1998年度に放送されたTVアニメ動画一覧 86

あにこれの全ユーザーが1998年度に放送されたTVアニメ動画を評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月29日の時点で一番の1998年度に放送されたTVアニメ動画は何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

64.2 26 1998年度アニメランキング26位
影技 SHADOW SKILL[シャドウスキル](TVアニメ動画)

1998年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (35)
149人が棚に入れました
自然の力を操る者達が存在する異世界の国・“聖王国アシュリアーナ”。聖地ジュリアネスを中心とするこの国は、それぞれ独自の闘技を有する四つの王都によって四方を囲まれ、鉄壁の守りを持っている。そのひとつ南を守る“クルダ王国”は、最強と名高い“クルダ流交殺法”を使う闘士たちの国。国民がそろって傭兵になるため“傭兵王国”とも呼ばれるこの国は、2000年の無敵伝説を持ち聖王国を守り続けていた。 そのクルダ王国に住む女性・エレ=ラグは、クルダ闘士の最高位である“修練闘士(セヴァール)”の五十九代目。クルダ流交殺法の中でも最強といわれる“影技”を使う彼女は、“影技(シャドウ=スキル)”の字名を持ち大いなる畏怖を受けている。そして、国と誇りを守るため、数多くの死闘を勝ち抜いていくのだ。\n そんな彼女の(血の繋がらない)弟・ガウ=バンは、歴代修練闘士で最強と謳われる“刀傷(スカーフェイス)”に憧れる見習い闘士。姉をだれよりも敬愛する彼もまた、大いなる戦いや仲間達との出会いを経て闘士として成長していく・・・・・・

とまときんぎょ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

青春のひとこま

やー、これ、どはまりした深夜アニメでした。
熱くて熱くて、いろいろおかしい。笑えました。そしてやっぱり熱い。
友達と一話見るたんびに突っ込みいれまくって、でも好きだわーこの暑苦しさ、としみじみしてました。
作画が一話ごと違ってたりしますが、それも味で。

OVA版は、エレ・ラグの使う「足技」の生まれた歴史、影技と呼ばれる所以が、憂いをもって激しく描かれていました。エレも原作風にスレンダーなグラマー。ガウとの対になる宿命のような雰囲気が炙り出されて、何か色っぽいシリアスさがありましたね。
TV版は、も少しどーんとしてます。見た目も安産体系というか、エアマスター的な。性格もおおざっぱさが顕著で、何でそうなるんだよ!て笑えどころも満載。どちらも声は林原めぐみさん。ドスの効いたいい演技です。

キュオやスカーなど、脇役の掘り下げも豊富で、幾らでも感情移入できた作品でした。LOVE!!

BGM、変わった楽器を使った曲が多くて、エキゾチックというか民族的な美しさがあります。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 5

64.1 27 1998年度アニメランキング27位
おじゃる丸(TVアニメ動画)

1998年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (83)
554人が棚に入れました
現代の月光町に、千年前(平安時代)のヘイアンチョウ妖精界の貴族の子で、自称やんごとなき雅なお子様、おじゃる丸がやってきた。おじゃる丸は月光町の男の子カズマの家に居候を始める。また、ひょんなことからおじゃる丸が持って来てしまったエンマ大王のシャク(笏)を取り返すために、エンマ大王の子分の子鬼トリオ(アオベエ、アカネ、キスケ)がやって来て、月光町は今日も愉快な騒動が起こる。

声優・キャラクター
小西寛子、渕崎ゆり子、岩坪理江、一条和矢、うえだゆうじ、南央美、上田敏也、こおろぎさとみ、小村哲生、三石琴乃

fu+i さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

10期からが熱いんですよ

途中から見出したんですが、過去の放送もいくつか見てますが、見始めた10期からが熱いんですよ

現時点のおすすめタイトルを挙げるとするならば、
1.「おじゃる 里帰りする」
2.「うすいと少女」
3.「子鬼 カギをかける」
4.「テニスのおじゃる様」
5.「おじゃる プリンを作る」

ブログでわーわー言うとります。
http://blog.livedoor.jp/shuukanshounenjump-bgm/archives/cat_50039852.html

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1

63.9 28 1998年度アニメランキング28位
DTエイトロン(TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.5 (23)
141人が棚に入れました
2187年、強い紫外線が降り注ぎ荒廃した地上。ドーム都市データニアでは、子供達が感情を制御され巨大建造物「パイル」での作業に従事させられていた。そのうちの一人、主人公の少年シュウは海への憧れから脱走し、アンドロイド「エイトロン」をあやつる少年たちと出会う。彼らは、データニアの子供たちを解放しようとするレジスタンス、「リターナー」だった。シュウは彼らととも、にユートピアといわれるもうひとつのドーム都市「アモーロート」を探して旅発つ。一方、シュウ達が高い環境適応能力を持つ「DT(データトランスフォーム)保有者」である事を知ったデータニアは、捕獲のための部隊を送り出す。

声優・キャラクター
保志総一朗、夏樹リオ、矢島晶子、諏訪部順一、川澄綾子、山口勝平、神奈延年、辻谷耕史、遊佐浩二
ネタバレ

lZQnV50529 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

雰囲気を味わうアニメ

これを、SFの面白さを追求という観点から見たらつまらないでしょうね。これは完璧に雰囲気を味わうアニメ。たとえば、第15話のラブソング。 {netabare} 輸送手段を失って歩いて移動していた一行が、風力発電を見つけ、人が住んでいる村を見つけますが、この村は、世界の人々が歌を歌う習慣がなくなったので、歌を皆で歌って世界に歌を流している村だったというお話です。人々が練習のために歌う歌をBGMにして、お話が進んでいくところはさすがだと思いました。 {/netabare}
深夜放送時間帯で、ちょっと仕事に疲れてぱっとテレビをつけたらとてもよかったという感じのお話が多かったと思います。OPの歌はとても好きな歌詞で、お話の展開とも符合しています。幸せな時代に生まれたことを感謝して生きていきたい。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

63.8 29 1998年度アニメランキング29位
ジェネレイターガウル(TVアニメ動画)

