1997年春(4月~6月)に放送されたおすすめアニメ一覧 52

あにこれの全ユーザーが1997年春(4月~6月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月27日の時点で一番の1997年春(4月~6月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

74.2 1 1997年春(4月~6月)アニメランキング1位
少女革命ウテナ(TVアニメ動画)

1997年春アニメ
★★★★☆ 4.0 (514)
2624人が棚に入れました
天上ウテナは、幼い頃自分を助けてくれた王子様に憧れる少女である。だが、彼女は、いわゆる王子様がいつか迎えに来てくれるのを待つお姫さまではない。王子様本人に憧れるあまり、自分が王子様になりたいという願望を持つようになった少女だったのだ。鳳学園に入学したウテナは、そこで「薔薇の花嫁」と呼ばれる少女、姫宮アンシーと、天上ウテナが王子様から貰ったのと同じ指輪「薔薇の刻印」を持つ生徒会役員達(デュエリスト)に出会う。彼らは、「世界の果て」という謎の人物からの手紙に従い、「薔薇の花嫁」を賭けて決闘を繰り返していた。薔薇の花嫁とエンゲージしたものに与えられるという、「永遠」に至る「世界を革命する力」を得るために…。そして、ウテナもまたこの決闘ゲームに巻き込まれていくのだった。

声優・キャラクター
川上とも子、渕崎ゆり子、子安武人、草尾毅、三石琴乃、久川綾、西原久美子、緑川光、川村万梨阿、小杉十郎太
ネタバレ

ひげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

魔法少女モノをハイティーン、オトナ向けにしたらどうなるのか?百合、ネタアニメの形をした実験的かつ革新的作品

エヴァ大月P&セラムンスタッフが作った名作。
いまや伝説と化したエヴァとセラムン・・その二匹目のドジョウははたしていたのか?

作品の構成が劇中劇、アングラ劇団の挿入歌等いろいろと狂ってる。
演劇を見ているような雰囲気になるわけで・・
しかも作品側から『アニメじゃない』ならぬ私はアニメですよー、といっているようなもん。
加えて何でもかんでも非常に意味深で抽象的。
この時点で敷居が非常に高くなる。
嫌いな人は数話観たら切りです。それくらい尖がってる作品。TV4クール、時代のせいでテンポも遅いw

しかし、ボーイッシュでさっぱりとしてるけど、リボンの騎士、ベルばら的な男装の令嬢的主人公、出崎さんみたいな演出とキャラクター・・やってることはただの学園バトル漫画・・
アイキャッチ後数分には例外はあっても必ず『絶対運命黙示録』なバンクが入ってくる。変身ヒーローの様式。ヒロインだけど。


ギャグ回も多いのだがまるで危ないクスリでもやってるかのような突拍子もないネタが多い。
よくあったセルの切った貼ったしたからとかじゃないんです。
もとの作画と話からすでにおかしいんですw頭・大丈夫ですか?と。

意味不明なデュエル(決闘)シーン、変身バンクも語り草。
なぜか脱いだ服から木が伸びるアンシー、変身するのもむしろその相棒。
ウテナはキュピーンって意匠がつくだけ。服が引っかかった木から薔薇がww
空の上には鏡に映したようなバカデカイお城・・
胸から出てくる謎の剣wと生存戦略な超かっこいいポーズ。

後半では、世界の果てへ行くために真似して車乗ったやつ絶対いたはず・・。オッサン・・なんで制服?なぜ脱ぐの?ボンネット凹むよ・・。これぞスタイリッシュアキオドライヴ!
深い意味はよくわからんが、とにかくかっこいいんだ。


途中で本筋にはあまり絡まない尺稼ぎ的な黒薔薇編があるんですが、これがなかなか面白い。むしろこっちが人気あったり・・・。
島編とは違うのだよ。最終回に向けたタメという意味では本質は同じかもしれない。


忘れられたないのは、夕方の作品だったので少女の成長物語なのは間違いないのですが・・少女から女になる過程で{netabare}主人公がセックスするとかwありえませんw爆笑しました。処女厨発狂wテレ東も発狂wエヴァに対抗したのか?基本声だけなんですけどくっそエロいんだよね・・ミサトさんアンアン事件のクレーム対策か会話でうまいことごまかしてるのが素敵。放送局に電話したらお客さん、変な妄想してませんか?っていわれそうな。。オカズになるだけにオカズの話・・・オトナになっても気高い心をお持ちなのはスタッフさんだった。
{/netabare}

シナリオ、脚本も作りながらいろいろ試行錯誤もあったようで・・
懲り過ぎちゃってていまだにセリフの意味がわからん。
だからといって話しが通らないかといえばそうでもない。
キャラが演じる役割がはっきりときまってるんです。
ポイントだけ抑えてそれを毎度の脚本家さんなりが解釈、アレンジしてるからなんでしょう。

細かい考察うんぬんがむずかしいんだけどそれは当時の本や作った製作者本人が話せばいいだけで、お話自体はシンプルというか、きっとそこんとこがすごいんですね。考えるな、感じろってやつ?ですかねw深く考えたらツボにはまります。
ウテナで主観的な考察、感想を書くのは・・・。
文才ある方なら余裕で容量オーバーするでしょう。

ただ答えが用意してあるのがいい加減、いやファジーなエヴァとは違ういますね。後発だけに。
どんなに考えようが、最終的なメッセージも答えもはっきりと出されてます。妄想、議論になりようがないんです。
だからいつまでも生まれながらの超B級、今の世では参考資料程度になってしまうんでしょう。


作品の概要、大筋がわかってしまえばエンディングに行き着いたときにはへんな夢から覚めたようなすっきり感。
こういうのをカタルシスっていうのかね。
そんな意味でも奥井さんのOPがすばらしい。
あの前フリがあるから視聴できる。ドMにはたまらない残酷でドライなアンシーさんの今週のお言葉、キャラたちのドロドロの愛憎劇を見せられようとも、人生賛歌で友情、成長物語なんですよこれはっていう。これぞアニソンの正しい使い方。



アニメとして作中で語られるがごとく、既存の殻を破ったかどうかはわからないです。
とにかく例外的なことをたくさん詰め込んでどうにかしたいという意思は感じました。
広義のセカイ系であると同時に、『アニメでなにができるのか考えた』『なんでおれらアニメやっての?』ということでエヴァと同じ。まどかとも同じ。
芸術として昇華したという評価をするのであればそれでもいいんじゃないでしょうか。


ちなみに近親相姦ではあるが百合ではないです。絵がそれっぽいだけ。スタッフも映画のときだかにちゃんと書いてたな。
でも映画は完全に百合だっていってました。そんなに百合が観たいか?見せてやる!ってことなんだろうw
あっちはあっちで謎のミッチー起用を除けばすごく分かりやすくリメイクした作品なのでよくできてると思います。


まどかを出しましたが、新房監督が大好きらしいそうな。
誰がどうみてもシャフト演出の原典のひとつ。
似てるとかパクったとか言われる以前に実際にシャフトも参加してたりする。

まどかを賞賛し、本家?(同じ幾原監督)ピンドラに首をかしげてしまう私。
やっぱり映画でもなんでも商業作品ってのは普遍的なテーマにどうやって切り口いれんべか?ってのが大事なことだと思うんですよね。別の意図を狙ってなければですけど。
ピンドラはそこんところがどうにも納得いかず、狙いすぎてね?という。個人の問題でしょう。終盤でストライクゾーンに入らなかったというだけ。
まどかはその点で『魔法少女黙示録(仮)』(ウテナの絶対運命黙示録からと思われ)ってくらいだからウテナを愛していて、美点をちゃんと引き継いでいたな、と感じちゃうんです。
{netabare}アンシー役がキュゥべえになってるのかな?
{/netabare}まぁ本家からしたらウテナと同じじゃイカン!っていうプレッシャー、ポリシーがあるんでしょうが。 

ウテナ単体では柳の下のドジョウにはなれなかったけど、その闘魂継承者は10年を経て立派なそれになったかなと。
もちろん1匹目の。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 30

