1963年冬(1月~3月)に放送されたおすすめアニメ一覧 1

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62.7 1 1963年冬(1月~3月)アニメランキング1位
鉄腕アトム 第1作(TVアニメ動画)

1963年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (34)
121人が棚に入れました
2003年4月7日、科学省長官・天馬博士は交通事故で死んだひとり息子・飛雄にそっくりのロボットを、科学省の総力を結集して作りあげた。天馬博士はそのロボットを息子のように愛したが、やがて成長しないことに腹を立てそのロボットをロボットサーカスに売り飛ばしてしまう。サーカスでアトムと名づけられたロボットは、新しく科学省長官になったお茶の水博士にひきとられ、その10万馬力のパワーと持ち前の勇気で敢然と悪に立ち向かっていく。

声優・キャラクター
清水マリ、田上和枝、勝田久、水垣洋子、武藤礼子、芳川和子、小宮山清、矢島正明、和田文雄、横森久、兼本新吾、坂本新平

お茶 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

にわかのぼやき

そもそもアニメって今でこそ日本のイメージですが、海外から輸入された経緯があって、日本では1917年も前から存在するらしいんです(wiki掲載)日の目をみたのが自分の中では手塚治虫からと勝手に解釈しているのですが、1963年にようやく支持を得た本作鉄腕アトム。このアトムから派生するパターンが今のアニメの中でも脈打っている気がするってなレビューっす。

パターン①長編アニメと漫画
手塚治虫が漫画家であるのは有名な話ですが、この原作があってアニメ化するというのも、この虫プロ手塚治虫から(長編アニメにおいて)

パターン②主人公
アトムは正義の味方のわりに、不幸な生い立ちをしている。天馬博士の亡くなった息子の代用品として造られ、またロボットであることで背丈が伸びないなどと言った悲劇的要素を持ち、偶然お茶の水博士によりロケットやマシンガンを付けてもらい正義のヒーローとして生まれ変わる。だがロボット法の為人間には歯向かえない。さらに力があることから化物扱いされる。この「悲劇のヒーロー像」こそ、すなわち感情移入要素が当時人気になったのではないでしょうか。

パターン③作画
手塚治虫が採用しているアニメ方法として、省エネ作画があるのですが、少ない枚数でいかに魅せることが出来るかという実験的な手法です。それがいいのか悪いのかは今でも語られているのですが、この少ない作画がいかにヘンテコな動きにしても、アトムの心は、時に人間以上に人間らしい心を持つという、純な幻想を抱かせることによって、その動き自体も視聴者に了承させる仕組みを取っていたと感じられる。人間ではない偶像のキャラクターが、人間らしい心を持つという勧善が出来上がり、いわゆる二次キャラに共感を寄せる構図も考えられる。

パターン④アニメ1話の放送時間約30分

こう書くと今でこそ当たり前のように感じるからこそ、今でも本作の要素がアニメーションに脈打っていると思われます。
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ただその功績の一方で彼が生み出したものに対する批判も多くあるのですが、これは都市伝説みたいな部分もあります。上のパターンもこうでなきゃみたいなものになってしまった感があるような気もします。また本作のヒットでアニメが低年齢層向けと認知されたのも事実なようです。

パヤオ氏なんかはかなり大袈裟に批判している節もあるのですが、唯一2人の共通項として「人間と自然環境の関わり」「戦争と戦争起こす人間構図」などが伺える気がします。

まだまだあると思いますがw

投稿 : 2021/03/06
♥ : 30

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

今の基準で評価するのはむり

資料的にはおもしろいが。
まあ、今、みなおしてみて、素直におもしろいと思えるかどうかと言われるときわめて厳しい。
「リミテッドアニメって要するにこれか」みたいなことを理解するだとか、「日本のアニメの歴史をかえたのがこれなのか…!」みたいなことを理解する、という意味でみるぶんには非常に面白いだろうとは思う。しかし、そこが限界でそれ以上ことは期待しても難しかろう…。

