1983年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメ一覧 16

あにこれの全ユーザーが1983年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月27日の時点で一番の1983年夏(7月~9月)に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

67.6 1 1983年夏(7月~9月)アニメランキング1位
魔法の天使 クリィミーマミ(TVアニメ動画)

1983年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (74)
372人が棚に入れました
森沢優は10歳の少女。ある日、夢嵐にあい、迷っていたフェザースターの舟を助けたことからフェザースターの住人・妖精ピノピノと出会う。道案内をしてくれたお礼に、ピノピノは優に1年間だけ魔法のステッキを与え、お目付け役として猫の姿を借りた使い魔、ポジ(雌)とネガ(雄)を預ける。優はさっそく魔法の力で16歳の姿に変身するが、街を歩いているところをパルテノンプロという芸能プロダクションに半ば強引にスカウトされて、歌手デビューする羽目になる。

声優・キャラクター
太田貴子、水島裕、安西正弘、村山明、土井美加、肝付兼太、三田ゆう子、井上和彦、亀山助清、島津冴子
ネタバレ

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

君はクリーミーマミのファイナルステージを見たかい?

1983~1984年に放送のテレビアニメ 全52話

原案構成 伊藤和典 監督 小林治 キャラデザ 高田朋美
制作 スタジオぴえろ

10数年続いた東映魔法少女が終わり、
葦プロダクションのミンキーモモが1年3か月で終わったことにより、
読売広告社がぴえろに発注した魔法少女シリーズの第一弾。

舞台は東京都国立市くりみヶ丘
クレープ屋「クリーミー」の娘「森沢優」(10才)が、
魔法世界の妖精ピノピノから魔法のコンパクトをもらう。
1年間の期限付きの魔法少女契約(要求は無い)で当初は限られた変身のみ。
魔法のコンパクトからクリーミーステッキを取り出し変身バンク

パンプルピンプルパムポップン、ピンプルパンプルパムポップン!

で、16歳の少女クリーミーマミに変身。
後に「ルミナスター」タンバリン型魔法アイテム 能力が向上した。

小学生女子が魔法の力で芸能界でちょっと大人な冒険をするという、
女の子の夢そのもののストーリー。
ポップなクレープ屋からドリーミーなステージへの展開が夢いっぱい。

折りたたみますがネタバレはありません。
{netabare}最大の見せ場はその中間にあるリアルな芸能界の裏事情の暴露。
裏と言っても闇ではないのでご安心。
プロダクション「パルテノンプロ」のスタッフ、マネージャーなどの奮闘がリアルに描かれる。
ちょっと「SHIROBAKO」にも似てる楽しくも厳しい世界。
マミもその一員としてちょっと大人な活躍を見せる。
魔法は初期は変身のみだったが、後半は少し増えてくる。それでも限定的。

優とマミが違い過ぎて姉妹に見えてしまうところもあるが、
設定の粗など誰も気にしなかったほどのリアルな芸能界に当時の子供たち(相当大きな人も含む)は熱中した。
史上初めて男の子が見てても恥ずかしくない魔法少女物。

ルミナウォーク
触角のついたカチューシャ 触角の先端には星があり動くと揺れる。

「午後8時のシンデレラ」クリーミーマミは1年間の約束の日、
ラストステージへと向かう。
「ビューティフルショック」「囁いてジュティーム」

芸能界冒険アニメとしてはアニマス登場まで20年間も最高峰として君臨した驚くべき作品。
主題曲「デリケートに好きして」は10数人の歌手にカバーされ、
ヨーロッパでも歌入りインスト問わず人気が高い。

魔法少女アニメの中興の祖として現代でも評価の高い名作。

優(マミ)の声は当時15歳の太田貴子(歌手)が担当した。
恐ろしく老けた声で棒読みだが、プロの声優には出せない魅力もある。
当時は変身すると化粧をしているのにドキドキしましたね。 {/netabare}

日本が輝いていた80年代の思い出の玉手箱ともいうべき作品。

追記
なぜ今ごろこの作品をと思われるでしょうが、実は、
先日、サンシャインの化粧品売り場でクリーミーマミそのものの店員を見つけて思わず声が出てしまったのです。
コスプレイヤーでしょうが、レベルの高さに驚愕しました。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 18
ネタバレ

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

魔法の素敵さと人の優しさに温もりを込めて。

マミが面白いのってなんでだろうって考えたとき、それは普段過ごしている日常と魔法が起こす非日常の対比、そしてそれらのマッチングがよく出来ているからだと思いました。

マミは優ちゃん(主人公の女の子)の普通の女の子としての生活があって、そこに魔法の力が入り込んでくるんですね。
魔法を使いはじめたら、彼女の身の回りがどんどん不思議な空間になってゆく。その移り変わりが楽しいのです。


優ちゃんはとても忙しいです。優としての生活とマミとしての生活両方をこなさなければなりません。
さらにマミは魔法少女だけじゃなくてアイドルもやっているんです!だから、「女の子」と「魔法少女」と「アイドル」三つの役割を一人で兼任します。
なんだか「女」と「妻」と「母」をこなす大人の女性を連想させます。

優である自分とマミである自分、どっちも同じ自分なのに周りの人の目はマミにばかり行ってしまって(超人気アイドルなので)。これもなんだか色々考えさせられました。


優ちゃんはとても優しい女の子です。自分の我儘に魔法を使ってしまうこともあるのですが、最後はいつも人助けします。
時には優よりもマミとしての自分を優先するあまり損をすることも・・・。
本当に良い子です。


マミの世界には悪者がほとんど出てきません。変わった人はたくさんいますが、皆優しい人ばかり。これもマミの魅力だと思います。
俊夫(優の幼なじみ)はもちろん、みどりちゃん(男だけど可愛い)、アイドル事務所のめぐみさんに、優のお付きのマスコット「ネガ」と「ポジ」。
個性的で賑やかな雰囲気にしてくれるキャラクターは、それぞれちゃんと活躍の場面があって皆愛着が沸きました。


魔法少女になると大人びた容姿に変身できる。これは魔法少女モノではある種定番でした。派手な髪の色とお化粧は女の子が背伸びしておめかししたみたいで可愛らしかったです(笑)

声を当てた大田貴子さんのセクシーな声色も相まって、本当に大人びた印象を受けます。
特に、後期EDの『LOVEさりげなく』のセクシーさったら尋常じゃありませんでした。
踊ってるステージも腰振りも妖艶な大人の香りって感じでドキドキしました。



