1980年春(4月~6月)に放送されたおすすめアニメ一覧 12

あにこれの全ユーザーが1980年春(4月~6月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年10月09日の時点で一番の1980年春(4月~6月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
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年代別アニメ一覧

67.8 1 1980年春(4月~6月)アニメランキング1位
伝説巨神イデオン(TVアニメ動画)

1980年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (121)
524人が棚に入れました
西暦2300年代、地球から惑星ソロへと移民した人々は、第6文明人とされる先住民の遺跡を発掘する。丁度そのころバッフクランという別の地球の調査隊もソロ星(バッフクラン側から見れば、ロゴダウ)に現れる。バッフクランの調査隊に同行した軍事総司令の娘カララは、異性人に対する好奇心から調査隊から離れて見学に向かう。総司令の娘の身に間違いがあってはならぬと、バッフクランの捜索隊は地球人を攻撃し始める。地球人は逃げ惑いながら発掘中の遺跡にあった巨大メカ「イデオン」に乗り込む。するとどうしたことか、今まで全く動かなかった遺跡『イデオン』は地球人の意思とは無関係に動き出す。圧倒的な力を見せ付けられたバッフクランの捜索隊はイデオンに総攻撃を加えるが全滅してしまう。ここから、地球人とバッフクランの『イデ』を巡る戦闘が始まるのである。戦闘は憎しみを増幅しながら、イデオンとソロシップは宇宙への放浪の旅に出て行くのである。

声優・キャラクター
塩屋翼、田中秀幸、戸田恵子、井上瑤、白石冬美、松田辰也、井上和彦、塩沢兼人、佐々木秀樹、よこざわけい子、山田栄子、林一夫、一龍斎春水、石森達幸、加藤精三、木原正二郎、鵜飼るみ子
ネタバレ

ピピン林檎 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

ガッカリ長編アニメ3~精霊会議というか「幽霊」会議ですね、もはや笑

以前視聴した水島努監督の良作『SHIROBAKO』の中に、「イデポン宮森発動篇」(第6話)というエピソードがあり、その中で“伝説巨大ロボットイデポン”という作品がアニメ業界の人たちの共通の話題になっている描写があって、その元ネタが、本作『伝説巨人イデオン 発動篇』らしい・・・ということを知りました。

そしてその後も、色々な方面から「これはアニメファン必見の名作だ」という声を聞くので、やっぱりキチンと見ておかなきゃイケナイ作品なのかな?と思って、作画や演出の古さを我慢して、TVシリーズそして劇場版へと視聴を続けたのですが・・・

◎劇場版後編(発動篇)視聴終了後の率直な感想

久々に酷い作品を見てしまった(※以前みた『BLOOD-C』より更に数倍酷い・・・)。
シナリオ崩壊というか、もはや物語の体を成していませんね、これは。
死亡したはずの主要キャラが最終回で唐突に復活して、ご都合主義もいいところの意味不明のハッピーエンドを迎えるゴミみたいなアニメ作品を揶揄する言葉として、「精霊会議」という表現をよく聞きますが、本作の場合は、{netabare}“精霊”どころか、文字通りの「“幽霊”会議」{/netabare}で終わっていて、視聴料返せ!!!!と叫びたくなってしまいました。


◎絶賛する意見も多い作品なので、視聴は自己責任で

上記の『SHIROBAKO』に限らず本作を名作と推す意見も強いので、私としては、あくまでバランスを取る意味で「少数意見・感想」として本レビューを挙げておきます。

※追記
すぎやまこういち氏の手になる音楽だけは印象的でした。


◆視聴メモ
{netabare}
・合体ロボットもの!キャララデザもメカデザも凄くレトロでちょっと興味深い。
・クラン clan は「氏族(共通の祖先を持つ一族)」という意味なので、バッフ・クランは「バッフ氏族」という意味になる。
・第14話視聴終了時点
主人公ユウキ・コスモが、『機動戦士ガンダム』のアムロ・レイと相似した性格と判明(ちょいマザコンぽいところ&結構な気分屋で変に怯えてるかと思うと急にうってかわって激高して凶暴になってしまう点など)。
・第26話視聴終了時点
2クール目ラストのこの回でようやく話が動き出した感じ。
それまで(第15-25話)が余りにも話に進展がなく視聴に難儀してしまったのが残念。
・第39話視聴終了時点
3クール目でようやく盛り上がるかも?と期待したのも束の間、何でもかんでも「イデの力」の発動で片づけるな!とドつきたい気分。
流石にこの終わり方はないだろう・・・ということで、問題の劇場版へ。{/netabare}


◆制作情報
{netabare}
原作         矢立肇、富野喜幸
総監督        富野喜幸
キャラクターデザイン 湖川友謙
音楽         すぎやまこういち
アニメーション制作  日本サンライズ{/netabare}


◆作品別評価

TVシリーズ(計39話)    × 3.1
劇場版(接触篇・発動篇)  × 2.5
------------------------------------
総合               × 2.9


