。ミコまでもがそう思い込んでしまうくらい。狙って言っているのか?しかし、シコる相手が風船だと知らされてテンションダダ下がりの二人。参加すると言ってしまった手前、思っていたことには触れずに渋々参加する白銀たち。
順番に空気入れで風船をシコるが、膨らんでいくごとに恐怖も膨らんでしまう。ルーティーンで平静を保とうとするかぐやさんだが、それでは空気を入れることができない。千花を恨みながら1シコで逃げ出すかぐやさん。石上君も大見得を切るも1シコ。かぐやさんは千花にミカンを勧めて、リモネンのゴムの融解作用で破裂させようとするも回避されちゃう。そして、その藤原書記もミコちゃんを使って激シコさせるクズっぷりを発揮。それに乗っかる生徒会役員共。それでも、ミコは破裂寸前でギブ。即席の吹き矢を使って自分の順番が回ってくる前に風船をわろうとするかぐやさんだが、またも作戦失敗。かぐやさんがビビっていることに気がつき、幼少期に父親から大切な人を守れる人間になるように言われた記憶が蘇る白銀だったが、恐怖が上回り、結局はかぐやさんにこれまた1シコで順番を回す。回想の意味なし。そんな中で千花が空気を読まずにミカンをむいて大爆発。そのままエンディングへ。
{/netabare}


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
秀才たちが集うエリート校・秀知院学園その生徒会で出会った副会長・四宮かぐやと生徒会長・白銀御行誰もがお似合いだと認める2人の天才は、すぐに結ばれるのかと思いきや高すぎるプライドが邪魔して告白できずにいた!!“如何にして相手を告白させるか”という恋愛頭脳戦に知略を尽くす2人…その類い稀な知性が熱暴走!!もはやコントロール不可能!!恋が天才をアホにする!!新感覚“頭脳戦”?ラブコメ、再び!!


1. 「早坂愛は防ぎたい」「生徒会は神ってない」「かぐや様は結婚したい」「かぐや様は祝いたい」
白銀のアドバイスのおかげで柏木とカップルになった男子生徒が、またまた恋愛相談にやってきたものの、以前とは印象がまるで違う。夏休みを終えた彼は、身も心もチャラ男に成り果てていたのだ。相談とは名ばかりのノロケ話を聞かされた白銀と石上は、その自信満々な振る舞いから、すでに彼女と“神聖な行い”をしてしまったのではないかと訝しむ。そこで柏木と二人っきりにして様子を覗き見してみると、恋人同士でムードが高まってきたらしく……。

2. 「かぐや様は聞き出したい」「かぐや様は贈りたい」「藤原千花は確かめたい」
待望のウィンドウショッピングに出かけたかぐやは、白銀の妹・圭と仲良くなるチャンスを虎視眈々とうかがっていた。一緒にやってきた藤原姉妹に邪魔されながらもようやく圭と隣同士になれたかぐやは、その横顔に白銀の面影を感じてドキドキが止まらない。さらに白銀の誕生日プレゼントに何を贈ればいいのかを探ってみると、「兄とはそんな仲良くないですよ」と不満げな表情に。圭の口から暴露される白銀の知られざるエピソードとは!?

3. 「白銀御行は見上げたい」「第67期生徒会」「かぐや様は呼びたくない」
秀知院学園第67期生徒会の活動最終日、4人が生徒会室を片付けていると、思い出の品が次々と見つかった。フランス校との交流会の看板、神経衰弱で使ったイカサマトランプ、NGワードゲームのカード、コスプレ用のネコミミ、生徒から没収した不健全な雑誌、「とっとり鳥の助」の映画チケット……。それぞれの胸に懐かしい記憶がよみがえり、話題は尽きることがない。そして4人は空になった生徒会室を後にする。

4. 「早坂愛はオトしたい」「かぐや様は告ら“れ”たい」「伊井野ミコは正したい」
生徒会選挙の予測速報ではトップを独走中の白銀だったが、それを追う1年の女子生徒・伊井野ミコのことが気になっていた。選挙運動中のミコと話をしてみると、学年1位の才女だけあって弁が立ち、白銀のライバル心がメラメラと沸き上がっていく。一触即発の空気を感じて仲裁に入る藤原だったが、そんな彼女にミコは予想外の言葉を投げかける。「私が生徒会長になった暁には、藤原先輩が副会長になって頂けませんか!」。

5. 「白銀御行はモテたい」「柏木渚は慰めたい」「白銀御行は歌いたい」「かぐや様は蹴落としたい」
勉学において右に出るものはいないが音楽にはちょっと自信のない白銀は、学園の校歌斉唱を口パクで誤魔化していた。その事実を藤原に見破られてしまったが、もし音痴であることが他の生徒にバレてしまえば完璧な元生徒会長というイメージが崩れてしまう。そこで白銀の運動音痴を直した実績のある藤原が、今度は歌のレッスンに付き合ってあげることに……。ところが白銀の音痴は“ちょっと”どころのレベルではなかった!

6. 「伊井野ミコを笑わせない」「伊井野ミコを笑わせたい」「かぐや様は呼ばれない」
ついに生徒会選挙当日を迎えたが、ミコの努力もむなしく、元生徒会長としての手腕を誇る白銀の当選はほぼ確実。さらにかぐやも完璧な応援演説を披露して、ミコ陣営との格の違いを見せ付けた。だが石上の表情はなぜか浮かない。上がり性のミコが演説で上手くしゃべれずに、生徒たちの笑い者になるのが耐えられないからだ。怒りを露わにした石上に対し、白銀は「伊井野ミコを笑わせない勝ち方をすればいいんだな?」と言い壇上へ登っていく……。

7. 「かぐや様は脱がせたい」「かぐや様は出させたい」「白銀御行は読ませたい」「かぐや様♡アクアリウム」
「ボクサーパンツを穿いてる奴は全員ヤリチン」という石上の偏見を真に受けたかぐやは、白銀のパンツを確認したくてたまらない。どうすれば自然にパンツを見られるのか策略を巡らせるが、思い浮かぶアイデアはどれもアブナイものばかりだった。もうストレートに聞いてしまおうと、どんなパンツが好きなのかを尋ねるが、白銀はランジェリーの好みを聞かれたものだと勘違い。かぐやに穿いてほしいパンツを想像し始める。

8. 第8話 伊井野ミコは抑えたい/かぐや様は怯えない/かぐや様は診られたい
ミコを会計監査に迎えた新生徒会がスタートしたものの、なぜか生徒会室はギスギスとした空気に包まれていた。ルールに厳しいミコは、学園で不健全なことをしている(ように見える)かぐやと白銀や、校則を無視してゲームで遊んでいる石上が許せず、ついついキツく怒ってしまうからだ。「時には優しさも必要」という尊敬する藤原のアドバイスを受けて、「何があっても絶対に怒らない」という訓練をすることになったものの……。

9. 第9話 そして石上優は目を閉じた②/かぐや様は触りたい/かぐや様は断らない
根暗な性格を変えてリア充の仲間入りを果たすため、体育祭の応援団に立候補した石上だったが、団員たちはウェイ系のパリピだらけ。石上の戸惑いをよそに、会議はノリとテンションだけでどんどん進んでいき、男子は女子の制服を着て応援することになってしまった。しかし、陰キャの石上には制服を気軽に貸してくれるような女友だちが思い浮かばない。もう応援団を辞退した方がいいのだろうかと悩んでいたところに、かぐやが現れて……。

10. 「白銀圭は話せない」「白銀御行は踊りたい」「大仏こばちは取り締まりたい」「白銀父は聞き出したい」
勉学において右に出るものはいないがダンスはうまく踊れない白銀は、体育祭に向けて藤原と三度目の猛特訓を繰り広げていた。しかし仏の顔も三度まで。出来の悪い白銀に愛想を尽かした藤原は怒って出て行ってしまう。それでも一人黙々と練習を続ける白銀のもとに、今度はかぐやがやってきてレッスンをすることに。ところが様子を見に戻った藤原との間で、指導方針を巡りバトルが勃発! はたして上手く教えられるのはどっちなのか?

11. 「そして石上優は目を閉じた③」「白銀御行と石上優」「大友京子は気づかない」
体育祭もいよいよ中盤戦、応援団のパフォーマンスは大盛況で、石上の心はこれまで味わったことのない充実感に包まれていく。だが中等部のときのクラスメイト・大友京子に話しかけられたことで表情が一変。動揺を隠せない中、怪我をした応援団団長の代わりに、対抗リレーにアンカーとして出場することになってしまう。真っ青な顔のままトラックに立った石上は、かつて自分が学園で起こしたある事件のことを思い出していた。

12. 第12話 生徒会は撮られたい/生徒会は撮らせたい/藤原千花は膨らませたい
学園案内のパンフレットのモデルに選ばれた生徒会だが、かぐやは家の方針でメディアに顔を出すことを禁じられていた。屋上での撮影の様子を羨ましげに見つめていると、最後に携帯電話のカメラでプライベートの集合写真を撮ろうという提案が。喜ぶかぐやだったが、その瞬間、突風が吹いて携帯を屋上から落としてしまう。地上でバラバラに壊れた携帯を拾い上げるかぐや。これまで皆と一緒に撮った写真が消えてしまったことを思うと、悲しくてたまらない……。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

和を以て貴しとなす

種明かしは後半で! 原作は未読です。

面白いと感じる作品には4.0点以上つけていて、自分レビューした作品の5割弱が“面白い”に該当します。『かぐや様』の1期は4.0点ちょうど。
なによりも脇役の藤原書記・石上会計・早坂・そして柏木カップルが良い仕事をするコメディと評価しました。アニソン界の大型新人や劇伴含めた演出のコテコテ感も好感。ただし主役二人はパンチ不足なので4.0点どまり。そんな1期の評価です。

 とにかく場を荒らしまくる藤原
 気軽に地雷を踏み抜く石上
 この作品唯一まともな人早坂
 主役以上にラブしてる柏木夫妻

名バイプレイヤーがいる作品は安心して見ていられる。好評だった1期からそのまま大きく外すことはないだろうとの期待を裏切らず無事完走。1期と同じく全12話の物語。
1期を受けての2期となるお作法について本作は視聴前から方向性は分かるようになってます。
作品サブタイトル~天才たちの恋愛頭脳戦~には取り消し線が引かれ、メインタイトル『かぐや様は告らせたい?』と“?”を追加。
頭脳戦そっちのけで四宮かぐや(または白銀御行)が権謀術数はりめぐらせて相手から告白を引き出したい。もうそれすらどうなのかもはやわかんない。そんな展開が見て取れるタイトルをきちんと踏まえた物語展開をしておりました。こういう細かいところで小粋な仕掛けが光る良品だと思ってます。
キャラでいえば新キャラ伊井野ミコ(CV富田美憂)を追加。真面目で融通が利かずアガリ症という基本スペックがまずありきで、ことごとくタイミングが悪かったり妄想癖が強力にドライブしたりのギャグ仕様。初期メンバーが偉大過ぎるのでやや埋没している感は否めないものの、この作品にはこれまでいなかったタイプのキャラなのでハマれば化けるでしょう。


ここまで書いといてなんですが1期観てからにしてくださいね。元は取れます。
おそらく1期から流れてきた方がこのレビューを読んで頂いていると思います。みなさん評価のUP↑DOWN↓はあれど乱高下してる感じはなく良くも悪くも安定しているなぁというところに落ち着くのではないでしょうか。自分は若干2期の評価を高くしました。
新キャラ増えてもバランスが壊れてないという最低限をクリアしている点。そして思った以上に主役二人のキャラとしての魅力が上昇したことが判断の決め手です。劇伴・主題歌・演出は誤差の範囲としてほぼ1期と同等水準でした。



※ネタバレ所感

■終盤のあのエピソードは示唆に富む?

体育祭がピークの第2期でした。そのピークをピックアップ。

{netabare}もちろん石上がメインディッシュではありますが、その裏で動き回る生徒会メンバーが小粋なのです。

持ちあがりなのに停学が解けてない生徒を調査しビンゴな解を導き出した会長
おそらく裏から手を回しマグロ漁船的などこかへ演劇部荻野を飛ばした剛腕かぐや
もしかするとOB説得プレゼン資料として使われたかもしれないレポート作成の裏方藤原
先生に掛け合いもしかすると高等部進学できないのが濃厚だった石上を救った伊井野

石上を通じてこの5人が5人である意味/必要性みたいなものが生まれたエピソードにも見えました。ギャグやコメディでここまでやる必要はありません。もちろん褒め言葉です。

その上で、、、
会長マジでかっこいい…と惚れる理由がわかります。
かぐやは財閥令嬢だった…と帝王学を身につけた才媛であることを思い出します。
だから書記なのね…とレポート作成スキルの高さを藤原に垣間見ます。
似た者同士じゃ…「過剰なまでの正義感を抱えていた」独白する石上とミコが被ります。

各々の個性も浮き彫りになってたなぁと感じた次第。悪くない。
強い個があってそれが有機的に結びついたことがなにより素敵と感じる第11話でした。これこそがジーコがやりたかったサッカーだったんだと思います(謎)。
とりわけ白銀とかぐやがとったアクションが石上の意向を汲んだものになっていることがレビュー冒頭で主役二人の評価を上げた理由となります。つくづくアタッカー陣とディフェンス陣との意思疎通が取れてればと後悔せざるをえないドイツでもありました(さらに謎)。

{netabare}「何より秀知院には楽しい思い出ばっかだから!」{/netabare}

大友京子のこの笑顔で不覚にも目から汗を流した私です。{/netabare}


■陽キャに光を!

アニメって陽キャに厳しいですよね。陰キャが活躍すれば拍手喝采。アレが肌に合いませんというかリアリティを感じない。某間違ってるかもしれないラブコメアニメなんかもその気あり。面白いんだけどリア充敵視しすぎなのがどうも引っかかる私です。
コミュ障非モテ陰キャラが無双するのがありえないって気持ちもないわけではないのですが本質はそこではありません。そもそも陰と陽は表裏一体。人間だれしも両面持ってるところをことさらにどちらかをデフォルメして、陽キャ=リア充とする風潮が嫌だとぼやいてます。控えめな性格でも本人なりにリアルが充実してる奴なんていっぱいいるだろうに。

{netabare}そして本作。陽キャウエイ系応援団がものすごくいいやつらに描かれている。ここに感動した!誰がなんと言おうとも感動した!だいたい明るかろうが暗かろうが真のリア充はいい奴がほとんどです。{/netabare}

{netabare}そこにちなんで一点。リレーでゴールした石上に駆け寄ろうとするミコと藤原を制止する会長というちょっとした一コマ覚えてます?
生徒会ではなく応援団の面々が駆け寄る間(ま)を作ります。次々と石上に声をかける応援団のみんながほんといいやつだったこともあって、闇落ちしていた石上目線では“表情(目)”が消されていた周囲の人々に顔が戻ってきます。『聾の形』でも使われた演出ですね。
残される後輩のために生徒会以外の居場所を!との想いが白銀にあったとすれば更なるイケメンの証拠固めですがそれはわかりません。白銀のイケメンぶりもさることながら陽キャ=敵とまで思ってたかもしれない陰キャの星石上の心に変化が生じたことがなにより尊い。陰と陽が融合した感が色濃くて素敵なシーンでした。{/netabare}


陽キャも陰キャもなく当人の心だよね心!
…コメディという本筋を充分楽しみながら、不覚にも別領域に心を奪われた私でした。



視聴時期:2020年4月~6月 リアタイ視聴

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2020.08.08 初稿
2021.03.13 修正

投稿 : 2024/06/01
♥ : 66
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

1期(中1くらいの恋愛脳)から、2期は中2くらいにレベルアップした(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ジャンルは学園ラブコメ。コメディ寄り。

安定の2期。このジャンルでは、ここ1、2年では一番成功した作品かなと思います。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
1期と変わらない安定感ある笑いと、時折見せる爆発的な萌え、その良さは変わらないまま、さらにシリアスまで使いこなすとは、脱帽です。

笑いの部分では、藤原書記は相変わらず面白いけど、2期に関しては早坂にだいぶ笑わせてもらいました(笑) 冷静で大人っぽいところと、年相応の可愛らしさを併せ持っていて、本当に良いキャラだと思います。多分、誰よりも良い奧さんになるなw

恋愛に関しては、自分の恋心をキチンと自覚した後のかぐやが可愛かった♪ なんか、中2くらいの恋愛脳に進化したなと(笑)

シリアス面では、石上のシリアス話を、よく1話でまとめきったなと感心。他にも、選挙を通して、生徒会メンバーの優秀さや格好良さ、絆の深かさも表現でき、更にキャラに厚みが出てきました。

唯一の問題点としては、新キャラの伊井野ミコがイマイチ溶け込んでなかったことかな。むしろ、敵役の時の方が良い感じだったなと。仲間になってからは、なんていうか「こち亀の部長」的なオチ要員としての役割しかなくて。石上とのラブコメが深まってきたら、もっとキャラが出てくるかな?と。

まあ、この作品のクオリティ見ていると、「不十分なところ」は、短所ではなく、「伸び代」と思えてきます。もし、3期があったら、きっと鮮やかにミコちゃんを生かすんでしょうね♪ 楽しみです!

(しっかし、1期もそうだったけど、この作品って、☆5つけてるのに、ほんっとうに、書くことないw 勿論、良い意味で!)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
早坂の苦労(笑) 老いてなお(笑) 誰も幸せになってねぇ(笑)

2話目 ☆4
ゲス(笑) どんどんアホに(笑) 最後は、素直に。早坂、ケーキ食ったのか(笑) 久々に頭脳戦(笑)

3話目 ☆5
会長、スター(無敵)状態じゃないっすか(笑) かぐや、弱い(笑) なんじゃその、素敵な竹取物語の解釈は(笑) 知らない石上(笑) 藤原書記はズルいな~。昭和のトレンディドラマの曲の入り方じゃねぇか(笑)

4話目 ☆5
早坂、強い(笑) プレス機で潰す(笑) 早坂、泣く(笑) 藤原書記の自己評価(笑) 藤原書記、状況をややこしく(笑) 久々に声出して笑ったわw かぐや、かわいいな~。

5話目 ☆4
なんかの呪いが解けた(笑) 主語を誤魔化す余裕がない(笑) まさかのロマンチスト、石上(笑) かぐやの趣味が特殊(笑) デスボイス(笑) ナマコの内臓のような良さ(笑) ソがレ(笑) 悪かぐやだ。そこで照れるなよ(笑)

6話目 ☆5
選挙。真面目は長所。それが受け入れられないのは、周囲のレベルの問題。白銀、男前だな~。ミコ、新キャラとして頑張ったな~。良い話だ。「めっちゃ僅差やん」(笑) 弱ったかぐやは、安定して可愛い(笑) これは、石上とのラブコメが楽しみ♪

7話目 ☆4
すげぇ偏見(笑) でも、真面目な話、ボクサーパンツは良くないって説があるよね。現代では、世界的に見ても男性の無精症が増えていて、それがボクサーパンツで熱がこもるのも一因だという人もいる。玉袋がぶら下がってるのも、放熱だしな。白銀は、黒が好き(笑) ヤリチン(笑) セッ!(笑) 痛い痛い(笑) 肩軽い(笑) ネタバレ祭り(笑) ミコ、オチ要員?

8話目 ☆5
藤原書記が楽しそう(笑) 体育倉庫。ミコ、部長みたいだな。早坂、恥ずかしそう(笑) 最先端技術を使って主人の気持ちを暴くのはやめて(笑) まな板の恋(笑) これが、かぐやの貧乳にもかけていたら、天才だな(笑)

9話目 ☆4
ミコが活きていない中で、ちゃんとミコが辞めたい話か。うまいな。映画かよ(笑) 今度は縦の比率が(笑) どんな格ゲー(笑) 一本(笑) 石上、ウェイ系(笑) 僕にも分かりません(笑) ミコ、そっと閉める(笑) 会長、嫉妬(笑)

10話目 ☆4
反抗期をそんなにハッキリと(笑) ケイもかぐやと似たようなことやってる(笑) パパ活(笑) 本場の恋ばな、キツイ(笑) ルーティン生きてたんかい(笑) 藤原書記、目が死んでる(笑) エクソシスト気分(笑) ソーラン節踊ったことあるけど、そんな気持ちは入れてない(笑) 怒る藤原書記(笑) かぐやの応援、めっちゃ可愛い(笑) 会長に惚れた理由が、めっちゃしっかりしてる(笑)

11話目 ☆4
石上、ドシリアスだな。らしくない展開をどうまとめるか。普通に怖すぎる、確かに、刺されるかもとか思うよな。白銀、格好良いな~。世の中結構、良い人が多い。真のリア充は性格も良いってのは、わりと真実。

12話目 ☆5
変態カメラマンじゃねぇか(笑) かぐや、チョロい(笑) 弱りかぐや、安定感ある萌え。クラウドを雲で表現(笑) 写真増えた。スマホをかなりうまく使った1話だな~。その後の、クソ下ネタ(笑) 謎のミラクル属性(笑) よく見たらめっちゃ怖い(笑) こいつクズだなからの、全員が乗った(笑) 父の言葉をガン無視した(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 34

77.7 8 天才で学園なアニメランキング8位
WHITE ALBUM2(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.9 (1111)
5609人が棚に入れました
学園祭まであと一月と迫った秋の日の夕暮れ。

崩壊した軽音楽同好会の最後の一人、北原春希は、
放課後の窓際で学園祭のステージを目指してギターを弾いていた。

それは、二年半ずっと真面目に過ごしてきた優等生が、
卒業までの半年間に成し遂げようとした、ささやかな冒険。

けれど、その拙いギターの音色に、
流れるようなピアノの旋律と、鈴が鳴るような歌声が重なったとき……

一人からふたりへ、ふたりから三人へと重なっていった新生軽音楽同好会の、
夢のような、夢であって欲しかった半年間が始まった。

声優・キャラクター
水島大宙、米澤円、生天目仁美、寺島拓篤、中上育実、杉山紀彰、梶裕貴、夏樹リオ
ネタバレ

ギータ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

久々、いや初めてこんな恋愛アニメに出会いました  これ以上はこの先現れないだろうと思ったら、原作ではまだ序盤なんだよなぁ…

※長文注意報発令

【短い感想】
シナリオに関しては今までの恋愛アニメでダントツのNo.1です。
それだけ感情描写が素晴らしい。
ここまで繋がりがしっかりしていて、キャラの気持ちが伝わって来るアニメはまずありません。

この作品は隅々まで意味のある描写だらけの作品です。
結果だけに注目していたらまずこの作品の魅力は見えてこないです。
まずは主役の3人全員の気持ちを考えてこの作品を見てみてください。


【このアニメのコンセプト】
前作であるWHITE ALBUM(前後編)からそれは変わってないようです。
どうしてもネタバレが嫌な方のために一応隠しますが、私としてはコンセプトを知った上で視聴したほうがいいと思います。
大事なのはそこじゃないから。
なので、未視聴の方も参考程度に是非開いてみてください。

{netabare}このアニメで感じたのは、『大事なのは結果よりも過程』だということです。
このアニメのコンセプトは言ってしまえば“浮気”です。
このアニメが凄いのは、なぜそういう結果になってしまったのか、なぜこのキャラはそういう行動をとってしまったのかしっかり描写があることです。
「なぜこうなったの?」という問に対して「こうだからです」と返せるアニメです。
詳しくは後半の方に載せます。
ある程度浮気前提で物語を見て、「なぜそういう結果になったのか」「このキャラはどんな気持ちで行動したのか」などキャラの気持ちになって考えると、ガラッと印象が変わるはずです。
結果に至るまでの過程がしっかりしているから、思わず感情移入する、それも主役の三人全員にという感じで、見ているこっちまで辛くなってきます。

結果だけに注目していたら、「主人公最低」「クズ野郎」で終わってしまうかもしれません。
確かに、絶対クズではないと言い切れませんが、なるべくならそのキャラの気持ちを考え、気持ちを汲んだ上で感想を持ってみてください。
とても他人事じゃなくなります…
逆に、私が酷評している君のいる町は『過程よりも結果』の作品だと思うんです。
結果ばかりが前に行ってるから、キャラの行動が理解できない、感情移入できない、キャラの本気度が伝わってこない、キャラにブレがあって操られているように見える印象です。

視聴する際は結果だけでなく、結果に至るまでの過程に注目してみてください。{/netabare}


【長い感想(12話まで)】※ネタバレの嵐です。まだ12話まで視聴してない方は開かないでください。
○第7話:最高の、最後の日
{netabare}これを最初に持ってきた理由は、この回が“WHITE ALBUM2の全て”と言ってもいい回だと思うからです。
この回が与えた影響は計り知れないと思います。
他の2回分の話も絡めて、第2音楽室で何があったのか描写しています。
①かずさと春希が二人で会話、かずさが本音を少しだけ漏らす
②雪菜が春希に迫り、キス、付き合うことに
③実はかずさが寝ていた春希にキスしていたことが判明
④さらに実は雪菜は春希とはまだ付き合う予定ではなかったことを明かす
⑤雪菜はかずさがキスしていたところを実は見ていた
⑥現在(春希と雪菜が付き合っている)に至る

本当の地獄(辛い気持ちになる回)はこれからですが、この回が一番重要な回だと思います。
なぜ雪菜が告白したのか、なぜ雪菜が3人でいることを望んでいるのか見えてきます。
ただ友達だから失いたくないとか、そんな能天気な問題ではないはずです。
理由も結構はっきりしていると思うので、後で述べます。

さらにここから歯車が狂い始める意味でも重要な回です。
なぜかずさが雪菜と仲良くやっていけているのか、その間どんな気持ちを味わっていたのか、春希は何を思って3人と過ごしてきたのか、この回が与えた影響は測りしれません。{/netabare}


○小木曽雪菜
{netabare}雪菜はかずさよりも自分の気持ちを相手に伝えられるだけであって、本当は相手のことを考えて一歩下がったりする遠慮してしまう人物だと思います。
春希奪っといて何言ってるんだって?それはこれから説明します。(WHITE ALBUM2はこうやって後々説明したり、答えを持ってくるパターンが多いんですよね)

雪菜が望んだ最高の結末は
「春希がかずさと雪菜どちらと付き合うか腹を決め、雪菜に告白、そしてかずさもそのことを認め、友達としてこれからも3人一緒」
だと私は思います。
だから、あれを見るまでは3人一緒に過ごし、春希に選ばせる時間を、かずさが素直になるまでの時間を設ける予定だったはずです。
しかし見てしまった、かずさが春希にキスする瞬間を。
だから行動に移してしまった。
「それが自分にとって一番の結末にならないから」
雪菜はかずさと春希が付き合うまでもう時間がないと悟った、だから焦って自分から行動してしまった、春希の気持ち、かずさの気持ちを知っていながら。
かずさに関しては以前から春希のギターに合わせてピアノを弾いていたこと、今回のキスでまず納得でしょう。
春希に関してはおそらく文化祭の三曲目、届かない恋の歌詞に何かあると思うんですよね。
それ以外でも、かずさに惹かれていることは雪菜も気づいていたと思います。
そして、雪菜が焦って行動したのも、彼女の性格を表した描写から納得出来ると思います。
1つ目は中学時代のハブにされた経験、2つ目はトラブルセット(トラブルの種となったトラベルセット※ニコ生一挙放送コメントより)、これから雪菜が焦りやすい性格、一緒にいられなくなるのを恐れる性格が分かり、今回の行動と合致すると思います。
ここまでが春希と付き合うまでに起こったことです。

ここからは付き合ってからの3人、主にかずさのことを考えている雪菜について述べます。
付き合うことになったのを屋上にてかずさに報告、そして確認する雪菜。
なぜかずさに確認しているのか、それはかずさが春希を思っていたことを知っているからですよね。
しかし、かずさはそれを誤魔化し続け、そしてあの行動をとります。
名前呼びの承認。
これによって雪菜を納得させ、友達としてこれからも付き合っていくことになりました。
その後も3人でいることを強く望む雪菜、それはかずさと友達でいたい、3人でいることを大事にしたいだけじゃないはずです。
雪菜には後ろめたさがあった。
「春希の気持ちが自分一本に向かう前に、そしてかずさが納得する前に告白してしまったこと」
さらには屋上のシーン「私、割り込んだんだ、二人の間に」
だから、二人にチャンスを残すのと同時に、自分からすればピンチを乗り切る、二人から認められるように頑張ろうとしたと思います。
春希から本物の彼女として、かずさから本物の友達として認められるように、自分の後ろめたさ、罪悪感を消すために。
つまりは、順序が逆になってしまったけど、自分の計画にあったことは飛ばさないようにしようとした、それが二人にできるせめてもの事だと雪菜は思ったと思います。
現に、春希がかずさの事を思っているのに気づいても、「やめて!私だけ見て!」とか言ってなかったと思います。
それどころじゃない、というかこの行動を雪菜の気持ちで考えたらめっちゃ辛くなります…
・誕生日パーティーで二人きりになることを断る
これは完全にかずさのためです。
家族も含めてという嘘までついて春希を説得していただけに、どうしてもという気持ちが伺えます。
普通はですよ、彼氏をとられるかもしれない相手のことを思って決定機を見送るなんてしないですよ。
でも雪菜ならその行動が出来る理由がある。
自分のことだけ考えているわけではなく、かずさのことを思い、自分に罪悪感を抱いているから。
その行動の末、誕生日に家で一人でいた雪菜の気持ちを考えると…

・卒業式にかずさが来ていたことを春希に伝える
理由はほぼ上と同じです。
いや、ここまで来たらもう罪悪感に押しつぶされてしまったのかもしれません。
これ以上春希が悩み苦しむのも、かずさが素直になれないのも見たくない、その上かずさが卒業式に来ていたことを春希に言わなかったら、また罪悪感が増え、それを背負って生きていくわけですからね。
もう、ここの全てを悟った雪菜の顔も…

という感じです。雪菜の焦りや優しい性格、その上での行動が引き起こしてしまった悲劇という感じです。
はっきり言って雪菜のエピソードだけで胃が大変なことになってるのですが、まだ二人分の思いを受け入れていかなくちゃいけないですからね(笑)…
そりゃ胃薬必須アニメだわ。{/netabare}


○冬馬かずさ
{netabare}雪菜よりも、というか誰よりも自分の気持ちを相手に見せないかつ面倒見の良さによって悲劇を招き、悲劇の大きさがどんどん拡大してしまった人物です。
春希が好きで仕方ないのに本人に伝えることもできなければ、伝えようと考えることすらしないかずさ。
そのことを伺えるのが文化祭のキスシーン。
寝ている春希にキスしてしまうくらい好きなのに、思いを伝えられない、その結果雪菜が目撃し、春希に告白してしまった。

もうね…ここからのかずさは見てられないですよ。
1周目はまだいいんですけど、2周目はかずさがどんな気持ちを抱いて過ごしてきたかわかるから、気持ちと行動のギャップが…
まずは雪菜告白後の報告シーン。
雪菜の言っていることは全て事実、かつ雪菜はそれを裏付ける証拠も知っているわけで、質問する口調もかなり強めです。
「それでいいの?」という雪菜の心の声が聞こえてくるかのようです。
それを否定し続けるかずさ、そしてあの名前呼び承認。
これは、雪菜と友達としてやっていくという気持ちも本心から思っていると思いますが、それだけじゃない。
この場合は自分の気持ちを誤魔化すための手段です。
事実、この行動によって雪菜は質問をやめました。
後半にもこういうシーンがあります。
「やっぱり私、かずさと本当の友達になれなかったのかな…」
「そんなことはない、雪菜はたった一人の親友だと思っている」
後から見てもわかるとおり、この時のかずさは悔しさや悲しさという気持ちを抱いています。
でも、かずさからしたら雪菜も大事で、友達でいたいというのも嘘ではありません。
ていうか、これが複雑であり、これによって悲劇がさらに大きくなってるんですよ…
いっそのこと、好きじゃない、友達でいたくないと思えれば少しは楽になれるのに。
好きだから、友達のことを妬みきれない、恨みきれない、結果自分に悲しみが積もるだけ、発散はできない。

「一緒にいないと小木曽が泣くからな」
春希が好きという自分の気持ちに嘘をつき続け、友達のために安心させるために自分の本心を隠し、一緒にいようとするかずさ。
「かずさ変わったよね?明るくなった」
本当は悲しい気持ちが渦巻いていると考えると…
それでも友達を気遣い、悲しい気持ちを前に出さないように気持ちを張って明るく振舞うかずさ、張り詰めていた気持ちが切れてしまったのがあのシーンですよ。
3人の旅行の帰りに車で一人号泣するかずさ…

そして最後は二人から離れようとした。
雪菜のことを思い、そしてもう3人で過ごすのは耐え切れないから、これ以上拷問を受け続けて自分を騙して3人に笑顔を振りまくのは無理だから、そんな印象を受けました。
10話Aパートはアニメ史に残すべき凄まじいシーンだったと思います。
「そんなのはなぁ…親友の彼氏に言われるセリフじゃないんだよ。」
「私の前から先に消えたのはお前だろ!」 
「勝手に手の届かない所に行ったのはお前だろ!」
「手が届かないくせにずっと近くにいろなんて、こんな拷問も思いついたのもお前だろ!」
「なのに何で私が責められなきゃなんないんだ!」 
「毎日毎日目の前で心えぐられてそれが全部私のせいなのかよ!」
「ひどいよ!どうして私の気持ちわかってくれなかったんだよ!」
「私がつまらない男を好きになって何が悪い!」
凄まじい、よくこんなセリフ思いつけるな…
そしてこのセリフをいえるシチュエーションを作ったのも凄い…

雪菜のことを考える優しい性格のために、自分が受けるダメージが増え続け、人に自分の気持ちを伝えれない性格のために、春希が離れていってしまい、春希が3人一緒にいようと提案してしまう、これがかずさです。
雪菜もそうですが、優しくて友達思いであるために、自分の首を締め続けているという印象です。
全然悪いことはしていない、友達にとって最善のことをしているはずなのに、考えの違いによってそれが友達を傷付けることになってしまう、さらには自分も。
WHITE ALBUM2とはこういう作品です。
作中にもありますが、「かずさが男の子だったら…」「私だったら雪菜を渡さない」(うろ覚え)という感じで、性別のことを憎んでる描写があります。
全員が同じ性別だったら、恋愛さえなければどれだけ綺麗な青春ストーリーで終われたことか…{/netabare}


○北原春希
{netabare}最終的には浮気してしまいますが、春希もすごく悩んで、すごく悲しい思いをしてきてるんですよ。
春希の悲劇の始まり、それは雪菜の告白を受けてしまったこと。
もちろん雪菜が気にならないわけじゃない、魅力も感じているけど、文化祭の段階では間違いなく中途半端な気持ちだったはずです。
それでも、あれを受けるなという方が無理な話です。
最初から逃げ場などありませんでした。
普通なら、最初は中途半端でも、少しずつ付き合ってから雪菜のことを思っていけるはずですが、今回は別ですよね。
それはかずさがいる、もっと言えば雪菜よりも気になってたであろう相手の存在が今後の展開を大きく動かしたと思います。

雪菜の三人でいたいという提案(二人にチャンスを設ける)、かずさの三人でいないと雪菜が泣いてしまうという提案によって、春希は三人でいることを大事にしようとします。
その結果、かずさを傷つけることになってしまいました。
さらには、かずさとのやり取りが残ることによって、最終的にはかずさの所へ行きましたが、それまでの春希の思いってかなり複雑だと思うんですよ。
ちょっとまとめてみますが、あくまで私の予想です。
①雪菜と会う前、かずさに惹かれていた
②雪菜とあってからも、かずさの方が気になっていた
③雪菜と付き合ってからは、付き合うという考えはほぼ無くなる、友達として、プラス以前に気になっていた気持ちを残したまま気にかける
④かずさが本当の気持ちを明かしたことによって昔思っていた気持ちが爆発、抱きしめてキス
こういう感情変化だと思います。
かずさのこと諦めているから友達として3人でいようと提案、ただ100%友達としてではなく、どこか引っかかる気持ちが残っているから必要以上に気にかけてしまう、最終的には爆発みたいな。
そして、春希はそういう自分の気持ちに気づいていたと思います。
だから雪菜の誕生日に二人で過ごすことを提案した、自分の気持ちを100%のものにするために。
しかし雪菜はそれを拒否、結果かずさに会いに行き、あの始末です。
あのかずさとのやり取りによって、雪菜を裏切ったのと同時に、気持ちがかずさに流れてしまった、それでもかずさに受け入れられず有耶無耶になり、結局は雪菜に頼ってしまうことに。
用意していたプレゼントも渡せずに。

結果は浮気ですが、春希の気持ち、行動も分かるんですよ。
やっぱりターニングポイントは文化祭ですよね。
あれが全てを変えてしまった、かずさのキスが。{/netabare}



【最終話まで見ての感想】
{netabare}○最終話感想
色々な意見やコメントを見てきましたが、私としては電車での雪菜が一番印象的でした。
雪菜の気持ちは今までの描写から伝わっていたので、私が気になっていたのは、卒業式で置き去りにされた雪菜をどうやって絡めていくのかという点でした。
ということで、改めて気持ちを知ったことよりも、雪菜がどんな気持ちで春希にこれまでの気持ちを話したのか、これを考えると本当にきつかったです。
そして、雪菜の気持ちを知らなかった春希がその事実を知った時の心境を考えると、さらに辛い気持ちになりました。

あとは空港のキスシーン、まぁ見せつけと解釈してもしゃーないというか、こういうところがこの作品合うかどうかの分かれ目だと思うんですよ。
このシーンを見て「何やってんの?」「ゴメン、笑ったww」という感じになるか、3人の気持ちを考えて複雑な思いを味わえるかに分かれると私は思います。
ここは帰ろうとした春希、「なんで来た」「ごめん雪菜」と言ったかずさという描写だけでも複雑な気持ちが伺えるし、それでもかずさと春希のお互いの気持ちが圧倒したことが分かるシーンでした。
二人も罪悪感があるけどやめられない、それを見る雪菜の気持ち、これらの大きすぎる感情の塊が押し寄せてきたシーンという感じでした。
こうなってしまうと思ったし、離れるのに最後まで辛い思いをしたくないと思った春希、離れるのに別れるのが辛くなるのが分かっているのに春希が空港に来たことに戸惑うかずさ。
せっかく愛し合った二人なのに別れなければならない、だからこそかずさが春希の部屋から出ていく時何もあいさつを交わさなかった、せめてもという感じでかずさは春希の制服のボタンを持っていったのではと私は思いました。

あとは後味の悪さについて。
確かに後味は良いとは言えませんが、最後も安易な展開にせずに、やってきたことを貫き通した印象だったし、今回はまだ序盤らしいですからね。
これから本番になるという印象も最終回を見て感しました。
それだけに、今後の展開に恐怖を感じてしまう最終回でもありました。


○小木曽雪菜2
{netabare}「一番悪いのは私。だから、かずさに謝らなくちゃならないの。それと、春希君にも。ごめんなさい。」
簡単に雪菜に起こったことをまとめてみます。
恋のライバルがいる中、先に告白して付き合うことになる。彼氏がそのライバル(親友)と浮気する。浮気した二人に謝ろうとする。
これだけだと何も雪菜は悪くない、いや、事情を含めても雪菜は何も悪くないんですよ。
それなのに、ていうか普通はどうやっても許せないようなことをされたのに謝ろうとしている。
それでも雪菜の気持ち、罪悪感が今までの描写から分かるし、だから謝ろうとしていることも分かる。
怒られて当然のはずなのにかばわれている春希の気持ちも分かるから…辛い…
さらには、かずさに謝ろうとした(かずさを見つけた時、一瞬表情が変わります)のに、あのキスを見てしまってそれも出来ない、かずさへの罪悪感以上に自分の悲しみが上回って泣いてしまう雪菜…

「あなたを好きにならなかった未来なんて絶対嫌。 良かった、そこだけは譲れなかったんだ。」
はっきり言って、私はWA2のどのシーンよりも、かずさの告白や空港のキスシーンよりもこれが一番辛くなったシーンでした。
『あの時~しなければ』、いよいよ雪菜の口からこの言葉が発せられたかと思いましたよ。
私もずっと思っていたことです。
どんどん妥協して妥協して、最終的には屋上で出会わなければとまで言ってしまう。
それは春希も否定しましたが、それは自分もだという少しだけ安心した声を雪菜は漏らしました。
さんざん気持ちがすれ違い続けてきた中、ようやく二人の気持ちが完全一致した瞬間でした。
WA2という物語を1シーンであらわし、まとめたようなシーンです。
ここで流れる『さよならのこと』の歌詞のマッチ具合がマジでやばい…
機会があったら一度歌詞をじっくり読んでみてください。
春希にさえ会わなければ辛くないのに、それでも辛くても春希と会わない、好きにならない未来は嫌という雪菜…そうだよなぁ…辛い…

「どうしてもあなたと恋人同士になりたかったから、じゃないんだよ。かずさほど真剣じゃなかったよ。」
ここもWA2の特徴ですよね。
100%嘘ではないけど、本心からは遠い言葉。
最初に聞いたときは嘘っぽいなぁ、本心ではなさそうだなぁとは思ってましたが…
春希とかずさのために自分を抑えて出した言葉、春希の罪悪感を少しでも軽減させるために出した言葉、それでも二人のキスを見て耐え切れずに泣いてしまう雪菜…辛い…{/netabare}


○主題歌歌詞
{netabare}恐らくネタバレになると思って、全話視聴するまでは歌詞を確認したり、じっくり歌を聴いたりしませんでした。
『届かない恋』
恐らく大きな意味を持っていたであろうと思っていた文化祭の3曲目の歌。
ぱっと歌詞を見た感じでは、春希がかずさへの気持ちをそのまま歌詞にしたという感じでした。
雪菜がこの歌の歌詞を見て表情が変わったのは、自分が好きである春希がかずさに前から、そして今なお惹かれているのを察したからでしょう。
さらに、その歌詞をかずさが一文字も変えなかったというのも、かずさが春希の気持ちを受け入れた印象でした。
ここまではまぁだいたいは予想してましたが、このフレーズで色々なことが見えてきました。
「ぼやけた答えが見え始めるまでは 今もこの恋は動き出せない」
かずさに惹かれてはいるが、相手の気持ちが分からなければ、自分の決心もつかない。
この歌は恋が始まっている上で届かない恋なのではなく、恋が始まってすらいない気持ちを表した歌という印象です。
だから雪菜は最終回で春希に言った。「かずさがあなたに想いを伝える前なら、絶対に勝てるって、知ってたんだよ。」
かずさが想いを伝えていない、春希の恋が動き出す前なら自分の気持ちを受け入れてくれるという感じで、この歌詞を見れば今までにもたくさんあった行動の裏付けがまた1つ分かります。
かずさが気付けと春希に言っても、もっとはっきりしていないと気付きようがない、逆にかずさが想いを打ち明けたことによって春希の恋が動き出してしまったんでしょうね。
「ずっと前から冬馬のこと好きだった」と言ったものの、まだ恋として動き始めてはいなかった。
本当に隅から隅まで描写に意味がある、作り込まれている作品だと改めて思いました。

『さよならのこと』
一番ラスト…君と出会わなければ辛くないのに
二番ラスト…君と出会わなければ辛くないのに
ラスト…君と出会わないなんてイヤだと気付いた冬
ちなみに電車のシーンで流れたのは一番下のラストの歌詞です。

『After All–綴る想い-』『closing』の歌詞もかずさの気持ちをあらわしていて、すごく心に響く歌詞です。{/netabare}


○これからが本番  ○友情≒恋愛 
{netabare}ゲームではここまでは序盤、これからが本編だと聞いてます。
そして、それは最終回の描写を見ても少し予想出来てしまうので…やはり今後が怖いです。
①今回表面上話が重くなったのは9話から
伏線があったり、裏では(とくにかずさが)辛い思いをしていることはありましたが、それでも旅行までは輝かしい青春ストーリーという感じでした。
今後はこういった青春パートはまずないと考えられること、いけないことをした罪悪感がまとわりついたまま物語が進むと考えると…
新キャラという救いももしかしたらあるかもしれませんが、今後さらに重くなるのは目に見えています。

②恋愛≒友情
WA2はこのバランスのもと成り立っていました。
だからこそ3人全員が辛い思いをしたというのはありましたが、そこまでドロドロした展開(彼氏の奪い合いや女同士の醜い争い)までは行ってなかったと思います。
しかし、最後の方ではドロドロになる予兆、そして『恋愛>友情』にバランスが偏ってきている印象を受けました。
・「雪菜と何回キスしたんだよ」
・携帯に出ようとする春希に対して、携帯を思いっきり手ではらう
・空港で雪菜の前でありながら春希とキスしてしまう
かずさは後半の行動でそういう印象を強く受けました。
今までずっと想ってきた春希に対する気持ち、さらには我慢して辛い思いをした分気持ちが爆発した感じです。
また、上2つに関しては自分だけ見て欲しい、ほかのことを考えさせないで欲しいというかずさの春希に対する独占的な気持ち、というよりは不安な気持ちが伺えます。

・空港でかずさと春希のキスを目の前で見ながらも、その後に春希のそばにいる雪菜
あれだけのことを見せられて、二人に謝らなければいけないと言っていた雪菜ですが、それでも春希の前からはいなくならないんですよね。
二人に謝らなければとは言ったものの、かずさに譲る、春希と別れるとは言ってないですよね。
最後のこのシーンによって雪菜の今の気持ちをあらわし、そして今後のさらなる重い展開を予感してしまいました。
なんというか、春希が今後どんな行動をしようが諦めないみたいな、ずっとそばにいようとするんじゃないかなと怖い予想をしてしまいました。{/netabare}{/netabare}


【最後に】
…放心状態になりました。
既にこれだけのストーリーを見せつけたのに、これからが本番だとこれまでの描写を見ても分かってしまったため、原作やりたかったのですがここにきて恐怖が期待と好奇心を上回ってしまいました。
原作ゲームに関しては、心の準備をした上で強い気持ちをもって挑みたいと思います。
話は結構重い感じですが、キャラの感情描写、変化、理由付けなどに関しては本当に素晴らしい。
この描写に関しては今までのアニメの中でもかなり上位、というか1位2位を争ってもおかしくないです。

脚本の丸戸さんは、アニメ脚本初めてらしいですが、見事というか、さすがという感じですね!
私、丸戸さんがシナリオやってるゲームやったことあるんですよ。
私はエロゲーを2つだけやったことがあります。
それがkeyのAirと丸戸さんシナリオの戯画のパルフェです。
パルフェのシナリオの丸戸さんということで、脚本のレベルの高さは納得でした。
これからも期待しているというか、WHITE ALBUM2はこれからが本番らしいので(末恐ろしい…)、というか全話見て確かにそうだと感じたので、今後の展開に期待大です。
そして来る日まで私は心と胃の強化に励みたいと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 60
ネタバレ

入杵(イリキ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

【視聴中】PC版原作introductoryプレイヤーの視点で感想

本作はLeafより発売された丸戸史明の18禁PC恋愛アドベンチャーゲーム「WHITE ALBUM 2 ~introductry chapter~」を原作に制作された。
尚、ストーリーはPS3への移植のためにCERO Dに適うようリライトしたものを使用している(主にHシーンの削除)。
また、W.A.無印とはストーリー上の繋がりは希薄であり全く新しい作品と解釈しても差し支えない(作中で使用された楽曲は登場し、森川由綺のWHITE ALBUMや緒方理奈のSOUND OF DENTINY、2009年のアニメOPである深愛などがある)。
原作は音楽に大変、力を注いでおり、アニメでも同様。


あらすじ
{netabare}
舞台は2007年秋の東京都。峰城大付属3年生の北原春希は学園生時代最後の思い出を作るため軽音楽同好会へ加入するが、バンドは痴情のもつれから崩壊してしまった。学園祭のバンド発表を成功させるためメンバー集めを開始した春希は、屋上で歌っていた学園のアイドル小木曽雪菜を勧誘することに成功する。更に、クラスの問題児冬馬かずさがピアノの天才であったことが発覚し、彼女をメンバーに迎える。バラバラだった3人は一生懸命に打ち込んだ末に学園祭で大成功を修め、3人は心の底から結び合えた…と思っていた。しかし、この日からそれぞれの恋は残酷な悲劇へと走り出してしまう。
{/netabare}

感想

始めに
{netabare}
前作W.A.無印は、舞台を、「すれ違う恋人」というテーマのために、原作の設定1998年から更に10年戻して1988年の携帯電話普及前にしていた点や、伏線が張巡らされ、原作ではシュミレーションゲーム故、ストーリー上で関わりの無かったヒロインを全員上手く使って纏め上げた点、主題歌やサントロが歌謡曲調であったり、テロップが縦書きだったりと、作品全体の雰囲気を時代背景にあわせている点、主人公やヒロインの心理描写が細かく描写されて、特に主人公の心に思い浮かんだ事が、普通であれば視聴者向けの声で話すはずが、画面上に縦書きで浮かぶ点など、他作品に類を見ない特異な、作品に相応しい演出が大変好感で、原作もWin95向けだったが、購入しプレイした程の良作だった。

本作はそんなW.A.の続編(実際は新規だったが)ということで、端から期待していたのだが、この1話は予想外の出来映えで、特にEDに向けての下りの演出が素晴らしく、即日インターネットにて原作icの初回限定版を購入し、三晩18時間掛けてプレイした。

その為、アニメの20分×13話の5時間弱で私の18時間分を演出すことは不可能だろうと思う。色々と割愛する場面も多いことだろうが、何よりも「余韻」や、台詞と台詞の間隙から滲み出る雰囲気など、私の琴線に触れるのに大変影響を与えた要素が不可逆的に喪失されることが必至なのは残念である。

後にcc/codaをプレイして、icで心を痛めていたことが軽く感じられるほどの悲愴な感情に包まれた。雪菜派としては、雪菜への裏切りは勘弁して欲しい(笑)。
cc/codaはプレイするのに80時間掛かった。常人の倍の遅さであるが、じっくり楽しめた。
{/netabare}
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1話 OP「届かない恋'13」上原れな ED「WHITE ALBUM」小木曽雪菜
{netabare}
あらすじ

主人公は学年トップの成績を誇り、誰に対しても世話を焼いて、ウザがられつつも、いつの間にか周りに受け入れられて、いいように使われている優等生 北原春希。
友人の飯塚武也に誘われて夏休み前からバンドの練習に補欠として参加していたが、ボーカルに誘った女子が原因で軽音楽同好会は2人になってしまった。
学園祭が近づく中、昨年と一昨年実行委員であったこともあり、困った人間を放っておけない性分から実行委員の手伝いをしていた(実質影の実行委員長)。
毎年秘密裡に挙行されている学園のミスコンで二連覇を果たしているアイドルである小木曽雪菜が今年は出場を辞退したいと申し出、説得に動員されるもあっさり承諾し、彼女に好意的に思われ始める。
毎週火曜日の練習時には第一音楽室でギターの練習をしており、会った事は無いが、いつの間にか自分の拙いギターの演奏に付き合ってくれる良い相手 第二音楽室(第一音楽室に隣接)の音楽科とのハーモーニーを楽しんでいた。同好会が破綻し、高校生活の思い出にWHITE ALBUMを演奏していると、屋上から豊かな音色を奏でるヴォーカルの声が聞こえて来て、急いで向かうと、そこにいたのは雪菜であった。

感想

作画も良好で、序盤に、後の学園祭での演奏の様子や最終展開を思わせる空港での描写などが恣意的に挿入されており、良い演出である。学園祭でのライブの様子から、視聴者に雪菜とかずさがヒロインであることを印象付け、今後の展開に注目するように促している。1話の展開から春希の性格や難点なども随所に伺え、彼の他人を差別しない姿勢や観察眼がヒロイン達に与えた影響などを思わせる場面もある。
今回はまだこの3人の接点は分からないが、今後学園祭のライブに向けて彼らの物語は始まる。
すべては放課後のWHITE ALBUMを歌う雪菜との邂逅に始まるのだ。私はあのEDへの導入シーンが大好きで3回も観てしまった。そして原作の購入を決意した。
原作をプレイしてみると、OPの「届かない恋」は、やはりオリジナルの方が良いと思う。

原作をプレイして改めて1話を視聴すると、言葉使いの違いや、春希、雪菜の性格が若干柔らかくなったような感じが見受けられた。原作には無かった、雪菜が実行委員の仕事を手伝う場面には、春希が雪菜をアイドルとしての小木曽雪菜ではなく、一個の女子生徒として扱っているという隠喩が含まれている。それにしても、キャラクターが動くのは良い。
雪菜の一挙手一投足が愛らしい。(*´ー`*)
{/netabare}
=================================================
2話 OP「届かない恋'13」上原れな ED「closing'13」上原れな
{netabare}
あらすじ

屋上で優美に熱唱する雪菜を目の当たりにした春希は、一瞬躊躇うも、彼女を軽音楽同好会に誘う。雪菜は一晩掛けて悩み、翌日、階段下に春希を呼び出し、協力できない旨を詫びた。
春希は切り札として、雪菜のバイト先のスーパーに赴き(これは1話で、依緒と会話していた後ろに、伏線として、バイト中の雪菜がいる)、雪菜を説得しようとするも、普段は見せない彼女のあどけなさから、弱みに付け込む卑怯な手段を断念する。
去り際に、彼女に一時間猶予を欲しいと頼まれ、その後、雪菜の趣味がヒトカラだったということを知る。雪菜は自分の秘密を全て春希に打ち明かし、軽音楽同好会への加入と、ミスコンへの参加を表明した。春希は翌日、武也に雪菜を紹介する折、ピアノ担当が未勧誘であったことに気付き、第二音楽室の音楽科と接触しようとするも、上手く行かなかった。久しぶりにピアノの音色が聞こえてきたことを好機に、窓越しに教室に侵入しようとして、誤って落下しそうになり、演奏者に助けてもらったのだが、彼女は隣席の少女、冬馬かずさだった。

感想

此処まで徹底的にかずさの存在を隠すという手法は、大変興味深く、視聴者に驚きを与えたのではないだろうか。原作では、此処に至るまでに、朝や放課後の教室で、かずさと若干会話したりしていて、そちらを割愛されるもの忍びないが、尺の関係上致し方ない。雪菜の説得に関しては、やはり、公園での会話の割愛が目立つが、最初に勧誘を断るときの、雪菜の「わたしなんかにやれるのか、今のわたしがやっていいのか、そもそも、わたしはやりたいのか」という台詞の割愛は残念である。
カラオケでの一人で5曲入れて顰蹙を買った話や、沢山歌わなければ損だという会話も捨てがたい。
雪菜が公園で春希を誘うときの「大丈夫だよ。今度こそ」という台詞には、やはり重みが感じられた。
カラオケボックスでの雪菜は、歌を歌うのが大好きという自分の本質を、高校に入って初めて他人に伝えたという点で、春希を特別視していることが伺える。
恋人へのステップとして、秘密の共有は大変有効な手段だ。
EDに「closing」を使う意図は何だろうか。これはcodaのかずさTルートのEDなんだが、かずさ絡みという事だろうか。
{/netabare}
=================================================
3話 OP「届かない恋'13」上原れな ED「さよならのこと」上原れな
{netabare}
あらすじ

春希は、かずさの勧誘について武也と話す。武也はかずさの情報を多く持ち、彼女に対し、良い感情は持ち合わせないが、春希は夏休みにギターの練習に付き合ってもらったことを想起し、反論する。春希はかずさを説得する為に、第二音楽室でかずさと会話するも、同好会の勧誘をするはずが、かずさの進路についての説教をし始め、かずさの逆鱗に触れ、音楽室から追い出されてしまう。雪菜にピアノ担当が未勧誘であること、いつものピアノがかずさであることを打ち明ける。雪菜がかずさは如何なる人物か伺う為にE組の入り口に居ると、かずさに遭遇してしまう。雪菜は放課後、かずさを誘い喫茶店でお茶をする。そこで、かずさの重要な弱みを握り、休日に3人で雪菜の家に行くことになる。雪菜は2人に夕飯を振る舞い、今後について話し合うとするも、小木曽家の母と弟に介入され、挙句、父に学園祭について詳細に説明するよう求められ、話し合いどころではなくなってしまう。かずさは雪菜の予想外の人物像に驚き、父親の説得を条件に同好会への加入を承認する。

感想

かずさと雪菜の邂逅は、原作ではこの第二音楽室での一件の直後である。また、春希が雪菜にかずさの事を話して、雪菜が少々拗ねる場面や、彼が、かずさの説得を雪菜に頼む場面、雪菜とかずさの会話の大部分、雪菜の春希への報告など、雪菜の小悪魔的要素が絡んだ会話が殆ど割愛されている。
このかずさの説得に関する雪菜の圧倒的な力量を披露する機会が失われたことや、小木曽家における3人の会話の割愛は、個人的には大変残念である。かずさの説得に現実味が甚だ乏しく、性急感が否めない。
雪菜の申し入れを渋々承諾するかずさにはツンデレ的可愛さが見え始めた。
今回、一番驚愕した点は、雪菜とかずさの邂逅の際、雪菜がかずさと身体のプロポーションを張り合う場面で、私の雪菜像には反する由々しい演出だと感じた。何か、目に見えてあざといのが何とも・・・(雪菜がライバル登場に戸惑う様子を如実に演出するには尺の関係上仕方ないが・・・)
雪菜の可愛いエプロン姿が見られたのは大変喜ばしい演出だった。こういうのはアニメならではである。
雪菜の部屋で、後々の伏線として、「友人を呼ぶのは3年振り」であることや、コルクボード上の写真で、一部の人物がキーホルダーで隠されていたりという演出は良い。
今回、雪菜の重い言葉「どうしてこうなっちゃうかなぁ」が初登場した。最後の雪菜のメールでの〆は良かった。余韻が残る。アニメオリジナルEDも良曲。
前話に増して、性急感が否めない回だった。やはり当然ながら原作には敵わない。欲を言って2クールで制作して欲しかった。
{/netabare}
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W.A.2は、1998年に発売した浮気恋愛シュミレーションゲームWHITE ALBUMの寂寥感や空虚感、遣る瀬無さといった負の心情に包まれつつ感動的なストーリーを展開するというスタンスをシナリオライターが、如才なく遺憾なく発揮した名作である。「痛気持ちよさ」を味わえる傑作だ。
主人公と大変魅力的なヒロイン二人の非常に切ない三角関係がシビアに描かれており、原作は琴線に触れる内容で涙してしまう程だ。
私は序章である~introductry chapter~と終章の~closing chapter~、{netabare}~coda~{/netabare}をプレイしたが、悲愴感、空虚感、寂寥感などの遣る瀬無い感情に胃を錐揉みされつつ、今までに類を見ない歓喜、感慨を覚えることが出来た。純愛、悲愴な三角関係が好きな人にはお勧めである。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 29
ネタバレ

TEE-PURPLE さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

何気ない放課後…「歌」で出会った三人…出会い方が悪いのか出会ってからが悪かったのかどうしてこうなったのだろういつから壊れたのだろう…届かない恋…終わらない恋…終われない恋

[傾向・特徴]
・恋愛(学園)
・三角関係
・文化祭
・丸戸史明さんの神シナリオ
・話の展開が重い
・初恋
・友達
・ゲーム原作


 テーマは 「初恋」「三角関係」「届かない恋」の三つを挙げます。
 コメディー要素は無く、恋愛メインの話です。学園だと思っていると、かなり話が濃くて重いです。初々しくも大人の恋のような仕上がりです。胃がキリキリするとはこういったことだと痛感できるシナリオです。ラブコメに飽きて、ちゃんとした恋愛を観たいという方にオススメします。
 私としても恋愛のジャンルならトップクラスだと思うので太鼓判押してもいい作品だと思います。


考察{netabare}

人物の心理描写、行動、表情など人としての全てに注目するべき作品であった。

文化祭とはまずどうイメージできるだろう…。一般的に学生としては一番盛り上がり皆で一致団結し、最高の思い出づくりのイベントである。私もそう思っている。それで正解で間違いないだろう、ここに偽りはないと思う。
このWHITE ALBUM2の世界ではどうだろう…。答えは上記と変わらない一般的には。あくまで「一般の生徒」達には…。

しかしこの物語の主役三人には違っていた…。いやあながち間違っていない。文化祭らしく三人は音楽を練習し、ステージでは大成功し、最高の思い出になっただろう。
だが、同時に、

築かれた関係が壊れ、噛み合っていた歯車が噛み合わなくなった。

この作品では文化祭=崩壊の始まりを意味している…。このシナリオだけでも興味をそそられるものがあり、面白い設定になっていると思う。
どうして三年の卒業の学年で出会ってしまったのだろうか…。もう少し早く出会っていれば…早まらなければ…出会い方が違っていれば…
と。考えだしたらキリがないようになるのもこのシナリオの考えさせられる所であると私は思う。
それを踏まえた上で考察を始めさせてもらう。

初恋とは人間誰しも経験するものであり、のちのちいい思い出となり笑い話になるものである。普通初恋とは「初めての恋」を連想する。しかしこの作品では、「初めての"真剣"な恋」と定義することにする。
今回、学生ではありえないような真剣な恋が展開されていた。まるで制服を着て昼ドラを見ているようなもの。
そうあまりにも恋に真剣すぎた。重い。これから予想されるもの…いわゆるバットエンドしか見えてこない。
だが、この作品はそれが売りだと私は思っている。

嫉妬とはあまりいい表現ではない。今作でもそうだ。しかし、私には恋をする女の子の描写としては当たり前であり素晴らしく人間らしい感情だと思っている。むしろ嫉妬しないということは"恋"をしていないのだろう…。

小木曽雪菜がそうだ。彼女は、ヒロインである。だが、この学生編13話(ゲームでは"introductory chapter(序章)"編)での主人公であるとも言える。届かない恋と分かっていながら二人の間に割って入ろうとする…今の関係を壊させないようにするが故に失敗した主人公。そして悲劇のヒロインである。

どんな絡みだとしても、出会って過ごした時間がやはり違ったのだ。コツコツ積み上げてきた関係が大きな地盤となり立ちはだかることにより、もう崩すことのできない砦となっていたのである。
その時点で小木曽雪菜は負けていた。だが、彼女も春希に惹かれていったことにより、叶わない恋だとしても今の関係を崩したくない。そこで恋人となり親友となることにした。彼女自身も言っていたがズルい女だった。
でも、私も同じ立場にいたらきっと同じことをするであろう。

さて、親友とはなんだろうか。互いに心を許し合い一緒にいて心地いい存在である。…ここで引っかかることがあるのにお気づきだろうか。

心を許しあう=本音を隠さずさらけだす

…彼女は自分の気持ちを春希には伝える前に行動で無理やり縛っておきながら、かずさに最初に本音を吐いた。
これを機にかずさと本当の親友になれた。しかし、恋が実らないとわかった瞬間でもあった。やはり、雪菜は悲劇のヒロインであった。救われない。

どうしてこうなっちゃったんだろう…。
屋上で春希に出会わなかったら…。

どうしてこうなっちゃったんだろう…。
文化祭の後、焦らなかったら…。

どうしてこうなっちゃったんだろう…。

小木曽雪菜はここで負けが決まっていた。この恋が本物だと気づいた時は、終わりだと気づいたときと同じだった。
報われない主人公の届かない恋だった。


では、冬馬かずさはどうだろうか。彼女は真のヒロインだ。しかし彼女も報われない…最後の最後まで…。気づくのが遅すぎた。気づいてもらえるのが遅すぎた。気持ちを伝えるのが遅すぎた。伝えられるのが遅すぎた。
これが恋だと気づくに戸惑う気持ちはわかる。なんせ初めての感覚なのでどうしていいのかわからない。彼女は不器用だ。自分を出すのが苦手でいつも無愛想な態度をとっていた。それが最後まで糸をひいた為にこういった結果となった。
春希と気持ちが通じ合ったもののやっぱり遅かった。叶わない恋だった。彼女も形式上は負けなのである。


そして最後の人物、北原春希だ。彼は二人の間で揺れて優柔不断だと思ってしまうが、実は"真面目すぎる"だけなのだと思う。言動や行動を観ていたらわかったと思うが、自分が納得いかないと済まない男だ。いわゆる論理的な堅物なのである。
そんな彼が、初恋をしたらどうなるだろうか。自分の気持ちに正直になれない彼はついつい優柔不断な態度をとってしまう。

「ずっとこのまま三人でいれればいいな」

考えた結果が、雪菜と同じこの感じとなった。だが、彼女と違うところは、どちらにもいけるポジションにいる所である。かずさを諦めても雪菜がいる。雪菜を諦めてもかずさがいるといった、短絡的だがどちらにも優位な立場である。
非常にズルい男である。どちらにも思わせぶりな態度で接して二人を惑わせる…。男としてはこうなるのは致し方ない。

しかし、その結果二人を"傷つける"ことになった。
最後の空港でかずさに駆け寄って抱きしめるシーンがその末路である。
雪菜は、恋だと知った途端…失恋。
かずさは、想いは叶ったが親友を裏切ることになる。

そう、これが終着点である。バットエンド。どこから間違っていたのかわからない。どこが合っていたのかもわからない。どういう結果になりたかったのかもわからない。
三人の思惑が交錯した瞬間だった。
そして"届かない恋"が始まった瞬間であり、終わった瞬間でもあった。


これだけ書き殴れるほどの描写が多く非常に考えさせられた。いやまだ書き足りないほどである。人間が恋をする過程で現れる描写を沢山詰め込んだ作品であると私は思う。非常に人間らしい物語であった。
描写に関する綺麗なところ、汚いところを垣間見ることになり、人間って(心があって色々考えたりできること)素晴らしいと思った。

この作品で、恋愛についての考えが変わったし、アニメへの期待も一層高まった気がする。なにより自分自身が成長できたと思う。原作では序章段階、車なら暖気運転であるというのだからびっくりである。底がしれないシナリオを手がけた丸戸史明さんには脱帽である。これからも注目していきたいと思う。
これで考察は最後となる。私の都合勝手で書きなぐったものを読んでいただけて共感していただければ幸いだ。書いてよかったと思う。
長文になり申し訳ありません。
(自分でもびっくり 笑)
{/netabare}

感想{netabare}

原作プレイ済みですが、非常によくできていたと思います。
ちょっとアレンジ入ってたりしてプチ感動~。
あの話のままで動いたー!!てな感じです♪

さて、内容ですが私は、こんな恋は一生忘れることがない思い出になると思いますが、実際にやりたくないような話でした…。あくまで第三者だからいいんですよね…。
高校生でこのドロドロ恋愛で更に三角関係は辛いだろうなぁと感じながら観てました。でもだからバットエンドが際立って目立つんでしょうね。初めからそうなるように考えられていた感じでした。でも面白いんですよねぇ(*゚▽゚*)

主題歌の「届かない恋」が2013年用にアレンジされてて感動しながら、毎回オープニングでWHITE ALBUM2の世界に入り込めることができました。いやぁいい曲ですね♪
内容を把握してから歌詞を考えると、結構エグい歌詞ですが…。

これほどの神シナリオのアニメやゲームは今までありませんし、今後も中々出てこないと思います。気に入って人がひとりでも増えてくれたならいいなぁと思います。
この作品がもっと評価されることを願う今日この頃。

私はかずさ派です♪
{/netabare}

二期を2クールで希望します!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 46

79.5 9 天才で学園なアニメランキング9位
食戟のソーマ(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1260)
7480人が棚に入れました
下町の定食屋の息子・幸平創真は、家業を手伝いながら、父・城一郎を越えるべく料理修業に励む日々を過ごしていた。

中学校卒業後は家業を継ごうと考えていたが、城一郎は店を数年閉めると宣言し、海外へ行ってしまう。

そして創真は、城一郎の命により、超名門料理学校「遠月茶寮料理學園」の高等部に入学する。

そこから創真は持ち前の料理のノウハウを駆使して料理人として成長していく。

声優・キャラクター
松岡禎丞、種田梨沙、高橋未奈美、石上静香、花江夏樹、小野友樹、櫻井孝宏、茅野愛衣、内田真礼、村田太志、小林裕介、大西沙織、中村悠一、能登麻美子、子安武人
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

食彩の創真 ~創造と想像の調理法~ 追って記させて

さ、さ、さいこ~~~~~♪ はっ!?

