2017年度に放送されたおすすめアニメ一覧 543

あにこれの全ユーザーが2017年度に放送されたおすすめアニメを評価したーデータを元にランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2024年04月26日の時点で一番の2017年度に放送されたおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

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年代別アニメ一覧

72.0 75 2017年度アニメランキング75位
ラブライブ!サンシャイン!! 2nd Season(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.6 (461)
1636人が棚に入れました
静岡県沼津市の海辺の町、内浦にある私立浦の星女学院。

駿河湾のかたすみにある小さな高校で
2年生の高海千歌を中心とした9人の少女たちが、大きな夢を抱いて立ち上がる。

それは、キラキラと輝く“スクールアイドル”になること!

諦めなければきっと夢は叶う――。
いまはただ輝きを目指して、がむしゃらに駆け抜けていこう!
ここから彼女たちの「みんなで叶える物語(スクールアイドルプロジェクト)」が始まった!

声優・キャラクター
伊波杏樹、逢田梨香子、諏訪ななか、小宮有紗、斉藤朱夏、小林愛香、高槻かなこ、鈴木愛奈、降幡愛
ネタバレ

おぬごん さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

なぜラブライブ!サンシャイン!!は感動できないのか

静岡県沼津市の浦の星女学院のスクールアイドル・Aqoursを描いたラブライブシリーズ2作目の第2期
(1期感想:https://www.anikore.jp/review/1549253/)

さて、1期感想でも触れたとおり私はμ'sを描いた初代ラブライブ(以下、無印)に魅了されたラブライバーです
このサンシャインも1期で物足りなさを覚えながらも、1stライブはLVで参加、2ndライブは西武ドーム2daysとも現地参戦し、聖地沼津にも2度足を運ぶなど応援してきたつもりです
…ですがこの2期でもその物足りなさを拭うことはできず、それどころかサンシャインは無印に決定的に及ばないとさえ思うようになってしまったというのが結論です
ではなぜそう思うに至ったのか、私見を書いていきます
(※折りたたんでますが、めっちゃ長いです。気が向いたら読んでください)

前提
{netabare}
まず前提として、私にとってラブライブ無印はアニヲタ人生の転機とも言えるあまりに大きな作品でした
アニメのイベントや声優のライブに行ったり、ペンライトを振ったり、ニコ生を毎回見たり、ニコ生一挙放送を完走したり、ゲーセンでフィギュアやぬいぐるみを取ったり…私に色々な「初めて」をくれた作品、それがラブライブです
ですからこの後の私見にはラブライブという作品を神格化するような、かなりのバイアスが掛かっていると思います
サンシャインという作品に、無意識にとんでもないハードルを課していたことでしょう
ですが私は最初からサンシャインを突き放して見ていたわけではありません
むしろ冒頭のとおりかなり作品を楽しんでいたと思いますし、本当は無印同様に心から感動したかったんです…
…何が言いたいかっていうと、私はいわゆるμ's原理主義ではありませんw
{/netabare}

サンシャインと無印の違い
{netabare}
1期放送後からこの2期までを通じて分かったのですが、サンシャインでは無印でやりたかったけどできなかったことをとことんやっていくスタイルを取っています

代表的なのはイベントですね
無印の声優陣はプロジェクト発足当時こそ無名の新人集団でしたが、1期の成功もあり特に南條愛乃と三森すずこが声優にソロ活動にと多忙になってしまい、9人そろってのイベントを組むことが難しくなってしまいました
またプロジェクト後期は30代のキャストが数人おり体力面に不安があり、特に南條愛乃は膝に先天的な持病があったことも発覚し、まともに踊れなくなってしまいました
そこでサンシャインでは若き新人キャストを揃え、専属契約に近い形でプロジェクトに専念させています
これによりかなりタイトなスケジュールでイベントを組み、さらにライブツアーを行うこともできました

また無印は予想外の大ヒットを記録したために、グッズ展開やコラボレーションが後手後手になってしまったこともファンの不満として挙げられていました
サンシャインでは公式twitterを見てると分かるんですが、週3くらいで新グッズの情報が出てきますwとても全部追えませんww
もちろん沼津という聖地を設けたのも、この2期でライバルユニットとコラボしたのも、「やりたかったこと」だと思います

良い言い方をすればスタッフも全力でやりたいことができ、ファンも全力で楽しめるようになった
汚い言い方をすれば、全力でリソースをぶっ込んでファンからお金を吸い上げる体制ができた、ということですねw
{/netabare}

計画性とその功罪
{netabare}
サンシャインは無印の成功を受けて作られた、成功が約束され、そして成功しなければいけない2作目です
そのため常に先の見えない道を開拓し続けていた無印と違い、サンシャインはかなり計画的にプロジェクトが進められているように思います…下手したらアニメ、ライブを中心に最初から最後まで完璧にスケジュールが組まれている可能性もあります
たとえば無印は1期放送後の3rdライブのサプライズで2期制作が発表されたんですが、この時キャスト陣全員がガチで驚いて喜んで泣いてたんですよね
ところが、サンシャインではこういったキャストを巻き込んだ大きなサプライズがほぼありません
多分キャストもあらかじめ全てを知らされ覚悟ができていて、それにより地に足をつけた計画的なプロジェクト運営ができているのでしょう
一方でその計画性は作品の根幹を成すテーマである「みんなで叶える物語」とは相反するものでもあります
1期の感想でも書きましたが「どうせ俺が応援しなくても成功するでしょ?」って思えてしまうんですよね
そしてその計画性故の管理体制がアニメにも影を落としてしまったのではないかと考えています
{/netabare}

アニメ制作上の縛り ~ライブでの再現前提の演出~
{netabare}
サンシャイン1期の最終回は、放送後にかなり叩かれました
批判点はモブの出しゃばり、ライブ前の長い寸劇、レギュレーション違反の3点でしたが、
このうち1期全体を振り返るライブ前の寸劇は、現実の1stライブで再現することを前提とした演出でした
1stライブ後に酒井監督も「今夜の彼女達のパフォーマンスでやっと13話(最終回)が完成した様な気持ちです」とツイートしていたことからも、これは明らかだと思います
そしてこの2期でも、ライブでの再現を前提とした演出が多々ありました
特に2期はライブシーンでそれが顕著で、6話の千歌のバック転なんかはその最たる例ですね
これはライブで千歌役の伊波杏樹がバク転を成功させて初めて感動が生まれます
アニメ内だと無印で凜ちゃんが雨の屋上でウルトラC級の床技を決めてましたし、サンシャイン1期でもセイントスノーの妹(理亜)が3mくらい跳んでムーンサルト決めてましたからねw 今更バク転じゃ驚かない世界ですw
また9話のセイントスノーとのコラボも、本編後のライブ開催のCMを含めたサプライズありきで、本編ストーリーとのつながりを考えたらむしろ11人で歌うのは不自然だったり…

もちろん、アニメとリアルの融合はラブライブ!の1つの大きなテーマです
ですがアニメはアニメとして、完結した一つの作品として作って欲しかったです
少なくとも無印は、ライブで補完しないと完成しない作品ではありませんでした
むしろライブシーンでは昼夜が入れ替わったりワープしたり、現実で再現不能な演出が多々ありました
それをライブ班がどう再現するか、といった楽しみ方もあったんですけどね…

先述の「計画性」にも繋がるんですが、あまりに計画的に作られているせいで、制作側の自由な創作を縛ってしまっていたように思います。なぜならこうした演出は、アニメスタッフの一存で入れられものではないからです
酒井監督が優れたライブシーン・PVを作れるのは、シングルのPVや1期2期のOPを見ても分かります
ただ作中のライブシーンでは、現実での再現前提の演出が足を引っ張り持ち味を出せていなかった印象です
{/netabare}

アニメ制作上の縛り ~ストーリー~
{netabare}
この2期のテーマは主に、浦の星女学院の廃校、廃校決定前後のラブライブ挑戦の意義の変化、そして千歌が探し追い求める「輝き」の3点です
そもそもサンシャインは、プロジェクト発足当時から「廃校が決定している学校が舞台」という設定でした
それがアニメでは1期で廃校の可能性が浮上しただけで、廃校の行く末も2期に持ち越しとなっていました
なぜなら1期の最大のテーマはAqoursの独り立ちで、そして2期が最初から「計画」されていたからです
Aqoursの独り立ちを描くためには、廃校問題を全て後回しにせざるをえなかったんですね
そして恐らく、この1期のAqoursの独り立ちというテーマは、アニメスタッフではなくプロジェクトの創意として、ラブライブサンシャインというプロジェクトのために組み込まれたモノでしょう
それは今年9月の2ndライブを経て現実のAqoursが独り立ちを遂げるまで、サンシャインと無印のコラボはもちろん、キャスト陣が無印に触れること(果南役の諏訪ななかがμ'sの紅白出演への感想ツイートを削除したり)が徹底的に排除されてきたことからも予想できます

こうした事情のため2期では廃校を阻止できない展開を描かなければならず、シリアスにならざるをえない
しかしラブライブという作品はシリアス一辺倒ではいけない
明るく楽しく前向きでなければならず、特に2期では1期でスポットの当たらなかったキャラをピックアップしなければならない
この二律背反のせいで、2期はシリアス、キャラ回がともに浮いてしまっていたように思います
特にメインストーリーから完全に外れていた5話のよしりこ回とかね
ファンからの評価は高いですし私も好きな回ですが、後々2人差で廃校が決定してしまうことを考えると、犬と遊んでる暇あったか?本当に全力尽くしたのか?と思えてしまいます

そもそも酒井監督は、シリアス面を描くために選ばれた監督だと思っています
酒井監督が無印で担当した回(1期7話「エリーチカ」12話「ともだち」、2期11話「わたしたちが決めたこと」)を見れば一目瞭然です
サンシャインもおそらく、ストーリー面、シリアス面だけを切ってみれば、恐らくよくできています
ただ先述の事情により、明るいキャラ回やギャグを組み込みにくい構成になってしまったのかと

もちろんそれでも良い作品に仕立て上げるのが監督の仕事だと言えばそりゃそうなんですが
{/netabare}

積み重ねが足りない
{netabare}
サンシャイン2期では無印同様、ラブライブ優勝と3年生の卒業(+廃校)が描かれました
最終回の優勝と卒業の感慨、寂しさを描いた描写・演出は素晴らしく、無印にも劣らないものがありました
ですが、いまいち感動できなかったんですよね
その原因は恐らく、サンシャインが積み上げてきたもの、少なくとも時間が明らかに少ないからだと思います
無印はTVアニメ化に3年の下積みを要し、2期のラストの時点で4年が経過していました
そしてその間、作品の人気はCD売り上げ500枚のスタートから2期BD1巻11万枚まで駆け上がっていたのです
一方でサンシャインはプロジェクト発足が2015年4月、1stシングル発売が同年10月です
この2期の時点でまだ2年しか経っていない上に、その1stシングルも最初から5万枚売れてるんです
1期のBDや最近のシングルも5万枚前後の売り上げです…安定してるんですよね
もちろん人気を安定させることは大変なことだと思いますし、短いこの2年間にもドラマはありましたが、
残念ながらそこに無印と同様の感慨深さが生まれることはありませんでした
これは初代の後を受けた2作目としての宿命とも言えるかもしれません
江戸幕府を築いた初代家康の陰に、幕府を安定させた秀忠が隠れてしまうように…
{/netabare}

粗が目立つ→それを覆すインパクトの欠如
{netabare}
この2期、話の展開の粗、矛盾点が目立ちました
例①:3話、予選から学校説明会まで間に合わない!バスも船も無理だからミカン収穫用のトロッコだ!
   ←親に車出してもらえ!お姉ちゃんたち軽トラで間に合ってるじゃねーか!
例②:7話、ライブ終了後80人だった入学希望者が深夜に増え続けて98人に
   ←どうやって出願したんだよwww ちなみに作中で願書、調査書、受験料納付証明が必要とあり
例③:7話、12月の朝5時なのに明るい屋外
   ←静岡地方の12月の日の出は6時30分~6時54分
例④:9話、お姉ちゃんのためにルビィと理亜の2人(+よしまる)で内緒で用意してきた
   ←Aqours+セイントスノー11人で完璧なライブパフォーマンスを披露

もちろん無印にもこうした粗、突っ込みどころは多々ありました
ですが無印には、京極監督のラブライブには、それを全部ぶっ飛ばすインパクト、大きな感動があったんです
1期のレビューでも書きましたが、サンシャインに最も足りないのはこのインパクトです
そしてここまで擁護してきた酒井監督に足りなかったのも、このインパクトで魅せる力です
同時期放送の京極監督の作品「宝石の国」を見ても、京極監督の魅せる力、インパクトを残し感動させる力は類い希なるものがあります

そもそもサンシャインという作品には、無印のにこのような作品のアイコンとなる人気キャラ、そして「にっこにっこにー!」のような作品を代表するフレーズもありません
善子がその枠になってほしかったみたいですし、善子の「リトルデーモン」や曜の「ヨーソロー!」などキャッチーな決め台詞も用意されていますが、力不足
せいぜい絵里の「ハラショー」くらいの位置づけでしょう

ここまで色々不満を言ってきましたが、インパクトさえあれば、大きな感動さえあれば、それらの不満は全ては覆されていたと思います
それがラブライブという作品です
{/netabare}

まとめ
ラブライブ!サンシャインは無印の成功を受け、非常に野心的で、かつ計画的に作られている作品です
その計画性がアニメのストーリーやライブといった魅力を縛り付け、物語の展開に粗が生じ、また2作目故に作品としての積み重ねも少ないためにラストの感慨深さも生まれませんでした
そして何より、それらを覆すインパクトが足りませんでした
だから私はサンシャインに、心から感動することができなかったのです


ですが、私はラブライブから、サンシャインから離れることは無いでしょう
それは何だかんだ言って、ラブライブに触れている時間は最高に楽しいからです
この2期の放送中も、各話の感想やイベントについて友人ラブライバーと密に語り合っていましたw
またライブ中やライブ後や聖地で、初めて会ったラブライバーと話すことも多々ありました
沼津に行った際は韓国人ラブライバーと写真を撮ったりもしましたw
作品だけに留まらない楽しさ、経験、初めてを提供してくれるラブライブ
「今が最高」「過ごしてきた時間の全てが輝き」を体現するラブライブが、何だかんだ言って大好きなんです


以下、書くタイミングを失った雑感の箇条書き
{netabare}
・CGの進化が半端ない。特にOPは衝撃だった
・一方で手書き作画は珍しく崩れることも…特に8話Aパートは気になった
・音楽では寂しさをはらんだOPとカーテンコール感あふれる最終回EDが好み
 でも音楽もインパクトないんだよね、サンシャイン。結局スノハレノーブラ級は現れず
・キャラではルビィが印象に残った。実質個人回の8,9話だけじゃなく、7話で一番最初に「優勝」を口にしたり、
 ドームをドゥームと言ったりw、一番キャラとしての背景、ドラマが見えたのがルビィだったかな~と
・1期では無かったよしりこが2期では特盛りにwww5話でなれそめを描いてから回を増すごとに親密に…
 6話で遂に実現した「リリー」呼びは個人的に2期のハイライト
・1期で若干クドかったしいたけの使い方が上手くなってた。ラストでメスで仔犬出産という衝撃の展開が待っていたが、お前千歌が小学生の頃からいる老犬だろww大丈夫かよww
{/netabare}



最後に、もしここまで全部読んでいただいた方がいらっしゃったなら、本当にありがとうございました

投稿 : 2024/04/20
♥ : 21
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

Aqoursは頑張ったと思う

2018.01.01記


1期でμ'sからの卒業をうまく描いてました。
2期ではそのμ'sから独り立ちしたAqoursが廃校阻止に向け奮闘しつつ、スクールアイドルとしての存在意義やそもそも自分らが何したいのか?を突き詰める物語でした。1期同様シリアス要素多めです。

さっそくですが、8話から9話にかけてのルビィ feat.理亞の回は秀逸です。
{netabare}前作のライバルA-RISEのどこまでもナイスガイっぷりと比較すると、本作のライバルsaint snowは若干ひっかかりのある姉妹ユニットです。そのルビィ、ここまではただのがきんちょでしたが全てフリでしたね。ルビイが理亞と協力して、姉から独り立ちする挿話です。
妹同士だからこそ気づけた相手が抱える苦悩、自分もわかるからこその協業申し出、とあらためて気づかされた姉から受けた愛情、姉への想い。
雛鳥が親から巣立つというか『はじめてのおつかい』で心揺さぶられる感覚があれば涙します。
締めのsaint aqours snow のライブシーンは ?? でしたが、そこはそういうもんだということにしました。そこに至るまでの過程をご堪能くださいませ。{/netabare}
個人的にはこれだけでやや満足です。

ハッピーエンドやわかりやすい展開など前作(無印)を彷彿させる流れは安心材料です。

サンシャイン1期のレビューでも書いたとおり、物語の展開はむしろ前作より好みですが、曲がそうでもないのが残念です。劇場版もやるみたいなので今度はそういう曲に出会えるといいですね。

当たり前ですが、元ネタが大きければ大きいほど続編というのは難しい。そのような中で、製作陣は前作に敬意を払いつつチャレンジしてたと思います。アニメ自体は佳作、どちらかというとマーケットが大きくなりすぎてる中どう落としどころをつけるのかに私は注目してます。
スクールアイドルは素敵なんだということを知ってほしいと全国のSI集めて一緒に踊って歌った前作劇場版でほのかが蒔いた種は作品上では花を咲かせたかたちになってます。
うまくオチがつけば、今後は仮面ライダーやプリキュアよろしく年毎は厳しくとも3-4年周期のプロジェクトにして新人声優の登竜門みたいにするといった展開も望めましょう。

作品評価から離れてしまったので以上にします。ご精読ありがとうございました。



視聴時期:2017年12月   

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2018.08.27追記

マーケティング臭が鼻につくのはサンシャインのほうですね。
「堕天」その他決め台詞がとってつけたようで、ライブやイベントで一緒にこのコールやれやれほいほいと無理やりブームを作ろうとしている感が否めません。

それと、曲の演出もちょっと。{netabare}バク転やらせたのありましたが、これリアルのライブでもきっとやるんですよね?{/netabare}これまでの歌と踊りで魅せる以上の要素を盛り込むことで変化をつけたのでしょうが、私の好みではありません。
「そのハードル必要ですか?」といった類のハードルを用意して、クリアして感動させる手法に見えてヒキました。感動ポルノです。


2018.01.01 初稿
2018.08.27 修正
2020.09.25 タイトル修正

投稿 : 2024/04/20
♥ : 33
ネタバレ

踏切太郎 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.7

キャラがbotと化したスタッフの自己満足アニメ

批判レビューなので好きな方は読まないで下さい。


このアニメって一言で言うと監督の自己満足アニメですよね。
脚本の方に何の責任もないとは思いませんが、実際無印から変更になったスタッフは酒井氏だけなので監督がやりたい放題した結果なのでは。

やりたい演出を優先したシーンが多過ぎる結果シナリオがぐっちゃぐちゃ。
{netabare}ラストの何故か旅立った3年含めて全員講堂にいるシーン{/netabare}の理由説明して欲しいなぁ。
{netabare}千歌の回想シーン→ライブなら納得出来るが、走って学校行ったら海外などに旅立ったはずの3年生も含めて全員集合!は意味不明すぎて…
夢オチ?軽くホラーなんですが…

それ以外にも主人公が行く先々に事前連絡もなく全員集合してました!なシーンが多すぎて冷める。

キャラも発言がワンパターンでbot化しているように感じる。
特に善子と花丸。
善子は中二病発言して花丸はそれに突っ込んで食べるだけ。
ギャグ漫画じゃないんだから…
一期のルビィも酷かったが2期はきちんと役割を与えられていたので良かった。

お陰で無印は円盤を買う程好きでしたがサンシャインは推しキャラが出来ませんでした。

無印は9人それぞれ役割がある点が好きだったのですが、サンシャインは千歌と梨子2人で何か決めたり問題を解決してしまうシーンが多く、アイドル活動する上で必要か?と感じてしまうキャラが複数いるのがダメだと思います。
{/netabare}

個人的にキャラクターデザインも衣装も楽曲も無印から明らかに劣化していて残念。
映画も興行収入的に苦戦しているようですが、まぁあの監督ならな…と納得してしまった。
まさか前作の半分以下で終わりそうな状況だとは思いませんでしたが。
映画の特典絶賛テコ入れ中ですが、半券キャンペーンやサイン入り色紙って…初期に観てくれた人を馬鹿にするようなやり方には呆れてしまいました。
もう少し内容で勝負して欲しかったなぁ。

「ラブライブ」というネームバリューで売っている以上前作と比較されてしまうのは仕方ないかと。
実際、悲しいことに映画も前作と同じ条件でリピーターが半分以下になってしまったので。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

72.0 75 2017年度アニメランキング75位
劇場版 Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ 雪下の誓い(アニメ映画)

2017年8月26日
★★★★☆ 3.8 (140)
795人が棚に入れました





「話をしようと思う。俺と、美遊の……これまでの話を」

世界は滅びに向かって進んでいた。
その歩みを止められるのは、〝聖杯〟たる美遊の犠牲のみ。
世界か、美遊か——。
〝世界の救済〟を掲げるエインズワースが突きつけられた問いに対し、
イリヤが出した答えは、両方救うという単純な〝ワガママ〟だった。

戦いは小休止を迎え、一行は美遊と士郎が育った家に身を寄せる。
団らんのなか、士郎は、美遊との過去を話し始めた。

あらゆる願いを無差別に叶える神稚児だった美遊。
士郎は、切嗣と暮らしていた家に、身寄りのない彼女を引き取った。
それから、5年。二人は本当の兄妹のように平穏な暮らしを送ってきた。

しかし、そんな日常は突如として終わりを告げる。
美遊の生家へと訪れた二人。その前に、美遊を“奇跡”として希求する樹里庵が姿を現し——。

美遊と士郎、エインズワースの因縁が、ここに語られる。


声優・キャラクター
杉山紀彰、名塚佳織、門脇舞以、花江夏樹、下屋則子、小山力也

フロー さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

別に、、、ただの名も無き英霊くずれさ

ほぼ士郎や美遊、ジュリアンやエインズワース家の
独壇場でした
プリズマ☆イリヤと言いつつも
舞台は前日譚ですから
イリヤと美遊の出会いよりも前の話なので
イリヤ、凛、ルビー、辺りは使い回しでした
もしかしたらルヴィアやサファイアは新録かも、、、

別にかかずゆみさんに不満がある訳では無いけれど
美遊フィーチャーだからこそ
3タイトル連れ添った松来未祐に
この映画を見て欲しかった、、、

改めてご冥福をお祈りします

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

彼の口によって語られる美遊とエインズワース家との因縁とは!?

劇場でこの作品が上映されたのが2017年の8月…
視聴したいと思っていながら中々機会がなく、ようやく視聴に漕ぎ付けることができました。

劇場版だから短期決戦…
これまで極力この作品の情報に触れないようにしてきたので、ほぼ白紙の状態で視聴に臨むことができました。

この物語の舞台は、これまでのイリヤたちの世界から5年9ヶ月ほど遡った時代…
ここでいきなり衛宮切嗣と幼い頃の士郎が登場したのでビックリ…
二人はやがて訪れる人類滅亡から人々を救済する方法を探して各地を旅していました。

そんな折、二人は冬木市に訪れました。なんでもここには天正の時代から続く神稚児伝説が語り継がれた場所でもあったとか…
そんな話をしていた矢先、街を飲み込もうとする謎の闇と、闇を消し去った光を二人は目の当たりにしたのです。
光の発信源に向かった二人は、崩れ落ちる家屋の中から一人の少女を救い出しました。
その少女の名前は美遊…身寄りを失った彼女は、切嗣に引き取られ士郎と一緒に暮らすこととなり、物語が動いていきます。

幼い頃の美遊…って、テレビアニメ版でも十分幼かったですが、それよりもっと幼い頃の美遊…
可愛いですねぇ~
家の中では士郎にべったり…ずっと後を付けたり物陰から覗き込んだり…
色んなことが分からないから本能で行動しているんですよね。
切嗣は部屋に閉じ籠りっ放しなので、相手をしてくれるのは年の近い士郎だけ…
もともと士郎って優しいじゃありませんか…
だから優しく接してくれる士郎が、きっと美游にとっての全てだったんだと思いますし、懐くのも無理ないと思います。

ちっぽけかもしれないけれど、そんな幸せは長く続かないのが世の常…
ある日、美遊のことをずっと探していたエインズワース家の連中に連れ去られてしまうのです。
切嗣は目的を成就させるため、美遊を引き取った…
士郎は切嗣の思いを受け継ぐ筈だった…
けれど、美遊はとても良い子なんです。
一緒に積み重ねてきた時間が人の思いを変えるのは決しておかしい事じゃありません。
士郎がずっと言いたかったこと…
士郎が言えなかったこと…
美遊を攫われて大人しくしている士郎じゃありません。
大きなうねりの中にその身を投じて…物語は一気に激しさを増し加速していきます。

本作品の登場人物は決して多くありません。
けれど、その中でも間桐桜の存在は一際輝いていたと思います。
そこには私たちの良く知っている桜がいました。
物腰は決して強くありませんが、士郎を慕っているのはぱっと見で分かる位に反応が素直…
そして彼女の一番の大切は…やっぱり自分じゃないんです。

どの様な形であれ美遊も桜も…士郎のことを慕っていました。
そして士郎も嫌じゃ無かったからお互いを大切にし合えたんだと思います。
それなのに二人とも士郎の目の前で…

士郎の怒りに我を忘れる姿…きっと初めて見たのではないでしょうか。
基本的に彼はいつも冷静でしたから…

イリヤシリーズはスピンオフなので、独自の世界観を持っていましたが、この作品に関してはこれまでの…とりわけFate本編との繋がりが強かったです。
士郎が身を投じたのが、そういう世界だった…というのも理由なのでしょうけれど、お馴染みのキャラにお馴染みの場面…Fateシリーズを視聴した方なら、この接点は嬉しいご褒美だったのではないでしょうか。

エインズワース家が美遊に目を付けた理由と目論み…
その身を投じた戦いの果てで、士郎は何を願うのか…
伝えたかったことを士郎は美遊に伝えられたのでしょうか。
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

完走して振り返ってみると、これまでの点と点が線で結ばれて腑に落ちたような作品…
本編さながらの熱いバトルシーンと、これまで耳にしてきた懐かしい台詞の数々…
そして原点に回帰する作品だったのではないでしょうか。

もう一つ…この作品の冠名は「Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ」であるにも関わらず、主人公であるイリヤが登場したのは、ほんの少しだけでした。
登場しないので「扱いが雑」というレベルにすら到達していません。
でも、劇場版の限られた尺の中で士郎と美游の物語を描き切るためには、その位の大英断が必要だったのかもしれませんね。

主題歌は、ChouChoさんの「kaleidoscope」と「薄紅の月」
お気に入りは「薄紅の月」
これは士郎の歌ですね。歌詞が胸に染み入ります…

上映時間90分の作品でした。
圧巻…この一言に尽きる気がします。
気になるのは続きです。
物語としては綺麗に纏まっているのですが、まさかここで終わらないですよね。
原作の連載は続いているみたいですし…
この後もこのシリーズが続いてくれることを期待しています。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

プリズマ☆イリヤの大事な一作ですので、新作放送前に見ておいた方が良いですね。

2017年公開の劇場版アニメ 90分

原作 ひろやまひろし TYPE-MOON 監督 大沼心 脚本 井上堅二 水瀬葉月
制作 SILVER LINK

Fate/stay night のスピンアウトであるテレビアニメ「プリズマ☆イリヤ」シリーズの一作。
スピンアウトと言うわけでは無くて、一期の前日譚のようなもの。

放送分のプリズマ☆イリヤ(4回に分けて放送)は全部観たので、
まあ、当然と言うべきか、この作品も観ることになりました。

作風ですが、期待したロリ魂はほとんど見当たりません。
イリヤシリーズと言うよりプチ聖杯戦争になってます。

主人公は「衛宮士郎」で、ほぼ一人舞台。
この作品はfate衛宮物語とかのタイトルにしてラストでええー!って方がヒットしたのでは?
と、思ってしまいました。
まあ、監督と制作会社を見れば即バレですが。

ここ2年のfate祭りの一環として、プリズマ☆イリヤもなんかやれよってノリかな。
内容はイリヤファンもfateファンも楽しめるように工夫されたもので、
衛宮士郎のしつこくない、コンパクトな戦闘アクションシーンが堪能できます。

舞台はいつもの冬木市なんですが、いろいろ様子が違う、
なんてことは、プリズマ☆イリヤ ドライ!!を見た人ならすぐ納得できるでしょう。
プリズマ☆イリヤドライは陰鬱としたムードと物語でありながら、
イリヤ役の門脇舞以のチャーミングな演技で楽しい作品になってましたが、
この劇場版は士郎主人公と言うことで、まさかの男くさい作品です。
二兎を追う物はって感じでイリヤファンにはちょっと辛い作品です。

ラストは一気に晴れ晴れとイリヤ一期に繋がってほっとしますので、
イリヤファンなら観るべき価値は十分にあります。
ステイナイトのファンは?まあスピンアウトとして戦闘を楽しめますね。

よくよく考えると、両方取り込んで上手くまとめた作品だとは思います。
縦ロールの女の子とかちょっと期待したんですが・・・

イリヤ全部観た人なら必見。
そうでない人はプリズマ☆イリヤのほうが必見です。

評価はイリヤたちの活躍が無いのでややマイナス。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 15

71.9 78 2017年度アニメランキング78位
『結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章-』<第1章>「ともだち」(アニメ映画)

2017年3月18日
★★★★☆ 3.9 (70)
517人が棚に入れました
「結城友奈は勇者である」より2年前、神世紀298年。鷲尾須美は小学六年にして神樹によって選ばれた世界を守る勇者である。同級生の乃木園子、三ノ輪銀と一緒に「お役目」をこなす事になるが、この二人は天然だったり元気良すぎたりと問題児の雰囲気。須美は精一杯、役目を頑張ろうとするが―。

公式サイト http://yuyuyu.tv/washio/

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

「すみすけ」から「わっしー」へ

 TV放送の「結城友奈は勇者である」で「結城友奈の章」と気になる終わりだったので、続編があるのかなぁ?と楽しみにしてたです。

 前座として「結城友奈は勇者部所属」も上映され、二頭身キャラの友奈たちに何だか癒されるアニメを見れて良かったです。

 東郷さんの過去のお話なんだなぁです。結構、裕福な家庭でしたです。東郷さんが鷲尾須美(TV放送から分かっているけど)で、彼女が主人公なのは、タイトルからも明らかだがです。修行服みたいなのを着て水浴びは、何かの修行だったのだろうか?です。この頃は、髪型も違っているなぁです。

 TV放送では、ベットの上で包帯だらけで出てきた乃木園子(そのっち)も出てきたです。あの包帯姿からは、ピンとこないいつも寝てるぼーっとしたドジっ子だったです。鶏の着ぐるみが似合ってたです。
 同じく同級生の三ノ輪銀(みのさんorぎん)は、遅刻は多いけどトラブルに会いやすい女の子で、男勝りな威勢がいいというのか?愛嬌のあるキャラだったです。

 変身シーンは、前作はまどマギ色に近い感じだと思ったけど、今回はセラムンに近いような??気がしたです。そのっちの変身だけは、一味違っていてどこか可愛らしさがあったです。
 バーテックスは、TV放送だと使徒みたいな感じだった気がするです。私にとってここでは、まどマギの魔女を思わせる感じだと思ったです。

 鷲尾須美は、「すみすけ」と言われ「わっしー」と言われるようになるけど、キャラが古谷向日葵(ゆるゆり)や園田海(ラブライブ!)に真面目なところとかが、被るなぁです。
 いつも自分がしっかりしなくてはと思っている反面、最後にはいざというときの自分がどうだったのかを、頼りないと思っていたそのっち、ぎんに教えれれることになったです。わっしーの心を開いたシーンが、私は一番良かったと思うです。

 真珠様を守って世界を救ういう事や3人の日常を描くことで、物語というよりわっしー、そのっち、ぎんが、どういうキャラなのかを描いているように私には見えたです。

 第二章「たましい」は、どうなるかなぁ?です。

                    2017 3.20 +

投稿 : 2024/04/20
♥ : 10

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

鷲尾須美のあだ名は?

