2024年冬(1月~3月)に放送されたおすすめアニメ一覧 89

あにこれの全ユーザーが2024年冬(1月~3月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年10月06日の時点で一番の2024年冬(1月~3月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

67.1 26 2024年冬(1月~3月)アニメランキング26位
月が導く異世界道中 第二幕(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (127)
403人が棚に入れました
かつて両親の都合で異世界へ召喚された男子高校生・深澄 真は、勇者として魔族と戦うはずだった。 しかし、召喚主である女神から「不細工」と罵られた挙句、勇者の称号は即剥奪。 最果ての荒野に放り出されてしまう。 勇者失格の烙印を押された真は、荒野を彷徨いながら、自身の従者となった上位の竜種・蜃こと巴や、 災害の黒蜘蛛・澪を引き連れて、異世界世直し行脚の旅を始めた。 道中、様々な出会いと別れを繰り返し、異世界に蔓延る悪党どもを成敗していく深澄一行。 さらに、女神の気まぐれで巻き込まれた魔族との戦争も乗り越えて、彼らの旅は学園中立都市・ロッツガルド、そしてまだ見ぬ2人の勇者のもとへと続いていく! 神と人族から見捨てられた男の異世界世直しファンタジー第二幕、堂々開幕!

声優・キャラクター
深澄真:花江夏樹
巴:佐倉綾音
澪:鬼頭明里
識:津田健次郎
エマ:早見沙織
ベレン:辻親八
ライム=ラテ:八代拓
モンド:大塚明夫
アクア:Lynn
エリス:田中美海
パトリック=レンブラント:井上和彦
モリス:佐藤正治
ソフィア:沢城みゆき
御剣:斉藤壮馬
音無響:加隈亜衣
ナバール・ポーラー:小清水亜美
ウーディ・バイラ:村井雄治
ベルダ・ノースト・リミア:沢城千春
チヤ・ハヅキ:田村奈央
岩橋智樹:新井良平
リリ=フロント=グリトニア:中原麻衣
ギネビア=スレーシャ:渡部紗弓
モーラ:月城亜美
ユキナツ=カズサ:笹本菜津枝
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

21話は神回?! 魔族に●●呼ばわりされる勇者さまwww

【レビューNo.132】(初回登録:2024/6/30)
ラノベ原作(なろう発)で2024年作品。全25話。
1期のレビューを書いたので、2期も書いてみようかと。
まさかエロ作品として紹介することになるとは・・・

(ストーリー)
前回女神の横やりが入り、お預けになっていた学園都市・ロッツガルトへの留
学から。
生徒として魔法を学ぶつもりが、手違いで非常勤講師として生徒達を指導する
ことになり・・・

(評 価)
・2クールで描いた割には大きな進展なし
 1期で伏線をばら撒いていた
 ・真をクーリングオフして、新たに召喚した別の勇者の物語
 ・ロッツガルトへの留学(手違いで非常勤講師に)
 から始まり、
 ・学園での鬼講師ぶり
  (合間に蔓延る悪を成敗等)
 ・ロッツガルトでの商売展開
 ・たまに(転移魔法で)亜空都市へ里帰り
 ・魔族の襲撃
  {netabare}→ 1期のラスボスだったソフィア、ランサーとの再戦{/netabare}
 とエピソードは進むのですが、例えば当初の真の目的
 ・(元々この世界の住人であった)両親の軌跡をたどる
 なんかは結局あまり進展なしなんですよね。
 (少し情報提供あり。まあ両親の過去を知って、それからどうするんだって
  話もありそうですが)
 物語の構成上膨らみを出す必要があるため、新展開を描いて作品に広がりを
 持たせるというのは常套手段ですが、2クールあってそちらしか描いていな
 いのはどうなんだと?!

 1期のレビューで書いたように
 >日本テレビ史上最高金額で海外セールスされた
 ということで、声優陣や作画等は他の「低予算異世界なろう作品」に比べる
 と、やはり恵まれているように感じますが、
 >安定感はあるが、テンプレ展開がメインゆえにそれ以上の突き抜けた面白
 >さがないのが
 という評価を覆すまでには至らなかったかなっと。
 まあダラダラと視聴する分には、それなりのレベルですので悪くはないとい
 うところでしょうか。

・21話は神回?! 魔族に●●呼ばわりされる勇者さまwww
 そんな中で唯一琴線に触れたのが、21話の勇者”響”でしょうか。
 魔族襲撃に際し、討伐に向かうと宿敵・イオと対峙。
 そこで満を持してマントを脱ぎ捨てるのですが・・・
 {netabare}「随分と”卑猥な”恰好だなwそれも策の一つか?」
 と、エロい恰好を魔族にイジられる響様www 
 そんなツッコミにも負けず
 「これは私の守護獣を纏った強化服よ!」
 と、自らの正当性を主張する響様。
 → そんな布面積の小さい恰好が強化服だとか、説得力ゼロやんけwww
 さらに今度はヒーロースーツ姿で真が登場。
 (響と真は現実世界で同じ学校の先輩・後輩だった)
 「いや、ってか、なんでそんな恰好を?!」
 憧れの先輩のあられもない姿に困惑のご様子w
 先日まで優等生だったJKは、どこに羞恥心を落っことしてきたのかwww
 魔族から痴女呼ばわりされる勇者とか前代未聞だろ!!{/netabare}

全体的には前作の評価と変わらず、むしろ2クールの尺でこれでは・・・とい
う感じでしたが、21話の響様で随分笑わせてもらったのでよしとしましょうw
3期も決定のようですし。
最終話でまた3期に向けて伏線をいろいろぶっ込んできましたし、安定感はあ
りますので、とりあえず3期も視聴はするでしょうね。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 14

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

物語のメインではないところで、少しバタバタした印象。

一部の方のレビューにあったのと同じ所感。
序盤の勇者たちとのエピソードは必要なのかもしれないけれどもいまいち刺さらず(面白いとは思はなかったという意味)。

逆にバタバタしてノイジーな印象。
いつもの仲間メンツが動き始めてから、面白みを感じ始めた。
あとは多少の間延び感と隙間埋め感を感じたかな。

相変わらず、仲間が増えていく感は割と好きなんだけどねえ。
次々と新キャラが登場してくるので、ちょっと落ち着きがない感じ。
せっかく、1期でキャラ馴染みが出来ているのだから、もっと序盤から馴染みのキャラが動くエピソードがあったらよかったのにとは思った。

全体的に「転スラ」にかぶる様な主人公サイドの物語、幅の広がり方なので、長く続く物語に耐えうるつくりにはなっているとは思うのですが、少し統一感が持続せず、視点がブレ気味になるのが残念でした。
生徒を抱えるというエピソードも「転スラ」チックでしたね。

序盤でのエピソードで明らかになった人間関係やしがらみを引き継いだまま、後半のバトル展開へと続いていくのですが、少し、説得力が弱かった印象です。
勢いで持っていくにしても、若干、スピード感が足りていませんでしたね。
やはり、人物同士の関係の根回し的なお話が少し重荷になっていたように思います。

本来なら、手間をかけての人物同士のカラミは物語についての説得力に転化されても不思議ではないのですが、そうはなっていなかった、少し効果が薄かったとの印象がぬぐえませんでした。

シンプルに言うと、少しガチャガチャして面倒くさかったですね。

物語を進めていくには、もちろんどんどん情報量や設定が増えていくわけなのですが「異世界にきていた両親についてを追う」というメインストリームであるはずの物語については、あまり進捗せず、いくつかのエピソードが語られるだけで、主人公のクズノハもそこをガンガン追っていくわけでもなく、目の前の出来事に対応しているだけの状況が続きました。
大きな矢印があまり見えず、その周辺のいくつもの短い矢印に対応しているっていう印象です。

今作の最終盤にかけては、馴染みのキャラクタ達が活躍し、最後もこれらのキャラクタ達への感謝で締めくくられています。
ここら辺は、落としどころとして安定した形になっていたので、好印象なのですがね。

やっぱり、亜空の仲間たちがからんでくる方が楽しいかもしれないなぁw。
特に巴と澪はやっぱり面白いと思います。
個人的には、アクアとエリスも楽しく観ています。

今作を終えて、いわゆる「勢力(図)」的なものが大分見えてきました、今後の展開としては、少し話が大きくなりそうです。
国レベルの対立や動きが出てくるのかもしれません。
どちらにつくのか、どうふるまうのか、そして、物語の本筋はどうなるのか。
なんとか、興味を維持した状態で終わっています。

今後の展開がどうなるのか、三幕目も決まっているという事なので、楽しみに待ちたいと思っています。
ただ、個人的には前回シリーズのつくりの方が好みだったかなぁ・・・。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 15

こま さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

11話まで視聴。助さん角さんやってしまいなさい!

2023年12月時点で電子版を含めたシリーズ累計発行部数は360万部を突破している。
一期視聴済みでマンガ最新巻まで読んでます。

3話までの感想。アニメ勢は3話までで切るかもね。予告見る限り4話からかな?
主人公ほぼ出てこないからねw
主人公の裏でやってた勇者達の話しが中心なので飽きる人は飽きるかな?
不快な子も居るから余計にね。

その1人はただの子供でゲーム感覚。
夜限定で不死、目には魅了の力が宿っているが制御が出来ていないと言う…。
ゲームとか聞くと盾を思い出すね。
そして召喚された国がまともとは言えないので、この子のヤバさを更に加速させる。

ただこの話しはやらなければいけない部分ではあるかな。
勇者の2人の性格とその勇者の女神の力の無効化実験。


マンガは読んでるけどもアニメはアニメで楽しめるので視聴確定。
マンガ以降の話しもやるのでそれも楽しみ。

11話で笑ったw
うん?アレ?何処かで聞いた事があるような…?…思い出した!!
突然、水戸黄門の戦闘用BGMが流れてビックリしたw
コレの所為で会話が頭に入ってこなくて数回見直す羽目になったの草。
まあ一期でも確かEDで数回流れてたしね。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 2

66.9 27 2024年冬(1月~3月)アニメランキング27位
天官賜福 貮(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (17)
58人が棚に入れました
800年の物語が再び動き出す―― 墨香銅臭(モーシャントンシウ)(代表作「魔道祖師」)が描く、美しく壮大な中華ファンタジーのアニメ化第2シリーズ! 仙楽国の皇太子として生まれた謝憐(シエ・リェン)は、人々を救うことを夢見て飛昇し神官となるも、禁忌を犯して二度も天界から追放されてしまう。 そして800年。三度目の飛昇を果たした謝憐は人間界で“三郎”と名乗る少年と出会う。 博識で物怖じしない不思議な少年・三郎(サンラン)の正体は、鬼界の王と恐れられ天界と敵対する鬼、“花城”(ホワチョン)。 謝憐はその正体に気付くも、ともに過ごすうちに彼との絆を深めていくのだった...。 半月関での事件を解決し、三郎が謝憐のもとを去ってから暫く経ったある日。 帝君・君吾(ジュンウー)によって天界に召喚された謝憐は、ある神官が救援を求めているという情報を聞き、死者の領域である鬼界に足を踏み入れる――

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

至福の時間

美しすぎるハイクオリティな中国BL小説原作アニメ(アニメでは露骨なシーンはありません)
一期は小難しい印象が強かったけどだいぶ慣れてきて、慣れた頃にはすっかり殿下と三郎の魅力にひかれていて、とても良かったです!
ストーリーいいのでBLに嫌悪感がないなら是非見て欲しい作品

この作品の魅力は繊細さと美しさ
ただ作画が綺麗なだけじゃなく、シナリオ、キャラクター、音楽、すべてが美しい
真剣で誠実で意志が強くて、女性的な繊細さがあって気品があるキャラクター
それから三郎の愛が深すぎてたまらないです
謝憐と三郎の絶対的な信頼、その関係性の尊さに目がいきがちだけど、シリアスで繊細なストーリーとそれを演出する綺麗なBGMが秀逸!
最高の時間でした
主題歌はOPEDともに作品の雰囲気に合った良曲

欠点は顔が整いすぎていて慣れるまではみんな同じ顔に見えることと、中国の独特な凝った設定がかなりとっつきづらくて敷居が高く感じられるところですが、とりあえずわからないところは無視して見ていくか、予習復習しながら見ていくといいかも
物語を完全に理解できてなくても十分楽しめると思います!
私も細かいことまではあまりよくわかっていません

あと、中国本国の事情で3期制作は厳しいかも?という噂がXでされています
原作だと2巻相当みたいでまだまだ先があるので、最後までアニメ化して欲しい
原作読めばいいんだけど、中国語はハードル高すぎて

投稿 : 2024/10/05
♥ : 9

§レイン・スターク§ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

★★★☆

2024.03.31 ★★★☆(3.5) 1度目観賞評価

投稿 : 2024/10/05
♥ : 0

66.6 28 2024年冬(1月~3月)アニメランキング28位
30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (50)
149人が棚に入れました
累計部数250部突破・実写ドラマ&映画も大ヒットの‟チェリまほ”がついに待望のアニメ化決定‼ 童貞のまま30歳を迎えた主人公・安達は「触れた人の心が読める魔法」を使えるようになってしまった。地味な魔法の力を持て余していたある日、ひょんなことから営業部エースのイケメン同期・黒沢の心を読んでしまう。黒沢の心の中は、なんと安達への恋心でいっぱいで――!? ちょっと不思議な魔法の力が巻き起こす、“爽やかイケメン”から“30歳拗らせ童貞”へのダダ漏れ好意200%ラブコメディ、開幕!

声優・キャラクター
安達 清:小林千晃
黒沢優一:鈴木崚汰
柘植将人:古川慎
綿矢湊:佐藤元

ヤマナ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

天然な上司といい流行るのかな?

まあ大前提として男×男のラブコメだから嫌な人は気持ち悪いんだろうな。
自分は割とありなタイプだから偏見とかなく普通に視聴。
一話視聴
まず、魔法使いになって触れると相手の気持ちがわかるってのはいいとして、
主人公の感想使えないって、え?
めっちゃ羨ましいんだけど戸惑うならわかるけど
使えないとはならない気がする。
あと、性格があまり好きになれない。
クヨクヨしてるのもだけど、基本ネガティブでしかも好意を抱いてくれてる
同僚に対して考えてることがめっちゃ失礼。
襲われないだろうかって、そんな好きだからってすぐ襲ってたらそこら中
性犯罪だらけだよ。
ましては男同士なんてなおさら表になんて出せないよ。

素直に男同士の恋愛を描いているのではなく、ネタとして無理だよね~の
共感を求めてる気がして今のところ好きになれない。
まだ天然な上司の方がコメディとして楽しめた。
...そおいえば天然な上司の方でも主人公上司に対して失礼だったな。
このジャンルはそんなものなのかな?

三話まで視聴
同性愛を主軸にした物語で新鮮味はあったけど、物語にひねりがなく
シンプルに面白みに欠ける。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 1

猫好き さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

えっ、えっ、BL? BLなのね!!!(,,>᎑<,,)

タイトルからしてどっかのしょうもいよくあるなろうと思って何もリサーチしてなかったけど、BLなのね!!!(,,>᎑<,,) 最近のアニメは無駄百合ばっかりでBLは忘れ去れているものと思い全然期待してなかったから思わず顔文字で表現したくなる。一般アニメでBLネタは久しぶり!いいと思います!!!

主人公は陰キャのせいか、30歳まで童貞でいてしまった安達君が、本当に魔法というか特殊能力を使えるようになるも、それは触れた人の考えていることがわかるというもの。分かったところで女子は自分のことをキモイとかよく思っていないことが分かってしまうので余計に落ち込んでいたところ、同僚のイケメンナイスガイから激しい好意を持たれていたことに気が付いて、、、

ふふふ、、、いいわね、これ。久しぶりにぐっとくる設定で、足立君がつい同僚に触れるたびに彼の熱い思いを聞いてしまい、戸惑ってしまう。時に彼の好意を有効活用しようなんて思いつつもそれじゃダメだと思って立ち止まり、また彼の思いを考える、、、、

いい!いいわ!!!

継続視聴決定!

投稿 : 2024/10/05
♥ : 1

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

好きになっちゃったんだからしょうがない

今期密かに期待していた、プラトニックBLアニメ
このタイトルでBLだとは思わないでしょうねー
原作はtwitterでBL好きの間で話題になり、実写ドラマ化もされています
原作も含めてBLが大丈夫な人はぜひ見て欲しいオススメの作品です!

原作はかなりピュアな恋愛でBLにしてはプラトニック寄りなオフィスラブ
BLで本当にガチなやつはいやらしいシーンが満載ですが、本作品はそこまで生々しくないのでBLに慣れてない人でも読みやすいと思います

安達さんも黒沢さんも優しさに溢れていてすごく繊細でいい人なので、見ていると二人とも好きになりますよね
佐々木と宮野もそうだけど、たまたま好きになった相手が同性だったってだけで、相手を好きな気持ちに性別なんて関係ないですねー

女の子が好きでBLには無縁だった安達さんが、どんな感じで黒沢さんに攻略されちゃうのか!?が見どころです

投稿 : 2024/10/05
♥ : 15

66.0 29 2024年冬(1月~3月)アニメランキング29位
俺だけレベルアップな件(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (210)
566人が棚に入れました
異次元と現世界を結ぶ通路”ゲート”が突如発生してから十数年、世界には”ハンター”と呼ばれる超人的な力に覚醒した人間たちが出現する。 ハンターはその力を使い、ゲート内のダンジョンを攻略し対価を得ることを生業としているが、強者揃いのハンター達の中で、「水篠 旬」は人類最弱兵器と呼ばれる低ランクハンターとして生活していた。 ある日、低ランクダンジョンに隠された高ランクの二重ダンジョンに遭遇し、瀕死の重傷を負った旬の目前に謎のクエストウィンドウが現れる。 死の間際、クエストを受けると決断した旬は、自分だけが「レベルアップ」するようになり—。


声優・キャラクター
水篠旬:坂泰斗
諸菱賢太:中村源太
向坂雫:上田麗奈
最上真:平川大輔
白川大虎:東地宏樹
後藤清臣:銀河万丈
犬飼晃:古川慎
水篠 葵:三川華月
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

分割するにしても1期1クールで作品に仕上げて欲しい。

 面白い…とは思います。話も設定もキャラも展開も。ただ、正直4クールくらいある作品の起承転結の起の部分で終わった感じです。

 アニメの作品としてそれでいいのか?という気がします。例えば類似作のSAOなどは前半部分でかなり壮大なゲーム世界を描き切っていて、それでいて序章の役割を果たしました。本作は世界の構造とか陰謀、復讐、主人公の行く末…何も解決してません。

「シャングリラフロンティア」「ドクターストーン」「ブルーロック」など長めの作品は皆そうと言えばそうか…逆に言えばだから私は2期以降、2クール目以降の評価を低くするのかなあという気がします。
 もしこま切れに作品を作るなら、長めの作品は原作人気に胡坐をかかないで1期、1クールごとの区切りは意識してほしいなあ、と思います。

 原作がこういう構成ならアニメ制作で作りかえるのは難しいと思いますが、だったらせめて2クールで企画するべきでしたね。なんの解決も見ないまま話が終わってしまいました。
 と、思ったら2期のアナウンスがありました。うーん…興味が持続するかどうかです。

 本作の評価は前半は非常に興味深かったです。設定もキャラも独自性がある気がしたし、ある意味日本の作品より自然な大人を描いていた気がします。観月さん、最高でした。
 ですが、ただ、後半は後ろのドラマは進みますが中途半端、主人公自体は戦って鍛えるだけになってしまったので、正直9話~12話は飽きました。

 ですのでストーリーは独自性を考えて3.5点。キャラも3.5点…というか全部3.5点かな。平均よりは良いけど、高く評価は出来ないという感じでしたね。それはやはり1期1クールの作品で見た場合、何も描けていないからです。




1話 演出がA1の過去作の引用?女の子に〇〇フラグたち過ぎ。街はソウルにしか見えません。

{netabare} 本作については嫌でも反日のワードが目に入ってしまい、情報がある以上先入観無しに見られないので視聴どうしようかな?と思いましたが、A1ピクチャーとのことで、やっぱり見ることにしました。

 これって舞台が韓国じゃなくて日本に変更になっているという話を聞いてましたが、OP後の街の風景で見える河は完全に漢江ですよね?ソウルにしか見えませんでした。そもそも車が右側通行なので、日本ではないです。もし、韓国版、日本版のコミックスで言うなら韓国版準拠なのでは?名前は日本風にしているかもしれませんが。

 というか作中で国名って言ってなかった気がします。あのファンキーな髪型はあちらではいらっしゃるのでしょうか?
 一方で、冒頭の島は台湾?船との比較でちょっとスケール感違いますけど…別に国がどうこうとか気になることはありませんでした。話が面白ければそれでいいです。

 設定そのものはある程度練れた感じはしました。ただ、なんで異世界風の服装だったのか意味がわかりませんでした。後から説明あるんでしょうか?
 話は主人公が選択するところがちょっと不自然というかあり得ない選択だったのは良くなかったです。

 ただ、問題は演出ですよね。ボス部屋は完全にソードアートオンラインの9話の74階層だし、冒頭のアリの群れは「86」です。つまり過去のA1ピクチャーの演出で楽をしてますよね。

 それと一番まずいのはB級ヒーラーの観月さんが死亡フラグ立ちすぎでしょう。キャラデザが適当だし声優さんも知らない方ですし。そういうところの詰めというか仕掛けが甘い気がしました。

 うーん、A1ピクチャーはここ数年で良い作品も作っているので、別に制作会社が悪いとかスタッフの質云々じゃなくて、A1たたき上げでA1的演出になっちゃったんでしょうか?監督さんが「女神寮の寮母くん。」しか経験が無いようなので、がんばってください。

 見るかどうかわかりませんが、別にアニメの中で日本を壊しても面白ければ全然気にしないのでお好きなように。
 次は見るかもしれませんが、あらすじを見る限り凡庸な異世界ものかな?であれば、2話で判断します。{/netabare}


2話 主人公の言動に一貫性が無い気はしますが、導入はよかったかも。

{netabare} 母親の病気を支えているなら何をおいても助かるべきだと思うのですが、犠牲になる選択が良く分かりませんでした。それと病院にいる娘がもし妹なら、妹は兄にくらべて随分のん気に生活している気がしますが、どうなんでしょう?

 という部分が違和感なだけで、導入は工夫したと思います。1話2話まるまるかけるのはどうよ?と思わなくはないですが、一方で冒頭にクライマックスがあるのは新鮮かもしれません。そして、デスゲーム的な迫力はありました。

 あと、死亡フラグたったと思っていた観月ちゃん、情けなくも助かりましたね。今後リベンジがあるんでしょうか?

 最後のコマンド画面が英語なのは、日本向けと言うより世界市場を意識しだしたんでしょう。ピッコマ・カカオと韓国のゲーム会社が製作委員会に入っているみたいだし、韓国のアニメ戦略には注目した方がいいかもしれません。{/netabare}


3話 女子のキャラデザ以外はまあまあ良いと思う。

{netabare}  女子の作画というかキャラデザが本当にA1ピクチャーズ?という点以外はいいのではないでしょうか。もう1点は主人公の言動が若干不自然なところが気になるくらいですね。
 本作の舞台ですが、自動車は左ハンドル右車線だし、地下鉄の入り口はソウルでした。もうメタ的な韓国だの日本だのは無視して見させていただきます。

 主人公がレベルアップするのに努力が必要なところが面白いと思います。ゲームのコマンドみたいなのに理由を付けられるなら、もっと面白くなりそうですが、韓国のエンタメは理屈よりストーリーですから恐らくそこは無いと思っています。
 死亡フラグで出番が無くなると思っていた観月ちゃんが今週も出ていましたね。復活するならかなり意外です。

 今後は、題名の通りに強くなるであろう主人公ですね。ダンジョンの謎に迫れるのか、ハーレムなのか、強くなるプロセスを描くのか…その辺が気になるので視聴を継続します。 {/netabare}

4話 ストーリーは良いけど世界観と主人公が見えてこない。

{netabare} この展開をチートになるまでじっくり説明して主人公を描いたととるか、3話以上使って、やっとスタートかと取るかですね。

 主人公の内面って何か見えたかな?という気もします。負けず嫌いでも使命感でも母の事でもなく…彼のモチベーションはなんでしょうね?強くなる喜びかもしれません。そういう物語的な見方はできます。ただ、言動がチグハグな感じは否めません。

 それと物語の世界のヒントのようなものが見当たりませんので、考察厨としては辛いところです。韓国の話はストーリーや展開はあるのですが、奥行きとかテーマ性にかけることが多い気がします。もちろんそれは偏見で優れた作品もあるのでしょうが、本作については何も見えてこないので正直ちょっと飽きてきた気はします。

 ということで次話で判断かな。観月さんがすっかりメンヘラっぽくになってるのがちょっと興味あります。{/netabare}


5話 少し懐かしいストーリーがある俺TUEEEみたいですね。

{netabare} うーん…面白いかどうかと言う点では微妙なんですけど、やっぱりSAOっぽいなあという感覚があります。A1ピクチャーだから演出が似るのはわかるのですが…

 別に模倣が駄目と言いたいわけでは無くて、SAOという作品が持っていた面白さを日本は捨ててしまって、そこを上手く拾う人が韓国にいたのかな?という気がしました。

 緊張感があるシリアス系統で「ははめつのおうこく」などがありましたが少数派です。俺TUEEEであってもストーリーがある作品が「SAO」の他「魔法科高校」など12~3年ころにはありました。日本は異世界転生やゲーム転生ばかりで初期設定はひねっても、ストーリー展開が下手な作品が増えていますので、本作はちょっと懐かしい感じがします。

 その点で出来そのものはまあまあの水準なのですが、どういう話・展開になるのかに興味があります。

 それとA1ピクチャーがなぜこのクオリティで作品を作っているのかは気になります。22年はリコリコやかがみの孤城を作った会社です。クレジットを見る限り日本人スタッフばかりなので、日本人のレベルが下がっているので習作というならいいんですけど…大丈夫でしょうか?{/netabare}


8話 面白い部類ですが底の浅さは感じます。そろそろ話に展開が欲しいですね。観月さん復活で良かったです。

 総集編を挟んだとのことですが、続いて何よりです。

 さて、中間なので総括的なレビューです。本作はいわゆるなろうではないです。話の登場人物が非常に映画・ドラマ的な作りです。日本以外ならこうだろうなという作りですので、ひょっとしたら日本以外の国では人気が高いのではないでしょうか。

 日本の「なろう」系のテンプレでストレスが少ない話が見たい人のニーズからは外れているのかもしれません。その点は好みですので、どちらが優れているかという問題ではなさそうですね。

 ただ、話としてどこを目標にしているのか、が未だに分かりません。主人公が強くなりNo1になって、何かの秘密を知るとか、最強の敵と戦う、人間界の何かのドラマが始まって(復讐?恋愛?)それが解決するなどでしょうか。

 そこのゴールイメージの想像ができないのでちょっとダラダラ感は感じるようになっています。ここであの観月ちゃんを出したのはドラマ作りが上手いと思いますが、彼女が主人公が強くなって感動する的なドラマでしょうか?それを8話以降でか…と思わなくはないです。中間ですのでもう少し何か欲しかったかな、と思います。

 ということで、話は面白い部類だと思います。アニメとしてはB級ではありますが、それほど悪くはない作りだと思います。日本的ではないので展開というかリズムが合わないストレスと冗長感があるかな、という点が欠点でしょうか。
 結局話の幹が分からないので考察もそれほど…と言う感じです。その点では最近の米国・韓国の映画・ドラマ作品の底の浅さと共通するものは感じます。

 

投稿 : 2024/10/05
♥ : 11

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

日本の「なろうアニメ」は世界からこう見られてる?