◆各話タイトル&評価

★が多いほど個人的に高評価した回(最高で星3つ)
☆は並みの出来と感じた回
×は脚本に余り納得できなかった疑問回

============== 伝説巨神イデオン (1980年5月-1981年1月) ============
{netabare}
第1話 復活のイデオン ★ 西暦2300年、殖民星ソロ(異星人文明遺跡)、バッフ・クランとの交戦、イデオン起動
第2話 ニューロピア炎上 ☆ イデの伝説の巨神探索、カララ迷い込み、バッフ・クラン隊壊滅
第3話 激震の大地 ☆ カララ捜索隊侵入・交戦・撤退、巨大宇宙船(第2の遺跡、ソロシップ)出現
第4話 ソロ星脱出せよ ☆ バッフ・クラン隊の巨神合体阻止作戦、反物質エンジン起動
第5話 無限力(むげんちから)・イデ伝説 ★ 亜空間ドライブ、ギジェのカララ救出作戦失敗、イデ(無限エネルギー)の伝説、親和の発生、無条件停戦
第6話 裏切りの白い旗 ☆ 挑戦の合図(白旗)、ダミド隊の攻撃、カーシャの攻撃、停戦の旗、カララの意思
第7話 亜空間脱走 ☆ 見捨てられたカララ、マヤヤ死亡、カララ強制尋問、亜空間での戦闘
第8話 対決・大砂塵 ☆ 恐竜のいる星(ザウルス星)、異星人との決闘、サムライの戦い方
第9話 燃える亜空間 ☆ ガイラ星域クリスタル星到着
第10話 奇襲・バジン作戦 ★ カララの姉ハルル登場、アバデデ死亡
第11話 追撃・遺跡の星 ☆ ルインズ星到着、ハルル指揮部隊の偵察攻撃
第12話 白刃の敵中突破 ★ ハルル&カララ姉妹再会、カララ辱め、ジョーダン・ベスの蛮勇、恋情の発生
第13話 異星人を撃て ☆ アストロベルト(小惑星帯)の戦い、武人グハバ・ゲバ戦死、バンダ・ロッタの恨み
第14話 撃破・ドク戦法 ☆ ブラジラー最前線基地、コスモの怒りと嘆き(カミーユ・ランバンの仇)
第15話 イデオン奪回作戦 ☆ シェリル母船離脱・人質化、コスモ機転、離脱の責を被るカララ ※会話だけで話を進めていて分かり辛い点が駄目×
第16話 必殺のダミド戦法 ☆ 亜空間のハーケン攻撃、ダミド戦死、コスモ&カーシャの命令違反・独房入り 
第17話 激闘・猿人の星 ☆ ギジェ隊のソロシップ追撃、ルーのはしか発病
第18話 アジアンの裏切り ☆ 殖民星アジアン到着、バッフクランのアジアン脅迫、廃墟と化すアジアン星
第19話 ギャムス特攻指令 ☆  
第20話 迫撃・双子の悪魔 ☆ 巨神とソロシップの自己防衛機能(自身の意思の存在?)
第21話 敵戦艦を撃沈せよ ☆ ハルル搭乗艦への襲撃、イデの謎の力
第22話 甦える伝説 × ※総集編(新規シーン僅少で見る必要とくになし)
第23話 戦慄・囮の星 ☆ 殖民星キャラルからの救難信号、ダラム隊の待ち伏せ、小型核爆弾
第24話 潜入ゲリラを叩け ☆ 武器補給難行、ギジェ隊ソロシップ侵入・撃退、私設戦闘部隊?
第25話 逆襲のイデオン ☆ ソロシップ側からの攻撃、コスモ重傷、キッチ死亡、バッフクランの「地球」
第26話 死闘・ゲルの恐怖 ★ 対巨神用新兵器、キッチの幻影、地球へ
第27話 緊迫の月基地潜行 × 流星、ムーンランドへのブッフクラン侵攻、ダラムに見捨てられたギジュ、イデの「無限力」 ※シナリオが分かり辛い
第28話 波導ガンの怒り × 地球連合軍との接触、ダラム隊の猛攻、新兵器 ※シナリオ色々残念
第29話 閃光の剣 ☆ イデオンの新しい力(イデの発現?)
第30話 捨て身の狙撃者 ★ 地球からの救難信号、ガラン艦轟沈、ガラン死亡
第31話 故郷(ふるさと)は燃えて ☆ 地球連合軍のソロシップ&イデオン引き渡し要求、ジョーダン・ベスと両親の再会・決別
第32話 運命の炎のなかで ☆ 地球連合との和解、土星軌道の戦い、ルクク艦隊全滅、太陽系離脱
第33話 ワフト空域の賭け ☆ イデの力発現確定 
第34話 流星おちる果て ☆ 辺境の惑星ドウモウ星の戦い
第35話 暗黒からの浮上 ☆
第36話 さらばソロシップ ☆ ソロシップ廃棄失敗、地球連合艦隊壊滅
第37話 憎しみの植民星 ☆ アジアン星の罠、リン(シェリルの妹)死亡
第38話 宇宙の逃亡者 × バッフクランの「地球」壊滅、ギジェ死亡 ※シナリオ拙劣
第39話 コスモスに君と × カララと父ドバ・アジバ(バッフ・クラン宇宙軍総司令)との再会・脱出、イデの力発動 ※シナリオ支離滅裂でこれは流石に酷過ぎる {/netabare} 
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)6、☆(並回)28、×(疑問回)5 ※個人評価 × 3.1

OP 「復活のイデオン」
ED 「コスモスと君に」


============== 劇場版 伝説巨神イデオン (1981年7月) ============

接触篇 ☆ {netabare}TVシリーズ中盤までの総集編{/netabare} ※1時間24分
発動篇 × {netabare}TVシリーズ終盤~結末だが、ラストが余りにも安易でシナリオ崩壊している{/netabare} ※1時間38分
---------------------------------------------------------------
★★★(神回)0、★★(優秀回)0、★(良回)0、☆(並回)1、×(疑問回)1 ※個人評価 × 2.5

主題歌(接触篇) 「セーリング・フライ」
主題歌(発動篇) 「海に陽に」

投稿 : 2024/10/05
♥ : 15

デリダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

アニこれを始めなければ出会うことのなかった怪作

始めに言っておくと、私はTV版→発動編の流れで視聴したので物語の精査はあまりできていないのが現状です。

アニこれを始めて細々とレビューを書いていた際出会ったfumiさんにおすすめされ視聴に至りました。
私はまだ大学生でしかも趣味程度でしかアニメに触れていなかったので古いアニメには正直疎いのですが
最近初代マクロスや銀河英雄伝説を視聴して本当に自分の守備範囲の狭さを恥じるばかりです、笑

前置きはこれくらいにして、イデオンのレビューを書いていこうと思うのですが、
正直に言って難解です。見終わって数ヶ月経ちましたが未だに消化不良です。
(なので私の☆の評価もあまり気にしないでください、決して悪い作品ではないです)
しかしこれ以上の時間を空けてしまうと記憶も薄れてしまうので書こうと決断した次第です。

しかし実際この作品をどれだけのほどが理解でき、なおかつどれだけの人が語る琴ができるのか、、、
この作品が写した物語を正確に文章で正確に描ける自信が全くないです、笑

