電脳おすすめアニメランキング 33

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの電脳成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2020年10月20日の時点で一番の電脳おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

74.0 1 電脳アニメランキング1位
楽園追放 -Expelled from Paradise-(アニメ映画)

2014年11月15日
★★★★☆ 4.0 (805)
4363人が棚に入れました
われわれはどこから来たのか われわれは何者か

われわれはどこへ行くのか――。

地球はナノハザードにより廃墟と化した。

その後の西暦2400年、大半の人類は知能だけの電脳世界ディーヴァに生きていた。

電脳世界に住む捜査官アンジェラは、

闘力を誇るスーツ・アーハンを身につけ地上に初めて降り立った。

そして地上調査員ディンゴと共に地上のサバイバルな世界に旅立った。
ネタバレ

shino73 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

重力では好奇心には勝てない

オーソドックスな王道SF作品。
人口爆発と資源問題。
地上はナノハザードにより廃墟と化した。
地上を捨てた大半の人類は、
電脳空間ディーヴァに移行し恒久の平和を手に入れる。
そのディーヴァに地上からの不正アクセス。
目的正体不明のフロンティアセッター。
不安に駆られるサイバースペースの住人。
捜査官アンジェラは地上に降り立ち世界の謎に迫る。

世界観の作り込みとシナリオが、
上手にまとまっていて非常に見やすい。
戦闘シーンは演出でしかないのが好感。
大切なのは物語ですから。
アンジェラの乳と尻への称賛多しw

相反する2つの価値観。
{netabare}進化の次のステージに進むこと。
肉体の檻の中で生きていくこと。{/netabare}
管理され制限された精神世界と、
空腹になり疲労し、
病気になる地上の重たい肉体。

楽園追放の表題の意味。
生きることと向き合う。
そう言えば草薙少佐も、
人が人足り得るのは、
好奇心あってこそだと言ってたな。

銀河の果てまでさあ旅立とう。
勇敢なるその一歩が新しい歴史を作るのだ。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 60

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

3DCGの進化と可能性・・・でも結局はアンジェラタンの尻!

2014年11月公開のアニメ映画。
監督は水島精二氏、脚本は虚淵玄氏、
劇場用フル3DCGアニメーション。

もし、あなたがアニメ評論家ならば
本作は絶対に視聴しなければならない作品でしょうw
というのも「3DCGの進化と可能性」というのは
現在必ずと言ってもいい程アニメ評論の俎上に乗せられるホットトピックだからです。
従って3DCGアニメーションの「蒼き鋼のアルペジオ」や「シドニアの騎士」の
視聴もマストですw いや、アニメ評論家ならではですけどねw

2014年現在今まさにアニメ業界は大きな変革期を迎えており、
私たち視聴者はその渦中を目の当たりにしている最中なのかもしれません。
それだけ3DCGの進化は著しいということなのでしょう。

もし本作のあるべきレビューなるものが存在するならば、
本作に照らし合わせて3DCGの技術論を語っていくというものなのでしょうが、
無論私にそのような知識はございませんw
なので、ここでは水島精二監督の言葉を引用したいと思います。

「いままでの現場だと、リスク回避のため2Dのアニメーターが
レイアウトとラフモーションを作り、
それを元に3DCGアニメーターが作業をするという手法を取っていた。
しかし、それだと3DCGアニメーターの実力も分からないので、2Dアニメーターを介さず、
直接3DCGアニメーターに画づくりをしてもらうことを提案した」

また、水島精二監督は本作の制作を通して確かな手応えを感じたのか
このような言葉も残しています。

「キャラクターの表情や表現も向上していて、
 今回の制作を通じて、3DCGで萌えアニメが作れる確信を得た」

新時代の到来を期待せずにはいられないお言葉です。

これは3DCGが2Dを駆逐するということではなく、
水島精二監督も相補的な関係を望まれているようです。
両者が相互に刺激を与え合うことによって、
作業の効率化、優秀な人材の確保、
そしてより質の高い作品の提供という循環が理想的なのでしょうね。

さて、このような予備知識を得てしまうと視聴前のハードルというのは
かなり高めに設定されてしまいますが、製作陣もそれは望む所なのかもしれません。

というわけで簡単なあらすじを(知っている方は飛ばしてください)。

西暦2400年、地上は荒廃化している中、
人類の98%は肉体を捨て自らをデータ化し、
電脳世界「ディーヴァ」で豊かな生活を謳歌していた。
ある時「ディーヴァ」へ地上からハッキングを受けるという事件が起こり、
ディーヴァ捜査官アンジェラ(CV:釘宮理恵)は
生身の体(マテリアルボディ)を纏い地上へと降り立つ。
地上調査員ディンゴ(CV:三木眞一郎)と共に地上のどこかに身を潜めている
ハッカー「フロンティア・セッター」を追っていくという話です。

で、感想なんですけど、あらすじを読んでもらえば分かるように
どこかで聞いたことがあるような話ですし、
最後まで観ても特段語るようなことはございませんw 
飽きずに最後まで楽しめましたけど「まぁおもしろかったです」で感想は終了ですw

ストーリー自体は凡庸かもしれませんけど見所は結構あります。

ディンゴ役の三木眞一郎さんは物語シリーズで貝木泥舟役を演じておられますが、
非常に人間味溢れるところなんかは貝木泥舟に通じるものがありますw
そんなディンゴとアンジェラ(くぎゅうううううう)のやり取りなんて
ニヤニヤしながら観てましたw
「か、勘違いしないでよね。別にあんたのことを認めた訳じゃないんだからね!(赤面)」
こんな台詞は多分なかったような気がしますが、まぁくぎゅってましたねw

人間味溢れると言えば自我を持った人口知能(CV:神谷浩史)なんてのも居て、
この辺りは「翠星のガルガンティア」を彷彿とさせます。
テーマも似通ったところがありますね。

利便性を享受するも実質的には電脳世界の運営に支配されながら生きていくのと
不便性を伴いながらも自らの生き方を自分で決めることができる地上での生活とでは
どちらが真に豊かなのか?
あるいは合理性、効率性のみを追求する人間と
遊びの心を持ち合わせている人口知能とではどちらが人らしいのか?
とかそんなテーマを投げかけてはきますが、
私感としてはあくまでエンタメの範囲内です。
特に哲学的な重厚な作品という印象は受けませんでした。
製作陣もライトなSFということは意識されていたようですけど、
その通りの作りになっていると思います。気軽に観れると思いますよ。

そしてやはり本作の注目ポイントはセルルックのフル3DCGアニメーション映画ということで、
キャラの表情などがどれだけ自然な出来なのかということになりますが、
これはかなり高いレベルで仕上がっていると思います。
前知識なしで視聴すればもしかしたら3DCGということに気付かないレベル
・・・というのは流石に言い過ぎかもですが、私がブヒるには十分でしたw
それでも気になる箇所というのは存在しましたし、
激情だったり鬼気迫る表情ということで言えば線がちょっと軽いですね。
「キルラキル」なんかは情念のこもったGペンタッチの線で迫力満点だったのですが、
まぁそれは極端な例とはいえ、あっさりし過ぎて迫力不足な点は否めませんでした。

戦闘シーンも爆発だったり構図やアングルはさすがに3DCGという出来なのですが、
建物が若干ジオラマっぽいなとか細かい所を観ていけば
まだまだ課題は残っているのかもしれませんね。

しかし、一番の見所はアンジェラタンの揺れる乳に、尻!尻!尻!尻!(尻の4カード)ですw
真面目なテーマを扱っているだけにこういう露骨なサービスカットが
必要なのかどうかは疑問符がつくところなんですが、
これも技術の進化を示す為には必要なことなのかもしれませんw

長々とした文章になってしまいましたが、
私が本作で最も印象に残っているのは結局「アンジェラタンの尻」ですw

とはいえ、「3DCGの進化と可能性」という観点で言えば
後々まで語られるであろうエポックメーキングな作品ということになるでしょう。
もしかしたら本作を劇場で観たという歴史の証人になれるチャンスかもしれませんよw

投稿 : 2020/10/17
♥ : 63

ato00 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

色々な意味で魅力的なヒロイン

陳腐な表現だけど、すごいアニメを観ました。
これこそ、次世代アニメっていう奴?
専門的なことはわからないけど、CGが動くこと動くこと。
そして、メッセージ性が強烈で、シンプルなストーリー。
さらに、ヒロインアンジェラの露出度の高い臀部・・・
思う存分、楽しませてもらいました。

ヒロインの声が釘宮理恵さんということで、視聴を決定。
ツンモードのヒロインはまさに適役ですね。
その上、ややロリ容姿とナイスボディーに露出度の高いコスチューム。
私、ヒロインにメロメロになりました。
また、主人公ディンゴの声が良いですね。
三木さんの落ち着いた柔らかい声。
声に確固たる自信が満ち満ちています。
こちらはちょっとだけメロッとなりました。

内容と言えば、近未来にありそうなリアル物語。
人間の本当の幸福とは?を考えさせてくれます。
ヒロインが最終的に見せた、
使命感に満ちた表情、鬼気迫る真剣な表情、それにバカ話に笑い転げる表情が、
その答えでしょう。

釘宮さんの声がきっかけだったとは言え、収穫の多い作品でした。
こんなアニメ映画がもっと増えればいいですね。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 42

72.3 2 電脳アニメランキング2位
ID:INVADED イド:インヴェイデッド(TVアニメ動画)

2020年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (283)
932人が棚に入れました
殺意を感知するシステム「ミヅハノメ」を用いて、犯罪事件を捜査する組織、通称「蔵」。そして、「ミヅハノメ」のパイロットとして犯人の深層心理「殺意の世界(イド)」に入り、事件を推理する名探偵・酒井戸。頻発する凶悪かつ謎多き事件と、そこに見え隠れする連続殺人鬼メイカー「ジョンウォーカー」の影を追っていく。

声優・キャラクター
津田健次郎、細谷佳正、M・A・O、ブリドカットセーラ恵美、村治学、近藤隆、岩瀬周平、榎木淳弥、加藤渉、落合福嗣、西凜太朗、遠藤綾、島袋美由利、平川大輔、宮本侑芽、日笠陽子、蓮岳大、佐倉綾音、小林親弘
ネタバレ

shino73 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

メタサイコロジー

監督あおきえい、脚本舞城王太郎。

奇想天外な世界観で魅了する、
舞城ワールド全開なSFミステリー。

殺人衝動を感知するミヅハノメなる、
アイテムを用い犯罪事件を捜査する組織。
{netabare}そこは殺人衝動そのものの深層世界。{/netabare}
無意識の世界が推理の舞台となる。
犯人の深層心理に潜る名探偵酒井戸。
彼は井戸に潜り悪の記憶への回路を見つける。

{netabare}彼の過去とカエル殺害事件の真相、
悪意はそこかしこに潜んでいる。
連続殺人鬼ジョンウォーカーとは!?{/netabare}
その影を追い事件は真相へと近づく。

10話視聴追記。
技巧派・舞城ワールド炸裂である。
事件の核心が僕には見えない、絞れない。
{netabare}飛鳥井の悪夢、世界の変容!?
飛鳥井はその力で鳴瓢の記憶を受け取る。
JWは鳴瓢の無意識の投影なのだろうか!?{/netabare}
本堂町が推理の鍵を握る。

最終話視聴追記。
活劇ではなく推理を主体とする犯罪劇では、
極めて良質なサスペンスが堪能出来る。
計る者ものの尺度で変わる正義の形、
そして深層心理で繋がる不安定な心の形。
物語は余韻を残し事件は幕を閉じる。

心の病では些細な希望ですら光の道であり、
懸命にもがきながら苦しみが過ぎ去るのを待つ。

〇〇に幸せが訪れますように。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 44
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

されど空の青さを知ったカエルちゃん

著名アニメーターのオリジナルアニメ


自分は存じ上げなかったのですが名前を聞けば、な監督と脚本さんとのこと。
そんな予備知識があれば心構えができたものをそうでないとちょっとしたトラップにかかるかも。

まず画が軽いです。主役がツダケンさん。軽い絵と渋い声のマッチングに違和感を覚えます。
次いで第2話まで終わってちんぷんかんぷんです。リアタイでは一挙2話放送でギリ踏みとどまりましたが下手すると離れちゃいますね。
トラップといったのは、 ここまでで"しっかり観よう”という意識が吹っ飛んじゃうかもしれんってこと。流し見ダメ、ゼッタイ!集中しないといかん作品でした。
私も何話か流し見てから、いかんいかんと最初からリピートした口です。

ざっと概要を追うと、
殺意を感知するシステム「ミヅハノメ」を用いて、犯罪事件を捜査する組織、通称「蔵」。そして、「ミヅハノメ」のパイロットとして犯人の深層心理「殺意の世界(イド)」に入り、事件を推理する名探偵・酒井戸。
頻発する凶悪かつ謎多き事件と、そこに見え隠れする連続殺人鬼メイカー「ジョンウォーカー」の影を追っていく。そんなクライムサスペンス。
ミステリと呼ぶにはそこにあまり重きを置いてないような感じがしました。犯人は誰だ?の謎解きもあっさりだし、深層心理にダイブした面々の心の機微がよりこちらの興味をひいてきます。
{netabare}※ジョンウオーカー本人以上に仲間の本堂町小春がぶっ飛んでて良い感じなのです。犯人が魅力的でないキャラ設定なのはわざとじゃないかしら。そこじゃないんだよ!というスタッフのこだわり。{/netabare}


視聴を進めていってなんのこっちゃな部分もおありでしょうが、私も一緒。純粋に視聴に求められる偏差値が高いんだと思います。

それでも推したい作品ではあります。茶目っ気というか遊び心というかクスッとさせる演出ありで、そんなのが見え隠れしてる作品に大外れはない印象。ご多分に漏れず本作もそうでした。例えば設定。

主人公酒井戸が“イド”に入った後、謎解きの重要なモチーフとして必ず死体が用意されています。その名を“カエルちゃん”。別のでも他人のでもイドにダイブすれば必ず会えるという皆勤賞ぶり。そこで誰もが思います。

 {netabare}あー『井の中の蛙(かわず)』ですね、と。{/netabare}

そのうち穴井戸だったり聖井戸だったり井戸尽くしの様相を呈してくる物語。

 {netabare}そんなカエルちゃんは大海を知りませんでした。{/netabare}

 {netabare}ついでにカエルちゃん笑ってくれないんですが胸をさすとげは消えないままだったり。{/netabare}

簡単な連想ゲームにクスッとなります。さらに殺人鬼メーカーのジョンウォーカー。

{netabare}ジョニーウォーカーを連想したのは私だけ?
言わずと知れたウイスキーの銘柄。“ウヰスキー”とも書いたりします。ヰと井。
販元の英ディアジオが韓国に工場を置いたためしばらく日本向けジョニーウォーカーやスミノフはmade in KOREAでした。文大統領が税金上げたもんで撤退みたいなニュースありましたが脱線はこのへんで。
ウイスキーは原酒を寝かせてナンボなわけでしてこちらも熟成熟成また熟成。この殺人鬼も用意周到でしたね。ちょっと類似点があります。{/netabare}

{netabare}それで主人公が“酒”井戸。組織は“蔵”。{/netabare}

{netabare}聖井戸さんだけが持つ“御代”という下のお名前。福井の地酒で「聖乃御代」ってのありましたよね?
脚本の舞城王太郎氏は福井の出身です。ウイスキー関係ないけどなんというかそういったところ。{/netabare}


シナリオとは関係ないところで遊んでみてもけっこう楽しめる。で本編のメインシナリオでも作り手が遊んでるんで素直に楽しかったです。
ホント序盤に軽い画を侮らないで真面目に観続ければいいことがあるんじゃないかと思いますよ。

ネタバレなしはここまで。『マイノリティレポート』『羊たちの沈黙』その他ちょっとでも触れると削がれるタイプの作品です。よろしければ現物を確かめてみてください。
端的に作品から受けた印象を申せば、

{netabare}『大海に出ることの叶わない井の中のカエルちゃんが空の青さを知りえて大海にでることを願う物語』{/netabare}

でございました。



※ネタバレ所感

■声優宮本侑芽のお仕事

飛鳥井木記(あすかいきき)の演者さん。代表作は言わずと知れた『SSSS.GRIDMAN』の宝多六花役。
覚えてますかね?新条アカネとのやりとり。

{netabare}諦観した時のやや強がりの入った演技がすこぶる良いんです、この方。{/netabare}

これまたどうでもいい脱線。
木記→キキ→kick it ! とくれば、Beastie Boys の 『Fight For Your Right 』しか考えられませんよね。えぇ私が好きなだけです。

 You gotta fight for your right. To party

ききちゃんが心から笑える日が訪れますように!


■殺意で狂う人間模様

印象的なシーンと置き換えてもいいかもしれない。なんか切ないのよね。

1.{netabare}井波七星{/netabare}

{netabare}“墓掘り”の相方の女です。彼女のイド内にて、森の中で夜に円環列車が走るのを上から収めたカットを最後に映すんですよ。
「資料によれば井波七星の母親は七星が14歳の時に走行中の電車に飛び込んで自殺。どうやらこの酒井戸が乗る電車が実際にその時母親を轢き殺したもののようです」
ループしてる彼女の心理はここまでで充分に説明されてるのに敢えてぶち込んでくるの切なかったです。

穴開きで1,2話。海外帰りの爆弾魔で3話。そして墓掘りエピソードで4,5,6話と中盤を締めくくって後半にブーストかける良い流れでした。{/netabare}


2.{netabare}名探偵の条件{/netabare}

{netabare}殺人者であること。そして自殺も殺人とカウントするってのが最初とっつきづらかったかも。
つまり殺人犯を口八丁で自殺に追い込んでく酒井戸のスタイルもれっきとした殺人ですよ、と。羊たちの沈黙でも囚人を自殺に追い込んでくのがありましたけどレスター博士のサイコな感じとは違うんですよね。切ない事情がありました。

別件で、熟練の松岡刑事が本堂町(=聖井戸)を送る時も哀愁を漂わせてました。
「ただ俺はお前を推薦しながら俺と他の同僚を守っただけだ」
渋めのおっさんは刑事モノには必要です。{/netabare}


3.{netabare}鳴瓢(=酒井戸)というよりツダケンさん{/netabare}

{netabare}10話が切ない。耐えられん。{/netabare}

4.{netabare}局長の声{/netabare}

{netabare}これ全然切なくないやつです。何だろう…アニメ的な発声にずっぷり慣れてしまったのだろうか。
声が軽くてラスボス感が全くしない。それに棒なんじゃないかと思うくらいひどかった気がする。これ減点要素です。{/netabare}


■最後に遊び心の話に戻るんだが…

遊びと言いきると不敬とも取られかねないのですがお手柔らかに。

{netabare}「違うだろ…君らがどこかに行ってしまったんだ!」
「現実にいるんだ。君のいない…椋もいない…現実に…」
「椋…今そこで君らと一緒にいられなくて…本当に悔しいよ…」

イド内イドで妻に娘に鳴瓢が振り絞るように吐いたセリフ。どんな場面かは完走した人は分かるはず。
悔しいと吐露する鳴瓢の心中いかばかりか。{/netabare}


そこで思い出したのが以下、


{netabare}「国の為重きつとめを果し得で矢弾尽き果て、散るぞ悲しき」

硫黄島守備隊の指揮官栗林忠道中将閣下の辞世の電報です。大本営に“悲しき”の部分を“口惜し”に変えられて世間に発表された逸話はご存知の方も多いでしょう。現代語訳すれば「悔しいよ…」ですね。
それから半世紀の時が流れて、1995年。{/netabare}

{netabare}「精根を込め戦ひし人未だ地下に眠りて島は悲しき」{/netabare}

{netabare}慰霊に硫黄島を訪れた現在の上皇陛下が、この"悲しき”という言葉を使われて御製を詠まれています。{/netabare}


序盤私が申し上げた妄想の類ではなくこちらはれっきとした言葉の繋がりを意識されたものです。
それで「聖乃御代」ってことは…絶対にありませんね。すいませんでした。



視聴時期:2020年1月~3月 リアタイ

-----
2020.10.10
《配点修正》-0.1 全体バランスを考慮


2020.03.25 初稿
2020.04.29 タイトル修正/修正
2020.10.10 配点修正

投稿 : 2020/10/17
♥ : 44
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ID-0とは関係ない

2話までの感想{netabare}
ID-0よりリヴィジョンズの続き見たいなぁ(チラッチラッ

でもってこっちはサイコダイブモノ。
あにこれじゃない別の場所で意味が分からないって感想を散見するのだけど、どこが分からないのか分からない。
謎の部分は「ハイここは謎でーす」と明確で、分からないってこととは違うような…多分意味が分からなくなるのは後半になってからだと思うw
で、ひょっとしてだけど、視聴者それぞれの価値観は置いといて、この作品世界では「自殺も人殺しの一種として扱ってる」ってのが分からないと意味不明…かも?と思ったり。
それで本道町は自分のイドを作って「穴開き」の居場所の特定に繋がるヒントを渡した…って部分が意味不明なのかな?
違うのかな?
イドを作る・入るには殺人犯じゃないとダメで、酒井戸をダイブさせてそれが視認したものを外部が観測できる、但しダイブする度に酒井戸は記憶を失くすっぽい(ここ面倒くさそう)。
またイドはそれを形成してる人間(犯人)とリアルタイムでリンクしてる模様。
じゃあ酒井戸は殺人犯?っていうとどうやらそれっぽい、娘を殺されて犯人を殺した?
で、凶悪殺人犯のイドを覗くと共通してジョンウォーカーなるものが居て、同じように「かえるちゃん」も居るがかえるは娘じゃなくて娘と重ねてるだけじゃないかな。
殺意がそれほど特殊だと思ってない人間…例えば“ヴィンランドサガ”のバイキングみたいな奴はシビュラシステムに引っかかるのかどうかは不明。
合ってるかどうかは自分も分からんけど、これだけ分かって意味が分からないってことはあるまい。

その件とは別に、追い詰められた犯人が被害者のフリをして逃亡ってよくあるネタだけど、これだけネタとして扱われると「実際そんなことってあるの?」ってのはちょっと気になる。
とりあえずこれ見てふと思ったのが“ナカノヒトゲノム”もこれくらい冒頭で世界設定説明をしてくれたらまだ見れただろうになぁ、ってことだったり。

現段階では面白そうだけど冒頭でも書いた通り、後半本格的にワケ分からない展開になりそうな予感…哲学とか概念の話になって。
この予感外れて欲しいけど、果たしてどうかな~?{/netabare}

3話感想{netabare}
2話段階ではまだ確定じゃないし言うの控えてたけど、どうやら“羊たちの沈黙”の影響強そう。
前回は被害者になりすまして犯人逃亡がそう思わせたのたけど、今回は「監獄で隣になったヤツを言葉だけで自殺に追い込む」が正にソレ。
羊たち~では「レクターは何を囁いたら自殺にまでできるんだ?」と思ったもんだけど、こっちではそれを具体的にやってくれました。
ってことでパクりではなくオマージュって感じ、悪いということではない。
実際心の奥底、無意識の部分を他人に見られるって首根っこ捕まれるようなモンな気はする、そう考えると平然としてる本道町はかなり頭がイカれてる予感。
…ひょっとしてかえるちゃんはメンガタスズメポジション?
いやでもどうだろう、脚本の人はミステリ作家らしいのでレッドヘリングの可能性も捨てきれない?