1998年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (44)
184人が棚に入れました
時は2007年。研究学園都市・皇樹学園に3人の少年がやってきた。 22世紀の未来から来たガウル、コウジ、リョウ、その3人の目的は、未来世界を支配する圧制の超国家「クヴェレ」の打倒であり、クヴェレ発足の引き鉄となる第三次世界大戦の阻止、そしてその遠因となる超技術「インクルード・セル」の研究開発の妨害だった。 だが、彼等を追って未来から送り込まれた刺客・生物兵器「ジェネレイター」の襲撃、学園を支配するクヴェレの尖兵・斉藤リュウコの策謀により、ガウル達の使命の達成は困難に追い込まれるのだった。

声優・キャラクター
神奈延年、三木眞一郎、カシワクラツトム、ゆきのさつき、吉田小南美、山口由里子、堀秀行、塩屋翼

ビアンキ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「使い切った」作品

2年程前にAT-Xで視聴。
1998年、深夜帯で放送されたテレビアニメ。全12話


未来から来たと思しき3人の少年たち。
どうやらその少年たちには未来を変える使命があり、そして時間がないらしい。

少年たちは学校の生徒として学園に紛れ込み、未来に関してのキーワードをさがしつつ、
その少年たちのひとり(ガウル)は3人の前にあらわれる怪物を倒すために変身し、戦っていく。
そんな話


本作の感想を書いてみる


本作は一応ヒーローアクションものではあるが、非常に地味である。
まず、画面が暗い。主人公の戦いも、非常に地味で見せ場らしい見せ場はほぼない。
ヒーローらしい格好よさとは無縁に近い。

第六話のように演出・絵コンテ的に頑張ってる回はあったりするが、「本作最大の魅力」は、演出やアクションではないと思う。



じゃあ「本作最大の魅力」って何よ?
それは⬇

本作は主人公たちも含め、名前のある登場人物ほぼ全員が伏線であり、重要なキーワードになっている。
視聴者に伏線を気づかれないように登場人物を出し、登場人物以外のキーワードをばらまいてゆく。

そして最終回で伏線を全て回収し、キャラクターも無駄なく使い切り、全12話で綺麗に纏めあげた。

この「構成力の高さ」こそ、本作最大の魅力であり、評価点だと私は思っている。
素晴らしかった。


キャラクターは、「個性」を持っているというよりかは、
1人1人に重要な「役割」が与えられていると感じる。
どのキャラも派手ではないものの存在感があり、どのキャラも十分魅力的だと思う。

唯一、「マサミ」というキャラだけ頭に結構強い個性を持っているが、そのくらいのキャラ付けは、
この地味な作品中でも、強く目立たない程度の悪くないキャラづけだと思う。



シナリオ全体もバトルも非常に地味で盛り上がらない。
そのため人によっては退屈な作品かもしれない。

しかしこの作品の構成力の高さ、キャラクターの使い方の上手さは、地味だからこそ光り輝くものだと私は考えている。

私は「秀作」と評価する。

下手くそな文章、お読みいただきありがとうございます。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 4

ワドルディ隊員 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

SFアニメの入門してもオススメしやすい良作

このアニメは、タツノコプロで制作された
SFバトル物である。SF+茶筒と明記されれば
ピンと来る人もいるだろう。

おおまかなあらすじとしてはこんな感じ。
荒廃した未来から、人類復興の希望として
ガウル、コウジ、リョウの3人が現代に送り込まれる。
普段は、皇樹学園の高校生として活動し、
研究開発インクルードセル完成を阻止しようと試みるのだが…。

このアニメが素晴らしいと感じた点は、
事細かく張り巡らされた伏線を、きちんと
回収できているところ。あまりにもすごすぎて、
開いた口が塞がらなかった。
誠に感服した。この部分において、右に出るものは
中々いないだろう。

各キャラクターにも、きちんと焦点が当てられており
とても見ごたえがある。
個人的には、茶筒系ヒロインとして、有名なキャラクター
七宝マサミが好み。インパクトがすごいというのもあるが、
接し方を見ると、まるでおかんのようだ。
また、彼女と対照的なキャラクター、ナツミも正統派ヒロインと
して役割を果たしている。この作品は、2人どちらかがかけても
駄目なのだ。このアニメの良さをきちんと伝えられなくなる。

5話に関しては、自社パロディ満載のコメディ回だ。
タツノコアニメが大好きな方は視聴すべきだと感じる。

12話構成ということもあり、TVアニメとしてみると
短いが、とてもキレイに纏まっている。
私としては、間違いなく良作だと思う。
SFアニメの入門としても比較的オススメしやすい。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 6

63.6 30 1998年度アニメランキング30位
ロードス島戦記 英雄騎士伝(TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (69)
392人が棚に入れました
第1部「伝説への序章」ロードス島はアレクラスト大陸の南に位置する大きな島で、大陸の住人の中にはロードスを呪われた島と呼ぶ者もいた。暗黒の島マーモの暗黒皇帝ベルドはロードス支配をめざし、進軍を開始。その背後には強大な力を秘めた魔女カーラの暗躍があった。勇者を夢見る青年剣士パーンは、親友の神官エト、屈強のドワーフの老戦士ギム、魔術師スレイン、精霊使いのハイ・エルフの美少女ディードリット、盗賊のウッド・チャックと仲間になり、カーラが仕掛けたモンスターと戦いながらも、6人はロードス島の波乱の冒険に乗り出していくのだった。

声優・キャラクター
野島健児、沢口千恵、高塚正也、西脇保、坂本真綾、岸野一彦、米本千珠、神奈延年、新山志保、野田順子、宮本充、富沢美智恵、中田譲治、大塚周夫、太田真一郎、五十嵐麗、矢田耕司、大場真人、阪口大助、中井和哉、速水奨、西原久美子、浅川悠、檜山修之、森久保祥太郎

coldikaros さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

opの異常な出来

opだけが異常にクオリティー高いです。これはなんなんでしょうか。本編の方は大幅に作画の質落ちてますし^^;
まぁそれは置いておいても、内容はOVA版のリメイクと原作にそったOVA版の続きですね。
OVA版は原作とは異なった展開をし、異なったエンドを迎えたため、今作はそれを原作に沿ったものにし、さらにその先も描いていきます。
流石に原作に沿っているためか、OVAとは違って安定感がありますね。
後半は新主人公を迎えているため多少焦りましたが、しっかりと前半の主人公も登場するため、そういう出会いや協力も存分に楽しめました。
この手の硬派よりのファンタジーは最近はあまり見ないため、久しぶりにじっくり楽しめました。
個人的には、OVA版よりこちらをおすすめします。
というより、OVAは若干見る必要なかったなとも思いますけど^^;
まぁOVA版はTV版では描かれていない前半の主人公の成長編も描いていますので、どうせなら両方見るのがいいっていう気もします。
まぁ個人の自由ということで^^;

