2023年春(4月~6月)に放送されたおすすめアニメ一覧 81

あにこれの全ユーザーが2023年春(4月~6月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月26日の時点で一番の2023年春(4月~6月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

59.0 51 2023年春(4月~6月)アニメランキング51位
東京ミュウミュウ にゅ~♡ 第2期(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★☆☆ 2.8 (17)
60人が棚に入れました
「激闘の末、エイリアンの攻撃から東京の街を守り抜いた東京ミュウミュウ。桃宮いちごの青山雅也への想いも実り、5人は喜びに包まれる。でも、エイリアンたちは次なる手を考えているみたい……? さらに、ミュウイチゴの前に謎のイケメンが現れて、新たな波乱が起こりそうな予感――! いちごの恋は、地球の未来は、いったいどーなっちゃうの!? 大切なものを守るため、東京ミュウミュウは5人揃って立ち上がる! 合言葉は……「地球の未来にご奉仕するにゃん♡」

Happy日曜日 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.4

このアニメは改善が必要です

新しいアニメは漫画を変更せずに非常に忠実である必要があります。また、 2002年のアニメ版や漫画のみんとさんのお団子ヘアも復活させてお願いします。ミュウイチゴのピンクの髪型を復活させてお願いします。ミュウペンダントを復活させてお願いします。さらに、2002年アニメ版のざくろさんの前髪ぱっつん髪型も復活させてお願いします。株式会社ぴえろと協力してアニメーションに取り組むことをお勧めします。脚本家は吉田 玲子さんでしょう。おそらく、検閲なしで成人視聴者向けに、より成熟したストーリーを含めるためです。怖いシーンとかわいいシーンを好む大人はたくさんいます。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

綺麗な終わり方

{netabare}
昔の女児アニメのリメイク、2クール目。
1クール目は普通ぐらいの出来だったけど、2クール目は1クール目に比べてメインストーリーの進行も早かったこともあって格段に良くなったんじゃないかな。
青の戦士という謎めいたキャラの存在やミュウアクアに関する深堀り、より環境問題を意識したような話など、話にバリエーションがあったので二期は女児アニメ特有のワンパ感をあまり感じずに楽しめた。
1期で散々言われてたざくろの声も、完璧とまではいかないけれど、1期に比べるとかなり改善されていたと思う。

2期は何よりも最終回が良かったかな。これまで戦ってきた相手との和解、青山君への告白など、他人との間にあったしがらみがすべて綺麗に解消されて、2クール放映ということもあってかなりカタルシスのある最終回だった。
ずーっと憎まれ役だったキッシュも最終回手前の回だけですごく好きなキャラになったよ・・・。

このアニメ普通に朝アニメとしてやってた方が人気出たんじゃないかなとも思うけど、もう今の時代ニチアサは厳しいのだろうか...。

私的評価:90点
私的ベスト回:12話(最終回)

{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

58.8 52 2023年春(4月~6月)アニメランキング52位
アリス・ギア・アイギス Expansion(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★☆☆ 2.9 (48)
146人が棚に入れました
時は未来 アキ作戦が終わり日常が戻った東京シャード。 ヴァイスの襲来も減り、ヒマを持て余している成子坂製作所の面々。 そこへ憧れのアクトレスになりたいと 一人の少女が門を叩くのだったが、、、

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

オチの無い美少女達の日常を描く!だから何だよと…。ラストは少しSFだけど挽回不能!

 12話(最終話)まで観ました。2023.06.22

 ラスト二話は、少し戦闘美少女ものっぽい、シリアスな話でしたが、成子坂製作所の立ち位置が不明なので、組織間の話をされても良く分かりませんでした。

 犠牲になった他のアクトレスはどうなったんでしょうか?廃人になったり死亡したりしているのかな?

 アクトレスが人間扱いされているのかも不明な状態で、一応仲間は無事でしたでは、オチとして弱いです。  

 結局、アクトレスは傭兵みたいな、使い捨てのパートタイム戦闘員か何かってこと?仲間がどうこう言う以前に雇用形態が気になります。

 結局、ソシャゲの宣伝なので、ゲームの設定以上の情報が無いんでしょう。

 ゲームはプレイしていないので、内容は良く分かりませんが、CMからは美少女がたくさん出てガチャを引いてバトルしろ的な、物語性もクソも無い感じはします。

 正直、面白くはありませんでしたが、色々な制約がありそうな中、製作したスタッフの皆様お疲れ様でした。

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 10話まで観ました。2023.06.06
 
 ちょこちょこレビューを書かないと、前回の話を完全忘却してしまいます。一話完結の日常系で面白くないと、いちいち前の話を覚えちゃいないですね。

 10話は水着回でした。まぁ、抑えた絵柄なので特に萌もしなければエロくもありません。

 ゲストキャラとか出てきますが、ゲームをやっていないので、何だかわかりません。

 このまま、爪痕を残せずいつの間にか終わっているアニメになりそうです。
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 8話まで観ました。2023.05.25

 キャラクターにコスプレさせたパロディのパロディ回が続きます。もう、日常ですらありません。大分キャラクターに愛着が湧きつつありますが…。

 8話Bパートではキャラクターが3頭身になります。カワイイんですが、益々誰が誰か分かりません。後、何のパロディなのかも不明です。

 キャラクターと声優人気を前提に作られても、なんとも言えないです。

 作画は悪く無いのでクソアニメとも言えず、どうしたら良いんでしょうか?

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 6話まで観ました。2023.05.11

 横溝正史の探偵物のパロディのようです。製作側は楽しんで製作しているような感じはします。

 ただ…原作でのキャラの立ち位置が不明なので、パロディになっていません。

 良く知らないキャラがコスプレしているだけ…パロディのパロディなので何が面白いのか分からないです。

 まぁ、所詮ソシャゲの喧伝なので、コレはコレで良いのかもしれません。

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 5話まで観ました。2023.05.03

 また、バトル無しです。高尾山へ行ったり、ヒーローショーの助っ人をしたりします。

 どっかで観たような話が続きます。4話のラストは何だったん?見間違い?

 このまま、女の子達の日常に萌えてて良いのでしょうか?原作ゲームの内容が分からないので、応援して良いのか戸惑います。

 主人公達は、今後バトルに参加するんでしょうか?あっけなく戦死したり、イデオンのヒロインみたいに爆発で首が吹き飛び、頭だけ画面の右から左に回転しながら移動するようなグロ描写の犠牲になったりしませんよね?

 アニメの立ち位置が不明なので、鬱展開が無いとも言えず、とても不安です。

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 4話見終わりました。2023.04.25

 相変わらず、屋台を出してみたり、陳腐なバラエティー番組みたいのに出場したりと、女性キャラ達の日常話が続きます。

 機械生命体とのバトルはどうなったんでしょうか?ラスト、陰謀とバトルを予感させるエピソードが少し入ります。
 
 もう、日常回は飽きたので、今後の展開に期待です。

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 3話まで観てのレビューです。2023.04.23

 キャラの名前の呼び方が間違ったまま放映されちった…。とのことで話題?になってますが、まぁどうでも良いです。

 ひむかいが、ひなたになったからってスルー案件です。気分で呼び方変えてる変な奴が混じってるのかな。

 女の子達のキャッキャウフフの日常を観る話ですが、ギャグ路線なのにオチも無い駄話を延々とやります。

 原作ゲームでは、戦闘とかするらしいですが、今の所全くメカも戦いもアクションもありません。

 原作ファンじゃないと、どこを楽しめば良いのか戸惑う作品です。完走にはかなりの気合いが必要そうです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ソシャゲー紹介アニメとしては悪くない

ソシャゲー紹介アニメというと大抵は超低品質で糞つまらないものですので、その点では割りとマシな方だったのでは。
キャラを大勢紹介しつつも、それがストーリーに組み込まれていて、キャラそれぞれの紹介も多少して、と、決して酷過ぎはしませんでした。
一応一話最後に次回への引きもありましたし、作りはそんなに悪くもないです。
ソシャゲーアニメとしてはよく頑張りました。

では普通に面白いかと言われたら… どうでしょう。
まったくダメダメで酷いというわけではないです。
まあ表情がコロコロ動いて可愛らしい面もあり、一応楽しさはあったと思います。

しかし、やっぱりそれで面白いかと言われたら別にとしか。
ただ、これならファンなら普通に楽しめる内容だ、と言うなら、そうかもしれないと思いました。

私はファンではないので評価しませんが、ファンなら楽しいかもしれません。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

ソシャゲ原作の美少女アニメ

ソシャゲ原作ということもあり、登場人物が多く、把握出来るのは主人公の夜露ぐらい(もっとも本作では、のどかの方が主人公ぽいが)

雰囲気的にはだいぶ前に放送されてたフレームアームズガールのバトル以外の日常を描いた感じで、言うなれば美少女たちがキャッキャウフフをしてる内容でしたね。

日常系も悪い感じはしないのですが、原作ゲームのイメージでやはり戦闘シーンがないと退屈気味にさせられる印象。個人的にはその戦闘とのギャップもあるとなお良かったのですが、今のところ茶番ばかりで肩透かしを食らいました。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

58.6 53 2023年春(4月~6月)アニメランキング53位
漣蒼士に純潔を捧ぐ(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★☆☆ 2.9 (19)
50人が棚に入れました
「愛しい妻の願いなら…捧げますよ、この身全てを」 美しい刺青をさらして愛を注ぐ彼…一晩だけの夢と思ったのに… 内気OL・凪沙は、旅先で謎のヤクザ・漣と出会う。 「妻のフリをして欲しい」と頼まれ、一晩だけ…と彼の手をとる。 宝物のように自分を扱う紳士的な姿に、凪沙はある決意をして…。 紳士な男が見せる剥き出しの情愛。 激しくも優しく抱き溶かされたら…! 凄艶ヤクザ×自信ゼロの処女OL! 溺愛繚乱ドラマチックラブ!

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

僧侶枠のレベルも上がりましたねえ。ヒロイン可愛いです。

 何の気なしにDアニメで見たら、僧侶枠も随分レベルがあがりましたねえ。ヒロインが可愛いじゃないですか。後半の過去回想の茶髪の時の方が大人びてていい感じだったですけど。

 ショートアニメなのでかなり端折っているので、薄いストーリーに見えますが、プロットは王道の恋愛ものです。ヤクザに捕まったりして盛り上げもありますが、あそこが適当な感じでした。ヤクザのダークな部分をもうちょっと丁寧に描いて、変ないいかたですけどヒロインがかなりひどい目にあって、それでも…という展開で、2人のキャラと内面を膨らませれば24分6話分くらいの内容になるのではないでしょうか。

 配信版なので、僧侶枠のアダルトシーンはカットですが、26歳処女設定の初体験のところはちょっと見たかったかも。ただ、もちろんこのために円盤買ったり、どっかに入会しませんけど。

 原作はシーモアとかピッコマかあ…どうしようかなあ、と迷うくらいには面白かったしヒロインが可愛いかったと思います。ヒロインの声もいいし。作画のレベルは低いですがキャラデザと止め絵で上手くしのいでいました。

 声優・キャラは十分加点できます。ストーリーはまあプロットはいいですけどプラスをつけるような内容ではないです。ショートですし。サクッと見る分には十分いい作品だと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

例によって急展開

前期のうたのおねえさんが割とよく出来ていたんだなぁと実感させられる作品。

とにかく急展開につぐ急展開でなぜにヒロインに対して、ヤクザの若頭が御執心になるのかが理解出来なかった。

それにしても、ヒロインはともかく、イケメンのヤクザの若頭の好感度が最初から100のため、恋愛ものとしてもあまり楽しめないですね。

絵柄はまあまあ良さげな感じで、ヒロインの声優さんもなろうの作品に少し出ていたなという記憶がありましたが、それ以外はあまりパッとしない作品だったなと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

58.3 54 2023年春(4月~6月)アニメランキング54位
魔術士オーフェンはぐれ旅 聖域編(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★☆☆ 2.9 (11)
56人が棚に入れました
オーフェン一行は領主アルマゲストに招かれて≪最接近領≫を訪れる。≪最接近領≫は人間種族を守るため、ドラゴン種族の≪聖域≫に攻め入ろうとしていた。だが貴族連盟傘下の魔術士集団≪十三使徒≫は、双方とも危険視して滅ぼそうとする。

