1988年度に放送されたおすすめアニメ一覧 146

あにこれの全ユーザーが1988年度に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月26日の時点で一番の1988年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

64.8 25 1988年度アニメランキング25位
名門!第三野球部(TVアニメ動画)

1988年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (10)
60人が棚に入れました
『週刊少年マガジン』に連載された、むつ利之による本格派高校野球漫画をアニメ化。アニメの制作は『ハイスクール!奇面組』、『涼風』のスタジオコメットが行っている。いつもいじめられてばかりの高校生・檜あすなろ。彼が通う私立桜高校は名門中の名門で、あすなろの所属する野球部も一流なのだが、彼を含む面々は野球部の3軍……落ちこぼれ同然であった。1軍選手や監督の鬼頭からバカにされるあすなろたち。だがある時、あすなろたち3軍は1軍との勝負を希望、自分たちが落ちこぼれのクズじゃないことを証明しようとする。はたして必死の特訓の努力は実り、ついに3軍は1軍に勝利をおさめるが。

64.3 27 1988年度アニメランキング27位
美味しんぼ(TVアニメ動画)

1988年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (115)
479人が棚に入れました
東西新聞文化部の山岡士郎と栗田ゆう子は、同社創立100周年記念事業の「究極のメニュー」作りに取り組むことになった。しかし、帝都新聞が「至高のメニュー」という企画を、美食倶楽部を主宰する海原雄山の力を借りて立ち上げた。実は山岡士郎は海原雄山の息子で、士郎は雄山に勘当されていた。それから「究極」対「至高」の親子料理対決が幾度か繰り返された。

声優・キャラクター
井上和彦、荘真由美、大塚周夫、阪脩、加藤精三、嶋俊介、加藤治、富田耕生、若本規夫、渡部猛、佐久間レイ、水原リン、福留功男、島津冴子
ネタバレ

kakizaki さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

外国人に見てほしい、でも日本人にはもっと見てほしい

日本の食文化・外国の食文化についてとても楽しく学べるアニメです。

バブル期の放送もあり、とても明るいアニメで、今山岡みたいなグータラ社員がいたらすぐリストラされてしまうのだろうなぁと考えると、終身雇用制度が崩れていなく、まだ人情というものがある世界です。



そんな人情味があるところがアニメでもよくあり、今のような金持ち=金の亡者というイメージでなく、金持ちに気品がある、

{netabare} このアニメは、料理アニメなのだが、よく相手の結婚を取り持つ話が多く、恋愛や結婚という恋や愛の部分を料理でどうにかしてやろうという部分もある。 {/netabare}

このアニメを見て、今の日本を見てしまうとがっかりしてしまって未来に絶望してしまったりするが、日本の海鮮料理から文化そして、そんな文化を伝えてくれたアニメはホントにすばらしい文化をもった国だと改めて思わせてくれた。


ちなみに、このアニメは、未完で終わっている(スペシャルが何回かあるか)

これについてもバブルの反動で、飽きられたなどいろいろ説がある。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

ぶっかけ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

時代が、そうさせたんだろうなぁ

後にも先にも並ぶものはあるまいて
無理だよね、コレ今やってもウケないと思うしw
大体、全136話+スペシャル数話なんてスケールデカ過ぎだしね
内容はご存知の通り。 食いモンに能書き垂れまくってちょっと感心すると、今ならDQNとか言われそうな大人が出て来て揉める → 山岡ちゃん激怒 → 心配する栗田 → 料理でねじ伏せ → 大団円w
毎回これだけど見れちゃうんだよねぇ
雄山かっけぇしww大好き
今となっては、間違いも沢山あるけど、色々教えてくれた
もう理屈抜きで、ノスタルジックな気持ちにさせてくれる
究極だか至高の作品

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

見ているだけで腹が減る。

時はバブル全盛期。グルメブームとともに現れたのがこの漫画、美味しんぼである。数多くのグルメ漫画が存在する中で一番料理としてしっかりしていて一般人ではなかなか食べれない「究極」やら「至高」の料理が出てくる。

駅前のサラリーマンが安いラーメンや立ち食いそばを食べながら読むのだが、内容はバブル期の乱痴気騒ぎ感が強く、絢爛豪華で昨今の日本の経済状況を考えると贅沢三昧な事を吐き捨てる。

海原雄山と山岡士郎の関係はまさしく昭和の「巨人の星」なのだが、アニメは昭和のど根性ぶりが嘘のようにトレンディでバブリーな内容になっている。

現在の会社組織で会社のお金を使って取材だと言って世界中を飛び回ったり、高級食材を買いあさったりしたら大問題に発展しかねないが、時代である。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 19

64.2 28 1988年度アニメランキング28位
キテレツ大百科(TVアニメ動画)

1988年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (121)
699人が棚に入れました
木手英一(キテレツ)は先祖キテレツ斎の残した「奇天烈大百科」を元に、武士の魂を持っているつもりのからくりロボット「コロ助」を始めとした発明品を次々に作り出す。ガールフレンドのみよちゃん、ガキ大将のブタゴリラ、トンガリらと共にキテレツの発明品が作り出す夢と冒険でいっぱいのストーリー。

声優・キャラクター
藤田淑子、小山茉美、杉山佳寿子、荘真由美、大竹宏、三ツ矢雄二、島本須美、屋良有作
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

揚げれ~ば、コロッケだ~よ♪ 忍者ハットリ~(笑)

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
藤子・F・不二雄先生原作のアニメ。私が小学生の時に放送してたけど、多分、リアルタイムかな。

ドラえもんも勿論おもしろいのですが、キテレツもちゃんと面白いっすよ♪

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
(レビュタイ)というのは、「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」で、マサルさんが歌っていた替え歌ですw 本当は、「キャベツはどうした?」ですよね。

ご存知、「キテレツ大百科」のOP「お料理行進曲」です。アニソンとしては異色の「行進曲」ですか、なぜか耳に残っているから、不思議。

でも、私はなぜか、中期?のOP「すいみん不足」の方が好きだったりします。下手うまな感じで、なんともいえない味があります。なにより、歌詞とリズムがクセになります。

「あ~空はこんなに青いのに 風はこんなにあたたかいのに 太陽はとってもあかるいのに どうして こんなにねむいの すいみんすいみんすいみんすいみんすいみん不足♪」

……なんて平和な歌詞なんだろう! 晴れた日の日曜の午後、休日のサービス出勤、だれもいない会社で妙な(やけくそな)テンションになると、今でも口ずさんでしまいますw すると、なぜか「がんばろう!」という気持ちになりますw (知らない方は、是非聴いてみて下さい♪)

EDは様々な歌手にカバーされている超名曲「はじめてのチュウ」だし、ホントに良い曲ばかり!(ちなみに、Hi-STANDARDのカバーが一番好きですね♪)

ああ、そうそう、「お料理行進曲」ですが、皆さん、二番の歌詞を知っていますか? 二番ではなんと、ナポリタンを作り始めますよ(ホント)

あれ? 三番も聴こえてくるぞ?(ウソ)

「アニメ~の、内容がな~い♪ レビューはどうした?」(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 34

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ドラえもんのステレオタイプを洗練

まあ、おおざっぱにいえば、ドラえもんと似たようなもんだと思って見ていたのだけれども、いくつかの点でドラえもんよりも、アグレッシヴというか、ステレオタイプを洗練させた作品だな、と思う。

1.まず今にして思うとブタゴリラって、すごいニックネームだよね。明らかに差別語だし。これ、ガキ大将キャラに付けられてるニックネームじゃなかったら、完全にいじめ…。ブタゴリラってけっこうメンタルタフネスがすごい子供だという設定すぐるよなあw

2.あと、コロ助は、露骨にカワイイ系キャラのポジションをとりにいっているあたり、ここらへんはドラえもんにはないよね。ドラえもんふてぶてしいからな。物語におけるキャラクターの機能としては「ヘタレ」の機能は、のび太からコロ助にうけつがれているわけだけれども、「ずうずうしいヘタレ」から、「かわいいヘタレ」になる、というこの転換はけっこう大きい。
 「ヘタレ」というか、弱者は、かわいいほうが世間的には受け入れられやすいわけで、のび太みたいなヘタレとかってぶっちゃけ、うざがられるだけなんだよね。ヘタレなわりに自尊心だけはいっちょ前で、嫉妬心やら、なんやらにまみれた人なわけだから。
 でも、現実のヘタレは、「かわいい系ヘタレ」だけでなくて、のび太的なヘタレの人も多いわけで、本当はのび太的なヘタレを描いているということのほうが現実的には決して小さくない意味があると思うのだけれども、キテレツ大百科では、ヘタレが「かわいいもの」になってしまっている。
 エンタテインメントとしては、これでいいと思うのだけれども、ヘタレの処方箋というか、ヘタレに対して世間が許容可能なポジションとして「かわいい」とか「天然」とかそういうキャラを用意するというのは、わたしはあんまりいいことだとも思わない。…なので、なかなか「コロ助」の存在って評価が難しいよなぁ、などと思う。

3.そして、キテレツ。理系メガネオタク、のある種のステレオタイプをがっちりとこれも描いているわけだ。「のび太みたいなヘタレよりも、キテレツのほうがよっぽどいい」という声もよく聞かれるし、それはそれで確かにそうだなあ、とは思うけど。


この見方はちょっと一面的で、
確かに、

【メガネのもやしっ子】のび太 → キテレツ
【丸くてかわいいアンドロイド】ドラえもん → コロ助

 という構図だけでいうと、キテレツはのび太のパワーアップバージョンだが、
 一方で

【ヘタレ】のび太 → コロ助
【解決能力】ドラえもん → キテレツ

 という構図も同時に存在している。

 その結果、「もやしっ子」と、「ヘタレ」という二つのマイナス要素と、「かわいい」と「解決能力」という二つのプラス要素は下記のように配分されてる

・のび太=ヘタレのもやしっ子(ダブルマイナス)
・コロ助=ヘタレだがかわいい
・キテレツ=解決能力に富んだメガネ
・ドラえもん=愛嬌があって、解決能力もある(ダブルプラス)

 という形式。※1
 結果「救いがたい少年」としての二重に見苦しい「のび太」というキャラクターは消失してしまっている。


 結局、のび太って、こういうものによって否定されるだけの存在だったのだろうか…とかなんかしみじみとしてしまう。
 世間では、『「のび太」という生きかた―頑張らない。無理しない。』とかいう、釣りみたいな本がでてるけど、まあ、ネタにマジレスすると、のび太は見習うべきものなんじゃなくて、やっぱあれは、「ダメな人」の典型だと思うのだよね。
 なにやらせてもヘタレだし、かわいくもないし、依存心は強いし…、はっきり言ってあのまま育ったらロクな大人にならんだろうなぁ…と思われるあの存在…。でも、ああいうダメな人ってやっぱり世の中に一定数いるし、自分のなかにだって、ああいうのび太のようなダメなところがないわけでもない。
 のび太、はやっぱり「ダメなやつ」だと思うのだけれども、「ダメなやつ」や、「自分のだめな部分」みたいなものは、確実に存在するので、あれはやっぱり単に否定するわけにもいかない存在だろうとも思う。そこらへん、うだうだと書きだすと、たぶん、また長くなるから、書かないけど、のび太のような人間が、国民的なアニメのなかに登場するってことは、結構、おおきなことだと思ってたのだけれども、単にキテレツ大百科のなかで、のび太的なものが別のステレオタイプによって、緩和されてしまっているというのは、なんか悲しいよな…とか、ちょっと思う。

