2021年度に放送されたおすすめアニメ一覧 394

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58.4 276 2021年度アニメランキング276位
SCARLET NEXUS(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★☆☆ 2.8 (108)
289人が棚に入れました
《その緋は解放か、断絶か》新暦(にうれき)2020年。人類は、成層圏より降下する異形の生命体・怪異に脅かされていた。怪異を討伐すべく組織されたのは怪伐軍。それは脳内ビジョンを具現化する『超脳力』を持つ者の集団。入隊を果たしたユイトとカサネは、抗えない運命と世界の真相に巻き込まれていく。

声優・キャラクター
榎木淳弥、瀬戸麻沙美
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

ここはオレに任せてお前は逃げろ

4話までの感想{netabare}
なんか車の名前みたいなタイトルっすね。
展開が早いというか、原作ゲームを知ってる前提で話が組まれてる感じ。
原作未プレイな自分としてはまだ作品の概要が掴めてないのに早くも仲間割れエピソードが始まって頭が付いて行けないw
騙されて・洗脳されて・何も分からずに翻弄されて・全貌を知った上で信念を持って、と、キャラを把握する前にそれぞれの立場がゴチャゴチャしてて何がナンだか状態。
更にナオミがダークファルス化して失踪、ナギが洗脳されて失踪、カサネが“剣王朝”のアビに吸い込まれて失踪と、姿を消すエピが連続で続くのもどうなんだろう。

アラシが3代目クラリスクレイスに似てると感じたせいなのか、PSO2(オラクルの方)と被って見えてしまいついつい比較してしまう、あとワールドトリガー。
PSO2はキャラ紹介を兼ねたストーリー進行だったので覚え易かった(それでも20以上覚えるのはひと苦労だが)が、こっちは凄く不親切に感じる。
もっとこうキャラの特性分けを…怪異絶対殺すマンとかコロコロすることに快感を覚えるヤツとか、やり様があった気がするんだが。
ろくすっぽ怪異退治シーンを描かないで仲間割れエピを始めてしまったので無理か?
とりあえずセト・カレン・フブキ・カイト辺り、誰かを見た目ロボットにして「種族からして違う」と明確なキャラ分けをして欲しかった…かも。
いや、PSO2も不親切だった…かなぁ?じゃあこっちもこれはこれで良いの…かなぁ?

戦闘モードになると仮面状態になってCGになってアクションをするって方式だと思うのだが、仮面状態とそれ以外とでの戦闘力の違いがワカラン。
パワーアップするとドレッドヘアーみたいのが後ろに付いたり、作中の小物として遮光器土偶が出たりと…パクりとは言わんがデザインのベースがキングゲイナーと同じ?
…いやどっちもサンライズですやーん!
超能力はオーバースキルと解釈するとショボさが際立つ気がするんだが、いいのかこれで。
あ、それとアニメに於いてインビジビリティ能力はイヤ~な印象しか持ってない。
“異世界チート魔術師”では使い手は倒したもののインビジ能力を打ち破ってはいなくて拍子抜けだったり、なにより絵を描かなくていいので手抜き用の便利ツールにしてると感じてしまうと結構冷める。
(逆に“コップクラフト”は上手く扱ったと思うが、あれは作者の力だろう)
瞬間移動もそうだけど、扱いにはかなり注意しないと安っぽい印象に拍車をかけかねない。
作ってる側はちゃんとそこ気を配ってるかなー?という所に注目してみるのもいいかも?{/netabare}

6話までの感想{netabare}
あっるぇ?アラシがPSO2のクラリスクレイスっぽいと思ってたら…ストーリーもそれに近いのか?
PSO2ネタバレ、{netabare}マトイ(ヒロイン)が将来深淵の闇(世界を滅ぼす存在)になるので未来のアッシュ(主人公)はダークファルスペルソナになって現在のアッシュにマトイ殺害を仄めかす。{/netabare}
キャラの配置を変えただけで物語の本筋は同じ様な…?
まぁよくある話ではあるんだけど、PSO2はあくまで作られたのが結構前ってことで古典として楽しめた。
その反面こっちは作られたの最近なんだよね?
「殺人現場で凶器を手に持ってたので犯人と疑われる」って、もう何十年前のネタ(大岡越前や江戸を斬るでよく見た気がする)?
暴力系ヒロインと同じで、最近見なくなって良かったと思える悪しき文化だよ。
バンナムが「あ、これじゃセガのアレになっちゃう」と思わなかったのか?が不思議。
原作のゲームは戦闘などのシステム面が売りでストーリーはそこら辺にあるものでいいって姿勢なのかな?
それはそれで構わないと思うんだ、ゲームなら。
ただ割を食っちゃうアニメが不憫で…「PSO2とはここが違う」みたいな独自性を見せてくれると良いんだけど、どうかなぁ~?

真実(本当にそれが真実かは不明だけど)を知ったカサネが凶行に走って、「この世界では洗脳処置がありうる」と思ってるユイトとしては「カサネは洗脳されてるに違いない」と勘違い?誤解?をして~って話が続くのかな?{/netabare}

9話までの感想{netabare}
何をすればいいのか分からないのでそのための足がかりを集めてる段階、つまり目的を見つけるのが目的というか、目的がボンヤリしててなかなか興味が乗らない。

7話、ユイトは記憶が飛ぶので脳外科(病院)へ行ったら「たまたま」ナギが搬送されるのを目撃し、後を追った先はロクショウ市の怪伐軍病院の旧館跡地の秘密施設だった。
一方カサネはセイラン市に従いつつ8話でナオミの居場所を突き止め、秘密施設へ。
ちゃんと見れば片方は更地の中にドンと、もう片方は周囲に森があって全く違うんだけど…ボケーっと見てたら最初この2つの施設は同じものだと勘違いしちゃったよw
もうちょっとこう、建物の外観をガラっと違うものにしてくれても良かったのでは?

ってかロクショウ市の方、侵入したユイト達を怪異が襲うのだけど、これって研究所所蔵の怪異だよね?
元は人間かどうかもさることながら、コントロール効くの?
しかも最後はユイトチームは怪異を倒せず逃走するんだけど、怪異置きっ放しでいいの?立場的に。
セイランの方もそう、カサネ達は侵入直後に警備用怪異?に襲われ反撃するのだが、攻撃していいの?
こっちは「怪異化した人間を研究してる」を知った上でのことなので、キャラが躊躇わないのが変というか、警備用に怪異が!?と驚かないのか。

キャラがどう認識してるのか分からないので視聴者もどう捉えていいのか分からない。
結果、何やってるのか分からない、話が頭に入ってこない。
セイランやニューヒムカの上の連中がどう考えてるのかも分からんし…全話見終わった後もう一度見返すと色々分かる作りなんだろうか?

そんな中での9話。
ユイト組はフブキの命により出兵した先でトゲツからの怪しい車を発見──フブキが意図的に仕向けた可能性があるのでこれは「たまたま」とは言い難いかな?
あ、その前にアンプルの中身がホニャララだった衝撃事実()が明かされるが、そうだと思ってたからまぁ別に。
それよりもアンプル飲む時ってペキっと折るんじゃないのか?それをやらなかった方のが気になったり。
未来容器なのかも知れんが、それにしちゃあ以前地面に落としたとき簡単にパリーンと割れた気が…。

でもってトゲツからの車を追ったらセイランの研究所へ到着…って、えっ?ユイト達はセイラン市内に簡単に入れるの?
これもフブキが裏で手を回してるのかなぁ?
でもってカサネ組と対峙して──ってこのシーンがまた酷い。
カサネがカレンからここがどんな施設だか聞かされる(人間由来怪異を人間に戻す研究を目指してるらしい)回想を挟むんだけど、これはユイトに伝えた訳じゃなくて胸に秘めてることなんだよね?
つまりユイトはカレンの意図(真偽は不明)は知らないんだよね?ついでに未来ユイトの頼みも知らないんだよ…ね?
回想入れるタイミングが悪いというか、意図的に分かりづらくしてる?
ついでに言えばカサネはカサネでロクショウの施設は知らないんだよね?

誰が何の情報を誰から聞いてどこまで知っててどこまで伝えるor隠してるか、が妙に紛らわしくて分かりにくい。
推理モノでもあるまいに…。{/netabare}

10話感想{netabare}
なんでこう分かり難い表現をするんだろう。
ユイト組はフブキから、ナギが人格矯正の時に抜かれた情報(ナオミの怪異化する瞬間)が『施設』に残ってるので、それを奪取してアラハバキ(ネットワーク=サイネットの中枢コンピュータ)を使って世界にバラす計画をふられる。
ということで施設に向かうのだけど、そこは7話で訪れたロクショウ市のあの施設。
…なのだけど、かなり注意深く見たが10話の中で「ロクショウ市」というワードは一回も出てこない。
前も指摘したが外観はそこまで特徴的ではないし具体的な施設の名称も無いし、ぱっとは分かりにくいって。
ユイト「それでナギの記憶データはどこに」と尋ねた後「キミ達がこの前訪れた所だ」とフブキがひと言言うだけじゃーん?
そもそも一度侵入したせいで「秘密施設がバレた」として証拠は全部引き払い、ナギも別の場所に移された可能性もあるワケで、「同じ施設にデータがある」って判断はすぐには出ないって。
あの特徴の無い建物を覚えとけって?あっはい。
一応見続けりゃ分かる様にはなってるけど、それに気付くまでの間にこれまた変なことが起きて…。

前回のナギとの別れ際は、怪異に囲まれて「ここはオレに任せてお前達は逃げろ」というよくあるパターン。
つまりナギは生死不明なハズで、なのに再訪したユイトは「助けなくちゃ、ナギを…」と言ってて、あれ?
生存を確認するシーンってあったっけ?見落としてる?
再会した時も「よかった、無事だったんだな」が第一声ちゃう?

でもってなんやかんやで反逆者となったユイトは、カレンにトゲツを仄めかされてそこへ向かうことに。
まんまと誘導に乗せられたんだと思うけど…いやその前にさ、ナオミの居る施設(スプリング製薬)へ脳を運んでた輸送車の出所がトゲツだって9話でハッキリ言ってたじゃないさ。
ユイト組は全員ワタルを通して聞いてた、そういやカゲロウがトゲツ出身だねぇと世間話をしてた。
それをすっかり忘れたのか「トゲツならニューヒムカ政府も手を出せない」と呑気に答えてるのはなんか変、怪しさプンプンの地方でしょうに。

イヤな予感がして来た。
各キャラが情報をどこまで知っててそれぞれどの様に捉えてるか、作ってる側も把握してない?
前回の感想では分かりにくいと書いたがもっと悪質かも、作ってる側が分かってないなら視聴者が分かるワケがないw


で、以上がキャラの捉えてる情報のアベコベさについてで、これに更に輪をかけて妙な演出を加えるから混乱具合が加速する。
フブキが包囲されて「あー捕まるのかなー」と思わせて、「あの施設」でユイト達が拘束されてピンチってところで何事も無かった様に駆けつける。
カイトと何か取り交わしたんだろうなと想像はつくけど、そういう捻った演出入れてる場合?
というか普通にハナビまで拘束されてるのは何だろう、あの施設にゆかりのある人間じゃないのか、ってかその設定いらなくね?
11年前ベルペッパー(無脳力者)開発実験の被験者だったとか、脳力を使うたびバカになるDボウイ状態だとか、新事実が明かされても情報の整理が手一杯で驚くヒマも無い。
こんなゴチャゴチャさせといて、結局はフブキ「ここはオレに任せてお前達は逃げろ」って…おい、そのネタ好きだな!

でもってセプテントリオンw
PSO2の六芒均衡みたいなやつね…ってやっぱりPSO2なのかよw
これは原作がゲームだから仕方無い?


一応…一応考察をしとくと──
フブキとカレンはこの世界を正すみたいなのは方便で、アリスを救うという共通の目的で、結託してユイトやカサネをまんまと踊らせてる(ナギの記憶データがあるというのも嘘かも)…だと思うんだけど、カイトがどこまで承知してるかは不明。
ユイト・カサネを踊らすことがアリス救出にどう繋がるのかもよくワカランけどね。
複数の脳力を集めると何か出来そうな感じなので、それの完成は未来でないと出来ないとかで、クナドゲートをどうこうして現代に持って来るつもり…とか?
「続きはゲームで」は困っちゃうんだけど、その可能性も上がってきた?{/netabare}

14話まで視聴して~
てっきり1クール作品だと思って、それを前提に「こんなに謎を散りばめても回収する前に放送終わっちゃうぞ?」としてあれこれ文句を書いてきたのだけど、2クールだったら問題無い…のかなぁ?
いやいや、描写が不親切過ぎて状況を理解するだけでも大変だって。
これは作った側が説明した気になって視聴者に伝わってないのか、意図的に配置した謎なのか、そこから分からない。
このまま「何が分からないのか分からない」状態で2クール目に突入するのもシャクなので、改めて1話から見返してどこがおかしいのか書いてみる。

6話までの感想・改 {netabare}
まずニューヒムカという国があって、そこに怪異を倒すために結成された「怪伐軍」ってのがあるワケだけど、まずここから分からない。
ニューヒムカ国内にはスオウ市とセイラン市があって(他にもあるが)怪伐軍はセイラン派とスオウ派で二分してるらしく、セイラン派は「セイラン方面軍」という呼称があるがスオウ側にはこれといって無い。
更にはスオウ側をニューヒムカと呼ぶことが多い(体制側ということでは間違い無いのだが)のも紛らわしい。
とりあえず主要キャラ達は最初はスオウ側という立場で、それぞれのシーンで「どっち側がやったことか」を把握しておかないと話が頭に入ってこない作りになっていて…なんだけど、これが非常に分かりにくい。

6話、オッサンユイトの証言では、2話でナオミを撃ったのは「セイランの兵士を怪異化しようとしたスオウ軍」だそうで…あれ?おかしいよね?
2話の出撃先「廃地下軌道スオウ9号線」に派遣されたセト隊キョウカ隊はこの段階では明らかにスオウ側で、セイランの兵ではない。
「A軍の兵隊がB軍をやっつけようとA軍を撃った」ってことになってないか?…あれ?
そもそもこの段階はクーデターの起きる前でスオウもセイランも同胞のハズ、ましてやクーデター起こす側じゃなくて起こされる側が先に手を出してるというのも謎。
そもそもそも、怪異化をさせるのに出撃先で兵を狙う理由が分からない、罪人や貧困者じゃダメなの?研究所で行うんじゃダメなの?
「廃地下軌道スオウ9号線」には“例のアンプル”が転がってたので、第一印象では「知ってはいけない秘密を知りそうになったので口封じされかけた?」と思ったのだが、違うのかな?
まさかとは思うけど、アンプルをライフルに装填して狙撃したなんてことは無いよね?
そもそもそもそも、狙われてたのはカサネだったのをナオミが庇ったワケで、撃った側としてはカサネでなくてはならない事情とか…あったんちゃうん?
また、撃ったのと怪異化したナオミを連れ去ったのは別の勢力ということになるが、2話段階では同じにしか見えない、紛らわしいったらありゃしない。
そもそもそもそもそも、ナオミが庇わずにカサネが撃たれてたらクナドゲート発生に至らなかったワケで、命令を下した奴はそこまで見越してたのか?

カレンが怪しいのでひょっとしたらタネ明かしがあるのかも知れないが、それ以前に「ここおかしいよね」と気付き難い。
大抵は「ここはおかしい」と思う前段階の「なにやってるか分からない」で流して、そのうち興味も薄れて視聴切られるんじゃないかなー?


話数が前後するけど3話終盤から4話にかけて。
ナギが豹変したのは「折角人格矯正を施してナオミの件を極秘にしてたのに、ユイトとカサネがベラベラ喋ってしまうので機密保持モードにスイッチが入った」だと思ったのだが、違うのか?
また、ゲンマが敵対したのは人格矯正を行う政府(スオウ)に不信を募らせてる中、それにセト(スオウ側の隊長)が係わってるとカレン(セイラン側)に吹きこまれたから。
まだ誰がどの勢力に所属してるかシックリ来てないのに、それぞれ別の理由で裏切るモンだから理解が追いつかない。
で、ゲンマの方はいざ対決したらセトが身を張って部下を守ったので「どうやら違ったらしい」と再び寝返るんだが…ハテ?ゲンマ以外のセイラン側の隊員はどうなの?
カレンを支持する派閥だとは思うのだけど、何を理由に襲撃したのか分からない。
他の作品なら「軍隊だから本人の思想なんて関係なく上の命令に従うモノ」で処理できるが、ゲンマの裏切り&その後クーデターのゴタゴタもあって仕方無いとはいえ処罰ナシだったことで「そういうのが緩い世界なんだろう」という印象に塗り替えられてるので、ホントもう釈然としづらい。
というかセトは死んだの?クナドゲートに飲まれても弾き出されるんじゃないの?

5話、カレン支持連中はセイラン側としてクーデターを起こす…のだけど、これがまた変ちくりん。
ネットワークの中枢アラハバキをダウンさせ、放送局?を占拠し、ニューヒムカのトップのジョウスメラギを殺害し、そこまでやっておいて…何故あっさり撤退する?
7話冒頭で「カレンとセイラン市によるニューヒムカへ対する宣戦布告だったようだ」と言葉だけで片付けてるが、それで納得…できるか?
ひょっとしてジョウ暗殺はセイランによるものではない?

そもそも不思議なのは、クーデターの際怪異もスオウ市を襲うのだけど、これはセイランが仕掛けたことなの?
禁断の帯から怪異が降ってくるタイミングに合わせてクーデターを仕掛けた?
要はセイラン軍(下っ端)は上層部のやってること=怪異の兵器化を知ってるの?
後の回(2つの研究所)での描写もそうなんだけど「そんな堂々と怪異を兵器として使ってるの見せちゃっていいの?」というのがど~~~~~にも引っかかる、釈然としない、理解を妨げる。
2つの市のやってることは「スオウ=人の怪異化実験をしてる」「セイラン=怪異を兵器化する研究をしてる(怪異の凶暴化を抑えるために人間の脳を原料とした薬品を使ってる)」で、どっちもロクでもないと後に明かされるのだけど、そうであるならセイラン軍は何を信念(正義)にクーデターを起こしたんだかよく分からない。
もし何も知らないのであれば、クーデター時に街が怪異に襲われてるのを見てクーデターを取り止めて怪異討伐に赴くセイラン兵が居てもおかしくないと思うんだ。
これもゲンマが気軽に裏切り&寝返りをしたせいで「下っ端も結構自由意志が尊重されてる」という印象を根付かせてるので余計な混乱を招いてる。
そもそもそも、5話でのカレンの放送の発言が中途半端というか漠然としてて、何でハッキリと「ニューヒムカは人格矯正を行ってる」or「ニューヒムカは人を怪異化する実験を行ってる」と言わないのか分からない。

既に怪異を兵器利用できてるのかできてないのか、もし出来てたとしてもそんなことが可能だと周知されてるのかしてないのか、このラインが見えない。
セイラン軍(下っ端)が何を信念としてカレンに従うのか、スオウに反旗を翻したのか分からない。
なんかいつの間にか都合のいいところで怪異が登場して戦闘する展開が当たり前になってる。

というかね、これはね、怪異が「人間とは無縁のオリジナル怪異」と「怪異化した人間」とで2種類居る様な扱いをしてるが、実は違いなんか無くてどっちも元人間なんじゃね?と思っちゃって余計気になるのかも知れない。
そこに注目して見始めると、ユイト達が後で「オレは人間を殺してたのか!」でショックを受ける連中なのかそうじゃないのかハッキリしてないのが気にかかる。
敵だったら人も平気で殺せるのか躊躇うのか、どっちでも構わんのだけどどっちだか分からんのはかなりモヤっとする。
ここら辺も理解を妨げる障壁になってるのでは?
ってか大抵は「ここはおかしい」と思う前段階の「なにやってるか分からない」で流して、そのうち興味も薄れて視聴切られるんじゃないかなー?(2回目)


7話~10話までの感想は上記の「9話までの感想」と「10話感想」で大体書いた通りなので割愛。{/netabare}

14話までの感想{netabare}
3000年前に地球人は月に移住し、2000年前に一部が箱舟隊として帰還(作中では移民団と呼称)、そこから間もなくして「断絶の帯」が発生して月との交信が出来なくなる。
トゲツの連中は2000年前の人間そのものだったりそこからのデザインチルドレンなんだそうな。
で、実は宇宙の果てからソレに触れると怪異化してしまう謎の物質「獣粒子」が飛来して、月の連中は月にそれが来ない様に断絶の帯を地球にこさえてそっちに押し付けたんだそうな。
月に帰りたいトゲツは2000年間を無かったことにしようとレッドストリングスを作り、それがユイトとカサネの出自に繋がる──と。

って、わざわざトゲツへ出向いときながら、ナオミの居る施設へ納品してた脳の出どころは追及せんの?
そもそもトゲツへ向かう際、輸送車の経路を辿ればいいのに敢えて雪道を歩んでるのが不思議だったんだ、ゲームとして敵に遭遇してくれないと困るので仕方なかった?
この世界の歴史を紹介されて理解するのに手一杯で失念するところだった。

それでも…相変わらずスオウとセイランの上の連中はどこまで知ってて何を目指してるのかワカランし、なぜスオウ教は2000年前の情報を秘匿してたのかも分からんが、10話までの流れに比べると飲み込みやすくなった…かな?
キョウカがトゲツの手先だった!、カゲロウが移民団の一員だった!!!と、裏切りと寝返りネタが相変わらずだけど、さすがにこれ以上はもう無くなって落ち着く…といいなぁ。
まぁ内容はぶっ飛んでて「彗星の振り撒く獣粒子」なんてワードが出た時は噴き出しそうになった…ぶっ、物質的なの?
断絶の帯の外側から遺伝子情報を撒いて地球に怪異を落としてるのは、宇宙に漂う獣粒子の数を減らすのが目的だと思うが、2000年間続けてまだ無くならないのか?
最初はそうだったけど別の目的に切り替わって怪異を落とし続けてるとかだと…あ~も~面倒臭ぇ!