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

演出と作画の「センス」は他作品と次元が違う。

アヴァンギャルドという言葉を使ったのは「ルパン三世 峰不二子という女」でのことだが、まさにアヴァンギャルドの元祖と言えば「ウテナ」であろう。

監督の幾原邦彦さんのセンスというセンスがずば抜けている。

少女漫画的でありながら、少女漫画の枠を超えて訴えかけてくるテーマが毎回素晴らしい。

少女漫画の脱構築作品ともいえる。

美術大学時代、美大の女子はほぼこの作品に影響を受けまくっていたのを覚えている。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 14

harass さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ぜひ見るべき作品

1997年夕方に放映されていた全39回のTVアニメ。
夏に幾原監督が再びアニメの監督をする(廻るピングドラム)ということで改めて観てみました。
 宝塚歌劇と前衛演劇を意識した美術と衣装デザイン。耳につくJAシーザー作の合唱曲(寺山修司映画演劇の音楽担当者)
 初見の人は戸惑い笑うのかもしれません。正直意味がよくわからない所があります。今どきのアニメと違って説明しません。説明するのが野暮と判断しているのでしょう。暗喩が多用されます。前後のシーンから意味を読み取る必要があります。演出表現が奇抜で前衛演劇などの手法が取り入れられています。ツッコミをいれたくなる表現ばかりですが非現実世界を描き奇抜な音楽との融合で唯一無二の世界観に浸れます。

制作会社のシャフト作品に似てると思うところがあるかもしれません。そう思う人はいい勘をしています。このアニメが明らかに影響を与えています。*シャフト自体が下請けで製作した回もあります。

難しいのでは?と思う人もいるのかもしれませんが、キャラクターたちが生き生きとしていて、彼らの心境や関係性の変化を追うだけでも楽しめます。主人公のウテナをめぐるいろいろなキャラクターのドロドロとした内面のドラマの怖さはなかなかお目にかかれるものでありません。よくこんな内容や題材を夕方に放映できたのかと感心します。愛憎劇あり百合ありBLあり……あり。また、このレベルのドラマの凄みが今の深夜アニメに無いのかとつくづく嘆いてしまいます。
 また抱腹絶倒のギャグ回が何回もありこれらの振幅加減にはクラクラします。七実回は本当に……。

作画はよく動いてくれますが、現代の深夜アニメレベルの作画力を求めてはいけません(そんなバカがいるとは思えないんだが……。大体、作画を求めるんなら実写映画でもみてればいい話だ)バンク(繰り返し使い回しシーン)が多いと感じるかもしれません。お約束です。のんびりした時代だったんです。

他にもいろいろ書きたいことがあるのですが眠いのでやめておきます。
このアニメのスタッフですが、細田守氏(時をかける少女、サマーウォーズ監督)や錦織博氏(禁書1・2監督)榎戸洋司氏(フリクリ、輝きのタクト、トップをねらえ2脚本)ら参加しておりその才能が垣間見えます。担当回などを確認して比べて楽しんでみてください。
 ちなみに、幾原監督はこのアニメを手がけたあとのアニメの仕事は、少女革命ウテナ映画版、のだめカンタービレ、青い花OPで、アニメ本編としては14年?ぶりの作品がこの夏に放映されます。廻るピングドラム。さて彼の天才ぶりは発揮されるのか、衰えたのかどうか、かしら?かしら?

投稿 : 2024/04/27
♥ : 11

69.9 2 1997年春(4月~6月)アニメランキング2位
クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡(アニメ映画)

1997年4月19日
★★★★☆ 3.8 (179)
956人が棚に入れました
愛犬シロを連れて散歩していたしんのすけは、オカマのローズが落とした光るタマをこっそりと持ち帰った。それは、伝説の魔人ジャークを封じ込めた埴輪の鍵となる一対のタマのひとつで、ローズをはじめとするオカマ3兄弟は慌ててしんのすけの行方を探し始める。一方、もうひとつのタマを持っているホステス軍団も、オカマ3兄弟を追ってしんのすけをマークし始めていた。ローズはしんのすけに接触し、タマを取り返そうとするが、しんのすけが持ち帰ったタマをひまわりが飲み込んでしまっていたことから、やむなく野原一家全員を新宿2丁目のオカマバーに連れ去る。
ネタバレ

れんげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

『頼んだぜ…、お兄ちゃん』

劇場版クレヨンしんちゃんの第5作。
1997年公開。


劇場版シリーズ第5作は、しんちゃんの妹ひまわりが遂に登場。
シリーズ中でも群を抜いた徒手空拳の格闘が盛り込まれながらも、しんちゃんのお兄ちゃんとしての行動が光る快作で、こちらもまた大のお気に入り作品です。


本作から、これまで脚本を担当されていた原恵一さんが監督も兼任。
ここから、シリーズ引退作となる第10作「アッパレ!戦国大合戦」まで続投されています。

くわえて本作は、原作者の臼井儀人さんが制作に参加(タイトルを付けた)最後の作品となっております。
そう思うとちょっと寂しい気持ちになりますが、以降もシリーズの色を変えず名作を生み出し続けた原恵一監督に、精一杯の感謝を送りたいですね。



【あらすじ】

魔神ジャークの復活を目論む「珠黄泉族(たまよみぞく)」と、それを阻止する「珠由良族(たまゆらぞく)」の抗争をメインに、

その復活の鍵となる「珠(タマ)」をひまわりが飲み込んでしまったことにより、野原一家がその激しい戦いに巻き込まれていく、というストーリー。



【論じてみる】
{netabare}
本作の特色としてまず上げたいのが、そのオリジナルキャラの多さですね。
ただ多いだけでなく、これまた印象値が強い面々が揃っているのが高ポイント。

野原一家と行動を共にする、珠由良ブラザーズの(オカマの)3人。
加えて、千葉県警の「凶悪犯罪特別分室」(←本当はただの資料室)に属する、東松山よね(グロリア←自称)。

敵キャラである珠黄泉族の面々も、中村玉緒さん風の頭領や、パワーファイターながら子供好きなサタケなど、コミカルさは抜群。

そして何より!!!
珠黄泉族と行動を共にする、金髪碧眼の外国人。
恐らく『劇場版シリーズ最強』の格闘術を持ち、更に特異な能力も持ち合わせている【Mr.ヘクソン】。
彼の強さは、もう圧倒的でした。

このヘクソンが、(七人の侍の如き)珠由良七人衆と呼ばれる銃刀法違反集団を一人で武器も無しになぎ倒し、野原一家に迫って来るシーンは、

「私は一体、なんの映画を見ていたのだっけ?」

という錯覚にすら陥る程、緊張感のある戦いを魅せてくれました。
コミカルな一面もあるのですが、ひまわりを投げ殺そうとしたりと基本的に冷徹な悪人なので、作中でも異彩を放っていましたね。



あと、原作者の『臼井儀人さん』が、そのまま出演されているのも印象強いですね。
今では決して叶わない貴重な声ですし。
ちなみに、劇中によると
『好みの女性=松たか子』『趣味=便座観賞』
だそうです。

ただ、この臼井儀人さん。
以降の作品でも度々登場されるのですが、そのどれもが(褒め言葉として引用します)どーでもいい&しょーもないシーンなんですよね。

特に本作終盤、ひまわりを攫われた野原一家達が、怒りの余り劇画タッチとなり、敵陣へ立ち向かうシーン。
ここが非常に面白くて好きなのですが、その途中、この怒りの集団をタイミング悪く引き止めた臼井儀人さんが、


「ちょっと~、すみません。

 全日本 心の演歌カラオケ大会の予選会場は、どちらでしょうか。」


と本編と全く関係無いことを聞き、ひろしに


「知るか~~~~~~~~!!!!!!!」


と、思いっきり右ストレートを頬に入れられちゃうのです。
ここはシナリオ上では全く必要の無いシーンなのですが、私は劇中でも一番笑ったかもしれません。

テレビ放送時、もしこのシーンがカットされて放送されていたら、私はグレて非行に走っていたのは、まず間違い無いでしょう。
ちゃんと放送されていて良かったです、臼井儀人さんお疲れ様でした。


ぞんざいな扱いと言えば、「東松山よね」のイジられっぷりも面白かったですね。
警察という肩書を持ちながら、全く当たらない射撃の腕前を披露してからは、その信頼は一瞬にして地に落ち、以降全てのキャラクターからイジり倒されます。

こういう扱いは、基本的に本編のメインキャラが張ることが多いのですが、「東松山よね」にはそれを覆すキャラクター性がありましたね。
美人なんですけどね…、ホント残念な人でした。
{/netabare}



【ひろしが伝えた、しんちゃんへの言葉】
{netabare}
今作は面白さだけでなく、ひまわりという存在が周囲に「守る」という共通の意志を付与してくれるので、シナリオも分かりやすく非常に盛り上がります。

それに、ひまわりの登場で初めて「お兄ちゃん」という肩書きを得たしんちゃんが、(ヤキモチをやきながらも)ひまわりを必死に守ろうとするシーンは、後の感動路線を彷彿させる雰囲気があります。

