2021年度に放送されたおすすめアニメ一覧 394

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58.4 276 2021年度アニメランキング276位
SCARLET NEXUS(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★☆☆ 2.8 (108)
289人が棚に入れました
《その緋は解放か、断絶か》新暦(にうれき)2020年。人類は、成層圏より降下する異形の生命体・怪異に脅かされていた。怪異を討伐すべく組織されたのは怪伐軍。それは脳内ビジョンを具現化する『超脳力』を持つ者の集団。入隊を果たしたユイトとカサネは、抗えない運命と世界の真相に巻き込まれていく。

声優・キャラクター
榎木淳弥、瀬戸麻沙美
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★☆☆☆☆ 1.0

ここはオレに任せてお前は逃げろ

4話までの感想{netabare}
なんか車の名前みたいなタイトルっすね。
展開が早いというか、原作ゲームを知ってる前提で話が組まれてる感じ。
原作未プレイな自分としてはまだ作品の概要が掴めてないのに早くも仲間割れエピソードが始まって頭が付いて行けないw
騙されて・洗脳されて・何も分からずに翻弄されて・全貌を知った上で信念を持って、と、キャラを把握する前にそれぞれの立場がゴチャゴチャしてて何がナンだか状態。
更にナオミがダークファルス化して失踪、ナギが洗脳されて失踪、カサネが“剣王朝”のアビに吸い込まれて失踪と、姿を消すエピが連続で続くのもどうなんだろう。

アラシが3代目クラリスクレイスに似てると感じたせいなのか、PSO2(オラクルの方)と被って見えてしまいついつい比較してしまう、あとワールドトリガー。
PSO2はキャラ紹介を兼ねたストーリー進行だったので覚え易かった(それでも20以上覚えるのはひと苦労だが)が、こっちは凄く不親切に感じる。
もっとこうキャラの特性分けを…怪異絶対殺すマンとかコロコロすることに快感を覚えるヤツとか、やり様があった気がするんだが。
ろくすっぽ怪異退治シーンを描かないで仲間割れエピを始めてしまったので無理か?
とりあえずセト・カレン・フブキ・カイト辺り、誰かを見た目ロボットにして「種族からして違う」と明確なキャラ分けをして欲しかった…かも。
いや、PSO2も不親切だった…かなぁ?じゃあこっちもこれはこれで良いの…かなぁ?

戦闘モードになると仮面状態になってCGになってアクションをするって方式だと思うのだが、仮面状態とそれ以外とでの戦闘力の違いがワカラン。
パワーアップするとドレッドヘアーみたいのが後ろに付いたり、作中の小物として遮光器土偶が出たりと…パクりとは言わんがデザインのベースがキングゲイナーと同じ?
…いやどっちもサンライズですやーん!
超能力はオーバースキルと解釈するとショボさが際立つ気がするんだが、いいのかこれで。
あ、それとアニメに於いてインビジビリティ能力はイヤ~な印象しか持ってない。
“異世界チート魔術師”では使い手は倒したもののインビジ能力を打ち破ってはいなくて拍子抜けだったり、なにより絵を描かなくていいので手抜き用の便利ツールにしてると感じてしまうと結構冷める。
(逆に“コップクラフト”は上手く扱ったと思うが、あれは作者の力だろう)
瞬間移動もそうだけど、扱いにはかなり注意しないと安っぽい印象に拍車をかけかねない。
作ってる側はちゃんとそこ気を配ってるかなー?という所に注目してみるのもいいかも?{/netabare}

6話までの感想{netabare}
あっるぇ?アラシがPSO2のクラリスクレイスっぽいと思ってたら…ストーリーもそれに近いのか?
PSO2ネタバレ、{netabare}マトイ(ヒロイン)が将来深淵の闇(世界を滅ぼす存在)になるので未来のアッシュ(主人公)はダークファルスペルソナになって現在のアッシュにマトイ殺害を仄めかす。{/netabare}
キャラの配置を変えただけで物語の本筋は同じ様な…?
まぁよくある話ではあるんだけど、PSO2はあくまで作られたのが結構前ってことで古典として楽しめた。
その反面こっちは作られたの最近なんだよね?
「殺人現場で凶器を手に持ってたので犯人と疑われる」って、もう何十年前のネタ(大岡越前や江戸を斬るでよく見た気がする)?
暴力系ヒロインと同じで、最近見なくなって良かったと思える悪しき文化だよ。
バンナムが「あ、これじゃセガのアレになっちゃう」と思わなかったのか?が不思議。
原作のゲームは戦闘などのシステム面が売りでストーリーはそこら辺にあるものでいいって姿勢なのかな?
それはそれで構わないと思うんだ、ゲームなら。
ただ割を食っちゃうアニメが不憫で…「PSO2とはここが違う」みたいな独自性を見せてくれると良いんだけど、どうかなぁ~?

真実(本当にそれが真実かは不明だけど)を知ったカサネが凶行に走って、「この世界では洗脳処置がありうる」と思ってるユイトとしては「カサネは洗脳されてるに違いない」と勘違い?誤解?をして~って話が続くのかな?{/netabare}

9話までの感想{netabare}
何をすればいいのか分からないのでそのための足がかりを集めてる段階、つまり目的を見つけるのが目的というか、目的がボンヤリしててなかなか興味が乗らない。

7話、ユイトは記憶が飛ぶので脳外科(病院)へ行ったら「たまたま」ナギが搬送されるのを目撃し、後を追った先はロクショウ市の怪伐軍病院の旧館跡地の秘密施設だった。
一方カサネはセイラン市に従いつつ8話でナオミの居場所を突き止め、秘密施設へ。
ちゃんと見れば片方は更地の中にドンと、もう片方は周囲に森があって全く違うんだけど…ボケーっと見てたら最初この2つの施設は同じものだと勘違いしちゃったよw
もうちょっとこう、建物の外観をガラっと違うものにしてくれても良かったのでは?

ってかロクショウ市の方、侵入したユイト達を怪異が襲うのだけど、これって研究所所蔵の怪異だよね?
元は人間かどうかもさることながら、コントロール効くの?
しかも最後はユイトチームは怪異を倒せず逃走するんだけど、怪異置きっ放しでいいの?立場的に。
セイランの方もそう、カサネ達は侵入直後に警備用怪異?に襲われ反撃するのだが、攻撃していいの?
こっちは「怪異化した人間を研究してる」を知った上でのことなので、キャラが躊躇わないのが変というか、警備用に怪異が!?と驚かないのか。

キャラがどう認識してるのか分からないので視聴者もどう捉えていいのか分からない。
結果、何やってるのか分からない、話が頭に入ってこない。
セイランやニューヒムカの上の連中がどう考えてるのかも分からんし…全話見終わった後もう一度見返すと色々分かる作りなんだろうか?

そんな中での9話。
ユイト組はフブキの命により出兵した先でトゲツからの怪しい車を発見──フブキが意図的に仕向けた可能性があるのでこれは「たまたま」とは言い難いかな?
あ、その前にアンプルの中身がホニャララだった衝撃事実()が明かされるが、そうだと思ってたからまぁ別に。
それよりもアンプル飲む時ってペキっと折るんじゃないのか?それをやらなかった方のが気になったり。
未来容器なのかも知れんが、それにしちゃあ以前地面に落としたとき簡単にパリーンと割れた気が…。

でもってトゲツからの車を追ったらセイランの研究所へ到着…って、えっ?ユイト達はセイラン市内に簡単に入れるの?
これもフブキが裏で手を回してるのかなぁ?
でもってカサネ組と対峙して──ってこのシーンがまた酷い。
カサネがカレンからここがどんな施設だか聞かされる(人間由来怪異を人間に戻す研究を目指してるらしい)回想を挟むんだけど、これはユイトに伝えた訳じゃなくて胸に秘めてることなんだよね?
つまりユイトはカレンの意図(真偽は不明)は知らないんだよね?ついでに未来ユイトの頼みも知らないんだよ…ね?
回想入れるタイミングが悪いというか、意図的に分かりづらくしてる?
ついでに言えばカサネはカサネでロクショウの施設は知らないんだよね?

誰が何の情報を誰から聞いてどこまで知っててどこまで伝えるor隠してるか、が妙に紛らわしくて分かりにくい。
推理モノでもあるまいに…。{/netabare}

10話感想{netabare}
なんでこう分かり難い表現をするんだろう。
ユイト組はフブキから、ナギが人格矯正の時に抜かれた情報(ナオミの怪異化する瞬間)が『施設』に残ってるので、それを奪取してアラハバキ(ネットワーク=サイネットの中枢コンピュータ)を使って世界にバラす計画をふられる。
ということで施設に向かうのだけど、そこは7話で訪れたロクショウ市のあの施設。
…なのだけど、かなり注意深く見たが10話の中で「ロクショウ市」というワードは一回も出てこない。
前も指摘したが外観はそこまで特徴的ではないし具体的な施設の名称も無いし、ぱっとは分かりにくいって。
ユイト「それでナギの記憶データはどこに」と尋ねた後「キミ達がこの前訪れた所だ」とフブキがひと言言うだけじゃーん?
そもそも一度侵入したせいで「秘密施設がバレた」として証拠は全部引き払い、ナギも別の場所に移された可能性もあるワケで、「同じ施設にデータがある」って判断はすぐには出ないって。
あの特徴の無い建物を覚えとけって?あっはい。
一応見続けりゃ分かる様にはなってるけど、それに気付くまでの間にこれまた変なことが起きて…。

前回のナギとの別れ際は、怪異に囲まれて「ここはオレに任せてお前達は逃げろ」というよくあるパターン。
つまりナギは生死不明なハズで、なのに再訪したユイトは「助けなくちゃ、ナギを…」と言ってて、あれ?
生存を確認するシーンってあったっけ?見落としてる?
再会した時も「よかった、無事だったんだな」が第一声ちゃう?

でもってなんやかんやで反逆者となったユイトは、カレンにトゲツを仄めかされてそこへ向かうことに。
まんまと誘導に乗せられたんだと思うけど…いやその前にさ、ナオミの居る施設(スプリング製薬)へ脳を運んでた輸送車の出所がトゲツだって9話でハッキリ言ってたじゃないさ。
ユイト組は全員ワタルを通して聞いてた、そういやカゲロウがトゲツ出身だねぇと世間話をしてた。
それをすっかり忘れたのか「トゲツならニューヒムカ政府も手を出せない」と呑気に答えてるのはなんか変、怪しさプンプンの地方でしょうに。

イヤな予感がして来た。
各キャラが情報をどこまで知っててそれぞれどの様に捉えてるか、作ってる側も把握してない?
前回の感想では分かりにくいと書いたがもっと悪質かも、作ってる側が分かってないなら視聴者が分かるワケがないw


で、以上がキャラの捉えてる情報のアベコベさについてで、これに更に輪をかけて妙な演出を加えるから混乱具合が加速する。
フブキが包囲されて「あー捕まるのかなー」と思わせて、「あの施設」でユイト達が拘束されてピンチってところで何事も無かった様に駆けつける。
カイトと何か取り交わしたんだろうなと想像はつくけど、そういう捻った演出入れてる場合?
というか普通にハナビまで拘束されてるのは何だろう、あの施設にゆかりのある人間じゃないのか、ってかその設定いらなくね?
11年前ベルペッパー(無脳力者)開発実験の被験者だったとか、脳力を使うたびバカになるDボウイ状態だとか、新事実が明かされても情報の整理が手一杯で驚くヒマも無い。
こんなゴチャゴチャさせといて、結局はフブキ「ここはオレに任せてお前達は逃げろ」って…おい、そのネタ好きだな!

でもってセプテントリオンw
PSO2の六芒均衡みたいなやつね…ってやっぱりPSO2なのかよw
これは原作がゲームだから仕方無い?


一応…一応考察をしとくと──
フブキとカレンはこの世界を正すみたいなのは方便で、アリスを救うという共通の目的で、結託してユイトやカサネをまんまと踊らせてる(ナギの記憶データがあるというのも嘘かも)…だと思うんだけど、カイトがどこまで承知してるかは不明。
ユイト・カサネを踊らすことがアリス救出にどう繋がるのかもよくワカランけどね。
複数の脳力を集めると何か出来そうな感じなので、それの完成は未来でないと出来ないとかで、クナドゲートをどうこうして現代に持って来るつもり…とか?
「続きはゲームで」は困っちゃうんだけど、その可能性も上がってきた?{/netabare}

14話まで視聴して~
てっきり1クール作品だと思って、それを前提に「こんなに謎を散りばめても回収する前に放送終わっちゃうぞ?」としてあれこれ文句を書いてきたのだけど、2クールだったら問題無い…のかなぁ?
いやいや、描写が不親切過ぎて状況を理解するだけでも大変だって。
これは作った側が説明した気になって視聴者に伝わってないのか、意図的に配置した謎なのか、そこから分からない。
このまま「何が分からないのか分からない」状態で2クール目に突入するのもシャクなので、改めて1話から見返してどこがおかしいのか書いてみる。

6話までの感想・改 {netabare}
まずニューヒムカという国があって、そこに怪異を倒すために結成された「怪伐軍」ってのがあるワケだけど、まずここから分からない。
ニューヒムカ国内にはスオウ市とセイラン市があって(他にもあるが)怪伐軍はセイラン派とスオウ派で二分してるらしく、セイラン派は「セイラン方面軍」という呼称があるがスオウ側にはこれといって無い。
更にはスオウ側をニューヒムカと呼ぶことが多い(体制側ということでは間違い無いのだが)のも紛らわしい。
とりあえず主要キャラ達は最初はスオウ側という立場で、それぞれのシーンで「どっち側がやったことか」を把握しておかないと話が頭に入ってこない作りになっていて…なんだけど、これが非常に分かりにくい。

6話、オッサンユイトの証言では、2話でナオミを撃ったのは「セイランの兵士を怪異化しようとしたスオウ軍」だそうで…あれ?おかしいよね?
2話の出撃先「廃地下軌道スオウ9号線」に派遣されたセト隊キョウカ隊はこの段階では明らかにスオウ側で、セイランの兵ではない。
「A軍の兵隊がB軍をやっつけようとA軍を撃った」ってことになってないか?…あれ?
そもそもこの段階はクーデターの起きる前でスオウもセイランも同胞のハズ、ましてやクーデター起こす側じゃなくて起こされる側が先に手を出してるというのも謎。
そもそもそも、怪異化をさせるのに出撃先で兵を狙う理由が分からない、罪人や貧困者じゃダメなの?研究所で行うんじゃダメなの?
「廃地下軌道スオウ9号線」には“例のアンプル”が転がってたので、第一印象では「知ってはいけない秘密を知りそうになったので口封じされかけた?」と思ったのだが、違うのかな?
まさかとは思うけど、アンプルをライフルに装填して狙撃したなんてことは無いよね?
そもそもそもそも、狙われてたのはカサネだったのをナオミが庇ったワケで、撃った側としてはカサネでなくてはならない事情とか…あったんちゃうん?
また、撃ったのと怪異化したナオミを連れ去ったのは別の勢力ということになるが、2話段階では同じにしか見えない、紛らわしいったらありゃしない。
そもそもそもそもそも、ナオミが庇わずにカサネが撃たれてたらクナドゲート発生に至らなかったワケで、命令を下した奴はそこまで見越してたのか?

カレンが怪しいのでひょっとしたらタネ明かしがあるのかも知れないが、それ以前に「ここおかしいよね」と気付き難い。
大抵は「ここはおかしい」と思う前段階の「なにやってるか分からない」で流して、そのうち興味も薄れて視聴切られるんじゃないかなー?


話数が前後するけど3話終盤から4話にかけて。
ナギが豹変したのは「折角人格矯正を施してナオミの件を極秘にしてたのに、ユイトとカサネがベラベラ喋ってしまうので機密保持モードにスイッチが入った」だと思ったのだが、違うのか?
また、ゲンマが敵対したのは人格矯正を行う政府(スオウ)に不信を募らせてる中、それにセト(スオウ側の隊長)が係わってるとカレン(セイラン側)に吹きこまれたから。
まだ誰がどの勢力に所属してるかシックリ来てないのに、それぞれ別の理由で裏切るモンだから理解が追いつかない。
で、ゲンマの方はいざ対決したらセトが身を張って部下を守ったので「どうやら違ったらしい」と再び寝返るんだが…ハテ?ゲンマ以外のセイラン側の隊員はどうなの?
カレンを支持する派閥だとは思うのだけど、何を理由に襲撃したのか分からない。
他の作品なら「軍隊だから本人の思想なんて関係なく上の命令に従うモノ」で処理できるが、ゲンマの裏切り&その後クーデターのゴタゴタもあって仕方無いとはいえ処罰ナシだったことで「そういうのが緩い世界なんだろう」という印象に塗り替えられてるので、ホントもう釈然としづらい。
というかセトは死んだの?クナドゲートに飲まれても弾き出されるんじゃないの?

5話、カレン支持連中はセイラン側としてクーデターを起こす…のだけど、これがまた変ちくりん。
ネットワークの中枢アラハバキをダウンさせ、放送局?を占拠し、ニューヒムカのトップのジョウスメラギを殺害し、そこまでやっておいて…何故あっさり撤退する?
7話冒頭で「カレンとセイラン市によるニューヒムカへ対する宣戦布告だったようだ」と言葉だけで片付けてるが、それで納得…できるか?
ひょっとしてジョウ暗殺はセイランによるものではない?

そもそも不思議なのは、クーデターの際怪異もスオウ市を襲うのだけど、これはセイランが仕掛けたことなの?
禁断の帯から怪異が降ってくるタイミングに合わせてクーデターを仕掛けた?
要はセイラン軍(下っ端)は上層部のやってること=怪異の兵器化を知ってるの?
後の回(2つの研究所)での描写もそうなんだけど「そんな堂々と怪異を兵器として使ってるの見せちゃっていいの?」というのがど~~~~~にも引っかかる、釈然としない、理解を妨げる。
2つの市のやってることは「スオウ=人の怪異化実験をしてる」「セイラン=怪異を兵器化する研究をしてる(怪異の凶暴化を抑えるために人間の脳を原料とした薬品を使ってる)」で、どっちもロクでもないと後に明かされるのだけど、そうであるならセイラン軍は何を信念(正義)にクーデターを起こしたんだかよく分からない。
もし何も知らないのであれば、クーデター時に街が怪異に襲われてるのを見てクーデターを取り止めて怪異討伐に赴くセイラン兵が居てもおかしくないと思うんだ。
これもゲンマが気軽に裏切り&寝返りをしたせいで「下っ端も結構自由意志が尊重されてる」という印象を根付かせてるので余計な混乱を招いてる。
そもそもそも、5話でのカレンの放送の発言が中途半端というか漠然としてて、何でハッキリと「ニューヒムカは人格矯正を行ってる」or「ニューヒムカは人を怪異化する実験を行ってる」と言わないのか分からない。

既に怪異を兵器利用できてるのかできてないのか、もし出来てたとしてもそんなことが可能だと周知されてるのかしてないのか、このラインが見えない。
セイラン軍(下っ端)が何を信念としてカレンに従うのか、スオウに反旗を翻したのか分からない。
なんかいつの間にか都合のいいところで怪異が登場して戦闘する展開が当たり前になってる。

というかね、これはね、怪異が「人間とは無縁のオリジナル怪異」と「怪異化した人間」とで2種類居る様な扱いをしてるが、実は違いなんか無くてどっちも元人間なんじゃね?と思っちゃって余計気になるのかも知れない。
そこに注目して見始めると、ユイト達が後で「オレは人間を殺してたのか!」でショックを受ける連中なのかそうじゃないのかハッキリしてないのが気にかかる。
敵だったら人も平気で殺せるのか躊躇うのか、どっちでも構わんのだけどどっちだか分からんのはかなりモヤっとする。
ここら辺も理解を妨げる障壁になってるのでは?
ってか大抵は「ここはおかしい」と思う前段階の「なにやってるか分からない」で流して、そのうち興味も薄れて視聴切られるんじゃないかなー?(2回目)


7話~10話までの感想は上記の「9話までの感想」と「10話感想」で大体書いた通りなので割愛。{/netabare}

14話までの感想{netabare}
3000年前に地球人は月に移住し、2000年前に一部が箱舟隊として帰還(作中では移民団と呼称)、そこから間もなくして「断絶の帯」が発生して月との交信が出来なくなる。
トゲツの連中は2000年前の人間そのものだったりそこからのデザインチルドレンなんだそうな。
で、実は宇宙の果てからソレに触れると怪異化してしまう謎の物質「獣粒子」が飛来して、月の連中は月にそれが来ない様に断絶の帯を地球にこさえてそっちに押し付けたんだそうな。
月に帰りたいトゲツは2000年間を無かったことにしようとレッドストリングスを作り、それがユイトとカサネの出自に繋がる──と。

って、わざわざトゲツへ出向いときながら、ナオミの居る施設へ納品してた脳の出どころは追及せんの?
そもそもトゲツへ向かう際、輸送車の経路を辿ればいいのに敢えて雪道を歩んでるのが不思議だったんだ、ゲームとして敵に遭遇してくれないと困るので仕方なかった?
この世界の歴史を紹介されて理解するのに手一杯で失念するところだった。

それでも…相変わらずスオウとセイランの上の連中はどこまで知ってて何を目指してるのかワカランし、なぜスオウ教は2000年前の情報を秘匿してたのかも分からんが、10話までの流れに比べると飲み込みやすくなった…かな?
キョウカがトゲツの手先だった!、カゲロウが移民団の一員だった!!!と、裏切りと寝返りネタが相変わらずだけど、さすがにこれ以上はもう無くなって落ち着く…といいなぁ。
まぁ内容はぶっ飛んでて「彗星の振り撒く獣粒子」なんてワードが出た時は噴き出しそうになった…ぶっ、物質的なの?
断絶の帯の外側から遺伝子情報を撒いて地球に怪異を落としてるのは、宇宙に漂う獣粒子の数を減らすのが目的だと思うが、2000年間続けてまだ無くならないのか?
最初はそうだったけど別の目的に切り替わって怪異を落とし続けてるとかだと…あ~も~面倒臭ぇ!

「カレンがアリスを救うためクナドゲートでなんやかんやしようとしてて、ユイト達はそれにまんまと踊らされてる」
という話だと思うのだけど、いかんせん謎の引っ張り方が不親切だし、いつまで経ってもユイトは自発的にどうこうしようとしないし、見続けるにはなかなか根気が要る。
と思ったら次回まだナギが出るのか…もういいよコイツ。
スオウと研究所が一枚岩かどうか不明(10話でフブキがロクショウ研究所に助けに来なかったらユイトは解剖されてた、クナドゲートでなんかしたい連中は死なれちゃ困るのでは?)で、もうこれ以上「勢力」を増やして欲しくないこちらとしてはとっとと退場して欲しい。

で、セトは死んだの?{/netabare}

15話感想{netabare}
あーもう、前回の感想で「謎に思ったこと」「ここ変だよね?と思った部分」をあらかた書いたつもりだったが全然書き足りてなかった。
追加で書くと後出しジャンケンみたいでカッコ悪い気がするんだが…まぁ仕方無い。

今回の話にも係わる「あれ?」と思った部分に、命令したヤツもさることながら、ナオミを狙撃した実行犯(個人)を追求しようとしないのが結構不思議だったんだ。
こういうの流行ってるのか?
同期放送の“D_CIDE”もそうだし、ちょいと前にやった“プレイタの傷”も、仲間が狙撃されたのにその犯人(個人)を特定して締め上げてやろうと主要キャラが考えもしないのがどうにも共感できない。
個人的な恨みが無いというか…大局(おおまかなシナリオ)ばかり見てキャラクター個人の感情がおざなり。
「上の命令に従っただけで当人に罪は無い」と考えてるのかも知れないが、だったら作中にそういう素振りを入れてくれ。
というか、撃ったヤツも「うわ、怪異化しちゃった何だコレ」とビビったのか、怪異化して当たり前と承知してたのか、どっちなん?
前者だったら実行犯もその後人格矯正を受けた可能性高いし、後者だったらスオウの機密を深く知る存在なワケで、やっぱりとっ捕まえて吐かせようと動いて然るべきだと思うのだが…。

重箱の隅に聞こえるかも知れないが、作中でナギが「どうしてこんなことになっちまったんだろうなぁ」と言うため、「コトの発端はナオミが撃たれて怪異化したのを目撃して、その記憶を消去するため人格矯正を受けたせい」と、どうしてもそこの問題(実行犯を恨まないの?)に目が行くって。
さらに面倒臭いのは「ナオミを撃ったヤツ」と「人格矯正をしたヤツ」で犯人が分かれる、実行者と指令を下したヤツとでまた分かれる。
ってか怪異化したナオミを連れ去るセイラン側の手際が良すぎて、「実は撃ったのもセイラン側じゃね?」と疑ってるんだが…そうなるとオッサンユイトは嘘を吐いたか騙されてたかになる(※)。
もっと細かく言えば「他の目撃者も記憶を消される可能性があったが、フブキの機転で病院へ連れて行かれるのを阻止した」ということになってるけど、フブキ自体が何か企んでるっぽいので疑って見ないといけない(面倒臭い)。

前回の感想で「スオウとロクショウ研究所とで意見が分かれてたら(別勢力だったら)イヤだなぁ」と書いたが、幸いカイトもユイトを解剖したがってるみたいで意見は一致してるみたい。
(じゃあ今度はクナドゲートを研究してるヤツらはどうなる?という問題が発生するが)
けどそうなると…10話を思い返して欲しい。
フブキの提言によりユイトはロクショウ研究所に忍び込み、捕獲され、解剖されそうになった。
それを駆けつけて救ったのは言いだしっぺのフブキだけど(なんか自演臭いんだよなぁ)、その前に「フブキ連隊長、ご同行ください。スメラギ本部長(カイトのこと)がお呼びです」と連行されそうになるシーンがあるんだよね。
どの様にしてその場を切り抜けたかが謎、ホント謎。
後で明かすんだろうと思うようにはしてるけど、ボーっと見てたらフブキが研究所に助けに来たシーンは唐突過ぎて「何をやってるのか分からない」にしかならないんじゃないかな。
そして11話では病院で療養しててカレン(セイラン側)が見舞いに来てて、どうやらフブキは相変わらずスオウ怪伐軍連隊長のままでいるらしい。
その病院がセイラン側なのかスオウ側なのか不明だけど(これも厄介)、ユイトの解剖を邪魔したフブキは博士に当て身しただけで顔もバッチリ見られてるのに反逆者とされてないのも変。
アラハバキのハッキングコードキーを渡したのもフブキだし…。

以上のことからカイトはフブキと内通してるんじゃないか?と疑ってたワケで、そうであるなら15話のカイトの言葉はにわかに信じられない。
何か嘘を吐いてるんじゃないか?本心は語ってないんじゃないか?という疑惑が脳内を支配して、話が頭に入りづらい。
本当はユイトを解剖したいなんて思ってなくて、だけどニューヒムカの秘密をバラすためにワザと悪役を買って出たとか??
この先そういう展開があるかも知れないが…※印の件もそうだが、キャラの言動をそこまで疑って見るのってスッゲー疲れる。

でもって「カイトとの会話記録を公開してニューヒムカの真実を世界にバラ撒こう」ってところで15話が終わるのだが、実は知らなかったのはユイト達だけって展開は…無いかな?
これまでセイラン軍の下っ端はどこまで知った上で作戦(クナドでの襲撃やクーデターなど)に参加してたのか謎だったし、セイランは怪異を使ってスオウを襲ったと市民に知れ渡ってても何もおかしくない。
研究施設の警備に怪異を使ってるのもバレバレなんじゃないの?