これはなんなんだ!?
今、全裸の男女が溢れる青春と汗と涙を輝かせながら、
空を舞い、雲を裂き、山は燃え、地は轟き、海は啼き、
そして新たなる一皿が生まれる。

料理の作品を見ているんだよな?
高校生なんだよな!?
・・・女子高生なんだよね??? ムフッ♪ いや、ふむふむ

この作品は調理場と食卓を戦場に命を燃やす、
青春激熱幻想物語。

理解できることで述べれば、
まず演出が熱い。
焦点を合わせた登場人物が一人一人輝いている。



・・・ダメだ、これ以上は丁寧に、外来語を使わずには書ききれない!

こう、心の奥底から、なんか燃え上がるんだ!!!!!

というか、久しぶりに単純にアニメとして優れた作品を観た気がする。
極めるとバカも天才も面白い、と。

ツッコミどころは色んな点で満載満々斎だが、まあそれはネタバレに包んでおこう。
{netabare}
まず「なんちゃってローストポーク」をフォークで持ち上げて型崩れしない、
ていうか、あれ完全に業務妨害とか器物破損、不法侵入とかの犯罪、(※些細なこと)
他人の調理を邪魔したやつが罰せられない、あんだけ神経が研ぎ澄まされた先生が気付かない、(※些細なこと、干渉しないだけかも)
お米のジュース、(※素晴らしい発想)
裸エプロン、
水戸の格好、まあ他もなんだけど、
卒業生もかわええ、
優れた日本人が世界各地に、(※作者は日本人、作品は日本産)
大会では料理冷めちゃう、温かくなっちゃう、(※スルー推奨)
スパゲッティ切るのもメッツァルーナ(半月包丁)、(※慣れてるのが一番)
食卓にスポイト、

ババアが一人しかいない、※もずやのババアがいたが、一瞬!?えーっと??
中学生が客に料理を提供?(外国は分からん)
女子が皆かわいい、
帽子をかぶらない、手ぬぐい・バンダナを巻かない、
女子があの大きさで小さいと認識、
あとエロい、エロくなくてもアホを極めた演出、基本裸、(※些細なこと)
そのエロさの素晴らしさは老若男女を問わないことだ!!!!!
{/netabare}

幸平って名前は「幸平鍋」から取ったのかね?
幸平鍋って超格式高そうな料亭でも使われていて、普通の食卓でも使われている、
スーパー万能プレイヤーなんだよね。

料理のことは「さしすせそ」ぐらいしか分かんないけど、
この作品はよく勉強してるよね。
セクスィー料理人が監修だし。
大会での{netabare}アリス{/netabare}の料理を文字に起こせたら、さらにすごい。

テンポと音が良すぎ、
作中ではある種のワンパターンかも知れないが、
優れて安定しているというのは、それは高品質ということだ。

皿の真ん中を中心にクルクル回す演出や、
食材が宙を舞う、
包丁を初めとする調理の音、
安定しすぎ、心地よすぎ。
あと決め台詞。

そうそう、キャラを外見で分けるのは普通なんだけど、
変な口癖で分けることはない。
抑揚とか口調とか存在のテンションとかでも十分分けられている。
それで分けられているというのは、
本当、制作陣に、声優さんに愛されているってことなんだな。

っくぅ~~~、この作品の良さを語るには、私の脳内にある言葉が~、足りなすぎる。

だから、分かることを語ろう・・・好きなキャラについてだ!!!!
{netabare}
1席 一色さとし先輩
2席 幸平ソーマ 
3席 タクミ・アルディーニ

あ、あれ?
お、オレ、男なんか好きじゃないのに!?
なんで、なんでなの!!

次ぐらいに好きなのは、
いぶさき、まるい・・・あれ、あれれ、おかしいな、
男なんて、ま、まさかぁ・・・

だ、だって・・・女キャラ、は、み、みんな、
ソーマの嫁じゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1

…じゃないにしても、性別問わずキャラが魅力的に見えるのはステキ♪
オレはりょーこちゃんの陰りがめっちゃツボった。

だから、だからこそ!!!!!女性ランキングを語る!!!!!
{netabare}
一席 田所 ※幸平の嫁
二席 秘書子 ※えりな様の嫁 ※※幸平のツンデレ妻
三席 しおみじゅん ※はやまの嫁

あれ、あれれ、
高校生の時だったら絶対、
1ゆーき、2りょーこ、3たどころ、4くらせ、5えりな※望みなし、6みと、7ひさこ、8ありす※望みなしの極み
という夢ランクが築かれるのに・・・

ひさこ様は大会で惚れた。
しおみ教授はなんか惚れた。・・・ロリコンじゃないんだからね!!
ちっちゃいからかわいいのではなく、かわいい人が小さかっただけだ!!!!!
{/netabare}{/netabare}

そして主題歌もいい。いい。良すぎる。

1期ED、2期ED、1期OP、2期OPの順で素晴らしい。
スパイス、良すぎ。{netabare}回ごとのイキ顔もw{/netabare}
歌詞もいい。
あのオムレツのひっくり返り具合もいい。良すぎる。


・・・そろそろ文字数が多すぎるな。

・・・だけど!!
この作品がこういう妄想であってもイイと思っている!!!
{netabare}
~あらすじ~
修羅と呼ばれたあの男、
料理店を営みながら客を守る。
元は暗殺家業、その刃物の扱いは英知を超える。
そこから生まれた料理。