Chugong(原案)、DUBU(作画)によるウェブトゥーン(韓国発のウェブコミック)は、『ピッコマ』にて日本版が掲載中(全179話、日本版ウェブトゥーン既読)。
アニメ1期は、全12話(2024年)。監督は、中重俊祐。制作は、『四月は君の嘘』、『86』、『リコリス・リコイル』などのA-1 Pictures。2期の制作が決定済み。
(2024.4.3投稿、5.31「韓国のウェブトゥーンについて」を末尾に追記)

本作は、2024年冬の海外配信サイトで『僕の心のヤバイやつ』、『葬送のフリーレン』、『薬屋のひとりごと』に次ぐくらい人気が高かった作品(逆に日本での人気が低い)。ということで興味がわき、アニメと日本版ウェブトゥーンをみました。

さて、本作は「海外版なろうアニメ」といってもいい内容なのですが、その一方で、「日本のなろうアニメ」との違いも強く感じる作品でした。

簡単にいうなら、海外の人が「日本のなろうアニメ」に感じているであろう良い部分を強調して、不要だと思っているであろう部分を削った感じ。または、海外の人が考える「日本のなろうアニメ」をもっとこうしたら面白くなるのにを具体化したという印象でしょうか。

おそらく、その試みが成功した結果が海外での高い人気につながっているのだと思いました。逆に、日本人にとっては、海外の人が不要だと思って削ったところに日本人がこれまで当たり前だと思っていた部分(暗黙の了解、お約束)があるので違和感があるのかもしれません(詳細については後述)。

本作は、日本のアニメが全世界に発信されるようになり、その反響がもたらした一つの形といえるでしょうか。


【あらすじ】
現界と異界とを繋ぐ「ゲート」が出現した架空の現代が舞台。ゲートから溢れ出るモンスターには、ミサイルなどの近代兵器は効かず、「ハンター」と呼ばれるゲートの出現とともに現れるようになった人間の覚醒者のみが対処でき、モンスター討伐の対価として高額な報酬を受け取っていた。
主人公のソン・ジヌ(または水篠旬:CV.坂泰斗)は、他のハンター達から「人類最弱兵器」と嘲笑されるE級ハンターであった。基本的にハンターは、覚醒時の魔力量によってE~S級にランク付けされ、そのランクが変動することはない。
しかし、主人公がD級ダンジョンに挑んだ際、隠された「高難易度の二重ダンジョン」を発見し、その「ボス部屋」で他のハンターを逃すために主人公は死んだはずであった…が、目が覚めると「自分だけレベルアップできる」という能力を持ったハンターに再覚醒していたというお話(だから「俺だけレベルアップ」な件)。


【俺だけレベルアップな件】
ハンターは、基本的にランクが固定なので、主人公だけ最底辺から最上位まで駆け上がることにはそれだけ爽快感が生じるわけですが、そういったカタルシス要素が日本の「なろうアニメ」より強調されています。さらに、本作では、ハーレム要素もないので本当にそこだけが強調されています。

もっとも、原作が日本のアニメだと、ランク自体は、その人の努力次第で上がるというものが多いので、それはちょっと極端なのでは?と感じる人が多そうです。

ただ、この辺は、「親ガチャ」で生じた貧富の差がその後も覆すことが難しいと思っているのか、そうでもないと思っているのかといった社会に対する見方の違いなどが関係していそうです。
(参考:【世宗聯合ニュース】(2021.11.17)「韓国統計庁が17日発表した「2021年社会調査」の結果によると、韓国の成人の6割はどれだけ努力しても社会階級の移動は難しいと考えていることが分かった。また、過半数が子どもの世代でも階級移動は容易ではないと考えていた。」)


【強くなると見た目が変わる】
また、本作では、賛否あるとは思いますが、別人レベルで主人公自身の見た目が変わってしまう。
確かに、強くなれば顔つきや体格などの見た目も変わるのが自然なので、主人公自身の見た目が変わらない方が実は不自然なわけです。

その一方で、本作では防具(外装)が全く変わらない。原作が日本のアニメだと、主人公自身の見た目がほとんど変わらない代わりに、防具だったり、オーラなんかが出て外装に変化をつけるパターンが多いですよね。

どっちがいいかは価値観の違いもあるのでとりあえず置いておくとして、異文化交流ではないですが、他にも日本人がこれまで当たり前だと思っていた部分との違いを感じるかもしれません。


【ファンタジー文化の受容の仕方の違い?】
この辺の違いについては、ファンタジー世界の受け容れ方が日本と海外で違うからなのかなと考えています。

どういうことかというと、日本人が、アニメ、漫画、小説、ゲームといった幅広い分野で長年かけて培ってきたファンタジー世界の雰囲気みたいなものを、海外の人は、基本的に漫画と小説をほとんど見ないので、主にアニメとゲームを中心に受容してきた。

したがって、日本で培われてきた、暗黙の了解的な、お約束的な部分まで伝わっていないので、感覚のズレが生じているのかなと。逆にいえば、お約束に縛られていないので、自由な発想が生まれる。あくまで1つの推測ですが。


【エポックメイキング的な作品かも?】
最後に、今回、あのA-1 Picturesが韓国のウェブトゥーン作品をアニメ化したというのは、エポックメイキング的な作品になるんじゃないかと思ってます。

まず、アニメ化できそうな原作が少なくなってきているという台所事情がありそうです。したがって、他にも日本で人気のある韓国発のウェブトゥーン作品があるので(例えば、『入学傭兵』)、本作の海外での成功をきっかけとして、これから増えてきそうです。

次に、韓国のウェブトゥーン作品は、スマホの縦読みにあわせているので、日本の漫画と比べてコマとコマのつなぎが荒い。なので、特に戦闘シーンは、動画にするとより迫力が出るのでアニメ化に向いてそうですし、現にA-1 Picturesがウェブトゥーン版を超える見せ場を作っています。

また、そういった動画での表現の余白が大きいので、アニメ製作者が独自性を出しても「原作改変」と叩かれにくいという事情もありそうです。

現に、本作のアニメ版はウェブトゥーン版と比べて、本作の中ボスというべき「アリ」型モンスターと戦うまでの経緯をより丁寧に冒頭から描いていて、そこを意識して内容を追加・変更しています。


【音楽】
『アルドノア・ゼロ』、『Re:CREATORS』、『86』などの澤野弘之さんが担当。ぶち抜けてかっこいい。


ということで、これから本作のような作品が増えてきそうなので、予習がてら、「日本のなろうアニメは世界からこう見られてる」的な視点で観るのも一興かと思いました。


【韓国のウェブトゥーンについて(2024.5.31追記)】
さて、韓国資本の「ピッコマ」や「ラインアプリ」で、いくつか韓国で人気のウェブトゥーンを読みましたが、個人的には、日本の『鬼滅の刃』や『進撃の巨人』レベルに面白いと思った作品はありませんでした。

また、やたら多いウェブトゥーンのビュー数については、無料の韓国発のウェブトゥーンを「呼び水」にして日本の漫画を買ってもらうようなビジネスモデルになっているので、水増しという指摘もありますが、基本的に「無料」だから読まれていると思います。

したがって、確かに、ウェブトゥーンが日本の漫画を超えたとか、世界で大人気という報道は提灯記事だと思います。

しかし、じゃあウェブトゥーンが全く読むに値しない駄作かというとそうでもなくて、少なくとも「無料」なら読もう、先が気になると思うレベルにはある。
実際、サイトの呼び水にするには、ある程度面白くないと呼び水にもならないわけで、それが成功したからこそ「ピッコマ」の売り上げが日本で伸びていると考えられるからです。

また、知っている漫画がアニメ化されれば、ちょっと観てみようと思うでしょうから、ウェブトゥーンをアニメの宣伝代わりに無料にしているという見方もできなくはない(国内で一定数売って利益を確保できれば、国外向けは漫画を無料にしてもアニメの利益で回収できるというビジネスモデルができそう)。

したがって、ウェブトゥーンが漫画として一定の水準にある以上、日本の漫画のすべてが韓国のウェブトゥーンの内容を超えるとまではいえないでしょうから、予め世界的な知名度があるなら、これからウェブトゥーンがアニメ化作品として選ばれる可能性が高まってくると思っています。

もっとも、この辺は、漫画自体の面白さというより、商売の上手さの問題だと思うので、ウェブトゥーンは日本の漫画と比べて取るに足らないとアグラを組んでる場合ではなくて、日本の漫画には、そういうところに弱さ(宣伝下手)があることを露呈していると見るべきだと思ってます。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 6

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

恐く無いと言えば嘘になる 諦めたらそこまでだ こんなところで息絶えてたまるかっ!

この作品の原作は未読です。

韓国発の作品で、日本語版は韓国語版とはストーリーやキャラクターに差異があるんだそうです。
と言っても、違いは舞台設定が韓国から日本になったことと、登場人物名が違うんだとか。
とは言え、登場人物は1クールの作品なのにメッチャ出てきたので、全く覚えられませんでしたけれど^^;

事前情報無しで視聴に臨んだので、主人公の名前ですら間違ってインプットされていました。
私は主人公の苗字は「水島」だと思っていましたが、「水篠」なんだそうです^^;


異次元と現世界を結ぶ通路“ゲート”が突如発生してから十数年、
世界には“ハンター”と呼ばれる超人的な力に覚醒した人間たちが出現する。

ハンターはゲート内のダンジョンを攻略し対価を得ることを生業としているが、
そんな強者揃いのハンター達の中で、「水篠 旬」は人類最弱兵器と呼ばれる低ランクハンターとして生活していた。

ある日、低ランクダンジョンに隠された高ランクの二重ダンジョンに遭遇し、
瀕死の重傷を負った旬の目前に謎のクエストウィンドウが現れる。

死の間際、クエストを受けると決断した旬は、
自分だけが「レベルアップ」するようになり――


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

韓国発の作品で久しぶりに面白いと思える作品に出会えたと思いました。
ですが、本当に韓国発の作品かと問われると答えに窮してしまいます。

確かに原作の著者は韓国の方だと思います。
ですが、アニメーションについては、制作が「A-1 Pictures」さんで、作り手のスタッフさんもほぼ日本人で構成されています。

ですが、原作に光るモノが無いと、例え超一流のアニメーション制作会社が
腕を振るったところで、結果は火を見るより明らか…
だから題材としてはとても良かったと言えると思います。

旬の様に謎のクエストウィンドウが現れるのは、ごく稀に起きることなんだそうです。
物語を見ていると、旬だけ特別なのでは!?
と思えなくもありませんが、現象は解明され先駆者もいらっしゃるようです。

一般的にハンターの能力は生涯固定であるのが当たり前なので、レベルが変動するということは、相当稀有なことなんでしょうね。
しかも、最弱と周りから揶揄される最底辺から這い上がる様も格好良いと思います。

ですが、旬はただ格好良いだけじゃありません。
視聴していれば分かると思いますが、死と隣り合わせで、いつ死ぬか分からないリスクは、寧ろ劇的に向上しているのではないでしょうか。

今までは低レベルのクエストしか受けてこなかったから、そこに出現する敵もそこそこのレベル…
だから例え最弱でもほぼ人数合わせだけなので、致命傷を負うリスクはゼロではありませんが、そこまで高くはなかったことでしょう。
それでも、いつも傷だらけと言っていましたが…

そう、レベルアップは一見神の力を得た如く見えるかもしれませんが、それを行使するには、一筋縄ではいかない、ってことですよね。

レベルアップにより旬のレベルがどれほどになっているかが楽しみですね♪
まぁ、相当レベルは上がっているんでしょうけれど。

個人的に気になるのはこれからです。
現状に辿り着くのも相当大変で、いつ死んでもおかしくない場面が山ほどありました。
旬はきっと更なる高みを目指すと思います。
それには、あとどれくらい死と隣り合わせの激闘を繰り返さなければいけないんでしょうね。

心配してくれる家族や同僚の方もいるんです。
どこかで折り合いを付ける必要があるのではないでしょうか。
…なんてね、物語が途端につまらなくなってしまいますよね~^^;
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、SawanoHiroyuki[nZk]:TOMORROW X TOGETHERさんによる「LEveL」
エンディングテーマは、krageさんによる「request」

1クール全12話の物語でした。
本作品も続編の制作が決定いたしました。
第2期は「俺だけレベルアップな件 Season 2 -Arise from the Shadow-」というタイトルになるんだそうです。
詳細な情報はこれからですが、続きが楽しみで仕方ありません。
しっかり堪能させて頂きました!

投稿 : 2024/10/05
♥ : 5

65.9 30 2024年冬(1月~3月)アニメランキング30位
最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (152)
404人が棚に入れました
スキル至上主義の異世界オートグズ。前世の記憶を持つ気弱で優しい魔物使い<テイマー>の少女・アイビー(5歳)は星なしの最弱ランクがために、故郷の村から追い出されてしまう。おまけに唯一テイムできたのはゴミを食べる最弱の魔物・崩れスライムのソラ。最弱同士の2人(匹)には魔物が蔓延る異世界は過酷……と思いきや、その道中は愛されまくりの可愛いがられまくりで幸せ!?ひたむきで愛らしい彼女に魅入られ、異世界住民たちの親切と寵愛をその身に受けるばかりか、可愛い魔物にも囲まれて癒しの日々が続いていく!更にはソラに病気や怪我を治す能力が開花し──!? 可愛い2人(匹)があなたの心を虜にする、ほのぼのサバイバルファンタジー開幕!

声優・キャラクター
アイビー:鈴木愛奈
ソラ:田村睦心
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

ヒロインが良かったです。前半の方が良くて後半に少し不満かな。

 要約すると、迫害された少女が一人で生きる力を他人の協力でつけていく旅物語ですね。力的にはチートも無くはないですが最低限でした。そこに転生要素がありますが、この使い方が上手かったかどうかです。

 正直に言えば、前半の方が面白かったです。シリアスだし切ないしで、旅の始まりとして何もない状態から、いろいろ切り抜けていく様がとても良かったです。

 最後の街のところがちょっと大げさになりすぎるのと、どんな陰謀だったのかが言葉だけで終わってしまったので、乗れなかった気がします。それとなんといってもミーラというキャラの事情が何かありそうでしたが、そこが表現されずに終わってしまいましたね。
 ヒロインの転生要素の「チーン」とスライムのぶるぶるがなあ…という残念感もありました。もう少し上手く処理できませんか?

 前半だけなら秀作でしたが、後半含めると良作くらいでしょうか。面白くは見られました。正直アニメの本数が多すぎるので、アニメ業界の再編が進んで、作成数が半分になる代わりにこういう作品が2クール以上で丁寧に描かれるようになればなあ、と思いました。

 ただ、この作品…最後の話の展開から言って、凡作化する匂いがしなくはないです。開き直ってロードムービー的にしてしまったほうが良いかもしれませんね。

 標準よりはいいですが、ストーリーとキャラを4点。声優さんはヒロインが良かったので4。作画は2.5点といいたいですが良い回もあったので3。音楽はEDが悪くなかったしうるさくなかったのも良いです。3.5。







1話 ほぼモノローグで説明でしたが、期待値はあります。

{netabare} ほぼモノローグで1話終わってしまいました。一応そのモノローグの中で設定の説明が無くはないのですが、不明なのは『星なし』がそこまで忌み嫌われる理由とか転生者ヒロインの能力とか占い師何モノ?とかですね。

 その辺は原作ではどうだったのかわかりませんが、1話はもう少しエピソードで見せてほしかったかなあ。話と設定はざっくりとは悪くないと思いますが、ちょっと「蜘蛛ですがなにか?」を思い出すレベルでモノローグで終わってしまいました。
 後半のスライムへの言葉はないと話がわからないので省略できないにしても、前半はセリフ無しで良かったのでは?まあ「賢者の弟子を名乗る賢者」になる可能性もありますが、画面だけでも十分やっていることはわかったと思います。

 にしても、1話の掴みはこれで大丈夫か?と思ってしまいます。この2作の名前がでるということは、ちょっとレベルが低く感じますが、モノローグで語られている内容は気になるのと、作画はそれほど低予算感はないので、2話以降の期待値はあります。2,3話見て判断でしょうね。{/netabare}


2話 ヒロインの孤独や苦労がちゃんと描かれているのがいい。切なくなります。

{netabare} 最近の異世界モノとしてはちゃんと物語になっていると思います。ヒロインの設定が今のところ題名を裏切っておらず、最弱のテイマーがどうやって生活していくのかが丁寧に描かれています。そのおかげかかなり面白くて、24分がアッと言う間でした。

 物語りになっているというのは「森の生活」にリアリティがあるという事ではないです。8歳の少女が一人であの環境にいれば数日と持たないでしょう。

「異世界モノ」というジャンルの枠の中で、少女の孤独とサバイバルの厳しさ、そしてお尋ね者としての恐怖などがちゃんと描かれていて、そこが物語があるという意味です。特殊スキルものは数多くありますが、特殊スキルがどう活きてくるのかの前提をちゃんと描いている感じです。
 ですので、ヒロインに感情移入できます。そのせいで1話でちょっとうるさく感じたモノローグが切なくなってきます。

 ポーションを食べるスライムで次週にどんなことが起きるかは想像ができますが、この設定は面白いと思います。まだ、明かされてないですが明らかでしょう。

 作画がヒロインとその他でクオリティが全くレベルが違う気がするんですが、ある種の開き直りで悪くないと思います。

 面白いですね。こんな感じで1クールなら全部見たいと思います。 {/netabare}


3話 想像以上の生い立ちだった。構成は意図的なんでしょうか?

{netabare} なるほど…時系列をいじった構成なんですね…原作からなんでしょうか?

 効果としてはどうでしょうか?カバンとか占い師とかいろいろ設定を保留できる人ばかりではないです。何より3話が冒頭の説明としてあった方がより感情移入出来た気がします。

 というのは、3話で暖かい家族との生活からの想像以上の転落と迫害が悲惨でした。この展開の緊迫感が1、2話でヒロインが何とかなるのが分かっているのでその点で損している気がします。1話で見せられたら泣いてたかも。

 ただ、意外や意外星ゼロに逆転的な仕込みがあるかと思ったらそのままっぽいですね。その点でもこの話の興味は持続します。この後ヒロインはちゃんと強くなっていくのだと思いますが、1~3話で一つの話になっているので、面白いです。

 なろう系の異世界モノの中ではストーリーの組み立てはなかなかだと思います。ただ、設定が良くてもこの後が悪いのがなろう系です。どうなるか楽しみでもあるし不安もあります。 {/netabare}


4話 ちゃんとした話になっていて面白いと思います。

{netabare}  なんとなく正統派冒険ものというか、ちゃんとした話というかそういう感じですね。これでなろう系なら具体的な構想があって連載を始めたんだろうな、という作りな気がします。

 1クールに納まる気はしませんが、なかなかいいのでは無いでしょうか。初期設定の説明後に話が展開する感じだし転生の意味もちょっと出そうな感じもありました。

 で、最後のスタッフを見ると中国の方がかなりの比率ですね。ちょっとヒロインとそれ以外での作画のレベルが違い過ぎる気もしますが、かなり違和感が無くなってきました。日本…油断してると…原作は日本、作画は中国になって、次は…{/netabare}


5話 作画がひどかった。面白いので万策尽きないようにお願いします。

{netabare} 前回中国の作画を褒めたら今週はひどかったですね。手のサイズが明らかにおかしかったです。崩壊とはいいませんが結構ひどいレベルでした。うーん…まあ日本でもいろいろありますから…

 で、話が進まない…ように見えて少しづつ進んでいるようです。こういうファンタジーはいいですね。面白い話だけに万策尽きないようお願いします。{/netabare}


6話 最高にいい話です。感動します。ですので…作画、がんばってください。

{netabare} 本当に惜しい。話もキャラ造形もものすごくいいです。8歳の少女の境遇と心情、頑張りに心が動かされます。
 アニメの制作もがんばっているんでしょうけど、作画…おしいなあ…城郭都市の作画…もうね、子供のラクガキじゃないんだからっていう感じです。ググれば現実の画像がいくらでも出てきます。
 もうちょっと…なんとか…ね。フリー素材の画像トレースで良もいいのでは?エフェクトでアニメ調に変更して使えばいいのでは?

 本当にいい話なので応援してます。がんばってください。{/netabare}


7話 ゲストキャラが善人過ぎる気もしますが…

{netabare}  1話~2話で登場人物が変わって行くので展開が急ですし、ゲストキャラが良い人過ぎる気もしますが、表面上の態度と裏の思惑が分かりやすく描かれているので、結果的にいい話になっています。
 また、境遇と生い立ちを考えるとそれがないとやってられません。

 ここで半分で話が展開する気配もないですけど、これはこれでいいです。というか、ずっとこういう旅でもいい気がします。少し転生者の記憶がどう活きるかがそろそろ出始めるのでしょうか。

 ということで、転生ものの中ではレベル99と並んでトップkラスで面白いです。

 今週の作画はなかなかまともだったと思います。オーガは…まあ、いいでしょう。ヒロインだけでもちゃんとしてれば。{/netabare}



8話 人でないものとの2人旅。「キノの旅」「狼と香辛料」的な懐かしい作りですけど新鮮です。

{netabare} こういう冒険ものもいいですね。目的は生き残ることで元の村から逃げているだけですが、その世界観でちゃんと話になっています。初作品でこの水準ならすごいな、と思い原作者調べたら、何作か投稿されているようで本作の他に長めの作品があるので、そこで力をつけられたのかもしれません。

 最近のラノベ、なろうは閉じた人間関係になり勝ちです。キャラが増えることはあっても、特定の仲が良い集まりの中で話が展開することがほとんどです。閉じた世界ですね。

 本作のような開けた世界というのは、90年代以前の話にはあった気がします。「キノの旅」「狼と香辛料」と言えばいいのでしょうか。人ではないパートナーの2人旅ですね。ちょっと懐かしい感じがしながらも新鮮なのがいいですね。

最近見た異世界のなろう系の中では一番面白いかもしれません。{/netabare}



10話 ちょっと理屈っぽい話になりましたが、ミーラが気になります。

{netabare} ちょっと話が理屈っぽくなりましたね。チンチンアイデア出まくりで、その辺の深掘りがもうちょっと欲しいと思います。

 ミーラというキャラがどこまで深みを持つかですね。どうも悪役だけというわけではなさそうですけど…そこの引きは上手いと思います。

 失速感はなくはないですけど、かなり面白さを維持したままここまで来ました。アイビーの素性は分かりそうにないですけど、それもいいでしょう。{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 13

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

覚悟が足りてない物語です。逃亡のための旅が自分探しの旅になりましたとさ。

 最終話(12話)まで観ました。2024.04.01

 世界観を作りこんでいないので、主人公に都合の良い、優しい世界で終わりました。まぁ、予想の範囲ですね。

 文明レベルが低そうなのに、有価物件がゴミとしてゴロゴロ捨てられているヤバ過ぎる世界でしたが、ラストも何かおかしい感じでした。

 まず、主人公のアイビーの味方になってくれるゲストキャラは、全員頭がお花畑過ぎます。誰が裏切り者か分からない組織間闘争なのに、アイビーを信用し過ぎです。

 子供が一人で旅をしている世界なら分かりますが、そういう描写も無いのに、怪しい一人旅のガキが、嘘をついている人間を判別出来ると言うのを信用するか?

 魔法で子供に化けた魔物や敵対組織の工作員の可能性は考えないのか?危険な一人旅の理由も何故か気にしません。冒険者という職業が成り立つ位街の外は危険なんでしょ?

 さらに、アイビーの星無しの件も、みんな別に気にしません。実家ではこれで殺されそうになったのに、スルーなの?

 結局、星無しで殺されそうになったのも、旅に出る理由のための設定でしか無く、文明レベルに反して補給物資の如くゴミが落ちているのも旅を続けさせるための便利な設定に過ぎません。

 生産魔法的なモノがあるなら、魔力無しの星無しアイビーは、全くの役立たずで、排斥対象でしかありませんが、野ネズミを穫って換金したりして、居場所はあるんですよね。

 ゲストキャラ達が星無しを気にもしないので、村を追い出された時のアイビーに対する差別的な扱いが曖昧になりました。両親と村人達だけが下衆だったってこと?

 自分探しの旅を続けるという、物語を続けるためだけに差別による苦悩を換骨奪胎してしまうのは、別にテーマとしても重要では無かったということでしょう。

 浅慮によって始まった物語は、その浅さ故に破綻するかフェードアウトします。

 本作品は、差別という、差別される側の心の持ちようではどうしようも無い重いテーマを軽く扱った、覚悟の足りない物語です。

 アイビーの旅の目的が強くなって村の奴らを皆殺しにするとか、星無し差別と戦うとかでは無く、単なるロードムービー的ものでしか無いのは、とても残念です。

 どう贔屓目に評価しても、作画が良いだけの凡作以上ではありません。
………………………………………………………………………

 7話まで観ました。2024.02.24

 無学で小汚くて飢えているメスガキが、色んなモンスターやゲストキャラに助けてもらいながら旅をしていきます。

 物語としては山もオチも無い感じです。二次創作でメスガキを酷い目に遭わせる作品を描いちゃうぞ〜的なシチュエーション+キャラデザです。

 今回も、何の前触れも無く大量のオーガが襲いかかってくるので、ロリコンのエロい妄想大爆発ですよ!

 こういう、場外で盛り上がるのを期待する様な物語はどうなんだろう?と、思いつつも、主人公のメスガキがいつ惨死しても別に平気な程、キャラに思い入れもありませんので、フラットな気分で視聴継続です。

………………………………………………………………………

 4話まで観ました。2024.02.05

 3話で主人公の悲惨な生立ちが判明しましたが、陰惨な状況とこの世界の経済的状況が合っていません。

 街道を行く馬車が魔物に襲われて全滅するような状況なのに、そこら中にゴミ捨て場があって、使える物が拾えるんですよね…。

 マッドマックス2に出てくる様なイカれた武装清掃車でも走ってるんですか?誰がゴミを捨てに来てるんです?

 ヒューマンガスみたいにモノが無い時代なのに無駄にマッチョな清掃作業員とかいるの?お前には失望したぞ…。

 しかも、使える状態の衣服やマジックバックが捨ててあったり、どんだけ豊かなんだ?衣類とか貴重じゃないの?盗賊や魔物が漁ったりしないの?

 言わずもがなですが、工業的な繊維産業が勃興するまで、布はものすごい貴重品でした。昔の人は衣服を何着も持ってません。江戸時代の庶民でさえ、新品の衣服を買える人は限られていました。皆んな古着を直して着ていました。

 藤沢周平原作で、山田洋次監督が映画化した、たそがれ清兵衛が、困窮してボロボロのクサクサになってしまったのは、嫁が死んでしまい、針仕事出来る家族がいなくなったためです。

 洗濯するにも衣服をバラさないといけないし、季節にあわせて縫い直さなければなりませんでした。嫁の針仕事の能力が低いと、男は社会的に死ぬ位、衣服に関して前近代の人々は苦労していました。

 なろう特有の人類史にリスペクトの無い感じがたまりません。作画が多少良くてもこういうところよ!?

 あと、スライムがポーション喰いすぎ…。いくらなんでも人間に寄生しすぎやろ…。ポーションの値段が明らかになると、世界観壊れるやつですね。スライムらしく主人公の糞でも喰ってろよ!

………………………………………………………………………

 2話まで観ました。2024.01.20

 作画は良いです。中々面白そうなんですが、現段階だと主人公のサバイバルにリアルティーがありません。

 最弱テイマーのメスガキが、人食いの魔物で溢れている森でサバイバル出来る?

 しかも、文明レベルも曖昧で主人公に都合のよい世界です。ガラス瓶入のポーションが無造作にゴミ捨て場にあったりと、あり得ないだろ?

 近代になるまでガラス製品は結構な貴重品でした。流石に、弥生時代みたいにガラスを国内で素材から生産出来ず、大陸産のガラス製品を再加工してトンボ玉作ってるようなことは無いにしても、大量消費出来るようになるのは最近の話ですよ?

 しかも、捨ててあったポーション、劣化しているそうですが、野ざらしなのに漏れたり水が入ったりしてません。ポーションの瓶は気密性の高い工業製品か?少なくても無造作に捨てられているのでハンドメイドでは無いでしょう。バカなの?

 得体の知れないメスガキの狩ってきたネズミを買取る肉屋とか、主人公の似顔絵付きの手配書が各地に貼ってあるとか、生産力と生産関係、物流などのリアルティーラインに疑問を生じさせるいつものなろうアニメ臭がプンプンします。

 一個人若しくは寒村レベルの勢力が似顔絵入りの手配書を大量印刷して各地に貼れるって、どんだけ物流網完備してんだよ?

 リアルなら良いという訳ではありませんが、ゴミ拾いアンドサバイバルがウリの作品なのにコレで良いのか?もう少し何とかならんかなぁ…。所詮なろうかぁ…。残念!

投稿 : 2024/10/05
♥ : 7

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

作画も良くしっとりした雰囲気が良い感じ。あまり期待しちゃダメですが

1話感想 3.8 作画も良くしっとりした雰囲気が良い感じ。
さて、なろう系アニメですね。

とは言えなんかしっとりした内容が感じられる良い出来ですね。
主人公アイビーをすぐに好きになることができました。
ソラも可愛いですね。

まあ、ソラと契約するまでが無駄に長くて多少テンポは悪く感じましたが、女の子ですからね。
グジグジ思い悩んで合理的に行動できないのも仕方ないでしょう。
そもそも小動物との契約も失敗していてテイムに消極的なのも仕方ないですし。

問題は前世の心の声。
漫画ではちゃんと吹き出しで会話しているのですね。
その方が2人の掛け合いになって面白そうでは。

前世が語りかけてくるという設定は面白そうなのに、100%主人公のひとり語りにしたのですね。
それはそれで独自性があって面白さもあるのかもしれません。

ただ今のところは心の声の声優を使っていないだけで、わかりにくいようにしか。
ここはちょっと懸念ですが…。

いや、雰囲気作りにはなっているか。

見ているときは、正直分かりにくくてどうだろう? と思ったのですが、今あらためて考えると、一人ぼっちになった主人公の寂しさが表現されていた、というのはありましたね。

前世とかけあいで楽しく会話していたら、ソラと出会って寂しさから解放されたという演出が光らない。
ひとり語りにしか見えなくて寂しそうだったから、ソラとの出会いが嬉しいのがよくわかりました。
だからこれで良いのか。私の方が浅かったですね。

というわけで演出も良い。キャラも好感度が高い。などなど、良さそうな作品です。
これは見たいですね。高優先です。

全話感想
ううーん、ちょっと序盤が良くて期待しすぎてしまいました。
凡百のなろうだと思って見ればほどほど雰囲気が良く良作ですが所詮なろうなのであまり期待してはダメ、という感じでしたね。

基本的には出会う人出会う人大体優しくて、あまり都合の悪くないまったり世界観でのんびり進む話です。
トラブルも起きますが、主人公は全然チートとかではないですが、できる範囲で頑張って、優しい人たちに評価されていくという、まあ居心地の良い感じの話です。

なので決して悪い話ではなく、嫌いってことは無いのですが…。

一言、どうしても文句はあります。それは…。
優しい人多すぎ!

いや良いことじゃん、となりますが…。

主人公は星無しということで家族からも捨てられて追いやられる立場だったわけです。

我々視聴者からすると星無しが悪いことだなんて全く思えないわけで、作中の描写から星無しが作中世界でどういうことなのか、判断するしかないのですが…。
家族からも捨てられるというのはよほどのことです。
被差別階級、キリスト教でいう破門された存在とか、前科者とか。まあそのように思ったわけです。
神に見放された、悪魔に等しい存在だと思われているのだと。

しかし、いざそれを告白したクライマックスで…
「そうか、大変だったな」の一言でおしまい。
ええええ…!? とびっくりですよ。
いやなんで、その程度のことで家族にまで捨てられたの。

人柄の一つで断罪するかしないかが決まるなら、家族がゲスな外道だったということでしょうか。

いやまあ、わからなくもないですよ。田舎と都会って違いますから。
田舎では絶対に許されない、悪魔とまで罵られることが、都会ではちょっとめずらしい、どころか全然おかしくない、なんてことはざらにあります。
Webデザイナーになりたい、なんて夢は、都会では「はあ、勝手になれば?」で済みますが、田舎では「ウチの畑を継がないなんてお前は悪魔の子だ」と罵られるような。
まあ、そういうことだったのでしょうね。

いじめなんかもそうですね。そのコミュニティの中にいれば全否定されて自殺まで考えてしまうことも、一歩外に出れば全然そんなことはなかったり。
狭い世界では自分が全否定されたと絶望していても、外に出れば実はそんなことは全く無かった、ということは実際に存在しているわけで…。

というわけで、決してダメでは無いんです。
でも、視聴者には星無しがどういうことなのか分からなかったので、それが全然大した問題じゃなかったということを後付けで出されても、なんだかなぁ、と思ってしまった感じですね。

てっきり、主人公は世界の全てから否定される中で、必死に生きていく話なのかと…。
まあ、それはただの勘違いで、基本はまったりスローライフなので全然重い話ではなかったのですが…。
確かに雰囲気はそんなに重く無いですけれどね。

でもまあ、私は勝手に、誰からも否定される中で、「神に愛されていないから星無し? でも俺がアイビーを愛している!」というような、真の仲間や愛に出会えるような重い話を期待してしまったので…。
まあ、思ったより軽かったな、とちょっと失望しちゃっただけです。

過度な期待はいかんですね。

しかし、価値観一つの話なら、家族にまで見放されるのはやり過ぎだったんじゃないかなぁ。
家族は庇おうとしてくれたのに、自分が居たら家族に迷惑がかかるから、自主的に逃げ出した、という展開なら、村の権力者がおかしいだけで、星無しが世界中から否定される悪魔なのだとまでは思わなかったわけで…。
ま、そこはガバだったと思いますよ。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 11

65.9 30 2024年冬(1月~3月)アニメランキング30位
わんだふるぷりきゅあ!(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (10)
30人が棚に入れました
動物と人が共に暮らす街【アニマルタウン】
動物が大好きな【いろは】は飼い犬の【こむぎ】と仲良し!
ある日、謎の生物・ガルガルが街で大暴れ!
だけど、いろはを守るためにこむぎが人の姿になって
プリキュアに変身しちゃった…!?
心がガルガルしている子を助けなきゃ…!
力を合わせて動物たちを【ニコガーデン】にかえしてあげよう!