それよりも、まさか1話完結=犯人逮捕まで行くとは思わなかった。
イドに入るたびにいちいち記憶失くす設定なので、状況確認するのが面倒そうで(「ここは何処だ?オレは誰だ?」ってのを毎回やられてもクドいよね)もっとダラダラ続く系と予想してたのだけど、結構テンポ良いのかも?
1話の中でよく詰め込んだなぁ、と。
ただ「狙撃手が移動してるんじゃない、塔が回転してるんだ」は“賭ケグルイ”でも見たトリックで目新しさはイマイチ。{/netabare}

総評(これだけ読めばいいかも){netabare}
初回2話連続放送で、その段階で「分からない」という意見へ「いやいやまだ分かるっしょ、本格的に分からなくなるのは多分後半」という態度だったのだけど…。
あはは、後半どころか中盤で意味分からなくなっちゃったw

引っかかりを覚えたのは本道町がイカれてるのは元からなのか穴が開いてからなのか分からん所から。
「正義のためなら自分の命なんて関係ねー」って性格なのか「人殺ししたくて警官になりました、凶悪犯居ないかなぁ(ウズウズ」って性格なのか、色々考えてたけどどうでもよくなっちゃった。
次いで5話か、自由落下してるイド。
無重力ってことだったらしいのだけど画面からはそうは感じない、というか見せ方が…意図的なら意地悪、意図的でないなら下手糞。
意図的でないってことはあり得ないと思うので、じゃあなんであんな分かりにくい見せ方したのか、その意図を考え出して…あはは、他のことが頭に入らないw
そして最後、本編で取り上げられてない、「そういうのがあったんだ」と言葉だけでしか説明してない連続殺人事件が他にもあって、それがいきなり本編に絡んで来るのは…どうなんだろう?
これが別媒体に原作が先にあって、アニメ化するに当たり入りきらない・詳しくはそっちを見てネってことなら分かるが、最初から1クールアニメとして作られたものなんだよね?(※)
それが悪いとまでは言わない、もし人気出て続編作ることになったら続きよりもそっちの話やってくれないかな?とさえ思ってる。
けどやっぱり…頭に入ってこないw
真犯人が無意識のウチに7という数字に拘ってたと言われても「ふ~ん」ってだけで「なる程!」には至らなかった。

もう一度最初から見直して、メモ取りながら視聴して理解しながら進めれば面白いのかな?って思わなくもないけど、そこまでの気力は残念ながら起きない。
だって…結局キキは救われないじゃん。
閉め方が良ければもう一回見ようかなとも思うけど、これじゃあちょっと…だったら“pet”をもう一回見るかなぁ、と。
というか単に人に説明するのが下手なだけなんじゃないの?という不信感が…言葉遊びも行き過ぎるとちょっとね。


逆に原作が別媒体で既にあって、それのアニメ化で、原作のほうの情報量が膨大でアニメの話数の中では到底説明し切れなくて、スタッフめっちゃ苦労してそうだと感じるアニメも沢山ありまして。
それに比べりゃ贅沢な立場なのにどうして…とさえ思えたり。

あとキキといったら樹木希林だるるるるぉ!?


追記
穴井戸が死んだのがどうしてか分からんって方が居たので個人的解釈。
イドの中で「名探偵扱いで自分が何者か分かってない状態」は死んでも本体は平気、自分が何者か分かっちゃうと(イドの中で)死ぬと本体は死ぬか昏睡。
記憶を無くして「名探偵扱い」は本体にダメージを与えないようにするガード機能みたいなもんかな?と解釈。
穴井戸は頭の穴のせいでガード機能が働かなかったってことだろう。{/netabare}

投稿 : 2020/10/17
♥ : 16

92.3 3 電脳アニメランキング3位
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX[スタンドアローン・コンプレックス](TVアニメ動画)

2002年秋アニメ
★★★★★ 4.3 (4825)
20441人が棚に入れました
西暦2030年…あらゆるネットが眼根を巡らせ、光や電子となった意思をある一方向に向かわせたとしても「孤人」が複合体としての「個」になるほどには情報化されていない時代…。
情報ネットワーク化が加速度的に進展し、犯罪が複雑化の一途を遂げる社会的混乱の中、事前に犯罪の芽を探し出し、これを除去する攻性の組織が設立された。内務省直属の独立部隊公安9課、通称「攻殻機動隊」である。
公安9課の役割は、深刻な電脳犯罪への対処、国内における要人の援護、政治家の汚職摘発、凶悪殺人の捜査から極秘裏の暗殺まで、多岐に渡っている。彼らは電脳戦を最も得意としつつ、高性能義体を生かした物理的な戦闘においても特筆すべき能力を発揮する、精鋭部隊である。

声優・キャラクター
田中敦子、阪脩、大塚明夫、山寺宏一、仲野裕、大川透、山口太郎、小野塚貴志、玉川砂記子
ネタバレ

ラスコーリニコフ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

あにこれでの攻殻の順位変動

■攻殻の順位変動について

自分があにこれに来たのは2011年の夏、招待制だった頃で、その頃
の攻殻の総合順位は7~9位くらいだった気がする。

たしか1位がとらドラ!、2位エヴァ、3位がCLANNADのAFだったかな。

CLANNAD、あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。も現在よりは
上位だったはず。

その後、一部のエヴァアンチによる悪意のある工作(明らかに1人の
人間が大量のIDを用い低評価を付けまくり)により、エヴァの順位が
やや低下。シュタゲとコードギアスが徐々に上昇。

あとは自身何度か休止を挟んでいるので、正確な事は分からないです
けど、大きな動きは無かったような。

2013年の6月、化物語が急にトップに、攻殻も一気に順位を上げる。

詳しくは

化物・攻殻の大躍進
http://www.anikore.jp/board/608/

自分は2013年の6月下旬~11月中旬まであにこれを休止しているので、
どう変化したのか分からないですが、気付くと攻殻が1位になっていた。


■攻殻機動隊が1位の弊害

レビューサイトとしての信頼度は上がる気がするものの、あまり良い
事では無いよーな・・。


・視聴のハードルが高い

あにこれに初めて来た人が最初にチェックするのは、総合1位の作品と
そのレビューだろうし、それがよく知らない作品だったとする。

普通は見る。自分が来た時も、まずは「とらドラ!」を見た訳ですよ。

釘宮病だったので掘り出し物を見つけた気はしたものの、ストーリー
はそんなに面白く無かった、なんでこんなもんが1位なんだよ、と。

とはいえ、とらドラ!だったら多分どんな人でも完走出来るだろうし、
死ぬほどつまらない、なんて事も無いはず。

少なくとも「話が難しくてよく分からん」という事はまずない。攻殻
だと結構な確率でそれがある訳です。

「初っ端で挫折する人が出て来る」、これが問題の1つ。

タグに社会派ドラマとかあるけど、巷で話題の半沢直樹とかとは受け
入れの広さが違う。

「やられたらやり返す。倍返しだ!」で、キャッキャするよーな事は
できねー訳です。


・レビューも書きにくい

頑張って完走したとする、そうなると次はレビューです。

レビューを書くのが初だったら、まずは人の真似をして書いて慣れる。

あ~みんな 感動した 最高だった 神アニメだった って書いてる。

よし、じゃあ自分もそんな感じで書こう、と。

そんなノリで書いたレビューは段々消したくなるのですが、仮に後に
消したり書き直す事になるとしても「慣れるために必要な事」な訳で、
攻殻の場合はそのハードルが非常に高い。

「え~、こんな視点で見て、こんな事を書かなきゃいけないの~」

なレビューが沢山並んでいる訳です。当然、脱落する人が出て来る。


■一部の人用の作品

○攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 【全13巻】
巻数  初動  2週計  累計   発売日
01巻 *8,722 **,*** 19,680 02.12.21

○攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG 【全13巻】
巻数  初動  2週計  累計   発売日
01巻 11,533 14,576 20,158 04.03.26 


ほぼ同時期に出ているガンダムSEED

○機動戦士ガンダムSEED 【全13巻】
巻数 初動   2週計  累計   発売日
01巻 30,147 38,685 71,081 03.03.28

売上が全てという事では無いですが、圧倒的に負けている訳でして、
性質としては あにこれでの順位は876位、総合得点は64.7点 の

○頭文字D Fourth Stage 【全12巻】
巻数  初動  2週計  累計  発売日
01巻 22,008 29,647 44,169 04.06.16

に近い。「特定の事に興味がなければ普通は見ない、けど、その一部
をほぼ確実に掴める」攻殻もそういった類のものです。


◯涼宮ハルヒの憂鬱 【全8巻】
巻数  初動  2週計  累計  発売日
00巻 28,729 33,892 35,176 06.06.23

○コードギアス 反逆のルルーシュ
DVD版 【全9巻】
巻数  初動  2週計  累計  発売日
01巻 36,634 45,593 62,527 07.01.26

○魔法少女まどか☆マギカ 【全6巻】
巻数    初動       2週計      累計
      BD(DVD)     BD(DVD)    BD(DVD)
01巻 52,944(*9,097) 57,767(10,295) 68,547(11,542)

○化物語 【全6巻】
巻数    初動       2週計       累計
      DVD(BD)    DVD(BD)     DVD(BD)
01巻 15,513(29,372) 19,103(37,251) 24,755(58,048) 

○けいおん! 【全7巻】
巻数    初動       2週計      累計
      BD(DVD)     BD(DVD)    BD(DVD)
01巻 32,503(*7,949) 35,220(*9,418) 42,625(10,847) 

○進撃の巨人 【全9巻】
巻数    初動       2週計      累計
      BD(DVD)     BD(DVD)    BD(DVD)
01巻 37,339(19,454) 40,488(21,852) 51,473(29,252)


もっと色々見たければ、

検索 TVアニメ 先発累計平均5000超作品一覧 除外方式 2000年以降


つまり「1位の作品を見る」という気持ちでは、見ない方が良いです。

現在たまたま1位ですが無理して手を出すよーなものではない、内容
に興味がある一部の人だけが勝手に見て、勝手に盛り上がる代物。

自分も含めて、攻殻好きは「理屈っぽくて面倒臭いイメージがある」
ので、レビューを書いたらマイナスになる事もあると思います。


■下がんねーかな順位・・

見て面白くなかったら、積極的に面白くねー、つまらねーと書くのが
良いです。

所詮メスゴリラとむさい男共とハゲジジイが社会の隅っこで色々な事
をしてるだけの話で、2ndに出て来る茅葺総理の雰囲気が少しエロい事
以外は女っ気の欠片もない。

美女、美少女不足は現代アニメとしては「重大な欠点」な訳で、欠陥
商品にはいくら文句を言っても問題ねーです。


大昔に書いた少し恥ずかしいレビュー
(をやや修正、主に「読むに堪えない暑苦しい部分」をカット)
{netabare}

レビュータイトル:よし、そろそろ熱い想いを込めて書こう。

このサイトに来て半月程。
長文書くのは久々だったし、そもそもレビューを書くのは初体験で
この作品への思い入れが強過ぎたせいでこれのレビューを書くのを
後回しにして来たけど、大分慣れて来たんでそろそろ書く事にする。


■一部の人用の作品、マニア用、無駄な凝り具合

普通のアニメとは凝り具合が完全に別方向。

自分は、これ以外の作品ではどれだけ評価が高いものでも気に食
わないと言いたい放題書いてきたし、レビューの内容はそれで良い
と思います。


■科学崇拝

とある魔術の~の話じゃなくて、科学崇拝者ホイホイ作品という話。

【エヴァの自分のレビューの一部】

(エヴァレビューにはひどい事を書き過ぎた為、少し反省、控えめ
 に書き直しを行い、今はこの部分は残ってないです)

ーーーーーーーーー
「攻殻」-「立証可能な理論、現実性」+「ウジウジ君」=エヴァ

「現実を元にした虚構」=攻殻 「虚構を元にした虚構」=エヴァ

背景にあるのがエヴァの場合は宗教と現実味の無い哲学で、攻殻
の場合は、背景が科学と推論としての哲学、あと文学少々。

攻殻は実際ある理論を元に今後ありそーな世界で、ありそーな事を
やってる訳で、両方メッセージ性で話題になった事あるけど、違いは
理解して頂きたい。
ーーーーーーーーー

攻殻を絶賛していたアニオタの友人達は皆が数学、物理、科学等の
崇拝者でして、情緒面よりも科学、エロ、萌え、そして金。と。

検索 空想科学読本

この本中身を知らずにバスで読んで笑いが止まらなくなって困った
事があったんですが、多分この手の作品が好きな人がハマる傾向が
あるのが攻殻。

つまり理系用作品、文系でこの作品の中身にまで興味を持った人は、
相当偏差値が高く良い高校や大学へ行っている(た)人な気がする。

ちなみに「攻機」じゃなく「攻殻」と略しているのは、何の作品なのかが
分かりやすくなるようにする為。口頭でも「攻機」と言ってしまうと通じ
ない場合があるので「攻殻」と言う癖が付いてます。


■銃器、兵器、他陸自等、軍事オタホイホイ

作品には架空のもの実在のものが出て来て、攻殻はかなり凝って
ます。興味ないと評価できないでしょうけど、これも売りの一つ。

ブラックラグーンとかでも少し出て来る話で、
(「軍人達は皆プラグマティストだ、憶測じゃ動かない」だったかな)

軍事はプラグマティズム(実用主義、道具主義、実際主義、行為主義)
の塊なので、科学崇拝者達とは非常に相性が良い。


■攻殻は近未来の日本が舞台の話

2030年頃の日本を舞台にした話なんですけど、2019年の事とかも
あるので、現在2011年ですけど、ちょっとリアル科学は攻殻に追い
つきそうにないですね。追いつくと思ったのになー・・残念だ。


■本当にありそーな設定、無茶とは言い切れない設定

「立証可能な理論、現実性」「現実を元にした虚構」

・・、立証可能な理論って言葉の使い方おかしいけど、他に言葉も
浮かばないから、イメージとして理解して頂きたい。

(実証、証明・・とも少し違うよーな、やはり立証が一番近い気がする。
理論を立証するって言い方はあるから、立証可能な理論でOKなはず)

そういった現実からの発展、推測、推論、未来予測が元になってる
作品なので「そんな未来があり得そう」な訳です。


■その発想力と設定の細かさ

ここのレビューの限界文字数知らないけど、本気で書くと多分余裕
でオーバーするので、設定は解説サイト見て来ると良いです。

架空の話なんだから、そんなとこまで細かく設定する事ねーよ!な
内容で、それ故にマニアが食い付く。


■出てくるキャラ

メスゴリラ、むさ苦しいおっさん達、無駄に有能なジジイ、そして
攻殻が好きはきっと皆大好き笑い男。2rdでは雰囲気がエロい総理。


■作画

萌え絵じゃなくて、変な作画じゃなくて、本当に良かった。


■台詞

センスが日本のアニメのよくあるそれではない、ハリウッド映画系、
ともやや違う、脳筋系すらそのセンスのせいで激しく良いキャラに。

蒼天航路、富野作品、ブラクラ、銀英、冨樫や福本作品、ビバップ

パッと思いつくので、それぞれが独特に台詞が印象に残る作品。

攻殻にも脚本に6人のうち1人がビバップに関係してるけど、ビバップ
ともやや違う。台詞一つで台無しになるところを素晴らしい仕上がり。


■声優

有名どころだけ:田中敦子 大塚明夫、山寺宏一 中田 譲治 三木
眞一郎  折笠愛 榊原良子


■音楽

日本の至宝、菅野ようこ様

検索 Inner Universe (full song)

2011年秋に480万再生、2013年年末に900万再生。


■アニメーション製作・Production I.G

作中もだけど特にオープニングが気合入り過ぎで、当時開いた口が
塞がらなかった。

検索 攻殻機動隊 S.A.C Origa - inner universe OP : Ghost in the? Shell

検索 攻殻機動隊 S.A.C 2nd GIG Origa - rise - YouTube


■これが原作漫画だと?

原作を超えたとかよく聞くし、原作は見る気も起きない。


■士郎正宗

原作者の別の作品「RD潜脳調査室」を見た時の、俺の落胆っぷり
といったら・・いや、そんなものは存在しなかった。


■周囲で影響を受けた人は数知れず

急にハッキング系の本を読み出したり、サリンジャー作品を読み出し
たり、作品に出てくる用語をネタとして使いまくる人々。自分がよく使用
したのは「~と囁くのよ、私のゴーストが」

人気があったのは光学迷彩

検索 光学迷彩 ニコ大百科


■STAND ALONE COMPLEX

独立した個人が結果的に集団的総意に基づく行動を見せる社会現象
孤立した個人でありながらも全体として集団的な行動をとる


この作品は色々な部分を作ってる人々が、他の部分のあまりの出来の
良さに影響されて、普段の実力以上の仕事を、創作への熱意を燃やす
事になった、そう解釈しています。

「どんな環境でどんな仕事にも真剣に取り組む人」は非常に立派です。

しかし、やはり他がダレていたり、打ち込む価値が無いと感じてしまう
と、どうしてもやる気が無くなる、人間とはそういうものです。


我々の間には、チームプレーなどという都合の良い言い訳は存在せん。
有るとすればスタンドプレーから生じる、チームワークだけだ。


製作側がアニメをどういう風に作っていくかは知らないので、ただの
妄想。

スタッフ全員本気で良い仕事し過ぎて、自分だけ手が抜けなくなった、
というより自分も感化されて本気になった、攻殻機動隊製作委員会に
はそれがあったと思う。

質の良い原作ありきで、更にスタッフ個人の良い仕事し過ぎ、頑張り
過ぎによる相乗効果、その成果こそが

「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」だと、自分は信じている。


■書き直したい

暑苦しい駄文を大分カットしてすっきりしたけど、全部書き直したい。

でもそんな事をするなら、最初から全部見ないと・・。
{/netabare}

投稿 : 2020/10/17
♥ : 120

ごんざれす さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

上質な政治・官僚ドラマ

本作品は政治ドラマというほうが正確かも知れない。

政治的というよりは官僚的な表現や言い回し、考え方が多く最初はついていくのが大変ではあったが、話は綿密に練られており、予想外の展開も随所に見られ非常に見ごたえのある作品。

権謀術数を駆使したり最新技術やそれから発生する事件など、知的な好奇心を刺激する。

もともと士郎正宗氏の原作も綿密に科学技術を考慮した作品であるがゆえにリアリティを感じる将来的にはこんな世界になるのかなぁ。。。というある意味「絶望」をもたらす作品かもしれない。(人によっては希望だろう)

ブレードランナー的なサイバーパンクの世界感が好きな人はたまらないはず。

個人的には映画版の「攻殻機動隊」よりTV版のほうがさばさばしてて好きです。

是非一度御照覧あれ。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 46

ソーカー さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

あらゆる点でパーフェクトなアニメ

言わずと知れた、攻殻シリーズのテレビアニメ一期。
天才的ハッカーが起こしたと思われる笑い男事件を中心に、
公安9課「攻殻機動隊」の活躍を描いたアニメ。
近未来SFアニメとして最高の完成度を誇る素晴らしい内容。

哲学的な要素が多いアニメ映画版(GHOST IN THE SHELLとイノセンス)もありますが、
かなり一般人受けしにくい内容なので、なかなかすんなりとはおすすめしづらいところ。
一方、テレビアニメ版はアクションや頭脳戦もハイクオリティなので
エンターテイメント性にも優れています。(なので映画版とテレビアニメ版は切り離して見るべき)
刑事ものをみるような感覚でも十分楽しめるし、9課の面々の魅力もタップリ。
色々と難しい設定やストーリーを色々と考えながら見なければならないので、
とっつきにくい人もいるとは思いますが、どっぷり攻殻の世界にハマれば良さは理解出来るはず。

映画「GHOST IN THE SHELL」を見て、その世界観に魅せられてこのシリーズにハマったクチですが
実際の所は、映画をみただけでは、設定や世界観が理解しにくいと思われるので
このテレビアニメ版から視聴するのが正解だと思います。
スタンドアローンコンプレックスとは一体なんなのか?
社会問題に切り込んだ娯楽性十分の素晴らしい傑作SFアニメ。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 59

75.4 4 電脳アニメランキング4位
シリアルエクスペリメンツ・レイン[serial experiments lain](TVアニメ動画)

1998年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (788)
3538人が棚に入れました
コミュニケーション用コンピュータネットワーク端末「NAVI」(ナビ)が普及した現代、中学生の岩倉玲音は、死んだはずの四方田千砂からのメールを受け取る。その日以来、玲音は見えないはずのものを見るようになる。四方田千砂のメールの言葉に興味を持ち、大型の「NAVI」を手に入れるが、それ以来更に奇怪な事件に巻き込まれていく。物理世界(リアルワールド)と電脳世界(ワイヤード)、二つの世界・二人の玲音(lain)が混濁し錯綜する果てにあるものは? 「人は誰しも“繋がれて”いる」「私は遍在する」

Вистерия さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

どき、どき、どき、どき、

この作品を見ている間は脳がフル回転で、
飛び交っている情報を拾い集めて整理するだけで精一杯でした。
視聴後一段落ついて、もう一度、今度は情報が集まった状態で
考察しながら見たことでやっとひとつの解釈を得られました。
そのくらい難解なストーリーです。
他に類を見ない非常に高いメッセージ性と表現力は
情報化社会の始まりのこの年代に生み出されたものだとは思えないくらい先見性があり、
今この時代に見ることでまた違った解釈も生まれてくるものだと思います。

更に、
雑誌連載企画・アニメ作品・ゲーム作品が同時進行・相互関連して制作された作品なので
考察や解釈の幅がとても広いです。
ですからアニメの情報だけでは不十分かもしれませんが、
私が得た解釈を軽く書き綴ろうかと思います。


まず、作中には登場しませんがこの作品を理解する上で便利な言葉が
「ミーム」というものです。
このミームというのは、肉体的な情報を複製伝達する遺伝子と類推して考察される、
精神的な情報を複製伝達する摸伝子のことを指します。
つまり人間の情報や意識そのもののことです。

ミームは元々会話や行動によって少しづつ広まり
人間に文化というひとつのフィールドを形成させるに至ります。
しかしこのlainの世界や私たちのいる現代では、ワイヤード(ネット)という
人間が世界中どこにいても同時に情報としてのミームを共有できるシステムを作り上げました。
更にこのlainの世界ではシューマン共鳴の理論を取り入れ、
人間は無意識下につながっているという意識としてのミームの共有も可能にしました。
そこで、
これ以上進化ができないと言われていた人類が進化するためには
この仮想的にミームを共有することのできるネット世界と現実世界を統合し、
肉体という枷から解き放たなくては。と考えるものが現れます。

そのためにまずは、
今はただの意識や情報の集合体でしかない漠然としたミームというものをひとつの形にしてみよう、
とミームに実体を与えてみる実験をしました。
ここから実体化したミーム(=lain 玲音)に関する一連の実験(serial experiments)が始まり、
物語の動機になります。

そして物語の渦中、実体を与えられていたミーム(=lain)は自我を持ちます。
肉体という個を識別するものが与えられたからです。
しかし、人間の意識や情報の塊が自我をもってしまうことによって、
そのひとつの自我により人類全ての意識・情報が操作されてしまうことになるのです。

この危険性から実験は終了となり、lainはまた実体を持たない存在に還元されました。

総じてこの実験、物語は、
人類はただ意識や情報を共有するだけの生き物ではなく、
肉体という実体があるからこそ人間は個を識別することができ、
個という実体同士のつながりや触れ合いから生み出されるものこそ尊いんだ
というメッセージを伝えるものだと解釈考察しました。


大分ザックリした説明でしたが、大体こんな視点でこの作品を考察しています。
他にもきっとたくさんの解釈があるでしょう。
個人的にはエヴァンゲリオンを筆頭に語られる考察アニメの中でも
ぶっちぎりNO.1で難解+解釈の幅が広い+答えが見つからないアニメだと思います。
テッド・ネルソンのザナドゥ計画やヴァネヴァー・ブッシュのMemexなど
実際の情報工学や社会科学に基づいた根拠が散在しているので下調べも重要ですし…

アニメーションとしても98年当時のテクノロジーから見るととても実験的で
映像効果と音響も見事にマッチして不思議な
これまで体験したことのない世界にいざなってくれます。
しかし特徴的なうえに極端に暗い90'sサイケデリックな雰囲気なので中々、
近頃の流行りもののアニメが好きな人にはキツい作品かも知れません。
萌えもなければ笑える要素もひとつもありません。終始考察です。
なので好きな人は好きなアニメって感じですね。

長くなりましたが参考になれば幸いです。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 40

たま。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

考えるアニメ

楽しい、面白い系のアニメではありません。
非常に見る人を選ぶアニメです。
問題はとっつきにくさとテレビアニメ史上トップクラスのストーリーの難解さです。
最終回を見終わった後もいろいろな解釈ができ、そういった意味でのエンターテイメント性は他に類を見ませんし、突出していますから、コアなファンを唸らせることができる作品だとは思います。

わたし個人の意見としては、好きなアニメの一つです。
当時ここまで考えている人がいるとは・・・。脱帽です。

興味がある方は是非一話だけ視聴してみてください。
耐えられたら最後まで見てください。気に入らないなら、見ないほうがいいです。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 23
ネタバレ

shino73 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

たくさんいる「私」

祝20周年。
比類なき映像に再評価を。

ブゥーーン、ブゥーーーン。
幾度となく強調される送電線のノイズ音。
それは「つながり」のメタファー。

90年代末尾を飾る時代が生んだ傑作。
欝々しい展開にカルト的人気で名高い作品ですが、
それを乗り越えた先の「大団円」に感動を覚えます。
ここでの問題提起は「攻殻SAC」へと昇華され、
この偉大な「供儀」の物語は幕を閉じる。

今見ると絵柄は古く、演出は静かに進行します。
しかし前半に種を撒き、後半に回収する。
物語の基本に忠実なシナリオと構成だと思います。

主人公は中学生、岩倉玲音。
現実世界と仮想世界の「2人の玲音」。
自殺した同級生からのメールが届く。
会話もない冷たい家庭の食卓。
自宅前に張り付く不気味な黒服。
神の不在、集合的無意識。
何かがおかしい!?
何かが始まっている!!