彼らは守り人、ボディーガードとして生まれ変わった種族。
陽の当たる姿は料理人、陰の姿は暗殺人、
『空切(くうせつ)の修羅』から生まれた『衣切(いせつ)の朱(あか)』ソーマ、
肉を切らずに服を裂く、
心を断ち殺意を逸らす。
「オレはただ、食べた人が幸せになれる料理を創りたいだけだ」
~~~~~~
{/netabare}
オレの感想がイマイチでもまだ語る!!!!!
インフレした文字数だけではなく、評価で4.5以上を付けまくってる昨今、
・・・本当はオール5を付けたかったんだ。

けどね、けど、まだ続くんだ。
{netabare}この作品を教えてくれたtakaさんに感謝。
本当にありがとう。

料理漫画でエロを初めて感じたのは将太の寿司の人妻。
食欲と性欲、人間の生とは切っても切れない。

あー何か言葉が浮かばん。

あの丼対決は良くある料理対決だよね。
相手の欠点がために勝つ。

この作品はそれが分岐点で終わらせないでくれそう。
けど、あの過去を語らせる演出は好きww
料理に歴史あり。

ちなみに好きな食べっぷりはお茶漬けとドン小西の試食。

思い出したけど、呼び名だけ文句あるわ。
・・・まるい、なんかかっこ悪い呼び方されてたな。
せめて「食の生き字引」とかの方が良かったと思う。
{/netabare}

・・・これ以上語るは食べ過ぎだろう。
食べても食べても、うまいものを食べたい、知らないもっと美味しいものがあるかも知れない。

欲が集まるところの、影の重み。

欲深い。

だから満点は付けない。

突き破った壁の先にある高みを見たいんだ・・・



追記{netabare}

あのイケメン高慢チキしのみやが調理法をいじくったことに文句付けてました。

普通です。

品質保証。
ブランドイメージを保つための当たり前のことです。

美味しい不味いの話じゃない。
店の、会社の品質の話。

美味ければいい、とかそんな問題じゃない。

この作品は、例え演出でも、社会の本当の厳しさを示してくれたことはありがたい。

そして、問題に立ち向かうのは一人である必要はない。
条件にないことであれば。
反則、変則、法の穴を突く、
何か問題ある?

・・・こんなに面白い話もない。{/netabare}





ぃいぃちぃぅぁあわくぁんすぅぉぉおおおおおーーーーー!!!!!{netabare}

2015.04.21 08:20 ★★★★☆ 4.1
物語 : 4.0  作画 : 4.0  声優 : 4.0  音楽 : 4.5  キャラ : 4.0

『しょくさいのそうま! ※読み間違え、あと途中から観始めた感想』

常々思うのですが、
評価項目に「演出」とか「笑い」とかなくて困りますw
なので、物語にぶち込みます。

さて、人はなぜ料理、食道楽ネタを見るのか。
今回は料理アニメとしよう。
画面越しでは食べることはできません。

料理とは、救世主や超必殺技やトップアスリートと比べれば身近なモノ。
手を伸ばせば届きそうなのだが、
少なめに見積もって1年に1度ぐらいしかそうならないだろう。

そこにあるのに食べられない。

こういう作品を楽しむのはドMなのだろうか?

否、美味しいとは誰もが持つ感情の一つ。
好みが違えど、美味いものを食べたときの幸せ、感動。
それはうちにあるのだ。

そう、その幸せっぽさをどれだけ味あわせてくれるかが大事なのだ。

美味そうな食材を、
美味そうに調理し、
美味そうに盛り付け、
美味そうに食べる、

そんな姿を見てなんか幸せになる。

もちろん、いつか、明日か明後日か、
美味いもんを食ってやるという欲求も芽生えるが、それはおいとこ。

つまり、表現力がものを言うのだ。

何を言ってるのかと思うかもしれないが、
要するに物語などオマケなのだ。

中学生がコックさんだったり、
実家の寿司屋が潰れそうだったり?
なんかグズグズのふかひれを何とかして最高のフカヒレにするとか吹いてみたり、
えびせんにマヨネーズを付けてみたり、
米粒を欠けていない同じ大きさのものだけ揃えて炊いてみたり、
水を汲む川が違うだけで臭いが変わるとか、
カレーにインスタントコーヒー入れる罠を張るとか、
後の作品で前の作品の技を全否定するとか、
小手返し一手とか、
なんか叫んでみたりとか、
王なのか将軍なのかよく分からなかったりとか、
オリジナルキャラの女の子がいたりとか、
なんか記憶喪失になったりとか、
2(ツー)が知らぬ間に出てたりとか、
わさびは「の」の字に鮫肌で擦るとか、
日本人の方がインスタントのみそ汁に慣れてたり、
神の包丁と人の包丁とか、
なんか驚いたり、
食べたら食感が変わったりとか、
下や中から香りやら食感とか出てきたりやら、
蕎麦が出てきたりやら、
お酢を入れたら乳化したりとか、
札幌かすすき野か知らんがラーメンの値段が高かったりとか、
せっかく函館に来たのにオムライス食べてみたりとか、

もうとにかく雰囲気とか表現とか隠し味とか、
隠し風味とか、穴があればとりあえず何か突っ込んでみたりとか、
そういうのいいからシンプルなのが一番美味しそうだったりとか、

なんか、そういうのがイイんだよ。


何が言いたいかって?
なんか懐かしいんだよwww

というわけで?そろそろ、作品の話。エロい。
{netabare}美味さを{/netabare}エロさを{netabare}交えて表現している。
仕方ないよね、青少年も性少年も大きな子どもも{/netabare}エロが好きなんです。
{netabare}けどね、仕方ないことなんだよ。
だってもし{/netabare}エロを取り除いたら{netabare}おっちゃんやおばちゃんが恍惚とした表情を画面に晒すことになるんだよ?
そんなの見たい?
オレは王様やら将軍がやたら興奮してる様を見たいと思うけどww
今の時代を生き残るためには仕方ないよ。{/netabare}
エロさって{netabare}食欲に通じるものがあると思うよ。{/netabare}性欲も欲だからね。

と連呼してみたものですが、それも含めて表現だよ。
{netabare}不味いものを食わせたがる主人公親子ってのも{/netabare}珍しいけど。

この作品は変態エロ漫画として多少は知ってたけど、
その、
あれだね、

アリだね☆☆☆☆☆{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 25

kazunyanzu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

極上の美食バトルがここに開宴!! さぁ…おあがりよヽ((`∀´*)っΩ~

原作コミック 原作未読 全24話(15’春~夏2クール作品)


名だたる名料理人たちを世に数多く輩出している
日本屈指の料理の超一流名門学校 ―”遠月学園”―

卒業すればその道のエリート入りが約束される… が!!
その道は実に険しく、入学した生徒そのほとんどが
篩(ふるい)に落とされるという、超ウルトラ難関エリート学校!!!

そこに通う、幸平創真(ソーマ)たちが巻き起こす
爽快・痛快・迫力満点の高校生熱血フード料理対決バトル!!

その名も…
○`Д´)oノ[ 食 戟 しょ・く・げ・き!! ] ヽo)´Д´;;)

日々鍛錬を積み、磨きあげたその腕をふるい
食した人をとめどない幸福感へと誘う料理人たちの戦い…

食材の魅力を最大限に引き出し、そこに奇想天外、斬新な発想をスパイス✩
和・洋・中、料理のジャンルの枠に囚われぬ、正に夢のようなコラボ♪
そして作る者の心・魂を吹き込んだその料理たちはより一層の輝きを放つ!!

彼らのその美食へのあくなき探究心はもはや我々の常識を遥かに覆す!!
人々の心を”絶頂のエクスタシー♡”へと導く、究極の美食の祭典が今ここに―

さぁ!! おあがりよッヾ(`∀´*)ノ-∵!!!


(o´Д`)Фフゥ 思わずあらすじに力が入り過ぎてw、
柄にもなく長々と乱文…失礼しました(人>ω・*)スマソ


本作の面白さ、その醍醐味はなんといっても
料理のぉいしさ! 料理のあたたかさ…、その題材の魅力をギュッと凝縮し
迫力満点のフードバトルを見応えあるストーリー展開で描き、
さらに様々に趣向を凝らした演出、
そしてそこに魅力的なキャラたちががはじけて*:゚・☆
見応え抜群の面白い作品に仕上がっておりました♪

そしてそして、本作でより力を入れている点、その演出こそが…
料理を食した人の … 「 リアクション!!! 」

美味しいものを美味しいそうに見せる
「画」や「音」の演出はもちのろんのこと
それを食する人のリアクションが実にCongratulations☆(゚∇゚ノノ”!!

満面の笑みで、至福の表情を… ヨダレがじゅるり♪と
なんてハレンチな描写♡ 見ているコチラまでそそられてしまう程…

世の健全な青少年たちの○を鮮やかににかっさらうかの如く
その艶かしく、みだらぁ~な描写のオンパレードに ご、ごちそうしゃまでーす(人´∀♡)♪
JC(ジャンプコミック)のその手の枠ですなコレは(o´艸`)

ぃやぁ~良い感じに刺激… もといスパイスがきいてました(σ´Д♡)σ!!
全てをさらけ出すというわけではなく、ぁくまで妄想を掻き立てる
健全な男子ぃーの夢膨らませる…そーいった演出が実にぉ見事♡

ぁ~s 、食欲が(。´ω`。)Ψ*:・゜♡
ぅう(゚д゚)_。) コレ見ていると、お腹がすくのですよw

そぅ…食欲そそるその香り、匂いにつられついつい舌がジュルリ(*´﹃`*)と
ぐつぐつ♪ ジュワー~パチパチッ♪と、食欲を刺激するわくわく音♫

いざ目の前に振舞われた料理の、その美貌♡
瞳をキラキラ輝かせては、もぉたまらず…パクリ(๑•ʜ •๑)

口に入れた瞬間広がる美味のハーモニー♫♦・*
塩気に加えて、甘みと食材にしみ込んだ旨味が絡まり、
素材の味を活かした優しくも上品✩ それでいてどこか懐かしい味+:。(´ω`*)゜.+:。

そこに、とろとろふわふわ、はずむ弾力♫ 歯ごたえ…舌触りと食感が相まり… 
実に心地よく口の中で踊りはじけては深まる味わいのアンサンブル☆。+


⇒はぅぁぅぅうぅぅぅぁ~ヽ(๑´∀`)ノんw


そして、料理の美味しさが伝わってくるのと同時に… 
それを作った人の心意気が何よりも強く感じらる描写に心奪わます(。゚´Д⊂。キュン

こ、これは見ていて胸が熱くなり、目頭が熱い…
上手い…そして旨い、
い~やそれでいて実に美味い(*ゝ`ω・)b 作りに♪


ぅん♪ コレはただのエロ料理アニメでは…ないのんなぁφ(゚Д゚ )

食う寝る遊ぶの3連コンボ~๑◎∀◎๑)۶♫  ならぬ!
「 作る~食う~エロの3連コンボ~♫ 」 

”美食バトル”に”飯テロ”、そして”エロ”の三国同盟!!
…いや`・ω・´)ノ!!、三権分立!! 三角地帯♡ ぁ!三位一体!!

そぅ言うなれば…
“美食バトル”の星☆三つで~すv(´∀`*v) と

”飯テロ”ビュッフェのフルコース食べ放題やぁヽ(*´∀`)ノ─ッ♪ と

“エロ”の妄想産業革命やぁΣヽ(♡Д○*ノ)

が合わさって・・・・  わ~お!!(゜∀゜ノ)ノ” w




・・・・  ・・・・ 




・・・・  ・・・・




 お粗末ヾ(`∀´*)ノ



お気に入りのキャラ(o*゚∀゚)o

ぃやぁ~みんな魅力的で甲乙つけがたい(。-`ω´-)ムム

でも私は…

乾 日向子せんせ♡が好き(/ω\*)
(遠月OGで元十傑! 現日本料亭の女将)
おっとり、マイペースで、天然でおもしろいの♪
四宮っちにちょっかい出してどつき回されるのとか最高(。→ˇ艸←)プッ w

続いて
⇒肉魅♡⇒田所恵ちゃん⇒アリス⇒えりな⇒悠姫⇒一色先輩wかな〆(・ω・o)


OP、EDはともに前期が好きです♪

前  OP 「希望の唄」 / ウルトラタワー
期  ED 「スパイス」 / 東京カランコロン

後  OP 「ライジングレインボウ」 / ミソッカス
期  ED 「さっちゃんのセクシーカレー」 / 大森靖子

「希望の唄」サビ、カラオケで歌うとめっちゃ気持ち良いです( o´∀`)o¶~~♪



半ば、まだまだコレからといったところで終わってしまいましたが・・・・
続編制作決定!!とのことで、今から続きがとっても楽しみですネヽ(*´∀`)ノ


見るものすら絶頂の幸福感へと誘う”美食”と”エロ”の極上ミルフィーユ♡

さぁ・・・・  おあがりよヾ(`∀´*)ノ!!!!!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 65
ネタバレ

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

少年ジャンプで爆発的なブームを起こした料理格闘漫画が遂にアニメ化!

原作は少年ジャンプの料理格闘漫画

新人が育たず長寿連載と人気作家に
おんぶにだっこ状態の週刊少年ジャンプで
唯一気を吐いている新人の作品がこの漫画

新人と言っても
原作:附田祐斗
作画:佐伯俊
料理監修:森崎友紀
という3人体制
まぁそりゃ料理の薀蓄と魅力的なストーリー
それらに説得力を持たせるだけの作画
料理漫画は1人でやるにはかなりきついジャンルです

この作品は料理漫画の中でも
料理格闘漫画なんて評されるジャンル
美味しそうな料理があふれる料理バトルに
大げさをはるかに通り越した審査員たちのリアクション芸

このジャンルにカテゴライズされるアニメ作品としては
10年ほど前の「焼きたてじゃパン」以来でしょうか?
「焼きたてじゃパン」のリアクション芸は
寒いダジャレを無理やり大げさなリアクションにしていって
元のダジャレのレベルの低さと
リアクション芸のスケールのミスマッチで攻めてきていました

もう少し前に放送されていたのは「中華一番」
料理格闘漫画という言葉を生み出したのはこの作品
強面の審査員が顔中の穴という穴から体液を垂らしながら
恍惚の表情で食事にかぶりつく様子は
原作でもなかなかに強烈でしたが
アニメ版は更に悪乗りして過激にやっていました

もっと歴史をたどっていくと
「中華一番」のさらに10年前
もはや伝説と言っていいこのジャンルの草分け的存在が
「ミスター味っ子」
原作漫画はそこまで過激なリアクションではないのですが
アニメ版の味皇様のぶっ飛んだリアクションが
このジャンルを作り出したと言っても過言ではありません

そしてそんな料理格闘漫画のリアクション芸の世界に革命を起こしたのが
この食戟のソーマという作品
うすら寒いギャグ、濃すぎるおっさん、口からビームを出すじじい
これまでの料理格闘アニメには華が足りなかったのです
この作品は痛々しさを笑いに昇華させるという
リアクション芸の鉄則はそのままに
その痛々しい部分の要素として女の子のお色気シーンを投入しました

その発想は無かった!・・・わけではないです
例えば兄弟誌ヤンジャンで連載していた「華麗なる食卓」なんか
料理勝負+微エロラブコメな感じで売ってました
ただし、料理勝負の部分は全体的にもっと真面目寄りで
食欲を刺激するシーンと性欲を刺激するシーンは
基本的には分けて描写されいました

食戟のソーマはそのふたつをミックスして
食欲と性欲を同時に刺激しようというのがコンセプト
それを新人に厳しい近年の少年ジャンプで展開しようという
その大胆さがまずすごいです
そしてプロの料理研究家をブレインに据えた料理薀蓄
作画専業の漫画家によるクオリティの高い美少女
それらを綺麗にまとめあげつつ少年誌らしい物語を作る原作者
この3人のスペシャリストによるハイクオリティのコラボレーションで
実際に人気漫画にのし上がってしまったのだから脱帽するほかありません

そして今回のアニメ化で
この作品の放送時間は深夜2時~深夜3時台
つまり食欲・性欲だけではなく、そこに睡眠欲が加わり
人間の三大欲求がすべて同時に刺激されてしまう
なんとも恐ろしいアニメとなっております

アニメは2クール使って
秋の選抜の予選終了までを描いています
しかしそのラストがちょっと問題
{netabare}
本選出場枠最後の1人がしっかり描かれていないんですね
アニメだと88点の丸井と伊武崎の同点という形で試合は終わっており
伊武崎が悔しがっているというところから
丸井が勝利したかのような描写になっています

ところが漫画版では叡山先輩の刺客である美作昴という新キャラが登場
91点を出し本選枠を勝ち取っていきます

この美作が丸々削られたことによって
最終回としてはより引き締まって
ひとつの作品としてはいい形になったと思います
アニメはこれでおしまいという事ならば
この締め方は正しいと思います

しかし次への展開を放棄して綺麗に締めるという事は
「これで終わりです」「続編は作れません」
と言っているに等しいです

めだかBOXでさえ3期へ望みを繋ぐため
新キャラ投入という最後っ屁を放って足掻いていたのに
(結局実現しませんでしたが)
ここで美作を出さないという事は
「円盤売れてないし本選は作る気ありませんよ」
ってことですよね

漫画の方はいまだに好調なのだから
このまましばらく人気が持続して
ワンピに変わるようなジャンプの看板になる可能性も0ではない
だとしたら数年後に風向きが変わって続編にGOサインが出るかもしれない
たとえ商業的な都合に実現は厳しかったとしても
スタッフとしては続編を作りたいという意思表示を込めて
続編への布石を打って欲しかったなぁ{/netabare}

無駄に熱いバトル展開と
時々差し込まれる微エロ要素
美味しそうな料理の数々
全体的に悪くない出来のアニメ化だったと思います
それだけにこれで終わってしまうのが残念です

投稿 : 2024/06/01
♥ : 26

62.7 10 天才で学園なアニメランキング10位
電波教師(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (418)
2794人が棚に入れました
学園を舞台に「やりたいことしかできない」
自称YD病の天才オタク青年 鑑純一郎が、高校教師として個性あふれる生徒たちを独自の価値観と指導方法で成長させていくパワー全開の熱血アニメ。
天才オタク青年・鑑純一郎が繰り広げる学園改革とは…! !

声優・キャラクター
神谷浩史、松井玲奈、雨宮天、三森すずこ、大西沙織、日高里菜、田所あずさ、佐倉綾音、豊崎愛生、細谷佳正、続木友子、高垣彩陽、M・A・O、浪川大輔、花澤香菜、平野綾、松田利冴、松田颯水、種田梨沙、夏川椎菜
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

これは原作の方が100倍は面白いです。

<3話までの総評>
「ありきたり」「あざとい」ばっかりでつまりません。
そして特に、柊暦(ひいらぎこよみ)のキャラが原作のものからブレ始めてます。

個人的には『暗殺教室』と『電波教師』は近年稀にみる学園漫画の傑作と思ってます。しかしアニメ版となると話は別。
原作を丁寧にトレースしている暗殺教室は秀作でまとまりそうに対し、電波教師は凡作もしくは駄作で終わりそう。
原作改変がクオリティダウンの方向でがっかりしました。

<ゴールデンタイム、全国ネットの放映って曲者で、地雷が仕込まれてることが多いみたいですね>
深夜枠と違い視聴率確保のためなら何でもありみたいな戦略がありそう。
裏番組(境界のRINNE)に負けられませんから。
幅広い視聴者層の囲い込みのために無難でウケ狙いな原作改変があるのも至極ごもっとも。
改変の方向性から言って、少年誌を読まない年頃の男の子や女の子まで取り込もうとしてるのがバレバレ。
声優にアイドル起用も、彼女のファンを取り込む意図と彼女自身のプロモ-ションのためなのかとも勘ぐれます。

<カレーも銘柄や辛さ度合いで人の好みも様々>
原作の辛口の大人の味を選ぶのも、アニメの子供向けの甘口を選ぶのも個人の自由。
この作品が面白いと思う方を否定するつもりはさらさらありません。
私は、この味では頂けませんので次回、4話だけチラッと様子見したら、
ほぼ間違いなく視聴リタイアするでしょう。


原作の大まかな骨子について
{netabare}
<パターンは単純、プロセスは意外>
常に読者の予想の斜め上を行く展開があって、
先が全く読めないのがこの原作の最大の魅力なんです。

<様々な勝負(ゲーム)という形でいろんな人間を導く鑑純一郎>
結果は純一郎側が勝つだろうと大方予想はつく。
でもそのプロセスが面白く、勝ち方がギリギリまでわからないのが醍醐味。

<純一郎は自分勝手な理由で傍にいる自身の選んだキャラを振り回す>
選ばれた理由は、読者も登場人物も解せない。
しかし彼に選ばれチームメンバーとなるものは皆、彼と一緒にその勝負の試練を乗り越え、
一皮以上脱皮するか成長する、という結果オーライパターンがお約束。

<昨日の敵は今日の友>
純一郎たちが勝負を終えた後は対戦相手の長所を認め、彼のシンパが増えていく。
その中にはほんの5分前までは彼を忌み嫌う敵だったりすることも多い。
{/netabare}
以下は、原作とアニメの違いという観点からの感想です。

★2時限目「社会のルール」
{netabare}
<原作にリスペクトがない>
万引き犯はアニメでは担任のクラス委員の生徒で理由は単なる憂さ晴らし。
しかし原作では純一郎に目を付けた、まだ10代の女理事長柊暦。
偶然コンビニでの純一郎の生徒との一件を目撃して
彼に興味をもった彼女は、わざと万引きして彼の反応をテストしてみたくなったという次第。

原作の学校を辞める理由は、正規採用の海外の大学卒の先生が見つかったので
臨時採用枠の純一郎は必要無くなったため。
痴漢スキャンダルなどではない。
生徒を庇ったかのようにいい話っぽくしてありきたりな学園ドラマに改変されてしまった。
エリートを鼻にかける新任教師をギャフンとさせる原作通りの展開のほうがスカッとして面白いです。
おそらく、高学歴を皮肉ってますので教育上の配慮でしょう。

<大人の事情でしょうか?>
物語が進むほど存在感の増す重要なキャラにも関わらず
妹、鑑純音役に声優ど素人さんをキャスティングしてしまったことはこの作品の質を下げてしまう。

私は、1話はそれほど兄妹の絡みがなかったためか気にならなかったけど
2話以降、声優としてのプロとアマの差がはっきりでてしまい違和感あってドン引き。
喜怒哀楽の怒の演技はまあ許せるんですが、それ以外がどうにもだめ。
キャラになりきってなく他から浮いてしまってると思う。
{/netabare}

★3時限目「チェイス in 秋葉原」
{netabare}
<ここで柊暦と純一郎の対決シーンは原作ではあり得ない>
今回改変が酷過ぎて視聴後に評価を下げて更新しました。
どんどんアニメオリジナル菌が原作君の健康な体を蝕んでる感じ。
原作知らなかったら、まだそれなりに楽しめたかもだけど。
原作読んだことない視聴者にアニメ終了後、原作読んでもらってどっちが面白かったか聞いてみたい。
おそらく初期の内に、純一郎の有能さを派手な捕り物を通してアピールしておきたかったのかと思われます。

<原作の柊暦>
彼女が陰謀で動く姿は読者には一切明示されず周りにも一切気付かれないし、底の見えない謎がずーっと続く。
国家秘密級の情報の入手、頑丈なセキュリティを誇る場所にも自由に出入り可能、
個人情報すべてお見通し…コネは半端無いのはよく分かる。
多少の強引さあっても、老練の策士かと見紛うほどに手口が巧妙。
表で彼女が動くとき純一郎も理解不能なほどのイベントが用意される。
表面上は、取り巻きも少数。ほとんどが彼女の単独行動に見える。
銀杏学園スカウトも、穏やかでしたたかに純一郎が自発性を持って
やる気になるよう仕向けるのが超一流の策士たる彼女の魅力。

<アニメの柊暦>
既視感ありありの権力者キャラで新鮮味ゼロ。魅力半減以下になっちゃった。
自分の記憶の中での原作の彼女は、アニメみたいに大勢の部下を従えて登場、なんてことなかったように思う。
どっかから手配した大勢の某マニアとか、純一郎が戦いたくなる相手を差し向けることはありました。
そもそも、原作なら逃げた人間を執拗に追っかけるような真似しないでしょうね。
原作の彼女は電波系&ゆるふあキャラなので。
アニメ内で探索の手口を妹や視聴者に明かしちゃってますけど、これが地雷。
この時点で彼女のキャラはぶち壊れました。
ついでに言わせてもらうと、妹と捜索する状況作ったのは妹の出番増やしたかったのか、と勘ぐってしまう。

あと、アニメではこのタイミングで出すべき重要キャラを外してます。

だめだこりゃ^^;
{/netabare}

最終的には4話までは観ました。気のせいか純音、出番多い割に台詞あまりない。もしかしたら…。
残念ながらやはり面白くありませんのでリタイア決定です。

この作品、深夜枠で制作してれば、どうなったでしょうか。
少なくても既存にない主人公のキャラ像がもっと生き生きできたような気がします。

アニメはいまいちなんだけど、鑑純一郎に何か心惹かれた方は、原作を読んだら嵌れまると思います。

以上でレビューは終了します。
ファンの方は引き続きお楽しみ下さい。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 11

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

理事長って一体何者だったんでしょう^^;?

土曜の夕方枠のこの作品・・・正直結構な視聴数があったので視聴するか迷いました。
ですが主演が神谷さんだったので、「まず視聴してみよう」と思い視聴したら、これが結構面白い・・・結局完走しちゃいました^^

この作品の主人公は鑑 純一郎(かがみ じゅんいちろう)。彼は、「やりたいことしかできない(YD)病」を患っており、その病症を理由に漫画やアニメ、ゲームなどをこよなく愛するオタクです。
その体たらくな生活を見かねた妹の鑑 純音(かがみ すずね)が、純一郎を学校の先生にしてしまい・・・物語が動いていきます。

まず凄いのは、やはり主人公である純一郎です。YDのため、やりたい事以外には見向きもしませんが、一度やる気スイッチが入った時のポテンシャルは半端無いです。
もともと天才肌・・・17歳で「どこでもドア」の理論を提唱するだけのことはあります。
この高いポテンシャルが、学校が抱える様々な問題児の更生にピシャリとハマるんですよね^^
純一郎の妹が何故星の数ほどの職種がある中で教師を選んだのかは分かりませんが、結果的に抜群のセンスだったと思います。

純一郎は高校の先生になるのですが、高校生といってもまだ子供・・・精神的に脆く不安定な年頃です。
ここで踏みとどまらないと、きっと一生後悔する・・・
自分が間違った道を進んでいるのは分かってる・・・けれど、きっかけが掴めなくて戻れない・・・
様々な理由で自分自身の枷が外せない人ってリアルでもいると思います。
そういう時に誰かが手を差し伸べてくれたら・・・という時にサッと手を差し出す純一郎先生は格好良かったですね。

しかしこの作品・・・これでもか、という程たくさんの問題児が登場します。
不良仲間と手を切れずに困っている生徒や、自分の声にコンプレックスを持っている生徒、自分の趣味にトラウマを持っている生徒や、はたまた幽霊の生徒まで登場するのですが、先生の授業・・・結構感動するんです^^;
特に幽霊の生徒の物語・・・まさかの予想もしない展開に不意を突かれ、ラストは涙で前が見えなくなってしまいました(//∇//)
こういう不意打ちがあるから、視聴が止められないんですよね^^

こうして教師として彼なりの授業が行われていくわけですが、一方で純一郎は天才科学者でもあるのです。
彼の才能を欲しがる組織があっても何らおかしいことではありません。
そしてそういう組織からスカウトもされるのですが・・・純一郎は自分自身と向き合い答えを導き出します。
どんな答えかが、是非本編でご確認下さい。

「本当に自分がやりたい事」って、一体何なのでしょう・・・^^?
今その瞬間、本能的にやりたい事が本当のやりたい事というのも違いますし・・・
きっと「本当にやりたい事」って持続できる事なんでしょうね。
持続していく中で、時には苦痛や苦労を伴う事だってあると思います。
それらを全部ひっくるめて「好き」と思える事が大切な気がします。
そう考えると「石の上にも3年」の名言は、物事の本質を見極めるために必要な時間・・・と解釈できるのでしょうね^^

オープニングテーマは、TrySailさんの「Youthful Dreamer」と、スフィアさんの「vivid brilliant door!」
エンディングテーマは、東京パフォーマンスドールの「DREAMIN'」と、9nineさんの「MY ONLY ONE」
オープニングは2曲とも車で聞いています^^

2クール24話の作品でした。この作品に対する見解は色々あるようですが、個人的には楽しめた作品でした。
この作品・・・確かに主人公の純一郎は凄いのですが、それに目を付けた理事長がこの作品の影の立役者だと思います。
この理事長、色々と顔が広いみたいですが・・・一体何者なんでしょうね^^
同じタイミングで放送された「境界のRINNE」は続編の放送が決定しました。
こちらはどうなんでしょうか・・・もし続編があるなら視聴したいと思います♪

投稿 : 2024/06/01
♥ : 15

karinchaco さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

アバンのYDの説明がダサくて、背筋が寒くなるほど恥ずかしくなる

漫画原作のアニメ。

結局は、5話の録画をミスってから見なくなってしまいました。せめて、dアニメでの配信があれば継続したんですけどね。


4話まで視聴段階での感想です。

原作の評判がよく、同時間帯で同じ掲載紙出身の「境界のRINNE」との同門対決にも注文が集まっていたのですが、いざふたを開けてみたらビックリのクオリティ。

作画は序盤から不安定で見ていて心配になるレベル。20年前ならそれでもよかったのかもしれませんが、最近のアニメはレベルの高い作品も増えているうえに、出来の悪い作品でも作画が怪しくなるのは中盤以降に見られることが多いのですがこの作品は序盤ですからね。心配です。

声優に関しては、主人公の妹役にアイドルの松井玲奈さんが起用されていますね。芸能人のキャスティングについては政治的なキャスティングだとしても役柄にフィットしていればOK。というスタンス(ジブリアニメにはまた別意見がありますが)をとっている私ですが、今回の松井さんの起用はアウトです。ただ、彼女もアニメ好きを公言しているということもあるので、現場で共演陣に的確なアドバイスをもらって演技力を高めれば、作品が終わるまでにちょっとは巧くなっている可能性もあるとは思います。まあ、本職が忙しい方ですから難しいとは思いますが…。
最悪のパターンとしてはこの作品の出演で謎の自信を深めて対して技術が向上していないのに政治的なキャスティングで全日帯のアニメに出まくるという暴挙はなしにしてくださいね。

シナリオに関しては原作未読なので原作との比較はできませんが、ここまでの印象は「非常に古臭い」と感じました。なんか80年代のアニメを現在風にアレンジしているような感じといえばいいのでしょうか。特に、主人公の問題の解決方法が斬新なように見えてツッコミどころ満載。なんだか小さい頃に再放送で見た「大映ドラマ」(スチュワーデス物語とか、スクールウォーズとか)みたいな雰囲気といえば伝わるでしょうか。
このように見えるのは、シナリオの問題もあるかもしれませんが、演出の問題なのかもしれませんね。

ツッコミどころ満載のビックリクオリティですが、この作品の行く末が別な意味で気になります。忙しくて見ることを断念するか、飽きてしまわない限りは追いかけていきたいと思います。

ちなみに、毎回アバンでYDの説明をしてくれますが、ダサくて、背筋が寒くなるほど恥ずかしくなるのでやめてほしいです。神谷浩史さんのイケボの無駄遣いだと思います。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20

68.6 11 天才で学園なアニメランキング11位
めだかボックス(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (943)
5543人が棚に入れました
文武両道・容姿端麗・質実剛健・才色兼備・有言実行…の完璧超人である箱庭学園の1年生、黒神めだか。彼女は入学したてでありながらも、生徒会長選挙で大言壮語を放った結果、98%の支持率を得て箱庭学園第98代生徒会長となる。選挙戦での公約通り「目安箱」を設置し、その投書に書かれた案件を幼馴染の人吉善吉と共に解決していく。学園内で生徒たちのトラブルを解決していくにつれて次第に好評を博した目安箱は、いつしか「めだかボックス」と呼ばれるようになる。


声優・キャラクター
豊崎愛生、小野友樹、加藤英美里、浪川大輔、茅野愛衣
ネタバレ

名無し さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

めだかボックス紹介と感想

           「世界は平凡か」

           「未来は退屈か」

           「現実は適当か」

    「安心しろ それでも 生きることは げきてきだ」

まずこの「めだかボックス」の作品紹介をしたいと思います
             ↓
「戯言シリーズ」や「物語シリーズ」でおなじみの西尾維新先生の作品です。この作品は西尾維新初の週刊連載の漫画原作で西尾先生原作の漫画としては第3作品目です。この作品の話数の数え方は「第0箱」でめだかボックスの目安箱とをかけた感じになっています。タイトルについては、その話で出てくるセリフなどをつかっています。
単行本は2012年2月28日に発表した時点では340万部発行していて大ヒットを期待している作品だとわかります。
この作品は2011年10月にアニメ化が決定し2012年4月4日現在より放送されている

放送時間については
テレビ東京 2012年4月4日 - 水曜 25時50分 - 26時20分
テレビ愛知 2012年4月5日 - 木曜 25時30分 - 26時00分
テレビ大阪 2012年4月6日 - 金曜 26時10分 - 26時40分です

・物語紹介
文武両道・容姿端麗・才色兼備・有言実行・・・・・・のなにをやっても完璧超人である箱庭学園の1年生、黒神めだか(本作品における主人公でありヒロイン的存在) 入学したてでありながらも生徒会選挙にでた。そしてなんと98%の支持者を得て当選し、箱庭学園98代生徒会長になった。
その時選挙戦で彼女がかかげていた公約が本作品におけるもっとも大事な「目安箱」である
そしてその投書にあった案件を2歳からの幼馴染である人吉善吉と共に解決していく。そして学園内で起きたトラブルを解決していくうちにその目安箱はめだかボックスとよばれるようになる。
そして最初2人だけだった生徒会も案件を解決していくうちに{netabare}柔道界のプリンス阿久根高貴、競泳部の守銭奴、喜界島もがなといった個性豊かなメンバーが揃う。 {/netabare}

アニメでは
オープニングは「HAPPY CRAZY BOX」
     歌 栗林 みな実
 作詞・作曲 栗林 みな実
    編曲 菊田 大介
             歌詞

  新しい未来は  この手の中に  夢の花を咲かせよう

  声の響く巡る季節を駆け抜ける友情
  
  誰かをうらやむ暇なんてないよ 前を向いてみて
  君らしさがいい

  ここまでの線 決めるのは自分だけ 描いた扉開けてみれば無限の青空
  
  君がいる世界が輝き始める
  儚い想像はこえてゆこう
  いつだって私は信じているよ
大切な思い 今日も胸に抱いて ひかりの風を走り出そう
         

エンディングテーマ「お花畑に連れていって」
     歌 黒神 めだか(豊崎 愛生)
 作詞・作曲 矢吹 香那
    編曲 前口 渉

音楽制作協力 テレビ東京ミュージック

1話感想  生徒会を執行する  感想というかツッコミww
{netabare}「世界は平凡か」「未来は退屈か」「現実は適当か」「安心しろ それでも 生きることは げきてきだ」←冒頭からなんかかっこいい そしてめだかちゃんあの制服いいのか? 校則違反では まぁかわいいからいっか

1年13組黒神 めだか ←13組あるの めっちゃクラスあるじゃん

善吉のまえでめだかちゃん服脱いだ恥じらいのないとこかわいいww え・・・ しかも小6までいっしょに風呂はいってただと 善吉ズリーーーー

「私に貴様が必要だからそばにいてほしいだけなのだ」
      ↑
めだかちゃん めっちゃ かわええ とくに「なのだ」のところがww

「貴様たちの夢は貴様たちの所有物だ 自ら挑み自ら叶えよ しかし貴様たちの悩みは私の所有物だ 一つ残らず私に貢げ」
     ↑
めだかちゃん  かっけーーーーーー

第一部投書
3年の不良たちが剣道場をたまり場にしてこまっています どうか彼らを追い出してください
         ↑
よくあるよね  こういうの

「いつか見渡す限りに花を咲かすのが私の夢だ」←めだかちゃん超乙女www
       そして
「俺がこの学園をお花畑にしてやるから・・・・」
いいネ なんか

「・・・・・・しかしまぁ 一様わ 礼を言っておこう」
        「ありがとう」
あんまツンデレって感じしないけど ありがとうのところは超かわいいwww ここ一番
    2話に期待してます


投稿 : 2024/06/01
♥ : 28
ネタバレ

future☆ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

主人公が最強すぎて、キャラ崩壊しすぎでは...?

.。o○ ○o。.あらすじ.。o○ ○o。.

文武両道・容姿端麗・質実剛健・才色兼備・有言実行…の完璧超人である箱庭学園の1年生、黒神めだか。彼女は入学したてでありながらも、生徒会長選挙で大言壮語を放った結果、98%の支持率を得て箱庭学園第98代生徒会長となる。
選挙戦での公約通り「目安箱」を設置し、その投書に書かれた案件を幼馴染の人吉善吉と共に解決していく。学園内で生徒たちのトラブルを解決していくにつれて次第に好評を博した目安箱は、いつしか「めだかボックス」と呼ばれるようになる。最初は2人だけだった生徒会も、案件を解決していくうちに、柔道界のプリンス阿久根高貴、競泳部の守銭奴喜界島もがなといった個性豊かなメンバーが揃う。
そんな中、箱庭学園理事長が秘密裏に推し進める「フラスコ計画」なる陰謀が発覚。「天才を人為的に生産する」という壮大な目的のもと、「十三組の十三人(サーティン・パーティ)」と呼ばれる異常(アブノーマル)の特待生達や、過負荷(マイナス)の転校生により形成されるクラス「-十三組(マイナスじゅうさんくみ)」、どのクラスにも所属しない「悪平等(ノットイコール)」が本格的に活動を始め、めだか率いる生徒会はその渦中に巻き込まれていく。


.。o○ ○o。.キャスト.。o○ ○o。.

黒神めだか:豊崎愛生
人吉善吉:小野友樹
不知火半袖:加藤英美里
阿久根高貴:浪川大輔
喜界島もがな:茅野愛衣
黒神真黒:諏訪部順一
雲仙冥利:朴璐美
鬼瀬針音:大橋歩夕
都城王土: 勝沼紀義
宗像形:神谷浩史
高千穂仕種:乃村健次
行橋未造: 阿澄佳奈
古賀いたみ:米澤円
名瀬夭歌:沢城みゆき
雲仙冥加:伊瀬茉莉也
球磨川禊:緒方恵美
安心院なじみ:水樹奈々
不知火袴:清川元夢



.。o○ ○o。.放送日.。o○ ○o。.

2012年春アニメ(2012年4月~2012年6月)

テレビ東京 2012年10月10日 - 水曜 25:35 - 26:05
テレビ愛知 2012年10月11日 - 木曜 25:35 - 26:05
テレビ大阪 2012年10月12日 - 金曜 26:10 - 26:40
ニコニコ生放送 2012年10月13日 - 土曜 25:00 - 25:30 ネット配信
ニコニコチャンネル 土曜 25:30 更新 ネット配信
AT-X 2012年10月18日 - 木曜 20:30 - 21:00 CS放送 リピート放送あり
熊本放送 2012年10月21日 - 日曜 25:50 - 26:20


.。o○ ○o。.OP、ED.。o○ ○o。.

OP「HAPPY CRAZY BOX」栗林みな実
ED「お花畑に連れてって」黒神めだか(CV.豊崎愛生)


.。o○ ○o。.お話.。o○ ○o。.

1話「生徒会を執行する!」

2話「貴様が犯人か?/当然、私だ!」

3話「余計な真似だよ!!/めだかさんの御心のままにっ!」

4話「どっちやねん!!/願いがあるなら」

5話「勝って得よ!」

6話「わかってもらおーなんて思ってないよ」

7話「誰にでもこういうことするの?/勝手でなければ!!」

8話「黒神めだかは私が潰します!!」

9話「やり過ぎなけりゃ正義じゃねえ!」

10話「私は貴様を許さない!!」

11話「これで決着だ!!」

12話「黒神めだかがいなくても!」(最終話)


.。o○ ○o。.感想.。o○ ○o。.

えっと、この作品は主人公であるメダカちゃんが最強すぎてちょっとやばいです...。
メダカちゃん、強過ぎではありませんか...?

1期11話の{netabare}雲仙2年生と戦うシーンでは、アリアドネと呼ばれるものすんごい頑丈な糸(雲仙2年生曰く1本で5トンもの重量をつりさげられるらしいです)をブチ切り、校舎を引きずって歩くようなことをする始末...。

校舎がもろいのか、メダカちゃんが人間離れしすぎているのか...。
(メダカちゃんが人間離れしすぎているのだと思いますが。){/netabare}


キャラ設定をしっかりしてほしかったです...。

それに、メダカちゃんが最強すぎて見ていて感動するようなシーンや共感できるようなシーンが全くなかったのでとても残念です。

あっ、でも不知火半袖(しらぬい はんそで)ちゃんはかわいかったなぁ...。(笑)


結果:{netabare}この作品はおすすめできないです。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 6
ネタバレ

りんご さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

どこをアニメ化したかったのか、どこまでやるかが重要

原作読んでいます。
ジャンプで一番最初に読む作品です。
今ジャンプ連載作品の中で一番好き。

個人的に映像化不可能と思っていた、めだかボックスのアニメ化。
好きな作品がアニメ化するのは嬉しい反面、心配もあります。
その心配は第1期ではなく、今後なので割愛。

以下、少し原作について語ります。

{netabare}連載当初はいつ打ち切りになってしまうのか、
掲載が後ろにいる度、ハラハラしていました。

初めの印象は露出のあるおっぱい&パンチラ漫画。
生徒会が舞台になっている学園もので、そういう方向の需要を求めていたような感じでした。
とはいえ「始めから主人公が最強」系の漫画は嫌いでなく、むしろ好き。
不知火ちゃんや善吉が気に入ったので、
「面白いのになんでこんな(掲載)後ろにいるんだろう」と思っていました。

アニメになって、ニコニコでコメを見ていると、
「不思議とめだかちゃんの露出に萌えない・興奮しない」というのを目にしました。
主人公のめだかちゃんに人気がなかったというのは、
今回のアニメ化で気付いた次第です。

このままじゃ打ち切りになるという予感が、危機的になったころ、
学園生徒会ものからバトル漫画へ、明らかな起動修正がなされ、
安心して「人気漫画」と呼べる作品になりました。
その立役者は「球磨川禊」でした。
彼のことを語るのは他でやるとして、
その頃から主人公のめだかちゃんがラスボスのような存在になりました。

登場人物たちが漫画の登場人物であることを理解して語ったり、
読者が読むのを放棄するくらい、見開き全開に台詞を敷き詰めたり、
原作の中で「アニメ化」「アニメ化」を連呼していたり。
めだかボックスの魅力はやはり、「西尾節」なのです。
それが存分に発揮されるのは、球磨川禊の登場後。
それまでは遠慮でもしていたかのように、炸裂します。

つまり現在アニメ化されているストーリーは人気が出る前の話。
とはいえ西尾維新はその頃の設定やキャラの発言を無駄にせず、
伏線として作り上げる腕を持っており、それが現在の連載にも生かされています。
まるで「バクマン。」さながら。{/netabare}

アニメの制作会社が現在150話まである話の中で、
「どこをアニメ化したかったのか」が気になります。
明らかに、この第1期をアニメ化したかったのではないはず。
人気作品と呼ばれるようになった頃をアニメにしたいから、
1話からアニメ化しなければならなかったのだと、私は考えているのですが。

今回の第1期で語るべきは、最終話のオリジナル回。
それ以前は、割愛。
雲仙先輩のキャストを朴さんにしてくれたのはGJです。最高でした。

今だから書ける、あの頃のお話だったという印象。
将棋部の王将が紛失=生徒会長めだかちゃんの不在とかけてあった話でしたが、
将棋がわからない私にはたぶん面白さ半減だったんだと思います。
西尾作品はわかる人にわかる台詞回しや言葉遊びやパロディがあるので、
その面白さを楽しみたいが為に、将棋やっておけば良かったと思いました。

第2期では、名瀬ちゃんの登場を存分に振り返りたいです。
包帯が懐かしい。
まだまだアニメ化の障害となる部分、球磨川先輩の括弧台詞などなどはまだ先でしょうか。
雲仙先輩の姉はいつ登場だったかな。
うずうずしながら、今後も期待です。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

64.7 12 天才で学園なアニメランキング12位
スペシャル・エー S・A(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (348)
2252人が棚に入れました
ライバルの滝島彗に勝つため、超金持ちエリート校の特別クラスのS・A(スペシャル・エー)組に通う華園光。だが、共に学園生活をおくっていくうちに彗に恋心を抱き…!?

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2位って言うなぁ~!!

2008年4月 - 9月TV放送された。全24話。
2004年-2009年南マキによる少女漫画を元に制作。全17巻。


あらすじ。

大工の家に生まれたチャキチャキの江戸っ子風主人公は
男勝りのやんちゃな女の子。腕節も学業も全てに秀でて
いたが・・ある日何をやっても勝てない嫌味な男の子が
現れる・・以来何をやってもNo2・・二位さんと呼ばれ・・

負けず嫌いの主人公"華園 光"は超エリート学校高等部
「白選館高校」に通う事となった・・

「白選館高校」には能力によってクラス分けされる特別制度
があり、成績上位者数名だけが"スペシャル・エー"クラス
に選抜され・・全てにおいて特別待遇を受けている。

勿論負けず嫌いの"光"も通称S・Aクラスになるが・・其処
には・・何をやっても勝てないNo1の"滝島 彗"がいた・・

そして、あの日以来一度も勝つ事の出来ない"彗"に果敢
に挑む"光"の学園生活が幕を開ける。


感想。

1話目から如何にも少女漫画な演出があるけど基本ギャグ。
大筋ではラブコメですが、結構ドタバタギャグ展開も多い。

ネガティブな相手も根明に正々堂々ぶつかるコメディ展開
にしてしまう"光"が"彗"にライバル心を燃やし奮戦したり
しつつS・Aの仲間との学園生活を軸にテンポ良く展開する。

視て直ぐ分かる通り"彗"は"光"にベタ惚れのクーデレ風♡

"光"vs"彗"。"彗"vs"明"。"明"vs"宙"。のボケツッコミ?
"純"と"芽"に"竜"の絡みなど7人の個性が活きる掘り下げの
エピソード等もあって少女漫画という感じはしない。

OP/EDは全てメインの声優(※後藤邑子含む)が歌っている。
そういえば・・完全なメインヒロイン役は超希少かな??

ひと通り登場人物の掘り下げが済む頃には一応大きな山場
があって2クール目中盤以降は愈々ラブコメの行方を描き
光と彗の前に大きな障害が立ち塞がるが・・

其処はお決まりの光るに関わってきた人達があれやこれや
と賑やかに♪ラブコメだけど結構ギャグ満載系なのでw

主要登場人物に何らかのラブコメ展開もあるので楽しい。
福山さん下野さん後藤さん生天目さんの4人だけで充分回る
言葉の応酬などは結構テンポ良く楽しめた。


華園 光:後藤邑子:2-SA 学年万年2位。
運動神経抜群で成績も優秀で超負けず嫌いの超努力家。
非常に鈍感で特に恋愛観は皆無。「打倒滝島」が目標。

滝島 彗:福山潤:2-SA 学年1位。
滝島グループ社長子息。眼光が鋭い。完璧超人。
一度見たものは覚えられる。翠という弟がいる。

東堂 明:生天目仁美:2-SA。学年6位
航空会社社長令嬢。彗や八尋とは幼馴染。光好きの百合系。
マイセムの茶器がお気に入り。普段は非情に明るい性格。

山本 純:代永翼:2-SA 学年3位
芽の双子の弟。女性に対し異常に避ける傾向がある。
姉と同様に子供の頃からずっと竜と一緒にいる。

山本 芽:高垣彩陽:2-SA 学年4位
ウェーブのかかった茶色のロングヘアーが特徴的。
音楽プロデューサーと天才ヴォーカリストの令嬢。

狩野 宙:下野紘:2-SA 学年5位
学園理事長の息子。マイペースで単純な性格。
5位以下は「バンジージャンプの刑」という母を恐れてる。

辻 竜:堀江一眞:2-SA 学年7位
スポーツメーカー社長子息。SA内で最も気遣いする人。
芽・純だけでなく動物やチビっ子に異様に懐かれる体質。


雑賀 八尋:谷山紀章
滝島グループ以上の金持ちである雑賀家の長男。
明と何らかの蟠りがある。策謀化でクールを装う。

牛窪 桜:桑谷夏子
牛窪製薬の令嬢。彗の元見合い相手。
嘘をつくことやごまかしが大嫌い。光と明と仲が良い。

緒方 蒼:遊佐浩二
彗の祖父の優秀な部下で、彗のことを尊敬している。19歳。

滝島 暁:緒方恵美
彗と翠の父で35歳。プロレスが好き。
可也の童顔で、得意先から「女子高生社長」と呼ばれている。

滝島 翠:清水香里
彗の弟で小学6年生。小さい頃の彗にそっくり。
完璧超人の兄に蟠りを持っているが、実は極度のブラコン。

雑賀 千歳:小清水亜美
八尋の弟、9歳。家族に疎外感を持つネガティブな少年。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4

麦チョコ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

【 S・A~スペシャル・エー~ 】

(殆ど、レビューになっていません。ww)

大学で、「いやぁ~!S・A~スペシャル・エー~っちアニメが面白かったばい。」
と言ったら、部下の女の子が唖然としていた。

俺 :「どうしたの?Sちゃん、俺の顔に何かついてるの?」
部下:「麦チョコさん、そのアニメ少女漫画ですよね?」
俺 :「えっ?またなの?」
部下:「そうです!会長はメイド様!と同じように、これも少女漫画ですっ!」

と俺を白い目で見ていた。w

俺 :「いやぁ~、華園 光って主人公の女の子が俺みたいだなぁ~って思ってね。」
部下:「麦チョコさん、男でしょ。主人公は女の子ですよ。」
俺 :「違う違う!俺も中学校時代は学年2位だったのよ。550人中2番で偏差値は71あったんだぞ。」
部下:「それは、今見ているアニメの設定か何かですか?」
俺 :「俺は、茨城県立土浦第一高等学校という、結構すげぇー高校に居たんだぞ。」
部下:「いや、ここ福岡県だから、どんだけ凄いか分かんないっすけど。」
部下:「そんだけ凄かったら、大学職員側じゃなくて、教員側の人間になってるでしょ。。」
俺 :「お前、可愛くないなぁ!」
部下:「少女漫画を見る変態上司に可愛いとか思われたくないですっ!」
俺 :( 死亡フラグ )

くそぉ~
「S・A~スペシャル・エー~」は、ちかっぱ(方言、とてもの意)面白いのに、
何故、伝わらないんだ!w

アニメ女子の為に作った「ソウルジェム作戦」に匹敵する、
リアル女子向けの必勝作戦を考えるぞ!

ん?あいつ、会長はメイド様!とかS・Aが少女漫画だと分かってるって事は、
実はアニメ女子なんじゃないのかぁ?
助手席に乗せて、ソウルジェムを見せて反応を見てみるか。。ww
脈ありだったら、ソウルジェム作戦第2形態
「君のソウルジェムが見てみたいなぁ☆」って言ってみるか?

(一般人向け解説)
「ソウルジェム=自分自身」なので、
第2形態は、「服を脱いで欲しい。」の意になります。
第2形態は諸刃の剣です。いきなり言うと玉砕するので、
とても仲良くなってから言いましょう♪

※ソウルジェム作戦の参考URL(単に俺のブログ)
http://perfectnet1004.blog.fc2.com/

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4
ネタバレ

じぇりー さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

教室なし、教師不在、授業風景なしの学園モノアニメ

って成立するのだろうか。
そういうものにこそ、学生生活の思い出が宿るというのに。
これら抜きの、「選ばれしエリート集団」だけの為に用意された箱庭で学生生活を送る主人公たちは、私には哀れにさえ映る。

学園で成績トップ7名だけが所属することを許されるS・Aクラス。成績はテストで決まるらしいが、学年等は不明。
だが実際のキャラを見てみると、ヒロインの光の料理の腕は殺人的な下手さ…家庭科の成績がいいとは思えない。また、双子の女の子・芽の音楽の成績も怪しいところである。そして、光と宙の普段の言動がアホ丸出しなので、本当にこのメンバーが学年トップなのだろうかと首を傾げたくなるが…

そんな細かいツッコミは少女漫画ドリームワールドでは逆にナンセンスなのだろう。
面倒くさい設定は抜き。とにかくこの子たち、すごいの!ということなのだそうで…

成績優秀・容姿端麗な上、(光を除いて)超セレブの家の子息・令嬢たち…とその名のとおりスペシャルな生徒たちが織り成す(学園)ドタバタラブコメディー…っぽいもの。

一応「学園」と名のつくところに通っているS・Aメンバーたちだが、彼らは他の一般生徒達とは隔離された、サロンのような「温室」で優雅にお茶をしながら、くだらないことに日々うつつを抜かしている。

授業に出るでもなく、教師と関わることも一切ない。
こんな子たちが学年トップに…(以下略

そんな彼らに{netabare}「奴らだけ特別扱いされ過ぎだ!」と不満を募らせて嫌がらせをする生徒がいるのも、一部保護者から抗議がくる{/netabare} のも、至極ごもっともな話だと思うのだが…

原作者が意図しているかは知らないが、彼らの過ごす「温室」という場所が、彼らの学生生活とその後の未来を皮肉にも表しているように感じられてならなかった。

とにかくツッコむのも疲れるほどに、ツッコミどころ満載な作品だった。

あと、男性キャラの見分けがつきにくいのが致命的。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 3

84.0 13 天才で学園なアニメランキング13位
【推しの子】(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (676)
1927人が棚に入れました
「この芸能界(せかい)において嘘は武器だ」 地方都市で働く産婦人科医・ゴロー。 ある日"推し"のアイドル「B小町」のアイが彼の前に現れた。 彼女はある禁断の秘密を抱えており…。 そんな二人の"最悪"の出会いから、運命が動き出していく―。

声優・キャラクター
アイ:高橋李依
アクア:大塚剛央
ルビー:伊駒ゆりえ
ゴロー:伊東健人
さりな:高柳知葉
アクア(幼少期):内山夕実
有馬かな:潘めぐみ
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

【666】世界の中心でaiを叫んだ【獣】

●ハウルの動く城の主人公

点と線は繋がります。

薬物案件で逮捕された酒井法子&高相祐一ペアでありますが、彼らと親しかった
工藤静香&木村拓哉ペアはお薬パティーの仲間だったということらしいです。

{netabare}かつては業界で力を持ち権力を握っていたジャニーズ事務所は数々のスキャンダルを
華麗にもみ消してきました。

カリスマの変態的な社長様亡き後、鉄壁の牙城は崩れます。

かつてもみ消してきた数々のジャニタレのスキャンダルが時限爆弾のように炸裂するのでしょう。

アイドル業界や芸能界のお薬パーティー事案については既に週刊誌で指摘されているわけですが
例えば某vexの社長や経済界の重鎮も参加メンバーであると言われています。

広末涼子、酒井法子、工藤静香、ジャニーズ、秋葉系アイドルだけが
例外的特殊な事例だったのでしょうか?

芸能界の裏事情を暴露しまくる「立花孝志」曰く、芸能人とは汚らわしい存在なんだとか。

「立花孝志」にとっては千載一遇チャンスが到来したわけですので
NHKはもちろんその背後にいるマスメディアの元締めであるラスボスの
「デンツウ」をもぶっ壊すつもりで突貫攻撃仕掛けてくるでしょう。

「デンツウ」が傾けばアニメ業界や声優業界も無事ではないでしょうが、この際
ヤクザチンピラみたいな集団とは縁を切るのが健全であると言えるでしょう。

逆に言えばアイドルとか芸能人とかいう存在は健全とは真逆の人種であるのです。{/netabare}


●ジャニーズ問題がボディブローの如く徐々に効いてきて

国連が芸能界の闇に介入したことにより当然の如くその余波も
相応の結果をもたらすわけであります。

芸能界の起源とは、{netabare}そもそもヤクザチンピラの類が中心となって行われる見世物小屋
みたいな興行活動にありまして、更に悪いことには「デンツウ」というある種の
独占的巨大組織がこれに関わり、隠蔽体質の特殊な業界を作り上げたわけですので
当然の如く報道機関を含め自浄作用なんてものが働くわけがありません。

ジャニーズ問題はアイドル業界だけではなく、芸能界やマスメディア、{/netabare}そして
声優業界、アニメ業界にも波及する話であります。

国連が日本を訪問しこの問題に関する聞き取り調査を実施したわけですが、
枕営業が最も惨い状況にあるのは「声優業界」であるとも言われています。

広末涼子や加護亜依やグラビアアイドルKYが反社と関係しているという事例は
氷山の一角でありまして{netabare}、芸能界とはそもそも反社であり、経営陣の中枢や裏にいるのが
そういう連中でありますので一皮剝けばみんな真っ黒ということになるが当然のオチであります。

「アイドル」に夢を見る人もいるのかもしれませんが、反社を間接的であれ支援するのは
果たして倫理的に考えて許されるべきかという問題を突き付けられたならば、
現実逃避的な芸能界の妄想から立ち返り、リアルに向き合うべきでしょう。

政界・財界・芸能界は当然の如く繋がっています。

芸能界の起源が見世物小屋でも、マスメディアと結託しドル箱産業に変貌するなら
金のなる木を求めて飢えたハイエナたちが群がってくるわけであります。

そういう意味では芸能界に薬物を流していた「関東連合」は氷山の一角であり
「関東連合」という組織が壊滅しても、後から後からより凶悪な反社集団が
新規参入していくだけの話であります。

アイドルも芸能界も薬物売買も儲かるからやめられない止まらないわけであります。

小金を得た芸能人たちに悪い遊びを教えたのは、例えば「関東連合」なのでしょう。
アイドル含め多くの芸能人が嵌る悪い遊び、それはドラッグを用いた乱交パーティーでございます。

「この宴」の起源は【女神信仰】の儀式でありますから、まさに【アイドル】にうってつけの儀式
と言えるのが何とも皮肉な話ですが、そもそも【アイドル】とはそいうものでありまして
現実逃避で「アイドル」を美化している方がどうかしているとしか言いようがないのが
非常に残念な現実であります。{/netabare}


●アイドルの【灯火】

今期作品中で評判だけは異様に高かった本作でありますが{netabare}・・・
これまでの結果について言うなら、1話がピークの微妙なイマイチ物語でありました。

主人公によるミステリー要素ありきの復讐物語展開には期待が持てたのですが
ジャニーズ問題が発覚した後で未だ【アイドル】が人気者であるという思い込み
妄想ごり押しの思想傾向には違和感しか抱けません。

広末涼子の不倫問題の件が世を賑わせておりますが、広末涼子が
枕営業アイドルであったのは割と有名な話でございます。

夫のキャンドル氏の証言にしてもどこまで信憑性があるのか疑わしいところでありますが
広末涼子が精神的に病んでいるというのは、本当のような気がします。

メンタルが病んでるアイドルの代表格と言えば「レディーガガ」でありまして
病みの理由は「光明信者」の【イルミナティ】と契約したことにあると囁かれています。

レディーガガがまるでお笑い芸人みたいなヘンテコなファッションをするのも
【イルミナティ】の思想、つまり【サタニズム】に毒されているからでありまして
ハリウッドスターにはよくあることらしいですが、ガガも【MKウルトラ】の洗脳を
受けているという話であります。

レディーガガには、【サタニズム】関係のお友達がいまして「マリーナ・アブラモヴィッチ」
という芸術家なのですが、その思想表現やアート表現が常軌を逸しているような感じでありまして
極めて過激なパフォーマンスをする謎に満ちた人物だったりします。

レディーガガとマリーナ・アブラモヴィッチで画像検索かけますとグロ系のものが抽出されます…

レディーガガという「アイドル」とマリーナ・アブラモヴィッチという「芸術家」との関係性は
広末涼子とキャンドルジュンとの関係性と酷似しており、どうやらキャンドル氏には
宗教的なバックボーンがあるとの話であります。

「キャンドル」は【灯火】でありまして、【自由の女神】が右手に掲げる【光明】であります。

【灯火】も【星の光輪】も【イルミネーション】=【光明】であり
【光明】を神聖視し、「光の祝福を受ける(ことを願う)」ものを【イルミナティ】と言います。

【イルミナティ】のルーツは「古代宗教」にあり、「星などの天体」を神と崇め
神聖視するという古代宗教に由来するものであります。

古代宗教は【呪術】と深い関係がありまして、【呪術文化】と密接な繋がりがあるのが
「刺青」であり、「ピアス」や「ネックレス」などの装飾品であります。

キャンドル氏と言えば耳のピアスが印象的でありますが、全身には
タトゥーを入れているとのことであります。

灯火やピアスやタトゥーに特別な価値を置くという思想傾向は
古代宗教信者のものと完全に一致します。

レディーガガも体にタトゥーを入れていますが、ピアスやタトゥーの由来は
【シャーマニズム】にあるのでございます。

もしかしたら古代宗教とは大昔に廃れたものだと思われるかもしれませんが、ピアスやタトゥーなど
の影響を見る限りにおいては、廃れるどころか現在進行形で脈々と受け継がれているのであります。

【ネクロマンサー】という黒魔術師も【呪術使い】と同じような存在でありまして
【ネクロマンサー】が使う【ネクロマンシー】なる秘術は、幽体離脱させたかのようにして
人から魂を抜き取り、「マリオネット」のように人を操るのであります。

要するに【ネクロマンシー】とは「マインドコントロール」術であり、
CIAが秘密裏に研究していた【MKウルトラ】の洗脳と一致するわけであります。

【MKウルトラ】をそもそも研究していたのは「ナチスドイツ」でありまして
ナチスのシンボル「卐ハーケンクロイツ卐」=鉤十字の由来が古代宗教であるように
ナチスドイツの思想傾向は【オカルティズム】に毒されていたということであります。

「アイドル」とは古代宗教の【女神の偶像】であり、信者を動員して宗教的な儀式を
とり行うのであります。

アイドルイベント=儀式で「サイリウム」を振るのも宗教思想が背景にありまして
サイリウムが光るのは【光明】を表し、棒状であるのは【オベリスク】を表しているからであります。

「マスメディア」の発達により「アイドル信者」の大量確保が可能となったのは画期的なことで
あると言えますが、基本的に信者獲得に使われるのは【ネクロマンシー】という
マインドコントロール術でありまして、古代宗教の手法はいまだ健在であると言えるでしょう。

アイドルが好きで好きでどうしようもない人には言っても無駄なのでしょうが
アイドルという発祥自体が非常に胡散臭いものを好意的に受け止めたり、
好意的に描いたりするのなら、それは洗脳の類が背景にあると考えるべきであります。

嘘と虚飾にまみれたアイドル業界や芸能界も間もなく崩壊することになるでしょう。
【グレートリセット】によってもたらされる大混乱にいいことなど一つもないのでありますが
せめて、すべての過去の常識が大混乱の時に完全崩壊することにより、洗脳から抜け出せる人が
一人でも多くいることを願うばかりであります。

アニメとは所詮フィクションなのでアイドルが活躍する物語があっても別にいいじゃないか
と思う人もいるのかもしれませんが、本作も見事に古代宗教の思想まみれで
【六芒星】を瞳の中に描くとか【オカルト】表現が凄すぎて、ニュートラルでないのが
問題であると言わざるを得ません。

アニメとは出資者を満足させるために存在しますので、そうなるのは当然と言えば当然ですが
思想のごり押し傾向がここまで惨いといよいよ世も末ということなのかもしれません。

LGBT法案、マイナカード、コーロギパン、アイドルとごり押しが惨過ぎる世の中に
違和感を感じない人がいないなんてことはないと願いたく思います。 {/netabare}

●カリマ✡アナ

本作のタイトルは【推しの✡子】でありますが、【oshino✡ko】と
表示されたりするパターンもあるようであります。

【oshino✡ko】は【星の子】の【アナグラム】であると考えられまして
【星の子】と言えば「星野アイ」ということになります。

【星の子】が歌詞にあるEDソングのタイトルは【メフィスト】であります。

【メフィスト】は{netabare}【悪魔】でありまして【悪魔の角】を生やした「MEMちょ」と繋がるわけですが
【666】を【悪魔の数字】と解釈しますとOPで【666のOKサイン】をしてる
アリマカナにも繋がります。

【星の子】たちは「星野アイ」の瞳が象徴するように天体の「光輪」を神聖視しますが
それはつまり「光の祝福を受けるもの」を暗示しており、「光輪」を有難がる【星の子】たちは
【イルミナティ】ということになります。

アリマカナのように【666のハンドサイン】をするアイドルとして有名なのが
【レディーガガ】でありまして、一説によると熱狂的なLGBT推進論者でもあり
敢えて「レディー」という名前を付けることからしても性別に疑いが持たれていたりします。

「メフィスト」を歌う女王蜂はLGBTでありまして、レディーガガと思想性において
かなり被るところがあるようにも思えます。

レディーガガの性別について疑いがもたれる最大の理由は、彼女が【イルミナティ】で
あるからでありまして、【ルシファー信者】で有名なガガは同性愛推進論者であり
同性愛推進思想は=【サタニズム】ということになるのであります。

「アイドル」という曲の歌詞にもある通り「アイドル」とは嘘つきでありまして
それは「一番星」=【宵の明星】=【金星】が暗示する【堕天使ルシファー】が
嘘の名人であることに起因する話であります。

悪魔の角が生えた「MEMちょ」が年齢にサバを読んでいるのもアイドルの本性が
表されていると考えられるわけであります。

古い話になりますが昭和の3人組アイドルキャンディーズがブレイクした曲のタイトルが
「優しい悪魔」であったのも偶然ではなく、アイドルと言いますか芸能界の出来事は
すべてやらせということになるというオチであります。

レディーガガが突然売れ出しグラミー賞を獲得したのもすべてはイルミナティと契約したからであり
レコード大賞もジャニーズも全部予定調和の大嘘つき芝居にすぎないわけであります。{/netabare}

ということでアイドル「ガガ」の正体を示す動画でもご覧ください。
https://youtu.be/akVZARWNNjo


●【女神】降臨!

【8】話が「神回」となる法則を御存じでしょうか?

【8】という数字は【八芒星】を暗示します。
{netabare}【八芒星】は【イナンナスター】と呼ばれる【女神の星】であり
【金星】のことを示すのでございます。

「美しき星【金星】」のことを【明けの明星】とも言いまして
ラテン語では【ルシフェル】となります。

【光の天使ルシフェル】は【堕天使ルシファー】でありまして、
【堕天使】とは【悪魔】ということになります。

「【悪魔】のシンボル」といえば頭に生えた【角】であります。

【角】が生えてる「【デーモン族】の神」と言えば【鬼神】でありますが
【鬼神】と言えば【バアル】ということになります。

【金星の女神】と言えば【イナンナ・ヴィーナス・フライヤ・イシュタル】などがいますが
【アシュタルト】も同じような女神に相当します。

【アシュタルト】は【鬼神バアル】の妻でありますので、【悪魔族】ということになります。

【アイドル】とは【女神などの偶像】を意味しますので
【アイドル信者】は「【偶像崇拝】信者」ということなります。

【偶像崇拝の女神】は【悪魔族】でありますので
【偶像崇拝の女神信仰】は【サタニズム】ということになります。

ということで、【アイドル信者】とは【サタニズム】に憑りつかれた
【サタニスト】という結論になります

以上のような【サタニズム】というものを大前提に考えれば、【8】話で
頭に【角】が生えた「MEMちょ」が「B小町」に加入するのは必然ということになります。

アイドルユニット「B小町」の「B」とは【ビースト】の頭文字であると考えられまして
【ビースト】とは【獣】のことでありますので、【666】=【獣の刻印】を
暗示しているのであろうと解釈できるわけであります。

【666】は【✡】=【六芒星】が由来の数字とも言われておりまして
【六芒星】とは【土星】のことを示すのであります。

【鬼神バアル】は【太陽神】とも言われますが、これを【グノーシス主義的】に
解釈しますと「表の太陽」ではなく「裏の太陽」を示唆していることになり
【黒い太陽信仰】と【鬼神バアル】は繋がるという結論になります。

アクアの右目には【六芒星】が刻まれていますが、然るべきタイミングで
右目の【✡】の光輪が輝くわけであります。

問題は輝く色でありますが、それが【黒色】だったりします。

【✡】=【土星】は、太古の昔に太陽のように発光しており、
古代人はこの【✡】を神のように崇拝していたなどという伝承がありまして
これを「【黒い太陽】信仰」と呼んだりします。

【イエズス会】の紋章がまさに【黒い太陽】を示しており、これによって
【イエズス会】の宗教思想の本質も見事バレてしまうという話であります。

【バアル信仰】や【ルシファー信仰】を抑えておけば、大抵の物語は容易に解釈でき
従いまして今後「MEMちょ」にスポットが当たるのも事前に予想できるということであります。{/netabare}


●係るものをすべて不幸にする【偶像崇拝】

現在進行形で繰り広げられるジャニーズ案件はある意味サイコパスである立花孝志が関わる
ことにより、より壮絶な展開を迎えるため、中途半端なアイドルフィクション物語では
インパクトにおいてとても太刀打ちできない状態にあるように思えます。

{netabare}芸能界では性的搾取の類は当たり前のようにあり、従って自殺未遂などの騒動が
起こるのも必然ということになるわけであります。

芸能関係者にも人権というものがあり、人格を全否定するような発言は自重すべきという意見も
間違いではないのかもしれませんが、しかし芸能界とはそもそもがヤクザチンピラが起源の闇深い
世界でありますので、芸能関係者に対してネガティブな意見が向けられるのは因果応報であり、
業界関係者自身の身から出た錆ではないかとも言えるのではないでしょうか?

最も罪深いのは、金儲けのために都合の悪いことに対しては「報道しない自由」を貫く
マスコミであり、芸能界の歪みや闇にまったくもって自浄作用が機能しないのも
大手広告代理店が牛耳るマスコミの隠蔽体質がすべての元凶であるように思います。

そもそも芸能界やマスコミは虚構であります。

フィクションを見ていちいちそれを真に受ける視聴者もどうかとも思いますが、
そもそも論で言えば演出だとかいうまやかしの言葉で真実を明らかにしない業界に問題が
あるわけですから、業界関係者が叩かれることに対して一般視聴者を批判するのは
お門違いという結論になるでしょう。

大人の世界の事情をよく知らない未成年の場合は保護者の役割が非常に重くなるわけですが
まともな親ならば自分の子供が芸能界に関わることを反対するのはあまりに当たり前すぎる
話なので、未成年保護を名目に一般論として芸能界バッシングを自重するように呼び掛けるのは
見当はずれな意見であると言えるのではないでしょうか。

現実逃避脳全開でアイドルを無理やり美化するフィクションが存在してもいいのかもしれませんが
しかしながら、「星野アイ」というアイドルにしても、それに対する熱烈な思いを抱く
主人公の描写にしても、耐え難いくらいに気色悪いものがあり、どうやっても
病んでるものを感じずにはいられません。

中途半端なフィクションのレベルだからそのような印象を抱いてしまっている
のかもしれませんが、バッシングする視聴者が悪であり、アイドル側の立ち位置にあるのは
いわれなき誹謗中傷の被害者であると言わんばかりのあから様の構図には、
無理やり過ぎる強引さを感じずにはいられません。

【偶像崇拝】のオカルト宗教は狂っておりますし、完全に病んでいます。

芸能界特有の精神病理を人間一般の現象として意図的にすり替えようとしてる節があり
「推し」というアイドル狂信者の独特な心理状況に感情移入させ、共感をさせようとする
悪意をそれとなく本作に感じてしまいます。

アイドル信仰は宗教でありますので、フィクションというフィルタリング措置をしたところで
病みの本質は誤魔化すことはできません。

「MEMちょ」は「角」が生えた【アイドル】であり、【女神】であります。
今回は【堕天使の翼】も生えておりました。

そして【石神】が暗示する【イースター島】の【モアイ像】もばっちり描写され
「イースター」=【イシュタル】=【アシュタルト】が【鬼神バアル】の妻であるという
関係性も見事に示されたというわけであります。

恋愛リアリティーショーの茶番劇を難なくこなした天才女優が予定調和の如く覚醒し
瞳に【六芒星】の光輪が輝き出して、カーテンコールのフィナーレを迎えます。