 あと、まあ「のび太」のごく単純な存在価値として、ヘタレ自意識のある読者/視聴者から共感を買う、という機能がある。そこのところは、キテレツだとなくなってしまってる、というのもある。


※1:ドラえもんが「かわいい」か、どうかは判断が分かれところだとは思うけど…。あのふてぶてしいロボット…。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 9

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

☆コロ助ナリ~

「~ナリ」の話し方が面白いコロ助という
ロボットが可愛いです♪

ドラえもんから色をはがして髷と刀を付けただけ
みたいですけど愛嬌があっていいですね♪

キテレツ君をはじめメインキャラクターはドラえもん
を踏襲している感じですけど。楽しいです。


原作/藤子・F・不二雄

アニメーション制作/スタジオぎゃろっぷ

放送期間
フジテレビ日曜19:00枠1988.3-1996.6 全331話

*先駆けで1987.11.2スペシャル番組が放送(90分)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

64.0 29 1988年度アニメランキング29位
F-エフ(TVアニメ動画)

1988年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (24)
112人が棚に入れました
『F』(エフ)は六田登による漫画作品(1986年-1992年までビッグコミックスピリッツで連載)、またそれを原作にしたTVアニメ。2002年には続編の『F REGENERATION 瑠璃』が登場している。
【ストーリー】主人公は群馬県赤城村(現渋川市)出身の赤木軍馬であり、親友のタモツとともにF1ドライバーを目指して上京した。
その後、FJ1600、F3、国際F3000を経て、軍馬はF1へたどり着くこととなるが、父や兄との対立、後に軍馬と結婚することになる純子との関係、赤木家のお手伝いとして雇われていたユキとの別れ、その傷心を癒すためにたどり着いたロンドンでのサコやピーボーとの出会いと別れ、ほかにも軍馬の父総一郎が主役の第二次世界大戦後のエピソードなどといった様々な人間ドラマが描かれている。

銀くじら船ブリキ丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

目指せF1! 上京サクセスストーリー

主人公・赤木軍馬は、型破りで破天荒な男です。
彼は実家では問題児扱い、初対面の人にもケンカを売るなど、激しい気性でトラブルが絶えません。
でも親友や知人女性に認められ、サーキットのレーサーを志します。

田舎ではトラクターを駆ける、井の中の蛙に過ぎません。
でも上京し、都会という大海でもがいて行きます。
金策や人集めで苦労しつつ、ライバルが多数居る中で、レースを勝利していきます。

軍馬を囲む脇役達、赤木家の親族達も、味方も居れば
敵も居て、対立したり一緒に行動したりしますが、
とても個性的で存在感がありました。

アニメは原作の聖編(FJ1600からF3)までで終了してます。
原作と比べて成人向きな内容(エロとか)はソフトです。

熱いキャラの魅力や、激しいレースが楽しめる作品です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

制約の多いアニメ化

群馬育ちの若者、赤木軍馬がF1レーサーを目指すおはなし。
原作漫画はとっても面白いんですよ。
車とかレースとか全然知らなくても全然オッケーで面白いです。

そのほんの序の口部分をアニメ化した作品で、軍馬の前に最初に立ちはだかるライバル聖との戦いを描いています。
当時はTVアニメと言えば子供の観る物だったので、かなり内容をいじらざるを得ませんでした。
もし原作最後までアニメ化していたら後々不都合を生じる様な改変も含まれます。
それでも小森荘での冬のシーンやOP/EDなどは良く雰囲気を表しています。
「エリア88」もそうでしたが壮大な物語を全編アニメ化するのはなかなか困難なようですね。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

63.9 30 1988年度アニメランキング30位
プロジェクトA子3 シンデレラ・ラプソディ(OVA)

1988年6月21日
★★★★☆ 3.6 (14)
45人が棚に入れました
 美少女+メカ+アクションという3大要素を当時のアニメシーンで定着させた金字塔的作品「プロジェクトA子」シリーズの第3弾。 春休みを控えた女子高生・魔神英子(A子)は今度こそ彼氏を見つけると息巻く一方、彼女のライバル大徳寺美子(B子)はA子と仲良しの寿詞子(C子)との旅行をアレコレと思案中。そんなA子は憧れのドレスを買うため、ハンバーガーショップでアルバイトをはじめるが、彼女が数日前に彼のバイクごと突き飛ばしてしまったカッコイイ男子のK君と店内で再会。運命の出会いに心ドキドキのA子だが、どうやらB子も彼が気になって仕方がない。実は、K君の意中にはガラスの靴の形をしたイヤリングの持ち主がいるのだが……。 本作の見どころは、A子たち登場人物の多くが何着もの普段着やドレスを披露する点。通常のアニメではなかなか見られない試みだが、これは本作の脚本家・川崎智子の意向で実現したもの。川崎はシリーズ初の女性脚本家ということもあり、今までとは少し違ったロマンス要素が盛り込まれている。

声優・キャラクター
伊藤美紀、篠原恵美、富沢美智恵、玄田哲章、林原めぐみ

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

オタクによるオタクのためのオタクの萌えアニメ 始まったな(笑)

1988年のOVA プロジェクトA子シリーズ第3弾

監督 森山ゆうじ 脚本 川崎智子 制作 スタジオファンタジア

まあ、なんといってもスタジオファンタジアの初元請作品としての価値でしょう。
制作プロデューサーが飯塚智久さんですし、ついに始動という感じです。
なぜか西島さんは参加してませんが・・・

同年、ファンタジアはガイナックスと共同でOVA「トップをねらえ」を制作しています。

相変わらずA子はワンダーウーマンですが、暴力シーンは抑えて、
少女的な恋愛や夢を描いた作品になり、パワーと言うより萌えの原点というような作風です。
女子高生たちが深いスリットの入ったスリムなドレスでビリヤード勝負、
と言うところが見せ場と言うことで柔らかい雰囲気の作品になっています。

アダルトアニメシリーズの「くりいむレモン」のイメージガールとして、
オタ界のアイドルであった「レモンエンジェル」が登場、
声も本人がやってます。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 13

63.7 31 1988年度アニメランキング31位
ドラゴンボール 摩訶不思議大冒険(アニメ映画)

1988年7月9日
★★★★☆ 3.5 (43)
274人が棚に入れました
ミーファン国皇帝(餃子)の花嫁ランランが行方不明となり、ミーファン国大臣(鶴仙人)はランラン捜索のためにドラゴンボールを集めようと画策する。各地へ兵を派兵したミーファン国は、ドラゴンボールの捜索の為に現地の住人まで駆り出し強制労働や虐殺などを繰り返していた。一方で、この時期行われるミーファン国で開かれる武道大会で優勝すると褒章が貰えると言う。ウパとボラは国の非道を正す為、亀仙人の弟子となった孫悟空とクリリンは腕試しの為に武道大会へと赴くのであった。

nk225 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

1997年放送のアニメ『ドクタースランプ』では、孫悟空が登場した回に本作の映像が使われている。

悟空とクリリンはミーファン帝国で開かれる大武道大会に参加することになった。ミーファン帝国の大臣、鶴仙人は神龍の力を借リて、弟の桃白白、弟子の天津飯とともに世界征服することを企んでいる。悟空たちはドラゴンボールを持つ故郷思いのボラとウパの親子と出会うが、ボラは桃白白に殺されてしまう。怒った悟空が桃白白に飛びかかるが、空の彼方へ飛ぼされてしまう。カリン様の教えを受け再び試合場に向かう途中、アラレちゃんたちにからかわれている桃白白を発見!アラレちゃんとガッちゃんズの協力を得て悟空は再び桃白白に挑む!

1988年7月9日に公開された『ドラゴンボール』の劇場版第3作目で、『ドラゴンボール』と『Dr.スランプ アラレちゃん』とのクロスオーバー作品。

形式は原作の内容を再構成させて練り直した、いわばオリジナルの総集編であり、『ドラゴンボール大全集』にも「天津飯と餃子の身分設定、ミーファン帝国の存在、大武術大会の開催など、TV版との相違点がもっとも顕著。TV版とは全く別の世界でのドラマ」と書かれている。1作目の『ドラゴンボール 神龍の伝説』と似た構成だが、登場人物が原作の人物に固定され、性格はそのままに設定を大幅に改変させているのが最大の特徴。そのため映画オリジナルのキャラクターは登場しない。しかし、本作では『ドラゴンボール』の前番組のテレビアニメ『Dr.スランプ アラレちゃん』のレギュラーキャラクターが登場している。

初期のタイトル案は『魔訶不思議アドベンチャー』、初期プロットには『魔訶不思議アドベンチャー(仮)』とある。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

63.2 32 1988年度アニメランキング32位
ひみつのアッコちゃん[1988年](TVアニメ動画)

1988年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (19)
152人が棚に入れました
アッコちゃんは、ニュースキャスターの父と絵本作家の母をもつ小学校5年生の明るくて元気な女の子。幼い頃パパからプレゼントされた手鏡をとても大事にしているオシャレな女の子です。ところがある日、この大事な手鏡をおっちょこちょいのママがうっかり割ってしまいます。アッコちゃんはガッカリ・・・・・きれいな満月の夜、壊れてしまった鏡を庭に埋め、泣きながら眠りに就いたアッコちゃんは優しい声に呼ばれて目を覚ましました。「初めましてアッコちゃん。私は鏡の国の女王です。いつも鏡を可愛がってくれてありがとう。壊れてしまった鏡の変わりにこのコンパクトをあげましょう」鏡の国に連れて来られたアッコちゃんは、女王から不思議なコンパクトをもらいます。「テクマクマヤコン、テクマヤコン、お姫様になあれ」アッコちゃんがコンパクトを開け、鏡に向かって呪文を唱えると、どうでしょう!!アッコちゃんはたちまち素敵なドレスを着たお姫様に変身してしまったのです。

声優・キャラクター
堀江美都子、杉山佳寿子、塩屋翼、つかせのりこ、上村典子、山本圭子、中原茂、銀河万丈、太田淑子、渡辺菜生子、佐藤正治、色川京子、増山江威子

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

☆魔法のコンパクト

アッコちゃんシリーズ第2作☆

魔法少女の変身アニメのルーツといえる作品。

女の子の変身願望を満たしてくれる楽しいアニメです♪


原作/赤塚不二夫

制作/フジテレビ、読売広告社、東映アニメーション


放送期間
1988.10.9-1989.12.24全61話
フジテレビ日曜18:00-18:30枠

追記欄_
平成と昭和の間にあたる2作目でパパがニュースキャスターに
変更点されている。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

63.2 32 1988年度アニメランキング32位
バイオレンスジャック/地獄街編(OVA)

1988年1月1日
★★★★☆ 3.4 (10)
48人が棚に入れました
漫画家・永井豪の代表作でもある『バイオレンスジャック』。本OVAは、原作漫画版の新章というべき80~90年代の「漫画ゴラク」連載版の一編を元にしており、同じ永井豪の『ゴッドマジンガー』のネタが観られる。成人指定の作品ゆえ、暴力描写も激しい。 関東を瞬時に荒廃させた大地震。地獄のような無法状態と化す中で人々は必死に生きていた。新宿の地下街で生き延びていた人々はA~Cの3グループに分派。A地区は男性、B地区が無法者、そしてC地区が女性を中心にしていた。ある時、A地区でガレキの中から謎の大男ジャックが出現。B地区のボス・マッドザウルスはジャックに興味を抱き、三地区合同のフリーマーケットを開催して人々を集める。そこでジャックに対しC地区の代表アイラは、A地区の男がかつて女性たちを蹂躙した事実を告げ、自分たちの味方になるよう懇願。だがB地区がA地区とC地区にキバを剥き……。 本作の実制作はStudio88が担当したが、作画協力として『聖戦士ダンバイン』などのビーボォーも名を連ねている。
ネタバレ

Dkn さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

理性を無くした動物の群れ

はーい! すごく汚い言葉をいっぱい使うから
良い子もお兄ちゃんもお姉ちゃんも帰った帰った~!