メガマインド さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ある日、飼い犬が人間の姿になったわん

こむぎかわいい

とりあえずキャラが可愛い。

ずっと愛でていたペットが人間になったら、可愛いに決まっているじゃん



新たな萌えを提供してくれますね。

プロ画がDrベガパンクみたいに頭膨張した人間にいわれても説得力ないか

次回は飼い主が変身ですか、気になる。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 1

うち. さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

史上初に拘るシリーズ

 犬がプリキュアに変身するのは史上初!と初に拘るプリキュアシリーズ何作目だろ…とにかく史上初の犬プリキュアが誕生しました。
 前回のひろがるスカイ!プリキュアは途中でギブアップしてしまったので今回は最後まで見たいかな。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 2

65.8 32 2024年冬(1月~3月)アニメランキング32位
魔都精兵のスレイブ(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (123)
361人が棚に入れました
日本各地に、突如として謎の門が出現。 その先の異空間『魔都』には女性にのみ食べた者に特異な能力をもたらす桃が存在し、『醜鬼』(しゅうき)と呼ばれる怪物を退治するため、女性兵による戦闘集団『魔防隊』が組織された。 活躍できる場所を求めていた男子高校生・和倉優希はある日、魔都へと迷い込むと醜鬼に襲われてしまう。そこへ駆けつけたのは魔防隊七番組の美しき組長・羽前京香。京香の能力で奴隷(スレイブ)と化した優希は力を開花させ、醜鬼を見事打ち倒し、奴隷 兼 魔防隊の管理人として醜鬼と戦うことに。 “飼われる少年”のバトルファンタジー、ここに開幕!

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

刮目せよ、奴隷(スレイブ)の生き様。

この作品の原作は未読です。
あかりんが出演すると知り視聴を決めましたが、まややん、麗奈ちゃんらも
出演されていると知り、俄然視聴意欲の湧いた作品でした。


日本各地に、突如よして謎の門が出現。
その先の異空間「魔都」には女性にのみ食べた者に特異な能力をもたらず桃が存在し、
「醜鬼」と呼ばれる怪物を退治するため、女性兵による戦闘集団「魔防隊」が組織された。

活躍できる場所を求めていた男子高校生・和倉優希はある日、魔都への迷い込むと醜鬼に襲われてしまう。
そこへ駆けつけたのは、魔防隊七番組の美しく組長・羽前京香。

京香の能力で奴隷(スレイブ)と化した優希は力を開花っせ、醜鬼を見事打ち倒し、
奴隷 兼 魔防隊の管理人として醜鬼と戦うことに。

“飼われる少年”のバトルファンタジー、ここに開幕!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

桃から能力が受け取れるのは女性のみ…そこから女尊男卑の世界に変わっていったんだそうです。
それはある意味課せられた宿命として受け入れるしかないと思います。
別に男尊女卑の世界が良いとも思わないので違和感はありませんけれど。

でも、そんな世界の中で男子高校生がヒーローを夢見るのは格好良いではありませんか!
きっと道は困難を極め、辿りつけるかどうかも分からない高み…
女尊男卑の世界で男性がヒーローになるということは、そういうことだと思います。

ですが、形は違えど結果的に魔都災害から一般人を守っていることになると思うので、十分ヒーローしていると思います。
今回優希が力を開花させることが出来たのは、血筋なのか、ヒーローへの思いからなのかは分かりません。

でも、魔防隊の一人として戦列に加えて貰えるんです。
そりゃ、頑張ろうって気にもなりますよね。
しかも、頑張った分だけご褒美が貰えるんですから…

命のやり取りをしていて、常に死と隣り合わせ…
常人を遥かに超えた能力を会得したとしても、一瞬たりと気を抜くことはできませんし、きっと傷付いたらメッチャ痛いんだと思います。

でも、それで仲間を救うことができてご褒美まで貰えるんですよ。
しかも、お約束ですが登場するヒロインの皆さんは容姿端麗な方たちばかり…
改めて考えてみると相当羨ましい設定になっているのではないでしょうか^^;?

そして物語中盤から登場する、まややん演じる六番組組長の出雲天花さん。
2回行われた人気投票で共に1位を取るという無双っぷり。
実は私の推しも天花さんだったので、この結果は嬉しいです。

誰より人の痛みの分かる天花さんであることは、物語の中で既に証明されています。
そんな天花さんの愛情を目一杯受け取っているんですから…
まぁ、あかりん演じる京香から「躾」されるのも当然ですよね。

しかもそれだけじゃありません。
どうやら天花さん以外からも優希は好意を抱かれているようなんです。
もしかすると、「社内恋愛の法則」が発動している!?

「社内恋愛の法則」は、私が新入社員だった頃に聞いた法則なのですが、ずっと会社に縛られ続けて新しい出会いが何も無いと、周りの女性の方が何故か綺麗に見えてくる…というモノなのですが、「社内恋愛の法則」を改めてググってみると、さっぱり出てこない!?

私が若い頃は残業時間が半端無かったので、その法則は間違っていないと思った時期もありましたが、急に自信が無くなってきました^^;

wiki先生をチラ見したところ、魔防隊は第十番組まであって、その他に出張組まであるようです。
しかもキャラの人気投票が原作のみなのでしょうか。
まだお目にかかったことのないキャラが人気投票で上位になっていましたので。

きっとこれからバンバン新しい組員が登場するのでしょうけれど、尺にもよりますが、まず間違いなく覚えられないでしょうね^^;
天花さんの様な強烈な個性を持っていれば別でしょうけれど。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、あかりんによる「夢の糸」
エンディングテーマは、まややんによる「CHA∞IN」

1クール全12話の物語でした。
この作品は既に第2期の制作が発表されています。
そう言えば、第2期のティザー映像が公開されていましたね。
アニメに登場していませんが、人気投票第2位のキャラって誰なんだろうと思っていたら、このティザー映像に出てくる魔防隊を束ねる総組長・山城恋だったんですね。
しかも総組長を演じる声優さんは、香菜ちゃんなんです!!
もう、これは期待するしかないですよね!
しっかり堪能させて頂きました。
続編楽しみにしています。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 4
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

2話 ラブひなの薄い本?一旦中止します。

1話 男性マゾ文学は日本の伝統。徹底的に虐めるほうがいい。

{netabare} なぜアダルトを見ないで、こういう作品を見るのか?ですよね。「魔法少女にあこがれて」とか本作を見ると、やっぱりエロを語るには心の奥底に潜むなにかに訴えかけるべきなんだろうなと思います。

 こういう男性マゾ的な作品って別に今の草食男子が云々ではなく、谷崎潤一郎、沼正三氏の「家畜人ヤプー」(1956年)ジョージ秋山氏の「ゴミムシくん」(1973年)等脈々と受け継がれる日本のマゾヒズム文学の一つの型だと思います。
 家畜人ヤプーは日本人が虐げられていますが主人公が男性です。そうそう、桃で強くなるという性的なニュアンスと鬼が敵ですから、仮想敵は中華なんでしょうか?

 日本人奴隷といえば「86」もそうでした。レーナちゃんと本作のヒロインが似ている気がするのは偶然なんでしょうか?それとも銀髪の軍服美少女がご主人様として理想なんでしょうか。「ゼロ使」もちょっと同じマインドを感じます。結果的にアレですけど。

 ヒロインとの関係性においては「春琴抄」ですが、あれは倒錯した純愛であって、本作はどうも制度によって虐げられること自体が喜びですから、「家畜人ヤプー」と「ゴミムシくん」身分差別で男が下になることが重要なのでしょう。貞操逆転ものの精神もちょっと入っている気がします。

 男性として女性の上位にいなければ、武士は食わねど的やせ我慢文化だからこその、反階級、反権威的な願望として「強くなければならないことからの解放」が日本人男性のマゾかと思ってましたが…いや、逆に今女性が強くなったとはいえ、男性にスペックがこれほど求められる時代はありません。

 収入、家事スキル、気遣い・優しさ、コミュニケーション能力にユーモア。すべてが求めれる時代です。その窮屈さは、人類史上もっとも男性に厳しい社会なのかもしれません。だからこそ、意志とスペックは女性に委ねてしまいたいということかもしれません。

 ですので、弱者男性が女性に君臨するのではだめです。徹底的に虐げられて、そこにカタルシスを見て欲しい。団鬼六氏は女性への虐待ですが、マゾの果てに殺されたりする作品もあります。やるなら徹底的に。

「魔法少女にあこがれて」が美少女推しの少女の中にある劣等感の歪みだとすると、非常に面白いです。

 ハイスペックなアニメだからこそエロギャグが洒落になるんでしょう。いい掴みの1話でした。なんと次週予告が「興味、朱々、肌蹴る(はだける)」ですから、まあ、肌色アニメということでしょう。
 次回予告のスタッフがクレジットされてましたので、なかなか力が入っているようです。{/netabare}


2話 ラブひなの薄い本?一旦中止します。

 結局カテゴリーは男卑女尊の管理人ものでハーレム系ラッキースケベ…つまり「ラブひな」かな?というかラブひなの薄い本のマイルド版という感じでしょうか。

 うーん、興味が無くはないし、積極的に視聴中断というわけではないですが、今期はまだ切る作品が少ないので、面白い面白くないというよりカテゴリーの問題での優先順位で中断です。他に中断作品が増えて来たり、期の端境期に見る可能性はあります。

 作画はバトルシーンの迫力は今一つですが、女の子は可愛かったと思います。朱々ちゃんが巨大化するときの効果音にはちょっと笑いました。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 4

こま さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

7話視聴。このアニメのモザイク基準て何だ?

2023年1月時点における電子版を含めた単行本の累計発行部数は400万部を突破している。


4話まで視聴。
何処かでみたような物語。
パッとしない主人公が戦いに巻き込まれその過程で奴隷になりご褒美にベロちゅーする。
この子の力を使うとご褒美上げなきゃいけない心の奥底に秘めた…!この後も電マとか色々。

女の子にアレを見られ小さいと言われる!が…。
この後の展開は個人的に予想通りだったので何となく分かると思うw


4話内容。
最近他アニメで見た時を操る力!止めたり戻したり。

コレがまあ厄介。攻撃を受けた瞬間巻き戻し戦闘前へ。
コレってどういう攻撃されたか本人は知っていて相手は分からないのが厄介…と思いきや体力を消耗するので「力を使った」事には本人見れば気付ける。ただし気付けるだけ。
とは言え戦闘前、自分達が何をしようとしたのかは分かるので別の攻撃方法を…。
相手は何か隠してる様子。勝てるかどうかはまだまだ分からない続く!

最初はそこまでエロくないかな…と思っていたら…。
最初のご褒美は〇〇〇!凝視!
2回目。撫で撫で。
3回目!下着外してあるものを持ち上げてるのがエッッッ!!
間違い無く主人公には見えている!
ついでにお風呂回!

確かに何処かで徐々に過激になっていくとかは聞いていた…なるほどとw
BD版とか、アニメ専門チャンネルもかな?とかだと多分消えるよねw
マンガの方は多分見えてるかな?ジャンプだし(とらぶるとかね)

コレ何処まで行くんだろう(トオイメ
なので視聴継続!

…ちなみに作画の評価は…。


7話までの感想。ヒロイン2人と主人公一緒に温泉回。
主人公、今回大きな力を使ったのでそれ相応の代償がコレ。

今回はモザイク(白い光無し)無しで泡と手で隠れてる。ただし範囲が狭い!
ちなみにタオルは下だけw
背中に抱き付き胸が直で。
タオルで下がギリギリ見え…ないw手で隠してる場面も。

コレで一応隠れてるから?
それとも前回のは場面的な所為?
4話のは間違いなく白い光の所為でほぼ見えなかったのに、今回も隠れてはいるけど範囲が狭い。
ここにもモザイク入れればいいのに、なんだか中途半端な気がする。

コレも。
ベロチューキスに下着姿はOK、ただし下着姿である体制になると白い光。
だけど他の女の子は下着姿で色んな体制なのに何も無し。下着の皺まで見えてる()

まあ考えても分からないしいいや。
話しは変わって5話。
2人は時止め攻撃範囲外から攻撃撹乱するが、お姉さん能力鍛えて時止め5秒が→10秒に。
これのせいで時止めで攻撃出来る範囲内に。2人はボロボロに。
そして勝利と思ったら…会話し始め負ける()油断大敵!

次は7話。
時を止めたり戻したりの姉は重度のシスコンだった!
前回見る限りイジメて楽しんでるドS姉だと思ったんだけどねw
ただ愛し方が歪んでいただけだったと言う…。
何で分かったかと言うと部屋が…。
赤ちゃんの頃からかコレ…。
見てはいけないものを見てしまった主人公逃げる!

うん…妹にアレを見せるのはやめようか…。

ああ、そう言えばマンガはとらぶる程じゃないけど見えてます!

主人公が敵に捕まった時点で飽きてしまったのでここで切ります。
たぶん8話切り。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 1

65.4 33 2024年冬(1月~3月)アニメランキング33位
スナックバス江(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (80)
215人が棚に入れました
北海道札幌市にあるスナック「バス江」は、リーゼントにサングラスをかけた厳ついママと破天荒で毒舌なスタッフ・明美の二人によって回っている。上司に連れられてスナック「バス江」を訪れたサラリーマン・山田は、そこの騒がしく型破りな接客に振り回される。時にサラリーマンが、時に常連が、時に強盗がスナック「バス江」を訪れ、接客をする明美たちは様々なトラブルを引き起こしていく。

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

つまらないので断念。歌に興味があり後から聞きましたが…

1話で断念も、歌に興味があり、後から聞きました。

 ユーチューブでノンクレジットEDとかフルバージョンとか、いくつか本作の挿入歌を聞きました。目を閉じておいでよ、ああ無情、オリビアを聴きながら、フレンズ、星空のディスタンス、夢を信じて、ロンリーチャップリン、長い夜、SFラブストーリーなどです。

 正直、声優さんがうま過ぎて、歌唱力を素人に調整しているんですよね。特に高橋李依さんは本当に「結構歌いなれて上手いけど素人どまり」感がものすごく出ていました。「高木さん」のときと比べるとそれが演技なのはあきらかです。
 そして、こういう歌に感動はありません。つまり、聞いていて心地良くなる感じではありませんでした。

 宮本侑芽さんのフレンズは「下手さ加減が下手」でしたね。要するに上手いです。斉藤貴美子さんのロンリーチャップリンは本当に無理に聞かされる不快な感じで、演技が上手すぎて聞いてられません。

 男性陣は素人にしては上手すぎる感じなのは、スナックあるあるなんでしょうか。あえてかなという気はします。夢を信じてが「ドラクエ」関連でギャグなんでしょうけどよくわかりませんでした。

 ということで「スナック」を的確に表現しすぎていて、歌そのものは歌だけ切り取ってユーチューブで聞いても楽しめません。バーチャルスナックとして没入した人にはいいかもしれませんが、キャラソンとしては「声優として上手すぎて、歌として聞いてられない」ものとなりました。




1話断念時レビュー

 スナックに通った事がある人なら面白いのかもしれません。酒を嗜まない人間からは、世の中でもっとも遠いところにある娯楽の一つでしょう。お客の実生活における孤独を感じますが、それでスナックの認識は合っているのでしょうか?連れられて1,2度行っただけなのでわかりません。

 そのスナックの「あるある」なので残念ながら共感性はゼロです。タイトルのバス江もヒロイン?であるチーママの言っていることも正直面白さを感じませんでしたので、断念です。

 ただ、最近「からかい上手の高木さん」を見ていて、声優さんの高橋李依さんのEDのキャラソンをかなりの数聞きました。

 本作のチーママでカラオケを歌うわけですが、歌い方も声も「高木さん」とは全く違っていて、全然可愛さが感じられないアラサーくらいのまあ上手いけどプロ感のない女の歌い方に聞こえるんですよね。つまり年齢に応じた声質だけでなく歌の上手さのレベルまで考えて演技ができるということでしょう。

 断念はしますが、この感じだといろんな曲を歌いそうです。すごいので歌だけ聴きにくるかもしれません。
 
 

投稿 : 2024/10/05
♥ : 8

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

スナックへ行きたくなるお話。いや〜飲みに行きてぇ…。

 最終話(12話)まで観ました。2024.04.01

 緩い雰囲気で最後まで行きました。原作ほど毒がありませんでしたが、結構面白かったと思います。

 観ていると、本気でスナックへ行きたくなります。酒飲みにはたまりません。タバコを吸っているキャラを観て、タバコが吸いたくなる感じです。

 タツ兄、森田、山田さんとかと一緒に飲んでみてぇ〜。いかんなぁ…。飲み過ぎてしまいそうです。

………………………………………………………………………
 8話まで観ました。2024.03.03

 アニメ化で日和ったな!と原作ファンから叱られた回でした。人気キャラのネコチームが登場するも、面白さが半減だよ!プンプン!確かに…。

 まぁ…仕方無いです。公共の電波で流すにはヤバ過ぎるネタですしね。原作ファンの作品愛は分かりますが、アニメが異世界レビューアーズみたいにネット配信送りになってしまいます。

 原作どおり!と強弁すると、サザエさんで50年代の原作ネタを放映するようなものでしょ。

 当時、覚せい剤が合法だったので、隣人の伊佐坂先生の家にヒロポン錠があり、遊びに来た子どもたちが飲んでしまい、ハイになって東京ヴギウギを歌いだす…。

 面白そうですが確実に炎上しますね…。メディアの違いを理解せよ!制約の中でのギャグ原作のアニメ化は難しいです。

 自分は森田が好きなので、とても楽しく視聴しております。
次回も楽しみです!
………………………………………………………………………

 4話まで観ました。2024.02.05

 メインキャラは出揃ったのな?原作と違うと色々言われているそうですが、コレはコレで良い様な気がします。原作も大爆笑ギャグというより、不条理を楽しむ系の漫画ですからね。

 緩い雰囲気は良いです。何か、大五郎を水道水で割ってチビチビ飲みたくなる様なアニメです。

 今期覇権とはいかないと思いますが、人気が出て欲しい作品です。
……………………………………………………………………… 

 初回観てのレビューです。2024.01.15

 スナックへ飲みに行きたくなりますねぇ。現実だと、お客、ママ、常連のすごく近い人間関係でチビチビお酒を飲んだり、カラオケしたり、ママにセクハラした後に不明瞭な会計をするなんて、昭和の残滓、まさに地獄です。

 若い人が嫌がる要素てんこ盛り、負け犬老害の掃溜めっぽいですが、齢をとるとこういう遊びもしたくなるんですよ。

 原作の緩い雰囲気を壊さずアニメ化している感じです。良く分かってるじゃん!と、私的には今期1の推しアニメです。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 7

Progress さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

2024年1~3月クールで唯一完走?

感想を書こうと最近最終話まで視聴できた作品を探していたんですが、
続き物の作品を除いて、2024年1~3月クールの1クール作品において、
唯一完走できたのがこの作品でした。
他の作品が完走できなかった理由は、
まず、素晴らしい作品を見逃している可能性もあるのですが、
それらはキャラデザの時点で食指が動かなかったようです。
いくつかの作品については、1~3話程度見ましたが、話の構成や完成度、
キービジュでは伝わらないコスト感や歪み等が、視聴を辞めた理由ですね。
キャラデザで見逃していることについて、私の視聴の幅が狭くなったのか、
アニメのキャラデザの時代が変わったことに気付かず取り残されたのか・…
いずれにしろ、昔より視聴するアニメが減りましたね…

この作品は、「友人の好きな漫画作品」という理由で観始めたのですが、
なぜか完走できました。

コメディ作品なので作画のクオリティとかは異常には求めていませんでしたし、
ジャンルなりのストレスない作画クオリティだったと思います。

内容について、コメディであるので笑いのセンス的な話になるのですが、
当たりはずれはある内容ではありました。

基本的にあるあるネタとか、サブカル的な話が多かったのですが、
下世話な話もギャグとして用いているので、そういった話に耐性がある人だけ、
視聴者層としては残ると思います。

色々と小さい感想を書いてはみたものの、正直あるあるネタや日常の延長線上ネタは、
印象に残りにくいですね。
特に、スナックという空間で「会話」として消化されるネタは、
記憶の中で保存優先度が低いのか、ほとんど記憶に残っていない。
記憶に残っているのはゲームと絡めたネタとか各キャラの個性とか?

「この作品のココが面白かったんです!」という部分は、
スナックの会話パートの中でほとんど存在しなかったですね。

じゃあ何が楽しくて13話も観たのかというと、ED前?に入る、
登場人物達のスナックカラオケパートです。
完璧に歌いこなしたCD音源のような歌が出てくると思っていたんですが、
予想を反して、安っぽそうないかにもカラオケっぽい出力で、
声優という歌う機会もある人達が素人感のある歌声を披露しているのが面白かったです。
(もちろん素人っぽく歌う演技が入っているんだろうなという前提です)


そんな感じで、アニメでしか出来なかったであろう声優の歌謡曲の雑カラオケが一番面白かったです!
ベテラン声優さんの歌声が聴けたのも貴重で思わず笑っちゃいました!

投稿 : 2024/10/05
♥ : 8

65.4 33 2024年冬(1月~3月)アニメランキング33位
邪神ちゃんドロップキック【世紀末編】(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (45)
178人が棚に入れました
宇宙からの飛来物により廃墟と化した神保町。暴力だけが支配するこの町を統べる花園ゆりねを討つため、星に導かれて南に向かう邪神ちゃん。自然豊かな阿蘇山脈のふもとにある高森町で出会ったのは……。

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

煙にまかれておこう・・・。

まー、おなじみのキャラクタにたまに出会えて、わちゃわちゃしたのを見て安心する感じ?

確かクラファン的なシステムを活用して、作品作りにこぎつけていたと聴いてはいたのですが、今回もそうなのでしょうかw。

詳細は解らないのですが、そこそこ愛嬌のあるキャラクタがいっぱい出てくるので、観てはいられるのですが、若干、2名ほど殺伐とした方がおられるので、そこでしょうね。
まぁ、ここも様式美なので受け止めてはいるのですが、タイアップとなると障害になりそうですねwww。


キャラが馴染んでいるので、どんなタイミングでも、どんな内容でも見れるように作れるのかもしれませんがw、またの機会を気長に待ってみましょうかw。


以上ですw。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 12

dossun さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

相変わらずぶっこんでくる笑

23年12月30日視聴済み。

<よかったこと>
・どうして世紀末編になったという展開笑
・このキャラクターが出てくるとは
・久々に邪神ちゃん見れる

<わるかったこと>
・SPのため、内容は薄め

久々に邪神ちゃんが見れたのはうれしい限りです。
どうして世紀末編という話になったのか、、さすがのテーマに笑ってしまいます。
ネタバレは避けますが、このキャラクター出てくるとは!という演出もあり、邪心ちゃんワールドを久々に楽しめました。
正式な続編も見たいですね。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 3

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

邪神ちゃん熊本でも大暴れ

いつもの邪神ちゃん、今回は熊本県高森町とふるさと納税でコラボして制作されたみたいで、主題歌も熊本県出身のアーティストが担当で熊本を盛り上げようと頑張っています
作画は綺麗だけど、コラボの関係でいつもの神保町の光景じゃないのが少し惜しいけど、仕方ないですね

1話完結のOVAみたいな作りなので本編見てる人向け
Dアニで配信されています

投稿 : 2024/10/05
♥ : 10

65.2 35 2024年冬(1月~3月)アニメランキング35位
道産子ギャルはなまらめんこい(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (162)
436人が棚に入れました
東京から北海道北見市の高校へ転校した四季翼は、真冬の氷点下でも生足&ミニスカな“道産子ギャル”の冬木美波に、道に迷っていたところを助けられる。 同じ高校へ通うことがわかると、美波は翼と一気にトモダチに! 距離感近めで、天真爛漫な美波に、翼のココロはドキドキしっぱなし。 でも、何も知らなかった北海道のことが、美波との毎日で、翼はどんどん好きになっていく。 やがてその気持ちは、ふたりの関係も変えていき……? なまらめんこい<とってもかわいい> ハイテンション道産子ロマンチックラブコメ開幕
ネタバレ

青龍 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

見た目はギャルで軽そうなんだけど実は純朴

北海道北見市出身の伊科田海による原作漫画は、『少年ジャンプ+』(集英社)にて連載中(既刊12巻、原作未読)。
アニメは全12話(2024年)。『最近雇ったメイドが怪しい』と同じ監督と制作会社の組み合わせで、SILVER LINK.とBLADEの共同制作。放送はテレビ東京系列。
ちなみに、SILVER LINK.は、同時期に『佐々木とピーちゃん』も手がけており、この作品の湊未來監督が『道産子ギャル』の総監督も務めている。
非道産子の知人が「道産子」繋がりで私に勧めてくるので観始める。
(2024.3.26まとめ、3.27大石さんが頑張っていると思ったので音楽の評価を上げました(笑))

あらすじは、北見を舞台とした、東京から引っ越してきた男子高校生・四季翼(しき つばさ:CV.島崎信長)と、「道産子ギャル」の女子高校生・冬木美波(ふゆき みなみ:CV.佐倉綾音)、3話から登場するゲーム好きの清楚系美少女・秋野沙友理(あきの さゆり:CV.花守ゆみり)、6話から登場する翼の家の隣に住む和服好き優等生で高校の先輩・夏川怜奈(なつかわ れな:CV.上田麗奈)とのラブコメ。

本作のメインヒロインである美波は、ギャルだからなのか純朴だからなのか母親の影響なのか、とにかく翼に対してグイグイ行く。他のヒロインも押しが強め。

美波の魅力は、見た目はギャルで軽そうなんだけど実は純朴というギャップ萌えなところだと思う(オーイシさんもOPでそう歌ってたし…)。


本作は、タイトルに「道産子」と入っているものの、ネイティブ的には、後述するように北海道弁の再現度のクオリティは微妙。

もっとも、観光地として海外でも大人気の北海道。本作は、そのご当地紹介も兼ねていて、「誇張はある」ものの「北海道あるある」ではあるので、方言などに違和感のない非道産子にとっては、観光案内としていいかも。


【音楽】
OPのオーイシマサヨシによる「なまらめんこいギャル」(作詞・作曲・編曲:大石昌良)がキャッチー。


【本作の北海道弁に関する「一」道産子の見解】
明確な方言指導の表示はなし。一応、美波役の佐倉綾音さんと元同じ事務所の同期でクラスメイトの松尾役で出演している松岡禎丞さんが北海道帯広市出身なのですが、ほぼ出番なし…

細かいイントネーションなど全体的に北海道弁に寄せるというより、「なまら」、「したっけ」、「そだねー」(2022年冬季オリンピック・カーリング日本代表で一時期話題になったように意外と道民気づいてません(笑))、「ゴミを投げる」、「語尾の~しょ」、「よっかかる」、「見ささる(自然と見る)」といった単語のみ方言を使う感じ。
(道産子あるあるとしては、道産子は標準語を普段話している(あまり訛っていない)と思っているので、微妙な標準語と異なるイントネーションやアクセントの違い(例えば、「幼稚園」や「椅子」のアクセント)や、ふとした方言を道外でそれなに?と指摘されて気づくことがよくあります。私も思わず「そのゴミ投げて」(※「捨てて」という意味)と言ってしまい、言った相手にぽかんとされたことがあります(笑))

台本や制作側の指示通りのはずなので、声優だけのせいではないですが、ネイティブ的には、他の方も触れられている通り、方言のイントネーションや間の取り方、方言の使い方に違和感がありました。

特に「なんもなんも」は、イントネーションが違うと不自然なので、セリフとして言わされてる感が出てきてしまう(回を重ねるごとに方言が少しずつ上手くなってきたとは思いますが、初回の北海道弁を聞いて断念したという他の道産子もいたので、道民の支持は得られなさそう…。)。

もっとも、違和感があるのは日本の全人口の1割にも満たないので、方言のリアリティを追求するより人気声優の配役を重視したのかもしれません(海外の人も方言はわからないですからね)。

ただ、配役重視だとしても、本作の売りの1つは「道産子」だと思うわけです。
そうだとすると、他と差別化するためにも、ふとした瞬間の感情の吐露として方言を用いると、シチュエーション的にも素がでやすいし効果的なので、もっと方言をあざとく使うくらいで良かったんじゃないでしょうか。
確かに、そんな「なまら」連呼しない、なんならバカにしてんのかっていう話は、私も道産子なのでよくわかるのですが、どうせリアルの方言に寄せる気がないなら、そういう方向で振り切るのもわかりやすい1つの表現としてアリだと個人的には思います。
(リアリティは犠牲になりますが、あくまで創作物(フィクション)であって現実世界の切り抜き(ドキュメンタリー)ではない。例えば、8話で焼肉を食べた美波が「なまらうまいっしょ」って言ってましたが、実際にあまりいわないとしても、非道産子が求めてる方言の使い方って、おそらくこういう感じなのでしょうし。)


原作未読なので違うのかもしれませんが、原作通りのセリフなのだとしても、アニメでは漫画と違って音声が付く。
「声」という漫画にはないアニメの強みを活かすためにも、もう少し「方言」にこだわった方が良かったのではないかと思いました。


【ネタバレ有りの感想】
{netabare}全体的に登場人物の心理描写などが薄いので、どうしてその行動をしているのかについて深みが感じられず、単線的に感じました(例えば、 翼がピアノを弾けることを隠していたとか、美波がその曲が好きだったといった伏線が張られていないので、落ち込んだ美波を励ますために翼がピアノを弾くというシーン自体は素敵なのだけれど、それ以上の感動はないみたいな感じ。)

ハーレムものとはいえ、メインを張るヒロインを視聴者が好きになれるかが結構重要だったりするわけですが、上で書いたように心理描写が薄いので、翼たちが「何かに頑張っていてかっこいい」と思っていたと言われても、美波が翼を好きになっていく過程(その逆の翼が美波を好きになる過程も)がちょっと説得力足りなかった印象。

個人的には、3人のヒロインの中だと秋野沙友理が一番共感できたかなあ。


漫画原作者が同じ道産子ということで応援したい作品だったし、道産子+ギャルというキャラクター、ご当地紹介といった他の作品との差別化を図れる強み自体はあったので、もったいないなあと思いました。{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 10
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

3話 ご当地ラブコメなのにキャラと映像表現の両方で駄目でした。

1話 お隣の美少女系?ご当地もの?ラブコメなら美少女作画はがんばりましょう。

{netabare} お隣の美少女系なんでしょうか?それとも街おこし?北海道あるある?主人公あるいはヒロインになにか成長課題があるのか、ないのか。

 題名がキャッチーなのでちょっと面白そうだなと思って見始めましたが、現状エロいギャルにドキドキする感じで終わっちゃうんでしょうか?