57.7 55 2023年春(4月~6月)アニメランキング55位
魔法少女マジカルデストロイヤーズ(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★☆☆ 2.8 (103)
236人が棚に入れました
2008年――謎の勢力の出現により、アニメ、ゲーム、マンガ、音楽、鉄道、コスプレなどあらゆるオタク文化が排除された日本。 グッズは収容され、保護の名のもとにオタクが弾圧されても、人々は自我を喪ったかのように疑問を持たない。 秩序維持を担う組織「SSC」に蹂躙され、オタクは滅びたかに思われた―― だが、封鎖されたアキバを奪還し、反旗を翻す者たちが現れる。 若き革命者「オタクヒーロー」――何よりもオタク文化を愛し、誰よりもアキバを愛する男。 そして彼を慕う3人の魔法少女たち――「アナーキー」「ブルー」「ピンク」。 2011年の日本を舞台に、自由の旗のもとに集ったオタクたち――アキバ革命軍は、SSC首領「SHOBON」との壮絶な戦いに挑む。 好きなものを好きなだけ好きといえる世界のために。 自由の旗のもとに集ったオタクたちよ、奪われた文化を取り戻すべく OTAKU COUNTER CULTURE を巻き起こせ!
ネタバレ

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

メタ的な主張が直接的すぎ。面白さとキャラの魅力が前提でしょう。

 本作がメタ的な視点と現実が混同している感じの世界観で、オタクは死なないというテーマなのは、早い時点で気が付くでしょう。少なくとも6話の段階で、魔法少女が{netabare}突然届けられたという{/netabare}表現があったのでほぼ明示に近いと思います。

 となったとき、SSSSグリッドマンやシンエヴァ(TVのパイプ椅子、旧エヴァの「きもちいいの→気持ち悪い」も同様)など、メタ視点の物語を想起するわけです。ですが、この2作と比較してどうでしょう?
 圧倒的なアニメのクオリティの差です。画面、作画だけで引き込まれるようなアニメの出来、そして六花やアカネ、綾波レイやアスカと言った、非常に魅力的な女子キャラがいました。
 そして、何よりストーリーそのものがメタという仕掛けをまったく意識させていません。ラスト以外はそれに気が付かなくても楽しめる構造でした。

 ひるがえって本作です。アキバとオタクを出した時点で、オタク文化のメタ的な話だよ、というのはもう1話2話見ていれば分かります。OPEDが露骨に脳内の話だというアナロジーになっています。

 本作の変身バンクやOPEDは非常に優れているとは思います。ですが、キャラ造形が六花・アカネ・綾波レイ・アスカに匹敵するでしょうか?魅力的な世界観、謎、カッコイイロボットはどうでしょう?何より考察すると後からわかってくる仕掛けは機能しているでしょうか?

「逆転電池少女」もそうでしたが、メタ視点のオタクというテーマ性がこれでもかと設定、ストーリー、画面そのものになってしまっています。これではだめです。
 もちろん、考察が出来ない勢力があふれているという危惧もあるのでしょうけど、面白ければちゃんと見ます。そして面白い話にのめり込むといつの間にか、何かを考えているなどがアニメにおけるメタ視点のテーマ性ではないでしょうか?
 オタクをストーリーに盛り込み全面に押し出すと、どうしても悪乗りに感じられてしまい「またやってるよ」になるでしょう。

 アキバの衰退がそのままアニメを考察する、議論するという文化の終わりでもあります。本来、アニメDBの知識の他に、SFや文学、哲学や心理学、IT関係などを一生懸命勉強してアニメを論じていた層は確かに死んでいます。自分の時間と収入のほぼすべてをアニメ・ゲームなどに費やしていたオタクはいないでしょう。

「オタク」=「お宅」はそもそも、相手を名前で呼ばない…つまり相手は個人ではなくマウントを取る議論の対象でしかないという心理を持つ人たち、あるいは「キミ」「アナタ」と呼べないコミュニケーション不全の集団に対する蔑称です。アニメ絵を身に着ける気持ち悪い集団の象徴です。それを描いていましたが、どちらかというと「オタク」というククリではなく「陰キャ」という集団に見えてしまいます。

 しかも、ドラッグカルチャー、サイバーパンク、ミリタリー、鉱石ラジオなどまでさかのぼってしまい、オタクといっても視点が定まりません。

 本作は逆に巷にあふれている「萌え少女」が中心にいるために、軽くみていると「萌えアニメはいっぱいあるじゃん」「アキバはないけど、オタク文化は全盛でしょ?」という疑問が出てしまいます。ですので「本来的なオタク文化の死」を言われても、今のアニメの視聴者層、ライトオタクはポカーンとなってしまうでしょう。

 そして、焚書・弾圧のような印象ですが、表現の自由に対する危惧…たとえばポリコレや性の消費という視点に見えません。あるいはあってもかなり薄いので、言いたい内容はなんとなく感じられるけど、的外れに感じてしまうでしょう。
 主義主張が濃厚に感じられるだけに、その滑り方はかなり「痛い」です。まさに痛アニメです。

 このアニメを更にもう1個視点を上げて俯瞰すると、このクリエータが考えるオタクの定義やオタクの死と、今のアニメの視聴者層や現代的なオタク定義の分断が、面白いアニメでした。

 が、エンタメ、キャラの魅力というボディがなく、オタクという視点をダイレクトに放り込んだために失敗した感じです。出来が悪いとはいいませんが、これでは理解されないと思います。

 それにキャラ、特に主人公の内面が見えてきません。オタク的なもの大好きという主義主張だけで奥行きがないので、これでは乗れません。6話周辺のエピソードをストーリー全体で膨らませて、彼自身をもっともっとオタク以外の文脈でも語って行かないと感情移入できません。それがないので余計メタ視点になります。

 OP・EDの出来と音楽は素晴らしかったです。そして作画を初めとしたアニメもムラはありますが、悪くなかったです。何より、私は毎週楽しませてもらいました。もらいましたが、アニメそのものを楽しんだわけでなく、裏にある意図を考えるのを楽しんでいました。ですので、ストーリーはあまり高く評価できないかなあ。

 ただ、こういう取り組みは嫌いじゃないので、ストーリーに若干加点しておきます。もっと深さが隠れているにしても、エンタメ度が低いと残念ながら、2回目見て考察する気にはなれないかなあ…。






1話 表現の自由?自称オタクへの絶望?「電池少女」的なアニメ

{netabare} 表現の自由あるいはオタク論を中心に描いたアニメには「図書館戦争」「逆転世界ノ電池少女」などありました。世界観的には「電池少女」の前日譚か?というくらいにそっくりです。

 本来表現の自由の侵害の主体は「公権力」であると思いますが、今、世界的に「ポリコレ」「フェミニズム」などによる表現の自由の侵害がはじまっています。変な話、本当は表現の自由の侵害に抵抗すべき「権利」を謳う人たちが、自分たちで民主主義の首を絞めているのだから笑ってしまいます。
 こういうアニメが作成されるのは、そういう状況に対してものを言いたいクリエータたちの抵抗なんだと思います。

 そういえば「ブラック★★ロックシューター DAWN FALL」の制作会社みたいですね。この作品にもいろいろ含意がありましたが、ほぼ読み取られずに終わっています。ですので、こういう直接表現に来たのかなあと想像します。
 その意味では行間も内包されたテーマ性も読み取れないキャラ萌えの「自称オタク」に対する絶望をクリエータが感じている可能性もあります。

 つまり本作はオタク批判の可能性もあります。この点でも「電池少女」的ですね。2011年ごろまではいた金も時間もすべて「対象」に費やす類のオタクがいなくなって久しく、それにともなってアキバも衰退したのでそのノスタルジーになる可能性もあります。それもまた、時代に対する提言があるものですからいいと思います。

 ただ、残念なことにアニメのレベルがなあ…こういう「オタク」を題材にした場合、キャラデザはもっとまじめにした方がいいですね。敵がアスキーアートだし、キャラの性格もデフォルメがきついし、冒頭の登場人物たちの様子もカリカチュアライズしすぎです。

 こういうところの作り込みが足りないと、伝えたいことを伝える前に批判で終わってっしまうので、そこが残念ですね。最後の方の変身シーンはかなりいい造り込みでしたが「文字芸」はもういいです。

 いずれにせよテーマの意図は素晴らしい。ですので見るとは思いますが、アニメのレベルが付いて行っていないのが残念です。ストーリーでぜひ逆転してほしいですね。

 なお、敵の幹部らしき女性のドクロの髪飾りと魔法少女の胸の飾りが、両方ドクロですね。「エヴァの使途」「ドクロベエ」「神のみぞ知るセカイのエルシィちゃん」あたりで見た感じです。なにか意味があるんでしょうか?{/netabare}


6話 OPとピンクの象が気になります。ディープオタクの妄想か。

{netabare} さて、6話で話が大きく動きました。魔法少女たちが人造物または自然発生のようなイメージです。迫害が始まったと同時に、オタク度が高い少年のところに送られてくることから言って、共同幻想的な「意思の集合体」あるいは少年の熱い想いがオタクカルチャーの象徴的な魔法少女を実体化させたのでしょうか。

 彼女たちの姿は、老人の依頼した人形と似ていることから少年の記憶の底に隠れたのかもしれませんし、オタク総体の集合的無意識の元型・聖母的なものなのかもしれません。敵側のボスの何かかもしれません。

 6話はEDが通常とは違うということはここでストーリーが動きだす、ということですね。捨てられた人形やあの金髪外人から言って、起承転結の転が始まった感じです。

 で、5話まで流れたEDですがスク水、ブルマにセーラー服に囲まれたオタクが、最後は…というイメージでした。これをどうとるかですが、魔法少女たちが幻想=2次元の嫁に見えますが、妙にリアリティがある生々しい作画をワザとしています。オタクヒーローというのは実態の女子高生を諦めて内にこもっている病人です、と言っているんでしょうか。
 次回予告が絵コンテなのも、この作品が作り物であるというメタ視点で庵野秀明氏が使った手法です。

 ストーリーというか本作の全体感ですが、OPが象徴するのはドラッグカルチャー…サイバーパンクでしょう。2話でピンクの象が出てきます。エレファンツオンパレードで知られる幻覚ですが、覚せい剤LSD登場前後ですから1940年代の話です。
 不思議な事にアキバの地下アイドルと絡めてきます。「アンダーグラウンド」つながりかもしれません。

 薬を飲むことが選択につながるのはマトリックスですし、エヴァのオマージュはいたるところで見つかります。
 それだけでなく、鉱石ラジオやモールス信号、軍用機の模型になると1960年~70代でしょうか。アイドルの水着騎馬戦もテレビの人気コンテンツだったみたいです。

 そして敵側ですね。敵は不思議なことにオタクコンテンツであるアスキーアートみたいな人物像です。これは「我儘で悪意のある匿名で無責任なJ民的な視聴者」を象徴しているんでしょうか。
 そう…匿名の悪意がコンテンツどころかカルチャーを殺す…とも取れます。ただ、敵方のボスには意思があるのでなんとも言えません。

 オタクの世代間格差、好みの差、視点の差などマニアと言われる時代のいろんな形のオタクが出てきます。特にドラッグカルチャーに焦点を当てているので、アンダーグラウンドカルチャーを含めたサブカルチャー全体、趣味、マニア、そしてオタク第1世代から今のなんちゃってオタクまで網羅的に扱っていますが、そこは意図的に区別がつくようになっています。

 そして魔法少女の意味ですね。幼女・女子児童向けのコンテンツからリリカルなのは等による大きなお友達のキモコンテンツ化、そしてマギまどによる魔法少女のズラしとオタク内での市民権という歴史も内包している感じです。アキバのアイドル、地下アイドル、アイドルアニメの様々な形まで内包している気がします。

 メッセージを込めたい作品なのは明らかでしょう。どの程度の深さになるかは分かりません。「逆転電池少女」の失敗の後なのにあえてこれをやるという意図も含めて興味深いです。
 まだ1回しか見ていないので、気が付いたところしか拾えていませんが、まあ、オタク総括、ということでしょうね。この先の展開によっては1回戻って再考察したほうが面白いかもしれません。テーマ性が明確になってくるのはこれからでしょう。

 妄想とか、ドラッグ…幻想的なものを強く意識しているのが、気になります。
 それと2011年かあ。なぜ?でしょう。秋葉原通り魔事件が2008年。AKBは2006年、シュタインズ・ゲートが丁度2011年かな。つまり、オタク文化最盛期は2011年ということでしょうか。

 2話冒頭だけ20××年になっているのがなぜか気になるのと、OPの青い金魚の意味がちょっと読み取れてません。オープンカーのイメージも含めて何かオマージュした作品があるのかな?

 なお、OPは特にですけど、EDも含めアートとしてはかなりハイレベルです。作品が一筋縄ではいかない気がするのもOPと2話のピンクの象のせいです。{/netabare}


8話 不穏さがいいですね。虚構と現実の狭間か。

{netabare}  非常に不穏でいいですね。3人の魔法少女の6話の描き方と浮いている感じとこの8話のエピソードから言って、まずこの作品世界そのものが病気の人間の妄想なような雰囲気があります。OPとEDもそういう感じですし。夢オチでも驚きません。

 また、この作品世界そのものは現実という設定にせよ、主人公の病的な何かがキーになりそうです。目を見せないのも不気味です。

 いや、面白いです。こういう仕掛けがありそうな作品は本当に面白い。是非、いい意味でも悪い意味でも最後まで仕掛けて欲しいです。{/netabare}


11話 ここまでの展開はヒントが沢山あるので読めます。で、言いたい事は?