ってかさ、セイランにあるナオミが収容されてた施設は「特異生命研究施設」って名称だったでゴザル、今までそう言ってたっけ?
施設の名称が分からなくて紛らわしいと指摘してたんだが、ナギが人格矯正された施設(作中では「旧怪伐軍病院」と呼んでるがそれだけではロクショウ市のを指すとは限らない)とは別の施設だと、ちゃんと視聴者に理解されてるかどうか、こっちが不安になるわw{/netabare}

16話感想{netabare}
『カレンの命令でセイランの「特異生命研究施設」に収容されてた元人間怪異が連れ出された、一体カレンは何をしようとしてるんだ!?』で前回終わったが、今回で、実はカイトの命でスオウ怪伐軍が成りすまして行った(カレンは知らない)ことだと明かされる。
…?
セイラン施設へ潜入して怪異を連れ出したスオウ軍の連中ってスゲー有能じゃね?
もしくはセイランの施設がザルなのか?または元は同じ国だしクーデターは見せ掛けだけで、セイラン内部にはスオウ派が多数潜入してる?
研究者も同行してたが、こいつらもスオウから寄越されたのか、セイラン内部に居た裏切り者なのか、どっちなんだ?
また、カイトはこの件でセイランが怪異の兵器利用の研究をしてたことを初めて知ったご様子。
はて?クーデター時に街を襲撃した怪異は何だと思ってるのか、認識を問いたい。
前回でもちょっと気になったんだけど、カイトはセイランの脳アンプル(材料はトゲツ)は把握してないのか?

一方、どこに匿われてたか分からなかったフブキは少なくともスオウから隠れて療養してたらしく、その場所が特定されてカイトの命で暗殺部隊を仕向けられる。
どこの施設だか知らんが乗り込んできた暗殺隊、優秀じゃね?
また、ユイトの時の様に大々的に反逆者と宣伝されず、連隊長を除名すらされずに居るのが不思議なんだが、これはウラがあるのかい?
「カイトとフブキは結託してるのでは?」と疑ってた私としては疑惑が一個消えてホっとした…どころか更に謎が深まってしまった。

でもって連れ出された怪異に追いついたカサネ達は、連れ出したスオウ軍人の操る怪異と戦うことに。
えっ?
この名も無きスオウ軍人は怪異の兵器化装置なんてついさっき知ったばかりのはずで、怪異の操縦は初実践なんだよね?
緊張感も何も無く、やり慣れた感じで違和感…やっぱスゲー優秀なんじゃないか?

とその時、カサネの脳の回収を企むトゲツの追っ手が現れてスオウ軍人と研究者を始末する。
そこまでは良いんだけど…それを見たアラシ「あいつ、仲間を使い捨てにして戦うのか」カゲロウ「敵も味方も関係なしかよ」と言ってて、これがとても紛らわしい。
初見ではてっきり「ここでいう仲間とはとても優秀なスオウ軍のこと」だと解釈してしまい、何を根拠にそう思ったんだか不思議で仕方なかった。
脳アンプル原料の取引先のセイランなら仲間だと認識するのも分かるが、殺した相手はセイランと敵対関係のスオウで…あ、ひょっとしてセイラン軍に扮してるのにってことか?とかね。
が、この突っ込み文章を書くために見直してみたら違ってた。
トゲツの追っ手グループがSASでリーダー格に脳力を提供してぶっ倒れることを指してたのね。

わっかりにくいって!

描写が不親切というか下手糞というか…常に「今画面に映ってるの、スオウ軍とセイラン軍、どっちがやってることか」に意識を向けてないとすぐに内容分からなくなるし、やっぱこの作品変じゃね?
私の理解力不足なのか不安になる時もあって、他の方の感想を聞いてみたいところだけど誰も見てないみたいだし…。
但しコレ、前回カイトが話した「国民の脳を生態パーツ扱いすれば云々」の具体的な実証例を見せた…とも解釈できるかも?
週を跨がずに一気見だったら違和感なく飲み込めたのかも知れない。

…と必死に好意的解釈しようとしたが、この後どうやってもフォローし切れないシーンがあるんだよねぇ…どう見ても作り手側が悪い、視聴者に伝わらないだろっていう。
元人間怪異達が協力してトゲツの追っ手と戦うことを決意し、カサネ達に対し「ここはオレに任せてお前は逃げろ」が炸裂。
このパターンもう3回目だぞ?
しかも今回は「とても追っ手には敵いそうもない」「圧倒的不利で逃がすのが精一杯」という描写が、無い。
無いんだよ!
全然ピンチだという演出が描けてない。
普通にカサネ達と協力して戦えば楽勝できたんじゃね?って印象で、結果的に、意味も無く覚悟を決めて意味も無く特攻したナオミが無駄死にしたとしか見えない。
更に戦闘後トコトコとカサネ戻ってくるしw
なんだこれ?
「同じネタ3度目なんだし細かい部分描かなくても分かるでしょ?」ってこと?
いや、やりたいことは分かるが必要な描写を省いちゃアカンって。

で、特攻自爆した元人間怪異の中にはアリスも居て、アリスを救うために視聴者にもよくワカラン暗躍を続けてたカレンが暴走、カサネの脳力をコピーして次はユイトの元へ。
一方ユイトはアラハバキに潜入して15話で手に入れたカイトとの会話記録を公開。
「脳だったら市民のを使わずともトゲツに沢山あるかも?」という情報は伏せといていいのか?
そして「さーて世界はどうなってるかな」と揚々と外に出ようとしたところでカレンが現れて次回に続く~~~。


結局この回って、カサネを追ってたトゲツの連中が追跡先でたまたま遭遇した「元人間怪異を連れ出したスオウ軍人」を殺したせいで、コントロールの効かなくなった・自由意志を得た元人間怪異に襲われ心中する羽目になった──。
という盛大な自滅劇を見せられただけで、カサネ達が自発的に何かやったというワケではない。
むしろカサネが安易に「連れ出された元人間怪異」と接触したせいでトゲツの追っ手もそこにやって来てしまったのであり、ゲーム的に言えばトレイン行為でナオミにトゲツをなすりつけたであり、カサネには猛省して欲しいトコロだけど…多分しないんだろうなぁ。
ユイトもそうで、主人公側は周囲で起こる出来事に無配慮に流されるばかりで応援する気が起きない。
運命に翻弄され~と書けば聞こえはいいが、自発的に動いてるカレン・フブキ・カイトが「次にやるべきクエストを準備してくださってる」感じでとてもゲーム的、作業的。
とりあえず連れ出したのはスオウ軍とはいえ、元人間怪異の所有(所属?)はセイランのはずで、それが脳アンプルの取引先であるトゲツの手の者に殺されたとなると、セイランは黙ってられるのか?

いやはや、毎回のことながらすっごい疲れる。
ダラダラ突っ込みを書いてるけど、そうしないとこっちも忘れそう・把握し切れなくなりそう…。{/netabare}

19話までの感想{netabare}
カイトの「月への復讐のために市民を脳パーツとしか見てない発言」を公開したことで街は大混乱…と思いきや、あんまりそうじゃないっぽい。
というかどうなってるのかあんまり映してくれない。
そもそも脳アンプル材料を提供してるトゲツの件に触れないのは情報が偏ってないか?
ついでに「断絶の帯から降ってくる怪異は月の連中のせい」と公表すれば、カイトへの風当たりもまた違ったモンになるんじゃない?

で、市民はそんな恣意的な報道を見てどう動くか?を確認することなくユイト達は再びトゲツへ向かおうとする。
いやちっとは様子見しようよ…出来れば市民の代表みたいなヤツ登場させて意見交換してくれよ。
これまで感想をダラダラ書いて、この作品の一番アカン所はどこだろう?と考えると「ユイト達以外の下っ端兵士や学者が情報をどこまで知っててどう思ってるのかが全く見えない」に至ったんだが、市民も同様顔が見えなさ過ぎる。

と、そんなことを思ってたところでの最新話の19話。
カゲロウがクーデター時にジョーを殺したのはオレだと言い出し、そんなオレを仲間にして良いのか?みたいなことをユイトに迫る。

その問題(カゲロウの処遇)はトゲツ脱出の時にもう済ませた・腹をくくったんじゃないの?
一度解決した問題を再び引っ張り出して来たみたいでクドい。

というか…さぁ、そもそも…さぁ。
17話のアラハバキ内でユイトが記憶抜かれそうになったところを仲間の記憶で補完して難を逃れるってエピソードあったじゃん?
あの段階で「仲間の知らないユイトの過去」は失われてて、それが原因で今後なんやかんや起きるって展開を予想してた私としては「ジョーが父だとは分かるけど家族の情は何も無い」「殺したのお前なんだふーん」みたいな態度を取って欲しかった。
逆を言えば、そうでないならアラハバキ内の描写は何だったん?とさえ思える。
カゲロウの処遇を決断するシーンが繰り返されて余計に感じたのと重なって無駄なシーンが多い印象を強める、その一方で必要なシーンが無さ過ぎるしバランス悪いよ。

というか…さぁ…あのさぁ…ジョーを貫いたのは怪異の放った弾丸(?)じゃねーか!!!
カゲロウの落とした短刀とは傷口が明らかに合わないんじゃねーの?「あの世界」においてそんなことも調べないの!?
「6話までの感想」で「殺人現場で凶器を手に持ってたので犯人と疑われる」として時代劇を例に挙げたけど、時代劇だから成立するんであって(それでも刀と合口程度の違いは見分ける)現代劇だったら指紋なり科学捜査で一発だし、現代より科学が進歩してると思われる「あの世界」でコレ?
物凄く好意的に考えれば「怪異の兵器利用はニューヒムカのトップシークレットで、クーデター時にセイランが怪異を使ったことは秘密にしときたいのでジョー殺害の濡れ衣をカサネに着せた」という可能性もあり得るけど…。
そこまでしてスオウがセイランを庇う道理が今んトコ見えない、カイト次第?

事実に対する探索というか探求というか、情報収集の仕方が拙すぎるんだよね。
キャラクターが想像しない、考えを巡らせない。
本気で解決を図るなら思いついて然るべき発想に至らない→本気で取り組んでる様に見えない。
主人公のユイトからして、親友のナギの死因に繋がる怪異化弾の出ドコロを調べようとしない。
これって「手ごろな下っ端兵士や学者を締め上げればいいだけ」なところを、下っ端兵士や学者の事情を描きたくないので避けてきた弊害なんじゃないかなぁ。
そのせいで「実は親友だなんて思ってない、情なんてものは無いんじゃない?」という感想を抱いておりまして…。

で、そんな中「誰かの過去を無かったことにするなんて絶対に許しちゃいけないんだ」と熱弁振舞われましても、とても白々しい。
一応、今まで主人公は記憶障害で世界の隠された真実に翻弄されるという内容で、当人にはこれといった目的が無く、何を言われても鼻水垂らして口開けっ放しでボケっとしててうわの空なのは制作的にワザとだと思うのだけど──。
19話でようやく目的(意思)を持つが、その考えに至った理由もアラハバキで記憶を抜かれそうになった体験からなだけ。
「記憶を失う恐怖」ならユイトは脳力を使うだけでもそうなるハズ(10話より)なので、このためだけにアラハバキの一件を描いたのだとしたらホント無駄としか思えない。
せめて「ナギも同じ様な恐怖を味わったのか」みたいなことを一言くらい言わせりゃいいのに…そしてぶっこ抜かれた記憶はロクショウ施設にあるんちゃうん?


とりあえず「オレがアイツを殺した」と言って周囲を惑わしといて、後から「直接手を下したワケじゃないがオレがアイツを殺したのと一緒だ」とタネ明かしするネタ、止めよう。
最近他の作品でも見たけどアホ臭いったらありゃしない、キャラが陶酔してるだけにしか見えん、もしくは制作側のお手軽尺稼ぎ。
ってかそうであるならナオミを殺したのはカサネですやん、トゲツに追われてる身でありながらホイホイ接触なんかしたせいで…そっちの方をもっと気に病むべき。
実は姉妹だなんて思ってない、情なんてものは無いんじゃない?
あと、過去改変されても自覚できないと思うんだがどうなんだろう?
これも他の作品で「あれ?」と思ったことがあったんだが、何の作品だったか思い出せない。{/netabare}

23話までの感想{netabare}
ニューヒムカが「断絶の帯から怪異が降ってくるのは月の連中のせい、獣粒子のせい」という事実を市民に隠してる理由が分からない(※)。
なのでそれを暴くことが良いことなのか悪いことなのかも判然としない。
「政府が隠し事してるのは無条件で悪」ではなく「隠してるからにはそれ相応の理由があるんだろう、それは何?」に興味が向くのが自然じゃないかね?
主人公目線で「政府は酷いことをやっている」という印象を推してくるけど、本当にそうかな?という疑問が湧いてくる。
それよりなにより、主人公の方がよっぽど酷いことをしてないか?

トゲツのシステムコンピューターがダウンする訳だけど…ん?これって……コールドスリープ中の生命維持装置もストップした!?
何人居るか知らないけどトゲツには2000年前の人間が眠って居続けてるんだよね?
また、そこからデザインチルドレンを製造してる訳で、その製造ラインも止まった?
脳アンプルの材料の脳がどんな製造方法だか知らんけど、それも止まった?
…。

主人公、何気に大量殺戮しちゃってない?

“巨神ゴーグ”を知ってりゃ(知らんでも似たテーマはいくらでもあるだろう)普通に疑問に思う部分じゃね?
これ作ってるのサンライズなんだよね?あれぇ?
ゴーグでは{netabare}怒りに我を忘れてる間に同胞を大量死させてしまってマノンさんは大反省をする訳{/netabare}だけど、こっちの作品は…主人公は自分が何をしでかしたのか知って恐れ戦く展開とか無いのだろうか?
カゲロウがクッソしょうもない理由で「ジョウを殺したのはオレだ」と気に病んだのなら、ユイトもトゲツの件は気に病むべき。

そんでもって親子や兄弟の情をテーマとした展開、これもピンと来ない。
この作品世界内でヒトはどんな繁殖方法が“標準”なのかよく分からないんだもの。
親子や兄弟といっても「卵子(もしくはDNA)提供しただけ」と「人工子宮(腹を痛める)」と「育ての親」とで違うでしょう、と。
初代ガンダムの「人々は、そこで子を産み、育て、そして死んでいった」ってナレがどれだけ重要だったか思い知らされる。
この問題は「この作品と妙に似てる」と感じる“PSO2 epオラクル”でもあったことなんだけど、そこら辺に焦点を当てた作品…“地球へ”とか知ってる身としては、なんとも説明不足というかパンチが弱いというか…。
ユイトとカサネでその違いを描いたような気がしないでもないけど、なんか全然弱い。

更に22話はもはや恒例のアレ、ユイトとカイトが怪異に囲まれてカイトが「ここはオレに任せてお前は逃げろ」と言う展開…またかよ!
余りにもしつこい展開でもう2人とも死ねばいいのにとさえ思ったけど、いや、一生懸命好意的解釈をすれば…オッサンユイトがカサネに命を賭して願い事をしたのと同様「兄弟して似てるなぁ」と思わせる描写だった…のかも?
けどやっぱりしつこいよ、引き出し無さ過ぎじゃない?
それに怪異に襲われるって、セイランで研究してた怪異コントロール技術はどうした?
ユイトもまーた頭痛が痛いを発動して、脳アンプルはどうした?
「これはただのビタミン剤じゃ」とヤバい表情しながら脳アンプルをあおりまくって、それでも尚頭痛が痛いなら悲壮感もありそうなもんだが、全然余裕じゃねーか。
「研究を邪魔しないで完成させてればこんなことにはならなかったのに」「トゲツを壊滅させてなければ薬があったのに」と後悔して欲しいのだが…な~んかコイツら行いを省みるってことをしないよね。
死ねばいいのに。

23話はもはや流し見してる人は置き去り展開w
スメラギ陵で精神攻撃的なものを受け、真実か架空か知らんがゲンマがセトの死体(?)を見て心を痛めるシーンがあるのだが…セトって覚えてる?
また「何度も」アリスを失ったカレンの慟哭を追体験してカサネがナオミを失ったのと感情を被せるんだが…アリスとナオミって覚えてる?
「ここはオレに任せてお前は逃げろ」でトゲツの追っ手と相打ちで無駄死にした奴ね。
ってかカレンの慟哭自体ハイハイまどか死んだまゆしぃ死んだ佳織死んだって感じで、よくこんな使い潰された設定を使えるもんだと逆に感心。
むしろ死にパターンが一緒で、シュタゲやまどマギから劣化が激しいと感じつつも、ひょっとしたら伏線なのかも?と期待を持ったり…いやどうなんだろう?



実は地球は流刑地で市民はその末裔ってワケでもないみたいだし、政府が隠してた意味がホント分からん。
23話でシデンが「ボクはこの世界の醜さも理不尽さも知っている」と言うのだが、その憤懣をぶつける対象がズレてる気がして仕方無い。
一番悪い(この世界の理不尽)のは「獣粒子」であり、政府がその真実を隠してたのも悪いかもだが、獣粒子が飛来して来たのは政府のせいではない。
つまり政府が秘密裏に行ってた非人道的な研究──「人間の怪異化」「人格矯正」「怪異の兵器化(=怪異のコントロール)」──が大して悪いことに思えない。
(「デザインチルドレン(トゲツ)」と「非脳力者の脳力者化」に至っては秘密裏だったのか非人道的なのかすらよくワカラン。
「レッドストリングスの開発(トゲツ)」や「クナドゲートの研究」に至ってはそれが何なのか分かってる人自体が作中数える程度しか居ないレベル)
一応非人道的ではあるけど、それ以上に「断絶の帯から怪異が降ってくる」の方がよっぽど脅威であり、その対策のための研究であるのなら仕方無いんじゃねーの?
目的と研究が噛み合ってないのなら「何やってんだよ」ともなるが、幸か不幸か噛み合ってる(ように思える)ので研究に文句を言うのが変に感じてしまう。
ぶっちゃけ「怪異の脅威を取り除くためには必要な研究である」と説けば市民も納得しそうじゃない?カイトも失脚せずに済んだのでは?
もうこうなってくるとセイランとスオウの対立も意味が分からないし、和平を結んでも茶番にしか感じない。
問題の3話だって視聴者をいたずらに混乱させるだけの不必要な描写にしかなってないのでは?

要はこの作品は「獣粒子」の対策の手段を巡って抗争してるだけで、主要キャラは根本原因から遠く離れた部分でギャーギャー言ってるだけに過ぎない。
対案を出さずにヤダヤダと駄々を捏ねてるだけの悪質クレーマー、「じゃああんたら獣粒子はどうすんの?」と尋ねたくなる。
一応、一応ね、なんせ2000年もの間断絶の帯から怪異が降り続いてる世界なので、もうそれは自然災害的に「どうしようもないこと」で、怪異による被害を減らす努力はしても断絶の帯自体をどうにかしようという発想が無い…のかも知れない。
ってことも考えられなくもないけど、だったらもうちょいそういうシーンを描いてくれないとシックリ来ない。
これが、政府が獣粒子を利権に絡めてどうこうしてるって話ならまだ分かるんだが…そうだなぁ、例えば──

<例え話>怪異に対抗するために作られたのが怪伐軍であり、現在の体制(既得権)もそれありきになってて、断絶の帯(並びに怪異の脅威)が無くなるのは政府にとっては都合が悪い。
実はその気になればとっくに断絶の帯は取り払うことが出来るのだがワザと残してて、もっと自在に怪異を利用するための研究を秘密裏に行ってた。<例え話終わり>

──であるなら「政府は裏で酷いことをしている」という設定も頷けるんだけど…どうだろう、今後そういうカラクリを明かす展開は期待できそう…かなぁ?
一応カレンが過去に遡ってどうこうしてるので、政府が隠し事をすることと繋がるのなら…ここまで見た自分も多少は救われるかも。
ついでに2話の「どうして前線に赴いた現役兵士に怪異化弾を撃つ必要があったの?研究所の被験体や罪人じゃいけなかったの?」もすっっっっっっっごい謎なので、そこにも繋がってくれると有難いんだが…。
強引に考えればアリスの死因は施設でナオミと接触したせいとも解釈できるので、そこら辺でカレンの干渉があった、とか。
そうでなくても「レッドストリングスを阻止するためにカサネが狙われたがナオミが庇った」線も有り得るし、2話の謎が解明されるのを期待してるんだが…もしされなかったらどうしよう。{/netabare}

26話までの感想
(現在執筆中、先に総評の方が書きあがったのでそっちを先に投稿)

総評{netabare}
とにかく取っ付きが悪い。
そして「何でこんなに取っ付きが悪いのだろう?」というのに逆に興味が沸いて、かなり気合を入れて見ました。
どれくらい気合入れてたかは上記の各話感想を見ていただければ分かるかと──。

で、取っ付きの悪さの正体は、ナオミが何者かに狙撃されて怪異になるワケだけど、
・撃ったの誰?命令したの誰?目的は何?
・そもそも未来予知でカサネを庇って撃たれたので、本来のターゲットはカサネか?
・そもそもあの場所へ派兵を命令された自体が仕組まれてた?落ちてたアンプルは何?
・怪異化したナオミを連れ去ったのは誰?撃ったのと同じ勢力?
等、分からないことが多く現状を認識することすらままならないのに、その掘り下げをせず放ったらかしで次の展開へ突入。
まだ登場キャラの顔と名前も一致してない段階で仲間グループから2人が裏切りを働く。
しかも裏切る理由がそれぞれ別で、うっとおしいたらありゃしない。
その後も、ふた手に分かれて2つの施設を行ったり来たりするのだけど、今映ってるのはどっちの施設なんだか分かりにくい。

…これじゃあ何に関心を向けていいのか分からないって。
作り手が視聴者に疑問に思わせたい部分と、視聴者が疑問に思う部分が噛み合ってない。

噛み合ってない最たる部分としては、ナオミが狙撃された理由は最終回まで見ても明かされなかった。
クナドゲート内でのオッサンユイトの証言は支離滅裂だし、かといって嘘を吹き込まれてたのか?といえば他に情報が無い。
ひょっとしたらナオミの脳を欲しがってたトゲツの手の者だったり、アリスの死の遠因ではあるので時間遡行したカレンの仕業であることも期待したんだけど、全く触れない。
それ以前に怪異化弾は実用化されてたのかどうかすらよく分からない。
実験にしちゃあ前線に出た兵士を狙う意味が分からんし、ナオミを撃って以降怪異化弾は一切出てこないし。

一切出てこないといえば後半ユイトが無理を推して脳力を使うのだが、特効薬と思われる脳アンプルは途中から一切出なくなる。
“0083”のウラキのヒロポンみたいなこともしないで頭いて~頭いて~言うだけ。
芝居してるみたい。
10話で研究者が語った「被験者(ユイト)はベルペッパーだった頃の記憶も欠落している模様。超能力を使うたびに脳へダメージが蓄積していると考えられる。急に記憶が飛ぶといった症状も出ているハズである」という設定も忘却の彼方。
後半は記憶も飛ばなくなるし、最終回では脳力を使い果たした体なのに車椅子に乗るだけで脳(記憶)は健在。
なんだよこれ…カミーユ(TV版)なりDボウイなりチャイカなり“牙”のノアなり“ハッピーシュガーライフ”の神戸しおなり、廃人オチなんていくらでもあるんだしやっちゃダメってことはなかろうに。
あっ、ゲームが続かないって?うぅむ…。
欲を言えば廃人になったユイトを世話するカサネが、ボタンをかけようとしたら手が震えて上手くできず、「どうしたの?」と様子を見に来た仲間に対して「見るんじゃねー」と怒鳴るオチだったら途中どんなに酷くても個人的には称賛したんだけどなぁ。
最終回で台無しというか、最終回で逆転できませんでした。

と、やたらと込み入った設定を盛り込んだ割に、キャラがその設定に準じた行動をしない……ということに尽きるのかなぁ、全体としては。
「そういう設定の体」を演技してるだけ、例によって中身が無い、自我が無い。
政府が隠してた「この世界の真実」を段々と知ってくって話なので、どうしてもキャラが受け身体勢になってしまうのは仕方無いとはいえ、限度ってものがあるだろう。
上述の「ナオミを怪異にすることで、やった奴には何の得があったんだい?」に誰も気が向かないのはどうなんだ?
最終回1コ前の「クナドゲート消滅のついでに断絶の帯も消せる」も、他人から言われて(そそのかされて)乗っかっただけで自発的に思いついた訳ではない、そもそも断絶の帯をどうにかしたいとかそれまで一切考えてもいなかったじゃん。
そして致命的なのは、これだけ設定盛っておいて「起きる出来事」──演出ってことになるのか?──がワンパターン。

「ここはオレに任せてお前は逃げろ」

この展開が4回あります。
“精霊ナントカ~”が「悪者に間違われて襲われる」って話が数回続いて酷いなぁと思ったモンだけど、こっちはそれを優に超えてる。
過去改変による現代への影響の描写もなんか変だし…ひょっとしてこれ、設定の方はゲームスタッフが頑張ったんだけど、演出?ストーリー?を任されたアニメスタッフは、めっちゃ手を抜いた??
それとも逆?ゲームとの兼ね合いで色々とキツい縛りがあって、アニメスタッフは頑張ったんだけどこれが限界だった??