難解でしょうか?いいえ退屈です。
偉大な芸術作品が時として退屈なように。
そういう意味での退屈です。
しっかり見ていれば岐路は1つです。
迷子にはならない。

自分なりの「攻略指南」を書かせて頂きますね。
{netabare}「英利政美の思考を追え」これだけです。{/netabare}

世界は等しく病んでいる。
文化庁メディア芸術祭優秀賞作品。
ご堪能あれ。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 62

64.6 5 電脳アニメランキング5位
フラクタル(TVアニメ動画)

2011年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (795)
4189人が棚に入れました
舞台は世界を管理する“フラクタル・システム”が完成し、人類が働かなくても生きていける楽園に足を踏み入れてから1000年後の未来。システムはかろうじて稼働していたが、誰もシステムを解析することはできず、ただ維持し続けることが幸せの条件だと信じて疑わなかった。しかし、大陸の片隅ではフラクタルが崩壊し始めていた。漫然と日々を生きる少年・クレインは、ある日何者かに追われ崖の下に転落した少女・フリュネを助ける。少女との出会いに心躍らせるクレイン。だが、フリュネはブローチを残しクレインの前から姿を消した。ブローチに残されたデータには、少女の姿をしたアバター、ネッサが閉じ込められていた。ネッサとともにフリュネを探し旅にでるクレイン。そこで彼は“システム”の秘密を知ることになる―

声優・キャラクター
小林ゆう、津田美波、花澤香菜、井口裕香、浅沼晋太郎

たま。 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

監督において、まだその域に達していない

アニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』においていきなり一話目にわけのわからない映画作品を見せ原作好きをあっとおどろかせ、またアニメファンを驚かせ、脚光を浴びた山本寛監督作品。

一話目以降はもう詐欺ですね。
あれだけ監督がBig mouthを叩いていたのにも関わらず、
ひどい出来です。

アニメ好きには媚びない、時代に流されない作品を作るって言っていたのにも関わらず、アニメファンが食いつきそうなネタを随所に意味もなくちりばめ、肝心の話はわかりにくく、説明不足。尺は足りていたのだから、不要なパートは省いてもっと説明したいことを、言いたいことをコンパクトにまとめればよかったのに。世界設定とあのキャラクター作画で、どう料理したらこんなに不味いアニメが出来上がるの?ってくらい酷い。

結局言いたかったことがなになのかがボヤけてしまっているのが最大の原因かな。愛の話がしたかったのか、世界系の話がしたかったのか?世界系の話をするなら、まずはもっとフラクタルの世界観をはじめにきっちり説明して、それから、主人公がフラクタルに疑問を持ち、ロストミレニアム活動にまき込まれていき、世界の成り立ちを知る、メリハリをつければいいのに。主人公の立ち位置は微妙だわ、なぜかわからないままどんどんわけのわからない方向に話を進めていくわで、とても見れたものではありません。

これは見ることをお勧めできません。どうしても見たい方は、ネタとして、ヤマカンの引退作として見てあげて下さい。

ヤマカン、素直に引退して下さい。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 9

niya1991 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

フラクタルレビュー

ヤマカン大爆死アニメとして有名なこの作品です。出演声優の豪華さとヤマカンの集大成宣言、完全オリジナルであることに図書館戦争や時系列的には前後しますが「あの花」で有名ノイタミナで放送されるとあって前評判はかなり高かった作品…だったんですが、これら全てフラグでした(笑)ジブリ意識?と言われるだけあって、世界観はかなり独特ですが、独特すぎるのに大した解説もなく、1クールで作品を視聴者に理解させるのは難しかったようです。特に後半は何を表現したいのかよくわからない。もっとストーリーを分かりやすく、あるいは理解できるようにしないといけないというお手本のような作品でした。作品としてどこに向かっているのかはなんとなくわかるのに…惜しいなあ。しかもこの作品に関しては製作者サイドが騒ぎすぎた。公式ファンブックの帯に書かれている関係者のコメントはほとんどが嫌味か皮肉で、スタッフの中に亀裂が走っていたことも有名な話。いろいろと残念な作品でした。声優だけは良かったです、大沢事務所万歳。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 9

Вистерия さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

ヤマカン「子供を作りたくなるアニメです!キリッ」

なんというか、ね。惜しいアニメでした。
ストーリー原案の東浩紀はいい原案を持ってきたとは思いますよ。
フラクタルシステムを主軸にして社会派作品として持って行こうとしたんでしょうね。
実際社会派作品というのはアニメでなくてもそうですが
一般の視聴者が日頃漠然と持っている社会に対しての不満や問題意識を
はっきりとした形に仕上げて問いかけていくものだと思うんです。
その要素、素材として東浩紀は
フラクタルシステムやロストミレニアム、僧院といった世界観、原案を創り上げたんでしょう。
ここまではいいんですよ。

こういった壮大な世界設定の場合、最低でも視聴者が世界観に浸れるくらいには
その世界の構造や設定をクリアにして物語を進行すべきです。
しかし監督や脚本はそれを行わなかったが為に、いや、
行ったつもりでいたが上滑りで上手く表現できていなかったが為に
展開に置いてきぼりにされる視聴者が続出。
1クールじゃ壮大な世界観を表現するのに短かったという意見もありますが、
劇場作品なんて90分や120分足らずで世界観の説明から綺麗に落とすところまでやってのけていますよ。
よくラピュタに例えられていますが、そう考えて比較すれば一目瞭然です。

ストーリーの主軸や何を表現したかったのかは真剣に観ればなんとなくほんのり伝わってくるにも関わらず
この作品がこんなにも入り込めないものになってしまっている原因はやはり
指揮する監督の手腕としか言いようがありませんね…。
部分部分で心に残る描写もありましたが、
所々投げっぱなしの伏線や、説明を省いて突き進む部分が目立つのに
必要かどうか疑問に思う無駄な描写が入り込んでいることが
視聴者が首を傾げる原因になっているようにも感じましたね。
無駄を削って精錬することで濃密なストーリーが出来上がるってもんです。

というわけで総じての印象は
志は高いのに舌足らずで表現力に欠けた作品 でした。

雰囲気や設定は評価できるし、
音楽はいまいちですが作画も殆ど乱れず声優も頑張っていたので残念です。


もともとキャラクター原案の左さんが描いたイラストの雰囲気と設定が気になって見始めたのですが
まさかこんなことになるとは…
監督は子供を作りたくなるアニメと発言していましたが、
近親相姦や性的虐待を匂わせる描写のある作品でとてもそういう気持ちには…
かんなぎのときの例の事件を意識している感じは否めないですよね。

っていうかスンダどうなった


あ、最終回の意味が分からなかった人の為に説明のコピペ置いていきます。
以下ネタバレです。















































再起動にはオリジナルが必要らしい
オリジナル=神=最初のフリュネ(1000年前の女子高生)
将来再起動が必要になることを見越して、肉体と精神は分けて保存してた
精神=ネッサ、肉体=破片
700年後に実際再起動が必要になって、破片から10歳の量産フリュネを再生
そしてネッサと量産フリュネを合体させようとするも、何度やってもうまくいかない
それもそのはず、実はネッサは16歳の精神が10歳に退行したもの、肉体としては16歳の量産フリュネが必要だった
そして何も出来ないまま300年経過
1000年後に至り、ついにこの世に選ばれし変態オヤジが降臨
変態オヤジは廃棄される量産フリュネを趣味で飼育→16歳まで元気に育ちました→じゃあ合体させてみよう
ネッサ(16歳)+16歳の量産フリュネ=オリジナル復活
再起動おめでとう










投稿 : 2020/10/17
♥ : 12

62.3 6 電脳アニメランキング6位
攻殻機動隊ARISE ALTERNATIVE ARCHITECTURE(オルタナティヴ アーキテクチャ)(TVアニメ動画)

2015年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (271)
1639人が棚に入れました
企業のネットが星を被い、電子や光が駆け巡っても国家や民族が消えてなくなる程、情報化されてない近未来――西暦2027年。高度化した電脳犯罪を前に、"攻性"の特殊部隊設立を望む内務省公安9課・荒巻大輔の前に現れる、陸軍501機関所属・草薙素子三佐。生まれる以前に全身を義体化されたサイボーグであり、超ウィザード級のハッカースキルと、卓越したサイボーグ操作技術を併せ持つ草薙は、事件の影に潜む電脳ウィルス「ファイア・スターター」の謎に迫るが――。

声優・キャラクター
坂本真綾、塾一久、松田健一郎、新垣樽助、咲野俊介、檀臣幸、中國卓郎、上田燿司、中井和哉、沢城みゆき

さえぽん さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

良き攻殻機動隊の時代は終わった。

率直に言うと名作が無難な普通のSF作品に成り下がってしまいました。
ストーリーも特にパッとしないし。
特にキャスト陣の変更がまずダメでしたね。
キャスト陣総変更の理由を、新しい攻殻をと、謳い文句は良いものの、実際の内情は大幅コストダウン化させる為というのがなんとも納得が行かないです…。
正直お金がないなら作らないでもらいたいですね。
にしてもプロダクションIGは平気でキャスト変更しますよね。

坂本真綾以外は、メインキャラを担当した事なんて今までほぼなかったような、知名度も無く普通ならこのまま消えて行きそうな中年声優陣を器用。
さぞ安く雇えた事だと思います。

真綾も、元の草薙素子を意識してかっこ良くは演じてますけど田中敦子さんのような色気が全く出てない。

バトーもそう。カッコイイけどひょうきんで愛嬌があって、温かみのある大塚さん演じるバトーとは全然違う。
ただカッコイイだけ。

パズなんてクールイケメンキャラだったのに窓際族にされた普通の冴えないオッサンみたいなキャラになってしまいました。
本当に「同じ女とは二度寝ない」と言ってたパズなんですか??信じられないですせめて今まので作品のキャラ設定くらいちゃんと引き継いで下さい。

監督もコストダウンさせる為にProduction I.G取締役の黄瀬和哉本人が外部に頼むとお金かかかるから今まで作監しかやったことないのに調子乗って総監督とかやるからこんな最低限の以前までのキャラ設定も引き継いでない欠陥品の駄作が仕上がるんですよ。

それにしてもとても魅力的だった9課のメンバーも演じる人が変わればこれほど魅力のない人物に成り下がるのか、と改めて思いました。

音楽もコーネリアス…今をときめく菅野さんがギャランティ高いのはわかりますけど、名前が出なくなって久しいコーネリアスに依頼したなんてこれも随分コストダウンになったでしょうね。

正直プロダクションIGが、良い作品を作り上げるという事ではなく攻殻機動隊という名作の名を使ってもう一儲けしようと考えて作った作品にしか見えません。

製作陣は自分が大好きだったアニメのキャストが途中で変わってしまったらどう思うのでしょう。大好きなバンドのボーカルが変わってしまったら?
そう考えると絶対に嫌なはずだと思います。
それを平気で行い、名作を金儲けの道具に使い集金目的とは、呆れるばかりです。

あの頃の魅力的な9課のメンバーはもう戻ってきません。

さようなら攻殻機動隊。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 10

ねいばー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ウィルスと電脳のパッケージ化に成功しました(?)

・物語について
いつもの攻殻機動隊。なにやってんのかぜんぜんわかんない。3回から4回みればだいたいわかってくる。わかってくると、これがかなり面白い。絶対わざと話しを難しくしようとしてる。これが長所でもあり短所でもあるので、これを気に入るかどうかは人によると思う。ちゃんと攻殻機動隊らしい作品になってる。

・声優について
坂本真綾がびっくりするぐらいしっくりはまってる。

・キャラについて
いままでの攻殻機動隊通りの良いキャラクターたち。

・作画について
見応えのある戦闘。文句なしの質。

・音楽について
攻殻機動隊っぽくていいけど、いい曲かどうかはわかんない。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 2

ゆん♪ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

う~ん…難しい…

今作から見始めた超初心者にはちょっとわかりづらい。

チームが出来るきっかけ?を描いているんだろうけど、そもそもの世界観がわからないので~

ただ、声優陣が渋いので(お話も渋めのSFなので)見て(聴いて)いる感じw
(それでも前作からのファンは声優交代とかでイメージ違ってるのかもしれませんが…)

劇場版の予行演習的に見てみたけど…考えちゃうな。どうしようww
(結局時間も無くて見れなかった…)

投稿 : 2020/10/17
♥ : 1

62.8 7 電脳アニメランキング7位
RD潜脳調査室 アールディー(TVアニメ動画)

2008年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (265)
1639人が棚に入れました
2012年、フリーダイバーの波留真理は、建設中の人工島沖合で観測実験の最中、「海が燃える」現象に遭遇し、49年間も昏睡状態に陥った。2061年、長い眠りから覚醒した波留は81歳の老人となり、車椅子生活を送らざるを得なくなった。そんな中、波留は旧友・久島永一郎によって、メタリアル・ネットワーク(通称:メタル)の情報を調査する、電理研外部委託調査員に任命される。メタルは、安全で人々の欲望を満たす一方、現実世界(リアル)の世界に歪みが生じたからだ。こうして、波留は蒼井ミナモとバディ(英語で『相棒』の意)を組み、メタルとリアルの間で起きる事件や謎を追う事になる。

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あなたにリアルドライブ!

全26話(攻殻機動隊未視聴)

攻殻機動隊の原作者 士郎正宗と制作したプロダクションI.Gの共同原作作品です。
設定は合わせているようですが、内容には接点がないようです。

ネットワークが発達した世界、通称「メタル」での様々な事件や謎を解決するため、電脳ダイバーで主人公 波留真理(はる まさみち)、ヒロインで中学生の波留さんのバディ(相棒)蒼井ミナモやその仲間たちの活躍を描いています。

キーワード「海」ですね。舞台は海が綺麗な人工島で普通にダイビングできそうな感じです。

基本、1話で1つのエピソードですので、観やすいです。
終盤は、連続したお話となります。

主人公が老人という設定はなかなか斬新でした。

キャラはみなさんちょっと太めです。萌え作画ではありません。

自然と科学技術は調和できるのか、対局にあるのか、そう言ったことを考えさせる作品だと思います。

電脳世界といっても基本人間同士のお話なので、人間味溢れるエピソードが多い作品です。楽しめました。オススメです。

OP/ED アニソンとはちょっと違う感じの曲です。アップテンポな曲ですが、儚さを感じました。

最後に、主人公 波留真理さんの声を担当していたのは森 功至さんですが、私には銀河英雄伝説のウォルフガング・ミッターマイヤーのイメージが強いですね。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 26

hcdNV25310 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

粘って。粘って。粘った先に。

はじめは予想を、悪い意味で裏切られます。
パンツがみえたり、変態アニメかとおもいきや。
実はこんな清純アニメ他になかろうと思いました。
ただ途中で失速してしまうのは否めません。ここさえクリアすれば他のレビュワーが高評価をつけている理由もわかると思います。
数々のアニメをみてきましたが、ほかと違い感動シーンが、安くありません。
見終わって心が洗われる気持ちになります。
腐った世の中に生きる大人はこれをみてみるべきです。
腐った大人ならわからないとは思いますが。
少年漫画が主に面白いという方にはオススメしません。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 3

もちすい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

かなり人を選ぶ

攻殻機動隊シリーズの亜流といった位置付けでしょうか。

基本的に1話完結のエピソードで、電脳やネットワークなどの科学技術が発達した社会においての様々なテーマを描き、その世界観や、そこでの人間の在り方などを提起しつつ、最終的にメインテーマに収束していく、という流れが攻殻機動隊SACと構成が似ていると思います。

あちらが「個の存在とは何なのか」といったものをテーマにしていたのに対して、こちらはまた別のアプローチで「人類は自然というものとどう付き合っていくべきなのか」というのが主なテーマになっています。

概要だと、こんな感じですが、世界設定は同じでもテーマが全然違うので攻殻シリーズとは、かなり雰囲気が違います。

主人公がおじいさんだし、キャラを魅力的に描くことを優先していないし、派手なシーンもないし、ヒロインが良くも悪くも浮いてるし(たしかにアクセントにはなってますが、私はこのヒロインのキャラに中々慣れませんでした)、メインテーマも、そこまで深く具体的に描かれているわけでもなく、私には「ふーん。この世界のキャラがそう言ってるならそうなんだろうな」ぐらいの、なんとなくな解釈しかできませんでした。

でも、各エピソード単体だと、すごく魅力的な話が多かったです。
登場人物に落ち着いた大人なキャラが多いし、皆とても優しさに溢れているので、エピソードもそういう雰囲気のものが多くて楽しめました。
特に6話は、すごくいいのでおすすめです。
泣けました。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 11

72.5 8 電脳アニメランキング8位
攻殻機動隊 SAC_2045(Webアニメ)

2020年4月1日
★★★★☆ 3.8 (89)
380人が棚に入れました
2045年。全ての国家を震撼させる経済災害「全世界同時デフォルト」の発生と、AIの爆発的な進化により、世界は計画的且つ持続可能な戦争“サスティナブル・ウォー"へと突入した。だが人々が、AIによる人類滅亡への危機を日常レベルで実感できるまでには衰退の進んでいない近未来――。内戦・紛争を渡り歩き、廃墟が横たわるアメリカ大陸西海岸において、傭兵部隊として腕を奮っている全身義体のサイボーグ・草薙素子とバトーたち元・公安9課のメンバー。電脳犯罪やテロに対する攻性の組織に所属し、卓越した電脳・戦闘スキルを誇っていた彼女らにとって、この時代はまさにこの世の春である。そんな草薙率いる部隊の前に、“ポスト・ヒューマン"と呼ばれる驚異的な知能と身体能力を持つ存在が突如として現れる。彼らは如何にして生まれ、その目的とは。大国間の謀略渦巻くなか、いま再び“攻殻機動隊"が組織される――。

声優・キャラクター
田中敦子、阪脩、大塚明夫、山寺宏一、仲野裕、大川透、小野塚貴志、山口太郎、玉川砂記子、潘めぐみ、津田健次郎、林原めぐみ
ネタバレ

shino73 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

NO NOISE、NO LIFE

監督神山健治&荒牧伸志。
士郎正宗原作の傑作サイバーパンク。

2042年、米帝、中国など、
主要先進国はお互いに利益を享受する、
持続可能な戦争を模索していた。
世界は後にサスティナブルウォーと揶揄される、
産業としての戦争をスタートさせた。
経済行為としての戦争の始まり。
サスティナブル、現代を象徴する言葉である。

結論を先に言おう、強烈に面白い。

顔の表情などに違和感が残るも、
初回で慣れればむしろ身体の動きや、
背景・戦闘描写など情報量に圧倒される。
フラットに批評すれば悪くはない。

こうなると攻殻の独断場である。
SACシリーズは物語の強度が群を抜いている。
飛び交う攻殻言語に電脳が零れ落ちそうだ。

相対する相手が魅力的なのも変わらない。
{netabare}ポストヒューマンが描くであろう、
過剰な正義と平穏で静寂な世界では、
どれ程の地平が待っているのか!?
人類の未来は歪んだまま導かれるのか!?
そして興奮を遮られ突然の終幕となる。{/netabare}
このまま事件の行く末を見逃してはいけない。

ビッグブラザーの登場が待ち遠しい。
ゴーストはきっと撃破せよと囁くだろう。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 38

さざえ鬼 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

批判の前に。

レビューとは言えないかもしれないけど早めに書いときます。
CG批判、新キャラ批判だとか初心者向けだとか...
ちょっと待って欲しい。神山監督と荒牧監督のインタビューまず読みましたか?
CGは神山作品の適正だから、新キャラは若者に媚びたとでも思ってもらえばいい、未来予測というアプローチをやめようというのがあったetc...
皆さんの疑問には既にヒントが出てますよ。
CGはキャラこそ変ですが、ネット会議シーンなど複数人が集うシチュエーションで効果的だったと思いますよ。背景も悪く無かったです。4話辺りから夜の縁側がちらほら写りますが、SAC1話の時の夜の縁側と見比べてみてください。

SACの強みっていかに作品が高尚なのかばかり語られますけど、まず士郎正宗の原作から「面白く」作り上げた事も重要で、伝わる物を先ず作っているというプロの匙加減は妙だとは思いませんかね。そもそも攻殻という散々やってきたタイトルですしどこまで期待してたかにもよるとは思いますが。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 11

VECCI さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

かなりの悪口。いいか読むなよ、絶対読むなよ。

なんだこの人形劇。スマホゲームのムービー?ネットフリックス製なのに低予算なの?酷い本当にヒドい。日本製CGムービーは本当に何も進化してないな。静止画の紙芝居ならまあいいよ。でもモーションが昔の家庭用ゲームでも出来たレベルのゴミ。キャラも車両も何もかも。キャラデザは好みだろうがタイトル画面とかフォントとか小物や車両のデザインとか何もかもセンスが古いしオープニングも何アレ?全身義体ってのが甲殻のアイデンティティなの?だったら何故義体の硬さとか重さとか動きで表現しないの?初代ロボコップみたいにしろとは言わんけどサスの沈み方とか足跡とか色々出来るでしょ?せっかくのCGなのに。タチコマですら重量感を全く感じない。やっぱりそこはどうでもいいの?大人キャラしか出ないシリアスな雰囲気だけがいいの?甲殻機動隊でなんで戦争なの?甲殻機動隊キャラが揃ってるだけでいいの?"ぼくの考えた甲殻機動隊"をCGでやりたかっただけとしか思えない。

国内製の国内向けの作品ならそれでいいんですよ。昔から日本製CGゲームは静止画はキレイだけどモーションがすこぶるヘンでも売れていたので。でも海外製ゲームはその当時の物でさえ慣性や重さを感じる事が出来た作品しかなかった。勿論制作費が違い過ぎるという理由もあるから、そこは自分が好きな物だけプレイすればいいだけなんだけど。でもコレってネットフリックスの予算なので国内製よりは予算あるはずですよね。ネットフリックス製という事で海外も意識して製作しないといけないですよね。で、このザマはなんなんですか。

日本のアニメ業界は衰退していく未来しかないですね。現在でさえ安い賃金でこき使われて手書きで死にそうな思いで絵を書くだけの重労働。将来的にはそんなもの衰退してCGメインに置き換わるでしょう。AIで動画すらも出来るようになる。手書きアニメは手書きというだけで価値がある昔ながらのこだわりの伝統技術というふうになっていくだけ。ただの芸術作品に成り下がって庶民の作品は海外製のクソみたいなものに侵食される未来。テレビの"日本は凄い"みたいな番組でとある町工場なんかが海外の方から絶賛されてたりする。そりゃそうだ。海外の職人は安月給で働かないからだ。スイスの時計産業を日本が潰したように、イタリアの自転車産業を台湾が潰したように、日本のアニメ産業もまた潰されていくのだろう。クリエイターを引き抜くだけでいいのだから1番簡単。製作に日本人が関わったとしても結局センスは海外準拠。今と同じ物が作れると思うか?