{netabare} 「わんく」=ニコニコ超会議など、いろんなアナロジーを拾って行けば、主義主張が読めてくるんでしょう。頭だけ=感覚器と頭脳プラス妹というのも少し考えたいところですが、まあ、それよりも大きな構造ですね。

  いろいろあるんでしょうけど、OPとEDのアニメはメタファがなんとなくわかるし、6話の展開はネタバレみたいなもの構造を隠そうとしていたわけではなさそうです。
 創作物と現実の間の物語というのは、グリッドマンなどもあるし、もちろんエヴァはもう1段メタ寄りですね。

 さて、最終回どうなるんでしょう?今までのところは正直誰にでも思いつくいわゆる想定の範囲ですし、次回予告だといい思い出とともに現実に戻る感じです。
 問題は最終回で我々の想像を越えられるか、ですね。当然最終回での主張、言いたい事が大事なので結論が見たいところ。



 それにしても、もうちょっと面白くできないんですかね?私みたいな考察組であれば、面白いポイントは沢山あるんですけど、エンタメ感が多分不足している気がします。 {/netabare}


 

 

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

(´・ω・`)ショボーン このご時世にコレはない。

 12話(最終話)まで観ました。2023.06.25

 8話で、ヲタク祭りをやっていたら、ショボン軍のヤバい兄妹が襲撃してくるあたりで、大丈夫か?と思いましたが、大丈夫ではありませんでした。

 なにかの隠喩なのか?とも思いましたが、あっさり退場する使い捨てキャラです。その割にはデザインがキモいです。陰キャの妹も何だったのか…。

 戦闘シーンも中途半端にシリアスで、結構人が死にます。戯画化されたヲタクが、ギャグっぽい敵戦闘員とガチの殺し合いをしている絵面は、どんな反応をして良いのか困ります。

 皆様のレビューにあるように、ぶん投げエンドです。しかも、割と陰惨な展開後なので、何とも言えない気分になります。

 何か釈然としない…。それにつきます。
………………………………………………………………………

 5話まで観ました。2023.05.11

 4話は相変わらずな感じの水着回でした。

 5話は少し路線が違います。海外オタクが登場するんですが、海外で評価されてるから日本のサブカルチャー凄い!という妄想のアンチテーゼ的なお話しでした。

 何だ?オタクに批判的な路線に行くのか!?少し、キャラクターにも慣れてきたので、割と先が楽しみになってきました。

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 3話観てのレビューです。2032.04.22

 オタク像が80年代から更新されていません。マンガとアニメ、ゲームを愛好する社会性の低い男性というステレオタイプのキャラクターがこれでもかと登場します。

 大衆文化が花開いた江戸時代から、オタク的な人物は居たと考えられますが、80年代にその存在が世間に認知されたオタクという存在は、M事件などもあり、社会不適応者かつ犯罪予備軍として位置付けられていました。

 設定が過去とは言え、今更、差別や揶揄、嘲笑の対象としてメディアにさんざん消費されたオタク達が解放を求めて戦う話に何の意味があるんでしょうか。

 また、魔法少女の3人は、2000年代以降注目を集め始めた女性オタクではありません。単にヘンテコな人物で何故オタク側なのか全く分かりません。

 オタクを馬鹿にしている人達がオタクの味方面をして作っている感じしかしません。一体、誰にウケると思っているんでしょうか?

 もう少し、現在のサブカルチャーを研究してから作品として送り出して欲しいです。

………………………………………………………………………

 2話まで観てのレビューです。2023.04.16

 何と言うか…ノリが古いです。キャラクターも2周遅れな感じがします。

 押井守先生の「ぶらどらぶ」を観ている気分です。どこが良くないと言いづらいのですが、21世紀のアニメでは無いというか…。

 OPとかも、2000年代初頭にはイケてた感じで、今の視聴者にはウケないんじゃ…と心配になります。

 今の所、視聴を継続するための魅力は全く無いですが、万が一にも面白くなるかもしれないので、視聴は継続です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

猫好き さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

個人的には今季ベストアニメなのよ~~(´・ω・`)

あにこれで意外と人気無いこのアニメ。実は大好きなだけあって、私はかなりしょぼーん(´・ω・`)

それで、嫌われている理由を読んでみたところ、おたくだって色々な人が居るのに、それを全部ひとまとめにされて、世間一般のネガティブなオタクイメージで語られるのは不愉快だって気持ちからかな。いやはや、それは正当で当然な反応だと思う

でも個人的にはやっぱりこのアニメ大好き

それは、昔見たFLCLとかキルラキルみたいな、ハチャメチャな話と血圧高そうな狂って壊れてるキャラ達、そして何よりスピード感がいいのよ。尖った音楽とか、オタク相手のくせにオタクに向かってけんか売る態度。イイわ。これは、いいモノなのよ!!!

そういえば、FLCLだって当時日本ではまったく受けなかったから、この分野のアニメは、好きな人と嫌いな人が分かれてしまうんだと思う、だから評価が芳しくなくとも、気にするな

それで、このアニメ。ここまでやるんだからFLCLを超えて欲しいと思う

実際、いい線は行ってると思う。キャラ絵にもうちょっと華が欲しいって点を除けば、作画は悪くない。OP/EPともシュールなリアルさが私好み。シリアスシュールな世界と素敵な音楽の融合は純粋にかっこいいと思える。それにアナーキーを除くと魔法処女たちが本気で壊れた変態ばっかりで、狂った馬鹿騒動はいい感じ

もちろん不満が無いわけではない

特に魔法少女が出てくるのにそのシステムやはじまりの説明が無い点。三話目のオープニングシーンで一人で一周年を祝っていたおたくヒーローの元に、少女三人が箱に詰められて届けられてるけど、これが出会いだったのかな?

魔法少女が実際にどこか別の世界からの手助けなのか、SSCやその背景世界と関係があるのか、あの気の抜けたマスコットとの関係は、などなど謎ばかり。そこらへんはおいおい判明することを期待したいけど、四話目まででこの程度の開示はちょっとペースが遅いかも。もう少し色々分かってきてもいいはず

まぁ、いずれまだまだ期待してるわ。頑張ってもっと狂った話にしてほしい。がんばれ!

第四話 --
「魔法少女が現実に存在するならそれは、、、、無粋である!」

な、なにを言ってるのかまったく分からないけど、す、素晴らしい!!!
どこかツボにはまったこの言葉www

五話目 --
全般的にかなり低レベルな回。ギャグも面白くないし、狂い度もかなり低い。中ダレ回

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

56.9 56 2023年春(4月~6月)アニメランキング56位
異世界召喚は二度目です(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★☆☆ 2.6 (120)
367人が棚に入れました
かつて異世界エクレールへと召喚され、戦乱を収めて平和をもらたしたセツ。 しかし戦いの後で元の世界へと転生、二度目の人生をやり直すことに。 そして高校生になったセツは再びエクレールへと召喚されてしまう。 エクレールでは五年が経過し、世界は再び戦乱の兆しを見せていた……

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

ガバガバ設定は気にするな!ってこと?

 12話(最終話)まで観ました。2023.06.25

 全てトウマが悪いって事で、戦争も終結して平和になりました。

 なんでトウマを倒すと戦争が終るのか?部下が四人しかいないような陰キャですよ?色々牛耳っていたような感じなのに、あんまりです。

 トウマの悪事も呪われてたからって事で解決しました。めでたしめでたし!

 クラスメイトも無事に帰還出来ました。それもスゲー簡単に…。無駄に異世界で命を危険にさらしただけでした。戦力的にも?でしたし…。

 セツさんがもっと早く帰してあげれば良かったのでは?説明が無いので今まで出来なかった理由が不明です。
 
 トウマは少なくても強制送還すべきでは?バトル中はガチで殺し合いしていたのに、赦して良いんでしょうか?また、闇落ちしない保証があるんでしょうか?
 
 夕陽は異世界に残るようです。全然活躍してないのに、ヒロインの座をゲットしていますが、他のヒロインはコレで良いんでしょうか?

 ワンクール観ても、説明不足でガタガタな物語でした。はっきり言って、駄作です。

 ただ、細かい設定なんか全く考えて無いなろうをアニメにするには仕方無いかなとも思います。

 偉大なるテンプレから逸脱した、危険ななろう作品のアニメ化はとても大変だったと思います。関係者の皆様、お疲れ様でした。

 それでも希望はあります。( T∀T)

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 11話まで観ました。2023.06.19

酷いバトルシーンが続きます。トウマ配下のクソ雑魚四天王はやっぱり雑魚でした。

 この四天王、変な実験で虐待され、強化されて化物になってしまったために、世の中に居場所が無いんじゃあ〜とか言っていますが、他のキャラ達も戦闘能力の差以外に特徴など無いので、そのへんのやつらとの違いが良くわかりません。

 制作側に上手くバトルを盛り上げる演出能力が無いため、敵も味方もキャラクターとしての深みが無く、因縁のある相手もあっさり殺します。全員サイコパスなの?

 しかも、キャラが多すぎて画面上に描ききれておらず、リヴァイヤとかもどこかへ行ってしまっています。

 いつの間にか魔族と人間の戦争も有耶無耶になっています。おかしくない?さっきまで殺し合っていませんでした?

 トウマの部下はどちら陣営だったのかも曖昧になっています。そもそもセツも後から登場するため、戦争の最初から参加しているクラスメイトと女騎士達以外、トウマも含めて主要キャラがどちら陣営なのか不明確です。

 原作がそうなのか、アニメ制作の演出が狂っているのか、非常に物語の流れが悪いです。

 最終話、どんなクソ展開になるのかとても楽しみです。

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 8話まで観ました。2023.06.02

 やっとボスキャラ登場!「梨花」さんや「たくすけ」さんが書かれているように、ヤバいサイコ野郎です。

 異種族は滅ぼすぞコラ!と、イキっていますが、部下が人外ばっかりだったような?

 転生チート主人公が異世界の体制側に加担する話、「賢者の孫」とかでもそうですが、敵が革命勢力だったりして主張に一理あったりすると、テンプレ頼みで世界観設定を真面目に考えていない、なろう系原作者の実力では、上手く処理出来ません。

 チート主人公が革命勢力を叩き潰す話では、鬱展開すぎるので、反体制派の敵対者はだいたい話の通じない魔物か、サイコパスな悪者に設定されがちです。

 所詮テンプレなので、魅力的な悪者にはなりません。残虐で、皆殺しだ!とか言うだけの悪ボスに誰がついていくのか…。

 どうせしょうもないことになるでしょうが、クソすぎて目が離せません。

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 6話まで観ました。2023.05.16

 皆様のレビューにあるように、ある意味衝撃の6話でした。私、あまり作画を気にしない方ですが、かなりヤバくなっているのは分かります。

 顔見知りにそのへんで遭う展開は、一回目の出がらしを観ているような感じです。

 もっと、一回目の人脈を活かせば、効率良く立ち回れそうですが、なんか…主人公の思慮が浅いです。

 もう、挽回は不可能でしょうが後半に期待します…。

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 4話まで観てのレビューです。2023.05.04

 主人公の昔の知り合いがそこら中にいる中で冒険します。せっかく二度目の人生プラス異世界なのに、意味があるのか不明です。

 1から異世界で人間関係を築いていくのに耐えられない、早く俺tueeeeeeeeee!を観たいせっかちさん向けなのかな?

 今の所、1から関係を築いていくよりも、キャラクターの情報が少ないため、主人公もあまり大活躍してない様な…。

 5話以降も旧知の人物を訪ねる旅を続けるようですが、全然俺tueeeee!ショートカットになっていません。

 普通に一回目から作った方が面白い様な気がします。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

これは・・・キビシイです、まともに見れません。

これは合う合わないがあった可能性もあるのすが・・・。

まずもっての作品のベースとなる部分が弱く、物語はペラッペラ。
作画も最悪とは言わないまでも光るところがほぼ無い。
声優もしかり、声優さんが悪いのか、声優さんが光るだけのキャラを用意できていないのか・・・。


とにもかくにも、全てが、ペラペラな印象の上に、頼みの綱のキャラクタにも個人的に全く魅力を感じることができず・・・。


「途中で断念した」にしようかとも思ったのですが、何か・・・、何かないかと観たのですが、時間の無駄でした。


私としては、最初からふざけているような作品をボロカスに言ったこともあったかもしれませんが、ちゃんと作ったテイの作品で、ここまでひどいと思った事は無かったかもしれません。



しかし、一人ぐらい、かわいいとか、気に入ったとか、ここだけは好きと、とかいうキャラが出てきそうなものだけれども、残念だったなぁ。


酷評ご無礼します、って感じです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 10

レオン博士 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

人生に二度目はありません

面白いところが見つけられませんでした
思いついた設定をとりあえず詰め込んだだけって感じ

仲間との出会いは2周目だから雪と相手で勝手に盛り上がってるから置いてけぼりになるし、あんまり意味のない設定多いし、掘り下げたほうがいいキャラクターを放置してどんどんキャラクター増やすし、会話のやりとりとか戦闘の展開とかがなんか雑というか、ちゃちゃっと終わらせて話を無理やり先に進めようとしている感じがして、1クールで完結しているから尺の関係でいろいろ削ったのかな?