自殺未遂も、この天才女優の演技であり、すべては演出であり、ネットの炎上騒動も
書き込みバイト要員の仕込みであったと言われても全く違和感が無いのが芸能界であります。

いい加減そろそろ気づきましょう。

「角」と「牙」が生えている「ユーチューバー」も天才女優も
すべて【アイドル】であり
ある意味アニメ自体も【アイドル】なのであります。

【アイドル】は人を騙すのであります。{/netabare}


●重要参考人現る

恋愛リアリティーショーというイベントには恐らく相応の {netabare}意味がある
ということになるはずであります。

容疑者ではないとしても、容疑者に繋がる重要な手掛かりを握る人物がいる
と考えるのが妥当であると言えるのではないでしょうか。

主人公以外の参加者5名をリストアップすべきかとも思いましたが、どう見ても怪しいのは
「MEMちょ」なるキャラであり、それ以外は今のところ引っ掛かる要素は皆無であります。

「スキップとローファー」では上級国民同士が、
「君は放課後インソムニア」では「星の眷属」同士が
同じ属性故に出会うべくして出会っておりましたように
本作でも同じ種族は宿命的な出会いを果たすものと考えられます。

「MEMちょ」には角が生えており、牙も生えているようであります。
そして主人公兄妹と髪の色が似ている金髪系であります。

「金色」は【黄金の魂】を持つ「勇者」であり、「王家の血統」を表す色であります。
わかりやすいキャラで言うと「隣の天使様」こと真昼がまさに金髪であり、
【金星の女神】と【光の天使】が由来のキャラでありますので、【金星】の「金」
の意味合いも暗示されているということになります。

「王家の血統」は「ハイランダー」であり【堕天使の血族】でありますので
アホ毛などの【角】が生えているということになります。

「MEMちょ」はカリスマユーチューバーでありますが、ユーチューブと言えば
グーグルでありまして、グーグルのロゴと言えば「三つ巴」のようなデザインであります。

「三つ巴」は「勾玉」のような「6」の数字が「3つ」組み合わされたような形をしていまして
グーグルのロゴもその応用編ということになります。

「6」が「3」つなので【666】の【獣の刻印】を暗示しており
カリスマユーチューバーには「この刻印」が刻まれるということになります。

「牙」と「角」は「B小町」の【ビースト】=【獣】の種族を暗示し
【666】の【獣の刻印】は【光の祝福】を受けた勝ち組のシンボルを意味します。

カリスマアイドルの星野アイは、主人公が転生する前の病院の屋上にて
【✡】により【光の祝福】を受けました。

これは紛れもなく【666】の暗示でありますので、「MEMちょ」と同じ種族ということになります。

と言うことで「MEMちょ」には物語上重要な役割が与えられているような予感がするわけであります。 {/netabare}

●鳥肌アイドルOPソング、そして「ゾロ目」

兎に角本作のOPソング&映像表現はかなり来ているものを感じます。

アイドルアンチの当方としましては鳥肌が立つような{netabare} 酷い違和感が全身を駆け巡るのであります。
奇妙なポーズに奇妙な表情の星野アイの画像をネットでよく目にしますが、
このヴィジュアルはどうやら原作1巻の表紙のようであります。

変形の「ダブルピースサイン」をしつつ舌を出していますが、あまりに妙な雰囲気のため
この姿を見ると毎回のように苦笑してしまいます。

通常の【ピースサイン】=【Vサイン】の逆バージョンでありますが、逆転の発想?
ということは「上なる如く、下も然り」というやつであります。

【Vサイン】については「ガンダム」のレビューで詳しく説明する予定ですが、ざっくり言うと
【Vサイン】=【コルナサイン】でありまして、立てた指で【角】を表現するものであります。

この【Vサイン】をメディアを通して世界中に広めたのは英国首相の「ウィンストン・チャーチル」
でありまして、一説によれば彼は【フリーメイソン】であるとも言われています。

日本でもみんな大好き!【ピースサイン】でありますが、これを流行らせたのは昭和時代の
コメディ俳優でありまして、カメラの前では猫も杓子も馬鹿丸出し状態でこのポーズをしていたのが
懐かしくもあり、若さ故の過ち感いっぱいで恥ずかしい心持になってしまいます。

ある意味「昭和時代の黒歴史」のポーズを何故にアイドルは今のこのご時世に
馬鹿の一つ覚えみたいに繰り返すのかという違和感を抱いたわけですが、
色々調べてみたら、合点がいったという話であります。

そもそも【アイドル】とは【女神信仰】という宗教から来ているものでありますから
宗教的儀式や宗教思想的洗脳は当たり前のように行うだろうということであります。

例えば「女神カーリー」は「舌」を出しています。
「舌」は「下」でありまして、生殖器と対応しているということであります。
考えようによっては「下」にある「舌」が生殖器であり
上にあるのが「舌」であるということになりまして、この関係性から
「上なる如く、下も然り」と発想にも繋がるわけであります。

欲求不満な「女神カーリー」は「舌」を出して性的アピールを旦那に対して行っているのでありまして
故に「女神カーリー」はフェミニズム的なフリーセックスを表現するシンボルとして
掲げられることがあるという話でございます。

【アイドル】が「舌」を出すのもこれと全く同じ理由で、単に可愛さを表現するものではなく
性的アピールを行うことにより信者を魅了するという意図があるということになります。

星野アイの頭には奇妙なマスコットが括りつけられていますが、これは
「B小町」の【ビースト】=【獣】を表してもおり、また【Vサイン】を
示しているとも解釈することもできます。

つまり星野アイの奇妙な「ダブルピースサイン」と同じく頭の位置にあるということは
それは【角】だろうということになります。

星野兄妹には「アホ毛」が生えており、星野母の頭にには【Vサイン】のマスコットが
括りつけられているということで、星野一家には皆【角】が生えているということであります。

ということは、父親にも【角】が生えている可能性がありますので、この裏設定を駆使するなら
伏線表現を待たずして先回りして父親を特定できるということになります。

「アホ毛」などのシンボルは「特定の種族」を描き分けるために頻繁に使用されますので
例えば一般庶民が知らないような知恵を持つ上級国民などは、別次元の存在なので
特別感を際立たせる表現が必要となるいう理屈でございます。

「星の種族」は【占星術】に長けていましたが、【占星術】あるいは「天文学」と【数秘術】は
ワンセットだったりします。

「星の種族」は「星」に異常なまでに執着心を持ちますが、「数字の神秘」にも
ただならぬ思いを抱くのであります。

数字の神秘に魅せられたカルト宗教団体の代表例とも言うべきものが「ピタゴラス教団」でありまして
【オルフェウスの秘儀】という謎の儀式を行っていたことも重要な意味合いがありますが、
要するに我々一般人とは根本的に思考回路が別次元の種族がいて、例えば「数字」に異様な執着心
を抱くということでありますので、作品内でも数字を使った謎表現アピールが繰り返される
ということになるのであります。

【666】という「ゾロ目」同様に「555」の「ゾロ目」も美しいという発想がございまして
星野アイの携帯ロック解除の数字もそれに因んだものとなっています。

実際のナンバーは「45510」ですが、簡単な【数秘術】を用いてこれを計算するわけですが
「ゾロ目」を作りたいという彼らの情熱を汲むならば、「4」と「1」をたし算して「5」
にしますと「5550」となりますが、「0」は無いのと同じなので「555」という結果になります。

では、その「555」にはどのような意味があるのでしょうか?
答えは既に出ています。

【推しの子】のタイトルにも、「星の種族」の瞳の中にもある【✡】
【六芒星】でありますので、【6】になるということであります。

つまり5+5+5=15
「15」を更にたし算すると1+5=6
これがただの偶然というのならば、わざわざ「45510」を強調したような
映像表現はしませんよということになるかと思います。

ただの「数字」でもただの「アクセサリー」でも敢えて映像表現されるということは意味があるに
決まっておりまして、例え「100分の1の偶然」のように見えても同じ「偶然を100回繰り返す」
ならばそれは「100分の100」必然になると考えられるわけであります。

ということで原作1巻の表紙の星野アイが胸元に身に着けているアクセサリーは
見事なまでに【☆】3つであります。

【☆】は【五芒星】でありまして、数字だと「5」ということになります。
【☆】×3=「5+5+5」
「45510」=「5+5+5」=「15」→「6」

「45510」の数字で携帯のロックは解除され、待ち受け画像と時刻が映し出されます。

時刻は[3:15]分でありますが、これをたし算すると
3+15=18となりますが、【18】=【6+6+6】となりまして
「555」からの【666】へ至るまでの数字操作が「美しい」ということになるわけであります。

星野アイは胸元にもう一つのアクセサリーを付けておりまして、
これが「ハート」の形をしております。

「ハート」には「羽」が生えております。
何の「羽」でしょうか?

「羽」が出てきたら十中八九「【天使】の羽」と解釈して間違いありませんが
それを裏付ける根拠を示すなら【☆】のアクセサリーがそれに該当するということになるでしょう。

【☆】=【五芒星】は【金星】表します。

【金星】が周期運動により【13】回公転する間に、地球は【8】回公転し
その周期運動の際に【金星】と「地球」が5回接するわけですが、2つの惑星が
会合する外周の【5】つの接点と中心点を結んで描かれる図形が【☆】でありまして
【金星】の周期運動に見られる「数字」の比率が美しいということで
【☆】を「ビュティフォスター」と絶賛するというわけであります。

美しい星=【金星】は「美しい女神」の星であり、「美しい天使」の星でもあります。
故に【明けの明星】のことをラテン語では【ルシフェル】と呼びます。

「美しい女神」と「美しい天使」が「=」で結ばれるなら、【女神】=【堕天使ルシファー】
ということで両者は同じ種族という結論になります。

【天使】が【堕天】した理由は人間の女に欲情しその衝動を抑えきれなかったからでありまして
【堕落の天使】は【エロス】の性質を持っていることになります。

【女神カーリー】は「舌」を出し性的欲情を積極アピールしているわけですから
こちらも同じように【エロス】の性質を持っていることになります。

実を言えば【女神ヴィーナス】も【女神フレイヤ】も性的奔放さが目に余るビッチでございまして
早い話が【女神=エロ】というのがデフォであったりします。

【アイドル】が【女神信仰】を由来としていることからも、【エロス】の性質を持つのは必然と
いうことなりますが、星野アイの場合「天使の羽」の生えた「ハート」のアクセサリーを胸元に
付けておりまして、つまりこれは「天使のハート」を所有しているという暗示でありますから
「エロアイドル」ということになり、故に子宝に恵まれ双子を産むに至ったというようにして
各種のシンボルは次の展開を示す伏線になり得ると考えられるわけでございます。

そもそも「その起源」からして【アイドル】とはエロ塗れの存在でありますから
某ジャニーズのアイドルも某社長と「等価交換の取引」をするようにして当たり前のように
身を捧げ、芸能界をのし上がった事例も少なくないというようにも考えられ、そもそも【アイドル】とは狂気じみた信念でもない限り持続不可能な商売であるような気がします。

イカレタ芸能界で悲劇的な目に遭わされ、ショックの余りに自殺する気の弱いアイドルも
少なからずいる現実を見るならば、【アイドル】というカルト宗教じみたものに関わるビジネスが
本当に世のため人のためにあるのか大いに疑わしく思えるのが個人的な見解であります。{/netabare}

●星野一家の「目」が怖い

【推しの子】というタイトルの意図するところは
{netabare}【星の子】にかけているのではないかと考えられまして
故に【推しの子】の「の」の中に【✡】があるということになるのかと思われます。

「星の種族」と言えばギリシア人であり、【フェニキア人】でありますが、ある特定の種族を
アニメ作品内で表現する時には、描き分けの手法が使われるのが常であります。

例えば「鬼舞い」兄妹の場合は兄には「アホ毛」、妹には【プロビデンスの目】で
特徴づけを行っておりました。

本作の場合は兄妹ともに【プロビデンスの目】と「アホ毛」持ちであります。
更に言うと星野兄妹はともに「金髪」キャラであります。

「金髪」キャラを挙げればそれこそきりがないですが、中でも特にわかりやすい代表例を示すなら
「隣の天使様」の「真昼」と「チェンソーマン」の「デンジ」ということになるでしょう。

米津玄師制作による「チェンソーマンの主題歌」には「ビュティフォ☆スター」という
フレーズが使われておりますが、その「美しい星」が何であるかのと言えば【金星】
ということになりまして、【金星】と言えば【光の天使】=【ルシフェル】
ということになるわけであります。

【ルシフェル】は【堕落の天使】=【ルシファー】であり、
【堕天使】は【悪魔族】であるわけです。

【悪魔】は【デーモン】であり、【デーモン】は【鬼】であります。
故に【鬼】=【堕天使】の関係性が成り立つということであります。

「アホ毛」とは「ゲゲゲの鬼太郎」がプロトタイプのヘアスタイルでありまして
【鬼の角】を表しております。

と言うことで「星の子」は「【鬼】の子」であるということになります。

本作OPの映像表現が、実に【アイドル】関連作品だけに何とも形容し難いものがありまして
まさに【アイドル信仰】のルーツが【女神信仰】であるからこそそうであるような
ある種の狂信性が(特定の種族しかその意味するところを知らない)「シンボル」の羅列と共に
示される独特の表現には眩暈にも似た感覚を覚えます。

【アイドル】コンサートでは必需品とも言える「サイリウム」もOP映像で表現されているような
【女神信仰】を前提に考えてみたら、【オベリスク】が元ネタであることが見えてくるのであります。

【オベリスク】とはステージにいる【スター】を指し示すものであります。

「星の種族」=【フェニキア人】は【占星術】に長けており、星の動きを完全把握し
祝祭日の当日に星が位置する地点を割り出せているので、その正確な位置に
【オベリスク】を建設できるということであります。

【フリーメイソン】のルーツたる【古代メイソン】の創始者とも言われる伝説の男の名前は
【ヒラム・アビフ】、「ユダヤ人」と【フェニキア人】の混血であります。

【ヒラム・アビフ】は【ソロモン神殿】そして「【ボアズ】と【ヤキン】の柱」を建設した
カリスマ【石工職人】であります。

ユダヤ人史上最強の王と称えられるソロモン王に因んだ【ソロモンの星】とは
【五芒星】であり、
【六芒星】であるとも言われています。

つまり【✡】とは【ソロモンの星】を意味しており、瞳の中に描かれた
「星の子」たる【推しの子】のルーツが何なのか見えてくるという話であります。

【プロビデンスの目】は【フリーメイソン】のシンボルでありますが、
【フリーメイソン】とは【石工職人】の商業ギルドであります。

【メイソン】の祖とも呼ばれる伝説の【石工職人】=【マスターメイソン】は
【ヒラム・アビフ】で、【フェニキア人】の血統であります。

【フェニキア人】は【占星術】に長けた「星の種族」であり
【オベリスク】の建設に欠かせない知識を持っています。

【アイドル】は「スター」であり、【偶像】は【女神信仰】を由来としています。
【フェニキア人】は「星」を神として拝み、【偶像】を拝んだのであります。

【アイドル】のルーツとは【女神信仰】の【偶像礼拝】にあるわけですが
【女神信仰】は【天体信仰】の側面もあるために、スター誕生の物語には
「星の種族」が関連付けられるというわけであります。

物語の重要な本質、あるいは裏設定に関する秘密に最も近い位置にいるのが
【フェニキア人】であり、【フェニキア人の信仰】でありまして、
つまりそれを深堀すると「機動戦士ガンダム」のソロモン要塞での謎の映像表現や
「水星の魔女」の解釈も全部解決するというわけであります。

【星の子】=【推しの子】=【鬼の子】という関係性が成り立つ理由も【フェニキア人】の思想が
根拠でありますが、その種族を数字で表すと【666】になることを示すには、
更なる長文を積み重ねる必要があり、むしろ読む方が大変になるのが厄介なところであります。

少なくとも本作のOP映像から見えてくることは【アイドル信仰】=【女神信仰】の美化であります
から【アイドル】業界の闇のすべてを暴露する路線の作品ではないと言うことになるように思います。{/netabare}




「岡本カウアンさん 元社長からの性的被害を告発」

ジャニーズ案件が本格的に動き出したタイミングでのアイドル絡みの作品は
少々タイミングが悪かったように思います。

「事実は創作より奇なり」の通り、フィクションのアイドルではぬる過ぎて
極めて過酷な現実と比べたら説得力が今一つ足りないような気がします。



裏設定、つまり「数秘術」を用いた分析により伏線を見極め先の展開を予想する解釈系
レビューアーの当方としましては、いきなりの{netabare}1時間半枠の放送には、ただただ動揺するのみ
の生殺し状態でございます。伏線の箇所を見抜いても1時間半内に全部回収してしまっては
先の展開が見えても解釈して予想した成果が台無しになってしまいます。

「星野アイ」の瞳に【✡】があるのは明らかに不自然であると多くの人が気付くはずでしょう。

もしも何も気にならない人がいるとしたら?GHQなどが施した洗脳教育の成果というやつで
「あにこれ」同様に日本という国も既に末期状態ということなのかもしれません。

本作のタイトルは「推しの子」ですが注目すべきところは「の」左部分の楕円の中に【✡】が
仕込まれておりまして、「の」を「👁」に見立てて「魔眼」を表現しているわけであります。

この「魔眼」とは毎度お馴染みの【プロビデンスの目】でありまして、みんな大好き!
【フリーメイソン】のシンボルでございます。

【✡】は【六芒星】でありまして【土星】を表します。
【プロビデンスの目】は【ホルスの左目】とも言われますが、
【土星】の南極にある台風の「目」がそのルーツであると考えられます。

【✡】は「6」つの頂点、「6」つの三角形、内側に「6角形」を有しているため、
場合によってはこれを【666】という形で表したりします。

【666】は「悪魔の数字」とも言われていますが、正式名称は【獣の刻印】と言います。
【666】は人間を表し、「特定の所属」を示す刻印でございます。

【アイドル】とは何であるか?という本質的な問題については【ベル】という名の人間不信な
【アイドル】の件も含めて後回しにすることにしますが、このアイドルの両目の瞳には
【六芒星】の光輪が輝いておりまして、両目なので「6」×2=12となります。

身籠った【アイドル】は地方の病院にやって参りますが、何故その舞台が必要だったのかと
言うとそれは「星空」が見える環境でないと駄目だったという話であります。

地方病院の屋上で両目に【✡】+【✡】を持つアイドル頭上に【✡】が輝く描写
それは「スター誕生」の伏線でもありますが、【666】の暗示でもあるわけです。

【アイドル】のまさに頭上に【✡】が輝く描写ですが、この【アイドル】が「アホ毛」
や「チョンマゲ」だったらなおわかりやすいのですが、要するにこの構図は、
【オベリスク】と【✡】の関係性を表しているのであります。

名前が「星野」というくらいですから「星の種族」ということになりまして、だからこそ
【666】の【獣の刻印】が記されているという理屈になるわけであります。

【オベリスク】とは【✡】などの「天体」を指し示すシンボルであり、「星の種族」の
必須アイテムであると覚えておいてください。他作品の解釈にも当然使えます。

「人間不信の冒険者」に登場するアイドルの名は【ベル】でありますが、
【ベル】は【獣】と一対の関係性があり、「美女と野獣」や「SPY家族」の
フォージャー家の食卓にある「牛」と「ベル」においてもその関係性が見て取れます。

ところで【アイドル】とは何でしょうか?
本作内でも正解が示されていますが【アイドル】とは【偶像】のことであります。

芸能界やアイドル業界が嘘まみれなことは「ジャニーズ」の例を見れば一目瞭然で
今更ながら言うまでもないですが、【アイドル】という【偶像】のルーツは
【女神信仰】にあることが最も重要なことであります。

【女神の偶像】を拝み、「※願い」を叶えてもらうという形での
【偶像礼拝】の「ご利益信仰」こそが【女神信仰】の本質でありまして
この【女神信仰】が世界中で大流行いたします。

神社に行って賽銭箱に銭入れて「※願い事」をするというのも、【聖母マリア信仰】も
全部が【偶像礼拝】の【女神信仰】でありまして、【アイドル信者】が【アイドル】
にお布施するのも全部同じ属性のものになるわけであります。
娘のルビーは母親は処女受胎したとの説を唱えますが、もちろんこれは【聖母マリア】を
暗示しているということになります。

【女神】には「※願い」を【アイドル】には「夢」を叶えてもらう宗教でございます。

【星野アイ】は【ウインク】を頻繁にしますが、【ウインク】というのは
ある種の【ハンドサイン】と似たような機能があり、早い話が【プロビデンスの目】を
暗示する表現であるわけであります。

双子が生まれそれぞれの片目に【✡】の印が刻印されますが、母親が【ウインク】
すると【六芒星】×3で親子で【666】を示すということであります。

また星野アイには八重歯のような?牙ような?ものが生えていますが
これは【獣】の種族であると表しており、「ウサギ」みたいな小道具を髪に着けていたり
するのも【獣】を暗示しているものではないかと考えられます。

「隣の天使様」のヒロイン真昼は高校生にも拘らず「熊のぬいぐるみ」が好きだったり
しますが、【光の天使様】と言えば【666】の刻印の主でありますので、【獣】との
相性が非常にいいということで、「熊のぬいぐるみ」をシンボルとして掲げたという
ことになるのでしょう。

双子が母親の特別ライブを見に行った施設には【BEAST】と記されていましたが
もちろん【獣】を意味しており、恐らくは「B小町」というグループ名も【BEAST】の
頭文字の「B」から来ているものではないかと推測できます。

母親同様に他メンバーも動物的なシンボルを髪につけているのも【獣】の種族を暗示
していると読むことできるように思います。

「さりな」の病室における回想シーンではやはり「数字」に注目すべきでありましょう。
舞台は「301」号室でありまして、最初は3+1=4で「4」だから死亡フラグなのかとも
思いましたが、生まれ変わりの「※願い」を表明した「伏線」の仕込みがあるという
ことは、つまり「※願い事」に対応する数字【8】【5】【13】の法則が機能すると
予想が立つわけであります。

現に回想シーンに入る直前の病院の屋上から見える風景にはカラスが4羽飛んで
いましたが、鳥が出てきたら「羽の枚数」を数えればいいのでありますから
4×2=8、で【8】の数字が導かれるのであります。

なので「301」は、たし算して「4」ではなく、順番をひっくり返して「013」
【13】の数字が導かれるということであります。

ということは最後は【5】ですが、さりなの所有する携帯画面に表示された時刻が
[18:50]分でありまして、これをたし算すると答えが出るというカラクリであります。
1+8+5+0=14→「14」の数字を更にたし算すると【5】になります。

【8】【5】【13】は【金星】を暗示する数字ですので、【女神信仰】の効力が
発動して「推しの子」になりたいという「※願い」が「叶う」わけであります。

ウサギのような【獣】のシンボルは【ピースサイン】のようにも見えますが
主人公先生の葬儀写真もピースサインでありました。

このような【ハンドサイン】にも数字同様に特別な意味が込められるのが常で
ありまして、意図するところは「双子」が生まれるという暗示であったのでしょう。

数字は伏線を構成しますので、生まれ変わりの展開は想定の範囲内でした。

【プロビデンスの目】の恩恵を受けたアイドル本人も言ってましたが
【等価交換の原則】により【代償を請求】されるのは必然でありますので、
ストーカーに殺される展開にも特に意外性を感じるところはありませんでした。

伏線回収はばっちり決まっていましたが、異世界転生みたいなワンパターンには
今一つ興味を惹かれないと言いますか、虚飾にまみれた芸能界の描写もぬる過ぎて
中途半端な印象を受けただけでした。

1話を見た個人的感想は数字が機能してるのを確認できて良かったくらいかもしれません。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 4
ネタバレ

フリ-クス さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

セクシーあかねさん

2023年のアニメシ-ンを席巻した、
なんて言っても過言ではないのが本作『推しの子』であります。
(ちなみに、いつものごとく原作未読)

ぼやぼやしていると二期が始まっちゃいますので、
おさらいの意味も込めて、廉価ワイン飲み飲みまったり再視聴。
う~~~ん……やっぱいいですね。

おそらく二期も今年のトップランクに入ってくるでしょうし、
ぎっちりしっかり中身が詰まっておりますので、
いろんな方に、ぜひ、見ていただきたいモンダイ作でありまする。


作品の内容は、
原作者の赤坂アカ先生ご自身がおっしゃっているように、
サスペンス仕立ての『現代版ガラスの仮面』。
{netabare}
アイドル歌手アイの双子として転生したアクア(男)とルビー(女)。
出産時アイは16歳で、父親はわかりません。
隠れ出産後もアイドル活動を続け、徐々に、そして大きくブレイク。
親子三人で幸せな幼少期を過ごしていたのですが、
アイが20歳になる直前、狂信的ファンによって刺殺されてしまいます。

兄のアクアは、
そのファンにアイの情報を漏らした犯人は自分たちの父親だと推理します。
そして、その父親は業界人以外考えられないことから、
父親を突き止めるため、
映像制作を経由して役者の道に進みます。

妹のルビーはあまりムズカしいことは考えず、
もともと前世で母親のアイ推しだったドルオタでもあり、
アイと同じくアイドルの道へ進みます。

様々な芸能活動を通じ、
少しずつ、確実に名前が売れ始めていく二人。
はたしてアクアは、アイの死の真相にたどり着くことができるのでしょうか、
みたいなお話ですね。

  タイトル的にはアイドルものっぽいですし、
  実際、その要素もある程度大きめに含まれているのですが、
  そいでもやっぱり『ガラスの仮面』なんですよね。

  純粋に『お芝居』の品質を追求するだけではなく、
  そこに『ビジネス』という要素を加えて展開していくことによって、
  現代エンタメの抱える光と影が、
  よくできたレリーフのようにくっきりはっきり浮かび上がっており、
  総体としてリアリティのある作品世界を構築しています。

  厳密に言うなら
    ルビーパート→アイドルもの
    アクアパート→役者もの
  というハイブリッド形式になってるのかしらん。
  ただ、アクアサイドの乗り入れが激しいので線引きがムズカシイかもです。
{/netabare}

芸能・演劇界のウラ話的な内容が多数あり、
あの『テラハ事件』に類似したプロットがあったことなんかから、
芸能界の闇を暴く問題作、
みたいな見方をするヒトもおられるそうですが、
そこのところは赤坂先生ご自身がインタビューで否定されています。

関連するご発言をざっくり抜粋すると、こんな感じ。

 >そこ(芸能界の闇)をメインにしてしまったら、
 >作品としては終わりじゃないかなとも思うんです。
 >ジャーナリズムをやりたい作品ではないので。

 >むしろ、みんながいい作品を作るために必死に頑張っているんだけど、
 >いろいろなしがらみや慣習に縛られることで、
 >結果的に幸せな形にならないことが多々あるんだよ、という実情を描きたいんです。

 >作り手と受け手側のディスコミュニケーションを
 >少しでも埋められる漫画になったらいいな、
 >と思いながら描いているところはありますね。
       (『ライブドアニュース特集』より引用)

ココロある製作・制作関係者はパチパチパチ、
ココロない製作・制作関係者は「ちっ」と舌打ちしそうなご発言ですよね。
とにもかくにもモノづくりで食っていくというのは、
アタマみっつぐらい抜きん出た実力がないと、
いろいろとタイヘンなのでありますよ。



お話は、1ク-ルの中で大きく四部構成になっており、サクサク進みます。
 拡大一話  プロローグ。転生~アイの死まで。
 二話~四話 マンガ原作ドラマ編
 五話~八話 恋愛リアリティショー編
 九話~11話 B小町デビュー編


拡大一話。初見のとき、恥ずかしながら号泣。
で、再視聴して、もっかい号泣。
泣くわ、こんなもん。
{netabare}
名前の「アイ」が皮肉に思えるほど『愛』を知らないヒロイン。
そのアイが自分の子どもを持つことで
はじめて『愛』というものの本質に(無自覚のうちに)気づきます。

  惜しみなく与えること。
  代償を求めず、ただ、与えること。
  慈しみ、見守り、心を込めて与えること。

死の間際に子どもたちに「愛してる」と伝えられたことで、
自分がそれをとっくに知っていたことに気づき、
アイは、虚飾にまみれた人生の終わりを本物の『愛』に包まれて迎えます。

  自分が本当に愛する誰かに思いを伝え、
  その誰かからも愛され、見守られて最期のときを迎える。
  それは、おそらく不遇な生い立ちを持つであろうアイにとっては、
    『幸福な死』と呼べるもの、
  いや、むしろそう呼んであげなければ、
  彼女の人生の全てがムダになってしまう死であったと思います。

ただしそれは、あまりにも哀しいハッピーエンドであり、
後に残された者が誰一人として、
それを『幸福な死』と定義づけられない理不尽な最後でした。
{/netabare}
このパ-トで描かれたアイの強烈なキャラクターと生涯、
虚飾にまみれた芸能界でひょうひょうと、
そしてしたたかにのし上がり、
手にした最上の幸福とふりかかった最悪の悲劇が、
ここから始まるアクアとルビーの物語の通奏低音として引き継がれていきます。

  いやもうこれ、
  拡大一話に『すべき』というより、
  拡大一話に『しない理由がない』ぐらいの完璧なスタートではあるまいかと。


そして、二話~四話のマンガ原作ドラマ編。

男子アイドルを売り出すための『宣材』として、
演技力『度外視』で製作されるネットドラマのキャストとして、
アクアが有馬かなと一緒に出演するおハナシです。

内容的には、
アイタタの現場でアクアが『きちんと積み上げてきた』お芝居を見せ、
触発された有馬かなが本来の実力を発揮する、という流れです。

おハナシとしてはかなりド直球な内容なんですが、構成と演出が実によき。
 ・アイタタ作品の制作ゲンバの空気感
 ・ふだん視聴者が気にしない、プロ役者が『あたりまえ』に配慮していること
 ・優良な原作者のホンネ的がっかり感
みたいなことがしっかり描かれていて、ぐいぐい惹き込まれていきます。

本作で描かれたネットドラマだけでなく、
こういう低品質な作品が邦画やゴ-ルデン帯のドラマでも多いのは周知の事実。
そのわりにこういう切り口って確かにいままでなかったよなあ、と、
赤坂先生の着眼点に感心させられることしきり。
とにもかくにも斬新感がすごいっス。

あと、なぜか役者(声優)さんって、こういう
  ヘタな芝居の演技
が大好きなんですよね。ほんと、なんでなんだろ。
あの『氷菓』の学祭映画編でも、
大物役者さんたちが嬉々としてダイコン芝居をやっておられましたね。特に小清水さん。

  ちなみに、テレビアニメの場合のアイタタ作品つて、
  確かにキャスティングミスも多いんですが、
  それよりもむしろ、
  出版社が『原作を売るための宣材』として、
  ハシにもボーにもかかんない作品をアニメ化する方がモンダイかと。

  そこ、制作関係者や役者さんはみんなわかっちゃいるんですが、
    現場はそれをオモテで口にしちゃイケナイ
  みたいな不文律がありまして、たぶん、それはこれからも直りません。

  業界の本質にかかわってくる重要な議論が、
  飲み屋でのグチでかき消えちゃう、
  そういうのが、この業界の実態であったりするんですよね。

なお、この『マンガ原作ドラマ』という言葉を聞くと、
『セクシー田中さん』ドラマ化による芦原妃名子先生の訃報を
思い出す方も多いと思います。

これについては拙的に強く思うところがあるのですが、
本作に関係ないので
最後にネタバレでまとめて書いておきますね。


そして、五話~八話が『恋愛リアリティショー編』。

巷では『テラハ』事件と関連付けて『不謹慎』なんて批判もありましたが、
この原作のプロットが書かれたのは、事件の二年前なんですよね。
いちいち『過ぎた正義』を振りかざしたい方は、
文句を言うまえに、
最低限、調べるべきことを調べた方がいいんじゃないかしら。

で、ちょっと脱線して『リアリティショー』のハナシ。
けっこうサツバツとした話ですから、
ネタバレで隠しておきますね。
{netabare}
  『テラハ』放送以前からこうした『リアリティショー』では、
  米・仏・韓・英・スウェーデンなどで
  自殺者・自殺未遂者が多発して社会問題になっていたんですよね。
  とくにアメリカでは、
  2004年から16年にかけ、少なくとも21人の出演者が自殺しています。

  そして『テラハ』の放送は2020年。
  すでにそういう問題が発生していることは充分に知られていました。

  それなのに制作側は、
  出演者に対してまともなサポ-ト体制を作らず、
  むしろ炎上する方向へと無責任にハナシを誘導していったのです。

  あれはもう『不幸な事件』なんかじゃありません。
  過去の事実から容易に想像できることに何も手を打たなかった、
  愚かなメディアによる『業務上過失致死』だったと僕は考えています。

  言葉は人を殺せます。

  実際、自殺を選んだ中高生の多くが『言葉によって』殺されています。
  生物学的な『死』にいたらなくても、
  言葉という凶器によって『心を殺された方』というのは、
  それこそ無数におられるのではないかと愚考します。

  SNSというのは本質的に『銃社会』みたいなものです。
  ヒトを殺せる凶器が、日々、ろくな制限もないまま飛び交っています。
  誰もがその凶器を冗談半分で使えるぶん、銃社会より怖いかも知れません。

  そこに対し、視聴率や再生数欲しさに『エモノ』を投げ込んでいく。

  そういう方が一定数いて、しかも増加傾向にありますから、
  こういう事件は(形を変えて)
  今後とも繰り返されてしまうんじゃないかと僕は強く危惧しています。
   {/netabare}

本作で描かれた『リアリティショー』もけっこうエグかったんですが、
そこは最後、黒川あかね役の石見舞菜香さんが、
ものの見事にぜんぶもってっちゃいました。よきです。

アイの性格を緻密に分析し、
アクアの前でアイになりきって顔を上げるシ-ンはガチの鳥肌もの。
目のホシってコピーできるのかしら、
そういうしょうもないツッコミがまるで意味をなさないほど、
演出もお芝居も完璧、スヴァラでした。

あと、アイ化したあかねにアクアが簡単に転がされるところが、
ちょろくてかわいかったですよね。


そして 九話~十一話がB小町デビュー編であります。

拙はアイドルというものにほとんどキョーミないですし、
劇中で歌われるB小町の楽曲もなんかちょっとアレな感じなんですが、
そういう拙でもついつい惹き込まれるデキになっています。

  惹き込まれる、と言っても
    アイドルっていいなあ、楽しいなあ、憧れちゃうなあ、
  というミ-ハ-(←死語)な感じではありませぬ。

  B小町メンバー三人それぞれの、
  生きざまなり人間性なりがしっかり鋭く、しかもコミカルに描かれていて
   『お仕事アニメ』そして『青春群像劇』
  としてリッパに成立しているところに惹かれるんですよね。

  プロット自体は、
  有馬かなの職業的葛藤とアクアへの恋愛感情がメインとなっております。

  プロットだけだと、ほんとそれだけ。たいしたことないんですが、
  ドまっすぐなルビーと有馬の対称性や、
  めむちょ(←正式表記は『MEMちょ』)の狂言回し的な役づけ、
  そしてふわふわしてない業界の裏側描写が、
  そのプロットを『青春群像劇』に押し上げているんですよね。

  それでもこの展開が12話つづくと『しんどい』と思うのですが、
  三話ですばっと切って次に進んでいるのが実によき。
  しかもライブシ-ンは早々に切り上げ、
  二期へとつながる『つかみ』をきっちりぶち込んでおりまして、
  まさに完璧な締めだったのではと愚考する次第であります。



拙の全体的な作品評価は、堂々のSランク。
これまで拙が好き勝手に評価してきたアニメのなかで、
レビュー点が歴代三位にランクインしております。

  きらら的なアレだとかラッキーハ-レム系のナニ、
  俺TSUEE! な異世界転生系のアレ、
  登場キャラがみんな花背負ったゲイに見える少女マンガ調のナニ、

  そういうのを『期待しておられない』方には、
  まんべんなくお勧めできる良作ではあるまいかと愚考いたします。


物語はほぼ完璧な仕上がりでありまして、
ムリして突っ込もうと思えばツッコめなくもないですが、
それはあんまり意味がないかなあ、と。
赤坂先生がちゃんと『取材し理解した』うえでのデフォルメだと思いますし、
いちゃもんと膏薬はどこにでもくっつくものでもありますし。

  たとえば、有馬かながアクアにくっついて監督の家へ行ったとき、
  監督のおかあちゃんにご飯のお替りすすめられて
   「あ、大丈夫です。糖質抜いてるんで」
  という言い方でにっこりと断るシ-ンがありますよね。

  この「糖質抜いてるんで」というコトバが誰にでも、
  カントクのおかあちゃんみたいな方にも通じると思ってるところが、
  よくも悪くもいかにもギョ-カイ人。
  こういうセリフって、
  ちゃんとアンテナ立てて取材していないと書けないと思うんですわたし。

  ですから、赤坂先生は『ちゃんとわかった』うえで、
  マンガやアニメに適合するよう、エンタメに話を振ってるんだなあと。
  あとは味付けの『好み』のモンダイですから、
  好き嫌いを言うことはできても、
  良し悪しや正誤で語るのはちょっとチガウような気がいたします。


登場するキャラは、『テンプレ感』が全然ありません。
一人ひとりが背景と独立した思考をもつ『血肉のある』キャラになっており、
誰に対しても違和感なく感情移入していけます。

そういうのってキャラづくりの基礎基本なんですが
いまどきアニメって、半数以上ができていませんよね(←何様発言)。
みんな『設定(器)』づくりにばっか必死になって、
器だけは凝ってるけれど、のっかってる料理(人格)はサルマネ、みたいな。
その点、本作はひとり一人のキャラをじっくりと味わえます。

拙が個人的に好きなのは、めむちょと黒川あかね、です。

めむちょは、苦労人のくせに歪んだところがなく明るくて、
そのくせ群雄割拠のネット界で生き抜くだけのしたたかさと知恵があります。
さらに、
年下のルビーや有馬かなに好き勝手を言われても、
同じ目の高さでワイワイやっていける包容力と謙虚さがステキかと。
拙的『ともだちになりたい女子』ナンバーワンであります。

黒川あかねは、拙の大好きなタイプの『役者バカ』ですね。

私生活においてはほとんど『ジミ女』。
でしゃばることもせず、積極的に何かしようとしてもうまくいきません。
おおよそ、プライベートでオ-ラを発揮するなんて皆無ではないかと。

そのぶん、情熱や才能が『芝居』という領域に特化しています。
ここのところが実によき。
落差が『セクシー田中さん』的で好感もてるんですよね。
   {netabare}
  アニメ業界のキャスティングも、
  実写系ほど極端ではありませんが、
  いわゆる『演技力本位』じゃないところがあります。

  ただ、事務所のチカラ関係で左右されるということはあまりありません。
  本人のビジュアル、ラジオやイベントでのト-クのうまさなど、
  いわゆる『番宣における使い回しのよさ』が、
  オ-ディションで加点されちゃうことがしばしば(しゅっちゅう?)かと。
  製作出資した連中も、ムチャとかクチャとか言ってきますしね。

  役者は『役を演じる』のがお仕事であります。
  ところが『声優』という呼称になると、
  なぜか製作もファンも
  『お芝居以外』の要素でひゃあひゃあ言う方が増えてきちゃいます。
  ほんとやだわ。誰かなんとかしてくれないかしら。
{/netabare}


本作は、そうした『血肉のあるキャラ』をしっかり演じられる、
実力派の役者さんでキャスティングされていて、実に耳ごこちがいいです。

そしてそのなかでも、
拙がとりわけ耳を奪われてしまうのが、
ルビー役を演じている、新人の伊駒ゆりえさんであります。

  お芝居の品質も新人離れしているんですが、
  なんといっても『声質』がすごくいい。おそろしくいい。
  ルビーのもつバカっぽさ、まっすぐさ、純粋さ、熱量みたいなものが、
  『声』そのものからド直球に伝わってくるんですよね。
  こういう役柄なのに『ねらってる感』がまるでありません。

  ルビーって、競走馬なみの視野と思考回路しかもってないキャラなのですが、
  伊駒さんの声質とお芝居によって、
  そこのところが『魅力』の領域にまで押し上げられています。

  これ、天から与えられたすごい資質だと思います。
  ただし、使いどころがムズカシイかと。
  きらら系とか演らせたら秒で埋没しちゃいそうな声質ですし。

  すっごく丁寧なくせに思い切ったお芝居もできる、
  ほんと貴重な人材だと思うので、
  うまく育成して大成させてあげて欲しいですね。

ちなみに。有馬かな役の潘めぐみさん、めむちょ役の大久保瑠美さんって、
いつの間にか34歳になられてたんですね。
落ち着いた、幅と奥行きのあるいいお芝居をされています。
(もう、うかつに「潘さんのお嬢さん」なんて呼んじゃイケナイですよね)


音楽は、OP・EDだけなら文句なしの五点満点。
楽曲ももちろん素晴らしいんですが、
それに合わせたカット割りと作画にタマシイ入ってます。
ほめどころはたくさんあるんですが、
とりわけ、アイとルビーの『類似性』と『相違点』の描き分け、すごいです。

  ただ、残念ながら、
  B小町の楽曲とか有馬かなのPVとか、
  劇中歌がイマイチだったので満点ならず。おしいっス。


作画は、あくまでも拙の『好みのモンダイ』で四点にしてますが、
全体的に、とてもよく描けていると思います。
キメなきゃいけないところは、きっちりキメていますしね。

  ほんと『好み』とか『相対評価』のハナシであって、
  コレ、という欠点があるわけではありません。
  ぐいぐい惹き込まれるレベルの映像ですのでご安心をば。



いずれにいたしましても、欠点らしい欠点のない作品であります。

とにもかくにも構成とテンポがいい。
三話単位でメインモチ-フが変わりながらも、
前のモチ-フと人脈・情報が密接に連動して奥行きが深まっていきます。
この構成が緻密にできていますから、
根気のない拙でも
テンション落とすどころか回を追うごとに惹き込まれていきましたしね。

お芝居に関するウンチクの部分も、
もちろん脚色・デフォルメはされてますが『ホンモン』であります。
(アイドルやユ-チュ-バ-に関しては正直わかりませぬ)

  赤坂先生、ほんときっちり取材したんだなあ、
  と思わされる描写があっちこっちにあって感心させられることしきり。
  ここのところがしっかり描けているからこそ、
  それが理不尽によじ曲げられてしまう『エンタメビジネス』の、
  光と闇が鮮明に浮かび上がってくるんですよね。


ところで、第二期は『2.5次元編』からスタートだそうです。
(いわゆる『マンガ原作舞台編』ですね)

テレビドラマと舞台では、求められるお芝居が、
それこそ『声の出し方』からしてまったくチガウものであります。
そこのところを、
アニメでどんなふうに表現されるのかとても楽しみです。
ほんと、わたしは楽しみ。楽しみすぎて死にそう。

  ちなみに、拙は2.5次元舞台なるものを観たことがないのですが、
  知り合いがチョイ役で出ておりまして、
  フライヤーもらったついでにいろいろ聞かせてもらいました。

  とにかく演出とかアクションがど派手で、
  高所からの飛び降りとかバク宙とか、やたら体力使うんだとか。
  (もちろん、作品とか役柄によると思いますが)

  そういうのをリハの段階から、
  カントクが「よっしゃ」というまで際限なくやらされるので
  「いやもう、カラダぼろぼろっスよ」
  とかなんとか、ひきつり笑いを浮かべながら話してくれました。
  (超イケメンのひきつり笑いって、見ててオモシロいです)

  ちゃらちゃらしてるような舞台でも役者はタイヘンなんだなあ、
  そんなことをつらつら考えたわけですが、
  いやいや、同情するぐらいならチケット買ってあげなさいよ、僕。


************************************************


ここからは、完全なオマケ。
世間を騒然とさせた『セクシー田中さん』事件に関する私見です。
本作とはまるっきり関係ありませんし、
読んで楽しい気持ちになれるハナシでもありませんから、
ネタバレで隠しておきます。

お断りしておきますが、
僕は『マンガ原作テレビドラマ』の仕事を受けたことはありません。
(企画モノの仕事ならあります)
自分がテレビに出演した経験も、二回しかありません。

ですから、情報ソースはいろんな機会で知り合ったテレビマンや、
漫画家さん、出版社の方々ということになります。
決して『当事者』ではないので正確性は担保されておりません。

また、ここから書くことは、
コンテンツビジネスやネットリテラシーに、
興味やモンダイ意識を抱いておられる方むけのおハナシであります。

事件の概要を把握されていることを前提に書いていますから、
知らない方はおいてけぼり。
そのへんはどうかご了承くださいませ。
{netabare}

一連の報道やネットの反響を見ていて僕が危惧していたのは
  脚本家の相沢友子さんが自殺されないか
という一点のみでした。
今日までそうした悲報が報道されず、ほっとしています。

一時期のネット上では、
相沢さんの最初の投稿に関する批判だけではなく、
彼女の人格を否定する声、
それも三流週刊誌の噂話レベルを真に受けて糾弾する声が、
あたかも正論のごとく飛び交っていました。

そうした声に対する僕の感想は、
たいへん汚い言葉になって申し訳ないのですが、
  ふざけんなよド素人が
というものでした(たぶん、同業者の多くがそう感じたと思います)。

  脚本家がプロデューサーの指示・意向を無視して、
  勝手に原作を改変することはありません。
  (そういう方がいる『可能性』は否定しませんが、僕は聞いたことありません)
  こうした方が面白くなるんじゃないか、という『提案』があっても、
  必ずプロデューサーに(ほとんどは事前に)確認を取ります。

相沢さんご自身が、最後のブログで
  >私にとっては初めて聞くことばかりで、それを読んで言葉を失いました。
  >もし私が本当のことを知っていたら、という思いが頭からずっと離れません。
ということを明言され、
最初にSNSで発信してしまったことを猛烈に悔いておられました。

その言葉を積極的に疑うべき理由は『ない』と僕は思います。
事前に全てを知らされていたのなら、
ああいう形で最初のSNSを発信する理由がありませんから。


  相沢さんの言葉から推察できるコトの経緯はこんな感じです。

  プロデューサーに言われたとおり粛々と作業をしていたら、
  次から次へと原作者からリテイクが入ってきた。
  さらに、伝聞で聞いた指示どおり直したのに、
  同じ個所に対して再びリテイクになることが頻発した。
  やりにくい&わけがわからない状況でストレスがたまっていった。

  そしていきなり
  原作者が「相沢はダメだ、ラスト二話は自分で書く」と言ってると告げられ、
  決まっていた仕事を降ろされた。
  (これ、脚本家にとっては『恥』で『負のキャリア』になります)

  しかも、上がってきたラスト二話の脚本は、
  ストーリーは原作と別物で、
  おまけにピンとこない、中途半端で面白くない内容だった。

  さらに、ラスト二話は原作者が書いたものであるにもかかわらず、
  視聴者から「相沢が書いたもの」と見なされ、
  つまらないモノを書く脚本家だと批判される状況におかれた。

  その理不尽さに耐えきれなくなり、
  そうした状況を誰かにわかって欲しくて
  ついSNSで発信してしまった。

たぶん、そんなところだったのだろうと僕は推察しています。
そんなことあり得る業界なんですか、
という問いに対する答えは「ふつうにあり得る業界」です。


もちろん、制作の裏側をSNSで発信してしまったことは、
職業倫理として批判されるべきことです。
しかし日本全国の、業界事情を何も知らない赤の他人から
  『人殺しよばわり』
  『全人格否定』
をされなければならないほどの大罪だとは、僕には思えません。

最初にSNSで発信したことが相沢さんの罪だ、人殺しだ、というなら、
それにのっかったネット住人も同罪です。

真偽もわからないまま相沢さんのSNSを鵜呑みにし、
故芦原先生を『勘違いマンガ家』と断定。
罵詈雑言を書き散らかし、
先生がことの経緯をSNSで説明せざるを得ないように追い込んだわけで、
彼らネット住人たちは全員『人殺し』です。

そしていま現在、
業界のことなどなにも知らないのに勝手な正義感を振り回し、
相沢さんを糾弾し続けている人たちもいます。
もしも相沢さんが自殺をしてしまったら、
かれらもまた、全員が『人殺し』の仲間入りです。

  僕はあえて『人殺し』という極めて強い言葉を使っています。
  言葉とは、
  ほんとうに人を殺せる恐ろしい道具なのです。


また、日テレの原作使用料が数百万円だったことを、
安すぎる、原作者軽視だ、
なんて騒いでいる方も多いですが、これもおカド違いな発言です。

テレビドラマ化は、原作本の最強販促策です。

ドラマ化されると原作単行本は、ほぼ間違いなく増刷・増販になります。
『セクシー田中さん』は既刊7巻です。
これが単巻あたり15万部売れただけでも105万部の増販。

出版社の一冊あたり限界利益は原作印税を差し引くと150円ぐらいですから、
それだけで1億五千万円以上の利益になります。
原作者にも、印税10%として5700万円以上の金額が支払われます。

ゴールデン帯で放映された原作の増販はそんなものではありませんから
電子書籍などの関連売り上げを含めると、
その数倍の利益が原作者と出版社にもたらされることになります。

  このことが、原作者軽視の一因になっていることは否めません。

  テレビ局は、それだけの利益を相手にもたらすわけですから、
    視聴率がとれるよう、好きに改変させてよ。
    結果的に、そうした方がそっちの利益になるわけだしさ。
  という言い分になっていきます。
  (彼らは彼らで、コンマ1%でも視聴率を稼ぎたいのです)

  出版社は、いまの出版不況で経営が大変ですから、
  目の前にある何億円という利益をけっとばす覚悟がなかなかできません。
  結果、テレビ局にたいして弱腰なことが多くなります。
  (編集者は、ほとんどが作家を守ろうとしますが、
   従業員個人が会社の経営にタテつくことがいかに難しいかは、
   論を待たないところかと愚考します)

  原作者は、ほんと『人による』としか言いようがありません。

  ただ、カネよりも作家魂や原作愛を貫こうと思っても、
  ふだんお世話になっている・自分を育ててくれた出版社や担当編集者が、
  なかば人質にとられている状態なので、
  板挟みで悩み苦しむこととなるケースが少なくありません。
  (そして、なぜか出版社は、作家をテレビ制作者に会わせたがりません)

  このあたりのパワーバランスは、ほんとケースバイケースです。

  あまりにもケースバイケ-スすぎて、
  契約書は統一された『ひな形』を使用するのが一般的です。
  当事者名や金額などを書き込むだけで、
  個々の約束ごとをいちいち契約書に明記するということは、
  かなり稀ではないかと思われます。
  (これは、契約実務を経験した方ならご理解いただけることかと)


いずれにいたしましても、
そうした『利害関係』『パワーバランス』『過去慣習』が複雑に絡み合い、
絶望的な『伝言ゲーム』になっていたことが強く推認されます。

もちろん、僕は相沢友子さんを個人的に存じあげているわけではないので、
彼女が『悪の権化』であった可能性を完全否定できません。
できませんが、そう考えている業界人は、ほとんどいないと思います。


ちなみに、事件を時系列でみると「ん?」と思うところがあります。

① 12/24 ドラマ最終話放映日
    相沢氏が、原作者の希望で『脚本協力』になったとSNSで発信。
    (この段階では、攻撃的な表現はありません)
       ↓
② 最終回の内容を批判するコメント・DMが多数、相沢氏へ。
       ↓
③ 12/28 相沢氏がSNS再発信。
    9、10話の脚本が原作者の手によるものだと明記。
    『脚本家の存在意義について深く考えさせられる』
    『苦い経験』
    『同じことが二度と繰り返されませんように』などと記述。
       ↓
④ ネット上で、故芦原先生に対する批判・誹謗中傷が大量発生。
       ↓
⑤ 1/26 故芦原先生が、小学館とすり合わせのうえ、
     経緯説明する文章を発信。
       ↓
⑥ 今度は相沢氏への批判・誹謗中傷が殺到
       ↓
⑦ 1/28 故芦原先生がXの投稿削除、失踪。最悪の結末へ。


これ、⑤までの過程においては、
芦原先生が自死を選ばなきゃいけない理由がなにもないんですよね。
間違ったことを発信されて炎上していたので、
あらためて事実確認を行い、
正しいことを発信しただけのことに過ぎません。

そして⑥の状況を『客観的に』見て心を痛めたのだとしても、
そこは再びSNSでフォローすれば、
事態の沈静化が図れたのではないかと思われます。

  ですから、
  1月26日から28日までの間に、
  先生に対して直接、死を決意させるだけの『なにか』があった。
  そう考えるのが自然であると僕は思います。

  そして九分九厘、
  その『なにか』は番組の利害関係者からもたらされています。

いずれにいたしましても、
本件は刑事事件ではありませんから捜査のメスは入らず、
真相は闇の中に埋もれていくと思われます。

いまはただ、故芦原先生のご冥福を祈るばかりです。


  なお、本レビューのタイトルに関し、
  ああいう事件があったのに『不謹慎』だろう、ふざけんな、
  という方もおられるかと存じます。

  そういう考え方を、僕は決して否定いたしません。

  ただ、少なからずモノづくりに関わってきた者としては、
  自分の魂を削るようにして描いた作品が
    あたかも『忌み言葉』のように扱われる
  ということを望むような作家は
  ほとんどおられないのではないかと愚考しております。

  未完の名作としてあたりまえに扱う、
  それが僕の弔意であり、先生へのリスペクトです。

  そのことを不快に思われる方には、本当に申し訳なく思います。
  ただただ、
  己の文章と人間としての未熟さを恥じ入るばかりです。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 26
ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「虚構」と「現実」のお話。(【】の意味、モチーフは「天岩戸」?を追記)

『かぐや様は告らせたい〜天才たちの恋愛頭脳戦〜』などの赤坂アカ(現在は漫画家としては引退し漫画原作者に専念)、『クズの本懐』などの横槍メンゴ(作画)による原作漫画は、『週刊ヤングジャンプ』と『少年ジャンプ+』(いずれも集英社)で連載中(既刊13巻、原作既読)。
アニメ1期は、全11話(ただし、第1話のみ90分。2023年)。原作は、漫画と異なり、赤坂アカと横槍メンゴの連名。監督は、『私に天使が舞い降りた!』、『恋する小惑星』などの平牧大輔。制作は、『イエスタデイをうたって』、『NEW GAME!』などの動画工房。2期は2024年7月から放映。
(2024.4.7 概要を追加、長いので…2期に向けて一部推敲)

タイトルの「【推しの子】」とは、主人公(アクア:CV.大塚剛央)が「推し」ていたアイドル(アイ:CV.高橋李依)「の子」に転生したという意味(さらに、【】の意味とそこから考えられる本作のモチーフの考察を末尾に追記)。

そうすると、アイのアイドルとして輝くティザービジュアルや、恋愛コメディの『かぐや様は告らせたい』の赤坂アカ原作ということもあり、アイドルのファンが、そのアイドルの子としてアイドルとキャッキャウフフする話かと思いきや…
実は、結構、ドロドロとした内容なので、「甘いと思って食べたら苦かった。だから、美味しいと思わなかった。」という現象がおこる可能性がある(※ただ、本作は、そのミスリードを狙っていると思われるため、そういう手の込んだことをしてくる作品ともいえる。)。

そこで、観る前のミスマッチを防ぐため、注意事項について必要な範囲で核心的なネタバレに触れないよう心がけたので、視聴の判断に迷っている際は参考にしてもらえれば幸いだ。

【注意事項】
{netabare}まず、第1話の内容は、アイが主人公たち(アクアとルビー:CV. 伊駒ゆりえ)を産んで数年間育児をした後、ファンに殺されるまでを描いている。もっとも、そのファンがアイの関係者しか知るはずのない情報を知っていたことから、そのファンに情報を漏らしたアイの関係者がアイ殺害の黒幕と考えられる。
そこで、第2話以降は、高校生となった主人公が『かぐや様』同様の恋愛コメディ要素も交えながら、その黒幕の正体を暴いてアイの復讐を果たそうとする復讐劇が始まる。
したがって、ミステリーや復讐劇の要素が話の根底にあるので、どこか主人公のアクアに暗さがあって、単に明るいだけの作風ではない(ただ、このあたりは、1話の感じで2話以降からゴリゴリのミステリーかと思ったら、ミステリー要素が控えめになって、意外と恋愛・コメディ寄りという感想もみる。)。

次に、本作は、社会問題ともなったフジテレビの恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演したプロレスラー木村花さんが命を絶った事件に酷似した内容を含んでいる。また、この問題に鋭く切れ込む分析や視聴者に問題提起もしているので、完全に大人向け。

最後に、芸能界の裏の部分を結構赤裸々に描いている(かなり具体的に描かれているので、関係者に取材したのではないかと思われるレベル)。
したがって、アイドルについては、現実を知りながら、それでも夢を追い続けるというリアリティのある描き方となっているので、アイドルを単に華があって夢のある職業というような描き方をしていない。{/netabare}

というわけで、単に明るい話ではなく、ミステリー、復讐劇、社会問題、芸能界の裏側といったグロテスクなリアリティも含んでいるので、気楽に観ようとすると面食らう可能性がある。

ただ、そういう内容だと知ってみれば、緻密に組まれたプロットに引き込まれ、面白いこと請け合いの作品である。


【「言葉によるコミュニケーション」(感想)(以降、核心的なネタバレを含むので注意!)】
{netabare} 私は、原作未読で、今クールで話題になっている、なんかアイの目の★が輝いてる、原作が結構売れている、『かぐや様』の赤坂アカ原作くらいの知識で観始めたので、本作の内容のグロテスクさに面食らった人間の一人である。

ただ、私はたまたまグロテスクなリアリティが好きだったので、話数が進むごとに引き込まれたが、上でも書いたが期待していないと面食らうだろう。

特に恋愛リアリティ番組の話は、よく知りもせず勝手な憶測で相手を非難するSNS等の書き込みが、非難の対象とされた者を精神的に追い詰めていく様子を木村花さんの知り合いにPTSDの症状を引き起こさせる程度に赤裸々に描かれている。

匿名だから、金をもらってないから、たくさんの人がみるわけでもないから、相手を傷付けたとしても他にもたくさんいて自分のせいではないから、とコメントを書く側は、気軽に書くのかもしれない。しかし、それがもたらす結果は、時に人の死という取り返しのつかないものとなる。

非難の原因は、お互いの誤解やコミュニケーション不足から生じることが多い。
本作でいえば、あかねは、ゆきと和解していたにも関わらず、その部分を番組制作サイドにカットされ、あかねを視聴率のために悪女にするという演出がなされたため、和解を知らない視聴者が、あかねに対する非難をSNSで繰り広げることになる。
また、本作では、木村花さんの母親が娘の事件と酷似した内容を娘の命日に近い日に扱ったことに配慮不足と憤ったらしい。しかし、娘と同じ境遇の者を再び出さないという点で両者は一致できるはずなので、これもお互いのコミュニケーション不足という似たような構造がある。

言葉によるコミュニケーションは、不完全であるがゆえに、その扱いには常に細心の注意を心がけたいものである。{/netabare}


【「本作のテーマは?」(2023.7.3加筆追記)】
{netabare}2期に向けた自分の考察をまとめる追記。

まず、本作のテーマについては、「虚構と現実」、「フィクションとリアル」、「ウソとホント」。

よくよく考えれば、私がこのレビューの冒頭で注意喚起している内容が、「虚構と現実」だなあと。
スポットライトを浴びるアイのティザービジュアルから、「華やかなアイドルの話」(虚構)かと思って見ると、アイは1話でファンに殺され、アイドルの厳しい実態まで暴露され、グロテスクな「現実」を見せられる結果となる。

あと、「この芸能界(せかい)において嘘は武器だ」というキャッチコピー。嘘だと視聴者に分からせるには、現実を知らせる必要がある。だから、現実を描く。

ただ、「虚構と現実」のギャップを描くだけではなくて、虚構を演じているうちに、それがリアルになることの功罪(善し悪し)が、テーマなのかなと。

例えば、アイは、初めは愛情を知らない自分がアイドルなんかできないって言ってたのに、アイドルを演じるうちにアイドルになっていった。

でも、アイは、愛情を知らないから、ファンに対して虚構の愛を完璧に演技して振りまけたというのは違うと思っていて。
どういうことかというと、声優の津田健次郎さんが、演技において、自分が全く経験したことのない感情を完全に0ベースから作っても、その感情にはリアリティが感じられないので、共感されないといった趣旨のことを言っていて(詳しくは、齟齬があるかもしれないので鈴村健一社長のところのyoutubeを見てください)。
実際、アイは、一部のファンに作り笑顔を悟られていた。だけど、アクアたちを産んだ後、子供の事を想って自然な笑顔ができるようになった。
1話の最期のシーンでも、最初は「家族ごっこ」だったのかもしれないけれど、子供たちに向けられた最期の愛情は、嘘ではないでしょう。だから、アイは、産後、誰からも愛されるキャラクターになりえた。そこに嘘はなかったから、一部の例外もなく万人に愛されるキャラクターになり得た(アイは自分を殺したストーカーすら愛そうとしていた。)。

身近でも、最初は、経験がないから、そういうものだと「自分が想像していたもの」(虚構)を演じていたら、そのうち経験を伴って、それが本当になったなんてことはありますよね(例えば、【母親】、【上司】とか)。

あと、アイは、電話での会話の感じ(高橋李依さんの演技)しか根拠がないんですが、もはや菩薩のようだったので、双子の父親に騙されているとわかったうえで、それでも本人が幸せならいいじゃんと悟ってたんじゃないかって感じがしました。

だから、きっかけは「ウソ」だったのかもしれないけど(愛情を知らないなら僕と家族を作ってみればいいとか言われたんじゃないでしょうか)、現実と真剣に向き合っていくうちに、ウソではなくなっていくを良い方向で体現したのがアイだったのかなと。


対して、ゴローは、アイの復讐を果たすアクアという虚構を演じているのではないでしょうか。なぜなら、アクアの性格は、転生前の産婦人科医ゴローのものと比べて別人格かと思うくらい変わっている。それに、アクアは、自らキャラを作ることが自分の精神を守ることに繋がるとも言ってましたしね。
仮に、ゴローが完璧な復讐を果たすためにアクアを演じているのだとすれば、それがリアルになるというのは、必ずしも良いことだともいえないので、悪い方向で体現するのがゴローなのかなと。


他にも、苺プロダクションの社長夫人ミヤコが、はじめは仕方なかったのかもしれないけれど、役割を演じることで、すごく変わっている。当初は、芸能関係者になって、イケメンと再婚することが目標だったり、アクアたちの出生の秘密を週刊誌に暴露しようとするようなキャラだったのに、芸能プロダクションの社長や母親を演じるうちに、すっかりそれが板についてきている。
(「板につく」を調べてみたら、演劇と関係があるようなので、今後キーワードになってくるかも?『板につくの「板」は板張りの舞台のことで、「つく」は見事に合うことを意味する。 経験を積んだ役者の芸は、舞台にしっくりと調和されていることから、経験を積んで動作や態度が職業などにしっくり合うことを「板につく」と言うようになった。 「板付き」という舞台用語を語源とする説もある。』(語源由来辞典))

恋愛リアリティ番組の内容も、テレビ番組で恋愛を演じていたら、リアルの恋愛に発展したとみることができる。また、アクアとあかねがあくまで恋愛の演技を継続しているのが対照的。


本作は、こんな感じで、今のところ説明できそうなんですが、この整理が当たっているかも含めて、二期が気になるところですね。


【遂に漫画に手を出す(笑)ただ、アニメ勢に対する核心的ネタバレはないと思う(2023.7.11追記)】
続きが気になって漫画を読み始める(笑)。漫画では、アニメで結構カットされているシーンがありますね。漫画で気になった描写があったので、備忘録的に追記します。

漫画の1巻8話、アニメだと1話の最後の方、イチゴ社長がアイをスカウトするときの回想シーン(アニメだと漫画のセリフを全部言ってなさそうなので、知りたくない人は回避推奨)。
漫画だとアイは、{netabare} 「嘘が本当に その言葉を聞いて私はアイドルになることを決めた 私は誰かを愛したい 愛する対象が欲しかった アイドルになればファンを愛せると思った 心の底から愛してるって言ってみたくて 愛してるって嘘を振りまいてきた ルビー アクア 母親になれば子供を愛せると思った」 {/netabare}
と言っている。
ただの回想シーンではなく、アイがアイドルになるきっかけとなる重要なシーンなので、「ウソとホント」、そして、ウソをつき続けるうちにそれがホントになる、という構図を補強する内容。

あと、背景が黒く塗りつぶされている吹き出しがあり(漫画ならではの描写)、その内容に「グロテスクな現実」が含まれているので、「きれいな嘘と汚い現実」を意識的に対比しているのは間違いなさそう。

目の★にも白と黒があり、演じている役割が愛などの善の方向でリアルになると白く輝き、復讐などの悪の方向でリアルになると黒く輝くと説明できなくもない。それが強くなると両目になる?
日本のアニメ・漫画の登場人物の目は、なんでそんなキラキラしてんだと揶揄されてきたわけですから、漫画・アニメの表現として、すごく面白い試みですよね。{/netabare}


【【推しの子】の【】の意味は?】
{netabare} 漫画1巻は2話から冒頭で後に撮られることになる映画のインタビューが入っているのですが(アニメではカット)、そこで、インタビュー【アイドル】、【マネージャー】、【ドルオタ】という表記がある。これが【推しの子】と関係あるとすると、アイドルやマネージャーは「役割、役目、配役」と抽象化できます(全く関係ない可能性もありますが、設定がしっかりしている漫画は、結末をある程度決めているので、序盤でそれを匂わせてくることが多いですよね)。

これと私の上の整理(「ウソを演じているうちにホントになる」)を併せて考えると、【推しの子】とは、アクアとルビーが「推しの子」という虚構の役割・役目・配役を演じていると解釈できます。

ただ、正確なタイトルには、【】の外側に線があります。私は、これを二重括弧(【【 】】を省略した形)と捉えて、アクアとルビーが二重の意味で「推しの子」を演じていた。つまり、アクアとルビーは、自分の意思で「推しの子」を演じていると思っていたら、実は日本神話で芸能を司る神であるアメノウズメに与えられた役割を演じていただけだった(そのために転生させられ、アメノウズメの手のひらの上で踊らされていた?そうすると、真の黒幕はアメノウズメでしょうか?)、と解釈すれば綺麗にタイトル回収できそう。もっとも、目的が不明ですが…(アメノウズメがサルタヒコと巡りあうためとかだとドラマチック?)。

日本神話と関係があると考えるに至ったきっかけはいくつかあって、ミヤコがアクアたちを週刊誌に売ろうとしたとき、ルビーは唐突にアマテラスオオミカミを名乗った。ルビーは、12歳で亡くなっているので、前世の知識だとしてもあまりに具体的すぎて不自然な演技。
そして、ゴローが勤務していた病院のあった宮崎県の高千穂町には、アメノウズメがサルタヒコと結婚したとされる荒立神社がある。
ここまでがアニメ勢にもネタバレにならない根拠ですが、漫画勢には、これ以上の根拠があることはいうまでもないでしょう。

あとは、他の方のレビューを見ていて、「劇中劇」という言葉をみつけて、仮にアクアたちが二重の意味で「推しの子」を演じているのだとすれば、上でしたような解釈もできるなと。

最後に、私の考えが正しいというつもりは全くありません。全く見当はずれなことを言ってる可能性もあると思っています。ただ、こうやって色々と考察できる【推しの子】の魅力を少しでも伝えられればと思っています(こんなことをやってるうちに、ついつい色々と書いてしまい段々長くなってすいません)。 {/netabare}


【【推しの子】のモチーフは、日本神話の天岩戸か?(原作漫画12巻読後の考察。アニメ勢はネタバレ有り。)(2023.7.23追記)】
{netabare} ようやく最新12巻まで読み終わりました。考えながら読むので1冊読むのに2時間くらいかかりました・・・。私のレビューが、興味の向くままに書いていたら、ツギハギだらけで読みづらくなってしまい大変申し訳ないのですが(多分、これで最後だと思う・・・)、2期への期待と現時点での考察をまとめておこうと思います。

【推しの子】は2期が決定していますが、2期は原作漫画の他メディア展開の裏事情とか、舞台における役者同士の駆け引きだったりがメインになってくると思うので、また好き嫌いがはっきりしそうな内容になりそうです。
ただ、舞台における役者の演技の駆け引きは、無音声かつ静止画の漫画だと表現しにくいので、音声有りかつ動画のアニメ向きとはいえます。それだけに声優の演技と作画にかかっているともいえるので、楽しみではありますが、アニメ化は大変そうです。


【【推しの子】考察の現時点でのまとめ】
今の時点で考察をまとめると、【推しの子】は日本神話の天岩戸の話をモチーフにした話ではないかと考えています。

まず、天岩戸の話とは、簡単に説明すると、日本神話(古事記)で、アマテラスオオミカミ(太陽神)が天岩戸(洞窟)に引きこもってしまったので、世の中が闇に包まれ様々な禍が発生した。しかし、アマテラスがなかなか出てこないので、アメノウズメノミコトが岩戸の前で(セクシーで)楽しそうに踊り、それを見た八百万の神が一斉に笑ったところ、アマテラスがそれに興味をもって岩戸を少し開けたので、それをきっかっけに天岩戸から出てきたというお話。

次に、カミキヒカルは、アマテラスなんじゃないかと思っています。おそらく漢字が、「神木光」になると思われるので、「神」と「光」から、アマテラスオオミカミ(天照大御神)が連想されるからです(現時点でカタカナ表記なのは、漢字にするとあからさまなので、それを隠す意図ではないか)。
そして、カミキヒカルは、両目が黒い星であることから闇落ちしていると考えられるので、天岩戸に引きこもった状態のアマテラスを表しているのではないでしょうか。

次に、アクアと五反田監督が製作している『15年の嘘』という映画が、「アメノウズメが岩戸の前で踊った」に当たると考えられます。
どういうことかというと、この映画は、アイ殺害の復讐を果たすため、事件を白日の下に晒して、アイ殺害の黒幕と考えられているカミキヒカルを追い詰め、引きずり出すために作られたからです。これは、アマテラスを(事件の)闇の中から引きずり出すという点で、アメノウズメが岩戸の前で踊った理由と同じになる。つまり、アメノウズメがアマテラスを引きずり出すための踊り(芸能)として用意したのが本作では『15年の嘘』なのではないでしょうか。(漫画では、アメノウズメと思われる少女がアクアとルビーに役目を果たせと言っている。)

そうすると、私が以前【推しの子】の【】の意味の考察でした、【【推しの子】】が雨宮ゴローと天童寺さりなが二重の意味で「推しの子」を演じている象徴だとして、アメノウズメが何の目的でゴローとさりなを星野アクアとルビーに転生させたのかが回収できる。

【推しの子】の日本神話との関連性、タイトルの意味なんかを考えると、こんな感じなんじゃないかというのが今のところの考察のまとめになります。上でも書いたのですが、こんな感じで説明できるから奥の深い作品だよねってのが一番伝えたいことです。とにかくそれが楽しい。個人的には一通り考えたのですっきりしました(笑)。これで心置きなく2期を迎えられそうです。


ただ、アイが五反田監督に託したDVDの謎がわからない(材料が不足しているのでこれ以上考察はしませんが・・・)。おそらくアイは、自分の命が長くないことを悟っていたから、遺言のように子供たちにDVDを残したのだと思っています。