原作未読 約60分

2014年に放送された「結城友奈は勇者である」の続編なので、そちらから観ることをオススメします。

始まったと思ったら、スピンオフ作品の『結城友奈は勇者部所属』という作品が始まって肩透かしをくらいましたw(10分ほど)

この作品は全員2頭身キャラで勇者部の部活動をコミカルに描いていましたね。

思い出すには丁度いい感じの作品でした。

そして本編、この鷲尾須美の章は「鷲尾須美は勇者である」をアニメ化して「結城友奈は勇者である」の2年前のお話、つまり鷲尾須美=東郷美森が以前勇者になったいたときのお話です。

2年前というと「結城友奈は勇者である」の時点で東郷さんは中学2年生なので、小6のときのお話となります。

キャラがちょっと小6とは思えなかったですねw キャラの特性もありますが、特に鷲尾須美は声も大人な感じでとても小学生とは思えませんでしたw

この1章では、勇者に選ばれた3人が、特訓したり、友情を深めたり、初めての実戦でバーテックスと戦うところが描かれていました。

キャラと世界観の紹介という感じの作品でしたね。

友情を深めていくシーンはウルウルしました。

2017年秋に放送される2期の前半6話を3作品に分け先行上映というかたちで劇場で上映されているようですね。

秋になればテレビでも観れるとは思いますが、スクリーンでは観れない(バトルシーンは迫力ありました)ので「結城友奈は勇者である」ファンの方、興味がある方は観てくださいね^^

EDは3人の勇者、鷲尾須美(三森すずこ)、乃木園子(花澤香菜)、三ノ輪銀(花守ゆみり)さんが歌っています。

最後に、劇場へは観客が少ないと思って朝一で観に行って実際ガラガラでしたが、マナーが悪い方がいたので作品に集中できませんでしたね〜 ちょっと残念でした^^;

投稿 : 2024/04/20
♥ : 25

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

これは三人の勇者の物語。

この作品は、「結城友奈は勇者である」の続編に位置する作品です。
物語の内容に繋がりがあるので、1期を未視聴の方はそちらからの視聴をお勧めします。

讃州中学勇者部の5人が繰り広げたバーテックスとの死闘…
強制的に発動される「満開」と「散華」に翻弄される勇者部のみんな…
「知ってたら…知ってたらみんなを巻き込まなかった…」と泣き叫ぶ風先輩の姿が今でも脳裏に焼き付いています。

それでも抗う事を宿命付けられた勇者部のみんなは、世界の真実を知っても
どれだけ大量のバーテックスに囲まれても顔を上げることを止めず、最後の最後まで頑張りました。

勇者部の一員である中学2年生の東郷 美森…
当時の記憶を無くしていましたが、実は彼女だけはバーテックスとの死闘は初めてでは無かったのです。
こうして讃州中学勇者部が頑張った時から2年ほど遡ったところから、この物語は始まります。

この物語の主人公は以下の3人です。
・鷲尾 須美(CV:三森すずこさん)第1期における「東郷 美森」
・乃木 園子(CV:花澤香菜さん)
・三ノ輪 銀(CV:花守ゆみりさん)
3人でバーテックスに臨む…考えてみると、それだけでも無理を感じますが、そもそも全員小学6年生…というところに最大の無理を感じます。

いつだって神に見初められるのは無垢な少女…
それは分かっているつもりですが、小学6年生に世界の存亡を掛けて戦え…なんて、私なら口が裂けても言えませんけれど…

生真面目で責任感の強い「ワッシー」(鷲尾)
天然系でほんわりとした雰囲気の「そのっち」(乃木)
明るくボーイッシュな「ミノさん」(三ノ輪)

みんな個性的で無垢…というより年相応に幼さを感じるくらい、やっぱり若いっ。
その分見ていて気持ち良いくらいいつも元気一杯です。
小学6年といえば、勉強なんてそっちのけで遊びまわる年ごろです。
それにみんな神樹さまに選ばれたという運命的な繋がりがきっかけとなり、急速に仲を深めていきます。

そしてバーテックスとの闘いですが、最初はチームプレイなどどこ吹く風…の如く個人プレイばかり…
毛利元就の3本の矢の教えじゃありませんが、長所と短所を相互補完できるので3人が寄り合うことでより強くなれるのは定石です…

でも、バーテックスと闘いになると決まってみんなボロボロ…
身体中のあちこちに生傷を沢山作りながら、どんなに過酷な状況でも絶対に諦めない3人…
もちろん、3人が諦めてしまっては神樹さまに…現実世界に甚大な被害が出てしまうので諦めることはできません。
でも、3人で立ち向かうには限度ってモノがあると思うんです。

そんな事考えている余裕なんて無かったよね…
彼女たちの一挙手一投足には手加減なんて一つも無かった…
勢い余ってあちこちに転がっていく姿を何度もみました…
どれだけやったら大丈夫…というラインが分からないから、必死にならざるを得なかったんだ…

第1章のサブタイトルは「ともだち」
3人がめぐり逢い、そしてお役目に3人でどう向き合うか、自分を知り3人の気持ちを合わせる物語…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

上映時間50分弱の作品なので本当にあっという間に終わってしまいました。
岸監督…もう鬼懸っているとしか思えません。
確かに1期は「お気に入りの棚序列11位」の作品なので、この作品に対する多少の色眼鏡が全く無いとは思いません。
けれど、それを差し引いても見どころ満載の作品だったと思います。
引き続き第2章「たましい」を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 12

71.8 79 2017年度アニメランキング79位
異世界はスマートフォンとともに。(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★☆☆ 2.9 (972)
4048人が棚に入れました
神様の手違いで死んでしまった主人公は、異世界で第2の人生をスタートさせる。
彼にあるのは神様から底上げしてもらった身体と、
異世界でも使用可能にしてもらったスマートフォン。
様々な人達と出会い、大切な仲間を得ていく中で、
いつしか主人公はこの世界の秘密を知る。
古代文明の遺産を受け継ぎ、お気楽な世界の王たちと力を合わせながら、
彼はのほほんと世界を巡っていく−

声優・キャラクター
福原かつみ、内田真礼、福緒唯、赤﨑千夏、高野麻里佳、山下七海、上坂すみれ、甲斐田ゆき

たっぷりおから さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.2

これより酷い作品・シナリオがあったら是非教えてほしい

シナリオが出だしから細部に至るまで酷過ぎるこの作品。「小説家になろう」という小説投稿サイトからやってきた10年に一度の魔物である。

物語は「神様の手違いで不慮の事故死を遂げた主人公が、お詫びとして様々な特典を受け異世界で第二の生を受ける」というもの。このような手法は「神様転生」と呼ばれ、なろうの世界でも忌み嫌われており「神様転生タグ除外」という設定が設けられている程だ。冒頭の茶番はとてもじゃないが見ていられない。

なろうでは転生・異世界モノに主人公最強要素などを併用したい場合に神様転生がよく使われる。しかし何が嫌われているかというと私は三つ理由を思いつく。

まず「設定の放棄」。素人が物語を書く上で設定の矛盾・無理というものはどうしても出てくるもの。これはプロでも失敗しがちな難しい問題である。しかし、神様転生は「主人公を(手軽に)最強にしたい」「異世界で様々な能力を使えるようにしたい」といった欲望だけを全部万能の神様に任せて細かい設定は丸投げしてしまえる。ようするに手抜き。これだけでも忌み嫌われて当然と言えよう。

二つ目は「言葉の自由」。中世で「スマホ」と言っても時代が合わないし使わないのが普通。しかし、現代からの転生・異世界モノにすることで中世やファンタジーでも気軽に「スマホ」と叫べるようになるのである。つまり神様転生にするだけで主人公最強などのオプションに加えて現代用語が使い放題なのだ。物語がぐっと書きやすくなる。ただ、純粋なファンタジーを書いてる人たちからすれば卑怯極まりない。

最後に「保険」。物語が行き詰った時、神様を呼び出して更なる特典や知りえない情報をもらうといったことが最悪出来てしまう。シナリオは相当酷いことになるけども。神様を活かそうとする程泥沼に陥るのは分かりきっているため、使うのは最初だけというパターンがほとんどらしいのだが、この作品では少なくとも神様が2度登場している。視聴者は皆頭を抱えたに違いない。

さて、その嫌われる要素を多分に含んだこの作品、なろうだけでは飽き足らずアニメ界まで侵食してきたわけだが、同じ神様転生の「この素晴らしい世界に祝福を」のような面白さはない。設定がスカスカだから主人公最強以外の取柄が何も無いのだ。この出来では叩かれるのは簡単に予測できたはず。原作者は自信と誇りをを持ってコレを世に送り出したのだろうか。そもそも神様転生を選択した意義があったのかが疑わしい。

一応最後まで見ることにするが、不思議と冒頭以外に見苦しさはない。特別面白くもないけど。ただアニメ好きはネタとして一度見ておくといいだろう。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 81
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.4

【酷評注意】異世界転生+主人公最強+ハーレムラブコメ=どうしてこうなった?

原作未読。最終話まで視聴。

異世界転生、主人公最強、ハーレムラブコメ。
人気ジャンルを組み合わせた結果、どういう訳か、全く面白くなくなってしまったという、とても残念な作品。

ただし、物語自体が軽くサクサクと進むので、ブツブツとツッコミながら最終話まで視聴しちゃいましたけどね。(笑)
ガバガバな設定にツッコミながら視聴するコメディとしては、もしかしたら需要有りなのかも知れないです。(笑)

無駄に声優が豪華なところと、EDを日替わりにする工夫など、一応、高評価すべきところは高評価してます(笑)。
EDに関しては、曲も良かったし・・・。

【以下、酷評のため一応隠しておきます】

{netabare}この作品が面白くなくなってしまった一番の原因は、主人公最強ではなく、単なるチートなこと。

『異世界転生~冒険』までは流れとして良いけど、主人公がチートでは面白味が無くなってしまう。

「主人公最強系」とは「結果として最強」なのであって、その過程では苦戦や苦悩、努力がつきものである。
その苦戦こそが面白く、主人公の苦悩や努力を見て、視聴者に主人公に対する思い入れ、愛着が生まれるのだと思う。

チート能力を何の努力も無しに神様から与えられるという展開では、主人公に対する思い入れや愛着は全く湧かない。

思い入れや愛着の無い主人公のハーレムラブコメを見せられても、視聴者には苦痛でしかない。
そもそも、興味が湧かない。
人気が出る訳がない。

原作がこうなのか、アニメの演出でこうなったのか知らないけど、どちらにしても勉強不足が過ぎる。
視聴者を馬鹿にし過ぎ。

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もう一つの問題はタイトルにもある、本来、最重要アイテムであるはずのスマホの存在。
結論から言うと、『異世界ではスマートフォンがお荷物に』が、この作品の正しいタイトルではないかと・・・。

物語の割と早い段階で、スマホの役割がマップとカメラ、神様との通話だけになっている。

マップに関しては、魔法にも同じような物が存在するが、スマホの方が表示エリアが広いというだけ。
カメラについては、写真を現像する魔法があるのに、カメラが存在しないという矛盾について、まさかの説明なし。
神様との通話は、そもそも電話である必要がない。

要するに、無理矢理に役割を与えているだけで、スマホが全く有効利用されていないのだ。
『タイトルに「スマートフォン」って付けっちゃったから、無理矢理にでも役割を考えなきゃ・・・』
こんな思いが見え隠れしてしまう。
浅はかでお粗末な印象しか感じない。

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バトルシーンは静止画+効果線のみ。
作画は手抜き過ぎ。{/netabare}

あえて、ツッコミどころ満載のガバガバな設定にして、『ツッコミながら視聴するアニメ』を狙ってやっているのなら、原作者、アニメスタッフは天才である。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 75

Tnguc さんの感想・評価

★★☆☆☆ 1.5

【酷評】 周りが引くくらい容赦ない〇〇アニメ

~
 素人が活動する小説投稿サイト「小説家になろう」で掲載されていた作品が原作。「異世界+スマートフォン」という安直すぎて誰しもが扱わなかったテーマを臆面もなく採用した作品であり、そのベタでチープすぎるタイトルは一定の視聴者の興味を引き付けるのには十分であったが、いざ蓋を開けてみると退屈を通り越してムカつくレベルのクオリティーであったため、視聴者の期待は第1話の開始10分程度でアビスへと堕ちるのであった。せめてタイトルにある通りスマートフォンを活用した物語になれば良かったものの、スマートフォンはあくまでも物語の展開を手助けする為だけの便利アイテムにしか過ぎず、言わば「作者にとって都合の良いアイテム」というだけの扱いであったため、視聴者は裏切られた気持ちになる。肝心の物語は、旅の先々で出会う脇役を主人公がカッコよく助ける…という形式が根底にあるが、無個性な主人公の事務的な処理によって絵的にもドラマ的にも全く盛り上がることはない。少なくとも視聴者には何も伝わってこないのだが異世界の住人たちはそんな主人公の行動をとにかく褒めちぎる。異世界そのものが主人公を褒めたたえる装置でしかなく、観ていて薄ら寒い印象しか残らない。そして、男の脇役が圧倒的に足りていない本作では、エロキャラやギャグキャラを主人公が兼任しており、さらに頻繁に差し込まれるアイキャッチでは何故かお調子者キャラまで演じさせられていて、その姿は気持ち悪いとしか言いようがない。そんな作者の思い付きだけで進行する脚本には、主軸と呼べる部分が殆ど存在せず、ストーリーは横道から横道へと反れていくばかりで、しかもそのどれもが中途半端。当初のテーマであったスマートフォンという題材も僅か2~3話辺りで消滅する。そんな雑多な展開に合わせるかのようにハーレム要員(脇役)だけは次々と登場するが、いずれもが全くと言っていいほどどうでもいいキャラばかりで、これが最終話のCパートまで続くのだから視聴者はもう呆れ果てる始末である。とりあえず「なろう系」の定番だけはちゃっかりと網羅されているが、そこにプラスアルファを付加させてオリジナリティを演出するような努力は一切されていない。しかし、そんなテンプレをオンパレードの如く描き切った本作は、良くも悪くも「期待を裏切らない」というある種の安堵感が生まれていて、そこをいかに楽しめるかで評価が少し変わってくるのかも知れないが、マカロニ・ウエスタンの如く生み落とされる昨今の異世界モノブームにおいてぶっちぎりで中身のない本作は、クソアニメであることに変わりはない。何かの間違いでこの作品に迷い込んでしまった視聴者や、この作品に参加してしまった声優陣には同情を寄せるしかなく、もし違法な手段で海外にこの作品がアップロードされてしまった際には即時に削除の依頼をかけるべきである。それは著作権侵害という理由ではなく、この作品が日本の恥だからである。この作品は日本アニメ界が背負わなければならない十字架と言っても過言ではない。

個人的評価:★☆☆☆☆ (1.5点)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 23

71.8 79 2017年度アニメランキング79位
この素晴らしい世界に祝福を! 第12巻 OAD付き限定版(OAD)

2017年7月24日
★★★★☆ 3.9 (93)
690人が棚に入れました
2017年1月からのTVアニメ第2期を記念して、三嶋くろね描きおろしイラストのボックスに、原作小説12巻+TVアニメでは放送されないオリジナルアニメを収録した限定商品の発売が決定!

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.5

転生者の願いとは

原作未読 30分枠

この素晴らしい世界に祝福を!2期のOADです。AT-Xで放送されていたので観て観ました。

カズマ、アクア、めぐみん、ダグネスといつものメンバーと冒険者ギルドの受付嬢のルナと新キャラが出てきます。

カズマが、あることでルナ嬢に無理やりあるクエストを受けるお話です。

ダグネスは相変わらずクエストでも役に立たないですねw

オチもあって楽しく観れました。

OP・EDは2期と同じです。

最後に、この世界の女の子の衣装は露出多めですねw

投稿 : 2024/04/20
♥ : 9

71.7 81 2017年度アニメランキング81位
鬼灯の冷徹 第弐期(TVアニメ動画)

2017年秋アニメ
★★★★☆ 3.7 (281)
1449人が棚に入れました
これは地獄のお話。
あいもかわらず亡者で溢れかえっている地獄では、閻魔大王の第一補佐官・鬼灯が、大王の補佐はもとより、亡者の呵責や獄卒たちの指導に、現世への視察と大忙しの日々を送っていた。
そんな鬼灯といつもの愉快な仲間たちに、鬼灯の幼なじみや双子の妖怪、自由気ままな雪鬼などなど新たな面々も加わり、騒々しくも楽しい地獄の毎日がいま再び幕を開ける!

声優・キャラクター
安元洋貴、長嶝高士、小林由美子、後藤ヒロキ、松山鷹志、喜多村英梨、青山桐子、柿原徹也、種﨑敦美、上坂すみれ、平川大輔、遊佐浩二、佐藤聡美、小倉唯、諏訪彩花
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

鬼灯様の”面白地獄案内!”

原作未読。

地獄を舞台にしたコメディの第2期。

歴史上の人物やおとぎ話の登場人物が地獄で獄卒として働いていたりするものだから・・・。
鬼灯さんの分かり易い解説が、耳に心地良い。

獄卒のウサギ・芥子ちゃんと座敷童子の一子と二子が面白く、可愛かった。

第6話。{netabare}咲耶姫のくだり。
まさかこの後、同クールの別作品で、再び咲耶姫の話を耳にするとは・・・。
{netabare}ちなみに、このはな綺譚の第9話。{/netabare}
この時はだれも予想していなかったでしょう?(笑){/netabare}

この手の物語はいつまででも見ていられる。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 31

buon さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

実写化灼熱望

実写化して地獄の恐ろしさを見せしめていただきたい。
コメディー部分を除き、地獄の罰のみをひたすら再現し、
罪びとの行き着く先、辿り着かない終わりを映す。

そうすればこの作品を観て
「地獄も面白そうだし、そろそろ人生を終わらせるかぁ」
と世迷い言を抜かすアホを減らせる可能性があるかも。
いるのかどうだか知らんが。
・・・まあ言うだけならいいか、いや言うことも思うすらも罪か??


さて、原作はちょいちょい読んでおります。
一話完結なので面白いから読み続けることはあっても
きっちり一話を読めば、続きを読まなくても大丈夫。

内容は地獄コメディー。

日本では古くから仏教と神道が根付いているので、
それらに基づいた地獄は複雑怪奇です。
古事記と経典を読んで学びましょう。
わ、わたしも古事記は持ってますよ。
ちゃんと、読んで、読みますよ、生まれ変わる前に。

数百年数千年の時代の流れに伴い、
地獄社会も成長し成熟しながらも変化を続けております。
変化のない事業は破滅の一途を辿りますからね。

主人公は閻魔大王の補佐官、鬼灯(ほおずき)様。
そしてマスコットキャラは桃太郎の仲間、犬のシロさん。
登場人物はその他大勢。
その、あの、マジで登場人物が多いので説明無理です。
日本の地獄事情は中国とも関りが深いので、
作品では桃源郷も出てきます。


このアニメ作品でも一話完結で物語が描かれております。
静かな情熱と冷徹と厳格さを持って職務を遂行する鬼灯様、
好き好んでやっているのですが、傍から見れば完璧過ぎるブラック社畜。
そして愛らしいシロさん。
そしてその他大勢。

OPでシロさんが「魑魅魍魎って絶対書けない」と困り顔になります。
撫でたいその真っ白な毛並み。
EDは話が進むに連れ少し変化しております。
さすが何千何百年も続いた地獄事業、抜かりはありません。

一期を観ていないのでその違いは評価できません。

いつもは女性キャラの評価をしているのですが、
強いて評価するならキャラデザについてしましょうか。
キャラの顔が特徴的なのですが、
まず饅頭顔。
女性キャラはそれが顕著。
そして眼が大きめ。
女性キャラは真ん丸で大き目が多いが、
垂れ目、猫目、黒目部分の大小など割とバリエーションが豊富。
基本は目が大きく黒目部分も大きい。
私の中では勝手に「いきなり団子顔」と表現している。
他の表現もなくもないのですが、何かそれではないと思うし使いたくない。
けど、その特徴的な女性の顔もかわええですよ♪

あとマキミキならミキちゃん派です。
どっちも好きですけどね。


この作品の何が面白いかってなかなか表現しづらいのですが、
地獄を学べる、
ブラックユーモアコメディ、
時事ネタ多少、
現世に行く話があるのですがBGMのチョイスが秀逸、という普通にBGMええ、
お化けや神様も出てくる、海外からも出張してくる、
登場人物が非人なので非常に魅力的、動物も聖獣も幻獣も出てくる、

そういえば動物(っぽいのを動物とする虫とかも含めちゃう)
の造詣がきれい。
すごい写実的と思えばちゃんと古典的な資料に則ってそうだし、
と思えばうまくデフォルメされていたり、
うん、
この作品の動物みんな好き♪

基本、一回で二話構成。
どの話も全てが面白いとは言い難いが、
ツボな話は爆笑する。
つまらなくても一つ二つは知らない知識や情報が手に入る。
※この作品のネタ以外の情報が正しいかどうかは確信はない、
 けど作者さんや編集さんが良く勉強してそう

3期観ます。1期も観ないとなぁ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

騒々しくも楽しい地獄の毎日が今再び幕を開ける!

