2019年度に放送されたTVアニメ動画一覧 119

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64.0 76 2019年度アニメランキング76位
ゾイドワイルド ZERO(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (10)
63人が棚に入れました
ゾイドとは、銀河の彼方に生息する、戦う意思を持った金属生命体である。惑星が最後を迎え、人類は第二の故郷として地球を目指すが、ゾイド因子の暴走と不慮のタイムワープで突如、21世紀の地球にゾイドが出現。ゾイドによる破壊と度重なる地殻変動で地球は一度滅びた。レオは自ら発掘したビーストライガーを相棒に、地球の未来を左右する少女サリーと冒険の旅に出発した。

声優・キャラクター
野上翔、千田葉月、保村真、日笠陽子、増田俊樹
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

観終わった

1話感想{netabare}
今期、放送前から一番期待してた作品。
前作の“ゾイドワイルド(以下無印ワイルド)”がかなりキッズ向けなノリで…それ自体は構わない・新規獲得のための方針転換自体は気にしないのだけど、ストーリーの方が難アリで(詳しくはゾイドワイルドの感想読んでちょ)。
と思ってたら続編のZEROが発表されて、スタッフが…スタッフが…初代ゾイドの方達に一新!
更に予告動画見たらハードっぽい世界観に、「方針転換は構わない」と言いつつやっぱり不満に思ってた重火器が復活!!
更に更に、無印ワイルドで足りてないと思ってたプテラー(戦闘機)もしっかり映ってて、こりゃ期待しないワケには行かない。
あ、自分ゾイドシリーズは初代が一番好きです、これ言っておかないとアカンか。

そしてワクワクしながらの第一話。
今作初めて画面に映ったゾイドはグラキオかな?ナックルコングが飛びついてたけどサイズ比こんなもんだったっけ?
そしてナレーションが万丈から初代のラスボスのプロイツェン(大塚芳忠)になって「地球は一度、滅んだ」って…シャレになってないwwこれ狙ってるでしょー。
本編、序盤のライガーが飛び出して「いっけー」って…おいそれ初代のクライマックスじゃねーか!
世界観はまだ全貌が分からない感じですね、スラゼロともフューザーズとも近い気が。
ヒロインは不思議ちゃんではないっぽい、塩コーヒーは期待できない?
ライバルっぽいヤツのゾイドはディバイソン改めキャノンブル、AIは積んでないっぽいが早速ミサイル撃ってくれてもー泣きそう。
一方でスコーピアが雑魚ゾイドに…ペンネは泣いていい。
画面では一機しか出てなかったけどキャタルガも大量に居るっぽい、サンラータンも泣いていい。
でもってライガー対キャノンブルで敵側のセリフ「耐Gスーツ無しでワイルドブラストの衝撃に耐えられるものか」「コックピットは凄まじい衝撃のハズだぞ」って…おいそれ無印ワイルドの問題にツッコんでないか?
ってか初代で散々言われてたことじゃんw
「デススティンガーに乗ってれば重力砲の直撃食らっても平気なんだよ!」とエンタメ的に気にしないようにしてた記憶が蘇る。
作ってる側も気にしてたのかね?当時。
ってかほにゃららブラストの時にブラックロックシューターにならなくてホっとしてる自分が居る、やっぱアレって…うん、あまり言わない方がいいね。

と、初代好きには堪らないネタがてんこ盛りでもう泣きそう、これが見たかった!
やっぱ火器だよ火器、バクガメスじゃないぞ。
話はまだ全然分からなくて今後ヘタれるかも知れないけど1話だけで言えば完璧に近いんじゃない?
欲を言えばコクピットの中のシーン、動いてる時は上下に揺れて欲しかったけどそれくらいかなー?

※注※
便宜上ゾイドのアニメ第一作目を「初代」と呼んでるけど、ガチなゾイドマニアからすると初代ではないらしい…けど、ここはアニメについて語る場だし大目に見てちょ。{/netabare}

2話感想{netabare}
ぐふぉー、意味がワカラン。
厳密にはワカランっていうか、セリフだけでは飲み込みにくい。
タイムパラドックスネタなの?そうなの?
更に必死に考えてみたところ、説明には色々と伏せられてる部分が多いのだけど、特に「最初に地球を飛び立ったのはいつか」がマスクされてるのが理解を妨げてるんだと気付いた。
脳内補完で辻褄合わせることはできるけど…今後そこら辺のカラクリが明かされるかも知れないと思うと、あんま考えすぎも良くない気が。
とはいえ、夕方の玩具販促アニメでこんなに面倒なストーリー組むかねぇ?いや話数が多いからこそ凝ったことしがち?

一方、主人公がまぁ心が広い。
どっちかというと「こんな体にした博士をぶっ飛ばす」って目的の方が自分は好きだったかも。
バズートルは字面だけ見るとバストールと見間違いをして困るwニャムヒーどこ?(ダンバインネタ){/netabare}

3話感想{netabare}
スナイプテラ登場回。
ワイルドゼロ告知の頃から画面に映ってて、本編に登場する前からキットのCMもやってて、どんな登場の仕方するかスゲー楽しみにしてました。
飛行+火器搭載で、無印ワイルドで「なんか物足りないなぁ」と思われた部分の集大成的存在。
実際CMでも「シリーズ初の翼竜種ゾイド」と謳ってて、無印ワイルドとワイルドゼロとの方向性の違いが顕著な機体なのでスタッフも扱いは気合入れてるんじゃないかと。
(更に言えばゾイジェネ知ってれば飛行ゾイドがどれだけ強力かはご存知かと)
と思ったら、まさかのプテラ登場回でガブリゲーター(無印ワイルドから居る機体)まで登場wこれは狙ってか?
ガブリゲーター=ワニ型ゾイドで、当然水中戦が得意という設定ではあるのだけど、パイロットが生身で騎乗する無印ワイルドでは矛盾を抱えた存在でした。
扱いも色々制限がかかってアニメスタッフも苦労したんじゃないかな?
が、ワイルドゼロではキャノピー付きのコクピット搭乗型なのでその問題をクリア、なんかもー無印ワイルドをせせら笑ってるかのよう。
とはいえコクピット内部は映さなかったなぁ、どんな搭乗姿勢なんだろう?
また、まともな戦闘はせずやられることもなかった、やられるのは再びスコーピアが担当wペンネは泣いていい。
無印ワイルドの機体が次々出るので、こっちでガノンタスが居たら主砲がどれだけ強いのか気になる。

で、肝心のプテラの方だけど、実はキットを買った人の紹介動画の方を先に見ちゃってまして…。
そっちではマシンブラストで飛行形態にチェンジっぽく、これによって継続飛行距離に制限をかける設定なのかなー?と思ったら、本編ではマシンブラストでなくても飛べるみたい。
ゾイジェネと違ってレッゲル(燃料)設定じゃないので、飛行距離が気になりますなぁ。
武装の基準はどうなってるんだろう、強いんだか弱いんだかよくワカランw
レーダーらしきものを搭載してるみたいで、これは3S(ストームソーダーステルスタイプ)の布石か?と期待してしまう。
また玩具として遊ぶ場合、飛行形態時バランス悪いのでタイヤ的なパーツが付いてるのだけど、それをドラム型ミサイルランチャーってことにして「上手くすり合わせたなぁ」と思ってたら、作中そこにちゃんとミサイル装填するシーンが描かれて感動。
一方、モデルのプテラノドンに近付けたのか地上形態はちょっとカッコ悪くて(後ろ足が小さい)、アニメはなるべくそういうところは見せない方向だったのかな?
それとホバリング中に羽根の内側にライトが灯るギミックが!なんだこれ重力制御か?これはキットには無い機能のハズ、改造師はもう改造始めてたりするんだろうかw
初登場回だし、どれだけカッコ良く見せるかが玩具アニメの使命だとすれば、ほぼ100点だったんじゃないかな?

そして内容…世界各地にあるZiフォームの端末を巡る話になるっぽい、ジェネレーター巡りみたいなもん?
そのうちザイリンみたいのがうっかり破壊しちゃったりして。
でもって早くも共和国と接触、仲間にはならん気がするが…ちょっと読めん。
次回発掘現場探訪するみたい、現状キットの初期シリーズを顔見せさせるパートっぽいので新型発掘か?
最後に出た共和国側のゾイドが何なのかよく分からなかったのでそっちの紹介すっ飛ばされると困るかも。{/netabare}

4話感想{netabare}
ちょw
前回ガノンタス登場を期待する願望を書いたら、今回本当にガノンタス出たww
雑誌とかのネタバレは見てないぞ?
けど…ガノンタスよええええww
兵器開放しないのか、そりゃノロマでいい的にしかならんって。
ひょっとしてネームドパイロットじゃないと兵器開放はできない?なんかアラヤシキみたいな描写あったし…。
一方で前回水中潜行をしてニヤリとさせてくれたガブリゲーターが今回大活躍、地上でもあんなにすばしっこかったのか!
尚更ガノンタスの立場ががが。
そうそう、あと前回新型か?と思わせた共和国側のゾイドは無印ワイルドから居るトリケラドゴスだった模様。
色違うしアッパーホーン部分を砲身に変えてるし、そうであるなら一番の特徴のインパクトホーンを改造してるんじゃね?と思ったらそこは手付かずだし、見間違えるって(言い訳)。
一方本当に新型として登場の帝国側スティレイザー、粉砕と電撃との違いはあるものの動きとしてのギミックが…トリケラドゴスと一緒じゃーんwwwこれは紛らわしい。

話の方では、レオの親父も行方不明の科学者だったと紹介(ひょっとしたら帝国付きの学者かも?)。
サリーの依頼をアッサリ受けすぎだと思ったが、自分の身の上と重ねてのことだった…のかも?もちっとそこら辺掘り下げて欲しい。
ビーストライガーが草食ってたけどこれは無印ワイルドからの踏襲か。
玩具とマンガ(読んでない)と以前のシリーズと前作のワイルドと、そしてこのワイルドゼロのアニメとで設定が微妙に違ってて…全部まるまる違うのならまだしも中途半端に踏襲してたり違ってたりするので、判断が色々迷う。
新たに一行に加わるっぽいアイセルはムンベイポジ?
だけど玩具情報見てもグスタフ代わりって見当たらないんだよなぁ…ラプトリアでは長距離移動辛そう。
ってかラプトールとラプトリアの違いがあっしにはワカラン、爪だけじゃね?

それはそうと次回予告ですよ。
工学迷彩持ちキター!
そりゃね、スナイプテラがレーダー持ちと来たらそういうのが登場するのはお約束ってもので、スタッフわかってるなぁと感心。
例えるなら…そうだなぁ、それまでアンデッドモンスターの居なかったネトゲでゾンビキラー(アンデッドに大ダメージ)なんてものが実装されたら「じゃあアンデッドモンスターが実装されるのかな?」と予想するのと一緒というか。
もうちょっと言うと初代ゾイドのシールドライガー(ブレードライガーだったかも)は赤外線探知をくらます能力持ちだった気がする、こっちのライガーはどうなんかな?{/netabare}

21話までの感想{netabare}
上記の感想は主に玩具推しを誉める内容に留まってたと思います。
実際「玩具推し」については素晴らしいとしか言い様が無い。
ガドリングフォックスが工学迷彩持ちだというなら「じゃあそれを打ち破る機体が出るハズ」と睨んでたらやっぱりドライパンサーなるものが出たり(当初はスナイプテラがそれを担うと予想してたけど)、キットの方で外部拡張パーツが販売されたらそれをアニメ内で再現したり。
ジェノスピノがパーツの一部でも輸送中に発火起こすくらいヤベー奴と盛り上げて、完成体は期待通りかなり強力で、だけどパイロットへの負担がデカくて「正面切って戦っても敵わないならパイロットを疲弊させればいい」とイデオンでお馴染みの戦法使ったり。
量産型のキャタルガですら帝国のエースパイロットが乗ったら大活躍したり、クワガノスの開発には一時鹵獲扱いだったスナイプテラからデータ取っててそれも影響してたり?と思わせたり(これは妄想)。
青プテラは恐らく要人護送機、かつて“ガリアン”でウインガルのプラモ2個買ってツインガル作りたいなぁと悩ませた思い出が蘇る。
ライジングライガーの回転リボルバーに排莢ギミックが無いのはちょっと不満だけど、キットの方の予算的にそこまでは無理だったんだろう、と好意的に納得。
なによりタテガミから排熱する設定はもうね、初代好きだったら涙流して喜ぶレベル。
そして20話では遂に、遂に…まだ台詞だけながら『荷電粒子砲』キター!もうこの文言だけでむせび泣きそう。

但しそれ以外の部分、ストーリーやキャラクター(人物)推しの方向はもの凄く弱い。
といっても恐らく1年放送の長丁場だしそんな慌てるモンじゃないだろう、前作からの方針転換っぷりには混乱めいたものを感じるのでそれが落ち着くまでは時間かかるだろう、ってことで1クール目はキャラやストーリーについては目を瞑ることにしたけど…そろそろ突っ込んでいいかなぁ?と。
だってねぇ、↑でも書いたけど2話の世界観説明なんてかなり曖昧で、解釈次第でどうとでも取れる言い回し。
回を追うごとに少しずつ明かしていくのかな?と思ったけど現状掘り下げはほぼ無し。
そして「これはちょっとどうなん?」と思ってるのが、(この世界の)現代の一般人がどういう暮らしぶりをしてるのかの描写が殆ど無い。
折角共和国の首都のネオヘリック(この名称はニヤリとしたけど)に来た回があっても、マスクを必要としない第二世代は下の街(ニューホープ)に移り住んで閑散としてるって設定で、それを絵で見せるシーンは無いに等しい(説明としては出来の悪いのが一枚あるだけ)。
「ジェネレーターを巡って世界旅行」「ジェネレーターを修理できる博士を探す」なんてのはゾイジェネを彷彿とさせて非常に良いのだけど、掘り下げが弱い。

キャラにしても塩コーヒーや丸焼きなんてものは出ない。
まぁリノンクラスを出したら世界観崩壊するので作品選ぶし、無敵団みたいなのを出したらこっちが激怒することになるけどさ。
極端に尖ったもので無くてもいいのだが、レオの機械化した腕を本人も周囲も気にかける描写が全然無いのは…どういうこっちゃ?さすがに無個性すぎじゃない?
当初、“ゴッドマーズ”で超能力を使うたびに寿命を縮めるみたいな、“テッカマンブレード”で力を使うたびバカになってくみたいな、ペンダントの光を浴び続けて段々と機械化が進行する?ってのを想像したけどそうでもないみたい。
またはジェノスピノの件で、疲弊しないハガネの肉体を持ったパイロットが乗ったらもっと強かったんじゃないか?ってのは匂わせたので、そのうちそういうキャラ(ジェネシスのゲオルグみたいなの)が出たりして?んでそれはレオの機械化の行き着く先だったり?とか思ってるのだけど…今のところそういうのを予兆させる描写は、無い。
あ、一応神出鬼没なランド博士がただの人間ではないっぽい雰囲気は匂わせてたかな?

兎に角キャラの個性も弱くて…なんていうんだ、「キャラに遊びが無い」とでも言えばいいのかな?
これって前作で超キャラクター推ししてた反動だったりして?
前作のキャラ推しまくりも今作の無個性も両極端で、もうちょっとバランスどうにかならんかなぁ…。
ついでに言うとそこら辺が上手いと個人的に勝手に思ってる初代スタッフ…藤本義孝だけど、彼は今作は参加してないのん?実は1話からずっとチェックしてるんだけど。
好きに作らせると“こいこい7”なんていうトンでもない作品にしちゃうけど、抑えるところ抑えさせれば堅実な仕事をする、と思う。


と思いながらの21話、お、これは…初代ゾイドの白ゴルドス回のオマージュ?
えーっと、帰ってこない主人or相棒の帰りを待って住処を長い年月守り続けてましたっていうよくあるパターン。
そこに若干ホラーをアレンジしてみましたって感じ。
多分これ本当は人形じゃなくてゾイドにしたかったんじゃないかな?
けどそれだとクライシス時点でゾイドと人間がパートナーになってたという矛盾が起きてしまうので仕方なく人形にしました、みたいな。
ただこの回もねぇ、人形がビルを掌握してるのだし、せめて1枚絵でもいいからお掃除ロボや修繕メカを操ってビルをピカピカに保ってましたって説明入れとけば良いのに。
作中だけの描写ではまるでジェネレーターがあるのに無視して撤退したみたい。
でもってアイセルの当番回でキャラ立てを狙ったっぽいのだけど…ちょっと強引。

ってことで21話までの感想としては玩具推しは素晴らしいけどそれ以外がイマイチ弱いって印象。
またキャラ推ししようとすると拙さが出てきちゃうような…やっぱり前作の反動なのかなぁ?
赤尾でこだけでも呼べない?無理?{/netabare}

22話感想{netabare}
予告で今回ファングタイガーと対決するらしかったのでどうなるか期待してたら…おおおお、タイガーとライガーによるどつき合い(ネコ科だけにキャットファイト?)からの、つばぜり合いしながらのゼロ距離砲撃合戦!!!
こりゃシビれまっせ!
ライジングライガーのデザイン見た時点で初代の荷電粒子砲+パルス砲を思い出して「似たようなことするのかな?」と思ったらホントにしてくれました。
やっぱスタッフは玩具推しが上手いなぁ。
…と思ったら、ファングタイガーのキットは前作のを引き続き販売してるだけで、アルドリッジ仕様は出てない模様。
この回を見て興奮して「うおおキット買うぞ!」と思ったら別売りの外部パーツを買うだけで再現できるのかな?
ここら辺になってくると実際に買ってないと分からない世界だなぁ。

ファングタイガー戦前のキャノンブル戦でライジングライガーが圧されたのは「まぁほにゃらら開放してなかったしね」ということで一応納得。
とはいえ、ビーストからライジングになって強くなったという描写がこれまであんまり無い気がする。
サブタイトルから総集編?と思わせて総集編でなかった16話(本当の総集編は17話だった)であれだけマシンスペック披露してたのに…共和国のVR機のバランス調整が甘かったということだろうか。

でもって話の展開やキャラ描写の方は…うん。
洗濯機やゴーストバスターズやギターが武器なんていう勘違いネタも悪くはないのだけど、店主の勘違いを鵜呑みにしただけでサリーが自発的にそう思ったワケではない。
バーンの申し合わせしたかのような救援タイミングはホントもう。
で、アルドリッジはあの後捕縛したのだろうか、まさかいつの間にか逃がしてたってことじゃないよね?それやっちゃったら“爆丸”だ。
{/netabare}

23話感想{netabare}
あっ、そう来るのか。
今回はてっきり、前回の翌日とか数日後から始まるものだと思ってて、まさか前回の終わり直後からの続きをやるとは思いもしてなかった。
サリーが連れ去られて時間が経ってて「何処に居るのか証拠集めから」だったらアルドリッジの処遇どうすんの?って疑問が沸いたところだけど、「すぐに追いかければ連れ戻せるかもしれない」ならアルドリッジは放置で立ち去ったとしても何もおかしくない。
いやぁ“爆丸”みたいと言ってゴメンゴメン(爆丸も面白いんだけどね)。
で、ライガーとフォックスが囮を追いかけて追いついて、移動速度が遅そうなラプやんが後から来るとか、ギレルに「私のプテラは一人乗り」と言わせることで視聴者に「そういや青プテラだったら人運べたなぁ」と想起させたところで実際に青プテラでサリーを運んだりとか、細かい演出がなかなかにニクい。
なんだやりゃあできるんじゃーん。
でもってランド博士がやっぱりただの人間(の肉体)ではないと明かしーの、そこから追い討ちでサリーの父だと明かしーの、ギレルへ再び「最強のゾイド乗りたくない?」と誘いーの。
おいおい、アルドリッジが聞いたら約束が違うと怒るぞw
それとラッキョ頭的にはファングタイガーは所属不明機扱いだそうで、これもランド博士の差し金だと知ったら怒るんじゃね?
んん?今度は対オメガレックスでギレルが敵になってアルドリッジが仲間になったりして??{/netabare}

余談・2話感想再び{netabare}
現在春休み期間ってことで公式がyoutubeで全話配信をしています。
ということで「問題の2話」を改めて見てみました。
https://www.youtube.com/watch?v=ggaSjP_GidA
まぁ既に5回位見てるんだけど配信だと「何分何秒のあれ」と指摘しやすいし、本編が23話まで進んで当時は分からなかったことが分かるようになったかも知れないし。
…が、やっぱり…ワカランwこの内容で「うん、分かった」と言えるのは天才かも?
ゾイドワイルドゼロを見てない方も2話だけでも見て知恵比べをして欲しいトコロ、キミは理解できるか?


一応要点をピックアップしておくと…

分かってること、事実だと信じられてること
・100年前にゾイドクライシスが起きて、ゾイドが目覚めて地球の人類を滅亡させるもゾイドにとっても厳しい環境で化石化してしまった。
・30年前に惑星Ziからの移民船が到着して「不完全なZiフォーミング」を行ってなんとか住める環境(マスクは必要)になってゾイド達も目覚めた、がZiフォーミングが不完全なせいで中にはジャミンガというものも発生。

謎なこと
・Zi星人自体がかつて地球からの移民で、それが地球へ戻ってきた→じゃあ地球を立ち去った時代っていつ?そこからZiで繁栄して引き返して来たとなると更に何百年と経ってね?→だけど見た感じ地球は21世紀→移民船もタイムワープした?まさか文明ループオチや地球を飛び立ったのはムー大陸人だったとかか?
・ゾイドクライシスと30年前の不完全なZiフォーミングを行ったのは別の装置?、ゾイドクライシスを引き起こしたのは本当に脱出した科学船?
・そもそも反乱者はどうなった?放棄された科学船に乗って100年前の地球へやって来て、そこでゾイドクライシスを起こした?

更に細かい部分
・7:48ボーマンの言う「この星」は惑星Ziのこと?けどその後「一年以内に寿命を迎える」と言ったのに画面では惑星が爆発するシーンが…イメージ映像?
・9:55レオ「キミの船が到着したのは(いつ)?」の船とは脱出船のこと…なんだけど、画面では科学船から脱出した光は1個だけで、まるでボーマンとサリーは一緒だったかのよう。
けどそれだとボーマンは30年前のZiフォーミング計画の中心人物をしててサリーが1年前に到着したのと矛盾するので、脱出シーンの光は2個にするべきだったんじゃ…紛らわしい。
もしくは脱出船を救助した移民グループはボーマンだけ助けてサリーは置き去りにしたとか?
もしくはボーマンはそもそも脱出してなかった?100年前に科学船で地球に降りて、以後ずっと生き続けてたり?
・12:47レオ「移民船が到着する100年も前(にゾイドクライシスが起きた)」と言うが、正確には70年前じゃないの?これも紛らわしいんだ。
・13:35サリー「お爺さんはどの国とも接触を取らず」、どの国言うてもこの世界は帝国と共和国の2国だけなんじゃ?「両国とも接触を取らず」のほうが妥当なような…他にも国があるのか?(※)
・また、1年前に地球に下りたサリーはボーマンとの再会は果たしてる模様、その後帝国に目をつけられて逃走の際ペンダントを預けられて別れたらしい、よく帝国に気付かれずに再会できたなぁ。


なんでそこに拘るかというと、以降の展開で政治や軍規絡みで「そんな処遇ある?」ということが頻発します。
だけど2国しか存在しない世界なら両国間が納得すれば問題無いかな?、「周辺国に示しがつかない」ってことが無いのでそこら辺はゆるゆるなんだろう、と好意的解釈をしてます。
それが揺らぐようなことをされると…ちょっとね。{/netabare}

24話感想{netabare}
ギレルが助けに来て「こっちへ」と言って振り返るとサリーが反対側にスタスタ走ってるのはなんかシュールで吹いたw
メルビルが北斗の拳のリンみたいな感じに…って、お前がオメガレックスに乗るんかい!
前回に引き続き今回も全く触れられなかったけどアルドリッジが激怒してそう、そのうち「それに乗るのはこのオレだ」とボロボロのファングタイガーに乗っておいしいところで登場しそう、期待していいのかな?
ランドはゾイド以外では言ってる事が二転三転しててマッドサイエンティスト感を出してる…のかな?
ゾイド乗りなんざ最強のゾイドに乗せてやると言えばホイホイ従うと思ってそう。
これでいざ自分がピンチになった時「サリー愛してるんだ」と命乞いを始めたら最高。
ラッキョ頭はギレルの指揮下になったのね、宮使えの辛いところだのう。
でもってサリー、反乱に遭遇するのはこれで2度目…まさかひょっとして2話の反乱グループってランドが関与してたりして?
地球に到着したら自動でZiフォーミングをする設定だったので、ランドはそれに細工をした?
ゾイドクライシス(旧人類滅亡)はランドのせいで、ボーマンはそれの尻拭いをしてるって話になったりして…ボーマンへの歪んだラブレター的な。
メルビルがサリーを逃がしたのはいたたまれなくなってなのか、パパに一番愛されてるのは私だと独占しようとしたせいなのか。
ってかサリーがランド博士の娘たというのは周知されてんの?フィオナとの通信ではもう知ってる前提で話してたけど。
最初からバレてたのなら1話の段階で丁重にお出迎えすれば良かっただけで、物語も始まらなかったワケだけど…あれ?
レオはまぁ、うん、妙に怒りっぽくなってたけど玩具販促アニメとしてどうしてもライガーを活躍させないといけないので仕方ない扱いだと思う。

といいつつこの回の玩具推しシーン、ライガーの活躍よりも帝国共和国共闘のゾイド軍団よりも、ガブリとガノンタスの水中潜行シーンが一番の見所だった。
ガノンタスは水中でもあんなトコトコ歩きなのかw
一方のガブリはいかにもワニらしい進み方で、動物観察系の映像を参考にしたんじゃないかな、狩りで獲物にそ~っと近づく時の姿が結構忠実に再現されてた気がする。
玩具押しは相変わらず素晴らしいなぁ、これはキット買って水に沈めたくなる人も居るんじゃない?{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
ストーリーは置いといて、ゾイド描写は途中まで最高だった。
特に中盤のジェノスピノvsオメガレックスは、それまでのシリーズでは技術的に無理だとして諦めてた?と思われる巨大怪獣バトルが遂に実現。
今までスタッフがやりたくても出来なかったことがようやく叶った感じがして、見てるこっちまでホロリと来る。
また、荷電粒子砲や重力砲の登場は初代好きだったら興奮しない訳が無い。
重力砲(ライジングライガーに比べると)でけぇ!けど(シリーズで考えると)小せぇw
とはしゃいだのも今となっては懐かしい。

二大巨大ゾイドバトル以降…もっと具体的にはゼロファントスが登場してからは「えっ」って方向に。
それまで荷電粒子砲だなんだやってたのに次なる強敵が爆弾を投擲って…どうしてもスケールダウン感が。
玩具展開による縛りもあるんだろうけど、もうちょい見せ方無かったのか?
青プテラで奪った爆弾を運ぶとかガノンタスで撃ってみるとか。
そして↑で散々指摘してた2話問題、やっぱり2話をやってた頃は細かく考えてなかったみたいで、それの辻褄合わせとばかりに「130年前」という文言が飛び出して苦笑い。
1年モノのアニメならそういう作りも仕方ない部分もあるだろうけど、いかんせん雑。
イレクトラの部下は何処行った?
いやまぁ散々「2話がおかしいおかしい」言ってた手前、ちゃんと回収しようとしたのは有難いのだけど…なんか違う。
ゼログライジスが強そうに感じなかったのが致命的かな?
スペック的に強いことは分かるんだけど「どうやったらこんなヤツに勝てるんだ?」という絶望感というか圧倒感が無かった。
ネオヘリック落としも無感動、そりゃメインキャラには誰も思い入れのある都市じゃなかったしなぁ。
もっとこう、地元住人による喪失感とか演出しても良かったのでは?
その後スピノとオメガが降ってきたのはキン肉マンかと思ったぞ?
なんか「どうせ最後は主人公が勝つ」の消化試合を見せられるだけの終盤でした。

とにかくキャラクターが弱かった。
前作“ゾイドワイルド”が世界を旅してる「風」だったのにやってることは高尾山近辺をグルグル回ってるだけに感じたり、“ゾイドジェネシス”でジェネレーター巡りで世界を旅する話と思ったらそうじゃなく一部地域に留まってばかりで「なんだよ」と思ったことは確かにあるけど、それの反省なのかどうか、レオをフワっとした立場のまま端末巡りさせることに拘り過ぎた?
レオが半機械化したことにこれといってリスクが無く、良いことばっかりだったのはどうなんだろう。
バーンがお尋ね者になることすら覚悟したバイザー問題を無視して耐Bスーツがどうこうって話をされてもいまいちピンと来ない。
メルビルも捕虜って立場なのに勝手にフラフラするし…その度にお目付け役のアイセルが頭抱えるとかすりゃいいのに。
皇帝の力もフワっとしたものだったし、サリーに至ってはペンダントが本体。
ランドを引っ張りすぎた?ボーマンが便利キャラ過ぎた?
一番キャラが立ってたのはアルドリッジで、スピノに乗って死に掛けたのにオメガに乗る気満々だったのには「コイツの精神力スゲー」と思ったもんだけど途中退場。


総評すると、3クール目まで見て「2話問題やバイザー問題は今後明かされるんだろう」と期待を持ったまま視聴を止めると良いかも?
丁度そこら辺でコロナによる放送延期がされて水を差されたせいもあるのかも知れないが、それにしても終盤は消化試合感が強い。
元々玩具展開をメインで考えるとクリスマスや正月商戦的に10月スタートだと「目玉商品」を1クール目終盤には出さなければならず、そのせいでジェノスピノを無理して早目に出した…気がする。
その無茶が祟って最後までキャラや世界観がフワっとしたまま進んでしまったような感じ。
そもそも前作をやって今作が始まるまで1クールの間があって、見切り発車というか準備不足感は感じてて、放送やってる最中に軌道修正してくかな?と思ったが間に合わなかったよう。
あ、そういう意味では終盤に向けてじわりじわりとコクピット内を引いた描写が増えていきます、最初の頃なんてどういう姿勢で乗ってるのかも分からなかったからね。
もしくは29話(スピノvsオメガ)30話(グラビティキャノン回)でやりたいことやり尽くしちゃったとか?
とりあえずこの2話は見ても損は無いと思う、実際スゲー盛り上がったんだけどねー、自分的には。{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 7
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

35話位からは楽しい所が増えたかな?【辛口注意】

2019年10月放送開始のTVアニメ。ゾイドアニメシリーズ6作目であり、ワイルドシリーズ2作目となります。
テレ東系が見られず見逃し配信で視聴しているため、見返せなくても良いように各話メモしていたら文章量が膨大に…。最後まで視聴してから投稿しようと思っていましたが、読む人が大変だと思うので一度上げます。
固有名詞間違い、駄文ご了承ください。

内容は濃いけど、個人的には好きな回とそうでもない回の落差が激しいです。辛口部分もあるのでご注意願います。


【各話メモ】
{netabare}
第1話「誕生!ビーストライガー」
{netabare}21世紀の地球に降りる宇宙船とゾイド。ゾイドと大きな地殻変動により文明が滅ぶ。物語の舞台は新地球歴0030年。
武器を持たない白いライガーと惑星Zi(なのかな?)から移住して第2世代の主人公レオは最初から相棒らしい。今度のライガーは優しい性格かな?街中ではゾイドが公道を歩いているし普通に受け入れられているみたい。その様子や主人公の運び屋という仕事、ライガーとの関係がフューザーズを思い起こさせる。廃墟でバズと共にレアメタル(ジャンクパーツ)回収で資金稼ぎしていると(主人公の身体能力が非常に高い)ジャミンガ(錆びて野生になったラプトールっぽい?ゾイドのなり損ないと言われてる)に襲われているサリーと出会う。
帝国軍のリュック隊長に追われるサリーを守ろうとするが追い詰められる。リュック隊長の軍服の背中の部分にキャノンブルと接続する機能があるみたい。サリーは持っていたペンダントをライガーに投げるとレオの腕に機械が一体化し、ビーストライガーへ姿を変える。マシンブラスト(兵器開放)で倒れなかったライガーはエヴォブラスト(進化開放)し、3人は無事に逃げ切った。
本来は耐Bスーツが無いとワイルドブラスト時のコクピット内は辛いらしい。レオは不思議な力で守られているみたい?隊長の「あれがボーマン博士の研究成果か」というのはサリーのこと?ボーマン博士はサリーのおじいさん。
・感想・
OPEDともに曲は良い印象だった。ゾイドアニメはシリーズ全体通してイメージカラー青なのかな?ワイルドゼロ単体だと青いイメージがあまり無いんだけど、OP曲名が「blue blue blue」。
音楽が平野義久さん。大好きです。平野さんは作曲・作風の引き出しが多すぎる。ちょっと聞いたくらいじゃ絶対にわかんないwちょっと聴いただけで作曲者がわかるのは没入感を阻害するので好きじゃないけど、本作は好き。{/netabare}


第2話「爆砕の武器庫!バズートル」
{netabare}OP映像はまあまあ。
ライガーはレオが発掘して復元したゾイド。レオは左半身が機械に。バズは帝国軍とことを構えるのは嫌がるが、レオは特に何も言わない。
夜中に出て行こうとするサリーを引き留めるライガーとレオ。レオの体を見てショックを受けるサリー。ウォルター・ボーマンはサリーのおじいちゃん。(人の住めなくなった地球からサリーたちの母星に移民したが、その母星も滅びる。ゾイド因子を地球に持ち込んで再生エネルギーの問題を解決し、地球由来のゾイドを発生させ地球再生に役立てる計画。地球に帰る時に科学船がジャックされ、航路を変えたためその後何があったかわからない。サリーと博士は地球に到着したのは1年前。他の移民団は30年ほど前に到着しているため、レオ達は第2世代。)
ズィーフォーミング計画は上手く行かず、第一世代は呼吸器が必要でジャミンガが発生した。
ワームホールの影響で科学船が地球に到着したのは移民船が着く100年前。滅ぶ前の地球に到着したことでテラフォーミングは失敗し、地球が壊滅。ゾイドも稼働できず石化し地中に。いまやゾイドは発掘されるもの。
博士は誰にも気づかれないように地球再生の研究を続けていたが、帝国に知られてしまった。
バズの身元から帝国に居場所が割れ、バズートルに襲撃される。サリーをおじいさんに会わせるのがレオの当面の目的。
・感想・
レオは左半身が一部機械化してることを何も言わないけど良いのかな?サリーがショック受けてるから、体を元に戻すためにおじいさんに会いに行く展開かと思ったら全く言及されない。その目的もあるのだと思いたい。
キャラクターそれぞれの人柄と目的がちょっとしか出てなくてまだ設定説明ばかりなので様子見。{/netabare}


第3話「飛べないライオン」
{netabare}今回からしっかりしたナレーションが入るようになるのかな?
帝国軍から逃れるために海を渡る一行。サリーのペンダントが指し示す場所(ズィーフォーミングの施設)を目標に動くことに。帝国の海上演習場に迷い込んで逃げようとした所にスナイプテラ(ギレル中尉)によりライガーは落とされ、間一髪のところを共和国軍のトリケラドゴズ(ディアス中佐)に救われる。
・感想・
レオが窓からスナイプテラを夢中に見ててバズが困った顔するのが好き。バズが意外とレオに振り回されてるのかも?年の離れた兄と弟みたいな感じなのかな。
レオがライガーに大人しくしててっていう所は可愛くて良かった。{/netabare}


第4話「ゾイド遺跡を死守せよ!」
{netabare}共和国軍に助けられ大規模な遺跡に連れていかれる一行。バズとサリーが和む。考古学者の女性ジョー・アイセルに出会う。帝国軍を警戒するディアス、遺跡の襲撃をもくろむアルドリッジ。
レオの父親ジョシュア・コンラッドも考古学者?アイセルの憧れ。父親は行方不明になっている。サリーは祖父の「森羅万象には良い面と悪い面がありゾイドもそう。ゾイドは一度は地球を滅ぼしたが、地球と共存できる」という言葉を思い出す。レオの父も同じような思想の持ち主だったらしい。
21世紀の遺産(地下駐車場のジャンク)を漁りに入るとジャミンガの群れ。ライガーは地下に入れず、アイセルのラプトリアに助けられる。そこに帝国軍のスティレイザー(アルドリッジ少佐)を囮にガブリゲーターの小隊が襲撃。レオとライガーは、スティレイザーも敵に加勢したため苦戦。地下に爆弾を仕掛けて足場を崩し撤退させる。ガブリゲーターが煙幕使っててワイルドを思い出す。地球の自然は再生の兆しがある。草や水に触れようとするライガー。
地球考古学者アイセルが旅に加わる。ディアス中佐に目くばせしてたの何故?
・感想・
ライガーに動物らしい動きが増え、アイセルのラプトリアも威嚇の様子を見せる。野生を取り戻していくということなのかも?レオがバズから「生活のことも考えろ」みたいなこと言われてて、子どもらしさが見えてきた。サリーは結構成り行きって感じだけどどうしたいんだろう。
地球に本来いなかったはずのゾイドがどうやって地球と共に歩んでいくのか。あらゆるものは善悪の二極化では考えられないという点は前作に続き提示され、ジャミンガがその描写を担ってくれたらいいなと思ってる。
アイセルは歴史を調べ、バズは今を生きることを考える。この二人に支えられてレオとサリーは明るい未来を創っていくことになるんだろうか?(2019.10.27){/netabare}


第5話「裏切りのガトリングフォックス」
{netabare}光学迷彩で共和国軍基地に攻撃を仕掛ける帝国軍のガトリングフォックス。作戦後に動かなくなるなど、おかしな挙動を繰り返す。作戦行動の折、バーン・ブラッド二等軍曹はフォックスを制御できず逃走してしまい、ボーマン博士に出会う。
帝国軍の証であるゾイドオペレートバイザーはゾイドを乗り手の意のままに操るもの。帝国からするとゾイドは戦争するための物だけど、ゾイドの闘争本能はゾイド自身のもの。博士に曰く、フォックスにとって自由を奪われるのは何よりも耐え難い。軍属であることを捨ててフォックスの命を助けるか?
レオ達は船を入手するものの現在地の確認できずにいると、フォックス捜索中の帝国軍に襲われ、サリーとバズが人質にされる。そこをバイザーを取ったフォックスとブラッドに救われる。サリーはフォックスにまた出会える気がする、という。予告からすると次回も登場するかな?
・感想・
ブラッドの軍人という道とフォックスの意志・命の二択。ブラッドのこれまでの人生が描かれず、フォックス自身はブラッドをどう思っているのか不明確なのは難点。
前作と違うのはゾイドの命が人間に握られていること。前作だとゾイドは常に乗り手の心を問い、同じ志を抱いた時にゾイドキーが出現した。今作だと人間の手に委ねられるものが増えた代わりに責任や背負うものも重くなっている。ゾイドキーが無いから心が通じているかを確認する術が無い。これが今作で吉と出るか凶と出るか?まあゾイドキーの無い作品の方が多いので、それに代わる表現があれば良いのだから期待したい所。
車の中でバズが愛嬌があるの良いなあ。サリーは軍事技術の知識に明るい?アイセルは共和国軍との仲介役。
ちょっとした疑問だけど、バイザーをゾイドの意志を無視するものと描いてしまって良かったのかな?これをデザインして発売されている玩具もあるし、ゾイドの兵器としての側面も一概に悪いものとして描いてほしくない気持ちもある。様子見案件。(2019.11.4){/netabare}


第6話「悪魔の翼!スナイプテラ」
{netabare}最強のゾイドを作り上げることを目的に、共和国から環境や資金で有利な帝国へ移ったランド博士は、かつて地球の三分の一を滅ぼしたと言われるゾイド・ジェノスピノの化石を集めて復元しようとしている。ランド博士はバイザーや耐Bスーツの開発者でもある。スナイプテラのライダーであるギレルをそのライダーにする予定。
帝国は共和国より1年遅れて地球に到着し軍備増強等を急がなければならなかったので、共和国からランド博士を招聘し、今はジェノスピノの開発で共和国とのゾイドによる覇権争いに決着を付けたい。
レオ達は帝国から逃亡したブラッドに話を聞く。ブラッドにとっては帝国との決別の意思表明、フォックスに好きにさせてあげたかったこと。共和国軍のアイセルが言うにはバイザーはゾイドの意志を奪いロボット化するもの。ブラッドからはおじいさんの情報を得て別れ、食堂でジャンク屋からおじいさんの居場所を知る。
ギレルとランド博士は化石を回収していて、レオ達がおじいさんを追った同じ山中で遭遇。スナイプテラに撃墜されるライガー。
・感想・
ギレルは軍人としては相当なはねっかえり。傲慢にも見えるが実力は確か。でもスナイプテラは今後他の軍人に乗られることになるのかな?
帝国が力任せに軍備増強する理由はわかったけど軍内部の描写がちょっと適当な印象。しかも共和国軍側はそれ以上にガバガバすぎる。
ブラッドさんはキャラとしては好きだけど、帝国に家族とか居ないの?軍人としての出世欲とはどう折り合いを付けたの?フォックスとのやりとりがもう少し観たかったけど流れはまあ妥当な所か。
物語を進めるばかりではあるけどバズ・アイセル・ギレル・ブラッド達は性格がわかって来てる。レオとサリーに何かもう一押し欲しい。ボーマン博士がジープを動くようにした変な機械って?
バイザーについての違和感が増す。作品全体としては兵器としての側面を否定する描写は無いが、ゾイドの意志を無視するのは悪いことだと描いていると感じる。
まがりなりにも戦争を扱うのなら帝国と共和国が善悪偏った描き方にならないで欲しい。国の在り方はキャラクターの生活や思想に大きく影響する部分だし、早めに明かしてくれると色々理解も深まるはずだけど。
バイザーと軍の描写の2点はひっくり返してくれるのを期待したい所。(2019.11.9){/netabare}