「カレンがアリスを救うためクナドゲートでなんやかんやしようとしてて、ユイト達はそれにまんまと踊らされてる」
という話だと思うのだけど、いかんせん謎の引っ張り方が不親切だし、いつまで経ってもユイトは自発的にどうこうしようとしないし、見続けるにはなかなか根気が要る。
と思ったら次回まだナギが出るのか…もういいよコイツ。
スオウと研究所が一枚岩かどうか不明(10話でフブキがロクショウ研究所に助けに来なかったらユイトは解剖されてた、クナドゲートでなんかしたい連中は死なれちゃ困るのでは?)で、もうこれ以上「勢力」を増やして欲しくないこちらとしてはとっとと退場して欲しい。

で、セトは死んだの?{/netabare}

15話感想{netabare}
あーもう、前回の感想で「謎に思ったこと」「ここ変だよね?と思った部分」をあらかた書いたつもりだったが全然書き足りてなかった。
追加で書くと後出しジャンケンみたいでカッコ悪い気がするんだが…まぁ仕方無い。

今回の話にも係わる「あれ?」と思った部分に、命令したヤツもさることながら、ナオミを狙撃した実行犯(個人)を追求しようとしないのが結構不思議だったんだ。
こういうの流行ってるのか?
同期放送の“D_CIDE”もそうだし、ちょいと前にやった“プレイタの傷”も、仲間が狙撃されたのにその犯人(個人)を特定して締め上げてやろうと主要キャラが考えもしないのがどうにも共感できない。
個人的な恨みが無いというか…大局(おおまかなシナリオ)ばかり見てキャラクター個人の感情がおざなり。
「上の命令に従っただけで当人に罪は無い」と考えてるのかも知れないが、だったら作中にそういう素振りを入れてくれ。
というか、撃ったヤツも「うわ、怪異化しちゃった何だコレ」とビビったのか、怪異化して当たり前と承知してたのか、どっちなん?
前者だったら実行犯もその後人格矯正を受けた可能性高いし、後者だったらスオウの機密を深く知る存在なワケで、やっぱりとっ捕まえて吐かせようと動いて然るべきだと思うのだが…。

重箱の隅に聞こえるかも知れないが、作中でナギが「どうしてこんなことになっちまったんだろうなぁ」と言うため、「コトの発端はナオミが撃たれて怪異化したのを目撃して、その記憶を消去するため人格矯正を受けたせい」と、どうしてもそこの問題(実行犯を恨まないの?)に目が行くって。
さらに面倒臭いのは「ナオミを撃ったヤツ」と「人格矯正をしたヤツ」で犯人が分かれる、実行者と指令を下したヤツとでまた分かれる。
ってか怪異化したナオミを連れ去るセイラン側の手際が良すぎて、「実は撃ったのもセイラン側じゃね?」と疑ってるんだが…そうなるとオッサンユイトは嘘を吐いたか騙されてたかになる(※)。
もっと細かく言えば「他の目撃者も記憶を消される可能性があったが、フブキの機転で病院へ連れて行かれるのを阻止した」ということになってるけど、フブキ自体が何か企んでるっぽいので疑って見ないといけない(面倒臭い)。

前回の感想で「スオウとロクショウ研究所とで意見が分かれてたら(別勢力だったら)イヤだなぁ」と書いたが、幸いカイトもユイトを解剖したがってるみたいで意見は一致してるみたい。
(じゃあ今度はクナドゲートを研究してるヤツらはどうなる?という問題が発生するが)
けどそうなると…10話を思い返して欲しい。
フブキの提言によりユイトはロクショウ研究所に忍び込み、捕獲され、解剖されそうになった。
それを駆けつけて救ったのは言いだしっぺのフブキだけど(なんか自演臭いんだよなぁ)、その前に「フブキ連隊長、ご同行ください。スメラギ本部長(カイトのこと)がお呼びです」と連行されそうになるシーンがあるんだよね。
どの様にしてその場を切り抜けたかが謎、ホント謎。
後で明かすんだろうと思うようにはしてるけど、ボーっと見てたらフブキが研究所に助けに来たシーンは唐突過ぎて「何をやってるのか分からない」にしかならないんじゃないかな。
そして11話では病院で療養しててカレン(セイラン側)が見舞いに来てて、どうやらフブキは相変わらずスオウ怪伐軍連隊長のままでいるらしい。
その病院がセイラン側なのかスオウ側なのか不明だけど(これも厄介)、ユイトの解剖を邪魔したフブキは博士に当て身しただけで顔もバッチリ見られてるのに反逆者とされてないのも変。
アラハバキのハッキングコードキーを渡したのもフブキだし…。

以上のことからカイトはフブキと内通してるんじゃないか?と疑ってたワケで、そうであるなら15話のカイトの言葉はにわかに信じられない。
何か嘘を吐いてるんじゃないか?本心は語ってないんじゃないか?という疑惑が脳内を支配して、話が頭に入りづらい。
本当はユイトを解剖したいなんて思ってなくて、だけどニューヒムカの秘密をバラすためにワザと悪役を買って出たとか??
この先そういう展開があるかも知れないが…※印の件もそうだが、キャラの言動をそこまで疑って見るのってスッゲー疲れる。

でもって「カイトとの会話記録を公開してニューヒムカの真実を世界にバラ撒こう」ってところで15話が終わるのだが、実は知らなかったのはユイト達だけって展開は…無いかな?
これまでセイラン軍の下っ端はどこまで知った上で作戦(クナドでの襲撃やクーデターなど)に参加してたのか謎だったし、セイランは怪異を使ってスオウを襲ったと市民に知れ渡ってても何もおかしくない。
研究施設の警備に怪異を使ってるのもバレバレなんじゃないの?

ってかさ、セイランにあるナオミが収容されてた施設は「特異生命研究施設」って名称だったでゴザル、今までそう言ってたっけ?
施設の名称が分からなくて紛らわしいと指摘してたんだが、ナギが人格矯正された施設(作中では「旧怪伐軍病院」と呼んでるがそれだけではロクショウ市のを指すとは限らない)とは別の施設だと、ちゃんと視聴者に理解されてるかどうか、こっちが不安になるわw{/netabare}

16話感想{netabare}
『カレンの命令でセイランの「特異生命研究施設」に収容されてた元人間怪異が連れ出された、一体カレンは何をしようとしてるんだ!?』で前回終わったが、今回で、実はカイトの命でスオウ怪伐軍が成りすまして行った(カレンは知らない)ことだと明かされる。
…?
セイラン施設へ潜入して怪異を連れ出したスオウ軍の連中ってスゲー有能じゃね?
もしくはセイランの施設がザルなのか?または元は同じ国だしクーデターは見せ掛けだけで、セイラン内部にはスオウ派が多数潜入してる?
研究者も同行してたが、こいつらもスオウから寄越されたのか、セイラン内部に居た裏切り者なのか、どっちなんだ?
また、カイトはこの件でセイランが怪異の兵器利用の研究をしてたことを初めて知ったご様子。
はて?クーデター時に街を襲撃した怪異は何だと思ってるのか、認識を問いたい。
前回でもちょっと気になったんだけど、カイトはセイランの脳アンプル(材料はトゲツ)は把握してないのか?

一方、どこに匿われてたか分からなかったフブキは少なくともスオウから隠れて療養してたらしく、その場所が特定されてカイトの命で暗殺部隊を仕向けられる。
どこの施設だか知らんが乗り込んできた暗殺隊、優秀じゃね?
また、ユイトの時の様に大々的に反逆者と宣伝されず、連隊長を除名すらされずに居るのが不思議なんだが、これはウラがあるのかい?
「カイトとフブキは結託してるのでは?」と疑ってた私としては疑惑が一個消えてホっとした…どころか更に謎が深まってしまった。

でもって連れ出された怪異に追いついたカサネ達は、連れ出したスオウ軍人の操る怪異と戦うことに。
えっ?
この名も無きスオウ軍人は怪異の兵器化装置なんてついさっき知ったばかりのはずで、怪異の操縦は初実践なんだよね?
緊張感も何も無く、やり慣れた感じで違和感…やっぱスゲー優秀なんじゃないか?

とその時、カサネの脳の回収を企むトゲツの追っ手が現れてスオウ軍人と研究者を始末する。
そこまでは良いんだけど…それを見たアラシ「あいつ、仲間を使い捨てにして戦うのか」カゲロウ「敵も味方も関係なしかよ」と言ってて、これがとても紛らわしい。
初見ではてっきり「ここでいう仲間とはとても優秀なスオウ軍のこと」だと解釈してしまい、何を根拠にそう思ったんだか不思議で仕方なかった。
脳アンプル原料の取引先のセイランなら仲間だと認識するのも分かるが、殺した相手はセイランと敵対関係のスオウで…あ、ひょっとしてセイラン軍に扮してるのにってことか?とかね。
が、この突っ込み文章を書くために見直してみたら違ってた。
トゲツの追っ手グループがSASでリーダー格に脳力を提供してぶっ倒れることを指してたのね。

わっかりにくいって!

描写が不親切というか下手糞というか…常に「今画面に映ってるの、スオウ軍とセイラン軍、どっちがやってることか」に意識を向けてないとすぐに内容分からなくなるし、やっぱこの作品変じゃね?
私の理解力不足なのか不安になる時もあって、他の方の感想を聞いてみたいところだけど誰も見てないみたいだし…。
但しコレ、前回カイトが話した「国民の脳を生態パーツ扱いすれば云々」の具体的な実証例を見せた…とも解釈できるかも?
週を跨がずに一気見だったら違和感なく飲み込めたのかも知れない。

…と必死に好意的解釈しようとしたが、この後どうやってもフォローし切れないシーンがあるんだよねぇ…どう見ても作り手側が悪い、視聴者に伝わらないだろっていう。
元人間怪異達が協力してトゲツの追っ手と戦うことを決意し、カサネ達に対し「ここはオレに任せてお前は逃げろ」が炸裂。
このパターンもう3回目だぞ?
しかも今回は「とても追っ手には敵いそうもない」「圧倒的不利で逃がすのが精一杯」という描写が、無い。
無いんだよ!
全然ピンチだという演出が描けてない。
普通にカサネ達と協力して戦えば楽勝できたんじゃね?って印象で、結果的に、意味も無く覚悟を決めて意味も無く特攻したナオミが無駄死にしたとしか見えない。
更に戦闘後トコトコとカサネ戻ってくるしw
なんだこれ?
「同じネタ3度目なんだし細かい部分描かなくても分かるでしょ?」ってこと?
いや、やりたいことは分かるが必要な描写を省いちゃアカンって。

で、特攻自爆した元人間怪異の中にはアリスも居て、アリスを救うために視聴者にもよくワカラン暗躍を続けてたカレンが暴走、カサネの脳力をコピーして次はユイトの元へ。
一方ユイトはアラハバキに潜入して15話で手に入れたカイトとの会話記録を公開。
「脳だったら市民のを使わずともトゲツに沢山あるかも?」という情報は伏せといていいのか?
そして「さーて世界はどうなってるかな」と揚々と外に出ようとしたところでカレンが現れて次回に続く~~~。


結局この回って、カサネを追ってたトゲツの連中が追跡先でたまたま遭遇した「元人間怪異を連れ出したスオウ軍人」を殺したせいで、コントロールの効かなくなった・自由意志を得た元人間怪異に襲われ心中する羽目になった──。
という盛大な自滅劇を見せられただけで、カサネ達が自発的に何かやったというワケではない。
むしろカサネが安易に「連れ出された元人間怪異」と接触したせいでトゲツの追っ手もそこにやって来てしまったのであり、ゲーム的に言えばトレイン行為でナオミにトゲツをなすりつけたであり、カサネには猛省して欲しいトコロだけど…多分しないんだろうなぁ。
ユイトもそうで、主人公側は周囲で起こる出来事に無配慮に流されるばかりで応援する気が起きない。
運命に翻弄され~と書けば聞こえはいいが、自発的に動いてるカレン・フブキ・カイトが「次にやるべきクエストを準備してくださってる」感じでとてもゲーム的、作業的。
とりあえず連れ出したのはスオウ軍とはいえ、元人間怪異の所有(所属?)はセイランのはずで、それが脳アンプルの取引先であるトゲツの手の者に殺されたとなると、セイランは黙ってられるのか?

いやはや、毎回のことながらすっごい疲れる。
ダラダラ突っ込みを書いてるけど、そうしないとこっちも忘れそう・把握し切れなくなりそう…。{/netabare}

19話までの感想{netabare}
カイトの「月への復讐のために市民を脳パーツとしか見てない発言」を公開したことで街は大混乱…と思いきや、あんまりそうじゃないっぽい。
というかどうなってるのかあんまり映してくれない。
そもそも脳アンプル材料を提供してるトゲツの件に触れないのは情報が偏ってないか?
ついでに「断絶の帯から降ってくる怪異は月の連中のせい」と公表すれば、カイトへの風当たりもまた違ったモンになるんじゃない?

で、市民はそんな恣意的な報道を見てどう動くか?を確認することなくユイト達は再びトゲツへ向かおうとする。
いやちっとは様子見しようよ…出来れば市民の代表みたいなヤツ登場させて意見交換してくれよ。
これまで感想をダラダラ書いて、この作品の一番アカン所はどこだろう?と考えると「ユイト達以外の下っ端兵士や学者が情報をどこまで知っててどう思ってるのかが全く見えない」に至ったんだが、市民も同様顔が見えなさ過ぎる。

と、そんなことを思ってたところでの最新話の19話。
カゲロウがクーデター時にジョーを殺したのはオレだと言い出し、そんなオレを仲間にして良いのか?みたいなことをユイトに迫る。

その問題(カゲロウの処遇)はトゲツ脱出の時にもう済ませた・腹をくくったんじゃないの?
一度解決した問題を再び引っ張り出して来たみたいでクドい。

というか…さぁ、そもそも…さぁ。
17話のアラハバキ内でユイトが記憶抜かれそうになったところを仲間の記憶で補完して難を逃れるってエピソードあったじゃん?
あの段階で「仲間の知らないユイトの過去」は失われてて、それが原因で今後なんやかんや起きるって展開を予想してた私としては「ジョーが父だとは分かるけど家族の情は何も無い」「殺したのお前なんだふーん」みたいな態度を取って欲しかった。
逆を言えば、そうでないならアラハバキ内の描写は何だったん?とさえ思える。
カゲロウの処遇を決断するシーンが繰り返されて余計に感じたのと重なって無駄なシーンが多い印象を強める、その一方で必要なシーンが無さ過ぎるしバランス悪いよ。

というか…さぁ…あのさぁ…ジョーを貫いたのは怪異の放った弾丸(?)じゃねーか!!!
カゲロウの落とした短刀とは傷口が明らかに合わないんじゃねーの?「あの世界」においてそんなことも調べないの!?
「6話までの感想」で「殺人現場で凶器を手に持ってたので犯人と疑われる」として時代劇を例に挙げたけど、時代劇だから成立するんであって(それでも刀と合口程度の違いは見分ける)現代劇だったら指紋なり科学捜査で一発だし、現代より科学が進歩してると思われる「あの世界」でコレ?
物凄く好意的に考えれば「怪異の兵器利用はニューヒムカのトップシークレットで、クーデター時にセイランが怪異を使ったことは秘密にしときたいのでジョー殺害の濡れ衣をカサネに着せた」という可能性もあり得るけど…。
そこまでしてスオウがセイランを庇う道理が今んトコ見えない、カイト次第?

事実に対する探索というか探求というか、情報収集の仕方が拙すぎるんだよね。
キャラクターが想像しない、考えを巡らせない。
本気で解決を図るなら思いついて然るべき発想に至らない→本気で取り組んでる様に見えない。
主人公のユイトからして、親友のナギの死因に繋がる怪異化弾の出ドコロを調べようとしない。
これって「手ごろな下っ端兵士や学者を締め上げればいいだけ」なところを、下っ端兵士や学者の事情を描きたくないので避けてきた弊害なんじゃないかなぁ。
そのせいで「実は親友だなんて思ってない、情なんてものは無いんじゃない?」という感想を抱いておりまして…。

で、そんな中「誰かの過去を無かったことにするなんて絶対に許しちゃいけないんだ」と熱弁振舞われましても、とても白々しい。
一応、今まで主人公は記憶障害で世界の隠された真実に翻弄されるという内容で、当人にはこれといった目的が無く、何を言われても鼻水垂らして口開けっ放しでボケっとしててうわの空なのは制作的にワザとだと思うのだけど──。
19話でようやく目的(意思)を持つが、その考えに至った理由もアラハバキで記憶を抜かれそうになった体験からなだけ。
「記憶を失う恐怖」ならユイトは脳力を使うだけでもそうなるハズ(10話より)なので、このためだけにアラハバキの一件を描いたのだとしたらホント無駄としか思えない。
せめて「ナギも同じ様な恐怖を味わったのか」みたいなことを一言くらい言わせりゃいいのに…そしてぶっこ抜かれた記憶はロクショウ施設にあるんちゃうん?


とりあえず「オレがアイツを殺した」と言って周囲を惑わしといて、後から「直接手を下したワケじゃないがオレがアイツを殺したのと一緒だ」とタネ明かしするネタ、止めよう。
最近他の作品でも見たけどアホ臭いったらありゃしない、キャラが陶酔してるだけにしか見えん、もしくは制作側のお手軽尺稼ぎ。
ってかそうであるならナオミを殺したのはカサネですやん、トゲツに追われてる身でありながらホイホイ接触なんかしたせいで…そっちの方をもっと気に病むべき。
実は姉妹だなんて思ってない、情なんてものは無いんじゃない?
あと、過去改変されても自覚できないと思うんだがどうなんだろう?
これも他の作品で「あれ?」と思ったことがあったんだが、何の作品だったか思い出せない。{/netabare}

23話までの感想{netabare}
ニューヒムカが「断絶の帯から怪異が降ってくるのは月の連中のせい、獣粒子のせい」という事実を市民に隠してる理由が分からない(※)。
なのでそれを暴くことが良いことなのか悪いことなのかも判然としない。
「政府が隠し事してるのは無条件で悪」ではなく「隠してるからにはそれ相応の理由があるんだろう、それは何?」に興味が向くのが自然じゃないかね?
主人公目線で「政府は酷いことをやっている」という印象を推してくるけど、本当にそうかな?という疑問が湧いてくる。
それよりなにより、主人公の方がよっぽど酷いことをしてないか?

トゲツのシステムコンピューターがダウンする訳だけど…ん?これって……コールドスリープ中の生命維持装置もストップした!?
何人居るか知らないけどトゲツには2000年前の人間が眠って居続けてるんだよね?
また、そこからデザインチルドレンを製造してる訳で、その製造ラインも止まった?
脳アンプルの材料の脳がどんな製造方法だか知らんけど、それも止まった?
…。

主人公、何気に大量殺戮しちゃってない?

