陰謀で変身なおすすめアニメランキング 22

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの陰謀で変身な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月08日の時点で一番の陰謀で変身なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

72.5 1 陰謀で変身なアニメランキング1位
BNA ビー・エヌ・エー(TVアニメ動画)

2020年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (292)
998人が棚に入れました
21世紀、それまで歴史の闇に隠れていた獣人達がその存在を明らかにし始めていた。普通の人間だった影森みちるは、ある日突然タヌキ獣人になってしまう。人間たちから逃れるために向かった獣人特区『アニマシティ』は、十年前に獣人が獣人らしく生きるために作られた獣人のための街。そこで人間嫌いのオオカミ獣人・大神士郎と出会ったみちるは、彼と行動を共にするなかで、人間の世界にいた頃には知らなかった『獣人たち』の悩みや生活、喜びを学んでいく。なぜ、みちるは獣人になってしまったのか。その謎を追ううちに、予想もしていなかった大きな出来事に巻き込まれていくのだった。

声優・キャラクター
諸星すみれ、細谷佳正、長縄まりあ、石川界人、高島雅羅、村瀬迪与
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

観終わった

4話までの感想{netabare}
どうにも私はトリガーと相性が悪いみたい。
厄介なのが序盤「お、これ面白いじゃん」と思っても、中盤から「なんでそんな展開に…」となることが多い。
特に2クール作品の2クール目からそうなることが多いかな?
起承転結の転のつもりなんだと思うけど、それまでの展開とガラっと変え過ぎてついていけなくなる。
ってことでこの作品は全何話なのかが非常に気になるトコロ。
1クールなのかな?だったら「あれ?」となる前に突っ走ってくれるかも。

と、そんな感じで序盤の3話まではいつもの様に好印象。
みちるはタヌキの方が可愛くないか?ひょっとして人間姿はワザと不細工にデザインした?
…なんてこと思ってたら、あれ?4話ちょっと雑すぎじゃない?
言いたいことは分かる、教祖の立場無視して他者を攻撃しまくる信者はアニメ界でもよく見るw
信者ってより教祖を殴り棒にして正義ごっこしてるだけというか…まぁ、うん。
だけどそれを押し出すことに意識を奪われ過ぎたのか、他の部分がおざなりで、これ本当にトリガー?とさえ思えたり。

顕著なのは内地へ向かって海を渡ったシーンの省略。
例えばこれが“リトルウィッチアカデミア”だったら、ホウキで飛べる魔女に乗せてもらったら凄いスピードで「ぎょえー」と言いながら必死にしがみつくアッコ、なんての描いたんじゃない?
そういうコミカル表現でなくても…丁度いいのがあった、
https://www.youtube.com/watch?v=zKQsL_ilDYU&feature=
これの3:47からのシーンみたいなの、何故省いた?
ズブ濡れのみちるが見たかったワケじゃないよ、いや見たかった。
あとニナが水槽に入れられるまでの経緯も飛ばしすぎ。
喋ることはできるんだし昏睡でもしてなければあんなことにはならないと思うのだが…。
って、あ!これって海外ドラマでたまに見る、ドラッグが横行しててニナはそんなの初めてで効きすぎちゃった(昏睡した)ってことか?
少しずつ吸引しないといけない「小麦粉」を、差し出された分一気に吸い込んじゃったとか?

あはは、そりゃカットされても仕方ないw

…。
そうなのか?
我ながらかなり強引な好意的解釈だと思うのだが…。
でもって最後は、正義ごっこするだけで殴り棒のことを理解する気のない連中を見て、憤慨しようにも自分もそうだったと気づいたみちるは獣人のことを理解すべく島へ戻るのでした、と。
筋書きは悪くないんだよなぁ、演出がヘンだったてことか?
今後巻き返すのに期待したいトコロ。

ところで4話までで半田修平の名前出てないと思うのだけど、見逃してるだけ?そのうち担当回来るのかな?
“まぎレコ”の方で「沼田誠也担当回あったら見るわ」と思ってたらずっと後半で、ちょっとそこまで耐えられないってことがあったり無かったり。{/netabare}

5話感想{netabare}
おっ、野球回じゃーん!
ってことでお約束の巨人の星…ではなく、ドカベン(野球狂も入ってる?)とあしたのジョーをミックスさせてそこにアストロ…よりも個人的にはコブラのラグボールを添加した感じ。
うん昭和だね。
そして実況役が水島裕で、演技的に広川太一郎だったらなぁと思ったら「外野ーっ!」って叫んで(水島裕が主役を務める“六神合体ゴッドマーズ”の決め台詞が「ガイヤー」)…このためのキャスティングかwww
めっちゃ昭和じゃーん!!
と思ったら、いや待った。
丹下段平ポジションのキャラがヤクザとつるんで八百長って…あれ?それって“メガロボクス”?
市民カード持ってるかどうかで酷い格差があるというのも、こっちの獣人と人間との格差と被る。
しかも大神(字面が六神に見えてきた)の声はメガロボクスのジョーの人なんだけど?
ってことでこの件が一番笑ったw、細谷佳正はどんな気持ちだったんだ?って感じで。
ひょっとしてスタッフはスタッフなりに気を利かせて、昭和アニメ知らない人にも分かるパロを入れたってことは…無いかな?

こんな感じで全話突っ走ってくれたら最高なんだけどなー、どうなるんかなー。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
11話が謎い。
まずナズナが、アランに「ストレスを和らげるために必要だ」と言われた(そのシーンは無い)だけでコンサート最後で自分が獣人だと明かそうとして「?」。
当然それは罠で、ミチルに言われて考えを変えたこと自体はいいとしても、そこまでの心の流れが雑かな?
もうちっと「アランの言うことだったら本当なんだろうハハン」と、例え深く考えてない・軽い気持ちであっても視聴者に「ナズナはそう信じてしまった」と見せるシーンは必要だったような?
そして観客がボリスの暴露を鵜呑み、これもどうなんだろう?
その直後シルバスタ製薬のメカが現れて、それに襲われて凶暴化…は分かるんだけど、その前の演説段階で既に涙してるんだよね、なんか変。
そして大神は暴走化した獣人達を目の前に、1000年前の皆殺しの時のことを思い出して暴走化。

何が起きてるのかは分かるけど、こっちの感情がキャラの感情に追い付かない。
この感覚は…ああ、4話の時と同じだ。
設定上の理屈どうこうではなく、視聴者の感情をもっと上手く誘導する描写はできなかったのか。
と、そんな感じで「なんかついていけない」、画面で起きてることをボーっと眺めるだけになってしまった。

最終回、ラスボスのアランが純血を維持してたというのも、あっそうって感じで全く重みが無い。
それこそ純潔維持のために先祖は好きでもない相手と子作りして来たとか、シブやバッククロスが当たり前に行われてたとか、なんか歴史的な重みを背負ってる造詣にはできなかったのか。
人種問題を扱った作品だと思ったら結局個人が相手だったっていう…「純血種」の一族郎党出すべきじゃなかったのかなぁ?
この作品は狼男だったので流されそうになるけど、もし吸血鬼だったらシモベが居て然るべきだと気付くハズ。
大神の中の人は十二の眷獣を従える第四真祖の役やってたり(“ストライクザブラッド”)、ボリスは…子安でバンパイヤ役というと“マスターモスキートン”まで遡っちゃって私自身がよく分からないや。
石川界人は…どうなんだろう?バンパイヤ役やったことない?
とにかく中の人はこれやってる間どんな気持ちだったのだろう。

そして市長の最後の言葉「根気強くやる(中略)幸い私には時間がある」、その後大神「お互いにな」って、これハダカデバネズミが長寿であること知らんと分からなくね?
って、アニヲタだったら知ってて当然なのかな。
タヌキとキツネは変身して人を化かす(変身能力がある)というのも日本独自の価値観な気が…これってネトフリ配信だそうで、敢えて日本の文化推しをした気がするのだけど、ターゲットがよく分からん。
5話のネタなんて外人分かるのかね?重度のアニヲタなら分かるのか?{/netabare}

総評{netabare}
淡々と物語のあらすじを見せられてる様で、何が起きてるのかは分かっても感情が乗れなかった。
画面では派手なアクションしてるハズなのに印象としては地味。
キャラ達がわちゃわちゃしてるのを「へーそう、大変だね」と他人事のように冷めた目で見てるだけだった、特に後半。
誰にも必死さを感じられなかった…せいかなぁ?
特にラスボスの目的が不明瞭、雑種を消し去りたかったのか?
人類に貸しを作ろうとした?セコくね?
セリフで「ボクたち純血種こそが~」と言うが、出てくるのが一人だけなので印象として受ける規模は小ぢんまり。
だったら「雑種のクセに自分と同じ能力を持ってる大神が憎い」や「我の能力を存分に振るえる相手を探していた」とか、もっと個人的な動機で良かったんじゃないかな。
ヘタに人種問題っぽいことに手を出したせいで扱い切れなかった予感。
また、人間を裏で支配し~とも言うが、これも「だからなに?」って感じ。
同じように人種問題を扱い、人ならざるラスボスが人間社会を裏で支配してたものとして“BEM”があるが、あっちは人間にウンザリしてた描写もあってこっちより踏み込んでた…気がする。
(最近“新サクラ大戦”の方の感想でもBEMを挙げて、まるで支持してるように思われるかもだけど、たまたまです。あれもそんなに面白くは…)

話が安っぽく、複雑にしようとしてキャラの思考回路だか行動原理が不明瞭になり、仕方ないから「なんか偉い人」を出してやっつけて閉めた、そんな印象。
絵も一見派手に見えるかもしれないけど地味、手を抜いてた気がする。
なにかの実験作なのか、“プロメア”をやって次のなにかをするまでの間の場繋ぎとしてテキトーに作ったのかな?{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

複雑な世界を単純化して問題を提起したことに、一定の価値はあったとは思うが。

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
ジャンル分けは、難しい。

獣人だけが暮らす街、アニマシティでの生活を通し、世界を見つめていくという話。

アニオリ作品。テーマとしては小難しいのですが、そこはTRIGGERというふりかけをかけていますから、わりと勢いでも観られます。

小難しいことを考えて観るも良し。ノリと勢いで楽しんで観るも良し。中途半端とするかハイブリッドとするかは、貴方次第(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
基本的に、映像表現のセンスが良く、TRIGGERらしい迫力や勢いもある、クオリティ高いアニメだと思う。

このアニメは、獣人を描いているようで、人間社会を描いている。

「差別」「宗教」「ボーダレス」。内包するテーマは、とてもアニメ1クールで解決できるような軽々しいものではないので、いずれも問題提起で終わったような印象だったが、かえってそれが、「難しくなりすぎない」絶妙なラインだったのかなとも思う。

ただ、本作で一番惜しかったのは、「人間社会」を断片的にしか描いていないところだ。

獣人が人間から差別されるというのは、獣人が個体として人間より強いことと、人間が圧倒的に多数派だから。数の暴力。それはまあわかるとして、

「獣人は人間の恩恵を受けていないのだろうか?」

という疑問があった。アニマシティは獣人だけが住む街なのだが、アニマシティを作るための資材は? 重機は? インフラの維持は? 食料や水は? 経済は?

全て獣人達は「自給自足」できているのだろうか? 人間を嫌う歴史的な背景や、彼らが迫害されてこの街に来たという経緯、つまり、「過去」はしっかり示されている。納得もできる。

でもじゃあ、「現在」は? アニマシティ以外に住む獣人達の意思や思想は?

アニマシティは、ある意味「偏った社会」だ。ここに住むのは、人間社会からはじかれた、或いはそこに染まることを良しとしなかった獣人達であり、彼らの意見が人間社会にとって厳しいものになるのは当たり前。

だからこそ、その「一部」の意見を「全部」のように見せるのは、ちょっと危うさを感じた。

「差別」という繊細なものを扱うのであれば、「アニマシティで暮らさないことを選択した獣人の意見」や、「アニマシティを排除しようとする人間の意見」「アニマシティを好意的に捉える人間の意見」、「人間社会と積極的に関わろうとするアニマシティの獣人の意見」など、様々な立場からの意見を中立的に見せ、視聴者に考えさせるべきだろう。

そういう意味で面白かったのは、第4話(人間社会に憧れるマフィアの娘が、人間社会に向かう話)。あれは最後に人間が完全に悪に描かれたけど、ああいう単話のエピソードを色々繋ぎながら、オムニバスっぽくまとめてくれたら、もっと評価は出来たなと思った。

私は基本的に、社会的に弱い立場の人間に感情移入してしまうが、それは心情的なものであり、社会システムとして何が正しいのかというと、そんなにシンプルに物事は決められないのかなと思う。

例えば、私たちの暮らす日本(東京)は、シンガポールに次いで「清潔な都市」とされていて、それは日本人のモラルの高さも大きいから誇って良いと思うけど、一方で日本は、世界屈指のゴミ輸出国であり、大量のゴミを海外に捨てている。それは恥ずべきことだが、ただ、日本のゴミを受け入れることで収入を得て、生活している人々もいるから、安易に否定もできない。

このように、世界は複雑に絡み合っているものだ。でも、このBNAの世界は、何か「二元的でシンプルな世界」に思え、そこが、物足りなさを感じた原因だった。

ポイント、ポイントでは「凄い」と思う要素はあった。例えば2話。風俗街のママの話。獣人の社会の原則は弱肉強食だから、メスの立場が限りなく低いという設定。本作では「正義」の側に描かれるアニマシティを、単なるユートピアにしないためには大切なエピソードだと思った。貧民街の野球チームも然り。

例えば7話。渡り鳥の兄ちゃんの話。渡り鳥獣人にもしっかり人権を与えられたが、渡り鳥獣人にとってはそれがいい迷惑で、人権に縛られることを嫌う獣人の話。「人権」は「人が生まれながらに持つ、人らしく生きる権利」だが、それはあくまで人間目線で、(それが好意や善意からのものであっても)価値の押し付けにしか過ぎないという指摘には、1本取られた。なんか、欧米を揶揄してるのかな?とも思ったけど、相手の文化や風習をしっかりリスペクトした上で、互いが生きやすいように妥協点を探るってのは大事だなと思った。

10話の、心の拠り所を、偶像(アイドル)に頼るというのは、無神論者からすればバカバカしいが、宗教にも社会の中で果たすべき役割はあるという、非常にフラットな視点も良かったな(私自身も、何の神様も信じていないが、神様を信じる人を否定する気はない)。同時に、ボーダレス社会のムリも描いていたし。

こういう良い話が散見されながら、うまく繋ぎきれなかったところが、本当に惜しい。シローを主軸に置いたバトル展開よりも、タヌキ娘が色んな考え方に触れ、自らの生き方を決める話が良かった。シローを脇役の1キャラで使い捨てるくらいの覚悟があれば、違ったな~と。

とはいえ、アニオリ1クールで、ここまでちゃんとまとめているアニメは少ないから、基本的に、良いアニメではありますがね。

あと、「そろそろ黒幕じゃない製薬会社」が観てみたいです(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
映像のセンスの良さは、流石TRIGGER。決してユートピアではない。獣を描くことで人間を描くのね。

2話目 ☆4
ふ~ん、獣人も人間の姿で過ごすんか。弱肉強食の獣人の世界で、メスの地位は低い。これ、獣人の先史を知りたいな。

3話目 ☆4
製薬会社は、大抵、黒幕(笑) 不満げな、分かりました(笑)

4話目 ☆4
おお、ここでちゃんと、歴史を抑えるのね。痒いところに手が届く。当然、こういう世代も出てくるし、人間社会に憧れをもったりもする。逆に、人間の若い世代では、獣人をもの珍しがったり、ファッション感覚で肯定的に捉える人もいる。

5話目 ☆4
TRIGGERらしいというか、熱い展開だった。ミチルに仲間ができた。

6話目 ☆3
銀狼。食い物もらわないと助けない奴が神様なわけない。うちら、何にだってなれる。なずな、なかなか裏がある。というか、普通の子なんだろうね。

7話目 ☆4
なるほど、人権があることが必ずしも良いことではない。人間の視点だもんな。カッケェやりとりだな。政治的な複雑さが増してきた。

8話目 ☆3
罪人と二人きりで会えるシステムなのがな。犬のお巡りさん(笑) まあ、シロー銀狼は分かりやすいけど。

9話目 ☆3
とにかく、ウソくせぇな(笑) キモいから(笑)

10話目 ☆5
ニルヴァジール症候群。本当か? ただ、筋は通っている。人間が獣人を差別し、獣人は人間を憎む。宗教、アイドル、心の拠り所。市長のやり方が一番りにかなってるよな。ミニアニマタウン計画。ボーダレスによる弊害。これ、アイドルとして注目を集めさせ、銀狼(偽者)をライブ中に殺害。全ての獣人にストレスを与え、暴走を促す。その上で、薬を大量に売る。そんな流れかな?

11話目 ☆4
1話の涙は、感涙か。なるほど、人間が獣人になる恐怖と、獣人が人間になる恐怖は、等価か。

12話目 ☆3
ラストは力業で大団円。まあ、それも良し。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 32

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

私は変わる、世界を変える。

この作品はオリジナルアニメだったみたいですね。
TRIGGERらしさ溢れるタッチの作品だったのではないでしょうか。


“人類”と“獣人”が共存する社会。

獣化遺伝子・獣因子を持つ獣人たちは、近現代の自然の消失により住処を追われ、人類の前に姿を現した。
各国が共存のための対応に追われるなか、日本では獣人が獣人らしく生きるための獣人特区
『アニマシティ』が設置される。

それから10年の月日が経ち、『アニマシティ』に17歳のタヌキ獣人・影森みちるがやってくる。
普通の人間だったが、ある日突然タヌキ獣人になった彼女は「ここなら自由に生きられる!」と喜ぶが、
ひょんなことからオオカミ獣人・大神士郎と出会い、
『アニマシティ』にもこの街にしかない危険がたくさん潜んでいることを知る。

頑固な性格で過剰に人間を嫌う士郎とは衝突を繰り返しながら、みちるは怪しい女のマリーや、
市長のロゼ、獣人生活協同組合のジェムとメリッサなど、たくさんの人々に出会い、
それまで知らなかった“獣人”たちの生き様を学んでいく。

そして、タヌキの少女とオオカミ男に生まれた絆は、やがて世界を変える鍵になる。
なぜ、みちるは獣人になってしまったのか。その謎を追ううちに、
予想もしていなかった大きな出来事に巻き込まれていくのだった。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

すみれちゃんと長縄さんが出演されると知り、視聴に気合の入った作品です。
すみれちゃんの役どころは概ねイメージ通り…明朗快活な女の子役がすみれちゃんにはピッタリだと思っています。

少し以外だったのが長縄さんの役どころ…
長縄さんといえば、「小林さんちのメイドラゴン」のカンナカムイ、「スロウスタート」の千石冠、「はたらく細胞」の血小板、「女子高生の無駄遣い」のロリ、「アズールレーン」のラフィーなど、舌足らずっぽい(決して舌足らずではありません)役どころが多かったので、すっかりそのイメージが私の中で定着していたからです。

今回長縄さんが演じるのはすみれちゃん演じる主人公「影森みちる」の親友である「日渡なずな」という、アイドルを目指す女の子です。
これも長縄さんの新境地…というヤツなんでしょうか。
とても新鮮で、でも違和感を感じさせないのは、やはりプロだからなんでしょうね。

一方、物語の方は獣人特区である「アニマシティ」を舞台として物語が進んでいきます。
1点だけ気になったのは、公式HPのトップページに記載されているタイトルです。
「BRAND NEW ANIMAL」と記載されているんです。
直訳すると、「真新しい動物」となりますが、公式HPのINTRODUCTIONに記載されている通り獣人の歴史は長く、意味が当てはまりません。

…と思っていましたが、物語を完走したら腑に落ちた気がしました。
そう、起点の置き方ひとつで如何様にも解釈できるからです。
自分たちが自分たちの望み通りの生き方が選択できる…
そこには不安要素が微塵も無い世界が到来するなら、十分意味合いが通じますよね。

レビューのタイトルである「私は変わる、世界を変える。」公式HPのトップページから引用させて貰いましたが、改めてこの言葉の重みを感じます。
ここで指している「私」はみちるだと思いますが、彼女一人の功績ではありません。
みんなが正しい方向を向いて一人ひとりの役割をきっちり果たした結果だと思っています。
だから、たった一人じゃ世界は変えられないかもしれない…
だけど、みんな一緒ならどんな困難だって乗り越えていけることを示唆しているのではないでしょうか。
最初から最後までトリガーさんらしさで埋め尽くされた作品です。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、影森みちる(すみれちゃん)による「Ready to」
エンディングテーマは、Shin Sakiura feat. AAAMYYYさんによる「NIGHT RUNNING」

1クール全12話の物語でした。
「キルラキル」や「ダリフラ」同様、トリガーさんの作風に慣れ親しんできた方ならきっと楽しめると思います。
私はしっかり堪能させて貰いました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 28

68.6 2 陰謀で変身なアニメランキング2位
けんぷファー(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (918)
5482人が棚に入れました
ごく普通の男子高生・瀬能ナツルはある朝、突然目が覚めると女になっていた。
覚えのない性転換に愕然とするナツルだが、追い討ちを掛けるように臓物アニマルのハラキリトラから「ケンプファーとして戦え」と告げられる。一切事情が分からないまま、戦いに巻き込まれていくナツルの運命やいかに!?
幼馴染・生徒会長・メガネっ娘の相棒など、美少女満載のバトル入り学園ラブコメディー。

声優・キャラクター
井上麻里奈、堀江由衣、名塚佳織、阿澄佳奈、中島愛、野村道子、田村ゆかり、水樹奈々、能登麻美子、内海賢二
ネタバレ

いっき さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

性転換、声優アニメネタ、ラブコメ、バトルなど多彩な要素を持つアニメ

主人公は瀬能ナツル。

佐倉楓からもらった臓物アニマルシリーズの腹切りトラのぬいぐるみを貰ったことから''けんぷファーに変身''出来るようになる。しかしけんぷファーは女性にしか認められないので男のナツルは変身している間は女性に強制的になる。けんぷファーになる資格は''モデレーター''に認められた女性。

モデレーターの説明は11話にある。

けんぷファーに変身すると特殊能力や武器が使え身体能力も格段にアップする。

学校は男女共学だが男女を隔てる環境が兎に角厳しい学校。男女は別校舎になってて図書館などの教養スペース以外はセキュリティー、鉄壁などが隔てている。

兎に角いろいろ詰め込んだアニメ。

性転換、臓物アニマルたちは野村道子、水樹奈々、能登麻美子、田村ゆかり、今は亡き内海賢二さん、など豪華声優陣、そしてナツルを巻き込むラブコメとけんぷファーバトル。

しかし、バトルはあまり無くひたすらナツルとのお決まりの主人公が鈍感の進展の無い過程を楽しむラブコメ、それもTV版にしてはエロい部類のラブコメ。もちろん無修正のblu-ray版はもっとエロいです。

ひたすらラブコメやデート回が多く、やっとけんぷファー絡みで動いたのは7話。しかしまたデート回。

やっと話が進展したのが9話。

そして全12話ということでもちろん、完結はしません。しかも本編は11話で終わりで俺たちの戦いはこれからだと言わんばかりの終わり方、そして最終回は本編とは関係のないOVA要素が強い第12話です。

けんぷファーバトルの説明はすこしあるのですが、臓物アニマルの正体や黒幕の人はどうしてそうなったのとか、バトルによる勝ち負けは一切ない進展しないけんぷファーバトル。シュベアト、ゲベアー、ツァウバーなどドイツ語がなにかの複線なのかとも思いましたが一切説明なし。

風呂敷を畳きれなかったアニメの代表という位置づけです。

銃や剣や特殊能力のバトルはあるが血は一切でない勝ち負けのないものですのでバトル要素は薄いです。アニメの題名にもなっているけんぷファーバトルは二の次のラブコメネタアニメでした。

あまり物語に集中しないでラブコメやネタを気軽に見れるアニメでしたので、これはこれで面白かったアニメでした。作画も安定して綺麗で、絵で見ても視聴し甲斐のあるアニメです。

自分的に気軽に見れるアニメの仲間入りです。しかしすこし過激なシーンもありますので一人で見るに限ります。

{netabare}
しかし、このアニメは絵はすごい気合が入っていますね。臓物アニマルの擬人化、しかもアイキャッチのみの使用でのいろんなキャラ(ミクとか)などキャラデザの無駄遣いがすごいと思いました。

11話でけんぷファーや重要な説明があり佐倉楓がモデレーター(洗脳?それとも宇宙から来たモデレーター本人?)で白のけんぷファーが動き出したところで終わるのでが、物語要素は好きなので、ラブコメだけではなく物語の進展も見てみたいアニメです。

しかし本当このアニメはラブコメ要素が濃いアニメだと思います。題名のけんぷファー要素の説明が11話のそれもたった30秒くらいのざっくり説明ですからw


11話の楓のセリフで

楓「あなたは最後には女であることを選ぶわ」←女に変身するのは過程で最終的には女性で性別を固めるってこと?全男性消滅作戦?原作を見ていないので意味深な終わり方でモヤモヤしました。

臓物アニマルのアイキャッチ擬人化で一番かわいかったのが火炙りライオンです。しかし声が内海さんなので破壊力(可愛さ、衝撃さ)が半端ないですw

そして多彩な女性キャラが魅力でした。幼馴染で主人が好き、性格変換、ドS会長などなど。。。M属性の私には堪らないキャラ達でした。

特に雫会長には一回詰ってもらi。。。

2期。。。はもうないのでしょうが続編期待です。そういうことなら何年まっても続きが見たいアニメですね。でも内海さんが亡くなっているのでそこは続編絡みで悲しいことです。




{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7

セメント さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

けんぷにゃー!

仁義なき戦い!!


自己言及してかないと忘れ去られる赤と青の代理戦争設定
物語性なんてほとんど皆無なんじゃないですかね
11話の喜びの歌が流れた辺りは、いったい何事かと思いましたよ
12話とか全編そんなんですよね、疑問が次から次に湧いてきますが一切解決に至らない
なんですが、謎の中毒性があるんですねこのアニメ
臓物アニマルで言うところのハツが勝手に惹かれてしまう、何故なんでしょう

にゃんこいと同日同時間帯にやってましたね、仁義なき戦い!
9話がどちらも水着回だったりと恐ろしいほどシンクロしてますね
原画に東横桃子が入っとるー
吉原達矢氏です、大きく構えた芝居と舐め回すカメラワーク、見てて気持ちがいいですね
にゃんこいにも原画で入ってましたので、仁義なきtってことでもないか同一人物だし
制作はNOMAD、全体的にはちょっと怪しいかも、7話の鏡像が反転してない作画とか

原作の希望通りな神掛かりキャスチング
堀江由衣、田村ゆかり、水城奈々、能登麻美子
そしてしずかちゃんや2代目ワカメでお馴染、野村道子御方
しかもほっちゃん以外全てぬいぐるみ役だと、なんという声優の無駄遣い
これだけ揃えたとあって声優ネタも豊富です
6話「なぜかお風呂好きの女の子になっていてメガネをかけた少年とロボット(ry」7話「いっぺん死んでみる?」12話「少し頭冷やそうか・・・」他
10話は宝庫でしたね、ゆかりんのラジオネタとか奈々様の阪神ネタとか能登さんのCMネタとか
主人公・瀬能ナツルですが、割と性転換ものって声変えますよね
井上麻里奈さんは芸域も広く男の子役でも結構馳せてるから問題は無いかと思われ
まぁ難しいところですが、元が男なので割り切って見れますね
11話では野村道子さんの旦那様にして大手賢プロの代表取締、にしてラオウの内海賢二さんも出演なさってます
予告では夫婦掛け合いが見えます
えーそれから、名塚さん、祝・ご結婚!

 三    (^o^)   これはきっと
  三   <( )>    両想い~♪
 三    //

  (^o^)   三    見方によれば
 <( )>  三    両想い~♪
   \\  三

OP「あんりある♡パラダイス/栗林みな実」
ED「ワンウェイ両想い/瀬能ナツル・沙倉楓」
どちらも可愛らしい良い曲たちです
EDアニメーションは有名な腰振りEDです、靭帯痛めるんじゃないかってくらいの振り具合ですが癖になります
曲も、ワンウェイ妄想してく~♪の高くなる部分とかかなりツボ入ってます

やはりこのレベルになると、声優がキャラを持ってっちゃうのが如実に顕在してますね
最終回見て特に思いましたが、いやしずかちゃん声のナツルは外して、基本違和感がないんですよね
声優アニメということをここでも認識、まぁ好物なんですが
とりあえず二重人格の美嶋紅音ちゃんブヒイイイイイイイ
白のけんぷファーの4人とか、キャラ付け適当すぎるw
新聞部のKYぷりはいただけませんでしたね、あぁいうノリは
楓とは一体なんだったのか、モデレーターとの関係は明かされず仕舞いですか
てか瀬能ナツル(男)はあれだけ詰め寄られてチンピクのひとつもしないとは


まぶらほの築地俊彦氏のラノベ原作
2期というか特別編が決定しましたね、地上波でも放送されます
キャラは可愛いですしネタアニメ好きの人は見て損なしです
”ある朝目覚めると巨乳の美女になっていた”
なんてことになるかも分かりませんからね、なった時のために是非・・・?

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

シス子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ケンプファーといってもモビルスーツじゃないんですよ~

原作は既読で視聴しました

主人公の瀬能ナツル(せのうなつる)くん(♂)がある日突然ケンプファー(ドイツ語で戦士)のなつるちゃん(♀)に変身してしまうというお話です

かわいい女の子がたくさん登場して
ケンプファーに変身するのですが
実はケンプファーになれるのは女の子だけ

なのに
男の子のなつるくんもなぜかケンプファーに変身して
しかもかわいい女の子になってしまいます

他の女の子のほうはというと
変身すると性格が攻撃的になり
凶暴になるわ
ハイテンションになるわ
Hぃくなるわ
冷酷非情(この子は元から)になるわで

お話の内容が
ラブコメ
ハーレム
美少女
バトル
百合
虐待(個人的主観です)
SM(個人的願望です)
MS(ネタです)


てんこ盛りの
お祭り状態になるのは必至です

原作を先に読んでから視聴したのですが
これだけの要素を盛り込んで
原作12巻分を
1クールのアニメ作品にするなんて

観ている間
お話が収まりきるのか心配でしたが
実際収まりきってませんでした

なにより
この作品の最大の鍵となる
ケンプファーの謎に迫るお話については
ほとんど触れられていなかったのが
非常に残念でなりません


一方で
印象的だったのは
「臓物アニマル」というぬいぐるみの声優さん

原作者さんのお遊びなのか分かりませんが
原作では声の主を声優さんの個人名や出演作品名を挙げて紹介しているのですが
本作品では本当にその通りの声優さんがあてられてました

なかでも
なつるくんの家にいる「ハラキリトラ」の「野村道子」さんと
「ヒアブリライオン」の「内海賢二」さんの共演がよかったですね
(※内海さんについては2013年6月13日に永眠されました)

野村さんは「ドラえもん」の初代(テレ朝版)「しずか」ちゃんの声の人
内海さんはいろいろありますが
個人的に印象に残っているのは「ドラゴンボール」の「神龍」かな?
一番最近のものでは「銀の匙(Silver Spoon)」にも出演されてますね

そして
実はこのお二人
ご夫婦だったというのは驚きでした
正直この作品を観るまで知りませんでした
11話の次回予告ではご夫婦で共演までされてます


こんな大御所声優さんをご指名で起用して
他にも
豪華な声優さんがたくさん登場してて
太っ腹~(ギャラって高いのかな?)

っていうか
こっちに費用掛けすぎてしまって
主軸のほうにお金が回らなくなったから
こんな中途半端な結末になったんじゃないの?
って思うくらいです

最終回は
メインのお話とはほとんど関係のない
臓物アニマルくんたちを主役にした
おまけのエピソード回になってしまって
とても不満の残る内容でした


原作はとてもいいお話だっただけに
ちょっともったいない内容でしたね

投稿 : 2024/05/04
♥ : 21

85.6 3 陰謀で変身なアニメランキング3位
進撃の巨人 Season3(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (781)
3930人が棚に入れました
百年の長きに渡り人類と外の世界を隔ててきた壁。その壁の向こうには見たことのない世界が広がっているという。炎の水、氷の大地、砂の雪原……。本の中に書かれた言葉は、少年の探究心をかき立てるものばかりだった。やがて時が過ぎ、壁が巨人によって壊された現在、人類は一歩ずつ世界の真実へと近づこうとしている。巨人の正体は何なのか? 何故、壁の中に巨人が埋まっていたのか? 巨人化したエレン・イェーガーが持つ「座標」の力とは? そして、ヒストリア・レイスはこの世界の何を知るのか? エレンら104期兵を加え、新たな体制となったリヴァイ班。行動を開始した彼らの前に、最強最悪の敵が立ち塞がる。

声優・キャラクター
梶裕貴、石川由依、井上麻里奈、下野紘、小林ゆう、三上枝織、藤田咲、細谷佳正、橋詰知久、谷山紀章、嶋村侑、津田健次郎、朴璐美、小野大輔、神谷浩史、子安武人
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

安定の内ゲバ

ここの話からは原作を一切読んでいないので、わくわくしながら見た。

話の流れ的にそうだと思ったが、内ゲバ続き。内部が腐ってたらしょうがない。
今回もいっぱい人死ぬの辛い。

ただ、リヴァイの活躍が多めで嬉しい。{netabare}巨人じゃなくて人間相手だが。{/netabare}

ヒストリアが大活躍。{netabare}居座っていた王家は偽者でヒストリアこそが真の王位継承できる。ダイダラボッチなお父さんにとどめを刺したわけだし。{/netabare}
巨人の秘密も段々明かされていく。
{netabare}エレンの父が元々の王家の血を根絶やしにして、人類を救うために巨人になる因子を奪ってエレンに与えた。{/netabare}

アッカーマンにまつわる話も。
{netabare}リヴァイもそうやったんか。ケニーは叔父さんだと!{/netabare}

{netabare}ギャグみたいな最初のほうの訓練も伏線あったとは。教官はエレンの両親と知り合いで調査兵団になってほしくないから、しれっと装置をいじっていたのだな。{/netabare}

貴重な肉ではしゃぐ回は息抜きのギャグ回で良かった。
{netabare}意識を失っても動き続けるサシャと誰も喧嘩を止めてくれないせいで辞め時を失い、しょぼいパンチを繰り出し続けるジャンとエレン。{/netabare}


OP
Red Swan YOSHIKI feat. HYDE
ED
暁の鎮魂歌 Linked Horizon
YOSHIKIとHYDEって豪華すぎる。


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
百年の長きに渡り人類と外の世界を隔ててきた壁。その壁の向こうには見たことのない世界が広がっているという。炎の水、氷の大地、砂の雪原……。本の中に書かれた言葉は、少年の探究心をかき立てるものばかりだった。やがて時が過ぎ、壁が巨人によって壊された現在、人類は一歩ずつ世界の真実へと近づこうとしている。巨人の正体は何なのか?何故、壁の中に巨人が埋まっていたのか?巨人化したエレン・イェーガーが持つ「座標」の力とは?そして、ヒストリア・レイスはこの世界の何を知るのか?エレンら104期兵を加え、新たな体制となったリヴァイ班。行動を開始した彼らの前に、最強最悪の敵が立ち塞がる。


1. 狼煙
エレンたち104期生は新たにリヴァイ班へと編入されることになった。ウォール・マリアに開けられた穴を塞ぐという当初の目標を達成するため、巨人化したエレンの体を自在に硬質化する方法を探る実験を進めるハンジだったが、そこへニック司祭が何者かに殺されたという知らせが入る。ニックの殺害が憲兵団の手によるものと断定したハンジの報告を受けたリヴァイのもとに届く、エルヴィンからの手紙。そこに書かれていた内容とは……?

2. 痛み
エレンとヒストリアを乗せた馬車が襲撃され、そのまま二人が攫われてしまった。追おうとするリヴァイの前に立ち塞がる謎の男。その顔を見て、リヴァイは「ケニー」と叫ぶ。どうやらリヴァイにとって、過去に因縁のある相手らしい。二人の戦いは、まさに相手の命を奪おうとするものだった。巨人対人類ではなく、人類同士が立体機動装置を用いて行う死闘。その信じられない光景を目撃したジャンたちもまた、戦闘に巻き込まれていく。

3. 昔話
攫われたヒストリアが目を覚ますと、そこには彼女の父親を名乗るロッド・レイスという中年の男がいた。ロッドはヒストリアを抱きしめながら、レイス家にまつわる重大な秘密を打ち明ける。一方、ハンジも捕らえた憲兵の口を割らせて、レイス家の秘密を掴んでいた。今後の方針を決定するため、エルヴィンにレイス家の情報を伝えようとするハンジ。その頃、エルヴィンはピクシスと面会し、人類の歴史を動かす決意を表明するのだった。

4. 信頼
憲兵団の策により、民間人を殺害した罪を着せられてしまった調査兵団。彼らが潜伏する森の中に、見回りをしていた男女二人の憲兵、マルロとヒッチが足を踏み入れる。水汲みをしているアルミンを発見するも、逆にリヴァイたちによって拘束された二人。だが、憲兵団のやり方に疑問を感じるマルロは調査兵団への協力を申し出る。リヴァイは二人の身柄をジャンに預けるが、ジャンは彼らのことを信用しておらず、ナイフを向けてしまう。

5. 回答
ついに調査兵団の命運が尽きようとしていた。中央憲兵に追い詰められ、エルヴィンの処刑が執行されようとしていたのだ。王の間にて、最後の裁判を受けるエルヴィン。調査兵団を失うということは、人類の矛を失うことを意味する。――エルヴィンの主張に誰も耳を貸そうとせず、処刑台へと連行されそうになった矢先に、超大型巨人と鎧の巨人がウォール・ローゼを突破したとの情報が入る。はたして、人類の未来を託すべきは誰なのか!?

6. 罪
どれほどの時間が経ったのか。礼拝堂の地下で目を覚ましたエレンの体は鎖で拘束され、目の前にはすべての記憶を取り戻したというヒストリアが、ロッドと並び立っていた。ロッドとヒストリアの手が背中に触れたことで、エレンの脳内に浮かび上がってくる忌まわしき記憶。それは、5年前のある夜にレイス家を襲ったという悲劇の真相だった。あの夜、ロッドから家族を奪ったのはエレンの父、グリシャ・イェーガーだというのだが……。

7. 願い
ロッドが語るレイス家の真実。何代にもわたって受け継がれてきた巨人の力は今、エレンの中にあるという。ヒストリアは叫ぶ、その力を手に入れ世界の歴史を継承し、この世から巨人を駆逐することこそが自分の使命だと。一方、真実を知ったエレンは償いきれない罪を犯してしまったと涙を流し、人類の命運をヒストリアに託す覚悟を決める。そんなエレンの想いを受けたヒストリアは、ロッドのもくろみ通り巨人化してしまうのか?

8. オルブド区外壁
ヒストリアはロッドに逆らい、エレンを連れて礼拝堂から脱出しようとする。すると、床にこぼれた薬品を体内に取り入れたロッドが巨人化してしまった。その衝撃で飛ばされるヒストリアと拘束されたままだったエレンを、駆けつけた調査兵団の仲間たちが救う。そうしている間にもロッド巨人の体は形成されていき、その大きさは超大型巨人をも超えるものとなった。仲間が危機に直面したとき、エレンは再び自分を信じることを選択する。

9. 壁の王
エレンは仲間を守ることができたが、同時にロッド巨人も地上に出てきてしまった。高熱を発し、周囲の木々を焼きながら、ロッド巨人はゆっくりと歩みを進める。その先にはオルブド区があるが、エルヴィンはあえて避難指示を出さずに巨人を迎え撃つ作戦を立てる。被害がウォール・シーナの中心部にまで及ぶことを防ぐためにオルブド区の住民をおとりにしつつ、ひとりも死傷者を出さないという困難な戦いに、調査兵団が立ち向かう。

10. 友人
ロッド巨人は倒され、自らとどめを刺したヒストリアは住民や兵士たちの前で自分が真の王であることを宣言する。その頃、礼拝堂の崩落現場から脱出したケニーは大量の血を流し、息も絶え絶えになりながら横たわっていた。ケニーの脳裏に浮かんでは消える自らの壮絶な生涯-。ふと気がつくと、目の前にはリヴァイが立っていた。ケニーは生きるための最後のあがきをするかのように、巨人化する薬品の入った注射器を取り出すのだった…

11. 傍観者
ヒストリアの戴冠から2か月。牧場で孤児たちの面倒を見るヒストリアは、人々から親しみを込めて「牛飼いの女神様」と呼ばれていた。調査兵団ではエレンが得た硬質化の能力に関する実験が行われ、対巨人兵器の開発に成功する。度重なる実験は体に大きな負担を強いるものだったが、エレンは、巨人を一掃できるなら自分の身が削られることなどいとわない覚悟を見せる。そして、ある人物のことを思い出すのだった。

12. 奪還作戦の夜
調査兵団の悲願であるウォール・マリア奪還作戦は、2日後に決行されることとなった。リヴァイは手負いのエルヴィンに対し出陣を控えるよう進言するが、エルヴィンは固辞。「この世の真実が明らかになる瞬間に立ち会わなければならない」と語るエルヴィンの強い意志に、リヴァイも納得してその場を去るのだった。その夜、兵舎で盛大な宴会が催され、英気を養う兵士たち。エレンたちはここまでの戦いを振り返り、決意を新たにする。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

「その行いが報われる日まで、進み続けるんだ。これは、お前が始めた物語だろう。」

進撃の巨人・3期。

1期(25話)と2期(12話)または、
総集編劇場版映画3作を見てから視聴してください。

2020年秋には4期も放送予定!