投稿 : 2024/04/27
♥ : 5

63.3 31 1998年度アニメランキング31位
アキハバラ電脳組(TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (48)
277人が棚に入れました
女子中学生の花小金井ひばり、桜上水すずめ、東十条つぐみ、泉岳寺かもめの4人がブームになっている電脳育成ペットの小型ロボットである「パタ Pi」を育てていると、正体不明の敵に狙われる。敵の目的は? そしてパタPiの秘密とは? 全ての謎が解明される時、彼女達に待ち受ける運命とは……。

声優・キャラクター
島涼香、吉住梢、浅川悠、長沢美樹、林原めぐみ、新谷恵、堀江由衣、くまいもとこ、水田わさび、鶴ひろみ、山口勝平、関智一、本多知恵子、玉川砂記子、かかずゆみ、西村ちなみ、鈴木琢磨、鈴置洋孝、喜多川拓郎、緒方賢一

k-papa さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

秋葉原という町のテーマにした初アニメ?

放送当時はまりました。
何が良かってと言われると何でしょう?
キャラのデザインかな?
ことぶきつかささんの原案の女の子の絵は好きですね。
原画集まで買ってしまいました。

内容は中学生が流行のペットロボットパタ Piから
不思議な力を得て変身する魔法物?とも言える物語です。
いや実はSFかな?
基本学園ドタバタものみたいな展開で話が進んでいきます。

全26話の2クール放送でしたが、
各回のバラつきが兎に角は激しかったです。
ビデオ版はほぼ安定していますが、
TV放送版は酷かった回は酷かったですよ。
紙芝居のような状態もありました。

絵コンテは大体監督のふじもとよしたかさんが行っている
回が多いのですが、4回ごとに担当されている桜井弘明さん
が時にギャグが冴えていて面白かったです。
桜井さんは後に劇場版で監督もされています。

で何が面白いかというと魔法物ぽい話の内容かな?
これが何故か秋葉原が下地で展開されていきます。
いまで言うとシュタゲーみたいな感じ?
タイム物ではないですけどね。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

63.2 32 1998年度アニメランキング32位
どっきりドクター(TVアニメ動画)

1998年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (37)
177人が棚に入れました
 七星小学校の屋上に建っている不釣り合いで怪しげな洋館、ここが主人公『どっきりドクター』こと『錦小路はるか』先生の病院『白ばらクリニック』で、この小学校の保健室でもある。 見た目はこわいが心優しいはるか先生は、性格を明るくするヘルメットや、つけた者同士がキスせずにはいられなくなる口紅など、数々の夢の発明品を作りだすことができる天才科学者で、困っている人のためにいろいろなものを作ってくれる。けれども失敗も多く、おまけにときどきその能力をくだらないことに使ってしまうので、病院のある小学校は大騒ぎの毎日だ。 そんなある日、はるか先生の病院に、看護婦として、幼なじみで初恋の相手『小泉みゆき』が小学生の妹『真由美』とともにやってきた。 はるか先生をはじめ、お宝収集が趣味で口うるさい教頭先生や、体を鍛えることが趣味の阿部先生など個性的な登場人物たちと、次々、飛び出す摩訶不思議な発明品が繰り広げるドタバタコメディ。 はるか先生の片思いは果して報われるのか?

声優・キャラクター
山寺宏一、桑島法子、千葉繁、笠井律子、石川静

63.2 32 1998年度アニメランキング32位
鉄コミュニケイション(TVアニメ動画)

1998年秋アニメ
★★★★☆ 3.5 (19)
119人が棚に入れました
文明崩壊後の地球。5体のロボットのグループは、コールドスリープされていた人間の少女を発見する。人類最後の生き残りかもしれない少女・ハルカは、クレリック、スパイク、リーブス、トリガー、アンジェラの5体のロボットと暮らしている。

声優・キャラクター
堀江由衣、石川寛美、堀内賢雄、深見梨加、大塚芳忠、嶋方淳子

ねこmm。 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

世界でたった一人の女の子  【ねこ's満足度:70pts】

戦争により深刻なダメージを負ってしまった地球。
そこでは、人類最後の生き残りとなった少女が数体のロボットと共に暮らしていた……。

人気声優・堀江由衣の記念すべき”初主演”作品。
ほっちゃん演じる少女・ハルカと彼女をサポートするロボットたちとの交流、
そしてそれらを通じて成長していくハルカの姿を描いた近未来SFドラマです。

作品の根底にあるのは、『ロボット工学三原則』と『親子の絆』。

人にとってのロボットとは、ロボットにとっての人とは。
また、親にとっての子どもとは、子どもにとっての親とは。
テーマもストーリーもシンプルですが、全体的に綺麗に纏まっていたと思います。
特に最終話の後日譚は素晴らしい。派手さこそありませんがとっても清々しい作品でした。

キャラもよかったです。
個性的なロボットたちはもちろん、一番はやはり主人公であるハルカ。
常に前向きで明るいその性格は、この作品そのものも照らしていたような気がします。

主題歌は『my best friend』。ED曲はそのカップリング『Dear mama』。
どちらも堀江由衣本人名義による初CD収録曲(デビュー曲)です。
まさにほっちゃんにとっての”初”づくしな作品。ファンなら見逃せませんよ♪

投稿 : 2024/04/27
♥ : 21

63.0 34 1998年度アニメランキング34位
異次元の世界エルハザード(TVアニメ動画)

1998年冬アニメ
★★★★☆ 3.4 (16)
118人が棚に入れました
引退したミーズにかわり新たな水の大神官であるクァウール・タウラスが到着したが、就任式の日に誠たちは次元転移装置の暴走により異世界クレタリアの各地へと飛ばされてしまった。転移の原因となった命の泉の秘密とは?

