姉妹で漫画原作なおすすめアニメランキング 40

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの姉妹で漫画原作な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月28日の時点で一番の姉妹で漫画原作なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

86.4 1 姉妹で漫画原作なアニメランキング1位
五等分の花嫁(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1087)
5037人が棚に入れました
貧乏な生活を送る高校2年生・上杉風太郎のもとに、好条件の家庭教師アルバイトの話が舞い込む。ところが教え子はなんと同級生!! しかも五つ子だった!! 全員美少女、だけど「落第寸前」「勉強嫌い」の問題児! 最初の課題は姉妹からの信頼を勝ち取ること…!? 毎日がお祭り騒ぎ! 中野家の五つ子が贈る、かわいさ500%の五人五色ラブコメ開演!!

声優・キャラクター
松岡禎丞、花澤香菜、竹達彩奈、伊藤美来、佐倉綾音、水瀬いのり

Progress さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

五等分の花嫁 レビュー

この作品の設定は、深夜向けというより一般ドラマ向けなんじゃないかと思うのですがどうでしょう。
視聴前の印象は、女性声優さん達が新人声優とは言いがたいけれども、若手声優さんの中では「売れっ子」な人達を集めて、おお、気合の入ったメンツだなあ、と感じましたね。
しかし、キャラクターデザインに少し古さを感じるところもあり、期待値的にはやや低めという感じでした。印象的なのは五つ子の髪色や服装の強めの配色や、2019年では少しシンプルな瞳のデザインなどでしょうか。
現時点では5つ子を一人ずつフォーカスしていく地道なラブコメディの展開ですが、1話冒頭及び原作でも提示されている、「主人公の花嫁は誰なのか?」という謎により、五つ子達の主人公への気持ちの傾き、恋心への変化を視聴者に敏感に感じとろうとなってしまう仕組みがにくい!

可憐で個性豊かな五つ子達によって描かれる日常とロマンスの魅力を紐解いていきましょう。

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Introduction(公式サイトより引用)
貧乏生活を送る高校2年生・上杉風太郎のもとに、
好条件の家庭教師アルバイトの話が舞い込む。
ところが教え子はなんと同級生!しかも五つ子だった!!
個性豊かな中野家の五つ子は全員美少女、だけど「落第寸前」「勉強嫌い」の問題児!
最初の課題は彼女たちからの信頼を勝ち取ること…!?
毎日がお祭り騒ぎ!中野家の五つ子たちが贈る、
かわいさ500%の五人五色ラブコメ開演!!

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さて、冒頭に書いたとおり、私としては、一般向けドラマ的印象がありますね、この作品。
どこにそんな要素があるのでしょうか?
まず、設定を整理しましょう。主人公である上杉君が貧乏で、教え子となる五つ子は美少女でお金持ち。そして上杉君は頭がよく、五つ子は勉強嫌い。
対照的ですね。
この対照設定が、その要素の一つだと思います。逆シンデレラストーリー。貧富の差を越えた恋物語はいつのでも大衆向けかもしれません。上杉君で一般的よりも少し貧しい生活を描き、五つ子達で華やかな高校生活を描く。こうして、どんどんと「差」を描くことで、対比が強くなっていくのかなと。
成立した時のシンデレラ感があるのかもしれないですね。最初は上杉君に対して五つ子は最初は仲が悪いですが、嫌いからの好きになるという関係の変化を描く恋物語展開はありがちですが素敵ですよね。
最初から上杉君と五つ子が一緒に行動しないというのが、この作品の重要な骨組みだと思います。上杉君が行動している間に、五つ子達は別の事をしている。または、上杉君に協調しない。
5人それぞれの個性を描いていますよね。それぞれが別の友達を持っていたり、別の趣味を持っていて、五つ子の個性が多彩だと感じました。
5人それぞれが多彩な個性を持っているので、コメディとしてのドタバタ感がよく引き出されています。最終的には、上杉君の家庭教師の場に全員集まるのが理想ですが、現状では皆が別々なことをしてしまっている。その別々なことを描くことによって、物事が予定通り進まない、ドタバタ、を描いているのだと感じます。それが少しずつ整理されていくのが、物語が進むに当たって気持ちがいい所かもしれません。


作品を語るにあたって、やはり登場人物の魅力には触れておかなければならないのですが、まだ五つ子全員のフォーカスは終わっておらず、核心的な魅力はつけないかもしれません。
4話まで終わり、三玖と二乃には触れられましたね。
私は元気で明るい子のほうが、恋愛で曇ると素敵に見えるので、四葉が好きです。これからの展開に期待ですね。

作品のEDについても触れておきたいです。
多分このED曲が「ドラマ」感が強い(笑)。
「Sign / 内田彩」ですね。日本コロムビア(株)のYouTube公式ページで試聴できます。「運命の恋の予感に胸のベルを高鳴らせる気持ちを切々と綴る」楽曲だそうです。
恋をストーリーのベースに、女性の心の繊細な変化や可憐さ、運命感のロマンチックな想いを歌いあげていますよね。
映像の方も、五つ子それぞれの個性、可愛らしさや意地悪っぽさ、いじらしさなどがよく出た表情をしていると思います。
薄いピンクのバラやマニキュア、リップなど、大人びた女性をイメージできたり、花嫁という華やいだ女性の美しさをイメージするのにピッタリだと思います。
運命の赤い糸が五つ子と絡まりながら、恋の関係性や女性としての変化を、グラスの水の変化やケーキ、マニキュアの形で表現しているのかもしれませんね。女性的な美しさや大人の女性らしさを物の鮮やかさによって表現した素晴らしいEDだと思います。

さて、いかがだったでしょうか。本編映像面で少し劣ることもあるかもしれませんが、楽曲や物語の大筋はとても魅力的になっていると思います。
ED詐欺?(ヾノ・∀・`)ナイナイ

投稿 : 2024/04/27
♥ : 34
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

あなたは誰を選ぶ?? 作画がもう少し良ければ神作品だった

1話の感想 ★★★★★ 5.0
転校生
{netabare}
まず、OPからやべー!!
バイノーラルみたいになってて、5人の声が近くから聞こえる!!
(イヤホンで視聴)
テレビ派の人も1回イヤホンで聞いてみて!
主人公はつぐつぐが声優か、ええな〜
おもろい!
ヒロインはみんな有名声優さんだしこれは観るわ。
最後に結婚するのはやっぱり五月?{/netabare}

2話の感想 ★★★★☆ 4.5
告白
{netabare}
いきなり告白イベントか!?
とも思わない。むしろ、ですよね〜って感じ。
おっぱい、ぽいんは胸熱だし、ストッキングの脱ぐシーンは制作陣の熱意を感じた。
三玖は超可愛かった。
{/netabare}

3話の感想 ★★★★ 4.0
邪魔をする
{netabare}
二乃……
好きくない……
でも、この後恐らくデレるんだろうなってのは分かった。
1番好きになったら夢中になりそうなキャラ。
ラストの方でそれぞれ問題を抱えてそうなフラグが…
一花はなんかドロドロしそうだし、四葉は泣くことになりそう……
悲しい展開だけは勘弁してな{/netabare}

4話の感想 ★★★★ 4.0
花火大会
{netabare}
妹ちゃん、可愛いね~
どうすればこんな純粋な妹が生まれるんだろうか…
永遠の謎。
花火も順調かと思いきや、一花がおっさんと密会してた。
本当にアダルティな関係じゃないだろうな。
一花ちゃん普通に好きだからいやだな~
三玖は今回も本当にかわいい。
もう、三玖と結ばれてくれて全然かまわん!{/netabare}

5話の感想 ★★★★☆ 4.5
一花の仕事
{netabare}
結局打ち上げ花火は全員では見れなかったね。
しかし、まぁ丸く収まったしよかったよかった。
三玖は上杉にガチ恋じゃん!
なんて羨ましい!!
三玖は可愛すぎる!!
そして、一花も上杉との壁1つ亡くなった感じだね。
まだ好きとは少し違いそうだけど……
膝枕、私もされたい……{/netabare}

6話の感想 ★★★★ 4.0
タイムリミット
{netabare}
三玖がかわいい〜
一花も分かっちゃってるから、めっちゃ弄るしね。
二乃と五月はまだ心を開いてないな〜
なにげに、四葉もまだ好意までは抱いて無さそう。
次回も楽しみだ〜〜{/netabare}

7話の感想 ★★★★ 4.0
中間試験
{netabare}
五月との仲直りは分かったが、なぜ二乃が止めたんだ?
二乃はあんなに辞めさせたかったのに…
他の姉妹たちのことを思って渋々?
そこの説明が少し甘いかな。
作画崩壊は引いた絵の時に少し感じたが支障が出るほどでは無かった。
アップではちゃんと可愛いしね。{/netabare}

8話の感想 ★★★★ 4.0
試験後
{netabare}
今までは前哨戦だったんだな。
それが分かる1話だった。
恐らく作者さんはここからの内容が書きたかったんだろう。
少しニセコイに似てるが、これがいいんよね!
しかし、あの5人は判別不可能だろう。
あれを一瞬で見抜ける猛者はいるのか?
結局、誰なんだろうか……
まぁ、五月だろうとは思うが私的には三玖が好きだから三玖に来て欲しい。
次点で一花!
四葉の告白はマジなのか?それとも、本当に嘘ななのか??
次話、はよはよ!!{/netabare}

9話の感想 ★★★★ 4.0
林間合宿にむけて
{netabare}
今のところ、一花と三玖がふーたろうに気があるって感じなのかな?
四葉は好きだけどLIKEって感じ?
この林間合宿で何かが起こる!!
予想では、二乃が過去のふーたろうに気づきそう。
次回予告的に。
次回が楽しみだ。{/netabare}

10話の感想 ★★★☆ 3.5
林間学校2日目
{netabare}
今回は流石に作画が酷かった。
あんまり作画には気にしなかったけど、今回のは目に付いた。
まぁ、最後の一花が涙を流すシーンは作画が綺麗だったからまだ許容できるが、作画崩壊ギリギリ。
一花ちゃんのすごいいいシーンだったのにちょっとがっかり。
{/netabare}

11話の感想 ★★★★☆ 4.5
林間学校3日目
{netabare}
今回はいつもと作画の描写が異なっていた。
水彩画チックな所があった。
すごいよかった!!!
ここで作画がよくなるのか〜
できるなら最初から気合い入れろよ!
カマクラのシーンは胸熱でした。{/netabare}

12(最終)話の感想 ★★★★☆ 4.5
キャンプファイヤー
{netabare}
風邪だったんだな〜
ここまでが上杉の好感度稼ぎで、こっから個々の胸キュンエピソードと過去の事が明らかになって行く感じなんだろうな。
アニメは残念ながらここで終わりだけど。
結局は五月と結ばれたのかな?
個人的には一花か三玖と結ばれて欲しいな。{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 23
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

普通に面白い、普通に萌える、普通に2期観たい(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ギャルゲみたいなハーレムアニメ。

良くも悪くもそれ以上ではなく、それ以下ではない、クラシカルで優秀な楽しいラブコメ。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
この作品の最大の問題点は、圧倒的にぶち抜けて断トツで、三玖がメインヒロインだということです(笑)

特に、三話目の「切腹」は、萌えた♪

作風的には、それこそファンが五等分されるような感じが理想でしょう。その上で、風太郎が誰を選ぶかを楽しむ。そういう作品なのに、、、

ちなみに、私が萌えた順番でいくと、三玖>>>>>一花>>>四葉>五月>二乃、ですかね。

もう、三玖以外がメインヒロインなら許さないぞというところまで来ています(まあでも、五月なのかな? 結局)。

なぜ、三玖ひとり勝ちみたいなアニメ化にしたんでしょう? (原作未読ですが)まあ、アニメスタッフが大の三玖好きで三玖の映える回ばかり選んだ可能性もありますが、多分、三玖は「序盤のメインヒロイン」で、この後、他の四姉妹も掘り下げていくんでしょうね。

この後(原作ラスト)は、4パターンでしょう。

①誰がメインヒロイン(結婚相手)かは、最後まで明かさずに終わる。→無難だけど納得いかない。

②このまま三玖がメインヒロイン。→個人的には嬉しいけど、無さそうかな。

③三玖以外の誰かがメインヒロインだが、結局、三玖が一番人気のまま。→これが一番のバッドエンド。

④三玖以外の四人全員が、この魅力的な三玖を更に超える萌えレベルまで上昇し、誰かがメインヒロインになる。→これが出来たら大したもの。

さあ、皆さん、どれだと思います?

私は①か③な気がしてます(苦笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
分かりやすいハーレム展開ながらも、テンポがよくて楽しめた。ラブコメにプラスして、先生要素がどこまで面白いかがポイントか。200円あるなら、握り飯なり弁当なり、自炊したら?とは思ったけど(どうせなら100円で良かった)。

2話目 ☆4
三玖回。歴女。なんかこう、可愛らしいな。声優さんもピタリと合っている気がする。

3話目 ☆5
二乃回。今のところ、五月とやや被ってるんだよな。安易に「1話一人攻略」にしないところが良いね。三玖の「切腹」が良かった♪

4話目 ☆3
らいは は良い妹キャラだな♪ そこで素直に宿題やる5人は、なんか違和感。萌え的には、やはり三玖の一人勝ちだな~今のところ。百歩譲って赤の他人(笑) 2話跨ぐの?

5話目 ☆4
パートナーだって、良いな。手持ち花火の幸せ。珍しいね、同じの選ぶなんて、の、萌え♪

6話目 ☆4
一応は3人、攻略? 真面目だが、馬鹿なだけだ(笑)
勘違いコント(笑) 三玖が1項目も当てはまらない(笑) 分かりやすくデレたw 三玖が自分の部屋に泊めるというのもな。定番(笑) ギャグのキレが良かったな♪

7話目 ☆


8話目 ☆


9話目 ☆4
肝だめしが怖いから、という理由は可愛い(笑)

10話目 ☆2
いつもの死んだ目に生気(笑) 二乃の萌え度、だだ下がりだな。普通にツンデレ貫いて、風太郎にデレてほしかったけど、それは五月の役目かな。まあ、二位は一花かな。

11話目 ☆4
なんで泣いちゃったかな~。って、良いな。ホントにギャルゲのイベントだな(笑) そして、かまくらイベント(笑)

12話目 ☆3
まあ、原作連載中だし、落とし処としては、こんなもんでしょうね。アニオリのラストなのかな?
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 40

81.3 2 姉妹で漫画原作なアニメランキング2位
ぐらんぶる(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (583)
2820人が棚に入れました
北原伊織は大学進学を機に、伊豆にある叔父のダイビングショップ「グランブルー」へ居候することになった。
聞こえてくる潮騒、照り付ける太陽、一緒に暮らすことになるかわいい従姉妹…
青春のキャンパスライフ!
そんな伊織を待ち受けていたのは――野球拳以外のジャンケンを知らない屈強な男どもだった!!

入学早々大学のダイビングサークル「Peek a Boo(ピーカブー)」に目をつけられてしまった伊織は、会長の時田信治と、三年生の寿竜次郎に唆され、いつの間にかサークルの一員としてバカ騒ぎに加わることとなる。

大学で知り合った、イケメンだが残念なオタク・今村耕平も加わり、彼らの青春はどんどんおかしな方向へと転がっていく。

居候先にはかわいい従姉妹である古手川姉妹がいるのに、
妹の千紗には汚物扱いされるし、姉の奈々華は重度のシスコンで相手にされず。

愛すべき全裸野郎どもに囲まれた伊織の大学生活、一体どうなってしまうのか……。

声優・キャラクター
内田雄馬、木村良平、安元洋貴、小西克幸、安済知佳、内田真礼、行成とあ、阿澄佳奈
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

全力でトッキー先輩とブッキー先輩を擁護するスレ

2018.08.12記

原作はちょっと既読。

まずは番組冒頭に必ず流れる注意書き ↓

======================
この番組はフィクションです。
未成年の飲酒は法律で固く禁じられています。
またアルコールの強要、暴飲、
宴席での破廉恥な行為等についても
それらを推奨する意図はありません。
あくまでギャグアニメとしてご覧ください。
なお本作の登場人物は全て20歳以上の成人です。
======================

推して知るべし、です。
そして、そういうものとして受け入れましょう。


東京から伊豆大学入学を機に叔父のもとに越してきた新入生北原伊織(20)が主人公。叔父はダイビングショップ『Grand Blue』を経営。そこを根城にしてる大学サークル『Peek a Boo(PaB)』の面々に巻き込まれ気味に新生活スタート。同居する従妹に美人姉妹を据えてむさ苦しさに一石投じてます。

大学デビューを狙って空回るアホな面々をアホだなーって堪能するアニメです。酒と裸を主成分にした「稲中」「アフロ田中」と思えばわかりやすいかも。

作中では大学ということもあって、サークル活動、講義(ガイダンス)、女子大との交流(インカレ)、学園祭、合コン、バイトといった要素が万遍なくちりばめられてます。普通の大学生なら必ず通る道ばかり。
現役世代はもちろん、その時代を通り抜けた社会人にこそ観てほしい作品です。


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2018.10.06完走後追記


↓視聴後

毎週楽しく、次の回が待ち遠しい、そんな秀作ギャグアニメでした。
間違いなく今年の10本には入ってきそうです。

酒と裸(×繰り返し)→学内イベント→酒と裸(×繰り返し)→無駄に豪華なMIXVOICE→酒と(・・・しつこい)→やっとダイビング

だいたいこんな感じです。
繰り返し褒めますが、堪能しました。笑いました。そして涙が出ました(?)。

概要は前述の通り。
乱痴気騒ぎに目がいきがちなものの、けっこうギャグの鉄板どころをおさえています。

・美女を複数配置
 ⇒やらかす男をゴミを見る目で蔑むキャラは必須。他、天然、素直な子、奔放、と役被りががない。
 ⇒なお、ぶちゃ子を入れるとピントがぼけそうなので入れないで正解。
・メインに二人を据え掛け合いを見せている
 ⇒ぶつかり合う。墓穴の掘り合い。共闘して失敗する。そしてたまに友情、というギャップ。勢い重視の作品においての掛け合い漫才は必要。
・緊張と弛緩の連続
 ⇒まじめパートから落とす。恋愛モードから落とす。一話の中で複数回訪れるため、テンポが良く中弛みしにくい。

お笑いほどツボに個人差があるので、「ひとまず観てみよう」以外の言葉が見つからないところですが、わりと正統な作りをしてますので見た目ほど受けつけ難いということはないと思います。

それでも、お酒が絡んで脱いでのバカ騒ぎという題材からして入口で拒否感を持たれてしまうことはしょうがなく作品の宿命だとは思います。
さらに、大学生活でのイベントをわりと忠実に描いてる分、自身の大学生活を思い出し場合によっては悪感情が生じて途中断念もあり得るでしょう。

なので、そういう場合は早々に撤退して他の作品鑑賞に時間を費やしましょうね。

 誰一人嫌悪感を抱かないお笑いは毒にも薬にもならない!

のです。



それでは本題。

大学時代、PaB気質のサークルに身を置いていた経験のある知人の言を借りまして、作中では悪魔の如き、時田信治&寿竜次郎の両先輩の魅力について語ってまいります。彼に言わせるとPabは「全くもってヤリサーとは根本的に違う」とのことです。 


まず飲み会には暗黙のルールがあるようです。※以下、文調が変わります。


その1 「当たり前!」
男には弁解の余地なし。命令は絶対。それで結束を強めていくんだよ。場合によっちゃ命の危険があるスキューバだからこそ、バディとの絆は絶対だろ。そりゃ無茶してさらけ出してーの飲みニケーションが手っ取り早いわ。
灯油ポンプ持ってこないだけでもマシってもんだろう、このサークル。

その2「女には酒を無理強いしない」
男がバカやってるのを遠巻きに見れる位置、というのを男は死んでも守れ。決して無理に酒を勧めてはいけない。宴席の場で手を出してもいけない。そうしないと女は離れてく。たまに新入生あたりがオイタしにくるからその時はヤキを入れろ(=呑ませ潰す)。ただ女を過剰に守ってはダメ。必ず1~2杯ぐらいは振って「あたしさっき飲んだわ」と言い訳できるようにさせとけ。疎外感を感じさせちゃいけない。
梓はともかく古手川姉妹、ケバ子らがなんだかんだサークルを辞めないのは、ここらへんトッキーやブッキー先輩あたりがにらみを効かしているからだろう。テニサー「ティンベル」のギスギスぶりとの違いはここにある。

その3「地味男、地味女を舞台に上げろ」
ノリのいい奴だけで固まるな。無口な奴、ブサ男、童○、その他実生活で日の当たってなさそうなのにスポットライトを浴びせ、そいつのキャラを引き出すんだ。そこが彼らの居場所になる。
そうやって鍛えられたのが、最終話でいきなり出てきたように見えるこれまでモブだった横手先輩と東先輩だ。根拠はないが、風貌から大学デビューに間違いない!3年になった彼らを見てみろ、頼もしいじゃないか。

その4「そもそもヤリサーって」
外部(他大学)調達しないとまわらん。近場で手を出せば女は去るからな。そんな集団で女を酔い潰すマネするくらいなら、ストリートに出て自分磨くわ。
あーただ「王様ゲーム」やっちまってたな。アニメ仕様でソフトにしてたがリアルじゃしゃれならんことになるで。


以上



先輩たちは酒の席とスキューバの時とでガラッと変わったように見えますが、違います。大なり小なり危険なスポーツに取り組むとか団体スポーツをやってるという場合は激しい飲み会を経て結束を深める、という手法は合理的であるように思えます。
時田&寿先輩はサークルメンバーは仲間だと思ってるからこその愛に満ちた行動(スピリタス)なんでしょう。{netabare}事実、バイト先のBarでの寿先輩は紳士的ですし、引っ越しバイト中の時田先輩はとても謙虚です。{/netabare}

メリハリが効いてその振れ幅が広いというギャップ。ガタイの良さ。そこそこ見れる顔。まあ普通にモテるでしょう。
{netabare}その点、宮古島の空港に着いていきなりOrion空けようとする伊織と耕平はまだまだ1年生って感じですね。{/netabare}
まだまだこれからの1年生コンビですが、シラフの時はそこそこ気が回りますし、これから年次を経て成長していってほしいと思います。それでギャグとして面白いかどうかまでは責任取りません。


OPEDは作品に合ってるというか、飲んだ後のカラオケで盛り上がれる仕様になってます。こだわりなのかどうかはわかりませんが細部まで飲み会重視と徹底しているのも好感です。


ということでみなさま、お酒は飲んでも飲まれるな。自分の限界を知って楽しくお酒を飲みましょう。
そして、お酒の限界値をなるべく若いうちに伸ばしときましょう。
大人になって無茶すると、しばらく前にあった「草○クン、六本木の公園で全裸で逮捕」みたいなニュースの発信源となりかねませんから。



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2019.03.16追記
《配点を修正》

投稿 : 2024/04/27
♥ : 53
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

スキューバって基本エロいと思う

<2018/10/2追記>
思ったんですけどね。
湘南乃風も良いんですがこのアニメにはこんな曲も合うんじゃないかと。
「サマーヌード」真心ブラザーズ

「ぼくーらーいーまーっ♪
はーしゃぎ過ぎってーるー♪
なーつの子供さー♪
胸と胸 からまるー指♪
ウソだろ 誰かおーもーいだーすなーんてさー♪」
チェキラッチョ♪♪♪」

ある意味ぴったり
男ども4人でPV作ったら大爆笑できそう

<2018/9/18初投稿>
原作未読。
以前より面白いと評判だったので期待してました。

主人公伊織は伊豆にある大学の新入生。
親戚が営む下宿先のダイビングショップ「グランブルー」には従姉妹の奈々華・千紗の姉妹も住んでいて一見羨ましい環境のはずが・・・。

「グランブルー」に毎日やってくるムキムキな先輩達に強制的に大学のダイビングサークルに入会させられ、それからは真っ裸(まっぱ)がデフォルトの大宴会の毎日。

というお話。

迷惑な先輩達という定番なサイドキャラクターをかなり中心に寄せた懐かしい感じのコメディです。

脱いで笑いを取るタイプのアニメ、と考えると新しいのかも。
こういう笑いはすぐ陳腐化してしまうものですが、あの手この手で笑いを取りに来て飽きさせません。

恋愛模様もなくはないですが、忘れた頃にちょっとだけ出す感じ。

スキューバのシーンは多くはないですが、ちゃんと描かれてるようです。
私は一度体験でやっただけなのであんま言えないんですが、少なくともその時の印象とほぼ同じ。

そして
「ウェットスーツを半脱ぎした女の子はエロい」
ウェットスーツの下はみんな薄いです。

ただ一つ嫌な感じがしたのは{netabare} 梓(♀){/netabare} の初登場のとこ。
男どもが真っ裸で酒盛りをしている時に野球拳で乱入して一蹴するところ。
その絵面がね。
なんかね。
ヤリサーっぽいんですよね。

もっとファンタジーな設定や絵柄だったら気にならなかったのかもしれませんが、大学生活をそこそこちゃんと書いてる分、そういうイメージと重なってしまいます。

私自身はヤリサーの宴会の経験ないですが、知人から聞いた「実際にあったシャレにならないやつ」の話とそんな変わんない。

でもそっか。
スキューバは元からいろんな意味で開放的。
すぐそばに海のある大学生が集まってこんなんだったらヤらんわけないよな。
そんな環境なのにヤリサーになりきれなかったアホなサークルのお話として楽しめばいい。

という考え方もあるか。

笑いとしては古風な分、スタンダードに面白いとも言えます。

追伸:伊豆あたりで5年ほど仕事したことありますが。伊豆には大学はできないだろーなー。あんなとこに住んだら誰も勉強しなくなるよ。それぐらいのんびりしてます。

<2018/9/29追記>
最終話見終えました。
やはり印象としては古風な笑い。
その分安心して見てられます。
そして、ヤリサーになりきれなかったサークルという印象もやはり 笑。
昔、趣味を選ぶ際にスキューバかテニスか迷い、それぞれ試してみて結局テニスを選んだのですが、またスキューバもやってみたいですね。
海は楽しいし、水着女子いるし 笑

投稿 : 2024/04/27
♥ : 44

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

青い海と青い空の青春物語…という幻想の作品

【6話まで】
原作未読。

湘南乃風のOP、青空と海、大学生のキラキラな青春物語…ではありませんでした。でも、突き抜けて面白いです。自分の笑いの線にぴったり合ったため、毎回腹抱えて笑っています。

酒が主役(?)のため、一年生なのに無理やり二十歳以上の二浪にしてしまうあたり、いかにも現代の世相が反映されて残念な感じもしますが、差し引いても面白いです。

「汚いあまんちゅ」との評もありますが、全部引っくるめて誉め言葉だろうと思います。暑すぎる夏、これだけ頭の中空っぽにして見れる作品はかえって清清しい(すがすがしい)です。

【視聴を終えて】
暑い夏のせい…を理由にしたいくらい、この作品が気に入りました。
頭空っぽにして、笑ってみているだけでOK。
このご時世、コンプラだかテンプラだか分からないが、クレームを気にしすぎて表のTVは優しいものばかり。ネットや深夜に昔見ていた「なんでもあり」を期待するしかありません。とはいえ、この作品も酒が入るので年齢あげたり、けっこう気を使って作っているのが分かりました。

とにかくテンポもいいし、キャラもたっているし(たいがいアホだがそれが良い)、無駄な場面も無駄に感じないくらい流れが良いです。下らなすぎる話も良いですが、個人的には伊織と千紗、愛菜の微ラブコメチックな関係も良かったと思います。

けっこうネットでは好きなヒロインで千紗派と愛菜派に分かれていた感じですが、断然、愛菜派。ケバコとのギャップ、ケバコのくせに突っ込み役、伊織へのほのかな思いで顔赤くなったりするところが可愛い。

来年の夏、また暑ければ見直してみたい。頭空っぽにして。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 38

75.5 3 姉妹で漫画原作なアニメランキング3位
アリスと蔵六(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (558)
2473人が棚に入れました
彼女はそれまで“外の世界”を知らなかった。
初めて触れるモノ、初めて見る風景、そして初めて出会う人々……。
そんな“世界”の広がりに、戸惑い、驚き、目を見開く。

名前は紗名(さな)。
“研究所”と呼ばれる施設で、“外の世界”を知らずに生まれ育った少女。
しかも、あらゆる想像を具現化する——「アリスの夢」と呼ばれる特殊な能力の
持ち主でもあった。

そして初めての“外”で、彼女はひとりの老人と出会う。
名前は樫村蔵六。「曲がったことが大嫌い」で「悪いことは悪い」という
頑固じいさん。
そんな蔵六との出会いが、紗名の運命を大きく変えていく。

紗名を追う謎の組織、次々と現れる能力者たち、そして心優しい人々との
出会い……。
世間知らずだった“アリス”は、鏡の門(ルッキング・グラス)を抜けて、
世界の本当の姿を知ることになる。


——そう、これは、私がまだ、自由に夢の国へ行けた頃の話。

声優・キャラクター
大和田仁美、大塚明夫、豊崎愛生、藤原夏海、鬼頭明里、小清水亜美、大塚芳忠、広瀬ゆうき、能登麻美子、松風雅也、内田秀

ローズ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

御伽草子

謎の組織を抜け出してきた赤の女王と呼ばれている超能力少女の紗名。
生花店を営む樫村蔵六と出会い、一緒に逃げる事となった。

話は2つ。
紗名が施設から抜け出して自由になる事。
敷島羽鳥と紗名がワンダーランドに閉じ込められる事。
この2点です。

胡散臭い施設でしたね。
超能力を使える子供達を監禁して実験を行っていた。
機密事項なのは分かりますが、大人の利権が漂ってきます。

敷島と紗名の力が干渉してワンダーランドに閉じ込められます。
これは子供視点での出来事。
蔵六達を含めた大人達の時間を止めた敷島は責められても仕方が無い。
紗名が怒るのも理解できます。
ただし、ここまでは子供の喧嘩。
当人には理屈があるのでしょうが、冷静ではありません。
心配する大人達を無視していますね。
蔵六の説教なんて聞きたく無い筈。
色々とあって、無事に生還します。

子供は親を選べません。
どんな悪行三昧をしていた大人でも子供を作る事は出来ます。
しかし、大人は子供を選べます。
最近だったら遺伝子情報で出産前に健康診断ができますからね。

「悪い」とは何でしょうか?
正義の反対。善行を行わない事。
ここらへんで説明できるのかなぁ。
「悪い」事は「悪い」です。
しかし、それは視点の違い。
悪行でも反対の立場だったら……と考えてみると、責めるのは酷というものです。
一神教にありがちな信仰心によって妄信する事無かれ。
子供と大人では世界が違います。

本作品では紗名が子供代表、蔵六が大人代表ですね。
先人から受け継がれている、人としての正しい生き方。
蔵六は紗名を導いています。
それは同じ道を辿って来たから。
赤ん坊・子供・少年少女期・青年期などなど……
人間も他の生物と同じ。
始めから大人に生まれるという事はありません。
誰しもが持っている幼少期。
正しい生き方を導くのが大人の役割というものでしょう。

私は子供は天使であり悪魔でもあると考えています。
天真爛漫で無邪気に笑う所……天使ですね。
親の心配を気にせず、高価な玩具をねだる所……悪魔ですね。
全ては子供の見せる側面の1つに過ぎません。

紗名は蔵六と出会えて良かったのか?
施設の研究対象であった紗名。
その時は大人の利用されるだけの存在価値しかありませんでした。
しかし、その施設は崩壊。
紗名は蔵六の元で暮らすようになります。
蔵六が昔気質な頑固な老人というチョイスも良いですね。
チャラチャラしている若者世代だったら子供の育て方が違います。
礼節を重んじる蔵六の教育方針。
相手が子供でも、悪い時にはキチっと叱ります。

紗名の自我の一部であるワンダーランドは解放されました。
大人達は利権を狙って対立しそうですね。
しかし、主役は子供達。
紗名や敷島などの超能力保持者たちの不思議な世界です。
子供は夢を持ち、成長するにつれて現実に直面して諦める。
たまに大人になっても夢を捨てずに一直線という人もいますが、これは例外。
夢の住人である子供達。
大人は子供に託せる世界を作っていかなければなりません。
子供が道を踏み外そうな時ですか?
その時は、蔵六に一喝してもらいましょう。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 42
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

不思議能力少女と頑固じじい

原作未読。最終話まで視聴。

OPを初めて見た時、『「ふらいんぐうぃっち」っぽいなぁ』って思っていたら、同じ監督さんでしたか・・・。
「ふらいんぐうぃっち」同様、視聴していて心地良い作品でした。

キャラでは、紗名や蔵六はもちろん、個人的には早苗の、のんびり優しい感じが好きでした。

9話の{netabare}あさひとよなが{/netabare}がお泊りに来た回がとても良かったです。
{netabare}第1部(1~5話)では追う側と追われる側だった3人が、{/netabare}元通りの仲良しに戻ったひと時が、視聴していてとても心地良かったです。

意味深なラストシーン。
もう少し紗名の成長を見ていたいと思っていたのですが、2期ありますかねぇ?

投稿 : 2024/04/27
♥ : 45
ネタバレ

明日は明日の風 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

不思議な少女が人を知り、人として生きることを学ぶ物語

【第一部終了】
可愛らしいキャラデザイン、どっかの国、あるいは異世界からやって来た世間知らずのお姫様が、アルムのおんじのような風貌をした日本の頑固じいさんと暮らして成長していくほのぼのストーリー。

と思っていたら大間違いでした。

そりゃそうだ、メディア芸術祭の賞を獲るくらいの作品ですからね、そう簡単な話ではなかったです。良い意味で裏切られました。

紗名の存在や能力の謎を解き明かしながら、紗名を追いかける組織に、守ろうとする組織。蔵六と早苗。一部終了まで出てきた人物は限られているのですが、それぞれうまく絡んでおり、無駄がありません。無茶な設定に思えるところも背景が分かりやすいので違和感はありませんでした。全体的に面白いと感じる作品です。

内容はシンプル。{netabare}「アリスの夢」と呼ばれる特殊能力を持つ人々の中でも特に能力の高い「紗名」。自分でも素性が分からない紗名が研究所が嫌なところだと思って逃げ出し、たまたま出会った花屋の蔵六が引き取る。蔵六の孫の早苗とも打ち解けるが、研究所の手が差し迫って捕まり、そこから脱出して一件落着というもの。{/netabare}紗名も蔵六も魅力的なキャラなんですが、早苗の存在がとても大きく感じました。紗名と蔵六だけではけっこう厳しい設定になったと思うのですが、早苗が間に入ることによって緩和されます。
それからミニーCと一条雫の存在もこの物語をうまくまとめていたと思います。ミニーCの思いは最後まで口から出ませんでしたが、紗名の能力で何をしたかったのか、とても切なく描かれています。また、雫がいることによって紗名の存在は誰が守ってくれるのかがはっきりしてくれるので良いです。{netabare} メイドコスプレ魔法少女は笑ってしまいましたが。{/netabare}

可愛いキャラデザインなのに、シリアスな場面ではギョッとなるシーンもけっこう多いのが特徴です。特に{netabare}紗名が失禁したシーンや足を撃たれるシーン{/netabare}はそこまで描くのかと驚いたほどです。
一部は5話(初回一時間なので実質6話)でしたが、本当にうまくまとめられていると思います。これから後半、どんな話しになるのか楽しみです。

【後半終了】
前期が紗名の人であることの意味を知るパートなら、後半は人として生きる意味を知るという感じだったと思います。{netabare}紗名は蔵六の家で普通の子供として暮らすようになり、蔵六や早苗と日常を送っていた。そこにアリスの夢の能力をもつ羽鳥とかち合い、ワンダーランドに迷い混み、脱出するまでを描いています。かなり大雑把ですが。
後半の主役となる羽鳥の物語もけっこう重いものです。自分のせいで親が不仲になり、自分への目線も冷たく感じる。これは9才の子供にとって辛すぎる話であり、みんな変えちゃえ、そして思い通りにという思いも当然かと。羽鳥にとって紗名との出合い、ワンダーランドの10日間はこの子を救うために必要な出来事に思えます。
そしてラスト。かっこいいお姉さんの思い出語りで締めるという、綺麗にまとめました。そうだよね、紗名がかっこいいお姉さんくらいの年齢の時には…でも蔵六ならばまだまだ丈夫な気がしてなりませんでしたが。紗名の花のデザインを見て「なっとらん‼」とか言っていそう。{/netabare}

紗名は普通の子供として生きていくことが嬉しくてしょうがない。その感じがうまく表現されていて、見ていてほっとしました(前半が紗名にキツい状況だっただけに)。蔵六の頑固っぷりと優しさがまたたまりません。きちんと道理をもって叱ることができる。いま、そんなじいさんが少ないことへのメッセージだったのではないかと思えます。{netabare}それでもワンダーランドへの説教は笑いましたが。{/netabare}それから早苗、本当に良いキャラです。この子がいることによって蔵六と紗名を繋ぐだけではなく、紗名が安心できる環境を作っていました。前半に比べて影が薄くなった警察の面々、特に一条は好きなキャラだっただけに、ちょっと残念。まぁジョーカーみたいなものですから仕方ないのかな。

全体的に良くできた作品だったと思います。さすがはメディア芸術祭で賞を獲得した原作です。キャラデザインがほのぼの系なんですが、展開がシリアス。が、どこかほっとさせてくれる描写がこの作品の真骨頂かと思います。OPもEDも良い曲でした。コトリンゴを使う意味が分かります。

人と人との関わり、生きていく意味、そういったものが好きな人にお勧めしたい良作です。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 37

81.9 4 姉妹で漫画原作なアニメランキング4位
やがて君になる(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (667)
2465人が棚に入れました
人に恋する気持ちがわからず悩みを抱える小糸侑は、中学卒業の時に仲の良い男子に告白された返事をできずにいた。そんな折に出会った生徒会役員の七海燈子は、誰に告白されても相手のことを好きになれないという。燈子に共感を覚えた侑は自分の悩みを打ち明けるが、逆に燈子から思わぬ言葉を告げられる──。「私、君のこと好きになりそう」

声優・キャラクター
高田憂希、寿美菜子、茅野愛衣、市川太一、野上翔、寺崎裕香、小原好美、中原麻衣、森なな子、小松未可子
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

どうも開発された感がある

2019.01.04記


原作未読


これまで百合百合どうのこうのは未経験だったのと、花田十輝氏脚本で寿美菜子さんが先輩役をされているとの情報に誘われ視聴決定。
気づけば毎週の放送が楽しみな作品の一つとなってました。{netabare}3話でスイッチが入り、6話で沼に嵌りこんだ自分です。{/netabare}

“好き”を知らず、“好き”を知りたいと思いながらも誰にも“特別”な感情を抱けない高校一年生小糸侑。
一学年上で“特別”を求められ指向するも誰も“好き”になったことがない七海燈子。
この二人の「好き」「特別」をめぐるひとつの愛のかたちを丹念な心情描写で魅せる良作です。燈子の同級生で同じ生徒会仲間の佐伯沙弥香を含めるとトリプルヒロイン?になるかと思います。

抒情的な文学をよんでいるような作品でした。そして観てて疲れます。表情や会話の間、手足の動きにジェスチャー、光の使い方や背景、OPやED、直喩に暗喩いろいろ駆使した演出で、画面からひと時も目が離せません。
演出の一つで感心するのがサブタイトルの一枚絵カットでしょうか。毎回CM前後や大事なとこで印象的なセリフと一緒にサブタイトルが映されますが、ストーリーを追っていくと膝を打つものばかりです。
{netabare}例)6話サブタイ「言葉で閉じ込めて」
⇒橋のシーンで、侑の好きになりたいという気持ちを「好きにならないよ」という自分の言葉で蓋をする。帰り道に、侑が橙子を好きにならないように、橙子が「好きだよ。君はそのままでいて」の言葉で閉じ込める。{/netabare}

話の重ね方も惹きつけるものがありました。一つは物語が“上乗せ”されていくこと。“上書き(更新)”ではありません。
{netabare}・例えば燈子について、5話で忠犬ばりのデレ具合を見せてから6話での拒絶。5話の経緯から油断してた侑(視聴者もですね)に不意打ちを食らわせる。ただそれも3話で兆候は示されてる話であり幾重にも織り重なる構成です。{/netabare}
{netabare}・例えば沙弥香について、6話「私が無邪気に信じていると思った?」と侑にマウントを取りにきてからの7話沙弥香回でのネタ明かし。沙弥香に対して“怖さ”を感じさせて、次の回で“共感”させると揺さぶりをかけてきます。{/netabare}
そのキャラの持つ引き出しが増えていくイメージと言ったらいいでしょうか。

もう一つはむやみにイベントを作らないこと。
{netabare}・槙くんが口を割ったり二人に過度に干渉して一波乱起こすこともできたでしょうに。
・沙弥香が推薦人から漏れたことで彼女が立候補するまたは立候補言い出すなどかまってエピソードを挟むこともできたでしょうに。
・水族館デートを誰かに目撃されて一悶着とかとか、ありがちなイベントを挿入して物語の波を作ることを避けてます。{/netabare}
その分、尺を心情の極々微妙な変化や行ったり来たりの揺り戻しの描写に多くを割いてました。これで冗長さとか中弛みにならないところは素晴らしいです。

話の重ね方2点を含む演出といった技術的な特長をもって、それだけでも観る価値はありそうです。全13話は原作の4巻分に相当するとのこと。巻数だけから判断するとしてもあまり端折る必要のない話数であり、丁寧に掬いあげたんだろうことがわかります。



恋愛物語としては三人の心情を慮ると、

 『ひたすら切ない』

です。侑、燈子、沙弥香が報われることのない袋小路に迷い込んで抜け出せない。これは心が千々に乱れますよ。

{netabare}燈子が“特別”を演じる自分と弱い自分両方を肯定される「好き」があることに気づけば呪いは解けそうなのだが。{/netabare}

燈子を中心に侑と沙弥香が取り巻く構図です。自己肯定感がない燈子は二面性の人。特別であろうとする燈子を支える存在が沙弥香、素の弱い(なにもない)燈子を支える存在が侑。

●沙弥香
{netabare}燈子が誰のものにもならないことを理解してて、だからこそ「想いは叶わなくても一番近くにいられる」ことを支えにしてたのに、そんな燈子が他の誰かを特別に想い始めてることを感じる。
{netabare}お願いだからそのままの君でいて{/netabare}{/netabare}

●侑
{netabare}特別を知りたい。好きを教えてあげられるのは燈子だけなのに、その燈子は侑が好きになることを拒絶する。一方で燈子は侑に好きを全面にだしてくる。
{netabare}お願いだからそのままの君を好きになって{/netabare}{/netabare}

●燈子
{netabare}自己矛盾を抱えていることを理解しつつ、拠りどころの侑が離れていくことを極度に恐れている。{/netabare}
{netabare}いくら頑張っても他人にはなれないのに。合宿で、生徒会OBに今までの自分の理想や努力を否定されてアイデンティティが揺らぐ。
{netabare}お願いだから自分を好きになって(視聴者一同){/netabare}{/netabare}

三人とも本当の気持ちを飲み込む辛さを知っているのです。

ゆっくり時間をかけて進むラブストーリーは、その進行速度とは相反して緊張感を常に孕んでます。
演出が多岐にわたるということは考察しがいのある作品になるかと思いますので、登場人物の心情をいろいろ観察してみるとより面白くなりそうです。


なお、冒頭の百合百合どうのこうの、というのはいまだよく分かりません。女性同士の恋愛ということであればそうなんでしょう。
いたく心を動かされたので、百合適性が“開発された”のかもしれませんが、じゃあ他の!とすぐなるかでいえばそれはないです。


最後に、生徒会の濃ゆい面々の中で堂島くんの存在は貴重でした。彼がいたことでだいぶ和みます。だって、けっこうヒリヒリするやりとりの連続でしたから。



-----
2019.06.16追記
《配点を修正》


どうしても「百合」ってもったいないと思ってしまう私

投稿 : 2024/04/27
♥ : 86

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

今のところとても面白いです。(顔がめっちゃ芝居する!)→第7話補完作品『やがて君になる 佐伯沙弥香について』(電撃文庫)絶賛発売中! BDにはスタッフコメンタリーも!