今回はなかなかアツい展開続きだったので、
4期が決定しているのは嬉しいです♪

3期は分割2クールで、全22話です。
まとめてレビューします。


● ストーリー
人を食べる巨人から身を守るため、
三重の壁に囲まれた国の中で暮らす人類。

エレン・イェーガー(♂)は、
壁の外へ遠征して調査を行う調査兵団の一員であり、
巨人化の力を持つ少年。

特別な力を持つ存在として、
正体不明の敵から狙われていた。

エレンの父が世界の秘密を隠したという地下室を目指して、
調査兵団はエレンの昔の家を目指す。


これまでは巨人vs人類という構図だったのが、
3期では人vs人とという場面が多くなっていました。

謎だらけのこの世界で、
いろんな立場の人間の思惑や秘密がぶつかり合っていく。

そして徐々に明らかになる世界の謎。

2期までは謎まみれだったのですが、
3期の終わりには大部分の謎が明らかになります。

この世界はなぜ3重の壁に囲まれているのか、
巨人とは一体どこから来るのか、
エレンを狙う敵の目的とは、
エレン達が持つ巨人化の力とは、

などなど、1期や2期での謎はほとんど明かされます。

その分、新たな謎がまたどーんと置かれてしまったのですが。笑
(これは4期へ持ち越し。)

特に3期後半、エレンの家の地下室を目指す戦いは、
かなり絶望的な状況の中で抗う調査兵団の姿がかっこよくて…。

命をかけて、最後の最後まで己の信じるものだけは貫こうとする姿に、
毎回目が離せませんでした。一気に最終話まで駆け抜けたくなりました。


≪ 失う辛さと自分にできること ≫

巨人がうろつく壁外で調査を行う調査兵団には常に危険がつきまとい、
いつ命を落としてもおかしくない。

今回も恐ろしい数の調査兵団員が命を失います。
誰もが、大切な仲間を失っていく。

辛いなあ。辛いよ。
大切な仲間を失う辛さをこの人たちはどれだけ経験してきたのか。

気が付けば、みんな死んでしまった。
気が付けば、自分だけが生き残っていた。

残された自分にできることは、ただ意思を引き継ぎ、進むことのみ。
だから立ち止まることは許されない。

この世界にいると、ゆっくり悲しみに浸る暇なんてなくて、
誰かを失った辛さも悲しみも、激動の世界に押し流されてしまう。

それでも、己の道を信じて進む。
この先に、彼らが夢見た未来があると信じて。
そんな未来は本当に存在するのか?と挫けそうになる心と共に。


≪ 人と世界 ≫

初めは、壁の外の自由を手に入れたいという願いからだった。
人にとっての脅威は巨人だった。

だけど、気が付けば真の脅威は同じ人間であり、世界であった。
私達と同じだった。

結局のところ、世界のすべての人が平和に過ごすことなんて、
不可能なのだろうか。

平和に、自由に暮らしたい。
たったそれだけの願いを、私達はずっと叶えられずにいる。

誰かより幸せになりたい、誰かより豊かでありたい。
そんな願いを持ってしまった時点で、人間は世界に敗れたのだろうか。

エレン達も同じ道にたどり着いた。
そして繰り返そうとしている。

平和で自由な世界を手に入れる。
そのためなら、自分の周りの世界以外はどうなってもいい。
むしろ、これまでされてきたことへの恨みを晴らしてやる。

エレンたちがこの先どのような道を選ぶのかはわからないけれど、
彼らなら別の道を見せてくれるのではという期待もある。

いつか世界のすべてが平和になる日まで。
自分には何ができるのか。

何かできるとしても、行動に起こすことができるのか。
自分には自信がないなあ。

そう考えると、
次々と行動を起こすエレン達は本当にすごいなと思います。


● キャラクター
世界を変えるために立ち向かうキャラクターたちは、
みんな強くてかっこいいです。

望んだものを得るための戦い、
その中で生きることを選んだ人たちばかり。

誰が一番好きかと問われると悩みますが、
やっぱりリヴァイ兵長かなあ。

今回の無双っぷりも半端なかったです。


● 作画
今回も高いクオリティ!

演出もかっこよくて、
特に立体機動装置でびゅんびゅんする時のカメラワークが動く動く。

BGMのかっこよさと合わさって、
毎回いい演出を見せてもらいました。

かっこよかったです!


● 音楽
【 前半OP「Red Swan」/ YOSHIKI feat. HYDE 】
【 後半OP「憧憬と屍の道」/ Linked Horizon 】

前半OPは1期や2期とは違う雰囲気でした。

でもOP映像の美しさと合わさって、
こちらもいい感じ♪

リンホラOPはやはり初代のインパクトが強すぎるから、
ここで雰囲気変えるのもよかったと思います。

後半OPはリンホラOPに戻ったので、
なんだか懐かしさもありましたw

今までのOPの要素を織り交ぜつつの曲で、
もはや自分には1期~3期のOPの違いを聞き分ける自信がありませんが(笑)、

実際に聴き比べてみるとちゃんと違っていて、
むしろこの3期のOPは今まで以上にかっこよく感じました。

アニメーションもスピード感ありまくりで、超かっこいい!


【 前半ED「暁の鎮魂歌」/ Linked Horizon 】
【 後半ED「Name of Love」/ cinema staff 】

今までOPを担当してきたリンホラが一度ED担当になったのは、
曲の雰囲気も変わってよかったと思います♪

いつもの激しいOPに対して、今回のEDはおとなしいけれど、
雰囲気は抜群でした。

でもそれ以上によかったのが、後半ED。

こちらもしっとりとした曲だけど、
彼らの境遇とぴったりすぎてぐっとくる…。

いつか今の苦しみや悲しさが、
すべて報われる日が来ますように。


● まとめ
作画や演出は見事だし、
ストーリーもわかりやすかったです。

かなり大きく話が進みました。

原作も読んでいるのですが、
そちらは飽きてきていて…^^:

だけど、アニメでまたおもしろいと思えました!
2020年秋からの続編が楽しみです^^

投稿 : 2024/05/04
♥ : 26
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

リヴァイよ、今夜もありがとう

2018.10.17記


原作既読。


初見時TV版1期2期を観てません。3期放送に先立ち下記劇場版のTV放送をおさえた上で参戦しました。

・劇場版 前編〜紅蓮の弓矢〜 / 後編〜自由の翼〜
・劇場版 Season2〜覚醒の咆哮〜


そうですね。いつしか観ようTV版!(※注:その後視聴済)


そしてTV版のおさらい~wikiより~

・第1期:全25話 + OAD5話
・第2期:全12話

第3期は分割2クールのようでいったん1クールめ12話分のレビューとなります(2018年10月時点)。物語の表現上は“第38話~49話”の扱いとのこと。
放送局は天下のN○Kに移り、ほぼ全国同時放送となりました。人気作の続編として期待と不安入り混じる下馬評だったかと思います。


ぱっと見

 “内戦(仮)”


2期までに綴られたであろう巨人VS人類の構図が変わり、壁内の人間同士の争いに焦点を絞り物語が展開します。そしてこれまでの謎が次々と明かされていくことになり目が離せないです。
ニック司祭殺害に端を発し、{netabare}ウォール・マリア奪還作戦手前までと{/netabare}区切りのいいとこまでやって1クール終了です。
原作通りでもあるし、人間VS人間の萌芽は2期までに描かれていた(たぶん)ため驚きの展開というわけではなかったと思います。

冒頭述べたようにTV版未視聴なので、前期・前々期との比較はできませんが、市外戦闘の作画は凄まじかったと思います。
草原など奥行きのある背景でデカブツを相手にするよりも目まぐるしく絵が変わる市外戦は作品通じての見どころになりますね。

それと、全話通してリヴァイ兵長が出演します。録画した回を観る度に兵長の雄姿を拝めるのは眼福でした。さらにはリヴァイの生い立ち含めた過去話に踏み込むのでファン必須でしょう。


バトルもありながら政治重視の様相を呈する展開には、これまでと趣きが変わる分戸惑うかもしれませんが、原作がそうなのでほんとに好き好きということになるかと思います。
これまでOPを担当していたLinked HorizonからYOSHIKI&HYDE組にバトンタッチして、そこにN○K色を感じなくもない今日この頃ですが、結局のところOP画像のミカサの笑顔はいったいいつ拝めるのだろうと願いつつ、人間同士の抗争(正確には権力闘争)に突っ込んでいく3期前半パートとなりました。

{netabare}49話でミカサが「これが終わったらあの頃のように…」的なことをつぶやきます。ほんとそうですね。{/netabare}


2019年4月再開予定の放映も視聴予定のため、そちら含めて完走したらあらためてレビューも纏めたいと思います。いったん「観終わった」にしときます。



【閑話休題】藤井聡教授の見立て
今から7~8年前くらいだったでしょうか。氏のインタビュー映像かなんかで、氏の息子の薦めで漫画版を読んだ時の印象について言及があり、それがなかなか面白かったので紹介しておきます。
ちなみに私が原作を手に取ったのはこの藤井教授に触発されたのがきっかけ。。
※アニメ関係ないので畳みます

{netabare}曰く、この壁の中の人類ってまんま今の日本人のこと指してんじゃん、と。

『壁の中なら安全』壁は未来永劫自分たちを守ってくれると固く信じている
『壁の外は知りません』外界の動向をきちんとウォッチすることを放棄
『上記2つを破るものは制裁』現状維持しようしようと躍起になる勢力がある

こんな主旨だったかと思います。
上記3点はすなわち“欺瞞”ということで、いったん壁破られたらどうなん?を描いたのがアニメ1期ということになります。いましたね、昼から飲んだくれてる憲兵団が。そして既得権力として上記3つを堅持しようとする王政府(偽)が。そして壁破られて右往左往する人類が。

劇中では、外の世界に興味津々のアルミンと触発されたエレン。ならびに外を知らずして人類に未来無し!の調査兵団、という組み合わせでした。
外の世界を知り、その上でしっかりと準備し、外敵が来たら駆逐する、といった当たり前のことを作品を通じて訴えており、そこが琴線に触れたんじゃないか、との氏の見立てです。

だからヒットしたかどうかというのは違うと思いますがね。{/netabare}

{netabare}で、今回は内戦(仮)です。巨人には元々人類だったやつもいるよ、からの3期の展開です。
物語として、巨人VS人類から人間VS人間にシフトして戸惑う部分も多いかもしれない本作ですが、一般論として、外敵と対峙する際に内なる敵を抱えたままだとほぼ勝利を収めることは難しいのが世の常。
そんな事情があったかどうかは露ぞ知らぬところではあるものの、壁の中での争いに物語がシフトしたのはある意味当然なのかもしれません。{/netabare}



視聴時期:2018年7月~9月 地上波リアタイ

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2019.04.09追記

その後、TV版1期2期を視聴済。劇場版のみでもすんなり入れたのは事実なのですが、もう一度3期前半をおさらいしてみると、ライナーのくだりとかTV版を抑えておいたほうが良いように思えました。少しばかり後悔してます。

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2020.01.31
《配点を修正》+0.1



2018.10.17 初稿
2019.04.09 追記
2020.01.31 配点修正
2022.02.27 修正

投稿 : 2024/05/04
♥ : 64

66.3 4 陰謀で変身なアニメランキング4位
ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド(TVアニメ動画)

2010年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (491)
3169人が棚に入れました
高校生・鏑木アキラには、幼い頃に交わした約束がある。彼の正体は狼男であり、その約束とは夜の眷属の王・ヴァンパイアの女王に仕えるというもの。そしてアキラの前に今、昔と変わらぬ姿の少女が現れる。彼女こそヴァンパイアの女王・ミナ・ツェペッシュだった。
日本に現れた彼女の目的は、ヴァンパイア達の専用居住区、ヴァンパイアバンドを設立する事。戸惑う人間達、そして、彼女を快く思わないヴァンパイアの勢力はミナの命を狙う。アキラは幼い頃の約束を守り、人狼の騎士として彼女を守ることになる。

声優・キャラクター
悠木碧、中村悠一、斎藤千和、甲斐田裕子、伊藤静、小林ゆう、喜多村英梨、渡辺明乃、谷井あすか、中田譲治

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

幼い頃に交わした誓約に基づき、自ら従僕となることを望んだ少年とヴァンパイアの女王との恋の物語…

この作品の原作は未読です。
私がアニメの視聴を本格的に始めたのが2012年ですが、最初の頃に視聴した作品です。
そしてアニメにドップリ漬かる道に舵を切ることとなった作品の一画となっています。
当時、そのくらい影響を受けた作品でしたが、今考えると監督が新房さんで、アニメーション制作がシャフトさんだったら、相応の衝撃を受けてもおかしくないと思います。

dアニメストアで「おおかみかくし」の視聴後、次にお勧めの作品という感じで3作ほどピックアップされた中に本作品を見つけ、懐かしさも相まって視聴することにしました。


普通の高校生活を送っていた鏑木アキラ。
しかし彼には幼い頃に交わした誓約があった。
それは夜の眷属の王・ヴァンパイアの女王に仕えるといういうもの。

あるときアキラの前に一人の少女が現れる。
その少女こそが古の契約の王女、ヴァンパイアを統べる
孤高の女王にして夜の闇に君臨する少女ミナ・ツェペッシュだった。

日本に来た彼女の目的は、
ヴァンパイア専用居住区=ヴァンパイアバンドを設立する事…。
空想と思われたヴァンパイアの出現と、日本における特区の建国。

戸惑う人々はヴァンパイアと共存すべきか否かを模索し、
そして対立するヴァンパイア勢力は、
女王の座を降ろさんとミナの命を狙う…。


TOKYO MXのイントロダクションを引用させて頂きました。
この作品が放送されたのは2010年の冬なので、もう10年以上前になります。
先日視聴した「おおかみかくし」でも思いましたが、10年経っても残っているモノなんですね。

視聴したのは8年ほど前になるので、内容はほぼ朧気にしか覚えていません。
また、その頃は声優さんにも疎かったので、本当に右も左も分からない状況でした。

物語は、真祖の血脈を受け継ぐヴァンパイアの女王であるミナ姫と、幼い頃にミナ姫と出会い、彼女の傍にいることを約束した人狼の少年アキラが、お互いの絆を深めていく一方、ミナ姫の目的であるヴァンパイアバンドの設立を巡る攻防、そして、真祖を巡る血の陰謀など、内容は盛りだくさんです。

今回改めて視聴して思ったのは、一応アニメの展開上は終わりを迎えましたが、それが物語の終わりでは無かったということ…
それにメッチャ大きな謎を残して終わってるじゃありませんか!
原作はいずれも完結しているようです。
伏線が殆ど回収されていないので続きが気になって仕方ありません。

これまで、原作の完結から相応の時間を経てアニメ化されている作品が幾つかあります。
「フルーツバスケット」や、「うしおととら」などが該当すると思います。
どちらもしっかり腰を据えて制作された作品だと思います。
原作の販促目的のアニメと合わせて、原作が完結している作品も是非検討の遡上に挙げて欲しいところです。

オープニングテーマは、中野愛子さんの「フレンズ」
エンディングテーマは、hibikuさんの「爪痕」
最終話はオープニングとエンディングが入れ替わっていました。
記憶に残っていたモノの一つがレベッカの楽曲をカバーしたオープニングです。
レベッカとかムッチャ懐かしいんですけど^^

1クール全12話の物語でした。
今回視聴して一つだけ思ったことがあります。
主人公であるミナ姫の声優は碧ちゃんですが、本作品の第9話のタイトルが「ワルプルギスの夜」なんです。
この頃から碧ちゃんと「ワルプルギスの夜」って切っても切れない関係だったんですね^^;
しっかり堪能させて頂きました!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 10
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

一族の長の苦悩、計算された(?)金髪幼女設定

【レビューNo.14】(初回登録:2023/1/5)
コミック原作で2010年作品。全12話。
YOUTOUBEで「1話で騙される超展開アニメ」で紹介されていたので視聴。
シャフト制作。

(ストーリー)
主人公は金髪幼女のヴァンパイアの女王「ミナ」。
物語の格子は下記の通りですかね。
{netabare}・「ヴァンパイアバンド」建国
 「人間とヴァンパイアの共存」を実現するため、ミナはヴァンパイア
 の女王として、ヴァンパイアが安心して暮らせる世界「ヴァンパイア
 バンド」を東京湾の人工島に建国することに邁進します。
 そこには日本政府との政治的な駆け引きだったり、また因縁の「真祖」
 と呼ばれる三支族との権力闘争といった要素が加わって・・・
 彼女は時に非情な決断を迫られることになります。
・人狼・アキラとの愛と絆の物語
 記憶を失って普通の高校生活を送っていたアキラですが、過去にミナとの
 盟約(永遠に女王に仕える)を交わしていた。その記憶を取り戻した今、
 二人の絆の物語が動き出す。
 作中では恋愛描写的な感じが多いですが、実際はそれよりも大きな愛・
 絆的なもののような?
・バトルアクション&ホラー
 異能の力を持つヴァンパイアや人狼たちのダイナミックなバトルシーンも
 この作品の見どころとなります。
 あとヴァンパイアが人を襲っていくホラー要素もぶっ込まれているかな。{/netabare}

(評 価)
{netabare}ストーリーを見たらわかるように、1クールの中に結構いろいろ詰め込んで
いるのでちょっと苦しいかなって感じる部分はありますね。
特に三支族の話は、ヴァンパイアの女王であっても彼らの後ろ盾がないと
その権威を保つことができないらしいのですが、非常に分かりにくいです。
そういう意味でもシャフト独特の演出を入れつつ、上述要素のバランスを
保ちつつよく1クールでまとめたなと感心します。

個人的にこのアニメの一番の見どころは
「ヴァンパイアの女王「ミナ」の抱える苦悩や葛藤~心の強さと弱さ」
それを見事に魅せてくれた悠木碧の快演だと思います。

一族の長として彼女には皆を守るという重責があり、また理想実現のため
に清濁併せ呑み、時に非情な決断を下さねばならない場面もあります。
彼女は常に強くあらねばならないのです。でもその反面本当は誰かに
支えて欲しい、特にアキラにはずっとそばにいて欲しい、そして汚れた
自分を本当はアキラに見られたくないという心の弱さも併せ持っています。

それを効果的に魅せるのが「金髪幼女」設定なのです!
(まあ本当は400歳位らしいのだが)あの幼い容姿で凛として振舞うから
そのギャップで彼女の強さが引き立つのであり、またその幼さは彼女自身
の弱さの象徴でもあるともいえます。
正直最初は金髪幼女設定にあざとさを感じていたのですが、悠木碧の演技
を観るにつれ腑に落ちました。
まあ本当に原作者にそういう意図があったのか知らんけどw
(あと種族的な設定で子供を産まねばならないらしいが、体が成長して
 いないから産むことができないという口実に使ってる部分もあるらしい){/netabare}

上述の通りいろいろな要素を詰め込んでいるため、人によっては捉えた方
が違ったり、途中から「なんか思ってたのと違う」と感じる人もいるかと
思います。それでも個人的には高評価で観てほしい作品ですね。
あと「1話で騙される超展開」については、作品を見てのお楽しみ(笑)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

らしたー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

「租界をつくるのじゃ!」「そうかい」

まあ、指導者ミナ・ツェペッシュを眺めるお話でしょうね。

OPの「フレンズ」だけは納得できなかったなあ。
カラオケで必ず歌うやつがいるから、こんなとこでまで聴きたくねー。
さすがにそこは1曲作ろうや。作品内容とあってるとも思えないし。

内容的には、吸血鬼が日本の埋立地に血族の租界(ヴァンパイアバンド)を作るというお話。
要素としては[微エロ、一人称ワラワなロリ、人外、アクション]あたり。
2話の時点でいろいろ、このご時勢アウトくさい描写が出てきて、これどーなのよと。
全体的には、まあわりと無難な感じになってはいたが。
ときどきあるアクションシーンはいいアクセントになっていたように思う。

興味深いのは、おとぎ話の存在であったヴァンパイアが、
突如表立って人間社会に存在と主張を展開する、そのやり方でしょう。
けして暴力一辺倒で破壊と混乱を招くのではなく、
表面上は交渉可能な相手を装いつつ、資本主義国家の首根っこを押えてくるなど、
硬軟織り混ぜてよく考えてるなあと。
たぶん、あれをやられるのが一番効果的で、怖い。

『シャングリ・ラ』の感想で、アニメの組織描写について与太話をしましたが
本作におけるヴァンパイア組織の描写はそこそこ洗練されたものを感じました。
血を吸うだけがヴァンパイアではない、と。
そこの意識の高さは個人的に高く評価したい。

各話の脚本はそれなりに出来が良く、それとはべつに、
主要人物の設定含め、コアな部分を視聴者に握らせないまま
ズルズルと話を引っ張っていく構成が、なかなかお上手で。
あらゆる物事が、核心を残して周辺部分だけ埋まっていくので、
意外と途中でドロップアウトできない感じ。

なんだけど。
すごく「コントロールされたシナリオ展開」という印象を受ける反面、
キリキリと物語のテンションをあげていく、
燃え上がる感じが今一歩足りてないのではなかろうかと。
明らかに終盤の加速感が足りない気がするのよね。

マクロスFやギルティクラウンの吉野氏が、シリーズ構成を務めつつ、
自身が直接、各話の脚本の8割がたを手がけている模様。

どうにも評判は芳しくないようですが、なかなか端正な仕上がりの佳作かなと。


●どえらく評判の悪い第1話について

なかなか面白い切り口で世界設定の提示と今後の期待感を織り込んでおり、
むしろ良く出来た第1話と思っている。
スタートダッシュにおいてどれだけ「基本的なもの」を
広く浅くタッチできているだけを、自分は見ちゃったりするので。

基本的なものってのは、たとえば
舞台となる社会の価値観や成熟度であったり、独自設定の枠組であったり、
あるいは作品の通俗性の度合いであったり。そのへんのことで。
2話目以降にガツンと走っちゃっても視聴者を置いてけぼりにしない仕込みが
ちゃんとできているかだけを考えてしまう。

で、悪いクセなのか、それらをけっこう項目ベースで評価してしまう。
いざ絵と声が乗ってアニメーションとなった際に
アニメ好きな人の目にどう映るのだろうとか、あんまり想像できない。
根本的に自分はアニメってものに対する情熱やこだわりが足りないんだろうなと。
ほんと、いろいろ勉強になります。

ていうか、この第1話、アリだと思う人は、
けっこう自分と似たスタンスでアニメに接してる方なのかもしれない。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6

75.0 5 陰謀で変身なアニメランキング5位
ありふれた職業で世界最強(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (664)
2953人が棚に入れました
“いじめられっ子"の南雲ハジメは、クラスメイトと共に異世界へ召喚されてしまう。つぎつぎに戦闘向きのチート能力を発現するクラスメイトとは裏腹に、錬成師という地味な能力のハジメ。異世界でも最弱の彼は、あるクラスメイトの悪意によって迷宮の奈落に突き落とされてしまい――!?脱出方法が見つからない絶望の淵のなか、錬成師のまま最強へ至る道を見つけたハジメは、吸血鬼のユエと運命の出会いを果たす――。「俺がユエを、ユエが俺を守る。それで最強だ。全部薙ぎ倒して世界を越えよう」奈落の少年と最奥の吸血鬼による“最強"異世界ファンタジー、開幕!――そして、少年は“最強"を超える。

声優・キャラクター
深町寿成、桑原由気、高橋未奈美、日笠陽子、大西沙織、花守ゆみり、加隈亜衣
ネタバレ

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

原作と脚本と作画三拍子揃った低品質

原作未読で取り敢えず一話を見てみた

意味が、わからない……
クラス転移の経緯がOPで済まされる百錬形式ってのもさることながら、
「錬成師」ってのがどういう職業なのかも、ありふれてるって部分もよくわからない
ついでにいじめも陰謀も描写が一瞬程度だから主人公が闇落ちする理由も薄い
というか時系列が無意味に行ったり来たりしすぎて何を語りたいのか分からない

あらゆるなろう系のなかでもダントツに説明が不十分だし、ダントツに描写自体つまらない
盾みたいに這い上がるのを楽しむんだろうけど、そもそも虐げられる描写が薄すぎてテンプレをなぞる意志しか感じられない
オマケに「錬成!錬成!」とか叫んでるシーンも滑舌が微妙な上に場所のためか録音のためか反響が酷くて「先生!」連呼してるようにしか聞こえない

面白かった点は主人公が異常なまでに現状解説をし続けてくれるところかな
「左腕を食われた!」なんて言ってる場合かよ失血死するやろ!みたいな
「ナカノヒトゲノム」よりずっと実況のクオリティが高いのは思わず笑ってしまった

2話、3話視聴
{netabare}最終話まで2話以降の感想を書く気が無かったけどあまりにもあんまりなので追記
一言で言えば「センスの無さの見本市」

1話でおざなりだった転移の経緯が2話で軽く回想される
まあそのくらいしてくれないと意味不明なだけだしそこは当然
ただ、シナリオの進行上主人公とその他クラスメイトは別行動をとってるわけで、主人公視点の回想じゃないと意味がないだろうと

ダンジョン突入までの主人公の具体的な境遇はカット、転移直後の混乱や職業差別の描写はカット、メインは担任が萌えキャラめいたデザインだってことだけ
1話に登場してない担任の容姿なんざ誰が興味持つんだと
あのデザインだしOPにもでてるんだしどうせヒロイン紹介なんだろうけど、それならせめて主人公視点で回想して、主人公との繋がりを見せろよと
勇者()の道化ぶりと担任のヒステリーだけは伝わったけど、そこに主人公の思考が入らないから主人公の豹変の説明には全くなっていない

というか女キャラが負傷したわけでもないのに何日も眠り続けるとか最早病気だろうと
心労とかそんなのを考慮しても「ショックで何日も意識を失ってました!」なんて有り得るわけないだろうに
というかせっかく挿入した回想ですらこの女キャラと主人公の接点が描かれないから、何日も寝込むようなショックを受ける理由すらあやふやなまま

あとは主人公の行動
各種武器を作れる理由はもう(どうせ理由もないだろうし)気にしないけど、「裏切られたの!」の一言で全部信用するとか有り得ないだろうと
自分自身が裏切られたから同病あい哀れんでってことだろうけど、急激に性格が変貌するような人間不信なのになんで簡単に言い分を信じるんだ?
あれか?裸で金髪で幼女だからか?そのくらい性欲に正直な方がよほど理屈が通るくらいのチョロさ
オマケに強力な吸血鬼を封じるための枷すら簡単に破壊するわけだけど、能力の汎用性高すぎるだろうと
魔物食べただけでそこまで変貌するならそんな職業どこも「ありふれ」て無いだろうと
性格・行動・能力のどこを見ても滅茶苦茶で、どこぞの賢者の孫の方がまだ理解できるレベル

ついでに触れるとお前の故郷どこだよと
自分の故郷の言葉として「月=ユエ」なんて名を吸血鬼に付けたわけだけど、お前の故郷ってのはCCさくらの漫画の中なのか?
そのまま中国語ってことでも良いけど、その場合お前中国人だったのかよっていう疑問すらある
故郷=地球、人類みな兄弟!みたいなグローバル思想でも持ってんのかもしれないけど、お前それなら帰ってきた先がヨーロッパでも帰郷の実感をもてるのかと
銃に名前を付けるくらいの中二病患者だし、発言の一切が雰囲気だけのものって可能性が一番高いのがなによりアホらしい

あとは3話の戦闘全般
吸血鬼のユエはいくら何百年と封じられていたにしても弱すぎるだろうと
最上級魔法があまりにも弱い
弱点を狙ったとは言え、主人公の銃で一撃で倒せる相手に最上級魔法2発撃ってダメージは殆ど無しって…
強大な力を持っているから封じられたにしては弱体ぶりが酷い
新メンバーの強さを示す格好の機会なのに、そこすら見せ場を主人公に譲って仲間は無能として描かれるのは孫と共通する

あとは寄生植物戦
何簡単に吸血鬼が寄生されてるんだと
さっきも言ったけど、お前あまりの強さに封印されたんじゃなかったのかと
オマケに主人公は「魔物を食べてたから耐性が付いてた!」で寄生を無効化するし…
なにが問題って、寄生植物の能力は「魔物を操る能力」なわけで、操られる側の魔物を食べたところで耐性が付くわけがない
ここも、
「主人公は寄生されるけど、吸血鬼は上位種だから操られることなく主人公を助ける」
とすれば武器の威力で勝る主人公と、種族としての基本スペックで圧倒する吸血鬼って差別化ができただろうに
役割分担が出来ないならキャラを増やすなとしか言えない

ついでに作画が酷い
描きにくいだろう部分はざっくりカットして適当に繋ぐ、ちょっとでも動きを見せないといけないものはCGで誤魔化す、そんなんばっかり
主人公に刺さった杭が、抜けたとたんCGになって落ちたのを見たときはさすがに真顔になった
しかも発泡スチロールみたいな軽い動きで跳ねるし…
止め絵できれいに見せかけて、その実作画枚数を極端に削ることに執心してるのが見て取れる

音楽もセンスがない
いや、正確にはお洒落でセンスのある曲なんだけど、この作品には壊滅的に合わない
なんでイキリ主人公がドヤ顔で戦闘するシーンがムーディな曲なんだと
BEMみたいに世界観自体をお洒落にしようとしてるならともかく、そういう要素が皆無なのに曲だけ力を入れてダダ滑りしてる印象
加えて言えば、全編曲の雰囲気を統一すればいいのに、戦闘が終わる直前になると何故か普通のバトルアニメみたいな曲に変化するのも意味不明

あまりにも酷いから吐き出せるだけ吐き出したけど、要するに
脚本の視聴者への配慮の無さ
原作のシナリオの甘さ
作画の作り込みの甘さ
音楽のセンスの乖離
これら諸々が一通り揃ったような出来映え
こう言ってはアレだけど、このアニメで唯一面白いのは雑さの粋を極めたアイキャッチだけだと思う

こんな適当をやって枠をつぶすくらいなら邪魔にならないようOVAでひっそり作ってひっそり消えろと言いたいレベル
{/netabare}

最終話視聴
{netabare}評価については3話視聴時点と特に変更なし
気持ち悪い展開がより重篤さを増したな、という程度
ウサギの追加以降完全にハーレムアニメにシフトしていったけど、ハーレム展開が始まってからのほうがずっとキツかった

スマホ太郎くらい機械的にハーレムを収集する展開なら「馬鹿だなぁ…」と思いつつもまだスルーできる
そもそもスマホ太郎って、あの世界で生活するために繋がりを作って色々やっているからある意味ハーレムを作ろうが問題ないところがあるし
ただ、この作品の場合最終目標が「故郷(地球)に帰る」なわけで、そんなとこに化け物集団を引き連れるなんて控えめに言ってもアホかと
吸血鬼はまだ見た目に問題がないからともかく、ウサギ人間なんて即通報モノじゃないのかと

というかそういう諸々を全部無視したとしても、あのハーレムの作り方は本当に気持ち悪い
主人公が「好きなやつがいる」って言ったそばから「それでも良いからハーレムに加入する!」で主人公がやれやれ顔するって…
「俺は止めたのに女から寄ってきちゃうよーモテて困るわー」って普通に考えると気持ち悪いし最高にかっこ悪いと思うんだけど
主人公・ヒロインの性格や振る舞いも含めて作者の性癖披露会の場にしかなってない

あと、同級生ヒロインへの義理立てだけが目的で馴れ合うつもりが無いって言うなら義理立てを済ませたあとはサッサと帰れよと
同級生相手にマウントとってイキって悦に浸るためだけに同級生とのんびり帰るって思い切り馴れ合う気満々だろうと
「関わりたくないけど優しいから関わっちゃったーやれやれ強い俺ってば頼られて辛いわー」だけで最終話を終えるとかどういう神経してんだか

主人公の性格があまりにも場面ごとに一致せず、言行に一貫性がなく、そのくせ自尊心ばかり大きいのは純粋に不快
その点話はグチャグチャだけどストレスが溜まることがないだけチート魔術師のが若干マシだった
{/netabare}

そういうえば二期が決まったんだとか
どういう神経していればこれの二期なんかやるんだろうと思ったけど、最終話を見て納得した
これ、戦闘シーンがほぼ動かないから作画枚数殆ど要らないんだわ
基本は止め絵で、動くシーンはキャラが一人でクルクル回る場面くらい
あとはカットの切り替えで動きは全部省略
おかげでお絵かきして色塗りパパっと済ませるだけで寄ってたかって「作画綺麗!」って褒めてもらえる
そういうコストの安さと引き込んだ声優のラインナップで視聴者を釣り上げて、中身がどんな汚物でも評価してもらえるってことなんだと思う

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

いつもの

1話感想{netabare}
なんかおっかなびっくり状態で前情報はなるべく入れずにアニメを視聴。
「ありふれた~」って言うから農家かな?と思ったら全然違ってた。
どこがありふれた職業なんだろう?

まぁそんなことよりもですよ、よしもときんじ+アスリードじゃねーか!
よ し も と き ん じ じゃねーか!!!!(二度目)
うっわこれズルい、「あははこの人じゃしょうがないw」と何やっても許せちゃう監督じゃん。
アームス(アニメスタジオ)はやってるんだかやってないんだか分からん状態だし、アスリードってポストアームスよね、これも文句言いにくいw
ってかそういう文句言われにくいスタッフを選んだ?(言われにくいというか、言い疲れちゃったというか…ISUCAとかsin七つのナントカとか)
あいや、“勇しぶ”は結構マトモだったと思うけどね。
さすがにアニメ業界も手を打ってきてる…のか?
“バルキサス”の流れから考えると適任だったりして。

ってことでカット割りがおかしいのはいつものことです、もう監督の名前見た時点で諦めるしかない。
むしろ乳首出なかった方が異常にすら思えるw今後出るのか?(出ても光ってるけど)
レベルアップってそういうことじゃない…そもそも「経験値ってナニ?」ってとこから説教かましたいけどそれはよしもときんじも分かってるでしょう。
まだ始まったばかりであまり言うことも無いけど、コッソリ梅津泰臣が参加するなんてこと、ないかなー?
…ってかアームスって今どうなってんの?{/netabare}

5.5話までの感想{netabare}
えっ、このタイミングで総集編!?
リアルの事件に配慮してってことではないっぽい。
しかも監督がよしもときんじって…これはどうしても“sin七つの大罪”を浮かべてしまうんだけど…あっちは4話と10話の後に総集編や特番だったか。
そのうち声優にボーリングやビリヤードやらせるのかな?…アートランド…うっ頭が。
いやまぁこういうのって経営?が悪くて監督に責任あるかどうか不明だけどね。
作画崩壊で有名な“いもいも”は監督が制作の社長なので言い逃れできないけど、よしもときんじは経営に首突っ込んでるのかね?
ひょっとして「ヤバい案件」の請負人だったりして?

ところでどれだけの方が“sin七つの大罪”を全話見たんだろう?
シリ構は別だけどやっぱり似通ってる部分はあって、分かりづらさというか表現のヘンチクリンさはどっこいどっこい。
ここに文章投稿してる方…そうでなく人と会話するだけでも「果たしてこっちの言わんとしてることは相手にちゃんと伝わってるかな?」ってのは気にすると思うのだけど、よしもときんじはどうにもそれが、変。
必要なカットが足りてなくていちいち脳内補完が必要で、それでもsinは「毎回新悪魔の紹介してけばいい」という大雑把な条件をこなして一応サマにはなってた。
が、こっちは…うわぁい。

と、ちょいと気になって更に調べてみたら、監督よしもときんじ作品には鈴木雅詞がシリ構やってる作品が多いみたい。
先のsinもシリ構じゃなくてメインライター名義だけど組んでる、ああ全然気にしてなかった…。
それ誰?というと空鍋で有名な“シャッフル”や“GIFT”の人…“みなみけおかわり”の方が有名?
キャラを闇堕ちさせるのが持ちネタみたいで、以前やってた“ロードオブヴァーミリオン”も作品としてはイマイチだったけど、今改めて思うと「全キャラ初期段階から闇堕ち状態(頭のおかしい不愉快なヤツしか居ない)」ってコンセプトなのだとしたら徹底してたなぁ、と。
この作品にうってつけじゃん!と思うのだけど、よりによって別の人…な、なんでー?
ってことで、鈴木雅詞がシリ構やってたらもうちょい見れたモンになってたんじゃないかなー?と思うとちょっと残念。

あーそうそう内容についてだけど、総集編やったお陰で話が理解できた気分。
最初からこの展開・時系列順で本編やれば良かったのに…と思わなくもない。
逆に時系列ゴチャゴチャいじくってたのはキャラの性格に一貫性がなくて矛盾が生じるのを誤魔化すためだと思うのだけど、総集編をやったせいで暴いてしまったような?
い、いいのかこれ?{/netabare}

6話感想{netabare}
うわぁ、このウサギのノリは…“サムライブライド”のカネツグや“sin七つの大罪”のレヴィアタンだ。
何度か別の作品の感想で書いてるけど「残念キャラ」が自爆かますネタは嫌いじゃないのだけど、それが行き過ぎてキャラいじめになってるアレ。
ウザいを通り越して「なんでそこまで不快に描いちゃうのよ」と、見てるこっちが頭抱えたくなるアレ。
sinに関しては↑で散々挙げてる通りスタッフが一部一緒だし分からんでもないが、サムライブライドは…アームス繋がり?え、ここで!?
なんでこう行き過ぎたキャラいじりをやってしまうんだろう、これに関しちゃ原作関係なくアニメ制作側のやらかしだと思うのだが。{/netabare}

最終回感想・総評{netabare}
いつものよしもときんじ。
絵描き上がりの監督…特にバイオレンス&エロスをメインとした人、梅津やバリの延長線としてはこんなもんかと。
だからといって評価甘くする気も無いのだけど、アームス・TNK・アスリード辺りはもう「こういう作風」として確立してると思った方が気が楽かと。
そうさねぇ、一騎当千とクイーンズブレイドとハイスクールD×Dを全部と、ついでにサムライガールズ・ブライドとsin七つの大罪と閃乱カグラ東京妖魔編も見れば「いつも通りっスね」で殊更に批判するのもバカバカしくなるというか。
(一騎当千に関してはシアの声が浅野真澄に聞こえて仕方無いのも手伝ってるかも?)
1話の意味不明さも“プリズムアーク”(監督:バリ)に比べれば生っちょろいし、説明の下手さも“弁魔師セシル”(監督:梅津)の有罪判決後の扱いの表現に比べれば全然マシ。
むしろ上記の一連の作品群の中ではWHITE FOXの力か作画良い方だったりするもんだから、これまた余計に酷評しづらい。
敢えて言えば「乳首シーン無いじゃん」って方のが気になる、というか評判悪いのは乳首が無いから?とさえ思えて来たり。
いわゆるお色気アニメとしては及第点だけどそこからお色気を抜いた感じで、果たしてそれで何が残るの?と言われるとなんとも言葉に詰まる。
あと同期に“異世界チート”が放送されてたのも大きいかなぁ、あっちは「まともに“アニメーション”を作る気はありません」って態度で、それに比べれば大分マシ。

内容に関してはハイDと良い勝負かと。
おっぱいおっぱい煩かったのを「ふっ」に置き換えて、部長一筋だったのを子猫一筋にした感じ。
但しやっぱりミュウはキモいね、SAOのユイか“盾の勇者”のフィーロと同じ声優使ったら逆にウケたんだがさすがに避けた?
ってかよしもときんじ監督作品だと小倉唯って“機巧少女~”の小紫や“sin七つの~”のバブやってて結構馴染みがある感じ、一方日笠はどこにでも居る感じ。
そうそう、それと同期放送の“コップクラフト”に川村敏江が居てビビったんだけど、こっちでも9話で関わってるらしいのだがそれは驚かななかった。
“ロードオブヴァーミリオン”の鈴木雅詞繋がりか、普通によしもときんじが顔広そうなので。
でもってこれ以上の内容については二期を見てからかな~?
二期決定といっても別にアニメの評判が良くて決定したんじゃなくて最初から決まってたことでしょ、BD発売決定ってのと同じ。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 16

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

つまらないけど、一応最後まで見る

虐げられるところとか迷宮から脱出する過程とか割と大事なところをあっさり流しているせいなのか、全体的に構成が微妙で話がよく分からない。つまらない。それでいて、無駄な好奇心から最後まで見てしまう。
むしろ、原作を改悪しているのでは?わざと面白くないように作っている気がする。同じ時期にやってた異世界~も一緒な気がする。
制作側からの挑戦だね。←一体どこに対して?