 うーん、お隣の美少女系はあまり好きじゃないカテゴリーだし、地域紹介にしては北海道の広大さとか言葉だけなんですよね。最近ラブコメのレベルが高い作品が増えてきたのでちょっと期待したんですけど。

 そして美少女ものはせめて人物の作画はがんばってほしい…女の子だけでいいから。ラブコメは主人公に感情移入するためには、視聴者もヒロインに惚れなければなりませんのでそこは重要です。
 制作はSILVER LINKかあ…異世界ものなら必要十分なレベルなんですけど、現代劇でご当地ものだとどうなんでしょう?佐々木とピーちゃんと並行で大丈夫なんでしょうか?

 数話見るかもしれません…いい方に期待はずれでありますように。{/netabare}
 

2話 ギャルであるヒロインの友達が描写されない不自然さは何かあるの?

{netabare}  話数の表示が「だい2わ」なのに気が付いて、ギャルの…というよりヒロインの知能をどう考えているのかわかります。EDの音楽も昔のギャル文化が好みそうな感じでした。その辺はステレオタイプかなという気がします。

 芋もちが出てきたときにはちょっとゲンナリしましたが、カツゲンがやたらリアルなので、ちょっと笑いました(なお1話にも出てますが気が付きませんでした)。それと焼きそば弁当ですね。EDを確認したら東洋水産、ポッカ、雪印メグミルクが協力してたので、あれ?もう1個なにがあった?と思って探したら、OPで「RIBBON NAPOLIN」という飲料がありました。どうやら北海道限定みたいですね。リボンといえばシトロンですが、こちらも現在北海道限定だそうです。

 ラブコメって、お隣の美少女系はうんざり…と思ってましたが、「高木さん」とか「グイグイ」とか「僕ヤバ」とか「インソムニア」とか、今期で言えば「ゆびさき」もそうですけど、スタートは結構、ご都合主義でスーッとやってしまう感じなんですね。もちろんそこにちゃんと説得力を持たせている作品もありますけど。
 その点では「スキップとローファー」は丁寧に描いていると思います。あと何期か前の義兄妹のやつとか学校の実験で疑似夫婦になるやつとかはかなり強引な設定で、そこから好意を持つプロセスでした。

 ですので最近流行の作劇法として、冒頭のご都合主義だけ保留して見ればいいのかなと。と、したときに本作が気になる点です。

 1つはなぜヒロインのギャルは一人でいるのか?ですね。いきなり主人公と弁当を食べはじめてビックリしました。この子は孤独なのか?と。ただ、その割にはスマホをずっといじっているので、そこは単なる描写不足?
 友達を大事にするギャルの生態としては2話時点で友人が描かれていないのは理由があるのでしょうか?友達がいないから距離感近いけど、実は友達としか思っていないということ?

 初めはヒロインの好意は東京から来た主人公への憧れで、話が聞きたいとか都会を感じたいからかと思ってましたが、その辺りの描写はないですね。

 それと主人公が引っ越してきた理由って説明ありましたっけ?イジメとか?両親が海外転勤とかいろいろあるかもしれませんけど…説明ありましたっけ?{/netabare}


3話 ご当地ラブコメなのにキャラと映像表現の両方で駄目でした。

 ヒロインは誰とも仲がいい描写はありませんでしたが、誰とでも仲がいいらしいですね。会話で言ってました。そして黒髪の美人キャラは何もがんばらないで何もできなくてコンプレックスって…それはストーリー上で説明しましょう。だって2話あったじゃないですか。
 1,2話で30秒ずつ使えば表現できたでしょう。そこはシリーズ構成で改変しましょうよ。

 それと冬の北海道のスキー場って行ったことがある人ならわかると思いますが、想像を絶する雪質です。初心者でも初級レベル、初級なら中級レベルの滑りができるくらいの凄さです。それは北海道の雪が寒すぎてほとんどくっつかない粉雪だからです。その雪の降らし方の映像表現が本土と同じな気がしました。スキー場の格好もそうですけど、北海道を本気で描く気がないのでは?と思います。

 人物の描き方と北海道の映像表現どちらも中途半端です。ご当地ラブコメとしての出来としては厳しいかな、と。これはどちらかといえばアニメ制作の問題な気がします。

 ここでやめておきます。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 7

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

東京から北海道、北見市へ 偶然出会ったギャルは同じクラスで隣の席!? 

この作品の原作は未読です。
元々、あやねるが主演を演じると知って視聴を決めた作品でしたが、ゆみりん、麗奈ちゃんボイスも堪能できるという、声優さんの起用にメッチャ美味しさを感じてしまいました^^;

北海道には旅行や出張でしか行ったことがありませんし、行ったのも道南の方だけなので、更に北の方はもっと寒さが厳しいんだろうなぁ、と思います。


東京から北海道北見市の高校へ転校した四季 翼は、
真冬の氷点下でも生足&ミニスカな“道産子ギャル”の冬木美波に、
道に迷っていたところを助けられる。
同じ高校へ通うことがわかると、美波は翼と一気にトモダチに!

距離感近めで、天真爛漫な美波に、
翼のココロはドキドキしっぱなし。
でも、何も知らなかった北海道のことが、
美波との毎日で、翼はどんどん好きになっていく。
やがてその気持ちは、ふたりの関係も変えていき……?

なまらめんこい<とってもかわいい>
ハイテンション道産子ロマンチックラブコメ開幕


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

2024年冬アニメは、兎に角あやねるボイスを聴く機会が満載だった様な気がします。
wikiをチラ見したところ、主要登場人物を演じているのは3作品なんですけどね。

さて、この作品は東京から初めて北海道に移住して来た主人公である四季 翼が、クラスメイトやご近所の方と親交を深め、キャッキャウフフな日常生活を描いた作品、と言っても過言では無いと思います。

そう…言い換えると、この作品は3人のヒロインのうち、誰を推して視聴するかで受ける印象の変わる作品と言えると思います。

3人のヒロインを公式サイトのキャラ紹介欄を踏まえて以下に記載します。

冬木美波(CV:あやねる)
翼が引っ越し初日に、道に迷っていたときに出会う道産子ギャル。16歳の高校1年生で、翼と同じ学校に通っている。
誰にも距離感近めの明るい性格だが、実は心の奥底にピュアさも秘めており、ホメられるとすぐ照れる。
ちなみに氷点下でも生足&ミニスカートがデフォ。

秋野沙友理(CV:ゆみりん)
翼や美波のクラスメイトで、南は黒髪清楚系ギャル(!?)と呼ぶ。
クールでとっつきにくいと思いきや、実はゲームが大好きな恥ずかしがり屋。
自分を変えて友達を作りたいとも思っている。
北海道育ちだが、両親が使っていないのもあって方言では話さない。

夏川怜奈(CV:麗奈ちゃん)
翼が住む家のお隣さんで、2年連続ミスコン優勝、入学してからずっと学内テスト1位という才色兼備なセンパイ。
和柄のカチューシャに扇子を持つのもトレードマーク。
歴史全般が好きで、特に和服を見ると理性が保てなくなるフェチがある。

という感じです。
3人とも可愛らしいし、彼女たちの長所が前面に押し出されているので、それぞれ違った魅力が感じられると思います。
まぁ、王道ならあやねる演じる美波ちゃんを推すべきなんでしょうけれど、ゆみりんの演じるキャラも相当にカワイイです。
序盤はそんな感じで視聴していたのですが…
中盤に登場してきた麗奈ちゃん演じる怜奈先輩は反則級の可愛らしさで、何かも色々と持っていかれてしまいました(〃ノωノ)

本来先輩の持つ奥ゆかしさと麗奈ちゃんボイスが融合するんですよ。
しかも和服姿がヤバいくらい似合っているんです。

でも、3人は可愛いだけじゃなく、自分の弱さや脆さなどをちゃんと自覚していて、それらから決して逃げずに向き合っている点…
或いは、刺激を受けて自分自身をより成長させようとする姿が見えるのも高ポイントだったと思います。

という訳で、完走して振り返ってみると、私は怜奈先輩推しだったんでしょうね。
和服フェチの発動場面だてちょいちょい見ましたが、マイナス要素が微塵も無かっただお思いますし…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、オーイシマサヨシさんによる「なまらめんこいギャル」
エンディングテーマは、亜咲花さんによる「わやわやわー!」
本作品で唯一気になったと言えば、オープニングテーマに合わせたバックダンスでしょうか。
あのキレッキレのダンスには、この作品との違和感を感じずにはいられませんでしたけれど…^^;

1クール全12話の物語でした。
因みに最終回のサブタイトルは「君がいないとなまらいずい」でしたが、「いずい」は北海道ではありませんが私の地元でも使っていた方言だったので、少し懐かしさを感じました^^
総じて楽しませて貰った作品でした。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 17

65.2 35 2024年冬(1月~3月)アニメランキング35位
真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 2nd(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (90)
366人が棚に入れました
かつて「真の仲間ではない」と勇者パーティーを追放されてしまった英雄・レッド。 そんな彼だが今は、生涯の愛を誓い合ったお姫様で恋人のリットや、元勇者で大切な妹のルーティと共に、辺境の地で薬草店を営みながら、ゆったりと平穏な日々を過ごしていた。 「私って本当に幸せなの。こうしてレッドと綺麗な景色を見られるなんて」 「またお兄ちゃんと一緒に過ごせる日が来て嬉しいな」 最高の宝石を手に入れるために旅に出たり、絶景を眺めながら美味しい食事をしたり、気持ちいい温泉に浸かったり、楽しみや喜びを大好きな人たちと分け合う至福のひととき。 たとえ世界に何があっても、この幸せな時間は揺るがない――。 "のんびり楽しい薬屋経営"、"愛する恋人&妹との暖かい生活" 報われなかった英雄による幸せいっぱいな第2の人生が再び始まる。

声優・キャラクター
レッド:鈴木崚汰
リット:高尾奏音
ルーティ:大空直美
ティセ:釘宮理恵
ヤランドララ:雨宮天
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

後半になるとかなり面白いし深い。演出と省略が惜しいかも。

 実は3,4話くらいで一回なんの話なのか分からなくなって放置していたんですけど、期も終わるしちょっと見るか…と思って見たら、後半の方が面白かったです。

 1話で気になっていた「勇者の交代」に焦点が徐々に合ってくるにしたがって、面白さが増して行きました。

 相変わらずちょっと説教臭くはあるんですけど、ストーリーの出来自体は1期よりも良くなっていた気がします。話の引き延ばしかと思った前半もいろいろ後半に関わってきますし。
 テーマ的にも「真の仲間」という命題が「勇者」に絡まって、結構深い話になっていたなあと思います。

 今の時代ですから「戦う」=「働く」という置き換えをしてしまいます。そういう目で見ると、労働こそが正義なのか?と考えてしまいました。資本主義という宗教、価値を強さ=経済に置くという風に見えます。

 正論を貫く原理主義的な思想の狂気も感じられました。洗脳という観点で働くことが正義という部分も今の経済力絶対の風潮を感じました。
 この点で「スローライフ」という本作の主題が非常に効いてきます。人間らしさ、多様性などですね。

 そして、恋愛についても同様で主人公とヒロインの関係性が話の解決に効いてきました。何といってもラストのカタルシスが宝石の話の伏線が回収されたのもいいですね。
 もちろん「真の仲間」についても、ドラマがあり、それが主人公サイドだけでなく敵である新勇者側を丁寧に描いていたのもまた素晴らしいと感じました。

 これは原作通りなんでしょうか。だとすればまず原作をほめるべきでしょう。ですが、2期のアニメ化にあたってこの構成にしたのも良かったと思います。
 ただ、もうちょっと前半を「面白く」できなかったかな、と言う気はします。演出なのか省略なのか。1期から感じていましたが、話もキャラもテーマもいいのに「面白み」がちょっと不足している気がします。その点で非常に惜しい作品ではありました。

 あと本作で気になったのが「女言葉」と、女性のバトル時の「はあ~」の掛け声やポーズですね。本作に限ったことではないですが、このテンプレ演出が気になりました。「フリーレン」「ダンジョン飯」などではもうやってないですよね?「無職転生」もそうかな?この辺の演出にA級の作品と差があるかなという気がしました。

 したがって、ストーリーはテーマ的には5点で面白さ・演出のポイントでマイナス1点で4。キャラは配置が素晴らしいので5点。声優さんもそれに合わせて4。作画は3点。音楽は3点でいいかなあ。

 テーマ的に深いし結果的に全体の話は面白かったけど、エピソードの面白さが不足して、テンプレ感がぬぐえなかった、という印象でした。ただ、続きは気になりますので、是非3期もお願いします。





{netabare} この話、使えない加護を持つ主人公、姫であることを止めたヒロイン、そして勇者である故に自分を殺してきた妹。アイデンティティに問題を抱えたこの3人と、勇者兄妹のパーティー仲間の思惑。プロットは結構面白いと思うし、丁寧に話を追うと悪くないんですよね。

 そして、2期の初めもいいじゃないですか。勇者が交代するって結構面白い視点だと思います。ただ、冒険に出る理由が結婚指輪のためって…うーん…エピソードの作り方がちょっと下手なんでしょうか?

 キャラ造形と設定、プロット…つまり構想のレベルの高さにエピソードが追い付いていないと言えばいいのでしょうか?あるいは省略が下手なのもあるでしょう。

 そう…省略ですね。なぜ、こんなに冗長感があるのかと言えば、スローライフやモノローグの寄り道が多すぎて、話が展開しないことが最大の課題だと思います。今回のスタート地点がもし1期の7、8話くらいに入っていればかなり上質な異世界モノになっていたのではないか?と思います。
 スローライフがしたいのにできないなら、いっその事スローライフパートなんてバッサリ削ればよかったのに…

 1期の1話の作画が妙にいいので、その水準でもう少し話を整理していれば奥行のある話秀作になったのでは?という気がしてなりません。

 続きは気になるので、見ると思います…が、飽きてきたら一回寝かせるかもしれません。 {/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

今更ですけど、略称は「真の仲間」だそうです^^;

この作品の原作は未読です。
そう言えば、「追い出される系」の作品が2024年冬アニメには2作もあったんですね。
同じ系統の作品のレビューが連続するのは全くの偶然だと思いますけれど…^^;


「真の仲間ではない」と勇者パーティーを追放された英雄・レッドは、
辺境の地で薬師として幸せな新生活を送っていた。

かつての仲間であり生涯の愛を誓った恋人のリット、
「勇者」の加護から解き放たれた妹のルーティ、
そして大好きな人たちと、これからも穏やかな日々を過ごしていきたい――。
そう願った矢先の出来事だった。

「新しい勇者が現れました」

世界を救うために立ち上がったのは、ヴァン・オブ・フランベルク。
至高神デミスへの強い信仰心と正義感に溢れながらも、純粋であるがゆえの危うさを抱える少年だった。
新たな勇者は先代魔王の残した飛空艇を手に入れるため、仲間と共にゾルタンを目指す。
聖方教会の思惑も絡み、警戒を強めるレッドたち。

その来訪は“祝福”となるのか、あるいは“災い”となるのか。
愛する人たちを、愛おしい日々を守るために、再びレッドが動き出す!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

自分たちの平穏な日常を守るために戦う…
これって立派な戦う動機になっていると思います。

それに気が付いたらレッドの周りには守る者だらけになっていました。
恋人のリット、妹のルーティーにルーティーの友達であるティセ…
世の中の男女構成比率がちょっとおかしくない…!?
という側面が無い訳ではありませんが、日々の安定した生活を守るために日々身を粉にして働く私たちと通ずるモノがあると思います。

もっとも、私たちはこんなに奔放では居られませんし、男女の構成比率も極めて全うですけれど…

話は変わりますが、wikiのキャラ紹介欄のリットのところに、「公式サイトの紹介では「ツン期の終わった元ツンデレ」」と記載されていました。

TVアニメ第1期が放送されたのが2021年の秋アニメなので2年半前になります。
あれ、そんなツンデレ要素持ち合わせていましたっけ?
少なくても今期のリットを見る限りでは砂糖より甘々でしたけどね。

そしてTVアニメの公式サイトのキャラ紹介欄を見てみると「ツン期の終わった元ツンデレ」なんてどこにも記載されていないんです。
どこにあるのかな…と思ったら原作の公式サイトのキャラ紹介欄でした。

最新刊情報では、ムッチャ幸せそうなリットが…
それに全然知りませんでしたが、PC版のゲームも紹介されていました。

何でも「本作は元ツンデレお姫様との恋愛、薬屋経営、素材集め、バトル、料理、釣り、農業、ダンジョン探索、ギルドミッション等々、辺境の地で自由な生活を満喫出来る2DカントリーライフRPG。どんな生活を過ごすかは全てプレイヤーの選択と行動次第。この町で貴方の望むスローライフをはじめよう!」
だそうです。
薬草店を盛り上げたり、冒険者ランクを上げたり、女の子と仲良くなったりできるんだとか。

きっと原作サイトを覗かなかったら、絶対知ることのできなかった情報でした。
普段原作サイトを見ることは殆ど無いので、もしかすると色々と貴重な情報を見逃しているのかもしれません。
とは言え、ゲームする時間は無いんですけどね…
でもリットとの甘くてイチャラブな生活が満喫できるなら、プレイするのも全然有りだと思いました。

オープニンブテーマは、ゆいにしおさんによる「routine life」
エンディングテーマは、JYOCHOさんによる「導き、捧げて」

1クール全12話の物語でした。
思い返すとリットの幸せそうな顔を拝みたくて視聴を続けていたのかもしれません。
ラストの展開も大団円で大満足でした^^

投稿 : 2024/10/05
♥ : 9

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

スローライフをおくれる奴は単なるリア充なんだな。

 最終話(12話)まで観ました。2024.04.01

 辺境とは何か?この作品、全然辺境でも無ければスローライフでも無いと言う…。タイトル詐欺じゃね?

 辺境の割には勇者他色々な人達がカジュアルに遊びに来ます。交通の便は良い様です。雰囲気的にはロードサイドタウン的な便利で快適な郊外ですね。

 加護の暴走がメインテーマですが、新勇者ヴァンがキレているだけで、加護の概念がイマイチな上に説教臭いです。

 こんなの、男は出すもの出さないといかん生き物だから、強姦致傷くらいは無罪にしろ!とほざいているようなもんでしょ。

 犯られる女が悪いんですよ。派手な服を着てたり、夜遊びしてたり、男を誤解させる様な素振りをするズベ公なんだろ?的な…。

 おっと!奇乳が半分はみ出ているリットさんのことではありませんよ!?

 どちらにしても、何となくな世界観で2期を作った感がヒシヒシと伝わってきましたが、主人公達がまぁ、まともな方なので視聴継続出来たかな?という印象のアニメでした。

……………………………………………………………………… 

 5話まで観ました。2024.02.05

 主人公のレッドさん、2期では楽しく田舎でスローライフをします。単なるリア充ライフです。

 田舎で暮すだけではスローライフになりません。一人で山や竹林に住んでいるのは、仙人か世捨て人の変人奇人です。

 周囲の村人に尊敬され、美人の嫁や仲間に囲まれ、経済的にも恵まれていなければなりません。

 日照りや凶作に備えてあくせく働いたり、貨幣を得るために内職や出稼ぎに行ったり、森から襲撃してくる鹿や猪に悩まされたり、水や入会地の利用権の争いで血を見ないと治まらん状況になったりと、田舎暮らしも大変です。

 1期のレビューでも書かれているレビュアー様がいましたが、リア充ライフだけでは嘘臭い上に面白味がありません。

 そのため、人に特定の生き方を強制する加護や勇者とか色々な設定をぶち込んだため、テーマが振れています。

 そもそも薬屋の設定が死に体になっています。田舎ではそんなに薬の需要もありませんし、材料も自由に手に入らないでしょう。

 田舎の薬市場を破壊する様だったら、同業者の生活をかけた妨害行為もありそうです。

 あんまり世界の設定を考えずに妄想で物語を作っているため、近所にコンビニがありそうな便利な田舎的な嘘臭さがプンプンします。

 田舎に突如出現した金持ちのユートピア、ゲーテッドコミュニティの住民じゃないんだから、リア充の特権階級過ぎだろ!

 人間性の欠如した新勇者が登場して一悶着ありそうですが、レッドさん、ショボい加護しか無いはずなのに追放前より強くなっているので、あっさり倒すんでしょうか?

 「田舎でご都合主義的リア充ライフしてみた!」に、改題した方が良さそうです。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 6

65.1 37 2024年冬(1月~3月)アニメランキング37位
魔女と野獣(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (109)
336人が棚に入れました
はじまりは17人の「起源の魔女」。 全ての力をその身に受け継いだものが、現代も世界各地に存在する。 そこに現れたのは、棺桶を背負う男と、獣の目をした少女。 少女は魔女に呪われた過去があり、呪いを解くためにある魔女を探している。 2人の前に現れる魔女は追い求めた獲物か。 そして魔女の呪いを解く方法とは――。 これは悪しき魔女を追い求めた復讐劇。 「獣」が「魔女」を捕らえたとき、物語は大きく動き出す。 華麗にして苛烈なダークファンタジーがここに開幕!!

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

単純な魔女狩り行脚でも無い、なんとも軸の定まらないアニメでした。

 最終話(12話)まで観ました。2024.04.06

 作画は良くないです。止め絵でも、主人公のギドの顔すらシーン事に違うなど、かなりヤバい感じでした。休止を挟んだら、まぁまぁになりましたが…。

 魔女は基本的にサイコパスで、人間とは別のヤバい生物、フリーレンの魔族みたいなもんだよ!と、最初の方で語られていましたが、味方にも魔女がいたり、保護の対象になったりで世界観が一定しません。

 聖騎士団、魔術師協会、処刑人、警察など、色々な勢力が出てきますが、持て余し気味でした。どいつもこいつも魔術を使い、強いので魔女との差も不明です。

 魔術も対価が大した事無く、其の辺の市民でも魔道具的なモノを使って強力な魔術を使えるので、悪い意味で魔術バトルに緊張感がありませんでした。

 どうせ後出しジャンケンでどうとでもなるんだろ?という印象が最後までつきまといました。

 ダークな雰囲気の割に、スーパーサイヤ人が普通に生活していて、直ぐに楽しい脳筋バトルになる感じなので、物語に没入感が決定的に欠如しています。

 呪いを解きたいギドも、正体が意味不明なので、視聴者的には今のママが一番良い状態です。そのため物語の先も気になりません。

 TSのままでええやん?僕の考えたキン消しみたいな元の姿に戻ってどうするの?しかもナニコレ?ゾンビか人造人間なのか?普段、どうやって暮らしているの?キャラデザがぶっ飛び過ぎです。

 ギドの相棒のアシャフも、作中イケメン扱いされていますが、アンガールズの田中がキモメンで、千原ジュニアがイケメンとされているお笑い界の謎ルール並に説得力がありません。どっちもキモメン寄りじゃね?

 なんともチグハグ感しか無い不思議なアニメでした。ギドは今時珍しいギスギスイライラヤンキー少女キャラだったので、もう少し上手く活躍させてやれたら面白くなったのでは?と、残念に思います。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 2

たナか さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

厨二カップリングカタログ

厨二ゴシックホラーダークファンタジーお約束大全。
ぼくのかんがえたさいきょうの厨二カップリング大会?

設定厨は観るな。おっさんには全部どっかでみたやつ。美麗作画の美男美女にウットリできればOK。キャラの造形は借り物でペラペラだが、ビジュアルがカッコよければよかろうなのだ!原作ファンから見てもダイジェストPVにしか見えないのでは。

ー03オラオラメスガキのギド&やれやれニコ中のアシャフ
ー05ブロンドアルビノつよつよ魔女のファノーラ&眼帯下僕アンデッドのヨハン

06
剣が喋っちゃったよ

どうでもいいことをベラべラと解説したくせに魔女も聖騎士も教団も特に解像度は上がらない。つまり話が進展してる感がない、そんなことはどうでもいい。世界観の演出に大きく寄与するはずのシーカーのデザインがすこぶるイケてない。そのうえ設定のディティールもすこぶる雑なのが致命的。ああいうのは彗星のパーメットみたいに非人道的なのがお約束でしょうよ。そしてもっと派手にドンパチしてくださいよ。原作漫画はセリフなしのバトルシーンにコマ数割いてるけど、今のアニメはポエム語ってナンボだからなあ。

結局美男美女カップルをやりたいだけならそれでいいのだけれど、仮面の男のキャラもイマイチインパクトがないし、オリジンの魔女なのに浮世離れした感もない。全体的にイラスト映えするデザインはいいのだが、ほぼ全ての人物がキャラクターとして成立してない、シナリオの駒のご都合人形でしかない。きちんとキャラ立ってたのはサブキャラのヘインスくらいでは。魔女のファノーラを先に出して話が散らかってしまったのも悪手。

作画レベルも落ちてきたしもういいかな。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 1

アニメ散策 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

紳士と野獣

勧善懲悪的な話が多いですが、他の作品なら敵に情けをかけるような場面で、この作品では普通に敵を殺します。だからちょっと面喰いますが、その分リアルです。

主人公の1人ギドはただの粗野な生物(人間?)なので、主人公としては合わない気がします。ですが最終話で示唆しているように徐々にギドが変化していく成長の物語という側面もあるのかもしれません。

ギドの粗暴さともう1人の主人公アシャフの温厚さが対照的で、ギドが作る尖った雰囲気を常識人アシャフの存在がうまく中和しています。

この世界での魔女の置かれている立場、また魔女と他の魔術師を有する組織との関係の説明が少ししかないので、世界の全体像は見えないままです。

作品の本筋だと思われるミステリーはギド絡みなのであまり惹かれませんが、個人的にダークファンタジー的な雰囲気は好きですし、魔術や様々な魔女にそれぞれ能力があって世界各地にいるようなので、その魔女たちに教会と教団と主人公たちがどのように関わって、それが物語の本筋とどう交わっていくのかは興味がわきます。最終話(12話)を観ると、作品世界は広大で長編になりそうなことを予感させる終わり方でした。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 0

64.6 38 2024年冬(1月~3月)アニメランキング38位
外科医エリーゼ(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (141)
395人が棚に入れました
高本 葵の前世は“悪女皇后“エリーゼ。数多の悪行を働き人々に不幸をもたらした彼女は、夫・リンデンによって処刑されるという最期を迎えた。 現代に生まれ変わった2度目の人生では、過ちを償うべく外科医として人のため生きてきた葵だが、ある日飛行機事故で帰らぬ人に… しかし、目を覚ますと1度目の人生に戻っていた! 処刑される10年前に転生したエリーゼの目の前に現れたのは、自分のせいで命を落とした家族たちだった。もう、大切な人を失いたくない…後悔でいっぱいの人生なんて絶対にいや! 3度目の人生は悲劇のきっかけとなったリンデンとの結婚を回避し、医学の知識を生かして再び医者になりたいと決意する。ところがそんなエリーゼの道のりには、さまざまな困難が待ち受けていて…? この人生は、誰かの命を救うためにーー運命にあらがう“天才外科医”の、ひたむき医療ファンタジー開幕!


声優・キャラクター
エリーゼ・ド・クロレンス:石川由依
リンデン・ド・ロマノフ:阿座上洋平
グレアム・ド・ファロン:細谷佳正

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

医療系はレッドオーシャンなので、地雷臭しかしないんですが…。

 最終話(12話)まで観ました。2024.04.01

 王様を手術して大団円でした!力技爆発!ちょっと開胸して動脈いじったら成功するほど甘くないでしょ。

 造影剤を使用して疾患の位置が分かる様にレントゲン撮影して、カテーテルとか使わないと駄目な様な…。当てずっぽうに動脈切るわけにもいかないでしょ…。

 ついでに悪性腫瘍も切除しました!コレが病気の原因だ!って…、王様は糖尿病だったんじゃ無かったっけ?

 手術の作画は嘘臭いです。王様に手術中、笑気ガスか酸素を吸わせてますが、ボンベを描かないとか、ちょっとでも調べる手間をかけない姿勢を貫いています。あんなスカスカな手術室ある?