ここから先は、根拠がほとんどないので想像になりますが、アイは、劇団ララライのワークショップでカミキヒカルと出会い、そこでカミキから洗脳・マインドコントロールされて、本来のどす黒い本性を隠して、明るく愛情あふれる虚像(アイドル)を演じることができるようになった。カミキはアイドルとして成功させたアイを殺害することで自己の存在意義を確認する。一方、アイは、自分がカミキに利用されていることに気づきながら、闇落ちするより、嘘でもいいから明るく愛があふれる人生の方がいいと悟ったとか。

映画『15年の嘘』の内容がアイ殺害の黒幕に対して、アイ自身が「許し」ていたのかどうかがキーっぽいので、そんな感じなのかなあというのが現時点での妄想です。{/netabare}


【早くも天岩戸説否定される?(笑)(※漫画最新刊13巻のネタバレを含むので注意。2023.11.22追記)】
2期始まる前に忘れそうなので…備忘録的に追記。
{netabare} 13巻で謎の少女がいうには、「前世の記憶を持つ者が神」らしいので、この少女とカミキヒカルが「神」っぽい。

それで、13巻の問題の発言は、「芸能は私の司る所じゃない あくまで私は月の光と共に人を導き運命を司る…」つまり、私は、アメノウズメではなく、ツクヨミだと言っているわけです。
というわけで、天岩戸説の前提となる私の謎の少女がアメノウズメ説はハズレです。しかも、彼女は、その後、明確にツクヨミ表記で出てきます(笑)。

ただ、カミキヒカルは、アマテラスの生まれ変わりで闇落ちしており、そこから引っ張り出そうとしているという天岩戸説は維持できそうです。

なぜなら、ツクヨミは、アマテラスと兄弟関係にあるので、ツクヨミがアマテラスにこだわる理由が出てくる。そして、ツクヨミは、アクアのカミキヒカルに対する復讐を成就させようとしている。そうすると、ツクヨミがカミキヒカルへの復讐に関与する理由は、彼が兄神のアマテラスだからと説明できそうだからです。

また、ツクヨミがカミキヒカルを罰しようとしているのは、兄神であるアマテラスが闇落ちしているからという説明もできる。実際、人知れず悪いことしてますからね。
加えて、アクアとルビーが前世にゴローとさりなとしていたのは、宮崎県高千穂町。その周辺には、特に岩戸隠れ神話にまつわる地名が多く存在するので、これが無関係とは思えない。

そうすると、天岩戸説自体は、まだ維持できそうです。ただ、天岩戸の話なら、アメノウズメは必須でしょうから、謎の少女がアメノウズメでないなら、アクアとルビーがアメノウズメなのか、アイがアメノウズメなのか、はたまた別のもの(映画『15年の嘘』)なのか。
また、ツクヨミがアマテラスに対して直接手をくださず、アクアたちを利用するという間接的な手段を用いている点も気になるところです(太陽と月の神なので、同時に近くにいられず、お互いに直接会うことができないとか?)。
ただ、ツクヨミの名前は、ゲームの『女神転生』などで知ってる人が多いかもしれませんが、改めて調べてみるとほとんど何も記述されてない神だったんですね(創作でどう埋めてくるのか)。そうなってくると、三貴神のもう一人、スサノオも出てくるのでしょうか。

ツクヨミというキャラが明確に出てきたことで、アクアたちの転生には、【【推しの子】】というタイトル通り、日本神話に関係する二重の意味がありそうです。

謎の解明を先延ばしにして、ツクヨミとアマテラスの前日譚を描いた神代編とかに大々的に突入しないと思うので(回想とかはありそうですが(笑))、クライマックスまで見逃せませんね。

あと、古事記によれば、イザナギノミコトの左目からアマテラス、右目からツクヨミが生まれたこと(ちなみにスサノオは鼻)と、本作での目の星の意味が関係してくるかもしれませんね。 {/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 26

80.9 14 天才で学園なアニメランキング14位
ナイツ&マジック(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (775)
3963人が棚に入れました
凄腕プログラマーにして重度のロボットヲタクの青年が転生したのは、巨大ロボット『幻晶騎士=シルエット無いと』が大地を揺るがす騎士と魔法の異世界だった!?
エルネスティ・エチェバルリアとして生まれ変わった彼は、豊富なメカ知識とプログラマーの才能を活かして、理想のロボット作りをスタート。
だが、その行動が予期せぬ自体に発展して…!?

ロボットヲタクの野望が、異世界を変える!!

声優・キャラクター
高橋李依、大橋彩香、菅原慎介、内匠靖明、興津和幸、伊藤静
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

敬愛する偉大なる指導者エル同志の輝かしき軌跡

まずお断り、異世界転生に対してのスタンス
{netabare}昨今異世界転生ネタが溢れ返り、その反動か最近世間では排斥の流れになってるような気がする中のこの作品。
因みに個人的には異世界転生自体は否定も肯定もしません。
それより問題は、転生した先で(前世の記憶を使って)白人酋長モノをやり──白人酋長モノ自体も悪いことではないのが厄介なトコで、マズいのは“蛮族(原住民)どもが理由もなくありえないくらいアホに描かれる”ことにあるかと。
ここでいうアホってのは「いくらなんでもそれじゃ生活すらできないだろ」「○○があるなら××が開発されて然るべきなのにそれ無いの?」といった無茶な設定のこと。
最近ヒットした作品でいえば“けものフレンズ”も広い意味では白人酋長モノ。
けど、フレンズ達があそこまでアホでも不自由なく生活ができる理由は作中でしっかりと描かれ、だからこそヒットしたとまでは言わないけどヒットの一助にはなったと思います。
ここら辺マトモに描けない限りは無茶な白人酋長モノ、ひいては異世界転生モノはひとまとめで白い目で見られるんじゃないかな~?{/netabare}

1話見ての感想
{netabare}さて、で、この作品はそこら辺大丈夫かなー?と思いつつ見たワケですが…
転生は転生だけど、前世で何か悪いことをして・アホなことをして死んだワケではない、というのは高評価。
(いやぁ、前世で悪さしたヤツが転生先で反省も改善もせずただ無双するだけの作品があったもので…ああいうのやるから転生モノが疎んじられるような…)
なにやらダイジェストっぽい急ぎ足感が物凄いけど、これは良いのか悪いのか判断に迷う。
序盤丁寧に話を進めて終盤詰め詰め・ないしは放りっぱなしで終わるよりはマシかなぁ?と。
2話以降は普通のスピードで展開する…んだよね?
とりあえず1話だけではまだ本編って感じではないので、まだ様子見~。

で、別に異世界転生を否定する気はないと書いておいてアレなんだけど…。
召喚と転生は違う。
召喚ならお互いの世界を行き来できるけど、転生は一方通行かと(無茶な設定組めば行き来できるだろうけど)。
つまり、折角異世界巨大ロボを出しておきながら…

東京上空※は期待できない

うわ~ん、それは残念だーーーっ。
原作知らんけど無いよね?そういう展開…。


※東京上空
ダンバインの16話、並びに18話までの1連。
ロボ好きなら見るべき。{/netabare}

5話までの感想
{netabare}ダイジェスト風なのは1話だけかと思ったら2話もそうでちょっと驚いた。
まさかずっと最後までこんなスピードで展開してくんじゃ…と不安を覚えたけど、3話でようやく普通の展開スピードになってひと安心。

が…しかし、だ。
別の部分での不安…そっちは案の定的中し始めて、なんかイヤ~な予感に。
まず、君主制で、国家機密に関わることを趣味なんで教えてくれと王様にお願いする…。
あの、さ。
北朝鮮で、キムなにがしにあんたんトコの国家機密教えてよ、趣味なんで、と、言えますか、と。
それが自国民であろうと、武勲を上げたのであろうと、趣味よりもまず最初に国(首領)への忠誠を誓わなきゃアカンちゃいまっか、と。
他の国との関係がどうなってるか不明だけど、国家機密を餌に亡命するんじゃないか、他の国でもっと詳しく機密を教えてあげるよーと言われたらさっさと裏切るんじゃないかと、そういうの疑われるんじゃないの?と。
まぁここら辺は、ロボ至上主義というキャラ立てを優先するか世界観(雰囲気)を深めるか、どっちか選択を迫られて前者を選んだんだろう、と好意的解釈はするけど、折角「ああいう世界」を舞台にしたのにその雰囲気を大事にしないってのは、なんだかなぁ。

それともう一点、気になったというか気付いた個人的に大きなポイント。
試作機のアームについて。
折角前世があるのだから、「前の世界であった〇〇ってアニメの××ってロボのデザインを参考にしました」とすれば良いのになんでしないのだろう?という違和感が発端。
アシュラテンプルが脳裏をよぎって「あ、あれをやってみよう」と思い付くでいいと思うんだ、前世の記憶があるという設定を生かすならそうしたほうが良くね?と。
エルガイムでなくオリジナル(作中作)でもいいからさ。
そのアイディアが異世界で賞賛されるのはまだいいとして、せめて当人は「これって本当は〇〇(メカデザイナー)のアイディアなんだけどね」と心の中で思わせとこうよ、と。
で、そこで気付いたんだけど…。

先人が発明・開発したアイディアを、著作権や発祥の追及が及ばない異世界に持っていけば、自分の手柄にできる

転生モノ…特に最近流行ってるダメな異世界転生モノってこれが根底にあるんじゃ?と思ったり。
そうねぇ、例えば異世界に転生してペニシリンを広めてその世界を救い英雄だと崇められたとして、転生した当人(自力で発明したワケではない)はフレミング博士に感謝しないってのは…どうなんだ?
あ、そういえば他アニメでは転生した異世界で将棋を出して賞賛されてたけど、「それ、お前が考案したんじゃないよね?」という感覚。
発明・開発した先人(個人が特定できないものも含め)にリスペクトが無いっていうか、ただの盗作じゃーん、と直感的に感じ、それが不快感や違和感として現れるんじゃなかろうか。
「発想はあったけど技術的に無理だった」ではなく「発想自体主人公様が考案しなさった」だものなぁ…。
そんな目的のために転生ネタをやってるのだとしたら即刻辞めて欲しい、筆を折って欲しい。
繰り返しになるけど、せめて「いやぁ~、これ発明した人には頭が上がらないや」と心の中で思う、ただそれだけでいいのにそれが無いってのは、どうなんだ。
で、更に考察を踏み込んでみた。

そもそも先人に対しリスペクトがあるならあんな雑な異世界書いたりしないだろ、と

ああ…。
なんか凄く自分の中で納得できちゃった。
↑で書いた王様に対する振舞いも納得。
しっかしこうなってくるとエルは「盗作でイキがる主人公」にしか自分には見えず、この印象が覆ることは今後あるのだろう…か?{/netabare}

7話までの感想
{netabare}ラボのじじいをコテンパにしてぐぬぬさせる内容でなくて良かった。
「なろう」ってんで何でもかんでも下に敷かないと気が済まないものだと思ってたので正直意外。
また、ダイジェスト気味であるため細かい点で「それっておかしくね?」と思うことがあっても「アニメでカットされてるだけなのかもしれない」と意識が働いてツッコミにブレーキがかかる。
これは褒めるべきなのだろうか?ダイジェスト調であるための功名というか…。

と、褒めたところで敢えてツッコミ。
どうしてもプロマキスと比較してしまうため脹脛(ふくらはぎ)にダクトが無いと物足りなく感じてしまう。
以前も書いたけど国を左右するような新兵力を開発できる人間に騎士団与えるなんて、どうぞクーデター起こしてくれと言わんばかりで「なんで?」と不思議なのだが…。
文字通り基地外に刃物なワケで…ショットウェポンだってドレイク殺そうとしてたんだぜ。
実際ディクスゴードに詰問されたのはそれを疑われてのことだと思うのだが、その報告(出世欲は無くメカ開発以外眼中にない)は国王に伝わって、しかもそれが全面的に信頼されてるってことなのかな?アニメではカットされてるだけで。
じゃあ逆に、メカ開発を阻むようなこと──例えば開発費渋るとか理念に反する発注をするとか、そんな時に暴発はしないか?って懸念事項もカットか?
開発費渋られたので反乱起こす、資材(資源)欲しさに略奪に向かう、工夫は奴隷で死んだら取り換えればいいと言い放つ等、やってくれてもいい気がするんだがのう。
「ロボ以外興味の無いキチ」としての狂気っぷりがイマイチというか、周囲から危険視されるかも?というスリルがな~んか足りない。
さすがに騎士団にお目付け役や監視を忍び込ませてるんだろうと思ったけど、それもカットされてるだけかな?(一応内通者みたいのは居る?)
エルの開発機は稼働時間が短いという共通した弱点がある、ってことだと思ったら、その弱点カバーすることなく前王と王子の専用機作成とな?
ラボのジジイと共同開発ならまだ分かるんだけど…これもカットかな?
その二機の製作コストどうなってんの?ってのもカットか(FSSのKOGだってラキシスにリクエストされた時ソープは青ざめたハズだが)。
エドガーの白い機体が何百年と補修を続けて原型を留めてないって説明から、型は旧来のものであろうと新たに一体作るのは大変な世界と認識してたのだが…ポンポン新型作っちゃって、あれー?
まぁこれは「ボクのかんがえたてんかいとちがう」の範囲になっちゃうけど、まずはスクラップを寄せ集めてキメラ機体を作るのを期待したんだけどねぇ。
それやらんでなにがロボヲタなんだろう、別アニメの感想でも書いたけどアトールVは憧れロボだと思うのだが…今後そういうの出るのかな?

今やってるアニメでいえば“バチカン奇跡調査官”のローレンのように「倫理観の欠如した天才は危険」って認識ははごく当たり前だと思うのだが、それが何の障害も無しにホイホイ願いを叶えてくだけってのはどうなんだろう。
主人公はキの字と描いておきながら周囲は常識人扱いしてるのがどうにも違和感。
王様=無尽蔵にお小遣いをくれるお母さんで、未来は絶対成功する運命を付与されて転生したってことで見るのがいいのかな。
エルの開発した新技術によって多くの人が死んでも意に介さない…のかねぇ?さすがにその問題くらいは触れて欲しい。
それ以上に魔獣を倒せて多くの人を救ったからノーカンってなったりして。{/netabare}

8話感想
{netabare}恐らくダンバインの影響だろうけど「魔獣の死骸の扱いはどうしてんの?」ってのは前から気になってた点。
魔獣結晶なるものがエンジンの材料になると明かされて、ああやっぱり回収してるのね、と納得…するかい!
じゃあ前もってそういうシーン描いといてくれよう。
高価で取引されてないの?それ専用に魔獣狩るハンターとか居ないの?
それとも材料になること自体が秘匿されてる?
そうであるなら回収作業してる工夫を映して「全くこんなの集めてどうするのやら」「お上の考えることは分からねーぜ」「おい余計なことは考えるな」みたいな会話でもさせといてよ、前もって。
なんつーか唐突というか、今思いつきました~みたいでガックリする。
原作ではどうあれ先の展開を知ってるアニメスタッフはそういった「仕込み」が出来たハズ…これの手を抜くと異世界スマホと変わらなくなるぞ?
ってか予算や工期よく分からんままポンポンと新型作りまくりで、すっかりスマホと変わらんなぁと思い始めてます。
主人公ヨイショもなぁ…社会貢献を目的に働いてるでもないのに嫌うキャラがどこにも居ないってのはなかなかキツいもんだなと思い知らされました。
やることなすこと全てが良い結果に繋がる未来が約束されてる世界って、個人的にはなんか物足りない。

ところで、主人公はロボットオタクと謳われてるけど、どうにもそんな気がしない。
どっちかというと「ロボ好きな自分が好き」かと。
↑でも指摘したけど、ホントに好きなんだったらやっぱり「〇〇作品の××って台詞」をつい口走ってしまうとか「〇〇の主人公はこんな時××と判断した」みたいなのが無いと、な~んかねぇ…。
別にパロディやれってことじゃなくてね。
元の世界の作品が全然出てこないので転生の意味が宙ブラリンになってるような?{/netabare}

9話感想「作劇の都合で大人と子供を使い分けないで」
{netabare}あれれれ。
これまで他国との関係が詳しく明かされてなかったので言わずに居たのだけど、これってやっぱり危惧してた方向に行っちゃうのかな?
エルの行く末って「死の商人」にしかならんちゃう?
こんな調子でずっと成功を収め続けていったら──世界(作者)から「こんな冒険(成功するのは確定)ご用意いたしました」という介護の手が止められたら。
色んな国にロボをバラ撒いて、それで戦争させてほくそ笑むしか欲望を満たす手段は残らない。
ロボットアニメなんかでよくあるじゃん?…といいつつ自分が思い浮かべられたのは一番最近のでもアルジェヴォルンになってしまうのだけどサ。
キベルネス社が開発したユーリンクシステム搭載機をどっちの陣営にも配ってたじゃーん?
ロボヲタだったら当然そういう話も知ってて然るべきだと思うのだが(※)。

つーかさ、子供の頃社会科見学で消防署とか行ったことないかな?
ハシゴ車だったり放水車だったりを実演で動かしてさ、子供達うおおーと喜ぶの。
けど署の人最後にこう言うんだよね。
「これらが活躍しないのが一番良いことだ」って。
エルも、成功して成功して成功して…終いには世の中平和になっちゃって、それでも尚新たに開発したロボ動かしたい戦わせたいってなったら、後は語源通りのマッチポンプしか残ってない。
自分の開発した技術(これも疑問だが)で多くの人が死んだハズで、そこでハタと気付かない・逡巡することがないのであればそうなる未来しか見えない。
もうね、なに笑ってんだ?って感じ。
そうさなぁ、“鉄のラインバレル”の序盤、主人公が調子乗ってる最中のソレと同じに見える。

そういう話ならそういう話で構わないのだけど、だったら悪人っぷり?狂気っぷりを前面に出してくれよと。
「戦争起きたらロボ活躍できるぞやったー」とか「自分達だけ強すぎてもつまらないですからね、技術が盗まれなかったらこちらからリークするつもりでしたよ」とかさ。
そして周囲の人間がドン引きすること。
「常識人」と「メカヲタでトチ狂ってる」のとの使い分けが都合よすぎる。
「自分の都合で大人と子供を使い分けないで」って言葉知らんかな?…作劇の都合って辺り更に悪質なんだが。
ただの無邪気なガキなだけだったらまだ看過できたけど、転生設定が足引っ張りまくってる。


※印部分についてその後ちょっと思った。
ひょっとしてエルの前世って「作品は全然見てないけどプラモだけ買ってた」って可能性は…ある?
そうであるなら上記の突っ込み部分は解消される。
とはいえ、一端の社会人だった記憶があるクセにそこに思いが至らないってのはどうなんだか。


訂正
本文とタイトルに「作者の都合で~」と書いてしまったけど、これだと「原作者」を指してるように受け取られそうなので「作劇の都合で~」に訂正しました。
原作者はこの場合あまり関係ありません(原作読んでないし)、もし原作がそうであったとしてもアニメで改正は出来るハズですんで批判の矛先はアニメスタッフになりんす。{/netabare}

10話感想
{netabare}OPどうした!?
前回SEが追加されて「ああ、こういう手直しってよくあったなぁ」と思ってたら今回は更に手が入ってまして。
そりゃアンタ…ロンリーウェイって叫ぶだろ!
叫んじゃうだろおお!!??
なんだこれ、なんでいきなり?

と、いうか、↑で書いた突っ込み。
前世でどんな作品がやってたのか全然見えてこない→転生した意味薄くね?って部分。
所詮はオッサンのたわ言で歯牙にもかけられないものだろう、と思いつつも書いてたワケだけど、こういうのやっちゃうと逆に引き立たない?
今まで気付いてなかった人に気付かせてしまうというか。
で、懐かしくなって検索かけてみたらOPのセリフ集見つけて、ああやっぱりヤバくね?と思うことに。

エイジ「僕はもう合理的な殺人をする機械に乗るのはまっぴらだ」
ゴステロ「たまらないなぁ人殺しというのは(歓喜)」

うん、だから既存のロボアニメなんてこういうテーマよくやってるんだって。
エルが知らないのは百歩譲っていいとして、エル自身の行いはエイジとゴステロどっちだろーねぇ?っての考えるキッカケを制作者がワザワザ用意しとらんか?
いいのかのう…まさか敢えてそうしてる?

ところで前回の感想でアルジェヴォルンしか思い出せないと書いたけど、もっと最近の作品で該当するのを思い出しました。
マクロスΔ…のベルガー(藤原啓治が途中までやってたやつ)、あれなんかそうだね。
で、ベルガーが無双して賞賛されるだけの作品見て面白いか?と言われれば…ねぇ。
まぁそういうこと。
う~ん、OP楽しめたからそれで善しとする…のか?{/netabare}

全話感想「「躁病が人殺しの道具を作ってはしゃいでるだけ」←こういうのが好きなんでしょ?」と言わんばかり
{netabare}ダイジェスト調な作りのため「これおかしくね?」と思う部分があっても「原作ではちゃんと説明されてるけどアニメではカットされたんだろう」という可能性があり、正確な評価がし辛いなぁ~ってのは↑で書きました。
で、ちょいと見方を変えてみた。
「アニメスタッフが強調したい部分をピックアップして作ってる」って前提で見てみよう、と。
スタッフがこの作品のどんな部分を「ここが面白いんだよ」と思ってるかどうか。

ひょっとひねくれた、メタな考えだとは思うのだけど…
どんな糞だと思う原作でも「これをアニメ化したまえ」と渡されたらそれをどうにか売れるようにと最善を尽くすのがプロでしょう。
その場合「なんでこの原作が売れてるのか」を分析し、「ああ、こういう所がウケてるのねー」ってのをピックアップしてそこを強調したり、テレビ視聴者にも違和感無いようにアクの強すぎる部分は削除したり。
というかね…これ書くと問題発言になっちゃうのかね?

アニメスタッフはこの作品を面白いと思ってなさそう

面白いんだ、面白いハズなんだと自己暗示かけてる人も居るだろうけどさ。
「全然面白いとは思わないけど今こういうのがウケてるらしいのでそれやってみました、仕事だし」って印象をなーんか感じてしまう。
もっと酷い言い方をすると「気付いてくれよ、これ糞だぜ」というメッセージを発してるというか。
エマーン人もビックリな生産能力やレイズナーパロOPで「ひょっとして…」と薄々感じ、11話でエルが敵の王子に寝返りを持ち掛けられた時の返答でほぼ確信しました。
抜粋すると…

「貴国のシルエットナイトの開発製造に関する全権、および流通を管理する権限、加えて全ての騎士団の優先指揮権
実際に僕は国王陛下の代理人として開発製造に関する命令権を持っています
そもそも基礎開発の大半は僕が陣頭指揮を執ってるようなものですし流通に関しても口を出せますが面倒なのでやっていません
有事に際しての全騎士団への指揮権限も場合によっては国王陛下より優先されるものです
事実を申し上げたまでです」

これ、要る?
時間足りなくてダイジェストにせざるを得ない状況で、他に優先すべきシーン切り詰めて、こんな長台詞ベラベラ喋らせる必要、ある?
普通に「今居る国に満足してるのでお断りします」で良くね?
↑でも指摘したけど、こんなヤツに騎士団与えるのはどう考えても狂ってる。
騎士の称号与えられるってことは、自分の身を危険に晒すことになっても国や王の命に従う誓いを立てるんじゃないのか。
国の最重要機密を知るっことは、敵の手に渡りそうになった時は口封じに仲間から殺される可能性もあることを覚悟する、ってのとセットちゃうのか。
現代の社会に当てはめるなら騎士になるってのは王の連帯保証人にサインするようなもので…(実際はもっと重い)。
重責がセットでのしかかって来ないと「偉い立場になった感」の実感は得られないものだと思うのだが…。
こんな言動されても、その立場としての振舞い・気構えが全然無い人では逆効果、いわゆるチャラい、浮ついてる、ボクちゃん偉いんだゾ~って…「オレ社長だゾー」「ボクなんて会長だもんね」って子供の言い合い。
針の筵に立たされるとか真綿で首を絞められるとか背中が煤けるとか地獄への道を善意で敷かれるとか泣いて馬謖を斬るとか、そういうの無いのかよ、と。
こんなシーンをスタッフは本心から「面白い」と思ってるとはとても思えないし思いたくはない。
結局これってなろう系お約束の「権力は欲しいけど責任は取りたくない」の典型ですな。

まぁ分かる、サラリーマン気質なままなんだ。
もっと待遇の良い会社から引き抜きが来たら転職しちゃおっかなーっていう軽い気分。
そんで責任や義務を無視して「社長っていいよなー」というつもりになってロールプレイ。
こういうロールプレイ──ごっこ遊びはどの作品にもあるものだけど、ダイジェスト調なせいで際立ちまくり。
エルが金で動く傭兵なら上記の言動も問題ないし、敵の王子もそう思って引き抜きの打診をしたんちゃうかね?
けど実態は傭兵じゃなくて騎士、しかも国の最高機密を知り統帥権も持ってるらしい(いつの間に?)国政の中枢を担う一員。
謀反の恐れアリとして斬首か、座敷牢で一生設計図書かされるだけの人生がお似合いでしょう。
いやね、それでも最悪「転生設定」が無ければまだ納得はできたんだ。
転生設定があるお陰で社会常識の無さが目立って仕方ない。
「え、こんな態度取っても許されるんだ、この世界はチョロいな」とエル自身が驚くシーンでも入れれば良いのに。
このちぐはぐさが自分にはどうしても気持ち悪く感じてしまうのだけど、恐らくメインのターゲットは会社で疲れ果ててそういったものに触れるのは「考えたくもない」のだろう。
エルが妙にハイテンションで躁病か薬キメてるように見えるのも、落ち込むシーンすら見たくもないってことなんだろう。

そういったことを全部見越して「ハイハイ、こういうのがウケてるんですね、今は」って態度で、思想の基盤は一介のサラリーマンに留めて持てる権限は総理か大統領か書記長並にする、をワザと描いてる。
うん、そう、ワザと描いてる。

しっかしそうなると評価困っちゃいますね。
ワザとそう描いてあることに「これはおかしいおかしい」言っても詮無いこと。
同時期に放送されたアニメの“バトルガールハイスクール”ではスポンサーからの縛りを受けてか「メインキャラの19人を毎回登場させる」という、到底「スタッフはこうすれば面白くなるなんて露ほどにも思ってない」ことをやらされて同情さえ覚える内容だったのだけど、この作品も同じタイプか?
どの段階で方向性決定されたのかが問題になるけど、ただのいち視聴者にそんな裏事情分かるワケもなく…。


まぁこれまでゴチャゴチャ書いてしまったけど、そういった面倒臭いこと抜きに見ても「主人公が躁病っぽい」「躁病患者を誰も心配しない周囲が怖い」「薬切れてギギギと言いそう」と感じる人は…居ないのかなあ?
恐らく声優の演技指導からしてそれ意識してるっしょ。
躁病ってのは双極性障害(躁鬱)のハイになってる時のこと。
じゃあその揺り返しで鬱モードになった時が心配ってのは直感的に思ってしまうことで、その「不安」をあれこれと書いてきたのがこれまでの感想に繋がってる気がする。
また、それを不安がる人間が周囲に居ないってのは奇異に見えてしまう、「〇〇が好きすぎて倫理観が狂ってる」ってのならヘボットのがずっとよく描けてるぞ?
いくら分かっててワザとやったにしてもやり過ぎだと思うなぁ…。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 18
ネタバレ

Kuzuryujin さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

スーパーポジティブヒーローの魅力

本作は、今期スタートの作品の中では個人的に注目度No.1。

ロボものは、もとから大好きだが、
異世界ものでもある本作は、
魔法や魔獣が存在するファンタジーとロボットバトルのコラボが新鮮。

そして、主人公がいつも明るく前向き、積極的で太陽の如き。
いかなる状況にあろうと情緒が安定していて、
ウジウジしないのが非常に魅力的。

テンポが非常によく不穏さの巧妙な演出で次回への引きも上手い。

BDの発売予定やネット上の情報からどうやら全13話の1クール作品のよう。
導入から話が駆け足だったのはこれで納得。

<余談:有名女性脚本家への私見>
{netabare}
多くの作品にシリーズ構成として参加する有名女性脚本家と言えば
吉田玲子、横手美智子、岡田麿里、各氏がまず思い浮かぶ。

今作のシリーズ構成を担当している横手氏。

彼女がシリーズ構成のアニメは割と嵌りやすい。
特に「侵略!イカ娘」「SHIROBAKO」「斉木楠雄のΨ難」は大好きだ。
「監獄学園」「それが声優!」「のうりん」「じょしらく」なども
捨てがたい魅力がある。

吉田氏と横手氏は、ユーモアのセンスがツボに嵌る。
キャラの長短両面の描き方のバランス感覚が素晴らしい。
絶妙なタイミングでキャラが輝くので自然にキャラに愛着が湧く。

今作も、初回は主人公、エルの人となりが簡潔に伝わったかと思えば
2話で無駄なく彼の魅力が最高に輝いて嵌ってしまった。

因みに岡田氏は、ユーモアのセンスが自分とは合わない。
キャラの長所よりも短所の方が大きく見える傾向があるのが苦手。
おかげで感情移入不十分で氏の描く大抵の主人公は
めんどくささが先に立ち好きになれない。
ゆえに1作を完走するに忍耐を要する。
完走できても多くは途中で最低一回挫折、再挑戦で完走のパターンばかり。
岡田氏の関わった作品の中では、
「さくら荘のペットな彼女」が唯一の例外で大好きな作品だった。
{/netabare}

★ 第2章「Hero & Beast」脚本:横手美智子
{netabare}
<「好きこそ物の上手なれ」のお手本>

ガンダムSEEDでは、主人公キラがガンダムストライク初搭乗で
瞬時にOSを自ら書き換え、持てるポテンシャルを最大に引き出し
初めてなのに自在に機体を操り不利な状況を打開、敵を掃討する。

SEEDクリソツの今作の第2話。これには燃えた。

SEEDは長年アニメから遠ざかっていた自分を
アニメの世界に引き戻した思い入れ深い作品。
SEEDもこのシーンで一気にキラを気に入り
作品から目が離せなくなったっけ。

今作の主人公エルは、キラと同等の天才的エンジニアとしての魅力に
プラスしてどんな困難な局面でも冷静に状況を柔軟に分析。
かつ状況を楽しんでしまうという天賦の才能がある。

ロボット命で、ロボットに関することなら
脳天気なほど明るく前向き積極的な性格は称賛に値する。
目的のためなら、強かに他者の弱点を利用する合理性も悪くない。

エルの周りのキャラも面白そうな人財が豊富な予感。
これからも周りを煙に巻いてどんどん活躍してほしい。

ロボのメカニックデザインもかっこいい。
大好きだったSEEDやマジェプリのメカデザにも負けてない。
合理的な骨格設計、ウェザリングも施され
リアルな重厚感がたまらない。
動きも精緻でエルが気に入るのも納得だ。
{/netabare}
★ 第3章「Scrap & Build」脚本:横手美智子
{netabare}
面白さが右肩上がりだ。

ロボット好きもマニア以上で、
もはやロボットフェチのエル。

非常に有能な彼は、ロボット(シルエットナイト)を改良するため
次から次へと革新的なアイディアが湯水のごとく浮かぶ。

彼を中心とした人の輪がどんどん広がっていくのを
眺めるのがとても心地よい。

前世の記憶もあり、肉体年齢以上な賢さを発揮。
成熟した思考により権謀術数にも長けてるのは、
「幼女戦記」の主人公と似てる部分だが
性格は真逆で明るく社交的になところはポイント高い。

根っからの明るさと目上を立てる謙虚さが非常に魅力的だ。

自らの理想とする自分専用の機体を自作する望みはあれど
出世欲もなさそうだし、自らの功績を自慢するタイプではないので
妬みを受けることもあるかもしれないが、敵は少なくて済みそうだ。

<光あるところに影がある>

しかし、この手の話に当然つきものの展開もやってきそう。

エルのような天才の発明を利用しようとする輩が現れるのも人の業。
次回、彼の技術力に目を付けた不穏な勢力も登場で
一層目が離せなくなった。

魔獣以上に、実は同じ人間のほうがやっかいな敵なのだろうか。
{/netabare}
★ 第4章「Light & Shadow」脚本:横手美智子
{netabare}
これから混沌な世情に向かうと予言するナレーション。
さらには新技術を奪取したい銅牙(どうが)騎士団が悪巧み発動。

その不穏さは次回への興味をアップさせてくれる。

ここまで観て、ナレーションはテンポよく話を進める上において
非常にいい仕事をしてると思える。

大まかな今後の流れと原作上の細かい設定を、
簡潔に伝えてくれるので話の展開の速さの割りに
理解が追い付き観易い。

<新型機開発の波紋が広がる>

国家の開発上層部も看過できず、エルを軟禁し事情聴取。
すべてにおいて想定外の言動のエルの天然さは、
相変わらず周りを煙に巻く。
常識が全く通じないエルとディクスゴード公爵とのやりとりは楽しかった。

<今回声優評価を3.5から4.0にアップ>

エルの親友、キッドとアディの双子兄妹コンビも
いい味出てきて存在感アップ。
特にアディは和み役としていいポジションだ。

最近いろんな作品で存在感増してきてるアディ役の大橋彩香さん。
彼女は本作でEDも歌ってるが、いろんなキャラの演じ分けが非常に巧い。
同じクールで放映中の『Re:CREATORS』のシマザキセツナもそうだったが
一聴して彼女が演じてるとは全く分からなかった

エル役の高橋李依さんの少年役の巧さは
2015年作の『乱歩奇譚 Game of Laplace』の
コバヤシ役の時から感じていた。
しかし本作では、当初『このすば』のめぐみんの
イメージが強すぎて若干違和感あった。
しかしさすがにここまでくると
すっかり役に馴染んで申し分ない。

悪役オーラ全開の他国、銅牙騎士団の団長ケルヒルト役に
井上喜久子さん起用とは少し意外だったし
喜久子さんが声当ててるとはエンドロールまで気づかなかった。
母親役と天然系キャラが十八番のイメージが崩れるが
やはりべテラン。すっかり役に嵌っていて巧い。
そう言えば、マクロスFのグレイスも悪役だったけど嵌ってたっけ。

池田勝、菅生隆之、土師孝也、木下浩之各氏の
ベテラン勢のいぶし銀のような好演が光るのも魅力だ。
{/netabare}
★ 第5章「Hide & Seek」脚本:横手美智子
{netabare}
<ロボットバトルの醍醐味>

面白さの右肩上がりがまだ続いてるし、
ロボットアクションの拘りが素晴らしい作品だ。

今回はアバン以外、ロボットアクション満載。
強奪機確保のためのバトルが今回の見どころ。
攻撃と反撃の繰り返しの波が最後まで続き、
あっという間の30分。目が離せない。

幻晶騎士は、どの機体もエルが惚れこむのも納得のカッコ良さ。
動きもさることながら、要所で機体の汚れ、塗装の剝がれ、
傷などしっかり描かれてるのはポイント高い。
機体に歴戦の勇者の風格が感じられる。

敵役、憎まれ役が光ってこその今回は、
ケルヒルト役の喜久子さんに功労賞をあげたい気分。

<後にカザトシュ事変と呼ばれる事件が勃発>

ジャロウデク王国のケルヒルト率いる銅牙騎士団が
カザトシュ砦を奇襲、エルが中心になって開発した
新型機のプロトタイプ、テレスターレ3機が強奪された。

最終的にはエルと仲間たちにより2機を破壊して
奪取を防いだもののケルヒルト搭乗の一機には逃げられてしまう、

そして今回のエルたちの功績が王に正式に認められ、
エルを団長とする異例の騎躁士学科学生による銀鳳騎士団が創設される。

取り逃した一機は、テストパイロット、ヘルヴィの愛機だった1号機だった。
エドガーは善戦したものの自らの機体を中破させられてしまった。
果たして次回以降取り戻すことができるのか。

以前は、危機に際し逃亡をはかったディーも成長して
今回は男らしい戦闘を繰り広げ、かっこいい。
彼もエルに命を救われたことで一皮むけた一人になった。

同じくエルと出会うことでかなりの手練れとなった
キッドとアディも大活躍。

エルは絶妙なタイミングで加勢。
おいしいところは全部持っていった。

エルは最高に現生を謳歌してる。
そして彼の感化力、勇猛心は素晴らしい。
そばにいる者は皆、向上心に目覚め、生き生きしてしまう。
まだ10代前半なのに団長の器として申し分ないと王が認めるのも納得。
{/netabare}
★ 第6章「Trial & Error」脚本:木村暢
{netabare}
<エルたちの新型機開発は、一つの到達点を迎えつつあった>

今作は原作未読状態で5話まで観たが、
5話終了後、ラノベ原作を読み始め
4巻まで読了の下で第6話視聴。

横手氏は、5話で原作2巻最後までを単独で描き出したが
今回から、第3巻の内容がスタート。
第3巻の内容の出だしは、初めて別の脚本家が担った。
このペースなら全13話で5巻最後まで描く予定かもしれない。

原作を読んだ上での視聴は、
以前よりダイジェスト感が強くなってしまい
若干物足りなさも感じる。

諜報員のノーラ、国立機操開発研究工房の、
ガイスカ工房長、オルヴァー所長などの
新キャラが多数登場したせいもあって
内容のまとめ方が雑な印象があった。

テンポが早過ぎて新型機開発の苦労が今一つ伝わらないのは非常に残念。
せめてエルの実験の失敗シーン、カルダトア大破の流れを
手抜きせず派手に描いて欲しかった。

しかし、ラノベでは想像するしかない
世界観に具体性が与えられるアニメはやはり素晴らしい。
キャラに肉声が、幻晶騎士に色と動きが与えられるのは楽しい。
{/netabare}
★ 第7章「New & Old」脚本:木村暢
{netabare}
今回までに原作は2017年8月現在で既刊の第7巻まで読了。

<エルたち、新開発の機体完成。その成果を国王に認められる>

これからエルの仲間として重要な役柄となるであろう新キャラ、
エムリス王子(CV:小野大輔)登場。

今回も横手氏が脚本を担当していないせいか
新キャラの魅力が今一つ伝わらない印象。
しかしこの話のテンポでは無理もないか。

作画は相変わらず素晴らしい。
模擬戦の魅力は充分以上に伝わった。

ケンタウロス状の幻晶騎士ツェンドルグと専用荷馬車。
原作読んでるときは、それをただ想像するしかなく
アニメで拝めるその形状、色、動きを非常に楽しみにしていた。
今回はその点で大満足。
それ以外の新型幻晶騎士のメカデザ、動きも素晴らしかった。
{/netabare}
★ 第8章「Secret & Quest」脚本:木村暢
{netabare}
今回もせわしない。
原作ラノベ第3巻最後まで一気に描かれた。

第6話から第8話までの3話で原作1巻分消化のハイペース。
残りは5話。
前半(第1~5話)と同じペースで描くのであれば
やはり5巻末がアニメのゴールとなろう。

<エル、魔獣討伐の武勲により幻晶騎士の心臓部の重要機密ゲット。
そしてエルの専用機”斑鳩(イカルガ)”完成>

今回の魔獣、シェルケースの女王は原作読んだときは、
もっと禍々しくおぞましいイメージだったが、
アニメではポップな色調とどことなく
土偶のような顔立ちのキャラクターにちょっとずっこけた。

原作読まないで最後まで観た方がより楽しめたような気がする。

面白いのだが原作での丁寧な描写と比べてしまうと
あまりにも話がとんとん拍子に行き過ぎて物足りなさは感じる。
{/netabare}
★ 第9章「Force & Justice」脚本:横手美智子
{netabare}
<テンポ早すぎるゆえの薄味感・・・これはまるでビールの水割りを飲んでるようだ>

主人公のエルというキャラは、悩まず迷わずでひたすらポジティブゆえ
乗り越えがたき試練や敵キャラの強さ、傲慢さを尺をとって
丁寧に描かないとどうしても物語の印象が
軽さの際立つものになってしまう。
登るべき高い山も低い山に見えてしまい、その点はかなりマイナス。

今回も原作読んでしまったため、
そういった本作の欠点をさらに感じてしまった。

しかしそうではあっても、
横手氏担当回の台詞の方がキャラの内面が伝わる分、ましかな。

また、今回、一番の受難を被ったクシェペルカ王国の王族の
キャスト(堀秀行、田村ゆかり、田中敦子)の好演と
劇伴の良さで、原作と比べてしまうと物足りないのは変わらないが
悲劇の重さがある程度は伝わった。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 20
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

好きはクオリティを超える ~なろうの功罪~

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
違うんすよ、夢と浪漫なんすよ(汗)

作品のクオリティとか整合性とかテンプレ感とか厨二感とか行き過ぎたパロとか「どこの幼女戦記?」とか、まあ色々あるのは重々承知です。それは私も不満でしたし。客観的にみて、65点くらいの作品でしょうか。

でも、そんなことよりも、ズバッと胸に突き刺さった、ハイファンタジー感。騎士、ロボ、剣、魔法、戦記、全部大好物なんですもん。しょうがないじゃないですか!(なぜか逆ギレ風)w

この間、あるTV番組でカンニングの竹山さんが言っていました。

「こんなナリした俺が言うのもなんですが、、、恋って、止まらないぜ!」

、、、。

ということで、贔屓で、評価は5です(笑) すごく「好き」なアニメです♪


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
なんでもかんでもカテゴライズするのは決して良いことではないのだろうが、(あにこれ内では特に悪名高き)「なろう原作アニメ」というのは、もしかしたら、「私達(素人)の安易な妄想を叶えてくれる作品群」なのかもしれないと思った。

(なろう作品の原作はひとつも読んでません。あくまで、アニメ化された作品の中ではということです)

本作を含め、「なろう原作」(とりわけファンタジー)に今のところ共通しているのは、「既成の世界観」+「ワンアイディア」という構成だ。

例えば同期(2017夏)でいくと、「異世界はスマートフォンとともに」も「異世界食堂」も、「指輪物語」や「ダンジョンズ&ドラゴンズ」などから始まり、日本においては「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」、(「ロードス島戦記」)などが広めてきたファンタジーの世界観を「間借り」させてもらっている。そこに、「スマホ」「食堂」という1アイディアを加えたものに過ぎない。本作で言うなら、「プラモデル(技術者+趣味)」であろうか。

既存の世界観を流用するメリットは、「楽だ」という点。これは、「作者が考えるのが」の意味もあるし、「視聴者が受け入れるのが」の意味もある。

勿論、既視感があるというデメリットも大きい。

本作も、「技術者」という色はあるものの、基本的には他のなろう系と同じく、主人公最強系であり、ストレスフリーだ。(一応主人公に努力の描写があり、ハーレムじゃないという違いはあるものの)「じゃあクオリティ的に、異世界スマホと何がどれだけ違うの?」と言われたら、ハッキリは答えられない(異世界スマホは☆2)。

違いは多分、好き嫌い、いや、「自分がどんな妄想をしてきたか」だと思う。私の厨二的要素の根底にあるのは「ガンダム」「銀河英雄伝説」「ロードス島戦記」だ。初めて観た深夜アニメは、「天空のエスカフローネ」。だから、「ロボ」「騎士」「英雄譚」は大好きなのだ。よって、恥ずかしながら本作のような「妄想」をしたこともある。そんな、「自分の妄想」をアニメ化してもらったような、妙な嬉しさを感じながらの視聴だった。

「なろう系」には、良くも悪くも「気軽に観られる底の浅さ」があるように思う。生姜焼きのような親しみやすさと、カプレーゼのように誰でも作れる安易なオシャレ感だ。

勿論、自分には思い付かないような世界観の中で翻弄される楽しみもある。同期なら「メイドインアビス」などはその系統か。でも、AKBが「会いに行けるアイドル」としてヒットしたように、反対方向の良さもあるのだ(別にAKBのファンではないけれどw)。

ただ、☆5ながらもお気に入り棚にならなかったのは、やはり「深み」が足りないからだ。終盤の「ガンダム」「ダンバイン」のパロも不要だった(ギャグならまだしも、熱さをパロで補うのは嫌い)。1期でサクサク進むのも悪くないが、2期をかけて、苦戦や人物描写をじっくりと描いてくれれば、なお良かった。

ということで2期、絶対期待っすよ♪
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
声とキャラデザ、合ってるの? 作画、気合い入ってる。ロボ=騎士 という作風、大好物なんだけど♪ 最近は、「異世界から現実世界に戻りたい」って作品、ないね。みんな、そんなに現実世界に不満があるのかな。

2話目
なんかこう、気持ちが良い方の主人公最強系だね。

3話目
ガンキャノンだねw ディートリヒみたいなキャラが後半に活躍すると、胸熱。

4話目
老兵の嫉妬、しかし、根本にある忠誠心。規格外の天才をどう受け入れるか。

5話目
騎士団の新設とか、胸熱。

6話目
大事な回だね。幼女戦記にも似た回があったな。モビルアーマー作ってるの? サービス回w 鍵も専用機もメリットはあるけど、互換性と汎用性がな。

7話目
ディートリヒ、格好良いな。ラボとも敵対しない、素晴らしい結末。熱いし格好良いな。ナウシカ?

8話目
いつの間にか、みんな中隊長に♪ THE・ファンタジー♪ オリジナル機体は、もっと丁寧に作ってほしかったな。

9話目
う、ウェスタングランドストームだって!? 、、、ダサいw 航空技術は強いよね。鎖で吊るして降下させるあたり、他の技術との整合性がとれてて良いね。ここまでガチガチのロボバトルは、ちょっと違うんだよな~。

10話目
そこにもラブコメか。もうちょい苦戦しても良いな。

11話目
ほとんど、ガルマだな(笑) どんどん新兵器が登場するね。竜型の兵器か、ラスボス?

12話目
いや、ガンダムパロはもういいよ。台詞遊びはいらないかな。戦う動機が、「ロボットを戦場の中心におきたいがために、戦艦をロボットで倒す」は面白い歪み。

13話目
今度はオーラバトラーですか(汗) そういうのはいらんのですよ。いや、ニュータイプの共感とかさぁ。逆シャアもやり過ぎかな。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 42

85.1 15 天才で学園なアニメランキング15位
かげきしょうじょ!!(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★★★ 4.1 (495)
1446人が棚に入れました
未来のスターを目指し、輝く舞台へ情熱をそそぐ歌劇少女たちの〈青春スポ根ストーリー〉!!大正時代に創設され、未婚の女性だけで作り上げる美しく華やかな舞台で世代を超えて人々の心を魅了する「紅華歌劇団」。その人材を育成する「紅華歌劇音楽学校」に、高い倍率をくぐり抜け入学してきた第100期生たち。“オスカル様"に憧れる、178cmの長身を持った天真爛漫な少女、渡辺さらさ。夢も友達も、すべてに無関心な元・国民的アイドル、奈良田 愛。何もかもがバラバラな彼女たちの、希望と葛藤に満ちた音楽学校生活が今、幕を開ける──!!
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

青春群像劇への上乗せ

原作未読

『過激少女』と脳内誤変換して華麗にスルー。ほらゲーム原作萌えバトルみたいなの想像するじゃん。

リアル“宝塚音楽学校”を模した“紅華歌劇音楽学校”に通う学生たちのお話です。あらすじやヅカ(宝塚)の説明は割愛。メインのストーリーを追いかけつつも、各キャラクターを掘り下げる群像劇アニメの良作でした。あにこれ高評価をそのまま受け取って良いかと思います。
女の園で可愛い娘さんがわちゃわちゃする作品とは棲み分けができております。さらに良き青春群像劇だけに留まらない+αが作品評価を底上げしました。分水嶺はいたってシンプル

 ヅカっぽいかどうか?

ヅカと似て非なるなにかではなくそのままトレースした感のある作りです。音楽学校のカリキュラムやその後のキャリアプランなどなど。ファンも納得、そうでない人も「なるほどこうなのね」が無理なく伝わってくる親切設計。100年以上続くエンタメにはそれなりの魅力が備わっているのです。
ただそんな風に外形整えても『仏造って魂入れず』となれば台無しですがそうはなってない。男役トップがなぜヒエラルキーの頂点にいるのか?ファン層が圧倒的に女性で占められているのはなぜか?

 女性視点だからこそ女性が追い求める男性像を演じ切ってることが魅力的
 女性視点だからこそ女性が憧れる娘像を演じ切ってることが魅力的

そんなヅカヲタの琴線に触れるポイントを押さえていたと思われます。家内含め身近に元ヅカヲタ多いのでここは断言できちゃう。面白いことに女性キャラだらけで男性視聴者ウケしそうなのに実はターゲット層は女性!とユニークさがありますね。外(設定)も中(ストーリーやキャラ)もヅカっぽいことがしっかり背骨となってます。


背骨があれば残りは枝葉。背骨が気に入らなければ相性ということで撤退して良いかと思います。
なおきちんと男性層も取り込めてるのは周知のとおりです。男ウケしないアウトプット(歌劇)ではなく男女ともに支持される音楽学校での生活を通じてプロセス(成長や葛藤)描くことに軸足置いてますから。

繰り返します。メインを追いつつ各キャラを掘り下げる群像劇でした。
その大事な掴みで“ヅカっぽさ”真っ先に我々の五感に訴えてきたのはエンディングの楽曲でした。
ヅカがどういった場所かは講師や先輩を追っているうちに我々も学ぶことができます。表現者がどういったものか一定のヒントが示され全13話が終了。キャラ掘り下げ部分はなかなか面白かったのでそこはネタバレで後述するとして、ご新規さんは

 良き青春群像劇 + 普段覗けぬ世界

この掛け算を楽しめるんじゃないかと思います。片方なら露知らず両方ハイレベルで楽しめる作品はなかなかお目にかかれません。
そしてヅカヅカ言ってすみませんでした。もちろん正確には紅華(こうか)だよと念押しときます。



※ネタバレ所感

■軽くボヤキ

 円盤爆死は『荒ぶる季節の乙女どもよ。』のデジャブ。やや痛みのあるストーリーものは複数回視聴に合わず、主たるコレクター層の需要ともズレる。コンテンツビジネスの難しいところだよなぁ。


■キャラを掘り下げる群像劇

 どんな壁に直面していたか各自違っていて観てる側もどこかしらで共感しやすいかも。
 主役二人とも芸能血筋で芸の神様にも見初められてる感ある。そんで芸事に恋焦がれて気持ち先行のさらさと嫌よ嫌よも身体が求めちゃってるならっちの対比バランスが良い。

・渡辺さらさ(CV千本木彩花)
 {netabare}“性別”。どうにもできない理由で歌舞伎の世界から弾かれる。“模倣”。歌舞伎流芝居の覚え方(土台)を覆される。根っこを二度否定されてなお前に進めるか?な無理ゲーに挑む主人公らしい主人公。{/netabare}

・奈良田愛(CV花守ゆみり)
 {netabare}作品屈指のトラウマ持ち。そのトラウマの中身がひどく彼女の難ありな性格もしゃーないと思わせしめるものすごい説得力。そんな彼女が結果として母親と同じ道に進んでいるジレンマが味わい深い。{/netabare}


 先行二人を囲む少女らも主人公とはまた別のベクトルで壁にぶち当たっている。 

・山田彩子(CV佐々木李子)
 {netabare}「ならっちは私と違うんだから(第4話)」が最終的にジュリエット役を射止めるわけで…。突出した一芸に気づくまで遠回りし、その一芸に胡坐をかかずにお芝居でももがく泥臭さもってるのになんだかんだ周りを明るくするのよね。現実でもエトワールやったしょうこおねえさんのイメージ。バラエティのべしゃりが拙いとか絵心がどうとか気にしだしたらあかん人です。それでも歌一発で場をかっさらう。自身の代表曲はないと嘯いても彼女とゆうぞう兄の『ぼよよん行進曲』は沁みる。{/netabare}
 {netabare}横道に逸れるが、すんげー歌声の持ち主役とは中の人幼少期にアニーやってたとはいえプレッシャーとてつもなかったでしょう。劇中劇での説得力は作品評価に直結するところ負けてなかったです。{/netabare}

・星野薫(CV大地葉)
 {netabare}有名人一族を歯牙にもかけていない愛とは対照的に押しつぶされそうな娘さん。目標決めて退路を断ってやり抜いた経験って確実に財産になるのよね。あの時のストイックなワシの巻き添えくらった方々ごめんよ。「だから今のうちにスカートたくさん穿いておくんだ(第8話)」出会ってなければ“合格”も“甲子園”も無かったのだからひと夏の経験は無駄ではなかったよ。{/netabare}
 {netabare}横道に逸れるが、大地さんの演技『プリンセスプリンシパル』のドロシー回も秀逸だった記憶が。メンタルの弱さを殻作って普段は守ってるんだけど、ふとしたことで諦めたはずの幸せが手に入りそうになる。そんで手にしそうなそばから零れ落ちていくのに動揺を押し殺してまた殻を作っていくような展開。「好きでした、、、って言ってあげてもいい」これがバシッと決まる演者さんはそう多くない。{/netabare}

・沢田千夏(CV松田利冴) 沢田千秋(CV松田颯水)
 {netabare}「きっともう全てが同じではいられない。私たちは思っていたよりも早く分かれ道に辿り着いたんだ(第9話)」に至るまでの物語。寄って立つところの否定という意味ではさらさにとっての“芸事(歌舞伎・芝居の覚え方)”と沢田姉妹の“二人一緒の関係性”は同じ。ユニゾンで始まるサビはハモリへと別れていきながら調和する未来を夢見たいところです。{/netabare}
 {netabare}横道に反れるが、双子役をリアルな双子に演じさせるのってプレッシャーとてつもなかったでしょう。たぶんオーディションではなく指名ですよね。これ「もう逃げられないんだからね。最後まで責任もって遂行しなさい(第10話)」運動会パイセンの叱咤を地でいくような現場だったのではないかと邪推してます。{/netabare}

・杉本紗和(CV上坂すみれ)
 {netabare}やっときたきた優等生の苦悩。モーツアルトとサリエリを例にさらさとの比較対象だった彼女ですが、実際比較されてたのは同級生全員とではなかったでしょうか。これまで挙げたさらさ・愛・薫・彩子・沢田姉妹はどこかしら欠損してる。だからこそそこをテコにハングリーになれるのに委員長にはそれがない。一個上のパイセンとのエピソードを最後に持ってきたのはファインプレーだと思います。{/netabare}


主要キャストのみならず講師・専科のパイセンら大人も良かったですね。きっと彼ら彼女らが通ってきた道。甘やかすでも突き放すでもなく成長を促すようそっと寄り添います。

ヅカっぽい観点でひとつこれは現実ネタですが、
大地真央さんが男役トップの時に本科卒業して間もない黒木瞳さんをパートナーの娘役に抜擢します。それからだいぶ年月経ってますけど「 黒木瞳さんが相手役で良かった。」と事あるごとに黒木さんを全肯定してる大地さんがほんと素敵。抜擢するほうもされるほうも両者にかかるプレッシャー。飛び級に寄せられたであろう嫉妬。信頼を置くスターと応えようとする新人。そこに愛はあるんよ。劇中でも彷彿させるネタをどこかに見つけられると思います。


■劇中劇の説得力

 “伝説の○○”がしょぼければ興ざめでしたが踏ん張りましたね。ほんとこれ重要なんです。



※閑話休題

■箸休めクイズ
Q:私が「こいつは許さん」と思ったのは誰?

A:{netabare}キモヲタさん{/netabare}
{netabare}なんかいい話で落ち着いてたり、コミカルで適度に気持ち悪く処理されてもいたり、とスルーしてよい小噺なんだけど少し冷静になってみる。彼はワンチャンあるとも思ってないし、ただ謝りたかったの一心でした。これ完全にNGで相手が怖がってる時点でノーチャンスだから視界から消えたほうがいい。あくまで本人の思い込みだけです。相手の気持ちを考えてる体で欠片ほども考えてない。相手見えないから二度三度接触を試みることができるのです。「そんなつもりはなかったのに」「これだけできれば良かっただけなのに」全てあなたのエゴです。拒否されて一転変なスイッチが入り逆上する殿方が世の中に一定数いるんですよ。美人ってこのへんの遭遇確率それなりにあるしダメージコントロールの術も心得てるんだけど全部は防げない。それをケアする身にもなってみろや!とわりと本気で思います。
バス停に張り紙一枚で身を引ける高校球児と対照的でした。

ちなみにならっち母の愛人男はシンプルに畜生ですね。わかりやすい愛人男より、ややもすると美談に仕立てそうなキモヲタさんに「勘違いすんなよ」とモノ申したいのでした。{/netabare}


Q:私が「やべ、かわいい」と思ったのは誰?

A:{netabare}里美星(CV七海ひろき)さま{/netabare}
{netabare}音楽学校時代の講師でもあり憧れていたファントム諏訪部に「私のときも優しくして欲しかったなぁ」と少しばかり甘えたところ。男役といっても女性なんだなってのと、ここだけ二人の時限定の声のトーンだろうなってのと、そして期待と諦めがせめぎ合ってるモヤっとした感情をやや持て余してるところ。ファントムも押せばイケそうなのにそうはしないのが良いね。{/netabare}



視聴時期:2022年5月   

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2022.05.09 初稿

投稿 : 2024/06/01
♥ : 49
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

のだめ+ランウェイで笑って=めっちゃ爽やかで前向きな群像劇!

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
宝塚音楽学校を舞台にした、青春群像劇。

少女漫画ですが、連載開始はジャンプ改。そんな経歴くらも分かるように、男女どちらにもウケる王道作品かなと思います。

まあ、とにかく絶賛です。私は年に1、2作品しか☆5をつけないことが多いのですが、これは自信をもって☆5をつけられますね。

OPは作風と合った、真っ直ぐで爽やかで前向きな、THE青春って感じで、剣道部的ベストアニソン2021夏(非公式)受賞です♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
正直、悪いところが見当たらない。

①宝塚音楽学校という、あまり知らない世界を見られる興味深さ。

②サラサという強キャラの魅力。

③奈良っちのデレた可愛さ。

④それぞれに魅力あるサブキャラ達。

⑤ドロドロがあったとしても、総じて爽やかで前向きな空気感。

⑥OPを筆頭に、作品にマッチした楽曲。

⑦声だして笑う程のギャグのクオリティ。

色々な要素のレベルが高く、かなり万人受けするタイプの名作だと思います。今のところ、今年1のクオリティかと。

思い出したアニメとしては、「のだめカンタービレ(多分サラサのせいw)」「ランウェイで笑って(全体の前向きなエネルギー)」「昭和元禄落語心中(閉じられた世界で真剣に芸事に向き合う様子)」。

特に、②が素晴らしい。サラサ、ただの天然能天気キャラじゃなく、弱さとひたむきさ、覚悟や劣等感など様々な感情を内包した、稀有なキャラクター。他のサブキャラ達も、単独で主役になれる力があると思うけれど、別格の魅力がある。マジで、のだめ並の強キャラだと思う。

もしこれを、少女漫画原作扱いとするなら、そのカテゴリーのアニメでは過去1かも知れん。これは、原作買っちゃうな(原作マンガとしてはのだめが1位ですが)。

絶賛、絶賛。もし2期もこのクオリティ、もしくは上げてくるようなら、お気に入り棚も見えてくるレベルでしたね。(私は、酷評は長いのに、絶賛は短いのですw)。

さて、最後に、声優さんについて。

私は声優さん個人のファンになることがほとんどないので、レビューでも声優さんに触れることはあまりないのですが、本作は特別に感動しました。

主人公渡辺さらさ役の千本木彩花さんです。

千本木さんを初めて知ったのは、「ガーリッシュナンバー」。私のお気に入り棚です。当時仕事で色々あったこともあり、仕事に悩むちー様が自分と重なって。また、「帰宅部活動記録」(という、噂のダメ声優アニメ)でデビューした千本木さんの経歴も重なって、自分の中では「ちー様=千本木さん」というイメージが固定化されました。

以降、(声が好きとか演技が好きという次元を超えて)なんとなく、千本木さんの活動を応援する自分がいたので、本作のさらさ役のハマりっぷりが凄く嬉しくて。

ていうか、かなり上手くなりましたよね、千本木さん。さらさは、能天気なようで深みもある、なかなか難しいキャラクターだと思いますが、きちんと演じ分けられていました。宝塚っぽく演じるところも上手いし、歌は勿論上手い。

自分が特別にファンと思う声優さんは、坂本真綾さん、堀江由衣さん、そして千本木彩花さんなので、これからも活躍を期待しています!
{/netabare}

【余談~「激レアさんを連れてきた。」から、オジサン役一筋のタカラジェンヌ~】
{netabare}
「天真みちる」さんという方です。

宝塚養成所時代、周りのレベルの高さ(お人形さんばっかりの世界)に心折れ、(唯一の楽しみだった)寮で美味しいご飯を作る研究に勤しむ。毎日ご飯3号食べる生活。普通なら先輩にガチ怒られするが、天真爛漫な性格で、「食べてるところが可愛い」との理由で、先輩からも許される。

「ぽっちゃりタカラジェンヌ」に進化(笑)

卒業後、役をもらえず、地方公演メンバーに選ばれないために、長期休みに。普通はその悔しさから、自腹で自主練習(レッスン)に励むのだが、天真さんは友達と海外旅行に行き、暴飲暴食(アルコール大好き)。

宝塚に居場所を見つけられない天真さんは、端役や裏方などをこなしながら、ついに自分の居場所を見つける。

それが、「公演終了後の打ち上げでの余興」w 全力で振り切ったタンバリン芸が、全タカラジェンヌの爆笑をかっさらう。

ただの「ぽっちゃりタカラジェンヌ」から、「やたら動けて笑えるぽっちゃりタカラジェンヌ」に進化(笑)

そして、「オジサン役」に出会う。

普通、宝塚の「オジサン役」は、皆が避け、ベテランの方がやるのだが、天真さんは、「これでトップスターに(役柄上、主役の父親とかが多いので)物理的にw近づける」という不純な動機によって、オーディションに参加。これが、ぴったりとハマる。

ぽっちゃり体型、酒好き、コミカルな動き。

天真さんが、「普通のタカラジェンヌならしないこと」を(好き放題)やり続けてきたことが、意図せず、全て「オジサン」の役作りに繋がってきたという、見事な伏線回収(笑) 

その後、天真さんは10年以上オジサン役をやり続け、宝塚に欠かせない役者さんになったそうです。

、、、なんかこう、「このアニメに出てきそう」な人ですよね(笑)

「激レアさん」自体好きでよく観るのですが、この回は特に爆笑でした。事実は小説より奇なり、ですね(笑)
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
宝塚アニメ? OP、なんか似合ってるな。多分、スポ根系になるのかな? なかなか面白い。御大(笑) ひどいセクハラですね(笑)

2話目 ☆4
大号泣(笑) オスカルより背の高いアンドレ。

3話目 ☆3
アイのトラウマ。タイチ、行動がイケメンだな。サラサは、さらにイケメン(笑) 

4話目 ☆4
ヲタ芸習ってる(笑) サボり方がわからない(笑) 北斗(笑) ギャグとシリアスの緩急が素晴らしい。

5話目 ☆5
千本木さん、頑張ってるよな~。アイちゃん、デレる(笑) 過食嘔吐か、しんどいよな。男の理想より、女の理想は厳しい。太陽に近いから紫外線(笑) ショービジネスはメンタル強くないと。ここで、JPXの体験と、反論。お姉ちゃんの察する感じが、素敵。心は乙女だからセーフ(笑) 熱いな~。なるほど、入試同組だからこその、あの態度か。

6話目 ☆4
アイ、デレデレやないかい(笑) 下手くそか(笑) 道端では練習できないプロ意識。漢字読めない、、、不登校をちゃんとキャラに生かしてる。脅迫か(笑) のだめだよな~、この辺。憑依型。

7話目 ☆3
さらさの過去。アキヤ、なかなか良いキャラだな。堅実だ。気を使えた(笑)

8話目 ☆5
星野さん回。過去回。互いに共通する境遇と、全く異なる道。色々と揺れる心。そこでキレるとは、カッケーな、星野さん。ブロック(苦笑) 辻くん、ホームラン。自分は野球が好きか、自問したんだろうな、あれから。

9話目 ☆4
双子回。まあ、お互いの嫉妬はあるやな。てか、このアニメ、声優さんも、一世代、二世代上の人をキャラに合わせて上手く配役してるよな、意図的に宝塚を意識して。

10話目 ☆4
さらさ、意外と意外に乙女だよな。ATフィード(笑) 選ばれたら反感を買う。降りても反感を買う。日常から演じる。理想のEカップ(笑) 確かにあれが最善だよな。

11話目 ☆5
裸の付き合い。さらさ、頭爆発(笑) ティボルトか。白目(笑) 演じ分け、千本木さん頑張ってるな。ならっち、ブーメランで自問自答(笑) まあ、さらさにベタ惚れだからな(笑) 

12話目 ☆5
山田さん、意外とリア充してたんだな。付き合えよな、押せばなんとかなるって。人を殺したことない、確かに。説得力あるな。流石、首席。んで、そこの会話聞いた上でサラサからの逆告白って、すげぇな、サラサ、大人だ(笑)

13話目☆5
サラサ、顔(笑) カオル、格好良いな。サラサの顔芸(笑) めっっちゃ素敵な先輩だな。なる程、萌え(笑)  
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 48
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

絵も声も華やかで宝塚していました。面白かったです。

 本作の最終シーンを見ておもったのは、絵がやはりいいですね。ちゃんと宝塚の華やかさが画面全体から感じられました。この雰囲気は日本のアニメの誇るべき技術だと思います。この作品全体にいえますが大変心地よく見る事ができました。人物の作画が丁寧なのが良かったです。特に渡辺さらさは一切乱れを感じなかったし、画面映えもしていました。
 最終回の雪の演出もこの水準のアニメを作れるなら、もっとリアルな降らせかたもできたでしょうが、変な言い方ですがちゃんと少女マンガっぽい雪でした。

 声優さんも演劇をやっている娘的な発声を意識したのでしょうか。渡辺さらさは幼さと演劇の経験、少女マンガの主人公といういろんな要素が的確に拾えていて、ぴったりの声でした。声優さんたちの演技は、非常に雰囲気が出ていてすばらしかったと思います。
 
 過激と歌劇を合わせたダブルミーニングだと思っていましたが、あまり過激ではありませんでした。

 12話までで少し文句もいいましたが、最終回良かったですね。{netabare} 最後渡辺さらさがオーディションに受かったこと、歌舞伎の経験を活かしていたこと、そして彼女のティボルトがとても華やかでカッコ良かったので、良かったと思います。
 変に12話の告白のシーンを引き摺ってなかったのでほっとしました。というか本筋にもならない感じでしょうか。

 あと、山田彩子ちゃんに対する揶揄を薫が庇ったのにはちょっと泣いてしまいました。これは別に友情とか云々ではなく、薫のプライドなのでしょう。自分で負けた意味をちゃんと消化したということでもあるでしょう。いい場面でした。

 今回の結論で疑問が残ったのは、杉本と先生のサリエリを語るシーンですが、サリエリの悲劇は秀才だったことではありません。天才を誰よりも理解できて、決して自分が天才になれない秀才であることを知っていて、天才に嫉妬する惨めさ悲しさの象徴がサリエリという人物です。
 杉本のトップスターになれる華やかさを渡辺さらさに見たという悩みに対して、先生の努力型の秀才も必要だという解答はお前はトップスターになれないと言っているようなものです。これは何だったんでしょうか?
 むしろ萌えだ、という解説の方がよほど説得力がありました。{/netabare}

 最後の方のあの白目はガラカメオマージュですね。ガラカメにならないように、という感想を書こうと思ったら、やっぱりクリエータたちは意識していましたね。演劇マンガ・アニメでガラカメというのは非常に大きな存在です。是非本作らしい個性を出していって欲しいところ。今のところ渡辺さらさは北島マヤにはなっていないと思います。

 高レベルの作品で人気もあったみたいです。原作ももっと進んでるんですよね。2期がこないのはあり得ないでしょう。(追記 さっき2期来てると書きましたがすみませんガセでした。まだ発表ありません。調べたら円盤もあんまりみたいですね…)

 できれば今後は宝塚音楽学校の意味と歌舞伎の家で育った意味を、渡辺さらさの身長や性格、過去を活かした個性を通じて華やかに描いて欲しいです。

 今期のアニメはちょっと地味でしたが、その中で輝いていたと思います。


以下 12話までのレビューです

{netabare}  12話で終わりかと思ってみたら最終話が残っていました。2クールじゃないですよね?
 面白いとは思いますし、アニメの出来、特に雰囲気が良いと思います。ただ、もし1クールだとすると面白いだけで「何も描けていない」という印象が強いです。

 本作の最大の柱となる設定は、歌舞伎と宝塚という男の世界と女の世界の対比だと思います。その中で伝統芸能=芸としての形の話と、舞台女優としての演技=個性の話の対比がちゃんと問題提示されていたのに、その話に行かないのが最大の不満点でした。

 また、学校のルールの厳しさが描かれていますが、その厳しさの中にどんな理由があって、何を100年の歴史の中で学んできたのかという部分が不足している気がします。まあ、実際の学校は虐待に近いという理由でルールが緩和されているという話もありますが、単なる個人の性格や考え方にストーリーを依存しないで、学校の意義のようなものがもっと欲しい感じです。

 構成として初めにあのアイドルの女の子のパーソナルな話を持って来たせいで、主題となるヒロイン178センチの女の子渡辺さらさに視点が向くまでに時間がかかります。また、アイドルの子もせっかく吹っ切れたのに渡辺さらさの傍観者になってしまっている気がします。
 178センチ設定の苦労も得なところも演劇の中のエピソードとして活かしきれていいませんし。
 渡辺さらさの助六になれないというところから、学校に入学するまでの動機もエピソードももっともっと見たかったです。
 他の子のパーソナルな過去エピソードも時間的余裕があればいいですが、1クールでやるなら余計です(拒食症の子の話は芸能学校の厳しさという意味でいいんですけど、あんな簡単に問題が解決するでしょうか)。

 運動会はちょっと学校の歴史とか階層の意味みたいなところもあって、余計だとは感じなかったです。

 マンガ版は未読なのでわかりませんが、これらはマンガ準拠だから良いというものではなく、13話1クールなら一つの話として完結させるべきで、構成を工夫して何か読み取れる結論をつけるべきだと思います。
 また、なかなか良かった初期設定から方向性がずれている気がします。連載漫画の宿命でしょうか。

 ということで、たぶん最終話待ちということになります。単にこのオーディションの結果だけで終わるのは正直不満ですが、せめて是非今までの流れを活かした渡辺さらさ覚醒で終わって欲しいと思います。

 そうそうさらさの恋愛も、告白がどういう意味を持つのか。あれが普通の幼馴染ラブだったら全然意味がありません。人の気持ちがわかる=彼の弱さに対する慈悲のような気もします(それにそもそも気持ちを盗み聞きしたんだから本当はわかってないじゃないかというのもあります)。そして彼もそれを分かっている?まさか、彼との告白を思い出して演技する…じゃないですよね?

追記 まだ12話までですが、ひょっとして2人は異祖母のイトコ同士?あの白鷗という人がおばあちゃんの葬式に来ていたということは…で、さらにさらさの両親についての情報ってどっかにありましたっけ?{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22

82.0 16 天才で学園なアニメランキング16位
Free!(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (1777)
9013人が棚に入れました
「七瀬遙」は、「水」にふれること――「泳ぐこと」が好きだった。

小学生のころ、同じスイミングクラブに通っていた「七瀬遙」「橘真琴」「松岡凛」「葉月渚」
彼らは、小学校卒業前の大会での優勝を最後に、違う道へと進んでいく。

やがて時が経ち、高校生活を無為に過ごしていた遙の前に、突然、凛が現れる。
遙に勝負を挑み、圧倒的な強さを見せる凛。このままでは終われない。

そして、真琴と渚が再び集い、新たに「竜ヶ崎怜」を引き込んで、岩鳶高校水泳部を設立。
遙、真琴、渚、怜、そして、凛。
これは、躍動感あふれる男子高校生たちの、水泳と青春と絆の物語――

声優・キャラクター
島﨑信長、鈴木達央、宮野真守、代永翼、平川大輔、渡辺明乃、ゆきのさつき
ネタバレ

かおーん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

スイマー視点から。超クソ作品。時間の無駄。

京都アニメーションということで、やっぱり「けいおん!」の男子:水泳版といって良い作品です。

エリートスイマーが挫折を乗り越えて栄冠を掴むようなスポ根ではなく、まぁそんなにレベル高くない男子達がリレーで泳いで楽しいな♪的なアニメ。

合宿回あり、お祭り浴衣回あり、水着サービス回あり(というか毎回)といった、けいおん!と同じような時系列で話は進みます。

「オリンピックを目指す」とか言ってるのもいますが、
「夢は日本武道館!」っていってるけいおんのあの子と同じノリですね。

脚本が決定的にダメ。最終話、結末が最悪にマズい。
{netabare}
県大会の上位の大会で、リレーに替え玉で出場。1位で入って失格。こんなの許される訳がない。許してはいけない。
リアルなら両校ともに水泳部廃部。関係者全員停学、競泳界から永久追放。高校競泳のみならず、大学も無理。ルネサス、SWIN、KONAMI等クラブ所属選手も無理。二度と号砲聞いて飛び込み、タッチセンサーでフィニッシュすることはない。

スポーツを主題とするアニメでこんな脚本でいいのか?