== [下記は第2話まで視聴時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
現在2話目まで視聴済みです。

原作マンガはかなり有名作品だと思うのですが、未読だったのでアニメ放送開始前からとても気になっていたタイトルです。

大正時代にはやった(生まれてないから本当にはやったのかは知らん(笑))らしい「エス」(女学生同士の恋愛物)とかの継承者的な路線ですかね。40年以上前から少女漫画とかでは連綿と続く系譜の一つですよね。男性向けの深夜アニメのメインストリームからは外れた作品だと思うので爆発的には人気は出ないと思われます。

私としてはけっこう好みかも。キャラクターデザインも、わりと好きな方です。男性も出てくるのは今風なのかな?

気に入ったので推さないとと思って評価は仮に付けましたが、途中で変更すると思いますので悪しからず。
== [ここまで。] ==

2018.10.26追記:
生徒会選挙での演説前の一幕、最高でした。

後輩なのにメンタル強な侑の強キャラ感はめっちゃ好みです。侑のお姉さんもなかなか良いですね。

表情の作画、情報量が多くて凄く良いです。原作も良いのでしょうが、今のところどストライクで好みです!

2018.10.27追記:
第4話目まで視聴完了。煽りキャラの存在で話が動いてきましたね。原作未読だけど、とりあえず見つかった脚本のキャスト表が伏線だというのはわかりました。

2018.11.3追記:
第4話からの勢いで原作既刊分の単行本を全巻読破したところで、第5話を視聴終了。

原作を忠実になぞっているようで第3話の生徒会長選挙の演説が実はアニメで補足されていることがわかったりとか。実は花田先生が目立たず良い仕事をしている…?

第5話については、原作にもあるエピソードですけど怜ちゃん(侑のお姉さん)GJ(笑)!

2018.11.10追記:
第6話を視聴終了。ストーリー展開は原作にほぼ忠実ながらもオリジナルなシーンがけっこう入っていたような。

例の川での飛び石のシーンも含めて、監督・演出・脚本みんな良い仕事してますね!

2018.11.17追記:
第7話まで視聴終了。ここまでただの脇役と目されていた箱崎先生がストーリーに参加してくるエピソードが、ついにアニメでも放送でした!

なお、本エピソードで触れられた佐伯沙弥香と先輩の中学生時代のエピソード詳細を含む『やがて君になる 佐伯沙弥香について』が11/10に電撃文庫より刊行されております。

原作漫画『やがて君になる』のスピンオフ作品という触れ込みで、歪んだ女性キャラを書くことでは定評のある(?)、入間人間(いるまひとま)先生によるノベライズとなっています。

原作未読でもアニメ第7話まで観ていれば特にそれ以降のエピソードに関するネタばれ要素はありませんので、佐伯先輩に興味を持たれた方は是非お読みになることをお薦めします!

2018.12.29追記:
第13話(最終回)まで視聴終了。原作コミックス5巻の4割くらいを消費して、エピローグ的に今後の展開を期待させる映像での締めでした。(← 悪く言えば「おれたた」END(笑))

結局原作の各話サブタイトルはそのまま残されて、特に特定の回が跳ばされることなくアニメ化されるという『3月のライオン』に近い形でのアニメ化となりました。この構成で原作がまだ続いているので最終回をどうまとめるかはかなり大変だったかと思いますが、シリーズ構成・脚本の花田先生、お疲れさまでした。

そんな中、劇中劇の内容を練習という形で少し先取る形で見せて、アクロバティックに話をまとめてしまいました。このアニメの制作スタッフの恐るべき底力!

脚本だけではなく演出もハイレベルな作品でした。

2019.2.4追記:
12/21にBD 1巻、1/30に2巻が発売されました。

BDの初回特典として付くブックレットには対談形式のキャストインタビューが収録されており、他にコンテ各1話分が付きます。そして毎回特典ですがスタッフコメンタリーが付くのですが、これが1、2巻とも素晴らしいです。

1巻:
キャストインタビュー: 高田憂希・寿美菜子
キャストコメンタリー: 高田憂希・寿美菜子
スタッフコメンタリー: 加藤 誠(監督)・仲谷鳰(原作者)
コンテ: 3話

2巻:
キャストインタビュー: 寿美菜子・茅野愛衣
キャストコメンタリー: 高田憂希・寿美菜子・市川太一
スタッフコメンタリー: 加藤 誠(監督)・あおきえい(第6話コンテ)
コンテ: 6話

特に演出関連のスタッフコメンタリーが大好物な私としては、アニメ化のレベルの高さにふさわしいパッケージでBD 1巻、2巻ともに大満足。以降のBD 3巻、4巻も楽しみです!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 82

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

気になって参りました

<2018/12/30 追記>
最終回を見終えました。

世の中のレズビアンの皆さんに伺いたい。
実際もこんな感じなんでしょうか?

今まで同性愛の知り合いが居なかった(というか隠してる人が多いのかも)ので、わかんないんですよねー。

という感想を持ってしまうぐらいガチな作品でした。

というのがまず一つ。


そして本題。

「人を好きになるって何?」
「自分って何?」
こう書くとチコちゃんのお題みたいですが 笑

この作品、こうした本来は素朴で、普通なら安易に答えを出してなんとなく自分を納得させてしまうようなそんなテーマにがっぷり四つに取り組んでいる感じです。

観てると、余分な要素を取り除いて、深く深く潜っていくような思索につい耽ってしまう。

一見中途半端なところで終わってるような気もしますが、答えは見えてるような気もします。
でもやっぱり二期が欲しい。

ところで原作者のお名前「鳩(ハト)」だと思ってましたが「鳰(ニオ)」さんなのだそうです。
謹んで訂正させていただきます。

<2018/11/4 初投稿>
観始めなので評価はデフォルトの3です。
原作未読。

今期、続編ものを除くと個人的にクリティカル・ヒットな作品が見当たらず寂しい思いをしてたところ、キャッチしてるレビュアーさんが猛烈に推してたのを見かけて興味が湧きました。

高校の生徒会を舞台としたいわゆる「百合もの」です。
百合ものでちゃんと観たのは「青い花」くらいでいつもなら敬遠するジャンルなのですが。
お話やキャラ造形がしっかりしてて純粋に物語として楽しめそうな雰囲気。

ところで。
予備知識なしでの、漫画や小説の読み始め、原作ありアニメ観始めの頃、たまにですが作者の性別が気になりだすことが私にはあります。
「男かな?女かな?」と。

そういう時ってその作品にハマりかけてることが多いんですよね。

最近だと「あそびあそばせ」「恋は雨上がりのように」とか
ちょっと前のだと「四月は君の嘘」「ノラガミ」「おおきく振りかぶって」「鋼の錬金術師」「荒川アンダー・ザ・ブリッジ」「GOSICK」とかとか

こうしてみるとほとんど女性ですね 笑
(そうなるのも自然なのですがそこら辺の説明は割愛)

そこでこの「やがて君になる」ですが、気になって参りました。
作者の仲谷鳩さんは男性?女性?どっち?

つまり私はハマり始めてるんですね、きっと。

気になってGoogle先生に「仲谷鳩 性別」で訊いたけど分かりませんでした。
(ちなみに3番目くらいに「鳩のオスとメスの見分け方」が出てきましたよ)

女性だろな、とは思ってますがどうなんでしょう?

投稿 : 2024/04/27
♥ : 58

75.3 5 姉妹で漫画原作なアニメランキング5位
citrus(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (522)
2116人が棚に入れました
ギャルだけど初恋も未経験なjk・柚子は、親が再婚した都合で女子高に編入することに。彼氏ができない!と不満爆発の転校初日、黒髪美人の生徒会長・芽衣と最悪の出会い方をする。さらに、義理の姉妹になった芽衣と同室で生活することに・・・!?

声優・キャラクター
竹達彩奈、津田美波、藤井ゆきよ、久保ユリカ、井澤詩織、葉山いくみ

でこぽん さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

世の中、正しい答はいっぱいある。唯一の正解は意外と少ない

この物語は、百合の要素がふんだんに入っています。
但し、それだけではなく、人間として必要な優しさや温かさもあります。
見終わった後、優しい気持ちに包まれますよ。

日本でも同性婚が認められるようになりました。
「百合だからダメ」とか言う世の中ではなくなったのです。
正しいことは、時代とともにどんどん変わっています。

主人公の柚子(ゆず)は、陽気で自由奔放な高校一年の少女。
ヒロインの芽衣(めい)は、成績優秀で生徒会長をしている真面目な高校一年の少女。
この二人は、親どうしが再婚したことから姉妹となり、一緒に暮らし始めます。

柚子のいでたちは、髪はエアウェーブパーマ、化粧はアイメイク、チーク、リップと手入れをし、
スカートの丈は短く。胸元のボタンも開いている。
彼女は、転校初日から校則違反で生徒会から要注意人物として見なされます。

おそらく、大人の人が彼女を一目見たら、彼女のことを品行方正とは思わないでしょう。

でも、彼女は人を傷つけることは一切しません。
それどころか、義妹の芽衣の悲しそうな顔を笑顔にするために、懸命に頑張ります。
但し、そのやり方は常識はずれなやり方のため、多くの人に誤解を受けます。
そんな行動を繰り返す柚子を、芽衣は好きになります。

柚子の行動は確かに常識はずれです。
でも、目的はしっかりしており、結果として、芽衣をはじめとする他の人も笑顔になります。

仮にあなたが非常に困っていたとして、
常識はずれな行動であなたを助けてくれる人と、常識に縛られてあなたを助けない人がいた場合、あなたはどちらの人を好きになるでしょうか?

もっと具体的な例として
横断歩道を渡ろうとして車の止まるのをずっと待っている盲人の人がいた場合、おそらく柚子は、無理やりにでも車を止めて、盲人の人が渡れるようにするでしょう。


私たちは、中学、高校と、テストで良い点を取ることを教えられてきました。
テストで良い点を取るには、唯一の正しい答を選択しなければなりません。
でも、学校を出て働き始めると、正しいことなど、会社の方針や職場の人間関係でコロコロ変わります。
つまり、世の中で正しいことは一つでなく、たくさんあるのです。

だから、人を傷つけず、結果に対して責任をとる覚悟さえあれば、
今までの枠に縛られること無く、自由に行動して良いのです。
柚子は、それを教えてくれたような気がします。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 46

アヤト さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

こういう終わり方好きです

物語の導入はすごく面白かった。
背景がよくわからない箇所は自分なりに考えたり、見直したりと続きが気になる内容だった。

人の感情や葛藤等を描く人間味のある物語を好むという個人的な趣向が影響しているとは思うが、全12話という短さの中で脇役のバックグラウンドを挟みつつ、あれだけ二人の関係を表現できていたことが素直にすごいと思った。

評価は分かれて至極当然だけど、自分はすごく楽しめた。
こういうハッピーエンド?は百合アニメだろうと穏やかな気分にしてくれる。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 10
ネタバレ

シン☆ジ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

この出会いがあるからやめられない

「やがて君になる」を今視聴中ですがそれに触発されたかも知れません。
このCitrusの1話目を試しに視聴したところ、一気に見終わってしまいました。

女性同士ならではのエピソードはもちろんですが、
それを抜きにしても恋愛モノとしてなかなか見処のある作品だと思います。

「月がきれい」のようにキュンキュンするいうよりは、
むしろ自分は胃袋を掴まれるようなカンジでしたが。

{netabare}
ヒロインのcvは「けいおん!」あずにゃん役の竹達さん。
好みもあるかも知れませんが、個人的には
違和感なく好演していてとても良かったと思います。
{/netabare}

ありがちな設定や展開もあったかも知れませんが、
それも大して気にならず、
セリフや表情、情景や音楽、展開などが相まって
各キャラの想いが胸に伝わって来て
シーンによっては自分が体験したような感傷に浸れました。
いやー恋するのは理屈じゃないですね。

キャラデザが好みだったのも大きかったかも。
出会えて良かった作品です。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 17

66.8 6 姉妹で漫画原作なアニメランキング6位
セントールの悩み(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.4 (246)
968人が棚に入れました
【姫】こと君原姫乃は、【人馬(ケンタウロス)】の形態をした女子高生。この世界の人類は、現実とは別の進化をたどっており、【翼人】【竜人】【長耳人】【角人】【牧神人】【人魚】【人馬】といった形態に分かれています。そんな様々な形態をしたクラスメイトの少女たちと、楽しい高校生活を送っていく人外娘たちの日常コミックが原作。

声優・キャラクター
桑原由気、深川芹亜、白石晴香、鎌倉有那、綾瀬有、桐生朱音、宮島えみ、黒木ほの香、大泊貴揮、本橋大輔、矢野智也
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ピュアリーモンスター

原作未読。最終話まで視聴。

亜人(というよりモンスター)娘の日常+αな作品。

『両手足+背中の羽根』のキャラデザはほかの作品でもよく見かけるし、あまり違和感を感じなかったけど、姫ちゃんの人馬スタイルは最後まで馴染めなかったです。
(っていうか、人馬って裸足なんだ・・・。って思った)
姫ちゃんは可愛かったですけどね!

物語として面白い回(日常回orコメディ回)は良かったです。
それなりに楽しめました。
{netabare}(第4話の、女子高生がお互いの股間を見せ合う話は少し引いちゃいましたけどね・・・){/netabare}

何かよくわからない回(シリアス回ともちょっと違う気が・・・)は正直、意味不明で、少し残念でした。

委員長の家の3姉妹(千草・千奈美・千穂)は面白可愛かった。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 26

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「人間だけど人間じゃない」娘たちのキュートな日常…

この作品の原作は未読ですが、キャラデザからモン娘的臭いを感じたので視聴を決めた作品です。
でも放送開始早々、ふと感じたことがありました。

この作品のアニメーション制作はHAOLINERSなんです。
HAOLINERSといえば、「Spiritpact」や「一人之下 the outcast」のような中国発の出生が謎に包まれた無双系…或いは「銀の墓守り」や「縁結びの妖狐ちゃん」のような血の繋がりを大切にする作品を輩出するイメージを強く思っていました。

でもこの作品はこれまでの作品と明らかに毛色が違います。
それだけじゃありません…HAOLINERS枠の放送でもなければキャラデザも悪くないし何より面白いんです。
正直謎だと思っていました。
でも、完走してレビューを書くためにwikiをチラ見してようやくこれまで抱いていた謎が解けました。
この作品…もとは日本のコンテンツでHAOLINERSが制作を請け負っていたんです。
だから総監督は「蒼の彼方のフォーリズム」や「えとたま」を手掛けられた追崎史敏さんでその他のスタッフ陣も日本人が勢揃い…
決して中国発の作品が面白くない訳ではありません。
ですがクオリティは流してきた血と涙の量に比例すると考えているので正直差はあると思っています。
それに日本人ならではの風習や考え方も自分に合っているので…

この物語は女子高生の日常を描いた作品なのですが、ポイントは様々な人種が入り混じって生活していること…
肌の色が違う…というレベルではなく、人馬・竜人・翼人といった根本から違う方々が共生しているんです。
そして人種差別が法律違反になる事から人種間の争いもなく皆平和な日々を謳歌しています。
だから殺伐とした雰囲気は微塵も無く、とてもほのぼのとした雰囲気が感じられる作品です。
そして、このほのぼのとした雰囲気はとても心地よく感じられるのですが、この作品の持っている武器はそれだけではありません。

この作品の盾と矛に匹敵するのが笑いと可愛らしさだと思っています。
登場人物はいつだって一生懸命…だけど、それが逆にクスッと笑える時ってあると思います。
この作品の笑いはそういう類です。
そしてもう一つの可愛らしさ…人馬である主人公の姫を取り囲む高校の友達は皆さんそれなりに可愛いと思いますが、私にとって核爆弾に相当したのが姫の翼人の友人である三つ子の妹たちでした。

別に三つ子の妹…ちぐさ、ちなみ、ちほが保育園児だったから、という事は断じてないんだからねっ…
息のピッタリ合った年相応の言動が堪らなかっただけなんだから…
こんな言い訳が思わず頭をよぎるほどの存在…
好奇心旺盛で、元気一杯で、お姉ちゃんが大好きで…
そういう意味からすると、姫の従妹の紫乃も三つ子の妹と同格だったかも…

何をするにも全力投球で言動が素直で裏表がなくて…
人間幼い頃は誰だってそんな感じだった筈なんですが、年齢を重ねていくうちに幼い頃の面影はどこへ行ってしまったのやら…
生きていくために必要なこと…だと思います。
人は必要に迫られながらどんどん変化していきます。
今の自分はどっちを向いて変化しているかは分かりません。
けれど、願わくば退化ではなく進化であって欲しいと思っています。

声優陣は若手を中止に実績のある方を織り交ぜたような布陣です。
山賊の娘ローニャのローニャ役、あんハピ♪の雲雀丘瑠璃役を演じた白石晴香さん…
灼熱の卓球娘の出雲ほくと役、小林さんちのメイドラゴンのトール役を演じた桑原由気さん…
ハイスクール・フリートの宗谷ましろ役、風夏の秋月風夏役を演じたLynnさん…
因みに三つ子役は大図書館の羊飼いの小太刀凪役、響け! ユーフォニアム2の鎧塚みぞれ役を演じた種崎敦美さんでした。

日常を描いた作品なので展開に抑揚はありませんが、日常ならではの良さがしっかりと感じられる作品だったと思います。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、ピュアリーモンスターさんの「教えてダーウィン」
エンディングテーマは、亜咲花さんの「Edelweiss」
どちらの曲も大好きでした。
でもより心を惹かれたのはオープニングでした。
マイナー調のサビのメロディとか私にとってのストライク…
誰が作ったんだろう…と思って調べてみたら志倉千代丸さんでした。
そっか…いとうかなこさんを彷彿させる曲調にも納得です。

1クール12話の物語でした。
物語上、きっと1クールで終わるんだろうな…と思って見ていましたが、いざ実際に終わってしまうと寂しさを感じてしまいました。
毎回の視聴が楽しみでしたから…
もし続きが制作されるなら絶対に視聴したいと思います。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 13

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

OP前のアイキャッチだけがマイナス。心に刷り込まれた負のイメージ

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:ハオライナーズだが、中華臭は一切ない。ハオライナーズで-1、中華臭がないので+1
期待度:★★★

これって、ハオライナーズが作成してんの?結局ほかの中華駄作達と明らかに一線を画したクオリティーなんですけど。。

そういった背景に全く疎いのですが、そういったの度外視してみてもかなり面白い日常系になっているのではないかと思います。

モン娘よりも全然こっちの方がいい出来。

途中女の子同士で股間見せ合ってるのだけはかなりドン引きしましたけど…

後、途中ちょっと政治色が出てきたときはひやひやしましたが、ああいった主張的なことはせずやわらかーい雰囲気で通してほしかった。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 14

80.6 7 姉妹で漫画原作なアニメランキング7位
侵略!イカ娘(TVアニメ動画)

2010年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (2044)
9972人が棚に入れました
海洋汚染を続けてきた人類を侵略するために地上にやってきたイカ娘。しかし最初の拠点として目をつけた海の家すら制圧できず、挙句にそこで働かされるはめに。果たしてイカ娘が人類侵略を達成する日は来るのだろうか。

声優・キャラクター
金元寿子、藤村歩、田中理恵、大谷美貴、伊藤かな恵、中村悠一、榎あづさ、生天目仁美、小山力也、川澄綾子、菊池こころ

ペチ14 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

Q質問 A解答 T突っ込み

Q1、このアニメを見て思ったことをいってください

A1、侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!侵略!イカ娘!

T1、ごめん質問した俺が馬鹿だった。しかも侵略の部分6回だしw

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

Q2、最後にこのアニメはお勧めですか?

A2、神アニメ!!!!

t2、さっきの事まるで忘れてるしw
  皆さん最後まで見てくれてありがとうございます^^

投稿 : 2024/04/27
♥ : 18

せもぽぬめ(^^* さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

気軽に観たいほのぼのコメディです(。・ρ・)o━<コ:彡

■イカ娘ちゃんの魅力をちょっとだけ紹介です(*^o^*)
人類侵略を目指して海から地上へ上がってきたイカ娘ちゃん!
侵略拠点として最初に目を付けたのが「海の家れもん」だったのですけど・・・
良かったのか?悪かったのか?ミイラ取りがミイラになっちゃいましたね≧(´▽`)≦アハハハ
れもんで働く千鶴と栄子には逆らっちゃダメなのですよ・・・
そんなんで、いきなり働かされることになったイカ娘ちゃんなのでした!
そもそも人類を1000人と思っていたイカちゃんって可愛いすぎなのです♪

そんな世間しらずで常識はずれのイカ娘ちゃんが真剣に侵略しようとする姿が楽しくて、思わず笑ってしまいます♪
とっても表情豊かなイカ娘ちゃんですけど、口癖の方も強力で「○○じゃなイカ」とか「○○でゲソ」ってとっても耳に残りますね(゚-゚*)(。。*)ウンウン
思わずうつってしまう程に影響力抜群なのです♪
そんなイカ娘ちゃんが人の温かみに触れ、人と少しずつ馴染んでいく姿が愛らしいのです(*^-^)
イカ娘ちゃんの魅力に侵略されること間違いないですね♪


■総評
徹底したイカ娘ちゃんありきの作品作りが功を奏したのか、安定感抜群でブレがなく最後まで楽しく、ほのぼのした雰囲気を堪能することが出来ました♪
監督の水島努さんは、「クレヨンしんちゃん」で育ってきたような方なので、ちょっと憎まれ口をたたく様なキャラの扱いがうまいのかもしれませんねヽ( ゚ 3゚)ノ

2期の方も過度な期待はせずに、気軽に楽しんで観れたらいいなって思ってます♪


■MUSIC♫
OP曲『侵略ノススメ☆』
 【歌】ULTRA-PRISM with イカ娘(金元寿子)
 イカ娘ちゃんをイメージしたインパクト大のキャラソンですね♪
 脳内にイカ娘ちゃんが侵略してくるんじゃなイカ~~~~くコ:彡

ED曲『メタメリズム』
 【歌】長月早苗(伊藤かな恵)
 かな恵ちゃんの誕生日に発売となった自身2枚目のとなる2ndシングル♪
 ましろ色シンフォニーの「水彩キャンディー」のmarbleが編曲を担当してるのですよ♪
 仲間との出逢いを歌った歌詞をあどけなさを感じる歌声でしっとり歌ってくれてます(^_^)


2011.09.09・第一の手記
2012.01.12・第二の手記(追記:■MUSIC)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 62

ASKA さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

イカ娘(CV金元寿子)の可愛さを愛でるアニメ

海からやってきたイカ娘(CV金元寿子)が人類を侵略するアニメ-と書くと恐ろしそうなアニメですが、実際はイカ娘が海の家で働かされるアニメと言っても過言ではありませんね。本当は侵略しに来たはずなのに海の家れもんで相沢栄子と相沢千鶴に主にこき使われています。

イカ娘と相沢姉妹やバイトの斉藤渚、栄子の同級生、長月早苗との日常を描いています。これも日常系ギャグアニメに入るのかな?
キャラも良くてイカ娘の語尾の「~じゃなイカ」や「~でゲソ」が流行っていたでゲソ。
これを読んでいる人類もイカ娘を見るでゲソ。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 46

79.3 8 姉妹で漫画原作なアニメランキング8位
ゆるゆり♪♪(TVアニメ動画)

2012年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (1638)
8559人が棚に入れました
七森中の「娯楽部」に所属する女子中学生4人と、それを取り巻く生徒会の女の子たち。彼女たちの時に笑いあり、時に百合ありのまったりとした日常生活を描く。個性的な登場人物たちの中にあって存在感の薄さを理由にいじられる主人公を据え、軽い同性愛にも見えてしまう女子校の気風の中のちょっとした笑いや、片想いが連鎖する人間関係、たまに起こる本気度の高い同性愛感情によるハプニングなどが、緩やかな空気感の中で扱われている。

声優・キャラクター
三上枝織、大坪由佳、津田美波、大久保瑠美、藤田咲、豊崎愛生、加藤英美里、三森すずこ、竹達彩奈、斎藤千和、日高里菜

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

ゆるゆり さん☆ハイ!放送開始記念 第12話「さらば主人公、また会う日まで」視聴。

もう一回笑われればいいと思うよ。

旧・茶道部の部室を不法占拠して勝手に「ごらく部」の活動(といっても特に明確な活動内容はなし)を続ける4人組。
それに目をつけ、ちょっかい(?)を出し続ける「生徒会」。
愛が溢れまくりで明日から元気に生きていけること請け合いのまったりストーリー。

第1話「帰って来た主人公」
アッカリ~ン♪
たくさんの熱い声援にこたえて……あかりたち、帰ってきました~!
わ~い、会いたかったよ、みんな~。
思えば、前にアニメ化した時はいろいろあったよね。
ふふふ、あかりってば1話から存在感がなくなったり、ちなつちゃんにキ、キキ……キ……されたり、タイトルコールしか出番がなかったり、ドラム缶で山道を転がった……り……して……。
…………………………。
こ、今度はきっと大丈夫!
だって1話からちゃんと主人公してるもん! ね? ねっ!?

第2話「ゆるゆりなる日々なるなり」
聞いてくれ、みんな!
なんと『ゆるゆり♪♪』は、2話にして早くも世界中で話題独占の大人気らしいぞ!
いや、ホントか知らんけど。
でも、こういうのは先に言ったもん勝ちだって偉い人が言ってた!
そんなわけで2話あらすじ担当、歳納京子だよ~ん!
けど、あらすじってのもタイミングが大切だよな。
放送前に詳しく言い過ぎるとネタバレになるし、放送後だと何を今さらって感じだし……そこんとこどうなの、担当者?
とか言ってる間にもうあらすじ終わりじゃん。
う~む、こうなったら……ちゃんとしたあらすじは3話からってことでひとつ!

第3話「チョコと涙と女と女と磯辺揚げ」
こっち見るな、3話あらすじ担当。
えー、船見結衣です。
なんかアニメ2期が始まっても、私のポジションって全然変化ないなあ。
まあ、そんなことより、3話はチョコレートや磯部揚げの話みたいだね。
………………………………どんな話だ?
もしかして、チョコレートを磯部揚げにするとか?
いや、さすがにそれはない……とは言い切れないか。
なんせ私の身近には、ラムレーズンアイスを餃子の具にしようとした奴もいたし……。
ええと……ごめん、とりあえず自分で見てもらった方が確実かな……。

第4話「ひっちゅ」
吉川ちなつ、2期こそ結衣先輩のハートをゲットしちゃいます!
いや~ん、もう結衣先輩好き好きすぎてどうしよう~。
さて、バレンタインっていう一大イベントも終わって、私たちはいつも通りふんわりゆるゆるな毎日。
だけど、生徒会の杉浦先輩は花粉症でなんだかとっても大変みたい。
ふふっ、普段はキリッとしてるぶん、くしゃみばっかりする姿はちょっと可愛いです。
そういう所を見せられちゃうと……なんだか、キュンとしちゃうかも? ――な~んてね。
うふふ、私が浮気なんかするわけないじゃないですか。
そう、2期になっても私の本命は結衣先輩ただひとり!
L・O・V・E! 結衣せんぱ~~~~~い!

第5話「日本の夏 ゆるめの夏」
いつの間にやらもう夏休みなのね。
それにしても、歳納京子は何をやってるのかしら?
船見さんや赤座さんや吉川さんに迷惑ばかりかけて……もう、いくら夏休みだからって少したるみすぎよ。
しょうがないわね、ここは私がビシッと言ってあげなくっちゃ!
た、たまたま、そう本当にたまたま、歳納京子たちと一緒にプールに行く約束もあるわけだし!
……えっ? べ、べつに顔とかにやけてなんかないんだからね!
言い遅れましたけど、生徒会副会長の杉浦綾乃です。
皆さんも夏休みだからって、気の抜けた生活は駄目ですからね。
夏休みのない人は……と、とにかく頑張って!

第6話「【速報】ゆるゆり完売」
ふう……どうやらまた、今年も熱い夏がやってきたみたいやね。
思えば、一年前のうちはまだまだ未熟やった……。
まさか、うちの妄想力のさらに上をいく妄想力の持ち主があんなにも……しかも、日本全国から集まってくるなんて思いもせえへんかったわ。
せやけど、うちも一年前のうちとは違う。
綾乃ちゃんと歳納さんで鍛え上げたこの妄想力があれば、何があろうとも決して折れることはあらへん!
それでは、一路東京へ!池田千歳、いっくで~!
あっ、歳納さんのスペースにも顔出すんでよろしくな~。

第7話「姉妹事情あれこれそれどれ」
生徒会次期副会長、大室櫻子とは私のことだー!
……ん? なんか一年前もそんなこと言ってたような……。
よし! 細かいことは気にしないぞ!
それより聞いてよ~。
うちのねーちゃんと妹が私に厳しくてさ。
これはきっと、私のほとばしるびぼうとちせいにしっとしてるに違いないね!
しかし、どこの家も姉とか妹ってこんななの?
あっ、でも向日葵んとこの楓はすごくできた妹だっけ。
姉とは違って! うん、姉とは違って!
楓、私の妹になんない?
向日葵が冷蔵庫の上から三段目の奥の豆腐の陰に隠してるプリンあげるから。

第8話「ちなつ無双」
ちょっと、なんで櫻子が我が家の冷蔵庫の中身を把握していますの!?
まったくもう、昔から全然変わっていないのですから……。
コホン……お見苦しいところをお見せしてしまいましたわね。
私が真の生徒会次期副会長、古谷向日葵ですわ。
それにしても、何やら街が賑わっていると思いましたら、もうクリスマスなんですのね。
我々生徒会は今年も歳納先輩のお誘いで、ごらく部の方々と一緒にクリスマスを過ごすことになりました。
カラオケボックスでクリスマスパーティとのことですが……私、歌は少しばかり自信がありませんの。
はあ……。
あっ、私はもう選曲を済ませたので、どうぞ皆さんも遠慮なく。

第9話「何かありそうで何もなさそうな日」
『生徒会長の松本りせ、あらすじやります。
今回は、一人で頑張る。
大丈夫、会長だから。
むん。
ええと、9話も楽しそう、みんな。
楽しいのはいいね、好き。
うん、楽しいのが一番。
ふう……いっぱい喋って疲労困憊。
じゃあ、西垣先生と爆発してくるね。』

第10話「修学旅行R」
久しぶりだな諸君。
理科教師の西垣奈々だ。
しかし、どうしたものか……。
実は前回募集してからというもの、誰一人として爆友が増えないんだ。
そもそも、私にとって爆発とは何か?
そう、爆発は様々な実験の結果にすぎず、私の目的はあくまでも実験のはずだった。
だが、いつしか爆発は私の中で大きくなっていた。
はたして、爆発のための実験なのか、実験のための爆発なのか……難しいな。っと、すまない、あらすじを忘れていた。
確か、また修学旅行に行く2年生と、留守番組の1年生の話のはずだ……ん?そうか、わかったぞ。
修学旅行も爆発と一緒で、つまり何度やってもいいということか!
よし、これで今後も安心して爆発ができドッカアァァァァァァァァァァン!

第11話「時をかけるあかり」
あらすじでははじめまして、あかりのお姉ちゃんをやってる赤座あかねです。
アニメも2期になってせっかく登場できたっていうのに、あと2回で終わるなんてちょっと残念。
でも、あかりの登場シーンは全部まとめて編集してあるし、ブルーレイもDVDも全巻予約済みだから安心ね。
サブタイトルでもうわかっちゃうと思うから言うけど、今回、なんとあかりは過去の世界に行ってしまうの。
もう、過去に行くなんてあかりってば本当におっちょこちょいさんなんだから。
けどまあ、そういうところが可愛いのよね。
お姉ちゃんが応援してるから頑張るのよ、あかり。
いつ、どこでも、あかりのこと見守っているからね。
うふふ。

第12話「さらば主人公、また会う日まで」
アッカリ~ン♪
気づいたら『ゆるゆり♪♪』もこれで最終回か……なんだかあっという間だったね。
2期も1期に負けないぐらい色々なことがあったなあ。
その中であかりも、主人公としてひとまわり成長できたような気がするよ!
最終回、ごらく部は生徒会のみんなと一緒に演劇をやるんだよ。
あかり、今まで木の役しかやったことないから、台詞のある役とかうまくできるかなあ……。
ううん、みんな一緒ならきっと大丈夫!
だからあかりたちの活躍、最後までちゃんと見ててね。
涙、涙の、大感動のクライマックスが待ってるよ!……って、京子ちゃん? 『あ~あ、フラグ立てちゃった……』ってどういう意味?
それに結衣ちゃんやちなつちゃんまで、なんでそんな悲しい目であかりを見るの?ねえ? ねえっ!?

9月17日『ゆるゆり なちゅやちゅみ!+ +2』放送 アニメ第3期の放送情報もお届け
10月から放送開始となる待望の第3期『ゆるゆり さん☆ハイ!』。この放送に先駆けて、特別編「ゆるゆり なちゅやちゅみ!+ +2」が、9月17日深夜2時35分からテレビ東京にて放送となります!

◆「ゆるゆり なちゅやちゅみ!+ +2」
夏休みの宿題をしていた向日葵と櫻子。突然櫻子が「先輩たちに日頃の感謝を伝えたい!」と話し始めた。驚く向日葵であったが、櫻子は先輩たちを家によんでもてなす話をはじめる。櫻子はいったいどんなおもてなしをするのか・・・?

TVアニメ本編のその後を描いた限定4コマ「ゆるゆり はっぴーごーらっきー」が公開決定!
第1弾は「ゆるゆり なちゅやちゅみ!+ +1」のその後を描きます!

TVアニメ本編のその後を描いた限定4コマ映像「ゆるゆり はっぴーごーらっきー」の第2弾が公開!
こちらの映像はなもり先生の描き下ろしです!
今回は「ゆるゆり なちゅやちゅみ!+ +2」のその後を描きます!

\アッカリーン/ ゆるゆり、特別編「なちゅやちゅみ!+」の第2弾は9月17日に放送! 10月からはTVアニメ第3期
「ゆるゆり」より、特別編「ゆるゆり なちゅやちゅみ!+」第2弾の放送日時が発表された。

「ゆるゆり」は、コミック百合姫にて連載中の百合マンガを原作としたアニメ作品。七森中の「ごらく部」に所属する女子中学生4人と生徒会一同を中心にした学園ラブコメで、ゆるーい日常や存在感の薄い主人公のギャグ描写で人気を博している。これまで、TVアニメ第1期「ゆるゆり」、TVアニメ第2期「ゆるゆり♪♪」、OVA「ゆるゆり なちゅやちゅみ!」の3作が制作され、2015年10月にはTVアニメ第3期「ゆるゆり さん☆ハイ!」がスタートする。

7月より、新作となる特別編「ゆるゆり なちゅやちゅみ!+(ぷらす)」を追加してOVAの地上波初放送を行っているが、新作第2弾「ゆるゆり なちゅやちゅみ!+(ぷらす)+2」の放送日が決定。9月17日深夜2時35分からテレビ東京で放送される。

<ストーリー>
キャンプから帰ってきたあかり・京子・結衣・ちなつのごらく部4人。夏休みはまだまだ終わらない!ある日、みんなを公園に呼び出した京子が取り出したものは・・・。

『ゆるゆり なちゅやちゅみ!+』主題歌CDよりジャケ写到着!
8月19日(水)、『ゆるゆり なちゅやちゅみ!+』主題歌OP「ゆりしゅらしゅしゅしゅ」/ED「おひるねゆにばーす」がリリース! ジャケット写真が到着しました!

◆「ゆるゆり なちゅやちゅみ!+ +1」放送情報
★「コミック百合姫」にて好評連載中の「ゆるゆり」。2011年にTVアニメ「ゆるゆり」(第1期)が放送され、続けて2012年にTVアニメ「ゆるゆり♪♪」(第2期)が放送、そして2014年にOVA「ゆるゆり なちゅやちゅみ!」が劇場上映され、人気を博した「ゆるゆり」シリーズ。ついに2015年秋にTVシリーズ第3期「ゆるゆり さん☆ハイ!」放送決定!さらにそれに先駆け「ゆるゆり なちゅやちゅみ!+」が8月・9月に放送決定!

夏には『なちゅやちゅみ!』続編も! アニメ『ゆるゆり』第三期が2015年10月スタート決定
2008年に発表され、現在も『コミック百合姫』(一迅社)で連載中、テレビアニメも2011年と翌2012年に放送されたなもりさん原作『ゆるゆり』。OVA『ゆるゆり なちゅやちゅみ!』がテレビ東京で2015年7月25日の3:35~4:45にオンエアされるほか、続編に当たる完全新作『ゆるゆり なちゅやちゅみ!+』が8月、9月に1回ずつスペシャル放送。さらには、第三期となる『ゆるゆり さん☆ハイ!』が10月よりスタートすることが決定となりました。

2015年6月6日に日比谷公園大音楽堂で開催され、“七森中☆ごらく部”の三上枝織さん、大坪由佳さん、津田美波さん、大久保瑠美さんが出演した『七森中♪やがいふぇす』で発表された今回の3大告知。

『なちゅやちゅみ!+』は、新作OP「ゆりしゅらしゅしゅしゅ」とED「おひるねゆにばーす」収録のCDが2015年8月19日にリリース。初回限定盤(税込1650円)はOPのミュージックビデオDVD付き。通常盤は1350円(税込)。

また、トーク&ミニライブが2015年10月11日に開催されることも発表に。場所はまだ「都内某所」としか明らかにされていませんが、“その1”から"その3”まで3部構成で、アニメイト全店、ゲーマーズ全店、とらのあな全店舗、HMV、きゃにめ.jpで、OP&EDテーマCD初回限定盤を購入した人を対象にイベント応募抽選券が1枚ついてくるとのこと。

あらすじ(なちゅやちゅみ!+)
ちょっとだけ何かが変わったような、それでいて変わらない毎日。のつづき・・・
みんな、ゆるゆりの主人公・赤座あかりだよ!
今年の夏休みにみんなでキャンプに行ったんだ!みんなでお料理したり、肝試しにいったり・・・すごく楽しかったんだ!
でもまだまだ夏休みは終わらない!みんなで遊んでもっとたのしい思い出作るんだ!

待望の第三期となる『ゆるゆり さん☆ハイ!』は2015年秋アニメとしての放送。まだ詳細は明らかにはなっていませんが、ファンにとっては7月からずっと『ゆるゆり』三昧となることは間違いなさそうです。

あらすじ(さん☆ハイ!)
変わらない毎日がまだまだ続くんだ!
赤座あかり・歳納京子・船見結衣・吉川ちなつの4人が行っている部活動「ごらく部」。それに目をつけ、ちょっかい(?)を出し続ける「生徒会」。 愛が溢れまくりで明日から元気に生きていけること請け合いのまったりストーリーが、テレビに帰ってくる!

【動画工房】大注目のアニメ制作会社、その人気の秘密とは?
昨今では、季節毎に物凄い数の新作アニメが放映されています。その際に作品をチェックする取っ掛かり的なポイントがアニメファンには色々あります。

原作漫画や小説のファンであるとか、好きな監督の新作であるとか、大ファンの声優さんが出演しているとか、そういう作品に着目するきっかけになる各要素。そうした中で、ファンにとって特に重要なポイントになっているのが、アニメ作品を作る<製作会社>です。

『涼宮ハルヒの憂鬱』『らき☆すた』といったメジャー作を世に送り出した京都アニメーションや、斬新な映像表現を武器に『ひだまりスケッチ』シリーズや『魔法少女まどか☆マギカ』をクリエイトしたシャフト、硬派な雰囲気とスピード感のあるアクションシーンに定評のあるBONESなどなど、アニメファンから熱狂的な支持を受けている人気会社が沢山あり、一種のブランドとなっています。

この会社が作っているから観てみる。この会社ならば作画も出来も期待ができる。アニメファンにとっては、製作会社ってとっても大事なものなのです。

そうした中でも、近年大きな注目を集めている人気急上昇中のアニメ制作会社が、「動画工房」です。

その美しいアニメーションでアニメファンを楽しませてくれる優れた作品をリリースし続けている動画工房。その魅力を探っていきたいと思います!