このしんちゃんの成長は、中盤の ひろしとしんちゃんの、このやりとりから培われたものでした。


「しんのすけ…。父ちゃんに何かあったら、ひまわりのこと守ってやってくれよ。」


「う~ん……、考えとく。」


「頼んだぜ…、お兄ちゃん。」


私は、このひろしの最後の台詞の「お兄ちゃん」という言い方が、優しさに溢れていて大好きなのです。
藤原啓治さんの声は、どうしてこうも格好良いのでしょうね。

ひろし自身、劇中で弱音を吐いたり人間らしい脆さも見せているのですが、こういうところはキッチリと決めてくれるのが良いですね。

……その後、ヘクソンに(あっさりと)やられて屁をこく始末でしたけど(笑)

ただ、そこからヘクソンに対し、しんちゃんが


「母ちゃんとひまわりに近付いちゃダメ~~~~!!!!!」


と言うシーンは、ちょ~っと目頭が熱くなりました。

ただその直後しんちゃんも、守る相手である筈のひまわりにチ○チ○を引っ張られたりして、汗だくで消え入りそうな声を出す目にあうんですけどね。
アレは痛いでしょうねぇ…。。。。
うん…、よく頑張ったよ…しんちゃん、存分にフーフーしていいよ。
{/netabare}



【総評】

ファンタジー路線は非常に抑えめとなりましたが…。
個性溢れるオリジナルキャラ、徒手空拳の格闘技、そして…しんちゃんの初めてのお兄ちゃんっぷりが本作の魅力。

シナリオ的に見ても伏線の回収もキッチリされており、大勢のキャラの後日談もエンディングで挟まれるので説明不足も特にありません。
特に、ひまわりの泣き顔を見て敵から寝返ってくれたサタケが、珠由良ブラザーズの店で笑顔で一緒に働いている絵は、嬉しくなりましたね。

総じて、後味も非常に良い作品です。
あっ、モチのロンで、笑いのクオリティも「東松山よね」がいるのでシリーズ内でも高水準。

90数分程、お時間に余裕がありましたら是非!!

ではでは、読んでいただきありがとうございました。


次回作は、第6作「電撃!ブタのヒヅメ大作戦」です。


◆一番好きなキャラクター◆
『東松山よね(グロリア)』声 - 山本百合子さん


◇一番可哀想なキャラクター◇
『臼井儀人』声 - 臼井儀人さん




以降、『オカマ』について、どーでもいい見解をワリと真面目に語ります。
興味の無い方はスルー推奨。
{netabare}

本作は、劇場版シリーズ中一番「オカマ」が全面に登場するのも魅力の一つでした。

ただ、本作がテレビ放送された際は、言葉として不自然になるほど完全に「オカマ」というワードを排した構成になり、以降のシリーズでもオカマキャラが消されていった傾向になりました。


この「オカマ」というワードが、人によっては傷付いたり不快な思いをしたり、偏見を与えてしまうことにもなりかねない、というのは十分に分かります。

ただ、本シリーズを文字通り擦り切れるほど見た私としては、決して一部の人を小馬鹿にして中傷するような内容では無いと思うのですけどね。

むしろ、作中で登場するオカマ達は総じて、好感の持てる良いキャラですし。
(まぁ…、4作の「マカオ」と「ジョマ」は強烈過ぎるかもしれませんが…。)
それも、人それぞれなのですけどね。


こういった傾向として、やはり致し方ないとは思うのですが、

『面白いと思ったものを思う存分、描けない、言えない』

そんな世の中にドンドンなっていくのは、とても嫌ですね。
えぇ…はい、ポイズンです。

……と、言うわけで、


「たまゆら♪ たまゆら♪ たまゆら♪ ゆ~~ら♪

 振れば力が、わ・い・て・く・る♪」


これは劇中の歌ですが、素晴らしい程ストレートな歌詞で良いですね。

えぇ、湧いてきますよ勿論。

これは、「ぷるんぷるん」というより、濁点の方の「ぶるんぶるん」って感じですが。

はっはっはwww



………反省してます、本当にすみませんでした。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 18

ジャイアンツ愛 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

”タマタマ”争奪戦!

いわゆるクレしんの世間のお下劣なイメージに近い作品の中で面白い劇場版がコレ!

2つの”タマタマ”と、それをはめ込むハニワが全て揃った時に世界が終わるという伝説。
そのうちの1つのタマを拾ったしんのすけだが、タマをひまわりが呑み込んでしまったことで事件に巻き込まれていく。
野原家は3人のオカマたちと奮闘するのだが、世界の終焉を狙う珠黄泉族の元に3つの全てが揃ってしまい…

クレしんらしい面白さが味わえる作品だと思う。
にしても、この頃のクレしん映画はフリーダムすぎる!
ちなみに、この作品がひまわりの最初の劇場版出演となる。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1

69.0 3 1997年春(4月~6月)アニメランキング3位
名探偵コナン 時計じかけの摩天楼(アニメ映画)

1997年4月19日
★★★★☆ 3.6 (317)
2003人が棚に入れました
ある日、一家で病院を営む黒川邸で主人の黒川大造が何者かに撲殺されるという事件が起こった。毛利小五郎を時計型麻酔銃で眠らせた江戸川コナンの推理によって、事件は解決した。数日後、東都大学建築学科教授兼建築家の森谷帝二から、工藤新一宛にパーティーの招待状が届いた。しかし新一は体が縮んでしまってコナンとなっているため、コナンは小五郎を代理人としてパーティーに出席する。そこでコナンは、殺人事件があった黒川邸が森谷の設計であることを知る。

声優・キャラクター
高山みなみ、山口勝平、山崎和佳奈、神谷明、茶風林、緒方賢一、岩居由希子、高木渉、大谷育江
ネタバレ

ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

伏線回収のお手本

劇場版コナン1作目。
{netabare}
犯人の犯行動機が狂気じみててグッド。

序盤の小さな事件から伏線が全て繋がる爽快感もあり、仕掛けられた爆破を阻止する展開が目まぐるしい。スピーディでテンポ良く進み、一度解決したかに思われた事件が実は終わってなかったり、止まると思ったタイマーが止まらなかったりと飽きがこない。

そして有名な赤か青かを選ばせるラストの選択シーンも冒頭の伏線が活かされていてとってもオシャレ。

全編を通して脚本も演出もすごく良い。特別コナンファンでも何でもないが、ひとつのアニメ映画として非常に完成度の高い作品と言える。

ただ、犯人が単独犯でどうやってあんなに爆弾を仕掛けられたのかってとこはつっこまない方がいいんだろうね。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 5

ああ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

Happy Birthday

第1作目
作内で起きている事件は世間を巻き込んだとても大きいものなのに、登場人物たちはちょっとコミカルな感じで子供向けとしてすごくバランスが取れている。

途中なんかは、ダイ・ハードの3だったかな?を見ている気分だった。

推理というか、犯人はまあ分かりやすいのだけど、そこは個人的に気にならなかった。

環状線の仕掛けは、なるほどなーって関心した。

今作が、お気に入りなのはなんといっても最後の蘭のセリフ。言うかな?と思ってたけど、本当に言って物語がオチたので、そういう脚本家とのシンクロ部分はすごくうれしいし、物語としてとてもきれいなオチだったと思う。

あの部分を聞くためだけに、今後も何度か見ることになりそう。こういっちゃなんだが、蘭て可愛かったんだな。。。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 4

スィースィーレモン さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

スピード感が違う!他の劇場版に比べて‼︎

 最初期の映画で全力で、これでコナンを終わらせてもいい!と思って作ったかのような一本‼︎
 映画一本の中に見せ場がこれでもか!と言う具合に見せ場が何個もあります‼︎
 さらに犯人の動機も一番ぶっ飛んでいます!ただ、いつもの憎かったから、殺した‼︎よりも現実にもいそうだなぁとも感じているので個人的には好きな方の動機です!
 そして、最後のオチもいい!犯人が聞いたら、呆然とするでしょうね!
 一回は観ることをオススメします!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 0

68.6 4 1997年春(4月~6月)アニメランキング4位
スレイヤーズTRY[トライ](TVアニメ動画)

1997年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (151)
837人が棚に入れました
テレビ版「スレイヤーズ」第3作で一応の完結編。今回は原作の流れから分岐した完全なオリジナルストーリーで、しかも原作者・神坂一の別作品『ロスト・ユニバース』世界にも関わる大事件が展開される。自称・天才美少女魔導士リナとその仲間ガウリィたちの前に、以前に倒した火竜王ガーブの分身である美青年ヴァルガーヴが現れた。さらにこの世界には、別世界の魔王ダーク・スター出現の予兆が窺える。一同の戦いの行方は?

