2004年度に放送されたおすすめアニメ一覧 292

あにこれの全ユーザーが2004年度に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月29日の時点で一番の2004年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

×

絞り込み

年代別アニメ一覧

60.5 126 2004年度アニメランキング126位
忘却の旋律(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (44)
246人が棚に入れました
旧世紀の人間とモンスターとの戦争も人々の記憶から消え去った新世紀。
普通の学生であるボッカ・セレナーデは、近所の橋の下に住み着いていたツナギじいさんこと武蔵野三郎の住処で黒船・バラードに出会う。黒船はモンスターのホルを追ってこの街に現れたメロスの戦士であった。また、同じくして黒船を慕って追いかけてきた月之森小夜子とも出会う。一方、街に現れたホルはボッカのガールフレンドであるエルを喰らうために彼女を拉致し、そこで黒船との戦闘となる。そして、そこに居合わせたボッカは、二人の闘いの最中にメロスの戦士として覚醒することになる。
ホルを追い払った後、ボッカはメロスの戦士としてモンスターと戦うことを決意し、とりあえず黒船の後を追うことにして小夜子とともに街を離れる。そして彼らは行く先々でモンスターやモンスターユニオンのエージェント(モンスターに忠誠を誓うことで人々を支配する人間)達との闘いを繰り広げていくことになる。

声優・キャラクター
桑島法子、浅野真澄、宮本充、能登麻美子、小林沙苗、田村ゆかり、保志総一朗、森久保祥太郎

ソーカー さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

左翼アニメ

モンスターとの戦争に人間は敗れ、モンスターに支配された世界。
主人公ポッカはメロスの戦士としてモンスターと戦うことを決意する・・・

戦後の日本が歩んだ鬱屈とした抑圧社会の隠喩。モンスターが支配する社会、子供が犠牲と成る社会。
メロスの戦士は子供が犠牲とならない世界、モンスターからの解放を目指すのですが
モンスターの支配を大半の人間が受け容れてしまっているので、
彼らは英雄ではなく、むしろ社会不適合者とされているので忌み嫌われております。
こういった世界観を見ると大変重そうなものではあるんですが、演出がカオスすぎるので全然シリアスにも見えないです(笑)ハマる人はハマるが、大半の人は意味が分からんという反応で終わると思います。

メロスの戦士を英雄視をすることもなく、モンスターキングを悪とする事もなかった。
社会への反抗のジレンマがそのままラストに現れていたように思います。
最後はちょっとポッカが大人になったように思えて感慨深いものがありました。
なんだかんだで最後まで見て良かったと思えた数少ないアニメの一つであった。

どうでもいい事ですが、出てくる女キャラがことごとくエロ可愛いです。
鳴り響け、私のメロス!と恍惚な表情を浮かべて矢を太ももに擦り当てる姿は脳裏から離れません。
ピンドラの原型がまぁこの作品にも存在するわけなので、その辺も見所の一つなのかな。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 13

60.4 127 2004年度アニメランキング127位
DearS-ディアーズ(TVアニメ動画)

2004年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (99)
639人が棚に入れました
地球に不時着したUFOから宇宙人が現れた!?
人々は故郷に帰ることが出来なくなった彼女らを「ディアーズ」と呼称して、市民権を与えて温かく迎え入れたのだった。
そんなある日、平凡な高校2年生・幾原武哉はバイト帰りに偶然出会った全裸の美少女ディアーズ・レンを介抱することに…。
そして、レンは居候として武哉のアパートに住むことになる。 が、本来ディアーズは奴隷として他人に尽くすために作られた種族で、さらにレンには大きな問題が…。

Key’s さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

最初に見た深夜アニメだったな・・・印象深い・・・

あらすじ

宇宙からUFOが不時着した日本。
故郷に帰ることができなくなった宇宙人たちを
「ディアーズ」と呼んで市民権を与え
彼らをホームステイで迎えいれるようになる。

しかし本来ディアーズは他者に依存することで
種族の保存を図ってきた者たちであった…。
それから1年後、1人暮らしを満喫していた
高校生の幾原武哉はある日、ディアーズの少女と出会う。
地球の言語を話せず行き倒れていた少女を放っておけず
彼は少女を自室に連れて帰りレンと名付けて
しばらく面倒を見ることになる。

すると彼女は武哉を「ご主人様」と呼び、
そのまま彼の家に居候してしまう。
その上、手違いで彼と共に小春高校に通うこととなり、
それいらい彼の生活は一変する。
レンをライバル視するディアーズの正規留学生
ミゥも現れ、常に騒動の日々を送る羽目になる。

さらにレンには隠された秘密があって・・・
主人公の武哉とその周りのDearS達との
ちょっとエッチで騒がしい日々が始まっていく!



感想

最初に見た深夜アニメということもあり
印象深くて好きな作品なんだが
正直結構思い出補正されてるとは思うな~w

まず最初に何と言っても
キャラデザインが可愛く
超好みでしたね~♪
ときどきSD化するキャラも可愛くて好きですね!

エロい場面なんかも
結構あってそうゆう方向で
楽しみたい人も楽しめる作品ですね!

ただエロが嫌いとか要らないとか
思う人はいるかもしれないから
そこは好みが分かれるね


それに声優陣が
今見ると何と言ってもすごい豪華!
演技もキャラにそれぞれ合っていて良かったです!
特にレンのしゃべり方とか可愛くて好きだったな~

ギャグやセリフ回しひとつとっても、
光るものがあるし部分部分みればなかなか好きな部類である。

ありきたりな美少女コメディではありますが、
主人公とヒロインがラブラブな関係では無く
ヒロインから主人公への一方通行って所は気に入ってます

あとはOPやEDなんかも
何気にかなり好きで
当時から何回も再生してたな~♪
今でも聞いてますw


でもストーリーは
設定が特殊なこと以外は
結構平凡だったと思うな

昔はそれで十分楽しめていたが
今見ると少し物足りないな~

あと原作とは
構成なんかが違うらしく
原作のファンはがっかりした人が
多いらしいですね

作画崩壊とかも言われてましたが
自分は気にならなかったな~
ラストが少し消化不良気味で終わったので
矛盾というか謎が解明されなかったのは残念だったな

多分2期を想定していたんだと思うが
結局来なかったな…
2期楽しみに待ってたんですが…


まぁやっぱり
好き嫌いが分かれるというか・・・
苦手な人が多いのかな?

周りの評価と知名度は低いですが
個人的にはかなり好きな作品でしたね

ちょっとでも興味持った人は
見てほしい作品ですね!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 30

チョコ太郎 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

不純異星(異性)交友なSFラブコメ^^

地球にやってきた宇宙人はディアーズと呼ばれて迎え入れてもらうのだが、実はディアーズは奴隷として他人に奉仕する種族。高校生の主人公は、ディアーズの一人 レンと同居することになり・・・。

基本はドタバタラブコメですが、露骨なエロ表現や主人と奴隷という設定が嫌いな方には非常に苦痛な作品かと思います^^;

原作が好きで観ていましたが、本作品では途中までのストーリーで終わっている為、物語としてきちんと完結していないところが非常に残念です^^;(原作の終わり方もどうかと思いますが^^;)

PEACH-PITさんの描くキャラは、ほんとにかわいいキャラが多くて大好きです^^

投稿 : 2024/04/27
♥ : 6

おおがみ そうま さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ドタバタで、楽しい作品です

面白く、楽しい作品です。
ラブコメが好きな人はどうぞ。
あと、DearSはみんな超美形です。
これぞ、Peach-Pitさんのキャラという感じですね。

美少女宇宙人と同棲とか、いかにもという王道ストーリーです。
この時代の作品にもれず、作画面が良いとは言えません。
作画を気にせず、キャラとストーリーを楽しんでください。

ちなみに、原作の漫画もすごく良いですよ。
おすすめです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1

60.4 127 2004年度アニメランキング127位
うた∽かた(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (85)
574人が棚に入れました
神奈川県の鎌倉に住む中学2年生の少女「一夏(いちか)」は一学期の最後の日、学校の大掃除の途中、藤堂誓唯から貰ったお守りのついた携帯電話を落としてしまう。下校途中にそれに気づいた一夏は夕暮れの学校に戻るが、不思議なことに携帯は鏡の中に入り込んでしまっていた。そこに不思議な少女舞夏が現れ、携帯を返す条件として『神精霊(ジン)』の力を使い、その感想文を代わりに書くことを要求してくる。こうしてあの想い出の夏が始まった…。