「アニメだから。」で片付けていい問題じゃない。小説でも、映画であっても。こんな作品を世に出してはいけない。やってはいけないことの一線を越えています。

(過去、他の作品ではタッチの劇場版「背番号のないエース」で、死んだカツヤに変わって、県大会決勝の9回だけタツヤが投げるシーンがあり物議を醸しました。没収試合になるという原作にはない設定です。それでも他校の生徒ではありません。
稲中卓球部でも、卓球の達人であるおばあさんを使って替え玉で優勝したことありましたが、あれは未成年の飲酒、軽傷害、痴漢、昏睡強姦未遂等なんでもありな青年誌のギャグ漫画。)

学校の代表であり県の代表である選手、つまり他人を負かして、押しのけて、そのみんなの代表になっているんです。背負っているんです。

それがこんな勝手なことして失格なんて、「Free」でかたづけられる問題じゃない。

ハッピーエンドで終わってよかった?
良い最終回だって?

水泳部以外で。他の部活動でも。演劇部とか吹奏楽部だってコンサートのチケット争奪戦だってそうじゃね?
ジャニーズのコンサートのチケット取ったけど「寝坊したwww」ってツイートしたら、行けなかった人達は怒るでしょ。北島康介が「アラフェスなう」ってツイートして炎上したばかりじゃないか。
同じ事想像してみて欲しい。がんばって、あと一歩だったこと、誰だってあるはず。負けて、押しのけられたけど、自分に勝って代表になった人達には頑張って欲しい、楽しんでほしい。

その代表があの身勝手な行動で失格処分です。

横断幕を作ってくれた学校。
壮行会を開いてくれた先生、集まってくれた全校生徒。
練習に付き合ってくれたコーチ。
応援、サポートに来てくれた生徒たち。
(これらは作中で描写されてます)
小学校入学前からスイミングに通い、高校三年間泳ぎ通して、最後の大会に勝ちたくて、地方大会に出たくて挑んで負けた、多数の選手たち。

みんなを裏切ってる。

脚本家はゆとってるのか?勝ち負けを教えられずに育つとこうなるのか?
勝者には責任がつきまとう。「とらドラ」で大河が「やっぱり面倒になったから、リュウジと別れるわ。」ってあのラストからソッコーで別れるようなOAVあったら糞だろ?やってることは同じだぜ?

そもそも4人で泳ぎたいならどこだっていいじゃん。イワトビ高校のプールで、いつでも好きに泳げ。
何で、そんな地方大会なんて大きな舞台でやる必要がある?
{/netabare}

何かに必死に打ち込んだことがある人にはオススメできない作品です。
水泳、スポーツのみならず、努力する人たちをバカにしています。

---視聴前---
水泳辞典
フリー = 自由形
バック = 背泳ぎ
バッタ = バタフライ
ブレスト = 平泳ぎ
イチフリ = 100m自由形
2コメ = 200m個人メドレー
4コメ = 400m個人メドレー
短水路 = 25mプール
長水路 = 50mプール

クッション付きゴーグルつけてますけど、今どきの高校生はノンクッションが主流ですね。
足のくるぶしまである水着は、レーザーレーサー騒動から禁止になりましたので、今売ってないですね。

リアルの水泳は寂しい世界です。1日休むだけでタイム落ちるとか言われます。
水の中でひとりぼっちです。音も聞こえません。いや、水の音しか聞こえません。それでも、ただ淡々と泳ぐ、すっげー地味なスポーツなんですが、これをどうやってアニメにするのか。楽しみです。

5人いるようなんですが、どーすんですか?
タイトルからいって、400mフリーリレーなんですかね。一人余りますが。最後は大会でガッツリ泳いで終わり、になるのでしょうか。一般的に、長水路でターン1回、1人52秒で泳がないと勝負にならない世界。これでもかって厳しく書いてほしいです。
部室でお茶ばっかり飲んでしゃべってるけど、文化祭ライブは大成功とかしちゃう某アニメみたいにならないことを祈ります。
-------
各話感想

{netabare}
第1話
面白い!
水中のCGでの、水中感がとても良いです!
だがアニメパートでのそれはまるで感じないのが残念。。。
小学生時のバトルで、ターン後にドルフィンじゃなくてキックで上がったのがよし!浮上距離も短くて良し!小学生らしい!リアルさがありました。

ホモーとかアーとか言われてますが、水泳部から見ると全然そんなの感じがない不思議(笑)。
普段から全裸耐性あると、なんにも感じねー。笑えて良し。

主人公、地元のスイミングクラブが閉鎖、そして高校にプールがないって絶望的な環境な訳ですね。自分もクッソ田舎に引っ越したら中高ともにプールがないという泣くに泣けない状況だったのでビンビンに響きます。風呂でスカーリングしたり。わかるわかる。

あの、壊れたプールを修復できて水泳部が復活すると良いですよね。でも、現実はキビシイです。数年水抜いたまま放置されたプールの修繕は事実上不可能。ひび割れだけじゃなくて配管に深刻なダメージを受けます。311の震災でも、東日本のプールの大半が修理休業が必要だったほどダメージを受けました。とてもデリケートな物なのです。

ぶっちゃけ、「紅」ちゃんがスイマーで水着姿になってくれることを希望!もちろんバックの選手がいいなぁ。なぜか背泳ぎの女性選手ってすごいスタイルいいんですよね(えびちゃんとか)。他はゴリラなんで(スイマーみてたらすげーごめん)。

2話
直せねーよ!ってプールが見事に修復。DIYでどーにかなるか?配管とか漏水検査とかどーすんのよ?
つかなに4月に水張ってんだよこのバカ顧問www
水道代(安くて20万くらいか)はどーすんだよw 授業で使ってなかったんだから、水泳部が全額負担になるだろ、死ぬぞ?ウォーターボーイズみたくバイト生活開始か? これからカエルが卵産まないように塩素入れて水質管理し続けるのか?泳げないプールに?落ちる桜の花びらとか誰が掃除すんだよwww

とかリアルな話は置いておいて。

「俺はフリー(自由形)しか泳がない」=小学生でそれってカタワもいいとこ。んなバカはいらねーなんだが、1話でメドレーリレーで、凛がバタフライで突っ込んでくるシーンがありました。ということはメドレーリレー(背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライ、自由形の順)なので、まぁ遥はフリーオンリーなんでしょう。凛はバタフライで、メドレーリレー優勝でトロフィーゲットってことは、凛のほうが器用なタイプなんでしょうか。

で、中1でもう一度フリーバトル。で、遙の勝利。
高2で再戦。凛が勝ったのは、勝って傷つけたトラウマからか、遥が手を抜いたんでしょうね。酷なコトするなぁ。
つか、ベスト何秒?って会話だけで勝負つくのがスプリント系なんですけどね、盛り上げるために逐一勝負させてますね。

桜が咲いているような背景で、プールに飛び込んでましたが・・・水温、良くて16度くらいでしょうか・・・心臓に来ますね(笑)。

腐向けとかアー過ぎて見てられない、って意見も見受けられますが、スイマーからすると、あまりに自然な光景なので、なんかフツー。あんなもんですよ?ただ、屋外プールで練習する遥たちは、これから真っ黒クロスケにはなりますなぁ。


3話
タイトルが全然関係ない件について。
ドルフィンキックなんてどこにもでてこねー。遥の飛び込んだあと、一瞬だけ写っただけかよ・・・。

クラブに通う料金が部費で出せないかって・・・
プール満タンにする水道料+管理費のほうが、クラブx4より高いんですけどね。
今日日、野球部だって部費毎月1万円くらい払ってるんだから、そのくらい自分で出せよって言いたくなるが。

あとスイムキャップ取りすぎ。プールサイドでいちいち脱ぐな。アニメなので仕方ないのかな。

んー、あの練習量だと、4人にどんなにセンスがあっても、メドレーリレーで勝利することは難しいですね。
なんでしょ、京都アニメーションって会社は、練習しないで結果を出すアニメを作るのがポリシーだったりするところなんでしょうか?
今後に期待。

4話
うーん、カメラアングルがちょっとキモイかも・・・これが腐女子向けと言われる所以か。
ストパンみた女子ってこんな違和感感じるのだろうか、とまじまじと考えてしまった。

お、練習始まりましたね!やっぱり練習しましょう。練習描写を延々とやらなくても良いんです、毎日これだけ猛練習してますよってのを1秒でも描いてくれれば。

free=自由形、何を泳いでも良い、たまにバタフライで泳ぐ選手もいるっていってますが、半分ウソです。特殊なバタフライの泳ぎ方をしないと失格になります。(辰巳で4日日程で遠征に日数使いたくないチームのバッタ担当がフリーで出てタイム取ろうとして失格になりまくってる現実。)
自由形のルールで、体の一部が常に水上に出ていないといけません(スタートとターン後の15mとターン時を除く)。バタフライは完全潜行しますので普通に泳いだらアウトです。

1週間で泳げるようになる・・・泳げるようにはなるとは思いますが。タイムが出るようになるとは・・・。
進むキックを蹴れるようになるとは5年かかるとか言われるスポーツなので。でも頑張って欲しいですね。
泳げず、沈みながら泳いでいるフォームは非常に美しく書かれています。背泳ぎの腕がキャッチから反転してモモをかすめる描写。平泳ぎのキック、引き寄せから膝を付けたままウィップして伸びる描写。こういうのガンガン描いてほしいです。

水着の試着って出来るの? →下着の上からならOKです。
あんなに在庫がある店あるのかな?水着はフィット感のチェックだけなんですが、だいたいミズノならM、アリーナだとSとかみんな決まってるので試着しないんですけどね。遥の言っているとおり、フィット感が大事なんですが。これがやっかいで、水に入ると締まるのもありますので・・・。つーか高校生なら練習はボックスの耐塩素・抵抗水着にしろって。

ロングジョンとかフルスーツとか2010のルール改定で禁止w
ビート板の使用、余裕で禁止w サポーター、テーピングすら禁止っすよ。

5話
タイトルにある、オープンウォーター。意味はぶっちゃけ、ただの海。ワントラブル=死に直結、という超過酷な環境です。ダイバーが2人1組なのは、生存率を上げるためです。
1kmx4のコース・・・水泳部なら1時間かかりません。が、給水できないので危険極まりない。4人でかたまっていっても危険。トラブったら死ぬ。レイの、ビート板でキックだけで4kmて、こっちのほうが死ねるし猛特訓過ぎ! 自由形の推進力はプル8:キック2とかいわれる。キックじゃ潮があったら進まんわ。

オープンウォータースイム(マラソンスイム)が北京から五輪種目になりました。当然、出場枠など持っていない日本ですが、貴田選手が世界選手権で5位になり、自力でロンドン出場をもぎ取った、日本人長距離スイマーの夢の競技。

でも1人で練習してはいけません。複数でもだめです。鹿児島の小学生が遠泳やってますが、夏休みまるまる泳いで、選手選別までして、グループ組んで、同伴の船が付いてます。

まして、夜の海に入るとかマジで死ぬ(危険ってテロップ出てワロタ)。警察に自殺で処理されますよ?
溺れている姿を見て、マコちゃんはすぐに飛び込みましたが、これは不正解。ライフセイバーでも、最初の行動は「助けを呼ぶ」ことです。他の2名を叩き起こす。これで1人に救助を呼びに行かせることで生存率が大きく上がります。みなさんも。いきなり飛び込んじゃダメ!ゼッタイ!

こんな無駄なことしてないで・・・ターンの精度上げるためにも、学校の短水路を延々と往復してろよ・・・1人1コース余裕で専有できるんだからさー。

海での練習中、引き返したりで頭出して浮いてるシーンありましたが、あれ普通に浮きませんので、マネして深いところ行かないように。キックかスクリューでもがいてないと浮いて呼吸することすら、足の付かない海では難しいのです。

離れ小島まで泳ぐの、想像以上に危険なんすよ。あれだけキレイな海だと珊瑚あるので、陸に上がる前とか、砂浜でも足の裏ザックリ切るんすよ。
グアムで調子ぶっこいて離れ小島まで泳いで。浜に上がろうと思ったら珊瑚で足切って血がダクダク。やっべいてーなぁと思ってたら小舟が来たので乗せてもらったら、「サメに食われなくて良かったなハハハ!」って現地の人に言われた経験を持つ自分も海はトラウマ。
これ、水難事故気をつけましょう、の回だよね。

6話
水難事故に気をつけましょうの回、その2。
相変わらず内容ないな、京アニ。これって、けいおんの合宿みてーだよ、やめろよもう楽しくねーよ。
凛の「何やってんだ、あいつら」が全てを物語ってる。アフォな練習してないで、プールでやることあるだろ。
飛び込みからキック5回で浮上・ストロークカウントからゴール5m前まで、ターンからドルフィン3回、浮上までとかセクションわけてタイム取れ。しばらく練習してなかったんならプールでセクションごとの練習繰り返してタイムあげとけアフォ。

7話
遥負けました。しかも予選落ちです。
解説。予選は順位でなくタイムです、予選での順位は関係ありません。
凛は予選5位。遥は8位までに名前がありませんでしたので予選落ちです。(1秒くらいしか写さなかったけどw しかしあのタッチの差で、3人以上が割り込むってすげぇな。といってもイチフリって超激戦区なんでまぁあり得る話ではある)

といっても、凛も地区大会で5位じゃやばいです、どや顔してられないくらい恥ずかしい。オリンピックに出たいとかって話はどーなったんだ?(笑)
学年とか水泳はあまり関係ないのです、3年生になったからタイムあがるなんて保証はありません。ブレストで五輪金メダル取った岩崎恭子は中学生でした。

決勝は予選の順位ごとにコースの中央からコースが決まっていきます(陸上と同じ)。北島とかが中央のコースで泳いでいるのは速いから。凛は決勝、隅の地味なコース(2か7?)で泳ぎます。国際プールだと、中央3コースは下にレールがあり、カメラが同伴しますが端はなかったりします。
凛との勝負どころじゃなく、予選落ちした遥はかなりヤバイです。地区大会で予選落ちってw どのくらいやばいかって、ウォーターボーイズの最初、妻夫木が負けましたね?あれと同じくらいしょっぱい。タオルかぶったまま泣くところですね。足の付くプールでシンクロにでも転校しとけカス。

凛がレース前に、一緒に泳ぐために「申告タイムをわざと落とした」とありますが、自己申告したベストタイムで予選の組み合わせが決まることがあります。で、いるんですよ、遅いタイムで申告するアフォ。

といっても、やっぱりバトルは熱くていいですね!
凛が先にターンして、すれ違うシーン。呼吸時に目が合うとかもう勝負になりませんw。凛はバッタ専門らしくターン後にドルフィン数回蹴ってる=浮上は8m以上先。しかも浮上1発目の呼吸をしないことはセオリー。遥もフリーの選手なら、5m前から呼吸はしない。ぶっちゃけ20m以上の差が付いてます。「はッ!」じゃねーよ、追いつけるわけがねぇwww

来週のみどころ。メドレーリレーですね!
渚・真琴・凛・遥の順で泳ぎます。渚はバサロで15mくらい潜ってくれそうですね!真琴の「ひとかきひとけり」、美しく描いて欲しいものです。

8話
しょっぱいなー。個人種目、地区大会で全滅。
怜のゴーグルが外れた!ですが、ゴーグル外れるとマジでタイム落ちます。ゴーグルが外れず、水だけ中に入ると最悪でさらにタイムが落ちます(周りが全く見えない)。
「直せばいいじゃん」という訳にもいかず。バタフライは左右対称に動かないと失格なので、ゴーグル直そうとした瞬間に失格という罠。

だから、夜に水に入るんじゃねぇ!

ぶっつけ本番のリレー。予選落ちのかき集めなんだから注意も練習もないと思うが。フライング注意くらいか?
とてもじゃないが勝てると思えないけど勝っちゃうんだろうなぁ。

しかし、ブランクが長く、まともに練習してないイワトビ水泳部のほうが伸びしろありますね。
ヤバイのはサメ歯の凛だな。五輪目指してオージー留学までして地区大会予選スレスレなのは、将来ないな。

9話
????? 
なんだこの回は?

メドレー勝利、、、つかそんなに巻き返せるかっつーの。
メドレーリレーが、なんか穴場みたいな、まるでテニス四大大会のダブルスみたいな描かれかたしてるのがちょっと・・・。

あれっすよ、メドレーリレー専門の選手なんていないんすよ?各種弩弓のスプリンター、エースが出場ですよ?
ロンドン五輪、日本は入江、北島、藤井、松田ですよ? フェルプスとかソープとか出てくる競技ですよ?
予選落ちが集まって出場して勝てるような競技ではありませんのであしからず。

リレー、タッチの直後、仲間が上を飛んでいくところをカッチョよく描いてありますが、あれ、背泳ぎの選手だけ見えます。
タッチと同時に飛ぶ練習を繰り返すので、ホントにタッチした瞬間に飛んでいきます。2013年世界選手権でUSが失格になるくらいシビアです。「手が着いた!」って見えてから飛んだら遅れるので、手が着く前に飛ぶイメージです。
フライングさせないように、流れないよう伸びてタッチするので、フィニッシュして頭上げたときには次泳者は水の中。「ハル先輩・・・!」って上を見ても空。10mくらい先で浮き上がってますね(笑)

このアニメって、結局は過去の栄光にすがって逃れられない地方スイマーの話?になるのでしょうか。

小6の時に泳いで勝利した、メドレーリレーがフラッシュバックしてしまい、それを追い続けてる悲しい男子4人。そうとしか、みられない。

高2にもなって、小6のリレーが忘れられないって・・・
個人競技に、「お前達と泳ぎたい!」ってチームワーク?

キモすぎw

10話
回想回。
小学校のときのメドレーリレーを回想して、なぜリレーにこだわるのかを説明してる?つもりなのか? 結局わけわからん。

水中撮影、ビニール袋に入れただけで水中にカメラ入れると壊れます(笑)
SANYO Xacti(現パナ)が発売になったときちょっとしたニュースでした。水中撮影を身近にしてくれた名機。ありがとうSANYO。

11話
語られる凛がリレーにこだわる理由。
「リレーなんかやってたから遅くなった。」んなわけねーじゃん。
小学生でメドレーリレーの選手になったからって、一種目だけ延々と泳いだりしませんがな。4種目、みんなと同じに普段通りのドリル中心、最後にちょっと引き継ぎ練くらいなもの。

これで、あの予選のレベルで「世界」を口にだせるってある意味すごいけど。痛い。

なんか見てるの辛くなってきた。次回最終回じゃなければ切るレベル。
高校2年にもなって小6の大会とか思い出すか?気持ち悪い。

能書き垂れてないで泳げ。


12話
糞すぎる。脚本ウンコ。
他校の選手が出場って、前代未聞ってレベルじゃねーぞ。

実際やらかしたらどうなるんだろ・・・
最低でも両校ともに部活動停止。
最悪、両校共に部活動廃止、全員停学だよ。

仲間意識で失格覚悟でなかよしこよしにフリーダム♪って話じゃない。
学校に横断幕出てたじゃん、壮行会まで開かれてたじゃん。
県大会勝利して地方大会に出てる訳じゃん。県代表なんだぞ?背負ってるんだぞ?他人を押しのけて出場してるのに、そんな勝手が許される訳がない。

そのむかし。とある県の水泳部(おとなりさんだった)が、消毒用の錠剤(混ぜるな!と言われてる2種類がある)をジュースのビンの中で混ぜる実験してたら爆発して流血・入院騒ぎ起こして廃部になってたぞw
んなことでも廃部処分なんだから、これはアウトだ。

{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 24
ネタバレ

Ballantine さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

これから見る人は要注意。女向けと言うかお姉向け(最終話まで

なんで男が沢山出るとホモって言われるかって?
その理由の1つが
前情報とかなしになんとなく見ていて普通のアニメだと思っていたらホモEND(キスとか)だった。
私はそういうアニメには殺意が湧いてくる。
そういうアニメが増えているので警戒してホモ展開になるんじゃないかと警戒しているのではないだろうか?
まぁいわゆる予防線ですね。


京都アニメーションなので安定の作画クオリティー。
水の表現に力を入れているとかなんとか。
BL展開に流れたら見るのやめます。
きっと京アニだからBLにはならないと願いつつ。
まっ普通に最後まで見る事は確定…しないかも…


■あらすじ(公式引用)
俺とお前の差を教えてやるよ!

「七瀬遙」は、「水」にふれること――「泳ぐこと」が好きだった。

小学生のころ、同じスイミングクラブに通っていた「七瀬遙」「橘真琴」「松岡凛」「葉月渚」
彼らは、小学校卒業前の大会での優勝を最後に、違う道へと進んでいく。

やがて時が経ち、高校生活を無為に過ごしていた遙の前に、突然、凛が現れる。
遙に勝負を挑み、圧倒的な強さを見せる凛。このままでは終われない。

そして、真琴と渚が再び集い、新たに「竜ヶ崎怜」を引き込んで、岩鳶高校水泳部を設立。
遙、真琴、渚、怜、そして、凛。
これは、躍動感あふれる男子高校生たちの、水泳と青春と絆の物語――


■WEBラジオ(wiki引用)
『イワトビちゃんねる』は、2013年6月17日よりランティスウェブラジオと音泉にて配信されているWEBラジオ番組。パーソナリティは、島﨑信長(七瀬遙 役)と鈴木達央(橘真琴 役)。毎週月曜配信。
http://iwatobi-sc.com/radio/


Freedom! [Free! MAD]
http://www.nicovideo.jp/watch/sm21542456
これには爆笑してしまったw


簡単にこのアニメの説明をすると、男キャラに女っぽい仕草と女っぽい展開をさせてゆるふわストーリーという感じ。
腐向けというよりお姉系好き向き?な感じ。
ホモホモしい所も沢山あるが、キスみたいな露骨な事は最後まで無いが明らかにホモホモしい想像ができるシーンが沢山あるので気持ち悪い。
単純にホモっぽい感じに男っぽい所が見れるのかと思いきや何処の層狙って作られたアニメなのかさっぱりわからないアニメでした。
水泳も適当だしスポ根でも無いしキャラ萌えだけなんだろうなぁと。ストーリーもひどいしなんだったんだろうこれ。


各話感想
{netabare}1話
って冒頭回想だったのか!!
水の表現はうーんなんか微妙な気がしないでもない。
鯖うまそう…水着にエプロンってww裸エプロンかい!
ホント京アニはタレ目好きだなぁ。先生がエルタソっぽい。
今って屋上開放されてる学校ってあるのかな?
飛び降り事件が多発して以来何処も上がれないんじゃないかな?
私は小さい頃から全部の学校で屋上は禁止でした。
砂糖かけてどうするw
劇場版中二病でも恋がしたい。っていつの間にCMになったんだよww全然気づかなったぞw
なんで写真残ってるんだよwトロフィーうめんなw
帰ってきた凛!宮野真守△海外でボロ負けたのかな?
そりゃ水貼ってるわけねぇよなww
ゴウちゃんとか名前がひでぇww浅井長政の三女がゴウだったのか!
なる程凛は水泳強豪校の選手なのか。
なんで脱いでるんだよww
勝手に人の学校で泳ぐなってかなんで開いてるしw全裸水泳ww
昔水泳習ってたけどフリーってなんだっけ。覚えてねぇ…
ライバル関係か。
なんかOPED微妙な気がする…


2話
なんで歯がギザギザなんだ?某忍者アニメのサメみたいなキャラのやつみたいじゃないか。
まぁ怒られるよね。女先生可愛い。
GOちゃんがリトバス鈴にちょいちょい見えてしまう。
まぁ髪型位なんですけどね。
アニキ水泳部じゃねぇのかよ。
工エエェェ(´д`)ェェエエ工先生水着にならないのかよorz
まぁきっとフラグで後でどうせ水着になるのだろう。
どういう事なんだ。凛がキレる理由はなんだ?ハルが真面目に競わなかった事に腹を立てたのかな?
GOちゃん入るんかーい!なんて無防備な子。ってかあざといと思われても仕方ない。
プール潰れるのか。えw誰だよww佐々部コーチそんな見切れてたのか?w
遙と凛でこっそり勝負してたのか…凛それでグレちゃったのかな?
なる程それで遙も。


気づいてしまった。気づいてしまったんですよ。
違和感がなんなのかわかった。男なのになんで女の仕草してんだよ。
手を組んだり手を握ったりワクワクみたいな手の仕草したり。
リアクションも手を後ろに伸ばしたり。
http://p.twpl.jp/show/orig/nGpBv
喋り方とかもおかしい気がしてきた。なんか変だ。
渚と真琴がひどい。どうなってんだこの二人。後EDだな。
気持ち悪い。これだこれ。ここがホモホモしい原因だったのか。
いやホモってかおねぇってかなんていうかナヨナヨしすぎ。キモい。
京アニは女しか書けないのか?男の仕草がおかしい。
これに気づいてからそこばっか気になってしょうがない。
やばいキツイかもしれない気がしてきた。
EDのミスマッチ加減にもガッカリだ。


3話
なんだやっぱ風邪引いたのかよw
もう一人部員増えるのか。
あれこんなOPだったかな。なんかかっこいい。
あらっ小学生時代を文庫化ってアニメじゃやらないのかな。
イワトビちゃんストラップきもい。
屋内プール高そうだ。
うーん先生がエルに見えてくる。
あれ?竜ヶ崎くんレンズ入ってない?頭脳派なのか。
理論と計算w 何処の牧瀬紅莉栖だよこいつw
うわ棒に刺さりそうでこええ。
合同練習ノリノリだな相手の部長w
うーんやっぱ女臭い手の動きだ。
「すっごく綺麗だったんだよね!」の手がキモい。
ハルちゃんさんw 泳がないって見るだけなのか?
ゴウのエロ妄想が捗ってそうだ。
レイが盛大にずっこけたwww凹んでるw
泳げないのになんで脱いだしw
レイの興味の持ち方が変だ。レイ「ばっ!」ってなんだよw
強引だなレイの入部。
そして相変わらず謎の砂漠ED…


4話
やっと部活発足か。
レイ泳げるようになるのか怪しいなw沈んでるw
しかしまぁ泳ぐ所から始めるとかスポ根ものは望めなそうだ。
大会でてとか熱い流れあるのかなぁ…
えっ二三日で泳げるようにならんもんかね?やっぱり沈んでるw
まぁ背泳ぎとか色々やるなら無理か。
勉強のしすぎで頭が重いってどういう事w
水着関係無いだろ。淡々と日にちが進むなぁ。
度付きゴーグルなんてあるんだな。
あれ?水着って試着できるんだっけ?
凛vsハルで話が進むのかなやっぱ。
県大会なんて出れるのか?泳げない奴いるのにw
進まないww
そういや泳げない友人に毎年海で泳ぎ方教えても泳げるようになってないっけなぁ。
え?なんでいきなり泳げるようになったんだ?
バッタってバタフライ?無理じゃね?あれ程難しい泳ぎ方も無いぞ。
結構適当な水泳知識くさいなこれ。
そういや今回それ程金髪の変な仕草気にならなかったな。
あら?来週休みなのかな?


47 名前:声の出演:名無しさん[sage] 投稿日:2013/07/09(火) 08:15:26.52 ID:i4/JQwek0
ラジオで韓国からのメール紹介してて
非常に不快だったから苦情送っといた
ほんとメディアは隙あらばチョン関係をねじこんでくんな

174 名前:声の出演:名無しさん[sage] 投稿日:2013/07/23(火) 15:26:19.25 ID:w/5xIe4G0
またラジオで韓国メール紹介してたな 
きっもちわる 
このタブリエコミュニケーションズってチョン企業なの?
ほんと吐き気がするわ

176 名前:声の出演:名無しさん[sage] 投稿日:2013/07/23(火) 20:07:27.92 ID:IDIt6CS00
>>174
自分も不快だったからメールで苦情送ったよ

188 名前:声の出演:名無しさん[sage] 投稿日:2013/07/24(水) 09:14:51.91 ID:OvG/Ut5h0
放送作家誰よ

191 名前:声の出演:名無しさん[sage] 投稿日:2013/07/24(水) 10:56:35.14 ID:Z886Vj4o0
>>188
南口企画・企画厨房@『Free!』WEBラジオ【イワトビちゃんねる】01回が更新。パーソナリティは七瀬遙役の島崎信長さん・橘真琴役の鈴木達央さん。
ラジオの感想、出演者へのメッセージ、各コーナーへの投稿宜しくお願いします。構成田原

192 名前:声の出演:名無しさん[sage] 投稿日:2013/07/24(水) 11:06:18.07 ID:lSbSaNVE0 [4/4]
>>191
なるほど 韓国推しはこいつの仕業か

うわうわラジオ韓国押しとか狂ってる…


5話
県大会まで48日。
イワトビチャンシークレットってなんだよw
フリーしかって意味がわからないんだが…
フリーのなんだよと。
地獄の無人島合宿。六位とか微妙すぎるwまぁ入賞するだけましかw
部費足らず。
締め付けが微妙に違う…(意味深
キャンプ道具すげぇなぁ。無駄に欲しくなる…
今更気づいたけど無駄に肩幅広いな。
まことの謎トラウマ?
先生何処へ行くつもりなんだその格好w
なんでプールあんだよ…
鯖みてぇな臭いってなんだよ唐突すぎ。
先生とGOだけ民宿とか舐めてんのか。
いやいや無理だろそんな遠泳とか…プールでやれよ。
なんだこの舐めきった水泳は。ありえんだろ。
先生マジ天使!
しかしGO兄妹はナツメブラザーズを思い出すなぁ。
鯖アンドホッケ 鯖アンドパイナップル ねぇよww
ピザのパイナップルだけは許せないって酢豚だろそれ。
ハルちゃんとがいいなぁ~ あっホモ発言。
うわーなんで夜に泳いでんだよ。はい。そうなるよね。
これはひどい展開。クレーム来るレベル。


6話
※夜の海で泳ぐことは危険ですので真似しないで下さい。
なんだこれ。だったら最初からそんなシナリオにすんな。
海荒れすぎだろ。一体ここまでに何十分経ったんですかねぇ…
あっさり救出してるし。
息が弱いと人工呼吸するもんなのか?まぁ未遂だったが。
実にホモホモしぃ…アングルとかのせいもあるのかな。
なんか体つき気持ち悪い気がしてきた。
ハルと一緒に泳ぎたいんだ。なんか気持ち悪い。
えぇっそこ怒るとこだろ…なんで怒るのやめたんだ…頭おかしいのか?
裸にエプロンまた出たww完全にホモアニメだなw
っつうか廃墟の缶詰食うってあり得ないだろ。
そもそもなんでテントに戻らないのか…
玲不遇すぎるだろ3面ってw
金髪がいちいち気持ち悪いなぁ…
3kmの距離で船が沈んだのか。
そんなトラウマあんのになんで遠泳したんだ?意味不。
泳ぎたかったから…動機付けが希薄。
あれがデネブアルタイルベーガ。
なんかこのセリフあちこちで使われるなw
なんで帰らないんだよ。普通事故ったら帰るだろう…ありえん。馬鹿なの死ぬの?


7話
県大会まであと五日。コーチ必要無いのか。
扉開いてるからって勝手に入るか?って夢か。おやじ?
フリーの100に出るのかハルカもリンも。
レイもリレーに出るだと!?その前に普通に泳げるようになれよw
半吉ってなんだ?待ち人きたる。
オヤジって親父?友達?愛称?親父か?わかりづらw
なんで親父の子供の映像が出てくるんだか。
県大会の当日か。一気にすっ飛ばしたな。
ってかなんで県大会なのに必ずリンと勝負する事になってんだ?水泳ってタイム競うからそういうものなのかな?
エントリーの申告タイム順なのか。
リンの勝ちか。予選落ち!?
どうせ遙勝つんだろうとか思ってたからこれは気になる。
こっから後半どうやって遙と凛をまた戦わせる展開に持ってくんだろうか。


8話
二度と泳ぐことは無い。はいフラグですね。
OPなかなか良いだけに内容が…
先生とコーチは知り合いだったのか。
ハルカのシャワーシーンのケツの筋肉おかしくね?腰の位置より高かったぞ…
勝ち負けじゃない別の理由?小学校の頃のリレー?
渚の動きがやっぱり気持ち悪いw完全に女だな。エルの顔にすげ替えたら可愛いかもしれない。
いーけいけいけいけいけまことー!ちょっと吹いたw
なんだろう見せ方の問題なのか競争の緊迫感が伝わってこない。
レイいつの間に泳げるようになったんだよwってやっぱバタフライなのかww
水泳で押せ押せってどういう事ww
なんか泳ぐシーンの作画が結構雑な気がする。
まだ1巻も出てないってのにクリアーファイルだのドラマCDだのキャラソンだの充実してんなぁ。さすが京アニ。売れてるのかな?
なんだ全滅かよ…
二日目だと?個人メドレーとリレーか。リレーそういやハルカやらないんじゃなかったっけ。一悶着ありそうだな。
風呂をGOちゃんが確認するのはどうなのよwwまぁGOちゃんになら覗かれたいかもw
メドレーリレーってクロールとか背泳ぎとか全部やるやつだっけ?
人んちで勝手に何やってんだっていう…ってか親いねぇのか?
まぁその辺アニメだからツッコんでもしょうがないか。
泳ぐんかーい!おいおい今まで拒否ってた理由はなんだったんだよw適当すぎんだろw
荒々しいダイナミックな泳ぎ!なんじゃそらw
手が伸びるような錯覚を起こすストローグ!w
なんだそのバッタはなってねぇ!ここひどいw
そして遙か。
割りと楽しめてるからそこそこ面白いアニメではあるんだけど突っ込みだすとキリがない位色々ひどい所が…


10話
ショタ回か。OP普通にいい感じの曲だよなぁ。
なんかもっとOPみたいなアニメだと思ってたんだけどなぁ…
桜のプールってなんだよw
スイミングクラブも一緒だったのか。
3kmちょっと走って通ってんのかよ。小学生にしては遠くないか?
花壇にって言い訳きつくないかw
なんだ遙急に走って帰るとか対抗意識燃やしてるのか?
水の中にいることが自然だからフリーって意味不。
凛がリレーに拘るのはなんかあんのかな。
花壇の案採用されてるしw
あれこれ1話の話だっけ。見たことのない景色見せてやる。どんな景色なんだ…
ゴローちゃんいつの間にコーチにw
ってかなんでちゃん呼びなんだ。
いやいやいやカメラセットありえんだろwwまぁアニメだからいいかw
遙下手くそになったって事かな?
カニチゲ鍋?ダイエットでもしたいのか?トマト鍋だったのか。
うっわ先生グラビアやってたのかよww水着関係の仕事じゃねぇw
先生清純派癒し系かと思ったのにガッカリした。
露出狂はAVでも出ればいいんじゃないんですか?
なんだろう。グラビアとか芸能界行っちゃう女って露出狂かミーハーにしか見えない俺は偏ってるのだろうか?
凛の親父はイワトビ一期生だったのか。
なんでオーストラリアなんだろう?水泳強かったっけ?
中学1年の冬休みに何があったんだ。
オーストラリアに行ってまで鍛えたのに勝てなくて折れちゃったのか。
レイが熱くなる意味がわかりません。
ってか凛やめた癖になんでまたやってんだろうか。
レイばっくれたか。まさか乗り込むのかよw
凛ちゃんさんってなんだよw凛さんですねでいいだろ。一々ちゃんつけるな気持ち悪いw
そうかこのアニメの違和感はちゃん呼びってのが気持ち悪いのか今更気付いた。
相変わらず意味不明な砂漠ED。曲は悪くないんだけどなぁ。
次回予告のブーメラン眼鏡wwwくっそ吹いたwまもww


11話
凛は世界を狙ってるのか。
ってかなんでそんなブーメラン眼鏡が熱くなってんだかよくわからん。
ほんとだよなぁなんでブーメラン眼鏡に話さなきゃならないんだっていう。
え?嫉妬?女かよこいつwwきもいw男にこの展開は無いだろw
ブーメラン眼鏡意味不明すぎるw当たり屋かよw
心配してくれたんですかってこいつガチホモかよw
あぁそうかホモだと思えば納得の行く展開だな。
「あんな人もういいんです。もう知りません。」発言が完全に女w
お見舞いに結局食べ物買ってきたのかよw
いやぁメロンパンには牛乳じゃないか?
凛は何かあったのか。
行くぞって言われてブーメラン眼鏡嬉しそうだなおいw
イワトビマスコットが気持ち悪いw
そしてこのBGMwwwダメだどうしてもあの動画が脳裏を横切ってしまうw
ヤバイかつ丼食いたくなってきた。
あれそういやなんの試合なんだ?県大会終わったのになんかあんのかな?
え?渚寝てなかったか?なる程レイがいなくなった後だったか。
渚抱きつくとか完全にホモww
今度は凛がブーメラン眼鏡呼び出したか。
海外でズタボロだったのかやっぱ。
リレーのせいでダメになったと思ってるのか。
ってかなんで呼び出したのか謎wまぁ話の都合なんだろうけど。
わざわざブーメラン眼鏡に喋る意味がわからない。
フリーの100だと?リレーに出れないのか。あらら。
来週フリーで遙とやりあって和気あいあいENDかな?


12話
日曜日に池袋アニメイト前に女の子がいっぱい集まってたけどフリーのイベントかなんかだったのだろうか?
凛なんでこんな駄目なんだ。荒れてんな。
ハルなんで一緒に泳げないの?わけがわらないよ。
ブーメラン眼鏡が気持ち悪い…
男の仲直りの仕方じゃないなこれ。
何の時間が無いんだ?凛はなんでハルにあたってんだ?
なんじゃこりゃww色々わけがわからないw
は?凛なんで同じチームになってんの?意味不明wご都合すぎ。リアルでもこういうの有りなの?
なんでハルの飛び込み姿見て( ゚д゚)ハッ!としてんだよww
なんで抱きついたwwwきもいwwアウトだなこりゃw
ブーメラン眼鏡の疎外感がひどいw
結局失格かよwwこれはひどいw
退部すんのかよ。なんじゃそら。なんだ辞めさせないのか。
ニトリの笑顔が気持ち悪いw
うわっこれで終わりかよ。なんじゃこりゃw
っと思ったらおっと凛転校してきたのか?合同練習で来ただけなのか?
最高の仲間に戻りましたとな。うーん感動しないなこれじゃ。
実にホモホモしいアニメだったなぁ。完全に女向けだった。
宮野真守出てなかったら途中で切ってた作品だったかな。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 58
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

遙かなる自由

水泳&友情の物語になりそうです。

たまこまーけっとの時に流れていた京アニCMはコレの予告だったんですね。

作画は京アニらしくて良いです。水の表現とか難しそうだけど頑張って欲しいです。

※1話感想{netabare}
しかしこれ女性向けなんでしょうか? 王子様感が強いです。
半裸のイケメン祭りや風呂乱入に半裸エプロンとかちょっとあざとく感じます。
あまりそっち路線に傾いて欲しくないんですが
今後もちょいちょいサービスショットが出て来そうです…。(^_^;)

「タイムにも勝負にもこだわらず水を感じる事が大切」とか
「見たことのない景色を見せてやる」とか「俺はフリーしか泳がない」とか
台詞がくさいのも今はまだむずがゆいです。
台詞に見合うアニメになるのでしょうか?

ストーリーとしては何だかんだで水泳部作って打倒鮫塚。
水泳関係の夢破れた新任教師が顧問ってなっていくのが見え見えなんですが
うまく情熱が伝わってくれば楽しめると思います。
今の所掴みが甘く微妙に感じるので盛り上げて欲しいですね。
{/netabare}

※2話感想{netabare}
なんだか凛の性格が悪いように描かれていますが、主人公の遙の方が嫌いです。大嫌いです。
一生懸命に勝負してくる人にもどうでもいい態度はやはり失礼に感じます。
こういう情熱を感じない奴に負けるのはもの凄く悔しいし勝っても勝ち甲斐が無いし
メドレー等団体戦でも喜びが分かち合えず虚しくなります。
凛もそんな気分なのでしょうか?親友とライバルに成りたかったのだろうし。
遙をどうにか悔しがらせたい気分になりましたのでアンチ遙で物語を追いそうです。
彼が『競泳』の良さに気付き情熱の炎が灯る展開を希望しています。
あぁー書いてるうちにまた腹立ってきた…こんなのが主人公なのか。負けるな凛。

天ちゃん先生は水泳関係で夢破れたのかと思ってましたが正確には水着関係。
水着を見せる事に反応してたのでグラビアとかモデル関係かな?
心か柔肌に傷でも付いてしまったんでしょうか?何があったのか気になります。
今の所この先生が一番好感度高いので出番が増してくれると良いのですが。

プールに関しては汚れているのは良いとして
学校の公式な設備なハズなのにあんなにひび割れ草生えるまで放置される事あるのかな?
割とあっさりと水泳部作れたので苦労の描写が欲しかったのかも知れないけど
蛇足でリアリティを損なっている気がします。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
新入部員GETできましたが泳げないという事が発覚。
遙が努力を見せない分、これから彼が努力する姿は見られそうです。
ただ棒高跳び諦めるのが早いヤツなのが玉にキズですが。(^_^;)

どうやら遙が自由の象徴になっているみたいで
彼がフリーに拘る理由やタイトルの意味はより鮮明になった感じはします。
しかし自由を支えている努力の部分が遙には無く、
また努力し支えてくれる仲間の存在にちゃんと気づいていないのがもどかしいです。
凛も含め周りは懸命なのだけどそんな中一人ぷかぷか浮いています。
悪いヤツじゃないのは分かっているんですが水と自分しか見えてないのがな…。
作品を通じて変わって行ってくれると良いのですけれど。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
凛の練習メニューを見て彼の努力を少しばかり知った遙。
少しは気にして思う所もある様で『競泳』を知る一歩となってくれれば良いのですが…。
『泳げない怜』と『競えない遙』
互いに教えられ合い、互いに成長して欲しいです。

やはり私は凛の方に感情移入してしまっています。
勝っても負けてもヘラヘラしてる奴と勝負してもストレス溜まるだけ。
遙が凛を認めきちんと勝負してくれるまでこちらを応援します。

男の水着会は嬉しくないですねー。女性視聴者は喜んだのか…な?
流石に筋肉好きの江ちゃんもお腹いっぱいになってしまった様子。

怜はなんとバタフライで泳げるように。
途中蝶々が良く映っていたのでそんな気がしてましたが…
実際あり得ないけどその辺はツッコんだらいけないんでしょうね。(^_^;)
彼の自由は蝶という形だったという事で。まずは県大会へ。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
岩鳶高校には過去水泳部があった様でその練習メニューに乗っ取り島巡りの合宿へ。
過去の水泳部は成績は微妙。OBが居るとしたらピザ屋かな?
何はともあれ都合良くイカ釣り漁船を持っていてくれて良かった良かった。
島ではたまたま(?)鮫柄にも鉢合わせだし、
琴にはどうやら海に纏わるトラウマがある様で波乱が起こりそう…って思ってたら
怜がスゴく無謀な事してて一大事。晴れてた空も何故か一気に雨模様でピンチです。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
元々ビート版レベルの奴が遠泳する自体危険極まりないのに夜泳ぐからこーなるんです。
天気も一時的に荒れすぎ。海も数時間だけあんなにうねる事はあり得ないです。
この合宿色々と無茶すぎ&過剰演出でチョット冷めてしまいます。
人工呼吸も躊躇うからなんかいやらしくて狙いがあざといです。

琴はお爺さんが海で亡くなったのがトラウマになっていたみたい。
この2話でこの話を入れ込んで四人で乗り越えるのを表現したかったのでしょうけど
やっぱり強引すぎで、もうチョット上手く話を運んで欲しかったな。
このままだと鮫柄と鉢合わせた意味も良く分かんないし…次回もう一波乱あるのかな?
いよいよ県大会が始まるみたいだけどメドレーにはエントリーするのかな?
{/netabare}

※7話感想{netabare}
やっと凛と遙の対決の時。遥が好きになれないのでやや凛持ちです。
ちょっと幼稚な所あるけどね。あと、試合に親父の死を背負う事もないと思う。
遥が珍しくやる気になってるけど凛がウザいからって感じで
正面から受け止めての勝負とは少し違う気がして気持ちの良い対戦ではないですね。
そんな二人は予選でいきなり対戦。申告タイムって漏れちゃって良いものだったのかな?
次回まで引っ張るのかと思ったけどとりあえず凜の勝利で決着。
え!?遥が予選落ち!? あのタッチの差で3人以上割り込んでたのか。
ってか、予選で全力出して二人とも県で5~9番目のレベルの選手なのか…微妙~。
勝った凜も凄く喜んでても5位だし、そんな悪態吐かなくても…ヒールだなぁ。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
遙は相変わらず自分のことばかりで身勝手です。
周りがみんな良い人たちばかりだから成立してるけど、
実際こんな奴居たら相手にされなさそう。
凛も結局みんなと泳ぎたいだけじゃないか。素直になりなよ。
みんなで協力して同じ思いを共有できれば勝ち負けに関わらず価値があるのだと思うけど
そういう展開になっていくのかな?
尺の関係だとなのだろうけど見かけや志の割に
県大会で予選落ちしちゃうレベルの話なのかと思うと少しテンション下がってしまいます。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
祭りに野郎だけで来てる割に爽やかです。まぁ作風だしね。
皆、遙に気を使ってイイ奴です。SPみたいだけど。
遙を支えているのはこの仲間あってこそなのだと改めて思った一話でした。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
七瀬はるかって何か聞いた事あるなーって前々から思っていたら
パワプロに出てくるお嬢様だと判明しつかえが取れました。

…っと、どうでもいい話はさておき、天ちゃんはやっぱりグラドルでした。
引っ張った割に何も起きなかったですが…これからかな?

凛が望んでいるのは結局、勝利ではなく仲間な気はしますが
何でこんなに拗れるのか? 怜の言う通り意味が分からないです。
中学時代に修行帰りで遙に負けたとして、才能の壁や嫉妬を感じ自己否定され
『努力しても望みに届かない凛』が『才能を持っているが望まない遙』を
許せないし悔しい気持ちまでは分かるけどそれ以降の拗れは性格の問題ではないかな。
努力しない遙も嫌いだけど嫉妬深い凛も見苦しいです。
普通のスポ根だとそれでも努力する姿が清々しく好感が持てるのですけれど…。
もうどっちもどっちで応援しがいがないな、これは。(^_^;)
他のメンバーや先生等、脇役の好感度は高いのが救いです。
今後どういう展開でも良いけど、脇役が幸せになれー!
{/netabare}

※11話感想{netabare}
凜は思っていた程は遙に嫉妬していない模様なのに何故こんなに拗れるのか…。
水泳でリレー頑張ってたから個人成績伸びないという理論になるのもちょっと変だし。
凜と怜の口論してたけど二人とも似た者同士で
仲間と泳ぎたいという気持ちは共通している様でもあります。
小学校時代のリレーがよっぽどなのだろうけど(ある意味トラウマ?)
結局は過去の事象がどうのこうのと言うより、
素直になれなずヘソを曲げてしまった凜の性格に問題があるとしか思えなくなっています。
近くに良い後輩君が居るのにも気付いてないし…。

勝手が許されていた遙の方は不器用ながら仲間に感謝が言える様になっただけ成長は見られます。
ようやく周りが見えて来たみたいで真琴は結構嬉しかったんじゃないかな。
次回最終回。
仲直りEDだと思うけど大した話にはなっていない印象のまま終わりそうですが…。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
ラストで一緒にリレーを泳ぐのは途中で読めちゃってはいたんですが
綺麗に纏めてあり、とても良い素晴らしい最終回でした。

リレーで皆が見た景色は圧巻で素晴らしい表現でした。
泳ぐってこんなにも自由なんだぞ!と言うのが伝わってゾクッと来ました。
特に自由に泳ぐイルカ(遙)を追うシャチ(真琴)と鮫(凛)の比喩
そして笑顔で泳ぐ渚の姿は物語も感じさせてくれました。

ただ岩鳶は失格でも思い残すこと無いと思うけど、
もし鮫柄が失格になってたらどうすんだよ…っと冷めた事も思ってしまいましたが。
{/netabare}

【総評】{netabare}
「また一緒に泳ごう。」と、たったその一言が言えない男が巻き起こした物語。
序盤は遙のいい加減さが大嫌いで、
中盤以降は凜の女々しさで不快感が拭えぬまま最後まで観る事に成ってしまいました。
渚や真琴、怜など周りは本当に仲間思いで好感を持っていましたし、
最終回はとても良かったのですがそれでも借金を返しきれなかった印象です。

よくよく考えると大した話ではないですし、
能力的にも県予選を通過できるかボーダラインのレベルでアニメっぽくない等身大のドラマ。
初期設定は悪くなかったと思いますが盛り上がりに欠けてしまいました。
合宿や夏祭り回を短くしてもう1ステージ上での戦いにして欲しかったです。
最終回は良かったのですがコレを全国大会で見せなきゃ!
っと言う思いは残ります。

あと、天ちゃん先生の過去は引っ張るだけで何も無いと言うのちょっとガッカリしました。

個人的には余りお勧めではないですが遙と凜に好感が持てる様でしたら楽しめると思います。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 38

69.8 17 天才で学園なアニメランキング17位
Classroom☆Crisis(クラスルームクライシス)(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (605)
3301人が棚に入れました
火星に作られた日本の新たな都道府県のひとつ、「第4東京都」。この都市の経済特区である「霧科市」に、
航空宇宙事業で名をあげた超一流企業、「霧科コーポレーション」があった。
この会社は様々なジャンルにシェアを広げつつ、「霧科科学技術学園」という私立学校も運営していた。
これだけでも特殊なのだが、さらに異彩を放つクラスが学園内にある。
昼は学園で生徒として勉学に勤しみ、放課後は社員として会社に出社し発展型試作ロケットの開発という重要なプロジェクトに携わっているのだ。
それが「霧科コーポレーション先行技術開発部 教育開発室」――通称「A-TEC」である。

この部署の室長を務める若き天才エンジニア瀬良カイトは、学園に通うA-TECの生徒達の
担任教師でもあり、熱血ロケット先生と呼ばれ親しまれて(?)いた。

物語はこのA-TECに転校生・霧羽ナギサがやってくることから始まる。
創業者一族の名を冠するこの男は、先行技術開発部部長に就任するやいなや、A-TECがこのまま高コストのお荷物部署であり続けるようならばメンバーをリストラし、部署を解散させると宣告する。
それを防ぐには今まで湯水のように使ってきた予算を節約し、開発コストを大幅に削減しなければならない……。
今まで目を逸らし続けていた現実をつきつけられたカイトは、果たしてA-TECの危機を乗り切ることができるのか。
そして霧羽ナギサの真の目的とは――。

声優・キャラクター
森久保祥太郎、雨宮天、小澤亜李、洲崎綾、夏川椎菜、津田美波、豊永利行、南條愛乃、近藤孝行、堀江由衣、阿澄佳奈

nk225 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ClariSデビュー5周年×キキ&ララ誕生40周年、一緒にWアニバーサリーをお祝い♪ なんとコラボシングルが発売決定に

火星に作られた日本の新たな都道府県のひとつ、「第4東京都」。
この都市の経済特区である「霧科市」に、航空宇宙事業で名をあげた超一流企業、「霧科コーポレーション」があった。
この会社は様々なジャンルにシェアを広げつつ、「霧科科学技術学園」という私立学校も運営していた。
これだけでも特殊なのだが、さらに異彩を放つクラスが学園内にある。
昼は学園で生徒として勉学に勤しみ、放課後は社員として会社に出社し発展型試作ロケットの開発という重要なプロジェクトに携わっているのだ。
それが「霧科コーポレーション先行技術開発部 教育開発室」――通称「A-TEC」である。
この部署の室長を務める若き天才エンジニア瀬良カイトは、学園に通うA-TECの生徒達の担任教師でもあり、熱血ロケット先生と呼ばれ親しまれて(?)いた。
物語はこのA-TECに転校生がやってくることから始まる。
新しい仲間を迎え入れようとするA-TECだが、火星へ向かう途上で転校生が誘拐されてしまう事件が発生。
この難局を乗り切れるのは自分たちだけだと判断したカイトはA-TECのメンバーたちと共に、前代未聞の救出作戦に乗り出した――

第1話「遅れてきた転校生」
新たな仲間を迎えようとする、ある日のA-TEC。
しかし、火星へ向かう途上で転校生が誘拐されてしまう事件が発生。
この難局を乗り切れるのは自分たちだけだと判断した室長の瀬良カイトは、A-TECのメンバーたちと共に前代未聞の救出作戦に乗り出す。
しかし、遂に姿を現した転校生・霧羽ナギサの正体は、実は自分たちの上司だった。
ナギサはA-TECがこのまま高コストのお荷物部署であり続けるようならばメンバーをリストラし、部署を解散させると宣告する――。

※キャラクター原案、キャラクターデザイン:かんざきひろ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』
EDテーマ - ClariS『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』、『魔法少女まどか☆マギカ』、『ニセコイ』
第1話で「アネモネ」が聴けず残念。

第2話「リストラの教室」
遅れてきた転校生・霧羽ナギサ。
創業者一族の名を冠するこの男は、先行技術開発部部長に就任するやいなやA-TECの面々に、リストラを宣告。
動揺する生徒たちを尻目に早速、A-TECを臨時休業にしてしまう。
そんな中、テレビではA-TECを取り扱うドキュメンタリー番組が放送される。
追い詰められた瀬良カイトは自分も出演したドキュメンタリー番組内の自身の言葉に激励され、反撃の狼煙を上げようとナギサのオフィスへと向かうのだった―。

第3話「経理部から来た女」
ナギサの兄であり、専務取締役・霧羽ユウジはA-TECの予算カットを宣告。
ユウジの動きを不審に感じたナギサは自身の懐刀である経理のプロ、アンジェリーナを呼び寄せる。
彼女の徹底した財務管理でA-TECはさらに追い詰められていく――。

第4話「激突!ユニオンバトル」
ファクトリーもない、金もない、仲間もいない―。
完全に追い詰められたカイト率いるA-TEC。
だがそんなカイトに霧科コーポレーションの労働組合が救いの手を差し伸べる。
カイトは組合に対し、経営陣からA-TECを守ってもらうよう嘆願し、組合も全面協力を約束する。

第5話「旅の恥は上書き」
ナギサとアンジェリーナも引き連れ、A-TECは修学旅行へと旅立つ。
海、そして温泉と束の間の休息を満喫するA-TECの面々。
しかし、ナギサのタブレットが壊れてしまうトラブルが発生。
しかもナギサには今日中にやり遂げねばならない業務があり……。

第6話「忸怩たる一族」
霧科学園の定期試験。
しかしA-TECの専門的分野の試験に、これまでビジネス漬けだったナギサは思いがけず、苦戦を強いられていた。
そんな姿を見かねたミズキは、ナギサに自身の過去を教えてくれることを交換条件に教師役を買ってでる。

第7話「服部花子のいちばん長い日」
性能向上とコスト削減のための勉強会を経たA-TECの生徒達。
大破したX-2に代わる新型試作機X-3の開発も、低予算で何とかやりくりしている。
そんななか、イリスはテストパイロットの講義を受けるため、引率の花子とふたりで出張に出かけていた。
しかし、帰りの便に乗り遅れたふたりは、偶然乗り込んだ霧科の社用機内でトラブルに巻き込まれてしまう――。

第8話「金と選挙と学園祭」
霧科科学技術学園にも文化祭の季節が到来。
A-TECは名物の“ロケット飛行ショー”を今年も出展することになり、クラス総出でその準備に励む日々を送る。
一方、世間では解散総選挙が近付きつつあり、カイトも労働組合へ協力を仰いだ際につながりを持った大宇宙党の村上サダユキ議員から応援演説を依頼されるのだった。

第9話「歓喜なき勝利」
なんとしても大宇宙党の村上議員を潰せ―。そうユウジから命を受け、ミズキとの学園祭の約束を破り、ナギサが向かった先はある料亭だった。そして、そこに現れたのは意外な人物で―。一週間後、いよいよ選挙公示日前日。大宇宙党の村上の動向には未だ大きな変化はなく、やきもきするユウジ。しかし、そこにナギサから一本の電話が掛かってくる―。

第10話「常務 霧羽ナギサ」
選挙戦が過ぎ、新たな年を迎えた霧科市。A-TECは、ひと月後に迫った報告会でのプレゼンに向け、着々と準備を進める。なかでもミズキは寝食も取らず、調整作業に没頭していた―。一方、ナギサはこれまでの功績を認められ常務へと昇進する。そして重役会に加わったナギサはある行動を開始するのだった。

第11話「それぞれの逆襲」
テストフライトの失敗から、なんとか意識を取り戻したイリス。しかし、完成したロケットはスクラップ同然の状況になっていた―。一方、カイトは恩師であるジェイソン・リーと再会する。リーは現在、霧科の社員としてある研究開発に取り組んでいた。そして、そこでカイトは霧羽カズヒサが抱くある野望を聞かされる―

第12話「希望と野望と絶望と」
花子との連絡を最後に行方知れずとなってしまったナギサ。A-TECの面々は花子からナギサの危機を知らされ、捜索に動き出す。一方、カイトはナギサの記したある資料を見つけるのだった―。

第13話「史上最大のプレゼン」
A-TECが団結し臨んだ救出作戦もむなしく、拉致されたナギサを乗せたロケットは無情にも発射されてしまう―。そしてナギサを取り戻せないまま、A-TECの存続を決する最後のプレゼンの時間も刻一刻と近づいていた。絶望的な状況のなか、ミズキはある作戦に打ってでる。

ClariSデビュー5周年×キキ&ララ誕生40周年、一緒にWアニバーサリーをお祝い♪ なんとコラボシングルが発売決定に
これまで数々のアニメ作品とタイアップしてきた、人気ガールズユニット「ClariS」は、本年デビュー5周年! なんとこのたび、本年誕生40周年を迎えた株式会社サンリオの人気キャラクター「リトルツインスターズ(愛称:キキ&ララ)」とのコラボが決定! ダブルアニバーサリーコラボシングル「Prism」が、11月25日(水)に発売されると明らかになりました!

本CDはキキ&ララ誕生40周年を記念してサンリオが実施している、キキ&ララが実現したいさまざまな夢をウェブサイト上で発表し、一般の方から目標数以上の賛同を得ると具現化するイベント「キキ&ララ ドリームファンディング」により実現したもの。「ClariSのクララちゃんとカレンちゃんと一緒にアニバーサリーをお祝いしたいな☆」「アニバーサリーソングを一緒につくりたいな☆」という5つ目のキキ&ララの夢が多くの方々の賛同を得てコラボシングル化が決定しました。

★ClariS 13枚目のシングルとなる「Prism」の完全生産限定盤は、大判の絵本仕様で10,000枚完全生産限定(シリアルNo.入)! ジャケットにはキキ&ララ風のキャラクターとなったClariSメンバーのクララとカレン、キキ&ララが一緒に登場。また、完全生産限定盤特典DVDにもジャケットと同様の世界観で制作された特別なMusic Videoが収録され、ClariSファンだけではなく、キキ&ララファンにとってもマストアイテムとなっています。

★表題曲「Prism」はClariSとキキ&ララのダブルアニバーサリーを祝うキラキラのポップチューン。奇跡的にベストマッチした両者の世界観を描いた歌詞、音で紡がれた必聴の作品に仕上がりました。作詞・作曲はClariS 11thシングル「border」や、AKB48、藍井エイルさん、遊助さんなども手掛ける重永亮介氏。Music Videoは宇多田ヒカルさん、Charaさん、中島美嘉さん、VAMPSなどを手掛ける喜田夏記監督の作品となっており、楽曲だけではなく注目が集まります。

◆ClariS×リトルツインスターズ(キキ&ララ)シングルCD商品情報
★今回特別に描き下されたキキ&ララ×ClariSのコラボデザインパッケージの゛完全生産限定盤゛と゛通常盤゛2形態で発売!

【タイトル】「Prism
【アーティスト】ClariS
【発売日】2015年11月25日(水)
【価格】
 ・完全生産限定盤 ¥2,000(税抜)
 ・通常盤 ¥1,167(税抜)
【収録曲】
1.Prism 作詞・作曲・編曲:重永亮介
2.SECRET 作詞・作曲・編曲:丸山真由子
3.セピア 作詞・作曲・編曲:KOH
4.Prism -Instrumenatal- 作曲・編曲:重永亮介

『クラスルーム☆クライシス』EDテーマはClariSの「アネモネ」に決定! コメントも大公開!
エンディングテーマは、これまでも数多くの人気アニメを手掛けてきたClariSに決定です! コメントも到着したので、ここに公開しましょう。

◆メンバーのコメント公開!
クララさん:「アネモネ」は恋をしている女の子の少し苦しくて切ない気持ちを疾走感のあるサウンドにのせて歌っています! 切なさが皆さんに伝わるといいなと思います。サビなどはとてもキャッチーで覚えやすい曲だと思うので、アニメと一緒に楽しんで頂けたら嬉しいです! 私も「Classroom☆Crisis」はどんなストーリーなのか、曲とどんな風にリンクするのか今からとても楽しみにしています♪ 皆さん一緒に楽しみましょうねっ!

カレンさん:アネモネという曲は私にとって、とても等身大な歌詞で、気持ちが込めやすい楽曲でした!! アネモネの花言葉も意識しつつ、好きな気持ちを言いたいのに言えないもどかしさや、一方的な想いの辛さや不安の中にも少しづつ前を向いていく恋心を思って歌いました(*^^)是非楽しみにしていてください☆彡 私もこの曲がアニメとどうリンクして物語が進んでいくのか今からとても楽しみです♪♪

ここからコネクトしていく新たなClariSの物語――「ClariS 1st Live“扉の先へ“」
2015年7月31日(金)、現役女子高校生新感覚☆レトロフューチャーポップユニット・ClariSのワンマンライブ「ClariS 1st Live“扉の先へ“」がZepp Tokyoにて行われた。2010年から活動を開始し『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』や『魔法少女まどか☆マギカ』、『〈物語>シリーズ』など大人気アニメの主題歌を担当、2015年4月には初のベストアルバムもリリースし、その勢いは年々増していくばかり。本稿では、そんな彼女達の5年間の集大成とも言える初のワンマンライブの模様をレポートしていく。

●ClariS城を舞台に紡がれる新たな物語の始まり!
ライブの開演数分前、今か今かと始まりを待ち侘びる観客の前に現れたのは、ClariS城の執事を名乗るウサギのアイマスクとタキシードに身を包んだ1人の男性。軽快なジョークと共に諸説明が語られると、ちょうどライブ開始時刻の18時。すると男性は「さてさてそろそろ出発の時間にちょうどいいかな。皆様も私の後に離れず付いてきてくださいね」と言い残し舞台から立ち去り、観客を物語の世界へと誘っていった。

間もなくして眩いライトに照らされながらも、純白の衣装に身を包んだClariSの2人が姿を現し「reunion」を歌いつつ登場、開始早々に観客を大きく沸かせていく。そこから息つく間もなく「Clear sky」「irony」「border」を続けて披露。名曲のオンパレードに観客のボルテージは天井知らずでどこまでも上昇していく。

次曲「CLICK」の前奏中に2人は「皆さん「ClariS 1st Live“扉の先へ“」へようこそ! 一緒に盛り上がっていきましょう!」と声高らかに観客へ歓迎の挨拶を述べた。また、時にお互い背中を合わせながら歌う姿にファンのテンションもヒートアップ。2人を眩ませていた薄いカーテンが消え、姿が明確に視認できるレベルまで姿が明かされていった。そして「Reflect」ではカレンのキレのあるダンスや観客と共に大きく手拍子を打つクララと、2人のテンションもまさに最高潮。最後に背中合わせの2人が、互いの片手でハートを作り会場内に大きな歓声が響き渡った。

●ノンストップで駆け抜けるClariSワールド!
夜空に広がる無数の星をイメージした演出を背景に2人が披露したのは、本公演2日前に発売したばかりの新曲「アネモネ」。好きなのに本当の気持ちは言葉に出来ない、そんな切ない歌詞に思いを込めて2人は歌い上げ、対する観客は彼女らの歌声を一言一句零さぬよう聞き入るのみ。会場内はまさに至福の時間に包まれていった。その後は「アネモネ」のカップリング曲である「YUMENOKI」「paste」を続けて出し惜しみなく熱唱。その際2人は、自らのイメージカラーのパステルピンク(クララ)とパステルグリーン(カレン)に輝いたペンライトを手に、観客と会場を光の海に包んでいった。

曲が終了し、突如として激しい雷雨と轟音が響き渡った会場。次第に雨が止み、雫が落ちる音を合図に「rainy day」を歌いながら登場した2人。可愛らしいレインポンチョと長靴を着こなしながらも傘を手で回しつつ、雨上がりの無邪気な少女を連想させる振る舞いでパフォーマンスをしていった。

また「ナイショの話」の際にも早々と衣装チェンジ。素顔が明らかになりそうな程ギリギリなサングラスに、黒を基調としたスカートを身にまとい「みんなー! 盛り上がってるー?」「一気に行くよー!」と口にしステージを駆け巡り、会場は更なる盛り上がりを見せていった。

その後も「with you」や「RESTART」などをミックスしたDJ和によるメドレー「ClariS Special mix」や、各々のイメージカラーで彩られたドレスを纏いつつも思い思いに「ルミナス」「眠り姫」「コイノミ」を歌い、本公演の幕が閉じていった。

●アンコールでファン待望の全国ツアーがついに発表!
観客の熱いアンコールに応え再びClariSはステージに姿を現した。真っ白なフリルがふんだんに施された衣装に身を包みながら歌った楽曲は「カラフル」。お互いの周りをグルグルと回りながら、時に見つめ合い、時にダンスを踊り、仲睦まじくパフォーマンスをしてみせる。

曲が終了するや否や、本人達からお知らせがあるとのこと。なんと2016年の春から初の全国ツアーが行われる旨が、この場を持って発表された。この報告に対し、跳んで喜ぶ観客や歓喜の声を上げる観客が多数見られるほど。この時を持って会場内の熱気は最高点に達し、ラストナンバーである「コネクト」が彼女達から届けられることとなる。そして再び相見えることを願うかのように2人は指切りを交わし、ClariS初のワンマンライブの幕が下りていった。

クララとカレンが今、目の前に。素顔を隠した新感覚☆レトロフューチャーポップユニット、ClariSの1stライブは大盛況!
2015年7月31日、Zepp Tokyoにて、ClariS(クラリス)のファーストライブが行われた。

2014年11月に、卒業したアリスに代わってカレンが加入し、クララとカレンの新体制となったClariS。それ以前に企画イベントを開催したことはあったが、ワンマンライブは今回が初めて。もちろんチケットはソールドアウトで、フロアは超満員。新生ClariSをその目で見られるということで、観客のボルテージは開演前から高まっていた。

まずは進行役として、うさぎの仮面を被った執事が登場。「ClariS城にお越しいただき、ありがとうございます」とあいさつ。

ステージの巨大スクリーンにCGによるClariS城が映し出され、観客はそこに招待されるという趣向だ。

柱時計が6時の鐘を鳴らすと、重厚な扉が開き、いよいよライブがスタート。クララとカレンがステージ上段に姿を見せると、大歓声が上がる。

デビュー以来、素顔はずっと秘密にされてきたClariS。記念すべき初ライブでも、2人が立つのはスクリーンの向こうだが、姿形や衣装まではっきりと見える。顔の上半分は白いベールで覆われていたが、歌に合わせて動く唇としなやかなダンスは、ずっとCDでその声を歌い続けてきた彼女たちが、今、目の前にいることを強烈に印象づけてくれた。

クララのパステルピンクと、カレンのパステルグリーン。2人のイメージカラーを使ったカラフルなCGをバックに、1曲目の「reunion」から、2曲目の「Clear sky」へ。

「reunion」はクララとアリスの頃に行われたイベントで、2人がシルエットで初めてファンの前に現れた時に歌った曲。「Clear sky」は、クララとカレンになって最初に発表した曲。1曲目から2曲目への流れは、ClariSの進化を表現しているように感じられた。

3曲目の「irony」では、曲間で2人が観客に声をかけ、ここでも大歓声が上がった。

今回のライブのタイトルは“扉の先へ”。CGの扉がひとつ開くごとに、ClariS城の中へと入りこんでいく。

7曲を歌い終えると、再びうさぎの執事が登場。「今宵は晩餐会が執り行われます」「晩餐会では、初お披露目の曲をご用意させていただいています」と、観客を晩餐会へと招待する。

スクリーンに城の大広間が映し出される中、クララとカレンが歌ったのは、最新シングル「アネモネ」。そこから「YUMENOKI」「pastel」と、カップリング曲もまとめて披露していく。

やがてClariS城は朝を迎えて、2人もパジャマ風のドレスに衣装チェンジ。寝室のCGをバックに、クマのぬいぐるみを抱いての「Wake Up」、長靴とレインコート姿になっての「rainy day」と、それぞれの曲のイメージに合わせた姿に。

「ナイショの話」では、初めてステージ下段に。顔を覆っていたベールの代わりにサングラスをかけただけの姿でフロアに近づき、このライブでもっとも2人の素顔に近づけた瞬間となった。

DJ和の“ClariS Special mix”で盛り上がった後、いよいよライブはクライマックスに。「ルミナス」「眠り姫」と続いた後、「ラストー!」の声とともに「コイノミ」を歌い上げ、2人はいったんステージを後にした。

アンコールでは、肩を露わにした大人っぽいドレスに着替えて登場し、まずは「カラフル」。

ここで2人の初めての長いMCが。
「みなさん、本日はお越しいただきありがとうございます」「ここでみなさんにお知らせがあります。来年の春に初の全国ツアーが決定しました!」
クララとカレンの肉声によるインフォメーションに、会場からは大歓声が。
そしていよいよ最後の曲へ。歌われたのは「コネクト」。アンコールの2曲は「魔法少女まどか☆マギカ」つながりとなった。

クララとカレンがステージから去ると、再び柱時計が現れて、時計の針が戻っていき、6時へ。

まるでこの夜のライブが夢か幻であったかのような演出が施され、うさぎの執事の「またお会いしましょう」という別れの挨拶で、ライブは終了した。

素顔を見せることのないClariSが、大勢のファンの前で繰り広げたファーストライブ。それはクララとカレンらしいガーリーな世界観に満ちたCGや、白のかわいい衣装とともに、CDでおなじみの歌声を聴かせてくれた、不思議な空間だった。2人の表情は秘められていたが、そのステージには確かにClariSがいた。

7月31日開催「ClariS 1st Live“扉の先へ“」のセットリスト公開! 先日発売したばかりの新曲もお披露目!!
デビュー5周年を迎え、4月には待望のベストアルバム、7月29日にはTVアニメ『Classroom☆Crisis』のEDテーマ「アネモネ」をリリースし、更なる躍進が期待される新感覚☆レトロフューチャーユニット・ClariS。そんな彼女たちが新たな扉を開くステップとなるワンマンライブ「ClariS 1st Live“扉の先へ“」が、2015年7月31日(金)、Zepp Tokyoにて行われました。

新生ClariS初となるワンライブは「irony」や「ナイショの話」、「ルミナス」などの人気楽曲から、先日発売したばかりの新曲「アネモネ」までを披露しました!
チケットはもちろん即完売となったこの公演に集まったファンが埋め尽くす超満員の会場は、開演前からすさまじい熱気に包まれた。

18時ちょうどにライブはスタートし、遂にClariSの2人がステージに登場。色鮮やかな映像が織りなすClariSワールドの中、デビュー以来謎のベールに包まれていた2人の姿が紗幕越しにはっきり見え、衣装のベールで顔の半分ほどは隠れたままだったが超満員の会場は大熱狂。アンコールを含め全19曲を披露し、最後のMCでは来年に全国ツアーを実施する事が発表された。遂にその姿を現し始めた驚異のユニットClariSから目が離せない。

■「ClariS 1st Live“扉の先へ“」
2015年7月31日(金)@Zepp Tokyo

[セットリスト]
M1 reunion
M2 Clear sky
M3 irony
M4 border
M5 CLICK
M6 STEP
M7 Reflect
M8 アネモネ
M9 YUMENOKI
M10 pastel
M11 wake up
M12 rainy day
M13 nexus
M14 ナイショの話
M15 ルミナス
M16 眠り姫
M17 コイノミ

EN1 カラフル
EN2 コネクト

ClariSニューシングル「アネモネ」MVは、初のノーアニメ&ノーCG!? 30以上の仕掛けを盛り込んだ立体絵本が解禁に
2010年のデビュー以来、CD総出荷枚数が100万枚を超え、快進撃を続ける “新感覚☆レトロフューチャーポップユニット”ClariS。このたび彼女達のニューシングル「アネモネ」の発売を記念し、ClariS史上初! ミュージックビデオフルバージョンがYouTubeにて公開スタートしました!

公開は、ニューシングル発売から1ヶ月間の8月28日(金)23:59までの期間限定。総撮影時間は24時間という、これまでのMVとは異なり、一切アニメーションやCGを使用していません。クラフト感あふれる手作り立体仕掛け絵本が主役のミュージックビデオになってます。

◆これまで敢えて踏み込まなかった、ノーアニメ、ノーCG!
★今回のミュージックビデオでは、一切アニメーションやCGを使っていません。顔出しをしていない二人の唯一のイメージソースである、二人のイラストを中心にミュージックビデオが作られることの多かったClariSの、初めての試みです。

◆あちこちに仕掛けが組み込まれた立体絵本
★オリジナルストーリーに合わせて制作された手作りの仕掛け絵本は、見開き26ページ、その厚さはなんと13センチと、非常にボリューミー。綿密に計算されたページ構成と仕掛けの数々は必見です。

★アネモネの花から涙の雫が落ちたり、イルカが飛び跳ねたりといった仕掛けの数は、細かいものも含めると30ヶ所以上にものぼり、総撮影時間は24時間に及んだとのことです。ファンなら気付くであろう小ネタや伏線も仕込まれており、自転車のシーンではビルボードにClariSのイラストが登場するなど、随所にこだわりがちりばめられています。

◆アネモネ頭の少女と、人間の少年の恋物語。
★今回のミュージックビデオは、タイトルの「アネモネ」にあわせ、人間の少年に恋をした白いアネモネの花が、人間の体を得て少年を探し旅に出るというストーリー仕立てになっています。アネモネの花言葉や曲の歌詞から連想される切ない展開と、ClariSらしい柔らかくファンタジーな世界観が合わさった見応えのある1本です。