大和撫子 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

世界観が素晴らしい

シリーズ第3作目で原作にはない完全オリジナルストーリーを展開。
人間・魔族・神族・異界の者達と様々なキャラ達が絡み合う壮大なスケールで描いた世界観は実によくまとまっており最高に面白い内容でした。
いろいろな苦悩や思惑を持つ者達の心境を非常に分かりやすく表現されており、涙流したり感動に震える場面もあります。
また元々豪華だった声優陣に前作で石田彰、今作では桑島法子が加わりもう反則です。
最終話に流れた桑島法子のエンディング曲は名曲中の名曲。
共通した世界観を持つ「ロストユニバース」と合わせて見たい作品でもあります。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 5

Ballantine さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ここまでは見た事ある

公式サイト
http://www.tv-tokyo.co.jp/contents/slayers/try/story.html


シリーズ物第三弾、全26話。冒険コメディーアドベンチャーファンタジー。

■TVアニメ
スレイヤーズ
スレイヤーズNEXT
スレイヤーズTRY      ←ここ
スレイヤーズREVOLUTION
スレイヤーズEVOLUTION-R
■劇場版
スレイヤーズ(劇場版)
スレイヤーズRETURN
スレイヤーズぐれえと
スレイヤーズごぅじゃす
スレイヤーズぷれみあむ
■OVA
スレイヤーズすぺしゃる
スレイヤーズえくせれんと


主題歌

オープニングテーマ「Breeze」
歌 - 林原めぐみ、作詞 - 有森聡美、作曲 - 佐藤英敏、編曲 - 添田啓二
エンディングテーマ

「don't be discouraged」
歌 - 林原めぐみ、作詞 - MEGUMI、作曲 - 佐藤英敏、編曲 - 添田啓二
「somewhere」(最終回)
歌 - 桑島法子、作詞・作曲・編曲 - 田辺智沙

OPED相変わらず神曲です。ってかなんであんなにハマってたんだって位好きでしたよ。
テーンテテンテテン♪で始まるOPのあの部分なんかピアノかなんかで練習してたような…

投稿 : 2024/04/27
♥ : 11

切り込み隊長 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

スレイヤーズ三作品目

スレイヤーズ三作品目です
スレイヤーズ無印→スレイヤーズnext→スレイヤーズtry
前作を見ないと話が繋がりません。前作みてから見ようね!
三作品目のざっとした内容は、二作品目のボスを倒したため主人公たちのすんでた地域の結界が解ける。結界があったため主人公たちのすんでた地域の人たちは外世界を知らないわけです。日本から外国いけないと考えてください。じゃあ外の地域行こう。としたら外の世界の巫女さんに会う。なんか巫女さんが世界が危ないらしいと言ってきた。主人公達に助けを求めてきた!そして新しい冒険が始まります。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 0

68.5 5 1997年春(4月~6月)アニメランキング5位
シティーハンタースペシャル グッド・バイ・マイ・スイート・ハート(OVA)

1997年4月25日
★★★★☆ 3.9 (25)
201人が棚に入れました
TVアニメシリーズ終了からしばらく後に制作された、北条司が描く人気コミック原作のTVスペシャル版第二弾。 宝塚女優の真風笑美から冴羽リョウが受けた依頼は、13年前に生き別れた兄を捜してほしいとのことだった。しかし当の本人は「プロフェッサー」と称される国際指名手配犯として日本に舞い戻っており、自らの過去を抹消するため妹すらも手に掛けようとする。そんな彼の罠により、笑美は一日車掌を務める山手線新車両に封じ込められてしまった。彼女が運転席から退室するか、もしくは新宿駅に到着するかで車両と街のあちこちに仕掛けられた爆弾が一斉に炸裂するのだ! これまでにない大スケールで展開される一編。今回の敵役は実力派声優・山寺宏一が担当し、単なる悪人に留まらぬ懐深い役柄を好演した。他にも、リョウにベタ惚れのごついオカマ役を作家の安倍譲二が怪演している。

68.1 6 1997年春(4月~6月)アニメランキング6位
ポケットモンスター[ポケモン](TVアニメ動画)

1997年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (280)
1501人が棚に入れました
 世界的にヒットしたゲームボーイ用の同名ソフトをもとに、97年から放送開始されたテレビアニメ。不思議な生き物、ポケットモンスターと人間が互いに助け合って生きている世界。この世界ではポケモン同士を戦わせるスポーツ「ポケモンバトル」が盛んに行われており、多くの少年少女たちが最強のトレーナーであるポケモンマスターを目指して旅をしていた。マサラタウンに住む10歳の少年・サトシもポケモンマスターに憧れる一人。彼は10歳の誕生日に、村に住むポケモン研究家のオーキド博士からポケモンをもらって旅立つことになっていた。しかしサトシは旅立ちの朝に大寝坊して、憧れていたヒトカゲ、フシギダネ、ゼニガメ(特にゼニガメ)の3匹を全てライバル達に持っていかれてしまった。そんなサトシに博士が差し出したのは電気ポケモン・ピカチュウ。かわいい容姿のピカチュウにサトシは一目ぼれ。こうしてサトシの旅は始まったが、一方のピカチュウはサトシに心を開かなかった。

nagi さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

ピカチュウ

非常にいいアニメでした。子供向けで昔ながらの単純なアニメです。常にロケット団が出てきておきまりな展開に。しかし、確実にストーリーが進んでいき最終的にはポケモンリーグで激闘していました。ぴかぴかショックもありましたが、それだけ視聴者が多かったのだと思います。幽遊白書なんて、もっとピカピカしてませんでしたっけ。それにしても、犯人のピカチュウのかわいさは異常です。未だにポケモン人気が続いているのはピカチュウの存在が大きいと思います。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

日暮 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

小さい時から好きです!///

私がポケモンにハマったのは、
2歳の時ですねww

「えっ!2歳から!!?」と思う人がいるかも
しれませんので、言っておきます///
それは。。。本当のことです^^;
母が言っていましたです(^^;
母からお話を聞くとですね。。。
凄く見入っていたそうです///
自分でも驚いています^^!

あっ!内容に触れていませんね^^;
そうですね、ストーリーからキャラ・音楽・声優
すべて良いですね^^★
大好きです(*´д`*)

私の場合!ネタばれになってしまう時が多い
ですので。。。(´;ω;`)
ここまでにします^^;

すみません。゚(゚´Д`゚)゚。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 6

SK-046(しろ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

あの頃を思い出しながらのレビュー

アニメレビュー 懐かしシリーズ

ちょうど小学生の時に初期が放送してました(僕の年齢がこれで大体バレますね(笑))

小学生の時と言えば遊戯王、そしてポケモン!

今じゃあり得ないビデオテープで録画してたのは懐かしくいい思い出

内容は深くは思い出せませんが録画したものを暇さえあれば観てました

ポケモンのアニメを筆頭に、ゲーム、ポケモンカード、ゆび人形(ポケモンキッズ)、ぬいぐるみと色々お世話になってました

今のポケモンもきっと素晴らしいと思いますが、遊戯王と同様に僕は初代が一番好きです

ピカチュウは永遠に全世界の人気者ですね!


曲は今でもカラオケで歌う流れになる時がたまにあります(笑)

「タイプ:ワイルド」「ライバル!」あたりが好きです^^

投稿 : 2024/04/27
♥ : 10

67.5 7 1997年春(4月~6月)アニメランキング7位
ふしぎ遊戯 第二部(OVA)

1997年5月25日
★★★★☆ 3.9 (10)
82人が棚に入れました
漫画家・渡瀬悠宇の『ふしぎ遊戯』をTVアニメ、OVA第1期に続いてアニメ化したOVA第2期シリーズ(全6話)。 書物の世界「四神天地書」。そこで伝説の「朱雀の巫女」を守る使命を帯びた朱雀七星士のひとり鬼宿(たまほめ)は、朱雀の巫女である現実世界の少女・夕城美朱との愛を貫いた末、ついに現代へ転生。現在は大学生・宿南魏(すくなみたか)となった彼は高校生の美朱と再会し、幸せな日々を送る。そんなある日、美朱のクラスへ謎めいた転校生の美少年・祀行斂(しぎょうれん)が現われ、周囲の人気者となる。一方、何者かの罠により、美朱と魏は四神天地書へ再び飲み込まれてしまう。鬼宿としての記憶を一時的に取り戻す魏はかつての仲間と再会。そんな中、現実世界では斂が次期生徒会長に立候補して演説で生徒たちを鼓舞する。斂へ向けられた熱狂の拍手に呼応するかのごとく、四神天地書の世界にも異変が……? 本作はこれまでと同じくぴえろ(当時はスタジオぴえろ)が実制作を担当している。

67.1 8 1997年春(4月~6月)アニメランキング8位
金田一少年の事件簿(TVアニメ動画)

1997年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (175)
1028人が棚に入れました
名探偵金田一耕助を祖父に持つ主人公・金田一一が、遭遇する難事件をパートナー・七瀬美雪や「親友」剣持勇警部、「ライバル」明智健悟警視らとともに、抜群の推理力で次々と解決していく!