■動画工房の名前を広く知らしめた『ゆるゆり』シリーズ
元々は、大手アニメーション会社の下請け業を中心にアニメ製作を行っていた動画工房。注目度が急激にアップした近年になって、その名前を知った方も多いかと思いますが(恥ずかしながら、私もそのひとりです……)、実は長い歴史を持つ会社さんなんです。

そんな動画工房は、2000年代に入って本格的にTVアニメーションの自社製作をスタート。当初は、PCの美少女ゲームを原作としたアニメを中心に製作を行っていました。そんな動画工房の名前が広く知れ渡るきっかけとなったのが『ゆるゆり』シリーズです。

『コミック百合姫』誌上で連載されている、なもり先生の漫画作品をアニメ化した『ゆるゆり』は、そのタイトル通り女子中学生のゆるい学生生活を綴ったコメディ作品。そんな原作を、動画工房は凄まじい映像表現でアニメにしました。

何がどう凄まじいかというと、とにかくキャラクターが動きまくる!  それも、その動きというのが非常に密度が濃いのです。そして、物凄く絵が綺麗!! 

滑らかに、美しく動くキャラクターたちが時にダイナミックに、時に繊細に動きまわるアニメーションは、原作の可愛らしさや、かしましい雰囲気を見事に表現すると共に、その高いクオリティはファンを一気に魅了することとなりました。

更に凄いのが、この『ゆるゆり』、2011年にテレビ放映されたファーストシーズンが上記のような好評を得たために、翌年放映された第2期の『ゆるゆり♪♪』では、更にその動きがパワーアップ。

興味がある方は、是非とも1期と2期のオープニングを観比べてみてください。1期の時点でも十分綺麗でよく動いているのですが、これが2期になると更にカメラが激しく動くは、キャラクターは踊るはで、何だかもうトンデモないことになっています。ポップなエフェクトの数々も含めて、アニメーションのおもしろさがギュッと詰まった映像となっています。

【アニメキャラの魅力】始まりと終わりを司る主人公!随一の不憫キャラ「赤座あかり」の魅力とは?
女の子同士の恋愛マンガを専門とした雑誌『百合姫』。その連載作品の中からまさかの初テレビアニメ化をされたのが、女子中学生たちのゆるーい日常を描いた『ゆるゆり』です。あまりガチに寄らず、いわゆる日常系アニメに連なる作風は、百合好き以外の視聴者も入りやすいこともあり、人気作となりました。
「赤座あかり」は中学1年生の女の子。ゆるいとはいえ百合アニメの主人公(?)なのに特定のカップリング対象がいないという不憫な子です。

■主人公(?)
『ゆるゆり』は、あかりの中学校への初登校の日から始まります。幼馴染で1年年上の京子と結衣に迎えに来てもらいながら、制服ではなく私服を着てランドセルをしょってきてしまうというドジっ娘ぶりを炸裂させ、その出だしはまさに主人公としての風格をかもしだしていました。

しかし、それが揺るぎだすのが教室での自己紹介。「次は濃いめのネタで」という京子のリクエストをなぜか思い出し、「みんなのハートにどっきゅーん。はじめまして、赤座あかりだぴょん!」とやらかして、教室を凍りつかせた時にあかりの運命は決まってしまったのかもしれません。

京子が作った「ごらく部」に、押しが強いちなつが参加するようになると、なぜかその存在が希薄になって、第1話にして「いたんだ」とまで言われる始末。主人公らしさが薄れる中、アニメの各話予告ではそれぞれのキャラクターが「主人公」を名乗るという主人公乱立状態となりました。

■アッカリ~ン
あかりの影の薄さに気付いた京子。あかりのためにみんなで新しい特徴を考えてあげました。結衣が考えたのが「効果音が全部アッカリ~ン」。京子が考えたのが「おっぱいミサイル」。ちなつが考えたのが「とうめいにんげん」。この3つを合わせた結果、逆に「アッカリ~ン」が透明化の効果音ということになり、かえってあかりの影の薄さを助長することになってしまいました・・・。

その後もあかりの影の薄さはエスカレートし、海ではあかりの存在を忘れられたまま、みんなで楽しく花火が行われたり、校内合宿でドラム缶風呂に入ったままどこかに転がっていっても気づかれなかったりと、とにかく不憫なのです。

■いじられ体質
いつも無防備なあかりはいじられ体質。ちなつには練習と称して濃厚なキスをされたり、近所の公園で櫻子にいたずらされたりと散々です。ちなつにキスされたときはさすがに目から光が失われましたが、それでもすぐに明るいいつものあかりにもどるのは、彼女の素敵なところです。

■そのままの自分で
アニメオリジナル回で、あかりはタイムマシーンで中学校の初登校の日に行ってしまいます。そこであかりは、その機会を利用して、不憫な自分の境遇を改変しようとします。しかし、様々な策を弄しつつ失敗していくうちにあかりは気づきます。それまでごらく部や生徒会のみんなと過ごしてきた日々は、とっても大切な宝物だと。だからあかりは改変をあきらめるのではなく、前向きな心でやめて元の時間に帰って行きました。

あかりは意図的に不憫に作られているキャラクターです。しかし、同時に与えられているのが天真爛漫で誰からも好かれる性格。影が薄くてもあかりに陰は似合いません。だから、そのままのあかりでいてほしい。そして、あかりのことが大好きなお姉ちゃんに・・・(自主規制)。

【アニメキャラの魅力】物語の真の主人公!?ごらく部創始者「歳納京子」の魅力とは?
女の子同士の恋愛「百合」を描いたマンガの専門雑誌『百合姫』にあって、異色な存在である『ゆるゆり』。タイトルの通りゆるい百合。確かに女の子に恋する女の子は出てくるのですが、むしろギャグのほうがメインとなっています。あまりガチではないところがよかったのか、『ゆるゆり』は『百合姫』初のテレビアニメ作品に選ばれる事になります。
「歳納京子」は中学2年生の女の子で、一見主人公と誤解されるような中心的立場にあります。実は原作者のなもり先生も主人公は京子だと思っていたようです。

■ごらく部創始者
京子は中学1年生のときは音楽の成績が1のくせに吹奏楽部に入っていました。「楽譜とわかりあえない」という理由で1カ月で退部していますが。その後、茶道部が廃部になったために放置されていた茶室をみつけ、そこを無断使用して非公認の「ごらく部」を設立。ごらく部の活動は「好きにだらだらする」こと。幼馴染の結衣と2人でだらだら過ごしていました。しかし、2年生になってあかりとちなつが入ってからは、大喜利的なネタ振りをしてみんなで楽しむことが活動の中心となっています。

■西京極ラム子先生
京子は中学2年生ながら、西京極ラム子というペンネームで活躍する同人作家で、劇中劇『魔女っ娘ミラクるん♪』をネタにした同人誌や同人アニメを作成しており、固定ファンがついているほどです。夏の同人誌の祭典にはごらく部や生徒会のメンバーを駆りだして売り子を手伝ってもらっています。京子が作った同人アニメはプロ並みの出来で、かなりの才能がある作家のようです。ちなみに「ラム子」というのは、往年のアニメの鬼娘ではなく、京子の大好物であるラムレーズンアイスから来ているものと思われます。

■ボケずにはいられない
京子は常にネタを忘れないボケ体質。隙あらばボケようとします。しかし、よく見てみるとそれはその場にいる友達たちを楽しませてあげたいというサービス精神から来ているように思えます。好き勝手にふるまっているようでいて、きちんと場の空気を読むのが上手。ボケはかましても誰かを傷つけるようなことは言わないですしやりません。ただ、例外的にあかりに対してはきついネタでいじることもあります。

■限定的小悪魔
京子は、女の子に対して抱きついたりキスを迫ったりとスキンシップが多いです。京子に恋する綾乃にとって、京子のスキンシップは特別なもの。京子のほうは綾乃の気持ちに気づいていない様子で、他の子にするのと同じようにふれるのですが、綾乃はそのたびにドキドキしてしまいます。結果的に綾乃に対しては小悪魔的なアプローチとなって、綾乃の心を惑わせています。

■本命はやっぱり結衣?
京子は女の子好き。大好きなミラクるんにそっくりなちなつに抱きついたり添い寝しようとしたり、千鶴に唇を突き出して迫ってみたり。しかし、本当に好きなのはやっぱり結衣なのだと思います。京子は、なんとなく他の女の子には踏み込んでいいラインを引いているようなイメージがありますが、結衣に対してはそういったラインがなく、心から気を許して甘えているように見えます。

とはいえ、京子×綾乃というのもまたよいものだとは思うんですけどね。いろんなパターンのカップリングが妄想できるのも『ゆるゆり』のいいところです。

【アニメキャラの魅力】影の主人公!?貴重なツッコミ役「船見結衣」の魅力!
百合オタぐらいしか知らなかった、知る人ぞ知る百合マンガ専門雑誌『百合姫』。そこからまさかのテレビアニメ化を果たしたのが『ゆるゆり』です。わりと真剣な女の子同士の恋愛を描いた作品が多い『百合姫』の中で、ギャグ主体のこの作品は異色の存在。しかし、それがかえって一般受けして2期まで作られる結果に。
「船見結衣」は、「歳納京子」と幼馴染で同級生の中学2年生の女の子。作品が始まった時点から「サザエさん時空」に入っているので永遠の中2です。

■信頼のツッコミ
ボケを生かすも殺すもツッコミ次第。あらゆる場面でボケをかます京子に対し、結衣のツッコミはタイミングといい的確さといい最高です。まさに作中最高のツッコミ役。

そもそもボケ揃いのこの作品ですが、結衣がビシっとツッコミを入れるのは京子だけです(例外的に千歳と綾乃にツッコんだこともありましたが)。これは幼いころから培ってきた信頼の証。京子の方も、結衣がちゃんとツッコミを入れてくれると信じているからこそ安心してボケられるんですね。

■綾乃のダジャレがツボ
京子のボケに対しては笑うよりツッコミを入れるのに忙しい結衣。しかし、なぜか綾乃が作った「罰金バッキンガムよ」「どうしよう東照宮」や「安心アンコールワット」「余裕ありま温泉」などの地名ダジャレはツボに入るようで、聞くと吹いてしまいます。これは綾乃本人が言わず、京子が言っても効果があります。しかし、京子が真似して作った「メソメソメソポタミア」にはまったく反応しないあたり、何か特殊な基準があるのかもしれませんね。

■ちょっとさびしがり屋
結衣は中学生ながら親戚が持っているアパートで独り暮らしをしています。それを知って以降、京子はちょくちょく結衣の部屋に遊びに行き、ご飯をねだったり泊まったりしています。半分はただ遊びに行ってるだけ、半分は実は結衣がさびしがり屋なのを知っているからです。結衣のほうも、表面的には京子が来るのをウザがったりすることもありますが、ちゃんと感謝もしています。良い関係ですね。

■やっぱり本命は京子?
大好きなアニメのミラクるんにそっくりということで京子にちょっかい出されるちなつをかばった結衣。そのかっこよさにちなつは恋に落ち、激しく結衣にアタックします。結衣はとまどいながらも、ちなつが結衣とキスをしたいと短冊に書いた時には、おでこにちゅっとしてあげたことも。しかし、それはちなつの恋心まで受け入れたわけではなく、かわいい後輩に優しくしてあげたという感じです。

一方京子に対しては、常にツッコミを入れつつも京子がやることにつき合ってあげたり、ラムレーズンアイスをねだる京子のためにハーゲ○ダッツのアイスを買ってあげたり、深いところで京子を受け止めてあげている印象があります。やはり、どっちが本命かといったら、やっぱり京子なんだろうと思うわけです。

■ちゃんと女の子
外見も口調もボーイッシュな結衣ですが、男の子っぽくなったのは、幼い頃に泣き虫だった京子を守ってあげるため。実は料理上手で思いやりがある女の子らしい一面もちゃんと持っています。その両面性が結衣にとってバランスのよい人格を作り上げ、さらに彼女を魅力的にしてくれます。ちなつも、そういう部分に魅力を感じているのかもしれません。

本命は京子だったとしても、ちなつのことは愛人として、仲良く幸せに3人でいちゃいちゃすればいいのです。

【アニメキャラの魅力】遅れてきた主人公!?がちゆり少女「吉川ちなつ」の魅力とは?
百合マンガ専門という、わりと特殊な雑誌『百合姫』。多くの腐女子の皆様に支えられた一大ジャンル・BLと比べるとあまりにもマイナーな世界で、コアな百合好きに細々と読まれていただけの雑誌でした。そこからまさかのテレビアニメ化を果たしたのが『ゆるゆり』です。「吉川ちなつ」はごらく部の1年生。「ゆるい百合」が持ち味のこの作品にあって、「ガチ」寄りの恋する少女です。

■がちゆり
もともと茶道をたしなむ清楚なお姉さんに憧れて、中学生になったら茶道部に入ろうと思っていたちなつ。しかし、訪れた茶室にいたのは京子たち「ごらく部」でした。茶道部は廃部になっており、使われていなかった茶室を京子たちが勝手に使っていたのです。

ちなつは落胆しますが、ちなつが、大好きなアニメのヒロイン「ミラクるん」に似ていることで一目で気に入った京子は、茶道の道具は残っているからとちなつを引きとめ、半ば強引にごらく部に引き入れました。ちなつに対して抱きついたりキスを迫ったりと暴走気味になった京子から、ちなつをかばってあげたのが船見結衣。ちなつはちょっとボーイッシュな結衣が王子様のように見えて恋に落ちます。

それからのちなつは結衣にべったり。京子に迫られた時に逃げるふりをして結衣に抱きついたりなど、積極的にアピールします。七夕のときは短冊に「ゆい先ぱいとキスしてみたい」と書いて本人に見せる貪欲さ。そして優しい結衣はおでこにキスしてくれました。

結衣とのそれ以上の関係を望むちなつは、キスの練習をしたいと友達のあかりの唇を奪ったりもしています。最初は結衣の表面的なかっこよさにだけ憧れていたちなつですが、ごらく部でいっしょに過ごすうちに結衣の人柄にも惹かれるようになっているようです。

ともすればギャグのみで走っていきがちな『ゆるゆり』の中で、百合描写のシーンを増やしてくれる貴重な存在と言えます。

■画伯
アニメの世界では独特な(強烈な)絵を描いてしまうキャラクターや声優を「画伯」と呼びますが、ちなつはまさにその「画伯」です。ちなつの内面のカオスを表したような絵柄は、原作では黒い線だけでしたが、アニメではダークな色遣いの中に血を思わせる赤が入る恐ろしい彩色も追加されて、他のメンバーたちにたいへん恐れられています。

アニメ2期8話の特殊エンディングでは、結衣とちなつのさわやかな百合ソング『ガールズパワーで』に乗って、大量のちなつの絵がエンディングアニメになるという凄惨な事件が起こりました。ちなつの絵を知った以降、京子の同人誌をごらく部で手伝ってもらうときなどには、決してちなつに関与させないような苦労が見られます。

■四次元ツインテ
ちなつはピンク色の髪をツインテールにしています。そのツインテールにしている部分の髪は、触れたものを中に引き込むという謎の存在。卓球のボールなどを大量に飲み込んだこともありますが、飲み込まれたものは髪の中に収納されているらしく何かの機会にボトっと落ちることも。つまりどこかの空間につながっているというわけではなさそうです。

■本妻の座を勝ち取れるのか?
ちなつが好きな結衣の本命はおそらく京子。結衣はちなつに対して優しく、まとわりついても邪険にしたりはしませんが、京子に対するように遠慮なく接することもありません。しかし、京子のほうはわりと浮気性なので、いずれ本妻になるチャンスもあるはず!?あきらめずに貪欲にアタックし続けてほしいものです。

【アニメキャラの魅力】生徒会サイドの主人公!?恋する乙女「杉浦綾乃」の魅力とは?
『ゆるゆり』は「ゆるい百合」をテーマにしつつ百合の皮をかぶったギャグアニメです。ただし、原作が百合雑誌掲載ということもあり、読者のニーズに合わせてそれなりに百合的表現も描かれており、ちょっと百合を匂わせた「きらら系」日常アニメよりは百合寄りで、さりとて『桜Trick』ほどはガチではないという絶妙なバランスのもとに成り立っています。そういったゆるさが2期まで制作された人気の原因かもしれません。今回ご紹介する「杉浦綾乃」は中学2年生で生徒会副会長。ちょっと空回り気味なポニテ少女です。

■恋する少女
綾乃は同じ2年生の歳納京子に密かな恋心を抱いています。生徒会役員の立場を利用して注意にしにいくという口実で、ごらく部が不法使用している茶室によく行きますが、それは京子に会いたいがため。大好きな京子には、ついツンモードで対応してしまいがちですが、京子が花粉症のときにはティッシュをあげたり、映画にさそってもらったときなどは素直にデレるツンデレです。

自分でもその恋心をもてあましているところはありますが、もっと素直になって京子と仲良くなりたいと言う気持ちを持っています。七夕のときには、その願いがたんざくに書かれていました。そんな綾乃の気持ちに感づいているのは、友達で同じ生徒会役員の千歳だけ。しかし、千歳にそのことを指摘されると真っ赤になって否定します。そういう反応だけはとても素直で正直です。

■ダジャレ好き
綾乃は中学2年生の女の子のくせにオヤジっぽいダジャレを連発します。そのほとんどは歴史的建造物や地名とかけたもの。「罰金バッキンガムよ」や、「安心アンコールワット」「余裕ありま温泉」「必要ないないナイアガラ」など、数々の名ダジャレを生みだしています。ただ、それに反応して笑ってくれるのは結衣だけです。

■なぜかまわってくる貧乏くじ
なぜか貧乏くじをひきがちな綾乃。京子に会えるとわくわくしながら茶室に行くものの、当の京子は入れ違いで生徒会室に行っていたり、生徒会室の冷蔵庫に大切にしまっておいたプリンを京子や後輩の櫻子にとられたり・・・。成績優秀にもかかわらず、テストではいつも一夜漬けで済ませる、ある意味天才の京子に負けて万年2位。茶室の明け渡しをかけ、京子にテストの勝負を仕掛け、いつも以上に寝食を惜しんで勉強し、やっと1位をとれたと思ったら、京子がマンガの原稿で忙しく一夜漬けをしていなかっただけとオチ。あかりとは違った意味で不憫な役回りです。

■いつか想いが届くように
京子に対する想いにしても、素直になれないために京子に伝わっていないというのもちょっと不憫。そのうえ京子は、ちなつや千歳の妹の千鶴にちょっかいかけたりと浮気性で、京子が一番仲がいい結衣の存在も気になるところです。唯一の救いは、たまに京子が優しくしてくれること。しかし、そんな立場に甘んじることなく、もっと素直になって気持ちを伝えればその想いは通じるかもしれません。

実は『ゆるゆり』ファンの間でも京子×綾乃というカップリングは人気があります。それだけ、一途な綾乃の気持ちを応援したい人が多いのでしょうね。いざとなれば結衣から略奪するぐらいの気概でがんばってもらいたいものです。

【アニメキャラの魅力】人呼んで真っ赤な主人公!妄想少女「池田千歳」の魅力とは?
ガチではないゆるさですが、日常アニメよりはちょっと百合寄り。そんな立ち位置でそれまで百合作品に目を向けなかった層にも受け、人気アニメとなったのが『ゆるゆり』です。舞台は中学校。女の子同士でキャッキャウフフ、時には恋愛要素もありますが、高校生にはない未成熟さが、かえって受け入れやすかったのかもしれません。「池田千歳」は中学2年生の生徒会役員。関西弁なまりのおっとりメガネ少女です。

■キス魔
原作ではお酒入りチョコレートでよっぱらっていましたが、アニメでは各方面に気を使ったのか、改変されてチョコレート酔いするという設定に変わっていました。どちらにせよ、千歳は酔うとキス魔に変貌します。その相手は誰でもおかまいなし。生徒会とごらく部の合同合宿では、酔った千歳によって、綾乃、りせ、結衣、千鶴、ちなつ、あかりに加え、西垣先生の唇まで奪われてしまいました。なお、京子は自ら受け入れていました。

■妄想鼻血少女
千歳はちょっとおませな百合妄想癖があります。親友の綾乃が同級生の歳納京子に恋をしていることを見抜いており、綾乃と京子が一緒にいる場面では、綾乃が踏み込めないその先まで妄想しては鼻血を流しています。

その妄想はメガネをはずして視界がぼやけることで強化。出てくる鼻血の量も増え、時には部屋中血だらけになることもある壮絶さです。京子が誤ってメガネを壊してしまったときは、制御が効かず鼻血を出し続けました。

千歳は妄想するだけではなく、綾乃の恋が成就するように応援もしています。しかし、当の綾乃は指摘されても照れて否定するばかり。しかし、もし綾乃の恋が実って目の前で京子といちゃいちゃしたら、千歳はどうなってしまうのでしょうか?

なお、千歳がなにをネタに妄想しているかはわりと周りに知られているようで、修学旅行のまくら投げで京子に悪用されたり、キス魔モードを解除するために、綾乃が京子のほっぺにキスして大量出血させたりなどしています。

■やさしい「おばあちゃん」
おっとり少女でやさしい口調の関西弁の千歳。その雰囲気や、漬物を漬けるのが趣味で、ティッシュをくれたあかりに自作のたくあんをお礼にあげたりなど、あかりから「おばあちゃんみたいでかわいい人」と思われています。双子の妹の千鶴に対しても、姉というよりはお母さんのような優しさで包んであげている印象です。

■千歳の本心はどこに?
自分の本心はあまり外には出さない千歳。しかし、実は綾乃のことが好きなのではと思わせられることがあります。妄想趣味では綾乃と京子がくっつくことを考えていますが、それは自分の綾乃の気持ちへの代償行為かも?綾乃のことを応援するために自分の恋心を抑えつけているのなら、もうちょっと解放してもいいんじゃないかなと思いますよ。

【アニメキャラの魅力】私こそが次期(副)主人公!?愛されるアホキャラ「大室櫻子」の魅力とは?
女子中学生たちのキャッキャウフフと、割ときついギャグを両立させてしまった奇跡のアニメ『ゆるゆり』。特に百合に興味がない層にも笑えるアニメとして歓迎され、元からの原作ファンを上回るような新規ファンを獲得しました。「大室櫻子」は主人公(?)赤座あかりのクラスメイトの中学1年生。年齢より言動が幼いアホの子です。とっても人気があるキャラクターであり、櫻子と姉と妹の3姉妹を主人公にしたスピンオフ作品『大室家』まで出ているほどです。

■アホかわいい
櫻子は、勉強が苦手で一部日本語も危うい子です。時に行動が唐突で、思いつきをすぐ実行しようとするところは京子と似ていると言われることもありますが、京子が場の空気を読んでふざけているのに対して、櫻子は場の空気など一切おかまいなしです。集中力がなくいたずら大好き。あかりはよく櫻子のいたずらの被害にあっています。生徒会室の冷蔵庫にある綾乃のプリンを食べてしまうことも・・・。

ただ、わりと長幼の序はわきまえているらしく、先輩に対する言葉づかいは丁寧です。幼馴染の向日葵にはいつも叱られていますが、無邪気でアホ全開のキャラクターは、周囲を困惑させつつも温かく受け入れられているようです。

■向日葵への独占欲
櫻子は、幼馴染の向日葵と常にいがみあっています。生徒会に入ったのも、向日葵が一人だけ生徒会役員になるのが悔しかったから。と、表面的にはそうなのですが、学校の帰りはいつも一緒ですし、なにかというと向日葵の家に行って、勉強を教えろだの何か食べさせろだのと甘えます。櫻子がそうやって甘えたり駄々をこねたりするのは向日葵に対してだけです。2人でファミレスに入った時は、向日葵の苦手なにんじんを食べるかわりに自分の苦手なピーマンを食べてもらったりしています。お互いあーんして!

向日葵が、ちなつにマフラーの編み方を教えてあげるために、櫻子といっしょに帰ったりかまったりしてくれなくなった時期がありました。櫻子はその間胸がむかむかしていましたが、まだ心の幼い櫻子にはそれが嫉妬であることが理解できずにいました。しかし、マフラーを作り終えて、向日葵が自分のために編んだマフラーをくれ、また一緒に帰れることがわかったときは、満足そうな最高の笑顔を浮かべていました。本人たちは忘れていますが、幼い頃に婚姻届にお互いの名前を書いた2人。実は今でもそのときの気持ちは変わっていないのです。

■おっぱいコンプレックス
原作のキャラ紹介には「ツンデレ1年生のちっぱいの方」と書かれるほど、ぺったんな櫻子。中1にしては過剰な向日葵の巨乳にコンプレックスをもっていて、そのおっぱいにパンチをするなど過激な行動に出ることも。しかし、まだ中1ですし、これから成長の可能性はまだまだあります。もっとも、年齢が進まないということを作中キャラクターが明言している作品なので、ずっと中1のままなんですけどね。まあ、小さいままなら小さいままで、向日葵のおっぱいを揉ませてもらえばよろしい!

今はお互いツンモードですが、お互いの気持ちに気づいたらきっとべたべたのカップルになるはず!そんな未来も見てみたいものです。

【アニメキャラの魅力】後藤沙緒里の無駄遣い!?一歩進んだ百合関係「松本りせ」の魅力とは?
「ゆるい百合」というコンセプトのギャグアニメ『ゆるゆり』。女子中学生たちのゆるーい日常を描いた作品で、中学生レベルのキャッキャウフフが繰り広げられています。そんな中、ひとりだけ少し「大人」な百合関係を匂わせてくれるのが、中学3年生で生徒会長の「松本りせ」です。今回はそんな「松本りせ」の魅力について紹介してみたいと思います。

■インビジブルガール
主人公(おそらく)の赤座あかりが“影が薄い”と言われながらも、それなりに話にからんでくるのに対し、生徒会長りせの影の薄さは全く比較になりません。りせは、生徒会長という役職ゆえに、放課後は常に生徒会室で仕事にいそしんでいます。その全身が画面に現れたのはアニメ1期の9話・・・。

実は、初登場は1期の4話で、生徒会とごらく部が一緒に海で遊んだ時に、妄想で鼻血を出した千歳にティッシュを差しだす彼女の手が映ったり、上空からの絵で海に走っていくメンバーたちの一番右端に一瞬だけ映ったりしています。もっと言うと、2話の時点で櫻子が向日葵に見せた生徒会メンバーの写真の中央に写っていたのですが、りせの顔の上にだけ光の帯がかかっていて見えていませんでした。

生徒会メンバーは、当然りせの存在をわかっていましたが、京子たちはずっと生徒会室にいたことも、海でいっしょに遊んでいたことすらも気づいていません。京子たちが、訪れた生徒会室で初めてりせの存在に気付いた時に、たまたま怪談をしていたことから、りせのことを幽霊だと勘違いしてしまう始末・・・。

■小声!
りせは原作では「・・・」というセリフ(?)しかありません。アニメではそれが異常な小声でしゃべっているという演出になりました。りせのCVは後藤(弱)こと後藤沙緒里さん。しかし、通常の音量では後藤さんの声はまったく聞こえません・・・。ところが、音量をものすごく上げると、ちゃんとしゃべっているのが聞こえるのです。なぜかただ一人だけ、そんなりせの小声をちゃんと聞く事ができるのが理科教師の西垣先生。りせと普通に会話が成り立ち、りせの声が聞こえない綾乃たちに、彼女が言ったことを伝えてあげたりしています。

■イケナイ関係
そんなりせと西垣先生、実は「イケナイ関係」なのです。そう、西垣先生がやらかす“常に爆発が伴う実験”や“体に変調をきたす薬の試験”に付き合わされる関係です。その実験の内容とは、りせが赤面して照れてしまうようなもの・・・。色々とひどい目にあっているはずなのに、りせは自ら望んで協力しているようです。

2人の関係は、西垣先生がりせの髪を切ってあげたり、爆発でついた西垣先生のよごれをふいてあげたりと、単なる実験だけのつながりではないと思われます。無茶な実験案ばかりの西垣先生を心配するりせの目から、恋する人への気づかいを感じたのは私だけではないはず。スピンオフとして、少し大人な2人の百合関係を描いてほしいな・・・なんて思ったり思わなかったり思ったり。

2014年2月9日に開催された「冬なのに、ごらく部☆なちゅまつり」にて、新作アニメーションの制作が決定し、後にOVAで制作し劇場上映を予定していることが発表され。またその後、AnimeJapan 2014にて開催された『ゆるゆり スペシャルステージ』において、スタッフやキービジュアルなどの詳細が公表され、タイトルは『ゆるゆり なちゅやちゅみ!』となることが発表された。OVA発売に先行して、2014年11月29日より劇場上映が実施される予定である。

『夏だ!まつりだ!!!全員集合└(б∇б)┘ごらく部☆なちゅまつり』(なつだ!まつりだ!ぜんいんしゅうごう ごらくぶなちゅまつり)は、2013年7月7日に中野サンプラザ、同年7月21日にNHK大阪ホールで開催された。
2013年2月24日にパシフィコ横浜国立大ホールにて開催された七森中♪ふぇすてぃばるで本公演の開催を発表。詳細については同年3月21日に放送のラジオ番組『ゆりゆららららゆるゆり放送室・帰ってきました!生公開録音おまけ』の中で発表された。

七森中の「ごらく部」に所属する女子中学生4人と、それを取り巻く生徒会の女の子たち。彼女たちの時に笑いあり、時に百合ありのまったりとした日常生活を描く。個性的な登場人物たちの中にあって存在感の薄さを理由にいじられる主人公を据え、軽い同性愛にも見えてしまう女子校の気風の中のちょっとした笑いや、片想いが連鎖する人間関係、たまに起こる本気度の高い同性愛感情によるハプニングなどが、緩やかな空気感の中で扱われている。

『コミック百合姫S』連載当時、同誌掲載作品の中では百合色が薄い作品にもかかわらず、当初から読者アンケートではダントツの1位だったという。また、1話12ページながら、一誌で3話 - 8話掲載しており、さらにはアニメ化決定後の2011年5月から7月にかけては、3か月連続で単行本の刊行がなされた。

作中において登場人物は年をとらない設定で、次の年になっても進級しないが出来事は引き継がれる。

オープニングテーマ
「いぇす!ゆゆゆ☆ゆるゆり♪♪」
(第1話 - 第5話、第7話 - 第10話、第12話)
「よんでミラクるん!」(第6話)
「ゆりゆららららゆるゆり大事件」(第11話)

エンディングテーマ
「100%ちゅ〜学生」(第1話 - 第7話、第9話 - 第12話)
「ガールズパワーで」(第8話)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 50

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

サザエさん時空を逆手に取るとは・・・!

原作未読。キャッチさんから紹介で視聴。

個人的には1期より見やすかったかも。
恐らく「物語が・・・」とか、「演出が・・・」とかじゃなくて、個性豊かな登場人物たちを理解した上での視聴だったせいだろう。

相変わらず、「ゆるい百合」というか、「ツンデレ」というか、「片思いの連鎖反応」というか、とにかく微妙なズレが面白い。

あかりの姉・「あかね」遂に登場。
1期第1話冒頭で衝撃的な部屋の光景を暴露されながら、結局、1期では出番無しだった、あかね。
清楚そうな外見とは大きくギャップのある性癖(?)。ある意味、一番ヤバい人物だ。

今期一番面白かったのは、「サザエさん時空」に対する対応。
サザエさん時空の作品の多くは、サザエさん時空であることを無視して、触れないように物語を続ける。
ところが、この作品は明らかにサザエさん時空を逆手にとって、自ら積極的に摩訶不思議な世界観を作り出す。

(例えば、夏コミのくだりとか、修学旅行のくだりとか・・・)

衝撃的だったのは、ちなつのバレンタインのお礼と言ってクリスマスの時期に結衣がちなつをデートに誘う話。
前出の夏コミのくだりや修学旅行のくだりは1期と2期という隔たりがあるが、この話はどちらも2期の話だ。

こんなことが堂々とまかり通る作品。面白くない訳がない!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 36

room1639 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

千歳ェ

私はアニメの考察は不得意である、あまり深く物を考えるタイプではないのか、前頭葉が未発達なのか理由は分からないが考察は不得意である、が、しかあし、この作品の最終回を観て私なりの考察をしてみた、なにせ、不慣れな考察なので的外れかもしれないが、読んでいただけたら嬉しい。

最終回でチョコを食べた千歳は魔物モードに入ってしまうが、ゆいの機転(策略?)によって大量の鼻血と共に魔物モードは終了した訳だが、作品中に鼻血が吹き出るシーンが描写されていない、非常に重要なシーンが割愛されているのでそこを考察してみたい。

考察1
京子と綾乃のキスシーンを目の当たりにした千歳は(全ての考察はこの文から始まるので、以下略)勢い良く出る鼻血の反作用で空中に浮遊、壁、柱、床などに激突し、約10秒間浮遊した後床に落下、約30秒程の痙攣の後沈静化。

考察2
鼻血を吹き出しながらも、魔物モード維持、止めようとするあかりを引きずり、鼻血を吹き出しながら、次から次へと洗礼を施すその姿まさに阿修羅の如く、最後のターゲットと見定めたあかりに洗礼を施す寸前で出血多量で沈静化。

あの部屋の惨状を考えるとこの二つの考察になった、多分考察2 が真実に近い気がする、ちがったら罰金バッキンガム?

もう疲れた

投稿 : 2024/04/27
♥ : 10

82.0 9 姉妹で漫画原作なアニメランキング9位
シドニアの騎士(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (1613)
7997人が棚に入れました
対話不能の異生物・寄居子(ガウナ)に破壊された太陽系。かろうじて生き残った人類の一部は、小惑星を船体とした巨大なる宇宙船・シドニアで繁殖しながら宇宙を旅する道を選んだ。それから約1000年の時を経たシドニア出航紀元1009年。地下層部でひっそりと育てられた少年・谷風長手(たにかぜながて)が、祖父の死を期に街へ出る。長手は人型巨人大装甲・衛人(モリト)の操縦士訓練学校に入学することになり、そこで初めて祖父以外の人間と触れ合っていく。長道が初めて異性を意識する女性 ─ 星白閑(ほしじろ しずか)長道の初めての友人となった男でも女でもない人間 ─ 科戸瀬 イザナ(しなとせ いざな)長道に苛立ちを覚える少年 ─ 岐神 海苔夫(くなと のりお)様々な訓練生たちと学校生活を送る中、ついに長道たちに初任務が下される。それは決して困難な任務ではないはずだった。しかし長道たちの前に突如、寄居子が出現。100年ぶりとなる脅威との遭遇に、人類は、長道は何を選択するのか? 人類の存亡をかけた戦いが今、始まる──。

声優・キャラクター
逢坂良太、洲崎綾、豊崎愛生、櫻井孝宏、金元寿子、喜多村英梨、大原さやか、坪井智浩、子安武人、新井里美、田中敦子、森なな子、本田貴子、鳥海浩輔、佐倉綾音、阪脩、小山力也
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

SFアニメの白眉

弐瓶勉×ポリゴンピクチュアズ。

稀に見る傑作でしょう。

緻密な世界設定と背景、脚本、
音響効果、声優の質と量に驚嘆です。
ラブコメも絶妙に配置されてまさに隙なし。
弐瓶作品としては新機軸の娯楽性、
好意的なレビューが多いのも納得の出来です。

食料危機を脱出する為に、
遺伝子改変で人類が光合成する時代、
性別未分化者やクローン生命体が共存する時代。
太陽系外宙域で遭遇した「生命体ガウナ」と、
人型戦闘機「衛人」を扱うシドニア人との、
種の存続を賭けた手に汗握る攻防戦が始まる。

衛人のデザインも格好良く、
これだけの話を緊張感、臨場感とともに、
12話にまとめてみせた構成も素晴らしい。
日常風景や美術も凝りに凝っているので、
世界観を楽しむ、それだけでも好印象です。

{netabare}人は移民できる惑星を求め航海を続ける。
シドニアとはまさにノアの方舟であろう。{/netabare}

これはリアルSFアニメの白眉、
このジャンルでいつ以来の衝撃だろうか。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 82
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ほなエナとガウナぁ

原作未読 弐瓶勉も知らん


前情報ゼロ。タイトルだけ知ってて「ぺーさんこれ好きそう」と推薦されてたようなそうでないような。地上波ラインナップに挙がってたのでチェックしときました。
タイトルから中世もしくは剣を振るって活躍するなにかしらを想像したら違いましたね。
初っ端から宇宙空間でロボットが宇宙生物みたいなのとドンパチする仕様。SFものです。

省みて私がSFを楽しめたなぁと思う時は2つのハードルをクリアしている時で、本作は両方ともクリアしてるなぁという感じ。

1つは「見た目」。
綺麗なのにこしたことはありませんが全てではない。思いっきりフィクションして見たことのない景色があればそれで良し。メカのカッコよさ。キャラデザインのかわいさはほぼ気にしません。あと動きもそれほど気にしません。CGがどうこうとかも不問。基本ちょろいです。

2つは「適切な進化」
なにかしら事象があってそれに対応すべく発展してきたという形跡が見えれば良し。それによって出来上がったものがぶっ飛んでても面白ければOK!


SFって作者が脳内の妄想を膨らまして捻りだした“非日常”なわけじゃないですか。
『世界観』ということになると思うんですけど、自分の面白いセンサーを棚卸ししたらこんな感じ。
余裕でこの作品は飛び越えてきました。

なるほどそういう事情だったらさもありなんってやつだね、と納得感の得られる設定でした。
あらすじに絡めて設定や世界観について書こうかと思ったんですけど諦めました。おそろしい量ありますから書いててきりがない。それでいて全12話終わってみると、初めて見聞きする設定や世界観がとっ散らかってないという不思議な作品。
これだけで観る価値はあるのではないかと思います。SFに期待するところの非日常体験が心地よい。


あとはドラマでしょうか。
ちょっとネタバレになっちゃうんで一応隠しますけど、
{netabare}不謹慎と言われようとヒロインが悲劇に見舞われるのって大好きなんですよ。性癖のようなものです。{/netabare}


充分お薦めできる良作です。2期もあるようですが、この12話だけでも綺麗にまとまってたりするところも好感ですね。もの申すとしたらラブコメ的要素が消化不良なことくらい。
中世の騎士もんかと勘違いして面を食らった冒頭の私。そしてその後押し寄せる驚きと納得の繰り返し体験をこれからの方はぜひ堪能されてみてください。

あとは枝葉の部分。OP曲は久々に飛ばさず観てた世界観に合う良曲でした。
あと個人的にはヒ山ララァ役の新井里美さん。巡り合せで『ハイスコアガール(矢口母)』→『リゼロ(ベアトリス)』→『レールガン(白井黒子)』の順で新井さんを意識してきた私です。要はクセのある役ばかり(笑) 今回クセは見た目だけでお芝居は至極真っ当。嬉しい驚きでした。ホント上手いなぁ。



※ネタバレ所感

■あのガジェット

{netabare}『生体尿道カテーテル』(笑) 管を刺すことで排尿が可能的なアレ。濾過して飲料水とは驚きです。
その“生体”を抜いたただの“尿道カテーテル”この前入院した時刺しましたけど経験者っています?
若干エロティックに描かれてた本編と違い、入れる時抜く時の脂汗もの凄いのだが・・・まあ生理現象に関わることなんで具体的にはどうだとか詳しくは言わないけど…{/netabare}


■時代を前後する

門外漢なので見当違いだったらごめんなさい。

“CGがそんなに気にならない”作品だったのでは?

それで放送した2014年当時はそれだけで凄い!みたいな下駄の履かされ方してるとか。
そんなん差し引いても、ぐいんぐいん動いて迫力があったので文句ってほどのもんでもないですけどね。2020年現在でさえCGが気になる気にならないという論争がいろんな作品で起きてるのを承知してます。そのわりには2014年と今から6年前なのに違和感なく感じたのでちょい気になりました。


■非武装主義者

世界観が斬新?な分、置いてけぼりにならないよう、現実世界だとアレだよねとすぐわかるキャッチーなアイコンがきちんと用意されてる親切設計でした。
彼らを通じて、訓練生その他兵士が置かれている状況、敵へのスタンス諸々が想像しやすい。これに限らず、居酒屋のメニューなんかもそうなんですが我々の今とSF世界を繋ぐ接着剤のようなあれやこれやが豊富な作品でした。

いつもなら
{netabare}「集団移住船の顛末ってソマリア沖でのピ○ス○ート事案そのまんまじゃねーか」とか{/netabare}
{netabare}「やっぱり街頭に出てるので若い衆誰もいねーな」{/netabare}
と言ってるところですが自粛。むしろ彼らへの追い風が吹いてるようにも見えました。

{netabare}エナ星白はカビザシ格納庫方向を見ていたわけですもんね。
“こんな物騒なものあるから敵に狙われる”理論を補強可能です。
{netabare}そんでもって、普段駅前でのぼり立てて「九条守れ!」と叫んでるおじいちゃんおばあちゃん達が

「日本が武装して周辺国の脅威となるからかえって狙われるのです。このことを志半ばでガウナに取り込まれてしまった星白さんが証明してくれてるではありませんかー!」

と訴えてきたらうっかり握手してしまうかもしれません。{/netabare}{/netabare}


■ロボ苦手

それでも平気でした、って自分もよく言うんですけどなぜだろう?そもそも苦手なロボって何?
遡って定義すると『ガンダム』『マクロス』に辿りつきそうです。まともに観たことがないシリーズ。そのガンダムすら観てないという負い目にも似た苦手意識があってそう言ってしまうのかなぁ、と。
ついつい言ってしまう「ロボ苦手だけど…」の枕詞ですけど冷静に考えるとそんなに言うほど苦手でないなというところに行き着くんです。あえて好んで手に取らないだけです。


これはぜひ2期観てみたい作品でした。



視聴時期:2020年7月~9月 地上波再放送

-----

2020.09.12 初稿
2021.09.10 修正

投稿 : 2024/04/27
♥ : 56
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

こまごまとした描き込みが面白かった

総評

人類の無力さを見せつけられる切ない展開になるのだろうかと思っていたのですが、登場人物たちのしっかりしてるところとちょっと間抜けなところが温かく魅せられていました。独特の雰囲気を堪能しました。面白かった!2期決定とのことで、楽しみです!!
なんだかんだ毎回楽しみになっていき、原作読みたい気分になっております。

好きだったのは頑張り屋の緑川妹さん、プライド高く怪しげなクナトとメイド、サマリリーダーが弦打操縦士を「ツ ルゥーチ!!」って呼ぶ声、などなど。

全体的に音声や効果音の入り方が絶妙で、情感を掻き立てる演出に満ちていました。

クナトはダークサイドに落ちるのかと期待(?)していたのですが、 {netabare}もともとダークサイドにいたのが引きこもって慰められて終わっていましたね。 {/netabare}なんだったんだ可愛くなっていたぞ。

終わる頃にはCGなのに登場人物たちの微妙な表情が見て取れました。CGでもそうじゃなくても、ココを見せたい!という機微を切り取って見せているからこそだとは思いますが。


初見
{netabare}
地下でこもって生きて来たタニカゼ・ナガテ。食糧が尽きたので地上に出てみると、そこには馴染みない人類の生活が営まれていた。
ナガテは身元引き受け人の要請により、戦争のための操縦士訓練生に加わることになる。もっとも、最後の戦いをしたのは100年前だというのだが…?