声優・キャラクター
岩永哲哉、置鮎龍太郎、夏樹リオ、石井康嗣、井上喜久子、小桜エツコ、石村知子、阪口あや、島津冴子、櫻井智、吉田美保、坂本真綾、沢海陽子、子安武人、玉川砂記子、青野武

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

TV版神秘の続きと思ってはいけません

TV版神秘の続きと思ってはいけません。
異次元はOVA版エルハザードの続きなのです。

次元転移装置の暴走によって異次元へ飛ばされるエルハザードの面々。
この次元転移装置はOVA版1期のラストに繋がる最重要アイテムなので、紆余曲折なくしてあの感動は無しです。
たわいもない話ばかりだとしても。
異次元でルーン王女を助けて一緒に暮らしている青年は、どう見ても天地無用の柾木天地にしか見えんのが笑える。AICめ(^^)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

62.9 35 1998年度アニメランキング35位
まもって守護月天!(TVアニメ動画)

1998年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (97)
705人が棚に入れました
一人暮らしの中学2年生の少年七梨太助のもとに、中国を旅している父親から手紙と一緒に支天輪(してんりん)という八角の輪が送られてきた。その支天輪から現れた、月をつかさどり不幸から主を守る精霊守護月天 小璘(シャオリン)と同居する。その後、同じく父親から送られてきた黒天筒からは慶幸日天 汝昴が、短天扇からは万難地天 紀柳が現れ、彼女たちとも同居する。シャオと太助は次第に惹かれあい、シャオの守護月天としての封印は自然にとけてゆくことになる。

声優・キャラクター
阪口大助、國府田マリ子、高田由美、森川智之、置鮎龍太郎、南央美、宮原永海、原えりこ、堀秀行、宇和川恵美、疋田由香里、浦和めぐみ、今村直樹、吉竹範子、川澄綾子、八奈見乗児、戸北宗寛

62.4 36 1998年度アニメランキング36位
アンドロイド・アナ MAICO 2010(TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (19)
94人が棚に入れました
『MAICO2010』(まいこ にーまるいちまる)はニッポン放送が中心となって行ったメディアミックスプロジェクトで、ラジオドラマ、アニメ、コミックのタイトル。 1997年当時、アニメ番組に力を入れていた時代のラジオドラマとして放送。その後「ヤングキング」でコミック化。また、1998年から半年間WOWOWのアニメコンプレックス枠において『アンドロイド・アナ MAICO 2010』としてアニメ化。本作は、近未来の日本において、業界初のアンドロイドラジオアナウンサーとしてニッポン放送に採用されたMAICOの成長を描く。

声優・キャラクター
丹下桜、古澤徹、置鮎龍太郎、緒方恵美、土井美加、成田剣、高森奈緒、小形満

62.2 37 1998年度アニメランキング37位
たこやきマントマン(TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (21)
259人が棚に入れました
宇宙征服を企むバオバオ大王とその手下の茶坊主ロボット点点は、どこからともなく漂ってきたおいしそうなにおいにひかれて、地球にやってきた。その美味しそうなにおいはタンポポ村のおばちゃんが焼くたこやきのものだった。「宇宙征服するにはまず腹ごしらえが必要だ。おばちゃんのお店のたこ焼を盗み食いしてやろう。」しかしおばちゃんは強かった。おのれおばちゃん、バオバオ大王は近くにあったゴミカゴを“ゴミカゴ怪獣”にして村人を襲わせた。おばちゃんは困って神様に祈った。すると、その祈りはたこやきの神様に届き、神様は5人の正義の戦士『たこやきマントマン』を誕生させたのだ!

声優・キャラクター
ゆきのさつき、山口勝平、水田わさび、みぎわ通、那須めぐみ、谷育子、小林清志、間宮くるみ

62.0 38 1998年度アニメランキング38位
アリスSOS(TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (62)
544人が棚に入れました
主人公の嵯峨野タカシは本が大好きで特に『不思議の国のアリス』の大ファンの中学生。古本のワゴンセールでたまたま「神様つき」の本を購入したことから、何者かにさらわれたアリスを救うことをその神様・M1に依頼され、仲間と共に異次元へと旅立つ。

声優・キャラクター
くまいもとこ、津久井教生、白石文子、池澤春菜、滝口順平、西村朋紘、梅津秀行、宇垣秀成、緑川光、豊口めぐみ、野沢雅子

62.0 38 1998年度アニメランキング38位
ああっ女神さまっ 小っちゃいって事は便利だねっ(TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (30)
203人が棚に入れました
WOWOWのアニメコンプレックス枠内で全48話が放送された。2007年12月7日からTOKYO MXにてセレクション放送。(地上波初放映) この作品はコミックに掲載されていた外伝的なもので、螢一やベルダンディーはあまり登場せず、ウルド、スクルド、岩ちゃんがメインであり、ナレーションは 奥さまは魔女で有名な中村正である。1~13話ではベルダンディー役の井上喜久子が産休を取っており、岡村明美が代役を務めた。なおキッズステーションでも放送されていた時期があった。

声優・キャラクター
冬馬由美、久川綾、岡村明美、井上喜久子、岩田光央

61.9 40 1998年度アニメランキング40位
スーパーミルクチャン(TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (21)
121人が棚に入れました
謎の少女ミルクチャンが、大統領の指令を受けて様々な事件を解決(?)して行く。ポップな絵柄とは裏腹に、実在の有名人や漫画・アニメなどを題材としたパロディや、ブラックネタ、毒満載の不条理な展開が特徴である。