と辛口なことが続いたので、ここでちょいとフォローめいたことを。
この作品、考えれば考えるほどフブキが疑わしい。
最後に一番得したのは誰?を考えると、地位はそのままに婚約者のアリスが復活してくれたフブキじゃん?
色々と政府の裏事情を知っておきながら(というか脳アンプルを使ってたセイランの施設と繋がりがある、いわば実行犯)矢面に立たされ処罰を受けたのはカイトだけ。
もしかしてカイトをハメた?
25話でクナドゲート消滅作戦のついでに断絶の帯の消去を持ちかけたのもフブキと“改心したと思われた”カレン。
カレンをよく知るフブキとしては、アリス救出を実はまだ諦めていないと見越してた?
10話で「ナギの抜かれた記憶データ(本当にそんなのが存在するのかどうかは不明、作中では出ない)が施設に保管されてる」と言って施設に行く様に仕向けたのもフブキ。
同じ回、カイトに呼び出しを食らったのに次の瞬間には自由の身になってたのも、どうやって切り抜けたのか謎。
「ナオミが怪異化するのを目撃した記憶」を消すために病院(施設)で人格矯正を受けるところをフブキが阻止したが、ナギだけはそれが間に合わなかったとのことだが、これだって疑わしい。

ガルマを欺いたシャアの様に、フブキはカレンを欺いて自分に都合の良い様に誘導してた?ユイト達はそれに巻き込まれた?

──な~んてことを思ったり。
ってことで、最後の最後、フブキがそんなことを匂わす素振り・全てはフブキの思惑に踊らされてただけだったのでしたー、みたいなことを見せてくれたら大逆転できる芽が残ってたんだが…そんなことは起きませんでした。
実は心の奥底でベルペッパーを蔑視してたとかやれば最高だったのになぁ(ってかそうでないならベルペッパーの設定も要らないと思う)。
いやぁ惜しい、惜しいというよりかなんか外してるんだよね。
ひょっとしてゲームでは…?、と思わなくもないけど、そっちに手を出すまでの意欲は湧かなかったのが実情。

ってかこの発想──懇意にしてくれた仲間が実は黒幕──って前にもしたなぁ。
あっ、“シャチバト”のガイドさんか。
あっちもそういう風にすれば逆転(それまでのマイナス評価が最後でプラスに転ずる、視聴した自分も報われた気がする)が出来たと思うのだが、何でやらないんだろう?


総評としては、まぁゲームやればいいんじゃね?アニメは見ても見なくても…って感じ。
原作のゲームでは意味があるのかも知れないが、アニメでは意味の無い設定が多い、ゲンマの裏切りはホント要らなかったと思う(これが無ければ3話切りされる率はずっと下げられたんじゃないかな)。
スオウとセイランの対立も理由がよく分からんままだし、「人間が怪異化する」が起こりえる世界において、作中で政府の行ってた程度のことは非人道的だとは思えない、“ヤマト2202”のG計画より温い。
それでいて「何故ナオミは撃たれたのか」は明かされない、どういうこっちゃ?
よく似てると比較に挙げてた“PSO2 epオラクル”は登場するキャラが悉く「こう見えて実は…」という二面性を持っていて、それを把握すればキャラを覚えるのと同時に自ずとストーリーも頭に入る作りだったが、こっちはそうではなくキャラとストーリー別々に覚えないといけないのでかなり億劫。
七剣星(セプテントリオン)という称号がありながら六芒均衡の様なバランス配分も無いし、これも要らん設定かと。
とりあえず序盤3話まで(もしくは5話まで)の取っ付きの悪さは近年随一なので、それがどういうものなのか物見遊山で見る分には良いかも知れない。
あ、それと「ここはオレに任せてお前は逃げろ」って展開が4回あるので、それが何処なのか指折り数えながら見るのもいいかも。{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 12

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

その緋(あか)は解放か、断絶か

この作品は、テレビ放送とほぼ同時にゲームが発売されたようですが、基本的にオリジナルアニメだったようですね。
視聴する前は、作画に気合の入った作品…程度の情報しか持ち合わせていませんでしたが、瀬戸さん、高野麻里佳さん、ほっちゃんが出演されているのを知って嬉しくなったのを覚えています。


新歴2020年。

人類の多くは、思考や意識を外界に作用させる力、「脳力」を生まれながらに備えていた。
その生活は一見便利で、平和にも見える。
しかし実際は、成層圏より降下する異形の生命体・怪異の存在が
彼らの命を脅かしていた。

怪異を討伐すべく、ニューヒムカ政府によって結成されたのは怪抜軍。
ひと際強い脳力の持ち主、「超脳力者」によって組織された軍隊だ。
超脳力は、発火、超高速、透明化など、個人により様々な発言の形をとる。

念力の超脳力を持つユイト・スメラギは、幼い頃、怪異の襲撃から怪抜軍に
よって救われた。
以来、志願兵として厳しい訓練に耐え、ついに入隊の日を迎える。

一方、スカウトで怪抜軍に入隊したカサネ・ランドールは以前より不可思議な
夢を頻繁に見ていた。

「赤い糸から手を離さないで」――

カサネが夢で告げられる言葉の意味とは?
怪異の正体、そして隠された世界の秘密とは…。

ユイトとカサネは、抗えない運慶に巻き込まれていく。


公式HPのINTRODUCTIONのうち、第1クール分を引用させて頂きました。

公式サイトはゲームと連動しており、簡単にゲームサイトに移動することができるのですが、ビックリしたのはゲームのお値段…
ゆうに1万円を超えてくる価格設定になっているんです。

最近ではスマホのソシャゲなど、基本無料でプレイできて後からコンテンツを楽しむために課金していくシステムが殆どだと思っていましたが、Xbox、PlayStationといったゲーム機を使うゲームは、これが定番なんでしょうね。
現時点で既に4万本以上売り上げているそうですが、もう少し売り上げが上がらないと厳しそうに見えるのは、私だけじゃないと思います。

でも、見方によっては廃課金することなくプレイできるのは、プレイヤーにとっては優しいかもですね^^

物語は壮大…だと序盤は思っていましたが、終盤まで来るとだいぶこじんまりした感が否めませんでした。
圧倒的な力の成し得る技なんでしょうけれど、周りを振り回しすぎ…と言われても仕方の無い展開だったと思います。

そして、物語の設定も少々難解だったような気がします。
例えば諜報…スパイだと思ったら簡単に寝返ってみたり、ゲーム的な要素としてなら面白いのかもしれませんが、一つのアニメ作品として捉えると、どうしても分かり辛さを感じてしまいました。
組織や舞台設定に対してもう少し詳しく説明して貰っていたら、もう少し理解が早かったと思います。

完走後に振り返って思うこと…
物語が集結したイメージが全くありませんでした^^;
やはり、TVアニメと同時にゲームが発売されている影響でしょうね。
物語の核心に迫ってしまうと、ゲームの打ち上げにも響くでしょうから…

それは理解できるんですけど、それならオニアリエンドで怪異や設定の顛末を描いても良かったのではないでしょうか。
物語として一応終わっているのですが、登場人物の行く末だけじゃこの物語は終われないと思うのですけれど…

オープニングテーマは、THE ORAL CIGARETTESさんによる「Red Criminal」と、「MACHINEGUN」
エンディングテーマは、Yamato(.S)さんによる「Fire」と、Ayumu Imazuさんによる「Stranger」

2クール全26話の物語でした。
26話もの尺を使っているのですから、物語をもう少し掘り下げられたような気がします。
作画は頑張っていましたが、終盤にもなると若干の崩れが目につきました。
アニメーション制作はサンライズなんですけどね…
グッとくる展開が無かった訳ではないので、それなりに堪能させて貰ったんだと思います。
これ以上の掘り下げが気になるならゲームをプレイするしかなさそうですね^^;

投稿 : 2024/05/18
♥ : 5

たくすけ さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.8

結局最後までよくわからなかった

最終話まで見たがよくわからないまま終わっていった。
途中から理解しようとする気持ちが湧いてこなかったw
自分にとってはストーリーもキャラも魅力を感じなかった。

怪異と戦うお話だと思ってたら段々方向性が変に小難しくなった感じだろうか。
それとキャラが薄い上に多すぎ。
ユイトとカサネ筆頭に数人しか印象に残ってない。
役割や特徴が無いキャラがわんさか出てきても邪魔なだけ。
ユイトは主人公なのに見た目パッとしないし頭痛でダウンしてた印象が強い(笑)

ゲームやった人なら面白く感じたのだろうか。
ゲームの販促アニメだと思ってたけどゲームをやった人のためのアニメだったのかもしれない。
自分の理解力不足を考慮しても評価は厳しい。
作画と歌だけは良かったと思います。


-------------------------------------------------------



14話まで見て

うーん、よくわからん…

主人公の見た目がダサくて全く魅力を感じない。
メッシュが入っただけでちょい長めってだけの髪型が悪い。
榎木淳弥は結構上手いけど、どの役でもだいたい同じ声で飽きる。

作画は良い。

なんかもうこれくらいの感想しか出てこない(笑)



1話見てとりあえず少しだけ。

よくある能力バトルアニメの雰囲気がすごい。
たいして面白くなさそうだなと思ったところで
念力、発火、放電、透視…というあまりにも捻りの無い能力のオンパレード
これはキツイなと(笑)

ゲームでプレーする分には面白そうな気はする。
どんなゲームか知らんけどw
アニメでこんなありきたりな能力出されても面白味を感じない。
ゲーム販促アニメという事でハードル下げて視聴継続。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

58.4 276 2021年度アニメランキング276位
ヴィジュアルプリズン(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (41)
112人が棚に入れました
周囲に馴染めず、内に強い孤独を抱えた少年・結希アンジュ。天涯孤独の身になったのを機に、故郷を離れて憧れのアーティストが活躍していた街・ハラジュクを訪れたところ、ヴィジュアル系ユニット「ECLIPSE」と「LOS†EDEN」のライブバトルに遭遇する。エネルギッシュなステージに圧倒される中、突然胸の痛みに襲われるアンジュ。その瞬間、アンジュはヴァンパイアと人間のハーフ“ダンピール”として覚醒する――

大重 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

まったく対象外ですね

男性アイドルものですかね? そこに吸血鬼が出てくるとかなんとか…
まあどうでもいいや。
それなりに設定はありそうですが、完全に対象外なんであまり興味は無いです。
イケメンばかり出てくるので女性には楽しければ良いですね。

とりあえず男が見てもこういう見てくれだけの男は特に格好いいとは思えません。
まあちょっとへんてこな所は面白味もないこともないですが、それならもっと振り切れて笑えるレベルの方が良いかな…。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1
ネタバレ

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

女子向けヴィジュアル系バンドアニメ

【紹介】
イケメンのヴァンパイア達によるビジュアル系バンドの話。
美しい歌を紅い月に捧げると強力な力を手に入れることができるとかようわからん設定がありますが、設定はオマケみたいなもので、ぶっちゃけイケメンのキャラクター見て女子が喜ぶアニメです。
うた☆プリ、ヒプマイのようなアニメが好きな人なら楽しめると思います。

ヴィジュアル系が好きな人も楽しめるとは思いますが、話の作りが徹底的に女子向けなのでヴィジュアル系バンドが好きなだけではちょっときついかもしれないです。

【音楽】
OP「残酷シャングリラ」O★Z ED「BLOODY KISS」LOSTEDEN(Tが環境依存文字なので普通のTにしています)
「wing with wind」「ANGELIST」など、ヴィジュアル系バンドの良いところがでている楽曲が素晴らしい!

アニメの内容と曲の歌詞が密接なので、アニメを視聴していないと良さがわかりづらい曲もありますが。

さすがにバンドアニメなだけあって声優はいい声してるし、何より歌がいい。低音の綺麗な響きが心地よい曲が多かったです。
劇中歌もどれもいい感じ。
特にロビンとアンジュのデュエットやミストのソロ曲がとても綺麗で好きです。

【作画】
全体的に漂う美しさ、カッコよさ、オシャレさ、そしてセクシーさが魅力の作品。
キャラの顔と女性向けのエロセクシーな表現、そしてライブシーンにはとても力入っています。
視聴者層を考えれば当然かと。

ただ作画はたまに不安定になる。ヴィジュアル系なのだから見た目には気を使ってほしいところ。
ロゴとかはヴィジュアル系というよりただの厨二。あまりこだわりを感じない。
文字等の細かいデザインや装飾にももう少しこだわってほしかったかも。


【キャラクター】
キャラデザ良いですね。
ロビンとジャックやミストとサガの関係性が見ていてほほえましいのと、アンジュのひたむきな想いに惹かれるし、なによりギルが最高にカッコいい。
キャラクターのカッコ良さと可愛さがすべてのアニメなので、さすがに力入っています。

8話は視聴者が男性なのか女性なのかで評価が分かれる回だと思う。


【シナリオ】
ヴァンパイアの特性を生かした時代を超えたシナリオの構築は面白いと思う。

でもシナリオに期待するタイプのアニメではないので、特にシナリオ的な面白さはないです。
シナリオは荒唐無稽だし、急に歌いだしたり、急にバトルアニメになったり、急に仲良くなったりと意味わからないことだらけですが、気にしてはダメです。そういうものだと思って受け入れるしかないです。
ヴァンパイアの要素をうまくキャラクターの魅力につなげることができているのは良いところだと思います。

最後の締め方が良かった。いい最終回だったと思います。

{netabare}
ギルがいれたコーヒーが一番だねってイヴが言って、ギルが「そうか」って短く返す何気ないやり取りとかいいですね。
{/netabare}

【総評】
こういうジャンルに興味ない人は見ても仕方ないと思います
肝心のキャラクターの魅力を出すことには力が入っています。
決して一般受けはしないでしょうが、特定の層に刺さるアニメとしては十分に良いアニメだと思います。
作画はもうちょっと頑張って欲しかった。

とても良かったので、是非二期を制作して欲しいです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 10
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

これも吸血鬼もの...

最近やたらと多い吸血鬼もの×ビジュアル系
女向けアニメ

{netabare}
正直全体を通すとそこまで良くもないけど、悪い要素も特にない感じの作品。
キャラは多かったけど、掘り下げをするキャラはしっかりと絞れていて、一応O☆Zのメンバーと双子に関しては印象に残った。

一番良かったのはギルが過去の経験から主人公に仲間を大切にしろとアドバイスをする回と、そんなギルを主人公が誘う回かな。
あと、6話のライブで謎戦闘をする回は割と作画も良くて(なんでライブじゃなくてこっちに作画使ったし)単純に面白かった。
面白かったからこそもっとやってほしかった感はあるw

逆に一番良くなかったのは8話の謎回。
ノリが腐女子向けできつかったし、本人じゃなくて憑依してる霊の話とかどうでもよかった。

で、最後はベタな感じに終わって悪くなかったと思う。
まあ全体を通して悪くなかったぐらいの評価

OPがめっちゃ好き
↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆5
ホモ枠?キャラ紹介なげーな
急に歌うじゃん ライブシーンはいい
いや一瞬で歌うじゃん主人公w 曲いいな。話が唐突。
ヴァニタスかよ。吸血鬼もの多すぎ。曲が本当にいい。

2話 ☆5
ほんと曲いいな。
最近こんな感じのアニメ見た気がするけど多すぎてもはや何かわからん。自業自得じゃんw 
ストーリー悪くはないんだが。愛してやろうか(迫真)

3話 ☆7
高音系かw
ヴァンパイアになると成長止まるのか 
成長止めた理由なるほどなぁ。
結局心臓にひびはいるだけで済むんかよ 

4話 ☆7
これ何アニメだよ。シンフォギアか?
5話 ☆8
何がどうなってんだよ。
自分の過去の経験から主人公に仲間を大切にしろとアドバイスするのが良かった。歌うまいな。
ギルを誘うシーン主人公の演技が上手くていい。

6話 ☆8
メイクの理由とかあるのか。
震えてる自分を隠すためって面白いなw
やっとライブか。さっき聞いた。
この曲大好きだからいいけどw
CGあんまよくないな。EDじゃねーかw
謎戦闘w 作画良くて草。歌の方の作画良くしてくれやw
勢いで面白かったわ。
ED変わっとるやん。

7話 ☆5
何で入れてくれるんだよ。
何故秘密を話す。レイター(日本語英語)
SAGAだけに プラチナエンドで見た。

8話 ☆2
腐女子向け回。今回おもしろくないな。
ここにきてこんな腐女子向けのノリ辞めてくれ...。
急にこんなヴァンパイアのノリ見せられても。
挿入曲好き。この憑依してる奴の話いる?
何でこのアニメで歌詞なしEDw

9話 ☆6
ホモ堕ち 不老不死じゃないってどうなったら死ぬの?
裸になる所のノリが少し寒い。挿入曲微妙。

10話 ☆7
ホモ えぇ... 死んじゃうのか。
歌って復活の流れか? 挿入曲好き。声がいい。
うーん、この流れプリパラ感w 

11話 ☆7
マヨネーズ飲むな あれギル一応復活はしてたのね。
ああ、なるほど。吸血クマちゃん体操の存在感。

12話 ☆5
CGの出来微妙だな。初手曲やるんか。ずっと歌ってるw 
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 0

58.3 278 2021年度アニメランキング278位
魔王イブロギアに身を捧げよ(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★☆☆ 2.9 (34)
107人が棚に入れました
社会のはぐれ者・牛頭利晃(通称ゴズ)。ある日、撃ち殺されて目を覚ますと――大好きなゲームの世界に転生していた!?しかも目の前には、幼いころから憧れ続けたゲームのラスボス・魔王イブロギアの姿が!孤独に震える幼い彼に、ゴズは「俺はあんたに惚れたんだ」と求愛を開始して…!?闇落ち寸前の可愛い魔王×魔王にぞっこんなドM男の世界征服BL(!?)がここに誕生!

レオン博士 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

BLシーンに適当なシナリオを付け足しただけのアニメ

【紹介】
悪役大好きな主人公が異世界転生して美少年魔王とBLする5分アニメ。

【シナリオ】
普通の異世界転生アニメのシナリオを5分に凝縮して随所でBLシーンが挟まれる感じ。
5分で事件起きて解決するので、適当で急で強引なシナリオです。
こんな適当なシナリオつけるならいっそのことBLシーンだけやっていたほうが良いと思います。

【キャラクター】
主人公は傲慢で暴力的で短絡的。何も魅力がない。

魔王様は可愛いけど、可愛すぎてしゃべらなければ女の子に見えるから、BLが好きでも対象になる人は限られると思います。

【音楽】 かなり適当。ひどい。

【総評】
主人公と魔王の作画だけ頑張っているけど、他は何もかもが適当。
BLシーンだけが唯一の見せ場で、それ以外に何もいいところがない。
5分でまともなシナリオを入れこむのは無理なので、5分アニメでやるならBLシーンだけに絞ったほうがいいと思います。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 13
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

"僧侶枠にしては"面白かった

流行りの異世界転生を取り入れた僧侶枠

{netabare}
僧侶だから半分ネタで見てたけど、話に悪い要素がなく、
ストーリーは割としっかりしてたと思う。

僧侶枠だけど、ヤるシーンは唐突に入る(勿論無修正版は見てないのでカットされてるけど)から、それ以外のところは基本的に普通のファンタジーアニメのワンシーンかのようになってる。
それでいてストーリーも王道と言っていいのかはわからないけど、そんな感じで悪い点がなかった。
イブロギアのことを思って怒鳴るシーンとかは普通に良かったと思ったし、
それ以外でも結構セリフがいいということもあって、自分はそこそこ良かったと感じたかな。勿論元の期待値が0だからというのもありそうだけどw

ニコニコで空き時間に見るのに向いているアニメでした。
しょうたいむよりは良かったと思う。

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆9
この僧侶は面白そう。草、自然な導入 千空かな。

2話 ☆8
エロがないだと!? 今期の僧侶は面白い。

3話 ファンタジー×僧侶は当たる説。☆7
4話 ☆10
かわいそう。いいセリフだw 魔王を庇う主人公好き
作画良くて草 

5話 ☆6

6話 ☆9
魔王の過去重いな、毒をもらてたってw
主人公のセリフが割といいっていうw

7話 ☆6
8話 ☆5
9話 異世界転生 ☆7
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

異世界に転生させてまでBLがしたいのか(苦笑)

[文量→小盛り・内容→感想系]

【総括】
タイトル的に、魔王サイドからのファンタジーアニメや、ギャグかなと思って、録画してましたが、び、BLだ~~! 退避、退避~~(笑)

《以下ネタバレ》

【視聴断念(2話まで)】
{netabare}
それでも、一応、撮り貯めた2話までは観てみるという(笑)

魔王に憧れ、転生先で魔王になる、のではなく、未来の魔王を暗殺する立場になる、という設定自体は面白かったと思います。

これが恋愛ではなく友情や忠誠心、もしくは魔王が女性キャラなら、それなりに楽しく観られた気がします。ただ、BLは基本、守備範囲外なので、悪しからず。
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
魔王が好きなのは良いけどね。BLか。

2話目 ☆2
一応、観てみる(笑)

3話目 ☆


4話目 ☆


5話目 ☆


6話目 ☆


7話目 ☆


8話目 ☆


9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆

{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 13

58.3 278 2021年度アニメランキング278位
闇芝居(第9期)(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (14)
48人が棚に入れました
――古(いにしえ)より伝わりし干支が、あなたに恐怖の時を刻む……

カミタマン さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

6話は必見!

2021/10/12 投稿

このシリーズ結構好きです。
でも,無理に干支を中心に話を構成して,逆に縛りになって失敗しているように思います。

怖いというより,気持ち悪い感じの方が強いかもです。(そもそも「怖い」と「気持ち悪い」ってどう違うの?ってツッコまないで^^;)

好みせいもありますが、,各話のばらつき(個性)が大きいと思います。
と言うわけで,各話の星評価。

第1話  鼠嫁ぎ   ★4
第2話  兎小屋の男 ★3.5
第3話  44匹目の羊 ★2
第4話  忠犬    ★3
第5話  張り子の虎 ★3.5
第6話  精霊牛   ★5
第7話  ニワトリ君 ★3.5
第8話  木馬    ★4
第9話  祝蛇    ★2
第10話 猪鍋    ★2.5
第11話 竜宮    ★2.5
第12話 猿合わせ  ★3.5
第13話 猫年    ★1.5

6話は必見!闇芝居史上屈指の名作!
新境地を切り開いています。

外れも多いので,全体評価は3です。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 5

58.2 280 2021年度アニメランキング280位
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★☆☆ 2.7 (199)
564人が棚に入れました
柊誠一:下野紘
サリア:花澤香菜
アルトリア・グレム:井上麻里奈
ガッスル・クルート:稲田徹
エリス・マクレーヌ:西尾夕香
ルルネ;西本りみ
神無月華蓮:南條愛乃
ルイエス・バルゼ:日笠陽子
羊さん:新井里美
オリガ・カルメリア:久保ユリカ

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

はじめて、このレベルの星をつけましたw

出来心で観てしまったことを反省している所です。
いやだなぁ、こんなんだったら、ちゃんとどっかに〔視聴注意!〕とか〔真剣に見ないでください〕って書いておいてくださいよう。


某アベマなTVのアニメジャンルをふらり散歩中に目にとめてしまったのが運の尽きでした。
ストーリーだけでも追ってみようと思ってしまった自分を過去に戻って止めたいですw。


ギャグなのかシャレなのか・・・。
あらゆる点のレベルがいまいちで・・・。
コメディにすら昇華させれていないなんて。


物語:進化うんぬんの所がギリユニークな切り口、ユニークとは言ったが、効果的な活用はされていない。
そのほかはその他作品の標準レベルには達していない。

10話目くらいだったかな、主人公が秒で語るダイジェストで90%は説明できてる。
最終話、何も解決せず「俺たちの戦いは~」にさえなっていない。
最終話の最終盤で新しいキャラ(あのふざけたキャラ)を登場させるなんて、続編を企画できるレベルではないのにふざけてるレベル。
本当にギャグにもシャレにもならない。
このレベルで「終!?」とクエスチョンマークをつけている所に怒りと不誠実さを感じた。


作画:いろいろなところが、いまいち。フックにしたいキャラだけは造形をらしくしているが、トレス線も無駄に太く、昭和レベル、または5~6歳児くらいならダマせるかなってレベル。
キャラの動き、構図、いろいろなところの設計がガバガバ、グダグダ。
学生の同人レベルなら「ふ~ん、がんばったじゃん」とは言ってあげたい。


声優さん:仕事として、しっかりとやっておられると思います。
が、土台となる舞台装置(作品自体)の力不足で、いまいち、それなりにしか機能していない。


音楽:フツー。というか、OPは耳に残るパートもあるけど、やはり作品自体の印象が悪く、評価できない、したくないと感じる。


キャラ:前述したように、フックになるキャラの造形だけを頑張ろうとしている。
キャラクタとして、魅力を発揮できそうなモノはいるにはいるが、やはり、そこだけを狙いすぎ。
「こんなんだしときゃ満足すんだろ」感が見え隠れして、正直に言わせてもらえば、下手な萌えアニメ、あざとい作品以上に不快。
100%フルスロットルで「おっきいお兄さん向けの作品作ったぜ!!」的作品の方がよっぽど清々しいかもしれん。



この作品をクリエイトされた方、アニメ作品として仕上げるためにご尽力された皆さんには大変申し訳ないのですが、私には合いませんでした。

やや、序盤の方から、
某アベマなTVの再生速度を変える機能で2倍速で観させてもらいました。
それでも、同じ時間を使うなら、何かほかの作品を観ればよかったな、と思ってしまいました・・・。

それにしても、数回あった倒した相手の過去を本という形で知ることができる演出・・・、
これって、鬼滅と同じ手法なんですよねぇ、
同じことをやっている部分もあるのに、ここまで差があるって・・・逆に怖いですw。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 14

GOMA さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.8

きっと、原作は、いや、原作も?

