ワドルディ隊員 さんの感想・評価
4.0
このOVA、ジョジョ好きな方はご存知の通り
荒木飛呂彦原作の作品である。
おおまかなあらすじとしてはこんな感じ。
秘密機関ドレスによって、主人公橋沢育郎は
生物兵器バオーの実験体にされてしまった。
超能力を持った少女スミレの協力のもと
脱走することのできた二人だったが、ドレスからの
刺客が次々と襲い掛かる。彼が、死の直面に立たされた時
体内に眠るバオーの力が覚醒する。
この作品の大きな特徴は、徹底されたスプラッター描写である。
グロの内容としては、半分以上が顔面変形。
事前に耐性を付けておかないと、確実に後悔する。
以前、ジェノサイバーを見たことがあったため
それなりに耐性があると自負していたが、相当レベルが高い。
その部分をまとめた動画が某サイトに存在するので、
一度調べてから、視聴するかどうか判断した方が良い。
やはり、1980~1990年代のOVAは非常にスプラッター要素が強く
その作画力も高い。最近の日本アニメは、スプラッターという
部分に関しては相当優しい方だと感じた。
規制の件も関わっているので、仕方ないのだが。
狙撃手として登場した敵キャラクターがいたのだが、
あの造形は完全にターミネーターではなかろうか。
おそらく、影響を受けているのだろう。
気になった点もいくつかある。
・黒幕であるおっさんが終盤なぜか
バオーブレイクダークサンダー!と叫ぶシーン。
・技名がやたら長いこと。
・ラスボス以外の敵があまり印象に残らないこと。
・結末のシーン等。
特に、おっさんが叫ぶシーンに至っては意味が分からない。
お前敵だろと突っ込まざるを得ないレベル。
個人的には、疑問だと感じる部分があるが、
それを除いても良作だなと感じた。
トップクラスに、グロテスクなシーンが多いので
視聴する際は気を付けるべし。
ねこmm。 さんの感想・評価
4.4
とある組織によって生み出された恐るべき生物兵器『バオー』。
不運にもその実験台となってしまった少年と、彼と行動を共にする少女の姿を描いた物語です。
原作は『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの荒木飛呂彦。
バオーのデザイン、動き、技のアイデア、ネーミング、演出からセリフのひとつひとつまで……。
わずか50分弱のOVAにも拘わらず、いたるところに同作の源泉を垣間見ることができました。
最大の見どころはやはりアクションシーン。
錚々たるスタッフにより手掛けられた作画は、今観ても十分楽しめるレベルです。
(若かりし頃の新房昭之氏も参加)
そしてなにより”バオー”の格好良さ。当時から荒木先生のセンスは抜群だったようです。
強いて難をあげるなら、バオーがあまりにも強く全体的にやや薄味にみえてしまうところ。
尺の都合上、原作からカットされたシーンや登場人物が多かったのがその原因だと思います。
しかし、それらを差し引いても、独特な”荒木ワールド”を堪能するのには十分な作品。
当時打ち切りの憂き目に遭った原作ですが、今でも尚時代の先を行く先生の才能には脱帽です。
やまだ さんの感想・評価
3.1
荒木飛呂彦ジョジョ連載前の作品。
荒木作品では個人的にジョジョより好き。
話は逃亡者なのに来訪者にするセンスに脱帽。
この単語はメタファーでもあるからもう素敵。
カッコイイ人外キャラをお探しの方は是非。
当時の打ち切り作品にしてはお金かかってますが今では流石に古臭い映像。原作大幅カットなので話は超シンプル。それでいて組織の博士がバオーの強さに感激し、ご丁寧に技の解説までしてくれます。そりゃ自分が創ったモノが活躍したら嬉しいよね。活躍というか襲撃されてんだけど。
原作ガーは言わずとも。動くだけでいいのです。
電車の中で追われる少女、スミレ。
追い込まれた先頭車両で生物兵器が目を覚ます。
組織がバオーと呼ぶ彼の名は育朗。
逃走を図る2人だがスミレは組織に捕われる。
育朗はスミレ奪還の為、単身で組織と戦う。
人外キャラがバッタバッタの殺戮ショー。
頭部腕部が宙を舞い、顔は炸裂、体は破裂。
これこそ正にスプラッター。
これも人を選ぶというか、
荒木ファン以外は多分見ない。
ジョジョファン以外にも触れて欲しい。
結構マジでリメイクして欲しい作品。
涼宮ハルカスキー さんの感想・評価
2.8
これも当時VHSで視聴しました。
PART IIの出来が良く上手い具合にまとめてくれたので、まさか続編が、しかも3年も経ってから作られるとは思ってもみなかったのが一番の印象です。
登場人物も全員変わってしまい一体どんな内容なのかと心配する中で、明らかになる新事実。それは…
{netabare}本物の時祭イヴが登場する!{/netabare}
これには燃えましたね。
今までバーチャルだとばかり思っていたのに、ここに来て遂に三次元化かよ?ってね。
しかも、前作制作から3年経ってしまったということで、仕方なく中の人が変更!