 19世紀くらいに使用されていたボンベの資料なんて、調べれば画像なんていくらでもあるでしょ。多分、色々と専門的なことを判断するスタッフが居ないんでしょうね。

 子供騙し医療アニメでしたが、エリーゼが可愛かったから良かった位の感想しか無いので、オススメ度は低いです。
………………………………………………………………………

 11話まで観ました。2024.03.23

 次回最終話で盛り上がってきましたが…、この世界、レントゲン検査とショック輸液が出来る様です。輸液の容器は流石にガラス瓶の様でしたが…。

 20世紀初頭レベルの医療水準はあるんですね。生理食塩水を輸液してるんでしょうが、それだと輸血も可能と考えるべきですね。

 そうなると、最初の方で病棟が不潔だったこととの整合性がとれません。細菌とかの知識がないまま輸液なんてしたら、汚染水を血中に入れる様なもんで、敗血症で死にます。

 素人でも分かるボロがでるなら、医療モノなんて作ってんじゃね〜よ!次回、王様の病気の謎は明らかになるのか!?ちょっと楽しみです。
………………………………………………………………………

 9話まで観ました。2024.03.10

 この作品を作っているアニメ会社は良い度胸をしていると言うか、世の中の事を理解していないと言うか…。

 人間相手の医者が主人公のアニメは、今までほとんど作られていません。異世界薬局は薬剤師ですしね。

 理由としては、リアルな医療の描写がしにくいことです。しかも、別にリアルにしても物語が面白くなるわけでも無いので、制作会社もワザワザ監修者をつけるなどのコストをかけません。

 そのため、誤ったり嘘臭い医療シーンの連発になり、世界観が崩壊します。

 次に、現代日本は医療先進国ですが、トップでは無い点です。医療技術も器具も、ほぼ外国人の発明+純粋工業製品なので、チート転生者がイキレません。あまりにも他人の褌でなんとやらです。

 最後に、医療の発展に貢献した実在の人物をフィクションと言えども超えられない点です。なろうやラノベ作家などはいい加減な連中ですが、多少なりとも創作者としての矜持があるなら、歴史上の人物を無視出来ません。

 有名なところでは、クリミア戦争で看護の大改革をしたナイチンゲールなんて、まんまチート主人公です。

 まだ、病気の原因が不衛生さにあるとの確信が無い時代に公衆衛生を徹底し、傷病兵の生存率を劇的に改善し、売春婦の一種として扱われていた看護婦の地位向上を達成するなど、まさに医学界の巨人…。

 医者を主人公にした物語をアニメ化することのハードルの高さが理解出来ると思います。

 本作品のエリーゼも、国を救いたいなどとほざきますが、手の届く範囲の人物しか治療しません。そして、手垢のついたヒューマンドラマでお茶を濁します。

 外科医設定が無くても物語が成立します。現代知識で公衆衛生を改善した方が、よっぽど人々の利益になります。

 上記の理由から、皆様も、タイトル名を見た時点で、面白くアニメ化するのは無理だろな〜という予測されていたと思いますが、まさに的中しておりますので、悪役令嬢反省系のメロドラマ好きの方以外にはオススメできません。

 哀しいけど人生って有限なのよね…。

……………………………………………………………………… 

 7話まで観ました。2024.02.22

 コレ、医学的には相当誤っているんでしょうね。私の様な素人でも分かる誤りとしては、ハイムリック法を意識のない人にやるのは禁忌です。マネしちゃ駄目ですよ?肋骨が折れるだけです。応急救護の基本です。

 原作が怪しいのか、アニメ化でそうなったのか…。監修者とか居ないのかな?

 他の医師達はエリーゼに好意的で、天才!天才!と褒め讃えますが、コイツらは細菌の知識とかあるのかな?エリーゼ以外の登場人物達のバックボーンが不明なので、凄く嘘臭いです。

 現代レベルの清潔さや徹底的に消毒された環境にいても、怪我や手術後は、すぐに敗血症になります。抗生物質を飲めば一発で治りますが、無かったら結構身の回りの人でも簡単に死亡しているはずです。

 どうも病気や怪我を甘く見ているとしか思えません。物語中の医療水準をちゃんと設定してないので、ご都合主義にしか見えません。

 医療モノをやるなら逃げちゃ駄目でしょ。コレなら、加持祈祷以外に頼るモノが無い庶民を対象とした、町医者からスタートした方が良かったです。

 適当な貴族社会を設定しているせいで、物語の面白さを損ねています。両班制にでもしとけば良かったのでは?どこの国の人が作っても凡百のなろうはこんなもんなのでしょう。
………………………………………………………………………

 初回観てのレビューです。2024.01.16

 ハイハイ転生しましたよ〜と。物語が動くのは2話からの様です。

 しかし…、外科医ですか…。文明レベルがどの位かは分かりませんが、そんなに外科的な処置が必要な患者が沢山いるのかな?

 過去、外科的な技術が中々進歩しないのは、色々といじるより、刀槍が原因程度の傷なら焼酎ぶっかけて縫って温泉行けば治るからですね。

 衛生状態の悪い世界で外科とか、患者の寿命を短くするだけです。ナポレオン戦争の頃も、戦場で軍医にかかると漏れなく死亡するので、傷口に蛆が涌くまで放っておいた方が助かるなんて話もあります。

 1000年前のお話のビィンランドサガで、戦場で内臓を損傷した仲間にトドメいるか?と聞いて回るシーンがありますが、1950年代位まで似たような感じで、内臓損傷は助かりませんでした。

 良い抗生物質が無かったからですね。皮膚移植の技術が発達するまで、バイク事故とかで広範囲に皮膚が剥けたりすると、すぐに手足を切り落として傷口を茶巾絞りみたいに縫っていたのも最近の話です。

 外科技術なんてそんな程度でも人類は死滅しないで元気に戦争して殺しあっていたんですから、転生医師の技術程度でどうなるもんでもないでしょう。

 やはり治癒魔法か万能ポーションだな!系の結論になりそうで、今から楽しみです。性格悪いかな…。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 11

Witch さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

「『医療』×『異世界』はまだ未開拓だから」だけで創られたような作品でいろいろと無理筋w

【レビューNo.117】(初回登録:2024/3/31)
韓国WEB小説原作で2024年作品。全12話。
「医療」×「異世界」でどうみせてくれるのかって感じでしたが・・・

(ストーリー)
(1回目の人生)
ブリチア帝国クロレンス侯爵家の長女エリーゼ・ド・クロレンスは、その恵
まれた出自とわがままな性格により皇后まで上り詰めたものの悪行に明け暮
れ、皇帝で夫でもあるリンデン・ド・ロマノフによって処刑されてしまう。

(2回目の人生)
前世の記憶を持ったまま現代の日本で高本葵として生まれ、前世の過ちを清
算するために人を救う医者として生きてきたものの、航空事故に巻き込まれ、
またも命を落としてしまう。
(ここまでがプロローグ)

(3回目の人生)
1度目の人生と同じ15歳のエリーゼへと逆戻り。1度目の人生で処刑されるま
での記憶と、2度目の人生で培った医者としての知識と技術を頼りに、二度と
過ちは繰り返さないこと、再び医者として生きることを誓うのだった。

(評 価)
個人的には「異世界なろう(低予算)」的な作品はある意味「別モノ」とい
う見方をしていて、脳死で寛大な感じで観ているのですが、これは物語を成
立させるためとはいえ、無理筋が過ぎるだろうとwww

・「転生」という無理筋
 ・本作の特徴といえば「異世界→現在世界→異世界」という複雑な動きを
  していますが、作者側の視点に立てばその事情が見えてくるわけで
  ・通常の「悪役令嬢モノ」だと「乙女ゲーム世界への転生」というパタ
   ーンが主流なので、主人公「現在社会のゲーマー」→「ゲーム世界」
   というパターンで事足りる。
  ・でも本作では医療知識や技術を習得する必要があるため、「乙女ゲー
   ム世界への転生」というパターンが使えない。なので
   ・1回目の人生:過去の記憶を引き継ぐため
   ・2回目の人生:医療知識や技術習得のため
   という苦肉の策を弄しているのだと。
 ・別にそのこと自体はさほど問題ではないのですが、
  ・通常の「悪役令嬢モノ」だと「破滅フラグ」回避のために主人公がゲ
   ーム知識をフル活用して大奮闘
  ・本作ではその辺が非常に薄い
   (物語の主軸は「私は医療の道に全霊を注ぐ!」的なw)
   → 複雑な設定までして手に入れた「過去の記憶」の必要性は?!
  って感じなんですよね。原作やアニメ化以降では意味を持つのかもしれ
  ませんが、本作を観る限りその必要性が「??」って感じで、
  ・なんか「悪役令嬢感」が欲しい(昔はごめんなさい改心しました的な)
  ・その方が異世界での話が円滑に進めやすい原作者都合
  個人的には作為的なものを露骨に感じちゃうんですよね。
  なんか特異なことをしてる分、その部分が悪目立ちしてるみたいな。

・「医療」という無理筋
 ・最初に異世界でエリーゼが行ったのが「病棟の清掃」で、そういう意味
  では「この世界の医療レベルはかなり低いのか?」という始まりなんで
  すが、この世界の上位クラスの医者たちはそれなりの医療レベルなんで
  すよね。これはエリーゼが無双するために
  ・あまりレベルが低いと「医療モノ」として読者から馬鹿にされる
  ・そしてエリーゼとこの世界の医者とのレベル差がありすぎると、エリ
   ーゼの術式説明等が誰も理解できないため、話が成立しない
   (「何と!そんな画期的な術式が!!」がやりたいみたいなw)
  って感じで、上位クラスの医者たちをそれなりのレベルに引き上げる必
  要があるのでしょうが、医療だけでなくこの世界の文明レベルなどと比
  較してもいろいろとチグハグで歪な感じなんですよね。
  (この世界観に唐突に「レントゲン」というワードが出てきたりとか)
 ・その割には「医療」に面白みがあるのかといえば、結果的には通常なら
  「魔法」などで「チート能力」を付与していた部分を「医療」に置き換
  えただけという創りなので、目新しさ以外は「医療」に優位性を感じら
  れないという印象ですね。
 ・この辺りも今までは「魔法」というファンタジーでバランスを取ってい
  たものが
  ・エリーゼ無双のために「魔法」は禁止
  と、こちらも特異なことをしてる分・・・って感じですかね。
  (正確には変身魔法的なものは出てくるのだが)

・「異世界」という無理筋
 個人的な印象は
 ・「『医療』×『異世界』はまだ未開拓だから」だけで創られたような作品
 って感じなので、どことなく原作者の
 ・「異世界要素」ってそんなに書きたい訳じゃないけど、仕方なく
 という空気を感じるというか・・・
 まだ「俺tueee」やハーレム願望を満たすために異世界モノ書いてる「なろう」
 の方が、ある意味清々しい感じがしますね。
 なので、異世界要素はとってつけたような感じが凄くて・・・
 特に皇帝のキャラが
 ・医者エリーゼの優秀さを認め理解を示しつつも
 ・しかしその人柄や聡明さから是非皇室に迎えたい
 という「エリーゼ・ヨイショ」の第1人者なんでいろいろともう・・・
 挙句の果てに与えた最終試練が
 「『医師資格試験』の合格」
 ってことなんですが、あれだけレべチな無双ぶりをみせておいて、今更これ
 が「最難関の試練」と言われてもなんだかなあって感じなんですよね。
 (案の定、試験結果もいろいろとまあw)
 
ストーリーは非常に明快ですし、エリーゼの真っすぐさや大きな瞳のキャラデ
ザは悪くないと思うので、エリーゼ推しで観れる方にはそれなりに面白く視聴
できると思います。
しかし個人的には下手に特異なことをしている分、脳死で視聴してもいろいろ
と引っかかってくるって感じですね。
ある意味「医療」については、”鬼戦車 t89さん”のレビュー
>人間相手の医者が主人公のアニメは、今までほとんど作られていません。
の考察がかなり的を射てる感じがしました。確かに
「『(リアルな)医療』をアニメでどう面白くみせるのか?」
って問われたらう~ん・・・

OP「believer/エリーゼ(石川由依)」
はアニソンの原点に立ち返ったような良曲。これはちょっと感動した。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 14

薄雪草 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

エリーゼのために

原作は未読で、作者のyuinさんのプロフィールも存じ上げておりません。
観終わっての印象は、転生をちょっと安易に使いすぎているような感じがしました。
見かけ上のストーリーはとてもシンプルですが、むしろその背景には何かしらの理由や事情が潜んでいるような気がします。

エリーゼという一つの器に、別々の人格をリブートし、過去の記憶を未来思考へとリライトさせつつ、自分の意思を貫き強行させていくシナリオ・・・。
いささか無理くりにも思えるこの設定に、私のなかのもやもやする思いは、一体何処からくるものなのかと戸惑っています。



一つ思うことは、yuinさんが韓国のお生まれということです。
飛行機でわずか90分ほど(福岡〜ソウル)の隣国ではありますが、国の成り立ち・地政学的変遷、宗教的・文化的醸成は、同じアジア圏の日本とは似て非なるところがあります。

違い自体は素晴らしいことで、見るもの聞くもの全てから得られるさまざまな刺激に、なるほど!と頷いたり、まじかー!と驚いたり。
もちろん個別の事柄は尊重しますし、否定も排除も意図していません。
私が、単純に知らないということなので、学ぶところも多くあるということです。



韓国というと儒教・儒学の国というのが私の理解の初発です。
現実的世界観の秩序の維持、特に長幼の位置づけに重きを置いたシステムで、家族を中心とした父母兄妹、友人君子の関係性を大切にする概念です。
日本にも儒学から発展させた朱子学があり、その特長は、主従・上下関係に重きを置く体制の精神的な屋台骨になっているところです。

両者の違いは、社会構造の概念性、日常生活の構築性です。
韓国はどちらかというと個々の人間の立ち位置に視点を置いていますが、日本は仕組み・組織性に重点を置いていると思います。

韓国の場合、年長者への尊重を一般常識の柱にしていますが、その弊害として、世代間の意識格差・経済的格差が、日本よりもはるかに顕著に現れる傾向があります。

もう一つ言うと、韓国の姓はおよそ250種類ほどしかなく(日本は10万以上です)、家の系譜や血縁の繋がりが、かなり濃いという側面があります。

また、陸続きの北朝鮮とは1950年以来、今に至っても戦争状態にあります。
同じ姓が分断され、対立しあう緊張状態が、74年にわたって続いています。

しかも徴兵制が国策としてあることだけでも、日本人の意識性とは全く違うのではと思います。
なぜなら万一のときは、同じ姓、近しい血族に向けて、嫌でも銃口を向け、トリガーを引かねばならないのですから。

こうしたことを日本と比べると、韓国の社会構造と日常には、さまざまな縛りだったり格差だったりが、潜在・顕在していることが窺えます。
そのことが韓国の若い方たちの感性や意識にも、相応の圧力と緊張、何かしらの不満や不遇感があるのでは?と感じるのです。



この辺りが、日本とは全く違う環境です。
創作においても、ポリシーやコンセプトに、おのずと違いが表われると思います。

yuinさんはおそらくお若い女性だろうと感じますが、女性の自己実現の実態はどうなのでしょう。
以前からソウルでは家も買えないと聞きます。
仕事も大企業とそれ以外の事業所では収入格差が大きい。
大学に行けたとしても、就職はなかなか覚束ない・・。
そんな世相が yuinさんの作家性にも影響を及ぼしているとしたら。

彼女が創作したエリーゼは、職業は外科医、身分は特権階級、生まれながらの才色兼備、そして二度の転生、そこは日本とナーロッパが舞台。
韓国を思わせる要素が作品内に一つも見当たらないのは、なかなかどうして寂しくも感じます。

作品の魅力も主人公の力強さも、ひとりの作家性から芽生え、大きく育つものです。
そう思うと、エリーゼというキャラクターは、韓国女性の裏側の顔を隠し持ち、生まれ故郷への複雑な思いを抱いて生きているのではないかなぁと思いました。


名もなき多くのエリーゼのために創られた作品。

韓国では(日本でも)ヒット作だそうです。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 9

64.2 39 2024年冬(1月~3月)アニメランキング39位
火狩りの王 第2シーズン (TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (18)
71人が棚に入れました
人と同じように、人体発火病原体によって天然の火を使うことができなくなった神族が、忌むべき火を遠ざけておくために炎魔を造った―。 世界の真実を灯子と煌四が知るのと時を同じくして、神族の統治転覆を狙う〈蜘蛛〉たちが炎魔を放ち、煌四が開発した強力な雷撃を落とす雷撃砲が工場に設置され、誘導用の雷瓶が各地に埋められるなど、さまざまな思惑が首都に忍び寄っていた。 そして、遂に、最終戦争前に打ち上げられ、永らく虚空を彷徨っていた人工の星〈揺るる火〉が、帰ってくる。 「千年彗星〈揺るる火〉を狩った火狩りは、〈火狩りの王〉と呼ばれるだろう」 首都すべての火狩りが千年彗星の帰還を知るなかで、煌四の父の形見でもある三日月鎌で炎魔を狩った灯子。 神族を取りまとめる手揺姫(姫神)へ、願い文を届けようとする明楽。 父の狩り犬・かなたを送り届けてくれた恩人の灯子を、神族によって体を作り替えられた妹・緋名子とともに守ろうとする煌四。 人々が必死に戦う中、神族は帰還した〈揺るる火〉を手揺姫の任を継ぐ者とするため、ある娘を依巫にしようとしていた。 そして、灯子は、姫神たちの孤独と悲しみを知る。 千年彗星〈揺るる火〉を狩り、新たな世界の統治者〈火狩りの王〉となるのは誰なのか。 灯子と煌四。運命に導かれた二人が解き明かしていく世界の秘密、そして彼らが選ぶ未来は―。

声優・キャラクター
灯子:久野美咲
煌四:石毛翔弥
明楽:坂本真綾
炉六:細谷佳正
綺羅:早見沙織
緋名子:山口愛
クン:國立幸
火穂:小市眞琴
油百七:三宅健太
火華:名塚佳織
焚三:宮野真守
火十:綿貫竜之介
ヤナギ:大原さやか
キリ:嶋村侑
揺るる火:石見舞菜香
瑠璃茉莉:M・A・O
ひばり:石田彰
語り:榊原良子

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

分割にしたのが非常にもったいない。

やはり完結してから見た方がよく、1期を見直して視聴。
1期が中途半端な終わりだっただけに、2期の物語の収束感は良かった。
なんで分割で時間空けたのだろう?と思うほど間をあけたのがもったいない。(間をあけたがために視聴をやめた人がとても多くいそう)
そう思わせてくれるぐらい2期は良かったと思う。

灯子と煌四が交互に展開していく1期から合流後は色んな登場人物に焦点あわせ話が進んでいく。
最後が少し拍子抜けのような感じを受けたが、そこに至るまでの展開はよく20話で上手に詰め込んでるなぁと思わせてくれた。

無意味な止め絵が入るのは最初はなぜと思い、慣れたら世界観を出す美術は素晴らしく感じ、最終的にやっぱりなくていいんじゃない?と思った。

100点中73点

投稿 : 2024/10/05
♥ : 0

64.0 40 2024年冬(1月~3月)アニメランキング40位
SYNDUALITY Noir 第2クール(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (44)
124人が棚に入れました
浴びれば死に至る猛毒の雨≪ブルーシスト≫。 人類は100年以上の時を経て、克服へと近づいていた。 荒廃した世界に点在する集落≪ネスト≫で 力強く生きる者たちのそばには、人類双対思考型AI搭載ヒューマノイド≪メイガス≫の姿があった。 そして、ある日。 記憶を失ったまま眠りについたメイガスが、目覚めの時を迎えた――

声優・キャラクター
カナタ:大塚剛央
ノワール:古賀葵
シエル:青山なぎさ
トキオ:小林裕介
ムートン:小松史法
エリー:稲垣好
アンジェ:大橋彩香
黒仮面:坂泰斗
シュネー:M・A・O
マイケル:阪口大助
ボブ:濱野大輝
マリア:伊藤美来
アルバ:広瀬裕也
エイダ:石川由依
ヴァイスハイト:梶裕貴
ネタバレ

てぶくろ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

話作りに制約があるのは分かるが、であるならばストーリー原案をまとめ、各話の脚本に繋がりを持たせるのがストーリー構成の仕事なんじゃないのか?

 
 全体を通して
 {netabare} この作品を振り返ってみて 私が抱く感想はやはり、「2クールもあったのに中身がない」です。

 物語の指針は茫洋としていて、展開は遅々としているのに世界観やキャラクターが掘り下げられるわけでもなく1クールが終わり、2クール目は行き当たりばったりな展開と時間稼ぎをし、キャラの行動に意味はなく、イストワールに到達した達成感で話がまとまっていると錯覚させているに過ぎません。

 この作品には、展開はあってもエピソードがない。

 その原因はこの作品の手札の少なさにあると思います。

 
 この作品はメディアミックスのオリジナルアニメで、企画の主軸にはゲームが存在しています。
 ゲームの方はアニメより時系列が前で、且つ世界観に肉薄していくシナリオになっています。

 そのためアニメの方では、世界観を紐解いてはいけない、設定を深堀りしてはいけない、主人公の活躍が世界に影響を与えてはいけない、などなど話作りに制約があり少ない手札でやりくりしなくてはいけませんでした。
 
 ストーリー原案とストーリー構成の方が脚本を担当した回以外は特にそれが顕著で、担当者の悲鳴が聞こえてくるようでした。   
 まぁ、鴨志田さんとあおしまさんが担当の回も大概なんですけどね。

 
 じゃあこの作品には最初から勝機がなかったのかというとそんなことはなかったように思います。

 この作品のオリジナリティである、イデアールについてはもっと設定を煮詰めていけたと思います。
 組織そのものについてもそうですし、トキオ、マハト、ヴァイスハイトのバックボーンなんかは明らかに手を抜いてしまっています。


 そして、まぁこれは各話で再三書いているんですが、主人公のカナタときっちり向き合ってください。

 はっきり言って、カナタはこの作品の癌です。

 イストワールに行きたいという気持ちの一本槍だけで進行しましたが…

 じゃあ、その気持ちの裏付けは? A.親が目指してたからなんとなくです。

 夢のためになにか頑張ったことは? A.特にありません。

 夢の実現のため悩んだことや苦労したことはありますか? A.周りの人が全部やってくれたので、特にないです。

 物語当初と比べ何か精神的に成長したところはありますか? A.特にありません
 
 お飾り主人公 ここに極まれり、といった感じです。

 カナタというキャラについて考えることを放棄し、主人公補正のついた活躍だけを雑に付与することは、成長する機会を奪っているだけです。

 
 そして、カナタの影に隠れていますが、ノワールもこの作品の次点の癌です。

 ポンコツ+あまり喋らないというキャラ性が災いし、思った以上に印象がありません。
 作中でもほとんどシエルとミステルにキャラが食われてしまいました。
 
 というか、このノワールのキャラ性は、自らアクションを起こさないお飾り主人公カナタ との相性が良くありません。
 双方、基本的に「待ち」のスタンスなので2人の関係性が発展しません。
 
 主人公のペアが作品のお荷物になってしまっていることはこの作品の大きな反省点だと思います。

 主人公と向き合いこの世界で何をさせるか、という世界観が先行して出来上がっていたこの作品にとって一番重要な部分を避けてしまうのは怠慢と言う他ありません。
 だから、トキオさんのような飄々としているだけのキャラの方が動かしやすくて甘えてしまうんですよ。

 
 最後に今一度1クール目のレビュータイトルをこの作品に送ります。

 何をやりたいのかを明確にして、そこまでのプロセスをしっかりと作りましょう。

            {/netabare}


 第13話視聴しました。
 {netabare} 独占オリジナルSFロボットラブコメアニメというなかなかな修羅道を行く本作品。
 1クール目は自己紹介と寄り道に終始して、諸々をこの2クール目へとぶん投げて終わりましたが、さてどうなるでしょうか。

 
 まず、作画に関しては1クール目と変わらず安定していてます。
 そして、2クール目の第1話ということもあってかサービスカットも多めだったように感じます。
 これがあくまでもサービスカットであり、決してテコ入れではないことを期待します。


 内容については、まずはミステルを連れマリアさんに解析結果を聞きに行きます。

 この際、ノワールは唯のセーフモードではないのではないか という旨の話をしていますが、若干マリアさんの台詞には釈然としないものがあります。
 
 「セーフモードとは必要最低限の簡易的動作を可能とするもので、そんな機能をメイガスという複雑怪奇な科学の結晶に乗せたら、逆に何もできなくなる。」とは言いますが、これ…ゼロ型についてはよくわからないにしても、汎用型メイガスは地上の人たちで作ってるんですよね? セーフモードってそんな訳のわからないような機能ですか?
 なんだったら今マリアさんの側に仕えている同じ顔したメイガスたちこそが、他の戦闘とかしてるメイガスに比べてのセーフモードとも言えるんじゃないのか?

 ブラックボックスの存在については、なんか後からどうとでも言えるようにとりあえず伏線の種をバラ撒いている感じがしますね笑

 カナタの「結局、わからないことが増えただけか…」という台詞。 いや、本当にそうですよ…。この作品の性質そのものです。 
 謎が謎を呼ぶ、というより、この謎はひとまずおいといてまた別の謎へ を繰り返しています。回収されることを切に願います。


 そして、ひとまずミステルには今の自分たちの暮らしを見てもらおうと色々と案内します。

 しかし、案内と言っても1期の頃からろくにネスト内の描写をやってこなかったので案内できる場所がマーケットと酒場しかありません。
 急遽、酒場での思い出をでっち上げていたのは、なんともいじらしいですね。

 この回は登場人物振り返りも兼ねているので、プールへも向かいます。その時、トキオについても言及されます。
 彼は12話にて意味深な様子でさらにはクールを跨ぐきっかけにもなっていましたが、なにやらムートンと空虚なやり取りをしつつ手荒な方法で人探しをしています。
 前話ではなにやら深刻そうでしたが、トキオさんについてはあまりシリアスにはしたくないんでしょうか。
 

 ミステルの「マスターについて知りたい」という要望から、パスカルについて調べる というこの作品にひたすら皆無だった行動目的がようやっと出てきたかと思ったのですが、自分が拾われた場所を見ただけでスッと納得して引っ込んでしまったのは意外でした。
 
 道中、カナタは自分が約束に対して何もしていないことを自覚します。
 いや、ほんまそれな。 やってみなくちゃわからないだろ とか言うくせに自分から行動する気はない子ですからね。
 ノワールが引っ込んでしまったことについても、マリアさんに頼むのはいいにしても、もうちょっと自分なりの見解を持ってほしいように感じます。

 パスカルが乗っていたと思われる壊れたコフィンが無くなっていることに驚くカナタ、それにテンパり何故かこのタイミングで預かっていたカメラを渡します。
 
 何で今やねん笑 ていうか何でさっさと返してないねん笑 この瞬間まで忘れてたん?コイツほんまどうかしてるやろ笑

 その後、カナタとミステルの会話は続きますが、ここで注目したいのはシエルですね。
 ノワールが発見された場所やパスカルについても報告しているにも関わらず、何食わぬ顔で同行しているのはなかなか怖いですね。
 クールを跨いだことによってスパイの腕が上がっていますね。


 ミステルはノワールへと切り替わりましたが、イストワールという言葉を聞くと再び意識を切り替えました。
 こんなに速攻で切り替えるなら、ノワールへの回帰はもっと引っ張った方が良かったのではないか とも思いますが、これからは割と頻繁に入れ変わったりするのでしょうか。
 
 そして、やはり物語はイストワールへと帰結するようです。
 やっとこさ本腰を入れるのか という期待はありつつも、これまでイストワールについての積み重ねをやってきていないので、ほとんど1からのスタートであることの不安もあります。 今後どうなるでしょうか。
 次回に期待です。

{/netabare}

 第14話視聴しました。
 {netabare}今話も依然として話の流れは牛歩ではありますが、色々と明らかになったことがある1話でした。

 冒頭、マリアさんのロケットの性能を検証した後、ミステルからイストワールの実在とそれが宇宙にあるということが明かされます。

 これまで、なんだかよく分からないけど とりあえず目指していたものは、とりあえず宇宙にあるそうです。

 細かい点ではありますが、ミステルがイストワールという単語を口にした瞬間、カナタはかなりがっついてまるで初耳だ みたいな反応をしていますが、彼は前話の引きがミステルがカナタの肩を抱いて「行くぞ!イストワールに!」だったことはすっかり忘却の彼方なんでしょうか?

 
 その後、イストワールについてやミステルのマスターパスカルについても語られます。
 パスカルさんが元気な老婆だったことも驚きですが、イストワールと接触したのは偶然である、というのも驚きでした。
 イストワールとパスカル計画との繋がりが難解になってきました。
 分からないことが増えただけか…になっていますね笑

 ミステルは自己修復が完全にできておらず、思い出せないことがあったり、スペックの7割も出せていないことを吐露します。
 代わりにノワールと簡単にスイッチングができることを見せてくれましたが、
 これ…元も子もないこと言ってしまうと、ミステル的には自己修復が完全にできるまで寝てたらいいんじゃねぇの?
 現状のミステルとしては急ぐ理由なんて無いんだし。
 
 
 カナタはイストワールへの思いを今一度強め、ミステルの指導のもと特訓を開始します。

 まさかのここにきてフィジカルの特訓パートです。いや、何で?
 普通、ここはミステルにコフィンの操縦についてとかを特訓してもらいません?
 フィジカルとかそんなもんは、1期の頃にでも親父はいつも鍛えていたから とかいう理由で自主的に済ませとけよ笑

 先ほどミステルはイストワールと接触した場所については思い出せないと言っていましたが、CMを挟むまでもなくその2分後には思い出したようです。
 ならさっさとさっきのシーンで話せばいいのに。

 ミステルは過酷な状況下では精神的強度が重要だと語ります。
 御説御尤もではあるんですが、この作品においてこれからカナタの精神面の成長の様子なんてやるわけないですよね?
 というより、これまでお飾り主人公としてしか運用してこなかったペラッペラなキャラでできるわけないですよね?

 1クールかけて引っ張ってきたイストワールを目指す旅に対して、主人公がやった努力が1週間ちょっと気合いを入れて筋トレした、なのヤバすぎんか笑
 
 補給もままならない過酷な道のりだからカナタを鍛えていたのに、エリーの突然の同行を、人手がいるから という理由で許可してしまったので、カナタのここ1週間の努力は概ね人手があれば解決できるものだったとなってしまっているのは、なかなか教訓めいていますね笑

 ・・・うん…というか、ぶっちゃけ今話のこの特訓パートって、低コストで尺を稼ぐためだけのものですよね?
 相変わらず、その話その話をなんとかしようとする自転車操業みたいな話づくりですね。


 今話を視聴していて特に感じたことは、2クール目になってもカナタは本当に "楽をする主人公" なんだなぁということです。
 目標としていたイストワールの存在をミステルが教えてくれ、その手がかりとなる場所も思い出せないと言っていたミステルがやっぱり思い出して教えてくれ、カルタゴへ行くまでのキャリアはシエルが貸してくれて、イストワールに浮かれるバカの代わりにノワールを心配してエリーが同行してくれる。  
 ついでに言うと一番重要視されているロケット造りもマリアさんが頑張っている。

    わあ、好きなれる要素がなーい! 