第7話「ライガー奪還作戦!」
{netabare}谷底に落ちて急流に流されてレオとはぐれ、帝国軍に回収されるライガー。レオを救助に行ったアイセルは地下の滅びた都市を見つける。その様子からジェノスピノが破壊したもの?ジャミンガも多くいて、倒れたレオに群がっている。アイセルがジェノスピノの名前を出す。帝国では化石が集まりきらずギレルに毒づくランド博士。
ライガーのために焦るレオ。レオを心配するサリー。共和国軍の施設で治療を受け、ライガーの情報を得て帝国のザガート基地からの救出作戦に出る一行。立場上ディアス中佐は帝国へ共和国から仕掛けることは出来ないため、4人はジャミンガを使って工作してザガート基地に入る。レオ、サリーがライガーを修理し(レオの左手に反応してライガーのキャップが取れたのは何故?)バズが提案して武装を付ける。アイセルはザガート基地のシステムをハッキングして帝国基地から共和国軍領地への誤射を演出し、帝国軍が門を壊してレオ達を脱出させる。帝国がジェノスピノを復活させようとしているとディアス中佐から伝えられる。
ジェノに語り掛けるギレル。
・感想・
キャラ描写が全員良かった。ギレルとランド博士のやりとりも。全体的に子ども向けらしい表現が多かった印象。サリーは特に良かった。レオを心配し、ライガーの救出を手伝い、友達らしいやりとりが見れたと思う。
アイセルの機転も良かった。帝国から工作員がいたことを追及されたらヤバない?とちょっと心配ではあるけど。
「心と心が通じれば、ゾイドはかけがえのないパートナーになる」これが共和国側の考え方で良い?そうなると軍備としてのゾイドの運用はどんな感じなんだろう。
ラストでギレルがジェノスピノに呼びかける。ジェノに意志を認めるのならギレルは道具扱いだけとは言い切れない。強い兵器としてゾイドにこだわるならギレルにとっては相棒となるはずだし、ギレルの人間性ともマッチする。ランド博士は腕を気にしていたし呼吸器使ってないのが気になる。ジェノに対してはマッドな惚れ込みよう。
ジャミンガ大活躍だけど、結構酷い扱いかも知れないwライガーにやっと武器を積んだと思ったら取ってしまった…毎回改造して武装を取っていく展開だったら面白いかも。ラプトリアとライガーが可愛い。(2019.11.16){/netabare}


第8話「猛撃の重戦車!キャノンブル」
{netabare}キャノンブルに追跡され、砂嵐の中を進む一行。砂嵐の外に出たと思ったら21世紀の時のまま保存されたような街に出る。急に地面の穴からジャミンガが現れる。レオが父親の研究にあった「ボルテックス」の話をする。砂嵐(未知のエネルギー)に守られ時間の流れもおかしくなった街を見つけた、その不思議なエネルギーが「ボルテックス」。その時サリーのペンダントが、町の中の巨大な穴に導く。ペンダントと穴の奥の何かが反応して光る。
レオとサリーが探索に入り、地下鉄の線路を辿ると大きなキューブ…ジーフォーミングの端末がある。レオの体のゾイド因子と反応し、サリーが再起動することで、端末は地下へ潜っていく。端末が正しく起動したから。
地上に出るとバズとアイセルが帝国軍の捕虜になっている。サリーが帝国軍に投降しようとしたとき、端末が正常に働き始めたため街が朽ちていく。混乱に乗じて反撃に出るライガーとラプトリア。帝国軍をかわした一行はサリーのペンダントとレオの父親の手記の「ボルテックス」の場所を頼りに端末を探すことにする。
次回ギレルがライガー討伐に出るか。
・感想・
今回もラプトリアの動きが可愛い。アイセルもラプトリアに乗る時耐Bスーツ使ってる。これがないと本能開放できないのは帝国も共和国も同じ。レオがゾイド因子のせいで明らかに普通じゃなくなってるんだなあと。アイセルがキャノンブル二機を手玉に取るのは良かった。乱戦・混戦になると小型ゾイドも活躍するので嬉しい。
レオにはゾイドの改造に詳しいって設定があるんだから、隊長のキャノンブルの武装変更には自分で気づく方が良かった気が。レオの腕が機械化したのがゾイド因子のせいだって話、今までに説明されてたかな?個人的に予想はしてたけど本編内でちゃんと知らせて欲しい。結構気にしてたから見逃してはいないと思うんだけど…。
ランド博士も左手?気にしてたからゾイド因子の影響を受けているんだろうか。地面からジャミンガが現れたし、地下の端末が正常に機能してないからジャミンガが発生するということだよね?
キャラ設定を使いこなせてなかったり、説明不足が目立つ気がする。もう8話なのに何となくもやっとする。明かせない謎は別だけど、説明はもっと端的にして欲しい。バズのキャラクター描写が一貫しないのもストレス。コメディリリーフなのかレオの保護者ポジなのか、明確にしてもらえると良いんだけど。(2019.12.1){/netabare}


第9話「空へ吠えろ!ライガー反撃‼」
{netabare}バズが旅費調達のために手に入れた怪しい地図を頼りに荒野を進む一行。100年前の航空母艦や飛行機を見つけるが、軍事的な遺産のため共和国軍のものに。100年前の装備なのにカタパルトが動く。アイセルが居ない間に、言いつけを破って内部を調べに入るレオ達。船内でジャミンガの群れの死骸を見つける。
アイセルはディアス中佐から「彼らの監視と報告を」頼まれる。やはり軍の仕事だったんだね。
帝国軍がビーコンを受信して見つかってしまう。「共和国が領有を宣言しているが実効支配していないから上層部に連絡しよう」
レオ達はディメパルサーを筆頭とした帝国軍の部隊と交戦。スナイプテラが襲来したのをカタパルトを利用して撤退させる。ビーストライガーはスナイプテラにまた会える気がする、と。ギレルもレオへの評価を上げる。
・感想・
最近サリーが行動力を見せてくれて嬉しい。バズはコメディリリーフ寄りになってるけど、地図の入手・探索・カタパルト準備など縁の下の力持ちといった描写は悪くないと思う。ギレルがレオとライガーをライバル認定したっぽい?これも良かった。
…アイセルはやっぱり監視任務なのですね。そうだろうとは思っていたけど、個人的には子ども向けアニメでこういうのを最初から明らかにしていないのはもやっとする。共和国と帝国はまだ国境線が定まらず領地争いをやっているわけだ。予想はしてたけど、両国の生活の描写が無いので解りにくくなってる気がする。
私は近接格闘戦・修理整備シーンが好きなので、重火器の打ち合いが多くて見てて楽しくない時も。一番生き生きしてて楽しいのはラプトリアかも。(2019.12.9){/netabare}


第10話「フォックス捕獲指令」
{netabare}ジャミンガを退治したりして生計を立ててるバーン。帝国にも共和国にも頼らずに生きている街もあるみたい。発掘のプロを名乗るエドという中年男に発掘現場の孤島のジャミンガ退治を頼まれる。一方のレオ達も海上運搬の仕事を受けている。
ラプス島は10年以上前に取りつくされたと言われているが、エドは諦めていない「ゾイドの発掘は人生を懸けるにふさわしい仕事」。二人で島に入るがバーンは取り残され、エドが手引きした帝国軍に襲われる。
海上から砲撃され陸上ではラプトールに襲われ捕獲されるが、一度は自力で脱出。エドが手引きしたことを知るが、帝国に島を破壊されてエドも気落ちしている。エドの船で逃げようとするが追い詰められたところを、運搬仕事で船で移動していたレオ達に助けられる。バーンとは別れるけど、レオ達の仕事は間に合わなさそう…。ラプス島の地面から何かが見えている。
・感想・
お仕事の話は好き。レオ達や普通の人達の暮らしぶりが見えたのは良かった。最後にエドにフォローが入るかと思ったんだけど無かったのが勿体ない。エドも帝国軍を追い払うのに小さくても良いから活躍があればもっと面白かっただろうに。エドはマスク付けてないけど第2世代ということ?バーンはまたフォックスに強化したバイザーを付けて使われると言われて怒る。そりゃそうだよね。バーンは後ろ手に縛られたまま海に飛び込んでよく生きてたね…。
今回は作戦行動や戦闘が良かった。ただフォックスが岩場を上る時とか不自然?。スティレイザーとフォックスの本能開放でフォックスが撃ち負けるシーン良かった。次回予告、バーンまたレオ達に合流する?今回ラストで別れずに同道してても良いような気がするけど。なんだろう、全体的に話の繋ぎがおかしい時があるのが気になる…。(2019.12.15){/netabare}


第11話「灼熱の破壊竜ジェノスピノの復活!」
{netabare}ギレルは病床のコリンズ准将を見舞い、ジェノスピノの復活を誓う。基地にはアルドリッジ少佐も。そこにランド博士からジェノスピノ最後のパーツがイージスバレーで発見されたとの報せ。回収に乗り出すが、空輸の途中にパーツのエネルギーで山火事が起こる。
船で移動中のレオ達は共和国軍の連絡で山火事の現場へ。化石は発見次第破壊することに。バーンが一般人の救助の依頼で動いていて、待機中のサリーたちに合流する。レオとアイセルはバーンの案内で化石の元へ。
スナイプテラで現場へ向かうギレル。ギレルの足止めで帝国の輸送が間に合い、レオ達は化石を持ち去られる。ジェノスピノが完成するものの、コリンズ准将は亡くなり、アルドリッジ少佐がどういう方法でかジェノスピノのパイロットに任命される。
・感想・
今回のイージスバレーのパーツが最後だというけど、前回のラプス島の残された化石はなんだろう?
コリンズとギレルの会話良かった。病気であることは前の登場時にはっきり描いておいても良い気がするけど、そういえば前も杖をついていたっけ?惑星Ziに居た頃のコリンズの二つ名「黒い荒鷲」はスラゼロネタでしょうか。熱くなるギレルは人間味があって良い。ギレルとコリンズ、親子のようで良いですね。ジェノスピノのことではランドとギレルは気が合いますね。この二人仲良く喧嘩しな!って感じ良い。今作はドラマ性の描写がギレルとバーンに偏っている気がしてならない。
コリンズとランドは屋外ではマスクをしているので、屋内なら外しても大丈夫という事だろうか。第2世代は耐性があるから単に慣れの問題なんだろうか。
レオ達が共和国軍に良いように使われてる感があってスッキリしない。アイセルがレオ達の監視任務も負っていることをレオ達が知っているならモヤモヤしないと思うんだけど。
ラプトリアが今回も可愛い。ジェノのCG流石だけど、もう少しハッタリきかせた演出しても良い気が。(2019.12.23){/netabare}


第12話「無敵の咆哮!ジェノスピノ!」
{netabare}アルドリッジ少佐がシーガル准将によってジェノのライダーに任命される。共和国軍に身を寄せるレオ達。巻き込むわけには行かないというディアスだが、アイセル「レオ達はもう巻き込まれている。彼らは地球を愛してる。気持ちは我らと同じ」
ジェノに共和国軍の基地を破壊される。帝国軍シーガル准将から共和国軍ギャラット少将との通信で、ジェノによる共和国軍基地の破壊はコリンズ准将による暴走であると嘘をつく。ギャラット少将も気づいている様子。シーガル准将は軍事力としてしかジェノを見ておらず、ランド博士はライダーが誰でも構わない。(ギレルはコリンズ准将の執務室に立つ様子がワンカット入る)
都市要塞モザイクにジェノが襲来する。モザイクは共和国軍象徴とも言える場所。テラフォーミングシステムが正常に機能し再生した希少な場所で、その「希望の地」を守るために要塞都市がある。
都市内にジェノを誘い込んで罠に嵌めるがジェノを傷つけることは出来ず、重火器を積んだライガーとフォックスでも倒せない。ライガーは大破、それを守ろうとしたディアス中佐のトリケラドゴスは再起不能に。取り逃したジェノスピノは共和国の首都ネオへリングに向かう。
・感想・
ディアス中佐がレオ達を巻き込みたくないって言うのはどの口で言うの?としか思えない。軍服のまま身分を隠さずアイセルを同行させた時点で嫌でも巻き込まれるでしょうに。
チーム内でのバズの役割がいまだにはっきりせず、今回のような場合に何もできない(役割が無い)のが結構ストレス。バズは役割次第ではかなり好きな立ち位置なんだけど。ていうか役割が比較的明確でかつ好きだなって感じるキャラがギレルとアルドリッジ少佐くらいしか…。
近接戦闘多くて作戦行動があり楽しめた。個人的にギレルに期待するのはジェノスピノとの関係かも。(2019.12.29){/netabare}

第13話「漆黒の魔獣!ドライパンサー!」
{netabare}ジェノスピノを止めるために行動し始める共和国軍。ライガーは瀕死の状態。急に要塞都市モザイクの周辺が金属化し始め、リジェネレーションキューブの端末があることがわかる。アイセルとサリーが端末の再起動に向かう。モザイクの環境は変化し続ける。
ジェノスピノの操縦で消耗するアルドリッジ少佐。シーガル准将は共和国軍からの連絡を無視。ランド博士がシーガル准将に、要塞都市の端末を回収するよう依頼するが疎ましそうな様子。(ランド博士は最高科学顧問として将官クラスの権限を持っている)ランド博士のデスクに家族との写真。多分孫娘はサリー?ドライパンサーがモザイクに進軍する。
コリンズ准将の遺志を継ぐ決意をするギレル。共和国軍のディアス中佐を頼り、コリンズ准将の名誉のためにジェノスピノを止めて欲しいと頼む。ギレルが捕虜となり鹵獲された体を装いスナイプテラを使い、ライダーであるアルドリッジを狙うことを提案する。
レオは生身でサリーたちのフォローに向かい、地下を通って湖の下の空間に出る。一方ビーストライガーはボロボロの体で湖に入る。湖底で端末を再起動するとキューブは地面の中に潜り、湖底から石のコンテナのような物がレオ達の前に現れる。
ジャミンガや帝国軍ドライパンサーの襲撃に苦戦するフォックス。
・感想・
今回は良い所が多かったと思う。ギレルがここまで型破りな行動に出るとは思わなかった。良く気づかれなかったなあ。ギレルの行動原理がさらにはっきりしてきた。アルドリッジ少佐死んじゃったりしませんかね…;;好きなんで生き残ってください。
ライガーが湖に沈むのを見てバズが慌てる様子は和んだ。せっかくならライガーから止めようとするバズへの反応があれば良いのに。森や水場はゾイドにとっても癒される場所。サリーが「レオはライガーについていて」と言い、それを結局振り切ってレオが救援に向かうのも、レオとサリーの自主性を感じた。
場面転換が多すぎるようには感じる。ドライパンサーはお披露目のみ。個人的には、ライガーから周囲の人間への感情表現をもっと見たいかも。
(2020.1.12){/netabare}

第14話「超進化!ライジングライガー‼」
{netabare}ドライパンサーに苦戦するフォックス。
湖底でコンテナから目覚め、ドライパンサーを退ける白いライガー。ペンダントの力だと思われる。自身の意志で強くなろうとするライガー。
共和国軍はジェノスピノ進行を防ぐため、鹵獲したスナイプテラを利用することに。アイセルにも増援要請。
ライガーの回復はキューブとゾイド因子の相乗効果によるとランド博士は結論する。ボーマン博士はその二つを使った地球再生を考えていたのではないか。
瓦礫の中からライガー改造のためにパーツを集める一行。ブレードも修復して載せて完成。復活と改造が別なのが良いですね。
ジェノスピノにより消耗するアルドリッジ。ジェノスピノは海を泳いで共和国軍の首都へ。ディアス中佐はスナイプテラでアルドリッジの消耗を狙う。マシンブラストを繰り返したことでアルドリッジが昏倒しジェノスピノは停止。
一方ドライパンサーはライガーを襲うが隠密性が有効でなく、覚醒したライジングライガーに倒される。
・感想・
今回は面白かった。修理シーンがずっと見たかった。ゾイド達の仕草や感情もとても良かったし、復活と改造(パワーアップ)が別々なのが好き。
ジェノスピノのマシンブラスト、柄の所伸びるんですね。ギルラプター、ボーンとアーマーの色が逆になった機体が。
ライジングライガーとレオの意思疎通の様子が良かった。今回はキャラ描写も良くて、サリーも生き生きしていたし、お茶を差し入れるバズもワンカット入ったり。サリーが「とっても強そう!」って可愛いwアルドリッジ少佐には無事に帰ってきてほしい…。もしかしたら一番好きなキャラかもしれない。
新EDでゾイドが走っていくの好き。次回予告とゾイド紹介も二人体制で好き。ずっとレオとレギュラーキャラ誰かでやって欲しい。
{/netabare}  

【以下、15話~22話まで】
{netabare}
第15話「破滅竜ジェノスピノを追撃せよ!」
アルドリッジは消耗しジェノスピノも停止したように見えたが、ジェノスピノはライダーなしで暴走し始める。首都に向かうのを止めるためにディアス中佐やレオ達はジェノスピノを追撃する。共和国軍は廃墟で迎え撃つが足止めできない。ガノンタス、グラキオ、トリケラとか。
ゾイドコアを狙う作戦をサリーが提案。ギレル「無謀だがライガーのライダーが俺の想像通りなら」「こんな愚行を犯すためにジェノスピノは復活したのではない。この事態は帝国の望むところではないと信じている」レオ「ライガーはジェノスピノを止めるために進化した」
ギレルがバイザー付きキャタルガを使ってビルの下敷きにしてレオとライガーが攻撃。ジェノスピノを停止させる。ランド博士はジェノとライガーのデータ収集していた様子。ジェノスピノをどうするかは帝国と共和国の上層部が協議して決めることに。
サリーはゾイドのためにボーマン博士の目的を果たすと再度決意する。レオ、ギレル、バーン、ディアスの顔合わせ。コリンズ准将の汚名は雪がれたと言ってギレルは帝国に戻る。
・感想・
格闘戦が良かった。ライガーとレオのやりとりも。
捕虜であるはずのギレルの扱いはグダグダ…まあそれどころでもないけれど、何の交換条件もないとか、相変わらず気になる…。アルドリッジ少佐が心配。ギレルは准将の汚名は晴らされたというけど、どうだろうなあ…。サリーが自分の意志でボーマン博士の仕事を受け継ぐ流れがさらに明確になったのは良かったかな。
レオ、共和国軍にスカウトされるのか…。あまり共和国軍に肩入れしてほしくないと思ってきたけど、ギレルがジェノを戦争の抑止力として本気で考えているなら、レオが共和国軍に協力する流れになってもどうにかバランスは取れるかもしれない?両国の戦いが和平で終わるだろうことは想像できるけど。(2020.1.30)

第16話「徹底研究!これがライジングライガーだ!」
帝国女帝フィオナと共和国大統領との会議と和平。ジェノはそのまま残されることに。ネオへリック招待されたレオ達。軍に戻るアイセル。ディアス中佐の両親の歓待を受けるレオ達。第一世代は上部のマスクが必要ない場所にいる。ドーム状になってる?
ディアスと昔馴染みらしいシェリー・ハント大佐。レストランでレオに勲章を渡す。一般にはレオがジェノを止めたと知らされていないから?
シーガル准将は帝国で軍事裁判を受け、アルドリッジ少佐は意識不明のまま。ギレルはランド博士と衝突する。
シェリー大佐からライジングライガーのデータ収集を依頼されるレオ。ライガーを管理したい大佐に軍人にならないかといわれるがはっきり断り、勲章も返してしまう。アイセルが監視任務を継続することに。
ディアス中佐の両親から「君たちにも生きた証を残してほしい。地球人として」
・感想・
仮想敵として色んなゾイドが出てきて良かった。
まあ、軍との関係は妥当なところに収まったかな。金巻さんの脚本好き。
中佐の両親が出てきて良かった。アイセルが情が移ってるのもしっかり描かれて大分スッキリした。もう少し人間関係が軍意外と作られたらいいんだけど。首都の暮らしぶりももっと見せて欲しいな。食事シーンが好き。ていうか生活の様子が見れるの好き。一度渡された勲章を礼儀正しく返したレオ良かった。(2020.2.2)

第17話「逃亡者ボーマン」
総集編
リュック隊長はボーマン博士を追っているが取り逃している。
キューブの反応がある村へ向かうボーマン博士。
・感想・
総集編にしてもちょっと意図が…?ボーマン博士がほぼすべての出来事を把握しているということでいいのだろうか。狙いが明確でない総集編でちょっと残念。(2020.2.11)

第18話「琥珀の大鋏!クワガノス出撃せよ!」
ゾイド因子を作ろうとしてる?ランド博士と助手。ランド博士の作った装置からはジャミンガが現れるが、ランド博士の右腕に怯む。
ジープが不調で立ち往生しているレオ達は、マグネスターウイングとガラクタで作ったドローンみたいなものに乗ったジェイクと出会う。空を飛ぶのが夢。レオはそこに首を突っ込み、マグネスターウイングを利用した飛行機を再現。
一方アイセルは軍の仕事で別行動。クラウド大尉と発掘隊がクワガノスの化石を発見・復元している。性能テストの途中でジェイクの飛行機とかち合って墜落し大破。捕まったジェイクとレオ達が合流した夜帝国軍に急襲される共和国軍基地。レオを助けるためにクワガノスに乗り込むジェイク。帝国のクワーガを撃退し、レオが苦戦していたドライパンサーを退ける。
・感想・
軍人以外との人間関係が広がってきたのは良いけど、軍が絡まない話がそろそろ見たい。そう思うとアイセルが軍人として同行しているのが、話の幅を狭くしてて嫌になってきた。飛行機は地球独自の発明だったみたい?レオが知ってるのは地球の歴史に詳しいから?呆れるバズ良かった。
ジェイクはクワガノスをワイルドブラストさせる。ジェイクとクワガノスの絆にお話を持っていかないのが意外でもある。最新型のクワガノスは機密だろうによくジェイクを開放してくれたなあ…。軍の描き方がガバガバなのは変わらない。ジェイクが次は宇宙を目指そうかなっていうのは好きな感じ。
シリーズ構成の脚本が個人的にイマイチ。(2020.2.21)

第19話「孤島の争奪戦!」
キューブを探してボルテックスの大嵐の海に乗り出したレオ達は大波にさらわれて遭難する。島は静かで、会場は大荒れしている。はぐれたサリーはゼペットという男に助けられる。端末と思われるものの場所を案内してもらう。
帝国軍ランド博士とメルビルは異常気象の中に端末を探すために向かっている。島では呼吸が平気なのでキューブの存在を確信する。島の捜索を始める帝国。
ゼペットは娘の話をし、サリーは自分の父の話をする。サリーの父は幼い頃に家を出ており、サリーはいまも会いたいと思っている。帝国軍に見つかるがレオ達が助ける。レオとサリーで端末を見つけるが、ランド博士と鉢合わせに。持ち去られる前にサリーは端末を再起動し、アラシが収まった所でバズとライガーたちが合流。
メルビルのスナイプテラを撃破してゼペットと共に陸へ戻る。
・感想・
スナイプテラって二人乗りできるのか…。サリーの母はクリスタという名前。
バズの役割があったのかどうか今回は微妙。それよりアイセルがいても役に立ってない感。ゼペットの娘との再会まではやってくれないんですね…。人情もの仕立てもたまにはやってくれないかなあ。親子関係の描写のためだけにゲストキャラがいるのならそれは苦手にかんじてしまう。
ゾイドの動きは確かに良いんだけど、瞳の表現がほとんど見られなくなったのが泣ける。ゾイド紹介コーナーで使用目的に沿ってしっかり改造されたメルビルのスナイプテラの紹介をしたのはとても良かったと思う。前作は亜種だけだったから。こういうのがメカ的な楽しさ。(2020.2.24)

第20話「リジェネレーションキューブの村」
村の洞窟の奥でキューブを修理するボーマン博士。修理が終わるから出て行くと少年に伝える。
燃料補給するレオ達とバズ。キューブの情報を見つける。
ランド博士にとって右手は何なのかな?ランドとボーマンは惑星Ziでは共同研究者。ボーマンは地球再生にゾイド因子の力を使う。破壊と再生の力。
デスレックスの突然変異種の化石。荷電粒子の発生機関の一部。荷電粒子は膨大なエネルギーを使うためにそのゾイドは自滅した?ランド博士は荷電粒子発生機関の化石にキューブを移植することで荷電粒子砲を使えるようにするつもり。
村にレオ達が到着し、ボーマン博士も一人で旅しながらキューブを再起動してきたことを知る。土地を接収しようとする帝国軍とレオ達はかち合うが、共和国のクワガノス部隊に助けられる。ボーマンの滞在した部屋に映像が残っていて、サリーはペンダントを奪われないよう忠告される。
回復したアルドリッジ少佐は、軍刑務所に入るはずだったがランド博士からペンダント奪回の条件を出される。専用の黒いファングタイガー登場。
・感想・
アルドリッジ少佐ご無事で何より!ファーストネームはダグラスさん。バズは最近安定して生活面をフォローするようになってきた感じでなお良し。
クワガノスの登場で帝国独壇場だった制空権に変化が起こりそう、というのはなかなか好き。本編内でやって欲しい気持ちもあるけど、それやってしまうと対象年齢と合わないかもしれないし、内容が複雑化しすぎるかな。
帝国軍の描写が濃いので兵器ゾイドに関しては好きだなって思うんだけど、共和国軍は…。兵器扱いなのは一緒なのでアイセルとディアスの以前の会話が上滑りしてるようにしか未だに感じられない。アイセルはラプトリアと仲いいけどそれだけ…。(2020.3.5)

第21話「時を超えた記憶」
女帝に謁見するギレル。女帝の不自由さ。
異常に綺麗なビル街に入るレオ達。アイセルはその中で100年前の幻を見る。100年前の状態のオフィスに入ると異常が。エレベーターで上階の居住区まで。AI人形アリスが持ち主のマリアという女の子を慕ってよく似たアイセルを呼んだらしい。そこにジャミンガが襲ってきて、アリスは壊される。良かったアイセルがジャミンガを蹴散らす。
・感想・
ビルが綺麗な状態なのはキューブのせいじゃなかったの?一部だけだから何が何だかよくわからない。
アイセルがどうしてそこまでアリスに感情移入したのかがよくわからない。自分も同じような経験があるとかならわかるけど、物語のためにキャラクターが動かされてる感がちょっと乗り切れない。メインキャラでさえ上手く掘り下げ出来ていないのはちょっとどうかな…。脚本金巻さん。いつもは好きだけど今回はイマイチ。
ラプトリアが壁を上るのとか良かった。ラプトリアの紹介がアイセルだったのは良かったと思う。(2020.3.13)

第22話「ファングタイガーの罠」
ファングタイガーでレオ達を追うアルドリッジ。一人レオ達を追跡するリュック隊長。ラプス島で大きな化石が出たことをエドから知るバーン。バーンは一人ラプス島へ。オメガレックスを再起動しようとするランド博士。
100年前の遺物の多く残る場所でリュックに追いつかれるレオ達。谷に逃げ込みリュックのキャノンブルからは逃れるが、アルドリッジのファングタイガーに見つかってしまう。バーンとフォックスの助けでファングタイガーは退けるが、サリーがリュックに連れ去られる。(2020.3.20) {/netabare}


【一旦視聴を止めます】
毎週見るのがしんどくなってきてしまいました。動画サイトなどで見る気になれば、最終回まで終わってから一気に見ようと思います。

以下、具体的に視聴断念の理由。

{netabare}世界の謎に迫る物語なのは理解していますが、正直見ていて楽しくないです。
いつかテーマ性が明確になるかなと思って気長に見ていたのですが、もう半年近くなるのにモヤモヤが溜まっていくばかりになっています。

・ゾイドとの関係性・
国家間の小競り合いがある世界でゾイドが人とどんな関係を築いているのか(帝国・共和国の軍事運用の形、ゾイドの意志をどのように扱うかなど)を見たいと思っていたのですがなかなか…。兵器として扱うのが嫌と言うわけではないので、帝国側はある程度描写されていて納得しています。一方の共和国側が「ゾイドはパートナー」としか言っていなくて、じゃあ軍事運用はどうなってるのよ?と感じてもやっとしています。
・キャラクター・
個人的に感情移入できるキャラクターがおらず、単発回でのキャラの掘り下げも納得いかず、若干ストレスが溜まってきてしまっています。ゲストキャラクターが良い所無しに退場する場合もあって、見ていて辛い。
・惑星Ziからの移民がどう暮らしているのか・
国の在り方、普通の人たちの生活、生活の中でゾイドはどう利用されているか。そういうのがあまり描かれないのがなあ…。
・ゾイドの改造・
今年は改造を売りにしていくと言っていたのに、改造シーンやメンテナンスシーンが少なくて勿体ない。玩具の改造用アイテムも2種類出ただけだし。
{/netabare}(2020.3.26)
{/netabare}


【最終話まで視聴した感想】
まず、私個人が視聴断念した理由に対して納得する事は無かったです。最初から描く予定のない要素だったのでしょうね。キャラクターに関しては終盤で好きな所が増えたので、見なくても良かったとまでは思わないのですが。
よって私個人としては、それほど好きとは言えない作品となりました。
今作はハイティーン向けに私には見えるのですが、前作がキッズ向けだったので前作視聴者を取りこぼした印象があります。間にローティーン向けの作風のアニメを一作挟んでも良かったのでは、と感じてもいます。

ゾイド紹介コーナーが癒しでした。二人で掛け合いながらやる回が好きだった。バズもたまに出てくれて楽しかったです。

ゾイドのCGは素晴らしかったです。戦争ものとしての物量とか迫力はよくできていたと思う。
ワイルドゾイド(玩具)のコンセプトやデザインとして動物の側面を強調したはずなのに、動物らしさはあまり描かれなかった…というかちょっとした動きとかは結構感じたんだけど、瞳の表現がだいぶ少なくなってしまったのは勿体なかったなあ…。

{netabare}
35話以降の終盤ではありますが主人公のレオが物語の中心になったと感じましたし、冒険ものと感じる所も増えたりキャラクターの心理描写もコンスタントに入れてくれていて良かったです。
40話のバズが4発目の砲弾をネコババしようとする回すごく好きでした。全てのキャラクターに見せ場と役割があってとても良かったです。
41話でランド博士が乗るギルラプターが跳躍力やバランス性能を活かしてリュック隊長とメルビルを翻弄していたり、ゾイドの動きは前作から長所を継承して上手く魅せていたと思います。

49話と最終回も好きな所が多かったです。
ゾイドの楽園が地殻変動で切り離され、後々それがワイルド大陸になるのでしょうかね?ワイルド大陸と戦争をやってる帝国共和国の大陸は今後基本的には関係しないということかな。

レオとライガーの崖飛び越えで締めたのは本当に良かったと思うし、地球考古学者になるって新しい夢を得たのも良かったし、ライガーとのつうかあっぷりも良かったです。このライガーは質実剛健な性格なんだろうなあ。レオとのやり取りが終盤では増えてとても好き。
せっかく退役したアイセルには是非私服姿を見せて欲しかったと思います。アイセルはまだ良いとしても、他の軍人たちは軍人としての側面しかほとんど見ることができず少し残念でした。
ギレル、ディアス、バーンなど良いキャラが多かったけど、大人達に視点が寄りすぎている印象はあって、私はそれよりも地味に堅実に、主人公側の生活風景や旅先での一般人や軍人との交流の方が見たいと感じました。

私はバズとアルドリッジが好き。この二人が好きな理由は、やっぱり子供を主役として直接的に盛り立てる役回りだからなんだよね…。
{/netabare}

【軍事要素について】
ワイルドゼロには帝国と共和国のゾイドの運用の違いとかやってほしいなと最初は思ってましたが、そこまでやる尺は無かったですね…。そこは仕方のない事かなと思います。
{netabare}
ワイルドでも兵器としての面は描いたからさらに踏み込んで欲しかったというのもあって、

・帝国は一般的に編隊で扱うから行動を平均化するためにバイザーを付けるが、個々の戦闘力も落ちてしまう場合がある
・共和国はパートナー関係を重視するから個別の任務が得意だが、連携しての作戦時にはゾイド同士の相性も考えないといけない

とか、二国間の戦争だからこそ出来る表現もありそうだなと妄想してたんですけど。
バイザーがゾイドの意志を制御するものと言われたきりで、なぜそうする必要があるのかも語られずに終わってしまったのが残念です。バイザー付きの玩具が発売されているのにそれを悪く言って終わりって、販促アニメでそれはないでしょうって思うんですけど。

個人的には戦争(軍)を描くなら守るべき町や市民も描いてほしかったというのもあります。
レオは軍関係者との関わりがほとんどで、世界を広く描こうとしてるのは感じるのに社会(人間関係)は狭く感じてしまい、個人的には少し苦手です。
帝国軍人のリュック隊長が第1話で悪役っぽくて私はそれが嫌でした。結局共闘関係になるなら最初から良い所も描いてくれたら良かったのに…って思いましたし、レオは中立であってほしくて、共和国だけじゃなく帝国の人とももっと人間関係作って欲しかったです。

素人の後出しジャンケンになっちゃうけど

・序盤…レオが運び屋として帝国共和国両方で仕事して軍人や市民との交流を描き、さらに軍の激突などもレオの視点で見せる
・中盤…レオが中立の立場で帝国共和国を繋いで協力して地球の危機に立ち向かう
・終盤…キューブ再起動と父親の伏線回収

みたいに、レオが全体通して中心にいられるような話運びをして欲しかったです。
{/netabare}


【地球再生の物語としては】
こっちを期待していたのでレオの頑張りはとても好きなんですけど、原因が苦手なパターンで…。
{netabare}
地球が滅んだ原因が惑星Ziからの移民にあるという時点で私は結構冷めてしまっていたので、全体に対しては好意的にはなれませんでした。
ありがちだけど、100年前地球人類を見限った地球の防衛本能がゾイド因子を使ってゾイドを作り出しゾイドクライシスを起こした!とか、全部地球人のせいにしてしまえば惑星Ziからの移民を素直に応援できたと思います。

前作の世界観には夢のあったのも好みだったから、同じ世界に戦争とかゾイドクライシスとかされると私の心にダイレクトアタックが…
いっそワイルドと繋げないで惑星Ziか他の惑星にしてもらえたらよかったんかなって…
{/netabare}

【ちょっと愚痴】
興味ない人は読まなくて良いヤツだよ。
{netabare}
アニメスタッフとスポンサーの関係を外野が推しはかることはできないので戯言ですけど、世界観を作るタカトミがこういう指示を出したのなら、戦争ロボットものが受けないとさんざん言われている今の時代、アニメスタッフは相当苦労したのでは?
アニメの主要スタッフはドライブヘッドの人達なので、子供向けについてはよくわかっていると思うんですよね。
それこそタカトミは帝国・共和国間の戦争をやってほしい、アニメスタッフは地球再生の冒険物語をやりたい…みたいな齟齬が出ていたとしてもおかしくないのかなとか思ってしまいました。
お疲れ様でした。
{/netabare}
(2020.10.23)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 8

uzis さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

無印より大人向け。

無印は本当にキッズ向けで正直見るに耐えなかったが、ZEROはギリ大人でも楽しめるのではないかと。
主人公は少年少女だが、周りの大人キャラがけっこうな比率を占めるので、大人の心理や思考などが物語に入り込んできているのが要因、かな?
また、戦争や地球存亡の危機などのテーマも脱キッズアニメに寄与してると思う。
とはいえ、夕方放送の少年少女向けアニメの範囲を超えるわけではないので、そこは割り切って見たほうがいいと思う。

ゾイドに生物的要素があるのが個人的には面白かった。
でも、キャラデのせいか推しキャラできなかったのは残念。
バトルシーンはCGが違和感なく馴染み、迫力もあって見ごたえがありました。
でも、バトルパターンが似てるので、一気見とかだと飽きてくるのはご愛嬌ですかね。
単なるゾイドグッズ販促アニメではなく、物語がきちんとしていて、それなりの見ごたえはありました。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 0

63.8 77 2019年度アニメランキング77位
ビジネスフィッシュ(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (35)
117人が棚に入れました
2019年、「働き方改革」が声高に謳われ、働くこと自体への向き合い方や考え方が変化する中で、変化を最も求められる最たる者、それが「サラリーマン」。元号が平成から令和へと変わり、景気が良くなっているのかそうではないのかイマイチわからない今の日本社会。そんな波瀾万丈な大海の荒波に翻弄されつつも、会社のために個性を発揮しながら、時に流れを読みながら、忖度もしながら、泳ぎ続けていかなければならないサラリーマンたち。そんなサラリーマンを応援する「ビジネスフィッシュ」誕生!顔は魚、しゃべるは日本語、職業は会社員、生きるは現代社会。上司と後輩に挟まれながらの仕事に悩み、仕事を終えると魚なのに海鮮居酒屋でビールを煽る。そんな不思議な“ハタラクサカナ"な彼は、今日も日常をカレイに泳ぐ…!?

声優・キャラクター
永岡卓也、武田玲奈、落合モトキ、竹井亮介、藤井武美、大津尋葵、白石優愛、小野賢章
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

わ○せせ○ぞう的色使いで同人臭強め

監督は実写ドラマの経験ありな住田崇氏。
当初、ボキャブラ芸人“ビシバシステム”の住田隆氏と勘違いしておりました。メッセで言い放ってましたのでこの場を借りてごめんなさいm(__)m



アニメーターでない方が作ってみたらこうなった、という斬新さがウリなのかもしれません。
内容・あらすじともに割愛。
なんというか、、、社員旅行の模様を録画して動画サイトに挙げたような内容で、内輪ウケのネタみたいななにか。


世界で約2.5億ダウンロードされているFacebookメッセンジャーのスタンプに登場するキャラクターをアニメ化したものだそうです。
アニメ放送と機を同じくしてLINEスタンプの発売。清々しいくらいに販促アニメです。
・・・・これまでにスタンプ初のアニメってありましたっけ?それはそれで偉業かも。

アニメの内容よりも本業売り上げへの影響が気になります。
きっと低予算。CGで外注費を下げ、IKKOさんとキャラ被りするイカちゃん役小野賢章さん以外はあまり売れてなさそうな役者やモデルを起用しております。社長の知り合いとかそんなやつかもわからん。
コメディは台本と演者の力量に依存するものですので素人集めたところで結果は推して知るべしです。


見どころは

・全体的に原色系のカラフルな色調。最近お目にかかれてません。
・発する一言の瞬発力。スタンプ出身だから?
・EDのダンス。スマホ画面に収まってキャラがHIPりHOPります。


うーん、ほんと中身に興味が持てない(笑)

 EDのダンスをコンテンツ化するのかな?
 LINEスタンプの売れ行きはどんなもん?
 新卒採用のツールとして使うだろうな? 
 どうやってこの企画通ったんだろう?


キャラ販売元の会社さんの企画会議目線でどういう戦略立てるのか?をこのアニメ横目に見ながら妄想するのが楽しい気がします。
アニメは素人の学芸会レベルなので、逆説的に普段鑑賞している作品はたとえ酷評になるものだってそれなりに頑張ってるんだな~というのを気づかせてくれるというおまけつき。

録り溜めてた5回分を消化して、あっしは一足先に抜けちゃいますね。


 {netabare}“WHOOOOOOOOOO!!!”