“巨神ゴーグ”を知ってりゃ(知らんでも似たテーマはいくらでもあるだろう)普通に疑問に思う部分じゃね?
これ作ってるのサンライズなんだよね?あれぇ?
ゴーグでは{netabare}怒りに我を忘れてる間に同胞を大量死させてしまってマノンさんは大反省をする訳{/netabare}だけど、こっちの作品は…主人公は自分が何をしでかしたのか知って恐れ戦く展開とか無いのだろうか?
カゲロウがクッソしょうもない理由で「ジョウを殺したのはオレだ」と気に病んだのなら、ユイトもトゲツの件は気に病むべき。

そんでもって親子や兄弟の情をテーマとした展開、これもピンと来ない。
この作品世界内でヒトはどんな繁殖方法が“標準”なのかよく分からないんだもの。
親子や兄弟といっても「卵子(もしくはDNA)提供しただけ」と「人工子宮(腹を痛める)」と「育ての親」とで違うでしょう、と。
初代ガンダムの「人々は、そこで子を産み、育て、そして死んでいった」ってナレがどれだけ重要だったか思い知らされる。
この問題は「この作品と妙に似てる」と感じる“PSO2 epオラクル”でもあったことなんだけど、そこら辺に焦点を当てた作品…“地球へ”とか知ってる身としては、なんとも説明不足というかパンチが弱いというか…。
ユイトとカサネでその違いを描いたような気がしないでもないけど、なんか全然弱い。

更に22話はもはや恒例のアレ、ユイトとカイトが怪異に囲まれてカイトが「ここはオレに任せてお前は逃げろ」と言う展開…またかよ!
余りにもしつこい展開でもう2人とも死ねばいいのにとさえ思ったけど、いや、一生懸命好意的解釈をすれば…オッサンユイトがカサネに命を賭して願い事をしたのと同様「兄弟して似てるなぁ」と思わせる描写だった…のかも?
けどやっぱりしつこいよ、引き出し無さ過ぎじゃない?
それに怪異に襲われるって、セイランで研究してた怪異コントロール技術はどうした?
ユイトもまーた頭痛が痛いを発動して、脳アンプルはどうした?
「これはただのビタミン剤じゃ」とヤバい表情しながら脳アンプルをあおりまくって、それでも尚頭痛が痛いなら悲壮感もありそうなもんだが、全然余裕じゃねーか。
「研究を邪魔しないで完成させてればこんなことにはならなかったのに」「トゲツを壊滅させてなければ薬があったのに」と後悔して欲しいのだが…な~んかコイツら行いを省みるってことをしないよね。
死ねばいいのに。

23話はもはや流し見してる人は置き去り展開w
スメラギ陵で精神攻撃的なものを受け、真実か架空か知らんがゲンマがセトの死体(?)を見て心を痛めるシーンがあるのだが…セトって覚えてる?
また「何度も」アリスを失ったカレンの慟哭を追体験してカサネがナオミを失ったのと感情を被せるんだが…アリスとナオミって覚えてる?
「ここはオレに任せてお前は逃げろ」でトゲツの追っ手と相打ちで無駄死にした奴ね。
ってかカレンの慟哭自体ハイハイまどか死んだまゆしぃ死んだ佳織死んだって感じで、よくこんな使い潰された設定を使えるもんだと逆に感心。
むしろ死にパターンが一緒で、シュタゲやまどマギから劣化が激しいと感じつつも、ひょっとしたら伏線なのかも?と期待を持ったり…いやどうなんだろう?



実は地球は流刑地で市民はその末裔ってワケでもないみたいだし、政府が隠してた意味がホント分からん。
23話でシデンが「ボクはこの世界の醜さも理不尽さも知っている」と言うのだが、その憤懣をぶつける対象がズレてる気がして仕方無い。
一番悪い(この世界の理不尽)のは「獣粒子」であり、政府がその真実を隠してたのも悪いかもだが、獣粒子が飛来して来たのは政府のせいではない。
つまり政府が秘密裏に行ってた非人道的な研究──「人間の怪異化」「人格矯正」「怪異の兵器化(=怪異のコントロール)」──が大して悪いことに思えない。
(「デザインチルドレン(トゲツ)」と「非脳力者の脳力者化」に至っては秘密裏だったのか非人道的なのかすらよくワカラン。
「レッドストリングスの開発(トゲツ)」や「クナドゲートの研究」に至ってはそれが何なのか分かってる人自体が作中数える程度しか居ないレベル)
一応非人道的ではあるけど、それ以上に「断絶の帯から怪異が降ってくる」の方がよっぽど脅威であり、その対策のための研究であるのなら仕方無いんじゃねーの?
目的と研究が噛み合ってないのなら「何やってんだよ」ともなるが、幸か不幸か噛み合ってる(ように思える)ので研究に文句を言うのが変に感じてしまう。
ぶっちゃけ「怪異の脅威を取り除くためには必要な研究である」と説けば市民も納得しそうじゃない?カイトも失脚せずに済んだのでは?
もうこうなってくるとセイランとスオウの対立も意味が分からないし、和平を結んでも茶番にしか感じない。
問題の3話だって視聴者をいたずらに混乱させるだけの不必要な描写にしかなってないのでは?

要はこの作品は「獣粒子」の対策の手段を巡って抗争してるだけで、主要キャラは根本原因から遠く離れた部分でギャーギャー言ってるだけに過ぎない。
対案を出さずにヤダヤダと駄々を捏ねてるだけの悪質クレーマー、「じゃああんたら獣粒子はどうすんの?」と尋ねたくなる。
一応、一応ね、なんせ2000年もの間断絶の帯から怪異が降り続いてる世界なので、もうそれは自然災害的に「どうしようもないこと」で、怪異による被害を減らす努力はしても断絶の帯自体をどうにかしようという発想が無い…のかも知れない。
ってことも考えられなくもないけど、だったらもうちょいそういうシーンを描いてくれないとシックリ来ない。
これが、政府が獣粒子を利権に絡めてどうこうしてるって話ならまだ分かるんだが…そうだなぁ、例えば──

<例え話>怪異に対抗するために作られたのが怪伐軍であり、現在の体制(既得権)もそれありきになってて、断絶の帯(並びに怪異の脅威)が無くなるのは政府にとっては都合が悪い。
実はその気になればとっくに断絶の帯は取り払うことが出来るのだがワザと残してて、もっと自在に怪異を利用するための研究を秘密裏に行ってた。<例え話終わり>

──であるなら「政府は裏で酷いことをしている」という設定も頷けるんだけど…どうだろう、今後そういうカラクリを明かす展開は期待できそう…かなぁ?
一応カレンが過去に遡ってどうこうしてるので、政府が隠し事をすることと繋がるのなら…ここまで見た自分も多少は救われるかも。
ついでに2話の「どうして前線に赴いた現役兵士に怪異化弾を撃つ必要があったの?研究所の被験体や罪人じゃいけなかったの?」もすっっっっっっっごい謎なので、そこにも繋がってくれると有難いんだが…。
強引に考えればアリスの死因は施設でナオミと接触したせいとも解釈できるので、そこら辺でカレンの干渉があった、とか。
そうでなくても「レッドストリングスを阻止するためにカサネが狙われたがナオミが庇った」線も有り得るし、2話の謎が解明されるのを期待してるんだが…もしされなかったらどうしよう。{/netabare}

26話までの感想
(現在執筆中、先に総評の方が書きあがったのでそっちを先に投稿)

総評{netabare}
とにかく取っ付きが悪い。
そして「何でこんなに取っ付きが悪いのだろう?」というのに逆に興味が沸いて、かなり気合を入れて見ました。
どれくらい気合入れてたかは上記の各話感想を見ていただければ分かるかと──。

で、取っ付きの悪さの正体は、ナオミが何者かに狙撃されて怪異になるワケだけど、
・撃ったの誰?命令したの誰?目的は何?
・そもそも未来予知でカサネを庇って撃たれたので、本来のターゲットはカサネか?
・そもそもあの場所へ派兵を命令された自体が仕組まれてた?落ちてたアンプルは何?
・怪異化したナオミを連れ去ったのは誰?撃ったのと同じ勢力?
等、分からないことが多く現状を認識することすらままならないのに、その掘り下げをせず放ったらかしで次の展開へ突入。
まだ登場キャラの顔と名前も一致してない段階で仲間グループから2人が裏切りを働く。
しかも裏切る理由がそれぞれ別で、うっとおしいたらありゃしない。
その後も、ふた手に分かれて2つの施設を行ったり来たりするのだけど、今映ってるのはどっちの施設なんだか分かりにくい。

…これじゃあ何に関心を向けていいのか分からないって。
作り手が視聴者に疑問に思わせたい部分と、視聴者が疑問に思う部分が噛み合ってない。

噛み合ってない最たる部分としては、ナオミが狙撃された理由は最終回まで見ても明かされなかった。
クナドゲート内でのオッサンユイトの証言は支離滅裂だし、かといって嘘を吹き込まれてたのか?といえば他に情報が無い。
ひょっとしたらナオミの脳を欲しがってたトゲツの手の者だったり、アリスの死の遠因ではあるので時間遡行したカレンの仕業であることも期待したんだけど、全く触れない。
それ以前に怪異化弾は実用化されてたのかどうかすらよく分からない。
実験にしちゃあ前線に出た兵士を狙う意味が分からんし、ナオミを撃って以降怪異化弾は一切出てこないし。

一切出てこないといえば後半ユイトが無理を推して脳力を使うのだが、特効薬と思われる脳アンプルは途中から一切出なくなる。
“0083”のウラキのヒロポンみたいなこともしないで頭いて~頭いて~言うだけ。
芝居してるみたい。
10話で研究者が語った「被験者(ユイト)はベルペッパーだった頃の記憶も欠落している模様。超能力を使うたびに脳へダメージが蓄積していると考えられる。急に記憶が飛ぶといった症状も出ているハズである」という設定も忘却の彼方。
後半は記憶も飛ばなくなるし、最終回では脳力を使い果たした体なのに車椅子に乗るだけで脳(記憶)は健在。
なんだよこれ…カミーユ(TV版)なりDボウイなりチャイカなり“牙”のノアなり“ハッピーシュガーライフ”の神戸しおなり、廃人オチなんていくらでもあるんだしやっちゃダメってことはなかろうに。
あっ、ゲームが続かないって?うぅむ…。
欲を言えば廃人になったユイトを世話するカサネが、ボタンをかけようとしたら手が震えて上手くできず、「どうしたの?」と様子を見に来た仲間に対して「見るんじゃねー」と怒鳴るオチだったら途中どんなに酷くても個人的には称賛したんだけどなぁ。
最終回で台無しというか、最終回で逆転できませんでした。

と、やたらと込み入った設定を盛り込んだ割に、キャラがその設定に準じた行動をしない……ということに尽きるのかなぁ、全体としては。
「そういう設定の体」を演技してるだけ、例によって中身が無い、自我が無い。
政府が隠してた「この世界の真実」を段々と知ってくって話なので、どうしてもキャラが受け身体勢になってしまうのは仕方無いとはいえ、限度ってものがあるだろう。
上述の「ナオミを怪異にすることで、やった奴には何の得があったんだい?」に誰も気が向かないのはどうなんだ?
最終回1コ前の「クナドゲート消滅のついでに断絶の帯も消せる」も、他人から言われて(そそのかされて)乗っかっただけで自発的に思いついた訳ではない、そもそも断絶の帯をどうにかしたいとかそれまで一切考えてもいなかったじゃん。
そして致命的なのは、これだけ設定盛っておいて「起きる出来事」──演出ってことになるのか?──がワンパターン。

「ここはオレに任せてお前は逃げろ」

この展開が4回あります。
“精霊ナントカ~”が「悪者に間違われて襲われる」って話が数回続いて酷いなぁと思ったモンだけど、こっちはそれを優に超えてる。
過去改変による現代への影響の描写もなんか変だし…ひょっとしてこれ、設定の方はゲームスタッフが頑張ったんだけど、演出?ストーリー?を任されたアニメスタッフは、めっちゃ手を抜いた??
それとも逆?ゲームとの兼ね合いで色々とキツい縛りがあって、アニメスタッフは頑張ったんだけどこれが限界だった??


と辛口なことが続いたので、ここでちょいとフォローめいたことを。
この作品、考えれば考えるほどフブキが疑わしい。
最後に一番得したのは誰?を考えると、地位はそのままに婚約者のアリスが復活してくれたフブキじゃん?
色々と政府の裏事情を知っておきながら(というか脳アンプルを使ってたセイランの施設と繋がりがある、いわば実行犯)矢面に立たされ処罰を受けたのはカイトだけ。
もしかしてカイトをハメた?
25話でクナドゲート消滅作戦のついでに断絶の帯の消去を持ちかけたのもフブキと“改心したと思われた”カレン。
カレンをよく知るフブキとしては、アリス救出を実はまだ諦めていないと見越してた?
10話で「ナギの抜かれた記憶データ(本当にそんなのが存在するのかどうかは不明、作中では出ない)が施設に保管されてる」と言って施設に行く様に仕向けたのもフブキ。
同じ回、カイトに呼び出しを食らったのに次の瞬間には自由の身になってたのも、どうやって切り抜けたのか謎。
「ナオミが怪異化するのを目撃した記憶」を消すために病院(施設)で人格矯正を受けるところをフブキが阻止したが、ナギだけはそれが間に合わなかったとのことだが、これだって疑わしい。

ガルマを欺いたシャアの様に、フブキはカレンを欺いて自分に都合の良い様に誘導してた?ユイト達はそれに巻き込まれた?

──な~んてことを思ったり。
ってことで、最後の最後、フブキがそんなことを匂わす素振り・全てはフブキの思惑に踊らされてただけだったのでしたー、みたいなことを見せてくれたら大逆転できる芽が残ってたんだが…そんなことは起きませんでした。
実は心の奥底でベルペッパーを蔑視してたとかやれば最高だったのになぁ(ってかそうでないならベルペッパーの設定も要らないと思う)。
いやぁ惜しい、惜しいというよりかなんか外してるんだよね。
ひょっとしてゲームでは…?、と思わなくもないけど、そっちに手を出すまでの意欲は湧かなかったのが実情。

ってかこの発想──懇意にしてくれた仲間が実は黒幕──って前にもしたなぁ。
あっ、“シャチバト”のガイドさんか。
あっちもそういう風にすれば逆転(それまでのマイナス評価が最後でプラスに転ずる、視聴した自分も報われた気がする)が出来たと思うのだが、何でやらないんだろう?


総評としては、まぁゲームやればいいんじゃね?アニメは見ても見なくても…って感じ。
原作のゲームでは意味があるのかも知れないが、アニメでは意味の無い設定が多い、ゲンマの裏切りはホント要らなかったと思う(これが無ければ3話切りされる率はずっと下げられたんじゃないかな)。
スオウとセイランの対立も理由がよく分からんままだし、「人間が怪異化する」が起こりえる世界において、作中で政府の行ってた程度のことは非人道的だとは思えない、“ヤマト2202”のG計画より温い。
それでいて「何故ナオミは撃たれたのか」は明かされない、どういうこっちゃ?
よく似てると比較に挙げてた“PSO2 epオラクル”は登場するキャラが悉く「こう見えて実は…」という二面性を持っていて、それを把握すればキャラを覚えるのと同時に自ずとストーリーも頭に入る作りだったが、こっちはそうではなくキャラとストーリー別々に覚えないといけないのでかなり億劫。
七剣星(セプテントリオン)という称号がありながら六芒均衡の様なバランス配分も無いし、これも要らん設定かと。
とりあえず序盤3話まで(もしくは5話まで)の取っ付きの悪さは近年随一なので、それがどういうものなのか物見遊山で見る分には良いかも知れない。
あ、それと「ここはオレに任せてお前は逃げろ」って展開が4回あるので、それが何処なのか指折り数えながら見るのもいいかも。{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

その緋(あか)は解放か、断絶か

この作品は、テレビ放送とほぼ同時にゲームが発売されたようですが、基本的にオリジナルアニメだったようですね。
視聴する前は、作画に気合の入った作品…程度の情報しか持ち合わせていませんでしたが、瀬戸さん、高野麻里佳さん、ほっちゃんが出演されているのを知って嬉しくなったのを覚えています。


新歴2020年。

人類の多くは、思考や意識を外界に作用させる力、「脳力」を生まれながらに備えていた。
その生活は一見便利で、平和にも見える。
しかし実際は、成層圏より降下する異形の生命体・怪異の存在が
彼らの命を脅かしていた。

怪異を討伐すべく、ニューヒムカ政府によって結成されたのは怪抜軍。
ひと際強い脳力の持ち主、「超脳力者」によって組織された軍隊だ。
超脳力は、発火、超高速、透明化など、個人により様々な発言の形をとる。

念力の超脳力を持つユイト・スメラギは、幼い頃、怪異の襲撃から怪抜軍に
よって救われた。
以来、志願兵として厳しい訓練に耐え、ついに入隊の日を迎える。

一方、スカウトで怪抜軍に入隊したカサネ・ランドールは以前より不可思議な
夢を頻繁に見ていた。

「赤い糸から手を離さないで」――

カサネが夢で告げられる言葉の意味とは?
怪異の正体、そして隠された世界の秘密とは…。

ユイトとカサネは、抗えない運慶に巻き込まれていく。


公式HPのINTRODUCTIONのうち、第1クール分を引用させて頂きました。

公式サイトはゲームと連動しており、簡単にゲームサイトに移動することができるのですが、ビックリしたのはゲームのお値段…
ゆうに1万円を超えてくる価格設定になっているんです。

最近ではスマホのソシャゲなど、基本無料でプレイできて後からコンテンツを楽しむために課金していくシステムが殆どだと思っていましたが、Xbox、PlayStationといったゲーム機を使うゲームは、これが定番なんでしょうね。
現時点で既に4万本以上売り上げているそうですが、もう少し売り上げが上がらないと厳しそうに見えるのは、私だけじゃないと思います。

でも、見方によっては廃課金することなくプレイできるのは、プレイヤーにとっては優しいかもですね^^

物語は壮大…だと序盤は思っていましたが、終盤まで来るとだいぶこじんまりした感が否めませんでした。
圧倒的な力の成し得る技なんでしょうけれど、周りを振り回しすぎ…と言われても仕方の無い展開だったと思います。

そして、物語の設定も少々難解だったような気がします。
例えば諜報…スパイだと思ったら簡単に寝返ってみたり、ゲーム的な要素としてなら面白いのかもしれませんが、一つのアニメ作品として捉えると、どうしても分かり辛さを感じてしまいました。
組織や舞台設定に対してもう少し詳しく説明して貰っていたら、もう少し理解が早かったと思います。

完走後に振り返って思うこと…
物語が集結したイメージが全くありませんでした^^;
やはり、TVアニメと同時にゲームが発売されている影響でしょうね。
物語の核心に迫ってしまうと、ゲームの打ち上げにも響くでしょうから…

それは理解できるんですけど、それならオニアリエンドで怪異や設定の顛末を描いても良かったのではないでしょうか。
物語として一応終わっているのですが、登場人物の行く末だけじゃこの物語は終われないと思うのですけれど…

オープニングテーマは、THE ORAL CIGARETTESさんによる「Red Criminal」と、「MACHINEGUN」
エンディングテーマは、Yamato(.S)さんによる「Fire」と、Ayumu Imazuさんによる「Stranger」

2クール全26話の物語でした。
26話もの尺を使っているのですから、物語をもう少し掘り下げられたような気がします。
作画は頑張っていましたが、終盤にもなると若干の崩れが目につきました。
アニメーション制作はサンライズなんですけどね…
グッとくる展開が無かった訳ではないので、それなりに堪能させて貰ったんだと思います。
これ以上の掘り下げが気になるならゲームをプレイするしかなさそうですね^^;

投稿 : 2024/05/11
♥ : 5

郷音 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

その緋(あか)は解放か、断絶か

2021年放送アニメ。同名ゲームのアニメ化。

多くの人類が超脳力を使える世界で、どこからか現れる怪異と戦う物語。

正直前半は「?」というシーンが多いです。

オリジナル用語が多く出てくるので一度忘れるとなかなか話についていけないです(レッドストリングス、クナドゲート、アラハバキなど)

僕は原作ゲームをやっていた先輩に勧められて見たのでその人に解説してもらいながら見たのでなんとか理解できました。6割くらい。

それなかったら多分途中で切ってたかも。

ただ後半は謎が解けて熱い展開もあるので見て損はないです

個人的に好んで見るジャンルではなかったのですが結果的には楽しめました

魅力的で個性的なキャラが多い割には二次創作少ないのが残念です。やはり知名度か…?

2クールなのでオススメはしにくいから原作ゲームをやろう!

クリアまで80時間くらいかかるらしけどw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

58.4 276 2021年度アニメランキング276位
ヴィジュアルプリズン(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (41)
112人が棚に入れました
周囲に馴染めず、内に強い孤独を抱えた少年・結希アンジュ。天涯孤独の身になったのを機に、故郷を離れて憧れのアーティストが活躍していた街・ハラジュクを訪れたところ、ヴィジュアル系ユニット「ECLIPSE」と「LOS†EDEN」のライブバトルに遭遇する。エネルギッシュなステージに圧倒される中、突然胸の痛みに襲われるアンジュ。その瞬間、アンジュはヴァンパイアと人間のハーフ“ダンピール”として覚醒する――
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

女子向けヴィジュアル系バンドアニメ

【紹介】
イケメンのヴァンパイア達によるビジュアル系バンドの話。
美しい歌を紅い月に捧げると強力な力を手に入れることができるとかようわからん設定がありますが、設定はオマケみたいなもので、ぶっちゃけイケメンのキャラクター見て女子が喜ぶアニメです。
うた☆プリ、ヒプマイのようなアニメが好きな人なら楽しめると思います。

ヴィジュアル系が好きな人も楽しめるとは思いますが、話の作りが徹底的に女子向けなのでヴィジュアル系バンドが好きなだけではちょっときついかもしれないです。

【音楽】
OP「残酷シャングリラ」O★Z ED「BLOODY KISS」LOSTEDEN(Tが環境依存文字なので普通のTにしています)
「wing with wind」「ANGELIST」など、ヴィジュアル系バンドの良いところがでている楽曲が素晴らしい!