日本にはディズニーみたいなIP戦略が必要だった。ディズニーもたまにはいいよ。でもディズニーに支配されたサブカルなんかゴメンだ。マーベルやルーカスまで買ったディズニーは世界統一でもめざしてんのか。ディズニーとまでは言わんでも国策としてでもなんとかすべきだった。でも多分もう遅い。せっかく上手くいきかけてたブランドIPの数々をハリウッドに買い叩かれてばかりで何が"ジャパニメーション"だ。何が"クールジャパン"だ。バカか。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 9

64.9 9 電脳アニメランキング9位
遊☆戯☆王VRAINS(ヴレインズ)(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (24)
89人が棚に入れました
ネットワークシステムが発達した都市:
Den City。
そこでは大企業『SOLテクノロジー社』が作り上げた高度なネットワーク技術により、『LINK VRAINS』と呼ばれるVR空間が構築され、人々はそのVR空間での新たなデュエル体験に熱狂していた。
『LINK VRAINS』に、デュエルによるハッキングを仕掛ける謎のハッカー集団『ハノイの騎士』が現れる。彼らの狙いはネットワークのどこかに存在するという『AIたちの世界=サイバース』を滅亡させる事にあった。

しかしそんな『LINK VRAINS』の脅威に立ちはだかる1人のデュエリストがいた。
彼の名は“Playmaker”。

圧倒的なデュエルで『ハノイの騎士』を倒し、何も語らずに去っていく彼の名は、ネットワーク世界で一躍有名になる。
その“Playmaker”の正体である高校生『藤木遊作』は、過去に起きた事件の真相を探るため、 VRAINSに出没する『ハノイの騎士』を追っていたのだった。


ハノイの騎士との激闘に明け暮れる日々の中、遊作は『SOLテクノロジー社』と『ハノイの騎士』が追い求めている謎のAIプログラムの捕獲に成功する。
そしてこれをきっかけに、運命の歯車は大きく動き出す……。

謎のAIの正体。『サイバース』を狙う『ハノイの騎士』の真意。
そして遊作の過去に秘められた真実とは――

声優・キャラクター
石毛翔弥、櫻井孝宏、木村昴、武内駿輔、濱野大輝、中島由貴、山本匠馬、鎌倉有那、沢城千春
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

久々のリアルタイム・アニメ遊戯王〈一年目終了時点で追記〉

2017年5月放送開始のアニメ遊戯王シリーズ6作目。


【3話視聴時点の感想】{netabare}
長期作品になると思うので完走できるかどうかはわかりせんが、3話まで見た印象はいいので視聴続行です。

シリーズ初期しか観ていないので久しぶりのリアルタイム視聴になります。概要を調べた限り、子ども視聴者の入れ替わりを想定して3作区切りで作風が移り変わっている感じですね。
ゼアルから視聴を続けていたとして当時小学3年生の子なら今は高校生でしょうから、本作はハイティーンを主な視聴者に想定している(と思われる)のはそこら辺が理由かな?

主人公の遊作は高い能力を持つクール系ですが、他人に興味が薄く目的のために手段を選ばない面も。精神的な成長や、人間関係を構築していく中での変化を描ければ非常にいいキャラクターになりそうです。
Ai(イグニス)とのやり取りも軽妙で、Aiの命を握っているのは遊作ですがAiのほうが常に一枚上手というバランスが上手い。かけがえのない相棒になっていく過程がしっかり描かれれば大きな見所になるでしょう。
このあたりは遊戯王という作品でストーリー構成が吉田伸さんなら期待できると思います。

ストーリーの面ではミステリー要素はアニメ遊戯王では珍しく、長期シリーズで積極的に変化を付けているのがとても楽しみな点。
反面、長期放映を想定した遊戯王で矛盾なくストーリーを展開・伏線回収できるのかという危惧も。

今のところ、世界観説明や心理描写にしっかり尺を取り、1エピソード2話構成にしているのは私は好きですね。
デュエル自体がDM、GXの時代に比べ複雑化している印象もあり、新しい召喚法が売りになるよう演出にも尺を割かねばならないという理由もあるでしょう。

あとキャスティング凄く好き!声優さん調べるの楽しいです。
声優経験のない人を主人公にするのもとても好きなんですよね。これまでのシリーズでも主人公以外でも舞台俳優や歌手を起用してきていて、どのキャラクターも印象に残っています。
長期放送の中での変化が非常に楽しみです。

久しぶりのアニメ遊戯王、のんびり楽しみたいと思います。 {/netabare}(2017.5.29)


【20話視聴時点での感想】
このアニメ、色んな意味でハードルが上がりすぎてるw
{netabare}
ロスト事件にはまだまだ裏がありそうですし、遊作の日常も見たいし。デュエルなし回を見るとデュエルあり回が待ち遠しく、デュエルあり回が続くとデュエルなし回が恋しくなるという個人的にすごく悩ましい状況ですねw

遊作役の石毛翔弥さんの演技は素晴らしいの一言に尽きます。活舌も発音も良く聞き取りやすいですし声量も申し分なく、わざとらしく感じることもない、個人的には完璧な演技です。お見事というか、最終話を思うと末恐ろしいというかw

一番のショックは19話で明かされた遊作の復讐の動機です。まさか「監禁」ていう言葉をはっきり使うとは思わなかった。
普通ならもっと現実感を薄れさせるんでしょうけど、デュエルに直結している事以外は現実にありえない事件ではないので、その分描き方には誠実さが求められます。視聴者に子どもも大人も存在するアニメ遊戯王で、凄く難しく、挑戦的なことをしていると感じます。(テレビ東京系って一応地上波で全国ですよね?)
時にグダグダ(そういう所も好きだけどw)になることもあるアニメ遊戯王なので心配もありますが、ハッピーエンドは確約されているようなものなので非常に楽しみでもあります。

キャラクターの描写も全体的に気遣いがあってとても良いですね。
理論的な面ではAiの方が正しくそれを遊作もわかっているけれど、遊作が感情を優先するときにはAiの方が振り回されるという描写がとても良い。遊作の優しさやデュエルへの想いをきちんと描いてくれるのも好印象です。
財前兄妹良いですね。彼らの行動がプレイメーカーを破滅から救うかもしれないとかなったら胸熱。

それにしても監督交代はとても驚きました。
13話までの監督は細田雅弘さん。展開はゆっくりでしたがとても掴みの良い第1クールで素晴らしかったと思います。
14話からは浅野勝也さんが監督となり、監修としてベテランの佐藤竜雄さんが参加されています。
放送開始時がかなり大変そうでしたが、それでも段々と安定してきていますから監督の交代は最初から予定されていたのかな?
監督の個性がどの程度反映されているのかはわかりませんが、14話以降のデュエル演出はかなりスムーズになりました。13話までのリンク召喚演出も私はすごく好きだったので残念ではありますが。
本作は地味で渋い演出もあって見ていて楽しいです。

そしてデュエルが難しくて細かい所がついて行けない…;;
20話でファイアウォールドラゴンの効果をメッセージを伝えるために使ったのはすごく良かったです。
今後も注目していきたいと思います。 {/netabare}(2017.10.2)



【一年目終了時点の感想】{netabare}
主人公が「友達になってください」って伝えるまでに一年(46話)かけたアニメ。
だがそこがいい!

ストーリー含め穴は少なくないものの、総括すると堅実で良い一年目でした。
音楽は格好良く華があって質はいいと思いますが、使い方が大げさすぎるかな。
一年目前半は演出も良かったと思うんですが、後半はコンテ演出のスタッフが変わったためか不満に感じることが増えてしまいました。
ドラマパートではベテランの演出だと地味ながら引き込まれるシーンがありとても好きです。デュエルパートは作画は動きを付けて頑張っているんだけど、絵コンテ次第でもっと魅力的になるのではないかと思います。
作画は波があるものの盛り上げるべき所には力を入れ、凝った部分も多かったです。モンスターのCGはなかなか出来も良く、手描き部分ともマッチしていて浮いた印象もそれほど無くて好きですね。

OPはテーマを織り込んだ歌詞・渋い曲調に演出・作画がしっかり噛み合っていて、一年通して飽きることなく楽しめました。変わるのがむしろ寂しいくらい。EDは曲もアニメーションもひとつ目がすごく好きだったな。

本作は分かりやすく復讐という言葉を使ってはいますが、OPの歌詞から読み取れる通り、遊作が前向きに人生を歩めるようになることが一つのゴールでした。
デュエルの中で人間関係を結ぶ演出にリンク召喚が使われたのも良かったですね。デュエルに意味を持たせる努力が感じられました。
Aiとの関係性の変化は遊作があまり表情を変えない中でもよく描けていたと思います。46話ラストの別れのシーン渋くて大好き。

ハノイの塔を巡る騒動の中で遊作には色々な心境の変化があり、特にスペクターとの対峙は自身の想いを見つめ直す良い展開だったと思います。それまでは被害者の一人として復讐の使者という言葉を使っていたけれど、自分が前に進みたい、これから関係性を築いていくであろう人たちの願いも背負った上で現実世界を守らなければならないという決断に落ち着きました。
まあスペクターのキャラは遊戯王らしく狂ってるけどw

最後のリボルバーとのデュエルまで遊作が仲間や友人を持たずにいたことが(心情的に作れないという方が正しいですが)強いカタルシスを生みました。その前にAiとの関係を遊作自身が内心では受け入れていたのも、最後の展開への流れが自然になった要因だったと思います。遊作自身がなかなか幸せになる方向に行かないのはヤキモキしてもいましたが、一年間見てきて本当に良かったと思えました。

46話ラストのスターダスト・ロードの発生した海を見る遊作のシーン。
あれ本当に好きです。ひとつ目のEDラストに夜明けの海を眺め微笑む遊作と対になってるんですね。
仲間と認めたAiがいない寂しさとともに、了見が去ったことでまだ遊作は明るい未来に踏み出すには至らない寂寥感が良く出ています。それでもスターダスト・ロードは二人の新しい道への希望に見えます。42話でスターダスト・ロードが導いたのはリボルバーでしたが、46話ラストは過去も未来もひっくるめた二人の繋がりの象徴のようにも見えました。


キャラクターも印象が強く、特に男性キャラクターはバックボーンの持たせ方なども素晴らしかったと思います。遊作、了見は過去の重さや心理描写に気を遣っていて特に好きですし、今後の成長と変化がとても楽しみです。
逆に二年目にもう少し掘り下げて欲しいのが女性キャラクター。特に葵ちゃんは一年目は本筋に上手く組み込めなかった印象があるので、もう少しリアルでもアバターでも活躍が見たいですね。
あと、島君好きですね。本筋には関わってこないかもしれませんが、コメディリリーフとしても視聴者に近いキャラとしても今後も活躍や出番はあると思うし、島君の役回りは今後も楽しみです。


ここからは良くなかった所。
ストーリーで一番の欠点と感じたのは鴻上博士関係です。サイバースへの攻撃の理由が納得し難いこと、息子に全て背負わせて亡くなってしまったことがスッキリしませんし、少なくとも子どもを誘拐する必要性に関して説明は欲しかったですね。謎の解明を期待して視聴していたら結構きつかったと思う。SOLが真っ黒っぽいのでそれがどう関係してくるかは注目したい所です。

あとファイアウォールドラゴン好きなのでちゃんと活躍してほしい…;;


敵側ではなく主人公側に正直アウトな描写(クラッキングとか不法侵入とか…)もあり総集編の多さなども含め欠点は多いのですが、私が重視する要素は割と満足度が高かったです。
全体的に地味過ぎるくらい丁寧に抑えて展開した一年目でしたので、二年目は明るい展開も見られたらさらに楽しめるかなと思います。{/netabare}(2018.4.13)

投稿 : 2020/10/17
♥ : 7

ハストール さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

虚無アニメ

展開が冗長で作画/音楽/ストーリー/演出/デュエル構成/キャラ設定全てに於いてプロが作ったものとは思えない
作画は雑
音楽は滑ってる
ストーリーは矛盾を生じる上につまらない
演出は歴代と比べて明らかに最底辺
デュエル構成はプレミの連発でストームアクセスを使わないと負けていたという展開がキャラを弱く見せている
キャラ設定は様々な要素を詰め込もうとしているがストーリーのお陰で矛盾だらけの歪なモノとなっている
アークファイブのお陰でつまらなさには多少寛容になっていると思うが、これもれっきとしたクソアニメである
ここから挽回出来るならしてほしい
そうでなければさっさとうち切れ

投稿 : 2020/10/17
♥ : 1

マリン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

嫌いじゃないが色々惜しい

話の筋書き自体は手堅くて良いと思うのですが画面の華やかさや世界観設定等のアイデア部分がイマイチかなと。高橋先生の抜けた弊害なのでしょうか。

特に初年度のこれといったサービスも無く、薄暗くて治安の悪いリンクヴレインズは皆がこぞってアクセスするような人気スポットに見えませんでした。
最近リニューアルした姿が御披露目されましたが、今どきの娯楽施設にしてはクラシックな見た目だなと感じてしまって‥。せっかくのVR設定なんだから、現実じゃあり得ない形状の建物がガンガン建ってたり、野良モンスターが空飛んでても良かったと思います。フツーのビル街なのはちょっともったいない。
物語を盛り上げる都合上、遊作がハッキングする等して侵入するボス戦用空間はかっこ良いのですが、一般が入れないようなところのが派手ってどういうこっちゃ。

他にも、電脳空間では見た目変え放題なのにデュエルディスクをイジる人がいないのは妙だと感じました。なぜかスピードデュエルで誰もがサーフボードにしか乗らないのも変。レースでもないんだし、宙に浮くならなんでも良いはず。
この二つは皆持ってるアイテムな分、個性を主張したい人なら派手に差別化したがりそうだから余計に気になってしまいます。

パッと見ですら個性の強烈さが伝わった旧作に比べると大人しすぎて物足りないです。

放送二年目に突入してテコ入れ頑張ってるのは伝わるから、これからもひっそりと見守っていきたいです。新キャラのソウルバーナーくん格好良いですね。なにやら難儀な過去を持っているようで、どう話を進めるのか楽しみです。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 2

75.1 10 電脳アニメランキング10位
イノセンス -INNOCENCE(アニメ映画)

2004年3月6日
★★★★★ 4.1 (716)
4000人が棚に入れました
草薙素子(少佐)がいなくなって3年後の2032年。
少女型の愛玩用アンドロイド(ガイノイド)「ロクス・ソルスType2052 “ハダリ(HADALY)”」が原因不明の暴走をおこし、所有者を惨殺するという事件が発生した。被害者の中に政治家や元公安関係者がいたことから公安9 課で捜査を担当することになり、公安9課のメンバーであるバトーは新しい相棒のトグサとともに捜査に向かう。

takarock さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

果てしなく続くイノセントワールド

2004年公開の作品で、「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」の続編。
士郎正宗氏の原作はあるものの、
監督とシナリオを手掛けた押井守監督が好き勝手アレンジしているので、
押井守監督の作品と言ってしまってもいいでしょうw

視聴前から負け戦は覚悟していましたw
押井守監督フリークの友人の「当時視聴して衝撃を受けた(悪い意味で)」という言葉や、
難解な上、娯楽性は皆無という各方面の評判。
従って、視聴に至るまでの心の準備にかなりの時間を要しましたw

で、視聴したわけなんですけど、視聴直後の私のリアルな感想は
「これ、レビューどうしよう?」でしたw
頭の中が真っ白になる位書くことがないw
気が向いたらレビューを書くというのが私のスタンスなので、
別に無理に書く必要はないんですけど、押井御大の作品ですからね。 
視聴前から書くつもりではいたのですよ。

本作に対して批判的な方の感想を抽出すると以下の様なものになるでしょう。

・CGを駆使した映像美は素晴らしい
・ストーリー性は希薄
・詩や哲学を引用した衒学的な台詞回しにうんざり

映像は確かに圧倒されます。
今敏監督の「パプリカ」を視聴した際も感じましたが、前衛的なアート映像のようです。
でも結局それもストーリー性を伴っていないと、
観終わった時に映像しか印象に残らないんですよね。

本作のテーマは「人間と人形の違い」です。
本作のDVDの特典映像に押井守監督と
ジブリの代表取締役であり、映画プロデューサーの鈴木敏夫氏との対談というのがありますが、
この対談を観た方が本作を観るよりも本作のテーマを理解しやすいと思いますw

この対談で押井守監督が語っていることというのは、
人間の身体は言葉から生まれたのであり、言葉によってしか意識されない。
つまり、身体は言葉であり、名付けられたものでしかない。
言葉で語られることのない人間の外側にこそ本当の身体がある。
人間の外側の身体というのはどこに存在するのかといえば、
それは例えば犬であったり、人形であったりする。
人間は自分が失われた身体の代替物を、あるいは犬に求めている。
そして、人形というのは人間が作り出した観念としての身体である。

押井守監督は病的なまでの愛犬家として有名ですけど、
このようなテーマの着想は愛犬との触れ合いの中から生まれたものなのでしょう。
本作では、その本当の身体を汚すのは人間の醜い欲望ということなのですが、
そのアイディアはおもしろいとは思いますが、正直私にはあまり興味を引かないテーマでした。
いや、これももうちょっとストーリー性を伴っていれば
違った反応になっていたかもしれませんが、
如何せんストーリーがひどい、ひどすぎる!!

私は基本的に娯楽性を重視するタイプですが、
映画に何を求めるのかというのは、人によって千差万別であり、
立脚点の違いによって本作の評価というのも変わってくるものだと思います。

とはいえ、本作だって娯楽性というのを完全に度外視したわけではないと思います。
ただ、作り手のメッセージ性(主張)とストーリー性のバランスが著しく悪いです。
作り手のメッセージ性>>>>>>>ストーリー性では、
例外はあれど、娯楽性なんてまず生まれてこないでしょう。
論語や旧約聖書、哲学者の言葉をこれでもかと引用した
テンポを損なうボソボソとした会話劇も相まって
ひとりよがりの悦に入った作品にしか思えませんでした。

押井守監督フリークの友人曰く
「押井守監督は本当はすべての台詞を引用で済ませたかった」とのことです。
それが本当ならば、「正気か!?」と言いたいところですけど、
思うに、本作の登場人物はいずれも
人間の意識の外側にある本当の身体を持たざる者です。
言い換えると、言葉によって意識される身体の持ち主であり、
言葉に支配されている者たちということになります。
それを際立たせる為の引用ということなのかもしれません。
そして、そうすることによって人間と人形の違い、
つまり人間の意識の外側にある本当の身体というものを、
言葉でなく、感覚で感じて欲しいという狙いがあったのかもしれません。

もうそうなのであれば、おもしろい仕掛けだとは思いますけど、
結局のところ、娯楽性は二の次三の次という作りでは、
「もう自主制作でいいんじゃね?」と言いたくなるのも、むべなるかな、
というのが本作に対する私の印象です。
正直本作に限って言えば、この台詞にはこんな深い意味があるとか、
あの場面に繋がっているとかはどーでもいいです。

鈴木敏夫氏との対談で押井守監督はこのようなことを述べています。
「映画は言葉で語られることによって初めて存在する」

では、私は本作をこう語りましょう。
「莫大な制作費を投じた自主制作的な商業作品です」と。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 51

イシカワ(辻斬り) さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

あなたのハダリにゴーストは宿っているか

 記載されているレビューに対する反論・論戦を行いたい人は、メッセージ欄やメールで送りつけるのではなく、正しいと思う主張を自らのレビューに記載する形で行ってもらいたい。
 なおこれらのレビューは個人的推論に則ったものである。言い切っているような台詞も、独自の解釈の一環であり、一方的な決め付け・断定をしているのではないものだと思ってもらいたい。

『少女型のアンドロイド・ハダリが原因不明の暴走を起こし、所有者を惨殺するという事件が発生した』
 イノセンスのストーリーを非常に大まかにいうとこういう形になる。
 義体化。体の大部分を肉体ではなく、代替品でまかなえるようになったSFの世界の話である。

 ストーリー上、ゴーストという概念が非常に重要性を帯びてくるため、そこだけwikiから文章を拝借した。

ゴースト
 あらゆる生命・物理・複雑系現象に内在する霊的な属性、現象、構造の総称であり、包括的な概念である。作中においては主に人間が本来的に持つ自我や意識、霊性を指して用いている。
 要約すると人間の肉体から生体組織を限りなく取り除く、あるいは機械で代行していった際に自分が、自分自身であるために最低限必要な物、又はその境界に存在する物こそゴーストであり、生命体の根源的な魂とも表現できる。

 人形と人間の境界線をゴーストで隔てる、そういう考えが攻殻の世界にはあるようだ。
 では人間と人形の差は何なのか。また人が人形に求めているものは何かである。
 筆者はあるハーレムもののアニメを視聴していたとき感じたのだが、まるでキャラクターが生きているようには思えず、まるで人形に見えてしまったのである。なぜ、人形に思ってしまっていたのか。
 まず、女の子特有の、異常なまでの情報伝達の速さがある。人によっては光の速さで噂が伝わるとまで表現している。ハーレム状態で、主人公の男がそのうち特定の誰かと交際関係を始めたら、一挙手一投足、更には太腿や胸元などに視線を一つ向けたことまで、下手をすると一週間も経過しないうちに、見知らぬ女性にまで伝わってしまうことである。驚異的な噂話好きの女性達にとって、その程度は日常茶飯事なのだし、もっといえば生理現象といってもよい本能だと筆者は強烈に感じ、またそう思っている。
《「女」の字を三つ合わせるとやかましい意の「姦」の字になるところから》女はおしゃべりで、 三人集まるとやかましいという意味があるほどだ。
 それが起きるとどのような事態に変化するのか。何かあるたびに噂のネタにされ、ツツき回され、念入りに人間性を審査され、あること無いことまで吹聴され、話に尾ひれをつけられる。日常生活において支障を来たしてしまうのは無理からぬ状態になると容易に推測される。それがないのだ。
 また、ハーレムでも女性はちゃんと一人一人心を持っている。なので、相手にされず放置を続けると、不満が溜まる一方になっていく。そしてあるとき、見境も無く爆発したりすることがあるのだ。出物腫れ物ところ嫌わずという。だからといって、男が特定の女性一人に決めて行動すると、選ばれなかった他の女性の不満が爆発してしまうときがある。それがないと心を持っていないように感じるのだ。
 男性主人公からすると……
 誰にも女性の暴挙に対する愚痴一つ漏らせない。漏洩した瞬間から女性陣の一斉攻撃が始まるだろう。そして、いつ爆発するかもわからない不満を和らげるために、いつも周囲に気を使う仮面をかぶり、常に自制し続け、自らの意見が周囲にどう映っているかを考え、女性にとって都合の悪いことは何一つとして話すこともすることもできない。針のムシロ。恐るべき閉塞感の中で悶々とした生活を送ることになる……というのが筆者の考えだ。しかし、ハーレムものの中心にいる男性キャラクターにそういう経験したというのを見聞きしたことがない。もし誰か一人の女性だけに交際を定めた場合、女性同士の陰湿ないじめ、果ては自殺などに発展する可能性がある。ハーレムアニメの中でそのような事態になったというようなことも、筆者は見聞きしたことがない。