自宅のエアコンつけたら、ゴキブリが落ちてきて頭からその光景が離れない。そのせいでつまらないと感じたんだろうな。いや、絶対違うな。でも、どこが具体的に面白くなかったか指摘できるほど見てない。割と流し見だったから、フィーリングの問題か。登場人物がごちゃごちゃしているような。そこかなあ。
それでいて、2期決定とはやりますねぇ!!

楽曲と声優は一応評価できる。

OP
FLARE 歌 Void_Chords feat.LIO
ED
ハジメノウタ 歌 DracoVirgo


以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
“いじめられっ子”の南雲ハジメは、クラスメイトと共に異世界へ召喚されてしまう。つぎつぎに戦闘向きのチート能力を発現するクラスメイトとは裏腹に、錬成師という地味な能力のハジメ。異世界でも最弱の彼は、あるクラスメイトの悪意によって迷宮の奈落に突き落とされてしまい--!?脱出方法が見つからない絶望の淵のなか、錬成師のまま最強へ至る道を見つけたハジメは、吸血鬼のユエと運命の出会いを果たす--。「俺がユエを、ユエが俺を守る。それで最強だ。全部薙ぎ倒して世界を越えよう」奈落の少年と最奥の吸血鬼による“最強”異世界ファンタジー、開幕!--そして、少年は“最強”を超える。

1. 第1話 奈落の底の化け物
クラスメイトと共に異世界へ召喚された”いじめられっ子”の少年・南雲ハジメはクラスメイトの裏切りにより、迷宮の奈落へ突き落とされてしまう。奈落に潜む魔物に襲われ、必死に逃げるハジメ。しかし、錬成師という地味な能力では太刀打ちできるはずもなく、重傷を負ってしまう。異世界でも最弱の彼は心身共に絶望の淵に立たされ--。

2. 第2話 パンドラの箱
「邪魔するものは誰であろうと必ず殺す」--生きて帰るため、そう誓ったハジメ。変貌を遂げ、強化された能力で錬成した武器・ドンナーを使って、次々と魔物を倒しては喰らい、自らをさらに強化していく。一方、香織はハジメを失った現実を受け入れられないでいた。そして、迷宮を突き進むハジメは、異様な雰囲気を持つ扉を見つける。

3. 第3話 黄金の吸血姫
運命的な出会いを果たしたハジメと吸血鬼の少女・ユエ。突如魔物の強襲を受ける二人だが、ハジメの強化された力とユエの吸血鬼の力を合わせて退ける。お互い”裏切られた”者同士、信頼を築き始める二人。そして、地上への道が迷宮の最深部にある可能性をユエから教えられたハジメは、さらに迷宮の奥へと進んでいく。

4. 第4話 最奥のガーディアン
襲ってくる魔物を倒し、ついにオルクス大迷宮の最深部100階層に到達したハジメとユエ。そこで待ち受けていたのは、六つの頭と長い首を持ち、赤黒い目と鋭い牙を備えた巨大な化け物・ヒュドラだった。二人は錬成した武器と魔法を駆使するも、苦戦を強いられる。そんな中、ハジメはヒュドラの不意を突いた攻撃からユエを庇い--。

5. 第5話 反逆者の住処
ヒュドラとの戦いで気を失ったハジメは、見知らぬ場所で目を覚ます。ユエに尋ねると、戦闘後、「反逆者の住処」と呼ばれる場所への扉が開いたのだという。二人は地上への道を探すため、辺りを散策し始める。一方、訓練を経て強くなった香織たちは、ハジメを失ったオルクス大迷宮65階層に到達し--。

6. 総集編 オルクス大迷宮
“いじめられっ子”の南雲ハジメは、クラスメイトと共に異世界へ召喚されてしまう。つぎつぎに戦闘向きのチート能力を発現するクラスメイトとは裏腹に、「錬成師」というこの世界では地味な能力に加え、訓練で向かったオルクス大迷宮であるクラスメイトの悪意によって迷宮の奈落の底に突き落とされてしまう。絶望の淵のなか、ハジメは吸血鬼のユエと運命の出会いを果たす。

7. 残念なウサギ
オルクス大迷宮からユエと共に地上へ帰還したハジメ。しかし、喜びも束の間、何やらワケありな兎人族の少女・シアと出会い、一族の危機を救ってほしいと依頼される。次の大迷宮攻略のヒントになると考えたハジメたちは彼女の依頼を受けることに。一行はシアの故郷・ハルツィナ樹海へ向かうことになったのだが--。

8. ライセン大迷宮
新たにシアを仲間に加えたハジメたちは、迷宮があると噂されるライセン大峡谷を訪れる。偶然にも迷宮の入り口を発見し、攻略に挑むハジメたち。しかし、かなり曲者な迷宮の主、ミレディ・ライセンが仕掛けたトラップに苦しめられてしまう。数々の罠を潜り抜けた先でハジメたちを待ち受けていたものは--。

9. 過去との再会
ライセン大峡谷の迷宮を攻略したハジメたちは、商業都市フューレンを訪れる。街の冒険者ギルドから、北の山脈地帯で行方不明となった冒険者の捜索を依頼されたハジメ。一行は捜索に向かう途中、湖畔の町・ウルに立ち寄る。そこでハジメはオルクス大迷宮で離ればなれとなったクラスメイトたちと予期せぬ再会を果たす。

10. 黒竜を穿つ者
冒険者捜索のため、クラスメイトや愛子先生と行動を共にすることになったハジメたち。一行は、ギルドの情報をもとに北の山脈地帯に向かう。ハジメたちはそこで魔物による破壊の跡と、かろうじて生き延びていた冒険者ウィルを発見する。話を聞くと、漆黒の竜に襲われたという。その日の夜、ハジメたちの前に巨大な黒竜が現れ--。

11. 女神の剣
美しき竜人族の女性・ティオから、ハジメたちはウルの町が魔物の大群に襲われる危機にあることを知らされる。魔物と戦う準備に取り掛かるハジメは、その仕上げとして、住民たちの前で愛子を豊穣の女神として祀り上げる。戸惑う愛子であったが、住民たちの士気は高まっていく。そして遂に、魔物の群れとの戦いが始まる。

12. 化け物たちの休日
魔物の大群に勝利したハジメたちは、ウィルを送り届けるため、フューレンの街に帰還する。愛子を救ったシアへのお礼も兼ねて、ハジメは二人でフューレンの観光区へデートすることに。デートの途中、地下から人の気配を感知したハジメは、シアと下水道を調べてみることに。そこには薄汚れた海人族の女の子・ミュウがいて

13. 忍び寄る影
ミュウを救ったハジメたちはイルワの手紙を届けるため、宿場町ホルアドのギルドを訪ねる。そこへ、必死な形相をしたクラスメイトの遠藤浩介が現れる。遠藤は迷宮で魔人族に襲われた仲間たちを救うため、助けを呼びに地上へ戻ってきたのだという。ハジメは実力を知った遠藤に、協力を求められるが--。

14. 無能の無双
女魔人族・カトレアに苦戦する香織たちの前に姿を現した白髪眼帯の少年。それはかつて迷宮の奈落に落ちて死んだと思われていたクラスメイト・南雲ハジメだった。それぞれのクラスメイトがさまざまな感情を抱くなか、かつて無能の烙印を押されたハジメが圧倒的な力で魔物たちを蹂躙していく--。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

66.8 6 陰謀で変身なアニメランキング6位
ヒロイック・エイジ(TVアニメ動画)

2007年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (376)
2864人が棚に入れました
はるかな未来、宇宙に進出した人類は、先に宇宙に進出した「銀の種族」に滅ぼされようとしていた。人類の若き王女ディアネイラは、戦闘母艦アルゴノートにて、人類の最後の希望=ノドスを捜索し、ついに見つけ出す事に成功する。人類のノドスであるエイジは、「銀の種族」を退け、人類を救う事ができるのか?

声優・キャラクター
矢崎広、石川由依、近藤隆、清水香里、松山鷹志、田村ゆかり、釘宮理恵、新井里美、織田圭祐、千葉進歩、佐藤利奈、小清水亜美、加藤将之、鈴木千尋、沢城みゆき、世戸さおり、岡本寛志、安元洋貴、久嶋志帆、ゆかな、岸尾だいすけ、吉野裕行
ネタバレ

しんばくん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

真の英雄を知りたい方に【3.8】

物語:3.8 作画:3.8 声優:3.8 音楽:3.8 キャラ:3.7 【平均:3.8】                          (54.5)

ジャンル        :SF
話数          :26話
原作          :冲方丁(ストーリー原案)
アニメーション製作 :XEBEC
総監督         :能戸隆
監督          :鈴木利正
シリーズ構成     :冲方丁
キャラデザイン    :平井久司
メカニックデザイン :大塚健、鷲尾直広、久我嘉輝(メカコンセプト)
音楽          :佐藤直紀
OP           :「gravitation」作詞 - atsuko / 作曲 - atsuko、KATSU / 編曲 - KATSU / 歌 - angela
ED           :「Azurite」作詞 - SHUMA / 作曲・編曲 - YUPA / 歌 - 浦壁多恵

参照元        :Wikipedia「ヒロイック・エイジ」

【あらすじ】
 遠い未来、宇宙には自らを「黄金の種族」と呼ぶ者達がいた。星々を創り、未来を知る彼らはまだ未熟な他の種族に呼びかける。「いでよ―――」と。後に宇宙には、それに応えた「銀の種族」「青銅の種族」「英雄の種族」が現れ、惑星をも容易に滅ぼす力を持つ英雄の種族はやがて争いを起こし、結果多くの種族が滅びに瀕することとなる。黄金の種族が戦いを諌めた時には英雄の種族は5人にまで減っていた。黄金の種族は彼らに「自らより弱い種族に宿り、彼らのために生きるという」罰を与える。英雄の種族を宿した者は"ノドス"と呼ばれる、宇宙の命運を握る存在となった。 Wikipedia「あらすじ」冒頭

【特徴】
①宇宙
②戦艦、艦隊、ロボット、超能力
③サイエンス・ファンタジー+ヒロイック・ファンタジー
④粛然とした雰囲気、シリアス

【長所】
①意図的に背景説明を分けて放送し、難解にしている
②用語の説明とキャラクターに関する設定の説明が無い
③考察の余地が有る

【短所】
①戦闘シーンが多く、飽きが来る。また、戦闘に緊張感は無い。

【短評】
{netabare} 物語の背景を理解した上で視聴しないと難しく感じると思います。また、用語の説明やキャラクターに関する設定の説明が省かれている為、調べる手間の掛かるアニメでした。

 まずは長所ですが、本作は凝った背景を見せる事に重きを置いた作品だと私は思いました。何故ならば①のように分かり難く放送する事で話を難解にし、考察する事を促していると感じたからです。また、②についても同じ理由から考察を促していると思いました。これらの分かり難い内容以外の長所を探しましたが特に見つけられず、①②に共通している③の考察要素が本作最大の長所だと感じました。

 次に短所です。鉄の種族である人類は、銀の種族、銅の種族、エイジ以外の英雄の種族(ノドス)4人と敵対関係にある為に絶え間なく戦闘を繰り返します。主要な人物に関するシーン以外が殆ど戦闘描写となり、飽きが来ます。しかも、エイジは設定上他のノドスより強いので人類が窮地に立たされてもエイジに必ず救われます。同様にエイジ自身が窮地に陥っても絶対に助かってしまうと予想出来てしまい、緊張感を感じず飽きが来ます。{/netabare} 

【総括】
 派手なバトルシーンやアクションシーンに重きを置く作風ではなく、凝った世界観と物語を理解しながら観る作品です。尚、作画、音楽、声優、キャラは落ち度が無く良質な作品だと思いました。物語の内容は考察するポイントが複数あり、考えながら視聴したい方にお勧めです。



【思った事、及び蛇足】

以前、冲方丁の関係する作品を観て
とても楽しめたのでヒロイック・エイジを視聴するに至りました。


本作の厳密なジャンルは分かりませんが
スペースオペラなんだと思います。
ですが西洋ファンタジーと似ているように感じました。
英雄(エイジ)は敵と戦い
王女(ディアネイラ)を守る
この2つが西洋ファンタジーらしく感じさせる要因なのかもしれません。


序盤の数話冒頭は世界の背景を人類の王女であるディアネイラが説明するのですが
これがとても重要でした。
その説明で黄金の種族は現宇宙を去る事が語られているのですが
現宇宙を去った理由は語られていません。
また、去る前に英雄の種族に契約を課す訳ですが
これもまたとても意味深で
現宇宙に残された種族に混乱をもたらし
互いに争うようにさせてしまうのです。


こんな具合に「何故黄金の種族は~」という形で話が進み
話の根幹には黄金の種族が関係する物語でした。


●設定の説明
ヒロイック・エイジ公式サイトより「世界」の項目で補足説明されています。
視聴中不親切に感じたらここを閲覧する事をお勧めします。
ただし、一番下の「星の道と黄金の種族」はネタバレに繋がる恐れがあります。
尚、用語の説明も載っています。
こちらは気になったら見るぐらいで良いと思います。
視聴前に見るとネタバレになりますし。


※因みにWikipediaは完全にネタバレを含む記述でした。


●成分タグ「主人公最強」について
そもそも本作に主人公は居ないような。
エイジを主人公とした場合
彼は拳で星を破壊出来るほど強大な力を持っていますが
エイジの無双を楽しむ作品では無いです。


●成分タグ「もっと評価されるべき」について
恐らくですが
[以下ネタバレを含みます]
{netabare}主要キャラが誰一人死なずに大団円を迎えた事だと思います。
しかも感動を与えてくれる後味の良い終わり方です。
それに、死人が出ない作品は珍しいと思います。{/netabare}
よってもっと評価されるべき事なのだと思いました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 7
ネタバレ

びふぃずす菌 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

姫様かわゆす!感動有!最高傑作!

数々のアニメを見てきている私ですが、この作品は上位に入ると思います。

感動があり、恋愛があり、他のキャラの心情の変化が多数あり、戦闘もあり、あぁ…もう良作ですよ!


銀の種族の会話のシーンは正直退屈でしたが、
戦闘シーン、主人公と姫様との会話のシーンが一番好きでした。

あぁ、姫様可愛いよ姫様(*つー`*)エヘッ

あのですね、皆さんにも共感してもらうために
何回も見直してる変態こと「第四真祖」が選んだ最高の場面を紹介したいと思います。

1話:{netabare}これはもう後半全部ですね!鳥肌がやばかった{/netabare}

2話:{netabare}エイジの歓迎パーティーでエイジが男性恐怖症の姫様に近づくとこ!それからエイジの「猿」みたいな行動に唖然とする姫様の顔がプリティーです。ハァハァ…それからそれから、隔壁を破壊して宇宙に出たエイジと姫様との会話です{/netabare}

※なんかもう、姫様が可愛すぎる場面が多すぎるので大まかにまとめます。

1.姫様とエイジの会話場面!これはどの話でも視聴必須です。自分は何回もリピートしました(*´’Д’):;*.’:;カハッ

2.イオラオスの心情の変化にも注目

3.姫様の口癖が「{netabare}エイジ{/netabare}」であること。←{netabare}姫様がエイジを心配しているとこが可愛すぎてニヤニヤが・・・w。{/netabare}

<観かた>あくまでも薦め
・1回目は全部見てください。(そうすると、話が大体つかめます)
・2回目は話がつかめてない人は全部。ある程度つかめた人は、姫様が出る場面、主人公が出る場面、自分が気になる場面を視聴。
・3回目は1話~数話、15話の後半、最終話の後半。

姫様可愛すぎて…変態になってしまいました。

※↑は、あくまでも2回以上全話観た方のみでお願いします。そうしなければ姫様の可愛さが半減してしまいます。


すべてよくできた作品です

{netabare}15話と最終話の挿入歌がまた感動です!{/netabare}


<キャスト>
エイジ →矢崎 広
ディアネイラ →石川由依
イオラオス →近藤 隆
アネーシャ →清水香里
モビード →松山タカシ
テイル→ 田村ゆかり
メイル →釘宮理恵
ビー →新井里美
パエトー →藤田圭宣
ロム →千葉進歩
プロメ →佐藤利奈
ユティ →小清水亜美
カルキノス →加藤将之
メヒタカ →鈴木千尋
レクティ →沢城みゆき
ヘスティア →世戸さおり
タキウス →岡本寛志
キリス →安元洋貴
イオーダ →久嶋志帆

結構豪華でしょうヤッタ(b´ω`d)ゼィ♪


<内容>
遠い未来、宇宙には自らを「黄金の種族」と呼ぶ者達がいた。

星々を創り、未来を知る彼らはまだ未熟な他の種族に呼びかける。「いでよ―――」と。後に宇宙には、それに応えた「銀の種族」「青銅の種族」「英雄の種族」が現れ、惑星をも容易に滅ぼす力を持つ英雄の種族はやがて争いを起こし、結果多くの種族が滅びに瀕する事となる。黄金の種族が戦いを諌めた時には英雄の種族は5人にまで減っていた。黄金の種族は彼らに「自らより弱い種族に宿り、彼らの為に生きるという」罰を与える。英雄の種族を宿した者は"ノドス"と呼ばれる、宇宙の命運を握る存在となった。

しばらく後、惑星オロンと呼ばれる星に一隻の宇宙船が墜落する。黄金の種族によって船は救われるが、その時には船員は赤ん坊一人だけが残されていただけであった。黄金の種族は英雄の種族の中でも強大な力を持つ\"ベルクロス\"をその赤ん坊の内に宿し、彼に赤ん坊を守るように命じる。また、赤ん坊の属する種族を最後の進出者「鉄の種族」と名づけ、彼らに「人類へ―――ここに、お前たちの運命を握る子供がいる」とメッセージを送った。後に黄金の種族はこの宇宙を去り、別の宇宙へとまた旅立っていった…。

黄金の種族が去った後、銀の種族は他の種族を支配し、鉄の種族=人類を敵と定め、彼らを滅ぼす事を決めた。人類の若き王女ディアネイラは、戦闘母艦アルゴノートにて、人類の最後の希望=ノドスを捜索し、ついに見つけ出す事に成功する。人類のノドスであるエイジは、銀の種族を退け、人類を救う事ができるのか?

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18

司狼神威 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

蒼穹のファフナーのスタッフが送る・・・

ファフナーは感動作品だったけど、これはモラルや、秩序、歪み、憎悪、信頼、友情、愛情、すべてのものが感じられる作品だと思う。


主人公最強とタグがあるが・・・・別に・・・いうほどではない・・。
確かに強いですが、「最強」という言葉はどうかなと・・・。
どんだけ圧倒的な力があるのかと思いきや・・そうでもない・・。
苦戦もするし、怪我も負う、みんなの力をかりて勝つ場面もある・・・
はっきりいって、最強ではない!!!
最強というのは「日比野ハレルヤ」並みに周りとはケタが違うというものだ・・・。

だが、主人公エイジはそこまでではないw

結構レビューを見てて「スカっとしたい人にはお勧め」なんてレビューを見るけど、全然スカっとするほど強くない・・。

むしろこのアニメは物語のほうが素敵だ。
戦闘アクションよりも、人間にあるべき姿、望むべき理想の形を描いている。
とても温かい物語だ。

いろんな視点から物語を見てほしいと思う。
一つのことでも視点を替えれば違うとらえ方ができるw

これは色んな種族が個々の歴史、想いに添って物語が展開していくので、ぜひいろんな種族の立場になって物事を考えてみてほしいなと思う。


あと・・・ヒロイン「エイジ」言い過ぎw
ちょっと数えたくなるくらい「エイジ」って言いますwww

あと専門用語が沢山出てくるw
そして物語上で説明は一切ないw

ただ、物語を通して言葉の意味が分かるので、あえて説明しなくてもいいかな・・・みたいなw
あ、別にめんどいからとかじゃないおw


とりま、あらすじだけでものっけときますw

遠い未来、宇宙には自らを「黄金の種族」と呼ぶ者達がいた。

星々を創り、未来を知る彼らはまだ未熟な他の種族に呼びかける。「いでよ―――」と。後に宇宙には、それに応えた「銀の種族」「青銅の種族」「英雄の種族」が現れ、惑星をも容易に滅ぼす力を持つ英雄の種族はやがて争いを起こし、結果多くの種族が滅びに瀕することとなる。黄金の種族が戦いを諌めた時には英雄の種族は5人にまで減っていた。黄金の種族は彼らに「自らより弱い種族に宿り、彼らのために生きるという」罰を与える。英雄の種族を宿した者は"ノドス"と呼ばれる、宇宙の命運を握る存在となった。

しばらく後、惑星オロンと呼ばれる星に一隻の宇宙船が墜落する。黄金の種族によって船は救われるが、その時には船員は赤ん坊一人だけが残されていただけであった。黄金の種族は英雄の種族の中でも強大な力を持つ"ベルクロス"をその赤ん坊の内に宿し、彼に赤ん坊を守るように命じる。また、赤ん坊の属する種族を最後の進出者「鉄の種族」と名づけ、彼らに「人類へ―――ここに、お前たちの運命を握る子供がいる」とメッセージを送った。後に黄金の種族はこの宇宙を去り、別の宇宙へとまた旅立っていった…。

黄金の種族が去った後、銀の種族は他の種族を支配し、鉄の種族=人類を敵と定め、彼らを滅ぼすことを決めた。人類の若き王女ディアネイラは、戦闘母艦アルゴノートにて、人類の最後の希望=ノドスを捜索し、ついに見つけ出すことに成功する。人類のノドスであるエイジは、銀の種族を退け、人類を救う事ができるのか?

まぁ、参照ですがw
こんな感じですw

いちお、ロボットアニメなんでwwww
主人公はノドスでまぁ、、、生物兵器みたいなもんですがw

ファフナーのスタッフが作ってるって感じがもろ分かると思うのでファフナーが好きな人には断然お勧め!!!
ごり押しですw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

65.7 7 陰謀で変身なアニメランキング7位
しゅごキャラ!(TVアニメ動画)

2007年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (197)
1445人が棚に入れました
『しゅごキャラ!』は、PEACH-PITの漫画作品及びそれを原作とするTVアニメ。
「クールでカッコいい」と評判の小学4年生の女の子・日奈森あむ。
でも、本当は、口下手で意地っ張りな捻くれた性格であり、これが災いして、同校ならず他校生からも尊敬されたり恐れられているだけでなく、家族にまで誤解されて辟易していた。ある日の朝、彼女のベッドにはチェック柄の3つのたまごが…。
そしてその中から「しゅごキャラ」と名乗る3人の小さな少女・ラン・ミキ・スゥが生まれたのだった。

声優・キャラクター
伊藤かな恵、阿澄佳奈、加藤奈々絵、豊崎愛生、高木礼子、千葉紗子、中村知子、阿部敦、中村悠一、沢城みゆき、間島淳司、水樹奈々
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

『なかよし』最後の「変身(魔法)少女」ヒット作であり、《癒し・浄化》系ヒロインの行き止まり?

(2019.3.24)完全オリジナル・シナリオの第3期を新規レビューとして分離。
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本作については、マンガ連載&アニメ放送の末期(2010年初め頃)に、ちょっとしたコスプレ人気が出て話題になっていたそうで(“なぎひこ”人気?)、大ヒットとはいえないけど、中ヒットくらいはしていた作品なのでしょうね。

下記のように、これまで幾つもの人気作品を生み出してきた少女マンガ雑誌の雄『なかよし』ですが、少子化が進み、発行部数が全盛期の何分の一にも落ちてしまったここ10年程では、残念ながら本作くらいのヒットがせいぜいなのかも知れませんね。

しかも、本作以降は、これといった人気作が出ず、最近になってようやく、全くのオリジナル作品ではなく、かっての大ヒット作品の続編という形で『カードキャプターさくら -クリアカード編-』が少し話題になっている程度・・・というのはなんだか寂しいです。


◆『なかよし』連載→アニメ化でヒットした「変身(魔法)少女」マンガの一覧
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(1) 『美少女戦士セーラームーン』(武内直子) 
  連載(1992年2月-1997年4月)、アニメ(1992年3月-1997年2月) ※個人評価 ☆ 3.7 (旧作) ★ 4.3 (新作)
(2) 『魔法騎士レイアース』(CLAMP)
  連載(1993年10月-1996年4月)、アニメ(1994年10月-1995年11月) ※個人評価 ☆ 3.5
(3) 『怪盗セイント・テール』(立川恵)
  連載(1994年10月-1996年10月)、アニメ(1995年10月-1996年10月) ※個人評価 ☆ 3.8
(4) 『カードキャプターさくら -クロウカード編・さくらカード編-』(CLAMP)
  連載(1996年6月-2000年8月)、アニメ(1998年4月-2000年3月) ※個人評価 ★★ 4.6
(5) 『東京ミュウミュウ』((原作)吉田玲子 (作画)征海未亜)
  連載(2000年9月-2003年2月)、アニメ化(2002年4月-2003年3月) ※個人評価 ★ 4.0
(6) 『ぴちぴちピッチ』((原作)横手美智子 (作画)花森ぴんく)
  連載(2002年9月-2005年4月)、アニメ化(2003年4月-2004年12月) ※未視聴(未評価)
(7) 『シュガシュガルーン』(安野モヨコ)
  連載(2003年9月-2007年5月)、アニメ(2005年7月-2006年6月) ※個人評価 ★ 4.0
(8) 『しゅごキャラ!』(PEACH-PIT)
  連載(2006年2月-2010年2月)、アニメ(2007年10月-2010年3月) ※個人評価 ☆ 3.7
(9) 『カードキャプターさくら -クリアカード編-』(CLAMP)
  連載(2016年7月-連載中)、アニメ(2018年1月-6月) ※個人評価 ★ 4.0
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※この他、『プリキュア』シリーズも毎年スピンオフ・マンガが『なかよし』に連載されていますが、こちらはあくまで東映アニメーションのアニメ企画が先という関係なので除外しています。


◆PEACH-PIT原作、3スタイル(のち4スタイル)に変身する「トキメキ系魔法少女」だが・・・

『ローゼンメイデン』で知られる二人組女性マンガ家《PEACH-PIT》の原作らしく、本作は絵柄が凝ってて華麗(それでいて可愛い)、そして、ひとりひとりのキャラの能力設定も細かくて、よく考えられているなあ・・・と第1話からずっと感心しながら見ていたのですが・・・

《PEACH-PIT作品は、序盤(だけ)は面白い・・・の法則》 発動!

ある意味で、本作一番の注目回(※というか、ネタ回)といえる第38話「キーとロックとアイツとあたし!」(※{netabare}ヒロインの持つハンプティー・ロックと、相方(イケメン猫耳男)の持つダンプティ・キーが急接近する回{/netabare})を見終わったあとは、何だかグダグダ・ズルズルとした水増し回ばかりが続いて、作品自体はよくもまあ次から次へと・・・という感じで新たなキャラや設定が続々と登場してくるのだけど、コレ結局、{netabare}この2人の持つアイテムが合わさって何かが起きる話{/netabare}なんでしょ?…早く話を前に進めてよ、じれったいなあ・・・と思い続けて延々60数話経過・・・

《これが女の子にできる戦い方なんだ!》

と叫んで一念発起したヒロインが、最終盤の第99話に至って、ようやく{netabare}例のロックとキーを噛み合わせ、遂にお待ちかねの超展開{/netabare}が起こりますが・・・それまでに私の興味関心は、ズタボロに擦り切れてしまっていたのでした(な、長すぎる道のりだった・・・)。

本作の場合、原作マンガは全12巻で、そのうち最後の2巻は続編なので、実質10巻に満たない分(40数話ほど)を、アニメ化に際して、1-2期併せて計102話に水増ししていて、下記にあるように、102話中、過半数の59話がアニオリ回になっています・・・ということで、流石にこれは水増しが過ぎるでしょ。

※因みに、『カードキャプターさくら』(旧作)の場合は、原作マンガは本作と同じく全12巻ですが、こちらはアニメ化に際して計70話に再構成し、なおかつ後半の「さくらカード編」については、CLAMP大川七瀬氏ご自身がシリーズ構成・脚本(全話)を担当して、例えアニオリ回であっても、全く中だるみ感・水増し感のない完璧な作品に仕上げられています。

PEACH-PITさんは自身の原作マンガのアニメ化に際して、あれこれ注文をつけない、アニメ制作会社やスポンサーにとっては“良い人”なのかも知れませんが、これでは流石に、原作マンガの方が可哀そうだと思ってしまいました。


◆テーマは「私にもできる癒し・浄化」?

本作の内容としては、{netabare}聖夜学園小5年星組に転入してきたクール&スパイシーな少女・日奈森亜夢(ひなもり・あむ)ちゃん(※のち6年に進級)が、学園の仲間たちとともに身近な人たちの「ネガティブハートにロックオン!」して《癒し・浄化》していく話{/netabare}・・・ということですが、本作の肝(きも、一番重要な部分)は、そこではなくて、

上にもチラっと書いてありますが、{netabare}ヒロインの持つハンプティ・ロックと、相方の持つダンプティー・キーを噛み合わせると、奇跡が起きて大量のバツタマ(要は人々のマイナス・エネルギーの塊)が浄化されて、純白の「エンブリオ」が出現する、{/netabare}という点にあります。

・・・って、「エンブリオ」って何?
そう思って検索した人は沢山いるんだろうな、きっと。

全話見終っての個人的な感想は・・・そうですね、ちょっと微妙・・・。
同じ《癒し・浄化》系ヒロインでも、『愛天使伝説ウェディングピーチ』とか『ナースエンジェルりりかSOS』に比べると、何だか癒す対象が随分と身近になっちゃったな・・・と。
世界を滅ぼしかねない凄い憎悪とか怨念とか、そういったものをヒロインが一命を賭して《癒し・浄化》する・・・というタイプの先行作品に比べると、本作のヒロインって、{netabare}せいぜい身近な思い人や、その周辺人物たちの孤独な傷ついた心を《癒し・浄化》する{/netabare}・・・ってだけに見えて、これはこれで一つのテーマとして成り立つものなのだろうけれど、何だか《癒し・浄化》系「変身(魔法)少女」も行き着くところまで行っちゃったのかな?という何とも微妙な感想になってしまいました。

本作を大好きな方も、本サイトには何人もいらっしゃると思うので、そういう方々の感想もこれから色々と読んでみたくなりました。


◆視聴メモ

・ヒロイン亜夢ちゃんその他の変身(キャラなり)時の呼称が、「アミュレット(amulet、御守り)~」
 ※例 アミュレットハート、アミュレットスペード、アミュレットクローバー、アミュレットダイヤ、アミュレットエンジェル、アミュレットデビル、アミュレットフォーチュン
{netabare}
・第9話視聴時点
魔法が余り出てこない“日常回”ですが、割と良質な「感情描写系」(ちょっと『カードキャプターさくら』を思い出させる感じ)の内容で、先行きを期待させる出来。
・第11話視聴終了時点
魔法少女の古典的テーマ(変身した自分は本当の自分じゃないのに、自分の好きな人の憧れが変身した自分・・・ということをヒロインが知って、心が痛む・・・)を垣間見せてくれる回で、先行きを更に期待。
・第25話(“なぎひこ”登場回)視聴終了時点
第9話に続き、良質な日常回。
・第38話視聴終了時点
幾斗の持つキーと亜夢の持つロックって、どう見てもオス・メスの暗喩でかなり見てて恥ずかしい回だと思うけど、こういうところが「少女マンガ」の醍醐味なのかも知れないと思った(「少年漫画」だとこんな微妙な表現逆に恥ずかしくて出来ないと思う・・・)。→本作の人気の理由はここかも?
・第42-43話視聴終了時点
ガチ少女向け「魔法少女アニメ」にお馴染みの展開だけど、シナリオ自体はいまいち(『レディ・ジュエルペット』の方が数倍良いと思う)。
・第100話視聴終了時点
ありがちな《癒し・浄化》系「変身(魔法)少女」アニメの最終話的な展開に。{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作マンガ      PEACH-PIT(『なかよし』2006年2月-2010年2月連載)
監督         安田賢司(1期・2期、3期は総監督)、伊藤達文(3期)
シリーズ構成     島田満(1期)、大野木寛(2期・3期)
キャラクターデザイン 崔ふみひで
音楽         Di'LL
アニメーション制作  サテライト{/netabare}


◆作品別評価

(1) 第1期  (51話) ☆ 3.9 ※うち25話アニメ・オリジナル(25/51=約49%)
(2) 第2期  (51話) ☆ 3.5 ※うち34話アニメ・オリジナル(34/51=約67%) 
----------------------------------------------------------------
  総合 (計102話) ☆ 3.7 ※うち59話アニメ・オリジナル(59/102=約57%)  

※原作マンガ ★ 4.0 (全12巻で、そのうち1~10巻までの内容をアニメ化、残り2巻は別展開)

※なお、この後、完全アニメ・オリジナルの

(3) 第3期 (25話) ☆ 3.7 (※各話の後半はショートアニメ)

が放送された。
(※{netabare}小学2年生の新キャラりっか(女)とひかる(男)の二人の心の成長を、小学6年生の亜夢・なでひこやゆま、小学5年のややが適宜アドバイスしサポートしていく展開{/netabare}で、いい感じで「ちっちゃい子の教養アニメ」になってる。)


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回
*付きは原作マンガにはないアニメ・オリジナル回

=========== しゅごキャラ! (第1期) (2007年10月-2008年9月) ========

 - - - - - OP「こころのたまご」、ED「ホントのじぶん」 - - - - -
{netabare}
第1話 しゅごキャラ誕生! ★ 聖夜学園小5年星組・日奈森亜夢(ひなもり・あむ)、ラン誕生、伝説のハンプティ・ロックを受け継ぐ者、キャラなり
第2話 こころのたまご! ☆ ガーディアンからの誘い、ミキ誕生
第3話 サクッとふわっとスゥにおまかせ! ★ お菓子作り、スゥ誕生、唯世の家訪問(王子様?)
第4話 あたしが切り札!? ☆ 亜夢ジョーカーになる、幾斗の忠告、暴走×(バツ)キャラ浄化
*第5話* シュート!×キャラをやっつけろ! ☆  
第6話 キャラなり!アミュレットスペード! ☆ プリマの夢、プラネタリウムの人、ミキとのキャラなり
*第7話* ちいさなたまご! ☆ 妹・日奈森亜実(ひなもり・あみ)回
*第8話* 君の瞳に恋してるっ! ☆ 恋するハイテンション少女・渡会美咲(わたらい・みさき)
*第9話* 藤咲家の七不思議!? ★★ 日舞藤崎派、初めての外泊 ※ここで感情描写系の良作と確定
*第10話* キャラなり!アミュレットクローバー! ☆ スゥとのキャラなり
第11話 雪山の休日! ★ 空海の祖父の家で合宿 ※魔法少女の古典的テーマが垣間見える回
*第12話* 悲しみのクリスマス・イブ! ★ 月詠幾斗&ほしな歌唄の謎 ※初のシリアス展開{/netabare}

 - - - - - OP(変わらず)、ED「恋愛♥ライダー」 - - - - -
{netabare}
第13話 大波乱!ニューイヤーライブ! ★ 続き、イースター社の狙い
*第14話* ゲレンデにしゅごキャラ!?スノッペ登場! ☆ スノボ少女・鳥居美冬(とりい・みふゆ)
*第15話* 雪原の大攻防!スノッペを救え! ☆ 続き、二階堂先生への疑惑
*第16話* ワン・ツー・スリー☆ハートのマジック! ★ 魔法少年ゼロ、二階堂の黒い策謀
*第17話* スピーチコンテスト危機一髪! ★ 続き、空海と唯世の仲違い?
*第18話* うれしはずかし初デート! ★ 水族館デート(唯世)、ハンプティ・ロックを開けるダンプティ・キー(幾斗)
*第19話* パパとママの思い出! ☆ 亜夢の両親の馴れ初め
*第20話* 君への贈り物! ☆ 空海の幼馴染・詩音の夢、歌唄のゲリラライブ
第21話 しゅごキャラ誘拐される! ★ 二階堂のエンブリオ生成計画 ※シリアス展開
第22話 しゅごキャラ救出大作戦! ★ 続き、歌唄の本心、歌唄キャラなり(ルナティック・チャーム)、幾斗のサポート
第23話 リメイクハニー!なりたい自分! ★★ 続き、二階堂の過去、スゥ大活躍 ※キャラなり3連発が見れる貴重な回
*第24話* 心のスケッチ! ☆ 亜夢の一番好きな場所 ※半総集編
第25話 なでしこ!春なのにさよなら!? ★★ “なぎひこ”登場、縁結び神社、旅立ち・再会の約束 
第26話 新しいはじまり! ★ ロックとキーの接近(遊園地)、初代キング、空海卒業{/netabare}

 - - - - - OP「みんなだいすき」、ED「Kiss!Kiss!Kiss!」 - - - - -
{netabare}
第27話 四つ目のしゅごたま! ★ 6年進級、転入生・真城りま(ましろ・ りま)、心の曇りと×たま
第28話 ジョーカー失格?新ガーディアン登場! ☆ 続き、新しいJackとQueen、三条海里(4年)、りまキャラなり
第29話 キャラなり!?アミュレットエンジェル! ★ 亜夢・空海・歌唄3人キャラなり、兄妹
第30話 星組VS月組!チアガール大活躍! ★ 亜夢とりま・三条の考え方の違い、亜夢の実力調べ
第31話 プリティベイビィ☆大騒動! ☆ ややの妹(つばさ)のおもり
第32話 ひとりぼっちのクイーン! ★ りまと亜夢の心の接近
第33話 好きにならずにいられない! ☆ 唯世とのデート、幾斗のちょっかい、海里の心の動揺
*第34話* マジ!?幽霊屋敷大冒険! ☆ 亜夢&りま協力して×たま浄化
*第35話* 初恋のウェディング・ケーキ! ★ 亜夢の幼少時の憧れの人のエピソード
*第36話* 黄金の王子!・前編・ × 留学生(南国の王子)のエピソード ※安直な水増し回
*第37話* 黄金の王子!・後編・ × 続き ※同上
第38話 キーとロックとアイツとあたし! ★★ ロック奪取、幾斗のロック回収、二人の接近、拒絶
第39話 キャラなり!プラチナロワイヤル! ☆ 唯世の幼少時、プラネタリウムでの対話、唯世キャラなり{/netabare}

 - - - - - OP(変わらず)、ED「ガチンコでいこう」 - - - - -
{netabare}
第40話 りま!こころのアンロック! ★ りまの退部騒動、学園理事長、りまの本心
第41話 ホントのじぶん! ☆ 海里のスパイ告白、改心
第42話 ほしな歌唄!最後の戦い! ☆ 唯世と幾斗・歌唄の関係、アミュレットデビル、亜夢の答え
第43話 キャラなり!アミュレットダイヤ! ☆ 歌唄の心の歌、セラフィックチャーム、三条姉の改心
第44話 ココロのきらめき! ☆ 海里の告白・別れ ※半総集編
*第45話* がんばれ!誠一郎! ★ 下級生(小4)のピアノ少女&少年のエピソード
*第46話* りま降臨!?お笑いの神様! ☆ お笑い芸人を目指す少女のエピソード
*第47話* あたしが歌唄のマネージャー!? ☆ イースター社退社後の歌唄のエピソード
*第48話* ややにお願い! ☆ 幾斗へのエンブリオ捕獲要求、ややのキャラなり(ディアベイビー
*第49話* バイオリンの秘密!風に舞う音符! ☆ 幾斗のバイオリン演奏、バイオリン職人の娘のエピソード
*第50話* まじで発見!?エンブリオ! ☆ イースター社研究所のエンブリオ生成実験
*第51話* エンブリオをこの手に! ★ エンブリオと亜夢の願い、幾斗の亜夢救出、幾斗の願い{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)4、★(良回)19、☆(並回)26、×(疑問回)2 ※個人評価 ☆ 3.9


/////////////////////////////////////////////////////////

======== しゅごキャラ!!どきっ (第2期) (2008年10月-2009年9月) =====

 - - - - - OP「みんなのたまご」、ED「ロッタラロッタラ」 - - - - -
{netabare}
*第52話* めいっぱいのキラキラ! ☆ ※ほぼ第1期の総集編
*第53話* ぶっちゃけ大忙し!? ☆ ※同上、但しラストに新キャラ(ルル)登場
*第54話* えぇ?新しいお友達!? ☆ ルルのエンブリオ奪取計画、まなみキャラなり「フラワードリーム」(ナゾたま被害者)
*第55話* 翼に歌の心をのせて! ☆ 歌唄の大ファンひとみ(ナゾたま被害者)
第56話 大空へ!飛び立つキモチ! ★ 藤咲“なぎひこ”復学(新Jack)、宇宙好き少年(ナゾたま被害者)
*第57話* 激カワ危機一髪! ☆ 可愛いモノ好きの空手少年
*第58話* パニック・イン・すもも組! ☆ 妹亜美の幼稚園の話
*第59話* ほしな歌唄!新しい出発! ★ バイオリンを失くした幾斗、歌唄ライブ応援
*第60話* ラッキー・デーは告白日和? ☆ 占い大好き少女こよみ、唯世の好きな人
*第61話* 届け!キランの思い! ☆ 引っ込み思案少女ひなこのしゅごたま
*第62話* りまVSなぎひこ!ふたりはライバル? ☆ 亜夢の親友
*第63話* ルルの完璧クリスマス! ☆ ルル一家への訪問、ルルとの親和の芽、ルルの願い
第64話 新春!キャラなり初笑い!? ☆ 幾斗の“父”{/netabare}

 - - - - - OP「しゅごしゅご!」、ED(変わらず) - - - - -
{netabare}
第65話 雪の日はナイショがいっぱい? ☆ 幾斗の居候開始 ※原作マンガだとアニメの第74話にあたる話に続く
*第66話* お騒がせ!猫耳少女!? ☆ 続き、変身美少女キャットイヤー
*第67話* UFO少女あらわる! ☆ 
*第68話* さようなら、山吹沙綾… ☆{/netabare}

 - - - - - OP(変わらず)、ED「co・no・mi・chi」 - - - - -
{netabare}
*第69話* 初恋?ラブアタック! ☆ りまの誕生日、りまへ告白したい少年
*第70話* チョコなんか大っきらい!? ☆ 校内ヴァレンタイン・チョコ・コンテスト
*第71話* 険しき誠の道!海里再び! ☆ 海里との再会
*第72話* 激震!おばあさま登場!! ☆ ルルの祖母、ルルの友人の品定め、たこ焼き娘の夢
*第73話* (秘)!仲直りのレシピ? ☆ お料理上手になりたい少女、ラストで幾斗の異変 
第74話 どっきどきのホワイトデー! ★ 幾斗の居候、唯世の来訪・告白、幾斗の個人事情 ※第65話の続き
第75話 バレた!?歌唄が家にやってきた! ☆ 歌唄の個人事情、ラーメンこだわり少年 
第76話 新たなる敵!?月夜のバトル! ☆ 心が空っぽの人たち、イースター社に操られた幾斗、唯世の懸念{/netabare}

 - - - - - OP「おまかせ♪ガーディアン」、ED「MY BOY」 - - - - -
{netabare}
第77話 衝撃!壊された初デート!? ★ 幾斗の嫌味と亜夢の怒り ※幾斗のお風呂回
*第78話* あむちゃんのなが~い一日!? ☆ 亜夢の後悔、双子の喧嘩の仲裁
第79話 イクトとあむ 悲しみのバトル! ☆ 空海の兄弟、幾斗キャラなり(デスレーベル)、幾斗vs.唯世・亜夢
第80話 信じるキモチ!プラチナハート! ☆ 続き、エンブリオ出現 ※後半は総集編
*第81話* 潜入!イースター社!? ☆ 幾斗救出作戦 
*第82話* 熱闘!私がエースになる! ☆ 野球少女なつこ
*第83話* すれちがいの音楽博覧会? ☆ ルルの幾斗解放、本当の踊り(なぎひこ活躍)
*第84話* 二階堂先生は先生だったぁ!? ☆ 亜夢の将来の夢、先生になりたい少女
*第85話* ち~す!噂のギャル登場!! ★ カリスマ読者モデル桜井ゆあ(しゅごキャラ持ち)の本当の夢
*第86話* 響け歌声!あの日のあたしに!! ★ 続き
*第87話* ナナを救え!しゅごキャラナース出動? ☆ ルルのしょごキャラ(なな)の病気、お泊り会、ナゾ玉の秘密暴露
*第88話* 激突!ナゾたま大暴走! ★ 続き、ルルがエンブリオを捜す理由、ナナのナゾたま化
*第89話* 心、わかりあえて。 ★ ルルなぞキャラなり、母の本心、ルルのフランス帰国{/netabare}

 - - - - - OP「School Days」、ED「Take It Easy!」 - - - - -
{netabare}
*第90話* 伝えたい!このキモチ! ☆ 愛の告白コンテスト、苦悶するデスレーベル、エンブリオ出現
第91話 全開!僕のリズム! ☆ なぎひこのしゅごキャラ(リズム)誕生、キャラなり「ビートジャンパー」
第92話 クールに決めろ!ビートジャンパー! ☆ 続き
*第93話* ほしな歌唄、未来への飛翔! ☆ 
*第94話* 進め!みけねこ捜索隊!? × ※バイオリンや絵本の話をダラダラ引っ張りすぎで流石に厭きる 
*第95話* りまとやや、真珠の絆! ☆ 地下室に閉じ込められたりまとゆゆ
*第96話* 届かない声、くだかれる思い。 ☆ 囚われの幾斗
第97話 唯世とイクト、運命のホロスコープ! ☆ 唯世・歌唄・幾斗の過去
第98話 復活!輝きの舞姫! ☆ てまり再誕生
第99話 思いは一つ!ガーディアンの戦い! × 女の子にできる戦い方 ※ようやくダンプティキー&ハンプティロック合わせ込みだが展開が遅すぎる
第100話 誕生!2つのキャラなり! ☆ 幾斗の記憶、亜夢の選択、キャラなり(アミュレットフォーチューン、セブンシーズトレジャー)
第101話 破かれた絵本!悲しき秘密! ☆ 巨大×キャラ出現・浄化、エンブリオ出現、御前の正体、失われた絵本のページ{/netabare}

 - - - - - OP(変わらず)、ED「ホントのじぶん」 - - - - -
{netabare}
第102話 夢のたまご、なりたい自分。 ☆ 巨大×キャラ再出現・浄化、女の子にできること(幸運の四葉、true love)、後日譚{/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)8、☆(並回)41、×(疑問回)2 ※個人評価 ☆ 3.5


※第3期は別途レビュー

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14
ネタバレ

ツミツミン さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

なりたいように、なればいいじゃん!