1期は録り貯めした分を一気見して色々笑わせて貰ったので、続編は絶対リアルタイムで視聴しようと心に決めていた作品です。

地獄のごくありふれた日常を切り取って描いたこの作品ですが、この作品の特徴といえば、何といってもキャラが活き活きしている事でしょうか。

鬼灯さんのどSっぷりは相も変わらず健在…
1期を視聴した時には上司と部下から信頼されている理想の中間管理職像だと思っていました。
もちろん、その印象は今でも変わらないのですが、だいぶマイペースな方だという印象が付加された感じです。
そして恨みがとても根深く、やり方がねちっこい…
でも何だかんだ言いながら閻魔大王の事を気にかけている、そのギャップは嫌いじゃなかったです。

相も変わらず健在といえば閻魔大王もでしたね…
地獄で一番偉く、強大な力を持っているのが閻魔大王…のはずなのですが、この作品では閻魔大王のどの辺が凄いかが全く分からないのが面白さのポイントだと思います。
CVの長嶝高士さんの演技も閻魔大王の魅力に拍車を掛けていると思います。

この物語の切り込み隊長といえば、桃太郎ブラザーズのシロ、柿助。ルリオの3人組です。
彼らが口火を切って鬼灯が切り返して物語が動いて行く…というのが一つのパターンなのですが、シロなんかが特にあっけらかんとしているので、パターン化していても飽きがこないんですよね…

でも今回の作品で個人的に一番気になったのが座敷童の双子の少女です。
1期を視聴したのが約3年前になるのでうろ覚えですが、1期には登場していなかったと思うんです。
登場していたら覚えていると思うんですが…
だって、この双子の少女のCVは、さとさとと小倉さんですよ…
それにあんなにセカセカと画面の中を縦横無尽に走り回るんです。
このインパクトって結構強烈だと思うんですけど…

この座敷童の女の子…顔立ちはとても可愛い上、キャラの仕草や言動と声優さんの声質がしっかり噛み合っているんです。
メインの役どころではないので登場する機会は限られていましたが、登場するのが楽しみなキャラでした。
閻魔大王のお腹の上で二人でスヤスヤ眠っているシーンなんか可愛さ炸裂です。
次はもう少し登場機会が増えるのを期待しています。

座敷童の他に個人的に高評価だったのが芥子でした。
パッと見は可愛い兎さん…でも一度スイッチが入ると真っ赤な目をした狂暴兎に早変わり…
そのギャップが私のツボに入ったようです。
CVが種崎さん、というのもポイントに加算されていますけれど…

タイトル通り騒がしい地獄の日常…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、地獄の沙汰オールスターズの「大!地獄地獄節」
エンディングテーマは、上坂すみれさんの「リバーサイド・ラヴァーズ(奈落の恋)」と最終話だけ「地獄の沙汰も君次第」
上坂さんのしっとりとしたエンディングは言うに及ばず…
でも思わず笑ってしまったのがオープニングで聞こえてくるシロの一言です。
「魑魅魍魎って絶対書けない…」
はい、私も書けませんので…

1クール全13話の物語でした。
1期も相当の人気作でしたが、2期も同じくらい人気が出るんでしょうね。
続編「第弐期 その弐」が2018年4月より放送される事が決定しているようですから…
もちろん続編もリアルタイムで視聴するつもりです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 13

71.7 81 2017年度アニメランキング81位
鬼平(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.7 (247)
919人が棚に入れました
時は江戸後期。暴虐の限りを尽くす盗賊たちが、「鬼」と呼んで畏れる男がいた。「鬼の平蔵」こと火付盗賊改方・長谷川平蔵その人である。火付盗賊改方とは、一種の特別警察。江戸市中内外の犯罪を取り締まるだけでなく、他国に出て犯罪者を捕らえることもできる機動性の高い組織。しかし平蔵は職務に忠実なだけの固い男ではない。時として罪を犯した者にも情けをかけることがある。平蔵が許さないのは、非道。《盗人三箇条》――殺さず、犯さず、盗まれたら潰れるような店からは盗まない――から外れ、人の道に背く者には一切容赦はしない。

声優・キャラクター
堀内賢雄、朴璐美、浪川大輔、岩男潤子、千本木彩花、岡本信彦、水内清光、浜田賢二、木内秀信、飯塚昭三、細谷佳正、田中秀幸
ネタバレ

血風連あにこれ支部 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

悪党にも悪党のルールがある。それを踏み外せばただの外道に堕ちるのみよ

視聴終了しました。
基本的には、勧善懲悪の時代劇で、主人公の鬼平は賊を取り締まる側の人間です。
ルパンで言うなら銭形視点で悪党を取り締まっているような話なのですが。
時代背景的に法整備も裁判もそこまで整ってはいませんし、悪党の裁き方は基本、鬼平の裁量に委ねられているようですね。
で、盗人がすべからく悪かと言われるとそうでもない。
当時、裕福でない家は厳しかったでしょうし、生きるためにやむを得ずやったという人にはある程度情状酌量の余地を汲んでいるように思います。
その線引きをどうするかについては、おそらく作中にも出てくる盗人三箇条〈女は犯さず、殺さず、貧しい家庭からは盗まず〉が軸になっているんでしょう。そこが本作の特に面白いと感じた所でした。

そこで、各話の内容を並べてみますが……。
{netabare}1話。昔は盗みの三ヶ条を守っていたが、時間が経つとすっかり人が変わっていた悪党。てめぇのような奴は偽者だ! 同時期に鉄血を見てたので「綺麗なオルガだな」と思いましたw
2話。またしても押し込み強盗。昔は綺麗だった人が、札付きのワル女になっていた。どっちかが告白してたらこんな悲惨な事にならなかったのかな。
3話。剣に生きた凄腕の暗殺者が、今を女と共に生きようとするが返り討ちにされる。不意を付いても正当防衛になるかは、今だと結構微妙な気がする。
4話。盗みで人を殺す輩。女を犯す輩は問答無用で斬り捨てる。
6話。劣悪な輩に捕まった二人を救出する過程で盗みに加担する。役人がこんな事やっていいんかーいw バレたらかなりヤバいのではと思いました。
7話。DV親を殺害。境遇故の仕方ない行動だが、やむなく処罰。
8話。鬼平からキセルを盗む、なんとお咎めなし。
9話。これは回想なのですが、先生と認めるほどの男が盗みを働く境遇だったというのは、時代の辛さ故でしょうか。これは鬼平の人間性に影響を与えた話の一つと言う風に感じました。
10話。息子と育ての親を殺した小津屋の証文を破り捨てて復讐。この時、駆けつけるタイミングをわざと遅らせる。
11話。悪人から誘拐された娘を救出。妻の最初の男らしいが、それがどうした!
12話。同じ境遇だと思った罪人を助ける。罪人は逃亡するが、相棒(殺人犯)を捕えて戻ってくる。その後釈放。
13話。1話と違って人が変わってなかった。兄の理想と弟の現実がぶつかり合うかと思いきや、女を交えた三角関係だったというパティーン。畜生働きはいかんけどこれは弟の言い分もわかる気がするなぁ。{/netabare}
+αはあるんでしょうが。基本は、三箇条を破るか否かが判断基準になっているんでしょうな。
その上で、粋な結論に持って行かせる鬼平の心意気が毎話毎話とても面白かった。
無常観、救いのない話もあるでしょうが、その上で何を支えに生きるか。何を信じるか。当時の時代背景の中、生きる人達の心情を深く掘り下げてあって中々に興味深かったです。

ですが、作画に関しては当初褒めちぎっていたのに手の平返したくはないですが…。途中から落ちてきたなと感じました。
背景美術、キャラデザ、諸々素晴らしいのですがね。
作品の目玉と思われた殺陣作画が4話以降あまり見られなかったのは、ホントに痛いなと思いました。(1話の殺陣はマジに神だった。あのペースは流石に続かないか
脚本はどれも力を抜いているとは思えないですし、今クールではけもフレに並んで素晴らしいと思いました。(これとけもフレの脚本を比べるなんて、我ながらすごくおかしな話だと思いますが)
この手の勧善懲悪時代劇が嫌いじゃないなら迷わずおススメできる作品だと思います。

以下は視聴中の感想。
{netabare}時代劇も漫画も見てるわけじゃないんですが、鬼平犯科帳と言えばさいとうたかを絵のイメージがあったもので(笑
このキャラデザ、見た目はイノタケ(井上雄彦)っぽい感じですね。
いいんじゃないんでしょうかね~。流石に原作準拠のゴルゴ顔だと、アニメ視聴者層には受け入れづらいと思いますし、全然アリな路線かと思います。

江戸後期、主人公の長谷川平蔵を中心とした、盗賊をひっ捕らえる痛快劇。かつ、その中で描かれる人情系ドラマといった感じですか。
軽い気持ちで見たのですが……。これが中々どうして、面白いですね。

4話視聴。
いや~いい!本当にいい!
何がいいって、まあ脚本もですけど殺陣作画の良さですね。
この演出は確かにドラマじゃあ不可能ですね。
「斬られたァ~!」「ギャァ~!」とは言ってみても、あくまで芝居で、人がやってるから斬ってるふりしかできないというのは難しい所です。
しかしこのアニメは! アニメだからこそ表現しきれるところがあるッ! 飛び散る血飛沫ッ! 切られて吹っ飛ぶ腕ッ! 命の獲り合いとしての臨場感は抜群です。
しかもその作画を、自由自在のアングルから魅せられるってんだから堪らない。時代劇マニアじゃないですが、嫌でも魅了されちゃいます。

時代劇はドラマでやってろだの何だの言ってるトンチキは、まずこの殺陣作画を見てから言って欲しいものですね。{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 21

はあつ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

鬼の平蔵と悪党、部下、家族との心に染み入る人情劇

江戸時代の火付盗賊改め方(凶悪犯罪専門の刑事部隊の様な組織)の長官、鬼平こと長谷川平蔵の活躍を描く作品。

アニメ化にあたり、原題「鬼平犯科帳」から「犯科帳(事件簿)」を削ったのは、謎解きやサスペンスより、鬼平とそれにまつわる人物達との人情劇に的を絞ったからなのでしょう。
事実、原作の魅力はそこにあるので、アニメの尺に収めるよう巧く絞り込まれた脚本は秀逸です。

主人公「長谷川平蔵」は実在した人物であり、史実に基づいた平蔵の生い立ちや事蹟から、原作者の池波正太郎先生が着想を得て、リアリティのある人間味溢れた好漢として描いています。

鬼と恐れられる平蔵ですが、悪に対する正しさや強さだけではなく、若き日に鬱積し放蕩無頼をした経験から、人のつらさ弱さを思い量る事ができ、遊び心もわかる、硬軟併せ持つ度量の大きさがあります。
それでいて、過去の行いに悩んだり、家族や部下との接し方に迷ったり、完璧ではない人間らしさも見せ、憧れだけではなく親近感も感じて万人を魅了します。

また、1話完結の各エピソード毎に登場する人物も、悲喜こもごもの心情が丁寧に描かれ、悪事をはたらく者にさえ同情してしまうほど悲哀を感じ、鬼平との心の交流に毎話、胸が熱くなります。

時代劇は年寄りくさいイメージがあるかもしれませんが、私は、20代の頃に「鬼平犯科帳」の原作小説や実写ドラマにはまりました。
20年以上前の当時としても、それまでの勧善懲悪物の時代劇とは違う斬新さを感じたので、今作はアニメの新ジャンルとして、今の若い方にも是非観て楽しんでいただけたらと思います。

作画

キャラクターデザインは時代劇らしく渋めですが、鬼平は、実写の貫禄ある中村吉右衛門さんよりスタイリッシュでアニメらしいカッコ良さ。
個人的には、実写で故3代目猫八さん演じる密偵の彦十が好きだったんで、その雰囲気が一番出てるキャラ画がベスト!
女性陣は和装美人揃いで、お順の幼女っぷりもカワイイ♪

剣戟シーンのアクションは実写の殺陣の方が見応えがあるように感じましたが、今作の見せ場はソコではないので、人情劇の舞台となる江戸の町並みなどは丁寧に描かれていて、作品世界にどっぷり浸ることができ、作画全体は概ね良好だったと思います。

音楽

OP、ED共に時代劇ドラマらしい作りで往年の時代劇ファンがアニメを観ても納得できるのでは。
由紀さおりさんの歌唱も良かったけど、個人的には、自分が観た当時の実写ドラマのジプシーキングスのEDが、強烈に余韻感漂う曲で印象に残ってます。

声優

これは気合い入ってますね。主演の堀内賢雄さんをはじめ、洋画の吹き替えを長年されてる様な重鎮揃い!作品に重厚さを与えてます。
一話ごとのゲスト出演もベテランから話題の新人声優さんまで豪華です。

最後に

この1クールでは、原作の中から主に、平蔵をはじめ密偵達を含む部下や家族の主要登場人物を紹介する短編でシリーズ構成されましたが、100話以上ある原作には長編も含め、まだまだ観応え十分なエピソードが盛り沢山あるので続編の制作に期待します。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 18

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

健闘した

僕は時代劇を見る人間ではありません。
有名な映画をいくつか見たことがある程度なので、「鬼平犯科帳」も名前くらいしか知りませんでした。

それでも、親が時代小説好きだったり、僕も結構昔ですが池波正太郎さんの小説を読んだことがあったので、
話のタネにと軽い気持ちで視聴しました。

結論から言うと、放送前にあったであろうアニメファン・時代劇ファンの不安も、
ある程度は払しょくしたコンパクトな良作になっていたと思います。

原作を読んでいないので「原作やドラマとここが違う」みたいな話はできないのですが、
長めのエピソードを上手く1話にまとめることに相当苦労しただろうと思われます。

そんな中でも、僕のような「鬼平犯科帳シリーズ」完全初心者が楽しめたということは、
ある程度「成功した」と言っていいのではないでしょうか。

やっぱり堀内賢雄さんの声は最高ですね。
彼の声がこの作品の、かなり大きな柱になっていたと思います。

作画は劇画調で、「おもひでぽろぽろ」を思い出すほうれい線には好みが分かれるかもしれません。
僕も、子どもはもうちょっと漫画チックなデザインにしても良かったように感じないこともないです。

あと、モブCGですね・・・。画面の隅々までくまなくチェックしてしまう
僕のような面倒くさいオタクからすると、結構厳しかったです。
いっそのこと、モブも背景さんに描いてもらったほうが(背景の一部にする)
モブが動いていなくても見栄え的には好みだったかもしれません。

しかし戦闘シーン(特に序盤のエピソード)は、
ベテランのアニメーターさんが担当されていたということもあってめちゃくちゃカッコ良かったです!
この殺陣は一見の価値ありです。

放送が終わって、賛否両論が聞こえてきています。しかし、世間でよく使われている"賛否両論"が、
実際は"否"の方が多い(と思われる)傾向であるのに対して、
今作のレビューは本当の意味での"賛否両論"な気がしています。

もし、ある程度やっていける目途が今作で立ったのならば、
今回スポンサーでもあった時代劇専門チャンネルで定期的にアニメーション制作(企画)をするなど、
「時代劇アニメ」という意外と未開拓なジャンルが広がるきっかけになったらおもしろいなと感じています。
("特殊能力"とかが出てこない純粋な時代劇って意外と少ないですよね)



参考動画:「池波正太郎作品の映像化」→ https://www.youtube.com/watch?v=E6X_DMaznBM

投稿 : 2024/04/20
♥ : 15

71.6 83 2017年度アニメランキング83位
劇場版 生徒会役員共(アニメ映画)

2017年7月21日
★★★★☆ 3.8 (152)
919人が棚に入れました
詳細不明。

声優・キャラクター
浅沼晋太郎、日笠陽子、佐藤聡美、矢作紗友里、斎藤千和、上坂すみれ、下田麻美、日野未歩、加藤英美里、小見川千明、小林ゆう、新井里美、田村睦心、椎名へきる

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

生徒会役員共 、大画面一味違うようでも、相変わらずです。

 TV放送見てきているので、とにかく気になって見に行ったです。

 このアニメが劇場上映だとTVで見るのとやっぱり違い、音楽、話のネタというのか?深夜アニメでないと持ち出せないだろうという表現が、パワーアップしているように感じたです。このアニメの劇場化って、あまり今まで考えてなかったです。

 にしても、特にシノ、アリアとかが、次から次へと相変わらず、異性を意識した普通の人が軽々しく語らないような言動、やや一歩手前にも思える用語が、目立ったようだったです。
 シノの小学生時代も出てきて、その頃も変わっていないシノが面白いです。

 振り回されたり、トラブルみたいのに巻き込まれたり、心配されたりするタカトシくんも相変わらずにしても、TVとは迫力が違ったです。

 スズヘッドも、物語の多く出ていた気がするです。
 それ以外にも同じみのキャラが、盛り上げてくれるです。

 日常なようで、日常にかけ離れているみたいな青春と呼ぶのか?触れ合いというのか?の非日常が、ある意味特殊な面白さはあるです。

 終わり方もどこか思わせぶりな、誰かが誰かに迫る青春のような恋愛みたいな展開は、まだまだ続くことを示しているみたいな気がしたです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5
ネタバレ

おぼ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

安定の下ネタが作画アップで降臨

原作未読/65分

生徒会役員共の劇場版。(アニメ1期、2期視聴済み)
1時間の間ずっと笑いっぱなしでした。

( 'ω'o[総括レビュー]o
{netabare}
まあ、安定の劇場版。変わった所といえば作画が良くなったぐらいでしょうか。

劇場に来てた人達が皆げらげら笑っていて、
_(:3 ⌒゛)_上映中はお静かに_(:3 ⌒゛)_
というルールは完全に打破されていました。

これ以上内容に特記することはないので、
少しですが感じた気になる点を二つあげていきたいと思います。
(映画はとても面白かったです)

[一つ目](アニメ本編未視聴の人は読んで欲しい)
{netabare}劇場版になんどか、アニメ本編をみていないと分からないネタみたいなのがありました。
劇場版だけでも充分楽しめる内容になっていますが、アニメを見てからの方が特段楽しめると思います。{/netabare}

[二つ目](超重要ネタバレ/映画見てからを勧める)
{netabare}最後の告白のシーンは余計だったかな?という印象。
綺麗にまとめるために詰め込んだ感が半端なかったです。{/netabare}

短いですが、これで総括レビューを終わります。
見て損は無い映画でした。{/netabare}

( 'ω'o[観点事のレビュー]o
{netabare}
[物語]/5.0★★★★★
もう、最高。
1時間が5分に感じるレベルで楽しかったです。

[作画]/4.0★★★★☆
かなり良かったですが、劇場作画としてはまあ、普通といった印象。
気になる所はありませんでした。

[声優]/4.0★★★★☆
普通にキャラとマッチしていました。
ピー音も安定。(ピー音が声優ではない点は気にしないで欲しい)

[音楽]/4.5★★★★‪✯‬
{netabare}
良くも悪くも日常系らしいOP(ED)で良かったです。
欲を言えばEDも作って欲しかった。

[キャラ]5.0★★★★★
これに関しては映像で確かめてください。{/netabare}

総合点数【84点】

投稿 : 2024/04/20
♥ : 21

ひできち さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

こんなに映画館で笑ったのは初めて

言うことなし!
笑い尽くしました!
これは是非映画館で見てほしいです
テレビアニメや原作を見ている人にはわかると思いますが、笑いのテンポが良すぎました
そして入りが完璧でした
また約60分という時間はとても短く感じ、終わりがとても惜しかったです
映画でもなんでもあり、モザイクありの役員共ワールド全開でした
「上映中はお静かに」これはできる訳がなく館内は盛り上がっていました
ファンなら特に楽しめる映画になってると思います

個人的に間違いなく今年、いや今までで一番面白い映画でした

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

71.6 83 2017年度アニメランキング83位
劇場版 Free! -Timeless Medley- 約束(アニメ映画)

2017年7月1日
★★★★☆ 4.0 (35)
266人が棚に入れました
競泳選手として世界の舞台に立つという亡き父の夢を追い求めてきた少年・松岡凛。
父も泳いだメドレーリレーに特別な思いを持つ凛は、
共に競い合ってきた親友の宗介と考え方の違いで衝突してしまう。
やがて、最高のメドレーリレーを泳ぐために、凛は新しいチームのもとへ行くことを決意する。
更なる高みを目指してオーストラリアへと旅立つ凛。
そこで世界との実力差を目の当たりにし、苦い挫折も味わった。
帰国後は鮫柄学園水泳部で確かな実力を手に入れ、チームの要となった。
高校3年生の春、宗介との突然の再会。
再び同じチームで泳げると喜ぶ凛だが、宗介には高校生活最後の一年を
鮫柄学園で過ごすと決めた、誰にも言えない本当の理由があった――。
夢に向かってまっすぐに泳ぎ続ける凛が、
唯一無二の親友との「約束」に向き合う物語。

声優・キャラクター
島﨑信長、鈴木達央、代永翼、平川大輔、宮野真守、細谷佳正、宮田幸季、鈴村健一、豊永利行、内山昂輝
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

今回は撮影タイムまで、スマホの電源落とさなかったです。

 前回の劇場版Free!での時間軸で、完全に凜主人公、鮫柄学園水泳部、宗介、似鳥、百太郎たちとのメドレーリレーに懸ける熱い思いを描いた内容だったです。ちょこっと、遙達との前回・絆やTV放送で知られている絡みが出てくるですねです。

 凛の幼い日の記憶から始まり、Free!再編集というよりこれも新作カットが多く見られた凛目線の内容は、知っているFree!や前回・絆とは、更に違う世界観に見えたです。

 凛目線における鮫柄学園水泳部に焦点で描かれたFree!は、いつも遙たちを中心に描かれている世界観を見てきただけに、気にしていなかった熱い思いを改めてみた感じです。
 凛、宗介、似鳥、百太郎それぞれのリレーを最高のメンバーで挑みたい気持ちが、伝わった気がしたです。凛のリレーに対する熱いこだわり、宗介、似鳥、百太郎、リレーをしたい思いが、あふれたようだったです。
 それが、TV放送などでも同じみ、故障した肩を隠し切れなくなった宗介のエピソードが後半に加わることで、4人の団結というのか、思いは一つになってたです。

 凛目線だけあって、特に宗介の存在感が、結構大きかったです。{netabare}宗介から似鳥、凛から宗介に言ってた「勝手に諦めてんじゃねぇ」だったか?の言葉は、言っていた場面で印象に残ったです。

 ED場面で終わると思いきや、またもやハイ☆スピードに出てきたお二人さんの意味ありげな登場は、まだ先があるのかなぁと思ってしまうです。卒業した遙たちも出てきたけど・・・・。2017 10月21日だったか?では、これとは違う遙たちの卒業までのことを上映するらしいです。まぁ見にいくだろうなぁです。{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

71.6 83 2017年度アニメランキング83位
ハイキュー!! 才能とセンス(アニメ映画)

2017年9月15日
★★★★☆ 3.9 (25)
210人が棚に入れました
高校バレーを題材にした古舘春一の人気コミック原作による大ヒットアニメ「ハイキュー!!」の総集編劇場版。2015年10月から16年3月にかけてテレビ放送された「ハイキュー!! セカンドシーズン」より、春高予選準決勝の青葉城西高校戦を再編集して新カットを追加。テレビアニメでは描かれなかった準決勝後の青葉城西高校メンバーの様子が描かれる。烏野高校排球部は春高予選に向け、関東強豪チームとの合同合宿に参加する。変化を求めて進化した烏野は、春高予選で準決勝へ進出。対戦相手は、インターハイ予選で敗北した青葉城西高校だった。烏野は序盤から猛攻を仕かけるが、及川のサーブや秘密兵器・京谷のスパイクに押され、流れは徐々に青葉城西に傾いていく。烏野はどうにかリズムを取り戻すべく、日向と影山の進化した変人速攻やピンチサーバー・山口のサービスエースで食らいつくが……。
ネタバレ

ノリノリメガネ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

才能は開花させるもの、センスは磨くもの

総集編第3弾。
{netabare}
春高バレー予選宮城県大会準決勝、烏野VS青葉城西の試合をフィーチャーした劇場版という名の総集編。

長い長いTV版を1本にまとめた作品なので、たぶんいろんな名場面を泣く泣くカットしなきゃいけなかったんだろうなと思った。

試合終了までは普通のどこにでもある総集編なのだけど、そのあとのオリジナルアニメ(番外編)こそがこの作品の真なる価値であった。

ところどころのアニメーションも改めて見たが、躍動感にあふれていてかっこよかったと思う。ラストのラリーとか、及川さんのサーブとか、狂犬ちゃんのスパイクとか。
山口のサーブ連続得点もウルウルした。

ハイキューが始まったときから烏野と何度も対戦しているので青城や及川さんにも自然と思い入れが強くなってしまって、ラストの悔しそうなみんなの涙に意図せずもらい泣きしてしまった。

とにかく青城好きにはたまらない一本。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

才能は開花させるモノ…センスは磨くモノ…

この作品は、ハイキュー第2期の総集編をベースに新カットが追加された構成となっています。
少しビックリしたのが、この作品は2週間限定公開だったこと…
総集編とはいえ、作り上げるのに相応の労力だって必要とした筈です。
上映期間だって長い方がそれだけ興行収入が上がると思うんですけど…
私には詳しいことは分かりませんが、少し勿体無いかと思いました。


春高予選に向けて動き出した烏野高校排球部は、強化の一環として関東強豪チームとの合同合宿に参加する。
変化を求め進化した烏野一同は、迎えた春高予選で準決勝へと駒を進める。
対戦相手は、インターハイ予選で敗北を喫した青葉城西高校。

序盤から猛攻をしかける烏野だったが、徐々に精度を上げる及川のサーブと
秘密兵器・京谷の強烈なスパイクによって、流れは青城に傾いていく。
リズムを取り戻したい烏野は、日向と影山の進化した変人速攻、
そしてピンチサーバー・山口のサービスエースで食らいつくが……!? 

因縁の相手に全身全霊をかけて挑む!


公式HPのSTORYを引用させて頂きました。

物語は、劇場版後編「ハイキュー!! 勝者と敗者」のラストがオーバーラップするように始まります。
インターハイ予選で受けた悔しさ…
春高に向けチーム全員で更なる高みを目指すと決めた矢先の合同合宿…に翔陽、影山が赤点補習の大遅刻…
陰の功労者は田中龍之介の姉である冴子さん…

物語の大まかなあらすじはしっかり記憶していましたが、細かい部分は相当記憶が欠落していました。
本編でも赤点補習の展開は含まれていたんでしたっけ…?
私は、最近OVA「ハイキュー!! セカンドシーズン VS"赤点"」を視聴したので、話は繋がりましたけれど…

でも合同合宿回はよく覚えています。
兎に角合宿に参加している学校はどこも強くて、それぞれの学校にちゃんとカラーがあったこと。
試合に負けるとフライングでコート1周回らなきゃいけなかったこと。
一番記憶に残っているのはBBQの時の谷地さんのリアクションだったり…
残念ながら尺の都合で殆どがバッサリ削られていましたけれど^^;

この2期の劇場版が一番尺合わせに苦労したのではないでしょうか。
2クール計25話の物語をたった90分に押し込めなければならないのですから…
第1期は同じ2クールでも劇場版は前編・後編の2本立てでしたので。

だから、タイトルの副題に記載されている通り、尺の殆どは準備期間を含め青葉城西戦で占められているのですが、劇場版でも準備期間から激アツです。
現状の自分で満足している人なんて一人もいません。

「もっと、うまくなりたい…」
この気持ちが痛いほど伝わってくるんです。
それぞれが練習後に個人練に勤しむ日々…

インターハイ予選では青葉城西戦に全力で挑みましたが苦汁を飲まされました。
だから二度と同じ轍を踏まないために…
こうして青葉城西戦が始まるのですが、試合開始直後から全力全開の展開が目白押しでした。

そして新たに描かれていたのは青葉城西高校の青春…
こちらも気持ちが手に取るように分かる物語でした。

やっぱり、第4期「ハイキュー!! TO THE TOP」の後半クール放送開始前に視聴しておいてホント良かった。
色々と記憶が繋がってくれましたので…
引き続き、第3期をベースにした「ハイキュー!! コンセプトの戦い」を視聴したいと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7

71.5 86 2017年度アニメランキング86位
正解するカド(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (572)
2456人が棚に入れました
羽田空港上空に突如、正体不明の巨大な立方体が出現する。そこに出発予定だった飛行機が取り込まれてしまう。偶然その飛行機に乗りあわせていた外務省の外交官が、立方体の中でヤハクイザシュクナと呼ばれる正体不明の人?と出会い、日本政府と交渉をはじめるが、、、。

スタッフとして作家・野崎まど、アニメ演出家・村田和也、イラストレーター・有坂あこ、そして『楽園追放』のプロデューサーである野口光一の名前が並んでいる。

声優・キャラクター
三浦祥朗、寺島拓篤、M・A・O、斉藤壮馬、赤羽根健治、伊藤静、釘宮理恵、中博史、斎藤志郎、菊池正美、桐本拓哉、菅沼久義、阪口大助、後藤哲夫、小山剛志、半田裕典、甲斐田裕子、白石涼子
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

真の道(正解)を見つけた、異方と人類

[文量→大盛り・内容→考察系]

【総括】
近年観ることがめっきり減った、本格派のSF作品。しかも、アニオリ作品のため、リアルタイム視聴ならネタバレがなく、かなり楽しめました。絵はCGの利点がよく活かされ、かなり綺麗な出来に。ストーリーは重厚で、様々なことを考えさせられます。

色々賛否あるでしょうが、私はわりと好きでした。

【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
ヤハクイザシュニナ(異方存在)が求めた、「処理しきれないだけの情報」とはつまり、「主観」だったのかな、と。異方存在はどこまでも客観的で、人類は結局主観的です。主観とは、心であり感情であり経験です。ヤハクイザシュニナも、最後は「愛(主観)」を手に入れていました。

異方が去り、人類にもたらされたものは全てリセットされた、ではなくて、「進化へのモチベーション」が残ったというのは、かなり面白い結末だったと思います。

さて、作品全体を振り返ると、1話目~8話目までは、多分、シリアス好き、SF好きなら多くの人が賞賛する展開でしょう。9話目を境に評価が分かれるかと。もっとも、否定的な意見が多数派のようですが。

私は後半も楽しく観られました。色々言いたいことは分かりますし、私も、序盤~中盤の方が楽しめたのは事実です。でもじゃあ、「他にどんなラストにするの?」と問われればこれ以上は思い付かないし、「それとも、最後話まで異方の目的などには触れず、ただただ人類のリアルを描いていれば良かったか」と言われれば、それはそれで批判されていたでしょうし(オチなしで)。

序盤~中盤は、人類の愚かさというか、ありのままを描いていました。実際にワムが提供されたら、世界はどうなるのかな? という想像をさせてくれました。めっちゃ良かったです。ただ、あくまでそれは演出の1つであって、作品の本筋ではありません。作品を作品として完結させるとき、9話目以降の展開も必要だったと思います。そして、おそらく作者が描きたいのも、本当は9話目以降だったはず。

つまりはまあ、前座(社会検証)が大トリ(SF)を食ってしまい、爆笑をかっさらった故の悲劇という感じですかね。これは、前座の芸を素直に誉めるべきであって、大トリを貶めるのは、ちと可哀想かなという気もします。