■単に楽しみたいなら漫画読んだほうがよいと思われ。

 シナリオそのものは、わたしなんぞが言うまでもなく面白い。単にヒットしましたよ、というだけでなく、手塚漫画のなかでも、特に、前期手塚の他の作品と比べても実際、おもしろい。
 ただ個人的には、『アトム大使』(1951)のさらに翌年に書かれた『ロック冒険記』(1952)のほうが、前期手塚の戦争モノ、としては大好きなんだけれども、『ロック冒険記』が救いのない話であるのに対して、アトムはヒーローものとしての側面をもっている。この、ヒーローものだ、ということは手塚がメジャーになる上で重要な役割をもっていたんだろうな、と今になると思う。
 『ロック冒険記』だとか、『来るべき世界』だとかを描いていた頃の手塚は、恐ろしいことに20代前半という若さなのだけれども、この頃は救いのない話をたくさん描いていた。わたしは、あんまり安易な社会反映論みたいなことを言うのはキライなんだけれども、夏目房之介も書いていたように※1、やっぱりあの頃の救いのない話の連発っぷりは、手塚の戦争体験がまだ生々しかった頃だからこそ、というのはあるんだろうな、とは思わないでもない。

 まあ、なんか話がそれたけど、アトムを楽しむ、という点でいえば、アニメを見ると、けっこうかったるいので、漫画を読んだほうがいいかと思いますよ、という話をしたかったのだった。
 しかも、単に前期手塚の業績を知るという意味では、アトム※2を読むよりも、今の人が読むなら、もっと同時期の他の手塚作品のほうがなにげにおすすめですよ、という話でした。繰り返すけど、特に『ロック冒険記』が一押し。漫画喫茶とか行くと読めると思われ。

 中期手塚、後期手塚となると、またぜんぜん別の世界があるけれども…。


※1 『マンガと「戦争」』1997、講談社現代新書
※2 『鉄腕アトム』は1952年~1981年連載で、前期手塚…というか、前期から後期までかかってるんだけどね。

投稿 : 2021/03/06
♥ : 6

まさとん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

日本テレビアニメの資料として

誰もが知っている手塚治虫先生原作の日本の事実上初めてといっていい
連続TVアニメ作品です。
さすがに本放送は見ていませんが、記念碑的作品ということで結構あちこちで
配信をしていますので、それで全タイトルを視聴することが可能です。

アニメ化の経緯は日本アニメ史を扱ったサイトや書籍で山ほど触れられて
いるのでここでは述べませんが、プロデュース的なことから制作現場に
かけて大変な苦労があったことも良く知られています。

まだ高度成長時期だった頃、日本人(特に子ども)の未来にかける
夢を具現化した作品の代表でしょう。とはいえ、未来においても人間の
業から来る様々な犯罪や問題も解決できておらず、結局はアトムの
活躍次第のようになっているあたりが、手塚先生のシニカルな視線なの
かもしれないなあ、などと思って見たり。

作画・映像的にはフルアニメでは製作費も手間も追いつかず、リミテッド
アニメにせざるを得なかったこともあり、今見ると資料的なもの以上には
なりません。大々的に当時の技術を投入したので、その後60年代に制作
された似た傾向の少年少女向けアクションアニメよりは良くできていま
すが21世紀の今のと比べるといろいろアラが目立ちます。
特に演出は全くの手探りだったようで、セリフの表現の仕方やカット割り
などは「古いなあ」と思う点が多々あります。
またアトムが活躍する事件も、いかにも60年代的で、また終戦からそれほど
時間が経過していない時代ですので、どこか暗い感じのやりきれない
エピソードも出てきたりしていました。戦争そのものへの反対という
おそらくこれは戦中世代だった手塚先生の思想を直接的に反映した
ような話もあったと記憶しています。

最終回は太陽の異常膨張に伴ってアトムが制御ミサイルを撃ち込む
為に出動しますが、軌道を外れたミサイルを直す為に自らが操縦して
そのまま太陽に突入する、というよく知られたラストです。
この手の「地球を救う為に自らを犠牲にする」というパターンは
この後もいくつか見られます。


ご存じのとおり、鉄腕アトムは大ヒットし、その後も何回もテレビや
映画用に制作されることになり、手塚先生の一種のアイコンみたいな
扱いになっていきます。

投稿 : 2021/03/06
♥ : 3
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