召喚は雪と夕陽だけでいいような
クラスメイトなのにまったく絡みなくて、何のために出したの?
これって、クラスメイトみんなから「雪君、すごーい」って思われたいだけじゃないのかな?
仲がいい人他にいなさそうだし、この作品はクラスメイトとろくにコミュニケーションとらない人の承認欲求が形になったものなのかなって思うと、話がつまらないのも仕方ないかなって思いました

人生に二度目はありません、異世界召喚を夢見るよりも、今の自分を大事にしたほうがいいと思います

投稿 : 2024/04/20
♥ : 16

55.4 57 2023年春(4月~6月)アニメランキング57位
THE MARGINAL SERVICE(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★☆☆ 2.7 (61)
140人が棚に入れました
ある日、地球はグレイ型エイリアンに襲われた。エイリアンの攻撃になすすべもなく壊滅状態の航空自衛隊を救ったのは、実在するはずのない人間の顔を持つ“伝説上の生き物”だった。 国家はその事件で彼らが地球で共存していたことを初めて認識することとなり、彼らを≪境界人≫と呼び監視下においた。 そして数年後……移民や不可解なテロ事件が発生し、混沌とする世界にある機関が発足された。それが≪マージナルサービス≫≪境界人≫専門の犯罪を取り締まり、その存在を徹底的に隠蔽する機関である。 舞台はジャパン澁宿……集められた精鋭たちがジャパンの誇り“ニッカポッカ”をまとい、日夜≪境界人≫と対峙しながら地球を守る物語である。

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

首尾一貫して終始茶番!主人公達が要らねぇという壮絶なオチに戦慄せよ!

 12話(最終話)まで観ました。2023.07.03

 境界人は悪い奴では無かったようです。真の敵は…。

 と、言うか最終話で雑に謎が明らかになるため、以前の話が全て要らんことに。結局、主人公達は居ても居なくても良かった…、むしろ余分なことをしてたらしいです。

 何となく、ギャグ路線だったのは、最後に視聴者が怒らんための逃げだったんですねぇ…。

 ゼノと主人公以外のメンバーは始終空気でしたが、最後まで活躍しませんでした。

 ゼノもムスコー!ムスコー!で組織の足を引っ張る困ったちゃんで、いる意味が良く分かりませんでした。

 最終話でゼノが、「この世は糞だ!」とか語っていますが、お前らがクソだろ!と、ツッコミたくなります。

 なんで、こんな企画が通ったのか誰か教えて欲しいです。

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 7話まで観ました。2023.05.25

 中々脚本が狂っていますね〜。アニメオリジナルはこれだからたまりません。

 雑な作戦の末に捕まるマッチョとメガネ…。残った味方組織の半分のメンバーは日焼けするからと勝手に帰ってしまいます。

 浅い理由で敵のアジトで仲間割れするマッチョとメガネ…。チャラい主人公が一番マトモな奴なんですが…。

 組織の体をなしてない秘密組織ってなんなん?こんな組織のために殉職したりしたくないんですが…。

 ギャグかシリアスか迷走しており、観ていると困惑します。酒でも飲みながら観ると良いかもしれません。

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 5話まで観ました。2023.05.11

 どうも、あまり物を考えずに流行りのテーマをぶっ込んできているようです。

 今回は紅一点のライラ掘り下げ回プラス管理社会がテーマですが、いい話風を装って雑に人が死にます。

 アンブレラの研究所じゃ無いんだから、内部の人間ごと殺すセキュリティって酷くない!?

 敵の境界人も雑な奴です。ネットワーク支配してんじゃないのかよ…。

 ギャグっぼいのに組織と主人公達が無能なため、モブが死ぬ展開が平気な人向けです。

 主人公達が全員脳筋なので、観ていて唖然とします。これは酷い…。

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 4話まで観ました。2023.05.04

 移民排斥、政治的テロと、難しいテーマをぶっ込んできますが、真面目にとりあう気は無いようです。

 境界人は、妖怪的な生き物で、不法移民と同じで社会の底辺に追いやられているそうです。

 で、もって麻薬を作って売ったり爆弾テロをしたりするのですが、何かチグハグです。

 主人公達の本部も爆弾で狙われたりしますが、いくら何でも警備とかがザル過ぎます。マスコット的なキャラが吹き飛ばされているのに、反応が…。

 主人公のバディも、深刻ぶった奴ですが、何か根本的な所が抜けています。本当に人間なのかな?

 シリアスでもギャグでも無い、土方ヒーロー達は、組織としても人間としても無能というか、人間性が欠如しているというか…。

 このアニメ、作っている奴が境界人なんじゃね?と言うくらい、登場人物達が一般常識を持っていないので、何が言いたいのか終始不明です。

 流行りのテーマである移民問題やテロ、麻薬なんかを取扱っていますが、多分消化不良で何となく物語が進んで行きそうです。

 スタイリッシュさだけを求めた雰囲気アニメで終わるのは、多分間違い無いでしょうが、オチがどうなるのかは少し気になります。

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 1話視聴しました。2023.04.12

 熱血正義漢の主人公が仲間とともに悪い「キョウカイジン」をやっつける話です。

 まぁ、どこかで観たことある感じです。メン・イン・ブラックみたいです。

 「キョウカイジン」は倫理感や思考が人間と違うので事件を起こすそうです。

 この設定で大丈夫か?と少し心配になります。思考形態がちが〜うで片付けてしまうと、そもそもコミュニケーションが取れない化物とただ戦うだけの話になりそうです。

 まだ判断出来ないので、取り敢えず視聴継続です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

京野菜 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

何を見せられてるのか

バディモノと筋肉とUMAをどうにか無理やりくっつけた、意味不明なアニメ。
タイガー&バニーみたくしようとして失敗してるのと、BL要素を狙って腐ったお姉様方をターゲットにしようとしてるのと、そこにUMAをひっつけて筋肉で固めようとしてダダ滑りしてる、やりすぎ都市伝説のアニメ版みたいな訳の分からないアニメ。

筋肉要素が全く生かされてない。

声優さん達も仕事とはいえ、こんなのに携わるの可哀想に思えてくる。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0
ネタバレ

アニメアンチの憂鬱 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

【優生思想】まるで「イエローモンキー」を嘲笑うかのような作品

イエローモンキーとは黄色い猿のことであり、日本人に対する蔑称であります。

日本は欧米列強に果敢に挑み、大戦にて惨敗を喫したのであります。

そしてご存じの通り今に至るわけでありますが、GHQが敗戦国の日本人に対して行ったのは
ありとあらゆる思想的トラップを駆使したような洗脳工作でありました。

「科学万能主義」教育もその洗脳工作の最たるものでありまして、
別に証明されたわけでもない単なる仮説でしか過ぎない「進化論」を盲目的に信じ込まされ
日本人の祖先は猿であるというトンデモ説に対して疑いの余地を挟むこともないのが現状であります。

知能水準が猿並みの日本人にこの推理ゲームの謎が解けるか?と言わんばかりに突きつけられたのが
本作でありまして、故に本作の解釈難易度はスーパーハードになっているのかもしれません。

もちろん「メインインブラック」も本作の謎を解く手掛かりとなりますが、
「They live」もかなりのヒントになるような気がします。

話をわかりやすくざっくり言えば「プリプリ」の主人公アンジェの口癖である「黒蜥蜴星人」を{netabare}
題材にしたような作品でありまして、本作は「黒蜥蜴星人」の伏線回収作品であると
考えられるわけであります。

「黒蜥蜴星人」の元ネタは爬虫類型宇宙人の「レプティリアン」というやつであり
「They live」、即ち「レプ」が我々のすぐ傍に潜んで暮らしているような説を唱え
世界に衝撃を与えたのがカリスマ陰謀論者で名が通ったデイビット・アイクであります。

結論から言いますとカリスマ的な地位に祭り上げられる時点で彼は工作員確定であり
「レプティリアン」なんていう地球外生命体がいるわけがないのですが、それに追い打ちを
かけるようにして、デイビット・アイク以外にもアメリカ国家安全保障局(NSA)及びCIAの元局員
であるエドワード・スノーデンなる人物が「地底人」いる説を暴露しつつ
ロシアに亡命を果たすという騒動が起きたのでございます。

しかしながら話は簡単であります。
「レプティリアン」にしても「地底人」してもいるなら証拠を出せばいいというだけのことで
証拠がないないなら存在しないと同じことになるわけですが、当方がこれらの
未確認生物の存在を全否定しないのはスピリチュアル系と呼ばれる奇妙な思想傾向を持つ
ある種のオカルティズムに毒されたような種族がいることを知っているからであります。

スピリチュアル系の思想を前提にそこから導かれる「レプティリアン」とは何であるか
についての仮説その1は「レプティリアン」とは生物ではなく精神体であり、従いまして
目視できないものであるというものあります。

目視できない、手でも触れられない幽霊のような精神体をどのようにして認識するのかと言うと
スピリチュアル系の人が得意とする【チャネリング】という方法でこれと
アクセスするということであります。

【チャネリング】と言うとまさにオカルトトンデモ話のように思えますが、【呪術文化】においては
【チャネリング】は当たり前のように行われており、世界のいたるところで
この儀式の痕跡を確認できるのであります。

卑弥呼の事例や戦前の日本、そして世界中で当たり前のように行われている【呪術】の儀式を
まるで認識できない現代の日本人とは、一体何を見ている種族なのでありましょうかと
何とも言えないような残念な気持ちになります。

【チャネリング】を別の言葉で言い表すと「神降ろし」であり、「幽体離脱」ということになります。

「ガンダム」とは「【ガンド】アーム」のことでありますがこの【ガンド】も【呪術】の幽体離脱に
似たような意味合いがある言葉だったりします。

【チャネリング】する際に欠かせないのが「ドラッグ」でありまして、マジックマッシュルームや
大麻そしてアヤワスカなどの幻覚作用のあるドラッグが使用されるのが常であります。

今から3年位前のことになりますが日本の若者、主にスピリチュアル系の人たちの間で
わざわざアマゾンの密林にまで出向いてアヤワスカなるドラッグを吸いに行くのが
ちょっとしたブームになったことがありました。

アヤワスカなどのドラッグを吸引するとトランス状態になり様々な幻覚を見るとのことであります。
体験者の聞き取り調査をした学者さんがおりまして、その事例をまとめたところ
「2匹の賢い【蛇】」が語りかけてきたりとか、【クラウン】というトランプのジョーカーに
あるような道化師が語りかけてきたなどの報告例が複数ありまして、ある特定の傾向が
確認できたということであります。

神社には「しめ縄」があり、正月には「鏡餅」を飾りますが、「しめ縄」も「鏡餅」も
【蛇】が由来であります。

幻覚ドラッグを用いた【チャネリング】=「神降ろし」の儀式で「賢い蛇」の意識体と繋がることが
できるためそれが「蛇神信仰」となり、謎の精神体信仰が生まれたと、このように
理解できるわけであります。

呪術文化を前提に考えれば爬虫類型宇宙人の正体も容易に理解できますが
【レプティリアン】にはもう1つの解釈が存在します。

ネットではこのような噂話がありました。
実は英国女王は「レプティリアン」であるというものです。

中には英国女王が爬虫類型宇宙人であると本当に信じている人もいるのかもしれませんが
この説の闇が深いところは、「レプティリアン」とは比喩であり意図するところは
別にあるということであります。

英国王室には秘密があり、その秘密を暗示するのが「レプティリアン」でありまして
つまり意図するところは「トカゲ脳」の人種であるということであります。

世界に暗躍する【英国東インド会社】とともに英国の黒歴史はあり、英国王室もその黒歴史に
関わってきた闇の種族であることからこれを「トカゲ脳」の人種というわけであります。

英国国教会の首長たる英国王室は【ローマカトリック教会】と結託して
カナダ先住民モホーク寄宿学生の子どもたちを見事にまでに大量殺戮したのであります。

https://youtu.be/AAy_LO39svQ

https://youtu.be/AFDqRCPvi18

更に英国王室のアンドリュー王子は今世紀最大のスキャンダルとも言うべき
【ジェフリーエプスタイン事件】の舞台となった通称「ロリータアイランド」に赴き
売春案件に関わった嫌疑をかけられ米国捜査当局より事情聴取のための出頭要請を受けるも
だんまりを決め込むのであります。