ただ、ひとつだけ不満を言わせてもらえれば、「それでもやっぱり真道は死ななくて良かったのでは?」ということです。だって、サイヤ人理論(地球人との混血により強くなる)により、ヤハクイザシュニナを圧倒した真道幸花がいれば、力ずくで異方を排除できただろうし、彼女の存在だけで、「ヤハクイザシュニナをビックリさせる」という目的は充分に達成できただろうから、死ぬ意味はないです。(安っぽくはなるけど)瀕死か、幸花によって復活しても良かった気もします。

もし、真道が死ぬことに価値を見いだすのであれば、それは、ヤハクイザシュニナ(友達)に「愛」や「悲しみ」(感情)を教えるということだと思います。であるならば、例えば、「真道の死によって感情(人類の力・主観)を得たヤハクイザシュニナは、異方存在より更に高次元の存在へと進化し、自らが新たな特異点となったため、人類を異方に連れ去る必要がなくなり、地球が救われた(ヤハクイザシュニナは異方に帰った)」とかの方が納得がいきます。

やはり、真道が死ぬメリットは少なく、ただ、「なんか作品のラストを芸術的(悲劇的・印象的)にしたい」という、制作の意図によって殺されたのではないかなと、そんな邪推をしてしまいます。ラストの展開は概ね好きでしたが、その一点だけ、気になりました(交渉官なんだから、交渉で解決してほしいという思いもありましたし)。

私は、アニメであっても、人が死ぬのは嫌いです。そして、もし死ぬのなら、「意味のある死」を与えてあげて欲しいな、と思っています。

まあ、結果、今一番記憶に残っているのは、栗Tシャツだったりはするのですが(笑) なにげに、萌え要素も高い、謎の良アニメでしたねw
{/netabare}

【余談 ~真道とは、真の道。道の文化論~】
{netabare}
「我々(人類も宇宙も異方ですら)は、皆、途中(発展途上)」というのは、この作品の大きなテーマですね。

昔、文化論を研究している教授の講義で聞きましたが、これは、剣道を含めた、「道」(柔道・弓道・華道・茶道など)の文化と共通しています。

武道など、「道」の精神性の特徴は、「自分はいつまでも、未熟者」「常に道中にある」「完成はない」という部分にあり、それが、日本人の謙虚さや向上心、他の文化から学ぼうという寛容さの根元になっている、という趣旨の講義でした。

「真道」という名字は、そういう意味で、「自分を途中だと思うことが、真の正解」だということを暗に言っているのかもしれませんね。

そして、そんな日本人の精神性に無意識に惹かれたからこそ、ヤハクイザシュニナは、日本にカドを出現させたのかもしれませんね。
{/netabare}

【各話感想(アニオリのため、ここも本論)】
{netabare}
1話目
{netabare}
人物にはやや違和感があるものの、「カド」の感じを出すにはCGは良いでしょうね。政治家のスピーディー且つ良心的で適切な行動に、違和感w カドの角の上に立つの、超怖そうw 首相のキャラデザ、小渕さんっぽくない?
{/netabare}

2話目
{netabare}
超科学と、まともな交渉ができるだろうか。人質をとったのは、意図的なのか、偶然を活かしただけなのか。海外の国(特にアメリカ)との調整に、えらい手間取りそう。カドに触った瞬間に生体情報を読み取られ、それに類似した個体を精製、とかそんな感じ? なんか、「ライディーン」って感じ?
{/netabare}

3話目
{netabare}
ハルヒなら喜びそうな展開だな。自然現象を相手にするとは、うまい表現だな。ある程度共通する概念や価値観がないと、交渉は難しい。心の安定、確かに日本は最低生活水準が高いし、良くも悪くも画一的で良心的な考え方をする人が多いとは思う。なんか、「ただより高いものはない」展開になりそう。
{/netabare}

4話目
{netabare}
まあ、アメリカ含め、中東もロシアも中国も、絶対に黙っていないよね。使いすぎれば毒、ね。飛行機の中に1ヶ月は、気が狂うな。いくら国連でも、ここまでスピーディーに制裁決議できるかね。世界に落とす爆弾……次が気になりますね。
{/netabare}

5話目
{netabare}
何の制裁? という疑問を抱くような展開にし、世界の仕組みの理不尽さを表現している。マッドサイエンティストはSFでの必須ですな。道具はただの道具、問題は使う側。人類皆で考える。とことん綺麗事と正論の積み重ね。これは、爆弾だな~。ワムの拡散により、価値のあるものを無価値にする。需要に対して供給過多になれば価値は暴落するわけですから、資本主義を逆手にとったわけですね。ただ問題は、「ワムの供給が無限である」という根拠ですね。例えばワムの存在が前提になった上で全てのインフラを整えても、ワム依存になるだけで、ヤハクィザシュナが、「ワム没シュート♪」って言ったら、全ての秩序が再度壊れるわけで。人類がどこまで異方に依存し裏切られるか? なんて展開にならなければ良いけど。
{/netabare}

6話目
{netabare}
今回は正直微妙。カドの移動にたくさん尺を使ったけど、映像美はもう分かったからという感じ。それに、あの移動方法は、「カドの一部は接地」という条件で、私でもすぐに思い付いたけど、それをヤハクイザシュ二ナが即座に提案しないことに、違和感を感じた。カド接地時にドーンとしてたけど、カドって、質量あるのかな? 眠らない人間か。なんか、ヤハクィザシュ二ナの目的って、人類を異邦存在に作り替えることかな? 新堂母の「寂しくないのかな」が伏線になって。
{/netabare}

6.5話目(ちょっと考察)
{netabare}
総集編をやること自体は、決して褒められたことではないけれど、こういう「アニオリ」で「謎解き(考察)」の要素が強い作品なら一定の価値があるかも(最近なら、「けものフレンズ」とか、そういうアニメ)。基本的に、「総集編に残す」ということは、「今後の展開に関わる」重要なシーンだという確率が高いし、今になって気づけることも多い。例えば、ワム初登場時にヤハクィザシュニナが、「これは異方から電力を取り出す装置だ」と説明した時、他の人はポカーンとしているなか、品輪博士だけがノータイムで、「それってヤバくないですか!?」と反応できてることは、彼女の有能さを物語っている。細かいとこを観られるのは、「こういうアニメなら」良いよね。

次週予告、「私達」には、異方も含まれるのかな? 「カドケーキ」(笑)
{/netabare}

7話目
{netabare}
眠れない、でなくて、眠らないこともできる、ならホントにデメリットが少ないな。少なくとも、経済活動は盛んになるね。多次元世界? そこに干渉できるのが異方なの? だとすれば、寝てるだけの人生の自分もいるということ? 発展と幸福。これに関しては、「世界一貧しい大統領」として有名な、ウルグアイの「ホセ・ムヒカ」元大統領の演説が有名ですね♪ 多分、皆が不安なのは、異方側のメリットが示されていないからですね。まあ、根本的な概念が違いすぎるから、メリットデメリットで動くとは限らないけれど、やはり、人間って自分の尺度でしか相手をはかれないから。
{/netabare}

8話目
{netabare}
報道の自由と責任。最後は個人の判断。まあ、正論と言えば正論だけど、それは例えば、「リスクを説明すれば、危険ドラッグを流通させても良い。後は使う人の自己責任でしょ」と言っていることにはならないでしょうか、極論を言えば。そもそも、サンサンの効果やリスクは、異方側の一方的な説明と、たった3人の感覚というだけのもので、何の検証もされてないのに、「個人の判断」に委ねて良いのだろうか。判断の為の材料は本当に提示できているのだろうか。

テレビ番組風の構成はおもしろい。ちょっとだけ、「呪いのビデオ」感が出ていて、リアル視聴者の我々にも「番組を観ない」という選択肢が提示されているようだった。でも、生放送って、途中(サンサ登場)から見始めた人に対しては、どう責任をとるのだろう?

ヤハクィザシュニナから提示される四つ目は何かな? 「話さなくて良い」かな? 「真道と話したい」という、ヤハクィザシュニナの怪しい表情からも、ニュータイプ的な能力(テレパシー・相互理解)とみたw

もしかしたら、次回予告の「お前は神なのか?」から、生命創造的なこと、例えば「不老不死」「記憶を保有したままの転生」「クローン体の複製(と記憶の共有)」なんかかもしれないけれど、そうすると、サンサ(睡眠不要)の価値が薄れるから、それは無いかな。サンサはあくまで、「人間の時間が有限である」という視点に立った時にメリットがあるわけで、そこが無限にあるのなら、必要のない技術なわけだからね。

しっかし、栗Tシャツは笑えたし、萌えたw かなり硬派なSFをやっているのに、隙間隙間に萌えをぶち込んでくるのが良いですね♪
{/netabare}

9話目
{netabare}
違った~w 質量制御、ね。まあでも、こうやって、予想して発信し、外れるのもまた、アニオリ作品の適時レビューの楽しみ(笑) ここで初めて、異方側のメリットが提示されましたね。なんか少し安心したような、がっかりしたような。底が見えたというか。え~、超展開(汗) なんか急にファンタジーというか、安っぽくなったな。つまりはまあ、異方存在はSimCityで遊んでたわけですね、オートモードにして。
{/netabare}

10話目
{netabare}
前半のバトル&説明は、あんなにいらないな~。沙羅花が、「人類の母」的なポジションじゃなく、「人類のファン」というポジションなのは、なかなかに新しく、良い設定だった。沙羅花が、あざとく萌えさせにくるw 真道VS真道、になりそうな展開。これ、ヤハクイザシュニナが、デレるかどうかになりそうだな。
{/netabare}

11話目
{netabare}
なぜ品輪博士の拉致を、わざわざヤハクイザシュニナの前でやったのかな? ヤハクイザシュニナが、だんたん真道にデレてきたなw あれ? 私は「月がきれい」を観てたんだっけ?(笑) この短期間で、人造フレゴニクスだと? 人類の凄さと怖さですね。交渉の基本は、相手に得をさせること。ヤハクイザシュニナをびっくりさせてやる、という真道の視点は温かくて良いね!
{/netabare}

12話目
{netabare}
つまり、異方とは客観であり、人類とは主観である、ということかな。ヤハクイザシュニナが、デレてる(BL)w まあ、通用しないでしょうね、品輪博士の拉致を、ヤハクイザシュニナが笑って見てたから。人造フレゴニクス以上の手段を用意しているとは思ったけど、なかなかに面白い展開だった。サイヤ人の理論ですねw なるほど、異方が残したもの、人類の進化のモチベーションだね。
{/netabare}
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 57
ネタバレ

HmFDB75691 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

最終話 結局、正解はなんだったんだ?

今期のオリジナルでは一番期待している作品。映画や海外ドラマとまでは言わないが、つづきが気になるものを作ってほしい。


第1話 交渉する話かな
{netabare}
だれが主人公かわからなかったけど、たぶん、飛行機に乗っていた外務省の男だろう。凄腕の交渉官という設定なので、謎の存在と交渉して、地球を救うみたいな話かな。

”カド”は、立方体の名前らしい。このカドが謎の中心になるんだろう。このなかから人らしき者が出てきたときは、ちょっと冷めた。ありふれている感じがした。

作画は全部CGかな。キャラの動きが不自然なのであまり好きではないけど、ストーリーがメインなので気にしない。

いろいろ予想したくなるけど、材料が乏しい。気になるのはタイトル。交渉官が正解を出すならわかるけど、カドになっているのが謎。

少ないデータを頼りに予想してみた。
ネゴシエイターみたいな、かけひきがストーリーのメインになる。カドは地球を滅ぼす存在。これはありそう。人工知能のようなもので、地球についてわからないことを交渉官に尋ねてくる。カドが正解、つまり、地球を滅ぼさずに済むと結論づけるまでの話……第1話を見たところでは、こんなところ。
{/netabare}

第2話 過度な期待を持たなほうが正解かも
{netabare}
期待はしてもいいが、過度な期待はしないほうがいいかも。楽園追放を見てから考えを改めた。作画技術は上がっているけど、ストーリーは後退している気がした。

気になった点を挙げてみる。
まず、カド。ヤハクィザシュニナのような名称でないのは不自然。例えば、クワードゥみたいな感じ。立方体の概念がなかった時代にも出現して、カド(角)と呼ばれたとか。
ただ、人類の進化や文明の発展に寄与したみたいな設定はありふれているので、やめてほしい。

それから、カドにはコピー機能がある。真道が機内から出てきてヤハクィザシュニナが現れたから、真道に関係ある人物と似ている可能性はある。
真道が頭を抱えていたシーンは、大量の情報を頭に叩き込まれたか、もしくはその逆かな。

問題は謎の部分。たぶん、明らかになるのは終盤。真道はカドがなにをするのかわかっている節がある。真道が主人公だと、アンフェアな気もする。かけひきを主軸にするなら、謎は序盤で明らかにしたほうが面白くなると思う。
{/netabare}

第3話 つづきが気にならない
{netabare}
早く次回が見たい気持ちにならない。緊迫感がないせいかな。謎で固めすぎてるのもある。謎の真相→アニメの評価になるので、よっぽど面白い展開を用意してなければ、また低評価のオリジナルアニメになるだろう。

高次元(正確には違うが)の物って、人類では理解不能だと思う。理解できる物が出てきたのが不自然。ほかのアニメでも、ときどき、高次元って言葉が出てくるが、流行っているのか?
あのタマタマを巡って各国が争いながら、正しい使い道(正解)を導き出すっていう展開は、ありふれているかな。
そもそも正解を出すのが人類なら、カド=人類ってことになる。
{/netabare}

第4話 すごいぞ日本みたいになるのか?
{netabare}
各国が欲しがるタマタマを、日本が退けていく展開になるのかな、って思った。そこそこ面白いけど、進むのが遅いので、あきてしまいそう。

気になった点がひとつ。
タマタマを国連の管理下に置こうと各国が考えるのがおかしい。得たいの知れないカドから出てきたものを、なぜ便利な物として捉えてしまうのか。これでは登場人物たちがカドを信用していることになり、設定が矛盾してしまう。

「とりあえず、日本に置いててよ」となるのが正しいと思う。さらに、日本から出さないように厳戒態勢を敷く。使用してみて、日本が無事だったら、うちらも使ってみるかって、なるんじゃない。
カドが得体のしれない物であることを、もう少しきちんと描くべきだと思う。
{/netabare}

第5話 正解するかどうかの話ではない気がする
{netabare}
人類はワムを正しく利用できるか、それとも……みたいなアニメになってるけど、違う気がしてならない。理由は、アニメにするほどの内容ではないから。ワムをうまく使えるかそうでないかの結末で、面白いとは思えない。だから、ワムはブラフか伏線の気がする。

あと気になるのは、主役は交渉官なのに、ほとんど交渉していない。ヤハクは難題を出してはくるけど、交渉とは違う。

予想してみたいけど、データが少ない。品輪彼方(cvが釘宮さんのキャラ)のところに運んだのは、ただの鉄の玉なんだろう。それが簡単にワムになることをつきとめたのかな。総理に見せたのはその逆で、鉄の玉に戻るところ。

注目点はワムではなくカドだと思う。タイトルにもなってるから。カドは無線LANの親機みたいなもので、カドがあるから人類も異方とつながる、とか。
{/netabare}

第6話 眠くなった
{netabare}
カドを転がすだけの話。あんな単調なシーンを見せられたら眠くなるわ。
最後のセリフのとき、「寝てたよ」と突っ込みたくなった。

CG技術は上がってるけど、それを見せるばかりで、ストーリーがおろそかになってないだろうか。
キャラ同士のからみがあって、感動作や傑作は生まれると思う。このアニメは謎(カドやワム)に重きを置きすぎている。ラストで驚かせるのだろうが、それまでの過程をもう少し工夫するとか、キャラ同士のからみをもっと増やしたほうがいい。
{/netabare}

第7話 ひも理論かな?
{netabare}
今回見てて浮かんだのは、ひも理論。詳しくは知らない。
世界は10次元以上でできていて、我々がいる次元からは他の次元は認識できない。紙を広げると2次元だけど、丸めると3次元になるように、形を変えることで他の次元を認識できるとか、そんな感じでいいのかな(適当)。
人間が認識できない次元を認識させていく、そんなアニメかなって思った。

あとは、唯一?のヒロインのごくわずかな色っぽいシーンがあったくらい。さほどストーリーは進んでいない。取材班が来なくても、結局、映像で見せるしかないだろって、突っ込んだ。
{/netabare}

第8話 タイトルがオチ?
{netabare}
沙羅花のファッションセンスは人類のものではないね。きっと沙羅花は異方からきたんだよ(笑)。
すでに異方存在が紛れているという展開もありかなって、沙羅花の服を見ながら思った。

タイトルがオチになってそうな気はする。人類に正解を出させているのに、タイトルはカド。人類=カドだとすると、カドが人類を集約した物体になるのか。それも変な気がするなあ……。
{/netabare}

第9話 予想通り(笑)
{netabare}
やっぱり沙羅花のファッションセンスは人類のものではなかった。感性の違いをあのTシャツで示したんだろう。わかりにくい伏線だった。

宇宙の初期設定(だったかな?)あたりの説明をしているときは、SF風でよかった。目的が情報集めなのはイマイチ。ネットの時代に考えつきそうなオチだった。人工知能を搭載した宇宙船でも飛ばしておけば情報を集められそう。

硬派なSFアニメと見ていたけど、沙羅花が変身して突っ込んで、低次元なバトルアニメになりそう。沙羅花は人類の生活に感化された、みたいな展開なんだろうけどベタすぎる。人類を利用してなにかを集めるというのも、某魔法少女アニメのほうがいい。
{/netabare}

第10話 トワノサキワ'とは?
{netabare}
冒頭部分の説明。
まず、I-年は、インフレーションのIかな。ビッグバンのまえだから、描きようがない。
そのあと、暗くなってから光るのがビッグバン。
ビッグバンから38万年後に”宇宙の晴れ上がり”。
7億年後に最初の銀河ができて、92億年後に太陽系ができる。98億年後の特異点は生命のことかな。
以上、ネットで調べただけなので正確かわからない。

『トワノサキワ'』は、異方存在の便宜上の名前のように思えた。
ビッグバンになるまで、”ワ”と”キ”しかいない。"ワ"は、沙羅花で、"キ"は、ザシュニナか?
よく見ると、菱形と輪っからしきものがある。指輪をはめていたところからも"ワ"が沙羅花だろう。
"ワ"と"キ"が、自他を意識するみたいな会話があり、六つの物体が突入?していく。これが『トワノサキワ'』か?
解析したところで、それがなに、って感じなんだけど。

沙羅花は魔法少女なのか。変身が解けたら裸になるなんて、だんだんひどくなっていく、このアニメ。
真道がいなくなって、ザシュニナが寂しいみたいになっていたような……。
沙羅花の指輪が異方との境界で、ザシュニナはカド。そうなると、正解するのは、ザシュニナの可能性もある。
あと、カドは変形するような気がする。
{/netabare}

第11話 視聴者を驚かせてほしい
{netabare}
カドが巨大化するのは許容範囲だろう。もう少し驚かせてほしかった。
沙羅花が魔法少女になるまでは面白かった。まだ総評には早いけど……。
なぜバトル展開にしたのか、いまだに疑問。

物理学者の品輪彼方だけは進んで異方に行きそう。名前からしてそんな感じもするし。
あとは、タイトルの意味がどういうオチなのか、それが楽しみではある。
{/netabare}

最終話 結局、正解はなんだったんだ?
{netabare}
驚いたけど、めちゃくちゃ。
下町の工場で作ってくれたものはなんだったんだ。こっそり子作りしてそっちが正解なんて……。
異方の力が遺伝されるのもご都合主義と言いたくなる。
沙羅花が魔法少女になった時点で、なんでもありだったから、面白い一発芸を見たって感じ。

タイトルについて考えてみる。
英語では、KADO: The Right Answerとなっている。訳すと、カド:正解となる。カドが正解を出すとはなっていない。
:の記号を=と考えれば、カド=正解。カドの目的が正解と取れなくもない。つまり、人類を異方に連れて行くこと。これがタイトルの意味と解釈して、モヤッとした気分を解消した。どうせなら星界のカドってするほうがかっこよかった。


総評
沙羅花が魔法少女になるまではSFしててよかった。それ以降はアニメらしい展開。つまらないというより、もったいない。せっかくの設定を生かせなかった。
沙羅花は異方のものに異を唱えていたから、人類としては異質な存在になっていた。それを異方存在にしたために、普通になってしまった。人類だからこそ、変なTシャツを着ていて面白かったんだと思う。

伏線を張っていないので驚かせても一発芸で終わり、印象に残らない。最初からもう一度見るという気持ちにもなれない。第3話で沙羅花が子作りを考えていた伏線があったら、評価は変わっただろう。アニメが始まった時点で結末を考えていなかった、そんな気すらした。

視聴者を驚かせはしたが、楽しませるという点では正解は出せなかったと思う。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 12
ネタバレ

〇ojima さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

この名作なりうる雰囲気を堪能せよ。。。(!)

敢えてコメントはネタバレで隠します。
でも是非観てほしい作品。感想お待ちしております。

{netabare} いわゆるズッコケ作品です!!すごいよこの終盤のギャップ!!
序盤、OP、ED超合格点。 終盤残念。。

最後まで観て。
まずは是非2期又は劇場版の終結でやって欲しかったと思います。
1期で終わらせるのに強引な感じが見えました。
いろいろあると思いますがオリジナルアニメだし2期構成なら、じっくりとまた、違う結末を迎えたのではないでしょうか。。。

後半のザシュニアは人間の感情を出しているところに違和感。
最後まで興味がない表情で行くほうがザシュニアらしいのでは。
あとは後半の"いきなり"尽くし。
沙羅花が異方であることもいきなり
異方対決もいきなり
真道が亡くなるのは理解できるけど、
切り札の娘もいきなり登場
そしてあっという間にザシュニアとやっつけちゃいました。
序盤の物語のスピードは非常に観てて心地よかったですが
後半は猛スピード!
設定世界の中ですが、ここまで世界を巻き込んでおいて
なかったことにもできるわけないでしょう
全て話数の足りなさから生じていると思いたいです。。。。。

以下、序盤レビュー


あらすじは述べません。
1話目からのインパクト。4話まで来てもとても良い流れです。
0話も見ごたえアリ。
ここまできて、このアニメかなり期待値高いです。
他に類似なく、先が気になるアニメ。
1クールでも、是非素晴らしい完結を期待します。
久しぶり「名作の予感」 裏切らないで欲しいです。


ひきつづき毎週楽しみに観ていますが、心配点。
6.5話の前半の振返り。 {netabare}こんなことやってて収束できるのかなぁ{/netabare}
7話「サンサ」。{netabare}また大きな風呂敷。回収できるのかなぁ{/netabare}
でも、久しぶり「名作の予感」は引き続き感じております。
 裏切らないで欲しいです。
「ヤハクィザシュニナ」「ノヴォ」「ワム」「ロトワ」「ナノカ」「テトロク」「エクワリ」「サンサ」
言葉の関連はあるのでしょうか。最後に判るかな。{/netabare} {/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 55

71.5 86 2017年度アニメランキング86位
小林さんちのメイドラゴン 未放送 第14話「バレンタイン、そして温泉!(あんまり期待しないでください)」(OVA)

2017年9月20日
★★★★☆ 3.9 (119)
675人が棚に入れました
小林さんちのメイドラゴンBD&DVD第7巻に収録。

バレンタイン。トールは身も心も小林さんを手に入れようと、媚薬入りの特製チョコを作る。小林さんはトールのそんな下心を見抜き、見事に受け取りを回避するのだったが、ひょんなことから媚薬チョコを口にしてしまう……。
心機一転、今度は温泉旅行に向かう一同。エルマたちドラゴンと、才川や翔太君までみんなが勢揃い。そんな楽しい旅行の中、トールは小林さんへもう一度チョコを渡すタイミングを一人うかがっていた――。

ninin さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

私は24時間365日小林さんのメイドドラゴンです

原作未読 全1話

小林さんちのメイドラゴン1期(1〜13話)の未放送分14話です。AT-Xで放送していましたのであんまり期待しないでw観てみました。

タイトルの通り、お話は2つに分かれています。

それぞれのキャラがそれぞれのキャラにチョコを渡して食べてもらおうとします。トールと小林さん、才川とカンナカムイとのやりとりが面白かったですね。

才川の一生懸命さがちょっと可愛く思えましたw

本当に2人ともそれぞれが好きなんですね。

エルマの勘違いもあいかわらずw小林さんも言っていましたが、トールの気持ちがなんとなくわかりますw

後半は温泉旅行のお話、卓球大会はそれぞれの個性が出ていましたねw

トールと小林さんとの絆がより深まった感じがしました。

OP/EDは1期と同じ曲でした。

最後に、温泉に入った後の飲み物は美味しいですね。(私は牛乳orコーヒー牛乳ですがw)

投稿 : 2024/04/20
♥ : 11

タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

いつものノリでいつも以上の満足感

一期の特別編で、バレンタインデーと温泉回の二大エピソードを本編同様のノリで楽しめる内容となっております。

冒頭からチョコを作るトールの不敵な笑みが不気味でしたが、翌朝渡そうとして小林さんに死んだ魚を見るような目で詰問されるや怪しいチョコを渡すのを止めるあたりはらしさがありましたね。その怪しいチョコを巡ってちょっとしたドタバタがある一方で他のキャラ達のバレンタインの人間模様も描かれており、微笑ましかったです。

温泉回は他の作品だとサービス回重視になりがちなところ、そこはさすが京アニで温泉旅を満喫する小林さん達一行をほのぼのとした雰囲気で描いており、まったり楽しめる点は好印象でした。

特別編という事で本編のノリや雰囲気ながら満足感の高い出来だったと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 9

71.5 86 2017年度アニメランキング86位
結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章- <第3章>「やくそく」(アニメ映画)

2017年7月8日
★★★★☆ 3.9 (68)
523人が棚に入れました
激化する敵との戦いに備えて、進化していく勇者システム。しかしそれは小学校六年生の少女たちが背負うには過酷なものだった。それでも少女たちは懸命に、精一杯に、日常を過ごしている。この先に待ち構えている運命が何であろうと、彼女たちの間には永遠に変わらないものが芽生えていた。

公式サイト http://yuyuyu.tv/washio/
ネタバレ

チャチャ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

この時はまだ、バーテックスが●に●られたモノだったとは、知らない。 --- 勇者御記二九八年六月二十日 ---

【あらすじ 】
神樹様(しんじゅさま)によって勇者として選ばれた鷲尾須美、乃木園子、三ノ輪銀の小6の3人が、神樹様を破壊して人類を滅亡させようと押し寄せてくる未知なる敵バーテックスと戦っていくお話。

【スタッフ&その他】
原作: Project 2H
制作: Studio五組(徒然チルドレン、きんいろモザイクなど)
総監督: 岸誠二(月がきれい、ようこそ実力至上主義の教室へなど)
第1章「ともだち」: 約48分
第2章「たましい」: 約48分
第3章「やくそく」:  約48分30秒

【おさらい】
{netabare}「結城友奈は勇者である」は、以後「ゆゆゆ」と略しますのでご容赦を。

『勇者であるシリーズ』は、2017現在で4つの作品で構成されています。発表順で言うと、第1弾は「鷲尾須美は勇者である(略称わすゆ)」、第2弾はTVアニメ1期「結城友奈は勇者である(略称ゆゆゆ)」、第3弾は「乃木若葉は勇者である(略称のわゆ)」、第4弾は「楠芽吹(くすのきめぶき)は勇者である(略称くめゆ)」です。それぞれの作品は内容がリンクしています。ちょうどドラクエ1.2.3のロトシリーズみたいな感じです。それぞれの作品を物語の時系列順で並べると、第3弾→第1弾→第2弾≒第4弾となります。


この劇場版3部作は、原作イラストノベル「鷲尾須美は勇者である」をベースにアニメ化したものであり、2017年10月から放送される2期「ゆゆゆ」の前半6話分となります。ですから、わざわざこの劇場版3部作を観なくても10月からの2期を観れば良いという事になりますね。


物語の全ての始まりは、西暦2015年7月30日のバーテックス襲来からです。後に「7・30天災」と呼ばれるこの事件を皮切りに次々と四国にバーテックスが襲来。それに立ち向かったのが乃木若葉を中心とした5人の勇者と1人の巫女の6人で、この初代勇者達の英雄譚が「乃木若葉は勇者である」のお話です。その後、西暦2019年(2023年説もあり)に西暦は終焉を迎え、「神世紀」が始まります。そして月日が約300年ほど流れた神世紀298年が、この劇場版3部作のお話となります。ちなみに、1期「ゆゆゆ」はさらにその2年後の神世紀300年のお話です。


