1948年春(4月~6月)に放送されたアニメ一覧 2

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年代別アニメ一覧

計測不能 1 ガリヴァー旅行記(アニメ映画)

1948年4月6日
★★★★★ 4.8 (1)
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スウィフト原作の同名小説から、小人の国リリパットにたどり着いた船員ガリヴァーのエピソードを映画化。対立を続ける二つの王国が、ガリヴァーの機転で統合されるまでを描く。
ネタバレ

ユニバーサルスタイル

★★★★★ 4.8

平和を愛する優しい巨人の物語

原作は有名な作品ですので、知っている方も多いのではないでしょうか。

レミュエル・ガリヴァーという男が様々な国を冒険する、古典的名作です。

今回はその中でも特に有名な第一篇「リリパット国渡航記」。ガリヴァーが小人の国に迷い込んでしまうお話を映像化したものです。なお、これが初めてのアニメ化ということです。


原作から改変が施されているので、あらすじも書きます。
あらすじ
{netabare}
航海の途中嵐に遭い、どこかの陸地へ打ち上げられたガリヴァー。

そこはリリパット国という国が治めていて、リリパット国の王様に仕えているギャビーという男が海岸の方の見回りをしていると、偶然ガリヴァーを発見する。

彼は一目散に巨人を見つけたことを王様に伝えに行くが、リリパット国のリトル王は海の向こうの隣国・ブレフスキュ国のバンボー王との間でお互いの王子と王女の婚約を進めていてそれどころではなかった。

この婚約でリリパット国のデイビッド王子とブレフスキュ国のグローリー姫はめでたく両想いで結ばれるはずだったが、王様同士のつまらない言い争いで婚約は破棄、バンボー王はリリパット国に宣戦布告し、両国は戦争状態になる。

落胆しているリトル王に再度海岸の巨人のことを伝えるギャビー。リリパット国の小人たちは巨人を脅威と認識し捕獲に掛かるが・・・。
{/netabare}



ガリヴァーよりも国同士のいさかいがメインで、彼はその仲裁役を務める立場になります。

ガリヴァーが流れ着いたリリパット国の小人たちは最初彼を恐れ、拘束し攻撃しようとします。

しかしガリヴァーはとても心優しい性格で彼らを決して攻撃しようとはせず、対話を通じて分かり合おうとします。(何故か言葉は通じます)

ガリヴァーに敵意がないことが分かると、彼を歓迎しもてなすリリパットの国民。


ガリヴァーはこの国では巨人であるにも関らず、自分の力を誇示したり弱者である小人を蹂躙したりしません。あくまで、友人と接するような態度で分け隔てなく付き合うのです。

フィクションにおいて巨人は力の象徴、畏怖の対象として描かれることが多いと感じていた自分としては、ガリヴァーのような巨人は大変珍しくて愛おしい存在です。


隣国との争いは依然収まっておらずガリヴァーにも加勢を頼む王様でしたが、彼は平和主義のため戦争は好まない。

絶対的な力をもつはずのガリヴァーが人々を傷つけずに争いを止めようとする姿は、現実世界で力によって争いを解決しようとする愚かな権力者にも見習ってほしいと思います。


知っている方もいるかもしれませんが、原作はかなり残酷な描写だったり政治的な批判が含まれているので単純に子供向けとは言えない代物だったりします。


しかしこの作品は一切そういった内容を排除し、愛と平和を掲げる非常に牧歌的なアニメになっています。

背景として、ディズニーの「白雪姫」に対抗する形で作られたのであえて内容も受けやすい普遍的なものに差し替えたのだと思います。(原作にあった批判的な内容が欠如している分、評価が下落しているとも見られます。)

よって子供向けに出版されているガリヴァーの本同様、安心して大人から子供まで見ることができます。



内容についてはこれくらいにして、アニメについて。

制作は「ポパイ」や「スーパーマン」で有名なフライシャーによるもので、1930年代とは思えないほど見事なアニメーションでした。(フライシャー兄弟の内、このアニメの監督は弟のマックスさんです)

とにかく凄いです。海のうねりとか火の燃え方みたいな現象からキャラクターの動作まで丁寧すぎて感動しました。

特にガリヴァーはロトスコープで作られていて、実写さながらのリアルさに感心するばかりです。

顔かたちもモデルの人間が想像できるような生々しさ(笑)

調べたらフライシャーはロトスコープ技術の考案者らしく、歴史的な価値がありますね。

小人はカートゥーンらしいコミカルな動きが可愛らしい。巨人ガリヴァーに驚き慌てふためく様子が可笑しかったです。

デイビット王子とグローリー姫は8等身で小人の中でもガリヴァーに近い等身。ロトスコープでないにしろ、滑らかで人間らしい動きは美しかったです。


BGMはほぼ歌とセットという感じでミュージカルみたいな雰囲気でした。実際キャラクターも突然歌いだすことがあり、歌とストーリーは一体化してます。

吹き替えがなかったので字幕で見たのですが、ガリヴァーはダンディな声色で格好良くて姫と王子の声(台詞より歌の方が多い)は美しいので、聴いてて気持ちが良かったです。

一人、キンキン声でうるさいのがいましたが(笑)



原作のような、鋭い衝撃は見受けられませんでした。

でも決して稚拙な内容というわけではなく、全く別の素晴らしいファンタジーでした。

怖い巨人に辟易している方には、是非このアニメを見てほしいと思います。

巨人はみんな敵じゃない、ただ大きいだけで優しい巨人もいるんだ、と誤解を解いてもらいたい(笑)


原作を上手くアレンジし愛される巨人を生み出した、不朽の名作と呼ぶにふさわしいアニメでした。

投稿 : 2019/09/14
♥ : 6

計測不能 1 まさかりかついで(アニメ映画)

1948年4月1日
☆☆☆☆☆ 0.0 (0)
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太平戦争直後、日本漫画映画社が制作したエコロジーがテーマの短編アニメ映画。 大きな鉞(まさかり)を振り回し、山に生えた大木を次々と斬り倒していく熊さん。だが彼の行き過ぎた伐採は、水害の際に大きな被害を招いてしまうのだった。 政岡憲三、山本早苗の二大スタッフが去ったのちの、日本漫画映画社で制作。監督(演出)は、のちに東映動画(東映アニメーション)に入社して劇場長編作品『ガリバーの宇宙旅行』(1965年)の作画監督も行なった古沢秀雄(日出夫)。擬人化された熊を主人公に、森林保護の大切さと水害の脅威を訴えた。音楽は、東映京都の少年向け時代劇「まぼろし小僧」シリーズなどを作曲した伊藤宣二が担当。
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