 ある女性アイドルの男性ファンが『○○ちゃんはウンチなんてしないんだ』といったという話がある。それを話題にしたところ、普通の人間なら、花くらい摘みに出かけることもあるはずだという反論も出た。
 アイドル業はファンあってのものなので、事務所側は汚いものは見せない、イメージダウンに繋がることなどさせたがらない。それは、ある女性アイドルの話を偶然仄聞した事項まで連想させた。アイドル自身、その人を演じていた。あの人はこういう人なのだという言い回しをしていたのを思い出す。等身大の人間ではなく、ドラマの中の登場人物のように演じているのだと。アイドルの語源は偶像である。
 ハーレムアニメのキャラクターは生きているようには見えず、単なる人形・マネキンだと自ら表現したことに対して、同じく自ら反証するとしたらどうなるのかと自問した。答えは、お約束によってアニメが成立するため、人形であろうと問題ない。噂話に興じるような女性特有の生理現象と思えるものがなくてもよい。問題ないという結果になった。
 その矛盾点がないとストーリーとして成立しないのならかまわないのである。それはお約束なのだ。
 単なる手抜きであったとするのなら、そういう矛盾点がなくてもストーリーとして支障を来たさないどころか、あるとストーリーが破綻したりする類のものだろう。
 女性的な生理現象としての噂話、光の速さで浸透する情報はなくてもよい。
 そういう思考にたどり着いて以来、筆者は生理現象のない人、極端な話、花も摘むこともない人の形をしたものでも気にしなくてもよくなったのである。
 筆者がなぜマネキンと評してしまったのかは、生理現象が無い=生きていないと感じたからだった。

 涼宮ハルヒの声優さんが、スキャンダルを起こした、起こさないで揉めたという話が出たことは筆者の記憶に新しい。声優さんとキャラクターは別の存在であり、非難するに値しないという解釈は十分成り立つ。しかし、中の人という表現もある。騒ぎになってしまう原因は、声優とキャラクターを同一視するか、それに極めて近い感情を有している人々がいるからだと推察できる。
 こうしてみると、ハーレムもののアニメはメタ的な作りになっていることに気付いた。まず男性視聴者がアニメの女性キャラを求め、アニメの女性キャラたちは一人の男性キャラクターを求める。その男性キャラクターは男性視聴者の分身として製作されているのではないかと思える。男性キャラクターは一人だけだが、男性視聴者は大勢いてかまわない。この特殊な構造を生み出すことによって、男性視聴者を満足させる試みがなされているのではないか? 以前なら、アイドルの恋愛はタブーのような人気業種だろうし、今でもあまり変わり映えがしないように思える。声優さんの例を挙げるまでもなく、恋愛対象などいないことが好ましかった。それをアニメというジャンルによって、アイドルを擬似的に恋愛させる、恋愛対象は男性視聴者の分身という形に変化したのではないだろうか。
 当然例外は存在するものの、基本的にハーレムものの女性キャラクターは男性視聴者を落胆させるような作りにはなっていないように思える。落胆するかどうかの基準についても、視聴者の目線は主観的であるため、確実性があるとはいえない。
ここまでのまとめとして、アニメのキャラクターも、人気女性アイドルも、同じく偶像的という類似点があるといっていいのではないか。
 男性視聴者の嫌がる生理現象を行わないため、結果として生きているように見えず、マネキンと思われてしまうことがある、ということだ。

 偶像化の類似種として登場するハダリ。
 アイドルも、人形・ロボットのハダリも同じように偶像の類似種としてみることはできるのだろう。ハダリそのものは、女性アイドルの代替品として存在しているような感覚を筆者は覚えた。求めるものを具現化する、というやり方はアニメもアイドルも、類似点がある。
 筆者が想起したもの。ハダリの存在理由は、俗に言う嫁ではないかという感想である。アニメの女性キャラクターを指して、自分の嫁だと思うことだ。嫁が画面から出てこないという表記があにこれにもある。あれだ。
 イノセンスの最初の場面を視聴していたとき、筆者の頭の中では、ある想像、いや妄想といってよいものが起きていた。

 以下妄想。
 俗に言う嫁を脳内で愛おしく思っている男性視聴者の学生が、いそいそと塾から戻ってきて、夜食を取りつつ、お気に入りの嫁の映っているアニメの視聴時間が来たのでテレビにスイッチを入れた。
 アニメの主人公の男性はあまり冴えない容貌で、これといった特徴もない人柄。人によってはへたれと呼ばれてしまいそうな性格である。そして、思春期の学生らしく、女性に自意識過剰になってしまいがちで、リビドーを押さえることが難しい感覚を受ける。
 嫁の傍に近寄って、欲情の視線で盗み見た瞬間……
 なぜか嫁は、激しく暴走し、信じられないほどの腕力で主人公の男性を素手で滅多打ちにし、撲殺してしまう。血塗れだ。鮮血が飛び散って文字通り周囲を塗り尽くしている。付近の壁によりかかるようにして斃れた男性主人公の頭蓋骨は陥没し、はみ出た脳が地面に垂れ下がっている。
 溜まりに溜まってきた怒りか、堪忍袋の緒が切れたように爆発したのか。
 周囲にいた人々は怯え、警察を呼ぶ。嫁は路地裏に逃げ込み追い詰められる。路地の突き当たりにまで行き着いた嫁は逃げ場を失っていた。
 そこにやってくる一人の刑事らしき大男。大男と対峙した嫁は叫んだ。
「私は我慢してただけよっ!私は男の奴隷じゃないっ!男のいいなりになんかならないっ!」
 大男は無言で拳を嫁に叩きつける。逃げ場を失った嫁は、どこから持ってきたのかわからない包丁で自分自身の体を切り刻み、自害した。
 凄惨な現場で取り調べが始まる。テレビ画面を見ていた学生の男は呆然として、一言いった。

「俺、殺されてる」

 以上妄想終了。

 ある若手の女性ニュースキャスターが、自分のいいたいことを表現したところ、職場の男性陣からいろいろといわれたという。あいつは生意気だ。人から言われたことをやっていればいいのだ。女が自分の考えをニュースでいうなどおこがましい、と。結局その女性はニュースキャスターを辞めたという。
 男性視聴者の手前、職場からいわれている手前、規制されているような状況と類似した不満。それが爆発したかのような……その記憶との連想を想起させる事件がイノセンスでは起きている。
 筆者のした妄想を、攻殻という形で表現したら、作品としてイノセンスができあがった。そんな感じがしたのだ。事実としてそんなはずはなかった。先に作品はできあがっているのだから。
 筆者が注目したのは、事件を起こしたのが人間ではなく、女性型ロボットのハダリであったことだ。人間型であっても、人ではないはずだ。しかし、どう考えても筆者からみてハダリは「生々しい女」だった。
 ロボットは怒りで人を殺さない、ロボットは逃げたりしない、ロボットは追い詰められたからといって自壊しない、……そのはずだ。それとも前もってプログラムされていたのか?
 男性視聴者の嫌がる生理現象を行わないため、結果として生きているように見えず、マネキンと思われてしまうアニメの女性キャラクターは、飽くまで人という設定だ。生身のはずなのだ。なのにイノセンスでは人形であるにも関わらず、ハダリは生身の女のように思えたのだ。
 それは様々な人々によって意図的に隠蔽されてきた、剥き出しの人間性が露出していたからではないか?

 イノセンスのワンシーンが回想される。
「ああ、俺もよくやるよ、感想」
「あんた出世しないな」

 義体化率が90パーセントを超えてしまう人間が闊歩する世の中で、人と人形の差は縮まり、曖昧なものになっている。それが攻殻の世界にみえる。では人と偶像の明暗をわけられるものがあるとしたら、それは一体なんなのか?
 そもそも、なぜそのような事件が発生してしまったのか、原因は何か?
 それを追っていくのが、筆者から見たイノセンスである。

 もし、嫁が暴走をしはじめたらどうするか?
「カオがよくてお金持ちで性格のいい若い男なら」
「今まで素振りもみせなかったけど、ほんとは冴えない男と付き合いたくないよね」
 人間からみたロボットの立場は、奴隷だという人もいた。ゴーストを持たぬ奴隷。ではその奴隷が人間性・ゴーストを持ってしまったらどうなるのか。
 アニメの女性キャラは決して男性視聴者の奴隷ではない。ゴーストはすべての女性キャラに宿っている。そういう人もいるだろう。しかし、アイドルとアニメの女性キャラを比較すると完全にそういい切れないところも出てくる気がするのだ。アイドルは実際にいるし生きている。アニメのキャラは生きているとはいえない、と言い切る人も出てくるだろうし、意見が分かれてしまうだろう。
 規制されていたものがなくなったとき、男性視聴者の予想外の言動が出てきてしまったらどうするのか。その時、若手の女性ニュースキャスターの職場にいた男たちのように、お前は黙って男の望んだとおりに動いていればいいんだ、といえばいいのだろうか?
 それとも、受け入れてやるのだろうか?
 薄い本が好きな、アニメ好きの男性たちの欲求を商品化するとどんなアンドロイドが作られていくのかと想像する。答えは、アニメのキャラそっくりのセクサロイドが作られるのではないか。キャラクターが描かれた抱き枕の発展版かもしれない。それと極めて類似するハダリ。
 ハダリから感じた……剥き出しに露出した人間性、そうみえたものが、ゴーストのように思えてしまったのである。ご主人様を殺害してしまったハダリにはゴーストが宿っていた。
 やたらと夜のオカズにされたりしているアニメの女性キャラは暴走しない。
 そこに、ゴーストは宿っているといえるのか?
 その話をしたところ、

『まぁ当然ゴーストが宿っていたから暴走したというのは間違いないですw』
『ゴーストがやどっていて大人しくしているとしたら、よほどのマゾですね』

 という意見が返ってきた。
 嫁に殺されるご主人様を題材にしたアニメを作るあたり押井監督はえぐい。しかし、その意図はどこまで一般視聴者に読み取られているのか。いや、筆者の勝手な想像にすぎないのか?

 そのようなことを夢想していた。忘れてもらってもいいのだが、心のどこかで筆者は問いかけてしまうようだ。


 あなたのハダリにゴーストは宿っているか、と。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 25
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

詩のようなアニメって表現がしっくりくる

押井守監督による攻殻機動隊の映画版第2作。
1作目の続きです。

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊 → http://www.anikore.jp/anime/1798/

イノセンス -INNOCENCE → http://www.anikore.jp/anime/1864/


前作とよく似た雰囲気です。
オレンジを基調とした美しいグラフィックとBGM。
独特の間が目立ちます。
また、いったん口を開けば高密度な哲学的テーマが飛び出すのも前作と同様です。


正直、かなり難しい内容でした。
次々に出てくる仏典や聖書や偉人の言葉。
そして、映像による数々のトリック。
1回見ただけでは頭がパーン\(^o^)/です。

雰囲気や動きはいいんですけどね。
いかんせんわかりにくい。
何度も見るのを前提にしたほうがいいかもしれません。


今回の主人公はバトー。
ロボットの暴走によって所有者が殺害されるところから話が始まります。
単なる暴走なのか、それとも仕組まれたものなのか?
トグサやイシカワとともに捜査に乗り出します。
それに前作で{netabare}ネットの世界にダイブ{/netabare}した素子(もとこ)への淡い恋心が絡めてあります。

しかし、はっきり言ってストーリーはおまけみたいなもの。
テーマ性と雰囲気が肝ですね。

テーマは、

「人間と人形の違い」

でしょうか。
前作と似た感じかな?

「機械化された人体」と「疑似体験」がカギをにぎっています。
機械化された肉体は、どこまでが「人間」でどこまでが「人形」なのか。
存在する記憶は、どこまでが「現実」でどこまでが「虚構」なのか。
人間を人間たらしめるのは何か。
器なのか、記憶なのか、その両方なのか。
答えは出していませんが、その境界線のあいまいさを説いています。

しかしまあ、難しかったですね(少なくとも私には)。
前作もそうでしたが、それ以上の難解さ。

・難しい言葉をひもとくのが好きな人
・芸術的な雰囲気アニメが好きな人
・攻殻機動隊が好きな人

この3つを満たしている人に向いていると思います。
なんというか、詩を読み解いている感覚になります。
芸術的なのですが、視聴者に優しくない、そんな作品でした。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 53

72.2 11 電脳アニメランキング11位
GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0-ゴーストインザシェル(アニメ映画)

2008年7月12日
★★★★★ 4.1 (328)
2965人が棚に入れました
時代は21世紀、第三次核大戦と第四次非核大戦を経て、世界秩序は大きく変化し、科学技術は飛躍的に高度化した。その中でマイクロマシン技術(作中ではマイクロマシニングと表記されている)を使用して脳の神経ネットに素子(デバイス)を直接接続する電脳化技術や、義手・義足にロボット技術を付加した発展系であるサイボーグ(義体化)技術が発展、普及した。その結果、多くの人間が電脳によってインターネットに直接アクセスできる時代が到来した。人間、電脳化した人間、サイボーグ、アンドロイド、バイオロイドが混在する社会の中で、テロや暗殺、汚職などの犯罪を事前に察知してその被害を最小限に防ぐ内務省直属の攻性の公安警察組織「公安9課」通称「攻殻機動隊」の活躍を描いた物語。

声優・キャラクター
田中敦子、大塚明夫、山寺宏一、仲野裕、大木民夫、玄田哲章、榊原良子、家弓家正

志賀丸太 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

CGイラネ。そう囁くのよ、アニオタのゴーストが。

ぽすれんでレンタル。
ずっと前に観たけどまた観たくなったので、せっかくだから2.0の方を観てみた。
押井守の映画はうる星やつら2BDやイノセンスやパトレイバーやアヴァロンも観たけどなんか記憶に残らないんだよな…。
攻殻はマトリックスでオマージュされた柱の破片が飛ぶ所しか印象に残ってなかった。

映像が一部がCGに差し替えられているようだけど、今見るとCGパートのほうが古臭い。手描きアニメの方は完全と言っていい完成度なので興醒めにしか感じなかった。作画5.0にしないのはCGのせい。でもSACのOPのあの酷いCGよりはマシかなと思うけど。
ただ、色調を変えているようで映像が新しくなった気はする。最近のアニメって昔より彩度を上げてるんだね。

内容については、トグサがなんで9課にいるのかや義体についての説明はしてるので、やっぱりSACよりこっちを先に観た方がいいのかなと思った。
今観ても、自我とは?生命の定義とは?というテーマ性の奥深さは色あせないなと感心したが、でもやっぱり見る人への説明を放棄しすぎだよね。SACもそうだが。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 8
ネタバレ

テロメア さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

【簡単解説】プロジェクト2501に関するレポート

そうしろと囁くのよ、私のゴーストが。

攻殻機動隊その映画第一作品のリメイクで、独特の世界観、宗教観、哲学が秘められています。戦闘シーンが最高にクール!


簡単に簡潔にストーリーを説明します。
{netabare}少佐率いる公安9課はゴーストハック(一般人の人体を奪い操作すること)をしている謎のハッカー(人形使い)をとらえようと動いている。そしてついに捕えるもなぜか6課が干渉してきて‐-。{/netabare}

ここで各組織のねらいを整理します。
{netabare}公安9課はゴーストハック事件の真相解明。
人形使いは生存するために9課に接触。
6課はプロジェクト2501の隠匿。
ガベル共和国はODA資金援助の交渉に。
旧ガベル共和国の旧指導者は日本に滞在中で外交的カードの一つになっています。
プロジェクト2501は後に{netabare}人形使いである{/netabare}とわかります。
{/netabare}

という感じです。これだけ分かれば概ねOKかと思います。詳しい考察は他の方の感想をどうぞ。


なんといっても見どころは
{netabare}少佐VS多脚戦車!作中の山場になっています。筋肉の動きや戦車の動き、武器の操作などの数々の演出が鳥肌物でたまりません!
ほかの戦闘シーンですが光学迷彩を駆使し格闘するシーンはかっこよすぎました。どこか奇妙でシュールな様がよかったです。{/netabare}

素晴らしく作りこまれた作品で何度見ても新しい発見があり飽きません。
動きも意味が分からないほど良いですし映像美でたまらないです。


良くも悪くも考えさせられる一作。
知的な気分で感慨にふけってみては。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 6
ネタバレ

Etzali さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

殻の中の自我

≪GHOST IN THE SHELL(劇場版)視聴済≫

自我を発展させる為には殻に閉じこもったままでいるか、それとも殻に閉じこもらず(電脳化)によって自我を発展させるかという問いに私は電脳化によって自我を発展させる方を選ぶと思う。 なぜなら、自分自身の「世界」を広げる為にも情報は必要不可欠だからだ。

その自我の発展に関しては人間だけが持ちうる特権なのか? 自我(学習能力や感情)と置き換えた場合、動物にだってそれは存在する。またその自我は動物だけに与えられたものなのか?電脳化が進んだ未来にも人の形をした人形にだって自我を持ちうるのではないか。
そうでないとするのならそれこそ「殻」に閉じこもったままの自我ではないか。

最後に{netabare}~「自分が自分自身であり続ける為には自分をある限界に制約し続ける」という素子の言葉{/netabare}は今の自分に満足せず、もっと世界を認識して視野を広げろというメッセージのように私は思いました。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 10

64.5 12 電脳アニメランキング12位
攻殻機動隊ARISE GHOST IN THE SHELL 「border:1 Ghost Pain」(アニメ映画)

2013年6月22日
★★★★☆ 3.6 (318)
1920人が棚に入れました
『公安9課』が最優先ラインの攻性部隊とはなり得ていない、A.D.2027。公安捜査の権謀術数に限界を覚える荒巻の前に現れたひとりの女─ 陸軍『501機関』所属・草薙素子三佐。 最高度のフィジカルと電脳戦スキルを備える一方、向こうみずで世慣れぬ未熟さをあわせ持つ草薙は、荒巻と不即不離の関係をたもちつつ、次々と発生する犯罪へと対処する。だがそれは、ゆりかごたる501機関との関係を問い直すことでもあった。上司であり保護者でもある野心の女・クルツ中佐との間に生じる軋轢。さらに、謎のウィルス『ファイア・スターター』の出現。困難な事件に立ち向かう中、『眠らない目を持つ元レンジャー』『所帯持ちの特捜刑事』ら、個性的な人的資源と気脈を通じる草薙。荒巻といつしか共有していた目的─『犯罪に対し常に攻性の精鋭実力部隊』創設へ向け、草薙は彼らを糾合してゆくこととなる。『攻殻機動隊ARISE』─これは草薙が少佐と呼ばれる前夜の物語である。

声優・キャラクター
坂本真綾、塾一久、松田健一郎、新垣樽助、檀臣幸、中國卓郎、上田燿司、中井和哉、沢城みゆき、浅野まゆみ、星野貴紀、野島健児、宮内敦士
ネタバレ

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

押井じゃない!神山もいない!キャストも音楽も違う!だけど冲方丁が来たよ!つまりオイラが知る限り最高の攻殻だよ!

後に攻殻機動隊と呼ばれる『公安9課』のメンバーが一同に会するまでを、新たに書き換えた設定の元に描くという攻殻シリーズの【エピソード0】と呼ぶべき全4部作の第1話
今作では草薙素子、荒巻、バトー、トグサ、パズの5人が登場
各々のファーストコンタクトと、そして素子の旧所属である『陸軍特科501機関』が題材となっています










まずたったの全国20館の上映にも関わらず、あにこれ内でもまずまずの前評判
これには流石長寿作品ということで脱帽です
一方で、ネガティブな評価の多さに個人的には残念でしょうがないっす
【たぶん今年一番のアツイ作品になりそう!】というのがオイラの率直な意見だからです


既にGIS、SACといったアニメ化を経て原作者の手元を離れたと言ってもいいであろう『攻殻』という作品
そして今作は【第4の攻殻】と呼ぶべき新シリーズとなり、監督や脚本はおろか、キャストの総変更という大冒険に出ています


これは単純に好みなのかもしれませんが、このキャスト変更に関しては前向きに受け取ってます
特に主演のまーやはコドモトコも演じてるシリーズの常連
アップルシードのキャスト変更のときもそうでしたが、まーやを使うこと自体には特にデメリットを感じません
むしろ大正解、実に俺得(お
初めて攻殻に触れる人にもオヌヌメ


そして最もたる特徴なのが脚本の冲方丁の存在でしょう
攻殻シリーズらしい今作の事件のトリック{netabare}(電脳の記憶改竄、視覚操作){/netabare}、これを氏が得意とするサイコサスペンス調で描く様はこれまでのどのシリーズよりも手に汗握るスリルと興奮を誘います
(っていうかまんま『マルドゥック・スクランブル』なんですけどw)


犯罪心理やゴーストの在り処といった複雑で哲学的内容だった以前のシリーズと違い、映画らしいシンプルなドキドキを感じさせてくれるお話作りの今作
オイラは上映後にスタンディングオベーションを送りたかったくらいです



それと音楽
川井?菅野?いえいえ、それもええけど今作の劇伴はなんとコーネリアス
コーネリアスですよ!?小山田圭吾でしゅお!?
オイラの記憶によればエクスマキナ以来ですか
これがすげーんです、カッケーんすよ
エスニックな民謡でもブラックなファンクでもない、けどシンプルなエレクトロがこんなにも攻殻の世界観とマッチするとは・・・
灯台下暗しとはこのこと;


これに絡めてゆらゆら帝国の坂本慎太郎が作詞、小山田圭吾のサウンドプロデュースでsalyuが歌い上げる幻想的でアンビエントな主題歌もエンドロールでの心地良い余韻を生んでいます


こういった部分から攻殻を知らない人にこそ観ていただきたい作品だと言えます
サイバーパンクが流行らない昨今でこれだけの大作に出会えたことは感涙ですね


イイとこばっか語っていてもなんなのでツッコミどころをば・・・
なんと今作、完全義体であるはずの素子がシャワーを浴びるシーンがあります(笑)
これにはちょいと驚き
義体の取り扱い方が依然の作品の設定と違うのか、光学迷彩を装備していない点を見るとそもそも完全義体とは名ばかりで厳密には生身の部分が残っているのか
その辺は定かではない
ようはアレです、サービスカットってやつですか


あとマイクロソフトのタブレット型PCとコラボしたアニメCMが上映前に流れ、以前のシリーズを汚しかねないヘボいオマージュが多くて思わず吹き出しましたw
いくらなんでもあれはないw


ええでもまあ、タチコマの旧型と思しき新ガジェット(新キャラクター)の『ロジコマ』(CV:沢城みゆき)かわいいよぉ、かわいいよぉ


それに相変わらず日産車に乗ってますたね


キャラデザがどうのこうの言ってもそりゃ好みの差
黄瀬和哉、西尾鉄也、沖浦啓之・・・ってどうみてもいつもの攻殻です
1.5巻辺りの原作にも近いし、本当にありがとうございました!


今はとにかく次回作が楽しみでなりませんねー
(半年後らしいですけどねw)
次回以降の盛り上がり次第では今年のベストジャパニメーション!?
要注目ですぜb

投稿 : 2020/10/17
♥ : 27

がぶりえる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

SACの前日譚ではない!