「黒蜥蜴星人」とは英国王室が「トカゲ脳」を持つ人種であることに対する皮肉なのでしょう。

血の伯爵夫人【エリザベート・バートリー】と同じように英国王室も【優生思想】に毒されており
人の血が通っているとは到底思えないまるで異人種のような生き物であるわけであります。

歴史を見れば一目瞭然であります。
【上級国民】とはなるべきしてそうなったのであります。

【世界の支配方法とは?】ヨーロッパの黒の貴族 失われない植民地世界支配の伝統
https://youtu.be/b6Hpl_7E0lM{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

54.0 58 2023年春(4月~6月)アニメランキング58位
Opus.COLORs[オーパスカラーズ](TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★☆☆ 2.7 (20)
57人が棚に入れました
――あなたの世界は、何色ですか? 美術界に『パーセプションアート』が生まれておよそ10年。今やすっかり世の中に浸透し、人々の生活を彩っている。 パーセプションアートの生みの親にして著名な『アーティスト』でもあった月見里夫妻の息子・月見里和哉は、幼馴染の都築純とともに、自身もパーセプションアーティストになるという夢を抱いて美術分野の名門・永茜高校に入学したばかり。 そんな和哉には、もうひとつの目的があった。 それは、10年前に起った『ある事件』をきっかけに自分のことを避けるようになった“もうひとりの幼馴染”との友情を取り戻すこと......。 パーセプションアートの生みの親にして著名な『グレーダー』でもある父を持つ多岐瀬響は、永茜高校パーセプションアート学科のグレーダー専攻に通う 3年生。和哉や純とは家族ぐるみの幼馴染だが、もう何年もの間 2人を避け続けている。 響の心には、決して明かすことの出来ない傷跡があった......。 ぶつかり合い重なり合う、様々な“色”と“色”。彼らの目に映るその景“色”とは? 今描き出される、青春【アート】ストーリーの世界へ、ようこそ。

大重 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

ターゲット違いなのは百も承知ですが、これは酷い。低評価です。

完全にターゲット違いなので面白くなくて当然なのですが…。
でもまあ、面白く無かったですね。

『質は高いけれど私はターゲット外だからつまらなかった』というのは低評価したくないですが、『作品としての質が低くて心底つまらなかった』のは低評価してもいいと思います。本作は後者です。

一応、世界観はちょっとだけ面白かったのでまとめておきます。
バーチャル空間に三次元映像を描くパーセプションアートとやらが人気になっている世界で、そのアートを作るアーティストを育成する学校が舞台ですね。
で、このアートは実際に作業するアーティストと設計を考えるグレーダーの2人一組で作品を作るらしく、それでカップリングを作って女子受けを狙うという内容ですね。

まあ文句を言うと、作られたパーセプションアートとやらが何も良くない点。映像がしょぼいので、良さがアニメで全く伝わりません。
ここが高クオリティなら、低評価はしませんでしたが、単純に映像作品の良さが何も伝わらない映像作品アニメは、普通に駄目でしょう。
落語のアニメで落語の出来が悪ければ低評価なんですよ。

次に、アーティストとグレーダーが学内で完全に分離しているという支離滅裂、意味不明な設定。

いやまあ、そもそもグレーダーは必要か? と思いましたが、これはそういう設定として受け入れます。
だとすると、どう考えても入学した瞬間からアーティストとグレーダーはペアにされ、自分のペアが良いだ悪いだ、俺と組め、お前は嫌だ、みたいなごたごたが生まれるはず。
その方が女子的にも美味しいでしょう。

アーティストはグレーダーと組まずに何の練習をするんですか? 一人で作品作れるなら、グレーダーはやっぱりいらないじゃないですか。
グレーダーは一人でどうやって作品作るんですか? 作れるならアーティストいらないじゃないですか。
作品を一度も作らない美術学校が存在するんですか…?

なのに学内では完全に別とか、普通に設定が破綻していると思います。

多分最初の、アーティストがグレーダーの寮に侵入するゴタゴタを描きたくて捻り出した設定なんでしょうね。
そうまでして描く必要があったシーンだとは思えませが。全くつまらなかった。

で、この設定は一話の間に無意味になり、普通にアーティストとグレーダーのペアができて以後大会だかを目指して競い合っていくそうです。
…意味ねぇ。

まあ男の絵も全く格好良くないし、キャラも全然立ってなくて魅力が感じられない。
まあダメダメ過ぎて、ターゲット外であるのも関係なく、見ていて苦痛でした。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 2

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

肝心のパーセプションアートがクソダサすぎて話に説得力が無いんですが…。

 12話(最終話)まで観ました。2023.06.23

 感想は一言、敢えて言おう、カスであると!

 主人公の両親の死も、引っ張った割には大した謎はありませんでした。

 両親共に単なるアホです。物を考えていないというか、直情的と言うか…。車のトランクルーム叩くなや!開くわけないだろう!複製作っておけよ…。デジタルだろ?

 パーセプションアートも最後まで糞ダサで、劇中の人物が感動している理由は、精神汚染でも引き起こしている結果としか思えませんでした。

 キャラクターも棒みたいな体格した奴しかおらず、髪型と色以外で区別がつきません。キャプ翼じゃないんだからもう少し何とかすべきです。

 何となく良い感じで終わったのが、一番良かった所です。その他褒める所は有りません…。

………………………………………………………………………

 10話まで観ました。2023.06.09

 主人公の両親が死んだのは、おみゃーのせいだ!でまた揉めます。いやいや全然そんなことないよ!?

 で、落ち込んでから友人の作ったパーセプションアートを見て主人公復活!

 このパーセプションアートがスゲー糞ダサです。何故これで復活する?洗脳毒電波でも出てるんですか?

 自分が男性だからなのか?ちょっと本作品の面白さが理解できんとです。
………………………………………………………………………

 9話まで観ました。2023.06.06

 パーセプションアートの説明をしないから、いつまで経っても世間でどう評価されているのか不明です。

 一部危険視されているみたいですが、こんな中途半端なVR技術もどきが!?という印象しかありません。

 世界観が浅いので、主人公の人格形成に大きな影響を与えたパーセプションアートを巡る悲劇も、大した話に感じられません。

 テーマが難しすぎたのかなと思います。

……………………………………………………………………… 

 6話まで観ました。2023.05.15

 グレーダーが額縁を作ってくれなきゃアートは売れないようです。アートをアートたらしめるのはグレーダーらしいです。

 先輩アーティストもグレーダーも俺様男ばかりで観ていて疲れます。

 観客が一切出てこず、内輪で作品の評価が決まる感じで、何が凄いのか良く分かりません。全てハッタリな感じです。

 現代アートに中身なんかねぇーんだよ!ノリと勢いで評価(値段)が決まっている虚業にすぎね〜!という、魂の叫びが聞こえてきそうです。

 高尚なギャグなのか?それとも現代アートに対するアンチ?アーティストのカリカチュア?

 何か、一般受けしないドロドロした主張的なものを感じつつも視聴継続です。

………………………………………………………………………

 4話まで観ました。2023.05.01

 俺様男達が、俺様が評価しているから俺様の組んでいるアーティストは凄いと、延々とのたまう話でした。

 アートを見せて欲しいです…。ナレーションで色々言われても…。

 カップリングでモメる展開以外の、テコ入れが必要な感じがします。
………………………………………………………………………

 2話まで観てのレビューです。2023.04.18

 パーセプションアートは設定に過ぎず、深掘りしないでスルーするつもりのようです。

 メインは学園でアーティストとグレーダーに別れたイケメンが延々とモメるのを楽しむアニメみたいです。

 アートを描いてもいないのにモメられてもなぁ。どちらの言い分も説得力が無いので、どうでも良いです。

 予定調和的なのは、まさに昭和のプロレスと言った感じです。女性視聴者はこんなんで喜ぶのでしょうか?

 衝撃のデジタル盆踊りみたいなパーセプションアートがこれからどう料理されるのか、少し気になります。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

レオン博士 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

誰の色に染まるのか、選ぶのは君だ

地味で堅苦しい女子向けアニメ、BLではないけど、アーティストとグレーダーがペアを組んで作品を作るみたいで、誰とパートナーになるかでいつももめてるので、BLに見えちゃう人はいるかも

イケメン男子同士の絡み見たい女子にとって芸術っていう胸キュンポイントがわかりづらいテーマが邪魔だと思うんですよ、芸術に詳しくない人だと、なんでそんなよくわかんないことでもめてるの?って置いてけぼりになりますし

キャラがマジメに芸術に向き合っている感じがしていいんだけど、芸術に対する葛藤?とか意見の対立を言葉にして表現されても、解説がないとなんかふわっとしていてよくわからないし、アニメの中に出てくるアート?を見ても私には芸術性が伝わりませんでした・・・
グレーダーってホントに必要なの??

ただイケメン男子が葛藤したり悩んだり、芸術性の違いでもめたり、僕を取るのかあいつを取るのかでもめたりして、仲間内でどうやって二人の仲をとりもつのか作戦会議してもめるのを見るだけのアニメ

思春期の女子か!!Σ\( ̄ー ̄;)

キャラにキラキラしたものがなくて、雰囲気も重く、マジメで堅苦しい
なのにやりとりが女々しいし、いつももめてる

どう終わらせるのか気になるから見るけど、オススメはしません

投稿 : 2024/04/20
♥ : 11

53.3 59 2023年春(4月~6月)アニメランキング59位
絆のアリル(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★☆☆ 2.5 (64)
122人が棚に入れました
これは、少女たちが“絆”でつながる物語。 バーチャル世界に彗星のごとく現れ、瞬く間に人気となったキズナアイ。 彼女は「バーチャルグリッドアワード」の頂点・ラピンドールに5年連続輝いた後、突如として姿を消した。 それから月日が流れ―― バーチャル世界で活躍する人材の輩出に特化した学園、ADENアカデミー。 そこにはそれぞれの夢を目指し、日々励んでいる学生たちが集う。 「私も、アイちゃんみたいなバーチャルアーティストになりたいっ!」 キズナアイに憧れる少女ミラクは、そんな想いを胸にADENアカデミーに入学した。 そしてこれから彼女が出会う人々もまた、様々な想いを抱えながら学園での時間を過ごしていた。 Get Ready?――

鬼戦車 t89 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

お前はアーティストでは無い。素人が私生活と駄歌を配信で垂流しているだけだ!

 12話(最終話)まで観ました。2023.06.22

 皆様のレビューを読んでいて、このアニメの違和感の正体が分かりました。
 
 VTuberって、ファンとの双方向性の関係が絆と呼べるのではないでしょうか?

 以前書いたように、テレビアニメである以上、視聴者は受け身なので物語に介入できません。もちろん投げ銭やメッセージも送れません。

 視聴者の代わりに作中で描かれるファンは、SNSで批判をするか、ランクを上げるために再生数を回すための存在でしかなく、人格を持っていないモブ扱いです。

 主人公達VTuberと、モブの間に絆が生じるはずもなく、テーマであるはずの絆は、ミラクを中心に集まった5人の登場人物から成るユニット内にしか生じていません。

 ミラクの憧れるキズナアイにしても、歌ってカクカク踊るだけで、ミラク達に語りかけるわけでも無く、録画された画像が繰り返し垂れ流されている感じです。

 そのため、仲良しグループの内輪ノリに終始している印象を受けます。

 さらに悪いことに、このグループに後半で入ったスケボー女リズとネカマは、何でミラクとつるんでいるのか今イチ説得力がありません。数合わせ?

 また、配信ランキングも謎です。作中人気のあることになっているクリスも、あざとい不思議ちゃんで、どう考えても滑っているので、ミラクと何が違うのか良く分かりません。

 情緒不安定なミラクが痛い上に、テーマの絆も描けておらず、VTuberとしての評価軸もイマイチ不明で、トークも雑で面白く無く、キャラクターに魅力も無いという、三重殺ならぬ五重殺でゲームセット、永久追放と言ったところでしょうか。

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 10話まで観ました。2023.06.06

 VTuber学校で学びながら配信する主人公ですが、モラトリアム期の自分探しを見ている感じです。

 主人公のミラクのやっていることは、VTuberというより思いつきで配信しているYouTuberみたいです。

 仲間の芸風をパクって配信とか、何なんですかね。しかも、落ち込んでからの復活も早いです。鋼メンタルというか、厚顔無恥というか…。

 ミラクは人間としてもアーティストとしてもダメダメで、野放しにしてはいけない感じの人物ですが、これからどうするのか気になります。

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 5話まで観ました。2023.05.03

 主人公は思いつきで配信しているので、友達?のノエルがVTuberの基本を教えてくれます。

 学校で教えてあげてよ…。こんな半人前が配信なんてしたら、過激発言で炎上しそうです。

 VTuber学校の学生だという設定を忘れそうです。配信仲間がつるんでいるだけにしか見えません。

 今の所、バーチャルさんが見ていたよりはマシな内輪の話を観ている感じです。

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 4話観てのレビューです。2023.04.25

 主人公は、VTuberとして大成しようと、トークや歌を配信しますが、なかなか上手くいかないようです。

 …そもそも、VTuberの魅力は、双方向コミュニケーションを楽しむ点があるのでは?