★人間の体を得たアネモネ少女は、地球上を探しまわり、ついにはロケットを作って宇宙へ。ブラックホールに突入し、現実世界とつながる扉をひらく。現実世界に登場したアネモネ少女は、絵本の中の自分を前ページへと遡らせ、少年との再会を果たす。好きな人に会いたいという一途な気持ちが、自分を花から人間へと成長させたというおとぎ話になっています。

『ClariS』デビュー5周年!正体不明!?の現役高校生アイドルユニットの魅力
今年デビュー5周年を迎え、4月15日に初のBESTアルバムをリリースした高校生デュオ『 ClariS 』。

2010年に当時は『アリス』と『クララ』の二人による現役中学生デュオという触れ込みでメジャーデビューを果たし、現在まで数々のアニメタイアップ曲をリリースしてきた。
15歳でアニソングランプリを制した『鈴木このみ』さんや『春奈るな』さんなど、今や10代でメジャーデビューを果たす実力ある若いアニソンシンガーは珍しくなくなってきた。
その中でも、中学生にして動画サイトへの投稿動画から目にとまりスカウトに近い形で『リスアニ!』というアニソン雑誌の記念すべき創刊号の付録CDでインディーズデビューを飾りその年にアニメ『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』の主題歌『irony』でメジャーデビューという、まさにシンデレラストーリーのような大抜擢デビューを果たした。
『supercell』やアニサマにも出場経験のある『ピコ』などを初めとした、動画サイトから火がついた方たちが次々とデビューをする、という気運が高まっていた当時に置いてもかなり鮮烈なデビューであることが伺える。

大人びた歌声とキレイなハーモニーが冴えるClariSのアニソン
彼女たちの楽曲の多くは、ローティーンとは思えない大人びた歌声の中にも垣間見える幼さの残る声と、ハイトーンなふたりのキレイなハモリが特徴的な、キュートでそして切ないガールズポップサウンド。

メジャーデビュー曲となった『irony』はゆったりとしたメロディラインに、『俺妹』のヒロインである中学生の桐乃のような、思春期特有の素直になれないツンデレちっくな歌詞を乗せた曲で、キャラクターと同世代の当時中学生であったふたりが歌うということのリアルさと作品との親和性が図られた楽曲となった。

そして、社会現象とも称された『魔法少女まどか☆マギカ』の主題歌である『コネクト』は作品のヒットとともに『ClariS』の知名度と人気をも確立した曲でもある。

鬱屈とした徐々にダークになっていくアニメの内容に反して、爽やかな映像と疾走感ある曲調で長らく『OP詐欺』だと言われていましたが、10話で明かされたとある過去にぴたりとシンクロする壮大な歌詞は、まさしく作品と楽曲の最高のマッチングが生まれた。

この曲を作詞作曲した『渡辺翔』さんはアニメの展開を聞かされずにこの曲を作り上げ、奇跡的にシンクロしたというからさらに驚きである。
曲のよさに加え作品との相乗効果で何倍にも素晴らしい出来となったClariSの代表曲だ。

9枚目そして記念すべき10枚目のシングルとなった、第2期が2015年春アニメとして放送された『ニセコイ』の第1期の主題歌『click』と『step』。

既に多くのアニメタイアップ曲をリリースしてきたふたりがデビュー曲『irony』を担当した「kz」さんと再びタッグを組んだ楽曲。

どちらも『ニセコイ』の主題歌らしい前向きな恋の歌詞に、アッパーチューンでバンドサウンドが強めのかっこいい音に透明感あるコーラスが映える曲だ。
clickでは作品のキャラの名前が隠された歌詞にも注目して聞いて欲しい。またアリスとクララで歌う最後の曲となったstepは文字通り、次なるステップへと踏み出す節目の曲となった。

最後に、新メンバー『カレン』を迎え新生ClariSとなって初のシングルとなった『border』は『物語シリーズ』ではおなじみの「megrock」さんによる作詞の曲。

卒業したアリスとの別れを惜しむような表現にも捉えられる切ない歌詞と、今までのClariSとも劣らないふたりのハモリが心地よい曲となった。
そのほかにもまだまだオススメの曲はあるので、是非ベストアルバムで堪能してほしい。

『Classroom☆Crisis』内田雄馬さん・小林ゆうさんらも出演! もうひとりの主人公の正体は……!?
遂に放送開始となった、TVアニメ『Classroom☆Crisis』。今回、新たなメインキャストが公開となりました。主人公・瀬良カイトと対立する、上司であり生徒でもある、もうひとりの主人公・転校生 霧羽ナギサ役を内田雄馬さんがそして霧科コーポレーションの経理部予算管理室のアンジェリーナ役を小林ゆうさんが演じます。

また併せて、公式サイトでは新キービジュアルも公開となりました。遂に物語の全貌が明かされ、ますますの盛り上がりを見せる『Classroom☆Crisis』から目が離せません!

■追加キャスト発表
◆霧羽ナギサ(CV:内田雄馬)
転校生としてA-TECに所属する、高等部3年生。だが実は異動した笹山前部長の後任としてやって来た、先行技術開発部の新部長だった。霧羽カズヒサ、ユウジに並ぶ創業家一族の三男である。人質事件に巻き込まれた際、救助のために奔走したA-TECメンバーに会うなり「最悪の判断だ」と言い放つ。

◆アンジェリーナ(:小林ゆう)
霧科コーポレーション、経理部予算管理室所属。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 27
ネタバレ

るるかん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

最初の1~3話からは想像できない面白いシナリオです。

十分楽しめる作品です。最初の印象とは全然違う話になっていき、1話目からは全く想像できない最終話でした。私は今夏の作品の中で一番好きな内容でした♪

最終話{netabare}
霧羽ナギサ救出作戦とA-tecの新エンジン公開プレゼンを同時にやってのけ、霧科コーポレーションから独立宣言をするカイトとナギサ。爽快な終わり方で良かったと思う。ただ、続きがあるんじゃないかな・・・?と思わせるエンディングで2期があったらいいなぁ…とも思うが、これはこれで、完結ということでも十分に楽しめたシナリオでした。{/netabare}人間関係とビジネス感の融合度合いが非常にいい割合で、一定の距離感がある人間関係の構図がうまく描けていたと思う。グダグダでドロドロな人間関係に陥らず、常に前向きな方向へ動こうとするカイトとA-tecの仲間たちの爽快さが観てて気持ち良かった。淡白な人間関係に見えて芯では結びついている信頼関係の描写はしっかりと受け止めることができました。
12話{netabare}
ユウジに囚われの身になったナギサの救出のために、ハナコ達はユウジのアジトを突き止めるが、ナギサは救出できず、ナギサは超高性能なロケットエンジンを積んだ宇宙船でコールドウッドへ飛ばされ、7時間後にはそのまま爆死ということになるのだろう。ハナコはユウジに銃で撃たれるし、緊迫の展開でした。来週はどうなるんだろうか・・・。本物の科宮ナギサ(イリス)は守れたわけだが、コールドウッドへ向かったナギサ(霧羽)を救えるのはA-tecの再生計画のプレゼンで使うジェットだけじゃないかな?カイトはその腹づもりみたいだし、来週も緊迫した内容になりそうだ。ハナコは生きてて欲しい!!{/netabare}
11話{netabare}
ナギサを中心に目まぐるしく変わる状況の推移が非常に分かり易く紐解かれてきました。自分が守ろうとしたA-tecをカズヒサの策略から守りきれないと一度はあきらめるが、ミズキのひたむきなエンジニアとしての生き方に触れ、ナギサはカイトと共にA-tec再建計画を図ろうと動き出し始めた矢先に・・・なんと、ユウジに刺されてしまう。
また、イリスは幼き頃のナギサとのいきさつの記憶を徐々に取り戻し、ナギサに話そうとするが、ミズキとナギサの抱擁・キスシーンを目の当たりにし走り去ってしまう。記憶を失くす前のイリスはナギサを好きだったんだろうな・・・と思わせる描写に見えたが・・・。
しっかりと考えられた展開で、事件と人間模様が絡み合っていて、よくできたシナリオだと思います。今夏NO.1といえる内容じゃないかな?次週、ナギサとイリスがどうなるのか・・・また、A-tecは存続できるのか、興味は尽きない緊迫感のある状況となります。{/netabare}
10話{netabare}
常務取締役に昇格したナギサは役員会でA-tecの存続を訴えつつ、カズヒサの解散政策に批判的なプレゼンをするが、ナギサ以外の全員が反対に回り、権力構造の中の裏切り・策略の罠にはまった感じがする。一方、A-tecでは新型のロケットを開発し、イリスがテスト飛行に出るが、アクシデントに見舞われ、過去の記憶が呼び覚まされていく。イリスは自分が科宮ナギサであることを思い出す。会社で窮地に追いやられた霧羽ナギサとパイロットのイリス(科宮ナギサ)との関連性はかなり明確になったが、A-tecc存続のために霧羽ナギサがこれからどのように奔走していくのか、色々と興味は尽きない。見続けてよかった♪どんどん面白くなっていきます。{/netabare}
9話{netabare}
ナギサはA-tecを踏み台にしてユウジとカズヒサへの復讐を仕掛ける。まずはユウジを蹴落とすことには成功。カズヒサとの抗争が見物です。
しかし、A-tecを見捨てるような今回の行動は当然カイトを怒らせた。
今後はカズヒサとの抗争がメインになるのか・・・。
しかし、ナギサとイリスとの関係が曖昧だし、イリスの記憶に関しても未だ謎。A-tecのロケット開発の話がここで流れるような感じでもないので、A-tecと霧科コーポ抗争をどう絡めていくのかが非常に興味深い。なかなか面白いです!!{/netabare}

8話{netabare}
A-tecの予算を不正流用していることが判明し、霧羽ユウジをどう追い込んでいくのかが今後のみどころの一つです。ユウジの不正を暴けば、A-tecの開発予算も作れそうだし、霧科コーポレーションも大きく変わりそうです。
宇宙開発費用を捻出するために、やはり政治家やスポンサー会社が必要で、それを悪用する人をどう成敗してくれるのか・・・ナギサ君の手腕が試されるとこだね。{/netabare}

7話{netabare}
話が複雑になってきていますが、最初の頃よりもずっと面白くなってきています。霧科コーポにおける覇権抗争もありそうで、A-tecのメンバーがどのようにナギサの心を動かしていくのか、物凄く興味深い感じに深まっていきそうです。アンジェリーナ先生強い~~!!カッコ良かった!!
{/netabare}

5・6話{netabare}
霧科コーポレーションの内部事情は込入っているけど、話の辻褄は合っていると思う。ナギサの本心はどうなのか・・・?
ストーリーの焦点はどこにあてられているのか明確ではないけど、これから面白味が増しそうな予感もするし、学園青春ものに落ち着いていくような危惧もある。{/netabare}
 
4話
ようやくこの作品の面白い部分が見えてきた感じです。イメージとしては学園の予算を確保するための{netabare}半沢直樹的な感じの話になるのかな?エンジニアの資金確保の難しさを通して、アニメ制作における資金集めの大変さがメタファーとしてあるのかもね?
お仕事アニメのカテゴリーに突入していくようなら、{/netabare}それはそれで面白さがある。興味深くなってきました!!
 
3話{netabare}
3話でアンジェリーナという経理のプロが登場し、ごもっともな経費論を盾にAtecの杜撰な現状を戒めにかかる。当然のことではあるが、ビジネスにはコスト意識が必要だ。ただ単純に夢だけ追い求める若者や教師の話で終わらないのなら、もっと視聴しようと思う。社会の薄汚い一面も影に隠れていそうだし、展開次第ではもっと面白くなりそうな気がします。
先生が、自分の思い通りにいかなくてホッピー飲んで騒いで酔い潰れるシーンは同情もできないし、逆にこんなやつが過去の栄光を背負って教師面してんなよ・・・とも思ったが、この先生も含めて、残った生徒達の奮闘も今後の楽しみな点です。
論理的なアンジェリーナは色ボケしなければ、個人的にはとても好きなキャラだったのだが・・・。
{/netabare}

1・2話
正直パッとしないお話で始まりましたが、キャラは嫌いじゃないし、ただの学園ものでもなさそうなので、一応継続視聴してみます。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 26

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「ね・・・最後までいっしょにあがこうよ・・・」

この作品・・・オリジナルアニメ作品だったんですね^^;
レビューを書くためにwikiをチラ見するまで全然知りませんでした^^;
しかも、放送開始までストーリーの概要は公表されなかったそうなのですが・・・そのトラップにすら全く気付いていませんでしたが、雨宮さんと小澤さんが出演される事を知り即視聴を決めた作品です^^
雨宮さんと小澤さんの組み合わせでって・・・私の思考はモン娘と同じパターンだったようです^^
でも演じているキャラがモン娘とは全然違うし・・・声優さんの演技の幅って本当に広いですね^^

「霧科科学技術学園」にはある特殊学級・・・昼間は学生として勉学に励む一方、放課後は学園の経営母体である「霧科コーポレーション」の社員として新型ロケットを開発する、通称「A-TEC」と呼ばれる組織がありました。
これまで「A-TEC」は数々の新型ロケットを開発してきましたが、ここのところ目立った成果が上がっていない上、開発には莫大な費用を要する事から「A-TEC」は解散の危機に瀕してしまいます。
「A-TEC」で働く教師や学生達の今後の処遇が気になるところですが、この作品・・・でっかい爆弾を抱え込んだまま物語が動いていくのです。

「A-TEC」に所属する教師・学生は、「A-TEC」で遂行している仕事に誇りを持って取り組んでいます。
何せ取り扱うのは新型・・・つまり世の中の最先端を突っ走って「新たな技術を創造し続けるモノ造り集団」という事になるわけですから当然といえば当然なのですが・・・
そういう組織であるが故、好不調の波があるのは仕方の無い事だと思いますし、個人的には研究開発の手を止めたら、その企業の発展そのものが止まってしまうと思うのですが、会社って利益にならない部署を切り捨てようとするんですよね^^;

そこで、本作の主人公である「A-TEC」室長の瀬良 カイトは、「A=TEC」を守るために奔走するのですが、霧科コーポレーションの創業家の三男で、瀬良 カイトの上司となる霧羽 ナギサが編入してから「A-TEC」解体が現実味を帯びてくる事になるのですが・・・
振り返ってみると、この編入は霧羽 ナギサにとって貴重な体験だったと思います。

人間が知識を得る方法は幾つかありますが、一番確実なのは「見て触れる」事だと思います。
ナギサは編入によって「AーTEC」の技術レベルがいかに高いか・・・を知る事ができました。
「自分」という物差しを使えば簡単に分かる事です。

そして、今回の編入で彼は「人間味」を知る事が出来たのではないでしょうか。
これまでの彼の周りの人間は、敵か出世のための道具でしかありませんでした。
でも、「A-TEC」の皆んなは敵でもなければ道具でもない・・・
立ち位置は違えど同じ目標を目指す仲間なんですよね^^

「A-TEC」に所属する皆んなは自分の力量を雄弁と語る術を持ち合わせていません。
皆んなの幸せを願いながら黙々と目の前の課題をクリアしていくだけ・・・
彼らモノ造り屋さんは、自分の技術で他人の口を動かせれば良いのだと思います。
そんな「真のプロ集団」に触れたナギサは何を思うのでしょう・・・

レビューの冒頭で、でっかい爆弾を抱え込んだまま・・・と記載しました。
記憶・・・トラウマ・・・思い・・・残す・・・守る・・・人間らしさ・・・
様々な言動と思いが交錯しながら物語の真相が明らかになっていくのですが、本件については、これ以上は触れないでおこうと思います。
気になる方は是非本編をご覧下さい^^

オープニングテーマは、TrySailさんの「コバルト」
エンディングテーマは、ClariSさんの「アネモネ」
どちらの曲も大好きです。この前カラオケで「アネモネ」を歌ったので、今度は「コバルト」に挑戦してみたいと思います♪

1クール13話の作品でしたが、終盤がやや駆け足気味で急展開のオンパレードだったのは気になりました。
終盤の展開をもう少し時間をかけてしっかりと描かれていたら印象がだいぶ変わるのに・・・と思うと、その部分は残念です。でも私にとって総じて楽しめた作品でした^^

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23

73.4 18 天才で学園なアニメランキング18位
ようこそ実力至上主義の教室へ 2期(TVアニメ動画)

2022年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (368)
1363人が棚に入れました
2017年7~9月に放送されたTVアニメ『ようこそ実力至上主義の教室へ』の続きを描く、TVアニメ2期および3期の制作が決定!なんと1年生編をすべてアニメ化。2期は2022年7月に放送、3期は2023年に放送されると発表されています。
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

ただのイキリアニメ

{netabare}
一期はそれなりに楽しめてた気がするけど、二期はダメでした。
全く頭脳戦していなくて引っかかったのと、キャラが絶望的に好きになれなかったのが主な原因。

1期はガバガバなりともそれっぽい勢いで頭脳戦を面白く見せられてた印象があるけど、2期は頭脳戦じゃなくて物理戦ばっかだったのがさすがに。
どんなすごい策で危機を乗り越えるんだと思って見てれば、運動会も龍園戦も普通に身体能力で勝って終わり。あの陰キャみたいな見た目の綾小路がw
これじゃなろうと大して変わらないじゃんって...。
天才主人公が策で相手を上回るのが面白い作品だったのに。
それに暴力ダメ設定があるにもかかわらず、誰も見てなければセーフ理論で殴りまくるのはさすがに萎える。
どうやって教師を誤魔化すのか、どうやって誰も見ていない状況を作り出すのか等に重きが置かれた上で強硬策に出るのであればまだ頭脳戦の一種として見てられるけど、ほぼ脳死で何の策もなく暴力振るうのは作品のコンセプト的にもおかしいでしょって思った。
てか、龍園とか完全に犯罪者だったけど、これエリート校じゃなくて少年院舞台のアニメでしたっけ...?
自己中や頭の悪いキャラばかりで本当に見ていてきつかった。
綾小路みたいな人の心持ってません主人公もなろうとか好きな層には刺さるのかな。

頭脳戦をやっていたとしてもしょうもない。
スマホ取り換えや録音とか一期で見た展開ばかりで引き出しが少ないんだろうなって。
一番笑ったのは櫛田の回かな。
櫛田のIQがめっちゃ下げられているように感じる、見てる側ならだれもが予想できるであろうオチ。
書いていたらきりがないけど、他にも引っかかる所だらけ。
運動会の勝ち負けなんて、リレーとかを除いたら予測なんて不可能だと思うけどね。余程差があるならまだしも、ギリギリ勝てるぐらいのレベルらしいし。

あと、結局イキリ展開がしたいだけで、エリートを育成するための学校とかいう設定は忘れ去られている模様。
いちいち書かないけど、ゲーム自体もやりたい展開を作るための都合のいい土壌にしかなってないというか、このゲームに何の意味がある?、何でこんなルールがある?って突っ込みたくなるようのものばかり。
例えば体育祭の結果で筆記テストの点数が下げられるのも意味不明だし、連帯責任で退学に陥る可能性のあるテストと言うのも意味不明。
もうデスゲーム設定にすればよかったのにって思うレベル。

これはよく言われてたけど、作画や構図も酷かった。
内容もたぶん原作からしてつまらないと思うけど、原作から劣化してる部分もあるんだろうね。
連帯責任テストの話で、小テストでわざと指定の点数を取らせることでペアを的確な組み合わせにする、みたいな話があったけど、そんなことしない方がちゃんとした成績順になるのでは?と思ってそれをTwitterの感想に書いたら、原作勢の人からあれは小テストが簡単すぎるせいで普通にやると差がつかないからと解説をもらったけど、一切作中で言及されてないって言うね。
脚本家があまり原作を理解せずに適当に読んで書いてるんだろうね。

オープニング、曲自体はZAQのアニソンの中で一番好きだったけど、映像が酷すぎ。センスが絶望的。

↓1話毎メモ
{netabare}
1話 ☆7
歌詞付きOP MVみてえなOP
もはや本来のクラス分け関係ないじゃんこのゲーム。
人狼かよ。もうルールがややこしすぎるわ。
こんなんでルールの穴つついた展開やっても付いて行けないよ。
あの黒人高校生じゃねーだろ。
会議パートでの駆け引きしてる感は面白いんだけどな。サンライズw

2話 ☆5
櫛田の行動って怪しいな。これ何がおもろいねん…。地雷女かな?
ニセコイ。恋愛話いる? 実質彼女みたいなもんじゃんそれw
別にリカの真相確かめたいだけじゃないの? 結構軽井沢も悪くない? へー。この話いる?
少なくともゲームのこと全然わかってない段階でやる話じゃないわ。
せめてゲームが始まる前か後にやれこの話。

3話 ☆5
なんでランダムで決めないw 現在進行形で。
この話メインの話のテンポ悪くしてるだけでしょ。
こういう全部見透かしてますよ系主人公厨二病は好きなんだろうな。
どうせ偽メールとかあるんでしょ?

4話 ☆2
いや何のために法則性を作った?
その法則だと他のチームの優待者の情報を握ってる必要があるが、ゲームが同時進行なのもあって不可能では?
チームによって早く終わるとかあったかそういや。
けど、そんなルール作ったら1チームもしくはある派閥が優位になって複数チームでやっている意味がなくなるのでは?
筆記テストさぼれるじゃん。 ペナルティ()
筆記試験の点数下げとか意味わからんな。
成績直接下げならまだしも。
まあこれ異世界ものとして見るべきなんだろうけど。
運動能力を見る体育祭の結果でなんで知能を測る筆記試験の点数を下げるのか。話が頭に入ってこない。
要するに全員平均的になるように調整して最下位とかとる競技をなくしたいということか。自分のことしか考えてないな。ん?
強い人と弱い人で組むなら弱い人が勝つ可能性は上がるのでは?
何言ってるのか全く分からん。
ああ、全員参加というのはチーム内でも順位を競うから強い人と弱い人で出して強い人に高順位を取ってもらいやすくしようということか。
何だこいつ。高圧的で嫌い。どう考えても運動できなそうなくせにそこまで完璧なのかよ。
なんかただのイキリアニメというか無自覚俺TUEEEEなろうだわこれ。
きっつい。

5話 ☆1
あの黒人絶対高校生じゃねーだろ。いやこれ本番かよ。
早すぎだろw 棒倒しとか聞いたことないな。
いやさっきのはどう見ても暴力だろw
運動会競技でどのチームが勝つかなんてよっぽど実力差ないと予測不能だと思うがw 向こう思いっ切り暴力じゃん。普通に殴って草。
ガバガバジャッジかよ教師陣 役に立ってねーじゃん。
裏切者分かってんのに教えないとかこいつが裏切者認定されそうだが。
悪魔の証明とかじゃなくて向こうが証拠提示しろや。普通に裁判起こせや。つまんね。

6話 ☆3
この学校の仕組みからして社会に役立たねーよ。
ほんまキモいキャラしかいねーな。
変な自己中しかおらんくて。糞みたいなことやんなや堀北兄
シンプルに足速いだけやんけ。つまんな。録音最強。
怪しいファイル開くな。何でもいいから転倒するんだよって日本語大丈夫か。会長か綾小路どっち?

7話 ☆3
その謎の2人1組設定になんの意味がある?
これデスゲームじゃないんだぞ?
優秀な人材生み出すための学園って設定思い出すと全てが茶番にしか見えなくなる。
何の為に学級崩壊とかさせるんだよ。
小テストの正答率指定しなくても普通に解いたら成績順になるくない?
この金髪影薄いな。

8話 ☆3
ケーキ欲しそうで草。キャラが不快。辞めるという保証は?
録音最強。相手側が有利すぎだろ。
なんでそれを堀北が知ってたらダメなの?
なんでそれで戦争後みたいな教室になってんだよw

9話 ☆2
このアニメバカとキモイやつしかいないからほんときつい。
メガネ裏切りそう。てか櫛田って一期でなんで裏切らなかったの?
先生先に綾小路に同じこと言われてそう。
このキチガイほんとキモすぎる。カッコつけてた割に簡単やんけ。
いやほんとにオチほぼその通りで草。
急に櫛田のIQ下がるの草って言おうと思ったけど、元々そんなことないかw
櫛田の問題変えることで何になるの? いや、得点勝負だったか?
としても普通にそんな事しなくても堀北が勝ちそうだな。

10話 ☆1
ラノベ層ってこういう人の心持ってません系主人公をかっこいいと思うの? は? 主人公何がしたいねん。普通にAクラス目指せよ。
こういう才能隠し系マジで寒いわ。
力に奢って上から目線に中二病やってるだけの主人公好きになれるわけ。1期の時これ楽しめてたのが謎だわ。曲だけはいい。

11話 ☆0
イキリしかおらんのほんまきつい。暴力禁止なんとちゃうんか。
暴力は処罰設定もういらないよ、不徹底すぎる。
ただの犯罪者じゃん、優等生とは? 録音しとけよ。
別に元いじめられっ子でも今違ったらどうでもええやろ…。
この学校無法地帯? クソアニメ。なろうの方がマシだな。
エリート校じゃなくて少年院だったっけ?ここ。
頭脳戦と言うより強引なゴリ押しばっかだな。

12話 ☆0
エリートとは何なのかw 強引な展開ほんとおもんないわ。
これ不良アニメだったっけ?w 結局助言するのだっさw
生徒同士の問題に干渉しないって、いじめが起きてるわけだが?
一人で敵中に飛び込んでって、これバトルアニメだったっけ?w
何アニメだよほんと。てか、録音録画警戒しとけや。
一回されてんだから。草、結局主人公完全万能かよw
なんやねんこれ。ちゃんと頭脳戦しろ。ごり押し解決で草。
これでさっきの人が向こうから殴ってきた商人になるんでしょ?w
何だよこのアニメ...。厨二病リきっつ。
過剰防衛だろ。OP曲とEDだけのアニメ。
これ一期普通に楽しめてたはずなんだが。

13話 ☆3
やる気なくしてて草。三期への繋ぎかな。このイキリホントきつい。
だんだん成長していく話とかならいいんだが。

曲評価(好み)
OP「Dance In The Game」☆9
ED「人芝居」☆8
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

素直に脱帽。どんどん面白くなります。キャラ萌え番長アニメでした。

 楽しみ方を間違えると損をする気がします。本作は1期はゲーム、頭脳戦として見ない方がいいとは思っていましたが、まさか、2期の主軸が軽井沢さん萌えとは…主要キャラになる存在感は1期からありましたけど、こんなに可愛いキャラになるとは思いませんでした。
 堀北さんは、すっかり狂言回しになるかなあと思ってたら、最終回であれですからね。3期の活躍が楽しみです。そして櫛田さんの悪い顔がたまりません。

 後半活躍なかったですが、前半は一ノ瀬ちゃん。ラスボスはやっぱり一ノ瀬ちゃんがいいなあ。それとあの板柳がでてきました。伊吹ちゃんは1期の活躍で終わりかな。ちょっと常識的な演出が多かったですから。

 父親が出てきましたが、大きい部分で話に関係するかもしれませんが、舞台設定でしかないでしょうね。学園パートでの主人公の立ち位置の設定に過ぎません。生徒会長と先生もすっかり客観的視点役になりました。

 こうしてみると全体的にキャラ萌えものになっています。特に女子ですね。D組の軽井沢さん、堀北さん、櫛田さんの3人はもちろんですが、一ノ瀬ちゃん、板柳さん、伊吹さん等々、これだけでてきて、キャラ造形がしっかりしているのは大したものです。

 5種類のデレ、ヤンデレ、ツンデレ、クーデレ、ボコデレ、デレデレの内、4つ制覇ですね。デレデレはまだモブしかいないなあ。今後どこまで殺伐としたハーレムが広がるか楽しみです。

 また、本作は古き良き番長マンガの構造になっています。
 男としての熱いキャラは、C組の彼ですが2期で退場するだろうなあと思っていましたけど、なんと友情らしきものも…そして、須藤やA組の禿頭の彼もそうでしたね。うーん。拳で語った後の友情ですね。つまり、番長マンガです。そして男子だけではなく女子たちも、頭はDQNです。

 当然、力こそ人間の価値だというヤンキー思考ですから、主人公は男女から好かれます。これこそ古き良き番長マンガです。

 今時ですから各学生のスタイルは当世風ですが、性格と行動はヤンキー・ギャルの集まりです。話の構造としては、他のエリアで総長をはっていた主人公が、まったく違う環境に放り込まれて韜晦している感じです。

 そして、いつの間にか作画がメチャメチャ良くなっていますね。特に12話は最高でした。初め叩かれていたのは何だったんでしょう?バトルも良かったですが、軽井沢さんの可愛いこと。

 いや、見直しました。素直に脱帽です。キャラ萌え視点、番長マンガ視点で行くと、本当に面白い。3期あるのも加点要素です。それが良心的なアニメ制作だと思います。

 評価は完結してないのでストーリー4ですが、次がある安心感は素晴らしい。3期が秀逸なら2期にさかのぼって評価上げるかも。キャラは軽井沢さんが良いのはもちろんですが、描き分けとストーリーにマッチしったキャラ造形で非常に秀逸でした。




以下 視聴時のレビューです。
2話 軽井沢、櫛田、一ノ瀬、高円寺+主人公と教師が気になります。

{netabare}  多分高円寺ならそうするだろうなあ、と思ってたら期待裏切りませんね。高円寺が実は最強?かなり気になりますね。

 軽井沢さんが1回目に囲まれているときに防犯カメラ的なカットがありました。あれの意味と特別試験ですね。特別試験のルールって本当は全員優待者がカミングアウトすればゲーム理論にもならない解答だと思うんですが、どうなんでしょう?クラス主義でなく状況に応じて勝負に勝てる人材が評価される?

 まあゲームそのものが本作の面白さの本質ではないでしょう。結果だけ予想するとガツガツしているAクラスとCクラスが駄目で、ラスボス感のあるBの一ノ瀬さんとDクラスがプラスになる感じ?
 ただ、ゲームはストーリーのギミックですからこのゲームの勝負についての仕組みや正解の考察をする意味はなさそうです。

 問題は軽井沢さん、櫛田さん、一ノ瀬さんの3名と高円寺を加えた4名の正体あるいは過去が気になります。もちろん主人公と教師陣もですが。

 この辺がストーリーのポイントでしょうね。そうなりますよ、とはっきりストーリー展開はそうなってますからね。ゲームに隠された学園の意図とキャラのドラマ。これが見どころになる気がします。

 EDの歌の歌詞、ちょっと歌の感じで聞き取り辛い部分もありますが、ひどい歌詞でしたね。

 作画ひどいという噂はありますけど、ストーリーがなかなか面白いのでほとんど気になりませんでした。

 また、次に面白い展開あればレビューします。結構面白いです。{/netabare}


4話 話の展開面白くなってきました。1.5~2倍くらいで情報を圧縮したほうが面白い。

{netabare} いよいよ来ました。櫛田の裏ですね。先週の最後の結論からのつながりどうなのよ?いきなり体育祭で話変わってるじゃん、と思ったらそういうことですか。

 この作品はやはり考察系でもゲーム系でもないですね。心理描写を楽しむストーリかもしれません。

 集団の合意形成における自分自身の反省にもなります。正論だとなびかない、頭使わない人間は人に合わせて意見を言う、自分の得意な事柄だと余裕がでる、困ったときに多数決を言い出す奴は無能、意見を言う人間は決まっている、人の意見に便乗するのは残念な子…この辺が上手く描けていました。

 そして今回のサブタイトル…「人材は作り出す必要がある」最高ですね。1期にくれべて2期のほうがサブタイトルがしっくりきます。

 で、本作を見る時のコツに気が付いたのですが、私はアニメはほとんど倍速で見ないですが、本作に限っては1.5倍~2倍くらいの速度で情報を流し込んだ方が理解しやすいです。文字を読むスピードで調整したほうがいいと思います。
 できれば3倍くらいで見たいですけど、そうなると聞き取れないでしょうね。本作における画面は飾り付けなので、情報が提示される画面がきたらポーズすればいいと思います。(もとから「てーきゅう」くらいで作ってくれると助かるんですけどね)
 こうするとダレないし、話も理解できるので一気に面白くなりました。軽井沢さんとかの面白そうな悪い顔のシーンだけ等倍で楽しめばいいかと。1期もこれで見返したほうがいいかも、という気もします。

 とにかく面白くなってきました。{/netabare}


5話 面白いかどうかより、キャラ造形が内面も作画も崩壊してて草

{netabare} ということで、どうしちゃったの?というくらい、すべてが崩壊していましたね。まずキャラの動きですね。これが酷かった。須藤はそれでも1期からの継続ですけど、いい加減堀北が馬鹿すぎなのも合わさって「馬鹿ばっか」と言いたくなります。

 主人公を引き立てるために、周囲を馬鹿にするやり方はちょっと感心しません。先週までは良かったのにどうしたんでしょうか。原作厨ではないし、もともと原作知らないのでわかりませんが、今後もこんな感じで進むんでしょうか?バカテスならD組は馬鹿でもしょうがないですけど…うーん。

 作画はストーリーが良い場合は、あまり出来は気にしないんですけど、せめて誰が誰だかわかるようにしてほしい…とはいえ、髪型とかでほぼ大丈夫でしたが、櫛田さんが酷かったですね。初めはモブかと思いました。

 作画監督は総作画監督以外が全員中国の方ですね。コロナのせいでしょうか。あのリコリコですら怪しかったので数週間は我慢ですかね。作画より脚本が心配ですけど。{/netabare}



7話 結構面白くなってきました。女の戦い…こういうのでいいんじゃないかな?

{netabare} 学園のゲームバトル物は沢山ありますけど、こういう心理戦と謎が上手く組み合わさったのって、意外とないですよね。ゲームの中身がどうとか、ルールの裏とか、自己満足の設定でグチャグチャと細かい説明ばっかりのが結構ありますからね。

 本作のようにゲームの勝敗が裏切りと情報というのは非常に説得力もあるしいいですね。損得ではない「感情」がこういうゲーム物だと重要なんですけど、感情の描き方が浅くて見てられない作品が多い中、本作はかなりいい感じです。

 あの禿頭の人とか、キャラデザいい人系だよなとか思っていたらちゃんとその通りの感じだし。なかなかキャラ造形が内面とか過去とかいいんじゃないでしょうか。

 まだ半分ですから、今後も楽しみですね。1期に比べて格段に面白いです。演出が陳腐だったり作画がどうこうはありますけど、ストーリーが面白いのであまり気になりません。
 女の戦い誰が勝つのか。そしてCクラスは…いや面白いですね。さらにラスボス感のあるBクラスのあの一見物分かりがよさそうな女の子がどうなるか、ですね。見どころが出そろいました。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

微笑みの櫛田爆弾

引き続き原作未読で視聴。

【物語 3.5点】
学園運営側から下された、課題の意義から考えさせるクラス間競争が継続。
主人公・綾小路清隆が取り巻く人物に様々な角度から迫られることで、
隠れた一面が少しずつ明らかになるも、底知れなさもさらに深まる構成。

ペースは飛ばし気味か。
競技の模様があまり描かれない体育祭などは、原作未読組の私でも色々端折っているだろうなぁ~と苦笑しました。
が、あくまで綾小路とその周辺のドラマを重視するという意図は伝わって来ました。
ただようやく体育会系の出番だというのに、空回りしてキレる姿ばかりピックアップされた須藤くん等は不憫だったなとw

綾小路が何者か?高度育成高等学校の教育方針とは?
核心部分については一挙に明かしたらシリーズが終わってしまうのでwネタは小出しでお預け感。
そんな中、終盤にヒントは提示。
すなわち{netabare}綾小路とその父(“ホワイトルーム”主宰)、学園理事長・坂柳の三者面談。
この高校の入学可否は基本的に推薦で決まり、入試試験が全くのお飾りだったというのは想像以上でした。{/netabare}
普通の学校では教えてくれない、大人社会の駆け引き、根回しを良しとする。
意図的に監視カメラの死角を作り、ダーティな一手を誘い出す。
元々、いけ好かない学校だなぁ~と思っていましたが、ますます不信感が募りましたw

このままだと手前勝手な運営側への疑問から作品自体への興味を失う、
競争ゲーム系シナリオで挫折する私のパターンにハマる所ですが、
『よう実』の場合は、或いはこの先、実力至上主義そのものがひっくり返る痛快もあるかもしれない?
との期待もあってか、不快感すら何故か興味に変換されて持続するんですよね……。

『よう実』と私の不思議な相性の良さの謎もまた深まるばかりですw


【作画 3.0点】
アニメーション制作・Lerche

スタミナ不足。

ヤマ場ではソースを集めて盛り上げる。
クライマックスの{netabare}綾小路VS龍園一味のバトル{/netabare}映像はキレキレ。
相変わらずデレる女の子の表情描写は可愛いし、巨乳ばかりで発育が良すぎるし、
各キャラの二面性描写は怖いw
が、それ以外では息切れが目立つ。
最終話、{netabare}腑抜けて受け身も取れない龍園がフワーっと倒れ込む{/netabare}シーン。
作画も彼も燃え尽きた?って感じで失礼ながら笑ってしまいましたw


【キャラ 3.5点】
D組の“黒幕”を策を弄して嗅ぎ回るC組の“独裁者”龍園。
D組の裏切り者・{netabare}櫛田{/netabare}も駆使しながらキービジュアルでも綾小路と対峙。

龍園の暴力崇拝の異常性が{netabare}軽井沢拷問{/netabare}という不快感を伴いながら明らかになって尚、
龍園は嫌いにはなれないキャラです。
学園システムの穴を付いてゲームとして茶化してやろうという視点に共感を覚えるからかもしれません。

原作未読組の私にとっては堀北→ヒロイン交代?との風評の答え合わせともなった軽井沢恵。
全てを道具として利用する綾小路の前ではヒロイン枠に収まること自体が危険。
私は堀北さんにはヒーローとして頑張って欲しいので、
今は脇に追いやられた感のあるこのポジションのままでいいですw

その他、綾小路とグループを形成する佐藤さんらクラスメイトの面々が、
綾小路はまだまだ皆と青春する段階ではない事を浮き彫りにする。


一方で、綾小路周辺から遠ざかるにつれ、これ誰だっけ?キャラも多発。
軽井沢とぶつかった因縁があるというC組・諸藤リカもこんな娘いたのねといった感じ。
で、{netabare}軽井沢往復ビンタして、{/netabare}にわかに笑い出して、あらヤダこの娘、怖いw


【声優 4.0点】
主人公・綾小路清隆役の千葉 翔也さん。
{netabare}軽井沢に「股を開け」
堀北に「いつまで役立たずでいるつもりだ?」
龍園にマウントからボコ殴りにして「こんなつまらない作業で、心は動かない。感情がのぞくはずがない」{/netabare}
声色を変えずにゲス発言を重ねる辺りはもはや怪演。

櫛田桔梗役の久保 ユリカさん。
この役やり始めてから、二面性キャラの仕事が多くなったとのことですがw
2期では裏の顔より、微笑みをたたえた表の顔の演技の方が怖かったです。
{netabare}承認欲求モンスター{/netabare}というキャラの核心も納得なヤバい外面でした。

総じて1期から5年経て経験を積んだキャストがさらにキャラクターを物にしている好印象。


【音楽 4.0点】
OP主題歌はZAQが「Dance In The Game」で続投。
激しいアコースティックギターのメロディに乗せ、天才↔馬鹿、嘘↔真実などの対義語をぶつけ合う情熱的な一曲。
パンチ力のある歌詞はOPアニメでテロップとしても乱打されインパクトを残す。

ED主題歌は声優・渕上 舞さんの「人芝居」
平坦なボーカルで猿芝居だの、狸寝入りだの、
礫(ぐー)、蟹(ちょき)、葉(ぱー)だの、
掴みどころのない歌詞で煙に巻く珍品。
極端な外面を演じるキャラが多数生息する、動物園の如きこの学園の校風とも混ざり合い、独特の苦味を醸し出す。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 21

69.7 19 天才で学園なアニメランキング19位
BAMBOO BLADE バンブーブレード(TVアニメ動画)

2007年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (641)
3802人が棚に入れました
室江高校の剣道部顧問、「コジロー」こと石田虎侍は、その日の食事にも困る貧乏生活の日々を送っていた。そんなある日、高校時代の先輩である石橋賢三郎から練習試合の話を持ちかけられる。それも、石橋が顧問を務める町戸高校剣道部に勝ったら、石橋の実家の寿司屋で「1年間寿司食べ放題」という条件付で。即諾したコジローだが、5対5の練習試合をするには、室江側は部長の千葉紀梨乃以外は受験引退したか幽霊部員という有様だった。

コジローは翌日から早速、5名の女子部員を揃えようとアテを探していたところ、ある女生徒が竹ぼうきで難無く複数のボール(と教頭)を打ち返すのを目撃。何としてでもその女生徒を剣道部に入部させようと試みる。
ネタバレ

さんちゃ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

まぁまぁ面白かったし終盤泣けたけど長い

観終わった~。
全26話、とても長く感じた。
終盤近く20話で鈴木凛が出てきたあたりから
ようやく面白いなと素直に思え始めたが、それまでは結構微妙でした。

だけど終盤の展開が良かったので凡作や駄作には分類しづらい。
特に23話~25話の流れはなかなか。

その話の中で私を泣かせてくれたのはミヤミヤでした。
才能無い人が、ふてくされて憤って歩みを止める展開は私の心と
シンクロ率が高すぎてどうも涙腺が緩くなりがち。
また、そんなだから、
{netabare}
ミヤミヤが初めて試合に勝って照明を見上げたシーンで、
その達成感に気持ちが高ぶってまたホロリです。
ミヤミヤおめでとうっ!
「辞めるんだったら勝ってやめてよ!あたしの特訓まで無駄にするな!」
て聡莉の言葉がジーンと胸に響きました。
こんな簡単にキャリーに勝っちゃっていいの?という気もしますが、
あのまま負けで終わるよりは良かったかな。
{/netabare}

このアニメの面白さ、他の方のレビューを見てとても参考になったので
引用させて頂きますと(毎度勝手に言葉を借りてすみません(--;))

『本作品の良いと思う部分については、オムニバスではないが常に複数のエピソードが
絶え間なく描かれている点が挙げられる。
そしてそれらのエピソードの終わりが一致しないため、単調になりがちな日常回的展開も
程よい目まぐるしさを帯びてついつい見てしまう。』

って所。川添珠姫と鈴木凛とのライバル対決の本筋の裏で、外山と岩佐のトラブルが
あったり、ミヤミヤとキャリーの因縁対決があったりする。
複数の次に繋がるお話が同時並行で走るため、広げたお話にどのタイミングで交差させ
終わりにどう一本に収束させるのかが気になって、ホントつい気になって
最後まで観てしまった。

だけど、冒頭で書いた通り面白くなかった点もある。
寧ろこの時間が長く感じたため、お気に入りとはならなかった。
ラストの展開は良かったですが、あまりにも駆け足でもありました。

川添珠姫と鈴木凛、作中のアニメブレイバーとシナイダーに見立てて
がっつりラストバトルの布石を打っていたのに、試合開始から決着までの
展開は異常なほど至極あっさりと決着が付く。
珠姫無双ではあるものの、このアニメ全体的に試合描写は力を入れているようで
その実、あまりに力は入れていないのだろう。

いやぁ!めーん!どーう!こってー!…声優さんの演技力とも言える試合中の咆哮は
まるで、本格的に剣道の指南を受けてきたかのような気持ちの良さがあるものの、
一本取る時の絵はいつも同じ。意表をついて一本取って駆け抜けた、
静止画を見せているだけなのが多かった。
試合までの引っ張りも弱く、勝負もあっさりカタが付く。
また、他校との交流戦で敵が彼氏とのデート目的で試合後エスケープしたり、
聡莉が試合前食べ過ぎでお腹を壊したりする…真剣味にかける試合描写に
YAWARA!のようなスポコン展開を期待していたら、若干嫌気がさすかもしれない。
(私はそういう見方を途中までしてしまっていたのでガッカリした。)

あと私的には段くんのキャラとあの間延びしたしゃべり方がどうも受け付けなかった。
声優さんが石田彰さんだったので我慢は出来たけど、ミヤミヤとの絡みも
もう何百回やるの?!ってぐらいにシツコイ。

終盤までは、退屈さ7:面白さ3ぐらいの割合でした。
14話ぐらいで収めてくれれば丁度良かったんだけど、26話やるには長過ぎ。
間延びというほど間延びした印象はないんだけど…う~ん、なんだろ。それでも、
交流戦や合宿無くして短くポイントまとめてくれた方が有難かった。

【結論】
20話~が面白かったけど、それまでが微妙。そしてラストも駆け足で微妙。26話は長すぎる。

【あとがき・個人的なツボ】
たまに挟まれる、珠姫と珠姫のお父さんのお話。
二人暮らしでさびしい家なんだけど、思春期の娘にどう接していいのかわからないお父さんと
珠姫の微妙な距離感が見てて面白い。また、そんな不安が取り越し苦労と思えるほどのお父さん
思いの珠姫ちゃんが良い娘すぎて笑ってしまう。

終わり。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

あんこ入り☆パスタライス

私も高校の体育の種目選択授業で剣道やってましたねぇ
このアニメ見てから剣道やってみたいなぁと思ってたので
剣と剣を向き合わせて構えた時の包み込む静寂、高鳴る鼓動、今でも鮮明に思い出せます
へたっぴでだめだめでしたけど、相手から一本取れた時の気持ちよさと言ったらもう最高でしたね
再度見直して、分かる分かるっと思ったことが増しててより楽しく見れた気がします
ついで、その中で剣道修練の心構えにも触れたんですがね
その終盤の方の、”以て国家社会を愛して、広く人類の平和繁栄に寄与せんとするものである”てな非常に壮大な事が綴られていて
私なんかが見ると、タマちゃんの「ヒーローになりたい」っていうのは理念に適ってたんだなぁとか感心してたんですが、いやはや


ということで感想に移りたいと思います
つかこれコジロー先生が主人公だったんですね、知りませんでした
なるほど確かに1話の冴えないダメダメ顧問から最終的に生徒に好かれる立派な顧問になってたのを見ると頷けますが
まぁ今作でいうと、ギャグ→シリアス→ギャグと交互に押し寄せてくる印象がありましたね
ギャグなんかは微笑ましく、そこそこ楽しめるんですが
シリアスは反して、最早胸糞悪くなる回も結構あり、その差の大きさには常に驚かされました

素晴らしかったのは、アニメの中のキャラが非常に生き生きとしている点ですね
キリノ、タマちゃん、ミヤミヤ、ドジっ娘、どのキャラもキラキラしてて眩しかったです
また室江高剣道部の諸君はもちろん、町戸高の子たち他もキャラ立ってて良かったです
というか町戸高剣道部の方々は、出落ちな設定(ry
でも町戸の青髪メガネっ娘、原田ちゃんは作中で好きかな

タマちゃんの特撮アニメ好き設定から、度々劇中劇が登場します
本編より力の入っている「超剣戦隊ブレードブレイバー」や原作者・土塚理弘氏の作品である「マテリアル・パズル」、また映像は出てこないものの「マグロス~鯵・おぼえていますか」のようなパロものも出て来ます
ブレイバーの演出に関わった久条りおんさんは「迷い猫」にて「グランブレイバー」を監督制作してますね
あと、11話で谷口悟朗氏と銀河万丈氏が何気に出演してますね、脚本の倉田コネでしょうが、原作じゃ宮崎駿氏っぽい人だったので如何せん
アニメでは19話からオリジナルに突入していて、その際でもやたらブレイバーネタが押されていました
私的には室江高剣道部のゆるゆるな日常が見たかった気もしましたが、これはこれでありなの、かな?

メイン声優はそこそこ良かったですねぇ、掛け声とかも頑張ってたと思います
広橋涼さんのつぶやき口調も可愛いですし、”名男友達役”の石田彰さんも出てますし
ただ町戸高のあのビッチ女の声優は、もう明らかに浮いてましたね
ググってみたら声優じゃないし、あれはなんとかならなかったんですかね

あんこ入りパスタライスという空耳歌詞で有名な、声優たちが歌うED「STAR RISE」
ま、食いたくはないですよね、あんこ入りパスタまでならいけそうですが、ライスが付くとちょっと・・・
これ以外にも、「STAR RISE」の空耳歌詞には笑えるものが多くあり、聞いたことない人は是非動画サイトとかで聞いてみるといいと思いますよ
まぁ聞いたことない人いるのかなってくらいに有名ではありますが一応
あとOPはこれどうも、イントロ部分がちょっとやかましめですね
連続で聞いてると頭が痛くなってくるんですよね、私だけでしょうが
まぁでもEDが全て持ってってるので、OPの評価は不問とします


「ごっつええ竹刀」面白いですよねぇ
まぁそれはともかく、アニメ版最終回は、二期を仄めかして終わってしまいましたが
あるんでしょうかね、二期
いやあれでないとか止めて欲しいんですが
全編通して、きっと楽しめると思います、本格剣道アニメです

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16

ワタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

剣道少女

スポコン一直線ではないけど、某バンドアニメみたいに練習しないでお茶飲んでばかりでもない。
悪く言えば中途半端。ただ個人的には、適度なユルさと真剣味・熱血のバランスは絶妙でした。
部員集め、練習、他校との練習試合に合同合宿、大会での試合・・・などを通じて
キャラの成長が描かれます。部活モノとして真っ当なストーリーと言えるでしょう。

原作では顧問のコジローが主人公ですが、アニメの主役は5人の剣道少女。
コジローのドラマもありますが、アニメでは5人を見守る立場にいる事が多いです。
動きのあるアニメで少女5人を全面に押し出すのは良い判断。華やかですもんね^^

声優のキャスティングも良かったです。
タマちゃん役の広橋涼の熱演、ダンくん役の石田彰のフリーダムな演技などは見所。
一番驚かされたのはキリノ役の豊口めぐみですね。
ブラックラグーンのレヴィの印象が強かったもので・・・これぞプロ。声の幅ホント広いですわ。

珠姫「ブレイバーは・・・家族です(キリッ 」
タマちゃんマジオタク少女w 谷口悟朗監督を尊敬してるなんて好感持てますねw
なお、これはアニメ版のみの設定(谷口監督と縁のあるスタッフが多いので。原作では宮崎駿)
まあタマちゃんはアニオタというより、特撮オタなんですけどね。
それにしても劇中劇「ブレイドブレイバー」がプッシュされまくり。ちょっとしつこかったかなw

物語後半はオリジナル展開。あまり評判は良くないんですが、個人的には違和感なかったです。
特に24話の内容は素晴らしいの一言。聡莉のミヤミヤへの台詞には感動させられました。


剣道シーンでは迫力ある掛け声もあって、剣道の魅力はそれなりに伝わって来るし
何よりキャラがとても魅力的な作品です。部活モノとしても間違いなく良作の部類。



・余談、本編とは関係ない話

そうそう、放送当時に本作の制作会社であるAICの内部資料が流出する事件がありました。
各話スタッフ編成表、各話予算とその内訳、キャスト選びの際の声優に対する評価・・・
などが詳細に記されており、なんとも生々しさ全開でございます。
スタッフや声優の評価欄で酷評されてる方もいましたし・・・

ちなみに資料によれば、バンブーブレードの1話の制作費は955万。
割りと平均的ではあるんですが、この平均自体が安いんですよね。
役職によって格差は当然ありますが、特に原画・動画担当(アニメーター)は悲惨。
アニメーターは薄給だと言われますが、改めて非情な現実を思い知らされました。
DVDがヒットしても中間搾取が酷く、アニメーターにはほとんど還元されないようですし。

この流出事件は、視聴者に業界の過酷な現実を知って欲しいがために
スタッフが意図的に流出させたんじゃないかと勘繰ってしまいますね。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 32

85.2 20 天才で学園なアニメランキング20位
黒子のバスケ(TVアニメ動画)

2012年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (2078)
11078人が棚に入れました
バスケットボールの強豪として知られる帝光中学校は、特に「キセキの世代」と呼ばれる10年に1人の天才が5人同時に存在していた時は、無敗を誇っていた。時は流れ、彼らはそれぞれちがう高校に進学するが「キセキの世代」には奇妙な噂があった。それはもう1人「幻の6人目」がいたと…。

声優・キャラクター
小野賢章、小野友樹、木村良平、小野大輔、斎藤千和、細谷佳正、野島裕史、江口拓也、保志総一朗、鈴木達央
ネタバレ

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

<最終回まで視聴完了> それぞれのキャラが魅力的だった

<最終回を観終えて>

結局2クール、全25話。
序盤は黒子と火神の出会いから2人の試合中の活躍を描き
中盤は奇跡の世代の一員だった緑間くんの活躍ぶり
終盤は奇跡の世代だった青峰くんと黄瀬くんの格闘ぶり。
どれも試合中心で見せる緊張感のある演出法で、
技術的にはリアリティがないとしても、リアルにありえる技に
見えてしまうほどだったので、
これってアニメ作品としては上出来だったと言って良いのではないかな。

迫力ある試合風景は、各自のモノローグで心のうちを吐露させつつ
想いと裏腹な部分や葛藤なんかをうまく表現できていたと思うし
なにしろ脇役の先輩方や仲間達も含めて、みんな魅力的だった。

特に後半の黄瀬、青峰の試合でのせめぎ合いは、
じっくり描かれていて見応えがあった。
{netabare}
勝ちたい、越えたい、だけど負けて欲しくない。
憧れてしまっているから勝てない。
なら、憧れるのをやめてしまおう・・・

黄瀬が青峰に抱く感情には、ものすごく共感できるものがあったけど
同時に、本当は憧れをやめることなんてできないさ・・とも思って。
なのでなおさら試合終了後の彼の想いも痛いほど伝わってきて
もらい泣きしそうになった。
{/netabare}

さてこれからってところで終わってるので
2期が今から待ち遠しい。待ち遠しいよー

<16話までの感想>

この作品も、1クールでは終わらず、2クールなのか、もしくは
さらにもっと続きがあるのかないのか?
とりあえず今時点で言えるのは、キセキの世代と言われた全員が
登場していないので、まだもう少しかかるんだろうなと。

バスケの試合シーンはそれなりにスピード感もあり、
監督の指示にもほぉ~っと思う部分があり、各キャラの持ち味を生かした
動かし方もなかなか面白い上、超能力技などを使わないのは好感が持てる。
ただ、バスケを知り尽くした人から見ると少々、苦言もあるようだ。

僕個人としてはそういう専門的な視点で観ていないので、
けっこう楽しめてる。 で、何に一番楽しめてるのかよく考えたら
やはりそれは、それぞれのキャラなんだろうなと。

占いを心底信じて、ラッキーアイテムが何であろうと試合に持ち込む緑間。
けっこう軽いノリのモデル兼高校生でもある黄瀬。
他のキャストも、性格が細かく描かれているのでそのへんにいそうな
リアルな雰囲気が面白い。

試合に関しては、黒子くんの元彼女を自称している桐皇学園高校の
マネージャー桃井さんが登場してから、ちょっと面白さが増してきた気がする。

とりあえずは、まだまだ新たなキャラが投入されるはずなので
このまま視聴続行しつつ、展開を楽しみにしていようと思う。
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原作は読んでおらず、詳しい予備知識がないまま視聴。
舞台は高校のバスケ部。

背景の描き方は美しいし、キャラデザもかわいくカッコ良いのだが、
首に描かれるあごの影の描き方がどうも気になって仕方ない。

ちなみに、黒子というのは、登場人物の1人の苗字なんだけれど、
彼はバスケ強豪校だった中学から進学してきた1人であり、
その「キセキの世代」と言われる中学時代のバスケ部で
「幻の6人目」だったと言われていた存在。
存在感のなさを生かして影となって活躍する彼を見て
なるほど!それで黒子なわけか!と思わず納得。

黒子が影となり、光となるのはアメリカ帰りの大柄なプレイヤー火神大我(かがみ たいが)。
彼のキャラとか顔立ち見てると、『世界一初恋』に出てきた
高野さんにあまりに似ていて、ちょっと笑ってしまったが
黒子くんとの名コンビぶりをこれから見せてくれそうで
そのあたりも楽しみではある。

1話は、登場人物をざっと紹介するような内容にとどまっていたが、
1人1人、自分の能力をどの程度、そしてどんなふうに
生かしていくのか、また強豪校の中学から散らばっていったメンバーと
確実に今後、試合で顔を合わせるのだろうし、
そのあたりの熱い展開も期待したいところだ。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 53
ネタバレ

いしゆう さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

面白い! そんなの 当然なのだよ! 

あらすじはあにこれを参照下さい

この作品は高校生バスケットボール部の青春を描いた作品です ただ
試合のリアリティはほとんどないです 好き嫌いは分かれると思います 
ただ その分ありえない”能力”や才能を持つイケメン達がいます♡ 
( 1話でどんな作風か 大体わかるので お試しにいかかですか? )

主人公の黒子テツヤは フィジカルも弱くテクニックも無い
だけど 天性の影の薄さがあります その才能を生かして
神がかったパスのつなぎを見せる! 
( ボール硬いし重いのに 突き指大丈夫?・・ なんて野暮ですよ♪ )

その他にも キセキの世代と呼ばれる5名も化け物!・・でもイケメンです♥

試合中は凄い能力バトルが繰り広げられますが それ以外にも
個々の”らしさ”や”プライド”が激突する熱い作品になっています。

また 嬉しい事に普通の人(それでも現実離れですが)の活躍もあります
チーム全員にスポットをあてることで 個人もチームも愛着が出ます。
  
バスケは5人のチーム制 そこに交代選手や応援する仲間 監督 その他
その一体感が とても良く表現出来ていて 観ていて熱くなります!
そしてスポーツは 試合が終われば敵も味方もない 爽やかです。

物語のテンポは とても良いです 
サクサク進むので 時間を忘れて つい寝不足に○o。.

あと スポーツ物特有の熱いセリフ バンバン 入ります!これ最高です!
そのたびに 胸が熱くなります 元気出る!凹んだ時なんか イイかも♪
 
OP曲の”CANDO”軽快なリズムに 元気が出る歌詞 作品と合っていますね!
{netabare}だから言ったじゃないか
弱さをウリにしたって 前になんか進めやしないんだぜ
ねえ 儚い自分
演出したって誰も無感動

孤独が苛む夜にだって 明日待ちわびる光がある
強がる弱い自分を認められる強さを
始めるんだ やれるモンさ
そこから前を 向いちゃって
歩け 走れ 何度でも

調子ハズレの声だって
いいさ! それがどうしたんだって
叫ぶんだ 俺の番だ Can you do it?
するとどうだろう何だって
怖くなんかなくなってんぜ
今日が我が身だ I can do it
You can do it
We can do it{/netabare} この背中押す感じ好きです!

冒頭にも書きましたが 能力を持つイケメン達なのですが
性格も 皆 個性的です その中の一人 緑間君も 面白いです{netabare}
あんなに 強いのに おは朝占いに頼って 喜んだり落ち込んだり・・
小物にも笑えます タヌキの置物って何?{/netabare}
ちなみに タイトルの”なのだよ”は緑間君の口癖です。

観終わって
現実ではありえない バスケ試合なんですが 段々病みつきになりました
最初は ”うそぉ~”とか思っていたのに途中”そう来たか!”になり
最後の方は”待ってた♡”の感じに。
能力って個人的には 
特撮作品などの主人公が放つ必殺技にも似ているなぁと思いました。
( 敵が使うと絶望し 主人公が使うと”ヨシッ!”みたいな )

部活仲間との団結力 そして汗と流れる涙は胸にきます! 
そして試合中万事休すからの・・・は熱い!最高でした! 
是非その目で見て感激してください。
Ⅱ期も観ます このままじゃやめられないです♪ どうなるのか楽しみ♡

以上 最後までお読み下さりありがとうございます。
以下は 駄文です 無視してください○o。.。

小中学校バスケ部だった事もあり 内容はありえないけど楽しかったです
ボールの音 バッシュと床が擦れる音 流れる汗! そして掛け声!
とても懐かしいです 少し学生時代を 思い出してしまう作品でした。
( 上手でイケメンが隣のコートにいたら・・・それもう皆勤賞ですよ♡ )
(ノД`)・゜・。



 



 



 

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

今のところ辛うじて「バヌケ」ではなく「バスケ」か B

原作未読(ちなみにスラムダンクも未読、未視聴です)

帝光中学には「奇跡の世代」と呼ばれる10年に1人の天才が5人同時に存在していた時期があった。
それぞれが違う高校に進学した彼らであったが、実は幻の6人目がいたという噂があった・・・。


10年に1人の天才が5人って、毎年の野球のドラフトみたいですね。
まあ、近年の野球では、○○のダルビッシュっていう表現の方が通例になってきていますがwww

まあ、それはさておいて、この幻の6人目である黒子テツヤが、誠凛高校に入学し火神大我と出会うところから物語が始まります。
この火神はアメリカ帰りで、本場のストリートバスケで揉まれたという猛者。
「奇跡の世代」という設定と相まって、初期設定のレベルが異様に高いという印象がありました。

古い世代の考え方かもしれませんが、こういうスポーツ物のアニメ(漫画もそうですが)は、主人公たちが最初はすごく弱くて、努力を積み重ね強豪とぶつかり、時には挫折もあって、徐々に強くなっていく過程を楽しむものだと思っていました。

しかし、このアニメの場合、私が考えていた以上に、主人公達は最初から強いし、特殊能力を身に着けていました。
しかも、対戦相手は全国大会レベルですよね。
それを上回ってさらに強くなろうというのだから、話の展開として相当に無理が生じて来るのだろうなと思ったのです。

行き着くところは超能力でも使うバスケなのだろうか?
それはまあ冗談としても、作中、あんなところからシュートを決めるなんて、まんざら冗談でもなくなってきたときには、ああ、このアニメも終わりかな、と思いましたよ。(ホントに)

アニメである以上、ある程度は非現実的なことがあっても良いと思うのですが、その線引きというのは人によって異なるので、非常に難しいところです。
バスケ門外漢の私が見た限りでは、アニメという許される範囲内で超絶技を交えつつも、ちゃんとバスケをやっていたのかな、という印象です。(あくまでも個人的印象です)

ただ、2期がありそうな終わり方していましたので、その場合、許される範囲を逸脱する可能性も十分あり得ると思っています。
原作ではその辺を揶揄して「黒子のバヌケ」(もはやバスケではないため)と呼ばれているようですが、逸脱しなければ同じことの繰り返しになってしまいますので、わざわざアニメ化する意味もなくなってしまうため痛し痒しです。
按配が非常に難しいこととなるでしょうが、そのあたりをどう展開するのかにはちょっと興味があります。

あと、火神が熱いのは見た目どおりなんですけれども、黒子も飄々とした外観に似合わず意外に熱い心の持ち主だったのは、見ていて面白いところでした。
単なるスポーツアニメではなく、熱血・スポーツアニメですね。
二人の台詞には心惹かれるものが多いので、それらを集めてみると結構面白いものができるかもしれません。

なお、女性キャラが二人しか出てきませんでしたが、ショートヘアフェチの私としては断然リコ派ですね。
天然でSっぽいところなんかも堪らなぃ・・・いえ、何でもありませんwww

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14

76.1 21 天才で学園なアニメランキング21位
上野さんは不器用(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (408)
1760人が棚に入れました
ココは、とある中学校の理科室。科学部部長の上野さんは、部活の後輩・田中に恋する乙女。天才的(変態?&ちょっとフェチ?)すぎる奇想天外な発明品を使って、あの手この手で気を引くためのアピールをするが・・・。果たして上野さんの恋は成就するのか!?それとも・・・

声優・キャラクター
芹澤優、田中あいみ、影山灯、大森日雅、伊藤美来、井澤詩織、戸松遥、佐藤利奈、竹達彩奈、井口裕香
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

逆セクハラ

田中の鈍さと上野さんへの扱いが酷くてムカつく。いくらなんでも性格悪すぎないか?これに好意寄せるのは自己肯定感が低いかも。それかドM。男女逆転して考えたら完全にアウトだけど、僕はこういうノリは好き。上野さんは逆セクハラばかりしてるのに、肝心なところでは踏み込めなくて、なんか可愛い。まさにHow clumsy you are!!

何気に声優が良い。

OP
閃きハートビート 歌 伊藤美来
歌声可愛い。
ED
マイペース・サイエンス 歌 上野(芹澤優)、田中(田中あいみ)、山下(影山灯)
ラブミーサイエンス 歌 上野(芹澤優)
放課後トラベラー 歌 上野(芹澤優)
コスモルミナ 歌 上野(芹澤優)
不器用センセーション 歌 上野(芹澤優)
心のふりこ 歌 上野(芹澤優)

以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
科学部部長の上野さんは、部活の後輩・田中に恋する乙女。天才的すぎる奇想天外な発明品を使って、あの手この手で気を引くためのアピール試みる。1年生部員の山下も冷静沈着なアシストで上野さんをバックアップ!果たして上野さんの恋は成就するのか!?

1. 実験その1「ロッカくん」/実験その2「クマタンダー2号」
ココは、とある中学校のとある理科室-。科学部部長・上野さんは、その天才的頭脳で究極の携帯型濾過装置「ロッカくん」を完成させた。性能を確かめるため、部活の後輩・田中に対し濾過した謎の液体を飲むようにすすめる。果たして、謎の液体の正体とは一体…!?{netabare}自分なら上野さんのおしっこ飲める。なんなら、濾過してなくても飲める。我ながら変態だな。実際、出したておしっこは無菌だから飲んでもセーフ。飲尿健康法もあるくらい。クマタンダーはパンチラ防止機器。スカートの中を暗黒にして履いてない状態で覗かせる。自ら見せるよりめくって見られるのは恥ずかしいようだ。というか田中、スイッチを切ったら駄目。{/netabare}

2. 実験その3「ダッシュたん」/実験その4「一七六防護服」
「田中のパンツくれ」上野さんは田中のパンツを要求した。新たに開発した、瞬間脱臭装置「ダッシュたん」の力を試すため、強力な臭い発生源が必要だという。自分だけ実験台になるのはイヤと言う田中。上野さん、山下も巻き込みお互いの衣類の臭いをかぎはじめるのだった。{netabare}臭い嗅がれるのは恥ずかしいな。女の子に対して臭いはデリカシーなさすぎねえか。防護服着ておっぱい触らせようとするも、違うと言ってるのにお尻に平手打ち。セクハラだけど、SMプレイになってる。言葉責めも激しい。乙女のパンツで遊んだ挙句、さらにけなすのは酷。{/netabare}

3. 実験その5「キルトハイド」/実験その6「ガラクたん」
水泳部部長・北長さんが訪ねてきた。最近、水泳部にのぞきが出るらしく、上野さんに対策のための発明品制作を依頼していたのだ。疑似立体映像投影装置「キルトハイド」-。それを受け取った北長さんは、おもむろに水着を脱ぎ始めて…!?{netabare}全裸になるのはびっくりした。というか田中馬鹿にもほどがある。服は着て帰ろう。ガラクたんで水生成して、間接キスを狙うけど、田中潔癖。{/netabare}

4. 実験その7「ウエノ13号」/実験その8「サモンスタット」
いつもの放課後。どこかいつもと違う上野さん(?)…。田中をじっと見つめたり、ひざまくらを要求したりと、かなり積極的。秘めていた乙女心を解き放ち、ついには田中に頭をなでなでさせはじめる。{netabare}田中は状況を受け入れるのが早い。自分で作ったロボに嫉妬は笑える。サモンスタットで何でもペットにできちゃう。謎の生き物見て触るだけ。パンストだけど。井澤詩織ボイスの無駄遣い。{/netabare}

5. 実験その9「ピースペクター」/実験その10「PEリザーバー」
夜の中学校、理科室。学校に点在する怪しい噂・地獄八怪奇の正体を暴くため、上野さんは新たな発明品を作成した。「ピースペクター」 それは、人ならざるものの挙動を捕捉し、モニタに映し出す装置である。上野さんと田中、山下とウエノ13号のペアに分かれ、校内を探索しはじめるのだった。{netabare}山下まさかのお漏らし。ウエノ13号の機能に救われた。田中が気を利かせてまさかのロッカくん持ってきちゃった。吸水して濾過するPEリザーバーの件では運動場から窓伝いで侵入する女の子西原登場。汗も飲めるぜ。田中は下より上の汗を濾過した水なら飲めるみたい。上野が阻止して飲むけど、西原の母性本能を目覚めさせてしまう。声優は僕の好きな佐藤利奈で嬉しい。{/netabare}

6. 実験その11「II傘」/実験その12「E-Qブースター」
急に降り出した雨。傘を持ってきていないと困る田中に、上野さんが差し出したのは「II(アイアイ)傘」。微弱な重力場を発生させ、対象物を受け流す装置である。傘の歴史が変わると、これには田中も上野さんを称賛する。その時、水たまりに足をとられた上野さんはII傘に向かって渾身の尻もちをついてしまう…!?{netabare}傘が股間かお尻かは定かではないが、めりこんでしまう。一緒に傘に入ってラブラブおち。E-Qブースター装着して上野と田中が相撲をとるわけだが、田中が上野のズボンを直接掴む容赦のなさ。配慮が足りん。{/netabare}

7. 実験その13「パンティロッティ」/実験その14「ガチャポーター」
田中にパンツ食べさす計画会議、通称TPT会合が開催された。いくらなんでもパンツは食べないだろうと思われたが、入念な事前仕込みにより田中は究極の空腹状態を迎えていた。上野さんは、満を持して非常食兼用パンツ「パンティロッティ」を差し出した!!{netabare}田中にパンツ食べさすは草。本当に食べるとは。しかも躊躇なく。ガチャポーターは欲しいものが転送されるらしいけど、実はパンツしか転送されない仕様。パンツ渡してまで、本当にこいつと結婚したいのかあ。まさかの山下のパンツやら北長の水着が出てくる。上野さんの狙い通りにはいかないけど、田中が成敗されててすっきりしますね。{/netabare}

8. 実験その15「コイツネートルナD錠」/実験その16「ペロリリオン」
新たに発明した「コイツネートルナD錠」をさり気なく田中にすすめる上野さん。眠気を解消し、睡眠時には簡易人格を形成するスグレモノである。熟睡する田中に上野さんはそっと身を寄せ、大胆な行動をとり始める。{netabare}手を握って好意を確かめる直前で目覚める。死刑は妥当。田中の双子の妹みずなとよもぎ登場。上野さんがあげた飴がきな粉味なのかチョコミント味かで喧嘩するのを兄として叱るけど、人が口に入れた物を入れるなとかいう視点の違和感。飴は好きな味に感じるというだけ。{/netabare}

9. 実験その17「ジゴスパッツ」/実験その18「SQ水」
スマホの電源が切れ、充電ケーブルを探す田中。 上野さんはおもむろにスカートをまくりあげ、超発電衣服「ジゴスパッツ」を取りだした。 あらゆる日常動作を電力に変換することができるアイテムである。 スマホの充電のため、上野さんは田中にスパッツをこするように要求する。{netabare}下半身に注目って女の子が発する言葉とは思えない。こすりかたがエロい。SQ水着ると宙に浮く。みずなが水筒をくれと教室のドアを開けると激しい引力で上野さんの水着が破れる。田中は少しは何か感じてもいいんじゃない?しかも、みずなが何の用事で教室に来たのか全然覚えていない。{/netabare}

10. 実験その19「カンチカン」/実験その20「レパラー手」
放課後、田中が理科室に着くと教室内は電車と化していた。 車掌の格好をした山下。自らに「痴漢しろ」という上野さん。 痴漢通報装置「カンチカン」の実験をしているのだという。 カンチカンを完成させ、痴漢被害に苦しんでいる人々を救うため-- 田中は痴漢することを決意した。{netabare}触る前から警報鳴っちゃう。痴漢対策としては最適解では?でも、鳴りっぱなしで触られても逆に意味がない。レパラー手は物質を削って、再構成してツルツルにする。ムダ毛処理用らしい。上野さんはムダ毛を処理してもらおうと思うが、田中はなんと女の子はすね毛生えないと思っていた。同じ人間なんだから生えるの常識だぞ。むしろ、ツルツルにする必要性があるのか常に疑問に感じる。女性だから処理しないといけないわけじゃないというのが僕の考え。田中よ、女子の毛について聞いたら駄目。デリカシーなさすぎねえか。{/netabare}

11. 実験その21「インビジブルマ」/実験その22「リアスコート」
