2018年度に放送されたアニメ映画一覧 30

あにこれの全ユーザーが2018年度に放送されたアニメ映画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年05月22日の時点で一番の2018年度に放送されたアニメ映画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

計測不能 25 2018年度アニメランキング25位
薄墨桜 -GARO-(アニメ映画)

2018年10月6日
★★★★☆ 4.0 (5)
38人が棚に入れました
貴方に出会わなければ・・・

 平安の世、栄華を誇る美しき都「京」。守りし者たち、雷吼、星明、金時は人知れず火羅と呼ばれる異形のものから人々を守る使命を遂行していた。
或る日、彼らの前に現れる美しい女・明羅。そして闇の中で暗躍する時丸。
美しい桜が千年の時を経て咲き乱れる時、哀しくも儚い復讐劇が幕を開ける。

声優・キャラクター
中山麻聖、朴璐美、矢島晶子、堀内賢雄、浪川大輔、野村勝人、鵜殿麻由、中田譲治、田中敦子、関智一、東啓介

計測不能 25 2018年度アニメランキング25位
映画プリキュアスーパースターズ!(アニメ映画)

2018年3月17日
★★★★☆ 3.8 (4)
33人が棚に入れました
人気アニメ「プリキュア」シリーズの劇場版通算24作目で、2018年2月放送開始の「HUGっと!プリキュア」を中心に、前作「キラキラ☆プリキュアアラモード」、前々作「魔法つかいプリキュア!」の3世代のプリキュアが集結する。空から降ってきた不思議な赤ちゃん、はぐたんを守るためにプリキュア・キュアエールに変身する中学2年生の野乃はな。ある日、突然現れた怪物ウソバーッカが世界中を嘘だらけにするため大暴れし、仲間のさあやとほまれがさらわれてしまう。「プリキュアアラモード」と「魔法つかいプリキュア!」の世界も狙われていることを知り、戦いに身を投じていくはなだったが、その中で幼い頃に不思議な男の子クローバーとの果たせなかった約束があったことを思い出す。

声優・キャラクター
引坂理絵、本泉莉奈、小倉唯、多田このみ、野田順子、美山加恋、福原遥、村中知、藤田咲、森なな子、水瀬いのり、かないみか、高橋李依、堀江由衣、早見沙織、齋藤彩夏、北村一輝、小野賢章

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

歴史修正、ダメ!ゼッタイ

なんかこの作品のためにハナの過去を急に作り出して、露骨に泣かせるためなゲストとの思い出なるものを中心にするのはねぇ…。あと、敵がショボイ。変身シーンを最後にとっておくのは子供向けとしては微妙。


そして、オールスターを手描きでやってると必ずついてくる問題で、みんなが揃ってる一番上がりそうなシーンが作画が大変過ぎて微妙になりがち。だから見事なCGで処理したオールスターズメモリーズは凄い。本作は3世代だからそこまで弊害ないが。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

計測不能 25 2018年度アニメランキング25位
それいけ!アンパンマン かがやけ!クルンといのちの星(アニメ映画)

2018年6月30日
★★★★★ 4.1 (4)
15人が棚に入れました
アンパンマン達の住む町では、年に一度開かれる『星祭り』の準備が進められていた。

ある日、どんな物でも吸引してしまうばいきんまんのゴミ箱から謎の黒い卵が突然飛び出した。そして卵の中から『クルン』という元気な子供が現れた。

自分が何処からやって来たのかを覚えていないクルンは、毎日楽しく仲間達と過ごしていた。ところがある日、大量の黒い星がアンパンマンワールドに降り注ぎ、草木が枯れてしまう大事件が発生する。

『いのちの星』の故郷への悪影響を懸念したアンパンマン達は、故郷となる地を目指し宇宙へと飛び立つ。果たしていのちの星を救う事ができるのか。

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

何の為に生まれるのか

アンパンマン30周年記念作品。

ちらっと話題になっていたので早起きして見に行きました。

いのちの星というアンパンマンが生まれた元に焦点を当てており、
幼児向け作品で何の為に生まれるのか。という問いかけをするのでかなりレアな感じがしました。しかし、深くツッコミ過ぎると幼児を置いていっちゃうので、掘り下げは無かったです。
もしかしたら、スタッフはやりたかったのかもしれませんが、アンパンマンという作品の性質上、致し方ないところではあります。

アンパンマンがピンチになった際、バイキンマンが「アンパンマンをやっつけるのは俺様だから、やられるな」というニュアンスの発言をし、助けに入ったところはベタですけど胸熱くなりましたね。

