警官おすすめアニメランキング 34

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメの警官成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2020年04月03日の時点で一番の警官おすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

71.3 1 警官アニメランキング1位
うらら迷路帖(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (463)
2185人が棚に入れました
迷路町――そこは"うらら"と呼ばれる占師の町。
うららになることを目指して国中から少女たちが集まってくる中、
山育ちの女の子・千矢(ちや)もある思いを抱いて迷路町の門をくぐる―。
果たして彼女を待ち受ける運命とは?
占い乙女達の夢物語、ここに開幕です!

声優・キャラクター
原田彩楓、本渡楓、久保ユリカ、佳村はるか、茅野愛衣、諏訪彩花、高倉有加、咲々木瞳

rFXEy91979 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

TBS制作アニメ、また外れになっちゃうのかな…と思いきや、どっこいまさかの今期当たりアニメに逆転しました!!

一占「少女と占い、時々おなか」
元々さほどの期待もなく何となく触れてみたけど、う~ん世界観どころか需要すらも見えてこないな。山育ちの野生児ガールが迷路町って町に下りて、うらら(=占い師みたい)目指す話らしいけど、本題からいちいち外れて満腹のお腹と謎の謝罪。どうもこれは僕が好きなタイプのアニメじゃなさそうかも…。まあそんなこと言うんだったら、見なきゃいいって言われそうだが、生憎こうして触れた以上、ちゃんと最後まで見なきゃボロッカスに貶す権利はないと思う次第なので、最終回までしっかり見て答えをまとめようと思う。まあ美味しい役回りのキャラクターはいるから良いけど。

二占「探し物と夢、時々甘味」
一種の階級制というのが迷路町にはあるんだね(そんな風ではないんだろうけど)。そこに(言い方が悪いけど)世間知らずで無知な千矢が入り込んで大騒動。決して悪い女の子ってわけじゃないんだろうけど、軽率な行動が多々ありすぎて共感できない…。うんやっぱりこのアニメ、二話もそりが合わないな。
マツコさんのエピソードは大変面白かったから(ちょっとホラー風味なのが、なおスパイス効いてたし)、できることならノノ関連のエピソードをもっと求む。

三占「仲間と友達、時々ライバル」
弁天さんの声がねえ、夏木マリさんそっくり(笑)これ初見の人、勘違いする人何人かはいたでしょ(実際は井上喜久子さんだったが)。店内の内装ゆえか『千と千尋の神隠し』みたいだし。
それにしてもやっと今回、楽しく見れるポイント得られた。前半だと紺のコスプレ七変化(ていうか四変化?)が男子アニメファンサービスwああいう真面目で和が合う子の変化って面白いね。そこはとっても弁天さんに画面の外から感謝しました。
後半はのっけから百合アニメ臭全開!佐久ビジョンも百合アニメ色を余計に盛り上げてるし、あれこんなにニやつくアニメだったっけ?面白いぞ。なお今回もマツコさん、非常に美味しい役でした(感謝)

四占「良いこと悪いこと、時々くすぐったい」
前半はこれまでより不満なく楽しんでた。凶に戦々恐々な三人とすべてを楽しむ千矢。初めて千矢の奔放さを有難いと感じました。怖がるより楽しむスタンス、そこは見習うべきでしょうね。
後半戦はまたもや紺が男子サービスくれましたwこのアニメ、ちょいちょい百合をぶち込むようになりましたね(元の原作も同じ場面があるのかな。ちょっと気になる)。最初の頃よりアニメの方を大分好きになってきたかも。
ところでさ確認だけど、佐久隊長は男子じゃないよね?

五占「花嫁と神様、時々はっくしゅん」
男いたのねこの世界(笑)てっきりいないと思ってたから。大分アニメに慣れてきたのか、落ち着いて見れてきました。千矢が神様と思わしき何かに酔った状態で出会う場面、千矢が神様を見たかもしれない事実に少し嫉妬する紺。やっと抑揚の効いた流れに進んだようで安心しました。もしこのまま同じ流れなら、切ること本気で考えてたかも。
あとやっぱり女の子はお色直しをすると変わるね。千矢なんかめんこい子に大変身遂げちゃってるし、この面白さを序盤で既に確立してたら良かったのに…。

六占「恋と追跡、時々よーしよしよし」
”天然痴女”と”妹バカ”で幕開けるとか笑っちゃうな。佐久隊長は変装スキルの勉強が必要ですし、おもわぬ形でニナ先生の運命の人認定にwで、結局ニナ先生の件はどうなったの?
後半はコックリさんに取り憑かれた紺回でした。まさか友達申請を断られた過去持ちとか、取り憑かれた紺さんは動きも行動も大胆そのもの。てか狐のコックリさんはM属性をお持ちですか?

七占「祝詞と魔女、時々覚悟」
前半回はうらら界の”祝詞”事情とノノ回でした。祝詞勉強に悩める姿は受験生の悩みと同義で、まさに王道展開を紺は地で行ってました(徹夜で目の下もう真っクマ)wあとノノが自分の特技を皆と一緒の勉強の中で、見つけて発揮する様はちょっと嬉しくなりました。やっぱり壁を打破する子は無条件で魅力的です。
初めて小梅がメインを張った後半回はビターでした。偏見にも異能に対する恐怖心にもあっけらかんと構えていられる魔女のマリに小梅がずっと憧れるのも分かります。最初からあっけらかんとできたわけではないだろうけど、苦労を一切感じさせないマリの笑顔は強くて素敵で、”ああ、自分もこんな風に強くなれたらいいな”って、感想文を打ってる今、ふいに思ってしまいしました。珍しく今回は特に不満ナシでした!なのでちょっと星の方も上げました!次はどうだろ!?

八占「いけないこととわかんないこと、時々すっぽこぽん」
紺ってたまに”ド天然の問題発言”ブチかますよねwこういう真面目なガリ勉キャラがいかがわしいことを言うと、通常よりもその威力が一気に倍になるんですよね。
八占は紺がどれほどいい子か伝わる回でした(ドンドン面白くなってるよ)。どれだけうららで過ごす日々や千矢たち皆が大好きか、とてもこっちに伝わったし、ますます紺株上がりました。
あとニナ先生、だらしない(苦笑)

九占「母と心得、時々あなたのため」
紺の母さん登場とノノ厄災防止回です。歌歌って空元気の紺、揺るがない千矢ちゃん。そしたらまさかの試験オチで落とし込むとは、先生怖いw
九占のテーマって”一人よりも、皆で挑む”?「三人いれば文殊の知恵」のことわざがあるように、一人よりも皆で挑んで、切り開ける道もある。よく聞く言葉だろうけど、その大事さは一生不変。1占頃よりこのアニメ、今はホントに楽しいです!

十占「四人と昇格試験、時々試練」
紺ママコワい(震)”全員公平に厳粛に、ぶっ潰すつもりでいきます”って…。あと紺、ハチマキが”よかったあ”になってたぞ(できれば『クレヨンしんちゃん』みたいにちょいちょい違う文字出て欲しかった)。ショッカーみたいな鬼も出るし、佐久隊長はトドメを刺される(破廉恥なニナ先生に)。笑いどころが沢山あって、笑ったなあ。楽しかった!
今回まさか次回へ続くエピソードとは思わなかった。壁の眼が千矢のことを既に知っているようだったし、そろそろ千矢とうららの神様の関連性が分かるかな?

十一占「千矢とくろう、時々涙」
神様の事は分からなかったけど、千矢の母さんはうららの何かから”裏切者”になってるみたい。娘・千矢を狙う黒手に壁一面にビッシリの目。うららの裏の脅威なのか、それともまさか一番占?脅威を救った謎のくろうは、神様じゃなくてマスコット(占いの)?とても沢山の謎はあるけど、らびりんすの皆が一緒に九番占へ昇級したから、まあ今はいっか(千矢と紺と同じですね)w
ちょびっとホラーテイスト入って、ワクワク一気に高まったけど、次でいよいよ最終回か。もうちょっと見ていたかった。

十二占「お風呂とお祝い、時々笑顔」
ただの祝勝会(回)でした。一発芸を披露するわ、酔い潰れて湯当たりするわ、とにかくメチャクチャ騒いでましたが、それがとにかく楽しかった!仕事疲れを忘れました。
あとやはり千矢と紺はベストカップルすぎますね。この二人が一緒に出るとき、雰囲気全然違いますもん。二人でいっそ『桜trick』ゲスト出演しちゃえばいいのに(笑)
ぶっちゃけ途中で切ろうかなって開始頃は考えてたのに、今はあそこで切らなくて良かったと思ってます。TBS制作アニメで、やっと当たりに出会えました!!

投稿 : 2020/03/28
♥ : 5

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

「日常の迷路で人は時に道を失う、そんな時占い師は君に選択の矢を与えるだろう…それを操る条件は15歳を過ぎた少女であること…時に女神、時に魔女、占い街の乙女たち」

この作品の原作は未読ですが、きらら系の作品と知って視聴を決めました。
そしてキャスティングを聞いて大喜び…
主人公を演じるのは、「月曜日のたわわ」でアイちゃんを演じた原田彩楓さんじゃありませんか…
アイちゃんで原田さんは私の中でブレイクしました…でも、それだけじゃありません。人気赤丸急上昇中の本渡さん、はいふりの鈴ちゃんを演じた久保ユリカさんに、SHIROBAKOの安原絵麻を演じた佳村はるかさん…
キャスティングに関する作り手の気合を感じながら視聴に臨みました。

この物語の主人公は15歳になったばかりの千矢…
彼女はずっと前から決めていた事が一つありました。
それはもう顔も覚えてないけれど、15歳になったらお母さんに逢えると言われている迷路町に行く事…
だからずっと15歳になる日を待ち続けていたんです。

そしてとうとうその日がやってきました。
彼女は見習いうららになるための紹介状を手に迷路町への向かうのですが…
これまでずっと山の中で過ごしてきた自由奔放な千矢の毎日は常に山の動物たちと一緒…
だから集団でたくさんの人が住む場所での生活とは雲泥の差があったんです。

見渡す限りたくさんの人・人・人…
それにちゃんと「ごめんなさい」って謝っているのに誰も聞いてくれない…
お母さんに逢いたいだけなのに…

でも、そんな独りぼっちは千矢だけではありませんでした。
迷路町で一緒になった紺、小梅も千矢と同じ紹介状を持っていたんです。
こうして3人は迷路町の一番外れとなる10番占で、かやのん演じるニナ先生のもとニナ先生の妹であるノノも見習いうららとして一緒に勉強していく事となり物語が動いていきます。

一刻も早くお母さんを探したい千矢でしたが、迷路町には自分が持っている札までしか立ち入ってはいけないという絶対遵守事項がありました。
だから9番占の札を持っていない見習いうららは10番占しか出歩く事が許されないんです。
しかも一つレベルアップするには難しい試験を突破しなければならないとか…

きっとはやる気持ちで一杯だったと思います。
お母さんは千矢が逢いに迷路町に来ている事を知らないかもしれない…
そしたら、千矢がお母さんのもとに辿り着くまでにどこかへ行ってしまうかもしれない…
こんな不安な気持ちだってゼロじゃなかったと思います。

でも千矢は偉かったと思います。
ズルをする事無く迷路町のルールをしっかり守って、その上でお母さんを探すと決めたから…
きっと一人だったら…これまでの千矢だったら絶対選択できなかったと思います。
だって山の中ではそんな窮屈な決まりは無く、やりたい事をやりたい時にやりたい様にできたのですから…

千矢が人の全うな道を選択できたのは、3人のかけがえのない仲間ができたから…優しい先生がきちんと諭してくれたから…
何より千矢にとって大切な居場所ができたから…

でもこの物語の主軸はあくまでもうららとしての占い道です。
最初から何事も上手くなんてできません。
だから一生懸命練習して…自分だけの占い方法を見つけていくんです。

すごく短い間でしたが色々な事がありました。
良かれと思ってやった事が必ずしも良い結果に結びつくとは限らない事を知って…
直向きに向き合った…ただそれだけなのに、超えてはいけない一線に一喜一憂したり…
物事の優先順位…いつの間にか自分が2番になっているのがとても自然で…
不安で圧し潰されそうな時、涙が堪え切れない時…必ずみんなが傍にいてくれるのが当たり前になって…
そんな4人を背中をそっと押すニナ先生の全てを包み込むような優しさはやっぱり偉大な先輩うららである事を実感して…
4人はまるで新緑の若葉の芽吹きの様に真っ直ぐ成長したと思います。
彼女たちの成長の真価…どの様な形で視聴者の気持ちに応えてくれるのか…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、見習いうらら4人組で構成されたユニット らびりんずによる「夢路らびりんす」
エンディングテーマは、Luce Twinkle Wink☆さんの「go to Romance>>>>>」
4人の可愛らしさが上手く表現された曲と背景だったと思います。

1クール12話の作品でした。
放送途中に、この作品の評価がちらほら聞こえた事もありましたが、私的には評価の高い作品です。
キャラの可愛さ、作画の綺麗さは言うに及ばず…
目標に向かって努力している人ってやっぱり輝いています。
一生懸命向き合いながら流す涙…とても綺麗だと思います。

頑張り方や力を入れるタイミングやポイントは人それぞれ…
だけど、何があっても4人一緒に…の心を持ち続けたみんなは輝いていました…
こういうキャラの輝いている作品…大好きです。
しっかり堪能させて頂きました。

投稿 : 2020/03/28
♥ : 20

れもんてぃー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

OPの中毒性はすごい

日常系アニメに不思議要素を足したアニメです。
キャラは一人一人すごく可愛いです。とくに千夜ちゃんがいい味だしてます。おなか出すのは反則です。グッズの販促ですか?
つまらないギャグをブチ込んだところで、私なりの評価を。
個人的に、なにも考えずにぼーっと見ていられました。あーこのシーン可愛いなーって思ったり。
OPの中毒性はすごいです。今も頭で流れてます。特に「うらうらりゃりゃりゃりゃとてちてとんしゃん」のとこが大好きです。
日常系アニメが好きなアニメな方は楽しんでみれると思いますので、ぜひ見てみてください!

※個人の意見ですので、参考程度にお願いします

投稿 : 2020/03/28
♥ : 4

71.4 2 警官アニメランキング2位
ズートピア(アニメ映画)

2016年4月23日
★★★★☆ 4.0 (158)
918人が棚に入れました
体の大小や、肉食か草食かに関わらず、動物たちが平和に共存する大都会ズートピアを舞台に、夢を信じる新米警官のウサギ・ジュディが、夢を忘れた詐欺師のキツネ・ニックと共に、ズートピアに隠された驚くべき事件に挑んでいく姿が描かれる。

声優・キャラクター
上戸彩、森川智之、三宅健太、玄田哲章、竹内順子、高橋茂雄

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

新・伏線の教科書

2D吹き替え版を劇場鑑賞。


物語における伏線の張り方は二種類に大別されると思います。

一つはバチン!バチン!と音が聞こえるくらい、
これ見よがしに伏線を張り、受け手にもろに意識させるパターン。
ホラーや泣きゲーなどに多い伏線です。

もう一つは受け手に伏線と意識させないようにヒタヒタと伏線を張って、
受け手のガードがら空きになった脳天に向けて伏線を起爆させ、
心の奥深くにテーマやメッセージを食い込ませるステルス(隠密)型の伏線です。


“ウサギ初”の新米女性警官の奮闘記であるこのディズニー映画はどちらかと言うと後者。
ステルス伏線の巧妙な使い方で鑑賞者を魅了し、楽しませる逸品です。

元より、本作はそれぞれの動物らしさという世間の先入観で、
外見や行動パターンが構築されたアニマルキャラたち。
○○らしさ、ありのままという固定観念。
それらを何にだってなれるというズートピアの理想や、
主人公ウサギ警官による夢パワーで、揺さぶったり、乗り越えたりするのがテーマ。

そのため、伏線を秘匿するための化けの皮は街中にいくらでも転がっています。
大体、ウサギ警官の相棒からして、キツネの詐欺師w
ステルス伏線にとってはズートピアは圧倒的なホームグラウンドなのであります。


が、それ以上に、伏線を張るスタッフの技術が老獪過ぎて素晴らしいです。

単なるアメリカンジョークかと思いきや物語の重要な鍵だった。
この程度なら特にハリウッド等ではよくある伏線技術。

ですが、本作ではさらに、伏線回収されたと思ったら、実は回収こそが次の伏線でもあった。
あるいは回収された伏線は一本に過ぎず、実はあの場面にはまだ伏線が隠されていた。
その他、小物を活用した伏線の刷り込みも多彩。
サバンナの生態系並に多種多様な伏線技術が
小気味よいテンポで披露され飽きさせません。

伏線回収のタイミングも上手いの一言。
例えばジョークのネタに偽装した伏線。
それを場面の印象を忘れかけた頃に、コツンと伏線回収して、
ノーガードのハートに喜怒哀楽や社会風刺を突き刺してくる。

こうした手練手管の限りを尽くしたエンタメ精神が実にお見事。
伏線回収で私がこんなに舌を巻くのは、
私的伏線のバイブル『ダイ・ハード』一作目以来かもしれません。


ちょっとした詐欺が横行するストーリーだったからなのか、
伏線を張るのって、何だか詐術に似ているな。
という着想も得てしまいましたw

でもこういう詐欺だったら大歓迎♪
振り込め詐欺は多くの人を騙して、金品を奪い、泣かせます。
でもズートピアの詐術の如き鮮やかな伏線技術は、
せいぜい私の心と主題歌ソングのダウンロード料金をかっさらうくらいw
実に気持ちよくキツネにつままれ大満足な劇場映画鑑賞。

スタッフには万感の想いを込めてこの“詐欺師”め!という謝辞を贈りたいと思います♪

投稿 : 2020/03/28
♥ : 28

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

これが本当の《意識高い系・社会派アニメ》。やるなディズニー!