↓【マジでエログロ耐性ない人は見ないでね☆】
{netabare}
基本はレイプと殺戮です。

レイプ→殺す→レイプ→殺す→レイプレイプレイプ
って感じにストーリーが構成されてますw

パッケージにもでてますが、ゴッドマジンガーのアイラ・ムーのそっくりさん
アイラ武藤がメインヒロイン的な扱い。

北斗の拳の世紀末ってなんだっけ?ってくらい、人としての倫理観なんてお母ちゃんの股に置いてきたわ糞が
・・と、食らって殺してSEXします。なんだろ・・ショッキングとかじゃなく、(ノ∀`)アチャーって感じ。
レイプシーンに至ってはエロさというより悲惨さが勝ってしまい、もうちょっと艶っぽく
細かに描いても良かったかなー?とは思ってますけど、趣旨と違うのでいいでしょうw

OVAとしては4作出ていますが、ジャックの声優は違います。
石塚運昇さんは2作声を当ててらっしゃいますね。この地獄街編では小林清志さんが声を当てています。
原作からジャックは人格変わったり方向性が変わったりするのですが、そこは原作見ていただくしか無い。

荒れた街に住む人々は、一欠片のハムで殺し合いをします。ゴキブリの足を毟って喰ったりで大変。
カニバリってるシーンでは、亡き恋人(腰にペニスバンド付けてる女)を食らって人外になるマッドザウルス。

このマッドザウルスと(cv青野武)ジャック(cv小林清志)の対決が燃えました。
『貴様のような地獄のケダモノの 住むべき世界ではない!!』
モノトーンで背景動画ヌルヌルの、爪とナイフの刹那の切り結び。
まるで永井豪の絵がそのまま動いてる様な臨場感に大興奮。
その後は赤と黒の2色だけで作画がされ、人外をとっくに超えてる2人は、
ついには赤の主線だけで表現される。その死闘具合が伺えます。

戦闘後の余韻や、地上に出ることが出来た人々が見た、
壊滅し廃墟と化した東京の描写も結構心に残るものでした。
{/netabare}

オススメなんか一切しませんが、永井豪の世界観を、板野一郎はじめ素晴らしいクオリティーであげてくれた
この『バイオレンスジャック 地獄街編』は、80年代OVA作品の中でも印象に残ってる気がします。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 11

63.1 34 1988年度アニメランキング34位
それいけ!アンパンマン(TVアニメ動画)

1988年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (82)
370人が棚に入れました
パン作りの名人、ジャムおじさんが作った最高傑作。それが、アンパンマン。正義の為には、どんな困難も乗り越えて大活躍するかわいいスーパーヒーロー!でも、そんなアンパンマンの事が大嫌いな悪い奴がいる。そいつの名前は、バイキンマン。汚れたものが大好きでバイキンたちの親玉的存在。いつも強気で迫っていくが、大好きなドキンちゃんにだけは頭が上がらない・・・。そんなアンパンマンとバイキンマンのやりとりを、たくさんの愉快な仲間たちと共に展開していくお話。

声優・キャラクター
戸田恵子、中尾隆聖、増岡弘、坂本千夏、佐久間レイ、山寺宏一

時崎 狂三 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

内容は薄いが、作品の設定は奥が深い【超長文注意】

幼児向けアニメなので内容は薄いです^^;

年の離れたご兄弟やお子さんが居る方が暇つぶしに観る程度でしょうか。

オチとして基本はアンパンマンが一度やられ
新しい顔で復活して元気100倍になり
アンパンチでバイキンマンをやっつけるという
お決まりのパターンで終わります( ̄。 ̄;)

たまにバイキンマンに顔の取り替えを阻止されたりしますが
その場合お助けキャラが必ず出てきて新しい顔をパスしてくれます。


バイキンマンが邪魔してアンパンが焼けないときが極稀にあり
そのときは他の食べ物で代用します。

私が見たのは攻撃力がまるでない大福マンとクロワッサンマン?
(名前忘れましたがクロワッサン星へ行く回でありました)と
濡れても大丈夫なコーヒーパンマンです。


あとバイキンマンと和解してそのまま
バイキン城に帰っていくオチもたまにあります。


オチはお決まりなので観ててもあまり楽しくないですが
ふと突っ込みたくなる場面がありました(`Д´)


アンパンマン正義の味方なのに不意打ちしすぎ(笑)
助け呼ばれてるから仕方ないと思うけど
いきなり登場して
「やめるんだバイキンマーン」
登場と同時に勢い付けた不意打ちの飛び蹴りw
当然避けれるわけもなく
バイキンマンは吹っ飛びますw

たまにだったらアンパンマンも疲れてるので許してあげたいですが
5話に1回くらいのペースでやってます。
これはやり過ぎじゃないかと思いましたw

ちっちゃい子真似するんじゃないかな(>_<)
こういうシュールな発見をして楽しんでました(笑)


アンパンマン公式サイトのQ&Aも突っ込みどころ満載です。
全部書くのは大変なのでイチオシの質問を幾つか載せます。
興味を持ったら見に行ってみてくださいw


Q.アンパンマンの汚れた顔は交換したときどこへいくの?

A.新しい顔に交換したときに前の顔は消えてなくなるんです。
(笑)怖いよ(T.T)



Q.ジャムおじさんとバタコさんの関係は?

A.無関係なんです。とは言っても、一緒に暮らしていますので非常に家族に近い関係でしょうか。
親子や肉親ではありません。
(えっw公式がこの回答ってwはぐらかしてるところが怪しいw
しかも無関係なのか家族に近い関係なのかどっちなんだw)


Q.カレーパンマンのカレーって、
甘口?中辛?辛口?

A.カバオくんやちびぞうくん、まちのみんなが食べて
「おいしい」っていうぐらいの辛さです。
これってどれくらいでしょうか?
(キターーwまさかの質問返し
「俺のカレーはピリッと辛いぜ」が
決め台詞なのに辛口じゃないんかいw
しかもカレーパンマン甘いのが大の苦手なのに
キャラ的にせめて甘口は除外して?)

公式適当すぎるでしょw
まだまだいっぱいありますがQ&Aはこれくらいで。



アンパンマンは物語は基本面白くないですが
キャラ毎のテーマソングは幼稚な割に聞いていると頭に残るような
良い感じのテンポが多いです。

お勧めは、
タンポポちゃん、しらたまさん、SLマン、
カレーパンマン、しょくぱんマンですかね。



最近新しい話を見たら
バイキンマンの師匠にあたる?バイキン仙人や
ドキンちゃんの妹のコキンちゃんとかいうのが居ました(゚Д゚;)
どんどん新しいキャラ出てますね。
(アニメ作品の最多キャラクター数でギネスにも載ってるみたい)

コキンちゃんは嘘泣きが得意でコキンちゃんの青い涙を
誰かが浴びると涙が止まらなくなります。

私が観たときはバイキンマンが引っかかって大泣きしてました。
因みに声優は平野綾です。




【個人的おすすめ回】
バイキンマンとアンパンマンが入れ替わる回
バイキンマンとアンパンマンが幼児化する回
ロールパンナ誕生の回
しらたまさんの回(なんかテーマソングがハマる)
サラダ姫の回(サラダ姫役の沢城みゆきが個人的に好きなのでw)


ここからアンパンマンを詳しく紹介していきます。
アンパンマンのレビューがあまりないので
1つくらい詳しいレビューがあってもいいかなと思ったので。


{netabare}
【アンパンマン作品経歴】

アンパンマンの原型作品は1969年大人向け雑誌PHP誌の1~12月号に
短編童話集【こどもの絵本】として連載されました。

(因みに初登場は1968年10月1日発行の10月号だそうです)

この第一作は後に「十二の真珠」という童話集に収録されています。

初登場が10月1日ということでアンパンマンの誕生日を初登場した
10月1日とする説もあるのですが、
やなせたかし氏自身の誕生日2月6日を
アンパンマンの誕生日とする方が有力となっているようです。

この第一作のアンパンマンは現在のアンパンマンとは大きくかけ離れ
頭部は人型で大きなお腹をしていてたそうです。

更にこのお腹にはアンパンを入れられるようになっていて
お腹がすいて困ってる人を見ると
現在のように顔のアンパンをちぎって食べさせてあげるのではなく
お腹の中からアンパンを取り出して
食べさせるという設定だったようです(゚Д゚;)

その後1973年の「あんぱんまん」
1975~1976の「怪傑アンパンマン」を経て、
1975年11月に「それいけ! アンパンマン」が登場。

1977~1978年 にはしょくぱんマン、カレーパンマン、
そしてバイキンマンが次々に登場して
やがて読売新聞の日曜版で英語対訳の連載が始まると、
一気に人気は高まりました。
アニメは1988年から始まっていきます。



【アンパンマン誕生秘話】
ヒーローとしてのアンパンマンが誕生した背景には、
やなせ氏の従軍経験があります。

やなせ氏は第二次世界大戦を戦いそして負けた。

戦争中は「正義」の為に戦ったはずが
終わってみれば「正義」は相手にあったとなってしまった。

正義なんてのは人の価値観で変わり芯に持っている正義も
状況により二転三転してしまう。

そんな正義とは、いったい何なのか?
やなせ氏は戦いのなかで正義というものが
いかに信用しがたいものかを痛感したのだ。

これまでのヒーローは「正義」こそ口にするが
飢えや空腹に苦しむ人間へ手をさしのべることはしなかった。

戦中、戦後の深刻な食糧事情もあり、
当時からやなせ氏は「人生で一番つらいことは食べられないこと」
という考えをもっていた。

50代で「アンパンマン」が大ヒットする以前のやなせ氏は売れない作家であり
空腹を抱えながら「食べ物が向こうからやって来たらいいのに」
と思っていたという。

こういった事情が「困っている人に食べ物を届けるヒーロー」
という着想につながった。

アンパンマン の「正義」というテーマについて、やなせ氏は
「『正義の味方』だったら、まず、食べさせること。
飢えを助ける。」と述べている 。

さらに主人公をあんパンにした理由を
「外の皮はパン=西洋、内側はあん こ=純日本。
見た目は西洋でも心は日本人である。」
と解説している 。

これについて、やなせ氏がアンパンにしたのは
見てくれが悪くてもたとえ相手から差別されても人を思いやる気持ちは貫き通す。
ヒーロー見た目じゃなくて中身
アンパンをあげる度に中身が出てきて日本人特有の思いやる気持ちが強くなる。
そういった想いが込められているのではないかなと私は思います。

アンパンマンは空腹の者に顔の一部を与えることで
悪者と戦う為の力が落ちると分かっていても
目の前の空腹で困った人たちを見捨てることは絶対にしない。

アンパンを分け与えて力が弱まっても
悪者との戦いを放棄したりはしない。
例え負けると分かっていてもだ。

これらの点について「ほんとうの正義というものは、
けっしてかっこうのいいものではないし、
そしてその為にかならず自分も深く傷つくものです」
第1作『あんぱんまん』 のあとがきよりと自身が絵本のあとがきで語っている。

そしてアンパンマンは食べられることはあっても、食べることはない。
それは単純に(カレーパンマンやしょくぱんまんとは異なり)
アンパンマンが食事をする場面が一度も描かれないことにも現れている。

「飲食」が大きなテーマとなった世界で、
本来の「食べる」と「食べられる」の
食物連鎖的な循環を裁ち切り、
自らを食事としてのみ差し出す自己犠牲こそが
アンパンマンのヒーロー性を支えている。

これらのいろいろな深い気持ちを込めできた作品が
やなせ氏の理想とする「正義のヒーロー」
アンパンマンである。




【アンパンマンの主題歌アンパンマンのマーチに込められた想い】

アンパンマンのマーチ 作詞 やなせたかし

そうだ うれしいんだ 生きる よろこび たとえ胸の傷がいたんでも

なんのために生まれて なにをして生きるのか

こたえられないなんて そんなのは いやだ!