★あらすじ★
「クール&スパイシー」と尊敬されたり恐れられたりしている主人公・日奈森あむ。でも実は意地っ張りで口下手で恥ずかしがり屋さん。ある日、あむのベッドの中にチェック柄の3つのたまごが現れ、中からラン、ミキ、スゥの3人のしゅごキャラが生まれた。その後、あむは彼女と同じくしゅごキャラの持ち主の子供たちのみで構成された聖夜学園の組織・ガーディアンとともに何でも願いを叶えてくれるという真っ白な卵・エンブリオを狙うイースター社との戦いに巻き込まれていく。

"All kids holds an egg in their souls the egg of our hearts, our would-be selves, yet unseen…”

★キャスト★
日奈森 亜夢(ひなもり あむ)ー 伊藤かな恵
ランー 阿澄佳奈
ミキー 加藤奈々絵
スゥー 豊崎愛生
辺里 唯世(ほとり ただせ)ー 高木礼子
キセキー 三宅華也
藤咲 なでしこ / なぎひこ(ふじさき なでしこ / なぎひこ)ー 千葉紗子
てまりー 柚木涼香
リズムー 宮田幸季
相馬 空海(そうま くうかい)ー 阿部敦
ダイチー 吉野裕行
結木 やや(ゆいき やや)ー 中村知子
ぺぺー こやまきみこ
真城 りま(ましろ りま)ー 矢作紗友里
クスクスー 成田紗矢香
三条 海里(さんじょう かいり)ー 斎賀みつき
ムサシー 岡本信彦
天河 司(あまかわ つかさ)ー 石田彰
月詠 幾斗(つきよみ いくと)ー 中村悠一
ヨル(&バツたま)ー 沢城みゆき
ほしな 歌唄(ほしな うたう)ー 水樹奈々
イルー 今野宏美
エルー 氷青
二階堂 悠(にかいどう ゆう)ー 間島淳司
三条 ゆかり(さんじょう ゆかり)ー 夏樹リオ

★感想★
絵から見てもわかるように、小さい子向けのアニメです。でもなのになんでこんなに声優が豪華なんだぁぁ!!><。小さい子向けだけど、どの世代でも気軽に観られるアニメだと思います。個人的には大好きなアニメです♡

観始めたきっかけとしては…やっぱり、イクトですね。あるサイトで、たまたまイクトの画像を見て、「すっご、かっこいい!」ってなって、調べたらしゅごキャラというアニメの中に出てくるキャラだったので…

1話目の3分くらい見て、「ああやっぱり小さい子向けのアニメか…」って思ってたらいきなり「クール&スパイシー」なあむちゃん、登場!{netabare}「ちょっと…通れないんだけど。」{/netabare}って…きゃああ、何これ!カッコイイ!!ってなりました笑。そのあとも、あむちゃんの「クール&スパイシー」のおかげですんなりアニメに引き込まれました。あのクールから恥ずかしがり屋のギャップが可愛くて可愛くて…そしてまたまた! {netabare}「用もないのに気軽に触らないでくれる、おちびさん。」{/netabare}って…もう伊藤さん最強!!泣泣

そしてそして、1話め後半、やっとイクトくん登場。案の定、画像で見た通りのイケメン!><中村さんの声も超セクシー。観てるだけで息が荒くなりましたw

イクトが出てくるお気に入りの回は…第33話かな。いや、第4話もいいな…イクトが出てくる回、全部好きです!(すごくキュンキュンしますw)でも男子にはどうなのかな…
第33話のあむ&イクトが{netabare}アイスを食べてる{/netabare}シーン、必見です!そしてこの回でイクトが{netabare}ベンチに座って片方の膝を抱えてあむをじっと見つめている{/netabare}とこ、イクトがかっこよすぎて、私、気絶しそうでした…何言ってるかわかんないですよね、気にしないでください…(説明下手だから…泣)第4話はイクトがあむの{netabare}耳を「かぷっ」って口で咥えます{/netabare}。あああああもうぅぅぅ、とにかくイクト最高!!

でもイクトのしゅごキャラ、なんで{netabare}ネコ{/netabare}なんでしょうね?いや、ヨルがいけないと言っているのではなくて…むしろ超好きなんですけど…でもしゅごキャラってなりたい自分が具現化したやつだから…イクトは{netabare}ネコ{/netabare}になりたかったのかな??

そろそろイクトの話から離れないと…汗汗。しゅごキャラはところどころで感動できるとこがありました。印象に残ってるのは{netabare}撫子があむちゃんに手紙だけ残して海外に行っちゃったとこですね。あむちゃんが空を見上げながら「撫子…」って言ってるところ、ちょっと切なかったです泣。(撫子、イクトの次に好きなキャラなのでw)。もう一つは空海が卒業する時です。空海がみんなと肩を組んで、「全員合格!」って言ってたの見て、なんかジーンときました。{/netabare}なんかやっぱり子供は大きくなるものなんだなぁって実感しました。まぁその{netabare} ジーン{/netabare}としたあとにイクトが出てきて、あむちゃんと…長くなるのでイクトの話はここら辺にしときます汗。

しゅごキャラはみんな可愛いです。卵からどんなしゅごキャラが出てくるのかなぁといつも期待しちゃいます><。一番好きなしゅごキャラは武蔵です!まぁ岡本くんだからっていう理由もあるけど…でも武蔵可愛いですもん。あ、特にあれが可愛かったです。第33話で(またか!)海里が{netabare}「(メガネかけてないから)よく見えない…」と言ってキョロキョロしてる側で武蔵もキョロキョロしながら「だからメガネをかけろと言ったのに」って海里に対して言ったとこ{/netabare}がお気に入りです。岡本くんの言い方が可愛かったです♡

好きなキャラなりは…あむ&スゥかな。ツインテールが可愛い♡u♡。あむ&エルも好きなんですけど…黙っていれば。でもでも!OP2で「心をアンロック!」っていう歌詞のところであむ&エルの天使のキャラなりが映るんですけど、それがすごく綺麗で、いつも見惚れてました。

あ、あとしゅごキャラといえばバツキャラ。{netabare}「ムリムリムリ〜〜!!」{/netabare}っていうのが印象的の黒卵です。実はあれ、全部{netabare}沢城みゆきさん{/netabare}がやっているそうです。てか{netabare}沢城さんなんかこのアニメで色々なキャラをやっているような(イクトの子供の頃とか二階堂先生の子供のキャラもやってましたし…){/netabare}流石は沢城さんです。

◼︎動物◼︎
ヨルのネコ:ヨルの弟子(?)。{netabare}二階堂先生を探すのを手伝ったり、ヨルに情報を伝えたりと…{/netabare}意外と重要な役割を果たしているんですよね笑笑。

他にも色々動物がいたような気がするんですけど…忘れました汗。

◼︎主題歌◼︎
OP:
「こころのたまご」- Buono!
「みんなだいすき」 - Buono!

ED:
「ホントのじぶん」- Buono!
「恋愛♥ライダー」 - Buono!
「Kiss!Kiss!Kiss!」 - Buono!
「ガチンコでいこう!」 - Buono!

こんな長いレビュー読んでくださって、ありがとうございました。(_ _;)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11
ネタバレ

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

♥なりたい自分♥

原作はPEACH-PITの同タイトル漫画のアニメシリーズ。
変身ヒロインものファンタジー。1期全51話。

メインの登場人物が小学生ですが、少女漫画掲載作品。
表現や内容は女児向けだと思いますが少女向けという。
初見・・商業作品・・絶対売れそう・・ラブコメも良♥
最大の特徴はコンプレックスかな?誰でもあるよね?

日奈森 亜夢(伊藤かな恵)聖夜学園小5年星組。
クールを装う繊細で恥ずかしがり屋なごく普通の少女。

所謂周囲の風評で自分のキャラやポジション等が固まり
それを否定できずにキャラになりきる・・本当の自分は
違うのに・・なんでも出来るわけじゃない・・怖いモノ
は怖いし・・恋愛とか超臆病だし・・まぁあるあるです。
もう視て直ぐに共感してハマってしまった作品♪

もうひとつは「なりたい自分」つまり・・夢や希望とか
将来どうなりたいかって事で・・これ又誰もが考える
事だし・・小学生どころか・・大人でも悩み葛藤する。
本当の自分探しがテーマなので・・解りやすいよね♪

先ずは本当の自分を解って欲しい><b
カッコ付けずに本当の自分をありのままに出したい!

派手なバトルは控えめで「エンブリオ」を探しつつ、自信
を失くし「☓たま」を宿した人との交流等を軸に描いてる。

聖夜学園小の生徒会的存在のキャラ持ちのガーディアン
{netabare}
Kチェア:辺里 唯世(高木礼子)6年星組。通称:王子
Qチェア:藤咲 なでしこ(千葉紗子)あむと同級生
Jチェア:相馬 空海(阿部敦) あむより1歳年上
Aチェア:結木 やや(中村知子)あむより1歳年下
{/netabare}
との学園内外での交流や、何かと行動が被る謎の青年

月詠 幾斗(中村悠一)エンブリオを探し求める美青年。
{netabare}
不器用で口下手な一面があり、周囲に誤解され易い。
本性が掴めない性格で何処か不遜な感じ。 歌唄の兄。
{/netabare}
ほしな 歌唄(水樹奈々)イースター社のアイドルすたー。
{netabareどこか冷めた言動が目立ち、滅多に笑顔を見せない。
負けず嫌い。イクトの妹。可也のブラコンでツンデレ。
{/netabare}
等徐々に恋愛絡みや敵との接触等の複雑な人間模様が
交差して葛藤する内容が増えていく。

設定※基本設定で数話視ると解説される程度のもの。

こころのたまご=全ての子供が宿す「願い」「夢」の卵。
しゅごたま=しゅごキャラのたまご。
しゅごキャラ=なりたい自分が形になった存在。
キャラ持ち=しゅごキャラを持っている人間のこと。
エンブリオ=どんな願いも叶うという特別なたまご。

×たま=こころのたまごが持ち主が悩みを抱えたり、
心の中から無理やり抜かれることで変化したもの。
×キャラ=×たまが孵化したもの。総じて邪悪な性格。

水樹奈々の唄う劇中歌/挿入歌等が可也好きでした♪

その他キャスト

天河 司(石田彰)自称駆け出しの作家。
アルバイトでプラネタリウムの管理をしている青年。

真城 りま(矢作紗友里)
三条 海里(斎賀みつき)
柊 りっか(江里夏)

{netabare}
ラン( 阿澄佳奈)一番目に生まれたあむのしゅごキャラ。
ミキ(加藤奈々絵)二番目に生まれたあむのしゅごキャラ。
スゥ(豊崎愛生)三番目に生まれたあむのしゅごキャラ。
ダイヤ(伊藤かな恵)四番目に生まれたあむのしゅごキャラ。
ヨル(沢城みゆき)イクトのしゅごキャラ。猫耳に尻尾。
イル(今野宏美)歌唄のしゅごキャラ。悪魔のような姿。
エル(氷青)歌唄のしゅごキャラ。天使のような姿
{/netabare}
新井里美/佐藤聡美/保志総一朗/藤村歩/清水愛/中原麻衣
遠藤綾/釘宮理恵/岡本信彦広橋涼/大原さやか 他多数。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

58.6 8 陰謀で変身なアニメランキング8位
VALKYRIE DRIVE -MERMAID-(ヴァルキリードライブマーメイド)(TVアニメ動画)

2015年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (269)
1317人が棚に入れました
ある日突然、人工島の一つマーメイドに移送された少女・処女まもり(とこのめ・まもり)は、島で目覚めて早々に何者かの襲撃を受ける。窮地に陥ったまもりを救ったのは新たに移送されてきた少女・敷島魅零(しきしま・みれい)だった。しかし敵の追撃は止まず、徐々に追い詰められていく魅零とまもり。絶体絶命かと思われたそのとき魅零はまもりに唇を重ねる。まばゆい光に包まれ変化していくまもりの体。一振りの刀と化したまもりを手に魅零は反撃を開始するのだが……。

声優・キャラクター
井口裕香、井澤美香子、久保ユリカ、芳野由奈、田澤茉純、瀬戸麻沙美、原田ひとみ、大西沙織、浅倉杏美、井上喜久子
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

井口さんプリキュアやってまえー(2022年叶いました) それとこの世界に続きを頼む(なぜ一騎当千は続くんだ?)

百合アニメを見てると、自分も女になりたかったなって思うこの頃だが
{netabare}思春期から生理があるし、大学出たら花嫁修業もあるし、仕事に就いても男が基本上司だから話しにくいから、{/netabare}男の方がいいのかもしれないと考える

自ら武器になるアニメってソウルイーターがあったけどこれは本気すぎる、だってんちゅーしたり揉まないと変われないんだから
絵はクイーンズブレイド
胸BSC~GRV全てが勢ぞろい、まるで魔乳秘剣帖を思い出す
他にもクェイサーを思い出した。でも過激度は抑えてある
んちゅーは桜trickやクロスアンジュ
衣服破壊で仕留めるのはキルラキルや閃乱カグラと同じ、フリージングや一騎当千でもあったな
揉むのはダイミダラーで見かけた
それらを彷彿とさせる。これらをみーんな足して、個数で割ったようなもん
OPええな、さっすが飛鳥やでえ
リブレイター=持ち手
エクスター=武器
ハイブリッド=持ち手&武器両用

敷島魅零(持ち手)=小日向未来、雲雀、インデックス、園田優
処女(とこのめ)まもり(武器)=甘ブリにおったヒャッハー園児
シャルロット・シャルゼン(持ち手)=火々里さん
時雨霞(持ち手)=ファラ・スユーフ(シンフォギアGX)

ゲーム買った、全員ハイブリッドの模様
あれ?カグラよりも戦闘面白いかも!(Vitaが数年後進化することを願う、カグラとクロスオーバーすることも願う)
神楽坂倫花=新田美波
神楽坂乱花=はがないの肉
九頭竜桃=両備(武器の心を持っていたが)
猪名川マナ=雪泉(だが心は暗い)
満腹丸ちゃん=目の☆は♣の雲雀、言動は美野里、中人は四季、足して/3したもの
ヴァイオラ=葛城
月影小春=ゼノヴィア
理事長(実は...)=斑鳩
なんでカグラの面子多いんだよwwww

ソーシャル's
如月刹那(持ち手)=しまむー
沙粧うらら(武器)=フィノ・ブラッドストーン
アゼリア・エグナー(持ち手)=前川みく
アリエル・フォッシュ(武器)=鯨井棚子
御崎ことな(持ち手)=犬吠埼樹
桐原このえ(武器)=皐月あやめ
アイドルやってるのが多め

「」の5年&説明が足りない
{netabare}この5つの島は5年の「」を持ってして生まれた
この「」が埋まることはあるのだろうか
主人公は人外だったので5つの人工島の一つへ連行された。そこに彼女を狙っていた女二人
そこに外から金髪の女が飛んできた...「親方ぁ!空から女の子が!」
オマケに喋らない、そしておぶる
お城見つけたので入ってみたら闘技場だったwww
今度は両備と両奈みたいな姉妹でないSMコンビが襲ってきた

2度窮地に立たされたとき、奴の口は開く「その方向に、未来は無いわ」
あの口調、井口さんが別人になってる!?それとも艦これの加賀さん?!

そのんちゅーは園田優の如く...
そして戦闘はSAKIMORIの如く...
でも流石に雲雀の成分はなさそうだ、インデックスみたい大食らいでもなさそうだ
クロスアンジュみたいにダークホースになりそうかも{/netabare}

SAKIMORIの乱入
{netabare}かいつまむ扱いではあるが、まもりにやっと説明が入った
魅零は拘束されてしまった。昔共に戦っていた子を思い出して...
三下だろうと名前呼び間違えんじゃねえwww女の抱き方を知らねえチンピラ風情が...!
んちゅーしかけたら、は?拒否反応?
どうやら持ち手と武器はレベル差があると握れない模様
腕をXにして窓破って乱入、悪いがまもりは貰ってくぜ...
城に喧嘩を売った魅零だった
え?魅零って15なんや!?まもりは16なんに...{/netabare}

居場所確保
{netabare}この世界はただ一人男がいて、叛逆の時を伺っている模様
彼は柊晶(声はルーキー)でも偽善者なのだろうか?
二人は逃げている身
でも魅零はまもりに対して敬語www
この島は入ったら最後、出られない。アルゼナルみたいだが脱走対策はしてある
そこで学園で博打の窓口をしてた子が...
彼女は櫻美鳳(メイフォン)声は花陽ちゃんだと!?

ちょっとした村にやってきた。そこは管理人の風巳とりの(両姫姉さん)が受け持ってる模様

おっシャルロット達がやってきたか、盗みの件で
まもりから来るか...ちょっと成長したな(別な意味で)
だが戦ってる最中にバイクのエンジン音...あの自由人の二人か{/netabare}
蓮実レイン(ハイブリッド)=御神楽星鎖
レディー・J(ハイブリッド)=アーシア

まーたZの手前に...
{netabare}三下達もんちゅーしねえと変われないのか、やはりルールは遵守される。オマケにハジキばっかり
それとあの2人はんちゅーしなくても変われるだと!?
柊に惚れたまもり
だがそれを利用するシャルロットの兵
彼女を漲らせるわけ{netabare}(マスベさせる){/netabare}にはいかねえ!
私は悲しみも背負っている。そして地獄をも経験した。だから幻影なぞ効かねえよ...
まもりは私が貰う、邪魔をするな
って感じ
もう魅零がSAKIMORIにしか見えねえwww{/netabare}

2016年のために立体起動装置を準備し...
{netabare}おいまもり、き~のこきのこ発言やめやwwwwwアンジュのガブッを思い出したwwww
霞と出会ったと同時に地響きが...は?あれ巨人か?女型の?
どうやらこの島に来てパートナーと別れたため巨大化した模様

おーい、盗人が目の前にいるのに見て見ぬふりはwww
それと公衆の面前でんちゅーはやめたげてよおwwwまもりを裁断道具扱いしちゃあアカンwww

初回でまもりを襲った二人はまーたビーチにおった
その時...(女しかいないけど)人類は思い出した...
wwww笑うしかねえなwwwwいくら恩返しのためでもwww
+例のアレも込みです

ちょ、いくらパートナーに会いたいからって巨人のまんま行ったらアカンwww
片方は捕らわれていたのだが救出
そしてダーイブ一閃
デカくなっていたのはタイムラグだったようだ
仲直りできたので、でめたしでめたし{/netabare}

世の中銭?いや愛でしょ&もう一つのクェイサー
{netabare}開幕丁半博打(龍が如くでやんな)
メイフォンは城のメンツとグルになって、物資の盗みとデータのねつ造を援助している模様
やっぱ犯罪は避けられないんだよね、多くの世界は
は?マーメイドフェスタ?ここでもあるんや
あれー?それ聞いたことあるぞ...
確か黒いなのフェイが...

んでもって商品のために大会に出ることに
おい、着替えショーしてたらカグラを思い出すwww

祭り祭り~
前のメンツが^^

と思ったが、票を操作して優勝者をシャルロットにしようとしたので、漲ってあの二人を成敗
っつーかあの二人完全にカーチャさんと華だった。クェイサーの
無論魅零とまもりも同じ行為を...

メイフォン、金があればいいってもんじゃないからね、そのスーツが金で構成されようとも

それと
ちくわとチョコバナナとフランクフルトと茸は
あんま出さないで貰いたいな、どう足掻こうと{/netabare}

やはり彼は...
{netabare}あのバリアを突破できれば帰れるってことだから、あれを操っている(島全体を管理している)のがラスボスだろう
柊は男装までしても世界を暴こうとした努力家だった。
尚、とりのさんは分かっている模様、そしてレベルは高い...www
ちょちょちょ、まもりが柊を見ただけで漲っただと!?wwwww

悪いが2人に正体バラしちゃあアカン...多分魅零は見抜いた
翌朝「また事件ですか?」
そうや立てこもり事件や(ついにんちゅーにも光の盾が...!!)
人質もおったけど奴も罠だった
例え魅零と引き離されようとも柊の姉さんとなら...!
貴女もSAKIMORI(持ち手)だったか...{/netabare}

謎解き
{netabare}柊はレディ・レディに頼み事を依頼
この島の秘密が分かるのか?
もちろん主人公2人も同行することに

ちゃんとまもりを目ガードする魅零はいい子^^(おい、数か月前にやった未来と同じwwwwwシンクロ達成wwwww)
地下に行ったら研究プラントがあった。ここで研究を?
人工のアーム
それが開発され、軍事利用されたから魅零は用なしにされた
その研究がなされていたのか

そこのアームが襲ってきやがった
狙うはまもり!
魅零の姿が変わった!?別のスタイルなのか!?
それとまもりも剣から槍の姿に!?
勇気が力となったか...{/netabare}

この世界の飛鳥、だが心は
{netabare}ついに別の島から動き出した相良百華(髪飾りが黒猫だからまもりと相反する)
彼女はシャルロットの直属兵になった
でも「よろしくにゃん♪」は止めなさい...
何だろう、顔パンしたくなったwww

確か回想で魅零と共に戦ってたはずだが
それと柊が女だということも知っている素振りを...
これは偶然じゃねえ必然や
それと同時に魅零も一瞬操られたが...
百華にはまだ二人部下がいる模様
彼女らは第三世代のアーム、すなわち魅零が戦っていた頃から進化した兵器ってこった

そしてシャルロットとの一戦後、城に革命は起こってしまった...
柊の姉さん...

その魔の手は村にも...
人形が...

お の れ 百 華{/netabare}

主人公2人ぼっち
{netabare}開幕昔語り、霞と寝たきりになっている響は逃げていた。そこに襲うはチンピラ
やはり破かれる
その時、柊の姉さんが...

城ではシャルロットと百華が島民を集めて力を探している模様
やはり集結するのは城
メイフォンもレディレディもだ
主人公2人は柊の姉さんを助けた
さて奴を叩かねば

響を人質にとるったあ...
人としての屑だっ...!{/netabare}

対峙する2人
{netabare}レディレディも組織の犬になりたくないから離反した模様
そして百華達はまもりを狙っていた
非情にもビームは放たれる...
が、ありがとうメイフォン...

ウイルスの力が臨界点を超えると性格が真逆になる...だと!?
なら機械にするのはもったいねえ、私のもんだ!!
機械として生き、それに反したら切り捨てる
それがかつての魅零と百華だった
しかし魅零は慈悲を得てしまったから捨てられた。
百華はまもりを得ようとしている
なら止めるだけのこと...私は感情を得てしまったから使い捨てにされた。だがあの子と出会って生きる理由をくれたんだから...

まずはシャルロットという前座を片づけねば
だが相手はソルジャーも兼ねている
でも彼女は前座の中の前座だった
翼さんの如くバイクをぶつけて撃破、ありがとうレディレディ

待ってたぜ...百華...
まもりを装備した百華(アクセサリーが泣いていた...)
それでブチ切れた魅零
私の生きる意味に手を出すなあ!!{/netabare}

魅零(雲雀)VS百華(飛鳥) カグラ対決はーじまーるよー
私は死なない、絶対に死なない。ヴァルキリーの道を極めるまでは!!
{netabare}へ?とりのさんが島の監視者だったのか?
まだ世界の謎を解いていないのに...
2人の前に現れたのは
アームを装備した霞だった...!(クーガーの兄貴に一瞬見えた、アンタオートスコアラーなのにwww)

だがとっておきは残しておくもの
今度は剣が感染者を取り込んだ...だと!?
そして魅零達も...(ここにクェイサーと並ぶ限界があった。薄い本なんざ後で大量生産しとけ!!)

だがなあこれでくたばる訳にはいかねえ...エロスという神はあくまで戦いの材料
{netabare}どれだけ触手に纏われようと、咥えられようとも{/netabare}生きるためにアンタを倒す!!物理で脱出し、まもりを助け出し
んちゅーかーらーのー!?
シンフォギアアアアアアア!!あれは白いシェンショウジンだと...!?
ちゃう、聖闘士星矢や!

最後はお約束の巨大化(ゲームの四神と似てる!?)
巨人ちゃんが崩してくれた!&霞達も頼む!
トドメはバイクに乗ってかーらーのー?炎鳥極翔斬っ!!
もういい、百華、貴女の執念は見事だったが、足りないものがあった
これで最後だ...

んちゅーで始まり、んちゅーで終わる
まもり、貴女の力は元の平和な世界に戻すための力だ(倫花・乱花姉妹おった!!島近いなwww)
それで治すためにHappy endのために旅立った二人だった
いや、メイフォンとレディレディも付き添いだけど
うーん、両親の元に帰っても良かったんじゃあ
でも百華をぶっ殺すルートは無かったのだろうか?逮捕されたけど{/netabare}

じゃあ他の島では平和に終わったのだろうか?
他の島でもアニメ化してくれないかな?特にセイレーンと無名島二つ
5勢力が集結するのだろうか?
そして百華までも離反しようと考えるAAA機関の全容は?
ウイルスの謎は?何故3種存在する?
「」の5年に何があった?
その道筋はクェイサーを手掛けた金子の親っさんと
カグラを手掛けた高木の親っさんが握っている・・・
まあビクニ(ゲーム)に戻ろう
{netabare}っつーか話おもろいんですけど^^ラスボスが貴女だったとは・・・クリアしたし
DLCを待ちながらトロフィー回収や
それと桐生さんと同じく究極闘技あったwww
オマケに乱戦・試練・疾走・究極
ぜーんぶ混ざってるから嬉しい^^しかし技を使うとエラーしてしまうのが悩みだし、処理能力が落ちていた

2016.2/15
1000円自腹で払って終わらせました
ゲーム中の金じゃあ無理だwwwwやっぱガチャは賽銭箱という名の悪魔だ...!{/netabare}

もう一つの閃乱カグラがここに在った
またどちらとも続編を願う
感謝人人人
しかし、高木さんはマーベラスを退社
この世界の謎解きは出来ず仕舞い...?

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

♪スーパーウルトラハイパーミラクルロマンチーック!♪

この作品はメディアミックス作品だったんですね^^
アニメは2015年秋に放送されましたが、順次ゲームなども発売するようです。

この作品の監督は 巨乳キャラを描かせたら右に出る者はいない・・・とも言われた金子ひらく監督です^^;
金子監督のwikiを見てみると胸の存在感と動かし方に拘りを持っておられるそうなのですが・・・
今回のこの作品・・・監督の拘りが随所に散りばめられた作品だったのではないでしょうか^^;?

10〜20代の女性への感染が特に顕著に見られる「とあるウィルス」が世界中に蔓延した事により、この件が問題視されるようになりました。
このウィルスに感染すると「身体そのものが武器になってしまう」症状が発症する不治の病なんです。
そのため、このウィルスに感染した女性は人工島に隔離される事になってしまうのです。

処女まもり(とこのめ まもり)は、幼い頃母が泣きじゃくっていた理由が分かりませんでした。
でもある日・・・学校の授業中に突如連行され・・・そして気付いたら見知らぬ海岸・・・
あまりに突然の事なので状況が把握しきれない彼女の前に「エクスター」とか「リブレイター」などと意味不明な事を聞いてくる2人組みの女性に出会います。

覚醒前で何の事か分からずきょとんとしているまもりに、二人は武器を使って強制的に覚醒させようとするのですが、そこにまもりと同じ移送されてきた金髪で褐色の肌を持つ敷島魅零(しきしま みれい)が颯爽と現れるのです。
まもりは彼女と運命的な出会いを果たし・・・物語が動いていきます。

完走して振り返ってみると・・・しっかり堪能させて貰った作品だったと思います。
まずキャラデザ・・・これは素直に可愛いです。どのキャラも総じて可愛いのですが、まもりちゃんの肌と唇のツヤは質感と弾力が感じられて特にGJだったと思います。
これも制作サイドの拘りの一つなんだろうなぁ・・・と思って視聴していました^^
線が細く、思わず守ってあげたくなるようなタイプとCVの井澤さんの力演と相まってこの作品のダントツ一推しキャラでした^^

そしてバトルシーンですが・・・内容はかなり熱めだったと思います。
まもりちゃんは自分が武器になり、それで人が傷つくことを極端に嫌っています。
武器になったら意志の伝達もできないし、自分で動くこともできないので、決してまもりちゃんのせいでは無いのですが、その切っ先の鋭さ故にその傷に繋がったんだと自分を責めてしまうから・・・

でも、ここはマーメイド・・・何もしなければ自分達の身に危険が及ぶことを身を持って知ったまもりは少しずつ変わっていくんです。
その決意はいつも自分を守ってくれている魅零を守るための唯一無二・・・
そして魅零もそんなまもりの気持ちを十分に汲んでおり、決して相手を深追いしません。
出会いは突然で・・・まもりには戸惑うこともたくさんありましたが、ふと気付いてみると二人は最高のパートナー・・・

そのお互いの信頼と絆がバトルシーンでもしっかり感じ取れるんです。
魅零のために勇気を振り絞るまもり・・・そしてそれをしっかり受け止める魅零・・・
二人が一体となって闘うバトルは本当に格好良かったですし見ていて燃えました^^

だから・・・物語の後半の展開は切なくて本当に心が痛みました^^;
そんな姿を見たくなかったし見せるのも本心ではないなずだから・・・
ストラップの涙が心まで屈した訳ではないとの精一杯の自己表現・・・余計に切なくなりました。

オープニングテーマは、原田ひとみさんの「Overdrive」
エンディングテーマは、敷島魅零(井口裕香さん)&処女まもり(井澤美香子さん)の「スーパーウルトラハイパーミラクルロマンチック」
オープニングを初めて聞いた時電気ショックを受けたように身体が痺れました。
何て格好良い曲なんだろう・・・完全に一目惚れです^^
今期も良い曲がたくさんありましたが、私の中で今期No.1の曲です^^

1クール12話の作品でした。
確かに露出は多めの作品でしたが、それを凌駕するほどのまもりと魅零の固い絆と白熱したバトル・・・そして作画も綺麗だし視聴して良かったです^^
肌の露出を極端に嫌う人にはお薦めできませんが、AT-Xで視聴年齢制限あり程度の露出であれば問題無いという方で、この作品が気になる方にはお薦めできると思いました。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19
ネタバレ

田中タイキック さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ショジョの奇妙な冒険 マーメイドは腰砕けない

2015年10月~ AT-X・TOKYO MX他にて放送
全12話 オリジナルアニメ

コンシューマーゲーム、ソーシャルゲーム、テレビアニメ等で同時展開している
『VALKYRIE DRIVE』プロジェクトの一つ。

世界中の10代から20代の女性に、高揚すると身体が武器化してしまう不治のウィルス
A(アームド)-ウイルスが流行し非合法な組織や軍隊に利用される様になる。
この事態を受けて世界政府はA-ウイルス感染者を秘密裏のうちに作られた5つの人工島に
「感染者保護」の名目で隔離することにし、本作の主人公、処女まもり(とこのめ まもり)と敷島魅零(しきしま みれい)が
人工島「マーメイド」に移送された所から物語は始まる…


ニコ生で見ました。なんかスゲー光ってました。昼夜問わず、ここ必要なくない?って部分までピカーってなってました。
この発光現象をうまく転用すれば地球のエネルギー問題は解決するんじゃねえかってくらい光ってました。
ということでエッチな描写マシマシ、光規制もマシマシ、おまけに女の子しかいなくてレズレズしいったらないので
見る人をすごく厳選するとは思うけど、ある意味開き直り過ぎてる光規制と意外にも芯の通ったストーリーで結構面白く見れました。
それにしても過剰な程ケツが光ってたのは何だったんですかね。
わぁ!?ホタルがいるよー綺麗だなぁ!!ってツッコミが入るアニメなんて中々無いですよ!



グダグダと雑感

{netabare}レズレズしいとは言ったけど主人公の敷島魅零と処女まもりとの関係は完全に騎士とお姫様のそれ
敷島魅零は寡黙で実直、凛とした女性像で年上の処女まもりに対して礼儀と配慮を忘れないキャラ。
処女まもりは薄幸気味で守られ体質だったが、物語が進むにつれて明るく前向きになり目的の為につき進む逞しさを身につけていく。
この二人の関係の進展を軸にキャラクターそれぞれの過去、島からの脱出、ソルジャーという敵の存在
それらを絡ませ実にしっかりとした王道ストーリー、王道がゆえに予想できる展開だけど
そこに予想外なギミックをぶち込んできたりで飽きさせない話運びだったのが印象的。
特に5話の女の子が巨人化してしまってほぼ全裸のまま過ごすっていう業の深いガリバー旅行記回は衝撃的。
ただ誰もが夢見たであろう紐なしダイブを胸の谷間で受け止めてほしいっていう願望を見事に映像化していたのは一見の価値あり。

気になった点はA-ウィルスの感染者「アーム」の設定。
自らの身体を武器化できるエクスター(受け)
エクスターの潜在能力を引き出し自在に操るリブレイター(責め)
どちらの要素も兼ねているハイブリッド
ペアで戦うって設定で色々な組み合わせが考えられる中で処女まもり以外のペアはほぼ固定化してしまって
どちらもハイブリッドであるレディ・レディが能力的に一番面白かったのが少し勿体無かった気がします。
この辺の設定はゲームのほうが相性が良い感じですよね。
ギャグ回でいいから色々なペアが入り乱れ咲き乱れみたいな回があってもよかったんじゃないかぁ!?(サービス的にも)


細部の描写が凝っているのも良かった。
まもりを落下の衝撃を受けないように庇った魅零さんとか
口数が少ないかわりに仕草や振る舞いでまもりに対する優しさを十分に表現した魅零さんとか
激しいアクションシーンでも女性っぽいしなやかさは失わなかった魅零さんとか
最終回のクソださアームに眉一つ動かさなかった魅零さんとか
つーか魅零さん良かったですわぁ・・・

エロ描写もこだわりが感じられました。
時雨さんの蹴りからのタイツびりぃのシーンだったり、乳重っていう新しい日本語も覚えたし
規制版だったから全ては見れなかったけど、どうせひらく作品だから陥没乳頭がぷく~みたいな描写したんだろぉぉん?!知ってるゾ

完全に開き直ったエロおバカアニメではあるけど
だからといってそれ以外をおざなりにせず
エロ描写以外のディティールも大事だねと感じさせる作品でした。{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 14

66.5 9 陰謀で変身なアニメランキング9位
舞-乙HiME(TVアニメ動画)

2005年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (226)
1292人が棚に入れました
奨学金を得て、風華学園に転入することになった鴇羽舞衣は弟の巧海とともに、フェリーで風華学園に向かう途中、漂流していた美袋命を助けたことが縁で、楯祐一・宗像詩帆とも知り合う。
楽しい船旅はやがて、玖我なつきの襲撃で終わりを告げる。なつきの目的は美袋命だったが、場に居合わせた舞衣はHiMEとしての能力が発現し、なつきの攻撃を防御してしまう。舞衣の覚醒を目の当たりにしたなつきは、舞衣に学園に来ないよう忠告する。
舞衣はなつきの忠告の意味を理解できないまま、学園生活を満喫していたが、弟の巧海がオーファンというなぞの生物に襲われた時、チャイルド(HiMEの能力により呼び出されるモンスター)を召還し、巧海を無事に助ける。
しかし能力に目覚めたことで舞衣達は「HiME」や「オーファン」にまつわる事件に次々と巻き込まれていく…。

声優・キャラクター
菊地美香、ゆかな、小清水亜美、進藤尚美、千葉紗子、岩男潤子、栗林みな実、斎賀みつき、野川さくら、比嘉久美子、新谷良子、清水愛、松岡洋子、小西克幸、石田彰

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ミスマリアもマテリアライズ♪

「舞-HiME」の後継作品。※続編ではない。
舞-乙HiMEと書いて「まいおとめ」

コンセプトはより明確に「私の乙女」
優雅に舞踏する様に戦う 優美な乙女=戦う乙女。

「スター・システム」を採用し、前作の登場キャラを
略そのまま登場させている為、パラレルワールド風
の仕上がりになっている。

また、其れ等の設定を活かした前作からの小ネタも
多く含まれ、如何にも関連性が有る様に描いてる。
※声優繋がりネタやキャラデザ繋がりネタの様に・・

舞台は地球ではなく何処かの惑星エアル・・あえる?