 これで “うおーっ” って読むのには抵抗があるぞい{/netabare}



視聴時期:2019年7月~途中断念 リアタイ視聴

-------
2019.10.10追記

LINEスタンプの売り上げランキングを覗いてみたがしっかり圏外の模様。
そして居住地域では10月から再放送がスタートすることに。なんで!?
ますますもって謎作品である。


2019.08.14 初稿
2019.10.10 追記
2020.04.03 タイトル修正/修正

投稿 : 2024/05/18
♥ : 30

元毛玉 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

くだらなすぎて逆に笑えてきました

なんか冒頭をみて、
もう切っていいかなーと思って1話だけは見るかと思ったら
くだらないコント連発で割と笑えました。

たしかにしっかり脇役してる。
ってか主役がいねぇw

夏見るもの多すぎて、完走できるか自信ないですけど
一応みてみようかと。

2019.10.06 追記
そんなに悪くは無かったんですけど、
もうHDDがやばくて、秋アニメ始まってしまったので断念っす…
常にギリギリの戦いをしているので余裕は無いのだ(`・ω・´)
あと、ポニテの娘は割と好みでしたw

投稿 : 2024/05/18
♥ : 22

シャベール大佐 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

作画はチープだけど、内容はとても笑えるサラリーマンコメディ

身体は人間、顔は魚のサラリーマン・魚脇タイが主人公のコメディ作品。30分枠に毎回2話の構成。全6回で計12のエピソードとなります。最終回終了後にそのまま同じ枠で、EDの曲と映像だけ差し替えたものが「ビジネスフィッシュ+」というタイトルで再放送されました。
内容は、IT企業(株)SEA VISIONを舞台に、中間管理職である魚脇タイの人間関係や恋愛を描いています。作画はチープなCGで、第1話を観始めた時点では全く期待していませんでしたが、これは非常に面白かったです。
まず、キャラが良いです。主人公のタイは、お調子者でヘタレだけど、どこか憎めない性格。個人的には、現実の友人にどこか似ているような感じもあって、好感が持てました。主人公以外も、ヒロインの乙姫さんや後輩OL・もずくちゃんといった女性キャラは、かわいい外見なのに意外と気が強かったりして人間味がありますし、顔が伊勢海老の同僚OL・えびかちゃんの、いかにも「いい女」風のキャラは、堂に入っていて良かったです。行きつけのオシャレショップのカリスマ店員・IKAちゃんは、強烈なインパクトがあり、出てくるだけで笑ってしまいました。その他、親友の蛸山、後輩の海野、上司の浅瀬課長なども割と現実にいそうな感じで、キャラ作りは全体的にとても上手かったです。
一方、物語のネタのほうも、恋愛、ハラスメント、SNSなど、誰にでも共感できそうな素材を、随所に魚ネタも絡めながら、無理なく笑えるエピソードに料理できていました。頭と頭がぶつかって中身が入れ替わるなんていうパロディも、馬鹿馬鹿しくて楽しかったです。
作画は、一見して酷いですが、タイの顔などは目と口だけの変化でも表情豊かでしたし、EDのダンスも結構好きでした。作品のタイプ的にも特に作画が重要というわけでもないので、実害はそれほどなかったように思います。声は、本業は俳優の人が多かったようですが、全体的に良かったです。特にえびかちゃんの藤井武美、IKAちゃんの小野賢章は好演でした。
最後まで(ビジネスフィッシュ+も含めて)観終わって、どの回もとても笑えました。会社が舞台ということで、ネタ自体はコントや実写ドラマでもいけそうな感じですが、顔が魚というキャラを考えると、やはりアニメだから良かったのかもしれません。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 4

63.6 78 2019年度アニメランキング78位
RobiHachi(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (108)
387人が棚に入れました
時はG.C.0051(G.C.=Galaxy Century)。NEO TOKYOの住人ロビーと、一人の青年ハッチが、銀河の彼方、訪れると幸せになるという伝説の惑星「イセカンダル」を目指して、ひょんなことから宇宙船でギャラクシー街道を旅することに。二人はその道中で、降りかかる火の粉のごとく災難に遭い、行く先々でドタバタ騒ぎを起こすのだった……。

声優・キャラクター
中井和哉、河本啓佑、阪口大助、杉田智和、木村昴、徳留慎乃佑
ネタバレ

shino さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

チェンジ ゲッター

高松信司監督、制作スタジオコメット。

ベタなギャグ満載のSFコメディ。
これが意外にも嫌味がない、
お金もない、仕事もない、彼女もいない、
それでも底抜けに前向きに生きる主人公ロビー。
疲れた日常を癒すには、
これぐらいお気楽なコメディもありでしょう。

舞台は人類が宇宙旅行を楽しめる時代。
SF版「弥次喜多道中」でしょうか。
他の惑星に漂着しては、
きっと奇天烈な物語が待っているのだ。

最後に全部持って行ったのはまさかのあれ。
{netabare}合体だと!?、そう来たかー!!{/netabare}

6話視聴緊急追記。
続々と断念でしょうか!?
雲行きが怪しいのもありますが、
80年代的、おバカ(アニメ)ですね。
しかし特別、続きも気にならない感じ。

最終話視聴追記。
終わっとったんかいっ!!
どうりで誰も語らないわけだ(笑)
途中、見ていませんが完走です(おいっ)
うーん、ライディーンできたか。
レトロな演出は好きですよ。

あちこちぶつかって成長する。
想定外を楽しむ、やはり奇天烈な冒険でした。
幕切れはこれでいいのだと肯きました。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 36
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

宇宙で東海道中膝栗毛

宇宙を舞台にした東海道中膝栗毛でロビー・ヤージは弥次郎兵衛、ハッチ・キタは喜多八、JPS-19(イック)は作者の十返舎一九ってことらしい。

オダワーラ(小田原)、ハッコーネ(箱根)、ハママⅡ(浜松)、アッカサッカ(愛知県豊川市にある赤坂のことらしい)、マルベリー7(桑名 マルベリーは桑の実の意)、ヨッカ・マルシェ(四日市)、イセカンダル(伊勢かつヤマトの目的地イスカンダル)

しかも宇宙戦艦ヤマトのパロとか、色んなテレビ番組のパロがあってなかなかのカオス。それにしても、誇大くんは笑ってしまう。

基本的に一話完結で話が進んでいく。あとは銀河道中ヒザクリガーが鍵を握っている。
最終話の{netabare}ワープが取って付けたような感じだけど、いい感じの終わらせ方に持って行った。{/netabare}
男同士の熱い友情?愛情?炸裂で気づいたら見終わってた。普通に面白かった。

{netabare}
約10年前、ロビーは、父親の宇宙船「長屋ボイジャー」を盗んで家出。
そして現在(ギャラクシー世紀0051)、住居としていて整備不良の長屋ボイジャーを発進させるが、その船内でロビーとハッチは50年前のアニメによく似た合体ロボット「ヒザクリガー」を発見。

約50年前、日本でアニメ「銀河道中ヒザクリガー」が放送時、
初めて宇宙人と遭遇して超技術を得て大金持ちとなり月面に王国を作った一族がいる。その王子がハッチでロビーの借金を返済してくれていた。イックは、冥王星から追尾している宇宙船に気付く。『クレジット履歴』から太陽系外にでたことがばれて、ルナガード(月面警備)が出動したらしい。
{/netabare}

OP
天才のプレイリスト 歌 Hatchi(河本啓佑) feat. Robby(中井和哉)
ED
Dancing to Night 〜君への最短ワープ航路〜 歌 Allo(木村昴)&Gras(徳留慎乃佑) feat.Yang(杉田智和)
ヤンからロビーへの想いが溢れている。熱い。
挿入歌
銀河道中ヒザクリガー! 歌 串田アキラ



以下はアマゾンプライムから引用のあらすじ。
ズバリ!熱い!!正反対の男同士のバディものスペーストラベラーズ!

1. 旅は道連れ Journey to the Star
宇宙人とのファーストコンタクトから半世紀、人類が自由に宇宙旅行を楽しめるようになったNEO TOKYO--。顔は悪くないが美女とおいしい金の話に弱い残念アラサーのロビーは、今日も高利貸しのヤンから多額の借金を抱えていた。その取り立てに現れるバイトのハッチ。ロビーはヤン達から逃げようと一か八か、今や完全に住居となっている古い宇宙船で逃亡。何とかヤン達を振り切ったロビーは、 このまま『イセカンダル』に厄落としの宇宙旅行に出ることを思いつくのだが、実はその宇宙船にはハッチが乗ったままで……。

2. タコから出た真実(まこと)
高利貸しのヤンから逃げようと宇宙に飛び出したロビーとイックの宇宙船『ナガヤボイジャー』。どうせならこのまま『イセカンダル』に厄落としの旅に行ってしまおうと決意するのだが、そこにヤンに雇われたバイトのハッチも同乗していた!ロビーはハッチに「帰れ」と宇宙船から下ろそうとし、揉める二人。そこへ追ってくるヤンの宇宙船。しかも攻撃してきた。ロビーとハッチは偶然宇宙船内で発見した小型宇宙船に乗り撃退しようとするが……。そんなこんなで何とかヤンから逃れるのだが、燃料が足りなくなり、ロビー達は火星へと立ち寄るのだった……。

3. 冥王星の惑星(ほし)恨み
火星を出発し、ギャラクシー街道に沿って宇宙船『ナガヤボイジャー』でイセカンダルへ向かうロビー、ハッチ、イック。ところが、謎の宇宙船に行く手を阻まれ、冥王星に強制着陸することに。そこには--冥王星が惑星から外れ、準惑星に格下げされたことに頭を悩ませる冥王星の住民達がいた。ロビーとハッチは住民らに冥王星が人気観光スポットとなるようにしてくれと懇願されるのだが……。

4. 「竿の先に半魚人」
いよいよロビーとハッチらを乗せた宇宙船『ナガヤボイジャー』は太陽系の外へ。まず最初に訪れたのはギャラクシー街道第9番プラネット『オダワーラ』だった。早速、わくわく繁華街に出てみると、半魚人だらけ!?オダワーラは半魚人の星だったのだ。「もう二度と来れないかもしれないし!」と嬉しそうにグルメスポットを調べては積極的に観光を楽しむハッチ。それに付き合わされるロビー。そんな中、ロビー達は所持金が無くなり、『オダワーラ』の海鮮丼のお店でバイトすることになるのだが……。

5. 「地獄の沙汰もドン次第」
『オダワーラ』を飛び立った宇宙船『ナガヤボイジャー』。イセカンダル詣でにいく為には、ギャラクシー街道第一関所がある『ハッコーネ』を通過せねばならない。温泉露天風呂を楽しみにハッコーネに着陸するのだが、通行手形を持っていないと関所を通過できないことが発覚!通行手形を持っていないロビーとハッチは、『ハッコーネのドン』と呼ばれる男に通行手形の発行をお願いしにいくことに。果たしてそのドンの正体とは……!?

6. 「寝耳にウナギ」
ロビーとハッチが次に訪れたのは『ハママⅡ』。この星の名物はウナギである。地球ではトッチャイナ星人の乱獲により、ウナギはすっかり獲れなくなっていた。噂に聞くだけでウナギを見たことも食べたこともないハッチは大喜び。おりしもハママⅡでは大ウナギ祭りが開かれようとしていた!一方、高利貸しのヤン達一行もロビーを追い、ハママⅡに到着。筋骨隆々のムキムキ水着姿お祭男達に囲まれる中、必死にロビーを探すヤン。ロビーとハッチも気づくと大ウナギ祭に参加させられており……。

7. 一寸先は夢の国
ヤン達が迫る『ハママⅡ』から逃げ出したロビーとハッチは、次なる宿場星『アッカ・サッカ』へ。--そこは夢と冒険、そして愛と希望に満ち溢れた丸ごと全て一大テーマパークの星。しっかり入園料も取る。パーク内に入るなり、ロビー達をミュージカルで迎える満面の笑みのお花ちゃんズ……。ファンタスティックなパレードに様々なアトラクション……とまさに夢のような場所なのだが、一方で妙な気味の悪さを感じるロビー達。そんな中、もちろんヤン達も追ってきて……。

8. メカるが勝ち
ロビー達は次なる宿場星『マルベリー7』へ。しかしイックの策略で機械人間の星『マルベリー8』へ。『メカにあらずんば人にあらず』とスローガンを掲げ、生身の生命体は奴隷扱い。人間達は浜辺でハマグリを採って、観光客に売っている。ロボットである故、すっかり高待遇に迎えられるイックに対し、人間であるロビーとハッチも最初はひどい扱いを受けるのだが……。

9. 亭主の好きなヒザクリガー
故障してしまったヒザクリガーを修理する為、次の宿場星『ヨッカマルシェ』に立ち寄るロビー達。実はナガヤボイジャーもヒザクリガーも、この星に住む『ヨッカマルシェ星人』が作ったものらしい。無事到着し、早速修理を依頼するのだが、そもそもなぜこんな遠い星でヒザクリガーが作られたのか?ロビーはこの星にいるアニオタ達からとんでもない事実を聞かされる……。

10. 相棒(バディ)喧嘩は犬も喰わない
とうとう最終目的地『イセカンダル』が目前に迫るロビー達。しかし、イセカンダルに向かう為にはその前に関所を通らねばならない。借金を抱えているロビーはブラックリストに載っており、今のままでは関所を通過できず、宇宙入管管理局に送られてしまうと知る。その件が発端となり、今までたまりにたまった日常生活の不満が爆発。宇宙船内でロビーとハッチの大ゲンカが始まるのだった。

11話 聞いて極楽、イセカンダル
ギャラクシー街道の最終目的地『イセカンダル』に到着したロビー達。しかし、イセカンダル参拝にはいろいろと段取りがあるらしい。段取りに沿って今夜は宿に泊まってお参りは翌朝からすることに。その前に、参道を散策。左右にびっしりと並ぶお休み処、お食事処、土産物屋、旅籠……。参拝客もさることながら、売り子達なども多数おり、かなりの賑わいだ。ロビー達もおみくじを引いたり、食べ歩きしたりとご利益だらけのイセカンダル観光を楽しむのだが、ハッチはいつもと何か違う感じで……。

12. 月の夢、地球の夢
ハッチが月の王子様だったという衝撃の事実を知ったロビーとイック。ルナガードとヤンたちが迫る中、「最後までロビーとイックと一緒に旅を成し遂げたい!」と話すハッチに「ロビーが出した決断とは?!一方地球では大変なことが起こっており……。ロビー、ハッチ、イックの旅の結末とは?!

投稿 : 2024/05/18
♥ : 5
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

ナンセンスというより、センスないギャグアニメに飽きた。一時、戦略的撤退(苦笑)

【1話ごとの感想】
1話目「旅は道連れ Journey to the Star」☆2
{netabare}
ドタバタギャグ、か。とりあえず、作画はだいぶ酷い。ギャグパートは良いけど、シリアスに振ったときに、心配は残る。

監督の高松信司さんは、「男子高校生の日常」「ぐらんぶる」の監督だと思えば信頼できるけど、「ナンバカ」「イクシオンサーガDT」の監督だと思えば、やや不安が(笑) まあ、「銀魂」「スクールランブル」あたりから考えても、ハイテンポであることは間違いないだろうけど。

東海道中膝栗毛は未読なんで、一般的な知識の部分しか分からないな。私は文学部ですが、近代文学専行なんで、古典は逃げまくってたし(笑)

《今後の展望》
しばらく、3話くらいまではドタバタコメディか。中盤から後半にかけては、ハッチの実家問題を解決しつつ、最終的には、「俺たちの旅はまだまだ続く」で終わりそうな気配がしますな。
{/netabare}

2話目「タコから出た真実」☆3
{netabare}
なんか、色々パロディだが、ディズニーは怖いぞ? 大丈夫か(汗)?

《今後の展望》
なんか、イセカンダル、火星でも宣伝してるって、実は怖いところ(なんか捕まって実験的な)かなと一瞬おもたったけど、伊勢神宮をそんな風にイジれるとも思わないので、それはないかな。

イセカンダルは、アニメの聖地だったりするのかな?
{/netabare}

3話目「冥王星の惑星ほし恨み」☆
{netabare}
月をディスるなや(笑) スケールでけぇな(笑) 電通にケンカ売るなよ(笑) 許可、とったなら電通が偉いし、とってないなら、制作が根性あるな(笑)

う~む、月をディスるスケールの大きさや、身内といえる電通にケンカ売る姿勢は、当時の「風刺」という文化も併せ、好きではある。が、プルトニウムバスターはな~。本気で腹立つ、悲しい思いもする人はいるだろうにと、岩手県出身者として思う。

やはり、パロディは笑えないとね。笑えないパロディは、ただの冒涜。

《今後の展望》
関係各所に怒られて、放送中止(苦笑)?

とりあえず、有名な宿場町まわるんだろうし、次は小田原ね。美人な女将に誘われ宿へ。そこで風呂が熱いのなんきので踏み抜いて大騒ぎ。原作ではそないな感じ。前半は多分、踏襲するかな?
{/netabare}

4話目「竿の先に半魚人」☆2
{netabare}
東海道中膝栗毛のBL要素は、ロビハチではなく、こっちで消化するのね。

働き方改革に、半魚人、、、魚民、かな(汗)?

原作、あんまり関係なしですね。設定だけをもらう感じかな。

《今後の展望》
う~ん、あんまり面白くならないね。

次は箱根。これで地震ネタや火山ネタを引っ張ってきたら、流石に切るかな~。
{/netabare}

5話目「地獄の沙汰もドン次第」☆2
{netabare}
箱根はまんま箱根だな。箱根は行ったことないけれど(笑) わりとしょうもないオチ。笑い処がみつからないな~。

《今後の展望》
次は浜名湖? うなぎ美女に、うなぎパイで精力アップ、みたいな展開かな?
{/netabare}

6話目「寝耳にウナギ」☆2
{netabare}
ハママⅡ(笑) う~ん、美女が出てこない展開は意外だったけど。利子から、尻w ツケから、尻w まあ、ツマランナ。

《今後の展望》
まあ、多分今後も1話完結のバカギャグ回が続くんでしょう。んで、10話か11話くらいから、イセカンダル絡みの話かな。とりあえず録画だけしといて、評判良い回だけ観るか、イセカンダルに入った辺りから観るかな。とりあえず、一時、戦略的撤退ですw
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 19

63.3 79 2019年度アニメランキング79位
胡蝶綺 ~若き信長~(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (70)
218人が棚に入れました
彼の元には常に乳兄弟であった池田恒興が控えていた。ただ生き残るために、ひたすらにあがき続ける。史実を点として押さえつつ、信長を中心としたキャラクターたちが、それを乗り越え新たな物語を紡ぎだしていく。

声優・キャラクター
小林裕介、内田雄馬、石川界人、花守ゆみり、寺島拓篤、立花慎之介、榎木淳弥、沼倉愛美、東山奈央、鈴木みのり、高橋信、前野智昭、日野聡
ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

へぇ...さようでございますか...で?え?終わり?

視聴理由 とくになし

序盤 歴史アニメか?

中盤 (察し)

終盤 波に乗っかっただけのやつか

この話は織田信長の今川義元を倒すまでの話
ジャンルは戦国・イケメン
盛大にいみがわかりません。なぜこの作品をアニメ化しようとしたのか。この作品が何を伝えたかったの。視聴者の対象は誰なのか。結局何があったのか
私はこの作品を全く理解することができませんでした。頑張ってみたのですが「時代は戦国BL!ならアニメ化しちゃえ!」みたいな軽いノリとしか考えられませんでした。まさかそんなはずはないでしょうから...え?ないよね?まさか?まぁ予想の話をしてもなんですからね
さて内容です。私は全12話を一文で終わらせることができる自信があります。 {netabare}織田信長は戦略結婚、弟が弟の部下にそそのかされて「敵は信長なり」といって、信長は弟倒してその乗りで今川ドーン!{/netabare}
ああなんと簡単なんでしょう!だれにでもわかりやすい!そして展開が読みやすい!小さなお子様でも安心して視聴ができてしまう!だけど、一つ注意!BLを匂わす表現が多多存在するから実際見るときは注意しよう!
ああ、だめだ。私まで知能レベルが低下してる...
まぁともかく見ないほうがよいです。時間の無駄です。内容にイライラするのではなく本当に「時間が無駄だったな(・_・)」と真顔で言える感じです。
キャラも良くわからなく、いや戦国の人だからわからなくて当然なのかな?もしそうなら言いたい「アニメ作るな」と。

監督は「BLEACH」や「幽遊白書」の監督をした阿部記之さん。え!?大御所じゃないですか!?何やってんですかw
シリーズ構成は「青の祓魔師」のシリーズ構成を担当した山口亮太さん。え!?こちらも!?本当になにやってんだろ
キャラデザは「東京グール三期」のキャラデザ・総作画監督の中嶋敦子さん。
制作はスタディオディーンさん...え!!!!???本当にマジでどうしたの!!!???
すごいメンバーなのになんでこんなクソ詰まんない作品なんかを....
みなさんのレビューをみると賛否両論ですね「歴史を知らない人でも楽しめる」や「全体的にまとまっている」という賛成意見もあれば「新鮮味がない」や「面白さが感じられない」といった反対意見もありますね。

作画は普通でした。特に言うことはないです
opはボカロpであるみきとpさん作詞作編曲、歌い手であるりぶさん歌唱の「疾走」
edは同時期に放送してた「ソウナンですか?」のedを作曲した川崎智哉さん作曲、「たまこまーけっと」edの作詞を担当した宮川弾さん作詞、数々の名曲を作曲した佐藤純一さん編曲、「魔法使いの嫁」op2を歌唱したMay'nさん歌唱の「牙と翼」
主要人物の声優は平気なのですが、ほかのキャラの声が微妙でした。残念

総評 圧倒的にお勧めしません

投稿 : 2024/05/18
♥ : 8
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

一皮二皮と剥いていったら、ただのBLでした。

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
いやね、途中まではね、歴史アニメだと思ったさ。勿論、腐女子向けだろうけどね、それは間接的なものだと信じようとしてたさ。でもね、もうムリなんだよ、パトラッシュ。ぼくはもう、とても疲れたんだ、、、。


《以下ネタバレ》

【視聴断念(9話まで)】
{netabare}
むしろ、織田信勝を主人公にした方が、面白かった気がする。

信長なんて死ぬほど擦られてるんだから、クソほど脚色したりアニオリにするか、違うキャラを主人公にせねば。

1話2話みたく、信長の少年時代にフォーカスを当てて、サクセスストーリーをちゃんとやれば、また観られたけど、結果、ただのBLで、男性視聴者にはキツいって。

むしろ、気付くの遅いって、俺(苦笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
なぜ、半裸? ショタ狙いか? 共犯者にして、内緒にしたいなら、鉄砲よりも、目立たない小物の方がよくない? なかなか面白かった。このまま真面目に、信長のサクセスストーリーをちゃんとやってくれれば良いな。

2話目 ☆3
帰蝶、2期連続で登場(笑) 仲間が集まる過程は、悪くない。

3話目 ☆2
予定調和過ぎるかな。信長の少年時代をじっくりやってほしかったかな。

4話目 ☆3
平手政秀は、自害ではなく、病死にしたんだね。基本的に、美談にもっていってるね。

5話目 ☆3
まあ、普通に普通。道三、大抵格好良く描かれるよな。

6話目 ☆2
細かい戦術は一切なしか。え? ラスト、完全にBLに流すの? なら、切るけど。

7話目 ☆1
元々、面白くはなかったけど、BLを入れてくるなら、断念かな~。信長を否定する輩とヤッといて、未だに「兄上と話したい」ってのもな。

8話目 ☆2
具体的な戦術は、何もなし。「慕われてるから」て(笑) いや、士気は大事だろうけどね、実際は。

9話目 ☆1
帰蝶までもが、男設定で、もう無理だ(笑) あれ? あの、序盤で傷跡を観たシーン、見逃してたけど、あそこでもう男だとカミングアウトしてたっけ? 信長、気づいてたっけ? まあ、見直す気もないんだが。もう、ムーリー。

10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 19

とりッピ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

BL信長戦国アニメ

信長軍が勇ましく戦うOPだったので安全圏だと思って観たら、OPの爽やかさはどこいった?というほどEDがBL臭漂うものでした。
そして案の定序盤でBL確定。
そこからはなし崩しにあっちでもこっちでもBLし始めて、え?これ何の話?と、、、
実際に史実でもそういう話あるのは知っているけど、胡蝶は違う。
明らかに腐女子向けに作られた内容なので男性には勧めない。絵は綺麗。
内容に沿ってなのか、明らかに戦向けではない線の細い綺麗な男性しか描かれていない。
そして、主人公の信長の魅力が?
命を取る取られる戦国時代なのに信長があまちゃん過ぎてちょっと無理でした。
人を惹きつけるカリスマ性と何でも許してその尻拭いを有能家臣にさせるのはちょっと違うかなー

総評としては、わざわざは観ない。
信長題材ものだけど、戦や武士の生き様がメインではなく、兄弟愛、BLがメインの作品。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

63.2 80 2019年度アニメランキング80位
エガオノダイカ(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (202)
701人が棚に入れました
地球より遥かかなたの星にある、笑顔に溢れた王国。王女のユウキは十二歳、そろそろ多感なお年頃。毎日泣き、笑い、時にはときめいたり…?しながら、王宮で楽しく暮らしている。日々を彩るのは、忠実な家臣たち。教育役のレイラ、政治を補佐するイザナ、騎士団長ハロルド、そして……幼馴染の側近、ヨシュア。「ユウキ!気合と根性さえあれば、何だってできる!」「……もうっ。またそれ~!?ヨシュア、もっと貴族らしくしてっ!」ステラは十七歳、有能かつクールな軍人。けれど微笑みはいつも絶やさない……笑顔は生きるためには、欠かせないから。これは、遠い星に生まれた、二人の少女の物語。

声優・キャラクター
花守ゆみり、早見沙織、松岡禎丞、佐藤利奈、神奈延年、置鮎龍太郎、小市眞琴、榎木淳弥、松山鷹志、長久友紀、増田俊樹、石谷春貴、白石稔
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

笑った私は素敵でしょう・・・ね?どう?どや!素敵でしょ?

タツノコプロ創立55周年企画オリジナルアニメーション、とのこと。


そのまんま『笑顔の代価』となるのでしょう。好物である不穏な展開が待ち受けてそうなタイトルが視聴の決めてでした。鬱展開カモン(^^)

王国と帝国。二つの勢力に別れての戦争もので主力兵器はロボットという世界が舞台です。キービジュアルからは想像つかないですけどね。王国側の王女ユウキ(CV花守ゆみり)と帝国側の一兵卒ステラ(CV早見沙織)のWヒロインになります。
戦争の原因は資源エネルギーに絡んでと妥当な理由でした。
タイトルから“笑顔は何と引き換えなのか?”
OP映像から“ユウキとステラはどう絡むのかなぁ?”
そんなところが気になる序盤です。


観終わって、、、そこそこ期待した通りの“不穏さ”ではありました。
エガオにまつわるオチのつけ方やたぶん監督が描きたいであろうテーマも伝わってきます。ただわかりづらい。

戦争もののくくりで本作を捉えるとして、陣営の違う二人を主人公に据える場合、まずはお互いの関係を決めてくれると楽だったのです。
 ・一番手っ取り早いのは二人をライバルにしちゃうことでしょう。
 ・次に考えられるのは敵味方を超えた友情物語にしちゃうことでしょう。
これがどちらでもなく関係性は不明のまま。
ただそれ自体は悪くないことです。後半に結びついてこればいいだけの話。

次に早い段階で二人が会うなり相手を認識すること。接点を作ってあげないと一つの作品のなかで別個の物語を追うハメになるからです。これもないため、視聴者は二つを追いながらの集約待ち状態が続きました。これもそれほど悪くないことです。
代わりかどうかは知りませんが、同じ事柄を王国視点で次は帝国視点でと交互に見せる演出が何回かあって理解を促してました。
おもしろい演出でしたが、《話の進行速度》を代価として払った感じですね。終盤近づいてももやもやが依然として残ります。
{netabare}9話以降、クラルスとは何ぞや?が解明されたあたりから物語は加速していきますが、{/netabare}どうしても終盤慌てて畳んだような印象です。

 尺不足ではなくこれは脚本が悪いです。

並行で物語を進行させる場合、興味を引き付ける要素を要所で挿れないと置いてけぼりになります。その悪い見本。
最終盤はいろいろ繋がって作品のメッセージも受け取りましたが、それまでの組み立てのしょっぱさから{netabare}ラストカットのユウキとステラの二人に{/netabare}感情移入できた方がどれほどいたでしょうか?私は2週めでやっとおぼろげながら見えてきた感じでした。

 『その笑顔のためにどんな代償を二人は払ったのだろうか?』

ここに注視する必要がありそうです。鬱展開は好物です。ただしそれは人間の根っこ部分を摑まえてこそ。メッセージ性があるものの根っこが弱い、もったいない作品でした。
テロップ挿入ありのOP。「笑った私は素敵でしょう」とストレートなED。OPはムービーがネタバレやんと思いつつ、両曲とも作品世界に合っており肝いりだったことがわかります。


※以下ネタバレ所感
■笑顔の意味
ヒロイン二人の笑顔には別々の意味がありました。
{netabare}ユウキ:幼くして両親を失う不幸に見舞われながら周りの助けもあり、愛情を注がれて育った娘の笑顔。
王女らしく笑顔の対象は自国民だったり『公』に向いている。しかし次々と愛する人(家臣含む)を失っていき、笑顔は消えていく。愛する人を失わずに済む日が訪れた時に笑顔は取り戻せるのだろう。{/netabare}

{netabare}ステラ:幼くして両親を失う不幸に見舞われ里子に出されても厄介者扱いで、愛情を注がれずに育った娘の笑顔。
自己防衛ありきで笑顔の対象は自分『私』に向いている。仮の居場所(軍)を見つけ必要がなくなり、笑顔は消えていく。在りし日のかすかに残る記憶。人と人との繋がりを取り戻せた時に心から笑える日が訪れるのだろう。{/netabare}

{netabare}ユウキは民を統べる者としての自覚が芽生え、その責任を全うしようとすることで。
ステラは戦災孤児や隊の仲間の温もりに触れ、居場所を見つけようともがくことで。
クライマックスに向けて両者の心の変化みたいなものが集積していき、ラストピースをレイラさんが埋める。そして繋ぐ。ここはちゃんと筋が通っているんですよね。{/netabare}


■メッセージ
非戦反戦であることは明確です。王国にも帝国にもそれぞれ兵士たちには愛する者がいて、と。両陣営の視点で描かれているので狙いはある意味分かり易い。戦争なんてろくなもんじゃない。その通り!
なんだけど、物語の収束のさせ方が自分には刺さらない刺さらない。受け取ったメッセージに共感するまでには至りませんでした。

{netabare}作中でも再三指摘されてましたが、動力源(クラルス)を失えば、新たな争い生まれないわけないでしょうに。自覚あるだけマシと言えなくもないが、クラルス停止の正当性の根拠に持ってきたのが住環境の維持、すなわち環境破壊の阻止です。しかも1000年後。
これは問答無用でグレートリセットすればなんとかなる、のテロリストの発想ですよ。クラルス停止してもいいようにエコ手法を周知徹底するロードマップを敷くとか代替エネルギー研究するとかまじめな議論すっ飛ばすやり方はどうも性に合いません。そんな真っ当なツッコミに対しての反論が{/netabare}

{netabare}『気合と根性さえあれば、なんだって出来る…』
ヨシュアの伏線回収です。 ダメだこりゃ (*´▽`*){/netabare}

賢明な皆さんならもうお気づきでしょう。既視感のあるプロパガンダ臭がプンプンで胡散臭いったらありゃしないのです。
エンタメはエンタメで楽しみたいのでこういうのいらんかなぁ。リアリティの欠如した作品は今の時代ウケませんよ、タツノコプロさん。
GO!GO!がコンセプトの55周年企画なそうですが、これが非難轟々にならないことを切に願います。


■オマケ
1.CV花守ゆみり
ユウキが野営のキャンプで食事にありついてるシーン。もうすぐ冬ですね。
※出典:寒い季節にキャンプを楽しむアニメ
2.役名リリィ
仲間が戦死する度にこのフレーズが耳から離れない
「さよならはやってくるけれど ずっと先だって思ってた」
※出典:ゾンビがアイドルするアニメ

お粗末さまでした。



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2019.08.25追記

視聴時期:2019年1月~3月リアタイ視聴

ED『この世界に花束を』のフレーズ。「笑った私は素敵でしょう」
これ放送中は気にならなかったのですが、最終話を観終わって、

 「素敵って言えや、ゴルァ!」

と迫られてるかのように感じました。作中のメッセージが押しつけがましかったのが理由です。お姫様は自分は良いことしてる!って信じて疑ってないですよね。だいたいこの手の方って人の話聞かないんですよ。



2019.03.29 初稿

投稿 : 2024/05/18
♥ : 46

pikotan さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

残念

ネットの評価が散々なので、逆に気になりdアニメで視聴。
なるほど叩かれるだけのことはある作品だなと納得。
たぶんクラルスは原発をイメージしていますよね。
これに戦争も絡めて現実世界へ問題提起しているのだとは思いますが、ストーリー展開が悪過ぎます。
10話目まで観たときは「これ2クールだったかな?」と思ってしまうほど遅々とした展開の後、11~12話で一気にまとめましたね。よくあるけど。
ラストでは敵だった人間同士が何事も無かったかのように仲良くなってるし…。
そんなに簡単に気持ちを切り替えられますか?
観ているこちらの気持ちが追いつきませんでした。

キャラクターで何よりイライラさせられたのは、王女であるユウキです。
子供だからと言えばそれまでかも知れないけれど、腐っても王女ですよ。
普通は王女就任の前に、内政や外交の状況についてレクチャーを受けるのでは?
国の状況を隠していた周りの大人に問題ありです。
状況を知ってからも変わらない言動が、更にストレス溜まりましたけど。

意外だったのはヨシュアの早期退場です。
てっきりヨシュアは近衛兵的役回りで、最後までユウキのそばにいると思っていたので、まさか第2話であんなことになるとは、ここだけ展開早かったですね。

これがタツノコさんの55周年記念作品とは、何とも残念です。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 7
ネタバレ

プクミン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

驚きの雑さ

【良い点】
・ロボのバトルシーンが綺麗
・OPが良い
・一応物語が終わる。

【悪い点】
・稀に見る雑さ
・キャラがうざい
・不明部分多すぎ

主人公はwikiによると、王国の王女、帝国のステラ、この2名らしい。
王国vs帝国の戦争もの。ロボを使ってのバトルアニメ。
OPの曲と歌はいいですし、最終話にはちゃんと物語としてきちんと終わります。
そんな良い部分をあっさり潰してしまう程の雑さ、そしてコロコロ手の平返しをするような主張や言動と感情面。後々浮彫になってくる設定内容の為、アニメ全体の半分まで見ないとほとんどが分からない内容。

具体的にどういう事かというと、以下の内容です。
{netabare}
【雑なところ】
・人間が移動する際、移動の仕方がスケートのようにスィ~。
・ロボに乗ると周りの大きさが人間サイズ基準のものに変化。
・死なせ方が雑で、フラグ立てて「取り合えず死んで感動して貰おう」という感じ。
・重要施設、一般人でも簡単に入れる程の何もない。捕虜部屋は見張り1名で鍵も無く外にあっさり出れる。
・王女がロボ内のモニターに顔出し命令。戦争中、前が見えないっ!!邪魔っ!!ありえんっ!!
・「300m先で我が軍の部隊が敵に囲まれてる」ロボ目線で300m!?目と鼻の先じゃないかよ!!

【キャラがうざい】
・王女の主張が『味方だけでなく敵にも犠牲を出したくない』。結果、味方だけ犠牲が増え続ける。それを見かねた偉い人が、反論するも「私はこういうやり方しかできないのぉー!」無能!!
・側近眼鏡女「争いを止めたいとおっしゃられましたね。ならば懸命にお考え、それが出来ないのであればあなたは無力のままです」王女に戦争中である事を隠してたお前が言うのかよ!!


【不明部分】
・戦争している理由が分からない。
・ロボの性能、強さ、武器等が全く分からない為、王国と帝国の戦力差等が不明。
・新型が出ても、どれが新型か分からない上、性能差も全く分からない。
・新兵器の威力を見せるが、比較対象が無い為、凄さが分からない。
・主人公が誰か分からない。
・地図が何度か出て来るけど、それがどこなのかが全く分からない。
{/netabare}

このアニメは、ロボでの戦闘シーンが見どころだと思います。
ストーリーは一応ありますが、どうでもいい死亡フラグの会話と、女王の心情を表す会話が多々あり、ストーリーが全く頭に入って来ません。
しかも、6話の終盤までは不明部分が多すぎて「彼ら彼女らは一体何を言ってるんだ?」という状態に陥ります。
これを楽しむ為には、この作品の基礎知識が必要みたいな気がしまくります。
かといって、2周目を見る気にはなれませんでした。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 28

63.1 81 2019年度アニメランキング81位
グリムノーツ The Animation(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (120)
467人が棚に入れました
人々は生まれたとき1冊の本を与えられる。生まれてから死ぬまで"運命の書"に記載された脚本の通りに生きる宿命。そんな中、空っぽの脚本である“空白の書"をもって生まれたエクスは、同じように“空白の書"をもった仲間、レイナ、タオ、シェインと出会い、自らの役割を見つける旅に出る。これは繰り返し読まれた童話の物語。

声優・キャラクター
逢坂良太、上田麗奈、江口拓也、久保田未夢、水島大宙、上坂すみれ、種田梨沙、悠木碧、間島淳司
ネタバレ

すがさ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

じゆうー↓なあ↑そー↓らあ↑え~~~↓

OP、めっちゃ竹達さんって感じで大好きw


童話をはじめとした様々な物語の世界(e.g.:『赤ずきん』,『シンデレラ』)に入り込んで、なんやかんやするというお話。
同期の『ぱすメモ』とどことなく似ていたけど、私はこっちの方が断然面白かったと思う。

1、2話では困惑することも多かったが、3話で色々と説明してくれた。

展開は意外と盛り上がっていたし、普通にキャラが可愛かった。
{netabare}特にアリス編は萌えボイスが飛び交っていて耳が幸せ。{/netabare}
キャラが可愛ければ、ゲームを始めたいと思う方もいるだろう。

{netabare}でも5話で水着バージョン出てきたのはさすがに笑った。{/netabare}
まあソシャゲアニメでも、これぐらい露骨にやってくれれば全然観られるかなって。

擁護できないところは、
{netabare}・変身すると誰が誰だかわからなくなる(これ誰だって考えてると内容が頭に入ってこない)
・変身ヒーローの定型台詞がちょっとウザイ
・途中からキャラの顔面が乱れ始めた
・ラストでカーリー(混沌の巫女)を完全放置{/netabare}
…くらいかなー(笑)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 19
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

さぁ、キリキリ調律しなさい

1話感想{netabare}
“ミリオンアーサー”の続きかと思った。
・未来のことまで書かれたクロニクルに記された筋書き通りにしてくれないと(クロニクルをしたためた立場から見て)過去改変が起きて大変だ→改変を起こす原因をやっつけるぞ
って流れはミリオンアーサーと同じなワケで…弱酸性が無い分こっちのがインパクトに欠けるような?
そんなことをボーっと思いながら見てたら、なんか赤ずきんが錬金アーサーに見えてきたゾ。
スクエニ似たもの作りすぎじゃね?と思わなくもないけど、作品数これだけ多いとこうならざるを得ないのかなぁ。
違う点としては制作がJCスタッフじゃなくてブレインズベースで、こっちのがクオリティ高い?
キャラ数がぐっと減ったと思ったら、お付き妖精が居ない代わりに全くの別キャラに変身(憑依?)するみたいで実質1人格2キャラみたい。
主人公の男が変身するとアリスになって、口調まで女言葉になるところがこの作品の“売り”なんかね?
あとはモチーフとなるおとぎ話ごとに「世界」が区切られてるっぽい、「今度は○○の世界へ出発だー」みたいなのになると今期“ぱすてるメモリーズ”と被りそうな予感。

と、世界観の確認はこんなところで1話感想。
「お前は本に書かれてる通りにしてりゃいいんだよ」と言わんばかりなオチで、それでいいのか。
錬金ア…もとい赤ずきんは1話限りのゲストキャラかと思ったら公式や左上のサムネにも居るのでまた出てくる?{/netabare}

2話感想{netabare}
既存の作品世界へ飛び込むって設定は今期“ぱすてるメモリーズ”と似てて「なんで被っちゃうかなぁ(といいつつ前期やってたらミリオンアーサーと被ってしまうが)」と思ってたけど、2話で違いが見えてきました。
主人公一行は既存作品の内容を知らないみたい、これはぱすメモと大きく違う点かな。
そして前回ツッコんだ「NPCはNPCらしく本に書かれた通りに行動してりゃいいんだよ」ってことに異を唱えるのが敵側の狙いっぽい?

しっかし2話、この作品世界の説明と、今回舞台になった想区(ドン・キホーテ)の説明と、説明しなきゃいけないことを詰め込み過ぎて雑になってる感が否めない。
自分はたまたまドンキホーテ知ってたから飲み込めたけど、知らん人は「?」って部分が多いのではなかろうか(別に偉ぶる気は無いゾ、どうせ今後知らん作品モチーフの回あるだろうし)。
作画も一気にダウン…1話頑張りすぎたか。
1話でアリスに変身後女言葉に変わってたので、変身はてっきり記憶は共有してるけど別人格──降霊みたいなもの──だと思ってたけどなんか違う予感…赤ずきんからは別に「使っていいですよ」と許可得てないよね?
ってかやっぱり赤ずきん推しなのか、錬金アーサーといいソレ系好きねぇ。
この内容だったらむしろサンチョー呼び出しが捗りそう…ってか待て、サンチョは確か文字読めないハズだぞ、運命の書読めるの?ってかサンチョは鎧着てないだろー。
麗しのドゥルシネアが実在してて「こいつが今回の怪人か?」と思ったら騒動の火元はドンキホーテだったってオチは良かったのだけど、果たして今回主人公達の介入は必要だったかどうかは疑問。
そこら辺濁す作りなのかな?「実はロキの言い分の方が正しい」みたいな展開になったりして。
必殺技にそのうち「シンデレラは振り向かない」(メドヘンネタ)が出そう。
アルドンザと対面するシーン見たかったなぁ、俺もなぁ。
風車巨人は先にOPに出てて、オズの魔法使いかな?と睨んでたらドンキホーテだったのか…ってか何でオズで巨人?何のイメージだ?{/netabare}

4話までの感想{netabare}
運命の書ってものがあって、そこに書いてある通りの生活をしてればそれでいいと信じられてる世界では、運命の書が白紙の存在が居たらそりゃあ疎まれるだろう。
なんせ自分の演技を乱す可能性が高いワケで…殺さなかっただけでもエクスの両親は優しい部類に思える。
シンデレラもなぁ…2話のドンキホーテでも思ったけど、その想区の「主人公」よりも「将来酷い目に遭うことが記されてる憎まれ役」の方にスポット当てた方のが自分好みかなぁ?
継母は嫌がらせを嬉々としてしたのか、内心申し訳ないと思いつつも運命の書でそう書かれてるから仕方なくやったのか…とかね。
どうせ王子にはフラれるのが分かってるんだし舞踏会行くのイヤだなぁと思ってたりとかね。
完全に書を信奉してて疑うことを知らないってならそれはそれでいいけど。

それにしても、エクスが女性キャラにホイホイ変身するのはちょっとキモい。
ってか変身した後も口調は男言葉で良いと思うのだが…他の方も指摘してるけど、ネカマのなりきりを見させられてる気分。
今後納得できる理由明かしてくれるならそれでいいけどね。{/netabare}

7話までの感想{netabare}
ああ、やっぱそういう方向に行くのねー、↑で指摘した展開になってきてその点に関しては満足。
運命の書で貧乏クジ引かされる役に当てられた人物はそれで納得できるのか?って件。
(まぁ別に予想もナニも元々1話からそういう匂いはさせてたので当たったから自分は偉いってことではなく、期待した方向に向かって良かった良かったって話ね)
5話は宝島、6話は白雪姫の想区の話でその問題が加速。
それぞれ主人公側が「テラー(作者)の用意した筋書き(運命の書)通りにしていれば本当に幸せなのだろうか」と疑問を抱き始める。
特に6話タオファミリーは白雪姫想区に不満を露わにしてて、7話でそういう問題に反抗してるのがカオステラー側の目的っぽいことを明かす。
ここら辺は…今期似た設定のアニメ“ぱすてるメモリーズ”では元ネタとなる作品は最近のもので内容にダメ出しすると問題が発生してしまうのに対し、こっちは好き勝手言える利点を生かした…と言えるのかな?
今後、調律は本当に正しいのか?実はカオステラーの方が正しいのではないか?って展開になるのかなぁ…だったら良いなぁ。
“メルヘンメドヘン”でシンデレラの原書を「シンデレラは振り向かない」に書き換えるのは是か非か、みたいなやつね。

ところで7話でカオステラー側で登場した新キャラのカーリー、これは演技じゃなくて実際に盲目?
盲目ゆえに自分の運命の書が読めないことがカオステラーになった動機だったりして。

で、誉めるのは以上で以下ツッコミ。
とにかく絵がショボい、崩れないように頑張ってはいるけどそれだけで「見せ方」はイマイチ。
7話前半ゲルダの表情が固かったって口では言うけど絵からは全然説得力が無い。
そこから引っ張られてなのか演出?コンテ?レイアウト?何が悪いんだか分からないけど間の取り方が変に見える。
一番キツいのは性別の変わる変身になんら躊躇いの無いことだけどね。
この件掘り下げないのが不思議に思えるくらい、一応エクスが初めて変身する時戸惑ったけどそれだけだし。
カオステラー「うわ、恥ずかしくない?」エクス「むしろこれがいい」なんて展開があったら神なんだが…。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
あれ?終わっちゃった。
スマホ原作のアニメって完結しないでオレたたエンド(オレ達の戦いはこれからだエンド)になることが多く、それでもある程度ひと区切り付くようになってるものだけど、これは明らかな投げっ放しエンド。
「続きが気になる方はゲームで」ってことで仕方ないとは思うけど、あれ?この最後って…。
主人公達が絶体絶命のピンチでさぁ大変ってところに謎の超TUEEEEE奴(グリム)が突如現れ解決、その後「アイツは一体何者だったんだ」を匂わせて〆って…ミリオンアーサーじゃーん!
前からミリオンアーサーっぽいと思ってたらオチまで被っちゃってるじゃ~ん、ありゃまぁ…。
ってかジャバウォックの居る前で「力が欲しいか?」みたいな展開は狙ってか?つい笑ってしまった。
更にはアリス世界でグリムがTUEEする姿は…“アリス輪舞曲”でアリスロワイヤル参加者とアンデルセンロワイヤル参加者では原作力の違いで後者の方が圧倒的に強いって設定を思い出し、ルイスキャロルも散々だなと笑っちゃいました。

グリム登場については、その前にジャンヌが登場してて「あれ、実在した人物もOKなのか。まぁ史料であっても脚色はされるしなぁ」ってことで違和感は緩和されてたけど、なんで強かったのかを考えると…やっぱり原作力なのか?
こうなってくると空白の書持ちが物語書いたらどうなるの?ってのがちょっと気になる。
まぁ一番気になるのは「レイナの想区ってどんなん?」ですけどね。
他のメンバーは出身想区の紹介をしたけどレイナだけ無い、アリスの物語が普通に読まれてる世界みたいだし、調律の能力持ってるのはレイナだけみたいだし。
…。
「そこら辺知りたかったらゲームやってね」ってことなんだろうけど、ぐぬぬ…。

と、誉めた(誉めてるよね?)ところで以下ツッコミ。
なんといってもキャラの変身についていけない、口調や性格まで変わるのはどうなんだろう。
しかもシンデレラの声がレイナと同じで、エクスがシンデレラに変身した回があったかと思えば別の回ではレイナがシンデレラになったりと、回によって誰がどれに変身するかもアベコベで把握し切れない。
最終回でロキがアラジンになることで「うわぁ、これで一番怒るのはレイナだろうなぁ」とは思っても実際画面で怒ってるのはアリスで、「あ、この回でレイナはアリスに変身してたんだっけ」と再確認することでやっと理解が追いつくという…な、なんか面倒臭い。
せめて誰がどれに変身するかは固定しといて欲しかった。
1話で話を前倒しさせてでも赤ずきんを持ってきたのは「赤ずきんを推したいんだろうな」と思ってたのだけど最終回で出ない…あれ?
更にはOPであれだけ目立ってた風車巨人も全然出ない。
そこは最終回でジャバウォックと巨大怪獣バトルするんじゃないんかーい!!
結構期待してたんだぞ…予算か?予算なのか??
そうそう、それとジャバウォックがロキの軍門に下った理由はアリス世界で詩で歌われただけの存在で「居ること認めろよオラアァン!」て感じなのだけど、これってドンキホーテのドルシネアと同じポジなのよね。
なので対比する話にしても良かった気がするのだが…風車巨人もドンキホーテ想区なんだし、やっぱり出せよとオルレアァン!
というか最終回は途中からカーリーなんて居なかったかのような扱いにもなってるし、なんか奇妙な感覚を覚える。
急遽内容差し替えたような…そんなことって1クール作品であるのか?