最近はあまり見かけませんが、二次創作作品で深く突っ込んでくれる人がいるんじゃ無いかな、と予想しました。


作画面において、CGの余波がアンパンマンにまで達していたことは衝撃でした。
アンパンマンはずっと手書きだろうと思っていたのですが。
時代は変わるものですね。

戦闘シーンは見やすいスピードですが、ワンパンほどの迫力がありましたよ。
見ごたえがありました。

随分と久しぶりにアンパンマンを見るので、他のアンパンマン映画がどんなものだったか全く覚えていないのですが、大人も楽しめる分、子供が楽しめなかったら嫌なのですが、実際どうなのでしょうね。
対象年齢設定って難しいものです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 6
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

なんのためにうまれて なにをしていきるのか

【物語】
年に一度の星まつりの準備が進められる中、宇宙から不思議なクルンという子がばいきんまんの所に落ちてきます。クルンは自分が何者かわかりません。ですがそんな時、黒い星が街にいくつも落ちてきます。クルンは強い使命感に突き動かされ、アンパンマン達と共にいのちの星のふるさとへ向かいます。

今作でモチーフとなったのは主題歌「アンパンマンのマーチ」。
「なんのためにうまれて なにをしていきるのか」
歌詞を読みなおすと、テーマ性を深く映画に反映させていると感じます。


【作画】
ゲストキャラクターデザインの素晴らしさ。背景の美しさ。コンテ・演出・カメラワークがシンプルで幼児向けとして優しく見やすい画面作り。キャラクター性を反映した仕草の可愛らしさ。
どれをとっても変わらぬ安定感と高品質です。
最初のアンパンマンとだだんだんの戦い、カット割りなどはシンプルですが、背景とマッチしていて凝っていますね。でも一番いいなって思ったのは日常作画です。クルンも他のキャラもとても可愛らしい。ばいきんまんと遊ぶシーンも微笑ましいです。


【声優・キャラクター】
ゲスト声優である杏さんの素朴な声質とあどけない演技は申し分なし。とても可愛らしいです。

【音楽】
アンパンマン映画ではやなせ先生の遺した歌を参考に作っていくことが多いようですが、なんと今作は主題歌をモチーフにしています。
アンパンマンそのもののメインテーマのひとつでもありますから、この曲を選んだことからしても、今作はかなり力を入れて作っているということですね。


【感想】
{netabare}
記憶を失ったクルンは最初ばいきんまんのもとに姿を現します。そしてクルンはばいきんまんや皆と遊んで楽しさを知り、けれども使命感に突き動かされて自分のあるべき場所へ戻っていく。
「何のために生まれたのか」というのが今回の問い掛けですが、その答えは人の数だけあるのですね。子供向けは答えの出せない問い掛けをして見ている側に考えてもらうことが出来るのが良い所ですが、今作はそれが顕著です。
(ばいきんまんの出したごみの問題は今回はさわりだけで、また別の機会にやったほうが良いでしょうね。)

ばいきんまんはアンパンマンをやっつけるため、アンパンマンは誰かを助けるため。EDで他のおなじみのキャラが自分の料理をふるまっているのを見ると、きっと彼らは自分の作ったものを食べた人の笑顔を見たい、そうして喜んでもらうことが使命なんだろうなと感じます。
そしてそれをまだ得ていない人たちに対しては、ジャムおじさんが「生きる理由を見つけられたらそれはとても幸せなこと」とフォローを入れてくれるのが良い。

ばいきんまんがアンパンマンを助けるシーンがあるんですけど、アンパンマンに助けられた借りを返すとかではなくて、ただ純粋に自分の心に従ったのだと感じられるのが良いですね。
生きる理由を問う物語と聞くと小難しく感じますけど、作中の誰もが自分の心に正直に行動してるので理屈っぽくならない。良い幼児向け作品は変に理屈で固めないんですよ。見る側の感性を信じて作っているからです。そういうところが好き。{/netabare}

どこか哲学的な面も感じる作品。オススメです。
(2021.10.20)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 6

計測不能 25 2018年度アニメランキング25位
映画ドライブヘッド トミカハイパーレスキュー 機動救急警察 (アニメ映画)

2018年8月24日
★★★★★ 4.3 (3)
15人が棚に入れました
ドライブヘッド最大の危機!?
信じる力で地球の未来を守るんだ!
ある日、機動救急警察が謎の少年・テラに襲われる。
その正体は、悪の人工知能が乗りうつったアンドロイドだった!
テラの強力なエネルギーにより、ゴウたちはドライブヘッドを操縦できなくなってしまう。
さらに巨大化したテラが周囲を飲みこみ地球が大ピンチ!
かつてない緊急事態に、チームドライブヘッドが再び走り出す!
はたして、ゴウたちは大切なものを守ることができるのか !?
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