3Dモデリングの肢体、妙に冷静なようで間抜けなような。ストンとしたところが…。

この主人公、かっこつかない原始人のように登場したので、尚更に間抜け感が漂います。
女子たちはぽやんとして一見可愛らしいですが、クローン的です。
人類が光合成が出来る世界。
死ぬことを「堆肥になる」と表現したり、どこか植物的なのに、世界を形作る要素はどこも無機的で廃墟のよう。いつあるのかわからない戦争のための訓練、生きている実感を持て余しているようでもあります。


100年ぶりに戦う相手「ガウナ」が出現するわけですが、進みようによっては…
むしろこの人類のシステムがもっと崩壊して、さっさとガウナに席を譲ったらいいのでは…と思いそうな気もします。(←ガンナって書いてたガウナだった)

人形のようになってしまった人類の痛々しさが強調される展開だと、つらいなぁ。人間味を感じられれば。

大友克洋マニアの知人が弐瓶勉好きだったな〜と思い出しつつ観てみました。


天然で朴訥、でも何故かモテそうな主人公(やーね〜)。憧れの機体を乗っ取った主人公をライバル視するエリート長髪美男子がいるのですが、なにやらプライドが高そうで選民主義的で、三枚目臭がプンプン漂います。この人、笑わせてくれるといいなぁ。 {/netabare}

**********

各話感想
{netabare}
第二話
尿道カテーテルつける時の表情をまじまじと見せたいのかい。
そうなのかい。そういうのを見せるのが嬉しいのかい。ほほ〜う?

戦闘時のスピード感は3Dならでは、なんでしょうか。
今回も主人公が間抜けなシーンありましたね。憎めないすごいやつ感が煽られる中、例のキザなライバル、クナトくんも実績をあげてました。ついてない奴として。
今回のクナトタイム {netabare}
「えっあの精鋭隊がここへ?!」「クナトさんに会いにきたんですよねっ!!」
(¬_¬)フフ…まあな
来た来た〜♪

〈素通り〉

(°_°)なっ…なに…

「君がナガテくんだね?」(´・Д・)」「は、はい」

(-_-)…。(クナト、顔に出さず去る)

クナトの心中やいかに!?おうちでぬいぐるみ殴ってたりするのかしら {/netabare}


第3話
精鋭討伐隊の四騎士、一気に出てきて名前覚えられない〜と思ったら、赤・青・緑・ももと名前に色が入ってて親切設定でした。黄色がいればレンジャーだっ!

今回のクナトタイム
{netabare} 四騎士の赤さんに一本勝ちをとられたクナト君。
ムッシャクシャして祭りの人ごみをまさにゴミのようだと思ってる感じで肩切って歩いてます。
ナガテの知りあいにも怪我をさせ、咎められると
「気安く呼ぶな!亜人種どもめ」
見ろ!クナトがムスカのようだ。{/netabare}
クナト君、本名 岐神海苔夫。
のりお…。

赤さんとももさんに最後のデートフラグ。
{netabare} そしてやっぱり…な、作戦内容。
モニターで見守る訓練生の皆さま。みてる子が口押さえてうっ…ってとことか、ももさんが「いゃぁぁー」って泣くとことか、既視感だけども。
精鋭部隊として出てるなら、ももさんはそんなに取り乱しちゃいかんですよ。好いた男がやられても。出撃した時点で心得ねばならんですよ。下の訓練生もみてるんだし。
前菜的に亡くなられてしまわれました。{/netabare}
BGMの入り方がスマートで良い。かっこよいわー。


第4話
ガウナが追ってきちゃったので、シドニアを斜めに傾けて逃げることに。この時のビシビシとシドニアじゅうが重力変化で軋む音響がすごく臨場感がありドキドキ。タイタニック号が傾いてデッキを人が滑り落ちてゆく時のようです。

今回のクナトタイム
{netabare} 宇宙に飛んだロンギヌス兼カビキラー的アイテム「カビザシ」を回収に行くクナトとナガテ含む4人チーム。

ナガテ(´・Д・)」「カビザシ発見しました!」
クナト( *`ω´)「ヨッシおれが行く」
ナガテ(´・Д・)」「えっ…(おれ見つけたのに…)」

おいしいところは持ってく気満々のクナト君でしたが、その後操縦不能になってる間に、ナガテに大活躍のワンマンパフォーマンスを見せつけられます。{/netabare}

やはり音楽の盛り上げ方やSEの入り方が絶妙で面白かった。
モニターの字が「カビ」とか「ガ」とかレトロで味があるね。クナトのりおだし…。


第5話
大宇宙でロマンチックな迷子ふたり。静かに近づく心の距離感にニヤニヤさせられます。ここでも採尿ネタ(ろ過あるけど)があって、でも実際海で遭難した人達はこれを飲めてた人は助かってるんですよね。
守備隊がエレクトリカルにかっこよく登場。

今回のクナトのりおタイム…
{netabare} 講義中、イザナの後方で心霊写真みたいにボヤッとなってた^^;
質問に答えられなかったイザナに継いで、得意げに応答していたのに、画に映ってなくて、ほんとうにこの人こういう人だわ…
って今回もツボでした。 {/netabare}
近頃、日常において報われなかったりついてなかったりイマイチな思いをした時は「クナトのりおタイム」「クナトが降りてきた」と思って、しのいでおります。みんなクナトでやりきろうぜー!?

イザナはミになるかギになるか未定性ってことなのでしょうか?

第6話
戦死者の追悼碑が、大きな四角に斜め線/のみってすごいデザインだな…。
殺風景な内装の食堂でも、唐揚げとか食事が出てきて、隣りで星白が笑って食べててくれると暖かげに見えますね。
食べるシーンが多く、天つゆ飲んでるのがおかしい。

今回のクナトタイム
一方的にこれまでの事は水に流そう!って、謝ってないし。絶対何か企んでそうだぞ〜のりお〜。

第7話
戦う意思を捨てれば、ガウナはやってこない!という活動派の主張。
清潔主義・殺菌志向が行き過ぎて常在菌が弱まって耐性菌に勝てない、みたいな感じなのかな〜と、カビ繋がりで思いました。

星白機が砕かれる瞬間の止め方、悲劇でありながらドラマチックに魅せるところがうまいですよね。
指示側に大抜擢された緑さんの妹さん、職場に着く直前まですごく頑張って勉強してるところとか、人間くさくてエライ。前回は谷風に猛アタックしようとしてたけど、一所懸命な人なのね。


8話
ガウナによって再現された星白機との戦闘シーン、ゾクゾクさせられました。
クナトォ〜、ガクブル涙目。オカルトとか幽霊は苦手とみた。
くまさんは昔から強くてかわいい人だったんですね。
緑妹さんの、非戦闘時のチマチマした趣味が垣間見れて楽しいカットもありました。

不思議なバランス感覚の作品だな…
今回の赤い星白のつぶやきシーンなども、やりようによってはもっとグロい表情になりそうなところを、少女人形のような顔つきでやられると、観たままの乾いた浮遊感覚になりますね。CGならではの、この物語と呼応するような切り貼り再現感というか、汚れない不思議な感じです。


9話
のりおが逸脱!!ソロで(メイド付いてるけど)何を企んでいるの?!
時の流れが今までよりダイジェストになっております。
んー、原作読みたいような気もしてきました。

カビザシのある方角を見てる…って、すごく単純でありながら生物の野生的な気配を現しててゾッとさせますね。お日様の方を向いて起き上がる植物のような、物言わぬたくましさが潜んでいる。



10話
音の細かな演出での臨場感がすごい。
重力温泉で☆*:..肉体の重力.:*☆を見せつける温泉回かと思ったら…?怪しい探検隊でした。

カビを使って内部破壊。
ガウナ=カビのイメージだったけど。押しのけるくらい強いカビをぶち当てるってこと…?

「僕たちの時間は0に近づいてる。」
イザナがプリプリして戦場に行く前に0になるとこだった。足元不安すぎるぞ、あの街角。絵画的な演出かと思いきや、ちゃんと重力働いてるので危ない。

のりおとメイドの真・怪しい探検隊、なんだかいい組み合わせな気がしてきました。世の不正を暴け!怪奇ーをあーばーけー♪そしてむしろ不正を乗っ取りそうなうすら笑い!! {/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 71

82.6 10 姉妹で漫画原作なアニメランキング10位
のんのんびよりりぴーと(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 4.0 (1539)
7314人が棚に入れました
「旭丘分校」の生徒はたった5人。学年も性格も違うけれど、お花見をしたり、川で遊んだり、いもほりをしたり、かまくらを作ったり・・・いつも一緒に春夏秋冬の変わりゆく田舎生活を楽しんでいます。穏やかで何気ないけれど、笑えて、ほろっとして、心があたたかくなる。そんなゆるやかでやさしい時間が再びはじまります。

声優・キャラクター
小岩井ことり、村川梨衣、佐倉綾音、阿澄佳奈、名塚佳織、佐藤利奈、福圓美里
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

「のんのんびより りぴーと」を思いっきり語ってみる。

2015年7月より放送。
全12話。


【前置き】

『地球を冒険するには遅すぎ、宇宙を冒険するには早すぎる時代に生まれた我々だが、

 [のんのんびより りぴーと]の初回というこの瞬間に立ち会うことが出来た。

 生きるとはなんと素晴らしいことか。』

18才 男性 ワシントン州



【あらすじ】

超がつくほど田舎にある旭丘分校には、生徒が小中合わせてたった5人のみ。
めぐる季節の中、ゆるやかな日常生活の日々を送っています。
田植えを手伝ったり、肝試しをしたり、文化祭をしたり、時には学校に泊まったり。
行く年も来る年も、皆といれば毎日楽しい、そんな日常アニメです。



【「りぴーと」について】
{netabare}
「あらすじ」でも述べた通り、本作は1期同様田舎を舞台にした日常を描くという点以外に、明確なストーリー性はありません。
しかし他の日常系2期と少し違う点は、「りぴーと」というタイトルが示す通り、れんちょん達の一年を描いた1期を、また違うエピソードを描く形で再びその一年を描いているところですね。
本作の初回なんて、1期よりも前の入学式前日からスタートですから。

ここだけ聞くと、率直な話「つまらなそう」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、不変であることが一番の魅力となるのが日常系…というより本作「のんのんびより」の強みでしたね。
作品を振り返って改めてそう感じました。
(原作でも、年を跨ごうがれんちょんは永遠の一年生やってますしね。)


ただ、一期は原作の季節毎の良エピソードをふんだんに使った上で成り立った作品でしたので、(一期以降に描かれた原作を除くと)少なからず一期ではリストラされたように捉えられるエピソードが2期での穴埋めに描かれたように感じてしまう節も。
そう思うと、少々パワーダウンは否めなかったかもしれません。

しかし、そこは「けいおん!」のストーリー構成でも馴染み深い「吉田玲子さん」が、また綺麗にまとめて下さっていました。
特にアニメから入った人は、原作(特に初期)のキャラの口調に違和感を覚えたりするのですが、そこも違和感の無いよう変えられていましたし。
オリジナルエピソードも1期より増えましたが、基本的に原作者の描きおろしネームの元だそうなので、特に違和感もなく…と言うより、むしろキレイに24分に整頓されている点を見れば、原作超えとさえ感じましたよ。
原作は原作で、他の日常系と比べても非常に絵のクオリティが高く、田舎風景も細かく描かれていて良いんですけどね。

その原作から受け継いだ作画も1期同様、京アニ等と比べるのは少々酷だとしても、放送クールの中でも高水準を安定して保っておりました。
本作においては、作画に関して他の日常系よりかなり厳しい目になってしまうのですけど…、うむ…合格ライン!(エラソーな話だww)


この2期において個人的に残念だったのは、原作第7巻で描かれた「沖縄旅行編」が、一切無かったことですね。
既にドラマCD化されている点や、不変でもある本作においてあえて外した判断を否定はしませんが、やはりアニメで見たかったと思うのは当然の話。
昨今の過多気味な状況からも「映画化でワンチャンあるで!」とか思ったりもしましたが……無いのかなぁ……。
あの砂浜でビーチパラソルの下、グラサンで椅子に座りジュースをすする駄菓子屋と、その膝元に座り全く同じ格好でジュースをすするれんちょん、アニメで見たかったなぁ。
{/netabare}


さてさて、やはり日常系はキャラクターについて沢山語る方が合っているような気がしますので、ここからはそれぞれのキャラ毎に、一番好きなエピソードを語っていこうと思います。
全員分読むと長くなるので、好きなキャラの項目だけでもどうぞ。


【宮内れんげのイチ押しエピソード】
{netabare}
「にゃんぱすぱすーん!!!」

私にとって、こんなに愛おしくて微笑ましくさせてくれるキャラクターは他にいないとさえ思わせてくれる、大好きなキャラクター、れんちょん。
てなわけで、元も子もない言い方ではありますが、もぅハッキリ言ってどのエピソードも大好きなのです。
「入学式」「てるてるぼうず」 「赤ちょん(赤ちゃんのれんちょんね♡)」「駄菓子屋と自転車の練習」などなど…。
そんな中、れんちょんを見ていて一番楽しめたエピソードで考えると、ひか姉と繰り広げた第11話「そすんさー」の回かもなぁって思っちゃいました。

小学1年生にして、実の姉の絵を描いて『苦悩』というタイトルを付ける、芸術気質溢れるれんげ先生。
年賀状を作成するにあたり新たなイラストを描く先生ですが、ひか姉はそのイラストに興味を持ち覗き見しようとするのでした。
そりゃ妹に自分の周囲に無数の目を描かれ、あげくそんなタイトルを付けられたら強烈に印象に残って、以降も興味を抱くのは分かりますが……。

「描いてる途中の絵は絶対に見せないん!」という頑なな姿勢に、余計に見たくなってしまったひか姉。
双眼鏡まで持ち出して、別の部屋から覗き見ようと画策します。
遠慮の無いイタズラと、その浅い知恵を見透かした上でシラを切り続ける姉に、流石に【いらり】となるれんちょん。
そこから更に力づくで取り抑えにかかられ、遂にブチ切れたれんちょんは、凄まじい鎖骨突き

『『『 そすんす 』』』

をかますのでした!!!
(この頃はちょうど、同じ時間帯に放送中だった「GANGSTA.」のバトル作画の息切れに落ち込んでいた時で、そんな時に「のんのんびより」で凄まじいバトル作画が見れてしまったことが重なり余計に面白かったです。)

このエピソードのれんちょんは、どれもいつもの4(+1)人では中々見られない表情でしたので、とても印象的でしたね。
攻撃の際の「なああああああああああああああああああああああ!!!」って叫び続けるれんちょんの声も、しばらく頭から離れませんでしたよ。
やはりれんちょんは、小岩井さんの声あってこそですね。

ただ、多分アニメのキャラ設定であろうこの「そすんす」の使い手「そすんさー」。
あの執拗に首元の鎖骨を狙った、凄まじい突きの連続攻撃。
結局どのようなアニメかは知る由もありませんでしたが、私はそのアニメはBPOの力で即刻放送中止にすべきだと感じましたね。
れんちょんには悪いですが、そのアニメを見続けた彼女が修業を重ね真の「そすんさー」となった後、来年以降も多分同じことを繰り返しこの攻撃をされたひか姉が、もしかしたら取り返しのつかない事案になるやもと考えると、致し方の無い事でしょう。
れんちょんには、やはり教育上「グレートマン」を見て育ってほしいです。
いや…、でもアレも「行き着けのバーのママ」とかいう役柄もあるんだよな…ウムム…。。。

ちなみに、オチである上下反転イラストは、原作の漫画では「羊と猿」ではなく「兎と龍」になっています。
原作の方が完成度は高いと思いますので、興味のある方は是非原作もどうぞ。
{/netabare}


【越谷小鞠のイチ押しエピソード】
{netabare}
可愛くて小さくて持ち運びやすいことは最早周知の事実であり、世界のそういう層達を旭丘に決起集会させかねない程の魅力を備えた、我らがこまちゃん。
彼女も良エピソードに恵まれており、第2話の「ほたるんと2人で星を見に行く回」や、第5話「占いとか関係無しに不幸を呼びこむ回」、第11話の「電波にすら届かない回」など、メインをはることも多々ありました。
えぇえぇ、素晴らしいことでございますね。

上記のエピソードは基本的にどれも、大人ぶって残念な背伸びを披露し、更に残念な目に遭ってしまうパターンであり、それが彼女の黄金比でもあるのですが…。
そんな彼女のエピソードの中、私が最も印象的だったのは、いつもとは少し違う魅力を見せた、あの第8話「小吉さん」のエピソードでした。

実は一期の2話からさり気なく登場していた、こまちゃんのボロボロのくまぐる…じゃなかった、クマのぬいぐるみ「小吉さん」。
彼女がベッドの下から再び、この小吉さんを見つけたのをきっかけに、その想い出が蘇るのでした。

「大人の魅力」を育むという、0を掛け算するかのような過酷な挑戦を続ける彼女にとって、この小吉さんは「流石にもういらないかな…。」と感じてしまうのは必然でした……。
それは、人が成長する上で…誰もが通る道でした。
しかし、振り返ったアルバムでいつも肌身離さず持ち歩き、時には頬に怪我をしてまで大事にしていた小吉さんへの気持ちを思い出した彼女は、「こまぐるみ」の創始者ほたるんの力を借り、綺麗に修繕をしようと考えたのでした。

縫い針を指先に刺すという体を張ったお約束もキッチリこなした上で、ボロボロのヘロヘロだった小吉さんを、元のふんわりした状態に戻したこまちゃん。
穴から綿が飛び出ていた頬には、いつかの彼女と同じ、お揃いの絆創膏が添えられていましたね。
大事な想い出を無くすことなく、大事なまま保つことの出来た彼女が、本エピソードの最後に言った言葉は、

「大人だもん。」

でした。
それは、作品を通して彼女が本当に大人の階段を登った、(唯一の)エピソードだったのではないでしょうか。
とても心の温まる回でした。

小鞠、結婚しよう。
{/netabare}


【越谷夏海のイチ押しエピソード】
{netabare}
作中のトラブルメーカーであり、シナリオを動かす上でなくてはならないキャラクター、なっつん。
こと遊びに関しては非常に長けているので、この旭丘の動植物の知識においても彼女の右に出る子供はそうそういないでしょうね。
(多分ひか姉くらいかな?)
個人的には姉への好き度が強過ぎてしまい、私の性へ……じゃなかったピュアな心にはイマイチ響かない節もある彼女なのですが……。。。
そんな私でさえも、なっつんのその知識とさり気ない優しさが滲み出てトキメかせてくれた回。
それが、第4話での「ひらたいらさん」のエピソードでした。

田んぼで捕まえた沢山のカブトエビを、学校の水槽で大切に飼っていたれんちょん。
まず、ここの最初の何気ないやり取りが好きなんです。

なっんん 「名前とか付けたの?」
れんちょん「ひらたいらさんって言うん!」
なっつん 「どれが?」
れんちょん「どれもなん。」
なっつん 「…………ふむ……。」

しかし、毎日観察日記を書いて世話をしていた矢先、突然全てのカブトエビが死んでしまうというショッキングな出来事が起きるのでした…。
普段は年齢とは不相応に滅多に涙を流さないれんちょん。
そんな彼女が涙するのは、決まって『別れ』の時なんですよね……。(ひか姉を除く。)

カブトエビは、卵から産まれ死ぬまで約1ヶ月という、非常に短命な生き物だそうです。
私も小学生時代、れんちょんと全く同じ境遇になったことがあります。
私の時も、なんでか一気に死んでいました。
やっぱり相当ヘコみましたね……。
れんちょんと同じく、もう捕まえないでおこうって思いましたし。
(ちなみにアニメではありませんでしたが、原作の漫画では死んでいるカブトエビがしっかり描かれています。)

落ち込みを隠せないれんちょんに、皆がそれぞれ気を利かせる中、なっつんだけはその発想が違いました。
それは、カブトエビの習性をちゃんと理解し、土の中に卵を産んでいるのではないかと考え、捨てられた土を再び水槽に入れて、水をはっておくという機転の利いたものでした。
しかもそれを、れんちょんには何も言わず、さりげなくしてしまうところが非常に格好良いんですよね。
わざわざ、帰りのバス停から走って学校に戻り、バスの時間ギリギリに戻って来ていたクセに……。
勿論、あくまでも想定ではあるので、余計な期待をさせない為ではあるんでしょうけど。
(ただ、よく小中学生の自由研究で見る「トリオップス」と同じ原理なので、その確率は非常に高いようです。卵がかなり頑丈なようですね。)

その予想が見事に的中し、孵化した小さなカブトエビを見て喜びと驚きを見せるれんちょん。
「これ、ひらたいらさんなのん?」と聞くれんちょんに、笑顔を向けて優しく

「そうそう、ひらたいらさん。」

って言ってくれるなっつん。
かぁあああぁっっもぅ素敵過ぎるっ!!!

れんちょんの絵日記に描かれた沢山のひらたいらさん。
この命と、その真ん中で喜ぶれんちょん描かせることが出来た、なっつん。
それを見て、皆も(兄ちゃん含む)笑顔になっていましたね。
原作を読んだ時も思いましたが、あくまでもシンプルですがシナリオとして完璧に近いエピソードでした。
うん、はらたいらさんに3000点。
あっ、スルーして下さい。
{/netabare}


【一条蛍のイチ押しエピソード】
{netabare}
「ほたるんなぁ、玉手箱…半開きにしちゃったん? 良い感じの煙たさだったんな?」
と言う台詞が、非常に的を得ているキャラクター、ほたるん。
見た目も中身も小学5年生にしては非常に大人びており、且つこまちゃんに対する「愛情」は最早、計測しようとするとスカウターがボンってなってしまう女の子です。

ただ個人的に、俗にいう「百合」的な思想は、サド気質な私には全くの範疇外であり、正直嫌悪感すら抱くレベルなので、このほたるんの思考にはちょっと付いていけません。
こまちゃんへの愛には大いに賛同致しますが、それと同時に私はライバルだとも思ってしまうので非常に厄介です。
ちなみに私の妄想の中では、ほたるんを旭丘分校の屋上(無いか…ww)に呼び出して、 こまちゃんを賭けて腕相撲で戦い、私の腕がなっつんと同じく「パニィ!!」ってなってました。

………話を戻します。
そんなほたるんの一押しエピソード。
第7話の橋から勇気を出して飛び込むエピソードと悩みましたが、第11話の「家での子供全開なアグレッシブほたるん」が、やはり一番印象に残りましたね。

冒頭の通り、れんちょんを始め皆から大人だと思われるほたるんでしたが、家に帰ると、凄まじい子供っぽさを見せるのでした。
と言っても、意識的に使い分けているワケではなく、楽しかったり悲しかったりで感情が高ぶった際に時折見せていた「アグレッシブほたるん」が、常に出ているような感じでしたね。
まさに、小学生の家での幸せな雰囲気がそのまんま東で出ている感じでした。
これまで、非常に大人びていたり、「百合」であったり、「こまぐるみ」であったり…と、非現実性の強いキャラクターでしたので、このようなシーンが垣間見えたことでとても身近に感じ、好きになりました。
特に共感したとところは、あのテレビの猫特集を見ながら「でもペチのがもっと可愛いよ~!」って飼い犬をこねくり回すトコですね。
アレは、あるあるですよね。

そう言えば、このほたるんの飼い犬ペチにも言えますが、本作の動物って基本的に現実的に描かれているので、他作品に較べると表情に乏しいんですよね。
このペチも、たまにロボットのように思える時がありましたよ。
ちなみに声を担当しているのは、越谷家のお母さんだったりします。

ちなみについでに、この「アグレッシブほたるん」についても。
AT-Xで放送されていたSP企画「駄菓子でのんびり楽しむのん!」という声優さんのトーク番組を見ていると、中の人である「村川梨衣さん」って、「アグレッシブほたるん」のキャラそのまんまな気がしましたね。
「あぁ、こっちだったのか……。。」と感じて笑ってしまいましたよ。
そう言えば、原作のあとがきでも作者にそう描かれてましたっけww
{/netabare}


【越谷卓のイチ押しエピソード】
{netabare}
第1話でピアノ弾いてたとこ。
{/netabare}


【宮内一穂のイチ押しエピソード】
{netabare}
パッと見「侵略!イカ娘」に登場する最強の姉にも見える、れんちょんの姉々、かず姉。
ただこの姉々は、たまにすら目を開けないどころか、大人としてあるまじきダメっぷりが、この2期で更に拍車がかかっていたように感じましたね。
しかし、その様はこの上ない反面教師ぶりを見せ、あのなっつんですら勉強を頑張る気にさせるというのだから驚きでした。
そう、私のイチ押しエピソードは、第3話の「真っ暗で枕」の回です。

教え子に大量の宿題を出して且つ、それを見てケラケラ笑い自身は寝てばかりいる姉々。
(実際やることは最低限やっており、全く態度に見えないだけですけど。)
その様を見たれんちょんは、年の離れた姉に向けているとは思えない哀しい表情で
「先生は皆のヤル気を出させるのが仕事だと思うん……。」
と述べ、姉を諭すのでした。
普通に「せやな………。」と諭されている姉々には、笑ってしまいましたよ。

それでもやっぱり、TVリモコンを探す気力も、寝室に動く気力も、ましてやアイマスクを取る気力すら無い姉を見兼ねたれんちょんは、その姉のダメっぷりを他のクラスメイトに見せつけることで、皆のヤル気を出させるのでした。
狸のアイマスクを付けたままなので、何も分からず外に出て彷徨うマヌケな先生。
更には「真っ暗で枕見えない」という偶然のダジャレに悶絶して一人でケラケラ笑う様は、こんな大人になってはいけない……と皆に思わせるには、十分過ぎる破壊力となったのでした。
流石れんちょん、策士だなぁ。

しかしコレ、笑いはしましたが大人としては…、今後の姉々のことを考えると哀しい気持ちになってしまう、非常に尾を引く回となりましたよ。
そりゃれんちょんも、駄菓子屋の方に懐いちゃうますよね……。
サドな私としては、どうせなら工作でギロチンを作って「寝(永眠)ないで下さい!困りますん!!」とかしてみたいですね(真顔)。
頑張れ、姉々❢❢
{/netabare}


【宮内ひかげのイチ押しエピソード】
{netabare}
高校一年生となり、憧れの東京に住んでいる、れんちょんのもう一人の姉々、ひか姉。
その立場上、夏休み等の大型連休にしか旭丘にいないワケですが、原作者さん曰く勝手に動いてくれるので非常に描きやすいそうで、れんちょんに次いでお気に入りのキャラクターなのだとか。
(実は原作者の、旧作のキャラでもあるようです。)

私としても実は、れんちょん、こまちゃんに次いで好きなキャラクターです。
こまちゃんがいて気付きにくいですが、このひか姉も中々ミニチュアなサイズで非常に持ち運びやすそうですもんね。
あっ、通報しなくても大丈夫ですよ。

そんな私の、ひか姉イチ押しエピソードは、ダントツで第7話の「ばぶばぶ言う、ひか姉」でしたね。
あっ、通報しなくて大丈夫ですよーー!!

夏休みのある日、れんちょんのお人形遊びに付き合わされる、ひか姉。
超合金ロボットを母親としてれんちょんが演じ、お世辞にも可愛いとは言えない歪な巨大ぬいぐるみを赤ちゃん役として、ひか姉が強要されるワケなのですが…。
「母ちゃんオレ受験勉強やだよ」という赤ちゃんらしからぬ発言をしたひか姉を叱咤し、れんちょんは姉に

「ちゃんと真面目に【ばぶばぶ】って言うのん!!」

と、赤ちゃんプレ………失礼、赤ちゃんの演技を強要するのでした。
ここの、顔をズイと近付けて声のトーン低めに「ひか姉…ばぶばぶ言うのん…。」と言うれんちょんと、照れながらも少し小慣れたひか姉2度目の 「ばぁぶばぶ…。」が非常に可愛くて、2期全体を通しても大のお気に入りシーンとなりましたよ。
そこから更に、一人放置されダルさが重なってきたひか姉が

「れんげ~まだばぶかぁ~? 早くミルク~~ミルクばぶ~♪」

と言う様を、恐らくまだ会ったばかりであろうほたるんが目撃するという、とんでもないオチがつくという……。。。
オチとしても、私はココが一番好きだったかもしれませんね。
違うと否定しても余計にドツボにはまりそうな、なんとも言えないあの空気…。
昔、男友達とルームシェアしていた際、あまり交友のない知人から同性愛について理解がある風な発言をされた時を、ふと思い出しました。
えぇ違います、私は小さい子が好きなノーマルです。
真面目にブヒブヒ言います、仲良くして下さい。
{/netabare}


【富士宮このみのイチ押しエピソード】
{netabare}
越谷家の近所に住む高校3年生。
お姉さんらしい立ち振る舞いと内に秘めた黒さが見え隠れする…、手の内で転がされたいキャラクターとして人気を博しているようで…。
私はサドですので 、キャラクター的には好みとは少しズレてしまうのですが…。

ですがこの、このみちゃんの会話劇(主に、こまちゃんに対し)は、毎度面白くてニヤついてしまいます。
第11話「.com」の回においては、ケータイに興味を持つこまちゃんに気付いた上で、口に出せないことを面白がって手の内で転がす策略ぶり…。
ただ、決してこういう接し方ばかりでなく、基本的に面倒見の良い性格で、作中で恐らく一番の常識人なのが人気の秘密と言えるでしょう。
こまちゃんにも、なんだかんで結局「.com」させてあげていましたしね。
はぁ…私も一緒に「.com」して、それを撮影して「DMM.com」に出したいです。
えぇ、こまちゃんとです……、意見は曲げません。

話を戻して、このみ姉として一番光ったエピソードで言えば、上記の「.com」よりも、第10話の「妖怪医者いらず」じゃないでしょうか。
面倒見の良い性格と、れんちょんをちょっとからかってやろうという、このみ姉らしいやり取り。
実はこの会話劇も勿論良いのですが、私が一番好きだったシーンは、このみ姉が自分の部屋(2階)にれんちょんを招き入れる際の、階段を走るれんちょんに対し

「走ると危ないよ~。」

というシーンから、帰り際の「今度は走らないん。」と言うれんちょんに

「えらいねぇ~。」

って返すところなんですよ。
さりげない気遣いと、優しい褒め言葉。
これぞ、年の離れた優しいお姉さんって感じで、趣味を通り越して好きになりました。
良いですよね、こういう温かなやり取り。
それがさりげなく描けてしまうのが、「のんのんびより」の魅力なんですよね。
{/netabare}


【駄菓子屋(加賀山 楓)のイチ押しエピソード】
{netabare}

旭丘で恐らく唯一の駄菓子屋を経営する、20歳のお姉さん。
言動や立ち振る舞いだけを見ると作中では少々不釣り合いにも思えるのですが、実はれんちょんとの付き合いはかず姉よりも長く(大学生で下宿中だった為)、その信頼度はひか姉よりも厚いという、なんとも好感度の高いキャラクターなのでした。

そんな駄菓子屋のイチ押しエピソードといえば、そりゃもぅ第10話「すごく練習した」の、あの自転車の練習の回を置いて他に無いでしょう。
第5話「お好み焼き奉行」の回と少し悩みましたけどね…、色んな駄菓子屋の服も見れましたし。
ただ、やはりこの第10話は、制作陣の本気度が更に数段違ったように感じるクオリティでした。

皆(←こまちゃんでさえ)が1年生で補助輪無しの自転車に乗れたと聞き、買ったばかりの自転車の補助輪を外して練習を始めるれんちょん。
ただ、やはり早々上手くは乗りこなせず、店先から見守る駄菓子屋の心配は増していくのでした。
途中、れんちょんが軽い風邪を引いてしまったと聞き、脱兎の如く店を閉めてお見舞いに行くところなんて、もぅ微笑ましくてたまりませんでしたよ。
なので、ソレをネタにしてイジるなっつんに、結構本気でイラッとしました…。
もっと頬グニョってやったれ、駄菓子屋ぁっ!!(←ひか姉口調)

そこで
「駄菓子屋駄菓子屋、ウチ…絵本読んでほしいん。」
と、つるの恩がえしの絵本を出す、れんちょん。
「何度も読んだだろう…、なんで皆いる中で私に頼むんだ…」
と言う駄菓子屋でしたが、それは子供の本能だったのかもしれませんね。
風邪を引いて自分が弱っている際、子供は本能的に頼りにしている人に寄り添うのだそうです。(うさぎドロップ参照)
案の定ストーリーを完全に理解していた点を踏まえても、れんちょんは「つるのおんがえし」が読みたかったのではなくて、ただただ駄菓子屋に自分の隣にいて欲しかったのでしょうね。

寝るまでずっと寄り添ってくれた駄菓子屋への、れんちょんからのささやかなプレゼント。

駄菓子屋「この羽織も、わざわざスミマセン…。」

かず姉 「いや…、それウチがやったんじゃないけど?」

駄菓子屋「………………そっすか……。」

かず姉 「うん…………。」

あのとても小さな羽織は、その見た目以上に…駄菓子屋の心を温かくしてくれたことでしょう…。

次の日、
「自転車の練習……するか?」
という駄菓子屋の一言から、2人は村の田畑道で丸一日練習をしました。

その小さな身体で精一杯バランスをとり、補助輪無しの自転車を乗りこなそうとするれんちょん。
何度もコケて膝を擦りむいたり…、倒れこんだ自転車にもたれ俯いてしまったり…。
無言で真剣にそれを見つめる駄菓子屋は、一体どんな気持ちだったのでしょうね。

このシーンでは、これまで一度も流れたことのない音楽が起用されています。
後に発売されたサウンドトラックを調べると、この曲のタイトルは『いつも一緒』でした…。

最後、夕日が沈む中れんちょんから手を離した駄菓子屋の前のめりの手が、ゆっくりと腰元へと落ちていく情景。
本作に出会えて良かったと、改めて感じた瞬間でしたね。

「駄菓子屋、ありがとなん!」


ちなみに、なっつんの影響で今では違いますが、以前れんちょんは駄菓子屋を名前で読んでいたそうです。
う~ん、かえで姉……かな?
裏話で駄菓子屋が、幼少期のれんちょんとの印象深い思い出に「初めて名前を呼ばれた時」と言っていたので、いつかその時のエピソードも踏まえて確かめてみたいですね。
{/netabare}



【総評】

1期が最高に楽しめただけに、放送前から多少の不安はあったのですが、結果的に上記の通り、私は大満足の出来となりました。

ただ、この2期「りぴーと」の構成と演出に、熱が冷めた人も少なからずいたでしょう。
原作を読んでいた側からすれば想定の範囲内だったのですが、その私でも当初はやはり2年生になったれんちょんが見たい気持ちにもなりましたし。


ただ皆さん、忘れてやしませんか?
一年が過ぎると、今現在中学3年生である『あの御仁』が卒業し、もう旭丘分校からいなくなることに………。
はい……ですよね。
やっぱり「のんのんびより」は、変わらないことが一番です。

私は、ハンドルネームの通り、重度の「のんのんびより」ファンです。
それこそ、【前置き】のワシントン州の青年の言葉に、痛く共感するほどに(笑)

何故ここまで本作が、たまらなく好きなのか…。
それはきっと1期と変わらず、大好きなれんちょんのエピソードが、全てにおいて村の皆から愛されているのが伝わる、見ているこっちまで嬉しくさせてくれるものばかりだったからな気がします。
この2期は新キャラは一切登場しない代わりにキャラの掘り下げが豊富でしたので、その点では1期より楽しめたかもしれませんね。


本作の皆は、それぞれあの分校に通い、愛を注がれ成長を遂げていきました。
そこで一番年少であるれんちょんは、村の大人や子供達皆から、これからもずっと愛を注がれて育っていくことでしょう。
今までの子達が、そうであったように。

原作のエピソードは「沖縄旅行編」以外ほぼ使い果たしたので、3期は中々実現しないかと思います。
ただ、
「ムササビにいてこまされる、こまちゃん」
「初詣の出店で大人ぶって残念な目に遭う、こまちゃん」
「れんちょんVSなっつんVS駄菓子屋in雪合戦」
等、無いことはないので、本作の喪失感が拭えない方は、是非原作もどうぞ。


その上でも、喪失感を拭えない人は……。
本作の名曲エンディングテーマ「おかえり」ラストの、れんちょんの掛け声を思い出しましょう!


「りぴーーとーー!!!」


ではでは、いつかまた…。
世界一優しくて温かい場所……。
みんなみんな大好きな人、大好きな故郷に、再び「おかえり」と言える日が来ることを願って。

長々と読んでいただき、ありがとうございました。


◆好きなキャラクターBEST3◆
『宮内 れんげ』声 - 小岩井ことりさん
『越谷 小鞠』声 - 阿澄佳奈さん
『宮内 ひかげ』声 - 福圓美里さん


◇可愛いキャラクターBEST3◇
『越谷 小鞠(今現在)』声 - 阿澄佳奈さん
『越谷 小鞠(小3時)』声 - 阿澄佳奈さん
『越谷 小鞠(乳児時)』声 - 阿澄佳奈さん

投稿 : 2024/04/27
♥ : 44
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

《祝・第3期制作決定!》裏切られた!(良い意味で・・・)

『のんのんびより』の第2期。

こまちゃんやなっつんのお兄さんは中3だったから分校を卒業して、れんちょんは2年生になって、新しい後輩とか転校生とか出てくるのかなぁ…。

見事に裏切られました。
「第2期」は「第1期のアフターストーリー」というのが常識だと思っていた私にとって、「第1期のアナザーストーリー」とは斬新でした。
だから『りぴーと』なのね・・・。

和み要素は第1期同様。コメディ要素は第1期より強くなったかなぁ。
作画の綺麗さは第1期以上か?
第1話。れんちょんが職員室を覗き込んだシーンで、光を反射しながらホコリが舞っている画は感動モノでした。

{netabare}9話のなっつんとひか姉のお月見の話がコメディ回としては最強。
この二人は良くも悪くもムードメーカーだから、二人が絡むと神がかります。
第10話のれんちょんと駄菓子屋の話が感動回としては最強。
この二人のエピソードは第1期から何か感動しちゃうんだよなぁ…。{/netabare}

いやぁ~、和むわぁ~・・・。


2019/5/11追記
公式ホームページで第3期の製作が発表されました。
今から楽しみですね。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 105

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

アニメは制作会社で選ぼう!

「旭丘分校」の生徒はたった5人。
学年も性格も違うけれど、お花見をしたり、川で遊んだり、いもほりをしたり、かまくらを作ったり・・・いつも一緒に春夏秋冬の変わりゆく田舎生活を楽しんでいます。
穏やかで何気ないけれど、笑えて、ほろっとして、心があたたかくなる。
そんなゆるやかでやさしい時間が再びはじまります。

第一話「一年生になった」
春、ピカピカのランドセルを貰った宮内れんげは、入学式前日に小学校へ通う練習に出かける。
そこへ越谷小鞠・夏海姉妹がやってきて一緒にバスで移動することに。
ところが学校に着くと「明日のお楽しみ」と、教室に入る事を禁じられてしまう。
これから毎日通う事になる学校を一人探検するれんげだったが…。
ちょっぴりの不安がありつつも、期待に胸を膨らます少女たち。
まったりゆるゆるな田舎スクールライフが再びはじまる!