本作については、一時あにこれの2016年春シーズン作品ランキング1位になっていたことから、個人的に結構気になっていたのですが、わざわざ映画館に足を運んで鑑賞するに至らないまま、いつの間にか上映期間が終わってしまいました。

それが先日、たまたま視聴する機会があり、これが私の事前の期待を遥かに超えて興味深い内容だったので、これは早速、紹介レビュー書かなくちゃな、と思った次第です。

さすがのディズニー作品・・・というよりも、むしろこれ、アメリカじゃないと到底、発想が生まれないし企画も制作も通らない種類の作品だったんですね。

幾ら金が掛かっているのか分からないフル CG技術は勿論秀逸だと思いますが、それよりも本作の場合は、シナリオが実に見事で、見ていて何回も「う~ん、そう来たか」と唸ってしまいました。

だいたい、CG技術だけなら『アナと雪の女王』で既に同等なものを見ていますし、私の場合は、以前書いたレビューのとおりアナ雪のシナリオは実は大して評価していません(・・・というより字幕版と日本語吹替版の2回も鑑賞したにも係わらず、アナ雪は私の頭の中ではとっくの昔に風化した作品になってしまっています)。

だけど本作は、たった一回視聴しただけなのに、かなり鮮明というか、今後もきっと長く忘れられないだろうな・・・と今から確信できる程の強い印象が残りました。

それは、アナ雪に代表される「安心できるけど詰まらない」印象(私だけ?)のディズニー作品というよりは、アメリカという国と社会が現実に地上に存在し、そしてそこへの“問題意識“と、しかしそれでも、それを努力して乗り越えようとする制作者側の“希望”とが滲み出ているようなコンセプチュアルな作品、“日本という国と社会”があってこそ生まれる見事なアニメ作品(*1)があるのとパラレル(平行)な関係で、現代の“アメリカという国と社会”があってこそ生み出された作品・・・という風に私には見えたわけで、そういう意味で、本作こそ正真正銘の《一見の価値がある作品》と個人的に捉えたいわけです。


◆「被害者ビジネス」「弱者利権」「ポリティカル・コレクトネス」「ソーシャル・ジャスティス」

要は、こういう言葉に少しばかり関心がある人にとって、見応えのある作品ではないか、と私には思えたわけです。

そういう意味で本作は、日本のアニメ作品の中でも《社会派アニメ》とか《意識高い系》と一部で評されており、私も実は以前に少しばかりの期待をもって視聴してみたものの、結局「何だコレ?こんな浅い内容で終わっちゃうの?ガッカリだなあ・・」という感想にしかならなかった作品群(あえて具体名は出しませんが)とは、完全に一線を画す作品に個人的には見えたわけです。

ちょっと解説すると、「被害者ビジネス」とか「弱者利権」というのは、読んで字の如くですが、“自分が被害者だ・弱者だ”ということを(それが事実かどうかはともかく)殊更に強調し感情的に捲くし立てることによって、相手側のまっとうな理屈に基づく異論反論までをも遮断して、自分の都合を押し通すタイプの問題行為であり、とくにアメリカでは、1960-70年代のいわゆる「それまで差別され抑圧されていた人々」の「解放の時代」が一段落したあと、1980年代に入って以降に、今度はそのやり過ぎの反動として顕在化してきた問題で、政治的あるいは社会的に「ポリティカル・コレクトネス(政治的適正さ)」とか「ソーシャル・ジャスティス(社会的正義)」とは何か?ということを巡って、長々と真剣な議論が続けられ、司法的ないし政治的な判断が時に示されたり、双方の部分的な合意がこれまで積み重ねられ続けている重要かつセンシティブな事柄です。

そういう点で、アメリカとは国や社会の成り立ちや在り方に違いのある我が国の場合は、問題意識そのものが、アメリカに比べるとどうしても浅く甘い感じになってしまい、問題の片方の側だけ(つまり自称「弱者」の側の主張だけ)をやたらに扇情的に強調するだけのタイプの作品がこれまで目立っていた(今も目立っている)ような印象が個人的にはあり、前述のような《社会派アニメ》とか《意識高い系》とされる作品について、これまで視聴済みだけれども特に評価すべきほどの感想も持てず、かといって別に酷評するほどの感想もないので、そのまま放置してきた作品が幾つかあるわけです。

その点、本作は、私にとってほぼ初めて、肯定的な意味で《社会派アニメ》として高く評価したい作品となったわけで、そういう意味では、自分がこれまで高評価を付けてきた、自分が何度も見たくなる《大好きな作品》というわけではないので、個人的な評価点数をそうした種類の作品の限界と決めている4.4としました。

公式サイトによれば、8/24にBD/DVDがリリースされるそうで、それを機会に、より多くの方に視聴していただきたい個人的な《お勧め作品》となりました。

(*1)日本ならではの作品・・・それは主に、世界基準だと異常なくらいに“感情描写が繊細な”作品群と個人的には考えています

投稿 : 2020/03/28
♥ : 37

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

子供向け?ケモナー向け?いいえ大人向け!僕らには思い付かんだろうシュールで皮肉の効いた痛快爆笑劇!!ピクサーじゃねぇよ!!!ディズニーだよ!!!!

ピクサーではなく“ディズニー”の最新作です
『ラプンツェル』のバイロン・ハワード監督と『シュガーラッシュ』のリッチ・ムーア監督、今のディズニーが持てる最強の二人が遂にタッグを組んだファンタジックコメディ
2D、字幕版で観ました


かつて世界は草食動物とソレを捕食する肉食動物に二分されていた
しかし二足歩行と文明を確立するまでに進化した哺乳類はやがて手を取り合う関係にまで発展、世界は一つとなった
ソレを象徴する大都会「ズートピア」
ズートピアではありとあらゆる哺乳類が暮らしており、まさにソコは動物達の楽園と呼ばれいていた
田舎の町で生まれ育った正義感の強いウサギのジュディは警察官になる夢を抱いていた
が、身体は小さく力も弱いウサギに警察官は無理と馬鹿にされ、両親からも反対されていた
負けず嫌いのジュディは並大抵ならぬ努力と知恵を活かし、遂に警察学校を首席で卒業、念願のズートピアでの警察官の任に就いた
が、一部を除いて上司や住民達は“ウサギの警察官”を信用しておらずジュディには冷たかった
一方ズートピアでは肉食動物が次々と失踪する怪事件が起きていた
失踪事件の捜査へ参加を懇願したジュディに、僅かながらではあるが時間の猶予が与えられる
ジュディが手掛かりとして捉えたのはウサギの天敵であるキツネ、それも詐欺を生業としているニックであった・・・


二足歩行する動物による擬人化ファンタジー
所謂ケモナーものです


まず注目して欲しいのが世界観描写ですね
『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』でも書きましたが、何種類もの動物がいっぺんに暮らせばまぁこぉなるよな、ってズートピアの街並みに注目して欲しい
砂漠、ツンドラ、熱帯雨林、そして全てがネズミ用のミニチュアサイズの街等など
エリアで区切られたズートピアの街並みとそのハイテクっぷりはワクワクせずにはいられません


次に逆境に負けず、ただただ直向きなジュディの姿
田舎から夢見た大都会へ来たはいいが、理想と現実のギャップに強く打ちのめされる
それでもなお立ち向かうジュディの姿は、全ての社会人、新生活を送る人々に向けてエールを送るかのよう
とても美しいですb


そしてバディもの、カップルものとしてドラマ
コレも『アーネストおじさんとセレスティーヌ』でも書きました
ウサギとキツネ、警察官と詐欺師、メスとオス、真逆の二人が困難を一つ乗り越えるたびに織り成していくハーモニー
カプ厨にはタマりませんw
ジュディとニックは各エリアを転々と巡り捜査を進めていくのですが、その様は実にスリリングでもありました
ドキドキする映画お好きな方にもオススメ出来ますb


そしてシュールなギャグ
次から次へとテンポよく繰り出されるギャグにさりげなく挟まれる皮肉がイイ!
陸運局の職員が全員“ナマケモノ”ってのは毒づき過ぎだろwって思いました


そして表面的なギャグに隠されつつも、今作の深遠には深いメッセージ性があるのが、今作の最も評価したいポイントです
動物の理想郷たるズートピア、しかし沢山の動物が集まれば集まるほど深刻化する“ある問題”が今作のキーになっているのですが・・・コレはまさに現代の【多民族国家アメリカが抱える問題】をそのまま訴えているかのようです
よくこんな映画を大統領選挙前にぶっ込んで来ましたね(笑)
(笑いのベールで包まれているものの)あまりのド直球ぶりに良い意味で【ディズニーらしくない作品】に仕上がったと思います


また、ピクサー作品群との最大の差異ですが、ピクサーは露骨に泣かせに来ると言うか、彼らは“お涙頂戴こそが最高の感動”と信じきっている節があります
もちろんオイラも『インサイドヘッド』とかで素直に泣いてたんですが、今作は爽やかな感動を呼ぶシークエンスこそあれど、涙も乾くほどの笑いでソレをぶっ飛ばしてしまうんです
湿っぽいのはイヤ!面白いか否か!でしょ!?そー言ってるのかようでした
根本的にコメディなのですし、全体のベクトルがとてもしっかりと取れてる作品だと思いました


最後になりましたがテーマソングとして最初から最後まで絡むSHAKIRAが演じるガゼル美しすぎですwありゃ惚れるわw
オイラは原語版で観ましたが日本語版のキャストの演技はどのようになっているか気になるところではありますが声優の評価は少し抑え気味にしておきますね
あ、ちなみに原語か日本語かで(正確には公開地域毎に)劇中で流れるニュースのキャスターがキャラクターごと変わるそうですよ
原語版はヘラジカ、日本語版は芋洗坂係長が演じる狸(たぶん『平成狸合戦ぽんぽこ』のイメージなんでしょうw)
芸が細かいなぁ
3D、4Dも残念ながら未視聴です;
子供にでも、ケモナーにでもなく、立派な大人にこそ観てもらいたい1本でした!

投稿 : 2020/03/28
♥ : 13

66.1 3 警官アニメランキング3位
逮捕しちゃうぞ(TVアニメ動画)

1996年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (105)
781人が棚に入れました
作者である藤島康介がオートバイファンなだけあり、作中でのメカやエンジン描写、カーアクションシーンは非常にリアルに描かれており現実味とスリル感がある。アニメ版も同様にメカニックには非常にこだわって描かれており、いい加減な描写は皆無である。こうした点に、藤島のバイク蒐集家としてのマニア心の冴え、および描写力の高さが伺われる。ストーリーのコンセプトはロマンティック系ポリスコメディであるが、設定は地に足の付いた作風なので日常世界を舞台としたロマンティック路線といえる。また舞台も架空の都市や町を舞台とする漫画が多い中で、実在する地域(墨田区)を舞台としたことや、警察描写も繊細に現実離れせずに描いているので読者・視聴者にも親近感を与え、より人気も高まった。

声優・キャラクター
玉川砂記子、平松晶子、政宗一成、島田敏、小桜エツコ、松本梨香、関智一、沢木郁也、榊原良子、青野武、小西寛子、丹下桜、堀秀行
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

子供で大人な婦警さんの、日常系痛快ドタバタコメディー

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
1話完結を基本とし、老若男女問わず安心して観られる痛快なエンタメ作品。

古い作品ですが、当時としては作画は綺麗だと思います。特に、バイクやクルマ、モデルガンなど機械系の作画は良かったという印象です。

リアル路線が好きなら、「ちょっと違うな~」という感じだとは思いますし、流石に時代が時代がなので古くさい作画ですが、そこにこだわりがない方ならしっかり楽しめるアニメです。

キャラも魅力的で、(キャラデザ含め)やはり藤島さんは良いキャラつくるな~という感じ。

ただ、オススメ度が、OVA→1期→2期→3期 と下がっていく残念さはあります。個人的には、OVA→1期、でやめておいても良いかと思います。

原作は藤島康介さんの漫画ですが、原作からキャラや設定は引き継いでいるものの、ストーリーはほぼアニメオリジナルとなっています。しかも、そのアニオリ回がとても面白い!

原作ファンはもとより、原作を読み「イマイチだな~」と思っていた方、そして、こんな古い作品知らないよ! という若い方に、是非観て頂きたい作品ですね♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
豪快でパワフルな肉体労働担当の夏実と、マニアックで冷静沈着な頭脳労働担当の美幸の二人が織り成すドタバタコメディ。

特に良かったのは、二人の関係性。基本的にはトラブルメーカーの夏実が場面を引っ掻き回しますが、時折、美幸がキレると夏実以上にぶっ飛んだ行動をします。この二人が、互いを互いに尊重し、深い所で信頼しあっている様は、観ていて気持ちの良いものでした。

恋愛、という面でも二人の競合はありません。夏実は基本的に渋いオッサン好きだし、美幸には恋人がいるし。

二人とも、大学を終えて警察学校を卒業し、勤務しているので、いい大人ですが、中身的にはまだまだ子供です。それでも、時折みせる婦警らしさ(子供への優しさなど)にグッときます。お酒にまつわるエピソードなどもあり、「見た目は大人。性格は子供。それでもやっぱり大人な」20代中盤くらいの女性の魅力は描けていたかと思います。正直、(健康的な意味で)エロいw ⬅ココ大事(笑) 10代の女子には(リアルでも)出せない魅力ですなw

サブを固めるキャラも実に良い。二人の所属する墨東署交通課は、「独立愚連隊」「ワイルド・サファリ」と揶揄されるほど、個性的でアグレッシブな面々が揃っています。

ゴシップ大好きのトラブルメーカー眼鏡っ子の、頼子。女子より美しい女装子の、双葉。いじられ役で昭和の男って感じの、中嶋。可愛らしい女子高生の、沙織。話のわかる渋いオッサン、課長。そして、ライバルキャラ且つギャグ要員の、ホームラン男w

これといって目新しいキャラがいるわけではありませんが(まあ、原作自体30年以上前ですし)、おさえるところをちゃんとおさえてるな~という感じです。古き良き、を感じることができるでしょう。

ストーリー的に言えば、基本は1話完結の刑事モノですが、その解決法にオリジナリティがありました。前述した「そのキャラならでは」の解決法には一見の価値あります。

また、後半になるにしたがい、シリアス回が増えてきますが、これまた良いです。この緩急のつけかた、見事です!
{/netabare}

投稿 : 2020/03/28
♥ : 20

負け猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

美人すぎる婦警さん←釣りじゃない

ありそうでなかった純粋な警察モノアニメ←純粋なのかな^^;

主人公は交通課の女性警官2人組で

夏実←ショート、怪力、体力、ホームラン、人力ブレーキ
美幸←ロング、メカニック、頭脳、ラブコメ、テロリスト候補

というふうに担当がわかれている。


初っぱなから夏実さんが交通ルールを全力無視するという、
今放送すると苦情が殺到しそうな内容が多いwww

メカニック担当の美幸さんに至っては普段なにやってんの?
といいたくなるレベルのメカ系オタクっぷりだったりす

(車だけでなく銃や、CPU関係まで)

また、作者が相当に車バイクなどのメカ関係好きなため
このアニメに登場する乗り物関係には自然と力が入っている。

ストーリーは比較的ギャグの多いお話から、警察らしいシリアスなものまである。
美幸さんに関しては恐ろしいくらい長くラブコメを披露しつづける事になる

登場キャラは非常に魅力的なキャラが多く、
いざという時にカッコいい上司から、オカマまでとw

しかし、やっぱりなんといっても
主人公の2人のカッコよさとかわいさはピカイチですね^^

あ、私は夏実派です^^

投稿 : 2020/03/28
♥ : 1

69.1 4 警官アニメランキング4位
名探偵ホームズ(TVアニメ動画)

1984年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (113)
564人が棚に入れました
『名探偵ホームズ(めいたんていホームズ)』は、小説『シャーロック・ホームズシリーズ』を原作にしたテレビアニメ。日本の東京ムービー新社とイタリアの国営放送局 RAI の合作。日本では、1984年11月6日から1985年5月20日までテレビ朝日系で放送。全26話。最初の6編は宮崎駿が監督・演出などを務め、その大部分の脚本を片渕須直が書いた。

声優・キャラクター
広川太一郎、富田耕生、一龍斎春水、大塚周夫

Zel さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

空からこぼれたSTORY

1985年放映作品

日本のアニメ制作会社(現在解散)とイタリアの国営放送局が共同で制作、監督は宮崎駿・御厨恭輔
両国で放映されたグローバルなアニメ

すごくワクワクできて、とても優しい気持ちになれる作品
登場人物が犬の姿なんだけど、これがまた可愛い
ホームズ ワトソン モリアーティ教授 ハドソン夫人
魅力的なキャラクター達が宮崎監督の演出で生き生きと動いている
人情味溢れるストーリーに温かい気持ちになれること請け合いです

OP曲やED曲も優しいメロディーで耳に心地よい
ちなみにレビューのタイトルは主題歌の題名

鑑賞したのは幼いころだけど、感動と興奮が心にずっと残ってる素晴らしい一作です

ホームズ役は(故)広川太一郎さん
宇宙戦艦ヤマトの古代守でです

ワトソン役は富田耕生さん
プロゴルファー猿のおっちゃんです

この二人のやり取りは見ていて楽しかったです

投稿 : 2020/03/28
♥ : 11

ぱらっぱらっぱー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

再放送すればいいのに

確かこの作品にもはやおさんが関わっているはずです。かの有名なシャーロック・ホームズを犬化?した作品ですが、全く小難しい推理などなく敵役のモリアーティ教授達とおっかけっこっていう感じです。いいですね。出てくる登場人物がむやみやたらに死なない作品というのは(描かれていないだけで爆発に巻き込まれたりして亡くなっている人?犬?達は確実にいるような気もしますが)安心して観ることができます。それにかわいらしいじゃないですか。ヒロインに恋しちゃうモリアーティ教授なんて。推理ものとは呼べないかもしれませんが人が死なないホームズっていうのもありだと思います。確かにちゃちい子供向けかもしれませんがこういう作品が世の中には必要なんじゃないんでしょうか。今だからこそ続編作るのもありですね。

投稿 : 2020/03/28
♥ : 1

66.6 5 警官アニメランキング5位
ライディング・ビーン(OVA)

1989年2月22日
★★★★☆ 3.8 (21)
42人が棚に入れました
アニメクリエイター兼漫画家の園田健一が原作をはじめ全体の構成を務めたストリートアクションOVA。 夜のシカゴを激走する700馬力の真紅の車バフとそれを追うパトカーの一団。バフに乗っている大男はビーン・バンディット、法外な金額で依頼人を望みの場所へ連れてゆく運び屋「ロードバスター」だった。今夜もビーンは二人組の強盗を逃亡させるが、その二人の片割れセマーリンは翌日、変装してビーンのもとに来訪。大富豪グリムウッド家の警備員モーリスと名乗り、同家の令嬢チェルシーを屋敷まで運んでほしいと願う。ビーンとそのパートナーである射撃に長けた美女ラリーはこの依頼を5万ドルで引き受けるが、その直後にモーリスは謎の襲撃で弾丸を身体に受けてしまう。やむをえずチェルシーをバフで屋敷へ連れて行くビーンとラリー。だがやがてモーリス=セマーリンは回復。すべてはビーンを誘拐犯として仕立て上げるための作戦だった……。 本作の実制作はアートミックとAICが担当。

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

ハードボイルドな世界で展開される痛快アクション

往年のアメリカ映画のようなストーリー展開ですが、実写に負けないぐらいの迫力あるカーチェイスは一見の価値ありです。


金さえ払えばどんな場所へも依頼人を送り届けることで裏社会では有名な運び屋「ロードバスター」。

愛車バフを乗りこなし仕事をこなす荒くれ者のビーンと、依頼を受け彼を射撃でサポートする冷静沈着な美女のラリー。

このコンビがある依頼を切っ掛けに警察とマフィア両方に狙われる羽目になり、事の真相を突き止めるため奔走する・・というのがあらすじです。


何よりこのアニメの特徴は、ド迫力なカーチェイスが本編のほとんどを占めていること。

ビーンの愛車バフは元々の超馬力に加え、特殊なギミックが凝らしてあってどんな道でも突き進んでいきます。

このバフの形振り構わない暴走っぷりは圧巻の一言です。
また、激しい動きを手元のシフトレバーの捌きで表す所もマニアックで良いです。


男も女も堅気でないためか、一般人離れした能力と精神力を発揮しています。

一見普通の女性に見えたラリーもやはり裏稼業の人間だけあって、いざというときには人殺しも厭わないようなハードボイルドな作品世界が展開されています。


小気味良いサウンドとアクション、シナリオが綺麗にまとまっていて意外な完成度に驚きました。

最初はビーンの尖がった顎に目が行くかもしれませんが、見ていく内に全く気にならなくなります。

当時隆盛を誇っていたAIC・アートミックのタッグは伊達じゃないです。納得のクオリティだと思いました。

投稿 : 2020/03/28
♥ : 4

Dkn さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

目をつぶれば洋画吹き替え。バブルアニメーションの真骨頂。

ガンアクション&カーアクション

改造車のカーアクション、挙動特殊で思わず笑っちゃいますw

銃火器のこだわりも素晴らしく、調べてみるのも面白いです。

大平晋也作画ぁ~(*´ω`*)かっきょいい


声優が今じゃ絶対実現不可能(色んな意味で)

田中秀幸、松井菜桜子、小山茉美、富山敬、林原めぐみ、本田知恵子、筈見純、
屋良有作、飛田展男、小林通孝、塩屋浩三、田中和美、小杉十郎太、丸尾知子

今やナレーションでしか聞かない方も、聞けない方もいますね。

塩屋浩三さんがガードマンA役・・贅沢。

元々はガンスミスキャッツという原作があり、そこから派生した作品の映像化。そっちのレビューも書きたい。
ブラックマジック M-66と同じく、作者がアニメーション制作にガッツリ関わる稀有な例。

この時代はまだアニメーションと漫画の性質というか、垣根があまりなかった時代ですね。
時代を経てそれぞれのプロフェッショナルに分かれましたが、
日本のアニメーションに漫画が深く関わってることを表しています。

「ROAD BUSTER」「KING OF THE ROAD」「BEAN BANDIT BOOGIE」「BAD GIRL」
・・等テンション上がる曲揃い踏み。

ライディングビーンのSoundtrackは映画の劇伴みたいでカッコイイんですよ。
テンポの良い曲調で、まさに車を運転するとき最適な曲。
アニメを知らない友人を乗せた時、他のインストゥルメンタルや洋楽に混ぜてかけます。
これなんの曲?カッコイイね!と言われるの待ちです(笑)

VHS持っていますが、Blu-ray出てるんですね!サムネがパッケージだったのか~~。買いてぇー。

投稿 : 2020/03/28
♥ : 3

ゼルミナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

切れ味鋭い!スパッとスカッとする45分!