 せめてさ…なんかこう一個くらいは何かしようよ…。今回で言うと、目的地にカルタゴを提案する役目くらいはあげても良かったんじゃない?
 イストワールは宇宙にあるという情報と、ミステルが接触したのはギザであるという情報をもとに、『カナタが自分で考えて』大気圏観測レーダーのあったカルタゴを提案していれば随分と見方が変わったと思うんですけどねぇ。
  
 カナタはイストワールツアーのお客さんから脱却できるのか、次回に期待です。  

     {/netabare}

 第15話視聴しました。
 {netabare} 今話は黒仮面さんの素顔が露わになったり、トキオさんとの関係性について今一度触れられる回となりました。
 まぁまだ現状は、分からないことが増えただけか…状態なんですけどね。
 話の引きを作ることはいいのですが、本作品のこれまでの話作り、世界観設定、キャラクター設定において そこまで視聴者の興味を引けるものになっているのかは微妙です。

 
 では、本編についてです。

 冒頭は初めての海に はしゃぐ一行。アンジェの「ここの砂AO結晶濃度がかなり高いわね」という台詞はどういう意図なのか測りかねますが、割と和やか雰囲気で
先を行きます。 おやおや?

 オープニングが開けてすぐのやりとりなんですが、シエル「道路が整備されていて助かるわね」 カナタ「こんな遠くまで仕事に来てるドリフターが大勢いるってことかなぁ」

 いやいやいやいや…。さすがに冗談ですよね? ついさっきAO結晶濃度がかなり高い砂が放置されている描写やりましたもんね?
 カナタも思いっきり聞いていましたもんね??

 っていうか…明日の昼には着きそうなんかい!!

 ほれみたことか!やっぱり前回の修行パート、ただの尺稼ぎやったやんけ!

 この作品がサバイバルの様子なんかを描けるわけない と思ってはいましたが、前回であんなに前振りしておいたのにも関わらずこんな大胆にカットしてしまうのは、いっそ清々しいです。
 道路が整備されていて本当に助かったのは、過酷とさせれていた道中を描写しなくてよくなった制作側かもしれませんね。
 1クール目のときも書きましたが、これ各話脚本担当者はちゃんと全体のイメージを共有できてます?


 いや、まだわかりません。わざわざ「明日の昼には」と言ったので、それまでの間に何かが起きるのかもしれません。

 と、思いましたがその後は、みんなで火を囲んで食事をとり、チェスに興じ、キレイで広いキャリアのなかで満足そうに眠りにつきました。 いや、もうただの旅行やん…。

 ただ…まぁ、過酷と言ったのはあくまでもミステルで、ミステルの記憶の状態と現在とでは齟齬が生じている。と最大限好意的に解釈することもできますが、だったらそれはそれでしっかりとフォローの台詞を入れなければいけないと思います。
 
 一夜明けてからは、周りはド平原でありながら謎に高架線になっている道路を進み、目的地周辺までやってきました。
 当人たちはかなり古い道だなぁと言いつつ普通に走行していますが、「新月の涙」以前の道ということは140年以上手つかずのはずですがよく保っていますね。
 きっと「都合」という名の魔法が働いているんでしょうね。


 目的地の施設のレーダーは140年放ったらかしでしたが、乗ってきたキャリア2台分の動力があれば正常に動くようです。 ここも魔法が効いていたんでしょうラッキーでしたね。

 ミステルがパネルをポチポチしながら、「アクティブモード 全天スキャンを実行」と2秒で考えたような用語を駆使しつつスキャンしたものの解析をしていると、黒仮面さんのビーム砲撃にてアンテナを破壊されてしまいます。

 すると何故か、操作画面が爆発しミステルがふっとばされてしまいます。
 仮にもSFを名乗る作品でこんなギャグみたいなことすんなよ…。
 これ、ただ単に黒仮面さんと会うときにノワールの状態にしときたいから手っ取り早くミステルを気絶させましたよね笑

 攻撃を受けた後、すぐさまカナタはデイジーオーガで周囲を調べにいく勇敢さを見せますが、既に攻撃を受けたあとにノコノコ出ていく理由がわかりません。
 さらに、最初は周りを警戒していましたがすぐに遺跡の方に気をとられているのも意味がわかりません。

 さすがにもうちょっと、「殺す気ならまずキャリアとコフィンを狙うはずだよ」くらいの理由付けをもって飛び出して欲しいものです。


 遺跡にて黒仮面さんと対峙し、ノワールを引き渡すように言われカナタは反論します。
 「お断りします。あなただってそんなふうに言われて彼女を差し出したりしないでしょう」と、ここまではいいのですが、その後の「俺に夢を諦めろって言うんですか?」とか「前、俺に自分の成すべきことを成せ、と言ったのは嘘だったんですか!?」とかは何か色々と話がズレている感じがします。

 黒仮面さんはハンニバルの故事に習い決闘を申し込む、といいましたが、あぁなるほどコレが言いたかったから場所をカルタゴにしたのね。

  
 決闘へと挑む前、カナタは作戦…というか指針として、黒仮面さんの狙いはノワールだからバイタルパーツへの攻撃は避けるはず、そこに勝機があると語ります。

 一見するとカナタは冷静に状況を把握していて、以前からの成長を感じそうですが、これ逆に言うとカナタは積極的に相手の急所を狙っていくことになりますが、人間を殺すような度胸はいつ身につけたんでしょうか。

 激しい攻防のなか、黒仮面さんが「柔軟な発想、そしてそれを実行する勇気がある」とカナタを褒めてくれます。
 なんか…黒仮面さんは、こう…ホビー系アニメの主人公を無理くり褒めるときの言葉を全部使ってくれますね。
 
 ミステルのメイガススキルで地下施設にまで穴を開け逃げ込むことでなんとかピンチを乗り越えます。

 ここだけ電源が生きているそうです。 

 あの……この地上とかの施設を荒廃した場所にしたいのか、ロストテクノロジー的扱いにしたいのか、どっちなんですか?
 ただでさえ、「新月の涙」以前と以後や、アメイジア崩壊後と以前とかあってややこしいのに。

 その後、カナタはエリーに防御姿勢をとることを指示したあとロケット燃料を爆発させ、地面ごと相手を吹き飛ばす大爆発をおこします。
 
 いや!エリー死ぬって!防御姿勢どうこうでどうにかできる規模ちゃうやん!
 てか余裕で起爆した側のカナタも死ぬレベルやん!


 決死の爆破攻撃も黒仮面さんには効かず、絶体絶命のピンチに陥りますがトキオさんの乱入より助かります。

 トキオさんの咆哮「つまんねぇことやってんじゃねぇ!!」 この作品にはとても刺さりますね。

 ムートンがハッキングを仕掛けシュネーさんを無力化してしまいました。
 えっ!?ムートンは通常型じゃなかったんか? あれ?ゼロ型同士って互いにわかるんじゃなかったっけ?
 ん?ムートンがただ通常型やけど強いだけ?

 
 最後、カナタはそっちのけでまた色々謎を残して次回となりました。
 
 うーん、結局今回も分からないことが多く、謎がたまっています。
 今回第15話ということで、作品全体の6割を過ぎましたが残りの4割が奮闘してくれるでしょうか。
 次回に期待です。
 
       {/netabare}

 第16話視聴しました。
 {netabare}今話は、箸休めも兼ねた次の展開へのブリッジとなる話でした。
 久し振りにノワールに焦点があたることは喜ばしいのですが、本編がパッとしないので日常パートも まぁお察しという感じ。


 では本編です。

 冒頭、補給もままらない過酷な道程(ミステル談)(笑)をしれっと戻ってきたカナタはマムに報告をしています。
 行方をくらましているトキオに関して、カナタは「トキオさんには何か考えがあるんだと思う。」と語ります。
 まぁそうでしょうね、イストワールについて何も考えていないカナタに比べれば、そりゃ幾分か考えているでしょうね。

 その後カナタは、「イストワールを目指す、ノワールも渡さない」と決意を示します。
 いやいや、キミ、前回トキオさんが助けてくれてなかったら普通にノワールを奪われてましたよ?

 
 家に帰るとミステルからもうすぐ自己修復が完了することを知らされます。
 カナタは「ついに手が届くところまできた!イストワールに!」と喜びます。
 ついに!?ついにって言いますけどカナタってこれまでこの目標のために何かしてましたっけ?
 必要のなかった筋トレを1週間ちょっとやっただけじゃなかったでしたっけ? 


 食事のシーンにて、天然ものがたくさん使われた料理に驚くカナタにシエルは「新曲の評判が上々なの」と返します。むし
 カナタ…お前、ヒモでもあるんか…。 冒頭でカナタは「契約なんかなくてもシエルは信じて大丈夫」と言っていましたが、そりゃカナタにしてみれば車を貸してくれ飯も作ってくれるんだから、信じますよね。

 シエルはちょいちょい罪悪感があるように見えますが、実際はかなり打算的ですよね笑


 ノワールがピーマンを配り歩いている途中、マーケットのおばちゃんがノワールのことを「ウチらの娘みたいに感じるよ」と言ってくれますが、おばちゃん…やめてくれ…、一般人がそういう事言うとカナタの メイガスを人間扱いしてしまう って設定が弱くなっちまうからやめてやってくれ…。 ここくらいしか特別な要素ないんだアイツには…。


 ノワールの自我が消えてしまいそうななか、カナタは家族ができたみたいで嬉しかったんだと語ります。
 幼い頃から一緒のエリーとかはカウントしていないのなかなかシビアですね。

 ノワールがエラーが起きたように反応しなくなってしまったところで次回へとなりました。
 まぁメタ的にノワールが消えてしまうってことはないでしょうけど、これから先 どうノワールが復活する展開になるのでしょうか。
 これまで、ミステルが復活することがどういうことなのか考えもせず、ただ浮かれていただけのカナタがどう行動するのか見ものですね。

 オープニングで謎に悔しがっていた様子はこの事なんでしょうか?
 次回に期待です。

 
  {/netabare}

 第17話視聴しました。
 {netabare} 今話は分かりやすくカナタの敗北回となりました。ロボットアニメなんかでは割と定番ですよね。
 オープニングはカット、エンディングは特殊仕様と盛大にカッコつけているところ申し訳ないんですが、今話もツッコミどころは多々あります。

 
 冒頭は、目覚めなくなったノワール/ミステルをマリアさんに診てもらうもお手上げらしく、アルバさんを探します。
 アルバさんがまだこの辺をウロウロしていて、その手掛かりもサックリ見つかって良かったですね。
 
 移動中、ノワール/ミステルが鼻カニューラをつけてさらに心電図モニターのような電子音が鳴っていましたが、アレはどういう意図の演出なのでしょうか。
 もちろん、ノワール/ミステルが重篤な状態であるってことを表現したいのは分かるんですが、それにしたって…ねぇ…。 アンドロイドっていう設定でやってきてんのにこれはねぇよ…。
 こんな見事な 余計な事しやがって ていう演出は久し振りに見ました。


 速攻でアルバさんと合流できたので、早速診てもらいます。
 ノワールはミステルの付属品ではなく、別々のメイガスだそうです。
 アルバさんの「実は以前調べた時に、未知のブラックボックスがあるのは知っていた、黙っていたのはそれが何か分からなかったからだ」という台詞、確かに気付いていたのは事実なんですがなんか負け惜しみ感がスゴイですね笑 まぁ結果としてなんの釈明にもなっていないですけれど。
 この時に言っていたブラックボックスとはミステルの事だと思っていましたがまた別なんですね。

 それよりも私が気になったのはこのアルバの台詞を受けてのカナタの台詞です。

 「ミステルが万全の状態に戻っても、ノワールは存在し続けられるかもしれないんですね?」

 そんな話は1ミリもしてへんやん、どこをどう聞いてたらこんな解釈になるんや?? 
 これ、展開をゼロ型を探すって方向に向けるために無理矢理 脚本によって言わされてるやん。


 なにはともあれ、ゼロ型を探しに行くことになりました。
 行き先を伝えておくことは大事ですよね、後で助けに来てもらわないといけませんからね。
 アルバさんは今のアメイジアがどうなっているか知らないって言いますけど、イデアールのことも知らないんでしょうか?
 ていうか、後で黒仮面さんは問題ないって言ってましたけど、イデアール的にはイストワールの鍵であるノワール/ミステルがカナタからアルバに移ったの普通に痛恨のミスじゃない?

 
 アメイジアまでの道のりは子守唄一曲分で足りました笑
 歌で尺稼ぎを始めたら、なんかいよいよって感じですね。
 カナタはただただ助手席に座ってるだけやのに、なにを起きとく必要があんのや?
 「俺なら大丈夫。」とか「シエルがいてくれて助かってる」とかの中身のない台詞で流してしまうから、いつまでたってもカナタがただのバカに映ってしまう。
 これをさ、「頭では分かってるんだけど気持ちが急いて寝付けそうになくて…」とかにするだけでだいぶ印象が変わるのに…。
 進行のためのジャブな会話しかさせないから、キャラが立たない。
 
  
 場面変わってイデアールではシュネーとムートンがバチバチなようです。
 シュネーのマスターを置き去りにしたお前らを許さない、に対しムートンはお前のマスターは自らの意志で残ったのでは? と返します。
 でも、これ状況的に言ったらトキオは自らの意志で出ていったクセに何をノコノコ帰ってきてんねんってカウンターを喰らっちゃいますけどね…。

 ヴァイスハイト様と黒仮面さん、トキオ改め白仮面さん達はなにやら意味深なやり取りをしている風で実は大したこと言ってませんね笑
 この作品お得意の「分からないことが増えただけか…」のようです。 謎が謎をよんでいるというより、なんとか誤魔化しているって印象の方が強い。

 
 寝て起きたらアメイジアに到着していたカナタは、シエルがいなかったので探しに行きます。
 シエル「ごめん、もしかして起こしちゃった?」そんなわけなさ過ぎて草。
 どんな爆音で歌ってるつもりなん笑

 ここでもまた、指切り使ってカナタの特別感を演出してますけど、弱いって!そんくらいのこと別に登場人物全員やりそうやん!
 シエルは事あるごとにカナタを変わってる変わってるって言いますけど、逆にさ、契約してるわけでもないメイガスが一個人にこれだけしてあげてることの方がよっぽど異常で珍しくないか?


 そして、いざアメイジアの中へ突入!となるんですが、そもそもなこと言ってしまうとゼロ型のボディーなんて残ってるわけなくね? 

 そんな、あそこの大型家電量販店ならまだ在庫あるかも くらいのテンションで来んなよ。
 崩壊がどういった現象だったのかは分かりませんけど、ネストを作るならまずこの近辺からなんじゃねぇの?
 ネストってアメイジアの技術を多く流用してるんですよね?
 じゃあ真っ先に資源なりなんなりを求めて発掘されるのが道理なんじゃないんですか?
 それをイデアールが守ってたりするなら、もっとイデアールの名は認知されているはずだし、アルバが知らないのもおかしいと思うんですけど…。

 カナタも動力が生きてる時点で不審に思えよ。


 その後、カナタは黒仮面さんと白仮面さんに追われ敗北し、シエルがスパイだったと知ることになるんですが、今まで散々フリにフッてきたシエルの裏切りって要素もこんな感じになるのか…。

 なんか…はっきり言ってめちゃくちゃ下手。視聴者的にはここでシエルが裏切るなんて百も承知で、そりゃそうやなとしかならない。
 別に今話の内ならどのタイミングでも裏切れたし、単に話の都合上引き伸ばしてただけやん。
 ノワール/ミステルを手に入れるって目的を考えるなら、遅すぎるし。
 ていうか、別にシエルが何かせんでも120%捕まってたやん。
 なんやったら、コフィン出た瞬間撃ち殺されてもおかしないし…。

 次回は、カナタの絶望がちゃんと描かれるかどうかが注目だと思います。
 次回に期待です。

         {/netabare}

 第18話視聴しました。
 {netabare}あー…なるほど…もう本当にどうにもなんないのね…。

 先に今話の包括的な感想としては、必要としていたゼロ型ボディにシエルが犠牲になろうとしている、という引き自体は非常に次回が気になる良い引きだと思います。
 ただ、そこに至るまでの諸々を 歌で誤魔化せているなんて思うなよ。

  

 まず今話で分かった事はというと以下の通りです。
 
 ・ヴァイスハイトはシエルのマスターで、シエルを度々初期化している。 

 ・イデアールの目的はイストワールに到達し、人類が支配する世界を取り戻すこと、ヴァイスハイトの個人的な目的はメイガス無き世界の実現であること。

 ・新月の涙の原因は気象管理衛星の暴走が発端であること。 ヴァイスハイトはこれと同じくメイガスの暴走を危惧している。

 ・ヴァイスハイトはNTR趣味の舐めプ野郎であるということ。

 と、まぁ新たに分かったこともあったんですが、なんかもう前話から合わせて、登場人物の全員が全員やっていることも展開もグダグダ過ぎて見てられません。


 まず話の流れとして、カナタが捕らえられたことを軸に進んでいくんですが、なんの意味もなかったですね。
 そもそも、カナタが敵の本拠地にノコノコ何も知らずにやってきたことが悪いんですけど、状況としては侵入者がやってきたから捕まえて逃げようとしたから追いかけるってただそれだけなんですよね。
 
 トキオはヴァイスハイトの事を 無意味なことをする奴じゃあねぇ と評していましたが、今回の件に関してはただの趣味ですよね?
 そんで舐めプして遊んでいたら取り返しのつかない感じになってる大間抜けですよね?

 シエルにしても、何か一仕事やりとげて帰ってきました みたいなスタンスでいますけど、たまたまカナタの目的地が実家だったので成り行きで帰ってきただけじゃないですか。


 そんでまぁ、やっぱり一番の問題はカナタなんですけど、なんかもう本当にこの作品は主人公の動かし方が0点ですよねぇ…。
 

 シエルがカナタを殺そうとしているところから振り返りたいと思います。

 まずその、トキオは銃を向けられているカナタを見せられた時、グッみたいな顔をしてらっしゃいますけど、カナタを捕らえることには協力しておいてその後どうするつもりだったのでしょうか。

 さて、カナタによる説得パートです。
 カナタ「何でシエルのマスターは君にそんなことやらせてるんだ!シエルの夢は沢山の人に歌を届けることでそんなスパイみたいな真似望んでないだろ!」
 って言いますけど、じゃあ契約もしていないメイガスに飯の世話や車の手配、ここまでの運転も任せているお前は何なんだって話になりますけどね。

 それと、シエルの歌についての夢はもうほぼ自力で達成してないか? 何だったらスパイとの両立もできてたやん。
 スパイの身でありながら、1日2回ステージに立ち少なくとも2曲はリリースしていますよね?
 そう考えると、シエルはヴァイスハイトからかなり自由な裁量権をもらっていますよね。
 そんで、ここまで私もシエルの事をスパイだと呼称してきましたけど、シエルがカナタと知り合ったのってめちゃくちゃ偶然ですよね?
 第2話でたまたまノワールと出会い、第6話でたまたま再会して、成り行きで付いて行ったらそれが楽園の鍵でしたっていうね。
 シエルにしてみれば不運極まりなく、カナタと出会わなければ歌を歌いながら旅を続けられていたのにね笑

  
 それからカナタはシエルの「マスターの望みに従うことが私にとっての幸せよ」に対し「だったらなんでそんな悲しそうな顔してるんだ」と返します。
 
 素朴な疑問なんですが、メイガスってマスターに合わせて性格や趣味も変わるんじゃなかったでしたっけ?
 合わせた上でこうなっているんだとしたら、何かもう高性能とかそういう次元じゃないように思いますけど。


 シエルは「マスターには逆らえない」とか「カナタを殺せば契約を解除して自由にしてくれる」などと悲痛な訴えをしていますが、メイガスがマスターとの契約を破棄したがっている ということ自体が既にメイガス三原則に違反していると思うんですけど。

 結局、シエルを説得するのにカナタが使った言葉は「一緒に出よう!」「そんなのおかしい!」「絶対許せない!」「一緒に行こう!」「ロックタウンに帰ろう!」でした。
 …………………馬鹿丸出しじゃん。ドン引きなんですけど。
 この時のシエルの「助けて…」という要望に、ここから一緒に出て、一緒に行って、ロックタウンに帰ったところでなにが解決するっていうんですか?

 いや、まぁ最初からカナタのような考えなしのおバカさんに筋の通った説得なんで期待していませんでしたし、こういった若気の至り的なテンションが高さだけで乗り切ろうとする展開自体もアリだとは思います。
 理屈じゃねぇ!気持ちなんだ!って主人公がいてもいいと思います。
 ですがその場合、作り手はそのキャラに「説得力」を持たせなければいけません。 この作品にはコレがない。
 カナタを「主人公」としてしか描写しないから、彼の言葉には血が通わず、熱もない。
 状況が飲み込めないまま捕まって、トキオやシエルにも裏切られているのに平然としていて、ここから逃げられると楽観視もしている。
    だって、なぜなら、主人公だから。


 そして、シエルはカナタと逃げることにしたのはいいものの、結局やっぱりカナタは使い物になりそうもないから速攻でカナタだけを逃がすことに切り替えているのは笑いました。

 
 Bパート開始。トキオが直してくれていたデイジーオーガに乗り込んで逃走を図ります。
 直してくれていなかったらどうするつもりだったんでしょうね。
 
 細かいとこではあるんですが、デイジーオーガが発進するタイミングで来たモブ兵士は、カナタとシエルがコフィン格納エリアに行った連絡を聞いてるのに何で生身で来るんや?

 その後、ヴァイスハイトに泳がされていると知りながらも逃げ、トキオの助力もあり地上へと辿り着き、待ち構えていた黒仮面さんも何故か1分間待ってくれるそうです。
 いや…あのさ…敵側の3人が3人ともカナタを逃がしたいってなんなん?
 イデアールの方々も全力でカナタを追いかけて来てくれたけど、ここでカナタを逃がしたらアカン理由って何?
 なんとなくで捕まえた奴が勝手に出ていくだけなんやから放っといたらええやん。

 そんで黒仮面さんが1分間も与えちゃったせいでメイガススキル使われて逃げられるという。
 相手ヘリも出してきてるのに、キャリアまで行けば逃げられるという根拠は何?

 あと、そもそもさ、マスターでもないのに勝手に何かインストールできたり、メイガススキルも使えるってなんなん?
 マスターとの契約っていう設定の重要度をどうしたいねん。


 最後に

 前話と今話はストーリー原案の鴨志田さんが脚本を担当されていたんですが、原案の方がやってこんな有り様って…もう本当に今さらどうしようもないようですね。
 2クールという猶予に甘んじて余裕ぶっこいていたらこんな結果ですよ。

      {/netabare}

 第19話視聴しました。
 {netabare} まず前提として、今話は今までの1クールも合わせた話の中で一番良い回だったと思います。
 メイガスというヒューマノイドのヒロインの特性が活かされていました。
 カナタの葛藤や打ちのめされている様子が一応あったのも良かったです。 パワポで作ったみたいな丸く切り抜いた回想には笑いましたけど。

 作画も良くて、特にキャラの顔には気合いが入っていたように思います。終盤は少しダレていましたけど…。
 
 やはり、死ネタは強いですね。感動的に仕上がっていました。これまでの積み重ねがもっとちゃんとしてあったならさらに良かったでしょうね。
 
 
 冒頭、エリーのキャリア内で「アメイジアはタブー扱いでドリフターは寄り付かない」という今さらどうしようもない小賢しい補足を交えながらカナタを発見します。
 
 カナタは悲壮感を出すために雨に打たれてましたけど、わざわざコフィンの背部から120kgあるメイガスを引きずり落として地面に寝かして毒性の雨に打たれながら途方に暮れてたのか、なにがしてぇんだこいつ。
 
 エリーに喝を入れられながらアルバさんのもとに向かいます。
 アルバ「何が起こったのかおおよそ見当はついた」 いや、あのこちらから頼んだこととはいえあんたのススメでアメイジア行ったら敵の本拠地だったんですけど…。

 アンジェが「初期化」というワードに驚いていましたけど、マスターとの契約解除したら自動的に初期化されるんですよね?そんな過敏になるものなのか。
 そもそも、契約解除自体が稀なことなのか? マスターが事故とかで死んだら契約ってどうなるんでしょうか?

 カナタは「シエルのマスターは何でそんな事を…!」と歯噛みしますが、そりゃ裏切ろうとしてたんやから初期化するやろ。 自由にするにしても初期化は必須なんやし。
 
 ていうか、再起動を拒むプログラムはマスターじゃなくてもインストールできるんですね。


 場面変わってイデアールでは、鍵確保の部隊派遣が正式に延期になったそうです。
 やっぱりアルバさんの所に行かれたのめちゃくちゃ痛手だったんですね。
 じゃあシエルはスパイとして、これだけは阻止しないとアカンかったやん笑
 
 そんでもう…なんか…トキオさんは何をやってんでしょうね。
 トキオさんと黒仮面さんの関係性も、この作品のテーマの「すれ違い」を演出してるんでしょうけど、イデアールに戻ってきてからのフワフワした態度をとっているトキオさんが一方的に悪くないか?
 飄々として余裕を持ったキャラはそりゃあ格好良く見えますけど、そろそろなんとかしないとキツイと思います。
 なんか気軽に帰ってこようとしてたぞ。

 
 場面は今話の山場であるカナタの悩むシーンへと移ります。
 今話でカナタは何だかすごい決断をしたみたいな感じになっていますけど、どのみちシエルの身体を使う以外に選択肢はありませんでしたから、決断というよりかはカナタの心の準備待ちでしたね。

 君が見せてくれた色々な顔、どれも嘘だったと思えない。とか、そうだ嘘なんかじゃない…楽しかったよな…俺たち…!。
 とかが今回の、シエルが自分のために死を選んだことの責任感、そのシエルの死体を利用することの罪悪感への回答にどう直結すんねん。

 こんなふうに雰囲気とテンションで誤魔化さなくてはいけないのは、シエルは出番は多かったもののカナタとの関係性が特に構築できていない証拠です。
 積み重ねの中身がないから無理矢理持って行くしかない。
 カナタというキャラに向き合ってこなかったことのツケが、やはりこの終盤に差し掛かって効いてきている印象です。

 まぁ結局のところ、今話もいつも通りカナタは特に何もしていませんしね。
 エリーが迎えにきて励ましてくれ、アルバさんが作業してくれ、最後の誘導もシエルがやってくれました。
 カナタの甘やかされ状態を嘆くべきか、エリーのヒロイン力の高さを称賛すべきか。
 

 何はともあれ、いよいよノワールを起こしにかかります。
 メイガスの意識の移植ってコード一本で済むんですね笑
 アルバさんの技術が凄いのかな笑

 そんでまぁ解せないポイントなんですけど、見た目まんまノワールになっちゃうのかぁ…。
 「これもゼロ型の力…!?」というより「これが…大人の事情の力…!?」って感じですよね。
 わかるんですけど、新しいキャラデザは欲しかったなぁ。
 シエルの身体を使っているという罪悪感から開放されてどうするよ。
          {/netabare}

 第20話視聴しました。
 {netabare} 今話はAパートとBパートで異なる2つの過去回想がなされました。

 が、新たに明かされた情報としては、ノワールはイストワールから来た、くらいのもので後は基本的に設定の辻褄合わせをしている過ぎませんでした。
 

 では、本編です。

 突然起動したパスカルさんからのメッセージ、詳しい話を聞くためコフィンへと移動してきました。
 諸々の都合上 仕方無いとはいえ、カナタのこともノワールのことも心配して駆けつけてくれたエリーがのけ者にされているのは心が痛いですね。
 しかも、そのフォローの台詞をアルバさんにさせているのもいたたげません。
 なんでカナタにさせないんだ…。主人公をただのリアクション係にさせとくなよな…。

 
 パスカルさんの回想は旅の出発直前から始まります。

 だいぶ端折ってスタートするんですね。

 アメイジアの人はミステルのことを ロストテクノロジーを紐解く鍵、ブラックボックスを積んだ特殊なメイガスと呼びます。
 ミステルのブラックボックスには「新月の涙」以前の情報が入っているようです。
 なんでそんな状態のメイガスを作ったのか?という疑問が出てきますが、スルーです。

 メイガスのことを「所詮、計算人形」などと言っていますが、インフラから出生率までAIによって統制されているアメイジアでそんな発想になりますか?
 なんかむしろ、この人たちの方が地上に行きそうじゃありませんか?

 何はともあれ、パスカルさんは旅を始めます。

 意味深にしていたパスカル計画はただの口実でほんとになんでもないんですね。
 地上の様子に はしゃいでいたら人類の最後の拠点といって差し支えない故郷がしれっと崩壊しちゃいましたが、気にせず旅を続けましょう。

 20年前のシルヴァーストームと遭遇していたみたいです。
 そういえば、この時のシルヴァーストームは両手では数えられない程のネストを滅ぼしたって言ってましたけど、ネストってアメイジア崩壊後に作られるようなったんじゃなかったでしたっけ?
 崩壊直後にもうそんなネストができていたんでしょうか、たくましいですね。

 こんな今さらどうにもならない情報の為に時系列をあやふやにしないでください。
 

 その後、イストワールとの通信でノワールと混ざってしまったミステル。
 ノワールはイストワールから降ってきたデータであるということがわかり、ポンコツな理由もそもそもメイガスではないから、と判明しました。
 あれ?じゃあノワールを移すためのボディって別にゼロ型じゃなくても良かったんじゃ…………。

 落下する120kgのメイガスをキャッチするパスカルさん、フィジカルが化け物過ぎて草。
 コンテを切ってる人は設定を知らんのか?
 いや、別にそんな重要なことだと私も思っていませんし、これが裏設定ということなら別に構わないんですけど、ちゃんとプール回等で触れているにもかかわらず、こういう風に設定を蔑ろにするから、全体が残念な仕上がりになるんですよね。

 
 内部に別の人格が存在する、この事実をどう伝えるか考えあぐねた結果、パスカルさんは秘密にして嘘をつくことにしたようです。

 いや、なんで!? 自分の好奇心のせいでこうなったのに!?
 事情も説明せず半ば強制的に眠らせんの!?ミステルに広い世界を見せてやりたいって言ってたのに!?
 すまないと思っているで済むわけないやん! だって最適化がなされても結局数話前みたいにオーバーフローを起こすんやもん!
 イデアールから守ったみたいな言い方してるけど、お前がやってることも大概やぞ、ええ加減にしとけよババア。

 ノワールの状態で眠らせておくことにしたようですけど、これってそんなに効果ありますか?
 近くにパスカルさんのコフィンが乗り捨ててあんのに?
 それと、ノワールの記憶を消す必要ってありましたか? 
 ミステルには言いづらくてもノワールには「お前の身体にはもう一人いる、自分を守れ」って言っておかなきゃいけないんじゃないの?
 ていうか、これノワールを単身で逃がした方がまだ良くないか?
 エネルギー切れの問題があるからか、とも思いましたが、第1話で拾われてきたノワールは補給された様子もなく勝手に起き上がっていましたよね?
 そういえば、メイガスのエネルギー事情についてってやりましたっけ? AO結晶で動いているでいいのか?