流石の安定感…なのですが

2018年8月24日公開の劇場アニメ。
8月中に見に行ったのですが、レビュー書くのが遅くなってしまった…。
(9月中旬に二回目観たので一部書き直しました。二回とも親子連れが見に来ていて、お子さんが楽しんでたのも和んだw)

TVアニメから繋がった内容で、配信アニメで映画のさわりを説明した形になっています。なのでTVアニメと配信版を見ていないとお話がわかりませんが、その分濃い内容でした。
言葉の選び方が小さい子にはちょっと難しいかも、とは思いました。

TV放映終了から半年しか準備期間が無く同時進行でWEBで新作も公開していましたが、それでも安定したクオリティを保っています。劇場に足を運んで良かったです。
シンカリオンの登場は短いながら上手く処理しています。せっかくなら次の映画はVS系の共演作が見たいかも。
最後の展開、これ2期作れそうなんですが期待して良いのかな…?

…あと、ずっと待っていたサントラが映画のお陰で発売されました!もう出してくれないかと思っていたので嬉しくてw
オーケストラ調のメインBGMは重厚ですが軽快で、キャッチーな格好良さも。打ち込みで作られた曲も手が込んでいて聞き飽きないです。オーケストラと打ち込みで同じメロディをアレンジした曲もあり、印象が全く違うので聞き比べるのが楽しい。平野さんの曲やっぱり好き。
ただTVで使われた曲にも未収録のものがあるし、映画にも追加BGMあったかも…。


【良かった点】{netabare}
レスキューあり・バトルありで脚本も破綻なく、レスキューとドラマのバランスも良くて満足でした。ドラマや心理描写を入れ込むのが上手ですね。
新キャラクターはテラだけなので、その分お馴染みのキャラクターをしっかり描けています。

音楽も映像も相変わらず良質。手描き部分は流石に忙しそうだったけど、子ども達の動きとコンテ演出は良くできていて見ていて楽しい。
キャラクターみんな言動も作画も演技も生き生きしていましたし、ロボットもCGもやっぱり格好いい。
TV版では犬のアクセルが和み要員でしたが、映画版はアクセルはもちろん猫のクラッチがすごく可愛かった!落ち込んだゴウ君がクラッチを抱き上げるシーン好きです。

TV版も地球の危機でしたが、今回もやっぱり地球の危機。テラフォーミングの機能を使って地球を人間が住めない惑星に改造しようとするテラ。海外のSFアクション映画とかでありそうな展開ですw
脚本の荒木憲一さんはこういう展開が得意なんだろうなって改めて思いました。

今回の映画、TVアニメではあまり深く描かれなかったドライバー達の愛機に対する思い入れがかなり見れたのがとても良かったです。
黒江田さんがS.I.B.メガマックスを自分で破壊するシーン、サイクロンインターセプターが行方不明となってゴウが珍しく声を荒らげるシーン、タイガが仲間に「僕を支えてくれ」とマスターバックドラフトを自分自身のように言うシーン。
TV版でも愛機が壊れた時にはレスキューに出られないもどかしさが描かれたこともありましたけど、映画でさらに描写が深まっています。

大人の行動がまた良くて、これもドライブヘッドの大きな持ち味。前述の黒江田さんもだし、怒るゴウ君をたしなめるお父さんと西園寺指令も良かった。
刈狩博士の復讐が明確な形になって、「自分の能力を正当に評価しなかったことを機動救急警察のお偉方に後悔させてやる」ためにレスキューに助力してくれるというのが良い落し所でした。刈狩博士がゴウに対等に接していたこと、ゴウが正義回路を信じて行動するのも良かったです。

短い上映時間でしたが、月一回のWEBアニメでその分を補うことで尺不足にならずに済みました。この方法が良いか悪いかはさておき、詰め込み過ぎになるよりはずっと良いと思えました。WEBアニメは新規作成の回だけでも1時間近くになるから、実質2時間弱の物語ということになります。
BDが発売される時には一緒に収録されるのかな?でないと内容がわかりにくくなりそうだし、一緒に楽しめる方が良いですから。{/netabare}