61.8 41 1998年度アニメランキング41位
サイレントメビウス - SILENT MÖBIUS(TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (28)
201人が棚に入れました
人口は増加の一途をたどり、環境破壊による酸性雨が降りしきる近未来のTOKYOでは、人知を越えた不可思議な事件が起きるようになっていた。3rd- AT(サード・アトラクション)と呼ばれ一般人に秘匿されていたそれらの事件は、妖魔(ルシファーホーク)と呼ばれる異世界(ネメシス)の住人たちが引き起こす事件であった。2023年、頻発する妖魔事件に対し、ラリー・シャイアンは Attacked Mystification Police Department(対妖魔用特殊警察、通称AMP―アンプ)を組織、これに対抗する。AMPは香津美・リキュール、キディ・フェニル、レビア・マーベリック、闇雲那魅、彩弧由貴の女性だけで構成されている。彼女たちはおのおのが持つ特殊な能力を駆使し、妖魔に対抗する。

声優・キャラクター
松井菜桜子、鶴ひろみ、本多知恵子、岡本麻弥、永堀美穂、藤田淑子、小山茉美、平松晶子

りじゅ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

サイレントメビウス

映画も2つとも見に行ったし、テレビのやつも新潟ではやってなかったからビデオを借りてき全部視聴しました。

一番最初にこの作品と出会ったのは、友人宅で信長の野望の武将風雲録を5人でやっていたときでした。
5人で信長っているとさ、序盤は順番がすぐ回ってくるんだけど中盤から後半は国の数が増えたり、戦争を頻繁にするから順番が回ってこなくなるのですよ。

そこで仲間は銘々の暇つぶしの漫画や小説を持ってくるんだけど、その中にあったのがサイレントメビウスの漫画だったのです。
当事としてはちょいと大きめのサイズで2巻くらいまでしか出ていなかったと記憶しています。

当時はジャンプくらいしか読んでいなかった私にはとても衝撃的。そして斬新な内容だったのです。



まあ、漫画の話ばかりじゃなくてアニメの話もしますが、じつはそれほどアニメに関しては覚えてないのです。
所々は覚えているのですが、最終回がどんな結末だったのかさえ忘れてしまいました。
たぶん漫画とは違う終わり方だったとはおもうのですが・・・。



アニメや漫画で本気で好きになったヒロイン第二号の闇雲那魅さんを擁するこの作品。ぜひ機会があったらもう一度見てみたいものです。
ってところで今回は〆たいと思います。


※第一号はエルピーさんちのプルさんですw

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

kuroko85 さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

そこそこ魅せてはいるが、娯楽としていまいち。

角川アニメーション映画として、
「アルスラーン戦記」と同時上映だったと記憶している。

劇場公開作品だけにキャラもストーリーも
それなりに立ってはいるのだが、娯楽としてそこまで魅力性がない。
(一言で言えば、説明が無いので
原作を見ている人だけのメッセージのようにさえ感じた。)
伏線が伏線としていきてないのも大きかったかも。

また、戦闘シーン自体は綺麗で
大げさな描写で魅せてはいるが、
そこに暗示を含んだ過去回想など入るので間延びした
感が否めなかった。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

61.8 41 1998年度アニメランキング41位
発明BOYカニパン(TVアニメ動画)

1998年夏アニメ
★★★★☆ 3.3 (12)
91人が棚に入れました
人工惑星シャラク星では人間とロボトがのんびり共生する社会があった。一人前の発明家を目指す少年カニパンはタイシ級免許取得を目指し日々大奮闘するがいつも失敗ばかりしている。

声優・キャラクター
竹内順子、岩坪理江、三橋加奈子、生駒治美、松山鷹志、高橋広樹、田中完、上別府仁資、真島啓、池田未央

61.4 43 1998年度アニメランキング43位
バブルガムクライシス TOKYO 2040(TVアニメ動画)

1998年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (13)
95人が棚に入れました
2010年の第2次関東大震災によって東京は廃墟と化してしまうが、「ゲノムコーポレーション」が開発した人型アンドロイド・ブーマによって飛躍的な復興を遂げた。しかし、東京には以後もブーマが住み着き、また、経済的な面ではゲノム社が支配的なシェアを占める事になり、東京はゲノム・シティと化していった。そんな中、ブーマが故障によって暴走を始める事件が多発し、深刻な問題となったため、国はブーマが関係する事件のみを専門的に扱う警察組織A.D.Police」を設立した。熊本から憧れの東京へ上京してきた新人OLのリンナ・ヤマザキは、初出勤の日、暴走したアンドロイド・マッドブーマの事故に巻き込まれる。その危機からリンナを救ったのは、彼女が熊本にいた頃から噂で聞いていた、マッドブーマを相手に戦う謎の組織「ナイトセイバーズ」(以降、「KS」と表記)の一員プリス・S・アサギリだった。憧れのKSの関係者に接触するチャンスだと思ったリンナは、プリスを尾行することでKSの本部に辿り着くが…。

MSR2010 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

OVAリメイク版 テレビシリーズ <誤字脱字改定>

バブルガム クライシス2040

4人組の綺麗なお姉さんが メタルアーマーを装着してナイトセーバーとなりブーマと言われる異種生命体と戦いながら絆と友情、愛を確かめ 深めながら活躍する物語。
世界的に高い人気を受け 6ケ国による実写映画化が 決定された(実現には未だ至っていない)「バブルガムクライシス OVA」のリメイクテレビシリーズ。
ナイトセーバーとは、シリア・スティングレイ(通称シリア)が中心となって プリシラ・S・アサギリ(通称プリス)、リンナ・山崎(通称リンナ)、ネネ・ロマノーヴァ(通称ネネ)の20歳前後の女性から成る私設戦闘チームのチーム名で メカニックにナイジェル・カークランド、謎の少年マッキー・スティングレイ、シリアの執事から成る組織。
ナイトセーバーの資金源は、シリアの父親 スティングレイ博士が発見、研究した「ブーマー」を 特許権ごと「ゲノム」と言う組織が 買い取った利権によるものとしている。

リンナが、田舎からメガロシティとして震災復興を果たした東京に出てきた所から物語が 始まる。
他人を拒絶した人生を選択して来たロックボーカリスト プリス。彼女は、ナイトセーバーの1人であった。彼女を 追って リンナは、シリアと会合、ナイトセーバーの一員となり、ネネと出会い、チームが 完成、新たなチームとして始動して行く。