 企画段階からして、テレビや配信で一方的に放映するアニメにすることが失敗しているんじゃ?

 ニコニコ動画みたいに皆で弾幕張はれば少しは面白いかもしれませんが、こちらからは何の干渉も出来ないので、何で観てるのか、視聴しながら疑問を感じます。

 今の所、痛い女の子を眺めているだけになっているので、門外漢にはキツイです。

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 3話観てのレビューです。2023.04.18

 VTuber養成学校に通う女の子達の物語です。VTuberに興味が無いので、アーティスト成長物語として観ています。

 何と言うか…、バーチャルアーティスト養成学校に通っているのに、主人公以下、皆素人っぽいです。

 アーティストになるための学校があるのに、ちゃんと教えているのでしょうか?素人を集めて金を取るだけの詐欺のような感じがします。

 フワッとした夢しか持ってない主人公に対して、登場人物がタイトルの様なセリフを吐いて批判するのですが、まさにその通りで、視聴者の心境を代弁しています。

 主人公はVTuberになれるのか?と言うかもう自称で良い感じですが、鬱展開にならないことを祈って視聴継続です。

 

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

マサ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

【20点】贔屓目に見てもゴミレベル。兎にも角にも壊滅的に面白くない。

オリジナルアニメ。バーチャルYouTuberのキズナアイに憧れる少女が人気VTuberを目指して頑張る話。

現時点…ってか今まで見てきたアニメの中でトップクラスの駄作。厳密には違うジャンルだがアイドルものアニメの駄作なら直近だと「ラブライブ!スーパースター!!」が挙げられるけどあれを軽く越せるレベルで酷い。
何が酷いかっていうとまずシナリオ面。主人公達がわちゃわちゃ騒いでるだけで配信活動で魅せるとかそういうのもなく魅力のないキャラがひたすらだべってるだけという苦痛な時間。キャラも特に推せる要素がなくV活の話とかが特にあるわけでもなく、ライブシーンや作画のクオリティもお世辞にも褒められたものでは無い…

最終回まで終始盛り上がることはなくただひたすらに面白くなかったです…はい。色々とお察し、ご愁傷さま。

【追記】2期やるのか…2期もどうせダメになる予感しかしないけど大丈夫ですか?

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

VTuber、キズナアイが好きな人のためのアニメでしょうか。

何か世界観がよくわかりませんが、Vtuberが切磋琢磨して上を目指す世界ってのなことですかね。
で、その頂点がキズナアイだとか? とにかくそういう世界観ですね。
キズナアイ以外は誰も知りません。

というかキズナアイって活動休止していませんでした?
調べてみましたが…
結局今、どうなっているのでしょう。

なんで急にキズナアイをテーマにしたアニメがやることになったのやら。
また再活動するのでしょうか?
Vtuberは結局見ていないので良くわかりません。

まあとにかくVtuber業界はよくわかりませんので、アニメ単体で見ると…。
特に面白い要素は無いです。
歌も別にぐっとくるほど良いわけでもなく映像も微妙。
ストーリーも興味を惹かない。
まあ普通に一話切りですね。

キズナアイ、Vtuber業界がどうなっているのかわからないので、なんで急に? という混乱はあったものの、それ以外は特にどうでもいいです。

再活動のための導入がこのアニメなら、あまり役立たないのではないかと思いました。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

計測不能 60 2023年春(4月~6月)アニメランキング60位
ブラッククローバー 魔法帝の剣(アニメ映画)

2023年3月31日
★★★★☆ 3.8 (8)
55人が棚に入れました
アスタたちの前に突如として現れた先代魔法帝コンラート。「帝剣」を手にする彼の目的とは。 先代魔法帝の登場をきっかけに、アスタたちは新たな戦いの渦に巻き込まれる―。

hidehide さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5

内容は TV版より マシ な程度

TV版 170話を酷評している当方です。
それよりは、マシ、な程度ですかね。

何故か?

それは…

『無駄な回想シーンがないから!』に尽きるでしょう。

ええ〜!? またそのシーン見せられるの?
…が無い分、ストレスは少なめ。(なので0.5加点)

降って湧いた様な突発的ストーリーが、
突然始まり、お決まりで終わる、
別に目新しさもないので、特筆する内容でもない。

後は個人的、私見として、
嫌いなモノのオンパレードでした。

声優ではない芸能人の起用 = 男×1 女×1

男 = とある過去の魔法帝役でしたが…
中学生ヤンキーの言葉遣いみたいでした(笑)
…一応、過去、魔法帝だったんですよね?
カツアゲしてるんじゃないんだから…

女 = ま、ちょい役でしたが、avexの忖度起用でしょう。
事務所、avex ですし…そして、棒読みですし…

※本作が人気…とは思えませんが、
一応『人気作』と仮定して…

人気作、2ndシーズン、続編、などなどには、
何かと『力』を使って便乗してくる『沢城みゆき』。
もっと若手、有望株、沢山いません?

そして、avex を割り込ませている がゆえの、
avex都合での起用。

『韓国グループによるメイン・テーマ』

…日本の作品ですし、
…ジャンプですし、
日本で頑張ってるアーティスト、起用しましょうよ…
そういう機会、作ってあげましょうよ…

…と、そんな訳で、
芸能人、沢城、avex 韓国、と
嫌いなモノ尽くしの本作品。

結局は見たので、負け、なのですが…
時間潰しにはなりました。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 0

計測不能 60 2023年春(4月~6月)アニメランキング60位
ULTRAMAN FINALシーズン[ウルトラマンファイナルシーズン](TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (4)
43人が棚に入れました
『ULTRAMAN』FINALシーズン、堂々完結!2019年にシーズン1が、2022年にシーズン2がNetflixで全世界配信開始され、日本のみならず海外のファンからも高い人気を獲得してきたアニメ『ULTRAMAN』。「メカニカルな等身大ヒーロー」「父と子の宿命」「スピーディーなバトルアクション」といった、新たな要素を取り入れ、これまでのウルトラマン像を大きく覆した本シリーズは、「第47回 アニー賞」でBest Direction - TV/Mediaにノミネート、「VFX-JAPANアワード2020」TV・配信番組アニメCG部門で最優秀賞を受賞するなど、国内外で高い評価を獲得しました。そして2023年春。シリーズを締めくくるFINALシーズンがNetflixにて全世界独占配信!
原作は清水栄一×下口智裕による漫画作品。世界11言語/24カ国にて出版拡大中。本作が切り開いた新たな世界観は、多くの若者たちからの共感と支持を受け、コミック累計発行部数が400万部を超えるヒット作となっている。アニメーションは、現在疾走中の漫画とともに並走しつつも、同じスピリットを抱く別の未来、もう一つの答えを描き出していきます。
この壮大なアニメ化プロジェクトを手掛けるのは、『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズ、『ひるね姫~知らないワタシの物語~』など重厚なSF設定や多層的な人間ドラマのストーリーテーリングで国内外のアニメーションファンに絶大な支持を受けている神山健治監督と、『APPLESEED』『スターシップ・トゥルーパーズ レッドプラネット』など、日本におけるフル3DCGアニメーション映画の第一人者であり、CGメカニック・ガジェットのアクション演出で海外での評価も高い荒牧伸志監督。世界が注目する豪華クリエイターによる二人体制で手掛けられる『ULTRAMAN』は、フル3DCGアニメーションとして製作しながらも、キャラクターは原作漫画のイメージを継承するためにセルルック(従来のアニメに近い画風)を採用。原作漫画ファンや、アニメファンにも違和感のないキャラクターの表情を実現。アクターの演技をキャラクターに反映するモーションキャプチャー技術を導入した演出に、3DCGによるウルトラマンスーツの緻密な質感と、アニメーションならではのダイナミックなアクションが融合・飛躍するアニメーション制作は、Production I.G×SOLA DIGITAL ARTSが担当。日本が世界に誇る空想科学ヒーロー・ウルトラマンが、現代最高峰のアニメーションのプロフェッショナルの手によって、今春、新たな宇宙神話の金字塔を打ち立てる!
The Anime ULTRAMAN finale come

計測不能 60 2023年春(4月~6月)アニメランキング60位
らくだい魔女 フウカと闇の魔女(アニメ映画)

2023年3月31日
★★★★☆ 3.9 (8)
33人が棚に入れました
ここは魔法の国。風や植物、炎や水、時の力。さまざまな魔法をあやつる魔法使いたちが暮らす不思議に満ちた世界。子どもたちは日々、立派な魔法使いになるために魔法の勉強に励んでいるけれど、中にはちょっぴりドジで、おっちょこちょいで、失敗ばかりの「らくだい魔女」も。

でも、気をつけて。この世界には、やさしく人々を照らす光の魔法もあれば、暗くゆがんだ闇の魔法もあるみたい!?「らくだい魔女」フウカの大冒険と、ちょっぴり初恋の物語が、はじまります。

銀の城のプリンセス・フウカは、失敗ばかりの「らくだい魔女」。フウカはある日、お城の地下室に隠された「黒水晶の腕輪」の封印を解いてしまいます。腕輪には秘密があり、かつて世界を滅ぼそうとした「闇の魔女」が封じ込められていたのです。

闇の魔女の力で異世界に飛ばされてしまったフウカと友だちのチトセ、カリン。そこには、怖い罠がいっぱいの怪しい遊園地が現れて…!? フウカたちは果たして、闇を退け、魔法の国のピンチを救うことができるのか?

なっぱ‪‪𖧷‪‪𓈒𓂂 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

オン眉少女のドタバタ心情

原作未読。予備知識なしの初鑑賞。
2023年3月1日公開、59分の劇場版。

お久しぶりの更新です(*´꒳`*)
最近アニメは観ててもレビューまで書く余裕なくて‥
そんな中でも書きたくなったこの作品。

なんてったって私の大好きなキャラ傾向にある
"オン眉の女の子"が主人公なんですもん!


ストーリー性は子供に優しい王道な感じですが
出てくるキャラ達に嫌な印象が一切なく、
声も不愉快な部分なく最後までスっと入ってきて
最初から最後までとても観やすい作品でした。

だからこそ刺激が足りない
という方も中にはいるかもしれませんが
心の健康を優先して観るには丁度よく、
終わりのEDの明るさも好印象です。

個人的にこういった劇場版タイプは
最後まで集中力が続かず中断するケースが多いけど
テンポよく話が進むのであっという間に
1度の鑑賞で観終えることができました。

フウカちゃんの今後の活躍が気になりますね!
可愛い作品を作ってくれてありがとう♡

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

計測不能 60 2023年春(4月~6月)アニメランキング60位
ハートカクテル カラフル(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (5)
32人が棚に入れました
都会的で色鮮やかな描写で、80年代に大ブームを巻き起こした「ハートカクテル」。
作者わたせせいぞうさんが20年ぶりに書き下ろした新作をアニメ化!
年の差の恋、コロナ禍で会えなくなった恋人たち、シングルマザーの恋などが四季の美しい風景とともに描かれる。

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.3

わたせせいぞう原作・脚本・作画作品

原作既読 全5話 1話5分のショートアニメ

わたせせいぞうさんの代表作品、現代の多様な恋をを描いたお話。

声は男性役が亀梨和也さん、女性役が満島ひかりさん、そして1986年から放送されたアニメ「ハートカクテル」に出演した奥田民義さん3人でした。

福岡県北九州市出身というと松本零士さんが有名ですが、わたせせいぞうさんも同出身ですね。

綺麗で鮮やかな作画とオシャレ雰囲気、洋酒片手に飲みながら観たくなるそんな作品でした。

主題歌は島 健さん、曲だけですが、凄く穏やかな気持ちになれました。

最後に、福岡の方言で言うと「洒落とんしゃーね」という作品でしたねw

投稿 : 2024/04/20
♥ : 12

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

大人の絵本的なショートアニメ

わたせせいぞうさん自体は恥ずかしながら存じ上げませんが、絵を見ると駅や図書館とかのポスターで見た事あるなぁという感じでどこか暖かみがあるのが印象的でしたね。

ストーリー的には若い男女の小さな物語という感じで、大きな変化とか慌ただしさはないものの、ちょっぴり切なかったり、今風にいえばエモかったりといった内容が多かったですね。

大人向けの作品てどうしてもシリアスで重い話が多いイメージながら本作はハートフルでなおかつ短いので時間の無い時でも気楽に楽しめるのが良いと思いました。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

計測不能 60 2023年春(4月~6月)アニメランキング60位
スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(アニメ映画)

2023年6月16日
★★★★★ 4.2 (8)
22人が棚に入れました
前作『スパイダーマン:スパイダーバース』に続く三部作シリーズの第二作となる。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ヒーローに運命を課すのはヴィランか?私たち鑑賞者か?