2020再鑑。手元にあるベータマックスはどうしたら(笑)

ワイルドだが子供には優しい主人公と、気風が良い金髪お姉さんのバディもの、というハリウッドにもありそうなノリにまずキュンと来て欲しい(笑)

主人公が「運び屋」という事で、愛車には様々なギミックがあるのだが、これがアニメ的に凄い見せ場になってて楽しい。
物語の図式は単純だが、断じて単調ではなく、小山茉美が演じるライバルキャラが頭脳戦キャラなので、主人公サイドと上手く対になっていて飽きさせない。
そもそも声優陣の芝居が素晴らしいの一言。
要所に入る洋楽とあいまって、気分はもうハリウッドよ!(笑)

あまり良い言い方ではないかもしれないが、
「シティーハンター+ルパン三世」といった趣の超ストレート娯楽アニメ。
スカッとしたい時にどうぞ!


OP後のラリーの着替えシーンにドキドキしてた少年も今や中年に成り果てましたとさ(笑)
つか、ホルスター締めるカットとか、セクシーだけどイヤらしくはなく、しかもカッコいいという…園田健一のアニメって割と着替えシーンでるけど、どれも良いんですよ~
着替え、シャワー=エロ、って図式がもしあるとしたら、今すぐ撲滅したいぞ、ホントに(笑)

投稿 : 2020/03/28
♥ : 0

66.4 6 警官アニメランキング6位
CHAOS;HEAD カオスヘッド(TVアニメ動画)

2008年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (1120)
5423人が棚に入れました
現代の東京・渋谷で俗に「ニュージェネレーションの狂気」と呼ばれる不可解で猟奇的な事件が連続して発生する中、渋谷在住の高校生で引きこもり寸前の生活を送るオタク少年、西條拓巳はインターネットのチャットで「将軍」と名乗る人物が掲載した次のニュージェネの事件を顕示させるような残酷な画像を目撃する。翌日、拓巳は「将軍」と名乗る人物の発言通りの凄惨な現場に遭遇。同時に事件に関わりのある少女達が次々と拓巳の前に現れ、渋谷で起こる数々の猟奇事件に巻き込まれてゆく…。その際、拓巳の"妄想"が事件のキーワードとなる。

マジ天使 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

その目、だれの目

序盤の展開は他の作品にはない「ホラーサスペンス」
・サスペンスホラーと王道が好き。
・異色作・中二病とか嫌いじゃない
など視聴者の好みにより極端に評価が変わりそう。
個人的にこういった中二病的アニメで設定もシナリオも好物

「ひぐらし」のような狂気を受け、確実に事件の中心に向かう引きこもりオタク主人公。
ここの展開が面白く「目撃した殺人事件の犯人が学校の隣の席に座るが見に覚えがない」や、「多重人格を疑われたり」など序盤は次に何が起こるかわからない緊張感があり1話ごとの濃さが尋常じゃない。

現実と妄想が酷い主人公ですが、後半はもっと展開が読めなかった。
王道的展開だけど、前半で複線もあったけど、「まともじゃない設定」でミスリード?かと疑ったけどそこに行き着くのかと驚かされた。

ただ「本筋に惹かれない」「展開に乗り遅れた」など1話ごとに濃さが強い作品なので、「電波作品」「設定で片付けるご都合アニメ」と揶揄されてもおかしくない作品。
毎話ごとに超展開が終盤まで続き振り落とされなければ、「妄想」に答えが収束するいいストーリーだと思います。

投稿 : 2020/03/28
♥ : 11
ネタバレ

@ちゃんねらー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

シュタインズゲートから見てしまった・・・

シュタインズゲートから一年前の世界だからこちらから見るべきなのに先にシュタインズゲートから見てしまった・・・。
と後悔したのだが前半の一話一話がその後の展開や設定の予想がつかない感じはシュタインズゲートと似ていて面白いと思います。
{netabare}特に11話にタクが妄想から生まれた存在だという予想外な展開はとても好きです。{/netabare}
でも主人公は少し狂い過ぎている感じがしてシュタインズゲートの岡部と比べるとイマイチかな・・・・。
あと欠点はかなりあり、突っ込み所満載で説明不足な所もたくさんあるのでダメな人はダメかも・・・。
ゲームの方が面白いらしいので今度やりたいと思います。

投稿 : 2020/03/28
♥ : 8

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ハードSF科学アドベンチャー…〝妄想"オタクに強行着陸!?

ニトロプラス原作の〝妄想科学アドベンチャー"ゲームは体験版で挫折w

その主たる原因となった主人公の痛々しい〝妄想"オタクぶり。
加えてエロではなくグロで18禁を勝ち取った出血ぶりは、
やや抑えられたとは言え、アニメ版でも健在であるらしい…。

そんなこんなで興味を持ちつつも5年以上ズルズルと機会を逸し続け、
最近になって続編『カオスチャイルド』が自分の持っている
ゲーム機でも移植されることが決まり、
俺もいい加減、覚悟を決めて〝妄想"しようと
ようやくこのアニメ版で〝妄想"を逞しくした次第w

それにしても主人公声優さんの熱演ぶりは凄いですねw
本能に忠実に〝妄想"ワールドが広がっていく様は真に痛々しいです(苦笑)
何より共感できなくても何を言っているか、
大体分かってしまう自分のオタク度が痛い(苦笑)

その〝妄想"オタクパワーでダメージを受けた、
視聴者の叫びがここ、あにこれにも、こだましていますw

ただその〝妄想"という着眼こそが本作を面白くしているポイントでもあります。
かなり真面目なSF設定を、萌えがはびこる二次元世界に翻訳するため、
具現化する〝妄想"をサービスシーンも絡めて上手く絵にしています。

この辺りは原作ニトロプラスは相変わらず、
ハードな要素を二次元に落とし込む技術に長けた、
最強のローカライズ(翻訳)集団だと改めて感じます。

あくまで〝妄想"でなければなりませんでした。
これが想像力を形にするとか、超能力とかでは味気なかったし、
何より主人公少年の萌え、エロ方面へのポジティブシンキングの具現化は、
〝妄想"でなければ許されなかったと思いますw

そしていつの間にか本格SFに橋渡しされた後、
価値観を揺さぶられた末、見えた風景はお見事。
軽く人生観を変えられるエネルギーがあります。

ですから、オタクの〝妄想"に脳をヤラれそうになっても、
何とか凌ぎ切って、最後まで辿り着いて欲しいです。

若者の街〝渋谷"という言葉の響き…。
そして何より空の青さが違って見える、
貴重な人生経験となるはずです。

投稿 : 2020/03/28
♥ : 16

69.3 7 警官アニメランキング7位
デュラララ!!×2 転(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (719)
4644人が棚に入れました
若者たちが集う東京の池袋を舞台にアクの強すぎる登場人物が織り成す予測不可能なハイテンションサスペンスアクション作品であるデュラララ!!×2の分割2クール目となる。




声優・キャラクター
豊永利行、宮野真守、花澤香菜、福山潤、沢城みゆき、神谷浩史、小野大輔、中村悠一、梶裕貴、高垣彩陽、寺島拓篤、下野紘、M・A・O、小野友樹、山口勝平、金元寿子、喜多村英梨、岸尾だいすけ、藤田咲、大塚明夫、堀江一眞、小林沙苗、伊瀬茉莉也、福圓美里、小西克幸、大塚芳忠、藤原啓治、黒田崇矢、小野坂昌也、久野美咲、加瀬康之、飯塚昭三、森川智之、三上哲、種﨑敦美、梁田清之、桑島法子、KENN、五十嵐裕美、村田太志、上田燿司、井上喜久子
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

闇はさらに深くなり……

原作未読 全12話

デュラララ!!の2期の2クール目です。1期とデュラララ!!承を事前に観ることをオススメします。

池袋を舞台にデュラハン・闇医者・情報屋・カラーギャング・警察・ヤクザ・マフィア・アイドル他が複雑に絡み合う群像劇です。

時系列がバラバラなのは1期や承と同じです。今回は新キャラがまたまた増えて、今まで分からなかった繋がりやキャラの色々な過去が分かりました。

また、衝撃的なことが多かったですね。

面白いのですがシリアスなことが多くて、デュラララ!!特有の能天気で陽気な感じがほとんどなくなったのは残念ですね。

最後は、不思議な感じで終わりました。{netabare} (セルティの家に色々な人がいましたねw){/netabare} 続きが早く観たいです^^

OP 主人公?竜ヶ峰帝人役の豊永利行さんが歌ってます。1期から続くキャラの紹介とお話のダイジェストでした。
ED REVALCYが歌ってます。こちらの作画も1期から続く全員集合縦ロール作画でしたね^^

最後に、かなり広げすぎたため冬に放送されるデュラララ!!結が駆け足にならないか心配ですね〜

投稿 : 2020/03/28
♥ : 24

ファルコーニ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

演出と世界観が巧み!

デュラララは全てのシリーズを見ていますが、やはり演出が上手ですね。1つの出来事もキャラによっては見方が異なり、日常であれば非日常でもある。現実チックで実に面白い作品だと思います。池袋の街で起こる奇想天外な出来事、東京ではこんなことが起こっているんじゃないかとワクワクします!(^^)!

・良かった点

時間軸の使い方が非常に上手です。それがいわゆる演出になるんでしょうけど、点と点が繋がり合うって感覚を味わうことが出来ます。群像劇ということでキャラは多いですが、1人1人の個性がはっきりしていることも高評価です。

それぞれにバックボーンがあり、いかにして人間性が確立されたかが分かりやすくなっていますね。

・悪かった点

やっぱ前の放送から感覚が空いているため、少し流れを忘れていることですね。僕は前期を見直してから「転」を見ましたが、そういうのが面倒くさいって方は難しいでしょうね・・・。

・総評

面白さは安定です。少しばかりシリアスな展開が好きな方だと絶対にハマると思います!(^^)!悪いところもこれと言って無し!最高の作品の1つですね。

投稿 : 2020/03/28
♥ : 3

MaKiNa さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

1期のあの盛り上がりを期待!

見終わっての感想。

転は最初こそ面白い!と思いましたが途中でまた少しだれました。それでも承よりは盛り上がる部分もあったので良かっと思います。


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まだ見ている途中の感想です!

デュラは1期がとても面白かっただけに、2期1クール目の承がちょっと盛り上がりに欠けました。(1クール目なので仕方ないのかもですが)

けれど今期の転は今のところ話の展開が面白く、続きがはやくみたい作品です!承で切った人も転のこれからの展開次第ではみてもいいのでは?と思います。

投稿 : 2020/03/28
♥ : 1

69.5 8 警官アニメランキング8位
妄想代理人(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (705)
3826人が棚に入れました
『妄想代理人』(もうそうだいりにん)は、マッドハウス製作の今敏監督によるアニメ作品。
疲れた現代社会を癒す人気キャラクター「マロミ」をデザインした鷺月子は、ある夜、通り魔少年バットに襲われた。
突如世間に現れた少年バットは次々と人々を襲いはじめ、市井の人々を恐怖へと陥れていく。しかし、幾人も被害者が出、多くの目撃者がいるにも関わらず、少年バットは一向に捕まりそうになかった。刑事猪狩慶一と馬庭光弘は捜査を進める中、被害者の持つ不思議な共通項に辿り着くのだが…。


声優・キャラクター
能登麻美子、桃井はるこ、阪口大助、飯塚昭三、関俊彦、槐柳二、京田尚子、内海賢二、陶山章央、山口眞弓、中嶋聡彦、水樹奈々、藤原啓治、三石琴乃、津村まこと、郷里大輔

セメント さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

少年バット

『パーフェクトブルー』『東京ゴットファーザーズ』と世界的に高い評価を受けた今は亡き、今 敏監督の初のTVシリーズ、ということで、妄想代理人
ゾクゾクする面白さがありました、全13話の1クール
これは見てよかったです
電波なストーリーの中に今敏監督の哲学的な思想が粘着してる、ポストモダンなアニメとでもいうのかな
トリッキーな内容で大人向け、難解で台詞が深いです

見る人それぞれに違う印象を与えるストーリー
この作品自体が劇中劇であるっていう見解が強いです
自分もいろいろ考えてみて、自分なりの答えを見つけたのですが、それも数あるうちの一つのポイント
答え合わせとはちょっと違うのですが、監督による、この作品の解説、制作秘話なんかが書かれてる「妄想」の産物ってサイトがあるので、照らし合わせてみるのもまた面白いですよ

作画は、本気のマッドハウスという風評通り、その世代にしてはかなり安定してます
おっとキャラデザを責めるのは堪忍ですよ
そういう作品なんです
萌えとまでは流石にいかないにしても、それでも声優の演技に助けられてたましたね、ツッキーの可愛さとか

OP「夢の島思念公園」
私は平沢進だぞ平沢唯じゃないの人dtkr
超怪電波ソング、初聞の人は、たぶん怖いと思うんじゃないかな?
このOP映像の構想なんかは、四畳半神話体系に受け継がれてますね、結構好きです
EDも計り知れない面白さと恐さがありまして、完全にラ㍑

声優は総じて豪華
マロミにモモーイこと桃井はるこを持ってきたのはイミフですが
能登可愛いよ能登
飯塚昭三関俊彦三石琴乃田中敦子内海賢二京田尚子槐柳二
他方、少年バットは声いらなかったかななんて思います

印象に残るキャラクターを次々と生み出す
ありふれているようで、そうでない
思い返してみると、いやぁ褒め言葉の常套句しか思いつかない
刑事二人組みとか好きよん


すごいもん見たなぁっていう高揚感があります
こんなすごいものがアニメの中にあるんだなぁって
これだけのものを表現できるアニメという媒体、あぁ良きかな良きかな

投稿 : 2020/03/28
♥ : 15

takumi@ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

逃避願望が生み出した妄想

2004年に放送された今敏監督の初めてのテレビアニメ。(全13話)
『パーフェクトブルー』『パプリカ』などで
人間の二面性や心の奥底に眠る劣等感、希望と現実、
それとは裏腹な複雑な想いなど描いてきた今監督だが、
このTVアニメ作品は、これまでのテーマに娯楽的要素も踏まえながら
さらにわかりやすく表現していたなと思う。

マスコットキャラクターデザイナーの主人公・鷺月子が、
ある夜、怪我をして病院へ運ばれ、事情聴取した刑事に
「ローラーブレードを履き、金属バットを持った少年に襲われた」
と伝えるところから物語が展開していく。

その後、次々と被害者を出し、人々を恐怖へと陥れていくのだが、
目撃者がいるにも関わらず、少年バットはなかなか捕まらない。
捜査を進めていた刑事・猪狩慶一と馬庭光弘は
被害者たちの持つ共通項に辿り着くのだが・・・というお話。
で、この共通項に辿り着いてからのほうが長い話になっていく。

がしかし、これは単なる犯人探しのストーリーではないところが面白い。
人は誰でも、自分を追い詰めるような事情を背負っていたりするし
どんなに苦しくても逃げずに現実を受け入れ、乗り越えることができれば、
あまり揺らぐことなく生きていけるのものなのかもしれない。
観終えて、そんなことをふと思ったりした。

自分を追い詰めていくのは自分なのに、誰かのせいにしたがる心理。
噂が噂を育て、噂からくる人の想像力が巨大なデマを育んでしまうという現象。
また、一見事件には無関係に見えるアニメ制作の現場でも実は、1人1人が
それぞれのスケジュールと責任において、追い詰められていくって様子を
コミカルさを交えつつ、アニメの中でアニメ制作現場をアニメで見せるという
半ば自虐的な見せ方には思わず唸ってしまった。
そのほか、ネットを通じて集まった自殺志願者の逃避願望をバット事件の
被害者達の追い詰められ方と対比させていたのもなかなかだった。

そして、猪狩刑事の妻の言葉や猪狩刑事自身の言葉、すごく納得できた。

心理描写や社会現象に関しては、怖いほどにリアル。
だけど、例えばアニメやキャラクターに癒されることは、
決して現実逃避だけではないと思うし、そのすべてが偽りの救済とは
言い切れないとも思う。

とりあえず、追い詰められない人間、悩みのない人間なんて
きっと誰ひとりいないはずだから
スポーツで汗を流すのと同じように、または少しの昼寝をするように、
自分の居場所に逃げ込むことは、決して悪いことばかりとも思えない。

たとえ世の中が間違っていようと、自分が正しくあれば生きていける。
噂を創り出すことなく、噂を鵜呑みにしてしまうこともなく、
自分自身の足で地面に立ってこそ、人間は強くいられるのだろうね。

テーマは暗い印象だったが、後味の良い作品だった。
今監督らしい、細かい部分へこだわった演出も健在だったし、
ノスタルジーに浸れる懐かしい風景にも出逢うことができた。
本当はまだ拾いきれていない謎もあるかもだが、
そのあたりは宿題として、今は亡き今監督を偲びつつ、
また機会があったらぜひ観直してみたい。

投稿 : 2020/03/28
♥ : 61
ネタバレ

Tuna560 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

『妄想代理人』作品紹介と総評+考察「共通認識化された"防衛機制”/妄想張本人」

今敏監督の最初で最後のTVアニメシリーズ。
『パーフェクトブルー』でも描かれた”現実と非現実の混同”をテーマにした作品です。

(粗筋)
そも
疲労困憊の世の中の 歩く人は皆愚痴ばかり
憩い求めて彷徨えば 金色の童がほくそ笑む
ばったばったと殴られて 謎が謎呼ぶ夢幻楼
ところで あんただーれ?
さて…

と、訳の分からないあらすじを書きましたが…これは本作の次回予告(夢告)を真似したものです。
本作を観ていない方は、公式サイトやあにこれ記載のあらすじと照らし合わせれば解読出来るかと思います。

本作の感想を一言でいえば、「とことん独特!」です。
登場人物の笑っている姿と背景とのギャップが激しいOP映像、”現実と非現実”の混同した世界観、通り魔事件の意外な真相、”全員が被害者”という主役不在のストーリー、訳の分からない次回予告…正直、こんなに”いい方向にぶっ飛んだ”作品はそうそう存在しないと思います。いかにも「今監督らしい作品だな」と、納得してしまいますね。