第二話「星を見に行った」
「旭丘分校」に転校してきて数日が経った一条蛍は、今まで通っていた学校とは違うところばかりで驚いていた。
小学生、中学生が混在する教室での過ごし方も独特で、休み時間に「定規落とし」という遊びに誘われる。
ルールを知らない蛍だったが、クラスメイトと次第にエキサイトしていき……。
そして、初めての体験ばかりで喜んでいると、越谷小鞠から「今度星を見に行こう」と誘われる。
はじめは皆で一緒に行くはずだったのだが…。

第三話「連休中にやる気を出した」
ゴールデンウイーク前日に、やる気のない宮内一穂の声を聞きながらもテストを受けている「旭丘分校」の生徒たち。
中でも越谷夏海はさっぱり出来なかったようで、休み時間にクイズ形式で次の教科の勉強をするのだが……。
そして連休中に宿題を出された生徒たちは、宮内家に集まって勉強をする事になった。
皆が来る前に、家の中でもぐーたらしている一穂を何とかしようとする宮内れんげだったが…。

第四話「てるてるぼうずを作った」
入学祝でおばあちゃんから自転車を貰った宮内れんげは、みんなで一緒に自転車に乗って遊びに行けると楽しみにしていた。
早速乗る練習をしようとすると雨が降り出して来た。
季節は梅雨、なかなか雨が止まないのでてるてるぼうずを作り始めたれんげだったが……。
そして、以前田んぼの中で捕まえたカブトエビを気に入ったれんげは、カブトエビ当番として教室で飼う事になり張り切っていたのだが…。

第五話「お好み焼きを食べた」
ある朝、越谷夏海がおもちゃのおみくじを使って姉の小鞠の運勢を占うと「凶、水に注意」という結果が出た。
小鞠は、特に水の近くに行く事もない。と気にしないようにしていたのだが、学校で宮内一穂に「今日はプール掃除を行います」と告げられて……。
翌日、創立記念日で平日休みの越谷姉妹は暇を持て余していた。
夏海はまた小鞠の運勢を占おうとおみくじを振ると、再び凶が出て…。

第六話「ホタルと仲よくなった」
学期末の大掃除の日、越谷夏海は一条蛍と共に菜園の雑草取りと水やりの担当になった。
夏海はふと、蛍と二人きりになることがほとんど無かった事に気付き、何を話せばいいのか分からなくなる。
とっさに様々な話題を振る夏海だったが……。
そして夏休みに入り皆で宿題を始めた旭丘分校の生徒たちだったが、早速飽きてしまう。
そんな中、蛍の親が花火を買ってきてくれると聞きテンションの上がる一同だったが…。

第七話「思いきって飛び込んだ」
田舎の遊びにも徐々に慣れてきた一条蛍だったが、橋の上から川に飛び込む遊びは怖くて出来そうになかった。
秘密基地で遊んだあと家に帰ると、東京にいた時の友だちから手紙が届いていた。
その中には皆で行った遊園地の写真が入っていて蛍は懐かしい気持ちになり…。
宮内家ではひかげが実家に帰省しており、東京タワーの写真を妹のれんげに自慢していた。
れんげは最近写真に凝っていて撮りに行きたいと頼むのだが…。

第八話「給食当番をした」
二学期が始まり、授業で木の板を使って工作をすることになった旭丘分校の生徒たち。
宮内れんげと越谷夏海はペアを組んで何を作ろうかと悩むのだが、なかなか思いつかない。
焦り始める夏海に対し、余裕のれんげが独特の感性を発揮して作り始めた物は……!
そして給食の時間になり、カレーの匂いが漂ってきた。
給食当番のれんげとカレーの組み合わせを見て、越谷姉妹は過去に起きた凄惨な出来事を思い出すのだった…。

第九話「みんなでお月見をした」
越谷夏海は母の雪子より「庭の池に生き物がいないのが寂しいので何か捕まえてきてほしい」と言われ、お小遣い欲しさに引き受ける事にした。
門限までに帰ってくるようにと、母から渡された腕時計を付けて皆で魚釣りをしに出かけた夏海だったが……。
そして、中一になっても女の子らしくない夏海を見た富士宮このみは、自宅から中学の時に着ていた服を持ってきて夏海に女の子らしい格好をさせるのだが…。

第十話「すごく練習した」
越谷家に遊びに来た宮内れんげだったが、越谷姉妹は不在の様子。
諦めて帰ろうとした時、塀の向こうからひらひらと動く手が話しかけて来た!
妖怪だと勘違いしたれんげだったが、隣に住んでいる富士宮このみだと分かってひと安心。
ところが「わたし、妖怪だよ?」と、このみが言い出して……。
そして帰ってきた越谷姉妹から、自転車の補助輪を外したのは小学1年生頃だったという話を聞き、れんげも補助輪なしで練習を始めるのだが…。

第十一話「甘えんぼうになった」
冬休み、一条蛍と越谷小鞠が歩いていると朝練帰りの富士宮このみがやってきた。
このみが持っている携帯電話に興味津々の小鞠だったが、電波の届く場所がこの付近にはこのみの家の庭にしかないという。
そこでこのみがメールをしている様子を見て小鞠も挑戦したのだが……。
一方、宮内家では宮内れんげが年賀状を描いていた。
姉の宮内ひかげは、れんげが何を描くのか気になりのぞき見ようとするのだが…。

第十二話「一年がたった」
春休みにうさぎのエサやりに学校へやってきた宮内れんげと一条蛍は、忘れ物を取りに教室に向かった。
その途中で見つけた木の棒は、れんげが入学時に持っていた「伝説の剣」だった!
「一年が経ったんだね。」
と感慨深い蛍は、れんげにタケノコを採り行こうと誘われて皆で一緒に行くことに。
春の息吹を感じながら、タケノコを採ったり秘密基地で遊んだりお花見をしたり…。
いつもまったりゆるゆるな毎日です。

一瞬ブームになった、アニメ発信の言葉
近年はアニメ作品発祥の流行語も増えています。ただ、一般的な流行語と同じく、その流行はあまり長続きしないもの。そこで今回は、「一瞬だけはやったアニメ発の流行語」をご紹介します。「懐かしい!」と思える言葉もあるかも?

●「にゃんぱすー」
2013年に放送された『のんのんびより』の登場人物・宮内れんげが行うあいさつのせりふです。インパクトのあるせりふなので、放送当初はネットでも使う人が続出。先日2期が放送され、また使う人が増えてきているようです。

●「ホビロン!」
2011年放送の『花咲くいろは』で、登場人物の一人・鶴来民子が発した罵倒の言葉。当初は非常に辛辣な罵倒をしていたのですが、それを改めるように言われたため、この言葉を使うようになりました。

●「アッカリーン」
2011年に放送された『ゆるゆり』で登場した言葉。タイトルコール前に「アッカリーン!」と主人公のあかりを呼ぶほか、作中の効果音としても使用されています。ネット上では「\アッカリーン/」という表記でよく使われました。

●「さすがはお兄様です」
2014年に放送の『魔法科高校の劣等生』で登場したせりふ。主人公の司波達也を妹の司波深雪がほめる際に使います。他にも「さすがです、お兄様」など複数のパターンがあります。ネットでは「さすおに」と略して使われることもありました。

●「万策尽きたー!」
2014年から2015年にかけて放送された『SHIROBAKO』に登場したせりふ。登場人物の一人・本田豊が、トラブルが起こった際に言う口癖です。他にも本作では「変な話」という言葉も登場し、これも人気でした。

●「ひなだお!」
2012年に放送された『パパのいうことを聞きなさい!』に登場したせりふです。主人公と共に暮らす三姉妹の3女のひなが、自己紹介をする際に言いました。ネットではこれをまねて「~だお」という書き込みが目立ちましたね。

●「わたし、気になります」
2012年に放送された『氷菓』のヒロイン・千反田えるの口癖。何かに興味を持つたびにこのせりふを言いました。使いやすい汎用性の高いせりふでしたよね。

●「ジャッジメントですの!」
2009年放送の『とある科学の超電磁砲(レールガン)』の登場人物、白井黒子が使用したせりふ。特に「~ですの」という語尾の部分が人気で、この部分をまねしてネットに書き込む人が多く見られました。

●「盛るぜぇ~超盛るぜぇ~」
2008年に放送された『とらドラ!』という作品に登場したせりふです。登場人物の櫛枝実乃梨が、アルバイト先でポテトを大盛りにする際に言いました。当時はかなり書き込みが目立つ言葉でしたね。

放送当初に大きく注目されたアニメ発信の流行語を紹介しました。2期放送などで再度使われている言葉もありますが、ほとんどは現在見ることのない言葉ばかりです。

「秋の宿題」を出題中! お気に入りのシーンを大募集するのん!
『のんのんびより りぴーと』公式HPにて「秋の宿題」を出題中です! 7月6日(月)深夜より、テレビ東京ほかにて放送スタートし9月に放送を終えたアニメ『のんのんびより りぴーと』。お腹を抱えて笑ったシーン。さわやかな感動に包まれたシーン。思わず涙したシーン。そんなあなたのお気に入りの名シーンを大募集しています! アンケート結果は、2016年1月10日(日)に開催を予定しているスペシャルイベント「にゃんぱす祭り りぴーとなのん♪♪」にて発表予定! この機会にぜひ宿題に答えて、イベントを一緒に作って盛り上がりましょう!

【宿題の内容】
(1)一番好きなシーンとその理由を教えて下さい。
(2)一番笑ったシーンとその理由を教えて下さい。

【提出期限】
2015年11月19日(木)23:59まで

【結果】
2016年1月10日(日)開催予定のスペシャルイベント「にゃんぱす祭り りぴーとなのん♪♪」にて発表予定
イベントパンフレットへの収録の可能性もあり

アニメは制作会社で選ぼう!
【SILVER LINK.】
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ドライ!! (2016)
田中くんはいつもけだるげ(2016)
あんハピ♪(2016)
ユリ熊嵐(2015)
のうりん(2014)

視聴回数2回以上の作品
のんのんびよりシリーズ
のんのんびよりりぴーと(2015)
のんのんびより(2013)
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ(2013)

かわいらしい女の子描写に定評のあるSILVER LINK.。まんがタイムきららフォワードで連載中の「あんハピ♪」が2016年春放送。

「2015夏アニメ満足度人気投票」、「のんのんびより りぴーと」が7位にランクイン
アキバ総研のアニメポータル「あにぽた」が、2015年9月24日~10月9日に実施していた投票企画「2015夏アニメ満足度人気投票」。その投票結果をお知らせしよう。

「のんのんびより」は、全校生徒5名という田舎の学校「旭丘分校」を舞台にした癒し系コメディ。第1期は2013年秋アニメとして放送され、放送開始前の期待度ランキング:18位→放送開始後の実力ランキング:1位→放送終了後の満足度ランキング:1位と急浮上。約2年ぶりの新作ながら今回もベスト10入りを果たし、人気タイトルとしての地位を確固たるものにした。

第10位までの作品と投票数は下記のとおり。投票総数は1982票。

1位:Charlotte(シャーロット)(283票)
2位:干物妹!うまるちゃん(198票)
3位:監獄学園(プリズンスクール)(172票)
4位:オーバーロード(154票)
5位:GATE(ゲート) 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり(141票)
6位:がっこうぐらし!(136票)
7位:のんのんびより りぴーと(116票)
8位:赤髪の白雪姫(85票)
9位:六花の勇者(71票)
10位:下ネタという概念が存在しない退屈な世界(52票)

新アニメ企画『はいふり』が月刊コミックアライブ表紙に! キャラ原案は『のんのんびより』のあっと氏!
8月27日発売の月刊コミックアライブ10月表紙に、『のんのんびより』の宮内れんげと、見知らぬ少女が登場! なんとこの少女、『のんのんびより』の原作者・あっと氏がキャラ原案を務める新アニメ企画『はいふり』のキャラクターなのです! どんな作品になるのか?
気になる詳細は、「はいふり」オフィシャルサイトがオープンしているので、要チェックです♪

【夏の学園祭2015】キャストも観客もみんなで“にゃんぱすー” 『のんのんびより りぴーと』ステージレポートなのん♪
2013年に放送され好評を博したTVアニメ『のんのんびより』。その第二期となる『のんのんびより りぴーと』が、現在テレビ東京ほかで放送中。そんな本作のキャスト陣が集まり、トークやクイズコーナーで盛り上がったステージイベントが、MF文庫J「 夏の学園祭2015」にて行われました。本稿ではその模様をお伝えする。なお、当日の出演者は以下の方々です。

【出演者】
小岩井ことりさん(宮内れんげ役)
村川梨衣さん(一条蛍役)
阿澄佳奈さん(越谷小鞠役)

●第二期『のんのんびより りぴーと』は第一期の間を埋めるエピソード!
れんげから会場での諸注意がアナウンスされ、「みんな守れるー?」というお願いに、会場のみなさんが「はーい」と大きな返事で返し、「とってもいい子なのん」とさらにれんげがリアクションを返してくれるという、まるで『のんのんびより』劇中のような和やかな空気の中イベントはスタート。早速ゲストの3人がステージ上に登場すると自己紹介と簡単なご挨拶へ。それぞれ観客のみなさんへと挨拶をした際は、3人ともおなじみの「にゃんぱすー」で会場を盛り上げた。

ゲストのみなさんが着席すると、早速放送中の第二期の話題でトークを繰り広げる。第二期の1話は、第一期の1話の前日譚ということで、れんげの入学式の様子や蛍が旭丘分校に転校してくる前のエピソードが描かれました。第二期『りぴーと』では第一期の続きをやるのではなく、第一期の物語の一年間を掘り下げていくとのこと。

阿澄さんはそのことが嬉しかったそうで、小岩井さんや村川さんも第一期で原作から出ていなかったエピソードが二期で見られるかもと、会場のお客さんたちの期待を深めていた。

続いてはキャストのみなさんが第二期のみどころを語るということで、まずは小岩井さんが一生懸命に一年生になろうとしているれんげの緊張感を表現するため、入学式で「はい!」と言う時の演技はこだわって練習したとコメント。なかでも、アドリブで言っているという「なう」や「なーん」は、れんげと同い年くらいの親戚の子たちにインタビューを敢行し、参考にしているそうなので必聴!

続いて、村川さんと阿澄さんからは、放送されたばかりの第2話の蛍と小鞠が仲良くなったきっかけのエピソードの話題が。お姉さんとして蛍を引っ張る小鞠が見られたように、それぞれのキャラクターの新しい一面を覗くことができるのも第二期の魅力だとのことで、今後の展開がますます楽しみになりました。

●タヌキの鳴き声や星座など、作品に関わる問題で盛り上がったクイズコーナー
クイズコーナー「ウチ、田舎に住んでるのん? 田舎っ子検定」へと移ると、残念ながらこの日は不参加となっていた越谷夏海役の佐倉綾音さんが、ビデオメッセージにて登場しました。佐倉さんは今回のクイズコーナーの出題者を務めることに。

最初の問題は「『のんのんびより』には、れんちょんが飼っている“具”という名前のタヌキが登場しますが、タヌキはいったいどんな声で鳴くでしょうか?」。出題すると、佐倉さんが会場の3人への無茶ぶりで単純な答えを潰してしまう! そんな苦しい状況のなか、3人は答えることになりました。

なかでも阿澄さんの回答「ぽん!」は、その可愛さとインパクトから会場みなさんの投票で正解が決まるというルールのために、明らかに間違っていたにもかかわらずポイントをかっさらってしまったほど。

2問目は、「第一期の最終回で小鞠が摘んだ“ゼンマイ”は、次の3つの写真のうちどれでしょうか?」。回答に移るタイミングで村川さんが「これってそんなにムズカシイ問題かなー?」と発言。会場や他のふたりを煽ったものの、小岩井さんが回答時にコメントした「あんなにくるくるした植物が3つもあるなんて知りませんでした。」に対し、突然「嘘!? え!? くるくるしてました!?」と焦り出したのは印象的。

そんな村川さんの選んだ答えは3番! 回答用のスケッチブックには既に「正解やったぜ!」と書いてあり、これで不正解だったらと思うとどうなっていたのか想像もつかないところですが、無事、阿澄さんと一緒に正解して大いに喜んでいた。

最後の問題、「『のんのんびより りぴーと』第2話では、星空を蛍と小鞠で見に行きました。その中で星座の話をしていましたが、次のうち本当にある星座はどれでしょうか?」を全員仲良く正解すると、佐倉さんからの「もし、『のんのんびより』を面白いと思ってもらえたら、いろんな人に勧めて、いろんな人に『のんのんびより』の世界を楽しんでもらえるようにみなさんも協力してくださいね。」と会場のみなさんと『のんのんびより』ファンへのメッセージが。

クイズコーナーの後は、全問正解した阿澄さんへのご褒美「アニマックスカフェ」コラボメニューの「柿次郎君のムース」と「チョコハンバーグ丼」の試食と作品の告知コーナーを挟んで終了の時間となり、最後は出演者の締めの挨拶で幕を閉じました。

『のんのんびより りぴーと』イベントで村川梨衣さんが暴走……しない!?
7月19日(日)に秋葉原UDXで開催された「MF文庫J 夏の学園祭2015」のメインステージで、アニメ『のんのんびより りぴーと』(以下『りぴーと』)のステージが行なわれた。この日はメインキャストのうち、宮内れんげ役の小岩井ことりさん、一条蛍役の村川梨衣さん、越谷小鞠役の阿澄佳奈さんが出演するとあって、ステージ前には多くのファンが詰めかけた。

『のんのんびより』を代表する名セリフ「にゃんぱすー」で挨拶を済ませると、3人はさっそく7月に始まった2期の話題へ。『りぴーと』の1話が時系列的に1期より前のエピソードという変則的な構成だったが、その後について阿澄さんは「今後の『りぴーと』は1期で過ごした1年間を掘り下げていくものになっているので、うれしい」と感慨深げ。村川さんも「1期にはなかった原作のエピソードをアニメで観られるのがうれしい」と語ったが、普段と違う正統派のコメントに周囲からは「どうしたの!?」と驚きの声が。“マジメ”な村川さんに対してツッコミが入る様は、旭丘分校に通うヒロインたちさながら、『のんのんびより』チームの気の置けない関係性を感じさせた。

また『りぴーと』2話について、村川さんは「1期を通じて田舎に慣れていったので、まだ馴染んでいない状態の蛍は久々。新鮮な気持ちで演じた」という。そんな蛍との絆が描かれた小鞠について、阿澄さんは「これまでは年齢の割にテンパッてしまう話が多かったが、『りぴーと』2話ではきちんとお姉さんらしくしようとしていた。ふたりの関係性が微笑ましかった」と振り返っていた。

ゲームコーナーとして行なわれたのは、田舎っ子検定。この日来られなかったもうひとりのメインキャスト・越谷夏海役の佐倉綾音さんから出題される田舎に関するクイズに答えるというものだ。1問目は「『のんのんびより』には“具”というタヌキが出ますが、タヌキの鳴き声は?」。3人は「キュ~」(村川さん)、「めー」(小岩井さん)、「ポン!」(阿澄さん)とそれぞれに予想したが、答えは「ヒュー」。正解者がいなかったため、ここでは誰が正解に近いか観客の反応で決めることに。すると一番正解から遠そうな阿澄さんへの反応が大きく、まさかの正解ということに。

続く「『のんのんびより』1期最終回で採ったゼンマイはどれ?」という質問では、村川さんと阿澄さんが正解。最後の「次のうち本当にある星座は?」では、「以前、見たことがある気がする」と語った村川さんを始め、全員が「じょうぎ座」を選んで正解となった。

この結果、ただひとり全問正解となった阿澄さんがご褒美をゲット。用意されていたのは、『のんのんびより りぴーと』と8月17日(月)までコラボしているアニマックスCAFEのメニューから、柿次郎君のムースとチョコハンバーグ丼のふたつ。ムースについては「冷たい!」チョコハンバーグ丼については「甘みがある。本編と違って、おいしい(笑)」とどちらも絶賛の阿澄さんだった。

2期に入ってますます仲のよさがアップした様子の『のんのんびより』メンバー。彼女たちの声が吹き込まれる『りぴーと』はまだ始まったばかり。今後もいつもの4人による活躍に期待だ。

村川梨衣さん、佐倉綾音さんらキャスト陣のトーク&朗読劇に癒される~『のんのんびより りぴーと』先行上映イベントレポート
2015年7月から始まるTVアニメ『のんのんびより りぴーと』の先行上映イベント『のんのんびより りぴーと-みんなに会いにきたのん-』が6月14日、東京・日比谷公会堂にて開催! 出演は宮内れんげ役の小岩井ことりさん、一条蛍役の村川梨衣さん、越谷夏海役の佐倉綾音さん、越谷小鞠役の阿澄佳奈さん、宮内一穂役の名塚佳織さんという豪華メンバー! 本稿では『のんのんびより』らしい穏やかなムードに包まれつつ、笑いも絶えなかった、楽しいイベントの模様をレポートしいます!

●「『のんのんびより』が帰ってきた!」そう思える新シリーズ第1話
チャイムの音と共に、イベントはスタート。一穂のまったりとした影ナレの後、司会進行役の名塚さんがステージへ登場した。「『のんのんびより』が帰ってきましたよ!」とテンション高く名塚さんが声を上げると、会場から大きな拍手。「今日ものんびりした気持ちで楽しんで帰っていただけたら嬉しいです」とのごあいさつの後、早速、『のんのんびより りぴーと』第1話の上映がはじまった。

本編の詳しい内容については放送を待ってのお楽しみとさせてもらうが、れんげの好奇心旺盛なところ、夏海・小鞠姉妹の快活さと仲の良さ、一穂のマイペースさ、旭丘の情緒あふれるのんびりした田園風景など、まさに『のんのんびより』が帰ってきたと実感できた第1話だった。

●また再会できると信じていたキャスト陣。
2期はアニメ化されていない原作とアニメオリジナルエピソード

上映が終わると、小岩井さん、村川さん、佐倉さん、阿澄さん、名塚さんが舞台に登場した。小岩井さんは開口一番、れんげのあいさつ、「にゃんぱすー!」を披露。会場が盛り上がったところで、トークがスタートした。

佐倉さんは第1期が終わった時もまたすぐに『のんのんびより』の世界に帰ってこられる気がしていたという。「ずっと『のんのんびより』は続いていて、『おかえり』、『ただいま』という日常の延長線のような感覚で戻ってこられる予感がありました。だから第2期のアフレコがはじまった時も気負うことなく役に入ることができました」(佐倉さん)。阿澄さんも頷き、「1期の最終回も作品が終わった感じが全然しなかったですよね」とコメント。第2期も第1期に引き続き、ヒロインたちのまったりとした毎日が楽しめそうだ。

また、『のんのんびより りぴーと』は第1期でアニメ化されなかった原作エピソードとアニメーションオリジナルの話で構成されていることが明らかに・・・!オリジナルエピソードについては原作のあっと先生自身がラフを切ったものを映像化しているとのことで、これは期待したい。

●小鞠のバラエティに富んだ泣きに注目!
それぞれが演じるキャラクターについて聞いてみると、阿澄さんは「小鞠は1期の時や今回の1話ではお姉さんっぽさが出ていましたけど、これからはわーわー泣きます(笑)。原作を読んでいる方はご存じかと思いますが、不思議な擬音で泣くんです。スタッフさん達のこだわりも強くて、なるべくこの音に近付けてくださいとの演技指導を受けました」とアフレコでの裏話を告白。実際にどのような泣き方をしているのかはテレビでチェックしたい。

●シュールで大爆笑の連続だった朗読劇
トークパートに続いて、前回イベント『にゃんぱす祭り』でも好評だった朗読劇コーナーが復活。今回朗読するのは第1期のBlu-ray/DVD第1巻と第4巻に付いていた描きおろしマンガ2本。コミックのコマ割りがそのままスクリーンに映し出され、それに合わせてキャスト陣が演じていく。

1本目はマンガに感化され、生徒会にあこがれた夏海が一穂に生徒会長になりたいと訴えるお話。夏海が大活躍したエピソードで、れんげから矢継ぎ早に議題と称した疑問を投げかけられたシーンでは、長台詞を早口でさばいた佐倉さんの滑舌の良さが見事だった!

2本目は越谷家にれんげ、蛍が遊びに来たときのエピソード。いつものみんなでトランプをしながら、れんげは読書と称して英和辞典を読み始め…。英語を読めてしまうれんげの優秀さと、読めない越谷姉妹に爆笑。トランプと見事に絡めたオチにも会場は沸いた。

朗読劇後、今回、素晴らしい早口の技を披露した佐倉さんは「夏海のセリフは尺が結構厳しいんですよね」とキャラクターを演じる上での苦労を告白。「でも、入らないかなと思っても本番では入ってしまうので、『のんのんびより』ってすごいなと思います(笑)」(佐倉さん)。

●1期と変わらぬ温かさと優しさ、スタッフ愛にあふれた作品で幸福感にひたろう!
情報コーナーでは、7月6日からの第2期放送開始に加え、テレビ東京では6月15日より3週に渡って、プレ番組『のんのんびよりってなんなのん!!?』が放送されること、7月5日にAT-Xにて第1期が一挙放送されること、前作に続きnano.RIPEが担当するOP曲「こだまことだま」が7月22日、れんげ・蛍・夏海・小鞠が歌うED曲「おかえり」が8月5日に発売されることなどが発表された。

ED曲「おかえり」は「いい曲をいただきました」(小岩井さん)、「とっても素敵な曲で、もう胸がいっぱいになって泣きました!」(村川さん)、「前作と同じZAQさんの作曲で、すごく素敵でノスタルジックです」(佐倉さん)、「一層ひたれる感が強くなった気がします」(阿澄さん)とキャスト4人も太鼓判を押す良曲になっているとのこと。早く映像とともに聞いてみたい。

最後に出演者からメッセージ。
◆小岩井さん
「前シリーズと変わらず、温かくて優しい、家族で見ていただける作品だと思うので、応援よろしくお願いします」

◆村川さん
「1期であのシーン見たかったなとみなさんが思われていたエピソードもたくさんあったと思いますが、今回のりぴーとでそのエピソードも見られると思います。 楽しみにしてくださいね!」

◆佐倉さん
「第1期と変わらず、スタッフさんの愛にあふれた作品になっていると思います。皆さんにもそんな愛情を感じてもらえたらと思いながら私もアフレコに臨んでいます。『のんのんびより』ならではの描写の細かさなど、何度でも見直してもらいたい作品です。引き続きお楽しみください」

◆阿澄さん
「第1期で過ごした1年間を応援していただいての今回の『りぴーと』なので、私達もうれしく思います。あの1年間をより濃く、大切に思ってもらえる第2期になりました。皆さんと一緒に過ごして第2期が近付いてきた感じがしてワクワクしてきました。本放送までいろいろありますので、一緒にワクワクしながら待っていてください」

◆名塚さん
「今回、『りぴーと』ということで、1期の間、間のエピソードになっています。ですので、まだ『のんのんびより』を見たことがない方はブルーレイなどで1期のエピソードも合わせて見ていただくと、週に2回『のんのんびより』を楽しめます。私事ですが、一穂のおもしろい回?もありますので、楽しみにしていてください。」

キャストが舞台袖に消えた後、チャイム音が鳴り響き、れんげの「『のんのんびより りぴーと』の応援よろしくお願いするのんな!」の影ナレに賛同の大きな拍手が送られてイベントは終了。TVアニメ『のんのんびより りぴーと』は7月6日よりテレビ東京、テレビ愛知、テレビ大阪、AT-Xにて放送開始!

オープニングテーマ
「こだまことだま」

エンディングテーマ
「おかえり」

投稿 : 2024/04/27
♥ : 33

78.6 11 姉妹で漫画原作なアニメランキング11位
蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (1397)
7038人が棚に入れました
2039年、人類は温暖化に伴う急激な海面上昇により、地上での版図を大きく失った。
それに呼応するかのように、霧を纏う謎の軍艦群「霧の艦隊」が世界各地の海洋に出現、搭載した超兵器で人類の艦を攻撃し始めた。
人類は持ちうる戦力を投入し、最終決戦「大海戦」に臨むも、「霧」の圧倒的な武力の前に脆くも敗れ去った。
すべての海域、運搬経路を「霧の艦隊」によって封鎖され、政治経済は崩壊、人類は疲弊の一途をたどっていた―――――――
「大海戦」から7年。
士官候補生・千早群像の前に現れた「霧の艦隊」の潜水艦「イ401」。
敵であるはずの「イ401」、そのメンタルモデル「イオナ」との出会いは群像に、そして人類に何をもたらすのか?
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

アルペジオ2周目の感想 & 「艦これ」との比較

(※アルペジオ劇場版が公開された2015年当時の投稿内容です。)

①1月末から総集編映画が公開され、その後に完全新作の続編映画の年内公開が控えていること(10月3日封切り予定)
②本作と同様に旧日本海軍艦艇をモチーフとした話題の新作アニメ『艦これ』がTV放送中であること(加えて両作はコラボしていること)
③最近視聴した、本作と同じ監督(岸誠ニ氏)&シリーズ構成(上江洲誠氏)の組み合わせのTVアニメ『結城友奈は勇者である』(2014年秋)が、予想外の良作で、このコンビの作品に俄然興味を持ったこと

・・・以上3つの理由から、本作品について2013年秋のTV放送時以来、2周目となる全話視聴を行い、レビューを全面的に書き換え、併せて「艦これ」とのコア・コンセプトの違いを考察してみました。


◆各回の評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

========== 蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ- (2013年9-12月) =========
{netabare}
第1話 航路を持つ者   ★ 航海の目的、イオナとの出逢い
第2話 嵐の中へ     ★ 対タカオ戦
第3話 要塞港、横須賀 ☆ 軍との対峙
第4話 横須賀急襲    ★ 対キリシマ・ハルナ戦
第5話 人ならざる者  ☆ メンタルモデルと人の接触
第6話 ともだち    ★ メンタルモデルと人の接触(続き)
第7話 硫黄島      ★ コメディが面白い回
第8話 人形の家    ★ 兵器が「愉しい」という感情を持つな
第9話 決死の脱出行  ★★ 対コンゴウ戦1、ED後に急展開
第10話 その身を捧ぐ  ★★ イオナ・タカオに生まれる恋情
第11話 姉妹      ★★★ 対姉妹艦(イ400・402)戦
第12話 航路を拓く力  ★ 対コンゴウ戦2、余韻を残すラスト{/netabare}
----------------------------------------
★★★(神回)1、★★(優秀回)2、★(良回)7、☆(並回)2、×(疑問回)0 ※個人評価 ★ 4.3


※上の★表記のように、本作は外れ回が少なく(全12話で☆は2回)かなり濃い楽しみ方が出来ました。
※特に終盤の第8話後半から第11話までの展開は見事だと思いました。
※最終回(第12話)は本作としてはイマイチの感がありましたが、それでも悪くない出来と考えます。
※まとめると、現時点では自分にまだ上手く表現し切れない特有の面白さがある作品と考えますが、以下のように考察を進めて、なるべく明瞭に本作の美点と欠点を抽出していきたいと思います。

◇各話内訳
{netabare}
バトル回=計5話(第2/4/9/11/12話)
メンタルモデルと人との交流回=計5話(第1/5/6/8/10話)
その他の回=計2話(第3/7話)
{/netabare}

◇登場するメンタルモデル
{netabare}
※全部で以下の9体

大戦艦コンゴウ ※他のメンタルモデルとの間に感情発生
大戦艦キリシマ ※蒔絵との間に感情発生
大戦艦ハルナ ※蒔絵との間に感情発生
大戦艦ヒョウガ ※他のメンタルモデルとの間に感情発生

重巡洋艦タカオ ※群像との間に感情発生
重巡洋艦マヤ ※感情プログラムは実装されていない

潜水艦イ400 ※他のメンタルモデルとの間に感情発生
潜水艦イ401(イオナ) ※群像および他のメンタルモデルとの間に感情発生
潜水艦イ402 ※他のメンタルモデルとの間に感情発生

※その他にメンタルモデルを持たない艦艇が多数登場(ナガラ級軽巡洋艦、アイオワ級などアメリカ方面の霧の艦隊)
{/netabare}


◆内容考察

(1)本作の他にない美点
{netabare}
・フル3DCGIによる迫力の艦隊バトル描写
・バトル描写と並行して、メンタルモデル同士の謎空間での緊張した対話を描出している点(非常に斬新な印象を受けました)
{/netabare}

(2)明白な欠点
{netabare}
・メンタルモデル同士の対話の描写が秀逸なのに比較すると、人間とメンタルモデルの交流の描写が
 ①余り洗練されておらず、少し古臭い(蒔絵とハルナ・キリシマの交流)か、
 ②感動できるが、初見では分かり辛く、ハイライト(第10話)に後述するようにせいぜい半分程度の理解に留まってしまい、非常に惜しい(群像とイオナ・タカオの交流)こと
・シリーズ構成が甘いこと、特に
 ①第1話が分かり辛く、余り後の話に上手くつながっていない点
 ②軍との関係の描写がストーリー全体から見るとほとんど無駄になって浮いている点
 ③さらに最終第12話の盛り上がり方・まとめ方がイマイチで期待外れだった点
・ナノマテリアルが万能すぎて(それさえあれば、どんな物体でも自由に再生できてしまう)、設定の縛りの無さに時々白けてしまう点
・タカオ、マヤのギャグ設定までは良いとしても、ヒョウガのギャグ設定が作品に不必要に安っぽい印象を与えてしまっている点(ギャグが滑っていてこれもかなり白ける)
{/netabare}

(3)現時点で評価保留の点
{netabare}
・《論理思考ルーチン》に過ぎないメンタルモデルに、《論理》を超越した《感情》や《意思》が生まれてしまう、という《心身問題》を本作はどのくらいの深度で描いているのか、その深さや意味合いが自分の現時点の知識では掴めない点

※興味はあるけれども現時点では私には確り調べる意欲が欠けています→詳しい方がいたら簡潔に教えて欲しいところです(以下は参考サイト)

¶心身問題(mind-body problem)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E8%BA%AB%E5%95%8F%E9%A1%8C

¶心の哲学(philosophy of mind)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BF%83%E3%81%AE%E5%93%B2%E5%AD%A6
{/netabare}


◆本作のハイライト

※現時点では以下の2点と考えています(ただし今後、第12話も追加する可能性が高い)。

◇第10話『その身を捧ぐ』
{netabare}
10分過ぎ、艦内気温が低下し群像の呼吸が乱れているいることに気付いたイオナが、「私は擬似的に代謝機能を再現して体表温度を上げることは可能」といって自分の両掌(てのひら)を見つめて、その後、少し戸惑った表情で群像に視線を移し「だけど・・・」とつぶやくシーン
群像が、あれっと少し驚いた表情を浮かべて、それからフッと笑って「そうだな。エネルギーは節約すべきだ。救命キットからブランケットを持ってきてくれないか」

*つまり、イオナは自分が群像と抱き合えば、艦内気温を上げなくても群像の体を温めることが出来ることに気付くが、同時にそうすることを躊躇(ためら)う感情が彼女に生まれており、群像もそれに気付いて「ブランケットを・・・」と婉曲に彼女の行動を脇に逸らしている。
*イオナのこの躊躇(ためら)いは、メンタルモデルらしからぬ乙女の羞恥心ないし淡い恋情の発生と解釈できる。
*そして、これが、16分過ぎに来る「嫌(いや)。私は、私は一人になりたくない」というイオナの発言と行動につながっていく。

→しかし第1回目の視聴時は、私はそこまで気付かず、この後に来るタカオの群像への切ない恋情だけを認識できていた。

*タカオ「全く、本当にあんたってば。これじゃ・・・私の入り込む隙間なんて、どこにも無いじゃない」は、イオナの恋情のもたらした行動に気付いた彼女が意を決してつぶやいた言葉。
*「自らを犠牲にして他者を救う、それは本来、霧には有り得ない行動。まさかイオナ姉様がそんな選択をするとはね。そしてあんたも」(ヒュウガ)「それが艦長の、千早群像の望みならば」(タカオ)

→つまり、イオナに発生した群像への恋情(※但しイオナ自身はそれが恋情であるとは気付いていない)が彼女を自己犠牲へと向かわせ、そしてその行動がさらに、タカオの恋情を募らせて、その第二の自己犠牲をもたらした、と解釈できる。

*タカオの恋情はともかく、イオナの恋情は視聴1回だけでは分かり辛いと思うので、この回の評価を★★としました。
{/netabare}

◇第11話『姉妹』
{netabare}
20分近くで、イオナが姉妹艦を喪失してしまうシーン
*メンタルモデル同士の心理的なやり取りの描写が秀逸。
*ここの演出は第10話よりもずっと分かり易く優れていると思うので、この回の評価を★★★としました。
{/netabare}

※なお、第12話『航路を拓く力』は、現時点では残念ながら、第10話・11話に比べると内容が幾分雑で感動が少ないように感じてしまいました。
→本作の私の全体評価を、もう一つとした原因のひとつ。
→ただし、この回については、前記した◇(3)現時点で評価保留の点、に直接関係する箇所なので、時間を置いて再々視聴し、考えを整理したいと思っています(その際には評価が変わる可能性が高いです)。


◆『艦これ』とのコア・コンセプトの違い

・アルペジオの艦は、{netabare}
 ①旧日本海軍艦艇の艦容そのままの外形を保ちつつ、
 ②別に、メンタルモデルという人型の制御ユニットを持っている。{/netabare}
・このメンタルモデルは、{netabare}
 (1)「人間のような感情を持つことなど、兵器である自分には不要かつ異常である」と自己定義していたはずなのに、
 (2)人間ないし人間に感化された他のメンタルモデルとの接触によって次第に、「後悔」「恋慕」「憤怒」「愛惜」といった人間的な「感情」{/netabare}に目覚めていってしまう。
(※ここが本作の最大の注目点)

・これに対して、艦これの艦娘(かんむす)達は、
{netabare}その身にまとう艤装(ぎそう、船の装着物のこと)を別とすれば、最初から生身の人間と変わらない極めて豊かな喜怒哀楽の感情に溢れた存在{/netabare}として描かれている。
・ただし、艦娘たちは、
{netabare}あくまで「先の大戦当時に実在した軍艦の擬人化」であり、自身が軍艦であることを自明とする発言や行動をとっていて、なおかつ、先の大戦での個別エピソードに由来する悲劇的な運命を背負わされていること、{/netabare}がストーリーの端々(はしばし)から予感される描き方をされている。
(※ここがアルペジオとの最大の違い→アルペジオの艦は、{netabare}ただ単に日本海軍艦艇の外形を模倣しているのみであり、それとの内面的ないし運命的な繋がりは切断されている{/netabare})

・以上まとめると、『アルペジオ』も『艦これ』も、{netabare}
 ①先の大戦当時の日本海軍艦艇をモチーフとして、
 ②人間側ではなく、擬人化した艦側の《悲劇》を描き出す作品{/netabare}
と要約できると思いますが、
その描き出される{netabare}《悲劇》{/netabare}が
 ①『アルペジオ』の場合は、{netabare}艦(メンタルモデル)が人間的な感情に不可逆的に目覚めていく点{/netabare}にあるのに対して、
 ②『艦これ』の場合は、{netabare}艦(艦娘)が先の大戦でのエピソードを運命的に踏襲してしまう予感に満ちている点にある、{/netabare}
と考えます。

・このどちらに、より心惹かれるか(あるいは惹かれないか)、は個人の好みによると思いますが、私個人は現時点では、後者(艦これ)の側に、より強く心を惹かれています。

・いずれにせよ、1月末公開のアルペジオ劇場版総集編およびその後10月初めに公開予定の完全新作続編が楽しみです。


◆追記:続編映画の評価

(1)劇場版蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-DC   ★  4.0
(2)劇場版蒼き鋼のアルペジオ-アルス・ノヴァ-Cadenza ★★ 4.5

※(1)は、約2/3がTV版の総集編、残り1/3(正味30分強)が新規の展開
※(2)は、フル新作で、TV版のコンセプトを引き継ぎつつ、この手の作品に求められる要件を十分に満たしてストーリーを完結させている。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 73

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

僕はストライク! マニアおすすめ!!

原作 漫画(2013年12月現在 既刊8巻) 未読

全12話

ジャンル:SF海洋アクションファンタジー


突如、世界各所に現れた、超兵器を搭載する“霧の艦隊”(正体不明の艦船群)と呼ばれるその軍艦群に人類は敗北を喫し、制海権を失う
“霧の艦隊”と戦えるのは、人類側についた“霧の艦隊”の潜水艦・イ401に乗る士官候補生の千早群像のみ。。。

霧の艦は、それぞれ自分の意思を持つ女性の姿(メンタルモデム)をしていて、
イコール艦艇のパーソナリティと言う設定。


“霧の艦隊”は、外観が第二次世界大戦時の艦艇を模しているので、海洋マニアにはたまりません。
だけど、中身は未来型なので現代の通常兵器では全く歯が立たない
そこで主人公が潜水艦のイオナ【イ401】の 艦長として霧と戦うんだけど、単艦で航行していく所が
自分の好きな漫画「沈黙の艦隊」によく似てるな~っと。

でも、あまりマニアックな専門用語が出てこないので、自分にはちょっと物足りなさを感じました。
もっと専門用語出てくれば、マニア心をくすぐられて、もっと良かったのにな~^^
でも、普通の人には、こっちの方がいいんだろうけどね。。。

話が進んでいくと、いろいろと突っ込み入れたくなる設定あったけど、海洋マニアな自分には、十分惹きつめられる魅力がありました。

それに、妙に納得できたのが
霧のメンタルモデルが皆 女性型なのは、「大抵の人類の言語で、艦船を指す場合に女性形で語られるから」って言う説明があったのでw
上手い事言うな~っと^^


キャラでは、ツンデレ タカオが好きかな ^^
一番 愛深き女性に感じました

それと「シャキーン」が可愛い 金髪ツインテール ハルナ

あと、コンゴウ役がユカナさんなんだけど、
「IS」のセシリアや「げんしけん」の大野さんの声のイメージが強いんですが、
コンゴウ役では、今までと全然ちがうキャラ声だったので、ちょっとビックリでした。^^;


映像綺麗だし、CGもそんなに違和感なかったです

OP&ED曲も良かった
特にOP曲、カッコいいですね!

原作がまだ続いていようなので、2期が見たいです!

海洋マニアや、「艦これ」が好きな人にはオススメです!