【物語 4.0点】
シリーズ3部作の2作目。溜め回としては抜群の手応え。
完結編の着地が決まればさらなる評点上乗せもあり得る。

が、提示された方向性はメタフィクション的な波乱も予感させ、
鑑賞者に挑戦状を叩きつけるような内容で好みは分かれる。

“普通のヒーロー物”を求める層にとっては、何を言わんとしているのか?
シナリオの価値すら分からないまま終わる、苦痛に満ちた2時間半になりかねないでしょう。


前作レビューにて私は多様なのは分かったけど、
多様性で何を描きたいのか分からないとの趣旨のコメントを残しましたが、
本作にてテーマを深めるための題材としての多様性の活用法がより明確に。

スパイダーマンは正体を明かしてはならない葛藤に苦しみ、
やがで誰かと恋に落ちるも結ばれず、大切な人たちを亡くす悲劇に終わる。
どれだけ多元宇宙(マルチバース)を巡っても、
“カノンイベント”を経て、運命的に収束していくヒーローのテンプレート。

本作にもまたバイクに跨る妊婦、レゴ、実写、インド人、猫
など実に様々なスパイダーマンが登場しますが、
どれほど多様でも、最後、ヒーローの運命に抗うことはできない。
多様性を主張する人々が、“自由で多様な彼ら”という型を求めて、多様性が極まらない。

黒人少年主人公への是非についても、
{netabare} マイルスが敵役(ヴィラン)だった“本来の?”次元世界の提示も交えて、
マイルスが異次元“アース42”の蜘蛛(これも黒人初メジャーリーガーのジャッキー・ロビンソンを想起させ意味深)に噛まれたマルチバース最初の異分子であること{/netabare} が明示。
どんなに黒人が社会進出し多様化しても、欧米白人社会が内心、黒人には譲りたくない見えない一線をも、
テーマ深化のために取り込もうとする貪欲さ。
多様性のジレンマがスパイダーマンが辿る運命に苦味をスパイス。

本作は、そんな運命に抗うマイルスの意志を表明して締めくくられます。
それはスパイダーマンの物語世界、すなわちマルチバース崩壊のリスクをはらむ。
さらにそれはヒーローのテンプレ提供を求めて来た私たちへの反抗でもあります。

シリーズ1作目英題『~Into the Spider-Verse』。キャッチコピー“運命を受け入れろ。”
2作目『~Across the Spider-Verse』。キャッチコピー“運命なんてブッつぶせ。”
そして3作目は『~Beyond the Spider-Verse』と告知されています。

マルチバースの法則を打ち破ったマイルズたちは、
スクリーンから飛び出し、私たちの頭上を通り越すように、
私たちが抱くヒーロー観をも超越して行くとでもいうのか?
今から答え合わせが楽しみでなりません。


【作画 5.0点】
アニメーション制作・ソニー・ピクチャーズアニメーション

作画と背景美術が一体となり表現を追求するトレンドの最先端にして最高峰を行くCGアニメ。

前作までの各スパイダーマンたちの各世界に応じた作風の使い分け、
爽快スパイダーアクションの追求のため単純に背景描き込みの密度を上げるのはもちろんのこと、
葛藤するヒーローに呼応して、ブルー系を多用していくなど、
色彩設定も漫然とリアリティをなぞるカットが一つもありません。

さらに絶望するヒーローと共に、水彩画タッチに簡素化していく所属宇宙の街並みなど、
心情表現の面でも価値あるアニメーションを構築。

そして冒頭からロゴの表記揺れなど、多発する映像の乱れが、映画内世界の破壊と新生を示唆する野心的なメタフィクション表現。


前作レビューにて、私は生意気にも、マイルスがこのマルチバースで何を成したいのか?
信念と映像が一体化した瞬間こそが満点を付ける時と吹かしましたが、
完結編を待たずして、ここで5.0点満点付けざるを得ません。


【キャラ 4.0点】
ヒロイン・グウェン・ステイシーことスパイダーウーマン。
本作は、グウェンの深掘りを通じてスパイダーマンを呪縛する“カノンイベント”の運命を紹介するプロローグ約20分+本編2時間という構成。

{netabare} ささくれだったグウェンがバンド脱退して、最後また新たなバンド結成を宣言する。{/netabare}
グウェンに始まりグウェンで終わる。スパイダーウーマン目当ての私は大満足♪


スパイダーマンの子を持ってしまった両親の葛藤も深まった本作。
やっと子育てに自信を持ちかけた所で、
大きくなった子供は正体はスパイダーマンという誰にも明かせない秘密を抱えていて、
親から見れば何を考えているか全く訳が分からない。

子供が想定しない方向に飛び出さないように躾で縛ろうとする。
家族の愛情は子供の可能性を閉ざす悪手なのか?

全ての子供は宇宙。
ハイスクールの三者面談で飛び出した教師の発言は、
コメディのようで核心を付いています。

思わぬ子供の変化を受け入れるため、親もまた成長せねばならないのか?
親子関係というサブテーマがクライマックスを牽引し、
既存のヒーロー像の打破というメインテーマとも共鳴しています。


ヴィランとして新登場したスポット。
空間に穿った次元穴に自分のケツを蹴り込むネタキャラと思わせておいて、
彼こそが過去、{netabare} “アース42”の蜘蛛で異次元越しにマイルスをスパイダーマンにした張本人であることが示唆。
さらにスポットはマイルスが将来出会いたい量子力学の権威であり、一連のマルチバース騒動の起点となる可能性も予想されます。{/netabare}
スポットは、空間だけでなく過去と未来、時空をも行き来するヴィランだと言うのか?
ループシナリオへの受け身も準備しつつ解答を待ちたいです。


【声優 4.5点】
日本語吹替版を劇場鑑賞。

主演・マイルス役の小野 賢章さん。
{netabare} “アース42”にてヴィランとしてのマイルス{/netabare} にも対応せねばならず、
光と闇の振れ幅がより大きくなりましたが、
この声優さんならむしろ得意な芸当。

ヒロイン・グウェン(スパイダーウーマン)役の悠木 碧さん。
運命に心が押し潰されそうになる役柄に悠木さんの濁声は極上の相性。
父親でありスパイダーウーマンを問題視する警官であるジョージとの会話シーン。
{netabare} 「一瞬だけでも警官辞めてパパとして話を聞いてくんないかな」{/netabare}
と涙声で絞り出す吹替とか堪りません。


ヴィラン・スポット役には鳥海 浩輔さん。
ネタ面でもシリアス面でも、変則的な能力とイカれた外見の自虐も交えた軽口で翻弄するキーキャラクターを好カバー。

劇場鑑賞当時、ちょうどTVアニメ『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』でも、
玉壺役で気色悪いツボ芸を披露していた鳥海さん。
その独特な演技ともリンクして、スポットの穴芸はツボにハマりましたw
鳥海さんは今後こういう芸風を極めていかれるのでしょうかw
ベテランの域に入った彼のアフレコが醸す珍味に期待します。


本来、映画ファンならば本場の俳優がアフレコに参加した字幕版から行くべきなのでしょうが、
吹替声優に魅力が多過ぎるので、完結編も私は吹替版から行きたいので、
吹替版の4D、ドルビーシネマ&アトモスへの対応拡大をお願い致します。


【音楽 4.0点】
ED主題歌「Calling」などをプロデュースしたメトロ・ブーミン氏を始め、
引き続き黒人文化を想起させるヒップホップがサントラを構成。
一方で、今回は特にシリアスなシーンでのシンセ和音による重厚SF風味の演出、
運命への苛立ちと突破の意志をこめたロックサウンドの起用も目立ちました。

吹替版では日本語版主題歌としてLiSA「REALiZE」も流れました。
運命を打ち破ったマイルスが示すヒーロー像が具現化する未来を、
本邦のロックヒロインはしっかりと捉えています。
あと、You Tube公式等で公開されている本編映像を活用したリリックビデオが中々優秀です。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7

takato さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

アートとエンタメの奇跡のマリアージュ!。続編どうなるか心配だが、結局今年の殿堂入り映画でした。

 ネタバレしないようになので歯に絹を着せた話になっちゃいますがご容赦を。なんとなくバレてんじゃねぇか!みたいなのも勘弁して下さい。ネタバレありで多少思ったことはコメント欄に後で書きます。
 

 とりあえず、掴みのグエンのパートだけで100点満点!。この部分だけで他の作品を遥かに引き離してるくらい素晴らしい。感情と映像をシンクロさせるような表現は今までもあったかもだが、これほどの表現力と完成度に至ったことはなかっただろう。このパートの表現は革新的だが、感情を揺り動かす演出の地に足のついた的確さでここだけでかなり満足してしまった。


 ただ、最近の傾向なのかもだが大きなシリーズやコンテンツだと色んな要素を詰め込み過ぎてスッキリとイケない、モヤモヤするてんやわんやがあって前作ほどの神っぷりにはなれなかった。ネタバレになるから遠回しな表現になりますが、ちゃんと宣伝しないのは不誠実に感じます。


 正直今回の目玉だったスパイダーソサエティーが足を引っ張ってたように思える。割いてる尺もそれほどでもないし、障害としてはスポットや最後に出てきた×××のが遥かに興味深いし、新スパイダーマンたちもそんな掘り下げられなくて勿体無い。顔見せは余程のオタクじゃないと上がらない。


 普通に新スパイダーマンはミゲルと数人くらいで、前作のスパイダーマン達で全然良かったのでは?。彼等の再登場と掘り下げの方が遥かに上がる展開が作れただろう。スパイダーマン同士が共闘するのは良いが、インドの彼いる?。ペニーパーカーのアースでも良かったんじゃない。パンクなスパイダーマンは割とえがったが、ノワールでもやれたかもだし。シビルウォーもだったが、やはり内輪もめ的な展開は上がりずらくて微妙。この部分から設定の説明と、そのための展開な匂いがして前半に比べて地に足がつかなくなってしまったかな。


 ただ、今回は親と子の関係を中心に置いてて、その部分はみんな最高!。モラレスの親だけでなく、グウェンの親の部分も強調されて、今回はグウェンがもう一人の主役といってもいいぐらい輝いてる(これは吹き替えで悠木さんの演技を見なくては)。ピーターBパーカーも勿論良いんだが、やはりソサエティーに尺を取られちゃったのが勿体ない。


 まとめると全体的に表現の革新性と演出の的確さという前作から受け継いでより強化されたような部分は最高!だが、シリーズものとして続けるための要素入れすぎが少々足を引っ張っている。ただ、これだけで評価を確定できない作品だし、レベルは他とは隔絶してる凄さだからやはり必見どころか、二度見三度見くらいすべき今年を代表する一本て間違いなし。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

計測不能 60 2023年春(4月~6月)アニメランキング60位
劇場版「美少女戦士セーラームーンCosmos」《前編》(アニメ映画)

2023年6月9日
★★★★★ 4.4 (5)
17人が棚に入れました
「美少女戦士セーラームーン」シリーズ最終章を≪前編≫≪後編≫2部作で描く.
新たなる敵“シャドウ・ギャラクティカ”が出現。次々と仲間が狙われていき、セーラームーンたちは再び戦いに身を投じていく。
最強の敵を前に、孤独に打ちのめられそうになりながらも、それでも顔を上げ前に進んでいく。
なんのために戦うのか、自らに課せられた使命と葛藤しながらも立ち向かっていく、強く美しいセーラー戦士たちの最後の物語。
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

イントゥ・ザ・セーラー・ギャラクシー

シリーズ最終章“シャドウ・ギャラクティカ編”(原作、旧作TVアニメ共に未見)を描いた劇場アニメ作品の前編。

【物語 3.5点】
TVアニメ3クール分相当のシナリオをギュウギュウ詰めに。
息もつかせぬ展開というより、間も潰され、息苦しい感じ。
内容も、敵か?味方か?はかりかねる新たな戦士に謎の幼女、記憶改変、時空の歪みと、把握に集中力を要する内容のため、
油断すると思考回路はショート寸前にw

さらに星々に破壊をもたらし、宇宙の真の支配を目論むギャラクシアが云々と、
大風呂敷もコスモスサイズなので、中二病が合わない人にとっては、
頭痛を伴うかもしれませんw

よって評点は基準の3点辺りが妥当なのでしょうが、
私が加点したのは後編に向けて手応えを感じたからです。

星の力をクリスタルに宿し、何度も転生を繰り返すセーラー戦士。
セーラー戦士にとって肉体はかりそめの器なのか?
永劫の魂と刹那の肉体。戦士たちの自己同一性は如何に。

サブタイトル・『~Cosmos』(秩序)と対をなす「Chaos(混沌)」の示唆。
破壊と再生を繰り返す宇宙の星々と比べて余りにも矮小な青春の一頁。
守る価値はあるのか?