声優・キャラクター
本多陽子、浅野真澄、川上とも子、長谷優里奈、田村ゆかり、飛田展男、神奈延年、川村万梨阿
ネタバレ

おなべ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

あの夏の日

鎌倉を舞台に、中学2年生思春期真っ盛りの少女達の一夏を綴った青春アニメ。
主人公一夏ちゃんが鏡から出て来た謎の少女舞夏ちゃんと出会い、お守りに宿った「神精霊-ジン-」の視る力を使っていきます。
このジンが12種類あり、力を使う度にコスチュームも変わります。毎回デザインが違うのも、作品の見所の一つでしょう。


しかし、このアニメで主体になるのは、思春期の少女たちの心理描写。どこかで落とした物を探す、悪天候を晴天にする等、日常で巻き起こる些細な事件でジンの力を使います。そして、ジンの力を使ったからといって、必ずしも物事が万事解決せず、かえって嫌なものを視てしまうこともあります。真面目で今まで他人を疑った事もなかった主人公は、人のネチネチとしたネガティブな面を見て行き、段々身も心も弱っていくのです。
一夏ちゃんは病んでいくし…人間関係もギスギスしていくし…見ていて気持ちの良いもんじゃないです。鬱アニメの一例として挙げられるのは、このような気疲れしてしまうドロドロ要素が強いからでしょう。


何だと…世界征服を企む輩の野望を阻止する為にジンを使う魔法少女ものじゃなかったのか!?
当時視聴していた中坊の私は、イメージと違っていて、多いに期待を裏切られました。
中坊の頃は、明るい作品じゃないし、主人公死にそうだし、何だかあんま面白くないなーと思っていました。話が反れると、「うたかた」が始めて見た深夜アニメで、対象年齢高めのアニメは、皆こんな感じに暗くて、人間関係が複雑なのかなあ…、よく考えられててすごいなあ…、そうしみじみ感じていました(実際はそーでもないのも多いけど)。

しかし多少、年を重ねた今見返してみたら、SUGEEEEEE丁寧に作られていてビックリしました。見れば見るほど味が出て来る、スルメのようなアニメだなーと改めて考え直しました。


この作品には毎話多くの伏線が見え隠れします。初見だと意味有りげな台詞でよーわからんのですが、二回見ると「ああ、これはこういう意味だったのか…」「だからあんなこと言ったのか…」とわかる描写が多くて面白い。
逆に、伏線で溢れまくっている上、回収されるのが最終話なので、わかるまでは非常にヤキモキしてしまいます。どうしても若干台詞がテンポ悪く聞こえてしまいますね。最終話もやや強引な部分もありますし、結局触れられなかった設定もあります。

また、14歳の多感な時期である一夏の心境の変化を、繊細に描写しているのが良かったです。そんな一夏の心の変化に、ハラハラしながら見守っている舞夏も好いポジションです。この2人の友情は本当に美しい。まさにベストパートナーです(百合だって?百合でいいじゃないか、何が悪い!)。
私は実写映画にしろアニメにしろ、「キャラクターが自分の思っている事をべらべらと口にする」作品は好ましく思わないのですが、うたかたは演出で魅せてくれたのが非常に好印象でした。
例として挙げると
{netabare} 6話でセイとサヤが会話しているのを見た後、フェンスにネックレスが引っ掛かる場面。覗き見なんて悪い…と頭でわかっていても見ている一夏の考えが形になって出ていました。Bパート後半で、想像上でセイに全裸で追及するシーンも一見「!?」ですが、自分をさらけ出したい、セイさんのことで頭が一杯な心境がよく表現出来ていました。{/netabare}

中坊の頃でも強烈に印象的だったのは8話
{netabare} 記憶障害の患者に贈ったドライフラワーを、「こんなゴミみたいなの、花なんかじゃない!」なんて言われながら滅茶苦茶にされる場面。ドライフラワーを一生懸命に作った回想シーンも入れられ、「ゴミなんかじゃ、ありません…」と言う一夏ちゃんがもう、不憫で仕方がなかったです…。あんなこと目の前でされたらそりゃ心病みますわ。でも学校も患者の都合は配慮しなきゃならんかったなあ、と余計なこともしばらく考えてしまいました。 {/netabare}



また、作品を彩る音楽、背景描写がとても美しい。OP、EDもうたかたの世界覧にマッチしていて見事な選曲でした。シャボン玉みたいに丸っこいフォントも素敵です。


少女たちの生々しいガラスのハートのように繊細な心境や、トゲトゲとした裏のある台詞の掛け合いは胸に来るものがあります。キャラクター、特に一夏を好きになれないと感情移入しにくく、作品も楽しみくいでしょう。鬱々しい雰囲気にどんどんなっていくので、好き嫌いも別れそうです。


しかし、もう二度と来ることのない、たった一度きりの夏の思い出を甘酸っぱく、切なく感じられる世界覧は必見です。
"夏"を重点に置いた作品は多々ありますが、私にとって夏アニメと言えば「うたかた」です。未だに「一夏」といえば「IS-インフィニットストラトス-」よりも、「うたかた」を連想してしまいますね。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 15

k-papa さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

鎌倉と可愛い女の子・・・素晴らしい。

後藤圭二さんと門之園恵美さんのクリエータご夫妻が作り上げた鎌倉美少女アニメ。

背景の作り込みや鎌倉への思い入れが感じられて美しいです。
神秘感も混ざって不可思議な感じが良いですね。

神を開放していく姿はなんとなくカードキャプターさくら
みたいな所もありますが、それはそれで良いです。

綺麗な話だけではなく暗い所が明らかになって、
謎も明らかになってくるとまさかあの人が・・とか
いうこともあります。

鎌倉が舞台のアニメ作品も結構多いですが、
この作品はその中でもとても優れた方にはいると思いますよ。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 9

テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

思い出の作品。

実はこの作品を見たのは中学生の時で私がアニメにハマるキッカケとなったルーツ的な作品です。
この作品の1話の夕焼けのシーンを見て当時アニメーションはこんなに絵が綺麗なんだ!と感激して見始めた作品です。
大まかな話は主人公が太陽や雨などの力を借り様々な目線から世界を見て最後に重大な選択をする的な話しだったと思います。
見れば見る程惹かれて行く作品で全部見て最終回を見ると当時は色々考えさせられたり感動したりしたのを覚えています。
まだ、未視聴な方は是非みてみてください^ ^

投稿 : 2024/04/27
♥ : 5

60.4 127 2004年度アニメランキング127位
アカネマニアックス(OVA)

2004年11月25日
★★★★☆ 3.4 (54)
239人が棚に入れました
【アカネマニアックス~流れ星伝説剛田~】
TVアニメ『君が望む永遠』最終回のエピローグではあえて描かれなかった、「いかにして茜が心の整理をつけ、新たなる一歩を踏み出したのか?」という空白の過程が遂に明らかになる。
そして、そのカギを握る転校生、剛田城二の熱血がムダにカラ回りして巻き起こす騒動や妄想の数々が暴走気味に描かれ、深刻な雰囲気だった前作では不可能だった、コミカルでスピーディーな展開があり、もちろん『君が望む永遠』外伝ならではの涙の展開もある。

Derp さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

そして、マブラヴへ・・・

アージュのいつものお馬鹿なファンディスクのアニメ化です。
アージュは本当にパロディが好きなんですよね。

マブラヴで「剛田」という転校生がいてすぐにまた転校したということが語られるのですが、そいつが主人公。

優柔不断と言われる君望の孝之、マブラヴの武とは正反対の熱血暴走キャラ。
声が関智一さんなのでたぶんあのキャラのパロディ。

君が望む永遠の後に涼宮茜がいかにして立ち直ったのかが描かれています。
作中の時代的には2001年のはずです。

こんなやつ今のアニメじゃ絶対主人公になれないですよ!(笑)
だから今見ると凄く面白いなと。

どちらかと言えば、君が望む永遠を見て本作を見るより、マブラヴのゲームをクリアしてからこの作品を見る方が良いかもしれません。
尊人、委員長、彩峰、たま、純夏、まりもちゃん、夕呼がアニメで動いてるだけでなんか胸熱。