マミの魅力は魔法少女だけじゃなくて、そこにあるリアルとファンタジーの素晴らしさです。
80年代の日常は今見ると共感はしにくいかもしれませんが、人々の営みというか生活感は強く感じられますよ。

魔法少女のスタンダート的存在として非常によく出来たアニメだと思います。



好きなエピソード
{netabare}
1話「フェザースターの舟」
1話から素敵です。優が街中を駆け回る冒頭の日常描写と、船が舞い降りた瞬間の非日常な光景のギャップにがっしり心を掴まれました。


6話「伝説の雄鹿」
これはまさにおとぎ話。雄鹿にまつわるファンタジーな設定にワクワクしました。それだけじゃなくて、やっぱり優の優しさにも感動。


10話「ハローキャサリン」
困っている人を助けてあげる。そんなお話ですが、キャサリンの身の上話から彼女の人柄まで丁寧に描かれていたのでしっかり共感できました。優の考える解決方法はロマンチックで素晴らしい。元気がもらえる回でした。


14話「私のMr.ドリーム」
これもとっても素敵なお話でした。舞踏会に招かれる、夢のような体験。マミらしいファンタジーの詰まったおとぎ話。


26話「バイバイ・ミラクル」
胸が苦しくなる回でした。魔法が使えなくなる・・かなりショッキングな出来事でした。でもやっぱり最後はマミらしく、俊夫の優しさに救われて。マミの素敵さが際立つ回。


27話「フェザースターへ!」
魔法の世界で大冒険。マミの魔法が戻って、代わりに俊夫は記憶を失って。ちょっぴり悲しくなった回でした。


39話「ジュラ紀怪獣オジラ!」
マミで最もぶっ飛んでいるある意味問題回?(笑)やりたい放題で、マミらしくはなくて作り手のお遊びな感じもしたけど個人的には面白かったです。


50話「マミがいなくなる…」から52話「ファイナル・ステージ」
最後までドキドキさせられるドラマがあって、それをキッチリ締めてくれたため余韻が心地よかったです。一人一人その後が描かれている所に愛着が感じられます。


プッププクーの子もキャラクターとして好きでした。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 17

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

☆ぴえろ魔法少女第1弾

80年代のアイドル歌手のブームの中で出現した
人気のアニメ☆

優がクリィミーマミに変身すると色っぽく
なりますね♪*(*^^*).:*:・'°☆


アニメーション制作/スタジオぴえろ

1983.7.1-1984.6.29(全52話)

日本テレビ 金曜18:00-18:30


主観的評価(A)



追記欄_

投稿 : 2024/04/27
♥ : 0

66.8 2 1983年夏(7月~9月)アニメランキング2位
超時空世紀オーガス(TVアニメ動画)

1983年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (36)
194人が棚に入れました
西暦2062年、地球は軌道エレベータの所有権を巡り、2つの陣営に分かれて争っていた。桂木桂(かつらぎ けい)の所属する自由宇宙軍(フリーダム・スペース・コープス)は最新のD兵器・時空震動弾を用いて軌道エレベータのエネルギープラント破壊作戦を敢行する。だが、相手陣営の抵抗が激しく撤退せざるを得ない状況になり、憤慨した桂は未調整の時空震動弾を作動させてしまう。その結果、暴走した時空震動弾により時空は混乱し、世界はあらゆる多元世界の混じったパッチワークのような世界、相剋界に包まれた「混乱時空」と化した。そして桂自身も時空転移に巻き込まれ、時空振動弾破裂の20年後、混乱時空世紀20年(西暦でいえば2082年)の世界に飛ばされてしまった。桂はエマーンの隊商に拾われ行動を共にするが、混乱時空修復の鍵となる「特異点」とみなされ、各勢力の争奪戦にさらされる身となる。さらに、もう一人の特異点、オルソンはチラムのエースパイロットとして桂の前に立ちはだかる。過去と現在が複雑に絡み合う中、時空再生に向かって桂木桂はオーガスを駆る。

声優・キャラクター
速水奨、佐々木るん、鈴置洋孝、勝生真沙子、吉田理保子、深雪さなえ、橋本晃一

敦賀迷彩 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

パプティさんが、好きです。

超時空シリーズの第二作目です。色々、現実的なSF考証を取り入れた作品でした。
特異点を取り上げたのも、間違ってなければ、オーガスが一等最初で、その後、バディコンプレックス等でも特異点は使われています。
お話しは、取り分け凄い!訳では有りませんが、世界観とキャラクターの魅力で最終回まで進んだ作品でした。主人公の桂木桂も憎めないキャラクターでしたし、パプティやシャイア、アテナ・ヘンダーソンが好きでした。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 5

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

マクロス一族の私生児(?)

本作放送当時、『超時空要塞マクロス』を1作目として本作が2作目、『超時空騎団サザンクロス』を3作目とする「超時空シリーズ」と銘打たれた。

が、サザンクロスは世界観も制作体制も全く別物と言える。

対して本作はマクロスのSF的な世界観を(設定的な意味ではないが)継承しており、初回に主人公の桂木 桂(かつらぎけい)が乗っている機体 AV-11D ブロンコ II のデザインにもバルキリー VF-1 シリーズの残滓が感じられる。

後にこの乗機は主人公メカの「オーガス」に改造されることとなるが、他のマクロスシリーズがもし世になかったら「実はオーガスはマクロスの続編なんですよ」と言えば通りそうな感じなのでそのようなタイトルとした。

キャラクターデザインも前作マクロスに引き続き美樹木 晴彦氏が担当しており、スタジオぬえ + アートランド体制で作られているという意味でも広い意味の「マクロス一族」と呼んでよい本作だが、いかんせん知名度は低く放送当時でなければ今さらの視聴も難しいかもしれない。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 10

しげ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

おもしろかったけどラストがね

オーガス2の方を先に見てしまったのでオーガス2の評価はとても低くなってしまったが、本作を先に見るべきだったかもと後悔w本作は80年代前半に作られたSFアニメとしてはおもしろい内容だった。キャラも生き生きとしていた。もちろん戦闘シーンの迫力など最近のCGを使った作画には及ばないが、美樹本晴彦氏の描く人物キャラはCGキャラにはない魅力がある。ただ35話も放送しといてラストで世界修復ができたのかどうかはっきりしないところが手抜きだと思った。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 7

65.1 3 1983年夏(7月~9月)アニメランキング3位
キャッツ・アイ(TVアニメ動画)