だがそれがいい!
当時デビューしたばかりの彼女は、今では想像もつかない位に清楚な美少女、しかも実は隠れ巨乳という最強のアイドルだったのでした。
という訳で当時の彼女を知っているかどうかが、本作品の評価に繋がりますね。
kuroko85 さんの感想・評価
3.2
三作目です(汗!)。
話は1,2と続いていますが
舞台も主人公も1,2から変わっています。
大団円とは言い難い内容ですが、
普通にOVA単体としては見れます。
(ただ、私みたいに当時のノスタルジィもなく、
全三作を見る事はお勧めできません)
正直見ていて、
意地になっている自分を感じていましたから、、
勿体ない三作目というイメージが強いです。
省吾とイブの使い方は決して悪くなく、
1、2作目の布石も十分過ぎるほど
あったので、
もっと大風呂敷でも良かったのでは?
kakizaki さんの感想・評価
3.0
この作品といったら、マクロスのようなアイドル、歌
ゼーガに近い世界観
そして、子供と大人の葛藤
みんなが待ち望んでるラブシーンだったのに、
すべてなくなってしまっているのがこの作品だった。
正直がっかりだった。
ユニバーサルスタイル さんの感想・評価
4.1
少女漫画原作ですので、正直男の自分には共感しがたいお話ではありました。
しかし、女の子はこういう気持ちで恋をしているんだということ、
女性の目線からの恋心を知ることができました。
あらすじ・・・
{netabare}
小早川流風(るみ)と流水(るか)、容姿がそっくりな双子の少女。
同じように生きてきて、同じ男の子に恋をし、しかし相手として選ばれたのは流風でした。
双子であっても同じ人間ではないことを初めて実感しだす二人。
そんな頃、二人が所属する陸上部の面々がハイキングにでかけ、
その先で謎のウィルスに集団感染する事件が発生しました。
次々と変死していく部員たち。
その中で何故か流風と流水だけは生き残り、その上超能力じみた力まで身に付けてしまいます。
ウィルス感染してから、流風への嫉妬と殺意に支配される流水。
流風と流水の、想い人を賭けた恋と命の駆け引き(?)
{/netabare}
えーと、物語は上手く説明できません(笑)
今でいう「超展開」の連続ではないかと思います。
3話しかないということ以前に、設定からして無理があるので。
物語としての整合性を無視して、思うまま書き上げていった。
そういう印象を受けます。
ミステリーチックですが多分大事なのはそこではなくて、
主人公の双子の女の子の気持ち。感情表現。
{netabare}
選ばれた流風の、想い人を守りたい・助けたい・一つになりたい。
大切な人と一緒に生きたい、という想い。
選ばれなかった流水の、流風が憎い・妬ましい・殺したい。
二人を引き裂いてでも想い人を手に入れたい、という想い。
容姿は一緒でもここまですれ違ってしまった二人。
しかしどちらも本気で恋をしていること、相手を想っていることに変わりはありません。
どちらが正しいか―ではなく、人を好きになるということはこれくらい凄いんだということ。激しいんだということ。
二人を対比して表していたのではないかと思います。
{/netabare}
これに共感できるという方、かなり希少だと思います。
支離滅裂な駄作、と評価されてしまうかも。
僕も共感はあまりできないし、高評価!とは言えませんが、
伝えたい想いは受け取ったつもりです。
{netabare}
恋をすることの嬉しさ、楽しさ、悲しさ、辛さ。
好きになるにも勇気がいります。
自身の感情を受け入れる勇気が。
そしてもし、それを相手に伝えようと思ったならば
伝える勇気、告白する勇気が必要です。
告白して振られてしまったら。
失意のどん底、自分を否定されてしまったような心持になるでしょう。
告白して受け入れられたら。
嬉しいと同時に、これからの二人の関係に期待と不安もあるでしょう。
それでも、その先のことよりも、今の自分の気持ちを大切にしたい。
それがたとえどんなに勇気がいることでも、危険なことであっても。
少女にとって、恋することはそれぐらい特別な感情なのです。
{/netabare}
繰り返し言いますが、男にはっきりと分かるはずもないので
もしこの作品を知っていて「こいつの言ってることおかしいぞ」と思った方がいましたら、文句言ってください(笑)
分からないなりに考えました。
長文乱文失礼しましたー。
[おまけ]
{netabare}
評価・・
物語は前述の通り出来が良いとは思えなかったので低いです。
声優は主役三人の演技が正に迫真だったので迷わず高評価です。
キャラは克之が少女漫画的完璧イケメンだったので・・ちょっと低めです。
あとその他キャラも無個性だったのでイマイチでした。
作画はそれ自体は綺麗ではなかったですが、デザインが自分好みだったのでやや高めです。原作好きな人はガッカリかもしれません。
音楽は場面に合わせて効果的だったと思います。月と海を象徴したような壮大な雰囲気が良いです。
{/netabare}