これがアニメ化できるってのはいかに当時の君のぞ関連の企画が上手く行ってたのかという。ただ、君のぞにかかりきりでマブラヴアニメ化するタイミング逃しちゃったのは残念すぎる。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1

60.4 127 2004年度アニメランキング127位
ナースウィッチ小麦ちゃんマジカルてZ(OVA)

2004年8月28日
★★★★☆ 3.4 (54)
200人が棚に入れました
『The Soul Taker ~魂狩~』からのスピンオフ作品であり、DVD版映像特典として作られた短編連作「こむぎ大作戦」を原型としている。内容はいわゆる魔女っ子アニメのパロディ。
地球とは別次元にあるわくちん界で破壊ウイルスあんぐら~が脱走、次元を越えて地球へとやってきた。
それを追ってやってきたムギまるに地球の未来を託されたコスプレアイドル小麦ちゃん。アイドル生活と学校生活だけでも忙しいのに、それに加えて魔法少女としての活動もやらねばならず大変なことに…。

60.2 131 2004年度アニメランキング131位
Φなる・あぷろーち[ファイナルアプローチ](TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (155)
1049人が棚に入れました
あるバレンタインデーの日、水原涼の家に1人の少女が訪ねて来た。彼女の名は益田西守歌。彼女は1包みのチョコと共に指輪を取り出し、強引に涼の指にはめる。それも、無理に外そうとしたら爆発するという言葉と共に。西守歌は更に、自分が涼の許嫁だと語る。こうして涼の、波乱に満ちた結婚相手選びが始まるのであった……。

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

ドタバタラブコメ

原作ギャルゲ。
少子化対策の国家的お見合いプロジェクトで選ばれた相手の元へやってくる押しかけ許嫁のドタバタラブコメ。
恋と嘘で扱っているゆかり法と同等のものが、2004年に題材として扱っているのだからギャルゲはすごいものだ。
15分というショートアニメだが、短いと感じない内容の濃さと、個性的な登場人物たちで笑いあり、涙ありでよくまとめましたね!である。
ただし1点だけツッコミを入れたいのは、主人公の涼は、お嬢の笑穂と付き合っていて、別れてないよな…
それで押しかけ許嫁の連れ戻しに行ってはいかんだろ?!それを許す笑穂って…
ハーレム物のお約束か(苦笑)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1

60.2 131 2004年度アニメランキング131位
カッパの飼い方(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (24)
189人が棚に入れました
カッパと人間が共存するパラレルワールドの物語。高度経済成長期の日本。昔は野生のカッパも普通に見かけられたが、今はすっかりいなくなってしまった。そんな中、人々の間で養殖されたカッパをペットにすることが密かなブームになっていた。都会で一人暮らしをしていた「私」もペットショップで赤ちゃんカッパを購入し、「かぁたん」と名付けた。

声優・キャラクター
萩原聖人、神崎ちろ、山内奈緒、竹内順子

60.2 131 2004年度アニメランキング131位
夏色の砂時計(OVA)

2004年4月23日
★★★★☆ 3.4 (33)
173人が棚に入れました
夏休み目前の終業式、牧村耕太郎は片思い中の芹沢香穂に告白しようと決意した。しかし次の朝目覚めると、不思議なことに9月1日を迎えている。さらに追い打ちをかけるように、始業式の日に香穂が交通事故死したことが伝えられた。これは、夢??
突如襲ってくるめまいと共に、断片的に夏休みを過ごしていく耕太郎。そこで自分が、香穂と恋人同士になれたことを知った。
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

ひと夏のSFラブストーリー

原作はPS2の恋愛アドベンチャーゲーム。
砂時計がSF的なアイテムだとは見る前は思いもしませんでした。普通のラブコメとは違った雰囲気が良かったです。


あらすじ
{netabare}
夏休み直前の終業式の日、主人公の牧村耕太郎は高嶺の花のお嬢様である芹沢香穂に告白する決意をする。

しかしその日の夕方、自宅の周りをうろついていた怪しげな女の子の持つ砂時計に触れてから彼は不思議な体験をする。
翌日起きると夏休みは終わり9月1日の始業式に。しかも驚くことに耕太郎は香穂と付き合っていて、その香穂は前日の8月31日に事故で亡くなったという。
全く事態が飲み込めない耕太郎。

再び夏休み前に時間が巻き戻ったことで以前会った砂時計の女の子に再会したところ、彼女は名をリージェンその正体をタイムパトローラーと名乗り、
砂時計の能力が耕太郎に移ったことで時間を行き来できるようになったこと、彼女は香穂の死の運命を回避するために未来からやってきたことを教えられる。

耕太郎は香穂を救うため幾度も時間移動(デイドロップ)を繰り返すことになる・・・。
{/netabare}


設定的に『STEINS;GATE』を連想させますが、こちらはチープな未来人設定や恋愛要素重視な点からそれほどSF的にハードな印象はありません。


恋愛ゲームなので、途中何人かの女の子と親密になることで最終的な目標(=香穂の救出)に繋がっていく作りになっています。

とにかくヒロインを攻略することが未来を改変するための糸口になるような設計です。

ちょっと疑問はあります。
{netabare}
最終的なルートが香穂一人なら、他のヒロインのルートのエンドはどうなるのでしょうか。とりあえずアニメだと幼なじみは敗北してました(笑)
{/netabare}

恋愛アドベンチャーゲームなるジャンルはプレイしたことがないので、普通の恋愛ゲームとどう違うのか気になります。



舞台が夏なので、プールや夏祭りなど夏らしい雰囲気を味わえることが一番のメリットです。

この雰囲気は素晴らしいので、あと一歩踏み込めばAIRのように語り継がれる名作になっていたかも。(無理かな・・・)

夏らしいと言えば主題歌!
水樹奈々さんが歌うOP「Drive away dream」も爽やかですが、何よりUNDER17(vo:桃井はるこ)のED「はじめての夏」がとても夏らしくて良いです。オススメです!

でもこれに関して少し不満があります。

同じ主題歌を歌っているのに水樹さんはメインヒロインで桃井さんはモブって・・・。扱いの差に憤りを感じます。

一応一般ゲームなのでそれなりに声優は豪華です。

香穂 - 水樹奈々
あい - 倉田雅世
真魚 - 愛河里花子
朋美 - 井上喜久子
リージェン - 折笠富美子



演劇部部員 - 桃井はるこ

ロリボイスの倉田さん演じるあいちゃんが可愛かったです。

そう、あとあいちゃんの見せるちょっとした三角関係も見所です。

おまけのアピールポイント、香穂を助けるためにデイドロップ(タイムリープ的なもの)し続ける耕太郎はちょっとカッコいいです。オカリンほどじゃないですが、ヘタレ主人公に比べて格段に好印象です。



メリットに代わりましてデメリットとしては、時間移動による頻繁な場面転換に加え演出上の場面の切り替わりも多く、とても分かりにくいことです。
演出は大沼心さんですが、この頃はまだ手馴れていなかったのかな?と思います。

あと作画もOVAとしては悪い方ですね。同じ制作会社の陸演隊が作った『_summer』ぐらいには頑張って欲しかったと思います。

そして圧倒的な尺不足。2話しかないのでそこは仕方ないです。多少の説明不足・描写不足は目を瞑ろうと思います。しかし主人公の順応性が高すぎるように感じます(笑)


期待して見ると100%損した気分になるのは間違いないですが、全く期待せずに恋愛モノだと思って見ると意外なストーリー展開に面白みを感じられるかもしれません。

ちょっと酷評気味ですが実はけっこう楽しめたので(要所要所感動的なシーンはありました)、細かいことは気にしない大らかな方向けの作品です。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 4

ペチ14 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

Q質問 A解答 T突っ込み

A,物語 4.5
観たのがそれなりに前なので曖昧かもしれないですけど
設定はとてもちゃんとしていて物語もそれなりに
面白かった覚えがあるので高評価です

声優 5
奈々様が出てる時点で評価5ですね

キャラ 3
キャラはどのアニメにも出てきそうなキャラが多かったので
普通の3です

作画 3
ごく普通の3

音楽 5
やっぱ奈々様は歌がご上手

t,尊敬語の使い方違うような

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

60.1 134 2004年度アニメランキング134位
機動戦士ガンダムSEED AFTER-PHASE「星のはざまで」(その他)