1983年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (110)
505人が棚に入れました
キャッツアイは美術品専門の謎の女盗賊。犬鳴警察署の刑事・内海俊夫は、いつもキャッツアイの逮捕に失敗し、上司に怒鳴られ、左遷の危機にもあった。そんな俊夫の恋人で、俊夫の勤務する署の前でこの盗賊と全く同じ店名の喫茶店を営む来生瞳は、いつも俊夫の愚痴を聞いてあげている。だが、瞳ら来生三姉妹こそ、キャッツアイの正体だった。キャッツアイの獲物はハインツというヨーロッパの画家の作品や遺物ばかりなのだが、そのハインツとキャッツアイとの間にはある接点があった。

声優・キャラクター
戸田恵子、藤田淑子、坂本千夏、安原義人、内海賢二、榊原良子

runa21 さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

永遠の名作

この作者・・・儲かってんだろうな~
なんて無粋な気持ちでなんて、見てないんだからね!!


いや、お世辞でもなんでもなく
何歳になっても
この作品は素直に「おもしろい」と思えます。
そんな魅力がある作品です。


ちょっと暗い話になりますが・・・
体調を崩し続けていた一つの原因で
おそらくストレスが考えられ・・・。

まぁ、なんといいますか・・・。

仕事で後輩がミスしてしまったのですが、
結構致命的なミスを、一ヶ月に5件ほど・・・。
後輩はうその報告を上げていて
気がついたときにはかなり手遅れな状態で・・・


管理責任だどうのこうの言われたり、
失敗したのにもかかわらず
何にも動かない後輩を叱り付けたりと・・・。
いろいろとありました・・・。


でも、この話が再放送されているのを見て、
自分も悪かったんだなぁと再確認。


メインは次女の瞳が動いていくのですが、
彼女が動くことができるのは、
ルイねぇや愛の完璧なサポートあっての事なんですよね。


一本の矢は折れやすいが、三本の矢は・・・

なんて名言を残した
どこかの武将がいましたが、


その人の長所を全力で生かせるように
サポートするのが良かったんですよね・・・。


まぁ、自分が駄目人間だったって事を
再確認したってネガティブな話だったんですけどね・・・。


この話の感想で、
ネガティブで終わってるの・・・自分だけじゃないか??


ちなみに自分も三姉妹です。
どうでもいい情報でした。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 14

しげ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

女性の雰囲気が出てます

美人三姉妹ドロボーとヘッポコ警察の追撃戦です。原作の方が作画はきれいです。でも原作は男性が作者なので、細かい所で女性らしさがあまりないような印象を受けた。アニメの方は、ちょっとしたしぐさにも女性らしさが出てて、良い雰囲気を出してました。前半のヌルヌルな展開では追撃戦は全然迫力ないけど瞳と俊夫を中心とした恋愛劇が楽しめ、後半のやっと少し本気を出した警察との追撃戦は結構スリリング。作画が残念だけど、なんせ古いアニメなので。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

月夜の猫 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

怪盗vs刑事の恋愛事情。

1983年7月11日 - 1984年3月26日全36話
1984年10月8日 - 1985年7月8日全37話の合計73話

1981年40号 - 1984年44号連載された漫画「キャッツ♥アイ」
を元に制作されたTV放送版アニメ。単発実写ドラマも有る。
1997年8月30日公開の実写版の劇場用映画も制作された。

第一期OPの『CAT'S EYE』歌 - 杏里
1983年に5週連続オリコン週間1位。販売数130万枚以上?
平均視聴率13%台と普通?だが現在も国内外で根強い人気。

私的にはルパン三世の流れでセクシー路線の怪盗もので・・
海外ドラマの影響も受けている感じを色濃く感じる作品。

色々な実写やアニメでパロネタとして有名で「森三中」等も
パロったりした事があるので知ってる人も多い?


長女"泪"次女"瞳"三女"愛"という美人三姉妹が表の顔である
喫茶店「キャッツアイ」を営みつつも、裏の顔は巷を騒がせる
有名な怪盗「キャッツアイ」として、大胆不敵に狙った獲物を
盗んでいくという物語。

其処に喫茶店「キャッツアイ」の目先に担当刑事の居る所轄が
有ったり・・担当刑事が常連だったり・・しかも担当刑事の
一人が三姉妹の次女と高校時代からの恋人だったり・・

怪盗物とラブコメをMixさせた作品で、盗む物が特定の人物
に関わる物だけで貴種流離譚の様な雰囲気と、必ず予告状を
出す等の悪なりのポリシーに、勧悪懲悪な結果を描く傾向が
強く、愉快痛快な雰囲気の作風。

同作者だけにシティーハンターと似た雰囲気で、コメディな
部分をシリアスに巧く盛りつけた感じのアニメ。

1期はある程度原作に添って展開しているようですが、二期
はオリジナル要素が強く、"勧悪懲悪"の色合いが可也濃くな
って、諸々の設定なども大幅に変更されたようです。

視て感じたのは・・ハインツ云々の伏線よりラブコメモード
やセクシーで鮮やかな怪盗シーンのスリリングな描写の他に
矢張り"勧悪懲悪"・・盗みに入る場所は総じて悪党という、
結末にホッとしたり爽快感のある「ルパン」そのものな感じ。

銭形警部の代わりに内海刑事・・といった趣。
後半は特に1話限りのゲストキャラの完結した話も多く・・

基本的には艶やかなお姉様、ツンデレ次女、甘えん坊の妹。
最もシンプルで代表的な女性像に才女タイプの眼鏡キャラで
其々にギャップで個性を誇張していたり、サブキャラや事件
単位のゲストキャラが登場して見飽きない構成かな。

何度もニアミスする瞳と俊夫の二人の行方とかマザコンや
ロリコン等解りやすい追加キャラのギャグタッチなど色々。

結果的には"ラブコメ"を楽しむアニメかな。
純愛っぽいけど基本何処かの流れにコメディ入れるんで・・

最終回は如何にもTV放送って感じだった。


来生 瞳 - 戸田恵子
来生 泪 - 藤田淑子
来生 愛 - 坂本千夏
内海 俊夫 - 安原義人

課長 - 内海賢二
浅谷 光子 - 榊原良子
永石 定嗣 - 大木民夫

投稿 : 2024/04/27
♥ : 2

64.9 4 1983年夏(7月~9月)アニメランキング4位
DAICON4 OPENING ANIMATION [ダイコン4オープニングアニメーション](アニメ映画)

1983年8月20日
★★★★☆ 3.6 (36)
112人が棚に入れました
「DAICON4」は、1983年に開催された日本SF大会DAICON4の開会式で上映されたオープニングアニメーション。ガイナックスの出発点となった同作品は、今から25年ほど前、大阪で開催された日本SF大会「DAICON 3」('81)、「DAICON 4」('83)のオープニングアニメとして制作された。あらゆる分野のSF作品にオマージュを捧げ、大評判になったこの8mmフィルムは、「プロを超えたこういう映像を作りたい」という意欲に充ちていた。ここからアマチュアフィルム団体DAICON FILM(ダイコンフィルム)が設立され、そこに結集した多くの才能が、ガイナックスの中心となっていく。

そろもんのよげん さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

アニメ好きの情熱!