【個人的に勿体ないと感じる点】{netabare}
子ども向け作品で基本的に一度しか見ない映画なのに、描写がわかりにくいのが難点でした。

私は、「機械に善悪は無くて人間の心が影響して善にも悪にも染まる」という内容はこのシリーズの肝だと思っています。なのでテラを倒して欲しくないなあと思っていて、二回目は注意して見てやっと気づいたんですけど、テラは「倒された」のではなくて「崩壊した」描写になってるんですね。
レスキューものとして人命優先が徹底されていること、そこに善人悪人の区別は無いこと、人の悪意に影響されたAIも否定していないこと。それらはシリーズ全体通して描かれたとは感じられたのですが、とにかくわかりにくい;


映画ラストで、テラの「僕は不死身さ。人間の悪意が消えないようにね」という言葉に対してゴウの「そんなことない!僕は人間を信じる!」というやり取りがあります。最初はちょっと唐突に感じたんですが、その前の刈狩博士とのシーンから考えると理解できる気がします。

ゴウが刈狩博士を信じた根拠はドライブギアにもあるのですが、犯罪者である刈狩博士にも正義感があるとわかっていたから。つまり善意や使命感から来る行動だと感じたからではないかと思います。
犯罪者の検挙は自分たちの役割ではないとゴウがよく理解していることはTV版でも度々描かれていたので、この展開に違和感もありませんでした。

そしてTV版でゴウのおじいちゃんが「AIは人間と共に成長し、未来を切り拓く良きパートナー」という言葉を遺している。「正しい心を持つ人間と繋がっている正義回路」と「人間の身勝手な心に触れた邪悪AI」の対比構造自体はきちんと出来ていますし、AIは人間の心を映す鏡と言ってもいいかも知れません。
人間は良い心と悪い心を両方持っていてこそ人間だと思うんですよね。
本作では一般市民・犯罪者に関わらず人命最優先という前提がここまで守られてきていますし、改めて見ると、この作品には邪悪AIやテラを否定するような描写も無かったと思います。


TV本編のラストも駆け足気味で勿体なかったと思いますし、今回も、自我を持ったテラとせめて一度は対話するとか、もう少しわかりやすい描写が出来たらさらに良かったと思います。
もっとも、2期制作が決定してるとかなら話が変わってくるかも…?{/netabare}

それ以外は引っかかる所も無く、TV本編で物足りなく感じていた部分もだいぶ描かれた印象。
TVアニメが好きなら十分楽しめると思います。
(2018.9.6投稿、9.17改訂)



【WEBの無料配信アニメについて】
2018年1月から月に一回無料配信されたWEBアニメ。TV本編の総集編と新作を織り交ぜて映画の話の冒頭を展開しており、現在でも無料で視聴できます。映画を見に行くなら視聴しておくべき。
映画鑑賞後に再視聴してみたけど話の流れもなかなか、作画は忙しそうだけど安定していますし、演出も申し分ない。半分くらいはロボットのシーンなので無茶なスケジュールでもなんとかなったって感じでしょうか。
欲を言うと、タイガ、ミコトのメイン回があるのにジンのメイン回が無いのが少し残念。映画にもジンの活躍はあるけど、映画は実質ゴウがメインの物語ですし。

以下各話内容。
{netabare}
#1 始動!新たなるドライブヘッド計画!!(総集編)
邪悪AIの事件の総集編。ゴウたちドライバーは最後に新機体の開発計画が始動していることを聞かされます。
ゴウ君たちのいつものやりとりも見られたり、結構和むw

#2 新戦力!ドライブヘッド02(ゼロツー) MKⅢ(マークスリー)を開発せよ!!(総集編)
3機のなかで最初に開発されることになった02MKⅢに必要な機能を洗い出すため、という感じで02MKⅡブレイブバックドラフトメインの総集編。

#3 完成!マスターバックドラフト!!(新作)
災害救助中にステルス戦闘機に襲撃され、ブレイブバックドラフトが壊されてしまいます。
15分という尺の中でレスキューでロボットの見せ場も作りつつストーリーもきちんと展開しているのがドライブヘッドらしい。変にもったいつけないのはこのアニメの良い所ですね。

#4 空飛ぶ炎の勇者!ブレイブジェットファイター!!(新作)
またもステルス戦闘機が現れ、救助活動中のドライブヘッドを襲撃。タイガと新機体の活躍によりステルス戦闘機を退けるも、解析の結果パイロットは少年の姿をしており生体反応が無いことが判明。
02MKⅢマスターバックドラフト、専用の戦闘機ブレイブジェットファイターのお披露目回です。