2004年3月26日
★★★★☆ 3.5 (13)
69人が棚に入れました
機動戦士ガンダムSEEDのDVD第13巻の映像特典として付属。

キラやアスラン達の、その後を描いた新作OVA(約5分)となる。

60.1 134 2004年度アニメランキング134位
GEOBREEDERS 魍魎遊撃隊(OVA)

2004年4月15日
★★★★☆ 3.4 (10)
33人が棚に入れました
『ジオブリーダーズ』 (GEOBREEDERS) は、ヤングキングアワーズで連載中の漫画。
【ストーリー】昭和70年、綾金市。田波洋一はひょんなことで神楽総合警備に再就職する。妙齢の美人社員に囲まれ、給料もいい警備会社だったはずが、実態は化け猫退治の専門会社だった。時には死者も出る化け猫退治。周囲の社員は一癖もふた癖もある人物ばかり。「こんな会社辞めてやる」と言いながらも田波は仕事をこなしていく。
同じ頃、化け猫たちも「黒猫」を中心に組織的な活動を始めた。商売敵ともいえる「厚生省(衛生二課)・ハウンド」も交え物語が幕を開ける。

声優・キャラクター
三木眞一郎、こおろぎさとみ、久川綾、矢島晶子、今井由香、日高奈留美、飯塚雅弓、長沢美樹、大塚明夫、大川透、山寺宏一、堀勝之祐

59.8 136 2004年度アニメランキング136位
かいけつゾロリ(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (49)
359人が棚に入れました
自称「いたずらの天才」でいたずらの王者を目指して修行の旅を続けるキツネのゾロリ。
普段は三度笠に縞の合羽と言う渡世人のような格好をしているが、手先が器用で、自作のいたずら用メカや遊園地など作ったりとかなりの器用さ。
元山賊のイノシシの兄弟イシシ・ノシシとともに、修行の旅に出る。

59.8 136 2004年度アニメランキング136位
グレネーダー ほほえみの閃士(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (68)
309人が棚に入れました
忌まわしき戦が猛る時代、戦国世紀において銃に長けた武者は「閃士」と呼ばれた。
そして此処にも一人、天才的な射撃の腕を持つ少女が居た。金色の髪、見事なプロポーション、そしてお風呂が大好きな彼女の名は天道琉朱菜(るしゅな)。
旅を続ける途中で知り合ったサムライ・虎島弥次郎と共に、6連発回転式拳銃を唯一の武器にしながら機関銃やライフルを使うならず者の閃士たちを撃退し続ける。天子様の教えを実践するため…。

声優・キャラクター
高橋美佳子、中井和哉、本多知恵子、松岡由貴、小菅真美、中田和宏、永井乃愛、檜山修之、佐久間紅美
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

強く、やさしく、美しく…ついでにちょっとエロい?主人公のほほえみは最強の武器

2004年秋アニメ。全12話。
原作漫画は未読です。そちらとは一部内容が違うそうですね。
最後まで視聴してみて、心の温かくなる作品だったと思います。

この世界では銃火器の扱いに長けた人たちは閃士と呼ばれ、主人公の琉朱菜もその一人。
戦国風のオリエンタルと西部劇が混ざったような不思議な世界観です。

この作品の特徴は、やりすぎて逆にいやらしくないエロ要素と、ちょっと馬鹿っぽいノリと、ありえない銃撃戦ですw
そんな作風ですが、ストーリーはいたって真面目で、テーマ消化も堅実でした。

{netabare}笑顔によって戦いを終わらせようと旅を続けるガンマン・天道琉朱菜(てんどう るしゅな)は、道中、天子の施政に疑問を持つ剣士・虎島弥次郎と、親の仇を恨む少女・紅みかんに出会い、旅の道連れとなります。
最終的には弥次郎に因縁を持つ開山導師(道化師)、琉朱菜と対等の力と立場を持つ大御堂刹那の、力による天下支配という野望をくじき、天子を助け出します。

「相手の戦意を消すことで勝利する、そのために剥き身(笑顔)でいる」という言葉は、琉朱菜が天子から授けられたもの。
本作のテーマとして第一話から一貫していて、それを実行することで、恨みや負の感情にがんじがらめになっている人たちを琉朱菜は開放し、琉朱菜自身も成長していきます。
天都からの刺客に付け狙われ時に葛藤する琉朱菜、琉朱菜に影響される弥次郎やみかん、サブキャラの行動や心境の変化が丁寧に、過不足なく描かれます。

伏線の張り方も、謎の明かし方も丁寧です。
琉朱菜と刹那が天子の影武者であるということも最終話まで明かされませんが、二話からしっかりと伏線が張られ、刹那が天子に成り代わったタイミングもわかるようになっています。(天子と刹那の二役だった本多知恵子さんはしっかりと演じ分けていて、二人の心理がよく伝わる、素敵な演技でした)

最終二話でそれらが綺麗につながり、最終話の戦闘は最高のカタルシスになりました。
よく似た境遇で同等の力量を持つ閃士、琉朱菜VS刹那。
師弟対決ともいえる、弥次郎VS開山導師。
結果的に刹那とは和解し、開山導師は力に溺れたまま死亡します。
命の重みと心を受け止められた刹那と、命の重みを全身に受けながらも心まで受け入れられなかった開山導師。面白い対比だったと思います。

琉朱菜と刹那の最終戦は演出も作画も素晴らしく、その数分のバトルのためにそこまでのお話があると言っても良いかもしれません。
そこで感動するには、全話きちんと視聴する必要があるのです。


…で、女性キャラ好きな私としては、女性陣がみんなかわいく、またかっこよく、生き生きしていて良かったですね!
お色気要素はありながらも萌えキャラになりきらず、どのキャラクターにも信念があり、自分の意思と考えで行動しています。燃えます。
かわいそうなことに男性キャラがことごとく食われてしまいましたw
なので、弥次郎はもう少し活躍が見たかったかも。

良くないところは、エロ要素…ですかね?ギャグテイストなので突っ込みながら見るのが正解でしょう。好みは別れると思います。
あと、作画には製作状況の厳しさ、そして同時に、作品への愛情とクリエイターの意地も感じられました。{/netabare}


タイトルからはバイオレンスなんだか何なんだかよくわからないまま観て、今ではこのタイトル、すごく納得しています。
圧倒的な実力を備え、常に無双でもするかのように敵を蹴散らす琉朱菜。
でも彼女の本当の武器は、そのやさしい笑顔でした。


【元ネタ・類似作品(?)について】
SKLからガンカタ繋がりで映画「リベリオン」と本作を視聴して、(意図しているかはわかりませんが)SKLとグレネーダーの両作品に、ガンカタというアクションだけでなく、色々な形での「リベリオン」に対するリスペクトを感じ取ることができました。

キャラクターの関係性や心理の変化。
実力を最大限発揮することのできる強敵、主人公と対になるようなキャラクターの登場や武装解禁といった状況の変化。
ラストシーンで最高のカタルシスを得るために各所に入れられた、大小様々な描写の積み重ね。
ラストバトルでの全力解放に至るまでの流れるようなストーリー展開。

「リベリオン」を見たからこそ気づいたことが沢山あって、両作品のスタッフがいかに元ネタの取り入れ方にこだわり、工夫したかに気付かされます。
それでいて、他に見られない強いオリジナリティを持っているのです。

どれも繰り返し見たくなる作品になりました。(2015.7.16)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 8

全身タイツ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

御存知おっぱいリロード 最高のガンアクションエンターテイメント 

おっぱいリロードで有名な作品故にあにこれ内では色モノとして扱われているのでしょうか?3400位(2016年1月現在)は可哀想ですw

この作品とは某ニコ動で映画「リベリオン」のガン=カタのMADを検索中に関連タグで「おっぱいリロード」を見つけたのが出会い。
今まで見たことのない“それ”はとにかく斬新で無茶苦茶で恰好良かった(勿論笑いましたw)ので、すかさず本篇も視聴しました。