 
 メッセージは感動的な感じで終わっていきましたけど、自分のただの思いつきの目標に夢って名前をつけて、ミステルに擦り付けてんじゃねぇよババア。

 最後にこのAパート最大の そもそも何で?ポイント なんですが、何でパスカルさんのメッセージがこのタイミングで発動したんですか?

 なんか…こう…必死に辻褄だけを合わせようとしているからこんな感じになっちゃうんでしょうね。


 Bパートはイデアール側の過去回想となりました。
 ゴリ押しで辻褄を合わせにいったAパートから一転して、Bパートは逆に何も語らないことによって乗り切りました。

 トキオさんは10年ぶりにイデアールへ戻って来たということなので、この回想は10年前の話なんですがアメイジア崩壊から10年でここまで設備が整っているってだいぶ持ち直していますよね。
 この辺りの事実関係が曖昧でもやもやします。

 イデアール三人衆の若かりし頃が描かれ、思想や意見をぶつけ合わせているように見えますが、マジで中身がありません。

 ヴァイスハイトの言ったことはというと、アメイジアなんて紛い物は信用せず、イストワールっていう何があるのかもどこにあるのかもどんなものかも分からんあやふやなものを目指そう!って…そりゃ無いぜ。

 組織のやり方は間違っているって盛り上がっていますけど、まず組織のやり方というのが提示されていなくてわからないし、対案のヴァイスハイトの意見というのも特にも出てこず雰囲気だけで進行しています。
 対案の対案であるトキオの意見すらろくに出てこない。
 抑止力になるとかうんぬんは言っていましたが、結局コイツ10年間放置してましたしね。
 
 ひたすら楽園というワードだけで逃げ切ろうとする、舐めてんのか。


 結局のところ、過去回想をしてもゲーム版の重要なシナリオである「アメイジア崩壊」については触れることが出来ないので、いくらやっても無駄です。
 そもそも、メディアミックス作品で大元のゲームの本筋があるからって、せっかく時系列を飛ばしたのに遡る話になんかすんなよな…。
         {/netabare}

 第21話視聴しました。
 {netabare} 今話はノワールによるライブ回となりました。
 第7話にてシエルが歌を披露した際、これはノワールにも歌ってもらわなくては、と思っていたので良かったです。
 ですが、本当にこれで良かったのか、という気持ちは否めません。

 この 歌 という要素は、SFなのに世界観を紐解いてはいけない、設定を深堀りしてはいけない、ゲーム版主人公より活躍してはいけない、という縛りが設けられているアニメ班の 苦肉の作 でしょうからあんまり言及してあげたくはないんですが、だからといって なぁなぁで済ませていい理由にはなりません。   


 まず、今話には足りないものが多すぎます。

 シエルの身体を貰ったことに対するノワールの葛藤。
 そんなノワールの様子にどう応対するべきかの苦悩。
 そして、ノワールとしてもカナタとしても今回の件のことに対してどう向き合っていくか一緒に考えていこうとする姿勢。
 ライブパートをどういう転換点にするかの狙い。などなどです。
    
 ライブパートが入った話を発注されて、ほんとにそのまま入れ込んだだけの話を納品すんなよ…。

 なんというか…こう…材料を色々渡して調理をお願いしたら全部そのまま丸焼きにして出された、みたいな…。     


 では、本編です。

 ミステルとマリアさんは険しいだなんだと言ってたカルタゴへコフィンも乗せず、意気揚々と出かけるんですね。 イデアールに襲われたら終わりですね。
 宇宙港をあんだけ派手に爆発させたのに、まだ状態のいい部品や推進剤が残っている算段があるなんで驚きです。


 思い悩んでいたノワールでしたが、少女に歌を褒められライブをすることにしました。
 うーん…歌うことにするまでの葛藤が足りない…というかほとんど無いに等しいんですよね。
 1週間も悩んでいたはずなのに…。

 ていうか、やっぱり子どもはメイガスと人間をそんなに区別なんかしてへんやん。
 第7話で感じた疑念点はあたっていました。


 トキオさんはカナタに自分の事を話すために帰ってきましたが、やはりというかなんというか、トキオ×カナタは掘り下げても何にも出てきませんね。

 何ができるかじゃなくて、何がやりたいかだ!というカナタにとって都合が良すぎる名言が飛び出したのは笑いました。 だから、カナタはこんな奴なんですね。
 冒頭のエリーの「受け止めてあげて」という台詞といい 制作はそんなにカナタに何もさせたくないのか。


 そして、そのままライブがやりたいというノワールの言葉を受けて、昨日の今日でライブをすることになりました。

 これだけライブを中心に話を組むなら、前回でイデアールの過去編という何にもならないただただ無駄という一言に尽きる話なんかしてないで、ライブの準備パートをもっとやりゃあいいのに。

 結局、また何もしていないカナタの誕生です。みんながフライヤーを配りにいくなかでも、何故かボーっと突っ立っているだけのカナタ…。
 俺も行くよ! カナタはノワールの側にいてあげて!というフォローすらない…。
 袖で頬を赤らめながら歌を聞いているだけのカナタ…。 お前が一発誰かに殴られろ。

 個人的にカナタに対してはもうこれから先、何があろうと良い印象を持つことはないでしょうけど、もう…なんかこうなるとカナタのことが一番嫌いなのは制作側なんじゃないかという気がしてきました。
 
 もう今さらどうしようもないから、何もさせずそこで大人しくニコニコ拍手させておこう と完全に制作側が諦めてしまったように感じてなりません。

  
 そもそも、このフライヤーを配る行為自体に何の意味があったんでしょうか。
 アヴァンチュールや市場を仕切っているマムとも懇意にしているんだからその辺りに声をかけた方がいいような…。
 モブにあんなわざとらしい台詞を言わせなきゃいけない理由があったのか?


 ライブが始まります。
 
 全編シエルの曲で構成されていますが、このライブがノワールにとってシエルとのお別れ会だったのだと考えると、曲を用意するのは大変なのは分かりますがノワールがシエルを思って書いた曲とかあればなぁと思ってしまいます。

 シエルの身体を貰って、シエルの歌を歌って歓声を浴びて気持ちよくなって、「ありがとうシエル、私はノワールとしてカナタの側にいます」は無理があるでしょう…。
 この舞台はあくまでもシエルの代わりを務めたに過ぎないのに、ここで新たな自分を見つけているのもどうなんでしょうか。
 観客やあの少女もこんなあっさりノワールの歌を受け入れてしまっては、シエルの存在が薄くなるような気が
してしまうんですが…。


 歌ったらすっきりしてしまったノワールなんですが、シエルの事を悩むのはそりゃそうにしても、元を正せばミステルのことも乗っ取ろうとしてたことはあんまり考えないんですね。
 自分がイストワールから降ってきたこととかはノータッチなのは何故なんでしょうか?
 

 話はいよいよラストに向かっていきますどう幕を引くか見ものですね。
                {/netabare}

 第22話視聴しました。
 {netabare} 予告を視聴した時、まさかと思いましたし耳を疑いましたが、本当にロケットが完成していて笑いましたし、そしてそれをまんまと奪われてしまっているのも笑いました。

 この表現が合っているか分かりませんが、話の構成がアンパンマンみたいだな、と思いました。


 では、本編です。

 完成したロケットを見て、アンジェの一言。「あっと言う間に作っちゃったわねぇ」はこっちのセリフですよ笑

 マリアさんはこの爆速さの理由として、元々ミステルにあったブラックボックスの知識あってのことよ、と語りますが、このブラックボックスの中身ってそんなサクサク引き出せるもんなんですね。

 マムに手伝ってもらって突貫工事でリニアカタパルトを作ったらしいですが、マムがそこまでして手を貸してくれる理由ってなんでしょうね。

 タイミングバッチリな襲撃計画を練るイデアール、出来立てホヤホヤな宇宙港も狙っているようです。
 マムの部下たちが突貫工事で作れるようなもんイデアールは作れないんですね。
 というか、ロケット等の開発を自分たちでやっている雰囲気なかったですもんね。
 イデアールって科学技術が高い感じで描かれていると思うんですけど、そんなことないのか?
 まぁブラックボックスの知識ですって言われたらそこまでなんやけどさ…。
 
 そういえば、ミステルの捜索もただの手当たり次第でしたし…逆にイデアールってなんやったら出来んねん。


 その後は、イデアールとロックタウンのイツメンとの戦闘になります。

 この作品は、会話シーンなんてあればあるほどボロが出るし、展開に中身なんてありませんので、派手に戦闘してくれている分には見応えがありますね。

 前話にて、マイケルのところからガメてきたパーツや、適当に買ってきたパーツを10番のスパナとやらでつついたりしていただけで、いつの間にかこんなにパワーアップしていることが気にならなかったり、急に飛べるようになった機体をしれっと乗りこなしているカナタのことが気にならなければですが…。
 活躍している装備もほとんどミステルが作ってくれたもんやろうしなぁ。

 あぁ、でもジョンガスメイカーが姿勢制御するときのスラスターの挙動の細やかさは好きです。


 姿を消して、戻ってきたかと思ったら、また姿を消したトキオさんがまた戻ってきました。
 トキオさんは良いキャラになれる要素はあったのに、完全に迷走してしまいましたね。

 トキオvs黒仮面にて白熱した闘いが繰り広げられるなか、ムートンのメイガススキルが発動しました。
 改造したパーツとかで勝負しているのに、やっぱりこのメイガススキルとかいう超能力、冷めるなぁ…。

 
 そして、そんな勝負もヴァイスハイトの機体 ノアゲームチェンジャー(笑) によって横槍を入れられる結果になり、ロケットとミステルも奪われてしまいました。

 ヴァイスハイトが飛び立つらへんは、作画の崩れも相まってなんかもうギャグっぽくなっていましたね笑
 私ならもう一機あるロケットは破壊してから出発しますが、次回で追いかけていけるように置いといてくれたヴァイスハイトは優しいですね笑
 さすが最高にカッコイイ名前の機体に乗っているだけのことはあります笑


 再びトキオさんが黒仮面さんに訴えかけます。

 黒仮面さんに関しては、イデアールの過去編を何の意味も為していない雰囲気だけの中身が全くないやりとりで流してしまったので、何に対してそして何故ゆえにそこまで意固地になっているのかまるで分かりません。

 いろんなものが混ざり合った感情、と言えば聞こえはいいですが、この作品がそんな繊細な心の機微を表現出来ているとはとても思えません。
 
 存在がフワッとしているヴァイスハイトも十分謎ですが、そのヴァイスハイトのことを何故か強烈に信用している黒仮面さんの方が謎です。 
 何も考えていないカナタと何かを考えた上で意味不明な行動をしている黒仮面さん、キャラとしてはどっちもどっちですね。

 ヴァイスハイトがメイガス無き世界を目指してるってことは酒飲んでるときにでも言ったら良かったんじゃねぇの?
 なんかもう、素直に話し合えない性格なの、とかじゃあ言い訳になってないくらいトキオの落ち度やん。
 

 今回、こうしてイストワール行きを阻止されたわけですが、なにかこう虚無感のようなものが残り、空疎な展開であるように思えます。

 その理由としては、ロケットや宇宙港自体が急に完成したものである ということに加え、別にカナタ側にイストワールに行かなくてはいけない理由も使命も目的も特にないからでしょうね。
 ミステルとしては、前マスターのパスカルさんに託されたからという理由がありますが、じゃあ何故そのパスカルさんはイストワールに行きたかったのかというと、たまたまヒント見つけたからなんとなく、なんですよね。

 とはいえ、飛び立っていったヴァイスハイトの動向は非常に気になります。
 こうなってくると、良い意味でも悪い意味でも展開が読めなくなってきたので次回に期待が募ります。

   {/netabare}
 
 第23話視聴しました。
 {netabare} 今話は、徹頭徹尾 最終回にオチをつけるためだけの準備回……というより時間稼ぎをする回と相成りました。

  
 では、本編です

 イストワールへ無事に到着したらしいヴァイスハイトは、イストワールの中枢と思しきオブジェと話しています。
 ミステルはイストワールと交信した記録があったからインターフェースに設定されちゃいましたけど、つまるところあのババアのせいやん笑

 ヴァイスハイトはイストワールに願望を叶えてもらうそうです。
 イストワールってそんな神龍みたいな扱いなんですね。
 イストワールも人工知能であるように見えますが、ヴァイスハイトはメイガスは無理でも、イストワールくらいのメカ感なら許容範囲なんですね。
 イストワールが美少女じゃなくて良かったですね。
 

 場面変わって、地上です。

 ロケットの最終調整を終えたマリアさんから、この旅路は片道切符も同然だと告げられます。
 これに対し、イストワールまで辿り着けたら後はなんとかします、とカナタはクールに返します。
 ちなみに、カナタはなんとかできる頭も腕もないし、これまでのどの局面においても自力でなんとかできた事なんて一度もありませんけどね。
 
 
 トキオさんはマハトに、「もっと早くお前と向き合うべきだった」と謝罪し、マハトと和解しました。
 
 いやまぁこの件に関してはもう本当にそう。考え無しに引っ張るだけ引っ張ったのでただの予定調和でしかありません。


 時刻は夜になり、自室にてジョジョパロを挟みながらエリーと対話します。
 「意外と落ち着いてるわね」「うん、もう覚悟を決めたからね」
 いいえ、違います。
 カナタは貴方がた制作が見離してしまったので、この局面でカナタがどういう考えを持ち、どういう振る舞いをするキャラなのかが作り手にも分からないだけです。
 何を悩み何を憂い何を期待し何に昂揚させればいいのか分からないから、おすまし顔で座らせているだけです。

 
 その後は、カナタの鈍感ムーブや各キャラによるお見送り、マハトとカナタとの会話などのシャバい尺稼ぎをしていざ出発です。

 
 宇宙へと飛び出したらあとは勝手にイストワールに着くようです。やったね!

 全てはミステルのブラックボックスのおかげって、第13話の時に危惧していた通り、やっぱり便利に使ってるやん。

 ついにカナタは他人の力だけでイストワールへと辿り着きます。
 父さん母さんと一緒に夢見たイストワールに自分の力は一切使わず着いても嬉しいもんなんですね。


 機体をぶつけて着陸することを聞かされて焦るカナタ、ここでようやく腹をくくったそうです。

 どうやら、先ほどマリアさんに片道切符であることを知らされても動じなかった姿や、エリーに覚悟はできていると豪語したのは嘘だったようです。
 普通ならここでキャラがブレていることを残念に思うところなんですが、彼にはそのブレるキャラさえ もとよりないので、被害が軽傷で済みました。やったね!!


 前話でも書きましたが、「やっぱり追い掛けてきたか」とか言うなら、ロケット壊しとけ。

 イストワール内は空気があるみたいです。都合良くて助かりますね。

 イストワールの基幹部へと進んできました。

 イストワールとは人類発祥からの歴史、文化、技術さらには動植物の遺伝子などの尽くを保存し地球の全てを記録した巨大なアーカイブらしいです。
 そんな大事なもんが、タッチパネルのボタンを三ケ所ピピピと押したら開くなんてラッキーでしたね!
 しかもトキオさんが開け方を知っていたなんてウルトララッキーでしたね!!

 なんかトキオさんとマハトがイストワールにやけに詳しいですけど、第20話の回想の時 なにがあるかわからんって言ってなかったか?
 

 最深部まで来たらヴァイスハイトが待っていて、戦闘開始ってなんかまんまゲームみたいですね。


 ヴァイスハイトからの命令を実行したイストワールにより、メイガスたちが次々と機能停止に陥ります。ってかやっぱりみんなの反応を見る限り、メイガスのことを人間みたいに扱ってるやんけ。


 ヴァイスハイトもあれだけ人類の救済だなんだと言っときながら、まずは断罪からねってそりゃ無いぜ…。救済って考えを貫き通せよ…。

 というか、そもそもイストワールってメイガスが出来る前の代物ですよね?
 それにメイガスの無力化を頼むってなんだかなぁ…。


 正直、イストワールでやるようなことじゃない気がします。
 カナタに対して思っている、もっと自力で頑張れという思いがそのまんまヴァイスハイトにも適応できそうです。
 別にこのメイガスを機能停止に、ってやつ地上のイデアール基地からやってても良かったんじゃないのか?
 崩壊したアメイジアからメイガスについての情報を引っ張り出してきて、機能を停止させる方法を見出したとか。

 まぁ要するに何が言いたいかというと、ラスボス戦はイデアール基地で良かったんじゃないか?ということです。
 そうすれば、潜入していたトキオさんについても意味が出てきますし、一度捕まってしまったカナタについても何か展開ができそうです。
 総力戦にもしやすかったでしょうし、イストワールに向かうことにラスボス戦で頑張ったカナタに対してのご褒美的な意味合いも込められたでしょうし、イストワールの運用にはノワールが必要でそこで感動的な別れみたいな風に持っていけたかもしれません。妄想ですけれど。


 これ、ヴァイスハイトが何故そんなにメイガスを嫌うのかのハードルがだいぶ上がってますけど大丈夫でしょうか?
 
 なんかもう、なんとなく生理的に無理だから、とかなら逆にあっぱれですけどね。

 次回、最終回どう幕を引くのか期待です。

               {/netabare}

 最終話視聴しました。
 {netabare} 全メイガスが活動を停止してしまったなか、唯一動けるノワールと共についにカナタはヴァイスハイトとの最終決戦に挑む!という形になった最終話。

 物語としてやるべきことをやってこなかったので、そりゃまぁこうなるだろうなという順当とも言えるオチになりました。
 厳密に言えばオチてるとは言い難いんですけどね。


 では、本編です。

 前話で意味深に伏せていたヴァイスハイトのイストワールへの命令は、別に意外でもなんでもない「メイガスの活動停止」でした。
 前話でも少し触れましたが、メイガス誕生前に作られたはずのイストワールに何故そんなピンポイントな用途の謎電波が出せるのかが謎です。


 戦闘の最中、ヴァイスハイトの分析によりノワールの正体が確定されます。
 曰く、ノワールはイストワールAIの断片、メイガスに寄生したバグだそうです。
 ヴァイスハイトはそれを おぞましい などと評します。
 正直、この辺りのことに関してはヴァイスハイトに賛同する他ありません。
 
 何故かというと、ノワール自身による「身体を得て存在すること」に対する葛藤が足りないからです。
 現状シエルの身体を使っていることは、ライブでシエルの歌を歌って歓声を浴びて気持ちよくなって流してしまいました。
 これを一応葛藤だったと大甘に見積もったとしても、そもそもミステルの身体を乗っ取ろうとしていたことに対してはノータッチです。
 
 ノワールは「みんなと出会って記憶を増やして私は私になった」と感慨深げにいいますが、いや!だから!そもそもそれ!他人の身体やから!!

 
 そこからはある種お約束の覚醒展開となり、ミステルのもとまで行き、俺は夢を叶えたぞ!(他人の力だけでな!!)と語りかけミステルを起こします。

 その後は覚醒合体ビームでヴァイスハイトを倒しました。
 何でヴァイスハイトは地上で見せたあの高速移動を一度も使わなかったんでしょうね。


 Bパートに入り、ヴァイスハイトは自らの胸中を明かします。
 何故、メイガスを嫌うのか の答えは、生理的になんか無理だから でした。
 やはりというかなんというか、まぁもう何をやっても今さらになりますし、こんな感じに落ち着く他なかったんでしょうね。

 こういう何を言っても無駄、理屈じゃないんだという悪役もアリだとは思うんですが、イデアールという組織でマハトやトキオとの繋がりも示唆されていたなかこういう風に片付けてしまうのは、なんだか勿体無かったように思います。

  
 イストワールに 人類の力のみでエンダーズを駆逐し復興することができるか と問いを投げかけるヴァイスハイト。
 優れた指導者がいればできるけど、メイガスもいた方が何かといいんじゃない? という誰でも言えそうなフワッとした回答をするイストワール。
 その答えに、「やはりこの世界は不愉快すぎる」と返すヴァイスハイト。

 実際確かに、ヴァイスハイトはメイガスなしで充分過ぎる程戦えているわけですもんね。
 それにまぁ結局、メイガスが人の形をしていなくちゃいけない理由とかについては語られませんでしたし。
 そもそも世界観自体がフワッとしているので何をいったところで…のような気がします。

 そして、ヴァイスハイトはもうこれ以上残っていても扱いに困るだけなので、シエルとの関係性を匂わせつつさっさと自主退場していきました。
 

 一方、カナタたちは脱出艇で地球へと帰還するようです。 考え無しに来たけどなんとかなりました、やったね!

 しかしミステルは諸々の後処理とこれからの管理のため残るそうです。

 感動的で切ない別れですね…思わず涙が……ん?

 あれ?ミステルが残るの? イストワール生まれのメイガスに寄生したバグは帰るのに?

 いや…そりゃまぁ収集をつけるならこうなるのは理解できるんですが…しかしこうなると、作中通してノワールの存在意義ってなんだったんだ?てなっちゃいますけど…。
 
 ノワールって何か大きな要因となることしましたっけ?
 イストワールの手がかり、発見、道中、運用にいたるまでミステルで事足りてしまっていますし、メイガスとの絆というならシエルで良かったし…。
 
 ぶっちゃけ、一番必要ないキャラになってしまっているような…。 君は何しにイストワールから降ってきたんでしょうか。

 ノワールという別人格を与えず、最初から記憶を失ったミステルで良かったんじゃ…。そしたらシエルの生存ルートに入れたかもしれませんね。


 ミステルは、「やっと夢の続きが見れるなマスター」と言っていますが、これまで何度か触れましたがパスカルさんがイストワールを目指したのって、たまたまの思いつきですよね?
 
 ミステルはイストワールがマスターの夢の果てかの如く捉えていますが違いますよね?
 ミステルがマスターから得るべき教訓は、日々の様々なことに心を動かし、興味関心を絶やさず、新しいことに臆せず挑戦し続ける姿勢なんじゃないのか?


 さて、そうこうしている内に物語はエピローグです。

 今さらどうしようもならない本筋にさっさと見切りをつけて、エピローグを厚めにやるのは本作品の数少ない賢明な判断だったと思います。

 シエルの件からしれっと存在を消していたアルバさん。
 英雄と謳われている割に未知のブラックボックスを放置した結果、しっかりピンチだったことに笑いました。
 
 最後は、世界は変わらずこれからも彼らの日常は続いていく様子で幕を降ろしました。

 
 結局、ヴァイスハイトの思想とは生理的になんか無理というものであり、ノワールがイストワールから降ってきた理由も分からず、第2クールでは空気だったエンダーズも謎のまま終わりました。

 これが1クールの作品であったなら、こういう手法が取られていてもいいかな とは思うんですが、この作品は2クールありましたからねぇ…。

 やはり、2クール分も尺があって何しててん!という気持ちが勝ってしまいました。

 ゲームの方はヒットするといいですね。

 全体についてもまた まとめたいと思います。
 
        {/netabare}

 

投稿 : 2024/10/05
♥ : 5

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

世界観が適当過ぎて観るに耐えないヤツ。

 最終話(24話2期12話)まで観ました。
 2024.03.26

 バルス!は出て来ませんでしたが、ラピュタみたいな最終話でした。ヴァイスハイトさんは何がしたかったのか?エンダーズを先になんとかしとけ!

 まぁ、ムスカ大佐も飛行石も出てきて、私、大満足です。ミステルがやっぱり的な感じになりましたが、所詮カナタに都合のよい世界なので、あまり悲劇的な印象はありません。

 どうせ、其の辺に都合のよいロケット部品とか大量に落ちてるんだろ?

 伏線も回収出来た様な気がするので、ここまで視聴して大変良かったと思います。結局、ノアールが何だったのかは良く分かりませんでしたが、気にするまでも無いですね。

 メイガスでは無かったんですね。カナタは女の形をしていれば何でも良い様です。この作品のテーマ、根幹に関わる部分が最後までブレブレでしたが、終わってくれて本当に良かったです。

………………………………………………………………………

 23話(2期11話)まで観ました。2024.03.19

 コレはラピュタやないか〜い!楽園のイストアールは箱舟でモロにラピュタ、ミステルのブラックボックスは飛行石、ヴァイスハイトはムスカ大佐かなぁ…。

 SF風にしようとしてキャラも設定も上滑りしている本作品、話が破綻しそうなので、過去の傑作に逃避って…。クリエイターとしての矜持は無いんか?

 ラスボスのヴァイスハイトは、メイガスが大嫌いですが、周りの人々はメイガス大好きで人間扱いしているので、一人だけ異常者に見えます。

 設定では、メイガスを人間扱いしているカナタの方が変人だったはずなのに、全く上手く活かせていません。とことん影の薄い主人公です。

 なんやかんや言って、キャラクター全員若造なので、思いつきで行動している様にしか見えず、パッとしない物語ですが、いよいよラスト1話!とても楽しみですです。

 やはり…、バルス!祭りなのか!?
……………………………………………………………………… 

 20話(2期8話)まで観ました。2024.02.27

 パスカル計画の内容が明らかに!?えぇ!?カナタがミステルとノアールに出会ったのは、全くの偶然だったってこと?

 たまたまブラックボックスが搭載されていて、たまたまイストアールに通信が繋がって、たまたま0型狩りにやられて…。

 アメージアも何で崩壊したのか不明です。残党は随分元気にしてますけどね?無限に湧いてくるジオンの残党テイストです。
 
 主人公のカナタは、代替え可能なキャラですが、設定的にもコイツじゃなくても良かったってのは不憫ですね。

 猿回しの猿ウッキー!なカナタさんがあまりにも道化なので、ヒロインが何人もいて、イキっていたことに対する帳尻は合ってきたのかもしれません。

 細かいことは気にするな!因果応報!
………………………………………………………………………
 19話(2期7話)まで観ました。2024.02.21

 上手く負けヒロインを始末してやりましたよ!的なお話でした。細かいツッコミは「てぶくろ」さんのレビューが面白いです。

 カナタは悲しみに沈みますが、便利な飯炊き女ロボが壊れちゃったよ!とか、オキニのキャバ嬢やチーママがどこか他の店に移籍して、会えなくなったよ程度の悲しみで、最終的に、まぁ、楽しかったからエエか〜位の軽いノリで復活した様にしか見えません。気持ちく(ママ)させてもらったからOK!ってことだね!キモいね!