総評
「これ見て気になった方はゲームやってね(はぁと」
宣伝としては間違っちゃいないんだろうけど…間違っちゃいないんだろうけどどうにも消化不良。{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 8

ばぶえたん さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ゲームやってない人は、わかるかな?

ソシャゲからのアニメ化です。
ゲームはリリース直後からずっとやっていて、結構好きだったので見たのですが…

ゲーム未プレイの方には、世界観やその他の設定が分からないのではないかと思いました。
え?なにこれ??え??とならないかなぁ?と。

ゲーム同様、キャラも良いし、音楽と世界観も綺麗なのでもう少し見てみようと思います。

(ちなみに、ゲームは今の「リ・ページ」より、その前の方が良かったです)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

62.9 82 2019年度アニメランキング82位
フライングベイビーズ(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (25)
83人が棚に入れました
「こりゃぁ、たまりませんなぁ」「まぁ、今日のところはいいんじゃね。問題点を把握したってことでさ。はぁ~しかし、この足湯最高だな」――いわきの温泉街の中学に通う1年生のすずとクラスメイトのふみは、思いつきでフラ部を結成するが、すぐに勢いが失せ、毎日ゆるーく過ごしていた。そんな彼女たちは、フィンランドからの転校生モナが入ったのをきっかけに仲間を集め、コンテストへ出るためフラダンスに青春をかける。

声優・キャラクター
佳村はるか、山口立花子、三森すずこ、佐々木未来、ブリドカットセーラ恵美、豊田萌絵、伊藤美来、うえだ星子、國米天麻美、春咲暖、八重畑由希音、和泉七瀬、大賀眞帆、廣瀬亜梨沙、冷水優果、祖山桃子、小堀友里絵

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

くせのあるショートアニメ。とてもユルいです。

テレビ東京系で放送されていた「A応Pのあにむす」という番組内の1コーナーとして放送されていたショートアニメです。

舞台のモデルとなっているのはスパリゾートハワイアンズ(旧「常磐ハワイアンセンター」)があるいわき市。

作品の画像で想像はつくかもしれませんが、一応は中学生が部活としてフラダンスをやるというお話です。が、作中でまともにフラダンスを踊るシーンはほとんど描かれません。

とてもポップで色彩的に目に優しくない独特の絵柄なので、作画については評価しにくいため評点3.0としています。

ストーリーは一応部活物の王道を踏襲しているとは思うのですが、とにかく画面も会話の内容もユル過ぎてあまりまともに頭に入ってこないかもしれません。こういうファンシー文房具みたいなキャラクターデザインが好きなら観ても悪くはないかもしれません。

なお出演声優陣は、もしかしたら内容に不釣り合いと揶揄されかねないくらいに豪華です(笑)。

毎回きっちり流れるA応Pが歌うOP主題歌に対して、特定のED主題歌はなくてEDはウクレレ漫談みたいな奴なのですが、うっかりするとこれが一番面白かったりするかもしれません。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 15
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

あ~っかるくよ~きにいきましょぉ~♨♪

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
女子中学生がフラダンス部を立ち上げて、、、という、日常系のショートアニメ。と同時に、日本のハワイこと、福島県いわき市のご当地アニメにもなっています。

絵柄が独特なので、それさえ受け入れられれば、問題なく楽しめるかと思います。

あと、OP,EDが非常にレベルが高い。OPはA応Pが元気一杯に歌い、EDは毎回変わる、(芸人の)ぴろきさんのウクレレ漫談。何気に、一番楽しみにしていたのが、EDでした(笑)


《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
これ、作画とキャラデザをちゃんとやれば、30分枠で1クールいけたんじゃ? というのが、感想。王道でね。

ストーリーは、短いながらも実に王道でしたね。創部→ライバル登場→仲間(顧問)集め→初舞台→いさかい→仲直り→最終舞台。

きれいに流れていたし、まとまっていた。この流れの中で、サッカーとかサブキャラ深めることもやってるしね。構成は良かった。

惜しむらくは、1話では完全にボケキャラだった主人公のスズが、次第に消えていってしまったこと。

モナという大ボケキャラが来たことて、ツッコミ(常識人)になったかと思えば、ナギサという格好良い(そして福島弁が大変に目立つ)キャラが来たことで、ほぼ主役も奪われ、没個性化。ラストは、暴走からの仲直りでやや活躍したものの、やはり、1話のようなスズとフミのダラッとした日常を軸にして欲しかったとは思う。

う~ん、やはり勿体ない。フラガールに近くなっちゃうけど、アニマエールみたいに作れば、平均以上の日常系アニメになっただろうし、いわき市や、JFAアカデミー福島の良いPRになったと思うんだよな。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
ゆるいな~。フラダンス部か。これ、作画ちゃんとすれば、普通に30分でいけるんじゃね? ED(笑)

2話目 ☆3
フラ部→腐愛部(笑) ナイスツッコミw 毎回ネタ変えるのは、良いね♪

3話目 ☆3
良いテンポで進んでいくね。へ~、ブリドカットセーラ恵美さんって、福島のいわき出身なんですね~。ネイティブだ(笑) ただ、昔、いわき出身の友達いたけど、語尾は「~だっぺ」だったのに、使わないのかな?

4話目 ☆3
神社のシールで乳首隠し(笑)

5話目 ☆3
別に、下手でもなんでも、女子中学生5人がフラダンス踊ってたら、オッサンや、ジジババにはウケそうだけどな。EDネタ、今までで一番笑ったわw

6話目 ☆3
漫談もなかなかおもろい。ジャンフラ、いい発想じゃん。

7話目 ☆3
ちゃんと、震災にも触れるんだね。

8話目 ☆3
サッカーの軸も作るんだ。悪くないな。

9話目 ☆3
色変わる演出良かったし、最後のユニフォーム交換とか、ちょい感動。

10話目 ☆3
この作風の中で、ケンカまでやるんだ。

11話目 ☆3
シンプルに良い話だな。

12話目 ☆3
キッチリ最終回。エライ!
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 12
ネタバレ

すがさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

明るく陽気に、いきましょう。

佳村はるかさんと三森すずこさんの演技がみたくて視聴し始めた4分台アニメだったんだけど、狂気の作画でビビった。

{netabare}
物 理 法 則 ガ ン 無 視

分 裂 す る 身 体

口 か ら 背 景
{/netabare}

作画崩壊しても絶対バレないじゃんw

でもキャラがいっぱい出てきたことで、途中から出てきたキャラが誰が誰だかわかんなくなっちゃった。

EDでネタを披露している芸人さんは、この作品の雰囲気とイイ感じにマッチしていて良かったと思う。

あとエンドロールで気づいた。
声優の伊藤美来さん、『五等分』の「三玖」と並行して、もうひとつ「みく」ってキャラ演ってらしたんですね。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 10

62.8 83 2019年度アニメランキング83位
サークレット・プリンセス(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (105)
355人が棚に入れました
AR技術の発展によるMR-ミックスド・リアリティ-システムを応用したインフラが普及した社会。MR技術を応用し、女子高生を中心とした新しいスポーツ、その名もサークレット・バウト。人気スポーツとなったサークレット・バウトは学園だけでなく、地域を巻き込んだエンターテイメントに急成長し、スター選手は国民的人気者になるほど盛り上がりを見せていた。一方、今や部の存続すら危うい弱小チームと化したかつての強豪校、聖ユニオン学園に一人の転校生が現れた。サークレット・バウトに魅せられ和歌山の山奥からやってきた、彼女の名前は佐々木優佳! 果たして、優佳は聖ユニオン学園の救世主になれるのか!?

声優・キャラクター
長妻樹里、中島沙樹、生天目仁美、水橋かおり、後藤麻衣、種﨑敦美、平井祥恵、相川奈都姫、立石めぐみ、谷口夢奈、近村望実、丸山有香、藤田彩、櫻井浩美、湯浅かえで
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

キャットファイトで町おこし

ゲームは発売前(放送時点)


例によって懲りずにゲーム原作!?に手を出してしまう私。

仮想空間とMR技術が発達し、そこから生まれたEスポーツ「サークレット・バウト」(CB)が地域の繁栄を左右する重要な要素となった未来。(wikiより)
とありますが、意訳すると

“キャットファイトで町おこし”

ということなんですかね。
そこで期待した男性諸氏には忍びないですが、高校の部活動でサークレット・バウト部があるくらいなのでガチのキャットファイトではございません。学校の許可が下りないと思います。武器をもって一対一で戦う格ゲー(女子限定)みたいなものでした。

なぜか肩口ぱっくりですし、コスチュームは露出度高めで、体のラインぴったりのしか着てないしで、ターゲットどこらへんに置いてるかもわかりやすいですね。なぜか毎話のように入浴シーンもあったりします。

面白くはありませんが、こういうシンプルなメッセージを発信してくれる作品は嫌いじゃありません。
サークレット・バウトの試合を見せたいはずなのに、その試合作画がびっくりするほどテキトー。B級感もハンパなく、けっこうこういうの好きな人いるんじゃないかな。
全方面で作りこみが甘いためB級好き以外にはおすすめできません。余力のある時にネタ枠として観ていただくのがよろしいかと思います。


{netabare}物語としては唯一のひっかかり部分。第一話で優佳との替え玉騒ぎに巻き込まれた相手がユニオン学園の総代さんだろー?の件はどういう回収のされ方をするんだろう?{/netabare}
{netabare}あの時に替え玉にされてたことで実は総代さんを救う結果となっていた、という予想ではありますが、ぜぇっっったいぃ、、雑な回収になるはずなのですごい観てみたい気がしますが。。。{/netabare}


性懲りもせず手を出しときながら、4話で途中撤退です。成長しませんね。


■みどころは声優さんか?
他のレビュアーさんに教えてもらいましたが、ゲーム原作だと直近で出演作の少ない中堅の声優さんが出ることが多いとのこと。あーあの人!的な懐かしい出会いが本作でもありました。

佐々木優佳(CV長妻樹里):最近「たまこマーケット」観たばかりですが、大工の娘かんなちゃん役がはまってました。本作ではうってかわってきゃんきゃん吠えてる(褒め言葉)ヒロイン役です。
相沢歩(CV水橋かおり):みんな大好き!?まどマギの巴マミ役の印象がとにかく強い方です。お元気そうで何よりです。


主役女子高生5人組を演じられてるのは40代か若くても30歳を超えてるお姉さま声優の皆さんでした。でよくよく見たら、ゲームは通常版とR18指定版の2種類出す予定みたい。
なるほど、、売出し中の若い子は事務所的にNGとか大人の事情も垣間見えるところです。

となると最強の女王役藤村千景(CV種﨑敦美)はゲームにも出演されるんでしょうか?

もうアニメそっちのけでこちらが気になります。そしてゲームはやらないと思います。



-----
2018.03.26追記
結局6話まで引っ張りました。


-----
2019.08.23追記
《配点を修正》 -0.1


視聴時期:2019年1月~3月リアタイ視聴



2019.02.01 初稿

投稿 : 2024/05/18
♥ : 30
ネタバレ

すがさ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

謎スポーツアニメ

OP曲は冬クールで一番好きだった。

「サークレット・バウト」という未来スポーツで覇を争う部活ものなんだけど、最後まで観ても勝敗基準がわからない…。
{netabare}中でも最後の千景戦は超次元すぎた。{/netabare}
そして、肝心の試合シーンに迫力が無さすぎてなんだか哀しい気持ちになってくる。

ストーリーはゲームに繋がってるのかな?
ゲームにR18版があるということで、CVを務める声優さんは私の知らない方ばかりだったので、キャラクターの声が新鮮に感じた。良い意味で。
歩ちゃんの喋り方が可愛かった。

他には、鷹森の「えらそうな人」と「こわい人」がお気に入り。


[4/30追記]
4/18にゲームがリリースされましたが、意外と面白かったのでまったり続けてみようと思います。
ただ、アニメの内容で積み上げてきたものが完全にリセットされていたのと、キャラクターの性格や過去が微妙に違っていたのはちょっとガッカリでした。
そして、鷹森のキャラがまだ実装されていない(怒)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 19

37111 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

ベジータ「ゆうか、お前がプリンセスだ」

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:巻き込み系主人公の謎バトル競技。近?未来スポコンアニメベース。サークレットバウトってのがその競技名らしい。なんかいろいろ雑に見える。
期待度:★★★

もういいかげんにしろ!
バトルアニメのはずなのにバトルシーンが一番適当。
それもそうなんだけどすべてが雑。
雑にアニメ作るぐらいならもう作るな!別の作品にそのリソースを回せ。

なんか一所懸命バトルシーンの緊迫感を出そうと頑張ってるんだけどいかんせん技術力が足りてなさすぎる。一番滑稽なのが、準決勝?でゆうかの剣をぎりぎりでかわすシーン。もうね。苦笑いしかできませんでしたわ。

ほんともうね、、、雑。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 11

62.3 84 2019年度アニメランキング84位
ファンタシースターオンライン2 エピソード・オラクル(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.2 (67)
254人が棚に入れました
新光歴238年。惑星間飛行船団、通称『オラクル』は外宇宙に進出し、銀河を渡っていた。『オラクル』では、新たに未知の惑星が発見されるたび、『アークス』が降下し、探索と発見を繰り返す。数多の星に潜む『ダーカー』と呼ばれる生命体を殲滅するために創設された組織である彼らは、宇宙に平穏が訪れる日まで、旅を続ける……。

声優・キャラクター
小野大輔、下野紘、佐藤聡美、緒方恵美、木村良平、日笠陽子、櫻井孝宏、飛田展男、花澤香菜
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

レアドロこいこいしましょ

6話までの感想{netabare}
PSO2はゲームは一切やったこと無し、アニメは前作?のジアニメーション視聴済み。
…。
とは言っても、あれ?なんか見覚えがある。
いや、知らないハズ、確かに友人宅で家人がプレイしてたのは見たことあるけど狩りばっかりでストーリーは全然把握してないハズ。
確か映画であったような?SF風で謎の惑星に降り立った隊が次々と死んでくホラーチックな話…エイリアンじゃなくてプレデターじゃなくてもっとマイナーなので…。
ま、よくある話か!
と、既視感が凄いのだけど、そうはいっても結構こういうのって自分は好きでw
「親方、空から女の子が!」も、今の時代にギャグじゃなくてマジメにやるのは凄い(あーでもグラブルもそんな感じか)。
更にずっと瘴気に当てられてると正気を失うらしい、これもよくあるよねー、けど好き。
登場するハンターもどいつもこいつもどこか頭がイカれてて、既に瘴気に侵されてる感じ、イイヨイイヨー。

って感じでかなり楽しんで見てたのだけど、6話。
ゲッテムハルトが内田順久キャラみたいな顔して容赦なくて笑えるw
メディカルセンター(の通路?)にて、ゼノに顔面パンチ、エコーに腹パン、アッシュへダブルスレッジハンマー&顔面パンチ、マトイへ画面では映ってないけど多分顔面パンチ(敢えて当て身じゃない)。
ナベリウスにて、アッシュへマトイ放り投げ、ゼノに顔面パンチ、エコーに延髄斬り、カスラへメガネをぶち割る顔面右ストレートからの左アッパー、シーナの腹部へ南斗水鳥拳w
鬼神かな?
特にカスラはワケ知り顔だわ前作でも何か企んでるっぽいだわ神谷浩史に罪は無いのだが“キャロルアンドチューズデイ”のテイトウワみたいだわであまり印象良くないので、顔面パンチされた時は「やったぜ」と思ってしまったり。
一方でエコーの扱いヒデェw、これファンが怒るんじゃ…と思いつつ、私は以前もどこかの感想で書いたことがあるけどドラゴンボールのビーデルがボコられる回を標準で録画するような人間なのでふふふ。

でもってダークファルス復活はええ!ってかでけええ!!宝箱に収まるサイズじゃないのか、4みたいに複数居る?
復活の儀式のためにサイコウォンド(違う)とマトイが必要だと思ったら、マトイは早々と追いやられて…認識阻害バリアを突破するのに必要だったってこと?えっそんだけ??
何か事情を知ってるっぽいカスラすら知らない「なにか」の力が働いてるっぽい、桜井が声やってるヤツが黒幕か?
それにしても、これまで鬱屈とした惑星か船内が舞台だったのが次から宇宙艦隊戦になる…のか?
それはそれで構わないのだけど、まだクライマックスじゃないよねぇ…どう続いてくのか楽しみ。

ところで、パティエンティアはもう出ないのか?
登場キャラの大半が病んでる感じでこの2人が癒し枠だと思うのだが…といいつつこいつらも躁鬱っぽいけど。{/netabare}

7話感想{netabare}
艦隊戦キター!、ガンドロワキター!、と思ったら…おっそろしく手垢のついたベタな展開に吹いたw
主砲の射線上だ→脱出ポッド切り離しは手動じゃないとダメだ→オレが行く→タイムリミットに戻ってこない→ボクには帰る場所があるんだ
う~ん、ベッタベタすぎてむしろ清々しいw
一方、エコー前回あんな目に遭ったのに頑丈だなぁと思ったらいつの間にか居なくなったり、マトイを助けた小山茉美キャラが今度はマトイが仮面の男に助けられた時にはもう居なくなってたりと、キャラの入れ替えが目まぐるしい。
これは原作ゲームのネームドキャラをアニメで無理やり登場させてるせいかな?、と仕方無いことだと思うようにしてるけど…。
ゲッテムハルトが赤髪になってガノンドロフみてー、と思ってたら仮面の男の名前が仮称かも知れないけどペルソナで…あれ?スポンサーにアトラスが居るのはこれ絡み?
そりゃ仮面だからペルソナなのはおかしくは無いんだけど、前から出てる女科学者の名前がシオン(ゼノサーガ)なのも意図があるような無いようなでなーんか紛らわしい。
というかそこら辺も既視感に拍車かけてるかも?
どっちが先から知らんけどね、原作結構古いよね。

切り離された居住区、フォトン使い果たしてダーカー因子除去装置が作動しなくてバイド化が進んだりしないかな?
なんかどうしてもホラーチックな展開を期待してしまう。{/netabare}

8話感想{netabare}
カスラ生きとったんかい!ってあのまま死なれても困るのでこれでいいのか。
余りにもピンピンし過ぎてて違和感、ゼノも生存?
そして前回エコー頑丈だなぁと思ったら、今回それに輪をかけてシーナ改めメルランディアが頑丈すぎw
そりゃ未来医療で回復も早いのかも知れないが、絶対安静状態だと思ったら次の瞬間スタスタ走ってて吹いたww
意識取り戻してすぐだよね?時間経ってないよね?アトマイザー系でも使った?
で、肉体は頑丈だけど精神は脆いっぽい、ダーカー侵食を期待したけどそれを待つまでもなく壊れそうw
テオドール然りエコー然り。
というより壊れたところをダークファルスにつけ込まれるって感じなのかね?
ちょろっと10年前に何があったのか語られたけどよく分からんですね、もっと明確に説明されるのは更に後かな。

その一方エルダーしょっぼっ、前回と比べるとどうしても。
なんか一気に小物になっちゃった感、ヘタしたらゲッテムハルトより弱そうに見えた。
天帝レーザーくらい撃てばいいのに…というかこの回は作画もアレで、話を追うだけで見てくれは捨てた回なのかも知れない。
ってかあの塔のあった場所普通に残ってるのね、惑星の半分くらい吹き飛んだんだと思ってたよ。
そりゃカスラもピンピンしてるか。{/netabare}

9話感想{netabare}
何て言えば良いんだろう、つまらなくはない、むしろ面白いのだけど、果たして正しい楽しみ方をしてるかどうかは不明。
でもって…ツッコまないようにしてたけどもう限界。

何回ナベリウスに降りるんだ?

こう何度も何度もだとナベリウスへお使いに行かされる感が半端ない、元のゲームがこうなん?
確認で6話最後見返してみたら、さすがに惑星半分吹き飛ぶまではしてないけど大陸レベルの大穴空いてる様に見えるんだよなぁ、エルダーが大陸レベルの手をドンと付いてるシーンもあるし。
ってことで暫く天変地異でも起こってそうだけど、そんなことは無かった。
また、塔というか石碑のある『あの場所』は「完全なるアークス」を維持するために桜井が秘匿し続けてるか、もしくはエルダー復活ポイントとして最重要証拠物ちゃうの?と。
前回『あの場所』が無事に残ってるのが不思議だったけど、今回は更にそこに誰も関心払わないのが不思議で不思議で…。
8話はまだナベリウス自体が立ち入れるような状況じゃなかったと解釈できるけど、9話は暴走龍が暴れてるとかでホイホイとナベリウスへアークス隊を降下させて、それでいて誰も『あの場所』には興味を持たなかったらしい、認識阻害バリアは解けたまんまだよね?
進入禁止の措置も執られてなければそれ専用の調査団も居ない、「なんだこれは」と野次馬が集まることなく閑散としてて(※)、そこにゼノの失踪でなんかおかしくなりかけてるエコーがちょこんと居たり。
アッシュ以外に目撃者居ないのかよwってか監視カメラくらい置けよww前回シーナが来でエルダー(小)と遭遇した場所じゃん。

更にアッシュはその後、雪で滑落した先にたまたま昔あった造龍研究所跡地を発見して…アハハw
クーナも見つけられずに居たのか?せめてエルダー復活で地形が変わって隠されてた入り口が露出したとかそういうの、無いの?
でもってクーナの設定が明かされて…うん、まぁ、そのうちネイ(ファンタシースター2のキャラ)みたいなの出るんじゃね?と思ってたので、うん。
ファンはここでネイキターって歓喜するところなんですかね、よくワカラン。
ってか尾行に気づけよwwwアッシュうしろうしろー!

なんつーか、モブ含めキャラが展開に合わせて動かされてる感バリバリ。
7話であれだけの被害出しておいて混乱や危機感が見られない、9話冒頭のアークス何であんなにお気楽で居られるんだ。
もっとこう、復興や暴動鎮圧でアークスの手が足りないとかさぁ…レギアス以外の六芒ナントカも陣頭取らんでおのおの好き勝手してるみたいだし。
もうストーリー追うだけで一杯一杯なのかな、それでいて話に目新しさが無い・むしろ古典の集大成みたいな内容なのが凄い。
って書くとなんか皮肉言ってるみたいになっちゃうけど、このベタベタでコテコテな展開の寄せ集め感に妙にホっとしてしまう自分が居る。
「ダーカーになったアークスは今まで出てない」って、そんな言い方したら嘘だって最初から丸分かりじゃん?もっとこう明かし方って無かったのかな。


更に突っ込むと、フラフラと『あの場所』へ引き寄せられて命を落としたアークスの同僚ってかなりの数居るハズ。
アッシュ以外にも興味持つ連中はいくらでも居そうなんだけどなぁ…。{/netabare}

10話感想{netabare}
もうね、何十年前の作品だよ?と言いたくなる内容で、だけど物語の基本みたいなのは抑えてあって…ある意味教科書みたいというか。
生徒作品みたいな拙さではなく、80年代の映画やドラマや時代劇をよーく見てて最近の深夜アニメは全然見てないお爺ちゃんが書いたような作りとでも言おうか。
元がゲームだからコッテコテのお約束で固めてるのかなぁ?

心の通じた仲間を涙ながらにもしくは心を鬼にして始末する展開はもうお約束中のお約束で何万回見ただろう。
むしろここまでお約束で攻めるなら「お前、ワザと外したな」とか「む、陰腹」とかやりゃあいいのに、とさえ思ったり。
そういや“オーバーロード”でそういった展開を期待したけど全然無くてガッカリしたのを思い出しまして。
だけど、じゃあ実際にそのネタやれば最高か?と言えばそうじゃなくて、やっぱり見せ方というか料理の仕方が大事だということをこの作品で思い知らされてます。
思うに、色々と雑な部分が多い割にノリがクソ真面目過ぎるんじゃないかなぁ?
セガってこういうの多い気が…“チェインクロニクル”もこんなノリじゃなかったっけ?
「脱出船の切り離しは外部から手動じゃないと~」とか「あの人が居ないなら私も死ぬ」と自殺しようとするのとかも含め、今の時代に雑で真面目にやられてもちょっとねぇ。
これが朝夕アニメだったら問題無いんだ、キッズアニメはある意味同じことを毎年繰り返すのが文化みたいなところあるので…なんせメインターゲット層が毎年入れ替わるからね。
けど深夜でこれは…もうちょっとギャグ寄りにした方が良かったんじゃない?
カスラ登場した時に「あ、ゲッテムハルトにメガネブチ割られたカスラさんじゃないですか(プププ」とかね。
せめて挿入歌がレアドロこいこいだったら良かったのに…と思ったり思わなかったり。

一応今回の雑ポイントを書くと、クーナは何年間ハドレットを追ってたんだ?
前回もツッコんだけど今まで研究所すら発見できずにいたのが最近になって突然捜査が進みだして…今まで手を抜いてたのか?
「思い出の木の場所」を探索対象から外してたというのもナンなんだか…ってかあそこが健在なのはやっぱり違和感、ってかあそこはひょっとしてマトイの降ってきた場所?
好意的解釈をすると、エルダー復活でダーカー化が頻発してそれまで殆ど姿を見せなかったハドレットがよく出没するようになったって感じ?
カスラが通信で済みそうなことをわざわざナベリウスくんだりまで赴いて説明したのも変に感じたが、これはひょっとしたら伏線…なのか?
研究所の爺を始末or連れ帰しに来たとか、研究所の端末にアクセスしたがってたとか。
で、オチはちあきなおみの喝采みたいな…やっぱお爺ちゃんじゃねーかw
やりたいことは分かるのだけど、ウルっと来るかで言えば“消滅都市”の「この娘達、もう死んでるんだよね」の方が上な気が…。{/netabare}

11話感想{netabare}
過去改変キターwwwww
いやもうだからさ、そんなん今やったってシュタゲ超えられるワケないんだからさ、マトイが絶対死ぬウーマンのまゆしーポジか?…果敢に攻めるなぁ。
…いや待て?リーディングシュタイナー持ちが複数人居るって展開ならあるいはもしかしてイケるかも?単にYU-NOの龍造寺にしかならない?
というか、とっくの昔にデューマンが完成した世界線であるのなら、クーナの受けた実験は無かったことになってたりして?どうなんだそこら辺。
そしてやーっとナベリウス以外の惑星に舞台が移ったと思ったらまーたナベリウスwwww
でもって時間遡行もするのか…過去改変と大差ないのかも知れないけど、改変は当人の与り知らぬところで変化したパラレルっぽいのに対し、時間遡行は当事者感がするというか…あくまで個人的な感覚としてね。
元からタイムトラベル臭くはあったけど、明かすの唐突だなぁ。
でもってゼノはエルダー復活時にカスラも一緒に居たため、「カスラはルーサーと繋がってることを前提として」ルーサーに悟られない様に行方不明扱いのまま、エコーにも内緒で小山菜美キャラと一緒に修行の旅へ出かける、と。
ん?カスラとルーサーって繋がってたっけ?
カスラはかつてエルダー復活の予兆を感じて軍隊向けようとしたら、カスラより上の権限でもって中止させられて「一体誰が?」みたいな反応してなかったっけ?
とはいえパラレル世界だからのう、もう何でもアリかのう。{/netabare}

12話感想{netabare}
これまで展開・場面転換が急すぎると思う事が色々あった訳だけど、なるほどそういうことかー。
もう一度「その時間」へ飛んで過去改変するので、同じシーンを2回流すことになるため1回目は最低限しか見せないってことだったのだろう。
ってことで今回はテオの闇落ちの原因となった「ウルクの死」を改変すべく、デミスが襲われてた時間(5話あたり)へ行く事に。
但し行動はあくまでルーサーに悟られないようにしないといけないそうで、前回のゼノ同様世間に対しては死亡扱い。

いよいよもってシュタゲってきた…てっきりリーティングシュタイナー持ちはアッシュ以外にも居る(ルーサーとか)のかと思ったが、どうやらアッシュだけ?シャオはまだ謎。
しかも既に何万回も過去改変を挑戦してたらしい、まんまオカリンw

話は戻って私が「展開が急すぎる」と一番に思ってるのは、ゲッテムハルトが「あのクラリッサ」を手に入れるまでの経緯。
デミスがダーカーに襲われてる中ゲッテムは「鳥さん」を追いかけてた→「あのクラリッサ」を修理してた鍛冶屋が襲撃される(ゲッテムが鍛冶屋を襲うシーンは無い)→ゲッテムが「あのクラリッサ」を手にしてメディカルセンターを襲う
…うん、なんか抜けてるよね?
ここら辺の説明もひょっとしたら過去遡行で描写されるのかも?

でもって前回までに抱いた疑問も今回で結構解決されたのかな?
カスラがわざわざナベリウスの造龍研究所まで来たこと、造龍研究がされてない世界線ならクーナはどうなる?、カスラとルーサーは本当に繋がってるのか、辺り。
実験は造龍だけじゃなくて色々なものを手がけてたらしい、造龍研究が無かったとしてもクーナは「なんかしらの実験」を受ける運命からは逃れられてないのかも。
なんせ様々な実験がされてた理由がルーサーによる「シオンの複製作成」のためだったそうで(強引ではあるけど納得はできる)、これは実現してないからね。
そして現在、シオンに迫る目処のついたルーサーは各地にある実験の痕跡を消して回ってるそうな、カスラはその命で造龍研究所跡地を破壊しに降りてたのか?
で、40年前の壊滅状況からオラクルを復活させる代償としてカスラ・レギアス・クラリスはルーサーの軍門に下ったんだそうな…えっ、クラリスもなのか。

ようやくタネ明かしが始まってそれまで違和感に思ってたことへ「実はこんな理由が」というのを見せ出した感じ、悪くないんじゃない?
新たな謎が浮かんでも来てるけど…アッシュが「今回」10年前の記憶が無いのとかね、大体察しは付くけどさ。
シュタゲを知る前にこっちを見たらハマってたかも?…いやぁそもそも作られてないか、下手したら話についていけなかった…かも?{/netabare}

14話までの感想{netabare}
年末の12.5話は総集編。
元々展開が急ぎ足でダイジェストっぽいこの作品、総集編では何処を抽出するんだ?と思ってたら…。
あはは、↑で指摘した「個人的に一番展開が急すぎる」の部分は考え過ぎだと言われちゃったw
鍛冶屋襲ったのはゲッテムハルトだと明言…おおい、その瞬間は意味ありげに画面映さなかったじゃーん。

ってことがあってからの13話、アビス発動で全アークスが敵に!って展開なのだけど…アッシュと直接対峙するアークスの数少なっ。
これは作画の労力が限界を超えた?
一万人鬼ごっこみたいな「圧倒的な数の不利さ」って緊迫感は無く、せいぜい数人が画面に映るのが精一杯…う~んこれ以上のものをテレビアニメで望むのは酷か。
ただ話しかけて来る連中がみんな見知った顔なのはどうなんだろう?
お約束展開マシマシな作品なので「よく知らんヤツだけど操られてるだけなので殺すワケにはいかん」と葛藤するシーン入れた方が良かったのでは?
あと密かに「時間遡行して世界線変えてみたけど前より酷くなってしまった」と後悔するエピソードを期待してたんだけどそれは無いっぽい、まぁこれは仕方ないか(多分ペルソナ絡みの話でやるだろう)。

なーんて思いつつの14話、お約束展開キターーー!!!
クローン軍団出現んん!!
これはヤケクソのようにテンプレ展開を詰め込んだ“ロクでなし魔術講師と禁忌教典”でもやったネタだね、いやぁホっとするわぁ。
そこから更に追い討ちの「首をトンとされて気絶」するクラリスwお前六芒だろ!エコーだったら多分耐えたぞ?(但しやられるだけ)
「コレだよコレw」とひとしきり笑ったけど、正しい楽しみ方かどうかは不明。

一方でツッコミ所は山積み。
13話でも書いた様にアビスによって追い詰められた感が全然しないので、クーナによる情報公開で「難局を乗り越えた感」が全然しないw
ってか現在の世界線のクーナはアッシュに恩義を感じる立場だったっけ?単にルーサーを恨んでの行為?
ゼノ登場早くない?
小山菜美の元で特訓してたハズだけど、そんなに時間経ってない気がするんだが…。
相変わらずこれといった活躍もできずやられ役が板についてきたエコーに涙を禁じえない。
なにより驚いたのが…六芒って一人空席だったのか!!
あれ?ルーサー側がレギアス・カスラ・クラリスの3人で、残りが小山菜美とゲッテムとキ○ガイロボット(サラ)と正義マン(ヒューイ)で…ってこの段階で7人じゃねーか!
ってことでヒューイはクラリスのお守りってだけで六芒じゃない?と勝手に思ってたのだけど、全く違ってた模様。
ゲッテムとサラは六芒じゃなくて、ヒューイは六芒らしい…あれそうだっけ?
いやぁ全然整理してなくてのう、トンだ勘違いをしてました。
えー、でもそれじゃあカスラは六芒でもないゲッテムにコテンパにやられたってこと?
あとサラが六芒じゃないのはホントに意外、並みのアークスではない強さだと説明あったしこれといった因縁(お当番回)今のところ無いのに妙に絡んで来るし。
「アビスの影響モロに受けてたんだから六芒じゃないのは分かるだろ」って言われそうだけど、アニメだけじゃ分かりにくいって…と言い訳。

とりあえず、ルーサー側にはまだテオドールって手駒があるのにそれを出さずにクローン軍団を出したのも唐突っちゃあ唐突…かな?
クローン軍団をどうにかした後にテオ絡みの話も控えてるハズなので、次回以降も相変わらず急ぎ足展開になりそう。{/netabare}

15話感想{netabare}
前もって覚悟はしてたけど、案の定進展はええw
クラリスとテオの件、ここまで引っ張っておいて「え、これで解決?」というスピード展開。
あいやクラリッサの件がまだなので解決ではない?
特訓を受けたらしいゼノ、別に特訓の成果らしい派手なワザを出すでもなし、他の六芒も「さすが六芒、ハンパねー」と思わせる様なアクションは無し。
クラリスクローンの対処に不殺表現は必要だったのかな?「クラリスがこんなに沢山、ダメだ敵いっこない」みたいな緊迫感は残念ながら無い。
前の回のアビス発令はアークス連中がみんなデザインが違うので仕方ないとは思ったけど、コピペで済ませられるクローンでアクション頑張れないのはちょ~っとアレじゃない?