作品は時代劇と西部劇がごちゃまぜになった世界を主人公琉朱菜(るしゅな)と弥次郎が旅をしながら敵を倒していく物語。
見所はとにかく琉朱菜のガンアクション!おっぱいリロード然り、特に最終話ではガン=カタオマージュに溢れるアニメ史に残るであろう出来栄えです。
主人公琉朱菜は強い、可愛い、恰好良い、巨乳が苦手な諸兄も「リロードならば・・・」と納得でしょうw

何度もリピート視聴してるのでお気に入りです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 8
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

笑う門には天下太平

原作コミックは未読。

架空の戦国時代と西部劇をミックスしたような世界観の美少女ガンアクションアニメ。
主人公の天道 琉朱菜(るしゅな)は
私にとってはアニメヒロイン像についても色々考えさせられる印象的なキャラクターです。

目に止まらぬ早撃ちや、
巨乳の弾力を活用した驚速弾丸装填スキル“おっぱいリロード”(笑)など、その凄腕も豪快。
でありながら、天子勅命により諸国を旅する彼女が求める道は、
ほほえみにより、相手に心の鎧を脱ぎ捨てさせ、戦を終結へと導く、究極奥義の追及。

彼女が歩くほほえみの道は、力で力を制する天下獲りの不毛さ、復讐の無意味さ。
これらのシナリオ展開によっても説得力を付加されるわけですが……。

一方でその戦士の鎧剥脱術は、
作中、OP、EDと毎度、入浴を欠かさないw
無類のお風呂好きでもある琉朱菜のキャラクターによっても適宜補強。
バディとなる男剣士も、{netabare}露天風呂でいきなり微笑むヒロインの胸元に抱き寄せられ、{/netabare}
文字通り心身を丸裸にされる強烈な体験で旅が始まりますw

こう書き連ねると、ただの変態ヒロイン?とも思えてきますがw
実際、私が視聴していた時は、意外とエロとか、あざとさとかを感じなかった点が、
私が不思議とこのヒロインを忘れられない理由。
“おっぱいリロード”からの連射に至っては、
クールだったとの鮮烈な余韻が先に思い出されます。

入浴以外にも、例えば{netabare}相棒男と脱げたパンツをやり取りするとかw{/netabare}
結構ムフフなハプニングにも遭遇しますし、
コスプレ?も披露しますし、下ネタへの言及もあったりしたはず。

典型的な萌えキャラならば「ふにゅ~」とか赤面して、
ここぞとばかり猛アピール?してくる所。
このヒロインはまだ比較的サバサバしている印象を受けます。

あくまでも天真爛漫キャラを貫いていると言いましょうか……。
現実にはあり得ない、如何にもアニメヒロインといった言動ながら、
画面のこっち側の視聴者にサービス提供しつつも、後の萌えアニメ程は反応を煽らず、
画面の向側で展開する架空世界のフィクションとして振り切ってしまう部分に、
私の中で妙な清々しさが残っています。
但し、いやwむしろ天然なのでは(笑)とツッコまれたら答えに窮しますがw

本アニメ版の放送は2004年秋。
二次元の非実在少女にホンモノも何もないのでしょうが、
琉朱菜には、萌えビジネス様式確立、深化と共に忘れ去られた、
古の少年男子向けのアニメヒロインらしさが詰まっている。
そう感じるのは私の価値観が古いからでしょうかw

その他、日本刀とリボルバー、あとはロボだの風船だのwが対等に渡り合う、
思い切った空想バトルも楽しい。
一方で、その天下太平実現の夢を担う、その微笑みには
心に平和をもたらす安心感も漂う。
メッセージ性も確かに感じられる良作です。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 12

59.8 136 2004年度アニメランキング136位
B-伝説! バトルビーダマン(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (10)
68人が棚に入れました
「ビーダマン」と呼ばれるビーダマ発射マシンが発達した異世界「ビーダワールド」。ここはビーダマンの腕前が全てを決める世界である。大輪ヤマトは世界最強ビーダーを目指し、ライバルたちと熱いバトルを繰り広げていく。

59.7 139 2004年度アニメランキング139位
ブラック・ジャック 命をめぐる4つの奇跡(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (14)
79人が棚に入れました
モグリの天才外科医ブラック・ジャックが活躍する、手塚治虫が描いた医療マンガを原作とするテレビアニメ。よみうりテレビ開局45周年、ブラック・ジャック生誕30周年を記念して制作され、TVスペシャルとして放映された。原作の4つのエピソード「医者はどこだ」「勘当息子」「U-18は知っていた」「ときには真珠のように」がアニメ化されており、本作の制作時に作られた設定は、のちのTVアニメシリーズにもいかされた。また、主題歌にはB`zの「ROOTS」、そしてテーマ曲としてB`zの松本孝弘の手による「THE THEME OF B・J」が起用されている。

59.6 140 2004年度アニメランキング140位
双恋 ふたこい(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (160)
1021人が棚に入れました
主人公の二見 望は、幼い時に母を亡くしそれ以来父親と二人暮し、その父親が仕事でハワイに転勤することになり、それを機に昔住んでいた街に帰ってきた。
街を歩いていたら桜月姉妹と偶然出会い、更に幼馴染みの一条姉妹や、下宿先の雛菊姉妹など会う女の子はみんな双子ばかり。どうもそれには、下宿先である『双林寺』にある『双子塚(アニメオリジナルの設定)』が関係しているらしい…。

gtbeetboot さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

いかに主人公になって見れるか。

深夜アニメを見るきっかけとなった作品です。

当時、自分も主人公と同じくらいの年頃で、なんかうらやましいなぁてな感じで見てました。

声優さんの鬼気迫る演技にも衝撃を受けました。(特に12話)

恋愛系のアニメでは、トップ3に入るぐらいに気に入ってます。思い出深いってのもありますし。

本作は主人公の性格が災いして、いろいろ問題が起きていきます。それを抵抗なく見れるか。あと、作画ですかね。これさえ大丈夫なら、心に訴えかけてくるものを感じられると思います。
恋愛系のアニメが好きな方で、まだ見ていない方はよかったら見てください!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 7

59.5 141 2004年度アニメランキング141位
北へ。Diamond Dust Drops(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (31)
202人が棚に入れました
広井王子原作のゲームをアニメ化。個性的かつ魅力的なヒロイン達が経験する青春時代特有の心の機微を描いている。函館を舞台に、茜木温子の淡い恋物語が展開していく。

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

☆北海道の魅力溢れる作品

かなり前のアニメでしたけど以外に面白かったです♪

「サクラ大戦」「魔神英雄伝ワタル」の広井王子さんの作品です。


オムニバス形式で6人のヒロインが在住する、北海道の
それぞれの地域ドラマが展開します。

函館が魚屋さんの娘さんと老年のミュージシャンの恋で、

他にも、様々なタイプの女の子が北見、旭川、札幌市、帯広が舞台で繰り広げられます。

私は旭川のフイギュアスケートの女の子のお話が良かったです(*^^*)



アニメーション制作/スタジオディーン


2004年1月13日-3月30日(全13話)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1

59.3 142 2004年度アニメランキング142位
ゾイド フューザーズ(TVアニメ動画)

2004年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (13)
118人が棚に入れました
東方大陸に位置する近代都市・ブルーシティ。ゾイドバトルチーム・マッハストームに所属する少年RD(アールディー)は、父親が遺したライガーゼロを愛機に、何でも屋をしながら、Ziファイターとしてゾイドバトルへの出場を目指していた。
そんなある日、エキシビジョンマッチにおいてゾイド同士の合体によりその能力を飛躍的に向上させる「Ziユニゾン(ユニゾン)」の存在が知れ渡り、Ziファイター達は自分のゾイドとユニゾンできるゾイド・Ziパートナーを捜し求めるようになる。
そしてRDのライガーゼロにも、ファイヤーフェニックスとのユニゾン能力が明らかになるのだが…。

声優・キャラクター
野島健児、中村千絵、中田譲治、坂口哲夫、勝杏里、水野愛日、間島淳司、湯屋敦子、石野竜三、梁田清之、恒松あゆみ、保村真
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