OP:「SAVIOR OF SONG」(第2話 - 第8話、第11話)
歌 - ナノ feat.MY FIRST STORY

ED:「ブルー・フィールド」(第2話 - 第4話、第6話 - 第8話)
   歌 - Trident(渕上舞、沼倉愛美、山村響)
  「Innocent Blue」(第5話、第9話)
   歌 - Trident(渕上舞、沼倉愛美、山村響)
  「Our Story」(第12話)
   歌・作詞 - ナノ


PS:面白かったので、原作漫画 購入しようか検討中です ^^;

投稿 : 2024/04/27
♥ : 87

ホワイトマウス さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

うれしい~♪♪♪蒼き鋼のアルペジオ、映画化なのです♡♡♡♡♡

今日、お昼休みに何気なくネットを見てたら・・・・
蒼き鋼のアルペジオ、映画化決定のうれしいニュースが!
ヽ(≧▽≦)ノ ワーイ ウレシイナ♡

発表は6月29日とのことで、千葉・舞浜アンフィシアターで開かれたイベントで発表されたとのことです(イキタカッタナ~)。

映画は2015年に2回上映で、最初がアルス・ノヴァの総集編、2本目が新作とのことでした。でも、こちらは都会じゃないし、近所の映画館ではあまりアニメは上映されませんので、そのときは遠征するしかないですよね。p(*^-^*)q

第1回目の総集編ではオリジナルストーリーも少し入るようですので、とても楽しみです。早く来年、来ないかな~


【2013/12/30】
最初見たときは淡々としていて、後半こんなに盛り上がるとは思いませんでした。

ハルナとキリシマあたりから面白くなって、10話ではタカオが~~~で、涙、涙でした。最終回、コンゴウを説得するイオナ、荒れるコンゴウの場面ではゆかなの演技が圧倒していました。
作品的にもクオリティが高く、2期もぜひ作ってほしいです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 76

75.6 12 姉妹で漫画原作なアニメランキング12位
鬼灯の冷徹(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★★☆ 3.8 (1249)
6658人が棚に入れました
これは地獄のお話。戦後の人口爆発、悪霊の凶暴化、地獄に亡者があふれかえった今日、人手不足に喘ぐ地獄は前代未聞の混乱を極めていた。そんな中、あたふたする閻魔大王に代わって、さまざまな問題の後始末をする陰の傑物が。彼の名は閻魔大王の第一補佐官・鬼灯。亡者から仕事をサボる閻魔大王まで容赦なく呵責する鬼灯の、忙しくも案外楽しげな地獄の毎日が今ここに登場!

声優・キャラクター
安元洋貴、長嶝高士、平川大輔、小林由美子、後藤ヒロキ、松山鷹志、柿原徹也、青山桐子、種﨑敦美、喜多村英梨、上坂すみれ、遊佐浩二

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

青鬼院蜻蛉 「この作品が好きなお前は・・・Mだ!」 

原作:マンガ 未読

全13話

ジャンル:地獄の日常シュールギャグ


このお話は閻魔大王第一補佐官・鬼灯のドSっぷりを中心に
地獄の沙汰とあれやこれを描くものである。


感想

シュールギャグですね~
時々パロディーも入っていて笑えます。
それに、鬼灯さんの閻魔さまの扱いが酷すぎてw(笑)
あれじゃあ、鬼灯さんが地獄を回してるって感じです^^

好きなキャラは、やっぱ鬼灯さん
能面のような顔だけどイケメン
博学で礼儀正しいのも好感持てます
でもドSって所が魅力的w
CV安元洋貴さんの低い声も渋くて素敵ww ^^

結構女性ファンが多そうな気がします^^

1話完結型なので、見落としても問題ないし
毎週、頭空っぽにして、気楽に笑って見れたので好きな作品でした。


シュールギャグが好きな人や、Mの人にはオススメです ^^


追記:最近 途中からですが、原作が掲載されてる「週間モーニング」を
   喫茶店でモーニング注文して読むようになりました。 ^^


PS:タイトルの青鬼院蜻蛉(しょうきいん かげろう)とは「狐×僕SS」に出てくるキャラです^^
  この作品が好きな自分は、やっぱMなのかな・・・?^^;

投稿 : 2024/04/27
♥ : 57
ネタバレ

沙祈 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

鬼灯の冷徹

1話二本立てで日本の地獄の日常を描いたアニメ。全13話
パロディがあったり、たまにジブリ映画の台詞が入ったりする。
童話や歴史、神や悪魔が登場したり、しなかったり。

鬼灯の低温ボイスが心地良かった。

各話感想↓
1話 地獄大一番/地獄不思議発見
{netabare}桃太郎。ぶさいく…。
犬と可愛い。
地獄なので暴力で解決しましょう。
簡単に刀折れた。
綺麗な桃太郎。

怖い金魚。
現世と繋がるTV。
金魚草コンテスト。絶妙に気持ち悪い。{/netabare}

2話 鬼とパンツとカニ/地獄の沙汰とあれやこれ
{netabare}熟女の写真集…遠慮しておきます。
茄子可愛い。
呪われそうなオーストラリア土産。
パンツの話ばっかり。
ラムちゃん!
お香さん可愛い。

サタン登場。
うっかり滑って落ちる。
サンタさん。あほの子な犬。
金魚草食べる!?
サタン逃げた。{/netabare}

3話 白澤/いかにして彼らの確執は生まれたか
{netabare}おバカな犬。トイレの水…。
鬼灯起こすの怖い。触っただけで起きた。凄い寝癖。
バルス!
徹夜の成果…これか。

ボールペンが大理石に刺さった!
豪華すぎる大会の参加者。
くだらない賭けだった。
ニューハーフ…。{/netabare}

4話 美男にもいろいろある/かちかぢごく
{netabare}あほ犬。
怪談…怪談?
提灯が喋った!飛んだ!
残念なイケメン。
可愛いショタ源義経。
力士になりたい源義経。

慈悲はない。
怖い絵本だった。
うさぎ可愛い。
めっちゃうまいパラパラ漫画。{/netabare}

5話 龍虎の二重奏/精神的運動会
{netabare}似た者同士。先手必勝。
これが牛頭…。そして馬頭。

100回目の運動会。
バズーカ。
公開処刑だ!
誰かのヅラ…慈悲はない。
ケルベロスが相手!即効で棄権。いきなりの無茶ぶり。
リハだった。まさに鬼。{/netabare}

6話 地獄アイドルピーチ・マキ/右腕のブルース
{netabare}清純派アイドル…?
地味な鬼灯。金魚派。
完全に狙ってた写真。
駆け込み電車(こじ開ける)
万引き婆ボコリすぎ!亀甲縛り。
上司の子供産まれた!おめでとう。

ベルゼブブ登場。
胃液吐かないといけないのか…。
メンタル弱い。
メイド可愛い。サタンの趣味だった。{/netabare}

7話 男と女と衆合地獄/地獄式鍼灸術と浄玻璃鏡の使い方
{netabare}手洗い大変そう。
目移りが凄い茄子。
ドMな唐瓜。

ベルマークだけ…。地味にせこい。
ぎっくり腰 閻魔大王。
めっちゃ血が出ている。
もどかしい監視カメラ。
電圧が凄い。蹴りで治ったぎっくり腰。{/netabare}

8話 えげつなき戦い/地獄三十六景
{netabare}胃に穴が開く…。
アイドルにあるまじき顔をしてる。
天然路線。
細かい鬼灯。電話番号欲しいのか。
熟女の写真集でにゃん集長が犠牲に…。

芸術だ…。呪いの絵!?
茄子の壁塗り。
前のは葛飾北斎…。凄くもったいない。
ど根性ガエル。{/netabare}

9話 酒と女でダメになる究極の例/溢れ返ってきたヨッパライ
{netabare}最低だこの男。
ぼったくりの店。しかも昨日行った。
指名料高い。

ヤマタノオロチが雑用。
鬼灯カッコいい。閻魔大王は目立つ邪魔!
嫌な酒飲み。
ヤマタノオロチ凄くでかい。{/netabare}

10話 十王の晩餐/ダイエットは地獄みたいなもの
{netabare}地獄の沙汰も金次第。
コアラのマーチ率凄い。
舌を抜くだけ!?エグイ。
懇親会。豪華な料理。
隣の芝生は青い。従順な他の補佐官の服従姿勢。うちはうち、よそはよそ
供物もったいない。
映画ルパンのクラリス!?ルパン死んだの!?

閻魔大王が太った。シロもか。耳が痛い話。
遭難。かまくら作ってから遊ぶみんな。大丈夫か…。
大王、また太る。そして無限ループ。{/netabare}

11話 一寸だった法師/お山の泥沼姉妹
{netabare}漢字が読めないシロ。紙芝居になった。
鬼が閻魔大王。一寸法師が鬼灯。
元・一寸。過去の人扱い。
お姫様可愛い。
地獄が回収してた不思議道具。
子供は残酷。
閻魔大王が壊していた。

実写みたいな背景。
花粉きもい…。
不法投棄はダメだよね。
サクヤ姫可愛い。
岩姫返品。お局様になっていた。
サクヤ姫可愛い。(大事な事なので2回)
富士山噴火するのか…。
イケメンに弱い。
鬼灯ドSだった。
脳味噌汁…岩姫なら飲めそう。{/netabare}

12話 レディ・リリスとその夫/中国現世に妖怪が広まった訳
{netabare}リリス。人類初の離婚。そして出来婚。
ルシファー。堕天使…戻して。
どんな男でも誘う…ストライクゾーン広すぎ。
無言で分かり合う白澤とリリス。
怖い本能の鬼灯。
独身と既婚で勝ったと思っているベルゼブブ。真っ白に老けて灰に…。

しりとりしてた。
黄亭という皇帝に捕まった白澤の過去。
4000年前の鬼灯なんだか可愛い。
出会っていた鬼灯と白澤。
元凶鬼灯だった。{/netabare}

13話 盂蘭盆地獄祭/雑談閻魔大王
{netabare}満喫してる鬼灯。
夏休み。ホワイト企業。
太鼓泣いてる。

凄い色の飲料…。
閻魔大王って元人間なの!?
孫ほんと可愛い。
金魚草エキス…うわぁ。EDの金魚死亡。顔が金魚に…。あ、戻った。
閻魔大王弱い。
そしてEDの動かないトロッコ。{/netabare}

2015/08/24ニコ生一挙放送視聴 アンケート↓
とても良かった:95.8%/まぁまぁ良かった:3.1%/ふつうだった:0.6%/あまり良くなかった:0.2%/良くなかった:0.3%

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

こんな楽しい地獄なら行ってみたくなっちゃう!?

原作未読。

【物語】
地獄を舞台にしたコメディ。
閻魔大王の第一補佐官を務める有能かつドSな鬼神の鬼灯と個性豊かな仲間たちの日常を描いた作品。

{netabare}主人公の鬼灯は、上司(閻魔大王)からの信頼も厚く、仲間や部下からは慕われる”好人物”。

閻魔大王をはじめ、自分より上位の者を、ドSで情け容赦なく扱う様が面白い。
逆に、格下の者に対しては意外と優しく接していたような気が・・・。

このギャップが魅力かも。{/netabare}

【作画・音楽】
とても個性的。
どちらも作品にイメージに合っていたと思います。

【声優・キャラ】
鬼灯役の安元洋貴さんと、閻魔大王役の長嶝高士さんの掛け合いは最高だった。
桃太郎の犬・シロの喋りや動き、表情に、いつも和みっぱなしでした(笑)。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 39

72.9 13 姉妹で漫画原作なアニメランキング13位
にゃんこい!(TVアニメ動画)

2009年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (1048)
6215人が棚に入れました
「ネコの願いを100個叶えないと、アンタ……ネコになっちまうよ」。
大のネコ嫌い&ネコアレルギーの高校生・潤平は、とある事件をきっかけにネコたちの言葉がわかる身体になってしまう。
寄ってくるネコの願いを叶えるうちに、飼い主の美少女や年上のお姉さんと、ちょっとイイ関係になったりならなかったり、片想い中の天然美少女・楓に誤解されたり、飼いネコ・ニャムサスに叱咤(しった)されたり…。
ブサネコ×男子高校生×美少女たちが繰り広げる、ニャンともカワイイラブコメディが展開する!

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、井口裕香、白石涼子、小林ゆう、佐藤利奈、戸松遥、田中敦子、福山潤、榊原ゆい、福井裕佳梨、遊佐浩二、たてかべ和也

るい  さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

猫好きの方はぜひ!

主役が某作品のキャラに似てたw
という理由で見始めたんですが、実際見てみると、人との会話やねこ達との掛け合いが絶妙でとても面白かったです。
猫たち含む各キャラのバランスも良かったし、毎回楽しんで見れました。
途中でちゃんと幻想もぶち壊してくれましたし(笑)
できることならぜひ2期をやってほしいです。
猫好きなわけではないがという方でも十分楽しめる内容だと思いますのでぜひ^^

投稿 : 2024/04/27
♥ : 19

U-tantan-U さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ニャムサス!

原作未読です。

レビューのタイトルは猫の名前です^^ニャムサスって、、斬新すぎるw

主人公の潤平は猫アレルギーだが、ある日、猫地蔵様を倒してしまって、猫の言葉がわかるようになってしまう。
祟りを防ぐために100匹の猫たちに善行を尽くすというもので、その中で学園生活なども描いたラブコメ作品。


基本ハーレム系なのですが、自分のハーレム系のイメージはエロが切っても切れないものだと思っていたので、この作品はなかなか珍しいかなーと思いました。
むやみにお色気方面に持っていかない作品なので好感がもてました^^

同じクラスのヒロインに幼馴染、ツンデレとストーカーの双子。女の子のキャラがなかなか充実している上にキャラデザも良いです。


ただ、主人公と楓の仲が睦まじく見ていて微笑ましく、自分は応援していたので、幼馴染の妨害は正直邪魔でしたw
まあそこがないと成り立たないとは思いますけど、、男勝りすぎるw


展開的にはベタ目な感じでしたが、テンポも良く、安定していましたし、傑作!という評価までいく作品ではありませんが、安心してみていられる良作でした。


散々2期フラグ立てまくりの最終話なので、2期楽しみにしているのですが....原作が休載中みたいなのでかなり先かな?

ベタめなラブコメが好きな方ならオススメ^^
あと猫とがんがん会話してるのですが微笑ましいです^^


投稿 : 2024/04/27
♥ : 32
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

学園ラブコメハーレムファンタジー

原作 漫画 アニメ見初めてから読みました。

全12話

学園恋愛ハーレムファンタジー


話は、猫アレルギーの高校生・高坂潤平が学校の帰り道、空き缶を蹴飛ばしたら「猫地蔵」に当たり首が折れてしまいます。
それにより猫の呪いにかかり、猫と話せるようになるが、呪いを解くには100匹の猫に善行を施さなければならなくなる・・・。

ヒロイン達は、クラスの天然美少女に、巨乳幼馴染、貧乳、ツンデレ、電波系と・・・バラエティーに飛んだキャラから想われます。
いろんなキャラがいるので、誰か気に入った子ができれば より楽しめると思います。
(=´ω`)

{netabare}
主人公がどのヒロインにも手を出す訳でもなく、一応 真面目で本命に一途です。
{/netabare}

ギャグあり、恋愛ありで面白かったです。 (=´ω`)ノ

個人的には、メインヒロインと、電波系ヒロインが良かったですw 
(●´ω`●)ゞ

原作(漫画)の藤原里さんが体調不良?で休載していたため、ストックがあまりない状態。
現在は連載再開しているようですが、不定期連載、しかも、2作品を連載されてるようなので、なかなか進んでないようです。
それでも
2014年秋に第6巻が発行されました。よかったです^^

本編も、話し途中で終っているので、続きが気になりますね。

なので、完結していないと嫌な方にはオススメできないですが・・・
ラブコメ、ハーレムが好きな方には普通にオススメです。 !(*^ー゜)b! グッ


出来れば2期があると嬉しいのですが・・・
いかんせん、原作ストックが足りないので、難しいかな・・・(> <)  orz

投稿 : 2024/04/27
♥ : 51

86.5 14 姉妹で漫画原作なアニメランキング14位
亜人ちゃんは語りたい(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (1113)
5433人が棚に入れました
サキュバス、バンパイア、デュラハン。僕ら人間とちょっとだけ違う、それが「亜人」。
そんな亜人の生態に興味を持つ高校生物教師・高橋鉄男と、生徒である「亜人」ちゃんたちとの少しだけ刺激的な新学期がスタートした!

声優・キャラクター
諏訪部順一、本渡楓、篠田みなみ、夏川椎菜、日笠陽子、Lynn

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「温かい社会」への幻想…?

同タイトルのマンガ原作がありますが、私は未読です。

放送終了からずいぶん経ってのレビューになります。とっくに観終わっていたのですが、どうもすみません。

亜人(デミ:「デミヒューマン」の省略から作られた通称?)が実在し認知されている社会において、デミである生徒や教師がいる学校に赴任してきた生物教師である主人公、高橋鉄男とその周囲の人々のお話です。

作中での亜人(デミ)は、いわゆるマイノリティ(社会的少数者)を身体的・生理的特徴によって記号化したものだと考えられますよね。作中の亜人(デミ)達を「かわいい女性」にしているところがあざといといえばあざといわけですが、話の根底には「でも、彼女たちも人間だよね」という点があるように思います。そして作品のメッセージ性としては、「差別、良くない」的な…。

高橋先生自身は亜人(デミ)の研究者でもあって、実際に亜人(デミ)と接する機会を持って、彼女たちの行動や生理的な特徴について知りたくていろいろと質問をするわけです。

一方で高橋先生は、彼女たちが生徒であったり同僚であったりという部分でも関わりを持つ必要があって、結局のところ生活面での相談に乗ったりするようになります。

そして接する時間が長くなっていくにしたがい、その親身さなどもあって徐々に彼女たちの信頼を勝ち得ていくわけです。

そしていわゆる「ハーレムラブコメの鈍感主人公」の役割をも高橋先生は背負っていくのです。

このストーリーには、おそらく作者が「このようにあって欲しい」と考える温かみのある社会が描かれていますが、現実に亜人(デミ)が認知されたとして、この作品のように受け入れられるとはあまり思えないというのが悲しいところですね。

一応、ラブコメ的にはまあまあ面白かったです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 48
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

亜人ちゃん達と生物教師のほのぼの学園コメディ

原作未読。最終話まで視聴。

個性豊かな亜人ちゃん達と、心優しい生物教師のほのぼの学園コメディ。
終始、ニヤニヤしながら見られる楽しい作品です。

2話。高橋先生とデュラハンの亜人・町京子のデートのくだりは爆笑必至。
一気にお気に入りに直行決定です。

これ以外にも爆笑ポイントが多かったです。
例えば、バンパイアの亜人・小鳥遊ひかりが{netabare}ニンニクを普通に食べられるとか、ふつうに鏡に映るとか・・・{/netabare}。

3話。サキュバスの亜人・佐藤早紀絵先生が万が一のトラブルを未然に防ぐため、不便な生活を送っている、っていうくだりも好きでした。

11話は、色々と考えさせられる回。(もちろんいい意味で)
「感動回」って訳ではないけど、良回だと思います。

最後に・・・。

見た目は普通だけど、体質に特徴がある【ひかり・雪・早紀絵】
体質は普通だけど、見た目に特徴のある【京子】

面白い、よく考えられた組み合わせだと思いました。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 59
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

悪意の中で生きるか、善意の中で生きるか。

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
久々に観直してみたのですが、改めて素晴らしい作品だと思いました。

私はストーリー重視でアニメを観るので、実は、2周以上するアニメってかなり少ないんです。ガンダム系を除くと、10作品あるかどうか。

本作は、とても優しくて、とても深い、稀有なアニメです。基本はラブコメや日常系的ですが、その枠に留まらず、人生にとって豊かな指針を与えてくれるようなアニメです。心が疲れた時に観るには、すごくぴったりな癒し系アニメ。

剣道的に、かなりオススメのアニメです。未視聴の方にはぜひ観て欲しいですね♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
この作品は、全編を通して徹底されて貫かれる、優しく温かな視点に心が洗われます。

それは、同じく亜人(デュラハン)を愛した、「デュラララ!!」の「新羅」とはまた違う、もっと広義での愛の視点。

亜人という特性を、「そんなの関係なく、君は君じゃないか(数多の亜人系アニメ)」なんて綺麗事で片づけるのではなく、また、「だから良いんだよ~(新羅)」とマニアックに振り切るのでもなく。

短所は短所、長所は長所と認めつつ、基本的に受容するという態度が貫かれていました。

「亜人だから苦労している」「亜人でも関係ない」というのは、どちらも真実なんでしょう。亜人ちゃん達が普通の日常を送るためには、普通じゃない努力をしていて、そのことを真っ直ぐに理解してあげることが大切なんですね。

現代のヴァンパイアが血を吸わないことを、「ベシタリアンみたいなもん」とサラッと言ったり、(あくまで友達のノリの中で)、「デュラハンなんだから、Hで特殊なプレイができそう」といじってみたり、本当にフラットな視点が貫かれていました。あんな風にみんなが思えたら、様々な差別とかも次第に無くなっていくのかな、と思えたり……。

私は、人外萌えしないというか、容姿があまりにも人と離れるのは苦手なのですが、マチは例外! かなり良い娘でした♪

という部分に集約されるように、とにかくキャラが良いアニメでもありました♪

メインの四人は、本当に甲乙つけがたい。

まず、ひかりは、私が好きな「ダメな娘」と見せつつ、意外としっかりしてたり、弱さもあったりで、お調子者でいたずら好きで憎めなくて、ホントに良い子! これまでの視聴アニメの中でもかなりお気に入りのヒロインでした♪

マチは作中最も成長した人物で、容姿は最も「亜人」らしい。けれど、好きです。高橋先生にベタ惚れなところも可愛い。(私は巨乳は苦手ですが)ああいう、控え目な隠れ巨乳には萌えますw ヒロインズの中では、一番高橋先生とくっついて欲しいかな♪

ユキは4人の中では一番キャラが弱かったのですが、ギャグ漫画のクダリでハネましたね♪ 今後、皆に属性がバレた後のユキも観てみたいです(笑)

佐藤先生は、ド下ネタに笑ったw 最近、年のせいか、女子高生キャラより、大人なキャラに萌えるw 一緒にお酒呑みたいですね~♪ サキュバスなのに、ウブなのが良い(耳年増的なw)。

EDは、このアニメの良さを象徴していますね。スケッチブックに手描きしたような柔らかなタッチと、音楽は、このアニメの空気感そのもの。次第についていくカラフルな色は、亜人ちゃんを含め、「十人十色(個性の尊重)」を暗示しているようでもあり、高橋先生と出会ったことで色づいていく、亜人ちゃん達の心情を表しているようでもあり。名EDでした♪
{/netabare}


【余談 ~差別についての私見~】
{netabare}
胴体と首が離れた「デュラハン」の同級生(女子高生)がいて、あなたならどんな声をかけますか?

「大変そうだね?」「何か手伝おうか?」「私達は何も変わらないよ!」

いずれも間違っていないし、優しさ溢れる、素敵な言葉だと思います。

本作の主人公、ひかりは、こう言います。

「特殊なエッチプレイができそうだね」

私はこの言葉に、度肝を抜かれました。一見、危うく差別的に見えるこの言葉には、凄く深い部分での「公平」な視点があることに気づきます、作品を見て、ひかりのキャラクターを掴めば、必ず。彼女が差別的な意図をもった発言をする人じゃないことは分かります。

日本人はよく、「人種差別に対する意識が低い」と言われます。アメリカとかフランスとかみたく、「なぜ、戦わ(デモをし)ないんだ」とか、「配慮が足りない」「相手の文化や背景を知ろうとしない」とか。

いままあ、それは確かにそういう一面もあるでしょう。

でも、それは日本人の「差別意識の少なさ」故だと思うんですよね。「(差別をしないし、されないから)差別に興味がない」と言い換えても良い(まあ、一歩海外に出ると、黄色人種が被差別階級だと感じますが、日本国内で暮らしてるとね)。

だって、アメリカとかフランスとかの方が、絶対に差別も差別意識も凄いでしょ。目に見えやすい部分だけを取り繕っているだけでしょ。と、冷めた目で見てしまっています(苦笑)

若い時ですが、車を修理した時に代車がなくて、しょうがなく実家から親父のBMWを借りて仕事に行ったことがありました。その時の職場には60台くらい車が並んでたんですが、次の日には言われたんですよね。「BMじゃん。買ったの?」みたいなことを何人かに。

正直、「怖っ」って思ったんです。

だってそれ、まず「あ、駐車場に昨日まで無かったBMWがある。誰乗ってるんだ?」「(たくさんの車の中から探して)あ、剣道部の車がない。じゃあ、剣道部がBMW買ったんだ」ってことじゃないですか(気付き+疑問+捜査)。

私、それまでも自分がどんな車乗ってるかなんて特に公表してませんでしたし、職員の誰がどの車に乗ってるかもほぼ知りませんでした。

だって、興味がないから。

まずそもそも車自体に興味が薄いし、誰がどんな車に乗ってるかなんてもっと興味がないし。

でも、世の中には「誰がどの車に乗ってる」かを凄く気にしている人もいるし、その中には、人の価値の一部を乗る車のランクで考える人もいる(実際、前述のBMの件では、ややヒガミを感じることもありました)。若い時、そんなことを感じました。

おそらく、普通に日本で生まれ、日本で暮らしてきた日本人の多くにとって、人種差別はとても縁遠いものでしょう。また、日本人は基本、自己肯定感が低く、海外の文化や人をリスペクトですからね。無条件に「スゲェー」って思っちゃうというか。

昔、外国のある記事で「日本人は黒人を差別している。なぜなら、アニメに出てくる外国人の多くが白人であり、日本人キャラですら、白人のような肌の色をしている」というバカみたいなものを読んだ。

いやいや、そんなに深く考えてないから(苦笑)

多分、作り手には何の差別意識もない。が、普段から差別について敏感な(=差別されたり差別したりしている)人からすれば、そう見えるのだろう。

もし、作り手に恣意的なものがあるとすれば、「黒人キャラを出したら、あえて黒人にした意味を持たせる必要がある(面倒くさい)から」かな。

それを、「ほら、白人中心の社会を受け入れてるじゃん」と言われれば、まあ、確かにそうだが。ただ、多分、「あえて出す方が差別っぽい」というところもあると思う。

例えば、ハリウッドでは出演者の人数比を、肌の色で均等にしていくみたいな方向性にあるが、日本でそういう議論が出ないのは、「そういう風に、配慮して取り上げることが、逆に差別的じゃないか?」と考える人が多いからじゃないかと。

これに関しては、どちらが正しいとか間違ってるって話じゃないだろうけどね。

というか、多分、もっとシンプルな問題で、「単純に白人の女の子の方が可愛く感じてる」からじゃないかなと。

私個人の好みを言えば、白人女性と黒人女性なら、一般的に、白人女性の方が可愛いと感じます。黒人女性の「強い」顔があんまり好みじゃないんです。というか、白人女性の整った顔よりも、日本人女性の「優しい」顔立ちの方が、なお、好みだしね。

これって、、、差別なのかな? 別に、黒人女性のような顔立ちや、東南アジア系が好きな人がいても全然良いと思うし、なんなら黒人男性とか格好良くて、若干憧れるしね。

話はズレましたが、おそらく、悪意の中で生きていた人は、他人の悪意に敏感になるし、自分の中の悪意や、悪意と思われてしまうかもしれない言動に敏感になる。

逆も然り。善意の中で生きてきた人間は、他人にも優しくなれたり、他人からの悪意に気づきにくかったり、自分の発言で相手を傷つけてしまう可能性にも無頓着になってしまう気がします。

ひかりの「特殊なエッチ」発言もそう。(下世話で申し訳ないですが)だって、普通の女子高生同士だって、例えば体操部でめっちゃ身体柔らかい同級生とか、吹奏楽部でオーボエ吹いている同級生に、下ネタトークしてもおかしくないじゃないですか(知らんがw)。

ひかりの両親が、ひかりのヴァンパイアとしての特質を、配慮する部分と配慮し過ぎない部分をちゃんと区別して、「双子の妹」と同じ温度感、愛情をもって育てたことが、ああいう感性をもった子供に育つのでしょう。

本作は、めっちゃ萌え度も高い上に、こうい小難しいことも考えさせてくれる懐の深さもあるから、私は好きなんですよね~。
{/netabare}

【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆
ヴァンパイアが血を吸わないのを「ベジタリアンみたい」。デュラハンに対して、「(首持ってるから)カバンとかもてなくて大変そう」など、なんかスゴくフラットな目線に好印象。小鳥遊ひかりは、どことなく、「ちー様」っぽいかな。

2話目
京子回。デュラハン=寂しがり屋 って、なんて優しくて新しい解釈。「先生も首が飛ぶ」って、デュラハンギャグw エッチで特殊なプレイ(笑) 薄い本が出そうだ(笑)

3話目
佐藤先生回。サキュバスの現代的な悩み。家呑みしてる眼鏡女子に萌えるw サキュバスなのに、いや、サキュバスだから純情なんだね。ひかりも馬鹿可愛いw 図書室のシーン、空いてる本棚の横でずっと映っている本が、森鴎外の「ウィタ・セクリアス」ってのが良いね。(内なる性欲を)暗示してる。

4話目
雪女ちゃん回。とみせかけて、ひかり回。いや~、ひかり妹が、可愛いドラキュラのキャラのキーホルダーをつけてるとか、良いね~。おっ、デュラハンちゃんに巨乳要素を付け加えるわけですな。屁理屈デミ好き教師w しかも否定しないとかw

5話目
雪女回。悲しい涙は凍るけど、嬉し涙は凍らないとか、素敵だな。ひかりのカジカジ、可愛いなw 佐竹君、良い感じのキャラだw

6話目
ひまり回。ひかりとひまりの姉妹喧嘩がウケたw 血の慣用句連弾w アニメでは珍しい、仲良し家族にほっこりする♪ ひかりの通常の髪型も良いね、てかあの髪型、セットしてるんですね。ひまり、良い娘やな~。ラストのマチと先生のクダリも胸キュンですね♪

7話目
佐藤先生、テンパり過ぎw 男と男の会話やな~。良い感じ。

8話目
雪の「ウソです」からの独白、かなり笑ったw 普通に良い娘過ぎて、デミ3人娘でキャラ負けしてたけど、ここにきて挽回だね。テストか。まあ、ひかりの期待を裏切らない馬鹿っぷりがナイス! ひまりはプライスレスとか、いちいち視点が温かい。

9話目
佐藤先生の、冒頭の一人呑み、ウケたw 「三角定規が~三角の部分が、え? 分度器もなんですか? チョークもお願い! 教育されちゃう~」って、ド下ネタですやんw このアニメ、たまにぶちこんでいく下ネタも良いよね♪ 眼鏡をとった佐藤先生、可愛い! 宇垣さん→佐藤先生にも、温かい視点があるね。雪のツッコミ、なんか可愛くて良い感じ。

10話目
デュラハンの便利さw 説教されて泣くマチ、可愛い。ひかり、LINEでドラキュラのスタンプ使うんかいw ん? 大学のつくり(内部)が、ウチの大学にそっくりなんだが。あ~でも校章的には普通に武蔵野大学がモデルか。まあ、ウチの大学、文系だしな。マチに夢が出来た。素晴らしい夢だね♪

11話目
少しだけシリアス回。まあ、亜人というより、障害を持っている方への差別という視点もあるんだろうね。ビデオレター、ひかりだけないのが、また良い。信頼感やな。はい、ひかりさん、正論です。素敵♪ なんだよ、教頭も良い奴かよw

12話目
はしゃいで恥ずかしがるひかり、可愛いw アクティブな佐藤先生、可愛いw ゆきの笑いのツボが浅いw たかだかプールの中も、生まれて初めて見たなら感動するよねw 最後の遅刻のクダリも良いね♪
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 57

74.4 15 姉妹で漫画原作なアニメランキング15位
ハナヤマタ(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.8 (1072)
5099人が棚に入れました
容姿も普通、頭も普通、美術や体育……何だって普通。そんなフツウだらけのぱっとしない14歳、関谷なる。おとぎばなしに出てくるような“ヒロイン”に憧れて、いつかこんな世界から連れ去ってくれる誰かを待っていたが、中学2年生になった今も、あいかわらずフツウの毎日。そんなある日、なるは月光の下に和装で舞う金髪の少女に出逢う。「私と一緒に、よさこいしませんか?」 突然の出来事に戸惑うなるだが、異国の少女ハナに導かれ、次第に『よさこい』という非日常の世界へと踏み出していく。まだ子供だけれど、ちょっぴり大人。花々しい少女達の物語が今、幕を開ける――。

声優・キャラクター
上田麗奈、田中美海、奥野香耶、大坪由佳、沼倉愛美、豊口めぐみ、小山剛志
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

いろはにほ♪ぱーっとぱーっと晴れやかに♪

OPがいい!!^^
そして、よさこい踊るために、目標に向かって動いていく
なる達にとてもワクワクします。

ハルの声いいなぁ^^

■なんで「ハナヤマタ」?
{netabare}
・・・って思ったけど、主要なメンバーが

・ハナ・N・フォンテーンスタンド
・関谷なる
・笹目ヤヤ
・常盤真智
・西御門多美

・・・で、それぞれの名前を一文字ずつ取ると・・・

・ハナ・N・フォンテーンスタンド→ハ
・関谷なる→ナ
・笹目ヤヤ→ヤ
・常盤真智→マ
・西御門多美→タ

ってことなんですかね??これって仲間が増えていく順番にもなるのかな??
{/netabare}

■第3話
{netabare}
店長さんノリがいいですね~^^
後半の見どころは、ハナ×ヤヤでした。
生徒会長さんは・・・DQNですね(笑)
{/netabare}

■第4話
{netabare}
これ、もう完全に告白(笑)
もう結婚しちゃえよ~^^

セリフはもっとシンプルな方がいいですね
今回は結構クサイセリフオンパレードでした(笑)
{/netabare}

■第11話
{netabare}
コミュニケーションしなさすぎ・・・
ちゃんと話せば解決できるのに
というツッコミが満載でしたが、ハナちゃんがいない状態で
来週一体どうなる!?どきどきです。
{/netabare}

■第12話
{netabare}
最終回はOPなし
よさこいでOP回収してました^^
ナルが合流するタイミング、EXCELLENTでした♪

ストーリーは茶番ちっくなところは否めませんね。
とくに第11話はナルが普通に親と会話してればこういう展開はまず
あり得ないし。

部員集めも話数を取りすぎてしまいました。。。
肝心のよさこいは、OPでの踊りシーンが一番GOODで
残念ながら本編ではOP以上の踊りは観ることができず。。。

とはいえ、OP、EDはぶっちぎりで今季No.1でした^^
DLできるのが何か月も前から楽しみでした。
歴代でも、かな~り良いOP、EDです♪
サビ部分は超アツイ!
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 58

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

演出そこそこ頑張ってるのに報われない(?)アニメ…

いわゆる「きらら系」、マンガ原作があるお話です。原作は読んでいません。

舞台は中学校(女子校)で、出てくる先生も女性です。「あなたもよさこいしませんか?」ということで身も蓋もない言い方をすると、少なくともテレビアニメ化された範囲では「メインキャラ5人がよさこい部を作って、地元開催のコンテストに出る話」です。

男性でまともに出てくるのはよさこいグッズを売っているショップのおっちゃんくらいのもので、ひたすら女の子推しなのは昨今の深夜アニメにありがちですね。

ただストーリーとしては「熱血スポ根もの」のフォーマットにそって、ある意味無難に、ある意味熱くきっちり仕上げている感じですね。

作中の中の人が実際にチーム“ハナヤマタ”というユニットで、作中キャラの衣装で主題歌(OP)「花ハ踊レヤいろはにほ」を歌い踊るのも今風です。あ、この曲の出来はかなり良いと思いますよ。

で、本作ですがよく見るとメインキャラ5人にはその人のシンボルになる花が割り当てられているのですよ。見間違いでなければ:

関谷なる(主人公): 桜(サクラ)
ハナ・N・フォンテーンスタンド: ブルースター
笹目ヤヤ: 薔薇(バラ)
西御門多美: 百合(ユリ)
常盤真智: 向日葵(ヒマワリ)

終盤に羽織るよさこいの衣装は上記の花をあしらったものなのですが、実は序盤の冒頭にそれぞれのシンボルの花がアップで写ることで、誰メインの話かわかるようになっていたのです(観返せる方はどうぞ)。

まあわかりやすいのは上記の例ですけれども、演出は各キャラの設定を踏まえて、意外と丁寧にやっている印象です。でもそれは地味だしわかりやすくないので、誰のレビューを観ても特にそれに言及するようなものがありません。ちょっと可哀想…。
(ざっと見た限りなので、見落としがあったらごめんなさい。)

あと、作画は地味に良いです。「キャラが崩れた」とか「動きが変」とかは思わないで観ていた記憶があるので…。

ということで、このアニメが放送されたクールの中ではけっこう好きだった作品なので、ちょっとしたレビューを書かせていただきました。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 38

Baal さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

若干気になるところがあったがこういうストレートなのもいい!

漫画原作で5人がよさこいを通して変化していく

物語。原作未読。

ダンスや踊りをモチーフにした作品はほとんど

視聴しないのですが、OPを見たときに

なぜか惹かれるものがあって視聴することに

した作品でした。

内容にはそんなにすごいと言える点はあまりなかったが

逆にそのひねりの少ないストーリーが

ストレートに入ってくるので視聴しやすかったです。

それにOPが幾度となく使い回されていましたが、

この作品が強いて言えば『OP命』といったところにあり

しかしながら、このOPに惹かれるものがあったのは

そういう『OP命』ってところから来ているのかもしれません。

原作既読の人にとっては物足りない展開だった

のかもしれませんが、未読者を置いてきぼりに

しないストレートなところが良かったと思います。


今季ほとんど見れていない中で、今季MyTOP3

に入るくらいの作品でした。(ちなみに今季は10作くらい

見れたかなと思います。

やっぱり自分の中の一つのKEYを外してくれた

作品だからかなっと思います。

最後に、このOPはかなり良かったと思います。OPは良かったです。

(大事なことなので二度言います。)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 47

68.5 16 姉妹で漫画原作なアニメランキング16位
アスタロッテのおもちゃ!(TVアニメ動画)

2011年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (831)
4641人が棚に入れました
就職活動中の直哉(ナオヤ)が謎の女性に連れてこられたのはなんと妖魔の国「ユグヴァルランド」だった!ナオヤはそこでロッテ王女の後宮(ハーレム)入りを命じられた。ワガママだけど実は寂しがり屋なロッテの素顔を知ったナオヤは、彼女のためにこの世界に残ることを決意する。人間界からナオヤの娘の明日葉(アスハ)もやってきて、親子と愛人がひとつ屋根の下で暮らす、奇妙な同居生活がスタートした。ところがナオヤたちの毎日は個性的なキャラクターたちの乱入によって、ハプニングの連続に!?

声優・キャラクター
釘宮理恵、佐藤利奈、田村ゆかり、生天目仁美、藤村歩、堀江由衣、鈴木美咲、チョー、皆口裕子、松来未祐、広橋涼、波田野由衣、後藤邑子、吉野裕行、阿澄佳奈、白石涼子、甲斐田裕子
ネタバレ

偽ニュー隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ちょっとHなほのぼのファンタジー(77点)

全12話。
漫画原作。原作未読。

個人的満足点:77点
アニメ系統:ファンタジーハートフルコメディ

くぎゅ枠として視聴をした本作。
ツンデレサキュパス姫様「ロッテ」と子持ち人間、「直哉」とそれを取り巻くキャラ達による物語。

のっけから少々Hな展開で度肝を抜かれたのだが意外や意外、全体的にはほのぼのした話。
何というかあったかい気持ちになれる。

ロッテと直哉の関係など、よくよく考えればかなり危険な関係になっているのだけれども
そんなことは考えさせないような雰囲気が魅力。
ちょっとHな感じなんだけれど、下品さはなく見ていていやみを感じない。
ところどころHな話を挟みつつもあくまでほのぼの
ハートフルな話でほんわかほんわかといった感じ。

主人公のロッテのツンデレもデレ要素が多くデレるロッテが可愛い。
もう、ロッテ可愛いよロッテ状態であるw

また、直哉の娘である「明日葉」もなかなか魅力的。
中の人はゆかりんなので、くぎゅ&ゆかりんのからみもみどころ。

OPED曲も物語にマッチしていたと思う。
個人的にはこういうハートフルな話は好きである。
ほのぼのしたい方にはお勧め。


と、まあつまり
何が言いたいかというと

くぎゅうううううううううううううううう


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以下、これまでの各話の感想。
ネタバレ含むので
未視聴の方はスルーしてくぎゅううううううううううううう

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{netabare}
1話視聴。
のっけからお風呂回。
10歳の女の子にのっけから
男とちゅーちゅーしろとかなんとか(笑)
妖魔の国のお姫様の旦那探しかな。
今後の展開が気になる出だし。
2話以降の展開に期待。

2話視聴。
どこからミルクだすんだよ(笑)
そんなことはさておき
なんかよさそうな話になってきた。
アスタロッテの閉ざした心を
なおやが開けていくような展開かな。
今後も継続。

3話視聴。
なんかいいぞ。
ほんわかしてしまった。
こういう展開は悪くない。
そして今頃気づいた。
釘宮さんじゃないですか(笑)

4話視聴。
親子の切ない話だった。
なかなかいい話だったが
最後にえええええええ
まさか
来週どうなるんだろう

5話視聴。
もはやロッテ見たいがために見てる気がすくぎゅう
ロッテかわいいよロッテ。

6話視聴。
賢者ソルベイク、こ、これは!
かわいい新キャラ登場。
これは狂喜乱舞する人もいそうだw
まあ、自分はロッテ一筋でくぎゅう。

7話視聴。
1つ1つのシーンのロッテがかわいすぎる。
もう、ロッテに萌え死にそうw
クックドゥドゥルドゥwwwwww
ちょwwww
ソルベイクwwwwwwwwww

8話視聴。
なおやwおまえwwww
なんつー服をチョイスするんだwww
新たな男キャラ登場。
さてさてどうなることやら。
バッドボーイ吹いたwwww

最近色々なくぎゅを観てきたが
ロッテはなかなか良いくぎゅだと思う。

9話視聴。
いよいよクライマックスに向かう感じだが
今週はちょっとストレートだったwww
なおやwwwww
まあ、男だし仕方ない。
さて、ロッテとなおやはどうするのかな?