ネットでざっと調べたり、他の方のレビューを読む限りだとタイトル意外にもいろいろ伝説的でアニメ界の巨人のような立ち位置の作品みたいですね。
第六文明設定のくだりとか、、、
これについては既に他の優れたレビュアーの方々が書いてくれているのでここでは割愛させていただきます。


未視聴の方に向けて、この物語をざっと説明すると

人類が移民のため訪れたソロ星という惑星で、人類は偶然異星人の遺跡を発見する。
しかしそこにはバッフクランという人類とは別だがとても似た見た目の異星人が探索に来ていた。
その目的は、バッフクランに伝わるイデの伝説に語られている無限のエネルギー。
この星でこの二つの文明は出会うことになる。
そしてお互いの無理解から起こってしまった小さな衝突は、大きく膨れ上がり、もはや誰も止めることのできない人類とバッフクランの戦争に繋がってゆく。
コスモたち主人公は、生き延びる為に、バッフクランがイデとよんでいる遺跡で見つけた強力だが正体不明、用途不明の人知を超えた機械イデオンとソロシップに乗り込み、終わりの見えない逃避行を始める、、、、。

つかみは多分これでおおよそ伝わると思います。


のちにアニメの一分野を築くロボットSFもののはしりであるこの作品、群像劇で、悲劇なのですが、
これを見ていてすぐに記憶に昇ってきたのが私が高校三年生の頃読んで衝撃を受けた本、
本橋哲也氏のポストコロニアリズム(脱植民地主義)での著者の語り方で
コロンブスが新大陸を見つけてから始まる原住民との悲しい争い、奴隷や支配の歴史を、
人と人との出会い損ないと語ったことです。

当時の私の世界史の理解ではヨーロッパにおける近代の華やかな時代の幕開けでもあり、
一方確かに顔と顔を合わせて異種族同士が確かに出会ったこの瞬間を、
著者は出会いそこないと語ったのです。
あたかもどっかの道ですれ違っただけのような、まるで出会えてなかったかのような言い回し非常に印象的でした。


今でも私の記憶に鮮明に残る序文にある一文なのですが、このアニメを見ている時強く思い起こされました。
うまく言い表すことができないので人の言葉を借りてしまいましたが、この作品はそういうものです。
コロンブス自身まさか自分が原住民と出会ったことが、そして、その接し方が、後の何百年にも及ぶ(まだ終わってはいない)世界サイズの悲劇の幕開けだったとは夢にも思わなかったでしょう。

少なくともアニメ史上そんな作品は他にありません。
そういった意味でも間違いなく怪作という名がふさわしい作品です。
wikiで富野監督にとってイデオンデザインそのものが障壁だったと語られているような偶然の出会いがなければ間違いなく生まれてこなかった作品です。
一見の価値は間違いなくある作品です。


少しずつ書き溜めてはいるのですが、いかんせんやはりこの作品書くのが難しい!
のでネタバレを踏まえた誰得な語りはまた随時追加していきます。取り急ぎ今はこの辺で一旦の終わりとさせていただくことをご容赦ください、、、
20171112

投稿 : 2024/10/05
♥ : 5

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

この伝説の名作はテレビ版から入ってください

1980年~1981年放送のテレビアニメ 全39話 途中打ち切り

原作監督 冨野由悠季 制作 日本サンライズ

前年の機動戦士ガンダムはストーリーの途中で打ち切り、劇場版の制作となったが、
続くこのイデオンも結果的には打ち切り、続きは劇場版になりました。

このテレビ放送版も伝説の名作と言っていいと思います。
人類のテクノロジーをはるかに凌駕するロボット兵器イデオン。
見た目はおもちゃですが・・・

wikiによるとイデオンのデザインのあまりのひどさに冨野監督が怒って複雑怪奇なストーリーにしたと、冨野さんが言っていたとあります。
もともと、トミーの肝いりで作られたのにもかかわらず玩具は売れず、ガンプラの影響でプラモデルがヒットしたという結果に。
39話は最後の2分が改変されただけの途中打ち切りとなりました。
大不評みたいなんですが、この2分がすごくいいんですよね~
ただのマニアですけど。

イデの無限力とは
第六文明人が精神の一部をエネルギー化するシステムを開発したが、暴走によって第六文明人は絶滅した。

第六文明人とは
イデオンのデザインを見た冨野があきれて、こんなもの第六文明人でもなければ思いつかないだろう、と言ったことから。

反物質エンジンの超光速航法で大宇宙を駆け抜けるソロシップ。
20世紀のアニメファンの夢いっぱいの迷作ではなくて超名作。

ただ、これと発動編では繋がっていないんです。
発動編は接触編の続編でありこれの続編ではないというめんどくさい関係です。
テレビ版(これを面白いと思える人は限られるのだろうか?)→接触編(総集編にしても時間が足りなすぎ)→発動編
と、観なければ完璧ではない。
細かいことは気にしない人なら、接触編を飛ばしたほうがいいと思うけど。

所詮は因果地平に消えていく人々の「信頼できない語り手による物語」として、
深く考えずに発動編に突入すれば、いまだかつてない感動が待っている。
この作品は王道であるとともに異様であります。
他に比べるべき作品も無い孤高の物語として心で感じてもらえれば、
後のエヴァやまどマギの理解にも関わると信じています。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 33

65.6 2 1980年春(4月~6月)アニメランキング2位
地球へ…(アニメ映画)