声優・キャラクター
松野太紀、中川亜紀子、池澤春菜、平田広明、小杉十郎太、森川智之
ネタバレ

ValkyOarai さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

兄貴がよく見ていた バトル物ではなく、ミステリーのジャンルで勝ちたい犯人主人公のスピンオフ、そこでの爆笑をありがとう人 SK(凄く感謝)

嘗て月曜の夜のコナンの前にやっていたミステリー

謎を紐解いた際、身近なものを使ったトリックなのが肝なんだよね
昔はこれのドラマをレンタルして見ていました(兄貴が)
DVDBOXを持っているくらい大好きです(兄貴が)
中の人達はプリキュア率が高いです

コナンよりもこっちの方が犯人の動機が重いから兄貴は評価しています

また出てきてもらえないかな・・・
土曜にやってたリターンズも終わり、今度は37歳になった金田一さんも描くようになった
ここには高遠ちゃんはおらん...

その頃にマガジンポケットに連載されていたのが、犯人たちの事件簿
全ては金田一という『ラスボス』に勝つために...
それと伏兵のみゆき達にも勝つために...
高遠ちゃんから指導を受けてでも勝つために...

必死こいてトリックを作ったのに...苦労したのに
あれよあれよと彼は解いていく...!

(美雪達伏兵含めて)この怒り、はらさでおくべきか

記念すべき最初の怪人、ファントム
{netabare}剣持のオッサンがポンコツなのはこっから始まった...警察の未来はノーフューチャーだったのに、あのラスボスが現れたッ...!
ここで学んだのは『アクシデントに対するアドリブ』でフォローできるか?というもの{/netabare}

次は放課後の魔術師
{netabare}犯人は外部の人間だ。というので誤魔化しきろうとするのだが...
真壁ぇ...あのミス研の屑が元から嫌われ者だったせいで...!!
そして金田一が作ったトリックにデジャヴが襲い掛かる...!
ここで学んだのは『予めトリックを作っておく』というもの{/netabare}

それを実行したのがMr.レッドラム
{netabare}しかし、トリックを実行した場所に課題があった...
新陳代謝のせいで汗だくだく...
原因は煙突のバードストライク、即ち煙突に網が敷かれてなかったせいで...(舞台調査が一番必要だった)
それと人形の衣装で、アレが証拠になって...(美雪に見抜かれた)
弔い合戦と捉えるなら、アレつける必要無かったんじゃ...{/netabare}

伏兵の明智さんをミスリードさせ、ほぼ100%勝てれた雪夜叉
{netabare}下手したら死んでしまう氷橋トリックを安々と再現してしまう...(なのは以外の)悪魔め...!{/netabare}

禁じ手である『主人公補正』に挑んでしまった影の脅迫者
{netabare}ああそうだ、主人公はクマムシさ...美雪を利用したのはいい線だったけどねえ...東大出ても、知らねえものは知らねえ
水上や伊沢とかじゃあ、あるまいし
ここでの学習は『容疑者リストの掲載を回避』いわば『被害者になりきる』こと{/netabare}

事件の発端を知れば、1人だけ殺せば良かったジェイソン
{netabare}別人の遺体を利用して容疑者リストから外れる。確かにいい手だが、殺す対象が多かったせいでダイイングメッセージを確実に消せず、トリックに粗が...自分用の携帯食があれば...
そこに辿りつくまでの凄まじい努力の無駄遣いが爆笑を誘うwwwww

それに S K (凄く感謝){/netabare}

金田一を犯人に仕立て上げた、見えざる敵
{netabare}しかし、謎解きが見え見えだったが故に
肉体労働がきつ過ぎるし、明智さんの演技に嵌められる...{/netabare}

同じ生い立ちを利用し、別人に罪を着させた葬送銀貨
{netabare}だが金田一の『生い立ち』が強すぎた故に勝てないというか、PCができなかったから...www{/netabare}

その次にアイツ、地獄の傀儡師
{netabare}容易くトリックを作っていくのに、非常に退屈していたのだが、金田一に会ってからテンション上がっておかしくなってまうwww
言うまでもないが、何故リスで命拾いができる!?wwwwww
それと体重さえ重ければ...(これ以降、殺人教唆に走ります){/netabare}

既に病気だった凶鳥の命
{netabare}警察介入を防ぐため、爆破による現場の封鎖はOK、その後のアクシデント対策は正解だったが...ダイイングメッセージを引き抜けなかったのもあるし、オーバーキルできる力があれば...{/netabare}

雪夜叉と同じく、100%勝てたはずの地獄の子守歌
{netabare}しかし『ガイシャの癖』とマインドシーカー並みの運ゲーに負ける...(´;ω;`)
ガイシャがカンニングしてしまったことでアリバイが崩れ、別のガイシャの筆圧の悪さから遺書がでっちあげの証拠になった...
それよりもテストの席がランダムだったことも一理ある、もし完全固定だったら...感謝感激雨あられ~~~だったのに
剣持のオッサンを利用してアリバイを確保できたのは素晴らしかったんだが...{/netabare}

発言ミスで美雪にトリックを暴かれた豆腐メンタルの黒死蝶
{netabare}メインヒロインを甘く見ていた罰だッ...アドリブも出来ねえし...別人ジェイソンに罪も着せられねえしwww{/netabare}

美雪を利用できれば...!の首狩り武者
{netabare}だが共犯者がダメダメで...(´;ω;`)
美雪をさらうことができねえし...ラブコメ恒例のラッキースケベに救われる...尾行もされてるし...{/netabare}

それならば、大物を利用すれば...の怪盗紳士(モノホンは女)
{netabare}ここでも発言によるアドリブミスが...(やっぱ情報収集という武器が欲しい)
影ながら遠距離におる伏兵のいつきさんもここから生かされる...!{/netabare}

金田一をキャリアパワーで一時的に逮捕できた赤髭のサンタクロース
{netabare}だが、佐木がトリックを撮られたせいで、原作では殺さざるを得なかった...(しかし、2号に受け継がれることを知らない...)
それと殺しの保険をかけてしまったことで、道具を回収できなくて...
それと明智さんのキャリアの強さ...ゆ”る”さ”ん”!!
勝つためには『最高位』の警視総監レベルに辿りつく必要があるのか...?!{/netabare}

勝てぬなら、愛の力で挑んだ亡霊兵士
{netabare}しかし、金田一の罠にハマってしまったことで2人いることが露呈(奴は忍か!?)
それとアンタがちゃんとコーヒーを飲めれたら勝てるのに...(´;ω;`){/netabare}

高遠ちゃんから殺人教唆を始めて受けた道化人形
{netabare}あんま怪我して無い金田一に唖然...しかも川に落とすための橋をいじることにミスが...
そしてガイシャの髭...そのせいで1日のズレが...『ガイシャの性格』を見抜いてくれれば、殺害現場に『監視者』がおって動向を連絡してくれたら...{/netabare}

自ら犬に噛まれてアリバイを作ったケルベロス
{netabare}奴は呼ばなくても来るwwwだって主人公だもんwwwww
そして別荘を燃やして施設への誘導...美雪とSOXに入会する気は金田一にあったのだろうか...?www
しかし『服装が簡単だった』から笛を落としてしまったのと、リアリティを持たすための髭を剃ったのが裏目にッ...!{/netabare}

ダブルラスボスという修羅の道に挑んだコンダクター
{netabare}いくらメイドでも『天気予報ぐらい観とけよ...』
それと高遠ちゃんの演技を見破るにはそれ相応の修羅の道を潜らない限り...{/netabare}

強固な二重密室を作ったスコーピオン(これも100%行けれた)
{netabare}悪いが100%最悪のピタゴラスイッチだからwwwww
何でガイシャがフミもとい、『犬のポアロ』を呼んだんだッ...いくら人間が嗅げなくても、ラベンダー色に仄かに染まった床に『消臭力』をかけておけばッ...
睡眠薬のトリックをオッサン達が介入したことで狂うッ...(学校だから現場封鎖ができなかったのも一因){/netabare}

金田一をまんま知らなかった白髪鬼
{netabare}子供に噂を広げても、舐めてかかっては困ることがこれで分かる。調査不足のせいで、アリバイを利用され嵌められるんだよなあ...特に置き時計は...
絶対に腕『時計』はするなよ!!{/netabare}