新たな発明品「インビジブルマ」は空圧層を展開し、どんな場所にも着席することが可能となる。 装置の素晴らしさを特等席で見せるため、田中の顔の上で実験することになった。 上野さんは装置の不調を装い、田中の顔面に自らのお尻を落下させようと企んでいた。{netabare}お尻を落下させなくても顔面騎乗にしか見えん。田中いつの間にかスカートの下抜けるなんてどんな集中力だよ。最終的にお姫様抱っこ。リアスコートでスカートの中をきっちりガード。男子嫌いな女子テニス部部長南峰が肌着をパンツでないと言い張りつつ、卑猥な目で見るなとか言ったり、公衆の面前で見せたり。流れで可愛いとか言っちゃう。上野さんに言ってほしいよね。{/netabare}

12. 実験その23「眼キュー」/実験その24「バレッタン」
新体操部部長・東川が科学部を訪ねてきた。 部活をのぞき見する連中を監視する装置「眼キュー」が壊れたという。 上野さんに対するスキンシップがやけに激しい東川に対し、いつになく気になる様子の田中。 「お二人って…そういう仲なんですか?」田中は東川にある勘違いをしてしまう。{netabare}一人称が僕っていうだけで、男だと思うなんて。確かに見た目だけで男女の区別はし辛いこともあるかもしれないけど、言動で判別は余計難しいよね。田中の安心したという発言に上野さん反応薄い。僕も山下と同じ気持ち。なんでそこは押しが弱いんだよ。バレッタンは使えば食べてなくても、他の人が食べた物の味覚を感じられる。実験によって自然な流れで手を繋ぐ。山下から恋人繋ぎを促されるのに、そこは踏み込めない。{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 9

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

「ちゃんと見んかい!」

この作品の原作漫画は未読です。
芹澤さんが出演されると知り、視聴を決めた作品でした。
芹澤さん…私は個性的な役どころを演じられる声優さんだと思っています。

芹澤さんが出演されている主な作品は以下です。
・「双星の陰陽師」の音海繭良
・「賭ケグルイ」の夢見弖ユメミ
・「3D彼女 リアルガール」の五十嵐色葉
・「魔法少女サイト」の穴沢虹海(にじみん)
・「異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術」のシェラ・L・グリーンウッド

改めてそれぞれのキャラを見てみると、同じ声優さんが演じているとはとても思えないキャラが並んでいます。
繭良の様な正統派、色葉の様な少し影のあるキャラを演じるかと思えば、夢見弖ユメミやにじみんの様なある意味狂気的なキャラや、シェラみたいな色っぽいキャラまで演じられているんです。
これが声優さんの真骨頂なんでしょうけれど…やっぱ声優さんて凄いっ!

そんな芹澤さんが演じているのは主役である中学3年生の上野…科学部の部長です。
この上野さんが何とも可愛らしい…
上野さんは同じ科学部の田中に(密かな?)思いを寄せていて、何とか気持ちを伝えようとするのですが、普段の態度は強気なんですけれど、いざとなると途端に腰が引けてしまい、顔は真っ赤…汗ダクダク…
挙句の果てには髪の毛まで直立不動になる始末…
ある意味究極とも言える純情でシャイな女の子なんです。

でも何もしなければ気持ちが伝わらないのは上野さんだって百も承知…
だから平静を装ってさりげなく近づくために上野さんが駆使するのは、凡そ中学生のモノとは思えない発明品の数々…

例えばとある発明品を上野さんが身に付け、その効果を田中に確認させる…
すると田中が思春期特有の衝動が我慢できなくなり自分に迫ってくる…
そんな展開を毎回期待しながら、あの手この手で田中を発明品の実験に付き合わせるんです。

田中…いい加減、上野さんの気持ちに気付いてあげなよ…
と思うのですが、この田中が超が付くほど色恋沙汰に鈍感なんです。
上野さんの積極果敢なアプローチ…普通の中学生の男の子なら間違いなく陥落している事でしょう。
ですが、鈍感であるが故に難攻不落なんです。

上野さんにも意地があります。
自ずと言動がエスカレートしていくのですが、上野さんの純情でシャイな性格が災いしてあと一歩届かず堂々巡り…

この展開がお決まりのパターンなのですが、上野さんのリアクションがパターン化されているのを割り引いてもこのやり取りが実に面白いんです。
加えて、上野さんの激しい心情のアップダウンを芹澤さんが見事に演じられている分、面白さも増しましです。
でもこの作品の魅力は、やはり上野さんの開発する発明品の数々だと思います。
「ロッカくん」「ウエノ13号」「パンティロッティ」など…
発明品の効能が気になるのはネーミングセンスがが抜群だからなんでしょうね。

上野さんと田中の微笑ましいやり取り…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、伊藤美来さんの「閃きハートビート」
エンディングテーマは、6曲も用意されていました。
エンディングの個人的な推しは第8話、第9話で使用された上野さんの歌う「コスモルミナ」でした。

1クール全12話の物語でした。
こういう見て元気になれる作品が月曜日の朝から視聴できるのが私的には嬉しかったです。
月曜日の出勤は気持ち的に辛い時もありますが、この作品のお陰で元気になれましたから…
しかも15分枠なのでサクッと視聴できるのも良かった点でした。
原作は連載が続いているようなので、続編があるなら是非視聴したいと思います。
最後に…上野さんの本懐が遂げられることを願っています。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 16
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

もっと不器用でよい

原作未読


1回につき5分×2話で15分と短尺。基本的に1話完結型のギャグアニメ。
昨年(2018年)は『あそびあそばせ』『ポプテピピック』『ヒナまつり』『ちおちゃんの通学路』ことごとくスルーしてきたので、年始に「ギャグ枠なんぼのもんじゃい!」と誓いをたて臨んだ一作。
あまり食指が動かない系統であるとはじめに自己紹介しときます。


上野(CV芹澤優)、田中(CV田中あいみ)、山下(CV影山灯)の科学部三名が主要キャラ。上野(♀)さんが、タイトル名の通り不器用ながらもあの手この手駆使しながら田中(♂)の気を引こうと空回り、山下(♀)が緩衝剤(時にはボケ、時にはツッコミ)として機能するという関係性。放課後の部活動がほぼ作品の舞台で、わりと閉じられた空間で展開されます。
その気の引き方の変態っぷりがギャグの主成分であり本作の柱になってます。第1話から全開なためノリに合わないと判断したら切っちゃってよろしいかと。

科学部三名皆マイペースで、そのコミュニケーションのズレも笑いのポイントなんですが、キャラが固まる前の早い段階{netabare}(第3話){/netabare}でゲストキャラが登場してきました。ゲストキャラの声優さん達とても豪華なのですが、投入をもう少し遅くしても良かったんじゃないかなぁというのが気になるところです。
主演の芹澤優さんは、昨年(2018年)私が視聴した『3D彼女』『魔法少女サイト』とはまた違うキャラクターを全力で好演してます。・・・が、


まあこれが面白くない。クスリとも笑えない。渾身の第1話でさえゴミを見るような目の自分がいたし、リカバリの第2話では寝落ちしました。ギャグ作品で面白くないと致命的です。
なお、“お笑い”については面白かった面白くなかったが全て。笑いのツボこそ人それぞれで、シンプルにツボにはまったかそうでないかと思ってるので、あまりグダグダ言うのもなんかね。


少しフォローしとくと、本作で上野さんのド下手(≒不器用)な愛情表現、田中の馬耳東風、山下の宇宙人っぷりの絡み具合のバランスであったり、ネジの飛んでるゲストキャラ達であったり、ド○えもん/キテ○ツ大百科を彷彿させる珍妙な品々であったりと、こと材料は悪くありません。
そこを増加倍加させるための上野さんの不器用さっぷり変態っぷりだけは尖っていて好感です。
予定調和のお笑いは毒にも薬にもならないと思えば、本作『上野さんは不器用』は挑戦的な意欲作と言えるでしょう。


そしてちょっとだけグダグダ言うと、私としては一般的には度を越してるように見えるところ、もっともっと欲しかったですね。メーターを振り切ってほしかったのです。

{netabare}第5話の山下の失禁シーン。ここでこそ濾過器の登場でしょうに!{/netabare}
{netabare}第6話の山下の激おこシーン。意外とも思わず、上滑ったと感じたのはこれまでの積み重ねで作品にネガティブな印象を持ってしまってたからですね。限界です。{/netabare}

振り切って欲しかったから、上野さんの恥じらいの裏返しみたいな軽いデレ。アレいりませんでした。入れるなら散々イジリ倒されてからの終盤ないし最終話くらいなら破壊力があったでしょうに、、と思います。
ただしそれは{netabare}上野さんが田中に惚れているという{/netabare}作品の構成上、実現は難しい。この度はご縁がなかったものと思うことにします。


15分と短尺でダメージも少ないため多少引っ張りましたが、6話で断念しました。



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2019.08.23追記
《配点を修正》 -0.1


視聴時期:2019年1月~3月リアタイ視聴



2019.03.26 初稿

投稿 : 2024/06/01
♥ : 45

76.7 22 天才で学園なアニメランキング22位
この音とまれ!(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (373)
1385人が棚に入れました
廃部寸前の時瀬高校箏曲部。一人になってしまった部長のもとを訪れたのは不良少年とその友達、そして箏の天才少女だった。それぞれの箏の音が紡ぐ青春学園物語―

声優・キャラクター
内田雄馬、榎木淳弥、種﨑敦美、細谷佳正、石谷春貴、古川慎、井口祐一、松本沙羅、浪川大輔、蒼井翔太
ネタバレ

かんぱり さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

弱小箏曲部物語

琴の部活ってめずらしいなあ、と思ってなんとなく見てましたが、4話くらいからだんだん面白くなってきて、最後まで視聴することにしました。
タイトルは仮です。その時の気分で変えるかも。。
以下、各話の簡単なレビューです。

1話
{netabare}先輩が卒業して1人残った武蔵。ちょっと頼りない。
愛が入部してきたけど、どっちが先輩かわからないな。
教頭やな奴。とりあえず視聴継続。これからの展開に期待。{/netabare}
2話
{netabare} さとわ登場。でも壁がある感じ。私がいるから目標全国1位ってすごい自信だね。でも言うだけあって、さとわ演奏すごいうまい。
愛まっすぐで熱い男だね。{/netabare}
3話
{netabare}愛の友達3人がさとわ目当てで入部(-.-)
なんかモブっぽいけど、このまま正式メンバになるのかな。
教頭の悪巧みで1か月後に演奏することに。
愛がダンボールの自作の琴で練習ってなんて熱いやつなんだよ。{/netabare}
4話
{netabare}なんか頼りない部長だったけど、みんなの心をひとつにしようと食事に誘うところは部長っぽくてよかった。もんじゃ焼き屋でいい雰囲気になるメンバー。さとわもちょっと素直になれてよかった。
その甲斐あってみんなの音が初めて一つになって。
楽器屋のばあちゃんいい人だな。愛の才能の一端が見えた?
そしてさとわは愛の過去を聞いて・・・
なんだか面白くなってきました。次回の演奏どうなるんだろう。{/netabare}
5話
{netabare}愛とさとわの距離は縮まってきた感じ。   
朝会での演奏がとうとう始まった。愛が祖父を想いながらソロを弾いたり、さとわがみんなのミスをカバーしたりして、すごくいい演奏だった!ちょっと回想シーンが多めだったのが気になったけど、いい回でした!{/netabare}
6話
{netabare} 演奏は大成功!良かった。教頭褒め殺しされて撃沈。
顧問やる気ない感じだけど、何か訳ありそうかな。
新入部員の妃呂が入ったけど、性悪だなあ。
「俺本人が言ったことしか信用しねーから」by愛。かっこいいね。
愛がさとわの家に行ったけどどうなる?{/netabare} 
7話
{netabare}愛、料理も出来るのね。いい男すぎでしょ。
みんなが自分を心配してくれているって改めて思ったさとわ。
みんなを信じることができるようになって、妃呂の言葉にも怯まずにみんなに自分のことを話せてよかった。
部に居づらくなったと思う妃呂。そんな妃呂を暖かく迎え入れてくれた部のみんな。いい人たちだね。{/netabare}
8話
{netabare}色々あったけど、妃呂が加わって7人になった筝曲部。
さとわが本気で弾いた六段を聞いて、自分の六段を考えるみんな。
さとわに憧れている姫坂女学院のかずさ登場。
かずさの問いに対して、ここの部がいいと言うさとわ。
一人ぼっちだった、さとわが部のみんなと弾く楽しさができて良かった。
明陵高校の合同練習会に誘われて行くことに。部長の件もあるし波乱の予感?{/netabare}
9話
{netabare} なんかいろいろと登場人物が増えてきたなあ。。明陵の桜介とか。
姫坂、強豪らしく部員多すぎ。演奏もうまい。
こいつらに追いつけばいいんだと言い切る愛。すごいポジティブだな(゜o゜)
自分に自信が持てなくて元同級生や弟に言い返せない部長。
そんな部長を見て、家を訪ねて副部長になるから私に相談してと言ってくれた妃呂。
こういう相談できる人がいるだけで、すごく心強くなるものだよね。
そして生意気な弟にびしっと言い返した部長、ちょっとたくましくなったかな?
「自信なんて目に見えねーもんに振り回されてんじゃねぇ!」by愛
自信なんて後からついてくるものだよね。
支えあえる仲間がいるんだから今はとにかくやるしかない!
そしてみんなで書く目標。これでまたみんなの気持ちが一つになった。{/netabare}
10話
{netabare} 部長の提案でみんなで合宿することに。
さとわの弾いてるのを見ただけで弾けるようになる愛。実は天才?
一方でなかなか音を合わせられない光太。足手まといだと悩んで・・・
光太を探しに男だけで行く部長たち。部長らしくなってきたなあ。
1人で練習していた光太。逃げたんじゃなくてよかった。。
光太にリズムを取るコツを教える顧問。実は音楽に詳しかったりする?{/netabare}
11話
{netabare}「私が求めていた音はここにあります!」byさとわ
「相手を信じろ」何気ない顧問の言葉がヒントとなり、部長と愛の音がぴったりと合うように。そして光太も付箋の練習の成果で音が合ってきて。
そしてついに関東邦楽祭がはじまる・・
明陵の桜介再登場。実はすごい人?
そして明陵の演奏が始まる。すごい演奏だな。その中心に桜介がいる。
明陵は時瀬のよきライバルになっていくんでしょうか?{/netabare}
12話
{netabare} 明陵って全国2位!?全国1位ってどんな高校なんだろ。
というか、筝曲部ある高校って全国に何校あるのかな。
・・調べたら首都圏だけで約250校あるらしいです。
永大附属の2人だけの演奏。テンポが安定してないけど気迫の演奏。
そして優勝候補の姫坂の、こちらは大勢での演奏。
顧問の滝浪先生の過去。やっぱり天才だったんだね。でも音楽にまっすぐ向き合えない過去が。
倒れそうになった琴をかばって手をひねった愛。
次回の演奏が前半クライマックスだけど、うまく弾けるかちょっと心配です。{/netabare}
13話
{netabare} 自分のせいで愛をケガさせたと自分を責める妃呂。
それをかっこよくなぐさめる部長。1話の頃と別人みたい(゜o゜)すっかり部長らしくなったね(*^_^*)
でも愛のケガは思ったよりも重くて・・顧問に止められても弾きたいと訴える愛。そんな愛に「お前1人居なくても今日の演奏はできる」と言う顧問・・
でも、部のみんなにお前が必要なんだと言われて改めて心強く思う愛。。
そしてついに演奏が始まる・・
一時は愛のケガもあって、なかなか合わせられなかった演奏が、光太の頑張りがきっかけで持ち直して・・そして無事演奏終了♪
ってあれ?ここで終わり?分割2クールなのはわかるけど、もうちょっとキリがいいところで終わってほしかったかな。。{/netabare}

これで前半終了。後半楽しみに待ってます!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 23
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

正月限定だけではもったいない世界

原作未読


視聴動機はまさにあにこれ内での交流から。たしか『ちはやふる』好きならこんなんありまっせ!と。
分割2クールの前半13話で、後半は3か月後の放送とのこと。分割の場合ゴール設定が先となるわけですからどの辺でお話を区切るかが難しいわけでありますが、今回放送された前半クールは「次が観たい!」と思える中締めと感じましたのでおおむね成功だったと思います。
{netabare}ただし前半最終話のブツ切り感は評価が別れると思う。私は嫌。3ヶ月後覚えてられる自信がないから。{/netabare}

質担保の側面もありましょうが、できれば通しでやってほしかったかなあ、が正直なところでした。


廃部寸前の筝曲部に新入生らが集って全国目指すストーリー。弱小校のジャイアントキリングなるか?
手垢のついたテーマとはいえ“箏(こと)”題材の面白さと定番の中に本作ならではの物語をどう紡いでいくのか楽しみにしながら視聴開始です。

時瀬高校筝曲部メンバーは7名。
 久遠 愛(くどお ちか)1年:CV内田雄馬
 倉田 武蔵(くらた たけぞう)2年:CV榎木淳弥
 鳳月 さとわ(ほうづき さとわ)1年:CV種﨑敦美
 足立 実康(あだち さねやす)1年:CV石谷春貴
 水原 光太(みずはら こうた)1年:CV井口祐一
 堺 通孝(さかい みちたか)1年:CV古川慎
 来栖 妃呂(くるす ひろ)2年:CV松本沙羅


“文化系スポコン”+“音楽”

これまで成功を収めた作品をうまくトレースしてます。

■文化系スポコン
だいたい以下の4点をおさえておけば良いところ、濃淡はあれど各々描かれています。
1.努力型と天才型との対比
 {netabare}さとわと愛が雛型。{/netabare}※1後述
2.自校に有能な指導者がいる
 {netabare}滝浪涼香(CV浪川大輔)は柏葉英二郎(タッチ)を彷彿とさせる良キャラ{/netabare}
3.ライバルの存在
 {netabare}出揃ったかと思うところで前半終了。{/netabare}
4.敗戦を描く
 {netabare}これは今のところなし。後半に期待。{/netabare}

※1 天才型のさとわが天才然としてないところが良いです。早々に自分の演奏の弱点を自覚し悩みもがくわけです。すると部員全員努力家というある種一体感が醸成されるわけですが、反面、キャラの棲み分けが難しくなることの交換条件みたいな部分も。ここはボヤけないように愛、武蔵、さとわ、妃呂に資源を集中して乗り切った感はあります。

■音楽
以下の組み合わせをどうするか。失敗率の高いCGを選択せずというのは評価します。
1.技術:運指の正確さを見せるためのCGか手書きの選択。止め絵の利用もしかり。
2.情感:心象風景や曲想のビジュアル演出、演奏者のモノローグ、聴衆の反応。

{netabare}ピークを2回もってきたのは贅沢でした。第5話「流星群」第13話「久遠」。アプローチの違いはあり、意図も伝わり、素晴らしい演奏シーンでした。ただしやや演出がパターン化されてる部分があって2回目のインパクトが薄かったです。{/netabare}


リアリティの担保という意味では、原作者本人もそのご家族も箏への造詣が深いといいますか本職の方といって差し支えなく、オリジナル曲「流星群」の仕掛けだったり、箏初心者の視聴者への手ほどきだったりと丁寧な仕事ぶりも有り難いことでした。
正月三が日に聴くような音色のイメージしかもっていなかった箏の音がこれほど躍動感があるものだったとは新たな気づきであり知らしめた功績が作品自体にはあるでしょう。
なにより、自分の血肉となっている“箏”を連載化したいとの熱意は応援したくなります。



総話数全24話~全26話くらいでおさまることでしょう。途中折り返し地点のため詳細評価は数か月後に!です。
成功作品の良トレースということは、嗜好に合えば面白さは手堅い反面、突き抜ける部分がないことの裏返しです。『この音とまれ!』ならではを後半では観たいですね。

自分の琴線に触れる音楽ものって、とある曲の以下のフレーズを地でいってるような作品がほとんど。


 “一人じゃ出せない音が あることに気づいたよ”


今のところその波動をびんびん感じます。
評価は期待値込みで甘め。今期(2019年春クール)で自分の視聴作品のうちでは途中経過ながら上位に食い込んできた良作です。



※オマケ

■部活終わりの…
パピコ!!
趣味で草野球のチームに入ってる私です。当然体を動かした後のビールというのが王道のおっさんではありますが、試合直後はコンビニでパピコというのが習慣ですね。もちろんチョココーヒー味。個人的には“下町のモカフラペチーノ”くらい思っとります。


■でもここはちょっとなあ

1.そこはちょろくなくても・・・
{netabare}さとわも妃呂も揃ってちょろいの、どっちか片方で良かったんじゃないかしら。
どうも3バカが気の毒に思えてくる。{/netabare}
{netabare}ただし、ちょろくなる前のやさぐれ妃呂とで演技の変化が自然だった松本沙羅さんはGJ!{/netabare}


2.君ィのトゥオーーン
{netabare}実は蒼井翔太が苦手。スカート似合いそうなユニセックス男子に目の前でお気に入り女子をかっさらわれまくった実体験がそう思わせる。
八つ当たりもしくは嫉妬以外の何物でもないわけですが、OPは毎回飛ばしておりましたよ。{/netabare}



分割2クールだとの事前情報はおさえてましたけど、知らんとあのブツ切れ感ってついていけるのかしら?



視聴時期:2019年4月~2019年6月

-----
2020.02.06 追記

{netabare}2期のOPも蒼井翔太だが、早送りするともったいない。良い歌というよりもアニメーション画像にヒントがちりばめられている。{/netabare}


2019.07.04 初稿
2020.02.06 追記
2020.07.30 タイトル修正

投稿 : 2024/06/01
♥ : 63
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

Q「ご趣味は?」 A「おとこを少々。。い、いや、おことを少々(焦)」w

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ていう見合いネタを、昔、ラジオで聞いたなw

でも、当たらずも遠からず。イケメン達がお琴を奏でるアニメですからね(笑)

わりとスポ根というか、熱い作風が好みでした。ちゃんと恋愛要素も成立してたし、良作の部類かな。

男性視聴者も、キャラデザで敬遠してほしくないな~。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
琴のことwなんてまったく分かりませんが、充分に楽しめました♪

基本、良い話で、安心安全の全年齢対象アニメ。

私は個人的に、優しい話、熱い話が好きなので好物の部類に入ります。が、そこがある意味で作品としての短所でもあり、目新しさや刺激には欠けると思います。

そんな中、「ちか×さとわ」「部長×ヒロ先輩」の恋愛要素が入ってくると、バランスが良くなった印象ですね。両ヒロイン共、第一印象の悪さを覆す、良いヒロインでした。

ストーリーとしては分かりやすいほど王道すぎて、これといって語ることは何もないんですが、ここまで気持ちよく王道を貫かれると、なんだかサッパリとしますね(笑)

特筆すべき点としては、「琴の曲」が、素人の私にもちゃんと、「美しく」聞こえたこと。それから、細かな指の動きとか、ちゃんと再現しているぽかった。こういうの、音楽アニメとしては絶対に大事なことでしょうしね。

普通に、普通以上に楽しかったです。
{/netabare}

【余談~ さとわ 語源 ~】
{netabare}
「さとわ」って、知らない言葉だったんで、辞書程度ですが、調べてみました。

①「さとみ(里曲)」の平安時代以後の誤読。人里のあるあたり。

②「さとわの火影も」〈文部省唱歌・朧月夜〉から、人家の温かさ、ぬくもり。

③サンスクリット語で 「純粋」「調和」「愛」「光」「誕生」という意味。

どれをとっても、「さとわ」というキャラクターにぴったりというか、「さとわ」の本質、求めているものというか。

キャラに合った、良い名前だなと思いました♪
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
火の丸相撲かな? 簡単に入部は認めない。なかなかドラマを見せるな。「んなわけあるか、ハゲ!」(笑)

2話目 ☆4
猫かぶって損した(笑) 入部理由がしっかりしている(笑) 質問がバカ過ぎる(笑) 良い話でまとめにきているな。

3話目 ☆4
ちょっとスラダンのノリだな。二人の恋愛要素入ってくると、バランスよくなるね。

4話目 ☆3
なんかちゃんと下手な感じがして、良いね。さとわ、少しずつくだけていく感じが良いね。

5話目 ☆5
さとわ、そこでも強がるのか(笑) 優しい音色、というのが、素人でも感じられた。いや~、良い最終回だった(笑)

6話目 ☆4
へ~。琴って、消耗品なんか。ギターやらバイオリンなんか、むしろ値段上がるのにな。指導者、登場? 来栖、マジでムカつくな。柾目・琴・値段 で検索したら、トップに1,370,000円のが出てきたわ(笑)

7話目 ☆4
さとわ、母の苦しみも分からなくはない。来栖さん、すげぇ前傾姿勢でのダッシュだな、陸上部のクラウチングスタート後か(笑) これは、来栖さんと部長のフラグが(笑) ちょっと良い話すぎるが、まあ、青春だから許す(笑)

8話目 ☆4
なんか、暑苦しいな、良い意味で(笑) スポ根してるな~。 ラブコメしてるな~。

9話目 ☆4
良い親だな。部長だと認めてないのは、お前だけ。良い言葉だな♪

10話目 ☆4
安定の良い話だな~。ヒロ先輩、可愛くなってw

11話目 ☆4
コウスケ君、歪んでて好きなキャラクター。一人になりたくない、アサちゃんが大好き、というだけで、「琴が好き」とは一言も言っていない。そこが成長ポイントか。

12話目 ☆3
比べて凹むとか、つまり、勝つ気だということ。にしても、小さすぎるな。顧問に元天才、試合前の怪我。本当に王道だな。

13話目 ☆5
俺、もしかしてバカなのかもしれない(笑) 失敗から始まる演奏会ってのも、王道展開。実力を魅せつつ、負けられる(最後に勝てる)からね。そこでサブキャラの活躍。みんな、誰かのことを考えながら弾いている。最終回らしい最終回だったけど、Cパート無しはすげぇな。ズバッと切るか。2期、あれば観るな~。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 33

59.4 23 天才で学園なアニメランキング23位
R-15(TVアニメ動画)

2011年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (573)
3267人が棚に入れました
ポルノ小説でプロとして活躍している芥川丈途。丈途は職業柄あまりよい目で見られなかったがその能力が認められ、天才と呼ばれるにふさわしいものだけが入学を許される私立高校・閃学園に入学することになる。そこは個性あふれる生徒が集まっており、翻弄される丈途。学園や先輩から出される幾度の難題なテストにも負けず、彼らと協力しながら勝利を収めていく……。

声優・キャラクター
喜多丘千陽、福原由莉奈、柏山奈々美、小松真奈、積田かよ子、村上まどか、村井理沙子、月宮みどり、有賀由衣、野水伊織、長島☆自演乙☆雄一郎
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

リビドー大爆発(50点)

全12話。
ラノベ原作。原作未読。

個人的満足点:50点
アニメ系統:リビドー爆発系学園ラブコメ

天才だけが集まる学園での
天才「ポルノ小説家」芥川 丈途の学園コメディ。
ということだが、エロ全開w
もう、突っ込みどころ満載すぎる。

ストーリーなんてあってないようなもの。
このアニメを楽しむにはいかにバカになれるか
そこに尽きると思う。

兎に角、リビドー爆発しているところに
どれだけバカになって突っ込めるかであろう。
それ以外何も無いと思っている。

キャラはなかなか可愛いので
エロネタと可愛いキャラに萌えてくれ。

さすがにこれだけバカでエロだと
声優さんも知らない方々ばかりだ。
でも、悪く無いと思う。
エロエロな内容でもがんばっていた。
そんな声優さん達には今後も活躍して欲しいね。

そんなわけで決してお勧めできるものではないが
バカバカしいエロに興味があれば、どうぞといったところ。


と、まあ、エロエロとしか書いてないが
つまり、何が言いたいかというと

モザイクばかりで何も見えんw
これはBD観るしかないのかw

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以下、毎話後の感想。
ネタバレを含む場合があるので
未視聴の方はスルー推奨。

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{netabare}
1話視聴。
今期のエロ枠か?
なんという卑猥な・・・
オープニング開始早々今期の脱落候補No1に躍り出たw

と思ったんだが、何かそうでもないかも。
確かにエロ枠だが、ぶっ飛び加減は面白い。
絵柄は個人的に好み。キャラも可愛い。
貧ニューから巨ニューまで選り取り見取りw
ちょっとキャラが多くて1クールでは覚え切れなさそうだが。

今後がちょっと気になる。

公式見てきたら「リビドー爆発中!」って書いてあったよwwww


2話視聴。
「リビドー爆発」全開かとも思ったんだが
何だ?何かちょっと真面目な話もあるのか?
こいつはエロだけで終わらない気配。
色々な意味で興味が出てきた。
来週も継続。

3話視聴。
今一勢いに欠ける気がする。
基本路線はラブコメのようだ。
ラブコメでの勢いも中途半端で
リビドー爆発もあまり勢いがない。
リビドー爆発で笑いにしてくれればいいのだが
意味の無いカットで爆発されても、引くだけだ。
爆発しても、真っ白で分からんしw
今一、面白みに欠ける。
一応継続。

4話視聴。
名機来夏回。
今回はなかなか爆発していた気がする。
来夏の変態ぶりがすごかった。
ただ爆発してた分、真っ白なシーンがいっぱいだったがw
しかし、丈途がどんどんモテル設定が気に食わないwww

5話視聴。
なんという百合回w
リビドー爆発しすぎだろwww
なんというアニメだ。
ランの技が色々な意味ですごかったわw
ひどいアニメだが我が身を鍛えるためにも
継続視聴するw

6話視聴。
何か前回に比べるとパワーダウンした感じ。
このアニメはもはやリビドーを爆発させないと
楽しむポイントがあまりない。
爆発させた無茶な展開の方が笑えるので
そちらでいっていただきたいものである。

7話視聴。
透明人間とはベタだがなかなか面白かったw
やはりリビドー爆発で無茶苦茶やってもらった方が面白い。
こういう路線で押してもらいたいところ。
来週はどうなることやら。

8話視聴。
デート回。
タケトなかなか美味しい展開をw
うらやましい。
しかし、ふくねちゃん気にしなさすぎw
意外と落ち着いた回だった。
いつもに比べればだがw
来週は爆発を期待したい。

9話視聴。
部長回。
部長の謎にせまるが、結局何も分からないw
さらに気になってきたじゃねえかw
このアニメの性質上、最終的に判明するってことは無い気がする。
このもやもやした気持ちどうしてくれるんだw

10話視聴。
うたえ、可愛い。
そして、ちょっと可哀想。
たけと気づけ、この大バカ。
それでもポルノ作家かと真面目に突っ込んでも仕方ねえが。

11話視聴。
最後にきて、ちょっといい話になってきたんだがw
しかし、最後このまま終わる気がしない
どうせ、リビドー爆発で終わるんだろうなw

12話視聴。
予想に反して綺麗に終わろうとしやがったw
バカバカしくはあるが、綺麗に見えるから困る。
個人的にはもっと爆発して欲しかったかな。
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22

セメント さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

天才

圧倒的すぎるwww
夏期ワーストアニメ最有力候補なんじゃないんですか


天才ばかりを集めた学校が舞台とあり、まさに天才のバーゲンセール
かなり安っぽいイメージが払拭できないです、天才がこのように毎年輩出されてたら苦労はしません
言うなれば、超ショボい能力者たちが戦うアニメみたいな、天才と定義して良いのか怪しい微妙な天才ばかりが出てくる、がっかり感の漂う物語設定でした
話の軸の部分の酷さに加え、新人声優の試験起用のようなキャスチング、毎回同じ曲しか演奏しないクラリネットの天才()や円周率が言えるだけの数学の天才()など個々人の造り込みの甘さ等々、枚挙に暇がありません
何か”失うものがないから取り組みやすい”という言葉を強く感じるアニメでした

1話の冒頭、いきなり知らないエロアニメが始まるものですから、やべぇ見るアニメ間違えたかなと思うのも無理はない
これはポルノ作家の天才()である主人公の執筆したと思われる、これも劇中劇と言うのですかね、創作エロアニメで、以後も度々出てくるのですが
これ以外にも、普通に本編でやたらと女キャラが脱いでおり、非常に情欲をそそります
おかげにして、このアニメを観た後はエロサイトへ一直線がお決まり(ry
という冗談は捨て置き、2話の創の芝居とか、7話の来夏の寝起きからの一連のカット、8話のホテルの主人公の転倒するカット、12話の創の発明品が空飛んでくカット等々、たまに地味ウマな作画があるんですよね・・・
凡そ褒めるところのない駄ニメとネットでは目されていますが、そこだけは評価できる点でした

先程も言いましたが、あからさまに残念キャスチングです、逆に感心する位の酷さですね
このアニメなんと、長島☆自演乙☆雄一郎さんが出演してるんですよね
鉄坊廻役で出ている他、10話ではOP,EDを声優と混ざって歌っちゃったりしてます
まぁ素人ですから違和感を絶対に感じるだろうと踏んでいたのですが、元から酷いOPEDはともかく、本編ではそんなに浮いてないのが驚きでしたね
本業じゃない人が入ってても浮かない周りのレベルに軽く危機感を覚えますが

さて音楽に関しては、これも酷いとしか言いようがありませんな、最終回の挿入歌は歌詞も酷い
「ロウきゅーぶ」といい「ゆるゆり」といい、アニメPVに中の人の実写映像を使ったケースが多いシーズンでしたね
悪くないとは思いますが、声優プッシュが見え透けてちょっと・・・とも思います
アニメキャラ差し置いて声優出してるわけですからね、まぁそれだけ声優需要が高まっているということでしょうが

謡江や蘭に比べると、メインヒロインの吹音があんま可愛くないですね
にも関わらず、主人公は詩江を切っての吹音ルートでしたから、全く・・・全く・・・
そして律は、どうやら主人公に好意を寄せていたようですが、腐を釣ろうとしてるのが見え見えでアザトイですね
キャラに関してはそうですねぇ、性的だなぁと思うことはあっても、それ止まりでしたねぇ

それでもイベントは精力的にやっちゃうんですよねぇ
名古屋の全巻予約者限定イベントに、渋谷のCD発売記念イベントに、ソフト発売記念イベントシリーズにと、その全てにおいて良い噂を聞かなかったですね
ニコ動と連動した企画も、投稿者数は奮わなかったみたいですし、Ustの生放送でも視聴者少なかったとか、ソフト1巻の特典には抱き枕がついていたのに売上も微々たるもので・・・
こっちが虚しくなってくきますね、打ち上げコピペを初めて読んだ時が思い出されます
何故こんなことになってしまったのか
いやーほんとやること全部がマイナスに繋がってるような気がします


軒並み低評価です、ポル産アニメの終焉を感じます
しかしこの駄ニメポイントが、クソアニメソムリエを強く育てるわけなんですねぇ
ちなみにウィーンに行く話は原作の特典映像につくみたいですねぇ、果たして見ようか見まいか・・・

投稿 : 2024/06/01
♥ : 12

こたろう さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

バランスはとれてます。低い水準で

エロコメというのは、特殊なジャンルです。
良いに越したことはありませんが、1話1話のストーリー展開はかなり無茶なこじ付けや、面白くもない寒いコメディを入れても許される、そんな免罪符を持っています。
それがエロに通じているなら!という前提ではありますが^^
ラッキースケベに行き着くためのストーリー、裸やパンツを見せるための設定、エロイベントを発生させるための舞台。
全てのベクトルが「エロ」に向いているなら、目的達成のための手段はあまり重要視されないのがエロコメ。
そりゃそうです。
超展開をみせて引き込まれるストーリーのエロ、涙なくしては見られない感動のエロ、人間の深層心理を深く考察した社会派のエロ、なーんてのは、ほぼ存在しません。
面白いストーリーなんて、むしろエロには邪魔。
くだらねー、ほんっとにくだらないぐらいの内容で丁度いいのです。



さて、前置きが長くなりましたが本作はエロコメです。
一芸に秀でた生徒が集まる学園。生徒達はそれぞれのジャンルでの天才であり主人公はポルノ小説で名を馳せている人物・・・とまぁ、いい具合にバカバカしくてありがちな設定。
主人公の職業を活かして、女子達を相手にエロ妄想を膨らませていくといったエロ展開パターンを装備した作品です。


前述のとうり、エロコメなのでストーリーは箸にも棒にもかからない内容。
いくらなんでも展開が幼稚すぎだろ!・・・と、思わないではないですが、まぁそれは我慢できます。
意味不明のキャラの行動原理も頭痛がしますが、まぁエロコメだからねぇ・・・で、無理やり納得する事もできなくはないです。
典型的なエロ系らしい、クソつまらなさが蔓延しているのは予測の範疇でした^^;
しかし、低質である事が許されるのはそこまで。
本作はそれに留まってはおりません。

ぎこちなく動く動画の足りない作画。
パンツや乳を見せとけばいいだろうという芸のない演出。
ヘタクソな大根声優。
その大根が歌うOPとED。
と、まぁ
ストーリーや設定以外の部分も含めて、ぜーんぶ安定的に低質でした、R-15は。
見事なものです、悪い意味で。


優秀なエロ系というのは、呆れるぐらいの緻密な作画をしたり、想像力を掻き立てる最大限のエロス演出を工夫したりと、普通の作品を凌駕する美点があるものです。
声優に至っては、言うまでもなく超重要。
くだらないエロだからこそ、後ろ指さされないように、ちゃんとやれる部分では頑張るもの。

ですが、R-15はストーリーのしょっぱさに見合った、いや、それ以下のガッカリ品質。
褒めるところがない、という意味において実にバランスの取れた作品でした。

どんなクソアニメでも何かしら特徴をピックアップできると思うのですが、ほんとに何も思いつきません^^;
それぐらいに無為で低水準な作品。

お金や時間をドブに捨てたいと思う方にオススメです。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 22

87.1 24 天才で学園なアニメランキング24位
SPY×FAMILY(TVアニメ動画)

2022年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (891)
2914人が棚に入れました
人はみな 誰にも見せぬ自分を 持っている―― 世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた時代。 東国(オスタニア)と西国(ウェスタリス)は、十数年間にわたる冷戦状態にあった。 西国の情報局対東課〈WISE(ワイズ)〉所属である凄腕スパイの〈黄昏(たそがれ)〉は、東西平和を脅かす危険人物、東国の国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの動向を探るため、ある極秘任務を課せられる。 その名も、オペレーション〈梟(ストリクス)〉。 内容は、“一週間以内に家族を作り、デズモンドの息子が通う名門校の懇親会に潜入せよ”。 〈黄昏(たそがれ)〉は、精神科医ロイド・フォージャーに扮し、家族を作ることに。 だが、彼が出会った娘・アーニャは心を読むことができる超能力者、妻・ヨルは殺し屋だった! 3人の利害が一致したことで、お互いの正体を隠しながら共に暮らすこととなる。 ハプニング連続の仮初めの家族に、世界の平和は託された――。
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

余計なことは考えない。偽家族のやり取りをただ楽しむ

30手前の独り身女性だとスパイ容疑て。
魔女狩りに近いものがあるな。女性のほうが独身でも幸せに長生きしていられるイメージはありますけども。むしろ男の生涯独身で長生きはあんまりイメージないなあ。最近は変わってきているでしょうが。
ヨルさんの余所行きの一張羅がよりによってそんなに露出度高いなんて。

嫁の探し方よ。独身女性の個人情報コピーてさすが国家のスパイ。

アーニャが基本的には表情豊かで可愛くてたまらないのを楽しんでいた。種﨑敦美さんの演技も素晴らしくて好き。

打算が3人ともにあって仮初めの家族を形成しているんだけど、話が進むにつれて絆が強まってこれから本当の家族になるんじゃないかなと期待して見ていました。
家族愛に最近つい涙が出てしまうのです。可愛い娘の頼みは断れないし、娘に良い立場になってほしいし、危険からは守ってあげたい。きっかけは変でも子供を想う気持ちははっきり分かる。
お受験は大変だけども。面接にこぎつけて問題を起こしながらも用意周到に立ち向かっていく姿と合格してもはや素直に心から喜んでいるんじゃないってシーンは好きだった。
アーニャもアーニャなりに父と母の役に立ちたい。良い娘でありたいとなんとも健気ではないか。

家族を作らせるのって仕事ばかりで自らを犠牲にしてきたロイに家族の温かみや守るべきものがいると頑張れるんだぞということを国が教えてあげようとしているように思えるんだよなあ。

ダミアンのツンデレと実は敵方のヨルさん弟がどう関わっていくか気になる。
{netabare}キスするよう言っといて直前で止めようとするなんてとんだシスコンじゃ。{/netabare}


OP
ミックスナッツ Official髭男dism
ED
喜劇 星野源
主題歌は内容にぴったりすぎる。映像もかっこよい。
隠し事だらけ継ぎ接ぎだらけのhomeだし、本音は歯に挟まってるし。
さらには不安だらけ成り行きまかせで仮初めまみれの日常。
多分、ここから本物の家族になるでしょ。
内容は完全に喜劇。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
人はみな 誰にも見せぬ自分を 持っている--世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた時代。東国""オスタニア""と西国""ウェスタリス""は、十数年間にわたる冷戦状態にあった。西国の情報局対東課〈WISE〉""ワイズ""所属である凄腕スパイの〈黄昏〉""たそがれ""は、東西平和を脅かす危険人物、東国の国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの動向を探るため、ある極秘任務を課せられる。その名も、オペレーション〈梟〉""ストリクス""。内容は、“一週間以内に家族を作り、デズモンドの息子が通う名門校の懇親会に潜入せよ”。〈黄昏〉は、精神科医ロイド・フォージャーに扮し、家族を作ることに。だが、彼が出会った娘・アーニャは心を読むことができる超能力者、妻・ヨルは殺し屋だった!3人の利害が一致したことで、お互いの正体を隠しながら共に暮らすこととなる。


【MISSION:1】 オペレーション〈梟(ストリクス)〉
西国(ウェスタリス)情報局対東課〈WISE(ワイズ)〉は諜報員(エージェント)〈黄昏(たそがれ)〉に、東国(オスタニア)で戦争計画を進めるデズモンドの調査を命じる。〈黄昏(たそがれ)〉は精神科医ロイド・フォージャーに扮し、標的と接触できる名門イーデン校に子供を入学させるため孤児のアーニャを引き取る。実はアーニャは他人の心を読む超能力者だった。ある日、〈黄昏(たそがれ)〉を狙うマフィア組織にアーニャが連れ去られてしまう。ロイドは任務の仕切り直しを考えるが……。

【MISSION:2】 妻役を確保せよ
市役所事務員ヨル・ブライアには、殺し屋〈いばら姫〉という秘密の顔がある。ヨルは独り身の女性がスパイ疑惑をかけられる風潮に不安を感じていた。一方、イーデン校の面接試験に向けてアーニャの母親役を探すロイド。彼は訪れたブティックで偶然ヨルと出会う。ヨルの心を読んで殺し屋と知ったアーニャは、自分のためにも彼女を母親役にしようとロイドを促す。

【MISSION:3】受験対策をせよ
ロイドとアーニャの家にヨルが引っ越してきた。家族の体裁が整い、次は面接試験の準備だ。しかし今のアーニャとヨルでは、まともな面接すらできそうにない。そう判断したロイドは、上流家庭の一般常識や3人の間で共通認識を作るため家族で出かけることに。劇場や美術館を巡るが、アーニャたちにはなかなか響かない。さすがの〈黄昏(たそがれ)〉も挫けそうになるが…

【MISSION:4】 名門校面接試験
ついに決戦の日! 準備を整えたロイドたちはイーデン校の面接試験へ向かった。校内に入った途端、ロイドは何者かの視線を感じ取る。それは陰から受験者を採点する教員たちの監視の目。試験は既に始まっていたのだ。採点を行う寮長(ハウスマスター)ヘンダーソンは、ロイドたちフォージャー家の立ち振る舞いに注目し、彼らが名門イーデン校の面接試験を受けるに相応しいかを見極めるべくさらなる試練を指示する。

【MISSION:5】 合否の行方
この日はイーデン校の合格発表。しかしアーニャの受験番号はなく絶望に沈むロイドたち。そこに現れたヘンダーソン。面接でのロイドたちを高く評価して、アーニャが補欠合格者の1番手であることを告げる。そして3日後、補欠合格の連絡が! フランキーも駆けつけてお祝いで盛り上がり、頑張ったアーニャにご褒美をあげることに。アーニャのお願いとは!?

【MISSION:6】 ナカヨシ作戦
アーニャの制服が仕上がった。ロイドはWISE(ワイズ)の作戦会議のため、制服の受け取りをヨルに任せて隠れ家(セーフハウス)へ。そこでオペレーション〈梟(ストリクス)〉完遂のために、イーデン校で“星(ステラ)”と呼ばれる褒章を8つ獲得し特待生になる必要があることを確認する。一方、制服を手に入れたアーニャは大はしゃぎ。しかし裕福なイーデン校生徒を狙う者も多く、アーニャに目をつけるチンピラ集団が現れる!

【MISSION:7】 標的(ターゲット)の次男
入学初日、デズモンド家の次男ダミアンを殴り飛ばして“雷(トニト)”を食らってしまったアーニャ。早くもクラスで浮いてしまい落ち込むが、ベッキーと友達になって学校が楽しくなっていく。そしてダミアンに殴ったことを謝ろうとするが、なかなか言い出せない。オペレーション〈梟(ストリクス)〉遂行のためにロイドも学校関係者に変装しては、陰からアーニャに仲直りを促すのだが……。

【MISSION:8】 対秘密警察偽装作戦
東国(オスタニア)の防諜機関・国家保安局は、国内の治安維持を目的としたスパイ狩りや市民の監視を行い、「秘密警察」と呼ばれ恐れられている。ヨルの弟ユーリも実は秘密警察の一員で、姉や周囲には正体を隠して国を陥れるスパイを追っている。そんな彼が、突然フォージャー家を訪れることに。秘密を抱えたフォージャー家と、裏の顔を持つユーリが相まみえる!

【MISSION:9】 ラブラブを見せつけよ
ユーリに偽装夫婦と怪しまれたロイドたちは、本物の夫婦であることを証明するためにキスをすることに。オペレーション〈梟(ストリクス)〉のため即座に対応しようとするロイドとは逆に、とてもシラフではできないと、ワインをガブ飲みして泥酔するヨル。そんな姉を見るユーリも、同じく泥酔して正常な判断ができず……。

【MISSION:10】 ドッジボール大作戦
イーデン校1年生の間で、今度の体育の授業で活躍した生徒には“星(ステラ)”が授与されるとの噂が広まっていた。アーニャは“星(ステラ)”を入手するためにヨルの特訓を受け、「ほし、つかむ」と決意を固める。そしてセシル寮とウォルド寮によるクラス対抗ドッジボール戦が始まった!勝利に意気込むアーニャたちの前に、怪童ビル・ワトキンスが立ちはだかる。

【MISSION:11】 〈星(ステラ)〉
イーデン校の懇親会に出席するためには、子供が特待生になる必要があるが、勉強が苦手なアーニャは大苦戦。そこでロイドは勉強以外で“星(ステラ)”を獲得する方法としてアーニャに社会貢献をさせようと考えるが、アーニャはボランティア先の病院で失敗ばかり。そんな最中、アーニャはプールで溺れる子供の声を超能力で察知して--!?

【MISSION:12】 ペンギンパーク
〈WISE(ワイズ)〉の任務に忙殺されて、この日もロイドはヘトヘトになって帰宅。そんな時、彼は自分が家族をないがしろにしているという近隣住人の噂話を聞く。わずかな疑惑がオペレーション〈梟(ストリクス)〉に支障をきたすことを恐れたロイドは、仲の良い家族を周囲に見せつけるため、次の休日に水族館へ行くことに。しかしそこでも〈WISE(ワイズ)〉の新たな任務が発生してしまい……!

投稿 : 2024/06/01
♥ : 14
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

スパイ要素が微妙すぎる。

{netabare}
人気漫画と聞いていただけに期待外れ。
面白く無い部類のコメディアニメだった。
OPEDのヒゲダン、星野源といい、無理やり流行らせた作品と言う印象かな。

このアニメは完全なギャグアニメをしたいのではなく、本筋の話を成立させた上でのコメディアニメをやりたい作品なんだろうけど、本筋の話が適当すぎる。

まずタイトルにもあるスパイ要素が酷すぎる。
1話の時は結構いい感じだなと思ったんだが2話。
なんでヨルさんにばれないのってレベルで、スパイであることを隠す気もない行動。この回だけに限ったことじゃない。
街中で特に意味もなく目立ったりするし本当にスパイなんですかねと言いたくなる。
極めつけは5話。アニオリらしいがあの回はマジでない。
遊園地でスパイ組織総揚げでアーニャのために茶番に付き合うという。
もうこの回で主人公のいるスパイ組織が茶番組織にしか見えなくなってしまった。
この回は特に、合理性とかを完全に無視したギャグアニメになっていて、結局このアニメはシリアス要素に期待して見るべきなのか完全なギャグアニメとして見るべきなのか分からなくなった。
スパイらしい要素を描くなら、例えば補欠合格になった時点で合格確定者を暗殺(はアニメ的にまずいとしても何らかの方法で通えないようにする)、ステラの獲得のために何かしらの自作自演工作を行うなどの展開をやるべきだった。
尤も、確かこの二つは作中でも最終手段的なものとして心の声として描かれていた場面があった気がするけど、実行に移してくれないとスパイらしいことやってるなとはならない。

それと、主人公の子供が泣かない世界を作るためにスパイになったというのも目的と行動が一致しているように思えなくてあまり刺さらず。

まあスパイ要素は置いておいて、これはコメディ作品と言うことで、ギャグ部分はどうだったかというとこれは主観だがそんなに面白くなかった。
ギャグがなぜ面白いかなんて言語化できないけど、たぶん、構図が毎回同じで飽きてしまったことかな。
アーニャが予想外のことをして...と言う構図。
アーニャ絡み以外の部分で面白い要素を作れていない感。
それと、アーニャを見ていると面白いというよりも馬鹿さへのいら立ちの方が上回ってあまり好きになれなかったというのも大きいかも。
アーニャが好きだったなら評価も変わってたかもしれない。

もう一つ駄目な点として雰囲気作りが雑すぎる。
第二次世界大戦中か直後のヨーロッパが舞台らしいが、ところどころ現代を感じるものがあったりで引っかかる。
現代風のオフィスにパソコンが置かれているような感覚でタイプライターが置かれていたり、ものすごく高精度な盗聴器だったり。
一番酷かったのはアーニャがラピュタパロのセリフを言う回かな。一気に現代まで感覚が引き戻されるw
そもそも「アニメ」という単語を聞くだけで現代感があるからヨーロッパ舞台なら尚更そこは「カートゥーン」と言ってほしかったな。
MANGAと言うワードも出てきたしその辺ほんと滅茶苦茶

良かった回としては、ヨルの弟が家に訪問する回。
秘密警察のユーリとスパイの黄昏の接触と言うことで、一歩間違えればスパイばれする状況で会話の一つ一つに緊張感があり良かった。
会話の中でトラップを仕掛けたり、相手の細かな発言を見逃さずに秘密警察であることを特定したりと、スパイものとしての面白さもあった。
その上で、二人の自然な会話の中で行われている過剰に精密な駆け引きがギャグにもなっていて、この回はまさに自分が求めていたような回だった。
その後にヨルに対して、ここまでの仲だからと言って簡単に信頼せず秘密警察の息がかかっているのではないかと疑念をかける部分も完璧。
真意を確かめるにあたって、スパイらしく変装し、かなり綿密な戦略の下で一芝居打つのもまさにスパイアニメと言った感じだった。

今後こういう回が増えるなら手のひら返して絶賛すると思う。

あと、OP映像石浜真史にしては微妙だった。サビ部分の音合わせは好きだけど、サビ前はどうだ?活かしてるだろ?感が強くて。
人気作だから気合入れすぎて却って駄目になったパターン?
ED映像はめっちゃセンスあると思ったけど。
↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆8
人気作。普通ここはクロスワードじゃなくて数独だろw
てかクロスワードって海外にもあるんだ。
ああ、心を読み取ってクロスワード解いたのか。
何で日本語? その能力のことはもれなかったのね。
こいつ何者。粉塵爆発。まあまあだな。
子供が泣かない世界を作るためにスパイになったって意味不明じゃね。

2話 ☆4
ごり押しOPED OP映像それっぽさはあるけど全然センスを感じないな。殺し屋をやってるってことは弟はしらないの? 条件きつすぎだw
密輸組織の話いる? スパイ既にばれそうw
さすがに言い訳適当すぎんか。

3話 ☆4
アーニャ可愛い。
アニメの話、しかもラピュタパロとかやってくるの世界観ぶっ壊しなんだよな。時代設定のわりに違和感を感じる。
スパイが余計なことして目立つなよ。
これもしかして微妙?

4話 ☆8
もう一枚ありそう。今気づいたけどこれもしかしてギャグ漫画だった? 服結局破れてるじゃんw 親より子に質問しろよ。
いや、志望動機は子供に聞けよ。
てか今適当に校内歩いたら殺せるのでは。リテラシーがない質問だな。急に任務見捨てて切れるのはどうなの?
まあ一話で言ってたな子供が泣くのを見たくないって。
そういった面では整合性が取れてるのか。
ただスパイ=極悪非道なイメージだから子供よりも任務を優先してほしかった感はある。

5話 ☆1
誰かを暗殺しろよ。
ここでだれも暗殺しない辺りスパイっぽくはないんだよな。
は? これガチのギャグアニメなの。
任務を本気でこなそうとするんじゃなくてやりたいのはギャグなのね。なにこれ感がすごい。物理攻撃魔女。

6話 ☆7
料理に暗号ってよく考えられてるな。教師になった方が早くね?
なろうにいそうなチンピラ。てかそんなガバガバなら普通に殺せるくね。は?
まあ本筋かつコメディ多めの回は。

7話 ☆6
茶髪の子かわいい。小学生なのにピタゴラス
ロイドが仲良くなった方が早くね。
こういうサイコパスノリ嫌いだわ。お前スパイだろw

8話 ☆8
スパイ側もこれぐらいの空気感ならリアリティあっていいんだが、スパイ側はお遊びなんだよな。黄昏って主人公か?
ほんとスパイ組織もこれぐらいしっかりしてたら文句なしで面白い作品なのに。てか弟は警察で本人は殺し屋なの?
今回は結構裏組織感あっていいな。

9話 ☆7
情緒不安定弟 しょけえええ これ前回に話まとめられただろw
ヨルを疑ってかかる所はスパイらしくていいな。
けどこのタイプの盗聴器って。これって舞台現代?
時代背景分からなくなるぐらい現代的なものと前近代的なものが混在してる。怪しすぎるな。
けどまあこういう調査をするのは初めてスパイらしいと思った。

10話 ☆4
開幕エレガント。アーニャ出るとつまらんなこのアニメ。
ドッジボールってヨーロッパにもあるんかな。
6歳とは。強いやつ一人いるとだいたい強いよね。
滑ってるぞ。くどい!
ドッジって不意打ちじゃないと大体キャッチされる説ある。
てか外野に回せw うーん、ハズレ!w

11話 ☆4
有能じゃん。試験結果の改竄できるならもう何でもできるじゃん。
スパイなら自作自演で事件起こせ。諸リスクってなんだよ。
MANGAってこの時代絶対海外で一般的じゃないでしょ。
これほんとに時代どうなってんの。
建物も小道具も全部が現代的なわけだけど。
都合良すぎ...。
スパイものならこういう都合のいい展開をを自作自演で作れよって思う。ん?結局自作自演だったの? 今後の話?
それとも子供突き落としでもした?
心読める設定ギャグ以外に活かせんのかなぁ。

12話 ☆4
全然スパイも殺し屋もしてないよね。唐突に重いスパイ任務
ばれるだろw 1時間ぐらい待たされそう。いや引き止めろw

曲評価(好み)
OP「ミックスナッツ」☆7.5
ED「喜劇」☆8
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/06/01
♥ : 17
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ちょっと分析的になぜ私が本作に惹かれないか考えてみました。

 断念したといいながら、ちょっとだけチェックいれてました。

 いやあ、面白いですね。このアニメの存在が。コミックも含めてですけど。これが売れるという構造は非常に興味があります。

 まずヨーロッパ某国という場所、スパイ、殺し屋のリアリティについては、意味はないです。ここについて指摘したり我慢できないという人はほぼいないと思います。いるとすれば議論のための議論でしょう。

 ヨルの殺し屋設定について、例えば「ヒゲをそる女子高生を拾う」「スーパーカブ」で法律が云々言っていた人ってどう考えてるんだろう、という疑問すら持ちません。この叩きって、結局、叩くための叩きでした。それは深夜アニメ独特の作法みたいなもので、叩くために見る、という人たちのものでした。
 スパイファミリーの購買層は、こういうまあ歪んだ楽しみ方をしない、メジャー層なんだと思います。だからこそ、売れるんでしょう。

 ちょっとマンガのテイストは違いますが「呪術廻戦」の視聴者層とかぶっているのではないでしょうか。
 どうして本作がそう言えるのか。「呪術」もそうですけど萌えがないですね。性消費があからさまではないです。ヨルにそれを見出すことは不可能ではないですけど、30前のお姉さんですからちょっと違いますよね。まして、アーニャにエロを見出す人は病気ですから放っておきましょう。

 で、30前の殺し屋美人がキスにビビる。これはもう完全に子供向けの系譜です。そして、微笑ましいです。つまり、女子も少年少女にも読みやすいということです。
 逆に、正直いえばどんなつまらない異世界ものでも、この点ではまだなろう系の異世界ものの方が私には合っています。

 で、本作には残酷な描写はあるんですけど、全然生々しくないですね。殺される人はNPCみたいなものです。肝心のいつものキャラが手にかからなければ、それは殺しではない、ということでしょう。

 1話1話で話が切れているので、頭を使わないで済みます。で、家族の話なのでちょっとした感動も含んでいます。エロがない、毒がない。電車の中で電子書籍とかで読むには最高な造りになっています。

 秘密を持った3人が疑似家族になる。心を通わせて本当の家族になる。というのは昨今の流行のモチーフです。スパイとか殺し屋とかいろんな要素をいれて深さがあるように見せながら、実は舞台設定だけという感じです。そこにテーマ性を入れません。
 他の疑似家族モノとちがって、貧困問題やコミュニティ、アイデンティティの問題は入りません。あるのは「秘密」を原因としたギャグと愛情があるだけです。「コータローは一人暮らし」の対極です。

「よつばと」と比較しても面白そうです。「よつばと」は大人が大人の視点で子どもの行動を見て微笑ましさに笑う感じです。本作は大人の目線が完全に子供と同じ水準です。ヨルもフォージャーもつまりはアーニャと同じ水準で物を考えています。その滑稽なところが面白さになっています。

 作者がおそらく俯瞰して書いているのでしょう。面白さを計算してあえてテーマ性を入れないようにしている感じです。そのひっかかりの無い純粋な面白さが、本作の魅力になっているのでしょう。感じでいえばもうちょっと年齢層は高いですが浦沢直樹の「YAWARA」に近い雰囲気がします。これがメジャー向けの作品の作り方として成功しているんだとおもいます。

 この趣味嗜好の差を無視して批評でディスりあっても仕方ないですよね。

 例えば、ドラえもんが名作で面白い作品なのは、万人が認めるでしょう。でも、わざわざ成人男性がレアケースを除いて毎週楽しみに見るか、といえばあり得ません。定食屋に単行本が置いてあれば面白がるでしょうが、じゃあ続きを買うかと言えばそんなことはしません。

 怪傑ゾロリやアンパンマン、デンジャラス爺さんならなおさらです。U10くらいでしょう。
 じゃあ、本作や呪術廻戦なら?ドラえもんよりは年齢層は高いかもしれません。ワンピースくらいでしょうか。そう、つまりメジャーになる要因は作家性のない純粋で軽い面白さなんだと思います。

 ということで、考察厨のアニメオタクで、深夜アニメ、SF、萌えが好きな私が好きな分野ではないという理屈付けです。
 考えてみれば歴代マンガ売り上げトップ10のうち、今でも面白く読めるのって2作くらいです。

 なお、ドラえもん、ワンピースの他、ドラゴンボールと名探偵コナンが入ってますね。スパイファミリーと年齢層はあうのでは?この2作は初めの数巻ならまだ読めますが、それ以降は無理です。ナルトもつらいなあ。ゴルゴ13は別の意味でもはやギャグですが。
 歴代10位で読めるのは、ブラックジャックと美味しんぼ…かろうじてこち亀かなあ。

 ただ、全部圧倒的な名作で素晴らしい作品なのは言うまでもありません。スパイファミリーもここまで行くといいですね。

 


以下 視聴時のレビューです。

1話 ということで、超話題作。{netabare} ラッピング電車があったということは相当気合いが入ったビッグコンテンツなんでしょうね。

 もうちょっと対象年齢層が高めの話を想像していましたが、U15向けでまあ大学生くらいまでは面白がる人もいるかもね、という感じでしょうか。 
 ですが、そう思っていた呪術廻戦とかが売れているから、本作ももう少し幅広いんでしょう。
 むしろ深夜アニメに慣れ過ぎて感覚がおかしいのは私かもしれません。(オタでははい)一般の人が受け入れるマンガの面白さってもともと本作のような感じなのかもしれません。

 多分ですけど、リアリティラインのチューニングを合わせそこなうと醒めてしまうと思います。スパイの現実がどうこう言いだすべきではなさそうですね。
 少年少女の心になって「家族になってゆく」プロセスまたはギャグを楽しむんでしょう。スパイものとしてのドキドキは期待しないほうが良さそうなんでしょうか。

 なお、1話目は娘役の「超能力」設定で心が折れかけましたが思い返して、少年の心で視聴中です。うーん。面白さがわからない。
 後は奥さんしだいでしょう。配信サイトの紹介だと早見沙織さんなので清楚キャラ? {/netabare}


2話 まあ、少年向けのギャグということで。

 サイフォンでコーヒー淹れてるのに何でポットからコーヒー注いでいるんだ?とか、ミックスナッツでピーナッツ入りは安物(OP歌詞)だし木の実と勘違いしてるのって無知すぎるだろうとか、まあ、言いたい事はいろいろあります。

 リアリティライン…つまり設定の作り込みやキャラ造形はリアリティを出すことを諦めた、ドタバタギャグの作り込みですね。荒唐無稽でも面白ければいいやという、少年誌的ギャグの作風ですね。
 これは大人が見るのはちょっとなあと言う内容です。ヒューマンドラマパート次第ですけど、テンプレかなあ…

 なにより内面ですね。藤子不二雄的な少年向けの系譜です。少年向けであることと作品のレベルは違いますので、本作のレベルは高いのかもしれませんが、少年少女またはその心がないと無理でしょう。
 3人の主人公はさておいて、あの情報屋の設定とかいじわるOL3人とかのキャラはちょっと真面目に視聴するのは厳しいかなあ。

 力が入った作画ですし、早見沙織さんの天然ボケに癒されるので時々見るかもしれませんが、毎週追うような感じでもなさそうですね。一応今期の初断念にしておきます。これは重ねていいますが、対象の年齢層が私では無かった、というだけの話で作品のレベルの話ではありません。
(なお、マガジン、サンデー系は少年向けでも読めるんですけど…ジャンプ、コロコロ系の少年向けは特にですね。U15向けとU12向けの違いなんでしょうね)

 なぜ深夜アニメなんでしょう。日曜日の朝向けの気がしました。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 34

72.5 25 天才で学園なアニメランキング25位
GTO[ジーティーオー](TVアニメ動画)

1999年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (422)
2800人が棚に入れました
高校時代は親友・龍二と共に「鬼爆」として湘南最強の不良だった鬼塚英吉。
ひょんな事から教師を目指すこととなり、臨時教員として採用される。
様々な問題を抱えるクラスの3年4組の担任となり、生徒との対立や嫌がらせ、その生徒自身が抱えている苦悩、あるいは学校内に発生する困難やトラブルに巻き込まれながらも、自身の持つ人脈・悪運・頭脳・腕力・コネ・行動力等を総動員させ、受難を見事に乗り越えて、生徒達の信頼と人望を得ていく「Great Teacher Onizuka」の破天荒な物語が始まる。

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

当時の中学生の気分と教育崩壊を鮮烈に描いた教師モノの名作。

 作画が結構ひどくて笑いました。アニメとしては1999年の本作。ガンダム、マクロス、ナディアとかもそうですけど、深夜以外のアニメって結構ひどいのがたまにあります。人気が出たのか30話以降は比較的安定してきたので、そんな中ではマシなほうなのかもしれません。

 ただ、本作は雅、麗美、朋子という3人の美少女がいい作品なだけに作画が良くないのは作品の良さを半減させています。あと雅の青髪が黒いのもちょっと残念です。

 本作は、いわゆる切れる17歳と言われる1999年に大事件(※下記参照)が起きたことをきっかけに注目された世代です。1982年生まれが問題視されています。1996年の作品で中学生ですから、まさに世紀末の中学生の恐ろしさというテーマが垣間見られます。時代を知るための資料としても貴重です。

 また、14歳が1995年のエヴァで注目された時期でもあり、牧歌的な中学校を舞台とした学園物から離れ(過去は不良はいましたが彼らがやるのは非行。本作はほぼ犯罪になっています)、教師の敵としての中学生というのは今見ても非常にインパクトがあります。ギャグとシリアスを上手くミックスしながら時代を描いた本作原作は教師モノの作品の名作と言えるでしょう。

 菊池と麗美は天才なだけに、かえって型にはまらない鬼塚に傾倒してゆきますが、雅の不気味さは原作では最後まで迫力がありました。テレビ版ではその辺がちょっと甘い気もしますが。

 不良という分かりやすい反社会行為ではなく、優等生の方が裏でひどいことをしているという描き方が当時としては斬新でリアルだったのでしょう。バブルが崩壊して信じられる年功序列のレールが崩壊した時期を感じ取れます。

 また、教育の機能が崩壊したという文脈でも教頭にカリカチュアライズされていますが、彼の家族や学校での立場・振舞は教師=聖人ではなく、サラリーマンであり、保身し、安易で短絡的な結論に飛びつく小人として描かれます。当然、親たちや大人たち全般のネガティブな側面が描かれています。

 こういう時代のアンチテーゼとして、湘南の暴走族出身の鬼塚というある意味アンチヒーローが教育の破壊者として描かれます。この教育現場をぶっこわそうというマインドは原作者の意図がしっかり入っていると思います。既存の教師像を明確に否定…というより教師も人間であり性欲も金銭欲もある、と宣言した本作は、教師モノのアニメ…というよりコミックスとして高く評価できると思います。

 今だと40話以上の本作は全部見るのは辛いかもしれませんが、コミックスは25巻でブックオフ等でもまだ見かけると思います。絵柄も奇麗ですのでそちらの方がお勧めです。若干下品さの度合いが極端ですけど。

 ということで、原作込みでストーリーとキャラを4.5とします。アニメ版はちょっと言葉足らずだったと記憶しています。あとキャラデザが残念。
 ただ、その他の要素は3でいいかな。作画等は古くて見辛いしキャラは安定しません。2.5でもいいですけど、時代を考慮して。



 ※参照 神戸連続児童殺傷事件、秋葉原通り魔事件、西鉄バスジャック事件、岡山金属バット母親殺害事件の犯人がすべて1982年生まれ。1982年の呪いと言われています。キレる17歳、理由なき犯罪、メディア型犯罪も特徴になります。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 7

こめった さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

鉄拳「こんなGTOは嫌だ。G(学校の)T(トイレで)O(お昼ご飯)」 

物語の内訳(平均計算:.2や.7までは切りさげ、.3~や.8~は切り上げ)
ストーリー:4.5/構成:3.5/世界観:3.0/キャラ:4.0/テーマ性:3.0
平均3.6、よって物語3.5

点数にしてみると、そんなに高得点のアニメではないが、とても楽しめた。物語の内訳を見るとわかる通り、ストーリー自体はそんなに悪くない。最終回の駆け足気味なところはマイナス。

ソーシャルキャピタル(社会関係資本)という言葉があって、簡単に言うと、人と人のつながりを資本と見なそうっていう概念で、パットナムっていう学者によると、「社会的ネットワーク(横のつながり)、信頼、互酬性(簡単に言うと、Win-Winの関係)」っていう意味なんだけど、これが蓄積されていけば、幸福とか健康とか教育とか色んな領域でいい結果をもたらすって言われている。

そんな学術的なことが言いたいわけじゃないけれど、「先生―生徒」みたいな縦の関係では、「信用」はあっても「信頼」は生まれない。鬼塚は生徒たちと対等の立場(横の関係、つながり)になって、生徒に色んな面でプラスな影響を与えていったんじゃないのかな。村井、吉川、神崎、菊池及びその周辺の人たちは間違いなく鬼塚を「信頼」していた。

別に先生、生徒が対等になれって言いたいわけじゃないんだけど、生徒と先生との間に多くのコミュニケーションがあることにこしたことはないし、コミュニケーションが多い生徒ほど成績がよくなる傾向にあるっていうことも実証されているのも確かなことだ。

鬼塚みたいな先生が欲しかったわけじゃない。ただ、先生が先生として生徒に接する時間ではなく、同じ目線で、鬼塚に言わせれば「人として接する」時間がもっとあれば、学校はより楽しいものになるんじゃないかなって視聴してるときにふと思った。

投稿 : 2024/06/01
♥ : 1

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

前作、原作のほうがぜんぜん好き派。

教師ものに新たな息吹を持ち込んだ名作。
毎度キレのいい、くだらないギャグと超暴力的かつ熱い展開で問題を解決していく。原作の修学旅行あたりまでやります。
ゴールデンなので規制でギャグやアクションはぜんぜんダメ・・・。でもいまよりはマシなほう。

個人的に前作純愛組中期、GTOの初期までのテーマであった、
真の『かっこいい漢とは』?ってのがなくなてからきらいになった。
作者もいってたけど世間からの評判のよさ、「教師もの」としての認知度、からあまりアホになれなくなったのもあるし、鬼塚が熱血「一教師」キャラとして完成してしまったのもある。飽きられるし、ネタ切れもある。ワンパになってしまった。

私も愛車ですが、ZⅡ、Z、と呼ばれるケンジ君や七五十、風神雷神、御神苗と数々のキャラクターが愛用してきたバイクですがこの男こそ最も似合ったったヤツ。だった・・・・。昔は・・・。私のあこがれた鬼爆はどこへ・・
黄門さまの印籠のようにかならず最後は愛車に乗って決着をつけるという様式美。
現在のGTOでは乗りもしない・・
バイクにそして川崎に乗れば言いや的な。

ドラマ版でも非常にクレームの多かったバイクは.反町さんが免許が間に合わなかったからみたいで、映画では無事取得 なつかしい・・。
原作はドラマ版とのメタなギャグも面白かったです。
正直いまマガジンでやってるのはまったく面白くない・・思い出クラッシャーですよ・・。

アニメ版はOPが秀逸です。






投稿 : 2024/06/01
♥ : 8
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