今を生きる ことで 熱い こころ 燃える

だから 君は いくんだ ほほえんで

そうだ うれしいんだ 生きる よろこび

たとえ 胸の傷がいたんでも

ああ アンパンマン やさしい 君は

行け!みんなの夢 まもるため

なにが君の しあわせ なにをして よろこぶ

わからないまま おわる そんなのは いやだ!

忘れないで 夢を こぼさないで 涙

だから 君は とぶんだ どこまでも

そうだ おそれないで みんなのために

愛と 勇気だけが ともだちさ

ああ アンパンマン やさしい 君は

行け!みんなの夢 まもるため

時は はやく すぎる 光る星は 消える

だから 君は いくんだ ほほえんで

そうだ うれしいんだ 生きる よろこび

たとえ どんな 敵が あいてでも

ああ アンパンマン やさしい 君は

行け!みんなの夢 まもるため


アンパンマンのマーチに込められたやなせ氏の想いですが
本人がこのようにコメントしています。

「なんのため生まれてなにをして生きるのか」という歌詞は、
当時、大学を出ても何をしたらいいのかわからない
無気力な学生が増えていると聞いたので、
子どものころから「何のため人は生きるのか」
しっかり頭に叩き込んでおかなくてはいけないと思い付け加えました。

「胸の傷が痛んでも」もね。
これはアンパンというヒーローは他のアニメのヒーローと違い
いつも傷つくからなんです。

バイキンマンに押しつぶされたりして
ジャムおじさんに「助けて」と弱音も吐いたりする。

でも作り直してもらうとまた元気に飛び立っていく。

そのアンパンが負う傷の全てを 「胸の傷」で代表させました。

苦しくても傷ついても、
ヒーローは人を助けるために飛び立つのです。

僕は物語を作るときも、歌を作るときも、
子ども向け・大人向けとか区別していません。

子どもも大人も一緒に感動しなくちゃいけない。

だから歌詞が子ども向けにしては難しいと指摘されるのかも知れませんね。



ここからは私が思う、やなせ氏のアンパンマンのマーチに込められた想いです。

実はやなせたかしさんの弟は海軍の
特攻隊として戦場でその生涯を閉じました。

その弟さんの遺書から詩を綴ったという説もあります。

その点も踏まえて誌を読み直すと自ずとやなせ氏の想いが通じてくると思います。

以下自分なりに歌詞を読み取った解説です。



戦争で心がひどく傷付いてしまった

生きていることの喜びが痛いほど実感できる

何の為に生まれて何の為に生きるのか

答えられないなんてのは嫌だ

生と死が限りなく近い

何の為に生まれて何の為生きるのか答えはもう出ている

戦場で生きることで決意が決まる

だから僕はお国の為にこの身を差し出す決意をした

お国のため皆の未来を守るため

何が僕の幸せ?何をすれば喜ぶ?

分からないまま終わるなんてそんなのは嫌だ

忘れちゃダメだ お国の為生きることそれが僕の幸せ

お国の皆の幸せでもある

泣いちゃダメだ

僕はお国の為に特攻すると決めたんだ

お国の為 皆の為

僕は速度を上げる

恐れちゃダメだ

僕の心の中は自国への愛と特攻する勇気だけだ

他のことは考えちゃダメだ

皆の未来を守るために僕はいく

敵の基地へもうすぐ着きそうだ

時間はいつもより早く過ぎていく

激戦地ということもあり仲間はどんどん倒れ

命の灯火が一つまた一つと消えていく

仲間の命を無駄にはできない

だから僕はいく

生きている喜びが痛いほど実感できる

でも僕は逃げない

どんな敵が相手でも僕は逃げない

皆の未来を守るため


自分なりの解釈でした。




おまけ
【アンパンマン主要キャラクター紹介】


☆アンパンマン(CV:戸田恵子)

ジャムおじさんが作ったあんパンの種に、
空から降ってきたとても綺麗な命の星が落ち
命が宿って誕生したこの物語の主人公。

パン工場でジャムおじさんたちとともに暮らしている。

普段は町のパトロールをしながら、
空腹の人や困っている人を助けたり、
悪さをするばいきんまんを懲らしめ たりする「正義の味方」である。


☆バイキンマン(CV:中尾隆聖)

アンパンマンの宿敵。

アンパンの種に命の星が落ちたのと同時期に、
ばいきん星から卵が送られてきた。

その卵に雷が当たり生まれたのがバイキンマン。

一人称は「俺様」

二人称は主に「お前」

バイキン城を根城とし、当初は一人暮らしだったが、
現在はドキンちゃんや、かびるんるんなどと生活している


☆カレーパンマン(CV:柳沢三千代)

アンパンマンと同様ジャムおじさんによって作られた

頭部がカレーパンで出来ている。

得意技は『カレーパンチ』と『カレーキック』 だが、
他にも、口から熱いカレーを飛ばして敵の目を潰す攻撃
『カレービュー』も出来る。

またアンパンマンと手を合わせ、
アンパンチとカレーパンチを同時に食らわせる技を
『ダブルパンチ』と呼ぶ。

お腹が空いた人にはカレーパンではなくカレーライスをあげる。


☆しょくぱんまん(CV:島本須美)

アンパンマン、カレーパンマンとは違い、
トースター山という山から生まれたらしい。

顔は一斤ではなくスライスされた一枚である。

普段はしょくぱんまん号と呼ぶトラックで
小学校へ給食用の食パンを運んでいる。


☆ドキンちゃん(CV:鶴ひろみ)

バイキン星から連絡も無く、突然卵型UFOに乗って
バイキン城に突撃しようとした女の子。

バイキン星でばいきんまんの噂を聞きやって来たらしい。

以後、バイキン城に居候としてばい きんまんと同居している。

体はオレンジ色で角は1本。


☆ ジャムおじさん(CV:増岡弘)

不思議なパン職人。

みんなに美味しいパンを食べてもらいたいと思いながら、
パン工場で「美 味しくな〜れ…美味しくな〜れ…」
と願いを込めてパンを作っている。

一人称は当初は「わし」だったが後に「私」となった。

パンだけでなく他の料理や食べ物も作ることができ、
また巨大メカの発明や歴史や地理にも博識である。

つたで上空からダイブするなど運動神経も抜群。

アンパンマンとそっくりな顔をしている。


☆バタコ(CV:佐久間レイ)

ジャムおじさんの助手をしている女性。
一人称は 「わたし」。

やなせたかしによると、彼女もジャムおじさん同様
人ではなく妖精に近い存在である。

バイキンマンが拾ってきた魔法の鏡によると
アンパンマンの世界で一番心が美しいのはバタコさんとのこと。


☆めいけんチーズ(CV:山寺宏一)

ある日、森の中で泣いているところを子供アンパンマンに助けられ
以来パン工場に住み着いてい犬。愛称はチーズ。

バタコさんが名付け親。

犬小屋はチーズが住み始める前から存在しており、
現在のチーズの小屋は3代目(一斤の食パンを象っている)で、
壊れたり吹っ飛んだりした時は自分で直すこともある。


☆メロンパンナ(CV:かないみか)

1992年(TV放送では200回記念)に初登場。

愛の花の蜜から生まれたジャムおじさん製のメロンパン。

ジャムおじさんが流れ星(いのちの星の流群と大変よく似ている)
を見て、作られることになった。

アンパンマンとは違い成長した姿で誕生している。

従来のパン工場関連のパンのキャラクターでは最初の女の子キャラク ター。


☆ ロールパンナ(CV:冨永みーな)

1994年(TV放送では300回記念)に初登場。

ジャムおじさんがメロンパンナの為に作ったロールパン。

白い布で顔を覆っており、額の部分には
赤い「R」の文字が書いてある。

黒い服を着ており、布と同じ白い手袋とブーツを履いている。

初め、ジャムおじさんは単なる仲間 を作るつもりだったが、
メロンパンナがお姉ちゃんが欲しいと言ったので、
メロンパンナより後に生まれたが姉になった。

一人称は「私」で、男性的に話す。

メロンパンナ同様、現在の姿で誕生している。

名前はメロンパンナに似せて名付けられた。

妹のメロンパンナが十年に一度咲く『 まごころ草』を偶然見つけ、
その花粉を加えて作ろうとしたが、
それを聞きつけたバイキンマンが
『バイキン草』のエキスも入れてしまったため、
善悪両方の心を持ったロールパンになってしまった。

そのため、基本的にはパン工場にはおらず、
高い岩山があちこちにある荒地にいることが多い。


☆クリームパンダ(CV:長沢美樹)

1998年に初登場。

ある日突然ジャムおじさんが呼んだパンの少年。

パン工場関連のキャラクターでは最後に登場したキャラ。

クリームパンに生まれてカスタードの国から来た。

家族や、職業・経歴も不明だが、
メロンパンナやロールパンナをお姉ちゃんとして慕っている。

一人称は、「ぼく」。

怖いもの知らずで意地っ張りな性格。

ジャムおじさんが作ったパンを届けるお手伝いをしている。

好物はカスタードクリームで、
カレーの代わりにカスタードを乗せた
「カスタードクリームカレーライ ス」を好む。

本人は「クリームパンだ!」と言っているが
クリームパンダと勘違いされ、
今は自分でクリームパンダと名乗っている。


☆サラダ姫(CV:沢城みゆき)

サラダ城のお姫様。

毎日のサラダ作りの勉強に厭き、
時々茶色の帽子と銃士の衣装と武器のトングで
「サラダ王子」に変身し白馬に乗って城を出るパターンが多い。




以上です。
最後まで読んで頂いた方居ないとは思いますが
ありがとうございました~(*^^*)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 9

みかみ(みみかき) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ネタシリーズ

これを子供向け番組で堂々と見せるものにしているのは本当にすごいと思う。

多くの人が指摘するように「僕の顔をお食べ」は、冷静に考えるとだいぶグロいわけだし、
カレーパンマンにいたっては、冷静に考えずともグロいわけで、
考えても、途中で描くのやめちゃう人多いでしょう。これは。

これを、グロではなく、「あははははー」的な世界観の中に埋め込んで、描いてるって、わけがわからないすごみを感じます。
あとで、ニコ動で、ネタ動画でも探すか…

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

ゅず さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

見れば見るほど面白くなってくる(面白さ語ってみた

繰り返しって長いアニメの基本だし、子どもが大好きなんだよ
「またか!」が面白いっていうやつです。

ニコニコ動画を見たことでアンパンマンの顔投げる集ってやつ見たら面白くて・・・顔変えるとカメラ目線になったり、ジャムおじさんがいつも「焼けたよ☆」って言うことすら笑えてくる、アンパンマンの顔投げたら邪魔されてピタゴラススイッチのように誰かがアンパンマンの顔どうにかするし・・・つっこみどころ満載。
アンパンマンの新しい顔に変わる集↓
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7109740

顔が汚れてパワーダウン集↓
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7124447

ついでにバイキンマンとドキンちゃんの夫婦漫才も面白くなってくる。バイキンマンもたまにはいいことするのに・・・アンパンマン捕まえてもとどめをささないバイキンマンがまた面白い