1980年4月26日
★★★★☆ 3.6 (54)
250人が棚に入れました
SD五○○年、地球は天然資源の枯渇、人口増大、環境汚染などのため滅亡寸前の状態となっていた。その対策として、地球から二万光年離れた人工惑星、アタラクシアに幼年育英都市を設け、生れてくる子供に社会の清浄化に役立つための特殊な教育を施し、十四歳の“目覚めの日"に成人検査を受け、合格した者だけが地球へ送られることになった。だが成人検査は管理社会の異分子である超能力人類“ミュウ"を生みだした。過酷な弾圧を受けるミュウはアタラクシアの地下に潜み、地球へ帰る日を夢見た。ミュウの長ソルジャー・ブルーは、三世紀に渡る寿命を燃やし尽そうとしており、後継者としてジョミーを選んだ。最初は拒否したジョミーも、ソルジャー・ブルーの死で長として地球へ向う決意する。成人検査をパスした少年たちが地球へ向う前に受ける最後の教育をするE一○七七教育惑星に、超エリート少年、キースがいた。キースはコンピューター“マザーイライザ"によって作られたアンドロイドで、故郷も母もない絶望をミュウへの憎悪に転化して生きる決心をしていた。一方、ジョミーに率いられアタラクシアを脱出したミュウは、地球辺境の惑星ナスカを仮の安住の地とした。そして、ジョミーとカリナの間にトォニイという子供が生まれた。五年後、コンピューター・グランドマザーの信任を一身に受けるキースは、ナスカを偵察中、ミュウに捕まってしまう。

声優・キャラクター
井上純一、秋吉久美子、志垣太郎、薬師丸ひろ子、岸田今日子、神谷明、池田昌子、増山江威子、古谷徹、久松保夫、野田圭一、塩屋翼、柴田秀勝、八奈見乗児、野口すみえ、石丸博也、沖雅也

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

異色のSFアニメ。テーマを表現しきれていませんでした。

 差別問題ではなくて、相容れない両者の歩み寄りという感じでしょうか。地球側の人々は感情を失っていますので本質は差別ではないはずです。まあ、その割にはみんな普通に暮らしていました。しかも、ミュウという超能力者たちの力を恐れた地球人に迫害されますが差別というよりは忌避ですし、ミュウは圧倒的な力を手に入れ反撃します。

 原作者の意図を読み取るのが難しいところで、コンピュータに視点を置いた管理社会の問題なのか差別の問題なのか。しかも、最後は主人公ジョミーと敵のキースという2人の意思決定者の和解に見えますので、どうも民意の反映というかお互いが総意として認め合ったという風には見えませんでした。(悪くとらえればBL的解決でした)

 能力的な差なら、むしろジョミーの息子、トオ二ー達自然分娩の子らとミューとの間の断絶のほうが大きかったです。人工子宮ではない自然の子らのほうが異質な存在になるという構造が、面白くもあり話の本質を見えづらくしているところもありました。彼らはまるで神のようにラストで人類の行く末を見まもることにして旅立ちますが、マザーというコンピュータのあとに出てきた、テラというコンピュータと同じ立ち位置になります。どうもこの構図の意図が分かりづらくて、感動的ではありますが納得感が薄い結末になりました。

 俯瞰して見れば、いずれくるコンピュータ管理社会をテーマにしていますが、コンピュータのところがあまり上手には描けていませんでした。出てくる人間たちがコンピュータに制御されているように見えないといいますか、コンピュータの圧倒的力が見えないというか、人間たちが結構好き勝手に感情をむき出しにしてるというか。

 
 冒頭の14歳で星人する。里親である。地球へ行くには資格と教育がいるなど、良い設定でした。ここからソルジャーブルーまでの流れはSF的にも物語的にもすごく良かったです。
 ナスカの生活はもう少し深掘りしても良かったのでは?自然分娩に至るジョミーの気持ちが唐突な感じがありました。

 映像的にはスターウォーズの影響は受けていましたが、宇宙船の意匠がものすごく印象的でした。サザエ型の母艦は素晴らしいデザインです。戦闘シーンは現代ではちょっと見ない不思議な印象がする映像で、興味深くみられました。

手塚治虫の火の鳥にでてくるコンピュータのイメージがどうしてもついてまわりました。良くも悪くも日本のSFの創成期の頃でしょうから手塚の影響は必ずあるでしょう。あまり厳しい評価も本作の価値を不当に低く見積もることになると思いますが。

 妙に長いカットの中で少々動きの悪いキャラが演技をしているのが気にはなりました。古さというよりクリエータのセンスのような気がします。

 少し批判的に書きましたが、構成もエピソードもそして全体のストーリーも面白かったです。深さについてはどうも言葉足らずでしたが、映画としての出来は良かったのではないでしょうか。

 本作の演出や表現手法の後継者が出てこないところを見ると、やはりアニメ作品としては、異色なのでしょう。音楽は挿入歌の地球へ…が有名ですが、ラストの曲がものすごくよかったです。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 2

camuson さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

印象度:45

環境汚染により地球から脱出し、宇宙に住処を求めた人類。
よりリソースが厳しい宇宙コロニーでは、当然、超管理社会になるわけで・・・
試験管の中で生まれた子供たちが、血縁のない家庭に配属され、
一定年齢まで育つと軍役に付くようなしくみになっているようです。
そして、ありがちですが、人間社会を管理しているのはマザーコンピューター。

一方、一定の割合で、テレパシーなどの超能力を持った新種族が
突然変異的に生まれるという設定になっています。
幼少期から受ける検査により、新種族は抹殺される運命にあるものの、
抹殺を逃れた新種族達がレジスタンスとして活動しているようです。
新種族を殲滅すべく執拗に攻撃を仕掛けてくる人類との戦いが激化する中、
新種族が母なる地球への回帰をめざすという話です。

いろいろと設定が練り込まれていることはわかりますが、
あまりにも使い古された設定の組み合わせで、
これといった目新しさが感じられませんでした。
で、短い尺の中に、いろいろ織り込んだためか、
結局何が言いたいのか、何で感動させたいのかがよくわかりませんでした。

何より一番驚いたのが、
金髪赤目のヘッドホンの人が一度も登場しないことでした。
ソルジャーブルーと呼ばれる色違い(金髪ではなく青髪)の人が、
最初の方でちょこっとだけ登場するという、なんとも微妙なハズし方です。

プロモーションと作品とのイメージ乖離が甚だしいのですが、
どうしてそうなっているのか、とても謎です。


作画については、劇場用のアニメなのでそれなりに丁寧につくられていて、
当時としては十分なレベルだと思います。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 0
ネタバレ

ato00 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

2007年TV版の方が遥かにいいです。<追記;余話>

竹宮恵子さん原作の1980年代劇場版アニメ。
2007年TV版は視聴済なので、そこからの評価となります。

2時間弱のため、TV版の総集編的な構成です。
原作を相当圧縮しているので、展開が早い。
だから、登場人物に感情移入ができません。
TV版の感動に及ぶべくもありませんでした。
それに、声優さんの演技が拙い。
これもまた、物語に入りにくい要素となっています。