今監督の”作品らしさ”を代表するのはストーリーの内容や描かれたテーマといった内面的要素に目が行きがちですが、私としては”キャラデザと内容のギャップ”という外面的な要素に注目したいです。
今監督の作品のキャラデザは決して「アニメっぽい」ものではありません。むしろ、実写に近い「リアルタッチ」なキャラデザが特徴的です。その実写に近いキャラデザに対し、描かれているのは”現実と非現実”が入り交じった幻想的な内容だったりします。

実写では描きにくいテーマやストーリーを、あえて実写に近い作風で描く。にもかかわらず、”実写的表現とアニメ的表現”のギャプとバランスが非常に秀逸なんですよね。公式サイトの「カイセツ」にも書かれていますが、本当に今監督の作品は「アニメだからこそ」成り立つ表現が使われてるんだなと思います。

さてさて、ここからは作品テーマである「”現実と非現実”の混同」と、「物語のオチ」の二つの考察テーマをそれぞれ見ていきたいと思います。


考察①「共通認識化された"防衛機制”」
{netabare}・ストレス社会の中での”現実逃避”のメカニズム
現代社会は、いわゆる「ストレス社会」と呼ばれるほど精神的ストレスを感じるものです。例えば、仕事が上手くいかない、人間関係での悩み、子ども間の問題(いじめ問題)、家庭内の問題(親子の確執)、時代錯誤に悩んだりと様々な要因が並在しています。本作の登場人物は子ども大人関係なく、これらの要因に苦しんでいるということが共通した重要項目とされ、それぞれが”現実逃避”を引き起こします。

では、ここで”現実逃避のメカニズム”について図解を交えながら説明します。

現実→問題の認識→解決策の探索・選択・決定→解決
      ×↓          ×↓
  ーーーー(追い込まれた状態)ーーーー
             ↓
           ”現実逃避”

人が”現実逃避”に陥る最大の原因は”現実での問題の発生とその解決”です。問題の発生→解決までの流れは上記の図の通りで、複数の項目をクリアにする必要があります。その項目の内一つでもクリアに出来なければ、”追い込まれた状態”に陥り、その状態から抜け出ることが出来なければ最終的に現実逃避を引き起こします。

精神分析学上ではこの事象は”防衛機制”を指し、自己が認識している否認したい欲求や不快な欲求から”身を守る手段”として用いられると理解されています。また、防衛自体は自我の安定を保つ為に行われるので、否定的な意味だけでなく健全な機能であるという側面もあります。そのため、その防衛手段(行動)は様々な種類があり、個人によって防衛方法は同じではありません。つまり、”現実逃避”の手段もまた単一ではなく、人によって様々であるということです。


・伝播する”共通認識”
誰しもが陥る可能性のある現実逃避ですが、あくまでもこれは心的被害の話です。「もしこれが”物理的に被害を与える存在”で、なおかつ共通認識化されればどうなってしまうのか?」という思考実験の結果が本作では描かれているのではないでしょうか。

”少年バット”と呼ばれる連続通り魔犯の正体は、逃げ出したくなるくらいに追いつめられた時に引き起こされた”現実逃避”が具現化したものです。最初は限られた地域、関係性のある人間の間だけで被害をもたらしていましたが、いつしか都市伝説と化し広く知れ渡るようになります。そして、”少年バット”が現実逃避のシンボルと化し、広い地域で被害が出るようになってしまった。「現実から逃げたかったら、少年バットを呼べ」といった具合です。

”現代社会に蔓延るストレス要因”という非常に現実味のある要素を起点に、”具現化した現実逃避”という非現実的な結末を描いています。この事が本作の最大のテーマとして描かれている事ではないかと思います。

ただ、この作品は思考実験によって導き出された”妄想の世界”だけを描いたものではないと思います。例えば、”現実逃避のシンボル”が”少年バット”ではなく”死”だったら? 一人では踏み切れない自殺も複数で行えばできる。いわゆる「みんなでやれば怖くない」という心情ですかね。共通認識によって一人では出来ない事も出来てしまう。8話『明るい家族計画』で描かれた”集団自殺”を観て、私はこのような思考実験をしてしまいました。

”負の感情”の共通認識ほど恐ろしいものはないかもしれませんね。{/netabare}


考察②「妄想張本人」(未視聴の方は閲覧注意)
{netabare} ・”数式”の意味
私が本作を最後まで観て解けなかった謎がありました。それは、最終話で馬庭が書いていた”数式”の意味です。
あの数式はもともと老師(夢告に登場する謎の老人)が似た様なものを書いていて、物語と関連している事が読み取れました。しかし、馬庭の数式だけがどうしても物語との関連を読み解けませんでした。その後、いろいろと考察を読ませて頂き、自分なりに考察してみました。

馬庭の数式の最後はこのように終わっています。ここまで書き、何かに気付いて書くのを止めてしまったのです。
「〜〜〜ア=」

この最後の2文字ですが、「アニ」と読む事も出来ますね。
ということは…「アニメ」と書こうとしたのではないか?数式を解いた結果、自分が”アニメの世界の住人だった”という事に気付いてしまった。『そう、これはアニメなんですよ…』というのが本当のオチだったのではないか。


・代理人と張本人
とすると、「この物語自体が馬庭の妄想だったのか?」という点ですが、個人的にはそれは違うと思います。

この物語が「アニメです」という提示をしたなら、妄想の主は製作サイドじゃないのか?つまり、原作・総監督を務めた今敏が妄想を実行した”張本人”で、馬庭は今監督の妄想を代弁した”代理人”なのではないか?

こんなところにも「”現実と非現実”の混同」が示されていたのではないか、というのが私が感じた本作のオチになります。{/netabare}

投稿 : 2020/03/28
♥ : 28

62.5 9 警官アニメランキング9位
サムライフラメンコ(TVアニメ動画)

2013年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (663)
3444人が棚に入れました
大人になりたくない、“大人たち”へ――

斬新!大胆!スリリングッ!な、オリジナルアニメーション、ここに誕生。
改造手術も受けず、特殊な能力も持たず“自力で”正義せいぎの味方になってしまった男・羽佐間正義。
運命の悪戯でその正体を知り、以降彼の起こすトラブルに巻き込まれる警官・後藤英徳。
二人の関係を軸に、この世界で「正義せいぎの味方として活動」することの困難と意義、そこから生まれるドラマをときにコミカルに、
ときにシリアスに、真のヒーロー誕生までの物語をドラマチックに描く!

声優・キャラクター
増田俊樹、杉田智和、戸松遥、M・A・O、山崎エリイ、小杉十郎太、大川透、中村千絵、三上哲、森久保祥太郎、豊永利行、KENN、田村ゆかり

ムニュムニュ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

超超展開

1話目からは普通の日常に突如現れた自称ヒーローを題材にしたコメディチックなアニメで面白く見ていました。

ところが8話目で別のアニメになりました。

回を増していくごとに迷走は留まるところを知らない。


だがしかし、結局途中で切ることなく最後まで見入ってしまいました。



次から次へと伏線の数々、超展開に次ぐ超展開。次の話が見たくなる上手な切り方。


なんだかんだで2クール分のアニメがあっという間に終わってしまいました。

投稿 : 2020/03/28
♥ : 5

雛四季 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

個人的2013年秋~冬アニメNO1

初期の漂うタイバニ臭が半端無いが、何も考えなくても純粋に見ていて楽しめる作品。
後半になるにつれて超展開っぷりが半端無く、6~7話目くらいでその片鱗を見せるので、その辺りではっきりと好みがわかれると思います。

物語は正直まともな展開を期待しないほうがいいです。
全体的にシュールシリアスな感じ。
というか色んな遊び要素詰め込みすぎて着地点がなくなっちゃったってところでしょうか。
裏設定とかもすごく多い気がするんだけど同じく詰め込みすぎて消化しきれてない臭いがすごい。
あ、因みに最終回は特に酷いです(腐女子歓喜的な意味で)。


音楽の評価は4.5にしています。
OPは前期SPYAIR「JUST ONE LIFE」、後期FLOW「愛愛愛に撃たれてバイバイバイ」と熱い2曲。
EDは前後期共にアニメ内のアイドルグループ、ミネラル☆ミラクル☆ミューズが歌う「デートTIME」と「フライト23時」。
全て良曲でおすすめです。
更に劇中歌でオリジナルソングを串田アキラや宮内タカユキが歌うというアニソン王道を行く徹底ぶり。

作画的に所々の回で作画が不安定な部分はありましたが、概ね気にせず楽しめました。

最初に書いたとおりそこそこおもしろいので、何も考えずにぼーっと見ている分には楽しめると思います。
ストーリー重視の人にはおすすめしないです。

投稿 : 2020/03/28
♥ : 9

「ひろ。」 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

迷作であり名作でもある。なんとも形容できない不思議な愛着あふれる作品になってしまいました^^(さらに追記あり)。

※2話まで視聴して

1話では正直、全く面白さを感じられず、
なんか押しつけがましい正義感や正論?みたいなものが、なんかウザいかな?って思ってましたが、

惰性でとりあえず見てみた2話では、
その1話でしっかり下げてタメを作ってた分?が、一気に弾き返された感じで、
自分の中では一気にブレイクしました!(いい意味の方ね)。

面白いわコレ^^。

やっぱヒーローをテーマにしたアニメって、
何かしら制作側の独特の信念?みたいなものが色濃く表れていて、
ハッとさせられるし、小気味いいです。

傘を題材にしたのは、すごくわかりやすいし、
みんな何かしら経験あるだろうから、グッとくるものがあったなあ。

Bパートの最後があまりによかったので、
そのままEDもとばせず、ずっと見たらちょこっとだけのCパート?。
こういう構成もいいよね。
最後まで余韻を楽しみつつ、さらにちょこっと楽しみがある。

「次回が気になって仕方ないアニメ」としては今期初の作品ですね。
よかった、これで今期も日々を過ごしていけそうです^^。

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※6話まで視聴して

まだ6話なのですね。もう10話くらい見てる気になってしまっています。毎回楽しい楽しい♪。

やっぱ最近のアニメって異能の力だったり特殊なファンタジーだったり、そういうのに慣れきっていたせいか、

等身大の人間の力で、ちょっとずつ現実の何かを変えていこうと努力する姿に心うたれます。

ちょっとベタだけど、今回もじ~~んとくるセリフありましたね。

そう、あそこです。”借りを○した彼”が言った言葉です。

他にも、登場キャラ同士の会話のシーンが楽しすぎる!。どのキャラも癖があって愛すべきキャラ達ですね^^。

★の評価かなりかなり上がりました!。(上限まで^^)

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※7話まで視聴して

あれ?。

今回のラストの感想は「・・・・・・・・・・( ̄  ̄;) うーん。。」でした。

雲行きが怪しくなってきたw。

良く言えば”着地点の予想が全くつかない”ですが、

なんかこのまま突き進むと、自分の関心が離れていくかもしれない。

来週変な展開になりませんように・・・(心配すぎる)。

★の評価、微妙に下がりました><。

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※8話まで視聴して

何コレ?。特撮作品をただ単にアニメ化したような作品になってる・・。それも内容の薄っすい・・。

2話~6話が最高だったのに、全く脈絡なしにいきなり非現実な茶番に・・。

夢オチか特撮オチ(作品中での)でした~♪・・ってのを期待してたのですが、

どうやらこのまま突っ走るようですね・・ヘ(_ _ヘ) コケッ。○┼< バタッ。


★の評価、さらに下がりました。

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※11話まで視聴して

さらにさらに酷くなってますねえ・・。

7話の時にも自分の中で大きな落差で評価が落ちましたが、
11話でさらにさらに大きな落差で評価が落ちました・・。
底なしです・・。←もっと底があるのかも

1~6話は面白くて何回も見返しましたが、
7話以降は未だに1回こっきりしか見ていません。
もう1回見たいと思える回がいつか来るのでしょうか??。。

悪役のデザイン・行動・発言、誰があんなのをわざわざ見たいと思うのでしょうか?。

もしかしたらこの作品は、
このアニメを見てる視聴者を”アニメ離れ”させるための作品なのかもしれないですね。
アニメ作品に期待せず、自分の現実世界で何かを見つけなさいというメッセージなのかも。

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※12話まで視聴して

やっぱ底なしでしたww。
酷くなる一方通行です。

ほんと頼むから「撮影オチでした~♪」で当初の方向性に戻してほしい><。(泣)。

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※12話まで視聴して(その2)
戦隊のブルー、何か存在感ある声だと思ってたら、
P4の陽介じゃないっスか!・・でも、それだけ。。

前回も今回も、後藤さん+まり以外、見どころなしでした><。
もういっそヒーロー展開要素全部排除して、
まりもしくは後藤さんメインのラブコメアニメにしてほしい。

キングボンビーのテーマっぽいBGM♪、やめいw

ストーリーもうどうでもいいのに、なぜ毎週見てしまうんだろう?。

怪人のキャラデザインって、幼稚園児作のデザインとかなの?。


※16話まで視聴して
今話では、まりが最高によかった!。
まり(ミネ★ミラ含む)と後藤さんだけが視聴し続けてる理由ですね。
あとは全部茶番です><。


※18話まで視聴して
やっとこれまでの超常の流れ(茶番)が上手くまとめられましたね。
この回をずっと待っていたんです^^。
以外にすんなり受け入れられました。久しぶりに、2回視聴した回でした。
でもやっぱエンドレスエイトばりに長すぎた感があるのと、
今までの超常の流れ(茶番)の記憶はどこまで(誰が)記憶してるのか?
ってとこが気になりますね。

ひさびさに来週が待ち遠しくなっております。

補足:ミネ★ミラのミニアルバム買いたいけど、
   映像クリップ集とかつけてくれないと割に合わない値段設定感がww。

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※19話まで視聴して

こういうのが見たかったんです♪。最後までこの路線でお願いしますっ。m( __ __ )m

今回の話見たら、急に久々に1話と2話が見たくなって見返しました~^^。、
おお!、今まで見えてなかったいろんな伏線(意味深。。)が見えまくって面白いですね!。
登場キャラも出まくってたんですね、あちらこちらにw。

いやあ、一時期、σ(o・ω・o)の評価がかなり下がってましたが、少し回復してきました。

うまく最後で〆ることができたら、かなりの好作品になる予感・・⇒⇒⇒超期待です!!。

”序盤で本作気に入ったけど、中盤で切ってしまった方”は、帰ってきた方がいいと思いますよん。
(もちろん、ちゃんとがんばって中盤を全部見たうえで)

中盤のアレは、まあアレということでw。←今となってはいい思い出かもです。

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※20話まで視聴して

要さん、そんなに目と耳がいいのなら、○○ッ○にも普通気付くでしょww。

ミネ★ミラのミニアルバム、サイコーです!。
でもやっぱクリップ集つけてほしかったなあ。
ぜひぜひ今後の発売をよろしくお願いします!!。

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※最終話まで視聴して

終わり良かったので全て良し^^。

最終話、大満足させてもらいました!!。
これでもかとグッとさせられてしまったのです。

名残惜しいけれど、もう来週から見れないのですね・゜・(ノД`。)・゜・。

最初あんなに好きにさせられて、中盤であんなにあきれさせられて、
そんでまた終盤にこんなに再度好きにさせられて・・と、
ホント、終わってみればジェットコースターのようなσ(o・ω・o)の感情の起伏でした。

内容的にもこれほどまでの異色作は今後そうそう出てこないでしょう。
迷作であり名作でもある。なんとも形容できない不思議な愛着あふれる作品になってしまいました^^。

スタッフさまお疲れ様でしたっ。感謝感謝なのです♪。

--------------------------------------
※追記

終わってみれば、
現実と非現実の狭間で正義とは何か、悪とは何かを求め続けた怪作?いや快作だったなー。
現実と非現実の境界線が全く見えないところがこの作品のミソだと思う(褒め言葉)。

リアルタイムな視聴中にはムダに思えた中盤も、
最後まで見終えてからだときっと見え方が全く違ってくると思うし、
やはりあれがあってこそのラストでしたね。
近く、全部とおして見直してみようと思います^^。
絶対に1回見ただけじゃ理解しきれないいろんなメッセージが込められてるんだろうな~。
末長く一生楽しめそうな予感がしています!!。

自分の中では、主人公が3人いましたね。正義と後藤さんとまり。
3人とも最後まである意味一途を貫いていて、そこがたまらなく魅力的でした。
また安易な恋愛展開に頼らない作風に好感が持てた。

ああー、もっともっと続きが見たい作品です!。

ミネ★ミラは現実でも永久に活動を続けて新作出しまくってほしいです!(本気で切望)。。

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※追記2(若干ネタバレありなので、知りたくない方は視聴終えてから見てください)

やっと8話以降も2週目見る気になったので、さっそく見てみました。
1週目と違って安心して見れるので、面白い面白い~♪。
あっという間に2周目見終えました!。

長すぎると感じてた例の中盤ですが、
意外に簡潔に最少ターンで作りこまれていたんだなと認識を改めました。

今になって見ると見どころ満載で、やはりいい意味でぶっ飛んでいた作品でしたね。
若干グロだったトーチャー編のあのシーンは、やはり見ていてつらいけど、
あの、まりのED演出のためには必要でしたね。
ミネ★ミラのミニアルバムのボーナストラックのあの曲、歌い方が大好きなんです^^。

中盤の作画は、かなり粗が目立って雑なとこもあったけど、
あの非日常展開の本質を理解して見れば、そこはある意味納得でした。
視聴者各自が子供だった頃に見ていたヒーロー番組、特撮番組の
記憶を呼び覚ますような子供が抱いたイメージがデザインコンセプトなのでしょうね。

それから、やっぱり最後の4話が胸に響きました。
あの4話がなかったら、もっと酷評に終わっていたハズですが、
自分にとっては最高の〆でした^^。

まりの「あんた○○星人に○○○○○○○されちゃったんじゃないの?」
っていうセリフが超ツボったり、
後藤さんの20話での正義に言ったセリフがグッときました(TдT) 。

正直、正義のことはあんまり好きになれてなかったのですが、
最終話の後藤さんとのやり取りで、心からじ~んときました。。

石原さんは最初から最後まで、陰ながら正義を支えたMVPでしたね!。
終盤でまりが正義に言ったセリフに同意見でした!。○○○○ちゃえばいいのに。

円盤は単体ではさすがに買えないと思うけど、
BD-BOXが出たらきっと買っちゃいます♪。
その際はミネ★ミラの映像特典、クリップ集、ライブ作品なんかもあるとうれしいな。

こんな採算度外視の作品を作ってくれたスタッフ様方、本当にありがとうございます。
これからも採算度外視でも「素晴らしい」「突き抜けた」「見たことのない」
作品をどんどん作り続けてください!。

--------------------------------------
※追記3

待てど暮らせどBD-BOXがいっこうに発売されません・・><。
それどころか制作会社さんであるmanglobeさんが○○してしまうなんて・・。
ひょっとしてもうBD-BOX発売なんて夢のまた夢なのかなあ?。

・・そんな風に思っていた最近、オーディオコメンタリーにハマりだしまして
R.O.D.theTVとかで倉田さん他が出演されていたオーディオコメンタリーを
追っているうちに、サムライフラメンコにもオーディオコメンタリーがついていることを知り
もう我慢できなくなって単品BD買ってしまいましたw。

で、とりあえず様子見で買ってみたBD1巻のコメンタリーの冒頭で、まずは驚かされました!!。
増田さん・杉田さんらが冒頭で自己紹介していくのですが、そこでの杉田さんの第一声が