いわゆる、パソコンと呼ばれる物が、一般家庭に普及する以前の1980年代前半、アニメ好きの素人集団の学生たちが、イベントのオープニングに自主制作した8mmアニメが前作 
そのノリで作った2作目のフィルムがこれ
都心まで行かないとアニメショップも無く、ビデオカメラやDVD、ましてやCGソフトなんて存在しなかった時代につくられた おそらくは、当時の風を肌で感じていた者にしか、このアニメのすごさは理解できないと思う。
このアニメあってのガイナックスであり、エヴァンゲリヲンであり、今のアニメ界と思う。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 5
ネタバレ

涼宮ハルカスキー さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

1つだけ言わせくれ、「これはバラの騎士だ」

あまりに有名な作品で、アニメファンなら誰もが知っていなければならない古典的作品です。(と、老害である私は言い切ります)
ですが、昨今の若い連中が観ても、作画の凄さに気付くことがあっても、どこに価値があるのかを見出すことは難しいでしょう。

この作品を当時視聴できた自分は本当にラッキーでした。

登場人物についての考察は以下のページに詳しく書かれていましたので、興味のある方は是非ご覧になりご自身の知識と照らし合わせてください。
  ↓
http://d.hatena.ne.jp/grips0087/20120615/1339760877
(オタクの『基礎教養』とはどこまでなのか?をDAICONアニメ見ながら考えた)

ただ、上記ページを含めてDAICONを評論している人達が全く言及していない(?)と思われることがあるので、1つだけ言わせて欲しい。

{netabare}女の子が剣に乗ってサーフィンする姿、これは1981年のTVアニメ「ゴッドマーズ」に出てくる「バラの騎士」のオマージュだ。
DAICON IV公開当時、あまりにも当たり前過ぎて、しかも本作品の内容の濃さから判断するとここにゴッドマーズが入り込む余地はないかもしれないが、あの時代を生きてきた人達には、あれは「バラの騎士」にしか見えない。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/27
♥ : 6

yapix 塩麹塩美 さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

青春がたっーーーぷり詰まった暑苦しさをを召し上がれ!

DAICON3 OPENING ANIMATION
DAICON4 OPENING ANIMATION
僅か5分の2つのアニメーション。
30年以上前に制作された古いアニメーション。
一般的な意味において、
現在の我々の視聴に値するものなのか?
だが、私にとっては事情が異なる。
ドラマ「アオイホノオ」の洗礼を受けた人間にとっては事情が異なる。
そう、「アオイホノオ」を観た我々は知っている。
この作品が「記念碑」であることを。
新たな時代の到来を告げる「記念碑」であることを。
DAICON3 OPENING ANIMATIONが、
情熱(80%)
野心(15%)
保存食(3%)
サッポロポテトバーベキュー味(1%)
牛乳(1%)
で錬成されていることを。

DAICON3 OPENING ANIMATION
を視聴した後に、
DAICON4 OPENING ANIMATION
を観て頂きたい。
2年という歳月がどれほどの進化を促したのか?
その答えをしかと確認してほしい。
エミールさんのレビューにリンク貼ってありますので、
気になる方はそちらからどうぞ。


ついでと言っちゃなんですが、
この場を借りて、ドラマ「アオイホノオ」のレビューをします!
まず、一言断っておきたい。
私は普段まずドラマは観ない。
いや、ドラマに限らず実写の物は映画だって観ない。
つまり、私が実写のドラマを観るということは、
ほんっっとーーーーに、異例なことなのである。
おそらく一番最近に観た実写作品は
「ヴィドック」(2001仏)であろう。
そんな私がなぜ、このドラマを観るに至ったのか?
まだ「週刊ヤングサンデー」(以下ヤンサン)がありし頃、
私は毎週購読していた。
そこで出会ったのだ、漫画「アオイホノオ」と。
臭ってくるほど暑苦しい情熱、野心、青春。
この暑苦しさが80年代という時代にピッタリなのである。
不定期連載ということもあって、
連載される号を楽しみに購読を続けていた。
が、不幸は突然にやってくる。
ヤンサン休刊!
この悲しい出来事以来、
週刊漫画雑誌の購読という行為自体を止めてしまった。
アオイホノオとの縁も切れてしまった。
そして、月日は流れた・・・
ある日、新聞のテレビ欄に目が留まる。
ドラマ24「アオイホノオ」・・・?
え?この「アオイホノオ」って、あの「アオイホノオ」なの?
アニメじゃなくて、ドラマになるの?
・・・とりあえず、一話だけでも観てみるか。
度肝を抜かれた!
す、すごい再現力!
暑苦しさ!80年代っぽさ!
漫画以上に漫画チックな演出!
うひょーーー、最高じゃんこのドラマ!
キャスティングもすげーいい!
これ観て以来、
安田顕演じる庵野秀明こそがオリジナルの庵野秀明と思えてならない!
そして、豪華なゲスト陣。
多数のご本人がチョイ役として出演!
応援メッセージの発信者の大物ぶり!
この作品は、
ある漫画家の若き日の自伝であり、
アニメ史の同時代の証言でもある。
まだ完結していないようであるが、
既刊の漫画は全館購入予定。
漫画読んだら、追記するかもしれません。

ちなみに、評価は、ドラマ「アオイホノオ」の点数です。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 20

64.5 5 1983年夏(7月~9月)アニメランキング5位
はだしのゲン(アニメ映画)