<前編>
「ゲノム社」が、開発中の宇宙からのエネルギー供給システムからのエネルギーにより「ブーマー」の自立異常化によって凶暴化が頻発。これを撃滅すべく「IDポリス」「ナイトセーバー」が 対処。「ゲノム社」の策略に寄り敵対する「IDポリス」「ナイトセーバー」。
「ゲノム社」内部で発芽し始めた作略と内部分裂の序章。
「ナイトセーバー」の正義は、守られるのか・・・。

<中編>
明かされるシリアの過去と「ナイトセーバー」結成の秘密。
奮闘するネネのハッカーとしての資質。
リンナの途惑いと葛藤。
プリスの人を拒絶する心の解凍。
守護する者として「IDポリス」「ナイトセーバー」の互いは 歩み寄れるのか・・・。
同じ頃、新たな敵「ブーマー」の遺伝子操作に寄って生まれた カンブリア紀の生物データを元にした怪物が 目覚める・・・。
余りに多い異常進化体と凶暴化、シリアが「ゲノム社」に対処すべく向かった先は、暗黒街の半分を占めると言われる風水を用いる一派の長。
一派の長との会合の結果、進化の秘密を推測。その恐るべき仮説を知る事となった「ナイトセーバー達」。
「ゲノム社」の作略と「ブーマー」の新しい脅威が 襲いかかる メガロシティ東京。
激しい戦いの果てに「ナイトセーバー」達が 見たものとは・・・。
次第に明かされる「ナイトセーバー」達が 使用しているメタルアーマの秘密とは・・・。

<後編>
遂に発現するラスボス。
進化するナイトセーバーのメタルアーマ。
物語は、最終局面へ移行して行く。
恐怖と危機感による諸外国の動向。
その間で
シリア、プリス、リンナ、ネネを はじめとするナイトセーバーとIDポリスの面々。
帰結は、何処へ向かうのか・・・。
メガロシティ東京は・・・。
「ナイトセーバー」達は・・・。

父親からの恐怖の遺産・・・デビルマン?
化け物の出現と進化・・・バイオハザード?
心の葛藤と収縮、解放・・・エヴァンゲリオン?
強敵に立ち向かうスタイル
・・・サイボーグ009?
風水、地脈・・・陰陽師?
新旧の日本の文学、アニメ、漫画のごった煮的なストーリー。OVAからの派生とはいえ 纏まり感のあるストーリーだと思います。
戦闘シーンは、古き良き時代の日本アニメを踏襲、その為か、古さを 隠せないが、安定感はあると思います。
流石にOVAよりは、脱ぎっぷりの良いヌードシーンが多くはない点は、賛否両論があるかもネ(笑)
今あるアニメに少なからず、影響を与えたアニメだと思います。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

61.4 43 1998年度アニメランキング43位
夢で逢えたら(TVアニメ動画)

1998年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (10)
54人が棚に入れました
生まれてから24年間彼女のいない人生に不安を覚えたフグ野マスオは占い師に恋人ができるか見てもらったところ、かえって来た答えは「一生恋人も結婚もできない」というものだった。その結果にショックを受けるもその運命を打破すべく入った見合いパブで潮崎渚に一目ぼれをする。渚を無理やり連れ出した渚の友人でマスオの同僚でもある磯辺波子の計らいにより2人はお近づきになりマスオは渚を恋人にするべく奮闘するのだが・・・。

61.3 45 1998年度アニメランキング45位
爆走兄弟レッツ&ゴー!! MAX(TVアニメ動画)

1998年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (35)
217人が棚に入れました
星馬兄弟が属するビクトリーズは、WGPで勝利した後、さらなる飛躍を求め世界へ旅立った。そしてビクトリーズを超えるべく、ミニ四駆に情熱を燃やす新たな兄弟が現れる!! エアロミニ四駆を駆使する彼らの名は、兄・一文字豪樹と弟・一文字烈矢。エリートレーサーの養成機関である「ボルゾイスクール」のレーサーたちと死闘を繰り広げる。爆走兄弟の新たな物語が今、始まった!!

声優・キャラクター
渡辺久美子、日髙のり子、池澤春菜、鈴村健一、宮崎一成
ネタバレ

yuugetu さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

子どもの時に観られたことに心から感謝

1998年1月放送開始のTVアニメ。
レッツ&ゴー三作は自分が子どもの時に見ておいて本当に良かったと思っている作品群です。
無印とWGP編は現在再視聴できないのでレビューは書いていませんが、本作と同じくらい好きですし、どれも本当に面白かったです。
MAX(本作)は無印、WGP編とは主人公も舞台も変わりました。


WGP決勝戦と時を同じくして物語は始まります。
トップレーサー(主にバトルレーサー)を養成するボルゾイスクールに在籍する一文字豪樹と、弟の烈矢。
レースの勝敗に不平を言ったことがきっかけで、豪樹はミニ四駆開発者であり指導者でもある父・正宗にいきなりスクールを追い出されてしまいます。
豪樹はその後、母方の叔父が勤める会社・GEN製作所に厄介になりながら何人ものレーサーと勝負を繰り広げ、一方烈矢もレースに負けたことで自分の走りに疑問を抱き、スクールを出て兄のところに転がり込みます。


ストーリーはシリアスとコメディの差が大きく、良く言えばメリハリがきいています。本筋に絡む回は内容が濃くとても引き込まれますが、息抜き回はライトで脱力するような話もあって、ダレていると感じてしまうと辛いかもしれません。

キャラクターは個性豊かでしっかり作り込まれ、メインキャラは作品内での役割もしっかり持たされています。
ただ、一部のキャラクターに描写のブレがあります。特に源さんやミナミちゃんはとても良いキャラクターなのですが、シリーズ構成の脚本と他の脚本家で大分性格が違っていてかなりもったいないです。

作画は良い時とそれほどではない時が割とはっきりしている印象です。絵柄や動きに個人差がはっきり出ていて、作画監督の個性を見る人には楽しいと思います。
特にキャラクターデザインの石原満さんや、高見明男さん、坂崎忠さんは子どもの動きに躍動感があり、くるくると楽しそうに動き回ります。絵の綺麗さもですが、キャラクターの演技(仕草と表情)が楽しい。