「読子リードマン役の杉田です」

・・ってwwwwww。

Σ(゚Д゚;エーッ! って思いながらどんどん惹きこまれてしまいました!。
その後もコメンタリー目当てで全巻そろえてしまいました^^。
結果的に、まだそんなに多くの作品のコメンタリーを聞いてきたわけではないのですが
今のところ本作のコメンタリーが一番興味深くて面白かったです!!!。

BDの高画質で改めて観た本編も、とてもスタイリッシュで完成度が高くてさらに好きになってしまい
また、今まで観たことなかった?各話の次回予告とかもたくさん見れてよかったです。
各巻特典も自分にとっては大満足で、自分にとって貴重な貴重なミネミラの音源だったり
本編でしか聞けなかったいろんなサントラ音源やヒーローソングの完全版がよかった。
最もよかったのはイベント映像が2時間くらいおさめられていたことでした。
司会されていた”わっしー”さんがとにかく素晴らしかった。
あと思ったのは
声優さん達の生の姿が、もうそのまんま”リアル実写サムライフラメンコ”だったことです!!。

このサイトではあまり評価が高くない本作ですが
自分はすごくすごく楽しめたし好きになれたので
manglobeさんホント((o・д・)bグッジョブ♪って感じです。
もっといろんな作品を世に送り出してほしかったです・・。

出演声優さん達が選んだ名場面集とかを観てると
ホントいろいろ胸につきささった言葉やシーンがいっぱいで
本作に出会えてホント幸せだったと実感しています。
ずっと大事に今後も見続けていきたい愛着いっぱいの作品です♪。

投稿 : 2020/03/28
♥ : 49

76.0 10 警官アニメランキング10位
HELLSING OVA(OVA)

2006年2月10日
★★★★★ 4.2 (637)
3399人が棚に入れました
反キリスト的モンスターの絶滅を目的とする大英帝国ヘルシング機関の当主インテグラが囲う不死身の吸血鬼アーカードによって、新米吸血鬼となったセラスの運命。
そしてアーカードとバチカンの特務機関イスカリオテに属するアンデルセンの死闘が描かれる。

病墺院 罵球磨 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

これはすごいな。存外にすごいな。

 今まで見たアニメでも1、2を争う傑作でした。旦那がかっこ良すぎる!!! セラスが可愛い!!! 少佐の演説が好き・・・・・・大好きだ!!! ジョンブルの執事も良い感じ!!! シュレティンガー准尉もショタなのかロリなのかわからない良さがあるし、なによりヘルシングが女傑って感じもしますね。リップバーンとかアンデルセンとかマクスウェルとか、総じて最高の出来上がりです。このアニメに出会ってよかったとそう言えます。原作も読んでいますがヒラコーの絵が好きすぎる。TVアニメは・・・那智さん等声優さんの演技は良かったもののその他の演出やオリジナル展開であまり芳しくなかった。TVアニメの後にOVAを見るというのもOVAが余計にすごく見えるのでありかなと思います。

ちなみに一番好きなところは、真の漢ペンウッド卿のシナリオです。号泣しちゃいました。




 そしてレビューを最後まで呼んでくれた人、感謝の極み。

投稿 : 2020/03/28
♥ : 11

ビタミン700 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

言い訳の存在しない戦闘

原作が良過ぎて、テレビ版が余計に酷評受けたアニメのOVA版。
すばらしい仕上がりになってます!面白い!ただまだ完結に至ってない!でもイイ!エンターテイメント性◎!

バトルというより戦闘、色々な意味での容赦のなさ、戦うのは善悪ではなく敵か味方か、言い訳の存在しない「只それだけだ」と切って捨てる潔さに胸がすく作品。

例えまだ達観していない者であっても、葛藤は自分の中に存在し、決して誰のせいにもしない。主義主張、何が絶対かで、カトリックvsプロテスタントに留まりません。主張の違うそれぞれが、自分の決めた道に命を賭ける。だからとてもシンプルに見え、荒唐無稽な設定が現実世界の縮図になっている。

現在(7/23)第7巻まで出ています。もうすぐ8巻が出ますが、切りがいいのは7巻です。
新米吸血鬼のセラスの決断、胸を引き裂くと言う言葉がとても似合います。


グロOKで絵柄が嫌いでなければ是非どうぞ!

投稿 : 2020/03/28
♥ : 24

ぽ~か~ふぇいす さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

諸君私は戦争が大好きだ!

お気に入りの棚ができたときから未評価のままずっと放り込んでありましたが
ついにようやく☆で評価してやることができます

散々だったTVアニメ版
その不満点をほぼすべて解消したのがこのOVA版です
その辺のくだりはTV版のレビューに記述しておいたので
興味のある方はどうぞhttp://www.anikore.jp/review/464312/

TV版が放送されたのが2001年
OVA版がスタートしたのが2006年
原作の完結が2008年
OVAの完結がようやく去年の暮

原作は月刊誌の連載だったので
そんなに原作の進むペースは速くありませんでした
しかし、それでも一向に縮まらないペースでのOVA製作
公式HPを覘きに行くたび発売延期の文字に落胆させられました
いやまったく、累計何回延期したんだろうね?
これからこの作品を見ようという方は幸せです
ワクワクして開いたサイトに延期の文字を見つけて絶望することも
「○○までには必ず・・・」という謝罪文をみて
そんないい加減なこと言って・・・どうせそこにも間に合わないんだろ!?
などと、軽く人間不信に陥ることもないのですから

まぁしかし、その遅延は作品に対して妥協を許さない姿勢の表れで
身を焦がす思いで待たされ続けたことにも
十分納得がいく仕上がりになっています
1~4巻、5~7巻、8~10巻でそれぞれ制作会社と監督が変更になっており
お蔭でそのつなぎの部分では若干の違和感が拭えないですが
それにしたってそれぞれのスタッフが持てる力を最大限に注いだ結果
それぞれのカラーが出てしまっているだけのこと
どの巻も非常にハイクオリティな映像を提供してくれています
とにかく原作へのリスペクトを強く感じる仕上がりなので
原作ファンならば見て損は無いでしょうね

原作は知らないけれどちょっと気になる
でもOVA購入は敷居が高いという人は
3月3日からWOWOWプライムで一挙放送するみたいなので
それを見てみるといいんじゃないかな?

どういう番組構成になっているかわかりませんが
もしかしたら特典映像のTheDAWNとドリフターズは
一挙放送では見られないかもしれません

TheDAWNはヘルシングの外伝にあたる作品です
第2次大戦下の1944年ワルシャワ
かつてのヘルシング機関とナチスとの邂逅が描かれており
本編の源流となるエピソードだったはずなのですが
連載誌の廃刊によりお蔵入りとなり6話までしか発表されていません
原作者曰くまだあと80ページ分くらいあるんだとか
ファン達は皆、加筆のうえで出版されることを願ってやまないものですが
原作者の素振りからするとちょっと期待薄かもしれません

一方ドリフターズは平野耕太の最新作で
まだしっかりとアニメ化できるほど原作ストックがありません
しかし、こうやってその片鱗を見せてくれるという事は
ゆくゆくはこのOVA版HELLSINGと同等のクオリティで
ドリフターズも映像化してもらえるに違いないと
そう信じるに足る150秒でした

しかし何と言っても圧巻なのは本編映像
TV版では登場すらさせて貰えなかった
少佐率いるミレニアムの連中が
なんとも生き生きと、そう、実に生き生きと死んでゆく様には
まさに感無量でした

特に少佐は漫画史に残る名悪役でしょう
台詞回しに抜群のセンスを見せるこの作品の中でも
一際異彩を放っているのが少佐の含蓄のあるセリフの数々
彼はただの狂人じゃありません
洗練された超一流の狂人です
それを見事に演じきった飛田展男さんに脱帽
特にレビュータイトルにもなっているあの演説
本当にシビレました
あれをアニメで披露してもらえただけで
もう私は大満足です

とにかく全体的なクオリティの高さと原作再現度には太鼓判を押せる内容
前述のとおり原作ファンならば見て損は無い出来栄えですが
そもそも原作ファンならばこんなレビュー読む前に
とっくに見終わっているはずですね

原作漫画はよく知らないという方は
かなり刺激の強い作品なので
肌に合わない可能性があることを
十分に留意したうえでご覧ください
まぁその尖った部分が売りのアニメですから
そこがダメな人はとことんダメだと思いますが
ハマる人はドハマりすること間違いなしですよ

投稿 : 2020/03/28
♥ : 19

64.6 11 警官アニメランキング11位
GANGSTA.(ギャングスタ)(TVアニメ動画)

2015年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (632)
3318人が棚に入れました
マフィアにチンピラに売春婦に汚職警官が巣食う悪党だらけの街・エルガストルムを舞台に、誰もかかわり合いたくない汚れ仕事を引き受ける便利屋を営むウォリックとニコラスを描いたハードボイルド作品。

声優・キャラクター
諏訪部順一、津田健次郎、能登麻美子、金尾哲夫、石川界人、三上哲、悠木碧、宝亀克寿、小山剛志、前野智昭、橋詰知久、桐本拓哉、榊原良子、吉野裕行、小松未可子、植田佳奈、櫻井孝宏、稲田徹、梅津秀行、磯辺万沙子、小清水亜美、村瀬歩、花江夏樹

ホロムギ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

EDが素敵!!!

原作未読。漫画?

大人のアニメという評価をネットで見ましたが、賛成しかねます。
悪事が蔓延るギャングの街。そこには人間以上の身体能力を持った人がいて、殺し合いが日常茶飯事。

暗い内容で、殺しもあることから、大人向けと評価されるのでしょうか。
特に難しいストーリーでも考えさせられるものでもありません。
この社会に対する在り様や疑問を投げかけたり、人の生き死を考えさせられれば大人のアニメというのも納得なのですが、特にありません。


キャラの魅力がたっぷりの雰囲気重視アニメです!

登場人物がとてもダンディーで女性が好きそうですね。
キャラや雰囲気が気に入ったならば好きになれると思います。


そうでなければ、退屈かもしれません。
殺し合いが日常茶飯事ですし、戦闘が当たり前だという感覚になってしまうので主人公たちを応援する気持ちは全く持てません。
「あぁ、勝ったか」ぐらいの感覚。


この町でのし上がろうとか野心を持っているわけでもなく、過去に恨みを持っていてその相手を殺すことが目的であるとか、そういう物語の終わりに向けた目標がないんです。だから盛り上がりがない!!!
ストーリー重視の私にとっては物足りない。

終わり方が中途半端にもほどがある!
これはかなり残念でした。
事件も途中で、主人公がどうなったのかもわからない。
私の大嫌いな終わり方でとても残念。

二期を待ちましょうと言いたいところですが、制作会社は倒産してしまいましたので、望み薄。
違う会社が二期を作ったとしても、1期以上にキャラの雰囲気を醸し出せるのか疑問ですね。



キャラの仕草は色っぽくて素敵です。
このアニメの良さはこれに尽きると思います。
ダンディー!!
手話がこれほど魅力的に思えるキャラはそういないでしょう。
極めつけがED!!

ほんとに素敵です。エンドレスで聞いてます☆
最後の「君と二人で~♪」このときの手話、惚れます!!


人が死にまくるのでグロテスクな描写もありますが、ダンディーなキャラが好きな方、暗い雰囲気が好きな方は是非どうぞ!
その他の方はEDだけでも見て下さい☆

投稿 : 2020/03/28
♥ : 3

めがもん。 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

犯罪まみれの街

場所は治安の悪い犯罪にまみれた地区でギャングまみれ。

むさ苦しいオッサンや男だらけで
12歳の看護師ニナと電話番の女アレックスの女子が唯一の花(2話までみて)
グロさは血しぶきだけで、私は平気でした。


主役は、便利屋を営む聴覚のない男と眼帯男。お互い歳は30オーバー。
銃と刀が武器になっています。

OPはセクシーとシンプル、おしゃれ感出してましたね~
内容を探るとどうもDOGS思い出しますが
ブラックラグーンにも近いか?
ギャングスタのバトルアクションの方は凄みはないけど。

投稿 : 2020/03/28
♥ : 2
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ハードボイルドな作品は稀少

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
ハードボイルドな世界観に、派手なアクション。銃、刀、ドラッグ、金、マフィア。そんな中、ある「特別な特徴」をもった二人の主人公が、互いを信頼しつつも頼りきりにならず、闇の世界を渡り歩いていく。そんな「相棒感」が一番の見所。作画はやや悪く、そこが一番残念な点。

【視聴終了】
{netabare}
主人公のニックは肉体労働(バトル)担当であり、聴覚に障害があり、その設定はバトルものとしては斬新だったと思う。そういう設定にありがちな超感覚的な要素(例えば筋肉の筋が透けて見えるとか)は少なく、戦闘は肉弾戦であり、手話や読唇術でコミュニケーションをとるのは良かった。また、声優(津田)さんの演技力の高さというのはこの作品を大きく支えたと思う。

このニックは「トワイライト」という、言ってみれば強化人間なわけだが、その設定をよく生かしてたと思う。短命で、薬物に依存しなければならず、それ故に「強者に飼われる」ことを宿命づけられている、トワイライト。しかし、その中で「自由」に生きることを選んでいるのが、ニック。「自由」に生きるためには、それなりのリスクや腕っぷしの強さが求められる。そこの部分の危うさと格好よさのバランス、短命が故の刹那的な一瞬を好きに生きている感じが、作品の雰囲気を作っていると思う。

そういう意味では、やはり雰囲気アニメ。ちょいシリアス追いかけすぎ、回想が多すぎたのと、折角の格好良い雰囲気をぶち壊す終盤の作画崩壊がこの作品の評価を下げていると思います。
{/netabare}

【余談 ~○○に似てる?~】
{netabare}
巷ではよく、「BLACK LAGOONの劣化コピー」なんて言われることもありますし、トワイライトの代償とか、「DARKER THAN BALCK -黒の契約者-」もヒントにしたのかな~と。ただ私は、トワイライトのランク付けの感じとか、薬物の感じ、ハンターの存在だとか、なんか、ラノベ未完の名作である「ラグナロク」を思い出してました。

ちなみに、私は似ている作品があろうが、テンプレだろうが、それだけで評価を下げる気はありません。「既視感がある」というのは確かにマイナス要因ですが、それを跳ね返す面白さがあれば問題ないと思っています。
{/netabare}

投稿 : 2020/03/28
♥ : 24

72.5 12 警官アニメランキング12位
三ツ星カラーズ(TVアニメ動画)

2018年冬アニメ
★★★★☆ 3.6 (384)
1340人が棚に入れました
上野の平和を守るため、朝から夕方まで街を駆け回る小学生3人娘・カラーズの活躍が描かれる。

声優・キャラクター
高田憂希、高野麻里佳、日岡なつみ、田丸篤志、玄田哲章、名塚佳織、朝井彩加、東城日沙子
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

自由奔放は子供の特権!

原作未読。最終話まで視聴。

東京・上野を舞台に、小学生の少女3人組の日常を描いた、ほのぼのコメディ。
自由奔放に駆け回る少女たちと、周囲の大人たちの優しさが微笑ましい。

この作品の問題点は作画。
タイトルの通り、色使いもカラフルで、綺麗で見やすい絵だったとは思うんだけど・・・。
いかんせん静止画が多過ぎ。
『紙芝居か!』ってツッコミたくなることがしばしばある。
最終話。結衣が腕を振り回している”静止画”が!
『アニメなんだから動かせよ!』
という訳で、作画の評価は±0で☆3です(笑)

【以下は、各話レビュー的な「何か」です】(笑)
{netabare}
【第1話】
私はロリコンになった覚えはないんだけど、何故か視聴しているだけで和んでしまう作品。
上野の平和を守るために「カラーズ」を結成した、小学生の少女3人組の日常を描いた、ほのぼのコメディ。

【第2話】
今回も愉快に遊びまわるカラーズの面々。
前半のかくれんぼの結末は吹き出してしまった。
結衣ちゃんは、別な小学校に通っているのかな?

【第3話】
バナナ、上手に売り切ったな。

【第4話】
ののかのパンVSももかのおにぎりのくだりは面白かった。
後半のパレードはアニメではなく紙芝居(笑)。

【第5話】
後半の動物園にくだりはまあまあ面白かった。
主要な登場人物以外は張りぼてみたいで気持ち悪いけど(笑)

【第6話】
鍋、不味そう・・・。所詮、小学生のすることだからなぁ・・・。

【第7話】
銀杏・・・、確かに相当臭いよね。

ハロウィンからのゾンビゲームのくだりは面白かった。
カラーズの周囲には付き合いの良い人たちが多いよね。

【第8話】
前半の博物館のくだり。
第5話の動物園同様、主要な登場人物以外は張りぼてみたいで気持ち悪い(笑)
後半の福引のくだりは、ののかとの会話が面白かった。

【第9話】
初詣のくだりも静止画多用・・・。う~ん。

タイムカプセルのくだり。10年後のカラーズの面々ってどうなっているんだろう?
本当にののかは付き合いが良いな。


【第10話】
雪合戦のくだり。
対斎藤用の雪玉に、本当に「ウ〇コ玉」が混じっていたとは!

『バレてるぞ』のくだりのオチは、中年男性として少し心が痛んだ(笑)

招き猫のくだり。静かなのに存在感抜群のさっちゃんって!

【第11話】
前半は花粉症。
カラーズの3人は花粉症ではないのだが、どうやらののかは花粉症らしい・・・。
しかし、小学生とはいえ本気のグーパンをお腹にくらったののかちゃん。
お気の毒に・・・。

後半はハイパーかくれんぼ。
斎藤、ヒドい・・・。

【第12話】
前半は、主な登場人物総出演のくだり。
いかにも最終回っぽい。
中盤は、いかにも子供っぽい話。
コロッケ屋のコロ婆、少し可哀想・・・。
終盤は、お花見会場で、何故かイチゴを売る話。
{/netabare}

投稿 : 2020/03/28
♥ : 35
ネタバレ

ezo さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

カラーズぱわーで乗り越える(BD全巻購入

1話目感想
{netabare}
黄色はよくいる感じの悪ガキタイプ。

青は見た目大人しそうだけどサイコパス。

赤は少し気弱で一番まとも。

そんな3人に付き合う斉藤は優しいのか暇なのか。

キャラは特徴あるしマイナス要素も特にないし気楽に観れる感じで良いと思う。
{/netabare}

2話目感想
{netabare}
秋葉原までのあの道は見覚えある。知ってる場所が映るとなんか嬉しい。

赤はツッコミ上手。将来有望。

そしてとにかく黄色がクソガキ。「大声出すよ」は笑った。
{/netabare}

最終回まで観終えて
{netabare}
やってることは酷すぎるんだけど観ていて楽しいのはアニメだからこそかな。

結衣の辛辣な部分が見え始めてから面白さが加速していった印象。

子供の無邪気さを良く描けている良い日常ものだったと思う。

{/netabare}

個人的には円盤を買うほど気に入った作品だったけど売上はたったの604枚...。メイン3人がクソガキすぎて受け入れられなかったのかな...。

投稿 : 2020/03/28
♥ : 13

abe2 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

神アニメの予感!

まだ観てないけどキャラクター見ただけでどんな内容なのか大体わかる。
ロリータコンプレックスの願望を体現したようなアニメロリキャラにわちゃわちゃさせてそれを楽しむ部類でしょうね。
はっきりいってクソほどどうでもいいのですが公式サイトでみたOPED曲は神掛かっていました。
んで曲が良いと内容も良く思えてくるものです。幸いこのアニメには大した中身もないようなので安心して曲の世界に浸ることができそうです

追記
思いの外楽しく見れて驚いた。
よつばと!みたいな笑える要素や展開がいっぱいある。
かわいい女の子キャラがワチャワチャ動いてるだけのただのオタク向けアニメとは一味違う。
アニメ見ない人や最近のオタク臭いアニメに疲れてる人にオススメ!