所謂ロストテクノロジー風に技術や文化が混在して
いるスチームパンク風の世界観のSFファンタジー♪

前作同様に、学園ラブコメ要素を含んでいるものの、
国家間や謎の組織等との抗争が軸になって展開する。

前作のようにエレメントやチャイルドを具体化する
能力ではなく、HiMEが武装化する。(一部例外有り)

新規キャラは萌度?が増した幼い感じのデフォルメ。
全体的に明るく陽気な雰囲気になっている感じ。
キメ顔や決めポーズ等は前作より圧倒的に丁寧な絵。
前作に登場したキャラ原型は成長から?綺麗に進化。
※前作とはキャラが被ってるけどあくまで別人設定。

学園も宝塚音楽学校風のシステムを意識した女子校。
前作でも百合傾向だったけど、百合度が増している。


「乙Type Highly-advanced Materialising Equipment」
※乙式高次物質化能力を持てるのは限られた少女だけ。

その中でも特に優れた者のみ「マイスター」という資格
を得て其々の国を代表する者の護衛職についていた。

マイスター1人で国を滅ぼせるほどの力があり・・各国
は優秀なマイスターを保有する為維新をかけてる。

結果的に各国に居るマイスターが全面戦争の抑止となり、
決闘等を行う事で秩序が保たれているという。

全世界の少女が憧れる職業「乙HiME」を目指して世界唯一
の、「乙HiME専門学校ガルデローベ」に集う少女達の物語♪


アリカ・ユメミヤ(菊地美香)
主人公で辺境自治区出身の典型的な元気印の田舎娘。
亡き祖母に育てられ出生に謎が多い天涯孤独の少女。

ニナ・ウォン(小清水亜美)
アルタイ公国出身で優秀な実力を持つ真面目な努力家。
所謂優等生で冷静沈着。ストイックな雰囲気が強い。

如何に相反する性格の二人は・・最悪の出逢いをする・・
といっても脳天気なアリカには自覚がなく・・何時も
一方的にニナが被害を被るのですが・・

そんな二人はヴィントブルームの街でビルから落ちて
くる謎の少女を偶然助けるが、傲慢で虚勢を張る少女は

マシロ・ブラン・ド・ヴィントブルーム(ゆかな)
ヴィントブルーム王国の王女。15年前の王宮襲撃事件で
一度行方不明になったことから偽者の王女ではないか?
という疑惑を持たれている。

救出したのも束の間・・謎の敵の襲撃を受ける・・
巻き込まれる形で奮闘するものの・・情勢は不利・・
敵の戦力は圧倒的・・どうなる?

何だかんだでこの3人を中心に、色々な人との交流や
謎の組織や国々の謀略に翻弄されつつ成長していく様を
時にコミカルに時に深く悲しく描いていく。

キャストの声優から役どころが略ネタバレするので割愛。
兎に角・・前作以上に人気声優が多く出ています。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6

nyaro さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

科学的魔法少女アニメ。誰がターゲットだったのでしょう?

 男の子が自分の能力の拡張を夢見るとき、車、銃、ナイフ…そしてロボットですね。女の子の場合は、ドレス、宝石、そして魔法少女です。本作についてはロボットが得意なサンライズが作った少女の自己拡張の夢、ナノマシンを使った科学的魔法少女といえるでしょう。
 装飾も非常に魔法少女的ですし、何より宝石ですよね。ギミックが非常に華やかでした。宝塚的なノリの学園が舞台ですし。

 ということで女児向けかなあと思うと内容はとてもではないですが、女児向けではありません。男の体液うんうんという設定もありますし、深さもありました。もちろん女児は結構ませていますので理解できないということはないと思いますが、ちょっと違いますよね。
 大きなお友達が対象かというには、ストーリーが非常に作り込まれていました。ヒロイン2人がおっさんに恋愛するとか普通はないでしょう。マーケティングとしてターゲット層が不明確な感じがして、作品の出来のわりには現在まで語り継がれていないのは、誰が見るのか?という部分が曖昧だったからではないかと思います。

 アニメそのものは非常に綺麗です。特に変身シーンは最高でした。裸うんぬんというよりカッコイイ美麗さというのでしょうか。さすがサンライズだけあって戦闘シーンも良かったです。スターシステムと言う割にどこか前作との連続性もあるという少しあいまいな部分がありました。面白くもありますが設定的に消化不良な気がしました。それと舞は必要だったでしょうか?期待に応えただけ?

 ストーリーは、人の愛憎が盛り込まれています。ノブリスオブリージュ、自己犠牲のようなこともありますし、運命に翻弄される少女たちの悲哀もありました。人の死もとってつけた感じではなく、ストーリーの意味を持って組み込まれていました。オトメというシステムの華やかな部分からダークな部分へ視点が変わってゆくのも良かったです。

 愛情と執着、自分が何者かというアイデンティティ、運命あるいは使命そして欲望。いろんな人間の負の側面を上手にストーリーにしていました。
 コミカルな前半からシリアス度が上がってゆく後半までずっと面白かったです。ただ、テーマそのものは平凡でしたので考察してどうこうという深さというより、ストーリーに奥行がある、という意味での深さでした。

 キャラではなんといってもアーミテージ准将のキャラが最高でした。准将の直情的な性格は少しダークな本作の清涼剤のように清々しかったです。静流のねちっこい性格と対照的なのも面白かったです。静流が学園長を身を挺して庇うシーン。情の深い女だなあという感じで良かったです。

 じっくり見ると最高に面白いんですけど、この作品を見始めるきっかけによっては2クール分見るにはちょっとハードルがある気がします。萌えなのか、女児向けなのか。ロボットものでも魔法少女ものでもない。視聴者が持っている期待とどこかズレるというか。

 EDは気持ちがいい曲でした。画像も良かったと思います。

 SF作品として先入観なく見始めると入りやすいかと思います。華やかだしわかりやすいし。話としては面白いのですが、商業的にはどうか知りませんが、アニメ史的には残りませんでしたね。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

ワタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ファンサービス満点の良質エンターテイメント

舞-HiMEの後継作品。ネットスラング「ばっちゃが言ってた」は本作が元ネタ。
正式な続編ではなく、アニメでは珍しいスターシステム(キャラは共通だが世界観は別物)を採用している。

単純に物語を追うだけなら前作を見てなくても問題ないけど、
舞-HiMEのキャラがこっちではこんな風になってるのかーという楽しみ方ができないのは実に勿体ない。
「キャラアニメ」としては、前作視聴は必須でしょう。
主要3名は新キャラで(マシロは前作にもいたけど・・・)、旧作メンバーが脇を固めるという構図。

舞台は現代日本から近未来の西洋風の世界観に一新され、スケール感も大幅アップ。
前作での「HiME」は本作では「乙HiME(オトメ)」と呼ばれ、少女たちの憧れの職業であると同時に、
その人智を超えた能力は国家間の争いの火種にもなっている。

前作同様、中盤を過ぎた辺りから怒涛の展開となるわけですが
(後期OPの初見時の興奮は今でも忘れられない・・・舞衣の登場には震えた)
前半の明るい作風の中でも「対立」に至るまでの伏線が周到に張られているので唐突感はない。
ラストもご都合主義ではないし、その辺りの前作の問題点をきっちり解消してきたのは見事。

ストーリーの完成度は確実にこちらが上でしょう。
とりわけ素晴らしいと思ったのはマシロの成長劇。王女としての心境の変化がよく描かれている。
ただ前作に比べると、思わず画面に釘付けにされてしまうほどの張り詰めた緊張感であったり、
こちらの予想を上回るような展開はあまりなく、インパクトという面では若干不足している。
またキャラ数が前作以上なので、全員捌き切るのは流石にこのスタッフでも困難だったか・・・

それでも展開の盛り上げ方は流石サンライズということで上手かったし、梶浦由記の劇伴も最高。
オトメに変身するシーンも迫力がありますね。「マテリアライズッ!」叫びたくなること必至。
ローブのデザインがダサいのはご愛嬌(笑)

オトメ養成所であるガルベローベでの、下級生が上級生の身の回りのお世話する制度とか、
当時流行ってたマリみての設定リスペクトなんだろうか。いいですわね、この「乙女の園」感。
本当に色んな意味で美味しい要素を詰め込めまくった、サービス精神溢れる良質エンターテイメント作品です。

それにしてもスターシステムはもっと他の作品でもやって欲しいですね。
キャラデザを流用することで生みの苦労や労力の軽減になる・・・ってばっちゃが言ってた。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20

73.6 10 陰謀で変身なアニメランキング10位
プロメア(アニメ映画)

2019年5月24日
★★★★☆ 3.8 (213)
1037人が棚に入れました
世界大炎上――。全世界の半分が焼失したその未曽有の事態の引き金となったのは、突然変異で誕生した炎を操る人種<バーニッシュ>の出現だった。あれから30年―― 攻撃的な一部の面々が<マッドバーニッシュ>を名乗り、再び世界に襲いかかる。対バーニッシュ用の高機動救命消防隊<バーニングレスキュー>の燃える火消し魂を持つ新人隊員・ガロと<マッドバーニッシュ>のリーダー・リオ。熱き魂がぶつかりあう、二人の戦いの結末は ――。

声優・キャラクター
松山ケンイチ、早乙女太一、堺雅人、佐倉綾音、吉野裕行、稲田徹、新谷真弓、小山力也、小清水亜美、楠大典、檜山修之、小西克幸
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

TRIGGERが放った完全燃焼系エンタメ映画の勢いは未だ衰えず【4DX再燃レポ追記】

今月より始まっている4DX上映行って来ました♪

4Dも本作みたいに後付け4D企画ともなると、
ピンキリの差が激しく、冒頭の4DX導入映像が4D効果のピークだったw
何てことも珍しくはないのですが、本作はガチでした。
アクションシーンでは初戦から本気で振り落としに来ており、
尊氏も落馬寸前でしたよwほぼ滅殺されかけましたw

揺れも普通の地上戦なら、座席の動きもある程度予測が出来るので、
落ちる!なんて感覚は生じ得ないのですが、
本作の場合は元が、人間射出装置から始まり、
足場が傾き、壁が地面になる、オールレンジな空中戦。
4D座席も普段使ってない関節まで解放して、
鑑賞者をフルボッコして来る感じ。
これだけ運動性能を発揮して貰えれば4D施設も本望でしょう。

私の『プロメア』鑑賞は
前日譚付上映に続いて、今回の4DXが2回目と言うだけですが、
こういう特殊な上映企画にガチで取り組む姿勢には熱くなりますね。

『プロメア』は他にも爆音だの、絶叫応援だの、
色々やって来ているとのことですが、
きっと、どの企画でも完全燃焼しているのだと思います。

本作が半年近くに亘ってロングランしている秘訣の一端を垣間見た気がした、
企画力がある4Dでした♪



以下、2019/9/11 初回投稿レビュー。

長いので折りたたみw

{netabare}
5月末の公開当時は何となくスルーしていたオリジナル劇場アニメ。

スタッフ、キャスト陣からして熱い映画であることは分っていましたが、
ちょっと熱すぎて、これから夏本番、
夏バテ必至の私には受け止めきれないのでは?と言う懸念が先立ちましてw

逃げ回っていれば、本作もその内、鎮まって、
夏の終わりと共に上映終了していくのだろう……。

そう高をくくっていたところ、消え去るどころか、
8月下旬、公開も既に100日に迫る中、興行収入10億円突破を祝して、
入場者特典のweb配信短編だった前日譚の「リオ」編、「ガロ」編も付けて、追加上映するぞ!
との何とも暑苦しい一報が飛び込んで参りまして。

熱気に根負けした私も、この夏は色々とモヤモヤ燻っていたこともあり、
もういい加減、観念して熱源に飛び込むことにしました。

一回の鑑賞で3回制作会社のロゴとかを見るのって、
随分久しぶりだったのでソワソワしましたがw
リオ、ガロどちらが主人公でライバルかも分からない程度の
予備知識しか持ち合わせていなかった私にとっては、前日譚2本も良い予熱になりました。


内容は火花をぶつけ合う強敵(とも)の熱気が、
地球丸ごと巻き込んだラスボスとの最終決戦へと昇華していくお馴染みの超展開。

トリガー作品においては、この社会風刺や着眼点は、
テーマとして掘り下げれば、もっと深い作品ができるかもしれないのに、
そんな高級木材すらも、ファイナルバトルの薪としてくべるのは勿体ない……。
と感じることが時々ありますが、本作もまさにそんな感じの大狂宴でしたw

例えば{netabare}ストレス社会の極みが着火点となる“バーニング火災”、
行き過ぎた秩序は、社会の自由の“凍結”を招く。
こうした火と水の属性、消すか消されるかの対立軸を、
自由と秩序、それぞれの功罪と対比に重ね合わせる比喩表現とか。{/netabare}

前半は、結構、考えさせられる場面もありましたが、
後半は、頭真っ白になって燃え尽きていましたw

けど、それを敢えて望んで突撃した、その時の私にとっては、
満足度の高い劇場鑑賞となりました。


何より作画、特にスピード感溢れるバトルシーンの映像が圧巻でした。

“バーニング火災”の現場では江戸の町火消伝来の纏(まとい)やら
パワードスーツみたいな消火装備やら、
果ては{netabare}変身ヒーロー?や巨大ロボや、巨大宇宙船、
さらにはワームホールや{netabare}滅殺開墾ビーム(笑){/netabare}{/netabare}に至るまで、
あらゆる中二病バトル要素が、絶叫同然のセリフや打ち出されるテロップと共に、
続々と投入され、カオスな戦場と化していますがw

本作のバトル映像には、それらを世界に向けて正当化するだけのパワーがあります。
最近『シンカリオン』の供給を絶たれ、不完全燃焼だった私のロボット魂も含めて、
スッキリと完全燃焼できる、この夏もっとも熱い映画でした♪

中々、火が付かなかった湿気た私のハートまで、
異例のロングラン上映で、執念深く熱風を送ってくれたスタッフの方々や、
それを後押しした“強火”のファンの皆様には改めて感謝申し上げます♪{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

Trails_fire_You_always_knew♪They_would_carry_me_on_They'd_lead_me_to_you♪

『天元突破グレンラガン』や『キルラキル』を手掛けた今石洋之監督と中島かずき脚本のタッグで描く劇場用長篇オリジナルアニメ
キャラデザはコヤマシゲト、音楽は澤野弘之、制作はTRIGGER
主要キャストに松山ケンイチ、早乙女太一、堺雅人ら劇団☆新感線の経験者
その脇を固めるのは主に『キルラキル』に出演した本職の声優陣です


「バーニッシュフレア」と呼ばれる炎を操る新人類「バーニッシュ」が突然変異として出現した近未来
バーニッシュを危険視し、弾圧する人々とそれに反発したバーニッシュが衝突したことで引き起こされた未曾有の大災害、「世界同時大炎上」によって人類の半数が消失してから30年が経過
世界は一時的な平穏を得たかのように見えていた…
炎上テロを引き起こすバーニッシュの過激派「マッドバーニッシュ」に対抗すべく結成された高機動救命消防隊「バーニングレスキュー」の若き熱血漢、“ガロ・ティモス”はマッドバーニッシュのボスであり並外れたバーニッシュフレアの使い手である少年、“リオ・フォーティア”を激戦の末に逮捕することに成功する
街を救った英雄としてガロは司政官でありガロの恩人でもある“クレイ・フォーサイト”から勲章を授与される
しかしクレイは危険な疑惑と壮大な野望を隠していた…


一言で言ってしまうと【とにかくアツイ!】アクションエンターティメントなのですがソレで片付けてしまうのはモッタイナイ傑作です


主人公のガロは救命消防士なのに半裸って時点でただでさえツッコミモノなのに、「燃えていいのは魂だけだ!俺の燃える火消し魂の方がアツイんだよおおお!!!」とか啖呵切ってるのが無茶苦茶w
この中島かずき節を松山ケンイチがスーパー歌舞伎の要領でアツく、キレ良く演じきってくれるので本編のテンポの早さも相まって111分がとても短く感じるほどスピーディーに進むのが気持ち良い


バーニングレスキューのメカ達は勇者シリーズとかメタルヒーローを彷彿とさせ、これだけでもワクワクモノ
バーニングレスキューのメカの名前は全部『ワイルドスピード(Fast&Furious)』の邦題ですね
後半は旧ガイナックス作品を思い起こさせる壮大なスペースオペラとなるのも胸熱で、観終えた後の爽快感と感動は『トップ1・2合体劇場版』に似ています


とにかく一番に褒め称えたいのは絶え間なく続くアクションのカッコ良さです
何気ないカットの一つ一つ、全てがカッコイイので捨てる部分が全く無いんですね
本筋で無い脇役のアクションですらカッコイイ
ソレらを実現したのはトリガーの得意とする紙に鉛筆で描くアナログ作画、動画や色彩も含めてアニメタが管理するデジタル作画、そしてサンジゲンが主体となった3DCGの全てを見事違和感無くシームレスに調和させた技術力です


既にアメリカのソニーピクチャーズの『スパイダーバース』が先んじて2D的な表現を3DCGで成功させているのですが、『プロメア』は見事『スパイダーバース』に追いついた作品だと言えるでしょう、それも完全に
まさにこの『プロメア』こそが日本のアニメの最先端なのです
『スパイダーバース』にも共通しているのですが、あえてポリゴンを大雑把に、色数やグラデーションを減らしたカートゥーン調にするのが作画とCGを調和させるポイントの様です


特に2D作画の良さを取り入れつつ、2Dの弱点である回り込むようなカメラワークを3Dでスピーディーに描写しているのが美しい


アメリカのRoosterTeathの『RWBY』という3DCGアニメは、明らかにガイナックス作品やトリガー作品を意識したアクションを本編に取り入れている事が観受けられますが、本家本元のトリガーから3DCGの良いトコ取りをした作品が登場するとは飛んだ伏兵でしたね
逆を言えば、今後『RWBY』が目指すのは間違いなく『プロメア』のアクションでしょう


今作、『モンスト』でお馴染みのX FLAGから多大な予算を与えられるなどかなり好条件が揃った作品でこのような機会はめったに無いと思います
後にも先にも貴重な歴史的傑作になったのは明白です
澤野弘之の劇伴もsuperflyの劇中歌も鳥肌モノですので是非劇場で、特に川崎チネチッタ8番スクリーンLIVE ZOUNDでの鑑賞をオススメ致します


余談ですがガロのバイクはカワサキGPZ900R、アイナのバイクはKTM RC8ですね

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8
ネタバレ

きつねりす さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

旧ファンは堪らない、はじめましてでも十分楽しめる映画

「流石今石洋之×中島かずき!」というよく練られた良い作品。「天元突破グレンラガン」「キルラキル」といった過去作を彷彿とさせるアイテムやキャラクター・描き方など、2人のネームバリューで引き込むファンを喜ばせる演出が粋でした。
<例>
・主人公ガロの度々行うガイナ立ち
・登場の前口上・技名のキメ、そして字がドン!という演出
・デフォルメ具合
特に{netabare}最後のワンシーンはもうまんまグレンラガンって感じで、見ている男たち(自分も含め)は「コレだよコレ!」ってなってる構図{/netabare}。形は違えど、やはりこのタッグはいいものを作るなぁと思います。
ビジュアル的には、絵柄もタッチも独特で、アクションシーン・背景などをあえて幾何学模様を主調にして描かれているところは最初「?」となりましたが、段々とアクションが過熱してくるにつれて気にならなくなっていました。配色もピンクとか黄色といった明度の高い色が多いというのが斬新。画面で見ると結構チカチカしてしまって、肝心のキャラがどこにいるんだろう?という箇所はいくつかあったように感じますが、全体的にみるとスクリーン全体に広がる動きと色というのは見応えがありました。そしてやはり作品の没入力が強い。細かいですけど、場面転換の手法も新しくて、スムーズかつ分かりやすく、アニメーションのスピード感を生んでいてへぇ~と感心してしまいました。
ストーリーは、2時間弱でもやはり密度の高い作品を作るな、という印象。話自体の骨格は似たようなものはあれど、世界設定や主人公の一本筋が通った感じのキャラクターなどは今石×中島カラーといっていいでしょう。今回の主人公ガロ・ティモスは過去作のキャラと比べると冷静な一面も持ち合わせていますが、一直線さといい最後は根性だ気合だ!というところはブレてません。熱い!{netabare}最初の敵と共闘してさらに上の敵を倒す構図、そして最後は無に帰り一からやり直していくという展開も一種のフォーマットなのかなと思います{/netabare}。そして何度見ても「最高」と思える。勢いと深みが共存していると思います。
今回見ていて改めて思ったのは、日常生活で当たり前に使っているものの繋がりを引きずり出していくストーリーはやはりこの2人ならではの味だなと感じました。キルラキルで「きる(切る・着る)」「糸」「繋がり」といった言葉で話を回していくように、このプロメアのストーリーも「炎」「消す」「燃やす」といった言葉が話に厚みを作っていると思います。普段自分たちが「燃える」とか「炎上」とか使っている中で、言葉を体現しながら観客をそのアニメの中の世界に引きずり込むのは見事の一言(そして最後への持っていき方・締めくくりが見事)。
音楽面では、劇伴の歌モノ感が記憶に残りました。最近ONE OK ROCKやMAN WITH A MISSIONといったバンドが鳴らすようなアリーナ系の壮大な音楽を彷彿とさせるもので、耳からのインパクトもなかなかのもの。一過性のものが多く、「inferno」というテーマソングが何度か使われていた以外はそれほど記憶に残っていないので(作品に没頭しすぎて)、この部分は後日サントラをチェックして作品を思い返したいなと思います。
役者としては、特に堺雅人の熱演が気合入ってました。{netabare}冷静でいながら内に秘めたるものがある感じ、その足枷を開放して自分の本性を明らかにする吹っ切れ方がやはり本物だ!と感じました{/netabare}。脇を固めるキャラクターの声は他のトリガー作品にも出てる人たちが担当していて、一ファンとして嬉しかったです。やはり猿投山の声だと噛ませの役回りになるのか(笑)等。
見に行った時間帯的にお客が少なかったこともあり、よく入っている時の客層などはあまり分かりませんが、間違いなく言えることは「グレンラガン」「キルラキル」を見ている人なら一見の価値あり、ということです。またこのタッグは何らかの形で作品を作ってほしい!そうなるとテーマも凄く楽しみです。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

66.0 11 陰謀で変身なアニメランキング11位
キリングバイツ(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (245)
910人が棚に入れました
平凡な大学生・野本裕也(のもとゆうや)は、謎の少女・ヒトミと出会う。ひと気のない廃棄場にて、野本は彼女が獣の姿に変貌し、獅子の怪物と死闘を繰り広げる様を目撃する。彼らの正体は、人類の頭脳と獣の牙を併せ持った「獣闘士(ブルート)」。そしてヒトミは、最強の闘争本能を秘めた獣闘士「蜜獲(ラーテル)」だった。獣闘士たちは、古来より日本経済を支配してきた4大財閥、三門・八菱・角供・石田に抱えられ、その代理人として決闘を行い、覇権を争ってきたのである。そして野本もまたヒトミと出会ったことで、この獣闘士たちの熾烈な戦い「牙闘(キリングバイツ)」に飲み込まれていく──。

声優・キャラクター
雨宮天、羽多野渉、内田真礼、上坂すみれ、赤﨑千夏、潘めぐみ、浅川悠、本田貴子、柴田秀勝
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

セクシー&バイオレンスなケダモノバトルアニメ

あらすじ

{netabare}この国の政財界を支配する四大財閥。そのパワーバランスは裏で開催される
獣人の戦士「獣闘士(プルート)」同士のバトル「牙闘(キリングバイツ)」で決められて来た。

平凡な男子大学生はしょーもない理由から(←本当にしょーもないw)
牙闘に挑む獣闘士「蜜獾(ラーテル)」に遭遇し、戦いの渦に巻き込まれて行くことになる……。{/netabare}

同名原作コミック(未読)のアニメ化作品。


【物語 3.5点】
本能の赴くままにバトル描写するためのシンプルな構成。


上記の超設定による土台の上で、
序盤の小競り合いを経た後、中盤以降は、各獣人の回想も交えつつ、
ひたすらチームバトルロイヤル大会の描写に徹する。

エロ要素も{netabare}雌と交尾することしか考えていない蛇さんや、
発情フェロモンを撒き散らす猫さんなど、{/netabare}
お下劣な獣人も逐次投入されショーは低俗化。


毎回、波乱が巻き起こったED後には、おまけアニメ「導け!オシエちゃん」が挿入。
ヒロイン・ラーテルと共生関係にある鳥の如き性格を百合妄想として爆裂させ、
混迷に拍車をかける。


このままでは評点は底割れ必至だが、
こんな獣人バトルのために広げたような陰謀論設定の大風呂敷を、
1クール、一大会で、それなりに畳んでみせ、
意外と着地は決まっている。


【作画 3.5点】
ハミ尻美女獣人が躍動ということで、どーしても尻にばかり目が行ってしまいますがw
肉体描写は体幹を中心にまずまず。

その上で各ケダモノの特徴を再現した技の応酬など、
部位欠損も辞さないグロ表現も交えて
描写されるバトル作画は中々刺激的(あとはエロもw)


【キャラ 3.5点】
男子主人公は典型的な意志薄弱の流され体質。

ですが、これは獣人アニメ。人間主人公の影が薄くて何が悪い?
とばかりに開き直り、イライラは通り越すためか、
不思議とストレスは感じませんでした。


各獣人の性格&バトル設定を補強するケダモノイラスト解説は、
やや誇張やこじつけを疑わせる内容もあるもののw
ギャグ含みの煽りと割り切れば、盛り上がることも可能。

ヒロイン獣人・宇崎瞳の元ネタが小型食肉類のラーテルというのは変化球だが、
ドン引きする位の不屈の闘志など、
バトルの王道にマイナーなケダモノのしつこい性格がマッチ。


百獣集結の中、私のお気に入りはラビこと稲葉 初(うい)。
脱兎の如く逃げることと、穴を掘ること以外は、ほぼ戦闘力ゼロのウサギさんが、
凄惨な獣人バトルロイヤルに投入される悲劇は、癒やしももたらす一服の清涼剤でした。
(最後の{netabare}適者生存のオチも読み通りでしたが笑えました。
俺、あの会場にいたら多分ラビにベットするので一人勝ち確定ですw{/netabare})


【声優 4.0点】
全体的にテンション高め。

ヒロイン・宇崎瞳(ラーテル)役は雨宮 天さん。
「牙が鋭い方が勝つ!」(←毎回、決め台詞が強引w)と吠える勇ましい獣人ヒロインボイスに燃えるか、
男子主人公を「殺すぞ!」とパシリにするオラオラボイスに調教されるか、
反転、祠堂さんに手懐けられて頭をナデナデされる甘えボイスに萌えるか、
どれでも、お好きな方をお選び下さい。


ライバル・三門財閥を率いる令嬢・陽湖を演じた潘 めぐみさん。
形成有利の時は上から目線で勝ち誇り、不利の時は狼狽え、絶望する、
起伏の激しい明快なボイスでショーアップに寄与。
(最後は、{netabare}エロ的な意味でケダモノの餌食に……{/netabare})


ナレーション役の諏訪部 順一さんは獣人解説等で、
CV.篠崎 舞さんは司会進行役&次回予告で会場過熱に貢献。


私のツボ:毎回おまけアニメにて「オシエちゃんは獣人でも何でもない!」
のナレーションで締めるグタグタな幕引き。


【音楽 4.0点】
劇伴はロック中心で押しまくり熱戦を煽る。

OPのfripSide「killing bites」も今回はロック寄りのアレンジで闘争本能を追求。

EDもロックバンド・キツネツキの「ケダモノダモノ」
“あのコはどっから見ても ケダモノだもの”
ED映像……どっから見ても、美女のセクシーボディでした。
ありがとうございましたw


【感想】
ケモノで萌えだのフレンズだのも結構だけど、
たまには野生の本能剥き出しで、しばき合う(絡まり合う)やつが観たい!
などと欲望の赴くままに視聴したので満足度は高め。

ケモノアニメも近年は、ケモ耳からガチの獣人まで、癒やしからバイオレンスまで、
テーマなしのノンストレスな内容から、獣の設定を社会風刺に用いた重厚な内容まで、
幅広いラインナップで、気分に応じて視聴選択できて、
ケモナーにとっては幸せな時代ですね。

ロボットアニメにもソースを少し分けて欲しい位ですw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 25

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

牙の鋭い方が勝つ…それが「牙闘(キリングバイツ)」だ。

この作品の原作は未読です。
天ちゃんが主人公を演じると知り視聴を始めた作品ですが、その他にも真礼ちゃん、上坂さんは潘さんも出演されています。

この物語は、「キリングバイツ」という勇ましいタイトルから想像できる通り、お互いの身を粉にした争いが描かれているのですが、繰り広げられるのはただの取っ組み合いではありません。

この物語で戦う戦士は、特定の獣の能力を得るための獣化手術を受けているんです。
そしていざ戦闘になると、自身に眠っている獣の能力を呼び起こして獣化し、獣の闘争本能同士がぶつかり合うんです。

そして獣化する対象に選ばれる獣も千差万別…
この部分だけを見ると、まるでテラフォーマーズを彷彿とさせますが、相手がゴッキーじゃないだけ私は見易かったです。
でも、相手がお互い獣化した人間同士でも戦いの激しさは半端ありません。

天ちゃん演じるラーテルの名を持つ戦士が、主人公の宇崎 瞳…
実は恥ずかしながら私はこの作品を視聴するまでラーテルという生き物の存在を知りませんでした。
強い獣…というと、ライオンや虎がまず脳裏に浮かびますが、何故ラーテル…?

別に主人公が強くなきゃいけない道理はありません。
でも、公式HPの不敵な笑み…潜在的な強さが滲み出ている感じが、より一層興味に拍車をかけるんです。

思わず調べてしまいました…^^;
すると何故瞳がラーテルなのかが分かったような気がしました。

このラーテル…全長は約80~100㎝と決して大柄ではありません。
ですが「世界一怖いもの知らずの動物」とギネスブックで認定されているそうなんです。

その由来は、自分より遥かに身体の大きいライオンやハイエナになんの躊躇もなく果敢に立ち向かい、時には獲物すら奪うこともあるとか…
目に入った捕食対象を手あたり次第に口にするなど「食」のためならライオンでさえ恐れない…

その秘訣は、分厚い毛皮で猛獣の爪や牙が簡単には通らない上、毒蛇の猛毒にも耐性を持っているので、コブラの様な猛毒を持つ蛇ですらラーテルにとっては只の捕食対象でしかないんです。

自分より何倍も身体の大きな相手に怯むことなく向かっていく闘争本能…
これこそがラーテルの真骨頂であり、瞳がラーテルである所以…
格好良いじゃありませんか…

一方、物語の方ですが、「キリングバイツ デストロイヤル」として、1チーム3人の計4チームが出場して優劣を競い合う展開が待っていました。
出場する12名の戦士はそれぞれ異なる獣の能力を秘めており、その能力同士の激しいぶつかり合いは視聴者の気持ちを否が応でも熱くしてくれます。

でもこのデストロイヤルは、ただの喧嘩ではありません。
水面下で蠢く様々な思惑も見どころの一つとなっています。

そしてもう一つ…この物語を語る上では欠かせない野本裕也の存在…
自分の意志を持たずこれまで流されるまま生きてきた彼でしたが、瞳と出会いデストロイヤルに強制的に参加させられた中、自らが導き出した彼なりの答え…
格好良かったのではないでしょうか。
お互いがお互いの存在する理由…このデストロイヤルは二人をそんな関係にまで昇華するには十分過ぎる場数を踏んできたと思います。

だから身体と心をバラバラにしなきゃいけなかった…
待っていたのはきっと自分の身を切るより辛い選択…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、fripSideさんの「killing bites」
エンディングテーマは、キツネツキさんの「ケダモノダモノ」
fripSideさん…今回の曲も格好良かったです。

1クール12話の物語でした。
原作は未だ連載が続いており、今回の放送でもその片鱗を覗かせてくれましたが、たった数秒の放送の中に不思議が溢れていました。
今回アニメ化されたのは1部で現在は2部が連載されているようです。
原作のストックがどの位残っているかは分かりませんが、続編を期待したい作品です。

そういえば、ラーテルって飼えるそうですよ。
ネットで見た価格は140万円…
雑食ですが肉主体のエサはランニグコストもそれなりに必要になるでしょう…

「にゃんこデイズ」でマンチカンに一目惚れして、ペットショップで度々見かけるも、そのあまりに高額な値段に手が出せずにいましたが、ラーテルはその遥か斜め上を行くんですね…
国内では唯一名古屋の東山動物園で飼育されているそうです。
その雄姿を一目見たい方は是非…^^

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

極めたB級加減

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
不思議と面白いアニメでした。能力系のバトルもので、獣人化するというのは散々やられつくしてきたと思っていたけど、なんだろうね、このアニメの際立つ魅力は。

雰囲気的には十二大戦に近いかな。

とにかく、「あれ? 思ったより面白い! 、、、いや、面白いのか? う~ん、面白いよなぁ?」って感じですね(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
心理描写やら、回想によるキャラの深まりとか、普通は大事なんだけど、このアニメに限っては、そんなん必要ない。むしろ、邪魔(笑)

単純にガンガンバトルをやって、訳の分からない言葉を叫ばしていた回が面白かったね。

いや~、書くことない(笑)

最終回は、なかなかに衝撃だった。涙を流すヒトミも良かった。登場人物をあっさり殺すのは、嫌いなんだけど、このアニメなら、なんか、作風として許せてしまった。そしてやはり、獣人としての復活。2期に含みをもたせ、ググッとアニメの格を上げたので、途中まで☆3だったけど、最終回で☆をプラスしようかなw

ただひとつ、メッチャ気になったのは、「なぜそこまで駒大をディスるんだろう(汗)」ということです。まあ、私の母校ではないから良いけど、ちょっと引っ掛かりました(苦笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
たまたまだけど、「学園ベビーシッターズ」を観た後に観たから、落差が半端ないw 十二大戦かな(笑) 2018とは思えない安っぽさに、逆に期待。解説入った~(笑) こりゃあネタアニメ枠かなw 駒大、なぜ? 普通感出したかったのかな(失礼) いや、よく練習試合した親近感ある大学ですから、ちょっと酷いなと(汗)。パシりメモに、こっそり掲載雑誌が(笑)

2話目
いや、大学生君、足を貫かれて平然としているとか、強すぎじゃねぇ(笑)? ギャグアニメだな。この授業風景、流石に、駒大に失礼じゃね(笑)? 四流大のボンクラって、だから駒大になんか恨みでもあるのか? 別に母校じゃないけど、ここまで貶められると、ちょっと不快かな。兎って、危険感知だろうね。あれ? ちょっと面白い、かもw


3話目


4話目
トウバンク代表の尊正義というハゲ親父に土下座させるとか、ヤバすぎるネタでしょ(笑) オペレーションアンシンクー、笑ったわw

5話目
触手アニメ(笑) 意外と作戦立ててるんだね。

6話目
いきなりの百合展開。もうなんでもありか(汗)?

7話目
遺伝子組み換え野菜に対する法律で、人体改造を奨励できるとか、なかなか面白い。仲間割れね。レオを強くしたのは、なんか後付けくさいな。今週は、やや深みを出した分、逆に面白さが減るというね。

8話目
だからなぜ、駒大を貶める(汗) なんか、イマイチの回だった。心理描写が増えると、急にツマラナクなるね。

9話目


10話目
最初は恐竜のラーテルかと思ってたw 賭けグルイみたいだな(笑) 回想。餌付け。本能まで獣が一番強いなら、本物の獣(大型獣)が、一番強いのでは(笑)?

11話目


12話目
最後、衝撃的だった。正に、「俺たたエンド」のお手本。良いB級のアニメだった!
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 17

62.7 12 陰謀で変身なアニメランキング12位
牙狼〈GARO〉-炎の刻印-(TVアニメ動画)

2014年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (171)
867人が棚に入れました
国王の側近が、大規模な「魔女狩り」を行った。
しかし、被害に遭ったのは「守りし者」であるはずの魔戒騎士や、魔戒法師たちだった。</p>

<p class="text-hide">ひとりの魔戒法師が、火刑に処されながら、赤ん坊を産み落とす。
それは、黄金騎士の血を引く者。
赤ん坊は、魔戒騎士の父によって命を救われたが、
母の胸に抱かれることは、一度もなかった・・・。

時が流れた。赤ん坊=レオン・ルイスは、少年へと成長していた。
果たして彼は、黄金の鎧を受け継ぐことができるのか。
・・・今や国の実権は、かつての国王の側近が握っていた。
国王の父は病の床に臥せ、母と共に国を追われた王子アルフォンソ。
彼は国を取り戻し、民を救うため、伝説の光の騎士を捜し続ける。
しかし、その王子もまた、数奇な運命の星の下に生まれた存在だった。
レオンとアルフォンソ-ふたりの少年をめぐり、物語が動き出す。

声優・キャラクター
浪川大輔、堀内賢雄、野村勝人、朴璐美、影山ヒロノブ、矢島晶子、井上喜久子
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

面白かったし出来は良いけど、エロが下品なこととゲストキャラの扱いが苦手で再視聴は躊躇われる…

2014年放送のTVアニメ。全24話。
雨宮慶太氏の特撮作品牙狼シリーズより派生したアニメの1作目です。

特撮は『牙狼〈GARO〉』(テレビシリーズ第1作目)、『牙狼〈GARO〉 〜RED REQUIEM〜』(初の劇場版)、『牙狼〈GARO〉 〜MAKAISENKI〜』(テレビシリーズ第2作目)を視聴済み。
アニメは4作目『牙狼-GARO- -VANISHING LINE- 』視聴済み。


【物語】
王道でそつのない展開で、全ての要素が繋がりラストまで綺麗に纏まっています。
それでいて一貫した個性もあり、王道好きさんにはオススメしても良いかな。下記の問題点が大丈夫な人ならですが。

【声優】
メインキャラは盤石な声優さんが多かったです。この人ならハマるでしょう、という安定の配役。
ですがその中で、アニメではあまりお見掛けしない声優さん方に凄く良い演技を聞かせていただきました。
アルフォンソ役の野村勝人さん、ララ役の逢葉まどかさん、オクタビア役の土井真理さんはもっと色んな作品で活躍して欲しいなあ。どなたも上手でキャラクターに合っていて、とっても良かった!