第4弾の「楠芽吹(くすのきめぶき)は勇者である」は、2017年6月30日より電撃G’s magazineで連載開始。神世紀300年秋、勇者になり損ねた防人達のお話です。1期「ゆゆゆ」とほぼ同時期。{/netabare}


【レビュー】
{netabare}このレビューは劇場版3部作全てものです。

7月8日から上映中の劇場版『第3章 やくそく』。私の住んでいる地域では上映している映画館がないので、3連休を利用して車で往復5時間、年に数度は訪れる滋賀県草津のイオンシネマまで観に行ってきました。どうしても劇場限定Blu-rayが欲しかったので。 まぁ、私は遠出には慣れていますし、今回は滋賀観光も兼ねていたのでそれほど苦ではありませんでした。出来れば久しぶりの京都観光もついでにしたかったなぁ~。宇治の抹茶アイス食べたかった・・・でも時間的に無理でした(;´д`)トホホ。


遠出した甲斐がありました。めちゃめちゃ良かったです。「鷲尾須美は勇者である」の物語は、可哀想な内容なので涙なしでは語れません。私は鑑賞前に原作既読だったので内容は知っていましたが、実際アニメとなってキャラが動いているのを観るとやっぱり違いますね。泣いてしまいました。CVは、乃木園子は花澤香菜さん、 鷲尾須美は三森すずこさん、三ノ輪 銀は花守ゆみりさんですが、3章「やくそく」に限って言えば花澤さんと三森さんの独壇場でした。もはや2人芝居です。特に車の中での園子の号泣シーンはヤバかった。その他では安芸先生が悲しみをこらえて仮面で顔を覆うシーンも辛かったなぁー。劇場版を観れない方は、是非10月スタートの2期でチェックしてみて下さいね。それから、教室に貼られている園子の習字の文字もチェックしてみてください。結構笑えますよ。


この劇場版3部作で描かれているのは、俗に言われる「瀬戸大橋跡地の合戦」までの戦いです。1期「ゆゆゆ」で破壊された瀬戸大橋の映像が何度も映し出されていましたよね? その戦いの後までです。あまり詳しく言うとネタバレになってしまうので言えませんが、「瀬戸大橋跡地の合戦」以前までの戦いは、1期「ゆゆゆ」のような強力な「勇者システム」とは仕様が違うため、バーテックスを撃退するのがやっとで戦闘後はいつも傷だらけの満身創痍という非力さです。そのため、仲間達との連携で火力不足を補うという戦闘スタイルとなっていて、戦闘自体は1期「ゆゆゆ」より面白かったです。


1期「ゆゆゆ」を観ていなくても一応理解できるようには作られていますが、出来れば1期を観てからの方がより楽しめると思います。理想は、劇場限定Blu-rayを持ってないと出来ませんが、1期を観て、劇場版を観て、その後でもう1回1期を観ることです。そうすると、「そうだったんだぁ~」と気付かされる事が結構ありますよ。例えば、劇場版の第1章「ともだち」で、仲間との連携を深めるために合宿を行っているのですが、その合宿場所が「サンビーチ」で、訓練後は大樹という名の旅館で蟹料理を食べ、水車の回るお風呂に入り、夜はみんなで恋バナという場面があります。1期を観ている人なら気付くかもしれませんが、1期7話の合宿と全く同じなんですよね。東郷さんが早朝に水色のリボンを握りしめ、部屋の窓から外の景色をぼんやり眺めているシーンの意味が分かりました。2度目だったんですね彼女・・その景色を見るの。。。うわぁぁーー泣けるよぉぉーー。


2期のオープニング曲がどうなるかは分かりませんが、劇場版の三森さんが歌うオープニング曲「サキワフハナ」が凄く良かったのでそのまま使って欲しいなぁ~。「♪運命の~」というやつです。それから、ちょっと気が早いですが、「乃木若葉は勇者である」のアニメ化も期待しています。高嶋友奈(CVは結城友奈と同じ照井春佳)の元祖勇者パンチが見たいです。兎にも角にも、このシリーズは本編だけではなく裏設定までも綿密に計算し尽くされているので、知れば知るほど新たな発見があって飽きません。さて、、、ゲームアプリ「結城友奈は勇者である 花結いのきらめき」でもやろーっと。{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 16

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

いつだって、神に見初められるのは無垢な少女である。そして多くの場合、その結末は…。

物語はついに最終章を迎えました。
この第3章「やくそく」は第2章「たましい」で起きた出来事の回収から始まるのですが、序盤から重い空気があたり一面に広がっていました。
それも第2章での出来事を思えば当然なのですが…

耳障りの良い台詞が延々と並べ立てられていきます…
四角四面、通り一辺倒でまるで重みが感じられない台詞に神経を逆撫でされた気になりました。
それもそのはず…
だって、その台詞を聞いている大半の人にとっては対岸の火事でしかありませんから…
大人同士の会話が聞こえてきましたが、一体どれだけの人が心底悔やんでいるのやら…

勇者がそんな言葉にどれほど小さな胸を痛めていたことか…
子供の方がよっぽど素直だから時には正しい事を言うんです。
大人になればなるほど色んなしがらみがついて回るのは仕方ないのかもしれません。
でも、こういう時…そっとしておいてあげるのが一番なんじゃないかと思います。

お花をあげるシーンがありました。
固まって動けなくなりましたがそれも当たり前だと思います…
だって、その行動は自ら別れを選択する事に直結しているからです。
だから簡単になんか渡せないよ…
そんな時でもバーテックスはお構いなし…
ワッシーの魂の叫びから始まる一連の戦いは涙無しでは見れませんでした。

これまで出来ていた事が出来なくなったなんて絶対思わせない…
だって、もっと上手く出来ていたじゃない…
もっと早く動けていたじゃない…
勇者たちの悲痛な叫びは一言一句が胸に刺さりました。

そう、彼女たちは3人で勇者なんです。
例え、何があっても…

そして勇者システムのバージョンアップされたのがこの直後でした。
ここから私たちがこれまで馴染んできた勇者システムになりました。
もっと早くこのシステムが実装されれば…とワッシーも言っていましたが、私も思いは一緒です。
そうすれば少なくても「最悪」は回避できる…

でも、「最悪」って一体何なんでしょうね…?
確かに第2章での出来事は最悪以外のナニモノでもありません。
じゃ、1期中盤で登場した乃木 園子は最悪じゃなかった…?
いいえ、十分に最悪だと思います。

どうして神様の為に身を粉にしているのに、供物が必要なんだろう…
自分のため、或いは家族のためなど、個人に対して大きな力を使う場合に、その力の大きさに見合う代償を求められるのなら未だ納得できます。
でも、バーテックスとの闘いは、そんなちっぽけな枠に収まる次元の話ではありません。
勇者システム…やはり致命的な欠陥があるのではないでしょうか…

新しい勇者システムの真意を知るのは実戦の中…
普段の日常で勇者システムは必要ありませんから…
だから初めから選択肢なんてどこにもないんです。
そして今回もやっぱり代償を自覚・受け入れた上で前に進むしかないんです。
その根底には…自分の大切を守りたいという気持ちがあるから…

だから、そのっちの戦い…凄いなんてもんじゃ無かった…
格好良いなんて簡単な台詞で彼女の雄姿を物語ってはいけない気がしました。
「システムに生かされている」の言葉の真意をようやく理解できました。
こうして沢山の血と膨大な犠牲を踏み台にして物語は1期に繋がっていきます。

第3章のサブタイトルは「やくそく」
お互いに守り合う約束を交わし、勇者たちがそれを実践していく物語…
東郷さんが結城友奈の家の隣に引っ越してくるまでの間、こんなにも過酷な物語があったなんて…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

第3章の上映時間も50分弱なので、あっという間でしたが完走して振り返ってみるとやっぱり自分はこのシリーズが大好きなんだと改めて実感しました。
秋から始まる「結城友奈は勇者である -勇者の章-」が楽しみで仕方ありません。
秋アニメが始まる前に視聴できて本当に良かったと思っています。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14
ネタバレ

さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

タイトルなし

{netabare}
物語
最終章。ギャグと悲壮感を伴いながらより強固になる二人の関係性の描写と鷲尾須美としてのラストバトルです。一期後日談で「どのような選択でも鷲尾須美につくと決めていたから、(風・東郷の)討伐要請を拒否した」と語った園子と鷲尾須美の絆が描かれています。鷲尾須美は武器変更と共に勇者服モチーフが菊から朝顔に変わり、ここで変わったのかと合点しました。最後の友奈との出会いシーンはあまりにもあっさりしすぎていたので減点。アニメではこの後の7話が1期総集編になるようなのであっさりでも問題ないのですが、あくまで映画単独で評価しました。

声優
冒頭で鷲尾須美(三森すずこ)が逆上するシーンは何度見ても鳥肌が立ちます。ただただ叫ぶだけの叫び演技とは違う様々な感情が乗った絶叫と絶望に一気に引き込まれるような、そんな演技でした。一方で「これが銀仕込みの」部分などセリフ自体にあれと思う箇所も無きにしもあらずで少し減点。

キャラ
一期や特典ゲームに繋がる園子のつかみどころのない人間的な魅力が詰まっていました。

作画
最後まで作画良好でした。

音楽
ゆゆゆです。これまで新曲ばかりでしたが最後の変身バンクで一期と同じ「威風堂々」が流れ鳥肌が立ちました。
{/netabare}

【試聴順について】
「鷲尾須美は勇者である」完結編で時系列的には一期の2年前にあたります。内容的にも単独で見て理解できるようになっており、TV放送版ではその後に一期の総集編もはいるので理解しやすい構成にはなっていますが・・・
ゆゆゆ一期と同時展開していた鷲尾須美原作は、放送日と雑誌発売日、円盤発売日、単行本発売日まで計算に入れた非常に巧妙なメディアミックスとなっています。これはリアルタイムでないとなかなか体験出来ない本作の特徴です。もしよろしければ下記の順番で視聴してみてください。大体発売日順です。
1.一期 1~7話
2.映画 1~3章
3.一期 8~12話
4.一期 その後の園子
5.1巻2巻ゲーム
6.キャラソンMV 勇気のバトン(キャラソンCD+DVDセットの他BDボックスに収録)
7.映画 来場特典ノベル「銀色の記憶」「追憶の園子」

投稿 : 2024/04/20
♥ : 4

71.5 86 2017年度アニメランキング86位
劇場版 黒子のバスケ LAST GAME(アニメ映画)

2017年3月18日
★★★★☆ 3.9 (93)
518人が棚に入れました
詳細不明

声優・キャラクター
小野賢章、小野友樹、神谷浩史、諏訪部順一、小野大輔、木村良平、鈴村健一、緑川光、稲田徹
ネタバレ

四畳半愛好家 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

奇跡の世代が同じチームに!全キャラめっちゃ格好いい…(←女子か)

 友人に誘われ映画館で鑑賞。アニメはすべて視聴済み。
 あんまり期待せずに観たんですが…かなりの満足感でした!

 「黒子のバスケ」は「テニプリ」に代表される「能力系トンデモスポーツ作品」の一つですが、個人的にこのジャンルの作品…かなり好物です。丁寧なスポコンものとはまた違った魅力があるんですよね!(必殺技の連発感が堪らないです。)
 
 本作は簡潔に言うと「バスケの本場、アメリカのチームと、奇跡の世代チームが意地をかけて激突する」という作品。高校生になり成長した彼らが、改めて同じチームで戦う…単純にワクワクします。敵だとあんなに恐ろしい奴等が全員味方だったら…。

 内容も基本的に試合部分がほとんどであり、無駄が少ないです。また全キャラ(奇跡の世代(+火神))がしっかり活躍しますので、奇跡の世代ファンの方々なら概ね満足できるのではないかと…(活躍に差はありますが…。)
 男が観ても「きゃ~格好いい!!」なシーンが沢山あり、作画の迫力も十分。
 試合内容もかなり面白かったです。

 正直、こういった「続編」ってつまらないことが多いのですが…本作は全くクオリティが落ちてなかったどころが、「誠凛高校」より「奇跡の世代」が好きだった自分には、正直「本編より楽しめた」気がします…。
 「黒バスファン」特に「奇跡の世代ファン」なら必見の映画だと思いますよ!

以下ネタバレ付きの各キャラ感想{netabare}
 個人的に一番好きなのは「緑間」、次点で「青峰」「赤司」の2人って感じなんですが、緑間と青峰に関していえば、他のキャラと比べて「やや活躍が地味」だった気がしなくもない(?)です。

 緑間は天才というより努力型のキャラなので(そこが格好いい)、試合中の「成長」が、他のキャラと比べると少なかったですね…。それでもかなり得点していたのは流石。彼は周りが強いほど怖い選手でもあると思います。

 青峰は際立って目立つシーンが少なかった気がしますが、終始走っていたので、格好いいシーンは多かったです。ゴール裏から決めたシーンが格好良すぎます。個人的に本作のベストゴール。

 紫原は、個人的にあんまし好きなキャラじゃなかったんですが…本作の彼は格好いいですね。赤司と並んで、一番「成長した」キャラでした。

 赤司が最初ベンチに下げられたときは、ちょっと驚きました。パスもドリブルもろくにできずベンチへ…。(ややダサい…。)でも後半「くっっっそ強く」なります!何しろ「全員の未来が見えるように」なりますから!(なんじゃそりゃ)こんな化け物に勝てるチームは日本にいなそうですが…。NBAに一番行くべき選手では…。

 黄瀬くんも相変わらずの化け物っぷり。圧倒的な活躍を魅せますが、早めにガス欠してしまうので、ファン的にはどうなんでしょう?活躍してるシーンの格好良さは堪りませんが…。

 黒子&火神は安定でした。この2人は試合中に「伸びた」描写は少なかったですが、そもそもかなり強いので、安定して終始活躍。ただ、火神はあまり目立ってなかった気も…。

 そのほかのキャラ…日向等、ベンチにいるメンバーは出場すらしませんでした。下手に出て活躍されると、アメリカ人大したことねーみたいな気持ちになりかねないので、そこは良かったかと。出て通用するレベルの相手ではありませんしね…。

 試合後の火神との決別パート…正直そんなに面白くなかったです(小並感)。
 やっぱり誠凛より奇跡の世代でしょ!ただ、こういう展開ですと、続編は厳しいかもですね…。赤司と紫原がめっちゃ強くなりましたし、黒子一人では…。いっそ大学かプロにでも舞台を動かして、キャラをシャッフルしないと厳しいかも…?
 てか「奇跡の世代」も渡米しろよ!普通に通用するだろ!みんな伸びしろがまだまだありそうだし…。
{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

テナ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

しっかりしたストーリー

物語はアニメ最終回後のストーリーとなっています。
アニメでは色々なチームに散っていた奇跡の世代の面々が今作では同じチームとして戦います。
個人個人が尋常ではない強さを持つ面々が同じチームになると試合にならないのではないのかな?と思いながら見ているとしっかり攻防が繰り返される白熱ある試合をみせてくれました。
奇跡の世代それぞれにしっかりした見せ場もありカッコ良かったですヽ(´▽`)/
最後までみたらアニメ最終回以上の纏まりで終わった様な気がしています(´艸`)*

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

mako さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

黒バスファンとして十分満足でした

すでに漫画でラストゲームは見てたのですが、それでもとても楽しめました!
アニメにすることでやはり臨場感が全然違うし、部分部分でなぜか泣きそうになりましたw
漫画二巻分の話なので、若干尺が足りなくなるんじゃないかな?と心配していたんですが、全然そんなこともなく、むしろ漫画でないシーンまで追加されていて、さすがだなと思いました。
これで黒バスシリーズが完全に終わってしまうというのは寂しくはありますが、
とてもいい感じにまとまっているので、個人的には大満足です!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5

71.4 90 2017年度アニメランキング90位
神撃のバハムート VIRGIN SOUL(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (260)
1147人が棚に入れました
ここは、《人》《神》《魔》あらゆる種族が入り混じる神秘の世界ミスタルシア バハムート復活による世界崩壊を免れてから10年─── 新たな《人》の王は《神》の神殿を襲い《魔》の国を攻め落とした 壊滅寸前だった状況からの復興と更なる発展 王都は《人》に富をもたらす 王都復興の糧として奴隷となる《魔》 消えゆく信仰心により力を失った《神》 均衡を失っていく世界で《人》《神》《魔》それぞれの正義が交錯する―――

声優・キャラクター
諸星すみれ、梅原裕一郎、吉野裕行、井上剛、森田成一、沢城みゆき、岩崎ひろし、森久保祥太郎、潘めぐみ、坂本真綾、間宮康弘、小野賢章

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

「脚本: 大石静」だと…?→ 1クール目はまずまず順調

「神撃のバハムート」はとても有名なスマホゲームのタイトルです。タイトルからしてそれが原作のアニメなんだと思うんですが、『神撃のバハムート GENESIS』(前シリーズ…?)は観てませんしゲームもやったことありません、すみません。

「脚本: 大石静」という、もうこれだけで観てみようかなと思ってしまいました。ちなみにドラマ脚本ではとても有名な人です。私がちゃんと観た脚本作品はNHKドラマが多いですが、『ふたりっ子』、『オードリー』、『功名が辻』あたり。

あんまりちゃんと観ていなかったけどタイトルは知っているという感じなのは『おとなの選択』、『長男の嫁』、『ガラスの家』、『セカンド・ラブ』、『コントレール〜罪と恋〜』など。

家族ドラマ、恋愛ドラマの脚本に強いというイメージ。アニメの脚本は初じゃないすかね…?

脚本といい、作画といい、なんかお金かかってそうだなあ…。とりあえずGENESISを観ていなくてもついていけそうなので、視聴継続。

2017.7.4追記:
キャラクターデザインやストーリーはシリアス寄りなのに、殴り合いの描写やトロッコアクションなど随所にマンガ的な演出が光る意外と侮れない作品です。

1クール目でキャラクターはほぼ出そろったと思うので、2クール目以降の展開(人間 vs 神々 vs 悪魔 & 主にニーナ周辺の恋愛ドラマ)に期待します。

2017.10.5追記:
観終わっていたのですが、更新を忘れていました(笑)。

「大石静(おおいし しずか)力いかばかりか」という点で注目だった本作でしたが、『神撃のバハムート』のファンタジー的な世界観・設定にうまくなじめなかった印象です。

重要人物を殺すことに意外と躊躇がないのは、さすがにドラマ畑出身の脚本家という感じでした。展開的にアニメ視聴者層には違和感があったかもしれないです。

元々ニーナの恋愛脳はかなり前に出てきていたと思いますが、これをもっと前面に押し出した感じなら、そもそも2クール必要はなかった気もしますね。

つまらなかったわけではないですが、やや凡作感はありました。が、シリーズのファンなら観ておいて良いのではないでしょうか。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 37
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

ファンタジーの衣を被ったガチめのラブストーリー

ゲームはしてない


1期に続いて2期を観たという流れです。1期が面白かったので特に抵抗なく。。。

1期全13話(総集編的なの1話込み) 2014年10月~
2期全24話(こっちは総集編無し)  2017年4月~

掘り出し物です。

Cygamesさんの数少ない一社提供のうち一つ。肝いりの2クールの割には話題にならなかったのかな? その頃アニメ観てないのでよう知りません。
レビュー・感想数207件(2019.02.06時点)は同期の作品の中でもTOP20にも入り込まないながらも、得点では地味に8番手くらいにつけてるというあにこれの評価です。同期に『月がきれい』『エロマンガ先生』『進撃の巨人2期』とあるなかで健闘してるように見えます。
観た人はそこそこ満足したと思われる客観評価。私も同様でした。
さて、、、、

・ゲーム原作かよ?
・〈神〉?〈悪魔〉? ファンタジー系はちょっと・・・
・1期逃してるのでスンマセン

安心してください。

“ファンタジーの衣を被ったガチめのラブストーリー”

でした。・・・いや・・・まあファンタジーなんだけどさ。ラブストーリーであり冒険活劇であり成長物語であったりと毎話Bパートの引きの良さもあって、2クール分一気に観せる力のある作品でした。
ソシャゲ原作特有のグダグダなところもなく、主人公が1期と変わるので、2期から参入しても問題は無さそうです。

1期でのファバロ、カイザル、アーミラ、リタを中心とした物語から10年後。ダークな世界観はそのままに2期の主人公をニーナ(CV諸星すみれ)にバトンタッチして、話は進んでいきます。
このニーナ、これあくまで私の思い込みですが、ヲタ受けしないヒロインさんです。少々イケメンならすぐ赤くなる恋愛体質に見えてしまう彼女は早々にビッチ認定されてしまいそうww
それも数話経てば霧散することでしょう。どんな娘かというとあれです。寝ちゃいけないって思うと眠くなっちゃう的なアレ。こちらは本編でお確かめください。彼女については表情が多彩というか喜怒哀楽で何パターンあるんだというくらい作画班が良い仕事してます。

繊細な“心情”を描写してのラブストーリーとは毛色が違う、“感情”を全面に出したり押し殺したりの全力投球ヒロインはとても好印象でした。
ちょっと脱線すると、全力投球ヒロイン設定は意外とリスクって高いです。さじ加減を間違えると

1.躁鬱の“躁”状態に見えてしまう
2.一歩間違えればコミュニケーション障害
3.ドジっ子空回りキャラみたいな型にはめたくなる誘惑に勝てずブヒる層以外が離れてく

この手の女の子でおバカっぽく見えないようにキャラ設定を組んだ製作陣の勝利だと思います。


そんな彼女のラブストーリーの行方と、“成長”物語が、けっして能天気じゃない世界で繰り広げられることになります。

能天気に見える女の子が能天気じゃない世界で能天気のままいられるのか?
能天気でいられないならどんな覚悟を決めたのか?

前半のほっこり回が進んでいる中でも忍び寄る不穏な影が徐々に濃くなっていく中盤あたりからはニーナの笑顔も違った意味をもってきます。このへんは親目線ですが、彼女の成長が頼もしくそして周りの救いとなってくるのです。
そして最終話を観終わると、序盤うっとうしく思った(かもしれない)彼女の能天気さを思いだし、

能天気が能天気でいられる世界がいいよなぁ・・・平和が一番!

ひと回りして“アリ”な娘さんと思える満足の全24話でした。くどい。。。


肯定的に捉えた本作の世界観については1期レビューで触れてますのでよろしければそちらを。


2期からOK!とのたまいつつ、物語を深掘りするならやはり1期からの視聴をお薦めします。1期は1クールと手に取りやすいしこちらも単体で楽しめる仕上がりですよ。
とりわけ重要局面で取った選択。旧主役ファバロと2期主役ニーナとの対比は“なにが正解か誰にも分からない”この世の真理を露わにしてました。やはり主役は主役でした。
ここでは触れてない脇役たちにも主役を食う魅力的なキャラに事欠きませんのでお気に入りをぜひ見つけてみてください。


物語は1期より複雑です。〈神〉〈悪魔〉の二項対立の末、「そうきましたか・・・」の1期だとすると、
2期は〈神〉〈悪魔〉の上に人間が立っちゃったかも、という斬新な種族相関からスタートします。
現実世界でもパワーバランスが崩れた時に戦争は起こるもので、まさに2期の舞台がそれ。極限の状態で人(※本作の場合神も悪魔も)は試されそして輝きを放つのです。


OPは1期から続くラウド系ロック。EDは米津玄師とのコラボで名の売れたDAOKOを配置。前半ED「拝啓グッバイさようなら」は地味ながらクセになる良曲です。

 
ソシャゲ原作の中では群を抜いて完成度の高い本作。言われなければゲームが母体とは気づかないでしょう。あらためて思います。

逆宣伝になるような粗悪品を濫造するくらいなら、しっかりアニメアニメしたものを作ってほしいな。よっぽど宣伝になるはずです。



※オマケ

■ジャンヌダルクは蜘蛛が苦手
ちやほやされた後は落とされる。本邦マスコミの得意技ですが、これをどさらにどでかいスケールでやられちゃったのが歴史上のジャンヌダルクであります。
{netabare}10話の母息子回の余韻が冷めない11話で、{/netabare}蜘蛛が苦手というエピソードを挟んできました。史実ではジャンヌを登用したシャルル7世の跡継ぎルイ11世のあだ名が“蜘蛛”だったとかなんとか。
王室に対しては恨み骨髄でしょうねww


■ジ○リっぽいと言えなくもない
表情筋がよく仕事をする巨匠の作品と似てるな~と思っていたら、{netabare}12話トロッコの脱走劇。{/netabare}どこぞの有名冒険活劇で見たことあるアクションシーンを堪能できます。


■声優“野沢雅子”のお仕事
2クールめ初っ端の14話に登場しました。人間国宝にしてよいと思う。


■サブタイトル“Virgin souls”
本作タイトルを冠した{netabare}第17話の{/netabare}サブタイトルです。
「次会えたら私のなすべきことを伝えよう」この回からクライマックスに向けてエンジンが吹かされる重要回です。
なんですが、ニーナが洞窟池の中に入ってって身を隠してから竜に変身してましたね。みだりに変身すると着ていた物を破壊しちゃうから、律儀に彼女は見えないところで衣服を脱いで変身したんだろうと妄想。
こういった恥じらいは大事です。気にも留めない振りをする男側の度量も試されます。


-----
2019.08.20追記
《配点を修正》 +0.2


視聴時期:2019年2月頭

続編で面白さが継続しているのはたいしたもんだ。それも主人公を変えてたりするのに。
ダンスシーンはこれまで観たものの中でもトップクラスでしたね。



2019.02.07 初稿
2019.08.20 修正

投稿 : 2024/04/20
♥ : 39
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

10年に1度、「???」が大暴れする街?住みたくねぇ~

最終話まで視聴。前シリーズも視聴済。

【物語】
大石静が脚本ということで、かなり期待していたけど、終盤がちょっと・・・。
{netabare}終わってみたら、何か普通っていうか、期待外れっていうか・・・。

{netabare}王の目的が「バハムートの復活ではなく、バハムートの討伐だった」ってところが見せ場だったんだろうけど・・・。{/netabare}

バハムートのパワーが前作より落ちてる?
アーミラの登場が唐突過ぎて、驚いた。{/netabare}

【作画】
見事としか言いようがない。
非の打ち所がない。

【最後に】
前シリーズからリタ推しだった私には大満足の作品でした。
最初から最後まで出っぱなしだったし、終始、大活躍だったし・・・。
何だかんだ言って、『亀の甲より年の功』って事でしょうか?
{netabare}カイザルの死は可哀想だったけど、ラストでゾンビ化したカイザルを見てホッとした。
これからはカイザルとずっと一緒にいられるね!{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 31

71.4 90 2017年度アニメランキング90位
ヤマノススメ おもいでプレゼント(OVA)

2017年10月28日
★★★★☆ 3.9 (99)
425人が棚に入れました
「天覧山に、高尾山、三ツ峠!」これまで登ったいろいろな山と、おもいでが詰まった写真を見ていたあおいとひなた。ふと、あおいの部屋にあった宝箱を開けてしまったひなたは、手作りで不格好のアクセサリーを見つける。それをきっかけにひなたは、あおいと一緒に過ごした、幼いある日のことに思いを馳せる――。

声優・キャラクター
井口裕香、阿澄佳奈、日笠陽子、小倉唯

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

どんぐりころころプレゼント

 今までのヤマノススメの回想に始まり、ここなから進んで、かえでちょこっと、あおいとひなたな展開だったです。

 「おもいでプレゼント」というだけあって、思い出がメインとした展開だったです。

 かえでちゃん楽しみにしていたお母さんとのお出かけが、その日はできなくなちゃったけど、そのおかげでお母さんとの思い出に浸ることができ、「これでいいのだ!」だったです。

 あおいとひなたは、相変わらずみたいだったけど、あおいの部屋で見つけたある物をきっかけに、幼い頃を思い出すひなたな展開だったです。その思い出に触れたとき、ひなたはどうだったか?あおいはどう反応するのか?は、見てのお楽しみです。

 ここな、ひなただったなぁです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 12

ヌンサ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

飯能は、きっと天国

このアニメを見ていると、時間の流れがとてもゆっくりに感じられます。

普段は、仕事→野球観戦→プリキュア→睡眠時間の確保、のサイクルに追われる毎日ですが、
そんな殺伐(?)とした気持ちが一瞬にして洗われる、魔法のような時間を感じることができます。