アンパンマンツアーってのがあるんですw

投稿 : 2024/04/20
♥ : 11

63.1 34 1988年度アニメランキング34位
New Story of AURA BATTLER Dunbine(OVA)

1988年2月25日
★★★★☆ 3.6 (10)
43人が棚に入れました
サンライズの人気ロボットアニメ『聖戦士ダンバイン』のOVA版で、全三巻の中にそれぞれTVシリーズの再編集版と完全新作の未来編をカップリングした内容。異世界バイストン・ウェルの覇者を目指した領主ドレイク・ルフト。その野望に端を発した戦いが終焉したはるか先の時代で、再びバイストン・ウェルに戦火の兆しが到来。謎の黒騎士ラ・バーンが、強大なオーラバトラー(戦闘ロボット)ズワウスを使って全土を制覇しようとしていた。これに挑むのは、高貴な武人たる「聖戦士」の若者シオン・ザバだが、シオンとラ・バーン両者の間には彼ら自身も知らぬ前世に連なる因縁があり、さらにこの戦乱の陰ではある者の悠久の時を経た邪悪な妄執が蠢いていた(新作パート)。新作の監督は、TV版の富野由悠季からサンライズの諸作で活躍の演出家・滝沢敏文に交代。TV版との意外なリンクが話題を呼ぶ。

声優・キャラクター
中原茂、鷹森淑乃、速水奨、よこざわけい子、田中正彦

62.8 36 1988年度アニメランキング36位
吸血姫美夕(OVA)

1988年7月21日
★★★★☆ 3.5 (17)
74人が棚に入れました
OVA分野で美少女ホラー路線を開拓させた平野俊貴(当時は平野俊弘)の監督による全4巻のOVAシリーズ。アニメの実制作は平野と縁の深かったAICが担当している。 女性の生血が吸われる殺人事件が連続発生していた古都。この町を訪れた霊媒師の瀬一三子は、決して目を覚まさない「眠り姫」こと、寝沢藍子の治療を試みる。治療が失敗して寝沢家を出る一三子の前に、ナイフを手にした少年・都人が出現。彼は自分の恋人・梁子を襲った吸血鬼が寝沢家にいると考えていたのだ。梁子の殺害現場の神社へ赴く一三子だが、彼女を不気味な白い布を付けた吸血鬼が襲撃。そんな一三子の危機を不思議な光が救い、鳥居に座っていた少女=美夕とその従者ラヴァはこれ以上関わらないほうがいいと一三子に促し、闇の中へ消えていった……。 本作はOVA完結後も平野とキャラクターデザイン・作画監督の垣野内成美の代表的作品として扱われ、90年代以降にはTVシリーズなどの形で復活している。

声優・キャラクター
渡辺菜生子、小山茉美、荘真由美、堀川りょう、納谷悟朗

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

リメイク希望・・

古さを感じる作品ではあるけど・・
世界観等諸設定は可也魅力を感じた。

OVAよりアクションや衝撃的な映像
を多く含み、物語りも魔物退治的な
イメージが強くなった分緩急が出て
見易くなっている。

神魔を闇に返した後、事件について
美夕が葛藤したり問い掛けるシーン
等があり、悲壮感のある結末が多い。

少々ホラー的描写を含みつつ幻想的
な雰囲気を出していたOVAとは大幅に
配役・諸設定が変更されイメージも
可也違ったものに感じました。

理由は明記されてないけど2話が放送
中止になってる他、一部規制でカット
されたシーンもあるらしい。(wiki参照)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

メタルジャスティス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

ova全盛期の一本

アマプラをぷらぷらしてたら発見。
あら、こんなのもあるのかと。
大昔の作品ですので、そこらかしこに80年代末の雰囲気が漂っております。
絵柄もさることながら、声優さんの演技に時代を感じます。
内容的にはお耽美伝奇アクションの吸血鬼物で、4話で一応の区切りが付くような展開。
何気にBGMが良いです。それもそのはず。パトレイバーシリーズなどで有名な川井さんです。
LDBoxセットには特典の金蒸着CDが付いていたと記憶しています。

作画も端々に最近の作品では観られないオーパーツ的な動きが見られます。
ストーリー的にめちゃくちゃ面白い!とおすすめするものではありませんし、どちらかというと美夕とラーヴァ、それと霊媒師のお姉さんといったキャラクターや世界観に魅力を感じるかどうかによるところが大きいです。
テレビ版も存在していて、そちらは見た事はありませんが、ウィキによるとテレビ版はエンターテイメント方向に振れていて、ovaは耽美、と。
ふむ。同級生が血を吸って!と迫ってくるところやラーヴァの知人などがお耽美ですな。

良かったら見てみてくださいね、と言ったところ。
個人的には2話が好き。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

ちょま さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

妖しく美しい…!

神魔と呼ばれる魔物たちをあるべきところへ帰す…その役目を負うのはヴァンパイアの少女・美夕(みゆ)!

大きな筋は至極単純な退魔ものアニメだが、とにかく出てくる女性キャラがみんな妖しく美しいというのがポイント!今だって「エロい」「セクシー」なキャラはいるが、今作のキャラは「男を惑わすかのような妖艶さ」!性的魅力こそ感じるが美しさも同時に併せ持っている!露骨なエロ描写は本当にない。しかし高い画力とキャラの所作が実に蠱惑的だ。主役の美夕や語り部のひみこさんはもちろん、美夕の使い魔ラバーすら艶やかさを感じさせるほど!おかしいな、こいつ仮面付けてて表情すら見えないのに…!
基本的にキャラが多くを語らない、謎めいた雰囲気のアニメだからこそ生み出される魅力だろう。なかなか見ないタイプだったので新鮮だった!

ただ「基本的に多くを語らない」故に、イマイチ話がスッキリしない。意味不明とまではいかないが、魔物や魔力的な部分の説明も乏しいのでちょっとモヤる。ストーリーも特別な見どころがあるわけじゃなくどこか単調、バトルだって控えめ。鑑賞後に満足感はあまり得られない作品である。

先に述べたとおりキャラの「艶やかさ」が最大の魅力。中身には期待せず美術品を見るつもりでドーゾ

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

62.6 37 1988年度アニメランキング37位
燃える!お兄さん(TVアニメ動画)

1988年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (18)
89人が棚に入れました
国宝 憲一(ケンイチ)は幼い頃、父の不注意から川に流され、山で行方不明になってしまう。しかし、山に住む空手家に拾われたケンイチは野生児としてたくましく(?)成長する。そして本当の家族と街への憧れからケンイチは下山し、程なく本当の家族と再会する。だがしかしケンイチには都会の知識や常識がまるで無く、本人の人間離れした身体能力もあいまって、普通ではないトラブルに満ちた日常が繰り広げられるのであった。

声優・キャラクター
矢尾一樹、本多知恵子、緒方賢一、松岡洋子、松岡文雄、沢木郁也、池田秀一、屋良有作、速水奨

62.1 38 1988年度アニメランキング38位
1ポンドの福音(OVA)

1988年12月2日
★★★★☆ 3.4 (12)
44人が棚に入れました
人気漫画家・高橋留美子が20年の長きに渡って不定期連載を続けていた原作を、比較的初期の段階でOVA化した作品。素質はあるものの、旺盛な食欲に抗えず減量のままならない若手ボクサー・畑中耕作。そんな彼の想い人は、修道院で修行をしている見習いシスターのアンジェラだ。果たして、恋と試合で勝利を勝ち取れるのか? 監督のさきまくらは、名作ボクシングアニメ『あしたのジョー』を手掛けた出崎統のペンネームであり、その組み合わせも話題を呼んだ。

DEIMOS さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

高橋留美子ワールドとボクシング。

高橋留美子が描くボクシング漫画のアニメ化。
当然、高橋留美子にかかれば、ストイックなバトルが中心になるはずもなく、減量できない二流ボクサーとシスターとの絶妙な距離感の恋愛?関係を描く。

初期の高橋留美子作品では、「叶いそうでなかなか叶わない恋」がモチーフになることが多いが、本作では、「シスター」という存在が直接的にこの関係を表現している。また、主人公が「頼りない男」というのは、うる星やめぞんを連想させる。

ただ、本作は、他の名作に比して盛り上げに欠く。シスターが発破をかけて、ボクサーの減量を成功させられるかどうか、というのがメインのストーリー。それだけを描くのに1時間近くをかけるのは少し退屈。その辺りは、アニメスタッフの力量だろうか。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

☆ボクサーと修道女

減量が苦手な意志の弱い主人公と修道院の見習いシスター
アンジェラの物語。ちょっと短い(50分)のが残念でした。(*^^*)


原作/高橋留美子「週刊ヤングサンデー」

監督/さきまくら(出崎統)

製作-ぎゃろっぷ

1988年作品



追記欄_

2008.1.12日本テレビでドラマ化(亀梨和也主演)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

62.0 39 1988年度アニメランキング39位
魁!!男塾(TVアニメ動画)

1988年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (59)
253人が棚に入れました
筆頭・剣桃太郎を始めとする男塾一号生のメンバーが、理不尽な教官や二号生らの強烈なしごきに耐え乗り越えたり、外の世間とのトラブルに巻き込まれ(というより、男塾の面々が騒動の原因の場合が多い)ながらも、知恵や人情、そして男気で解決していく。

声優・キャラクター
堀秀行、山口健、屋良有作、銀河万丈、松田重治、つかせのりこ、平野正人、郷里大輔、千葉繁

westkage。 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

あれはもしや「阿弐故礼!」よもやこの目で見ることになるとはっ!? なにぃ?知っているのか雷電っ!?

本作は宮下あきらの漫画を原作とした作品です。

1985年から週刊少年ジャンプで連載され、テレビアニメとしては1988年2月から放映がスタートしています。約26年前の作品ですね、懐かしいです。

ストーリーですが、まず全国から来た手のつけられないような不良少年ばかりが通う全寮制の高校「男塾」が舞台となります。男塾は軍隊のような厳しい管理体制をした特殊な学校であり、過激なスパルタ教育が日常のように施されています。主人公「剣 桃太郎(つるぎ ももたろう)」とその仲間たちは男塾に通う中で「笑いあり・戦いあり」の学校生活を送ることになる…といった流れです。

原作は特に色濃く「軍国主義」的な表現が多かった作品ですが、アニメ化するにあたり、過激な描写や発言は控えられています。またアニメはあまり人気が持続しなかったせいか、途中で無理な打ち切りをしています。

当初はギャグがメインの作品でしたが、話が進むにつれて上級生やライバル達との戦いの場面が多くなり、バトル物に変化していった作品です。絵柄も「北斗の拳」を彷彿させるような濃いキャラで、バトルものにもしっかり馴染んでいましたね。

かなり馬鹿馬鹿しい内容のアニメですが、原作の漫画は今見ても笑える作品ですので、もしレトロアニメに興味があるようでしたら漫画をオススメします。恐らく大体の漫画喫茶には置いてあると思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 13

ひげ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

アメトーークででたので・・

いろいろとパロディされているの作品なのですが知らない人多数。時代なのか・・
鉄拳のあいつはもちろん塾長がモデル。

北斗の拳ぽい絵だが中身はギャグである。シュールな。
到底人気がでるとは思わないが知っておいて欲しい迷作。
アニメ版もかなりのイカレっぷり。

ちなみに魁メモリアルなる超有名同人ゲームがあったのはご存知だろうか。システムをそのままパクっているが台詞が秀逸。
うまく仲良くなれば卒業式に伝説の木の下で・・・・・。