10話視聴。
大きければいいってもんじゃないしね。
その通り!!!
浴衣も歌も可愛かったくぎゅうううううう

11話視聴。
ここにきて、なんという。。。
やばすぎる。
そんな展開まったく予想してなかった。
あんまりだ。
うわああああああ。
来週これは泣くかもしれない。。。

12話視聴。
結局、泣くまでにはいたらなかったが
これはこれですっきり終われたと思う。
何かロッテには幸せになって欲しいと
そう思わずにはいられない。
そんな物語だったくぎゅううううううううううう。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 36

ligame さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

心温まる作品

異世界の王女様と人間の執事の心温まるファンタジー作品。
序盤は釘宮理恵さんや田村ゆかりさんといった声優さん目当てで見ていましたw
内容もちょっとエロくて、そういう方向で行くのかなぁと思っていました。
しかし、後半からすごく心温まる話になってきて少しウルウルしてしまいました…
特に11話から12話にかけての話はすごくよかったです。
キャラはロリっ子が多かったです。
自分はこういうキャラデザけっこう好きでした。
やはりくぎゅとゆかりんの声もあり、ロッテと明日葉はかわいいのですが、
ロッテのお母さんがすごく色っぽいです!皆口裕子さんの声やばいですwすごくいいキャラでした。
それとEDが最高でした。azusaさんの声はすごく癒されます。
この作品は後半で評価が上がりました。
とてもいい作品だったと思います。


投稿 : 2024/04/27
♥ : 13

たにぐー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

「これでハッピーエンド?」「ええ、もちろんです」OVA見たので追記

《OVAの感想》
これ見たら分からなかったとことか分かって見てよかったて思いました。
3話に分かれてて、お気に入りはやっぱり2話かな。
いいお話だなって思ってたら最後の最後でとんでもないオチが待ってて思わず笑ってしまったw
クスッてレベルじゃないよ、大笑いだよww
他の2話もとってもいい話?だった。
最後、「真夏のフォトグラフ」で終わって、これでホントに終わりなんだなって実感しました。
個人的には名作といってもいいなって思いました!

《本編の感想》
これを見ようと思ったのはこれのCM見て「ちゅーちゅー」が気になったからですw

「ちゅーちゅー」って言うぐらいだから相当エロいやつだなと思ってましたが、実際見てみると、泣かされました。
エロい部分がないと言ったら嘘になりますが、ほとんど気にならなかったです。
親子愛にうるうる、友情にホロリ、そして恋愛に号泣といった感じで、悲しかったんじゃなくて嬉しくて涙が出てきました。
心温まるいい物語でした。

音楽もすばらしく、BGMが特によかったです。
OP、EDもこのアニメにとてもあっていた感じがしました。
EDに関しては、Beat10入り確定です!

キャラも可愛らしく、ツンデレなロッテ、子供っぽいけどたまに大人っぽい明日葉とか魅力的なキャラばかりです。
てゆうか二人の声優さんがくぎゅうとゆかりんだったので声だけで萌えますねw
でも一番好きなのはエリカ。
ロッテのことをライバル視してるけど実は面倒見のいいとても優しいお姉さん。
声も後藤巴子さんでこれまた好きな声優さんなので大好きです!

最後に、これをもし見られるときはあまり深く考えすぎては め!ですw
じゃないと面白さが半減しちゃうかも。
個人的にはとてもおもしろかったです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 22

71.9 17 姉妹で漫画原作なアニメランキング17位
苺ましまろ(TVアニメ動画)

2005年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (843)
3827人が棚に入れました
短大生の伸恵を中心に、その妹の千佳、その幼馴染の美羽、ご近所の茉莉。彼女たちはごく普通な、でもちょっとだけユニークな毎日を送っています。
ある日、いつもどおり、千佳の部屋にみんなが集合すると、伸恵は千佳や美羽、茉莉の写真を携帯で撮り始める。「明日は何の日だ?」という伸恵だが三人には何のことだかわからない。
すると伸江は興味のないように出かけてしまう。千佳、茉莉と公園で遊んでいるうちに、美羽が明日が伸恵の誕生日であることを思い出す。誕生日プレゼントに手作りの灰皿とメッセージカードを送ろうと、作り始める3人だったが…?

声優・キャラクター
生天目仁美、千葉紗子、折笠富美子、川澄綾子、能登麻美子

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

かわいいは、正義!

ロリコンアニメロリコンアニメと言われてますが
まったくもってその通りです
最初に言っておきます
原作者さん、アニメ制作者さん、その他この作品に携わった全ての人へ、ありがとう
これぞ萌えアニメ界のドン、ベストオブ萌えアニメです


といっても、健全でギャグ満載、好き嫌いなく見れるアニメだと思います
制作は童夢です
作画はブレないです、というか動き自体少ないのですが
タイミングが心地よく、キャラ同士のやりとりが面白く、見ていて笑えます
ノンビージーで突っ伏してる美羽なんかこのアニメの十八番ですよね
定期的に見返したくなるアニメ第一です
私自身、これで何巡目になるのか分からないくらい見てます

いわゆる日常系です、ですが、笑いどころ多くあり
キャラクターの可愛さ相まって、見入ること間違いなし
展開が単調、なのになぜか目が離せない、言い表せない魅力があるんですよね
キャッチコピーの「かわいいは正義」って素晴らしい言葉と思いませんか
友達が読んでた「キャッチコピーが面白いほど書ける本」ってのにこれが載ってて驚いた覚えありますが
正義論の行き着くところはこれですよね、正義なんてのは大人の都合より、子供の目にどう映るかが問題なんですよ
正義の主体は稚い子供、かわいいと衆目が一致する子供にこそあるんです、そうやって思うと、これを考えた書籍の編集者か誰かには感嘆のまなざしを向けたくなってきますね

OPが声優陣による「いちごコンプリート」
この曲がまた可愛いんですよ
歌詞も可愛い、曲も可愛い、歌声も可愛い、みんな可愛い
”素敵☆無敵☆完璧 ハイッ!”
あとOVAのOPですが「あっかん berry berry」も好きですね
”おーらい おーらい OK OK?”

声優は千葉紗子、折笠富美子、川澄綾子、能登麻美子
と神がかり的なキャスチング、垂涎です
美羽役の折笠さんはほんと適役ですね
「何すっとぼけてんの」とか「決まっとるしょ」とか、妙なイントネーションが全編を通して腹筋を小突きます
茉莉ちゃん役の川澄さんも良いなぁ
「おっきぃよぅ」は何度聞いても良い

非常に有名な「ぐぬぬ系コラ」の開祖であるこの作品
2話のコッポラちゃん以外にも、6話の笑いを堪える千佳ちゃんなど、
ゆるキャラ系に可愛さ表現においては、1位2位を争う高いレベルを維持してますね
それに服装も可愛いですね、これほど小学生ファッションに精通しているばらスィー氏は一体何者なんでしょうかね

美羽千佳ほど息のとれた漫才コンピもそうそういませんね、そしてネタも面白い
多くがボケ倒しのシュール漫才なんですが、無駄にツボっちゃいますね
アニメでは高校生から大学生に変更されてたのぶ姉ですが、
あれではまるで誘拐犯・・・
笹原ー、立ってろー

あと別口で語るべきは6話ですよね、この回は今まで見てきたアニメの中でも最上級に面白い
そりゃこんな面白さじゃアナちゃんも溶けるよね
美羽千佳の漫才列伝もそうだし、アナ茉莉コンビの掛け合いも見過ごせない
この回は単品でも十分お腹ふくれますね
なんといっても名言ラッシュ、
千佳の「ガチョ」や美羽の「あーん、あたし火照っちゃって~」やアナちゃんの「ぎんがえる・・・?」が生まれたのもこの回ですね


アニメはリアルタイム派ですか?それとも録画派ですか?
この苺ましまろは、放送事故があったことでも有名で
TBSのあのグダグダ感と、シュールさ、そして、録画派の嘆きは、今でも語り継がれています
まぁいろいろあった苺ましまろですが、出来は本物です
おすすめのアニメです

投稿 : 2024/04/27
♥ : 20

- JIN - さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

「みつどもえ」の対極にあるほのぼのとした微笑み

癒し系ほのぼのでありながらシュールで楽しく完走できました
ひだまりスケッチを小学生にしてゆっる~~くした作品でもありますね
興味を持っていただいた方へ参考になれば
全12話で全て一話完結されているので基本どこから見ても楽しめます
一つ見てみればどの回でも問題なく作品の特徴と魅力が掴めますので
それでご自身の好みに合うかご判断いただけたらと思います
.
2話で転校してくる「アナちゃん」はイギリス人の容姿でありながら
英語が使えないという設定だけは基本情報として抑えててくださいな
.
一歩間違えればダラダラになりそうなネタでも絶妙な会話テンポや
カット割りによって心地よさとクスッとくる笑いに変えてくれました
肩の力を抜いて湯船に浸かっているような癒し効果がありますよ!
※ただし効能には個人差があります
.
結論:「かわいいは、正義!」に納得せざるを得ない

投稿 : 2024/04/27
♥ : 8

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

もぎたて果実の収穫祭 甘くて酸っぱいイチゴです  【ねこ's満足度:90pts】

元気いっぱいな小学生、千佳・美羽・茉莉・アナの4人と、
なんだかんだで面倒見のいい千佳の姉・伸恵の日常を描いたほのぼのアニメ。

日常系の作品は数あれど、可愛らしさからくる癒しにおいて、この作品の右に出るものはありません。
まさに”かわいいは正義!”。このキャッチフレーズを考えた人は天才ですね。

ちょっとしたことで泣いて笑って喜んで。描かれてるのは等身大の小学生たち。
洋服も可愛いし、ぼーっと観てるだけでもかなり癒される作品です。
そんな中、この作品に”面白い”という要素を加えてるのが美羽という存在。
彼女が画面狭しと暴れ回ることによって、周りのキャラもより輝きを増します。

正直実際付き合うとしたらかなり難しい(笑)。そのくらい突出したウザキャラです。
でもたぶんみんな(特に伸恵と千佳)美羽の本質をわかってるんです。だからいつも一緒にいられる。
それがよく分かるのが、個人的にも一番好きな回である5話。
なんだいい子だな~カワイイな~なんて思いながら・・・。
それでも最後にオチをつける辺りはさすがの美羽でした。

一方でそんな子供たちと一緒にグダ②しながら、ときに優しく見守ってるのが女子大生の伸恵。
彼女も美羽と同様に、お話の中ではかなり重要なポジションにいます。(ロリ百合だけどw)
同じ景色を見ていても、同じ事をしていても、やっぱり子供たちと感じ方が違う。
違う目線のキャラがひとりいることにより、子供たちの純粋さがより際立つ、そんな感じがしました。

あと、すっごく面白いのに見終わった後、妙に寂しくなるのもこの作品の特徴。
あれ?自分はいつから大人になっちゃったんだろ?いつから子供じゃなくなっちゃったんだろ?って。
やたら優しいEDの映像と歌声のせいで、余計そんな気分に浸ってしまいます。

楽しくて面白くて癒されて、不思議とちょっぴり切ない。日常系の傑作です。
それとささづか君の不憫さにいつも泣ける・・・(笑)。それだけに最終話の逆転劇は最高!(笑)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 43

66.9 18 姉妹で漫画原作なアニメランキング18位
ローゼンメイデン (スタジオディーン版)(TVアニメ動画)

2013年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (642)
3702人が棚に入れました
ひきこもりの中学生・桜田ジュンの元に届いた一通のダイレクトメール。

まきますか まきませんか

その選択により世界は枝分かれした。
「まきます」を選んだジュンは真紅と出会い、
「まきません」を選んだジュンは真紅と出会わないまま、やがて大学生になっていた。
決して交わるはずのない世界。
だが、ふたつの世界は繋がってしまった…!!
ひきこもりを克服して外に出たものの、自分の居場所を見つけられない「まか
なかった」ジュン。
「ローゼンメイデン」が存在するはずのない世界にやって来た真紅。
その出会いがもたらすものは…!?

声優・キャラクター
逢坂良太、沢城みゆき、千葉千恵巳、田中理恵、桑谷夏子、森永理科、志村由美、野川さくら、真田アサミ、倉田雅世
ネタバレ

ストライク さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ドールのマスターになりたくなる (*´ー`)

原作  漫画  未読

全13話

ジャンル:アンティークドールバトルファンタジー

ローゼンメイデン(第1期)
ローゼンメイデン トロイメント(第2期)
ローゼンメイデン オーベルテューレ(特別編)
      ↓
上記に続く ローゼンメイデン 新作 (3期になるのかな?)

1期、2期、特別編は、中学生の主人公 桜田ジュンが、ドールのネジを【巻いた世界】のお話ですが、
この新作では 、大学生に成長してた桜田ジュンの【巻かなかった世界】のお話です。

話は終始シリアスです。

【巻いた世界】と【巻かなかった世界】が交わります。

大学生で一人暮らしジュンは、生活する為に仕方なくバイトには行くが、大学には行かない半引きこもり・・・
そこへ真紅と出会い、成長していく感じです。

映像は1期2期と比べ、凄く綺麗になってます。
キャラデザは、この新作の方が好みでした。


最後まで視聴した感想
{netabare}
1期2期では、バトルは勿論、ドール達との日常も結構あって楽しめたんですが、
今回は、彼女達 ドールとの日常が殆どありません。
可愛い雛苺に至っては、今回再現シーンでしか出てこない始末。><

ドール達との日常は、賑やかながらも楽しい時間で、皆が動き回る姿を見ているだけで癒されたんですが・・・今回はホントに残念です。
(ノω・、)

そのかわりと言っては、なんですが・・・
今回、ジュンのバイト先の 斉藤さん(可愛い女性)との絡みが多くなってて、何だか二人いい雰囲気でしたね!
見てて この先どうなるの~ って感じでした。
(*´∀`*) 

終盤では、真紅達ドールとのお別れがあり、自分も寂しかったです。
この世界のジュンも、真紅と出合って少し成長できてたのには良かったですね~。

ラストは、まだ何かありそうな感じで終わってしまったので、凄く気になります!
絶対 新作の2期も製作して欲しいです。
{/netabare}


自分は、ドールの中では やっぱり 翠星石がお気に入り。
雛苺も、水銀燈、真紅、金糸雀、蒼星石だって みんな好きですけどね! 
(●´ω`●)ゞ
できることなら、誰かのマスターになりたいです。

まぁ、それは不可能なので・・・
自分は、フィギュアには興味はないんですが
彼女たちの小さなフィギュアなら部屋に飾りたいですね~。
絶対 見てるだけで癒される自信あります! (`・ω・´)キリ  


作品的にはドール達が可愛くて、彼女達見たさに毎週楽しみでした。
良かったです!(*´ー`)


また見たいので新作2期 期待してます!



OP:「私の薔薇を喰みなさい」歌 - ALI PROJECT

ED:「Alternative」歌 - Annabel

投稿 : 2024/04/27
♥ : 62
ネタバレ

Appleモンキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

沢城さんキタ――(゚∀゚)――出るか乳酸菌

1期を見ていないので、第1話から
壮大な置いてけぼりを食らってしまいましたが、
第2話から引き込まれています^^


今は1期のローゼンメイデンから
観ている最中です。


沢城さんのセリフが多いのが一番の
ポイントですね☆

■第1期・2期
{netabare}
ローゼンメイデンの第1期・2期見ました。
(新)からローゼンメイデンは入っていったので
だいぶ雰囲気が違うんですね。

沢城さんボイスだけで2期分見れてしまいました^^
が!水銀燈もお気に入りです^^

乳酸菌摂ってるぅ~?

{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 56
ネタバレ

てけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ムード満点な新シリーズ

原作未読。

1期や2期の続編ではありません。
新シリーズです。

ところが、説明を思いっきり省いています。
知らない人が見たら「なんじゃこりゃ?」です。
世界観を知るためには1期と2期を見たほうがいいでしょう。
内容がつながっていないアニメを先に見ておくべきという、妙な作品です。


さて、肝心のストーリー。

「まきますか」「まきませんか」

「まきます」を選んだ中学生のジュン。
「まきません」を選んだ大学生のジュン。
彼らが主人公の物語です。
とは言っても、ほとんど大学生側の視点です。

ドールたちの戦いを通じ、ネクラなジュンならぬ桜田ジュンがどうやって世間になじんでいくか。
そこに焦点が当てられています。

しかし、せっかくの主題が台無しになるシーンが最終回に……。
{netabare}
自力で友人を作り、大学にもしっかり通う過程をすっとばしています。
コミュ障からいきなりリア充です。
そして、2期を意識した「おれたちの戦いはこれからだぜ!」的な終わり方。

これじゃテーマを放りだしているに近いんですよね。
斉藤ちゃんと店長だけじゃ足りません。
大学生活をしっかり描いてくれないと。
{/netabare}
残念無念です。


そのほかは雰囲気アニメ。

美しいアンティークドールは見物です。
細い線で描かれ、線を閉じきっていません。
おかげで、とても柔らかい絵柄に仕上がっています。
{netabare}
さすがに最後の首だけ真紅には吹きましたがw
{/netabare}

音楽も雰囲気に貢献しています。
特にEDテーマの静けさや懐かしさ。
それらが、視聴者をローゼンメイデンの世界に連れていってくれます。
敵キャラの不気味さともよく合っています。
ムードはほぼ満足です。


全体としては、起伏があまりありません。
一般ウケはしないと思います。

しかし、雰囲気は満点。
私は最終回を除き、十分に楽しめました。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 47

68.3 19 姉妹で漫画原作なアニメランキング19位
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 2wei(TVアニメ動画)

2014年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (572)
3421人が棚に入れました
とある夜、バスルームに飛び込んできたマジカルルビーの、軽妙かつ巧妙なトークに騙されて、魔法少女になってしまったイリヤ。ルビーの元の持ち主である凛に言われるがままに“クラスカード”を回収することに。
ライバル(?)であるもうひとりの魔法少女・美遊とともに、傷つき、すれ違いながらも、ハードなバトルを戦い抜いてどうにか7枚のクラスカードを回収。イリヤたちは平穏な日常に戻ることができた。
そして――。
回収任務が終わってから数週間後、凛たちから新たな任務を命じられるイリヤと美遊。地脈に魔力を流し込んで安定させるだけという簡単な任務のはずだったのだが、なにが悪かったのかトラブルが発生!
それが新たな物語の始まりだった――。

たにぐー さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

萌え萌えきゅん!

ヌルヌル動くバトル?いやいや、、、
それじゃあ、感動のストーリー?いやいやいや、、、
この作品の魅力、、、それはやはり萌えだよ萌えっ!

もう、イリヤに美遊にそしてクロ!
かわいすぎるヤバイ。
ほんと俺を萌え殺す気かっ!って感じですw

二期ではクロがお気に入りになりましたw
エロかわいいよね褐色の肌とか言動行動とか。
なんと言っても笑顔が一番輝いていました♪

もちろんイリヤはおもしろ可愛いし、美遊は一話からデレてくれて満足でした♪
結論、小学生さいこー!の一言につきまするw

それにしても、、、年増ツインテと年増ドリルはどうにかならんのかね。
今回は魔法少女コスプレしなかったから幾分ましだったけど、
制服姿も正直全然似合ってないんだよねw
このお二方にはいつになっても慣れませぬ。

三期も決定してるみたいなのでさらに萌え萌えきゅんできることを祈ります!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 36

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ ヘルツ!』のタイトルで2015年夏に放送予定。

『みんなのくじ Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』 2015年春発売! 11月下旬より制服姿のイリヤプライズも登場
はずれなしのキャラクターくじ「みんなのくじ」の最新作として『みんなのくじ Fate/kaleid liner(フェイト カレイドライナー) プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』が2015年春に、ホビーショップおよび書店などにて発売決定! また、同作品のアミューズメント施設用景品(プライズ)も、2014年11月下旬より展開予定。

『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』は人気ゲーム『Fate/stay night(フェイト ステイナイト)』のスピンオフマンガが原作のアニメーション。「みんなのくじ」ではB賞として主人公・イリヤの録りおろしボイス付きぬいぐるみをご用意、その他にもキャラクターの魅力を引き出すオリジナルグッズを鋭意開発中となっている。

また、11月から全国のアミューズメント施設でイリヤのプライズも登場。
<プライズ新商品情報>
スケールフィギュアではめずらしい制服姿のイリヤと美遊がプライズとして登場! 11 月展開のイリヤに同梱のボーナスパーツを使用すると、12 月展開の美遊と手をつないだポーズになる。

2014年7月スタートのテレビアニメ『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』が、9月10日放送の第10話で最終話を迎えた。『Fate/stay night』の世界観を原案に、魔法少女となったイリヤの活躍を作品だ。
7月のアニメシーンを盛り上げた作品だが、その番組のラストで大きな発表がされた。続編『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ ヘルツ!』が製作され、2015年にオンエアされるという。

続編のタイトルにある「ヘルツ」はドイツ語で心臓、心、ハートを意味する。イリヤたちが今度はどのような活躍を見せるのか。ファンの期待が膨らむ告知となった。
一方で、第1シーズン『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』はテレビ放送は終了したが展開は続く。まず9月26日にBlu-ray、DVD第1巻のリリースを控えている。映像特典として完全新作ショートアニメ「ファーストブラ イリヤ編」を収録しているのが目玉だ。
「ファーストブラ イリヤ編」は原作者のひろやまひろしさんがシナリオを完全監修し、初めてのブラジャーを巡るイリヤとクロのエピソードが展開される。新作アニメは今後毎巻収録されるため、続巻の内容にも注目していきたい。

『月刊コンプエース』2007年11月号から連載開始。TYPE-MOONのビジュアルノベルゲーム『Fate/stay night』からのスピンアウト漫画作品である。基本的な設定は原作に準じているが、『Character material』に掲載された『アインツさん家のイリヤさん。』の要素も見られ、魔術理論や主人公たちの個人史などに関してはひろやまによる独自設定の色が濃く、『ツヴァイ』第4巻あとがきでは「(本作の設定は)原作にはフィードバックされない」ので「(原作との設定の相違に関しては)絶対にツッこむな」と述べられている。

第1話の雑誌掲載時には原作者である武内崇や奈須きのこからコメントが寄せられ、ひろやまが2006年に発売された同人誌『少年フェイト』に寄稿した『ハッピーガンド』を連載する予定だったことや、この漫画は「イリヤルートのヘンな進化形」であることなどが語られている。

『月刊コンプエース』2009年1月号で連載は終了し、単行本第2巻(最終巻)収録のエピローグで物語は完結した。しかし、連載終了後に発刊された『TYPE-MOONエース』Vol.2に外伝が掲載されると共に続編の構想がほのめかされ、『月刊コンプエース』2009年6月号から続編にあたる『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!』を連載開始。さらに『ツヴァイ』の終了後は、そのまま第3部にあたる『ドライ』が連載された。

2012年7月8日にパシフィコ横浜で開催された『TYPE-MOON Fes.』にてテレビアニメ化が発表され、2013年7月から9月にかけて放送された。

また、6月26日には『Fate/kaleid liner イリヤと凛のプリズマナイト!』としてインターネットラジオに、ニンテンドー3DS用ゲームソフトとして家庭用ゲームにも進出が決定している。その他、8月1日にはノベライズ版が伊藤ヒロの手によって角川スニーカー文庫より発刊開始。

『月刊コンプエース』2010年5月号におけるコラボレーション企画では、同じく魔法少女物の『魔法少女リリカルなのは』と競演した。この時の特別編は『ツヴァイ』単行本第2巻に収録されている。

オープニングテーマ
「moving soul」
第1話では未使用。

エンディングテーマ
「TWO BY TWO」

投稿 : 2024/04/27
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ホントに小学生・・・なんですよね^^;?

この作品は、「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」の続編となっています。
物語に繋がりがあるので、前作未視聴の方はそちらからの視聴をお薦めします。

この物語の主人公は、イリヤスフィール・フォン・アインツベルン・・・Fate/stay nightで圧倒的な強さを見せたバーサーカーのマスターとして活躍しましたが、スピンアウトしたこの作品では、普通の女の子として平凡な日常を愛する普通の女の子として登場するのですが・・・

魔法少女になり、美遊、凛、ルヴィアと一緒に冬木市に眠るカード回収を手伝いながら少しずつ友情を育み成長していく・・・その様な彼女たちが1期で描かれていました^^
そして2期制作の発表が早めにあったので、視聴を楽しみにしていた作品の一つでした。

こうして、2期の視聴を始めたわけですが・・・
イリヤと美遊は小学5年生・・・幼さ残るあどけない一面を見ることのできる反面、時々小学生とは思えないような大人びた表情を垣間見せる二人・・・
何より1期で培ってきた友情パワーも相まって、1話目からキャラに惹かれまくりでした(//∇//)

現実では小学生に全く興味無いのですが・・・
この作品に登場する小学生には色っぽささえ感じてしまいました(//∇//)

特に美遊ちゃん・・・今期の彼女は1期と比べるとだいぶ良い感じに変わっています・・・
その変わり方には「あざとさ」を感じてしまうほどなのですが・・・
結局はそれにしっかり乗じてしまっていたようです(//∇//)
1期とはまた違った彼女を堪能できる・・・そんな作品に仕上がっていると思います^^

でも、この作品はただのキャラ萌えアニメではありません・・・
ストーリーもしっかり練られている上、サプライズも用意されているので、視聴していて中だるみを感じることはありませんでした^^

それもそのはず・・・この作品の最大の泣き所でもあるのですが、角川10話枠作品なんですよね・・・
物語の中で繰り広げられるバトルの激しさや、キャラの愛らしさが1期より確実に向上しているだけあって、あっという間に終わってしまった感さえありました^^;
物語的にも多くの謎を残して終わっています・・・色々と大人の事情があるのだと思いますが、やっぱり10話は正直短すぎでした^^;

それでも、唯一の救いだったのが、続編が『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ ヘルツ!』として2015年に放送される事が番組最後に知らされた事でした^^

2015年まで待ちます・・・途中で劇場版に変更とか無しで、しっかりテレビアニメ版として放送される事を期待しています。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 33

64.5 20 姉妹で漫画原作なアニメランキング20位
ソウルイーターノット!(TVアニメ動画)

2014年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (511)
3202人が棚に入れました
死武専に入学した「恋に恋する14歳」春鳥つぐみ、天然少女で職人の多々音めめ、“キング・オブ・庶民”としてつぐみに興味を抱くツンデレお姫様アーニャ・ヘプバーンの3人が紡ぐ、死武専を舞台にした「殺伐だけどウキウキな学園ライフ」を描く。

2004年から2013年に月刊少年ガンガンに連載され、2008年4月~2009年3月にテレビアニメ化もされた「ソウルイーター」の外伝的作品で、本編中で描かれなかった設定を後書きに掲載するのではなくマンガで描きたいという思いから始められた作品。

声優・キャラクター
千菅春香、悠木碧、早見沙織、櫻井孝宏、山下誠一郎、小松未可子、小岩井ことり

plm さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

(´・ω・`)ガガントス

 三人の新入生の女の子を中心にした「ソウルイーター」の外伝的作品。
「ソウルイーター」はチラ見したことぐらいしかなく、少年漫画系でしょ?ぐらいの認識だったが、
一新したような作風に惹かれて、興味本位で視聴を始めた。

■なにこれかわいい
 1話、2話と観ていくと、登場人物がとにかく可愛い。なんだかすごく萌える。
近頃安定的に需要のある、いわゆる日常系(女の子の可愛さを楽しむ)アニメ路線なんじゃないかと思う。
けれど、まんがタイムきらら系列(今期でいうと、ごちうさ)の、「可愛い・ほのぼの~」という、
落ち着く感じの癒し系可愛さと比べると、本作は「キマシタワァァ!!」とハイになって高まる感じ。
いやこれは百合厨的にはしゃいでるわけではなくて、一般的感性で可愛いと感じると思う。
むしろ女の子同士での恋愛を明示してしまうあざとさがないために、邪心なく観れるというか。

このかわいさが引き立つのは、キャラ同士の絡みにあるだろう。
落ち込んだり自信がないとき、寄り添ったり背中を押したり、そうして紡がれていく絆。
一人一人どこか頼りない面を見せながらも、お互いに支え合う姿は微笑ましい。
誰かが隣にいることで、一人では弱くても元気に生きていけることが伝わってくる。

■テーマは「魂の共鳴」、それってつまり仲の良さ
 メインキャラの三人はそれぞれ特徴的だが、その性質を考えてみると、
めめちゃんは純心、アーニャちゃんは誠意、つぐみはそのどちらも併せ持つようでいる。
純心は無邪気さ、近くにいるだけで相手を和ませるようなアイデンティティ。
誠意は相手に対して真っ直ぐに向き合うような姿勢、それは信頼に繋がる。
この両者に共通するのは真心(まごころ)で、偽らざる思いであるからこそダイレクトに伝わる。

主人公のつぐみは、このどちらもの性質が持つ良さと、その裏にある弱さを見せてくれた。
誠意の裏にあるプライド、孤独という、人と人との心の距離を純心さが縮め、
純心の裏にある臆病、未熟さという、一歩を踏み出せない気弱さを誠意が勇気づけてくれる。
この二つの性質が良い関係で、つぐみにとっては双方がなくてはならない存在だったこともわかる。

■心に満ちているから楽しくなれる、殺伐だけどウキウキライフ
 ここまでかわいいとしか書いてなかったけれど、この作品はとても「楽しい」!
喜怒哀楽の感情に溢れていて、突拍子のないギャグもまた斜め上を行くもので一話一話が濃厚。
そういう中で、この作品からは色々学ぶことができる事柄も多いと思う。

例えばアーニャちゃんなんて、言葉じりだけ捉えれば結構意地っ張りなところがあるのだけれど、
つぐみはその心中を察して、思いを汲み取ってあげることが大きな救いになっている。
めめちゃんも、一分間フレンズ級の忘れっぽさに、夜中に睡拳とかやりだすとか、
付き合うの大変そうだけど、受け入れてしまえばこれほど気の合う仲間もいないというほどに。

思いやりの大切さというのか、他者を受け入れる勇気というのか、
そういう何気ない日常的な意識の中に、人が互いに居場所を得るキーがあるような気がした。

■声優GJ
 最近、悠木碧ちゃんの演技にハマってて、ブラック・ブレットの殺戮幼女も好きだったんだけど、
本作のキャラもなかなかフィットしていたように思う。独特なのにこれしかないって感じの自然さが凄い。
この作品で、碧ちゃんがより好きになった。
はやみんも意地っ張りお嬢様キャラ合っていて、ナイスキャスティング。はやみんも、より好きになった。
つぐみちゃんの人は知らなかったけど、これまたキャラに合ってるし個性的で、この先注目したい。
三人みんな息ぴったりで、伸び伸びしてる感じで良かった。

あとはガガントスとにゃんぱすーの語感が近いせいで妙な親和性を想起させられるためか、
カナちゃん(小岩井ことり)が雰囲気もれんちょんっぽいので、出るたび笑った。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 17
ネタバレ

とろろ418 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

あと一押しのガガントス

【1話感想】
{netabare}
  私が知っている『ソウルイーター』とイメージが違ったので、最初全くの別作品だと思ってました。
  同作者による外伝作品なんですね。いや、ビックリ。
  んーまあ、この方が人気出ると踏んだのでしょうかね。前のちょっとダークな雰囲気も結構好きだったんですが。

  まだ肝心のバトルが薄味なので何とも言えませんが、中々小気味良い作りになっていると思います。
  今のところはポップな雰囲気なので、もしかして日常系みたいな感じになるんでしょうかね?
  どちらにしても、本編とは違う視点で描かれるそうなので、その辺りに期待して視聴したいと思います。
{/netabare}
-----------------------------------------------------------------------
【8話まで】
{netabare}
  いやー、思っていたより大分感触が良いです。
  これは技術の上に成り立っている面白さと言っていいでしょうね。
  何と言ってもほのぼのとシリアスとのバランスの絶妙さ。
  ちゃんとストーリー進行に合わせて、毎回比率調整しているのが高評価です。
  具体的に言うなら、{netabare}
  1話から5話まではほのぼのベースで徐々にシリアス増加。
  6話はクッションとしてシリアス多め。
  7話でアボーン。(決して唐突な展開ではありませんよ?)
  8話出だしの過剰とも言えるギャグで緩和、最後に本題(?)突入。
{/netabare}
  キャラも個性的な上にポイント絞って小出ししているので、すんなり覚えられます。
  『ガガントス』とか『ロイヤル~』とかキャッチーな語句も多くて好きです。

  気になる点として、バトルの少なさと見えてる情報が少ないことでしょうか。
  前者は、最終的な山場がしっかり見えているので、数より質が良ければそこまで問題はなさそうかな?
  後者は、主に魔女関連ですね。
  本編見てると魔女ってこういう存在だというのがわかるのですが、本作だけだと魔女って何? 状態に近いと思うので、
  もう少し興味を惹く情報があれば良かった気がします。
  {netabare}せっかくキムさんがいるんなら魔女告発とかあっても良かったかもしれませんね。
  死武専の中に本物の魔女が潜り込んでいる→被害者が一名→誰が魔女だ?→キムお前なのか?
  →ジャクリーンがかばって何とか難を逃れる→デマだった(被害者はただの事故?)→一件落着
  ついでに、実は噂は本当でキムの他にもう一人いて、事故だと処理されたのも……。までやったら面白そうだけど、どうだろう?
  こんな感じで魔女の存在やその恐ろしさも早めに描けた気がしないでもないけど、
  それだと前述のバランスが崩れるかもしれないか。んー難しいですね。
{/netabare}

  あとは個人的な趣向として、ED曲好きです。
  哀愁ありつつ元気の出る曲でもあるので、あとは作品の熱が加われば言うことなしですね。

  作品として『ガガントス』にならないことを切に願います。
{/netabare}
(2014.5.28)
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【視聴後】
  構成や世界観作りは申し分なし。
  ただし、戦闘周りがガガントス。
  作品の雰囲気を保ちたかったのはわかりますが、ここはもっとガツンといって良かったところだと思います。
  あとはつぐみの武器形態ですかね。
  {netabare}双斧槍とか、多分裂できる武器の方が良かったと思いますね。
  未熟者という設定上難しいことはわかっているんですけど、アレだと流石に戦いにくさが顕著なので。
  同様にシャウラの魂の扱いももう少し工夫できたかと。
  つぐみが食べるのを渋っている隙にソウルに食わせるなど。
{/netabare}

  主に本編との関係性により(公表順番と雰囲気の相違など)、昇華しきれなかったのが残念です。実に勿体ない。
  まあ、らしいと言えばそうなんですけど、あと一押しが欲しかったです。
  {netabare}順番が逆だと、本作でマカたちをもっと活躍させたり、本編につぐみたちを登場させたりして相乗効果を狙えたり、
  シャウラをもっと派手に暴れさせたりもできたのでしょうね。{/netabare}
  前述の通り戦闘方面での盛り上がりには欠けますが、作品としては十分に楽しめるものだと思うので、
  お暇があれば視聴してみるのも悪くないかと思います。
(2014..7.2)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 8

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

本編を観ていなくても楽しめます

「ソウルイーター」のスピンオフ作品。本編を観ていなかったので最初は世界観がよくわかりませんでしたが、特に問題なく楽しめました。
前半のほのぼの日常系のような雰囲気に、後半ではシリアスなバトル物のような展開が多くなってきます。血が飛び散ったり人が死んだりという場面もあったりするので(グロいというほどではなく普通のバトル物作品程度ですが)、ひたすら平和な日常系のような作品を期待するとイメージが違うかもしれません。
個人的にはこの作品のギャグというか笑いのセンスが好みだったので、とても楽しめました。後半のシリアス展開になっても笑いどころがあったのも良かったです。キャラもかわいく描けていましたし、ストーリー自体もわかりやすくて悪くなかったです。最終回もとても綺麗に締めていました。
音楽はOP、EDともに良かったです。特にEDはほのぼのした優しい曲で癒されました。
あまり大きな話題にもなっていないようなので誰が観ても面白いと思う作品ではないのかもしれませんが、個人的には春アニメの中でも特に楽しめた作品の一つでした。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 39

66.8 21 姉妹で漫画原作なアニメランキング21位
To LOVEる-とらぶる-ダークネス2nd(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (453)
3074人が棚に入れました
ちょっとエッチな描写で大人気を博したハーレム作品「To LOVEる-とらぶる-」。そのスピンオフ作品である「To LOVEる-とらぶる-ダークネス」の第2期作品。お約束のセクシーシーンは今回も健在!? アニメーション制作は、1期と同様、XEBECが担当する。

声優・キャラクター
豊崎愛生、福圓美里、井口裕香、渡辺明乃、戸松遥、矢作紗友里、伊藤かな恵、花澤香菜、名塚佳織、柚木涼香、新井里美、能登麻美子、日高里菜

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

リト君・・・君は何で暗い夜道を一人で歩けるのかな・・・σ(^_^;)?

この作品は「To Loveる ダークネス」の続編です。物語は「To Loveる」から繋がっているので、未視聴の前作があればそちらからの視聴をお薦めします。
ダークネス1期から主役の一人として奮闘しているモモちゃん推しである私は、毎話期待値MAXで視聴していました。

モモが画策する「リトのハーレム計画」と、ネメシスの策略「ダークネス計画」が秘密裏に・・・ゆっくりだけど一歩ずつ着々と前進していくそれぞれの計画と相変わらずの日常・・・これらが上手く噛み合いながら物語が進んでいくんですけど・・・

今回のリトのラッキースケベっぷり・・・前作より格段にレベルアップしていませんでしたか・・・?
あれは一体何なの・・・? 持って生まれた才能・・・? 新種の能力・・・?
この作品のキャラは只でさえ可愛いんです・・・
それなのに・・・あっちで転んでラッキースケベ、こっちで転んでラッキースケベって・・・
いくら何でもやりすぎでしょ・・・σ(^_^;)?
毎朝のモモちゃんとの早朝トレーニングもしかり・・・
羨ましいとか妬ましいという気持ちを通り過ぎて・・・怒りにも似た感情を感じずにはいられませんでした^^;

仕方ないのも解っています・・・
私にはリトのようなラッキースケベの能力はありませんし、学生時代はクラブ活動漬けで連日の様に可愛い女の子とキャッキャウフフするシチュエーションとはかけ離れた生活を送っていたので、リトの様な羨ましい出来事の記憶すらありません^^;

クラブ活動漬けの学生生活・・・お金じゃ決して買えないモノを目指して取り組んでいたので、決して後悔している訳ではありませんが、リトの羨ましい日常を見てしまうともう少し違う謳歌の仕方をしても良かったような気がしてなりません・・・^^;

そんな事を思わず考えてしまうのは、この作品のキャラデザが半端なく可愛いから・・・(//∇//)
私のど真ん中・・・夏アニメの中でも1,2を争うくらいの可愛らしさだったと思います。
物語の展開上、ララと西連寺の出番がちょっと少なめだったのは少し残念でした^^;
古手川さんの「ハレンチなっ!」はもう少し聞きたかったかな^^;

それでも、今回活躍するキャラは魅力たっぷりだったと思います。
個人的に今回の作品で株を上げたのはヤミちゃんでした^^
何度もリトのラッキースケベの標的になるのですが、これまでは「えっちぃのは嫌いです」がお約束でしたが、今期は「もはや能力の領域に到達しつつあります」「もはや物理法則もへったくれもないですね」、そして極めつけは「あなた最近ちょっとコケ過ぎじゃないですか」とバリエーションが広がっています^^
ヤミちゃんが言うんだから間違いない・・・私もリトは転び過ぎだと思います^^
そんなヤミちゃんですが、今期の頬を赤らめる表情は可愛かったですね^^
何度かドキッとさせられちゃいました(//∇//)

でも、やっぱり私の一推しはモモちゃんですけど(//∇//)

オープニングテーマは、Rayさんの「secret arms」
エンディングテーマは、川田まみさんの「Gardens」
secret armsはメロディーが、Gardensは可愛らしい歌詞がお気に入りの曲です。

全14話の作品でした。夏アニメは7〜9月の間に放送されますが、この作品は
14話になるという事が早々に発表され、13〜14話は10月に放送されました。
この作品の様に1クールに収まらないこと、その対応策を早々に発表して貰えたのは嬉しい限りです。
制作の過程では色々なことがあると思います。無理に1クールに収めるより、物語の展開を大切に制作するという作り手の愛情を感じられる・・・そんな対応だったのではないでしょうか。

でも・・・リトのハーレム計画は未だ道半ばです。
物語的にも次期を感じさせる終わり方だったと思います。
続編・・・期待して待っています^^

投稿 : 2024/04/27
♥ : 21

トゥットゥルー☆ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いいところで終わりましたね^^

次回予告があったからもう一話あるのかと思ってました。
一番いいところで中途半端に終わりましたね(^^;

っと思ってたら、だいぶ後から2話追加でいいところで終わらせてくれました^^
ここまでの展開は結構好きです。

To Love関係の作品では一応ストーリー重視?の一番面白い作品だと思います。

キャラは魅力的なので今後のストーリーに期待!
ダークネス計画やハーレム計画はどのように発展していくのでしょうね?