1983年7月21日
★★★★☆ 3.4 (31)
174人が棚に入れました
世代を超えて読み継がれる、中沢啓治の反戦漫画の劇場アニメ化。1945年4月の広島。国民学校(戦時中の小学校)2年生の中岡ゲンは、父親の大吉が戦争を批判したことから非国民の子といわれていた。だが苦渋の生活に耐える一家の前で8月6日、広島にピカ(原子爆弾)が投下。ゲンは父、姉、弟を一瞬のうちに失った。このショックで早産した母・君江と、生まれた赤ん坊の妹・友子の面倒を見ながら、他の被災者とともに必死に生きるゲン。彼は死んだ弟・進次にそっくりな戦災孤児・近藤隆太を家族に加え、そして原爆のため全身に大火傷を負った画学生の青年・吉田政二の看病をしながら戦後の世を生きていくが。制作はマッドハウス。監督は真先守。原作・脚本ではゲンの2人の兄が登場しているが、完成した本作のアニメ版では整理された。また原作では政二青年は死亡するが本作では最後まで生存するなど、いくつかの改訂が図られている。なおゲン役のCV・宮崎一哉はオーディションで選ばれた、広島県出身の当時小学生だったが、この作品で好評を博し、以降、本格的にボイスアクターの道を歩むことになった。

ろき夫 さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

これはぜひ観ていただきたい作品です。

はだしのゲンとは
原作者自身の原爆の被爆体験を元にした作品で、これはそのアニメ映画です。
小学生の時、平和教育の時間に御覧になられた方もいるのではないのでしょうか?

最近、YouTubeでこの作品のとあるワンシーンをたまたま見つけまして。
それは丁度、広島の町に原爆が投下されるシーンでした。

凄まじい轟音と閃光。
あらゆる生命が失われたその瞬間が生々しく、途方もない恐ろしさをもって表現されます。
幾重にも重なった荒い線で描かれた絵。その中に、この作品に携わった方たちの感情をひしひしと感じ溢れる涙を抑え切れませんでした。

でも、こんな言葉なんかじゃ伝えられない。そんな焼けつくような映像でした。


これがきっかけではだしのゲンを視聴することにしました。
この作品には1と2があるのですが、1は原爆投下前後のエピソード。
2は戦後、少し成長したゲンのエピソードです。
両作品、話が続いているので一気に観たほうが良いかと思います。
ゲンやその仲間たち、彼らを見守る大人。必死に生きる彼らの姿は私にとって生涯忘れえぬ程の感動を与えてくれました。

小学校の頃図書館で読んだ原作とは全く違う印象を受けました。
この作品に込められているのは説教くさいメッセージなんかじゃ決してない。人間である彼らの生き様なんです。


現在、平和教育のためにこのアニメを児童に鑑賞させることはほとんど無いそうです。
表現の過激さが原因ということもありますが、時代考証に多少誤りがあるそうで。
致し方ないですが、実に残念なことだと思います。


またこの作品は当時の時代背景・人間の様子を考察するきっかけを私に与えてくれました。
あれから、関連する本をいろいろ読むようになりました。

最近読んだモノでおすすめなのが
『原爆投下は予告されていた 国民を見殺しにした帝国陸海軍の「犯罪」』(著:古川愛哲)
という著書です。
原子爆弾投下時の政府の対応と福島原発事故時の政府の対応にみられる共通性について言及しています。

タイトルからも分かるように、この著者の観点には政府批判への極端な偏りが見られるので
内容を鵜呑みにするのも危険ですが、的を射た部分もありとても考えさせる内容に違いは無いです。

原爆と原発。日本人はどうやら原子力と腐れ縁なようです。

ついこの間まで、原発についてそんな真剣に考えたことなんてありませんでした。
自分が考えてもどうしようもない問題だとスルーしていたので。
でも、はだしのゲンや数々の著書に触れて、少しずつ考えるようになりました。
やっぱり政府の役人たちだけに丸投げしていい問題でもないですよね。
私と同じようにあまり原発に対して意識したことのない方には是非触れて頂きたいです。


■最後に

はだしのゲンという作品をきっかけに
こういう風にまだ自分が変わっていけることを嬉しく思いました。
この出会いを大切にしたいです。

読んでいただきありがとうございます。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 13

イカちゃん☆休止中 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

☆原爆の恐ろしさ

原爆の投下した後の場面が強烈すぎました。でもここまで描いてまで伝え
たい意図もわかります。

悲惨なことばかりですけど元くんが明るく前向きなのが
唯一の救いでした。


投下したアメリカも、国民を戦争に引きずっていった大日本帝国も愚かしいと思わせてくれる(戦争の愚かさ)アニメでした。


原作/中沢啓治


監督/真崎守


アニメーション制作/マッドハウス


1983年7月公開

投稿 : 2024/04/27
♥ : 7

63.8 6 1983年夏(7月~9月)アニメランキング6位
ナイン(アニメ映画)

1983年9月16日
★★★★☆ 3.5 (18)
94人が棚に入れました
あだち充の躍進作の一つとなった青春野球漫画の傑作『ナイン』の劇場アニメ版。中学陸上で注目された新見克也、同じく中学柔道界の新星・唐沢進は周囲の期待をよそに、名門・青秀高校の弱小野球部に入部する。その目的は、同野球部監督の娘で美少女・中尾百合の笑顔を見るためだった。部の弱小ぶりを嘆く百合の哀しげな姿に心を痛め、同時に強く魅かれた克也と進は新生・青秀野球部で活躍。不振だった野球部の他の部員も勢いを盛り返していく。だがそんな野球部一同の前に、強力なライバルが出現。それは百合の幼なじみでもある、武南高校の強豪エース・山中健太郎だった!
ネタバレ

イムラ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

あだち充作品の原型

<2021/9/23 初投稿>
 たぶん本放送で見た気がするなー、とWiki調べたら
 1983年にフジテレビで単発のスペシャルで放送されてたんですね。
 1時間強の映画サイズ×全3話で完結。
 本稿ではその3回分をまとめてレビューします。

 もともと小学生の頃から本作の原作漫画(※)が好きで、何度も繰り返し読んでいました。
(※)あだち充作「ナイン」全5巻 1978-1980年に少年サンデー増刊号に掲載

 「ラブコメ×肩の力が抜けた平凡な主人公×高校野球」というあだち充の方程式の嚆矢です。
 それ以前も同氏は高校野球ものを描いていますが雰囲気は当時よくある劇画調熱血でした。
ナイン連載開始の前年に終了した「ああ!青春の甲子園」は(原作者付ではありますが)週刊少女コミック連載なのに熱血メインで肩に力入りまくり。