投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

セシウス さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

書店に欲しい☆民明書房コーナー♪

 原作は週刊少年ジャンプ全盛期に読んだことがあります。設定などはある程度原作に忠実に作られているようです。
 この作品については前半はコメディで男塾のメチャクチャな世界観を楽しめます。後半は突然バトルアニメに変化して、バトルを通じて主人公たちに強力な仲間が集まってくる過程を描きます。原作ではひととおり仲間が集まったところで校外の強敵達と戦うはずだったのですが、アニメ版はその前に終了してしまいました。男塾バトルは原作そのままに、武術・武器・戦い方・戦う場所がムチャクチャな上、死んでも死んでも実は死んでいなかった、として再登場するのが気楽で見ていて楽しかったのですが、途中で終わってしまって残念です。

 作画はキャラクターデザインが原作より若干ごつくなっていますが、バトルシーンは漫画に毛が生えた程度の迫力です。
 音楽はこの作品によくマッチしていてOP曲ED曲も作品に良くあった曲だと思います。
 声優はこの異様に濃いキャラクター達をよく演じていたと思いますが、一部に私のイメージとあわないキャラクターがいました。最も肝心な塾長の声は郷里さんでばっちりだったと思います。

 34話と中途半端に長い作品でしたが一気に最後まで見れたのでそれなりに面白かったのだと思います。途中打切りが残念でした。(最終話はVTRのつなぎ合わせで悲惨な状況でした。)

 女性キャラが全く出てこない作品です。男同士の濃くて暑苦しい話を笑いながら見たい時に最適な作品です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

62.0 39 1988年度アニメランキング39位
竜世紀 神章 A.D.1990 璃子(OVA)

1988年10月26日
★★★★☆ 3.4 (10)
32人が棚に入れました
久保書店の青年誌「レモンピープル」に連載された、異才漫画家・竜騎兵の伝奇SF『竜世紀』が原作のOVA。 20世紀終盤の地球各地に、伝説上の生物と思われていた竜が突如、出現。人類は軍備を整え、無抵抗な竜たちを次々と虐殺していった。中でも日本自衛隊の青年兵士・相良匡は、竜との空中衝突で上官が死亡したのを契機に上層部に直訴。竜殺戮の特殊部隊「ドラゴンバスター」の編成まで敢行した。そんな中、人間嫌いでひそかに世界滅亡を願う高校生・璃子(りこ)は、親を殺された幼児のドラゴンを保護。カーマインと名付けてひそかに育てることにする。だが世界各地で竜が出現する裏には、謎の存在「悪魔」の秘めやかな暗躍があった。 アニメ制作はA.I.C.。物語は現代編の本章から未来編の「魔章」へと連鎖する。『鋼の錬金術師』『機動戦艦ナデシコ』の脚本家・會川昇がシナリオを担当し、その文芸性が強く出た隠れた秀作とするファンも多い。

61.9 41 1988年度アニメランキング41位
新プロゴルファー猿(TVアニメ動画)

1988年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (13)
72人が棚に入れました
藤子不二雄Aの代表的作品のひとつ『プロゴルファー猿』のTVアニメシリーズ第2作め。本作も前作と同じく、シンエイ動画の受注のもと、スタジオディーンが実制作を担った。大自然に囲まれた猿谷には、その名の通り野生の猿が群生。だがそこにいる猿はまだいた、それは《プロゴルファー猿》こと猿谷家の長男・猿丸だ。授業をサボっている彼のもとに、奥山カントリークラブの支配人から依頼の手紙が届く。それは猿谷のカラス・カンクローのいたずらでクラブが困っているという内容だった。猿はクラブへ向かうが。本作ではキャラクターデザインも一新。劇画を意識した前作に比して、丸みが強調され、チーフディレクターの西村純二の意向のもと、日常性を重んじるコミカルな演出が試みられた。およそ3年続いた前作の放送直後にスタートし、同じ『藤子不二雄Aワールド」の中の一本(本作は約20分の番組)として放映されたが、全10話で終了している。

61.8 42 1988年度アニメランキング42位
アップルシード OVA版[1988](OVA)

1988年4月21日
★★★★☆ 3.3 (24)
157人が棚に入れました
第五次大戦後、国家や情報網は破壊され尽くし、デュナンとブリアレオスは廃墟となった無人都市を転々としながら流浪の日々を送っていた。他にどれぐらい人間が生き残っているのかも分からない状況の中、突然来訪した若い女性・ヒトミによってオリュンポスへの移住を持ちかけられる。最初はこの誘いを疑う二人だったが、警察官 (SWAT) として復職できる望みから、オリュンポス入りした二人を待っていたのは、戦後世界とは信じられないほど、清潔かつ高度で豊かな都市だった。

tinzei さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

原作読んでないけど

士郎正宗作品、原作読んだ人に出会ったことないからどうなのか知らないが、まあ原作者考えると面白いんだろうな。

ストーリーをざっくり言うと、主人公二人がテロリストから都市を守るというもの、これだけ言うと安直なストーリーに聞こえるが、そこはさすが攻殻の原作者、いろんな近未来要素や人とバイオロイドの確執などを描いている。

アップルシード作品多いけど、いかんせん時間軸とキャラの立ち位置が理解できなかった、全部見てやっとわかるようになってきたが、それでも説明できるレベルではない。
この作品は比較的他のアップルシードよりわかりやすい、ただ1988年の作品なので作画が古い、見れないレベルではないが一番新しい2015年版を見るといろんな意味で感動する。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

takato さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ピッコロとセルが敵だった割には…。

 士郎さんの代表作といえば攻殻機だが、よりアクション映画よりなのが本作「アップルシード」シリーズである。本作は後にCG映画に何本かなっているが、原作ですぐな頃にアニメ化されたova版である。


 話としては後にも映画化されている内容とあんまり変わらず多脚戦車というモチーフも同じである。ただ、100分くらいしかないから少々語りたれない感じであった。


 敵が古川さんと若本さんなのにあんまり掘り下げができなかったし、ヒトミに至っては物語のキーなのに何もない感じやし…。80年代美少女風なのは良いが。


 人間とは自分で作った檻に入ってしまった動物なのではないか?という問いに強烈さをもたらすことも、そのアンサーも正直欠けていると言わざるをえない。私としては、人間だけがその問題を認識できる動物であることが解決になり得る道だと思うが。


 悪くないが、SFアクション映画としてハリウッドでありそうなレベルの踏み込み具合でしかなかった。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7

61.7 43 1988年度アニメランキング43位
超音戦士ボーグマン(TVアニメ動画)

1988年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (12)
73人が棚に入れました
葦プロが製作したサイボーグ変身ヒーローもの。同社の作画を中心に活躍してきたアニメーターきくちみちたかのキャラクターデザインが話題に。人工都市メガロシティで進む新種のサイボーグ研究=バイオテックシステム。だが研究者のひとりギルバートは世界征服の野望から犯罪集団ギルを組織した。ギルの妖魔軍団に対抗するため天才美人科学者メモリーは、若者・響リョウたちをもとにバイオテックシステムの結晶である戦士ボーグマンを誕生させた。

61.6 44 1988年度アニメランキング44位
麻雀飛翔伝 哭きの竜(OVA)

1988年5月25日
★★★★☆ 3.4 (15)
60人が棚に入れました
本名や年齢、職業も不明の雀士・竜。鳴き麻雀を信条とすることから周囲に「哭きの竜」と呼ばれている強運の男の姿を描いた物語。無敗の雀士として名高い竜は、日本最大の暴力団・桜道会会長の桜田道造から屋敷に招かれ、桜道会甲斐組組長・甲斐正三と出会う。あまりの強さに甲斐から極道の世界に引きずり込まれそうになった時、反桜道会の美好一家との抗争が勃発。竜は、いつしかこの抗争に巻き込まれていく――。麻雀ファンならずとも極道を描いた作品が好きな人なら誰でも楽しめる本作。「あンた、背中が煤けてるぜ……」など、竜の名セリフのシーンも見どころだ。

rurube さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

早く書きなよ、時の刻みはあンただけのものじゃない。

面白すぎる。竜を中心とした人間模様と麻雀の演出が独特の作風を作り上げている。基本的に主人公の竜は物語に関係がなく麻雀もしていない。竜の運を欲しがるやくざ達が織り成す人間模様には苦味がある。最近の作品には無い苦しみ・痛み・何かにすがる弱さが絶妙なバランスで物語を推し進める。

麻雀をしながら語るやくざの政局と竜の打ち方がリンクする感じはこの人独特の演出でぜひ見るべき。

この作品名言が多いので打線組んでおく
1(中)「時の刻みはおれにはない」
2(二)「あンた、背中が煤(すす)けてるぜ」
3(三)「時の刻みはあンただけのものじゃない」
4(一)「オレは己れの運に身をまかせたことなどない ましてや他人の運をあてにする程愚かではない」
5(遊)「あンた、やめなよ負け犬の遠吠えは」
6(左)「あンた、麻雀語るには早すぎる」
7(右)「あンた、それ以上話すと言葉が白けるぜ」
8(捕)「一度でも負けの味を覚えたあンたはしょせん―――負け犬さ」
9(投)「おれの哭きは牌を喰うんじゃない、牌に命を刻んでいく」

ついでにやくざもので分りにくい所を少しだけ解説する。
まず○○会○○組組長って表記がよくある。これはもともと○○会は組が集まって出来た団体だと考えてもらいたい。で組長は基本的に会の幹部。会長は多数決で決まったり前の会長に指名されてなる。基本的には組単位で動きなにか揉め事が起こった際に会単位で動いたりする。
三菱系で考えると三菱商社が会長で他の麒麟・三菱地所・旭硝子・三菱自動車工業が組になる。組にはさらに子会社があると考えれば分りやすいと思う。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 12

るるかん さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

これだけじゃw

正直、これが初めての哭きの竜だったら意味不明でしょうw
これって、コミック読んでる人じゃないと何も分からない内容ですw
簡単に言えば、
竜の麻雀に魅せられたヤクザが竜を組の代打ちにしようと竜を落とし
にかかっているという背景があり、麻雀をやると、あっさり竜にやられて
しまい、落としにかかったヤクザは殺される・・・という話。
 
『あんた背中が煤けてるぜ』とか、友達同士の麻雀でよく使って笑い
あった思い出があるなぁ~。竜は麻雀はめっちゃ強いキャラだが、
作者の能條氏はそもそも麻雀を知らなかった作者で、闘牌内容の迫力
は福本氏のアカギと比較すると2枚くらい劣る。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

いつもやくざの親分が出ているんです

随分昔、アニマックスを夜つけると
やっているんです。
で、、、いつも竜出てこないんです。
何故かいつもやくざの親分が出ているんです。
で、、【りゅーう、りゅーう お前の、、、、】とか
ほざいているんです。
(そして、この後必ずと言って良いほど
補足のナレーション有り)
個人的にこのドヤ顔のおっさんが主役かと思いました。
ちなみに親分と竜が絡んでいるシーンを
私は見たことがない!