 雑に退場させる位なら、居なくても良かった様な…。唯一の人間ヒロイン、エリーも始末されそうで心配です。

 登場人物も世界観も適当で、そっすか…。位にしか琴線に触れないのは、物語としてどうなんでしょう…。納得出来るオチはあるんかいなコレ?
……………………………………………………………………… 
 15話(2期3話)まで観ました。2024.01.23

 「てぶくろ」さん以外観ている人が居ないんか?って位レビューが過疎ってますが、仕方無い気もします。

 1期でもそうでしたが、文明崩壊後の世界なのに便利な物が其の辺に落ちていすぎです。誰も回収しないの?ノアール自体も其の辺に落ちてましたしねぇ…。

 いきなり廃墟の高性能レーダー使えたり、ロケット燃料が腐らずに残ってたり、主人公に都合が良すぎます。

 アホな世界でアホがアホなことをやってる様にしか見えないので、せっかくのロボットSF活劇なのに、面白くありません。

 文明崩壊後や、謎の古代遺跡を巡る話とか、名作が多いですが、ガワだけ借りてあまりモノを考えでないのが明らかなので、先が気にならないんですよねぇ…。

 この調子だと、全く謎が明らかにならず、ドタバタやってるうちにフェードアウトしそうですが、まぁ、何とか歯を食いしばって視聴継続しようとは思います。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 4
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.3

SFは「書きたいもの」が先行しないと凡作になるいい例です。

 これがあの「青ブタ」「さくら荘」の鴨志田氏の作品?本当なの?と思わざるを得ない出来でした。逆に言えばSF魂が残念ながら感じられませんので、向かないのだろうという気もします。まあ、氏はミクスチャーの人ですからね。SFのインプットが足りてないのかなあという気はします。

 世界観も設定もテーマもセンスオブワンダーもヒューマンドラマもどれを取っても中途半端です。意味性がまったく感じられません。AIものならテーマありきじゃないと、ストーリーにならないでしょう。本作のテーマはなんなの?という感じです。SFはマーケティングをしてはいけません。必ず凡作になります。「書きたいもの」が先行しないと失敗するいい例です。

 ノワール、ミステル、シエルをもっとクローズアップするか、アメイジアの人造人間?とメイガスの存在価値・目的を丁寧に描くべきでした。童貞とか農作物がどうこうとかやってる場合じゃなかったと思います。20話を12話くらいの構成にして登場人物を半分にするかもっとサラリと扱うべきでした。歌も全然活きてこないし。

 1話のノワールが宇宙博物館らしきところで目覚めたところを、感動を作るためだけにしたということは、やはりSF的な発想がないと思わざるを得ません。せっかくロケットを作るキャラもいたのに。そこのWHYが弱すぎます。
 そして、肝心のノワールが、イストワールの内部対立の結果のような感じなら、ミステル(パスカル)とメイガスに思想を中心にするとか…

 で、結末がこうだとなあ…作例は上げればきりがないですが…「メタリックルージュ」も似た感じですよね。「メタリックルージュ」とならんでガッカリ感が半端ないです。

 18年の「ビートレス」が本格SF小説が原作だけにこれに匹敵するのは難しいと思いますが…しかし22年の「Vivy」もラノベ出身の人の脚本です。23年の「水星の魔女」と同じ2クールだとは思えない密度の薄さでしたね。
 そう…特に「Vivy」が1クールなのにあの壮大な感じ…あれがSF的な時間と空間の広がりですよね。

 オリジナルSFに挑戦するのはいいんです。でも、これはなあ…せっかく2クールもあって…

 評価は…まあ適当です。心情的には2を割りたい気もしますが、オリジナルSFへの挑戦を評価してこれくらいにしておきます。





19話 話の筋はいくつかありますが、ノワールの正体とイストワールにどうたどり着くかでしょう。アメイジアが対抗勢力として今のところ設定的に弱いので意味性があるかどうかです。

{netabare} 18話19話において、一応2期の感動場面なんでしょうけど、それは作りすぎでしょうという気がしなくはないです。ノワールとミステルの設定そのものに現時点では無理がありすぎるので、そこと合わせてポッカーンという感じの方が強かったです。3人のヒロインの「選択」を1つのテーマにするならそこを中心に物語を構成した方が分かりやすかったかもしれません。

 その中でアメイジアとメイガスの関係性というか思想が、宇宙移民とか人類補完計画的なものとセットで明らかになるんでしょうか。ここ止まりだと設定のための設定でお終いですから、さすがにそれは無いと思いたいです。

 それと宇宙がらみのロケット開発が個人に帰結してしまう雰囲気でしたけど、そこがどう展開するか、ですね。ノワールがもともと眠っていた場所が宇宙関連の場所っぽかたけど、そこが絡むのか。ノワールの設定として宇宙モードとかある気もしますけど。

 そもそもロボットの意味がメイガスと人間のペアリング以上の機能を現時点でははたしていないですからね。ロボットアニメとしてロボットがストーリー的にもエンタメ的にも機能していません。

 大きな枠組みは悪くない話だと思いますが、ゴチャゴチャしたエピソードを入れすぎてテーマ性を明確にできていないのと、3人のヒロインが使い切れていないのが残念な作品になってしまいました。SF的な結末に興味はありますが、正直言えば話そのものは面白くないです。

 せめて、エンタメ性が無いとこの作品を見るのは辛いのではないでしょうか。なにより1期が半分以下、3,4話でも良かったかもしれません。ノワールとシエルへの感情移入の問題はあるでしょうけど。ゲーム販促アニメの限界かなあ。 {/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 7

63.9 41 2024年冬(1月~3月)アニメランキング41位
佐々木とピーちゃん(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.1 (196)
534人が棚に入れました
佐々木がペットショップで購入したのは、異世界から転生してきた高名な賢者様だった。 『我が名はピエルカルロ、異界の徒にして星の賢者』ただし、文鳥。 佐々木はこの可愛らしいペットに「ピーちゃん」と名付けて生活を共にすることにした。 賢者様から与えられたのは、異世界に渡る機会と魔法の力。 会社から帰宅したのなら、二人は異世界ライフを満喫! やがては、現代日本で仕入れた品物を異世界に持ち込み、商人として活動することに。 異世界でお金を稼いだり、ピーちゃんから魔法の訓練と受けたり、美味しいものを食べたり。 社畜生活でくたびれた心身を、剣と魔法のファンタジーな世界で癒やされる。 すると、そんなある日。 佐々木は会社の帰り道で「異能力者」なる存在と出会う。 ピーちゃんから教わった魔法で異能バトルを切り抜けるも、異能力者と間違われて、国の機関「内閣府超常現象対策局」にスカウトされてしまう。 脱、社畜! 脱、ブラック企業! しかし、今後は安定した公務員生活......という訳にもいかなそうで......。 一羽の文鳥との出会いが、佐々木の日常に大きな変化をもたらす! 異世界と現代日本を舞台に繰り広げられる、異世界ファンタジー×異能バトルが幕を開ける!
ネタバレ

Witch さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

(最終)会話劇はよかったが全体像でみると・・・まあドンマイw

【レビューNo.113】((最終レビュー)初回登録:2024/3/23)
ラノベ原作(なろう・カクヨム発の模様)で2024年作品。全12話。(初回は1時間)
完全にタイトル切りを決め込んでいたのですが、交流あるかんぱりさんやえり
りんさんのレビューを拝読すると大分イメージしてたものと違う・・・という
かむしろどんな作品か気になるまであるなっとw

(ストーリー)
冴えない中年会社員(社畜)の佐々木は、ペットショップで文鳥「ピーちゃん」
を購入した。ピーちゃんは異世界から転生した高名な文鳥賢者であり、人間の
言葉がわかる特殊な能力を有していた。そんな佐々木とピーちゃんが、異世界
と現実世界を行ったり来たりするストーリー。(wikiより)
(ピーちゃんの転移魔法で現実世界⇔異世界への往来が可能)

(評 価)
・第1話:現実世界と異世界のギャップが・・・これは今期のダークホースなのか?
 {netabare}・原作は意外としっかりしてるっぽい
  異世界でのサクサク感が「なろうっぽいな」と思ったら、やはり元々なろ
  う・カクヨムで連載されていたようです。しかし
  ・「第4回カクヨムWeb小説コンテスト」で特別賞受賞
  ・「このライトノベルがすごい!」で2022年版第1位
  とかなり評価されていた作品のようで(受賞作=当たりではないが)大き
  くは外してこないんじゃないかなっと・・・知らんけどw 
  ちなみに原題は
  「佐々木とピーちゃん 異世界でスローライフを楽しもうとしたら、現代で
   異能バトルに巻き込まれた件 〜魔法少女がアップを始めたようです〜」
  と(後述しますが)なかなかに「ごった煮感」が凄いなっとw

 ・ごった煮について
  ざっと1話の流れを列挙すると
  {netabare}・中年会社員の佐々木がピーちゃんの力を借りて異世界へ転移。
   「金貨8万枚」よろしく現実世界の商品を転売ヤーで大儲け。
   (ついでに成り行きでレストランも経営w)
  ・で、ピーちゃんから魔法を教えてもらう。佐々木には魔法の才能もある
   模様。
   一方現実世界には(魔法とは別に)「異能力」が存在。異能力者に襲わ
   れている星崎という女性を魔法で救出。しかしこの星崎、実は異能者を
   秘密裏に管理する政府の組織「内閣府超常現象対策局」の者で、佐々木
   は異能力者と勘違いされ、そのまま組織にスカウト→国家権力も働いて
   なし崩し的に組織の一員に(一応国家公務員に転職www)
   なんかこの辺もそれっぽい作品がなかったか?!  
  ・そして佐々木の住むアパートのお隣さんには、「未来日記:我妻由乃」
   っぽいヤンデレJCが・・・佐々木さんロックオン?!
   (母親が育児放棄してるっぽく、よく玄関の外で過ごしている模様)
  何か系統の違う3作品程のネタをミックスしてる感じですね。
  (ここにまだ魔法少女らが乱入してくる模様w){/netabare}

 ・それでも結構面白かった
  {netabare}・佐々木の中年会社員設定が上手く機能している
   異世界では「本家・異世界なろう作品」もビックリなほどサクサク展開。
   でも不快感がなく意外と面白く観れたかなっと。
   ・佐々木になろう特有の「俺tueee感」とかがなく実に落ち着いている。
   ・商談シーンなども良識ある商社マンっぽさが逆に新鮮。
   現実世界でも「社会人ラブコメ」とかのなんちゃって社会人より、よほ
   ど真面目に社会人してたのは結構ツボったw 
  ・ストーリーが体系立っていて視聴しやすい
   上述のように(既視感にまみれた)ごった煮状態なので全体像をみると
   「一体何の話なんだ?!」
   ってことにはなるのですが、頭から視聴する分には意外と体系立ってい
   て順序よくストーリーが流れ、スンナリ受け入れることができ視聴しや
   すかったという印象ですね。
  ・現実世界と異世界のギャップ
   そして一番上手いと思ったのが両世界のギャップですね。
   ・異世界ではサクサクと脳天気な展開をみせながらも
   ・現実世界では
    ・「内閣府超常現象対策局」という謎組織と不気味な上司・阿久津
    ・お隣さんにはヤンデレJC
    という不穏な空気が漂い、今後の展開が非常に気になるなっと。
    両者のバランスが程よい感じなのも好印象のひとつですね。{/netabare}
   
  作品的にはどう進んでいくのか全く読めないですが、第1話としては上々
  の滑り出しだったのでは。初回1時間は伊達じゃなかったなと。
  今後大化けするか出オチで終わって失速するかを含めて、暫し注目して
  いきたい作品ですかね。{/netabare}

・第2-3話:落ち着いた味のある会話劇が個人的には好み
 {netabare}2話では現実世界メインで
 ・佐々木の初任務で「非正規の異能者組織の一斉摘発」。
 ・しかし敵の能力は強力で、佐々木ら内閣府超常現象対策局は壊滅状態に。
  → 佐々木の交渉術でこの場を手打ちに持ち込む。
 ・危地を救われたお礼に星崎とお食事に。(星崎はまんざらでもない様子w)
  → 星崎はJKであることが発覚!
   (普段は厚化粧と高飛車な言動で年齢を誤魔化していた模様)
 ・帰り道に(ホームレスっぽい)魔法少女と遭遇。

 3話は異世界メインで、スローライフかと思いきや
 ・佐々木が拠点とするヘルツ王国で隣国との戦争が勃発。
 ・佐々木は、そこの領主ミュラー子爵から支援物資の調達を依頼される。
  → 佐々木は見事依頼を完遂するもミュラー子爵は戦死。
 ・ミュラー家の跡目争いが勃発。
  → その争いから危険を避けるために、ミュラー子爵の娘エルザを預かる
    ことに。
 意外と異世界もきな臭い展開でした。

 ・「歳の差ラブコメ」をやりたいのか?!
  ・星崎さんはJKだった
  ・前出のお隣さんヤンデレJC
  ・敵のリーダーも見た目は少女
   (彼女にも気に入られ、仲間に誘われる)
  ・魔法少女
  ・ミュラー子爵の娘エルザ(盛り髪少女)
  ヒロイン候補が何故か少女ばかりなんだよなw
  「歳の差ラブコメ」を狙っているのか、意図してそういうキャラばかり登
  場させている感じがしますね。

 ・落ち着いた味のある会話劇が個人的には好み
  この辺、早くも評価が分かれているようですが、
  ・「佐々木×ピーちゃん(星の賢者)」
  ・「佐々木×ミュラー子爵」
  の会話劇が
  ・落ち着いた大人の感じで、杉田さん他声優陣演技も味があり良き。
  ・セリフにも味・センスがあり、これもなかなかに良き。
  って感じで、個人的には結構高評価ですかね。
  まあ人によっては退屈と感じるところもありそうですが・・・

 という感じで、個人的にはここまではまずまずの評価といったところ。
 ただここからギアを上げていくとなると伸び代があるのかは、少々疑問に感
 じるところではあったかな。
 物語に何かしら基軸が欲しいところですかね。{/netabare}

・第4-7話:やはり会話劇は好みだが・・・評価下方修正⤵
 {netabare}>佐々木は見事依頼を完遂するもミュラー子爵は戦死。
 ミュラー子爵は実は生きていたようですね。
 (戦で敗走するも、政敵を炙り出すために偽情報を流した模様)
 ミュラー子爵との会話劇はやはり味があり、個人的には好みかなっと。
 ただ他の要素が・・・

 現世では
 ・魔法少女とのバトル
  (魔法少女は異能者を憎み、殺してまわっている模様)
 ・「非正規の異能者組織の一斉摘発」の際、対峙した敵のリーダー
  → 二人静さん、佐々木の職場に転職?!
 などエピソードは進むのですが、イマイチ面白くないんですよね。
 なんというか、現世と異世界の相乗効果的なものを期待してたのですが、
 それそれ別物って感じで漠然と2つの世界を見せられている感じですね。
 >物語に何かしら基軸が欲しいところですかね。
 杉田さんや悠木さんらの演技は素晴らしく会話劇は◎ですが、肝心の物語
 は何を見せられているのかちょっと疑問符ですね。
 まあラスト2話位であっと驚く展開でもあれば、最終的には手のひら返し
 になるんでしょうが、正直厳しい感じがしてきましたね。

 7話ラストでエルザが異世界の荷物に紛れて現世にやってきたので、ここ
 に隣のヤンデレJCが絡めば何かが起こるかもですが、さてさて・・・{/netabare}

・第8-9話:危険信号・・・ちらかしただけで終わりそうな 
 {netabare}>7話ラストでエルザが異世界の荷物に紛れて現世にやってきたので、ここ
 >に隣のヤンデレJCが絡めば何かが起こるかもですが、さてさて・・・ 
 特に2人がエンカウントすることもなく、まあ無難に終わりましたね。
 佐々木のエルザを諭すような接し方など、その辺りの声優の演技はやはり
 上手いなって感じで物語自体も点で観る分には悪くなかったですが、全体
 像でみると「このエピソード意味あるんか?!」って疑問符でしたね。
 それから初期の数々の設定等
 ・久しぶりの上司・阿久津に「そういやそんな人物やそんな設定だったけ」
 ・ヤンデレJC久々の登場も「ただ登場しただけ」で見せ場なし。
  そういや星崎さんや魔法少女も長らくみてねーなw
 ・二人静さんも8話で重要任務を任されたが、9話は異世界メインでテンポ
  が悪くて仕方ない。
 >現世と異世界の相乗効果的なものを期待してたのですが
 2つの世界が逆に足を引っ張りあってテンポが悪く、数々の設定も持て余
 し気味に見えてきたのでかなり危険信号ですね。

 また異世界の方も、佐々木の周りが不幸に巻き込まれているだけで、佐々
 木自体は基本行商等順調なんですよねw
 今もお世話になったマルクさんが、政敵の策略により投獄されたので救出
 るすために皆が奔走中。
 脳死で観る分にはそれなりって感じですが、冷静に振り返ると
 「異世界での山場の話がこれなのか?!」
 って感じで、これもどうなのかと。

 う~ん、杉田さんや悠木さんらが演じるキャラはよかっただけで終わりそ
 うな・・・{/netabare}

・第10-12話:可もなく不可もなく
 {netabare}少し持ち直した?!って感もありますが、冷静に考えると
 ・中だるみが酷く、それから比べると相対的にそうみえるだけ
 ・いうても大きなバトル2つぶち込んだだけやしなあ
  → 「ピーちゃん無双」はカッコよかったが、そこまでバトルに魅力
    はなかったかなあ
 ってところで可もなく不可もなくって感じですかね。{/netabare}

(最 終)
・「異世界」のスローライフをみせたい
 → 「現実世界」のごちゃついた設定がノイズに感じる
・「現実世界」の波乱万丈ぶりを描きたい
 → 「異世界」が挟まってきてテンポが悪い
という感じで、本来なら2つの世界の相乗効果で面白くみせたいところが、
逆に足を引っ張り合っているという印象ですかね。
あと例えば
「佐々木の幸福の最大化」
的な基軸みたいなものが前面に出てれば、もう少し面白みもあったように
思うのですが、
「漫然と2つの世界のエピソードをみせられている」
という創りも残念だったかなっと。

>う~ん、杉田さんや悠木さんらが演じるキャラはよかっただけで終わり
>そうな・・・
この辺りの会話劇は味があって面白かったんですけどねえ・・・
これも全体像でみるといろいろごちゃついていて、それを最大限に活かせ
る創りでもないんだよなあ。

全体的に嫌いではなかったので、まあドンマイって感じでw

投稿 : 2024/10/05
♥ : 18

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

始めよう、異世界×現代ライフ

この作品の原作は未読です。
原作のイラストは、カントクさんが担当してるんだとか。
どうりで、キャラデザが可愛いい訳です^^

しかもアニメーション制作は、安定した「可愛い」を供給してくれるSILVER LINK.さん。
鉄板の組み合わせって幾つかあると思いますが、その一画を担っているといっても良いのではないでしょうか。


佐々木がペットショップで購入したのは、異世界から転生してきた高名な賢者様だった。

『我が名はピエルカルロ、異界の徒にして星の賢者』 ただし、文鳥。
佐々木はこの可愛らしいペットに「ピーちゃん」と名付けて生活を共にすることにした。

文鳥賢者様から与えられたのは、異世界に渡る機会と魔法の力。
異世界で商人に扮した佐々木は、日本で仕入れた品物を持ち込んでお金を稼いだり、
自ら経営するレストランで美味しいものを食べたり、ピーちゃんから魔法の訓練を受けたり。
社畜生活でくたびれた心身を、剣と魔法の異世界ファンタジーライフで癒やしていた。

そんなある日のこと。

佐々木は会社の帰り道で「異能力者」なる存在と出会う。
異世界魔法でその場を切り抜けるも、異能力者と間違われて
国の機関「内閣府超常現象対策局」にスカウトされてしまう。

脱、社畜! 脱、ブラック企業!
しかし、今後は安定した公務員生活……という訳にもいかなそうで……。

一羽の文鳥との出会いが、佐々木の日常に大きな変化をもたらす!

異世界と現代日本を舞台に繰り広げられる、
異世界ファンタジー×異能バトルが幕を開ける!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

放送中盤で、本作品の事を「ごった煮的要素のある作品」と言った声がチラホラ聞こえました。
確かに、私もそう思わなかった訳ではありませんが、絶妙なバランスで複数の要素を繋ぎ留めている作品という印象の方が強かったかな。

ですが、完走後にwikiで漫画のタイトルをチラ見して確信しました。
漫画のタイトルは、「佐々木とピーちゃん 異世界でスローライフを楽しもうとしたら、現代で異能バトルに巻き込まれた件 〜魔法少女がアップを始めたようです〜」
だそうです。

このタイトルだけでも幾つもの要素が絡み合っているのが分かりますよね。
「異世界」や「異能バトル」という単体の要素では、何をやってもありきたりになってしまう…
だったら、ごちゃ混ぜにしたら良いじゃん!、という発想は確かにありませんでしたね^^;

確かに要素はごちゃ混ぜなのですが、物語まで飽和しているかと言うと、決してそんな事はありません。
それぞれの要素は、最初は点でしかありませんでした。
まぁ、それぞれの世界観をしっかり伝えないと、視聴者は置いてけぼりを食ってしまうと思いますので。
その点は十分に及第点だったのではないでしょうか。

そして、現在各々独立している各要素同士が少しずつ交わろうとしています。
どんな感じで融合するのか、物語自体も続きが楽しみです。

それと、公式サイトのTOPページでは2期制作が発表されたことが紹介されています。
そこには、第1期では存在こそ認識しているものの、何者なのかさっぱり分からない佐々木のアパートのお隣さんである女子中学生も佐々木の隣で佇んでいます。

このお隣さんのCVは、あかりんのようですが、今後どの様に物語に絡んでくるかが楽しみですね。
(因みに、wikiを見たらネタバレする予感がしたので見ないようにしています)。
公式サイトのキャラ紹介欄では、佐々木からの差し入れがきっかけで、だんだんと歪んだ愛情を持つようになっているんだそうです。

この公式サイトのキャラ紹介欄を見ると、改めて起用された声優陣が凄いことを思い知ります。
主人公の佐々木は杉田さん、碧ちゃん、あかりん、りえりー、大空さん、とみたん、いのりちゃん…
その他、男性陣も名の通っている方ばかり起用されています。
どうりで、毎週の視聴が楽しみで仕方無かった訳です^^
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニンブテーマは、MADKIDさんによる「FLY」
エンディングテーマは、大西亜玖璃さんによる「曖昧ガール」

1クール全12話の物語でした。
物語の続きが気になるところですが、本作品は既に第2期の制作が発表されています。
放送時期は今のところ未定ですが、今後の情報に期待ですね。
しっかり堪能させて頂きました!

投稿 : 2024/10/05
♥ : 14

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

たまにあるオッサンが主人公物、思った以上に面白かった。

たまに・・・、いや、稀にあるオッサンが主人公のアニメw。

ちょっと、印象に残ったものを思い起こしてみるに・・・。

・異世界オジサン
・異世界美少女受肉おじさんと
・ひげを剃る。そして女子高生を拾う。
・魔王様、リトライ!
・うさぎドロップ
・オッドタクシー

あたりが思い浮かんだ。
実際、オッサンというゾーンにバッチリ合っているかは疑問のケースもあるけれども、これらの作品は個人的にはどれもそこそこ面白かったし、何なら好きまでもある作品さえある。

そう!別に可愛らしいキャラの出てくる作品ばかり面白がっている訳じゃないんだからね!!
などとエクスキューズを入れつつw。

今作品もなかなかに面白かったとの評価です。
内容と構成要素だけを考えれば、ハチャメチャの何でもアリかよ!なんて思っても不思議ではない作品なのですが・・・、割と落ち着いて観れました。

だって、鳥(賢者)とのバディ物で、異世界に、異能力に、魔法少女に、任意の異世界移動+異世界への物品持ち込み可・・・ですよ。
なんでもかんでも詰め込めばいいってわけじゃねえぞ!って言っちゃいそうじゃないですかw。

それでも、落ち着いて観れたのはオッサン佐々木の効果かな、と。

ただ、物語は確かに2軸3軸で進行しており、多少のガチャガチャ感はあるのですが、個人的にはわかりやすかったかなと思っています。
今のところは特に混乱はなく、今シリーズ最終話まで視聴できました。
ただ、全般的にまだ先は解らず「ここで終わるんかーい」感がありました。
話が前後するのですが、最終盤でもわからない≒先が見えない感が満載なのですが、ここに至る途中経過も割と先が読めず、そこが面白かったという印象も持っています。
構成が上手いのか、話の持って生き方が上手いのかは不明ですが、いわゆる「先が見える」という事は少なかった印象です。
そこも、面白かったですかねぇ。

作画はお世辞にも良いとは言いづらいです。
悪いとも言えないのですが、まぁ、あまりそこに力を入れた感は感じませんでした。
あえて、印象に残った点を挙げるとすれば、女性キャラの目の色が綺麗で印象的でした。

声優さんは特に欠点もなく・・・。
ちょっと構成が贅沢だった気がしています。
悠木さんは鳥までやっちゃうんですねぇw、つい先日レビュータイトルでお名前を出して驚きを表現したのですが、凄いですねぇ。
最初、わからなかったです。

その他の女性キャラ、お隣さん、星崎さん、じゃ・・・じゃひー、いや失礼二人静さん、達も豪勢ですし、
男性キャラもいい感じの美声ぞろい。

やはり少し贅沢に起用されているような・・・。


音楽は・・・OPは割と好きだったかもしれません。
絵とのマッチングがよかったと思います。
EDは・・・ちょっと苦手でしたw主に絵的な意味でwww。


キャラ評価は、そうですね。
個人的には個性が出ていてよかったと思っています。
ヘイトキャラ以外はどのキャラも割といい人で好きでしたね。
あと、いろいろとポイントポイントで琴線に触れるやり取りがあり、そこも私の好みでしたね。
ヴィジュアル面でいうと「お隣さん」が一番気になっています。
とは言え、前にも書きましたが女性キャラの「目」にやられて、どのキャラもお気に入りとなっているのですがw。


今般、振り返りの為にHPサイトを見に行ったところ、第2期決定のアナウンスが・・・。
はい、多分、観ると思います。
いろいろと気になるところもありますし、物語自体の行く末も気になりますので。


今シリーズを見るからに、2期ありきとしてみるのがいいかもしれませんね。
節操なくいろいろな要素を混ぜ込んでいるという見方もあるかも知れませんが、ギリギリ楽しめるレベルで構成されているとの評価です。
今後の物語が気になるというレベルまでは持っていけていると思うので、機会があれば視聴してみて欲しいです。

2期はいつになるのかなー、個人的には楽しみになっている作品です。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 19

63.8 42 2024年冬(1月~3月)アニメランキング42位
休日のわるものさん(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (74)
203人が棚に入れました
地球侵略を目論む悪の組織で“将軍”と呼ばれる彼は、地球防衛組織と死闘を繰り広げる毎日を送っている。 けれど、今日は休日。 死闘も今日は中断して、日々の激務に疲れた心身を癒すべく、素敵なものを求めて街に繰り出そう! 新たな出会いに心が躍る、SNSで人気のヒーリングコメディ!

声優・キャラクター
わるものさん:浅沼晋太郎
ルーニー:斉藤壮馬
トリガー:中村悠一
レッド:石橋陽彩
ブルー:江口拓也
ピンク:加隈亜衣
空・麦:山村響
ブラック:梅原裕一郎

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

世界征服は明日から

日常系萌えコメディアニメ、設定は「カワイスギクライシス」と似てるけど、雰囲気は「クールドジ男子」が近いかも
「何が面白いの?」って思うか「癒されるー!」ってなるかのどっちかかな?
いろいろ設定に無理あるけど細かいことは忘れて癒されるといいですよー

話もほっこりしてるしハートフルで心温まるエピソードが多くてすごく良かった!
桜の木のエピソードとか、パンダとかねこさんとか好き

日曜朝の特撮レンジャーを日常アニメにした感じで、町でレンジャーと出会ってしまっても休日だから戦いません
悪の組織の休日は日曜日ではないみたい

原作の絵はもう少し女性向けなデザインなんですが、微妙にポップな感じになっていて原作絵の良さがあまり再現できてないのが少し惜しいかな?

世界征服を狙っている組織っていう設定はいらないと思った
良い人しかいないから全然悪いことしないし、むしろちょっとしたことでも罪悪感感じてるし、もう世界征服なんてやめちゃえば?って思った
何のための設定なんだろ?

とても癒されました!ぜひ続編を!

投稿 : 2024/10/05
♥ : 13

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

まあ女性向けですね。クオリティは高めでパンダが可愛いですが

さて、無骨なおっさんが可愛いもの好きというギャップ、女子は好きそうですね。
私もパンダとか可愛いもの好きなんですが女子は萌えるのでしょうか。
イケオジだから萌えるんだよって? すみません。

まあとにかくパンダは可愛いですね。
悪の幹部が休日はまったり過ごしているというギャップが面白い、というのはまああるのかと思います。

まあ作画クオリティは高く男は格好いいのでは。骨っぽい骨格が良いですね。

でも… 一発ネタじゃないですかね? 一話を見てこういう話かとわかれば別にもういいというか。
まあ単純にターゲットじゃないからですかね。

休日をダラダラ過ごすだけの話で、その後どうなるとかも無いですし、とりあえず悪の組織の侵略が進むことも後退することも無いでしょうね。

キャラが気に入ってずっと見たいと思った人は見れば良いと思いますが、そうでない人は普通に一話切りで良いですね。

まあ特に魅力的なキャラがいなかったですね。
パンダは可愛かったですが。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 2

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

主人公の見た目的に

中の人はツダケンだろうと思ったらドラマCD版はそうだったみたいです。でも回を重ねるとテレビ版の中の人も良い感じに。

一言でいうと、悪の組織の幹部の休日のひとときを描いた作品。

正直なところ主人公単体だとそこまで面白くない、ただコンビニ店員だとか戦隊モノのメンバーとかと絡むと個人的にはちょっと楽しめるくらい。

ほのぼのとしたタッチで一見味のしない食べ物を食べさせられている感じながらかめば噛むほど味のするスルメというのが個人的にしっくりくる印象。

田中くんはいつもけだるげとかコタローは一人暮らしとかが好きな人に楽しめる作品なんじゃないかな。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 9

63.6 43 2024年冬(1月~3月)アニメランキング43位
愚かな天使は悪魔と踊る(TVアニメ動画)

2024年冬アニメ
★★★★☆ 3.2 (96)
312人が棚に入れました
天界からの攻勢に抗うために、魔界を鼓舞するカリスマとなりうる人間をスカウトしに人間界へとやってきた悪魔「阿久津雅虎」。 彼は正体を隠し転入した学校で、可憐な美少女「天音リリー」と出会う。 早速リリーを勧誘する阿久津だったが、リリーの正体は悪魔の天敵「天使」で…!? 魔界を守るためにリリーを堕天させようとする阿久津と、とある目的のために阿久津を更生させようとするリリー。 絶対にアイツを堕天/更生(お)としてやる…! 天使と悪魔の「オトしあい」バトル開幕!!


声優・キャラクター
阿久津雅虎:内田雄馬
天音リリー:佐倉綾音
谷川裕也:梅田修一朗
広田健作:土岐隼一
棚橋夕香:東山奈央
リズ:釘宮理恵

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

その日俺が出会ったのは、悪魔のような、天使だった――。

この作品の原作は未読です。
あやねるが出演されると知り視聴を始めましたが、かおちゃん、奈央ぼう、釘ゅと錚々たる面子が揃っていたので、テンション爆上がりで視聴していました。

2024年冬アニメも、あやねるボイスをしっかりと堪能させて貰いました。
あやねるはこの作品以外にも道産子ギャルや、め組の大吾にも出演されていましたからね。


天界からの攻勢に抗うために、
魔界を鼓舞するカリスマとなりうる人間をスカウトしに
人間界へとやってきた悪魔「阿久津雅虎」。

彼は正体を隠し転入した学校で、可憐な美少女「天音リリー」と出会う。
早速リリーを勧誘する阿久津だったが、リリーの正体は悪魔の天敵「天使」で…!?

魔界を守るためにリリーを堕天させようとする阿久津と、
とある目的のために阿久津を更生させようとするリリー。

絶対にアイツを堕天/更生(お)としてやる…!

天使と悪魔の「オトしあい」バトル、開幕―!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

そう言えば「天使と悪魔の攻防を描いたアニメ」って他にどんな作品があるんだろう…と思ってググってみたところ、あにこれβの中に「天使と悪魔おすすめアニメランキング」なるモノが出てきました。
こんなランキングがあったなんて…

と思い、早速覗いてみると、1位:屍鬼[シキ](TVアニメ動画)、2位:愚かな天使は悪魔と踊る(TVアニメ動画)、以上…

この様なランキングがあったのにもビックリしましたが、2作品しかランクインしていないランキングの存在に、もっとビックリしました。
なんか、名乗っている人のメッチャ少ない苗字の方に出会ったくらいの衝撃は受けた様な気がします。

この作品の本当の面白さに出会えるのは、終盤に入ってからだと思います。
あやねる演じるヒロインの天音リリー…才色兼備で苦手なモノなど微塵も無い完璧が服着て歩いている感じがしますが、この辺りの設定も終盤に物語に大きく影響していました。

ですが、完走するには相応の覚悟が必要な作品だと思ったのも事実です。
次々に明らかになる真実は正直目を覆いたくなるような展開が次々と襲い掛かってくるからです。

徹底的な痛ぶり…という言葉が最も適切かと思います。
そんな展開ってどうなのよ…って思いますけどね。
まぁ、この展開が無かったらもう一段の高みを見ることも無かったでしょうけれど。

ですが、終盤の展開に至った経緯はしっかりと教えて欲しいかな。
触りの紹介はありましたが、真相は闇の中だと思うので。

そして続編を匂わせる終わり方…
原作のストックはありそうなので、続編は円盤や配信の成績次第、というところでしょうか。
推しの声優さんがいるなら是非チェックして欲しい作品だと思います。

オープニンブテーマは、太陽と踊れ月夜に唄えさんによる「オトワ」
エンディングテーマは、かおちゃんによる「Gift」

1クール全12話の物語でした。
物語がどの方向に転がっていくのかが全く読めない作品でした。
続編制作されるなら絶対視聴します!

投稿 : 2024/10/05
♥ : 9

こま さんの感想・評価