2014年から連載されている なろう系。原作読んでないけど、いまや他のアニメ作品でもよくみるありがち設定。2021年10月~12月放送。
いや飽きてきてる、お腹いっぱいなんですが、根本的には好きなんですけどね、転生、俺TUEEE、ハーレム系。

下野紘さん、花澤香菜さん、井上麻里奈さん、好きなんですけどね。
途中3話見た時点でリタイア。

原作読んでないけど、アニメは物語の構成もキャラデザも作画もコマ打ちも、このまま見続けれるレベルではなかった。
どれか一つでもクオリティ高いと、声が割れない最大速度で録画観るんですけどね、1.4倍速とか(愛用)(笑)

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

クソアニメとして楽しめるかどうか

陰キャ主人公が転生して、変な実を食べると最強になっていたという、あらすじを聞くだけでもういいわってなるような作品。

{netabare}
キリがないので具体的には書かないけど、毎話突っ込みどころだらけで、変な展開、ご都合展開の連続でした。

ただ、展開が酷いのは明らかわざとやっているだろって感じだった。
この作品は最初からクソラノベを狙って書いたものか、もしくはなろうを馬鹿にするために書かれたものだろうって想像がつく。
実際、頭の悪い展開の連続は実況付きとかだと割と楽しめたかもしれないし、クソアニメとして楽しむのが正解な作品だったと思う。
まあ、自分は楽しめませんでしたが(笑)
ゴリラがヒロインになる所だけは笑えたけど

ギャグも特に笑えなかった、下品。
作画も最悪。
OPとEDは今期トップクラスで好き、映像は酷いけど
ただ、EDの映像は手抜きなりに面白くてちょっと好き

↓一話毎メモ
{netabare}
1話 ☆1
見えてる地雷。
00年代みたいなキービジュアル
初手裸女というやばさw
何でスピーカーでそれを伝えるねんw 証拠残るだろw
出た、ステータス、アイテムボックス、スキル
久々に反対の意味で超期待できるなろう系だ。
そしてご都合主義チートアイテムゲット
こういう作品に限ってOPがいい。
このOPの緊迫感ない戦闘映像。
開幕ご都合主義。
こいつら異世界に適応しすぎだろw
こんな毒キノコっぽいの食べるとかこいつほんとに地球の高校生か?w
このチープさ。そして主人公の気持ち悪さ。
草、何でサルがアイテムに変わるねん。
ゲーム世界か?w 
何で主人公だけ特別能力貰えるんだよ。
ソシャゲの武器かな?
あのゴリラが冒頭の子ってマジ?
EDもいいの草。
糞アニメの曲ばかり歌わされるバンドリ。
既に最強じゃん。

2話 ☆2
バカアニメ。ゴリラがかわいそうになってきた。
いや、マジでごりらかわいそうじゃん。
これで感動しろってマジ?w 
お前嫌って逃げてきたたくせに何このゴリラのことを愛してるみたいなセリフ言ってんだよw
いやマジで何このアニメ。
やっぱりゴリラがこの女かよ、草。
この骨の過去回想いる?
なんでゲームみたいに宝箱があるw
ゴリラヒロインw 
これでサリアだけを愛するならいいんだけどどうせハーレムでしょ?

3話 ☆3
超めっかわってなんだよ
指をカギカッコみたいにして覗くやつ中二病臭すぎて草
小学生の時よくやってたわ。上位互換なろうタウン。
いつもの魔石。なんでそう主人公に肩入れするんだよw
サングラス女可愛い。いつものチンピラ。
やっぱこれバカアニメか。急にシリアスになるじゃん。

4話 ☆1
今回死ぬほどつまらないな。
真面目にやられても。合法乳首

5話 ☆3
出た、ご都合主義スキル習得w 
もういいってこういうの 背景酷すぎやろ。
これで感動しろと?頭悪い展開。
隠しダンジョンにもこんなのあったな

6話 ☆2
ゴリラヒロインやっぱりきついわw
転スラで聞いた。あほくさ 声までパクるなや。
どうせハーレムアニメでしょ。
作画が酷すぎるw カノジョも彼女が始まった。
次はあの厩の馬がヒロインに変わるの?

7話 ☆4
あのさぁ...。ウマシカすぐ死ぬ。スペランカーw
はよ美少女化しろ。意識高い系の絵
これがウマ娘ですか。逆フルーツバスケット。

8話 ☆1
OP好き ゴリラヒロインやめろ。
オレンジ髪の子かわいい。
また俺なんかやっちゃいました? 生徒会長可愛い。
へんてこ戦闘シーン。主人公キッツ。
もっとはよ走れw いやお前は帰れww
ルーグか? 

9話 ☆1
暗殺貴族。作画w 事案。
どうせ主人公がなんとかする。
スマホ太郎で見た。何で国王あんなとこにいるのかよw 
これ原作どういう人が買ってるの、煽り抜きで気になるわ。
そういや勇者ってクラスメイトか?
あっ...。噛ませちゃんw 
エッッッ 服を脱がせろ。
ED映像手抜きなりに面白くできてて好き。

10話 ☆3
きたねえ。ロリコン陛下 

11話 ☆2
気持ち悪い主人公。プリパラ難民救済 
三角木馬やめーやw
なろうになれてると5000が少なく感じるw
作画が死んでる。ボス級とは。どうせ大ボスも瞬殺 

12話 ☆1
狙って話を酷くしてるのはわかる。
キリが非常に悪い。ナポレオンに謝れ。
そういやクラスメイトとかおったな。
クソアニメだけど嫌いではなかったよ。(面白いとは言っていない)

曲評価(好み)
OP「EVOLUTiON:」☆9.5
ED「Moonlight Walk」☆9.5
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 6

58.1 281 2021年度アニメランキング281位
WAVE!!~サーフィンやっぺ!!~(アニメ映画)

2021年1月11日
★★★☆☆ 2.8 (24)
66人が棚に入れました
海の上なら僕たちは自由になれる!文字通り一年中大きな波が海岸を洗い続ける、茨城県の大洗海岸で生まれ育ったマサキは、王子様のような転校生ショウと出会い、一枚の板を挟んで地球と対峙する究極のスポーツ・サーフィンを知る。それは、波乗りの魅力に憑りつかれた少年たちの、終わらない物語の始まりだった。

声優・キャラクター
前野智昭、中島ヨシキ、白井悠介、岡本信彦、小笠原仁、佐藤拓也、土岐隼一、森久保祥太郎
ネタバレ

CiRk さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

今期見たアニメの中でワースト

サーフィンを題材にしたアニメ。
{netabare}
良かった点はほぼありませんでした。

サーフィンアニメなのに悪天候の中でサーフィンをするとかいうサーフィン未経験者が見ても明らかにやばいことをして、主人公が死にかけるし、主人公が尊敬していたショウというキャラはそれで死ぬし。で、そうかと思いきや、最終回のラストで実はショウは生きてましたオチ。何で生きていたことを隠してたの?といった疑問も当然解決されない。最初はショウが死ぬ脚本だったけどやっぱり生きてたことにするか、程度の考えで生きてたオチにしたようにしか見えない。

ストーリーも盛り上がりが全然ない。主人公は回を増すごとにサーフィンは上手くなるけど、それで何か結果を残すわけでもない。
CGも雑いし、サーフィンで波から飛ぶシーンが全部同じにしか見えない。
終盤に大会があって、ここで主人公が活躍するのかと思いきや、一瞬で負ける。
この大会自体初登場キャラを見せるためだけのものだったという。
序盤ならともかく9話でこれは...
せめて主人公とその新キャラが接戦して主人公が負けるとかでよかったのでは?
あと実況も棒読みでした。
大会もこれ以降なくて、主人公が活躍する場は一切ないという。

キャラも魅力がない。基本女向けで男キャラしかいない似たようなアニメでも、今季のSK∞のキャラは全員よかったので、自分が男だからとか関係なく単純に脚本がダメ。キャラ数は別に多くないのに、掘り下げが浅すぎた。
ただ、ハヤミチからの主人公へのアドバイスは良かったかな。
あと温泉シーンがやたら多かったし下品だったけど、女の人は喜ぶのかな?

OPはかなり好きな部類です。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

マサキのサーフィン!!

 『WAVE!!~サーフィンやっぺ!!第一章』見たです。

 ガルパンでも知られる大洗を舞台とした、波乗りに魅了された少年、陽岡マサキがひたすらサーフィンに打ち込み、最後に大きな目標を見つけたお話だったです。戦車は出てこなかったです。

 犬かきしかできないマサキが、秋川シュウとの出会いをきっかけにサーフィンの素晴らしさを知り、親友の田中ナルとともに3人で、サーフィンにのめり込んでいったです。
 マサキのひたむきな姿はとても純粋で、それがゆえに無理な行動もしてしまう姿があったです。シュウ、ナルのそれらに絡む姿も、見所です。
{netabare} 「Show must go on !」という言葉が、キーワードになると思うです。{/netabare}

 サーフィンを題材にしているアニメなので、海もきれいだし、出てくるキャラたちによって、波に乗る姿が結構カッコいいです。

 終盤に様々なライバルたちも登場し、盛り上がったです。上達したマサキは、どれだけ通用するのか?シュウ、ナルの本気にも注目です。そこで、マサキは何を見つけるのか?見てのお楽しみです。

【2020/10/05】少年を変えたきっかけ



『WAVE!!~サーフィンやっぺ!!第二章』見たです。

 サーフィンが全くないわけでないけど、今回は波乗りが、目立たないような印象だったです。マサキが進学して舞台は、大洗から湘南になるです。
 先の夢を見つけてこれからというとき、思わぬ波乱が起きたです。死んだような空気の中、マサキもふくめ出てくるキャラ達3人、話が進むなかで落ち込みから、サーフィン少年たちの励ましもあって、立ち直るお話だったです。

 落ち込んだ時、サーフィンがそれぞれ自分にとってどういうものなのかを見直す少年の展開だけに、一章に比べると沈んだような面があたので、話的には、面白みに欠けるかもしれないです。

 丸く収まって、三章どうなるのか?予告映像では、今作で波乱があったと思った誰かさんの登場がある?PVだったです。


【2020/10/17】 マサキにとってのサーフィンは?



 『WAVE!!~サーフィンやっぺ!!第三章』見たです。

 二章で後半、少し出てきた新キャラ、フケ倫道の登場が、マサキ達、マサキ自身の進む方向に大きな影響を与えたです。マサキが、自分自身これから、何をしていくのか?マサキのサーフィンを見出すお話だったです。

 はじめは、自分のサーフィンしか眼中になく、マサキを相手にしないそぶりを見せる、フケ倫道がどうかかわっていくのかも注目です。

 さらに舞台は、一転し湘南の次は、ハワイと舞台の大きな変化があるです。いろいろくつろぎもある中そこで、前回行方不明になったシュウに大きく関わる新キャラの登場で、マサキにさらに影響があったのです。
 シュウの過去も知り、これからのサーフィンについて、マサキはどういう結論を出すのかが、成長させていくのです。

 それとはべつにそれた、仲間を思うサイドエピソードありというのもあるです。

 やはり最後は大洗と、自分を見つめなおしたマサキは、どんな決意とどんなサーフィンを見せてくれるのか?な感じです。{netabare}このあたりになると、フケ倫道のマサキ達に対する態度にも変化があるかもしれないです。{/netabare}

 また、最後の最後になると、この人いるんだったら、なんで今まで出てこなかったのと思える前作のPVに関連したキャラの登場は、何を意味するのか?なみたいだったです。

 この三作の感想としては、一章のほうが盛り上がった気がしたです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 5
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

ドキ! 丸ごとウェットスーツ! 男だらけのサーフィン大会!(笑)

[文量→中盛り・内容→感想系]

【総括】
し、視聴率がとれなそう(笑)

まず、「作画やっぺ!!」ですし(苦笑)、女子向けのイケメンパラダイスではありますが、ホモホモしい描写はなく、普通にイケメン同士がサーフィンして友情を深めているアニメです。

ストーリーは、王道と言えば、王道。初心者の成長物語。

ただ、サーフィンの技術的なことはあんまりやらないので、サーフィンが好きな人には物足りないだろうし、私のようにサーフィンにまったく興味がない人間にとって、サーフィンのことには詳しくなれないアニメでした(笑)

視聴終了、とはいえ、実は何話かとばしてしまったのですが、良くも悪くも気になりませんでした(笑)
 
《以下ネタバレ》

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
色んなところで書いていますが、私は、スポーツそのものが好きなので、スポーツアニメにはマニアックな技術面をしっかり魅せてほしいんですよね。

本作は初心者の成長物語ですが、技術的な成長よりも、主に精神的な成長を描いているので、これじゃあサーフィンを題材にしている意味がなくなる。

精神面なら精神面で、「サーフィンならではのメンタリティ」を描くなら良いけど、「憧れの人を追いかけるのではなく、自分らしくプレーする」という、サーフィン関係ないものですからね。

唯一、へ~と思ったのは、「湘南は波が小さい」というネガティブ情報。私は、サーフィンに疎いので、勝手に湘南はすんごい波が来る、だから聖地だと思ってましたが、違うんですね。単純に、都会で人口が多くて、グルメや観光など波以外の要素が充実しているから聖地なの? それとも、初心者向きの小さな波が多いからサーファーの絶対数が増えて聖地になってるの?

よく分からないけど、サーフィン導入アニメで、ネガティブな情報流して何がしたいんだろうね。この辺は、実際にサーフィンやっている人に聞きたいですね(私は北国なので、サーファーじゃなくてボーダーなのでw)。

ラスト、ショウが実は生きているのがはっきり描かれるけど、本当は「生きているかも」くらいの方が良かったかな。

ショウが死んだフリをしていたのは、コーギーが自分の影を追っていることに気づき、このままではコーギーが成長できないから、自立と成長を促すために目の前から消えたってことでしょうね。んで、コーギーが一人立ちしたから、姿を表したと。

まあ、分かるけど、海での行方不明は、実際は海上保安庁やら地元漁協やらが動いて、大変だっただろうな~と。アニメだから別に良いけどさ。

にしても、大洗か~。まあ、陸ではガルパン、海では本作と、住み分けられるから良いのかな。駅のガルパンパネルは、追い出すことは出来ないだろうけど(笑)
{/netabare}


【各話感想(自分用メモ)】
{netabare}
1話目 ☆2
なんか、男ばかりで嫌な予感が(笑) てか、王子さま、どやってスマホ持ってるの?(苦笑) 

2話目 ☆3
サーフィン導入ですね。私には、なかなか魅力が分かりませんが(笑)

3話目 ☆3
サーフィンをちゃんと魅せてくれるなら、そりゃそこそこは面白いよね。

4話目 ☆


5話目 ☆4
まあ、本当に死んだ? 記憶喪失、とか、そんな感じで再登場? なかなかじっくりとストーリーを魅せる。丁寧だな。

6話目 ☆3
それぞれの道。湘南って、波小さいんだ、意外。本場と思ってたのに。まあ、初心者が多くないと、流行らないしね。なるほど、小さい波をどう扱うか、ね。

7話目 ☆


8話目 ☆
解説の棒読み、ヤバイな(笑)

9話目 ☆


10話目 ☆


11話目 ☆


12話目 ☆2
ショウ、生きてたんか。はっきり見せない方が良かった。
{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 13

57.3 282 2021年度アニメランキング282位
闘神機ジーズフレーム(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★☆☆ 2.8 (36)
91人が棚に入れました
21世紀の終わり。
人類は新たなエネルギー『DG(ディバイングレイス)エネルギー』を手に入れ、目覚ましい経済発展とともに宇宙開発に乗り出した。
冥王星圏まで開拓の手を広げていた時、突如、未確認生命体”ネルガル”の襲撃により、開拓団は壊滅した。
地球連合軍はネルガルに対抗するため、世界中の遺跡から発掘された古代ロボット兵器”G’s フレーム”と、その操縦が可能な特別なバリアントを持つ少女たち”エンシエントガールズ”からなる『AG部隊』を結成した。

人類にとって初となる古代ロボットと少女による対ネルガル戦ーー
地球を護るために飛び立った第1次AG部隊は、木星トロヤ群戦役において多くの死者を出し、4号機アセナのパイロット南宮 麗雨(みなみや れいう)はMIA(戦闘中行方不明)となる。

時は流れ、主人公”南宮 麗香(みなみや れいか)”は、姉の麗雨を探すためAG部隊に志願する。

仲間たちとの友情、古代ロボット兵器と交わす絆、ネルガルとの決死の戦い。
少女たちは多くの涙を乗り越え、人として、そしてパイロットとして、大きく成長していく━━━━。

『運命なんて変えてやる!
ーー地球が飲みこまれる前に』

mimories さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

制作陣の気概が見えない

 
1話からつまらなかったが4話で脱落。

作画は不安定さがあるものの特に悪いわけではない。中国企業制作ながら良くも悪くも日本アニメっぽい。デザイン関連に日本人が並ぶので当然なんだけど。

問題は作画ではなく内容のほう。上っ面だけの軽い作品に感じる。
主に宇宙が舞台のようだがスケールを感じず、重めの話が軽くて響かず、キャラの印象は弱く関係性も分かりにくい。ぜんぜん楽しくないし次の展開に興味が持てなかった。

まあ、もっと頑張ったほうがよいかと。
とは言え、シリーズ構成/脚本あたりに並んでる日本人スタッフを見ると頑張ったところで厳しいかな…。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

taketake4 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

日本アニメに憧れた結果

中華制作のアニメなわけだが、まずOPでビックリ
OPで多数出るクレジットの大半が金勘定関連という
製作メインスタッフが出る日本のアニメとは全く違って、ある意味あちらの凄さを思い知らされます

内容的にはどこかで見たようなシーンのオンパレード
悪く言えばパクリなんですが、前述の中華アニメということを考えると、彼らが好きな日本アニメのシーンを入れるように指示されたのかなと
そのシーンを入れるためだけに話し作ってる感があって、全体にまとまりがない
まるで1話1話がぜんぜん別のアニメのようにも見えてしまいます

石原夏織はああいう役やるには演技が稚拙でちょっと威厳がなさすぎですね

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.2

シナリオが良ければ

【紹介】
中国製のロボットアニメで美少女達がロボに乗ってエイリアンと戦う話。
いろいろ違和感が多いですが、シナリオ以外は悪くない感じ。

【ロボ】
あまり好きなデザインじゃないのと、動きが軽すぎてオモチャっぽい感じがしますね。
動きがあまりにも機敏すぎると思います。

CGの技術は高くないけど作画は良い感じで演出も良く、クオリティは高め。
ロボは微妙だけど人間キャラクターのデザインは良いですね。

【キャラクター】
キャラデザは良い感じですね。
キャラクターの行動や考え方はちょっと変わってるなとは思いました。

主人公は建物をたくさん破壊していますが、中に人がいるとか考えてなさそうなのが気になる。

何かのパクりを想像させるような安直なネーミングは良くない。
こういう細かいところが、こだわりがないのかなという印象につながります。

【シナリオ】
色々な名作を見てきたファンが名作の好きなところを詰め合わせたようなシナリオ。
一つ一つのエピソードを見ると良い話なんですが、「クリエイターの伝えたいこと」、「作品の軸」がないように思います。

感動的な場面を作るために無理やりキャラクターを動かしている不自然があって
こういうシナリオにすればウケるだろうっていう安直さを感じます。

【総評】
日本文化のことをあまり知らない外国人が日本風のアニメを作ることの限界を感じさせる作品。
日本風なのに文字とか食事とか細かいところに中国っぽさが残っており、
中国の文化と日本の文化が不自然な形でミックスされているので色々なところに違和感があります。
中途半端に日本風にするよりも、中国舞台にすれば良いと思いますよ。

相手の文化へのリスペクトがないのに、表面上だけとりつくろっても評価されるわけないのです。日本のアニメにも言えることですけどね。

クオリティは高いけど、こだわりが感じられない作品で、何も響きませんでした。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 16

56.9 283 2021年度アニメランキング283位
じみへんっ!!~地味子を変えちゃう純異性交遊~(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★☆☆ 2.7 (32)
159人が棚に入れました
地味子は意外に…エロかった。社内一の地味子は、おめかしすると超美人に!?可愛過ぎて焦った俺は、ラブホの前でつい誘うような台詞を吐いてしまう…だが意外に相手も満更じゃないようで…!?地味子のくせに何でもさせてくれるし…しかも「もっとください…」なんて…俺だけが知ってる乱れた姿…もっと見せて――

声優・キャラクター
風音、河村眞人、藤咲ウサ、七篠響

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

地味子は意外に…

この作品の原作は未読です。
僧侶枠第17作目の作品となります。


地味子は意外に…エロかった。

社内一の地味子は、おめかしすると超美人に!?

可愛過ぎて焦った俺は、ラブホの前で
つい誘うような台詞を吐いてしまう…
だが意外に相手も満更じゃないようで…!?

地味子のくせに何でもさせてくれるし…
しかも「もっとください…」なんて…
俺だけが知ってる乱れた姿…もっと見せて――


公式HPのINTRODUCTIONを引用させて頂きました。

17作目にもなるとシチュエーションは様々ですが、展開はマンネリ化してきたような気がするのは私だけでしょうか^^;?
もっとも僧侶枠の中でもBL系は視聴していないので、良く分からない面もありますけれど…

今回のメインヒロイン役である行橋 玲奈を演じたのは、声優の風音さん。
主にアダルトゲームに声を当てているそうなんですが、wikiをチラ見した際、以下の記載を見てしまいました。

「年間を通しての出演作品が50作品を超え、アダルトゲーム声優のなかで最多本数を記録したことがある。」

年間の出演作品が50作品超…
それだけ出演されている風音さん自身も凄いと思いますが、アダルトゲームが年間50作品以上発売されていたことに驚きです。

主題歌は、葉月さきさんの「アフターファイブ・シンデレラ」

1クール全8話の物語でした。
これまでの作品には起承転結の「転」の部分に第3者の陰がチラついていましたが、今回はそういう展開は無かったので気持ち的に安心して視聴できたと思います。
2021年春アニメでも僧侶枠の作品は放送されています。
この快進撃…一体どこまで続くんでしょうね^^?

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

56.5 284 2021年度アニメランキング284位
100日間生きたワニ(アニメ映画)

2021年7月9日
★★★☆☆ 2.6 (16)
34人が棚に入れました
桜が満開の3月、みんなで約束したお花見の場に、ワニの姿はない。親友のネズミが心配してバイクで迎えに行く途中、満開の桜を撮影した写真を仲間たちに送るが、それを受け取ったワニのスマホは、画面が割れた状態で道に転がっていた。100日前―――入院中のネズミを見舞い、大好きな一発ギャグで笑わせるワニ。毎年みかんを送ってくれる母親との電話。バイト先のセンパイとの淡い恋。仲間と行くラーメン屋。大好きなゲーム、バスケ、映画…ワニの毎日は平凡でありふれたものだった。お花見から100日後――桜の木には緑が茂り、あの時舞い落ちていた花びらは雨に変わっていた。仲間たちはそれぞれワニとの思い出と向き合えず、お互いに連絡を取ることも減っていた。変わってしまった日常、続いていく毎日。これは、誰にでも起こりうる物語。

声優・キャラクター
神木隆之介、中村倫也、木村昴、新木優子
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.4

自然消滅??忘れられた?ワニ

 ヒヨコ?を救ったワニの100日前とその後を描くワニの交友関係なお話です。最初のシーンでこのワニは、この時どうなったのか?見ている人に明らかにわかる展開だったです。

 遡って、バイト先の先輩を好きになったり、ネズミと特に仲良しだったりです。モグラも混ざったりモグラはバイト先の犬を好きだったりと、ありがちな日常だったです。
 モグラがうまくいったり、ワニは思い込みからバイトから距離を置いたりとどうなるだろうです。
 そんなこんなワニとネズミの友情だったり、どこかか普通なようで微妙だったりもワニたちがうまく生活している光景だったです。

{netabare} 100日立つとみなワニのことを口に出さなくなり、何処か気まずいような感じだったです。代わりに街に越してバイトを探していたカエルが、彼らの前に出て来るです。皆に打ち解けようと、好感が持てないながらも皆に語り掛ける場に溶け込めないカエルの姿が、何か哀れにも見えたです。
 カエルがなれなれしいながらも、少し近寄ったネズミがいい奴だったです。このカエルは、ワニの代わりということはないけど、どこか皆の気まずさが前進したような役割を果たしていたと思ったです。

 なぜ、100日生きたワニだったのか?です。よくあるような良かったり、ぎこちなくなったりした人間模様をワニのいたころと消えた後で、微妙にじれったいような言葉にしにくいような、空回りしたとでもいうのか?まとまったのかを示していたように見えたです。{/netabare}現実にもあるほろ苦いと表すべきなのか?あの作画のキャラたちとは、想像できなかった意外性を見せた感じもしたです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 4

nyaro さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

前半は素晴らしい名作。全体でも炎上を忘れ無料なら秀作です。

 前提条件として、無料のアマプラで見ました。つまり映画館に足を運んで有料で見てないです。それであれば、悪くない話かなとは思いました。特に前半は名作「100日後に死ぬワニ」のダイジェストですから当たり前といえば当たり前です。

 サクラの花びらが象徴していますが、本当に人生はいつ終わるかもわかりません。100日後に死ぬという前提があって見るから、我々は主人公をもどかしくも愛情をもって見守りますが、しかし、それは我々でもあります。つまり禅ですね。

 悟る必要はないと思います。いつ死ぬかもわからないからやるだけの事をやろうとまず取れます。

 100日後に死ぬというネタバレから始まる、一人の青春を描いた4コマ漫画は本当に名作だったと思います。後悔とか前に進む、ユメをかなえる、就職する、もちろん恋愛もです。

 しかし、その一方で死ぬというのは誰にでも訪れることであって、友情をはぐくみ、恋愛になやんだ、彼の青春はいつ終わりが来ても生きた証です。死がそこにせまってたとしても、自分らしい日常を送ることもまた大切だということでもありそうです。

 石田三成の柿の逸話を思い出したりもします。死刑を前に身体に悪いからと好物の柿を遠慮する男の境地です。この覚悟とは表裏の関係にはなりますが、死と生き方を考えるきっかけとなるのは共通です。
(この話をひょっとしたら助かるかもしれないからという解釈がありますが、そういう浅いことではないではないのは明らかです)

 本作前半と四コマ原作はすばらしい話でした。

 としたところで、後半ですね。カエルです。ワニの存在をしらない彼が死を悼む仲間にはノイズになるわけです。ですが、彼もまたワニと違う人生を送っています。事情をしらない彼も一生懸命青春を送ろうとしています。
 それはつまりワニ君に捉われていた仲間・グループの復活のきっかけにもなりました。その点においては悪くないと思います。思いますが、どうでしょう?