えんな さんの感想・評価
3.3
昔のRPG「イース」をOVA化した作品です
1部と2部から出来ていて、1部7話、2部4話です
ゲームはさすがにやったことないのですが、何となく世界観はわかります
剣と魔法、敵は魔族で自身は勇者、ラスボスもちゃんといて・・とオーソドックスなファンタジーです
しかし!つまらなくもなく安心して見れると言うか、小難しい事は何もありません
ただやはり89年~93年の作品なので作画はそれなり
ロードス島戦記とかが好きな人はイースも普通に見れると思います。
◇fumi◆ さんの感想・評価
4.1
この時点でコミック版は終わっていなかったのでアニメオリジナルになります
原作者が出崎統氏をはじめとしたアニメスタッフを信頼した結果でしょう
この作品の岡ひろみは強い 非常に強い
世界レベルのプレイヤーに成長しています
ニューヨークをはじめとした海外の描写も美しく、レベルの高いOVAとして完成しました
藤堂との恋は・・世界のステージでの活躍は・・
とにかくここまで来たら観てください
蘭子もいます、お蝶夫人もいます、そして羽ばたくひろみ
感動の最終章です
ワドルディ隊員 さんの感想・評価
3.0
この作品は、大畑晃一氏が原案、監督を務めたロボット
OVAの一つである。大畑監督のOVAはこれが2本目となる。
予告編によれば、サイバーパンクバイオレンスという
キャッチフレーズがついているようだが、私には過剰表現を
しているように感じられた。まあ、これに関しては、既に
ジェノサイバーという日本屈指の強烈なグロアニメを
視聴していたというのもあるが。
全体を通した感想だが、設定はよく練られているものの、
説明不足な点が多い印象を受けた。どう考えても尺不足だ。
後にライバルとして立ちはだかるアドラーのキャラは良かった
だけに、どうしてこうなったのかと見ていて
切ない気持ちにさせられた。相当数の作品を網羅していない
限り、一発で全てを理解するのは難しいと思われる。
まずは良かったところから書いていきたい。
当時のOVAの中では比較的作画の水準は高い様に感じられる。
主人公のジョン・ストーカーにサイガードが侵入していく様や
変身シーンにおいてはそれなりに見応えがあった。
流石に目を見張るほどではないけど。
個人的には、定期的に流れる挿入歌も好きな部類だ。たまに
聴きたくなる気分にさせられる。
また、なんだかんだ言って、最後は綺麗に終わるので
変なわだかまりが残らない点は大きなメリット。とはいっても、
繰り返して見る程ではない。
ここからは気になった所を。
先程前述したように、一番の足枷となっているのはストーリー展開だ。
どういった話なのかは後で思い起こせばなんとなく理解は
できるものの、直にインプットするのは厳しい。明らかに詰め込みすぎだ。
色々と情報量が多い上に、キャラクターの掘り下げがされて
いないため、感情移入がしづらいのもストーリーの難解さに
拍車をかけている。
特に不思議に思ったのが、秘密結社に関する下り。勿論、
キーワードの一つであることは言うまでもない。直接的な
つながりがあると、映像ではっきり示されているのに
説明が余りにも少なすぎだ。しかも役目を終えた瞬間、
直に退場してしまうし。
スタッフはそこまで重要視しなかったのだろうか。
人の愛というテーマに縛られすぎた余り、不要なものと判断し、
削除したのかな?(それってどうなの?)
私としては、警察のオッサンを早々に切り捨てて、秘密結社に時間を
割いた方が良かったように思うのだが。私は、そこまででもないが、
製作スタッフの中に思い入れがあるのだろう。うざったいことに、
終盤間際になってまで出しゃばる有様。もはや、あの
オッサンを溺愛しているとしか思えない。
これが依怙贔屓かと私は解釈した。
きちんと絞められている物の、魅力的なストーリーとは言い難い。
誰にでもお勧めできるアニメではないが、大畑晃一氏を理解する上には
重要な作品の一つであることには変わりない。ジェノサイバーに
特に抵抗がない方なら見ても大丈夫だろう。楽しめるかどうかは
保証しないけど。私からはあまり勧めない。
タイラーオースティン さんの感想・評価
3.3
恋子の夫であるサブが有能過ぎる。度胸があってケンカも強く、冷静で仕事が出来ると出世するタイプだろうなと思わせてくれる。
そんなサブに対して恋子のマイペースさが良いバランスでしたね。
個人的に絵柄がそこまで好みではない為、恋子の魅力は人間味ぐらいしか感じられなかったが、サブの上司がデレデレだったのが印象的。
ただ、その上司も単なるデレデレ親父ではなく、終盤では部下の不始末で寛大な処置をしたりと、人情を感じさせるものがありました。
全体的にはヤクザもの特有の緊迫感というものは弱めでしたが、普通に心温まる良い話になっております。
maruo さんの感想・評価
3.3
レビュー・感想は1巻にまとめて書きましたので、そちらを参照願います。
http://www.anikore.jp/review/650010/