結論としては、2007年TV版だけの視聴でよいかと。
劇場版は、資料映像として見た方がいいでしょう。

かの有名なダ・カーポが歌う主題歌「地球へ」
エンディングと思っていましたが、場面転換時だったのですね。
爽やかな軽快メロディーに元気のでる歌詞。
今聴いても、名曲です。
先日、カラオケで歌ったのですが、音域が狭く歌いやすい。
伸びやかなサビは歌っていて気持ちがいいです。

<追記;余話>
{netabare}ある夜のこと。
帰宅すると、なんと嫁がアニメを観てる。
「劇場で観て以来、久しぶり!」とのこと。
「ストーリーは覚えているかな。」とポツンと。
「ああそうそう、マザーテレサが」云々。
マザーテレサ?
「グランドマザーじゃ?」と私。
「マザーテレサに支配された地球」と重ねて私。
しばし、笑いに包まれた食卓でした。{/netabare}

投稿 : 2024/10/05
♥ : 33

65.5 3 1980年春(4月~6月)アニメランキング3位
釣りキチ三平(TVアニメ動画)

1980年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (36)
151人が棚に入れました
漫画家・矢口高雄の超ロングランコミックを原作とした自然派アニメ。原作コミックは最終的に70巻近い長編となったが、本アニメは第40巻が刊行される時期にスタート。このアニメ版も2年を越す長期シリーズとなった。東北の奥深い山中で一平じいちゃんと暮らす少年・三平三平(みひらさんぺい)。一平は釣り名人と謳われる実力派だったが、三平もまたその血を受け継いでいた。一平による釣竿を手に、夜泣谷の左膳イワナこと巨大なイワナを釣り上げようと奮闘する三平。夜泣谷がダムへと改築される前に、左膳イワナを狙う三平だが、はたして彼が選んだエサとは何!? 本作の制作は日本アニメーションが担当。原作者にして釣り師でもある矢口高雄もアニメ化に際して具申し、その結果としてアニメの絵柄が原作漫画と乖離しないよう入念に配慮された。

声優・キャラクター
野沢雅子、宮内幸平、野沢那智、白石冬美、山本圭子

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

古典、王道の清々しさ。現在楽しく周回中。

 原作者の矢口先生が亡くなられ、前々から菅総理のお気に入り作品として大好きなヒルカラナンデスでも話題に出ていたので視聴。本当にシンプルな話で、真っ直ぐな釣りキチ少年三平が様々な場所で、数え切れないほど多種多様な魚たちとファイトを繰り広げながら出会った人々(主にオッサン)と熱い絆を築いていく物語である。


 そんなシンプルな物語が何故面白いか?。勿論釣りの世界の奥深さがわかるという点もあるだろうが、ひとえに王道な主人公である三平というキャラの魅力に本作は尽きるといって言い。


 しっかりとした主人公や脇の重要なキャラを揃えたら、後は変に弄くり回さなくても物語は自然に転がっていくというのが小池一夫流の作劇術だが、本作も正にそのタイプだろう。小細工なんてしなくても、魅力的なキャラクターの力で前に進む、これこそ王道なタイプだ。


 昨今いまいち王道の概念がわかってない人が増えているように思うが、王道とはよくあるあんな感じのシチュエーションがあればとか、なんとなくの作風で判断するもんじゃない。キャラに関していえば、まず王道のキャラとは能力的な成長はあるが、人格的にはある程度達している存在といえる。


 能力や才能では他のキャラの方が勝っている場合でも、人格的な魅力で周りを感化するのが王道なキャラといえる。だからやたらクヨクヨもメソメソもしない。アムロやシンジ君は王道が溢れていた時代だった頃にハズしたところが新しかったわけで、決して王道ではない。


 三平は正に王道なキャラで、明るく真っ直ぐで、誰とでも仲良くなれて人情がしっかりあり、不撓不屈の活力に満ちている。だからひねくれていたライバルやオッサンたちも自然に感化され癒やされて、すっかり救われてしまうのだ。


 現代で王道の主人公像をずっと受け継いでいるのはプリキュアシリーズだろう。「セーラームーン」のうさぎ、「おジャ魔女」どれみの流れをちゃんと受け継いでいる。シリーズごとの出来不出来はあるが主人公の魅力は能力ではなく人格にあるというポイントは共通している。


 三平は確かにシンプルである。しかし、1話1話を軽やかに見れるし、変に弄り回し過ぎたり、なんとなくシリアス感を増すためだけみたいな重さやメソメソもない。見ていると三平に出会った人々の心と同じように、こちらの心の中にも清々しい朝日と空気が差し込んでくるような心地よさがある。日常系とはまた違う癒やしがここにはある。



 あと、邪推もいいとこだが三平がやたらオッサンに好かれるのは腐男子ではない私でもそっちの匂いを感じてしまう。特に魚紳さんとのイチャイチャぶりには、これは怪しい…と思っていたら三平の「オラの魚紳さん」発言にやはり…と確信に至りました。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 20

maruo さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

唯一無二 S

原作既読(大好きでした)

小鮒釣りしかの川♪
童謡のふるさとにもあるように、昔、釣りは子供の頃に一度はやったことのある遊びの一つでした。
でも、親が余程の釣り好きでもない限り、自分の住んでいる地域の釣り以外はなかなかできなかったものです。

もし、自分と同じくらいの年齢の子供が、ある時は釧路湿原の幻の魚イトウを釣り上げ、ある時は有明海の珍魚ムツゴロウを釣り上げ、ある時はキャスティング(オモリの遠投)競技でオトナ顔負けの飛距離を飛ばし、ある時はカナダのサーモンダービーで優勝争いを繰り広げたらどうでしょう。
そんなドキがムネムネするような出来事がテレビの中で繰り広げられる。
それが釣りキチ三平です。