亡霊兵士と同じく2人で挑んだMONSTER
{netabare}ここでも伏兵のフミがッ...!
しかし何故犯罪やっているのに、金田一はムショに行かないッ...!!
警察仕事しろwwwww
それと逃走経路が限られたことにより消去法で解かれるッ...!
あのガキンチョに武術の心得があればッ...!{/netabare}

怪我無ければ勝てた雪影村殺人事件の犯人
{netabare}天 は そ っ け な い
才 能 の 格 が 違 う{/netabare}

ここまでを総合すると
3人以上で挑むべきもとい『企業や組織でグルになる、別々で』
金田一は勿論、ガイシャの癖、殺害現場調査など『確かな情報提供者(別探偵やスパイを使って情報収集する、ゴルゴ13みたいな殺し屋を雇い、遠距離から被害者をアサシンする)』が必要☛大金を払ってでも、根幹を崩す方法でないと勝てないと思う

美雪たちの一挙手一頭側を監視するもとい『閉じ込めておけばいい』
爆弾を使って『現場を閉じ込める』案も出ていたが、逆をとって『警察を買収する』☛となるとお金か警視総監になるしか...
スリや小細工が得意なため『時計』はしない
高遠ちゃんに頼らない。けど基本犯人たちは『凡人』故に『努力』というカードしか札がない
リアルタイムでミスは必ず生じる、そのため『事件に関わらない外部と協力と漏洩の口封じ』するしかミス回避の方法が無い
架空の武器だが『アサシンブレード』を作る(とは言っても手の甲に装備するため第三者に頼らざるを得ない)

こんな悪魔的な人がいない限り、金田一に勝てる訳がない...
いっそのこと、バトルやラブコメ等『他ジャンル』に変えれば、ワンチャンあるのでは...?
でも作者がミステリー以外を描いてくれるはずがないwww

投稿 : 2024/04/27
♥ : 7

石川頼経 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「犯人がわかりやすい」は欠点ではありません。

皆さま、私の体調不良でサンキュー返しや御礼コメができなくてすいません。

さて、久々に非常に書きたい事があるのでレビューします。
「名探偵コナン」とかでもそうですが、「犯人やトリックがわかりやすい」とか言って推理作品を批判している人が散見しますが、
それは、実は的外れな批判です。
というのはミステリー(推理もの全般をそう言います)というものは「読者や視聴者が正しく考察すれば犯人が必ずわかる」ように書くというのがルールなのです。

はっきり言って、ミステリーなんてものはいくらでも犯人が完全犯罪を達成できるように制作するのは制作者にとっていとも簡単なのです。
単にそう書けば良いのですから。
しかし、ミステリーというものは犯人がミスしたり、予測不可能な出来事が発生し、そこから読者・視聴者が犯人やトリックを推理できるように制作しなければいけないのです。

読者・視聴者が絶対に(論理的に)犯人やトリックがわからないような推理作品はミステリー失格で、さしづめ「解く事が不可能なパズルや詰め将棋」のような欠陥作なのです。
入試試験などでも「解く事が出来ない問題」「回答がない問題」「回答が複数出来てしまう問題」などは「悪問」と言われます。

ですので、「犯人やトリックがわかりやすいミステリー」というのは、欠点でも何でもなく、むしろ「出来の良いミステリー」とも言えます。

* 名探偵コナンのレビューにも同じレビュー文を書いておきます。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 15

66.6 9 1997年春(4月~6月)アニメランキング9位
白鯨伝説(TVアニメ動画)

1997年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (40)
195人が棚に入れました
『白鯨伝説』(はくげいでんせつ)はNHK衛星第2テレビジョンで放映された番組「衛星アニメ劇場」内で1997-1999年にかけて放送されたTVアニメシリーズ。ハーマン・メルヴィルの小説「白鯨」をモチーフに、監督の出崎統が長年温めていたアイディアから制作したSFアニメである。出崎統・杉野昭夫の共著「アニメーション制作技法~『4701白鯨』を創る~」誌上の題材「4701白鯨」が原案となっている。

rurube さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

衝撃的名作。

宇宙に人類が進出し数多くの宇宙船が行き来していた時代から数十年、宇宙バブルは終わり宇宙には廃棄された宇宙船が残された‥。
エイハブ船長のエイハブカンパニーは廃棄された宇宙船から物資を集めブラックマーケットに流す仕事を縄張りとしていた。彼らは鯨獲り(宇宙船が鯨に似ているから)と言われどんな商品も調達する命知らずの集まりだった。そんな折、エイハブに一人の少年ラッキーが仕事を求めやってくる、しかし彼には大きな秘密があった。厳しい試練に耐えエイハブカンパニーの一員になったラッキーに最初の仕事が入る。その仕事の途中一体のアンドロイドを発見、アンドロイドは政府に管理され一般人が所有する事は禁止されていた。そしてアンドロイドのデュウとの出会いはこれか巻き込まれる大きな事象のはじまりに過ぎなかった。
ラッキーの秘密とは彼の母性である資源惑星が役割を終え、新兵器の実験星に選ばれたのを阻止する事だった。その新兵器の名前は『白鯨』 白い巨大な鯨のような宇宙船であり一度起動すれば星一つを消滅させるエネルギーを放出する。ラッキーの兄は反政府運動をしており今回この計画の中止を求め宇宙一の鯨獲りであるエイハブに協力を求める為にラッキーをエイハブのもとに行かせたのであった。
ラッキーから話を聞き少なからず『白鯨』と因縁があったエイハブは協力する事を容認、ラッキーの母性である惑星モアドに急ぐ。しかし物語が進むにつれある真実が明かされるアンドロイドのデュウは宇宙船 『白鯨』 に何かあった時の代わりとなる起爆装置だったのだ‥。
大きな事象巻き込まれるエイハブカンパニーは何処に行き着くのか‥。

この話、映像も物語りも情熱も詰まっているが悲しくも金が無かった。もともと36話を予定していたが金銭的な問題や制作元が倒産してしまい紆余曲折して24話。話が途中で飛ぶのと制作が追いつかず歌の挿入などで尺を誤魔化していたらしい。観ればその部分は分る。権利も他の会社に譲った問題なのかDVDも手に入らないし視聴が困難で最後まで観れていない。
けれどこの作品に対する監督の熱意には感服せざるおえない。けして奇を狙った訳ではない独特の作画・重厚なストーリー・そしてエイハブ船長の魅力。この作品に掛けた思いが伝わる作品だった。

エイハブ船長の魅力について少し記述したい。
ラッキーの母星である惑星モアドでラッキーの兄 シロー・トキサダ(元ネタは天草四朗)との会話
「俺が神様に頭を下げたのは孤児院の教会で牧師様からココナッツチョコレートそせしめる時だけだった。水を挿すわけじゃねーけどよ‥言いていことは言わせてもらいたい。」
「どうぞ」
「なにかい?この戦は神頼みかい。それでこっちは皆心が清らかで神様に許されて清く正しいお人びとが自由の為にって言うやつなのかい?断っておくが俺たちは、いや少なくとも俺は清くも正しくもねーぜ。」
仲間と言い合いして
「清く正しい戦争なんてねーってことよ。分ってんのかなラッキーの兄さん?どんな理由にせよお互い勝ちに行くには相手をぶっ壊したり殺したりしなきゃなんねーんだ。」
「分っています。」
「分ってねー!分ってたら神様に力を借りたいなんて言えねーはずだ!相手を殺すために力を貸してくれる神様なんぞは本物じゃねー。いいかい神様なんてのは自分が散々好きな事やって最後にすんませんでしたってせいぜい許しを願っておしめーよ。そんなもんよ!」
近づくエイハブ
「俺が何が言いてえか分るかい?危険なんだよ神様とかなんとかを戦争に持ち込むのはよー。命がよ安くなっちまうんだ、神様のためだとか言ってぽんぽん命捨てちゃう奴が必ず出てくるんだ!そういうのだけはよ俺は我慢ならねーんだ。そういう戦争をよ俺は何度も見て来た人間はさ生きてて何ぼだぜ。勝利の為に死ぬ奴より負けても生きてる奴の方が俺は偉いと思っている。もしもあんたの性で誰かが安っぽく死んだら俺はその瞬間にこの星とおさらばするぜ。」
「分りました。」
「分っちゃねーと思うがよ‥まーそういう事だ。」
「でも‥それはきっと貴方が強い心の持ち主だから、力の無いもの弱いものが戦いに望むには何かの力が必要です。」
「馬鹿やろう‥弱い奴ってのが何処にいるんだよ 生きてるって事はな強いって事よ!! どうもな駄目だあんたとは馬が合はねー、ラッキーとは合上手くやれんのによー。」 15話より