テオ「ルーサー様万歳!」
アッシュ「なんの光」
ルーサー「強化し過ぎたか」
その後に量産型キュベレイ…じゃなくて量産型クラリス登場だったら完璧だったのだけど、そんなこともありゃしない。
「ここは俺達に任せてお前は先に行け」ってノリはもう…ああもうw

シオンの正体は惑星サイズの生命体…動き回るボディが無い状態で生命体っていうか惑星サイズの脳味噌とかコンピューターって感じ?と解釈。
「外へ連れ出してあげよう」ってことで移動用の外部パーツをくっつけたのが船団の始まりらしい。
以前マザーシップの主砲をガンドロワと半分冗談めかして書いたことがあるけど、近からずも遠からずだった?{/netabare}

21話までの感想{netabare}
それまでの細かい部分のツッコミは「まぁきっとルーサーが裏で手を回してたんだろう」と強引に好意的解釈ができたけど、16話でルーサーが倒され「もうそういう言い訳ができなくなるけど大丈夫かな?」とちょっと心配しつつも、実際は案外平気だった模様。
今度は10年前に時間遡行して「どんな影響があるか分からないから干渉は控えろ」と散々念を押されたのに結構干渉しまくる。
これで一応「時間遡行したことによる影響だろう」という好意的解釈が可能な状態にはなった、かな。
とはいえあんまりそれに逃げるような作りにされると困るが、今のところはギリギリ踏み止まってる感じかな?
まぁそっちよりも「ダイジェスト感」の方が加速してる感じで、17話は特に目まぐるしかった。
10年前に飛んでマトイの足取りを追うって形なんだけど、ナベリウスで遭遇→離脱、リリーパで遭遇→離脱、ナベリウスで遭遇→離脱(次の回でデミスで遭遇)。
アッシュは継続時間遡行時間ってどれくらいなんだ?
ってかマトイの移動が早い、足取りを追ってるのでそう見えるだけなんだろうけど神出鬼没状態。
あれだ、ダンジョンで村人救ってリレミト&ルーラで最速で村に戻っても助けた村人は先に到着してる、みたいな感じ。
ずっと引っ張ってきた「10年前に何があったのか」がようやく明かされた回なので…詰め込み過ぎた?(要はダイジェスト)

で、やっと10年前の出来事が明かされたものの、それまでの分も含め…なんかどいつもこいつも2つの顔があるっていうか見た目が違ったり別の名前があったりで、所謂「○○の正体はなんと××だったのだ!」ネタが多い。
ゲームのシナリオ書いてる人がそういうのが好きなのか、他に引き出しが無いのかまでは謎だけど、アニメ化に於いてそれらのエピソードをダイジェスト的に畳み掛けられるとかなり紛らわしい。
ってことでちょっと整理してみる、ひょっとしたら総評に丸写しするかも(超ネタバレ注意)
{netabare}
・21話までで「○○の正体は実は…」が明かされたキャラ
マトイ:2代目クラリスクレイスでシオンが作った対ダークファルスユニット?、シオン本人からの意思伝達用の白錫クラリッサの正当所有者。
サラ:10年前にマトイに助けられた時に白錫クラリッサの使用権利を一部委譲されて、それをルーサーに目をつけられて実験される羽目に(10年前と現在とで髪の色が違う)。
現クラリスクレイス:正式には3代目クラリスクレイス、ルーサーの実験により生み出されたサラのクローンで沢山居る中の一人。
メルフォンシーナ:本当はメルランディア、本物のシーナは姉でゲッテムの相棒、10年前姉が殺されてゲッテムが狂ったので姉を装って介護してた。
クーナ:アサシンモードとアイドルモードでデザインが違う、造龍研究は過去改変で無くなった気がするんだが普通に行われてた模様。
ユクリータ:アフィンの姉、10年前ダークダルスアプレンティス化したと思ってそう振舞ってたが実はダークファルス化してなかった。

シオン:正体は惑星サイズの生命体(超知能持ち)、人の姿はヒューマンインターフェースで本体は船団のマザーシップのコアだった。
シャオ:シオンのコピーというかなんというか、惑星サイズの生命体の生態を知らんので細胞分裂みたいなもんでもしたのかな?と解釈。
ルーサー:「知性」を渇望するダークファルス。
ゲッテムハルト⇔エルダー:気が狂う前と後、そしてエルダーになった後と、3種の人格切り替えがあって面倒臭い、今際の際では一番最初に戻れた?というのを匂わす。

・「○○の正体は実は…」が明かされたような気がするけどまだウラがありそうなの・本編では明かされそうにないもの
マリア:ルーサーに属さなかった六芒のうちの一人、どうやってサラを救い出したのかは作中では不明、それ絡みでシオンと繋がりが出来た?
ヒューイ:ルーサーに属さなかった六芒の一人、マリアに匿われたサラからの流れでクラリスクレイスの面倒を見てた?
レギアス:ルーサーに属した六芒の一人で、初代クラリスクレイスと親しかった模様。
カスラ:ルーサーに属してた六芒の一人、何か企んでる系だと思ったら単に所属した場所で律儀に仕事をこなしてただけ=職務に忠実なだけだったのかも。
イオ:「デューマンの存在する世界線」に移ったら突然生えてきたキャラ、アッシュに親しく接しようとするがアッシュは身に覚えが無い。

・裏が無いキャラ?
パティ&ティア:何かウラがありそうな気がするんだが…単に賑やかしキャラ?
サラ:何かありそうなんだけどなぁ。

・もし「実は~」を明かされてもパっとしなさそうなキャラ
ゼノ、エコー、テオドール、ウルク、ジグはどうなっちゃったの?死んだ?
{/netabare}
でもって本編ではダークファルスペルソナの正体がじじじ実は!!ってのをやってる段階。
早い段階から「うん知ってた」ってヤツで驚きは無いものの、どうしてそういうことになったかの経緯には興味があるので説明してくれるのは助かる。


ところで、アッシュが時間遡行する際シャオからの通信デバイスとしてフワウフワ浮いてるメカ(マグ)が登場したんだけど…シルエット的に「それオパオパにすべきだろ!」とどうしても思ってしまうw
セガ的にジリオン的に。
それと21話のアクションシーンは多分いまざき、本編でそれっぽいなぁと思ったらエンディングで原画にクレジットされてた。
“かくりよの宿飯”で関わってたのでゴンゾ作品のこっちにも出てくるかも?と思ってたのでヤマが当たった感じでニヤリ。
作画はなかりくたびれてるので、アクションシーンは全部いまざきでいいんじゃねーの?と思ったり。{/netabare}

総評(これだけ読めばいいかも){netabare}
元が結構長いことサービス続いてるゲームのせいなのか、ビックリするくらいのお約束展開の目白押し。
「あの人が死んだから私も死ぬ」とか「脱出艇の切り離しは外からしか操作できな→オレが残る」とか、「もう鍛治はやらん帰れ帰れ」って頑固親父が持ってきた杖見て顔色を変えるとか。
それに輪をかけてバイドに侵食されるだの時間遡行だのパラレルの自分だの強化人間(クローン)だのアイドルが呼びかけて元気玉集めるだの。
最後も「私が…人間でいられるウチに…殺してくれ……!」という、もう眩暈を覚えるくらい見たことのあるテンプレ展開。
「80年90年代、00年代もギリ入るかな?その時代にアニメだけでなく時代劇や映画もよく見てて、最近の深夜アニメは全然見てないお爺ちゃんが作ったようなシナリオ」って感じ。
それが悪いってことじゃなくて、「お約束」を覚える教科書として良いかも知れない。
まぁ元がゲームだからねー、あんまり複雑なシナリオはできないという事情があったのかも。

その一方でキャラクターに関しては複雑。
複雑というか、どいつもこいつも「実は正体は○○だったのだ!」という2つ名だったり別の顔・人格持ちが多いこと多いこと。
メモとして上記の途中感想でも書いておいたのだけど、修正挟みつつこっちにも転載。

・アニメ本編で「○○の正体は実は…」が明かされたキャラ
アッシュ:ルーサーがシオンのマトイを真似て作ったアークス。
マトイ:2代目クラリスクレイスでシオンが作った対ダークファルスユニット?、シオン本人からの意思伝達用の白錫クラリッサの正当所有者。
サラ:10年前にマトイに助けられた時に白錫クラリッサの使用権利を一部委譲されて、それをルーサーに目をつけられて実験される羽目に(10年前と現在とで髪の色が違う)。
現クラリスクレイス:正式には3代目クラリスクレイス、ルーサーの実験により生み出されたサラのクローンで沢山居る中の一人。
メルフォンシーナ:本当はメルランディア、本物のシーナは姉でゲッテムの相棒、10年前姉が殺されてゲッテムが狂ったので姉を装って介護してた。
クーナ:アサシンモードとアイドルモードでデザインが違う、造龍研究は過去改変で無くなった気がするんだが普通に行われてた模様。
ユクリータ:アフィンの姉、10年前ダークダルスアプレンティス化したと思ってそう振舞ってたが実はダークファルス化してなかった。

シオン:正体は惑星サイズの生命体(超知能持ち)、人の姿はヒューマンインターフェースで本体は船団のマザーシップのコアだった。
シャオ:シオンのコピーというかなんというか、惑星サイズの生命体の生態を知らんので細胞分裂みたいなもんでもしたのかな?と解釈。
ルーサー:「全知」を渇望するダークファルス。
ゲッテムハルト⇔エルダー:気が狂う前と後、そしてエルダーになった後と、3種の人格切り替えがあって面倒臭い、今際の際では一番最初に戻れた?というのを匂わす。
ペルソナ:ダメだった世界線のアッシュ、アトラスのゲームと関係あるかどうかは不明。

・「○○の正体は実は…」が明かされたような気がするけどまだウラがありそうなの・本編では明かされなかったもの
マリア:ルーサーに属さなかった六芒のうちの一人、どうやってサラを救い出したのかは作中では不明、それ絡みでシオンと繋がりが出来た?
ヒューイ:ルーサーに属さなかった六芒の一人、マリアに匿われたサラからの流れでクラリスクレイスの面倒を見てた?
レギアス:ルーサーに属した六芒の一人で、初代クラリスクレイスと親しかった模様。
カスラ:ルーサーに属してた六芒の一人、何か企んでる系だと思ったら単に所属した場所で律儀に仕事をこなしてただけ=職務に忠実なだけだったのかも。
イオ:「デューマンの存在する世界線」に移ったら突然生えてきたキャラ、アッシュに親しく接しようとするがアッシュは身に覚えが無い。
サラ:別人格抱えてそうだけどアニメでは掘り下げ切れなかった。

・裏が無いキャラ?
パティ&ティア:何かウラがありそうな気がするんだが…単に賑やかしキャラ?
アフィン:アッシュを相棒呼びする、ゲームではナビゲート役?
ダブル:ダークファルス、多分一番純粋。

・もし「実は~」を明かされてもパっとしなさそうなキャラ
ゼノ、エコー、テオドール、ウルク、ジグはどうなっちゃったの?死んだ?


いやもうね、2クールとはいえこれだけキャラ覚えたのは久しぶり、ってか覚えないといくら話がテンプレ展開とはいえピンと来ないかも。
特に六芒(6人+1)は覚えとくのが必須事項、かくいう私も最初はゲッテムが六芒だとカン違いしてました。
で、基本的にこのキャラクター達の紹介を続けるのが作品のメイン…なのだけど、やっぱり説明し切れてない部分も多く、それは「ゲームをやってね」ってことだと思えば宣伝としては正しい…のかなぁ?
ってことで分からない部分&気になる部分。

・デューマンの居る世界線にはバドレッド居るの?(てっきりイオがバドレッドの生まれ変わりポジだと思ったが、クーナとは面識無い感じ)
・3代目クラリスクレイス(サラクロ-ン)はどうなってるの?最後の総出動に動員かければ良かったのに。
・ペルソナの誕生した「失敗した世界線」、具体的にどう失敗したのか見せて欲しかった。
・自然分娩だとは思えない、卵子提供者とかは居るだろうけど育ての親なんてのは居なさそう、寿命も不明、なので「お前は作り出されたんだ」と言われてもピンと来ない。
・というかアッシュが特別製であることとリーディングシュタイナー持ちであることは関連無いよね、あれ?

あ、それと「フォトナー」って先代文明人のことなのね、プロトカルチャーとか第六文明人的な。
言葉だけでは「フォトンを有してる人」でアークスないしアークス候補者だと勘違いするって…こういった紛らわしい表現もちょくちょくあったり。

と、なんだかんだとここまでツッコミを入れられるくらいには楽しんで見れました。
最終回の「敵と○○(ネームドキャラ)が戦ってる→ネームドキャラピンチ→そこへ他のネームドキャラが助けに登場(ジャンプ作品かな?)」の連続シーンでは、「まだアイツとアイツが出てないな、ここではアイツが助けに来そう」と予想を立てて遊べました。
そんな感じで「お約束展開、良いよね」って方は普通に楽しめると思います。
そうね…これが逆に意外性を推したシナリオだったらここまでキャラを覚えることは出来なかったかも?{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 8

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

PSO2販促アニメとしてのやる気は感じます。

第2話まで視聴済みの時点でレビューを書いています。

「PSO2(ファンタシースターオンライン2」というSEGAのゲーム内設定に基づいたアニメ作品。そういう意味では、本作のポジションはゲーム『GRANBLUE FANTASY』に対する『GRANBLUE FANTASY The Animation』みたいな位置づけですね。

ゲーム内でも使用される用語「オラクル船団」、「アークス」、「ダーカー」やキャラクターの種族である「ヒューマン」、「ニューマン」、「キャスト」などが第1話でざっと説明され、新米アークスであるアッシュとアフィンが初任務でトラブルに巻き込まれ、そこで出会った少女マトイと行動を共にするといった感じの冒険ストーリーですね。

オンラインRPGとしてのPSO2の設定やゲームシステムの理解につながる作品内容ですし、ストーリーもゲームの物に基づいているようです。

作画も今のところ特に不安要素はなくちゃんと作られている感じですし、販売予定のBDにも特典としてアイテムコードが付くようなので、ゲームの販促アニメとしては一定レベル以上の水準に達するのではないかと思います。
(ゲームを遊ぶのは面倒だけどストーリーに興味があるから観るという需要にもたぶん応えています。)

2020.4.23追記:
最終回放送時に観終わっていたのに、更新を忘れてました。群を抜いてということもなかったですが、普通に楽しめました。シオンの正体については、驚きもありましたがスペースオペラ的には王道かも…?

女性陣の体つきや服装が妙に艶めかしい感じでしたね。特に1クール目のEDでは、背景の女性陣の艶めかしさが顕著でした…。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 19
ネタバレ

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

ゲームよりは整理されてる感

ゲームのEP1からEP3までを再構成したアニメらしい
EP5の途中まではプレイしてたから視聴してみた
ゲームの頃からシナリオのつまらなさは感じていたので、アニメに関してもハードル低めで見ていられるのは良いのか悪いのか…

まああのクッソ退屈すぎるEP1を上手いことまとめたと思う
{netabare}理由もきっかけも目標も不明なまま歴史改変を繰り返す{/netabare}序盤の意味不明な展開を、ダーカーの襲撃から一連の流れでカットしたのは見やすかった
主人公に秘密があること、謎の少女を中核にしたストーリーが進むこと、ゼノやゲッテムハルトとの出会いがしっかり纏まっている

問題は以降のシナリオがゲームだと目的不明なままお使いを続けるだけって点くらい
特にEP1に関しては1話ラストに登場したシオンの正体も目的も不明なまま指示を受けて歩き回るだけだからとにかく意味不明なまま進む
アフィンを(ゲームと違って)きちんと相棒として機能させて、もっと能動的にキャラが動く展開になると面白いかもしれない

ダーカーの恐ろしさやナベリウスの実地訓練の緊迫感は上手く描けていたと思う
{netabare}ただ、シナリオの恐怖を描くために集団で降り立っったせいで、アフィンの相棒呼びが唐突かつ脈絡のないものになったのだけ気になったかな
自己紹介の際にペアを組むシーンを作るなり、最初は名前呼び→ダーカー襲撃で二人きりになった時に相棒呼びとかのが自然だったかも{/netabare}

メインヒロインのリサの登場も今から待ち遠しいし、以降も続けてみてみようかな

最終話視聴
{netabare}いやあ感動した!
まさか…まさかアフィンが最後まで相棒だったなんて!
主人公の手助けはほぼしないでユク姉イベントで一方的に協力を求めるAIBOなんていなかったんだ!

出来上がったシナリオの再構成をしているおかげでEP1の意味不明エンドみたいな消化不良も解消されてた
話数を考えるとアムドゥスキアとかハルコタンを登場させなかったのは判断として正解
宇宙を旅するって設定を思うと登場した惑星の少なさに肩透かしもあるけど、これ以上やると話が纏まらないし仕方ないかな

正直アニメ開始前は原作シナリオを考えると失敗の未来しか見えてなかったけど、その予想を上回る出来だったと思う
まあ原作のリサは狙撃を楽しむタイプじゃなかったり違和感もちょいちょいあるけど許容範囲
ゲームの宣伝ってことを考えると全然イケる出来だと思う

問題は2つ
肝心のゲームの方のシナリオがアレだから、仮にこのアニメからゲームに入ってもすぐに飽きるって点
そしてゲーム自体が長寿コンテンツになっているために諸々がインフレ起こしてて末期ゲーになっている点

ま、そのへんはアニメ自体の問題でもないから良いかなって感じ
総評としては販促アニメ、あるいはアニメ単体として見るとそこそこ
現役ないし引退済みプレイヤーの見るものと思えば改善点の数々に納得ってとこかな{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 6

62.2 85 2019年度アニメランキング85位
警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課 -トクナナ-(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (183)
585人が棚に入れました
ただ真っ直ぐに、憧れたものを追い続けて──2×19年、東京。過去頻発していた種族争いも絶え、平和になったと思われた現代。かつて種族の頂点に君臨していた『ドラゴン』に心酔し、その力を取り戻そうと画策する犯罪組織『ナイン』が現れた。世界を作り変えるべく凶行を繰り返す彼らを阻止するため、警視庁内でとある集団が組成された。その名も『警視庁 特務部 特殊凶悪犯対策室 第七課――通称トクナナ』。個人の能力はずば抜けて高いものの、「はぐれ者集団」「ごくつぶし集団」とも噂される『トクナナ』に新たに加わることとなった、ルーキー・七月清司。個性あふれるメンバー達に振り回されながら、彼は持ち前の明るさと真っ直ぐさで事件解決に挑む。次々と起こる難事件の中で、彼は自分の信じる正義を見つけられるのか――。

声優・キャラクター
下野紘、津田健次郎、鈴木達央、甲斐田裕子、小澤亜李、乃村健次、森川智之、平田広明、松岡禎丞、島﨑信長
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

継続と断念のあいだ

『アンゴルモア 元寇合戦記』にて時代感の演出にくすんだ色合いを用いるなどの実験的な試みが印象深い『アニマ&カンパニー』制作のオリジナルアニメです。

作品内容もそうですが、視聴の順序やリアタイ同期作品との兼ね合いなど外部要素によって継続or断念の判断が別れた気がしてならない、ちょっぴり運のない作品です。
初めに申し上げます。途中第6話をもって私は撤退しとります。

エルフやドワーフら異世界の住人が“なんとなく”調和している世界での刑事もの。
正義感溢れる新米刑事の主人公とやる気なさげでも敏腕ぽい刑事とのバディもの風であり、異能を持った仲間たちとの群像劇風な物語。一話完結のように見えてストーリーは進んでいるタイプの作品です。


■そのトクナナの面々

七月 清司(CV下野紘)
 : 新米刑事。人間
一ノ瀬 栞(CV津田健次郎)
 : 現場指揮官。人間
二条 クジャク(CV鈴木達央)
 : 情報分析担当。エルフ
四季彩 紅音(CV甲斐田裕子)
 : 戦闘分野担当。吸血鬼
ベルメール・サンク(CV小澤亜李)
 : メカニック担当。人造人間
遠藤 六輔(CV乃村健)
 : 戦闘分野担当。ドワーフ
桐生院左近零衛門(CV森川智之)
 : ボス。ようわからん


イマイチと感じたところを挙げると、

■イマイチだったところ

▼構成
事件規模や質で重要そうな回だと思ったら翌週しょぼい案件で肩透かしを食らう
 ⇒{netabare}第2話◎からの第3話△みたいなアンバランスさ{/netabare}
▼キャラ
主人公の正義漢ぶりが鼻につく
 ⇒捜査の邪魔です。
剣使いのお姉さま以外普通
 ⇒お姉さま以外は人間とどう違うのか差別化できてない
 ⇒剣で弾丸斬る系キャラ多いな。「蒟蒻は切れない」統一規格作ったほうがいいんじゃなかろうか
▼演出
緊迫感が伝わってこない。これが致命的だったかも
 {netabare}⇒テロリストの立て籠もるショッピングモール潜入作戦がお笑いレベル。気づかれちゃダメな場面で大声で会話する。制圧したテロリストを拘束せずに目の前で仲間割れの寸劇。だいたい七月が元凶 w
 ⇒だったらコメディに振ればいいのにシリアスを捨てきれないハンパさ加減{/netabare}
▼全般
どうにもこうにもファンタジー成分を活かしきれておりません


魔術は禁忌とされている社会において、その魔術を駆使して暗躍するウォーロック(CV平田広明)が黒幕担当として早々に登場し“トクナナ”と対峙します。
折り返しの第6話時点で、魔術描写は控えめ。そのうち何かどでかいものがきそうな気もする。主人公七月も覚醒する気配アリ。期待値ゼロではない。
しかしながらその期待値よりもイマイチポイントが足を引っ張り物語に気持ちが入っていかない。音楽や作画面でも特筆すべきものはありません。


及第点レベルには及ばずも普段ならダラダラ視聴継続してた作品でした。



■後追いだとワンチャンあるかも!?


冒頭述べた“外部要素”についてです。本稿の主題。なお本作とはあまり関係ないので畳んどきます。

{netabare}同期に覇権候補な類似作品があり、数多の同系統とは見劣りし、視聴時間も限られる今日この頃。
観る時期や視聴遍歴。その時の気分によって完走or断念やら作品評価に繋がることは否めませんね。
具体的には以下の通り、


1.刑事もんはこっち観りゃいいや
⇒同時期に『PSYCHO-PASS3期』やってます。同じく刑事もんといえばの『スタンドマイヒーローズ』は1話でさようなら。

2.この前のクールで…
⇒『コップクラフト』。異世界テイストでツダケンさん主役の作品と被る。バディの魅力で『トクナナ』は見劣りする。
⇒主人公のウザさでは2018年秋期『DOUBLE DECKER!』とどっこい×2。キャラや背景画の主に美術面で『トクナナ』は見劣りする。

3.今期は今期で…
⇒『ちはやふる3期』『ハイスコアガール2期』他好きな作品の続編に気持ちが移っております。『四月は君の嘘』『メイドインアビス』など再放送も充実してたり。
⇒たかだか2年弱のリアタイ追っかけ初心者の私ですが適量というのを理解してきております。クール終了もの20作品超はオーバーフロー起こします。


1.はリアタイだからこその比較なので後追いなら影響ないでしょう。ワンチャンありそうです。
2.はこれまで何を観てきたかによります。これからも視聴本数を重ねていく以上しゃーないことですね。
3.は自己都合。{/netabare}


これも巡り合わせというものなのでしょう。

それではお気に入りの剣使いのお姉さま、四季彩紅音さんのご健勝を祈念いたしまして、てったーい!



視聴時期:2019年10月~2019年12月   

------


2019.11.19 初稿
2020.07.08 修正

投稿 : 2024/05/18
♥ : 46
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

残念

<2019/12/29 追記>
最終12話観ました。

雰囲気から予算はそんな潤沢じゃないんだろうな、とかは思ったけど、でもそれは仕方のないこと。
オリジナルだから原作ありに比べて物語・シナリオに当たり外れがあるのも仕方ない。

でもですね。
その物語・シナリオがすごくやっつけで作った感じがするのだけどどうなんだろう?
オリジナルってスタッフ側は多少なりとも気合入れたくなるものなのでは?

好きな世界観だっただけに残念です。

<2019/10/6 初投稿>
観始めなので評点はデフォルトの3.0です。

これオリジナルなんでしょうか?

「はるか昔、この世界にはエルフ、ドワーフ、吸血鬼、ホムンクルス、人間など数多の種族が存在していた(公式HPより)」
太古の時代には争っていたこれら種族も悠久の年月を経て「なんとなく」和解し、わずかな外見的特徴を除いてみんな人間みたいになった現代日本が舞台です。
文明も文化もまんま現代日本。

異世界モノに慣れちゃってるとこういう設定も良いですね。

今し方、1話観終えて。
うん。
意外と面白い。

まずキャラが立ってる。
なんせ物覚えの悪い自分が1話を1回観ただけで主要キャラの顔全部覚えたぐらいですから♪( ´θ`)

自分には珍しく早速お気に入りのキャラもできました。
日本刀のお姉さん。
ヨルムンガンドのココみたいでカッコ良い。

世界観も設定もなんか良さげ
まだ顕になってない部分も多そうなのであくまで雰囲気です。
良さげ。

そして物語。
いや1話面白い。
どってことないプロットなんですけどね。
展開と会話が面白い。

1話でいきなり{netabare}レインボーブリッジ破壊{/netabare} とか 笑。
封鎖は2回ぐらい見覚えあるけど{netabare}破壊{/netabare}はあんまり聞いたことない

で実際の{netabare}破壊シーンが案外ショボい{/netabare}ところもなんかリアルで良いです。

キャストもカラアゲニスト、つんちょ、鈴木達央さん、甲斐田裕子さん、小澤亜李さんと腕のある方が揃ってます。
つか、またつんちょ出てますね。

例によって浮かれてハードル上げすぎると痛い目見るのは自分なので本作もしばらくの間は薄目で観ていきたいと思いますが。

もしかしたら予想外の拾い物かも

<2019/12/17 追記>
10話まで観ましたが・・・・

何か物足りないんですよねー。

お話も設定もキャラクター造形もデザインも好み。
絵はお安いけど、でも気になるほどじゃない。
脚本が薄いのかなー。
セリフがなんか単調に聞こえてしまう。
演出も含めたメリハリが足らなく感じてしまう。
のっぺりとした印象。

拾い物かもと思ったりしましたが、
拾ったところにそっと戻そうかなと言う気分です。

もう直ぐラストなので中間評価です。
3.6点

投稿 : 2024/05/18
♥ : 36
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

アニオリでやる必要性を感じないくらいの、普通感。

[文量→小盛り・内容→各話感想系]

【総括】
アニオリの、警察モノ。

人間以外の多種族が暮らす世界を舞台にしています。

なんかこう、「可もなく不可もなく」。不快な要素はないけれど、これといった面白さもなし。

視聴を止めはしませんが、特に薦めはしませんかね。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
まあ、つまらない作品ではなかったけれど。

アニオリの良さって「自由度」と「完結できる」だとおもうけど、これだけベーシックな作りをするなら、アニオリの意味あるんだろうか?

あと、多種族の設定、意味あったかな? アニオリなのに、設定生かしきれてないとか、伏線回収出来なかったとか、たまにあるけど、なんのためのアニオリなのかな?とか思ってしまう。

だって、アニメ作ってて、オリジナルやれるなんて、1度あるかないかでしょ。滑っても良いから、もっとワガママに創ってほしいな。

印象に残ったのは、ホムンクルスで忍者だかな。
{/netabare}

【1話ごとの感想】
1話目「一は凶兆を、七は幸運を」☆3
{netabare}
津田さん、2期連続で刑事役、、、しかも、異種族モノの(笑) 主人公、死なない能力? 銃身ぶち抜くくらいの狙撃の腕があれば、レインボーブリッジ破壊せずとも、なんとでも出来た気がする。わざわざアニオリでやる必要ないくらい、王道な展開だな。

《今後の展望》
まあ、エンタメ逮捕劇を繰り広げながら、エアポートテロ事件の真実(ナイン)にたどり着いていくんでしょうね。種族間の対立も1つの軸にはなっていくんでしょうが、あまり、そういう「深み」にハマらず、単純なエンターテイメントとして、1クールを駆け抜けてほしいなと思います。
{/netabare}

2話目「捜査する二人」☆3
{netabare}
キャラクター紹介。ダサいコードネーム(笑) 今のところ、普通にエンタメ。ミステリーとは言えないけど。

《今後の展望》
多分、4話くらいで巨悪(ナインの親玉)というか、ラスボスの影がチラホラしてきて、9話くらいから、直接対決していくのかな?
{/netabare}

3話目「三重の罠」☆3
{netabare}
爆弾を小さくして、油断させといて術式で強化するトラップは良かった。解体の手順トラップは、まあ意味わかるが、最後の「ラストだけは切る順番を変える」のは、仕掛ける側からしたら分かるけど、解体できたのは結局、運だよね。説明もないし。

というか、いつも思うんだけど、時限爆弾って、なぜいつも制限時間が(結構)あるんだろう? 解体されるかを勝負したい愉快犯や、制限時間内に交渉するなら分かるんだけど、今回のように、無差別大量殺人が目的なら、自分が現場から離れるだけの制限時間があれば、充分だと思うんだけど。なんなら、時限爆弾でなく、起爆させても良いと思うし(爆弾の知識ないけど、無線とかで起爆できないの? それこそ、魔術使うとか)。

《今後の展望》
なるほど、局長はドラゴンなのか。どっか(11話くらい)で変身するのかな?
{/netabare}

4話目「四人の家族」☆3
{netabare}
家族を守りたいから家族に保険をかけるって、すでに論理が破綻してるよな。ボディガードや探偵雇う、あるいは、自分に生命保険かけるならわかるけど。状況証拠だけでいくんだな。だから、最終的に現行犯にしたんだろうけど。つか、血の繋がらない家族の話、最終的にスルーかい。

《今後の展望》
特七の面々が一人ずつ活躍する話が続いて、ナインとの対決か? 次は、サムライかな~順番的に。
{/netabare}

5話目「第五の封印」☆3
{netabare}
テロリストがLINEでやりとり。そういう「安易なテロリスト」というのは、ある意味現代的で、メッセージとしては優れていると思う。へ~、オスの三毛猫って、そんなにすごいのか。でもなんかな~。雰囲気が平和すぎる。

《今後の展望》
とりあえず、次でショッピングモール編は終わりですかね。なんか、アッサリ解決してしまいそうな気はするけど。
{/netabare}

6話目「六分間の死闘」☆1
{netabare}
いやいやいやいや、大声出しすぎ(苦笑) 七月のぶら下がり、うけたわ。振り子運動なんて、めっちゃ攻撃受けそうだけど。あと、あの状態(逆さ吊り)で弾を当てるって、めちゃくちゃ難しそうだけど、ルーキーじゃないんかい?

《今後の展望》
色々と残念な回で、次の視聴を悩むレベルです。作画的にも残念で、アクションシーンに迫力がない。

今回、いくつかの伏線が出されましたね。ウォーロックがドラゴンであること。七月清司とボスの繋がり(七月を助けた時に、なんらかの契約を結んだか、七月自身がドラゴンなのか)。謎の男が二条クジャクの兄であること(空き番の五番は、彼かな?)。

やや気にもなるんで、一応、次も観てみよう。
{/netabare}

7話目「七日目は惰眠」☆3
{netabare}
3人目(空き番)は、行方不明か。なんか、いちゃついてるぞ(笑) 日常回。これまでよりは普通に楽しかった。

《今後の展望》
「これが事実ならトクナナは終わりだ」は、何を示すのか。「トクナナの上層部が黒い」の意味か、「トクナナにピンチが迫っている」の意味か。多分、前者だろうな。
{/netabare}

8話目「八フィートの逃げ道」☆2
{netabare}
ベルメールの誘拐話。本編と関係あるか? 七月が落とさせたカバンの伏線はちゃんと回収してたけど、そんなに上手いとも思わなかったかな。

《今後の展望》
エアポート事件の犯人が来るみたいだから、次はその話でしょうね。脱獄するのか、むしろ、消しに来るナインから守る展開になるのか。
{/netabare}

9話目「九年の憤怒」☆2
{netabare}
やはり、守る系か。いやいや、廃工場あっても、普通、死ぬんじゃ? 仲間を信じるということだな。非常に綺麗にまとまっていたけど、やや物足りなさも感じる。作画は酷い。というか、ウォーロックが有罪になるとか、どうでもよくね? ウォーロックにとって、日本の司法なんて鼻くそみたいなもんだろし。

《今後の展望》
魔術的なものなのか、科学的なものなのか、あの目ん玉はUSBみたいなものか。次、竜が出るのね。兄貴か、ウォーロックか、室長か、七月か。兄貴だな。
{/netabare}

10話目「十番目の竜」☆3
{netabare}
ネタバレ回。想像以上じゃないというか、特別な驚きは何にもなかったな。

《今後の展望》
一番大事になるネタバレ回がこのクオリティというのなら、もうこのアニメに伸びしろはないかな~。後2話、ナインVS特7の対決になるんだろうけど、作画が期待できるアニメではないし、これ以上の大どんでん返し(例えば、ボスがナインのトップだくらいの)がない限り、☆3を超えることはないだろうね。
{/netabare}

11話目「11時の戦争」☆3
{netabare}
忍者でホムンクルスだから、特七が家族ってのは謂いな。娘との関係性も素敵。兄さん、わりとあっさり洗脳が解けたな。ボスも、あっさりネタバレ。

《今後の展望》
これ、兄貴がボスを倒す流れかな? 警察だから、殺さないで、逮捕するんだろうけど。
{/netabare}

12話目「ゼロからナナへ」☆3
{netabare}
タイトル、12はどうした? 信仰が強さになる、ということは人間に依存していること。確かにね。でも、なんかあっさりというか、普通にまとめちゃったな。
{/netabare}

総監督 栗山貴行 (アンゴルモア元寇合戦記)

監督 小坂春女(極上!!めちゃモテ委員長・セイント・ビースト など)

シリーズ構成 東出祐一郎(Fate/Apocrypha)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 23

62.2 85 2019年度アニメランキング85位
真・中華一番!(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (72)
268人が棚に入れました
十九世紀の中国。主人公・劉昴星(リ ュ ウ ・ マ オ シン )は、史上最年少で中国の頂点と言われる料理人資格「特級厨師試験」に合格。師匠・チョウユの勧めで、料理人としての見聞を広めるため、仲間のシロウと紅一点のメイリィとともに西南中国を回っていた。広州「陽泉酒家(ようせんしゅか)」へ戻ったマオは、新たな仲間のシェル、レオンを得て「料理で人を支配する」という野望をもつ "裏料理界 " と闘うことを心に決める。そんな中、中国料理界を守護するといわれている八つの “伝説の厨具 "の秘密を知る。かつて、マオの母・パイは万人の幸せを願い、 “裏料理界 "と熾烈な戦いを繰り広げた。そんな母の遺志を受け継ぎ、中国大陸各地に散らばる“伝説の厨具"を“裏料理界"から守るため、四人の仲間とともに壮大な旅にでる――。

声優・キャラクター
藤原夏海、茅野愛衣、藤井ゆきよ、中村悠一、杉田智和、榎木淳弥、下山吉光、辻親八、中川慶一、甲斐田裕子
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

どれを取って、「真」と呼べるのでしょうか?

 特級厨師リュウ・マオシンの活躍を描いたお話だったです。

 何年か前に放送された「中華一番!」のリメイクに思われましたが、リメイクにしても、前作や原作を知っていると話が、あべこべであり、主要キャラの出会い、いきさつ、起こるべき内容において、かなり省略されていたです。新鮮さを演出しているつもりなのでしょうか?です。OP、EDは中華っぽいのだが・・・です。

 一話から、前作や原作の途中の話から始まり、すでにマオが特級厨師である設定になっていたところに、驚かされたです。

 マオに必要な過程が、マオ自身のわずかな回想で済まされてしまう展開に悪い意味で、いい加減さを感じたほどです。これが、うまくまとめられていたというのであれば、この漫画を知っている人たちにとっても見たら、憤りを覚えると思われたです。例えば、{netabare}シロウとマオの出会い、サンチュと裏料理界とのスープ対決を無くしていたり、シェルとラコンの戦いは引き分けでなく、ここでの物語の進行のためか?シェルの勝利を強引に{/netabare}決めたことなどです。

 裏料理界が出てきたあたりに、料理に対する考え方は、人を貶め苦しめる料理の使い方をするところを、許しがたかったです。
{netabare} 知っている内容であったが、毒を盛ったり、美味しいものを作るためでなく、食べる人の味覚を狂わせるためとか、本道から外れた行為はやや強く感じられたです。{/netabare}

 最後の最後も前作をはるかに超すといっていい{netabare}中途半端さは、続編を表明しているとはいえ、{/netabare}何のために「真・中華一番!」を放送したのかを疑ってしまうように感じたです。私は漫画の「中華一番!」をワクワク読んでいたので、これらの物語の進行の在り方をどうなのか?感じたです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 6

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

前作アニメから約20年…。(たぶん普通に料理バトルアニメ)

第1話目を観終わった時点で、このレビューを書いています。

かつて「週刊少年マガジン」で『中華一番!』が連載され、連載誌の移動などを経ながら『真・中華一番』とタイトルを変えて連載された漫画作品が原作です。

以前に『中華一番!』がテレビアニメとして放送されているので、そう考えると2期目といえなくもない本作です。

作品の題材としては中華料理を扱っており、年代設定は一応清朝末期(19世紀末くらい)ということになっています。作中の「特級厨師」は最高の料理人を表す資格で、わりと最近まで実在していたそうです。バラエティー番組『いきなり!黄金伝説』などで話題になったこともあったと記憶しているので、ご存知の方もいらっしゃるかも。

アニメ作品的には『中華一番!』の途中で主人公のマオ(リュウ・マオシン)は最年少の特級厨師になっており、第1話の回想シーンでその頃の様子が出てきます。

ストーリー上はマオが特級厨師になって以降はほぼ単エピソードの料理勝負に明け暮れている気もするので、『中華一番!』を観ていなかったからといって特に視聴に困るという感じでもなさそうです。

ただ、原作も20年くらい前の漫画だった気がするのでそう考えると「本作の需要はどこに?」という気もしなくもありません。

余談: 2000年頃に韓国のソウルで参鶏湯(サムゲタン)を食べましたが、普通の鶏を使ったものが8000ウォン、烏骨鶏を使ったものが10000ウォンでした。たぶん当時のレートで10000ウォンは約1000円くらいなので、そんなに高くありません。もちろん烏骨鶏のものをいただきましたが、ありがたがるほどにはおいしくなかったです。(← もちろん、不味くはなかった。)

2020.1.6追記:
いかにも続編がある感じで、普通に最終回が終わってしまった。これで続編が作られなかったらどうかと思うぞ。

尺の関係か原作エピソードのいくつかはさりげなくすっとばされていますが、まあまあ面白かったです。

ちなみにお隣りの中国では『中華一番』はわりと人気があるらしいですね。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 23

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

中華料理の料理人たちが、料理を通じて争い、友情を深め、人々を幸せに導く料理冒険ストーリー

この作品の原作は未読です。
実は、この作品の前日譚となる「中華一番!」が、1997年の春から4クール全52話で放送されていたことを後から知りました。
私は「中華一番!」は未視聴です。
ググってみると、「中華一番!」では劉昴星(リュウ・マオシン)が特級厨師(中国料理界の最高位)になるまでが描かれているそうです。
この作品では、劉昴星が特級厨師になった以降の物語が描かれています。

私は前作未視聴なので何とも言えませんが、この作品を視聴し尽くしたいなら前作から視聴する方が良いんだと思います。
ですが、この作品から視聴しても違和感を感じなかったので、この作品からでも話は通ると思います。


十九世紀の中国。主人公・劉昴星(リュウ・マオシン)は、史上最年少で中国の頂点と言われる
料理人資格「特級厨師試験」に合格。師匠・チョウユの勧めで、料理人としての見聞を広めるため、
仲間のシロウと紅一点のメイリィとともに西南中国を回っていた。
広州「陽泉酒家(ようせんしゅか)」へ戻ったマオは、新たな仲間のシェル、
レオンを得て「料理で人を支配する」という野望をもつ“裏料理界”と闘うことを心に決める。
そんな中、中国料理界を守護するといわれている八つの“伝説の厨具”の秘密を知る。
かつて、マオの母・パイは万人の幸せを願い、“裏料理界”と熾烈な戦いを繰り広げた。
そんな母の遺志を受け継ぎ、中国大陸各地に散らばる“伝説の厨具”を“裏料理界”から守るため、
四人の仲間とともに壮大な旅にでる――。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

作品に登場する料理は、家庭で再現するのが不可能なレベルのオンパレードでした。
しかも、料理そのもののクオリティを見ると、2019年秋アニメで放送された「食戟のソーマ」に軍配が上がります。
それじゃこの作品の見どころは…というと、料理を通じて人の在り方の是非を問うているところと、かやのんの演技が光るメイリィの存在でした。

人生をテーマとして取り扱っているので、物語の内容的には重く暗めです。
でも、人生ってずっと笑ってばかりもいられません。
生きていると、人は必ず岐路に何度も遭遇します。

常に100%正しい選択をし続けることを、人は幸せとして定義付けるのかもしれません。
でも、これは限りなく不可能に近い奇跡だと思います。
人は失敗する生き物なんです。
選択を誤る事だってこれまで何度もありましたし、これからだって沢山間違うと思います。
だから敢えて悪いこととするなら、間違うことではなく間違いを修正せず放置することでしょう。
じゃなきゃ、人はきっと同じことを繰り返すから…
こういう人生観をこの作品から感じることができるんですよね。
そういうやり取りは嫌いじゃありません。

かやのんについては多くを語る必要はありませんよね。

料理で人を幸せにする…
一つの事に全身全霊で取り組んで、でもきっと人生の全部を懸けても満点には辿り着けない目標…
これって私たちの仕事と一緒だと思いませんか?
私は「モノづくり」を生業にしているので、特にそう感じるのかもしれません。
作り出すのは、条件の違いよりこの世に二つと無い単品生産のモノばかり…
毎回ベストは尽くしていると胸を張ることは出来ます。
でもそれが満点かと問われると、きっと答えに窮すると思います。
だって見方や切り口を変えればもっと良くなったかもしれないから…
「人生は一生勉強である」
昔は「そんな馬鹿な…」と思っていましたが、今では身に染みる言葉になっています。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、クアイフさんの「光福論」
エンディングテーマは、Brian the Sunさんの「パラダイムシフト」

1クール全12話の物語でしたが、最終話終了直後に続編制作が発表されたので、初めから続編ありきで制作されてきたのだと思います。
物語は、舞台はこれからが最高潮…というところで終わっているので、決着の行方が見られるのを楽しみに待ちたいと思います。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 7

62.2 85 2019年度アニメランキング85位
博多明太!ぴりからこちゃん(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (27)
58人が棚に入れました
ここは、博多のようで、博多でない街の、とある商店街。今日も美味しそうな出来事が巻き起こる!?食べ物の妖精たちの、どたばた日常劇!

声優・キャラクター
河野ひより、緒方賢一、茶風林、堀江瞬、大和田仁美、内田真礼、藤原夏海、宮田浩徳、大井麻利衣
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

色々怒られそうですが、明太子って、白米に合う魚卵の1位っすか?

[文量→中盛り・内容→雑談系]

【総括】
アニメというか、明太子レビューに(笑)

明太子アニメというより、博多グルメアニメ。

ギャグがベースにあって、NHKで子供向けにやっててもいいような雰囲気。

ちなみに、下記レビューですが、福岡出身の方には刺されるかもしれません(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
色んなサイトで、「ご飯のお供ランキング」を見てみると、納豆、卵に並んで、明太子(タラコ)が来るんですよね、上位に。1位のサイトも多い。

みんな、そんなに明太子好きなんか、、、。

個人的には、一番旨い魚卵って、ご飯に合う魚卵って、ぶっちぎりで「イクラ醤油漬け」だと思うんですが、どうですかね(やっぱり北海道に近いからかな)?

というか、実は明太子をそのまんま食べるって、ちょっと苦手で。

いや、明太子は嫌いじゃないんですが、奇しくも、本作の1話でも述べていましたが、私の中で明太子の凄さは、「どんな料理にも合う」ってことでして。

例えば、「明太子クリームパスタ」とか、「明太子手羽先」とか。「明太子フランス(パン)」「明太子ポテサラ」「明太子餅チーズお好み焼き」「明太子卵焼き」とか、全部旨い。

というラインナップを見てもらえれば分かるんですが、邪道なんでしょうね、私の好み(明太子を卵やチーズやマヨネーズでまろやかにしたやつが好き)。だから、私にとって明太子は、「メチャ旨い調味料(ソース)」であって、そのものズバリを食う感じじゃないんすよね~。

これ、福岡出身の同期に言ったら、死ぬ程説教され、結論として、「東北の奴らは旨い明太子を食っていないからだ」と言われました。悔しくて、デパートとかでやっている「博多うまいもんフェア」的なやつにいって、「福さ屋」さんとか「やまや」さんとか「かねふく」さんのやつとか試食で食いまくってやりました。確かにそれまで食べてたやつとはひと味違い、おいしかった(個人的には「かねふく」さんが好み)のですが、やっぱり、それでもまだ、イクラの方が旨い気がして、、、(苦笑)

どうにも明太子と仲良くなりきれず、35歳になりました(笑)

閑話休題。

あっ、アニメの感想ですね。

タイトルのわりに、明太子明太子していなくて、ラーメン、もつ鍋、うどん、鯖とか、博多グルメを一通り扱っているので、飽きずに観ることができました。が、どうせだったら、もっとマニアックにして、明太子一本槍でどこまでいけるのかに挑戦してほしかったかな。せっかく、タイトルにまでしてるんだし。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 13
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

博多の妖精

全12話(1話5分のショートアニメ)

博多みたいな場所の商店街で博多名産の妖精たち(明太子、あまおう、もつ鍋など)が繰り広げる色々な出来事を描く作品です。

子供向けの作品ような感じでした。(実際、福岡の地上波では早朝放送でしたねw)

お話に博多あるあるや名物や名産を織り交ぜているので、知っている方は面白いかもしれません。{netabare} (まさか、むっちゃん饅頭まで出てくるとは思いませんでしたw){/netabare}

最後に、ぴりからこちゃんの頭にのっている明太子役はベテラン声優の緒方賢一さん、博多弁うまかー!と思ったら福岡出身だったのですねw

投稿 : 2024/05/18
♥ : 11

ねるる さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

博多のご当地グルメをなんとなく知れるショートギャグ作品

博多のようで博多でない町の商店街を舞台とし、博多名物の妖精たちが巻き起こす日常を描いた1話5分のドタバタショートギャグ作品。全12話。

物語性はなく、1話ごとにご当地グルメに関するキャラクターが登場し、それぞれの魅力をなんとなく発信してる作品でした。
九州には縁がないので、聞いた事もある有名なものから全然知らないものまで出てきて、博多はこーゆーのも有名なのか~となんとなく思いながら見てました。

声優はプロの人気声優を起用していて、茶風林さん、緒方賢一さん、内田真礼さん、堀江瞬さんなど侮れないキャスティングでした。

ショート作品ですがOP、EDがあり、EDにいたっては前半と後半で2曲あり、こだわり感じました。前半のEDの方がピコピコしてて好きでした。

特別面白い作品では無いですが、地方局のアニメなのに謎に力が入っていて中々に興味深い作品でした。

~余談~
お弁当に入ってるバラン(緑の草)のキャラクターが出てきますが、バランって博多有名なんですかね?調べても出てこなかった……最大の謎です。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 6

62.0 88 2019年度アニメランキング88位
ナカノヒトゲノム【実況中】(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (168)
626人が棚に入れました
『ナカノヒトゲノム』。ゲーム実況者たちの間で話題の、謎のフリーゲーム。通称、失踪ゲーム。クリア直前で姿を消すプレイヤーが後を絶たないという。行方不明となったゲーム実況者たちは、外界とは隔離されたとある島に集められていた。そこで彼らに課されたのは、リアルでクリアしなければならない数々のゲームにおいて、再生数一億を達成すること。8人のカリスマ実況者たちによる、帰還を賭けたリアルゲーム『ナカノヒトゲノム』の実況が始まる――

声優・キャラクター
山下大輝、鬼頭明里、佐藤拓也、畠中祐、内山昂輝、石見舞菜香、寺島拓篤、名塚佳織、津田健次郎
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

超高校級の実況者の集い

1話感想{netabare}
前情報一切ナシで見たらダンガンロンパの新シリーズかと思ったら全然違っててビックリ。
更に1話見続けてると、メカクシなんとかを思い出した。
あれかな、オサレ感がそう思わせた?
そこから更に殺戮の天ナントカになって…これあれか、そういう系のパロディって感じ?
ツダケンのアルパカもそのうち「ワカリマス」って言いそうで言いそうで…ってか一思いに言ってくれ!!そっちのがモヤモヤ晴れる。
しかも挿入歌とEDが個人的にはどうにもメルヘンメドヘンのイメージが強くても~参った参った。
ナイツマの歌も歌ってるじゃん、とイメージを書き換えようと思ってもレイズナーしか出てこなかった…けなげな!