アニメの内容と曲の歌詞が密接なので、アニメを視聴していないと良さがわかりづらい曲もありますが。

さすがにバンドアニメなだけあって声優はいい声してるし、何より歌がいい。低音の綺麗な響きが心地よい曲が多かったです。
劇中歌もどれもいい感じ。
特にロビンとアンジュのデュエットやミストのソロ曲がとても綺麗で好きです。

【作画】
全体的に漂う美しさ、カッコよさ、オシャレさ、そしてセクシーさが魅力の作品。
キャラの顔と女性向けのエロセクシーな表現、そしてライブシーンにはとても力入っています。
視聴者層を考えれば当然かと。

ただ作画はたまに不安定になる。ヴィジュアル系なのだから見た目には気を使ってほしいところ。
ロゴとかはヴィジュアル系というよりただの厨二。あまりこだわりを感じない。
文字等の細かいデザインや装飾にももう少しこだわってほしかったかも。


【キャラクター】
キャラデザ良いですね。
ロビンとジャックやミストとサガの関係性が見ていてほほえましいのと、アンジュのひたむきな想いに惹かれるし、なによりギルが最高にカッコいい。
キャラクターのカッコ良さと可愛さがすべてのアニメなので、さすがに力入っています。

8話は視聴者が男性なのか女性なのかで評価が分かれる回だと思う。


【シナリオ】
ヴァンパイアの特性を生かした時代を超えたシナリオの構築は面白いと思う。

でもシナリオに期待するタイプのアニメではないので、特にシナリオ的な面白さはないです。
シナリオは荒唐無稽だし、急に歌いだしたり、急にバトルアニメになったり、急に仲良くなったりと意味わからないことだらけですが、気にしてはダメです。そういうものだと思って受け入れるしかないです。
ヴァンパイアの要素をうまくキャラクターの魅力につなげることができているのは良いところだと思います。

最後の締め方が良かった。いい最終回だったと思います。

{netabare}
ギルがいれたコーヒーが一番だねってイヴが言って、ギルが「そうか」って短く返す何気ないやり取りとかいいですね。
{/netabare}

【総評】
こういうジャンルに興味ない人は見ても仕方ないと思います
肝心のキャラクターの魅力を出すことには力が入っています。
決して一般受けはしないでしょうが、特定の層に刺さるアニメとしては十分に良いアニメだと思います。
作画はもうちょっと頑張って欲しかった。

とても良かったので、是非二期を制作して欲しいです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 10

さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

これ別にV系じゃなくてよくね?

そもそもバンドじゃない時点で「???」なわけですよ
アイドル物と何が違うのかと
ストーリー的には悪くないのでV系ってものをちゃんと理解して作っていただきたかったって感じ
声優さんたちはめっちゃ頑張ってたと思う
それだけに残念

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1

58.3 278 2021年度アニメランキング278位
魔王イブロギアに身を捧げよ(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (34)
107人が棚に入れました
社会のはぐれ者・牛頭利晃(通称ゴズ)。ある日、撃ち殺されて目を覚ますと――大好きなゲームの世界に転生していた!?しかも目の前には、幼いころから憧れ続けたゲームのラスボス・魔王イブロギアの姿が!孤独に震える幼い彼に、ゴズは「俺はあんたに惚れたんだ」と求愛を開始して…!?闇落ち寸前の可愛い魔王×魔王にぞっこんなドM男の世界征服BL(!?)がここに誕生!

レオン博士 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

BLシーンに適当なシナリオを付け足しただけのアニメ

【紹介】
悪役大好きな主人公が異世界転生して美少年魔王とBLする5分アニメ。

【シナリオ】
普通の異世界転生アニメのシナリオを5分に凝縮して随所でBLシーンが挟まれる感じ。
5分で事件起きて解決するので、適当で急で強引なシナリオです。
こんな適当なシナリオつけるならいっそのことBLシーンだけやっていたほうが良いと思います。

【キャラクター】
主人公は傲慢で暴力的で短絡的。何も魅力がない。

魔王様は可愛いけど、可愛すぎてしゃべらなければ女の子に見えるから、BLが好きでも対象になる人は限られると思います。

【音楽】 かなり適当。ひどい。

【総評】
主人公と魔王の作画だけ頑張っているけど、他は何もかもが適当。
BLシーンだけが唯一の見せ場で、それ以外に何もいいところがない。
5分でまともなシナリオを入れこむのは無理なので、5分アニメでやるならBLシーンだけに絞ったほうがいいと思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 13

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

悪役が好きは愛?

僧侶枠のもうかたわれ?的な立ち位置なのかな

異世界転生で魔王の側にいけることになるわけだが、元々英雄よりもその魔王が好きだったからといってラブに変わるものだろうか?

そもそも転生前の死に至る状況がよくわからない

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

"僧侶枠にしては"面白かった

流行りの異世界転生を取り入れた僧侶枠

{netabare}
僧侶だから半分ネタで見てたけど、話に悪い要素がなく、
ストーリーは割としっかりしてたと思う。

僧侶枠だけど、ヤるシーンは唐突に入る(勿論無修正版は見てないのでカットされてるけど)から、それ以外のところは基本的に普通のファンタジーアニメのワンシーンかのようになってる。
それでいてストーリーも王道と言っていいのかはわからないけど、そんな感じで悪い点がなかった。
イブロギアのことを思って怒鳴るシーンとかは普通に良かったと思ったし、
それ以外でも結構セリフがいいということもあって、自分はそこそこ良かったと感じたかな。勿論元の期待値が0だからというのもありそうだけどw

ニコニコで空き時間に見るのに向いているアニメでした。
しょうたいむよりは良かったと思う。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆9
この僧侶は面白そう。草、自然な導入 千空かな。

2話 ☆8
エロがないだと!? 今期の僧侶は面白い。

3話 ファンタジー×僧侶は当たる説。☆7
4話 ☆10
かわいそう。いいセリフだw 魔王を庇う主人公好き
作画良くて草 

5話 ☆6

6話 ☆9
魔王の過去重いな、毒をもらてたってw
主人公のセリフが割といいっていうw

7話 ☆6
8話 ☆5
9話 異世界転生 ☆7
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1

58.3 278 2021年度アニメランキング278位
闇芝居(第9期)(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (14)
48人が棚に入れました
――古(いにしえ)より伝わりし干支が、あなたに恐怖の時を刻む……

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

もう9期

全13話 1話5分枠のショートアニメ

春夏秋冬関係なく放送される闇芝居、様々な場所で起こる怪現象を描いているホラー作品です。

救われないお話ばかりですが、前期から何話かは救われる?お話もありましたね。

10期もありそうですねw

箸休めにどうぞ〜

投稿 : 2024/05/11
♥ : 5

カミタマン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

6話は必見!

2021/10/12 投稿

このシリーズ結構好きです。
でも,無理に干支を中心に話を構成して,逆に縛りになって失敗しているように思います。

怖いというより,気持ち悪い感じの方が強いかもです。(そもそも「怖い」と「気持ち悪い」ってどう違うの?ってツッコまないで^^;)

好みせいもありますが、,各話のばらつき(個性)が大きいと思います。
と言うわけで,各話の星評価。

第1話  鼠嫁ぎ   ★4
第2話  兎小屋の男 ★3.5
第3話  44匹目の羊 ★2
第4話  忠犬    ★3
第5話  張り子の虎 ★3.5
第6話  精霊牛   ★5
第7話  ニワトリ君 ★3.5
第8話  木馬    ★4
第9話  祝蛇    ★2
第10話 猪鍋    ★2.5
第11話 竜宮    ★2.5
第12話 猿合わせ  ★3.5
第13話 猫年    ★1.5

6話は必見!闇芝居史上屈指の名作!
新境地を切り開いています。

外れも多いので,全体評価は3です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 5

58.2 280 2021年度アニメランキング280位
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★☆☆ 2.7 (199)
564人が棚に入れました
柊誠一:下野紘
サリア:花澤香菜
アルトリア・グレム:井上麻里奈
ガッスル・クルート:稲田徹
エリス・マクレーヌ:西尾夕香
ルルネ;西本りみ
神無月華蓮:南條愛乃
ルイエス・バルゼ:日笠陽子
羊さん:新井里美
オリガ・カルメリア:久保ユリカ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.1

努力しないで幸せになる妄想を見せられる不快感

【感想】
最後まで見るとそこまで悪い話じゃないけど、ギャグが下品で笑えないし、会話のセンスが独特すぎるのと、つかみが悪いから酷評されるのも仕方ないかな?

なろう系のチートは主人公があり得ない速度で強くなっていくところが爽快っていうところがあると思いますが
この作品は強くなる過程が雑に飛ばされ、主人公が強くなることに飽きている描写があってそれを視聴者に伝えてしまうことで爽快感が台無しに、主人公がつまんないって態度なのに視聴者が楽しめると思いますか?

いじめられっ子からの下剋上って見方でも、進化して美形になって何も問題がなくなってしまって後は美少女にモテるハーレムものになっていく感じで、いじめられて人生何も面白くない人が、神様の気まぐれで急に無敵のヒーローになって、努力しなくても何もかもがいい感じに事が運んで、美少女から愛される・・・

努力しない人間の「こんな人生なら幸せなのに」っていう妄想を見せられているだけかな?

主人公なら少しは自力でなんとかするところを見せてほしい

投稿 : 2024/05/11
♥ : 26
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

チート過ぎますねw

原作未読 全12話

学校内で日陰の存在だった主人公は、ある日クラスごと異世界に召喚されてしまう。召喚後他のクラスメイトと全く別の場所で転移した主人公は、進化の実を食べることでチート体質となり様々なことに巻き込まれることなる異世界ハーレムギャク作品です。

キャラデザから量産型異世界ものような感じでしたが、当たらかずといえど遠からずでしたねw(スマホ3兄弟みたいなw)

とにかく作画酷いです。キャラクターもですが、バトルも全然迫力がありません。

お話も主人公とちょいちょい他のクラスメイトとお話を分けていましが、他のクラスメイトお話はなくても良かったんじゃないかと思いました。
{netabare} (最終話までにクラスメイトと学園を印象つけさせようとしたようですが、2期も決定していないのに本編に挟む必要はなかったと思います。){/netabare}

主人公役の下野さんも頑張ってはいましたが、魅力的なキャラが全然いませんね。

お話は切りの良いところ終わっています。

OPは南條愛乃さん、EDはPoppin'Partyさんが歌っています。

最後に、稲田徹さんのピンクゴリラ役は笑ってしまいましたw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 15

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

はじめて、このレベルの星をつけましたw

出来心で観てしまったことを反省している所です。
いやだなぁ、こんなんだったら、ちゃんとどっかに〔視聴注意!〕とか〔真剣に見ないでください〕って書いておいてくださいよう。


某アベマなTVのアニメジャンルをふらり散歩中に目にとめてしまったのが運の尽きでした。
ストーリーだけでも追ってみようと思ってしまった自分を過去に戻って止めたいですw。


ギャグなのかシャレなのか・・・。
あらゆる点のレベルがいまいちで・・・。
コメディにすら昇華させれていないなんて。


物語:進化うんぬんの所がギリユニークな切り口、ユニークとは言ったが、効果的な活用はされていない。
そのほかはその他作品の標準レベルには達していない。

10話目くらいだったかな、主人公が秒で語るダイジェストで90%は説明できてる。
最終話、何も解決せず「俺たちの戦いは~」にさえなっていない。
最終話の最終盤で新しいキャラ(あのふざけたキャラ)を登場させるなんて、続編を企画できるレベルではないのにふざけてるレベル。
本当にギャグにもシャレにもならない。
このレベルで「終!?」とクエスチョンマークをつけている所に怒りと不誠実さを感じた。


作画:いろいろなところが、いまいち。フックにしたいキャラだけは造形をらしくしているが、トレス線も無駄に太く、昭和レベル、または5~6歳児くらいならダマせるかなってレベル。
キャラの動き、構図、いろいろなところの設計がガバガバ、グダグダ。
学生の同人レベルなら「ふ~ん、がんばったじゃん」とは言ってあげたい。


声優さん:仕事として、しっかりとやっておられると思います。
が、土台となる舞台装置(作品自体)の力不足で、いまいち、それなりにしか機能していない。


音楽:フツー。というか、OPは耳に残るパートもあるけど、やはり作品自体の印象が悪く、評価できない、したくないと感じる。


キャラ:前述したように、フックになるキャラの造形だけを頑張ろうとしている。
キャラクタとして、魅力を発揮できそうなモノはいるにはいるが、やはり、そこだけを狙いすぎ。
「こんなんだしときゃ満足すんだろ」感が見え隠れして、正直に言わせてもらえば、下手な萌えアニメ、あざとい作品以上に不快。
100%フルスロットルで「おっきいお兄さん向けの作品作ったぜ!!」的作品の方がよっぽど清々しいかもしれん。



この作品をクリエイトされた方、アニメ作品として仕上げるためにご尽力された皆さんには大変申し訳ないのですが、私には合いませんでした。

やや、序盤の方から、
某アベマなTVの再生速度を変える機能で2倍速で観させてもらいました。
それでも、同じ時間を使うなら、何かほかの作品を観ればよかったな、と思ってしまいました・・・。

それにしても、数回あった倒した相手の過去を本という形で知ることができる演出・・・、
これって、鬼滅と同じ手法なんですよねぇ、
同じことをやっている部分もあるのに、ここまで差があるって・・・逆に怖いですw。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 14

58.1 281 2021年度アニメランキング281位
WAVE!!~サーフィンやっぺ!!~(アニメ映画)

2021年1月11日
★★★☆☆ 2.8 (24)
66人が棚に入れました
海の上なら僕たちは自由になれる!文字通り一年中大きな波が海岸を洗い続ける、茨城県の大洗海岸で生まれ育ったマサキは、王子様のような転校生ショウと出会い、一枚の板を挟んで地球と対峙する究極のスポーツ・サーフィンを知る。それは、波乗りの魅力に憑りつかれた少年たちの、終わらない物語の始まりだった。

声優・キャラクター
前野智昭、中島ヨシキ、白井悠介、岡本信彦、小笠原仁、佐藤拓也、土岐隼一、森久保祥太郎
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

ドキ! 丸ごとウェットスーツ! 男だらけのサーフィン大会!(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
し、視聴率がとれなそう(笑)

まず、「作画やっぺ!!」ですし(苦笑)、女子向けのイケメンパラダイスではありますが、ホモホモしい描写はなく、普通にイケメン同士がサーフィンして友情を深めているアニメです。

ストーリーは、王道と言えば、王道。初心者の成長物語。

ただ、サーフィンの技術的なことはあんまりやらないので、サーフィンが好きな人には物足りないだろうし、私のようにサーフィンにまったく興味がない人間にとって、サーフィンのことには詳しくなれないアニメでした(笑)

視聴終了、とはいえ、実は何話かとばしてしまったのですが、良くも悪くも気になりませんでした(笑)
 
《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
色んなところで書いていますが、私は、スポーツそのものが好きなので、スポーツアニメにはマニアックな技術面をしっかり魅せてほしいんですよね。

本作は初心者の成長物語ですが、技術的な成長よりも、主に精神的な成長を描いているので、これじゃあサーフィンを題材にしている意味がなくなる。

精神面なら精神面で、「サーフィンならではのメンタリティ」を描くなら良いけど、「憧れの人を追いかけるのではなく、自分らしくプレーする」という、サーフィン関係ないものですからね。

唯一、へ~と思ったのは、「湘南は波が小さい」というネガティブ情報。私は、サーフィンに疎いので、勝手に湘南はすんごい波が来る、だから聖地だと思ってましたが、違うんですね。単純に、都会で人口が多くて、グルメや観光など波以外の要素が充実しているから聖地なの? それとも、初心者向きの小さな波が多いからサーファーの絶対数が増えて聖地になってるの?

よく分からないけど、サーフィン導入アニメで、ネガティブな情報流して何がしたいんだろうね。この辺は、実際にサーフィンやっている人に聞きたいですね(私は北国なので、サーファーじゃなくてボーダーなのでw)。

ラスト、ショウが実は生きているのがはっきり描かれるけど、本当は「生きているかも」くらいの方が良かったかな。

ショウが死んだフリをしていたのは、コーギーが自分の影を追っていることに気づき、このままではコーギーが成長できないから、自立と成長を促すために目の前から消えたってことでしょうね。んで、コーギーが一人立ちしたから、姿を表したと。

まあ、分かるけど、海での行方不明は、実際は海上保安庁やら地元漁協やらが動いて、大変だっただろうな~と。アニメだから別に良いけどさ。

にしても、大洗か~。まあ、陸ではガルパン、海では本作と、住み分けられるから良いのかな。駅のガルパンパネルは、追い出すことは出来ないだろうけど(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
なんか、男ばかりで嫌な予感が(笑) てか、王子さま、どやってスマホ持ってるの?(苦笑) 

2話目 ☆3
サーフィン導入ですね。私には、なかなか魅力が分かりませんが(笑)

3話目 ☆3
サーフィンをちゃんと魅せてくれるなら、そりゃそこそこは面白いよね。

4話目 ☆


5話目 ☆4
まあ、本当に死んだ? 記憶喪失、とか、そんな感じで再登場? なかなかじっくりとストーリーを魅せる。丁寧だな。

6話目 ☆3
それぞれの道。湘南って、波小さいんだ、意外。本場と思ってたのに。まあ、初心者が多くないと、流行らないしね。なるほど、小さい波をどう扱うか、ね。

7話目 ☆


8話目 ☆
解説の棒読み、ヤバイな(笑)

9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆2
ショウ、生きてたんか。はっきり見せない方が良かった。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 13
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

マサキのサーフィン!!

 『WAVE!!~サーフィンやっぺ!!第一章』見たです。

 ガルパンでも知られる大洗を舞台とした、波乗りに魅了された少年、陽岡マサキがひたすらサーフィンに打ち込み、最後に大きな目標を見つけたお話だったです。戦車は出てこなかったです。

 犬かきしかできないマサキが、秋川シュウとの出会いをきっかけにサーフィンの素晴らしさを知り、親友の田中ナルとともに3人で、サーフィンにのめり込んでいったです。
 マサキのひたむきな姿はとても純粋で、それがゆえに無理な行動もしてしまう姿があったです。シュウ、ナルのそれらに絡む姿も、見所です。
{netabare} 「Show must go on !」という言葉が、キーワードになると思うです。{/netabare}

 サーフィンを題材にしているアニメなので、海もきれいだし、出てくるキャラたちによって、波に乗る姿が結構カッコいいです。

 終盤に様々なライバルたちも登場し、盛り上がったです。上達したマサキは、どれだけ通用するのか?シュウ、ナルの本気にも注目です。そこで、マサキは何を見つけるのか?見てのお楽しみです。

【2020/10/05】少年を変えたきっかけ



『WAVE!!~サーフィンやっぺ!!第二章』見たです。

 サーフィンが全くないわけでないけど、今回は波乗りが、目立たないような印象だったです。マサキが進学して舞台は、大洗から湘南になるです。
 先の夢を見つけてこれからというとき、思わぬ波乱が起きたです。死んだような空気の中、マサキもふくめ出てくるキャラ達3人、話が進むなかで落ち込みから、サーフィン少年たちの励ましもあって、立ち直るお話だったです。

 落ち込んだ時、サーフィンがそれぞれ自分にとってどういうものなのかを見直す少年の展開だけに、一章に比べると沈んだような面があたので、話的には、面白みに欠けるかもしれないです。

 丸く収まって、三章どうなるのか?予告映像では、今作で波乱があったと思った誰かさんの登場がある?PVだったです。


【2020/10/17】 マサキにとってのサーフィンは?



 『WAVE!!~サーフィンやっぺ!!第三章』見たです。

 二章で後半、少し出てきた新キャラ、フケ倫道の登場が、マサキ達、マサキ自身の進む方向に大きな影響を与えたです。マサキが、自分自身これから、何をしていくのか?マサキのサーフィンを見出すお話だったです。

 はじめは、自分のサーフィンしか眼中になく、マサキを相手にしないそぶりを見せる、フケ倫道がどうかかわっていくのかも注目です。

 さらに舞台は、一転し湘南の次は、ハワイと舞台の大きな変化があるです。いろいろくつろぎもある中そこで、前回行方不明になったシュウに大きく関わる新キャラの登場で、マサキにさらに影響があったのです。
 シュウの過去も知り、これからのサーフィンについて、マサキはどういう結論を出すのかが、成長させていくのです。

 それとはべつにそれた、仲間を思うサイドエピソードありというのもあるです。

 やはり最後は大洗と、自分を見つめなおしたマサキは、どんな決意とどんなサーフィンを見せてくれるのか?な感じです。{netabare}このあたりになると、フケ倫道のマサキ達に対する態度にも変化があるかもしれないです。{/netabare}

 また、最後の最後になると、この人いるんだったら、なんで今まで出てこなかったのと思える前作のPVに関連したキャラの登場は、何を意味するのか?なみたいだったです。

 この三作の感想としては、一章のほうが盛り上がった気がしたです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 5

mimories さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

作業用でいいかな?