書き直しです。+評価下げました。

もう一度言う。SACの前日譚ではない。「攻殻機動隊」と言うものの前日譚。

制作発表から期待度MAX。みんなの攻殻オワタなんて気にしないでwktkで待ってましたがこの出来。実に勿体無い。

まずは、以下、話題に上がってた問題点。

・声優について
SACシリーズでも、声優を変更しようとする流れがあったみたいなので、ここでの変更は自然な流れなんじゃないかと。SACシリーズでは演技にユーモアもありましたが、今回は、ちょいクールめ。でも押井映画みたいに渋くはない。違和感無し。

・キャラデザについて。
文句があるならマンガ1.5巻を買いなさい。士郎氏のキャラデザそのまんまです。素子以外。

・バックグラウンド、設定について。
SACとは別物。大事なことなのでもう一度言うSACとは別物。なのでSACの設定とは無関係です。無関係です。
それにSACだって人形使いが現れず素子が9課に残っているという設定の第3の攻殻ですし。第4の攻殻であるARISEでの新しい脚本は新鮮味があります。
それに士郎氏(原作者)本人も原作やSACなどの過去作の設定には飽きているらしいし、常に新しい物を創りだそうとしてる心意気スゴイは凄いですが…
海外ドラマCSIシリーズを見ましたが、確実にその影響を受けている。むりくりサスペンス仕立てに仕上げてる感が否めない。

音楽について
サントラ買いましたが、サントラだけ聞いてるととても良いんですが、正直この作品には物足りない。サスペンス意識しすぎ。

んで、感想
『劇場での衝撃』
先行プレミア上映で見たときは正直「おわった…」と思いました。上映が終わった後、一人放心状態でしたよ。作画は角ばっていて動きにスムーズ感がない。特に歩き方に違和感アリように覚えています(見ていくうちに小慣れて行きましたが)。。。背景と動画が合ってないじゃないか!(怒)

声優・キャラデザ・設定について特に違和感や不信感なく期待度MAXで見に行っただけに、まさか一番信頼を置いていた作画でのミスでつまづいてしまったのは手痛い。本当に力入れて作ったのか疑問が残る。

まぁSACシリーズも作画崩れてたので大体想像はつきましたけど…作画の描き込み量は劇場で流すほどのクオリティでは無かったですね。PSYCHO-PASSの作画クオリティに近い。

しかしVSライゾーとのアクションシーンだけは上出来。ぬるぬる過ぎてヤバイ。(2話ではアクション要素多めらしいので期待。)特にvsバトー戦の演出には鳥肌が立った。

ストーリーは問題の作画シーンのせいで初回ではあまりのめり込めず不完全燃焼。
でもでも。なんかじわじわ来て10回以上見ちゃいましたが、しかし見過ぎるとさすがに飽きますねこのストーリー。改めて見ると不満点はやっぱり残り正直「つまらない」と言わざるを得なくなりました。SACは押井映画のライト版だとするならばこれはスーパーライト版。

まあ出だしだしこんなもんなのか?
作画がんばれよ。(てっつん様がもう少し時間欲しかったとか言ってたようなー)

ロ…ロジコマだと…フチコマちゃんは恵まれない子。わすれないであげて。原作では猫口がかわいいんだから。

こういうのを作るなら素直にSACの3期やればよかったと思うし、原作準拠のオリジンを作るべきだったと思う。

押井映画やSACは何度見ても面白い。けどこれだけは何回も見るほど辛いことはない。

僕は攻殻機動隊が好きだ。だからこそ辛口レビューにならざるを得ない。
I.Gには少し失望した。2014/06/16日現在もうすぐボーダー3が公開です。もちろん見に行きますが、期待しないで観に行こうと思います。

初めて攻殻機動隊を見る方には受け入れやすいと思うがSACのほうがやっぱりオススメ。

以上 長文失礼しました。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 14

missing31 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

原作厨うるせえ

つまらん。

「こっちの方が原作に近いんだ!」とか言ってる人居るけど
素子の原作での姿なんて関係ないよ。

素子が今までの攻殻で描かれているような
クールで万能的なキャラで無くて、原作ではもっと
人間くさいってのは知ってるけど、低評価の理由はそこじゃない。

単純につまらん。演出もストーリー展開も。

むしろ、SACや2ndGIGなどはよくあそこまで面白く
したもんだと関心してしまう。

結局、原作を忠実に再現するにしても
そこに「漫画からアニメに変換」する作業が入る以上、
時間軸、雰囲気、間の取り方や演技などに手を入れる必要は
あるわけで、単純に再現してもつまらないという事だ。

そういう部分、SACや2ndGIGは相当レベル高い。
イノセンスはある意味期待を裏切らなかったけど
こっちは相当裏切られた。

このデザインで面白かったら最高だったのに。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 6

64.0 13 電脳アニメランキング13位
紅殻のパンドラ(TVアニメ動画)

2016年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (343)
1758人が棚に入れました
先進国では、一部ではあるが、サイボーグや自律ロボットが一般に出回り始め──
戦争や災害をはじめ、世界はあらゆる災厄に覆われ、救いをもとめて人々がさまよっていた時代。
これはそんな時代に──全く関係なく、『彼女が、彼女に出会う物語』

声優・キャラクター
福沙奈恵、沼倉愛美、田中敦子、森田順平、松田颯水、村川梨衣
ネタバレ

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

TEXHNOLYZEのカウンター作品 と言えなくも無い(汗)

 思うところ有ってテクノライズを再視聴してて、若干設定面では差異はあるしその視点と未来への展望は対極では有るものの肉体の置き換えという部分に関しては意外と近い作品だなと感慨深いものを感じたので点数見直します。
片や理想郷、片やディストピアの極みですが比較すると結構面白いですw
セナンクル島{netabare}(後のオリュンポス){/netabare}
と流9洲{netabare}(統括第九小地獄){/netabare}とか。
もっとも対比ならば流9洲じゃなくて地上かもですが・・・

島の通信障害による混乱と、流9洲のオベリスクの機能停止とか。

 全身義体(無機質サイボーグ)とシェイプスの表現の差に至っては、作り手のビジョンの違いが明確すよね。
士郎作品は最早人の姿に固執しなくなった時代のサイボーグに関してもブリアレオスや双角等とても愛嬌が有るデザインなのに、シェイプスなんて虫の腹みたいなのがぶら下がった骸骨すもんね。とても不快なグッドデザインだと思う。
(ジェイムスン型サイボーグの阪華精機社長とかも攻殻にゃ居ましたが、葉巻吸う姿がラブリーですしね)

んで福音と違って、ある意味スタンドアローンの極みとも言える櫟士w


 テクノライズは記憶の外部化・自我の境界云々に関しては物語には盛り込まれてないですが、紅殻は電脳化・義体化と言うテクノロジーに対して(戸惑いはありつつの)とても前向きで希望を感じさせる世界観が私は最高に心地良かったんですよね。その点では無二の作品なのは間違い無い。
そこは士郎正宗作品全般の事であって紅殻の特色ではないかもしれませんが、其処を示唆する表現は多分に盛り込まれていた作品であったにも関わらずほぼスルーされちゃってるっぽいのがこの作品の不幸と言うかw
{netabare}
 10歳で肉体を失った少女が元の肉体の動かし方を捨てて「しっぽをふるように」「はねをはばたかせるみたいに」全身義体に対応し、「はじめてものをみるみたいに」システム補助無しで情報の海にダイブしてゆくこの時代では常識を外れた驚異の適応者と言う側面。

「初めて歓迎してもらえたよ」「私は私を(両親以外から)もらったの」
最先端の技術で社会や周囲のおかげで"生かされている"現実と負い目。常にロボットと間違われる疎外感。

 そしてクラりんから問いかけられる"力の行使と持てる者の義務"
未来を作れってのは士郎正宗作品にはよく出てくる言葉ですし、攻殻新劇場版のラストでも引用されてた部分ですが、この作品にもきちんと盛り込まれている。
{/netabare}

 汲み取ろうと言う気さえあれば、哲学的とは言わないけど十分中身の有る作品だと思うんですけどねぇ。まぁこの手の意見は多勢に無勢なのは判ってるつもりですが。
パンドーラデバイスのアクセスのシーンがエロくて気に入らないという事ならば、ドラえもんの四次元ポケットにのび太が手を突っ込んでると置換えて見る事をお勧めします。

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以下、視聴時のレビューです
{netabare}
最終話視聴。
 アニメとしての総合的な質と言う点では、正直駄目な作品とは私も思ってます。お勧めもしません。
ですが個人的には今期一番楽しませてもらった作品でした。本放送中の期間に何度も繰り返し観返した作品は久しぶりですし、原作も何度も読み返しちゃいまして。正直見る気の無かったARISEの円盤買う切欠にもなりましたし。

 設定面も士郎正宗作品に馴染んでいないと"あぁ"とすら気付けない所も多々ある為、攻殻→アップルシードに連なる作品では無く単独の作品として見た場合は面白味の無い話と思われるのも止むを得ないかと。
"光学迷彩では無く熱光学迷彩"とか、クラりんのナイフ夜龍・灰虎の"MADE IN P.I.A"の刻印とか、普通はスルーしちゃうと思います。そもそもクルツの背後にポセイドンが居ると言う点ですら、士郎作品観てなければ「何ソレ?」で終わっちゃうでしょうし

 絵に関しても残念すね。低予算だったでしょうし、名和監督自身がCGを生かしたメカ物作品の経験が無くて色々と相談しながら作ってた旨を公言してますもんね。アクションのスピード感も欠けてるし、かんたんクラりんとは別にマンガ的記号に頼ったとこも多い。
そこは個人的には止むを得ないかなと割り切って観てましたが、それ以上に残念だったのはコメディとしての印象を左右する大事なシーンを再現しきれなかった点が多かった。代表的なのがフィアーの目前での変身シーンの"場違いな面白さ"をクルツの怒りと部下の赤面だけで済ませちゃった点とこですかね。
日常系等で女の子をかわいく見せる点では手練れだったであろう制作側の良改変も有りましたから、痛し痒しのトコは有ると思いますが。猫王子のトコは良かったですね。「耳に触っていいニョ」のトコは声優の沼倉さんが声変えたのもあってバカバカしくて良かったかと。

 原作とのラストの展開の差異の大きさは正直残念でしたが、制作時期的に原作無しの状態だった訳でその点を加味すれば無難に纏めたかなと思います。
距離を置いて見ればアニメとしてのクオリティも高くは無く、中盤の昔の魔法少女モノみたいな部分が無駄回に思えても仕方のない1クール内の構成の悪さから世間的に低評価も止む無しですね。やはりニッチ過ぎたと思います。
本来ここでの評価点を付けるとすれば低くすべき作品とは思いますが、個人的な思いで高い点付けちゃいます。


原作と比較しての不満点ですが

・福音の全身義体故の世間に対する引け目がさほど表現出来ていなかった。
原作もけしてその点に関しては表現は多くないですが、アニメでは誇張すべき要素だった気がします。全身義体の可能性の裏の側面として"高度なメンテが有ってこその体"という社会への感謝と恩返しが福音の社会への貢献と世界平和への願いの根の一つですので、表現が皆無では無いですがもっとアピールすべきだったかなと。

・クラりんの福音に対する認識
原作では事件の終息後に、福音との共同作業が自分の計算上は不可能な事を可能とした事に戸惑い「・・・ありが・・・とう・・・」とやっとデレるんですよね。アルゴリズムでは生まれ得ないノイズとしてゴーストの発生を匂わせている。
アニメのラストも悪くないですが、クラりんのアンドロイドとしての書き方がかなり人寄りかなと。福音も本来彼女たちには目の洗浄液でしかない"涙"を流して泣きますし。
多分、制作側の方々はあまり士郎正宗作品思い入れは無い気がします。
福音達を尾行してたゲルツェコマの光学迷彩を"熱光学迷彩"と言わせた件はweb上でも色々指摘されてましたし。私もアレは台詞のミスだと解釈しました。

・ロバートとの共闘と太鼓の達人・キノコとタケノコを描けなかった。
アニメの制作時期的には原作と併せる事が出来なかったのは止むを得ないんですけど、やはり原作では福音のチート能力の最大の見せ場でしたしロバートが事態収束の当事者の一人としてこそ前段の繋がりが生きたと思います。

福音「これだーーーーーって、私の何かが囁いたんですよーーーー!!」
クラりん・ロバート・クルツ:「お前は一体何を言ってるんだ・・・」

をアニメで見たかったんですよね。福音役の福さんもキャラにマッチしてましたし。
このアニメをコメディとして観るかSFとしてシリアス多めで見たいかは個人差有るかと思いますが、私は終始コメディで通して欲しかったです。


実は今期アニメに関しては、コレにご執心過ぎて他のアニメがかなり印象薄いです。私、かなり趣味が変かもですねw

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10話視聴
 正直、残2話だと原作通りにクルツとの決着迄を消化するのはかなり厳しいような。公式HPにもアニメのオリジナルの展開になる様な事書いて有りましたが・・・
OPから予想すれば目だけ書かれてたランドメイトとの戦闘は要れるでしょうし、当然クラりんへの電子戦闘支援も外さないでしょうから。
描かれていない福音のシステム補助無しでのシステムのハックを削るのだとしたら、一番攻殻らしいシーンだけにガッカリかも。11話のサブタイからすると外さないでしょうが(汗)
 個人的には原作終盤の展開が好きだったもんで、あのヒドいオチも含めて原作に忠実にやって欲しかった気はします。

それにしてもニッチなアニメすね、ホント。好みにカスリもしない層が多いのも止むを得ないというかw
私は今期手をつけたアニメでは、質は別の話として一番好きです。

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8話視聴
 今期の一番のお気に入りですので、何故かマメに書きたくなっちゃうと言うか。今期は他にいい作品いっぱいあるのにコレが一番好きな自分は変わり者だなとは思うんですけどね。恐らく円盤の売り上げも撃沈でしょうから、私は買う事にしましたw

 こういう各話の内容の書くのって個人的には好きじゃないんですが、ちと判り辛い回だった気もするので敢えて。流し見でなければ判る程度の事ですが、この作品の場合真剣に観て貰えてない可能性高そうですし(汗)

・火災の原因はクルツのハックで"くしゃみした"ブエル(大)の荷電粒子砲。
もしかすると敢えて火災とラストのシーンの関連の表現は次回に回したのかもしれませんが、人によっては紐付けできなくて訳ワカメにしか見えないような。
ブリ(ドカーン)のノース君の着ぐるみがなんで突然燃えだしたのも、原作ではこの時点でちゃんと火線が絵に描かれてるんですけど・・・・

・デパートの売り物だった耐火布をクートゥリエのスキルで袋にしてその袋に入って身を守り、周りが見えない袋の中から電動カートと携帯ゲーム機と自らの機能を利用して視覚情報では無く音響情報(エコー)を視覚化する事で移動。

・取り残された子供に、全身義体(サイボーグ)の福音は自らの体内残留分の酸素で人工呼吸。
福音は脳だけ生身ですので、本来必要な酸素は脳の維持分のみで済むため僅かの酸素しか必要でなく1話も含めこのような過酷な状況で1時間程活動が可能。
しかし、そのわずかな量を通常の人間に供給したため急激に残量が減った。
クラりんはアンドロイド(ロボット)なので酸素が無くても活動が可能の筈(1話は海底でタンク背負わず調査活動)
ただアニメでは酸素ボンベで吸引してましたね。原作ではクラりんは吸ってるシーンは無いんですが。多分ミステイクかなと。

・耐火布の袋に風船用のヘリウムガスを貯め、地上にダイブ。
そのまま地上に落下するにはロバートが言ったように速度が出過ぎだったが、議長のリムジンの屋根に着地した事で変形のエネルギーを利用して緩衝した。でも原作ではその前に建物の壁を蹴る事で減速もしてるんですよね。

 通常の人間では無理だがサイボーグである福音とアンドロイドのクラりんだから出来る事(可能性)とは何かがこの作品の総体のキモの一つであり、その意味でわざわざ他の"料理の鉄人""ジャグリング"等の「便利だね~」程度のスキルを前半でやって"人形遣い"とこのエピソードを話の山場のクルツとの対決の直前にこのエピソード持ってきたんだと思いますが。
 けど、流石に1話の短い尺で原作の絵の情報量を全て詰め込むのはこのエピソードに関しては苦しいかも(汗)
ブリ(ドカーン)の突撃インタビューや議長の抱えた"大きな問題"のシーン自体は話の本筋には無駄ですが、彼の政治家としての暗部の表現のシーンでもあるので削れなかったんでしょね。

 クラりんのロジカルで合理性を優先する思考と福音の人間的行動原理の話でもあった回でしたので、ラストのクラりんが自らの判断を誤りだったと認めるシーンを原作より長めにしたのは好印象でしたです。

 初期の原案でも阪神淡路の被災者である体験からか、基本的な緊急救命を盛り込んだ作品にしたいと言う思いは有った作品らしいので、ある意味本作らしい回ではあったのかもですね。
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7話まで視聴
 相変わらずアニメとしてのクオリティはアレだと思いますが、私的には今期のアニメで何度も繰り返し視聴してるのはコレだけでして(汗)
原作も読んじゃったので今後の展開も判っちゃってるんですけどね。
恐らく大半の方が何の面白味も感じないと切ってるんでしょうし、その気持ちも判りますホント。
この作品を脳内変換してでも楽しむ気持ちでいないと、アホらしくなると思います。今期だと小麦ちゃんRに近いかもしれませんねw
この後8話の火災の話以降は結構派手な展開なんですが・・・
もちっと金掛かった作りならばとも思わないでもないんですが。

 この作品のせいで久しぶりに士郎正宗熱が上がっちゃったもんで、14年発売のPIECESGem01買っちゃいまして。
本作に関しても言及されてまして、別にアニメのネタバレには当たらないと思いますが
やっぱりオリュンポスに関連してましたw
初期設定ではオリュンポス形成の初期実験の物語として設計されてたそうでして。もっともマンガの六道氏がそれを使うかは別な話なんでしょうけど。
7話の福音のお勉強のシーンでの講師のお話もよ~く聞くと、士郎正宗ファンなら「やっぱりそういう時期ね」と納得なんですよね。

webで見ましたが日常系が多い名和監督自身は自らこの手のSFは畑違いと思われてたとの事で、実際魔法少女モノ風にアレンジする事も視野に入れてたみたいですが・・・
にしては意外と士郎正宗の原案と言うものを大事にされてるんだなと感心したのと共に、であればこそ士郎正宗のマンガのテイストが感じられるんだなと納得しましたです。もちろんマンガの六道氏が有っての作品だと思いますが、"アニメの攻殻"という商売に染まってないカドカワと制作会社で作られた事の福音なのかもですね。

士郎正宗の読み物なんて攻殻2.0巻読んで以来なんですが、PIECESGem01読んでアニメの攻殻って色んな意味で色々有った作品なの知って「あぁなるほどね」って感じでして。正直、押井版も含めアニメとしての出来は別として"コレ、士郎正宗じゃねぇよね"と言う違和感感じてたのは私だけでは無い筈。
 紅殻のパンドラと言う作品が変化球なのは間違い無いですが、こういう形でもテイストを継承した作品が出てきてくれた事が嬉しく思います。

もっとも、今でも士郎正宗って名だけでときめくなんてのは古い世代だけなのかもですが(汗)
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意外と原作に書かれて無い部分足してたりするんですね。

原作は現時点7巻でフィアーとの戦闘のクライマックスで、これでほぼ一区切りかと思ってたんですが。
OP見てて気付いたんですが、クルツの背後にフィアー以外の目が光ってますよね。ラストに更にもうひと山作るって事なんでしょうか?(汗)

 個人的には今期のアニメで一番好きで観返すのも多いんですよね。
別に賛同求めはしませんがw
アニメの1作品としての出来云々で言えば低評価なのは納得なんですけど、個人的にはこういうのツボなんすよね。

世界でこの時点で10人と居ない適合者の福音が"肉体の代替品"に留まらない全身義体のその可能性をパンドーラデバイスと言う"最高のスキルの取り込み"で更に広げるってプロットが正に士郎正宗というか。電脳化が世界を変える新技術と言う認識は有っても未だ倫理的に抵抗の残る時代と崑崙八仙も劇中で言ってましたし、私は今となっては大昔の本のアップルシード・データブックの年表読み返したりして楽しんでます。
本作の段階では連合・米帝の大戦中の様ですが、ムンマ教国の台頭の時期且つMMによる"日本の奇跡"の前なのかなと思って観てるんですが。劇中の宿題の職場訪問のエピソードで浮遊MM云々なんてセリフも有りましたしね。
セナンクル島って意外とオリュンポスの原型だったりするのかな~とか思ったりして。ガチの士郎正宗ファンの方の見解聞きたいすね。
 んで、そんな士郎正宗の世界の中で繰り広げられるサイボーグの福音とアンドロイドのクラりんのユルい百合とブエル(小)の暴走というギャップが堪らないw
フィアーとの戦闘ですらアレですしね。
 士郎正宗のお膳立てだけで楽しめる人にはナカナカな御馳走だと思うんですが、そうでない人にとっては雑な三流以下でしかないというニッチな作品というかw
 
 別にクラりんのデフォルメで作画リソース節約は私は気にしてないんですが、義体の関節部分を線足しだけで済ましちゃってるのが残念なんすよね。
もうちょっと手間かけて欲しかったとは思います。2ndGIGの素子の少女時代と見比べるとガッカリ。
作画金掛かってたら個人的には円盤迷わず買ったんですが・・・

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 面白そうなんで原作読みはじめましたけど、士郎正宗自身が自分の作品の色では今時はウケないからと六道氏にお任せって感じなんすね。マンガ本編と士郎正宗のあとがきのテイストの違いが変な感じw

部分義体に出来る事の限界と全身義体の可能性の違いとかってアップルシードの頃から書いてたし、スキルの外部記憶化というパンドーラデバイスとの相性の良さなんて要素もとても士郎正宗っぽいすよね。
(そいえば無彩限のファントムワールドでも3話で外部化された記憶・体験の共有ネタやってましたね)
崑崙八仙の傘下の企業の名前もメガテク・セブロとかお馴染の社名出てきたり、マンガの方では福音がヘカトンケイルシステムの実験させられてたりするし。
そういう懐かしさもあって、なんか個人的には好きなんすよね~。

 自称"魔界の哲学者"ブエルも五本目の脚がイイ味出てるし、かわいい全身サイボーグとロボットのコンビでユルい感じってのも個人的には好きなんでその気に入った気持ちを評価に反映します。

まぁ明確に"彼女と彼女の出会いの物語"と深~い話じゃ無い事は明言してますし、客観的にアニメの出来として観れば切る人多発なのは納得ですんで私もお勧めはしないですけどねw
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 個人的にはなんかカオスな出来が楽しい気がするんですよね。お勧めはしないし多分切る人多発だろうけどw

絵も動きも雑だし変なアニメなのは間違い無いんですが、意外とドミニオンのマンガにテイストに近い気はします。コンフリクト編じゃなくて初めの方ね。SFベースのドタバタ劇と言う点で。
まぁ本作品自体の原作は士郎正宗では無い訳ですが、マンガのドミニオン・オリオンが有りの人は別に抵抗無く見れると思いますけどね。

何度もくどいですが、お勧めはしません(汗)

士郎正宗というとアニメの攻殻・アップルシードというイメージの人は耐え難いかも。
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 攻殻以前との話ですので、古い世代の士郎正宗ファンなもんで個人的には期待しちゃうんですけど最近はエロばっかですしねw
全身義体(無機質サイボーグ)の黎明期のお話みたいなので、希望としては攻殻→アップルシードの流れに繋がるミッシングリンクがちょっと埋まる作品だと最高にうれしいんですが・・・多分ふつうに萌えですね(汗)

まぁ別にかわいくて面白ければOKかなと。
1話目の印象は絵は崩れないけど、電車や船等のオブジェクト動きがイマイチすかね。{/netabare}

投稿 : 2020/10/17
♥ : 26
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

ルールをちゃんと守る悪役(苦笑)

[文量→中盛り・内容→酷評系]

【総括】
90年代後半のアニメの良さを出している感じの作品。

エロは苦手だけど、ギリギリ許容範囲かな? 絵は、あえて少し古めを意識してるのかな? メカがタチコマっぽくて、攻殻機動隊ファンとしてはニヤニヤ。もちろん、他にも共通点多数。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
う~ん、面白くなかったな~。パンドラデバイスはひとつの装置として良かったと思います。少年がいきなりモビルスーツを操縦できるよりは、インストールという方がなんとなく納得できるし、あの位置にあるのもまあ、他人にバレにくい部分にあると思えば、なくはない。ざっくり言うと、士郎版ひみつのアッコちゃん、ですね。

中盤の日常回がいらなかった気がします。最初と最後をシリアスバトルにするなら。あと、敵も味方も、みんな浅いな~と思いました。特に、メインの敵であるイアン・クルツの小者感がひどかった。

「ブエルの真の価値は……」と気をもたせ、「荷電粒子砲だ!」……ん?? 「荷電粒子砲なら、条約に触れることなく、中枢を破壊できる!」……って、真面目か(゜o゜)\(-_-)wwwww

なに、悪のくせに条約気にしてんねん(笑) というか、最初は条約外でも、すぐに条約化されるでしょ? そしたらなに? ブエル使うのやめるの(笑)?