投稿 : 2020/03/28
♥ : 5

67.9 13 警官アニメランキング13位
こちら葛飾区亀有公園前派出所(TVアニメ動画)

1996年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (216)
1313人が棚に入れました
主人公・両津勘吉の破天荒な行動力が巻き起こす大騒動の面白さが、長寿の秘密と考えられがちですが、この作品の本当の人気の秘密は、古典落語に通じる人情喜劇のエッセンスが根底に流れていることです。 この作品には、主人公の両津をはじめとして、きわめてユニークな人物達が次々に登場します。彼らが引き起こす、人の迷惑を顧みない大騒動! でもどの人物も何故か憎めない愛すべき人たちなのです。 作者の下町の人々に注ぐ視線の優しさ、下町への愛情、が登場人物たちの素朴で温かい感情となって、作品の中で発露しているのです。 一見、破天荒な「ドタバタ・ギャグ・アクション」の底に流れる、下町の人情・温かさ・優しさが「こち亀」の最大の魅力なのです。

声優・キャラクター
ラサール石井、佐山陽規、森尾由美、宮本充、家中宏

負け猫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

ラサール石井がドンピシャすぎるw

知らない人がいない程有名な漫画が原作のアニメ。
(原作途中で買うの止めたな~^^110巻くらいまではあるよw)

400話程+劇場版まである長編アニメなので全部は見れていません....orz
でも、1話完結タイプなので問題はあまり関係ないかと^^;

基本、欲深くお金に汚い主人公(警官)が
毎度毎度、周りを騒がせるギャグアニメとなっている。
(それでもTV放送+警察官という事もあり原作と比べればかなり綺麗な主人公にはなっています)

たま~にある、主人公などの登場キャラの過去話はどれも
昔の懐かしさを感じさせるものが多く、感動的な話が多いのも特徴的。

キャラに関しては個性的なキャラが多い。
例)4年に1度しか登場しないなど
(オリンピックが来ると登場するwww)

主人公に関しては声優さんが「ラサール石井」なのだが
コレ程ピッタリな人は他にいないでしょうww
(というか本人もわりと似てたりしてるよね^^)

OP曲もかなり耳に残る良い曲が多くて今でも歌えますよー^^

かなり若い世代以外は皆見た事はあるのではないでしょうか?

投稿 : 2020/03/28
♥ : 0

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

タレントが声をあてて大成功した好例作品

よく、あにこれなどではジブリ作品は例外としてプロの声優ではなくタレント、俳優、アイドルなどがアニメで声をあてるのが批判される傾向が見られますが、
この作品は全くそれらの意見を覆す出来、ラサール石井さんの両さんは素晴らしく、
まさに両さんの声はこの人でないと考えられないくらいのハマり方で、まさに漫画から両さんが抜け出たかのような違和感の無さです。
声質ばかりではなく、口調が全く両さんそのもので、原作者の秋本さんも絶賛したそうです。
ほかに森尾由美の麗子など他のキャストもハマってます。

まあ、タレントが声をあてて大成功した例は「あしたのジョー」の矢吹ジョーはアイドルだったあおい輝彦さんがどハマりしたわけですし、
中田譲治、松風雅也、菊池美香、MAO、小宮有紗などの戦隊ものからの声優転身も成功しています。
また、古くは大阪を舞台としたアニメ「じゃりン子チエ」はネイティブな関西弁を話せるキャストにこだわったがため、関西を中心に活躍する舞台俳優、子役、芸人、関西出身の声優で固められた事で、見事に大阪の下町感を再現していました。
個人的には旧作「キノの旅」の前田愛(役者さんの方)もハマっていたと思います。

専業の声優ではないタレントが声をあてるのに色眼鏡をかけて見ない方が良いと思います。

投稿 : 2020/03/28
♥ : 19

キリン  さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

悩み事が吹っ飛ぶよ

略して『こち亀』

アニメ放送第1話から最終話まで
全部録画しました。母が。

原作は私が生まれた年にスタートして
今でも続いています。
もうとことん続いて欲しいです。

初めてご覧になる方でも
基本1話完結なので
何話から観ても楽しめると思います。
人間関係なんかは、後から解かってくるので
問題ないはずです。
『サザエさん』を別に1話から観なくても
だんだん家族構成が解かってくるのと同じです。

一応、警察の話なんですが、
犯人を捕まえるとか
事件を解決するとか
ポリスストーリー要素は極稀で
仮にあったとしても、
逮捕する事が本筋のストーリーの目的(オチ)では無いことが多いです。
むしろ、世間を騒がしている犯人だったり
事件を起こすのが、主人公の『両津勘吉』巡査長です。

簡単に言うと
下町の派出所(交番)のお巡りさんの
ハチャメチャ人情ギャグマンガです。

個人的には、観ていてすごく元気になる作品で大好きです。
私自身『両さん』に似てるところが多々ありまして、
共感が持てます。
(ギャンブルはしませんけど・・・)

たまに油断してたら腹がねじ切れるくらい
笑うときがあるので、注意が必要です。

音楽も下町の感じが出てるOPだったり
何で?っていうEDだったり(OP・ED共数種類あります)
BGMも楽しい感じが出ていてGOODです。
カッコよくはないですけど、それでいいんです。


アニメが放送されていた時期
私の職場の前の道路を
学校帰りの子供が物凄くでかい声で
「テ・テ・テレビをみるときは~♪
部屋を明るくして離れてみてね♪」
と歌いながら家に帰っていました。

私は一発で「こち亀や!!!」と分かりましたが
それ?それ歌う!?
いや凄く良い事を言ってるんだけど、
「火の用~心」みたいな感じで
感心な子供だけど・・・

そいつのせいで私の頭の中では
『葛飾ラプソディー』が
永遠にリピート再生されることになり
鼻歌うたって、なんかご機嫌な感じで
仕事してる様に見えてしまい、
上司から軽い感じで残業を言い渡されました。

投稿 : 2020/03/28
♥ : 24

75.6 14 警官アニメランキング14位
ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風(TVアニメ動画)

2018年秋アニメ
★★★★☆ 4.0 (284)
1217人が棚に入れました
イタリア、ネアポリスに住む青年ジョルノ・ジョバァーナは、
ジョースター家の宿敵・DIOの血を継ぐ息子である。
幼少時代に迫害を受けて荒んでいた彼は、一人のギャングの男を
救った事をきっかけに、「人を信じる」ことを学ぶ。奇妙なことに、
恩義を忘れず、敬意を持って自分に接するギャングが、彼の心をまっすぐにしたのだ。
そうして、ジョルノは「ギャング・スター」にあこがれるようになった。
15歳になったジョルノは、イタリアの裏社会を
牛耳るギャング組織「パッショーネ」とトラブルを起こし、狙われることとなり…

声優・キャラクター
小野賢章、中村悠一、諏訪部順一、鳥海浩輔、山下大輝、榎木淳弥
ネタバレ

ブリキ男 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

生まれ落ちる前から身に纏っているもの

荒木飛呂彦先生原作の長編漫画「※1ジョジョの奇妙な冒険 Parte5 黄金の風」のアニメ化作品。

今回の舞台はイタリア。2部ではヴェネツィアが、4部ではイタリア料理が取り上げられていましたが、ジョジョの画風に多大な影響を与えたルネッサンス美術発祥の地としても有名ですね。荒木先生のイタリアへの愛は計り知れません。

冒頭のストーリーテラーを務めるのは第4部で活躍したスタンド使いの少年、広瀬康一くん。※2空条承太郎の依頼を受けて、一人イタリアのネアポリス(ナポリ)へと旅立ちます。承太郎さんから直々のご指名とは!康一くん、あんたも成長したもんだ(笑)目的は※3DIOの血を受け継ぐ少年の捜索。

これまでのジョジョを振り返ってみると、主人公の立場が

第1部(舞台:1880年・イギリス)
英国紳士(品行方正、非の打ち所の無い人)

第2部(舞台:1938年・アメリカ)
アメリカ人(ケンカによる投獄7回のチンピラ風の少年)

第3部(舞台:1987年・日本)
日本人高校生(不良のレッテルを張られている。度々暴力事件を起こしている)

第4部(舞台:1999年・日本)
日本人高校生(奇抜な髪型。でも中身は割と普通。ちょいワル少年)

第5部(舞台:2001年・イタリア)
ギャング志望の若者

と、シリーズを追う毎に、何とな~く俗っぽくなっていく傾向があるみたいですね(笑)

ジョジョシリーズは当時の少年向け漫画にしては珍しい、大河ドラマの体をとった作品ですが、その関係で、作中では"ジョースター家の血統"という言葉が目を見張るほど(飽きれるほど?)多くの場面で運用されている印象があります。ともすれば、それがキャラの人格の根幹を成す要素として強調される台詞さえ見受けられたり…。作中に登場する"黄金の精神"や"生まれついての悪"という言葉についても同様。良きにつけ悪しきにつけ、才能、もっと言えば遺伝的特質のユニークさを、原作者の荒木先生が、キャラ造形をする上で取り分け重要視している事が伺えます。

養父の無償の愛を受けながらも自らの性質を変える事のなかった1部のDIO、何不自由無い環境で育ちながらも殺人衝動を抑えられなかった4部の吉良、劣悪な環境で育ちながらも悪には染まり切らなかった本作のジョルノ、それぞれのキャラの個性の在り処は天性とは決して切り離せない場所にある様に思われます。

人は鳥になれないし、その逆もまた然り。思えば、わたし達生物にとって、最も身近な環境とは、外界ではなく、生まれ落ちる前から身に纏っている肉体そのもの。脳や四肢や内臓など…。ジョジョにおける"血統"とは、道徳講義の中で飛び出す「生まれは関係ない。人の価値は成した事で決まる」的な、後天的要素に過度な期待を寄せた綺麗事などによって度外視されるものではなく、むしろ個性の基盤として個々の魂に脈々と息づいているものなのです。生々しさという表現が適当でしょうか、ジョジョに登場するキャラには2次元作品では稀に見るリアリティ、はらわたを引きずり出したかの様な独特の気持ち悪さがあります(褒め言葉)


作画について、4部に続いて最高水準のクオリティ。これまでのシリーズとは比べ物にならない程、複雑怪奇な能力を有するスタンドが数多く登場する第5部なので、漫画表現をどの様に調理してくれるのか興味津々です。比較的単純な能力なので描き易かったのかも知れませんが、ブチャラティのスティッキー・フィンガーズ、ポルポのブラック・サバスの表現については完璧でした。今後とも期待。

音楽について、シリーズを通して安定感抜群のOPEDは健在。OP「Fighting Gold」は前シリーズのPOPな曲調からやや攻撃的な方向に軌道変更している印象。疾走感のある曲になっています。エンディングの選曲については、今回も荒木先生直々のチョイスだそうです。やはりと言うか、さすが原作者、絶妙な相性…。Jodeci氏の「Freek'N You」は、まったりな余韻を残す良曲でした。


様々な境遇に置かれた人々の、歪に入り組んだ精神をダイナミックに描き上げる「ジョジョの奇妙な冒険」、その中では初の、ギャングという悪漢を主役に据えた、4部と並ぶ異色のシリーズ。

ギャングスターを目指すジョルノの旅、最後までしっかりと見届けたいと思います。


※1:英語のPartではなくイタリア語のParte。連載当時の副題は「第5部 ジョルノ・ジョバァーナ 黄金なる遺産」となっていた。漫画単行本のブックカバーの装丁としてあしらわれている文字も第5部(47巻~63巻)ではJOJOではなくGIOGIO。芸が細かい(笑)

※2:第3部の主人公でスタンド使い。ジョースター家の血統に属する。以降のシリーズにも度々登場。

※3:吸血鬼でスタンド使い。ジョースターの一族とは深い因縁がある。


船上のスタンドについて(必ずEpisodio 06「ムーディー・ブルースの逆襲」視聴後にお読み下さい)
{netabare}
「船は2隻あった!」

ブチャラティの台詞と共に明らかになった衝撃的事実ッ(笑)

ズッケェロのスタンド「ソフト・マシーン」の能力は、剣で刺さしたものを(人でも物でも)空気の抜けたゴム風船の様にぺしゃんこにしてしまうというもの。

船を2隻用意し、一隻を剣で刺してぺしゃんこにし、それをもう一隻の船に、服を着せる様に被せて、2隻を1隻に装っていたというのが上の台詞の意味するところ。(多分表面だけでなく内部まで。塗装でコーティングするみたいに)

皮膜の下をモゾモゾ徘徊して不意打ちを仕掛け、ペラペラになった人たちを、そこに引き摺り込んでいたんですね~。例えるなら、床下や天井裏に隠れた忍者が槍でブスリ!とか、排水溝に潜む得体の知れない怪物が、覗き込んだ人をを引きずり込むイメージでしょうか。あなおそろしや(汗)

ブチャラティがスティッキーフィンガーズで船体を攻撃した時、何故皮膜の部分にだけジッパーが開かなかったのか? それであっさりとからくりがばれなかったのか? と言う疑問を他の方のレビューで目にしましたので、これまでのジョジョシリーズを思い返しながら、あれこれと考えてみました。その理由は多分以下の3つ。

1.ブチャラティが皮膜の存在を認識していなかったから。だから皮膜ごとその下の船体をジッパー化してしまった。

2.1の補足ですが、スティッキーフィンガーズは"触れたもの"ではなく拳で"叩いたもの"をジッパー化するから。手加減をしなければ対象物と接触しているものにもエネルギーを伝えてしまうのではないかと思います。スティッキーフィンガーズは服を着ている人の肉体であっても、服越しに叩いて難なくジッパー化しているので、これは間違い無さそうです。(船に被せた皮膜を人間の着る衣服に見立てると解りやすい)

3.通常の物質と"スタンドが融合した物質"は区別出来ないから。

が挙げられると思います。

3も1、2の補足。3部のストレングスや4部のサーフィスを思い出してみると、これらは確か、スタンド使いじゃない人にも見て触れられる類のものだったはず。スタンド能力によってぺしゃんこになった船というのも"スタンドが融合した物質"に含まれるので、生身の手で触っても透けないし、認識し辛かったのかも。でもペラペラ皮膜で覆われた船体ってちょっとだけソフトだったりして(笑)

そしてもう一つ。ズッケェロが再起不能になった後、ペラペラになった仲間達ががパイプの中とかで復元したら危なかったんじゃないの? という疑問について。

もちろんそんなとこに入っていたら大変ですが、それをすると捕虜の位置があっさりとバレてしまう可能性があるので、(作中描写からも分かる様に、もしそうしていたらアバッキオ&ブチャラティに見破られていた)ズッケェロはそうしなかった。

パイプも皮膜で覆われており、両者の隙間に捕虜を隠していたと想像するのが妥当と思います。(それでも狭い場所で復活したらやっぱり危険ですけど)

最後に残った疑問は船底をどう修理したか。内側の船にだけ穴を開けても沈まないし、両方に開けたら両方沈んでしまう。描写が無かったんで何とも言えませんが、船底までは皮膜で覆っていなかったとか…(笑)

これで気兼ねなく次回のジョジョも楽しめますね…って、やっぱりご都合?
{/netabare}

おまけ「中の世界」
{netabare}
(以下、作中人物の台詞とは一切関係ありません)

花京院「ポルナレフ、体の中とか船の中とかさかんに言ってますが、体にも船にも『中の世界』なんてありませんよ…ファンタジーやメルヘンじゃあないんですから。」

ポルナレフ「なに言ってんだ、おめーも見ただろ? 人がジッパーの中から出てきたり、空気の抜けたゴム風船みてーにぺしゃんこになるのを!」

花京院「ええ しかし人体や船体の中にあるのは肉や骨、船室やエンジン、ただそれだけです。」

ポル「教えてもらわなくたって知っとるぜーッ いいか! この場合だぜ! 今の場合をいっとるんだよ! スタンドがあるなら『中の世界』だってあるだろ!」

花京院「ないです」

ポル「おめーなぁ~」

最大の謎はこっちですね。折り畳まれた次元に隠しているとか何とか…ツッコんだら負け確定の設定なので、ここら辺でやめときます(笑)
{/netabare}

投稿 : 2020/03/28
♥ : 40
ネタバレ

元毛玉 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

命の限り神にも逆らい戦い続ける

原作既読…
ですが!超忘れてて既読って言えるのか怪しいです(苦笑)

舞台はイタリア。空港とか電車内とか割と近しい再現度だったので
他のいった事ない所も多分再現度高いのかと思います。
気合が入ってますね。風景も楽しめます。

忘れてるとは言え、主人公チームの名前とスタンド能力は覚えてるだろ
と視聴前は思ってました。
完璧に覚えていたのはブチャラティだけ。
{netabare}
・再生…そういやこんな能力だったっけ?(冷汗)で、船のどこに隠れてるん?(滝汗)
・二酸化炭素を追跡できたっけ?知らなかった!
・4番いない理由それなんかー!
・え?こっからどうやって助かるん?蛇の血清?そんな一瞬で効いちゃうぅ!?
{/netabare}
自分の記憶力にいっそう自信を無くした次第です。

た・だ・し! 忘れてるから超面白い!!!
毎回ハラハラドキドキする展開で「え?こっからどうやって挽回するの!?」
と荒木先生の話の展開の巧さに脱帽しっぱなしです。

絵も声優さんの演技も素晴らしいです。
5部から視聴始めてもついてけるはずですので凄くオススメです!

2019.06.15 音楽の配点を4⇒5に修正しました。
{netabare}あのOPを魅せられては{/netabare}変えずには居られませんでした。
声優さんの演技も凄くて、ほんとにアニメ化してくれて心から感謝。
素晴らしいの一言しか出てこないです!

2019.08.30 とっくに見終わっていたんですけど、更新忘れてました
なんといっても最高でした。後半に行くにつれて「まだか…まだか…」
と最新話を撮れたらすぐ見てたのはこれと後数本しかなくって
最後の方は録画じゃなくて完全リアタイ視聴してましたw
OP…最後の変更の時に鳥肌が立ちました。
うぉーーーマジか。いつのまにか{netabare}キンクリ{/netabare}されてたのかぁ!!
と、超興奮してました。

予想できない展開を「なんだとーーー!!」と
アニメキャラと一緒になって画面にツッコミ入れてましたw
とにかく最高でしたー!