 
4話くらいまでちゃんと観てたが、あとは作業しながら横で流して完走。
それでもそれなりに内容は追えた気がするんで、自分的には良かったかなと。

あまり人間臭さを感じないキャラたちの、サーフィンにかける青春みたいな話。
同時期に「スケートリーディング☆スターズ」「SK∞ エスケーエイト」など男だらけの運動系作品もあったが、それらに比べると良くも悪くもあっさり。キャラにイラつくこともなく、道具で殴り倒したりもなく、粛々と展開する。

作画は、まあ、ボチボチ。
音楽は土橋安騎夫氏。レベッカの「フレンズ」と言えば知ってる人も多いだろうか。あまりアニメで聴かない特徴的なサウンド。
OP/ED曲は別の方の担当だが、そっちは残念感が漂ってた。

悪い意味ではない軽さがあるんで、気楽に観たい人にはオススメ。
心に残る作品を求めるならスルーかな?といったところ。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 2

57.3 282 2021年度アニメランキング282位
闘神機ジーズフレーム(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★☆☆ 2.8 (36)
91人が棚に入れました
21世紀の終わり。
人類は新たなエネルギー『DG(ディバイングレイス)エネルギー』を手に入れ、目覚ましい経済発展とともに宇宙開発に乗り出した。
冥王星圏まで開拓の手を広げていた時、突如、未確認生命体”ネルガル”の襲撃により、開拓団は壊滅した。
地球連合軍はネルガルに対抗するため、世界中の遺跡から発掘された古代ロボット兵器”G’s フレーム”と、その操縦が可能な特別なバリアントを持つ少女たち”エンシエントガールズ”からなる『AG部隊』を結成した。

人類にとって初となる古代ロボットと少女による対ネルガル戦ーー
地球を護るために飛び立った第1次AG部隊は、木星トロヤ群戦役において多くの死者を出し、4号機アセナのパイロット南宮 麗雨(みなみや れいう)はMIA(戦闘中行方不明)となる。

時は流れ、主人公”南宮 麗香(みなみや れいか)”は、姉の麗雨を探すためAG部隊に志願する。

仲間たちとの友情、古代ロボット兵器と交わす絆、ネルガルとの決死の戦い。
少女たちは多くの涙を乗り越え、人として、そしてパイロットとして、大きく成長していく━━━━。

『運命なんて変えてやる!
ーー地球が飲みこまれる前に』

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

中国制作会社&中国アニメの実力や如何に!?

この作品はオリジナルアニメだったみたいですね。
中国で「斗神姬 Ancient G’s Frame」として放送された作品を、日本ではキャストと主題歌を変更して放送された作品になります。

アニメーションを元請けとして制作した中国制作会社のセブンストーンは、これまで日本のアニメの下請けを結構担当されてきた制作会社なんだそうです。


21世紀の終わり。
人類は新たなエネルギー『DG(ディバイングレイス)エネルギー』を手に入れ、
目覚ましい経済発展とともに宇宙開発に乗り出した。

冥王星圏まで開拓の手を広げていた時、
突如、未確認生命体”ネルガル”の襲撃により、開拓団は壊滅した。

地球連合軍はネルガルに対抗するため、
世界中の遺跡から発掘された古代ロボット兵器”G’s フレーム”と、
その操縦が可能な特別なバリアントを持つ少女たち”エンシエントガールズ”からなる『AG部隊』を結成した。

人類にとって初となる古代ロボットと少女による対ネルガル戦ーー
地球を護るために飛び立った第1次AG部隊は、木星トロヤ群戦役において多くの死者を出し、4号機アセナのパイロット南宮 麗雨(みなみや れいう)はMIA(戦闘中行方不明)となる。

時は流れ、主人公”南宮 麗香(みなみや れいか)”は、姉の麗雨を探すためAG部隊に志願する。

仲間たちとの友情、古代ロボット兵器と交わす絆、ネルガルとの決死の戦い。
少女たちは多くの涙を乗り越え、人として、そしてパイロットとして、大きく成長していく━━━━。

『運命なんて変えてやる!
――地球が飲みこまれる前に』


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

キャラデザは確かに良かったと思います。
これまでいくつもの下請けを担当されてきた実績を感じました。

それにキャストも半端ありません。
りえりー、洲崎綾さん、かおちゃん、五十嵐裕美さんにあやちと錚々たる面子が顔を並べていますし、やっぱ演技も流石という感じです。

ですが、主題歌を除くそれ以外の部分においてはどうしても既視感が拭えませんでした。
難しいのかもしれませんが、この作品の推しやオリジナリティが何なのかが分からなかったのが大きな理由だと思います。
だから良く言えば無難…悪く言えば二番煎じといった印象を受けました。

寧ろ、この作品を見て思ったのが、「中国のアニメ事情はどうなるのか?」という点です。
中国政府には、サブカルチャーを規制しようとする動きがあるとネットのニュースを目にしました。
ゲームだけじゃなく、アイドル規制などにも広がっているようです。

それだけじゃありません。
中国の国家ラジオテレビ総局はアニメについて以下の様に述べたそうです。
「暴力や血、低俗な内容、性描写を含むアニメやその他の子ども向け番組を禁止すると発表した。
当局は29日遅くの声明で、テレビ局は「悪しき物語に断固抵抗」し、「真善美を発揚する健全な内容の優れたアニメのみ」を放送しなければならないと述べた。

そして、アニメ制作者に対しては「不健全」作品の排斥要求という形でも拡大しているようです。
何せウルトラマンシリーズの作品が規制対象になるくらいですから…

個人的には、メイドインジャパンの作品は日本で適正に評価されるのが一番だと思いますし、中国の規制に過敏に反応する必要は無いと思います。
ただ、アニメーションの制作サイドは、下請けに作業を出せるところが減ってしまうのが痛手かもしれませんけれど…
ただ、貴重な声優さんの時間を確保できるメリットもあるので一長一短なんでしょうね。

そう考えると、ネルガルを掃討するシーンなどもありましたが、この作品はセーフだったのでしょうか。
どうやら私はは線引きの考え方が今一つ理解できていないようです。

オープニングテーマは、空白ごっこさんによる「天」
エンディングテーマは、MARiAさんによる「Galactic Wind」

1クール全12話の物語でした。
キャスト陣が半端無く豪華ですし、演技にも熱が入っているので、お気に入りの声優さんが出演されているならチェックしても良い作品だと思いました。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 9
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

中華アンチと言うわけではないが...

一応日本人脚本?で中国のアニメ制作会社制作の美少女ロボアニメ

{netabare}
最初と最後の方はまだマシだったんだが、中盤が脱線しすぎてて酷かったかなって印象。
脱線しすぎてるわりに主人公含めキャラもそれほど印象が残ってない。
萌えアニメとしてどうかと言われると、キャラが可愛いだけでそれほど萌えアニメなノリでもないので微妙とあんまりよくなかった。

設定も中国作品らしく、というか中国関係なしにロボアニメではよくあることだけど設定や展開に常に既視感があってあまり面白みがないし先が読めてしまう。
まあとはいえ、変に迷走してた中盤に比べたらよくある展開とは言えちゃんとやってた後半は楽しめたかな。

ていうか、人類はネルガルに責められるかもしれないし、しネルガルにめっちゃ警告されてたのにあのエネルギーを使い続ける人類ってw
ネルガルより人類の方がやばいのでは...。
いや、まずい状況になり得るのに原子力発電、火力発電とかに頼ってる今の人類にかけてるのか...?

OPとEDがめっちゃよかったです。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆6
こんなアニメあったっけ。
シグルリ臭 キャラ可愛い。これ吹き替えか。
海外でもこんな萌えアニメ、しかもロボアニメ作られてるのか、嬉しい。
謎巨大化。百合作品いいっすね。
外の人からはロボに見えてるのか、珍しいw
大体どういう系かは分かった。
斗神姬が中国タイトルか、bilibiliアニメね。
春にやってた時光代理人をこんな風にやってほしかったな...。
あれ面白かったのに。

2話 ☆6
小籠包。インドっぽいヒロインとか珍しいな。
あ、地雷踏んだ。主人公何で早速もうロボに乗ってるんだw
キャラが多すぎる。百合をしろ。

3話 ☆3
謎展開。もう宇宙行くんかw
急展開過ぎる。は? 死亡急すぎだろw 

4話 ☆3
エロアングル なんだの雑なエロ展開w
てか話に一貫性がなさすぎる、やりたいことを詰め合わせてる感。
しかも全部既視感。
目は大丈夫なのかよ。ニビルの子って何。

5話 ☆4
いやマジでバカじゃん。
ほんとに何が起こってるの...。作画も不安定。

6話 ☆1
こっわ。マジで意味わからん。
ここって昔ネルガルに滅ぼされたってこと?
これで感動とかできないです。

7話 ☆1
今期一見るのが苦痛。
ソフトクリームどんな食べ方してるんだよ。
無駄なエロ姿勢いらないって。
どうでもいい話過ぎる。ふわふわ関係ある?

8話 ☆5
どういう状況だよ。
ジョティスってあの子か、生きてるんか。

9話 ☆2
姉死んでるやろミイラ化してそう。
せっかくレイウに合えたんだからもっとそれっぽい反応をしてw 
人類が悪いんじゃんやっぱり。
変なエネルギー使うからw ほんとテンプレオチすぎるw
え、ネルガル攻撃すんのかよw
完全にネルガル正義じゃんw

10話 ☆7
泣きすぎw 命令無視かよw
ネルガルやばいってわかってるんだったら普通いったん話し合いしようとするだろw
代替エネルギーの情報とかそこで手に入れればいいじゃん。
木星の中心に突っ込むってやばそうw 

11話 ☆7
OP好き このキャラこんな感情的だったっけw
キラーTはたらけ  超弦理論かな? 

12話 ☆5
運よく殺さずに済んだな。
このアニメ変に脱線してたわりにキャラにあんまり印象ないんだよな。
この白髪にあまり印象ないし何でこの子だけ...。
唐突すぎん? って結局まだ使ってるんかよw
滅ぼされても仕方ないわ...。

OP「天」☆8.5
ED「Galactic Wind」☆9
{/netabare}

{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 5

うにゃ@ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

日本人向けはまだまだ日本産でないと見れない

中華産日本輸出アニメのため、なかなかなアニメだった。
基本的に小中学生向けで作られているのだろうと思う臭いセリフと演出。
主人公の性格も典型的な寄せ集めで勿体ない。
四川出身なのに実家はのび太君の家みたいで違和感から始まり、最も大事なロボットの神龍は他の機体より小さい機体ということでゴットマーズの匂わせを想像したら予想通り。また大神龍の合体もダイターンロック型コンバトラーVの合体、その後にガンバスター立ちとなかなか楽しませてくれた。

話の展開は、どこで敵が1体に合体した?何が起こったの3話目。突然の恋愛フラグに突然の酸欠ハプニングの拍子抜け4話目。ふわふわはなんやってんとかとか、毎回突っ込みどころ満載で展開されていく。
木星方面からの敵の襲来と火星を目指す展開で機動戦艦ナデシコを彷彿させた。そしてナデシコは20年以上前のアニメだが、よくできていたなぁと思い起こす。アニメも中国が日本を抜くときが来るという言葉を耳にすることが増えたが、日本人向けアニメは日本産でないと難しいのだろうな改めて思う。

最終話は突っ込みどころ多いが、わかりやすく盛り上がっていき面白いが、製作費なくなったのだろうかと思えるくらい最後の作画のレベルが残念になる。

エンディングはSEEDを彷彿させてくれた。

100点中56点

投稿 : 2024/05/11
♥ : 2

56.9 283 2021年度アニメランキング283位
じみへんっ!!~地味子を変えちゃう純異性交遊~(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★☆☆ 2.7 (32)
159人が棚に入れました
地味子は意外に…エロかった。社内一の地味子は、おめかしすると超美人に!?可愛過ぎて焦った俺は、ラブホの前でつい誘うような台詞を吐いてしまう…だが意外に相手も満更じゃないようで…!?地味子のくせに何でもさせてくれるし…しかも「もっとください…」なんて…俺だけが知ってる乱れた姿…もっと見せて――

声優・キャラクター
風音、河村眞人、藤咲ウサ、七篠響

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

この作品の男が嫌い

この作品の男が非常に嫌い。それ故に僧侶枠の中で一番嫌いかもしれない。
女性に対して失礼すぎるし、泣かせるし、責任感もなさそう。

そんな男なのに、美味しい思いしやがってという心理的リアクタンス。
長期的には幸せになれなそうに思えるのに、なんでお付き合いしたいと思えるのか謎。
別れ話からエッチに持ち込むのも謎。何故かアブノーマルなことやるし。

作画は艶めかしい。そこだけ評価。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 8

ジパミィナ さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

中身が無いタイプ 50点

ショートアニメの僧侶枠は短時間過ぎると中身が全く無いですね。
キャラやセリフまわしが良いタイプはショートストーリーとして楽しめるのですが、あまりにもスカスカし過ぎかと思います。

これはダメな見本ですね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 2

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

地味子は意外に…

この作品の原作は未読です。
僧侶枠第17作目の作品となります。


地味子は意外に…エロかった。

社内一の地味子は、おめかしすると超美人に!?

可愛過ぎて焦った俺は、ラブホの前で
つい誘うような台詞を吐いてしまう…
だが意外に相手も満更じゃないようで…!?

地味子のくせに何でもさせてくれるし…
しかも「もっとください…」なんて…
俺だけが知ってる乱れた姿…もっと見せて――


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

17作目にもなるとシチュエーションは様々ですが、展開はマンネリ化してきたような気がするのは私だけでしょうか^^;?
もっとも僧侶枠の中でもBL系は視聴していないので、良く分からない面もありますけれど…

今回のメインヒロイン役である行橋 玲奈を演じたのは、声優の風音さん。
主にアダルトゲームに声を当てているそうなんですが、wikiをチラ見した際、以下の記載を見てしまいました。

「年間を通しての出演作品が50作品を超え、アダルトゲーム声優のなかで最多本数を記録したことがある。」

年間の出演作品が50作品超…
それだけ出演されている風音さん自身も凄いと思いますが、アダルトゲームが年間50作品以上発売されていたことに驚きです。

主題歌は、葉月さきさんの「アフターファイブ・シンデレラ」

1クール全8話の物語でした。
これまでの作品には起承転結の「転」の部分に第3者の陰がチラついていましたが、今回はそういう展開は無かったので気持ち的に安心して視聴できたと思います。
2021年春アニメでも僧侶枠の作品は放送されています。
この快進撃…一体どこまで続くんでしょうね^^?

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1

56.5 284 2021年度アニメランキング284位
100日間生きたワニ(アニメ映画)

2021年7月9日
★★★☆☆ 2.6 (16)
34人が棚に入れました
桜が満開の3月、みんなで約束したお花見の場に、ワニの姿はない。親友のネズミが心配してバイクで迎えに行く途中、満開の桜を撮影した写真を仲間たちに送るが、それを受け取ったワニのスマホは、画面が割れた状態で道に転がっていた。100日前―――入院中のネズミを見舞い、大好きな一発ギャグで笑わせるワニ。毎年みかんを送ってくれる母親との電話。バイト先のセンパイとの淡い恋。仲間と行くラーメン屋。大好きなゲーム、バスケ、映画…ワニの毎日は平凡でありふれたものだった。お花見から100日後――桜の木には緑が茂り、あの時舞い落ちていた花びらは雨に変わっていた。仲間たちはそれぞれワニとの思い出と向き合えず、お互いに連絡を取ることも減っていた。変わってしまった日常、続いていく毎日。これは、誰にでも起こりうる物語。

声優・キャラクター
神木隆之介、中村倫也、木村昴、新木優子
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

自然消滅??忘れられた?ワニ

 ヒヨコ?を救ったワニの100日前とその後を描くワニの交友関係なお話です。最初のシーンでこのワニは、この時どうなったのか?見ている人に明らかにわかる展開だったです。

 遡って、バイト先の先輩を好きになったり、ネズミと特に仲良しだったりです。モグラも混ざったりモグラはバイト先の犬を好きだったりと、ありがちな日常だったです。
 モグラがうまくいったり、ワニは思い込みからバイトから距離を置いたりとどうなるだろうです。
 そんなこんなワニとネズミの友情だったり、どこかか普通なようで微妙だったりもワニたちがうまく生活している光景だったです。

{netabare} 100日立つとみなワニのことを口に出さなくなり、何処か気まずいような感じだったです。代わりに街に越してバイトを探していたカエルが、彼らの前に出て来るです。皆に打ち解けようと、好感が持てないながらも皆に語り掛ける場に溶け込めないカエルの姿が、何か哀れにも見えたです。
 カエルがなれなれしいながらも、少し近寄ったネズミがいい奴だったです。このカエルは、ワニの代わりということはないけど、どこか皆の気まずさが前進したような役割を果たしていたと思ったです。

 なぜ、100日生きたワニだったのか?です。よくあるような良かったり、ぎこちなくなったりした人間模様をワニのいたころと消えた後で、微妙にじれったいような言葉にしにくいような、空回りしたとでもいうのか?まとまったのかを示していたように見えたです。{/netabare}現実にもあるほろ苦いと表すべきなのか?あの作画のキャラたちとは、想像できなかった意外性を見せた感じもしたです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

前半は素晴らしい名作。全体でも炎上を忘れ無料なら秀作です。

 前提条件として、無料のアマプラで見ました。つまり映画館に足を運んで有料で見てないです。それであれば、悪くない話かなとは思いました。特に前半は名作「100日後に死ぬワニ」のダイジェストですから当たり前といえば当たり前です。

 サクラの花びらが象徴していますが、本当に人生はいつ終わるかもわかりません。100日後に死ぬという前提があって見るから、我々は主人公をもどかしくも愛情をもって見守りますが、しかし、それは我々でもあります。つまり禅ですね。

 悟る必要はないと思います。いつ死ぬかもわからないからやるだけの事をやろうとまず取れます。

 100日後に死ぬというネタバレから始まる、一人の青春を描いた4コマ漫画は本当に名作だったと思います。後悔とか前に進む、ユメをかなえる、就職する、もちろん恋愛もです。

 しかし、その一方で死ぬというのは誰にでも訪れることであって、友情をはぐくみ、恋愛になやんだ、彼の青春はいつ終わりが来ても生きた証です。死がそこにせまってたとしても、自分らしい日常を送ることもまた大切だということでもありそうです。

 石田三成の柿の逸話を思い出したりもします。死刑を前に身体に悪いからと好物の柿を遠慮する男の境地です。この覚悟とは表裏の関係にはなりますが、死と生き方を考えるきっかけとなるのは共通です。
(この話をひょっとしたら助かるかもしれないからという解釈がありますが、そういう浅いことではないではないのは明らかです)

 本作前半と四コマ原作はすばらしい話でした。

 としたところで、後半ですね。カエルです。ワニの存在をしらない彼が死を悼む仲間にはノイズになるわけです。ですが、彼もまたワニと違う人生を送っています。事情をしらない彼も一生懸命青春を送ろうとしています。
 それはつまりワニ君に捉われていた仲間・グループの復活のきっかけにもなりました。その点においては悪くないと思います。思いますが、どうでしょう?

 ワニ君の人生を見た後の広がりに、結論を付けられてしまった感じはあります。ワニ君そのものを描いているわけではないし、死の悲しみとは本人ではなくて、残されたものの想いだという意味においては良いと思いますが、余韻というかせっかくの問いかけが少し具体的になってしまいました。

 続編として4コマで見せられたら、まず反発はすると思います。映画館に足を運んでお金を払った人もなんだこれは?になると思います。
 繰り返しますが、私は無料サブスクです。ですので、純粋にアニメの出来だけで言えば、実は前半は90点、後半でも70点くらい。平均で80点くらいはつけて良いストーリーではないか、と思いました。

 やはりテーマ的な奥深さ、文学的な余韻、特に前半については評価せざるを得ないでしょう。映画の題名はちょっとおかしいですけどね。

 メタ的に電通案件というネット上の炎上が不幸な作品ですが、見る価値は十分あると思います。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4

どんべえ さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

漫画でおわっとけば、、

漫画は面白かったが、これはひどい
集客して利益を出して満足といった印象が見受けられた
まあ、人全然いませんでしたけど、、

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

55.1 285 2021年度アニメランキング285位
バトルアスリーテス大運動会 ReSTART!(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★☆☆ 2.6 (52)
146人が棚に入れました
宇宙からの侵略者・ネリリ星人を退けた人類は、太陽系全域にまで居住区を広げ、その繁栄を謳歌していた。その100年後──人類が熱狂するのは、神(しん)・大運動会!大学衛星と呼ばれるスペースコロニーに、太陽系の各地から少女たちが集結。宇宙一の座をかけて、様々なスポーツで激闘を繰り広げるのだ。最後に勝ち残った者は宇宙撫子(コスモビューティー)と呼ばれ、太陽系の女王の座に就くことができる。地球の少女・明星(あけほし)かなたは、幼い頃に交わしたある約束を果たすため、宇宙撫子を目指す。南極訓練校での予選を見事に勝ち抜き、大学衛星にやって来たかなた。そこで、かつて約束を交わした少女と再会を果たす。勇気と希望と誇りをかけた、少女たちの熱いスポーツバトルが幕を開ける!

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

走れ少女たち!