 肩の力が抜けた「あだち充メソッド」の始まりは間違いなく「ナイン」だと思います。

というわけで物語紹介

青秀高校への入学を控えた5人の男女が春に出会うところから物語は始まります。

登場人物
・新見克也
 主人公。100m走の中学生新記録保持者。
 でもそれ以外は普通。
 普通に優しいし。
 普通に正義感強く。
 普通にヘタレ。
 普通に思春期なので女の子にムラムラもする。
 でも優しさは普通以上かな。
 とある理由から青秀高校では陸上部ではなく野球部に入部。
 漫画復刻版ではかのイチローがあとがきを執筆していたのですが
 「克也の『俊足・粘って出塁するタイプの1番センター』という立ち位置が堪らない」というようなコメントしてました。
 ちなみに最終巻の最終戦では克也くん。
 0-0が続くひりひりするような投手戦の中、死球出塁からなんと{netabare}パーフェクトスチール{/netabare}決めました!
 {netabare}パーフェクトスチールとは二盗、三盗、本盗すべて盗塁で1点取るという離れ業!{/netabare}
 これは普通じゃない!
 そりゃイチローも堪んないでしょう。
 CVはアムロ・レイ、安室透、サボ、星飛雄馬の人

・中尾百合
 ヒロイン。
 青秀高校では野球部のマネージャー。
 監督はお父さん。
 黒髪ロングの美人。
 思いやりもありおしとやかな大和撫子。
 でも話すと案外普通だったり
 ニックネームは「百合ちゃん」「百合っぺ」
 ・・・「百合っぺ」って時代だなぁ
 水ダウで「〇〇っぺというあだ名の人、今はもういない」説とかやって検証してみてほしい。
 というかですよ。
 CV:石原真理子(1話)、倉田まり子(2話)、安田成美(3話)っておかしいでしょこれ 笑。
 本レビューで声優評価高いのはほかの皆さんが凄いから。
 あ、でも確か倉田まり子さんは割とちゃんとしてたような記憶があります。

・安田雪美
 もう一人のヒロイン
 明るいショートカットの女の子。
 青秀高校の陸上部・短距離のエース。
 とにかく明るくて可愛い普通の女の子。
 この子のエピソードは普段明るい分、じんわりきました。
 このキャラ造形はこの数年後に発表され大ヒットするあだち充作品「みゆき」の「妹の方のみゆき」の原型のような印象あります。
 CVは坂本千夏さん

・唐沢進
 克也とは中学時代からの親友。
 中学時代は柔道部で県大会優勝の猛者。
 仲良しだけあってヘタレなところもほどほどに優しいところもむらむらしやすいところも内面は二人よく似ている。
 克也と同じ理由で青秀高校では野球部。
 5番ライト。
 西武ライオンズのおかわりくんポジション。
 おかわりくんより煩悩多そう。
 打率は悪いです。
 美術部の高木さんとのエピソードは秀逸
 CVはヤン・ウェンリー

・倉田進
 中学時代、全国優勝経験もある野球部のエース。
 サウスポー。
 クレバーな頭脳と精緻なコントロール、回転の良いファストボールが武器。
 とにかく沈着冷静で誠実、穏やか。
 でも登場の仕方は最悪。
 青秀高校でも野球部で無事エースになりました。
 よかったよかった。
 CVはマ・クベでブンドルでブラスター・キッドでRの人

 そしてこの5人に後輩や年上のライバルキャラなどが加わって普段はのんびり、時々ちょっと切ないラブコメが野球とともに繰り広げられていきます。

 その後のタッチやみゆきなどのあだち充漫画の原型ともいえる作品ですが、肩の力の抜き方がまだ試行錯誤している感じでたどたどしいです。
でも自分はそのたどたどしさが結構好きでした。

好きなあだち充作品BEST3の一つなんです。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 20

計測不能 7 1983年夏(7月~9月)アニメランキング7位
ザブングル グラフィティ(アニメ映画)

1983年7月9日
★★★★☆ 3.7 (6)
34人が棚に入れました
イデオンの監督富野善幸(現:由悠季)とキャラクターデザイン湖川友謙がふたたびロボットアニメに挑戦、イデオンとはうって変わった明るいノリで話題となったTVアニメ「戦闘メカザブングル」を再編集した劇場版。「ドキュメント太陽の牙ダグラム」と同時上映された。遙かな未来、地球は惑星ゾラと呼ばれていた。ひと握りの支配階級イノセントが君臨するその世界には、どんな罪を犯しても、3日間逃げ切れれば時効が成立するという掟があった。だが、両親を殺されたジロン・アモスは、その掟を破り、すでに殺し屋ティンプを1週間追い続けていた…。

声優・キャラクター
大滝進矢、横尾まり、島津冴子、古川登志夫、山下啓介、TARAKO、塩沢兼人、銀河万丈、二又一成

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

やっぱりテレビシリーズが見たくなる

 例によって、スーパーロボット大戦シリーズで予備知識だけは持っていました。もちろん、テレビシリーズも未見です。

 全体的に富野由悠季監督の"コメディサイド"が大爆発している作品でした、最高です。キャラクターがとにかくカワイイ(老若男女問わず)。中でも、やはり女性キャラクターのカワイさは異常です。もうものすごい破壊力で、僕は一瞬でやられましたよ、ええ。どのくらいの破壊力かというと、エルチとラグが"オレの嫁リスト"に登録されるくらいです(笑)。どっちも好きです。

 この作品自体は、内輪ネタがあったりでスベリ気味な部分もありましたが、やっぱり面白いです。

 富野監督のバイオグラフィを見ていると、これだけ短いスパンで次々と名作を生み出していた事実には驚かされます、改めてですが。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 3

計測不能 7 1983年夏(7月~9月)アニメランキング7位
時の支配者(アニメ映画)

1983年9月1日
★★★★☆ 4.0 (7)
31人が棚に入れました
傑作「ファンタスティック・プラネット」のルネ・ラルーが、同じくステファン・ウルの原作を基にしたSFアニメーション。惑星ペルディドで地球人の父子が異変に巻き込まれた。父クロードは高性能通信機を息子のピエールに渡すと息絶えた。ピエールからのSOSを受けた宇宙船ダブルトライアングルズ号は救援に向かおうとするが、彼らの前にも数々の危難が立ちふさがる。やがて全宇宙を支配しようとする“時の支配者"の存在が明らかになるが、それにはピエール少年の未来も大きく関わっていた……。タイムパラドックスを巧みに取り入れた時間SFの秀作で、フランスの誇るコミック・アーティスト、メビウスの絵も素晴らしいのは言うまでもない。