と、なにかもう既視感の凄い印象だけど、最後主人公が「基本的にハラが立たない」と言ってたのでそれが注目ポイントかな?
つまりは物語の後半でガチ怒りするってことだよね?チェーホフの銃的に。
何が理由で怒ることになるんかのう…友情育んでそれが無残に殺される?
全く共感出来ない部分で怒り出したりして…もしくは本当に最後まで怒らない、これやったら逆にスゲーや。
ってことで顛末の確認のためにも見続けると思います。
途中挫けることが無けりゃいいけど…。{/netabare}

2話感想{netabare}

なにがしたいんだ?
アルパカから課せられるお題に対し「これをどうやったら再生数稼げるか」と知恵を巡らす話…じゃないんだ。
ただミッションクリアしてくだけ?
それにしたってアフロパンダが生まれたのは「対応が不真面目」だから起こったことだよね?
本気でミッションクリア目指してたらあんなパンダ生まれないよね?
ね?
ボイコットしたいのかしたくないのか分からん、そこから分からん。
キャラは深い考えがあって意図的にアフロパンダを誕生させたの?
ま、まぁそこら辺今後突っ込んでくのかも…早い段階でどうしたいのかを明確にしてくれないと着いてくのキツいなぁ。
ってかあの世界のモブとプレーヤーの違いも分からん、これは何か仕掛けがあるんかな?
ってかエンディングが思い切りデュラララなんだけど…。{/netabare}

3話感想{netabare}
ああ、これ由緒正しき本来の意味での「やおい」作品なのね。
ファンロード系って言った方が通じる?LPやHLに流れた自分もあんま詳しくないけどさ。
我ながら察しが悪くて泣ける…だってダンロンみたいなの連想しちゃうじゃーん?と言い訳。
まだこういうの残ってるんだねぇ、ってか商業マンガがweb掲載が主になって地方コミケのノリが進出して来たって感じ?
「チタンがあれば何でも出来る」で力押しした高河ゆんの“悪魔のリドル”をもっと酷くした感じだと思えば飲み込みやすいかも?

フツーに考えたらアカツキがいつ入れ替わったのか「タネ明かし」が必要だとアニメスタッフも気付いてると思うんだけど、多分原作の流れをそのまま再現したんだと思う。
作劇上のお約束(セオリーって言った方が良い?)に対し「意図的に外した」と「無知で知らない」の間をフラフラしてる感じ。{/netabare}

4話感想{netabare}
「人の気配が無い」と言っておいて人居るじゃーん!ってのは野暮?祭りに居た客はNPC?
前も書いたけど人間とNPCの違いが分からん、ってかNPCとっ捕まえて尋問することはできないの?
ゲームの世界に入りNPCはNPCだと明確に表現している“二回攻撃母”が同期に放送してるせいか余計に気になってしまう。
そして合間合間に入るギャグが致命的につまらない。
これアレだ、女性作家にありがちの…“魔法使いの嫁”の突如SDになる場面、あれをSDにしないまま突如挿し込んでくる感じ。
そんなところまでやおい風味を再現しなくて良いのに…と思わなくもないが、そうじゃないと間が持たなかったのかな?
次回に引っ張るほどの内容でもないよね、無理やり時間稼ぎしてるようにしか感じなかった。{/netabare}

5話感想{netabare}
ん?
NPCが自我をもってアルパカに反抗する展開…ではないのか。
便宜上NPCと言ってるだけでゲーム世界かどうか知らないし、異世界でそこの住人に蜂起を促す…にはならんのか。
主人公はアルパカじゃなくてNPCに対して勧誘すれば良いのに。
コックリサン相手の時は友人ぶってたクセにこっちでは所詮他人扱い?{/netabare}

6話感想{netabare}
ああ、これは…。
女子で取り囲んで…女子でなくても宗教勧誘とかで複数人で取り囲んでの「ホラ言いなさいよ言いなさいよ」とせっつくアレ。
本心かどうかは関係なく質問者の望んだ回答を言わない限り開放されないアレ。
自白強要でいいのかな?それを思い浮かべてう~ん。
結局コレ「脅迫によって作者のお気に召す回答を強要された」にしか見えない。
なんせ答えが正解かどうか判定する確証が無いんだもの、あの世界では人の深層心理を見抜くテクノロジーでもあるんかいなと。
アンヤも「オレが答えたとして、それを本当か嘘かどうやって見抜くんだ」「結局お前の望む答えを嘘でもいいから言わなきゃダメってことか」くらい即座に言い当てないで人気実況者…だと?
かなり頭の切れる奴でないと「人気」実況者にはなれないと思うんだけど…お安いなぁ。
というか、あんな状態(当人の顔を模したスライムを前に)では本心言いません、自分が特別なのかどうかは不明だけど男だったら言わんって、愛の告白じゃないんだから。
おねだりされてるみたいで気持ち悪いってのが先に来るよ。
少年誌っぽいノリになるけどせめて「本心言わないとアカツキに害が及ぶ(=友人を守る)」って形がギリで、自分の身が危ないのでイヤイヤ言わされた言葉にどれだけの重さがあるのか。
ここら辺ほんっと腐女子脳だなーと感じる。
まぁアカツキを褒めるように誘導して「それがあなたの本心です」と洗脳を仕掛けてる展開なら「おおやるねぇ」となるけど、どどどどうなんかなー?
実際「アカツキって本当にそんなに良い奴か?(いつか裏切るよ)」を匂わせてるような気がしないでもない、気のせいかも知れない。{/netabare}

7話感想{netabare}
えーっと、次回タネ明かしするんだよね?
実はアルパカの出来レースでアカツキはそれに気付き始めてる、とかそんなの。
「運ゲー」って言葉も作術的意図があって強調してたんじゃないかな。
これでタネ明かししないでスルーだったらちょっとスゲー。

もし出来レースだった場合、アルパカの目的は部屋入れ替えをさせてユズの極秘文書?の存在を匂わすって感じか?
元々殺す気が無いことは鬼との一件で明かされてるし。
ただなぁ、そのためにしてはゲームのルールがおざなりというか…。{/netabare}

9話までの感想{netabare}
『実況者はアルパカで、自分の作ったゲームを参加者にプレイさせてそれをアルパカが実況してる体・他人のプレイ動画を実況する体、参加者そのものの実況は期待してない。
そしてアルパカ自身は参加者をハナから殺そうとは思ってない。』
なーんてことかなー、と思ったり。
地下への脱走も知ってて気付かぬフリとか。
原作未読ですけどね、まだ続いてるんだっけ?
アニメがオリジナル展開でオチを付けるか不明だけど、もし付けるのならこんな感じかなぁ、と。
アルパカはそれこそ1話のコックリさんと同じマインド「トモダチホシイ」でじゃれついてるだけとかね。{/netabare}

11話までの感想{netabare}
最終回終わったら総評として書くと思うので細かいところは割愛。
とりあえず「キャラの幼児化」はやおいのお約束、進撃の幼稚園。
「うわぁこのノリ知ってる」って自分に対して「うわぁ」。{/netabare}

最終回までの感想・総評(↑と重複した部分もあるのでこれだけ見れば良いかも){netabare}
良くも悪くも本来の意味通りの『やおい』、ただそれを商業に出したりオリジナルと言い張るのは…スゴイ(※1)。
天地無用に対するプリティサミーや、とらハに対するリリカルなのはの様に、スピンオフはスピンオフとして話が独立してて大元を知らなくても理解できるような作り「ではなく」、あくまで質の低いパロディ。
但しパロでありながら元ネタは存在してない、あくまであるかのような振る舞い。
“イデオン”や“ダイターン3”の本編が存在してない状態で“アジバ3”をやってるような感じ。
“ダグラム”の本編が存在してない状態で“チョロQダグラム”をやってるような感じ。
“ストライクウィッチーズ”の本編が存在してない状態で“501部隊発進します”をやってるような感じ。
(どれか通じるだろう)
作者(※2)の頭の中には元ネタみたいなモノが漠然とあって、それのキャラクターが好きで好きで好きで好きで動かせればそれで満足、ストーリーなんて知ったことか、そういう作り。
あの島が何なのか、アルパカは何者なのか、なぜ実況者を誘拐したのか、ゲームのクリア報酬がなんで遺伝子だったのか、1億再生されるとどうなるのか等々は元作品(実在しない)の方でやってるんでしょう。
11話の「キャラクターの園児化」なんてパロ作品の最たるものかと(自分は吐き気を催したw)。
中二病真っただ中の女子中高生の描いた地方コミケ作品、それが好きか嫌いかの判断はお任せします。
ただ、これをオリジナル作品だと思って見ると違和感を覚えて辛いかも。

とはいえ、これって実況者が連れ去られて~って話なので、ひょっとしたら…ホントひょっとしたら「興味も無ければやったこともないゲームの実況(解説ではない)を見させられてる気分」を再現してるのかも?
存在しない元ネタがあるかのようなノリは正しく「やったことのないゲーム」そのもの。
実況者の喋りが面白ければまだ見れるけど、ツマラン奴の実況なんて見ても苦痛でしかない。
ゲームの進行を止めてゲームと関係ない東方やボイロによる茶番も苦痛だけど、更にそこにオリキャラ()を投入させた『薄ら寒さ』を再現してるのかも知れない。

もう一つ言うと…つわはす騒動が有名なのかな?
顔出ししてない実況者をファンが想像で似顔絵描いて、それがメチャクチャ美化されてて「うわぁ」となるアレ。
あいや顔出ししてても同じか、アニメの麻原彰晃みたいなのって恒常的に行われてて。
あれの『薄ら寒さ』も再現してるのかも知れない。
アルパカの「ふぃぇぇ」って演技も、いい歳したオッサン実況者がそれやってて気持ち悪くてブラウザバックした実体験を思い起こして鳥肌が立つ。

と、ここまで書くとなんかすごい否定的に見てるみたいだけど…ちょっと違ってて、そこら辺上手く表現できない自分がもどかしい。
「見てはいけない女子中高生の中二ノートを覗き見した気分」って表現が近いかなぁ?
ドキドキするか幻滅するかの判断は…お任せします。
もしこれ見て面白いと感じた方は地方コミケお勧め、赤ブーブーの小さい所とか。


※1
そうはいっても、なろう系作品の大半が「なろう異世界ツクール」の標準搭載設定を転用してメアリースーを投入してオリジナル面するのに比べれば、転用元がツクールでないだけマシなのかも?
それこそ自分が平行世界へスライドして、元の世界では存在してない大人気作品がそこにはあって、それの二次創作作品だと思うのが寛容かと。

※2
「作者」と書いちゃったけど自分は原作未読だし、厳密には「やおいを再現したスタッフ」と言うべきか。
特に最終回を「やおい=ヤマなし・オチなし・イミなし」の鉄則に則り、オチのない無意味な締め(見て損した気分を味あわせる)で終わらせたのは一種の気概すら感じる。
アニメでは珍しい…のかな?自分そんなに見てないので判断できないけど同人では非常によくある作り。
逆に言えばプロがやるもんじゃないと思うのだけど、「ナニがウケるか分からない」ので実験的にやってみた(ハナから当てる気はない)のかなぁ?と思わなくもない。


追記
ふと思いだしてフフっと笑ってしまったことがあったので。
『戦士症候群』でググってもらうとありがたいんだけど、時代が時代ならあんなのにハマってたんじゃないかな?
作者ないしスタッフの想定してるターゲットは。
所詮当時流行った「前世モノ」のパロでしかないのに自分の前世のオリジナルストーリーを構築して、ハタからは「そんなん知るかよ」ってノリ。
頭の中にあるオリジナルストーリーの説明はおざなり・言わなくても通じるよね?って体で、読者投稿のハガキよろしくキャラの設定だけをドバーっと垂れ流し。
“ナカノヒトゲノム”はそれと同質の匂いを感じて、「今の若者はー」というより「今も昔も変わらんなw」とホっとする側面があったりなかったり。{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 14
ネタバレ

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7

心を無にしたいならオススメ

1話視聴時点
{netabare}正直デスゲーム系ってジャンルそのものが一発ネタみたいなところがあるから、フォロワー作品ってそれだけで退屈な要素になる
自分の中ではエロゲだけど「Euphoria」が原点になるのかな?という感じ
もちろんそれ以前にも似た作品はあったけど、全年齢じゃやれないレベルのエログロ展開を見せてくれたインパクトはとても大きかった
それ以外だと「出口ゼロ」も読んでいたけどこっちは途中で断念
やっぱりデスゲーム系で連載が長くなると中弛みが致命的になるな、と

で、今回のコレ
実況配信者が云々ってのはまあ時代性だし気にならない
ただ、根本的な問題として「ナカノヒト」なのにヒロインがピンク髪ってアホかと
アバターキャラって訳でもなく、現実の体のままあの世界に来たはずなのにそんな非現実的な髪色あるかよと
ヘルメットとか刀(模造と思いたいけど)はまあコスプレと思えば済むけど、さすがに髪色は…
っていうアホみたいなところの躓きが一つ

もう一つが、緊迫感のなさ
デスゲーム(死なない)とか緊迫感なさすぎて辛いんだけど…
人が死ぬから面白い、みたいな考えはないんだけど、この手の作品って「課題失敗=死、または絶望的な状況」みたいな緊迫感を切り抜けるモノだろうと
なんで初っ端から「慈愛の心でパンダと仲良し!」みたいになるんだ…
それだけならまだ「変わったプレイで攻略する」みたいな楽しみ方もあるけど、反抗的なキャラ似対する制裁が「ピーマン」はさすがに…
そしてより反抗的な場合は「一人きりで閉じこめる」……は?
孤独は人を狂わせる、それは分かる
ただ、それがシナリオ上のインパクトや緊張感に繋がるかって言うとあまりにも地味すぎるだろうと
それで諾々とゲームに参加するなんて有り得ないだろうと
案の定一つ目のゲームで参加を渋るし、いやもうそこで渋るのは理解できるけど、一話目くらいすんなり進めてくれよと
最初に見せしめを行うことで緊張感と従順な参加者を生み出すって手法は大事だったんやなって……

主人公が感情に欠落がある、みたいなのは今後なにか関わってくるかもしれないけど、そんなことよりこのユルすぎる展開は何とかならないものか…
まあギリギリ見ていられるラインにはあるから視聴は続けるけど、テンプレを外すにしてももうちょっと見れるレベルになって欲しいかな
{/netabare}

6話視聴時点
{netabare}地獄のような退屈さ
カッコつけようとして失敗したようなカットの連続と、そのせいで損なわれていくシナリオのテンポ
各話のクライマックスで流れる挿入歌は音量バランスや曲のチョイスがおかしい他、曲合わせで演出を作るので更にテンポが崩れる
作中で行われるゲームは軒並みクリア条件が曖昧で達成に向けた努力や失敗の危険を感じさせる要素がない
全員が何らかの闇を抱えている設定のようでありつつ、それが意味を持つのはゲーム途中での独断専行やプレイヤー同士での喧嘩の場面のみ
集められたのは実況者のはずなのにゲームに対する実況は一切なし、ただプレイしながら喧嘩をするだけ
クリア条件が曖昧なゲームをしながら喧嘩をするだけなのに各話ラストで何故か着々と視聴数が増えていることが示されるヌルさ

諸要素が全て邪魔にしかならないアニメ
真面目に考察しようにも思わせぶりなだけで台詞や仕草に現れる描写は極小
といって頭を空にして見るにもテンポの悪さが邪魔をする上に、進行を乱してまで挿入されるギャグが全て面白くない地獄のコンボ
生理的な不快感までは行かないからギリギリ見続けているけど、アニメに対する考察よりも
「どうすればこのアニメに正負問わず感情を抱けるか」を考える時間のほうが長いかもしれない
{/netabare}

最終話視聴
{netabare}まさか最終話が一番の虚無とは……

「ここからが本当のナカノヒトゲノム」と意味ありげな台詞から始まったのがボーナスステージ!という意味不明な展開
Aパートをひたすらリスクのないお遊びでダラダラ消費する正気と思えない内容で呆然とした
一応Bパートでピンチになったりもしたけど、それすらただゲームから退場するだけで死ぬとかそういうリスクはない

というかピンチから主人公を救う手段がハイアンドローの運ゲーってのは普通にアホじゃないかと
すげー高校生が実況で得たスキルでゲーム攻略していくんじゃないのかと
かくれんぼでもそうだったけど、最後の最後は運任せってんじゃ「すげー高校生」を使う意味ないだろうと

そもそも「主人公生還!大団円!」みたいな雰囲気を見せてるけど、あのゲームって結局ボーナスステージなわけで…
しかもコインはゲーム開始時点で全員に支給されたものだから身銭を切る訳でもない
つまりあのゲームで損失が出る事自体が異常ということになる
「パチンコ行ったら中盤大負けしたけど、その後確変入って損失補填できたよ!」みたいな話
ボーナスステージの結果がプラスマイナスゼロで変化なし!すごい!とか普通に考えて無理があるとしか思えない
というか正確にはパカからコインを貰ってプラスからスタートしたわけで、収支だけ見ればマイナスなんだけど……

最終話の一つ前のVR育成とかいう狂気の塊みたいなゲームもしんどかったけど、それに輪をかけた虚無感
白の部屋への軟禁から開放を賭けたゲームまでのあの展開を最終話にしていたほうがまだ話として通っただろうに

結局どこまで行っても中身がない、カラフルなだけの紙風船のようなアニメだった
そういう意味では徹頭徹尾虚無を貫ききったって意味でふさわしい最終話だったのかな、とも
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 8

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

脱出が得意だったが脱出失敗

最近よく見かける中二や腐女子導入の小学校高学年当たりの年齢層をターゲットにしてると思う不思議主人公のアニメ作品。
全体的に殺天に似た雰囲気を感じる。
YouTubeのような動画の再生回数等を指標にした現代っ子アニメという感じだが、主人公たちが最終目的に向かう過程の動画の視聴回数が何が面白く再生回数が増えているのか、再生回数に反映してるのか、全く理解できない作りになっている。
そして、進行中に変なぬり絵が演出として出てくるが、なかなか下手な演出で残念に感じてしまう。

キャラクターの性格は男性はカップリングで女性は闇持ちだったりと、よくある一般的な基本と呼ばれるものに忠実な性格づけをしている。しかし、各キャラクター各々が闇を持っており、その闇(過去)が中途半端に浅くみえるトラウマで凄く残念。

兎に角、自分自身が視聴する層と世代が違うというのを感じるが、面白さを感じないのでどうしようもない。

100点中54点

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

61.8 89 2019年度アニメランキング89位
戦×恋(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (181)
715人が棚に入れました
「アクマ」というあだ名をつけられるほどの強面の風貌から周囲から怯えられ、上手く他人と関わることが出来ない孤独な高校生・亜久津拓真は、ある時、一人の少女を助けたことがきっかけで、悪魔と戦う9人姉妹の戦乙女(ヴァルキリー)たちと、一つ屋根の下で暮らすことに――。恋をするほど強くなるという戦乙女たちの恋人となり、彼女たちと恋の特訓を乗り越え世界を救うことが出来るのか!?

声優・キャラクター
広瀬裕也、本渡楓、加隈亜衣、日高里菜、内山夕実、原由実、清水彩香、逢田梨香子、河瀬茉希、小岩井ことり、新田ひより、平川大輔、種﨑敦美、M・A・O、福圓美里

稲葉姫子 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

細かく作画が崩壊してますが、問題は原作です

4話までの感想です。

女の子と「イチャイチャ」してパワーをあげるという最近流行のアニメです。「新妹魔王の契約者」が最初だったか私はよくわかりませんが、あまりにありきたりの設定のために、どこかに特色がなければいけません。

それが、顔つきが怖く、周囲が怖がって「アクマ」という別名がついている主人公の16歳の男子高校生くんです。確かにこんな主人公はかっていません。それは一応は成功しています。

1話は多少作画が不安定にはなりましたが、23分ちゃんと見れました。2話はいけません。いろいろありますが、特に足の遠近感がどう見てもおかしいのです。元請けのフッズエンタテインメントさん、またやらかしたのでしょうか。3話から少し安定しましが、この先不安です。

で肝心のストーリーですが、原作が低次元のために救いようがありません。主人公のキャラだけ少しひねりましたが、それ以外はよくあるワンパターンです。このダメダメな原作で脚本、シリーズ構成は意外に検討しているのではないかとさえ思えてきました。

もう少し付き合ってみるつもりです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 5
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

「イクさ」「かける」「こい」

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
と、書くと、あら不思議。そこはかとないド下ネタ感が(笑)

基本的に、エロハーレム、ラブコメ。「魔装学園H×H」と「五等分の花嫁」を合わせたような感じ。

まあ、このレビュータイトルくらいの品のなさと思ってもらえれば(苦笑)

《以下ネタバレ》

【視聴断念(3話まで)】
{netabare}
もし、この作品にエロがなく、普通にラブコメだったら、普通に楽しめたと思う。

ヒロインとのイチャつき具合によって、レベルが上がっていくとか、やたらゲーム的な設定。てか、ゲームでやった方が面白そう。

戦乙女のレベルが上がるのが、「拓真とデート(キスなど、恋愛イベントをこなすこと)」なのか、「戦乙女が拓真に恋愛感情をもつこと」なのか、「拓真が戦乙女に恋愛感情をもつこと」なのか、ここで作風が大分変わると思います。

序盤を観た限り、多分、一番最初。つまり、「とりあえず、エロイベントをこなせば(心はどうでも)OK」。だから、つまんないアニメになっていくんだよな~。

もちろん、イベントをこなす中で段階的に、拓真に対して、また、拓真自身の恋愛感情も高まっていくのでしょうけど。そこまで待つ気にはなれない。

あと、あんまり説明なかったけど、これ多分、「同じイベントは、1人と(1回)しか出来ない」んだよね? 六海が、「デートの幅を広げるために、誰かがアイドルになる必要があった」と言っているし、「七樹のレベルを優先的に上げる」ってのも、ようは、「誰でもこなせる類いのイベントは、七樹に集中させる」ということかと思っていた(じゃないと、全員とガンガンキスしてヤッてれば良いだけですし)。

であるならば、アイキャッチとかで、イベントの一覧を出せば、「どのイベントを誰がこなすのだろう? 意外とこの人だったか」という楽しみ方はできた思う(でも、キスイベントは複数で有効っぽいから、?。なんか、前提が崩れる気がする)。

あと、折角、ヒロインが9人もいて、メインヒロインも定まっているんだから、「恋愛」だけでなく、キャラによって「家族愛」や「友情」、「尊敬」など、色々な愛のカタチでレベルアップしていくようにすれば、作品の幅が広がったと思う。

キャラが悪くないだけに、残念。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
亜久津は、顔怖いけど本当は優しいキャラ。たまにいるキャラだよね。んで、エロハーレムか。「魔装学園H×H」と同じシステムだね。

エロキツいからダメそうだけど、一応、3話くらいまで観てみるか。

2話目 ☆3
体育館倉庫のクダリは悪くない。ヒロインが生きてたな。これ、ダブルヒロインでいくの? ハーレムでいくの?

3話目 ☆2
六海のドM妄想は、なかなかオモロイ。え? キスイベントは、もうこなしたのでは? 誰とでも何回でもいけるの? 作品が根底から崩れそう。

4話目 ☆


5話目 ☆


6話目 ☆


7話目 ☆


8話目 ☆


9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 19
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7

コイ☆セントとは関係ない

2話までの感想{netabare}
なんだこれ、“幽奈さん”みたいと思ったら“魔装学園”だったでゴザル、しかも主人公は“炎炎”。
スマホゲー原作かな?と思ったらマンガなんだwそれにしちゃ姉妹が一度に出すぎじゃない?
女性に迫られて主人公がアタフタする系ってちょっと時代遅れ感がするのだけど…それよりなにより、その見た目からあらぬ誤解を受けてる主人公を、姉妹たちは助けようとはしないのか!?
やろうとしたけど対人恐怖症が過ぎて諦めた?と脳内補完できなくもないけど、それにしても他人行儀というか、自分のことしか考えてない(ように映る)。
悪魔だと周囲からビビられるシーンを描けば描くほど、それをフォローしようとしないヒロインズが冷たく感じてしまう。
そのうち弁解手伝うようになるのかね?
もしくは「このクソ女ドモに復讐してやる」って展開も面白そうではあるけど、そっち方向じゃないよね、多分。
警官から「ひいっ、化け物!」と発砲される話になったら個人的にサイコー。
あ、“BEM”がサイコーって意味ではない。{/netabare}

5話までの感想{netabare}
やっべーなコレ。
↑でも書いた通り、ヒロイン達が「主人公がその見た目により周囲からあらぬ誤解を受けている」のをどうにかしようと思わないことに違和感感じてたのだけど…。
だってねぇ、それこそ敵が現れていざ出撃だって時に、警察から職質受けてたり冤罪で留置所入ってたら困るワケで──任務に影響が出かねない案件じゃん?
周囲の人間も勝手に被害者ヅラして…あんま言いたくないんだけどまるでどっかの国みたいでウンザリ。
“エルハザード”の陣内兄や“ハンドメイドメイ”の南原みたいなの(勝手に主人公に嫉妬して嫌がらせをしてくる)が流行った時期があるけど、その頃に戻ったみたいで気分悪い。
と思いつつの5話、女性たちに囲まれてる状況を周囲からは「脅してる」と受け取られて。
これじゃそのうち「○○ちゃんを開放しろ」と刺されかねない。
というか一度そういう目に遭おうぜ、いっそこのこと。
で、そんな身の危険を覚えてサツキとのダンスを辞退したら「私を嫌ってるのかも…」と早合点。

自 分 が 一 番 か

ヒロインズはタクマの見た目に惑わされず本当の性格を知る「理解者」じゃないの?
なのに自分のことしか考えてなさそうなところがイラっとする。
視野が狭い。
マジで実際「ナツキちゃんを解放しろ」と暴漢に刺されようよ、マトモな脚本だったらそれやる、見た目で差別される話なんて大昔からあるネタじゃん。
で、そうなった時にヒロインズはどういう反応する?ってのを見せたほうがよっぽど面白いと思うんだけどなぁ。
白々しく「まさかこんなことになるとは思ってなかった」って言いそうだけど…。
もしくはタクマは悪魔だと呼んで散々自分を恐れてた・場合によっては嫌がらせをしてた一般人を、果たして本当の悪魔から守る価値はあるのだろうかと葛藤させようよ。
タクマはママの教えで、ヒロインズはパパの命令で悪魔退治をやってるだけで人間自体はどうでもいいとしか思ってなさそうで…。
世界を救うと言いつつ人間はどうでもいいのだったら、いっそ悪魔退治するために人間を生贄に差し出すとかしてくれた方が清々する。

まぁ今後あるのかも知れませんけどね、最初はこんなんだったけど作中で成長するって感じで。
というか最終回までにそのネタをやってようやく及第点かと。
現時点でそういうエピソードがありそうな予感が感じられないのでかなり心証悪い。

絵についても…あんま言いたくなかったけど、ちょっと…。
ウナギがパンツに入る前から四つん這いって、な、何だ?
パンツに入り込んできゃあと言ってかがみこむ「動き」が重要なんじゃないの?お色気をウリにするアニメなら。
お色気がウリでなきゃ別に気にしないのだけど、これじゃあアクションがウリの作品でアクションが死んでるようなものかと。
折角動きを表現できる媒体使ってるのにそれを放棄って…う~ん…。{/netabare}

6話感想{netabare}
“魔装学園”っぽいと思ったが甘かった、あっちは一応主人公乗り気じゃん?
こっちはそうじゃなく、生命の危機に晒されて、キス(もしくはそれ以上)することで脱することができるのだけどそれがなかなかできなくて…って流れは……“ISUCA”だ。
…。
主人公がなにやら秘めたる力を持ってるみたいだし、そのうちそれを説明する大谷育江声のロリババアが登場したりして?
ってかISUCAの内容覚えてる自分にビックリだ、忘れたい。{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
あー、見る作品間違えたかなぁ。
実はちょっと観るアニメの本数絞ろうと思って、同期放送で勝手に似たようなものと認識してる“ぼくたちは勉強ができない!第2期”とこっち、両方切るのもアレだしどちらかだけにしようとしてこっちを見ることにしたのだけど…。
このテの作品の必須事項「美女と急接近してドキドキする」というシチュが当然多いワケだけど、主人公の対人恐怖症設定がその足を引っ張りまくり。
性的なドキドキと恐怖心でドキドキとの違いが分からない。

そのドキドキは、美女が相手でなくとも人間相手だったら誰でも同じ反応しそう

釣り橋効果とか生っちょろい、男相手でもドキドキするんじゃね?
もっと酷いこと言ってしまえば「人間」って張り紙貼ったカカシ相手でも反応は同じなんじゃね?と思ってしまう。
で、そうなっちゃうともうヒロインがヒロインとしての特別感が無くなるというか、必須条件を欠いてしまってるような…。
まぁとにかく盛り上がらない、とても冷めた目で見てしまう、お色気系でコレって致命的なんじゃない?
元から作画が怪しいところに妙な崩し絵を多用するのも話の腰を折られる感じ。
そういや「お色気パートで話の腰を折られる」と別の作品の感想で見たことがあるような?自分はその時気にならなかったけど、なるほどこういうことかー。

ヒロイン達が、拓真が「見た目が怖い」として恐れられてるのを放置してるのもこれまた違和感。
大事な時に職質されてたらどうするんだと…実際痴漢訓練の際にそうなってたよね?
というかこれ、原作はマンガなのでね、読者から突っ込まれて「あハイ、そのエピソード書きましたー」感がする。
う~ん…そうじゃなくて、その出来事をキッカケにどうするかを書かないと意味なくない?
これは「指令通りにイチャイチャしてもレベルが上がらない→形でやってるだけで心が動いてないから」という展開来ないの?と思ってたら、イチカを相手にした時にそれが起きたのも然り。
これも大して掘り下げはしなくて…どうにも「言われたからやっただけ感」を感じてしまう。
あーいや原作は置いといて、アニメはそこんところをもうちょっとどうにかできなかったのかなぁ?

と、文句ばかり書いてしまったけど、最後の方はガッシュベルだかブラッククローバーだかとシャナの零時迷子みたいな気がしないでもないけど、随分マシになった…のかなぁ?
拓真はカッコいい姿じゃなくて、周囲から恐れられた通りの悪魔と見紛うバケモノの姿のほうが設定生かせてた気がしないでもないけど。
“炎炎ノ消防隊”やブラッククローバーだと、主人公は一歩間違えたら闇に飲まれる危うっぽさをそこはかとなく演出してるじゃん?
あと絵的に「もう限界、死ぬー!(スタッフが)」って感じで全く緊迫感無かったけど…デザインがなーんか炎炎がチラつくのであれくらいやってくれないと…。
ってか敵は殺しに来てるのにこっちは殺してはいけないってヒデー条件で、文句言わないのはやっぱり違和感で。
一方で、神vsハーフによる戦争って設定なので「血統と思想は違うんじゃ?裏切り者居ないの?」と思ってたら姫君と四乃とでなにか共通点があるようなそうじゃないような匂わせ方して、トドメを刺すのを逸してしまう。
これも結局「言われたからやっただけ」なのかも知れないが、それを判定するその後の展開が来る前にアニメの範囲は終わったので…ま、まぁ悪く言っちゃえば上手く逃げたなw
これで原作に興味持つかと言われると…う、うん…。{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 10

61.8 89 2019年度アニメランキング89位
アズールレーン(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (194)
682人が棚に入れました
物語の舞台は、我々の知らない、地表の71%が水で覆われた青き星。異世界より突如現れた、異形の敵「セイレーン」。圧倒的な力を有する外敵に対抗するべく、人類は4大陣営を中心に世界的な連合組織「アズールレーン」を結成した。自由を敬う「ユニオン」栄光を重んじる「ロイヤル」結束を讃える「鉄血」羈絆を尊ぶ「重桜」そんな人々の英知を結集した「キューブ」を用いて誕生されたのは、鋼鉄の艨艟(もうどう)たちの力を有する少女たち。時に勇壮、時に美しく、時にダイナミック――陣営の垣根をも乗り越えた彼女たちの活躍により、セイレーンの侵攻が食い止められ、その勢力がほぼ撃退されたように見えた。しかし「セイレーンの力を用いるべきか否か」という理念の違いからか、はたまたフネではなく、ヒトとしての彼女たちの思いからか――「重桜」と「鉄血」に代表された一部の勢力が「アズールレーン」から離脱し、「レッドアクシズ」として活動を開始した。そんな「レッドアクシズ」の動向を監視するため、「アズールレーン」は大洋の中で新たな基地を新設し戦力を集結。状況は一触即発。少女たちの運命はまだ誰も知らない……

声優・キャラクター
石川由依、堀江由衣、中原麻衣、大地葉、長縄まりあ、山根希美
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

観終わった

8話までの感想{netabare}
2話で視聴止まってて…武器破損して「しまった」「もらった」「まてい」「なにい」って終わり方で爆笑しつつもめっさ脱力してしまってのう。
で、おっと見とかないとなぁと3話を見始めたけど挫けそうw

意味が分からん

人型だけど船という体で進めたいのか、船と人型は明確に別のものなのか、そこからもう分からん。
なんでサメに襲われてヒーヒー言ってるんだろ?コイツら首切り落としても生きてるor修理できるんじゃないの?
艦コレみたいにヘタ打つとバイド化するってことも無さそうだし。
キャラが多くてもはや説明するつもりも無さそうながら、“タクティカルロア”では広報担当としてあんなに頑張ってた中原麻衣があんな役やってるってのはちょっと感慨深い。

とダラダラと見続けての6話、やっと楽しみ方が分かってきた気分。
幼稚園児風な駆逐艦達が登場して加賀にぶつかってどうこうって話なのだけど…いや待って、コイツら死ぬまで幼稚園児?
まず不思議に思ってるのはこれなんだ、5話にしてもエンタープライズの登場で撤退したワケだけど、艦のクラス=強さだとして、それは変化することはあるの?
駆逐艦をなだめた赤城にしても「私も幼い時はああだった」みたいなこと…言いそうにないじゃん?
駆逐艦も「将来空母になりたい」って…言えなさそうじゃん?
生まれた時から空母は空母、駆逐艦は駆逐艦として変化しないと思うんだ。
成長しても変化しない、というか生物学的な成長は無いんじゃない?、要は過去も未来もない今現在の姿をずっと維持するだけの存在なんじゃないの?と。

まずお前らの生活史(生物)を教えろ

これが分からん限りとても人間だとは思えないワケで。
…。
けどこれ、ワザとやってる気がするんだよなぁ~、ツッコミ入れさせることで注目集める、みたいな。
その一方でベルファストが人間たらん振る舞いがどうたらとご高説垂れてて、これがそういうツッコミを誘ってる気がしてならない。
ポケモンやけもフレ世界で「あー肉が食いたい」と言わせちゃう様な危なっかしさを感じる。
また、重桜の大本営?らしきシーンもあって赤城が中央にお伺い立てるようなことをするのだけど、そこにいる連中も結局は艦娘という…。
人間がどうこう言ってるけど人間が出ない、命令下す人間どこ?
でもって6話後半は風呂シーンでどうたらこうたら言うのだけど、皆それぞれ違うと量産型を否定してひどい矛盾を感じたのだけど…これもツッコミ待ちなんじゃないかなぁ、と思ってしまったり。

それとラフィーの存在、これも計算して…じゃないかなぁ?
起源説を語る気は無いけど“エヴァ”の綾波レイってキャラは当時一大ブームになって、その後それの類似キャラは次々と作られた。
寡黙ジト目ロリってことになるかな?
“ナデシコ”の星野ルリは散々綾波綾波言われたし“アキハバラ電脳組”の大鳥居つばめは散々ルリルリ言われたし(中の人綾波なのにw)、“ゼロ魔”のタバサは“ハルヒ”の長門長門言われたし。
そんなことを経て現在ではすっかり綾波系ってのは一ジャンルとして確立して…アレンジが加えられ続けてバリエーションの違いは多少あるけどね。
で、ラフィーは“閃乱カグラ”の柳生か“バトガ”のあんこをロリにしたような見た目で中身は“メイドラゴン”のカンナ…が近いんじゃないかな?中の人同じだし。
いわゆる綾波レイの系譜で、それがよりにもよって重桜の綾波(艦これの島風似)と「仲良くなりたい」って…あはは、なにこの原点回帰w
メタ的にはラフィーにとって綾波は母親みたいなものじゃん?
これはやっぱ狙ってやってるんじゃないかなー?結構ふふっとなっちゃいます、「お前が綾波なンだよ」って感じで。
艦娘ってことで違和感無く綾波って名前のキャラを出せることを最大限利用した、みたいな。

ということで長くなっちゃったのでまとめると、
・テメーら人間じゃねえ、だって成長しないじゃん、そうでないなら幼い頃の思い出言ってみて
・綾波キャラが綾波と仲良くなろうとしてるw
の2点を突っ込みながら見ると結構面白い。
参ったね、面白いのか…正しい楽しみ方かどうかは知らんけど。
ここら辺の見方が分からない段階の3話くらいまでが鬼門かと。


あ、ストーリー?ストーリは凄い簡単、他の方も指摘してたけど6話までが総集編15分で説明収まっちゃう程度。
艦娘の最終目標「セイレーンを倒す」は一致しつつもその「手段」の違いから勢力がアズールレーンとレッドアクシズとで二分。
バイドを倒せるのはバイドのみってノリでセイレーンを利用する道を選んだのが重桜を含むレッドアクシズってことなので、単純に重桜が悪役って判断は拙速な気がする。
ま、まぁアズレン側がキレイ事ばかり言ってるので対比すると悪者に見えちゃうんだろうけどさ。
ただ、セイレーンのテクノロジーを利用するだけじゃなくて内通までしちゃってるのが赤城で、それにより立案?されたオロチ計画にはなにやらウラがありそう(姉貴の復活?)。
まぁその…赤城はセイレーンにまんまと利用されてましたってオチになるんじゃないかな?
また、ラフィー達は敵対勢力に属す綾波と仲良くなりたがってる、と。
そんな折、軍事機密だったセイレーンとの内通現場を目撃してしまった明石が口封じされそうになり、スパイで潜入してたメイド組と共にオロチ計画で重要なパーツらしきメンタルキューブを持ち出して逃亡。
追っ手を振り払ってなんとかアズレン陣営に着けました、ってところまでで6話。

7話からは持ち出されたメンタルキューブを巡ってアズレンとアクシズで戦闘。
と思ったら赤城がマクー空間へ引きずり込んで、かと思ったら赤城も知らない更なる別空間へ転送。
被弾したエンタープライズがなにやら暴走だかダーカー因子だかに飲まれた模様。
赤城も被弾して死んだと思わせといてーの、まだ利用価値があるとセイレーンに捕まってーの。
でもってラフィー達は綾波と仲良くなれました、ってところまでが8話。
一応エンタープライズは過去になにかあって、それで捨て鉢な性格になって、それじゃイカンもっと人間らしくなれとベルファストがメイドに付いたって話ではあるのだけど、あんまりキャラ立ってないような?