#5 発進!第4のドライブヘッド計画!!(総集編)
03MKⅡβ計画が始動。ジンとミコトがそれぞれ活動するため、もう一機、ミコト用の機体を開発することに。

#6 白い救世主!ホワイトパールホープ!!(新作)
惑星開発研究所で火災が発生し、テラフォーミング用の完全自立型アンドロイドが消えていることが判明。ステルス戦闘機について調べていた機動強襲警察の黒江田さんがそれを調査します。この回の作画凄く好きだった。
そしてミコトの乗り込む03MKⅡホワイトパールホープ出動。ちょっと可愛らしいデザインとキラキラした演出がwこのアニメ女の子も見てるのかなあ。

#7 シンクロ合体!アーマードエンペラー!!(新作)
消えたアンドロイドには自己進化機能があることが判明。災害救助の最中、邪悪AIに乗っ取られ「テラ」と名乗りドライブヘッドの前に現れます。

#8 映画公開直前SP
実写笹川アナ大活躍で最後の宣伝。
{/netabare}(2018.9.6)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

計測不能 25 2018年度アニメランキング25位
映画しまじろう まほうのしまの だいぼうけん(アニメ映画)

2018年3月9日
★★★★★ 4.8 (2)
7人が棚に入れました
ある日、しまじろうたちは、魔法の島へ冒険に出かけます。そこでは、毎年来るはずの春が来なくて、魔法使いのアウラや村人たちが困っていました。しまじろうたちは、みんなで力を合わせて、なんとか春を呼ぼうとするのですが、いたずらな三兄弟たちがやってきて…。はたして、しまじろうは、無事、魔法の島に春を呼ぶことができるのでしょうか。
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

幼児向けとしては完璧に近い

2018年3月公開のアニメ映画。
YouTubeで12月末まで期間限定公開だったので視聴しました。

【あらすじ】
ガオガオさんの所にお泊りに行くしまじろう、みみりん、とりっぴい、にゃっきい。
不思議な扉が開いて迷い込んできた春の妖精ポカポムを仲間の所へ返すために、魔法の島へ向かいますが、そこでは春が来なくて困っています。しかもお母さんとはなちゃんがついてきてしまったり、悩んでいる魔法使いの女の子アウラに出会ったり。
魔法の島に無事に春が来て、しまじろう達がチャレンジ島に戻ってくるまでの物語。


親子の関係・子どもの個性の多彩さを描く堅実な物語に、たくさんの歌とダンス。小さな子ども達のためにテーマ性とエンターテインメント性をバランスよく配分した名作です。
途中の休憩なども可愛くて、子どもが飽きないように工夫されています。


二つのメインテーマが最初から最後まで綺麗にリンクしているのが素晴らしいです。
{netabare}
一つは子どもの個性の肯定。

魔法が使える子、魔法が使えなくても自分で頑張れる子、発明が上手な子…色んな個性を受容する作劇がとても良かったと思います。
「魔法が使えない子は案外魔法が必要ない子なのかも」というベルナの言葉が全てを言い表してくれていますね。
魔法が使える村人たちは協力するのが苦手だったり、魔法が使えないドリル三兄弟は発明が得意だったり、しまじろうは心の広さと強さを持っていたり…
キャラクターの心理も行動も一貫していて説得力がありました。


もう一つは子ども・親の両方の視点で作られていく親子関係。

しまじろうとお母さん、アウラとベルナがお互いの気持ちを理解して受け入れる過程も順序だてて描いている。親子関係を描く上で子どもの成長をどちらか一方だけで語らないのは本当に大切なことです。

映画冒頭で熱いスープをこぼしてお母さんに叱られて、しまじろうは拗ねてしまいます。
親が子どもの心配をするのは当たり前のことで、小さな子どもには理解できないのも仕方のないこと。
でも親が子どもの可能性を狭めては良くないですよね。
自分のことだけを考えるのではいけないけど、誰かに褒められたい、何かをやり遂げたいという子どもの気持ちも肯定していたのがとても良かったです。

家族の描写が母子だけに留まらないのも好きです。
はなちゃんはいつもお母さんの傍に居て励ますような仕草をしますし、はなちゃんが扉に飛び込んだお陰でお母さんはしまじろうを見て応援してあげられる。

お父さんも短時間の登場でありながら、大きな存在感を残しています。お母さんに叱られた理由を「考えてごらん」としまじろうに投げかける冒頭のシーンが、その後の展開に綺麗に繋がっている。

色んなシーンで家族全員で生活しているのが感じられます。
{/netabare}
全体的にとても良く出来た作品です。(2019.12.19)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 6
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