1943年度に放送されたおすすめアニメ一覧 9

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ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年03月19日の時点で一番の1943年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
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年代別アニメ一覧

60.1 1 1943年度アニメランキング1位
くもとちゅうりっぷ(アニメ映画)

1943年4月15日
★★★★☆ 3.3 (18)
54人が棚に入れました
花畑を舞台とし、てんとう虫の女の子とクモとの追い掛けっこが物語の軸となっている。樹の上にクモの巣を張り、その前にあるハンモックへ誰かを乗せようと辺りを見回したクモは、歌を歌う女の子を見つけ「ハンモックへ乗って遊ばないか」と誘う。てんとう虫の女の子は「ありがとう」としながらも「陽が落ちて、三日月さまが出たから遊ばない」と断りクモと別れる。諦めきれないクモは糸を巧みに操りながら執拗にてんとう虫を追いかけ続け、危険を察したチューリップは花の中にてんとう虫を引き入れてかくまう。そのことを知ったクモはチューリップを大量の糸でグルグル巻きにして、てんとう虫が外へ出られないようにしたうえでハンモックへ戻り、眠ってしまう。しばらくすると大粒の雨が降り出し、やがて雷鳴と強風の嵐へと変わり、ハンモックは風で飛ばされ、クモの巣も半分が失われた。糸を掴んで飛ばされずに済んでいたクモも巣を修復している最中に飛んできた枝に当たって遠くへ飛ばされ、別の樹へたどり着く。そこでミノムシの子供から蓑を奪い取って嵐が通り過ぎるのを待とうとするクモであったが、身に付けた際に足が蓑の中に隠れて身動きが取れなくなったうえ糸を操ることもできなくなり、遠くへ飛ばされて水の中へ没する。

takumi@ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

終戦前に作られた子ども向けアニメ

すべてひらがなの、かわいらしいイメージのタイトルですが、
終戦前の1943年に公開された16分間のモノクロアニメです。

カンカン帽を被って歌を唄う陽気なクモのおじさんから、
てんとう虫の女の子があの手この手で誘惑され、
危ういところでチューリップに助けられ、身を隠していると
そこに嵐が吹き荒れ・・・・というお話。

食うものと食われるものも、自然の驚異にはなかなか立ち向かえない。
だから助け合うことが大切、というメッセージと同時に、
観ていくと、クモはアメリカを指してることがすぐにわかるので、
てんとう虫は子ども達、チューリップは日本という国そのものを指し、
もしかしてあの嵐は神風??なんてことも考えてしまいましたが、
実際のところはどうなんでしょうね。

それにしても、てんとう虫の顔が東洋的ではあるものの、
日本人というよりなんか・・・違う^^;

そしてクモの末路がなんとも。。。
子どもに夢や希望を与えようとした作品でないことは確かで、
生きていくものすべての現実をやんわりと伝えつつ、
メッセージを込めたということでしょうか。

音楽にも歌にも背景にも、時代を感じさせますが、
戦時中にあって、16分の作品に2万枚の動画枚数をかけた
っていうことがすごいと思います。

投稿 : 2024/03/16
♥ : 16

計測不能 2 1943年度アニメランキング2位
桃太郎の海鷲(アニメ映画)

1943年3月25日
★★★★☆ 3.1 (8)
23人が棚に入れました
 太平洋戦争中に製作された、戦意高揚アニメの一本で、941年12月8日の真珠湾攻撃の戦果をPRした作品。鬼ヶ島攻略のため進軍する航空母艦。その艦長・桃太郎は、部下の犬・猿・キジが搭乗した航空隊を敵地に送り出す。犬たちは魚雷によって、敵陣の奇襲に成功。だが激戦の中で、味方も傷つく。はたして航空隊は、全機無事に空母に帰投できるだろうか? 実写記録映画『闘う護送船団』との二本立てで公開。本作の本編時間は37分で、これまでの国産アニメーションの中では最も長尺の作品だった。演出は、政岡憲三の弟子筋で、日本マンガフィルム研究所の作品などで活躍した瀬尾光世が担当。多数の国策映画の中では、円谷英二の躍進作である東宝の実写劇映画『ハワイ・マレー沖海戦』に次ぐ大ヒットとなった。

計測不能 2 1943年度アニメランキング2位
マレー沖海戦(アニメ映画)

1943年11月26日
★★★★★ 5.0 (1)
10人が棚に入れました
太平洋戦争の初期、日本海軍航空隊がイギリス海軍のプリンス・オブ・ウェールズとレパルスを撃沈したことで有名な「マレー沖海戦」を元にした26分の長編アニメ映画。戦意高揚を目論む海軍省が、『桃太郎の海鷲』と同時期に企画。実制作はアート志向のアニメ作家の草分け大藤信郎が担当した。海軍の爆撃機隊が英国の戦艦を爆撃していく姿が、大藤が得意としていた影絵とセロファン切り絵によって、実写さながらの迫力で描かれている。完成度は高かったものの、当時の大衆人気は『桃太郎の海鷲』の後塵を拝した。

計測不能 2 1943年度アニメランキング2位
ニッポンバンザイ(アニメ映画)