夢の在処・力と意志の在り方

2004年10月~2005年4月放送のテレビアニメ。全26話。
ゾイドのアニメシリーズ3作目。今回初視聴です。

【あらすじ】
舞台は惑星Ziの東方大陸に位置する近代都市・ブルーシティ。時はZAC2230年。
主人公RD(アールディー)は、父親が遺したライガーゼロを愛機に、バトルチームマッハストームに籍を置き、Ziファイターとしてゾイドバトルへの出場を目指しています。また、RDには伝説のゾイドと出会うという幼い頃からの夢も。
そんな時、Ziユニゾンと呼ばれるゾイドの合体現象が確認され、バトルの常識が覆されていきます。最初はZiユニゾンに抵抗感を抱くRDでしたが…。


Ziユニゾン、ゾイドバトル、何でも屋の仕事、伝説のゾイドなどの様々な要素が入り乱れる、ブルーシティを舞台としてRDの成長を描く冒険譚です。


作画は当時としては標準的ですが、表情や仕草が生き生きしていて可愛らしいシーンもあって好き。
アイキャッチが毎回描き下ろしで見応えがあり、各話の内容に沿っているのも良い。
BGMは独特なので好みが別れるかも?
OPが私はかなり好き。特に最初のRDとライガーゼロの正面カットが格好良いです。


【キャラクター】
キャラクターの描写が安定していて良かったです。ゲストキャラクターの再登場が結構あるのも好み。
{netabare}
一番はやっぱりRDとスイート。幼馴染でお姉さんで危ない時には真っ先にお互いを心配するし、お互い支え合ってるし、見てて和む和むw
マットがまた良いですね。RDの年長者としての側面を大いに引き出してくれましたし、子どもの逞しさを感じられるのも良かったです。
子ども視聴者が見たとき、RDに憧れてもマットに感情移入しても良い作りにしていたのかな。

男性キャラも皆好きなんですけど、女性キャラの強さと格好良さが良いんですよね。特にリーリンの出るシーンは爽快で楽しい。
チャオの失恋回さえ悲壮どころか爽やかに終わるんだから快作です。{/netabare}


【身近な存在の大切さ】
{netabare}
伝説のゾイドについて、個人的には期待通りの結末でした。
ライガーゼロファルコンがRDの意志と誇りに呼応して伝説のゾイドへと姿を変えるのも、人間とゾイドの関係性の上に描いていてとても良かったと思います。

「伝説のゾイドは世界のどこかで自分に乗れる者を待っている。それに応えられるよう、いつでも強く誇り高い男で居ろ」という父の言葉がRDの指標だとわかった時、私はあれ?じゃあライガーゼロどうするんだろう…と思ったんですよね。RDが自分からゾイドを乗り換えるのがどうにも想像できなかったんですよ。
見直してみたら最序盤で映る伝説のゾイドのイメージがライガーゼロファルコンっぽい。だからこの結末は予定通りだったのかな、と思っています。

ライガーゼロはRDが父から受け継いだ相棒で、私は主人公と相棒ゾイドの出会いから始まるシリーズしか今まで見ていなかったのでとても新鮮でした。
RDとライガーゼロの絆ってスラゼロやワイルドとは違って明確に言動に出ることがあまり無いんですけど、「傍に居るのが当たり前すぎて大切さに気付きにくい存在」だったのだと思います。その点はRDにとってスイートも同じかも。

そういうライガーゼロとスイートを大切にした所がこの作品の肝じゃないかなあ…。

16話以降ではブレードとリュックにもそういう描き方がされたように思います。
ブレードがエナジーライガーにライフルだけで挑んだのも、敗北の屈辱からだけではなくバスターフューラーを破壊された悔しさもあったかも知れないし、リュックが姿を消して初めて自分にとって大事な仲間だったと気づいたのだと思う。
後付けな感じは確かにあって気にならないわけではないですが、作品全体で描きたいことは整理されていたと個人的には思っています。{/netabare}


【力と意志の共有】
{netabare}
私がゾイドアニメに感じる魅力って、ゾイドに動物と機械の側面があることなのですよね。
人工的に作られた人をサポートするAIなら他のロボットアニメにもあるし、人間的なAIとの絆を描いた作品は少なくないです。
ですがゾイドは人間とは違う精神構造を持つ「生き物」でもあり、「機械・兵器」でもあるからその力を発揮したいという強さへの欲求も持っているのではないかと思っています。

フューザーズは敵も味方もZユニゾンするのですが、「ユニゾン相手の意志と強さを認め合えるかどうか」が敵味方の描写の分かれ目です。
RDにはファイアーフェニックスと心を通わせ、力を認めてもらう回がある。ブレードも、エヴォフライヤーとディスペロウを打ち負かして初めてガイリュウキとのユニゾンが実現する。
敵はゾイドの意志を考えず兵器としてだけ見る場合が多いのも意図したものだったと思います。

ブルーシティがゾイドバトルの聖地って設定があるのも好きですね。他の街は描かれなかったのでどこまで意図していたかはわからないんですけど、ブルーシティの市民は良くも悪くも主張がはっきりしていて「戦う意志」を常に持っていたように感じました。
アルファ・リヒターは力こそ作り上げたけれども、結局市民と意志を共有できなかったということなのだろうと思います。{/netabare}


【以下気づいた点など】
{netabare}
他の人の感想とか漁ってて色々気付かされたんですが、CG班は様々な挑戦をしています。

バリアの描写がとても多彩で、ガイリュウキのエネルギーシールドとか光る粒子が散って綺麗で良いですよね。エナジーレイライガーの三角錐のシールドも好き。
最終2話のセイスモサウルスの重量感も素晴らしかった。半年間の積み重ねが結実したゾイドだと思います。

スタッフロールとか見てると途中から監督が交代しています。第1話から第15話までは蒔田浩二さん、第16話から最終回まで山口頼房さん。山口さんは前半ではCGディレクターとしてクレジットされていました。
シリーズ構成だったと思われる脚本家さんも途中から担当回が無いので、穿って見てしまうと最初の予定通りには行かなかったのかな?という感じが…。
それが顕著に出たのがサベージハンマーかも。私は変に捻らずスッキリ終わったのは悪くないと思っています。{/netabare}

(2019.8.27)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 6

59.1 143 2004年度アニメランキング143位
神魂合体ゴーダンナー!!SECOND SEASON(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (26)
163人が棚に入れました
西暦2042年、地球上では突如現れた未知の巨大生物「擬態獣」と、世界各国で開発されていた巨大ロボット達との戦いが繰り広げられていた。
日本のスーパーロボット「ゴーダンナー」のパイロット・猿渡ゴオは後に「巨神戦争」と呼ばれるボス擬態獣との決戦において、パートナーであり恋人でもあったミラ・アッカーマンを失ってしまう。だが、ゴオはそれと引き換えに、一人の少女の命を救っていた。その少女の名は、葵杏奈。
辛くも人類は戦いに勝利し、5年の歳月が流れた。しかし、世界各地ではまだ擬態獣の亜種が生き残っており、スーパーロボット達との戦いは続いていた。17 歳の高校生となった杏奈はゴオと再会し恋に落ち、いつしか二人は結婚を決意する。だが結婚式当日、日本に擬態獣が出現。ゴオは式を途中で中断し、ゴーダンナーで出撃する。
しかし、杏奈はただ夫の帰りを待っているだけの女の子ではなかった! 杏奈はゴーダンナーのパートナーロボット「ネオオクサー」に乗り込み、自身も擬態獣との戦いに身を投じる! 果たして、二人は無事結婚することができるのか!? そして、世界の平和を守ることができるのか!?

そろもんのよげん さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

熱い!これぞロボットアニメの主題歌!