【作画】
キャラクターデザイン、私は良かったと思います。パッと見て色とシルエットですぐ誰だかわかるってアニメではとても大切。
グロテスクなシーンや個性的なCGテクスチャも使用していますから、独特の絵柄もこれが良かったんじゃないかと。
アクションも多い作品ですから、シンプルになりすぎない程度に線を減らしているのもポイント高いです。
演出も良かった。作画は不安定な時もありましたが、演出は毎回外しませんでした。

【音楽】
OP,ED,BGMどれも個性的なラインナップでした。私は後期OPと後期EDが好き。
最も特徴的なのは効果音かも。特撮で使われていたSEに近い印象で、鎧を装着した状態の台詞に独特のエコーが掛かっていたりして結構耳に残る。特撮版を見た人は慣れていると思いますが、苦手な人もいるかもしれません。

【キャラクター】
{netabare}レオンとアルフォンソ。この二人に尽きる。
二人は正反対に見えてどこか朴訥さと生真面目さがあって、「守りし者」として力と精神を成長させていくのが良かったです。二人とも苦労しながら戦っていて、見ていて応援したくなりました。最終的に無二の親友といった関係になるのも良いですね。

メンドーサ、邪悪で格好良かったけど最終話でああいった方向に振り切ったのが何だか作風と合わない感じで、少し面くらってしまいました(苦笑)。 {/netabare}


【良かった点】
・原作からのテーマ性の引継ぎとオリジナリティのバランス
{netabare}原作から踏襲するべき「守りし者」と「力と想いの継承」はしっかり入れ込みましたね。小林靖子さん流石のシリーズ構成。
今作の独自性は男女関係の良い面・悪い面を両方しっかりと描いていることにあります。
特に男女の関係は母子、夫婦、戦友、想い人と色々ですが、時に愛情と思いやりを生み、時に憎悪と執着を生む。感情の正と負を描き、原作のテーマにきちんとリンクさせていたのはとても良かったです。 {/netabare}

【残念だった点】
エロと女性ゲストの扱いの問題点。(今作もグロはそこそこありますが私は大丈夫な範囲でした。)
この2点の耐性の無い方は見ない方が吉。

{netabare}・序盤のベッドシーンが下品すぎる
第1話見た時点で、品が無さ過ぎて先に進めなくなりました。3ヶ月くらい撮り貯めてモヤモヤしてた(苦笑)。意図があるのはわかっていても、やっぱり不快なのには変わりないので。…TVアニメもR指定わかるようにしてくれたら良いのに…
最終的に男女の営みの「俗」な面と「尊さ」は対比的に描かれていくわけですが、まあ苦手な人は見ない方が良いですよね。本筋は良いのでいっそ第1話飛ばしてしまっても良いですよ(笑)。

・ゲストキャラ(特に女性)の扱いが悲惨すぎる
ララはまだレオンの挫折と再起のためにどうしても必要な悲劇ですから、舞台装置感はありますが、他にどうしようもないかなと思います。脚本上大切にされているのは感じましたし。女の子だけでなくワンコもな!!
でもラウラはちょっと可哀想過ぎた。とても良い子なのに…。こちらもオクタビアのキャラクター描写のために不可欠なんですけど、だからこそ舞台装置感が強いんだよなあ…。

小林靖子さんのシリーズ構成のオリジナル作品ではいつも「面白くて良く出来ているけど、こういう描写が私には合わないなあ…」感があるので、わかって視聴してはいますが。 {/netabare}

良い作品なのですが、個人的にどうにも苦手な所があるという結論になりました。
とはいえ今作が一定の人気を得なかったら続くアニメ版牙狼は制作されていなかったでしょうから、全体の出来も良いですし観る価値は十分にあるかと思います。
大丈夫な人は視聴しても良いかもしれません。
(2021.6.19)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 5

しんばくん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

使命・怨恨・正義・悲運・忠誠・野望・業火 -剣と魔導の世界-

ジャンル        :ファンタジー、ヒーロー、アクション
話数          :全24話
原作          :雨宮慶太(特撮)
アニメーション製作 :MAPPA
監督          :林祐一郎
脚本          :小林靖子、吉村清子、村井さだゆき、瀬古浩司、村越繁、久保亨
キャラデザイン    :菅野利之
音楽          :MONACA
OP           :「炎の刻印-DIVINE FLAME-」作詞 - 奥井雅美 / 作曲 - きただにひろし
              / 編曲 - 須藤賢一 / 歌 - JAM Project
             :「B.B.」作詞 - 影山ヒロノブ / 作曲 - 福山芳樹、影山ヒロノブ
              / 編曲 - 三宅博文、須藤賢一/ 歌 - JAM Project 
ED           :「CHIASTOLITE」作詞・歌 - 佐咲紗花 / 作曲 - 橘尭葉 / 編曲 - 橘尭葉、妖精帝國
             :「FOCUS」作詞・歌 - 森久保祥太郎 / 作曲・編曲 - R・O・N

参照元        :Wikipedia「牙狼-GARO- -炎の刻印-」参照

【あらすじ】
 国王の側近が、大規模な「魔女狩り」を行った。しかし、被害に遭ったのは「守りし者」であるはずの魔戒騎士や、魔戒法師たちだった。ひとりの魔戒法師が、火刑に処されながら、赤ん坊を産み落とす。それは、黄金騎士の血を引く者。赤ん坊は、魔戒騎士の父によって命を救われたが、母の胸に抱かれることは、一度もなかった……。 牙狼 炎の刻印 公式ページ「INTRODUCTION」より冒頭

【特徴】
①ファンタジー
②バトルアクション
③モンスター
④悪

【長所】
①心揺さぶられる展開
②派手な3DCGアクション
③キャラの扱いが丁寧
④スッキリ終える物語

【短所】
①予定調和な展開
②滑り出しの悪い序盤、中々前進しない展開
③影があまり描かれていない作画

【総括】
 凄惨な物語背景が設定されている西洋ファンタジー作品です。物語は魔戒騎士の運命を背負った牙狼が、謀略巡らす魔戒法師の野望を阻止しようとする大筋の流れを描き、最終的に牙狼達はどのような局面を迎えるのかという内容。雰囲気は日中に放送しても問題のない展開とストーリーで恐らく王道と呼ばれる類の作品です。「コテコテのファンタジーが観たい!」という方にはお勧めです。



【蛇足】

●3DCG
変身すると牙狼となり
光沢のある鎧を纏います。
顔は狼。
そして本作最大の特徴である
アクションシーンに使われます。
動画は滑らかで素早く動き
動作は非常に派手です。

間違いなく長所。

更に蛇足ですが
アクションは『ブラスレイター』と似ていました。
こちらも3DCGが使われており
かなり派手でした。
3DCGの質は牙狼の方が向上しているように見えました。
因みに
ブラスレイターはSFアクション作品。
気になった方はどうぞ参考までに。


●歌
第1クールのJAM Projectが歌う主題歌
「炎の刻印-DIVINE FLAME-」
タイトルコールから始まる曲です。

とてもカッコイイです。



【思った事】
タイトルに挙げた単語が似合う
王道ファンタジー作品でした。
隠れた良作と言えるかも。


長所にも挙げましたが
キャラの扱いは非常に良くて
敵味方双方の掘り下げも十分。
更には成長過程も描かれます。


因みにどんなキャラが登場するかと言うと
・怨恨をいだいて復讐を心に誓うキャラ
・果たすべき使命を全うしようとするキャラ
・自身を捧げようと忠誠を心に誓うキャラ
等々
ごく一部ですがこんな感じのキャラが登場します。
兎に角本作はキャラの扱いが丁寧でキャラ立ちが良かったと
そう感じました。
私はキャラが本作の一番の長所だと思います。


物語については悪を打倒するまでの道程が描かれ
その道のりには
熱い場面もあれば
悲しい場面もあります。
この様に起伏のある展開はキャラの描き方を含め
感動に繋がるポイントとしてしっかり盛り込まれていると思います。


けれど
私は物語自体にあまり面白味を感じませんでした。
というのも、物語の筋道に捻りが無く
予想しやすかった事が大きいと考えます。


この状態ではいずれ・・・ とか
そろそろだな・・・ とか
この人物がこのままなはずがない・・・ とか
その後想定通りの流れとなり
今一つ驚けない。


けれども全く楽しめなかった訳ではなく
困難が待ち構えていて否応なしに立ち向かわなければならないと予想はしてたものの
あまりにも残酷過ぎる結果となった場面は想定の範囲を超えたので
そこに限り非常に楽しめました。
それに
深夜放送らしい部分は唯一ここだけだったかも。




最期に
総括でも書きましたが
どんな作品と聞かれれば
コテコテのファンタジーと答えます。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 6
ネタバレ

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

飾らずにありのままに生きる

{netabare}子作りが肝心☆{/netabare}
ま、まさか、親父がために制作会社選んだのか!!!!?

おもしろかった。
牙狼たちの戦いがカッコイイだけで見てきたのに、
まさかこんなにも心揺さぶるものだったとは。

バハ様と共に、ファンタジー美女を満喫できた、最高の素晴らしい作品だ!!!!!
・・・そういう作品だと思っていた。

炎が{netabare}
痛みや悲しみ恨み、ではなく、守ろうと想う強いとても強い願い{/netabare}だったとは。



先に普通の感想を述べよう。
1クール目から作画は良かった、というか牙狼のCGだけが桁違いに美しかった。
CGとそうでない敵キャラとの戦い。
最初は違和感があったが、2クール目から絶妙に感じたのは、
慣れだけではなく、映像の組み合わせ方に磨きがかけられたのだろう。
{netabare}途中までは、レオン×アルフォンソの戦いが1番と思えるほど壮観だった。{/netabare}

音楽は1期OPとBGMはものすごくいい♪ やたらと激しいEDもGOOD☆
2期はOP,EDともに微妙だったが、
SEにBGMは磨きがかかる一方だった。



この作品は、
1クールをまるまるキャラ紹介と導入に使ったひどい作品だ。
レオンが主人公だろうこともあるだろう、と思うようなイントロ。

父のヘルマンと共に変わらない息子、レオン。
そこに吹き込む爽やかな風、王子アルフォンソ。
相容れないながら離れはしないエマ。

まさか、こんなに感情を揺さぶる物語だったとは。

変わり始めたのは、終わりを迎えただろう、レオンがただの人となってからだ。
何も残っていない、もともと何も持たない、
ただ、ただ憎しみだけが突き動かしていた、繋がりを殻にした空洞。

最初から何もなかったのに、何も気付けなかったのに、
傷ついて、ないものを失って、何にもなくなってから始まった。


その始まりは悲しみの終わりではなかった。





さて、カッコつけたものだが、そんなこと一番星の前では霞む。

一番はヘルマンだ、ゾロだ、銀色の戦士、{netabare}全裸だ!!!!!
リーサルウェポンを心から流れる熱い魂を脈々と宿す第三の脚だ!!!!!!!!!!{/netabare}

それを、それだけは絶対言いたかったのだ。

その武器は柔軟で隠されたものだが、ひとたび牙とか剥くと、
金色の宝玉を携えた伝説の剣と化す。

強固でそびえ立つ槍にも似た魂の塊に貫けぬものなどない。

人を苦しめる魔と、冷静さを脅かす魅力を、
激しい戦いの後にあるべき穏やかな夜へと帰す。



人は苦しみ、学び、後悔する生き物だ。
否、そうできる人間が前へと進む。

取り返しのできない過ちもあるだろう。
それでも、一人の狼として孤独ながら暖かな触れ合いに身を焦がし、
見も心も凍えさせないように生きるしかない。

キレイごとはいい。
それでも生きるんだ。







{netabare}・・・レオンのやるべきことって何だろ?? 分からんかったwww{/netabare}



★1話感想→{netabare}

『そうじゃろそうじゃろ、タイトルから漂ってくる ~1話感想~』
2014.10.12 16:32 ★★★☆☆ 3.9
物語 : 3.5  作画 : 4.5  声優 : 4.0  音楽 : 4.0  キャラ : 3.5



B級、中二、つまらなそうな感じ、臭うぜプンプンするぜ~

正直手を出すか悩む作品だったが、
なんか作画のイイ王道と聞いて観てみました。

魔女狩りをネタにした変身ヒーローもの。
世界はダーク、バトルはロボがいない戦隊ものな感じ。

正直、好物ですwwwww

OP曲から溢れる懐かしいロボや戦隊ものの熱さ。
あ~いい香り。
曲と映像が合ってない、いや作品には合ってるかwww

熱い熱いぜ!文字通り{netabare}おまえの息子が{/netabare}燃えているぜ!!

あの隠し方を考えたヤツと昼間っからバカ騒ぎしたいwwwww{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19

66.5 13 陰謀で変身なアニメランキング13位
D・N・ANGEL-ディーエヌエンジェル(TVアニメ動画)

2003年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (107)
867人が棚に入れました
『D・N・ANGEL』(ディー・エヌ・エンジェル)は、杉崎ゆきるの漫画が元となった作品作品。14歳の大助が伝説の大怪盗“ダーク”に変身することによってさまざまな事件に巻き込まれていく。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

少女漫画と少年漫画の中間みたいなアニメ?

所謂変身物の怪盗アクションファンタジー。全26話。

穏やかで優しい性格。少し気弱でお人好しな主人公には
秘密が・・恋愛感情が高まると超美形で自信家なダーク
に変身してしまう。
しかも実家は江戸時代から続く怪盗稼業の名家だった・・

普段は普通の中学生の日常をおくりつつ・・美術品を華麗
に盗んでいく大怪盗の二重生活が始まった! という物語。

容姿端麗な梨沙と快活な梨紅・・大助とダークの四角関係?
同じ中学生でダーク捜査の総司令「怜」との因縁の対決・・

恋愛のコメディ要素と怪盗アクションのシリアス要素の緩急
に、伝記の因縁めいたものを絡めたファンタジー。

主人公はややショタ系(入野自由)とドライ系(置鮎龍太郎)の
二面性に好敵手が石田彰なので、可也萌えるかもしれないw

物語的には、徐々に大きな陰謀に対して勧悪懲悪な方向に
展開していき、最終的には成長して解決に向かうスタイル。
ウェイトはコメディ要素は控えめで、恋愛も心理描写中心。

キャラデザは結構好みだけどデティールが低い・・崩れて
酷いというわけではなく、もう少し丁寧で、決めポーズ的
なカット程度でも少女漫画風の演出をしてくれたら・・と。

主人公が中学生ということも有り、ややソフトで簡潔。
子供向けではあるけど、若干暗いシリアスな展開も多い。


丹羽大助:入野自由 東野第2中学2年生。
大怪盗ダーク。小柄で華奢?だが体力身体能力は高い。
ダーク・マウジー:置鮎龍太郎 魔術を使える翼主。
大助の恋愛感情が高まった時の変身後の姿。

原田梨紅:中山さら 原田梨紗の双子の姉。
快活でラクロス部に在籍。乙女チックな傾向も強い。

原田梨沙:浅野真澄 原田梨紅の双子の妹。
容姿端麗で理想が高く姉の梨紅には対抗意識がある。

日渡怜:石田彰 ダーク捜査の総司令。
丹羽家とは代々因縁のある「氷狩家」の最後の生き残り。

日渡警視長:小山力也 日渡の養父。
26歳だが警視長に就いており、最高幹部候補。

クラッド:草尾毅 ダーク・マウジーの半身。
ダークとは対照的に黒い翼ではなく、白い翼を持つ。

丹羽笑子:玉川紗己子 大助の母。とても明るい性格。

丹羽大樹:青野武 大助の祖父。容姿とは裏腹に根明。

丹羽小助:寺杣昌紀大 助の父親。考古学者。

冴原剛:白石稔 狂言回し的ポジションで突っ込み役。

冴原警部:平松広和 冴原剛の父。ダークを追跡する警部。

トワ:田中理恵 自称「まだ100歳にも満たない小娘」

州崎由希:小菅真美

野澤菜海:長澤奈央

若本規夫・櫻井孝宏・雪野五月・井上喜久子その他大勢。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2

春原最高! さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

桧尾みおちゃん可愛い

最終回OPは流石にwww
最初無音だったからDL失敗したかと思ったけど、まさかそんな使い回しで来るとは。
この作品はとにかくヒロインが良かった。
原田姉妹に桧尾みお、そして日渡くん。
原田妹は序盤は大嫌いだったけど、後半持ち直したからまあ魅力のあるキャラになったと思う、個人的には許せないけどな。
原田姉は最初から応援してた、こういう子が一番乙女なんだよね。
桧尾みおちゃんはその中でも一際輝いてる。破天荒な性格と口調が癖になるし、それとのギャップが刺さる。
その揉み上げは玲音ちゃんリスペクトですかね、ここも良き。
こんなに魅力的なキャラはアイ・アスティン以来かなぁ。
やっぱり自分は元気系金髪ロリが好みなのかもしれない。
そして日渡くん。
ちょっと昔の作品ってBLちょいちょい入れるの好きなんですかねぇ、よく見る気がする。
最後とか完全にヒロインじゃないですかw
物語は後半そこそこ良かったかな。
永遠ちゃんとかみおちゃんとか登場した辺りから楽しくなってきた。
終盤は薄っぺらいところもあったけど、まあ言ってること自体は好きだったから個人的には悪くはなかったかなと思ってる。
問題は序盤。
ダークの羽のこととか、もっと説明欲しかった。
あと、こんな凄い力があるのにやってる事が盗みってのがなんか……それ違くね?って受け入れられなかった。
しかも手口がまんまコナンで見たこと多々あるんですが、共通の元ネタとかあるんですかね。
OPだけ好きで見続けられたようなもので、それほど良作だとも思わなかったけれど、個人的には楽しめた作品だった。
そこまでおすすめはしないが、暇でこの年代の作風が好きな人なら楽しめるかもしれない。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

ぜそたそ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

いちいち泣けます甘いです酸っぱいです恋したいです

小学校低学年くらいの頃に好きだったアニメで、最近タイトルを思い出したので一からちゃんとみてみました。

やっぱりopとかedとか、すごい懐かしくて、大していい曲じゃない(主観ですが)のに思い出補正で素晴らしい曲に聴こえてしまいます。

ただ、ストーリーとキャラに関しては、思い出補正とかじゃなくて素晴らしいと思いました。

最近忘れかけてた、人を愛する心、自分を犠牲にしてまで誰かを守りたいという思い、大変ご無沙汰な甘酸っぱい恋。
熱く、切なく、温かく、優しく、柔らかく、甘くetc
そこらへんのあらゆる感情といいますか、人間らしさ、人間臭さってものを、純粋に表現してるので、すごいストレートに心に響いてきます。
ほんと、忘れかけてた大事な感情を思い出させてくれるアニメです。

打ち切りになった作品ですが、アニメオリジナルな完結の仕方も、悪くないものでした。っていうか、グダグダな感じにならないでしっかり終わったので、逆にこの終わり方で良かったとも思っています。

最後に一言言うなら、小中学生くらいから人生やり直したいと思わされるアニメでした。
まだ22歳ですけど。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

61.2 14 陰謀で変身なアニメランキング14位
インフィニット・デンドログラム(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★☆☆ 2.9 (216)
860人が棚に入れました
2043年7月15日、各々のプレイヤーによって千差万別、否、“無限"のパターンの進化を辿る独自のシステム<エンブリオ>を有するダイブ型VRMMOが発売された。それまでのVRMMOが実現できず、技術的に不可能とされてきた要素を備えていたは瞬く間に一大ムーブメントとなって世界を席巻した。大学受験を終えて東京で1人暮らしを始めた青年・椋鳥玲二は、長い受験勉強の終了を記念して、かねてより兄に誘われていたを始めるのだった──。

声優・キャラクター
斉藤壮馬、大野柚布子、日野聡、小市眞琴、高田憂希、村瀬歩、小倉唯、日笠陽子、悠木碧、春瀬なつみ、井澤詩織、鈴村健一、東山奈央
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

コンマ数%の可能性に俺は賭ける (棒)

原作未読


動機は強いて挙げればVRMMO。特段強いプッシュ材料もなくとりあえず録画したやつ。『SAO』となるかそれとも『七星のスバル』となるか?

結果はもちろん二匹目のドジョウはなかなかいないよね、ということに。
目的は自分で作れ!中で何やってもいい!と自由度かなり高めの仮想世界が舞台。制約の無さは気を緩めればすぐ迷子となるリスクと隣り合わせです。プレイヤーにもアニメ製作陣にも。


 ルールは無い=カオス


なのです。案の定何をやりたいのかさっぱりわからんちんな作品になったと少なくとも私の目には映りました。基本設定自体をミスったのか、フリーダムな仮想世界を乗りこなせてないのは明らかでした。
そんな中で何を楽しみに完走したのかっていうと正直言葉に詰まります。不快なキャラとイタいキャラなら前者のいない作品。ご都合主義も「流せる」なのか「許せん」なのか、これは前者寄りかな。
B級コレクターな観点だとちょっとありかも

 {netabare}小数点の彼方に
 かならずある希望
          byあおちゃんのOP{/netabare}

ほんのわずかな可能性を繋ぎ合わせて大事を成す。そういうことをやりたいんだろうなとキャラのセリフやOPの歌詞からは伝わってきます。
が、そのようにはさっぱり見えません。言ってることとやってることが繋がらないのです。そんなちぐはぐさを生暖かく見守る楽しみみたいなのはあったかもしれません。


小説が元ネタのアニメって数多くありますが、セリフ回しをそのまま持ってきたかのようにキャラに全部説明させようとする悪例でもありました。
アニメなんだからある程度、セリフ外の作画描写で説明してほしかったです。
うーん、、、イマイチでした。



※ネタバレ雑談

■この職業は凄い

書き忘れてました(^_^;) 主役はレイ・スターリング/椋鳥玲二(CV斉藤壮馬)。パートナーの擬人化武器ちゃんがネメシス(CV大野柚布子)です。武器って!?そのへんの設定には本レビューで触れてませんでしたが、まあプレイヤー一名につき一体いたりいなかったりするパートナーみたいなものです。
その主人公と仲良くなるのがルーク・ホームズ(CV小市眞琴)とバビロン(CV高田憂希)のコンビ。高田さんは私の場合『やがて君になる』の小糸侑役以来ですね。レアです。

{netabare}でルークの職業が“女衒”これでピンプ(pimp)と読ませてましたが、和式では“ぜげん”ですよね。パートナーのバビロンは淫魔{R18}です。ルークが未成年のため限定モードらしいですが、18歳超えるとあんなこともこんなこともできるとのこと。{/netabare}

{netabare}それにしても女衒という単語は穏やかではありません。辞書引けば一発でしょうが要は今でいうところの“キャッチ”です。こんな美少年に似つかわしくない(笑){/netabare}


以下ガチ雑談↓読まんでいい

{netabare}女衒という単語を後にも先にも意識したのは慰安婦にまつわる朝日新聞記事となります。悪徳女衒が跋扈し軍の威信にも響くからしっかり取り締まれとした戦中の新聞記事を引っ張ってきて「慰安婦!軍の関与!」と大々キャンペーンを張ったやつ。今のようなネットの時代なら総ツッコミでしょうが、あたかも軍が強制連行したかのようなフェイクニュースをよりによって宮沢首相(当時)の訪韓直前にぶちまけその後はみなさまご存じの通り。

韓国内で怒り沸騰→宮澤首相謝罪→しばらく両国間でざわつく→内閣退陣の時に河野談話→謝罪を錦の御旗に国連や各国でロビー活動。みたいな流れ。

河野談話の瑕疵について第二次安倍政権で国会で明らかにされましたが朝日は強く抵抗してましたなぁ。なんでだろう…(棒)。

長年の韓国と一部日本人のロビー活動が功を奏し、国連人権委員会で慰安婦に疑義を申し立てようものなら白い目。既成事実化して久しいです。日本人としては忸怩たる思いですが、少しずつ押し返していくべきかと。少なくとも戸塚悦朗、植村隆、福島瑞穂。このあたりはおさえておくべき人物名でしょう。

なお、いま沈静化してるかのような慰安婦問題よりも、ホットであり取り上げたいネタは、『国連なんて働きかけりゃなんとかなる』って事実でしょうか。一部の保守的なもしくはリベラルな日本人しか認知してなかったであろう国連ならびに国連機関のぐだぐだっぷり。コロナ禍で浮き彫りになったのはWHOの体たらくでした。ノンポリ層にもわかりやすくしょぼさが伝わってきました。これ大事っす。国連が白と言ったら白なんでしょと思ってたのは日本国民くらいでしたので、印籠のような使われ方をしていた『国連』に対して疑問符をつけるきっかけに今回の事案はなったんではないでしょうか。


いつも通り脱線しました。“女衒”って悪徳なイメージしかなかったので本作での描かれ方は違和感ありでございました。{/netabare}



■そのルークくんの示唆に富む一言

{netabare}「やってきたことだけ並べて考えればこの先もっとロクでもないことを用意しているのは確実です。僕でなくともそう考えますよ」{/netabare}

{netabare}言動よりも行動で判断。これ真なり。{/netabare}



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

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2020.04.19 初稿
2020.10.17 タイトル修正

投稿 : 2024/05/04
♥ : 37

Nine さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

(アニメ化が)人類には早過ぎた作品

原作を追い続けて4年が経とうとします。
ケータイ小説はそれなりに読んだと思います。
他の方が陳腐に思われた点に別の視点を付けられたら幸いです。

小説というものは言い訳の連続です。
この言い訳を愉しむこともまた小説を読む愉しみと言えましょう。

Who done it?
How done it?
Why done it?
推理小説で問われるこの命題たちを中心に見ていきましょう。

「誰がした(する)のか?」
「SAO」に代表される様に「ゲームの世界」だからこそ、私たちと同じようなありふれた人物が主人公たりうるのだ、と言えるでしょう。この点は特に目新しいものではありません。

「どのようにした(する)のか?」
本作の特徴的な点の一つです。
それぞれのプレイヤーに「ユニークスキル」があるからこそジャイアントキリングがありえるのだ、と言い訳しています。
ではどのようにしてそのスキルを獲得するのか?それは全プレイヤー等しく個々人の性格、背景、状況に基づいて自動的に設定されるのだ。だからこそ特別なアイテムが無くとも都合の良い局面で都合の良い能力を得られるのだ。
この「性格、背景、状況に基づいて」という言い訳はありきたり(=納得しやすい)ながらも新しいと感じました。
主人公兄の無双状態についてもしっかりと欠点が存在しています。ただアニメ本編ではここまで進まなかった以上、誰に文句を言っても仕方がありません。


そしてこれが後述の事件へと繋がるのです。


「なぜした(する)のか?」
これがある意味最も特徴的な点の一つでしょう。
このゲームのデスペナルティは「24hrsのプレイ禁止」。
でありながらも完璧に構成されたゲーム内の世界。
だからこそプレイヤーには2つの考え方が発生します。
ここは所詮ゲームの世界だとする「遊戯派」
対してこれは現実世界に等しいとする「世界派」
SAOをご覧になった方であれば第1期前半と第2期後半におけるフロアボス攻略へのプレイヤーの考え方の違いを思い浮かべていただけるとイメージしやすいかと思います。
そしてこの2つの考え方について原作者の方はかなり注意して描かれています。

ですがアニメ本編内に登場した遊戯派(として明確に描かれたキャラクター)はほぼ一瞬で消滅した王都封鎖のPKたちくらいでしょう。文章なら兎も角アニメの中でこの説明を入れるのは困難という他ありません。本編において分かりやすい遊戯派として描かれる人物が登場するのはもっと後です。脚本家の方にもう少し頑張りようがあるとは思えますが、酷な話でしょう。

これらを頭に留めた上で第一話を見てください。
ざっと見た感じでほとんど触れられていない問題点があったと思います。
主人公が手の甲に何かを言っている間、敵モンスターは何をしていたのか?
それは大した問題ではありません。そこだけデミドラグワームの動きをゆっくりにしておけばマシにはなったでしょう。
では何が問題だったのか?
そう「ユニークスキル」についてです。
ユニークスキルがジャイアントキリングの言い訳である以上、それをどうにか分かりやすく表現しなければなりません。この第一話で主人公がした攻撃は向かってくる敵に武器を「当てただけ」。それは原作通りです。アニメーターの方々も苦心されたのでしょう、動きをつけようにも主人公は動いていないのですから。主人公を劇的に見せようにも見せようがない。ならどうするか?

そこで出た答えが「右から左に流れる明朝体ポップ」。

もうちょっと何かなかったのでしょうか。具体的には「イナズマイレブン」みたいな。
製作陣も締まらないと気づいたのか途中からスキル名を表示しないようになりました。
こうなってくるとごく普通でありきたりの作品で終わったと感じました。
マイナススタートな分、中の下といったところでしょうか。

原作通りの展開にした結果、この作品のユニーク性が埋もれてしまった。
これをアニメ化が人類には早過ぎた作品と言わずして何と言うのでしょうか?

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

これから始まるのは≪無限≫の可能性…。

この作品の原作は未読です。
視聴のきっかけは、友人から勧められたのと、起用されている声優さん、そしてオープニングにビックリしたから…
オープニングは碧ちゃんが歌っているのですが、とても碧ちゃんが歌っているとは思えなかったからです。
元々演技の幅の広い声優さんだとは思っていましたが「まさか、ここまで…」と思ってしまいました。
碧ちゃん…やっぱり凄い!


2043年7月15日、各々のプレイヤーによって千差万別、否、“無限”のパターンの進化を辿る
独自のシステム<エンブリオ>を有するダイブ型VRMMO<Infinite Dendrogram>が発売された。

それまでのVRMMOが実現できず、技術的に不可能とされてきた要素を備えていた
<Infinite Dendrogram>は瞬く間に一大ムーブメントとなって世界を席巻した。

大学受験を終えて東京で1人暮らしを始めた青年・椋鳥玲二は、長い受験勉強の終了を記念して、
かねてより兄に誘われていた<Infinite Dendrogram>を始めるのだった──。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

取敢えず完走はしましたが…
イマイチ頭に内容が入っていないのは気のせいでしょうか…^^;?
大野さん、碧ちゃん、唯ちゃん、うっちー、日笠さんたちが演じたキャラは満喫しました。

もしかすると、このゲーム自体のことが良く分かっていないのかもしれません。
マスターと、ティアンの違いは分かりましたけれど、クランとか出てくると途端に頭の中に???が…^^;
難しい用語が多い上、登場するキャラも多い…しかも二つ名まで出てくるのですから覚えることが盛り沢山なんですよね。

流し見したつもりはないんですが、特に用語と名前は頭に入らなかったかな…
こういうのをパッと見ただけで理解できるような頭脳を持っていたら良かったんですけどね^^;
だから結局、流れに飲まれながら完走したような感じになっちゃったんだろうな…

それと設定にもついていけなかった部分があったと思います。
例えば松岡さんが演じていたキャラ…現実では女性で、姉妹共々ゲームをプレイしていたのを知ったのは最終回を視聴した時です。
時折松岡さんの喋り方に違和感を感じながら視聴していましたが、まさか女性だったとは思いませんでしたよ。
きっとこれまでもその片鱗はあったんでしょうけれど、私はそれに気付くことはできませんでした。

設定についていけなかったと思ったのは、最終話でシュウ、フィガロ、迅羽の3人で慰労会をしていた時の彼らの会話…
ちょっと何言っているのか、半分くらいしか分からなかったんですけど^^;

ホビージャパン50周年記念アニメ化作品として制作されたそうなので、相応の気合が入っている作品だったんでしょうけれど、少し消化不良気味で完走してしまったのが少し残念です。

オープニングテーマは、碧ちゃんの「Unbreakable」
エンディングテーマは、うっちーの「Reverb」
先述しましたが、オープニングにはビックリさせて貰いました。
もちろん、どちらも通勤中に聴かせて貰っています。

1クール全13話の物語でした。
完走した後にwikiをチラ見した時に知ったのですが、webアニメで「なぜなにデンドログラム」という番組がYouTubeで配信されていたそうです。
世界観の解説や本編の補足をしていたんだそうです。
これは公式HPのMOVIE欄でも視聴できたのをたった今知りました。
全20話も配信されていましたよ。
これを本編の視聴に合わせて見たら、もっと理解が深まったかもしれません。
こういう情報ってどうしたら知ることができるんだろう…
やっぱり視聴する作品の公式HPは予めチェックしなきゃ駄目なのかな…?

物語的にはまだまだ続きそうな感じなので、続編の制作が決まったら、「なぜなにデンドログラム」と合わせてもう一度復習してみようかな…

投稿 : 2024/05/04
♥ : 18

59.3 15 陰謀で変身なアニメランキング15位
されど罪人は竜と踊る(TVアニメ動画)

2018年春アニメ
★★★☆☆ 2.9 (140)
757人が棚に入れました
自然現象・物理法則の再現、物質の生成を超物理的に行うための化学体系〈咒式〉。この技術によって、人類はかつて〈魔法〉として恐れられた力を自在に操ることに成功。〈咒式〉は生活のあらゆる分野に恩恵をもたらし、跋扈していた〈竜〉や〈異貌のものども〉すら駆逐する勢いで、急速な発展を遂げていた。
その技術を使い、トラブル解決と賞金稼ぎの生業に明け暮れる、ふたりの攻性咒式士、ガユスとギギナ。混沌とした国境の街、エリダナに咒式事務所を構える彼らに〈竜〉を狩る仕事が舞い込むのだが――。

ふたりの主人公の軽快にして絶妙な掛け合い、〈咒式〉という独特な科学技術体系を綿密に描いた戦闘描写、そしてなにより世界の理不尽な残酷さを正面から描き切るその作風で、「暗黒ライトノベルの始祖にして最終作」と称される『されど罪人は竜と踊る』。
ガユスとギギナ、天敵にして相性最悪な最高の「相棒」たちの物語が動き出す!

声優・キャラクター
島﨑信長、細谷佳正、日笠陽子、甲斐田裕子、土師孝也、南條愛乃、田村睦心、星野貴紀、徳井青空、井上剛、伊丸岡篤、洲崎綾、西凜太朗、松本梨香、下野紘、清川元夢、杉田智和、石田彰
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

映像化不可能な作品の、映像化が可能な部分だけを映像化すると、そりゃこうなるわな(苦笑)

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
確かに古くさいし、ダサいし、既視感がある設定やキャラクター。でも、許してあげて下さい。だって、古い作品なんですもん(笑)

原作は、第7回(2002年)スニーカー大賞奨励賞受賞作。私は原作未読なんですが、この「イタイ感じ」がどこか懐かしくて、最後まで普通には観られましたよ←(アニメ限定の感想です)。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
どうやらこの作品(原作)のウリって、エログロみたいなんですよね。原作未読なんで、少しネットで調べたら、滅茶苦茶エグい内容がザクザクと(原作ネタバレ→文字だけでも胸くそ悪いので、注意{netabare}女性が生きたまま脳みそをぐちゃぐちゃにかき回されたり、強姦に獣姦、カニバリズム、ロリがアナルを犯されたりするみたいですね。胸くそ悪い{/netabare})。

そんな原作なら、そりゃアニメ化は無理だわな(汗)

その原作に比べれば、かなりライトなアニメ化ですね。逆に言えば、(私にとっては嫌いな部分ですが)この原作の良さや個性を出さず、それ以外の部分をアニメ化しているということです。

そりゃ、面白くなるわけない(苦笑)。

もしかしたら、原作はもっと面白いのかもしれませんね(そういうのが好きな方にとっては)。未読でも分かるくらい、話が飛び飛びだったので、ゆっくり丁寧に進めていけば、また違ったのかもしれません。

ここからは、本作というよりも、エログロもの全般への、個人的で否定的な思いです。

これは、エログロ嫌いな私の、偏見&極論ですが、ストーリーを楽しむことを主にしているはずの小説(文章だけの表現媒体)において、エログロがウリってのは、「逃げ」じゃないかと思ってます。ようは、キャラや会話、ストーリーや展開で魅せることが出来ないから、過激な作風(表現)になるのかな、と(勿論、例外的にストーリーや展開が素晴らしいエログロものもあるんでしょうけど)。

ウチの大学のゼミの教授は、どんな小説も読むけれど、ホラーは(心理描写メインなら)まだしも、スプラッター的なものは絶対に読まない、映画なんかも観ないと言っていました。教授曰く、「感性が鈍る」だ、そうです。

私はそこまでは言いません(趣味なんて、他人に迷惑かけなければ自由なんで、エログロが大好物って方がいるのも頷けます)が、個人的には、やはり苦手ですね。単純に、嫌な気持ちになるので。

本作も、アニメ単体なら、普通にイタイ厨二系のバトルアニメとしてそこそこかなと。まあ、作画が厳しかったり、訳のわからん専門用語の連発や、センスのない会話、飛び飛びで繋がらないストーリーなど、アニメ単体でも高クオリティとはいえませんが、総括にもあるように、そのイタイ感じも含めて、なんか懐かしかったですし。

あ~、原作を調べなければ良かった(汗)

この気持ちは、なんでしょう? これまで好意を抱いていた相手の、裏の顔を知ってしまったような。例えるならば、一生懸命に野菜を育てたり大工仕事に励んでいて、好印象をもっていたアイドルが、実は女子高生に無理矢理迫るような人だったと分かった時の、ガッカリ感というか、一抹の寂しさを覚える感じに似ているでしょうか(苦笑)

原作のことを知り、☆を1に下げようかという気にもなりましたが、、、まあ、あにこれはあくまでアニメの評価サイトですし、不幸中の幸いで、全話視聴後に原作情報知ったので、評価は据え置きで。
{/netabare}

【余談~ 私の中のライトノベル ~】
{netabare}
色んなところに書いてますが、アニメや漫画、ゲーム、ラノベなど、全てのジャンルの中で自分的にNo.1だと思っているのが、「ロードス島戦記」です。中1の時に、初めてロードスを読んだのが、現在に至るまでのアニメ好きの根底にあります。

ロードスを読んで以降、中学の3年間はラノベにどっぷりハマりました。

ドラクエやFFのノベライズ、スレイヤーズ、フォーチュン・クエスト、魔術士オーフェン、ラグナロク。。。

そんな、私が好きで堪らなかった、「古い時代の」「剣と魔法のファンタジー」の香りをギリギリ残す、最後の世代に当たるのが、本作あたりなのかな、なんて思っていました(勿論、原作未読だから、実際には分かりませんが)。

ちなみに、本作が奨励賞を受賞した翌年の、第8回(2003年)スニーカー大賞金賞が、「涼宮ハルヒの憂鬱」。実は、「灼眼のシャナ」あたりから嫌な予感はしていたのですが、この「ハルヒ」によって、私の愛していたラノベの世界(正統派ファンタジー)は、一度殺されました(ちなみに、ハルヒもシャナも、ファンタジーとは別物として大好きな作品で、ハルヒはお気に入り棚入り、シャナも☆5ですよ♪)。

まあ、それだけ「ハルヒ」は別格で凄かったということです。しかし、自分が高校を卒業する時期だったこともあり、「ハルヒ」以降、自分はラノベから完全に離れてしまいました。今は、アニメでラノベを知る感じですね。アニメが面白くても、原作は読まなくなりましたし(時間がないから)。

だからなのかな。なんか、「死んだと思っていた昔なじみが、実は生きていて、ひょっこりと表舞台に戻ってきた」ような、妙な嬉しさがあって、最後までわりと楽しみながら観られました。

(と、いうのがアニメだけ観た時に書いたものです。が、レビューにある通り、原作のことを知ってガッカリ。勘違いだったのですね。まあ、勘違いした私が悪いのですが。だからといって、折角書いたのを消すのもなんなんで、とりあえず残しておきますw)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目
よくわからん難しい単語の連続は、ダメなラノベの典型なんだけどね。作画はちょい厳しいか? キャラは少し立ってきたね。(女子への)ギャップ萌え狙いかな。

2話目
ちょいとギャグ要素。枢機卿、ラスボスかな? 竜族には竜族の、絆やら価値観やら。

3話目
かなりバトルだね。まあ、作画はショボいし、意味は分からないのだけれど。

4話目
相手の十二神将みたいなのを3人相手に2人で互角以上って、国の最高レベルに強いってこと?

5話目
変身する奴、瞬殺? かなり大事な能力なんじゃ? 誇り高き竜族。ってことかな。

6話目
新章って感じ? ロイエンタール(笑) キャラデザと合ってないな。

7話目
え? そんなアッサリ(苦笑)? 正に手のひら返し。まず、いきなりボスが行くんかい。ロボットなの? 話がワカラン。

8話目
勢力が増えてくると、段々ワケワカラン度が高くなっていくな。話、多分、凄い飛ばしているな。

9話目
若本さん、キャラデザと合ってないっすよ(笑) チェリス将棋やら、レメディウスの棋譜なんて視聴者は知らないんだから、謎解きっぽくやられてもね。

10話目
選択が人生の多くを占めている、自分の選択で死んでも本望、という価値観は、概ね同意。なんて迫力のない戦闘シーン。

11話目
笑えるくらい、よく分からんな(笑) 日常ギャグ回がつまらないのは、キャラが生きてないからだな。

12話目
ん? 回想? ケツ(笑) 11話が日常系、最終回で回想を入れる。うん、2期をやらないなら意味わからん構成だな(か、ただの販促、アニメ化の条件だったか)。まあ、2期やったところで、人気が出るとも思えないけどね。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 22

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

小学館ガガガ文庫の「暗黒ライトノベルの始祖にして最終作」

この作品の原作は未読です。
完走後にwikiをチラ見しようとしたところ、「されど罪人は竜と踊る」という作品は、角川版と小学館版の2種類ありました。

もう少し読み込んでみると、最初に角川から出版されていたが、その後小学館に移籍したため2種類あるんだそうです。
違いはタイトルの後ろに「Dances with the Dragons」が付くか、付かないかで、今回アニメ化されたのは小学館バージョンの「されど罪人は竜と踊る Dances with the Dragons」です。

この物語の核になるのは、自然現象や物理法則の再現・生成を超物理的に行うための技術体系である「咒式」(じゅしき)です。
人が「咒式」を駆使する事で、まるでかつての魔法と同様の効果を得ることができます。

こういう技術は人を両極端に変貌させます。
「私利私欲のために使う人」
「社会の平和と安全のために使う人」
そして思想の違う両者は意見が合わずにぶつかり合い…やがて戦争を巻き起こします。

この物語では、個人咒式事務所を開設しているガユスとギギナという2名の攻性咒式士が、様々なトラブルと因縁に巻き込まれていく様を描いた物語です。

公式HPのイントロ欄に記載されていましたが、本作は長らくアニメ化不可能と言われ続けたんだそうです。
この設定で思い出す類似の作品は「新世界より」ですけど。

ガユスは、人間の攻性咒式士で化学錬成系の咒式が得意で戦闘ポジションは後衛。
そして相棒のギギナは、戦闘民族ドラッケン族の血を引く攻性咒式士で、戦闘ポジションは前衛。
彼ら攻性咒式士の相手は、竜や異形のモノといった人間に害をなす連中なんですが、ガユスとギギナの犬猿の仲っぷりも堪能できる作品になっています。

完走して思ったこと…
もう少し長い尺で制作した方が良かったのではないでしょうか。
全般的にもう少し説明が欲しかったところです。

説明が欲しいと思ったのは、人間関係…というか組織関係でしょうか。
1クールで非常にたくさんの組織が登場する上、単なる甲乙の契約関係だけでなく後ろ盾の存在も匂ってくるから、尚更物語を難しく感じてしまいました。

それとガユスとギギナの喧嘩…の様な殺し合いにも、もう少しバリエーションが欲しかったかも…
というより、本編にあまり関係ないので、ボリューム的にはもう少しシンプルでも仲の悪さは通じた気がします。

それと、原作が執筆中なので仕方ないのかもしれませんが、未回収の伏線が残っているのが気になるところです。
特に過去の仲間についてはもう少し触れて貰った方が理解を深められた気がします。

目の前で起こっている出来事は決して面白くない訳じゃないんです。
ただ、裏で糸を引く人の思惑が分からなかったり、目の前で起こっている出来事同士の関連が希薄に感じられたり…
ガユスの彼女であるジブーニャの扱いも…少し可哀想だったかな。
でも、尺の関係上、これが限界だったのかな…とも思っています。

だから勿体なく感じるんですよね。
小説をアニメ化するに際し、しっかりとメッセージを持っていたいと「ただ小説をアニメ化しました」だけでは色々難しいと思います。

アニメ化されることによるメリットもありますが、小説のアニメ化により情報量は大幅に削減されるので、限りある情報量の中から視聴者に本当に伝えたい部分と、それ以外で軽重を付けないと、抑揚が乏しくなると思うんです。

それでも出演されている声優さんの演技は堪能させて貰いましたし、作画も雑では無かったのでそれなりに楽しませて貰った作品でしたが、もう少し尺があるともっと面白い作品になったと思います。

ただ、一つ欲を言えばラストの展開はもう少しリアル感が欲しかった気がします。

オープニングテーマは、fripSideさんの「divine criminal」
エンディングテーマは、黒崎真音さんの「décadence -デカダンス-」
どちらも作風に合った良曲だと思います。

1クール12話の物語でした。
酷評を書くつもりはありませんでしたが、勿体無いという気持ちが少し先行してしまったレビューになってしまいました。
続編で未回収の伏線などが回収されれば印象の変わる作品だと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

kororin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

辛口コメンテーターも次々脱落?