多分この台詞が描きたくてこの作品を作ったと感じる。この台詞には監督の人生・台詞の美しさを損なわない洒脱・音の美しさ全てがそろっている。アニメ史に残る名言。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 12

66.3 10 1997年春(4月~6月)アニメランキング10位
CLAMP学園探偵団[クランプ](TVアニメ動画)

1997年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (39)
345人が棚に入れました
生徒会役員の優秀な少年らが探偵を結成し、学園内のトラブルを解決するというコメディ作品。 妹之山財閥が私財を投じて作った巨大学園都市「CLAMP学園」。その理事長の末息子である妹之山残率いる初等部学生会が、世のすべての女性の力となるため「CLAMP学園探偵団」を結成した―。

65.9 11 1997年春(4月~6月)アニメランキング11位
永久家族(TVアニメ動画)

1997年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (20)
62人が棚に入れました
NTTPCコミュニケーションズが運営するインターネット接続プロバイダ、InfosphereのテレビCMとして放送された。
一話25秒のエピソードを、1997年4月から1998年3月まで、毎週内容を更新し全53話を放送するという特異なスタイルでの発表となった。

監督、キャラクターデザインは「ANIMATRIX」「MEMORIES」等で知られる森本晃司。

脚本は「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」「交響詩篇エウレカセブン」の佐藤大。

 サイバースペースに誕生したチャンポンシティーの一角では、中流階級の娯楽として、リアルなホームドラマが流行していた。
このドラマは中央管理局が市民管理政策の一貫として実施する「試験管家族(カプセル家族)」の様子を実況中継しているものだった。
試験家族とは、郊外に設置されたカプセルホームにシティから寄せ集められてきた落ちこぼれ市民を住まわせ、家族として生活させるというものだった。
夢を失った人間や、親に捨てられた子供などに、同じ家族としての記憶を植え付け、過去も現在も未来も無く、ただ部屋の中で日常を繰り返し、様々なタイプの家族をシミュレートするのである。
ネタバレ

芝生まじりの丘 さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

狂気のアニメ30分

この作品、面白いと思うのだがいかがか。

【形式】
当時は25秒×53話という随分挑戦的な形で放映されたという。とはいえ25秒の1話で完結するわけではなく、25秒の1話を1カットとして、計25分で1つの物語を形成していると考えてもらえばわかりやすいだろう。

【監督 森本晃司】
監督は森本晃司。この人の名前は記憶していなかったが、映画"MEMORIES"の"EPISODE 1 彼女の想いで "の監督だったとか。テレビシリーズや長編アニメの監督はあまりされていないようだが、他の作品も見てみようかな。

【内容】
家族、なんてタイトルについているが、日常ものというよりは非日常もの。
なんとなく筒井康隆の小説、漫画を思い出す。
妄想代理人とかをヤクまみれでハイにしたらこうなる。

まあ、まず設定が面白い。↓で少しストーリーのさわりを説明する。

{netabare}
近未来、あるテレビ番組が始まった。その番組は落ちこぼれ市民たちを(自分たちが本当の家族同士だと)洗脳して、一緒の家族として暮らさせ、その様子をリアルなホームドラマとして24時放映するというもの。集まったのは粒ぞろいの狂人たち。始まる狂気の生活。そして...{/netabare}

展開が早いし情報量多いので2回見ると色々わかって面白いかも。

醜い狂騒の中にセンチメンタリズムがあり、それが魅力。
本当にこういうカラーが自分は好き。

最近のアニメは綺麗すぎじゃないかなあ。自主制作系でもちょっと洗練されすぎている感じがする。
このへんのアニメの流れを誰か継いでくれ。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

65.6 12 1997年春(4月~6月)アニメランキング12位
HAUNTEDじゃんくしょん[ホーンテッドジャンクション](TVアニメ動画)

1997年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (11)
81人が棚に入れました
S東高等学校(アニメでは私立斉東高等学校)は、その立地と由来の故から数多くの学校に関わる精霊や幽霊(学校霊)が集うことで知られている。その学校の中で生徒会の役員を務める北城遥都(生徒会長、教会の息子)、朝比奈睦月(副会長会計、神社の娘)、龍堂和御(副会長書記、寺の息子)の3人は「S東高聖徒会」として学校霊と生徒たちとの仲立ちを行い「霊と人間の理想郷」をこの世に顕現するために奮闘するのである

65.4 13 1997年春(4月~6月)アニメランキング13位
ヴァンパイアハンター THE ANIMATED SERIES(OVA)

1997年3月21日
★★★★☆ 3.7 (10)
36人が棚に入れました
カプコンから発売されたセガサターンの人気ゲームを、監督&脚本・池田成、キャラデザイン&作画監督・村瀬修功の「ガンダムW」コンビが手がけたOVA。魔界からやってきた闇の住人・ダークストーカーによって人間界に闇がもたらされて100年。ある夜、魔界と人間界を隔てていた扉が突然開かれた。魔界の支配者にならんと戦いを挑んでくるヴァンパイア・デミトリと、それを迎え撃つサッキュバス・モリガン、そして闇の住人をすべて消し去ろうとするダークハンター・ドノヴァン。三者の終わりなき壮絶な戦いが、今始まろうとしていた……。大塚明夫、石塚運昇、佐久間レイ、野上ゆかな、山寺宏一ら、人気声優が多数参加している。

64.6 14 1997年春(4月~6月)アニメランキング14位
中華一番!(TVアニメ動画)

1997年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (121)
783人が棚に入れました
清朝末期の動乱の中国。四川省随一と名高い菜館"菊下楼"を切り盛りしていた名料理長のパイが急逝した。息子のマオは、パイの一番弟子でありながら逆恨みするショウアンとの料理対決に勝利し、新たに料理長として指名される。そして、その腕前に深く感銘したリー提督の命令で、マオは食の都・広州で料理の修行をするために旅立つが…。

声優・キャラクター
田中真弓、ゆきのさつき、吉田理保子、引田有美、大塚明夫、坂本千夏、小杉十郎太、石森達幸、置鮎龍太郎、阪口大助、岩永哲哉、神奈延年、塩屋翼

九条 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

中国四千年の料理体系を概観する熱血格闘料理作品。

中国料理界最高位を証する「特級厨師」の称号を持ち、四川省・仙女と謳われた偉大なる母の遺伝子を
受け継ぐ天才料理少年(マオ)が、幾多の好敵手と鎬を削りながら、中国四千年の料理体系を概観する。
瞠目すべき点は職人芸の極致をも超越する絢爛たる包丁捌きに錦上花を添える華麗な刀工技術であり
それに呼応する審査員らの過剰反応を含めた、グルメアニメならではの超人的かつ絵的な演出である。
これは、料理の醍醐味である味・色・香・形の中で、視聴者側の識別領域が色と形に絞られるが故であり
料理の味と香を視聴者に想像させ、可視化させようとする過程において、有機的であったと考えられる。

取り分け、クロッシュを開ける際において、龍の如く天を昇る煌びやかな光輝の演出は美味を訴えており
マオの比類なき天性の舌と型に嵌まらない発想が生み出す料理の無限の可能性を象徴するに値する。
腕利きの料理人同士が互いの誇りを賭け対決する料理勝負は、熱血格闘料理作品の名を恣にしており
裏料理界との対峙や、伝説の厨具を巡る旅など、おおよそ料理の本質からは逸脱している嫌いもあるが
それら諸々の一切を料理ではなく、料理人魂へと置き換えるならば、奇を衒った調理方法も合点がいく。

無論、料理勝負においては隠し味や創意工夫が勝敗を決しており、飽くまでも、秘技は料理人の技量を
表面的に指すものであって、序列化しているわけではなく、必ずしも勝利という結果には結び付かない。
甲乙付け難い審査から引き分けや票割れ現象もあり、そういった意味でも料理の極意が説かれている。
つまり、味・色・香・形の三位一体ならぬ四位一体を高い次元で完成させ、かつ誰も想像し得ない発想を
料理に入魂してこそ、食通の舌を唸らせる。これ即ち前述記載内容における味と香の可視化過程であり
未だかつて食したことのない極上の中華が次々と拵えられていく。故に、食指が動くのは必然であろう。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 6

64.5 15 1997年春(4月~6月)アニメランキング15位
はいぱーぽりす(TVアニメ動画)