この作品は、1997年から1998年にかけてOVAやテレビアニメが放送されていたそうです。
今回の作品のタイトルが「ReSTART!」であるのも、きっと前作が影響しているのでしょうね。
あ、1997年から1998年ころの前作はOVA、テレビアニメ共に未視聴です。

まず、この作品の凄いのは声優さんの布陣です。
主人公の「明星 かなた」役にすみれちゃん、そして主人公と競い合うキャラを演じるのが、石川由依さん、とみたん、はやみん、あかりんって凄いですよね。

唯一知らなった南條ひかるさんは、この作品がテレビアニメのデビュー作だとか…
周りには旬な声優さんだらけの状況って、きっと緊張したでしょうね^^;


宇宙からの侵略者・ネリリ星人を退けた人類は、太陽系全域にまで居住区を広げ、
その繁栄を謳歌していた。

その100年後――

人類が熱狂するのは、神・大運動会!
大学衛星と呼ばれるスペースコロニーに、太陽系の各地から少女たちが集結。
宇宙一の座をかけて、様々なスポーツで激闘を繰り広げるのだ。

最後に勝ち残った者は「宇宙撫子(コスモビューティー)」と呼ばれ、
太陽系の女王の座に就くことができる。
地球の少女・明星かなたは、幼い頃に交わしたある約束を果たすため、宇宙撫子を目指す。

南極訓練校での予選を見事に勝ち抜き、大学衛星にやって来たかなた。
そこで、かつて約束を交わした少女と再会を果たす。

結城と希望と誇りをかけた、少女たちの熱いスポーツバトルが幕を上げる!


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

はて、ネリリ星人…?
と思ったら、前作の設定が踏襲されているみたいです。
何でも前作では「ネリリクイーン」なる者が登場し、スポーツ勝負による地球侵略を企んでいたそうですから…

きっと、前作を見ていたら縦横の繋がりを感じるんだろうなぁ…と思います。
だから、続きから見るのは勿体ないんですよね…

物語の方は、大運動会の裏で蠢く怪しげな組織が、何やら陰謀を企てているようなのですが、どうやら、この作品でも純粋にスポーツを追い求めていない輩が登場してきました。

スポーツと政治…とまでは言いませんが、スポーツと競技団体の癒着は何度かニュースでも話題になりましたし、今まさに巷を賑わせているオリンピックも、IOC収入の約7割を占めると言われているテレビ局への放送権料を巡る忖度が、オリンピックを決行させた理由などと取り上げられています。

人類にとってスポーツは、もう利権なしでは存在し得ないのでしょうか。
一番可哀そうなのは、目標を持ってトレーニングに励んできたアスリートの皆さんです。
競技自体、ましてや、選手には非は微塵も無いのにヤリ玉にあげられた結果、翻弄されますので…
もしかすると21世紀に入る前から蔓延していたのかもしれません。

この作品でもそんな輩が絡んでいなければ、競技の展開も結果も全然違うモノになっていたかもしれない。
この作品では、現実世界以上にアスリートは翻弄されていましたから…
そういうのが本当に残念で仕方ありません。

ですが、物語の展開としては王道だったのではないでしょうか。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、諏訪ななかさんによる「コバルトの鼓動」
エンディングテーマは、近藤玲奈さんによる「桜舞い散る夜に」

1クール全12話の物語でした。
声優さんの演技にだいぶ背中を押して貰った作品だったのではないでしょうか。
アニメーション制作は、「アニメーションスタジオ・セブン」さん。
ググってみると、これまで30分アニメを制作した実績は「王様ゲーム The Animation」と「京都寺町三条のホームズ」の2作だけのようでした。
幅広いジャンルの作品を手掛けているようですが、今後も実績を積んで日本のアニメ業界の底上げに寄与できる会社になってくれることを期待しています。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 9

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.1

競技は二の次?

全12話 前作未視聴

テレビ朝日ヌマニエーション枠で放送。この枠は結構変わった作品が多いので毎回楽しみに観ています。

前作が1997年放送ということですが、あまりキャラとの関係性とかはないようですね。

色々な星からこの大運動会に出場するために選ばれた者たち。

最優秀選手には宇宙撫子(コスモビューティー)という全人類・人類が住む星々に影響のある存在になるために様々な競技を行うお話です。

そのコスモビューティーの座を裏から狙う者たちの暗躍も描いています。

昭和風のキャラデザや作画を見てギャグ作品だと思って観てましたが、そんなことはほとんどなくシリアスな場面が多かったですね。

暗躍といっても直ぐにバレるようなことばかりしていますが、終盤までほとんど誰も気づかないというのはありえませんねw

競技より暗躍しているほうに焦点が当てられていますので、競技内容が頭に入ってきませんし、競技の印象が薄いです。

お話はきちんと終わっています。もう少し楽しい作品かと思っていましたが、ちょっと思っていたのとは違いましたね。

OPは諏訪ななかさん、EDは近藤玲奈さんが歌っています。

最後に、暗躍しているボスたち昭和風テイストで下品でしたね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 7

pikotan さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

旧作を冒涜するレベル

90年代に放送されていた、初代のバトルアスリーテス大運動会は毎週楽しく視聴していましたが、今回のReSTART!は全く面白くないです。
普通にスポーツとギャグのアニメで良かったのに、太陽系管理委員会の陰謀とか物語にとって邪魔でしかないと思うのですが、何でこんな要素加えたんでしょうか。
競技中に事件が起きて刑事が登場するとか、視聴者の気持ちが盛り下がるだけです。
もっと競技そのものに力を入れて欲しかったですね。

作画レベルも低いように感じましたが、敢えて昔のイメージを出したかったのか単に下手だったのか。
昔好きだった作品の続きが観られると期待していただけに、余計にガッカリ感が強いです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 5

53.9 286 2021年度アニメランキング286位
指先から本気の熱情2 恋人は消防士(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★☆☆ 2.6 (17)
63人が棚に入れました
互いへの想いを通じ合わせた涼と颯馬は、ついに恋人同士に。心もカラダもより深く繋がってラブラブな日々...と思いきや、涼の職場に元カレ・玲が現れて!? 3人の頭をよぎる、すれ違った学生時代の記憶。関わるまいとする涼だが、玲とチームを組むことになってしまい――
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

僧侶枠まさかの2期目

恋人は消防士の2期やるとはね。

物語を熱くするのは三角関係ですよ。
元彼vs今彼

{netabare}元彼はクズやでえ。高校生時代は好かれてたかもしらんけど、自ら振っておいて会社員になって少しチャンスさえあればお前を振り向かせられるとか、なんて傲慢なんだ。{/netabare}

今彼のほうが一見チャラいけど、一途な良い漢だった。
8話しかないから内容は濃くないけど、あり寄りのありなのでは?
メインは充実

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

52.7 287 2021年度アニメランキング287位
EX-ARM エクスアーム(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★☆☆ 2.3 (125)
328人が棚に入れました
2014年、機械嫌いの高校生・夏目アキラは自分を変えたいと思い一歩を踏み出す。が、突如とトラックにひかれてしまう──。そして2030年。東京港湾部、未知の兵器「EX-ARM」取引現場に潜入した警察・上園美波とアンドロイド・アルマのコンビを、「EX-ARM」No.08を装備した敵が襲う。彼女たちは起死回生を賭け、敵から奪った「EX-ARM」No.00を起動させるが……!?

声優・キャラクター
斉藤壮馬、小松未可子、鬼頭明里、浪川大輔、上坂すみれ、石川由依、八代拓、左座翔丸、小林ゆう、富田美憂、新井里美、遊佐浩二

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

激しく、作画が残念。(ストーリーはわりと面白いですよ!)

== [下記は第1話視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり。] ==
事前情報無しで第1話を観ました。

ストーリー初見ですが、サイバーパンク+オカルト風味(?)みたいな感じのお話のようです。オカルト風味は勘違いかもしれませんが。

主人公が事故で長らく眠ってる間に世の中が激変していて、目覚めるとEX-ARMと呼ばれるサイバノイド的なのが裏社会に跋扈するようになり、警察組織もそれに対応するような世の中になっていたみたいな感じのお話のようです。

ストーリーはそんなに悪くはなさそうなのですが、3DCGのキャラクターのモデリングが雑で、かつ中割りとかがおかしいんだと思いますけど動きがとても不自然で、それが気になって仕方がありません。

ED主題歌の背景とかエンドカードを見る限りは元の原作のキャラクターデザインはけっこう良さげなので、これは作画的に外れなアニメ化だなと思いました。

他の要素は今のところは悪くないので、とてももったいない気がします。
== [第1話視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==

2021.2.2追記:
第4話まで視聴終了。とりあえずオカルト風味はなしの方向のようです。

え、横須賀って租界になってんの(笑)?

と日本の凋落ぶりを3、4話の前後編で見せつつ、搭乗型ロボット vs アンドロイド(いや、この場合はサイボーグか?)対決というなかなかに魅せる戦闘シーン。全体的に残念な本作の作画の中では、一応頑張って作ったのがわかるちょっとだけマシなクオリティの作画でした。

エルミラの行動規範が「善悪の判断」じゃなくて「主人であるモラウへの忠誠」という辺りがメイドロボの鑑ですぜ!

余談: もうアキラくんが過負荷で熱くなるのはわかっているんだからいいかげん室温で放熱するんじゃなくて、ちゃんとした冷却装置を外付けしてあげて…(笑)。

2021.3.29追記:
最終話まで視聴終了。最後にアキラくんがやったことを考えるとCパートでの日本のダメージ無さ過ぎとかみんなどうやって助かったとか思わないでもないですが、そんなことよりもひたすらに作画面がアウトでした。

キャラクターの表情から何の情報も得られません。ひたすらに作画が残念至極(笑)!

投稿 : 2024/05/11
♥ : 33

ninin さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

ジャンプ格差(酷評注意)

原作未読 全12話

交通事故にあった主人公は、目が醒めるとEX-ARMという様々な能力を司る兵器とされました。他にもあるEX-ARMを使って悪事を働く犯罪組織に対抗する警察内組織EX-ARM対策室と対策室に協力することになった主人公とが戦いを描く作品です。

物語は最後まで描かれていました。(原作未読なので分かりませんが、かなりのハイペースだったようですね)

お話は面白そうでした。

ですが、作画が圧倒的にクオリティが低かったです。一昔前の3DCGを観ているようでした。

特に顔の表情にあまり変化がないので、全く感情移入ができません。

3Dと2Dキャラが一つの画面に収まっていたのも違和感がありました。

緊迫感のあるシーンも台無しです。ちょっと笑ってしまいました。

アイキャッチが原作絵だったので、さらに本編の同キャラとのギャップがありました。

よくこれで集英社がOKしましたね。

完走した方も少ないと思いますが、私はネタとして観ていました。最後まで作画は1話のままでしたね。

それでも声優さんは頑張っていました。

オススメはしませんが、1話観て判断されるといいかもしれません。

OPはAIRFLIPさん、EDはDizzy Sunfistさんが歌っています。

最後に、ジャンプ作品でアニメ化して恵まれている作品と恵まれない作品の差が大きいのはなぜでしょうね。
先日終わった「約束のネバーランド」も2期は酷かったですし、色々な事情があるとは思いますが、原作者・原作ファンの方々の気持ちを是非考えてアニメ化してほしいですね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 18

scandalsho さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

集英社は制作会社を訴えるべきでは!?

原作未読。最終話まで視聴。

別に全編CGの作品を否定するつもりはありません。
過去に、全編CGの作品でも高評価を得ている作品だっていくつもあります。
私も「けもフレ」とか「宝石の国」とか大好物ですし・・・。

それにしても、この作品のCGはひどすぎる。
物語は面白そうなのに、CGが酷過ぎて純粋に楽しめない。
評価が難しい。

物語良し、声優良し、音楽良しなのに、作画が最低評価。
結果、☆の評価の平均値はさほど悪くないけど、実はひどい出来の作品と言う矛盾が生じてしまう。

だけど、あにこれの評価ではこうなっちゃうんですよね(笑)。
真面目に評価すると、ね。
オール1.0で評価する方法も悪くはないと思うけど、私はそうしない方針なので(笑)。

どちらにしても、人気作を台無しにされた集英社は、制作会社を訴えても良いレベルの駄作です。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 17

49.5 288 2021年度アニメランキング288位
異世界の門(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★☆☆ 2.2 (10)
42人が棚に入れました
異世界の門~紡がれた絆と共鳴する生命(いのち)~
ピクチャーアニメ―ション第一期

大重 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.1

すごいものを見た。負の方向に。

あ、本作は糞アニメ、ネタアニメ好きさんにはおすすめです。
話のネタになる酷さです。

しかし、普通に批判していいものなのでしょうか?
素人さんが個人で作った作品を、貯金をはたいてTVで放送したなら、まあ頑張りましたね、と生暖かく見る気持ちはあります。

なので悩ましくて色々調べてみましたが…さっぱりわからない。
公式ページはtwitterくらいしか出てこないし、本当にもう、一体何なの? どこの誰が、何の目的で作ったの…?

わからないけれど、一応ある程度の集団で作っているらしいし、TVで放送したからには身内以外に見られる覚悟もしているはず。容赦なく行きます。

本作はピクチャーアニメーションを自称しているようです。
ゲームのアドベンチャーパートのような、キャラの立ち絵が表示され、それに声をあてる形式。

口パクもなく、正直これをアニメと呼んで良いのか…。要するには、ノベルゲームのオートモードです。
ただまあ、素人がアニメを作るのに、一番簡単な方法はこれだと思うので…。まあ、この方式については一応有りとします。
実際エロゲーやギャルゲーは、この形式で数々の面白い、感動的な作品を作り上げてきたわけで。

さて、キャラの立ち絵の品質の方は、まあそれなり。
プロとして上手いとは言い難いものの、アマチュアとしてはまずまずで、ヒロインの絵は可愛らしいです。
しかし男の絵などは、かなり微妙です。腕の太さが左右違っていたり…。
複数人で描いているから実力にばらつきがあるんでしょうか。それとも女は描けるけど男は描けない人なのか。
でもまあ昔のエロゲーにはこんなのもあったよな…、と、懐かしい気持ちになったので、まあギリ許す。

じゃあ何がそんなに酷いかというと、まずは声ですね。

…完全に素人ですね。大変に聞き苦しい。
せっかくTVで放送する機会なんだし、新人声優でも良いから雇いましょうよ…。
それとも、こんなレベルの新人声優が居るのでしょうか?
残念ですが、本作に登場した方が新人声優なら、よほど鍛え直さないと今後まともなアニメに出られるとは思えません。
いや、素人ですよね? 制作スタッフが声を当てているだけですよね? そうであって欲しい。

テレビで放送する金を使うなら、声優をケチる意味がわからないです。
声優を当てて、ニコ動やらYoutubeで流した方が良いのでは…。
それとも千葉テレビの放送料は、声優代より安いのでしょうか。

と思ってちょっと調べてみました。福島テレビは、深夜は30分28万円からなんですね。意外と安い。
千葉テレビは首都圏だし、もっと高いかと思いますが… そんだけ出してるなら、もうちょっと頑張って声優呼んだ方が…。


で、最後は内容。
…典型的な、中二病黒歴史ノート。

いやー、ここまであからさまな、もうこの手の設定は何百万回も見た、と言いたくなるような、ひねりも何にも無い中二病黒歴史ノートを公開するのって、逆に珍しいのでは。
ま、こういう中二病スピリッツを持っている所は嫌いじゃないです。

中二病の何が悪いのか…。結局の所、面白くない、格好良くない、という所に尽きるのでしょうね。
面白かったり格好良かったりすれば、良いんですよ。
「これがモノを殺すということだ」とか「生きているなら神様だって殺す」とか、一部に偏りましたが、格好良ければそれで良いんです。

それが、ゲートキーパーって格好いいですかね。門を守るならせめてそれを生かした特殊能力を持っているとか…。
何か珍しかったり独特な個性でもあれば、認めるのですが。
ところが、面白くも珍しくもない設定をぐだぐだ…。

こういう設定は聞いても、上滑りして頭に入ってきません。
そして、実際頭に入れる必要も無いでしょう。
だって結局、剣と魔法でバトルするだけなんでしょ? 何の必要もない情報でしか無い。

こういう虚無な作品というのは、擁護のしようもないです。
そりゃ、中二病黒歴史ノートを公開するのって、きっと製作者からすると楽しいことなのでは無いでしょうか。
でも視聴者が見て面白いかって視点、ありますかね?

で、内容が酷いのに輪をかけて、演出も酷いです。
ダサくて芋っぽい。ひどい内容をさらに滑稽に見苦しくしています。
酷い内容を酷い演出でより酷く。凄い相乗効果ですね。

さて、ここまで驚くほど質が低いと、逆に見る価値があるのでは? という錯覚すら覚えます。
面白いのに見れないアニメは他に山ほどあって、時間の無駄なのは百も承知で、ちょっと時間を無駄にしてみようかな。

そう思うくらい突き抜けた、衝撃的な酷さでした。

4話まで視聴
いやまあ、あまりの酷さに、頑張って見てしまいました。
悪い部分のオンパレードでいい部分が一つもない、圧倒的な駄作っぷりはすごいと言えばすごい。
しかし、良い作品は良かった以外語ることがない、悪かった作品はどこが悪かったか語りたくなるのでつい文章が長くなる傾向はあるのですが、悪い部分しかないと逆にどこをどう語っていいかわからなくなるということがわかりました。
というわけで、大変悩ましいのですが…。

とにかく演出的な部分が酷かったと思います。
本作はゲーム的な立ち絵が表示される仕組みなのですが、ゲームによくある地の文が無いのですね。こういう形式の場合セリフで何が起きたか話さなきゃいけなくて、くどい不自然な文章になりやすく、他のゲームでも難儀している所です。
ところが本作は地の文が無いことに対する配慮がなにもないので、情景がさっぱりわからない。
いや剣で戦ってるとかその程度はわかりますが、キンキン滑稽な描写にしかならないわけですね。
いやそもそも滑稽じゃない部分が無いのですが…。そもそもつまらない、クオリティが低いだけじゃなくて、他人が見てわかりやすいかという配慮が一切無い方が問題かなーと思いました。
まあそもそも何もかもレベルが低すぎて論外なのですが。
セリフとセリフの合間の不自然な間があって立ち絵がしばらく表示されたままになるところとか…。

本作のクオリティがどれくらいだったら許せるか考えたのですが、『高校の文化祭のクラスの出し物で出した映像作品』という形式だったら、まあ妥当かなと。
映像系、ゲーム系部活やサークルの作品なら、もうちょっと頑張った方が良いと思います。
続編鋭意製作中とか… まだ作るんだ…。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

計測不能 289 2021年度アニメランキング289位
ガンダムブレイカー バトローグ(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (5)
55人が棚に入れました
2つの世界が交わる時新たな物語が今、始まる熱い攻防が繰り広げられるガンプラバトル全米選手権の決勝戦。そこには、とあるファイターの姿があった。その数か月後、彩渡商店街で新たなガンプラを組むサツキノ・ミサは、いつもより不機嫌な様子。ミサはやり場のない怒りをぶつけるように、完成したガンプラをバトルシミュレーターにセットしバトルに興じるも、突如ガンプラが拘束されてしまう。一大イベントであるGBフェスタを目前にして、ガンプラファイター達の運命は風雲急を告げる。

計測不能 289 2021年度アニメランキング289位
劇場版 美少女戦士セーラームーンEternal<前編>(アニメ映画)

2021年1月8日
★★★★☆ 3.6 (9)
54人が棚に入れました
本作で描かれるのは、原作の4期にあたる≪デッド・ムーン編≫。
ちびうさとエリオスの淡い恋とセーラー戦士たちの成長が描かれる、原作の中でも屈指の人気エピソードを映画化。「どんな時でも絶対にあきらめない心」「仲間を信じ、守り抜く強さ」そして「恋のときめき」が、スクリーンに鮮やかによみがえり、再び世界中を夢中にさせること間違いありません!