本来なら2017年秋アニメとして放映していた「され竜」。大人の事情か制作都合かよく存じませんが、延期につぐ延期でやっとこさ2018年の春に放映されることとなり若干期待はしてたのですが・・・はぁ~~~~~~~っ。こっ恥ずかしい!原作小説の人気のほどは知りませんが映像化して「こんなモノ」だったとは!!

(第1・2話を見て)
導入から良くない。
【世界観の説明は大切です】序盤から専門用語過多のモノローグが流れますが、「遺跡のような所で中空から落ちる指輪」のシーンを見せられても、何がなにやら。伝わるもがないような気もするのですが・・・
続いて主人公の片割れ・ガユスと竜のバトル・・・ロングコートに剣と中空に浮かぶCG魔法陣の攻撃。もう見るからに『厨二病の描く理想のヒーロー』像。
[信者側としては、ワケのわからないところがミステリアスで興味をひき、聞きなれない専門用語過多は新しい発見をしてるような気分で魅力的なのかもしれません。]

【ガユスとギギナの説明的な(バ)会話】知性も趣も無い不自然で痴的なやり取りにちょとイライラ。こっ恥ずかしい!
[信者側としては、そんな気さくなダベリが好感なのかもしれません。]

【ガユスとジヴのイチャイチャ】ガユスの立ち位置が思春期少年が描くカッコつけてイキがる理想の展開。ああっ、こっ恥ずかしい![信者側としては、もうタマらんでしょう。]


そんなこんなで「天狗気味な駆けだし作家が、勘違いしてるカッコよさをふりまいた小説」をそのまんまアニメにした印象。
まるで、20代~30代前の大人が、小学校時分に書いた恥ずかしい(稚拙な)文集を仲間内で暴露されて大盛りあがりになった感じ。正に厨二病特化型の理想的アニメ(?)。

画はそんなに悪くないのに恥的な脚本・構成がどうもねぇ・・・

もう暫く様子見ですが、セリフが不自然にバカ過ぎて羞恥に耐えられなくなったらドロップアウトします。(面白くなるのかな?)

2018.06.24【視聴断念しようと思ったけど結局完走してしまった・・・】
いつかはイイ展開になるかと期待してましたが見事にハズレ。終始「憤慨」しか残りませんでした。
他の方はどう思われるかわかりませんが、「個人的」には
・主人公たちのネーミング(ガユス&ギギナ)→日本語としては耳障り。
・主人公たちのコスチューム→ロングコート&大剣&魔法(咒式)&腹筋を見せるノースリーブシャツ&タトゥが、いかにも「厨二病」過ぎてドン引き
・主人公たちの仲の悪さ→良き相棒なのかもしれませんが、しょっちゅう相手を見下す高慢な強気発言の、やたら長い応酬に次ぐ応酬が目障り。
・普段でも勝算の無い瀕死の状態でも「スカした(カッコつけた)」セリフを吐きまくるガユス→ん~~~ダサイぞ!
・彼女(ジヴ)持ちのガユス。劇中で時々一緒にベッドイン→ん~~~妬ましいぞ!
・ギギナはイケメンなので女性が寄っていく入れ食い状態→ん~~~妬ましいぞ!(笑)
そんな「好感」が持てない主人公達もさることながら、劇中において世界観・世界情勢はセリフ説明であるものの、解りづらかったです。あと、フィルターでもかかってるかのような「画面の暗さ」も鬱陶しかった。等々

あ~~、もっと早めにドロップアウトすればよかった(笑)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20

64.4 16 陰謀で変身なアニメランキング16位
ノー・ガンズ・ライフ(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (141)
544人が棚に入れました
ベリューレン社により戦時中開発された新技術「身体機能拡張技術」。その技術により身体の一部、もしくは全部を機械化された者は、拡張者(エクステンド)と呼ばれていた。拡張者と生身の人間の非拡張者が混在する社会では常にいざこざが絶えず、それらの問題を解決する「処理屋」を、乾十三(いぬいじゅうぞう)は生業としていた。そして、十三自身も、頭部が巨大な銃の「拡張者」だった。ある日、十三は、全身拡張者の大男から一人の少年の保護を依頼される。その少年の名は荒吐鉄朗(あらはばきてつろう)。ベリューレン社から誘拐された少年だった。だが、十三は依頼を受けたもののベリューレン社からの追手に、鉄朗を奪われてしまう。十三はなりゆきで街を牛耳るベリューレン社と事を構えることになるのだが…鉄朗を誘拐した全身拡張者の男は何者なのか? ベリューレン社と鉄朗の関係は?

声優・キャラクター
諏訪部順一、山下大輝、沼倉愛美、日笠陽子、内田夕夜、興津和幸、櫻井孝宏、堀内賢雄、水瀬いのり、三瓶由布子、上田燿司、江原正士、高野麻里佳

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

再び「弾丸(願い)」は込められた

この作品の原作は未読です。
最初は何となく見始めましたが、途中から日笠さんやいのりんの登場も相まって完走した作品です。


ベリューレン社により戦時中開発された新技術「身体機能拡張技術」。
その技術により身体の一部、もしくは全部を機械化された者は、拡張者(エクステンド)と呼ばれていた。

拡張者と生身の人間の非拡張者が混在する社会では常にいざこざが絶えず、それらの問題を解決する「処理屋」を、
乾十三(いぬいじゅうぞう)は生業としていた。

そして、十三自身も、頭部が巨大な銃の「拡張者」だった。

ある日、十三は、全身拡張者の大男から一人の少年の保護を依頼される。
その少年の名は荒吐鉄朗(あらはばきてつろう)。ベリューレン社から誘拐された少年だった。
だが、十三は依頼を受けたもののベリューレン社からの追手に、鉄朗を奪われてしまう。
十三はなりゆきで街を牛耳るベリューレン社と事を構えることになるのだが…

鉄朗を誘拐した全身拡張者の男は何者なのか? 
ベリューレン社と鉄朗の関係は?

「ウルトラジャンプ」にて大好評連載中のSFハードボイルド
ここに開幕!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

この作品の視聴が何と書くから始まったので、公式HPを見たのは完走後でした。
そこで、相当安心させて貰いました。

何故なら、この作品の終わり方が中途半端だったからです。
例えば、いのりんはキーパーソン役で登場しました。
ですが、出番はほんの少しで最終回では触れられもしないんです。
ここで終わってしまったら投げっ放しにも程があるんじゃ…と思っていたんです。

ですが、公式HPのTOPページには2期が2020年4月から放送されると記載されていました。
確かに入りは何となくでしたが、回を追うごとに面白くなってきましたから…
これでいのりんの物語もしっかり回収されると思うと嬉しい限りです。
それにメアリーの願いも叶えてあげたいですしね。

気になったのは喫煙シーンが多かったことでしょうか。
十三さん、暇さえあれば煙草吸っていましたから…
本業で殉職するより、肺がんで亡くなるリスクの方が高いんじゃないかと思ってしまいましたよ。

それと十三さんってどうやって栄養を摂取しているんでしょう。
あの口みたいなのって開くんでしたっけ?

キャラデザには少し癖がありますが、見ているうちに慣れるので気になるほどではありません。
作画もしっかり動いていたのではないでしょうか。
物語は正直まだ良く分からないですが、個人的には物語の中における「拡張者」の認識がもう少し改善されることを望みたいです。
「拡張者」って、全てが悪人じゃありません。
中には生きるために選択した人もいるんだそうです。
それを十把一絡げに括ってしまうのは、流石にどうかと思いますので。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、浅井健一さんの「MOTOR CITY」
エンディングテーマは、DATSさんの「Game Over」

1クール全12話の物語でした。
ここまではしっかり堪能させて頂きましたが、更に面白くなるのはきっとこれからでしょう。
4月からの放送を首を長くして待っていたいと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

男の価値は、顔じゃない(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
SF、ハードボイルド、バトル。

身体の一部を機械化し、機能拡張した人間「拡張者(エクステンド)」と生身の人間が共存する社会を描きます。

まあ、とにかく終始、「シブ格好良い」です。男が好きなアニメって感じ。オススメできます。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
世界観としては、わりとありがちというか、「攻殻機動隊」の一歩手前というか(笑)

なんだろう? 魅せ方が上手いのかな?

エンタメ作品として、純粋に面白かったです。

まず、十三が格好良いし、たまにディフォルメされると可愛いしw 魅力的なキャラクターだな~と。あの顔でモテるのも、納得(笑)

脇を固めるキャラクターも魅力的。トラブルメーカーながら、成長を見せる鉄朗。微妙で絶妙な色気というか、大人と子供の中間的な魅力があるメアリー。あの「針」を使う人も、渋くて格好良いのに、愛車を傷つけられるとキレるところが可愛い(笑)

色々と深みがある設定とシリアス展開なわりに、良い意味で「記憶に残らない」。

私の好きな作家の言葉に、「良い読書には2種類ある。自分を忘れる読書と自分を発見する読書だ」というものがあるが、このアニメは完全に前者。ただただ、楽しんだ。

2期、確実に観ます。なんとなく、2期でちゃんと完結できる作品な気がします(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
わりとハードボイルド。ほどよいコメディもあって、好きな雰囲気。

2話目 ☆4


3話目 ☆4


4話目 ☆4
感想消えてるけど、楽しめてます(笑) そんなに大それたことしたん?

5話目 ☆4
床屋でとか、渋いな。全方位にモテモテだな(笑)

6話目 ☆4
やり取りがいちいち良いな。車をめっちゃ大事にしてるのが可愛い(笑)

7話目 ☆4
利用、裏切り、信頼。ハードボイルドとエンターテイメントを上手く融合しているね。

8話目 ☆4
暴走状態、格好良いな。キスで照れるの可愛い(笑) いよいよ、OPの奴が出てきたね。

9話目 ☆4
十三、可愛いな(笑) No.13ってことなんだね。ラストの1体だったのかな? やりたいことは、必ず明日が来ると信じてる奴しかもてない。確かに。

10話目 ☆4


11話目 ☆4
敵が強いのは良いが、収集つくか?

12話目 ☆4
ギャグベースの単発エピソード。そして十三はまたモテる(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 19

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

今時はやらなそうな、サイバーパンクなテイスト。(← 私は好きですけど)

== [下記は第2話まで視聴時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
第2話まで視聴済みの時点で、このレビューを書いています。原作はウルトラジャンプに掲載の漫画らしいですが、未読です。

作中では「拡張者(エクステンド)」と呼ばれる人体改造技術が出てきますが、まあわかりやすくいえばいわゆるサイボーグ的な物です。

大きな戦争があり、兵士として高性能な「拡張者」である「過剰拡張者(オーバー・エクステンド)」が求められたけど終戦後には単なる厄介者的に扱われている感じですね。

「過剰拡張者」レベルになると、もう外見的に普通の人間ではありません。そういった者も含む拡張者によるトラブルを解決する「処理屋」という職業があって、頭がリボルバー拳銃みたいになっている乾十三(いぬい じゅうぞう)はその「処理屋」をやっています。

「拡張者」技術開発大手企業であるベリューレン社に関係する十三への依頼とそれに関連したトラブルが発生して、とりあえず一段落するまでが第1~2話までの流れです。

ここまでの流れで、十三サイドの主要人物と目される荒吐鉄朗(あらと てつろう)とメアリー・シュタインベルグが出てきました。

哲朗は2話までで判明する能力、メアリーは「拡張者」のメンテナンス技師として以降のストーリーにも大きく関わってきそうです。

おまけ: ハードボイルドといえばタバコが付き物ということなのか、十三が「種ヶ島」という銘柄のタバコを好むという設定があるようです。「拡張者」にとっては「単なるタバコ」というわけでもなさそうなことがある人物との会話で匂わされていますが、はてさて…?
== [第2話まで視聴時のレビュー、ここまで。] ==

2020.1.6追記:
最終話まで視聴終了していますが、どうやら続編が予定されたいわゆる「分割2クール」らしいです。

現在の我々の歴史と作中世界の繋がりのわからなさ具合が、ある意味とても「サイバーパンク」っぽかったですね。身体拡張(エクステンド)技術に関してベリューレン社がとても深い闇を抱えているっぽいですが、いろいろと部分的に明かされる部分はあっても核心はまだ見えてこない感じです。

ですが、ここまで面白かったので続編があればきっと視聴することでしょう。ただ、今時あまりウケない作風だなあとは思います…。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 24

53.7 17 陰謀で変身なアニメランキング17位
幕末義人伝 浪漫(TVアニメ動画)

2013年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (131)
539人が棚に入れました
「助け屋」として京の人々の生活を助けている漫次郎には、不当に奪われた大事なものを盗み出して取り返す「還し屋・浪漫」という裏の顔があった。

キャラクター原案は「ルパン三世」のモンキー・パンチ。原作はパチンコ「CR元禄義人伝 浪漫」で、舞台を元禄から幕末に変更して展開される“痛快空想時代劇アニメ”。

声優・キャラクター
中井和哉、喜多村英梨、鈴村健一、内田真礼、松山鷹志、緒方賢一、須藤沙織、二又一成、三浦祥朗、安元洋貴、宮本佳那子、立木文彦、檜山修之、鈴木千尋
ネタバレ

かげきよ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

二面性を楽しんでみよう

舞台は江戸末期幕末の京都。
普段はちょっとドジな助け屋、裏では義賊:ねずみ小僧2世の浪漫が活躍するお話のようです。

頭から離そうとしてもどうしてもルパンのイメージが。
義賊と言っても変身ヒーローや秘密道具(源内さんいるので)の要素もあるようです。
ありがちな要素集めた凡作の可能性もかなり高いんですけどね…。

ストーリーは勧善懲悪パターンで多少は幕末の動きと絡めそうではありますが、
そんなに深い広がりを見せそうもありませんので気楽に楽しめそうです。

幕末と言ってもあまり時代考証しちゃいけない様です。
そういうの気にするとキリがないのでつまらなくなります。
ルパンにはない平民と泥棒の二面性を楽しもうと思います。
※2話感想{netabare}
同心や見廻組が居るなら先週、勘定吟味が出張るのおかしいじゃん
…とか思っちゃ行けないアニメでした。

今回は鈴木孫一さん中心のお話。
時代考証も…しちゃいかんアニメでした。
名前の通り銃が出てきましたね、しかもカラクリ銃です。
2丁拳銃だとレビィ思い浮かんじゃいます。
こちらも何かの暗殺組織が絡んでいる様子で二面性があります。
なかなか骨のある男で浪漫のライバルになりそうです。
少しはストーリー性も楽しめる作品なのかな。
{/netabare}

※3話感想{netabare}
今度は阿国さんの二面性が露わになりました。
キャッアイみたいでセクシーです。
兄弟関連で世の中に恨みがあるご様子。
勧善懲悪かと思ってたんですがそうでもないみたいです。

異人さんとの戦争も絡んで来ましたしストーリーとしても楽しんでいます。
{/netabare}

※4話感想{netabare}
サービス回ですね。
ツッコんでもツッコミ切れないので頭を空にして観ました。
お約束の展開で久々に空中泳ぎが観られました。
サルのうんてい力が凄いです。
毎回偉人が出るシステムなのかな。
{/netabare}

※5話感想{netabare}
浪漫の辛い過去の屈辱と背負っている物を見せてくれた今回。
「義賊」って個人的には正しいとは思っていないんですが、
浪漫は少し応援したくなりますね。

最後に意味深い飾り箸が…この紋所は…。
ひょっとしてこの兄妹、血が繋がっていないのかな…。
この先の兄妹愛展開によっては泣ける話になる予感もして来ました。

コミカルな中にいろいろ盛り込んでくれて楽しめてます。
あと、ハンス先生何言ってるのか良く聞き取れません。
{/netabare}

※6話感想{netabare}
ハチャメチャでちょっとシュールなコメディ回でした。

孫一と阿国が互いに「コイツやるな」と思う伏線を作った回でした。
ロマンは気付かない感じでしたが、どうなんでしょう?

その他は気にせずロマンのボケっぷりを楽しみました。
幻覚とはいえ、なぜ唐突にシジミ美女だったのか解りませんでしたが、
シュールさに笑ってしまいました。

そしてハンス先生は相変わらず何言ってんのか解りません。
誰か通訳して。(^_^;)
{/netabare}

※7話感想{netabare}
ロマンが過去に救えず後悔していた少女は阿国さんでした。
カツラなのに良くスグ分かりましたね。
手を離したことで彼女は絶望し、世の中を恨むようになってしまったんでしょうか。

伏線回収が始まりいよいよシリアスに突入して参りましたね。
姿を消したロマンは今後どう動くのでしょうか。
楽しめる展開になってきそうです。
{/netabare}

※8話感想{netabare}
ロマンが生きる屍になっていましたが、
あかねと言う少女の優しさで自分を取り戻したようです。
陰気臭いのは似合わないのでまぁ良かった。

回想にも小春は登場していなかったので、やはり兄妹ではない感じです。
犬のサクラの方に秘密が隠されている線もありますが、
どちらにしろ一話で「春桜を守る」とか言ってたのが掛かって来そうです。
奏が事情を知っていそうですが次回を待つとします。
{/netabare}

※9話感想{netabare}
読み易いけど変に懲りすぎてなくて、なかなか良い話になりそうです。
サクラは忍犬だとは思わなかったですがどうりで利口だったわけだ。
何とも悪そうなペリーでしたので、
まだ心配だけど孫一も阿国も小春の事を気にしていたので
最後には笑顔になれる様な気がします。
{/netabare}

※10話感想{netabare}
阿国さんの過去も分かりました3話で妹を気にしていた訳も分かりました。
ハッピーエンドに向けてみんなが力を合わせて立ち向かっていきそうです。
{/netabare}

※11話感想{netabare}
ラストバトルもコメディ感が強いです。
シリアスと入り混ぜる作風は最後までブレないようです。
江戸方面に向けレーザー砲みたいなの発射してしまいましたが、
まさか犠牲者出てないよね?
ハッピーエンドが待ってるとは思いますがちょっと気になっちゃいます。
{/netabare}

※12話感想{netabare}
色々と犠牲者が出てしまいましたね。
この作風なら一般人の死者出さずともやって行けた気もしますが。

浪漫と小春の兄妹愛で締める形は好感を持っています。
この先もいつものやり取りが長く続くと良いですね。

阿国さんは浪漫を許して仲良くするのかと思えばライバル関係は続くようです。
彼女なりに義賊っぽい事をやり出したのでしょうかね?

無骸の者、死して骸を残さずの通り孫一はコンティを道連れに亡くなったようです。
(他の見解もあるかもしれませんが)
最期に小春の笑顔を思えたのがせめてもの救いでしょうか。
見廻り組のお頭も気の毒ですが悟っていたようにも思えます。

父のねずみ小僧は生きていた様で驚きです。
阿国さんとも会っているし、外套も残していましたが気付かないものですかね?

ハンス先生は相変わらず何言ってるのか解りません。
「それでもひんだらでめでめお」きっと名シーンなんですがね。
「んあ!?」っと聞き返したくなりました。
人形たちが身を挺して上手く砲撃を止めてくれたのは感動的ではありますが、
ここで散るのなら事前にもう少し目立たせるお話があっても良かったかな。
愛着があり気持ちが入っていたらもう少し感動できていたかも。
{/netabare}
単なるパロディ物にとどまらず、
想像以上にしっかりとしたストーリーで楽しむことが出来た作品でした。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 20

Ssoul30 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

人々から奪われた物はどんな手を使ってでも取り返す。それが二代目鼠小僧 浪漫 の指名だ! 

ストーリー

時代が変わる少し前、夜の町にある影が現れました。それはとはなんと裕福な人間からお金盗み盆棒な人々にお金を分け与えるそんな義賊。その存在は二代目鼠小僧の浪漫でした。けれどその存在の本当の姿は誰も知らない。なぜなら普段は 「助け屋漫次郎」という偽名で便利屋稼業しているからです。この物語はそんな二代目鼠小僧とその仲間たちが依頼人から受けた物を取り返す「還し屋」の物語です。

私の感想。

パチンコが原作のアニメだなんて初めてではじめはどうなるか心配でしたが、非常におもしろかったです。

キャラクターデザインが非常に魅力的でした。流石「ルパン三世」などの作品で知られるモンキー・パンチの作画です。かなりかっこいい作画です。この作画のおかげで3~5倍この作品がおもしろくなりました。なんと言うのでしょうか、髪の毛やアクションの描き方がすごく独特なデザインなので、かなり楽しめました。

そして、この作品の世界観も楽しめた理由もひとつです。もちろん過去の日本をメインとしたアニメはたくさん見てきましたら、この時代はあまり見た事は無かったので、新鮮でした。そして、この作品のこの時代は結構イベントが多いいですし、有名な人も多いので、最高に楽しめました。

私がこの作品で一番気に入ったキャラクターはもちろん主人公の浪漫です。あのひげや胸毛が最高です。この時代にもこのような革命を起こしそうな人間がほしいですね。

しかし、この時代にあんな超強い武器や装備があるのかはいまだに謎ですね。けれど、その武器はかなりかっこいいので、ゆるします!(なにをだよww)

Ssoulのワンポイントピックアップ!!
「このコーナーではこの作品のおもしろい所、注目してほしい所などをピックアップし、説明したいという事です。」

何度も言いますが、この作品のキャラクターデザインはかなり個性豊かなので、気に入っています。ですので、是非キャラクターデザインを気に入ってください。

オープニング

「RanTiKi」
かっこいいオープニングです。はじめは博打をメインとしている感じを出していますがその後かなりかっこいいキャラクター紹介が出ていて最高です。ネタバレも少ないですし、そして、オープニングでのストーリー紹介も最高でした。いいですね~

エンディング

「ツァラトゥストラ」
曲もかっこよくていいですし、画像も個性豊かでいいのですが・・ え~と このエンディングってどう発音すれば良いのでしょうか・・・ 良い曲なんですよ!! でも・・ 名前が発音できない。 

投稿 : 2024/05/04
♥ : 11

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

GUN道じゃねぇよ!浪漫さんだよ!豪華キャストにパロディギャグ、そしてセックス&バイオレンス!って良い子は観ちゃダメwオ・ト・ナの為のミッドナイト時代劇!

まずモンキー・パンチ先生とパチンコメーカーが手を組んで作られたCR機が原作と聞いてなんかもうアニメとしてのやる気ないんじゃ?GUN道の二の舞なのか?と、不安を抱いたことを正直に告白しましょうw


幕末という時代設定にも関わらずミニスカ着物の町娘が登場、ロボットやパワードスーツ等クロックパンクを通り過ぎてオーバーテクノロジー過ぎる源内の爺さんの発明品・・・
さらに時折見せる無意味なお色気やらニコニコ動画のパロディやら、ホントなんでもありのカオスティックコメディなのか?
と、思いきや中盤以降の本筋ストーリーはかなり暗くて血生臭いモノ
ベッドシーンや暴力描写もヘボ作画ながら大量に挿入される為、純粋に大人向けな
いわばアダルティックな作品だったことに度肝を抜かされました;


特に弱きを助け強きを挫く「義賊」という裏家業に誇りを持つ主人公、浪漫さんの渋い生き様は中井和哉さんの熱演も相まって観ていて気持ちが良いですね
さらに第5話では浪漫さんの過去に秘められた悲しいエピソードが語られますがこれがまさかの【鬱展開】
人買いにさらわれた幼女を救い出したはずが逆に追い詰められてタコ殴りに遭い、幼女も奪われるっていう悪夢のような過去を経験しとるんですよ(T_T)
この第5話までは最低でも粘っていただく必要があると思います


そして第7~8話以降はもう勢いに身を任せて頂きたい
はいは~い、幼女にトラウマを抱いて廃人化し、今度は幼女に救われるアニメはココですよ~^q^
最終回ではスクライドばりのアツい殴り合いもありますw


癖のある濃いキャラクター達を実力のあるベテラン豪華声優陣がノリノリで演じてくれるのだからきっと最後まで辿り着けるはずです
緒方賢一の源内、安元洋貴のペリーもさることながらハンス先生wなに喋ってんのか解んねぇよ!w
あと内田ちゃんの役からオイシイところを全部かっさらってく葉山いくみさんの上手いこと上手いこと;


後半では本家本元の『ルパン三世』を手掛けたスタッフも合流(といっても近年のルパンですが)
奏さんの「変身」や「乳揺れ」がやたらと拝める11話辺りはギャグとしてもメチャクチャ面白いですし


とにかくエッチシーンはあるわ、人は盛大に死ぬわ、主題歌はカッコイイわ、エンディングの作画はスゲェわ、最後は全部笑い飛ばすわと大忙しな作品
そう、大盤振る舞いってよか大忙しな作品ですよね


それにつけても小春ちゃんの可愛さは異常やでw

投稿 : 2024/05/04
♥ : 17

59.7 18 陰謀で変身なアニメランキング18位
新 天地無用!(TVアニメ動画)

1997年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (56)
376人が棚に入れました
『新・天地無用!』は、テレビ版『天地無用!』の続編として企画されたが、監督の高本宣弘とシリーズ構成の関島眞頼の意向により、原作OVAやTV版とは設定も雰囲気も全く異なる内容の作品となっている。 平凡な高校生、柾木天地は帰宅途中、魎呼と名のる美少女と出会う。しかし、彼女の正体が指名手配中の宇宙海賊であった。魎呼を追う銀河警察(ギャラクシーポリス)の刑事・美星との大騒動。その後、樹雷星の皇女・阿重霞&砂沙美、天才科学者・鷲羽、美星の相棒・清音が現れて、天地のまわりは騒がしくなっていくことに…。

負け猫 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

これはマジで別モノ

今度はTV版のパラレルワールド的アニメ。
(キャラデザがTV版と同じだから)

またパラレルワールドという事で最初から始まる・・・^^;

もちろんヒロイン達の設定も関係性も大幅変更。
そして遂に主人公まで設定が変えられている。

性格は相変わらず同じなのだが、
第1話から主人公とヒロイン達がすでに仲良く住んでおり、
後に主人公とヒロイン達の出会いの話しが
「え?」と思う程あっさり、そして適当に語られる。
(今までは出会いもちゃんと語られていた)

確かにヒロイン達にモテて、ハーレムっぽくしているが
今までの天地無用の雰囲気が全く感じられない作りになっています。

主人公が東京で1人暮らしをするという設定も新しさを目指すのならわかりますが、
天才ヒロインの発明品でそれも意味をなくすというw
(なんでわざわざ転校する設定なのかわからないです)

そして敵らしき奴らもいるのですが、そいつらが下っ端の敵を作ったりして、主人公達を困らせるという、
なんというか朝の子供向け変身ものアニメのノリでストーリーが進みます。

で、止めに今作では東京でのメインヒロインが存在しているのですが、
このキャラがあからさますぎて、
ストーリーの展開がたった数話で予想できてしまうという残念ぷり。

見せかけだけで、中身や雰囲気が
天地無用じゃなさすぎて断念しました...orz

後でオチだけ友人から聞いてやっぱかwと笑ったのを覚えていますよ^^

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

coldikaros さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

そんな自由でいいの?

この天地シリーズはOVAだったりTV版だったりで設定が異なってくるというシリーズですが、この新・天地でも見事に変えられています。
せめてTV版の旧と新ぐらいは設定を同じにしてもらいたかったですね^^;
でも、もしかしたら放送当時のファンの方々はその違いを天地ワールドとして楽しんでいたかもしれないので文句はあまり言えませんが、こうして俯瞰してみると統一性が無くて手を出し辛い気がします。
ということで内容ですが、新ヒロインを混えて以前とは違った陰湿なドロドロとした話が展開されます。
個人的には天地は突き抜けた明るさと激しさが面白いところだと思っていたので、少々がっかりしました^^;
それにどうも今回は各キャラの嫌なところばかり目につきますね。新ヒロインのためとはいえ、以前からのヒロインを下げすぎなんじゃないでしょうか。
設定や展開だけみると意外といいんですが、うまく生かしきれなかったかなと。
正直に言うと、天地だからと言ってこの作品は見なくていいです^^;
むしろ、最初にこの作品を見るのならあるいは楽しめるかもしれません。以前からのヒロインへのイメージをもっていないので。
ですが、まず新から見る人はなかなかいないでしょうし・・・
すみませんが、失敗作でしょう^^;

投稿 : 2024/05/04
♥ : 1

ちあき さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5

タイトルなし

OVA版である『天地無用!魎皇鬼』とTVアニメ版『天地無用!』とは別物です。
そしてこの作品で更に別物が加わりました。
さすがにここまで別設定で作られると嫌になってきます。


天地無用!シリーズを整理すると以下の通り。

「OVA版設定」
『天地無用!魎皇鬼 第一期』
『天地無用!魎皇鬼 第二期』
『天地無用!魎皇鬼 第三期』
『天地無用!GXP』(主人公が変わる同一設定世界の数年後の話)


「TVアニメ版設定」
『天地無用!』
『天地無用!In LOVE』(劇場版)
『天地無用!In LOVE2遙かなる想い』(劇場版)


「分類できず」
『天地無用! 真夏のイヴ』(劇場版)
基本設定についてはOVA版に近いですが、第二期以降の話とは繋がらないので、OVA版第一期を基にした別ストーリー的なポジションです。
『新・天地無用!』
一応、天地無用!のTVアニメ版第二弾なのですが、登場人物が一緒なだけで、全くの別物。キャラ設定やストーリーなど他の作品と異なる別作品。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

54.4 19 陰謀で変身なアニメランキング19位
スカーレッドライダーゼクス(TVアニメ動画)

2016年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (86)
375人が棚に入れました
舞台は、本能に支配される「紅の世界」の生命体・ナイトフライオノートの襲撃と侵略に脅かされている、理性を象徴する「青の世界」。青側で研究者の職に就いていた17歳の主人公・麻黄アキラは、その能力から最前線での戦闘指揮官に抜擢され、石垣島と西表島に跨る対位相外防衛機関、通称「琉球LAG」への着任を命じられた。そこで出会ったのは、過去の熾烈な戦いによる第五戦闘ユニットまでの全滅を受け、4年前に結成された第六戦闘ユニット「IS」に属する教え子達。「スカーレッドライダーゼクス」とも呼ばれるライダーの6人を率いる主人公は、共に命懸けで戦う教官として、別世界から襲い来る脅威と戦う日々の中、それぞれとの親睦を深めていく。

声優・キャラクター
鈴木達央、宮野真守、近藤隆、下野紘、高橋広樹、KENN、竹本英史、浪川大輔、小山力也、高橋直純、岡本信彦、藤原祐規
ネタバレ

文葉 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

アニメ版は初見にかなり厳しい。だけど、アニメ化のおかげで原作ゲームをプレイして本気でファンになれた大好きな作品。

原作ゲーム(PSP版)プレイ済。大好きな作品だけど12話で魅せるにはアニメとしてかなり厳しい内容だった。
このゲーム独自の専門用語が多く、説明不足ではっきり言って初見に厳しすぎる。
気になったのが作画 予算不足なのかOPも静止画が多く作画の乱れが目に付いた。
それでも、制作スタッフ様方のアニメ化に対する熱意が公式ブログや、イベントを通じて感じられて、本当に素晴らしかった。本当に有難うございます。
アニメ化のおかげで原作ゲームをプレイする勇気が出て、大変楽しむことができました。この作品を通じて遠くに住むファンの方と友達になったり、キャラデザのpako様好きの素敵なお友達が出来たりと、私の中で宝物のような大切な作品になりました。

長文の感想と雑記、考察が含まれるので面倒だと思ったら気にせずブラウザバッグしてください。
”アニメ見ててここがわからなかった”等感想を持った方は一緒に悩みましょう。

<SRXの魅力>
・発売されて6年経ったゲームなのに未だに根強いファンが多い
・キャラクターデザインのpakoさんの絵がキャラの男性的な魅力と色気を100%引き出してる
・キャラソンや主題歌が最高に良い \ってか、声優さん歌うまッ!/
・キャラクターが一癖あって短所さえ人間味がある
・豪華声優!
・イケメン揃い(サブスタンスから漂うペルソナ感が半端ない♪)
・独特な世界観が考えるほどに面白い
・変身ヒーロー&バンドマンが嫌いな女子は少ないと思う
・ヒロインが女子ウケがイイ感じで良いキャラ

<SRXについて>
”スカーレッドライダーゼクス”略して「SRX」
SRXと聞いて、ヤマハのバイクやスーパーロボット大戦が思い浮かんだ方もいるでしょう。
元はレッド・エンタテインメント制作のゲームです。
(レッド・エンタテインメントと言えば、ハドソンと共同制作の天外魔境シリーズや、セガと共同制作のサクラ大戦シリーズが有名)

スカーレッドライダーゼクスの”ゼクス”はドイツ語で”sechs”
”6”です。この6という数字に大変縁がある作品でして、
2010年7月1日がPlayStation 2で発売された日で
それからちょうど6年の月日を経てようやくアニメ化されました。

6年前の作品なのでアニメは若干作画や雰囲気が古い気が・・。変身シーンやノリも古いけれどダサ面白い・・。
バイクのデザインがまさに修正テープ ヨウスケ君のダサTが健在で逆に安心
ヒロインの名前が”アキラ”と男性名なのでBLと間違われますが、ヒロインは女性です。

内容的には、他の乙女ゲームアニメ化作品と違って劇中で殆ど歌ってません。ミュージカルみたいに”突然歌うよ~”のような気恥ずかしくなることは無いので大丈夫かと。個人的にキャラクターデザインのpakoさんの絵が存分に生かされているところがとてもポイントが高い。

<SRX用語> 
メインスタンス→サブスタンスに選ばれた第6戦闘ユニットのメンバー
レゾナンスすることによってメインの体にサブの人格も同居した一体のライダーになる。
サブスタンス→紅の世界に生まれ、人間や音楽や芸術など、青の世界にしか存在しないものに興味を示して移住した者。自らの意志でLAGに協力してくれている。
ナイトフライオノート→紅の世界の住人。青の世界を侵略しようとする敵
レゾナンス→サブスタンスとの変身&融合
琉球LAG →石垣島と西表島に跨る対位相外防衛機関
紅傷→ライダーは利き手と逆の掌に十字の傷が刻まれている
Odd-I's→原作ではユニット結成時期に敵の攻撃が沈静化して戦う機会を失ったからロックバンド「Odd-I's」(オッドアイズ)を組んだ。言いだしっぺはまとめ役&面倒見の良いユゥジ。

(ちなみにナイトフライオノートとサブスタンスは実質は同じ
単にLAGが敵か味方か話が通じる相手かで分類を分けてるだけ)

<キャラ一人ずつ感想&profile>
駒江 クリストフ・ヨウスケ ツァール・ツヴァイ 声 - 鈴木達央 color・red
17歳。181cm 幼い頃に両親を亡くし、タクトの家で育てられた。
父は第4部隊の駒江ハイジ 母は科学者駒江 メアリー・ヨウコ。
幼い頃に両親を亡くし、タクトの家で育てられた。タクトとは幼馴染であり親友、そしてお互いを高め合うライバル。
常に料理のことしか考えてない料理馬鹿。魚の目がダメ

霧澤 タクト ツァール・アイン 声 - 宮野真守 color・blue
18歳。172cm 主人公の着任まではISのリーダーとして指揮の訓練も積んでいた。理屈っぽく理論的だが、天然な面もある。照れると超早口になる。
シイタケが嫌い 猫好きだが、猫アレルギー

津賀 ユゥジ ツァール・ドライ 声 - 近藤隆 color・orange
21歳。185cm 社会人経験が唯一ある最年長のライダー 
LAGを卒業後、ハコダテの実家で酒屋を手伝っていた際にメインスタンスに選ばれていた事実が発覚し、復帰。6人兄弟の長男坊で、家族や仲間を大切にする面倒見の良い性格。激情家で短気な面も。 趣味は釣り

鞍馬 ヒロ  ツァール・フィア 声 - 下野紘 color・pink
16歳。168cm 女の子のような外見などが原因で苛められていた体験から内気な性格の人見知り。環境の変化が苦手で警戒心が強い。綺麗な石を集めるのが趣味

錫木 カズキ  ツァール・フュンフ 声:高橋広樹 color・purple
18歳。180cm 音楽を奏でる才能に溢れていて、独特の感性を持ち、日本語と英語を混ぜる(ルー語みたいな)発言が多い。
陰では優れた洞察力を発揮し、穏やかに状況を分析する知性も併せ持つ。
多分、この6人の中で一番冷静。

無月 ヒジリ ツァール・ゼクス 声 - KENN color・white
17歳。174cm 女慣れした言動と軟派な振る舞いが目立つ反面、実は真面目な一面も。実は{netabare}全滅した第5部隊の唯一の生き残り{/netabare}髪型と日焼けした肌から連想され”黒糖バナナ”とファンに呼ばれてる。唯一、紅傷の色が白い{/netabare}

<関係性>
保守派(変化を受け入れない・受け入れ難い)
タクト・ユゥジ・ヒロ
革新派(変化を進んで受け入れる)
ヨウスケ・カズキ・ヒジリ
ここでの”変化”はLAGに赴任してきたアキラ教官のことも指す。

ヨウスケ・タクト 
ライバル関係 二人共ボケ担当なので話が大変な事に・・お互いを高め合う存在

ユゥジ・ヒロ
共依存 頼られたい、必要とされたい ユゥジと
    頼りたい、必要としたい ヒロ。
ゲームでショッキング&ショッピングだったのが、最初のトラック1でユゥジの選択肢を違えると普段穏やかそうなユゥジから想像できない”よそ者はここから出てけ”みたいなのを言われる。
ヒロは最初から教官に敵意剥き出しで攻撃的&警戒心MAXで面倒くさい
”ユゥジ、この女追い出してよ~”の下りは女特有のあざとさと意地の悪さを感じた。

カズキ・ヒジリ
芸術家 作曲するカズキと歌が最高にうまいヒジリ。カズキの見抜く力と冷静さが遠慮なくずばずば指摘して反感買いやすいヒジリにピッタリ合う。

<10話からの霧澤 タクトの謎行動>{netabare}
小説のネタバレ含みますが、タクトは不審点を追究するなど懐疑的な態度があり、いきなりやってきた教官を最初は酷く疑っていたので、秘密を何かを知ったか石寺から聞いたのでしょう。
ポイントとして彼のサブスタンス”レスポール”が記憶処理の能力を持つ人造サブスタンスという部分。
ゲームでは伏線のように”何があっても貴女の意思で選択すること”というようなセリフを投げかけるので、クリスマスの時期には鍵を握ってた可能性がある。

彼女が優しすぎて戦闘で非情になれないと悟って自らを犠牲にしてグランバッハを物理的に捕まえて(構図的には若干無理があるけれども)アンカーを打たせ、
音楽さえない赤の世界の住人になったこと。これも全てアキラを極限状態まで追い詰めて”選択”を迫るためだったと思う。
原作ゲームではカズキMエンドとタクトエンド以外死亡するタクトだが、カズキMエンドでは”自分は結局道化だったのではないか”と言葉を残して後悔をしている様子。{/netabare}

<アキラについて> {netabare}
アキラは世界が生み出したシステム 黄金の女神(世界の柱)だった。
青の代表石寺と紅代表のグランバッハが最小限の犠牲で済むように始めたゲームが麻黄アキラ争奪戦だった。
戦争ではなくゲームなのは、お互いの命をかけずに駒を動かしてすすめるからだ。

彼女が選んだ人が望む世界(紅か青か)に変えることができる。
彼女自身が選べるわけではない。彼女が愛したスカーレッドライダーが世界を選ぶ。
ちなみに誰も選ばず愛さないと、青の世界の負け。
彼女の体を回収して記憶を消去して、仮に第6部隊全滅なら新たに第7部隊を作り直すだろう。

彼女は第6部隊まで5回死に、6回目生まれ変わって今に至る。
{netabare} 第4では目を、体の自由を奪われ、第5は興味があればゼノンの小説で彼女の最後と転生を見届けて欲しい。甘粕とヒジリに深く興味を抱く内容となるはずだから・・。{/netabare}

今回は、原作にないオリジナル展開で、第一話で言った「・・・ねばいいのに」はヨウスケにではなく、「(私が)」と教官自ら自分に向けたものだったと知る。
彼女自身が世界を選び、アキラが世界になってゲームは終了した。
ナイトフライオノート、サブスタンスが消えない共依存ENDであり、紅と青の世界は融合して一つとなった。{/netabare}

また、気が向いたらゲームの感想交えて追記します・・(燃え尽きたw)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 37

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

噛めば噛むほど味が出そうな作品の予感!(5話まで視聴して)。

※★の評価は暫定的なものです。最後まで見終えてから再度つけなおす予定です
 予備知識ほとんどナシでの視聴です。
 視聴のきっかけは、某まとめサイトさまでの記事で「ひどいアニメ」みたいに書かれてて興味↑。

>1話まで視聴して
あれ?、これ結構好みかも^^
今wiki見て初めて知ったのですが、ゲームのアニメ化なのですね。・・それも乙女ゲーム!?。

熱血ヒーローものっぽいけど、ライダーシリーズもの感もあってなんか新鮮。
基本は王道路線かと思いきや、いい感じにいろいろシュールな演出に溢れてて意外性が心地よい。

宮野さんが参加されてる事を全く知らなかったのですが
早々に登場してきてテンションUP!。
さらに、え!?、聴き間違い??。名前がタクト!???。
うわあああああ、ここだけは変えてほしいwww。

音楽ネタも今後たくさんブっ込んでくれそうな前振りの1話だったので
そちらもあわせて楽しめそうです♪。

他作品では見られないような、へんてこりん感が癖になりそうな予感です。


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>5話まで視聴して
自分が最も好きな作品であるSTAR DRIVERのタクトくん(宮野さん)と
同じ名前&同じ声優さんカブり!?・・ということで
最初は少し反射的な拒絶感もあったのですが
だんだん慣れてきて、こっちのタクトくんもアリだな~って思えるようになってきました。
2話か3話あたりのタクトくんのセリフが少し説明的過ぎというかクドい感じに
思えてしまってたのですが、4話あたりまでくると
クールなんだけどバカ真面目で不器用な真っ直ぐキャラなのかな~って思えてきて
だんだん好感が持てるようになってきました。
(それに何といっても宮野さんが魂と愛情を注ぎ込んでいるキャラでしょうから^^)

それと、なんか意識して比較しながら見てると所々似てるような要素があって面白い。
     (さらにEVA要素もベースに敷かれてる感じでさらにカオスw))
~今、思い浮かぶところだけあげてみると~
・舞台が南の島:OPラストの海をバックでの勢揃い絵が、一瞬あっちの作品かと錯覚するほど
        2話での波が押し寄せてくる砂浜のカットが、自分の記憶と重なってうれしい
・学園(日常)パートと戦闘パートの二部構成
・サブスタンス:あっちでいうサイバディ的な感じ?
・レゾナンス:あっちでいうアプリボワゼ的な感じ?
・十字の傷:本作では手だが、あちらではタクトくんの胸に
・「○○がいないと○○なんだから」:!!!!!!!!
~とまあ、半分こじつけ感いっぱいで勝手に楽しみながら観ています♪~

キャラデザインは最初微妙かな?って思ってたのですが
慣れてくると人物のキャラデザインがとても自分好みだと気付きました!。
少しとがっている感じでスラッとした投身。
瞳の色が変化するのも、つい最近やっと気付いたのですが
各キャラ固有の色っぽくていい感じですね。
今のところ個人的にキャラの性格や言動で好きなのはカズキかもです^^。

作品全体としては
BGMの琉球っぽいお気楽な感じがとてもいいですねえ♪。
あと、バカなやり取りがとても好きです。「なんだその○は?」のくだり、とても気に入った。

シリアスっぽい感じも適度に遊びゴコロが加えられてる感じで興味そそられます。
1話での某キャラのセリフ「○○○いいのに」ってのは
やっぱ赤青でいうと青系なのかな?。○を司っているのかな?と想像。

なんかだんだんハマってきてて、原作?のゲーム版にも興味出てきています。
とりあえず某動画サイトさまで某実況プレイ動画など見てみようかと思っています。
(もはやドハマり中??)