釣りキチとは「釣り」と「キチガイ」(常軌を逸するほど物事が好きな人間の意味)の合成語ですが、「キチガイ」は発狂した人間を指す侮蔑語でもあるため、現在では残念ながら差別用語として定着してしまっています。

さて、主人公は10代前半の天真爛漫な男の子、三平三平(みひらさんぺい)
東北弁を話し、麦藁帽子がトレードマーク。
こと釣りになると目の色が変わり、大人顔負けの竿さばきで次々と魚を釣り上げていきます。

そんな三平を陰日なたにサポートする心強い相棒が、好青年鮎川魚紳(あゆかわぎょしん)。
釣り大会で出会った釣り師で、三平とは互いに釣りの腕を認めた仲です。
良い兄貴分として、三平を全国にあるいは世界に連れ出します。
彼自身も無類の釣りキチですが、それだけでなく、釣りの危険性を三平に教えるという一面も持ち合わせています。

話は非常に多岐に及んでいます。上記の釣りの内容のほか・・・、
ラジコンでルアーを操作するなど革新的な話があったかと思えば、繊細なタックル(釣り具)で小さなタナゴを釣る日本独自の釣りが描かれていたり、釣りにとどまらず各地の伝統漁法に挑む話があったり、幅広いジャンルの話が満載~全109話!~です。

原作者の矢口高雄先生が無類の釣りキチであることから、作中に出てきている魚の殆どを自身で釣った上で作品が描かれており、非常にリアリティがあります。
原作の漫画では初心者向けの解説を載せた釣りコーナーが設けられており、釣りの入門書としても存在価値のある作品となっています。
なにぶん古い作品なので、釣法の進化に伴い必ずしも実情に沿わなくなった釣りもあるようですが。

子供視点で描かれてはいるものの、釣りアニメとしては大人にも十分鑑賞できる内容だと思います。
釣りに興味がない人にとってはなかなか見る気が起きない作品だと思いますが、釣り好きにとってはこのアニメは唯一無二の作品といって良いのではないでしょうか。
え、釣り球? あれは青春アニメですww

投稿 : 2024/10/05
♥ : 5

とらお さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

大好きでした 合掌

メインキャスト
主役は某少年革命家のように不登校な悟空ボイスの三平三平(みひらさんぺい)
主役なので赤白青黄のガンダムな正義色が80年代ぽい
悟空以上の訛りで、某芸人が扮する野沢節は誇張が足りない三平ですね

未成年の三平を各地に連れ回す紳士なイメージの魚紳さん
当初は釣り中にウイスキーでヒックとやさぐれた風来坊だったが、
女性からのファンレター増加でスマートな財閥御曹司に路線変更された
男性にも人気があり近年書かれてる外伝もカッコイイ
https://evening.kodansha.co.jp/c/vsgyoshinsan.html

一振りウン十万する竿を作らない竿師一平じいさん
息子である平(たいら)の行方を追っている・・・
三平平と名付けられ、ダレも知らない遠くへ行ったのが蒸発の動機かも

彼らが川でヌシ釣りしたり、松方弘樹のように世界を釣る作品で、
ギミック釣法が面白くて筏の仕掛けやムツゴロウの掛け針マネたり、
針の返しを潰してメダカ針を作った人も多かった
キチが許されたおおらかな時代の釣りの先駆け作品でしょう

2008年の実写映画は誰も覚えてない

子供らに釣りブームを起こし、当時の床屋では常置き本になった
そして作品内の”ゴミは埋めて帰ろう”という意識をキッズに植え付けることになる
当時はそれがマナーだったんでしょう

戒めという意味で人為的に絶滅させられたマス発見の長編を書き、
9年後にさかなクンがクニマスを発見しちゃっい、そのリンクにぎょぎょ~となった

自然が舞台で背景の書き込みが緻密なのが漫画版で、葉っぱ一枚づつ書くキチ作者
そんな背景にデフォルメされないキャラが跳ね回り、重力1/6に感じてしまう作風は独特
けど、なんといっても跳ねて反りかえった魚がかっこよくて釣りしたくなるのよ

釣り作品で後世に残るのは三平と釣りばか日誌だけでしょう
キチ・ばか、手に取ってしまう吸引力ありますね

投稿 : 2024/10/05
♥ : 4

63.1 4 1980年春(4月~6月)アニメランキング4位
ムーの白鯨(TVアニメ動画)

1980年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (15)
71人が棚に入れました
1980年代初期に話題となったグランドクロスこと惑星直列現象を扱ったSF冒険アニメ。1982年3月に惑星直列が起こる中、地球の各地で異常現象が発生。これは3万年の太古の昔にムー帝国と戦って敗れたアトランティス帝国が、小惑星として現代の太陽系にタイムスリップしてきたことが原因だった。戦いを好む山の民=アトランティス側は力の源であるオリハルコンを狙い、現代の地球へ進撃を開始。だが平和を愛するムー帝国の王ラ・ムーもまたこれを予測し、自らの脳をサイボーグの白鯨に宿して雌伏の時を過ごしてきた。ムーの白鯨はイースター島に少年少女5人を召喚。この5人こそかつてのムー戦士の生まれ変わりだった。彼らはラ・ムーの娘である美少女マドーラと力をあわせ、アトランティスに挑む。本作の制作はトムスエンタテインメント(当時は東京ムービー)によるもので、『新巨人の星』シリーズに携わっていたスタッフが移行。同社初のオリジナル企画作品でもあった。

声優・キャラクター
武岡淳一、井上和彦、千々松幸子、鈴置洋孝、つかせのりこ、杉田俊也、吉田理保子、古川登志夫、小山茉美

おんじい さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

昔はマドーラが天使に見えたモノです。

1980年放映ですか~。
月日が流れるのは早いものです。

だいぶ昔のSF物で良作を見たい方にお勧めできる作品ですね。
幼いながらもアニメの女の子に初めて恋心を抱いたのが、
この作品の少女マドーラでした。
そして、むさぼるように古代遺跡の本などを読む小学時代を送ることになったわけです。

今見返してもすごい内容ですね。
空中を舞う白いクジラをSF作品とドッキングさせるなんてアイデア、
なかなか出てきませんよ。
斬新すぎます!
そして乗り物として使用されるムーバル。
これを当時考え付いた人は凄いですね~。

この作品、なにげにいろんな分野の作品に影響を与えているのではないでしょうか?