1997年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (22)
164人が棚に入れました
猫又ハーフのバウンティハンター“笹原夏姫”は、人と魔物の法と秩序を守るために“ポリスカンパニー”の社員として、凶悪な犯罪者と戦い続けていた。ある日、夏姫はコンビを組んでいる先輩“バタネン藤岡”とともに犯罪者と戦っていたが、誤って彼にケガをさせてしまい……。

声優・キャラクター
宮村優子、芝原チヤコ、大塚明夫、石野竜三

64.5 15 1997年春(4月~6月)アニメランキング15位
MAZE☆爆熱時空-メイズ(TVアニメ動画)

1997年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (18)
134人が棚に入れました
悪夢にうなされ、目を覚ますと少女は見知らぬ異世界に飛ばされていた。さらに彼女は「メイズ」という自分の名前以外の記憶を失っていた。 そこへジャイナ聖教団に追われて飛び込んできた王女ミル。 戦いが嫌いなメイズであったがどうにかミルを追っ手から救う事に成功する。すっかりミルに懐かれてしまい、メイズはそのまま成り行きで ドゥルガーという、聖甲機(ロムアーマー)に乗って、ジャイナ聖教団と戦う羽目になってしまう。 さらにメイズは、どういうわけか夜になると女好きで乱暴な男に変身してしまうという超特異体質。 かくしてメイズ達は仲間達と共に自分の正体を知るため、異世界の平和を守るために旅に出る。

声優・キャラクター
三石琴乃、関智一、丹下桜、石塚運昇、折笠愛、小林優子、西村ちなみ

64.5 15 1997年春(4月~6月)アニメランキング15位
紺碧の艦隊 特別編 蒼莱開発物語(OVA)

1997年4月4日
★★★★☆ 3.4 (12)
62人が棚に入れました
 荒巻義雄原作の同名小説を映像化したOVA作品。この作品は架空戦記ブームを巻き起こしたことで知られ、OVA以外にも、コミック、TVアニメ化もされている。今回のエピソードは、B30爆撃機を撃墜した高高度局地戦闘機「蒼莱」の開発秘話を中心にした特別編で、「COMPLETE DVD-BOX1」の特典として収録されている。ある日、敵重爆撃機迎撃について話し合っていた大高・高野の両名は、前世で幻に終わった局地戦闘機「震電」を復活させる計画を思いつく。調査の結果、帝国大学教授の鶴田正規、そして帝国海軍パイロットの正敬の兄弟二人が、前世で震電を開発した鶴野正敬の生まれ変わりであることが判明する。

64.0 18 1997年春(4月~6月)アニメランキング18位
ドラゴンボールGT 悟空外伝! 勇気の証しは四星球(TVアニメ動画)

1997年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (63)
441人が棚に入れました
作品時間軸では最終回で悟空Jr.が天下一武道会に出場する前の出来事(サイドストーリー)とされている。100年後の世界を描いた話。パンは悟空の昆孫("こんそん" 孫の孫の孫、六代後)に当たる孫悟空Jrと二人で暮らしていた。孫悟空Jrは、容姿は悟空そっくりだが臆病な性格で、学校ではいつもいじめられていた。そんな中、パンが病気で倒れる。悟空Jrは、高祖母のパンを助けるため、ドラゴンボールを探しに孫家が以前住んでいたパオズ山の家へ向かう。冒頭のナレーションでは「あの頃のみんなはもういない。ただひとりを除いては」と語られている。

61.2 19 1997年春(4月~6月)アニメランキング19位
バトルアスリーテス大運動会(OVA)

1997年5月25日
★★★★☆ 3.4 (12)
43人が棚に入れました
宇宙に浮かぶ大学衛星を舞台に、年に一度行われる美少女の大運動会の最優秀選手をめざすスポ根アニメ。監督はTV版「天地無用」や「神秘の世界エルハザード」を手がけた林宏樹。“宇宙撫子"という最優秀選手の称号手にすべく主人公、神崎あかりは新入生として大学衛星に入学。新しい制服を着て、入学式に臨むが、そのあいさつで…。

59.7 20 1997年春(4月~6月)アニメランキング20位
新 天地無用!(TVアニメ動画)

1997年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (56)
376人が棚に入れました
『新・天地無用!』は、テレビ版『天地無用!』の続編として企画されたが、監督の高本宣弘とシリーズ構成の関島眞頼の意向により、原作OVAやTV版とは設定も雰囲気も全く異なる内容の作品となっている。 平凡な高校生、柾木天地は帰宅途中、魎呼と名のる美少女と出会う。しかし、彼女の正体が指名手配中の宇宙海賊であった。魎呼を追う銀河警察(ギャラクシーポリス)の刑事・美星との大騒動。その後、樹雷星の皇女・阿重霞&砂沙美、天才科学者・鷲羽、美星の相棒・清音が現れて、天地のまわりは騒がしくなっていくことに…。

59.4 21 1997年春(4月~6月)アニメランキング21位
AIKa -アイカ(OVA)

1997年4月25日
★★★★☆ 3.2 (69)
310人が棚に入れました
西暦2016年、地球規模の大災害により陸地の一部が海底に沈んでしまった。それから20年後、世界では先の大災害により海底に失われてしまった国家や企業のデータ・物品の回収が目的の、「サルベイジャー」と呼ばれる新しい職業が活躍していた。その中でも皇 藍華は、抜群の美貌と格闘センス、冷静な判断力を合わせ持つ超一流のサルベイジャーである。ある日、藍華は某クライアントから、先の大災害と関わりのあるエネルギー物質「ラグ」の調査・回収を依頼される。しかしその途中で、ラグを利用しての人類文明一掃とユートピア建設を画策するルドルフ・ハーゲンや妹のネーナ、そしてその配下のデルモ達との戦闘に巻き込まれてしまう。

57.3 22 1997年春(4月~6月)アニメランキング22位
神秘の世界エルハザード2(OVA)

1997年3月21日
★★★☆☆ 2.9 (20)
120人が棚に入れました
人気アニメシリーズのOV化。キャラクターデザインは前作に引き続き中沢一登。イフリータは時空の彼方に消え去った。しつこくエルハザードの世界を征服しようとたくらむ陣内はとある岩山の洞窟の中で不思議なカプセルの中で眠りつづける少女を見つける。それはイフリータに匹敵する力をもったカーリアと呼ばれる鬼神だった…。

計測不能 23 1997年春(4月~6月)アニメランキング23位
超特急ヒカリアン(TVアニメ動画)

1997年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (4)
74人が棚に入れました
 未来の宇宙からきた生命体・光エネルギーと新幹線が融合し、地球を狙う悪と戦うロボットアクション。「のりもの王国ブーブーカンカン」内で2年間にわたって放映されていた人気シリーズだ。ヒカリアンの友だち、テツユキを乗せたのぞみ号は、トンネルで怪しい霧に遭遇する。霧を抜けると、そこには地球を狙うドジラスとウッカリーの姿が。上りと下りのレールを繋げて、大事故を起こそうとしているのだ! のぞみ号はヒカリアンに変形して、なんとかレールを元に戻そうとするが…。

計測不能 23 1997年春(4月~6月)アニメランキング23位
同級生2(OVA)

1997年3月28日
★★★★☆ 3.6 (7)
60人が棚に入れました
エルフから発売された同名人気シミュレーションゲームを、美少女アニメでは定評のあるケイエスエスが映像化。本作は『同級生2』のアナザーストーリーがメインの番外編。女子校生・友美の家庭教師・三四郎は、ある日、街でアイドル・可憐と出会う。驚く間もなく立ち去った可憐だったが、三四郎はその可憐の笑顔をきっかけに、ある女性との思い出をよみがえらせた。かつて愛し、そしてその想いを封印した女性・榊原みゆき。三四郎の心の中で何かが動き始めるのだった……。みゆき、唯、可憐、友美……。三四郎と『同級生2』のヒロインたちとの恋の行方は…

計測不能 23 1997年春(4月~6月)アニメランキング23位
救命戦士ナノセイバー(TVアニメ動画)

1997年春アニメ
★★★★☆ 3.9 (7)
50人が棚に入れました
22世紀に入り、子供の社会進出が加速する中、医学界において、体内にナノマシンを投入し疾病を防ぐという、革命的な治療法が開発される。同じく医学界において子供医師として活躍していた恵達ナノセイバーは、これらの技術を応用したバーチャルワールドを利用して体内に入りこみ、バーチャルメディカルステーション(以下VMS)に運び込まれる患者の治療を行なってゆく。そんな中VMSには、通常では考えられない病状の患者が次々と運び込まれてくる。それらの患者が持つ多くの謎を解き明かしながら、また新たな発見を繰り返しながら、子供医師ナノセイバーらの成長を描く。
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