★の評価、UPしました!。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 15

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

これ…原作は「乙女ゲーム」だったんですか!?

この作品の原作ゲームは未プレイですが、完走してレビューを書くためにwikiをチラ見するまで、原作が恋愛ADGで所謂「乙女ゲーム」だという事を全く知りませんでしたし、視聴中に気付く事もありませんでした。

ゲームでは、麻黄 アキラが戦闘指揮教官として6人のライダーに指示をだしながら親睦を深めていく…のだそうですが、展開的にはゲームもアニメも終盤までは概ね変わりない感じなのでしょう…
ただ、アニメはゲームと異なりアキラという特定の人物の視点で物語が進むわけではなく、アキラもライダーも同じ遡上で物語が描かれています。

物語の舞台は琉球…地球は「青の世界」と呼ばれており、「紅の世界」の生命体からの襲撃に脅かされていました。
この紅の世界の生命体と戦えるのが、もともとは紅の世界の住人でしたが青の世界に興味を抱いて移り住んだサブスタンスに選ばれたメインスタンスの人だけ…

物語は、紅の生命体との戦闘の最前線でスカーレットライダーを指揮するため、アキラが琉球に配属になるところから始まります。

琉球には最初に5人のメインスタンスが存在しており、彼らは戦闘時以外はロックバンド「Odd-I's」として活動したり、趣味に明け暮れていたりとめいめいに限られた時間を漫喫しています。

そんなメインスタンスのメンバーは以下の通りです。
・駒江 クリストフ・ヨウスケ(CV:鈴木達央さん)17歳。サイドギター担当
・霧澤 タクト(CV:宮野真守さん)18歳。メインギターとボーカル担当
・津賀 ユゥジ(CV:近藤隆さん)21歳。ベース担当のバンマス
・鞍馬 ヒロ(CV:下野紘さん)16歳。ドラム担当
・錫木 カズキ(CV:高橋広樹さん)18歳。キーボードと作詞作曲担当

こうして頭を整理してみると、確かに原作がゲームと言われると納得です。
戦闘:バンド:趣味その他の割合が4:4:2程度とバランスが取られている上、キャラも万遍なく登場していましたから…

でもゲームの様にアキラがライダーにちょっかいばかり出している展開では間違いなく途中で飽きてしまったと思うのですが、この作品…それだけじゃないんです。

一つはサブスタンスのメンテナンス担当として派遣された明坂聡美演じるハコとアキラの物語…
女の娘同士で意気投合した二人が友達になるのに、そう時間は必要ありませんでした。
物語の進展に伴い窮地に陥るハコとアキラ…
全てを否定されたハコに対して友人であろうとするアキラ…
その方がより自分を危険に陥れる事になると知っていても…
そんなアキラに薄情になんかなれません…
ここからは優しさと感謝に溢れた展開が…見ているこっちも貰い泣きです。

そしてもう一つは紅の世界の生命体との戦いは本気の命懸けだという事…
目の前には絶望が…でもその中で唯一見えたわずかな光明が心をグラつかせます…
でもその光明を掴むという事は禁忌を犯すのと同じこと…
きっとそれで苦しむのが自分だけなら苦しまずに選択する事もできたでしょう…
でも、苦しいのも痛いのも自分じゃないんです…
どっちを選択しても苦しみは変わらない…心がより痛むかそうじゃないかの2択…
でも、本当の選択は別に用意されており、これまでの選択は通過点でしかありませんでした。

アキラとライダー達の出した答えは…
気になる方は是非本編でご確認下さい。

オープニングテーマは、ヨウスケ&タクトで「青と紅のフォルツァート」
エンディングテーマは、ヒジリの「old revelation」

1クール12話の物語でした。
乙女ゲーム的展開でも抵抗無く視聴できる方、或いは気になる声優さんが出演されている方にはお勧めできる作品だと思います。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

65.1 20 陰謀で変身なアニメランキング20位
キン肉マン キン肉星王位争奪編(TVアニメ動画)

1991年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (47)
247人が棚に入れました
日本で活躍する(!?)ダメ超人、キン肉マンは実は大キン肉星雲キン肉星に住むキン肉族の王子だった。超人オリンピック、宇宙超人タッグ・トーナメントと数々の戦いに打ち勝ったキン肉マンは、キン肉星の新大王となる事に成ったが、その前にキン肉マンを王位継承者として認めないという5人の邪悪の神々が現れた。神々はキン肉マンが生まれたばかりの時、病院に火災が起こり、6人の子供の取り違えがあったと主張し、キン肉マンを除く、他5人の超人を真の大王継承者として推薦した!!邪悪な神々の主張により、ここにキン肉マン星王位争奪サバイバルマッチが始まった!!

声優・キャラクター
神谷明、松島みのり、池水通洋、速水奨、千葉繁、平野正人、松岡洋子、永澤菜教、佐藤正治

アルカット さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

キン肉マンのイメージを超えた名作。

キン肉マンと言えば、初期はバトルをするにはするが、キン骨マンとの戦いや、ラッキー過ぎる勝利など、何かとギャグ志向の強い作品でした。無印版のアニメを観ても、それは分かるかと思います。


ですが、この作品しかり、少し前の超人タッグトーナメント編からガラリと作風が変わります。話がダークでグッと重たくなり、いつも超人同士でバトルしてばっかり。簡潔に言えば「ギャグが無いガチンコバトル」に変貌します。


さて、この作品はキン肉星の王子候補にされてしまった超人達が仲間を集めて勝利を目指すという"シンプル"かつ、キン肉マンの話を知らない人が観ても"楽しめる"作品になっております。

もちろん何人か、過去に登場して活躍した超人達がチームに加わるので前作を知っておくに越した事は無いでしょうけど。

個人的には、前作最後の超人タッグトーナメント編からの視聴をオススメいたします。屁のつっぱりはいらんですよ。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4
ネタバレ

エクスカリバー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

88点 キン肉マンシリーズで一番輝いた作品

キン肉マンと言えばギャグバトルアニメで
ギャグ6・バトル4位の比率だったのが一転
ほぼ完全なバトルアニメになってしまった作品
往年のキン肉マンを知ってる人から見れば邪道なのかもしれない
私個人的な意見ではこっちの方が熱さが伝わって◎
{netabare}
キン肉マンのキャラデザインも心成しかカッコイイのが多かったw
ソルジャー・ゼブラ・マンモスマン・サムライ・ラーメンマンは特にカッコよかった{/netabare}

因みに歴代超人で唯一無敗だった超人はマンモスマンただ1人らしい

投稿 : 2024/05/04
♥ : 3

BZBAV04983 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

一転シリアスに

シリーズ大詰めとなるこの作品。
以前のキン肉マンよりも真面目成分が多くなっています。
シリアス路線が多いので批判される方も多いですが、『冷静で的確な判断力』でご覧になってください

投稿 : 2024/05/04
♥ : 0

66.1 21 陰謀で変身なアニメランキング21位
牙狼<GARO>-VANISHING LINE-(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (61)
221人が棚に入れました
高度に発展した都市、ラッセルシティ。繁栄を謳歌するその街で、この世界を揺るがす巨大な陰謀が動き始めていた―いち早くその動きを察知した男・ソードは、陰謀を暴くため人知れず闘いに身を投じる。しかし得られた手がかりは「エルドラド」というキーワードだけだった。そんな闘いのさなか、ソードはソフィという少女と出会う。ソフィもまた行方不明になった兄が残したメッセージ、「エルドラド」の意味を探し求めていた。兄を失ったソフィ、そしてソードもまた過去に妹を失っていた。「エルドラド」という言葉に引き寄せられた二人は、互いに見えない絆を感じ、行動を共にするようになる。そして、それぞれの想いが交錯する旅がはじまった―

声優・キャラクター
関智一、釘宮理恵、島﨑信長、小清水亜美、浪川大輔、朴璐美、堀内賢雄
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

単品としてもシリーズとしても違和感なく見られる良作(BSにて再放送中!)

2017年10月~2018年3月放送のTVアニメ。全24話。
特撮の牙狼シリーズは、『牙狼〈GARO〉』(テレビシリーズ第1作目)、『牙狼〈GARO〉 〜RED REQUIEM〜』(初の劇場版)、『牙狼〈GARO〉 〜MAKAISENKI〜』(テレビシリーズ第2作目)を視聴済み。

今作『牙狼-GARO- -VANISHING LINE- 』は2014年から展開されているアニメ牙狼シリーズの第4作目。
他アニメシリーズは未視聴ですのでおいおい…。

放送当時(牙狼シリーズ未視聴だった頃)に途中までは視聴していたのですが視聴環境が合わなくなり、ずっと続きを見たいな~と思っていたのですがなかなか…、今になってようやく最後まで見れました。
最近になってシリーズ構成が吉村清子さんであることに気づき、それも視聴再開の大きな動機となったのですが、期待に違わぬ良い作品でした。楽しかった!


【物語】
一般人ソフィと黄金騎士ソードがダブル主人公だと思うとしっくりくる作品。

序盤はホラー(「陰我」(人の業)が強い人間に取り憑き人を喰らう怪物)から人間を守る魔戒騎士・魔戒法師の物語。
中盤以降はソフィがソード達と絆を深め、終盤は「エルドラド」の謎に迫っていきます。

ホラーが本性を現すのは夜という設定なので、人の営みは自然と昼に描かれることになり、世界の裏と表をストレートに物語に組み込めています。
R15位だとは思いますが、アクションとドラマのバランスが良く、シリアス・コミカル・ハートフルの比率も程良く、キービジュアルや原作の印象などよりは万人向けかなと。
濃いバトルで魅せる回と心理描写メインの回が割とはっきり別れていて、独特のメリハリがあります。どちらも好きという人にオススメ。


【キャラクター】
皆とても良かったし好きでした。
{netabare}
まず、本編開始時点で完成されており、視聴者に不安を抱かせないソードとジーナ。
私は普段アメリカナイズされた主人公にそれほど魅力を感じませんが、ソードは凄く好き。戦闘力・精神力共に強靭で最強の主人公ですが誰に対しても優しく、時に情けない面もあって、見ていて嫌味がありませんでした。
死んだ妹リジーを目の前にしても揺るがず、リジー自身も黄金騎士の血族として「守りし者」の側に居る。ソフィ・マーティンの描写とは意図して対照的に描かれていたと感じます。
ジーナもまた「守りし者」の誇りを常に持ち続けていますし、戦闘のみならず仲間へのバックアップもソフィへのフォローも完璧だったと思います。キャラデザもグラマーで艶っぽくて良いですよね。

そして物語の中で成長するソフィとルーク。
ソフィは魔戒騎士や魔戒法師からすると「守るべき者」ではあるのですが、彼女自身も根源的な部分で人を守ろうとする精神を持っています。これは妹のために努力し、皆が笑顔になれる理想郷を作ろうとした兄のマーティンから受け継いだ資質でもあるでしょう。
ルークは誰かから教わるのではなく、自分自身で「守りし者」の本質を掴んだのが良かったです。父との因縁は自分の心の弱さを克服することで清算、「守りし者」としてソードとソフィをサポートすることを優先し、ナイトとの決着に拘らなかったのが凄く好きでした。最後に魔戒騎士としても戦うようになっているのは、父と母のどちらの道も受け継ぐ決心をしたからなのでしょうね。
{/netabare}


【作画】
全体通して素晴らしかったです。
アクションシーンもですが、仕草や表情が細かくてキャラクターに愛着が湧きました。この世界いつまでも見ていられる(笑)。
キャラクターデザインも長身で骨太なので落ち着きますし、人種の描き分けとかも好き。

CG含めバトルシーンも良く出来ていました。ただ夜に戦闘することが多くて画面が暗いのが勿体ない。バイクアクションのシーンはもう少しカメラワークは固定して欲しいかなあ…画面が揺れすぎて酔いそうでちょっとキツイ。


【音楽】
ジャンルを固定しない独特の劇伴でしたね。良い曲が多く、シーンを邪魔しない使い方も好印象。
第23話の特殊EDはすごく印象に残りました。シリアスなシーンにポップな楽曲が不思議と場違い感無く、次回のアクションへの期待を膨らませてくれるのが良かったです。曲もシーンも演出も好きでした。


【原作から受け継ぐもの】
視聴済みの特撮3作品に限って言えば、今作にも共通するのが「想いの継承」と「力の在り方」かと思います。
{netabare}
魔戒騎士は魔界から鎧を召喚・装着して戦いますが、父から子へと受け継がれる場合が多いようです。魔戒騎士と魔戒法師(あるいは魔戒法師と魔戒法師)の夫婦も多い様子。そのため、牙狼シリーズにおける「想いの継承」は血筋(父や祖父や息子との関係)や師弟関係で描かれることが多くなります。
しかしそればかりでなく、仲間との関係性も重要な要素。
ソフィとルークがそれらを背負ってくれているのが良いですね。

「力の在り方」は完成型主人公のソードが全てを表していました。心・技・体全てを兼ね備えた最強の魔戒騎士。
ソードの強さの理由を理解する上で、個人的にはルークの行動を見るのも良いと思います。それぞれの登場人物の辿る道筋が、言葉で語られない部分を補完し合っているのも素晴らしいと思います。{/netabare}

とある感想サイトで他の方が書かれていた「換骨奪胎」という一言に尽きる名作。
とても良いアニメでした。


【おまけ・視聴済みの牙狼シリーズについて】
{netabare}
牙狼シリーズは、雨宮慶太氏による特撮作品が原作です。
以下は私が視聴済みの牙狼作品。

『牙狼〈GARO〉』(テレビシリーズ第1作目であり、すべての始まり。2005年10月7日~2006年3月31日放送、全25話)
『牙狼〈GARO〉 〜RED REQUIEM〜』(初の劇場版。2010年10月30日公開)
『牙狼〈GARO〉 〜MAKAISENKI〜』(テレビシリーズ第2作目。2011年10月6日~2012年3月29日放送、全24話)


私が特撮牙狼シリーズで魅力に感じた点は以下の3つ。
・エログロがアート的な表現に落とし込まれていること
・派手なCGと手の込んだ殺陣で魅せるアクション
・人の善性を浮かび上がらせるヒューマンドラマ

私はエログロは嫌いな方ですが、作劇上の狙いがあってグロテスクなシーンを作っていることが理解でき、またアーティスティックな映像にもなっているため、生理的な嫌悪感を抱くまでには至らずに視聴できました。
エロティックなシーンも15Rとしてはほどほどで、女性を貶めるような描写もほぼ無いと思います。まあ苦手な人にはお勧めできませんが。
アクションは元々好きで、特に生身での殺陣が多いことに魅力を感じました。鎧の装着そのものが必殺技のような扱いで、特撮版では99.9秒と時間が限られているのも良い。
人間ドラマは言うに及ばず。
ダークな世界観と「陰我」(人の業)の描き方が、王道ストーリーをほど良く味付けしています。(水戸黄門とかを少し思い出すフォーマットなのが好きなんだよなあ…)

また、魔戒騎士や魔戒法師の系譜(血筋)が歴史として物語の縦軸に、「守りし者」と「守るべき者」の現在が物語の横軸になっています。
{/netabare}
(2021.2.14)

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「約束された未来 終焉のその先へ」

この作品は、『牙狼〈GARO〉-炎の刻印-』『牙狼 -紅蓮ノ月-』に次ぐテレビアニメ第3弾です。
『牙狼〈GARO〉シリーズ』は、アニメだけではなく実写ドラマなど幅広く展開されている作品です。
作品ごとに物語の舞台設定は大幅に異なっていますが、魔戒騎士である黄金騎士が、人々の負の感情につけ込む魔獣・ホラーと戦う勧善懲悪モノである基本設定は一貫しているので、きっとどのシリーズから視聴しても楽しめる作品だと思います。

今回の物語の舞台は、今の時代の大都市・ラッセルシティ…
人の集まる場所は、様々な感情が渦巻くのでホラーとしても格好の餌場です。
物語は、そのラッセルシティで魔戒騎士であるソードが、ソフィという少女を助けるところから始まります。
ごく普通の少女であるソフィ…肉親は兄一人で修道院暮らしの彼女は、気の利く優しい活発な女の子…
そんなソフィの前から突如兄が姿を消してしまったんです。
たった一つ「エルドラド」という言葉を残して…
そしてそのエルドラドは魔戒騎士であるソードが追い求めていた場所でもあったんです。

こうしてソードとソフィは一致団結して…という訳には当然いきません。
一般人をホラーとの闘いに巻き込むなんて有り得ませんから…
でも、ソフィは兄を探すには自分は非力で力不足である事を身の回りで起こる出来事から悟ることになります。
何故ならソフィを待ち受けていたのは想像を絶する苦しみと悲しみ…
大粒の涙をどれだけ流しても、大切な人の名前をどれだけ叫んでも、思いが形になってくれないんです。

絶望の崖っぷちに追いやられ、心のポッキリ折れてしまったソフィ…
でも、ホラーはそんなのどこ吹く風か…次から次へと刺客を送り込んでくるんです。
しかもホラーは生命の尊厳や重みなんて考えてくれない…むしろ蔑ろです。
だからソフィには自分の気持ちを整理する時間すらなかった…
これまで自分を育ててくれた大切な場所なのに…
ソフィは、ソードとそれらの感情を乗り越えたその先に向かうため手を取り合い…物語が動いていきます。

こういう腰を据えた王道のファンタジー作品と、アニメーション制作のMAPPAさんという組み合わせの相性は、文句なしに最高だと思います。
MAPPAさんの作品で真っ先に脳裏に浮かぶのは、やっぱり「神撃のバハムート」です。
あの壮大な物語を高いクオリティで描ききってくれました。

今回の作品も「神撃のバハムート」に通ずる並々ならぬクオリティを感じました。
まず最初に心を奪われたのはオープニングアニメです。
曲とのマッチングもさることながら、登場人物がみんな超格好良いんです。
神撃のバハムートでは、ヒッポ君の引く馬車に颯爽と乗りしっかり前を見据えたニーナ…
本作では腕組みしながら右後方に視線を送る魔戒法師ジーナ…
今回はジーナの雄姿が私にとってのスイッチだったようです。

そしてこの作品を支えるもう一つの大黒柱が起用された声優さんです。
主人公のソード役は関智一さん…フルメタル・パニックの相良宗介と聞けばピンと来る方もいらっしゃるのでは…?

ヒロインのソフィ役は、くぎゅこと釘宮理恵さんです。
今作の演技も鬼懸かっていたことだけは断言できます。
くぎゅ…私にとって耳障りが良くてずっと聞いていたい声質…
なんでこんなにも凄い声優さんなんだろ…

魔戒法師は男女一人ずつが登場しました。
男性であるルーク役を務めたのは島崎信長さん。
女性であるジーナ役は小清水亜美さん。
もう実力も実績も申し分ない人たちで固められた最高の布陣です。
そりゃ心を激しく動かされるのも納得です。
でもこの作品の声優さんはベテランばかりではありません。
若手声優さんの中でも個人的に気になっているとみたん、こと富田美憂さんも幼少時代のルークとして参加しています。
とみたん、と言えば「メイドインアビス」のリコ役…これも続編の情報が待ち遠しい作品の一つです。

ソードの思いは届くのか…
ソフィの願いは叶うのか…
魔戒法師たちは二人を支え切れるのか…
物語は「超」が付くほど王道の勧善懲悪モノですが見どころは満載です。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、JAM Projectさんの「EMG」と、喜多修平さんの「HOWLING SWORD」
エンディングテーマは、奥井雅美さんの「ソフィア」と、米倉千尋さんの「Promise」

2クール24話の物語でした。
シリーズ通してアニメーションを制作してきたMAPPAさんの誇り…
最高の声優布陣が揃えられるのも、この作品が魅力的で面白いからにほかなりません。
最終回の展開から「もしや続編来るの…?」と途中からドキドキしながら視聴しましたが、物語の纏め方もこの作品…そして登場人物ならでは…だったと思います。
ソフィ…自分の夢…憧れを手にできる事を期待しています。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 9

kororin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

あまり話題にのぼらない程「定番化」。でも中身はチャンとしてる・・・と思うのですが。

人を食らい、また人の弱み・妬み・嫉みに付け込み、それを願う人間を食らって成り変わり、欲望を果たす魔物『ホラー』。ホラーから人知れず人々を影ながら守る魔戒法師と魔戒騎士たち『守りし者』。古より続く、いつ果てるともわからない戦いの日々。その中で金色の鎧を纏い、数々のホラーを打ち倒す黄金の狼騎士の姿があった。それは『牙狼』の称号を持つ魔戒騎士・・・

2005年頃から始まった実写アクションヒーロー物「GAROプロジェクト」。
基本プロットは上記の通り。
原作・総監督は「雨宮慶太(あめみやけいた)」氏。今はもう珍しくありませんが日本特撮美術において「和風」テイストを取り入れ、見事にマッチングさせた方です。漫画家・寺沢武一先生の歪なデザイよりもカッコイイです。
(なので雨宮監督の名が知られるまでの80年代中期迄の特撮美術・小道具・衣装といったらもう、デザインが今一つ伸び悩んでた時期でした。それを打開したのが雨宮監督と出渕裕の両氏・・・と、個人的に思ってます。今日までの仮面ライダーや戦隊シリーズの怪人デザインは少なからず両氏の影響があったのではないかとも思えます。)
絵コンテも描けて、原作も出来て、キャラデザインも出来て、字も達筆で、作品映像は(個人的に感動で泣けるくらい)カッコイイシーンを撮ったりと何かとマルチにこなされてますが、その分「イメージ」がシッカリしたモノを創造されるクリエイターです。

私にとって雨宮監督はTV特番「鉄甲機ミカヅキ」を最後に、あまり知ることはありませんでした。なので牙狼シリーズはTVシリーズ・劇場版・ビデオ
も見たことはありませんでしたが・・・まだ続いてるのですね!
雨宮監督も一線から一歩下がって「総監督」の立場の様で、現場の監督は馴染みの「雨宮組」の方々がされてるようです。
主役も作品ごとに変わっていき、なんか「水戸黄門」か「遠山の金さん」みたいに思えてきた。(笑)

アニメの方も過去に、
・牙狼-GARO- 炎の刻印(TVシリーズ)
舞台は中世欧州風。魔戒騎士の宿命に翻弄される青年・レオンとその縁者の物語。(個人評価は「良」)

・牙狼 紅蓮ノ月(TVシリーズ)
舞台は日本の平安時代風。キャラデザに漫画家・桂正和先生が起用されましたが、ストーリー中盤からチョット失速。(個人評価は「普通よりやや下」)

・牙狼-GARO- DIVINE FLAME(劇場映画)
TVシリーズ炎の刻印の4年後の物語。(未視聴)
などありました。

で、本作TVアニメシリーズ第三弾「VANISHING LINE」ですが、舞台は現代アメリカ風の大都市。
今回の牙狼「ソード(主人公の名)」は今まで均整の取れた(細身の)体格に男前なキャラが多かったのに対し、大柄でワイルドの大食漢。クソデッカイ車輪のバイクを乗り回し、田舎の人の良い兄ちゃんみたいな感じ。謎のキーワード「エルドラド」に関わる謎を追いつつホラーを倒していくストーリーの様です。
今まであったどの作品もバトルアクションはカッコイイのですが、今回は老眼にはツライッ!スピード感が速すぎて目で追うのが大変です!
もう映像アトラクションを見てるような感じです。(今後このテンションが続くかどうかわかりませんが)

制作は今期「いぬやしき」と前期から続いてる「将国のアルタイル」、
前期は「賭ケグルイ」と前々から続いた「神撃のバハムートVIRGIN SOUL」を手掛けた「MAPPA」。ストーリー構成に当たりハズレがある「MAPPA」ですが、流し見には良いのではないのかと・・・

投稿 : 2024/05/04
♥ : 12

59.1 22 陰謀で変身なアニメランキング22位
幻想三國誌 天元霊心記(TVアニメ動画)

2022年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (34)
93人が棚に入れました
舞台は古代中国、 三国時代―― 王朝末期。 神州中原は群雄割拠の時代を迎えていた。 討伐によって力を持った諸侯が天下制覇を目指して、 各地で蠢動し始めた。この英傑たちに目をつけたのが、 魍魎王である。 戦乱を拡大させて自らの力を増大させるため、 英傑たちに魍魎を取り憑かせ、乱世を引き延ばし、この世の全てを滅ぼそうと目論む。 それはまさに歴史の平衡を崩さんとする、恐るべき野望であった。 これに対抗するために「魎狩隊」が天元という組織によって編成され、魍魎たちに挑んだ。各地で魎狩隊が魍魎と戦う中、不慮の事態で全滅した六番隊が再編成されることになった。 集められたのは、 それぞれに事情を抱えた訳ありのメンバー。 リーダー兼封印使の應幾、 浄霊使の洵喬、 執器使の丁研、そして“鬼斬”の少女、 小霊。 それぞれが過去にトラウマを抱えながら、 生きるために、 あるいは仲間を守るために、 魍魎狩りに奮闘する。 これは魎狩隊・新六番隊の活躍、 そしてその成長を描く物語である。


声優・キャラクター
應幾:小野賢章
小霊:金元寿子
洵喬:中原麻衣
丁研:古川慎
洵喬:中原麻衣
愛心茶桶:福島潤
羅織女:大原さやか

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

絆を力に変えて、この乱世を終わらせるため、魍魎を討つ!

この作品の原作は台湾発のゲームのようですが未プレイです。

実況者が複数のゲームに対してYOUTUBEなどに作品をアップされているのを目にすることがあります。
最初は、私はアニメ視聴派でゲーム派じゃないから…くらいの認識しかありませんでしたが、2021年の1月から「アサルトリリィ Last Bullet」というゲームにハマって早1年半…

いやぁ、私は1つのゲームでお腹いっぱいで、複数のゲームに手を出す時間がないことを改めて認識しました。
普段仕事してますし、アニメも見なきゃなので自ずとゲームできる時間は限られるのですが、それでも時間が全然足りません。

世の中にはアニメもちゃんと見て、複数のゲームをプレイしている方もいらっしゃるそうですが、今では尊敬に値すると思っています。
きっと時間の使い方が抜群に上手なんでしょうね。


舞台は古代中国、三国時代――
王朝末期。神州中原は群雄割拠の時代を迎えていた。
討伐によって力を持った諸侯が天下制覇を目指して、各地で蠢動し始めた。

この英傑たちに目をつけたのが、魍魎王である。
戦乱を拡大させて自らの力を増大させるため、英傑たちに魍魎を取り憑かせ、乱世を引き延ばし、この世の全てを滅ぼそうと目論む。
それはまさに歴史の平衡を崩さんとする、恐るべき野望であった。

これに対抗するために「魎狩隊」が 天元 という組織によって編成され、魍魎たちに挑んだ。

各地で魎狩隊が魍魎と戦う中、不慮の事態で全滅した六番隊が再編成されることになった。
集められたのは、それぞれに事情を抱えた訳ありのメンバー。

リーダー兼封印使の應幾、浄霊使の洵喬、執器使の丁研、そして〝鬼斬〟の少女、小霊。
それぞれが過去にトラウマを抱えながら、生きるために、あるいは仲間を守るために、魍魎狩りに奮闘する。

これは魎狩隊・新六番隊の活躍、そしてその成長を描く物語である。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

台湾発の作品だからでしょうか…
中国発作品にありがちな「俺実はとんでもない家柄の末裔でとてつもない力を秘めたヤツだった…」的な設定ではありませんでしたが、雰囲気は少し似ていたように思います。

完走して振り返ってみて思うこと…
この作品って、三国志の要素がどこにありましたっけ^^;?
三国志の「志」が「誌」という違いが影響しているのかもしれませんけれど。

と思いながらwikiをチラ見すると、原作ゲームには劉備や孔明、曹操といった方々が少なからず関係するようですが、少なくてもアニメには三国志要素は微塵も感じられなかったように思います。

最近、日本のアニメーターが海外の作品を手掛ける機会が増えたと聞いたことがあります。
海外の作品の方が単価が良いのが背景にあるようですけれど…
日本の作品の方が総じてクオリティは高いので、この状況は残念な限りです。

演じる声優陣も半端ありません。
ひーちゃん、日笠さん、中原麻衣さんや大原さんたちが普通に出演されていますから…

日本と海外のアニメに線引きをするつもりはありませんが、日本人としては、もっと日本のアニメを盛り上げてほしいかな…

アニメーション制作は、ギークトイズという株式会社ギークピクチュアズの子会社だそうです。
これまで、「変好き」や「ブランダラ」などを手掛けてこられた会社で、現在「デート・ア・ライブIV」が絶賛放送中ですよね。

特に今期放送されている「デート・ア・ライブIV」は作画も綺麗で頑張っていますよね。
個人的には狂三が可愛くて仕方ないんですけど…(*ノωノ)
それは、こちらの作品のレビューの時に記載するとしましょう。

オープニングテーマは、Machicoさんによる「ENISHI」
エンディングテーマは、LACCO TOWERさんによる「嘘」
個人的にはオープニングが好みだったかな。

1クール全12話の物語でした。
物語としては一応綺麗に纏まっていたのではないでしょうか。
但し、三国志要素を除いて…ですけれど。
ひーちゃん…GJでしたっ!

投稿 : 2024/05/04
♥ : 4

レオン博士 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

古びた中華風ファンタジーアニメ

【紹介】
とても古くて殺風景な作りの中華風ファンタジーアニメ
良いところは声優だけで、特に何も魅力を見つけられなかった。
三国志が題材ってだけで面白さがある程度保証されてると思うんですが、こんなにつまらなくする才能がある意味すごい。

三国志ってついてるけど、主要なキャラはオリジナルキャラで実在の人物じゃないし、三国志のキャラクターはちょい役だったり化け物になって討伐されるだけだったりで、三国志を題材にする必要がまったくないシナリオ。
ちょっと期待してたけど風景と設定と名称だけ拝借してきた中途半端な三国志っぽさがとにかく残念です。
キャラクターの見た目も中国っぽさないですしね。

台湾のちょっと古めのロールプレイングゲームが原作みたいです。
でもそのゲームと設定が一緒なだけでキャラは違うみたい。
古いゲームの宣伝じゃないでしょうし、いまさら何のためにアニメ化したのでしょうか。

【テンポが悪い】
この世界には誰かがしゃべっていたら他の人や怪物は動いてはいけない約束でもあるの?
怪物に襲われているのに、のんきに一人ずつよそ見しながらしゃべっていて、しゃべり終わるまで律儀に待っている怪物。
キャラの動きもほとんどなくて、まるで紙芝居かミュージカルのようだ。
すごくテンポ悪いのに戦闘をはじめいろんな重要シーンがあっさりしているので話はどんどん先に進む。

【作画】
作画の質は悪くて、結構顔が歪んでますね。
表情の変化も乏しくてほとんど口元しか動いてない。
キャラをただ横に並べただけの構図はセンスを感じないし、なんかもっさりしています。

背景もすごく適当で、ネットでそれっぽい背景素材を拾ってきてあてはめたような感じ。
城内戦闘なら城の壁と階段と櫓適当に入れとこう、村なら家とりあえず並べとこうみたいなこだわりが感じられない適当な背景で
まったくやる気が感じられません。

【キャラクター】
キャラデザが微妙。

三国志の人物も出てくるけどゲストキャラとかモブ敵みたいな扱い
EDのキャスト紹介に名前出てくるから、あ、出てたんだってわかるけど
三国志知っていても、たぶんあの人かな?くらいで、三国志知らないと全くわからないと思います。EDで名前知ってもどこに出てるのかわからないので、登場シーンでちゃんと名前出して欲しいけど、出したところでキャラの設定が名前だけ借りてきた感じなので、もうどうでもいいかなあ。

【シナリオ】
主要キャラはオリジナルだけど世界観とかゲストは三国志なので、三国志を知らないと世界観がよくわからないかも。
でも三国志の史実とは全然関係ないシナリオなので、それなら三国志は忘れて純粋にファンタジーとして楽しもうかなって思ったけど、全然面白くないんですよね。

作画の枚数が極端に少ないので、ちょっと違う絵がはさまった一瞬の間に状況がかなり変わってて、この一瞬の間に何が起きたの?って思うこと多いし、場面が急に切り替わるけどどれだけの時間が流れてるとかそういうのもよくわからない。

最終話も相変わらず尺の調整に失敗したの?っていうような急な展開で変な終わり方するんですよね。

【感想】
三国志はほとんど関係ない話で、ただの古くて何の面白みもない中華風ファンタジーの紙芝居です。
声優以外何もいいところなくて、何のために制作したのかよくわからないですね。

投稿 : 2024/05/04
♥ : 8
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

90年代にやってそう

{netabare}
どことなく中華臭いと思ったら、案の定原作が台湾のゲームらしい。
とにかくどことなく古臭かったのと話が王道すぎた感。
ただ、終盤になってくるとこの作品でやりたいことが分かってきてちょっと面白くなったかな。最終的にはそんなに悪くなかった、まあまあいい話だったなと言う感想。

小霊が魎狩隊と馴染んでいくまでの話で一貫していて良かったかなと思う。
1クールで魎狩隊のメンバー全員がしっかりと扱いきれてたのも好ポイント。
特に洵喬の回は良かったかな。自分の罪を自分で責任をもって償うのがかっこよかったし、特殊EDへの入りも良かった。
主人公も小霊を命がけで守るのが好感持てて良かった。
最終的にラスボス的な存在と対峙して終わりと、王道ファンタジーものとしてのまとめ方もしっかりしていたと思う。

ただ、一個残念だったのが、世界観が主人公立ち回りで完結しすぎだったこと。
キャラの掘り下げを丁寧にやってたことの弊害かもしれないけど、魍魎という大きな敵のわりに、話が小さすぎた。あっけない。
そこそこの良作って感じですかね。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆4
説明ながい。要するに鬼滅の刃ってことでおk?
尊師おるやん。胸でかいキャラ多すぎだろw 中華っぽい。面白くない

2話 ☆7
今期一モチベがないアニメ。古臭すぎる。
ロリが可愛いことしか見どころがない。
剣潰したら本体すぐに攻撃しろ。意外と面白いのでは? 

3話 ☆5
止め絵w もどして ねずこ? 展開早すぎない?
もうシャオレイの奴解決するの? 

4話 ☆4
かしこまり! 感動できるわけがない。

5話 ☆8
結局自分が助かるためにシャオレイを殺そうとしたのねw
毒盛られてそう。やっぱりな。こいつら狂ってる落ちなんかよ。
結構いいやん王道とは言え
一話からしっかりと引っ張ってきてた話の顛末って感じでね。 

6話 ☆6
どういう状況。これはシャオレイに焦点を当てた物語なのかな
成れの果て Fateかな ギアスかかってそう。
は? ここで逆戻りするなら5話の意味。ほんと進歩しねえなあ。
えっろ 

7話 ☆7
てかこれ結局この敵は何なんだろう。
有能と化した緑 これで勝ったと思うなよー コロナか... 

8話 ☆7
錆喰い? いきなり妹の話出てくるじゃんw 
この村の話じゃなかったのかよ。助かってんのかよw 魘夢おるやん。

9話 ☆9
あれ、今回終わるの早いなw シャオレイが主人公だな実質。
こいつ誰やねん。こいつ結局何目的なんですかね。
自分の罪を自分で責任持って償うのかっこいい。特殊ED

10話 ☆7
シャオレイかわいい。魍魎王の発生原因は結局人間ってこと?
吸い取ったら結局主人公がやったこと無意味じゃん。

11話 ☆7
あいつの正体この茶髪かよw 案外あっさり。
いかにもラスボスがいる城って感じだなw

12話 ☆8
子供向けアニメ見たい合展開w 嫌いじゃない。

曲評価(好み)
OP「ENISHI」☆8.5
ED「嘘」☆9
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/04
♥ : 2
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