投稿 : 2020/03/28
♥ : 33
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

イタリアマフィアとJOJOの世界観は良く似合う

原作。これくらいまでは雑誌で読んでたと思う。


 "Vedi Napoli e poi Mori" ナポリを見て死ね

イタリアのナポリを訪れようとすると必ずと言っていいほどこのフレーズを耳にするかと思います。
魚介美味いし風光明媚なんだけど、けっこう怖いところなので気をつけてね。

長丁場の全39話。2019年春期終了もののフィナーレを飾る本作の冒頭舞台はイタリアはナポリです。



さて、JOJOであります。
これまでのアニメ版は未視聴。続きものは普段スルーなのですが、イマイチだったら切ろうぐらい軽めの感覚で視聴開始。
原作ではシリーズ5番目。アニメは原作の第一部二部を合わせて1st Seasonとしたため、本作は4th Seasonに該当するとのことです。

初出が1987年でいまだ現役の怪物タイトルです。どんな話か知らなくても゛JOJO立ち” はなにかしらポージングする局面では選択肢上位に食い込みますし、聞けば分かる名言の宝庫だったり、現代人が嗜むべき教養の一つとなってます。
がっつり部活しないまでも体育の授業で柔道やっていれば、なんとなくルールは覚えてたりするものでしょう。ファンの総数は多い。ファンでなくても経験者含めれば裾野は広い。そんな作品です。

よって、スタンド (幽波紋) がどんなものかを理解していれば、この4th Seasonから参加しても特に問題はありません。ソースは俺。
スタンドは個人の分身みたいなのが幽体離脱して代理で戦争してくれる便利な能力と思っていただければよいし、見てりゃなんとなくわかるでしょう。
そして途中参加OKのもう一つの理由は、過去キャラが物語の本流に入ってこないこと。本作のJOJO、ジョルノジョバーナ (汐華初流乃) は出自がディオと因縁深いものの設定がそうだってことくらいですし、序盤こそ空条承太郎や広瀬康一くんも登場しますが、早々にフェードアウトしていきます。
{netabare}とはいえ終盤であのキャラサプライズ登場もあるにはあったので一概には言えませんが、知らなきゃダメってほどではありませぬ。{/netabare}


そして、JOJOであります。
Q. どのへんが面白いの?
A. ん?だってJOJOじゃん

Q. あそこイマイチじゃなかった?
A. ほらそこはJOJOだから

Q. あれすごかったね?
A. やっぱJOJOはいいよな~

どなたか魅力を説明できる方、宜しくお願い申し上げます。


単行本集めたり、アニメの過去作押さえたりするようなコアなファンではない私です。それでも独特の世界には引き込まれるのです。世界観は保たれているため匙加減での好き好きになりますね。本作ならではの面白みは以下、


■マフィアをJOJOでやってみた
舞台はイタリア。イタリアと言えばマフィア。ジョルノが構成員に加わりその仲間内と敵対勢力との抗争が物語の土台となって、血で血を洗う4th Seasonでした。
冒頭がナポリからです。ゴミ処理利権をマフィアが握っていてちょっとこじらせたら街にゴミを溢れさせました。なんてのがリアルで起こる土地柄です。
そしてこれが“ヤクザ”ではなくて゛マフィア”というのがミソ。いや当たり前の話なんですが… これまた紳士淑女の嗜みといえる名作『ゴッドファーザー』で描かれた血(絆)、掟、非情のJOJO版です。
何かしらの美学を持った男達が割拠するJOJOの世界観と見事に合致します。


■ずっと追ってるか追われてるか
説明不要。よくネタが尽きないな~と感心します。
真面目な話、これで39話持たせるわけです。誰か途中でやめた人おる?


■小野賢章さんのアレ
「無駄無駄無駄無駄ぁー」
つくづく声優さんの滑舌の良さって凄いなを再確認できます。
いまさらながらこの方ハリーポッターの子役だったんですよね。



■余談
きっと君のクラスにもいたはずだ!

{netabare}職場の同じチームに奈良くん、阿部くん、そしてブサ男がおりました。
迷うことなく左から、“ナランチャ”“アベッキオ”“ブチャラティ”とあだ名がつきました。定着したのはナランチャ。他のは呼びにくいのです。
須田さんとかいたらミスタも揃って良かったのにというのはまた別の話。{/netabare}



うーん、これぐらいにしときます。時間あったら旧作も追いかけたいですね。私みたいなライトなJOJOファンでも充分楽しめるイタリア編でした。


 “Vedo JoJo dopo esultino" {netabare}ジョジョを観て歓喜せよ{/netabare}



視聴時期:2018年10月~2019年7月

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2019.07.29 初稿
2020.02.04 修正

投稿 : 2020/03/28
♥ : 45

73.3 15 警官アニメランキング15位
B: The Beginning[ビーザビギニング](Webアニメ)

2018年3月2日
★★★★☆ 3.9 (188)
997人が棚に入れました
科学者が宇宙平和のために創造していた"新人類"が、完成を目前にして、独自の企みを持つ悪の集団に誘拐される。近未来を舞台にしたオリジナルアニメシリーズ。

王立警察特殊犯罪捜査課へと戻って来た天才捜査官キース・フリックは、ある事件の犯人を追っていた。凶悪犯罪者ばかりを狙う連続殺人鬼、通称『Killer B』。犯行現場に必ず刻み込まれた『B』の文字は人々の注目を集め憶測を呼んだ。『B』それは彼女のためのメッセージ。『ぼくはここにいる……』その身を異形に変え、黒羽は届かぬ思いを刻み続ける。キースと黒羽、互いに見知らぬ二人の運命は、やがて一つの陰謀へと飲み込まれていく——

Netflixによる限定配信。

声優・キャラクター
平田広明、梶裕貴、瀬戸麻沙美、東地宏樹、稲葉実、小清水亜美、豊永利行、田中進太郎、後藤敦、森川智之、石川界人

weds さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

Production I.Gっぽい

1クールなので1話1話ぽんぽんと話が進み、ストーリーはかなりよく練られています。
雰囲気はProduction I.Gっぽさが全開で、サイコパスのような捜査・謎解き要素が強く、なおかつストーリー全体はダークファンタジーに入るような展開です。鬱展開などはありませんし、そんなグロくもないです。サイコパスとは異なり、もはや人間ではない異能力も出てくるのでバトルが派手ですが、バトルより人間の推理・駆け引きがメインです。

2クールでもう少しキャラクターの個性を教えてくれてもよかったのになぁと思います。そこが少し残念。

投稿 : 2020/03/28
♥ : 4
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

想定外に挑み続けるメンタル

エログロなんでもアリのフリーダムな姿勢で、
次々と刺激的な展開を繰り出して来る海外ドラマ。
それらが席巻する世界を相手に日本のアニメは何ができるだろうか?

本作はNetflixオリジナルアニメとして得たと思われる予算や環境を、
海外ドラマ級のシナリオ密度という形にして、その問いに答えてみせた野心作。

伝説の敏腕捜査官、サイコパスな猟奇殺人グループ、架空の王国で暗躍するダークファンタジー風のヒーロー。
脚本面でも、作画面でも並の制作体制なら破綻して闇鍋化しかねない水と油な具材を、
一つのアニメーション作品として仕上げた本作は非凡だと感じます。

その情報量の多さには置いてきぼりのリスクが付きまといますが、
私の場合は情報が押し寄せる度に、脳が悦んでいるのが自覚できて幸せでした。

一方で展開、設定等には既視感も覚えたりもしました。
ただ今回の場合は、それも私にとっては助け船でした。
だって、このシナリオ密度で全て未知の要素で物語を構成されたら、
間違いなく付いていけないでしょうw

今の話よく分らなかったけど、もしかして昔見たアニメのあれと似たような物なのだろうか?
とデジャヴも頼りに完走した面も多々あった(苦笑)アニメ鑑賞でした。


ダークヒーローを捜査すると言う無茶にリアリティを与える超展開を眺めていて、
ふと、例えば昭和の人間に、次の時代に最終戦争を妄想したカルト教団が
地下鉄で猛毒をばら撒いて自作自演するテロを起こすから気を付けろ。
と警告しても、誰も本気で聞いてくれないだろうなと言う着想が浮かんで来ました。

夜空を飛翔する魔人の如きイレギュラーなど、常識的に考えれば荒唐無稽ですが、
本作では遺伝子科学の急進や、生命倫理の忘却が重なればあり得る現象として設定され、
天才捜査官は、例え周囲に狂乱した変人と白眼視されようとも、焦点を合わせ続ける。
その飽くなき執念に惹き付けられます。

{netabare}「トラブルってのはプロセスの一つだ。
昔の俺たちは トラブルを事前に対処してきた。
それが間違いだった。だから失敗したんだ。

トラブルやイレギュラーは必然であり要素なんだよ。
排除しちゃいけないんだ。全てに意味がある必ず何かにつながる。」

――キース・フリック{/netabare}


既視感も当てにして高密度の物語を消化する悦びは今作で再認識できたので、
制作が決まっている二期では是非、シナリオ濃度にも慣れたアニメファンに
未知の体験をスパイスして酔わせて欲しい。
今後もよりキモチイイ、攻撃的な姿勢に期待したいオリジナルアニメシリーズです。


余談:本作監督インタビュー(Gigazine 2018年03月02日)にて、
日本とNetflixで異なる規制基準についての言及もあって興味深かったです。
日本では自粛する部分でリミッターを外してフリーダムに表現できる高揚が伝わって来ました。

Netflixがグロに寛容なのを良いことに、
本作は中々の出血多量で耐性のない方には注意が必要なわけですが、
もう一つ警告しておきたいのは画面の点滅について。

何でも日本のアニメ業界では未だに
TVアニメ版『ポケットモンスター』のポリゴン明滅による、てんかん事件が尾を引いていて、
「ポケモンチェック」と呼ばれる画面点滅に関する自主規制が敷かれているとのこと。

今回はそこもフリーダムなのを良いことに、嬉しそうにピカピカしているから危険ですw

特に異形たちの眼。
こやつらポリゴンかwってくらい赤、青に大喜びでパカパカ点滅するからアブナイですw
実際、彼らの瞳のフラッシュは、{netabare}目が合った者の脳を弄くり、記憶を改ざんするデンジャラスな光ですしw{/netabare}

光の刺激に弱い方は視聴の際くれぐれも気を付けましょう。

投稿 : 2020/03/28
♥ : 19

reviewer さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

こういうアニメが見たかったんだよ

Netflixオリジナルということでテレビ放送がないためか、あまり話題になっていないが間違いなくもっと注目されるべき作品。

内容としてはダークファンタジー×クライムサスペンス。架空のヨーロッパの国を舞台に猟奇殺人を追う刑事の物語。作画は完璧。アクションシーンから細かいシーンまでよく描けている。イタリアとキューバの街を参考にした街並みは必見。

シナリオはクライムサスペンスにけっこう強引にファンタジー要素を突っ込んできた感じで現実味がなかったが、おかげで派手なアクションシーンやダイナミックなシナリオ展開が出来ており、最後まで飽きさせないようになっていた。良い意味で日本のアニメらしいシナリオだったと思う。

良くも悪くも最近の日本のアニメは萌え一辺倒というか、軽いというか。いい大人が鑑賞に耐えうるだけのアニメが少ない。この現状のなかで、Netflixによってこういうアニメが全世界に配信されたのは素晴らしいことだと思う。日本アニメの底力と可能性を見ることができた作品。今後もこういう作品が全世界に配信されることを願う。

投稿 : 2020/03/28
♥ : 13

68.8 16 警官アニメランキング16位
On Your Mark(アニメ映画)

1995年7月15日
★★★★☆ 3.7 (169)
877人が棚に入れました
劇場版アニメ『耳をすませば』と同時上映で公開された短編アニメで、同映画の制作スタッフだった宮崎駿が監督を務めた。内容は、人気アーティストであるCHAGE and ASUKAの、アニメ映像を用いたプロモーションフィルムである。 汚染が進み、地表に人間が住むことは叶わなくなった未来の地球。カルト教団を殲滅するべくその本拠地に突入した武装警官隊は、施設の奥深くに翼の生えた少女を発見した。その姿から何かを感じた警官二名は、彼女を空へと返すために行動を開始する……。 企画自体はアーティスト側からスタジオジブリに持ち込まれており、本来はコンサートツアーのオープニングフィルムとして制作されたものだった。その完成度の高さから、万人の目に触れるようにと発表されることになったのだ。

ふもふも さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ジブリの力がいかんなく発揮された短編

チャゲアスとジブリのコラボで作られた短編。というかPVかな?これちょっとマイナーなのかな?


 短い時間の中にジブリがギュッとつまっています。とても短いのに広い世界観を感じることができる。世界をついつい想像してしまう。それにチャゲアスの歌が、またカッコいいんですよこれが。


ちなみに主人公二人、じつはチャゲとアスカがモチーフなんすですよ。


宮崎×チャゲアスの世界、ジブリ好きは必見です。必見です(大事なので2回言いましたw)。

投稿 : 2020/03/28
♥ : 5
ネタバレ

ぶらっくもあ(^^U さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

宮崎駿演出珠玉の7分

1995年「耳をすませば」同時上映の作品、
とりあえず心真っ白にして観られる事をお勧めしたいです、
未来少年コナンやラピュタ、ナウシカも、
詰まってる感じします、
宮崎駿氏らしい演出も嬉しい、
{netabare}
翼の少女を空に帰す、
{/netabare}
ラストも気持ちいいです、

でも、、、、

7分ものですし何度か見返すうち、

いろんなものが観えてくるかも知れません、
{netabare}
田園風景にそぐわない建物は何だろう?
核施設マーク付いたジャイロヘリや施設、
堕ちてゆく三人、
失敗?
フラッシュバック?
EXTREME DANGER?最終警告?
立ち並ぶ核炉、放射能汚染地域?
{/netabare}
これって単純なハッピーエンドなのかな?
それとも、
過酷な現実と夢?
現代社会風刺?アンチテーゼ?
予言?ロマン?

受け手の自由もジブリらしいですが、
この作品ジブリの隠れた名作として、
大作化望む人も多かったとか、
実際作られてたら、、、、、

面白かったと想うな~。


1995年スタジオジブリ制作の短編アニメーション、
(チャゲ&飛鳥の楽曲のプロモーションフィルム)
監督 宮崎駿氏

投稿 : 2020/03/28
♥ : 26
ネタバレ

renton000 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

7分弱を真剣に見る

 初見でした。7分くらいのミュージックビデオ。
 他の方のレビューがきっかけとなって視聴しました。
 最初に通しで見たときは、何が何やら分からないままに、あっという間に終わってしまいました。2回目以降は、一時停止しながら見ていたんですが、結局かなりの時間を費やしてしまいました。30分以上はは確実に画面とにらめっこしていました。

 相当面白い作品です。宮崎駿監督が描く、清々しくも悲しい世界を堪能できます。短編にもかかわらず、長編と遜色ないメッセージ性があります。時間も短いですし、何回でも何十回でも見て、ストーリーと世界観を把握することに努めてみると、この作品の良さを知ることが出来るのではないでしょうか。理解するためには、一時停止が必須レベルです。

対象年齢等:
 音楽や雰囲気を楽しむためならどなたでも。解釈をするのならば、最低限の知識は必要とされますので、子供には難しいかもしれません。中学生か高校生くらいからがいいと思います。

 以下のレビューは、かなりのネタバレです。未視聴の方は、一度以上視聴したうえで読むことをお勧めします。というか、余計な先入観を持たないように、ネタバレ耐性があっても読まない方がいいと思います。


結局どんなストーリー?:{netabare}
 あるカットの解釈に明確な結論を出せていないために、そこで分岐する二つのストーリーを挙げます。
 一つ目は、「助けられなかった翼の女の子を助けることを想像する話」です。
 二つ目は、一つ目を前提に「翼の女の子すら想像だったという話」です。
 個人的には、二つ目だと思っているのですが、ここではその原因も結論も述べずに、後述することにします。ただ、どちらもこの作品の大半が想像により成り立っているという姿勢は変わりません。翼の女の子が亡くなっていると解釈しているのも同様です。以下の考察では、一つ目を前提として進めていき、最後に二つ目の解釈を追加します。
{/netabare}

世界観:{netabare}
 この世界は、原発がメルトダウンをした後の世界です。核戦争後ではありません。正確に言うとするならば、メルトダウン後にも原発に依存している世界です。根拠となるカットを挙げておきます。

①オープニングに描かれている草原と朽ちた鉄線、無人の民家、民家の後ろの巨大な建物
②頻出する放射能のハザードシンボル
③重装甲の車両
④人類の居住空間が地下になっている
⑤居酒屋のメニューで、合成食料が安く、天然ものが時価となっている
⑥地上にたくさんの原発が並んでいる

 ハザードシンボルといくつかの標識から、地上に人が住んでいないことが分かります。人が住んでいないために手入れがされず、草が生い茂り、鉄線が朽ちています。民家が壊れていないのは、爆発性の災害(核戦争・核爆弾)ではなく、放射線の影響だけがあるからだと思われます。
 民家の後ろにある巨大な建物は、おそらくメルトダウンした原発です。原発がメルトダウンを起こしたために周囲を塗り固められた姿です。いびつな形で塗り固められているのは、その際の緊急性と人間が味わった恐怖の表現なのかもしれません。
 地表が汚染されてしまったため、人類は地下に逃げ込みました。耐放射線の装甲車でなければ、地上には出れなくなっています。また、海も汚染されています。安全な天然食品が貴重になり、やきとり・めざしが時価になっています。合成の塩サバとバイオ酢だこは比較的安価に食べられるようなので、人工的な食料の生産体制は確立されているようです。
 地下世界にもかかわらず、電気が煌々と灯されています。また、食料の生産も潤沢に行われているようです。これらを支えるエネルギーはおそらく複数の原発によるものです。
 人類は、原発の恐怖を知ったにのも関わらず、原発の依存から抜け出すことは出来ませんでした。

 こんな感じだと思います。地上の民家に比べ、地下世界はかなり広大で、かつ、発展しています。つまり、地下に進出してから長い時間が経過しているわけです。地上の別の場所に避難しているのではなく、地下の生活が基本となっているってことです。一基の原発がメルトダウンして、地上の全てが壊滅状態ということは考えづらいので、多数の原発がメルトダウンをしているのかもしれません。翼の女の子が飛び立つ最後のシーンで、もう一基塗り固められた原発が写っているように見えます。メルトダウンをした原発は、海洋汚染が進まないように最低限の封印を施して終わりにしているのではないでしょうか。
{/netabare}

二人の男と彼らの現実:{netabare}
 二人の男は、主題歌を歌っているチャゲとアスカだと思われますが、先入観を除くためグラサンとイケメンと呼称します。この二人は警察の中でも下っ端の存在だと思います。ほぼ最下層と言っていいと思います。根拠は二つです。
 一つ目は、地上のパトロール的な任務に就いていることです。世界観で述べたように、地上は汚染された世界です。そこに行く仕事をしていることから、相当下位の立場であることが伺えます。
 二つ目は、指揮官ではなく、戦闘の最前線に立っていることです。前線のどの位置にいたかというと、突入の先端を担う戦闘のエリートではなく、そのあとからついていく補助的な役割だと思われます。

 おそらく初陣だったのでしょう。凄惨な現場にショックを受けてしまったのが彼らです。兵士が女性を持ち上げて死亡を確認するシーンがありますが、この時に部屋の外から部屋の中を見ていたのがこの二人だと思われます。このシーンでは、背後は光で満ちています。つまり、光の世界にいたと思っていたけれど、現実の闇の部分を見てしまったという描写です。

 ここまでが実際に起こった現実のシーンです。つまり現実はパトロールと襲撃と飲み屋だけ。それ以外は想像の中の世界です。
{/netabare}

翼の女の子:{netabare}
 彼女が亡くなっているのは確定だと思います。
 注目すべきは、彼女が初めて登場した時のカットです。壁を見て欲しいのですが、頭の高さの位置くらいのところから、床の位置まで何かの跡があります。その先にあるのが翼の女の子の頭で、その手前に赤い缶が転がっています。
 このカットでは、赤い缶以外の色が消されています。つまり、赤い缶に注目してくれというメッセージが込められています。赤い缶はコーラだったわけですが、当たり前ですがこれがメッセージのはずがありません。見ろと指示したところにメッセージがないんです。
 これは、「メッセージを隠しましたよ」ということがメッセージになっているんです。「赤い缶で隠しましたよ」というメッセージです。
 赤い缶によって隠されたのは何か。それは「血」です。赤い缶によって「血」を隠したんです。壁の跡も、赤い缶も「血」を描いているけれど、それを隠している。つまり、彼女の「死」を隠したというわけです。壁の跡と頭と赤い缶を直線に並べているのも、血の流れを暗喩しているからです。イケメンが彼女に近づき、死を確認するときには、周囲の色が復活しています。「死」を隠す必要がなくなったから、色が戻ったというわけです。翼の女の子の頭の周りは、赤いもので満ちています。