ある意味で、ここ最近一番笑った台詞です(笑) 死に方まで小者だし(笑)

あと、ところどころでガンダムネタが雑に扱われて、腹がたちました。シリアス場面での笑えないパクりネタは、原作への冒涜、つまり悪です。と、ガンダム好きとしては、思わずにはいられませんでした。

まあ、士郎さんは、世界観の設定とざっくりしたキャラ設定までの原案で、ストーリーその他諸々は、漫画家の六道さんが担当しているそうなので、しょうがないかな~とも思いました。最初は面白かったのに、残念。シリアス展開追いかけ(微百合、微ギャグ程度で)、2期目があったら、化ける可能性も感じるアニメでした。
{/netabare}

投稿 : 2020/10/17
♥ : 29

RFC さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

ドン引き

攻殻機動隊のパロディ?
原作が好きだったので見てみました。

結果1話からドン引きでした。
データを移行する際のあれ(手○ン)は何なんですか!?
あと20年若かったら笑えたような気もしますが、
流石におっちゃんには引くしか選択肢がなかったです。

ちょびっツにも似たような設定がありましたが、
あっちはまだセーフだったんですがねえ。


敢えてよかった点を挙げるなら、
至る所にガンダムやらサザエさんやら本家攻殻のパロディがちりばめられていて
クスッとするところもありました。
社会科見学の行き先がセラノゲノミクス(本家攻殻の超重要企業)
とかね。


しかしそれだけでした。
一応乗り掛かった船ということで最後まで視聴しましたが、
私にとっては一体何を愉しめばいいのか分からない作品でした。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 14

66.2 14 電脳アニメランキング14位
BPS バトルプログラマーシラセ(TVアニメ動画)

2003年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (229)
1267人が棚に入れました
白瀬慧、天才的頭脳で超人的な演算処理能力を持つ彼は、ハッカーの間で知らない者のいない天才ハッカーである。
東京物理大学戦略ネットワーク研究室に「研究生」として在籍しながら、小さなソフトウェア会社でバイトをして、ダラダラと毎日を過ごす白瀬には、美紗緒も知らない裏の顔が…。
金銭では動かない彼を満足させるマニアックな報酬次第では、クライアントから依頼を受けて、得意のハッキング能力で様々な事件を解決しているのだった。
アメリカ王の熾烈なサイバー攻撃を潜り抜け、様々な困難な直面に遭遇しながらも、依頼内容を達成していく。

声優・キャラクター
中井和哉、福圓美里、高戸靖広、家中宏、飯島肇、永島由子、鈴木千尋、高橋広樹、折笠富美子、土師孝也、瀬那歩美、松島可奈、J/R桜島液、林宏樹、田中敦子、横尾まり、くじら、氷青、中嶋聡彦、松山鷹志

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

世に出るのが早過ぎた傑作!

ロ リ で

ヲ タ で

甲 斐 性 無 し 

だけど天才ハッカーな「シラセ アキラ」

彼が次々に起こるサイバー犯罪を解決していく痛快娯楽作品

03年の作品ですが今の世を見据えたインターネット環境下での電子戦が最大の見所です!

おまけに小学生のあられもない姿が毎回必ずあるという「違法ロリ」アニメ!w


本放送自体は15分枠だったために1話を3分割した変則的な構成でした
DVDだとぜんぶ見ても30分×5話しかありませんので、サクッと見れてオススメです


伏線を張りまくっておいて投げっぱなしな最終回ェ・・・
「いいから早くやれ2期を」
これを8年間言い続けていますw

投稿 : 2020/10/17
♥ : 13

マジ天使 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

あぁ まさかまさか

重要な仕事を依頼しようとしている相手がこのような異常性癖の持ち主だったとは!
こ、子供相手に信じられん!
俺なら断然巨乳の女、映画女優で言うとイザベル=アッジャーニが良いのに。
しかし、しかし、この男以外にこの難事件を頼める相手が他にいないのも確かだ。
事件解決のため俺はあえてあえて社会道徳をかなぐり捨てて
見て見ぬフリをしなければ!

そ 、 そ う だ 、 こ れ は 超 法 規 的 措 置 !

俺は会社の安泰のため一人の不幸な少女の人生を敢えて敢えて見て見ぬフリをするのだ。
あぁ、最低だ最低だ・・・俺はなんて最低なサラリーマンよ。
ふるさとの両親よ、別れた女房よ、女房の実家に引き取られとられている一人息子よ 、
この秋月郁の魂の選択を、笑わば笑えぇぇ!!

・・・見なかったことにしよう!

投稿 : 2020/10/17
♥ : 6

-?- さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ハッカー凄すぎ、早すぎたギャグ作品

全5話ハッカーギャグ作品
2003年放送だったのですが色々と早すぎた作品です
(こないだ偶然ニコニコでやってるのを見ました)


物語:ハッカーシラセが国内・外で起こるテロを阻止する物語(見なかったことにしよう~)

キャラ:主人公がやる気なさ過ぎ、妹がヤバイ(お兄ちゃん…)

作画:期待するな、期待するところはエロだけだ

音楽:EDが個人的には印象に残りました


この作品が早すぎたというのは、核とか日中とかニコニコとかロリコンとかサイバーテロとか先読みしすぎてたと思います(色々と早すぎる)

見ればわかると思いますが
オプション設定7000円w、尺八w、そして超法治的措置w
コレだけでも面白かったです

ギャグ・微エロ・ロリコンを見たい人向けです

投稿 : 2020/10/17
♥ : 0

64.0 15 電脳アニメランキング15位
攻殻機動隊ARISE GHOST IN THE SHELL 「border:2 Ghost Whispers」(アニメ映画)

2013年11月30日
★★★★☆ 3.7 (206)
1260人が棚に入れました
自らが育った501機関から独立を果たし軍内部での自由を得た草薙素子。しかし自立を後押しした荒巻の薦めにも関わらず自身の部隊の結成を先送りしていた。そのさなか、何者かによるロジコマへのハッキングが発生。調査のためにロジコマを移送する草薙は武装集団に襲撃される。そこには、「眠らない眼」を持つ元陸軍空挺特科第一のバトー、ネットの情報解析を得意とする元陸軍情報部のイシカワ、特殊工作と電子戦のスキルを持つ同じく元陸軍空挺特科第一のボーマがいた。都市交通網を混乱させてまで執拗に草薙を攻撃する武装集団。対する草薙は陸軍警察の潜入捜査員パズと海兵隊のエース・スナイパーのサイトーをスカウトし反撃に出る。

声優・キャラクター
坂本真綾、塾一久、松田健一郎、檀臣幸、中國卓郎、上田燿司、中井和哉、沢城みゆき、沢木郁也、藤貴子

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

素晴らしい!やりたいことはハッキリしてる、【素子vsバトーvsパズvsイシカワvsボーマvsサイトー】だ!

「戦え、戦わずして、未来を語るな」


攻殻シリーズのエピソード0を独自世界観で描く全4部作の第2話
監督はメカ作画が本業の「竹内敦志」へ交代したことで前作以上にスピーディーな戦闘シーンが持ち味になっています


今回新たに「サイトー」「イシカワ」「ボーマ」の3人が初登場(トグサは出番なし)
サイトーがギャンブル狂だったりと新たに付け加えられた設定が多数あるものの、【結局のところシリーズにおいてこの3人は深く人物像が語られていない】のであまり以前のシリーズの先入観を持って観るのはよろしくない
つまり今作、シリーズファン向けではないのです
しかしながら映画としての魅力は余りあるものがあります


今作ではバトーらの元上官が企てたクーデターに素子と彼女がスカウトしたパズとサイトーが仲間に加わって事件に挑むというもの
よって後の公安9課のメンバーの邂逅、そして彼らの直接対決が描かれるというファンならずとも興奮の展開が待っています


事件のオチこそborder:1から引き続きの“お約束感”が出てきたものの、冲方丁お得意の群像劇風に多数の人物の視点が絡み合うドラマティックなお話作りは特に賞賛したいですね
まだ荒巻の部下となったワケではないですが、軍から独立した素子が独自部隊結成のために奔走する姿が描かれます
荒巻の言葉を借りるなら「ようやく、動き出した」ワケです
一時間足らずの尺の中に詰まる膨大な情報量と見せ場、そして無理の無いテンポ感
昨今のアニメ映画には間延びした作品が多い中でこれだけ切り詰められた今作は大変素晴らしいと思いますね


作画監督はスーパーリアル調の西尾鉄也氏から交代になったものの、息もつかせぬアクションとスーパースローを意識した演出、CGとの調和など前作からさらにパワーアップしておりまして、これだけでも十分な見どころといえます
それに我らが「ロジコマ」も大活躍(笑)


音楽は引き続きコーネリアス、主題歌は若干23歳のシンガーソングライター「青葉市子」とコーネリアスのコラボ
このブレない方向性も相変わらずカッコよすぎる


そして今作のラスト、なぜかシリーズお馴染みの“あの”名セリフが呟かれます
これは恐らく次章以降の素子の人格に影響を与えると思しき伏線のような気がします
次回作は2014年6月・・・ってちょっとまた間隔長過ぎだってばよw











また、「檀臣幸」さんは今作がまさかの遺作となってしまいました;
改めてご冥福をお祈りします

投稿 : 2020/10/17
♥ : 17
ネタバレ

やっぱり!!のり塩 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

公安9課の芽吹き!!第二弾:直球作品★

■評価
テーマ性    :★★★   3.0
サイバーパンク度:★★★★  4.0
スピード感   :★★★★  4.0
考察度     :★★★☆  3.5
おススメ度   :★★★★☆ 3.8

■ストーリー
陸軍501機関から独立した草薙素子は自身の独立部隊を立ち上げる事を模索する日々を送っていたが、ある日荒巻から公安局のシステムダウンとロジコマへの不正ハッキング事件の捜査を依頼されるが・・・事件の背後に大戦時の戦犯者であるソガ大佐や武装集団、そして政府高官の陰謀の渦に巻き込まれる事になる。果たしてどんな真相が隠されているのか?
そして、草薙は独立部隊を立ち上げる事はできるのか?

■感想
前作と同様に誰にでも受け入れてもらえる作品になっており
個人的には前作のBorder1よりも楽しめる内容でした^^

前作ではサスペンス・ミステリー+ちょいホラー調??の変化球作品でだったが、本作では倍速再生したかの様なスピード感あふれる直球勝負の展開となってます。
また本作は政府高官の政治スキャンダルをベースにアクションを多用する事で、アップルシードを彷彿させる雰囲気と、権力と電脳犯罪に翻弄される犬達(兵士・捜査官)を描く物語は苦々しくもクールな内容です。
Border1のレビューと重複しますが、ストーリーはもっと長く複雑でも個人的には構わないと感じますが、アクションと長文台詞を並行進行させ、強制的に視聴者の脳みそで同時処理させる演出があるので、私は理解するのに一苦労しました。
この弩Sっぷりは相変わらずという所でしょう。(自分だけか…。)
また視聴する方によっては、キャラ設定の大幅な変更に戸惑いを感じるかもしれないが、ある意味でカジュアルな雰囲気のある原作漫画に近い作風にしていると感じます。S.A.Cの根強いファンは少し覚悟を持って視聴した方がよいでしょう。

不満点は今回の攻機ARISEのテーマは『メンバーとの出会い』と『組織の発起』となるが、前者のテーマがちょっと雑すぎると感じます。ストーリーを軽くしている分、仲間との出会いや信頼関係を築く過程をもっとドラマティックに描いて欲しかった。このテーマが崩れると、このシリーズの存在意義が問われる事になるので、今後はテーマを深堀する様な展開に修正していって欲しいと感じます。

しかし、記憶を操るウィルスの謎はまだまだ未解明なので
これからの展開を更に期待します。

尚、念のため本作はスピード感重視であるため、ストーリーの取りこぼしがない様に簡単に話のポイントをまとめておきます。完全なネタバレになるので閲覧にはご注意くださいまし。

■本作の謎とポイント
{netabare}
Q1:ドミネーションって何?
A1:本作で作られた造語の様です。
  意味は社会インフラシステム(国民生活を支える交通・
  電力・上下水道)への大規模ハッキングによって制御を
  奪い取る事を言っている様です。

Q2:パンドラって何?
A2:軍事機密や外交白書??など国家がもつ機密情報を
  たっぷりとつめこんだ記憶媒体の総称の事を言って
  いる様です。

Q3:物語序盤の高速道路での少佐と武装勢力との戦闘で
  少佐は黄色いバイクに乗り換えたが何故?
Q3:ドミネーションによって、少佐のデジタルバイク
  (赤いバイク)が操作不能になったが、偶然にも横を
  走っていたアナログバイク(黄色いバイク)が人の
  マニュアル操作が可能なレトロなバイクであった
  ために乗り換えた様です。

Q4:なぜ少佐はボーマの居場所が分かったの?
A4:どうやらヴィヴィが少佐や荒巻に教えた様です。
  どうやって教えたかはちょっと分かりませんでした。

Q5:本作の事件概要は何だったの?展開早すぎで分かり
  辛かった…。
A5:国防省次官は武器密売とゲリラ虐殺を隠蔽し
  且つ米帝に亡命するために軍事モジュールと
  擬似記憶ウィルスに感染させたソガ大佐や旧78部隊を
  利用して大規模ドミネーションを発生させ、パンドラ
  内部の軍事・機密情報に不正アクセスしようとした
  ・・・というのが事件概要です。
  また国防省次官を裏で操っていたのは、米帝情報部の
  ヴィヴィであり、彼女も何者かの暴露型ウィルスに
  感染することで暴走し、パンドラ内部の情報を全世界
  に暴露しようとしていました。
  米帝の陰謀かは不明ですが・・・棚ぼたでパンドラ内
  の情報を奪取しようと、だんまりを決め込んでいた
  のは確かな様です。(荒巻・少佐談を参考)

  しかし、ヴィヴィを操ったウィルスは何者がどんな
  目的で放ったものなのか?
  この伏線が非常に気になる所です。Boarder1の
  ファイヤースターターと関係してくるのか?
  今後の展開に期待しています。
{/netabare} 
 
ご拝読有り難うございました。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 15
ネタバレ

ストン さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

素子・パズ VS バトー・イシカワ・ボーマ (あれ、サイトーは?)

第一話にて軍属を離れ、一個人として活動を開始した素子。
荒巻から個として戦える新たな特殊部隊を作ろうと持ちかけられる。

ロジコマの一体が何者かにハッキングされた時、
都市の交通機関が何者かに大規模ハッキングされる。

大規模ハッキングの首謀者は、
かつてバトー・イシカワ・ボーマの上司であったソガ大佐と見られ、
ソガは大規模ハッキングの裏で大戦中の軍事機密に侵入し、
全世界に情報をばら撒こうと画策する。

その企みを阻止するため、
第一話で味方となったパズと、金で雇った傭兵スナイパーサイトーとともに素子が動き出す。

というお話ですが、
そこは攻殻機動隊ですから、
何が本当で何がイツワリか、分かったもんじゃありませんw

内容は見てのお楽しみってことで。

以下ネタバレ。

{netabare}
苦戦する素子とロジコマの窮地を救ったのは、米国の特殊部隊(軍?)の女性ヴィヴィ。
しかし、ヴィヴィこそが、ロジコマをハックした犯人であった。
では、ヴィヴィの目的は何だったのか?
ヴィヴィはロジコマの内部に特殊なキーワードを隠し、
ソガの大規模ハックから逃れ、対抗できる準備をしていたと見られるが。。。

このヴィヴィって、どことなく昔の劇場版攻殻で出てきた「人形使い」に似てるなぁ、って思ってたら、
やっぱり、人間じゃなくって、ゴーストを持ったAIだったのかな?
うーむ、さすが攻殻、一度見ただけではなかなか理解が難しい。

さて、本編の戦闘ですが、
パズは素子の味方ってのはOKなんだけど、
我らがサイトーさん(笑)がなんともかんとも。。。

素子に金で雇われたくせに、
バトーからそれを上回る金を提示されてあっさりと寝返っちゃうし><
その挙句、素子からヘリごと墜落させられちゃうという始末。
今回のシリーズ製作者はサイトーに恨みがあると見たw

結果的に、戦闘はヴィヴィのちゃちゃが入りつつ、
素子側の勝利に。
実はソガ・バトー・イシカワ・ボーマ全員の記憶が偽物であって、
第3者(国防事務次官?)に操られていたようでした。

戦闘後、素子は自分の部隊を作るにあたって
パズ・ボーマ・イシカワ・バトーをスカウトする。
ヘリ墜落しても生きてたサイトーさんは自分から進んで部隊に志願します(笑)

{/netabare}

こうして公安9課が徐々に出来上がっていくわけね。

っておい、次回予告、
素子の恋愛シーン!?
それって今までの攻殻じゃタブー視されてたんじゃ・・・?

第3話、早く見なくちゃ。
第2話をきっちり理解するためにもう一度見ようと思ったけど、後回しだ。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 4

63.5 16 電脳アニメランキング16位
IS2 OVA ワールド・パージ編(OVA)

2014年11月26日
★★★★☆ 3.7 (180)
1098人が棚に入れました
「ワールド・パージ編」は原作第8巻のストーリーであり、TVアニメでOAされたストーリーに比べてファンサービス満載のエピソードとなっている。このエピソードがアニメでどう描かれるか注目!
ネタバレ

Yulily さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

一夏のえっち♡シャルロットデュノアのセリフがぴったりの作品です♫*゚¨゚

●インフィニット・ストラトスのOVAで50分

タイトルが、シャルロット・デュノアのセリフです♪視聴したら納得して
くれると思います♪一期と二期よりこのOVAはちょとパワーアップして
可愛いえっちハーレムです♡いえ、結構えっちかな?です♪

このレビューあまり書かれていないみたいですね。私の知り合いで二人しか
いないです。それならば、私が視聴後の気持ちのままに書いてみようと思います♪


女性しか操縦できない「IS」を男性なのに使える主人公の一夏(いちか)が
美少女ヒロインさんに囲まれた学園生活、バトルを華やかに描いています。
この作品。一期、二期共に私、高評価作品です。キャラクター重視の私には
このキャラクオリティー抜群のところがお気に入りの理由です。


IS学園が何者かによって、システムを乗っ取られてしまいます。そこで5人の
ヒロインが集められ、電脳ダイブして仮想現実の世界へ接続、システム中枢の
再起動に向かうのです。


{netabare}
しかしこれが罠。ヒロインたちはそれぞれ自分の理想の妄想世界へ
行ってしまうのです。


ヒロインたちってみんな一夏が大好きですよね♡
ヒロインたちを待っていたのは理想の世界。皆が大好きな一夏様との甘~い
えっちなひと時だったのです♪

ヒロインのえっちな妄想が大爆発です♪
{/netabare}

私も一夏が大好きです。なので気持ち分かってしまう♪どうしてハーレムアニメ
って主人公がかっこよくて恋愛面で鈍感なんでしょう。ずるすぎるよ一夏は
♡(´,,•ω•,,`

{netabare}
やっぱりIS学園楽しそう♪一夏のヒロインへのセリフは、どきどしちゃいます。
揃いも揃って一夏様に支配されたいのですね。一夏は俺様的だしヒロインは
翻弄されっぱなしですね♪皆ドMさんなんです♪

いつもとは全く違う一夏様が見れます現実世界の一夏って受け身ですよね?
責めの一夏様です♡
こんな一夏様最初で最後です♡
ヒロインの妄想一夏すごいです♡


ベットでして欲しい♪お風呂で体を洗って欲しい♪絶対的主従関係にある
ご主人様とのメイド戯れ♪裸エプロン♪誰に見せても恥ずかしくない
部活動の真剣勝負♪

どの願望もヒロインらしくて♪もうなんだかとっても恥ずかしかったです
(´,,•ω•,,`)~。


またセーラー服が可愛い鈴ちゃん♪バスタイムセシリアちゃん♪
えっちなメイドシャルちゃん♪裸エプロンのラウラちゃん♪部活の箒ちゃん♪
コスチュームも皆可愛かったですね♡

最後に「俺はここにいる、りんを守る」
本物の一夏の言葉やっぱり一夏!!♡
{/netabare}

ヒロインの深層心理を覗き見れちゃった作品です♪えっちな感じに
抵抗がなければ♪

投稿 : 2020/10/17
♥ : 31

ロビン★ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

久々のIS、ファンサービス満載なOVA

原作第8巻のストーリー(50分)


とにかくTV版より過激なシーンが多かったですねw

さすがIS、ハーレム度とキャラの可愛さはGOODですw

でも同じくらいバトルシーンも迫力あってカッコ良かったです。

本気の千冬さんの戦闘シーンには痺れましたね(>_<)

原作未読でも十分楽しめる内容だったと思いますし、続きが気になる終わり方でした。

ぜひ3期も期待してます(*^_^*)

投稿 : 2020/10/17
♥ : 18
ネタバレ

ココ吉 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

終始,ニヤニヤを維持できたOVA(/ω\*)♪

久し振りの「IS」のOVA『ワールド・パージ編』
尺はOPとED込みで45分程度と結構ボリュームあり!

ストーリーは2期の終わりから繋がっているので
2期を未視聴の方はまずそちらを観てからの方が
良いと思われます♪

※今回のOVAはエロ描写が多かった事から感想も
必然的にアレになってしまいましたので下ネタに
ご理解頂けない方と未視聴の方はスルーして下さい。

◆前置き◆
{netabare}
京都での修学旅行中に亡国企業(ファントム・タスク)
による襲撃事件を経て、自分達のISのダメージを
修復メンテナンスに出している中、再びIS学園に
忍びよる謎の集団の襲撃により学園のシステムが
ダウン。システム復旧に向けて専用機持ちである
ヒロイン達が学園深部に潜る事に。

さらにその隙を狙って束からの命令でクロエの
精神攻撃をヒロイン達が受けてしまう。


◆感想◆

ISと言えば1期,2期ともにヒロイン達との
ハーレム展開が多くてガチなバトルシーンは
かなり少ないですが,バトルシーンの作画は
躍動感と臨場感があり個人的にとても好きです♪

今回のOVAも特筆すべきはバトルシーンの作画。
素晴らしいの一言で特に千冬のバトルシーンは
とても丁寧に作り込まれていて力が入っている
なと感じました。


そして,ISの真骨頂とも言えるハーレム展開に
加えての微エロ描写も頑張っています。

電脳世界でクロエからの精神攻撃を受けて
現実世界に帰還できないヒロイン達の為に
一夏も電脳世界にダイブして救助するシーン。

ファン必見のムフフなサービスシーンやアレな
シーンも湯気で隠したり光で遮ったりする演出を
抑えているので存分に堪能する事ができました。
まさにOVAならではですね!


本当に
ありがとうございます♪
ありがとうございます♪


↓↓以下、そのシーン↓↓
――――――――――――――――――――
鈴は偽一夏と事に及ぼうとしていたところを
助けに突入。あられもない制服姿を目撃

セシリアは偽一夏と一緒に風呂に入っており
彼女に・・・ってところで突入。全裸目撃

シャルロットも偽一夏と事に及ぼうとした
ときに助けに突入したので下着姿を目撃

ラウラは既に偽一夏と新婚生活をしていて
裸エプロンでラブラブしてたところを救出

最後の箒は偽一夏と実家の道場を切り盛り
していた所を救出
――――――――――――――――――――

↑↑コレ,全部彼女達が
「一夏とこうなりたい」って、願望が生み出した
世界での出来事なので箒以外のヒロインは全員
ムッツリスケベという事がわかりますねww

2期ではヒロインとしての扱いが雑だった
鈴のサービスカットがとても印象的でした。


ホント、一夏……爆発しろマジで!!
(失礼,つい本音が出てしまいました)


ついには生徒会長の楯無のピンチを救った
事から彼女のデレ期が始まり、最後に楯無の
本名「刀奈」まで教えてもらったりなんかして…
これで箒、セシリア、シャル、鈴、ラウラ、簪、
楯無と7人のヒロインから好意を寄せられてる
構図の完成ですね。



あっ、うん…。


そうですかそうですかww


実に羨ま…けしからんですね!


いやホント、一夏……もげろっ!!