新婚を神魂にひっかけて、ロボット名にも旦那や奥様をもじったネーミングのとおり、新婚夫婦がメインキャラのロボットアニメ
サンライズと言うよりは、マジンガーZ等の永井豪系のロボットアニメへのオマージュを強く感じる。
ストーリー的には熱いロボットアニメ+プチ昼メロ。
一期、二期通して観ればそこそこ面白い。
主題歌は思いっきり往年のロボットアニメソングを彷彿させるあっつい名曲!
昭和のロボットアニメファンならぜひ一聴を!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

k-papa さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

第二期というか後編も熱い作品です。

前回とんでもない所で終わって続きです。
夫婦喧嘩で嫁さんが家出してしまいますからね。

ロボットアニメで熱血なんですが、
うーーん、バカップル話がメインかもしれない。

結局いろいろ在って夫婦の絆を深めるドラマだったなのかなと。
そのために何年もかかったのはネタばれギリギリです。

このアニメ人気がないのはカップルが最初から決まっているからかな?
まあ、はじまりから夫婦だったのだから仕方ないですか。
中途半端な優柔不断野郎が主人公の作品よりは個人的に
とても好きですよ。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

パシフィック・リム

 ファーストシーズンに比べると、少し作品の勢いは落ち気味ですが、相変わらず楽しませていただきました(変な意味じゃないですよw)。

 今期はオープニングとエンディング主題歌の担当が入れ替わっています。堀江美都子さんと水木一郎さんによるOPなので、静かに燃える感じの曲です。しかし、串田アキラさんによるED曲は熱すぎます!その日の話は終わったにもかかわらず、テンションが上がりまくってしまって大変です(笑)。

 クライマックスで石丸博也さんが登場した時は、ガッツポーズでしたね。

 長岡康史さんは、この後キスダムの監督をされています。しかしその後は、大きな仕事をされていないようなので少し残念です。彼が監督した作品をもっと見たいです、お願いしますお偉方たち。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1

59.1 143 2004年度アニメランキング143位
シンデレラ ボーイ(TVアニメ動画)

2004年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (12)
49人が棚に入れました
世界一の犯罪都市・麒麟(キリング)タウンで、『R&R探偵事務所』を営む乱馬とレラは、ひょんな事から、とある組織に追われる途中、工事中の高速道路から車ごと転落。車は爆発して、炎上した。幸い奇跡的に、一命は取り留めたが、それ以来、乱馬とレラは、24時間おきに変身する身体となったのだ。その理由は二人の意識がない時に何者かに手術されたのである。

声優・キャラクター
子安武人、冬馬由美、堀絢子、高木渉、井上喜久子、茶風林

59.0 145 2004年度アニメランキング145位
コゼットの肖像(OVA)

2004年4月11日
★★★★☆ 3.3 (92)
458人が棚に入れました
倉橋永莉 (くらはし えいり) は日本の骨董店「香蘭堂」でアルバイトをする画学生。ある日、香蘭堂に主人から送られてきた「呪われし器物」古びたベネチアガラスのゴブレットから見えた、美しい異国の金髪碧眼の少女に思いを寄せる。永莉は人ならぬもの、その少女、コゼット・ド-ヴェルニュ (Cosette d'Auvergne) とのひそやかな逢瀬を心地良く思うが、一週間後の夜、悲劇は起こる…。

Anna さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

”新房昭之監督”による、サスペンスホラーアニメーション!

新房昭之監督による、サスペンスホラーアニメーション!1話約40分、全3話、童夢製作のOVA作品。

骨董店「香蘭堂」でアルバイトをする倉橋永莉は、美しい金髪碧眼の可憐な少女に恋をしてしまった。ただし彼女は、古びたグラスに呪われし、人ならぬ存在。"呪われし器物"に導かれた二人に、悲劇が襲い掛かる…。歪でゆがんだ愛…。これは純愛と言えるのか…?!

まさに新房監督の作品です。ストーリーの異様さや少女の美しさ、主人公の驚愕する様子が、象徴的により印象的に演出されています!
永莉がコゼットに翻弄され、捕らえられいたぶられる様子が、生々しく衝撃でした。
宗教的で民族的な音楽がより作品の妖艶さを演出していて良かったです!音楽担当は梶浦由記さんです。
声優さんは、倉橋永莉/斎賀みつき、コゼット/井上麻里奈です。斎賀さんは、割と綺麗な男の子役が多いですよね。やわらかく響く声が印象的です!
井上さんはこのころまだ新人で、ED曲の「宝石」も歌ってます。
内容がひたすらネガティブなので、その点で受け付けない方がいるかもしれませんが…。ただ、全体的に、とてもクオリティーが高く隅々まで演出しつくされた作品です!

呪われた愛に導かれるサスペンスホラーアニメーション!
新房監督作品や前衛的な演出の好きな方は是非みてみて下さい!!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 7

レタスの人 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

わざわざもう一度見直した作品

元々演出や雰囲気が面白いアニメと聞いて一回目はさらっと見て訳がわからずなんか色々痛々しい事になりながらよくわからずに終わった

うん、ぜんっぜん面白くなかった
ここにレビュー書くのすらその時は忘れてしまう程つまらなかった

暫くしてしっかり見れば色々と面白いとまた別の意見も聞き、しっかり見てなかったこと自体、かなり後悔していたので二回目見ることにした


さて、ここから本音本題

ゆっくりと話を追っていくと、雰囲気以前の問題としてアニメというよりも一種の実写映画のストーリーを見ている感じである
演出に関してもなるべく飽きさせないようにと工夫はされているが、呆然と人の姿を追っていくカメラが普通のアニメというよりもドラマのような印象も受ける

そういった点がまず普通のアニメと違って退屈させる部分ではあったが、まどマギの叛逆の物語を私は大絶賛しているのだが、あれの良いけど理解されがたい部分、手法的なものがこの作品には色濃く出ている
叛逆の物語に於いてはさらに伏線やら色々と散らばせている節があったが、もう少し実験的なものだろうか

あれほど強い意味へと昇華したり、乱雑にちりばめるような真似はしていないのだが、細かい演出に一つ一つ今の状態や心情、そういったもののヒントを散りばめ、ムービーに深く没頭している視聴者へに大きなインスピレーションや一体感を吹き込んでくる

台詞回し、祇園や音楽、直接的な映像と当たり前の方法で視聴者に説明したりヒントを与えるような事を極力控え、出来るだけ比喩、暗喩的な、それに於いても感覚的でわかりやすい表現を視聴者にダイレクトに与えるような。そういった映像作品として世に出そうとしたのではないだろうか
少なくとも叛逆がこれに基づいていると言うなら私はそう解釈したい

つまりあの扱き下ろされたまどマギの続編にも同じことが言えるが、正当な評価を下すためにはかなり真摯に映像作品に向き合うことが必要だが、そういった作品は今の業界のアニメーション作品としては三流としか言いようが無い
かの今敏は映画的手法やアニメだからこそ出来る独特なカメラワークや演出を次々と披露し、天才と呼ばれていたがやはり娯楽のアニメーションとしての評価は得ていないと思われる

それと同じように別の才能は認めるが純粋な目的としてのアニメとして良い作品とは言いがたい点が多い

投稿 : 2024/04/27
♥ : 4

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

新房昭之という人物

【新房監督】
 元々新房監督を目当てに見たわけではないのだが、見終わってみると、この作品について新房監督の個性抜きに考えることは自分にはできない。
 新房監督も、最近のシリーズにおいてはその個性的な作風を作品自体の魅力と撚りあわせ、エンターテインメントとして成立させる努力が見られる。だが、より初期の魂狩やこの作品では、若い個性がそういった抑制なしに弾けている。新房作品をたくさんは見ていないので、もっと堅実な作りの作品が過去にもあるのかもしれないけれど。
 その溢れるエネルギーの結果、この作品ではイメージが氾濫しすぎて、ストーリーが掴みにくい嫌いがある。演出があまりに個人的な反面、説明は少ない。
 しかし、作品テーマと監督の個性の相性はマッチしているように見え、有り余るエネルギーで作りこまれた耽美でグロテスクな作品の雰囲気は素晴らしいと思った。新房監督にはこういう、もう少し硬派で個人的なストーリーをもっと手がけてほしい。

【物語としての難点】
全体的な雰囲気としては好きだが、元の脚本には少しもの足りなさがあるように思う。その点では監督の過剰演出との間に少しズレがあるのではないか。アニメは普通大人数で作るものなので、個性的であると、全体の整合性を取るのはなかなか難しいと思うけれど。

新房監督はその個性的な芸術感覚とともに、割にキッチュなエンターテイメント的要素(例えば中高生が大抵主人公、流血バトル的展開があったり、安っぽい強キャラが出てきたり、可愛らしい女の子が出てきたり)を好む傾向があるように思う。この作品でも、化け物との対峙シーンや、恋愛シーンで、そういう監督の好み(?)を感じた。(コゼットが非現実的に可愛いのは作品のテーマ的に全然ありだけど。)そういう傾向は基本的に自分の好みからずれる。