計測不能 7 1983年夏(7月~9月)アニメランキング7位
パタリロ! スターダスト計画(アニメ映画)

1983年7月10日
★★★★☆ 3.5 (7)
28人が棚に入れました
三十年以上にわたって描き続けられる魔夜峰央の大人気コミック『パタリロ!』の完全新作劇場アニメ化。 世界中で続発するダイヤモンド盗難事件。それは人間社会を裏から操作する謎の秘密結社「タランチュラ」が企む謎の謀略「スターダスト計画」の一環だった。ダイヤ産出を国家の重要な財源とするマリネラ王国も被害にあい、奇人かつ天才の少年国王パタリロは旧知の英国諜報部員バンコランとともに事件を追う。だがバンコランの前に、タランチュラの刺客である美少年アンドレセンが出現。両者の間にはある大きな因縁が横たわっていた。 原作コミック初の長編ストーリーをアニメ映画化。原作では別の挿話で明かされる秘密結社タランチュラの正体をアニメオリジナルで描写に織り込むなど、自在な脚色がなされており、クライマックスにも原作ファンならニヤリとする本アニメ独自の趣向が用意されている。原作者の魔夜峰央は、声優と主題歌歌唱の両方に挑戦。

声優・キャラクター
白石冬美、曽我部和恭、藤田淑子、永井一郎、滝口順平、池田昌子、小林清志、大塚周夫、戸田恵子、田島令子、魔夜峰央

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

だ~れが殺したクックロビン!宇宙はバラの海だ!パタリロ一族に栄光あれ!エコエコアザラク

1983年公開のアニメ映画 48分

原作 魔夜峰央 監督 西沢信孝 脚本 田波靖男

日本のコミック史の1ページを飾る大傑作「パタリロ」の唯一の劇場版が、
このあにこれにおいてレビューどころか点数をつけたものが一人もいないとは嘆かわしい。
花とゆめ系列で現在も連載が続いているこの作品は既刊98冊(他に番外編もあり)の歴史的作品である。

この世の人々にBLというジャンルがあると言うことを知らしめた挑戦的なコミック。
そして、しびれるほど面白い作品であります。

テレビアニメはゴールデンタイムにて49話放送。
この劇場版「スターダスト計画」は終了後の作品で、原作の「スターダスト」のアニメ化です。

パタリロ・ド・マリネール8世 CV白石冬美 10歳 マリネラ王国の国王
ジャック・バルバロッサ・バンコラン CV曽我部和恭 エージェント
マライヒ CV藤田淑子  絶世の美少年
タマネギ部隊 CV野島昭生 古川登志夫 古谷徹 三ツ矢雄二 塩谷翼 塩沢兼人 井上和彦 神谷明

残念ながらタマネギはちょい役ですが、代わりにパタリロご先祖様が活躍します。

1時間にも満たない中編ですが、バランスの良いストーリーと美しい作画は名作の香り高い逸品です。
当時のアニメ誌での評価は「ドラえもんと比べると劣る」だそうです。
そうするとガンダムより上なのか?
冨野さんが好みそうなストーリー展開、この作品が逆襲のシャアの元ネタかも知れません。

とにかく評価無しとかありえませんよ。
男性が見てもほれぼれするBL薔薇シーン、切れ切れのパタリロギャグ、不必要なものはそぎ落とした完璧な作画。
これは傑作です。

短めであると言うことを考慮すれば万人にお勧めできる素晴らしい作品です。
本当はテレビ版全話観るべきだと思いますが、お試しとしてこの劇場版の視聴を強くお勧めします。

パパんがパン!!君はバラより美しい。タマネギ部隊集合!母上、ご健勝で何より。エコエコアザラクエコエコアザラク!!!!!!!!

投稿 : 2024/04/27
♥ : 22

計測不能 7 1983年夏(7月~9月)アニメランキング7位
ユニコ 魔法の島へ(アニメ映画)

1983年7月16日
★★★★★ 4.5 (5)
28人が棚に入れました
1981年に公開された手塚治虫原作の映画「ユニコ」の続編。原作にないオリジナルストーリーで、人々に幸せをもたらすという伝説のユニコーン・ユニコの新しい冒険を描く。いつものように西風によって、小さな村へと運ばれたユニコは、恐ろしい魔法使いククルックと弟子のトルビーに追いかけられ、川へ落ちてしまう。彼を助けたのはチェリーという少女だった。たちまちうち解けあい、友だちになった2人の前に、またもやトルビーが現れる。彼こそは、長い間行方不明になったチェリーの兄だった。

タマランチ会長 さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ファンタジー寓話の傑作!

この作品を知らずしてファンタジーを語ることなかれ。
質の高いアクション、寓話、こんな作品なかなかないです。宮崎駿の活劇と同等のドキドキ感が得られます。

悪役トルビーの声は池田秀一。これがまたよい。
大ボスのククルックは日本昔話の常田富士男。
ヒロインは島本須美。
これで面白くならないわけがない!

監督の故村野守美は知る人ぞ知る実力派。虫プロ出身の実力者と言えば、真崎守、坂口尚など素晴らしい人材がいるけど、アニメではこの人がおそらく一番だろう。この非凡な才能を埋もれさせたアニメ界の罪は重い。この手のファンタジー作品を作らせたら、今の深夜アニメなんかぶっちぎるくらいのクオリティーが保障できたかもしれない。

とにかく、これ読んだ人は一度観てみましょう。かなり面白です。

投稿 : 2024/04/27
♥ : 6

頭のなかJET!!! さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

大人がみても楽しめる映画!