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

Rottel さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

エロさだけじゃない面白さ

このアニメの第一印象は、「エロい,エロい,エロい,以上!」って思う人が多いと思いますが、僕はそれだけではないと思います。
確かにエロいですが、シリアスも含まれていて、感動する場面ではとても感動します。
また、キャラがとても多くみんな魅力的なので、自分の推しキャラを絶対見つけられると思います。
大抵のアニメは、1期よりも2期の方が評価が低くなりがちですが、このアニメは2期があってこそだと思います。(無印から含めると実質4期ですが…)
自分はToLOVEるシリーズの順番を間違えて見てしまったので登場人物の関係の把握に困ってしまったので、あらかじめ順番を調べてから見るべきだと思います。(笑)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

64.9 22 姉妹で漫画原作なアニメランキング22位
波打際のむろみさん(TVアニメ動画)

2013年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (656)
2948人が棚に入れました
ある日突然、むろみさんが釣れた!! フィッシング部の向島拓朗が釣ったのは‥‥なんと人魚!? 「ミミズうまかっちゃん、喰らいついてしもたら、なんや釣り鉤やったんやね」‥‥こいつ、博多弁話すしー! なぜか博多弁を話す人魚のむろみさんと、釣り好き少年・拓朗の異生物交流コメディ♪

声優・キャラクター
田村ゆかり、水島大宙、野中藍、上坂すみれ、原田ひとみ、中原麻衣、さかいかな、斎藤千和
ネタバレ

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

テンション高いなー。波止場をハッテン場に。

他の方のレビューが面白かったので、観たくなったんだ。
楽しいねえ〜、これ。
テンション高くてくどい!!けど、楽しい。
オープニングの無駄にアクティブな雰囲気、クセになるなぁ。

♪ずーっと待ってた奇跡より 目の前の笑顔が正解だっ!♪

げんしけん2代目のオープニングの上坂すみれさんが唄ってるんだね。いかにもアニメ!って感じの濃厚な歌声。
♪むろみぃぃぃぃぃ♪
ドコドコノキノコの唄くらい、耳に残る。

餅みたいにカーブするほっぺたと、顔からはみ出るタイプのまつ毛、派手な髪色…
何だか90年代の夕方のアニメを思い出すなぁ。
懐かしさに加えて方言のセリフがポンポン飛び出て、何だか親しみやすい。

近所に居たら楽しそうな、呑気な飲んべえな半魚姐さんたちが語る武勇伝。地球の歴史にさりげなーくもなく関わってきた、だとっ?!

全年齢で観られそうな楽しさだけど、たまに微エロなとこが…
むろみさんに弄ばれる富士さんの肉塊表現がエッチっていうか異性物化っていうか…。

むろさん、ヤンキーさん?いやいや、結構、純情な顔を見せるし。
と思ってたら、大昔のハクジラ類の元カレへの恨みの話の時のノリ、やっぱヤンキーっぽかった。しかしだからこそ、ロマンチストなとこもある…!

陸に上がり過ぎて尾ひれが痛んで、心配されて、何さアタイの勝手だろ!っていうところも、ヤンキーっぽかった。
しかしだからこそ、面倒見いいところもある…!
鳥類は天敵だけどね。
捕食の厳しさでガンバネタ出たね。

バブルの弾けた乙姫ちゃんとの相性も面白いね。
{netabare} →竜宮城亡き後、世界を牛耳ろうと夢見るも、株で大損し続けた歴史が過酷!そして今、パートタイマー。 {/netabare} がんばれ乙姫ちゃん。世界は牛耳らなくていい。

クラゲや釣られた魚類や街角のセミまで、生き物の声(誰も聞いてないのにしゃべっちゃてるね)の当て方が…くぐもった変な声で、油断ならない。

リュウグウノツカイ、水族館に就職とかはどうかな…?
水族館で剥製、見たなぁ。今度見たら、あの声を思い出しそう。

8話でシーラカンスのトラウマを癒せない、絶望を見てしまったむろみさんの潤んだ目が…。
オチの付け方がワンパターンではなくて、飽きなかったよ。
波止場って、あらゆるオチを水平線の彼方へと受け止めては流せる、そんな懐深い場所なのかもしれない。

乙姫ちゃんの活躍がもっと見たかったな。
続きやらないかなぁ。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 26

karinchaco さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

OP曲もストーリーもとてもテンポが良い作品。

漫画原作のアニメです。

アザゼルさんの2期と30分の放映枠を分け合う形で放送された15分アニメ。
人間と人魚他異生物たちとのハートフルコメディになっています。ヒロインのむろみをはじめとして人魚たちはなぜか博多弁でしゃべります。そこがかわいいんですけどね。

内容はギャグ要素が多めの印象ですね。話しのテンポも速いので見ていて気持ちいいです。ヒロインの人魚っていう設定をうまく利用した展開もポイント高いです。

この作品の最大の魅力は電波なOPでしょう。上坂すみれさんのデビュー曲でもある「七つの海よりキミの海」はアップテンポなナンバーでOPのアニメーションと相まって見ていてとても楽しいです。作詞もアニメソングに定評のある畑亜貴さん。ごちうさのOPの時も思ったのですがどうやって作詞しているんでしょうねとても気になります。私の中では電波系OPの1,2を争う出来だと思っています。

漫画の連載が終わってしまったとのことで2期は難しいのかもしれませんが、是非続きをみたいです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 15
ネタバレ

メア さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

人を選びますが。

※あくまでも個人的見解です。
※多少のネタバレがあるかもしれません。
※話がそれまくっております。
※加えてテンションもおかしいです。
※なお私事がいつにもまして多めです。
※たぶん、きっと、恐らく、仕様です。。。です。
※ご了承ください。


この作品知らんと? よかや? よぅ聞くばい。
少年が釣りしとったら人魚がミミズにつられて釣り上げられたたい。
そげんで………

あ、無理です。博多弁、頑張ってみようと思ったけど無理でした。はい。(そもそもここまで自体あってる気がしないとですよ。。。)現地の方やその他の方々に失礼なのでやめます。現地人で居たかったです。あらすじとかは適当なの読んでおいてください。特にないですので。たぶんあらすじなんて読むよりも見た方が早いです。ぜひレンタル店へ。気に入ったらそのままネットでも何でもいいので購入へ。


……コホン。

まず自分はこの作品大好きでした。今季のダークホース、いやいや、考え方によっては一番楽しんだんじゃないかと思うほどに。
内容が自分のツボだったのや、方言多用やら色々自分としては面白い点が多かったのです。また普通の作品の半分程度の長さ(12分程度でしたかね?)もよかったです。これが普通の長さだと恐らく評価は下がったでしょう。適した長さです。
ただし、この作品思い切り人を選ぶものだと思われます。現に自分の周りの知人は誰一人としてこの作品のおもしろさがわからない……人によってはつまらない等と吐き捨てよる始末……。とりあえず見る人を選ぶ作品であることを念頭においておいてください。

声優の評価が満点なのはやっぱりあの方言。地元民とかではないので正しいのかなどは分かりませんでしたが、たぶんそこまで問題なく演じてくださっていられたと思うので。またとても好みでしたので。

音楽、というよりもこの評価はOPです。中毒性はありそうですが、なれるまで少々時間がかかる。加えてこのCDをお金を出してまで欲しいかといわれると……。少々。作品にはあっている(……?)のでいいのでしょうが。
入り方は好きです。アニメーションと曲もあっていて大好きです。その他の部分も大方すきです。ただ「むろみー!」あたりが少々苦手なだけです。

キャラクター地味に濃いです! あのリヴァイアサンが出てきます! イエティやハルピュイアも! さらにはさらには河童や宇宙人やらツッチーやらとたくさん! その他割愛!(ぇ 
もうみんな大好きです。出番少ないキャラもいますが大好きです。よくわからないキャr(割愛。
少々余談が入ります。{netabare}そういえば、たっくん(主人公(?))の必要性を一時理解できませんでしたが、なるほど、彼、案外必要ですね。いや、途中で登場数が(主人公であると思われるにもかかわらず)減っていた気が、更には影も薄くなっていた気がしていたので、彼居なくても……と考えていたのですが、もう少し考えてみてそうでもないな、と。余談でしたすいません。{/netabare}





どこかで述べたとおり見る人を選ぶアニメだと思います。
ですが(自分はとても楽しめたこともあり)とりあえず1話でも見てみてほしいです。1話見たところで面白さが伝わるとも思いませんが、それでもせめてそれから決めてほしいです。あ、DVD1巻につき4話入ってるので是非4話まで♪

余談
{netabare}
余談というよりも謝罪です。
わたくしごと多すぎですね、すいません。
ふざけて書きすぎですね、すいません。
以後気を付けます。でもこのレビュー直す気はございません。
この作品に対するテンションがおかしかっただけです。 {/netabare}

追記です。
{netabare}
とあるかたがむろみさんのしゃべり方でこの作品を紹介してくださっていました! 読んでいるうちにむろみさんの声で脳内再生されて感動しました!
名前やレビューを勝手にあげていいのかわからないので挙げられませんが、なんとなくレビューをたどっていけば見つかるかと思われます。
この作品が好きな方には少しお勧めさせていただきます。
ぜひ読んでみてください。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 14

78.0 23 姉妹で漫画原作なアニメランキング23位
寄宿学校のジュリエット(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (536)
2627人が棚に入れました
寄宿学校、ダリア学園。孤島に佇むこの名門校には、敵対する2つの国の生徒が通い、日々、争いを繰り返していた……。そんな状況の中、東和国寮の1年生リーダー、犬塚露壬雄と、ウェスト公国寮の1年生リーダー、ジュリエット・ペルシアは、実は秘密の恋人同士! 犬塚の告白ではじまったこの恋は、学園中の誰にも! 絶対!! 何があっても!!! バレちゃダメ!

声優・キャラクター
小野友樹、茅野愛衣、佐倉綾音、嶋村侑、日高里菜、小倉唯、神谷浩史、杉田智和、細谷佳正、下野紘、立花慎之介、喜多村英梨、興津和幸、上坂すみれ
ネタバレ

dbman さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ギャグ満載のロミオとジュリエット

原作未読/※最新話視聴にあたり最下部に追記

私は昔から『週刊少年ジャンプ』や『週刊少年マガジン』などのラブコメ枠にある作品が大の苦手で、まともに最後まで観終えるほどに楽しめた作品があまりありませんでした。ともあって、この『寄宿学校のジュリエット』も少年マガジン連載中のラブコメ漫画をアニメ化したものとあって、あまり期待せずに視聴したところ…。

物語の簡単なあらすじから“犬塚の告白ではじまったこの恋は~”と事前に知っていたにも関わらず、第1話の告白シーンでちょっとうるっと来てしまったw 続けざまに第2話を視聴したところ、ベッタベタなネタながらも笑ってしまう自分がいたりと、どうやらこの作品は私でも楽しめるものとなっているようで、すでに結構ハマり始めている。

ヒロインのジュリエット・ペルシア(声:茅野愛衣)をはじめ狛井蓮季(声:佐倉綾音)など登場する女の子が可愛い点も良かったが、ペルシアの側近・スコット・フォールド(声:神谷浩史)や、悪っぽい空気を醸し出しているがどこか残念なキャラ・丸流千鶴(声:杉田智和)など脇を固める男どもがツボで、神谷さんと杉田さんの演技力も相成ってかなりお気に入りのキャラとなっている。

上記の声優さんに加えてナレーションは黒田崇矢さんだし、小野大輔さんや上坂すみれさん、喜多村英梨さん、小倉唯さんなどなど声優陣も豪華絢爛。

今期視聴中のアニメにおいて、私の中でダークホースとなった一作。


▼第1~11話
{netabare}このレビューをアップしたその足で続けて視聴したところ、最新話となる第9話まで一気に観終えてしまった。テンポがいいので止まりませんねこれ。少年漫画誌が原作ともあって、男心をくすぐるパンチラだったり適度なえっちさも好印象。

さて、前述に記したキャラに加え続々と新キャラが登場してきたわけですが、どのキャラも多種多様に個性的なものばかり。シャル姫はその王女気質で物語を盛り上げてくれます。百合的キャラかと思えばそうでもないようで。

体育祭で登場したアビやソマリはキャラが良くお気に入りコンビとなりそうだったけれど、それ以降登場せず。使い捨てってわけでもないんだろけれど、もう少し観たかった。

話としては、第8話・王姉妹とのお祭りエピソードが好きでした。先が読めてしまう王道展開だったけれど、期待を裏切らないやさしい結末に和まされました。

この作品はラブコメなので女の子の登場シーンが多いのは仕方ないし喜ばしいんだけれど、スコットと丸流が出てくるとやっぱ笑いが増えるのでもう少し出番を増やしてほしいw 特にスコットはいまのところほぼハズレなしで笑わせてくれる素敵なキャラなので現時点で一番のお気に入りとなってしまった。

ちなみにナレーションの黒田崇矢さんは、黒犬の寮の寮監だけでなく、モブキャラの警官としても登場してました。私の中ではどうしても龍が如くの桐生一馬をイメージしてしまうのだけれど、かなり桐生さんとは違った声質で警官を演じられていたのが新鮮で面白かったw

第9話では、シャル姫、ロミオに惚れちゃったかな? といった展開。最後にロミオの兄でお堅そうな藍瑠との対面で終了。険悪そうな空気が漂っていたがこの兄弟はどうやら因縁めいたものがありそうなので楽しみだ。

第10話、ペルシアの誕生日を祝いたいがために奔走するロミオ。そしてその二人を邪魔するためだけに登場したようなロミオ兄の藍瑠。物語上、弊害となるキャラが必要なのは分かっているけれど、キャラデザも良かったし演じているのが小野Dなので、ちょっと使い方が勿体ないなあなんて思ったり。

第11話、えっちネタ大目のおっぱい回だった印象。ビリヤードのキューでおっぱいを小突いたり、バター犬ならぬ餌ヒツジだったりと少年誌の連載モノに相応しい? えっちなものでした。またここに来て新キャラとして登場した残念なイケメン・ケットがなかなかに良かったのでもうちょい早めに登場して欲しかったなあなんて思ったりw M・ジャクソンの「ポゥー!」は笑ってしまったw{/netabare}

▼最終話&総評
{netabare}この作品は、ストーリーよりもギャグが私のツボとあっていたこともあり、ギャグアニメとして観ていたことや、上記のバレなしレビューで記したように登場するキャラに魅力ある人物が多かった点で、楽しませて頂きました。原作を読んでいないので詳細は分かりませんが、アニメ版の閉め方としては綺麗に終われたものかと思います。完全に私的見解だけれど欲を言うならば、私のツボキャラ・スコットをもっと観たかったw{/netabare}


▼キャスト
犬塚ロミオ:小野友樹
ジュリエット・ペルシア:茅野愛衣
狛井蓮季:佐倉綾音
シャル:嶋村侑
王胡蝶:日高里菜
王手李亞:小倉唯
スコット:神谷浩史
丸流:杉田智和
ソマリ:喜多村英梨
サイベル:上坂すみれ
ケット:興津和幸
藍瑠:小野大輔

▼制作
アニメーション制作:ライデンフィルム
原作:金田陽介/漫画:既刊11巻
監督:宅野誠起
助監督:臼井文明
シリーズ構成・脚本:吉岡たかを
キャラクターデザイン:森本由布希

▼主題歌
オープニングテーマ「Love with You」歌:fripSide
エンディングテーマ「いつか世界が変わるまで」歌:飯田里穂

投稿 : 2024/04/27
♥ : 32
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

久々の正統派ラブコメ♪

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
クラシカルな良さの目立つラブコメでしたね。EDの90年代感からいっても、狙っているのかな?って思いました。

アニメの登場人物に萌えたのは、かなり久々かもしれません。


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
むしろ犬塚が可愛い(笑)

いや、それはさておき、本作で一番好きだったのは蓮季かな。やはり、「報われないサブヒロイン好き」としては、ね(笑) 久々に、アニメのキャラに萌えましたw

さて。

ラブコメは、これで良いんだと、再確認しました。

捻った展開も必要ない。シリアス過ぎる展開もマストではない。

ちゃんとキャラクターが良くて、適当にラブラブコメコメしてればそれで良い。

あとはやっぱり、主人公(男)の魅力は大きいですね。基本、アニメの女の子なんて大抵可愛いく作られてるのでw、あとは、二人の仲を応援したくなる主人公かなんですよね、ラブコメの成否って。

サブキャラも、ちゃんとサブキャラらしい程よい立ち位置とキャラの強さ。特にマル君は良かったですね。最初はただの外道雑魚でしたが、次第に可愛くなっていきました(笑)

2期が楽しみな展開で終わりました。待ってますよ♪
{/netabare}

【余談~ 剣道通信簿(10話剣道シーン) ~】
{netabare}
「まあ、防具もつけないで剣道やるなよ」というのは今さらなので、それ以外の減点項目を。

①犬塚兄の袴の結び方、結び目が蝶々結びになってますが、小学生とかがやるダサい結び方です(-1点)。

②犬塚兄の竹刀、よく見ると鍔の上(刃部に近い方)に鍔止め(ゴム性の部品)がついてます。逆です(-2点)→次のコマでは正しくついてたけど。

③通常、竹刀の竹は4ピースで1本になりますが、作画を見る限る6ピースで1本になってます。ごくわずかに、素振り用でそういうのも見たことありますが、通常は使いません(-2点)。犬塚の中結いの位置が竹刀の真ん中辺りにありますが、規程上、全長の4分の1と決まっています(-1点)。

ということで、短いシーンでしたが、ほぼ良いところなし。5段階で1って感じですね。道着や袴の色合いや質感は悪くなかったです。加点はそこくらいかな。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆4
どんな世界観? THEラブコメって感じだな。好きな娘にイジワルするとか、そんな感じだなw 恋愛要素もギャグ要素もバランスよく、なかなか良い感じだな。

2話目 ☆4
犬(スキスキしつこい犬塚)と猫(ツンデレペルシア)か。顔芸(笑) 匂い(笑) なんだろう? むしろ犬塚に萌えるw ラメーンw

3話目 ☆3
ペルシアの為に、従うか。本当に何があったの?(笑) シャル姫をいじめている時の犬塚、楽しそうだなw 嫉妬か、、、。友情なら、まあ良し。しっかし、蓮季は、「報われないサブヒロイン好き」としては、なかなか萌え度が高いかな♪

4話目 ☆5
蓮季、眼鏡っ子だったか♪ 勉強って、真面目か(笑) 子羊のおっぱいは笑ったw あれ、何次方程式のグラフだよ(笑)? 因数分解って、中学の範囲じゃねぇか(笑) 即バラすなよ(笑) 蓮季、好きだからこそ、だよな。泣き顔に萌えたw 犬塚の好感度が下がる回だったな(笑)

5話目 ☆4
不埒(笑) 犬塚は可愛いな~(笑) ペルシア、ダメダメだなw なんか、作画怪しい? 私の為に争わないで(笑) いや、好きな子(彼女)の料理なら、男はなんでも美味しいさ。ただ、嫁さんになって毎日ならキツいかもだけど(いや、未婚だが)w 蓮季、切ないな~。新キャラ? 頭踏んでたの忘れてたわ(笑) エヴァネタw こういう生真面目さと可愛さが、犬塚の良さだよな。

6話目 ☆4
しょう、らい(笑) 王女様の怖さ、好きだな。マルみたいな立ち位置も、好きだな♪ 死ぬぞ(笑)

7話目 ☆4
まあ、おっぱいクソ野郎、は、ラブコメ的には良いラインかな。剃毛しよっか(笑) まさかの盆踊りw お見舞イベント。定番ながら安定の萌え。

8話目 ☆3
新キャラのロリ双子。マルくんトリオ、可愛いな~。ロミジュリ、目立ち過ぎだろ。誰だよ、クソ返事おじさん(笑) ほっこり良い話。ペルシアさん、マジ天使w 兄貴なんだね。

9話目 ☆3
メガネパンツおじさんのフィギア(笑) いやいや、彼女いて、手を引く理由なんてないだろ。シャル、ドM?

10話目 ☆3
ブラで、即捨てられたw

【剣道通信簿】
「まあ、防具もつけないで剣道やるなよというのは今さらなので、それ以外の減点項目を。①犬塚兄の袴の結び方、結び目が蝶々結びになってますが、小学生とかがやるダサい結び方です(-1点)。②犬塚兄の竹刀、よく見ると鍔の上(刃部に近い方)に鍔止め(ゴム性の部品)がついてます。逆です(-2点)→次のコマでは正しくついてたけど。③通常、竹刀の竹は4ピースで1本になりますが、作画を見る限る6ピースで1本になってます。ごくわずかに、素振り用でそういうのも見たことありますが、通常は使いません(-2点)。犬塚の中結いの位置が竹刀の真ん中辺りにありますが、規程上、全長の4分の1と決まっています(-1点)。

ということで、短いシーンでしたが、ほぼ良いところなし。5段階で2って感じですね。道着や袴の色合いや質感は悪くなかったです。加点はそこくらいかな。」

負け前提の作戦は、なかなか熱いね。犬塚の場合、片想い期間が長いから、説得力も増すな。ロミオとジュリエットだからな~。

11話目 ☆4
作画怪しいかな? どんな壁ドンだよ(笑) 蓮季はかわいいな~。犬塚の高感度、下がるな~。アビ、変わりすぎだろ(笑) こんにちんちん、お坊っちゃま君かよw

12話目 ☆
ブラが証拠品だ(笑)! ガチ決闘。マジで死んでたらどうするって話だな。いやいや、ロザリオの防御力、半端ないだろ。揺れるし。なぜ赤ちゃん言葉w 2期、全然いけそうだな。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 31

37111 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

なかなかいい学園ドタバタ系ラブコメでした

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:これはいい。雰囲気としてブーリブリのあれを思い出す。そうマキャベリズム。あれも面白かったがこれもまたおもしろそう。ただのイチャコラアニメにならないことを祈る。
期待度:★★★★★

極端なハーレム系にもならず、ちゃんと純愛を貫きそれに応えるジュリエット。
ちゃんと芯が通っているから多少の事ではびくともせず安心して楽しめた。作画も上々でここちよい。
ハスキも女王様もみんなかわいいし見ている側が愛せる。

原作最新刊まで読んじゃったけど2期やる分は余裕であると思うので早々にやってほしいが、雑になるならちゃんと待てる。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 21

76.8 24 姉妹で漫画原作なアニメランキング24位
ぼくたちは勉強ができない(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (489)
2319人が棚に入れました
苦学の高校3年生・唯我成幸は、大学の学費が免除される「特別VIP推薦」を得るために、受験勉強に苦戦する同級生たちの教育係となることに。指導する相手は「文学の森の眠り姫」古橋文乃、「機械仕掛けの親指姫」緒方理珠といった学園きっての天才美少女たち! 完全無欠の学力と思われた彼女たちだが、苦手教科に関してはとことんポンコツだった…!? 個性的な「できない娘」たちに振り回されつつ、成幸は彼女たちの入試合格のために奔走! 勉強も恋も「できない」天才たちのラブコメディ、ここに開幕!!

声優・キャラクター
逢坂良太、白石晴香、富田美憂、鈴代紗弓、Lynn、朝日奈丸佳

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

文系/理系/体育会系、ある意味「裏『人生』」!?

しかし、作中でヒロインたちの得意分野はあまり活かされないので「凸凹解決せんせーしょん」という訳には行かないのです…。

第2話まで観終わった時点で、このレビューを書いています。週刊少年ジャンプに連載の同タイトルの原作マンガは、最新巻が11巻です。

アニメ化範囲でもストーリーが進むと増えるかもしれませんが、とりあえず主な登場人物は下記の5人です。

ちなみにタイトルが『ぼくたちは勉強ができない』なのですが、開始時点ですら全く勉強ができないのはうるかだけです。

唯我成幸(ゆいが なりゆき): 主人公。母子家庭で育ち、経済的な理由から大学へのVIP推薦なる枠での進学を目指すが、その条件として女子生徒3人の「教育係」に任命される。学業的にはどの科目もわりと成績が良いオールラウンダーだが、文系科目/理系科目のいずれも校内1位にはなれない。運動は苦手。

古橋文乃(ふるはし ふみの): ヒロイン枠。国語(現代文・古文・漢文)が得意科目だが、ある思い入れから理系の進学を目指す。しかし、数学を筆頭に理系科目の成績は壊滅的で、成幸に勉強を教わることになる。

緒方理珠(おがた りず): ヒロイン枠。数学と物理が得意科目だが、趣味がきっかけで文系の進学を目指す。しかし、気持ちを読み取ったり小論文を書いたりするのは苦手で、国語を筆頭に文系科目の成績が良くない。やはり成幸に勉強を教わることになる。

武元うるか(たけもと うるか): ヒロイン枠。水泳部で好成績を残すスポーツ少女。志望の大学にはスポーツ推薦で進学できると思っていたため勉強をしてこなかったが、推薦時に英語の試験成績を問われることが急きょ決まり、成幸に勉強を教わることになる。

桐須真冬(きりす まふゆ): ヒロイン枠(?)。世界史を担当する教師。文乃と理珠の初代教育係。才能がある分野に進まないのは無駄なことだという考えがあり、二人にも得意分野に沿った進学を強く勧めるが反発され、教育係を断念する。サブタイトルなどで「前任者」と出てくる場合は桐須先生のことを指す。

成幸が女子3人に勉強を教えることでいわゆる「ハーレム物」の構図になっているのですが、本作のフックとして機能しているのが桐須先生の存在です。

当初は成幸の「ライバル」として配されたと思われる先生ですが、おそらくアニメの中盤くらいから「ヒロイン」として機能しだしてからが本作の「本番」だと思いますので、お楽しみに!

2017.7.1追記:
第13話まで視聴終了。分割2クールということで、2019年10月からの2クール目の放送予定の予告がありました。

終盤でのあしゅみー(小美浪あすみ)先輩の登場で、主な登場キャラクターは出揃った感じですので第2クールでは各ヒロイン達の肉親たちの出場機会などもありつつ、お当番回的な物が回っていく感じになると思います。

原作では真冬センセー、先生とは思えないくらいに活躍してますがアニメではどうなることでしょうか。楽しみです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 47

えりりん908 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ユイガ君がマッチョじゃないから、ハーレムっぽくても楽しめました(^^)

ユイガ君、天才でもないし、ルックスも平凡だけど、凄くステキだと、思います!

私、マッチョっぽい感じのハーレム系アニメって、わりと苦手なんですけど、こういうのなら大丈夫です。

ギャグアニメのジャンルとして、
ラブコメがあって、
そのバリエーションにハーレム系があるんだと思いますけど、
ハーレムの頂点に立つ主人公男子が、なんでそんなので女子からモテまくるのか、私には理解出来ない感じの「女の子の気持ち解ってないキャラ」なこと、多いと思うんです。
なんか喧嘩が強くてとか、女の子に対する態度が無遠慮とか、発言が思いやり足りなくてとかで、イラッとさせられちゃう、そんな主人公男子が、ちょっとした一言や何気ない仕草ひとつで、それまで嫌ってた女の子にいきなり恋をされちゃう、みたいな展開。
そういうのって、女の子を根本的にはモノとしてしか見てないし、女の子の気持ちの繊細な部分を無視しちゃってると、思うんです。

前置きが長くなっちゃいましたけど、
ぼく勉のユイガ君って、そういう、ありがちなハーレムの頂点に君臨するキャラとは全然違うと思うんです。
女の子・・・っていうより、人と接する時の、
基本的な姿勢がしっかりしてる。
ちゃんと相手がどう考えて行動してるのか、よく考えて相手の気持ちを尊重しながら対応してくれる。
それに、もともと天才でなんか全然なくて、努力で勉強を出来るようになった、言うなれば普通の才能しか持たない人で、
しかも家は母子家庭で貧乏で、幼い兄弟の面倒も見なくちゃいけなくて、ヒロイン女子たちの教育係を引き受けたのも、家計のために特別VIP推薦での大学進学を考えてのことって、格差社会のせいだとはいえ、健気すぎです。ついでに言っちゃうと、キャラ造形も、とてもモテそうにはない、垢抜けないというか平凡な感じで、ああ、この男の子は、真面目に頑張って生きて行くしか人生を成功する方法は無いよねって感じです。
でも、だからこそ、人に勉強を教えることに、真面目に取り組めるし、工夫も出来るし、一生懸命になれる。
自分が、勉強を頑張って、努力して成績を上げてきたから、他人の苦手科目克服を手助けするのにも長けている。
なんかすごく、教育係に適役な、素敵な人ですよね!!

そんなユイガ君だから、
学校内でも有名な、
特定の科目に特化してる天才タイプの女子3人が信頼を寄せてくれるの、とてもよく解ります。
それぞれ、得意科目はズバ抜けてるのに、苦手な科目ではとことんポンコツな訳だけど、
それでも苦手を克服して、自分の希望する学部に進みたいという意志と理由を持ってるから、
ユイガ君と出会ったおかげで、少しずつ苦手科目の成績を上げられるようになるのが、いいお話だって思います。


ただもちろん、これはハーレム系ラブコメなんで、
信頼や感謝の気持ちが、徐々に恋心に昇華してっちゃう訳で。
もともとユイガ君を好きだったうるかちゃんは、英語とスポーツを頑張りながら、うまくユイガ君に気持ち伝えられるといいなって思うし、
まだ自分のユイガ君への恋心を自分でもよく解ってない緒方さんには自分の気持ちを理解出来るようになって欲しいし、
ユイガ君の相談相手みたいなポジションになっちゃってる文乃ちゃんは、どういう風にユイガ君を意識するようになってしまうのか興味津々です。

そしてもう一人、桐須先生!
ユイガ君の前任の、天才ポンコツ女子教育係にして、才能優先主義のこの人が、苦手科目を習得させるのが上手なユイガ君とこれからどういう風に絡むのか、凄く、気になります!!
桐須先生って冷徹クールな教師を装ってるけど、実は生徒思いの優しい性格なのをユイガ君には見破られてるし、
掃除や片付けが極端に苦手な汚ギャル系なんだけど、掃除とか片付けとかいった生活能力って、
そうなんです!ユイガ君の最も得意な領域なんですね!
これはこの二人の関係が、今後どういう風に展開していくのか、桐須先生までもがユイガ君にデレるときが来るのか、大注目です(≧▽≦)



・・・・・・・・・・^○^・・・・・・・・・

観終わりました(^^)

うるかちゃんスゴイ可愛い!
でも気持ちをちゃんと伝えられないまま・・・(><)
ちょっと可哀想、かなー。
りずちゃんは、自分の気持ちをわかったのはいいんだけど、
まだまだ幼いなー。
これで心理学を専攻したいって、ちょっと無理あるなー。
もっと小説とか読んでがんばって。

で、文乃ちゃん!
女子ふたりの恋の相談役 兼、ユイガ君の女心のお勉強の師匠だったのが、
最終回で、ようやく大事件!
これから三つどもえのハーレム展開?
桐須先生やあすみ先輩とはどうなるの?

いいところで終わっちゃったよー(≧△≦)

つづき、待ってます~(*^,^*)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 38
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

オーソドックスなラブコメ①

原作既読。最終話まで視聴。

週刊少年ジャンプは40年近い愛読書です(笑)。
そういえば、今週発売の33号で、第2回キャラ人気投票の結果が載ってましたね。
{netabare}第1位 桐須真冬  14,598票
第2位 古橋文乃   3,259票
第3位 竹本うるか  2,980票
第4位 緒方理珠   1,803票
第5位 小美波あすみ 1,488票

真冬先生、ダントツぶっちぎりで2連覇達成でした。
ちなみに、主人公の唯我成幸136票で第9位・・・。{/netabare}

分割2クールの第1期。

ハチャメチャな初期設定さえ受け入れられれば楽しめるラブコメだと思います。
個性豊かな女性陣が、揃って好キャラ揃いですからね。

分割2クールの第2期も楽しみにしています。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 42

69.8 25 姉妹で漫画原作なアニメランキング25位
風夏(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (427)
2131人が棚に入れました
両親がアメリカへ行くことになり、姉妹と一緒に暮らすため東京の高校へ転校生てきた榛名優。
内気で人付き合いが苦手な彼のコミュニケーションツールは、もっぱらツイッターでのやりとりがメイフィールド。
引っ越してきた街を散策していた優は、ツイッターのチェック中に目の前に現れた少女、秋月風夏とぶつかってしまい……。

内気で人付き合いが苦手な榛名優と、不思議な魅力を持つ少女、秋月風夏。
2人の前に現れる優の幼馴染、氷無小雪。

音楽が紡ぎ出す新たなラブストーリーが今、始まる――。

声優・キャラクター
Lynn、早見沙織、小林裕介、小松未可子、斉藤壮馬、興津和幸、高橋美佳子、大西沙織、本渡楓、日笠陽子、沼倉愛美、三橋加奈子、中村太亮
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

風を呼ぶクライマーズ・ハイ!

原作コミックは未読。

音楽&恋愛アニメという定番設定に興味はありながらも、
原作改変など、あまり良い評判を聞かず、視聴を躊躇していた作品。
これは原作あまり知らないまま挑んだ方が幸せになれるのかもしれない?
と色々と情報を遮断した上で視聴したのが良かったのか、
私は結構楽しめました。

観終った後、原作のあらすじだけ拝見しましたが、
コミック版は波瀾万丈なようですね。
興味はありますが、アニメ先に見て、あのストーリーは、
読むのに相当覚悟が要りそうです。気持ちが落ち着いたら検討しようと思います。


アーティスト活動は単にキャッチーな曲を
リスナーに売り付けるだけのビジネスに止まらない。

一つの音楽が聞く者の心に風を巻き起こし、
同じ歌に感化された者同士が出遭い、
それがさらなる伝説の始まりとなる……。

視聴当初、本作のヒロインたちはいかにも非実在少女だと感じられ、
いくら主人公少年が不器用でも一生懸命な男であっても、
こんな夢のような三角関係、リアルに成立したら爆発してしまうだろうw
(但し、炎上はしていましたがw
もっとも私としては、{netabare} ゴシップネタで火遊びばかりしているゾンビ共に、
一発かましてやっただけでも本作は得点が高いですw{/netabare})

と、こんな感じで、マンガだなぁ~と遠巻きに眺めていましたが、
アニメと共に流れる心地よい楽曲群に身を委ねている内に、
受け継がれるロックの伝説を表現するなら、
チマチマとリアリティを追求するよりも、
これくらい思い切った展開で良いのかもしれない。
と徐々に軟化する頃には、私もすっかり引き込まれていました。


全編通じて、夢を叶えるには、想いを遂げるには、
時に他人を巻き込むし、迷惑かけなきゃいけない部分もある。
という人生観が繰り返されていた印象のシナリオ構成。

そもそもロックなど嫌いな人間が聴けばただの騒音。
いちいち世間体気にしてちゃ、何も実現できやしない。
そう言わんばかりに、どんどん押し通して来ます。

リアリティから離陸できていなければ、
身勝手なキャラの言動にイライラする所なのでしょうが、
私の場合はロックな風に乗っていたのか、不思議と清々しさの方が上回りました。
これも音楽パワーで強行突破したと言えないこともありませんが……。

とにかく歌のパワーを随所に感じられたノレる恋愛アニメでした。


この流れで、特に私の心を掴んだ楽曲は、
“活動休止中の伝説のロックバンド”HEDGEHOGS(ヘッジホッグス)のロックンロール。
その中でもOP曲でもある「Climber's High!」がお気に入り。

主人公らに語り継がれ、歌い継がれて、青春の嵐を巻き起こしていく……。
私のハートにも確かに熱い風が吹き抜けて来ました。

そんなHEDGEHOGSのボーカル役を担当したのは沼倉愛美さん。
『アイマス』では響推しの私としては、CVぬーさんの歌声には、
千早(CV今井麻美)さんに匹敵するアーティスト性を感じていたので、
本作で彼女が歌手としても順調に
キャリアを積んでいることが確認できて嬉しかったです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 20

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

この大冒険…個人的には嫌いじゃありませんでした…

この作品の原作は未読ですが、アニメ化された時の反響が大きかったので良く覚えています。
それに、この作品に登場する「風夏」は「涼風」に登場した秋月大和と朝比奈涼風の娘…
そして声優さんはLynnさん、はやみん、小林裕介さんと旬なメンバーで構成されている…
これで盛り上がらない訳がありません。
視聴が楽しみな作品の一つでした。

でも、アニメ化の発表と同時に拡散した噂の中には、物語の行方を決定付ける悲しい…なんて言葉じゃ全然足りないような出来事が起こる、というのもありました。
本当は物語の核心となるコアな情報は極力入れずに視聴するのが私のスタイルですが、この作品では既に脳内インプットされてしまったので、そこに辿り着くまでの過程を含めて視聴しようと考えていました。

物語は主人公である榛名優が秋月風夏の通う学校に転校してくるところから始まります。
人との付き合いをあまり得意としない優は、いつもスマホに向かってばかり…
確かにスマホの中ではどんな自分にだってなれる…そんな場所だから当然居心地も悪くありません。
だからどれだけ自分を曝け出しても…どれだけ自分の素を出さなくても良い場所…
逆にそんな場所の方が自分の本音を言いやすいのかもしれません。

そんな優にとって革命の日となった出来事…それは転入手続きのため訪れた学校の屋上で秋月風夏に出会ったこと…
彼女を一目見て思ったのが「お母さん似」だという事…
高校の時の涼風も可愛かったですが、風夏は涼風に輪をかけて可愛い…というのが第一印象でした。
出会い頭のハプニングはお約束…という事で。

物語の進行に伴って気持ちが強くなったのは、とにかく風夏ちゃんが良い子であるという事です。
いつも元気で真っ直ぐで…
何より自分の気持ちを物凄く大切にしていて絶対に流されない…そういう芯の強い子は個人的に大好きです。
そして風夏ちゃんの元気は伝染するんです…一番変わったのは間違いなく優だと思います。
だって一人で携帯に向かっている時間が激減したから…

でも激減した一番の原因は、「バンドを組んでライブをやる」というメンバー共通の目標ができたから…
私も高校時代にはバンドを組んでいたので、音楽の楽しさは知っているつもりです。
部屋で曲の練習をしている時は正直あまり好きじゃありませんでした。
音量を絞らないと近所迷惑になるし、音が一つしかないから薄っぺらだし…
もちろん練習しないとみんなの足を引っ張るし、今まで出来なかった事が出来た時は素直に喜べたんですけどね…

でもバンドの楽しいのはみんなで音を合わせる事…
私の担当はギターだったので、ベースの音、ドラムの振動、キーボードの音色に歌が乗ると音の深みが一気に増すんです。
スタジオの独特な雰囲気もやる気を後押ししてくれた気がします。
振り返ってみるとライブの回数も片手くらいでしたが今でも良い思い出になっています。

少しレビューから逸れてしまいました…
音を合わせる楽しさ…この魅力は魔物なんだと思います。
一度憑りついたら…まるで中毒患者の様に諦められなくなる…
それに、バンドの中に光る宝石があればなおさらです。

The fallen moonの宝石は何といっても風夏ちゃんの歌声で決まりでしょう。
Lynnさん歌上手すぎるんですけど…
Lynnさんメチャメチャ恰好良いんですけど…
曲も歌詞も恰好良い…だけどそれだけじゃないこのバンドならではの魅力を引き出していたのは間違いなく風夏ちゃん…

だから回を積み重ねるたびにどうしても思ってしまいます…
なぜみんなで一緒に歩んだ先に待っているのが絶望なの…?
誰も…何も悪い事なんかしていないのに…

でもこれまでだって胸を痛めてきた人がいない訳じゃありません。
気持ちが伝えられないから思いを歌に込めてきた…
言葉にはできない気持ちも歌でなら届けられるかもしれない…ううん、届けたい…
思い続けた時間の長さなら絶対負けていないのに…
一緒に夢を叶えようって約束したのに…

全てを上手く…なんてできなかったけれど、一番根っこの大切なところで作り手の皆さんは大冒険をしてくれたと思います。
当然賛否両論…意見が飛び交っていましたが、この反応は当然だと思います。
でも個人的には嬉しかったです。
だって、もう十分にこの作品から悲しみを受け取っていましたから…
これ以上の悲しみはもういらないと本気で思っていましたから…

オープニングテーマは、沼倉愛美さんの「Climber's High!」
エンディングテーマは、中島愛さんの「ワタシノセカイ」と氷無小雪の「雪花火」
原作者の瀬尾さんは、今回作詞を担当されていたようです。
この作品に対する意気込みが感じらえる気がします。
一方、カラオケではオープニングにチャレンジしてみました。
沼倉さんの曲といえば、「魔法少女育成計画」の「叫べ」で撃沈したのが記憶に新しいです。
歌詞の曲への乗せ方が独特で、中々タイミングが掴めないんですよね…
今回は前回より聴いたつもりだったんですけど、やっぱりイマイチでした。
こういう曲を恰好良く歌えたら良いのに…

1クール12話の物語でした。
初めから1クール作品を見据えていたと思えるくらい、しっかりと1クールの中で纏まっていたと思います。
作画も綺麗で好感が持てました。
アニメーション制作は「ディオメディア」さん…
直近では艦これ、迷家、ガーリッシュナンバーなどを手掛けられています。
どれも綺麗な作画の印象が強い作品ばかりです。

もし、次があるのなら原作を忠実に再現するバージョンも見てみたいと思いました。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 21

sMYVP12210 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

やっぱマンガ原作はすげーな!おもしろい!

数年前、原作漫画本の表紙絵にひかれて買いたくなったんだけど、
もうマンガ本買わない!って決めてた気になっていた作品。
いつのまにかアニメ化。

とうとう見ることができましたが、絵がどストライクだけじゃなかった!
ちゃらい恋愛アニメとか目じゃないですね この作品背景と展開は。
すごく引き込まれていきます!

女の子キャラがすごく魅力的なんですが、物語自体の中では女の子の割合はすくないです。女の子キャラ多いほうがいい!って最近のアニメで勘違いしてました。。全然ちょいエロに萌えるし、ドキドキできる!
心理描写も楽しませて視聴させてもらっています。
最終話までいっきに見ちゃいそう

そして原作漫画も買っちゃうかもしれないっ!!

★2017.5.22見終わったので追記
やはり一気に見ちゃいました。よかったです!ちゃんと終わるカタチで終わってくれたからよかったです!

しかし、恥ずかしながら、以前好きな感じのアニメだなーと思って、
録画したまま、見るのいつでもいいや!って見てなかった「君のいる町」、「涼風」と同じ作者さんだったと初めてwikiで知りました。。はずかしすぎてごめんなさい、、(マンガ離れするとわからんです;;)

けど、今回のこの作品で、最近のラノベ偏重なアニメ感に、自分の中では一石を投じてもらったきがしました。マンガ家って大変だけど、マンガ本を昔のように買っていくのも ファンになったら大事なことなのかもと思いました。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3
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