第1話はとても掴みが良く、素晴らしい出来です。
ただ兄弟が別行動をとる序盤は、烈矢側は暗い雰囲気なのに対し豪樹側は明るく、その対比は面白いのですが、初見では若干掴み所が無く感じられるかも。もちろん、その後のストーリー展開に必要な描写なのですが。
本作は烈矢がスクールを出て変わり始める中盤からが面白くなります。

世界観についてはダーティな面もあり、WGPまでの明るい雰囲気から少し印象が変わっています。
本作はスピードレーサーとバトルレーサー両方いて、レース内でのバトルが普通に行われ、スピードレーサーも自分の力でそれを跳ね除けていくのが最大の特徴です。
「清く正しく」という作品がほとんどの子ども向けではちょっと珍しく、面白い方向性だと思います。

{netabare}
主人公の一人(烈矢)がバトルレーサーですし、無印やWGPに比べればMAXはバトル自体を強く否定する雰囲気ではありません。
とはいっても一貫して「バトルなんてつまらない」「ゴールまで走らないなんてつまらない」というスタンスの豪樹が、一緒に走ったレーサーを変えていくキャラなので、どちらかといえばノーマル寄りではあるんですけど。

バトルレーサーもスピードレーサーも様々なタイプが出てきますが、見せ場が登場回しかないような場合もあり、キャラクターの変遷を楽しむまでには至らない部分もありました。
個人的にはせっかく色んなタイプのレーサーがいるので、一人ひとりをもう少し掘り下げてくれたら、世界観をさらに補強する事ができたと思います。そこは少し残念です。

雰囲気としてはレースアニメというよりはホームドラマですねw
出てくるマシンが「これミニ四駆じゃないだろw」と言いたくなるようなものばかりで、しかも日常描写に凄く力を入れているのでそう感じます。
中小の下請け企業が立ち並ぶ下町の雑多な風景や、軽妙さや渋さのあるBGMが、清濁併せ呑む世界観によく合ってます。

子どもたちと大人たちの描写がそれぞれに濃く、どちらの世界も重要視しています。
大人たちは子どもを一人の人間として扱っているのが印象的で(時には叱ったり振り回されたり助けてあげたりしますが)、一方の子どもたちも自分の考えがはっきりしていて、行動は子どもらしいのに意思決定は大人のよう。妙にかっこいいです。

一文字兄弟は正反対の性格という点は星馬兄弟と同じですが、こちらは弟が兄に影響される部分が大きいです。豪樹はレーサーとしての成長に比重が置かれ、烈矢は精神的な成長を大きく描かれます。
豪樹の生来のおおらかさと烈矢が作中で獲得する柔軟性は、本作の世界観を体現するような面があり、私はとても気に入っています。

第1話に豪樹の性格はほぼ描写されていますが、おおらかでお兄ちゃん気質、裏表がなく、楽しむ走りとその性格で何人ものレーサーを変えていきます。
豪樹の走りはスピード命ですが、バトルを仕掛けられても跳ね除けるだけの実力と精神的な強さも持っています。愛機マックスブレイカーZ-2はスピードに特化し、後継機のブレイジングマックスもその発展型。

烈矢はスクールを出てからは、気持ちを素直に言葉にしない面がありながらも、兄や周囲の人たちに甘えることも増え、子どもらしさと意志の強さを見せるようになっていきます。
バトルにはバトルで、スピードにはスピードで対抗するという自分の走りを身に付け、自分のマシンが破壊される覚悟もしてレースに挑み続けました。草薙兄弟にシャドウブレイカーZ‐3を壊されるシーンは、烈矢のこれまでを理解しているとすごく切ないです。
バトル向きのZ‐3から扱いの難しいナックルブレイカーZ-1に愛機を変えた際、それに合わせた走りを追求するという柔軟性の描写も良かったです。

豪樹は同タイプの後継機、烈矢は全く違うタイプのマシンを二台目にしているのも対比になっていて面白いですね。

烈矢に関しては、バトルとスピードがごっちゃな世界観に対応する上手いキャラ付けだと思っていたので、新マシンのナックルブレイカーがバトル向きでない(できないわけじゃないのでしょうが)のが少し残念でした。
ですがラストレースで草薙兄弟に対して「ガタガタ言ってるとぶっ壊すぞ!」みたいなセリフがあったので、Z-3と一緒に悩みぬいて獲得した自分のスタンスは変わっていないのだろうとも思います。

父の正宗は最初は良くない父親に見えるのですが、中盤ボルゾイに叛意を見せてからは、豪樹と烈矢を心から信頼し二人の決断と行動を見守ってきたこと、真摯にマシン開発に向き合っていた本質が見え始めます。
この親子が並んでいると本当に和みます。スリーショットが少なくて少し残念かも。

子ども達がマシンを自分のものにするのを信じて預けている一文字博士と、自分のマシンが世界一である事を証明して欲しくて娘を走らせた大神博士。
レーサーとしても人間としても成長し、マシンに素晴らしい走りをさせたマリナが父親を変え、二人の心が通じ合う流れは本当に素晴らしいです!
一文字家と大神家は、親子関係でも開発者とレーサーの関係性でも、正反対で面白いです。

下町の悪友でレース仲間のひとしは、凄く良い役回りでした。
一見弱いギャグキャラですけど、一文字兄弟に何回負けても、バトルレーサーに何回壊されても、一つのマシンを改良し続け実力を付けていきました。市販マシン使いの星ですw
ひとしは一般的なレーサーを代表するキャラクターとして素晴らしく、ラストでネロの気持ちが変わるきっかけになるセリフは必聴。

草薙陣・漸兄弟は子どもの時は魅力がわからなかったのですが、今回かなり好きになりました。
一文字兄弟と、影の世界しか知らない草薙兄弟は、大人との関わり方の違いから全く正反対の個性を獲得していたように見えます。だからこそ、草薙兄弟が新しい世界を知って自分たちの意思を見せるようになっていくのが面白いところですね。
その後がかなり気になるキャラクターたちです。
{/netabare}