 ワニ君の人生を見た後の広がりに、結論を付けられてしまった感じはあります。ワニ君そのものを描いているわけではないし、死の悲しみとは本人ではなくて、残されたものの想いだという意味においては良いと思いますが、余韻というかせっかくの問いかけが少し具体的になってしまいました。

 続編として4コマで見せられたら、まず反発はすると思います。映画館に足を運んでお金を払った人もなんだこれは?になると思います。
 繰り返しますが、私は無料サブスクです。ですので、純粋にアニメの出来だけで言えば、実は前半は90点、後半でも70点くらい。平均で80点くらいはつけて良いストーリーではないか、と思いました。

 やはりテーマ的な奥深さ、文学的な余韻、特に前半については評価せざるを得ないでしょう。映画の題名はちょっとおかしいですけどね。

 メタ的に電通案件というネット上の炎上が不幸な作品ですが、見る価値は十分あると思います。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 4

55.1 285 2021年度アニメランキング285位
バトルアスリーテス大運動会 ReSTART!(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★☆☆ 2.6 (52)
146人が棚に入れました
宇宙からの侵略者・ネリリ星人を退けた人類は、太陽系全域にまで居住区を広げ、その繁栄を謳歌していた。その100年後──人類が熱狂するのは、神(しん)・大運動会!大学衛星と呼ばれるスペースコロニーに、太陽系の各地から少女たちが集結。宇宙一の座をかけて、様々なスポーツで激闘を繰り広げるのだ。最後に勝ち残った者は宇宙撫子(コスモビューティー)と呼ばれ、太陽系の女王の座に就くことができる。地球の少女・明星(あけほし)かなたは、幼い頃に交わしたある約束を果たすため、宇宙撫子を目指す。南極訓練校での予選を見事に勝ち抜き、大学衛星にやって来たかなた。そこで、かつて約束を交わした少女と再会を果たす。勇気と希望と誇りをかけた、少女たちの熱いスポーツバトルが幕を開ける!

ぽに さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.7

私達が見たいのは「大運動会」であって、ヘンテコな「陰謀」ではない。

旧作視聴済み。

競技シーンにまったく締まりが無く、ハラハラドキドキが全く感じられません。そのくせ、変な陰謀が裏で進行していることは無駄に描写……。私達が見たいのはそんなものじゃありません。

旧作は旧作で超展開でしたが、そこに選手同士の絆や負けられない理由などがキッチリと描かれており、アツい展開として許容出来る素地がありました。しかし、本作は最後の最後まで首をかしげるプロットが続き、どうしてこんな脚本が会議を通過してしまったのか首をかしげざるを得ません。

「んだよ、意味が分かんねえ」系の虚無クソアニメ、地面に直接置かれた地雷アニメです。視聴する際は相当な覚悟を持って臨んでください。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 4
ネタバレ

ももも さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

リメイクかと思ったら続編だった…

1995年、「エヴァすげーよ!(´・ω・`)」と個人的にエヴァで初めてオタク的にアニメにハマり、アニメ全てが楽しくてしょうがなかった1997年に放送されていた「バトルアスリーテス大運動会」。

内容はガチ目の萌えスポ根で、そもそもキャラデザが「美少女アニメ」から「萌えアニメ」に変わってきた初期の辺り、多分「萌えスポ根」のパイオニアが一期だったんじゃないかと思ってます。

第一作では主人公あかりの親友でありライバルのいっちゃんが(以降一期のネタバレ){netabare}、自分を慕って普段から後ろをついてくる主人公あかりに負けそうになり、「あかりと親友でいたい、絶対に負けるわけにはいかない」という想いが瞬間的に爆発し、結果としてアクシデントが発生し、開放骨折という大怪我を負ってしまう…という萌え百合な関係性と超シリアスなスポ根が混ざった展開が序盤で繰り広げられ、そこからドハマリした記憶があります。
後半20話近くからいわゆる超展開になりドン引きしたのももはや遠い思い出です…w{/netabare}

そのリメイク(?)が作られるとの初報があったのが2020年秋。
楽しみにしてたんですが、最近ウマ娘にハマってしまい「萌えスポ根(ガチめ)として大運動会のが先輩だけど、どう考えても同系統でウマ娘のほうが洗練されている…大丈夫か」と大きなお世話的な心配をしてました。

で、ReSTART一話です。
舞台は前作の100年後。主人公の「明星かなた」は一期の「神崎あかり」と名字も違い、関係性が明らかにされていません。見た目かなり似てますが。
他の登場人物は全て一期のキャラクタの末裔?っぽい感じですが、多分これは「あのキャラが!」的なファンサービスな関係性で、ストーリーには絡んでこない気がします。

またスタッフ面でも、一期のメインシナリオライターであり、ノベライズも書いていた倉田英之の名前も無し。
つまり多分、世界観だけは一緒の全くの別物であると思われます。
出来は可もなく不可もなく。
前作のファンだった者として、過剰な期待はせず見続ける所存です。

------
積みアニメの棚整理。
多分この先も見ないので断念。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2
ネタバレ

TaXSe33187 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.6

スポーツを否定するためのアニメ

リステとのコラボイベントで存在を知り視聴
前作については見たことない

とりあえず1話だけ
{netabare}
舞台設定にもキャラクター設定にもシナリオ運びにも全くついていけない
古い時代のアニメの続きって理由からか悪い意味で古臭さを強調している印象が強い
というか古臭さを別にしてもただただ不親切で場面の転換が雑に思える場面が多い

宇宙規模の大運動会が開かれる世界が舞台ってのは突飛だけど問題ない
その大会に向けて地球出身の女の子が合宿に参加するのも理解できる
幼い頃に出会った女の子との約束を果たすことが目的なのも(描写が甘すぎて共感できないけど)わかる
でもそれらを繋ぐ全てが駄目

もう最初から言ってしまうけど、開始直後に大会の場で主人公がスタートを切る場面から
クラウチングスタートなのにスターティングブロックを蹴る動きが甘い
そしてスタート直後の場面からすぐ上体を起こしきって、しかもアラレちゃん走り
スタートの動きにも走る姿にも躍動感がないのは致命的でしょ
走る動きを描くのが難しいのは分かるけど、そもそも最初から下半身の作画から逃げるのは酷い
というか「運動会」だの「アスリーテス」だのを掲げるならアラレちゃん走りは駄目だろうと

周りにライバルになる選手が誰もいないのはイメージ映像なり地球の大会とルールが違うなりあるだろうけど、
一番大事にするべき要素のはずの競技中の動きを
「光の中にかっこいいポーズで消えるとおしゃれやん?」
みたいな雑な狙いで蔑ろにする時点でもう駄目
まぁそもそもアラレちゃんがかっこよくておしゃれだと思ってる時点でお察し

そして競技の様子が描かれる最中に登場する悪巧みしてる系のオッサン
これ登場させるタイミング明らかにここじゃないでしょ
この段階では運動会の概要もライバルキャラの姿も主人公の性格も説明されてない
本筋の運動会部分すら提示されてない状態で舞台裏を見せられてもただ置いてけぼりなだけ
「ぼくのかんがえたこみかるでかっこいいあくやく」を脚本担当が早く見せたくてしかたなかったんだろうなと
というか知らんオッサンが会議中にバナナ食ってるとか普通に笑えないでしょ
そういうキャラ造形のギャップは本筋がちゃんと存在するから笑えるわけ
何一つ説明されてない状況でバナナ大好きおじさんが登場することになにを感じればいいの?
古い時代のコミカルなノリを目指したのかもしれないけど、やりたいことと実際の姿の乖離が酷すぎる

そういう序盤の脇道(序盤から脇道作んなって感じだけど)を無視しても本編を詰め込みすぎ
芋農家の主人公が隕石の落下を目撃したと思ったら実は宇宙船で、
そこに倒れてた女の子からお願いをされて請け負って、
助けを呼びに行ったら女の子と宇宙船は消えてました

簡単に安請け合いすんなよとか
あの重量の芋を担げるなら芋降ろして女の子担いで行けよ命より芋かよとか
消えちゃったーもしかして夢なのーみたいな沈黙じゃなくて物証のリストバンドだせよとか
この場面から一気に時間軸飛ぶから約束に対する心情伝わってこねえよとか
もうなんか最初からツッコミどころが多すぎて頭抱えるけどこの辺はまだ良く出来てる
回想を終えて現在の時間に戻ってからが余計にキツい

ライバル兼友人キャラの女の子との初対面
身体的なハンデから親切心を同情と受け取って攻撃的になるって性格はいいと思う
天真爛漫な主人公と、素直になれない友人の対比が互いの成長を描く要素になりそう
だけどこの友人キャラが情緒不安定すぎて見ていて意味がわからない

周囲に攻撃的になったり、周りの目を気にして人間関係にやや臆病な部分があるのはいいんだけど、
それと同時に地雷を踏まれない限りフランクで誰とでも気軽に話せる様子のせいで感情の繋がりが見えない
1話なんだから常に敵意むき出しにするなり表面上フランクな性格を装ってるなり統一すればいいじゃん
数分おきに楽しげに笑ったり唐突にキレたりネガティブになったりって普通にやべーやつでしょ…
これも黒服バナナおじさんと一緒で、ライターが考えた設定を披露するのに必死でシナリオに落とし込むのを放棄してる

こういうキャラ描写の部分に限らず、この1話に関しては脚本の自己満足みたいな部分が多すぎ
バスを乗り間違えて最果てに行っちゃったとか、地元から芋を持ってきたとか、
そういう「古き良きコミカル主人公」みたいな場面については古臭いけど許容できる
でも、そういう主人公の性格を描くための描写よりも
「ぼくのかんがえたおりじなるてんかい」ばっかり注力して全体をぶち壊してる

最果てで道に迷った様子とか、脚力を活かして合宿所まで駆け抜けたとか、
主人公を描く場面は何故かカット
そのクセ上に書いたような脇道おじさんだったり情緒不安定ガールの場面を増やす
そして芋に関するいい話風の普通の話をしたあと腕相撲をしてもっかい情緒不安定ガール大爆発
トドメに宇宙船ガールに似た女の子と出会ったけど人違いでしたーでシメ

30分の尺に収まるわけ無いじゃん
というか芋トークとか腕相撲みたいな部分は2話に持ってくればいいじゃん
全体的に詰め込んで慌ただしい中でそれっぽい会話をしても結局腕相撲で流されただけ
キャラの交流に焦点を当てた回を作って、そこで友人の成長を描く場面としてこの会話をすれば印象も違ったはず
腕相撲したけりゃそういう日常回でやればいいのに、知らん人と知らん人が知らん人の立ち会いで勝負しただけになってる

腕相撲のログハウス云々は主人公の実力アピールのつもりだろうけど、それなら最果てから走るシーンを描けよと
主人公周りの設定は宇宙人要素以外は昔ながらのスポーツアニメっぽいから、
脚本家がオリジナリティ(笑)を出せなくて書くの嫌いなんだろうな
そのせいで脚力アピール出来る場面をカットしてまでつまらん腕相撲を挿入する始末

こんだけ脇道に逸れ続けた結果、運動会がどんなものかも主人公の特異な種目もなにも伝わらない
まぁ前作で運動会とはなんぞや?ってのを描いたんだろうからそこをカットするのはいい
古い作品なんだから予習前提にすんなって感じだけど、そこは自分の問題だし
でも主人公についての描写が芋大好きってこと以外伝わらないとか論外でしょ
なんなら陸上選手なのに体に負担がかかる量の芋を持ち歩いてるとか
不注意で転んだりぶつかったりするとかアニメ表現にしてもアスリート失格

というか一番致命的なのは「スポーツ」っていう盛り上がれる要素を軽視している点
走ったり飛んだりすればそれだけで魅力になるんだよ?じゃないとスポーツ中継なんてやるわけないじゃん?
なのになんで1話からイベント全部人間関係のトラブルなんかやってんだよ

例えばこれがトラブルを発端にレースが始まるならわかる
でも実際は腕相撲をしただけで、それだって「主人公が強すぎて腕が動かない!」って…
スポーツアニメの初っ端から作画枚数に配慮して動かない腕相撲なんかすんな
腕相撲にしてもせめて攻防の中で腕が震えるなりしろよ
序盤の走るシーンも上半身の動きが甘すぎるし、動かす気がないならスポーツを題材にしたアニメにしなきゃいいじゃん
{/netabare}

担当の頭の中だけで盛り上がってるような脚本
動きの描写を抑えるために上半身だけで走ったりピクリとも動かない腕相撲に終始する作画
見どころに関しては今の所ゼロ
リステコラボの義理でもうちょい見るけど、こんな感じが続くなら3話で視聴はやめる

2話視聴
{netabare}独りよがりが加速した脚本
とりあえずスポーツしろよ…なんで運動会をテーマにしてるのにほぼダイジェストなんだよ
制作会議中の思いつきをただずらーっと並べただけだからシナリオとして成立してない

寝坊した主人公が慌てて練習場に向かう途中、カンガルーに道を塞がれて云々の行
完全にいらないでしょ?まだ日常生活も日々の練習もなにも描かれてないんだよ?
これでカンガルーとバトルをしたり、トレーナーがカンガルーだったりするならわかる
でもコーチからは「カンガルーなんていねえよ!」って扱いでスルーされて本筋には絡まない
こっちはスポーツに励む姿が見たいのであって、登場意図の存在しないカンガルーなんか見たくもない

もしかしたら途中から話に絡むのかもしれないけど、その場合カンガルーはチラ見せでいいじゃん
寝坊して廊下を走ってたらカンガルーが佇んでたとか、そのくらいで十分
話に中途半端に絡ませたせいで完全に浮いた存在になっていて、登場したことがマイナスになっている

そして刑事みたいなヒゲのおっさんと、寄宿舎?の管理人みたいなおばあさんの会話
ここの内容はサブキャラじゃなくてメインの選手たちの会話で説明しろよ…
テロが起こったとかは流行りの「粉もん屋」が一時閉店してて悲しいとかいくらでも会話に差し込める
なにより月で抗争が起こって云々とかはそれこそ今回当番の二人に触れてちゃんと説明するべき

というか選手同士の顔合わせと会話の場面なんだけど、なんで走らせてるの?
走る前の準備運動とかストレッチの最中に会話させればいいじゃん
太陽系で1番を決める大会に向けた練習なのにダラダラお喋りしながら走るって馬鹿でしょ
黙々と走った選手が息を乱していない様子を見て、
「このペースで走って平然としてるなんて……」
とか言ってるけどそりゃお前ら全員お喋りして自分から呼吸乱してるんだから当たり前だろと
場当たり的に適当なシナリオを組んだせいで説得力がなくなってる

本来なら
ストレッチをしながら互いに自己紹介をして、
その中で険悪な二人組を目にして月の話に広げていって、
タイム計測をする際にそれぞれの心理描写として一言ずつ熱意を語らせて、
そんなキャラたちを追い抜いて余裕を見せる白髪キャラの実力をアピール
みたいな流れじゃないと駄目でしょ

テロだの月だのの話と選手たちの様子が別々に語られてるせいで何度か戻して台詞を聞き直さないとよく分からなくなった
そもそもテロに関する話や月の状況についての説明の場面は関連する絵をちゃんと見せろよと
会話をするときはずっと会話をしてる人物だけを映してるせいで、耳に入る情報だけで場面整理をしないといけない

というか月の抗争は断片的すぎて何もわからないし、テロについては多分今後の軸になるからまだ語られてない
そのせいで会話の内容と関係のない映像を見ながら必死に声だけに集中したところで、
「あーなんか語られてないけどなんか大変なことがあるんだなー」
以上のものが伝わってこない

伝わらないだけなら(十分問題だけど)まだ許せるのに、今回の話は月のドロドロとそれを扇動する武器商人の話じゃん?
商人の娘はともかく、月の代表選手に関してはどういう立場で抗争に関わってるか分からないのにメインになってるから、
「商人の娘とよく分からん立場の女の子がよく分からんイザコザが原因で喧嘩してる」
以上のものが何も語られない
立場を超えた友情みたいなそれっぽいテーマを描きたいのは分かるけど、それを描く情報も積み重ねもないんじゃ論外

その辺の雑なトレーニングシーンを終えたら悪役3人組のシーン
やっぱコイツらいらんなぁ
後半あたりこの人達の陰謀が原因でなにかトラブルが起きるんだろうけど、
本筋の「運動会」部分が描かれてないんだから今は蛇足でしかない
そんな蛇足連中が人質つかって女を脱がせて、しかもその裸は描かれないって何を楽しめばいいの?
別に裸を見たいわけじゃないけど、何一つ見せ場もないのに登場して陰謀やられても笑いすら起こらない

そういうよく分からんシーンが連続した後ようやく競技シーン
ランニング関係ないやん…それなら競技内容に合わせた練習にしろよ…
内容的にはトラブルに耐えながら協力して勝利を掴む的なやつ
ただ、その描き方があまりにもおかしい

起こるトラブルは友人の義肢が壊れるというもので、それ自体はおかしくない
ただ、友人との時間の積み重ねが足りないこととウォームアップから不調だったことが問題
特に義肢のトラブルを感じさせる要素がないまま本番前の肩慣らしで壊れたせいで、
単純に義肢のメンテナンスを忘れていただけに見えてしまう
そのくせいざ試合中に壊れたら「なんとかする!」なんて努力アピールされても、
試合に向けた体調管理っていう努力を怠っただけに思えて白けるだけ
というか協力して勝利を掴むならまだしも、結局手足が壊れた友人は放置して主人公が勝利を決めるのは…

義肢のトラブルがあるのはいいけど、それを描くならもっと展開を積み重ねないと
Aパートを二人の練習で費やして、その際にメンテ技師の到着が遅れてるとか描きようはあった
展開の作り方が雑な原因はやっぱり脇道の部分が多いせいで、メイン二人を差し置いてまでサブの当番をやったせいでもある

主人公チームとサブキャラチームの人間関係の対比をしたかったのはわかる
ただ、情報や人物を詰め込みすぎたせいでどちらの描写も中途半端になった
その上試合中に義肢が壊れたせいでサブキャラの問題には主人公だけが関わることになって主軸がブレる始末
というかお節介焼きキャラを表に出したいならちゃんと主人公の振る舞いを描かないとなおさら駄目
荷物持ちと腕相撲の代理しただけだから言うほどお節介描写はない

もっと根本的なことを言うと試合の対戦相手はモブキャラじゃなくて当番のコンビニするべきだった
友情を深める二人と足を引っ張り合う二人を対比的に描いて、そこから問題解決に繋げるべき
そうすれば試合をダイジェストにせずしっかり描ける部分もあったはず
全部をバラバラの場面で描いたせいで全部が断片的になってしまって、結局全てがダイジェストみたいな扱い
このアニメがなにをテーマにしているのか、ちゃんと整理してから脚本に直さないとどうしようもない

あと、作画がぎこちないせいで相変わらず躍動感がないのはいいけど、音響もなんかおかしい
不親切な説明台詞が多くを占めるアニメなのに、その台詞を隠すような音量のBGMで集中ができない
ついでに挿入歌のアレはなんだったんだろう…絶対に必要なかったよね?
各々が好き勝手やった挙げ句すり合わせをしてないんだろうなって印象がますます強まった

3話見るの本当につらい…
{/netabare}

4話まで視聴
{netabare}お遊戯会の外側ばかりが盛り上がってるシナリオ
3話に関しては次の競技に向けた合宿をしよう、という内容
ちょっとだけ良い点があって、それは扉をノックする場面の作画

2話では台詞(口パク)と腕の動きが連動しておらず、一音ずつ言葉を区切った喋り方と連打するノックが噛み合っていなかった
これがきちんと改善されていて、ノックに合わせて大声を出して相手を起こす動きが改善されていた
…そもそも共用スペースはほとんど使わず寝る時は一人部屋ならルームメイト設定いらんやろとか、
直後の様子から部屋に鍵かかってないのが描かれてるんだし中に入って起こせとか根本的な部分でアレなんだけど

細かく場面ごとに書いてたら終わらなくなりそうなのであとはザックリいくけど、
結局この制作陣ってスポーツアニメを書かされるの本当に嫌だったんだろうな

競技や練習のシーンはほとんどダイジェストで尺を抑える良質な脚本
種目についても作画の負担をしっかりと考えた素敵な内容ばかり
手足の動きが曖昧でも通用する無重力ドッジボール
体の動きは揺れと髪の動きだけで済むパラグライダーとハンググライダー
下半身を描かず手だけ動かせばいい水泳
手足の動きは固定で背景を動かすだけで伝わる崖登り

もうね、天才かと
ドッジボールは点数の推移がないダイジェストで、キックOKルールのせいで当たり判定が曖昧
空の種目は手の動きも体重の移動もないまま突然グライダーが加減速して上下動までできる謎エンジン仕様
水泳は息継ぎせず口から下だけ水中に入ってる拷問のような泳ぎ方で下半身は動かない
崖は手で掴む部分がない平坦さで手足の動きより明らかに速い速度でスライドする不思議な壁
汎用の走る動きも背景の速度と手足の動きがあってない謎の平行移動
もう「大運動会」を名乗るのやめちまえよって感じ

じゃあこれで脚本家肝いりの陰謀パートがちゃんとしてるかっていうと全然駄目
悪役3人組のあのゴリラは陰謀パートの空気感を壊すだけで何の役にも立ってない
この人達は本当にマイナス要素以外のなにも存在してないし、ウホウホやられても笑えない
せめて1ミリくらいは考えてキャラを配置してくれって感じ

あと、刑事の車に爆弾が仕掛けられてて死んでしまうかも…ってシーンを2話で見せるけど、
そもそもOPに登場するキャラが活躍する前に爆死するとかあるわけないじゃん
というか出演時間5分もないキャラの爆発シーンでED入ろうが
「このあとが気になる!続きが早く見たい」なんて思うわけないでしょ
そして4話でもまた同じ爆弾で同じ用に車を爆発されて、更には爆弾をボンネットに乗せた車に突撃される

ワンパターンなのがコミカルだとでも思ってるの?んなわけないじゃん
そもそも内戦だテロだ太陽系の支配だってやってるとこをギャグみたいにする意味が分からない
つーか爆発前にアラーム鳴って警告してくれる爆弾とか舐めすぎでしょ
刑事のおっさんがいくら格好いいこと言おうが全てが台無しになってる

スポーツ要素はシナリオも作画も全てが適当
陰謀要素はコミカル演出を混ぜてるため台無し
内戦がどうしたって内容は実際の様子を一切語らないから興味もわかない

ついでに言うと画面効果も音響もおかしい
OPの一部もそうなんだけど、暗い画面を作るときに単純に画面全体の明度を下げてるでしょ?
例えば1話でかなたがショックを受けるシーンとか、普通は背景だけ暗いのに差し替えるなりするはず
それを何故か画面全体の明度を下げて視認性を落とす意味不明な効果の付け方をしている
OPにしても文字やキャラが連続で表示されるシーンの一部だけあからさまにフィルターの掛け方間違えて暗くなってる
音響についてはボリューム調整の意図がよく分からない
台詞と同じくらい大きいこともあれば、挿入歌なのにものすごく小さく、遠くで流れててほとんど聞こえないこともある
街の遠くの店で流れる音楽とかを演出したいのかもしれないけど、そんなとこに挿入歌いれる意味ないでしょ
「なんか歌声っぽいのが聞こえるけど気のせいかな…」と思ってたらEDに挿入歌のクレジットが入っててドン引き

作画や脚本は手を抜きたいとかスポーツなんか嫌いだっていう(最低なりの)意思が見えるけど、
画面効果と音響周りに関してはそれすら感じられなくて最早怖いまである
本当に全てにおいて出来が悪いんだけど、虚無アニメと違って感情が揺さぶられるだけ見れてしまうのが困ったところ
この調子なら全編低評価なまま最後まで見てしまうかもしれない…
{/netabare}

6話視聴
{netabare}輪をかけて酷くなる内容
5話に関しては開幕からずっとギャグシーンの連発だった
種目に合わせた練習をするシーンが全然ないから説得力がない…のはもうどうでもいいや
それより笑ったのは義肢のビリビリ

生体パルスの逆流が起きたって言ってたけど、書いてて自分で違和感なかったのかな?
義肢に向けた脳からの信号が上手く伝達せず、不具合が起きるのはわかる
でも生体パルスが体全体を覆うほどの放電現象として視覚化されるって……
金星人ってもしかしてみんなシスの暗黒卿だったりするの?放電が起きた瞬間腹抱えて笑ってしまった

レース内容に関しては意味不明
ゴールが動いてるのはいいとして、いつ海面に浮上するか分からないクジラを扱うのはちょっと…
で、エヴァは一度クジラを撃つのを躊躇うんだけど、二回目の場面を見るに躊躇う要素全く無いよね?
クジラを撃つって状況自体が色々アレな要素を孕んでるからマイルドに描写したんだろうとは思う
でもそれならクジラなんか使うなと、機械式で定期的に浮上する潜水艦を使えと

エヴァがクジラを撃つのを躊躇って、それを受けて「優しさがある」と黒幕がキャッキャする場面を作りたかったのは分かる
でも、それは義肢の故障を見てオールを漕ぐ手が止まるとかでいいじゃん
出す意味がないクジラを登場させて、批判が怖くて描写は逃げて、そのせいでシーン自体の違和感が生まれる
なにかの風刺のつもりだったのかもしれないけど、とにかくダサいって印象

その後は全部蛇足
医療班はあのロン毛しかいないのかとか、
義肢のメンテは選手だけでやってんのかとか、
アスリートの宿泊施設に治療設備がないってどうなってんのとか、
参加中の競技なのにエントリーし直しとかあるかとか、
エントリーするにしても普通電話だろ直接本人が窓口に行くわけねえよとか、
病院ならタクシーの用意なり大会スタッフが車を用意するなりあるだろとか、
シーン全てその場のノリだけで構成されてるので、ギャグとして以外に見どころはなかった

これが終わっての6話
正直感動した
まさか腕立て伏せを描くなんて!このアニメがスポーツ物だって認識がまだ制作陣にあったなんて!
しかもランニングまでするとは!クジラみたいな意味不明シーンでもなきゃスポーツ要素は描かないと思ってた!
話の内容はろくでもないし、運動の描写も甘いけど描いてるだけマシに思えるんだからすごい

この回で気になるのはエヴァの前に現れた女の子
よく似た顔立ちで、無表情なまま感情の起伏を見せない
ロン毛も「次のレースで1位になれないなら…」と思わせぶりな様子をみせてる
そしてメガネちゃんが言っていた「デザイナーズチャイルド」という言葉