セーラー戦士の孤独と救済も織り込みながら大団円に向けて走り出すシナリオ。
そこに私が期待を抱けるのは、やはり引き続き脚本を担当した筆安 一幸氏との相性が良いからだと思います。


【作画 3.5点】
アニメーション制作:東映アニメーション&スタジオディーン

90年代の旧作TVアニメ版への回帰傾向が一段と強まる。

前作『~Eternal』よりキャラデザに迎えた旧作『無印』、『~R』の只野 和子氏が本作でも続投。

さらにデジタルで構築した作画に線の強弱や途切れ線などの手描きっぽい処理を加えアナログ感を出す。
背景の影にグリーン、光の当たる場所にピンクを配色する。

随所に施された90年代アニメの映像を再現する隠し味が効いたのか、
私は前作以上にノスタルジーを感じました。


新たなセーラー戦士・スターライツの3人のコスはアムラー(←死語w)を思わせる大胆な腹出しスタイル。
ただ、主演・三石 琴乃さんによるとスターライツのパワースポットは後ろ姿の腰の“くぼみ”らしいですw

ファッション、風俗だけでなく、授業中の秘密通信をLINEではなく紙のメモで行うなど、
女子高生の生態も90年代風。

そんな懐古視点から、私が眼福だったのは、セーラーヴィーナスこと愛野美奈子の紺色ブルマスタイルのバレーユニフォーム姿。


CGも交えた変身&バトルシーンもまずまず。ビルが千切れ飛ぶボスとの対峙も中々の迫力。
一方で、作中の“男性アイドルグループ”スリーライツのステージはあまり動かさず。
そこはチャレンジして欲しかったかなとも思いました。


【キャラ 4.0点】
旧作TVアニメ版はセーラー戦士等の群像劇&キャラアニメ。
原作コミックは主人公・月野うさぎの一人称視点の少女漫画。

本作は後者のうさぎ視点を踏襲。
というより、尺の都合上、群像劇にするとキャラ散乱による作品破綻は必至なので、
プリンセスの宿命を背負う、うさぎの孤独と葛藤に集約したのは上策だったかと。


ボス役・ギャラクシア。
ゲスな言動が際立ちますが、勧善懲悪とは異なる。
非道の中に秘められた宇宙と戦士の哀しき運命(さだめ)を予感させます。


【声優 4.0点】
主人公・セーラームーン/月野うさぎ役の三石 琴乃さん。
本作では旧作アニメに引き続き、ちびうさより幼い、ちびちび兼任も継続。
ほぼオウム返ししかしない未就学児の背徳感を再現し、
まだまだ幼女もイケるベテランの意地で魅せてくれます。


新セーラー戦士・スターライツの3人には、
井上 麻里奈さん、早見 沙織さん、佐倉 綾音さん。
{netabare} “男性アイドルグループ”スリーライツとして地球に潜入し、うさぎたちを監視したり、
衛のいないプリンセスの心の隙間を埋めたりするという難役を、
イケメンな男性ボーカルも含めてカバー。{/netabare}
流石の対応力を発揮。

ボス役・ギャラクシアを演じるのは林原 めぐみさん。
ここも集大成に向けて90年代の真打ちをぶつけて来ました。
名実ともにCV.三石 琴乃さんと哀戦士の矜持をぶつけ合うのに不足のないお方。
後編での、お二方の共鳴に期待大です。


そんな中、村瀬 歩さんが、
セーラーアルーミナムセイレーン役として、かりそめとはいえ、ついにセーラー戦士に。
今年は男の娘プリキュア・キュアウィング役も務めているそうで。
彼の前に、もはや性別の壁など存在しないですね。


【音楽 4.0点】
劇伴担当は高梨 康治氏がシリーズ完投。
ロック主体のBGMは旧作シリーズと比べて火力が強すぎると感じる方もいるとは思いますが、
展開が詰った劇場版においては、次!次!と発破をかける意味でもアリだと思います。
というより、彼のシンフォニック・ロックを大音響で堪能するのが、
私が映画館に足を運ぶ主たる理由だったりします。

OP主題歌は「ムーンライト伝説」が復活。
OPアニメーションにも旧作オマージュが散見され、原点回帰を所信表明。

“男性アイドルグループ”スリーライツの「流れ星へ」もリメイク。
スローテンポの原曲からミディアムにテンポアップ。
スリーライツの音楽性はテクノに設定され、本曲にもアレンジされるが、そこも90年代テイスト。


ED主題歌はDaoko「月の花」
歌詞世界でセーラー戦士の心境を、テクノ成分でスリーライツを。
米津 玄師さんとのコラボソング「打上花火」でも見せた和風、東洋風に対応した歌唱で火球皇女を。
作品世界観を織り込んだ上々の締めくくりで後編へ繋ぐ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 9

計測不能 60 2023年春(4月~6月)アニメランキング60位
ヤキトリ(Webアニメ)

2023年5月18日
★★★★☆ 3.6 (3)
15人が棚に入れました
アレクト制作のNetflix配信作品。
地球が圧倒的な科学技術と軍事力を誇る異星人たちに支配された、未来の世界。地球人の青年、伊保津明は使い捨て同然の歩兵部隊"ヤキトリ"に入隊し、運命を切り開くべく過酷な戦場を駆け巡る。

計測不能 60 2023年春(4月~6月)アニメランキング60位
ぐんまちゃん シーズン2(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.8 (3)
14人が棚に入れました
どこかにある世界“ひらがな”の「ぐんま」。ハニワやダルマ、イチゴに忍者、色々な人たちが楽しく暮らすこの世界。ぐんまちゃんはお友達と遊んだり、学んだり、冒険したり、悩んだり、笑ったり、ぐんまパワーを使ってみたり・・・まだまだ素敵なことがたくさんありそうです。 ぐんまちゃんの、ちょっと不思議で楽しい日常をのぞいてみませんか?

計測不能 60 2023年春(4月~6月)アニメランキング60位
クズ悪役の自己救済システム(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★☆☆ 2.4 (5)
13人が棚に入れました
愛読していた小説「狂傲仙魔途」を読み終えた主人公沈垣は、その結末に不満を抱き、怒りのあまりまんじゅうを喉に詰まらせて死亡。謎のシステム音声が流れるなか沈垣は小説の世界に転生してしまいます。
沈垣が転生したのは、小説の主人公洛氷河ではなく、なんと主人公を苦しめるクズ悪役・沈清秋(シェン・チンチウ)だった。

計測不能 60 2023年春(4月~6月)アニメランキング60位
ぼさにまる(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★★☆ 3.1 (2)
13人が棚に入れました
“ぼさぼさ” だっていいじゃない――。 家族に愛されて生活している動物たち。そんな動物たちにも、普段は見せない素の自分が出る瞬間がある。ぼさぼさ姿で、思った事を喋りはじめる動物たち “ぼさにまる”。 ある日突然姿が変わった新米 “ぼさうさ” の「さくら」。 マイペースなベテラン “ぼさねこ”の「キャシー」。せっかちな性格の“ぼさはむすたー”の「蘭」。 思わず“ぼさる” 自分に動揺する「さくら」だったが、「キャシー」や「蘭」と過ごしていく中で、次第にそんな自分を受け入れ始め…。 TVアニメ「ぼさにまる」は、そんな「さくら」を中心に繰り広げられる、日常ぼさぼさストーリーです。

計測不能 60 2023年春(4月~6月)アニメランキング60位
異邦人(Webアニメ)

2023年3月27日
★★★☆☆ 2.9 (4)
12人が棚に入れました
1979年10月1日に発売された久保田早紀(現・久米小百合)のデビュー・シングル
「異邦人」が、東京藝術大学大学院映像研究科のスタッフ・研究生によりアニメーション・ミュージックビデオとなった。

nyaro さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

たまたま見つけ視聴。曲は超名曲です。映像は意味不明でした。

 2023年を本サイトで振り返ってたら見つけました。こんなんまで載ってるんですね。昭和の名曲「異邦人」の新ミュージックビデオらしいです。

 先に曲そのものについて言うと、音楽の時間に先生がこの曲が好きで聞いたことがきっかけで、はまった時期があります。現在でもユーチューブのが公式か違法か知りませんが、沢山動画も上がってます。

 オリエンタルというのかエスニックというのか知りませんが、南から西アジアにかけての情景が思い浮かぶような名曲です。シルクロードかなにかに関連した番組のタイアップ曲らしく、その雰囲気にぴったりです。

 独特のリズム感とメロディーラインは一度聴くと耳から離れないです。特にイントロとピアノとサビの歌声は最高です。弦楽器がいい感じの美しい曲です。そして、歌い手の久保田早紀さんがエライ美人でして、美しい声と合わせて一聴一見の価値があります。

 で、まあそういう感じでも非常に元がいい…良すぎます。

 本作のMVですが、意味が分かりません。音楽の歌詞に必ずしも映像を合わせる必要はないでしょうけど、好き勝手に作った映像を曲に合わせて流しているだけに見えます。
 テーマとか心情、感情…そういったものに共通項もアナロジーも何もないので、正直映像が邪魔になります。制作者に含意があったとしても読み取れなければ意味はないです。まあ、私がそういうリテラシーが無いと言われるとそれまでですけど。

 試しに音声を消してMVだけ見ても物語性はなくはないのですが、希望がないというか曲と反対の感情の気がしました。

 本作はユーチューブで探して視聴しました。数度見ましたけどやっぱりオリジナルというかTV映像の方が格段にいいです。まちがってもHigh noteなんちゃらでは聴かないようにしてください。

 

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

計測不能 60 2023年春(4月~6月)アニメランキング60位
永久少年Eternal Boys NEXT STAGE(アニメ映画)

2023年6月9日
★★★★☆ 3.5 (3)
12人が棚に入れました
新曲発表のため練習に励んでいた「永久少年」が、テレビドラマとバラエティー番組、国民的歌番組へ出演することに。
アイドル活動は順風満帆に思われたもののトラブルが次々と発生し、「永久少年」メンバーは新たな困難に直面することとなります。

計測不能 60 2023年春(4月~6月)アニメランキング60位
あんさんぶるスターズ!!追憶セレクション「エレメント」(TVアニメ動画)

2023年春アニメ
★★★☆☆ 2.5 (1)
12人が棚に入れました
物語の舞台は、『!』時間軸の春。逆先夏目の視点から、1年前の夢ノ咲学院で起きた『fine』と『五奇人』の物語を振り返る。

計測不能 60 2023年春(4月~6月)アニメランキング60位
兵馬俑の城(アニメ映画)

2023年6月16日
★★★★★ 4.3 (3)
10人が棚に入れました
中国歴代の皇帝によって作られた兵馬俑。
その兵馬俑達が眠るはずの巨大な地下都市には、大きな秘密があった。
兵馬俑達は、神から命を授けられ、もう一つの世界が作られていたのだったー。
兵馬俑の雑用係・モンユエンが住む秦陽城は、凶暴な霊獣たちの襲撃に悩まされていた。
その霊獣に拮抗する将軍・シアホウの姿に憧れたモンユエンは精鋭部隊「鋭士」への入隊を希望するが、将軍から「霊獣・地吼(ディーホウ)を捕まえる」という条件を出される。
霊獣・地吼を追う旅の途中、モンユエンは謎多き少女シーユイと出会う。旅の途中で二人は地下の世界では見られない美しい風景や世界の広さを知る。
次第に惹かれ合う二人。
モンユエンは、家族を探すシーユイの力になりたいと考えるようになる。
そして、二人はついに、地吼を追い詰めるが・・・。

計測不能 60 2023年春(4月~6月)アニメランキング60位
日清焼そばU.F.O.「U.F.O.レッドロック 篇」(その他)

2023年5月8日
★★★★☆ 3.1 (3)
9人が棚に入れました
「カップ焼そばNo.1×炭酸飲料No.1×話題のサッカーアニメNo.1」という背徳のコラボCМ。
2023年、日清食品とコカ・コーラは、
全人類に最高の満腹を提供するために、ある計画を立ち上げる。
その名も、“U.F.O.レッドロック”。
内容はいたってシンプル。
「日清焼そばU.F.O.には、コカ・コーラを合わせろ。」
U.F.O.とコカ・コーラこそが、売上No.1×売上No.1のベストコンビだ。

計測不能 60 2023年春(4月~6月)アニメランキング60位
山海経 霊獣図鑑(アニメ映画)

2023年4月7日
★★★★☆ 3.6 (2)
9人が棚に入れました
中国最古の地理書で、動植物や空想的な妖怪、神々など古代中国各地の神話が記された「山海経」をモチーフにした長編アニメ。
海に浮かぶ島、崑崙。そこにはどんな病気でも治れる病院・崑崙医館が存在する。しかしそんな崑崙医館でも、ずっとかなわない謎の疫病・黒霊が感染拡大。黒霊を勝ち抜けること信じていた崑崙の神医・白澤の冒険物語はそこから始まる。
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