1943年5月27日
★★★★★ 5.0 (1)
9人が棚に入れました
太平洋戦争中、海軍省の発注によって朝日映画社が制作した戦意高揚を意図したPR映画。実写映像にまじって、線画・動画・影絵などのアニメーション映像が効果的に使われている。 映画の大筋は、太平洋戦争(大東亜戦争)の背景として、戦前からの南方での英米オランダの横暴ぶりを描くことからスタート。その結果、日本が採決した開戦の意義を語ると同時に、大量の物量を備えた敵列国に勝利する必要を訴えるものだった。 映画を構成する多種の映像の中には、大国の搾取に苦しんできた南方民族の歴史を語る影絵アニメがあり、その完成度が特に高いとされる。その影絵アニメの制作者は、本邦影絵アニメの名作といわれる『お蝶夫人の幻想』を手がけた荒井和五郎と、その相方の映像作家・飛石伸也のコンビ。

計測不能 2 1943年度アニメランキング2位
お山の坊空陣(アニメ映画)

1943年7月1日
★★★★★ 5.0 (1)
9人が棚に入れました
20世紀初頭からの映画会社で、太平洋戦争中は戦意高揚の文化映画を制作した加治商会の国策アニメ。 ここは多くの動物が平和に暮らす動物村。そこで一同は秋祭りを楽しんでいたが、空にカラスの大群が飛来。その空襲によって、せっかくの秋祭りは妨害されてしまう。翼を持たない動物たちは会議を開き、知恵と勇気で応戦を図る。ふたたび来襲したカラスの群れを前に、動物たちの反撃はなるか? 1943年7月1日に公開された、戦意高揚の短編アニメ映画を中心とするプログラム「マンガ映画決戦大会」の一本。撮影担当の佐藤清美は、同じ加治商会の国策映画『陸の荒鷲』(1938年)などにも参加している。

計測不能 2 1943年度アニメランキング2位
マー坊の落下傘部隊(アニメ映画)

1943年7月1日
★★★★★ 5.0 (1)
9人が棚に入れました
佐藤映画制作所のシリーズキャラクター・マー坊少年を主人公にした、国策映画の一本。 愛国少年マー坊は、護国のため新兵器の開発に余念がない。彼はついにパラシュートで投下させる方式の、新型爆弾を開発した。それはパラシュートで緩やかに落下する親爆弾の中から多数の子爆弾が飛散。敵を殲滅させる強力な兵器だ。マー坊はこの新型爆弾を用いて、みごと敵軍を降伏させる。 1943年に戦意高揚を主眼とした短編アニメ映画、その他の文化映画など6本の組み合わせで上映された「マンガ映画決戦大会」の一本。作中に登場する新型爆弾は、後年に現実のベトナム戦争で使用されたボール爆弾を先取りしたものだった。

計測不能 2 1943年度アニメランキング2位
お猿三吉 戦う潜水艦(アニメ映画)

1943年7月1日
★★★★★ 5.0 (1)
8人が棚に入れました
太平洋戦争中に制作された、日本マンガフィルム研究所のシリーズキャラクター・お猿の三吉を主人公にした戦意高揚アニメ。 ここは海軍の潜水学校。そこでお猿たちは、潜水艦の仕組みや潜水・浮上の原理を学ぶ。そんな彼らにも、ついに実際の戦場に向かう日が来た。潜水艦で戦果を上げたお猿の三吉は、今度は特攻隊に参加。空飛ぶ軍刀に乗っかって、敵陣へと赴くのだった。 お猿の三吉は、かつて日本マンガフィルム研究所の主軸スタッフだった瀬尾光世が創造したキャラクターだが、本作では瀬尾が去った後、同研究所の主力となった片岡芳太郎が三吉をメイン作画および演出で活躍させた。三吉の奇襲の中、壁にかかったルーズベルトの肖像画が合掌して命乞いするナンセンスギャグもある。

計測不能 2 1943年度アニメランキング2位
フクちゃんの増産部隊(アニメ映画)

1943年7月1日
★★★★★ 5.0 (1)
8人が棚に入れました
当時の人気新聞マンガ『フクチャン』(作:横山隆一)の主人公フクちゃんが活躍する、戦意高揚アニメシリーズの第2作で、約11分の短編(モノクロ)。「マンガ映画決戰大會」と銘打たれ、『マー坊の落下傘部隊』『小山の防空陣』などの戦意高揚アニメと同時に公開されていた模様。なお『フクちゃん』シリーズは本作に加え『フクちゃんの奇襲』『フクちゃんの潜水艦』の計3本が制作されている。制作は松竹動画研究所で、本作では“日本のアニメの父"と呼ばれる政岡憲三が撮影を担当している。

計測不能 2 1943年度アニメランキング2位
お猿三吉 奮戦記(アニメ映画)

1943年11月11日
★★★★★ 5.0 (1)
8人が棚に入れました
瀬尾光世が設立したアニメ制作スタジオ、日本マンガフィルム研究所が制作したアニメ映画。上映時間は約9分。同社の人気シリーズ「お猿三吉」シリーズの1本であり、現在確認されている日本マンガフィルム研究所の最後の作品でもある。監督と作画を担当したのは、マンガ家兼、アニメーターであった片岡芳太郎。片岡は、本作ほかの「お猿三吉」シリーズ4作品の監督・作画を1人で担当している。なお片岡は、同社の解散後は、カラーアニメの制作に関わりつつ、貸本マンガ家としても活動したとされる。
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