今ではたぶん作ることができないんだろうな~、
と懐古に浸りながら堪能するもよし、
主人公の身勝手な行動につっこむもよし、
目まぐるしい展開に驚くもよし、
独特な効果音に酔いしれるもよし、
いろんな楽しみ方で見てください。
見どころ満載ですよ。
もちろん複雑に絡み合う人間模様にもご注目を。
特に悲劇の姉妹マドーラとラメールの話、
プラトスとラメールの愛は涙なしでは語れません。

OPとED両方ともアニメソング界の帝王、
水木一郎さんが歌っていますが、
作品にピッタリな曲で一度耳にするとやみつきになりますよ。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 3

ポール星人/小っさ さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

レビュー散策してて思い出したので、内容無いですが書きます

私ね、コレ苦手ですw
実は嫁さんの謎調達の結果、コレが家にDVD有るんですよ。
んでも私が好きな路線じゃないの嫁さん判りそうなもんだし、謎なのです(汗)

昔もTVで数回見た記憶もあるし、謎調達品も一応全話見たんですが放心状態で眺めてたので内容に関しては記憶が欠損しとります。
だから話がどうのとかは、私にゃレビューする資格すらありません。

作品全体に刺々しい表現も殺伐とした雰囲気も無いんですよね、コレ。
古いアニメの中では結構有名どころだし、内容も敵と戦うお話な筈ですが世界観が清潔すぎて私苦手です。
多分想定した客層も男向けの作品じゃなかったんでしょう。
ただ好きでも無かったのに昔TVで見た記憶が有るって事は、私んちの状況からすると妹が見てたのかもしれませぬ。意外とうちの嫁さんも好きだったのかな。

若い人に勧められるかと言うと・・・私にゃワカリマセン(汗)
でも絵は綺麗ですよ。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 4

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

子供心を強く刺激したのは

オリジナルアニメとして
秀作だったと思います。
惑星直列の影響で、古代文明である
ムーとアトランティスが復活し
戦いを始める話です。
その際、正義派がムーの生まれ変わりの設定でした。
【白鯨】にちなんでか、ムーサイドは
皆、名前に【白】の字が付いていました。

子供心を強く刺激したのは
オーパーツ的な古代遺跡の数々。
【マチュピチュ】の存在を知ったのは
この作品かも、、、
そういえば、当時【ムー】と言う
ミステリー雑誌があったが、、、
まだ存在するのかな

投稿 : 2024/10/05
♥ : 4

計測不能 5 1980年春(4月~6月)アニメランキング5位
銀河鉄道999 永遠の旅人エメラルダス(TVアニメ動画)

1980年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (5)
42人が棚に入れました
大人気のSFファンタジーTVアニメ『銀河鉄道999』のスペシャル編。その第2弾。 銀河鉄道999号は海賊が出没する宇宙空間に備えて、強大な火力の装甲車輌を連結した。だがその装甲車輌を破壊し、鉄郎とメーテルを己の船に呼び込んだ者がいる。それは真紅のドクロを己の紋章とする、宇宙の女海賊クイーン・エメラルダス。メーテルとも強い絆で結ばれた女傑だった。だがメーテルは、目前のエメラルダスがいつもの彼女ではないと察知した! TV版22話「海賊船クイーン・エメラルダス」を再構成した内容。今回は30分枠の挿話を、1時間枠の特別編にブローアップしている。松本零士世界の2大ヒロイン、エメラルダスとメーテルの過去の確執と友情が本アニメ版独自の視点で語られるほか、過去のエメラルダスの海賊の日々も描かれた。なお原型であるTV版第22話ではエメラルダスの声は谷育子だったが、本スペシャルではおなじみの田島令子が担当した。

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

TV版の特別編

エメラルダスとメーテルの物語といった感じの作品。TV版のエピソードを特別編にしたこともあり、鉄郎の顔は3枚目で一応、最後に美味しいところを持っていくものの、全体的にエメラルダスとメーテルが目立ってる印象。

フェンシングで決闘するエメラルダスとメーテルの様子が印象的。

OPが劇場版同様ゴダイゴでしたが、ささきいさおが歌う主題歌もとても良かったです。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 5

計測不能 5 1980年春(4月~6月)アニメランキング5位
キャプテン(TVアニメ動画)

1980年春アニメ
★★★★★ 4.3 (2)
32人が棚に入れました
夭逝した漫画家ちばあきおの代表作で、21世紀現在も読み継がれる青春野球漫画のTVスペシャルアニメ化。 野球の名門・青葉学院から、墨谷二中に転校してきた谷口タカオ。転校先でも野球をしようと同校の野球部を訪ねた彼は青葉でのレギュラーだったと誤解されるが実際には二軍の補欠だった。谷口は、父親の協力を得て特訓を開始。新たな仲間の期待に懸命に応えようとする。そんな谷口の努力と人柄を認めた先輩キャプテンは、彼を次期キャプテンに推薦。人情家の丸井や優秀プレイヤーのイガラシたち仲間とともに、谷口は墨谷二中野球部を強力チームに育てていく。 アニメ会社・エイケンによる特番アニメだが、本編の実制作はアニメ会社・マジックバスが主体となって担当。主人公・谷口を初めとする主役声優陣は原作の主題の一つである「普通の中学生らしさ」を求めて、年少の少年勢が起用された。1980年4月に放映の本番組(90分枠)は好評な結果を納め、これを原型にのちに同年8月の2時間枠版、81年の劇場アニメ版へと発展した。また83年にはTVシリーズ化もされている。

声優・キャラクター
和栗正明、熊谷誠二、中田光利、ハナ肇、麻生美代子、森山周一郎

計測不能 5 1980年春(4月~6月)アニメランキング5位
燃えろアーサー 白馬の王子(TVアニメ動画)