はっきり言って内容は無いようって感じなのですが、不思議と何度も見たくなってしまいます。



参考動画

↓サンキュータツオさんの熱弁をご覧ください(笑)

https://youtu.be/J2nj3pJEfWI?t=54m50s





P.S.飯能市立図書館はものすごく評判の良い施設なので、いつか行ってみたいものです

投稿 : 2024/04/20
♥ : 12
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 5.0

ここなちゃん・・・、エエ娘やなぁ(笑)

【ここなの8月31日】
夏休み最後のこの日、ここなは一人で、飯能を散策しつつ、母親との思い出を巡る。
本編20話の「飯能大冒険」を彷彿とさせる話。
ここなちゃんの母娘の繋がりに心温まる作品。

【ひなたの10月28日】
あおいの部屋で、どんぐりを使った手作り髪飾りを見つけたひなた。
それは・・・。
あおいとひなたの過去、そして現在へと繋がる友情物語。

それにしても、あおい&ひなたとここなちゃんが{netabare}『過去に、すれ違っていた』{/netabare}演出って、本編の”ホタルの回”以来、個人的にツボです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 27

71.3 92 2017年度アニメランキング92位
機動戦士ガンダム THE ORIGIN ルウム編(アニメ映画)

2017年9月2日
★★★★☆ 3.9 (67)
308人が棚に入れました
宇宙世紀0079 年、人類は宇宙ですら戦場に変えてしまった。世界の人口の半数を死に至らしめたブリティッシュ作戦・コロニー落としを実行し突き進むジオン公国軍。それに対し、劣勢を挽回すべく圧倒的な戦力で挑む地球連邦軍。交錯するザビ家の陰謀、変えがたい運命に翻弄されるセイラ・マス、ジオン軍のパイロットとなってしまったランバ・ラルやハモン、サイド7で平穏に暮らすアムロやフラウの日常生活にも暗い影が訪れようとしていた―。そして、復讐に駆られたジオン軍のエース、シャア・アズナブルの「赤い彗星」としての伝説が誕生する。

声優・キャラクター
池田秀一、潘めぐみ、浦山迅、銀河万丈、三宅健太、柿原徹也、喜山茂雄、沢城みゆき、北沢力、一条和矢、松田健一郎、土屋トシヒデ、中博史、古谷徹、古川登志夫、中西英樹、小野賢章、瀬戸麻沙美、大塚明夫
ネタバレ

◇fumi◆ さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

わずか1週間で総人口の半数を失い人類は自らの行為に恐怖した

2017年発売のOVA 17年9月に劇場公開

原作総監督 安彦良和 監督 今西隆志 脚本 隅沢克之 制作 サンライズ

機動戦士ガンダム THE ORIGIN は、シャアセイラ編4章とルウム戦役編2章の予定。
このOVAはルウム戦役編前編となります。

おそらく、劇場版機動戦士ガンダムに続く形で終わると思いますが制作側でも未定のようで、
ほとんどの人はとにかくどこまででも行ってくれと望んでいるでしょう。

「機動戦士ガンダム」において永井一郎のナレーションで語られた、 
1年戦争前半の全貌がこのルウム戦役編で描かれるのですから40年の時を超えた執念の作品と言えるでしょう。
40年経ってもシャアの声は池田秀一のまま、これも執念でしょうか。

永井一郎が語ったナレーションの解析とこのシリーズの順番は違うようで、
過去作(0083など)ではルウム戦役に大勝したジオンはコロニー落としを計画したとある。
ジャブローをねらったコロニーは軌道を外れ地球に落下する途中で連邦軍の核ミサイルで破壊、
コロニーは3つに分散し、シドニー、シベリア、北米に落着、
それぞれが大地震と大津波を引き起こしたというのが現在の設定。
この作品では、大災害後の疫病の蔓延が甚大な被害を招いたとも語られる。

順番は、コロニー落としによる大災害で地球人口が半数になる(まだ進行中)
⇒1年戦争最大の大会戦となるルウム戦役という流れ。

これで前編か?とも疑いたくなる大スペクタクルの一作であります。
ルウム戦役編とは言っても、やはりシャアセイラ編も続行中で二人が重要な語り手になりますが、
ドズルや黒い三連星などのジオン側とレビルやティアンムなどの地球連邦側が公平に描かれ、
ガンダム史上最大の大決戦(ガンダムは出ないが)へと向かう漢たちの魂の一作です。

{netabare}シャアの赤いザクはリミッターが外され前人未踏の兵器と化し、
彗星のごとく連邦軍の艦隊の中心部へ突入。{/netabare}

ガンダムファンなら呪文の如く誰でも知っている物語がついに映像化。
本来はネタバレタグなどいらないものですが、これからガンダムにふれるという方に、
ガンダムサーガ時系列的にベストな見方としては、
ガンダムオリジン6部作(進行中)⇒劇場版機動戦士ガンダム3部作⇒劇場版機動戦士Zガンダム3部作⇒逆襲のシャア
の流れをお勧めしますが、今回の作品で0083の価値が急上昇。
ガンダムとZガンダムのあいだに0080と0083を入れることをお勧めします。
40年に渡る作品なので、多少食い違っている部分もあります。

ルウム戦役後編公開は半年以上後なので、その前に全部観て待機しているが最高でしょう。

多少、我慢して観ていたオリジンがついに佳境に突入。
大満足の傑作OVAでした。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 22
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

やりたい放題、ジオンな感じ・・・

 「機動戦士ガンダム THE ORIGIN Ⅴ 激突 ルウム会戦」を見てきたです。

 THE ORIGINも遂に機動戦士ガンダム一話などにも登場したコロニー落としのいきさつが分かるエピソード登場だったです。

 シャアのこの時の現在、黒い三連星、ザビ家、悪ノリするカイに巻き込まれるアムロとハヤト、ランバ・ラルとクラウレ・ハモン、セイラのそれぞれを描いて、サイド5、ルウムへ勢力を拡大していったジオンと、連邦の大戦に進む直前までのお話だったです。直前だっただけに良いところで終わったです。

{netabare} コロニー落しがブリティッシュ作戦という名前だったのは、今回初めて知ったです。ギレンが考えた作戦で、ドズルからランバ・ラルに話して、反発されるところあり。落とされるコロニー住民エピソード、淡い恋ありと思いきや一転、コロニー落としの被害にあうところがあったです。コロニー落としの一方で、こんなことがあったとはでしたです。
 コロニーが始まったときの、3個に分裂する過程も見れたです。

 ルウムに話が移るまでにいろいろなキャラのエピソードありだけど、その中でクラウレ・ハモンがピアノを弾きながら歌うシーンが、3,4分だった印象的だったです。このシーンは何のためだったのかなぁ?です。
 セイラが、テキサスコロニーで暴動を起こす野党と戦う姿も見所です。

 TV放送されず、ガンプラどまりだったザクⅡが出てきてシャア、黒い三連星の機体とされているところが、TV放送前の話なのに真新しさを感じたです。{/netabare}

 ガンダム登場前の話なのに、まだまだ先があるんだなぁでしたです。{netabare}2018公開、Ⅵ 誕生 赤い彗星(5.5?)に続くらしいです。{/netabare}

投稿 : 2024/04/20
♥ : 7

REI さんの感想・評価

★★★★★ 4.8

激突!ルウム会戦なんだけど・・・なんいんだよねー

ORIGINシリーズの5作目
機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦なんですけど・・・
あにこれに無いですよねー、THE ORIGIN ルウム編とは出てきますけど・・・

仕方がないので
5作目のレビューはここに書きますね。
もし、機動戦士ガンダム THE ORIGIN V 激突 ルウム会戦の
ページがあれば教えてくださいねー(笑)

一年戦争に突入していくルウム会戦がいよいよ始まります。
それはシャアにとって復讐の幕開けでもあります。
最初は劣勢のジオン公国ですがそれには意味が・・・

いやー面白くなっていきますねー(笑)
戦闘シーンが好きなあなた、これからですよー

全てのアニメに携わる方々に感謝を!

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

71.3 92 2017年度アニメランキング92位
特別版 Free!-Take Your Marks-(アニメ映画)

2017年10月28日
★★★★☆ 3.9 (37)
245人が棚に入れました
 大学進学で上京が決まり、部屋探しをする七瀬遙。不動産屋に入った彼は、思わぬ人物と出会う(『運命のチョイス!』)。卒業する松岡凛らを驚かせるプレゼントがしたいと考える似鳥愛一郎と御子柴百太郎。ある日、百太郎が福引で当たりを引く(『秘湯のクーリングダウン!』)。4月から葉月渚、竜ヶ崎怜、松岡江だけになる岩鳶高校水泳部。そこで彼らは新入部員獲得のためのプロモーション映像の制作に乗り出すが……(『結束のバタフライ!』)。オーストラリアに旅立つ凛のために、水泳部の面々はパーティーの準備を進める(『旅立ちのエターナルブルー!』)。

公式サイト http://iwatobi-sc.com/

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

さばマヨネーズ、メカいくら、PKH東って・・・・・・・・。

 TV放送や劇場版の続きとなるお話だったです。これまでのような熱い青春展開の多かったFree!とは違うです。
 キャラそれぞれの日常があり、アットホームみたいだったり、高校生らしくワイワイしたり、ゲーマーズみたいな勘違い思い込み展開があったりと、また新しいFreeの世界観が見れて面白かったです。

 遙らだけでなく、今までの劇場版同様、ハイ☆スピードに出てきたキャラも登場したりしているのも見所です。最後には、新キャラも出てくるです。
 この伏線は、この話以降にどうかかわるのか?気になるです。

 キャラの個性を皆うまく引き出した、今までと一味違う楽しい展開は、総集編にないサプライズの連続で、こういうののほうがいいなぁと見てて思ったです。

 似鳥や特に百太郎がはじけてて面白いです。江も面白いです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 5
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

視聴がもはや義務になりつつある自分はFree!ではないかもしれない

1.2.3期と劇場版-Free! Starting Days-は視聴済


「2期と3期がうまく繋がりますよ」と交流あるレビュアーさんから。てっきり-Starting Days-(※SD)で充分じゃん、と思っており油断してました。
3期は遥たちが東京の大学に進学してからの新生活を描いています。そこで展開される物語の土台が劇場版SDで描かれていることからこちらはマストに近いと思うのです。
対して本作-Take Your Marks-(※TYM)は時系列的には2期のちょい後、高校卒業を控えた日々を描いた話となってます。これはファンなら必見、そして3期前の事前準備としてはベターな位置づけになるかと思います。

他にも、劇場版はこんなのがあって、
・劇場版 Free!-Timeless Medley- 絆 …アニメの総集編を主人公視点で描いた話
・劇場版 Free!-Timeless Medley- 約束 …アニメの総集編をライバル視点で描いた話
自分はそこまで視聴のモチベーションは高くありませんが、こちらも2期までの内容解釈の幅を広げられそうですし、頭の片隅に入れとこうかと思います。


さてこちら -Take Your Marks-
意味はご存じ、「位置について」「よーい」「ドン」の「位置について」にあたるやつ。オリンピックとか世界水泳でもお馴染みです。
新生活を前にした事前準備。ちなみに私なんか高校3年生の1~3月なんて受験でてんやわんやしつつ、高校生活も終わりだと感傷に浸ってたかで、「位置について」というより「ロスタイム」の意識が勝ってた時期でした。
でもそこはさすがFree!と言ってよいと思います。タイトルからして前向きなんですよね。そして、3期の-Dive to the Future-(意:未来へ飛び込め)へと繋がります。

映画は4つの短編で構成されており、時間にして105分。ざっくりふんわり言うと、

 1.家を探す話
 2.鮫塚高校での話
 3.岩鳶高校での話
 4.外国行っちゃう人への話

いずれも送る人、送られる人、残る者、旅立つ者それぞれの立場での各々の思いに寄りそった心温まるエピソードが多かったかな。
Free!シリーズの中でも物語としては一番好きかもしれません。お別れを前にして、みんな次を見据えているこのポジティブさ加減が、ダレずに観れた理由でもあるし、きちんと軽めのエピソードから入って徐々に盛り上げていく構成もお見事でした。それにあまりそっち系の匂いもしなかったし。。。、

3.{netabare}あの1期ED映像。なんで行商人?すげーな!との戸惑いへの回答が用意されてます。まさかの伏線回収でした(笑){/netabare}
4.{netabare}短編で良かったと思えるテンポのいいコメディが秀逸。これクールでやるとダレてたかもしれません。{/netabare}


ただし、ちょっと苦言を呈すると、固定客向けのコンテンツになってるのが難ですね。
3期を観る前にマストの劇場版SD、そしてベターの本作劇場版TYMの視聴が条件になってました。発表順に時系列で追っている人には問題ありませんが、新規客はつらいかも。
続編はありそうなシリーズですので、例えば4期(仮)放送前に1.2.3期のさらに劇場版2本が必須でっせ!となるとだいぶ敷居は高くなっちゃうでしょう。
オリンピック年に続編をぶつける想定で、うっかり水泳熱が高まってたりする場合も充分考えられます。せっかくですので続編では既存顧客を逃さず新規を囲い込む難しい舵取りにチャレンジしてほしいなと思います。


競技人口(みんな泳げるでしょ?)のわりに水泳を題材にしたアニメって希少ですから。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14

ようす さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

新しい旅立ちの前の、羽ばたく準備。心はこれまでより、ずっと強くつながっている。

「Free!」特別編映画。
2期と3期の間を描く短編4話で構成されています。

この4話を見ていないと、
3期で「こんな話あったっけ?」「誰?」と戸惑う場面が出てきます。

この作品を観る前に、テレビシリーズの2期までと
映画「ハイ☆スピード」を見ておく必要があります。

「ハイ☆スピード」は中学生編ですが、
そこで登場したキャラも登場しますので。

にぎやかな彼らにまた会える♪
100分ほどの作品です。


● ストーリー
春休み。

高校を卒業した3年生の遥(はるか)たちは新しい生活への準備を、
2年生の渚(なぎさ)たちは新入部員勧誘を準備を。

それぞれが新しい舞台に向けて動き出していた。


2期を終えて、
遥たち岩鳶(いわとび)高校組と、
凜(りん)たち鮫柄(さめづか)高校組がメインキャラとなりましたね。

今回は、
1話→遥と真琴(まこと)の東京での家探し
2話→鮫柄高校水泳部4人の温泉旅行
3話→岩鳶高校水泳部の新入部員歓迎ビデオ撮影
4話→オーストラリアへ旅立つ凜へのサプライズパーティー計画

キャラの活躍具合もバランスよく考えられていて、
どのキャラのファンでも楽しめると思います。

水泳要素は普段よりだいぶ少なめですが。

筋肉を期待している人が物足りなさを感じないように、
脱ぐシーンは自然と取り入れられていますので、そこはご安心をw

それでも普段よりは少なかったと思いますが。笑

普段のゆるいやり取りがメインなので、
全体的にゆるゆると楽しめました。

キャラの素の魅力を味わうには、
よかったですけどね♪

一番楽しめたのは4話かしら。

勘違いが暴走して、
伝言ゲームのように言葉がズレていって、大騒ぎww
おもしろくて、笑いましたww

勘違いを大真面目に受け取る様を客観的に見ているのって、
こんなにおもしろいものなのですね。笑

キャラも総出演だし、水泳シーンもあるし、
うまい脚本だと思いました^^


● キャラクター
今回は凜ちゃん推しな場面が多かった気がする…。
泣き虫なヒロイン凜ちゃん、かわいかったw

相変わらずみんな凜のこと大好きだね^^

そして今まではっきりと描かれていなかったけれど、
凜は妹の江(ごう)ちゃんのこと、大好きなのね^^

シスコンという新たな一面も見られて、よかった♪笑


そして百太郎(ももたろう)がうるせえww

自由奔放に子どもらしく振舞う百ちゃんは、
この作品のムードメーカーでしたね^^

“日本海のラッコ”という異名がなんかかわいいしw

登場するたびに全力大騒ぎで、
うるさかったことは印象強いですw


「ハイ☆スピード」で登場したキャラたちも、ちらっと登場し、
中学卒業後に彼らがどんな道を進んでいたのか、少しだけ見えてきます。

3期の登場にもつながりますので、
見逃せませんよ!


● 音楽
今回はEDがあまり印象に残らず。
キャラの台詞は楽しかったのだけど。

OPがよかった♪

しかし、4話構成だからと毎回OPとEDは必要だったのか?

1つの劇場版なのだし、
一気に見たい気持ちもありました。

まあ、OPもEDも4回聴けたのは、
曲が好きなら嬉しい構成かしら。

早送り派の人は、
とてももどかしかったと思うけど。笑

EDも毎回チョイスする部分や映像が
ちょっとずつ違っていたしね。

でもEDの映像のプチキャラは
あまりかわいいと思えませんでした^^;


【 OP「FREE-STYLE SPIRIT」/ STYLE FIVE 】

1期からのメインキャラである5人が歌っています。

いつものSTYLE FIVEらしく、
砂浜をかけて海に飛び込みたくなるような、
明るい曲ですね♪

ほんと、STYLE FIVEの曲はどれも爽やかでハズレがない♪


【 挿入歌「RISING FREE」/ STYLE FIVE 】

この曲に合わせて、
それぞれが新しい道を踏み出した映像が流れるの、最高だった。

離れてしまっても、
心はつながっている。

だってそれぞれが、
同じ気持ちと思い出を持って未来へ踏み出したから。

そこに迷いはない。

胸が高鳴る曲だわー!


● まとめ
遥や凜が車を運転していたり、
みんなが少しずつ未来に進んでいることが感じられるシーンもたくさん。

今までの思い出をたくさん胸に抱き、
新しい世界へ飛び出す準備をしているのが感じられる劇場版でした。

次の3期は、いよいよ遥たちが大学生となります。
新しい世界のスタート、楽しみです♪

投稿 : 2024/04/20
♥ : 10

71.2 94 2017年度アニメランキング94位
セイレン(TVアニメ動画)

2017年冬アニメ
★★★★☆ 3.3 (535)
2659人が棚に入れました
高校2年生の夏。「嘉味田正一」は進路希望表の内容で担任に呼び出されたことをきっかけに、大人になることへの不安を覚えはじめる。
そんな彼が様々な女の子と出会い……そしてどんな将来を目指していくのか。
未来へ向かって駆け出す等身大の高校生と清廉(セイレン)可憐なヒロイン達の恋愛物語が、今始まる!

声優・キャラクター
佐倉綾音、木村珠莉、井澤詩織、三上枝織、沼倉愛美、下地紫野、黒木ほの香、江口拓也、田村ゆかり、藤田咲、藤井ゆきよ、長妻樹里

ハウトゥーバトル さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

アマガミの九年後

視聴理由 特になし

序盤 アマガミの後の話!

中盤 これもオムニバス

終盤 やっぱ面白いなぁ

アマガミと同様。オムニバス形式だった
アマガミ同様、ヒロインのルート分岐のような構成になっています。1~4話は常木耀編5~8話は宮前透編9~12話は桃乃今日子編

アマガミを知らない人のためにこの作品の特徴を教えます。先ほども話した通り4話ずつでヒロインが変わっていきます。ただどこぞの「学校日々」とは違く「もしこの時、主人公がこうしてれば...」という3つに分岐した世界線を描いています。なのでハーレムという感じはしません。ただ分岐点はルートによって異なる(透ちゃん編は耀ちゃん編の始まりより後から始まるし、今日子ちゃん編はもっと後から始まる)

アマガミの9年後っていう設定だけど話には全然関係しない。しいてカンケイするなら「アマガミ」に出てくるヒロインの一人「七咲 逢」ちゃんの弟が主人公の親友役として出てる。ぐらい?
少しおどろいたのは「オリジナルアニメーション」だということです。ゲーム原作ではないのに分岐!?と思って心配したのですが、特にその必要はなかったようです
4話という制限がありながら物語を作るのは結構難しいですからね。物語の初めにはどうしてもキャラの説明が必要になってきますからね。自然と耀ちゃんのルートは薄くなってしまうかな。と思ってました。実際は「逆手に取ったな」という感想になりました。発想の勝利ですね。個人的にはこのルートがすきです。
この作品の本命はきっと今日子ちゃんなのでしょうか。なんとなくそんな感じがしますが気のせいかもしれません。
ともかく四話で構成し、キャラの魅力を引き出す良い形で幕が下りるのは、素晴らしいの一言ですね

作画が普通でした。各編のラストシーンは演出のおかげか、きれいに見えました。
先ほども言いましたが私は常木耀ちゃんが好きなのですが、ほかのルートも嫌いではないです。やはり可愛いキャラというのは大きいですよね
opは初TVアニメ主題歌であり奥華子さんの「キミの花」良曲
edは編ごとに異なり各編の最終話のedも違うためwikiなどで見てもらったほうが早いのですが個人的には耀ちゃんのラストedが好きですね

総評 発想の勝利。ゲームがあるならやってみたかった

投稿 : 2024/04/20
♥ : 9
ネタバレ

剣道部 さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

リアル高校生「風」恋愛アニメ

「アマガミSS」「キミキス」などが好きな方は当然合うでしょうね♪

オムニバス形式の高校を舞台にした恋愛アニメ。OPは、奥華子さんの透明感溢れる歌声がキラリと光り、今期(2017冬)では屈指に好きな歌です♪

【各話感想】
《常木耀 編》
{netabare}
1話目
ある意味凄いな。何のインパクトもない初回(ラストだけやや印象アリ)w いや、悪くはないですよ。どう考えても、リアル路線の恋愛系で、最終的には、「タヒね! リア充め!」的になっていくのだろうからw ゆっくり愛を育んでいくのもアリだとは思いますよ。もしくは普通に、「アマガミ系」(オムニバス形式)なのかな? ただ、このアニメ氾濫時代において、1話切りされても文句言えない、普通さです。とりあえず、様子見♪

2話目
予備校の合宿なんて行ったことないから、よく分からんな。普通の男子高校生らしいといえばらしい、妄想やら欲求やら。ヒロインの常木さんは、アニメには珍しいタイプ。完全リアルではないが、似非リアル女子高生キャラ。オムニバスだから仕方がないが、ヒロインデレるの早過ぎ、チョロ過ぎだな。

3話目
う~む、リア充してますな~w 勉強しろや(笑)という一言につきます。吉田さんと宮前先生のショートコントは笑ったw

4話目
女子って怖い……。毎週、「ALL OUT」を観た直後に観てるから、落差が(笑) やっぱり、来世も生まれ変わるなら男が良いなw ん? 作画、若干、体に対して顔がデカいシーンない? 海のシーンで思ったこと。まず確実に、スマホが水没してる(笑) なんかこう、応援したくならないカップルだな。嫉妬かな、嫉妬だな(笑)

《視聴終了》
結論。一番応援したいカップルは吉田さんと宮前先生です♪ 本編とカンケーな~い(笑)

アニメには珍しい「イケてる女子高生」がヒロインというのはなかなか良かった。が、なんか萌えられず。やっぱり、イケてる女子高生が、大きな理由やきっかけもないのに、イケてないカミタ君に惚れる展開にムリを感じたからかな。
{/netabare}

【宮前透 編】
{netabare}
5話目
ゲーム好き女子か。ゲーム好き男子からすれば嬉しいよね。しかも、特撮好きで美人で天然エロなんて、妄想の産物やな(笑) ラストに、なにやら怪しいシーンが。

6話目
プリクラ、昔(出始めの頃)から好きじゃないけど、こんだけ、スマホのカメラやプリンターが高性能の時代に、まだ需要があるのかな? 「女の子からの評判を聞きたい」って、どこのギャルゲだよw 常木さん、ゲームできるんだw てか、コメ要素必要かな?
なんだ? ネタ的な微エロもぶちこんできたけどw

7話目
確かに、ゲーム好きで大人しい女子グループに、モデル並みの美人がいたら、浮くよね。男子のグループにおいて、取るとか取らないとか存在しないんだけど、そこを心配するあたり、宮前先輩も女子ですね。もう、さっさと付き合えや(苦笑)

8話目
へ~、コミケって服飾のコーナーもあるのか。いつも(アニメだと)同人誌コーナーか同人ゲームコーナーばかりだったから(笑) ファスナーの場所エロすぎだけど、合理的だ(笑) 正一、諦めるの早っw 喉仏を吸うって、どんなフェチだ(笑)

最終回Cパート(未来の話)は、常木さん編の方が好きだったかな。ただ、ゲームとも服飾とも関係ない職業に就いてるってのが、妙にリアルで良かった。

《視聴終了》
オタク系男子の妄想を具現化したようなヒロインでしたね。ゲーム好きで、行動をリードしてくれて、美形で、エロくて、積極的で、でも清純で。なかなか魅力的なキャラでした。(制作の狙い通りと)分かっていてもハマるという(笑)
{/netabare}

【桃乃今日子 編】
{netabare}
9話目
今までで一番の「らしい」ヒロインかな。良くも悪くも「普通のアニメになった」感じですね。

10話目
どんな格好で寝てるんだよw 恥ずかしがろうよw 常木さん、すっかりギャグ要員に(笑) う~ん、あざとい……。(今日子の)問「どうして男の人はイヴになるとHなことをしたがるですか?」(視聴者の)答「イヴだけでなく、いつもです」(笑)

11話目
トラック回避とか、風夏と被るw 下着のクダリはよく分からなかった。パンツの穴のクダリは意味不明w プレゼントのパンツに穴を開ける=男性として意識していることの証明、っていうのは流石にムリがあるでしょw

12話目
なんか、イライラする(笑) とっくに両想いなのに、いつまでも牽制している生殺し感がイライラするw (可愛い)幼馴染を女として見られないって、アニメなら定番だけど、実際はそんなこと100%ないw

最終話Cパートは、一番普通かな。漫画編集者って、なぜ(笑)? まあ確かに、未来的に考えても、一番うまくいきそうな二人ではあるかな。

【視聴終了】
これまでのシリーズと違い、二人が幼馴染なため、(ゲーム風に言うと)スタートからパラメーターがMAXな二人。そのため、ヒロイン攻略に伴うドキドキ感は少なかった印象。

結論は分かっていて、しかも通じあっているのに、互いに気が付かない二人を、ニヤニヤしながら眺めるぐらいの態度が良いのかな?
{/netabare}

【視聴終了】
{netabare}
主人公は共通、ヒロインは各シリーズごとに違うという構成で、恋愛AVGをやっている気分になります。

作り方としては「ヨスガノソラ」と一緒。

楽しみ方としては、各シリーズごとの純愛にニタニタするもよし、他シリーズではヒロインだったキャラとの微妙なすれ違いに切なくなるもよし。

ただ、主人公が共通なので、ある意味では「一風変わったハーレムもの」と観れなくもないです。「ハーレムもの」の正否は、「主人公(男)が、そのハーレムを築くに足る人物か」だと思っています。

本作の主人公「嘉味田正一」は、「優しさ」がメインの男子。それなりの積極性はあるが、基本的には受け身で草食系男子。

個人的に一番評価しているのは、「宮前透 編」。正一が唯一主人公らしく「惚れさせ」にいったシリーズだった。

常木耀は、モテ系女子なので、わざわざ正一に惚れる理由が分からない。たまたまの偶然、かもしれないが、これまで言い寄ってきた男子の中には、正一のようなタイプの奴もいただろうし。

桃乃今日子は、幼馴染み補正が入っているので、主人公に惚れてて当たり前。ノーカウント。

宮前透は、人間的に欠陥があり、コミュ力が低いので、ゲームで繋がった正一に惚れていく展開には説得力があった。自分的に一番好きなヒロインだったし、楽しめたシリーズだった。

そう考えると、(あえて字を当てるなら)「誠恋」をしていたのは、やはり宮前透編だけのように思う。後の二人は、別に主人公を変えても良かったのでは?