脚本はシリアス回は全体的にきちんとしていて、シリーズ構成の星山博之さんは特に素晴らしかったです。
土台のしっかりしたキャラクターであることが一話観ただけでわかるような行動や台詞が多く、たまに入る粋な台詞回しが良いです。第41話の大人同士のやり取りは特に好きでした。
第41話「マリナ 父との再会」は、星山さんの脚本、演出は監督の加戸誉夫さん、コンテがなんとキャラデザの石原満さん(作画監督もです)。内容の濃さ、コンテ演出の素晴らしさ、作画の力の入れ具合が、第1話や最終話に劣らない内容でした。

全体的には粗もあり、世界観も万人受けはしにくいかもしれません。
けれどもストーリーや雰囲気は味わいが深く、キャラクターも背景を想像するのが楽しく、スタッフの当時のパワーも感じられ、繰り返しの視聴に堪える楽しく骨太な作品になっていると思います。
数年ぶりの再視聴でしたが、大人になっても再発見があり、何度観ても素晴らしさは変わりません。
シリーズ構成の星山さんや一文字正宗役の中村秀利さんは残念ながら亡くなられていますが、この作品を子どもの時に観られて、本作に関わった全てのスタッフに心から感謝しています。
(2015.8)

投稿 : 2024/04/27
♥ : 8

61.2 46 1998年度アニメランキング46位
ヴァイスクロイツ -Weiβ kreuz(TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (20)
152人が棚に入れました
様々な手段を使い、法の手から逃れる犯罪者を独断で処刑する闇の組織「Weiß(ヴァイス)」。そこに所属する4人の男達。彼らは皆、過去に大きな傷を負っていた。自分の過去と向き合い、そして「人殺し」としての運命に翻弄されながら、やがて彼らはエスツェットとよばれる組織との戦いに巻き込まれていくのだった。

61.2 46 1998年度アニメランキング46位
快傑蒸気探偵団(TVアニメ動画)

1998年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (27)
147人が棚に入れました
スチームパンクの世界にある街「蒸気都市(スチームシティ)」を舞台に、少年探偵の鳴滝と自立メガマトンの強力、看護婦の鈴々が難事件を解決していく。この世界では、燃料となる物質が石炭しか採掘されなかったため、蒸気機関が異常に発達している。「マトン」と呼ばれる蒸気機関で動く人型ロボットや、「メガマトン」と呼ばれる巨大マトンが存在する。

61.1 48 1998年度アニメランキング48位
花さか天使テンテンくん(TVアニメ動画)

1998年秋アニメ
★★★★☆ 3.3 (17)
179人が棚に入れました
クラスで一番ダメな奴と評判の桜ヒデユキとオチこぼれの食いしん坊天使テンテンくんのハートフルコメディ。小栗かずまたの人気コミックをTV化。人が誰でも生まれる前に神様から授かるという才能の種“サイダネ”。だが、小学生の桜ヒデユキは、そのサイダネをもらいそこねて生まれてきてしまった。天使のテンテンくんが吐き出した梅干しの種が、サイダネの代わりに彼の体に入ってしまったのである。神様はテンテンくんに地上に降りて、ヒデユキが本来もらうはずだった才能が何か見極めるように命じた。

声優・キャラクター
鈴木晶子、摩味、萩森旬子、中川亜紀子、野島健児、天神有海、志賀克也、徳永悦子、石川大介、杉野田ぬき、神代知衣、沢口千恵、高橋広樹、浅川悠、永井寛孝、大須賀純

61.1 48 1998年度アニメランキング48位
銀河漂流バイファム13(TVアニメ動画)

1998年春アニメ
★★★★☆ 3.3 (11)
66人が棚に入れました
人類が宇宙に進出し、遠く44光年離れたイプザーロン系まで開拓の手を伸ばしていた時代・・・。イプザーロン系第3惑星クレアド、地球人が第 2の故郷として“発見”したその星は、異星人ククトニアンが長い年月をかけて再生している途中の星であった。地球軍はわずかな居住者しかいないその星を武 力で侵略し、異星人の存在は民間人には極秘とされた。ククトニアン達は地球軍に対し撤退を要求するも、地球側はこれを無視。地球は何も知らない民間人をイ プザーロン系に入植させ続けるのであった。ところが、地球のクレアド侵略より数年、ククトニアン達はついに反抗の準備を整え、地球軍に戦いを挑むときがやってきた。ククト軍の電撃作戦 によりクレアドは陥落。大量の避難民が発生することとなった。地球軍は避難民を地球に避難させるために、避難民の地球移送計画を実施する。最後の避難民を 乗せた宇宙練習艦ジェイナスは地球に向けて出発するものの、度重なるククト軍の攻撃により、大人達は一人、また一人と死亡し、ついには乗組員は子供13人 だけとなってしまった。誰にも頼れずに生きる、13人の子供達の旅が始まる・・・。

声優・キャラクター
保志総一朗、菊池英博、鳥海勝美、竹村拓、野沢雅子、あきやまるな、冨永みーな、笠原弘子、原えりこ、佐々木るん、滝沢久美子、千々松幸子、手塚ちはる、大塚芳忠、渡辺美佐、川上とも子、緒方賢一

59.9 50 1998年度アニメランキング50位
Night Walker ナイトウォーカー 真夜中の探偵(TVアニメ動画)

1998年夏アニメ
★★★★☆ 3.2 (14)
104人が棚に入れました
『Night Walker -真夜中の探偵-』は、1993年にPC-98用として発売、2001年にWindowsに移植された推理もののアドベンチャーゲーム及びそれらを原案として1998年にテレビ東京系列で放送された連続アニメ作品。テレビ東京放映のアニメでは唯一のアダルトゲーム原作の作品。多発する怪奇現象や超常現象、それらはナイトブリード(ブリード)と呼ばれる闇の種族の仕業であった。探偵事務所を営む紫藤龍彦は、裏ではブリードを狩ることを生業とするヴァンパイア(吸血鬼)である。ブリードがらみの事件を追う松永弥生、紫藤に憧れる女子高生山崎理保、使い魔のグニと共に、大都会を舞台に数々の事件を解決していく。
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