声優・キャラクター
三石琴乃、金元寿子、佐藤利奈、小清水亜美、伊藤静、福圓美里、野島健児、松岡禎丞
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

セーラー服美少女戦士の夢を取り戻す劇場版

原作少女漫画の「デッド・ムーン編」を描いた
『~Crystal』シリーズの第4期劇場版・前編。

(原作は恐らく未読。90年代TVアニメ版の『~SuperS』や『~スターズ』も多分観てないはず。
尚、webアニメ版『~Crystal』は1期3話でリタイア)

【物語 3.5点】
内部太陽系戦士5人+ちびうさが自身の夢と向き合う葛藤をすし詰め。

サターンら外部太陽系戦士4人も絡んで来るが、活躍は後編に回し、
前編ではムーン&ちびうさ、マーキュリー、マーズ、ジュピター、ヴィーナスのエピソードに絞る。
悪夢をエネルギー源に、地球と月の支配を目論む「デッド・ムーン・サーカス」の構成員をぶつけ、
自分を見失わせる精神攻撃等に曝すことにより、
戦士としての運命、乙女としての生き方を改めて問い直し、成長の糧となるオムニバス風。

90年代TVアニメ版に見られたコミカル脱線は最小限、
シリアス重視で尺を削る『~Crystal』シリーズの構成下でも、80分はやや窮屈。

ジックリ心情を表情、仕草等で表現するだけの間は取りきれず、
心の声含めて概ねキャラに語らせる。
浅いと言えば浅いが、分かりやすく明快。
これなら女児でも理解可能。(但し、私の回、子供いませんでしたがw)


このペースでも楽しめたと言うことは、
私と4期より参加の筆安 一幸氏の脚本とはリズムが合うのでしょうか。


【作画 3.5点】
より90年代TVアニメ版に傾斜。

『~Crystal』初期は原作少女漫画寄りのデザインだったが、
本作では“無印”~劇場版『~R』までのキャラデザも担当した只野 和子氏が参加。

私にとっては一番馴染みが深い絵柄に近かったのも劇場鑑賞の決め手に。

変身シーンも1期では悪い意味でCGが目立っていたが、
4期までに変身バンクも手描き寄りとなり、
前編では内部惑星戦士5人+ちびうさの変身&必殺技+決め台詞が
スクリーンに乱舞し華やか♪


あと、背景美術による、
東京のシンボルは、あくまでも東京タワーという点に、
セーラー服の時代の主張を感じますw


【キャラ 4.0点】
敵「デッド・ムーン・サーカス」

その尖兵たるアマゾネス・カルテット。
ヘソ出しに加え、90年代は自主規制された生脚も解禁した、
魅惑のロリ・サーカス団が前編の悪だくみの主軸。
特にパラパラちゃんは言動が子供っぽく危なっかしいが、
窮地に陥ると部下残してトンズラする辺り、キチンと幹部やれてますw

がっちりパターン化された敵に煽られ、
セーラー戦士5人+ちびうさのキャラ再確立も順調。

うさぎ、衛、ちびうさの前世&未来絡みの特殊な関係故、
距離を詰め切れないモヤモヤには、
キーとなるペガサスのエリオスが“乙女捜し”にやって来て、
レディーの純情をさらに掻き乱す。

世界の一大事と乙女心の均衡は健在。


【声優 4.0点】
初代から継続のセーラームーン役・三石 琴乃さん以外の主要戦士に
豪華声優陣を新規起用している『~Crystal』シリーズ。

本作で対峙するアマゾネス・カルテット役にも、
諸星 すみれさん、高橋 李依さんらを配役し対抗。

さらに力が入っているのが~カルテットの手駒であるアマゾネス・トリオ。
日野 聡さん、富永 利行さん、蒼井 翔太さんの強力男性声優トリオが、
何故かオネエ風ボイスでセーラー戦士の乙女心にズカズカと上がり込むw

ペガサス・エリオス役には松岡 禎丞さん。
ごく自然に、{netabare}ちびうさの唇を奪う{/netabare}イケメン無罪ぶり?
で衛役の野島 健児さん等との共演でも引けを取りません。


意外性はラスボス・女王ネヘレニア役の菜々緒さんとジルコニア役の渡辺 直美さん。
そんなキャストで、この敵組織は大丈夫か?
と懸念しましたが、中々、個性的なボイスで悪の存在感を示し、野望を後編に繋ぐ。


【音楽 3.5点】
劇伴担当は高梨 康治氏。本シリーズや『プリキュア』で培われて来た
シンフォニック・ロックによる変身、バトル演出は盤石。

主題歌は、ももいろクローバーZの「月色Chainon」を内部惑星戦士5人と共に歌唱。
ももクロは1期OP「MOON PRIDE」以来の参戦だが、
今回は打って変わってシットリとしたヒロインソングで、総勢9人による合唱にも適した構成。

EDは「私たちになりたくて」
作詞・秋元 康氏。藤谷 美和子さん歌唱の『SuperS』のEDテーマを、
かつて『~R』のEDも担当した石田 燿子さんがカバー。
“リトルレディー”の秘めた恋心を描いた良作ラブバラード。


【感想】
変身ヒロインも高校に上がると、夢見るばかりの少女じゃいられない。
目標に向け具体的に行動するのか、自分の可能性に見切りを付けて、自己嫌悪の悪夢に堕ちるのか。
そろそろリアルが夢を問い質し始める時期。
大体、正義の味方なんてやってる場合なのか?

こうした高校生変身ヒロインの難解さへの挑戦も感じたエピソードでした。

この観点から本作の個人的MVPにはセーラージュピター/木野まことを推したいです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 15
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

スーパーセーラー戦士とやっぱり決め台詞

 TV放送された「美少女戦士セーラームーンCrystal」のすぐ続きです。Crystalで、うさぎとちびうさ、衛が日食を見ようとすると鈴の音が聞こえたシーンがその後どうなったかが、分かるです。
 助けを呼ぶ声、怪しい船の出現からが物語を進むのです。ちびうさの行動をきっかけに、わかりやすい怪しい新たな敵による動きから戦い始まる、セーラー戦士のお話だったです。

 助けを呼ぶ声の正体は、何なのか?、わかりやすい敵の目的は?だったです。
{netabare} 「デッド・ムーンサーカス団」と宣伝し、居場所を教えてるようなところが、受けるです。
 また「乙女よ」と恥ずかしくなく語らうペガサスが、正体を見せちびうさ相手に大胆なことをするのも、ビックリです。「乙女よ」と反応するお二人も自意識あるなぁと思ったです。

 動物や芸人少女、オカマ達が、襲ってくるです。セーラー戦士一人一人、敵の心の隙間を突く罠にハメられるです。{/netabare}自らの使命に向き合ったとき、何が起こるのか?注目です。
 あと、序盤のうさぎとちびうさの変化も見所です。衛に体調の異変は、何を示すのか?明らかになるです。

 良いところで、終わってしまったです。後編の予告{netabare} もあり次回は、残りのスーパーセーラー戦士出演、明らかになる{/netabare}です。
 進行が順を追ったようで、やや単調ながらもCrystalより作画が洗練され、変身シーンも綺麗で良くなっていたのは、goodです。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

計測不能 289 2021年度アニメランキング289位
劇場版『Gのレコンギスタ III』「宇宙からの遺産」(アニメ映画)

2021年7月22日
★★★★☆ 4.0 (9)
53人が棚に入れました
突如、ザンクト・ポルトにいるアメリア軍の航宙艦が攻撃を受けた。スペースコロニー国家トワサンガが、地球への帰還を目指す「レコンギスタ」作戦を開始したためだった。ザンクト・ポルトには地球内外の4勢力が集結、それぞれが権利を主張して意見を戦わせる中、アイーダは真実を求め、ベルリや仲間とトワサンガを目指すことを決意する。そして月の裏側にあるトワサンガで、ベルリとアイーダに衝撃の事実が明かされる……。

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

放映時の知識があってもやっぱり分かりづらかった

Gのレコンギスタ劇場版第3部。
メガファウナとキャピタルの軍勢は、いよいよ戦局を宇宙に移します。

月からの脅威を感じていたアメリア軍は、それに対抗するため宇宙に上がる。
ただし、アメリアは軍勢を迎え撃つ目的のみではなく、その裏には考えがあり、それを見透かしていたマスクやアーミーもまた企みを持って宇宙へ。
メガファウナの海賊たちとアメリア、キャピタル・アーミー、キャピタル・ガード、この4つの組織間と個人個人間の関係、謀略が絡み合ってドロドロしているところに、トワサンガのドレット艦隊が参戦。
さらにラライヤの正体、アイーダとベルリがG-セルフを機動できた理由と二人の関係が明かされる回となっています。

放映時はだいたいこのあたりから本格的にわけがわからなくなったところで、ぶっちゃけたところ、劇場版もそれほどかわりなかったように思いました。
セリフ周りはわかりやすくなったようですが、それでも放映時の事前知識が無いと追いかけられていなかったと思います。
というか、放映時の知識があってもやっぱり分かりづらかったです。
なぜドレット艦隊が、アメリアや海賊部隊はまだしもキャピタルを攻撃するのかがわからない。
そもそもマスクが悪いというのはわかるのですが、そこからキャピタルとアメリアが手を組む流れになるのはもっとわからないです。
第1部、第2部の感想で、劇場版は放映版より格段にわかりやすいということを書きましたが、嘘でした。
第3部になっていつものGレコに戻るので、第3部でやっぱり挫折する方は挫折する気がします。

また、Gレコといえば、本編以上にエンディングの『Gの閃光』が評判でしたが、第2部、第3部ではエンディングが変わってしまったのも残念です。
本編では対立している登場キャラが一緒に腕を組んでいるエンディングムービーのファンは多かったですが、劇場版は没個性なエンディングになってしまっています。
4部では本編からの改変が多くなるという話を聞くので、どう変わるのか、楽しみであり不安でもあるような気がしますね。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 1

計測不能 289 2021年度アニメランキング289位
名探偵コナン 警察学校編 Wild Police Story(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★★ 4.4 (3)
44人が棚に入れました
夜の警視庁警察学校。桜が舞い散る中、敷地内では降谷零と松田陣平が殴り合う音が響いていた。松田は警察学校にいるにもかかわらず「どうしても警察官になりたい」という降谷が気に入らないという。二人の争いは一歩も引かずに続いた。夜中の2時、諸伏景光が悪夢で飛び起きると、ドアをノックする音がする。そこには傷だらけの降谷の姿があった。降谷の様子を見ていた諸伏は「その相手とは仲良くやっていけそうか?」と質問するのだった。朝礼の際、傷だらけになっている降谷と松田の横には、同期の諸伏、萩原研二、伊達航が並んでいた。初任科鬼塚教場教官・鬼塚八蔵は、二人の傷の理由を問うが伊達が機転を利かせて嘘を付く。警察が嫌いだという割に、警察官の心得についてはしっかりと答えることができる松田の姿に疑問を持った降谷は、彼の過去について調べ始める。

計測不能 289 2021年度アニメランキング289位
劇場版 美少女戦士セーラームーンEternal<後編>(アニメ映画)

2021年2月11日
★★★★☆ 3.6 (7)
43人が棚に入れました
詳細不明

声優・キャラクター
三石琴乃、金元寿子、佐藤利奈、小清水亜美、伊藤静、福圓美里、野島健児、松岡禎丞
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

This is COOL ♄ SAILOR SATURN

【物語 3.0点】
本編前の前編ダイジェスト挿入は親切心だけじゃない。
冒頭いきなり外部惑星戦士4人の日常から概況を捉え直す視点移動→参戦。
セーラー10戦士集結の流れをスムーズにするための振り返りでもある。

外部惑星戦士の新たな“家族”の半年は駆け足。
そのまま80分の尺の多くを決め台詞や必殺技、
スーパーだの、エターナルだの、能力インフレに費やす、お祭りバトルモードへ。

前編では、心情説明がすし詰めになり、登場人物の独白等でカバーしたが、
後編では、状況説明まで各キャラが担う。

シナリオに前世の因果も絡むため、回想含めて超常現象も多発。
背景を押さえて整理しないと混乱するかも。


そんな中、{netabare}「誰でも皆、胸の中に星を持っている」{/netabare}
というムーンの一言にテーマは集約。
ただ後編は口上で結論を叩き付ける場であり、
テーマの深い理解のためには、日常における人間の光と闇を掘り下げた前編の記憶が必須。
前編で温めたハートが冷めない内に、後編に突入するのが吉。


【作画 4.0点】
キャラデザ・只野 和子氏。顔面だけでなくボディの描き分けも繊細。
かつて担当した『無印』『~R』では、
セーラー戦士も女子中学生ばかりだったが、
本作では、うさぎたちは高校1年生に。他に高2や両性や女子大生。
さらには、劇中、赤子から急成長する土萠ほたる/セーラーサターンがいる。

公開前、話題になって驚きましたが、
サターンの変身シーンはアニメでは本作が初披露だそうで。
(一応、セガサターン版のゲームのおまけで簡単な変身ムービーはあったらしい。
レビュタイはサターンのハードが透けていた頃のキャッチコピーから拝借しましたw)

各々のカラーで透き通るような戦士たちの多彩で美しいボディーが踊る変身&バトルシーン。
堪能しましょう。

尚、本作の活躍度はムーン、ちびうさがトップで、
サターンはその次くらいなので過度な期待は禁物。


背景美術は鏡や万華鏡の中に閉じ込められたような幻想的なバトル空間等が、
ファンタジー色を強めるムードを盛り上げる。


【キャラ 4.0点】
主役のエターナルセーラームーン/月野うさぎ/プリンセス・セレニティ/
など因果を重ね過ぎてキャスト欄が凄いことになっているキャラが3名程w


序盤、ほたるがプレイしていた太陽系誕生シミュレーション。
月の誕生について現在では有力とは言えない、月が外部から飛来した捕獲説を採用。
セーラー戦士たちが地球人とは異なり、外からやって来て転生を重ねた存在だと再認識。
(プルート/冥王星の準惑星降格?認められないわw)

地球など、エナジーだの悪夢だのを収穫したらポイする。
それが“異星人”としては我欲に忠実な無難な惑星利用法なのかもしれない。
その角度から見るとセーラー戦士VSデッド・ムーンも勧善懲悪とは言い切れない。
女王ネヘレニア討伐も邪念に塗れた呪いからの救済の性格も色濃くなって来る。

その上で、噛み締めるムーンの{netabare}「この星を守る。それはいつだって、私達のリアル」{/netabare}との台詞。
ありがとうウルトラマン。ありがとうセーラ戦士たち。
といった感謝も入り混じってグッと来ます♪


【声優 3.5点】
女王ネヘレニア役の菜々緒さん。幹部ジルコニア役の渡辺 直美さん。
前編ではゲストながら面白い声かもと擁護しましたが、スイマセン掌返しますw
本格的に戦士たちを煽る後編。状況説明含めて、声の力に依拠する構成では、
断末魔ボイスも含めて、敵役に、このお二方では荷が重すぎました。

反面、セーラーサターン役の藤井 ゆきよさん等、声優陣は盤石。
破滅の一言に触れるだけで因果を感じさせる憂いを含んだ好演。ゆきよさん流石です。


あと、アマゾネス・カルテット役の原 優子さん、上田 麗奈さん、諸星 すみれさん、高橋 李依さん。
{netabare}セーラー戦士就任おめでとうございます♪
但し髪型はアマゾンスタイル?の奇抜ヘアーのままですがw{/netabare}


【音楽 4.0点】
旧作TVアニメのBGMも凡百の変身ヒロイン音楽とは異なる領域に確立されていましたが、
『~Crystal』シリーズの劇伴もここに来て大成した感。

序盤、よりハードロック寄りにアレンジしたシンフォニックロックが炸裂する、
外部惑星戦士の参戦→変身→必殺で流れるBGM群の興奮度が凄い。
作曲・高梨 康治氏ご本人も「完成した!」との手応えを口にされていますが伊達じゃありません。


ロック調の流れで、クライマックスではセーラー10戦士が「Moon Effect」を大合唱して
パワーをエターナルに集中♪

主題歌「月色Chaion」に続く後編EDは、{netabare}「“らしく”いきましょ」
TVアニメ版『~SuperS』後期EDをミュージカル版でムーン役も務めたANZAさんがカバー。
壮大な激戦の後にしては、やや変化球な一曲だが、
来るエリオスとの再会にも備えて、女を磨くことも戦いとの決意を受けた上なら納得の締め。{/netabare}


【感想】
『~Crystal』シリーズは1期3話で挫折している私……。
企画当初のこれはTVアニメ版のリメイクじゃない新シリーズ。
原作少女漫画再現を意識した妙にツッパった主張。

『セラムン』と言えば初期のTVアニメ版が馴染み深い私にとっては
折り合いが悪く、離れていましたが、
本劇場版PVのキャラデザ等で、角が取れた部分を感じ取り、
途中乗車しましたが正解でした。

後から調べると、シリーズも3期の時点でだいぶ作画等にクセが無くなってる感。
私もほたるちゃん目当てで、見直してみようかなw

投稿 : 2024/05/11
♥ : 11
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

スーパーの次は、エターナル

 Eternal前編の続きとなるお話で、お決まりなセーラー戦士集合、デッド・ムーンとの決着をつけるお話だったです。

 サラッと前編のおさらいから、Crystal後のはるか、みちる、せつな、ほたるの回想だったです。またほたるの覚醒より、元の力を取り戻した彼女たちが、続きにいきなり現れ合流するです。

 敵を追いながらエリオスも絡み話は進み、幻の銀水晶やらゴールデンクリスタルがでてきて、敵の変な婆さんやいかにも悪そうな親玉女性と対峙していくです。
 敵の親玉の陰謀然りな感じです。
 ピンチからの展開もどこかもはやわざとらしく見えるようになり、いちいち奇跡が起きて何でもありなのかなぁな印象です。
{netabare}  敵の前編から出ていた誰かさんたちも実は?だったりしたです。

 めでたく終わらなければ話にならないけど、これってまだつづくのだったです。{/netabare}

投稿 : 2024/05/11
♥ : 4

計測不能 289 2021年度アニメランキング289位
劇場版『BanG Dream! FILM LIVE 2nd Stage』(アニメ映画)

2021年8月20日
★★★★★ 4.3 (8)
42人が棚に入れました
バンドリ!劇場ライブアニメーション「BanG Dream! FILM LIVE 2nd Stage」開催決定!「Poppin’Party」「Afterglow」「Pastel*Palettes」「Roselia」「ハロー、ハッピーワールド!」のおなじみのバンドメンバーに加えて幻想的な世界を奏でる「Morfonica」最強を掲げるロックバンド「RAISE A SUILEN」も出演決定!7つのバンドが目指す、「2nd Stage(次のステージ)」は……?

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

実際にこんなライブがあったら楽し〜

 「ぽぴぱー ぴぽはー ぽぴぱぱぴぽぱー」から始まる凄い会場のライブだったです。この言葉も始めて聞いたときは、訳わからなかったけど、今では普通になっているです。

 Morfonica参戦で、PVとは違ったMorfonicaを見れて盛り上がりを見せたです。
 アニメ放送で聞いた曲も少しあったけど今回は前回と違うような雰囲気と盛り上がりが良かったです。

 驚きのステージ演出が、今回はかなり冴え渡っていてよかったです。
 やっぱりポピパなライブだったけど、どのバンドも良さが出ていたです。

 なんと行ってもアンコールが、今までになく新鮮な曲とさんバンドのクロスライブで良かったでした。

投稿 : 2024/05/11
♥ : 5

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

映像史に残る最高のライブ体験映画!もうツッコませないし比較もさせない!!総勢7バンド35人3パターン上映のメガマックスフィルムライブ!!!

出演声優が実際にバンド活動したり、逆にバンドマンが声優になったりする事でお馴染みのメディアミックスシリーズ『バンドリ』の劇場版第4作
2019年にも『FILM LIVE』を名乗る劇場版がありましたがソレと同じく全篇84分がライブシークエンスとその間のMCのみで構成された仮想ライブ体験作品です
つまりストーリーと呼べるものがほぼ存在しないので全く予備知識を持たず、ロックバンドやアイドル声優のライブを2000円払って観に行く、ぐらいの気持ちで観て頂ければと思います


2019年版の時点では5バンド25人だったキャラも、テレビアニメ第3期とその後のゲーム等での展開を経て7バンド35人に増量しました
特に新規参戦となるトランスメタル系バンドの「RAISE A SUILEN」とメンバーにヴァイオリニストがいる「Morfonica」は本作が本格的なアニメ化のお披露目となります


まず前作の『FILM LIVE』がテレビアニメシリーズの合間を縫うようにブシロード木谷会長とサンジゲン松浦社長の間で【思い付き】的に交わされた突発企画だったので、さほど制作時間を掛けられず“実質3ヶ月”の制作期間で完成された完全新作映画だったわけです


そこから新たにたっぷりと時間を掛けて作られた本作
ただでさえリアル寄りだった『バンドリ』のライブシークエンスが遂に究極の域に到達したと感じます!