(でも1番好きなカップリングは、宮前先生と吉田さんですw)

巷では、桃乃今日子が一番人気のようですね。確かに、一番可愛かった印象です。ただ、なんか一番「アニメらしい」キャラだったな、と。リアルな高校生の恋愛が売りだとしたら、一番リアルにいそうなのは常木さんだと思うし、特殊なキャラという点では宮前さんかな。「普通に可愛い」今日子は、どこかインパクトに欠け、自分的には一番印象に残らなかった(別に今日子が嫌いなわけじゃないですよ。むしろ萌えたんですがw)。

全編を通し、女同士の恋愛がらみ時のドロドロさ(思慮深さ)と、男同士の友情の爽やかさ(バカさ)がかなりフォーカスされていた印象。そこはなかなかリアルで良かった。
{/netabare}

【総括】
ファンタジー設定や展開は皆無で、リアルな高校生の恋愛を描いている。と、思いきや、高校生のリアルな恋愛ってこんな感じですか(苦笑)? だとしたら、私が行ってた高校は、きっと高校じゃなかったんだなw

リアル風に描いていることで、かえってファンタジーよりファンタジーを感じることも(いや、私が部活ばかりやってたせいで、皆はこんな高校生活を送っていたのかも)w

OPは共通していますが、EDは各キャラごとのキャラソンになっている。いずれもレベルは高いと思った(特にOP)。

まあ、とりあえず、主人公の正一に殺意を覚えるアニメだった(笑) リア充タヒね~w

投稿 : 2024/04/20
♥ : 38

ネロラッシュ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

ヒロインの選択は間違ってはいないが

キミキス、アマガミss 、セイレンの流れで他とヒロインが被らないようにビッチ系、ゲーマー、年下の幼馴染みというヒロインの選択は間違ってはいないが、ハッキリ言う。
高山箕犀氏の脚本がダメだと思う。
キャラデザだけやってりゃ良かったのに。

アマガミssの場合の橘美也はどちらかといえばブラコン。日常的に主人公と絡んでアドバイスやら冷やかしたりで盛り上げていたが、セイレンの主人公の姉はミスサンタに選ばれてしまうほどの容姿とコスプレ好きだったりと曲者ではあるが、絡みが少ないし、そこはブラコンとか主人公はシスコンにして姉よりヒロインを好きで好きでたまらない!というのにしないと、変態紳士でもない地味な主人公では盛り上がらん。
あ〜あ…キュン死にしたかったなぁ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

71.1 95 2017年度アニメランキング95位
Fate/Apocrypha(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (541)
2469人が棚に入れました
かつて、冬木と呼ばれる街で執り行われていた、 七人の魔術師と英霊たちによる「聖杯戦争」。しかし第二次世界大戦の混乱に乗じて、"とある魔術師"が聖杯を強奪する――。
数十年が経ち、その聖杯を象徴に掲げたユグドミレニア一族は、魔術協会からの離反、独立を宣言。怒れる魔術協会は刺客を送り込むが、 彼らが召喚したサーヴァントによって返り討ちに遭う。
――サーヴァントに対抗するにはサーヴァント。
「聖杯戦争」のシステムが変更され、七騎対七騎というかつてない規模の戦争が勃発。かくして、ルーマニア・トゥリファスを舞台に空前絶後の規模の戦争――「聖杯大戦」が幕を開ける。

声優・キャラクター
花江夏樹、坂本真綾、内山昂輝、沢城みゆき、早見沙織、遊佐浩二、古川慎、稲田徹、鶴岡聡、真堂圭、諏訪部順一、武内駿輔、置鮎龍太郎、大久保瑠美、宮本充、野中藍、丹下桜、乃村健次、檜山修之、赤﨑千夏、小林裕介、大川透、石上静香、加藤英美里、中原麻衣

うっきー星人 さんの感想・評価

★★★☆☆ 2.5

fate続編キターーーッ(゜∀゜)・・・なんやこれ別物やんけ・・・。

【総評Cランク】
S:特別好きなアニメ A:かなり良い B:なかなか良い C:普通 D:微妙 E:くそ

自分はプリズマイリア系以外は全部2周以上見てるかなりのfateファンです
今作にも当然超超期待してました・・・が過去作と比べあまりにレベルが低く絶望しました

「あまりにもつまらない、退屈」の一言につきます、ソシャゲやってる奴が課金する系アニメなのかこれ?
この作品自体はクソアニメと言わないまでも平均以下です、期待値が高かった分考えるとクソアニメかもだが
とにかく過去のfate作品とは全くの別物として見た方がいいですよ

まずストーリー、これが糞。
士郎とアーチャーのつながりのような驚き、ZEROの冷徹な激しい戦闘、
王の何たるかのような、視聴者側を魅了するような哲学的な要素も全く無く地味

そもそも誰かもよく知らん、キャラがうじゃうじゃよく分からん中での7対7のバトル見せられても何も面白くも無いわ
そのバトルさえ本格的なのは後半(8話あたりぐらい)からだから、ここまでに多くの脱落者を出したことだろうと思う
ファンである自分も一時視聴を中断してたくらいだから、何も知らない人なんかは相当つまらないだろう

次にキャラ、
先にも言ったが、誰かもよう知らんキャラ最初からうじゃうじゃいっぺんに登場させられても感情移入できんて
作画は良くてもそんな知らん奴らの集団戦見ても興奮するわけがない
主人公も自由に生きる→隠居→やっぱ戦うわ!の決断が早すぎて、もっと精神的葛藤とかしろよwと思った
個性も全く見えず、ただの根暗なホムンクルスで魅力が全く無い
それ以外の各キャラの内面も設定にこだわりが見えずあまり魅力を感じない
ソシャゲ用に思い付いた端からたくさんキャラ作ったのかな?という印象

あと音楽、
UBW、ZEROの戦闘シーンと比べると明らかに地味、テンション全く上がらない、平凡アニメクラス
BGMひとつでもこんなに変わるのかと学習させてもらいました

ほんとこのアニメにはかなり絶望させてもらいました
今までの過去作ですらfateの雰囲気に呑まれて面白いと錯覚していただけなんじゃないか?と自分を疑う位つまらない
やっぱキャラの出しすぎ、設定の甘さが原因かなと思いました

追記
なんか2期作品だったようで途中で切ってしまっていたのでそのうち続きを見ようと思っています

投稿 : 2024/04/20
♥ : 10
ネタバレ

101匹足利尊氏 さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

英霊やマスターに集団行動なんて出来るわけないだろうw

原作スピンアウト小説は未読。

実は私にとって『Fate』本伝アニメ化作品は
高評価ですが一方で苦手意識もあるシリーズ。
重厚な物語、世界観に一度入ってしまえば堪能できますが、
それまでに費やす視聴エネルギーが膨大。
スタジオディーン版の『~/stay night』もufotable版の『~[Unlimited Blade Works]』も
初見時は序盤で挫折して、後年、仕切り直したりしています。

よって、こんなの『Fate』じゃない……。との批判も見受けられたこの外伝アニメ。
私にとっては、重厚さに欠けると言う部分も、
気軽にラノベファンタジーバトルでも楽しむノリで行けば、結構イケるのではないか?
と妙な自信を持っての?後日動画配信視聴と相成りました。

狙い通り?多種多様な能力バトルをド派手なエフェクト&音楽と共に満喫できた。
その点では楽しめた作品でした。


ただ、それでも、事前に私が抱いていた「聖杯大戦」という集団戦設定への懸念……。
赤VS黒、各7組のマスター&サーヴァント(+α)が大聖杯を巡って戦争を繰り広げる!?
そもそも、各マスター&サーヴァントは、因果を覆すほどの願いを掛ける故に、
時空を越えて英霊召喚されたり、聖杯争奪の殺し合いを繰り広げていると言うのに……。
統率されたチーム戦など果たして成立するのだろうか?

その不安は、私の想像を遙かに超える聖杯大戦ルール崩壊となって的中しましたw

例えば……{netabare}己の信念故、自ら命を差し出すサーヴァントとか、
ドヤ顔で傍観者を宣言する劇作家の英霊とか、
最初からチームに参加せずに猟奇殺人に勤しむアサシンとか。
切り札「令呪」の使用法すら感情的な傾向で、
高度な軍略など差し挟む余地が見出せません。{/netabare}

当初、覚悟していたバトルマニアによるチームワークの放棄や、
裏切りによる戦線崩壊など、軽く超越するワンマンプレーの連続w
え~いwまるで戦にならぬわ~~(ノ`m´)ノ ~┻━┻

大戦の体を保つ名目で、一応、調停者役を担う15騎目のサーヴァントとして、
ルーラーが新設されたようですが、焼け石に水。
「今回の聖杯大戦は何かおかしい」とルーラーは訝しみますが、
ハッキリ申し上げて、この聖杯大戦は最初からどこもかしこもおかしいと思いますw
まぁ、この違和感も伏線ではあるわけですが……。

特に序盤は調停とか無茶振りするくらいだったら、
もういっそルーラーを天に還してあげてと何度も思いました。
願わくば……{netabare} 黒のアサシンによる連続猟奇殺人はイレギュラーとして、
真っ先に止めて頂ければ、聖杯に無関係な地域住民にとっては
有り難かったな?とも思いました。{/netabare}


もっともシリーズ通じて「聖杯戦争」と言うガチガチのルール設定は、
参加者による常識を逸脱するほど強烈な宿願に叩き壊される物。
願う故に世界を鳴動させてしまう、人間の業の大きさを表現する、
言わばサンドバッグみたいな存在だと私は捉えてもいます。

本作の「聖杯大戦」も、そういう意味では『Fate』らしい末路を辿ったとも思われますが、
サンドバッグにしたって、流石にもう少し耐久性がないと、張り合いがないと感じます。

私にとっては願う故、自他を傷つけてしまう人間の性と葛藤を表現したという点で、
本作もまた『Fate』でしたが、
加えて堅牢な秩序の中の重厚さがあってこそ『Fate』という方にとっては、
大英雄の野望が巻き起こす波乱と共に、自分たちの『Fate』が壊されてしまった。
こう悔恨する方がいても否定はできないと思います。

マスター&サーヴァントたちの野心激突に一定の秩序をもたらしていた、
元祖「聖杯戦争」を考えた人って偉かったんだなぁ~と
逆説的に本伝の緻密さを再認識しました。


散々愚痴も並べてしまいましたが、
それでも、英雄たちがチームも世界も薙ぎ倒す勢いで己の生き様を貫く様は、
観ていて何かキモチヨカッタです。

そう言えば、この『Fate』に関しては、
私は視聴中、一度もリタイアしたいとは思いませんでした。

ヒーローがルール無用で暴れまくる。
本作はある種のアニメの王道を歩んだ作品だったのかもしれません。

私にとっては、評点は凡庸になってしまいますが、
余韻はそんなに悪くない。満足度はまずまずの作品でした。


好きなキャラは黒のライダー。
荒れた展開の中、割と大変な目にも、変態な目にも遭っていて、
普段、割とヘッポコで自虐的なことも言っているのに、
終始ポジティブな雰囲気に元気付けられました。
因みに決め台詞?は{netabare}「僕が来たからには泥船に乗った気分でいていいよ!」{/netabare}

頼りねぇ~~(笑)


せいぜいふるい落とされないように、しっかりしがみ付いて行きたい。
『Fate』の名を冠した暴れ馬みたいなヒーローアニメです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 25

ZORRRO さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8

意外にも泣き所はおさえておられる…

とりあえず、主人公はいますが、最初から主人公誰なんや状態で進んでいきます。
なので、視聴者は主人公目線がメインというよりは、
この今までにない大勢の登場人物で繰り広げられる聖杯戦争(大戦)を傍観しているような視点で話が進んでいきます。
人数的にも場面の切り替わりも激しめですが、まあ戦う理由なども分かりやすいので把握漏れはあまり起きないかと思われます。

人数と言いましたが、今作は陣営に分かれてるので少なくともサーヴァントが2人ずつ湧いてます。
それ故に各サーバントの役割がはっきりしていて、戦闘もその辺見どころでしたね。
アーチャーならアーチャーらしいというか。

あと、これも人数からか、キャラに『良い奴』が多い(笑)
良い奴キャラが良い味だしてました。

人数もそうですが、戦闘もかつてないぐらい多くて激しい展開でした。

陣営云々の話もしたいところですが、こればっかりはネタバレになりそうなので…

もうちょい残って欲しかったキャラとか、まあそういうのは個人的にありますが、
物語そのものはまとまりが良くて良き話でした。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

71.1 95 2017年度アニメランキング95位
魔法陣グルグル (2017)(TVアニメ動画)

2017年夏アニメ
★★★★☆ 3.7 (247)
1000人が棚に入れました
1992年に月刊少年ガンガンで連載を開始、
1994年、2000年に続き、連載25周年を記念して3度目のテレビアニメ化!


魔王を倒す勇者を募るというお触れを見た勇者マニアの
父と母によって、半ば強制的に旅に出されたジミナ村の少年ニケ。
村のしきたりに従って、村外れに住む魔法オババの元を訪ねたニケは、
そこで不思議な魔法グルグルを使う少女ククリを託される。
オババの話によれば、彼女はミグミグ族というグルグルを
使うことのできる一族の最後の末裔で、
いずれ現れる勇者を待ち続けていたのだという。

お調子者の小さな勇者と天真爛漫な魔法使いの少女が繰り広げる、
「思いっきり笑えて、ちょっぴり泣ける」
王道冒険ファンタジーが今、幕を開ける!

声優・キャラクター
石上静香、小原好美、小西克幸、大地葉、藤井ゆきよ、櫻井孝宏、大西沙織、岡本信彦、石田彰
ネタバレ

scandalsho さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

世界中の大好きを集めても 君に届けたい思いに足りない

原作未読。最終話まで視聴。

【初めによもやま話を少々・・・】

1995年頃だったと思う。

夜勤明けの帰宅中に車のラジオで聞いていた、奥井亜紀さんがDJをしていた『まんたんMUJIC』という深夜ラジオ番組。
その番組中に流れていた、奥井亜紀さんの『晴れてハレルヤ』という曲・・・。

曲調と歌詞が凄く気に入って、翌日、CDを買いに行ったことを今でも覚えています。
(もちろん,CDは今でも大切に持っています)

という訳で、『魔法陣グルグル』というアニメの存在は、昔から知っていました。

ただ、当時は今ほどアニメに興味が無かったのでアニメ本編は未視聴。
というか、私の記憶では、私の地元ではアニメ本編を放送していなかったような気がする・・・。

だから、今回、凄く楽しみにしていたんです!
20数年の時を経ての視聴です。

【物語】
内容は正直、子供向けアニメかと・・・。
だけど、大人が見ても、十分楽しめる作品でした。

ギャグアニメかと思いきや、しっかり冒険アニメ・・・。だけど、根本的にはギャグアニメ。
下ネタも上品(!?)で悪くなかったと思います。

『ククリちゃんを愛でる作品』だと思っていれば、間違いないと思います(笑)。

【作画・声優・音楽】
いずれも、とても良かったと思います。
作品のイメージにピッタリ。

【キャラ】
ククリちゃん → とても可愛い!
ジュジュ → 可愛い!
ニケ → ナイスツッコミ!
ギップル → 少しウザい!
キタキタおやじ → かなりウザい!だけど、{netabare}たまたま偶然に活躍することもある、{/netabare}憎めないキャラ。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 55

おれおれ さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

大好きな漫画のアニメ化

過去の二つのアニメも視聴済み。それに比べてしまうとかなり不満点はあるけどグルグルを全話アニメで観れたことに感激。
キタキタ親父の配役、ナレーターの廃止、原作にあるギャグのカット これらがもっとも不満な点である。
でもククリとニケの配役は満足だしopも良い。そして作画も明るくて原作にあってる。
ギャグ面はどちらかというと原作で堪能してほしい。

ドットrpgらしい展開、子供らしい作風にゴツいオッさん という珍しい組み合わせがギャップを生んでそれが面白い。そして全編を通してククリの一途なニケへの想いが旅を通して成長していく過程は本当に最高。当時子供だった僕にラブコメ本能を目覚めさせた。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

レオン博士 さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

少年と少女の、心を育む旅

【紹介】
魔法陣を書いて魔法を発動して敵を倒す女の子と、武器を使って戦う勇者の男の子のお話。

【キャラクター】
ニケは年齢相応ですが、ククリはだいぶ幼く見える。
ククリは12~13歳なので、中学生ってことでしょ。
それならもっと大人びていると思う、8~9歳くらいに見える。
魔法おばばのせいか?

私が好きなのはキタキタ親父とジュジュ。
キタキタ親父のようなキャラクターを考えた作者は天才ですね。
あんな何をやっても許されるキャラなかなかいない。

【シナリオ】
本作のストーリーは、ククリとニケの心の成長の物語と言っていいと思います。
ギャグテイストですが、旅を通して魅力的なキャラクター達と触れ合い、二人が精神的に成長していくところがいいですね。

【昔やってた旧作も見てみたい】
凄く面白かったけど残念なのは、最初から最後までずっと駆け足気味に進んでいたこと。
すごい速度で進んでいてまるでダイジェストのようでした。
原作もそうなのかなと思って調べてみたら、昔やった旧アニメはもっと長い尺でやっていたみたいで、ナレーション付きだったみたいです。
はじめのほうは昔やっていたほうのアニメを見てねってことかな?
DVDとかもなくて見る方法がわからないのが残念。

【総評】
グルグルを一言で言うと、ドラゴンクエストをファンシーなギャグアニメにしてみた感じ。
ところどころにドラクエのオマージュと思われるところがあります。
名作だと思うので、ぜひ一度ご視聴ください。

※初期のレビューを書き直しました。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14

71.1 95 2017年度アニメランキング95位
ベルセルク 次篇(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.7 (206)
846人が棚に入れました
2016年夏に放映されたアニメの続編にあたる。
聖地アルビオンでキャスカを取り戻し、無事に鍛冶屋ゴドーの小屋に帰り着いたガッツ。そこで彼が目にしたのは、リッケルトと旧交を温める、アルビオンで受肉したグリフィスの姿だった。
激情に駆られて斬りかかるガッツ! そこに因縁深き使徒・ゾッドが割って入る。剣技を高めた二者による、極限の攻防が始まった!!

声優・キャラクター
岩永洋昭、水原薫、日笠陽子、興津和幸、下野紘、行成とあ、斎藤千和、新井里美、島本須美、三宅健太、南條愛乃、櫻井孝宏、大塚明夫、石塚運昇

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

ガッツとキャスカの世界…どこまで広がっていくんだろう…

この作品の前進は1997年の10月に放送された「剣風伝奇ベルセルク」にまで遡ります。
今は2017年だからちょうど20年前になります。
一つの作品を20年もの間、執筆し続ける事も凄いと思いますが、20年もの間、ネタが尽きるどころかどんどん面白くなってきている…こんな作品も珍しいのではないでしょうか。

私は「剣風伝奇ベルセルク」は未視聴で、3部作の劇場版からこの作品に入りました。
緻密で良く動く作画に支えられ、圧倒的な存在感を放つガッツ…
回を重ねるたびに痛みが増していくストーリーが視聴者を引き付けて離さない…
そんな感じのこの作品は、2016年からテレビアニメの第2作が放送され、今回の放送が2クール目…

孤高のガッツも格好良いと思いますが、今回の見どころはガッツに同行するキャラの魅力にあったのではないでしょうか。
キャスカには早く正気を取り戻してほしい一心ですが、私の中でファルネーゼとシールケの活躍がピカイチでした。

ファルネーゼ…正直彼女の第一印象は決して良いモノではありませんでした。
確かに彼女は人並みの愛情を注がれない幼少期を過ごしてきました。
それが原因で正確が歪み、身勝手な振る舞いに繋がっていたのも理解できます。
でも、自分の弱さを暴力で隠すような言動を繰り返す彼女に好意が持てなかったのも事実です。

ファルネーゼはガッツと出会えてホント良かったと思います。
ガッツの芯の強さが彼女自身の凍てついた心を溶かしたから…
自分が弱い存在である事を否定しなくなったから…

ファルネーゼは何に秀でている訳ではありません。
ですが、ガッツからキャスカを託されてから彼女は変わりました。
今までなら足が竦んで動けなかった状況でも、背に回したキャスカを気遣いながら、自分を危険に晒してでもキャスカを守ろうとするんです。
今までのファルネーゼなら考えることすらできなかった光景を目の当たりにして、彼女の新たな魅力に気付いたような気がしました。
それでも彼女は道半ば…まだまだ変われると思います。

ファルネーゼの変化のもう一つの要因…そしてガッツに仲間の良さを感じさせたシールケは、私の中の一推しキャラでした。
お師匠様との繋がりをとても大切にする彼女…
そして一行のピンチに最大限の活躍をする彼女…
でも彼女の一番の魅力は、仲間のために自分を厭わず自分の限界を超えたところに手を伸ばし、大切なモノを必ず掴み取ってくる強さ…そして彼女ならではの優しさだと思います。

物語の途中、一行が絶体絶命のピンチに陥ります。
ガッツがどれだけ大剣を振り回しても…どれだけ血を流してもかなわない相手に体は既に満身創痍…もう息をしているのが不思議なくらい…
そんなガッツを…一行を救うため、シールケは一つの英断をします。
ガッツの命を繋ぐ方法として、シールケの選択は正しかったと思います。
でも…「そこまで背負うの?」と思ったのが正直な気持ちです。
どう転がっても自分の気持ちを絶対納得させる事なんてできない…
きっとできるのは自分を削り続ける事だけ…
彼女のそんな姿なんて見たくありません…
見たくないけれど…きっと彼女はそれをも厭わないんだろうな…

そしてそんなシールケにちゃんと応えるガッツもまた堪りません…
「おとしまえだ…ウチのモンの晴れ着にシミ付けてくれたな…」
この台詞を聞い時のシールケの目の輝きと…そして見せてくれた笑顔がとても印象的でした。

今回は壮大な物語のごく一端でしかないのだと思いますが、気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

オープニングテーマは、1期に引き続き9mm Parabellum Bulletさんの「サクリファイス」
エンディングテーマは、南條愛乃 feat.やなぎなぎさんの「一切は物語」
物語とオーバーラップしながら流れるエンディングには痺れました…
今回はやなぎなぎさんの作曲ではないのですが、彼女の雰囲気溢れる曲調の歌だったと思います。

1クール全12話の物語でした。
ラストテロップは「THE STORY CONTINUES…」
これは次を期待して良い…という事で良いんですよね?

投稿 : 2024/04/20
♥ : 14

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9

シールケ、はよ出てこい!→シールケ、頑張れ!(ありゃ、ここで終わるんか…。)

ヤングアニマル掲載のマンガ『ベルセルク』が原作です。
原作的には今回アニメ化されるあたりが一番面白い気がします。

1期目の最期の2期目発表のときにも映ってたし、キャラクター紹介に「シールケ(CV:斎藤千和)」とあったから魔女っ子シールケが出るということで、これは楽しみ。

2017.5.14追記:
前回で精霊の加護を受けた武器も出てきて、新生パーティー初戦闘。しばらく原作マンガのこの辺りを読み直していないので、戦闘内容とかは忘れかけています。ということで、シールケ頑張れ!

2017.7.3追記:
観終わっていましたが更新してませんでした。やはり魔女っ子シールケが出てくると、お話が盛り上がります。このあたりからイシドロもいろいろと使えるようになってきてこの後はさらに面白くなるところなのですが、…というあたりで最終回でした。

戦闘時に使われる挿入歌が、ちょっと気分をそがれる感じのもので残念です。この作品の場合、ストーリーは原作任せで良いのでちゃんと話が追えるクオリティなら私個人としては良くて、そういう意味では3DCGを使っていてもぜんぜんOKです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 27
ネタバレ

ガムンダ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.6

別の意味で先が気になる

2016年放送分のつづきになります。
暗黒の中世(の様な世界観)で敵と戦う物語です。
この「次編」に限って言えばドラクエ様のパーティー冒険活劇となります。

このタイトル、最初の頃からまるで同じ作品とは思えない程作風が変化しています。
初期は非常に丁寧な中世の戦争描写と、少年が青年へと成長していく過程での葛藤や野心、微妙な三角関係などを描いた非常に見応えのある、重厚である種文学的な作品でした。
それが一段落する頃に超展開を経てダークファンタジーへと作風が一変します。(初期から振りがあるにはありますが)
それでも2016年放送のモズグスのくだりまではハードボイルドな初期の雰囲気を残していましたが、魔女っ子シールケ登場以来ただのドラクエ状態と相成り、心理描写も「私ここに居ても良いの?」みたいな月並みで如何にも凡庸なアニメ然としたものに成り果てます。
この辺まで観た所で改めて初期を振り返ってください。
作風の変わりように驚くはずです。

その上原作もまだ完結しておらず、wikiによると作者は「生きている間に頭の中を出し切れるかどうか」と心配しているそうですが、読者、視聴者からすればそもそも頭の中に構想が存在するのかと言う点の方が心配でしょうがないです。

物語のつづきがどうなるか、別な意味でハラハラします。

「ベルセルク」は映画三部作で完結と見なした方が良さそうです。
{netabare}今更キャスカ戻ってきましたメデタシメデタシとなってもポカーンとなります。{/netabare}

私の率直な感想では初期に比べて見劣りする事甚だしいのですが、商業的にはこちらの方がウケが良いかもしれません。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 6

71.1 95 2017年度アニメランキング95位
SING/シング(アニメ映画)

2017年3月17日
★★★★☆ 3.9 (51)
348人が棚に入れました
人間世界とよく似た、動物だけが暮らす世界。コアラのバスターが劇場支配人を務める劇場は、かつての栄光は過去のものとなり、取り壊し寸前の状況にあった。バスターは劇場の再起を賭け、世界最高の歌のオーディションの開催を企画する。極度のアガリ症のゾウ、ギャングの世界から足を洗い歌手を夢見るゴリラ、我が道を貫くパンクロックなハリネズミなどなど、個性的なメンバーが人生を変えるチャンスをつかむため、5つの候補枠をめぐってオーディションに参加する。

声優・キャラクター
内村光良、MISIA、長澤まさみ、大橋卓弥、斎藤司、山寺宏一、坂本真綾、田中真弓、宮野真守、谷山紀章、水樹奈々、大地真央

けみかけ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

『LA LA LAND』でも『MOANA』でもなく『SING』という選択肢 今回“も”吹替がアツイ!!!

『ミニオンズ』『ペット』と世界的ヒットを続けざまに出しているユニバーサル発イルミネーション制作の3DCG長篇映画の最新作
コメディ映画や洋楽PVを多く手掛けるガース・ジェニングスが監督
擬人化された動物キャラクター達が暮らすアメリカ西海岸風の街を舞台に落ちぶれた劇場の再建をかけて素人の集まりが歌謡ショウを繰り広げるという音楽映画
途中、物凄くリアルな“洪水”の描写があり、それが見どころの1つなのですがあらかじめ断っておいた方が良さそうです
ちなみに既に続編の製作も決定しています


オンボロの劇場を運営するコアラの支配人、バスター・ムーン
彼は劇場の再建を掛けて一世一代の大博打を打つ
それは、誰も観たことのないショウ
一般の参加者から選び抜いたまだ見ぬ才能を持つ素人歌手を発掘し、ショウで発表するというものだった
賞金を誤魔化し、電気を盗電し、強引な買収まで行い彼は計画を実行に移す
オーディションでバスター・ムーンに選ばれたのは5組
家事と育児に追われる日々で疲弊しきっていた豚の主婦、ロジータ&彼女とペアを組むこととなったまるで正反対の性格のコミカルな豚のダンサー、グンター
ギャングのボスである父親にしごかれながらも、胸の内には歌手になることへの憧れを秘めた心優しいゴリラの青年、ジョニー
彼氏にコキ使われながらも、共に売れないパンクロッカーとしての巡業を繰り返すヤマアラシの少女、アッシュ
経験者であることを鼻に掛けてお高く留まる欲張りなネズミのジャズミュージシャン、マイク
音楽一家の長女で美声を持ちながらも内気で極度のあがり症の為に実力を発揮出来ずくすぶり続けているゾウ、ミーナ
そしてショウの成功を信じる楽観主義だが、ショウへの情熱だけは人一倍なバスター・ムーン自身を含めた6組の主人公達が織り成す音楽エンターティメント!