で、30分の中で、最後の5分で竜登場。
口数少なく、喋る事意味不明。
でも、何故か格好良く見える。
もはやゴルゴ13と同格!
もし、実写版ならやくざ役の給料は、竜役の倍はほしいところ!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

61.2 45 1988年度アニメランキング45位
うる星やつら 電気仕掛けの御庭番(OVA)

1988年8月8日
★★★★☆ 3.3 (14)
75人が棚に入れました
絶大な支持を受けたTVシリーズのOVA版第4弾。先行して、制作会社主催のファンクラブ大会で上映もされている。育った環境のおかげで電気に耐性のついている少年・真吾が、面堂終太郎付きのお庭番として就任することになった。しかし彼はその仕事に興味はないらしく、面堂の言いつけで様子を探りに行った妹・涼子にひとめ惚れして早々に職場放棄。手に手を取って逃避行としゃれ込むふたりだが、例によって混乱を煽るだけ煽る涼子のおかげで周囲を巻き込む大騒動に! TVアニメ化されなかった原作エピソードからチョイスされた一編。TVシリーズ終盤に登場した真吾を中心とするアフターストーリーであり、他のOVA諸作に比較するとかなり原作に忠実な内容である。

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

コタツ猫可哀想><・・

1989年8月。

面倒家の御庭番として終太郎に
仕える事になった真吾は・・

役目も果たさず了子に唆され・・
職場放棄して二人で駆け落ちの
様に逃げてしまう・・

その後色々な女性にプロポーズ
している事がバレた真吾は了子
に逃げられ・・ラムやあたるに
終太郎も巻き込み追いかけっこ
が始まる♪毎度お騒がせな感じ
のドタバタラブコメです♪

キャラデザそのものは安定して
いる筈なんだけど作画は不安定・・

ラム - 平野文
諸星あたる - 古川登志夫

面堂終太郎 - 神谷明
了子 - 小山茉美
真吾 - 古谷徹

菜造 - 北村弘一
あたるの母 - 佐久間なつみ
面堂の父 - 麦人
コタツ猫 - 西村智博
女の子A - 井之上喜久子
若侍 - 中嶋聡彦
黒メガネ - 小形満

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

61.1 46 1988年度アニメランキング46位
鎧伝サムライトルーパー(TVアニメ動画)

1988年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (34)
162人が棚に入れました
遥かなる伝説の時代、この世に邪悪がはびこりし時、一人の武者が現れた。その武者、正しき心を力とし妖邪帝王・阿羅醐を討伐する。妖邪帝王の野望を打ち砕くも、残された鎧の怨念を浄化すること敵わず。その武者、正しき心『仁義礼智信忠孝悌忍』を鎧に刻み込み、九つの鎧へと分ける。時は現代(1988年・放映当時)再び妖邪界が人間界を支配せんと目論む。大東京・新宿上空に妖邪帝王の城『阿羅醐城』が出現、その妖邪の力に現代科学・兵器は全て沈黙した。その時、その妖邪帝王・阿羅醐の野望を打ち砕かんとする5人の少年らが立ち上がった!

Tuna560 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

『鎧伝サムライトルーパー』作品紹介と総評

今の若い人では、まず知らないであろう作品です。
私も幼い頃に何度も観続けたことが印象にあり、学生の頃に観直しました。

甲冑型のバトルスーツ"鎧擬亜"(よろいギア)を持つ5人の少年が運命に導かれて集結し、妖邪帝王・阿羅醐が率いる"妖邪"の軍勢と戦うというのが物語の構図であります。

(あらすじ)
遥かなる伝説の時代、この世に邪悪がはびこりし時、一人の武者が現れた。その武者、正しき心を力とし妖邪帝王・阿羅醐を討伐する。妖邪帝王の野望を打ち砕くも、残された鎧の怨念を浄化すること敵わず。その武者、正しき心「仁義礼智信忠孝悌忍」を鎧に刻み込み、九つの鎧へと分ける。
時は現代(1988年)再び妖邪界が人間界を支配せんと目論む。大東京・新宿上空に妖邪帝王の城「阿羅醐城」が出現、その妖邪の力に現代科学・兵器は全て沈黙した。その時、その妖邪帝王・阿羅醐の野望を打ち砕かんとする5人の少年らが立ち上がった!
その名を「サムライトルーパー」という。(wikipedia参照)

この作品の魅力は、設定としては「戦隊物」に近い物がありましたが、ストーリーはそれよりももっと入り組んでいて『聖闘士星矢』に似ており、どこか大人向けな感じに惹かれていました。
鎧擬亜を装着する変身シーンがとてもかっこ良くて、何度も観直した記憶があります。

また、男性美形キャラクターたちによる青春群像劇は当時の女性アニメファンから絶大な支持を集め、同様の盛り上がり方を見せた『聖闘士星矢』などと共に、いわゆる「美少年アニメブーム」の強力な牽引役を担った作品でもあります。今では当たり前になったジャンルですが、そのパイオニアであったことは間違いないであろう。

改めて観た感想としては、『聖闘士星矢』に匹敵する面白さを感じました。特に後半の敵の城に攻め込むストーリーは面白かったです。(『聖闘士星矢』で言えば、黄道十二宮編)

このレビューを書いたことをきっかけに、もう一度観てみようかなぁ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7

61.0 47 1988年度アニメランキング47位
What's Michael? (TVアニメ動画)

1988年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (13)
73人が棚に入れました
『1・2の三四郎』などの漫画家・小林まことによる動物ホームコメディをアニメ化。1回4エピソードを基準に放送された。先行するOVA版のスタッフに代わり、本TV版を製作したDICは『スターカム』などの海外向けアニメを中心に作っていた会社。猫招市で暮らす小林家のマイケルは幸せを満喫しているトラジマ猫。だがその大柄の身体ゆえか、歩くだけでも大きな事件に発展してしまう。天敵のニャジラことメス猫のカトリーヌからマイケルは逃れることができるか。

60.3 48 1988年度アニメランキング48位
宇宙の戦士(OVA)

1988年10月25日
★★★★☆ 3.3 (10)
26人が棚に入れました
90年代末には実写映画化もなされているハインラインが著した古典SF小説を全6話のOVAとしてアニメ化。 21世紀。外宇宙への進出を果たして発展を遂げる人類だが、そんな彼らはついに異星人と遭遇。友好的な接触がなしえないまま地球人と異星人ははからずも交戦状態へ陥ってしまう。そんな中、高校生の少年ジョニーことジュリアン・リコは軍隊へ志願。かねてより反対していた母からも入隊を認められたジョニーは、実戦同様のパワードスーツ(機動歩兵)での訓練をこなし、ついに一人前の兵士として卒業する。宇宙艦ロジャーヤングに乗船したジョニーたちウィリー山猫隊の面々を待ち受ける過酷な運命は……。 本作の制作はサンライズが担当し、監督は『マクロス7』『ぶぶチャチャ』などのアミノテツローが手がけた。OVAでの完結後、1991年初頭にTV東京での地上波放送も行われている。

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

内容は覚えてるし戦闘シーンは好きでした

随分古いですし、確か海外では公開しない約束のもとにアニメ化したと聞いたような。確かにSF小説(というより→寄小説)の金字塔ですしね。

アニメは程よく←に軌道修正されて違和感は感じませんでしたけど、当時もあまり話題には上らなかったような。
個人的にはパワードスーツはイメージ通り、でも戦場がちと明るくジメジメ感が足りなく感じてました。
作品を点で評価と言われれば凡作ですが、個人的には嫌いではなかったです。ハリウッドの某実写よりは好きですw

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

全身タイツ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

小説の挿絵のパワードスーツが動いてるだけで満足できる人にお勧め

さすがに時代を感じさせる作品でした。

「AKIRA」と同じ年(1988年)に制作されたことを思うといかに「AKIRA」がお金が掛かっていたのかわかります。因みに原作は1959年刊行。実写版は私の中では無かった子です。

作画、音楽、演出等かなり時代を感じます。ストーリーは原作に沿ったものだけど暴力的なシーンや表現は控え目、どちらかといえば青春ストーリーに置き換えられてます。私的にはその辺りがとても残念だったのですが、総じて好きな作品です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

思想性が無く抜け殻。映像も残念。素直に原作を読みましょう。

「宇宙の戦士」は「スターシップトゥルーパーズ」として映画公開されていますし、スピンオフのアニメもあります。機動歩兵のパワードスーツは「機動戦士ガンダム」の元としても有名で、日本のパワードスーツ系の作品、リアルロボット作品に非常に強い影響があります。

 それ故、質の高い映像化が望まれますが、残念ながら難しいと思います。原作では主要な登場人物である元軍人の哲学の先生と、戦争に参加する意味とは?という問題についてのやり取りが、全体を貫く主要なテーマになっていました。また、軍隊経験者だけが市民権を貰えるような話になっておりしかも肯定的に描いていました。身近な人間に敵の害が及んだ場合の考え方など随所に思想的なテーマがあます。
 さらに、無数の軍隊虫、働き虫に思考できる虫が司令を出すような設定で、これが共産主義の揶揄のように描かれているというのもあるでしょう。

 また、訓練で教官にフリーズを命じられた生徒が、近くに毒蛇がいたという理由で動いてしまい、ひどく怒られます。そして、反抗して教官を殴り、軍事法廷にかけられるというシーンがあります。
 この時、結果として有罪でムチうちの刑になりますが、ここが体罰は必要悪であるという肯定的な雰囲気がありました(実際に自衛隊であっても、命令は絶対で同じ指導になるそうですけど)。
 そして、機動歩兵部隊は男の部隊として描かれており、女性の方が空間把握能力が高いためカルメンシータは宇宙船のパイロットなるという男女の区別的な描写も結構あります。

 要するに1960年の話なのでかなり古い上に、冷戦の影響で共産否定のような思想性、軍国化肯定が強く見られます。また、当時は女性解放も進んでいましたので、あえて逆行した男女の役割のようなストーリー展開にもなっています。

 これらの思想をリコは自らの経験の中で学んで行きます。この学びが、機動歩兵というタフな軍隊の中での精神的軍人的なリコの成長になっている部分が面白い話だったわけです。
 しかし、これは原作者ロバートAハインラインの軍国化、右傾化と見られています。その思想的な部分が「万人向け」の映像化にあたり、カットされてしまうからです。

 映画版はリコの部隊を男女混成部隊として表現してましたが、そうなるとカルメンシータとの関係性が非常に薄くなりました。
 本作アニメ版も、思想的男女差別的な部分は省いてしまい、非常に子供っぽい青春ストーリーになってしまっています。

 じゃあ、そういう思想性を除いたとして、パワードスーツの描写が優れているとか、成長物語になっているとか、カルメンシータ萌えとかなっているかといえば、正直駄目です。作画が1988年のOVAにしては物足りないです。

 敵の昆虫のような生物の迫力も描写もまったく不十分です。この点の映像化は映画「スターシップ…」が優れていたし、後のアニメ「レッドプラネット」はなかなかの映像でした。あるいは「かぐや様は告らせたい」3期のEDの後半部分が本作原作のオマージュになっていましたので、そちらも参考になります。

 肝心の思想・哲学の描写がなくて骨抜きな上に、SF的戦闘シーンの迫力も不十分、キャラ萌えも厳しいので、今更見る価値はないかもしれません。
 原作を是非お勧めします。SF好きならハインラインの「夏への扉」と本作はある種の基礎教養ですし。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

59.3 49 1988年度アニメランキング49位
DRAGONS HEAVEN ドラゴンズ ヘブン(OVA)