1980年春アニメ
★★★★☆ 3.2 (7)
29人が棚に入れました
『円卓の騎士 燃えろアーサー』の続編。史実をつづったためにやや難解な物語となった前作とは趣きを変え、より低年齢層を意識したアニメオリジナルの娯楽編として作られている。前作のキャラクターは主人公のアーサーとその愛馬ペガサス以外ほとんど登場せず、彼の新たな仲間として大男のボスマンと少年ピートが活躍する。ログレス7カ国に平和をもたらしたアーサーだが、ヨーロッパを荒らす巨悪ザイキングの存在を知った。ザイキングの手がかりを求める中、大男のボスマンとピート少年たちと出会うアーサー。自分の素性を隠した彼は、ボスマンらを仲間に加え、ザイキングの実態を追おうとする。そんなアーサーはザイキングの配下と戦う時、誰にも知られることなく《白馬の王子》へと変身。波乱に満ちた新たな冒険に乗り出していく。本作の制作も前作と同じ東映動画(現・東映アニメーション)が担当。

声優・キャラクター
神谷明、大塚周夫、山本圭子、田の中勇、戸谷公次、つかせのりこ、田中康郎、雨森雅司、藤本譲、潘恵子、佐藤正治、中野聖子、銀河万丈

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

水戸黄門と化した

「円卓の騎士 燃えろアーサー」の続編ですね。
前作では円卓の騎士トリスタンやランスロットも登場し、
伝説の聖剣エクスカリバーの話など、見所が多かったが
この続編は単にアーサーが諸侯を旅しているだけの
水戸黄門と化したイメージが強かった。

主題歌も前作は重厚なイメージで格好良かったのに、
この作品の物は子供の輪唱なんかが入る
軽い物に変わった。

投稿 : 2024/10/05
♥ : 2

計測不能 5 1980年春(4月~6月)アニメランキング5位
坊っちゃん(TVアニメ動画)

1980年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (5)
19人が棚に入れました
夏目漱石の名作文学のTVスペシャルアニメ化。 時は明治時代。熱血漢の正義感の青年「坊っちゃん」は東京の物理大学を卒業し、四国・松山の中学校で数学教師となる。そこで彼が出会ったのは、狡猾な印象の校長「タヌキ」、ニヤけた教頭「赤シャツ」、おべんちゃら使いの画学教師「野ダイコ」、そして豪気な数学教師「山嵐」などの教育者たちだった。やがて坊っちゃんは偶然に出会った美人「マドンナ」に魅かれるが、彼女には意外な秘められた素性があった。 1970年代末から80年代前半に多く作られた「日生ファミリースペシャル」アニメの一本。キャラクターデザインを『ルパン三世』のモンキーパンチが担当し、坊ちゃんのCVは当時、歌手として人気絶頂だった西城秀樹が演じたことも大きな話題になった。

計測不能 5 1980年春(4月~6月)アニメランキング5位
がんばれ!!タブチくん!!激闘ペナントレース(アニメ映画)

1980年5月3日
★★★★☆ 4.0 (4)
19人が棚に入れました
いしいひさいちの同題漫画原作による劇場用シリーズ第2作。本作と次作には特別出演として野球解説者の佐々木信也が自分自身の役どころ(ササキ)の声を担当した。なお原作コミックの初期編でタブチは阪神タイガースの所属だったが、アニメシリーズでは一貫して西部ライオンズの選手である。あいも変わらず連敗続きの西部ライオンズ。困ったネモト監督やツツミオーナーたちはタブチの魅力を盛り上げようとタブチデーを企画するが。

声優・キャラクター
西田敏行、二木てるみ、青野武、内海賢二、肝付兼太、羽佐間道夫

横浜ゆう さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ワシかて命は大切や・・・www

タブチくん第二弾!

笑えて腹筋崩壊間違いなし作品。
当時の監督&選手を知っている人は息ができませんwww

ホームラン競争とかマジ笑えるし
堤オーナーいつもかわいそうだなwww

投稿 : 2024/10/05
♥ : 1

計測不能 5 1980年春(4月~6月)アニメランキング5位
スーキャット(TVアニメ動画)

1980年春アニメ
★★★☆☆ 3.0 (2)
19人が棚に入れました
アニメ放送前年の1979年に発売された『スーキャットソング』(#イメージソングを参照)のジャケットに描かれた猫のキャラクター「スーキャット」が人気を集め、キャラクターグッズなども発売されていた。本アニメはそのメディアミックスの一環として製作されたものである。 重厚かつシリアスなストーリーを意識するため、ナレーションを導入。ナレーターには青森伸を起用し、青森独特の語りが物語を引き立てた。

計測不能 5 1980年春(4月~6月)アニメランキング5位
がんばれゴンベ(TVアニメ動画)

1980年春アニメ
★★★★★ 5.0 (1)
9人が棚に入れました
孫悟空の末裔である田舎育ちの山猿・ゴンベが、自らを鍛えるために東京へとやって来た。都内のとある動物園に勤めている「大山さん」という人の家に居候する事となったゴンベは、しばらくして悪戯好きな2人の少年と知り合う。 「三太郎」と「ベンケイ」である。かくして、ここに「ゴンベ・三太郎・ベンケイ」という“悪ガキ3人組”が誕生した。

計測不能 5 1980年春(4月~6月)アニメランキング5位
ずっこけナイト ドンデラマンチャ(TVアニメ動画)

1980年春アニメ
★★★★★ 5.0 (1)
6人が棚に入れました
ミゲル・デ・セルバンテスの『ドン・キホーテ』を元にした活劇ギャグアニメ。

ドンデラマンチャことドンキホーテ・デラマンチャは、ドルシネア姫に一目ぼれして以来、姫一筋。一方、ドルシネア姫は好奇心で「お城の外の世界も見てみたい」と召使いのノットルダムをお供に連れ城を出る。しかし父である王様が病気と聞けばすぐにとんで帰るほどの親思い娘でもある。そんな愛しく恋しい姫のために、華の騎士道踏みしめ姫にある日を夢に見てお供のサンチョと共に今日も旅を続ける。
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