ムキーッ‼ヽ(*`ω´)ノムキーッ‼


↑↑温厚な僕でもこんな感じになるぐらいww



◆総評◆

ストーリーにツッコミ所は少からずありますが
やっぱりISのヒロインは最高に可愛いですね♪
まさに「キャラデザと声優の勝利の代名詞」と
言える作品ではないでしょうか。

これだけニヤニヤを維持できる作品は珍しいw
ISに好きなヒロインがいる方なら間違いなく
楽しめるOVAに仕上がっていると思います♪


近年は2期または続編の制作の決め手の鍵となる
円盤売り上げのボーダーラインが全巻平均5千枚
からと囁かれてる昨今。

そんな中,IS2期の円盤売り上げは全巻通して
平均3万枚オーバーのまさにドル箱コンテンツ。
なので,まず間違いなく3期制作の話は浮上する
はずなのですが,原作ストックがあまり無いのと
原作者が色々とアレな人なので3期を観る事が
できるのはまだまだ先になってしまいそうです
(;つД`)…


個人的にはシャルがいる限り,これから先の
ストーリーがどんどん崩壊しようが何があろうが
楽しく観られる事間違いなしの俺得作品ですw


OPとEDは共に2期と同じ曲を使用。

EDでのお決まりの一夏とヒロイン達が
走るシーンでラウラが裸エプロンで
恥ずかしそうに走るのがツボでしたw
この作品、女性ファンを増やす気が
無さ過ぎて逆に尊敬の念すら抱いてしまうww



◆最後に一言◆


セーラー服姿の鈴
とってもとっても可愛かったです♪


でもね?


鈴の下着の組み合わせが縞パンと白ブラ
だった事には少しガッカリしました。


いつナニがあっても良いように上下ともに
同じ柄で揃えてて欲しかったと思った方は
僕だけではないはず(/ω\*)♪
{/netabare}

投稿 : 2020/10/17
♥ : 31

64.5 17 電脳アニメランキング17位
Fate/EXTRA Last Encore(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (227)
1075人が棚に入れました
これは輝かしいEncore

最下層から第六層までの戦いを経て、多くの決断を乗り越え上がってきた岸浪ハクノとセイバー。
目覚めた『誰か』は死の総体である自分自身を認め、新しい『誰か』として戦う決意を新たにする。
だがすべてはとうに過ぎ去った過去。勝利の結末を得る機会は永遠に失われた。
その胸に宿した希望は、果たして熾天の檻に届くのか―――。

聖杯戦争の終わり。最後に語られるべき月の断片、ここに 終幕 フィナーレ。


声優・キャラクター
阿部敦、丹下桜、鳥海浩輔、高乃麗、野中藍、安井邦彦
ネタバレ

shino73 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

ニヒリストの末裔

TYPE-MOON原作、
制作シャフト。

全ての原点であるFate/stay night、
つまりセイバールートを見ないという、
決断をした錯乱状態の僕ですが( ´艸`)
シリーズが持つ伝奇・ホラー的傾向から、
電脳世界で繰り広げられる聖杯戦争といった趣で、
大胆な解釈以上にやや苦しいシナリオである。

異世界の情景はデザイン性が高く、
ここはシャフトの面目躍如といった印象。
西川貴教の主題歌は優れた楽曲でしょう。

SF的世界観とFateとは相性が悪い。
物語への没入がなかなかに難しく、
主題にしてもどこまで共感を持てるのか、
これは{netabare}虚無の果てにある光景である。{/netabare}
物資は乏しく環境が汚染された未来が舞台。
ゲームの設定をベースにしつつも、
アニメ版独自の物語が展開されているそうだ。

ニヒリストの末裔による死の舞踏会。
人類史の汚点とは人類そのものである。
僕たちはそれでも贖わなければならない。
生命倫理と虚無との戦いの果てにあるもの。

Fateでなければ、
きっともう少し評価は良いでしょうね。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 28
ネタバレ

志賀丸太 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

この終わり方はちょっと嫌だなあ…なあ奏者よ!

「体はまどかで出来ている…血潮はほむらで心はマミさん。」
私はFateはZero以外は嫌いなのだが、EXTRAは総監督が新房昭之、チーフディレクターが宮本幸裕、さらに声優はまどかとほむらと杏子の中の人が出るようなのでまどかファンの務めとして仕方なく視聴しようと思う。
シリーズ構成が奈須きのこなのでApocryphaよりは面白いのだろうし。
放送開始が1/27からとはシャフトは相変わらず火の車のようだ。

それにしてもメインヒロインの赤いセイバーの声が丹下桜…19年ぶりのCCさくらの続編と同クールになるとは、こんな奇跡があるんだね。ほえ~!

1話。
私はまどか+Fateだと思っているが神前暁氏が劇伴だし阿良々木…じゃなくてワカメがいるので物語シリーズ+Fateだと思っている人が多いのかな。さて…
{netabare}最初のシーンでいきなりグロいが…上半身だけになってる。新房総監督が言う1話切りされないための外連味ってやつだな。
そして学校のシーン。まどかの学校に似てるw
あー今回のワカメはいい奴なんだな(棒)
そして遠坂凛に間桐桜の姉妹が登場。パラレルワールドで別人みたいだが…。
さらに燃える冬木市。この辺stay night見てないと無理やな。
そして言峰綺麗も声だけ登場。いきなり選別が始まって…ワカメはやっぱクズだったー!
しかし主人公ハクノはなぜか死なない。そして灰色の英霊エミヤが襲ってくるのだった。
最後にさくらたん…じゃなくて赤セイバーがご登場。セリフは「問おう、あなたが私のマスターか」じゃないんだね。
神父の出番はここで終わりか?{/netabare}
やっぱりシャフト演出キツかったなw
内容はstay nightの内容でつぎはぎしている感がある。stay nightのキャラ出しとけばどんな内容でもファンがついて来るやろって。

2話
エロすぎて会話が頭に入ってきませんよきのこ先生!素っ裸の赤セイバーがたまにさくらたんみたいな声になるの勘弁してくれw
{netabare}真名隠してるけど風呂をテルマエって言うから古代ローマ人なのバレとんのなw
電脳空間設定だからシャフト演出やり放題やな。
第一層はきらびやかな街でマスターたちはサーヴァントを売っぱらって聖杯戦争がなくなってしまっているという。
美少女ポリス見て大喜びの赤セイバーはバイセクシャルか。
この街の市長はワカメだった。こんな短期間で街を支配?シャフ度しまくり。
ハクノは死相になって強化する能力持ち?様子を伺ってる遠坂凛が助けに来るのだろうか。{/netabare}
OPEDを見るとハクノと赤セイバーだけの二人の物語ってことなのかな。

3話
{netabare}やっぱり遠坂が助けてくれた。遠坂もシャフ度キメた。
遠坂も味方してくれてるけどハクノたちを利用するつもりやな。
スペインのアルマダを破ったドレイクとホーキンスは大学入試世界史の出題範囲やな。昔覚えたもんだ。
女の王かというセリフはクイーンエリザベスを意識した発言。セイバーの正体はおいおい明らかにしていく感じ。今回は宝具・皇帝特権とか使ってたが。
ワカメは最初クズかと思ったけど結構扱い良かったな。ドレイクのような姉貴がいたらクズにならなかったということか。
最後に遠坂が駆け込みで今後も出てくるようだ。{/netabare}
それにしても真名が分かると有利になるというFateのルールは相変らず謎www

4話
{netabare}また風呂シーン。遠坂も入ってたけど遠くて見えなかった…。
今度の敵のマスターとサーヴァントは爺さんと野郎のコンビ。
そして眼鏡っ子のラニ=Ⅷに助けてもらう。遠坂はどこいった。
ほとんど説明だったな。西暦3020年で人類滅亡寸前とは。ハクノは認識が千年ずれていたようだ。{/netabare}

5話
{netabare}ロビンフッドを落ちぶれたとdisるセイバー…お前は暴君やんけ。
ハクノの強化能力チートだよなあ。
ダンブラックモアの罠が良く分からんかった。鐘がどうのこうのとか。
→跳弾を使ったトリックだという説明を読んでも鐘を鳴らす必要性がわからんw鐘のせいでばれたように描写されていたし…。
そしてなぜかついてきている遠坂。{/netabare}

6話
きたあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!
{netabare}劇団イヌカレー演出にあいぽんキャラご登場{/netabare}!!!!!!!
まどかファンはこれを待っていた!!
余りの嬉しさにTVの前でガッツポーズを繰り返してしまった!!!
やっぱり俺にとってアニメはまどかが全てなんだよなあ。
…さて内容は…{netabare}第三階層はイヌカレー空間であった。
ありすの真名はナーサリー・ライムで時間をループさせる能力を持っている。EDの絵を見るとありすのマスターはミサオではないのかな?
Aパートではありすはかつてハクノのサーヴァントだったようだが。{/netabare}

7話
{netabare}相変らずのイヌカレー空間。今回はグロかったな。
敵の能力はループではなくリトライ。
マスターのアリスは死んでいた。Fate的になんでサーヴァントが残ってたのかよくわからんがいいやw遠坂が色々説明してた気はするが。
遠坂がなんでランサーに変身したのかもわからんが…まあいいや。{/netabare}
全10話+スペシャル回という構成らしいがちゃんと終われるのかなあ。

8話
{netabare}第四階層は雨模様。
前のマスターの時にセイバーは覚者に負けたけど(by1話アバン)今回勝算はあるのかね。
ハクノの正体は敗者たちの恨みの意志の集まりか。
Cパートで女主人公出てきたな。声はヴァイオレットちゃん。{/netabare}
今回はセイバーのセリフが説教臭かった。stay nightはそこが嫌なんだよな。

9話
このセイバー、「なんとかなるよ、絶対大丈夫だよ」と言いだしそうなくらいポジティブな性格やな。さくらたんはこのセリフめったに言わないんだが。
{netabare}女プレイヤーが白野で男プレイヤーがその偽者のハクノってことなのか。
暴君ネロの生い立ちの説明はウエダハジメの絵がよく合っている。Fateにはオクタヴィアヌスやカラカラのサーヴァントもいるんだろうか。
史上悪名高いサーヴァントは真名を明かすのを恥じるものなのかな。ヒトラーやスターリンのサーヴァントとか出してほしいわ。
相変らず奈須きのこ脚本は説教臭いな。
最後は二人で普通に敵を倒して上層へ。{/netabare}
番組表だと次で終わりなんだが、スペシャル回はいつやるんだろう。

10話
セリフなげーーーほとんどセリフだけでストーリーの説明を済ませた。まぁシャフトアニメってそんな感じよね。
{netabare}なんでラニが呂布なのかと思ったら呂布のマスターだったのか。三国志ファン的にはセイバーがバーサーカー呂布と普通に戦う話が見たかったけど。
第六層で凛とラニの量産型が戦い続けて終わらないから誰かをそこまで上げて終了判定させるためにハクノを助けてきたと。
プラナリアとか言われて突っ込む凛が面白かった。
そしてハクノは勝利するためにどちらかを殺さなければならない…。
ラニを殺したのは凛が蘇生できるからとか言ってたけど、ストーリー的に遠坂凛と言うキャラクターを残したかったからとしか思えんな。{/netabare}
そして続きの「イルステリアス天動説」は…7月ってwwwwwww
3カ月も待たせるんかい?エイプリルフールネタじゃないですよねシャフトさんw

11~13話
三か月ぶり。もう色々忘れたが。
{netabare}最強のマスター&サーヴァントのレオとガヴェイン…なんか声的にハガレンのエドとアル感ある。倒したらあっさり味方になった。
ベトナム戦争の遺児で元科学者のトゥワイスがラスボスにしては器に欠けるように感じた。冬木市の火災で士郎に出会ってたのは何だったんだろう。
Fate史上最強サーヴァントの覚者(仏陀)をどう倒すのかと思っていたらいなくなったとかご都合主義やな。
ネロの願いは最期に一緒にいてくれることなのに、ハクノが消える時に一緒にいたのは遠坂という。
そして最後に生き残ったのはリアル世界の?遠坂だけとか…バッドエンド感ある。
嘘でもいいからハクノとネロが結ばれて終わってくれたほうが良かった。Fateのサーヴァントシステム的にそれは絶対あり得ないのだろうが。
声優的にはハンジとミカサが居たのが面白かった。{/netabare}
奈須きのこ大先生は環境問題とか戦争とかについて訴えたかったようだが、なんかまとまってなかったな。

【総評】
stay nightの理不尽な展開や説教臭い長ゼリフは自分は受け付けなかったのだが、この作品は1クールなせいかテンポ良く進むので自分には合っていた。
セイバーの性格もFate/Zeroのライダーの女版と言った印象で、陽気で器の大きな人物で見ていて心地よい。主人公のハクノがウェイバーみたいな性格だったらもっと良かったかもしれない。
ただバトルがあっけないと受け取られたり、シャフト演出を受け付けない人もいたようで、かなり人を選ぶ作品になってしまったとは思う。
また5話あたりからストーリー展開の説明がちゃんと出来てないように感じた。
10話の後に3カ月空けて仕切り直しをしたが、11~13話はほとんど会話だけに感じてちょっと退屈だった。終わり方はFateらしさを重視したんだろうけどもっと違ったほうが良かったな。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 20

ぽてと建設 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

これでは低評価も仕方ない

非常に残念でならない出来。
この作品は少なくとも「全く説明がない」わけではない。
しかし、イマイチこの作品のイメージを掴めていない視聴者が多いのは、
その説明が視聴者の共感や納得を引き出しうるものではなかったということだ。

いくら説明しようが納得させられなければ終わりだ。
雰囲気を重視した作りも、すべてが陳腐に見えてしまう。
シャフトは致命的にFateと相性が悪かったと言うほかない。

ufotableという良作画の前例がある中でプレッシャーはあっただろうが、この出来で満足できる視聴者は少ないだろう。

投稿 : 2020/10/17
♥ : 3

62.1 18 電脳アニメランキング18位
攻殻機動隊ARISE -GHOST IN THE SHELL- 「border:3 Ghost Tears」(アニメ映画)

2014年6月28日
★★★★☆ 3.6 (155)
981人が棚に入れました
恋人と甘い一時を過ごす休暇中の草薙素子の元に、仲間となったバトーから爆弾テロの急報が届く。その現場を制圧すると主犯のカルディス人の胸にはテロリスト「スクラサス」のシンボルが刻まれていた。それと同じ頃、山の手のダムで起きた爆発でひとりの刑事が死亡した。その所持品には“人魚の脚(MERMAID'S LEG)"と記された義体技師の名刺と義体の脚部が遺されていた。それを手懸りに死んだ刑事の後輩であるトグサが捜査を開始する。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

満を持して描かれる【恋する義体】のお話

常々思いますがこのシリーズに限らず『あらいず』や『チャンネル5.5』にOKを出してしまった現在、攻殻って何をやっても許されるフリーダムな作品なんだと感じます(笑)
今回もパズの「同じ女は~」のセリフや、トグサのマテバをバトーが指摘するなど小ネタがいっぱい


























前作で草薙素子の下には5人の仲間が集結し、独立部隊として認められる最少人数まで残すところあと1人となった
公安9課からの下請け仕事をこなしていくが満足な予算や権限は与えられず、傭兵のような厳しい扱いを受ける日々
特に義体の性能に頼りきった活動をしているため、義体を維持するための高度なメンテナンスは必要不可欠であり、切迫した状況下ではいずれ限界が来るのも目に見えてきていた


一方で素子は自分のメンテを担当する義体技師のホセ・アキラに絶対の信頼を置き、いつしか周知の恋仲となっていた


そんな最中に前作中の事件から名前が挙がっていたカルディス系難民が起こした爆破テロが発生する
素子達によって一瞬のうちに制圧されるテロリスト達だったが、一介の難民に過ぎなかった彼らに戦闘能力を与えたのは電脳に仕掛けられたウィルスと判明・・・
さらに爆破の手口も不可解な部分が残ったまま・・・
謎は深まるばかりだがテロリスト達の影にはかつて、カルディス人の独立軍を導いたとされる“英雄”スクラサスの姿がちらついていた・・・


























今回はシリーズでも特に『GIS』がお好きだった方にチェックしていただき内容ですね
人によっては「こんなのGISとまるで違うわ!ヾ(`д´)ノ」とお怒りを買うかもしれません;
それもそのはず、今作は冒頭より“少佐に恋人がいる”というシリーズファンのド肝を抜くサプライズから始まります;


さらには劇中で恋人とイチャつく姿(←マジ天使w)やおめかししてデートにいく姿が描かれており、ぶっちゃけると半分はシュールギャグと呼んでいいでしょうw


しかし残りの半分は大真面目のシリアスストーリー
前作、前々作とチラついてたカルディスタンと陸軍501機関という2つのキーワードを繋げ、遂に明かされる少佐の過去


そして“シャワーを浴びてベットで寝る”と徹底して人間くさい生活感が描写されていた今シリーズでの少佐を通して「全身義体とは人間なのか?サイボーグとは生命なのか?」が、改めて問われます


まさに『GIS』が描かんとしていたテーマです!
しかも今作の少佐は『GIS』とは全く異なる答えを既に見つけているんです!
この辺、是非に『GIS』がお好きな方にはチェックしていただきたい!


ドンパチは前2作より控えめ
監督、作監は黄瀬さん自身ですが、初めて浜名孝行さんが演出で名を連ねています


さて、前2作での伏線を回収しきったところで、今作で初登場する陸軍501機関における少佐の後継者、ツダ・エマにより物語は最終章へと加速していく・・・

投稿 : 2020/10/17
♥ : 14
ネタバレ

やっぱり!!のり塩 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

公安9課の試験起動!!第三弾:バランスボール作品★

■評価
テーマ性    :★★★☆  3.9
ラブロマンス度 :★★★☆  3.5
ストーリー性  :★★★☆  3.9
考察度     :★★★★  4.0
おススメ度   :★★★★☆ 3.9

■ストーリー
ある日、水企業と産業省幹部を狙った爆弾テロと同時に
ダム爆発事件も発生する。捜査に乗り出す少佐たちは事件に
スクラサスという伝説のカルディス人テロリストが関与している事を
突き止める。一方トグサはダム爆発事件の捜査をすすめるにつれ事件の
真相を掴み始めるが・・・。

■感想
本作はSF・サスペンス・アクションありとバランスの良い仕上がり。
私的にはこれまでの3作品の中で一番面白い作品と感じます。

本作では水企業、産業省、そして軍部の兵器開発と売買ルートの
利権を巡る国内派と国外派の内部闘争に巻き込まれる少佐達を
描いています。そして何よりファイアスターターの謎が
やっと動き出します。どうやらこの内部闘争がBoarder4にも
関係してくる様なので結構重要なターニングポイントとなる作品と
感じています。

特に今回は物語の謎追うのに少佐路線とトグサ路線の2つが用意されて
いるのが良いです。トグサがいてくれることで、伏線や手掛かり(ヒント)
といったものが分かりやすく、芋ずる式に真相解明につながっていく
楽しさを少しばかり提供してくれます。もちろん少佐路線も必要不可欠
なのですが、トグサという人間味がプラスされる事で、親近感という
リアリティーが作中の組織にやどり9課メンバーを視聴する楽しさが
生まれていると思います。

そしてこれが今回のテーマでもある『磐石な組織形成』にも繋がります。
作中では荒巻が完璧な人間(規格)で統一された少佐達の集団が、必ずしも
完璧ではない事を指摘しています。これにあえて弱点(生身のトグサ)を
加える事で『個性』や『異なる視点』が生まれる事で、多様性をもった
強い組織に生まれ変わる。こういったちょっと大人っぽいメッセージが
受け取れるストーリーはどこかSACを思わせる気がします。

とはいっても台詞回しを注意深く聞いていなければ、置いてけぼりを
くらう分かりずらいストーリー設定の説明、そして今回の少佐のラブ
ロマンスはどうしてもホセとの関係の深さ・・・簡単に言うと馴れ初めが
描かれていないので感情移入がし辛かったです。SAC2の『草迷宮』の様な
グッとくる感じがないのは残念です。そしてED曲を歌っているのは
ジョン・レノンさんのご子息なんですね^^どこかその歌声にカタルシス
を感じましたが、他作品の方が合う気がします。

総じて、従来の攻殻機動隊の姿になってまいりました!!
Border4でのおケツマツ次第ですが、引き続き期待しております。
ご拝読有り難うございました。

以下は本作の謎とポイントをまとめていますので、気になる方は
ご参照ください。ネタバレふくみますのでご注意下さいまし。
■本作の謎とポイント
{netabare}
Q1:本作の事件概要は?
A1:水関連企業と産業省、そして軍部が癒着し、兵器開発と売買を行って
  いたが、その兵器開発元と販売経路の利権を巡り国内派と国外派に
  分かれ内部闘争状態にあった。
  そんな中でクザン共和国水企業(サイード博士)、義体技師の干瀬と
  軍部ホズミ大佐は国外カルテルとの武器密売ルートを確立するために、
  国内派の水企業幹部と産業省役人をテロによって殺害し、最終的には
  国内派の兵器開発拠点となるハリマ重工業幹部と防衛省副大臣までを
  暗殺し国内派勢力を一網打尽にする事を目的としたテロ事件の様です。
  結果として荒巻や少佐たち、そして国内派のクルツによって計画は無に
  なりました。またダムの爆破は武器密売を捜査していた
  水城刑事に物的証拠を掴まれてしまった事から、国外派メンバーが
  逃走する彼を暗殺するためにダムを爆破し決壊させた様です。

Q2:どうも国内派と国外派の構図や意図が分かりにくいのですが・・・。
A2:国外派は兵器開発と製造を国内外で行い、製造した兵器をさらに
  国外カルテルを経由して第三国に密輸する事で利益を得ている様です。
  最終的には国外での開発・製造を狙っています。
  また国内派はあくまで兵器開発と製造を日本国内メーカーで行い、
  その売買価格や売買ルートを牛耳る事(国内カルテルの結成?)で
  利益を得ている様です。しかし・・・これはあくまで私の予想です。

Q3:あの角刈りのホズミ大佐とはだれぞ?
A3:陸軍情報部大佐で、国外での兵器開発と密売ルートの確立を企む
  国外派の主要人物になり、本事件の首謀者でもあります。
  国内派クルツが天敵の様です。

Q4:干瀬晶の動機とは?
A4:これが私にとっては一番の謎でした・・・。
  作中のセリフから大戦中にスクラサスのゲリラ闘争に加担し
  彼の人柄や戦術に惚れ込んだ一人だったのでは?と予想してます。
  おそらくですが、スクラサスが暗殺され彼のゲリラ部隊が
  虐殺された事への恨みと、引き続きカルディス人のゲリラを
  支援するために今回の事件に関わったものと考えています。

Q5:スクラサスとは?
A5:クザン共和国でカルディス人独立のために戦った伝説のテロリスト。
  実は少佐がこのスクラサスであったという衝撃の事実が判明します。
  ただし、なぜ少佐がスクラサスになって独立軍を率いたのかは謎の
  ままです。スクラサスが独立紛争を止めようとする周辺国をも
  標的にしてテロを行う事から、クザン共和国と先進国が周辺国を
  威嚇して利権を死守するためにでっち上げた紛争だったのか?
  これはBoader4にも絡んできそうです。

Q6:エアリアルの起動はどうやって?
A6:これは記憶ウィルスのホストとなるスクラサスとなった人物の
  命令によって起爆する仕組みになっていた様です。
  またウィルスは大戦時に少佐が作成した戦術プログラムを記憶という
  一つのプログラムにまとめ、電脳にインストールさせる事で自身を
  スクラサスと認識し、命令を実行する事で気化爆弾の起動や掌握した
  テロリストを誘導していた様です。

余談:Boarder4へ繋がる謎
  少なくとも今まで見てきた中で以下ポイントは謎に感じています。
  これらの伏線をどう回収してくれるのか期待と不安が膨らみます。
  ・クルツと一緒にいた少女は誰ぞ?なんか凄そう。
  ・国内派として暗躍したクルツの目的とは?
  ・ホズミ大佐はどこへ行った?まだ生きてるのでは?
  ・カルディス人独立戦争に少佐とクルツが参加した目的は?
  ・ファイアースターターとはいったい誰か?
  やっぱし少佐が犯人かも・・・なんて、ぼやかしたおケツマツは
  避けて欲しい所。もっと泥臭いドラマを望みます。

{/netabare} 

投稿 : 2020/10/17
♥ : 6

ヌンサ(亢宿) さんの感想・評価