1988年2月25日
★★★★☆ 3.2 (19)
39人が棚に入れました
80年代には『機動戦士ガンダムZZ』などでメカデザインを手がけ、21世紀に入ってなお『巌窟王』でもビジュアル面で参加している異才クリエイターの小林誠がストーリーほか、さまざまな面で力を振るった異世界ロボットファンタジーOVA。 地球上で長く続いた人類と機械生命の攻防は、人類側の全地表制圧作戦によってひとまずの終局を迎えることとなった。この結果、思考する人類側戦闘ロボットのシャイアンはオペレーターを失って残骸の中で長い眠りにつく。やがて千年もの歳月が流れるが、近くを一人の少女イクールが通りかかったことでシャイアンは再起動を果たす。様相を変じていたものの、かつての戦いがなおも続いていると知ったシャイアンは、イクールを新たなオペレーターに迎えて再び戦場に立つ。シャイアンは敵対陣営ブラジル軍の中にいる仇敵エルメダインとの決着を望むが。 本作は約30分のアニメパートのほか、模型作家でもある小林誠自身が制作した主人公メカのシャイアンの全高2mにおよぶ立体物などによる実写映像も収録された。

やまだ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

モデラー小林誠の模型PVのオマケアニメ

サムネ見てピンとこなければ見なくていいです。パワードスーツ来た美少女が長砲身ビーム砲をブッっ放す映像に萌えられる方限定。

ZZガンダム、ジ・オ、バウンドドック等のデザインでお馴染み小林誠のファン以外お断り作品。OVA42分の内、1/3程度は大型模型の実写映像(メイキング含)。アニメの内容は世界観こそ凝ってるが、ストーリーは敵が襲って来てやっつけて終わり。自分のメカの模型作りたいだけの企画。メカをカッコいいと思う方は楽しめると思う。作画は独特で今では再現できないような作風。マンガをそのまま動かしたような雰囲気なので一目みて「ふ〜ん」と思うだけでいいのでメカ好きを自認するお方には見て欲しい。

ヒロインの造形は顔面こそアニメ調だが骨格はリアル寄り。現在のアニメに慣れた方は違和感があるかも。安心の入浴シーンも完備。

アニメ全体の雰囲気はいかにも80年代。戦時中の設定なのに皆あっけらかんとした態度。音楽もオッサンからすれば懐かしさがこみ上げる。そうそうこの時代のアニメってこんな音楽ばかりだったよなあ、と。

トゲトゲしてたり羽根生えてたりシャープ過ぎるスーパーロボ然としたメカより隙間に配線が詰まってるようなメカデザインがお好きな方なら。

永野護のFSSは設定資料集書きたいから書いてるマンガですが、これは小林誠が模型作りたいから作ったアニメでしょう。スタッフに韮沢靖の名も。クリーチャーは出ませんが。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 9

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

ムッチムチのプルツーがパワードスーツに乗って、ジブリ世界で戦う感じ。

 ZZのプルツー(ただしムッチムチ)みたいな娘が、ロボットと共に戦うバディものです。全体的な世界観やセラミック的な機械・ロボットの質感が宮崎駿的です。ただ、ロボットのデザインそのものは独自性があり、特に搭乗型と自律型のロボットのデザインコンセプトに違いが見ものです。

 ヒロインはパワードスーツを着て、ドーベンウルフみたいなビームをぶっ放したりします。パワードスーツのデザインはちょっとマクロスのメルトランディ軍のスーツの影響を感じます。
 ヒロインは戦闘美少女としては明るくカラッとしたこだわらない系です。その分危機感はないですけど。天津甘栗が好物ですが、キャラ付けというほど設定が機能するわけではないです。80年代OVAらしくちゃんとフロに入ったり、下着姿などがあります。健康的すぎてあんまりエロくないですけど、そこがいいという気もします。

 世界観は重厚でディストピアは多分裏設定がちゃんとあるんだろうなあ、という作り込みになっています。ストーリーそのものは極めて単純で、設定がもったいない気がします。テンプレと言えばテンプレです。

 BGMが笑ってしまうくらい80年代でした。

 爆発とか煙の作画がオネアミスやナウシカほどではないですが、丁寧で好感がもてます。作画は全体的に良いですが動きは少ないです。美術はメカの質感の描き分けやデザインコンセプトが楽しめます。

 全世界観、ロボットのデザイン・作画とヒロインの戦闘美少女としてのエロティシズムを堪能するというOVAなんだと思います。戦闘美少女アニメ好きなら見て損はないクオリティでした。

 この作品の設定、コンセプトとキャラデザで1クールでリメイクしたら人気が出る気がします。たまにはこういう痛快なアニメもいいのでは?

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

Tnguc さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

90年代のシューティングゲームのような世界観

~
 「戦え!!イクサー1」や「破邪大星ダンガイオー」で人気を博したアニメスタジオ・AIC(アニメインターナショナルカンパニー)による、美少女キャラクターをアクの強いロボットアニメに落とし込んだOVA群の一作品。特撮によるスタッフロール兼OPが良くも悪くも印象的。というかOPの劇伴が壮大すぎて笑える。人類と機械によるアルマゲドンから1000年後の更地と化した地球が舞台で、人物も背景も同じ手法で描かれた点描風の作画はあまり類を見ない(漫画版ナウシカが近いか?)。設定やビジュアルに反してキャラクターはビックリするくらいにフランクで、人格を持つロボットですらブリブリ(死語)。劇伴もシティミュージックで、なにがなんやらよく分からないが、この手の作品は「デザインと作画さえ問題なければ良いんだよ!」と言わんばかり。特出する部分は平野俊弘(ひらの・としひろ)がデザインした美少女キャラクターと小林誠(こばやし・まこと)によるメカデザイン、あとはロボットの油臭い戦闘描写くらいだろうか。と言うかそれくらいしかない。

個人的評価:★★☆☆☆(2.5点)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

56.7 50 1988年度アニメランキング50位
METAL SKIN PANIC MADOX-01(OVA)

1988年12月16日
★★★★☆ 3.1 (17)
54人が棚に入れました
機械工コージは、扱い方もわからぬまま大型パワードスーツに似た対戦車小型メカ・Madox-01にうっかり乗りこんでしまう。MADOX-01から降りられなくなった彼は、軍に追われる羽目となった。

おふとん さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

古メタルスキンパニック!

88年制作のOVA。近未来(現在から見れば多分過去)の東京が舞台のSFロボットアクション。

ひょんなことから軍用メカ(パワードスーツ)を着込んで脱げなくなったミリヲタ大学生が、
軍に追われつつ元カノとの待合せ場所を目指すというお話。40分程度の作品。

はい、面白くないです。小学生が作文したようなストーリーに、随所で見られる設定破綻。
登場人物は追う方も追われる方も行動原理が乳幼児並み、目の前の現実を飛び越えていきます。
しかし彼らは大真面目、シリアスな雰囲気まで醸し出していて、お馬鹿な行動とのギャップが凄い。

これは酷い、大してセンスが良いとも思えないメカを眺めるだけの作品なの?いや、そうじゃない・・・
逆に考えるんだ!ツッコミのネタとシュールな失笑を提供する為の作品だと思えば良作じゃないか!

事実、文句言いながらも最後まで引き込まれるように視聴できたし、中盤からはネタアニメと割り切って観たので、シリアス顔で尽く予想の斜め上を行くキャラ達を、生暖かい目で見るのが楽しかったかも。
感動のラストシーンですら失笑せざるを得ないというのは、それが制作陣の狙いだからなのでは?

これ、狙ってやってるなら相当高度な作品。私のようなニワカが足を踏み入れるには早すぎたか?
いやいや、酷評書きたくなくて無理やり屁理屈捻り出してないかお前? 自分でも分からない・・・

ただし、音楽に関しては古臭過ぎてはっきりと萎えました。
80年代の音楽には詳しくないので上手く書けませんが、当時の流行を追った感じのBGM。
あっという間に廃れて時代を越えられなかった類のジャンル。

万人向け見所として挙げたいのは、センスは別として、良く動いている方だと思われるメカの作画。
冒頭、メカのテストシーンに既視感。劇パト2OPの元ネタかと思える演出。書き込みが変態レベル。
エンドロールで作画スタッフの中に「庵野秀明」の名前を発見して納得。無駄にいい仕事してます。

あとは超個人的な想いですが、自分から振った元カノに未練タラタラな部分だけ、
主人公にほんの少し(笑)、感情移入できました。

最後に、元カノのキャラデザインに萌え要素を見出し、ブヒれた事を記しておきます。


現代のアニメさえ満足に視聴できていないニワカ野郎が、事前に調べもせずベテラン上級者向けの古いマイナー作品群に手を出すのは、あまりにも無謀ではないか?('A`)
そんな自省をせずにはいられないカオスな逸品(?)でした。面白くないけど楽しかったです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 9

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

カッコイイゾ でも話がオカシイゾ

80年代後半のOVAはカオスでありました。
これもかなりアレな作品です。私は友人達三人で一緒に見たんですが、二人は怒ってましたw
私の許容範囲は海より広く懐深いので、我慢しました。

超雑に言うと作り手の力配分がメカが9.8割、残り0.2が物語という画期的作品です。
ぜってえあんたら、メカだけ書きたかっただけっしょ?というナイスコンセプト、脳がトロケマス。

コンテナ状に畳まってるMADOXなんてなかなかカッコよかったし、この手のパワードスーツモノの元祖の宇宙の戦士(ぬえデザイン版)をソレナリに昇華したいい感じのデザインだったんすよね。確か追う側のメカも結構カッコよかった記憶も有るんですよ。私、当時の雑誌の発売前記事見て見たくてしょうがなかったんすもん。

主人公、デートの約束で待たせてる彼女に会うために必死でコレで逃げるんです。凄いでしょ?見たくなっちゃうでしょ??
コメディタッチとか見せ方次第じゃね?と思うかもしれませんが、見れば判ります。

あの頃のが皆カオスな出来と言う訳ではありませんが、なんとも大らかな時代だったなとオッサンは感慨深いのです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

パワードスーツ、SFロリキャラ、庵野秀明…歴史を振り返るにはいいかもしれません。

 UNEXTにあったので視聴。 パワードスーツってSF設定としてロボットの1万倍自然な設定だと思いますが、あんまり作品数が多くないですね。その意味で本作のあらすじで興味を持ちました。

 人間サイズのパワードスーツって私は結構好きなんですが、あんまり一般的ではないですね。例外はありますが、結局18メートルのガンダムに進化しました。その他はインフィニットストラトスとかシンフォギアとかリアリティの無いデザインになりました。あとはエイリアン2ですか…リアリティありすぎですね。

 1979年ガンダムと同時期のSFオタク伝説のチャンピョン読み切りマンガ、神矢みのる「ラストチェイス」という作品が美少女パワードスーツものでした。これが日本SF史で美少女が水着的な衣服の上にメカを身に着けるという嚆矢だったのでは?と思っています(アマのkindle unlimitedにあります)。なお、神矢みのる氏はプラレス三四郎の人です。
 もちろん初出はロバートAハインラインの「宇宙の戦士」だと思います。

 閑話休題。本作です。作品に中身はありません。つまらないです。ただ40分なので結構ストレスなく80年代のSFアニメの技術を見るには面白いかもしれません。

 OPの原画が庵野秀明らしくて、パワードスーツのメカニックはすごかったですね。1分だけですけど。パワードスーツのカラーリングもトップをねらえに似ています。爆破シーンやエフェクト、画面の発色とかがいかにも80年代ですね。味があって悪くはないです。

 もちろん当時のOVAだけあって、TVアニメよりも動きやメカは各段にいいです。

 女子キャラについてはほとんど出ませんが、80年代後半のオタク界隈の萌え絵(当時無い概念ですが)を確認するのにいいかもしれません。今のSFロリキャラ、つまり萌えの原点は「あづまひでお」と言われていますが、その雰囲気が色濃く見られます。横顔の鼻の極端な造形なんかは、いかにもですね(実際に本作に出てくるのはロリではありません)。

 そんな感じ、でアニメの歴史を気軽に振り返るにはちょうどいいアニメですね。つまらないですが。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4
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