また前述通り、演出過多で分かりやすい作品とは言えない(一長一短だが)。

【総評】
 物語全体の雰囲気は好印象だった。個人的な主観の世界(夢とか、幻覚)と客観の対比、幻想的な演出はとても好み。自分は地味な題材を好むので、まどまぎ、物語シリーズとかよりは雰囲気は好き。
 やはり新房作品は個性的なれど何か本質に欠ける印象(わざとだろうが)。自分とは何かが根本的に相容れない。それでも本作品は、その若々しいエネルギーによって、最近の作品よりは、何か"本物"を語っているように感じた。

【P.S.まどマギとの関連】
 まどマギとの関連は知らなかった。まどマギとはターゲットが違うと思うので、新房作品全体のファンか、むしろまどマギが面白くなかった人の方がハマるかもしれない。関連性があるのはまぎれもないけれど、この作品が単純に進化してまどマギになったと考えて見るのはオススメしない。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

59.0 145 2004年度アニメランキング145位
Phantom -PHANTOM THE ANIMATION-(OVA)

2004年11月26日
★★★★☆ 3.2 (47)
360人が棚に入れました
 原作はそのハードボイルドな世界観で人気を博した18禁ゲーム。観光のためアメリカに訪れていた少年・吾妻玲二は、ひょんなことから秘めた資質を見出され秘密結社インフェルノに拉致される。彼はそこで一切の記憶を消去され、アインという無機質な少女の手で一流の暗殺者となるための訓練を受けることに……。派手なガンアクションと、数奇な運命に翻弄される主人公たちの過酷なドラマに注目だ。監督は後に『School Days』を手掛ける元永慶太郎で、物語は全3巻にて完結。

59.0 145 2004年度アニメランキング145位
宇宙交響詩メーテル 銀河鉄道999外伝(アニメ映画)

2004年8月6日
★★★★☆ 3.4 (11)
52人が棚に入れました
『メーテルレジェンド』から数年後、ラーメタルは機械化人に制圧されていた。メーテルは故郷ラーメタルへ戻る999号の中で少年ナスカと出会う。ラーメタルへ到着した999号を出迎えたプロメシュームはメーテルにラーメタルの女王になってほしいと頼む。「人間と機械化人の共存を目指す」というプロメシュームだったが、メーテルはプロメシュームの狙いを知りラーメタルの反乱軍と共に機械化勢力との決別を決める。

58.9 148 2004年度アニメランキング148位
REキューティーハニー(OVA)

2004年7月24日
★★★★☆ 3.3 (28)
90人が棚に入れました
庵野秀明が総監督を務め、永井豪原作「キューティーハニー」に新設定を加えて放つアニメシリーズ第1弾。近未来、武装集団“パンサークロー”によるテロが多発する中、謎の美少女“愛の戦士・キューティーハニー”がパンサークローに立ち向かっていく。

58.5 149 2004年度アニメランキング149位
せんせいのお時間(TVアニメ動画)

2004年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (38)
181人が棚に入れました
顔は童顔で丸顔な上、身長も148cmしかない幼児体型、そのうえ子供服を着ていることから小学生や中学生に間違われることもある鈴木みか・通称「みかセンセ」は27歳の興津(おきつ)高校に初任したばかりの新米の国語教師。
今日も興津高校では、個性豊かな生徒たちを相手に楽しい授業の真っ最中!?背が低くて童顔のキュートな高校教師・鈴木みかが繰り広げる学園生活を描く。

声優・キャラクター
南央美、川上とも子、植田佳奈、大谷育江、山崎和佳奈、山口勝平、うえだゆうじ、岩田光央、岡野浩介、谷山紀章、清水香里、渡辺久美子、宗矢樹頼、一城みゆ希

58.4 150 2004年度アニメランキング150位
蒼い海のトリスティア(OVA)

2004年4月23日
★★★★☆ 3.3 (16)
85人が棚に入れました
人気PCゲームのオリジナル・アニメーション。
かつて海上の一大交易拠点として繁栄を誇り「海の宝石」と讃えられていた海上移動都市トリスティアは、11年前に発生したドラゴンの襲撃を転機にさびれる一方であった。
街の人々はかつての繁栄を取り戻すべく、伝説の古代文明であるパシアテ文明の技術「Eテクノロジー」を復活させた稀代の天才発明家(工房士)であるプロスペロ・フランカに街の再建を依頼するが、トリスティアへ派遣されたのはプロスペロの孫娘であるナノカ・フランカであった。
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

爽やかな雰囲気の少女奮闘記

一般向けPCゲーム‘Deep-Blueシリーズ’の内の一つをOVA化したもの。一般向けということで露骨なエロもグロもなく安心して見られる作品でした。

あらすじ
{netabare}
かつては繁栄していた海上移動都市「トリスティア」だったが、今は見るも寂しい廃れようであった。
街の人々はこの現状を打破すべく、稀代の天才工房士プロスペロ・フランカに街の再興を依頼するが、やってきたのはプロスぺロの孫娘ナノカ・フランカであった。
天才の血を継ぐだけの才能をもつがまだまだ半人前なナノカは、幾度も失敗で街を騒がせながらも復興のため発明に精を出す。
{/netabare}


原作のゲームの方はけっこうなボリュームがありそうですが、このOVAは全2話1時間ほどのものでストーリーのバッググラウンドを理解するのは難しいです。そもそもファンディスク的なもの・・・?


ギャルゲー(男性向けPCゲーム)という割には、主人公はナノカという女の子で周りを囲むキャラクターも女の子ばかり。恋愛が絡むような男性キャラクターは出てこなかったのでイメージと異なっていました。

他の工房士(発明家のようなもの)と発明コンテストで競い合ったり、ピンチのときには助け合ったり、成長をテーマにした物語のように思えます。


海に囲まれた海上都市が舞台だけあって、とても綺麗な世界が広がっています。作画も綺麗でおだやかな雰囲気漂うトリスティアは癒しの空間。

途中シリアスな展開も入ってきますが、それでも暗くはならずむしろ熱い気持ちにさせてくれるので不快なものではありませんでした。


肝心のナノカちゃんの発明品ですが、ゴーレムと言いつつ完全にロボットだったのは驚きましたね(笑)
ゴーレムって泥人形のようなものかと思ったら機械仕掛けで空まで飛ぶので、端から見れば完全にロボットアニメでした。
そしてナノカちゃんのゴーレムであるテンザンはさながらジャイアントロボのような従順さ、寡黙さ。
○○ダムのような地上戦や空中戦のクオリティは意外にも高く、ロボット好きにも満足できる代物かもしれません。


ほぼ女の子しか出てこないので萌える目的で見ても楽しめると思います。
ただちょっと懐かしい感じの美少女で、10年前の作品だということを考慮すればの話ですが。
すっごく可愛い!ってほど気合いの入ったキャラクターではないけれど、ゆるい素朴な可愛さに癒される程度の萌えではあります。


EDテーマもまさに素朴な可愛さで良かったです。
制作会社は「まなびストレート!」「ニニンがシノブ伝」などのユーフォ―テーブルで、この頃の同社のEDはクレイアニメを使ったユニークな映像が多かったんですね。
見ていてとても癒されます。手作り感に溢れていて優しい感じがします。



短いのでストーリー的な満足度は低くなりますが、キャラクターの外面だけで売らずに作品の魅力を伝えていこうとする気概は感じられました。
粗製乱造のOVAの中では丁寧な一品だと思います。
爽やかな気分を感じたい方にお勧めです。



蛇足
{netabare}
今では「フェイト」で凄いかっこいいキャラを演じている川澄綾子さんの気の抜けるような演技が聴けるのはある意味貴重・・・いやでも「かのこん」とかあるのでそう珍しくもなかったですね(笑)
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ゲームの蒼いシリーズ

原作 都市経営型シミュレーションゲームの蒼いシリーズ。
かつて繁栄していたのに災害、戦争などで荒廃してしまった街を再生する内容でしたが、このOVAは天才発明家のナノカに挑んでくる帝都のバナビアとのゴーレム対決。

もうゴーレムではなく、スーパーロボットじゃん!でかっこいいし、バトルも最高です。

この異世界ファンタジー、ロボット、魔法少女要素もありつつ、萌え満載の内容は、たった2話だけというのは物足りなくて、TVシリーズでがっつりと観たかった作品である。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1
2345678910
ページの先頭へ