明石は捕虜扱いなの?にしては待遇良くて、メンタルキューブを手土産にした亡命扱いなのかね、おちゃらけた性格で国への帰属意識は薄い模様。
その前に救助した東煌のニンハイ・ピンハイを自由に遊ばせてるし、アズレンは割かしオープンなのかね?
それ言ったらあっさりメイド隊の潜入を許した重桜も重桜なんだけどさ。
ここら辺、明石をもっとガチガチの日本帝国軍人みたいなキャラにして赤城の企みに葛藤する方が自分好みだった気がするが、それやっちゃうと色々マズいと判断したのかな。{/netabare}

10話までの感想{netabare}
9話、「更に謎空間に吸い込まれて戦闘は続く」で8話を〆たと思ってたら、どうやらあの裂け目は元の空間に戻るものだったらしい。
ってことで戦闘終了~、暴走したと思ったエンタープライズも素に戻って、結果的には赤城が落ちた重桜の方がダメージデカいっぽい。
でもって捕虜扱いの綾波が待遇の良さに困惑して…と、それより以前にアズレン陣営へ逃げ延びた明石が自由気ままに暮らしてるのを見て「なにやってるの?」と、そりゃそうだw
ってかよう、こういう系の作品だったらよう、身体検査のシーン無いのかよと、円盤の特典か?買わんぞ?
10話、「私ヤバいかも」と思いつめてたエンタープライズにベルファーストが発破をかけーの、そんな折セイレーンの襲撃でメンタルキューブ奪われーの。
一方重桜では赤城を失った加賀が先帝の無念を晴らすとばかりにオロチ計画を強行しーの。
オロチ計画なるもの(※)の存在自体は知られてるけどその中身を知る者は重桜の者でもそんなに居ないっぽく、同盟の鉄血も知らないっぽい。
ってことで実際どんなんなの?と思ってたら…本当にオロチ(大蛇)じゃねーかw
作戦名は比喩みたいなもので(そうだなぁ、「空母赤城」と言って群馬県の赤城山な見た目なワケないじゃん?)、まさか見た目そのまんまを出してくるとは思わなかったwww
ただでさえ人か船かよくワカラン世界観で、そこにオロチ号だけ名前通りなのは…これはウケを狙ったんじゃないかな?実際爆笑しちゃった。


言わない様にしてたけどさ、これって“ストパン”のウォーロック計画みたいなもんちゃう?
コアコントロールシステムの重要パーツがメンタルキューブとかそんなんじゃない?
ただストパンよりもネウロイもといセイレーンは精神干渉してくるみたいで、ストパンとは違う決着のつけ方をどう見せてくれるだろう?と結構楽しみにしてたら…放送延期wwwwww
予想では赤城か加賀がオロチに取り込まれて…ストパン2の坂本やポケモンXYZのハリさんやクエイサー2のツバサや星刻のナントカのエーコやデジモンテイマーズの加藤さんや初代ゾイドのフィーネみたいになりそう。
…この例えで通じてるか不安、もっと最近の有名な作品でもあった気がするけどパっと出てこないや、余りにもありすぎていちいち気に留めてないせいで。
ってことでそんなベッタベタで手垢でヌルヌルしてそうな展開が来そうで爆笑する準備してたのに、来春までお預けかぁ~…PSO2に先越されちゃうぞ?{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
アマギの復活?を目指してセイレーンと密約を交わしたアカギが倒れて、アカギを信奉してたカガがオロチ計画を強行するも、それまで対立してたアズレン・レッドアクシズが手を組んで阻止。
カガ自身、アカギが自分を可愛がってくれるのはパーツにアマギを使ってるからという負い目があって、その負い目のせいでアカギへの信奉っぷりが強固だった、らしい。
確か実際の軍艦の加賀も改装が多かったんだっけ?そのエピを落とし込んだんだろう。
一方のセイレーン、予測演算で未来の兵器…ICBM?をこさえてて、オロチ計画ってのはそれ撃って敵地を焦土にすることだったらしい。
あいや、アカギ的にはミサイル撃つつもりだったかは不明、本命はその未来のテクノロジーで防衛するつもりだったっぽい、アマギを救う(復元技術を期待した?)のもそれに含まれてる感じか?
「オロチ計画って具体的に何?」は気になってたし、それを明かしてくれて内容もガッカリするものでなかったのは有難い。
とはいえ…え、そっち行っちゃうの?
今現在は置いといて兵器開発の沿革としてはSDI構想が入って「お船」からは大きく離れてしまうような…ディフェシブハーフ(セガのSDI)でもするのか?
やろうと思えばもっと超未来兵器を出して艦娘を殲滅できそうだし、セイレーンはワザと手加減してる?ってかワザと戦争させてる?
「未来の兵器ありまっせ」と言われたらコロっと靡いちゃう艦娘はアカギに限らず多かろう。
ここら辺はゲームをゲームとして成立させるために騒乱を用意しないといけない原作への皮肉…なのかなぁ?

って、エンタープライズ!お前戦闘機に乗って良いのか!?これは爆笑ポイント?未来兵器よりよっぽど未来未来してない?もしくは艦娘の居る世界は分岐世界線なの?
とビックリドッキリシーンはあったものの、結局最後は対セイレーンの名目を元にアズレンとレッドアクシズが和平結んでお終い。
いやそれで和平結べるなら反目しないだろ。
もっとこう、セイレーンって何?艦娘って何?そもそも人類は居るの?まさか艦娘って人類滅亡後に指令を律儀に守ってるだけの存在だったりして?とかその辺の掘り下げ期待したんだけどなぁ。{/netabare}

総評(これだけ読めばいいかも){netabare}
1話の段階で「ナンダコレ」、その感想が3話くらいまで続いて途中から「あれ?実は面白いかも?」と思わせて、最後は「悪くはないけどこんなもんかな」で終わった感じ。
TV版しか見てないけど“艦これ”がアニメ化する際「そこはおかしい」ってポイントに気付かない振りをして突き通したのに対し、こっちは「ですよねー、おかしいですよねー」と認めた上で作り上げた、そんな印象。
で、どこがおかしいかと言えば、コイツら成長しないじゃん、生まれた時からその姿形でしょ。
成長しないというのは幼少期が無いということも意味する。
それでいて本作品は「昔なにかあった」を匂わすシーンがちょくちょくあって…エンタープライズがトラウマ持ったらしい過去やら、重桜の3姉妹の思い出やら。
当然その回想では幼くなってないし、一方で幼稚園児のような見た目のキャラが混在していて妙に混乱して…その混乱も意図的なものじゃないかと邪推してしまう。
普通だったら触りたがらない「腫れ物」をわざわざ触りに行ってる様で、そのマゾっ気に魅かれたというか、じゃあどこまでその腫れ物をいじり倒すか見物だなぁ、と。

と、制作者の実際の意図は知らないけど私はそう感じてしまって「実は面白いかも?」と思うようになったものの…最後はああやっぱりって感じ。
「強大な第三勢力の登場でそれまでいがみ合ってた二勢力が手を組む」って物語は多いものの、そういった王道に対して余りにお粗末。
そもそもそんなことでアズールレーンとレッドアクシズが手を組むなら最初から袂を分かつことも無たっかんじゃないの?
なんで対立してたの?その解決はされたの?が、無い。
ここでいう解決とはセイレーンのテクノロジーを使うの?使わないの?、使うのを許容できるの?辺り。
許容する限りは「それはアカン」と判断した核だか弾道ミサイルだかが配備されるのも時間の問題かと。
どちらかというとアズールレーンとレッドアクシズの対立はセイレーンの甘言にほだされた(ああ、だからセイレーンなのか)「一時の気の迷い」レベルで、本編はそれが元の鞘に戻っただけ。
じゃあもう誘惑に惑わされないぞと決意を新たにしたかと言えば…ビスマルクとか危なそうw
結局は何をしようがセイレーンの掌の上感が拭えない。
「なにか脅威が存在しないと人間(人間じゃないけど)はお互い殺し合いを始める戦争が大好きなクソ連中」ってことを描いた作品もこれまた多いけど、そういった皮肉めいたメッセージは感じられない、ストパン未満。

なによりホンモノの人間が一切登場しない。
艦娘達は人間の生活を守るために戦ってるらしいのだが、じゃあ人間側から労われたり横断幕で見送られるというシーンがあるかというと、無い。
これも意図的なんだろうけど、じゃあその意図の中身は何なんだろう?
捻らずに考えればセイレーンはゲーム感覚で艦娘に戦闘させるために人間がこしらえたアクティブモンスター、つまりは人間が一番の黒幕(人類の兵器をマネた兵器を使うのもこれで説明がつくかと)って設定。
これまたホントによくある話だけど、先人のそういった作品に比べるとやっぱり描写が弱い。
ってかセイレーンにベラベラ喋らせるなよw「得体の知れなさ」が最後には消し飛んじゃったぞ。

以下自分語り{netabare}
“ストライクウィッチーズ”ってアニメがありまして、これがまた強大な第三勢力たるネウロイが人類の兵器をマネた兵器で人類を襲って、対抗すべく各国が手を結んで~って話でして。
が、いつまで経ってもネウロイを撃退なり殲滅なり共生なりすることなくダラダラとシリーズが続いてて「いい加減ネウロイ関連を解決して」と個人的には思ってるのだけど、ファンのリア友は「ネウロイが居なくなったら今度は人類同士が戦争始めるだけだし」と言ってまして。
うん、そんなことは分かってるんだ。
製作がお金を回収できる限り「解決」させる気が無いというのも分かってる。
それでも作中のキャラが「ネウロイって一体何だろう」と興味を示すことが無くなった(一期はあった)のがどうにももどかしくて。
嫌いじゃない、むしろ好きなんだ、好きだからこそ完結して(結末を見せて)欲しいのだが、作ってる側は締めるつもりは無さそう。
完全解決でなくても、キャラと一緒に「一体何なんだろう」と考えるヒントを残しつつ引っ張ったっていいじゃんと思うんだけどねぇ。
と、そんな愚痴を別のリア友に話したら「解決させたってその方法はどうせモスピーダのインビットみたいなモンだろ」と吐き捨てるように言われました…。

身 も 蓋 も ね ぇ !

希望は無いんですか?
確かにモスピーダのオチは「は?それでいいの?」ってヤツで、あんな終わり方をするのなら未完結のままダラダラ続く方がマシ…なのか?そうなのか??
と、そんなことが最近ありまして、そう考えるとアズレンも「結局セイレーンって何だよ?」を考えるのは虚しいだけのような気がしてきたり…。
ああ、こうやって大人はアニメから卒業していくのか?{/netabare}

総評としては、最初ムチャクチャ、途中期待させといて最後はよくある凡作止まり。
「次期には記憶に残らない」と予言した人が居るけどその通りだと思う。
いや、それでも話のネタとして今後使うことはあるかもしれない。{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 14

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

釈然としない…。→ 総集編(1~6話)+α、これまでで一番面白い回でした!

子供の頃にウォーターラインシリーズ(複数模型メーカー共同ラインナップによる、日本の軍艦を中心としたプラモデルのシリーズ)を喜んで組み立てていた身からすると、日本がモデルの重桜とそこに属する赤城や加賀が「敵」認定されているのは釈然としません。

いや、まあ同じく子供の頃にドイツと戦うアメリカ陸軍サイドのお話である『コンバット』とかも観てたわけだしあまりうるさいことを言うのも何だとは思いますけどね。それに『艦これ』でもう充分違和感ありましたし(笑)!

……まあ、あまりイキらずゆるゆると観ます。

2019.11.15追記:
総集編+αでしたね。+α相当の登場キャラクターのモデルになった艦艇の解説が良かったです。そして総集編でもあまり内容を端折ってないと感じるくらいこれまでの本編6話って内容が薄いんですね。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 29

ネキスト さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

悪くはないんだけど…

キャラはみんな可愛いし、声優もしっかり玄人と新人を使っていい感じにマッチさせてる。さすがチャイナマネー。

だけど、残念なことにストーリーがよくわからない。結局敵は何なんですか。作画は致命的なやつを発見しちゃったので低め。

追記:支那アニメとかパクリだとか蔑んでる人がちらほら見受けられますが、(特に前者)そう言った人は愛国心をなにか履き違えてしまっているか、中国嫌いの先入観から書いてるだけなので話になりません。アニメの質云々ではなく、ただ自分の気に入らない設定と版元だったから周りを巻き込んで叩く。愚かです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 5

61.6 91 2019年度アニメランキング91位
ノブナガ先生の幼な妻(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (168)
632人が棚に入れました
「ある日突然、自分のことを大好きな女の子が現れる」そんなギャルゲー展開を夢見続けていた教師・信永。彼の元に現れたのは、自分の妻を自称する14歳の少女・帰蝶。戦国時代からやってきたらしい彼女は、信永=織田信長と勘違いし、子づくりを迫るが…!?

声優・キャラクター
酒井広大、上原あかり、小澤亜李、結崎このみ、田中茉理花、豊田萌絵、木下鈴奈

えたんだーる さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

一言でいうと「雑」。

双葉社から刊行されているマンガ作品が原作のアニメ作品3本がまとめて30分枠に押し込まれて放送された「ふたばにめ!」なる放送枠の一作品(枠内での放送順は3番目)です。

織田信長の生まれ変わりであるらしい中学校教師、織田信永(おだ のぶなが)。そこになぜか、戦国時代の織田信長に輿入れのために尾張入りした斎藤道三の娘である帰蝶(きちょう)が現れるというトンデモ作品。

帰蝶を初めとして吉乃(きつの: 生駒の方)、お鍋の方、慈徳院、森蘭丸などがタイムスリップ、生まれ変わりなど様々な形で信永の前に現れ、関係を迫るというなかなかに荒唐無稽なお話です。

上記のようなストーリーの関連で全裸シーンがあるのですが、このときの作画が「全身が白く光る」という作画リソースを割かない特殊なものになっているのが本作の特長といえば特徴ですね。

ストーリーも作画も「雑」の一言で、おそらく同枠に『超可動ガール1/6』がなかったら観ていなかったと思います。残念アニメ…(笑)。

ただPyxisが歌うOP主題歌「恋せよみんな、ハイ!」は、耳に残るキャッチーな曲で私はけっこう好きです。ED主題歌「Returner Butterfly」も悪くないと思うので、作品内容のわりには音楽の評価は高めにしてあります。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 22
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

異世界転生ハーレムならぬ、異世界(過去)から転生、、、結局、ハーレム(苦笑)

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
エロアニメです。ハーレムです。ロリです。犯罪です。以上です。

《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
本当に、以上なんですってば(笑)

強いて感想を述べれば、あの裸のキラキラ、必要か? どうせエロアニメなんだから、普通に裸にすれば?
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆3
濃姫のキャラは悪くないな。

2話目 ☆2
キャラは悪くないけど、エロエロですな。やっちまえば良いのにな。

3話目 ☆2
まあ、懲戒免職だな。

4話目 ☆2
まあ、タイムスリップは、流石に信じるよな。皿さわったら、どんな展開なんだよ。

5話目 ☆3
ムリヤリ、合法ロリ(笑) キャラとして、電波なのがなかなか良い。

6話目 ☆3
退廃的な生活(笑) 斬新な隠し方だな(笑)

7話目 ☆1
信長ハーレム帝国、築いてるな。

8話目 ☆1
枇杷島のびは、BLのB(笑)

9話目 ☆1
BLも入れてくるんかい、このハーレム軍団に。森蘭丸か。

10話目 ☆1


11話目 ☆


12話目 ☆1
もう、エロしかない。ヒドイ、、、。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 18
ネタバレ

kakelu さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

タイトルなし

1話の感想 ★★★ 3.0
タイムスリップ
{netabare}
ビックリするぐらいのB級アニメだな。
声優も絵も同人レベルだ。
ショートアニメだから見れるって感じか。
しかし、股間を隠すの自分の顔って……
せめて光にしようや{/netabare}

2話の感想 ★★★ 3.0
誘惑の極意
{netabare}
ちょいとエロかった。
だが、まだまだ!!
面白さは期待しちゃいかんな。{/netabare}

3話の感想 ★★★ 3.0
学校へ
{netabare}
ただのエロアニメと化したな。
こんな有り得ん。
意味がわからんわ。{/netabare}

4話の感想 ★★★ 3.0
岐阜城へ
{netabare}
初手アウト!!
あれはR18。
でも、岐阜城はリアルだった。
確かにあんなんだった記憶があるわ。{/netabare}

5話の感想 ★★★ 3.0
2人目
{netabare}
さすがに側室の子は分からんな。
斎藤道三の娘の帰蝶は有名だからってたけど。{/netabare}

6話の感想 ★★★ 3.0
信長先生の力
{netabare}
織田信長の縁のものを触れば、出てくるとかやば!
その力、ほし〜{/netabare}

7話の感想 ★★★ 3.0
力の真価
{netabare}
骨董品に限らず人でもなのか!?
なんてうらやまけしからん!!
{/netabare}

8話の感想 ★★★ 3.0
サシ飲み
{netabare}
エロ過ぎ!アウトー!!
乳首もリアルだし、これは18禁ですわ。
うむ、えちちだ{/netabare}

9話の感想 ★★★ 3.0
きっかけ
{netabare}
後半はまぁまぁなのに、前半が……
意味わからん過ぎるだろw
逆に笑ったわ。{/netabare}

10話の感想 ★★★ 3.0

{netabare}
あの体つきは絶対に男じゃねぇ。
今回もエロすぎる。
r18でもおかしくない。{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 9

61.4 92 2019年度アニメランキング92位
女子かう生(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (137)
513人が棚に入れました
喋らなくてもカワイイ、サイレント女子高生アニメ!残念美人のもも子を中心に、クール系メガネのしぶ美&癒し系ちびっ子まゆみの3人が過ごす楽しい高校生活♪1人でも楽しい、みんなと一緒でも楽しい、ちょいバカでぐうかわな彼女たちの日常

声優・キャラクター
立花理香、嶺内ともみ、久保ユリカ

蒼い✨️ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

もっと考えてアニメ化するべきだったのでは…?

【概要】

アニメーション制作:アニメーションスタジオ・セブン
2019年4月 - 6日に放映された全12話のTVアニメであり、1話あたり3分30秒のショートアニメ。
原作は、漫画家・若井ケンによって『WEBコミックアクション』で連載中のweb漫画。
監督は佐々木勅嘉。

【あらすじ】

天然系女子高生「富戸もも子」を主人公に、「渋沢しぶ美」「古井まゆみ」
の友人トリオを中心とした、ゆるい女子高生の日常を描いたアニメです。

【感想】

原作は、webサイトで閲覧可能な第1話と最新から2話分だけ読了。

アニメを見る限り、舞台は広島市内の可部線界隈で祇園大橋近辺っぽいですね。

“WEBコミックアクションにて連載中のひと言もしゃべらないJKコメディ”
とアニメ公式サイトにあるとおり、セリフを喋らないのはアニメも原作も共通。
(厳密に言えば、アニメ開始時のタイトルコール&最終回に一言だけ発するのですが。)

漫画を読んだ感じですと、言葉を発しない代わりに表情や身振り手振りで意思表示をして、
読者がキャラ同士のコミュニケーションを楽しむというスタイル。

アニメでは言語を発しない代わりに感嘆符的な発声で感情を表現してますね。
それはそれとして、このアニメがイマイチであると思いました。

その理由として、
作画と演出に拠るキャラの表現力が平均以下な作品なのに更に言葉を発しない。
となると、マイナスにマイナスを組み合わせているだけであって、
このアニメのセールスポイントがどこにあるのでしょうか?ということ。

例えば、作画が良くなくても面白い作品がありますが、
それは、シナリオや演出やキャラのいずれかに魅力のある長所があって補っているのですが、
このアニメには台詞の無さを補う要素が存在しません。

台詞が無ければ動きにこだわりを見せたり目で楽しませてなんぼ!であって、
アニメーションによる豊かな感情表現が求められて然るべき原作なのに、
現実では低予算で動きの少ないアニメですので、
演出の方向性が間違っていると思うのですよね。

きちんと原作寄りのキャラデザで『あいうら』ぐらい作画を頑張っていれば、
と思うのですが、予算の都合で不可能な無い物ねだりでしょうかね?

個人的には、もも子の美少女度が原作より大幅に落ちている、
などビジュアル的に残念なアニメになってしまったという不満が大きいです。

後半に、ちょっといい話もあるのですが、
アニメーションとしての魅力が薄いという点で、
それなりの評価に納まってしまいました。


これにて感想を終わります。
読んでくださいまして、ありがとうございました。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 32

えたんだーる さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

一言でいうと「中途半端」。

双葉社から刊行されているマンガ作品が原作のアニメ作品3本がまとめて30分枠に押し込まれて放送された「ふたばにめ!」なる放送枠の一作品(枠内での放送順は2番目)です。

「喋らなくてもカワイイ、サイレント女子高生アニメ!」とのキャッチフレーズ的なものが付いていますが、実際には「ん。」、「ん?」、「ん!」、「ん~。」といった(感じのニュアンスの)音声が付いておりメインキャラクター3人にはそれぞれ声優がキャスティングされています。

「台詞は一切やめてBGMだけにする」とか「本当に音声なしのサイレント作品にする」とかまで突き抜けていたらもうちょっと高評価で着た気もしますが、漫画原作の「台詞が無い」というあたりを活かしきれているかとか、そもそもこれをアニメ化すべきだったのかなどの意見は分かれるところではないかと思います。

枠内でもっとも時間配分が短い作品だったため、なんとなく流し見はしていましたが特に面白いというところもなかったように思います。

おそらく同枠に『超可動ガール1/6』がなかったら観ていなかったと思います。残念アニメ…(笑)。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 25
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

中途半端なサイレント日常アニメ

原作未読。最終話まで視聴。

原作がこうだからこうなったのか?
アニメ化するにあたって、こうしちゃったのか?
原作未読の私には判断出来かねますが、どちらにしても、何とも心地の悪い作品でした。

第1話は上手いと思ったんですよ。
少しだけだけど・・・。

喋れないから、喋らないのか?
喋ってはならない縛りでもあるのか?
とにかく喋らない3人。

『本来喋るべきところでも喋らない。』
ここが、気持ち悪いのかな・・・と。

ラストの{netabare}『ただいま!』{/netabare}には、少し救われたような気がしました。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 18

61.3 93 2019年度アニメランキング93位
洗い屋さん!~俺とアイツが女湯で!?~(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (83)
382人が棚に入れました
「これって本当にマッサージなんですか…っ?」実家の銭湯で背中流し職人のアルバイトを始めた奏太は、正体を隠したまま同級生の少女・葵の背中を流すことに…。日頃の恨みからセクハラまがいの痩身マッサージを続けていたら、実は葵が自分に片想いしていることが発覚…!!火照った肌に触れるうちに、洗体師の正体が奏太だという事もバレてしまい――赤い暖簾の先に待つ、不器用男女の青春ラブコメディー!

声優・キャラクター
青葉りんご、本間かいな、伊ヶ崎綾香、古河徹人

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

「これって本当にマッサージなんですか…っ?」

この作品の原作は未読です。
所謂「僧侶枠」作品なのですが、何だかんだでもう9作目…
冬アニメはBLぽかったので視聴しませんでしたが、今回はタイトルからしてBL要素は無さそうだったので視聴を決めました。


実家の銭湯で背中流し職人のアルバイトを始めた奏太は、
正体を隠したまま同級生の少女・葵の背中を流すことに…。
日頃の恨みからセクハラまがいの痩身マッサージを続けていたら、
実は葵が自分に片想いしていることが発覚…!!
火照った肌に触れるうちに、
洗体師の正体が奏太だという事もバレてしまい――
赤い暖簾の先に待つ、不器用男女の青春ラブコメディー!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

私が僧侶枠の作品を最後に視聴したのは「終電後、カプセルホテルで、上司に微熱伝わる夜。」だったのですが、前回の作品と比べると大きな変化がありました。
それは過去作はだいたい1クール12話程度の構成でしたが本作は全8話しかないんです。
物語が2/3に圧縮された感じ…というより、起承転結の「転」の要素の部分が弱かったように思います。

一方、物語の方は良くも悪くも「僧侶枠」の作品だと思いました。
全8話しかないので、ある程度のご都合設定は仕方ないのかもしれません。
ですが、ラブコメならラブコメらしく、もう少し押し引きの場面があっても良かったかな…
先述した「転」の要素が弱いというコメントに通じるのですが、ちょっと惰性に流された感が否めませんでした。

ですが、キャラデザは悪くなったと思いますし、声優さんもキャラに合っていたのではないでしょうか。
違和感は感じませんでした。

もう少し尺があったらと思った一番の理由は、推しのキャラのせい…
本作品のメインヒロインは、ツンデレ高校1年生の結月 葵(CV:青葉りんごさん)で、サブキャラとしてバレー部キャプテンの佐々倉 芽衣(CV:伊ヶ崎綾香さん)が登場します。
個人的にはキャプテンの方が好みだったんですけど、肝心なポイントを抑えるキャラではあったのですが、所謂ちょい役だったんですよね…
これが残念だったかな^^;

この作品はショートなので録り貯めして一気見しましたが、夏アニメでも僧侶枠の作品が放送されています。
次の作品を視聴する頃には、少しは涼しくなっていると良いんですけど…

投稿 : 2024/05/18
♥ : 6

kooodain さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

ただのエロアニメ…(ですらない?)まぁわかっていましたが。

完全版の方で見ました。

これは感想が書きにくい。
強いて言うなればエロゲーではなく抜きゲーということでしょうか…。

個人的にはもっとバレー部部長さんと色々あったら面白かったです。
キャラ的にもボディー的にも見た目的にも好きなキャラでしたし。
あとシナリオに潤いがでたはずです…。

ただひたすらに何話からかはメインヒロインとヤルだけなのが酷さですね。
直結が早すぎます(物理的な意味での結合('-' ))
本当はもっと紆余曲折あって結合が望ましいでしょう。
SEXシーンなんて別に求めてませんから。
いかにムラムラさせるかがこういう作品の腕の見せ所でしょう。

なぜ他のキャラを活用して主人公とメインの壁としなかったのか…。
まぁ尺の問題でしょうね。尺はあれじゃなくて時間の尺です('-' )

最初の方の2話位はバレー部部長を使って中々ムラムラさせてくれました。
それ以降はただの場所と状況が違うだけの結合SEXシーンってだけです。
これじゃあAVの方が全然面白いだろうが!!!!
とにもかくにもアニメでエロを表現する良さ?や利点?を何も感じませんでした。
そもそもあるのだろうか……。

▼物語の評価 ▼作画の評価 ▼声優の評価 ▼音楽の評価 ▼キャラの評価
評価は省略させていただきます。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 0

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

低予算アニメの作品作りを学べます。

 いや、こんなシチュエーション絶対ないから…としか言いようがないです。

 オンエア版しかみてませんが、ノーカット版だとしてもこの中途半端なエロにどんなニーズが?結局一気見しちゃいましたけど。

 気が付かれた方はいるかわかりませんが、女子がお湯に入っているシーンはほんの一瞬しかありません。しかも止め絵でお湯がピンク色でした。キービジュアルのような湯舟らしい湯舟に女子があったまって、動いている場面はありません。シャワーシーンも同様でお湯を浴びている場面がありません。風呂のシーンは、サウナと洗い場のシーンでした。

 たぶん、女子の裸体の作画に全精力をそそいで他のところは徹底的にコストカットしたのでしょう。女子の髪の毛と瞳の作画だけ妙に良いのと、肌のピンクと艶だけがんばっていました。エロアニメの作画のコツなんでしょうか?

 ちなみに三助の修行って、何を習得するかといえば「平常心」だそうですね。大変な職業です。

 評価は3といいたいところですが、作画は工夫にちょっと感心したので、3.5にしました。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

61.2 94 2019年度アニメランキング94位
神田川JET GIRLS(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★☆☆ 3.0 (156)
502人が棚に入れました
マシンを操作する「ジェッター」とウォーターガンで対戦相手を攻撃する「シューター」の二人一組でマシンに乗り、水面を駆けるスポーツ「ジェットレース」がメジャーとなった世界。伝説のジェッターを母に持ち、自身もジェットレーサーを夢見る波黄 凛は、故郷の島を旅立ち、東京・浅草へとやってくる。そこでクールな美少女、蒼井ミサと出会い、ふたりはパートナーに。ライバルたちとレースを繰り広げながら少しずつ絆を深めていく。

声優・キャラクター
篠原侑、小原莉子、田所あずさ、洲崎綾、大久保瑠美、大空直美、Lynn、ファイルーズあい、安済知佳、前田佳織里、朝井彩加、内田彩
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

洗い髪 芯まで冷えない 神田川

PS4でのゲーム展開を見越したメディアミックスアニメ


うーん、、、R12指定くらいかな。おおっぴらに「好きだ!」と言いづらい作品。
もし作品愛に溢れたレビューを見かけたらきっと「サンキュー」10個押したくなると思います。
理由は“特定の方向に尖りまくってるから”。潔いと感じて誰が何と言おうとブレない愛を語れる方いたら尊敬します。自分はムリっす。


特定の方向とは?

 露骨にエロで釣ってくるスタイル

徹底してます。
監督の金子ひらく氏の紹介にはこうありました。

 ムチムチした女体や乳揺れに定評があり…

そういう方なんですね (;^_^A 高木謙一郎プロデューサーも同類とのこと。特定の方向に秀でた面々が集結している模様です。

一応水上のスポーツものらしく、二人一組ペアを組んでのジェットスキーを用いたレースを題材にしてたりもしますが説明は割愛。冒頭第1話~2話説明が入ります。

せっかくなのでエロにポイント絞ってどんな作品かというとこんな感じ↓

・.胸と尻をいかに自然にアップで見せるか?に全力投球!
⇒走って揺らす。着替えて揺らす。欄干に乗せる。露出度は説明不要。波の煽りで…以下同文。

・こだわりを感じるカットをけっこうな頻度で挟んでくる

・そもそも公式からして『爆乳爆走アクションエンタテイメント』だし

ご想像の通り品性の欠片も感じませんので、3話待たずとも合う合わないは判別可能。1話切りも止む無しの分かりやすさも売りの一つでしょう。


なお、そうは言いつつ評価する点もあります。


1. 第1話がしっかり作られてます

⇒主人公の背景や行動目的の説明が自然
⇒Aパートでおそらくライバルになるような登場人物全員集合。Bパートで実際のレース(ルール説明込み)描写。詰め込んだ印象はなく過不足なく収めてます。
⇒少しだけフィクションの入った世界観の説明もなされてる。

日髙のり子さんのナレーションだけに頼ることなく、画とセリフで視聴者に分かるような仕掛けをしているのは良いです。エロ全振りに見えて手堅い構成で下支え。


2. 個人的に気になるCVさんが出演されてます

・ジェニファー・ピーチ(CVLynn)とエミリー・オレンジ(CVファイルーズあい)
⇒カリフォルニア出身来日中の外人ペアにこの配置w ナイスバルクです。

・波黄 凛(CV篠原侑)と蒼井 ミサ(CV小原莉子)の主役ペア
⇒篠原さんは『となりの吸血鬼さん(天野灯役)』以来。小原さんは『バンドリ2期(朝日六花役)』以来。どちらも主要な役どころで印象的なキャラだったこともあり、お元気そうで何よりです。

・その他お元気そうで何より枠の方々
⇒吉徳 キリコ(CV河瀬茉希)。『ゾンビランドサガ』の昭和のアイドル紺野純子役で見せた歌唱力。鮮明に記憶に残ってます。この方もゾンサガ以来ですね。
⇒他、主人公の父親役で立木文彦さんのお名前も。


それにアニメとは関係なく、このご時世で据え置き型ゲームで頑張ります!の姿勢も応援してます。

ですが、私は第4話の翌週に放送した総集編的第4.5話までの区切りの良いところをもって撤退。

「そもそも二次元にエロは求めてない」 身も蓋もない理由と
「家族いる中でこのゲームしないな」 販促にも乗らんだろう、と。


特定方向へ振り切ったスパイキーさを感じる作品。
各要素平均点または平均以下の作品を視聴するよりは心に刻まれること請け合いです。



■視聴された方に問いたい

 {netabare}「安全のために?」

 「安全のために」 ※カメラ目線のキメ顔で!

 今期(2019年秋期)屈指の名言だと思います。{/netabare}



視聴時期:2019年10月~2019年12月   

------


2019.11.11 初稿
2020.07.03 修正

投稿 : 2024/05/18
♥ : 45
ネタバレ

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

スポーツに謝れ

序盤 これは...

中盤 は?

終盤 w

この話は競技人口のすくないメジャー水上スポーツに興味を持った女の子の話
ジャンルは学園・部活・スポーツ
ええとまず全スポーツに謝れ。冒涜に値します。序盤でわけのわからない導入で視聴者を困惑させてさらに中盤の変なテンションもとい男性視聴者に媚びたようなサービスシーンが頻繁に出てきます。終盤ではトンデモご都合主義で序盤と矛盾した結果に。そして勝利した理由は愛(友情)の力だって、本当に許せません。そして私は正直LGBTに関しては口うるさいほうだと思います。それを考慮したうえで読んでくださるとうれしいです。{netabare}この作品から商業臭(というよりは視聴者集め)が露骨に感じ取れます。そしてこの作品は基本女子しかでません。普通にしていれば部活系青春みたいなのかもしれませんが、胸がむやみに大きく、とってつけたような付け焼刃の女の子のイチャイチャ(とよんでいいものなのか)、男性視聴者に媚びながらも「私達はこういうものを描いているんですよ」アピールが目に見えて...別にそれはただのクソアニメとして扱えばいいのですが、私はこのしょうもないアピールのために使われたと思うと全く許せなくてものすごく腹立たしい現状です。{/netabare}
内容です。すっからかんで何一つ内容がないといっても過言ではないくらいです。ただただ女の子たちが水上ボートに乗って非効率的なことをしているだけです。何が言いたいのか全く伝わりませんし、終始何やってるかわかりません
キャラにも好感は持てず、怒のキャラも本当にウザすぎてどうにかなると思いました。今時超カタコト異国人なんて受けないでしょうし、個人の表現の自由を妨げる(正確に言えば特定の人を近づけさせないようにさせる)ことが多多あったので嫌いです。

監督・シナリオ協力は金子ひらくさん。刀使の巫女や徒然チルドレンの監督を担当された方ですね
シリーズ構成は雑破業さん。中妹やブレンドSのシリーズ構成を担当された方ですね。なんでこんなクソ脚本かいたんでしょうね
キャラデザ・総作画監督は宮澤努さん。キャラデザは四回目だそうですね。キャラデザ好きじゃないです。
劇伴はノイジークロークさん。任天堂さんのスマブラに携わったことがあるらしいですね
制作はティー・エヌ・ケーさん。SchoolDaysやハイスクールDDを制作された方ですね

作画は良くなかったです。レースシーンは手抜きの3DCGで丁寧さを感じられなく、普通のシーンもキャラの骨格がおかしくなったりキャラデザが安定しなかったりと酷かったです
opは古屋真さん作詞、ヤナガワタカオさん作編曲、JET GIRLの二人が歌唱の「BULLET MERMAID」
edは安藤紗々さん作詞、神田ジョンさん作編曲、紫集院かぐや役の田所あずささん歌唱の「RIVALS」
声優さんもびみょうでした。演技も微妙でしたし、声も全然あっていませんでした

総合評価 見ないでください

投稿 : 2024/05/18
♥ : 15

37111 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

謎競技シリーズ

1話視聴後感想と今後の期待度
一言コメント:神田川はあんなにきれいじゃありません。そして競技がまた謎。謎競技シリーズに追加される。二人で一組で一人は操縦、一人はガンナー。どうなったら価値なのか勝利条件は分からないが、バンバン撃たれているところを見ると、銃で相手を倒す競技なんだろうと思う。なのに、なんで先行するの?後ろから撃たれるに決まってんじゃん。ケツに弾が当たってパンツ脱げるとは脱衣系か!!?なんだっけ、あの女子がサイドカー乗るアニメ、はこのりじゃなくて、つうかあ?だっけ?あれ臭がする。ファイルーズでてる。
期待度★★★

パンケーキ食べたいパンケーキ食べたいパンケーキ食べたい 神田川はくさい!

ちょっとお風呂入りすぎじゃないでしょうか?ホモよりましだがガチレズもちょっと。。。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 18

61.2 94 2019年度アニメランキング94位
なむあみだ仏っ!-蓮台 UTENA-(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (42)
161人が棚に入れました
釈迦如来の使命を受け、現世に降臨した帝釈天と梵天。その使命とは、煩悩の化身・マーラから人々を守ることだった!彼らは釈迦如来率いる十三尊の仏たちと共に梵納寺で共同生活を始める。顔を合わせては反発しあってばかりの帝釈天と梵天。過去に起きた「ある事件」のせいで二人の間には大きな溝が生まれている。煩悩から人々を救おうと奮闘する二大護法善神の帝釈天と梵天。そして、己の道を突き進む阿修羅の物語が今始まる!

声優・キャラクター
水中雅章、前野智昭、柿原徹也、小林裕介、平川大輔、森久保祥太郎、松岡禎丞、木島隆一、堀江瞬、八代拓、村瀬歩、内田雄馬、天﨑滉平、谷山紀章、河西健吾、山下大輝、鈴木達央、大塚剛央

徳寿丸 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

イケメンゲームアニメ

ゲーム未プレイ。
最初あかんやろな~と思いつつ視聴開始。登場キャラが所謂仏様と言われる何たら菩薩やら何たら如来が沢山出てきます。正直ほとんど誰が誰ってのがわからなくても特に問題ないです。一応それなりにキャラづけはされているのでこんがらがる事もないです。多分、ガシャゲーと思うので流石に声優陣は豪華です。バトルそのものはかなり陳腐です。それより、現世に降臨された仏様達の和気あいあい日常イケメン盛りを楽しむというスタンスが大事かと思います。ワンギリしようかと思ったのですが、のんべんだらりと完走してしまいました。まぁ女性向けっていえば女性向けですかね。まともな女性キャラは緒方恵美さんが演じた少女オンリーです(これはこれで貴重だった)。でもゲームはしないよなぁ。

私のツボ:梵天の花の髪飾り

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

煩悩を祓ってしまったら、このアニメなんて、誰も観ないっすよ(笑)

[文量→小盛り・内容→余談が本論系]

【総括】
仏(像)の擬人化、日常系寄り。

「刀剣乱舞華丸」の、仏像バージョンって感じですね。私は仏像には大して(日本刀ほど)興味がないので、擬人化が上手くいってるかは判断できませんでしたし、Wikipediaで調べながら観るほどの楽しさも感じられなかったので、脱落ですm(._.)m

《以下ネタバレ》

【視聴断念(3話まで)】
{netabare}
このアニメ、「煩悩を祓う」ってのがメインですが、、、 女性向けアニメって、めっちゃ、「煩悩を利用」していません(笑)?