これらから普通に考えると、あの少女はエヴァと同一の遺伝子を持ったスペアという疑惑がある
ただ、ここで問題になるのが謎の少女の容姿について

髪の色どころか瞳の色すらまったく違う……
同じ遺伝子から同じように身体能力を伸ばすよう調整したのに、形質に決定的な違いが現れるのはないよなぁ
もうエヴァはメディアで注目選手として話題を集めていて、姿は映像に残っている
そんな人間のスペアを作るのに瞳の色が違うって普通ならありえない
だからきっとあの子は人質の少女ってことだろうなぁ
決してキャラデザの時点で設定を忘れて色違いを作ったわけじゃないんだろうなぁ

ヤナに関しては割とどうでもいい
月の大会の顛末がそもそもユシルの自業自得だし、リディアとの関係性も固まっている
そんな状態から何話もこのネタで引っ張られてもついていけないってくらいの感想しかない
そもそも脇道でこういうことやられても重要性が低いのが分かりきってるから気にもならない

あとはメガネちゃん誘拐
そこは誘拐じゃなくて遺伝子操作技術を巡っての取引と裏切りでいいじゃん?
中途半端に変化球を入れようとした結果、また脇道で大事が起こってしまった
そもそもエヴァの情報を仕入れるとロン毛の素性がわかるってデータベースの整理整頓が出来て無さすぎでは…
というかロン毛とMIBモドキが立ち話してるだけの場面を画像に残してるってどういう意図があるんだよ
現状だとロン毛が本筋に関わる要素がないから無理やり結びつけたんだろうけど、
それにしたってやり方が雑すぎて繋がりが突飛になってる

肝心のレースに関してはまぁ予想通り
主人公たちは優勝を目指してると言いつつやる気はないので、
スタートの合図が鳴ってからお喋りを始めるのが当たり前になってる
この辺は今までの話の中で競技よりお喋りを優先している様子がずっと描かれていたので、しっかりとした説得力がある
……本来あってはならない部分に説得力なんか持たせんなって感じだけど

あとは中継のカメラがある中で姿を表して道を爆破して壊すのはギャグかな?ってくらい
いつになったらこのシナリオに「整合性」って要素がでてくるのかが現状一番の楽しみ
{/netabare}

最終話視聴
{netabare}いやぁひどかった!もう清々しさすら感じるほどに全てが悲惨だった
展開が纏まっていないどころか、ただの会話すら微妙に噛み合ってないズレた返しとズレたテンポ
ファンサービスにしても若い頃からまともな変更もしてないせいで髪型が痛々しいお婆ちゃん
武器商人のトップが変わるだけでアッサリ集結する月の内紛
通信越しでしか会話をしていない末端を捕まえただけで本拠地がバレるガバガバ秘密組織
全部ギャグのつもりかも知れないけど、ギャグにしたってもうちょいちゃんと展開を組み立てるでしょ

そして競技シーンに関しては結局どういうルールで選考が進んでいたのか最後まで不明なまま
それどころかメインキャラの活躍(というか失敗集)が静止画でのオールダイジェスト
というか終盤の競技は個人の種目をそれぞれやってるだけで、運動会として成立していない
加えて選手兼医療スタッフの眼鏡が何故か解説役をやっていたり配役すら適当

というか全体的にキャラの個性や役割が一面的すぎていて掘り下げがない
特に義肢の子が顕著で、どんな種目に参加しても「義肢のメンテができてないから」以外に何も言わない
リディアとヤナは二人でいちゃつくだけで、競技的な意味での活躍は特にない
かなたは何を聞いても明るい…どころか他人がどういう状況だろうが何も感じないサイコパスになっている
セヴァが強いというだけならまだしも、生命の危機にあるから助けてあげてと請われても笑い声を上げるのは流石に…

最終的に残った感想は「光ったら勝ち」というだけ
競技に勝てるってだけじゃなくて、光らせることで動きの作画を省略させられるから製作的にも嬉しい場面だったろうなと
もうジャンプしても走っても全部「すごいシーン=エフェクト」の図式でばかり描かれている
スポーツが嫌いな人がスポーツを貶めるために作ったと思えば一貫した素晴らしい演出だった

決勝戦のレースに関しても、ゴール判定がつま先にある始末でもう笑いすら起きないレベル
今までと違ってハッキリ競技内容が定まっている短距離走で、なんで基本ルールすら間違ってるんだよ
その直前の無重力ビリヤード(重力あり)でもう心が折れかけてたけど、現実の競技すら描けないのはただの勉強不足
「どういう種目にするか」「選んだ種目をどう描くか」すらろくに検討していないのが丸わかり
陰謀をメインにするは百歩譲って許すし、スポーツが余計な脇道なのもいいけど、脇道なりにちゃんと描かないと台無し

こんなにスポーツが嫌いなくせに最後だけ取ってつけたように「スポーツと政治は分けよう!」とか言っちゃうのもダサい
それまでずっとスポーツを否定するような展開ばかりに執心してたのに、最後で日和って誤魔化すのは本当にかっこ悪い

内紛・黒人・クジラ・クローン・政治介入のようなネタでスポーツを愚弄し続けて、選手もそれを乗り越えようとしていない
それなのにリストバンドで告発したら一発ですべてが解決してスポーツ最高!みんな素敵!なんて説得力がない
{/netabare}

スポ根のくだらなさと陰謀と戦う刑事の強さ、クローン技術は万能ということを描くためのアニメ
これをスポーツ物だと思って視聴するのは製作側の意図に反する行為だと思う
「運動会ってタイトルで、走る姿が描かれてるからきっとスポーツと無関係な陰謀モノ!」
と正しく推測できる人だけが視聴すればいいんじゃないかな
……それがどれだけの数いるかなんて知らんけど

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

53.9 286 2021年度アニメランキング286位
指先から本気の熱情2 恋人は消防士(TVアニメ動画)

2021年夏アニメ
★★★☆☆ 2.6 (17)
63人が棚に入れました
互いへの想いを通じ合わせた涼と颯馬は、ついに恋人同士に。心もカラダもより深く繋がってラブラブな日々...と思いきや、涼の職場に元カレ・玲が現れて!? 3人の頭をよぎる、すれ違った学生時代の記憶。関わるまいとする涼だが、玲とチームを組むことになってしまい――
ネタバレ

ヘラチオ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

僧侶枠まさかの2期目

恋人は消防士の2期やるとはね。

物語を熱くするのは三角関係ですよ。
元彼vs今彼

{netabare}元彼はクズやでえ。高校生時代は好かれてたかもしらんけど、自ら振っておいて会社員になって少しチャンスさえあればお前を振り向かせられるとか、なんて傲慢なんだ。{/netabare}

今彼のほうが一見チャラいけど、一途な良い漢だった。
8話しかないから内容は濃くないけど、あり寄りのありなのでは?
メインは充実

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

52.7 287 2021年度アニメランキング287位
EX-ARM エクスアーム(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★☆☆ 2.3 (125)
328人が棚に入れました
2014年、機械嫌いの高校生・夏目アキラは自分を変えたいと思い一歩を踏み出す。が、突如とトラックにひかれてしまう──。そして2030年。東京港湾部、未知の兵器「EX-ARM」取引現場に潜入した警察・上園美波とアンドロイド・アルマのコンビを、「EX-ARM」No.08を装備した敵が襲う。彼女たちは起死回生を賭け、敵から奪った「EX-ARM」No.00を起動させるが……!?

声優・キャラクター
斉藤壮馬、小松未可子、鬼頭明里、浪川大輔、上坂すみれ、石川由依、八代拓、左座翔丸、小林ゆう、富田美憂、新井里美、遊佐浩二

takato さんの感想・評価

★★☆☆☆ 2.0

ハッキリ言って私は見ておりません。ただ、teruさんの解説動画が滅茶苦茶面白かった。

 クソアニメというのも色々ある。もう不快レベルの物も存在するが、本作は原作ファンの方以外はネタとして楽しめる点があるという点で良いクソアニメといえる。そこまで話題が爆発しなかったが、実態を知ると半端ねぇ…。


 teruさんが全話欠かさず解説動画をあげてくくているのだが、褒め殺しのようで的確に急所をつく解説には爆笑させて頂きました。見ないでレビューを書くのはどうかと思いますが、ちゃんと全部見るのは流石に精神的に危険なので。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 14

waon.n さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.9

ドン( ゚д゚)マイ

 基本的に最後まで観ないってなったアニメはレビューしない方針だけれど、ひとこと書き残したい。

『ちゃんとした制作会社でリメイク待ってるやで!』



と以前書いたが、あれは嘘だ。


実はラジオ感覚で見るではなく、別作業中に流していたんです。
いやぁまじでストーリーは良いです。
あと、たまに見ると戦闘は良いです。
アイキャッチの絵も良いです。

じゃあ、何が駄目にしてしまっているかって言うと…演出が良くありません。
レイアウトが良くありません。

本当に演出がなぁ~。

原作絵が良いんだから、CGにしなくても良いと思うんです。
綺麗な作画で、素晴らしい演出が入った映像でこの作品が観たい!観たいんだよぉ!

投稿 : 2024/05/18
♥ : 8
ネタバレ

pister さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.6

みんな目が死んでる~

3話までの感想{netabare}
原作未読、前情報一切ナシ。
視聴した瞬間の第一印象は「お?忍者コレクションCG導入したんだ」。
うん、まぁ作画っていうか映像クオリティは酷い。
思い切ってフルCGなら“RWBY”みたいに「この世界はこういうもの」と、抵抗あるかどうかは別として没入できそうなところを中途半端に挟まれる手描きアニメがそれを阻止する、素に返る。
ってか手描き部分が標準レベルのアニメで、そこはCGに合わせて死んだ表情にすれば多少は違ったんじゃないかなー?
まぁRWBYに比べたらアクションもガッタガタでとても見てられない部分もあるんだけど…2話のヘリなんてもうなんだよと、劇場版ゴルゴ13かよと。

けど、あくまで個人的にはだけど、“ジビエート”よりは随分マシ。
ちゃんとした原作のあるなしの違いなのかな?ストーリーや台詞の掛け合いは普通に出来ている。
ジビエートなんて内容スカスカで30分もたないから会話の途中に妙な間が空いたり、カーナビやカレー等のお寒い尺稼ぎしたり、アップ多用で位置関係が謎だったりしたもんだけど、こっちではそういうことは…無い、多分。
先述の2話のヘリも、作画スタッフのアレ加減を見て急遽差し替えたような感じで、コンテ段階まではマトモだったんじゃないかな?と予感させる。
どのシーンを切り取るか、どのシーンに何秒取るか、そういった辺りは普通に出来てて、それに作画が追いついてないだけな気がする。
その…酷いこと言っちゃえば、画面見なければ楽しめるかも?
ジビエは画面見なくても不愉快だったからね、この差はデカいんじゃないかなー?(物凄い底辺の争いではあるけど)

一番残念なのは、アルマって“ビートレス”のレイシアや“プラメモ”のアイラみたいな役所ちゃうん?
もっと突っ込んで言えば“楽園追放”のアンジェラ的な、「なんでそういうキャラってレオタードなの?」「いいんだよ!好きなんだから!!」と押し通す熱意が画面からは微塵も感じない。
…って、これ中国スタッフが大きく係わってんの?意図的に扇情的な描写を避けてる?キスシーンが全然嬉しくないのもそれ??ま、まさかね…。


んでストーリー。
死んで目が覚めたら異世界に転生ではなく、脳だけになって未来に飛ばされてました。
エクスアームっていう異能を巡って犯罪が横行してるらしい。
んで主人公はハルモニエ使いで“ビッグオーダー”みたいな夢をちょいちょい見てるんだってさ。

ワザと投げやりな書き方したけど、実は結構好きな設定だったりw
3話なんてメイドロボがギュケスに乗って襲ってきたのでブリアレオスを駆って対抗だー!ってところでのヒキで、抑えるところはチキンと抑えてる…と思うんだよなぁ。
予想としては事故死した弟を蘇生させようと研究してたらエクスアームってのが開発できちゃって、封印してる間にアンドロイドの実用化まで技術が進んだ、とか?
果たして主人公は肉体を取り戻すことができるのでしょうかー、ってところが見所になると思うのだけど、果たしてアニメがそこまでやるかどうかは知らない。
ブリアレオスがメインボディで固定化しちゃったら面白さ半減するかも。{/netabare}

4話感想{netabare}
一度交わした約束を頑なに守るのが美徳とするなら、一度受けた指令を実行し続けるロボットはある意味人間なんかより尊い?
というテーマはありがちっちゃありがちだけど、やっぱり良いもんです。
今回のメイドロボがそれだったって話で、しかも元人間の主人公が暴走して人ならざるものになりかけたのを電脳世界?から連れ帰って来れたのが皮肉にもアンドロイドのアルマだったといのもエスプリが効いてる。
どこかで見た話とはいえ映像が他に類を見ないので独自性を感じる…ってのは好意的過ぎ?9割嫌味ッス。
いやホント映像は酷い。
そんなでも戦闘シーンにしっかり尺を取ってて、比較に上げるのは悪い気がするが戦闘シーンをカットするのをカッコいいと思ってそうだった“ノーガンズライフ”よりも好感が持てる。
ってか無理にでも戦闘シーンを入れるこのノリは…香港映画の流れ?なんかそれっぽさは感じる。
また、ただドッカンバッキンを続けるのではなく逆転送や衛星ズラしてGPSの座標を変える等、攻略の道を切り開く辺りも…これまた比較に上げるのはアレだけど、ほぼ1話戦闘に使っといて結局力押ししかしてない“蜘蛛ですが~”の4話よりも全然面白い。
やっぱコンテまではマシな作りなんじゃない?というか原作がよく出来てるのか??

で、上でも書いた様に原作未読なワケだけど、表紙を見てみた限りとっても士郎正宗wそれは構わない。
アップルシードのブリアレオスみたいなのはオーガって名前らしいが、いっそ開き直ってヘカトンケイレスで良かったんじゃ?とさえ思えるw
原作がマトモでお約束をしっかり守るのであれば…今度こそ多脚砲台を期待していいのかな?
やっぱクライマックスにデカブツは欲しいところで、映像はどうであれ話の方だけでもやって欲しいなぁ、と。

まぁその…原作者はスタジオ訴えていいんじゃね?{/netabare}

5話感想{netabare}
伝えたいことを文章だけで表すってのはホント難しい。
ってことで「文章だけ」は諦めて、「これ見てくれたら簡単に通じるかな」というのがあったのを思い出したので貼ってみる。
他にもっと参考になるモノが転がってそうな気もするけど、ここに貼っていいものかどうかワカランし、公式が上げてるヤツってことで──

モンストアニメができるまで-アーサー編-【モンストアニメTV】
https://www.youtube.com/watch?v=sIvCC8GtJow

全部手描き・CGと手描きの合成・フルCG作品とで工程違うし、現場や規模によってもまた違う(特にこういったのが公表されるのは劇場作品が多いと思うのだけど、劇場版はTVアニメへの参考としては…)のであくまで話のネタ程度に留めておいて欲しのだけど…。
エクスアームはここでいうレイアウトアニメーションを見させられてる気分。
ゲームの開発段階で「そこに村人が立ってる」って場所に、村人グラが完成してないので仮のオブジェクトを配置してる感じ(と言った方が通じるのかな?)。
当然「未完成品を見せるな」という主張は尤もだし否定はしないけど、「レイアウトアニメーションとしてはよくできてる」というのが個人的な感想。
何度も比較に上げてアレだけど“ジビエート”はコンテ撮の段階からおかしい、作画をどんなに頑張ってもどうにもならないクラス。
作画崩壊で有名な“いもいも”はコンテ撮まではマトモだったような気がする、指示がいい加減だったか上がった原画が指示通りじゃなかっただけのような?
同じく作画崩壊で有名な“はてなイリュージョン”はコンテ撮からおかしかった上に急遽差し替えが発生したかの様。
一方、作画は頑張ってるけどレイアウトがダメダメと感じる作品は枚挙に暇が無く…分かり易い例ではキャラがワープするとかカメラに映ってない間はフリーズしてそうとか。
──と、完成品の出来の良し悪しだけじゃなく、工程のどの段階からどうだったのかを想像するのもアニメの楽しみ方としてはアリでは?と思ったり思わなかったり。
まぁ事実は関係者しか分からないんだけどねー。

とはいうものの5話はちょっとフォローし切れんかも。
内容は悪くないのだけど、お色気シーンはやっぱ当局からストップがかかってるのかな?
アルマを轢きかけたトラックが画面外で処理というカメラアングルで、これはモデリングが間に合わなくて急遽変更した?(ロイヤルリムジン使えばいいのにw)
そしてなんといってもアクションシーン、もう、うん、もう…「画像は開発段階のものです」「お使いのテレビは正常に作動してます」と画面にテロップ出しておいて欲しい。
画面に映ってる絵がおかしいだけで間の取り方はマトモなのでMMDで作り直した方が完成度高いのが出来そう、誰かやってくれんか?モデリングからやり直しで。


それと…これは考えすぎだとは思ってるけど、それでもやっぱり言わずには居られない。
日本アニメの評判を落とすために中華が仕掛けてきたんじゃないか?
そこまでではないにしろ、原作潰しを狙ったんじゃないかと邪推したくなる、だってこれでちゃんとした“エクスアーム”のアニメ化は無くなったでしょ。
失礼なこと書くけど台無しにしても構わない程度の原作なんて他にもっとあるし、かといってスタジオ変えて作り直しするほどこの原作が超人気って訳でもなさそうだし。
指差して「クソだクソだ」と笑い飛ばして終わらせてしまうだけでいいのか?とちょ~~っと心のどこかに引っかかりを覚える。
更には“鬼滅”の大ヒットで、それまでアニメに係わったことのない企業が首突っ込んでくる可能性もあるワケで、なんともかんとも…。
考えすぎであって欲しいけどね。{/netabare}

総評{netabare}
アニメを作る工程の、どの段階でアレだとこうなってしまうのか。
それを探るには良い教材だったと思う。
要はコンテ撮?Vコン?そこまではしっかりと作られてた…ような気がする。
最終工程の「仕上げ」がキレイなだけでシナリオやコンテがヘンテコな作品よりは見れるんじゃないかなー?と。
言い方変えれば「画面は開発中のものです」として、完成品を想像しながら見る分にはそこまで変ではなかった。
…。
とはいえそれも中盤まで。
台本ではどう書かれてるか知らないけど「ハッ」だか「ウッ」だか、息を呑む・ハっとする時に出す声、これが中盤以降妙に増える。
場繋ぎのテクというか急場しのぎというか…作画が間に合わない影響がとうとうコンテ・台本にまで及んでしまった、そんな雰囲気が漂ってきてガックリ。

話ちょっとズレるけど、糞作画だった放送版を円盤で修正した例(最初から放送と円盤では違うってのとは別)っていくつか見たけど、基本直すのは作画だけでコンテ・レイアウトの段階から~ってのは私は知らない。
ましてや台本(セリフ)を修正ってのは無いんじゃないかな?私が知らないだけ?
で、大抵作画が糞な作品ってのはそれに合わせた「手間のかからないコンテ・レイアウト」になってるモンで、例えば──。
巨大な戦艦が登場してキャラクターが「なんて巨大な船なんだ」と呆気に取られるシーンがあったとして。
戦艦がどれだけ巨大か見せるシーン──町のビルと戦艦を同じ画面に入れて対比を見せるとか──を描く手間が無くて、ひたすら呆気に取られてるキャラの顔だけを映すことで誤魔化しました、と。
そこのキャラの顔が作画崩れてたってことで後で円盤で修正したところで「どれだけ戦艦が巨大か見せるシーン」が省かれたことには変わりが無かったり。

で、話を本作に戻すと、中盤以降は「想像上の完成品」も限度が知れた感じになってしまいました。
「ハッ」や「ウッ」の間の取り方だけでなく、ストーリーの方も…いやでもこれはどうなんだ?原作からこうなのか?
ユグとか登場しても一体何が出来るのかまだよく分かってない(キャラの掘り下げが浅い)状態で「もうよく知ってるでしょ?」って体で話が進んだり、アルマがプログラムを書き換えられて敵に寝返ってもそこまで思い入れが無いので「な、なんてこった」とは思えず「ふーん」としか感じなかったり。
一癖もふた癖もありそうだったオークション参加者(※)があっさり退場したり、イリヤ博士が目覚めた必要性や議事堂に突撃した課長の安否など、投げっ放しに感じるシーンもチラホラ。
話を複雑にしようとして複雑に出来なかった感。
なんか…週間連載漫画で「次回で打ち切り」ではなく「あと4回で打ち切り」ってなった時の畳み方を彷彿とさせる、この原作がどうかは知らないけど。
アニメは無理やり話を詰め込んだ?掘り下げが浅いというか必要なシーンがスッポ抜けてる気がする。

とはいえ、多脚砲台が出たりハッキング能力で〆たりとお約束はしっかり守ってて、エンタメとして軽く流して見る分には楽しめると思う。
少なくともノーガ…ノーガン…いや言うまい、あれよりは面白い、作画班入れ替えて欲しい、もしくはキャラがみんなニヤけてるから炎炎と…ゲフンゲフン。
但し軽く流して見るには作画がねぇ…「完成品を想像して」って集中力が要るワケで、ここで思い切り矛盾が発生w
いやぁ誰向けになるんだろう?



初登場時は手描きだったのにその後CGになるキャラが居て、「手描きのキャラはモデリングが間に合わなかった脇役だろう」という先入観を良い意味で裏切られました。
現場がゴタゴタしてたせいの偶然だろうけど、これは面白い副産物だったと思う。{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 11

49.5 288 2021年度アニメランキング288位
異世界の門(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★☆☆ 2.2 (10)
42人が棚に入れました
異世界の門~紡がれた絆と共鳴する生命(いのち)~
ピクチャーアニメ―ション第一期

大重 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.1

すごいものを見た。負の方向に。

あ、本作は糞アニメ、ネタアニメ好きさんにはおすすめです。
話のネタになる酷さです。

しかし、普通に批判していいものなのでしょうか?
素人さんが個人で作った作品を、貯金をはたいてTVで放送したなら、まあ頑張りましたね、と生暖かく見る気持ちはあります。

なので悩ましくて色々調べてみましたが…さっぱりわからない。
公式ページはtwitterくらいしか出てこないし、本当にもう、一体何なの? どこの誰が、何の目的で作ったの…?

わからないけれど、一応ある程度の集団で作っているらしいし、TVで放送したからには身内以外に見られる覚悟もしているはず。容赦なく行きます。

本作はピクチャーアニメーションを自称しているようです。
ゲームのアドベンチャーパートのような、キャラの立ち絵が表示され、それに声をあてる形式。

口パクもなく、正直これをアニメと呼んで良いのか…。要するには、ノベルゲームのオートモードです。
ただまあ、素人がアニメを作るのに、一番簡単な方法はこれだと思うので…。まあ、この方式については一応有りとします。
実際エロゲーやギャルゲーは、この形式で数々の面白い、感動的な作品を作り上げてきたわけで。

さて、キャラの立ち絵の品質の方は、まあそれなり。
プロとして上手いとは言い難いものの、アマチュアとしてはまずまずで、ヒロインの絵は可愛らしいです。
しかし男の絵などは、かなり微妙です。腕の太さが左右違っていたり…。
複数人で描いているから実力にばらつきがあるんでしょうか。それとも女は描けるけど男は描けない人なのか。
でもまあ昔のエロゲーにはこんなのもあったよな…、と、懐かしい気持ちになったので、まあギリ許す。

じゃあ何がそんなに酷いかというと、まずは声ですね。

…完全に素人ですね。大変に聞き苦しい。
せっかくTVで放送する機会なんだし、新人声優でも良いから雇いましょうよ…。
それとも、こんなレベルの新人声優が居るのでしょうか?
残念ですが、本作に登場した方が新人声優なら、よほど鍛え直さないと今後まともなアニメに出られるとは思えません。
いや、素人ですよね? 制作スタッフが声を当てているだけですよね? そうであって欲しい。

テレビで放送する金を使うなら、声優をケチる意味がわからないです。
声優を当てて、ニコ動やらYoutubeで流した方が良いのでは…。
それとも千葉テレビの放送料は、声優代より安いのでしょうか。

と思ってちょっと調べてみました。福島テレビは、深夜は30分28万円からなんですね。意外と安い。
千葉テレビは首都圏だし、もっと高いかと思いますが… そんだけ出してるなら、もうちょっと頑張って声優呼んだ方が…。


で、最後は内容。
…典型的な、中二病黒歴史ノート。

いやー、ここまであからさまな、もうこの手の設定は何百万回も見た、と言いたくなるような、ひねりも何にも無い中二病黒歴史ノートを公開するのって、逆に珍しいのでは。
ま、こういう中二病スピリッツを持っている所は嫌いじゃないです。

中二病の何が悪いのか…。結局の所、面白くない、格好良くない、という所に尽きるのでしょうね。
面白かったり格好良かったりすれば、良いんですよ。
「これがモノを殺すということだ」とか「生きているなら神様だって殺す」とか、一部に偏りましたが、格好良ければそれで良いんです。

それが、ゲートキーパーって格好いいですかね。門を守るならせめてそれを生かした特殊能力を持っているとか…。
何か珍しかったり独特な個性でもあれば、認めるのですが。
ところが、面白くも珍しくもない設定をぐだぐだ…。

こういう設定は聞いても、上滑りして頭に入ってきません。
そして、実際頭に入れる必要も無いでしょう。
だって結局、剣と魔法でバトルするだけなんでしょ? 何の必要もない情報でしか無い。

こういう虚無な作品というのは、擁護のしようもないです。
そりゃ、中二病黒歴史ノートを公開するのって、きっと製作者からすると楽しいことなのでは無いでしょうか。
でも視聴者が見て面白いかって視点、ありますかね?