手塚治虫の原作の映画だけあって やはりストーリーがしっかりしています。
子供向けの映画なんでしょうが、大人が見ても楽しめる むしろ大人の方が楽しめるかも知れない映画となっています。
ユニコがとっても愛らしい!!そしてユニコ意外にも可愛らしいキャラクターがたくさんでてきて ついついクスッて笑ってしまうようなシーンがところどころにちりばめられています。
みてて飽きませんでした。
大人がみたらそこまで怖くないかもしれないけれど 不気味な魔女や生き人形など子供にとってトラウマになるようなシーンがあります。
だけど子供にみせたいですねえ
いろんな人に見て欲しい!!
自分のお気に入りの映画となりました

投稿 : 2024/04/27
♥ : 1

計測不能 7 1983年夏(7月~9月)アニメランキング7位
サイコアーマー・ゴーバリアン(TVアニメ動画)

1983年夏アニメ
★★★★☆ 3.6 (7)
23人が棚に入れました
異次元宇宙のガラダイン軍が地球を狙っていた。 これに対抗すべく彼らと同じ異次元の科学者ゼクー・アルバは、地球のサイコ・ジェネス(無から物質を生成する能力)の持ち主たちを超能力戦士として結集する。彼らの超能力で創造される巨大ロボットはサイコアーマーと呼ばれ、強大な戦闘能力と自己再生能力を持っていた。主人公イサムが生成させたサイコアーマーが「ゴーバリアン」である。

計測不能 7 1983年夏(7月~9月)アニメランキング7位
チョロQダグラム(アニメ映画)

1983年7月9日
★★★★☆ 3.5 (6)
23人が棚に入れました
劇場用作品『ドキュメント太陽の牙ダグラム』、『ザブングルグラフィティ』と同時上映された短編アニメ。地球と植民惑星デロイアの戦争は泥沼状態に突入し、今や双方が疲弊の極みにあった。そこで一計が案じられ、両陣営からそれぞれ代表となる機動兵器コンバットアーマーが選出され、一騎討ちにて全ての勝負をつけることとなる。デロイア側からはもちろんダグラム、そして連邦側からは最強モデルのブロックヘッドが選ばれることに。そしてその勝負の方法とは、なんとレースによる対決だった?可愛くディフォルメされたキャラとメカが登場し、本編のシリアスさとはかけ離れた楽しい作品に仕上がった。TV本編のスポンサーだったタカラ(タカラトミー)の意向もあり、自走するミニカー的な当時のヒット商品「チョロQ」が劇中にてフィーチャリングされている。

計測不能 7 1983年夏(7月~9月)アニメランキング7位
タイムスリップ10000年 プライム・ローズ(TVアニメ動画)

1983年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (6)
23人が棚に入れました
日本テレビ夏期の「24時間テレビスペシャルアニメ」の一作で、手塚治虫アニメの第5弾。手塚の連載中の少年漫画『プライム・ローズ』が原作。 19XX年、某国の軍事衛星「デスマスク」が分裂して地上に落下。千葉の九十九里浜とテキサス州ダラスの市街が忽然と消滅した。それから数十年、タイムパトロールは二つの都市がデスマスク墜落の影響で一万年後にタイムスリップした仮説を提唱。時間調査員・胆原凱(タンバラガイ)を未来世界に派遣する。そこで彼が見たのは、強大な軍事国家グロマン国がククリット国を支配する図。凱はククリット国の少女プライムローズとともに、未来世界の真実に迫るが。 原作コミック版とはラストを含めて大幅に物語が違うが、手塚自身の証言によればコミック版は連載短縮の憂き目にあったため、本アニメ版の方が本来の構想に基づく内容に近いという。手塚プロ作品だが、アニメ本編の実制作はマジック・バスが主体となって担当。従来の手塚漫画調の独特なエロチシズムを盛り込んだヒロイックファンタジーを、原作コミック版以上に活写している。

計測不能 7 1983年夏(7月~9月)アニメランキング7位
ドキュメント 太陽の牙ダグラム(アニメ映画)

1983年7月9日
★★★★☆ 3.3 (5)
19人が棚に入れました
「ガンダム」「イデオン」に続く日本サンライズのリアルロボアニメ第3弾として、1981年から1983年まで、1年半に渡って放映された同名のTV作品の劇場版。「ザブングルグラフィティ」「チョロQダグラム」と同時上映された。地球から遙か遠く224光年離れた二重太陽系の惑星デロイア。地球の植民星であるこの星では、地球政府によるデロイア人への不当な差別が続いていた。地球政府の横暴なふるまいを目の当たりにしたクリン・カシムは、地球連邦評議会議長の息子でありながら、反乱軍ゲリラチーム「太陽の牙」に身を投じる。

声優・キャラクター
井上和彦、田中亮一、山田栄子、銀河万丈、宮内幸平、高島雅羅、山内雅人、兼本新吾

計測不能 7 1983年夏(7月~9月)アニメランキング7位
セレンディピティ物語 ピュア島の仲間たち(TVアニメ動画)

1983年夏アニメ
★★★★★ 5.0 (1)
10人が棚に入れました
南の島を舞台にしたファンタジーもののTVアニメ。南氷洋を調査中の両親と、事故で離れてしまった少年コーナ。彼はピンク色の大きな卵とともに、南海の孤島ピュア島に漂着した。卵からは恐竜のようなピンク色の妖精セレンディピティがふ化。両者は深く心を通わし、さらにピュア島の女王である人魚のローラから島で暮らすことも許された。だが島の秘宝「人魚の涙」を狙って悪人スマッジ船長が来襲。コーナとセレンディピティ、それにローラほか島の仲間たちは一丸となってピュア島の平和を守るのだった。制作は『ムーミン』『アルプスの少女ハイジ』などの瑞鷹(ズイヨー)エンタープライズ。もともとは、同社の関連組織で劇場版とTVシリーズを構想して制作されたものの中断していた作品を企画再始動し、新規のエピソード16話を足して完成させたもの。キャラクターデザインは『ハイジ』『ポケットモンスター』の小田部羊一。

計測不能 7 1983年夏(7月~9月)アニメランキング7位
どくとるマンボウ&怪盗ジバコ 宇宙より愛をこめて(TVアニメ動画)

1983年夏アニメ
★★★★★ 5.0 (1)
9人が棚に入れました
人気参加・北杜夫の創造した二大人気キャラクター・どくとるマンボウと怪盗ジバコを共演させたスペシャルTVアニメ番組。大学病院に務める駆け出しの青年医師「マンボウ」先生。彼はある日、ダンディな中年紳士である希代の怪盗ジバコに出会う。ひょんなことからエデン国の御家騒動に巻き込まれた両人は、悪の大統領カポーと対決。同国の元大臣の娘で薄幸の令嬢ローラを救うため、大宇宙を舞台に、時には反発し合い、時には助け合いながら、大冒険を繰り広げる。演出は、劇場作品『長靴をはいた猫』、TVアニメ『ドロロンえん魔くん』などの監督職・矢吹公郎が担当。キャラクターデザインは芦田豊雄が、原作の挿し絵などを特に意識しない自分流のキャラを自在に活躍させている。
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