別に、それが悪いことじゃないし、煩悩が全てなくなったら、経済なんか回らないし、多分、人類は滅ぶw

大事なのは、煩悩を上手くコントロールすることですよね♪

さて、アニメですが、総括にある通りです。まあ、女性向けアニメの中では、特に「不快」な要素は少なく、観やすいアニメだったとは思いますよ。

男性ばかり出てくるのも、仏像だから理由はある、、、と思ったら、菩薩や如来には性別がなく、(明王は男性ですが)天部には、弁才天や鬼子母神、吉祥天など、女性の仏像もあるんですね。
{/netabare}

【余談~ 仏の種類、学校に例えるならw? ~】
{netabare}
仏はその役割から、大きく、以下の4つに分かれます。

[如来]
悟りを開いた身。外見的には、螺髪(パンチパーマ)が特徴。華美でない服装。

各、如来について。
{netabare}
釈迦如来(しゃかにょらい)=仏教の象徴となる仏さま

阿弥陀如来(あみだにょらい)=極楽浄土への案内役

薬師如来(やくしにょらい)=病気を治すお医者様

盧遮那仏(るしゃなぶつ)=宇宙の真理すべてを知る仏さま

大日如来(だいにちにょらい)=宇宙の真理すべてを知る仏さま。
{/netabare}

[菩薩]
悟りを開く中途、修行中の身。装具(アクセサリー)を付けている。修行の為に、たくさんの人を救ってくれる。

各、菩薩について
{netabare}
十一面観音菩薩(じゅういちめんかんのん)=頭の11の顔を持ち、困っている人を見逃さない

千手観音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ)=十一面観音と同じように11の顔を持って、さらに千手の手で人々を救う

地蔵菩薩(じぞうぼさつ)=日本昔話でおなじみ。仏さまがいない時代を守る

弥勒菩薩(みろくぼさつ)=とおい未来に如来になることを約束されている、如来にもっとも近い菩薩

文殊菩薩(もんじゅぼさつ)=智慧の仏さま、「3人寄れば文殊の知恵」でおなじみ

聖観音菩薩(しょうかんのんぼさつ)=ベーシックな菩薩の姿

勢至菩薩(せいしぼさつ)=阿弥陀如来の脇侍。観音菩薩とペアを組む

普賢菩薩(ふげんぼさつ)=文殊菩薩とペアになって釈迦如来に従う。象に乗ってる

日光・月光菩薩(にっこうがっこうぼさつ)=お医者さまの仏さま薬師如来につかえる。看護婦さんのような存在

如意輪観音菩薩(にょいりんかんのんぼさつ)=幸福をもたらし、煩悩を打ち砕く「如意輪」を持つ観音

不空羂索観音(ふくうけんさくかんのん)=人々を救ったり、悪事をとらえることができる「羂索=縄」を持つ観音

馬頭観音(ばとうかんのん)=憤怒の怒りと馬が草を食べつくすように煩悩を打ち砕く観音

虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)=無限の記憶力をもつ仏さま。
{/netabare}

[明王]
怒りをもって、仏の道を諭す。武器を持っていたり、怒った顔をしています。

各、明王について
{netabare}
不動明王(ふどうみょうおう)=「心を(姿も)鬼にして」働きかけている仏さま。明王界のリーダーで大日如来の化身。

降三世明王(こうさんぜみょうおう)=三毒と呼ばれる煩悩を打ち砕く明王。五大明王メンバーで東方担当。

軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)=蛇の毒によって煩悩を払い、打ち砕く明王。五大明王メンバーで南方担当。

大威徳明王(だいいとくみょうおう)=水牛に乗り生あるものを害するすべてを打ち倒す明王。五大明王メンバーで西方担当。

金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう)=雷を操って過去・現在・未来の悪い欲を貫き壊し、キラキラの仏の智慧で心の汚れを取り除く明王。五大明王メンバーで北方担当。

大元帥明王(だいげんすいみょうおう)=すべての明王の総帥となる絶対的な力を持って国家を護ろうとする明王。

愛染明王(あいぜんみょうおう)=愛の欲望の強さを求心力にして、逆に悟りを求める心へと向かう力に変えようとする明王。全ての仏の中で、唯一、愛を認めている仏。

孔雀明王(くじゃくみょうおう)=毒蛇をも食べるとされる孔雀に乗り、人間を一番苦しめる毒薬とされる三毒を食べ尽くすことを表した明王。

烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)=不浄を焼き払い浄化させる火神。トイレを清める存在として信仰される。
{/netabare}


[天部]
仏法の守護者。鎧を着ていて、女性の仏像もあります。古代インドの神様が、仏教の世界にやってきたのが天部ですから、元々はメチャ偉いのですが、新参者ゆえに立場が低い(ちなみに、仏教においては神界、天国ですら輪廻の内側なので、輪廻の輪から外れた者より格下扱いです)。

各、天部について
{netabare}
四天王(してんのう)=如来たちがいる須弥山を東西南北の各方角を守るガードマン。

毘沙門天(びしゃもんてん)=四天王のうち多聞天が独尊で祀られるときの呼称。

梵天(ぼんてん)=宇宙創造神ブラフマーが仏教に取り入れられ神格化。釈迦を説得した梵天勧請のエピソードが有名。

帝釈天(たいしゃくてん)=梵天とペアを組んでお釈迦さまを守るガードマン。前身は最強神インドラ。

吉祥天(きっしょうてん)=幸福・美・富をもたらす女神の存在。毘沙門天の奥さん。

弁財天(べんざいてん)=仏法を守る役割を持った戦う女神。のちに財宝神としても信仰。

金剛力士(こんごうりきし)=お寺の山門に立って仏敵の侵入を防ぐガードマン。阿形像と吽形像がある。

阿修羅(あしゅら)=二十八部衆や八部衆の中の一尊で、戦いを象徴する最強の守護神。

大黒天(だいこくてん)=煩悩の象徴である邪鬼から仏教界を守る戦闘神。

韋駄天(いだてん)=お寺の伽藍を守る護法神。鬼が仏舎利を奪って逃げ去った時、これを追って取り戻したという話が有名。

歓喜天(かんぎてん)=ガネーシャ神。あらゆる障害や困難を取り除き、福徳をもたらす神。婦和合や、子授けの神。

十二神将(じゅうにしんしょう)=薬師如来の眷属、後に干支とむすびついて各方角を守る。
{/netabare}

という感じですね。


あるサイトで、「仏像を学校に例える」というのが面白かったので、(少しふくらませて)紹介します♪

曰く、「如来=校長」「菩薩=教頭」「明王=生徒指導」「天部=臨時講師や警備員」。

如来は校長なので、すでに悟りを開き、ど~んと構えてます。憧れの存在です。ただ、生徒からすれば、少し雲の上の存在で、直接相談するというより、校長先生の生き方から何かを学ぶ、目指す、というところですかね。校長って大抵、浮世離れしているから(笑)

菩薩は教頭なので、「どうやったら校長になれるだろうか?」と常に考え、一生懸命に自己研鑽しています(笑) 一方で、各先生方を統括したり、各業者と連絡をとったり、生徒と直接接して相談にのったりと、八面六臂の大活躍。まさに、中間管理職(笑)

明王は生徒指導の先生なので、いっつも怖い顔をしています(笑) 服装が乱れたり、授業中に寝ているなど、学校のルールを破ったり自分の弱さに負けるような生徒は、容赦なく叱ります。でも、それは「愛情をもった上での、説教」。本当は、優しい心をもつ先生なんですよ(笑)

天部は、転職組なんです。他の会社で働いていたけど、その知識や技能を生かして、学校で働き始めました。経済学の知識を生かして、現代社会の先生になったり、足の早さを生かして陸上部の顧問になったりしついます(笑) 生徒に直接接しないけど大切な、警備員、用務員、事務員さんなども、前職を生かして働いてます(笑) わりと、専門職が多い印象ですね。

、、、学校は、大体の人が分かる世界。こう考えるとなんだか仏様が身近に感じますね♪

(ちなみに、私の実家は神道ですし、自身は無神論者なので、仏教の回し者ではありませんw)
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 12

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

小ネタがいい味だしてる

仏教をイケメンにした作品です。
女の子向け作品かな?
この作品の一番の面白さはちょっとした小ネタが面白いです。
たとえば、彼らは一般人から見える姿はおじいちゃんだったりとか、そうした小ネタが観ていて面白いと言う印象を受けました。
本当は普通にイケメンなのですがw
そうした小ネタ以外にもストーリーも深刻な話しや軽い戦闘シーンなんかもあります。
中々面白い作品ではないでしょうか。
ラストの展開は少し以外でしたw

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

61.0 96 2019年度アニメランキング96位
BAKUMATSUクライシス(TVアニメ動画)

2019年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (19)
90人が棚に入れました
やり直しの利かない運命(アンリセッタブル・クライシス)――。“もう一つの幕末(BAKUMATSU)"を舞台に、原案ゲームとは異なる切り口で12人の志士たちの生き様を描くオリジナルストーリー。

声優・キャラクター
中村悠一、江口拓也、三木眞一郎、松岡禎丞、佐藤拓也、代永翼、染谷俊之、多田啓太、鈴木達央、八代拓、武内駿輔、中島ヨシキ、真堂圭、山下七海、木下浩之、緒乃冬華、羽多野渉

60.7 97 2019年度アニメランキング97位
XL上司。(TVアニメ動画)

2019年秋アニメ
★★★★☆ 3.1 (39)
150人が棚に入れました
友達の紹介で、XLのとあるもののモニターになってしまった咲。彼氏もいないのに絶対ムリ…!とヤケ酒を飲んだ夜、自宅まで送ってくれた鬼上司・須藤さんに大量のアレを見られてしまう!ち、違うんです!!!事情を話すと、須藤さんが秘めたモノを露わにし――犬猿の上司と、XLモニター…しかも全種類を制覇って…嘘でしょ!?

声優・キャラクター
《通常版》石谷春貴、井澤詩織、汐谷文康《完全版》河村眞人、春乃いろは、谷根千

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

「滅多にないXLサイズなら…ココにある」

この作品の原作漫画は未読です。
所謂「僧侶枠」の作品ですが、このシリーズは本当に息が長いと思います。
何せ本作品が第11作目に相当するんですから…。
大体毎期1作品ずつくらいのペースで放送されているので、足掛け3年は放送が継続していることになります。


友達の紹介で、XLのとあるもののモニターになってしまった咲。
彼氏もいないのに絶対ムリ…!とヤケ酒を飲んだ夜、
自宅まで送ってくれた鬼上司・須藤さんに大量のアレを見られてしまう!

ち、違うんです!!!
事情を話すと、須藤さんが秘めたモノを露わにし――

犬猿の上司と、XLモニター…
しかも全種類を制覇って…嘘でしょ!?


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

今回のヒロインは、金欠のOL・渡瀬咲。
驚くべきは、ヒロインの声優さんがしーちゃんだということです。
前作「指先から本気の熱情-幼なじみは消防士-」ではちょい役のOLさんとして出演されていましたが、今回は堂々のメインヒロインなんです。

事前情報無しで視聴を始めたので、1話目で「あれ、もしかしてしーちゃんなんじゃ?」と思い、エンドテロップを見て確信しました。
こういう嬉しいサプライズは全然ウェルカムですよね^^

物語の構成としては、大体これまでの僧侶枠の作品と一緒です。
男女が知り合って良い仲になり、ケンカや第3者の介入といった紆余曲折を経てお互いの絆が深まっていく感じ…
だから物語の内容もさることながら、声優さんの演技にドップリ浸かって堪能する作品だと思っています。

主題歌は須藤圭介(石谷春貴さん)による「XL BO$$」

1クール全8話の物語でした。
しーちゃん推しの方は必見の作品なのではないでしょうか。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 9

60.7 97 2019年度アニメランキング97位
闇芝居(第7期)(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★☆☆ 3.0 (25)
84人が棚に入れました
身の回りで起きる怪奇な都市伝説をテーマにしたホラーショートアニメ。第1期は2013年夏に放送され、“紙芝居”をデジタル表現でみせるという独特の昭和テイストで多くのファンを魅了。以降、2014年夏に第2期、2016年冬に第3期、2017年冬に第4期、2017年夏に第5期、2018年夏に第6期が放送された。紙芝居屋の“おじさん”役は、これまでのシリーズでも同役を演じてきた津田寛治が続投する。

声優・キャラクター
津田寛治、村井良大、吉村駿作、篠田諒、大赤見展彦、沢井正棋、長谷川里桃、堀越せな、小珠ひかる、西谷有機、太田彩華、七瀬大空、中村久美、和泉紗江、中込佐和子、安藤一夫

60.3 99 2019年度アニメランキング99位
W'z《ウィズ》(TVアニメ動画)

2019年冬アニメ
★★★☆☆ 3.0 (79)
285人が棚に入れました
荒城ユキヤ、たぶん14歳。普段はひとりでDJやってます。親の影響で、小さい頃からハウスミュージックを聴いてたから…… プレイ動画もちょこちょこアップしたりして。誰かに何かを伝えたい。認められたい、必要とされたい。けど、傷つくのは怖い。どこか噛み合わない日常…… ある日、視聴数を稼ぎたくてやったことが、取り返しのつかないことになってしまった。『あの世界』からの生放送。それをきっかけにボクは狙われ、人の願いと、想いの渦に巻き込まれていく。自分ひとりではどうにもできない状況…… でも、誰かと一緒なら 。

声優・キャラクター
福原かつみ、増田俊樹、武内駿輔、江口拓也、山上佳之介、浪川大輔、福山潤、藤田茜、水瀬いのり、種﨑敦美、高橋未奈美、日笠陽子

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これ、「ハンドシェイカー続編」ってことで良いんですよね? ダンス要素が気になります!(神ってガチで「神」なんですか!?)

事前情報をまったく把握しないまま第1話を観たのですが、とりあえず『ハンドシェイカー』最終話から10年後のお話ということみたいです。

とりあえず前作『ハンドシェイカー』からは、「ハンドシェイカー」という能力を持つペアが手をつなぐことで「ジグラート」と呼ばれる異空間に入ることができ、「ニムロデ」と呼ばれる固有の異能を発揮してただ1ペアが勝ち残るまでバトルし、勝ち残ったペアが望みをかなえることができるという設定がそのまま引き継がれているようです。

…が、まあそんなことはわからなくても一応ストーリー進行で「ジグラート」や「ニムロデ」のニュアンスはわかると思うので『ハンドシェイカー』を観ていない人を完全に相手にしていない作りではないとは思います。

荒城ユキヤ(主人公)の能力の特殊性も、おそらくは前作準拠といった感じでしょうか。ヒロインと目されるミドリの方は良くわからないですけどやっぱり前作同様、普通の「ハンドシェイカー」ではなさそうな感じでした。

なお、ユキヤも前作登場人物の関係者と思われます。

前作との差別化要素としては、ダンスミュージックという辺りなのかなと思いました。ビート、グルーヴといった用語が聞こえてきた気がするのですが、ダンス要素がストーリーにどう絡むのかはちょっと興味があります。

ちなみに私は前作『ハンドシェイカー』のレビューにて書いた通り、「続編があったら観ます」なスタンスでとりあえず視聴継続なのであります。
(実は前作も嫌いではなかったですし…。)

2019.1.13追記:
第2話の冒頭で「バベルの塔」の話が出て来ましたけど、じゃあ「願いをかなえてくれる神」っていうのはガチであの「汝の主たる神」なんですかね?

2019.4.1追記:
観終わってみれば、間違いなく『ハンドシェイカー』の続編でした。『ハンドシェイカー』を観ていて「投げっぱなし」と思っていた話はいろいろと回収された感じですが、新しく謎は生まれたかもしれません(笑)。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 26
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

プラネットウィズとは関係ない

1話感想{netabare}
なんじゃこりゃ、“ハンドシェイカー”の続編じゃ~ん!
(しまった、前作ハンドシェイカーの感想途中までしか書いてないや)
前作はいわゆる「オレ達の戦いはこれからだエンド」で、行方不明の親はどうなったのか謎だわ神様の正体も不明だわ、そもそも神様の言ってることは本当なのかどうかを訝(いぶか)しんだ段階での終了で非常に中途半端で「なんじゃこりゃ?」だったのだけど…。
要は自分は前作は「残念な形での未完結作品」としてクソ判定を下してまして、うう~ん?続編ありきの構成だったってこと?
だったらハナから「続きは2019年に~」と言えば良かったのに…決して前作の人気を受けての続編ってことではなかろう、最初から“ウィズ”を作ることは想定されてたんだよね?
不思議不思議、なんで自ら評判落とすようなセールスしてたんだろう。

で、本編の“ウィズ”ですが、さすがに前作「目が痛い」って声が多かったのを受けてか、そこまでキラキラ・ギラギラしてない。
これだけでもかなり見易くなった?
主人公の能力は「特定の人物である必要なく・それこそ誰でも」ハンドシェイカーの相方にできてしまう特殊なものって話かな?
しかもその能力で相方にされた場合は「神様からの声」が聞こえなかったり、ジグラートでの記憶は残らない、って感じっぽい。
今まではそうだったのにハルカは違ってて──って展開だろうか。

と思いつつキャラの名前調べに公式ページ見に行ったらひっどいネタバレ食らったあああああ!
気をつけろ、公式見に行ってはいけない、2話終わったら大丈夫かも知れんけど現段階ではアカンわアレ。

面白いかどうかは不明だけど“ハンドシェイカー”世界の顛末はどんなのか見届けたいので見る予定。
これでまた未完で終わったらどうしてくれよう。{/netabare}

2話感想{netabare}
よし、もう書いて大丈夫かな。
↑で「公式でネタバレ食らった」ってのは、キャラ紹介のところに前作のキャラがドバーっと載ってて、外伝というより続きですよと明かしちゃってて。
2話でコヨリに頼まれた内容が今回の主人公達の目的になるのかな?
ツダケンとマユリの探索…前作の重要キャラクターですしおすし、やっぱ外伝ってよりは続編と見たほうが良さそう。
ってか両親の捜索はどうなったんだ?
また前作から10年後って設定の割にはあんまハイテク化が進んでないような?1話のファミレスのシーンでも全自動給仕システム見せなかったし。
あと前作「一番核心に迫ってる重要キャラ」のツダケンが口下手設定で、肝心の謎明かしパートのテンポが非常に悪かったのだけど、今回も重要キャラっぽい(中の人が浪川だし)のが「何を言ってるのかわからない」だってさ。
あーもう、そういうので時間稼ぐの止めて欲しいのだが…まぁこれはちゃんと出てくる(もう出てる)ようになってから判断か、イヤな予感しかしない…。

でもって2話感想。
ユキヤの両親ってハンドシェイカー1話の鎖マンか。
ってかこっちの1話で出てたマサルって前作の「ましゃるー」か、覚えてないワケじゃないけど思い出すのに時間かかった。
研究室?で振舞われるのはシュウマイじゃないのか。
そして主人公の能力は1話感想で書いた通りのものでいいみたい、その一方ハルカはトボけてるのか本当に記憶無いのか…。
でもって前作ではちょっと期待しつつもやってくれなくてガッカリしたことがありまして。
「ハンドシェイカー敗退してジグラートに入れなくなった奴によるサポート」、特にコドモ店長がそれを「やる」と言ったのにその後それらしいシーンは無く「なんだやらないじゃないか」と突っ込んだもんだけど、今回はやってくれる、かも?
主人公の能力でこっち側の機材をジグラートに持ち込めるみたいだし、サポート役として前作のキャラ達が登場するって流れ…かも知れない。
これは期待していいのかなぁ…?{/netabare}

3話感想{netabare}
うーんうーん、どこまで前作情報書いていいのやら。
知らなくても通じるような作りにはしてると思うので、そこで語られてない「前作のあの件はどうした?」について言うのは…良いのかな?
遠慮せず書いちゃうと、前作の流れとしては(超ネタバレ注意)
{netabare}
・コヨリとマユミはジグラート生まれの双子で、先天的なハンドシェイカー
・幼いハンドシェイカーは格好のカモとして常に狙われ安息の日が無い→どうにかしなくてはと親父教授(これもハンドシェイカー)が闇堕ち→神にまみえる、と残して妻共々行方不明
・行方不明から1月後、コヨリとマユミは心と臓器の一部を「持ってかれる」※→居なくなった両親が神に頼んでそうさせた?
・「こんな仕打ちあんまりじゃないか、なんとかならんのか」と教授の教え子のマキハラとツダケンが方法を巡って仲たがい、ツダケンはマユミを連れて行方不明
・※の時、臓器亡くして死ぬところを提供して生きながらえさせてくれたのはタヅナ(前作の主人公)の妹→そんな「縁」でコヨリとタヅナはペアになれた(と思う、これは個人的解釈)
・一方ツダケン側はマユミに薬物投与して洗脳して強引にペア化させてた
(更にネタバレ、これは読まなくても良い){netabare}
・「これに勝てば神様に会える(根拠はナシ、当人が勝手にそう感じるんだそうな)」としたタヅナペアvsツダケンペアは引き分けに→それぞれ相方を救う手段を探すぜエンド→その中に「神とまみえる」の選択肢は残ったままで、おれたたエンドにしか見えない{/netabare}{/netabare}

で、この流れだったら教授は一体何考えてたの?・神様にどんな願い言ったの?・そもそも神ってマトモなの?ってのは気になると思うんだよねぇ。
もっと突っ込めば、コヨリマユミの体質が正常になってくれない限りは(もしくは、どうにもならない理由があるならせめてその理由を明かしてくれない限り)スッキリしない話でして──。
ってことで今作はそこら辺の「問題」を解決してくれる展開だったら良いなぁ~と見てるのですが

3話、ハンドシェイカー同窓会が開かれて色々と話がされて…ユキヤがジグラート生まれと明かされる。
うおっ、これはキタか?
コヨリマユミの謎と直結するんじゃないか?
しかもコヨリは歳をとってないそうで、完全な体質改善はされてないらしい(ってかその体質はコドモ店長もかかってるだろw)。
ってかユキヤを鎖マンに預けたのは浪川だろこれ。
前作最後、てっきり「まだまだハンドシェイカーは居る」って設定だと思ってて浪川もそのうちの一人だと解釈してたのだけど、普通に本当に神様?
また預けたタイミングは前作の一連が終わった後っぽい、まさか親父教授の生まれ変わりってオチじゃないだろうなぁ?(コヨリに心を魅かれるのは親子の情愛が加味されてたから、って展開よくありそう)
ってかコヨリ、お前無防備過ぎだろw
ユキヤにツダケン・マユミの探索お願いしちゃってスイマセンした直後なのに思わせぶりな態度取っちゃってまぁ…同窓会メンバーも言ってやれよとw
ハルカとのNTR展開になったらクッソ笑えるけどそんなことは無いだろう。
ハンドシェイカーが身バレした時の危険性はコヨリが身をもって一番知ってそうだが…心は戻ったけど記憶は戻ってないんだっけ?どうだったっけ?
そして新たな謎、ユキヤは10年前赤ん坊だったのに現在14歳という不思議な現象、これは伏線でしょう、まさかスタッフのウッカリってことはないと思う。

それにしても…やっぱこれ前作見てないとキツくない?
いきなり新キャラどばーっと出て、しかもそいつらの会話ばかりがダラダラ続いて…。
鎖マン「あいつ(ユキヤ)はお前とは違う、オレともユキネとも、あいつと同じヤツは…」と言ってコヨリに目をやるシーンがあるけど、この流れの意味分かる…のか?(答え:{netabare}コヨリはジグラート生まれ{/netabare})
また、この流れで同窓会メンバーはコヨリの事情を承知してることも明かされてて、前作メンバーは情報を共有してると見ていいのか?それにしちゃあコヨリは鎖マンとユキヤのこと知らなかったみたいだが。
更に言うとコダマヒビキペアは出番無いかも?公式のキャラ紹介に載ってない。
なんだかんだで1クールって長いので、そのうちW'z新キャラがメインの話が続くようになるとは思うけど…天文台ペアがメインの回が自分的には辛そうな予感。


独自の呼称をしちゃってるので追記、な、直したほうがいいかな?
鎖マン→レイジロー
ツダケン→ナガオカ
浪川→フミユキ
コドモ店長→チヅル{/netabare}

4話感想{netabare}
うわぁこうなるか、大丈夫かな?
タヅナとユキヤどっちが主人公なんだよ?ってなりかねない予感が…タヅナ早々に退場するかね?
ってか前作キャラが出張ってきて、マジで今作から見始めた人篩にかけてない?大丈夫??
現在戦ってる相手はそのうち共闘関係になって、コンポーザーと芥川教授のスポンサーとユキヤ預けたヤツと神様(一部はイコール?)と対峙してく展開になるんじゃないかな。
そこまで行けば今作からの新キャラしか分からなくてもイケると思うが…。{/netabare}

7話までの感想{netabare}
主人公の座をタヅナが食ってしまうんじゃないかと不安視してたけど、それより先にヒロインの座をコヨリが食っちゃってないか?w
キャラグッズとかコヨリのほうが売れそう…今後巻き返すのかなぁ?
レズコンビと天文台ペアの扱いは予想通り。
それよりも7話、ユキヤと親父の会話で「別にコヨリの時のような生きる死ぬって問題じゃないからハンドシェイカー対戦は降りてもいいんだぜ?」みたいな話が出て「おおっ!?」とビックリ。
前作で不満を感じて突っ込んでた問題じゃーん、やっぱ作ってる側も自覚してたのねw
そういう話は1期でやって欲しかった…が、まぁ回収?してくれただけでもありがたいのかな?
そしてユキヤとハルカがかつてジグラートで何があったのか、それをどう認識してるか(心にしまってるか)の話になって…。
ちょw
若気の至りで粗相をした後「あれは酒の勢いでつい…スマン無かった事にしてくれ」「う、うん」みたいな感じなのね。
なにその気まずい関係ww
ってかそんな関係で1話から途中まであんな親しく接してたのか、ってか1話そんな関係でいながらジグラート連れて行ったのか。
その時はそうまでして再生数稼ぎたかったってことなんかな?
コヨリを巡ってタヅナに嫉妬したり、ユキヤって結構闇が深い?{/netabare}

10話までの感想{netabare}
8話、ハルカが突然ヘソを曲げた理由が分からない。
9話はそれが原因で転校までして奥池グループに加担するって流れだけどどうにもピンと来ない。
まぁそのうちちゃんと理由は明かされるだろう、と待ってたら10話で明かしてくれたのだけど…え、そんな理由?
「ユキヤが女子から悪口を言われてるのに言い返せなかった自分がイヤ」ってことらしい。
…?
自分はてっきり女子らは「今まで気にもしてなかったけど学祭の姿見て興味が沸いた」という、好意的な話をしてるんだと思った。
わ、悪口だったのかあれ…。
もしろユキヤの良さが他人にバレちゃった・独り占めできなくなったと思ってしまった自分が許せないとかの方がまだ自然じゃない?
そんな複雑な心情はアニメじゃ描けないって?いや描けるだろー。
ユキヤもそれ聞いて「そんなこと」呼ばわりしたが、それはこっちの台詞、ナガオカとマユミの件そっちのけで話数跨ぐ話かよーー。
ってかさ、今期のユキヤを巡る一連の騒動の発端って1話のジグラートでのライヴをネットに上げた軽率な行為に因るもので、そっちを理由に気に病んでるでも良かったんじゃ?
1話の段階ではハルカはジグラートは知らない体を貫いてたので、止めようと思えば出来たのにしなかった自分を責めるとかさぁ。

なんか恐ろしくなってきたぞ、今作も中途半端に終わらせてまた続編作るつもりだったりして?{/netabare}

11話感想{netabare}
うぅ~ん、前作に引き続きまたこういう系かぁ。
コンセプトとしては「良い奴ばかりで悪い奴はどこにも居ない」だとは思うんだ。
それが良いっていう人が居るのも分かる。
だけど自分としては…その方向性自体は構わないのだけど、それでいて対立・戦闘をするって展開をやる上でスタッフの取る手段が「誤解が元」「意見交換ができてなかった」ばっかり。
毎度毎度戦った後で「話したら分かってくれた」オチ。
いやまだそれでも構わないのだけど、じゃあ「話すことのできないよっぽどの事情があったのか?」というと、無い。
前回のユキヤの「そんなこと」呼ばわり以上に、10話のナガオカマユミが音信不通だった理由・浪川がユキヤの目的を知らなかった理由、ここら辺はもう何なんだよと。
ナガオカの口下手、浪川は何を言ってるのか分からないという設定を見た瞬間にイヤな予感はしてたけど、残念な方向で当たっちゃいました。
お互い良い奴で、意見交換もしっかりして、だけど主張の違いで対立ってのはないのかな?
タイトルからたまたまイジっただけではあるけど“プラネットウィズ”はそうだったじゃん?
一応次ミドリとの対決っぽいからそこでやるのかな?
ってか浪川「探してる人も見付かったしもうお前の望みは叶ったな、じゃあ能力消えてもらおうか(じゃないとミドリに何されるか分からない)」にならんのか?

というかだ、天文台ペアが子供のころキャンプで引率を務めた先生がナガオカとマキハラで、けど「これ前期見てなくて気付いた人ってどれだけ居るんだろう?」と凄い勿体ぶった描き方(「マキなんとか先生」としか呼ばなかったり、ナガオカも名前言われるのはサラっと一度だけ)で、そこら辺を伏線・ナガオカの居場所を見つける手がかりに繋がるのかと思ったら全然関係ないでやんの。
これじゃあ天文台ペア自体要らなくね?
ナガオカとマユミがジグラートで暮らしてる理由はやや肩透かし感はあるけどまぁいい、現実出たらナガオカ死んじゃうからね。
ただその…歳取らない状態で何年分一緒に暮らしてようが子作りしちゃうのはやっぱ抵抗を覚える。
ユキヤはコヨリの甥ってことになるけど、↑の「3話感想」で書いたように「弟じゃないか?」って予想は簡単についてしまうので、それを外そうとしてこうなっちゃったのかな?
ってかコヨリの両親の件はどうなったんだ?あえて無視してる感じもするが。
奥池グループが芥川教授の研究のスポンサーだったって繋がりはあるのでそっちで明かしてくれるのかね?
それとタヅナとコヨリの「願い」の内容とコヨリが年取らない理由か、まだ明かされてない謎は。{/netabare}

12話感想{netabare}
キキキ、キターーー!
こういう展開を待ってた。
いわゆる「動機や目的に生き死にがかかった」話…別にかかってなくても良いのだけど、じゃあそれに代わる切実さを視聴者に説明できるほどのものを用意できるか?といったら難しいだろうし話数も食うだろうしで、ある意味お手軽ともいえるけどこれで良いんだよこれで。
更に前回の感想で指摘した『「悪い奴はどこにも居ない」をしたくて戦闘(対立)の理由が「誤解が元」「意見交換が不十分だった」ばかり』『お互い良い奴で、意見交換もしっかりして、だけど主張の違いで対立ってのはないのかな』につぶさに答えてくれたかのような展開。
なんだやればできるんじゃーーーーん!!!
ってそれは7話の会話見りゃ分かってるけど、くそう遅いよ、次で最終回?
あーもう、ホントもう、こういう展開を4話くらいでやってくれよと、できないワケじゃないんだからさぁ。
というか…逆に1期を見てなかった方はいきなりグロい話になったと面食らわないか?
体の一部が宝石化してえぐり取られるって…前作知ってればコヨリも似たような目に遭ってるので驚くことでもないんだけど。

一応内容のおさらい。
奥池グループのトップのミドリはジグラートから物質を持ち出すことのできるユキヤ・ハルカの能力が欲しい(→実は真の目的ではない、あくまで手段)。
断ったらジグラートでニムロデを壊せば勝利確定という穏便な手段ではなく現実世界で実力行使をされかねない(この手段は前作で芥川教授もやってたねぇ)。
ミドリが神様に会って願いを叶えれば目的も果たせるだろうとして、ユキヤ・ハルカは出来レースを持ちかける。
出来レースの内容は、ニムロデ内に以前敗退したハンドシェイカーを召還できるので、そいつらにワザと負けてもらうことでミドリに勝ち星を与えて神様に会わせようというもの。
が、実はミドリはとっくに神様に会って願いを叶えていた。
願いの内容はジグラートから物質を持ち出すことにご執心で芥川教授のスポンサーになってた父親が、芥川教授の失踪に伴い精神的に追い詰められ、そんな父を救おう・どうにか認められようと「この身に変えて(ジグラートから物質(情報も可と言ってる)を持ち出す)」なーんてことを言ってしまったもんだからさぁ大変。
本当に体の一部が別の物質(ジグラート産の何か)になってしまい、そして父親は喜んで摘出しまくる鬼畜っぷりを披露。
結果的に児童虐待状態となり、それを見かねたセパはミドリを救おうとしたが、これまた結果的にミドリを父親殺しにさせてしまう。
こんなことになってしまったのはそれもこれも神様やハンドシェイカーシステムのせいだ、として復讐するのがミドリの真の願いだった…ってことかな?

神様っていうのがWiz6のコズミックフォージ(願いは叶うけど良い結果にはならない)とまではいかないけど意地悪というか、お前AIかよ?ってくらい字面通りの叶え方をしてしまう。
芥川教授の願いも言葉の綾でコヨリマユミにあんな影響を及ぼすことになったってことかのう?{/netabare}

最終回までの感想{netabare}
お、終わった、終わったぞ!?
どうしても前作同様投げっ放しエンドで終わるんじゃないだろうなぁ?という不安が払拭できずに居たのですが、これ、ちゃんと完結した、でいい…よね?
「あの件はどうした?」というのもあるけど、一応想像で補うことはできるレベル。
芥川教授がどんな願いを神に言ったか?だけど、具体的には分からないまでも言葉の綾で娘双子にあんな災い(一期でしか触れてない)が降りかかったというのは分かる。
最後「背が伸びた」と言ってて解除されたっぽいからね。
具体的にどんな文言で誤認識された?のは気にはなるけどねー。
教授夫妻の行方だけど、これは直接神様とは関係の無い理由かなぁ?
ジグラートではなく現実の世界でハンドシェイカーを手にかけてるので(これも一期でしか触れてない)、登場させてもそこら辺の償いしなきゃならなくなるし、頭狂ったまんまどっか行っちゃったってことでもそこまで投げっ放しではない、かと。
ああ、神様やジグラートってそもそも何だよ?ってのは気にしてはいけない、それは創作物における最初の嘘ってヤツでしょう。
まぁ掘り下げるなら掘り下げるで続編作ればいいし、「ハンドシェイカー→ウィズ」のストーリーとしてはひとまず完結したと見ていいでしょう。

序盤完結させるつもりあるんだろうなぁ?と不満抱いてた時期もあったけど、ほほうこうなりましたか。
ユキヤはナガオカが親父であることは知らずに終わるかと思ったら、ちゃんと知ることできました。
つまりコヨリは叔母に当たると知ることにもなるのだが、これで序盤抱いた恋心?も踏ん切りがつけられたのかな。
画面には出ないけどヒビキコダマも最終決戦の舞台作りに協力してた模様、一期知らんと誰ソレ?になりそう。
復讐を原動力にしてたミドリは梯子を外されて喪失感半端なさそう、ってかハンドシェイカーの力無しで奥池グループの存続大丈夫かね?
浪川だけがハンドシェイカー能力を維持してるのかな、もし続編あるとするなら(無いと思うが)ここら辺が中心になりそう。

不満点が無いワケじゃないけど(ミドリが関わってくる展開はもっと早くからやって欲しかった、予告も逆効果じゃないかな?)、終わってみれば前作ハンドシェイカーの仇を討ったというか、不満を解消してくれて「ああ良かった」って感じ。
ひょっとしたら前作を強く不満に思った人ほどカタルシスがデカいかも?
…。
バンドリといい、最近そういうの増えて来てるのか?

恐らくテーマはアバンでバベルの塔について語ってるように、「言語が変わった→意思疎通が困難になった→それによる誤解・対立」で、「話せば分かってくれる」相手にしっかりと話さなかったがために戦闘に発展って展開が多く、個人的にはイラっとくることが多い。
そんなん先に言えよって感じでね。
テーマなんだからしょうがないといっても、もうちょいやり様があったんじゃないかなぁ。
また「音楽は言語を超える」ってのをやるのかなぁ?と思ったが、作中そう思わせる描写は見当たらない、見落としてるだけかも知れないけど。
ハルカのニムロデなんてギター型でありながら使い方は鈍器だしね。{/netabare}

総評{netabare}
前作の投げっ放しエンドを不満に思った人への救済作品。
前作不満に思ったとしてもオチではなく絵や演出がダメって方は見てもしょうがない気がするし、前作知らずにウィズだけ見てもキャラが理解できるかどうか怪しい。
誰得作品?と考えると非常にニッチなような…。
ついでに放送前の宣材などではハンドシェイカーの続編には見えず、更にはBL作品っぽい印象を与えるものばかりで、ホント何処を狙ったんだ?
スポンサーに企画通す時にブラフかました?今そういうのってあるんかな?
もしそうだったらそこまでしてハンドシェイカーの顛末に決着をつけてくれたのはありがたい。
これから見ようという方は前作ハンドシェイカーを先に見ることをお勧めします。
あ、見る時は部屋を明るくしてTVから離れてね。{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 8
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

問題点を改善し見所を増やした「ハンドシェイカー」続編

2019年冬アニメ。全13話(+BDに前日譚1話)。

2017年冬アニメ「ハンドシェイカー」の正統な続編です。
前作に比べてほぼ全ての要素をバランスよく改善しています。
第1話から見所を作り解りやすくする、映像の方向性はそのままにメリハリを付けて見やすくする、台詞を簡潔にして画と演出で理解させる、特に質の高かった音楽を新しい見所に加える、など。
問題点を改善するのはなかなか出来ることではないと思うけど、それをきちんとやっているので魅力が増しています。

【良かった点】
{netabare}
脚本の全体の流れが「ハンドシェイカー」に比べ、かなりスムーズに。王道で良い話が多いのでとても安心して見られました。
ただ台詞回しが回りくどかったりしてちょっとわかりにくい所も。

前作と同じく音楽が良質で、さらに主人公の核となる要素に設定することで新しいウリに。音楽の流し方も細切れにしないのが個人的に凄く好みです。
サントラも買いましたがとても良かったですよ!

前作では見にくかったビジュアルも大分改善されています。
バトルシーンが凝ってるのは相変わらずですが、メリハリを付けるようになって大分見やすくなりました。
止め絵を効果的に演出に使っているので、かえって映像の作り込みや美しさがしっかり見られるようになった印象。
シーン毎に光の具合とか意識してるのも面白い。屋外と室内で全体的に色味が変わるのが好きなんだけど、時々見にくく感じるかも?{/netabare}


【キャラクター】
この作品、相変わらずキャラクターとパートナーの描き方に優れています。
{netabare}
ユキヤとハルカが良いですよね。和む。
相手と一緒に居ると自分もここに居ていいんだと思える。そういう関係が前作から一貫して描かれてきたパートナーの在り方で、ハンドシェイカーをリタイアしてから皆願いが叶っているのも同じ。
その点が前作よりもさらに解りやすくなり、続編としての質を高めた印象でした。

今回の新キャラに共通するのが世間や学校で浮いていること。
孤独感の強さと人間性の芯となるものが描写されていて、どこか共通する気質があるように感じられます。過去の回想が短いながらとてもわかりやすくて良い。

前作キャラの活躍のさせ方も秀逸。
パートナー同士で皆幸せになっているのも嬉しいし、能力を失っていることで新キャラの活躍を喰いすぎないように配慮されています。
ユキヤに対しても胸が温かくなるような関係が多くて良いなあと。会話シーンからもユキヤの特殊性が解りやすくもなっています。
コダマとヒビキが登場しなかったのだけが残念…。

特に親子関係はグッときました。
ユキヤが一番信頼している相手が養父母だったり、コヨリに実母の面影を見ていたり、細かな描写が好き。
奥池家のエピソードもラストに持ってくるのに相応しい内容でした。ミドリが幼い頃から求めていた父親の愛情、あるいは生きる意味を、ミドリから生きる意味を与えられたセバが今度は与える側になる、ということなのかなと思いました。父親を殺したあの瞬間からもう一度やり直すという演出も良かった。{/netabare}


【個人的に勿体無いと感じた点】
{netabare}
タヅナ達が神にまみえた件には触れられておらず、全体的な設定の甘さは変わらず。
ジグラートやハンドシェイカーについての解説が作中でされないのが、初見さんにはマイナスかも。公式サイトにはあるんですが…
ただこれはハンドシェイカー達の生き様・関係性を最重要視した展開上、意図的に省いたように感じました。描きたい内容の取捨選択は理に適っていると私は思ってます。

異能バトルものとしては前作の方が興味深かったかも。
キャラの能力が前作の方が多様だったのは確かです。これも敢えて解りやすくした印象がありますね。{/netabare}

あとさあ…女の子こんな可愛いのに何で最初から売りにしないのでしょう?w
男性キャラも魅力的だったけど、女の子好きとしては最初スルーする所だったよ…;;


【BD1巻収録・未放送話について】
{netabare}
ユキヤの養父母・荒城夫妻(ブレイク・チェイン、バインド・チェイン)の過去編。
前作「ハンドシェイカー」第1話直前、ハンドシェイカーになった際のレイジロウとユキネのエピソード。ちょっと齟齬が出た部分もありますが、チェイン組の掘り下げが前作で無かったのが残念だったので、その意味ではとても良かったです。
レンタルでも見られるので気になる人にはおススメ。{/netabare}
(2019.5.30)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 8

59.5 100 2019年度アニメランキング100位
指先から本気の熱情 -幼なじみは消防士-(TVアニメ動画)

2019年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (36)
119人が棚に入れました
「ほら、俺ってチャラいから?」幼馴染の消防士・颯馬に、合コンのセッティングを頼まれる日々を送る涼。こんなチャラ男は恋愛対象外…そう思っていたある日、マンションが火事に遭い、颯馬の部屋に泊めてもらうことに!一つ屋根の下で、警戒して距離を取ってみるものの…火事から助けてくれたときの怪我を見てつい近寄ってしまい――こいつとは、ただの幼馴染の方がよかったのに。初めて見るアツい眼差しを、もう…拒めない――。

声優・キャラクター
《通常版》伊東健人、高森奈津美、高塚智人、駒田航、本多真梨子、井澤詩織、原嶋あかり《完全版》マーガリン天狗、桃山いおん、井伊筋肉、あさぎ夕、青葉りんご、月野きいろ、鹿瀬紫卯

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

「ほら、俺ってチャラいから?」

この作品の原作は未読です。
数え間違いが無ければ、僧侶枠10作目の作品に相当します。
僧侶枠の作品が2桁に到達するとは正直予想外でした。
やっぱり…密かに需要あるんですね^^


幼馴染の消防士・颯馬に、合コンのセッティングを頼まれる日々を送る涼。
こんなチャラ男は恋愛対象外…
そうおもっていたある日、マンションが火事に遭い、颯馬の部屋に泊めてもらうことに!
一つ屋根の下で、警戒して距離を取ってみるものの…
火事から助けてくれたときの怪我を見てつい近寄ってしまい――

こいつとは、ただの幼馴染の方がよかったのに。
初めて見るアツい眼差しを、もう…拒めない――。


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

思った以上にズバッと直球のINTRODUCTION…
起承転結の「起」は正にINTRODUCTIONに記載の通りの展開でした。

5分枠で全8話の作品なので、寄り道・回り道している尺の余裕は無いのでしょう。
綺麗で可愛い幼馴染のヒロインが本作の主人公で、周りはイケメン消防士だらけ…
消防士はイケメンだけじゃなく、大柄で鍛え抜かれた体格というオマケつき。

夏アニメに消防士関連の作品が重なったのは全くの偶然なんだと思います。
本作の他には、夏から2クールで放送されている「炎炎ノ消防隊」が該当するのですが、まさか全世界を震撼させた京都アニメーションの火災事件が起こるなんて…
どちらの作品も番組の内容を一部変更して放送されましたが、作り手の皆さん、そして原作者の方に落ち度はありません。

私はどちらも原作未読なので、何をどの様に変更したのかは分かりません。
どちらも1週間遅れての放送となりましたが、アニメーション制作に1週間という時間は余りにも短くて、手を入れるにしても限界があったと思います。
しかも、制作遅れによる放送遅延だったら予め出来る覚悟もありますが、今回の場合はあまりに突発的な出来事だったから、何一つ準備なんてありませんでした。

それでもこの2作品はやりきったと思います。
地に足の着いた仕事って、きっとこういう事を言うんでしょうね。
物語の展開はやっぱり僧侶枠…
ですが、今回のこの配慮に対しては「お疲れ様でした」と言わせて下さい。

主題歌は、3人のイケメン消防隊ユニット「桜ヶ丘消防隊」による「「BLAZING LUV!!」
因みに通常版と完全版では主題歌を歌うユニットも異なっているようです。

1クール全8話の物語でした。
高森奈津美さんやしーちゃんが起用されているのも、個人的には視聴のポイントでした。
僧侶枠の行方は如何に…!?
ここまで来たらトコトンお付き合いしましょうか^^

投稿 : 2024/05/18
♥ : 4

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

火事で閉じ込められた時、カンカン音を鳴らすと良いそうです

僧侶枠と言うそうですが、いつもの女性向けエロ枠。まあいつものにしては作画はマシな方では。男がマッチョで割と格好良いです。

一点だけ良いと思ったポイントがあったので少し評価。火事で閉じ込められた時、カンカン音を鳴らすと救助しやすくなるって話。
サバイバル系もそうですが、こういういざという時役立つ知識って、知らない人が瞬時に思いつくとは限らないので、知っているかどうかで生存率が変わってきます。
このアニメを見たおかげでこういう役立つ知識が頭の片隅に入っていると、どこかで人の命を救った立派なアニメになるかもしれない。
というわけでちょっと良いと思いました。
ま、これ以上続きを見る必要は無いかもしれませんが。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

続編が作られるだけあって割と良く出来てると思う

僧侶枠の作品の中でも一番声優陣が豪華なのではないでしょうか。

絵柄もなかなか良さげでそれゆえにショートアニメなのがちと勿体ないかなと思ったけれども、そこは完全版だと濡れ場シーンがメインとなっている僧侶枠のため仕方ないのかな。

それにしても、消防士という肉体派が多い職業のためか筋肉を全面に押しているのは良い意味で振り切ってる感がある印象で、作中、筋肉同士で壁ドンの誰得なシーンには少しニヤリとさせられました。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2
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