で、内容が酷いのに輪をかけて、演出も酷いです。
ダサくて芋っぽい。ひどい内容をさらに滑稽に見苦しくしています。
酷い内容を酷い演出でより酷く。凄い相乗効果ですね。

さて、ここまで驚くほど質が低いと、逆に見る価値があるのでは? という錯覚すら覚えます。
面白いのに見れないアニメは他に山ほどあって、時間の無駄なのは百も承知で、ちょっと時間を無駄にしてみようかな。

そう思うくらい突き抜けた、衝撃的な酷さでした。

4話まで視聴
いやまあ、あまりの酷さに、頑張って見てしまいました。
悪い部分のオンパレードでいい部分が一つもない、圧倒的な駄作っぷりはすごいと言えばすごい。
しかし、良い作品は良かった以外語ることがない、悪かった作品はどこが悪かったか語りたくなるのでつい文章が長くなる傾向はあるのですが、悪い部分しかないと逆にどこをどう語っていいかわからなくなるということがわかりました。
というわけで、大変悩ましいのですが…。

とにかく演出的な部分が酷かったと思います。
本作はゲーム的な立ち絵が表示される仕組みなのですが、ゲームによくある地の文が無いのですね。こういう形式の場合セリフで何が起きたか話さなきゃいけなくて、くどい不自然な文章になりやすく、他のゲームでも難儀している所です。
ところが本作は地の文が無いことに対する配慮がなにもないので、情景がさっぱりわからない。
いや剣で戦ってるとかその程度はわかりますが、キンキン滑稽な描写にしかならないわけですね。
いやそもそも滑稽じゃない部分が無いのですが…。そもそもつまらない、クオリティが低いだけじゃなくて、他人が見てわかりやすいかという配慮が一切無い方が問題かなーと思いました。
まあそもそも何もかもレベルが低すぎて論外なのですが。
セリフとセリフの合間の不自然な間があって立ち絵がしばらく表示されたままになるところとか…。

本作のクオリティがどれくらいだったら許せるか考えたのですが、『高校の文化祭のクラスの出し物で出した映像作品』という形式だったら、まあ妥当かなと。
映像系、ゲーム系部活やサークルの作品なら、もうちょっと頑張った方が良いと思います。
続編鋭意製作中とか… まだ作るんだ…。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

XrJne07636 さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.9

配信媒体、間違ってますよ

驚くべきことに某地方局にてアニメとして放送されたため、作画崩壊どころではないなどと一部界隈で騒がれてはいるが、
どう見てもテキストの取っ払われたサウンドノベルもしくはソシャゲのストーリーパート、あるいはちょっと動く紙芝居のついたラジオドラマであり、
正直「そういうもの」として見てしまえばただ「そういう作品」でしかない。
まあ話題性はあったのでマーケティング的には成功と言えるか。

しかし、絵はほぼ止め絵(何らかの効果がかかるようなときはブルブル震えたりぐるぐる回ったりする)なのにお世辞にも上手くはなく、声も棒読みは当然の権利として、素人が宅録したようなこもった音声(このご時世だし本当に自宅の貧弱な設備で収録したのだろう)が散見されており、なんというか、ちょっと残念な出来の同人作品(並の同人作品と思えばちょっと、程度のクオリティではあろう)という感じである。
よく放送したな、チ○テレビ。

ストーリーについては現時点(2021年2月10日)では全話見ていないため、割愛する。
が、特筆する点もなさそうなので割愛しっぱなし濃厚。

総じてヤバさのある作品ではあるが、バックの大きさなどを考えたら今期はエクスアームのほうがよっぽどかな、という気はする。
本日限定で2話がYouTubeにて配信中(前回の異世界の門パートもあるので、まだ追いつけるぞ!)、残り2話も順次配信予定のようなので、気になる人はチェックしておこう!

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

計測不能 289 2021年度アニメランキング289位
ガンダムブレイカー バトローグ(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★☆ 3.4 (5)
55人が棚に入れました
2つの世界が交わる時新たな物語が今、始まる熱い攻防が繰り広げられるガンプラバトル全米選手権の決勝戦。そこには、とあるファイターの姿があった。その数か月後、彩渡商店街で新たなガンプラを組むサツキノ・ミサは、いつもより不機嫌な様子。ミサはやり場のない怒りをぶつけるように、完成したガンプラをバトルシミュレーターにセットしバトルに興じるも、突如ガンプラが拘束されてしまう。一大イベントであるGBフェスタを目前にして、ガンプラファイター達の運命は風雲急を告げる。

計測不能 289 2021年度アニメランキング289位
劇場版 美少女戦士セーラームーンEternal<前編>(アニメ映画)

2021年1月8日
★★★★☆ 3.6 (9)
54人が棚に入れました
本作で描かれるのは、原作の4期にあたる≪デッド・ムーン編≫。
ちびうさとエリオスの淡い恋とセーラー戦士たちの成長が描かれる、原作の中でも屈指の人気エピソードを映画化。「どんな時でも絶対にあきらめない心」「仲間を信じ、守り抜く強さ」そして「恋のときめき」が、スクリーンに鮮やかによみがえり、再び世界中を夢中にさせること間違いありません!

声優・キャラクター
三石琴乃、金元寿子、佐藤利奈、小清水亜美、伊藤静、福圓美里、野島健児、松岡禎丞
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

セーラー服美少女戦士の夢を取り戻す劇場版

原作少女漫画の「デッド・ムーン編」を描いた
『~Crystal』シリーズの第4期劇場版・前編。

(原作は恐らく未読。90年代TVアニメ版の『~SuperS』や『~スターズ』も多分観てないはず。
尚、webアニメ版『~Crystal』は1期3話でリタイア)

【物語 3.5点】
内部太陽系戦士5人+ちびうさが自身の夢と向き合う葛藤をすし詰め。

サターンら外部太陽系戦士4人も絡んで来るが、活躍は後編に回し、
前編ではムーン&ちびうさ、マーキュリー、マーズ、ジュピター、ヴィーナスのエピソードに絞る。
悪夢をエネルギー源に、地球と月の支配を目論む「デッド・ムーン・サーカス」の構成員をぶつけ、
自分を見失わせる精神攻撃等に曝すことにより、
戦士としての運命、乙女としての生き方を改めて問い直し、成長の糧となるオムニバス風。

90年代TVアニメ版に見られたコミカル脱線は最小限、
シリアス重視で尺を削る『~Crystal』シリーズの構成下でも、80分はやや窮屈。

ジックリ心情を表情、仕草等で表現するだけの間は取りきれず、
心の声含めて概ねキャラに語らせる。
浅いと言えば浅いが、分かりやすく明快。
これなら女児でも理解可能。(但し、私の回、子供いませんでしたがw)


このペースでも楽しめたと言うことは、
私と4期より参加の筆安 一幸氏の脚本とはリズムが合うのでしょうか。


【作画 3.5点】
より90年代TVアニメ版に傾斜。

『~Crystal』初期は原作少女漫画寄りのデザインだったが、
本作では“無印”~劇場版『~R』までのキャラデザも担当した只野 和子氏が参加。

私にとっては一番馴染みが深い絵柄に近かったのも劇場鑑賞の決め手に。

変身シーンも1期では悪い意味でCGが目立っていたが、
4期までに変身バンクも手描き寄りとなり、
前編では内部惑星戦士5人+ちびうさの変身&必殺技+決め台詞が
スクリーンに乱舞し華やか♪


あと、背景美術による、
東京のシンボルは、あくまでも東京タワーという点に、
セーラー服の時代の主張を感じますw


【キャラ 4.0点】
敵「デッド・ムーン・サーカス」

その尖兵たるアマゾネス・カルテット。
ヘソ出しに加え、90年代は自主規制された生脚も解禁した、
魅惑のロリ・サーカス団が前編の悪だくみの主軸。
特にパラパラちゃんは言動が子供っぽく危なっかしいが、
窮地に陥ると部下残してトンズラする辺り、キチンと幹部やれてますw

がっちりパターン化された敵に煽られ、
セーラー戦士5人+ちびうさのキャラ再確立も順調。

うさぎ、衛、ちびうさの前世&未来絡みの特殊な関係故、
距離を詰め切れないモヤモヤには、
キーとなるペガサスのエリオスが“乙女捜し”にやって来て、
レディーの純情をさらに掻き乱す。

世界の一大事と乙女心の均衡は健在。


【声優 4.0点】
初代から継続のセーラームーン役・三石 琴乃さん以外の主要戦士に
豪華声優陣を新規起用している『~Crystal』シリーズ。

本作で対峙するアマゾネス・カルテット役にも、
諸星 すみれさん、高橋 李依さんらを配役し対抗。

さらに力が入っているのが~カルテットの手駒であるアマゾネス・トリオ。
日野 聡さん、富永 利行さん、蒼井 翔太さんの強力男性声優トリオが、
何故かオネエ風ボイスでセーラー戦士の乙女心にズカズカと上がり込むw

ペガサス・エリオス役には松岡 禎丞さん。
ごく自然に、{netabare}ちびうさの唇を奪う{/netabare}イケメン無罪ぶり?
で衛役の野島 健児さん等との共演でも引けを取りません。


意外性はラスボス・女王ネヘレニア役の菜々緒さんとジルコニア役の渡辺 直美さん。
そんなキャストで、この敵組織は大丈夫か?
と懸念しましたが、中々、個性的なボイスで悪の存在感を示し、野望を後編に繋ぐ。


【音楽 3.5点】
劇伴担当は高梨 康治氏。本シリーズや『プリキュア』で培われて来た
シンフォニック・ロックによる変身、バトル演出は盤石。

主題歌は、ももいろクローバーZの「月色Chainon」を内部惑星戦士5人と共に歌唱。
ももクロは1期OP「MOON PRIDE」以来の参戦だが、
今回は打って変わってシットリとしたヒロインソングで、総勢9人による合唱にも適した構成。

EDは「私たちになりたくて」
作詞・秋元 康氏。藤谷 美和子さん歌唱の『SuperS』のEDテーマを、
かつて『~R』のEDも担当した石田 燿子さんがカバー。
“リトルレディー”の秘めた恋心を描いた良作ラブバラード。


【感想】
変身ヒロインも高校に上がると、夢見るばかりの少女じゃいられない。
目標に向け具体的に行動するのか、自分の可能性に見切りを付けて、自己嫌悪の悪夢に堕ちるのか。
そろそろリアルが夢を問い質し始める時期。
大体、正義の味方なんてやってる場合なのか?

こうした高校生変身ヒロインの難解さへの挑戦も感じたエピソードでした。

この観点から本作の個人的MVPにはセーラージュピター/木野まことを推したいです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 15
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

スーパーセーラー戦士とやっぱり決め台詞

 TV放送された「美少女戦士セーラームーンCrystal」のすぐ続きです。Crystalで、うさぎとちびうさ、衛が日食を見ようとすると鈴の音が聞こえたシーンがその後どうなったかが、分かるです。
 助けを呼ぶ声、怪しい船の出現からが物語を進むのです。ちびうさの行動をきっかけに、わかりやすい怪しい新たな敵による動きから戦い始まる、セーラー戦士のお話だったです。

 助けを呼ぶ声の正体は、何なのか?、わかりやすい敵の目的は?だったです。
{netabare} 「デッド・ムーンサーカス団」と宣伝し、居場所を教えてるようなところが、受けるです。
 また「乙女よ」と恥ずかしくなく語らうペガサスが、正体を見せちびうさ相手に大胆なことをするのも、ビックリです。「乙女よ」と反応するお二人も自意識あるなぁと思ったです。

 動物や芸人少女、オカマ達が、襲ってくるです。セーラー戦士一人一人、敵の心の隙間を突く罠にハメられるです。{/netabare}自らの使命に向き合ったとき、何が起こるのか?注目です。
 あと、序盤のうさぎとちびうさの変化も見所です。衛に体調の異変は、何を示すのか?明らかになるです。

 良いところで、終わってしまったです。後編の予告{netabare} もあり次回は、残りのスーパーセーラー戦士出演、明らかになる{/netabare}です。
 進行が順を追ったようで、やや単調ながらもCrystalより作画が洗練され、変身シーンも綺麗で良くなっていたのは、goodです。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

計測不能 289 2021年度アニメランキング289位
劇場版『Gのレコンギスタ III』「宇宙からの遺産」(アニメ映画)

2021年7月22日
★★★★☆ 4.0 (9)
53人が棚に入れました
突如、ザンクト・ポルトにいるアメリア軍の航宙艦が攻撃を受けた。スペースコロニー国家トワサンガが、地球への帰還を目指す「レコンギスタ」作戦を開始したためだった。ザンクト・ポルトには地球内外の4勢力が集結、それぞれが権利を主張して意見を戦わせる中、アイーダは真実を求め、ベルリや仲間とトワサンガを目指すことを決意する。そして月の裏側にあるトワサンガで、ベルリとアイーダに衝撃の事実が明かされる……。

二足歩行したくない さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

放映時の知識があってもやっぱり分かりづらかった

Gのレコンギスタ劇場版第3部。
メガファウナとキャピタルの軍勢は、いよいよ戦局を宇宙に移します。

月からの脅威を感じていたアメリア軍は、それに対抗するため宇宙に上がる。
ただし、アメリアは軍勢を迎え撃つ目的のみではなく、その裏には考えがあり、それを見透かしていたマスクやアーミーもまた企みを持って宇宙へ。
メガファウナの海賊たちとアメリア、キャピタル・アーミー、キャピタル・ガード、この4つの組織間と個人個人間の関係、謀略が絡み合ってドロドロしているところに、トワサンガのドレット艦隊が参戦。
さらにラライヤの正体、アイーダとベルリがG-セルフを機動できた理由と二人の関係が明かされる回となっています。

放映時はだいたいこのあたりから本格的にわけがわからなくなったところで、ぶっちゃけたところ、劇場版もそれほどかわりなかったように思いました。
セリフ周りはわかりやすくなったようですが、それでも放映時の事前知識が無いと追いかけられていなかったと思います。
というか、放映時の知識があってもやっぱり分かりづらかったです。
なぜドレット艦隊が、アメリアや海賊部隊はまだしもキャピタルを攻撃するのかがわからない。
そもそもマスクが悪いというのはわかるのですが、そこからキャピタルとアメリアが手を組む流れになるのはもっとわからないです。
第1部、第2部の感想で、劇場版は放映版より格段にわかりやすいということを書きましたが、嘘でした。
第3部になっていつものGレコに戻るので、第3部でやっぱり挫折する方は挫折する気がします。

また、Gレコといえば、本編以上にエンディングの『Gの閃光』が評判でしたが、第2部、第3部ではエンディングが変わってしまったのも残念です。
本編では対立している登場キャラが一緒に腕を組んでいるエンディングムービーのファンは多かったですが、劇場版は没個性なエンディングになってしまっています。
4部では本編からの改変が多くなるという話を聞くので、どう変わるのか、楽しみであり不安でもあるような気がしますね。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

計測不能 289 2021年度アニメランキング289位
名探偵コナン 警察学校編 Wild Police Story(TVアニメ動画)

2021年秋アニメ
★★★★★ 4.4 (3)
45人が棚に入れました
夜の警視庁警察学校。桜が舞い散る中、敷地内では降谷零と松田陣平が殴り合う音が響いていた。松田は警察学校にいるにもかかわらず「どうしても警察官になりたい」という降谷が気に入らないという。二人の争いは一歩も引かずに続いた。夜中の2時、諸伏景光が悪夢で飛び起きると、ドアをノックする音がする。そこには傷だらけの降谷の姿があった。降谷の様子を見ていた諸伏は「その相手とは仲良くやっていけそうか?」と質問するのだった。朝礼の際、傷だらけになっている降谷と松田の横には、同期の諸伏、萩原研二、伊達航が並んでいた。初任科鬼塚教場教官・鬼塚八蔵は、二人の傷の理由を問うが伊達が機転を利かせて嘘を付く。警察が嫌いだという割に、警察官の心得についてはしっかりと答えることができる松田の姿に疑問を持った降谷は、彼の過去について調べ始める。

計測不能 289 2021年度アニメランキング289位
劇場版 美少女戦士セーラームーンEternal<後編>(アニメ映画)

2021年2月11日
★★★★☆ 3.6 (7)
43人が棚に入れました
詳細不明

声優・キャラクター
三石琴乃、金元寿子、佐藤利奈、小清水亜美、伊藤静、福圓美里、野島健児、松岡禎丞
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.7

This is COOL ♄ SAILOR SATURN

【物語 3.0点】
本編前の前編ダイジェスト挿入は親切心だけじゃない。
冒頭いきなり外部惑星戦士4人の日常から概況を捉え直す視点移動→参戦。
セーラー10戦士集結の流れをスムーズにするための振り返りでもある。

外部惑星戦士の新たな“家族”の半年は駆け足。
そのまま80分の尺の多くを決め台詞や必殺技、
スーパーだの、エターナルだの、能力インフレに費やす、お祭りバトルモードへ。

前編では、心情説明がすし詰めになり、登場人物の独白等でカバーしたが、
後編では、状況説明まで各キャラが担う。

シナリオに前世の因果も絡むため、回想含めて超常現象も多発。
背景を押さえて整理しないと混乱するかも。


そんな中、{netabare}「誰でも皆、胸の中に星を持っている」{/netabare}
というムーンの一言にテーマは集約。
ただ後編は口上で結論を叩き付ける場であり、
テーマの深い理解のためには、日常における人間の光と闇を掘り下げた前編の記憶が必須。
前編で温めたハートが冷めない内に、後編に突入するのが吉。


【作画 4.0点】
キャラデザ・只野 和子氏。顔面だけでなくボディの描き分けも繊細。
かつて担当した『無印』『~R』では、
セーラー戦士も女子中学生ばかりだったが、
本作では、うさぎたちは高校1年生に。他に高2や両性や女子大生。
さらには、劇中、赤子から急成長する土萠ほたる/セーラーサターンがいる。

公開前、話題になって驚きましたが、
サターンの変身シーンはアニメでは本作が初披露だそうで。
(一応、セガサターン版のゲームのおまけで簡単な変身ムービーはあったらしい。
レビュタイはサターンのハードが透けていた頃のキャッチコピーから拝借しましたw)

各々のカラーで透き通るような戦士たちの多彩で美しいボディーが踊る変身&バトルシーン。
堪能しましょう。

尚、本作の活躍度はムーン、ちびうさがトップで、
サターンはその次くらいなので過度な期待は禁物。


背景美術は鏡や万華鏡の中に閉じ込められたような幻想的なバトル空間等が、
ファンタジー色を強めるムードを盛り上げる。


【キャラ 4.0点】
主役のエターナルセーラームーン/月野うさぎ/プリンセス・セレニティ/
など因果を重ね過ぎてキャスト欄が凄いことになっているキャラが3名程w


序盤、ほたるがプレイしていた太陽系誕生シミュレーション。
月の誕生について現在では有力とは言えない、月が外部から飛来した捕獲説を採用。
セーラー戦士たちが地球人とは異なり、外からやって来て転生を重ねた存在だと再認識。
(プルート/冥王星の準惑星降格?認められないわw)

地球など、エナジーだの悪夢だのを収穫したらポイする。
それが“異星人”としては我欲に忠実な無難な惑星利用法なのかもしれない。
その角度から見るとセーラー戦士VSデッド・ムーンも勧善懲悪とは言い切れない。
女王ネヘレニア討伐も邪念に塗れた呪いからの救済の性格も色濃くなって来る。

その上で、噛み締めるムーンの{netabare}「この星を守る。それはいつだって、私達のリアル」{/netabare}との台詞。
ありがとうウルトラマン。ありがとうセーラ戦士たち。
といった感謝も入り混じってグッと来ます♪


【声優 3.5点】
女王ネヘレニア役の菜々緒さん。幹部ジルコニア役の渡辺 直美さん。
前編ではゲストながら面白い声かもと擁護しましたが、スイマセン掌返しますw
本格的に戦士たちを煽る後編。状況説明含めて、声の力に依拠する構成では、
断末魔ボイスも含めて、敵役に、このお二方では荷が重すぎました。

反面、セーラーサターン役の藤井 ゆきよさん等、声優陣は盤石。
破滅の一言に触れるだけで因果を感じさせる憂いを含んだ好演。ゆきよさん流石です。


あと、アマゾネス・カルテット役の原 優子さん、上田 麗奈さん、諸星 すみれさん、高橋 李依さん。
{netabare}セーラー戦士就任おめでとうございます♪
但し髪型はアマゾンスタイル?の奇抜ヘアーのままですがw{/netabare}


【音楽 4.0点】
旧作TVアニメのBGMも凡百の変身ヒロイン音楽とは異なる領域に確立されていましたが、
『~Crystal』シリーズの劇伴もここに来て大成した感。

序盤、よりハードロック寄りにアレンジしたシンフォニックロックが炸裂する、
外部惑星戦士の参戦→変身→必殺で流れるBGM群の興奮度が凄い。
作曲・高梨 康治氏ご本人も「完成した!」との手応えを口にされていますが伊達じゃありません。


ロック調の流れで、クライマックスではセーラー10戦士が「Moon Effect」を大合唱して
パワーをエターナルに集中♪

主題歌「月色Chaion」に続く後編EDは、{netabare}「“らしく”いきましょ」
TVアニメ版『~SuperS』後期EDをミュージカル版でムーン役も務めたANZAさんがカバー。
壮大な激戦の後にしては、やや変化球な一曲だが、
来るエリオスとの再会にも備えて、女を磨くことも戦いとの決意を受けた上なら納得の締め。{/netabare}


【感想】
『~Crystal』シリーズは1期3話で挫折している私……。
企画当初のこれはTVアニメ版のリメイクじゃない新シリーズ。
原作少女漫画再現を意識した妙にツッパった主張。

『セラムン』と言えば初期のTVアニメ版が馴染み深い私にとっては
折り合いが悪く、離れていましたが、
本劇場版PVのキャラデザ等で、角が取れた部分を感じ取り、
途中乗車しましたが正解でした。

後から調べると、シリーズも3期の時点でだいぶ作画等にクセが無くなってる感。
私もほたるちゃん目当てで、見直してみようかなw

投稿 : 2024/05/18
♥ : 11
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

スーパーの次は、エターナル

 Eternal前編の続きとなるお話で、お決まりなセーラー戦士集合、デッド・ムーンとの決着をつけるお話だったです。

 サラッと前編のおさらいから、Crystal後のはるか、みちる、せつな、ほたるの回想だったです。またほたるの覚醒より、元の力を取り戻した彼女たちが、続きにいきなり現れ合流するです。

 敵を追いながらエリオスも絡み話は進み、幻の銀水晶やらゴールデンクリスタルがでてきて、敵の変な婆さんやいかにも悪そうな親玉女性と対峙していくです。
 敵の親玉の陰謀然りな感じです。
 ピンチからの展開もどこかもはやわざとらしく見えるようになり、いちいち奇跡が起きて何でもありなのかなぁな印象です。
{netabare}  敵の前編から出ていた誰かさんたちも実は?だったりしたです。

 めでたく終わらなければ話にならないけど、これってまだつづくのだったです。{/netabare}

投稿 : 2024/05/18
♥ : 4

計測不能 289 2021年度アニメランキング289位
劇場版『BanG Dream! FILM LIVE 2nd Stage』(アニメ映画)

2021年8月20日
★★★★★ 4.3 (8)
42人が棚に入れました
バンドリ!劇場ライブアニメーション「BanG Dream! FILM LIVE 2nd Stage」開催決定!「Poppin’Party」「Afterglow」「Pastel*Palettes」「Roselia」「ハロー、ハッピーワールド!」のおなじみのバンドメンバーに加えて幻想的な世界を奏でる「Morfonica」最強を掲げるロックバンド「RAISE A SUILEN」も出演決定!7つのバンドが目指す、「2nd Stage(次のステージ)」は……?

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

映像史に残る最高のライブ体験映画!もうツッコませないし比較もさせない!!総勢7バンド35人3パターン上映のメガマックスフィルムライブ!!!

出演声優が実際にバンド活動したり、逆にバンドマンが声優になったりする事でお馴染みのメディアミックスシリーズ『バンドリ』の劇場版第4作
2019年にも『FILM LIVE』を名乗る劇場版がありましたがソレと同じく全篇84分がライブシークエンスとその間のMCのみで構成された仮想ライブ体験作品です
つまりストーリーと呼べるものがほぼ存在しないので全く予備知識を持たず、ロックバンドやアイドル声優のライブを2000円払って観に行く、ぐらいの気持ちで観て頂ければと思います


2019年版の時点では5バンド25人だったキャラも、テレビアニメ第3期とその後のゲーム等での展開を経て7バンド35人に増量しました
特に新規参戦となるトランスメタル系バンドの「RAISE A SUILEN」とメンバーにヴァイオリニストがいる「Morfonica」は本作が本格的なアニメ化のお披露目となります


まず前作の『FILM LIVE』がテレビアニメシリーズの合間を縫うようにブシロード木谷会長とサンジゲン松浦社長の間で【思い付き】的に交わされた突発企画だったので、さほど制作時間を掛けられず“実質3ヶ月”の制作期間で完成された完全新作映画だったわけです


そこから新たにたっぷりと時間を掛けて作られた本作
ただでさえリアル寄りだった『バンドリ』のライブシークエンスが遂に究極の域に到達したと感じます!