まずステージ上の小物の再現度が異常なまでに高いです
アンプやエフェクターはもちろんの事、よぉ~く観るとボーカルが歌詞をカンニングする為のモニターや曲間に飲む水を置くボックスまであります
ステージ奥の巨大液晶モニターに映し出される映像は、ステージ上で実際に演奏するキャラとほんの少しだけタイムラグがあったり、照明を際立たせる為にほんの少しだけ焚かれたスモークが薄っすらと宙を漂っている様子も細かく再現されているのです


そして前作ではほぼワンパターンな動きの繰り返しだった観客が振るペンライトの動きも「ライブ慣れしたサンジゲン社員」がモーションアクターとなって完璧に再現
いわゆる“よく統制されたヲタク”の中に鑑賞者を誘うわけです


その一方で、ライブ会場となっているのはサッカースタジアム級の奥行きと縦に伸ばしまくった幕張メッセの様な5階席まであるという高さが組み合わさった、現実には到底ありえないメガアリーナ
そこを埋める満員のバンドリーマーという現実ならばギネス記録にも挑めるクラスのその圧巻の映像だけでも十分観応えのある光景となっているのも面白い
彼女らはポール・マッカートニーか、はたまたU2なのか?
もはやここまでライブシークエンスにこだわったアニメは史上かつて無いと言っても過言ではない筈です


そして今作の目玉とされているのが一部楽曲が実際のライブで披露された音源を素材にして5.1chにミックスして劇中で使用されているという事です
前作ではあくまでレコーディングされたステレオ音源を5.1ch化したものでしたが、今回はまた少し味わいが違います
単純にライブ音源を素材として使う、といっても実際は雑音やら環境音やらサラウンド化には不要な音が混ざってしまっている
コレを精査する作業がめちゃくちゃ大変だったはずなので、音響の飯田里樹監督の苦労は人一倍だったはずです
また、実際のライブのPAではライブの序盤と終盤で音量を変える、という演出が入っているそうで、その様な実際のライブの演出も本作の中では再現しているそうです
しかしながらこの音に対するコダワリは鑑賞する劇場の設備や調整具合に左右されてしまう部分がとても大きいのもまた事実です
この機会に是非お近くで音響に定評のある映画館があるかお探しになってみては如何でしょうか


ちなみに先日、渋谷O-EASTで何故かライブハウスで本作を観る、という謎の誰得イベントがあったので参加してきましたが、アレはアレで貴重な体験になったと思っていますw


それとエンドロールが終わっても席を立つのは早計です
ライブといえばアンコール!なのですが本作は贅沢にも3パターンのアンコールが存在しており、それが週替わりに入れ替わるという仕様になっております
アンコールを事前確認する、というのもおかしな話ですが登壇するバンドメンバーも変わるのでやはり事前に確認しておくと良い思います
ちなみに、個人的なお気に入りは「競宴Red×Violet」ですw


さて前作のレビュを書いた時、特に取り上げて書きましたが本作もありがたい事に応援上映が実施されました
と、言っても昨今のファッキンコロナの事情を鑑みて“発声”は禁止されております
その為、ペンライトと拍手に集中する形での応援となります
応援上映を実際のライブのライブビューイングと同じと思っている方もまだまだいるらしいのでもう一度書きますが、応援上映とは【作品世界の人間になりきる】上映です
つまり観客に求められているのは“演技力”になります
応援上映を体験された事の無い方は是非一度、応援上映で作品世界のモブの一員に【なりきって】みて頂きたいと思います

投稿 : 2024/05/11
♥ : 2

計測不能 289 2021年度アニメランキング289位
カードファイト!! ヴァンガード overDress(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (9)
38人が棚に入れました
加賀国金澤市に住む少年、近導ユウユは15歳、中学三年生。ユウユは他人の心を察する力をもっているが、頼まれるとイヤとは言えない性格に悩んでいた。ある日、姉たちの趣味に付き合わされていたユウユだったが、耐えられなくなって家を飛び出してしまう。そんなユウユを救ったのは大倉メグミ。メグミはユウユを、仲間のたまり場だという夜の遊園地『ワンダヒル』に誘う。ユウユが招かれた遊園地に集うのはメグミや石亀ザクサ、瀬戸トマリたちが夜ごとヴァンガードに興じる「チームブラックアウト」のメンバーだった。そして今宵、チームの旗を賭けた真剣ファイトが行われる。ブラックアウトのリーダー、桃山ダンジと謎に包まれた強豪ファイター、江端トウヤ。見つめるユウユの前で、カードファイトはいつしかイメージの世界に浸食されてゆく。ユウユはこうしてヴァンガードに出会い、その魅力と今まで見たこともなかった世界、仲間たちに引き込まれていくのだった ── 。

声優・キャラクター
蒼井翔太、小野友樹、内田雄馬、進藤あまね、伊藤昌弘、遠野ひかる、森嶋秀太、中島由貴

計測不能 289 2021年度アニメランキング289位
異能のアイシス(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (4)
37人が棚に入れました
東京都ゲソ区にはとあるアプリが流行しつつあった超能力アプリ『AICisアイシス』。それは手にした人間に特別な力、『超能力』を与えるアプリ。力を手にした能力者は私利私欲を満たすため、次々と悪事に手を染めていくのであった━━これは超能力を専門に解決する『学生探偵』の物語。

声優・キャラクター
浅見春那、小笠原仁、都丸ちよ

計測不能 289 2021年度アニメランキング289位
RWBY Volume 6(OVA)

2021年9月29日
★★★★★ 4.4 (8)
36人が棚に入れました
信じて チームRWBYが一人っきりにはしないから 約束ね
光は悪を破壊するための手段だとは思わないことだ
光はレムナントの人々を守ってくれるのさ
それぞれの試練を乗り越え、再び集結したチームRWBY。
もう離れないと固く結束を誓い、ともに世界を危機から守るため、
新たな冒険の旅を続ける少女たちは、
偉大なる指導者の壮絶なる過去と、人類の運命を左右する衝撃的な事実を知る――。
累計30億viewを超える視聴者数を誇る、
世界中で大人気のCGアニメーションシリーズ第6弾!

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

Blake vs Adam!シリーズ6年に跨ぐ因縁についに1つの終止符が打たれる!!物語は次のステージへとRisingする!!!

2013年から続くアメリカ発の3DCG WEBアニメ『RWBY』
待望の日本語吹替版再始動3ヶ月連続リリースの第2弾
2018~19年に展開されたシリーズ第6期、本編198分です


ヘイヴンアカデミーでの激闘の末、知恵のレリックを回収する事が出来たチームRWBY
知恵のレリックに宿る魔神のジンは100年に一度、3つの質問に答えることが出来るという
呼び出されたジンは光の神と闇の神の伝説、四季の乙女の誕生、そしてオズピンとセイラムの因縁を語る・・・
セイラムの野望を阻む為に、次なる目的地をワイスの出身地でもある北の大地アトラスに定めた一行
その国境にある海岸の都市、アーガスを訪れたのだが国境を封鎖するアトラス軍の司令官、キャロライン・コルドヴィンにアトラスへの渡航を拒否されてしまう・・・
ヤンに重傷を負わせてしまった事に負い目を感じ続けるブレイク
私情でオスカーに強く当たってしまうジョーン
八方塞の状況に苛立つチームはなかなか1つにまとまらない
やがてかつての銀の瞳の戦士であった老婆、マリーア・カラヴェラも協力しアトラスへの密航を計画するのだが、ブレイクへの逆恨みに駆られたアダムが再びブレイクの前に立ちはだかる


今作のポイントはvolume3以降に伝説や御伽噺などとして語られてきた様々な設定が整理され、物語がわかりやすく一本化されるところです
さらにシリーズ開始以前のBlack Trailerにまで遡る事、実に丸6年懸けたブレイクとアダムの因縁にも遂に決着が着くところでしょう
このアダムに関しては彼の視点でホワイトファングの沿革が語られる「Adam Short」という短篇が特典映像で収録されているので【あえて本編視聴開始前にご覧になられることをオススメします】
volume5でアダムにあっさり内乱を起こされ、出オチ気味に退場してしまったシエナ様やホワイトファング指導者時代のギラの立ち位置も読み取れます


また、既にレジェンド声優、田中真弓さんの出演が発表されていましたが数名のサプライズキャストがいらっしゃるのもポイントですね
さんざん豪華キャストといわれておきながら、まだ大物を連れてくるのかRWBYは!
このままだと日本の声優に片っ端から声を掛けていきそうな勢いすら感じます
あと細かいところで言うとジョーンの前に現われる“赤い髪の女性”の声にも注目して欲しいところですね


次回、volume7からは舞台をアトラスに移し、お話の展開もキャラの数も大幅に広がりますので早めに今作をチェックして欲しいと思います


Ruby Rose(ルビー・ローズ)早見沙織
Weiss Schnee(ワイス・シュニー)日笠陽子
Blake Belladonna(ブレイク・ベラドンナ)嶋村侑
Yang Xiao Long(ヤン・シャオロン)小清水亜美
Jaune Arc(ジョーン・アーク)下野紘
Nora Valkyrie(ノーラ・ヴァルキリー)洲崎綾
Lie Ren(ライ・レン)斉藤壮馬
Ozpin(オズピン)井上和彦
Sun Wukong(サン・ウーコン)前野智昭
Neptune Vasilias(ネプチューン・ヴァシリアス)中島ヨシキ
Cinder Fall(シンダー・フォール)甲斐田裕子
Emerald Sustrai(エメラルド・サストライ)井上麻里奈
Mercury Black(マーキュリー・ブラック)緑川光
James Ironwood(ジェームズ・アイアンウッド)てらそままさき
Adam Taurus(アダム・トーラス)中村悠一
Qrow Branwen(クロウ・ブランウェン)平田広明
Salem(セイラム)井上喜久子
Arthur Watts(アーサー・ワッツ)大川徹
Hazel Rainart(ヘイゼル・レイナート)大塚明夫
Tyrian Callows(ティリアン・キャロウズ)塩屋翼
Oscar Pine(オスカー・パイン)釘宮理恵
Sienna Khan(シエナ・カーン)木下紗華
Ilia Amitora(イリア・アミトラ)伊瀬茉莉也
Maria Calavera(マリーア・カラヴェラ)田中真弓

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

計測不能 289 2021年度アニメランキング289位
RWBY Volume 5(OVA)

2021年8月25日
★★★★★ 4.2 (9)
35人が棚に入れました
4人は再会できるのか・・・?
グリムを退治する4人の少女・チームRWBYの活躍を描く、米国Rooster Teeth ProductionsによるCGアニメ—ションシリーズ第5弾!
チームRNJRのハントレスたちは、ヘイヴン・アカデミーを目指してそれぞれの旅を続けていた。ようやくミストラルに到着した彼女たちを待ち受ける運命とは・・・!?

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

『RWBY』が日本に帰ってきた!シリーズ最強にして最凶の戦いを観逃すな!!吹き替え版キャストも暴力的に豪華だぞ!!!Triumph will be ours!!!!

2013年からアメリカ発のWEBアニメとしてスタートした3DCGアクションファンタジー『RWBY』
残念ながら2017年秋のVolume4以来、日本での展開は止まってしまっていました
ようつべでの英語版の配信は終了した後に再開したもののなぜか日本からアクセスすると視聴制限(所謂「おま国」)で観る事が出来ないという仕打ち
公式ソシャゲもサ終
一応本国の公式サイトでは新作の配信が続けられ、2021年現在Volume8までが完結しました
ですがやはり正式に日本展開を再開してもらわないことにはカジュアルに布教が出来ない、というもどかしい状況にありました


しかしながら長い沈黙を破り、豪華声優陣による日本語吹き替え版もそのままに、遂に2021年8~10月の3ヶ月連続でVolume5~7のブルーレイ発売&デジタル配信が開始されました!


グリムと呼ばれるモンスターと戦うハンターを養成する、ビーコン・アカデミーに通う4人の少女
ルビー・ローズ、ワイス・シュニー、ブレイク・ベラドンナ、ヤン・シャオロンのチームRWBY(ルビー)
シンダー・フォールの一味とその背後に暗躍するセイラムの罠によって、ビーコンアカデミーは陥落
四季の乙女の1人である秋の乙女の力はシンダーに奪われ、シンダーとの決戦に挑んだ学友のピュラ・ニコスは虚しくも散っていった・・・
失意の中で散り散りになってしまったチームRWBYだったがそれぞれの地で新たに決意を固め、ヘイヴン・アカデミーに隠されたレリックとその封印を解放出来る春の乙女を探し出す為、隣国のミストラルを目指すのであった
ビーコンの学長でセイラムとは因縁浅からぬ関係だったオズピン教授の意識が新たな依り代にした少年、オスカー・パイン
ヤンの実母でありながら神出鬼没の盗賊の筆頭、レイヴン・ブランウェン
ファウナス(獣人)による革命を起こさんと野心に燃えるホワイト・ファングのアダム・トーラス
立場と友情の狭間で揺れるブレイクの元盟友、イリア・アミトラ
保身の為に密かに結託するヘイヴンの学長、レオナルド・ライオンハート教授とセイラムの部下、アーサー・ワッツ
各々の思惑が交錯する中、チームRWBYは無事に合流できるのか???


前作から時間を空けてしまったので流石にこのシリーズから離れてしまった人も少なからずいらっしゃるでしょう
ですがVolume5からが『RWBY』の真骨頂と言っても良いと思うほど作品の完成度は上がっています!
原作者兼監督の死去や制作スタジオの買収によって一時的に混乱した設定の整理や、アクションシークエンスの大幅なクオリティアップが残されたスタッフの手で図られたのです
特に今作のクライマックスではシリーズの1つの集大成と呼べる四季の乙女の能力者同士によるド派手な直接対決があるのが大きな観どころであるのは間違いありません


日本の声優パワーの限界に挑むかの様な豪華絢爛なキャスティングは、続投してくれているだけでも十分凄いのですが、今作で登場する新キャラクターのヴァーナルに村中 知、シエナ・カーンに木下紗華の起用は本編をご覧頂いた後なら冗談かwと思うほど無茶なキャスティングだったとお解りいただけると思います
ちなみに木下紗華といえば『ヒロアカ』のミルコ役、ですから今回ファウナスのシエナ役担当なんでしょう
さらにライオン型のファウナスであるライオンハート教授に『トムとジェリー』のOVAで臆病ライオンの吹き替えを担当された石住昭彦を起用したのもかなり細かいネタになっていますね
残念ながら今のところ劇場での公開は予定されていませんが、ここから物語はどんどん加速していきますから、乗るしか無ぇです!この世界的ビッグウェーブに!!


Ruby Rose(ルビー・ローズ)早見沙織
Weiss Schnee(ワイス・シュニー)日笠陽子
Blake Belladonna(ブレイク・ベラドンナ)嶋村侑
Yang Xiao Long(ヤン・シャオロン)小清水亜美
Jaune Arc(ジョーン・アーク)下野紘
Nora Valkyrie(ノーラ・ヴァルキリー)洲崎綾
Lie Ren(ライ・レン)斉藤壮馬
Ozpin(オズピン)井上和彦
Sun Wukong(サン・ウーコン)前野智昭
Cinder Fall(シンダー・フォール)甲斐田裕子
Emerald Sustrai(エメラルド・サストライ)井上麻里奈
Mercury Black(マーキュリー・ブラック)緑川光
James Ironwood(ジェームズ・アイアンウッド)てらそままさき
Adam Taurus(アダム・トーラス)中村悠一
Raven Branwen(レイヴン・ブランウェン)林原めぐみ
Qrow Branwen(クロウ・ブランウェン)平田広明
Taiyang Xiao Long(タイヤン・シャオロン)堀内賢雄
Salem(セイラム)井上喜久子
Arthur Watts(アーサー・ワッツ)大川徹
Hazel Rainart(ヘイゼル・レイナート)大塚明夫
Tyrian Callows(ティリアン・キャロウズ)塩屋翼
Oscar Pine(オスカー・パイン)釘宮理恵
Ghira Belladonna(ギラ・ベラドンナ)木村雅史
Kali Belladonna(カーリー・ベラドンナ)豊口めぐみ
Leonardo Lionheart(レオナルド・ライオンハート)石住昭彦
Sienna Khan(シエナ・カーン)木下紗華
Ilia Amitora(イリア・アミトラ)伊瀬茉莉也
Corsac Albain(コサック・アルベイン)白熊寛嗣
Fennec Albain(フェネック・アルベイン)矢野智也
Vernal(ヴァーナル)村中 知

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

計測不能 289 2021年度アニメランキング289位
RWBY Volume 7(OVA)

2021年10月27日
★★★★★ 4.5 (8)
34人が棚に入れました
だから私も戦う 前に進み続ける
ファン待望の 3DCGアニメ 再来!



導いてくれた人 助けてくれた人 仲間がいた
ねえ、一緒にがんばろう
みんなで力を合わせれば チャンスは生まれる

人類を脅かすモンスター・グリムを退治するハンターを目指す4人の少女・チームRWBY。
離れ離れになった彼女たちはそれぞれに試練を乗り越え、仲間たちとの再会を目指して
旅を続ける――。
世界中で支持されている、米国Rooster Teeth Productions制作の
大人気CGアニメーションシリーズ、第7弾!
強大な敵と計り知れない謎が待ち受ける冒険の旅のなかで、
少女たちの成長、熱い友情が、
さらにパワーアップした爽快なアクションが、
豪華キャスト陣による日本語吹き替え版で描かれる!

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

Trust love and open up your eyes!新章突入、1つになるチーム、分断される世界、正義の形はそれぞれに・・・

2013年から続くアメリカ発の3DCG WEBアニメ『RWBY』
日本語吹替版再始動3ヶ月連続リリースの第3弾
2019~2020年に展開されたシリーズ第7期、本編207分です


四季の乙女とレリックを求めて3つ目の国にしてワイスの故郷、アトラスに潜入する事に成功したチームRWBYら
アトラスは上空に浮かぶ都市アトラスシティと極寒の大地マントルに分断された社会格差が浮き彫りになった2重構造の国家だった
アイアンウッド将軍は国防を固める為に貿易を禁止し、アトラス軍を集結させていたがそれがマントルの人々の生活を苦しめていた
復活したペニーやアイアンウッド将軍らに再会を果たす事が出来た一同は、アイアンウッド直属のエース部隊と組まされ晴れてプロのハンターの仲間入りを果たす
アトラス、マントルの双方から反感を集めるアイアンウッドの計画だがセイラムに立ち向かうには最善の策と考え協力する事となる
しかしマントルを解放しようと過激な活動をする一派、ロビン・ヒル率いるハッピー・レディース・ハンターはアトラス軍に不信感を強める
そんな中、マントルに潜入し暗躍するワッツとティリアンが国を混沌の渦へと誘う事態を引き起こす・・・


3作毎に大きく舞台を変えてきたシリーズ
ここにきて新たな国、新たな衣装、新キャラの登場など大きく装いを変えました
ショートヘアーになったブレイク、可愛いですよね
登場人物が一気に増えたことでアクションシークエンスの“大乱闘”感が強くなり、初期のシリーズの持ち味が帰ってきた作品にもなっていると思います


また、ただでさえ豪華な声優陣が続投してくれているだけでも凄い事ですが、今作でまた新たなキャストが追加投入されたのも目を見張るところです
音響監督の打越氏はベテランから若手まで揃えられる『RWBY』こそが本当の意味で豪華!と仰ってましたがまさにその通り


5作目で親子や旧友、6作目でライバルやパートナー、と様々な対立を描いてきたシリーズは、今作で遂に1つの国を分断してしまう正義の在り方を問う対立を描きます
特に本作の1年後に控えたアメリカ大統領選挙の影響もあってか、劇中では選挙を引き金とした混乱が印象的に映し出されます
選択肢は限られている、どちらも正義を唱えているはずだが、どちらかを選ばなければならない・・・というのは良くも悪くもアメリカらしい苦しみの描き方だと思います


今作はアトラス篇の大きな流れの始まりにしか過ぎず、冬の女神ウインターとアトラスアカデミーのレリックをめぐる攻防は次回作に持ち越しとなります
そんな最中、なんと次回作Volume8の日本版Blu-rayが本国での発売のわずか1ヶ月差で2021年12月22日に発売が決定しました!
ありがたいことです!


Ruby Rose(ルビー・ローズ)早見沙織
Weiss Schnee(ワイス・シュニー)日笠陽子
Blake Belladonna(ブレイク・ベラドンナ)嶋村侑
Yang Xiao Long(ヤン・シャオロン)小清水亜美
Jaune Arc(ジョーン・アーク)下野紘
Nora Valkyrie(ノーラ・ヴァルキリー)洲崎 綾
Lie Ren(ライ・レン)斉藤壮馬
Oscar Pine(オスカー・パイン)釘宮理恵
Penny Polendina(ペニー・ポレンディーナ)潘 めぐみ
Ozpin(オズピン)井上和彦
Qrow Branwen(クロウ・ブランウェン)平田広明
Maria Calavera(マリーア・カラヴェラ)田中真弓
James Ironwood(ジェームズ・アイアンウッド)てらそままさき
Winter Schnee(ウィンター・シュニー)川澄綾子
Salem(セイラム)井上喜久子
Arthur Watts(アーサー・ワッツ)大川 透
Tyrian Callows(ティリアン・キャロウズ)塩屋 翼
Cinder Fall(シンダー・フォール)甲斐田 裕子
Pietro Polendina(ピエトロ・ポレンディーナ)宝亀克寿
Clover Ebi(クローバー・エビ)置鮎龍太郎
Harriet Bree(ハリエット・ブリー)生天目仁美
Marrow Amin(マロウ・アミン)小林親弘
Elm Ederne(エルム・エダーネ)渡辺明乃
Vine Zeki(ヴァイン・ゼキ)武内駿輔
Robyn Hill(ロビン・ヒル)小林沙苗
Jacques Schnee(ジャック・シュニー)志賀麻登佳
Willow Schnee(ウィロウ・シュニー)高島雅羅
Whitley Schnee(ウィットリー・シュニー)井上麻里奈
Fria(フリア)山口協佳
Flynt(フリント)櫻井トオル
Neon(ネオン)藤村鼓乃美
Fiona Thyme(フィオナ・タイム)吉岡茉祐
May Marigold(メイ・マリーゴールド)國府咲月
Joanna Greenleaf(ジョアンナ・グリーンリーフ)東内マリ子
Forest(フォレスト)白石兼斗

投稿 : 2024/05/11
♥ : 3

計測不能 289 2021年度アニメランキング289位
SDガンダムワールド 三国創傑伝(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★★ 4.1 (5)
33人が棚に入れました
幾度となく繰り返された大戦争により、かつて栄華を誇った国々は滅び、大地は瓦礫の山と化した時代。ようやく復興の兆しが見え始めた矢先、「黄化トリニティ」と呼ばれる謎のトリニティが全土に蔓延し、自我を失ったBUG(バグ)が次々と人々を襲い始めた。残された人々は襲い来るBUGから身を守るため、城塞都市の中での生活を余儀なくされていた。しかし城壁の中では、前領主の死後、領主の董卓が傍若無人の限りを尽くしていた。運命に導かれるように、関羽ν ガンダム、張飛ゴッドガンダムと出会った劉備ユニコーンガンダムは、世界を救うことを決意する。やがて世界は、三人の若者達の情熱によって、大きく動き始めることとなる。新たな英傑たちが新時代を創り出す!
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