 他にも根拠はあります。
 宗教ビルの目のマークが動いていますが、これも目を見てくれというメッセージで、死んだ女性と翼の女の子の目の類似性(生気のない目)をアピールしているように思えます。瞬きをしていない彼女らは、死を担っているというです。
 翼の女の子が水を飲むシーンがあります。このシーンでは、胸が大きく動いています。これは鼓動が復活した、つまり、生き返ったという表現です。
 また、装甲車に翼の女の子を乗り込ませるシーンでは、ぞんざいに扱われ、脚が出てしまっています。生きていることを前提とすれば、このような雑な扱い方をするはずがありません。しかも、翼の女の子の身体が固いんです。くてっとならずにピンと張っている。これは死後硬直の描写です。
{/netabare}

襲撃後の展開:{netabare}
 翼の女の子の死亡の描写後に繰り返される映像は、想像のものだと述べました。単に想像しているというよりは、イケメンが考え、口に出したことについて、グラサンが現実的な指摘をすることで、想像の世界をより現実的に修正していっているのだと思います。つまり、会話の映像化です。この作品はミュージックビデオなので、会話をさせることが出来ません。そこを逆手に取ったのだと思います。
 イケメンが話しているのは、「あの翼の女の子がもし生きていたら」という内容です。このイケメンの考えに対して、グラサンが現実的な指摘(否定)をするたびに、想像が頓挫しています。何度も会話を続ける中で「翼の女の子が助けられる出口」を探しているのだと思われます。

 想像だと確信できる理由は、「素顔」です。イケメンとグラサン以外の人物はマスクをしているか、防護服を着ているかで、顔を出していません。つまり、危険な環境下にあるということです。そんな中で彼らだけが素顔を晒しているのは、危険がない想像の世界にいるからです。

①最初の想像は、翼の女の子の死を確認した後すぐに入ります。飲み屋のシーンが出てきていませんが、このシーンから既に想像に入っています。
 このシーンで描かれているのは、「理想」です。「もし死んでいなかったのならば、逃がしてあげたい」というイケメンの「理想」だけが描かれています。地上の背景を見て欲しいのですが、原発など描かれておらず、美しい自然の風景しかありません。翼の女の子も満面の笑顔です。これはイケメンの「理想」だからであって、現実が一つも介入してきていないということです。

②次の想像は、グラサンに「生きていたとしてどう助けるんだ」と指摘された後です。生きていたとしても、周囲にばれずに逃げることは出来ず、連れて行かれてしまうだろうという現実が入ってきています。

③「連れて行かれたのならばその場所から救出すればいい」と展開したのがその後のシーンです。グラサンが解除装置を作り、イケメンが場所を探し当てるという分担をしています。イケメンの周囲に花束が写っていますが、この世界では花自体が貴重なはずです。これも想像の中だからだと思います。もちろんチャゲアス人気のメタファーでもあるでしょう。
 施設に侵入した際には、ハザードシンボルを背に制服で悠々と歩いていますが、グラサンに「さすがに防護服はいるだろ」と指摘されたのだと思います。服装が突如防護服に変わります。
 防護服を着た職員が、風船のように膨らんだだけで倒されてしまうのは、そういう物質を注入したというよりは、「凄惨に人を殺したくない」という戦闘後の心理が影響したためだと思います。
 その後、装甲車に乗って地上に出ようとしますが、ここでグラサンの「追手が来るだろう」という指摘がなされて、作戦は失敗へと帰着します。
 翼の女の子の目や身体に生気がないのは死亡しているためで、彼女が一人で逃げずに懸命にイケメンを助けようとするのは、イケメンの中の彼女はあくまでも理想像であり、彼女を純真なものとしか捉えていないからだと思われます。自分たちを見捨てないだろうということです。また、テーマとも関係します。

④どう考えても成功しないため、ここで一旦当初の目的を思い返すカットが入ります。
 その後の想像で、装甲車が飛行機能を有するようになりました。現実的には救出が不可能だと悟り、当初の目的を達成するためにやや空想側へ寄ったのだと思われます。そもそも装甲車に飛行機能が付いていたのならば、③の時点で飛行していたはずです。飛行した装甲車が事故を起こすのは、グラサンの「飛ばし方が分からない」という現実的な指摘が入ったためでしょう。グラサンが重たいであろうタイヤを蹴飛ばせているのも空想の側面が強くなっているからだと思います。
 そして、オープンカーに乗って地上へと到達します。オープンカーの奪取シーンがないのは、地上が汚染されたこの世界にオープンカーが存在し得ないためか、少なくとも下っ端にはどこにあるのか分からないためでしょう。分からないから考えていないのだと思います。トンネル内で追手がかからないのも、空想に寄ったためにハッピーエンドを急いでいるからです。
{/netabare}

エンディングとテーマ:{netabare}
 ④のトンネルを抜けた先からがエンディングということにします。
 ①(④の当初の目的を含む)の理想とエンディングの描写の同異点を見て欲しいんですが、ここの変わったところと変わっていないところがテーマになりそうな気がします。

 変わっていないところ。翼の女の子が生きていることとオープンカーは変わっていません。あと、翼の女の子が遠くへ飛び立ってしまうのも変わっていないですね。
 翼の女の子は、地表に出て初めて目に生気が宿りますから、汚染された世界でのみ生きていける存在です。オープンカーは、人間にとっては、汚染されていない世界でのみ走れる車ですから、意義としては両者は真逆にあると思います。それの両立を目指している、つまり「叶わぬ夢」です。だから、彼女は遠くに飛び立ってしまうのではないでしょうか。

 変わったところ。背景を比較してほしいのですが、①は美しい自然の風景です。エンディングではトンネルの出口周辺の汚染とドライブ中の背後の原発が描かれています。それと翼の女の子の表情が、満面の笑顔から憂いを含んだ笑みに変わっています。ウインクと指へのキスが追加されています。
 背景の補足をすると、オープニングにもエンディングと同じ表現があります。車が通ったところは草がなく、人が入れないところは自然があふれています。人の通行はないはずですから、本来道は轍として描かれるべきだと思いますが、そうは描かれていません。
 このオープニングとエンディングの背景から考えられるのは、「人の近くからは自然が無くなる」ということだと思います。翼の女の子も、人ではない自然側のイメージを担っています。だからこそ、飛び立ってしまうとも考えられます。

 で、これらの要素が集約されたのが翼の女の子の憂いの笑顔です。
 地上が汚染され、自然から隔離され、人間は地下へ逃げ込み、人を守るはずの警察が暴力をふるう。そんな閉塞の世界を自分たちで作っておきながら、夢を捨てることが出来ない。彼女の笑顔は、そんな人間に対して向けられた笑顔です。慈悲ではなく、憐みの笑顔だと思います。
 想像の世界だということを踏まえれば、二人の男が光を背負って闇を見てしまったときに、人間のエゴとか業というものに気付いてしまった。そんな話だと思います。
 ウインクと指へのキスが意味するところは挨拶だと思います。夢や理想との出会いと別れ、両方の意味が含まれているのではないでしょうか。

 タイトルの「on your mark」も、「位置について、よーい、ドン」の「位置について」なわけですが、「やっと現実というスタートラインに立った」みたいな意味かもしれません。オープンカーは最後に道を外れるわけですが、彼らは夢とか正義を求めたら道を外れる(死んでしまう)世界に生きているわけです。想像の世界でしか夢を語れない彼らは、日常に戻って淡々と日常を送ってから死ぬのか、将来革命家になって死ぬのかは分かりませんが、現時点ではスタートラインなんだと思います。まだ走り出してはいないんです。翼の女の子の憂いの笑顔は、そんな二人への憂いでもあると思います。
{/netabare}

二つ目のストーリー:{netabare}
 簡単に。初めて翼の女の子に会うシーンなんですけど、部屋に入るときにイケメンの姿が半透明なんです。つまり、もしこんな部屋があったら、という想像なのではないかと考えられます。
 兵士によって生死の確認をされた女性と翼の女の子の類似点で、目を挙げましたけど、ぞんざいに扱われていることも共通するんですよね。持ち上げ方と車への押し込み方。現実で見たものが想像の世界に影響してしまったのではないでしょうか。この作品で、素顔を晒している人物、つまり、アイデンティティを持った人物は、二人の男と女性と翼の女の子だけですし、女性の顔を見てしまったから、助けてあげたくなってしまって、この女性を翼の女の子に仕立てて想像を始めた、と展開したように思えたりします。
 もう一つ深読みすれば、女性が持ち上げられているのって、背中なんですよね。その位置から自由の象徴である翼を生やしたのが、翼の女の子なのではないかな、みたいに思ったんです。持ち上げられたシーンと翼の女の子の出会いのシーンにおける近影は、同じ構図のようにも見えます。この辺はちょっと深読みが過ぎるかもしれませんけどね。
 最初の直観がこっちだったというのもあるし、エンディングを見たら「理想なんか叶うわけねぇだろ、それでも夢を見るもんだ」、つまり「翼の女の子が幻想であっても、助けたくなるんだ」と言われた気がしたのもあるし、個人的にはこちらの解釈を押したいですね。ここまで状況証拠が揃えば、あながち突飛な意見でもないと思うのですが、いかがでしょうか。
{/netabare}

投稿 : 2020/03/28
♥ : 11

69.6 17 警官アニメランキング17位
機動警察パトレイバー 初期(OVA)

1988年4月25日
★★★★☆ 3.8 (146)
803人が棚に入れました
クリエイター集団「ヘッドギア」が送り出したOVAで、後に劇場版やTV版なども製作された人気シリーズの原点ともいうべき作品。近未来都市、東京。続発するレイバー犯罪に対抗すべく、警視庁は本庁警備部内に特殊車輌二課を設立し、これに対抗した。通称特車二課パトロール・レイバー中隊…パトレイバーの誕生である。

声優・キャラクター
冨永みーな、古川登志夫、二又一成、池水通洋、郷里大輔、井上瑤、千葉繁、阪脩、大林隆介、榊原良子

coldikaros さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

惹きつけられる

パトレイバーの名前は散々過去に聞いてきたのですが、正直なところ警察ものみたいなものはあまり好きではなく、見なければと思いつつもなんとなく避けてきました。
実際に見たところ、これは面白い^^;
噂通りどころか噂以上でしたね。
ロボットバトルより人間ドラマの方に力を入れており、巻き起こる事件も突拍子もないものではなく、あり得るかもしれないものをしっかりと取り扱っています。
考えさせられるものもあります。
とにかく見ていて思ったのは、力の入った良い作品だなということですね。
見るべき作品の一つだと思います。

投稿 : 2020/03/28
♥ : 4

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

OVA業界の先駆者

一本1000万円で作れば採算が取れる。
これが初期パトレイバーのコンセプト。
以後OVAの黄金期の始まりです。
パイロット版にちかくまじめな話なのにコミカルな要素が強い。キャラもほんのすこし破天荒で方向性を模索している感じがする。
個人的に一番荒削りで好きかもしれない。
ストーリーは秀逸で初期シリーズだけでしっかりと収まりきっています。パロディを多様しているのですが・・言われなきゃきがつないようなネタばかり・・・・

投稿 : 2020/03/28
♥ : 6

hiroshi5 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

本当にパトレイバーが機動した瞬間

作品のタイトル通り、機動警察パトレイバー初期の作品。
この作品が好評だったことから、劇場版、TVシリーズへとメディアミックスを展開することになる。

この作品を見ると、当時、なぜ人気があったのか良くわかる気がする。
物語はパトレイバーというロボットの話なのだが、実際のところサスペンスものだ。

事件はいつも本格的なものだし、その事件にレイバーが使用されているだけで、動機や犯罪の手口などは本格サスペンスにも劣らない展開ばかりだ。

まぁ、中には動物実験で巨大な生命を作り出すみたいな、ゴジラやウルトラマンでやっててくれと言いたくなる物語もあった。だが、それも良いと思える程内容は洗練されていた。

一つ不満を言えば、時間が約20分と短いだけあって、事件のその後をまったく説明しないのが違和感を与えた。
例えば、政府にテロを起こした陸上自衛隊の話にしても、その後の対応や南雲しのぶに対する処分に一切触れていない。

これでは毎回犯人だけ捕まえて、適当に同情をさせるようなセリフを犯人の口から吐かせる「名探偵コナン」や「相棒」シリーズの方がましと思えてしまう。

といっても、作画、音楽、個性溢れるキャラクター、そして凝った事件内容のパトレイバーの方が総合的には100万倍良いと私は思うが。

全7話と話も短い。これだけでも単独した作品として楽しめるだろう。
傑作と名高い劇場版パトレイバーを見る前にキャラや作風を知るためにも良いかもしれない。

投稿 : 2020/03/28
♥ : 15

55.0 18 警官アニメランキング18位
TRICKSTER -江戸川乱歩「少年探偵団」より-(TVアニメ動画)

2016年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (163)
782人が棚に入れました
時は2030年代。謎の探偵、明智小五郎の元に集う『少年探偵団』。彼らは大小様々な事件を持ち前の行動力で解決に導いてきた。ある日、メンバーの花崎健介は謎の少年、小林芳雄と出会う。『正体不明の靄』により「死ねない」身体となってしまった小林は、自身の死を望み、他人との接触を拒んでいた。そんな彼の存在に興味を抱いた花崎は「『少年探偵団』へ入らないか」と持ちかける・・・小林と花崎。彼らの出会いはやがて、世紀の犯罪者 である怪人二十面相と明智小五郎の因縁と絡み合い、二人の運命を動かしていく・・・

声優・キャラクター
山下大輝、逢坂良太、梅原裕一郎、木戸衣吹、田所あずさ、GACKT、古川慎、山谷祥生、小野大輔、増元拓也

61.5 19 警官アニメランキング19位
攻殻機動隊ARISE border:4 Ghost Stands Alone(アニメ映画)

2014年9月6日
★★★★☆ 3.6 (112)
630人が棚に入れました
戦後復興の兆しある2028年冬――。国外カルテルの利権を巡るデモ活動が激化するニューポートシティで起きた警備の機動隊による無差別発砲事件。全てはファイア・スターターによる電脳感染が引き金だった。草薙素子率いる独立攻性部隊は己の正義を自らのゴーストに委ねて事態の制圧を図る。事件の裏に潜む“ブリキの少女”エマと“カカシの男”ブリンダJr.。事件を追う草薙はその二つのゴーストが求めるものに迫る――。

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

シリーズ完結?オマージュだらけで公式パロディみたい(笑)

前作でファイアスターター=陸軍所属時代の素子という事実が明かされたがファイアスターターの後継者であるツダ・エマと呼ばれる少女と共に軍部の思惑は闇の中に


今作は乗っけからゴーストハックによる大量虐殺が発生
素子率いる部隊は独自に大量虐殺の実行犯であるツダ・エマを確保するのですが、彼女の義体の中には全く別人のゴーストが共存しており、世にも珍しい二重ゴーストの持ち主でありました・・・
彼女を通して描かれる、人類の電脳化への警鐘が今作のテーマです


『ARISEシリーズ』のキャラクター総出演で迎える完結編ですが、今作の後に新作映画の公開が2015年に決定されたので『ARISEシリーズ』はここで一時完結としながらも、素子が正式に9課へ配属されていない点など次回作への伏線は未だ残されており、正直言ってお話の“繋ぎ”である感が拭いきれません;


1つの義体を共有する2つのゴーストが登場する
ラスボスが多脚戦車
素子とバトーがボートの上で2人きりに


などなど、ぶっちゃけ『GIS』のオマージュ・・・というかパロディみたいのが多いためネタとして観るとかなり面白いです
ちなみにスタッフに工藤進が加わったため奇しくも『マルドゥックスクランブル』のタッグが再結成される形となりましたが、border:1とか2の方がよっぽど『マルドゥック』してたと思います
それとクリスマスパーティーには噴き出しましたw


個人的にはborder:1や2はとても面白かったので素直に次回作へ期待、という気分ですね

投稿 : 2020/03/28
♥ : 19

ヌンサ(亢宿) さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

感想?

 Blu-rayを発売日に購入したにも関わらず、観る時間がなくてかなり時間が経ってしまいました。しかし、テレビシリーズが始まるということで急いで視聴しました。

 border:3でも思ったことなのですが、「名セリフ(シチュエーション)」の使い方の難しさを感じました。「名セリフ」というものは一度しか言わないから「名セリフ」だと僕は思います(例外もあると思いますが)。よく、某ジャンプ作品の劇場アニメにおいて、テレビシリーズ(漫画原作)の「名セリフ」が乱用されて萎えてしまうことが多く見られます。

 このシリーズでも、時間軸的には後になるテレビシリーズ(S.A.C.)や劇場版のセリフやシチュエーションに無理やりつなげようとしている部分が少しあったので、この辺りの表現の難しさはある意味興味深かったです。

 新しいテレビシリーズの視聴も通して、さらに新たな発見をしていきたいです。

投稿 : 2020/03/28
♥ : 5
ネタバレ

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

確かに区切りが悪い(汗)

まぁ1時間×4話で各々の1話が中身テンコ盛りですからショウガナイのかもですが、だったら最初から全6話なり7話にすべきすわね(汗)
{netabare}
まぁ軍に端を発した偽りの記憶を利用した犯罪の終焉と二人のハッカーの新しい生のカタチの選択という区切りではあるので、私は素直にハイ判りましたと受け入れますけど。
んでも、評価甘々な私でもちと消化不良には感じると言うか。
続き見ざるを得ないじゃないですか。メンドクサイの嫌いなのにw
 一応、見る以上はシリーズを楽しみたいとは思ってるのでネタバレ・考察は見ないで視聴してますが、プロジェクト2501"人形遣い"とは繋がらない独立したストーリーとして新劇場版で締めるんでしょね?
そこに繋げちゃうんだとしたら"新鮮味の無いシリーズ"という評価が有るのも納得せざるを得ないかもですね。
{/netabare}

前三話と違っていきなり抽象的なセリフ多発で難易度上ったなと思いましたが、ラストで律儀に説明入れてくれる点では制作側の良心感じますわね。

 個人的にはARISEというシリーズにさほど不満は無いです。今のところ。
イマイチ人気無いのも、まぁそうよね とは思いますが。
原作の1.5巻の路線を原作者自身が「この路線なら誰でも続きが書けるし、自分がやる必要はもう無い」と書いてる訳ですが、ARISEはまさにその路線な感じはしましたです。

投稿 : 2020/03/28
♥ : 6

57.4 20 警官アニメランキング20位
ニンジャスレイヤー フロムアニメイシヨン(Webアニメ)

2015年4月1日
★★★★☆ 3.3 (126)
508人が棚に入れました
ニンジャ殺すべし!
ニンジャ抗争で妻子を殺されたサラリマン、フジキド・ケンジ。
彼自身も死の淵にあったそのとき、謎のニンジャソウルが憑依。
一命をとりとめたフジキドは「ニンジャスレイヤー」――ニンジャを殺す者となり、復讐の戦いに身を投じる。
近未来都市ネオサイタマを舞台に、 ニンジャスレイヤーvsニンジャの死闘が始まった。
マッポーの世に救いは無いのか? 走れ、ニンジャスレイヤー、走れ!  

ヒガセ さんの感想・評価

★★