まずステージ上の小物の再現度が異常なまでに高いです
アンプやエフェクターはもちろんの事、よぉ~く観るとボーカルが歌詞をカンニングする為のモニターや曲間に飲む水を置くボックスまであります
ステージ奥の巨大液晶モニターに映し出される映像は、ステージ上で実際に演奏するキャラとほんの少しだけタイムラグがあったり、照明を際立たせる為にほんの少しだけ焚かれたスモークが薄っすらと宙を漂っている様子も細かく再現されているのです


そして前作ではほぼワンパターンな動きの繰り返しだった観客が振るペンライトの動きも「ライブ慣れしたサンジゲン社員」がモーションアクターとなって完璧に再現
いわゆる“よく統制されたヲタク”の中に鑑賞者を誘うわけです


その一方で、ライブ会場となっているのはサッカースタジアム級の奥行きと縦に伸ばしまくった幕張メッセの様な5階席まであるという高さが組み合わさった、現実には到底ありえないメガアリーナ
そこを埋める満員のバンドリーマーという現実ならばギネス記録にも挑めるクラスのその圧巻の映像だけでも十分観応えのある光景となっているのも面白い
彼女らはポール・マッカートニーか、はたまたU2なのか?
もはやここまでライブシークエンスにこだわったアニメは史上かつて無いと言っても過言ではない筈です


そして今作の目玉とされているのが一部楽曲が実際のライブで披露された音源を素材にして5.1chにミックスして劇中で使用されているという事です
前作ではあくまでレコーディングされたステレオ音源を5.1ch化したものでしたが、今回はまた少し味わいが違います
単純にライブ音源を素材として使う、といっても実際は雑音やら環境音やらサラウンド化には不要な音が混ざってしまっている
コレを精査する作業がめちゃくちゃ大変だったはずなので、音響の飯田里樹監督の苦労は人一倍だったはずです
また、実際のライブのPAではライブの序盤と終盤で音量を変える、という演出が入っているそうで、その様な実際のライブの演出も本作の中では再現しているそうです
しかしながらこの音に対するコダワリは鑑賞する劇場の設備や調整具合に左右されてしまう部分がとても大きいのもまた事実です
この機会に是非お近くで音響に定評のある映画館があるかお探しになってみては如何でしょうか


ちなみに先日、渋谷O-EASTで何故かライブハウスで本作を観る、という謎の誰得イベントがあったので参加してきましたが、アレはアレで貴重な体験になったと思っていますw


それとエンドロールが終わっても席を立つのは早計です
ライブといえばアンコール!なのですが本作は贅沢にも3パターンのアンコールが存在しており、それが週替わりに入れ替わるという仕様になっております
アンコールを事前確認する、というのもおかしな話ですが登壇するバンドメンバーも変わるのでやはり事前に確認しておくと良い思います
ちなみに、個人的なお気に入りは「競宴Red×Violet」ですw


さて前作のレビュを書いた時、特に取り上げて書きましたが本作もありがたい事に応援上映が実施されました
と、言っても昨今のファッキンコロナの事情を鑑みて“発声”は禁止されております
その為、ペンライトと拍手に集中する形での応援となります
応援上映を実際のライブのライブビューイングと同じと思っている方もまだまだいるらしいのでもう一度書きますが、応援上映とは【作品世界の人間になりきる】上映です
つまり観客に求められているのは“演技力”になります
応援上映を体験された事の無い方は是非一度、応援上映で作品世界のモブの一員に【なりきって】みて頂きたいと思います

投稿 : 2024/05/18
♥ : 2

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

実際にこんなライブがあったら楽し〜

 「ぽぴぱー ぴぽはー ぽぴぱぱぴぽぱー」から始まる凄い会場のライブだったです。この言葉も始めて聞いたときは、訳わからなかったけど、今では普通になっているです。

 Morfonica参戦で、PVとは違ったMorfonicaを見れて盛り上がりを見せたです。
 アニメ放送で聞いた曲も少しあったけど今回は前回と違うような雰囲気と盛り上がりが良かったです。

 驚きのステージ演出が、今回はかなり冴え渡っていてよかったです。
 やっぱりポピパなライブだったけど、どのバンドも良さが出ていたです。

 なんと行ってもアンコールが、今までになく新鮮な曲とさんバンドのクロスライブで良かったでした。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 5

計測不能 289 2021年度アニメランキング289位
カードファイト!! ヴァンガード overDress(TVアニメ動画)

2021年春アニメ
★★★★☆ 3.6 (9)
38人が棚に入れました
加賀国金澤市に住む少年、近導ユウユは15歳、中学三年生。ユウユは他人の心を察する力をもっているが、頼まれるとイヤとは言えない性格に悩んでいた。ある日、姉たちの趣味に付き合わされていたユウユだったが、耐えられなくなって家を飛び出してしまう。そんなユウユを救ったのは大倉メグミ。メグミはユウユを、仲間のたまり場だという夜の遊園地『ワンダヒル』に誘う。ユウユが招かれた遊園地に集うのはメグミや石亀ザクサ、瀬戸トマリたちが夜ごとヴァンガードに興じる「チームブラックアウト」のメンバーだった。そして今宵、チームの旗を賭けた真剣ファイトが行われる。ブラックアウトのリーダー、桃山ダンジと謎に包まれた強豪ファイター、江端トウヤ。見つめるユウユの前で、カードファイトはいつしかイメージの世界に浸食されてゆく。ユウユはこうしてヴァンガードに出会い、その魅力と今まで見たこともなかった世界、仲間たちに引き込まれていくのだった ── 。

声優・キャラクター
蒼井翔太、小野友樹、内田雄馬、進藤あまね、伊藤昌弘、遠野ひかる、森嶋秀太、中島由貴

大重 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

あれ、意外と面白いぞ?

ヴァンガードはいっぱいシリーズをやっていますが、基本的には子供向けなので対象外。
一応一話は全部見るようにはしているので、軽く流し見程度はしておくか、と当然切る気満々で見たのですが…。

あれ、意外と面白いぞ? と実に意外でした。

電車の中の、主人公とヒロインの恋とは言えない恋模様。
なんともむずがゆい良い感じでした。

そして女装美少年が全編登場する1話と、なかなか攻めている内容で。
意外と面白かったです。

しかし1話が2つあって、一体どっちが1話なの? とよくわからなかったので、ちょっと調べてみたら…。

電車の中で2人でカードゲームをやるのはシーズン2の1話なんですかね。
シーズン1と2を同時に放送するという流れなのでしょうか。

シーズン1はネット配信でもしていて、シーズン2から地上波で放送するけれどシーズン1も同時に再放送、とかそんな流れですかね。
何だかよくわかりませんね。とりあえずブシロードは金があるんだかいろいろな放送形態がとれるのでしょうか。

原画CLAMPだったのか。気づいてなかった。
今再放送しているコードギアスとちょっとかぶりますね。

まあ意外と面白かったのは間違いないのですが、どうしても見たいほど面白いかと言われるとそこまででは…。
まあ本数次第ですね。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 1

さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

挑戦的なカードゲームアニメ

対象年齢高めのカードゲームアニメです。
wixossほどは暗い印象を受けませんが、大方の登場人物がカードゲームアニメによくあるカードゲーム脳の人々なのは、どこも変わらずって感じですね。
特筆すべきなのはカードをちゃんとスリーブに入れてるというところでしょうか。
カードゲームを大人になってちゃんとやったことのある人ならわかると思うのですが、スリーブは入れてなんぼですからね。
(安いスタートデッキを買うと、デッキよりスリーブのほうが高くつくなんてザラで…)と、そんな小ネタもちらほらある訳なのですが、一方で屋外で戦うシーンが多いのは…カードを大切にしているのかしてないのか、よくわかりません。
ブシロードさんはカードのサプライも多く取り扱っていますから、つまりはそういう販促なんでしょう。
この手のアニメには珍しく、作中のカードキャラ同士のバトルに一番気合が入っており、ゴリゴリ動くのが面白いです。
しかも全然CGが無いんですよね。車も電車も作画だし…制作スタッフの謎なこだわりに笑います。
多分、カードゲームよりメカとかアクションがやりたいのかな…
旗とりとか良くわからないですが、部分的に結構面白いので、私は好きです。
そういえば、キャラ原案が何気CLAMPですね。
もう少し話題になっても良いような気もしますが、まあ…

投稿 : 2024/05/18
♥ : 0

計測不能 289 2021年度アニメランキング289位
異能のアイシス(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★☆ 3.5 (4)
37人が棚に入れました
東京都ゲソ区にはとあるアプリが流行しつつあった超能力アプリ『AICisアイシス』。それは手にした人間に特別な力、『超能力』を与えるアプリ。力を手にした能力者は私利私欲を満たすため、次々と悪事に手を染めていくのであった━━これは超能力を専門に解決する『学生探偵』の物語。

声優・キャラクター
浅見春那、小笠原仁、都丸ちよ

計測不能 289 2021年度アニメランキング289位
RWBY Volume 6(OVA)

2021年9月29日
★★★★★ 4.4 (8)
36人が棚に入れました
信じて チームRWBYが一人っきりにはしないから 約束ね
光は悪を破壊するための手段だとは思わないことだ
光はレムナントの人々を守ってくれるのさ
それぞれの試練を乗り越え、再び集結したチームRWBY。
もう離れないと固く結束を誓い、ともに世界を危機から守るため、
新たな冒険の旅を続ける少女たちは、
偉大なる指導者の壮絶なる過去と、人類の運命を左右する衝撃的な事実を知る――。
累計30億viewを超える視聴者数を誇る、
世界中で大人気のCGアニメーションシリーズ第6弾!

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

Blake vs Adam!シリーズ6年に跨ぐ因縁についに1つの終止符が打たれる!!物語は次のステージへとRisingする!!!

2013年から続くアメリカ発の3DCG WEBアニメ『RWBY』
待望の日本語吹替版再始動3ヶ月連続リリースの第2弾
2018~19年に展開されたシリーズ第6期、本編198分です


ヘイヴンアカデミーでの激闘の末、知恵のレリックを回収する事が出来たチームRWBY
知恵のレリックに宿る魔神のジンは100年に一度、3つの質問に答えることが出来るという
呼び出されたジンは光の神と闇の神の伝説、四季の乙女の誕生、そしてオズピンとセイラムの因縁を語る・・・
セイラムの野望を阻む為に、次なる目的地をワイスの出身地でもある北の大地アトラスに定めた一行
その国境にある海岸の都市、アーガスを訪れたのだが国境を封鎖するアトラス軍の司令官、キャロライン・コルドヴィンにアトラスへの渡航を拒否されてしまう・・・
ヤンに重傷を負わせてしまった事に負い目を感じ続けるブレイク
私情でオスカーに強く当たってしまうジョーン
八方塞の状況に苛立つチームはなかなか1つにまとまらない
やがてかつての銀の瞳の戦士であった老婆、マリーア・カラヴェラも協力しアトラスへの密航を計画するのだが、ブレイクへの逆恨みに駆られたアダムが再びブレイクの前に立ちはだかる


今作のポイントはvolume3以降に伝説や御伽噺などとして語られてきた様々な設定が整理され、物語がわかりやすく一本化されるところです
さらにシリーズ開始以前のBlack Trailerにまで遡る事、実に丸6年懸けたブレイクとアダムの因縁にも遂に決着が着くところでしょう
このアダムに関しては彼の視点でホワイトファングの沿革が語られる「Adam Short」という短篇が特典映像で収録されているので【あえて本編視聴開始前にご覧になられることをオススメします】
volume5でアダムにあっさり内乱を起こされ、出オチ気味に退場してしまったシエナ様やホワイトファング指導者時代のギラの立ち位置も読み取れます


また、既にレジェンド声優、田中真弓さんの出演が発表されていましたが数名のサプライズキャストがいらっしゃるのもポイントですね
さんざん豪華キャストといわれておきながら、まだ大物を連れてくるのかRWBYは!
このままだと日本の声優に片っ端から声を掛けていきそうな勢いすら感じます
あと細かいところで言うとジョーンの前に現われる“赤い髪の女性”の声にも注目して欲しいところですね


次回、volume7からは舞台をアトラスに移し、お話の展開もキャラの数も大幅に広がりますので早めに今作をチェックして欲しいと思います


Ruby Rose(ルビー・ローズ)早見沙織
Weiss Schnee(ワイス・シュニー)日笠陽子
Blake Belladonna(ブレイク・ベラドンナ)嶋村侑
Yang Xiao Long(ヤン・シャオロン)小清水亜美
Jaune Arc(ジョーン・アーク)下野紘
Nora Valkyrie(ノーラ・ヴァルキリー)洲崎綾
Lie Ren(ライ・レン)斉藤壮馬
Ozpin(オズピン)井上和彦
Sun Wukong(サン・ウーコン)前野智昭
Neptune Vasilias(ネプチューン・ヴァシリアス)中島ヨシキ
Cinder Fall(シンダー・フォール)甲斐田裕子
Emerald Sustrai(エメラルド・サストライ)井上麻里奈
Mercury Black(マーキュリー・ブラック)緑川光
James Ironwood(ジェームズ・アイアンウッド)てらそままさき
Adam Taurus(アダム・トーラス)中村悠一
Qrow Branwen(クロウ・ブランウェン)平田広明
Salem(セイラム)井上喜久子
Arthur Watts(アーサー・ワッツ)大川徹
Hazel Rainart(ヘイゼル・レイナート)大塚明夫
Tyrian Callows(ティリアン・キャロウズ)塩屋翼
Oscar Pine(オスカー・パイン)釘宮理恵
Sienna Khan(シエナ・カーン)木下紗華
Ilia Amitora(イリア・アミトラ)伊瀬茉莉也
Maria Calavera(マリーア・カラヴェラ)田中真弓

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

計測不能 289 2021年度アニメランキング289位
RWBY Volume 5(OVA)

2021年8月25日
★★★★★ 4.2 (9)
35人が棚に入れました
4人は再会できるのか・・・?
グリムを退治する4人の少女・チームRWBYの活躍を描く、米国Rooster Teeth ProductionsによるCGアニメ—ションシリーズ第5弾!
チームRNJRのハントレスたちは、ヘイヴン・アカデミーを目指してそれぞれの旅を続けていた。ようやくミストラルに到着した彼女たちを待ち受ける運命とは・・・!?

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

『RWBY』が日本に帰ってきた!シリーズ最強にして最凶の戦いを観逃すな!!吹き替え版キャストも暴力的に豪華だぞ!!!Triumph will be ours!!!!

2013年からアメリカ発のWEBアニメとしてスタートした3DCGアクションファンタジー『RWBY』
残念ながら2017年秋のVolume4以来、日本での展開は止まってしまっていました
ようつべでの英語版の配信は終了した後に再開したもののなぜか日本からアクセスすると視聴制限(所謂「おま国」)で観る事が出来ないという仕打ち
公式ソシャゲもサ終
一応本国の公式サイトでは新作の配信が続けられ、2021年現在Volume8までが完結しました
ですがやはり正式に日本展開を再開してもらわないことにはカジュアルに布教が出来ない、というもどかしい状況にありました


しかしながら長い沈黙を破り、豪華声優陣による日本語吹き替え版もそのままに、遂に2021年8~10月の3ヶ月連続でVolume5~7のブルーレイ発売&デジタル配信が開始されました!


グリムと呼ばれるモンスターと戦うハンターを養成する、ビーコン・アカデミーに通う4人の少女
ルビー・ローズ、ワイス・シュニー、ブレイク・ベラドンナ、ヤン・シャオロンのチームRWBY(ルビー)
シンダー・フォールの一味とその背後に暗躍するセイラムの罠によって、ビーコンアカデミーは陥落
四季の乙女の1人である秋の乙女の力はシンダーに奪われ、シンダーとの決戦に挑んだ学友のピュラ・ニコスは虚しくも散っていった・・・
失意の中で散り散りになってしまったチームRWBYだったがそれぞれの地で新たに決意を固め、ヘイヴン・アカデミーに隠されたレリックとその封印を解放出来る春の乙女を探し出す為、隣国のミストラルを目指すのであった
ビーコンの学長でセイラムとは因縁浅からぬ関係だったオズピン教授の意識が新たな依り代にした少年、オスカー・パイン
ヤンの実母でありながら神出鬼没の盗賊の筆頭、レイヴン・ブランウェン
ファウナス(獣人)による革命を起こさんと野心に燃えるホワイト・ファングのアダム・トーラス
立場と友情の狭間で揺れるブレイクの元盟友、イリア・アミトラ
保身の為に密かに結託するヘイヴンの学長、レオナルド・ライオンハート教授とセイラムの部下、アーサー・ワッツ
各々の思惑が交錯する中、チームRWBYは無事に合流できるのか???


前作から時間を空けてしまったので流石にこのシリーズから離れてしまった人も少なからずいらっしゃるでしょう
ですがVolume5からが『RWBY』の真骨頂と言っても良いと思うほど作品の完成度は上がっています!
原作者兼監督の死去や制作スタジオの買収によって一時的に混乱した設定の整理や、アクションシークエンスの大幅なクオリティアップが残されたスタッフの手で図られたのです
特に今作のクライマックスではシリーズの1つの集大成と呼べる四季の乙女の能力者同士によるド派手な直接対決があるのが大きな観どころであるのは間違いありません


日本の声優パワーの限界に挑むかの様な豪華絢爛なキャスティングは、続投してくれているだけでも十分凄いのですが、今作で登場する新キャラクターのヴァーナルに村中 知、シエナ・カーンに木下紗華の起用は本編をご覧頂いた後なら冗談かwと思うほど無茶なキャスティングだったとお解りいただけると思います
ちなみに木下紗華といえば『ヒロアカ』のミルコ役、ですから今回ファウナスのシエナ役担当なんでしょう
さらにライオン型のファウナスであるライオンハート教授に『トムとジェリー』のOVAで臆病ライオンの吹き替えを担当された石住昭彦を起用したのもかなり細かいネタになっていますね
残念ながら今のところ劇場での公開は予定されていませんが、ここから物語はどんどん加速していきますから、乗るしか無ぇです!この世界的ビッグウェーブに!!


Ruby Rose(ルビー・ローズ)早見沙織
Weiss Schnee(ワイス・シュニー)日笠陽子
Blake Belladonna(ブレイク・ベラドンナ)嶋村侑
Yang Xiao Long(ヤン・シャオロン)小清水亜美
Jaune Arc(ジョーン・アーク)下野紘
Nora Valkyrie(ノーラ・ヴァルキリー)洲崎綾
Lie Ren(ライ・レン)斉藤壮馬
Ozpin(オズピン)井上和彦
Sun Wukong(サン・ウーコン)前野智昭
Cinder Fall(シンダー・フォール)甲斐田裕子
Emerald Sustrai(エメラルド・サストライ)井上麻里奈
Mercury Black(マーキュリー・ブラック)緑川光
James Ironwood(ジェームズ・アイアンウッド)てらそままさき
Adam Taurus(アダム・トーラス)中村悠一
Raven Branwen(レイヴン・ブランウェン)林原めぐみ
Qrow Branwen(クロウ・ブランウェン)平田広明
Taiyang Xiao Long(タイヤン・シャオロン)堀内賢雄
Salem(セイラム)井上喜久子
Arthur Watts(アーサー・ワッツ)大川徹
Hazel Rainart(ヘイゼル・レイナート)大塚明夫
Tyrian Callows(ティリアン・キャロウズ)塩屋翼
Oscar Pine(オスカー・パイン)釘宮理恵
Ghira Belladonna(ギラ・ベラドンナ)木村雅史
Kali Belladonna(カーリー・ベラドンナ)豊口めぐみ
Leonardo Lionheart(レオナルド・ライオンハート)石住昭彦
Sienna Khan(シエナ・カーン)木下紗華
Ilia Amitora(イリア・アミトラ)伊瀬茉莉也
Corsac Albain(コサック・アルベイン)白熊寛嗣
Fennec Albain(フェネック・アルベイン)矢野智也
Vernal(ヴァーナル)村中 知

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

計測不能 289 2021年度アニメランキング289位
RWBY Volume 7(OVA)

2021年10月27日
★★★★★ 4.5 (8)
34人が棚に入れました
だから私も戦う 前に進み続ける
ファン待望の 3DCGアニメ 再来!



導いてくれた人 助けてくれた人 仲間がいた
ねえ、一緒にがんばろう
みんなで力を合わせれば チャンスは生まれる

人類を脅かすモンスター・グリムを退治するハンターを目指す4人の少女・チームRWBY。
離れ離れになった彼女たちはそれぞれに試練を乗り越え、仲間たちとの再会を目指して
旅を続ける――。
世界中で支持されている、米国Rooster Teeth Productions制作の
大人気CGアニメーションシリーズ、第7弾!
強大な敵と計り知れない謎が待ち受ける冒険の旅のなかで、
少女たちの成長、熱い友情が、
さらにパワーアップした爽快なアクションが、
豪華キャスト陣による日本語吹き替え版で描かれる!

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.9

Trust love and open up your eyes!新章突入、1つになるチーム、分断される世界、正義の形はそれぞれに・・・

2013年から続くアメリカ発の3DCG WEBアニメ『RWBY』
日本語吹替版再始動3ヶ月連続リリースの第3弾
2019~2020年に展開されたシリーズ第7期、本編207分です


四季の乙女とレリックを求めて3つ目の国にしてワイスの故郷、アトラスに潜入する事に成功したチームRWBYら
アトラスは上空に浮かぶ都市アトラスシティと極寒の大地マントルに分断された社会格差が浮き彫りになった2重構造の国家だった
アイアンウッド将軍は国防を固める為に貿易を禁止し、アトラス軍を集結させていたがそれがマントルの人々の生活を苦しめていた
復活したペニーやアイアンウッド将軍らに再会を果たす事が出来た一同は、アイアンウッド直属のエース部隊と組まされ晴れてプロのハンターの仲間入りを果たす
アトラス、マントルの双方から反感を集めるアイアンウッドの計画だがセイラムに立ち向かうには最善の策と考え協力する事となる
しかしマントルを解放しようと過激な活動をする一派、ロビン・ヒル率いるハッピー・レディース・ハンターはアトラス軍に不信感を強める
そんな中、マントルに潜入し暗躍するワッツとティリアンが国を混沌の渦へと誘う事態を引き起こす・・・


3作毎に大きく舞台を変えてきたシリーズ
ここにきて新たな国、新たな衣装、新キャラの登場など大きく装いを変えました
ショートヘアーになったブレイク、可愛いですよね
登場人物が一気に増えたことでアクションシークエンスの“大乱闘”感が強くなり、初期のシリーズの持ち味が帰ってきた作品にもなっていると思います


また、ただでさえ豪華な声優陣が続投してくれているだけでも凄い事ですが、今作でまた新たなキャストが追加投入されたのも目を見張るところです
音響監督の打越氏はベテランから若手まで揃えられる『RWBY』こそが本当の意味で豪華!と仰ってましたがまさにその通り


5作目で親子や旧友、6作目でライバルやパートナー、と様々な対立を描いてきたシリーズは、今作で遂に1つの国を分断してしまう正義の在り方を問う対立を描きます
特に本作の1年後に控えたアメリカ大統領選挙の影響もあってか、劇中では選挙を引き金とした混乱が印象的に映し出されます
選択肢は限られている、どちらも正義を唱えているはずだが、どちらかを選ばなければならない・・・というのは良くも悪くもアメリカらしい苦しみの描き方だと思います


今作はアトラス篇の大きな流れの始まりにしか過ぎず、冬の女神ウインターとアトラスアカデミーのレリックをめぐる攻防は次回作に持ち越しとなります
そんな最中、なんと次回作Volume8の日本版Blu-rayが本国での発売のわずか1ヶ月差で2021年12月22日に発売が決定しました!
ありがたいことです!


Ruby Rose(ルビー・ローズ)早見沙織
Weiss Schnee(ワイス・シュニー)日笠陽子
Blake Belladonna(ブレイク・ベラドンナ)嶋村侑
Yang Xiao Long(ヤン・シャオロン)小清水亜美
Jaune Arc(ジョーン・アーク)下野紘
Nora Valkyrie(ノーラ・ヴァルキリー)洲崎 綾
Lie Ren(ライ・レン)斉藤壮馬
Oscar Pine(オスカー・パイン)釘宮理恵
Penny Polendina(ペニー・ポレンディーナ)潘 めぐみ
Ozpin(オズピン)井上和彦
Qrow Branwen(クロウ・ブランウェン)平田広明
Maria Calavera(マリーア・カラヴェラ)田中真弓
James Ironwood(ジェームズ・アイアンウッド)てらそままさき
Winter Schnee(ウィンター・シュニー)川澄綾子
Salem(セイラム)井上喜久子
Arthur Watts(アーサー・ワッツ)大川 透
Tyrian Callows(ティリアン・キャロウズ)塩屋 翼
Cinder Fall(シンダー・フォール)甲斐田 裕子
Pietro Polendina(ピエトロ・ポレンディーナ)宝亀克寿
Clover Ebi(クローバー・エビ)置鮎龍太郎
Harriet Bree(ハリエット・ブリー)生天目仁美
Marrow Amin(マロウ・アミン)小林親弘
Elm Ederne(エルム・エダーネ)渡辺明乃
Vine Zeki(ヴァイン・ゼキ)武内駿輔
Robyn Hill(ロビン・ヒル)小林沙苗
Jacques Schnee(ジャック・シュニー)志賀麻登佳
Willow Schnee(ウィロウ・シュニー)高島雅羅
Whitley Schnee(ウィットリー・シュニー)井上麻里奈
Fria(フリア)山口協佳
Flynt(フリント)櫻井トオル
Neon(ネオン)藤村鼓乃美
Fiona Thyme(フィオナ・タイム)吉岡茉祐
May Marigold(メイ・マリーゴールド)國府咲月
Joanna Greenleaf(ジョアンナ・グリーンリーフ)東内マリ子
Forest(フォレスト)白石兼斗

投稿 : 2024/05/18
♥ : 3

計測不能 289 2021年度アニメランキング289位
SDガンダムワールド 三国創傑伝(TVアニメ動画)

2021年冬アニメ
★★★★★ 4.1 (5)
33人が棚に入れました
幾度となく繰り返された大戦争により、かつて栄華を誇った国々は滅び、大地は瓦礫の山と化した時代。ようやく復興の兆しが見え始めた矢先、「黄化トリニティ」と呼ばれる謎のトリニティが全土に蔓延し、自我を失ったBUG(バグ)が次々と人々を襲い始めた。残された人々は襲い来るBUGから身を守るため、城塞都市の中での生活を余儀なくされていた。しかし城壁の中では、前領主の死後、領主の董卓が傍若無人の限りを尽くしていた。運命に導かれるように、関羽ν ガンダム、張飛ゴッドガンダムと出会った劉備ユニコーンガンダムは、世界を救うことを決意する。やがて世界は、三人の若者達の情熱によって、大きく動き始めることとなる。新たな英傑たちが新時代を創り出す!

どどる さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

絵がめちゃ良い

とにかく一番推したいポイントは、絵がカッコよいこと。

3Dモデルがバキっとしていてカッコよいだけではなく、キメのシーンではアニメーション的な煽り構図もあり、3Dである違和感が限りなく少ない作品。
SDだけど今回はカッコよく行くぞ!!!という意志がずいしょから伝わってきます。

その特徴のひとつは口が動かないこと。
SDガンダムにしろトランスフォーマーにしろ、喋る時に口の部分がモニョモニョ動くのはお約束の風がありますが、やはり動かない方がメカっぽさが増してずっとよいです。
体の演技や画面に制限が生まれてしまうかもしれませんが、違和感はありません。
ボイスドラマっていうものがあるんだから、声だけでも普通に判断つくのかも。


意外だったのは15分*10話の短さ、配信は30分ずつまとめてだったので5週で終わった!
と思わせておいてSDガンダム ワールドヒーローズに続く!
なるほど!!!

150分の短さは、むしろこのアニメのためには良く働いています。
逆にこのアニメを前日譚にしてワールドヒーローズを1年ペースでゆっくりやったら間延びして感じるのでは……という不安がちょっとあります。
でも楽しみ。

投稿 : 2024/05/18
♥ : 0
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