動物擬人化コメディということで『ズートピア』みたいなノリを想像していただけると分かりやすいかと思います
そして『LA LA LAND』や『モアナ』という風になぜか同時期にミュージカル映画が集中してしまった中で、今作は明白に音楽映画、しかも群像劇というジャンルを貫いているので他作品との差別化はちゃんと出来ています


つまり『天使にラブソングを』や『スウィングガールズ』や『フラガール』と同じです
ぶっちゃねこの手の映画の構成はほとんど完成されてしまっています
この半世紀ぐらいほぼテンプレート化されていて、今作も例に漏れず“特に物珍しさを感じる映画では無い”ことは断っておきます


具体的には
人生の低空飛行を続けてい主人公らが

音楽の楽しさに目覚め上昇志向で目標を目指す

だが思いがけない大トラブルに巻き込まれ一時はドン底に落ちる

最後のチャンスをモノにすべく全力で大舞台に挑む

ハッピーエンド
正直ネタバレでも何でもないので、今作もこーゆー映画の類と思っていただくのが正解でしょう


さて、では何が今作の魅力なのでしょうか?
まずひとつは劇中で流れるBGMや実際にキャラ達が歌う楽曲が、一部のオリジナル曲を除き世界的ヒットを飛ばした人気洋楽の原曲やカバーや日本語訳で、ソレが実に64曲も流れるということです
古いところではフランク・シナトラやビートルズ
懐かしいところではシンディ・ローパーやワム!
新しいところではレディー・ガガやケイティ・ペリーやカーリー・レイ・ジェプセンやテイラー・スウィフト
あとネタ的な役どころとしてきゃりーぱみゅぱみゅが3曲ほどかかかります(笑)
これだけで豪華なサントラが出来上がることが容易に想像出来ると思います
洋楽ファンなら高揚のあまり劇場でジッとしてるのが辛いぐらいです
しかもこれを動物キャラが真顔で歌っているのが笑いどころw


そして、歌う映画ということで本家アメリカのキャストも豪華
楽天家なバスター・ムーンはコメディもシリアスもこなす名優として数々の受賞暦を持つマシュー・マコノヒー
豚の主婦、ロジータ役に妖艶な魅力のリース・ウィザースプーン
傲慢なネズミのマイク役は『テッド』の監督とテッド役を兼任したセス・マクファーレン
悩めるティーンエイジャー、ネズミのアッシュ役は少佐、またはブラック・ウィドウことスカーレット・ヨハンソン
ゴリラのジョニー役には名門演劇学校出身の若手イギリス人で『キングスマン』で注目を浴びた、タロン・エガートン
ゾウのミーナ役にはyoutubeやオーディション番組で注目を集めた話題のシンガーソングライター、トリー・ケリー
コメディアンなグンターには、同じくコメディアン、そして声優としても人気なニック・クロール


『モアナ』のモアナ役には日米共に疑問が残った中、今作はなんとも気合の入ったキャスティングで申し分ないですね
ちなみにガース監督自身はカメレオンの受付嬢(200歳)ミス・クローリー役で出ている


で!ユニバーサル発イルミネーション制作の映画といえばやはり吹替版の出来が素晴らしいことはもはや周知の事実ですよね!?
昨年の『ペット』の吹替は今年度の「声優アワード」を受賞したことも記憶に新しい
今回もその大きな期待に応えてくれています!


バスター・ムーン役がコメディもシリアスも出来るマシュー・マコノヒーなら、日本ではウッチャンこと内村光良だ!


内気が故ほとんどセリフをまともに喋れないミーナ役
誰だ?このヘンテコな声の主は?
しかし歌いだすとすぐ分かる圧倒的声量、ってまさかのMISIAじゃねぇか!w


アッシュ役には東宝シンデレラ、長澤まさみ
昨年の『君の名は。』でもいい仕事してました!
ラストに彼女が歌うオリジナルソングは日本語詞に翻訳され、本編の彼女の心境とマッチしていて思わず泣いちゃいましたね;;


大きな体に優しい心と柔らかい歌声、ジョニー役にはスキマスイッチの大橋卓弥
ゴリラの姿と美声とのギャップが溜まりません


グンターさんには歌うま芸人として一躍有名になったトレンディエンジェルの斉藤さん!


おおっと???何も芸能人だけが主役じゃないぜ!本業のプロ声優も豪華な顔ぶれです


家弓さん亡き今の世、マイクが歌うフランク・シナトラの曲を物真似出来る声優・・・といえばやっぱり山ちゃんこと山寺宏一
彼がいるのに劇中で『バックトゥザフューチャー』のオマージュを入れたのは偶然が生んだ奇跡なのか、思わず笑いました
(山ちゃんは『BTTF』の吹替でマーティーもドクも演じたことがあります)
また、このマイクというキャラが「実力はあるが性格は最悪」という美味しいキャラで、彼の問題児っぷりは恐らく次回作に引き継がれることでしょう


ロジータは歌が上手い人妻!(だが豚だ!)
ソコにまさかの坂本真綾を連れてくるとは恐れ入ったwww
まさか真綾が豚を演じる日が来るとはwww
真綾が歌うテイラー・スウィフトの大ヒット曲「シェイク イット オフ」は聴き逃せない!
しかもデュエット相手が斉藤さんなのがまたなんともwww


その他にも田中真弓、宮野真守もおいしい役どころで登場
物語の鍵を握る引退した伝説の歌手、ナナ・ヌードルマン役として大地真央を起用するのはニクい


ちなみに『ペット』でもやってくれましたが水樹奈々、柿原徹也、村瀬歩、木村昴、佐倉綾音がネタ的に一瞬出てくる(ホントどうでもいい役w)ので探してみてほしいです


あと藤原文太こと石塚運昇さんが息子にドラテクを指南してるのも狙ってやってるとしか思えないw


『モアナ』の場合、いつものディズニーらしさを残しつつ意外性のある物語で中盤以降引っ張っていったのに対し、今作は純粋な意味で【可愛いキャラが!豪華なキャストで!!楽しい歌を歌う!!!元気の出る映画!!!!】というところに重きを置いていることを評価したいと思います


音楽映画って先にも言った通りもはや新鮮味に欠けるジャンルではありますが、“これぞ王道”と呼べる映画が毎年一本ぐらいあってもいい
そう感じさせてくれるパワフルな作品でした

投稿 : 2024/04/20
♥ : 10

ようす さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

SING(歌って)。最高の音楽ショーの開演です♪

ユニバーサル・スタジオの子会社である、
イルミネーション・エンターテインメント製作の長編作品・7作目。
2016年公開。

音楽が関係する作品なのは知っていましたが、
これほど音楽にあふれている作品だとは♪

海外アニメなので、洋楽のカバーが多いです。
音楽を存分に楽しめて、大満足です^^

110分ほどの作品です。
日本語吹き替え版を視聴しました。

DVDには短編アニメーションが3本入っていたりと、
特典も充実しています^^

短編も面白かった♪


● ストーリー
コアラのバスター・ムーン(♂)は、
幼い頃に見た舞台に魅せられ、劇場主となった。

しかし、劇場の経営は振るわず、ピンチだった。

起死回生をかけ、
歌のオーディションを行うことにしたバスター。

10万ドルの賞金を目指して、
歌自慢のアマチュア達がバスターの劇場に集まった。


登場するキャラクターは
みんな動物です。

だけど、表情も動きも、
まるで人間のようです。

支配人のバスター、
そして、音楽に関する夢を抱えてきた動物たち。

心のどこかで夢をあきらめていた。
そんな彼らのエピソードで構成されたストーリー。

とんとんとスムーズに流れていく展開、よかったです♪
面白かった♪


≪ ライブ ≫

音楽がメインなので、
歌うシーンが非常に多いです。

特にライブシーンは、
20分ほどじっくり時間をかけられていて、
もはや本物のライブです。

1曲終わるごとに、
素晴らしい!!!と拍手を送りたくなりました。

というか、気が付くと普通に体を揺らしながら楽しんでいて、
すっかりノリノリになってましたw

歌うだけではなく、
ライブの中でもストーリーが進んでいる演出も素晴らしい。


● キャラクター&声優
ストーリーも面白かったですが、
そのストーリーを作っていくキャラも楽しい♪

私のお気に入りは、
25匹の子豚の母親・ロジータ(♀)です^^

子育てや家事に追われる主婦業と、
歌の練習を両立させるたくましさ。

まさに母は強し。尊敬します。笑


歌がメインということもあり、
声優さんも歌が上手い方ばかりです。

というか、MISIAのような、
本職が歌手な方も声優として参加しています。笑

それだけ歌唱シーンに力が入れられていて、
ライブシーンは何度繰り返し見ても飽きませんでした。

最高でした。


ところで、トレンディエンジェルの斎藤さんがグンターを演じているのは、
「グンターさんだぞ。」を言わせるためですよね?笑

いやでも斎藤さん、
歌がすごくうまくてびっくりしちゃった。

豪華な声優陣の中でも、
後れをとっていませんでしたね。

グンターのキャラにもよく合っていたし♪

グンターと斎藤さんのコラボ動画、
ナイスコンビすぎて笑ったわwww
(↑公式サイトで見れます^^)


● 音楽
これはもう、
聞いてくださいとしか言えません。笑

音楽が好きな人には、
たまらない作品だと思います。

私はすっかり魅せられました。

吹き替えを担当された声優さんたちが歌った歌が
日本盤サントラにも全曲は収録されていなかったのが
とても残念でした。


● まとめ
最高のショーを見せてもらいました^^

アニメーション、演出、歌、歌声。
どれもが大満足です。

続編も製作中だそうなので、
期待して待ちたいと思います^^

投稿 : 2024/04/20
♥ : 23
ネタバレ

❣ユリア❣ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

なにこの歌唱力の素晴らしさ!!まるでコンサートを見に来たみたい!!

☆映画館の吹き替え版にて見ました☆

〜あらすじ〜
動物たちの住む街を舞台した昔は栄えてた劇場を再建するため、オーナーのコアラが奮闘する物語

コアラのバスター・ムーンは自分が持つ劇場にすっかり客が減り没落していた
しかし心から劇場を愛するバスターは、劇場を守るため、世界最高の歌唱コンテストを開催し最後のチャンスに賭けようと決意する
さまざまな事情を抱える動物たちが、歌に夢をかけて活躍するミュージカル・コメディ。



CMで見て、歌がよかったから

外国の歌聞けるし?楽しそうだし?よし見よう!
と、映画館へ
しかし、そんな軽い気持ちで見た「SING!」は
ただの、ミュージカル映画ではありませんでした…!

{netabare}
まずはなんと言っても声優さんの歌唱力!!
なんですか!?いや、正式には声優さんじゃない人もいます
とにかくすごすぎ!
プロ顔負け!?って言えるほどでした!(日本語版)
しかも、何ヶ国でも上映しているSINGですが、歌を変えたり日本語にしたのは日本だけなんです!!
日本…すごすぎるっ!


〜今回のSING 歌について〜
歌はざっくり言って最初と最後の2回にあるわけですが、どちらも本当に引き込まれます!

特に最後!屋外でみんなと協力して作った劇場
そして成長した動物達が歌った歌…
本当に最高でした…
動物達それぞれに思いが込められていて…
ライブに行った後の余韻を感じた気分でした…

{netabare}
☆ゴリラ(ジョニー)
最初は父ともどもと悪党の手下で、仕方なく手伝っていたわけですが、こっそり抜け出してコンテストをしている間に父達が捕まってしまい、父に見捨てられてしまいます…

しかし!!
最後の歌を歌った時!父もその歌を聞き、惚れて、脱獄します!

「ジョニーだ…!俺の息子ジョニーだ!!」

そう言って、牢屋の格子?を手で(笑)壊し、ジョニーの元へ!
そして無事?に再会!
あのゴリラとゴリラの再会には感動しました(T_T)
ゴリラ〜(;∀;)
しかも、父は歌声に惚れて、ジョニーを息子だと認め、仲直り?したのです!!
本当によかったです〜(T_T)


☆ゾウ(ミーナ)
最初はおとなしくて人前では歌えなかったミーナ
コンテストでは歌えなく、照明係でパシられたわけですが(照明係うまかったです、いやほんとに!)なんと2回目の時にはみんなと一緒の劇場に出て歌えるように!!

しかも歌い出したらこの上ない素晴らしさ!
フィナーレだったこともあり、とても盛り上がりました!!

ゾウがジャンプした時は舞台が崩れるかと思いましたが、なんとか保ち、無事終わることができました!!!いやぁほんとにすごかったです!


☆ハリネズミ(アッシュ)
恋人とロックなギターをやっていたわけですが、アッシュだけ、コンテストで選ばれた為、恋人はショックかやけになりアッシュを降ってしまいました…

最初は落ち込んでいたアッシュでしたが、最後の歌には思いを込めて、そして吹っ切れた感じだったので見ててとってもじーんとしました!

そして、その歌を聞いていた元彼もカッコいいと気にいり再び惚れ直していた…!?
アッシュの服もかわいかった…ですよ笑


☆ブタ(ロジータ)
超超ちょ〜子沢山なわけですが、(なんと25匹も!?!?)とっても家庭思いの良いお母さんなんだと思います♪

家族多めの家庭でコンテストに行くため子ども達の面倒が見られなくなってしまう…
そこで考えた発明がいつもやっている事を機械化すること!

1日でその機械を作るなんてすごすぎでした!(詳しくは劇場で…m(_ _)m)
あんな事が出来るものなんだと!
見てて感心しましたいやすごすぎでしょっ!!

そして最初は乗り気じゃなかったオス(斎藤さんだぞの人)ブタさんとも最後はノリノリに歌っていてとても感動しました!一瞬夫を諦めて浮気したかと…笑
でももちろんちゃんと夫とも仲良しですよ♡

私の中では1番と言ってもいいほどのお気に入り、(すごすぎる機械作ったから)尊敬できるキャラでした♪

長々とキャラについて書いてしまいましたが…
{/netabare}内容ももちろん良かったんですがもう一つ!すごいなと思ったことが!
絵の使い方!背景転換などの演出法がとっても上手くキレイで「はわわ〜」って見惚れるほどでした!
ほんとにすごすぎです!!!

などなど、話したいこと書きたいことはたくさんあるのですが…

とにかく!{/netabare}この歌の上手さ!絵の使い方!もちろん内容も!
笑いあり涙あり歌あり!の最高の映画だと思います!
歌の余韻も…!

まだ見てないよーって人は見ることをオススメしますよ♪
私は今回日本語版を見たわけですが、英語版もぜひぜひ見てみたいなと思いました♪

そして!!なんとなんと!
続編!
がやるんです!!!!(日にちは未定)
映画の最後に発表されてとっても驚きましたが、ぜひまた映画を見て、そして出来たらまたレビューに書いて出したいなと思いました♪

5/12のMステにも出てるんですよ…|*゚ω゚)ノ"
何度も歌が聞きたくなる♪そんなオススメ映画です♪

投稿 : 2024/04/20
♥ : 10

71.0 99 2017年度アニメランキング99位
黒執事 Book of the Atlantic(アニメ映画)

2017年1月21日
★★★★☆ 3.9 (69)
594人が棚に入れました
19世紀英国――
名門貴族ファントムハイヴ家の執事セバスチャン・ミカエリスは、13歳の主人シエル・ファントムハイヴとともに、”女王の番犬”として裏社会の汚れ仕事を請け負う日々。
あるひ、まことしやかにささやかれる「死者蘇生」の噂を耳にしたシエルとセバスチャンは調査のため、豪華客船『カンパニア号』へと乗り込む。
果たして、そこで彼らを待ち受けるものとは――。

声優・キャラクター
小野大輔、坂本真綾、田村ゆかり、諏訪部順一、福山潤、KENN、杉山紀彰、寺島拓篤、東地宏樹、梶裕貴、加藤英美里、木村良平、前野智昭、鈴木達央、中田譲治、田中敦子、山下誠一郎、石川界人
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.5

ファントムハイヴ家の使用人たち、船に乗らなくて良かったね!

 いきなり、シエル、セバスチャン、スネークが、豪華客船に乗り込むことから物語が進むです。

 ある疑いを調査するために乗り込んだわけだけれども、そこにリジーとその家族、ロナルド、アンダーテイカー、途中からグレル乱入などと今までの黒執事キャラ主演となっているです。キャラ以外にも、客船の内部など背景が、リアルに描かれているのも良かったです。

 怪しい集団の会合に潜入するシエルとセバスチャン。{netabare}訳の分からないポーズもとったりと。そこで、死者の組成から始まり暴その死者が暴れ、シエルの入った貨物室や、別の場所にも大量の棺桶から、亡者たちが船内で暴れだし、もう大変展開になちゃうです。

 暴れだすゾンビにシエルたち、乗客がパニックになる展開が振り回されるか?と始めは思ってしまうです。でも、その中に{/netabare}アクションの多さ、知っているキャラ達の意外な素顔、Book of ・・・におけるシエルとセバスチャンの出会いその後の話が、明らかになっていくことが見どころになるです。

{netabare} その騒ぎの中心人物を追っていろいろあるわけだけども、その途中にいきなりゾンビだけでなく、セバスチャンとグレル、ロナルドのバトルになったりと目的も私には、何なんだかわからなくなってくる感じがあったです。{/netabare}

 シエル、特にリジー絶対絶命と思いきや、意外な事になって面白かったけど「何だこれは~」だったです。誰かさんの理想と行動が、アンバランスにみえた衝撃の展開です。

 この後にも遂に黒幕が登場するわけだけども、これも驚き桃の木みたいな感じだったです。この黒幕が結構、強いでしたです。{netabare}ここで、なぜゾンビたちが、客船の中にいたのかも明らかになるですし、突如としてセバスチャンとシエルの出会い直後のエピソードも見れるのは、ファン必見だっと思うです。
 
 今回、ゾンビ相手などに、血で{/netabare}汚れるセバスチャンの凄まじさを最後まで見れた黒執事だったです。まだまだ、話が続くような感じだったです。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 8

たわし(爆豪) さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0

「黒執事」分析

「鋼の錬金術師」を出したスクエアエニックス系列のファンタジー漫画雑誌「Gファンタジー」の看板作品。

プロットはおそらく集英社少年ジャンプの「BLEACH」。

これを更に女性オタク向けにアレンジした感じ。(腐女子とまではいかないが)

原作の絵柄も綺麗で割と好きなのだが、ストーリー構成に難があり、全体として結局何がしたかったのか解らないことが多々ある。

雰囲気は抜群だが筋がないのは、おそらくライトな読者層に向けて作られているからであろう。

同社の「ハガレン」と比較してはならない。

今回で完結編?となる映画だが、後半の戦闘シーンはやや見せ場があるものの、やはり劇場版としての完成度が低く、ファンサービス程度に収まってしまっている。

作画もキメ絵は非常にクオリティが高いがその他のモブで手抜きが感じられた。そこは残念である。

漫画自体は結構なヒット作であるのだが、これだけヒットしているのに話題に上がらないのは幅広い層に受ける内容ではなく、かなりニッチな層に対して傾いている事にほかならない。

その独自な閉鎖的な雰囲気が劇場版でも感じられ、物語の広がりを感じられなかった。非常に残念な作品だと思う。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 3

炊飯器。 さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

劇場版にふさわしい出来だった

アニメから入ったため、あまり詳しいことはわからないが、劇場で見てよかったと思った作品だった。

死体が生き返るという謎に迫るために豪華客船に乗り込んだシエル・セバズチャン・スネーク。そこでは実際に死体をよみがえらせていた。そのよみがえった彼らが生きている人間に襲い掛かり船はパニックに。その裏で糸をひいていたのは……!

作画はとてもきれいだし、劇場版ということでさらに磨きがかかっていた。ぬるぬる動くし、細部まできれいに書き込まれていて感動した。

物語も本当はもう少しあったらしいが、原作を知っていなければ十分に内容が濃いものだった。メリハリがはっきりしているのがすごくよかった。

音楽も優雅さと臨場感があり、世界観にばっちりあっていたとおもう。

時系列的には、サーカス編が終わった後くらいなのか?(二期はオリジナルシナリオのため)

一期、サーカス編、(幽鬼城殺人事件編)を見た後にぜひ視聴してほしい。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 1

71.0 99 2017年度アニメランキング99位
結城友奈は勇者である 鷲尾須美の章 第2章 「たましい」(アニメ映画)

2017年4月15日
★★★★☆ 3.9 (75)
573人が棚に入れました
結束が強化された鷲尾須美、乃木園子、三ノ輪銀の三名は今日も勇者としてのお役目に励んでいる。小学六年生でありながらも彼女たちは、その重要な役割をきちんとこなしていた。かけがえのない日常を大切にしながら。そんな中、世界を滅ぼさんとする「敵」の進化した行動により、三人に危機が訪れる。

公式サイト http://yuyuyu.tv/washio/
ネタバレ

ねごしエイタ さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

わすゆと楽しい休息の先 +

  ゆゆゆ「たましい」初日早朝、見て来たです。

 「結城友奈は勇者部所属」から始まり、三好夏凛主役のコミカルな勇者部活動が、心を和ませたです。どこか頑なで素直じゃない夏凛が、どこか気に入らないながらも、勇者部の活動を手伝うお話だったです。友奈に張り合いながらも、溶け込んでいったところが良かったです。

 前回「ともだち」は、わしっしー、そのっち、ぎんがどういうキャラなのか?を通して、日常と深まる友情を描いていたです。
 今回は、前作以上に3人の日常を休息の中で、面白おかしく描いていたところが非常に良かったです。「たましい」とは何なのか?。それは、このアニメの衝撃のラストの前に人間の気合と根性の次に叫んだあるキャラの強い思いだったと思うです。そのシーンを除けば、どこが「たましい」なのか?と思ってしまう平和そのものだなぁです。

 3人の結束もかなり良くなり、休息へから始まったです。そのっちが、わっしーを家まで迎えに来るのだけれども、車といい家といいわっしー以上に裕福な環境だったです。

{netabare} 3人で、衣装替えをして、銀の衣装替えがどれも似合っていたです。わっしーは、ドレスを非国民な服と言いながらも着てしまうと満更でもないみたいだったです。そんな自分に鞭を討つ姿は後にも2回ぐらいか出てくるけど、そのたび面白かったです。まだまだ、堅さのとれないわっしーは、見物です。

 そのっちの園子の夢もどれもこれも笑ってしまうようなものばかりで良かったです。国防仮面なんかも。
 1年生のオリエンテーションで、ぎんが紙芝居をするです。そこでわっしーとそのっちが、仮装し「国防体操」に乗りに乗って盛り上がりすぎて、怒られる3人も見所です。{/netabare}

 アスレチックをした楽しい遠足もあって「これでいいのだ!」だったのも束の間で、バーテックス襲来!。今度のバーテックスは、外見、使徒まんまな感じ{netabare}で2体。後から1体増えたです。
 この戦闘シーンは、今までの日常と打って変わり今までの敵と違って、3人大苦戦の壮絶ともいえるキャラに似合わないような血を吐く展開だったです。2人傷つき1人3体と・・・。この結末は、仁王立ちとやるせないもので、{/netabare}こんなことがあっていいのか?。平和を守る強い思いの陰にこれは・・・と人によっては、悲しくなるものだったです。

 次回の「やくそく」は、結城友奈の章を知っているとこの展開から察するに、悲しい終わり方をしてしまうのかなぁ???と思ってしまったです。とにかく、次回も見なくては!です。

2017.04.15 12:23 +

投稿 : 2024/04/20
♥ : 10

Ka-ZZ(★) さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

神に選ばれた少女たちのおとぎ話。

3人での「お役目」も段々様になってきました。
これまで一緒に紡いできた時間と、一緒に乗り越えてきた死線が彼女たちの絆をより固くしたのは一目瞭然です。

第2章の中でもしっかり尺を取って描かれているのが日常パートです。
何気ない日常の中で、突如として現れた突飛な発想から楽しさが加速したり、将来の夢を語り合ったり、届けられた手紙に一喜一憂したり小学6年生ってホント忙しい…

そういえば、この頃勇者になれるのは大赦の関係者だけだったみたいです。
大赦の関係者って由緒正しくお金持ちばかりかと勝手に思っていました。
わっしーの家には使用人がいましたし、そのっちも黒塗りの大きな車に乗っていましたから…
でも、みのさんのところは使用人もおらず家事全般や弟の世話まで全て彼女が行っているとか…
バーテックスを退治するのに、家柄なんて関係ないんですけどね…
だから見た目の可愛らしさはみんな同じレベルですが、女子力となると俄然差が開いているのが現状のようです。

女子力をもっと上げたい…お年頃の女の子の共通のテーマだと思います。
それは、わっしーとそのっちも同じ…
けれど、それより大切なのは今を一生懸命生きる事…

彼女たちが頑張るのって、バーテックスが相手の時だけじゃないんですよね。
学校のイベントや遠足など、考えてみると全力で臨む相手って沢山いたんですよね。
みんなでアスレチックしたり料理作ったり…私もおぼろげですが覚えていますから、楽しい思い出だったんだと思います。

彼女たちは神樹さまに選ばれた勇者…
けれど、その前に小学6年生の女の子なんです。
だから小学6年生らしく過ごす権利が彼女たちにはあると思います。

でも、実際に選ばれてみると、そんな事ばかり言っていられません。
だって、バーテックスが何時やってくるかは全く分からないのですから…
気が休まらなくても仕方ないのかもしれません。
こういう時に気持ちを支えてくれるのが「ともだち」なんですよね。

出会いって貴重な体験だと思いますし、出会いにも良し悪しがあると思いますが、3人の出会いは間違いなく前者だったと思います。
だって、普段の何気ない言動にお互いが感じられるようになっていましたから…

だから今度のお役目も大丈夫だと思っていました。
これまで通りに連携して、最高のチームプレイでバーテックスに挑めば絶対大丈夫だと思っていました。
例えそれが複数体のバーテックスであったとしても…

でも次の瞬間…大切な事を忘れていた事に気付きました。
確かに3人が連携すれば大丈夫かもしれない…
でもいつも3人が連携できるかは分からない…
こんな単純な事をどうして忘れていたんだろう…

やっぱり3人って人数少なすぎる…と考えていた矢先、目の前では死闘が繰り広げられていました。
全身傷だらけの血だらけ…満身創痍とはまさにこのこと…
それなのにバーテックスの攻撃は全然容赦がありません…

すると突然物凄い光景が目の前に広がったのです。
あれ…勇者システム起動しているよね…?
あれ、勇者って…?
頭の中が混乱するのも当然です。
だって、全く想定の範囲外で出来事でしたから…
だから心がギシギシと軋んで、涙が止まってくれませんでした…
起こったことはきっと史上最悪…
気になる方は是非本編でご確認頂ければと思います。

第2章のサブタイトルは「たましい」
なんでこんなタイトルを起用したのか視聴する前は皆目見当が付きませんでしたが、完走すればこのサブタイトルの意味が痛いほど分かります。
今回も50分弱の上映時間だったのであっという間でしたが観終わってちょっと放心状態です…
気を取り直して3期「やくそく」の視聴に臨みたいと思います。

投稿 : 2024/04/20
♥ : 15
ネタバレ

ninin さんの感想・評価

★★★★★ 4.1

魂の叫び、心の叫び

原作未読 約60分

2014年に放送された「結城友奈は勇者である」の続編で、鷲尾須美の章の第2章です。1章からまたは「結城友奈は勇者である」から観ることをオススメします。

神樹(しんじゅ)と呼ばれるこの世界を守る樹木と人類を謎の生物バーテックスから守るために選ばれた3人の小学生勇者(鷲尾 須美・乃木 園子・三ノ輪 銀)の活躍を描いた作品の2章です。

今回も1章と同じくスピンオフ作品の『結城友奈は勇者部所属』から始まりました。今回は後に登場する三好 夏凜を中心にほのぼのと勇者部の活動を描いていました。

夏凜のツンデレなところや負けず嫌いな性格がよく出ていた作品でしたねw

本編は、1章で仲良くなった3人が、遊びに行ったり、イベント行ったりと親交を深めていきます。

3人のやりとりや妄想など楽しく観させてもらいました。それぞれの個性がしっかり描かれていてキャラにも愛着が出てきましたね。

でも鷲尾さんは色々と偏っていて心配ですw

このまま終わるのではと思ったら、そんな楽しい日々だけではなく、しっかりとバーテックスとの戦いも描かれていました。
{netabare}
銀ちゃん1人の戦い、途中から涙が止まりませんでした。結城友奈のときも思いましたが、魂のこもった叫び(絶叫)は心に響きますね。

銀ちゃんを探しに来た2人の涙、ぼろぼろで死んでも仁王立ちの銀ちゃんを観てさらに涙しました。(隣に観客がいなくて良かったです)
{/netabare}
いい引き方で終わりましたね。結末は「結城友奈は勇者である」でも少し語られましたが、実際はどんな展開で終わるのか3章楽しみです^^

EDは、三ノ輪 銀役の花守ゆみりさんが歌っています。

最後に、t-joyさん、もう少し時間をずらしてくれると観に行きやすいのですが、仕方がありませんw

投稿 : 2024/04/20
♥ : 20
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